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【TOP】【←prev】【GAMEBOY ADVANCE】【next→】 遊戯王 デュエルモンスターズ 7 決闘都市伝説 タイトル YU-GI-OH ! 遊戯王 デュエルモンスターズ 7 決闘都市伝説 機種 ゲームボーイアドバンス 型番 AGB-P-AY7J ジャンル カードバトル 発売元 コナミ 発売日 2002-7-4 価格 4800円(税別) 遊戯王 関連 Console Game PS 遊戯王 モンスターカプセル ブリード バトル 遊戯王 真デュエルモンスターズ 封印されし記憶 GC 遊戯王 フォルスバウンド キングダム Wii 遊戯王5D's Wheelie Breakers 遊戯王5D's Duel Transer Handheld Game GB 遊戯王 デュエルモンスターズ 遊戯王 デュエルモンスターズ II 闇界決闘記 遊戯王 モンスターカプセルGB 遊戯王 デュエルモンスターズ III 三聖戦神降臨 遊戯王 デュエルモンスターズ 4 最強決闘者戦記 遊戯デッキ 遊戯王 デュエルモンスターズ 4 最強決闘者戦記 海馬デッキ 遊戯王 デュエルモンスターズ 4 最強決闘者戦記 城之内デッキ GBA 遊戯王 DUNGEONS DICE MONSTERS 遊戯王 デュエルモンスターズ 5 エキスパート 1 遊戯王 デュエルモンスターズ 6 エキスパート 2 遊戯王 デュエルモンスターズ 7 決闘都市伝説 遊戯王 デュエルモンスターズ 8 破滅の大邪神 遊戯王 デュエルモンスターズ インターナショナル World Wide Edition 遊戯王 デュエルモンスターズ エキスパート 3 遊戯王 双六のスゴロク 遊戯王 デュエルモンスターズ インターナショナル 2 遊戯王 デュエルモンスターズ GX めざせデュエルキング ! 遊戯王 デュエルモンスターズ EX 2006 駿河屋で購入 ゲームボーイアドバンス
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圧倒的遊戯 ムゲンソウルズZ 【あっとうてきゆうぎむげんそうるずぜっと】 ジャンル RPG 対応機種 プレイステーション3Nintendo Switch メディア BD-ROM 1枚 発売・開発元 コンパイルハート 発売日 【PS3】2013年4月25日【Switch】2023年11月2日 定価(税別) 通常版 6,980円限定版 8,980円 レーティング CERO D(17才以上対象) 判定 なし 圧倒的遊戯 ムゲンソウルズシリーズ無印 / Z 概要 新要素 評価点 問題点 総評 概要 稲船★啓二(*1)なる人物がプロデュースした『圧倒的遊戯 ムゲンソウルズ』の続編。 時間軸としては前作のトゥルーエンド終了後のお話となり、繋がっている。 主人公はシュシュから、新キャラクターのシルマに変更となってはいるが、前作の主要キャラクターは全員続投している。 世界の舞台は前作の七曜界から十二星座をモチーフとした十二皇界に変更。 システムは細かい調整は見られるが、基本的には前作を踏襲している。 新要素 フィールドで特殊なアクションをとれるフィールドアクションの追加。 ジャンプ力を向上させたり、高所にある宝箱を入手したりと行動の幅が増える。 ムゲンフィールドは10,30,60,100Fに休憩所が追加された。 休憩所では能力の強化などができる他、強敵と任意で戦うことが出来たり、セーブ出来たりする。特に最後のセーブ出来るようになった点はありがたい要素。 新要素ではないが、ロード時間の短縮などのプレイ環境そのものは大きく改善されている。 パラメータなどの数値にカンマや「億、万」などの単位を入れられるようになり、大きい数値が分かりやすくなった。入れないことも可能。 評価点 さらに増えた魅力的なキャラクター 前作の主要キャラクターは全員続投でありながら、当然本作で新登場するキャラクターも多い。 前作でも個性的なキャラクターであったが、本作のキャラクターもそれに負けず劣らない。また、キャラクターが多いのにも拘わらず前作のキャラクターとの性格の被りはほぼない。 言ってしまえば、前作にいなかったタイプの個性を持ったキャラクターが登場している、といえる。 前作のキャラクターと本作のキャラクターの絡みも多く、前作のキャラクターの影が薄くなっているということもない。 プレイ環境の改善 ムゲンフィールドで途中でセーブが出来ない点や、ロード時間が長い点などの前作での不満点は概ね改善が見られる。 特にやり込みで必須なムゲンフィールドのプレイ環境が改善されたため、プレイのしやすさはかなり向上している。 前作では初期は不具合が多かったものの、本作では不具合は非常に少なくなった。 もっとも、システム自体が前作とほぼ同じで(パッチ修正後のデータを)流用可能だった点はあるだろうが。 問題点 システムはほぼ前作と変わらず追加要素もほぼない 前作のシステムはほとんどそのまま流用。用語しての変化(萌え殺し → 虜魅など)はみられるが、やっていることは前作と変わらない。 細かいシステムの改良などはみられるが、大きくシステムが変化したり、追加されたりといったこともない。ついでに多数のバグも健在。 ストーリー展開が前作と似ている 目的などは違えど、ストーリーの展開は前作と似たものとなっている。 詳しくは伏せるが、ストーリー終盤のキーとなるキャラクターの性格が、前作の同様のポジションのキャラクターと類似しているため、余計にそう見える。 総評 『圧倒的ムゲンソウルズ』の続編として作られた作品であり、システムは前作をベースとしつつ、細かい改善点などを入れた続編という印象の強い作品。 特に前作のキャラクターがそのまま続投であるため、キャラクターに愛着があった人にとっても嬉しいところである。 一方で続編であるが、システム面の新システムなどはほとんどなく、前作の使い回しが見られる。 前作と同じ環境で改善されたシステムを遊べると好意的に捉えるか、或いは新要素に乏しい手抜きと否定的に捉えるかはプレイヤー次第といえるかもしれない。 また、キャラクターが多い反面、前作をプレイしていない場合、前提となるキャラクター関係が分かりづらいことになってしまうのも残念。 本作をプレイしてから前作をプレイする、といったことも(システム的な不親切さから)厳しい。 前作と似通ったシステムで目新しさはあまりないが、「前作のシステムが好きだった」というプレイヤーであれば間違いなく楽しむことができる作品であろう。 逆に、「システムそのものが合わなかった」というプレイヤーにとっては本作もオススメはできない。
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ふしぎ遊戯 朱雀異聞 の攻略対象。 鬼宿と共に前線で戦う朱雀七星士の一人。 元は山賊で、炎を生み出す鉄扇が武器。 名前 翼宿 (たすき) 年齢 17歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 鳥海浩輔 該当属性 金髪、コート、関西弁 該当属性2(ネタバレ) 『』
