約 106,067 件
https://w.atwiki.jp/5010/pages/24.html
BACK ○■△○■△○■△○■△○■△○■△○■△○■△○■△○ 『お姉チャンバラ外伝 * 紅血風ロード』 おねえちゃんばら がいでん くれない けっぷう ろぉど ○■▽○■▽○■▽○■▽○■▽○■▽○■▽○■▽○■▽○ ※設定などはオリジナルの創作小説です。 ■■■第1話 ザ・ツンデレ注意報■■■ 7月初旬を迎えたある日のこと。 太陽は灰色の雲に隠れているが、じめじめした空気は不快な暑さをおびて、すっかりあたりを包んでいる。 わずかしか吹かない風の中に、汗のかおりが混じる。 気温が35度を超える日も珍しく無く、 神埼県 - 新魔町(かみさきけん しんまちょう)は、まさに夏を謳歌していた。 僕……草薙順一は学校へと続くゆるい坂道を、うつむき、あえぎながらのぼっている。 そこは幅の広い道路であり、ときおり車が走り抜けて行く。 あれに乗ればどんなに早いことか…… 周りには数人の同胞が居る。 共通の恨み言を抱えながら、僕ら学生は白と黒の服装で身を固め、もくもくと足を進めていた。 車のエンジンより、蝉の鳴き声が僕らをあざ笑う。 自分で、自分の顔が歪むのも分かってしまう。汗ですべる我が眼鏡も厄介極まるし。 道路脇の歩道は、空き地とそれを囲う高い『鉄柵』に面していて、何やら歩くだけでも妙な疲労がたまるのだ。 黒い制服が内側からしっとりと湿るのを肌で感じながら、 僕は汗にまみれた顔を、『鉄柵』のほうへと向けてみた。 まるで魔女の城のものであるかのような禍々しい鉄柵は、少し眺めるだけでも不気味な気分にさせられる。 半年前、とつぜん町中に出現したのが、この鉄柵。 鉄柵は主に住宅を建設する予定のあった空き地に現れた。 そして鉄柵によって囲まれたその土地から、おぞましい、化け物どもが咲き出たのだ。 僕は今でも、地中から化け物が現れた瞬間をありありと思い出すことが出来る。 土埃を巻き起こし、最初に見えたのは、 人の腕だった。 けれど『人』と形容するにはあまりにも色が悪く、 ひどいニオイで、 腐っていて・・・ あぁ、駄目だ。 とてもじゃないけど、それ以上は。 あれが悪夢だったなら、どれだけ救われることか。 ここは、無数の化け物に襲われた町。 今も残る不気味な鉄柵は、残念ながら爪痕に他ならない。 ……僕は考えるのをやめて、少しだけ足を早めた。 忘れられなくても、考えるべきではない。 怪事は、もう終わったのだから。 柵から目を背ける事で、急速に気持ちは落ち着く。 見ない、見ない。気にしない。 自嘲気味な笑みさえ浮かべた僕を、足早に抜き去って行く小柄な人影があった。 それは女の子で、うちの中学の制服を着ていた。 黒い髪を両側で縛り、二つの尾のように垂らしたスタイルが独特だった。 今日の空模様を気にしたのだろう、学生鞄だけでなく黒い長傘も手にしていた。 僕はぼんやりとそれだけの事実を認識していたけれど、 彼女が隣を通った瞬間。 なぜだろう。僕は、季節外れの想いまで確かに受け取ってしまう。 ひんやり。 突きささるような、氷の感触。 突然通り魔に刺されたら、多分こうなるのかとさえ思える痛みが、 刹那だけ僕から全てを奪った。 世界がすべて紫色に見えたのは、衝撃のあまりか? そこに、見覚えのある化け物たちすら在ったのも…… 僕がやっっとのことで正常を取り戻す頃…… 知ってか知らずか無言のナイフを突き立てた張本人、 真夏の雪のような少女はとうに遥か前方を行き、坂道からは姿を消している。 白昼夢のようだった。 けれど、感覚は残っている。 汗の量は増して、冷たい汗さえ混じっていた。 突然立ち止まった僕を不審に思いつつも、生徒達は僕を追い抜いて行く。心なしか、その足取りは早い。 (そうだ……いけね。もうすぐ9時になる……) 差し迫った危機のほうに頭を切り替え、僕も路を急いだ。 心地悪い感触を胸中に残したまま…… 数十分後、僕は無事、錠場(じょうば)中学校に辿り着く。 錠場中学はいわゆる進学校の類である。 白を基調とした校舎は、高級かつ清潔そうな都会の大病院を思わせ、見た目からして他の中学とは一線を画している。 特に正門をくぐってすぐにある校舎正面の日本庭園は名物で、景石から竹垣までもがしっかり揃い、町の観光スポットと化していたりもする。 そこへ通う生徒というと、こちらもエリートとして名高い。 例えば僕はその中の一人であり、しかもけっこうな上位成績の持ち主だ。 ただの自慢だが。 校舎に入り、鉄製の下駄箱で靴を履き替え、長い廊下のあとは階段を昇っていく。 いくつもの教室を横切り、僕の通学はやっとそこで終了する。 途中、坂道で会った女の子をそれとなく探してみたが、見つけられはしなかった。 動機は怖いものみたさのようなものだったから、真剣さが足りなかったのかもしれない。 冷房が入っている教室は実に涼しく、そしてやかましい。 夏の二年-B教室に入り、僕が抱く感想はそう決まっている。 「おぉぉっ! 遅いぞ順ちゃん、本日の特大ニュース知ってっか!?」 「いきなりどうしたんだよ。またずいぶんと威勢がいいね……」 天気とは対照的な能天気ヤロウが駆け寄り、僕を迎えてくれた。 豪快に笑いながら、ポンポンと僕の肩を叩いてくる。 「まぁ、いいから聞けってことよぉ〜!」 こいつは角河一(かどかわはじめ)。 怪事以来、ふさぎ込んでばかりだった僕をここまで回復?させてくれたのも、言ってみれば彼のおかげである。 僕より十センチは背が高く、確か百七十センチというのが自己申告だったっけ。 くるくるの短髪、横に長めの顔はニキビも溢れ、いわゆる美形クンとはほど遠いのだが不思議とモテる。 彼と僕はすべてが真逆だ。趣味も好みも何ひとつ一致してないが、 名前に同じ漢字があるというだけのきっかけで、知らぬうちに男同士仲良くなっていた。 そんな数少ない友が、挨拶も抜きに話したいことはなんだろう。……大方、予想はつくのだが。 ホームルームの開始は近いので、既に教室は約40人の生徒全員が揃っているようだ。 それでも休み時間の一分も無駄にしないよう、席を外しての雑談に皆さん余念が無い。 町内きっての進学校も、非授業時間ともなればこんなものである。 しかし角河の声と態度は、騒がしい教室においてもさらに際立っており、僕には正直しんどい。 彼の存在を冷ややかな笑いで静止しながら、僕は机と生徒達の間をすり抜け、 中央列の左端、窓際近い自分の席に荷を下ろす。 遠慮なくあとをつけてきた角河が、今か今かと僕が一段落つくのを待っている。こりゃ、追い払えそうにない。 「……で? なんなんだよ。」 待ってましたとばかりに、大きな口が開かれる。 「実はな!今日からうちに『試学生』が来るみてぇなんだ!」 「へえ。この時期に来るのは珍しい。 それは、どうせ女の子なんだろうな」 「そうよ! さっき職員室前で見た限り、か な りイィ感じだった!」 鼻息あらい角河を見て、僕は苦笑するしかない。 彼の持ってくる話題の9割は、クラス内外の女子のことなのだ。 さすがは理科の実験で、プランクトンさえ雌しか覗いてやらぬとホラ吹く男である。 たまには予想が外れて欲しいものだけど。 「どれくらい頭いいのかね、その子……」 あくび混じりに話す僕に対し、角河をタンカをきる。 「馬ッ鹿だな! おまえ、成績より見た目だろ!もちろん性格も重視した上で!」 角河はそう言うが、世間で重視されるのは成績ばかりだ。 2012年度の教育改革により、中学と高校の単位制がより強化された。 基本的に1時間授業で1単位を取得出来るが、進学校ではその限りではない。 学校毎にカリキュラムが異なっているが、うちなどは高校をすっ飛ばして大学へ行けるような 履修過程になっているので、授業内容も極めて濃く、さらに1時間で複数の単位を取得できるものばかりである。 とはいえ、このペースについていくのは決して容易ではない。そこで設けられたのが、他校に通いつつ、 単位数の多い授業を短期的に受けられる制度だ。これを利用する生徒の事を、『試学生』という。 「ま。どうせすぐ根をあげるタイプだろうし、ちょっとしか居ないなら、かわいい子のほうがいいだろうな。眼の保養くらいにはなる」 僕は溜め息まじりに率直な感想を口にしたが。案の定、角河のお気に召さなかったらしい。 「……呆れた。「順ちゃんってば、軽視しすぎ。実際にそのコ見てみろよ〜、マジで色々と痺れるぜ?」 「はっ。どうだか」 僕は自分で言うのもなんだが、潔癖だ。 目の前の友人を初め、多くの男子達は勉学忙しい最中でも恋人をつくることに躍起のようだが、 大概がバカらしい、不純な動機に基づくものなので話にならない。 女子は女子で、そんな男子連中を利用しようと企んでいるし。これ実は、かなり恐ろしい構図ではないのか? だから、彼らが賛美の対象としている女子を見ただけで、最近じゃ何やら身構えてしまうのだ。 まったく。角河はいいやつだけど、このことに関しては無神経過ぎる というのが僕の批評である。 それが まさか、まさか……角河の言った通りに、なるなんて。 チャイムが鳴り響き、急ぎ自分の席へと舞い戻る生徒達。 あっという間に教室は、お行儀良い静寂へと早変わる。 遅れて登場した ハゲ頭のおっとり担任・芝里は、背後にひとりの女子生徒を連れていた。 いや、あまりにも女子生徒が堂々としていたから、 彼女は小柄だったけれど、むしろ芝里のほうが従えられているようであった。 二人が並んで教卓の前に立つと、ますますその印象は強まる。 他の生徒が失笑をこらえる中、僕はひとり、飛び出そうな心臓を押さえていた。 そう。 「彼女」だった。 間違い、ない。 縛った髪はもちろん、それに適度に隠された おでこが可愛らしくも、 長いまつげに彩られた瞳は、想像以上に鋭くて、凍てついた刃のよう。よく見れば、 左耳にはなんとピアスを2個もつけていた。 昨年までの校則なら危ないところだぞ。 おまけに、本来ならば一階で預けておく決まりである、自前の傘を教室にまで持ち込んでいた。ファッションなのか? 芝里に自己紹介を促された彼女は、への字に結ばれた口元をほどき、ひどくそっけなく応える…… 「今日から試学生としてお世話になる、咲です。 みんな、よ ろ し く」 発せられた声は、第一印象を一変させるかのごとく、甘い。 絶妙な不調和が生み出す、清く正しきアンチテーゼ。 ぺこりと頭を垂れた彼女のおさげもそれに習うのを見届けると、 ついに脆弱な男子生徒共は一斉に歓声をあげ、 他の女子生徒達は腕組みなどしつつ、不意に出現した強敵に目をひそめていた。 で、僕はというと…… 前のほうの席から後ろ向き、(どうよ?)と言わんばかりに僕を笑う角河に参りつつ。 ふと交わしてしまった、彼女の視線に身を凍えさせていた。 咲。 この日を境に、僕の運命は変わっていくのであった。 生まれ出た感情は、いまはまだ、畏怖。 芝里の、うるさい、おまえら静かにせんか という声をおぼろげに聞きながら、 僕は化け物よりタチの悪いのが来たと、直感していた。 だってさ、彼女。 僕を見て、鼻で笑ったんだぜ!? BACK
