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赤髪のグレン 種族:ケンタウロスインペイラー 性別:男 年齢:??? 外見:赤い鬣をしたケンタウロスインペイラー。大きな槍と盾を持っている。 設定:「百足」レアンの親友で、生まれた頃から精霊の声を聞くことができず、一族の中では劣等種と蔑まれてきた。 そのことから自身の一族のことを嫌っている。人間に対しては特になんとも思っていない。 友人のレアンたちとともに自分らが憎んでいる蛮族たちを全滅させた後、アリーナの誘いで和平派に組する。
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前へ ――地獄の炎の部屋 窓の外の空間は薄暗く、今にも雨が降り出しそうであった。 今、ここにはノート警部を含む、事件の関係者が全員集合していた。 「もしかして……分かったのかL?」 ワタリが、Lを見詰めている。 「もちろん、二人を殺害したトリックも……そして犯人もね」 Lの言葉で、皆が戦慄を覚える。 「やっぱり……この中に犯人が居るのか……?」 書こうかが、震えながらLに話しかける。 「……残念ながらね、この中に犯人が居るわ」 「くそっ……なんでこの中に犯人が居るんだ!」 書こうかは、とても悔しそうな顔でしゃがみこむ。 「まず、この事件の起こる原因となったある事件について説明するわ…」 「ある事件…?」 「一年前のキョーコ先輩の失踪事件よ」 "キョーコ"この単語が出てくることによって部員全員が動揺したような表情を見せる。 とくにワタリが…… 「な、なんのことだよ……?お、俺は知らねぇぞ!!」 ワタリの目は再び見開き、冷や汗が浮き出てくる。 「とぼけるな!!」 Lの腹の底からの大声で、ワタリだけでは無くその場に居た全員が怯んでしまった。 「もう調べはついてるのよ、ワタリ、ルビー、赤髪…… あなた達三人がキョーコ先輩の女優生命を絶ったという噂…… あれが本当だってことをね!」 この言葉を聞き、ワタリは頭を抱え込んだ。 「わざとじゃないんだ……わざとじゃないんだ……うわぁあああああああああああああ」 ワタリの悲鳴、それが狭い空間に響き渡った。 「じゃあ犯人はまさか…キョーコ先輩!?」 「違うわ……犯人は別の人間よ」 「一体、誰なんだ!?」 「落ち着いて……順を追って説明するわ まずはルビー殺しのトリックから説明するわよ、これを見てちょうだい」 Lはどこからか袋を取り出す。 その袋は曇っていて、中身を確認することができない。 「中には何が入っているんだい!?」 「いま見せるわよ部長さん……これがルビー殺害の凶器よ!」 Lが持っていた袋を逆さにする、それによって中身が零れ落ちてきた。 「そ、それは……」 「触らないで!!」 Lの大声でドラAAモンは手を退けた。 「それはドライアイス……こんなものでルビーが殺害されたのか?」 「こんなもの……そういう言い方は相応しくないわ ドライアイスは二酸化炭素が固体化したものよ これで実際に事故が何件か起きているみたいだしね……」 「そもそもそんな物がどこにあったんですか」 「演劇で使ったスモークよ。そのくらい覚えておきなさい、常識よ」 「はい、すいません。でも……どうやって?」 「簡単よ。皆が寝静まった後に、地獄の炎の部屋に居た人間を睡眠薬で眠らせ この部屋にドライアイスを設置するだけ これだけでドライアイスが溶けていって部屋に二酸化炭素が充満するわ 睡眠薬は万が一のための保険よ、自動殺人トリック、と言ったところかしら」 「だからワタリ達は今日の騒ぎでも起きなかったのか!」 「そうか、部屋の中央の湿った床は…」 「あそこにドライアイスが置かれていたのよ そこで一つ、犯人は致命的なミスを犯したわ」 「致命的なミス?」 「ドライアイスの置かれた位置よ 鍵の掛かっていて、窓も閉まっていた部屋の中央にドライアイスは置かれていた これがなにを意味するか……分かるわよね?」 「密室の部屋の中央に置かれていたドライアイス……なるほど…」 「気づいたみたいね、ノート警部… 密室の部屋の中央にドライアイスを置くことの出来た人物…それは3人しか居ない ルビー、ワタリ、挑戦者の3人 殺害されたルビー、キョーコ先輩を追いやった張本人のワタリの二人を消去すると…… 残る人物は一人しか居ない……」 「挑戦者……あなたがこの殺人事件の犯人よ…」 【次回予告】 暴かれた罪人の正体―― 仮面を取られた罪人は、光を再び闇で覆い尽くそうとする。 散らばった証拠品という光は、剣となり闇を断ち切る。 次回、解決編2に続く 「嘘だろ…?」「でも、副部長の挑戦者ならドライアイスを簡単に……」 「ククク……俺が犯人だと…?笑わせるなよ 消去法で犯人を編み出しただけじゃねぇーか だいたい、なんでルビー一人だけを殺害することができたんだよ? ひょっとしたら同じ部屋に居た俺だって危なかったんじゃないのか?」 挑戦者は涼しい顔で反論をする、その顔には一切の焦りが見えない。 「フン…その程度のことトリックでもなんでもない、ただの理科の問題よ 酸素より重い二酸化炭素はどんどんと下に溜まっていく だから、二段ベッドの下のほうで眠っていたルビーだけが死亡したのよ」 「そうか、じゃあもう一つ聞かせてもらうぜ ルビーが二段ベッドの下のほうで眠ったのは偶然だ 偶然に頼って人を殺すほど俺は愚かじゃない」 「確かに……それは偶然に過ぎない」 「偶然なんかじゃない……あれは必然だったのよ」 「なんだとっ!?」 