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遊戯王/2013年3月 禁止・制限・準制限カード 2013-02-26 「★」印は新たに追加または移動したカードです。 【禁止カード】 《ヴィクトリー・ドラゴン》 《混沌帝龍 -終焉の使者-》 《魔導サイエンティスト》 《聖なる魔術師》 《黒き森のウィッチ》 《混沌の黒魔術師》 《八汰烏》 ★《クリッター》 《処刑人-マキュラ》 《レスキューキャット》 《キラー・スネーク》 《フィッシュボーグ-ガンナー》 《D-HERO ディスクガイ》 《グローアップ・バルブ》 《ファイバーポッド》 《サイバーポッド》 《イレカエル》 《同族感染ウィルス》 《デビル・フランケン》 《メンタルマスター》 ★《発条空母ゼンマイティ》 《ゴヨウ・ガーディアン》 《ダーク・ダイブ・ボンバー》 《氷結界の龍 トリシューラ》 《氷結界の龍 ブリューナク》 《サウザンド・アイズ・サクリファイス》 《マスドライバー》 《未来融合-フューチャー・フュージョン》 《生還の宝札》 《悪夢の蜃気楼》 《王家の神殿》 《蝶の短剣-エルマ》 《早すぎた埋葬》 《強奪》 《次元融合》 《遺言状》 《突然変異》 《サンダー・ボルト》 《心変わり》 《洗脳-ブレインコントロール》 《大寒波》 《天使の施し》 《強欲な壺》 《強引な番兵》 《いたずら好きな双子悪魔》 《押収》 《苦渋の選択》 《ハーピィの羽根帚》 《ハリケーン》 《王宮の弾圧》 《王宮の勅命》 《ラストバトル!》 《破壊輪》 《死のデッキ破壊ウイルス》 《第六感》 《ダスト・シュート》 《刻の封印》 《現世と冥界の逆転》 【制限カード】 《ダーク・アームド・ドラゴン》 《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》 《封印されしエクゾディア》 《封印されし者の右足》 《封印されし者の右腕》 《封印されし者の左足》 《封印されし者の左腕》 《深淵の暗殺者》 ★《ゼンマイマジシャン》 《カオス・ソーサラー》 《オネスト》 《冥府の使者ゴーズ》 《TG ストライカー》 《E・HERO エアーマン》 《真六武衆-シエン》 《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》 《N・グラン・モール》 《BF-疾風のゲイル》 《甲虫装機 ダンセル》 《甲虫装機 ホーネット》 《剣闘獣ベストロウリィ》 《ダンディライオン》 《ローンファイア・ブロッサム》 《メタモルポット》 《ゾンビキャリア》 《馬頭鬼》 《ネクロフェイス》 《イビリチュア・ガストクラーケ》 《TG ハイパー・ライブラリアン》 《フォーミュラ・シンクロン》 《インフェルニティガン》 《黒い旋風》 《六武の門》 《連鎖爆撃》 《スケープ・ゴート》 《リミッター解除》 《月の書 》 《異次元からの埋葬》 《モンスターゲート》 《ワン・フォー・ワン》 《死者蘇生》 《抹殺の使徒》 《ブラック・ホール》 《精神操作》 《大嵐》 《増援》 《光の援軍》 《原初の種》 ★《一時休戦》 《闇の誘惑》 《貪欲な壺》 《おろかな埋葬》 《手札抹殺》 《血の代償》 《光の護封壁》 ★《神の警告》 《神の宣告》 《停戦協定》 《マジカル・エクスプロージョン》 《異次元からの帰還》 《転生の予言》 【準制限カード】 《デブリ・ドラゴン》 《輪廻天狗》 ★《月読命》 《召喚僧サモンプリースト》 《神秘の代行者 アース》 《大天使クリスティア》 《D-HERO ディアボリックガイ》 《魔界発現世行きデスガイド》 《トラゴエディア》 《レスキューラビット》 ★《ライオウ》 《カードガンナー》 《氷結界の虎王ドゥローレン》 ★《高等儀式術》 《連鎖爆撃》 《名推理》 《ヒーローアライブ》 《E-エマージェンシーコール》 《召集の聖刻印》 《魔法石の採掘》 《王家の生け贄》 《強欲で謙虚な壺》 《おジャマトリオ》 《奈落の落とし穴》 《激流葬》 《聖なるバリア-ミラーフォース-》 【制限解除】 《ライトロード・サモナー ルミナス》 《BF-月影のカルート》 《スポーア》 《紫炎の狼煙》 《マインドクラッシュ》 『遊戯王』へ
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ふしぎ遊戯 朱雀異聞 の攻略対象。 格闘技を得意とする朱雀七星士の一人。 お金に執着している。 名前 鬼宿 (たまほめ) 年齢 17歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 宮野真守 該当属性 紺髪、守銭奴 該当属性2(ネタバレ) 『』
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ソユー遊戯街ロマン通り(旭川魔法学校黒魔術研究部校) 最寄り駅 JR近文駅。ただし停車本数は1日10往復程度と少ない 住所 旭川市緑町23-2161-3 イオン旭川西SC3F アクセス JR近文駅から徒歩10分程度。本数が少ないので注意。 旭川駅前ターミナル(旭川電気軌道)よりイオン無料送迎バス有。 路線バスは旭川西武そばのバス停からあさでんバス「緑町23丁目 イオン前」下車 営業時間、稼動台数等 9 00~22 00 4台 /100/100 禁煙 おしぼり・画面清掃用クロス有 備考 QMAは職員室とかかれた部屋の中に、他のゲームと一緒に設置。 旭川では唯一の平日9時開店店舗。道内でも3店舗しかないため貴重である。 7/7、KONAMI公式サイトの設置店舗情報に掲載を確認。
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登録日:2009/05/26(火) 18 35 25 更新日:2024/03/02 Sat 01 12 21NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 ある意味優遇 ネタカード ネタキャラ バニラ モリンフェン モリンフェン様 元不遇 公式がクズカード扱い 弱い 悪魔族 星5 通常モンスター 遊戯王 遊戯王OCG 闇属性 遊戯王オフィシャルカードゲーム(以下遊戯王OCG)には様々なモンスターカードが存在する。 強力モンスターがいるならば、当然弱いモンスターもいる。 その内の1体がモリンフェンである。 《モリンフェン/Morinphen》 通常モンスター ☆5/闇属性/悪魔族/攻撃力1550/守備力1300 長い腕とかぎづめが特徴の奇妙な姿をした悪魔。 モリンフェンはなぜ弱いのか? 遊戯王OCGの基本的な概念として、「☆(レベル)が多いモンスターカードほど攻撃力が高い」「☆が5以上のモンスターカードは、場に出ているモンスターカードをリリース(コストに)しないと通常召喚できない」というものがある。 つまり、「☆4以下のモンスターを場に出す」→「それをリリースして、より強いモンスターを出す」という事でより強力なモンスターを出せるのだ。 モリンフェンは☆5。場のモンスターを1体リリースしなければ手札から出すことができない。 では、☆4以下のモンスターの能力はどのようなものかというと… 《レインボー・フィッシュ》 ☆4/水属性/魚族/攻撃力1800/守備力800 《ブラッド・ヴォルス》 ☆4/闇属性/獣戦士族/攻撃力1900/守備力1200 《アレキサンドライドラゴン》 ☆4/光属性/ドラゴン族/攻撃力2000/守備力100 あッ、モリンフェン負けた。 そう、攻撃力1550は上級モンスターとしてはあまりにも弱い。 というか上記の通り、下級モンスターよりも弱い(*1)。 特にレインボー・フィッシュは第一期に登場したノーマルカードでありながらモリンフェンよりも高い攻撃力を持つ。 その長い腕とかぎづめを精一杯振り回したところで、格下に勝つことすら危うい有様なのである。 上記カードには守備力こそ勝っているが、わざわざこのカードを生け贄召喚してまで守備表示にするメリットはほぼない。 上級モンスターだけで比べても、同期ですら攻守ともに上回る《神魚》(守備力1700)が存在しており、ほんの少し後に登場した《千年の盾》や後発の《ネオアクアマドール》(いずれも守備力3000)には遥かに及ばない。 そもそも壁役にするなら、はじめから守備力の高い下級モンスターを使った方が手っ取り早い。 ちなみに、リリース1体で召喚できるモンスターとしては 《人造人間-サイコ・ショッカー》 ☆6/闇属性/機械族/攻撃力2400/守備力1500 《邪帝ガイウス》 ☆6/闇属性/悪魔族/攻撃力2400/守備力1000 《デーモンの召喚》 ☆6/闇属性/悪魔族/攻撃力2500/守備力1200 《フロストザウルス》 ☆6/水属性/恐竜族/攻撃力2600/守備力1700 《百戦王 ベヒーモス》 ☆10/地属性/獣族/攻撃力2700/守備力1500 このカードはモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。 このくらいの数値が基準値。攻撃力1550のモリンフェンの1.5倍以上である。 さらに上の例だとサイコ・ショッカーやガイウス、ベヒーモスは強力な効果も持っており、通常モンスターであるデーモンの召喚も豊富なサポートが存在する等、遥かに扱いやすい。 とはいえ、モリンフェンは「生け贄が必要なモンスターの中で一番攻撃力が低い」わけではない。 下級モンスターよりステータスが低い上級モンスターとは初期ではよくあることであり、よくネタとしてセットで挙げられるレオ・ウィザードとシェイプ・スナッチはモリンフェンより攻撃力が低い。 