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6393.html
330: 弥次郎 :2021/08/19(木) 20 48 50 HOST softbank126066071234.bbtec.net 憂鬱SRW 未来編鉄血世界SS 短編集4(改訂版) Part.8 集いし者たち タービンズのハンマーヘッドが案内役となり、テイワズに属する艦艇が連なって航行していく。 見るものが見ればわかったであろう。艦艇に彫り込まれている社章は圏外圏でも有力な企業のそればかりである。 IOS、4Sファランクス、ガニメテ・ファーム、タービンズ、コペルニクス、ニコラウス、JPT、エウロ・エレクトロニクス、カリスト。 そしてそれらの企業を束ねる総合商社でのテイワズ。そのどれもが、圏外圏では推すにも推されぬ大企業ばかりである。 通常ならば、テイワズが直々に動くというのはよほどのことが無ければありえないことだ。 他の企業に関しても圏外圏での権威や実力は高く、このようにわざわざ出向いてくるというのはありえない。 つまり、テイワズを傘下の企業共々雁首揃えて呼び出すほどに相手が強大だ、ということになる。 それもそのはず。相手は下手な星間国家を凌ぐ星間企業であるアルゼブラであり、さらに言えばアルゼブラと同じく星間企業の集まりである企業連。 圏外圏でも並ぶものがほとんどいないといわれるテイワズでさえも、地方の零細企業扱いできてしまうほどに相手の方が大きいのだ。 何しろ、太陽系という狭い範囲のそのまた一部の企業でしかないテイワズと、複数の銀河に渡って事業を手掛ける星間企業の連合組織という差がある。 比べるのがバカらしいほどに企業規模が違い過ぎる。その事を名瀬から報告を受け、理解したマクマードは自ら部下を率いて出向くことを選んだのだ。 相手のスケールが同等ならば、あるいは小さいならば呼びつけるなり代理を送ると言うても使えた。 だが、今回に限って言えば、マクマードが自ら礼を尽くして相手に会いに行かなくてはならない。 「しかしよう、名瀬……とんでもないことになったもんだな」 マクマードは、座乗する船からハンマーヘッドの名瀬と通信で会話していた。 『親父でも信じられない話だよな……』 「まあな。まさか、圏外圏の更に外側からやってきた、なんて言われたところですぐに信じられるかって話だ」 だが、とマクマードは言い切る。 「お前がここまで証拠を揃えて必死になって訴えてきたんだ。無碍にするわけにもいかねぇよ」 そう、マクマードが緊急で招集したテイワズの重役会議において、名瀬はこれから付き合いを持つことになるアルゼブラや企業連という組織について語ったのだ。 それはそのオリジンに始まり、その企業としての規模が如何に規格外であり、自分達の尺度に納まらない存在であるかまでにおよんだ。 彼らは、企業規模、資産、従業員、戦力など解説した名瀬さえも信じられない、馬鹿みたいな力を持っていた。 勿論これだけの勢力の現実味など彼らは、少なくとも当初のマクマードを含めた重役らは感じはしなかった。 だが、名瀬にしても本気であったし、真剣だった。だからこそ、マクマードをはじめとした幹部の多くはそれを信じることにした。 それにな、とマクマードは続ける。 「……こうして目の前にありゃ、いやでも信じざるを得ねぇよ」 眼前、テイワズの拠点であるはずの歳星がかわいく見える宇宙要塞が悠然と浮かんでいる。しかも複数個、護衛の艦艇を多数含めてだ。 ギャラルホルンなども目ではないというのはうなずける話だ。これが全戦力ではなく、この太陽系に派遣されてきている派遣部隊の一部に過ぎないのだから、 総勢ともなれば一体どれほどの、気が遠くなるような数になるのかは想像したくもない。 「疑って悪かったな……ひとまず、俺はもう一度直参に釘をさしておく。 お前は、あっちとの折衝を頼んだぞ」 『もちろんだ』 義理の親子の、真剣な会話はその後しばらく続く。 後知恵に過ぎないのだが、ここでもっとマクマードは良い意味で身内を疑うべきだったのだ。 トップが納得したからと言って、それに従う下が納得しているとは限らず、独自に動いてしまう可能性があることを。 その結果が巡り巡って、世界を厄祭戦以来の危機に陥れてしまう可能性を、懸念すべきだったのだった。 しかし、たらればを語ってもしょうがない。結局結果が物を言うときもあるのだから。 331: 弥次郎 :2021/08/19(木) 20 50 14 HOST softbank126066071234.bbtec.net Part.9 時計の針は止まらない P.D.世界 火星圏 火星 カラール自治区 スピリット級機動要塞「ハーリーティー」 「単刀直入に言おうじゃないか、アドモスさん。あんたはそろそろ自分の立場って奴をはっきりさせな」 自分と同じ匂いの男が、そう言い放つ。たしか、名前はジョナサン・ドゥといったか。明らかに偽名だ。 名前だけではない、直感としてわかる。いくつもの仮面を使い分けている人間の匂い、後ろめたいことをやる人間の匂い、日の当たらない所で動く人間の匂いだ。 つまるところ、高潔な彼女、クーデリアとはまるで対称的な闇から闇に蠢く人間だ。同じ間者あるいはスパイだからそれは理解できた。 あるいは、そういう人間を相手に取ることを何度もしてきた人間だろうか。 「アンタの雇用主…ああ、バーンスタイン嬢じゃないのは分かっているが、ともかくそいつにくっつくのはやめておいた方がいい。 誰か?初歩的な推理だ。 バーンスタイン嬢の周囲にいる、あるいはバックについている誰かだ。 俺達は最初はノーマンだと思っていたが奴は違った。だとするならば、自然と候補は絞られてくる。そう例えば」 わざとじらされ、その名前が紡がれた。 「ノブリス・ゴルドン」 「……」 フミタンは沈黙を返した。相手はもう確信を持っている。今さら何かを言う必要などないだろう。 「妙に出来過ぎていた。 CGSとクリュセ、カラール自治区内とハーリーティー、さらにほかの場所にも移動し、滞在するバーンスタイン嬢がピンポイントで襲われているからな。 CGSの時はしょうがない。彼女の実の父親がリークしていたわけだからな。彼女の行動予定も把握していたわけだから精度も高い。 だが、今回はどうか?カラールの人間が情報をペラペラしゃべるわけもないし、そもそも教えてもいない。 つまり、スケジュールを把握している誰かがリークしているってことだ」 「それが、わたくしだと?」 「証拠は色々と上がってる。あんたがバーンスタイン家に雇われるまでの経歴などを探ればな。 それに、あれだけの戦力を、宇宙海賊やら武装集団をまとめ上げ、おまけに武装させることができる人間なんてのはそう多くはない。よほどの大富豪でもなければ、な」 「……」 「おっと、動かない方がいいぞ。アンタがそこまでゴルドンに入れ込んでいるってのなら話は別だがな」 「…!?」 さりげなく手を忍ばせていたモノに伸ばそうとしていたフミタンは椅子に接している背中に、そして太腿に違和感を覚える。 「アンタの座っている椅子は、ちょっとした仕掛けのある椅子でな。スイッチ一つで色々とできる。 だから、物騒なものから手を放すんだな」 「……それで、何が知りたいのでしょうか?」 半ばあきらめの混じった返答に、ジョナサンは口の端をゆがめ、笑う。 「結構。ではおしゃべりと行こうか」 そして、尋問が始まることとなった。 332: 弥次郎 :2021/08/19(木) 20 53 13 HOST softbank126066071234.bbtec.net フミタンの尋問が進められているのを、クーデリアはただ見守ることしかできなかった。 カラール襲撃を跳ね除けてから3日と経たず、突如として連行されたフミタン。 彼女にかけられた容疑は内通および間諜。分かりやすく言えばスパイ疑惑。 そして、その本来の雇い主というのはノブリス・ゴルドンだという。 自分の侍女として、両親よりも近いところに寄り添ってくれた彼女が、まさか自分に害をなすための人間だったというのはショックであった。 アルゼブラの話によれば、CGS襲撃の時点で既にアルゼブラはクーデリアの周囲の人間を疑っていたのだという。 その中には実の父親であるノーマン・バーンスタインがおり、パトロンであるノブリス・ゴルドンがいた。 そして、最も身近なフミタンさえもそこには含まれていたのだという。彼女の経歴などを探るうちに、ノブリス・ゴルドンとの間につながりがあったというのだ。 (フミタン……) 衝撃的すぎて現実感が薄い。まさか、という思いが強すぎる。 調べはアルゼブラで行う、と申し出てくれたのは正直ありがたい話だった。自分では、今どういう顔をして会うべきかさえ分からない。 それに、自分にはなすべきことがあった。カラールで間もなく開かれることになる、火星独立派の集会だ。 