「みんな昨日の昼食の時の事を思い出してみて……」 「えーと……確か昼食の時は僕らが一緒にバナナを食べてたり 活劇がLのパシリをしてたり、ワタリ達が屋上に飯を食いに……あっ!」 「そう……ルビーは高所恐怖症だったのよ 高所恐怖症の人間が、進んで上のベッドを使用するはずが無い だからこそ、このトリックは使うことができた…… どう、これであなたの疑問は晴れたかしら?」 「残念ながらまだ矛盾があるぜ……それも大きなな この扉の下には隙間がある、部屋を覗けるぐらいにな ミュウ、お前も知っているだろ!?」 「ああ、確かに隙間がある……」 ミュウの指差す先の扉には、下の方に5cmほどの隙間があった。 「これだけ大きな隙間があれば、 お前の言ったドライアイストリックなんて成立しねーよな?どうだL?反論はあるか?」 「当然あるわよ」 「なんだとっ!?」 挑戦者の顔にも微かに焦りが見え始めた。 「これを使ってあなたは扉の隙間を塞いだのよ」 Lはポケットからガムテープの塊を取り出した。 「これはこの部屋のゴミ箱で見つかったわ これだけの量のガムテープなら、5cmの隙間なんて簡単に塞げるわ テープの粘着面に埃や糸くずなどの、室内でしか見つからないゴミが付着していたしね」 「じゃあ何でそんなものをここの部屋のゴミ箱に捨てたんだ? もっと適当な場所があっただろ」 「あなたはこれを外に捨てに行くことができなかった…… 集合時間になる前に挑戦者は起床し、隙間を塞いだガムテープを剥がし取った でも部屋を出ることができなかった…マリカ四天王が予定よりも随分と早起きをしてしまったから」 挑戦者がガムテープを捨てに行こうとしたら、既に4人が起きてしまっていたのよ だから仕方なく自分の部屋のゴミ箱に捨てた……」 「グッ……だ、だいたい……」 「そもそも挑戦者…なんでミュウが部屋の隙間を覗いたことを知っているのかしら? あの時はまだ寝ていたんじゃなかったの?」 「!?」 挑戦者は、あからさまに動揺した動きを見せた。 「これでどうかしら挑戦者?もう罪を認める気になった?」 「あ、赤髪が殺害された時間には俺は皆と一緒に居たんだぜ これが同一犯の仕業になるなら俺は犯人から外れるはずだ!」 「た、確かに……」 赤髪が失踪したと思われる薪拾い大会中は、ほとんど皆と一緒に居た挑戦者。 そこで赤髪を殺害するのは物理的に不可能である。 「じゃあ聞くけど…カレー作り中の最中に赤髪を見た人はこの中で居るかしら?」 「俺は見なかったな……」「僕も……」「俺も見てない…」 ……………… 「あれ?誰も居ないのかww」 「でも見たって言った奴居たよな?」 「そう、一人だけ見たと言った人間が居た……挑戦者、あなたよ」 《ああ、赤髪ね。赤髪ならとっくに薪を拾いに樹海に行っちゃったよ》 「そうだ、確かに俺らは挑戦者の言葉を聞いて赤髪が居ると判断したんだ!」 「ああ、ギンガの言うとおりだ。僕も自分の目で見たわけじゃない」 「これは簡単な心理トリックよ……何気ない一言… それはカレー作りの忙しい最中で、赤髪を居たと錯覚させるのには十分だったってこと」 「そんな簡単な手に引っ掛かるなんて……」 「赤髪は昼食後に屋上で殺害され、ロッカーに押し詰められた。 かなり拭き取られていたけど、ロッカーから赤髪の血液が検出されたわ」 ノートが写真を見せた。 「その後、赤髪はずっと放置されていたわ……ちょうど12時前までね」 「ちょ、ちょっと待ってよ!」 DPその2が唐突に叫んだ。 「いくら何でも、都合が良すぎなんじゃないか? 5時間近くも人が失踪したのに、気づかないなんて」 「そう……確かに普通の人間なら 5時間も失踪したら誰かがおかしいと気づく。しかし、赤髪は例外だったのよ」 「例外……?」 「皆も知っている通り、赤髪は練習をよくサボったせいでモブの役すら与えてもらってない そのせいで5時間失踪しても、誰も気づかない…というよりは誰も気に留めないのよ」 「なるほど……サボるのが当たり前だった 赤髪だからこそ、できたトリックってわけか……」 「そして、12時になった時に挑戦者は屋上に行き ロッカーから赤髪の死体を引きずりだして、川へ落とした」 「俺が夜に聞いた音はこの音だったのか……」 携帯獣が頷いた動作をする。 「ここの川は流れがとてもゆるやかで、死体が流れていく心配も無いからね」 「……証拠を出せよ…俺がやったという決定的な証拠をさ!」 「分かったわ、これがあなたにとどめを刺す、最後の証拠よ!」 Lが差し出したもの、それは真紅の靴。 「これは赤髪の靴よ…玄関の下駄箱で見つけたわ」 「それがなんなん……しまっ……」 「気づいたかしら?あなたが言うには赤髪は薪を拾いに行くために樹海に行ったのよね? でも、それはおかしいのよ。靴も履かずに樹海に行くはずが無い! 屋上に居た時のままの格好だったから、外靴までは頭に無かったのね……」 挑戦者は、脱力し、座り込んだ。 「もう一度言うわよ、この殺人事件の犯人は挑戦者……あなたよ!」 【次回予告】 照らされた闇は、憎悪と共に消えていく。 しかし、それは完全ではない―― 僅かに残った闇は集結し、再び牙を向く。 次回、完結 「挑戦者、てめぇぇ」 ワタリが挑戦者の元へと駆けてゆく。 そして、鬼のような形相で挑戦者を睨み、胸倉を掴んだ。 「よくも俺の仲間を殺しやがったなぁ!」 「ちょ……きみ!!?」 ノートがワタリを止めようと動いたが、それよりも早く挑戦者が動いた。 「なに勘違いしてるんだ?」 生気の無い顔で、挑戦者は呟く。 「俺の復讐はまだ終わっちゃいないぜ」 この瞬間、挑戦者は狂気を取り戻す。 そして、挑戦者の拳がワタリの頬を直撃した。 