約 1,965,966 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/46699.html
こいしていいですか【登録タグ VOCALOID こ 曲 混沌のKey 鏡音レン】 作詞:混沌のKey 作曲:混沌のKey 編曲:混沌のKey 唄:鏡音レン 曲紹介 イラストはPIAPROより、かなみ氏の「片耳イヤホン鏡音」を使用している。 歌詞 (PIAPROより転載) 今日も思うんだ どうして地球が丸いのか? 君に問いかけたら 「丸い方が可愛いから」(リン)って もう少しボケた答えだって 僕は許せるのに 本当に可愛い答えに もう君に恋して良いですか? もうちょっとずれた関係 片思いみたいな そんなの期待してるけど 現実的にはあり得ない 僕は君に恋して良いですか? そんな事言えない だって君は『あの人(あいつ)』の事が好きなのだから『あいつって誰の事だよ!』(リン) 奪いたい君の唇を 僕だって男の子なんだ 色々な事したいって妄想が溢れそう 今すぐ抱き締めて君を奪い去りたい そんな欲望と理性で僕は生きてるよ '`ィ (゜д゜)/ 宇宙人は居ますか UFOはガソリンで動かせる? 君に問いかけたら 「見た事があるよ」(リン)って その事実にビックリだけど 君の事だから ボケた答えを期待しちゃう 本当に可愛いんだから 君との関係はずっと幼い頃から 兄妹みたいな関係だった いつからか君を女として意識しちゃって あわわっ! こりゃ困った 頭がオーバーヒートしそうだ ○×◎!#$&’)* (あわわわわ) 奪いたい君のハートを 僕だって男の子なんだ 色んな事したいって妄想で涎が垂れそう・・・で『変態・・・』(リン) 君の事が好き過ぎて もう困っているよ ほら今日もきっと眠れないんだな・・・君が好き 幼い頃に約束した「結婚しようね」(リン)って言葉を 絶対に君は覚えてないよね・・・『忘れてないんだけど!』(リン) ああ・・・もう もやもやする気持ちで壊れそうだよ・・・『コラ!無視するな!』(リン) 奪いたい君の唇を 僕だって男の子なんだ 色々な事したいって妄想が溢れそう 今すぐ抱き締めて君を奪い去りたい そんな欲望と理性で僕は生きてるよ '`ィ (゜д゜)/ 「あーもう!だから誤解だって!私はあなたの事大好きなんだから・・・」(リン) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yakui666/pages/17.html
適当な造語、俗語。 ぽにょる 手加減、失着の際に使われる造語。 由来は、囲碁きっずでも有数の過小者のポニョニョから。 石がマミる、ほむる 大石が取られたり、殺した時の名言。 由来は、某アニメの登場人物の死亡シーンから。 rokiki流 俗筋と非常識によって、囲碁の常識を見事に打ち破った新興流派。 ・桂馬に裂かれよ ・ポン抜き二目、亀の甲四目 ・二線は勝線なり カリスマウイルス 細菌テロ。現代の医学では治療することができない不治の病で、感染するとどんな人間もキチガイと化す。 一級フラグ建築士 フラグマイマスター。他人のフラグまで自在に操作し、どんなフラグであっても回収し尽す。 そんな可哀想な人間に与えられる不名誉極まりない資格。 岡部倫太郎のブログ 自己満足ブログ。原型がなくなるほどに改悪された検討図をただただ記すためのサイト。 その内容は常軌を逸しており、なんでもない一隅の定石の変化を盤面全体に広げていく妄想には狂気すら感じる。 検討に至っては下手すら置き去りにする始末である。
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1772.html
サカキ@星鋼京様からのご依頼品 この秘宝館SSはフィクションです。実在の、またアイドレス世界の同名の人物・事件・団体・その他もろもろとは一切関係がありません。 /*/ 星鋼京には運河がある。 重要な運輸手段でもあるが、それと同時に観光地であり、デートスポットでもあった。 色とりどりのゴンドラが行き交い、花やお菓子を得る水上店舗が軒を連ねる。 恋人たちが運河沿いの道を歩きながら、ゴンドラに揺られながら、愛を語る。 そんなスポットである。 そんなところを、場違いにも一人で歩いている女性がいる。 名をサカキといい、この星鋼京の事務官である。 観光地・デートスポットにはおいしいお店が多い。 行きはおいしいケーキのことで頭がいっぱいで気にならなかったが、お店から出ると現実に打ちのめされる。 別に彼氏がほしいわけではないし、今は仕事が楽しいし、充実しているが。それとこれとは別問題だ。 「揺れるから、俺につかまって」 「ありがとう、ふっくん」 とか 「もう、きょうちゃんたら、ほっぺにアイスクリームついてるぞ☆」 「うわ、やめろよーこんなところで」 とか そういう会話を聞いていると、るーるーるーという気分にもなろうというものだ。 なんとなく、うらびれた感じで運河沿いを歩く。 (なんか面白いことないかしらねえ) 外はサカキのうらびれた気分を象徴するかのように薄曇りだ。時折思い出したように日が射している。 もっとも、他の人の表情は快晴なので、これはこじつけというものだろう。 なんだか負けてられるかとおもって、あえてニコニコと歩く。 しばらく進むと、なんだか人だかりができているスポットにでた。 なぜか、人々が仮面をつけている。なぜか頭一つ分出ているでっかい男の人がいて、その人の仮面は実に小さく見えた。 「仮面…んー、仮装大会でしょうか…ここは、何をしているんですか?」 面白そうに思えて、なんとなく輪に入って尋ねる。 「バカロだよ。ねえさん」 仮面をかぶった小柄なおじさんが答えてくれた。 「ありがとうございますー。…えーと、バカロ、ですか?」 聞いたことのない単語だが、まあきっと仮装大会でもあながち間違ってないだろうと思って、あたりをきょろきょろとしだした。 さて、今日のカモはどこだ? /*/ ヤガミは腕を組んで、バカロ会場の隅にいた。 仮面というのはとても都合がいい。 木の葉を隠すなら森の中。一人で仮面をつけて動いていたら、ただのバカか往年の名作ロボットアニメに出てくる赤い人のパクリだと言われそうだが、これだけ仮面を着けていれば逆に目立たない。 相棒のドランジは、でかさで目立っているが、それは仕方がない。むしろあいつが目立ってくれるおかげでこちらは仕事がやりやすいというものだ。 ちらりと、腕時計を見る。 先ほど、見かけたターゲットの移動速度から考えて、そろそろここに到着するはずだ。 来た。 緩んだ顔をしている。頭はいいみたいだが、抜けてそうだ。 別にそれは悪いことじゃない。少しくらい抜けているのは、女としてみたら可愛いといえるし、ターゲットとしてみたら…だましやすいと言える。 一応間違えないように、分析開始。 身長158センチ体重(検閲につき削除)スリーサイズ87・60・87…Fカップ。 間違いない。星鋼京の政庁職員、サカキだ。 じっと相手を見つめる。 自分から声をかけるなど三流のナンパ師のやることだ。 視線を投げる。 見つめる。 気がつかない。 睨む。 おっといけない。微笑みを絶やさずに。 まだ気がつかない。 (鈍感め…) ちょっと日が射したすきに腕時計の角度を操作、反射光をつかってサカキに光を送る。 やっと気がついた。 さあ、シンデレラ、パーティの始まりだ。 /*/ (しつこいなあ) さっきからこちらをじっと見ている人物に、サカキは気が付いている。 一目ぼれだろうか。まったく、困ったものだ。 相手の分析開始。 外見△ そこそこ。決戦号ほどではない 性格× 性格の悪さが目に出てる。おそらくドS お金○ 身なりはそこそこいい。金もってそう。 しかたないからちょっとだけ相手してやるか。 「こんにちはー」 スーパー営業スマイル。好感度百パーセント。 (決まった…) 内心自画自賛のサカキ。 「いつか、中庭で見たな」 件の人物は親しげに声をかけてくる。 「違ったか?」 (あー古典的だなあ。20点) 「へ。中庭…?」 とりあえずびっくりしてみる。初心者みたいだし少しは合わせてあげよう。 じっと上目づかいで相手を見る。 藩王すらも一撃で撃墜する上目づかいである。 相手は照れたのか、すっと目をそらした。 「違ったか」 やはり照れたようにいう。おっと、ここで失敗したと思われてもつまらない。 現在ある情報からさらに分析、相手の弱そうな相手を推定。検索・・・・ヒットキーワード。健気、一所懸命、ドジ、無邪気、巨乳。 検索結果をもとに装いも新たにキャラチェンジ。 魂を鎧う服を、鮮やかに着替える。 戦闘開始。 「いや待って下さい。基本的に私物覚え悪いので! 全般的に!…その、中庭と言うと? あ、失礼しました。私この国におりますサカキと申しますー」 ちょこっと頭を下げるサカキ。 このセリフと一挙動の中に全ての要素を入れ込む。 