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此処は私が書いた詞を一ヶ月ずつ掲載すると言う素晴らしい場所です 『幻影肢』 詞、曲:大樹 「白けた野郎」って言っても 自分もその類に混じって居る 複雑に入り組んだ社会で生きて行けるかも問題に成ってくる 此処で逃げるか 留まるか 一輪の花に喋り掛ける 応えてはくれなかったが 多分こう言う事だろう 閉まった道路を開けて また生きて行くこの社会で 職も就けない馬鹿野郎が 生きていけるか未だ判らない でも其処で立って一々避けて通るより まだ此方の方が良いかもしれない 肩を貸してやるのも 一応大事な事なんだと 複雑に飛び交う言葉達を上手く捕らえれるかも問題に成ってくる 何処まで行くか 下がるか 一輪の花に喋り掛ける 応えてはくれなかったが 多分こう言う事だろう 傾いた形状を保って 未だ生きて居るこの社会で 箸も持てない不器用野郎が 大口を叩く暇も無い でも其処で立って一々避けて通るより まだ此方の方が良いかもしれない 閉まった道路を開けて また生きて行くこの社会で 職も就けない馬鹿野郎が 生きていけるか未だ判らない でも其処で立って一々避けて通るより まだ此方の方が良いかもしれない
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親:公開処刑 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (.jpg) プロフィール 名前 静間七瀬(しじま ななせ) 所属 無所属 年齢 20歳 髪色 青色 身長 * 眼色 緑色 体重 * 異能 テレパシー【50%】電気を操る【50%】 性別 男 状態 疎ましく思っている 一人称 俺 二人称 お前 三人称 あいつ/あれ 「 だからニートじゃなくてストライキ中なんだよ馬鹿野郎 」 「 まあ、火遊びは良くねえってこったな 」 「 やりすぎんじゃねーぞ、空海 」 どこかの異能者専用掲示板の管理人をしている引きこもりニート。 実の妹が男になりたいと言ったときに両親が非難した事への腹いせにニートとなることを決意した。 生まれつき声帯の異常で声が出せないので異能を使ってラジオを通して話す。 「 ~だよ馬鹿野郎 」が口癖。別に相手を嫌っているわけではない。 異能について テレパシー×電気を操る 自分の思考を電波に乗せることで機械のコントロールが可能。今流行の遠隔操作ができる。 掲示板を警察の目やフィルタリングに触れさせないようにしているのも七瀬の意思。 親の感想 ブラコンつくりたかったの。 弟 喋る事が出来ない駄目なかつての俺を支えてくれたことに感謝している。
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+ 馬鹿野郎! 4枚目です。
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てっぺい覚醒 私、竜宮レナは間宮リナを殺した。 ゴミ山を懐中電灯を片手に大柄な男と登って行く。 あとは……この男、北条鉄平を殺せば、私はまたあの日常に帰れる。 でも、私はこの最低男に、言いようもないほどの恐怖と屈辱を味わわせてから殺ス事にした。 「鉄平さん」 「あん、なんね?」 私は鉄平に呼びかけると、 「ほら、リナさんですよ」 「!?」 私が懐中電灯を照らした先には、まぎれもなくリナがいた。 いや、リナであったもの、か…… 鉄平は咥えていたタバコをポロリと落とし、口をぱくぱくとさせていた。 わし、北条鉄平はリナの血まみれの塊をただただ、見つめていた。 そのとき、頬に伝う暖かい雫。 あれ、あれ、あれ、あれ……どうして、涙が…… 「先に言っとく。わしは家事のやり方は知らない。女に任してたからな」 「だ、大丈夫ですわ、叔父さま。私が……全部やりますから」 やがて、食卓に並んでいく食事。 だが沙都子が作ってくれた晩飯をわしはどうした!? べしゃ! ぐしゃ! べちゃ! くさいと言ったんだ! 沙都子が家事の出来ないわしの為に作ってくれた晩飯を穢したんだ! 「飯がくさいんね! それはお前がくさいからじゃ! 沙都子、お前、風呂に1万秒入ってこんしゃあ!」 「そ、そんな……うっく、ひどいですわ……おじさま……」 「ちゃんと声を出して数えるんね。誤魔化したらわかっとるんなぁ!? 