約 106,094 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3127.html
ケタケタケタケタケタケタケタ 潰しても潰しても、一寸婆の数が減る様子はない ヘンリエッタが、小さく舌打ちする 「…っ召喚主本体を叩かん事には、どうにもならん……えぇい、どこにおるのじゃ、あの小童は!?」 っだん!と己に群がろうとしていた一寸婆達を踏み潰し、叫ぶヘンリエッタ …それに、答えるように 「っきゃっははははははははははは!!!」 無邪気な、無邪気な 子供の笑い声が、廊下中に響き渡った 「呼んだ?ねぇ、僕を呼んだ?お嬢様?」 「……!」 それは、階段の上 ヘンリエッタ達がいる位置から一番近い階段…屋上へと向かうその階段の上に、いた H-No.3 少年の姿をした彼は、黒いスーツの上にぶかぶかの白衣をまとった服装で、無邪気に笑ってヘンリエッタ達を見下ろしている 彼のいる位置へ繋がる階段は…全ての段が、一寸婆によって埋め尽くされている……登ろうとしては、ただではすむまい 恐らくは、一寸婆によって、切り刻まれ尽くす 「ん~、門条 祐樹だけは殺さず確保したいんだけど……あ~、ククージィが邪魔してるなぁ。G-No.1も。もう、面倒臭いなぁ」 子供っぽく、そう呟くH-No.3 恐らく、自身が召喚した一寸婆の視界を通して、状況を把握しているのだろう と、なると…この階全て、どこに逃げても、逃れる事は、不可能 「貴様…っハンニバルに命令されたか?!」 「ん~ん、違うよ。でもさ、待機してるだけなんて、つまんないもん。僕だって、邪魔者をぶっ殺したいからね」 怒気のこもったヘンリエッタの叫びに、H-No.3は平然と答えた 無邪気に無邪気に、笑い続けている 「あっはは、僕を殺したいって顔してるねぇ?お嬢様。でもさ、無理だよ、無理。お嬢様、遠距離攻撃手段もってないでしょ?それに、飛んできても無駄無駄。一寸婆の攻撃範囲からは、逃れられないよ」 ざわざわと、増え続ける一寸婆 会話しながら、ヘンリエッタはそれを潰し続ける 「まぁ、昔のお嬢様だったら、僕を殺せたかもねぇ?………ねぇ、一夜にして一国を滅ぼした、吸血姫様?」 …ぴくり その、言葉に…ヘンリエッタの体が、わずかに、震えた 一瞬の隙 その隙を逃さず、一寸婆が攻撃を仕掛けてくる 「っ!?」 腕を、一寸婆がかすった かすかな痛み 攻撃を仕掛けた一寸婆を改めてヘンリエッタは叩き潰す ヘンリエッタの動揺を読み取るように、H-No.3は笑い続けている 「あっれれ~?どうしたの?お嬢様。すっごい過去じゃない。一国を滅ぼすなんてさぁ!これこそ、化け物たる都市伝説!って感じだよ?」 「……うる、さい」 化け物 そう呼ばれる事が、どれだけヘンリエッタにとって、辛い事をか H-No.3は、それを理解している 理解して、わざと、そう言っているのだ そうして、ヘンリエッタが苦しむ様子を見て…楽しんでいる 「お嬢様もさぁ、割り切っちゃいなよ?どうせ、人間が都市伝説化しちゃえば、戻るなんて奇跡でも起きなきゃ無理だって。化け物になったからには化け物らしく生きていこうよ?」 「……っうるさい!!」 飛び掛る一寸婆を、叩き潰し続けるヘンリエッタ しかし、動きに鈍りが出始めている その体に、小さな傷が増えていく 「ほらほら、どうしたの?もっといい動きを見せてよ?化け物お嬢様!!!」 けらけらと、ヘンリエッタをあざ笑うH-No.3 その、H-No.3に マシンガンでも撃ち込まれたかのように、無数の銃弾が撃ち込まれた だが、それは全て、一寸婆達によって防がれてしまった 「…ジェラルド!?」 「……お嬢様、勝手な行動をお許しください」 ヘンリエッタを護るように、その体を担ぎ上げたのは…駆けつけた、ジェラルド 見れば、無数の蝙蝠が姿をあらわし、エーテル達をサポートしている 人間程の大きさの蝙蝠が、祐樹を背中に乗せているのを見ると…ククージィのようだ 「あっぶないなぁ、何するのさ」 「……黙れ…これ以上お嬢様を侮辱する事は、許さない」 自ら片腕を外し、そこに仕込まれたマシンガンを剥き出しにした状態で、ジェラルドはH-No.3を睨みあげた いまだ無傷のH-No.3は、それに対してもおびえた様子も見せず…むしろ、小馬鹿にしたように、笑う 「ふ~ん?忠犬がお嬢様を助けにきたんだ?お嬢様命の忠犬、ばっかだよねぇ?自ら体を改造して、人間に戻れるかもしれない奇跡から、自ら遠くなるなんて」 …そう ジェラルドは、自らの体に改造を加えている それは、都市伝説から人間に戻るという願いの成就を、困難にしてしまう行為だ そもそもは人間に戻る為にヘンリエッタの部下となったジェラルド 彼は、ヘンリエッタを護る為に…自らの願いを、押し殺すような行為をとってしまっているのだ 気づいていた しかし、気づかぬふりをしていた …その事実を、ヘンリエッタは突きつけられる しかし ジェラルドは、動揺ひとつみせない 今の彼が抱く感情は、H-No.3への怒りのみ 「もういい、しゃべるな……死ね」 「きゃははははははははははははは!!殺せるものなら、殺してみなよ!僕に攻撃を届かせる事ができるならね!!」 全てを見下し、H-No.3は笑い続ける 己に忍び寄る気配に、気づく様子もないままに to be … ? 前ページ次ページ連載 - 狂科学者と復讐者
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/132.html