世の中には「☆8・攻撃力0・守備力0・通常モンスター」というカードもあるのだ。 しかもこれはモリンフェンの登場から13年後の2012年のカードである。 《神龍の聖刻印》 ☆8/光属性/ドラゴン族/攻撃力0/守備力0/通常モンスター だが、この攻守0のカードが「遊戯王OCGで一番弱い」とされる事はまずない。 OCGでは「攻撃力の低いモンスターほど出しやすい」という傾向があり、《神龍の聖刻印》もこうしたコンボを前提に作られている為である。 「攻撃力○○○○以下のカードをデッキ(山札)から出す」とか、「攻撃力○○○○以下のカードを墓地(捨て札)から出す」とか、そういった効果のカードが多いためだ。 こうした方法で出すならば☆5以上でもリリースが要らない。 先述の通り、モリンフェンの攻撃力は悲しいくらいに低いので、以下の様なカードが… 《キラー・トマト》 ☆4/闇属性/植物族/攻撃力1400/守備力1100 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 《クリッター》 ☆3/闇属性/悪魔族/攻撃力1000/守備力600 「クリッター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。 デッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を手札に加える。 このターン、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの発動ができない。 あッ、使えない。 そう、攻撃力が低いモンスターを出しやすくするカードは、だいたい「攻撃力1500以下」を指定している。 モリンフェンは攻撃力1550。たったの50超えているばかりに一切サポートしてもらえない。 それどころか、 攻撃力1500以上が攻撃できなくなる《平和の使者》 攻撃力1500以上を破壊して除外する《奈落の落とし穴》 攻撃力1500以上を3ターンにわたって場と手札から殲滅する《死のデッキ破壊ウイルス》(旧効果) など、初期の環境で活躍していた「攻撃力の高いカードを使用不能にする」系のカードをことごとく食らうのである。ちっとも攻撃力高くないのに。 モリンフェン様が弱いとされるのは、「中途半端な攻撃力がある」のが原因。 この余計な50がなく攻撃力が1500だったならここまでネタにされなかっただろう。 「頑張ってバイトした結果年間所得が103万円をわずかに超えてしまい、所得税を取られてかえって損をする」みたいなヤツなのである。 なぜモリンフェン様はこんなステータスなのか 前提として、遊戯王OCGで最初に使われていた「公式ルール」は原作の王国編までと同様に「リリース(旧生け贄)」というシステムが存在しなかった事を理解する必要がある。 どんなに星の多いモンスターでも手札からポンと出すことができたので、最強カード《青眼の白龍》を先に引いたほうが勝つという超大雑把なルールであった。 つまり、このルールにおいて、☆の数は単にステータスの強さの現れ程度の意味しかない。 一応、公式大会用に生け贄の必要な「エキスパートルール」も発売後数ヶ月で既に制定されてはいたのだが、ネットが普及していない時代であった事、原作ではまだ「生け贄」ルールが導入されていなかった事、当時としては複雑だった事もあり、販売する側にも遊ぶ側にも標準ルールとして認識されるにはやや時間がかかった。 そんな訳で、最初期のカードは現在のように「この攻撃力で☆5は弱すぎるのではないか」等と深く考えてレベルの数を設定されていなかった。 もっと機械的に「攻撃力と守備力の合計÷700=レベル(小数点以下切り上げ)」という基準で☆が付けられており(一部例外はあるが)、この基準では、攻守の合計が2800以下ならエキスパートルールで生け贄の必要ない☆4、2900以上になるとエキスパートルールで生け贄の必要な☆5となる。 そしてモリンフェンの攻守合計は2850と境目。切り上げなら☆5になるのは当然と思いきや、同じく初期の攻守の合計が2850のカードである《アックス・レイダー》《ケンタウロス》《闇晦ましの城》《幻影の壁》はいずれも☆4であり、☆5なのはモリンフェンだけとなっている。 特にケンタウロスは攻撃力1300/守備力1550とモリフェリンと攻守が逆なだけなのに☆4である。モリンフェン、不憫。 残念なのは1550の50の部分である。 あと50低ければ文句なしに☆4モンスターになり、しかもキラー・トマトなどを利用できるハズだったのだ。 ちなみに、モリンフェンの封入されたパック「Vol.4」では原作で遊戯も使用した超強力な上級カード《デーモンの召喚》や、後に禁止カードとなる(現在は無制限)《聖なる魔術師》などがパックの目玉カードとして登場したので、大多数のデュエリストにとってモリンフェンはハズレとして見向きもされないような扱いをされていた。 なお過去には遊戯王最弱上級モンスターの座はこの《モリンフェン》のほか、純粋にステータスが弱い《レオ・ウィザード》《シェイプ・スナッチ》の間で争われていた。 崇拝 その弱さゆえ、一部のファンからは「モリンフェン様」と呼ばれ崇拝されており、【モリンフェンビート】というファンデッキを組む猛者がいたり、2chのオリカスレでは専用のサポートカードが作られたり、挙句の果てにはモリンフェン様を崇拝するためのWikiが作られたりしている。 敢えてこのカードの利点を挙げてみると、 闇属性・悪魔族・通常モンスターのサポートカードを利用できる 攻撃力1600以下というモリンフェン様のためにあるかのような指定を持つ《カオスエンドマスター》でリクルートできる 《BF-疾風のゲイル》など闇属性星3チューナーとシンクロすれば満足竜が出せる フィールドに出さずともHEROと融合して《E・HERO エスクリダオ》になれる モリンフェン様を勝手にライバル視している《エンゼル・イヤーズ》とシンクロして完全体の《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》が出せる 《戦士抹殺》で破壊されない 手札コストになる 《ダーク・ネクロフィア》のコストになる 《ダーク・アームド・ドラゴン》の(ry 《魔のデッキ破壊ウイルス》の効果を受けない最低攻撃力 その中途半端な攻撃力によりダメージ計算で相手を疲労させる 相手のLPが1550以下の時に直接攻撃で勝利できる 普段駄レスしか出来ないヤツでも、モリンフェン様の名を出すだけで沢山返レスがつく メインデッキに投入出来る為、エクストラデッキの採用枠を圧迫しない 厄介なデメリット効果を持たない 《ドラゴン族・封印の壺》に引っ掛からない。社長もびっくりだね! エクシーズモンスターでないので儀式のリリースやシンクロ素材になれる。 キラー・トマトでリクルート出来ない最低攻撃力………あれ? etc. あれ、モリンフェン様って、もしかして強いんじゃ… 「じーさん!このケースのカード全部とそのモリンフェンを交換してくれ!」 「ホホホ、ダーメ!」 …というのは箇条書きマジックだが、上記3つの点からサポートカードはそこそこ多く、特にカオスエンドマスターのリクルート効果は結構ありがたい。 現在では、この効果を受けられないダーク・キメラ等をはじめとする他の弱小カードよりはマシな立場と評する人は多い。 攻撃した後、「緊急同調」でバトルフェイズ中にシンクロ素材として使うこと等もできる。 高攻撃力メタが軒並み刺さる点についても、そもそもそれらの使用率が下がった事や、奈落の落とし穴と対を成す、攻撃力1500以下を除外する《断絶の落とし穴》の登場などで目立った弱点とは言えなくなった。 攻撃力1500ちょうどのモンスター「解せぬ」 モリンフェンでカッコ良く相手にトドメをさせば、相手の精神にオーバーキル級のダメージを与えられることは間違いない。 不動遊星はこう言っている。「この世に数多あるカードに、役に立たないカードなど一枚もない」と。 余談 ネタにされている事が公式にも把握されているようで、実は歴代アニメの中にちゃっかり4回も登場している。 GXではプロのデュエリストの目にとまりデュエルで使用されていた。 ARC-Vでは沢渡に「クズカード」と呼ばれ捨てられている。 公式のTwitterでも度々このカードは紹介されており、世界大会の宣伝でも環境トップの青眼、彼岸、帝のカードと一緒に並べられている。 また、2016年の公式イベント参加の条件の一つにモリンフェン3枚を持参という条件があった。 