家族の中にくさい奴がおったら、飯なんか喰えんのじゃあ!」 気がつけば沙都子は、眼に涙を浮かべていた。 せっかくわしの為に夕食を作ったのに、どうしてこんな事を言われるのかわからないのだ。 うおおおおおおぉおおおおおぉおおお!! わしは……わしは、家族という言葉を振りかざして何をやってたんだよぉおおおおぉおぉおお!!! 家族ってなんだよ、家族ってなんだよ、わしにとっての家族って何だったんだよッ!! ……本当の家族だった。 家事の出来ないわしの事を心底案じて、食事を作ってくれたんだ。 わしは何が不満だったんだ!? 何が気に入らなかったんだ!? どうしてこんな言葉をぶつけられるのかわからない沙都子の痛みが、こんなにも伝わってくる。 こんなにも悲しい瞳を向けられて、どうしてわしはそんな痛みにも気づけないんだよ!? 「そうだった……わしは……屑だったんだ……」 「鉄っちゃんさあ、私が居なくなったらどうするわけ?」 律子の言葉に、わしは眼を見開いた。 「鉄っちゃんの食い扶持は、ぜーんぶ私が稼いでるんだよ? あーあ、雛見沢のダンナに乗り換えちゃおっかなー」 「な、なんね、律子! わしに惚れとったんじゃなかったんね!?」 「……あはは、鉄っちゃん、大丈夫だよ」 律子はそう言って、わしの脂ぎった頭を撫でるようにして言った。 「……私を、信じて」 信じて。私を信じて。律子はその晩、何度も呪文のように唱えていた。 ……その律子が、眼の前で均整の取れた身体を変な方向にひしゃげさせらていて。 そもそも、どうして律子はわしの足元で血まみれになって倒れている? 律子がここに来なければ、律子は死ななかった? ……ハハ。やっぱり、わしのせいなんかじゃないんだ。 律子が死んだのは……わしのせいなんかじゃ…… 何言ってやがんだよぉぉおおおぉおおおお! 自分の所為だって覚えてるじゃないかよおぉおお! どうしてどうして、ここまで救えないクズなんだよおおおお!! わしは、律子が「信じて」と言った晩に自分の言った言葉を思い出していた。 「わしは律子が居るから安心じゃあ! 律子と一緒に美人局してれば、一生遊んで暮らせるんじゃあ!」 「雛見沢のダンナを……律子! 絶対に落としてくるんね! そうでなきゃ、わし、死んじゃう☆」 「さあ、早く行きんしゃあ! 今日で絶対決着着けるでぇ!」 馬鹿野郎おおぉぉぉぉおおおおお! 馬鹿野郎! 馬鹿野郎! 馬鹿野郎! 馬鹿野郎! わしが……ヒモなんかじゃなかったら、律子は死ななかった! わしは家族の事も、律子の事も考えられない馬鹿野郎だった…… 「わしは……わしは……何てことをしてしまったんじゃ……沙都子を……律子を、殺してしまった」 頭の中に、なぜか少女の声が響いて問いかけてきた。 「鉄平……あなたの罪に気づきましたのですか」 なんだか、彼女はわしの罪を聞いてくれる気がした。もちろん、許されるわけではない。 「そうじゃ! わしが……殺したんだ! 殺したんしゃああ! こんなにも……血が…いっぱい、出て……うぁああああ!!」 「……ならば、どうすれば鉄平は許されると思いますか?」 わしは、少ない知恵を絞って必死に考えた。死ぬほど考えた。 ……確か、この世界では。わしはこの後、この目の前の少女に頭をかち割られて死ぬ。 罪は、死ねば消える訳ではない。足掻いて、足掻いて、罪を背負って行き続ける事が、贖罪なんね。 ……わしは、生きる。そして沙都子に言わなければならない事がある。 すまなかった。本当にすまなかった。そして、晩飯、うまかったんね。本当に……うまかったんね。 わしは……沙都子を……いや、家族を! 二度と傷つけない! 絶対ね! 約束するんね! 抱きしめて……こう、言ってやるんしゃぁ。 「……この世界は、もうおかしくなっちまった。 でも、諦めていいなんて事はないんじゃ。せめて……目の前のこの少女の目は……わしが醒ます」 「今のあなたになら、その目の前の少女、竜宮レナがどういう事になっているのかわかるはず」 「ああ。あの時のわしと同じだ。家族の事を信じたくて信じたくてしょうがないのに、信じられないんさぁ!!」 家族を家畜だなんて思うような子になってしまう事は、させない。 あの時のわしと同じ過ちは……繰り返させない! もう……十分か。 私、竜宮レナはゆっくりと、足元に用意していた斧を振りかぶる……! 確実に吟味した間合い。しかも鉄平はリナの死にショックを受けている。 安心して。一撃で叩き割ってあげる。 そして……ついに私は二人目の殺人を犯そうと鉄平の頭に斧を振り下ろす! だが―― ヒュ! 