今回の襲撃と、その襲撃の報復で行われたアルゼブラの逆侵攻により、カラール自治区の影響下に納まった領域は飛躍的に広がった。 正確に言えば、広がったという程度で収まるレベルではない。火星の大多数を事実上勢力下に治めてしまった。 実質的に経済圏の支配を跳ね除けてもなお余裕のある巨大勢力となってしまったのだ。 殴られた以上殴り返すが基本の企業連の行動の結果とはいえ、図らずも、火星は独立を実質的に勝ち取ってしまったのである。 そして、それだけの勢力を現地勢力として束ねられるのが火星独立派というわけなのであるが、正直なところその独立派さえ信用ならない状態だった。 それもそうだ。クーデリアの傍の人間にまでスパイが紛れ込んでいて、パトロンさえ裏切り行為を働いていたのだから、 他の独立派が同じようなことを行っていたり、あるいは企んでいてもおかしくはない。 (ある意味で、とてつもない暴力を振るうことになりますね……) 実質、独立派をふるいにかけ、不確定要素を排除する動きだ。敵か、味方か、それとも中立であるのか。 同じ志を持つ人々を、こちらの都合で切り捨てねばならない。如何に自分の身を守るためとはいえ、それに呵責を覚えないわけがなかった。 けれども、そうしなければ何時今回のようなことが起こるかはわからず、敵対者となるか分からないのだ。 だが、敵対者とは?同志ではなかったのか?同じ目的のために動いて来た仲間を疑い、失脚させることさえ必要なのだろうか? (私は……) 自分はそれができるだろうか。 良心の呵責にとらわれずにできるのか。後腐れなく終えられるのか。 そして、それによって生じるであろう膨大な犠牲は仕方ないことなのだと言い切れるのか。 分からない、わからないのだ。無理もない話である。 クーデリアは大学を出ているとはいえ、まだ20年も生きていない。そんな彼女が背負い込むには、あまりにも大きなものだった。 しかして、彼女が背負わねばならない物でもある。何しろ、火星独立運動を行う人間の中で最もカリスマがあり、尚且つ実行力を持つのが彼女くらいなのだ。 それに、手段を選ばなければ、クーデリアに負担のかかる状況を容易に解決する方法はいくらでもある。 しかしながら、それでは何ら意味がないだろう。勝ち取った勝利を、独立を活かしきれないままに今度は内乱に発展しかねないのだし、自らやってこそ意味がある。 悩める乙女をあざ笑うが如く、時間は容赦なく過ぎていく。転がり出した玉が坂道では決して止まらないように、動きはもはや止められないのだから。 333: 弥次郎 :2021/08/19(木) 20 53 44 HOST softbank126066071234.bbtec.net 以上、wiki転載はご自由に。 以前書いたものを修正しました。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/16771.html
曇天に笑う 上巻 Blu-ray BOX Blu-ray・DVD-BOX発売日:1月21日 【特典】 原作者・唐々煙描きおろしBOX シナリオ完全収録特典ブックレット キャラクターソング オリジナルサウンドトラックCD ここを編集 2014年10月放送開始。プライムビデオが配信開始。劇場公開OVAに曇天に笑う 外伝 決別、犲の誓いがある。 http //www.dontenniwarau.com/ 監督 原口浩 原作 唐々煙 シリーズ構成 高橋悠也 キャラクターデザイン・総作画監督 牧孝雄 プロップデザイン 丸山修二 デザインワークス 藤純 美術監督 池ノ上由紀 美術設定 松本吉勝 色彩設計 真壁源太 撮影監督 工藤康史 撮影監督補佐 伊藤邦彦 特殊効果 原田亜優子 筆文字素材 岩畑剛一 3D 渡邉悦啓 編集 小野寺絵美 音響監督 えのもとたかひろ 音響効果 長谷川卓也、武藤晶子 録音調整 天野龍洋 録音助手 都築寿文 音楽 福廣秀一朗 監督補佐 松村樹里亜 アニメーション制作 動画工房 脚本 高橋悠也 おかざきさとこ 絵コンテ 原口浩 千明孝一 松村樹里亜 博多正寿 セトウケンジ 高田昌宏 吉川博明 赤城博昭 篠原俊哉 演出 原口浩 松村樹里亜 高田昌宏 渡邉正彦 則座誠 柳瀬雄之 セトウケンジ 赤城博昭 深瀬重 作画監督 牧孝雄 市原圭子 舘崎大 曾我篤史 丸山修二 大沢美奈 Seo Sun-young Lee Jeon-jong 伊藤大翼 小野和美 沓澤洋子 立口徳孝 菊永千里 熊田明子 中本尚 村上竜之介 久保茉莉子 伊勢奈央子 池田広明 平塚知哉 菊池政芳 海保仁美 浅利歩惟 Park Hye-ran 藤田真弓 Amazonインスタントビデオ:曇天に笑う 1. 第1話 三兄弟、曇天に立つ 出演:中村悠一, 梶 裕貴 再生時間:22 分 初公開日/初回放送日:2014年10月3日 ■関連タイトル 曇天に笑う 上巻 Blu-ray BOX ☆DVD-BOX Blu-ray 曇天に笑う 外伝 ~桜華、天望の架橋~ Blu-ray 曇天に笑う 外伝 ~宿命、双頭の風魔~ Kindle版原作コミック 唐々煙/曇天に笑う 1 曇天に笑う ロングポスターコレクション BOX 原作コミック 唐々煙/曇天に笑う 1 原作コミック 曇天に笑う コミック 全6巻完結セット 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
https://w.atwiki.jp/originalwitch/pages/242.html
Ixtab(イシュタム) 陵墓の魔女。その性質は安息。 思い出を縫い上げた黒衣を被った十字架の魔女。 だが十字架には名前以外何も彫られていない空っぽの生前。 死にたがりのこの魔女は抵抗することもなく、散った魂を 結界の楽園に連れて行き、永遠の安息を与える。 使い魔 Puch(プチ) 陵墓の魔女の手下。その役割は灯火。 燃え尽きた灰色の梟。使い魔の灯火は 魔女に捧げることもなく、惨めな魔女を 集団であざ笑い1人きりにする。 魔法少女時代 果 のぞみ(はて のぞみ)
https://w.atwiki.jp/pata3finn/pages/150.html
(おくびょうがみ)【Fear feaster】 フィンの海を恐怖する心が具現化した霊体。 ※注意※作品内容に関するネタバレ記述あり 海を恐れるフィンのヘソから出てきた。恐怖を克服しようとして失敗するたびにフィンをあざ笑った。のちに怖さと向き合う決心をつけたフィンにヘソへ戻された。(#08-B) イモムシキングの見せるフィンの夢に登場、フィンの恐怖の記憶が詰まっている“宝箱”を開けた。(#48-B) タグ:キャラクター・敵キャラクター
https://w.atwiki.jp/ova-v/pages/386.html
「ふぅ……」 かぶっていた専用のヘルメットをとり、髪留めを外して軽く頭を振ると、金の髪が広がる。 すん、と鼻を効かせても汗の匂いはしない―――当然。汗をかくほど苦戦するような任務ではなかったのだ。 これならいつ大佐の前に顔を出しても恥ずかしくはない。満足気に口の端に笑みを浮かべたルネは、しかし通路に立つ姿を見て苦々しげに顔を歪める。 「なんですのディナ。わたくし、今戻ってきたばかりなのですけど?」 「シスター、マザーが呼んでいます。5番機と共に3番実験場まで移動を」 「………」 ピクリ、とルネの眉が上がる。 ディナはそれを軽く視線をそちらへ向けた後、何事もなかったかのように視線を戻し。 「繰り返します。シスター、マザーが呼んで」 「わ、か、っ、て、ま、す、わ、よ!!」 言葉を途中で遮り、いらだちのまま壁を思い切り殴りながら叫ぶ。 ルネの全力を受けた壁は嫌な音を立てて拳型の穴をぽっかりと開けた。 「シスター、基地の破損をしないでください」 「うるさい! 行けばいいのでしょう行けば!」 怒鳴ると、踵を返し格納庫に置いてきた愛機、ノーブルロアーの方へと戻る。 と、後ろから足音。 「…なんでついてきますの?」 「通達後、わたしも移動するように言われました」 「…あ、そ。勝手になさいな」 「はい、シスター」 後ろからついてくる小さな足音に不機嫌そうに鼻を鳴らすと、格納庫に戻り愛機へと駆け寄る。 警告してくる整備員を横目で睨みつけて黙らせると、巨大なACを足元から僅かな取っ掛かりを頼りに駆け上る。 コクピットハッチに手をかけ簡単な操作で開かせると、その中へ飛び込んだ。 「さ、はやく案内なさい、ディナ」 「了解です、シスター」 「模擬戦?」 「そうヨ。貴女達の新しいオモチャのテストとして、ネ」 笑みを浮かべてにじり寄ってくるグレイス・ケイルから一歩距離を取りながら、ルネは不可解な顔をする。 「新しいって…わたくしはノーブル・ロアーから乗り換える気などあれませんわ」 「乗り換えじゃないわヨー。ウフフ…あたらしい、パーツ、ヨ。今取り付け作業中ね」 「………」 さらに近寄ってくるグレイスを蹴り倒してやりたいところだったが、これでもルネは今の力を与えてくれたグレイスにそれなりに感謝している。 この力があるからこそ大佐の側に居ることが出来、この力があるからこそ大佐の役に立つことが出来るから。 ―――あくまでそれなりに、なので本当に腹が立ったら容赦なく蹴り倒すが。 「で、なんですの? そんなに画期的なものが出来まして?」 「はい注目ー」 掲げた先、スクリーンに映し出されたACの図解を指し棒でこんこんと叩く。 そこには従来のACの隣、本来ハンガーである部分が何らかの装置によって肥大化したACの姿がある。 「今回AC解析の結果創りだされたものの1つ目、この武器腕」 「武器腕?」 「武器を腕の一部として予め組み込んであるのヨ。これまでタンクタイプ以外は支えを必要とした兵装を支えなしで――」 「ノーブルロアーは各部関節強化と反動制御で支えなしに撃ってますけど?」 「……………」 「……………」 「……………」 「腕に直接組み込んだことで支えなしで撃てるのヨ!」 