その後2017年9月8日~9月22日に人気上位2枚のイラストをスリーブ化するカードイラスト大投票が行われ、中間発表では1位になる暴挙で話題となりその後もトップを維持していたが、最終結果では3位に転落してしまいスリーブ化の機会を逃してしまった…かに思われたがこの度人気を顧みて特別にモリンフェン様のスリーブ化が決定した。 更にはスリーブ化告知と同時に公式から「モリンフェン+イグナイト」のデッキレシピも公開されモリンフェン様の活躍の幅を広げることとなった!正直モリンフェン様でなくてもよくね? 2018年には「トーナメントパック2018 Vol.1」に収録され、実に17年ぶりにOCGで再録された。 同じく2018年には遊戯王デュエルリンクスでモリンフェンのアクセサリー(プロテクターとデュエルフィールド)が登場した。 アニヲタWikiが消滅し、現在のアニヲタwiki(仮)への移住が始まった際、真っ先に建てられた項目はこの「モリンフェン」の項目だった。 このカードの元ネタはMtGのWeatherlight収録のクリーチャー「モリンフェン/Morinfen」だと思われる。 こちらは特にネタにはされていない。 お前の切り捨てた追記にこそ無限の修正の可能性がある。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 久しぶりに見たらえらくパワーアップしとるなこの項目www -- 名無しさん (2013-08-10 17 46 16) レオから -- 名無しさん (2013-08-11 02 10 26) 「俺何やってんだろ…」的なイラストの表情がいいよね -- 名無しさん (2013-09-08 06 19 01) バイトで100万越えると住民税とられるのか。初めて知った -- 名無しさん (2013-09-08 08 30 14) カード画像は著作権に引っかかるので使わんで下さい。 -- 名無しさん (2013-09-26 12 55 24) 握手モリンフェンの動画は感動した -- 名無しさん (2013-09-26 13 10 44) ↑様をつけろよデコ助野郎 -- 名無しさん (2013-12-22 21 37 24) ↑×4中学生か小学生か?正確には年間所得が100万以上な -- 名無しさん (2013-12-22 21 52 58) なんてつよいかーどなんだ(棒読み) -- 名無しさん (2013-12-22 22 21 14) ボルトエスカルゴ、キラーマシーンは1500以下だからシャインエンジェルなんかも使えるけどこいつは・・。 -- 名無しさん (2014-01-11 23 20 21) 「あッ、~」のくだりが柳田理科雄っぽい -- 名無しさん (2014-01-31 12 02 24) アニメで公式にクズ呼ばわり -- 名無しさん (2014-04-20 18 59 01) ヤリザ殿、バーガーとでクズガード扱いww -- 名無しさん (2014-04-22 18 37 49) 守備の1000を攻撃力へ回したらデーモンの召喚を上回るインチキだったのに・・・初期は攻守が平均的だからな -- 名無しさん (2014-08-26 22 21 27) 巨大化すれば青眼倒せる最強カード -- 名無しさん (2014-09-11 22 17 31) それこそ他のレベル5以外でもできるんだよなぁ… -- 名無しさん (2014-09-11 22 27 26) デーモン・ソルジャーからのトランスターンでモリンフェン様の出しにくさが軽減できるぞ!必殺のかぎづめで相手のLPを刈り取れ! -- 名無しさん (2014-09-12 00 22 39) ↑攻撃力下がってるんですがそれは・・・ -- 名無しさん (2014-09-12 00 57 33) ↑相手の精神と腹筋に大ダメージを与えられるからよし -- 名無しさん (2014-09-12 01 09 45) 甲鱗さん思い出したけどあれはただの高コスト高火力バニラか -- 名無しさん (2014-09-12 02 24 20) 甲鱗様は出せれば強いのとシャークトレードネタとかがあるからな モリンフェン様が近いのはデュエマ七英雄のほうかと -- 名無しさん (2014-09-13 00 00 42) 実はアニメに4回も出ている剛の者。ひっそりとではあるが。 -- 名無しさん (2014-11-20 00 33 57) [ -- 名無しさん (2014-12-16 14 32 20) 「このゲームの守備力に意味は無い」と断定する表現に問題があるように思われたので修正しました -- 名無しさん (2014-12-16 14 32 46) 手札のコストになるで顔中草まみれや -- 名無しさん (2015-01-16 23 31 28) カオスエンドマスターとバニラサポートの存在を考えると、☆5で1250とか1700の攻撃力の方が辛かったりするんだけど、なぜコイツが最弱代表なんだろうか -- 名無しさん (2015-02-18 20 54 29) ↑待て、後者はともかく前者はリクルート楽勝じゃないか -- 名無しさん (2015-03-03 17 22 19) リクルートは可能だけど、カオスエンドで呼ぶなら1600の方が強いし -- 名無しさん (2015-03-04 11 19 16) ↑3 そもそもカオスエンドマスターとかバニラサポートが碌に無い時代に押された烙印だからねぇ。 新しく調べ直したらまた別のカードが候補に挙がるかもしれんね。 -- 名無しさん (2015-03-04 11 32 06) ↑ どっかで聞いた話だと、ペンデュラムのおかげで少し値上がりしたらしいよ。 -- 名無しさん (2015-03-04 11 44 06) 今某動画で再注目されて高値になりつつあるらしいな、モリンフェン3積みデッキ -- 名無しさん (2015-03-11 09 24 33) ペンデュラムのおかげで少しは出しやすくなったよ!やったねモリンフェン様! -- 名無しさん (2015-07-04 18 57 35) 多少加筆しました -- 名無しさん (2016-04-01 20 52 48) 世の中にはモリンフェン様専用のwikiがあるらしい -- 名無しさん (2016-07-02 19 15 08) どうでもいいがここが一番最初に作られた記事であることに驚きを隠せない -- 名無しさん (2016-07-07 00 20 05) ページ番号15だから一般記事だと一番古いのかw -- 名無しさん (2016-12-26 00 29 35) こいつ、ダークキメラ、レオウィザード、カクタスと記憶に残る弱小モンスターはどいつもこいつも外見が妙に個性的なのも人気の秘密だと思う -- 名無しさん (2017-07-12 15 58 57) スリーブ投票どうなることやら -- 名無しさん (2017-09-20 22 46 33) ↑3位に転落して逃しました -- 名無しさん (2017-09-27 18 08 29) スリーブ発売して売れなかったらコナミ側からの遊戯王プレイヤーの心象が益々悪くなってただろうから、1位にならなくてあ -- 名無しさん (2017-09-28 17 42 34) ミス、1位にならなくてほんと良かった -- 名無しさん (2017-09-28 17 43 16) なおスリーブ化決定したもよう -- 名無しさん (2017-10-07 09 27 46) なんだそれ!って思ったけど人気あるって判断されたのかね -- 名無しさん (2017-10-07 20 11 03) さすがに一般販売ではなく受注になった模様。そらな -- 名無しさん (2017-10-24 01 52 48) 特別枠だし、ガチでほしい勢にだけ渡ればいいしね。妥当な判断。注文しないと -- 名無しさん (2017-10-24 03 48 34) 荒らしのコメントを削除しました。他にも愚痴があるのでリセットしたほうがいいと思います -- 名無しさん (2017-11-29 20 05 20) 最古の項目に草 -- 名無しさん (2018-01-01 00 53 30) ここのアドレスの番号が「15」ってすごいよね。