勢いよく空を切る音だけが聞こえ、私は斧を空ぶっていた。 鉄平は私の攻撃を瞬時に回避していた。 「なっ!?」 「……この、間合い……。覚えとる。覚えてるんよ。そう、何度も殺されてたまるかってええ!」 鉄平はそう言って私に体当たりをかましてくる。 体格差のありすぎる私の体は、簡単に宙に舞い、手に持っていた斧が手放される! 「きゃあっ!」 そして、鉄平は私の身体の上にのしかかってくる! ビリビリッ! 着ていたワンピースが力任せに引き裂かれていく…… 「い、いやあ! 放して! こんなっ、お前みたいな最低男に!」 「……大丈夫。わしを、信じて」 (省略されました。続きを読みたい人もtmtkしないでください)
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359539198/ 「……死んだか、慰めにもならん」 まだ息も荒いまま、ウィン・Dが呟く。 その乗機レイテルパラッシュは、各所から火花を上げ、正に満身創痍といったご様子だ。 アルテリア・カーパルス。この地に七機ものネクストが集い、激しい戦いを見せた。 こんな状況はリンクス戦争以来、いや、リンクス戦争ですら、ここまでの戦場は見れなかっただろう。 二機のネクストが水没、もう二機は、カーパルス内で沈黙。動けるネクストは、三機しか残っていなかった。 「噂には聞いていたがな。まさか、これほどとは……」 左腕を失い、右脚の砕けたフィードバック。ローディーの奴、よく生き残っているものだ。 二機とも辛うじて立っている、といったところか。ネクスト五機がかりで相手にしたのは、たったの二機なのだがな…… 「あなたがいなければ、恐らく、私も死んでいただろう……感謝するよ」 この『あまりに異様な光景』に、どうやらこいつらはまだ気づいていないらしい。 カラードの上位ランカーが、笑わせてくれる。オペレーターなぞやっていると、周りがよく見えるようになるものだ。 「随分と偉そうな口を聞くようになったじゃないか、ウィン・D」 鉄のぶつかり合う鈍くうるさい音が響く。 私は右手のレールガンを間抜け面で呆けているレイテルパラッシュに突き立てた。 「な……!何故、こんな……!?」 瀕死のレイテルパラッシュにトドメを刺すには、これで十分だ。 レイテルパラッシュは沈黙した。ウィン・Dには、何が起きたかもわからないだろう。 「ど、どういうつもりだ……!」 フィードバックは慌てて右手を上げる。片腕でそんなものを向けても、どうにもならないぞ、ローディー? 「お前にはわかるまいよ」 左手のレーザーライフルでコアを撃ち抜く。PAも展開していないGAの装甲には、随分堪えるだろう。 フィードバックは容易く膝から崩れ、最早立つことも出来ずに倒れた。 「なぜ、こんなことを……この話を持ちかけたのは、貴様だろう!?」 ローディーはまだ生きているか。リンクス戦争からの生き残り、流石にしぶとい。 「教えてやろう……あの馬鹿を育てたのは、私だからな……」 「……あの馬鹿野郎は、随分歪んでしまった。育てたのは私だ。 なら私が責任をとるのが筋だろう?だが、少々立派に育ち過ぎてな。私一人では厳しいと思ったのさ。 だからお前らの手を借りることにした。お前らが動いてくれるほどのことを、あの馬鹿はやらかしたのだからな」 「それが……なんだというのだ?」 「わからないか?あの馬鹿は私が育てた。そして私が責任を持って狩り取った。 ……それでも、私があの馬鹿を大切に育てたことに、変わりはない。 あの馬鹿は私のモノだ。お前らはそれを殺す手助けをしたのだ。 私がお前らを殺すには、十分な理由だと思うがな……」 「気でも違ったか、スミ……」 もう一撃、溶けかかったコアにレールガンを撃ち込む。これでレールガンは弾切れだ。 いい加減長生きしただろう、ローディー。精々安らかに眠るといい。 カラードランク1、オッツダルヴァ……ORCA旅団長、マクシミリアン・テルミドールは死んだ。 ステイシスは水没、流石に、もう二度と上がってくることはないだろう。 カラードランク2、リリウム・ウォルコットは死んだ。 アンビエントは、アルテリアの隣で沈黙し続けている。 カラードランク3、ウィン・D・ファンションは死んだ。 レイテルパラッシュは、コアに大きな穴を開けて崩れている。 カラードランク4、ローディーは死んだ。 フィードバックは全身ボロボロのスクラップ寸前だ。 ORCAの異端児、オールドキングは死んだ。 どこかその辺にでも、沈んでいるだろう。 そして、あの馬鹿も……カーパルスの外壁に寄り添って、眠ったように動かない。 このカーパルスに残ったのは、『傷一つない』私のシリエジオだけだった。 「随分と舐めた真似をしてくれたな……説教、一つ追加だぞ? まあ、しばらくの間だけ、ゆっくり休ませてやる。 長い説教があるからな。精々楽しみに待っていろよ、この大馬鹿野郎が……」