「グァアア」 ワタリは数メートル吹っ飛び、転倒した。 「お前ら言ってたよなぁ?キョーコを潰したのは俺らだってさぁ……」 挑戦者は、ポケットの中から小さな何かを取り出す。 それは、光が反射してキラキラと輝いている。 ――ナイフだ。 「なんなんだよ、お前……?キョーコのなんだったんだよお前!?」 「弟だよ……俺はキョーコの弟なんだよ 俺の目から見ても自分の姉は凄いと思ったぜ…… 性格は明るくて、成績優秀、スポーツ万能、皆からの人気者で」 挑戦者の顔は、憎しみによって歪み、ワタリをこの世のものと思わないような視線でみつめている。 「そんな人が突然、失踪するわけ無いだろ?俺はそんなこと分かってた…… だからお前らに近づいたんだ…噂の真相を確かめるためにな」 「わわわるかった………許してくれよぉ……」 「お前の殺し方も考えてあったんだぜ? 手下が次々と死んでいく恐怖に追われて、そして死ぬ 実行できなくなったけどさ、ここまでバレちゃ仕方ないか……」 挑戦者は、ナイフの刃をワタリに向ける。 「じゃあ死ね」 ――挑戦者は鋭い刃物を手に持ち、ワタリ目掛け突進した。 「やめろぉぉぉおおお」 挑戦者が動くのと同時に、ノートも走り出す。 ノートは、挑戦者のナイフを払いのけ、押し倒した。 「………」 この瞬間の出来事を、誰もが圧倒して見ていた。 マリカ四天王も、ワタリも、Lも、そして挑戦者もだ。 挑戦者は必死にもがいたが、ノートの腕力の方が強く、拘束を解くのは不可能だった。 「あと…あと少しで俺の復讐は完了したのに……畜生…畜生ぉぉぉおぉぉおお」 挑戦者はノートを睨みつけながら、再び暴れだす。 「復讐は……なにも生まないんだ……」 ノートは唐突に喋りだした。 「俺が学生時代の頃にもな…殺人事件があったんだ その時の犯人が俺の同級生でさ、親友を殺しちまったんだ、勘違いで…… そいつは今、凄い後悔してるんだ…… お前も人を殺して何かを得たか?姉さんはこんなことして喜ぶと思ってるのか!?」 ノートは涙を流しながら、挑戦者に語る。 それにつられてか、挑戦者の瞳も湿り始めた。 「俺は……俺は………うわあああああああああああああああああああ」 挑戦者の悲しい叫び声、共感するかのように外では雨が降り始めた。 「挑戦者……」 今、挑戦者は手錠をかけられ、両脇には二人の刑事が付いている。 「最後の聞かせてくれL……いつ頃から俺が犯人だと気づいた?」 「…赤髪の靴を発見した時よ、赤髪のサボリ癖、ルビーの高所恐怖症 それぞれの特徴を掴んだトリックだと気づいたときに ひょっとして犯人は被害者たちと仲がいいんじゃなかって思ってね……」 「そうか……」 その場には、再び沈黙が訪れる。 「さあ、行くぞ」 その沈黙は、脇に居る刑事によって破られる。 「ありがとう」 挑戦者は、最後にそう言いパトカーに乗車した。 「では、失礼します…」 ノートが頭を下げると同時に、パトカーは去って行った―― 嫉妬から増幅していった憎悪は、二人の人間の命と代償に沈んでいった。 カタカタカタ……… 「……すごい……学生とは思えない演技だ」 ドラーモンが、口をぽかーんと開け驚いている。 「やったね、皆!!」 出木杉未来が叫ぶと同時に、皆が叫び出した。 その中には、赤髪やルビー、挑戦者も居る。 そう、もうお気づきだとは思うが、今までのは全て演劇。 ドラポケ学校演劇部のお芝居だったのだ。 「俺らは演劇の世界でもマリカか……」 「俺ら=マリカのイメージでもついてるんじゃないか?」 「「かもなwwwwwwwwwww」」 マリカ四天王が、笑いながら談話をしている。 「俺の設定酷くね?」 「俺もちょっと設定が……」 ワタリと挑戦者が不満を言う。 「悪い、本当にスマン……お前らだったんだよ、この役を任せられたのは……」 それに対し、赤髪が侘びを入れた。 「皆、お久しぶり」 突如、その場に現れたのはキョーコ。 去年この学校を卒業し、今は有名な劇団の一員として活躍している。 「皆の創作映画を見てみたけど、すごい出来ね。 これなら、コンクールで優勝できるかもよ」 「キョーコ先輩にそう言われると嬉しいです」 Lがキョーコに対し、礼を言った。 「挑戦者、あなたの演技も凄かったわよ 本当に私の弟かと思っちゃうくらいに」 「すげぇ恥ずかしかった……」 挑戦者の顔は羞恥心で紅潮している。 「あれ、なんだか皆勢ぞろいみたいだな……」 ノートが奥からやってきた。 「ようノート。今回の映画に出演してくれて本当にありがとう」 ドラーモンが、ノートに頭を下げる。 ノートはドラーモンの昔の教え子でありであり、今回の映画には特別出演だったのだ。 「それにしても、ノート警部の学生時代の思い出話って本当の話なんですか?」 Lがノートに尋ねる。 「こら、L!!」 「別にいいですよよドラーモン先生、あれは本当だよ あの時の事件は一番印象に残ってるよ…… なにせ、同級生が一気に3人も居なくなったからね……」 ノートの顔が一瞬だけ曇る、しかしすぐに直った。 「赤髪、悪いと思っているなら態度で示せ!ということでなんか奢れ」 ワタリと挑戦者が赤髪の肩に手を置く。 「じゃあ私もなにか……」「完結記念に俺も……」 キョーコとノートが、赤髪を笑顔で見る それに合わせて、どんどんと赤髪の周りに人が集まってくる。 「ちょ、俺は今サイフの中身がアッー」 ……ドラポケ学校演劇部。 そのメンバーは全員仲が良く、団結力が強い。 この演劇は、県で大きく評価され コンクールで一位を取ることができた。
