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非常識*空間(西日本大会) 現在工事中 続報が入り次第お知らせします
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【番組名】 世界の常識・非常識! 【放送日】 1991年4月28日 【放送局】 フジテレビ 【内容】 ①常識ダウト ②プラハの常識(カレンダーを見て決める事) ③ドミニカ共和国の常識 ④逆転チャンス 【出演者】 司会:逸見政孝 出演者:ダウンタウン、和田アキ子、田代まさし、加納典明、相原勇、森田健作、かとうれいこ他
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【書きかけ】水野俊哉「ビジネス用語の常識・非常識」(2010) ビジネス用語の常識・非常識 (双葉新書) 評価 ★★★☆ ひとこと ビジネス用語集としては力作。 ただ、「自己啓発」「ビジネス実務用語」のあたりはちょっと期待外れな面もあって ★は3つとしました。 そして、7割が必須レベル(管理職なら9割)だそうですが・・・。 自分がいかに「IT、マーケティング、ちょっぴり会計をかじった程度」 ということがハッキリわかってしまった一冊。 分類 エッセイ(日本人作家) 新書 目次 はじめに 掲載用語索引 第一章 行動経済学の「常識・非常識」 第二章 自己啓発・成功哲学の「常識・非常識」 第三章 ビジネス実務用語の「常識・非常識」 第四章 脳科学・勉強法の「常識・非常識」 第五章 起業・投資の「常識・非常識」 第六章 ベストセラービジネス書用語の「常識・非常識」 気になる表現 メモ 行動経済学(019)合理的な経済人(20) 思考のバイアス(21) 判断のヒューリスティックス(23) アンカリング(25) 国連実験(25) 恣意的な一貫性(29) 代表性(30) ナッジ(34) 選好の逆転(35) 時間的な選好の逆転(38) フレーミング効果(40) 保有効果(43) コンコルドの誤謬(44) 確実性の効果(49) 損失回避性(49) プロスペクト理論(49) ピークエンドの法則(53) 最後通牒ゲーム(55) しっぺ返し戦略(55) 独裁者ゲーム(56) 幸福の経済学(58) 自己啓発・成功哲学(61)マルチレベルマーケティング(62) アファメーション(78) 口グセ理論(78) 時間管理のマトリックス(80) P/PCバランス(80) マスターマインド(81) 宇宙の法則(82) セレンディピティ(83) タイムライン(83) NLP(83) シンクロニシティ(83) VAKモデル(84) バックトレッキング(86) ペーシング(86) ミリオネアマインド(87) FRB(89) 国際金融支配(89) ソウルメイト(90) アガスティアの葉(90) 引き寄せの法則(91) サムシング・グレート(91) 2012年問題(92) パシャール(92) アセンション(93) ビジネス実務用語(095)Will×SKILLマトリックス(110) ピラミッドストラクチャ(111) アイビーリー式(117) メリタ式(117) ウェブの教訓(120) アトム(121) ベルトラン競争(121) 海賊版のパラドックス(122) 注目経済と評判経済(122) 少数の法則(123) ホットハンド(123) アイヒマン実験(124) スタンフォード監獄実験(124) Six-degress(127) ティッピングポイント(127) コネクター(128) 情報商材(130) 知識社会(132) 知識労働者(133) 承諾誘導(133) 返報性(134) 権威(135) 好意(135) 社会的証明(135) カチッサー効果(136) 希少性(136) 脳科学・勉強法(137)テグメンタ(141) タイムプレッシャー(142) ソーヤー効果(143) エピングハウスの忘却曲線(147) 海馬(151) ミラーニューロン(151) カプクラ症候群(152) 意味記憶(153) エピソード記憶(153) 手続き記憶(154) ドーパミン学習法(156) 強化学習(156) PET(157) A10細胞(157) 加速学習(159) サーカディアンリズム(159) サヴァン症候群(160) 神経伝達物質(161) 扁桃体(161) ギャバ(162) ベータエンドルフィン(162) メラトニン(162) 脳の構造(162) 交換条件つき報酬(if-then)(165) 思いがけない報酬(no that)(165) チャンキング(166) マルチプルインテリジェント理論(169) 起業・投資(171)プライマリーバランス(183) ベーシックインカム(184) マネー経済(185) キーカレンシー(186) ハードカレンシー(186) 信用創造(186) ドルペッグ制(187) ポンド危機(187) ハイパーインフレ(189) LTCM(190) 裁定取引(191) アービトラージ(191) グローバルマクロ(191) マーケット・ニュートラル(191) ブラックスワン(192) マネージド・フューチャー(192) ブロウアップ(193) テクニカル分析(194) アセットロケーション(194) 市場効率化仮説(196) 敗者のゲーム(197) ボラティリティ(198) グロース投資(199) バリュー投資(199) パッシブ運用(200) アクティブ運用(200) ノーロード(201) S P500 複利72の法則(203) 国際分散投資(203) プライベートバンク(205) 社会起業家/ソーシャル・アントレプレナー(208) マイクロクレジット(208) 国際通貨基金(210) ブレトン・ウッズ体制(210) IMF(210) 世界銀行(211) エマージェンシー投資(213) モータリゼーション(213) ベストセラービジネス書(215)エイボン賞(226) FeBe(227) オーディオブック(227) 効率、効率、効率(228) ストコーマ(229) エフィカシー(230) コンフォートゾーン(230) 止観(231) デプログラミング(231) 抽象度を高める(232) 奴隷の夢(232) R (233) クリティカルエイジ(234) チョムスキー理論(234) ドリームキラー(235) Aha!(236) クオリア(236) セキュアベース(238) 遇有性(239) 桃太郎理論(239) エモーショナル・マーケティング(240) 成功のダークサイド(241) ダイレクト・レスポンスド・マーケティング(241) グッド ニュー理論 KSF(243) DMWL(243) パーソナルキャピタル(244) コントリビューション(244) コールドリーディング(245) ストック・スピール(246) ホムンクルス(246) セレクティブメモリ(246) WEタイプ(247) MEタイプ(247) パーソナルモチベーター(248) 血液型ルーズ(248) サトルネガティブ(248) ミリオネア・メンタリティ(249) 参考文献