「流しましたわね…」 ルネのジト目は華麗にスルー。 「それと今まではハンガーの装備に切り替える時、キャノン系の装備は破棄していたでショウ?」 「ええ、まあ」 「コレならば余剰スペースがあるから破棄せずに装備を切り替えられるのヨ!」 「…なるほど、確かにそれは便利かもしれませんわね」 これまでノーブル・ロアーがマルチプルパルスを使用する際、どんなに弾が残っていてもオートキャノンはパージしていた。 しかしそういうことならば、これからは無駄な――。 「とはいえ、腕武器装備の場合はハンガーユニットもオーバードウェポンも載せられないけどネ」 「ふざけてんですの!?」 怒号とともにグレイスの胸ぐらを思い切り掴みあげる。 「シスター、落ち着いて下さい」 「お、おおうギブよギブ」 「わたくしが大佐からお預かりしてるオーバードウェポンを外せと!? 馬鹿も休み休み言いなさいな!!」 「シスター」 ぐ、と力を込めた手をディナに抑えられると、ルネはしぶしぶ手を離す。 解放されたグレイスは軽く咳をして息を整えると服の胸元を正してから一度ルネから距離を取る。 「さ、最後まで聞いてほしいのヨ…」 「……へえ、言ってご覧なさい。納得出来ない場合は…わかってますわね?」 その言葉にグレイスはビッ、と親指を立ててサムズアップ。ルネのこめかみに青筋が立つ。 意にも介さず落ちた指し棒を拾い上げるとスクリーンを何度か叩いて表示を先に進める。 「じゃ、ドウター・ファイブに搭載する武器腕を説明するわヨ」 コン、とスクリーンを叩く音。 「ドウター・ファイブが搭載するのはレーザーキャノン格納式腕部。その名の通り変形すれば右腕にレーザーキャノンを装備することになるわけネ」 「…それで?」 「このレーザーキャノンはビッグダディに搭載されたオーバードウェポン<ヒュージキャノン>を参考にしてつくられてるのヨ?」 「!!!」 一瞬にしてルネの顔色が変わった。 「つまりこの装備はビッグダディの子供に当たるといっても過言でもないわけヨネ?」 「こ、子供………」 眼がキラキラと煌く。頬が上気する。手を胸の前で握りしめて。 そしてこの満面の笑顔である。 「どうしてもイヤというならしかたな…」 「ぜひ装備させていただきますわ!!」 「………シスター」 わずかに含まれた、非常に貴重なディナのどこか呆れたような吐息にも気がついた様子もなく、ルネは彷彿とした瞳でスクリーンに表示された新たな姿のドウター・ファイブを見つめている。 ぽう、と上記した頬ははたから見ればおそらく色っぽいのだろう。 その頭の中が今、妄想一色にさえなっていなければ。 「ああ……いやん、大佐とわたくしの子供だなんて…」 あっという間に脳内の妄想に尾ビレと背ヒレがついた。 ディナが肩を一度、二度と叩くが反応がない。 仕方なくディナはルネの肩を押すと、よいしょと端へ除けてグレイスの前へと立つ。 「……マザー、私の方は」 「ああ、ドウター・フォーは機体の直接カスタマイズと、それに合わせ武装の変更ヨ。仕様書はコレ」 「ふむ―――このシールドというのは?」 「手持の装甲板ヨ。状況に応じて使用して頂戴」 「了解しました。…………シスター、そろそろ」 未だに恍惚と妄想の世界にいるルネをゆさゆさと揺するとルネはハッとした顔で、あいたままの口から零れそうになったよだれを拭き取る。 そして不機嫌そうな顔になるとぼそりと一言。 「………あと少しでしたのに」 なにがだろう。 「…相変わらずだな、おまえたち」 隣室から聞こえた声にルネとディナが振り返るのと同時に、ドアが開く。 車椅子の車輪がきい、と軋む音と同時に、腰掛けたままで現れた少女は軽く手をあげて挨拶をする。 「…ニンバス」 「しばらくぶりだな二人共。息災そうで何よりだ」 「しばらくぶり…というか、どこいってましたの? 貴女が出撃しない分わたくし達に任務が回されていたのですけど?」 「すまないな、これに時間をとられていてね」 とニンバスが指した背後の室内をルネがひょいと覗き込む。 しばらく眺めた後、中を見てもわからなかったのか、眉間にしわが寄ったルネがニンバスの方を向く。 「…なんですの?」 「<UNAC>のカスタマイズ室だ。簡易カスタマイズするための行動チップの作成を頼まれてな。しばらく缶詰状態だった」 「ゆーなっく?」 疑問符を浮かべるルネに苦笑いをすると、ニンバスは手持の端末を操作して文字を表示する。 「<UNmanned ARMORED CORE>。通称<UNAC>…無人制御式ACだそうだ」 「そゆことヨ。これでバンガードの戦力も拡充できるってこと」 「私の手駒としても使えるしな。戦略に幅が広がるのだが…」 ちらりと見た露骨に不満そうなルネの表情に、思わずニンバスから苦笑が漏れる。 その苦笑いにルネの表情はさらに苦味を増す。 「…不服そうだな、ルネ?」 「所詮人形でしょう? 役に立ちますの?」 「役立たつのかどうか、それを今から試す、ということだ」 「それは…」 「私の作ったプログラムは手強いぞ?」 「…ああ、模擬戦ってそういう」 「そういうことヨ」 再びコン、という音に三人が振り向くと、グレイスがスクリーンを叩いて表示を変える。 表示されるのはドウター・スリー、ワイズマン。その下に3機分、ACのシルエットを表示する。 間にその横に<VS>の表示を置くと、同じようにドウター・フォー、ドウター・ファイブを表示して。 「ドウター・フォー、ドウター・ファイブの新装備テストと、UNACのテストを同時にやるわけだ」 「…なるほど。それにしても」 ルネはチームを組まされたディナに視線を向ける。 無表情のまま何事かと見返すディナの眼をしばらく見た後、フン、と鼻を鳴らして背を向ける。 「敵も味方もお人形ですわね」 「おい、ルネ―――」 「ネガティブ、シスター」 「……ディナ?」 ディナがぼそり、と発した言葉にニンバスは自分の言葉を止める。 だがルネは振り返るとあざ笑うように皮肉げな笑みを浮かべ。 「なにがですの? 同じ機械のようなお人形のくせに」 振り返ったその瞳をじっと見つめたままディナは言葉を続ける。 「ネガティブ。UNACは私と同類ではありません、シスター。UNACには意思がありません」 「………」 しばし呆気にとられたようにディナを見ていたルネは、再び背を向ける。 言葉を探すようなしばらくの沈黙の後、口を開くとその声色にはどこか喜びの色が聞いてとれる。 「………言うなら、行動で示して見せなさいな」 背を向けたままながらも、信頼を示すような一言にディナは一つ頷く。 「はい、シスター」 珍しく機嫌の良いまま去っていったルネと、それを追うディナの後ろ姿に、ニンバスは笑みを零す。 そして自らの機体へ向け車椅子を動かし、その横に並ぶUNAC達に眼を向ける。 「さて、姉としての威厳も見せねばならんな…協力してもらうぞ、お前たち」 「それじゃ三人とも。―――準備はいいわネ?」 「システム起動……DCS正常稼働。各UNACフォーミュラ・ブレイン異常無し。ドウタースリー、ワイズマン。並びにUNAC各機、出るぞ」 「ドウター・フォー、ファイナル・オデッセイ。準備完了。状況開始します」 「ドウター・ファイブ、ノーブル・ロアー! さあ…吼えますわ!!」 Top/Various Drive Next/02:Rの暗躍/狂鳥、羽撃く
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4762.html
578: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 52 22 憂鬱大陸化 朝鮮転移ネタ2 朝鮮無双其の2 レイテ島の都市部制圧と、日本軍の排除を持って韓国政府はこの世界の大日本帝国が史実の旧日本軍と そう変わらない軍備であると判断、目下の問題である燃料不足を解決する為に更なる戦域拡大を容認 する事となる。更に政府は人的資源の不足を懸念して、一部の協力的な在韓外国人の徴兵とサービス業等の 戦中は不要と判断された職種の人間を徴兵を実施し戦力を補充している。 レイテ陥落の10日後韓国軍は続けてインドネシア スマトラ島のパレンバンに前回のフィリピンと同じ 手法で上陸、攻撃を開始した。人員を増やし始めたばかりのインドネシア軍も韓国軍に対抗するため 九七式戦車を中心とする部隊をぶつけるも、対抗は不可能であった。 「クソ、57mmじゃダメだ!」 「嘆いてる暇が有るなら少しでも近づけ!後ろには市民も居るんだぞ!」 「奴等、見境なしか逃げてるのは如何見ても非武装の市民なんだぞ!」 「日本製に見えない戦闘ヘリに見慣れない戦車、おまけに言葉も通じないまるで宇宙人だ!」 「愚痴を言う暇が有るなら少しでも前へ行け!撃破は出来なくとも市民を守る盾位にはなれる!」 一部の部隊は少しでも相手の敵戦力の目を市民から逸らそうとするも、其れをあざ笑うかの様に韓国軍は 戦闘ヘリを増員、市民に向けても上空から次々に20mm機関砲を浴びせていく。 「碌な対空火器も無ければ、戦闘機も居ない楽な仕事だ」 「逃げているのは市民ではない、全て親日派だ!吹き飛ばしてかまわん」 「所詮70年も前の旧式だ、簡単すぎてあくびが出る」 韓国兵の言葉の通り、インドネシア軍のスマトラ守備を担って居た部隊は市民の盾になる形で壊滅、しかし、其の思いも 空しく戦闘ヘリからの機関砲掃射やミサイル攻撃によって多数の被害を出し、更に駐留した韓国軍によって更なる二次被害が 発生している。 日本の対応と本番の開始 「やってくれましたね・・・」 辻のその一言が示すように、会合に集まった夢幻会のメンバーは誰もが苦々しい表情をしていた。そんな中、嶋田は 南雲に対して、接触してきた史実アメリカ兵への対応を嶋田に尋ねていた。 「所で例の接触してきた在韓米軍はどうなっているんですか?」 「現在は海上保安庁から身柄を内地に移して陸軍監視の下情報収集中みたいですね、彼等の話だと転移してきた韓国は2016年のものだそうです。」 