ヴァルチャー (Vulture) 初出:The Amazing Spider-man #2 (1963年、5月) 種族:人間、装置で飛行 概要 ヴァルチャーは主にスパイダーマン関連のコミックに登場するヴィラン。 ハゲワシのような羽つきの飛行装置で空を飛び、悪事を働く。 これまで、アドリアン・トーメス(Adrian toomes)、ラニエロ(ブラッキー)・ドラゴ(Raniero "Blackie" Drago)、クリフトン・シャルロット(Clifton Shallot)らがヴァルチャーとなった。 (The Amazing Spider-man #2 ,1963) 初登場時のヴァルチャー(アドリアン・トーメス) 能力 飛行能力 アドリアン・トーメス 本名:アドリアン・トーメス(Adrian toomes) 属性:特殊な装備によって能力を得た人間 経歴 初登場はThe Amazing Spider-man #2。スパイダーマンが戦った二番目のヴィランである。 自作の飛行装置で空を飛べるようになったハゲ頭の老人で、まさにヴァルチャー(ハゲワシ)のような姿になる。 彼の写真を撮ったことでピーター・パーカーはデイリー・ビューグル社の編集長ジェイ・ジョナ・ジェイムソンに認められ、カメラマンになることができた。 この頃のヴァルチャーは飛行能力を使ってひったくりをしたり、宝石の輸送車を狙う泥棒であった。虚栄心が強く、泥棒をすると同時に相手をあざ笑うために予告状を送ったり、あえて目立つ行動を好んだ。 スパイダーマンの活躍によって逮捕されるが復讐を誓い、実際、それ以後も何度もスパイダーマンに対する脅威となって登場した。 二度目の登場はThe Amazing Spider-man #7で、スパイダーマン史上初の2回以上登場したヴィランとなる。 飛行装置を改造して刑務所を脱走し、金銭目当てにデイリービューグル社を襲うが、またもスパイダーマンに破れる。 ブラッキー・ドラゴ 本名:ラニエロ(ブラッキー)・ドラゴRaniero "Blackie" Drago 属性:特殊な装備によって能力を得た人間 初登場:Amazing Spider-Man #48(1967年5月) トーメスは作業中の事故で瀕死の重傷を負い、飛行装置とコスチュームの継承者に刑務所中間のブラッキーを選んだ。 しかし全てはブラッキーの策略であり、飛行装置を奪うためにトーメスを陥れ、重傷を負わせたのだった。 飛行装置の隠し場所を聞き出したブラッキーは刑務所を脱走してヴァルチャーとなり、悪事を重ねる。 風邪をひいてフラフラだったスパイダーマンを一度は破るが、その後クレイヴン・ザ・ハンターとの三つ巴の戦いとなり、そろってスパイダーマンに敗れてしまう。 ハゲではないが自作のヘルメットを装着し、ハゲワシっぽくなっている。 (Amazing Spider-Man #48〜49) ヴァルチュリオンズ 麻薬密売人だったホンチョは刑務所で初代バルチャー、アドリアン・トーメスと出会い、ヴァルチャーの飛行ユニットの製造法を聞き出す。 出所後、飛行ユニットを量産し、4人組のバルチャーとして悪事を働いた。 (Web of Spider-Man(1985年4月) Avengers The Initiativeでは3人組となって登場。スカーレット・スパイダーズとピーター・パーカーの4人に打ち負かされた。 アルティメット版 初出:Ultimate Spider-Man#89 アルティメット・ユニバースのヴァルチャー初登場はブラッキー・ドラゴだった。 元S.H.I.E.L.D.のエージェントで、手榴弾などを駆使してスパイダーマンを苦しめた。 Ultimate Spider-Man#90 老人のイメージを一新、スタイリッシュになったヴァルチャー 実写映画(2017年リブート前) トビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督による三部作の続編、つまりパート4で登場予定だった。しかしパート4は製作が中止され、実写映画は新たに「アメイジング・スパイダーマン」としてリブートされることになったため、未登場。 アメイジング・スパイダーマン(実写映画)のシリーズでも第二作のエンディングでシニスター・シックスの登場が示唆され、ヴァルチャーもその中に含まれていたが、シリーズのキャンセルによってまたしてもスクリーン登場の機会が無くなった。 実写映画(MCU版) そして苦節15年、遂にマーベル・シネマティック・ユニバース所属のスパイダーマン:ホームカミングでメインヴィランとして登場。前評判通りマイケル・キートンが演じた。 概要 読み方の違いだがエイドリアン(アドリアン)・トゥームスとして登場。 映画アベンジャーズ直後、廃品回収業者である彼は、チタウリの残骸を含む瓦礫処理を市から受注し、重機等々を新調したにも関わらず、ダメージ・コントロール設立によりお払い箱。何故か補償もされなかった様子。社長ェ・・・。 そのまま破産かと思われたところ、既に回収していたチタウリの残骸を持ち逃げし、リバースエンジニアリングして武器、そして飛行装置を製造。家族のため、社員のため、武器商人として悪行に手を染めていくこととなる。
https://w.atwiki.jp/girls_games/pages/18.html
604 名前:まとめ? 1/2[sage] 投稿日:2008/12/18(木) 15 34 13 ID ??? 2008年移植を含め44本の乙女ゲームが発売された。 移植作品が多い今年スタートダッシュをきったのは「乙女的革命★ラブレボDS」である。 追加要素はメール機能とデート後の会話のみ、1週目しか見られないイベントを備えて置きながら初期化不能。 さらに今時全ボイスカットというチャレンジ精神にあふれた作品であった。 そしてコンプ後のオマケスチルが表示されないというバグを標準装備しており、製作者のやる気のなさを浮き彫りにさせる一作 だった。 その後、小粒なクソゲが相次ぐ。 金太郎シナリオで、限定版CGフルコンプ不能なバグ搭載の「プティフール」。 ステキシステムと評され、イベントが終わらないバグ装備の「放課後は白銀の調べ」。 そしてクソゲの期待を背負った「DUEL LOVE~恋する乙女は勝利の女神~DS」。 