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ソレダメ!〜あなたの常識は非常識!?〜 MC レギュラーパネラー コメント 2015年(平成27年)4月15日からテレビ東京系で放送されているバラエティ番組。 MC ボスゴドラ:若林正恭(オードリー) レギュラーパネラー ダイノーズorスリーパー:春日俊彰(オードリー) コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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非常識の裏側/Reverse of Absurd 非常識の裏側/Reverse of Absurd(4)(U)(U) インスタント 土地でもサポートでもないすべてのパーマネントをそのオーナーの手札に戻す。 参考 地霊殿-レア
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彼らの常識、非常識 ◆ug.D6sVz5w 胡散臭いほどにさわやかな笑みを浮かべ、彼は恭しく腰を曲げて、こう言い加えた。 「あ、申し遅れました。 僕の名前は古泉一樹。しがない『超能力者』、です」 曲げていた腰を伸ばしたそのときも彼の胡散臭い笑顔は、まるでその表情を貼り付けたように変わってはいなかった。 ――あたりに散らばっているのは人間の死体。 つい先ほどまでは同盟関係にあったはずの少年、高須竜児の死体。 両手も、両足も、顔も、喉も、胸も、彼を構成していた要素全てをバラバラに切り落とされて、あたり一面に血臭を撒き散らしている死体。 そんなモノがすぐ側に転がっていても、そしてその凶行を行った殺人者を目の前に置いていても、彼の笑顔は胡散臭いほどにさわやかだった。 ただし、彼がまったく現状を理解していない愚か者なのかというとそうでもない。 表情こそ敵意一つない笑顔のままでも、ゆっくりと、だが確実に高須竜児の死体の側へと、より正確に言うとそのすぐ側に転がっている武器の側へと移動している。 また彼はこちらへと話し掛けてくる前に、窓に開いた穴――ガラスを破るというほんのわずかなロスなしに外へ移動できる場所を確認しているのも見た。 「――それで?」 それで少なくとも彼は、ついさっきここでバラバラにした高須竜児や、一、二時間ほど前に図書館でバラバラにした長門有希よりかは現状を認識して、受け入れることができる相手。 理想(ユメ)と現実(リアル)の違いを理解している人間だと相手を見計らった上で、紫木一姫は目の前の胡散臭い笑顔を浮かべる少年に続きを促す。 彼を殺すか、それとも「まだ」生かすかは決めていない。 だが少なくとも殺す前にこの相手の話は聞いておいても損にはならないだろうと判断して。 「それでその『超能力者』さんは姫ちゃんに何を求めているですか?」 「はい、とりあえずはさっき言ったとおりです。 まあ、今のところは僕を含めて二人しかいませんが……あなたには後二、三人は引き入れる予定の「協定関係(仮称)」のメンバー及び、その保護対象への不可侵関係を築いて頂きたいと考えています」 「不可侵関係ですか」 「ええ、可能ならこちらの協定に協力してくれるのが一番いいのですがね。ただ協力してくれることはあなたにとってもメリットはあると思いますよ?」 「メリットですか? あんな「眼」以外にはとりえのないような一般人レベルの人間を、それもあっさりと安っぽい希望に流される人間を組み入れるような人たちが姫ちゃんにどんなメリットをくれるっていうですか?」 そう言うと共に彼女は一歩彼の方と踏み出した。 曲弦師にとってたった一歩の距離などは詰めようが詰めまいが、たいした意味などは持ちえない。だからこれはただの脅しだ。 くだらない話は抜きにして彼女にこの集団に協力させるだけのメリットを示して見せろという脅し。 その動きを古泉は軽く手を上げて留めた。 ◇ ◇ ◇ (やれやれ、思った以上に気が短いようですね) 彼は内心そう呟くとともに溜息をつく。 今回の交渉は前二回とはまるで難易度が違う。 銃を持っていて、多少は荒事になれた雰囲気を持っていた――言い換えればそれ以上の相手ではなかった一人目。 見た目こそ凶暴な人間のように見えても、実際はいいとこ町のチンピラレベルの二人目。 彼らの危険度が猫ぐらいだとすれば、この少女の危険度はトラ以上だ。 ――だとすれば、そうそう簡単に涼宮ハルヒの存在を、こちらにとっての生命線を知らせるわけにはいかない。 最低でも、少女のたった一つの泣き所、こちらにとっての涼宮ハルヒと同じ存在、つまり彼女が守るべき誰かの情報の糸口ぐらいは交渉前に掴んでおきたかったが仕方がない。 交渉途中でなんとしてでも見つけ出し、彼女も仲間に引きずり込む。 そんな決意とともに、彼は少女に向けた手のひらを上方向へと翻し、これまでの交渉の際「彼ら」に見せたように、己の力の証明となる赤い光の弾を生み出した。 「さて、少々話は長くなってしまいますが、どうか我慢してお付き合いください。 まずは僕の、いえ、一人賛同してくれたから僕らのというべきですね。僕らの目的は皆が共に救われる『かもしれない』可能性、その可能性を現実にすることです。 ……ああ、別に妄言を言っているわけではないですよ。それはこれからの話を聞いて判断してください」 (――さて、まずは) 少女に向けて喋りながら、古泉一樹は情報を整理していく。 確かに眼前の少女の情報、たとえば少女の知り合いがどのような人物なのか。そしてどのくらいの人数がいるのか。どのようにして、高須竜児を殺害したのか。 これらに関しては一切わからない。 ――だが、先ほどのわずかな会話だけでも判別できることもある。 それは少女の目的が彼女の大事な知り合い一人を「優勝」させるのが目的らしいということ。 そして高須竜児や先ほどの水前寺邦博、島田といった男女とはまったくの他人であるということ。 つまり、今の彼にとっては目の前の少女の素性を探るのに使えるカードは一枚きりということだ。 (まあ、いいでしょう) そして、彼は言葉を続ける。 「まずは少し大きな音を出しますよ? ああいえ、その前に聞いておかなくてはならないことがありました」 「なんですか?」 「あなた――玖渚機関という物をご存知ですか?」 「……はあ?」 「……おや、聞こえなかったですか? 玖渚機関。これを知っているかどうか聞きたかったのですが」 (やはり、そんなに上手くいく筈はないですか) ――玖渚機関。現状唯一少女の気を引ける可能性のあるキーワードを出して見せても、少女は怪訝そうな顔をして見せるだけだった。 半分以上上手くいくはずはないとは思っていたが、それでも少々の諦観を古泉は感じた――が、 「そんな当たり前の常識を聞いて何を判断しようというですか? それとも空洞尋問って奴ですか。