プロが見れば、思わずうなるほどの腕前である。 もちろんそんなプロいないが。 「ああ。そうか。すまん。俺は・・・ヤガミだ。知り合いににていてな。悪かった」 効果あり。食いついた。 「ヤガミさん。いいえ、そんなことないですよ」 笑顔で一呼吸。この間が大事。 「でもそうですね。そんなカッコイイ声で言われると、ナンパと勘違いされちゃいますねぇ…」 ちょっと妖艶な大人の上目づかい。 あえて、ここで分析で出た好みのタイプとは逆の大人の女性で責める。 やや期待とずらすことで印象度をあげつつ、相手の動揺を誘う高等テクニックである。 イニシアティブはこちらにある。 「悪い気はしないが、俺はシャイなんだ。そうだ」 ヤガミと名乗った男は、マスクを外す。ふむ、外見△+に微修正。 そのマスクがこちらに差し出される。蝶のようなマスクだ。 「お礼にこれを」 それを見て、にっこりほほ笑みながら、心の中で悪態をつく。 (なんだか金にならなそうなもんを…減点100.まあここは、喜ぶとこよね) /*/ 「わあ。きれいですねぇ」 目の前で無邪気に笑って、自分の差し出した仮面を受け取るサカキを見て、ヤガミは内心ほほえんだ。 (簡単なもんだな) 「ありがとうございます。記念になりますねー。ここに来た記念、ヤガミさんに会えた記念~」 信頼と好意は得た。後は仕事にうつるとしよう。まあ、利用する分くらいは幸せな夢を。 さあ、本番だ。 「ここには美術品がおおいそうだが?」 何気ない様子でたずねる。ここで、急にがっつくと警戒される恐れがある。あくまで世間話のふりだ。 「ええ。美術館に入りきれないぐらい、たくさんあるそうです…くやしいことに、まだ私、行った事がないんですけどね」 サカキは苦笑いをする。 これは行きたいというサインだろう。好都合だ。 「場所は分かるか?」 これもさりげなく尋ねる。 「はい、知っています。ヤガミさんも、興味、ありますか? 今から行ってみようと思うんですけど…」 完璧だ。自分からの提案でなく、相手に言わせる。自然な流れで目標に近づける。 サカキは、不安そうにじーっとこちらを見ている。 ふふ、心配するな。 「わたしごときでよろしければ?」 優雅に手を差し出す。きっと相手には俺が王子様に見えているだろう。 「はい、貴方が良いです。お願いします」 おずおずと、サカキが手を取る。もはや俺の手の上だ。 華麗にエスコートして、美術館へ。 おっと、相棒を忘れるところだった。 「ドランジ。仕事だ。ついてこい」 ドランジはうなずいてついてきた。 /*/ 先ほどの運河沿いとちがって、そこは高級な雰囲気にあふれていた。 洗練され、華麗な美術館は、その場の空気にぴったりと合っている。 「同じ国でも、随分印象が変わりますねー」 (にしても、いつまで手つないでるんだか、このぼうや) 手をひかれて美術館に入る。 ヤガミが、懐からIDカードを取り出す。 ようやく、手が離れた。 とりあえず美術館という選択肢も平凡だ。まあ、私はたまたま美術が好きだからいいけども。 「ヤガミさん、ありがとうございます。念願の美術館!」 美術館自体は素直にうれしい。いつかは行きたかった場所だ。 「いえいえ、どういたしまして」 ヤガミが微笑む。なんだか、私と同じ匂いのする笑顔だ。 さて、掌で踊るのはどっちかな。 まわりは壮麗な美術品が並んでいる。壺、コンソール、絵画。 古典的なものが多いようだ。ふむ。ここは。 「古典的なものが多いんですねー。どれも貴重なものなのだろうなあ」 古典的なものというのはわかるが、詳しいことはわからないレベル。つまり偏差値-2の女を演じる。 「ターンマイナス30か」 ほら、食いついた。ふふ、ちょろいわね。 「そんなにも…」 ほお、とため息をつく。 「帝國本土からも来ていると、人から聞きました。国の外からも来るほど、ここは有名なんですね…すごい」 もっと早く来てみればよかったなと考える。 ちらりとヤガミを見る。 ターンマイナス30と比べるのはさすがに酷ね。 「まあ。時価総額だけで桁外れだな…乾燥剤がたくさん買える」 んー冗談なのか何なのかわからない。 「うわあ。そうですね。たくさん買えちゃいますね」 まあどっちにも対応できるように笑っておく。 「…これが全部、この国や企業が買ったもの、か…」 そう考えると、なかなか複雑だ。あまり無茶な財テクに走っていなければいいんだけど。 っと、暇そうね。スマイルスマイルっと。 「うーん。しまった。調べ忘れてたな。博物館とか歴史資料館とかも、ありそうな勢いですね、こんなだと…」 目を輝かせてにっこりと笑う。 「見たい物があるか?」 「できれば。この国の歴史が分かるような、絵とか何か。何か見たいんですけど」 じーっと見上げる。目は、女の最大の武器だ。すべてはこの一撃のために。何より言質が取られないのがいいわよね。 「こっちだ」 「はーい」 先にさっさと歩くヤガミ。 照れてるのかしら? /*/ (ちょっと調子に乗りすぎたかもしれん) 常設展コーナーを見ながら考える。 相手は完全にこちらに惚れている。やりすぎはよくない。 美しいひと夏の思い出で完成させるべきだ。 「わー、常設展示ですか。何があるかなー」 サカキはしゃいで展示を見ている。 無邪気で一所懸命。ちょっとドジなところもあるが、巨乳だし健気だ。 あまり傷つけたくなかった。 サカキが小さな絵の前でとまる。 今までの展示と比べれば稚拙だが、何か暖かいものを感じる。 冬の絵なのに暖かいということは、こもっている思いが暖かいのだろう。 「わ…この国の、建国…ああ。冬の」 その時、サカキの目元が少しだけ光るのを見て、ヤガミは動揺した。 「ありがとう、ヤガミさん。こんなところも知っているなんて、物知りですね」 サカキが、すこし指で目元をぬぐって振り向く 「まあ、仕事がらね。この絵はおきにいりかい?」 動揺する。女の涙は反則だ。 「はい! もっとたくさんの人に、見てもらいたいぐらい!」 サカキは笑顔で元気よくいった。少し顔が赤いのは、照れているせいかもしれない。 「俺は。この絵こそ、価値があると思うね…こいつはさすがにな」 横に並んで絵を見る。 その言葉は本心だった。 「ああ、本当に。建国の時の、あたたかいこの絵が。うん。価値があります。…あ、やっぱり、貴重なものですか?」 首をかしげて聞く。きっとこの子は意識していないのだろうが、自然に上目づかいになっていて、それがさらに動揺をさそった。 (ちっ腐ったか俺も) 「いや?でも、大事な物はこの世にいくらでもある」 俺は、海賊だ。詐欺師でペテン師。お上と女の敵。それでいいんだ。 深呼吸をひとつ。心の中で三秒数える。 「ええ。値段がつかなくても。大事なものは、たくさんありますね」 「金では買えないものだ。そういうのを、俺は大事にしたい」 よし、落ち着いた。仕掛けはほぼ完成している。仕事遂行しよう。 「私にも、たくさんありますし。きっとヤガミさんにも、あると思いますし…うん。大事にしたいです」 サカキは最高の笑顔で、微笑みかけた。 (うぐっ) そのときヤガミのなかでズキューンという音がなった。 先ほど取り戻したバランスがいともたやすく崩れる。 「俺にはないな」 戦線離脱。距離をとって態勢を立て直す。 ヤガミはすたすたと歩き出した。 /*/ (しまった、サービスしすぎたかしら) すたすたと歩き出したヤガミを追いかけながら、思う。 あんまり惚れさせすぎてもかわいそうだ。 火傷は軽いほうがいい。 追いつくとヤガミは小学生の書いた絵を見ていた。 小学生が書いた絵を見て優しく笑ってる なんだか、すごく透明な笑顔で、突然胸がドキンと高鳴った。 本当の笑顔に初めて出会ったような気がした。 隣に立って一緒に見つめる。 「ああ、かわいい」 素直に声が出た。 「これが一番の宝だな。ターン2か。すると・・・」 「すると?」 小首をかしげる。 「今だと20くらいか。生きてるといいな」 「……ああ。そうですね。絵を描いた方、笑ってるといいな。ここで」 小学生の純粋な絵を見ていると、心が洗われるようで素がでてしまう。 初対面の男にこんなことを言うのは初めてだ。 「この国は、貧富の差が大きい。まあ、株で儲けまくってるのもいるが…貧しいのも多い」 ヤガミの横顔に少し影が差した。何かを思い出しているのかもしれない。 「お金を稼ぐ人もいれば、逆に失う人もいる…難しいです。発展と言うものは。でも、ゴンドラのあったところに居た人たちは、明るそうだった。それは、嬉しいです」 やっぱり少し変だ。この男といると調子が狂う。そっとヤガミを見た。 「……難しいと、俺は割り切りたくはない。さて、夕食でもどうだい? ごちそうするが」 すこし、重くなった雰囲気を振り払うようにヤガミが誘いをかける。 ……チャーンス 「・・・・・・え、いいんですか?」 ぱあっと目を輝かせる。ほとんど素だが、演技でも問題ない。 「喜んで。えーとその、この国のお菓子の美味しい、食事もおいしい場所だったらいくらでも知ってますよ! ああでもオススメの場所があればそこでも…!」 