だが蓋を開けて見ればスキップ活用で半日でコンプリート可能なボリューム不足程度の不満要素しかなく、クソゲというよりは ネタゲという評価が強い作品評価となった。 プレイヤーの期待をことごとく裏切る作品が相次ぐ中、「エーデルブルーメ」が発売。 全3巻なのに1巻と3巻の終わり10ページしかないと評され、未完成で発売したのでは無いかと思われるシナリオは、クソゲレイヤー の期待を裏切らなかった。 だがバグはなく、シナリオ以外ではインパクトに欠ける結果に終わった。 そんな中、オトメイトより「緋色の欠片DS」が発売。 改善されていないテキスト、既読スキップの消滅、名前変更可であるにもかかわらずデフォ名で音声再生。 そして中でもスキップ中突然暗転し、電源を落とさなければ復活しない、エンディングで画面が青みがかる等バグも多彩に搭載し、 移植に当りFD追加フルボイスと発売前は良移植ではないかと囁かれた声をあざ笑うかのような出来であった。 そこにコーエーの新作「遙かなる時空の中で4」が発売された。 クソゲとしての前評価はそれほどでもなかったが、初のポリゴン搭載、同社別ゲームの敵グラフィックの使い廻し、そして乙女 ゲームなのに恋愛イベントのシナリオの薄さ、回収されない伏線とスレを賑わせた。 その後空気ゲーが相次ぎ迎えた秋。 「星空のコミックガーデンDS」が発売された。 6章までは共通パート個別パートは7章目のみというシナリオの薄さ。 スキップ機能は未読・既読関係なく飛ばし、セーブは決められたポイントでしかする事が出来ないという携帯機にはあるまじき システム。 そしてスレ住人を笑いの渦に巻き込んだのが抱きつかれるとするゴムボールの音、砂嵐にしか聞こえない聖歌、ゴミが通り過ぎた かのようなキス音などのSE音である。 後半発売のゲームで一歩抜きん出たかに見えた星コミにまったをかけたのは「カヌチ 白き翼の章PS2」だ。 W主人公という試みを取り入れた作品だが、それがクソゲーの評価を高めるとは誰が思っただろうか。 主人公Aで進んでいき感情移入が済んだあとに突如主人公Bが光臨し、攻略キャラを半分持っていってしまうという言語道断な設定。 個別ルートに入ると感情移入した主人公Aが空気扱いになるという乙女ゲとしては地雷な出来に、スレはにぎわった。 そしてラストスパートの12月。 先陣を切った「リアル・ロデ」。 前情報によるポリゴン、オタ設定な主人公などスレ住人に期待を抱かせたが、フィールド移動、戦闘パートがもっさりシステムと 言う以外に目だったクソさはなく住人を落胆させた。 そして12/13日。 スレ住人期待の星、QuinRoseの「クリムゾン・エンパイア」が発売。 発売後二日と言う速さで続々と投下されるレビュー。 攻略キャラよりもモンスターと顔を合わせる事のほうが多いクエストは、キャラと同行という選択肢はなくひたすら孤独だ。 経験値数値はどこにも表記がない不親切設計もあいまってプレイ自体を苦行と称するプレイヤーに、スレ住人はクソさを垣間見る事 ができたがクリムゾンの恐ろしい所はそれだけでは無い。 アメリカ本国では集団訴訟に発展し、大型メーカーではまず採用しないプロテクトを搭載。 クエストターンでのフリーズの多さ。突如画面を襲う砂嵐。アイテム効果は正常に発揮されない等のバグはデバッグしたのか疑問視 する声が多かった。 それでも、シナリオがよければ……と思う所だろうが、シナリオのクソさも他の追従を許さない。 「言語をしゃべれ」発言などの日本語崩壊はもとより、同ルートにも関わらず多数存在する矛盾に萌えるよりも突っ込みを入れる 住人が後をたたない。 「クリムゾン・エンパイア」の登場により、スレ住人の気持ちは一つになりつつある。 2008年乙女ゲー的クソゲーオブザイヤーは「クリムゾン・エンパイア」の他には無いのでは無いか? 本日発売の「緋色の欠片ポータブルPSP」はクリムゾンを越える事が出来るのか?
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/353.html
すまん長くなった。分割して投稿。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ 勝負に際して、あまりの過酷な内容のため、特別ルールが設けられた。 インラインスケート以外にピックル等の登山道具の使用許可、 中間チェックポイントにおいての物資補給の許可、 そして山の中ならどこででも休憩は自由。 選手は、その中間チェックポイントさえ通れば、他のコース取りは自由とされた。 とは言え、標高1000メートルという高所、夏もこれからという時期の直射日光、 そしてインラインスケートという山道には不向きすぎる足かせ。 これらを考慮すれば、道具は最低限に留めるほうが賢明、 まずは中間ポイントまで確実にたどり着き、補給を受けて山頂を目指す、というのが無難なプランだろう。 大方の予想通り、メルラン、リリーブラック双方とも、ピックルとスケート以外はほとんどいつも通りの格好。 幻想郷の山は綺麗だから、水場にさえ行き着けば水分補給もそこでできるという前提での装備だ。 審判長ヤマザナドゥの号令の元、両者同時にスタート。 ここで、いきなりメルランが仕掛けた。 傾斜の少ない、山道に入る前の直線で思い切り加速をつけて、その勢いのままで山へと踏み入っていったのだ。 それだけではない、自らの能力で躁の音楽を高らかに響かせ、 それによって増幅させた躁の感情の勢いのまま、足の向くまま音の向くままに山道を一気に駆け上がっていった。 それに対して、リリーブラックは地道に山を歩いて登っていく。 やはりこの勝負メルランの勝ちか。上空から高見の見物決め込んでるギャラリーも、その時はそう思っていた。 300メートル地点で、リリーブラックがメルランを追い抜いた。 流石のメルランと言えど、ダッシュで1000メートル登りきれるわけがなかった。 ましてスケート。メルランはこの時点で、何度も転んだり崖から落ちかけたりしてボロボロ、息もかなり上がっている。 