姫ちゃんはそんな冷え冷えの中身のないすべりまくった質問に引っかかるほどバカじゃないです」 それは一瞬の内に驚きと歓喜にとってかわられる。 まさかこれほど簡単に行くとは思わなかった。 十中八九、彼女は最初に出会った「彼」の知り合いだ。 いや、ひょっとしたら「彼」こそが彼女の守るべき「師匠」なのかもしれない。 そうまで断言するにはやや早いとは言え、先ほど別れたばかりの「彼」と合流さえすれば彼女の弱みを握ることはそう難しいことではないだろう。 ならば無意味にごまかすこともない。 存分に目の前の少女に「彼女」の事を教えよう。 「いえ別に誘導するつもりはないし、そもそも僕ら自体玖渚機関とは関係ないんですけどね。 ここに攫われてくる前の僕は機関という組織の一員だったというだけです。 つまりこう言い換えることができますね、僕の仲間は機関と名乗れるくらいの人数がいて、全員――こういう力を持っているということです」 言うなり古泉は光球をすぐ近くの教室のドア目掛けて投げつけた。 爆音とともにドアが破壊される。 本来の力と比べると貧弱な、それでもドアや人を破壊するには十分な破壊力。 それを見せ付けてから、古泉は言葉を続ける。 「これでも大分威力は制限されているんですよ?」 ひうん。 どさっ。 彼がそういった途端、音が響いた。 彼が持っていたデイパックが廊下に落ちた。 「あなたはいちいち五月病ですよ。そんなだらだらと鬱陶しくうざくて苛々してむかつくのは、師匠一人で十分です。 そんな力があろうとなかろうと人間は殺せます。そんな力を持っていてもいなくても姫ちゃんは解体(バラ)せます」 「――糸ですか」 表情そのものは崩さずとも、さすがに冷や汗が流れるのまでは止められずに、古泉はポツリと呟いた。 何の変哲もないただの糸。ちょっとした雑貨屋に行けば一山いくらで売っていそうな裁縫用の糸。 見た感じ重しも何もついていない、吹けば飛ぶようなその糸は彼が気づかぬままに彼の所持していたデイパックに絡みつき、一瞬にして切断した。 少女の手元に回収されるその一瞬だけ見えたそれは、逆に攻撃されるまで彼には視認できなかったということ。 少女がその気になれば、自分を一瞬にして殺すことができるこの状況。 その状況にあってなお、古泉一樹は笑顔で語る。 「お気に障ったのならば謝らせてもらいます。 ですがちゃんと意味はあるのですよ。今見せたこの力は僕らの目的とする少女、涼宮ハルヒが無意識の内に僕らに与えてくれた力なのですから」 「無為式ですか……」 ぽつりと呟かれた言葉。 それに気づかなかったのか、それとも無視したのか気にせずに古泉は言葉を続ける。 「そう、彼女には「力」があります。 彼女が持っている力とは、世界を改変する力。彼女が望む通りに、世界を作り替える力。 世界を壊すのも、新たに作るのも、彼女の気分次第なのです。 そして気分次第であるが故に彼女の力は時に暴走します。 そして、力の暴走によって発生する世界の崩壊を止めるために日々奮闘している機関の超能力者、彼女の力の一部を抑えるために彼女の力の一部によって力を与えられた存在。それが僕たちなんですよ」 「そんな夜伽話を姫ちゃんに信じろっていうんですか?」 「信じてくれとまではいいませんよ。あなた方には実感も何もない話でしょうし。 ああ、それとあなたの外見で「夜伽話」は危ないですね。注意なさってください」 「関係ない話ですよ。大体さっきから姫ちゃんの質問に答えていないじゃないですか」 「ああ、メリットに関する話ですね。そのことならば簡単です」 自信満々に古泉は言葉を繋げる。 交渉はこれで三回目。 ここまでくれば相手がどう反論してくるかもわかってくる。 流れるようにスムースに古泉一樹は計画の主目的を話す。「涼宮ハルヒを絶望させる」という目的を。 「……とまあ、これが僕達の脱出計画の柱となります。 世界を創造することさえ可能な彼女の力、その力が働けばこのような舞台から脱出することは決して不可能な夢物語ではありません」 だが、その説明を聞いた紫木一姫はむしろ苛立つような表情を見せた。 「どこが夢物語じゃない、ですか。穴あきだらけのでこぼこな計画です」 「……おや、どうしてですか?」 「第一にそんな夢物語のような能力、姫ちゃんとてもではないですがまるで信用できません。 そして第二に百歩嬢ったところでそんな能力の持ち主がこの舞台に呼ばれるはずがありません。つまりそんなデタラメで姫ちゃんは騙されません」 だが、そう言い返されても古泉の笑顔は崩れない。 「ええ、ですからさっきも言ったでしょう? べつに信じてくれなくてもいいと。 これが狂人のたわごとであろうとなかろうと、いえ狂人のたわごとであればこそ、その意思は強靭です。 先ほどの彼のように希望にすがることもない。絶望しきっているわけではないから、全てを巻き添えに暴走することもない。 あなたも理解なさっているのでしょう? あなたの大事な誰かを守りきるにはこの舞台はあまりに広く、そして僕らの手は短い。 何も僕らの仲間になれ、と言っているわけではないのです。あなたも僕、また間違えてしまいましたね、僕らも大事な誰かをこんな場所で死なせるわけにはいかないという考えは一致しています。 そのためには最悪自分自身を含めた他人を殺してしまわなければなりません。 ならばそう――その順番を多少弄くっても、僕や「彼」の大事な存在を殺す順番を最後の方に回したところで、どこにデメリットがあるでしょう?」 実際には目星をつける算段がついているということを隠し、古泉一樹はあえて紫木一姫の大事な存在のことは一切聞かずに譲歩したように見せかけて、同盟を持ちかける。 ここまでくれば彼女が同盟に乗ってこようが乗るまいが、古泉一樹にとっては勝ちも同然だ。 もちろん紫木一姫が同盟に乗ってくれるのが一番いいのは言うまでもない。 ただ、彼女が同盟に乗ってこなくても、彼女がこの舞台で生きて殺人を続けていけば、いずれ涼宮ハルヒとも出会うはずだ。 だが彼女はいくらとてつもない力を持っているとは言え、その身体能力そのものは普通の女子高生の域を出ない。 ならば目の前の相手からすれば涼宮ハルヒはいつでも殺せる相手とも言える。 ――いつでも殺せるということは、すぐに殺す必要もないということだ。 もちろん何も知らない時ならばハルヒを生かしておくだけの理由もなかったのであろうが、涼宮ハルヒを絶望させるだけで脱出の見込みがあるという可能性を聞かされた今ならば、彼女を殺す順番を最後の方に回すだけのメリットがある。 その結末は彼女が同盟に乗ったのと同じこと。 後はこちらの身の安全を確保するだけだ。 「いかがです? 結論を聞かせていただけませんか?」 「……一つ聞かせてもらえますか?」 「おや、なんですか? まあ、僕に答えられることならば何なりと」 「涼宮ハルヒを絶望させるといいましたが、どのような方法を考えているですか? 姫ちゃん、殺すことは不得手ではないですが、拷問はあまり特異ではないですよ」 「――それはこちらの同盟に乗ってもらえた、とこう考えてもよろしいのですか?」 