流石最古 -- 名無しさん (2019-02-18 23 14 45) 今なら天威と混ぜるのかな? -- 名無しさん (2019-07-25 15 05 58) 初期は上級なのに攻守とも2000未満のバニラが量産されててなんでモリンフェンだけ有名なのか疑問に思う -- 名無しさん (2020-01-24 18 18 49) ↑やっぱり記事内容にもある通り攻撃力が凄い中途半端なのとなんとも言えないカードイラストが大きいんじゃないかな -- 名無しさん (2020-02-17 20 19 40) 50ポイントなければ単なる「弱いカードの一枚」で終わってたろうけどね -- 名無しさん (2020-03-12 22 23 49) 鉤爪よりその羽だかヒレだかの方がよっぽど特徴的だと思いますよ? -- 名無しさん (2020-04-25 19 21 38) 黒き森のウィッチ「わっ私でサーチできるから(震え声)」 -- 名無しさん (2020-06-28 07 41 22) 半端でも極めればネタになる良い例だな -- 名無しさん (2020-08-18 20 54 21) 通常モンスターは能力値がしょっぱかろうが、謎の崇拝を受けたりとネタにはなっても真の意味での『最弱』になれない。モリンフェンはそれを体現したカード。 -- 名無しさん (2021-05-20 17 04 14) 攻撃力1550の他の効果モンスターの話はされないのが意外。 -- 名無しさん (2021-10-03 22 59 32) ↑デメリット効果でもなければ上級バニラよりはマシだからね。そもそもモリンフェンと登場時期が近い攻撃力1550って、上級が絶対防御将軍・バーバリアン1号、そして下級には -- 名無しさん (2022-08-03 21 47 35) ↑途中送信すまない。下級攻撃力1550と言ったら皆のヒーローことマハー・ヴァイロがいるからな…どうしても上級バニラのモリンフェンは目立たざるを得ない。 -- 名無しさん (2022-08-03 21 49 23) マスターデュエルでのメイト化orアイコン化マダー? -- 名無しさん (2022-08-23 23 07 16) モリンフェン様2体から特殊召喚時に場のカード1枚除外・味方全体に戦闘破壊耐性付与の3500打点が飛び出してくるとはたまげたなぁ -- 名無しさん (2023-01-05 22 18 47) ・・1550以下のモンスターを戦闘破壊できる。 -- 人造人間使い (2023-01-09 11 56 55) ↑誤爆すまん。攻撃力1550以下のモンスターを戦闘破壊でき上に、相手ライフが1550以下の時にダイレクトアタックしたら勝利できる。さらにはリリース一体で出せると言うおまけ付き。こんなにもポテンシャルが高いのに雑魚扱いされるとか現代遊戯王おかしいよ… -- 人造人間使い (2023-01-09 12 05 19) メメント・モリンフェンという集団幻覚 -- 名無しさん (2023-07-10 12 55 16) 「メメント・モリ」を体現するカードだからむしろ来なきゃおかしいレベルだししゃーない メメント・モリンフェン -- 名無しさん (2023-07-10 22 22 00) 語感もなんかいいもんね>メメント・モリンフェン -- 名無しさん (2024-01-17 18 04 41) 遂にグッズが発売される -- 名無しさん (2024-03-02 00 26 09) ↑1 マジか!! -- 名無しさん (2024-03-02 01 12 21) 名前 コメント
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ふしぎ遊戯 朱雀異聞 の攻略対象。 怪力を誇る朱雀七星士の一人。 乙女の心を持つが、れっきとした男性。 名前 柳宿 (ぬりこ) 年齢 18歳 身長 体重 誕生日 血液型 声優 皆川純子 該当属性 女装(オカマ?)、タレ目、泣きボクロ、紫髪、みつあみ、女性声優 該当属性2(ネタバレ) 『』
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0277:闇のゲーム! 妲己vs遊戯 「妲己さん! どうして? どうしてカズキくんを!?」 遊戯は妲己を問い詰める。 先の戦闘で妲己がカズキの死体を盾にしたところを目撃されていたのだ。 周囲には爆発によって細切れとなったカズキの肉片が散乱している。 妲己は遊戯の問いには答えず、キルアの逃げ去った方向をチラリと見やった。 (ふ……ん、止めを刺せないのは残念だけれど、あれだけの深手と消耗では恐らく生き残ることは無理ねぇん。 それなら、こちらを優先させるべきだわん) 妲己はキルアが倒れた際に取り落とした黒い核鉄を拾い上げると懐にしまい、遊戯へと振り向いた。 「妲己さん、答えて!」 「遊戯ちゃん、落ちついてぇん。少し誤解があると思うわん」 ニッコリと微笑む妲己のその言葉を聞いて、遊戯は意表を突かれた顔になる。 「誤解?」 「そうよん。カズキちゃんはわらわを護るためにその命を犠牲にしてくれたのぉん。 だったらその気持ちを汲んで死体もわらわを護るために使ったほうが、カズキちゃんは喜んでくれると思うわぁん」 酷薄な笑みと共に紡ぎだされるその言葉に遊戯は絶句する。 もはや妲己に自分の本性を隠すつもりはなかった。 見られてしまった以上は取り繕うことは無駄な行為。ならば自分の真意を明かし取り込むほうがいい。 それが妲己の判断。 「そんな……そんなコト!」 「納得できないようねぇん遊戯ちゃん。ウフフ、確かにわらわは遊戯ちゃんたちに隠し事をしていたわぁん。 でもそれは遊戯ちゃんもそうよねぇん? その逆錘形の首飾り……何か力があるのでしょう?」 遊戯は咄嗟に胸の千年パズルを庇うように押さえる。 「これは!」 「遊戯ちゃんがわらわを信用できなくなってしまったのはわかるわぁん。 だから取引をしましょう」 「? 取引だって?」 「わらわがこのゲームからの脱出を望んでいるというのは本当よぉん。 でもわらわだけではそれはどうやら難しいようなのん。協力者が必要だわん」 妲己は遊戯を打神鞭で指し示す。 「だから遊戯ちゃんのような無力な子供が仲間に居れば他の参加者の信用も得られやすいのぉん。 信用を得るということは仲間を集める上で重要なことよん」 淡々と妲己は自分の目的を話す。 遊戯はそれをまるで肉食獣でも見ているかのような瞳で見つめていた。 「わらわに協力しなさいな遊戯ちゃん。そうすればわらわが遊戯ちゃんを守ってあげるわぁん♪ この世界に居る他の殺人者たちからねん。そして一緒に脱出しましょう」 「嫌だ!」 遊戯は目に涙を浮かべ、ブルブルと震えながらも断固として妲己を拒絶した。 「冷静に考えて、遊戯ちゃん。 ここで断ると、わらわはわらわの信用を護るために遊戯ちゃんを殺さなくてはいけないわぁん。 できればわらわもそうしたくはないのよぉん。ここで死ぬよりも脱出の可能性に賭けた方が懸命でしょん?」 妲己は聞き分けのない子供を窘めるかのように優しく諭す。 しかし遊戯は首を横に振り、それさえも拒絶する。 「カズキくんはいい人だった……本当にいい人だった。この世界に来て一番の友達……こ、こなごなにして……! 僕は怒ったぞ! 妲己!!」 遊戯は妲己を指差す。 「カズキくんはあなたを信じてた! それなのに……あなたは僕だけじゃない、カズキくんの信頼も裏切ったんだ! 絶対に許さない!」 妲己はフゥ、と一つ溜息をつくと打神鞭を構えた。 周囲の気圧が変化し、風が唸り始める。 「残念ねぇん……ほんの少し利口になるだけで生き延びられたのに…… わらわを許さないならどうしてくれるのぉん?」 妲己は獣を思わせる殺意の瞳で遊戯を睨みつけた。 (もう一人のボク!) (ああ、後は任せな相棒!) 遊戯は首から下げる千年パズルに心を委ね、その力を引き出す。 「何、これは?」 妲己は千年パズルから発せられる濃厚な闇の気配を感じ、警戒する。 千年パズルは金色の光を発したかと思うと、遊戯の額にウジャト眼が浮かび上がり、その表情が一変した。 パズルに封印されていた闇の人格が目覚めたのだ。 「妲己! アンタは俺の心の領域を侵した! よって俺の遊び相手になってもらうぜ!!」 雰囲気が豹変した遊戯を見て妲己は震えていた。 (素晴らしい……凄いわぁん、遊戯ちゃん。どんな力を持っているのか……ますます興味が出てきたわん♪) 「妲己、アンタはその気になれば俺を一瞬で殺すことができるだろう。 だがゲームならばどうかな? 妲己、俺とゲームをしてみるつもりはないか?」 「ウフ、いいのよ遊戯ちゃん。駆け引きも、挑発も必要ないわぁん……そのゲーム受けてア・ゲ・ル♪ だってそうしないと遊戯ちゃんの力を見極めることができないでしょぉん?」 (チ、完全にこっちを嘗めきっている……どんな勝負でも自分が上だと確信しているんだ。 だがその思い上がり、俺が打ち砕いてやるぜ!) 「ゲームを『受けた』な妲己!? ならばもう後戻りはできないぜ……この『闇のゲーム』からはな!」 遊戯と妲己の周囲を暗黒の気配が満たす。視界に変化はない、ただ心に直接重圧が圧し掛かってくる。 (これは……空間宝貝? それも自分の世界に引きずり込むのではなく、王天君の紅水陣のように現実に自分の世界を作り出すタイプかしらん?) 「闇のゲームでの敗北やルール破りには……妲己、罰ゲームが待ってるぜ」 「フフ、それは楽しみねぇん」 不敵に笑う妲己だが、その頬には一筋の汗が流れていた。 二人はログハウスへと移動するとガーデンテーブルに向かい合い座る。 この場を戦場と決めたのだ。 遊戯はポケットからトランプを取り出し、テーブルの上に置く。 「勝負はドローポーカー! 3戦行い、2戦先に取ったほうが勝ちだ。 カードチェンジは一度、ジョーカーは使用しない。 親は最初に強いカードを引いた方が先に行い、後は順に交代する。異存は?」 「いいわよん、でも遊戯ちゃん。遊戯ちゃんはわらわに3つの提案をしてわらわは全て受け入れたわん。 ゲームの方法、その種目、ルール、その3つをねぇん。 だからわらわも3つの提案をしたいわん、そのほうが公平でしょう?」 「……言ってみな」 遊戯は妲己を促す。 「一つ目。イカサマを認めること」 「何!?」 「普通に勝負していても面白くないわぁん、互いに全ての技術を使って戦いましょう。 それに、相手がイカサマを使っているかどうか疑うよりも、使っていると分かっていた方がより楽しめる勝負になるわん。 もちろん、イカサマが見つかったらその場でアウト、どうかしらん」 遊戯は妲己を提案を考える。 (コイツ……イカサマをするならば黙ってやればいい。わざわざ相手に警戒を施す必要はない。 それなのに提案をしたということは……闇のゲームを警戒したな) 『闇のゲームでの敗北やルール破りには……妲己、罰ゲームが待ってるぜ』 (妲己は俺の言葉でイカサマを使用した瞬間に『闇のゲーム』にルール破りと判断されることを危惧した。 だから最初からそれをルールに組み込むことでそれを回避することが狙いだ。 ……だがこの提案は俺にもメリットがある。ここは……) 相手がゲームにイカサマを使ってくるならば、こちらもそれで返すのが遊戯の流儀。 「いいだろう、2つ目は?」 「互いにノーペア、また同じ役だった場合の取りきめよぉん。 普通はカードの順位の合計が高い方が勝ちだけれど、今回は変則的に合計の低い方が勝ちということにしましょう」 「? その取り決めに何の意味がある!?」 「別に……単なる気まぐれよぉん。こうした方が面白いと思ったからねん」 (何を考えている妲己? 自分の手が相手よりも数値が低いかどうかなど判るはずがない。 カードを操作してそういう風に持っていくことも無意味だ。 そんな操作ができるなら普通に強い手役を作ればいい。意味がない……この提案には意味がない……) ハッと遊戯は何かに気付く。 (意味がない、それこそが妲己の狙いか! 俺に提案を深読みさせて心に迷宮を作り出す精神攻撃。 提案の内容ではなく、意味のない提案そのものに意味がある! 成る程、その手には乗らないぜ!) 「受けるぜ妲己。3つ目を言いな」 (あら、結構簡単に受け入れたわねぇん……まさか目的を読まれた?) (2つ目の提案は俺に心の隙を生み出させ、本当の目的から目を逸らす為のフェイク。 妲己の本当の狙いはおそらく次の最後の提案!) 「わらわの最後の提案……それはもし勝負が3戦目にもつれ込んだ場合、3戦目はカードチェンジを無しにすること」 「!」 「その時点で1勝1敗ならば両者の力はほぼ互角。 それならばイカサマをする機会を減らすことによって、より高度な勝負をすることができるわん。 完全決着には相応しいでしょう?」 (この提案が受け入れられればわらわのキル・トラップは完成する……さて、遊戯ちゃんはどうでるかしら?) (まだ親の先行がどちらか決まっていない状態でこの提案。 もし自分が先に親になった場合、このルールは最終戦で自分の足を引っ張りかねない。 妲己の戦法ではカードチェンジを使わないのか、俺が親を取るという確信でもあるのか…… 前者ならばイカサマの機会を減らすことで見破られる危険を減らす。 後者ならばイカサマの機会を限定することで見破りやすくする目的。 恐らくは後者。前者は後者のメリットがそのままデメリットに変わる。 後者ならばたとえ見破れなくても相手のカードコントロールを減らすことは子にとって有利になる。 もしこういう考えならば……甘いぜ!) 「その提案、受けてたってやるぜ!」 「流石だわぁん遊戯ちゃん。これで楽しめそうねぇん」 「さぁゲームスタートだ」 すると妲己は手を上げてそれを遮った。 「その前に……わらわが負ければ罰ゲームを受ける。 ならば遊戯ちゃんはわらわが勝ったら、何をくれるのかしらん?」 遊戯はニヤリと笑うとキッパリと言い切った。 「命をやるぜ!」 「つまらないわん」 「何ッ!?」 妲己は肩を竦めて首を振り、遊戯のアンティをバッサリと切り捨てる。 「遊戯ちゃんの命を貰っても、ただこの世界のカウントが一つ減るだけ。 それだけでは普通に殺せばいいだけだものぉん。メリットが低いわん」 「じゃあ妲己。アンタは何を望む?」 「遊戯ちゃんの魂」 「!」 「遊戯ちゃんは従えと言って素直に従う子じゃないのは良くわかったわぁん。 でもそれがゲームのルールなら? 誇りに懸けて……破ることはできないわよねぇん? 負けたらわらわの物になりなさい、遊戯ちゃん」 (もう一人のボク! 駄目だよ、この提案を受けちゃ!) (戦う前に敗北を考えればその時点で勝利はない。大丈夫だ相棒、俺は絶対に勝ってみせる!) 「いいだろう妲己! 賭けよう、俺の魂を!」 「Good!」 「行くぜ!!」 ―― G A M E S T A R T ―― 遊戯はカードを切り混ぜると妲己の前に揃えて置いた。 「さぁ、カードを引きな妲己」 「えぇ」 ゆっくりと妲己は手を伸ばし、山札の半ばほどでカットする。 そして残った山の一番上のカードを捲った。 そのカードは……ハートのQ。 「あはぁん、わらわに相応しいカードねぇん。 数値は12、これに勝てるのはキングとエースだけよん。幸先悪いわねぇん遊戯ちゃん」 「悪運が強いな妲己。だがまだ勝負は決まってないぜ」 今度は妲己がカードをシャッフルし、遊戯の前に山札を置く。 遊戯はカードに手を伸ばし……山の2/3ほどの部分でカットし、カードを引く。 現れたカードは……スペードのA。 52のカードの最高位。これより強いカードは存在しない。 「!?」 「俺の勝ちだ、つまり1回戦と3回戦の親は俺が務める」 遊戯はカードを手に取るとシャッフルを始めた。 (今のは……トリックなの? 全く見切れなかった……これは、思ったよりも歯応えがありそうねぇん) 「フッ」 遊戯は笑い、カードを切り混ぜながらカードの端を弾き、癖を直す。これでトリックの証拠は消えた。 遊戯はスペードのエースの端を少しだけ折り曲げ、僅かに癖をつけていたのだ。 熟達したギャンブラーならばその僅かな癖だけで山札からそのカードを100%引き当てることができるという。 「たいしたものねぇん、でも遊戯ちゃん。スペードのAは最も強いカードであるとともに不吉のカードでもあるわん。 象徴するは対立と裏切り……そして不運。ゲームに影響がないといいわねぇん」 「……妲己、揺さぶりは無駄だぜ」 「ウフフ」 ―― F I R S T G A M E ―― 遊戯はカードを手際よく切り混ぜていく。 その様子を妲己はじっと見つめていたが、トリックの痕跡を見つけることはできない。 (シャッフルの段階で恐らく遊戯ちゃんは自分に有利なカードを集めている。 でもそれを見抜くのは困難ねぇん……子はカード操作の機会が殆どない。 つまり勝つには親のトリックを見破ることが早道。狙いは集めたカードを手札とすりかえる瞬間よぉん!) 遊戯は切り終えたカードを揃えるとテーブルの中央に置く。 「カットしな」 「ええ」 妲己はカードの上半分ほどを取り、テーブルの端に置く。この部分は捨て札となりゲームには使われない。 これはイカサマを防ぐ手段として有効な方法とされているもので、 ディーリングの前にこれを行うのは暗黙の了解とされている。 遊戯は残った山を取ると妲己、遊戯の順番で交互に上からカードを配っていく。 じっと見ていたが遊戯の配る手つきに怪しい動きは見られない。 