だが、対するリリーも、決して楽なわけではない。 繰り返すが、インラインスケートでの登山だ。これは既に、完走を前提にさえしていない。 たったこれだけの距離で、両者は既に疲労に蝕まれている。 だが。 「……」 地道ながらも。 「……だ」 リリーブラックのペースが、落ちない。 「……だ」 「……る、だ」 「はる、だ」 「……春だ、春だ、春、だぞ……」 リリーは春告精だ。それはブラックであろうと変わらない。そして、今は夏だ。暦の上では。 だが、現在、リリーブラックが向かっているのは、山頂1000メートル。 温暖化の憂き目に会っていない幻想郷において、山の頂上にはまだ、微かながらに春が残っていた。 だから、リリーブラックはそこを目指す。 春がある場所へ、春を告げに。 「頑張って、リリーブラックちゃん。あと半分だよ!」 同じ妖精のよしみで、チェックポイントでは大妖精に待ってもらっていた。 大妖精お手製のサンドイッチをよく噛んで消化し、リリーブラックは思う。 あと半分も、あるのか。 上等だ、どこまでも行ってやる。 そこに、春が待っているのだから。 リリーブラックは歩き続けた。 慣れないスケートに、何度も膝を擦りむき。 自然と共に生きる妖精の感覚を頼りに、適切な山道を選び。 そして、何よりも微かな春の気配を頼りに―― そうして、足どころが全身の感覚が怪しくなってきた頃に、 ようやく、頂上が目で見える距離までたどり着いた。 もう少しだ、 もう少しだ、 もう少しで、春がある場所に―― ――背後から。 あと、少しだったのに。 ――ぱらりらぱらりらー!! 振り返る余裕さえありはしなかった。 ゆっくりと歩を進めていたリリーをあざ笑うかのように。 メルラン・プリズムリバーが、一気にリリーブラックを追い抜いていった。 こうなったのにも理由があった。中間チェックポイントでの、リリカ・プリズムリバーによる補給だ。 リリカがそっとメルランに渡したのは、スピリタス。純度96%を誇るアルコールは、飲んだ者に、体内に火がついたかのような錯覚をも誘発する。 ――元より、メルランの力はプリズムリバーの中でも最強。 それがスピリタスを煽ることで、一気に火がつき―― そして、リリーブラックの目指す先、ほとんど目の前で、メルランがゴールラインのテープを切った。 アルコールの回った頭で、歓喜の音楽を振りまくメルラン。 その音楽に誘発され、周囲の自然が活性化を始める。陽光は温度を増し、風は上昇気流を促し、木々は青々と茂り始める。 ようやくゴールしたリリーブラックは、その光景を、目の当たりにした。 ああ。 春が終わり、夏が始まる。 汗と泥で汚れきったリリーブラックを、そっと抱きしめる者がいた。 先に頂上で待っていた、リリーホワイトだ。 リリーブラックは顔をそむけた。負けた自分、春を告げられなかった自分は、酷く格好悪いと思ったからだ。 だが、リリーホワイトは首を振り、抱きしめる力を強くした。 そんなことはない、あなたはやったのだ。 ここに、確かに春はあったのだから。 健闘を称え、観客からは惜しみの無い拍手が注がれていた。 プリズムリバー メルラン リリカ リリーブラック 競走
https://w.atwiki.jp/dngjuvenile2/pages/41.html
デストロイ優美子 ■よみ ですとろい ゆみこ ■性別 女性 ■学年 1年 ■武器 木刀 ■体型 華奢 ■部活 無所属 ■委員 園芸委員 ■ステータス 攻撃力:14/防御力:0/体力:3/精神力:2/FS(天然):11 私の前に道はある ■特殊能力効果 効果:ハイパーエリート突破 範囲+対象:自分自身 持続時間:永続 スタイル:パッシブ 制約:ゲーム開始時のみ発動可能 FS:11 青春ボーナス:7 発動率:85%(GK独断) 成功率:100% 能力原理 少女の胸に宿った刹那的な反骨精神が、偶然にも魔人能力へと昇華したもの。 簡単に言えば進路上にある障害物を無視できる能力だが、ここでいう「障害物」とは非常に抽象的な概念であり、優美子自身にも完璧に把握できているわけではない。 この能力により、他人からのプレッシャー、法律、暗黙の了解、心霊現象、何らかの概念能力等の目には見えない障害物について、彼女は一切の影響を受けずに素通りすることが出来る。 また、物理的なバリケードや閉じられた門なども突破可能だが、何の変哲もない壁や床は多くの場合無視して通ることが出来ない。 これは、対象を彼女自身が「自分の行く手を阻むもの」として認識しているかどうかの違いである。 キャラクター説明 黒いセーラー服と腰に携えた木刀が特徴的な女の子。本名は白雪優美子だが、魔人に覚醒してからはデストロイ優美子を自称している。 一人称は「このデストロイ優美子」で語尾は「だぜ」(※)。 思春期に理解のある両親のもとで毎日楽しく暮らしており、彼女の極めて反社会的な能力が活かされることは殆どない。 なお、剣道部でもないのにいつも木刀を携えているのは、お土産屋さんで勢いで買ったものの部屋に置き場所が見つからなかったためである。 (※)使用例 「このデストロイ優美子は晩御飯カレーライスがいいぜ」 「お父さんの次はこのデストロイ優美子がお風呂に入るぜ」 以下、キャラクター紹介ss 白雪優美子は地元ではよく知られた名家に生まれ、両親の愛を受けて伸び伸びと育った。 朗らかで、どこか抜けたところのあるお嬢様。そのように評されていた彼女の転機は、中学三年生の夏に訪れた。 「大人は誰も分かってくれない。あんな人たちの言いなりになって、敷かれたレールの上を歩くだけの人生はもう嫌!優美子もそう思うでしょう?」 優美子と仲の良いクラスメイトが、目に涙を浮かべながらそう語った。 実際のところ、彼女の激情の正体は昨日水泳の授業で使った水着を洗濯に出し忘れていたことについて今朝母親から大目玉を食らったことへの逆恨みなのだが、優美子にそんな事情は分からない。 