一気にたたみかける。 (ふふふ、危うく目的を忘れるところだったわ…1000わんわんオーバーは食べてやる…くくく) ヤガミの袖をとって美術館を出る。 美術館を出る時、ヤガミが何か紙のようなものを落とした気がしたが、まあ気にしない。 何せ今日は高級料理だ。 夢見せた分くらいは、取り返さないとね。 /*/ 数時間後 ドランジは、美術館の影で座っている。 手元には、ヤガミからのメモ。 『今日の獲物変更。仕事は延期』 と書かれている。 「まったくヤガミめ…」 いつまでもここにいても仕方がない。 すっと立ち上がろうとした時、ヤガミから連絡がはいった。 「ドランジか?今日やるぞ…」 不信に思うドランジ。 「?今日は延期ではなかったのか?」 しばしの沈黙。 「あの女…1500わんわんも食べてな…その挙句、『明日早いんでお先に失礼します』だぞ!元はとる。決行だ」 ぶちっと切れる。 なんだかなあと思いながら、ドランジは月のない夜空を見上げていた。 /*/ 翌日 「おはようございますー!」 元気に入ってきたサカキの後輩事務官、アキナが見たのは新聞を手にプルプルと震えるサカキの背中だった。瘴気が体から立ち上り、上空で固形化して「触るな危険」という文字に見える。 「アカネ先輩…サカキ先輩またですか?」 先輩事務官に助けを求めるアキナ。 「そうみたいね…わかってると思うけど近づかない方がいいわよ」 ゆっくりとお茶を飲みながら先輩事務官アカネは遠巻きにサカキを見る。 サカキは新聞をつかんでいる。持っているというかつかんでいる。 「ぐううううう…あの…あの…」 新聞をつかむ指が力の入れすぎでぶるぶると震え白くなる。 記事は、『海賊?盗賊?美術館で大量の盗難事件発生』 その下には、ドランジとヤガミの顔が掲載されている。 新聞がそのプレッシャーに負けてビリビリにやぶれる。 「あの、海賊ヤローーーーー!!!」 その声は巨大な星鋼京の王宮・白亜宮を駆け抜け、王女クロの居室のティーカップをふるわせたという。 さて、サカキとヤガミ。二人の明日はどっち。 /*/ えーと、すごいことになってすいません。つい。 楽しく書かせていただいてありがとうございます。 この作品はフィクションです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:サカキ@星鋼京様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=2281 type=2273 space=15 no= 製作:ダムレイ@リワマヒ国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=2222;id=UP_ita 引渡し日:2009/08/29 counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/6337.html
おばすととらないで【登録タグ お ワンカップP 初音ミク 曲】 作詞:ワンカップP 作曲:近藤浩治 編曲:近藤浩治 唄:初音ミク 曲紹介 ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島 第四章の音楽にのせて初音さんが歌います あたまわるいうた 歌詞 (動画より書き起こし) なんで? なんで? せっかく描いてくれた あたしのおバスト消してしまうの? 待って 待って 死ぬほど待って なんで なんでみんな つるぺたのが好きなの? そりゃ牛のようなサイズ困るけど せめてCくらいほしい~ コメント 再生回数ワロタwwwwwwwwwもう殿堂入りじゃね~か! -- reizu (2009-08-27 11 18 08) 再生回数多いですねwwwwwww -- 名無しさん (2009-09-05 14 42 02) なんか可愛い -- 名無しさん (2011-05-18 21 22 08) 「Cは贅沢」コメが容赦ねぇ… -- pak_13 (2011-06-22 00 56 52) 2007/9ですでにこのネタがある辺り界隈の業は深いwww -- 名無しさん (2013-03-20 15 56 26) 再生数wwwwww -- あさ (2015-10-04 10 13 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tisnrail/pages/132.html
勇者。 強い勇気を持ち、人々の羨望を集めた者に与えられる名前だ。 彼女達にとって勇者は強い意味合いを持っていた。 片や”魔王”の運命を背負わされた王女が目指した輝かしい名前。 片や神託を受けて世界の脅威と戦う力を得た少女を称える称号。 誉れ高き勇者の逸話を後世に遺せば、相応のクラスを与えられたサーヴァントとして召喚される。 エクストラクラス・フォーリナー。 それが結城友奈に与えられたクラス名だ。 「サーヴァント、フォーリナー……結城友奈」 「うん! 私は結城友奈……勇者のサーヴァントだよ!」 お辞儀をする無垢な少女。 そのあどけなさは、天童アリスの友になった優しい少女達とよく似ていた。 もしも、友奈がゲーム開発部にいたら、みんなといいお友達になってくれる。 そんな取り留めのないことを考えて、アリスは笑みを浮かべた。 「昨日、友奈の逸話を夢で見ました!」 「うっ……なんだか、ちょっと恥ずかしいね」 「アリスは知りました! 友奈には、素敵なお友達がいっぱいいたのですね!」 「……そうだよ! 東郷さんも、風先輩も、樹ちゃんも、夏凜ちゃんも、園子ちゃんも、みんな私の自慢だから!」 誇らしげな友奈の姿。 友奈は決して一人ではなかった。タタリに呪われ、誰にも真実を告げられずに追い詰められた時も、彼女はいつも想われていた。 一途で眩い絆。かつてのアリスが知らなかった尊いものだ。 「じゃあ、アリスにとっても、友奈は自慢ですね! だって、友奈は真の勇者ですから!」 天童アリスはアンドロイドだ。 名もなき神々の王女AL-1S。 古の民が残した遺産にして、無名の司祭が崇拝したオーパーツだ。 「不可解な部隊(Divi Sion)」の指揮官にして、世界滅亡の為に誕生した「魔王」だった。 いずれ、キヴォトス全域に終焉をもたらす事を約束した厄災。 だが、彼女はその運命を変えた。 友との絆、培ってきた正義と愛の心、そしてアリス自身が抱いた心からの願い。 友情と勇気と光のロマンが、アリスをなりたい自分に変えてくれた。 それは、この世界に希望を与える勇者。 「アリスはまだ「見習い」勇者です! だから、勇者の先輩である友奈から、たくさんのことを教わりたいです!」 そんなアリスの元に導かれたのは。 紛れもない正道を歩む少女にして。 小さな両手で数多の命を救い続けた正真正銘の勇者だ。 その輝きで凶星(バーテックス)を幾度となく打ち倒した英霊(サーヴァント)。 アリスにとって、まさに理想の体現者である勇者だった。 「本当に、友奈は素敵ですから!」 紛れもない本心。 善意と情熱に溢れた素直な言葉。 友奈の在り方と力、それ以上に彼女を支える友情と真心に目を焦がれていた。 結城友奈は勇者である。 そして愛を与えられた普通の女の子だ。 時にはワガママを言って、たくさんの友達と当たり前のように遊んだ。 アリスがゲーム部に入ってから得たものを、生まれた時から持っている乙女。 けれど、絆だったらアリスだって負けていない。 「へへ……照れちゃうな。なら、先輩勇者として教えてあげる! それは……」 「それは……?」 「私達、勇者部のモットーの勇者部六箇条だよ!」 「おおー!」 勇者として、または普通の女の子でいる為に決めた6つの誓い。 挨拶はきちんと。 なるべく諦めない。 よく寝て、よく食べる。 悩んだら相談! なせば大抵なんとかなる。 無理せず自分も幸せであること。 一語たりとも聞き逃さず、アリスは心に刻み込んだ。 「パンパカパーン! アリスは、勇者部六箇条を覚えた!」 それは友奈がアリスにくれたはじめてのプレゼント。 「アリスは最初のクエストをクリアしました! 仲間と出会い、絆を深めること!」 「おめでとう、マスター! 見習い勇者から、マスター勇者になったね!」 「なるほど……アリス、マスター勇者にランクアップしました!」 英霊の座に登録された勇者からのお墨付きだ。 アリスにとって誇らしい勲章にして、この聖杯大戦に立ち向かう大きな第一歩。 マスターとは、主人である証ではない。 揺るがない絆と親愛の証明にして、何よりも勝る最強のバフ。 この称号があれば、アリスが持つ勇気と愛のステータスは無限大に強化される。 どんなバッドステータスでも跳ね返せた。 「……マスターは、聖杯に何かお願い事をしたい?」 真っ直ぐな目で友奈から聞かれる。 「私はあなたのサーヴァントだから、何でも言ってね」 でも、どこか寂しそうで。 その眼差しの意味をアリスは察した。 