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「日常的な非日常」 ◆uOOKVmx.oM 常春の国マリネラ……から次元をいくつも超えた魔次元のどこか。 眩しい朝日が差し込む廃墟の中に、ランドセルを背負った一人の少年が放り出された。 偉そうに勲章を沢山付けた軍服、ずんぐりむっくりな小太り体型。美少年とは言い難い、 むしろ潰れた大福と言うか拉げた肉まんと言うか、とにかく一度見たら忘れられない容貌の 少年、マリネラ国王パタリロ=ド=マリネール8世だ。 「ええい! 子供を乱暴に放り出すとは何たることだ! ぼくだけでも丁寧に送らんかい!」 太陽に向かって拳を振り上げ声高に主張するが、当然のように周囲は静まり返っている。 そんな事はお構い無しに自分勝手な罵詈雑言を一通り並べ上げたパタリロは、満足したのか ランドセルを降ろすと少し早い朝食を取り始めた。流石に毎回騒動に巻き込まれていれば この程度でうろたえる事はない。今回の事件だって彼に取っては『名探偵が偶然殺人現場に 居合わせた』程度の事に過ぎないのだ。子供相手に殺し合いなど趣味ではないが、先程の 少女の様に超人ばかりが集まっているのなら話は別。いい退屈しのぎになりそうだ。 「しっかしジェダの奴、本当に殺し合いをさせる気があるのか?」 既に魔界の救世主を呼び捨てである。それもそのはず彼が魔界の魔王に会った事は一度や 二度ではすまない。72人いる魔王の内、主な魔王の名は知っているし何人かは面識もある。 だからジェダを誰かの下っ端か田舎の弱小魔王に違いないと思ったのだ。それはさて置き、 パタリロの文句は支給された3つのアイテムについてであった。 「三回まで怪我を治す事が出来る『癒しの杖』、武器じゃなくて治す物を渡してどうするんだ。 次は何の変哲もない長くて軽くて丈夫な『ロープ(30m)』、だから武器をよこせと……。 極めつけは『ペンギンの着ぐるみ』、ナメとんのかボケ―っ! ぼくは人をおちょくるのは 大好きだが、おちょくられるのは大嫌いなんだ―っ!」 なんだかイラついた感情を抑えるかのようにパタリロは残った食料を異に収め、水を飲み 干した。普段一食で数十人分を平らげる彼にとって支給された二日分の食料など食事の前の 食事にすらなりはしなかったのだ。もっとも普段大食らいな代わりに食べなきゃ食べないで、 空腹状態でも1ヶ月は行動できるので問題はないのだが。 食事を終えたパタリロはふと 違和感を感じた。食事中に切ったのだろうか、なぜだか左手の指から少し血が流れていた。 「おかしいな? 超回復力を持つ僕にとって、この程度は怪我の内に入らないんだが」 傷口を触るとズキリとした鈍い痛みを感じる。まだ切り傷が治っていない。それどころか 血が止まってもいない。常人ならば当然の事だが、切り刻まれても数コマ程の時間で回復する パタリロにとっては異常なことだった。 「そういえばジェダの奴、能力を制限とか言っていたな。とりあえずタイムワープッ!!」 しかし何も起こらない。ただ廃墟にパタリロの声が虚しく響いただけだった。 「七変化ッ! 魔法召還ッ! 時間停止ッ! アスタロト様ヘルプミーッ! ハァハァ…… 全部ダメか。これじゃ美少年虐待だ! PATと全国の美少年愛好者が黙っちゃいないぞ!」 『全世界に児童虐待撲滅を訴えるポーズ』 「と慌ててもしょうがないな。幸い僕には天才的頭脳と数々の道具が――って、ありゃ?!」 慌てて体中をチェックするが常備していた道具は全て没収されたらしく、万年筆の一本すら 出てこない。パタリロの顔に大きな汗が流れた。出きる事が出来ないとパニックを起こすのは 大抵のことでは物怖じしない彼も例外ではないらしい。彼の図々しさは自分自身への自信から 生まれたものでもあるからだ。 「なんて奴だ! 道具はともかく命より大切な小銭入れを盗むとは! あいつは死刑だ!」 そんな怒りを込めて蹴り上げた大きな瓦礫は、勢いよく飛んでいく。