「今から70年以上先か・・・戦力は如何なんだ?其の手の事は俺よりお前達の方が把握してるだろ?」 「無茶を言うな、転生前は一般人だったんだぞ・・・一般に公開されてるレベルの話しか知らん、実際に其の時代の関係者だった 尋問中の彼等の方が俺達より把握してるだろ」 話の途中で加わってきた山本へ嶋田がそう返すと改めて全員へ向き直り、此れからの対応に付いての意見を取り始めた。 「それで、実際の所如何しますか?穏便に接触する前に彼等はルビコン川を渡ってしまった訳ですが」 「元の時代のやらかし振りを見るともう数ヶ月もすれば戦力がガタ落ちする気がしますがねえ・・・」 「そうは言うがな辻君、その数ヶ月の間にフィリピンやインドネシアをこれ以上荒らされれば被害が洒落に成らないぞ。それに 列強としての威信にも傷が付くそうなれば外交的なマイナスも考え泣ければ成らなくなる」 579: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 52 54 「それなら俺達海軍が動くのは如何だ?向こうからの資料や推測される戦力を見る限り連中は陸軍国家だ、海軍を先に潰せば 足の長い航空機か弾道弾の類でも使わない限り他の島への侵攻は出来なくなる。」 「しかし、対艦ミサイルは如何します?レーダー等の性能で言えば流石に向こうに分が有りますよ?」 「例の新戦術を使えば良いだろ?」 「あれも金が掛かり過ぎるんですがねえ・・・」 「それでも本番で外洋海軍に脱皮中の枢軸海軍に試すよりはマシだ」 「・・・まあ、最近は下手な兵器より動かす人間の値段の方が遥かに高くなってますからね、人死にを減らせるなら安いものですがね。」 会議が辻と山本の一騎打ちになり始めた所で、今度は東条が有る事を思い出して話し始めた。 「連中を孤立させるのは其れで良いだろうが、原発は如何する?記憶が正しければ韓国には20基以上の原発があった筈だ、下手に日干しに すれば経年劣化で洒落に成らない放射能が漏れ出すぞ」 「其処は陸軍を上陸させるしかないのでは?事前に芙蓉で爆撃すれば問題は無いと思いますが?」 「いや、芙蓉は不味い、地対空ミサイルが厄介だ」 「其処は芙蓉でなく先に三式弾頭弾でルソン辺りから攻撃を仕掛ければ良いだろ?」 「いっそ、高高度で核EMPを発生させれば・・・」 「まて、万が一影響が大きく出て発電所に影響が出れば、其れこそ元の木阿弥だ止めた方が良い」 その後、一通り出た意見を嶋田が纏め、改めて今後の方針をメンバーの前で提示した 「では、基本方針としては敵海軍撃滅後、三式弾頭弾による対地攻撃へと移りその後に芙蓉を使用する。此れで良いですか?」 「異議なーし」 こうして、方針を決定した各軍は動き出し、表向きは正体不明の武装集団の排除を行うべく動き出していく。 580: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 53 27 韓国の現状とレイテ沖海戦 日本が動き出そうとしている頃、韓国では早くも戦勝ムードで溢れていた。国民は口々に 「邪悪な日帝は我々に手も足も出ない」 「もう直ぐ日王が降伏宣言を出してくる」 「東南アジアは我々の様な偉大な民族の下、日帝から解放された」 等と言っているが、それを冷やかな目で見つめる人物も居た、其の人物は軍の将官ではあったが普段から親日派として見られており 今回の東南アジア開放作戦にも異論を唱えていた人物であった。 「いい気な物だな、まだ戦争は始ったばかりだぞ・・・此方はまだ日本の本土すら見る事ができていないのだからな」 「しかし、既にフィリピン、インドネシア等で日本軍と戦っていますが日本軍の戦力は我々の歴史とそう代わりの無いものです。気にしすぎでは?」 「其処が可笑しいと言うんだ。幾ら当時の日本が陸軍戦力が貧弱だったとは言え戦中には既に5式戦車までは開発していたんだ。其れが影も形も無いんだぞ それに、仮にアメリカらが此方の歴史と同じ兵器を開発しているのならM4やM26といった強力な戦車も存在したはずだ、ならば其れを打ち破れるだけの 戦車はあってしかるべきだろう?」 「では其の事を本部や政府へ・・・」 「もう伝えたがこう返されたよ『それは日本に対する過大評価であり、信じるに値しない』とな・・・」 「それは・・・」 「兎も角、日本との戦争は此れからが本番で有る可能性の方が大きい、いざと言う時の準備が必要だな。」 581: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 53 57 そう不安を語る将校であったがこの不安は後に的中する事となる。 一方で韓国軍無いでは傍受した日本軍の暗号から日本がレイテ奪還の為に艦隊を派遣する事を察知していた。 そして、其の情報は政府の一部からマスコミへと漏れ、国民にも知れ渡る事になるそうなれば当然、今まで連戦連勝であった国民は過熱し、一部の民衆は 青瓦台を取り囲む勢いで周辺まで詰め掛けていた。 「悪の枢軸、日帝を倒せ!」 「慰安婦を攫った悲劇の原因である大和を撃沈しろ!」 「日本海軍を打倒して、日本に負けを認めさせろ!」 「日帝からの謝罪と賠償を!」 相した過熱した民意の中、日本海軍討伐の為に軍をレイテ沖まで進めた韓国海軍だが、其の表情には慢心と言って良いほど、自信に満ち溢れていた。 当然といえば当然であるが、韓国海軍は想定していた日本海軍は史実の旧日本海軍であり時代遅れな戦艦や空母程度、最強の攻撃力を持つ世宗大王で沈めてみせる そう息巻いての出航であった為であるが、彼等を待ち構えていたのは総排水量14万tを越える規格外の戦艦であった。 「馬鹿な、なんだアレは・・・」 「あんな巨大艦が有るなんて聞いてないぞ!」 「落ち着け、大きくても戦艦だ此方の射程の方が・・・」 「敵戦艦及び周辺の護衛艦隊から多数の対艦ミサイルが発射されました!」 「ミサイルだと!?そんな馬鹿な話が・・・」 艦隊の混乱が収まりきらない中、日本艦隊から行われた対艦ミサイルによる飽和攻撃は韓国海軍の艦隊へ大打撃を与え、其の戦法が有効であることを 如実に示していた。しかし、一部の艦は他の艦が盾になり健在であった一部の艦からは反撃のミサイル攻撃が開始された。攻撃の多数は敷島へと殺到し複数が迎撃されるも 落し切れなかった一部が命中した。生き残った韓国海軍の兵士達は其れに対して喜びの声を上げるもその後に見えてきた光景は彼等を絶望させるには十分であった。 「馬鹿な、直撃の筈だぞ・・・」 「嘘だろ・・・」 「何で、何で沈まないんだよ!」 兵士達のその言葉が示す通り、爆煙が晴れて見えてきたのは所々から煙が上がって居る物の殆ど無傷といって良い敷島の姿だった。 その中では敷島の艦長が不適に笑っている。 「ふん、向こうのミサイルも可也の命中精度だな。システムが良いのか兵士の腕からは判断に困るところだが、残念だったな戦艦がこの程度で沈むか!」 「しかし、操舵や指揮所に直撃していたら危険だった事も事実です。後で報告するべきでは?」 「其処は私が後で海軍本部へと伝えておく、其れより当初の予定通り前進を開始するぞ他の艦にも連絡を入れろ」 其処から先は一方的と言っても過言ではない状況であった。先制攻撃と世宗大王級自慢の対艦ミサイルが効かない事に焦った韓国海軍は生き残った 艦を引き連れて撤退を図るも、ミサイルの被弾によって遅れた艦から1隻1隻敷島型や摩耶型の砲撃のよって沈められ、最後は別働隊として動いていた 大和率いる艦隊に補足され挟み撃ちに遭う形で壊滅している。この海戦によって韓国海軍は世宗大王級を含む駆逐艦6隻を失い、韓国海軍の作戦行動に 大きな支障が発生する事となる。 582: ナイ神父MK-2 :2016/08/10(水) 23 54 27 以上です。WIKIへの転載は自由です。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/383.html
ミクトラン(みくとらん) 概要 デスティニーに登場したキャラクター。 登場作品 + 目次 デスティニー(PS版) デスティニー(PS2版)ルーティのルール デスティニー2 レイズ デスティニー(PS版) 年齢:不詳 性別:男性 身長:200cm 体重:100kg 声優:置鮎龍太郎(PS版)/堀川りょう(ドラマCD) 使用ソーディアン:ベルセリオス 天地戦争時代に天上軍を指揮した空中都市群の支配者。自称「天上王」。 稀代の天才科学者にして剣の達人。 かつての天地戦争ではソーディアンマスター6人相手でも互角以上の戦いを繰り広げた。 カーレル・ベルセリオスの捨て身の攻撃により死亡したとされている。 + ネタバレ ヒューゴを陰で操っていた黒幕であり、本作のラストボス。 1000年前の天地戦争で死亡するも、死の間際に人格をベルセリオスのコアクリスタルに投射することで精神のみ生きながらえており、再び「天上王」として君臨すべく暗躍していた。 レンズ技術の発明者であり、1000年前の空中都市計画発案者でもある。 卓越した頭脳で計画を成功させ人類を救うかに見えたが、翻意して(あるいは当初からそのつもりで)自らが認めた人間のみを天上人とし、特権を与える事で彼らを支配した。 それ以外の民衆は荒廃した地上に放置し、圧政と弾圧を加えた事が天地戦争の引き金となった。 ただし天上王になった経緯は媒体によってバラつきがあり、中には当初地上軍に所属していたとするものもある。 その本性は独善的かつ高慢な利己主義者であり、強烈な選民思想の持ち主。 作中では地上人の命で天上人を蘇生しようとするが、その理由すら「治めるべき民のいない王など滑稽」という自分勝手なもの。 なおベルセリオスに人格を投射した際、同じく世界を手に入れようと企んでいたベルセリオスの精神と結びついたとの裏設定がある。 (単に手を組んだ事の比喩なのか、文字通り精神が融合したのかは不明。