アリスと友奈にとって避けて通れない試練。 聖杯戦争のサーヴァントとして召喚されたからには、いずれ友奈も他者を殺める時が訪れる。 アリスを信じ、アリスの願いを叶えたくて、アリスに大きな贈り物を与える為に。 「アリスの願い、ですか?」 きょとんと首を傾げるも。 すぐに、彼女は真摯な顔つきになる。 TVゲームや漫画、古く遡れば伝記で称えられる勇者と呼ぶにふさわしい眼力だ。 如何な巨悪にも屈しない眼差し。 鬼神、悪魔、魔王、魔神。恐ろしい二つ名を持つラスボスを前にし、何度傷付けられても立ち上がる胆力があった。 それは、アリス一人だけの力ではない。 「……大切な仲間がいます」 間を開けてから、ゆっくりと言葉を紡ぐアリス。 「みんな、今もアリスの帰りを待っているでしょう」 アリスの脳裏に浮かぶ仲間達の笑顔。 花岡ユズ。才羽モモイ。才羽ミドリ。 魔王と知られても、アリスのせいで怪我をしても、みんなは手を差し伸べてくれた。 ゲーム開発部のみんなだけじゃない。 ネル先輩達C Cや、シャーレの先生だってそうだ。 みんなは、アリスの本当の願いを思い出させてくれた。 魔王である運命を変えて、アリス自身の意志で……勇者になってみんなと冒険をしてもいいのだと教えて貰った。 「アリスはみんなとまた会いたいです。勇者になって、みんなでいっぱい冒険したい……これがアリスの願いです!」 聖杯はいらない。 だって、アリスの願いはもう叶っているから。 幸せな日々を過ごしているのに、どうして今更他の何かに縋らないといけないのか。 もちろん、みんなが待ってるキヴォトスに帰りたい。 でも、嘘や悪意で誰かを傷つけたくない。 天童アリスは全てを話した。 「そっか。それが、マスターの願いだね」 「アリスの願いを聞いてくれて、ありがとうございます」 心からの言葉を、譲れない願いを、大切な想いもーーその全てを優しく受け止める友奈。 英雄譚の主人公になるべくしてなり、勇者として英霊の座に登録されるべき少女だ。 「それに、アリスの中にも、頼れる仲間がいました!」 「マスターの中にも? それって、どういうこと?」 「言葉の通りです! アリスの大切な仲間、ケイがいました!」 アリスの身には鍵となる少女が宿っていた。 固体名は<Key>。 モモイの読み間違いからケイと呼ばれた少女。 ケイはアリスを魔王に変える引き金にして、大きな鍵となるAIだ。 一度、アリスの中にいるケイが起動し、モモイが怪我をした。その一件からアリスはケイを避けて、目をそらし、苦しめた。 けど、それは勇者の在り方じゃない。 誰かを助けたいという気持ちこそが勇者の資格。 ならば、ケイの事だって真っ直ぐに向き合うべきだった。 「もう、アリスの中にケイはいません。でも、ケイはアリスを……助けてくれました。だから、ケイの為にも……アリスは勇者でありたいです!」 聖杯の奇跡があればケイとまた会える。 でも、ケイはそれを望まない。 心を一つにし、アリスとケイの二人で光の剣を掲げたから。 仲間の期待に応えると宣言したのに、魔道を歩むのはあり得なかった。 「アリスに力を貸してください、友奈!」 今の天童アリスは武器を持たず、キヴォトスの大切な仲間はそばにいない。 闇を切り開き、奇跡をもたらした『光の剣:スーパーノヴァ』は手元にない。 ケイの想いをしまった小さなロボットも、今はアリスのそばにいなかった。 屈強なキヴォトス人よりも、更に高いスペックを彼女は誇る。 だが、如何にアリスだろうとサーヴァントの神秘には耐えられない。 大切な絆の証がないまま、戦いを挑む事に不安はあるし、とても寂しい。 ……それがどうしたのか? 剣がなければ勇者は戦えないのか。そんなはずない。 たった一人になった勇者はただ逃げるだけ。断じて違う。 勇者とは、文字通り勇気ある者。 勇気という最高の魔法がある限り、悪を打ち砕く正義の一撃は何度だって放てる。 友奈だってそうだったから。 「任せてね、マスター!」 アリスの願いを知った友奈は、胸を大きく張りながら笑ってくれた。 天真爛漫な彼女達には、これからたくさんの試練が待ち受けている。 勇者を目指す少女、そして勇者の影法師たる少女に牙を剥く悪鬼も現れるだろう。 少女達を茨の道に歩ませ、逸話を血と罪で汚し、名を貶めようとする卑しい大人も現れるだろう。 けれど、彼女達に迷いはない。 夢と希望に満ちた明日の為、二人は戦いを決意する。 天童アリスと結城友奈は勇者なのだから。 「勇者部六箇条……無理せず、自分も幸せであること。マスターの幸せのため、頑張るよ!」 「では、アリスと一緒に帰りましょう! これが次のクエストです!」 「おー!」 夕焼け空の下、アリス達は肩を並べながら帰路につく。 キヴォトスから遙か遠く離れた世界にて、アリスの役割(ロール)は留学生。優しい一家に囲まれながら、ホームステイ先で暖かな日々を過ごしていた。 友奈の事も、この街で出会った新しい友達として受け入れられている。 一緒にゲームをして、TVも見た。 RPGゲームのやり方をアリスは友奈に教えてあげたし、二人仲良くレースや格闘ゲームでも遊んだ。 もう彼女達の関係はマスターとサーヴァントではない。 アリスにとって友奈は仲間で、友奈にとってアリスは友達。 言葉は違えど、繋がりに込められた愛と慈しみは同じ。 祈りと、真っ直ぐな輝きは誰にも穢せなかった。 どす黒く、重苦しい深淵の闇すらも、二人の勇者を呑み込めない。 天童アリスと結城友奈は前を見続けていた。 光に満ちた未来を作る勇者である為に。 【クラス】 フォーリナー 【真名】 結城友奈@結城友奈は勇者である 【ステータス】 筋力B+ 耐久C+ 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 領域外の生命:B 人類を守る神樹に魅入られ、一度は神の眷属にも選ばれた逸話でこのスキルを得た。 友奈がフォーリナーのクラスで召喚されたのも、神と深い関わりを持った事が由来とされている。 神性:B 神霊適性を持つかどうか。 神に選ばれ、勇者となったことで神性を獲得した。 【保有スキル】 対魔力:B 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 精霊の加護:B+ 精霊の牛鬼からの祝福により、命の危機において精霊のバリアが発動する。 勇者の攻撃力及び防御力が向上し、同ランクまでの宝具ならばダメージを軽減する。 生前、勇者システムの変更によって、バリアを発動すれば勇者の切り札たる満開が使用不可となったが、マスターからの魔力があれば再使用が可能。 勇者の資格:B 守りたい人々の為に戦い続け、その手で己の運命を変えた勇者に与えられるスキル。 戦闘続行、勇猛の複合スキルであり、戦闘時に発揮される。 【宝具】 『結城友奈は勇者である』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 結城友奈が勇者である為に必要な勇者システムそのもの。 勇者システムの発動によって結城友奈は勇者となり、パーテックスと戦う力を得られる。 生前は勇者が強化する切り札として満開システムが実装され、強大な力と引き換えに身体機能が一部喪失……散華のリスクがあった。 後に勇者システムの変更で散華がなくなった代わりに、満開はたった一度だけとなる。また、その前に一度でも精霊の加護が発動すれば、そもそも満開システム自体が使用不可。 サーヴァントとして召喚された事により、令呪一画分の魔力供給があれば満開の再使用が可能。 『大満開(だいまんかい)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1 歴代の勇者達からの想い、そして神樹の力を授かった結城友奈が満開した姿。 この宝具を発動すれば、友奈は従来の満開よりも更に神々しい姿となり、各種ステータスが向上し、更に神性スキルを保有する相手であれば各防御スキルを無効化する。 無論、その拳一つで世界の運命すらも変えてしまう。 だが、歴代の勇者達と想いを共有し、更に神樹そのものを供物にしなければ奇跡は起こせない。 令呪三画全てを消費しようとも大満開は果たせない為、現在の彼女では事実上発動不可となった宝具。 【weapon】 勇者スマホ。 【人物背景】 讃州中学勇者部の部員。 かけがえのない友達と力を合わせ、勇者となって世界を救った少女。 【サーヴァントとしての願い】 勇者として、マスターの願いを叶えてあげたい。 【マスター】 天童アリス@ブルーアーカイブ 【マスターとしての願い】 聖杯はいりません。 友奈と一緒に、勇者として戦いたいです。 【weapon】 なし。 【能力・技能】 アンドロイドのアリスは並のキヴォトス人を凌ぐ体力や握力を誇り、また傷を受けてもナノマシンによる自己修復もできる。 ただし、サーヴァントの宝具に耐えることはできない。 愛用する『光の剣:スーパーノヴァ』、そしてアリスが大切にする小さなロボットは手元にない。 【人物背景】 勇者に憧れる少女。 ミレニアムサイエンススクールのゲーム開発部に所属し、RPGゲームの影響で勇者を目指すようになった。 元々は世界を滅ぼすために生まれた「魔王」だが、仲間達との絆で自分の夢を思い出し、「勇者」になりたいと宣言する。 その身に宿す鍵の少女とも向き合い、共に光の剣を掲げて世界を救うきっかけを作った。 【備考】 参戦時期はプレナパテス決戦後からです。