普段より幾分か感情的になった友人の言葉は、優美子の胸に突き刺さった。特に敷かれたレール云々はなんだか詩的で格好良かったので特に刺さった。 確かに、自分はこれまで受け身の人生を送ってきたかもしれない。現に今もこうして父の勧める中学校に通い、休日は母に買ってもらった服を着ている。 なんてことだ、まさか今まで敷かれたレールの上を歩いていたとは…それが大人のやり方だとは! 大人たちの恐るべき陰謀に気付いた彼女は、その瞬間魔人へと覚醒した。その身に宿った能力の名は『私の前に道はある』。彼女を縛りつけようとする目には見えない何かを、顔色一つ変えずに踏みにじるための唯我独尊能力である。 さしもの優美子もこれには震えた。まるで世のしきたりをあざ笑うかのようなこの能力が、確かに自分の一部だという実感がある。この時、果たして彼女はどう思ったか? 答えは、「つまり…私は不良だったのね!」である。彼女は朗らかで、どこか抜けていた。 その後30分ほど話を聞いてあげると友人はスッキリした顔で「じゃ、また明日!」と元気に帰っていったので、優美子も行動を開始した。 このような反社会的能力に目覚めた以上、自分は本質的に不良だったに違いない。無論魔人能力とはそのような単純なものではないのだが、少なくとも彼女はそう判断していた。故にその日の彼女は、極めて反社会的な帰宅を敢行した。 まずは見た目から取りかかろう。いつもお世話になっている仕立て屋さんに、真っ黒で威圧的なセーラー服を用意してもらう。その勢いのまま地元のお土産屋さんへ向かい、なにやら文字の彫ってある木刀を無計画に買う。そういえば、私は不良なのだから反社会的な名乗りを上げねば。目上の人にも敬語は使えない。それからそれから… 果たせるかな、その日いつものように玄関で娘を迎えた母の目に飛び込んできたのは、 「ただい…今帰ったぜお母さん!このデストロイ優美子のお通りで…だぜ!」 前時代的な不良としても何か失敗したような、よく分からないキャラクターだった。 (了)
https://w.atwiki.jp/azazyo_kingdom/pages/18.html
あざ嬢王国は、基本まったりプレイ、ギルイベ時に頑張ろう!という方針でプレイしております。 なので、個人イベなどはご自由にどうぞ。 ただし、ギルイベで必須になりそうなキャラが出た場合、できるだけ金枠にできるくらいまではやっていてくれると有難いです。 現在(14/4/15時点)でのタワー階層は 赤 青 緑 黄 紫 58 58 58 60 58 となっております。 ギルドレベルは35、Cランクです。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/2992.html
『ファイブライダーキック!!!!!』 「ショッカー万歳!グゲーッ!」 「ショッカーに栄光あれ!ケエーッ!」 5人のライダーの力を合わせた攻撃をくらってシオマネキング、モスキラスが倒された。 「グガガガ……ギギ……」 辛うじて今の攻撃に耐えたライダーキラーも、体中から煙が噴き出しショートした回線からは火花が散っている。 「クソッ、ライダーたちは変身できないはずではなかったのか!これでは作戦と違う!」 アポロガイストは思わず叫んだ。このままではライダーキラーが倒されるのも時間の問題である。 「残念だったな!式ちゃんが俺達の首輪を外してくれたのさ!」 「これで終わりだショッカー!みんな、もう一度ファイブライダーキックをくらわせるぞ!」 5人のライダーが必殺技の構えを取ったその時である。 「おぉ~っと、禁止行為を行っているアホを5名発見~ 変身・変型は現在禁止行為だって知ってたか? マヌケ」 次のほんの一瞬の間に、仮面ライダーたちは変身を強制解除されて弾き飛ばされた。 「な……何が起きたんだ!?」 「これは……首輪!?」 彼らはただ変身を解除されただけではなかった。その首には既に外されたはずの首輪がはめ直されていたのだ。 「ふん、いいザマだな違反者」 「お前は……いったい何者だ!?」 「我は 首 輪 で あ る この手で貴様らを処罰してもよかったのだが……その必要はなさそうだな それにこの建物の奥にはまだ処罰すべき首輪未装着者がいるようだ」 混乱する仮面ライダーたちをあざ笑うと、首輪は仮眠室へと向かっていく。 「待て!そこには行かせるものか!」 ライダーたちは首輪を止めようとする。しかしショッカーがこの好機を見逃すはずがなかった。 「なんだかわからんが……今だ!殺せライダーキラー!」 命令を受けたライダーキラーは、手始めに最も近くにいた上城睦月をディエンドブラストで狙撃する。 生身でエネルギー弾をくらった睦月は木っ端微塵に爆発した。 「睦月!!」 「ファングメモリ!あいつの腕を噛み千切れ!」 フィリップは変身解除されて恐竜型に戻ったファングメモリをライダーキラーにけしかける。 ファングメモリは素早くディエンドライバーを持っているほうの腕に食らいつくと、一気に噛み千切った。 「グォォォォォォ!!!」 ライダーキラーは残った片手でファングメモリを捕まえ、渾身の力で握り潰す。 「ファングメモリ!」 「危ねぇ!!フィリップ!」 ファングメモリの最後に唖然となっているフィリップにライダーキラーは狙いを定めた。侑斗はフィリップを庇い、ライダーキラーの攻撃を受ける。 「ぐっ……!!」 「侑斗!?」 ライダーキラーのチョップは一撃で桜井侑斗の体を袈裟懸けに切り裂いていた。大量に吐血する侑斗を見て、ライダーキラーは敵の死を確信し仮面の奥で笑う。 「……最後に言っておく……俺達は、かーなーり往生際が悪い!今だ士!」 その言葉に反応して顔を上げたライダーキラーが最後に見たものは、侑斗の支給品であるデネビックバスターをこちらに向けて構える門矢士の姿だった。 デネビックバスターの射撃によって頭部を吹き飛ばされたライダーキラーはその場に崩れ落ちた。 「侑斗!!しっかりしろ!」 士たちは侑斗の元へ駆け寄る。