どうやら八つ当たりの ようだが、小銭入れを没収された事に最も腹を立てているらしかった。誘拐とか少女惨殺とか 殺し合いの強制とか、もっと他に怒らなきゃいけない事があるだろうに。そんな神の言葉を 代弁したのか、蹴り上げた瓦礫は廃墟の上方の壁に当たり、砕けて降り注いだのだ。 「な――――!!」 間一髪、パタリロはゴキブリ走法から分身、身代わりの術までを駆使して降り注ぐ石の雨を 回避した。ほっと安堵の息を吐くが、自分で危機を作って自分で回避していれば世話はない。 「………」 しばしの沈黙。封じられた能力、粉々になった瓦礫、何故か出来たゴキブリ走法や分身。 人間コンピューターの異名を持つ彼はたったそれだけの事実から、自分の状況を正確に把握し 理解したのだ。過去にも同じように時間移動などを押さえ込まれた事があったが、その時と 同じく早めに自覚できたのはラッキーな事だった。分かっていれば対策は取れるのだから。 「なるほど。つまり他の者に絶対的な差をつける超能力は禁止されてるわけだ。キック力や 分身は、修練次第で誰にでも出来るとも言えるから大丈夫なのか。不味いな、これじゃ今の 僕は超絶的美少年で超天才で喧嘩に強いだけの普通の子供じゃないか―――って十分だな」 普通という言葉をかなり勘違いしているような台詞を吐きながら、一人で納得して頷いた。 どうせ相手は最初に殺害された少女の様な超人達だろうが、同じように超能力を封じられて いるなら自分の方が有利だろう。なんといっても自分には天才的頭脳がある。知恵比べや ゲリラ戦、騙し合いで負ける気はしない―――それにどちらかといえば、そういう天才児達と 手を組んでジェダを倒し、お宝と小銭入れを奪う方が良い。仕返しはキッチリしないと気が 済まないタイプなのだ。そんな事を思った矢先だった。 さほど離れてはいない瓦礫の影に一人の少女を見つけたのだ。パタリロと同じくらいの年の 少女だ。怖いのだろうか、涙を浮かべら震える両手で大型の拳銃を構えていた。パタリロの 頭脳が瞬時に拳銃を判別する。あれはS W M29、いわゆる44マグナムと呼ばれるリボルバー式 拳銃、子供の手足なんて軽く吹き飛ばす飛ぶバケモノ。パタリロが相手でも例外ではない。 腰の引けた滅茶苦茶な構えではあるが、少女の銃口はパタリロへと向けられていた。 「馬鹿、撃つな!! そんなもん撃ったら―――!」 BANG!! 小さな体が大きく跳ね飛ばされ瓦礫の山へと引っ繰り返った。 ―――ハルカ姉様、お元気ですか。私は元気です。よく分からない所で、よく分からない うちに殺し合いをさせられています。物凄く怖いです。痛いことは怖いです。でも酷い事を するのはもっと怖いです。初めて鉄砲を持ちました。ドラマでは軽々と振り回していたのに 物凄く重かったです。初めて鉄砲で人を狙いました。心臓がバクバクして私が先に死んでし まいそうでした。初めて鉄砲の引き金を引きました。その後は、よく憶えていません―――― 瓦礫の上に横たわっていたチアキは激痛で意識を取り戻した。少しでも動くと両腕と肩を バラバラにされるかのような痛みが走り、声も出せなくなる。それでも周囲の風景が先程と 違っている事には気が付いた。銃声を他の参加者に聞きつけられる事を考慮して場所を 変えていたのだ。 「気が付いたか。だから言ったのに。ガキのクセにこんな代物を使うからバチが当たったんだ」 声の主、パタリロは直ぐそばに座っていた。その手にはチアキの撃った拳銃が握られている。 射撃経験ゼロの子供が10mを当てるのは難しい。震える手、瞑ってしまった目、引けた腰、 これで当ったら天才か神様の気まぐれだ。しかも44マグナムというバケモノ銃、腕がへし折れ ても変ではなかった。重い銃だったので両手でガッチリ持っていたのが不幸中の幸いか。 体ごと吹っ飛んでなければ、自分の顔面を反動で殴打していた可能性すらあったのだから。 「あ………ああ………」 チアキは身をよじり、パタリロから離れようとするが激痛は彼女を逃がしはしない。涙が 零れた。泣き喚きそうになるのをグッと堪える。それはチアキのプライドだった。 「日本人の子供は短絡的でキレやすいって聞くけど本当だったんだな。銃も撃てないくせに 殺し合いをしようだなんて。もう少し他の方法を考えようとか思わなかったのか?」 「お前が殺し合いをしようとしてるんだろ馬鹿野―――ぐぁ………」 大声が怪我に響いたのかチアキは俯いて黙り込む。おそらく激痛で溢れ出す涙を見せまいと 必死で泣き声が出る事に抵抗しているのだろう。