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前へ 「あれ、赤髪はどうした?」 「そういえば……居ないな」 ワタリとルビーが話している。 「そういえば見かけないな、どこ行ったんだ?」 マリカ四天王もざわつき始める。 「どうせ、またサボってるんでしょ? 赤髪はよく演劇の部活をサボってたりしたんだし だからモブの役すら与えてもらえなかったのよ」 Lが、大声で赤髪を罵る。 「確かにそうだな、腹が減ったら勝手に戻ってくるとは思うし じゃあ先に食べようか。出木杉未来、そろそろいいだろ?」 「うん、そうだねワタリ君。じゃあ皆、手を合わせて……」 「「「いただきます」」」 皆はスプーンを持ち、口の中に入れ始めた。 食事を終え、数時間が経った。 既に就寝時間ではあったが、皆はベッドにつく様子では無い。 赤髪が未だ見つからないのだ。 「ったく、あいつはどこ行ったんだよ!?」 ギンガは、顔から湯気を立てている。 「いくらサボっているといっても、夜に数時間も出てこないのはおかしいよな……」 「「確かにな……」」 マリカ四天王も、顔色を曇らせている。 「探しに行った方がいいんじゃないか!?」 ワタリや、ルビーが騒ぎ立てる。 「……そうも行かないよ、もう夜だしね。 いつかは勝手に戻ってくるさ、絶対ね……」 出木杉未来は、躊躇しながらもそう言う。 「なんだとっ!?俺たちの仲間が行方不明なんだぞ!皆で探すのが筋ってもんじゃないのか!?」 ワタリが出木杉未来に突っかかる。 「じゃあ君らだけで探しに行けばいいじゃないか! 夜にここの周辺や、樹海を探しに行くのかい!?」 出木杉未来はそう反論する。 「お、おい……挑戦者ァ」 「仕方……無いだろ…… 明日になったら……戻ってくるさ……」 「そんな……」 一人絶望するワタリ。 「くそっ……どいつもこいつも使えないな!!」 ワタリは悪態をつきながら去っていく。 そのまま今日はは解散してしまった。 「本当に……そうだといいのだけれどね……」 ――炭水化物の部屋 この部屋はマリカ四天王が使っている。 「この部屋のベッドは二段ベッドかよ。苦手なんだよな俺……」 携帯獣が、あからさまな嫌悪感を見せながらベッドに入る。 「どこの部屋も同じだよ、それにベッドもちょうど人数分だ そんなことより、赤髪はどこ行ったんだ?なんか事件の匂いがするんだよな……」 書こうかが、問いかける。 「大丈夫なんじゃないか?俺たちみたいにゲームでもやってるのかもよ?」 ドラAAモンが、問いに答える。 「そうかもな、あいつもよく俺たちと一緒にマリカやってたしな」 「確かに、あいつは無類のゲーム好きだ。なんだっけ……個体値廃人だか言ってたよな」 「そうだなww俺らの約束も忘れるなよ」 「分かってるって、午前零時になったら……な」 「「「あぁ!!」」 炭水化物の部屋の明かりは消された ――鬼畜出木杉の部屋 ここに泊まっているのは、新カントー、ギンガ、アクアマリンの三人。 「赤髪は大丈夫なのか?」 ギンガがそう呟く。 やはりマリカ四天王の時と、同じような会話内容だ。 「さぁな……ひょっとしたら……死んでるかもな」 新カントーは、無機質にそう言う。 「え、縁起でも無い事言うなよ!」 「分かんないぜ、ここには幽霊が出るとか色々な噂があるし それに……もしあの噂が本当だったら……死んで当然なんじゃないか?」 「あんな噂、信じてるのか!?」 「少なくとも俺は信じてるぜ、現にキョーコ先輩は居なくなってる」 「…………」 沈黙が訪れる。 「アクアマリンなんてもう寝てる。俺らも寝るか」 「そうだな……」 鬼畜出木杉の部屋も明かりも消された。 ――糞眼鏡の部屋 ここに泊まっているのは、L、活劇、出木杉未来、DPその2の四人。 「赤髪先輩は大丈夫なんでしょうか?」 「さぁね……無事だといいんだけど」 ここの会話内容も、他の部屋と全く同じだ。 ただ、皆と違う反応を見せる人間が一人居た。 「僕は……別に居なくなってもいいと思うな」 その反応を見せたのは、DPその2……いつも三人に虐められている存在だ。 「な、何を言うんだ君は!?」 出木杉未来が、DPその2を凄い剣幕で睨み付ける。 「だってさ、あいつらが消えちゃえば僕は解放されるんだよ…… いっそのことワタリやルビーも……」 「やめなさい!」 大声を上げたのはL…… 「冗談でも……そういうことを言うものじゃないわ……」 Lの一言で、場は静まった。 「もう……電気消そうか」 糞眼鏡の部屋の明かりも消された。 ――地獄の炎の部屋 ここに泊まっているのは、ワタリ、ルビー、挑戦者……そして赤髪だ。 既に蛍光灯は消されていて、皆は布団に身を包んでいる。 ワタリとルビーは起きているが、既に挑戦者は目を閉じている。 「なぁ……赤髪の奴、本当に大丈夫だよな?」 ルビーの声が、暗闇に木霊する。 「きっと大丈夫さ……あいつなら」 ワタリが、そう返答した。 「明日になったらひょっこり戻ってくる、なんてことは…… あいつ、結構ジョークとか好きだし」 「ジョークにしては……行き過ぎだぜ……」 とつぜん失踪し、そのまま夜になっても戻ってこない。 悪戯にしては度が過ぎている。 「まさか……あの事が関係あるんじゃ……」 ルビーがそう漏らす。 「ば、馬鹿野郎、そんなことあるわけ無いだろ!!」 ワタリは、動揺し、大声でルビーを怒鳴りつけた。 「そ、そうだよな……」 「ああ……」 「もう……寝ようぜ」 ワタリとルビーも夢の世界へと落ちていった。 覚めることの無い、悪夢の世界に…… ――朝 「あぁ……眠いぜwwwwwww」 ドラAAモンが目を覚ます。 「あれ……まだ起きるの早すぎたんじゃないか?」 