だが彼がすでに事切れていることは誰の目にも明らかだった。 「睦月……侑斗……そんな」 仲間の死に呆然とするライダーたち。彼らはその一瞬忘れていた、もう一人の敵の存在を。 フィリップが倒れた。 「え、フィリッ――――」 続いてユウスケも倒れる。 「何!?」 慌ててデネビックバスターを構える士。しかしその体から力が急激に失われていく。 「しま……った……アポロガイスト……」 士も地に倒れる。3人に向かってパーフェクターを翳していたアポロガイストは、彼らの命の炎を完全に吸収したことを確認し満足そうに笑みを浮かべる。 「怪人どもを犠牲にしたが、忌々しいライダーを5人も始末できた。このままイナバ製作所の連中を皆殺しにしてやろう!」 アポロガイストは意気揚々とイナバ製作所仮眠室へ向かった。 【三日目・3時10分/新惑星・大田区イナバ製作所前】 【スーパーアポロガイスト(人間態)@仮面ライダーディケイド】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】パーフェクター@仮面ライダーディケイド 【思考】 0:仮面ライダーどもを全滅させたぞおおおおお 1:カオスロワで優勝するのだあああああ 2:このまま残りの連中も皆殺しだあああああ 【首輪@パロロワ全般】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】無し 【思考】基本:カオスロワの秩序を保つ 1:首輪未装着者に首輪をつける 2:その者が禁止行為を行っていたらズガン(禁止行為とみなされない範囲で) ※首輪装着者の能力を使えるようです 【シオマネキング@仮面ライダー 死亡確認】 【モスキラス@仮面ライダー 死亡確認】 【ライダーキラー@ガイアセイバー 死亡確認】 【上城睦月@仮面ライダー剣 死亡確認】 【桜井侑斗@仮面ライダー電王 死亡確認】 【門矢士@仮面ライダーディケイド 死亡確認】 【小野寺ユウスケ@仮面ライダーディケイド 死亡確認】 【フィリップ@仮面ライダーW 死亡確認】 ※門矢士、小野寺ユウスケ、フィリップは死体を破壊されない限りスーパーアポロガイストの持つパーフェクターを破壊することで蘇生可能です。
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/192.html
5910 ~隔離された小島で~ ◆kALKGDcAIk 「やっぱり泳げないよな……」 僕は無意識に呟いた。 支給されたデバイスで位置を確認してみるとエリアF-2。遺跡のある小島の一角らしい。 地図を見る限り、向こう岸に渡る為の橋などは見当たらない。 少し散策した所、見つかったのは小型のモーターボートが一隻。 但し、対岸に。かろうじて目視出来る距離だ。 デバイスに付属している方位磁石によると、だいたいF-1辺りに停泊している。 対岸までは別に水泳が得意な訳でもない僕にはとても泳ぎきれる距離ではない。 正直手詰まりだ。 だからといって、こんな所でじっとしていても仕方がない。 先ほど確認した名簿にはよく知る名前が二つあった。 両儀式と浅上藤乃だ。 両儀式。 人を殺せない殺人鬼。 あらゆるモノの死が見える特別な目の持ち主。 彼女は強い。こんな馬鹿げたゲームで人を無差別に殺したりしないし、簡単に殺されることもないはずだ。 浅上藤乃。 死に接触して快楽する存在不適合者。 視界内の任意のモノを捩じ曲げる超能力の持ち主。 かつては、復讐の末の殺人者だったが。既にそれは解決した問題だ。 無差別に参加者を殺すとは思いたくない。 他にもまだ13人分名簿に載っていない名前がある。鮮花や橙子さんが参加させられている可能性だって十分あるのだ。 式とは合流したいし、浅上藤乃の存在も気になる。 それに自分だけ、逃げの姿勢をとりたくなかった。 先ほど見せしめとして目の前で殺された少女。 大切な家族を想い、勇気を持って壇上に上がった少女。 彼女のような何の罪もない人たちがこの会場には恐らく多くいるだろう。 そんな人たちがいるのに、僕だけ逃げの一手を考える気にはなれない。 僕には式のような戦う力はない。守る為でも、相手を殺すための引き金を引けるか分からない。でも、反攻の意思は示し続けたい。見せしめになった少 女のように。 だから僕はこんな所に隔離されている気はない。 参加者全員に支給された物品ではこの窮地を脱す手助けにはならない。 周囲に特にめぼしいものも落ちていない。 だったら、この状況を切り抜ける術をこのゲームの命綱ともいえるランダムアイテムに賭けるしかない。 そんな神様にも祈る気持ちで取り出したランダムアイテムは―――。 たった一冊の本。タイトルはバトルロワイアル観光ガイド。 「―――なにこれ?」 驚きとイラつきが僕の頭を過ぎった。 観光ガイドなんてこの場で何の役に立つのか。 付属している説明書には、 バトルロワイアルをより盛り上げる為に用意された施設。 その魅力を存分に詰め込みました。 殺し合いを有利に進めるマル秘情報も満載! 確かに地図を見ると、確かに象の像やらショッピングセンターとか殺し合いの会場とは思えない変わった施設が多く書かれている。 だからといってこんな参加者をあざ笑うような観光ガイド。 これを入れようと決めた奴は楽しんでやったと思う。 投げ捨てる衝動を抑えつつ、とりあえずこの小島にある唯一の施設である遺跡のページを捲って見る。 【F-2/遺跡】 神根島の遺跡をそのまま移築しました。 太古から伝わる遺跡に歴史のロマンを感じながら、凄惨な殺し合いを楽しむことが出来ます。 申し訳ありませんが、ゲームの進行に関係のない思考エレベータに関しましては、現在機能を停止させております。 【マル秘情報!】 遺跡には隠された地下道が存在します。どこに繋がっているかは入ってからのお楽しみです。 前半の文章で、破りたくなる衝動にすら駆られたが、一つの文章が目を引いた。 "遺跡には隠された地下道が存在します。” 最初は大はずれだと思ったが、どうやらそれは見当違いだったようだ。 少なくともこの場では大当たりも同然だ。 選択肢なんてない。地下道がどこに繋がっていようが、進むしかない。 僕は覚悟を決めて、遺跡への一歩を踏み出した。 【F-2/遺跡前/一日/深夜】 【黒桐幹也@空の境界】 [状態]:健康 [服装]:私服 [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、バトルロワイアル観光ガイド [思考] 基本:ゲームに乗らない。ゲームに反抗する姿勢は持ち続けたい。 1: 小島から脱出する為に、遺跡の地下道を探す。 [備考] ※参戦時期は第三章「痛覚残留」終了後です。 【バトルロワイアル観光ガイド】 会場内にある各施設の名称やその特徴、見所について写真と共に掲載されています。 マル秘情報として、普通に見て回るだけでは気づきにくい事柄が載っている事もあります。 遺跡について 遺跡は神根島の遺跡@コードギアス 反逆のルルーシュR2を移築したものです。 F?1の畔に3人ほど乗れる小舟が一隻あるのが確認できます。 思考エレベータなどの機能は停止されています。機能を復旧させられるかどうかは不明です。 遺跡には地下道が隠されています。 地下道の具体的な場所やどこに通じているかは、後の書き手さんにお任せします。 時系列順で読む Back 桃色教師のあいしかた Next 魔女は晩餐 投下順で読む Back 桃色教師のあいしかた Next 魔女は晩餐 黒桐幹也
https://w.atwiki.jp/tamakagura_player/pages/60.html
タイプ:神/雷 スキル:1. 虎柄の毘沙門天(怯みません) 2. 毘沙門天の弟子(戦闘中のコダマの能力値が5%上昇します) HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 75 110 90 115 105 50 545 ばつぐん(3倍) --- ばつぐん(2倍) 神/地/氷 いまひとつ(1/2) 炎/水/樹/風/鋼 いまひとつ(1/3) 雷 こうかなし --- 簡単な解説 両刀鈍足という一見不遇なステータスながら強コダマの1人として名を馳せている。 何かって言うとコンプリートクラリフィケイション(通称コンクリ)が超強力 装備とスキルという戦闘のキモを100%同時に封印、入れ替えても封印は解けない。 100%封印だけでもかなり強力なのに一致威力80という決して低くはないダメージがついてくる。 そしてこれだけの効果があって消費VP15!まさに禁呪の中の禁呪。エリスが泣いているぞ。 おまけに何故か命中200である。こいしのスキルやにとりカードをあざ笑うかのようだ コンクリばかり目立っているが浄化の魔もなかなかの狂技 VP消費は50と大きいものの威力120命中100に加えて100%相手のすべての能力を1段階下げるという暴力っぷり。 そんなに100%が好きか。マスパ達が泣いているぞ。 上記2つを主力に、地のサブ技で神受けに来た鋼に抜群をとったりあやピカでカウンター技をスカしたりとなかなか器用に立ち回れる。 スキルも悪くないぞ。 AしょうとNしょうの差別化について Aなんだから攻撃力が高い・・・と思いがちだが実は攻撃の値は等しい。 特攻は10勝っているので特攻振りが一見差別化の要素に見える。 しかししょうの主力技のコンクリと浄化の魔(とサブの地技)はどっちも物理技なのが問題である。 有能な特攻技は一致雷のレイディアントトレジャーのみであり、うちたい相手もそこまでいない。 鋼、物理受けに特殊技を打ってダメージを稼ぐよりもコンクリか浄化の魔を撃ったほうが効果的なことも多い。 まとめると特攻振りはあんまりメリットを感じない。 が、攻撃に振るなら地技一致で他のステも特攻に行ってない分高いNしょうの方が優秀。 (あくまで第一筆者の考え) ではAしょうが勝っているのは何か?それは耐性の多さである。 Nと違い3倍弱点がなく、半減5つ、1/3が1つで半減するタイプも優秀。 よって耐性を利用して繰り出して浄化の魔・コンクリをうって行くのがいい・・・と筆者は思う 技の特性ゆえ相手はなかなか交換し辛いはずだ Aしょうの弱点 脆い。耐性がないと予想以上に脆い。 弱点は多くはないが・・・等倍が結構辛い。 特にHP75(ちび◯◯並)というのが致命的で下手すると等倍2発で沈んでしまうことも 地弱点というのも地味にネック。思わぬタイプのやつでもサブでもってたりする。 それと遅いので状態異常に弱い。 あとコンクリを過信しすぎると酷い目に遭う。 BP振り H64であと耐久振り分けがオススメ Sは止めたほうがいい。先制浄化の魔は成功すればおいしいが速度50はあまりにも遅いし、まだNの方が速い。 ただもし特化して羽持たせて浄化の魔20%ダウンで先制が取れる!という相手がいるならやってみてもいいかもしれない 上でも述べたが「強い相手には強く、かと言って交換もしづらい」という感じなのであまり攻撃に振らなくていいと思われる。 降るならNの方が(ry オススメカード 妹紅・神子 あいてはコンクリを避けようとできるだけ死に出しから一撃で倒しにかかると思われる。 なので蘇生を持っておくと死に出しで出てきた相手にもコンクリ・浄化の魔を打ち込める。 持ってる時点でそういう考えが無くなって気にせず交代で出てくるかもしれないが 永琳・サリエル 先手状態異常対策に。受け状態まきにも強い。 全体回復系(セラフィムリングなど)・エリス 有利な相手を倒しきらず居座ってプレッシャーをかける。 焦って交換で出てきた相手にうまくコンクリ出来ればしめたもの。 狙いすぎて出てきた相手に確一食らったら泣くしか無いが 苦手なコダマ 苦手な相手はそこそこいる・・・がコンクリによる交換しづらさがウリなので コンクリがあまり通用せず、しょうに有効な技のあるコダマが苦手と言える 有利なコダマ ぶつけていきたいので随時募集 キスメ 半減。 