作中でベルセリオスが会話するシーンはあるが、ミクトランがベルセリオスのフリをしていた可能性もある) 戦後ソーディアン・ベルセリオスとしてカルバレイスに封印されるが、1000年の時を経て考古学者のヒューゴにより発掘される。 眠りから目覚めたミクトランはヒューゴの精神に干渉し、やがて完全な操り人形とすることに成功する。 このため、本作におけるヒューゴの悪行はほぼミクトランによるものといえる。 オベロン社が数年で大企業になったのも、現代で失われたレンズ技術をミクトランの知識で再興させたため。 世界各地にオベロン社の支部を設立し地上軍に封印された神の眼を捜索していたが、グレバムの乱によって神の眼の所在が明らかになるとリオンやスタンたちを利用しこれを奪還。 ダリルシェイドに封印させた神の眼を奪い、空中都市群の復活に成功する。 その後ベルクラントに侵入してヒューゴを倒したスタン達に正体を明かし、遂に完全復活を果たす。 第二形態に進化したベルセリオスの力でスタン達を一蹴し、外殻大地が完成した事で用済みとなったベルクラント共々スタン達を地上に放棄した。 更に新しく開発したエネルギーアブソーバーで地上の反抗を封じつつ天上人復活のエネルギーを吸い上げていたが、ラディスロウ(リトラー)を犠牲にダイクロフトへ乗り込んだスタン達と再度対峙。 余興としてリオンの屍を操りスタン達と戦わせ、次いで自ら剣を取るも同じ第二形態のソーディアンを手に入れたスタン達に敗れる。 それでも余裕を崩さず神の眼の力を自身に照射し、醜悪な怪物「NEOミクトラン」に変貌し決戦を挑むも敗北。 最期のあがきとして外殻大地を崩落させ、地上に甚大な被害をもたらしながら死亡した。 なお後の作品と異なり1000年前にもNEOミクトランとなっていた事を明言している。 またNEOミクトランの先端部には小さく人間の顔が残っている(小さいがドット絵でも再現されている)が、他作品では再現されていない。 ▲ デスティニー(PS2版) 年齢:不詳 性別:男性 身長:200cm 体重:100kg 声優:堀川りょう 使用ソーディアン:ベルセリオス 天地戦争時代に天上軍を指揮した空中都市群の支配者。自称「天上王」。 稀代の天才科学者にして剣の達人。 かつての天地戦争ではソーディアンマスター6人相手でも互角以上の戦いを繰り広げた。 カーレル・ベルセリオスの捨て身の攻撃により死亡したとされている。 + ネタバレ PS版同様、作中の事件の黒幕でありラストボス。 髪型が変更され、長髪から三つ編みになった。 大まかな行動はPS版と同じだが、デスティニー2との整合性などから一部設定が変更されている。 特にハロルドの設定が大きく変更されたため、ソーディアン・ベルセリオスは天地戦争でコアクリスタルが欠損し、ハロルドの人格が消失した上でミクトランの人格に上書きされた事になった。 ただしハロルドの記憶か知識は残されていたようで、それを活用したと取れる発言もある。(レイズによれば彼女の知識と頭脳を利用していたとのこと) またPS版の「グレバムの乱」はミクトランの予期せぬ出来事だったが、本作では神の眼をアタモニ神団が隠匿している事を突き止めたヒューゴ(ミクトラン)がグレバムを焚き付けて起こした事に変更されている。 これにより神の眼を移動させ奪いやすくするだけでなく、空中都市の存在を吹き込み泳がせる事でグレバムに世界中の海底に点在する空中都市に復活の下準備をさせる事に成功している。 このため本作におけるグレバムはミクトランの手で踊らされた一人となっており、同時に彼こそが作中のほぼ全ての悲劇の黒幕となっている。 なお本作ではヒューゴの肉体を依代として復活しており、ベルクラントでスタン達を一蹴した後とどめを刺そうとするが、肉体に残ったヒューゴの残留思念に阻まれ、ミクトランの意思に反してベルクラントを切り離しスタン達を逃すというシナリオに変更されている。 ダイクロフトでリオンを生きる屍として操るシーンは削除されたが、その分ヒューゴの家族愛をあざ笑うなど外道さに磨きがかかっている。 PS版ではソーディアンを非人道的と揶揄していたが、本作では天上軍もソーディアンの研究・開発に着手していた事が明言されている。また過去作では殺風景だった外殻大地の緑化に成功しており、天上国家の再誕が間近だった事が示唆されている。 ダイクロフトで敗れた際やはり神の眼の力を自身に照射するが、今作ではNEOミクトランではなく両手がベルセリオスに変形した異形の戦士「ミクトラン・イグゼシブ」となる。またD2での描写に合わせ、今回が初めての変態となった。 なお最終決戦でスタンの斬空天翔剣により消滅したため、最期のあがきはしなくなった(できなくなった)。 ▲ ルーティのルール ヒューゴにベルセリオスを通じて憑依していた黒幕。本書ではアトワイトの父親という設定になっている。 1000年前の天地戦争時代に6人の部下を率いて彗星の衝突現場からレンズを発見し、その力で空中都市計画を実行。ダイクロフトを浮上させるが、元が学者だったということもあり政治には疎く、空中都市の運営は自分に取り入って来た代行者に全てを任せていた。 結果、代行者が独裁政治を行い地上の民の多くを見殺し、地上側から反発の声が上がる。 救済策を打ち出したにも関わらず、反発する地上の民に怒りを覚え次々と新たな空中都市の設計、飛行竜・生体兵器の開発、レンズに人格を宿す技術を開発するが人々にはそれら全てが恐怖の技術と捉えられてしまった。 こうして地上と完全に敵対し、天地戦争が始まった時点で6人の部下もミクトランから離れることとなった。 この6人が後のソーディアンマスターという設定になっており、アトワイトはミクトランと娘というオリジナル展開になっている。 ▲ デスティニー2 声優:堀川りょう 知識、統率力と優れた力を持って地上軍の高い地位に籍をおいていた。 しかし、自分の野心のために新たな神となろうとして、 クーデターを起こし、空中都市の全機能を掌握した。 そして、ベルクラントによる地上の無差別攻撃を開始し、地上の人々を奴隷のように扱った。 やがて自ら天上王と名乗ったが、地上軍との戦いでカーレルに討たれることとなる。 後の神の眼を巡る戦いの首謀者だが、スタン一行以外には知られていない。 + ネタバレ 元は地上軍だったが、情報やらを手土産に天上に寝返った。 空中都市開発メンバーに加わってベルクラントの兵器転用を提案。 開発チーム重鎮に取り入って発言力を強めた後天上を「天上軍」と命名、 クーデターを起こして天上王を名乗って支配者になった。 その独善的かつ傲慢不遜な性格から、彼に従ってはいても忠誠心はゼロに近かったようだ。 ▲ レイズ + ネタバレ イベント「天上の暴君」にて登場。 具現化された後、ティルナノーグに関する情報を徹底的に収集。 鏡士を利用し今度こそ天上王のための楽園を築くべく「選ばれし者を天上に導く」事を教義とする教団を作り、密かに勢力を拡大させていた。 やがて準備を整えるとヒューゴの名を騙り、ソーディアンマスター達が教団の調査に来るよう仕向け、思惑通り調査に来たリオン達を罠に嵌める。 ここで正体を現しベルセリオスの力で一行を一網打尽にしようとするが、バルバトスの乱入により逆に負傷してしまう。 しかし教団は囮に過ぎず、密かに建造した飛空艇によりイクス達の本拠である浮遊島への侵攻を企図。スタン達もケリュケイオンを借りて飛空艇に追いつくが、それすら計算ずくで初めからケリュケイオンを奪い浮遊島へ向かうつもりであった。 飛空艇にてスタン達と死闘を繰り広げるが、スタンの斬空天翔剣を受け敗北。 神の眼によるパワーアップもできず、最後は馬鹿にしていたリオンに情けなく「父親の肉体」である事を盾に命乞いするが、リオンの魔神剣・刹牙によって死亡。ソーディアン・ベルセリオスも破壊された。 イベント内で死亡したため、仲間にはならずあくまでプレイアブル化扱いとなっている。 なお生前具現化された神の眼に自身の人格をコピーしようとしたが失敗していた。 イベント「天地災来 漆黒のソーディアン」では、この時の情報を元に人格こそ不完全ながら神の眼のエネルギーで能力を再現された偽ミクトランが登場する。 ▲
https://w.atwiki.jp/megeruna/pages/12.html
イスエル家 <対魔忍?>「やらない夫・イスエル」 超忍クラス所属の退魔四家に数えられる名家イスエル家の子息 と聞こえはいいが本来は下級レベルの実力、母親の過激な強権で(ザ・モンスターペアレント)下級から「超忍」クラスへ無理やり編入された 現在進行形で問題だらけの肉体&問題ばかりの学園&問題しかない母親どもの善意ストリームアタックに、真実を知れば知るほど押し寄せる絶望の荒波から断崖絶壁地獄に突き落とされている 最近は24時間監視する代理母&英雄にさせようとする夢魔母が現れ絶賛困惑中 育ての義理の母親であるアムイスエルには、恐怖はあるが恨みこそはないという複雑な心境を抱える 基本的に素直な気質で悪く言えば周囲に流されやすい面はあるが、他者の不幸やあざ笑うことを好まず、時には反論する 不幸な状況にも理性的に受け止めるなど精神力も高い ニンジャソウルが封印されていた魔導書 <魔導書・闇属性>「悪魔神バロム・ニンジャ」 所有する魔導書の一つ、人を食ったような人格で闇属性やら振る舞い的には不気味に感じる・・はずなのだが、 ただの案山子ですな相方とか他の登場人物が悉くアレかつ希望がないパンドラの箱のように主の環境が巡るめく最悪過ぎて、比較的まともなあたり憂鬱や気苦労を絶えない術や妨害方面を担当し、実質主人公の抱える苦悩を分かち合えるご意見番である 闇属性なのに希望の光とはなんぞや <魔導書・光属性>「精霊王アルカディアス・ニンジャ」 所有する魔導書の一つ、尊大で裏表はないが感情の起伏が激しく怒りっぽい 光じゃなくて炎属性の間違いでは? 一応は主の境遇に同情しているため、修行に協力してくれるが指導力はサンシタ級。敵は全部カラテで倒せばいいとのたまうなど、現在は古本の置き物に近い体術方面を担当役割?