「まだ決めていませんが、僧侶する価値はあるかなーとは思いました」 「……そうですね、とりあえず彼女の回りから責めていく方法が今のところベストだとは思いますね。……ああ」 そこまで言ったところで、古泉は納得したように小さく頷いた。 「そこまで回りくどい言い方をしなくても、こちらの知る情報は普通にお渡ししますよ」 「――何のことです?」 「さあ、何のことでしょうねえ?」 そう言うと古泉は先ほどの地面に落とされたデイパックを拾い、名簿を取り出した。 ――が、その直後に首をひねると、高須竜児の死体の側へと近付いた。 「――動かないでください」 が、当然のようにその動きは静止される。 気にするな、というように一度軽くひらひらと手をふって見せてから、その静止の言葉を無視し、古泉一樹は遺体へと歩む足を止めない。 「ああ、お気になさらず。これが――」 と言いつつ、古泉は先ほど持ち手が切られたデイパックを掲げてみせた。 「これが少々持ちにくくなってしまいましたので、今後を考えますと代わりが欲しくなっただけです」 そう言いながら、銃や包丁を無視して、死体の側に転がるデイパックを拾い上げると、その中につい先ほど自分が持っていたデイパックを放り込む。 そうして改めて、紫木一姫に彼は向き直る。 「お待たせしました。 それで涼宮さんを絶望させる方法ですが、さっき言ったとおり、彼女に直接危害を加える方法は今のところベストな方法とは言えません」 「だから回り……ですか?」 「ええ、例えば涼宮さんの性格を考えればこのような場所であっても、あなたが言うところのヌルいやり方を模索して、仲間を探して見つけていることでしょう。 そのような方を殺すのも効果的ですし、もともとの彼女の知り合いを殺すのもいい方法かもしれません」 「成る程です、つまりあなたを殺すのが手っ取り早いやり方と言うわけですか?」 「それは勘弁してください」 と、古泉は小さく苦笑して言葉を続ける。 「それに彼女のもともとの仲間、すなわち我らSOS団の知り合いを殺すのは彼女が見ている前のほうがいいでしょう」 「見ている前でですか、ずいぶんと趣味が悪いですね」 「それは自覚しています。ですが彼女が見ていないところで殺したところで、彼女を絶望させるには少々インパクトが不足です。 もちろん、仲間思いの涼宮さんのことです。まったく絶望を感じないと言えば嘘になるでしょう。ですが「誰が殺した」と言う余分な方向に彼女の想いが行ってしまう可能性のほうが大きい」 そんなことはもったいないでしょう? と言わんばかりに古泉は大仰なしぐさで両手を広げて見せる。 「僕だって犠牲はなるべく少ないほうが良い。限りある人材は有効に使わなくてはいけません」 「なんと言いますか……姫ちゃんが言うのも激しく間違っているような気がしますが、あなたが仲間とか言うのは凄く謝りのような木がします」 彼女の言葉に古泉は苦笑を浮かべるだけだった。 「そういえばまだSOS団の『仲間』については話していませんでしたね」 ややあって、古泉は彼女に渡せる最後の情報について話し出す。 彼女にとって切り札になりうる以上、先ほど同盟を組んだ「彼」のことは適当にごまかすつもりだ。 それこそ「後で合流するときに彼自身の口から聞いてください」とでもなんでも言えばいい。 「彼」と彼女を上手く合流させるかは、彼の口からどのような情報が得られるか次第だろう。 ◇ ◇ ◇ ――それまでがあまりに上手く行き過ぎていたせいだろう。古泉一樹は忘れていた。 今、自分が相手をしている少女が圧倒的な戦闘能力を持つ存在であることを。 それにもかかわらず、この交渉が上手くいったものと早合点して、今のことよりも、おとずれてさえいない未来のことにその意識を集中させてしまっていた。 古泉一樹が紫木一姫に持ちかけたのは相互に不干渉な同盟関係。 ……ならば互いの実力差がどれほどあろうとも、彼はもう少し強気に出てもよかったのだ。 今のところ古泉一樹は一方的に紫木一姫に対して、情報を与えるだけだった。 彼女から古泉一樹へと自主的に与えられた情報はほとんどないといっていい。 ――いーちゃんこと師匠の情報を除けば、この地で得られた紫木一姫の持つ情報は図書館での一件ぐらいのものだ。 当然彼女にとっては理想と現実を混同し、非現実的な脱出論を口にした利用価値ゼロの少女のことなど隠すほどのことでもない。 だからきっと、古泉が話を振れば間違いなく彼女は口にしていたことだろう。 ――長門有希という図書館で解体(バラ)した少女のことを。 ◇ ◇ ◇ 「そうですね、まずSOS団というものは涼宮さんが作った……同好会のようなものです。正式名称は『世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団』。 その目的は『宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと』です」 「…………正気で言っているですか?」 「ええ、もちろん正気ですよ? 何よりこの団の存在も涼宮さんの力を証明している一つなのですから」 SOS団の目的、あまりに突飛なそれを聞き呆れた表情を浮かべる一姫に、古泉は補足を入れる。 「証明……ですか?」 「ええ。SOS団の団員は僕、涼宮さんを含めると5名。 そしてそのうちの一人、僕は先ほどから何回も言ったとおり超能力者です。……ここまで言えば僕が何を言いたいのかおわかりになるのでは?」 「……ひょっとして、残りの三人とも、ですか?」 「残念。一人は間違いなく普通の方です。まあ、その普通の一般人に過ぎない彼がSOS団に入っているという状況自体特異といえるのかもしれませんがね」 「別にそちらの都合はどうでもいいですよ。それより宇宙人や未来人の情報のほうが姫ちゃんにとっては大事です」 当然といえば当然の一姫の言葉。 確かに普通に考えれば、ただの人間の情報など手に入れたところで、この舞台においては何のメリットにもならない。 だが、その考えを古泉は頭をふって否定する。 「こちらの都合……というだけではありませんよ。普通人のはずの彼がSOS団に組み込まれている。それは彼が涼宮さんにとっての特別な何かである可能性が高いということです。 ――ですから彼を涼宮さんの前で無残に殺すことが、あるいは彼女を絶望させる一番手っ取り早い方法かもしれないのですよ」 「そうですか、まあ殺せばいいって言うのは姫ちゃんにとっては楽でいいですけど」 物騒な話です、と古泉は少女の言葉に苦笑を浮かべると、「彼」ことキョンの情報をまず彼女に伝える。 続いてSOS団の中ではもっとも無力な少女、朝比奈みくるの情報を。 彼女の情報、普段メイド服を着ているという情報を聞かされて一姫が、 「……なんだか絶対にその人を師匠に会わせてはいけないという気がしてきました……」 とこれまでになく真剣な表情で呟いたことを除けばスムーズに情報の伝達は完了した。 「さて、それでは最後に宇宙人についてのことですが……」 ここで始めて、古泉は思わせぶりに口を濁した。 