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1594.html
彩貴@レンジャー連邦さんからのご依頼品 /*/ 「彩貴」 ん、誰だろう。私を呼んでる。 すごく安心する声。 「どうした?彩貴?」 え?ヤガミさん?? なんで上半身裸なの? 以外と筋肉あるほうなんだ… ってそうじゃなくってそうじゃなくって! 「バレンタインチョコ、ありがとう」 いえいえいえいえいえ! そんな、ご迷惑じゃなかったですか? 「迷惑なわけないだろう。そうだ。お礼がまだだったな」 良かったです。安心しました。 って、あれ? なんか近づいてませんか?? え、いやじゃないですけど… と、突然で…でも、ヤガミさんとなら… /*/ 「う…ううん…やわらかいです…ヤガミさん…」 レンジャー連邦パイロット控室。 今日もラスターチカを駆る共和国の空の守りたるレンジャー連邦のパイロットたちが、緊急事態に備えて詰めている。 そんな中、居眠りをしてとんでもない寝言をはいている彩貴を生暖かい目で見守っているのは、同じ連邦の春雨と七周である。 「いやー春雨さん。恋する乙女はいいねえ」 ごくごくと牛乳を一気飲みする七周。それだけならまだしもぷはーとか言ってしまうところが悲しい。 「そう…ね…可愛い…わ。相手が…ヘタれなのが…気に…くわないけ…ど」 こちらは緑茶をすする春雨。うっとりと彩貴を見つめる瞳は少し怪しい。 「これは、協力してあげないといけませんな」 ふふ、と笑う七周。 「…そう…ですな」 無理に口調を合わせる春雨。 この日の控え室からは、ふふふという不気味な笑い声と、彩貴の寝言だけが流れ続けていたという。 /*/ ざざーん 穏やかな遠波が、夏の浜辺に打ち寄せていた。 空は抜けるような青空で、それを映す海もきらきらとコバルトブルーに輝いている。 白くて足の裏に心地よい絹砂の浜辺、振り返れば風にゆれる椰子の木が南国の雰囲気を盛り上げている。 そう、リゾート!ここはリゾート夏の園! だけど ―――なんでこんなことになっているんだろう 外気温の暑さにもかかわらず、彩貴は顔を青くしていた。 肩が小刻みに震え、膝が笑っている。 隣では七周が 「いやーお嬢。海はいいねえ!」 などといいながら海なのに牛乳をごくごく飲んでいる。 春雨は二人をそっちのけで、この風景をどの色で写し取ろうかと余念がない。 /*/ そもそもの始まりは一冊のパンフレットだった。 『宰相府藩国夏の園』 白いかもめが舞い、沈みゆく夕陽が美しいそのパンフレットを、七周がごく自然に持ち込んだあの時から陰謀は始まっていたんだ、と今考えれば思う。 「今度の休み、春雨さんとあたしと、彩貴ちゃんで海に行かない?」 それはすごく魅力的な話で、彩貴は一も二もなく飛びついた。 休み時間に抜け出して、新しい水着も買ってきた。 昨日の夜は楽しみで、忘れものがないか三回も荷物を確認してしまった。 到着した宰相府の入国管理所は二回目だけど、まだ珍しくてわくわくした。 それなのに… 「あ、そういえば今日は他に二人、こっちで合流することになってるから」 「え?えーと、どなたですか??」 怪訝な表情で返す彩貴に春雨がぼそりとつぶやくように衝撃の一言を放った。 「グラン…パ…と…ヤガミ」 「…え、ええええーーーーっ!!」 一瞬の間を置いて、彩貴の悲鳴が入国ロビーに響いた。 /*/ そして今に至る。 彩貴は自分の二の腕を見て、悲しげな溜息をついた。 ―――腕太いなあ 誤解のないように言えば、彩貴は全く太っていない。 健康的で理想的な女の子らしい体つきをしているのだが、たいていの女の子というものは自分のスタイルにどこかコンプレックスを持っているものなのだ。 それが証拠に、先ほどから何人かの通りすがりの観光客が、通りすがりに彩貴のほうをちらちら見ているのを七周と春雨は確認していた。 ある統計によると、女性たちにとっての理想的なスタイルだと言える平均体重から許される誤差は±100gである。その±100gの理想のために女性たちは男性では想像もつかないような努力をしているものなのだ。(ただし残念ながら、その100gの違いがわかる男性は非常に少ない) 彩貴は最初に、どこか茫洋とした目で景色を見ている春雨を見た。 女性としては長伸で、三人の中でも一番背が高い。ダークブルーと白を基調とした水着は、女らしさよりもむしろスポーティな要素が強く、クールな外見と相まって中性的な魅力を醸し出している。 しかしながら、彼女を見る多くの人が最初に目を奪われるのは、ところどころにまかれた包帯と眼帯だろう。すらりと長い脚に巻かれた包帯はどこかアンバランスで儚く、見ているものを陶然とした領域にシフトさせる。地に足をつけた現実感というものを狂わせる力があった。 次に、となりで二本目の牛乳をあけている七周を見る。 こちらは背が低く、小柄なスポーツ選手のような引き締まった体つきをしている。くりくりとした勝気そうな瞳はまだ少女のようで、白い肌と一緒に、夏の太陽を照り返して輝いていた。ダークレッドの水着の上から同じ色のシルクの布を巻いて、それがなんともエキゾチックな国のセクシーさを表現している。発言はいつもおやじ臭いのに外見だけはどうにも若々しかった。 さて、彩貴の水着はといえば、全男子憧れの淡いピンクのビキニである。いつもは三つ編みにしているふわふわの髪を今日はピンクの薔薇のコサージュでアップ気味にまとめている。空の色を写し取ったような瞳と、あどけなさの残る表情は、美人というよりも可愛いの領域に君臨している。目を奪われるというよりは、思わず微笑んでしまうようなそういった種類の美しさだった。 水着のトップスは、防水素材の上にゆったりした布が付いており、それを胸の間で蝶結びに結んでいた。ちなみに彩貴は意外と着やせするタイプというやつである。彩貴は着やせするタイプである。大事なことなので二回記述しておく。 ボトムスのほうは、水着の上からミニスカートのようなパレオをつけている。裾はフリルがふんだんに使われており、動くたびに、もしくは風が吹くたびに揺れて、中高生男子諸君を悶死させること必至である。当の本人は全くそれ所でないので気が付いていないが。 首には黒のフリルのついたピンクのチョーカー、右の二の腕と、左のふとももにチョーカーとお揃いのバンドをしている。この姿を見た人々はある一つの重大な事実に気づくことになるだろう。すなわち、バンド等の装飾品を装備することで素足、もしくは素二の腕よりも、その魅力が増幅され、視神経を通して大脳を刺激し、ドーパミンを大量に分泌させるという劇的な化学反応を起こすということである。 純粋にその装飾品のもつ魅力がプラスされるのか、それとも一部を隠すということ自体がこのような効果を生み出すのか、それは後世の研究を待たねばならないが、とにかくその破壊力は抜群であるとここでは書いておくことにしよう。 さて、水着についての考察をすませたところで、さらに突っ込んだ魅力について記述していくことにしよう。 一滴の汗が形のいい顎から鎖骨へと滴り、鎖骨を経由して(以下検閲により削除) 腰のライ(以下検閲により削除) 豊満な(以下検閲により削除) チラリズムばんざ(以下検閲により削除) /*/ さて話は本筋に戻る。 牛乳に夢中な七周や景色に夢中な春雨でなく、膝をがくがくさせながら、いつ想い人があらわれるかときょろきょろしていた彩貴が先にグランパを見つけたのは当然の流れだった。 「あ、グランパさんこんにちは!今日は来ていただいてありがとうございます」 緊張していても礼儀正しさと明るさを失わないのは彼女の美徳の一つである。 「こんにちは……グランパさん……お会いできて光栄…です」 「こんにちは、お会いできて光栄です」 彩貴の声に二人も気を取り直して挨拶する。 グランパはその丸い体をこちらに向けると 「わしも嬉しい」 といってくるくると回りだした。 春雨もつられて回りだし、七周がそれを見てなぜかにこやかに笑っている。 そんないつもの二人の様子と、初対面でも好意的なグランパの様子に彩貴は少し安心した。が、しかし、次の瞬間に胸の中で心臓が跳ね上がった。 ――――ヤガミさんだ! ヤガミは別の木影で腕を組んで海を見ていた。 海を見ているというよりは、もしかしたら海を通して別のものを見ているのかもしれないが。 彩貴は意を決してヤガミに声をかけた。 「ヤガミさん、先日はどうもありがとうございました」 実は彩貴がヤガミと会うのは二回目である。