「本当だ……30分ちょっと早起きしたな…」 書こうかも、目を擦りながら呟く。 「どうする……?二度寝するか?」 「いま寝たら、またしばらく寝ちゃいそうだね 仕方ない、またマリカでも……」 「先に仕度をしてからだ、マリカは後だ後」 「「「またお前らしくも無いな、書こうかwwwwww」」」 ミュウ、ドラAAモン、携帯獣が一緒になって笑い出した。 「な、なんだよ!?三人で俺のこと笑いやがって」 「そんな怒るなよ…お前の言うとおりにするからさ 確か……朝の集合場所は川の付近だったよな?」 「あぁ……さっさとしろよ」 「しょうがないな……」 四人は一斉に歩き出した。 「うぅ……眠い……」 川は、割と建物の付近に存在し 行くのには、さほど労力を使うことは無い。 しかし、強烈な眠気や、気温の低さが四人を襲い。 なかなか足が進まないのだ。 「あぁ……やっと着いた……あれはなんだ?」 ドラAAモンが、川を指差している……正確には川の中にある何かだ。 「……人?」 四人は顔を合わせ、一斉にその何かに近づく。 「「「「うわぁぁぁああああああ」」」」 ――ゴミのように川に浮かんでいた… 既にその顔は、生気を失っており 頭からは、血が流れていた。 それは…赤髪だったもの…… 【次回予告】 ――赤髪の死 それはまだ序章に過ぎなかった…… 深まる憎悪は止まることを知らずに、どんどんと加速していく。 次回、二人目の死者が…… 「「どうしたんだ!?」」 四人の叫び声を聞いて、たくさんの人間が川に集合してきた。 「あ、赤髪……」 「うわぁぁぁぁあああああ」 驚いて腰を抜かす者、大声で叫ぶ者。 さまざまな反応をする。 その中で、一人だけが死体に近づいた。 「L、何をするんだ!?」 「早く警察を呼びなさい!何をやってるの!?」 「は、はぃぃ!!」 Lの怒鳴り声に反応し、活劇が建物の中に走って行った。 「警察は一時間ぐらいで来るってさ……」 出木杉未来が、受話器を降ろしながら、そう告げる。 「何でこの部は、どんどんと人が死んだり居なくなったりするんだよぉ……」 ギンガが頭を押さえながら、涙声で叫ぶ。 他のメンバーも、声には出さないが同じようなことを思っているだろう。 「……なぁ……俺さ、すごいことに気づいちゃったんだけど……」 「何に気づいたんだい、ミュウ君?」 「出木杉未来……確かここって今日は俺ら以外には誰も居ないんだよな?」 「そ、そうだけど……」 この言葉を聞いたとき、皆の顔に冷や汗が通る。 「つまりさ、俺たちの中に犯人が居るってことになるよな……」 「な、なに言ってるんだよミュウ!俺らの中に殺人犯なんか居るわけが……」 書こうかが、ミュウの胸倉を掴む。 「そ、そうだ。赤髪の奴は事故で死んだんだ。 強く頭を打って、そのまま死んじまったんじゃ……」 「それは無いわね」 書こうかの言葉を遮ったのは、L 「どういう意味だL!?まさかお前まで俺たちの中に殺人犯が居るとでも言うのか!?」 「さっき赤髪の傷口を見てみたわ、あれは明らかに鈍器で殴られた傷だったわ」 Lの言葉を聞き、書こうかは口を閉じる。 「でも、それはあくまで誰かに殴られたという証拠であって 私達の中に犯人が居るという証拠じゃない……」 「じゃ、じゃあ犯人は俺たち以外の中に居るわけじゃないんだな!?」 「しかし、第三者が赤髪を殴ったという証拠も無い……」 Lの言葉を聞き、書こうかは再び口を閉じた。 「とりあえずさ、まだ寝てる人たちを起こしに行こうよ」 アクアマリンが皆に提案する。 「そうだな。まだここに居ないのは、ワタリにルビーに挑戦者か…… 全員、地獄の炎の部屋に居る奴らだな」 ドラAAモンが、三本の指を立てながらそう言う。 「いくら、部屋が一番奥にあるからって、あの悲鳴が聞こえないとは呑気な奴らだな」 ギンガが、再び悪態をつく。 「眠りが深かったんじゃないか? だが起きたらあいつらショックなんじゃないか、赤髪はあいつらと仲良かったからさ」 新カントーが、そう言いながら立ち上がる。 「じゃあ、行きましょう」 出木杉未来を先頭にして、皆は地獄の炎の部屋へと向かった。 既に、二人目の死者が出ていると知らずに…… "ドンッドンッドンッ" 「おい、いつまで寝てるんだよ、とっとと起きろ!」 「大変なんだ、早く起きてくれ!」 出木杉未来と、書こうかが地獄の炎の間の扉を叩く。 「あ……ぁ……なんだよ、一体……」 ワタリの声が微かに聞こえる。 「起きたの?ワタリ!?」 「うっ……頭が痛い、何なんだよ一体……」 「落ち着いて聞きなさい……さっき……赤髪の死体を発見したわ」 「嘘……だろ?」 「残念だけど嘘じゃないわ、とりあえず二人を起こして。警察もすぐ来るから」 「あぁ……分かった」 ワタリは冷静な対応をする。 しかし、それもすぐに崩壊することになるのだが…… 「おい、ルビー、ルビー?……うわぁぁぁぁああああああ」 「どうしたの、ワタリ!?」 「ルビーが……ルビーが……冷たくなってるんだよ!!」 「おい、ワタリ、どうしたんだ!?」 ワタリの言葉……それはルビーの死を知らせていた。 「大丈夫かワタリぃ!!」 ミュウが、扉の下の隙間から部屋の中を覗く。 そこからは、腰を抜かしたワタリが見えた。 「これを使ってくれ!」 出木杉未来から、鍵が渡される。 Lはそれを使用し、中へと入っていった。 それに合わせて、どんどんと他の人間も押し寄せる。 その時に、誰もが感じる。 この部屋の空気の冷たさを…… 腰を抜かしているワタリを他所に 出木杉未来が、ルビーのところへと向かっていった。 しばらく、ルビーの体を触った後 青ざめながら、首を横に振った。 「う……嘘だろ…?」 ギンガが、一歩ずつ部屋から遠ざかっていく。 「もうさ、警察に任せようぜ……」 ミュウがそう呟く。 この言葉に、反応するように、皆が部屋から出て行った。 しかしただ一人、この現場に残るものが居る。 それは……L。 【次回予告】 ある人物の失踪― それが今回の事件に深く関わっていた。 嫉妬…憤怒…さまざまな憎悪を巻き込みながら事件は進んでいく 次回、推理編に続く 次へ