んなもん俺が知りたい <?・闇属性>「アム・イスエル」 退魔四家の一つイスエル家の現当主でない夫の母親、思慮深く狡猾で不敵な笑みの裏では他者がどうなろうが、如何なる犠牲者がでようが、気にも留めない冷血な差別主義者。 が、他者を平等に格下と見ても【人類の守護者という立場は何があろうと崩さない】点では、外野であれば排斥まで行う源家や神裂家とは異なる。ある意味誰よりも公平な人物 唯一例外である息子を心から溺愛し、息子のためならば本人が反対しても犠牲者が出ても最高級を用意し、苛烈な環境こそ息子は必ず生還しその上の高みへと(エボリューション)進化すると妄信する。 経営者及び実力者としてもすさまじく、特にその妖艶な肢体には莫大なチャクラ量を秘めており、他の三家を合わせたチャクラ量を持ってしても半分にすら届かないほど しかし、情報が集まるたび超忍クラスの編入以外では特権は愚か人員の使い捨てとされる学園の改革を推進しており、退魔忍もまた守護の範疇と認識、噂される人物像とは食い違う部分が見え隠れしているが・・? <?・火・水属性>「有馬貴将」 イスエル家の婿でありやらない夫の父親、怜悧かつ淡々とした表情を崩さないが確かな親情と思いやりある人間性をもつ人物 それゆえに目的のためには他者の犠牲も厭わない妻アムとは別居しているが、その前から息子の情報は出生や身籠りの情報何一つも知らされいない が、マーリンの手によって人形のように操られていたのが判明、妻との決別も含めて無意識に思考誘導や情報のシャットアウトをされていた可能性が高い 実は元一般人であり巻き込まれる形で幾たび魔族と交戦して生き残った、その結果優秀な実力者の男性の種(ザ・グラティエーター)だけを目当てに、当時のイスエル家に目を付けられた 実家から売り払われる形で一時期優秀な種馬として性奴隷のように扱われた末、妻と結婚させられたが誰が息子の実母なのかは不明とのこと 女運と生き地獄的凶運は間違いなく父親である 葛葉家 <ソウル使い・光属性>「葛葉ライドウ」 当代のライドウにして歴代最弱を自認する少女(ハクノ) 比較的突出した才はないが弱点もなく、相棒として先代から継承したニンジャソウルアルテラを連れる ある者が兄と判明し、本来のライドウの名を与えるという母親の宣言で心が折れるも、実の妹を庇いつつ実母と対立したある者を最終的に友人と認め依存することに、戦意は挫かれている 先代から継承したニンジャソウル <ソウル・光属性?>「アレス・ニンジャ」 観察眼が鋭い当代ライドウの相棒、他者を蔑むことはなく堂々と物事を明確に伝え、凛々しい振る舞いから隙を見せない 先代から行動を縛られている身であるため、現在は本人の意思と関係なく先代ライドウに主導権を奪われている状態 <ソウル使い・?>「先代ライドウ」 当代ライドウの母親であり先代ライドウ(わたし)、ライドウの名を後代に継がせたとはいえ、いまだ現役であり退魔四家の当主の一人にして実力は本物とされる 一時の繋ぎとしてライドウの名を娘に名乗らせたに過ぎず、来たるべき日に備えて事実をひた隠し奪われた息子を秘密理に任務や日常の中で24時間監視していた 事も無げに任務がある以上たった24時間程度しかできなかったと主張する、ライドウを考えると並列思考と千里眼と底なしの体力が両立してもありえるのが酷い () 神裂家 <ナイトブレイザー・火・光属性>「アナスタシア・神裂」(紛らわしいのでAAの名前で対応) 神裂家当主の息子であったが目的のために女性にさせられた親友の一人 感情豊かで言動は荒いがはっきり言うだけで悪意はない。 即決であるが結構抜けており、致命的な内容でもそれに気付く頃には後の祭りな時もある要領と機転が良くなった第二のアルカディアス 肉体的才能はトップクラスで剣術を主体とする戦闘能力は高い頭退魔忍に似てるのは禁句じゃ <?・光属性>「アルトリア・神裂」 神裂家の冷淡さと高貴さを感じさせる女性当主、還り名「アルトリア・アンジュー」。冷めた表情で平然と目的のためには息子ですら躊躇なく手段に使う冷酷な統治者であり、 過去に失敗こそしたがない夫を女性へと変えようと画策した、ある事件の首謀者でもある 源家 <?・?>「源清姫」 超忍クラス所属の源家本家の子女。比較的まともな思考の持ち主で芯が強く、源家当主である母親の極度な過激さに反発して家を出ており、学園の在籍の地位も実力で手にした。希少な魔眼保持者であり、見た者を燃やし尽くす危険性の高い異能であるが完全なる制御をものにしている魔族キアラの間接的被害を受けた一人で、ない夫たちによって救出されたが調教された肉体の後遺症を患い悩ましている 対魔忍を育成する教育機関「五車学園」所属 下忍 <陰陽騎士・闇属性>「エール・モフス」 下忍クラス所属の親友の一人 いつも頭を抱えている主人公を見て楽しむのが趣味と公言、快活で友情や信頼を大事にする性格 魔族と堕ちた陰陽騎士という(デーモンコマンド混じり)アレな家系なせいか、実情表社会地位は無いに等しい そんな訳ありの産まれから厭世的視野がもたげるのか比較的力の渇望や名声の執着が薄い、悪く言えば惰性気味 家庭環境は全体的言えば崩壊まではいかないが冷めており、物理的にはホームレスであることが発覚 ない夫の伝手で教会に住処を移した <白騎士・火・光・闇>「紲星あかり」 ある事件で力を失いTSしてしまった親友の一人 仲間思いであるが彼女の裏切り、都の企みから一時期無気力状態であった が、対となる宿敵闇騎士との衝突から踏ん切りがつき、承知の上でない夫を支えず対外的負担を押し付けていたことを謝罪、現在は奮起している 実力こそ落ちているが天才肌であり、女性になった後も体の最善の動かし方を、その場で構築させる特質からブランクをものともしない <?・?>「都・?」 下忍クラス所属の親友の一人 どこか育ちが良く計画的で、親友のあかりを守るため鍛錬を重ねて上級任務をこなせるぐらいには実力を取り戻すなど努力家でもあるあるのだが・・ある友人曰くメンタルが快楽に弱いわけではないが、友人含めて他者を見下し自分より可哀想な子見て興奮する特殊な趣向をもっているらしく継星あかりに恋愛感情を抱いている ある事件では実力を上回るあかりに意図的に弱体化する異能をぶつける形で蹴落とし、結果的に奇襲してきた敵対者にもろとも捕まる形で実の友人に明確な裏切りを行った 教員 <陰陽騎士>「エレナ」 超忍クラスへ編入された頃に気にかけてくれた心優しき教師 ジツ及びチャクラの専門家一時魔族の淫魔に敗北し捕縛された過去があり生還後も調教による肉体改造の後遺症を持つ上述から信用にも尾が引き教職の中では発言力が低く【授業を受け持つ事すら許可されてない】 <?・?>「九鬼耀鋼」 学園の反乱がおきた際、焦らずエレナ先生と共に隠しアジトに潜伏していた教師。ぶっきらぼうだが面倒見のよい、いわば頼れる大人 近接戦闘を担当とし自身も鍛えた末に人間を免脱した人類の中でも最強角に並ぶ御仁。 戦闘力を誇る鬼族と定期的に渡り合い、魔族の大物キサラを50回以上交戦してすべて勝利している。 <?・?>「胡蝶しのぶ」 学園の反乱がおきた際、状況を打破する時が来るまで傷付きながらも精神力で洗脳を意思で抗っていた人物。非常に物知りで知識と情報を豊富に仕入れているという 属性の概要 + ... ┌─────────────────────────────────────────────┐│ ││火属性:好戦かつ破壊的で自由を好む。基本的に知性は低く本能、感情のままに動きがち。 ││ 仲間意識が高い。 ││ ││水属性:知性が高く、利己的で滑稽な者が多い。感情をコントロールする術を持ち、孤立を好む。 ││ その代わり、自らの計略外の事には対応が追い付かない事が多い。 ││ ││自然属性:仲間意識が非常に高く、生命を重んじる心穏やかで善良な者が多い。 ││ 知性はまばらだが、ルールを守らない悪辣な事に対して忌避感を持ちやすい。 ││ ││光属性:秩序を何よりも重んじる性質で、秩序を乱す他者を徹底的に排除する。 ││ 精神の重要性を理解し、法を守り、世界との調和を目指す為、火属性及び闇属性とは相性が悪い。..││ また、堕ちてしまいやすい不安定な属性。 ││ ││闇属性:究極的な個人主義で勝利のためにはいかなる犠牲も惜しまない者が多い。 ││ 如何なる手段を用いようとも心を傷めず、遂行出来、生命の重さを軽んじている。 .││ │└─────────────────────────────────────────────┘噂では複数の属性もあるようだが・・
https://w.atwiki.jp/darakuhime/pages/207.html