そんな事は気にせず、パタリロは首を傾げて 続けた。自分が狙われる理由はチアキがゲームに乗っていた以外ないはずだ。 「ぼくがいつ、殺し合いに乗ったって? 勝手に思い込むのは……」 「最初に乗ったって言ったろ! 4人はキツいけど2人なら殺すって!」 「……あ!」 思い出した。確かに言った。皆の前でハッキリと。パタリロの顔に冷汗がダラダラと流れた。 銃も撃てない少女が自分を狙った理由は『殺されると思ったから先に撃った』だったわけだ。 散々瓦礫を蹴り上げたり好戦的っぽい事はしてたし、大声も出していた。狙われて当然だ。 これじゃ手を組むどころか、ゲームに乗った者は攻撃するし、乗らない者も攻撃してくる。 流石に全員を同時に敵に回すのは不味い。 「どどどどうしよう?!」 「知るか馬鹿野郎!」 「何を言うか! 馬鹿野郎という奴の方が馬鹿野郎なんだぞ!」 「なら自分で馬鹿野郎と言うなヘチャムクレ! 顔の上に付いているのは帽子置きかよ」 オロオロと慌てるパタリロに対してチアキが怒鳴り返す。チアキにしてみれば激痛の中で コントをする気など毛頭ないのだから、当然といえば当然かもしれない。可愛い顔して強気に 振舞うものの、殺し合いはおろか真面目な喧嘩さえ見た事のない平和的な日常の住人だった チアキにとっては泣き喚かずに正気を保っているだけでも感嘆に値する事だった。そんな 涙を瞳に浮かべているチアキを見てパタリロは一つの決断を下した。俯いていたチアキの頭に 硬い物が触れた。 「自業自得だし、銃だけ貰って放っていっても良いんだが……運が無かったって事で諦めるか」 「………………姉様」 覚悟を決めたチアキの頭をパタリロは杖で軽く叩いた。その途端、金縛りが解けるか様に チアキを襲っていた激痛が消えてゆく。早々に癒しの杖の貴重な一回を使うのは痛手だったが、 出会ってしまったのだから仕方ない。運が悪かったとパタリロは思った。 「怪我を治す『癒しの杖』だ。三回しか使えない貴重な一回だからな。感謝しろよ」 「……お前、たくさん殺してご褒美を貰うんじゃないのか? 私を盾にでもする気か?」 「盾か。それも良いな――って銃も撃てないガキが役に立つかい! かえって足手纏いじゃ!」 「じゃあ太らせて食べる気か? なんでだよ?!」 「ぼくは天下のマリネラ国王パタリロ=ド=マリネール8世だ。保身のために幼女殺しなんざ するか! 常識で考えろ!」 お前にだけは言われたくない、そう目で訴えるチアキに対して『殺せといわれて殺すなんて 嫌だね。人にあれこれ指図されるのは、ぼくの嫌いなものの一つだ』と笑い飛ばした。 「じゃあ最初にゲームに乗るって言ったのは何だったんだよ」 「あれは……まぁ……なんだ……その場のノリだ」 「言い切りやがったな馬鹿野郎!」 「ハッハッハッハ」 「……………プッ」 パタリロの無意味に能天気な笑い声にチアキもつられて笑い出した。こいつは私がどれだけ 怖い思いをして銃を構えたか、どれだけ葛藤して引き金を引いたかなんてまるで分かっちゃ いないんだ。そしてそんな事は、ここでは意味も持たないんだ。そう思うと腹が立つよりも、 自分の馬鹿さ加減に思わず笑えてきたのだ。 「さて元気も出たところで解散しようか。この銃は治療代として貰っていく。どうせ撃てない だろうし安いもんだろ? 代わりにそうだな……このペンギンの着ぐるみをあげよう。 ぼくだと思って大事にしたまえ。ではサラバだ明智君」 「ちょっと待て、私一人を置いて行くのか」 「ぼくは全員から命を狙われる悲劇の美少年だからな。一緒にいない方がいいだろ? ぼくが ジェダを倒すまでその辺にでも隠れているといい」 適当な事を去ろうとするパタリロの内心はホクホクである。強力な武器は手に入ったし、 周囲に狙われている事も分かった。あのままチアキを放っておいても良かったんだが、一応 国王として男の子として、泣いている無力な美少女を殺すことは出来なかったのだ。 貴重な回復手段を一回分消費したが、疑わしかった杖の効果を実験できたし結果オーライ。 役に立ちそうなら連れて行くのだけど、どう考えても足手纏いにしかなりそうもないし。 それなら格好良く立ち去るのがベストだ。 「オイ待て馬鹿野郎!」 後方からチアキの声が聞こえた。だがパタリロは歩いてゆく。ここは振り向かないのが一番 格好良い場面だと思ったからだ。 「待てといってるんだ。オイ!」 その声と同時にパタリロのベルトに何かが引っ掛かった。次の瞬間、物凄い勢いで後方へと 引っ張られてゆく。