5枚ずつが配られ終わり、妲己は自分のカードを見た。 スペードの9、ハートの3、ダイヤのJ、ハートのJ、スペードの7 配られた時点で役はJのワンペアが完成している。 (……これは遊戯ちゃんの操作かしらん?) 遊戯もまた自分の手札を見る。 クラブの2、クラブの10、スペードの2、ハートの6、クラブの6 遊戯もまた2と6のツーペアが完成していた。 (フッ、妲己。俺の仕込みは既に完了しているぜ。さぁ見切れるかな?) 妲己はワンペアの残し3枚のカードを捨てた。 「3枚チェンジよぉん」 「OK」 遊戯は自分の手札を伏せてテーブルに置くと、山札の上から順に3枚を妲己へと配る。 配られたカードは……スペードのJ、クラブのA、ハートの5 これで妲己はJのスリーカードが完成する。 (遊戯ちゃんは……?) 「さて、俺は……『4枚』チェンジする」 「え!?」 (一度にそこまで大量のチェンジを? しかもジョーカーがないこのゲームで1枚を残す意味は……ない! ここでトリックを使う気ねぇん!) 妲己は遊戯の手元へと視線を集中する。 遊戯は山札に手を取ると……上から順に4枚を自分へと配った。 そして山札を元に戻すと自分の手札を手に取り眺める。 ニヤリ、と笑って遊戯は妲己を見た。 妲己の額から一筋の汗が流れる。 (見えない……今遊戯ちゃんは正々堂々と上から順にカードを配ったようにしか見えなかった。 わらわの視線でトリックが使えなかった? いいえ、とてもそうは思えないわぁん。 思ったよりも……手強い!) 「さぁ、行くぜ」 「ええ、ショウダウンよぉん」 二人は同時に手役を公開する。 妲己はJのスリーカード。そして遊戯の手役は…… 「Kのフォーカード!」 「何ですって?」 場には間違いなくスペード、ハート、ダイヤ、クラブのKが揃い並べられている。端札はクラブの10。 「この勝負、俺の勝ちだな」 「……そのようねぇん」 ギシッ、と妲己は一度歯を噛むと、後は何事も無かったかのように微笑みカードを回収する。 (この借りは二回戦で返させてもらうわぁん……) (フゥ、妲己には見抜けなかったようだな。俺のトリックは) 遊戯は最初のシャッフルの段階で4枚のキングを山札の底に集まるように操作した。 これならばカットされても集めたカードに影響は出ない。 そして妲己のカードチェンジが終わり、妲己がカードを確認する為に視線を落とした瞬間、 山札の底にあるキング4枚を山札のトップへと移動させた。 これはパスと呼ばれる技法で、手品などではよく使われる技である。 妲己が目を戻した時には、既に山札の上から4枚はキングに成り代わっている。 そして遊戯は何食わぬ顔で上からカードを自分に配り、フォーカードを完成させたのだ。 「さあ、次の勝負だ」 ―― S E C O N D G A M E ―― 妲己は回収し終えたカードをシャッフルしていく。その手つきは遊戯のそれに勝るとも劣らない。 そして妲己はカードをテーブルに置いた。 「さぁ、好きな部分で分けてぇん」 「フン」 遊戯は上から1/3ほどを掴むとそれを捨て札にする。 「じゃあ配るわねぇん」 互いに5枚のカードが配られる。 妲己の手札はスペードの8、ハートの2、ハートのQ、クラブの5、ダイヤのA 全く役を作れないノーペアだった。 一方、遊戯の手札はクラブの6、クラブの3、ハートの5、ダイヤの7、ダイヤのK (見事にバラバラだ……いや、低確率でストレートを狙えるか? ここは手札で勝負するよりも相手のトリックを見抜くことに全霊を懸けるべきだ) 遊戯は妲己を見つめる。そして手札からKを取り出すと場に捨てた。 「1枚チェンジだ」 「わかったわん♪」 妲己は手札を揃えてテーブルに伏せて置くと、山札から一枚カードを配る。 遊戯がカードを受け取り、開くとそれは――ハートの4。 (ストレートが完成だと?) 妲己を見ると手札を左手に持ち、山札をテーブルに置くところだった。 その瞬間、遊戯の中を違和感が走る。 (なんだ、今の感じは。何か……おかしい、俺がストレートを揃えられたことに対する違和感か? そうだ、これは妲己のカードコントロールによるものなのか……くそ、判らない!) その時、ふと遊戯はいつまでも妲己が動かないことに気付いた。 「妲己、アンタのカードチェンジだぜ」 「結構よぉん」 「何!」 「わらわはこのままで勝負するわぁん」 (もう奴のトリックは完成している!? 馬鹿な、いつやった!?) 「……ショウ……ダウン」 どうしようもなく遊戯は先に手役を公開する。 「ストレート!」 「あらあら、強い役ねぇん……でも、ショウ・ダウン」 妲己は手札を開く。 「ストレートフラッシュ」 「!」 そこにはスペードのAから5までが綺麗に揃えられていた。 (フフ……借りは返したわぁん) (いつだ……いつすり替えを……くそっ) 遊戯は屈辱を感じながらもカードを回収する為、山札に手を伸ばす。 その山札の位置を見た瞬間、遊戯の身体を電撃が貫いた。 (やられた! カードコントロールではなくこんな大胆なすり替えを行ってくるとは! 心理的盲点を突かれた!) 遊戯は妲己の使ったテクニックに気付く。 山札が置いてあった位置は……妲己が遊戯のカードチェンジをする際に手札を置いた場所だった。 妲己は最初のシャッフルでストレートフラッシュをカードの底に集めた。 遊戯のカットが終わり、そしてその後のカードチェンジの段階で、妲己は手札を揃えて自分の前に伏せ置いた。 そして遊戯にカードを配った後、妲己は左手で山札の底の5枚を抜き取りそのまま手に持ち、 右手で山札を机に伏せてある本来の妲己の手札に重ねたのだ。 妲己を見ると手札を左手に持ち、山札をテーブルに置くところだった。 この時に遊戯が感じた違和感は、妲己が既に手札を左手に持っていることだったのだ。 一瞬でも動作の流れに淀みがあれば遊戯は見破れただろう。 単純すぎるが故にこの上なく実行が難しいトリック。それを見事に妲己は完遂した。 「…俺の、負けだ」 「あはん、さぁ最後の勝負ねぇん」 ―― F A I N A L G A M E ―― 「確認するけれどこの勝負ではカードチェンジはできないわぁん」 「承知しているぜ」 (俺の全ての力を使って妲己を倒す! 妲己には1%の可能性も残さない。俺が揃えるカードはロイヤルストレートフラッシュ! 見破られさえしなければ俺が勝つ!) (さて、わらわも正念場ねぇん。もう認めましょう、遊戯ちゃんのカードコントロールはわらわよりも上。 わらわの動体視力でも遊戯ちゃんのトリックを見極めきれない……恐らく妙な制限のせいねぇん。 でも、それだけで勝負が決まるわけではなくてよん、遊戯ちゃん) 遊戯はシャッフルを終えるとカードをテーブルの中央に置く。 「さぁ、最後のカットだ」 「ウフフ……」 妲己はカードへと手を伸ばす。そしてその時、視線を遊戯へと移した。 遊戯と妲己の視線が交差する。その全てを見透かそうとするかのような視線に、遊戯は瞬時に心を閉ざした。 (俺を見透かそうとしても無駄だぜ妲己。ポーカーフェイスは基本中の基本。 俺からトリックのヒントを掴むのは不可能だ) 「遊戯ちゃん、自信たっぷりねぇん。でも、最初に遊戯ちゃんが引いたカードを覚えてる?」 「何?」 最初に遊戯が引いたカード。それは……スペードのA。 「裏切られないといいわねぇん」 「……動揺を誘おうとしても無駄だぜ、さっさとカットしな」 遊戯が妲己と目を合わせたのは一瞬だけ。後はずっと妲己の手元に集中していた。 妲己にカードを操作する機会はない。 (後は見破られなければ……俺の勝ちだ) 妲己はカードを1/5ほど取り、捨てる。 そして遊戯の手によって互いに5枚ずつのカードが配られた。 (やはり……見えない……) 妲己の背中を冷や汗が伝う。妲己はついに遊戯のトリックを見極めることができなかった。 配られたカードはお互いに確認しない。ルールにフォールド(勝負を降りる)は存在せず、 さらにカードチェンジができない以上無意味だからだ。後は互いのショウダウンを残すのみ。 妲己、遊戯、二人の視線が……闘志が交差する。 「「 SHOW DOWN !!」」 同時に宣言し、カードを開く。 妲己のカードは……ダイヤの2、ハートの7、ハートの3、クラブの4、ハートのQ ノーペア(役なし)だった。 「あらぁん、残念」 「フッ、俺の手は……何ィッ!?」 遊戯のカード、それはスペードの10、スペードのJ、スペードのQ、スペードのK、そして……ハートの4。 「馬鹿な、ノーペアだと!?」 確かに揃え、自分へと配ったはずのロイヤルストレートフラッシュが崩れている。 