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登場人物 ドレディアorリザードン 白雪 後者は赤髪で主人公繋がり マイナンorルカリオ ゼン・ウィスタリア・クラリネス プラスルorゾロアーク イザナ・ウィスタリア・クラリネス カイリュー ミツヒデ・ルーエン 怒らすと怖いので ジュカインorサーナイト:木々・セイラン エテボース:オビ パラセクト リュウ ギルガルド ガラク・ガゼルド 名前から アーマーガア キハル・トグリト 色合いと鳥を操るので ヤドラン ラジ 馬鹿王子から -- (名無しさん) 2019-12-07 14 02 29 草案 登場人物 プラスルorミロカロス イザナ・ウィスタリア・クラリネス 後者は中性的な外見から 訂正↓ 〇グラエナ ラジ・シェナザード ✕ヤドラン ラジ・シェナザード ニャオニクス♀ ロナ・シェナザード ニャオニクス♂ ユジナ・シェナザード カエンジシ 武風 -- (名無しさん) 2019-12-07 21 01 25 登場人物 ドレディアorリザードン 白雪 後者は赤髪で主人公繋がり マイナンorルカリオ ゼン・ウィスタリア・クラリネス プラスルorゾロアークorピジョット イザナ・ウィスタリア・クラリネス 後者は使い手のハヤトと声優繋がり カイリュー ミツヒデ・ルーエン 怒らすと怖いので ジュカインorサーナイト:木々・セイラン エテボース:オビ 訂正↓ 〇ランクルス リュウ✕パラセクト リュウ ギルガルド ガラク・ガゼルド 名前から アーマーガア キハル・トグリト 色合いと鳥を操るので コイキングorヒマナッツ ラジ ニャオニクス♀ ロナ・シェナザード ニャオニクス♂ ユジナ・シェナザード -- (名無しさん) 2020-01-03 10 14 13 登場人物 ドレディアorリザードン 白雪 後者は赤髪で主人公繋がり マイナンorルカリオ ゼン・ウィスタリア・クラリネス プラスルorゾロアークorピジョット イザナ・ウィスタリア・クラリネス 後者は使い手のハヤトと声優繋がり カイリュー ミツヒデ・ルーエン 怒らすと怖いので ジュカインorサーナイト:木々・セイラン エテボース:オビ ランクルス リュウ ギルガルド ガラク・ガゼルド 名前から アーマーガア キハル・トグリト 色合いと鳥を操るので コイキングorヒマナッツ ラジ・シェナザード ニャオニクス♀ ロナ・シェナザード ニャオニクス♂ ユジナ・シェナザー -- (名無しさん) 2020-01-07 07 49 01
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赤髪紅瞳のアルティーナ(アカガミベニヒトミの~) p e 属性 火 コスト 21 ランク A 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 593 630 ? 50 1,187 1,260 ? 最大必要exp 19,564 No. 0968 シリーズ アルティーナ Aスキル あたしが守ってみせる! 敵単体へのダメージ中アップ(?%) Sスキル 本気できなさいよね! 敵単体のHPを15%減少させる(?turn) 売却価格 9,600 進化費用 252,000 進化元 アルティーナ(A) 進化先 第四皇女アルティーナ(A+) 進化素材 ド2(A+) タ2(B+) ロ2(B) ロ2(B) キ2(B+) フ1(C+) キ1(C+) - 入手方法 進化 備考
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赤髪紅瞳のアルティーナ コスト 21 レベル 1 MAX 進化元 アルティーナ (A) 進 化 素 材 木漏れ日の神樹 (樹A+) ヒノキノ・ヒーロー (キノコB+) ランク A HP 593 1,187 進化先 第四皇女 アルティーナ (A+) オヤブンヒタヌキ (タヌキB+) フレイフラウ (フラウC+) MAX Lv 50 攻撃 630 1,260 進化費用 252,000 火吹きのロシェ (ロシェB) ヒノキノ・ルーキー (キノコC+) No.0968 Aスキル あたしが守ってみせる! 敵単体へのダメージ中アップ 売却価格 9,600 火吹きのロシェ (ロシェB) - 編集 Sスキル 本気できなさいよね! (9) 敵単体のHPを15%減少させる 入手方法 進化 個別データ 備考 原作は『覇剣の皇姫アルティーナ』