彼にとって「彼女」はSOS団におけるジョーカーだ。 そうそう容易く切っていい札ではない、ないのだが。 この状況下においては、どこにいるのかわからない彼女よりは目の前の戦力のほうが価値は高い、そう古泉は判断を下した。 だから彼女の情報も彼は渡す――渡してしまう。 「宇宙人、まあ正確には情報統合思念体によって造られた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースですね。 ただこれは純粋にあなたのことを思っての警告なのですが……いくらあなたとは言え、彼女に対してはうかつに手を出さないほうがいいかと思いますよ? 何故ならば我らSOS団の中で涼宮さんに次ぐ力を持っているのは、彼女の力の一部を与えられた僕ではなく、彼女なのですから」 「ご忠告には感謝します。それでその宇宙人さんはどんな人ですか?」 「はい、彼女の名前は長門有希。そうですね、外見は……」 言うまでもなく古泉が語る「宇宙人」の容姿はさっき図書館で殺した少女の特徴と一致する物であった。 それらの情報を得て、紫木一姫は小さく笑う。 それを見た古泉も、やはり笑顔で彼女に問い掛けた。 「どうです? 僕たちと同盟を組んでいただけますか?」 「そうですね、当然といえば当然の確認なのですが、姫ちゃんに嘘はついていませんか? 姫ちゃん、うそつきは大嫌いです。そんな相手と手を結ぶなんて金平ゴボウです」 「ええ、ご心配なく、僕はこう見えても嘘は大嫌いですから」 抜け抜けと笑顔で言う古泉に、彼女は告げる。 「そうですか」 笑顔で告げる。 「でしたらここで同盟終了です」 「――――は?」 予想もしなかった言葉に、始めて古泉の表情から笑顔が消えた。 ぽかん、とした表情、彼が呆けた様子を見せたその一瞬。 ひゅん ひゅん ひゅん 「――!?」 不意に風切り音が響いた。 聞き覚えのあるその音に、古泉は慌ててその身を翻す。 ……だが、遅い。 曲絃師を前にして、動き出すのが遅すぎる。 曲絃糸を前にして、その動きは遅すぎる。 動き出そうとしたその姿勢のままで、古泉の動きが静止する。 糸が腕に絡んでいる。 糸が足に絡んでいる。 糸が胴に絡んでいる。 糸が。 糸が。 糸が。 全身を糸に絡めとられて、気がついたときには古泉は身動き一つ取れなくなっていた。 「――どういうおつもりですか?」 さすがに笑顔を浮かべる余裕もなく、彼は硬い表情で目の前の相手を問いただす。 「Docomoもauもありません。 ついさっき姫ちゃんは言いましたよ? うそつきは大嫌いだって」 「嘘……ですか? これは心外です。僕としては今の交渉は真摯なたいどでのぞまさせていただいたつもりなのですが」 古泉の言葉をさもくだらないという様に、一姫は大仰に首を振る。 「駄目駄目ですよ、姫ちゃんに嘘は通用しません。けど、どうして嘘がわかったのかぐらいは教えてあげます」 「――それはありがたいことです」 「何で嘘なのかといいますと、あなたが言ったSOS団の長門さんは姫ちゃんが図書館でバラバラに殺してしまいました」 「――何ですって?」 古泉にしてみればあまりに信じられない告白。 呆然とする彼をよそに紫木一姫の告白は続く。 「特別な力も何もあったもんじゃありません。さっきの人にも届きません。 そのくせつまらない希望なんかにすがろうとするのがあまりに見苦しくて、鬱陶しくて、姫ちゃんついつい殺してしまったですよ」 そして、ここまで言ったところで、彼女の視線は古泉へと向けられる。 「超能力者さんがどういうつもりで姫ちゃんにデタラメを吹き込んだのかは知りません。 ですが、関係もありません」 すう ここで彼女は小さく息を吸い込んだ。 「――なぜなら」 宣言と同時に、紫木一姫は、曲絃師はその指をつい、と動かす。 「――あなたの意図はここで切れます」 彼女の意図に従って、糸は、古泉一樹を絡めとる糸が引かれる。 「――いえ、切れるのはあなたの糸です」 だが、それより先に宣告は行われた。 「!?」 「――おっと」 引かれた糸に手ごたえはなく、宣告以外には何の物音もなく、ただ古泉一樹は静かに廊下に着地していた。 何の変化もないというわけではない。 ――先ほどまで古泉一樹に絡み付いていた糸はその全てが焼き切れていた。 ――そして古泉一樹の全身は淡い光に包まれていた。 その光は明るさこそ大きく劣るものの、つい先ほど彼が見せた光、超能力者の証明として見せた光球の色によく似ている。 「驚かれましたか?」 再び余裕の態度を見せる古泉。 その表情は先ほどまでと同じ胡散臭いほどの笑顔が浮かんでいた。 「僕たちの力は本来はあのような光球という形ではなく、このように全身を包むように発現するんですよ。 ……まあ制限された今の状況下では、頑張ってみても火傷を負わせるのがせいぜいぐらいのエネルギーしか出ませんが……あなたの『糸』を焼き切るぐらいの力はありますよ」 そう言うと同時に彼の全身を包み込んでいた光は、彼の手の先に集まっていく。 小さく、集まっていくにつれその明るさはむしろ強くなっていく。 「そうそう、確か言っていましたね。同盟は決裂ですか、いや本当に残念ですよ。あなたの師匠とやらを殺さなくてはならないのが」 「あなたの嘘は通じないって姫ちゃん言いましたよ? 姫ちゃんさっきから一度も師匠のことは喋っていません。どうやって師匠を見つけるつもりですか?」 自分の武器が通じないこの状況下。一姫はじりじりと窓に近付きながらも古泉の言葉を鼻で笑う。だが 「一つだけ忠告して差し上げますよ。次に他の参加者に出会った時、玖渚機関とはなんなのか尋ねてみてご覧なさい。きっと誰もわからないと思いますよ?」 「……は? あなた何を言って――」 彼女が何かを言い終えるよりも先に古泉は光球を解き放っていた。 一瞬の後、廊下に爆音が轟く。 後には何も残っていない。 小さい足音がどんどんと、この校舎から離れていく。 「やれやれ……」 離れていく足音を確認すると、小さく息を吐き出し、古泉は廊下に腰を下ろした。 ……さすがに疲労は大きかった。 あの少女は化け物だ。軽く相手をしていたように見えても、真正面から対峙しているというただそれだけで、精神力は磨り減っていく。 それに加えて、先ほどのような制限下では無茶といえる過剰な力の使用。 いくら本来ほどの力が出ていないとはいえ、全身を一瞬で糸を焼ききるほどの力でカバーするのは少々負担が大きかった。 さすがに休息が必要だった。 「……ですが」 まだ休むわけにはいかない。 紫木一姫は聞き逃せないことを言っていた。 あの長門有希を殺した、と。 もちろん普通に考えればありえない話だ。 だが、嘘と笑い飛ばすには内容が内容だ。 確認を取る必要があるだろう。 「あと……彼から彼女の情報を……」 最初に出会った「彼」は確か北のほうへと向かったはずだ。 彼から紫希一姫の大事な「誰か」の情報を手に入れておかなくてはならない。 優先すべきはまずこの二つ。 まずは――。 