まるでカツオの一本釣りのようにパタリロは吊り上げられ、チアキの元へ と引き寄せられた。チアキの支給品、当てた物を引き寄せる『ロングフックショット』だ。 「ぎゃふんっ!」 一本釣りされたパタリロはチアキの元、あのペンギンの着ぐるみへとホールインワンで放り 込まれた。もはや何が何だかサッパリといった具合だ。 「ププ―ッ、似合ってる似合ってる。これなら誰も最初の馬鹿野郎とは分からないな。 どうだい、銃とか持たなきゃ私だって色々とできるし。お前よりも頭良いしな」 「馬鹿野郎、馬鹿野郎とポンポン呼びおって! ぼくは国王だぞ、殿下と呼ばんかい!」 パタリロが顔を真っ赤にして怒るが、ペンギンの着ぐるみを着たままでは迫力が全く無い。 それどころかチアキに大声で笑われるだけだ。パタリロは人を笑わせるのは大好きだが 笑われるのは大嫌いだ。着ぐるみで他人の目を誤魔化すのは確かにグッドアイデアだと思うが、 それを手放しで認めるのは何となく癪に障った。 「アハハハ、国王なら陛下だろ馬鹿野郎! それなら私は姫と呼ばれているからそう呼べ!」 「そもそも日本に王室なんて無いだろう! ガキのクセに生意気な事いうな!」 「お前の方が背が低いだろ、年はいくつだよ!? 年下だったらゆるさねぇぞ!」 「なんだと――ぼくはな、お前の作者が生まれる前から連載してるんだぞ!」 「あ? 一体なに言ってんだお前? そんなこと知るか馬鹿野郎!」 「だから馬鹿野郎と言った奴の方が………」 毎日が非日常的な生活を送る少年と極一般的な日常を送る少女による第一次口喧嘩大戦は、 十分ほど罵り合った後『続きはジェダを片付けた後だ、憶えてろよ』的な事を言い合って 一時休戦することで合意された。 ―――ハルカ姉様、お元気ですか。私は元気です。よく分からない所で、よく分からない うちに殺し合いをさせられています。初めて出会った生意気な男子はカナをも超える 馬鹿野郎な奴でした。ついつい私も相手のレベルまで下がって言い争ってしまったけれど もしかしたらわりと頼りになる馬鹿野郎かもしれません。無事に帰ったらホットケーキくらい 食べさせてやろうかと思います。 追伸、冷蔵庫のプリンは残しておいてください―――― 【G-8/廃墟/一日目/朝】 【パタリロ=ド=マリネール8世@パタリロ!】 [状態] 健康 [装備] S W M29(残弾6/6発)@現実またはBLACK LAGOON ペンギンの着ぐるみ@あずまんが大王 [道具] 支給品一式(食料は全て食べた)、ロープ(30m)@現実 44マグナム予備弾17発(ローダー付き) [思考] 第一行動方針:打倒ジェダの仲間集め。 第二行動方針:好戦的な相手には応戦する。 特に異能力者と自分を騙そうと多相手には容赦しない。 最終行動方針:ジェダを倒してお宝ガッポリ。 [備考]:自分が受けている能力制限の範囲について大体理解している。 最終的にジェダを倒した後、タイムワープで事件の後始末をしようと考えている為、 他人の死はある程度許容してでも、生き残るようにしようと考えている。 マグナム弾はリロード済みで、ペンギンの着ぐるみの中に拳銃などを隠し持っています。 彼は着ぐるみ着用でも普段と同じ行動が可能です(変わり身などがある分むしろ強い?)。 【南千秋@みなみけ】 [状態] 健康(まだ少し腕と肩が痛いが支障はない。精神的にも結構立ち直った) [装備] ロングフックショット@ゼルダの伝説/時のオカリナ [道具]支給品一式、祝福の杖(残二回)@ドラゴンクエスト5 [思考] 第一行動方針:仲間集め。できるだけまともな人間に会いたい。 第二行動方針:好戦的な相手は出来るだけパタリロに任せたい。 最終行動方針:どうにかして家に帰る。 [備考]:祝福の杖はマグナムと予備弾の代わりとして奪い取りました。 【アイテム図鑑】 【ペンギンの着ぐるみ@あずまんが大王】 文化祭において長浜ちよが着用した着ぐるみ。動物好きに対する効果は絶大な可愛さ。 大きさ的に小学生程度でないと装備不能と思われる。 普通は着れば動きが鈍るし、倒れたら起き上がれないと思われる。 【ロングフックショット@ゼルダの伝説/時のオカリナ】 射出して相手を攻撃するもよし、何かに引っ掛けて高速移動するもよし。 何かを引き寄せてもよしな汎用性のあるフック付きの鎖射出器。 子供のリンクでも軽々と振り回せ、ボスキャラを引っ張り出すことも出来る為、 固定してあるもの以外は重量を無視できるのかもしてない。 