前回は初心者騎士団二期生の卒業式に来てくれて、そこで出会った。 そこで「女は嫌いだ」「孫娘の婿になるかもしれないヤガミです」などの言葉に結構本気で傷ついたりもしている。乙女は繊細なのだ。 「…と、大丈夫ですか?」 反応の薄いヤガミを彩貴は心配そうに見つめた。 「ああ。すまん。哲学していた」 ヤガミはそのまま振り返ると、彩貴をまっすぐに見て言った。 「チョコをくれたやつだな。ありがとう」 ―――覚えててくれた! バレンタインのチョコレート。送ったはいいものの迷惑だったんじゃないかと何度も後悔していた。 ありがとう ただその一言だけで、報われた気がした。単純にうれしくて、胸が苦しくなった。 「あ、受け取ってくださって嬉しいです」 それだけ一気に言い切ると下を向いた。顔が真っ赤になってしまって恥ずかしくて顔が見れない。耳のほうでごうごうという音が聞こえる。 七周と春雨はお互いに目配せをすると、彩貴の肩をさりげなく叩いて、グランパの隣に腰をおろした。 ヤガミはそんな春雨やグランパたち三人を見て少し苦い顔をしている。 「まあ、食べ物に罪はない」 つい照れ隠しにそんなことを言った。なんだかんだ恋愛は得意ではないのだ。 「え?ええと…もしかしてまずかったとか…ですか?そうだったらすみません!」 そんな照れ隠しに彩貴はまともに反応して、慌てて謝った。 ―――ああ、ブラウニー甘すぎたかな?焼きすぎて苦味が出すぎたとか…どうしよう 一人ぐるぐるする彩貴。ヤガミは困ったように目をさまよわせ春雨たち三人を見た。 「痛そうだな。大丈夫か?」 丁度、春雨の包帯を見つけて、これ幸いと声をかける。 「…私は空気だと思っていて…」 が、一撃で突き放される。 さらに困ったヤガミは頭をかいて、空を見ている。 抜けるような青空を飛ぶ一羽のかもめが、「まだ若いな」と言うように鳴いた気がした。 /*/ 彩貴。相変わらずぐるぐるしている。 春雨と七周はこちらを見てによによしているだけで、フォローしてくれない。 顔をあげると、ヤガミが困った顔をしているのを見てさらにぐるぐるしてきた。 ―――はっ。こんな時は 「春の園も綺麗でしたがここも綺麗ですよね!ヤガミさんもよかったら泳ぎませんか?」 彩貴は唐突に海に誘った。 /*/ このセリフにはわけがある。時間は少し戻る。 入管を抜けて、砂漠の道を夏の園まで行く途中の車内。 彩貴はここでもぐるぐるしている。 「ど、どんな顔して会えばいいんですか!?」 「大丈夫、大丈夫。お嬢の魅力にかかればどんな男もいちころよー」 「その…ままの…あなたでいい…のよ」 七周は無責任に言い放ち、春雨はまともなことを言っているようで口もとの笑みが隠し切れていない。 「ああ、だめです!絶対になんにもしゃべれなくて変な女だと思われます…!」 もうこの世の終わりかというくらいの表情の彩貴。擬態語で表現すれば「よよよ…」と言った感じだ。 「そんなお嬢のために、こんなもの用意しましたーホットキャットエクスプレス夏の増刊号!憧れの人と海へ行こう特集!」 「パチ…パチ…パチ」 「そ、そんなの当てになるんですか…?」 七周の取り出した怪しげな雑誌に思いっきり脱力する彩貴。 「お嬢にねーぴったりなのはねー」 そんな様子に構うことなく七周はページを繰る 「思いっきりハジケテ夏☆ あこがれの人と海に来たはいいけど、うまくしゃべれないし、会話が続かないよー(泣)なんてよくある話! せっかくうまくいきかけた恋の台風が熱帯低気圧に勢力を弱めちゃう…なんてことも。そんな時は、強引にでも海に誘っちゃおう! 海の中なら会話が少なくても大丈夫(あんまりしゃべってると溺れちゃうゾ)さらに泳ぎが上手な彼に泳ぎ方を教えてもらうなんて嬉しはずかしイベントもあるかも! 自然に触れ合う二人に夏の女神さまも嫉妬しちゃう??この夏、恋のハリケーンは伊勢湾台風級よ☆…だってさ」 「多少…強引に…でも…海に…引きずり込むの」 「そ、そんなことできませーーんっ!」 またも彩貴の悲鳴が宰相府に響き渡った。 /*/ 「まあ、かまわんが。どういうことだ?」 唐突な誘いに、ヤガミは怪訝そうな顔で尋ねた。 遠くの方ではなぜか春雨たちがガッツポーズなどをしているが気にしないことにする。 あいつらを相手にするとどうも調子が狂う。 「?どういうこととは?」 目の前では彩貴が、不思議そうに首をかしげている。相変わらず耳まで真っ赤だ。 ―――これはどういう状況だ?何かの罠か? 「俺はもてない」 ヤガミ、半ば本気である。 グランパが遠くの方でしみじみ「若いのう」とつぶやいているが、これも黙殺する。グランパに比べればたいていのものは若いだろう。 「え、そうなんですか?私はかっこいいと思いますが…」 小首を傾げる彩貴も本気だ。 ストレートな物言いに、ヤガミはすこしすっと目をそらした。 「目を、治したほうがいい」 瞬間、春雨から殺気が立ち上る。 あまり表情は変わらないが、その瞳の奥には「私のお嬢になんてことを」という書き文字が青い炎とともに踊っている。 まあまあと春雨を止めている七周は上機嫌に二人のやりとりを見守っていた。 ―――やっぱり罠か? ヤガミは冷や汗をかきつつ、また視線を彩貴に戻しながら、そう思った。 /*/ 「う…今日は泳ぐので眼鏡ないですが!生活に困るほどわるくないですよー!」 ―――ああ、こんなことが言いたかったんじゃないのに! 海は近く、波の音がこんなにはっきり聞こえるのに海に入るのは簡単ではなかった。 もういまや彩貴の頭の中は車内でのホットキャットの記事でいっぱいである。 ―――と、とにかく海です!私の希望は海にしかありません!間違いありません! 「えっと、泳ぎましょう!せっかくの海ですから!」 理屈にはなってないが、気持ちは伝わったのか、ヤガミはまた一度苦笑すると、海に向かって泳ぎだした。 ひとりで泳ぎだすところが、カモメにもグランパにも若いなとしみじみされる所以であろう。 「え、えー!ま、待ってくださいー!」 ヤガミを追って入った夏の園の海は暖かかった。 昔温水プールに行った時のことを彩貴は思い出していた。 友達は、「彩貴ちゃん泳ぎうまーい!」と言ってくれていた。 小学校の頃だけど。 「泳ぎは得意なんですー!なので負けません!」 ザパ…ザパ…ぷはーザパ…ザパ…ぷはー 彩貴のスタイルは伝統的なクロールである。左手、右手、息継ぎ、左手、右手、息継ぎ。 教科書通りだが、あんまり早くはない。というか遅い。 ヤガミは、ちらちらと彩貴のほうを心配そうに見ている。 泳ぐ速度をゆっくりと落として彩貴に合わせた。 「わー。泳ぎ得意なんですか?」 久しぶりの海は穏やかで、泳ぐのが楽しくて、彩貴はにこにこしている。 先ほどの緊張が嘘みたいだ。意外とあの雑誌の言うことにも一理あったのかもしれない。 「不得意だ」 「うーん、そうなんですか?私必死ですよー。結構自信あったんですが」 立ち泳ぎでしゃべって、またクロールで少しずつ近づいていく。 ぶっきらぼうなヤガミの照れ隠しにも、さっきよりも傷つかなくなった。 あと五メートルくらい。 「俺はほとんど機械だ」 ―――またそんなこと言って あと二メートル 「機械だからって泳ぎの得意不得意はきっと関係ありませんよー」 ザプザプザプ あと一メートル! 「…えい」 彩貴は追いついてヤガミの腕につかまった。 ―――振りほどかれるかな… 彩貴の予想とは別に、ヤガミは動かなかった。 そっと上目遣いでヤガミを見る。 ヤガミの顔が少し赤くなっているのを見て、彩貴もまた顔を赤くした。 ―――恥ずかしいけど…放したくない 「近すぎないか?」 ヤガミの声が遠く聞こえる気がする。 ―――言わなきゃ。今。言わないと。 また次いつ逢えるか保証はまったくない。 バレンタインのチョコと一緒に送った手紙に書いた約束。 それは一方的で、自分勝手かもしれないけど、彩貴の素直な気持ちだった。 だから、逃げ出さずにここまできた。 ぎゅっと握ったヤガミの体から暖かいものが伝わってきた。 機械の体でも熱を発するのかもしれない。もしかしたらただの彩貴の錯覚かもしれない。 でも彩貴にとって、そのぬくもりは真実だった。 やっと会えた。伝えることができる場所に立てた。 顔をあげて、ヤガミを見た。 「私、約束を守りにきました」 はっきりと。 伝える。 ―――恥ずかしい。怖い。でも目はそらさない。 「…え、ええと…だめですか?」 顔が火照る。 ヤガミも彩貴をまっすぐに見ている。 ぶつかりそうなくらい近い距離で、二人は見つめあった。 「…」 ヤガミの唇が何度も動きかけて、止まる。 そんな沈黙の時間が、続く。 「あなたに会って伝えたいことがあったんです。…一方的ですが」 答えを聞くのは怖かった。でも伝えられないまま終わるのはもっと怖い。 胸が切なくて、苦しくて。 でも、目をそらしたらすべて消えてしまいそうだから。 彩貴は必死にヤガミを見つめた。 想いが相手に届くように。 さらにぎゅっとヤガミの腕を握った。 言葉では言い足りない想いをすべて込めて。 