【E-2/学校/早朝】 【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱】 [状態]:疲労(中)、 [装備]: [道具]:デイパック×2、不明支給品1~3 [思考]: 1.涼宮ハルヒを絶望させ、彼女の力を作動させる。手段は問わない。 2.仮に会場内でハルヒの能力が発動しないとしても、彼女だけでも優勝させて帰す。 3.万が一ハルヒが死亡した場合、全ての参加者に『報復』し、『組織』への報告のために優勝・帰還する。 4.図書館にいって長門有希の死体を確認する? それとも北に向かったはずの「彼」(いーちゃん)の後を追いかける? [備考] カマドウマ空間の時のように能力は使えますが、威力が大分抑えられているようです。 [備考] 高須竜児の死体の傍に、 支給品一式、グロック26(10+1/10)、包丁@現地調達、消火器(空っぽ)@現地調達 がそれぞれ転がっています。 「どういうことですか? 玖渚機関を知らない人なんているですか?」 ――玖渚機関。 数少ない財閥家系の一つでその最上モデル。壱外(いちがい)、弐栞(にしおり)、参榊(さんざか)、肆屍(しかばね)、伍砦(ごとりで)、陸枷(ろくかせ)、染(しち)をとばして、捌限(はちきり)を束ねて政治力の世界を形成するそれは、一般人にも「財閥家系」としては知られる。 それを誰も知らない? 馬鹿馬鹿しいにも程がある。 ――ただ。 (それにしてはあのうそつきの超能力者さんの態度は少し見過ごせないですよ) 嘘と笑い飛ばすには不安がある。 どのみち師匠の居場所を知っている人に、いつ出会うかはわからないのだ。 ついでに尋ねてみてもたいした手間ではないだろう。 先ほど入手したこの機械があれば、人に出会うのも難しくはないことだし。 そうして先ほど学校で逃がした女が持っていた機械、人の居場所がわかるレーダーを一姫は取り出した。 ひとまず、気配はないとはいえ、あの超能力者が追ってきていないかは確かめておいたほうが良い。 かち 「……あれ?」 かち かち かち 「ど、どうなっているですかー?」 レーダーには何も映らない。 元々島田美波が廊下へと落した時に緩んでいたカバーの金具。 古泉一樹が放った光球から慌てて逃げ出した時に、窓枠にぶつけたレーダーからその衝撃で零れ落ちた電池のことを紫木一姫は気づいていない。 【E-2/早朝】 【紫木一姫@戯言シリーズ】 [状態]:健康 [装備]:澄百合学園の制服@戯言シリーズ、裁縫用の糸(大量)@現地調達、レーダー(電池なし) [道具]:デイパック、支給品一式、シュヴァルツの水鉄砲@キノの旅、ナイフピストル@キノの旅(4/4発) [思考・状況] 0:この機械はどうなっているですか!? 1:いーちゃんを生き残りにするため、他の参加者を殺してゆく。 2:他の参加者に出会った時はいーちゃんのことの他に玖渚機関についても聞いてみる。 3:SOS団のメンバーに対しては? [備考] 登場時期はヒトクイマジカル開始直前より。 現地調達の「裁縫用の糸」は、曲弦糸の技を使うにあたって多少の不備があるようです。 SOS団のメンバーに関して知りました。ただし完全にその情報を信じたわけではありません。 レーダーの電池の規格は必要ならば後続にお任せします。 投下順に読む 前:本当はずっと、子供のままで、幼いままで 次:明日の君と逢うために 時系列順に読む 前:本当はずっと、子供のままで、幼いままで 次:明日の君と逢うために 前:ドラゴンズ・ウィル 古泉一樹 次:とある神について 前:ドラゴンズ・ウィル 紫木一姫 次:行き遭ってしまった
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「類は友を呼ぶって…知ってるわよねぇ?」 それは何気ない雑談から始まった、特に意味もない話… だけど、自分の事をあまり他人に話さない先生にとっては珍しい事なのかもしれない 「同じ趣味や似たような思考の人は自然と集まるってやつですよね?」 言って、どっちが先か疑問が生まれる 似てるから集まるのか、集まってから似るのか…いや、多分前者だろう 同じ趣味の人には好感が持てるし、友達になる最初のキッカケなんてそんなものだと思う 「アナタは…自分と似た人に好感が持てるぅ?」 「え…?」 普通に考えれば、持てるに決まっている 好きな音楽、好きなスポーツ、好きな動物…何でもいいから共通点があれば、少なからず好感が持てるモノだ それが同性なら友情が芽生え、異性なら恋に発展するのかな 「そうですね…まったく似てないよりは好感が持てると思います」 「ふぅん…」 期待していた答えじゃなかったのか、元からどうでもいい質問だったのか 先生は興味なさそうに相槌をうった 「先生はどうなんですか?」 「私?…そうねぇ」 少し考える素振りをして、徐に口を開く 「似てる人は…あまり好きじゃないわぁ」 「そうなんですか?」 「“まったく同じ”か“まったく違う”人が一番いいわねぇ…“ある程度似てる”だと知らない間に流されてそうじゃない?」 実に先生らしい、自分を中心とした思考回路だ ここまでハッキリしていれば、流される事なんてなさそうだけど… 「だからね…あの子は苦手なのよぉ」 「あの子って…」 先生の視線を追っていくと、長い白髪の少女を捉えた 「雪華綺晶ですか?似てる…かな?」 「欲望に忠実でズル賢く、目的のためには手段を選ばない辺り…とかねぇ」 なるほど、と納得できてしまう僕もダメだな 言われて見れば、確かに二人は似ているかもしれない 「きらきーは自分と似てる私に好感を持っちゃったのねぇ…そこだけが私と違うわぁ」 雪華綺晶は似てる人間に好感を抱くタイプで、水銀燈先生は似てる人間を苦手とするタイプか… 非常に惜しいけど、どうしようもない擦れ違いがそこには存在する そしてまた、一つの疑問が浮上した 「ならば先生と僕は…どうなんですか…?」 その問いに対し、先生は軽く微笑み返すだけだった 第十話『常識と非常識』 「う…ぅ…」 暑い…暑い… 締め切られた夏場の密室で、僕は布団に横たわったまま寝付けないでいた スポーツ選手にとってクーラーはあまり良くない だけど睡眠の方が重要であり、雪華綺晶と話し合ってとりあえず寝付くまでの30分だけ入れる事にしたんだけど… タイマーが切れて尚、この有り様だ 「…」 睡眠時のクーラーは意外と怖い 下手をすれば、すぐに体調を崩してしまう だから勝手につけるのは既に寝ている雪華綺晶に申し訳ない気がして動き出せずにいた 合宿5日目──そろそろ疲れも出るし、今まで熟睡出来ていたのに何故寝れないんだろう 「…」 寝返りをうつと、涼しい顔で眠る雪華綺晶が見える 何だか悔しい気分になった 寝れないのは自分のせいだから、雪華綺晶を恨んでも仕方ないけど… 「!」 そんな事を考えていると、不意に雪華綺晶の上半身が起き上がった なんだ…寝てなかったのか…それともトイレかな? いずれにしても、もう30分だけクーラーをつける事を頼むにはいい機会だ だけど僕が口を開くよりも早く、雪華綺晶はスイッチの元まで行ってクーラーをつけた ……僕は君を気遣ってつけなかったのに、君は僕の事を何も考えてないんだね… 少し悲しくなったけど、今回は望みを叶えてくれたという事で不問にしよう けど礼を言うのも何だから、寝たフリを続けた 「…?」 