前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/スーパーヒロイン系・総合スレ 題 機電神ブラフマー1 作者 109(ID ya9yGCg5) 取得元 スーパーヒロイン系・総合スレ,http //pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1071976937/ 取得日 2007年11月04日 タグ cb rb 巨大ロボ 概要&あらすじ 機電神ブラフマー1は、二正面作戦ため敗れてしまう。 ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。 109 :102:04/01/05 01 56 ID ya9yGCg5 というわけでオレネタ。 オリジナリティ無いとかそういうのはご勘弁を。 『機電神ブラフマー1』 ブラフマー1(α);六郷 茜(ろくごう・あかね) ブラフマー1(β);弘明寺 葵(ぐみょうじ・あおい) アスラ軍団幹部・ヴリトラ 洗脳スパイ・大岡浅黄(おおおか・あさぎ) 研究所長・花月 菫(かげつ・すみれ) (ここまでのあらすじ) 地球に飛来した謎の隕石から発見された3つの光玉。 研究の結果、それは知的生命の意思をエネルギーに変換する装置であると分かり、『カルマドライブ』と名づけられた。 折しも同じころ、『アスラ軍団』と名乗る一団が全世界に対し戦線を布告。メカスレイブと呼ばれる攻撃兵器群の圧倒的な力の前に人類はギリギリの戦いを強いられていた。 そして彼らは使いようによっては無限の力を行使できるカルマドライブを狙い、研究所の置かれている日本を攻撃し始める。 対して研究所ではこれまでの研究成果を応用し、カルマドライブを動力源とする迎撃用ロボット兵器『ブラフマー1(α・β)』を建造、残るひとつを研究所の防御システムに組み込んだ。 しかしブラフマー1を制御しきれるパイロットは現在のところたったふたりの女戦士だけ。 はたして反撃のラッパは高らかに鳴り響くか?それとも敗北し絶望のエンディングを迎えるのか? 「二正面作戦」 (前回のあらすじ) 攻防一体のブラフマー1と研究所。 どちらかを完膚なきまでに戦闘不能にしても残るひとつの力が発動し、これまでのメカスレイブはすべて撃退されてきた。 しかしある作戦時、大停電によって研究所の制御部が一時ダウンしたとき、戦闘不能に陥ったブラフマー1も本当に何もできなくなっていたことを、アスラ軍団の支配者ヴリトラは見抜いていた。 すなわち、三つのカルマドライブ(なかんずく研究所のもの)をすべて同時に落とせば、彼ら最大の敵は排除できるのだ。 そこでヴリトラは一計を案じる。 洗脳したスパイを潜り込ませ、戦闘中に研究所のカルマドライブを停止させる。そのため事前に「奴隷収容所作戦」を実行、わざとブラフマー1に救出させた。 かくして準備は整い、後は本作戦を決行するのみとなった…。 110 :機電神ブラフマー1:04/01/05 01 58 ID ya9yGCg5 「緊急事態発生!オクトパス級メカスレイブ3機出現、ブラフマーチームは戦闘態勢に入ってください」 けたたましく鳴るアラート音。 研究所内はにわかに緊張感に包まれ、白衣に身をまとったスタッフはそれぞれ所定のコンソールに向かう。 『α号・茜、スタインバイOK』 『β号・葵、準備整いました』 「状況はブリーフィングのとおりよ。頼むわ」 『了解!!』 ふたり同時に答えると同時に、巨人像を拘束していたクレーンが音を立ててはずれ、直後、カタパルトによって打ち出される。 赤と青、ふたつの女神像。ブラフマー1と名づけられた、地球最強の兵器にして最後の防衛ラインだ。 これまで何度も繰り返してきた出動シークエンスではある。 しかし戦いへの恐怖と緊張、そして高揚感はいつでもはじめてのように感じる。茜も葵も、サブモニター越しに互いの表情を確認し、うなずきあう。 「…でも変ね。アスラ軍団がこうも単調な攻撃を仕掛けてくるなんて…」 戦場に向けて飛び立った女神たちを見ながら、誰にも気づかれぬ小声で、花月博士がつぶやいた。 齢三十でカルマドライブ研究の、そして地球防衛の責任者になった者の、あるいは第六感なのだろうか? そんなものじゃない、これは理由ある疑問だと、頭を振りながら不安げに彼女は飛行機雲だけが残る空を見つめていた。 111 :機電神ブラフマー1:04/01/05 02 01 ID ya9yGCg5 同じころ。 基地内・カルマドライブ制御室の奥まった一角では、ふたりの女性が揉みあっていた。 「や、やめなさい大岡さん!離さないとどうなるか分かってるの!?」 「どうなるんですか?フフフ」 両手を後ろ手にガッチリ締め上げながら、大岡と呼ばれた女は不敵に微笑む。 「次の定例会で、あなたを配置転換するよう言うわ」 「それは残念。だって、次なんてもう無いもの」 唇の端を邪悪に吊り上げる大岡。片方の手の上には、小さく黒い物体が握られていた。 彼女はそれを素早く、相手の首筋に打ち込む。 「一体なにを…あ、ああっ…」 崩れ落ちる女性。それを冷ややかに、やや楽しそうな表情で見下ろす大岡。 「これであなたもヴリトラ様の下僕。さあ、立ちなさい」 その言葉を合図に、倒れたはずの女性が背中から糸で引かれたように立ち上がる。 顔を上げると、その額にはアスラ軍団の紋章、女陰と鉤爪の合わさったものが黒く刻み込まれていた。 相対する大岡の額にも同じ紋様が浮かび上がっている。 「アナタに命令よ。アタシのロッカーにあるエナジーキャンセラーを制御室に設置しなさい」 「ハ…イ。わたしは、エナジー…キャンセラ…ーを、設置します」 「人手が足りないようなら、これを他の職員に取りつけて、手伝わせなさい」 女の手に、先ほどの黒い物体…蜘蛛の形をしたアスラ軍団の催眠ユニットが握られる。 「ハ…イ。これを、他の職員に…とり、つけます」 「よろしい。ではさっそく行きなさい」 腕を振り上げ、行動を促す。 「ハ…イ」 フラフラと頼りなさそうな足取りで、女性は歩きだし、制御室から出ていった。 それを確かめ、また笑みを浮かべる大岡。 その瞳は、これから起きるであろう事態への淫らな期待に潤んでいた。 「ンフフ、あと数時間もすればココもヴリトラ様の淫宮になるのね…。ああん、もう待てないわぁっ」 白衣の前をはだける。その下には何も着けていない。 正確には、陰部にペニスバンド様のモノをつけ、胸の双丘には額と同様、淫らな紋章が刻み込まれ、首には大型犬に使うような黒く太い首輪が巻きついていた。 112 :機電神ブラフマー1:04/01/05 02 03 ID ya9yGCg5 破壊された都市で対峙するメカスレイブとブラフマー1。 いつものように先攻せず、触手をゆらめかせているだけのメカスレイブたちの不気味さに、コクピット内のパイロットふたりは焦りを感じていた。 「このエロタコ、どういうつもりだ…」 「いつでも勝てる、とでも言いたそうですね」 強気な言葉を出しているつもりでも、怖れが徐々に高まってくる。茜も葵もそれを充分に感じていた。 触手のいやらしい動きを止めず、本体もフラフラと浮遊するかのごとく動く敵は立ち位置を定めない。 ジリ、ジリ。 後ずさりするブラフマー1。間合いは変わらないが、戦場は少しずつ移動している。 互いに睨みあったまま、数分後。 「ええい、このままじゃどうにもならない。行くよ葵!」 「了解です。いざ!」 決意を言葉に出すと、そのまま敢然と正面に向けて走り出す。 ロボットという言葉からは想像もつかない軽やかな動きで肉薄、メカスレイブの眼前で予備動作なしで垂直に飛び上がる。 これまで多くの敵を屠ってきた必殺のアクションだ。 「グラビティ・シュート!」 高空から位置エネルギーとカルマドライブによって発せられたプラズマ火球を叩きつける、強烈な飛び蹴りが決まった …はずだったが、 「な、そんな?」 三体のメカスレイブはついに立ち位置を固定、その触手を交差させバリアを作り出していた。 ドウゥゥゥンッ!! はじき返される火球、ブラフマー1本体もその光の壁に阻まれ、あえなく背中から落下する。 「アウッ…んっ!!」 「ヒッ!!」 情けない声をあげるふたり。 カルマドライブ制御の副作用としてパイロットにフィードバックされるロボット本体の衝撃、すなわち痛みが全身を鋭く貫く。 バリアを解除したメカスレイブが、動けないふたりにゆるゆるとにじり寄ってくる。 その緩慢な動作は傍目から見ても嫌悪感を催すに充分だ。 「ンクッ…や、やるしかないよね」 「当然です、茜さん!」 「こういうとき、葵が一緒だといいね。いくよ!」 「了解!」 113 :機電神ブラフマー1:04/01/05 02 07 ID ya9yGCg5 力を取り戻し立ち上がるふたり。両腕を互いに組み合わせ、顔を正面に向ける。 「ヴェーダ・コンビネーション!」 腕の間に、先ほどより強力な青白いプラズマが形成される。 その力の反動に耐えるかのごとく大地を踏みしめる四本の足。無表情なはずのロボットの顔にも気合と緊張とが見えるかと思うほどだ。 その殺気を意に介さずにじり寄るメカスレイブ。 いっぽ、また一歩と近づく間合い。 「ブラフマー・ファイヤー!」 組み合った両腕が振りかぶられ、プラズマは極太のレーザーとなって撃ち出される。 過去2回だけ使われた彼女ら最大の技であるが、反面、これを使った後は2時間の間、完全に戦闘不能になっていた。 最後の切り札である。 大地をつんざく轟音、そして光。 その果てに、消滅していくメカスレイブの姿が一体、二体…。 「…な?」 消滅したのは二体。それでは残る一体はどこに? 「茜さん、うしろ…キャアッ!」 葵の勘が察知するよりわずかに早く、α号の背中に鈍い衝撃が走る。 β号の視界には、相方を人質にするかのような体勢で触手を揺らめかせるメカスレイブの姿が映っていた。 「なんでそこに?」 「さっきまでのノロさはウソだったって言うのか!」 すでに戦闘に使う力を出しきり動けないふたりをあざ笑うかのようにぬらぬらとした表面を見せつける敵。 呆然とする葵、β号の背中にも嫌悪感を催す感触が加えられる。 「ヒッ…なにこれ…?」 「葵!ち、ちくしょう!」 α号の背後から伸びたメカスレイブの触手が、β号の背後から彼女の体に巻きついていた。 その粘液質な表面を光らせながら、まるで生身の人間を愛撫するかのごとく、脇腹から胸、肩へ、そして太腿から陰部へと。 次々と新しい触手が肢体に伸ばされていく。 ズルリ。ズルリ。ゆっくりと、しかし本数を増やしつつ機体の表面をまさぐっていく触手が、巨人の表面を濡らし、汚していく。 元々はアジテーションの意味もあって鮮やかに塗られていた体が、粘液によって濁っていく。 前ページ次ページNameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/スーパーヒロイン系・総合スレ Counter today - ,yesterday - ,summary - . Page created 2007-11-04,last updated 2007-11-10 22 21 14 (Sat),and copyright by 堕落姫乃眸.