ナズーリン だいたい半減 サニー 半減。Aのサブ地は耐えれなくもないし、禁呪なので無いことも。Dは勘弁な リリー スキルを消せばヘタに天候もいじれない アリス 装備を消せば回復受けループも弱体化できる トキコ スキルを消せば弱体化。属性無視技には注意 ユウカ メインウエポン半減。地技を持つが物理。スキルを消せば上昇の心配もない。 雛 しょうに有効打があまりなくコンクリがかなり有効。サブの地面技も刺さる。Aは勘弁な ようせい 寝なければ技を半減・コンクリ効果的 総評 普通に使うならぶっちゃけNの方が・・・ と言った感じなのでAしょうが有利なコダマに弱いコ玉と組み合わせて牽制として使っていくのがいいのではないかと (筆者は別に上位部屋で連勝しまくりとかいうわけでもないのでいろいろ間違ってるかもしれません)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5347.html
文字サイズ小で上手く表示されると思います その男は、普段は温厚な青年にしか見えなかった。 人当たりもよく、基本的に従順。 波風立てるような行為に興味を持つ事も無く、平凡な人生を歩む事を好んでいる様に思える。 ……だからこそ、彼の本性に気づく者は少ない。 そして、不幸にもその事実に気づいてしまった者は生き延びる事はできないのだろう。 今の、自分の様に。 殺し屋 キョン 彼の中に羅刹が住むことに私が気づいたのは、彼がその行為に及んだ後だった。 結果として、私が今もこうして生き延びていられるのは運がよかっただけの事としか思えない。 悪夢としか思えないあの日以来、私はあの男を常に避け続けてきた。 だが、それももうすぐ限界を迎えるだろう。 何故なら、彼の目にあの日と同じ「決して目的を達成するまでは行為を止めないであろう決意」を 見てしまったのだ。 このままではいけない。 何とかして目前に迫った脅威を知らせようと奔走するものの、私の言葉に誰も耳を貸そうとはしな かった。 それどころか、私の身を進んであの男へと差し出そうとする。 あの男は怖くないと言って。 愚鈍な、何故気づかないのだ? 奴はあの退屈そうな顔で世を儚んでいる様な男ではない、その本性は自らの目的の為であれば周囲 にどんな被害が及ぼうとも気にもかけない悪魔なのだぞ? 私は生き延びなければならない。 なんとしても生き延びて、第二第三の被害を防ぐ為にもこの事実を広く世に伝えなければならない のだ。 良き理解者であったはずの友の元からも逃げ出し、私は身を隠す場所を探していた。 あの男によって外へ逃げる道は全て塞がれてしまった今となっては、この家の中に安全と言える場 所は存在していない。 物音を立てない様に周囲を見回していた私の目に……あの男が、あの日と同じ凶器を持って部屋に 入ってくるのが見えた。 最早一刻の猶予も無い。 身を低くして、あの男の視界に入らないように全力で走り出す。 間一髪、あの男に気づかれないまま廊下へと飛び出す事に成功した……しかし、どこへ逃げればい いと言うのだ? 部屋の中から、あの男が私を呼ぶ声がする。 その声には何の危険も無い様に感じられるが……そう、あの日の私はあの声に騙されたのだ。同じ 間違いをするつもりなどない。 私はそのまま2階へと逃げ出し……ふと思いつき、あの男の部屋に忍び込んだ。 ――主が不在のその部屋の中は暗いが、私はそのままでベットの下に隠れる事にした。 下の階からは、あの男が私を探している声がまだ聞こえている。 私はその声が聞こえないようにと、耳を伏せる。 このまま、ここで夜が明けるのを待とう……朝が来れば、きっと希望もあるはずだ。 明けない夜などないのだから。 私がそう信じ込もうとしていた時、無常にも部屋の照明に電気が伝わった。 ベットの下に居る私には、あの男の両足だけが見えていた。 その足がゆっくりとベットに近づいてくる。 私がいつでも逃げ出せるようにと体を強張らせていると、彼の足がベットの上に消え、木材が軋む 音が頭上から聞こえてきた。 このまま眠るのだろうか? 「……ふぅ」 小さく息をつく声、まだ油断はできない。 じっと息を殺してベットの隙間から部屋の様子を伺っていると、あの男の顔が逆さの状態で突然現 れた。驚く私が逃げる間もなく、今度は左右から腕が伸びてきて私の体を掴む。 やめろっ! 離してくれっ! 見逃してくれ? 必死に足掻く私をあざ笑うかの様に、あの男はゆっくりと私の体をベットから引きずり出していく。 抵抗も虚しく、私の体はベットの外へと連れ出されてしまう……それだけではない、絶望する私に 追い討ちをかけるような出来事が待っていた。 部屋に居たのはあの男だけではない。 良き理解者だと思っていた人間もまた、部屋の入口であの男と同じ笑顔を浮かべて私を見ていた。 ……この事実を知った者よ、どうか伝えて欲しい。 この男は、殺し屋なのだと。 抵抗する事を諦めた私を、あの男は例の場所へと連れて行く。 階段を降り、洗面所の向かいにあるあの部屋へ。 あの男がその部屋の扉を開けると、やけに暖かい湿度の高い空気が私の「髭」を濡らした。 壁に立てかけられた熱湯が噴出す拷問器具、いくつも並んだ蛍光色の容器。 その全てが私に恐怖を与え、希望を奪う……。 生き延びよう、何としても。 これから起きるであろう出来事に覚悟を決めた私を、あの男はそっと洗面器の中に沈め―― チャポン にゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああ!!!!「逃げるなシャミセン!」にゃああああああ ああああああああああ「シャミにね? ノミが居るんだよ~」あああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああ!! 殺し屋 キョン ~終わり~ その他の作品