しかし、雪華綺晶もすぐ寝るのかと思いきや、布団に戻って来ても立ったまま横になろうとしない 暫くすると、ゆっくりと寝巻きのボタンを外し始めた 汗をかいたから、着替えるつもりかな…? そんな僕の考えも余所に、上のボタンは全て外し、下はショーツと一緒に膝辺りまで下ろすという不自然な状態で彼女は座った 「先…生…!」 「………!」 そして、自らの胸に手をやり、優しく揉み始める もう片方の手は秘部をまさぐっているようだ 「んっ…ぅ…!」 自慰をしている どうしても信じられなくて、その事を理解するのに数秒かかった 理解してからは、こっちが死ぬほど恥ずかしい 僕が寝てると思っているのだろうか…いや、仮にそうだとしてもトイレか風呂でやるべきだろう 「あぁ…!」 声は最小限に抑えてるようだが、クーラーの音しか聞こえない密室では意外と大きく聞こえる 何より濡れてきている部分が出す水音は、容赦なく僕の聴覚に響いてきた 寝返りをうって反対を向こうか、こっそり耳を塞ごうか そんな思いと裏腹に、身動きが一切取れなかった 「はぁぅ…っ…!」 太ももで隠れて良く見えないけど、指が膣内に入ったらしい どうして友達の自慰を見て、脳内で実況しなきゃならないんだ… だけど僕の目は瞬きも忘れて、妖艶な雪華綺晶の姿を凝視していた 彼女は快楽を貪るのに夢中で、僕が起きている事に気付いてない様子… 「ぁ…くっ…!」 やがて胸をいじっていた手も下半身に降りて来て、入り口付近や敏感な突起も擦り始める もしかして、今までも毎日毎日…僕が寝てる横でしてたのかな? たった10日くらい我慢して欲しい…それとも、初日に先生にされた事で性欲が抑えきれなくなったのだろうか 「んっ…ぁぅ…!」 だったらするのはいいとして、何も人前でする事ないと思う 先生に関わる時以外で君のそんな甘い鳴き声を聞くことはないと思ってたし、 …出来れば二度と聞きたくなかったんだ 「んっ…ぁ…ん…!」 今や声よりも、内壁と指が奏でる淫らな音の方が大きい 先生の事を考えてここまで夢中になれる辺り、先生への好意の度合いが窺えるな… 本当につくづく、可哀想な子だと思ってしまう この一途な性格は、大半の人なら受け入れられるハズだ 恋をする相手が悪過ぎたのだろう 「せんせ…!…あぁっ…!」 「!!」 声にならない声で叫び、体を大きく仰け反らせる 何度か痙攣し、絶頂の余韻に浸っているようだ 「はぁっ…はぁ…はぁ…」 クーラーで涼しくなったにも関わらず、首筋には多量の汗をかいている 快楽で顔を歪めつつも、どこか不満な様子で仰向けに横たわった 「先生…先生でこんなになっちゃいました…」 自らの粘液を指に絡ませ、独り言を呟く その手を何の躊躇いもなく口に運んだ 「うむっ…んっ…」 汚れた指を一本ずつ綺麗に舐めとっていく 自分で言うのも何だけど、僕は自らの秘部から溢れ出た体液を啜るなんて絶対に出来ない 味も臭いも…決していいモノじゃないからだ 雪華綺晶はまだ妄想の最中だろうか 差し詰め、先生にムリヤリ舐めさせられてる…といったとこかな 容易に想像できるのもイヤな気分だ 「せんせ…♪」 妄想に耽溺し、頬を赤らめる雪華綺晶は恋する乙女のよう── いや、そんな言葉で形容できるほど、純粋な恋愛でもないか 醜い欲望が渦巻く、自己中心的な感情を孕ませたドロドロの恋愛だ 冷静になって考えてみると、益々嫌悪感が湧いてくる 「…」 雪華綺晶を見ている時は興奮が先行して気付かなかったけど、この部屋に満たされた淫らな匂いが鼻をつく 安眠まで妨害された憤りは、僕の理性まで奪っていった 「この…淫乱…!」 「!!」 ふと口から出た言葉…それに驚いたのか、雪華綺晶は飛び上がってこちらを凝視する 大抵の事はノーリアクションで流す彼女の、滅多に見れない表情だ 「起きて…いたのですか…」 咄嗟に胸と下半身をシーツで隠す 今までしてきた事に比べたら、そこは恥ずかしがる事じゃないだろうに… 「暑くて寝付けなかったんだ」 「そう…ですか…」 動揺の色は隠せず、何を話していいかパニックになっているようだ そして、普段からしている眼帯を着けてない事にも気が付いた 昔、まだ仲の良かった頃に話してくれた覚えがある 女には珍しい遺伝的な色覚異常で、それも片目だけ赤色が識別できないモノらしい それが気持ち悪いから眼帯をしているのだが、寝る時だけは色のない暗闇なので外すのだそうだ ならば両目で睨まれるのも、滅多にない経験かな 「君がクーラーをつけてくれたのは嬉しかったけど、まさかあんな事をするためとは思わなかったよ」 「……」 「前々から思ってたけど、君は常識が少しズレてるの?」 「貴女には…!」 「言われたくない?」 「っ……」 いつも言われてばかりだから、反撃できる時にしとかないとね… 低レベルな口喧嘩だけど、こんな時じゃないと言えない事も多いんだ 「僕が醜い雌豚なら、君は欲望に飲まれた雌犬?」 「う、うるさい!抑えきれない欲望を振りかざすより、自ら慰めて落ち着かせる…それの何が悪いんですか!」 「悪いとは言ってないよ。でも僕の前に映っていた君は、ただの淫乱にしか見えなかった」 「くっ…!」 「何で先生のトコに行かないの?」 「…私だけでは先生に相手にされない事を知って…!」 雪華綺晶の顔は嫉妬と羞恥心とで真っ赤に染まっていた 「…だからって僕に欲求不満をアピールされても、何もしてあげられないよ?」 「誰が貴女なんか…って来ないで下さい!!」 命令に反し、僕は雪華綺晶に接近する 逃げられるよりも早く、彼女を押さえつけた 「…何ですか…!?」 「…うん。君の目の事は知ってるつもりだけど」 「…?」 「眼帯しない方が、可愛く見えるよ」 「は…い?」 それだけ言うと、雪華綺晶を解放して僕も自らの布団に籠もる 「意味がわかりません。会話を逸らさないで下さい」 「あれ?やっぱり僕にして欲しかったの?」 「黙って。息しないで。死んで」 子供のような罵声を浴びながら、僕は目を閉じた 久しぶりにスッキリできたし…今夜は良く眠れそうだ 僅かだけど、僕と雪華綺晶の類似点も見受けられた それはお互い非常識な存在だということ… 良いか悪いかは別にして、彼女とはこの先も長く付き合わなければならないようだ 明日、無事に目覚めればいいけど…なんて縁起でもない事を考えながら、僕は眠りに就いた つづく 待望の10話! ありがとうございます☆ このシリーズ大好きです♪ -- 名無しさん (2009-09-16 04 14 13) 名前 コメント