【S W M29@BLACK LAGOON(現実)】 いわゆる44マグナムのリボルバー式拳銃のこと。マグナム弾の破壊力は抜群でグリズリーなど 大型動物の狩猟に有効なほど。その分、重量があり反動が強すぎるため常備拳銃には向かない。 BLACK LAGOONではダッチがこの銃を愛用している。 【祝福の杖@ドラゴンクエスト5】 道具として使うとベホイミの効果を持つ魔法の杖。打撃武器としても多少は強い。 ベホイミは全部で三回までと制限つき。 ≪006 待ってて 時系列順に読む 008 Blue blue dream≫ ≪006 待ってて 投下順に読む 008 Blue blue dream≫ ≪000 オープニング パタリロの登場SSを読む 065涙>ツッコミ≧ボケ≫ 南千秋の登場SSを読む
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▽タグ一覧 イケメン ゾウ ダークヒーロー デスノート バナナ ポテトチップス 射殺 月 死的オールスター 犯罪者 神 茶髪 音MAD素材 顔芸 馬鹿野郎 高校生 ニコニコで【夜神月】タグを検索する 概要 読みは「やがみ ライト」 漫画『DEATH NOTE』の主人公。 当初はデスノートを用いて世の中を変えることを目論み、悪人以外を殺そうとはしなかった。 が、保身のためにFBI捜査官を殺害したことをきっかけに、性格もだんだん歪み始め、 「新世界の神になる」目的の障害であるならば例え悪人でなくとも躊躇なく殺すようになり、 やがては自分の目的のためなら殺人すらも厭わない、独善的なサイコキラー『キラ』へと変貌する。 音MADでは最終話の錯乱がよくつかわれ、バカヤロイドと呼ばれる セリフ これは罠だ!(粉☆バナナ)ニアが僕を陥れるために仕組んだ罠だ!(バナナ☆) 馬鹿野郎~!(バターロール!)まぁ~つだぁ~!誰を撃ってる~!(タレを売ってる!)ふざけるなぁ~ !(プーさん蹴るなぁ!) 父さあああああああん(象さあああああああん、ジョナサン) 思い通り!(ホモに同意) ニア……僕の勝ちだ(2円=僕の価値だ) 馬鹿が!今日まで(京アニ)余計なことをするなと指示しておいただろうが! 言っても分からぬ、馬鹿ばかり(タラバガニ) そんな奴は知らない!(そんな八橋いらない!) 海砂はどうした~……高田は?(味噌はどうした~……高菜は?)
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Mなのに攻×Sなのに受 「お前を見てるとイライラする。俺のことをなんにも分かってないくせに分かった顔をして微笑む顔も そうやってなだめる声も、俺の加虐心をかきたたせているのはお前であって 俺に手をださせてあるのはお前以外の何者でもない。 俺が悪いわけじゃない。俺のせいじゃない。」 俺が喋った後お前は4秒待ってごめんねと笑った。 ざまあみさらせ、その青タンお前にぴったりだ馬鹿野郎。 馬鹿野郎、今日どこいってなにしてた。誰と会った。誰と話した。 一秒ですら離れたくない俺の気持ちすらわかっちゃあいねえのに そんな顔でそんな声で大丈夫だなんて吐くな。 こんな感情を与えたお前が悪い。その青タンは俺のせいじゃない。 ああ、なのにこの罪悪感はなんだよ。 「僕が好きで好きでだからこそ気に入らないしムカつくのは分かっているから いくらでも殴ってくれて構わないし傷をつけてくれて構わない。 うん、分かってるよ。こうやって痛めつけるのがとてつもなく不器用な君の愛し方なのだと。 大丈夫だよ。泣かないで、この傷がある以上僕は君のものでしかないし、 それを十分に受け止められる程僕は君が好きだからいくらでも君の好きなようにして構いやしないよ。」 君は誰がいつ泣いただ、と切なげに吼えたあと、さっきは悪かったと一言呟いた。 全く、臆病で小心者な君が愛らしくて仕方ない。 覚悟しておいて、離さないのは君の方ではなく僕の方だからね。 Mなのに攻×Sなのに受
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時間の馬鹿野郎ー! -- 凪城 (2007-03-17 12 32 03) 名前 コメント
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荒らし王 この掲示板馬鹿野郎 ムスーカ HIROMU12 なんぼでも蘇っちゃうの デキ大 武田信玄