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※この作品はフィクションです、そしてこの作品に使われているトリックは 世に出ている作品から流用したものです 「さぁ、ついたよ皆」 バスで動くこと数時間、時計の短い針は9を指している。 ドラポケ学校演劇部のメンバーは、 演劇の特訓のために、樹海の奥にある合宿所へと訪れたのだ。 「やっと着いたか、ったく」 ギンガが悪態をつきながら、バスから降りる。 「落ち着きが無いな、こんなちょっとの時間も待てないのか」 「なんだと、てめぇ!!」 新カントーがギンガを挑発し、ギンガはそれに乗って、突っかかる。 それをアクアマリンが影から覗いている。 「やめるんだ君達!」 二人の喧嘩を部長である出木杉未来が止めた。 「マリカ持ってきたよな、ミュウ?」 「当たり前じゃないか書こうか、マリカが無い俺らなんて 鬼畜じゃ無い出木杉みたいなもんだよ」 「「だよなwwwwwwwww」」 こそこそと怪しい会話をするこの四人は、ミュウと、書こうかと、ドラAAモンと、携帯獣。 通称、マリカ四天王。気がつくといつもマリオカートをやっているグループだ。 「おい、俺らの荷物持ってくれるよな?DPその2」 ワタリが醜い笑みを掲げながら、DPその2に自分の荷物を預ける。 DPその2が、4つの荷物を肩から下げ、バスから降りる。 「遅いんだよ、とっとと降りろ!」 ルビーが、DPその2の背中を押す。 それによって、DPその2は転倒してしまった。 「俺らの荷物が傷つくだろ。何やってるんだよ」 地面にひれ伏しているDPその2を見ながら、笑っているのは 赤髪、軽い性格の人間である。 ルビー、赤髪、そしてワタリ…… この3人はクラスの不良3人組、DPその2はこの三人のいじめの対象にされているのだ。 「そのぐらいにしておいら方がいいぜ、お前ら」 「なんだよ、挑戦者……びびってるのか?」 「ああ、いじめなんてやってもロクなことないし、また叱られるのはごめんだ」 挑戦者の一言で、三人はいじめを中止し、去って行ってしまった。 挑戦者は副部長、皆の人気者である。 「はぁ……やっと終わったのかしら?」 「そうみたいですねぇ……」 最後にバスから下車したのは、Lと活劇。 Lはこのクラスの中で唯一の女性であり、この物語の主人公でもある。 活劇は、新入生でLのパシリをやっている。 今回の合宿は、今度この演劇部で公開する演劇の練習のための特訓が目的である。 顧問の先生は抜いて、生徒ののみで行くことになっているのだ。 「皆、向こうが合宿所だよ。それと……」 部長の出木杉未来が、皆を合宿所に誘導する。 それを副部長の挑戦者がサポートしている。 ダルそうな顔をしながらも、合宿所に向かった。 死神の集う、合宿所に…… 「ホウオウサイド、ジャイアン選手、ルギアサイド、ゴク選手!!」 二人の入場に会わせて、スモークが炊かれる。 「俺は勝つ!」 「教えてやるよ……地獄の炎と呼ばれる僕の実力を……」 「よしっ!とりあえず一旦休憩にしよう!」 出木杉未来の掛け声で、劇の練習は一旦終了した。 ミュウと書こうかが、舞台の上から降りてくる。 「お前のゴクの役は本当にはまってるな!」 「書こうかのジャイアンだってなかなかのものだよ!」 舞台で演じていた二人は、お互いの演技を誉めあう。 その中で、雑用係のルビーや赤髪、カメラ係の新カントーは 小道具やカメラを片付けたりしている。 「そのくらいでいいよ。今から昼休みにするよ。1時までね」 出木杉未来と挑戦者の宣言で、各自が昼食を摂り始めた。 「昼飯は何食うんだ、ミュウ?」 「バナナに決まってるだろ、当然お前らもだよな?」 「「当たり前だwwwwwwwwwww」」」 マリカ四天王は、仲良くバナナを頬張っている。 現在は昼休み、生徒は昼食を摂るのである。 「活劇君、メロンパンと牛乳」 「はいはい、いま用意します」 活劇はバッグの中から、メロンパンと牛乳瓶を出した。 そしてそれをLが受け取り、口の中に入れる。 そんな光景が舞台の片隅で広がっている中 ワタリはルビーと赤髪を連れ、どこで食事を摂ればいいかを悩んでいた。 「飯どこで食おうか悩むな……」 ワタリの声に反応し、一人の男がやってきた。 「屋上で食べようぜ」 声の主は挑戦者、その指は天上を指していた。 「俺、高所恐怖症なんだけど……」 ルビーがそう呟く。 「お前は度胸が一番の男だろ?こんなんで挫けてどうする!」 赤髪がルビーの背中を叩く。 「じゃあ、行こうか」 「らめぇぇぇぇぇぇぇぇ」 ルビーは、ワタリと赤髪の手で屋上へと連れてかれた。 昼食を終え、再び特訓に入る。 舞台で演じている人間も、汗を流しているが その裏で支えているのは、雑用係やカメラ係である。 カメラ役の新カントーや、たくさんの雑用係は劇場を走り回っている。 とくに、雑用リーダー役の挑戦者の動きには、誰もが驚いているだろう。 今やってるシーンは、モブ役を多く必要とするシーンで 雑用係の人手が足りなくなってしまっているのだ。 しかしそれをカバーするかのように、挑戦者と雑用係は動いているのだ。 皆が汗を流しながら、必死で自分の役をこなし やがて時間は16時となった。 これで今日の演劇の特訓は終了。 皆で食事の準備をするのだ。 夕食の準備は、3~4人で1グループとし 分担して行動をすることとなっている。 グループはいかの通りだ。 L、活劇、出木杉未来、DPその2 ワタリ、挑戦者、ルビー、赤髪 書こうか、ミュウ、ドラAAモン、携帯獣 新カントー、ギンガ、アクアマリン ついでにメニューはカレー。 薪拾いから始める、そこそこ本格的なキャンプのようなものとなっている。 「ったく……何で薪拾いから始めなきゃいけないんだ」 ギンガはぶつくさ文句を言っている。 「金銭的な問題じゃないのか?」 アクアマリンがギンガの文句に対応した。 「まあいいじゃないか、部員の皆でこういうことやるのもさ」 ミュウが後ろから出てきて、ギンガの言葉に反応する。 ギンガは二人の説得で、黙り込んだ。 「誰が、一番薪をたくさん拾ってこれるか競争しようぜwwwwwww」 ドラAAモンが皆に提案を持ちかけてきた。 