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このページは、「非常識な算数指導が行われている事例」を集積します。 情報お持ちの方は、「情報提供コーナー」以下に追記お願いします。 事例 かけ算とうさぎの耳 「3本耳のうさぎ」が登場する教え方。実際に3本耳のウサギを黒板に書いた写真あり 東北大学教育ネットワークセンター年報第11号(2011年) (4月)より、宮田佳緒里・蛯名正司・工藤与志文「かけ算の意味理解を促すための問題状況の図示の試み」 「5本耳のうさぎ」が登場する 朝日新聞「花まる先生」記事 2011年1月17日 「タコ2本足」指導の事例。(同記事に関するQ A by黒木玄 Q38)も参考に。 OKwaveでの質問「子供5人にお菓子2個ずつ」 コメントに「小学校の間はこのこの立式で通します」と明言する「小学校校長(自称)」tosa-bash氏登場 6×8は正解でも8×6はバッテン?あるいは算数のガラパゴス性 小2の娘が算数のテストで式と答の両方をバツにされたという事例。 黒木玄氏 A41 (複数のリンク紹介と論考) 式と絵の対応関係を問う設問 小二教育技術 2009.11、 3x8と8x3の区別、 全国一斉の学力検査 2002年 非常識な算数批判が行われている事例 学校だけに任せておくと大変なことになるよ 小3の息子が算数のテストで答をバツにされて問題の意味もわからず騒いでいるという事例。批判ツイート多数。 ツイート集(コメント付き) モンペ的言い掛かりツイート集。一刀両断のコメントが爽快。 情報提供コーナー 「ここにもあります」という情報をお持ちの方は、最後尾に追記してください。 後ほど@kmic67 が整理します。 このページ左上の「編集」メニューから、「ページ編集」を選ぶと編集画面が開きます。atwiki文法がわからなくてもかまいません。テキストだけで追記してもらえば十分です。 ■■↓ここから下に追記お願いします■■ コメント このページへの要望・提案等があればコメントに残すこともできます。 教科書と教科書指導書が、ここ20年でおかしなことになっています。 →http //8254.teacup.com/kakezannojunjo/bbs/t15/l50 -- (積分定数) 2013-01-10 18 47 02 単に「想像上の動物」が出て来るから「非常識」と断定しているだけでは?非常識とする根拠を合理的に述べてくれないと、なんともね。たはは。 -- (呆れ坊主) 2013-03-12 14 26 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
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autolink TH-0413 カード名:八雲 藍 読み:やくも らん カテゴリ:キャラクター 属性:宙 EX:宙2 コスト:宙無無 登場位置: ●-● ●-● AP:3 DP:2 SP:2 陣営:八雲一家 基本能力:サイドステップ[0] 特殊能力: 霊撃「非常識の裏側」[0] バトル中に使用する。 相手キャラ全てにAP-1する。 (1ターンに1回まで使用可能) 性別:女 レアリティ:C illust:もちき 関連項目 八雲 藍 宙 八雲 藍(すきま妖怪の式) 日 八雲 藍(式神「橙」) 月 八雲 藍(超人「飛翔役小角」) 雪 八雲 藍(「狐狗狸さんの契約」) 花
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現行スレ 【追っかけ】非常識なスケオタ【アイドル扱い】2ch http //toki.2ch.net/test/read.cgi/skate/1284371971/ 過去スレ ソルトレイクシティ冬季オリンピック〜 トリノ冬季オリンピック〜 バンクーバー冬季オリンピック〜(※現行スレ) ソルトレイクシティ冬季オリンピック以降 【ま、まさか…】 フィギィア ヲタ(女)は長野で大暴れ?2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1014873620/ Log 【バズーカ】 フィギャヲタ観察スレッド 【黒髪ロンゲ】2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1046118151/ Log 【バズーカ】 フィギャヲタ観察スレッド PART2 【黒髪ロンゲ】2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1049714415/ Log 【バズーカ】 フィギャヲタ観察スレッド PART3 【黒髪ロンゲ】2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1051715161/ Log 【バズーカ】 フィギャヲタ観察スレッド PART4 【黒髪ロンゲ】2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1055236710/ Log 【バズーカ】 フィギャヲタ観察スレッド PART5 【黒髪ロンゲ】2ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1058718705/ Log フィギャヲタ観察スレッド PART62ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1062415221/ Log フィギャヲタ観察スレッド PART72ch http //sports.2ch.net/test/read.cgi/olympic/1066833602/ Log フィギャヲタ観察スレッド PART82ch http //sports5.2ch.net/test/read.cgi/wsports/1070021584/ Log トリノ冬季オリンピック以降 ★日本の恥 ババ○の追っかけ★2ch http //ex12.2ch.net/test/read.cgi/skate/1109826749/ Log __●日本の恥!ババ○の追っかけ・2●__2ch http //ex12.2ch.net/test/read.cgi/skate/1143474503/ Log 【復活】日本の恥逝き遅れ&主婦ババ○の追っかけ2ch http //ex13.2ch.net/test/read.cgi/skate/1147365456/ Log 【欲求】独身負け犬&主婦の追っかけ【不満】2ch http //ex20.2ch.net/test/read.cgi/skate/1163550299/ Log 【欲求】独身負け犬&主婦の追っかけ【不満】part22ch http //yutori.2ch.net/test/read.cgi/skate/1208239547/ Log 09/10 痛い追っかけをヲチるスレ Part.12ch http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/skate/1243817311/ Log