そんな時間が、いつ終わるともしれなく続いて。 そして、ヤガミは大きく一度息をはいて、言った。 「考えとく」 ヤガミは筋金入りのヘタれだった。 /*/ 「ヘタれだ」 先ほどまで春雨や七周と話し込んでいたはずのグランパがいつの間にか波打ち際で二人を見ていた。 「…ヘタれ…めがね…」 春雨が恨みをこめて、グランパの隣でぼそりと言った。 「…ヘタれ眼鏡…」 七周がさらにとなりで溜息をついた。 カモメが戻ってきて「ヘタれだな」と言うように鳴いた。 ウミネコがそれに続いてヘタれヘタれの大合唱を始めた。 「…お嬢がかわいそう…」 「うちのお嬢はあんなにかわいいのに…何が不満だって言うのかねえ?」 春雨と七周はもはや親戚のおばちゃん状態である。 「そこ、うるさい」 ぶすっとした表情のヤガミ。 しかし、カモメと、ウミネコと、人間と、Ballsのヘタれコールは、しばらく夏の園の浜に響いていたという。 /*/ 「○月×日晴れ 今日は宰相府の夏の園に行きました。そこで大切な人に会いました。春雨さんと七周さんはヘタれだって言うけど、私は…優しいなって思いました。 次も返事が聞けるか分からないけど、また会いに行きます。きっと。必ず。」 そして二人の恋の物語が始まる。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:彩貴@レンジャー連邦様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1898 type=1783 space=15 no= 製作:ダムレイ@リワマヒ国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1990;id=UP_ita 引渡し日:2009/04/22 counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12892.html
梓「ここにもよく来ましたね」 唯「ムギちゃんがバイトしてたとこだね」 梓「去年の夏休みに何回かここでムギ先輩に会いましたよ」 唯「へー、お客さんとして?」 梓「いえ、働いてました」 唯「え? ムギちゃんは向こうでもバイトしてるんだけど」 梓「こっちに帰って来た時はたまにここの仕事もやるって言ってました。愛着があるんでしょうね」 唯「あずにゃん、そういうことはもっと早く教えてくれてもいいのに」 梓「先輩達はご存知なのかと思ってました」 唯「いくら親しくなっても、お互い知らないことってたくさんあるものなんだね」 梓「先輩達は比較的秘密の少ない間柄だと思いますよ」 唯「そうかなぁ」 梓「羨ましいですよ」 唯「うーん……まぁいいや。それより、ちょっと寄ってかない?」 梓「こんな時間にですか。お腹空いてないですよ」 唯「ドリンク一杯だけでもいいから。ね」 梓「しょうがないですね。お客さんも少なそうですしちょっとの間休憩させてもらいますか」 唯「よーし、いこー」 梓「びっくりしましたね」 唯「うん。まさかムギちゃんがいるとは」 梓「何だかんだ言ってセットを頼んじゃいましたし」 唯「ムギちゃんは商売上手だねー」 梓「従業員が揃いも揃って風邪を引いたそうですね。私達も気をつけましょう」 唯「うん、寝るときは身体を冷やさないようにね」 梓「でもこんな時間にフラフラしてたら明日は体調崩すかもしれないですね」 唯「それはダメだよ。明日はあずにゃんの旅立ちの日なんだから」 梓「もう帰りますか?」 唯「せめて桜高にはお別れを言わなきゃね」 梓「見えてきましたよ」 唯「校門は閉まってるかぁ」 梓「当然ですよ」 唯「じゃあ敷地の周りをぐるっと回ろうよ。この校舎と、ここで生まれた思い出を、じっくり胸に刻み込むんだよ、あずにゃん」 梓「そういうのは卒業式で済ませました」 唯「私もあずにゃんの泣き顔見たいからもう一回卒業式やろうよ。二人だけで」 梓「泣いてませんよ、今年は」 唯「はぁ~、意外と広いもんだねー」 梓「ですね。やっと半周ですよ」 唯「疲れちゃったからもう一度ムギちゃんの店に寄る?」 梓「帰ります。早く帰って寝たいです」 唯「しょうがないなー。ん?」 梓「どうしたんですか?」 唯「見て。校舎の壁の隅の方」 梓「落書き、ですね」 唯「相合傘、だね」 梓「名前見えますか」 唯「見えない」 梓「まぁ、詮索するのは野暮ですよね。あんな所に書いてるんですから秘密にしたいんでしょう」 唯「……やっぱり女の子同士、なのかな。女子高だし」 梓「もしかしたら先生と生徒、とか。……あまり考えたくないですけど」 唯「自分の名前と校外の彼氏の名前を書いた、っていうのもあるかもね」 梓「何にせよ、可愛いものですね。母校に自分がいた証をさりげなく残していくって」 唯「あずにゃんも何か残したりした?」 梓「物は残してませんよ。……ただ、先輩達が残してくれたものは、私も同じように残すことができたと思います」 唯「来年は廃部になったりしないかな」 梓「大丈夫です。軽音部はなくなりません」 唯「そう、よかった」 梓「唯先輩」 唯「なに?」 梓「私、もう放課後ティータイムに戻ってもいいんですよね」 唯「もちろんだよ。……がんばったね、あずにゃん」 梓「はぁ、もうすっかり身体があったまってしまいました」 唯「マフラーが暑苦しくなってきたね」 梓「風邪引くといけないので外さない方がいいですよ」 唯「そうだね。ん、どうしたの、あずにゃん」 梓「ここも思い出の場所、ですね」 唯「あぁ……。あの時のあずにゃんの顔が忘れられないよ」 梓「どの時ですか」 唯「『ゆいあずってどうですか?』」 梓「私そんなこと言いましたっけ」 唯「言ったよ~。ふわふわとぅああ~いむ」 梓「言ってません」 唯「あずにゃん、歌上手になったよね」 梓「そうですか? ありがとうございます」 唯「ここで一曲歌ってく?」 梓「草木も眠ってる時間なんですから止めましょうよ。またの機会に」 唯「マンションの部屋で歌うのは近所迷惑だしなぁ」 梓「どこかいい場所ないんですか」 唯「う~ん、あ、いつか一緒に行ったよね。大学構内の大きな木がある場所。あそこなんてどう?」 梓「いいですね。ここと雰囲気が似てますし」 唯「うん。じゃああそこで『ゆいあず』再結成だね」 梓「はい。暇があれば」 唯「早起きして時間作ればいいんじゃないかな?」 梓「唯先輩には厳しいんじゃないですか」 唯「頼りになる隣人が越して来るから大丈夫」 梓「しょうがない人ですね」 唯「あずにゃんの家だ」 梓「もう私の家じゃなくなりますけどね」 唯「そんなことないよ。ここがずっとあずにゃんの家であることに変わりないよ」 梓「そうであってほしいですね」 唯「時間があったらちゃんと帰って来て、お父さんとお母さんと笑顔で食事するんだよ」 梓「はい。たまには唯先輩も招待しようかと思います」 唯「う~ん、私は……」 梓「いやですか?」 唯「私、あずにゃんのご両親に嫌われてないかな?」 梓「どうしてですか?」 唯「娘をたぶらかした泥棒猫、みたいに思われてないかな?」 梓「ただの先輩としか思ってませんよ」 唯「ならいいけど」 梓「でも確かに私は唯先輩にたぶらかされてるのかもしれませんね」 唯「えー……」 梓「でも」 唯「ん?」 梓「自分で選んだ道ですから、しょうがないです。唯先輩を放っておくのはすっきりしないですから、もう少しだけ付いて行っても構いませんよね」 唯「ご両親は納得してるのかな?」 梓「納得させられるように頑張ります」 唯「そっか。私も出来る限り協力するよ」 梓「じゃあ夕食に招待した時はちゃんと来てくださいね」 唯「うーん……わかったよ」 梓「では、おやすみなさい、唯先輩」 唯「おやすみ、あずにゃん。また明日」 梓「えぇ…………唯先輩」 唯「んー?」 梓「これからも……よろしくお願いします」 唯「……こちらこそ」 ――――― 梓「私がN女子大に入学して二週間が過ぎた。 今夜は2,3年生の先輩(唯先輩達はいなかった)が催した新歓コンパだった。一次会は9時頃に終わり、先輩達に二次会に誘われた。 私は二次会にも参加することにした。女の子だけだしそんなに遅くまではかからないだろう、という軽い気持ちだった。 しかし、ついて行った店では他大学の男子学生が数人たむろしていた。聞けば先輩達の知り合いで、偶々居合わせたらしい。 せっかくだから一緒に飲もうという話になった。私は乗り気じゃなかったものの、適当に付き合って帰るつもりだった。 だが先輩達は男子学生と話しこんで中々帰る気配がない。私以外の数人の新入生も絡まれていた。 私は痺れを切らし、門限があると嘘を言ってお金を先輩に渡し、店を出た。 しばらく歩いていたら突然後ろから手首を掴まれた。振り向くとさっきの男子学生集団の一人だった。いかにも軽薄そうな人だった。 ひどく酒臭くてよくわからない言葉を発していたが、断片的に聞き取れた単語を繋げると、どうやらお誘いのようだ。 