信じられない思いで遊戯はそれを見つめた。 「うふぅん、互いにノーペアだった場合のルールは最初に決めたわねぇん」 「!」 「互いにノーペア、また同じ役だった場合の取りきめよぉん。 普通はカードの順位の合計が高い方が勝ちだけれど、今回は変則的に合計の低い方が勝ちということにしましょう」 「受けるぜ妲己。3つ目を言いな」 カードの合計が低い方の勝利。妲己の合計は28、遊戯の合計は……50。 あの時、意味のない提案と遊戯が判断したルール。それが遊戯を切り裂いた。 「わらわの……勝利ねぇん」 「馬鹿な……妲己にはカード操作のチャンスは与えなかった。俺が……ミスを?」 「遊戯ちゃん、わらわには一度だけカードを操作するチャンスがあったわぁん」 「何!?」 遊戯はゲームを思い返す。 自分は最初のシャッフルでRSF(ロイヤルストレートフラッシュ)を揃え、カードの底に集めた。 そして次にそれを妲己がカットするが、RSFには影響はない。 そして交互にカードディーリングする際、そこに遊戯はトリックを使った。 妲己へ配るカードは普通に上から配り、自分へのカードは山札の底から配るテクニック、 ボトム・ディールを使い、底にあるRSFを自分に配ったのだ。 ボトム・ディールは高等テクニックであり、上級者が行うボトム・ディールはプロのギャンブラーでも見抜けないという。 この一連の流れの中で妲己がカードを操作するチャンスは……カットの時しかない。 「まさか!?」 遊戯はテーブルの端に置かれた捨て札を見る。その一番上のカードを開くとそれは……スペードのAだった。 「やっぱりその子に裏切られちゃったわねぇん、遊戯ちゃん♪」 キッと遊戯は妲己を睨みつける。 「だが、俺はカットの時アンタの手元に集中していた! こんな単純なすり替えを見逃す筈がない!」 「フフ、それは間違いねぇん。遊戯ちゃんはその時、一瞬だけど別の物を見たはずよぉん」 「何……!」 遊戯の心臓を氷柱が貫く。 妲己はカードへと手を伸ばす。そしてその時、視線を遊戯へと移した。 遊戯と妲己の視線が交差する。その全てを見透かそうとするかのような視線に、遊戯は瞬時に心を閉ざした。 「あの時、わらわの目を見たわよねぇん。遊戯ちゃんは心を読まれない為にわらわの目を見返す必要があった。 その一瞬、ほんの一瞬があればわらわには十分だったわぁん」 それこそが妲己の誘惑の術。 妲己は遊戯と目が合ったその一瞬で山札を僅かに浮かせ、底の一枚を抜き取り山札の一番上に置いたのだ。 そして何食わぬ顔で山札をカットし、一番下に置かれていたスペードのAはそのまま死に札となった。 「最初に決めたルールも……」 「わらわは最後になれば、遊戯ちゃんが確実に勝つためにロイヤルストレートフラッシュを揃えると思っていたわん。 カットがあるから集めた役は山札の底に集めなくてはならないことも最初からわかっていた。 でも分かっていても遊戯ちゃんの技を見抜くことはできなかったけどねぇん。流石だわん」 妲己は一つ溜息を吐いた。そして再び説明を続ける。 「ロイヤルストレートフラッシュは数値の合計も高い。一枚抜いてもおいそれとは負けないわぁん。 もしそれ以上の数値がわらわの手札に集まるなら、それは何らかの役が出来てる可能性が高いしねん」 遊戯はガックリと机に手を突いた。 (俺は……カードを完全に支配したつもりでいた。だが妲己はゲームそのものを支配していた。 トリックに拘り、可能性を排除した時点で…… ゲームの本質を忘れた時点で俺の敗北は決まっていたのかも知れない……) 遊戯にゲームの本質を忘れさせた原因。 それはゲームの最中に常に妲己から発せられていた圧倒的なプレッシャー。 その強大な殺意を前に遊戯はパートナーを護るため、確実に勝つトリックに拘ったのだ。 だが妲己はその上を行った。 「素晴らしい勝負だったわん、遊戯ちゃん。本当に強かった。 でも、わらわは遊戯ちゃん以上の策士なのぉん♪」 (俺の……完全な負けだ。すまない、相棒) 妲己は席を立つ。 「さぁ、約束を覚えているかしらぁん……このゲームのアンティをねん」 遊戯は無念に目を閉じ、ゆっくりと立ち上がる。 (諦めちゃ駄目だよ、もう一人のボク!) (相棒、だが俺はゲームに負けた。アンティを払わないことは許されないぜ……) (ボクに考えがあるんだ。ボクに変わって!) (何?) 遊戯から闇の気配が消え、表の遊戯が浮かび上がってくる。 (何、遊戯ちゃんの雰囲気が変わった……元に、戻った?) 遊戯は千年パズルを首から外すと手に持った。 「妲己、あなたの望む魂はここにある。千年パズルに封印された闇の知恵と力。 それがもう一人のボクだ。負けたからにはボクはこの魂をあなたに渡さなくちゃいけない」 (相棒、何をするつもりだ! まさか!) 「渡すよ妲己。でも……」 遊戯は千年パズルからピースを外す。パズルはバラバラになり地に落ちた。 「このパズルはあなたには絶対に組むことはできない!」 「へぇ……そぉん。わらわの望む魂はそのパズルの中に……じゃあ遊戯ちゃんは、いらないわねぇん」 風が唸りを上げて二人の周囲を渦巻き始めた。 「ボクは信じる! 結束の力を持つ人が必ずボクの仇を討ってくれるって!」 「それが遊戯ちゃんの最期の言葉ねぇん……あはん、可哀相な遊戯ちゃん♪」 「 罰 ゲ ー ム ! 」 ―― GAME OVER ―― 夕陽を浴びて朱に染まるログハウス……2階のサロンにて『食事』を終えた妲己は上機嫌でくつろいでいた。 「ふふぅん、いろいろとあったけれど『美味しかった』から許してあげる遊戯ちゃん♪」 妲己はテーブルの上に置いてある千年パズルのピースと黒い核鉄を見やる。 そしてまず黒い核鉄を手に取った。 (多分これはカズキちゃんが言っていた核鉄ねぇん。黒いというのは聞いていないけれど。 カズキちゃんの心臓の部分からこれは出てきた…つまりカズキちゃんは宝貝人間のようなものだったのかしらん。 これを誰かに埋め込めば、カズキちゃんのような力が使えるのかしらねぇん……実験してみてもいいかも) 黒い核鉄を袋へと入れると次は千年パズルのピースを見る。ナプキンで全てのピースは包んであった。 (遊戯ちゃんはわらわには絶対に組めないと言っていた。あの顔からしてあながち根拠のない話でもなさそうねん。 だったら誰か可能性のある子に組ませてみましょうか……結束の力とやらを持つ子にねぇん) 妲己は千年パズルも袋の中に仕舞うと、ゆっくりとチェアにもたれた。 (闇のゲームは楽しかったけれど、少し精神的に消耗してしまったわねぇん。 放送まで少し休むことにしましょう……それまでに方針を練り直しましょぉん♪) (場合によっては……わらわ自らカウントを減らしていくのも……アリ、かもねぇん) そしてゆっくりと時は過ぎていく…… 【滋賀、三重の境にある小山 ログハウス/夕方】 【蘇妲己@封神演義】 [状態]少し精神的に消耗、満腹、上機嫌 [装備]打神鞭@封神演義 、魔甲拳@ダイの大冒険 [道具]荷物一式×3(一食分消費)、黒い核鉄III@武装錬金、ドラゴンキラー@ダイの大冒険 黒の章&霊界テレビ@幽遊白書、千年パズル(ピース状態)@遊戯王 [思考]1:これからの方針を練り直す 2:仲間と武器を集める 3:本性発覚を防ぎたいが、バレたとしても可能なら説得して協力を求める 4:ゲームを脱出。可能なら仲間も脱出させるが不可能なら見捨てる 【武藤遊戯@遊戯王 死亡確認】 【残り74名】 時系列順で読む Back 太陽光は沈み消え行く Next 第三放送[一日目18 00] 投下順で読む Back 太陽光は沈み消え行く Next 第三放送[一日目18 00] 273 交錯する想い、光……そして闇 蘇妲己 296 白夜特急青森行き 273 交錯する想い、光……そして闇 武藤遊戯 死亡
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日記/2010年08月09日/遊戯王OCG 同時に組めるデッキ 2010-08-09 6月に「常備させているデッキ」を撮影していたので、今頃アップ。 サイドデッキまでは手を着けていませんが、エクストラデッキは3つ分用意しています。 【魔轟神】 【アテナバーン】 【ガエル】 全体撮り 現在は上の3つに加え、罠主体の妨害焼きデッキも組んで放置しているので 戦わせられるレベルのものは4つですね。 よく触っていた【ナチュル】は魔法カードで足りないものがあるので解体中。 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