丁重にお断りをして帰ろうとしたが離してくれない。大声を出してみたが、助けは来ない。まずいと思う間もなく路地裏に……。 突然男の力が緩んだ。そして別の手が私を引っ張り走り出した」 唯「はぁはぁ、ここまで来れば大丈夫、かな?」 梓「……唯先輩」 唯「大丈夫だった? あずにゃん。何もされてない?」 梓「……はい。危なかったですけど」 唯「よかったー」 梓「……どうしてここに?」 唯「バイト帰りにあずにゃんの声が聞こえたから。あんな所で何してたの?」 梓「……新歓コンパの帰りです」 唯「こんな遅くまでやってたの?」 梓「……二次会です」 唯「どうして二次会に行ったの?」 梓「……行ってもいいじゃないですか」 唯「ごめん」 梓「……すみません。二次会に行かなければあんな目に合わなかったのに。調子に乗ってました」 唯「大学生になったばかりなんだから好奇心旺盛なのはわかるよ。しょうがないよ」 梓「……しょうがない、んですか」 唯「これからは気をつけようね。食べ過ぎない。飲み過ぎない。遅くまで飲まない。暗い道、狭い道は避ける。一人では歩かない。必ず年上の信用できる人と一緒に帰る」 梓「……気をつけます」 唯「ほら、元気出して。無事だったんだから」 梓「……唯先輩、格闘技できたんですか?」 唯「ん。えーと、ごしんじゅつ? バイトの先輩のお姉さんがね、ちょっとだけ教えてくれたんだ。一人暮らしの女の子は身につけておいた方がいいって」 梓「……今度私にも教えてください」 唯「いいよー。でも誰にだって通用するものじゃないから気をつけてね。さっきの人は細身だったし、一人だったし、酔っ払いだったし、ふいうちだったから何とかなったんだよ」 梓「……でも……かっこよかったです」 唯「え?」 梓「……何でもないです」 唯「憂たちとは一緒じゃなかったんだっけ?」 梓「……クラスの集まりでしたからね。純はクラスが違いますし、憂は学部が違いますから」 唯「新しい友達はできたかな?」 梓「……ええ。話してみると趣味が合う人が何人かいました」 唯「一緒に食事するとその人の意外な部分が見えたりするからね。飲み会はいいよ~」 梓「……よくないこともありますけどね」 唯「あー……忘れた方がいいよ。教訓にはした方がいいけど」 梓「……私が子供だったんですよ。みんなともっと仲良くなれると思ってホイホイついて行ったから」 唯「子供じゃないよ。仲良くなりたいって気持ちを持つのは悪いことじゃないよ」 梓「……唯先輩は大人ですよね」 唯「え?」 梓「……上手に友達を作って、もしもの時の対策もちゃんと立てて、他の人も守れて」 唯「私だって最初からできたんじゃなくて、この一年の経験があって」 梓「……だから、いやなんです」 唯「あずにゃん?」 梓「……ごめんなさい。唯先輩は今も私が見てなきゃ不安な人だと思ってたのに……。ごめんなさい。思い上がった考えですよね」 唯「あーずにゃんっ」 梓「にゃっ……」 唯「私にはまだまだあずにゃんが必要だよ~」 梓「……そんなこと」 唯「そんなこと、あるよ。ギター教えてもらいたいし、朝起こしてもらいたいし、それに」 梓「……何ですか」 唯「あずにゃん分が足りな~い」 梓「……もう、道の真ん中でひっつかないでくださいよ」 唯「あまりお酒臭くないね、あずにゃん」 梓「醜態をさらしたくありませんでしたから」 唯「醜態?」 梓「一昨年のお花見と二ヶ月前の合格祝い。ひどかったらしいですからね」 唯「可愛かったよー」 梓「そこまで親しくない人に見せられるような顔じゃないと思います」 唯「そういう顔を見せられる人が増えるといいね」 梓「私はそこまで増やしたいと思わないです」 唯「萎縮することはないよ」 梓「そういうわけじゃないです」 唯「視野を広げることも必要だよ」 梓「少しずつやっていくつもりです」 唯「うん、焦らずね」 梓「でもその前に」 唯「なあに?」 梓「そろそろサークル活動を始めたいです」 唯「んー……」 梓「今まで先輩達は私が来ることを拒んでましたよね」 唯「拒んでた、っていうかね」 梓「大体の理由はわかります。サークルを始めるのは今日みたいな集まりを通して同期の友達を作ってからでも遅くない、って考えだったんですよね」 唯「うん。まぁそういうことだよ。最初が肝心だからねー。あずにゃんがしっかり大学生活をスタートさせてから迎えようってみんなで決めてたんだよ」 梓「もう私はスタート地点に立ちましたよ」 唯「うーん、私だけで判断することはできないからねぇ。りっちゃん達に相談しないと」 梓「唯先輩の目から見た私はどうですか? まだ高校生のままですか」 唯「うーん……」 梓「正直に言ってください」 唯「正直に言うと……あずにゃんはまだ危なっかしい子かなぁ」 梓「そうですか」 唯「最初が肝心だからね。今の内に私達以外との交友関係も広げておかないときっと後悔すると思うんだ。もちろんあずにゃんが私達と一緒にいたいって気持ちもわかるし、私達だって同じ気持ちだよ。でも……」 梓「わかりました」 唯「あずにゃん」 梓「もう少しだけがんばってみます。先輩達が不安がらないくらいたくさん友達作って、たくさん遊びます」 唯「でもほどほどにね~。私達のこと忘れないでね~」 梓「忘れるわけないです。何のためにこの大学に入ったと思ってるんですか」 唯「うん。あずにゃんなら大丈夫だね。よーし」 梓「どうしたんですか」 唯「今夜は飲もう!」 梓「もう遅いですよ」 唯「お店で飲むわけじゃないよ。私の部屋においで」 梓「今日は飲みすぎましたからこのへんで」 唯「全然飲んでないでしょ。明日は休みだし、部屋には私と憂しかいないから遠慮することはないよ」 梓「唯先輩」 唯「部屋にお酒残ってたかなぁ。ちょっとコンビニで買ってこうか」 梓「まっすぐ帰った方がいいと思います」 唯「だねー。夜遅いし危ないもんね」 梓「全く危なっかしい人ですね」 唯「えへへ~、すみませんねぇ」 梓「しょうがないですね。ちょっとだけなら付き合います」 唯「やったー! じゃ、いそご。憂が待ってるよ」 梓「うわっと、引っ張らないでくださいよー」 11
https://w.atwiki.jp/akaoniaooni/pages/39.html
天ぷらを食べるたびに思うのですが、 なぜあんなに美味しいのでしょうか。 エビはもちろん大好きなのですが、 キスやナスも非常に美味しいです。 それに、何と言ってもカボチャの天ぷらは サイコーであると思います。 このように、天ぷらが大好きなのです。 さすがに毎日天ぷらを食べていたら、 飽きてしまうかもしれません。 しかし、1週間ずっと天ぷらであっても、 普通に生活ができるような気がします。 こんなに好きな方は滅多にいないでしょう。
https://w.atwiki.jp/rpgsas/pages/64.html
トップページ>おいでよ どうぶつの森 攻略 アイテムリスト アイテム 家具 掲示板 wi-fi掲示板 改造OK掲示板 改造NG掲示板 改造 コードフリーク PAR *
https://w.atwiki.jp/wiiware/pages/50.html
みんなであそぼう! 仔犬でくるりん みんなであそぼう! 仔犬でくるりんデータ ソフト紹介(メーカーより) 人気ソフトランキング ソフト紹介・感想 データ メーカー:エム・ティー・オー ジャンル:アクションパズル 配信日:2008/10/7 ポイント:500 プレイ人数:1~4 使用ブロック数:93 対応コントローラー:Wiiリモコン Wi-Fi対応:ニンテンドーWi-Fiコネクション対応 ソフト紹介(メーカーより) かわいい仔犬たちのアクションが超楽しい!爽快アクションパズルゲーム! ルールはとっても簡単。「まわして・つなげて・いれる」だけ!上から落ちてくるカラフルな仔犬のピースを、同じ色の犬小屋に入れて得点をゲットします。大量連鎖&一気消しで気分爽快! ピンチのときには、必殺技「くるりんスマッシュ」で一発逆転を狙うことができます。ゲーム中には5つのコースを勝ち抜く「ひとりでくるりん」や、最大4人までの対戦が楽しい「対戦くるりん」など、多彩なモードが盛りだくさん! くるりんの成長がグラフでわかる「まいにちくるりん」モードでは、Wi-Fiランキングに登録して全国のプレイヤーとスコアを競うこともできます。 人気ソフトランキング 08年10月 日 月 火 水 木 金 土 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 19 17 17 17 18 16 17 16 16 16 16 16 17 19 ※カレンダー内の数字は順位。過去の2chスレに書き込まれたランキングに基づく。 ※表内の「※」はランクが不明な日 ※背景色が■の日は配信開始日 ソフト紹介・感想 キャラクターの犬たちが可愛いです。DS版は完全版となっています -- チョコ (2019-12-18 16 47 39) 名前 コメント