その発言にDPその2が乗る。 「ギンガもやってみたら?案外面白いかもよ」 「やりゃぁいいんだろ?やりゃぁ!!」 悪態をつきながらも、ギンガは提案に乗った。 しかし、その顔は不思議とにやけている。 「ワタリのグループの薪拾い役はどうする?」 ドラAAモンが質問する。 「ああ、赤髪ね。赤髪ならとっくに薪を拾いに樹海に行っちゃったよ」 挑戦者が質問に答えた。 「な、なんだってー、おい早く行くぞ皆!先を越されちまうwwwwwwwww」 ドラAAモンと、残りの二人は樹海の中へと駆けて行った。 「皆、子供ね……」 Lは飯盒の中に米を入れながら呟く。 「こんな作業でも、純粋に楽しめるドラAAモン先輩には少し尊敬しますよ」 「まあそうね、何でも楽しんだ者勝ちってことかしら」 「そんなもんですよ……」 再び、二人は作業に戻った。 「えぇーと、今日の夜はマリカ三昧で……じゃなくて、 人参を何本か用意してくれ」 「分かった、少し待っててくれ書こうか」 携帯獣がビニール袋の中から、人参を取り出し水洗いをする。 そして皮をむき始めた。そこにミュウがやってくる 「俺はヨッシー……じゃなくて、とくに仕事も無いし手伝うよ携帯獣。」 「おおサンクス」 三人共、ぺちゃくちゃ喋りながら作業を続けている…… 「目がぁぁぁあ目がぁあああぁぁああ」 ワタリが涙を流しながら、玉葱を切り刻む。 ルビーは玉葱の皮むきを、挑戦者はそれを炒める係だ。 既に配布された分の皮は全て剥ききったので、ルビーは何もせず座っている。 挑戦者は自分の出番がまだ来ないので、待機をしている。 ワタリは悲鳴を発しながら、作業を続けた。 その後、薪を拾いに行っていた人間が戻ってきて 野菜を炒める係だった、挑戦者とミュウが野菜を炒めた。 炒め終わった野菜と肉が、携帯獣と新カントーに手渡される。 水の入った鍋に、野菜と肉が投げ込まれる。 さらに長方形の固形物が流し込まれた。 そして二人は鍋の中身を煮込み始める。 しばらくして、カレーは完成した。 この時は皆、心が一つになり、喜び合った。 しかし、これが最後だった。 部員の心が一つになるということは…… 既に……歯車は狂い始めている…… 【次回予告】 突然と一人の男が姿を消す。 それにより狂った歯車は皆の目にも見え始めたのだ…… 次回、事件編に続く 次へ
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赤髪の悪魔「小悪魔」 読み:あかがみのあくま「こあくま」 カテゴリー:Chara/女性 作品:紅魔編 属性:闇 ATK:1(+3) DEF:1(+1) 【乱入】お互いのエクストラキャラが合わせて3体以上登場している。 [自動]このキャラが登場かレベルアップかオートレベルアップした場合、自分のデッキの上から1枚を見てもよい。そうした場合、そのカードをデッキの上か下に戻す。その後、カード1枚を引く。 Main 【フレンド】〔自分の手札1枚を控え室に置く〕このキャラをこのキャラ以外のキャラにセットカードとしてセットする。この能力は【裏】でも発動する。 お嬢様は暗いところが好きなのよ illust:やむっ 紅魔-029 R SR 収録:ブースターパック「OS:東方混沌符 -紅魔編-」 参考 ネームが「小悪魔」であるキャラ・エクストラ一覧 赤髪の悪魔「小悪魔」 Stage4 暗闇の館「小悪魔」 「パチュリー・ノーレッジ」
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僕はあれから必死に特訓を続けた あんなに恐ろしいバトルを目の前で見せられて、今までのようなバトルが通じない それが分かったから……それに僕の肩には皆の命が掛かっている だから僕は負けるわけにはいかないのだ そして僕はついに八つのバッチを集めてポケモンリーグへと挑戦した 修行を積んだ僕のポケモンは四天王を次々と倒しついにチャンピオンのところまで来た この次はゲームではワタルのはずだがいかりのみずうみのイベントのときにワタルが居なかった おそらくあの人はこのゲームの中には存在しないのだろう つまり…………僕の予想ではチャンピオンはあいつだ 出木杉は最後の扉を開けて入る 全体は赤い鉱物で囲まれていて中央に水場があるバトルステージ その奥には赤髪で目つきが鋭い少年が居た 『よぉ 久しぶりだなぁ』 こいつだ……こいつが僕の友人を………… 「お前を倒すまでは死ねないんだよ………ロケット団のボス……シルバー!!!」 ラジオ党にいたロケット団幹部を脅したらボスの名前を吐き出した 『へぇ……そこまで調べたんだ』 「親のすねかじりが偉そうにしないでほしいよ」 『てめぇ……殺す』 「僕もそのつもりだ!!」 双方は懐からボールを取り出しフィールドに投げつけた シルバーは前にも出した青く巨大な龍のポケモン…ギャラドス 出木杉は黄色く小型のポケモンを繰り出した 『サンダースか………』 「スネオ君のイーブイを僕が育てて進化させたんだ」 タイプ的には僕の方が有利だ……… しかし相手はあのシルバーだ……油断した瞬間負けが決まる…… 「サンダース10万ボルトだ!!」 『ギャラドス…ハイドロポンプ」 サンダースの全身から電気が放出されギャラドスの口からは大量の水が発射された それはぶつかりあったが……電気分解によって酸素と水素に変わっていった 「そんな攻撃じゃ僕のサンダースには適わないぞ!!」 『少しは強くなったようだな………ならギャラドス火炎放射……』 今度はギャラドスの口から炎が放出される 『お前が電気技で来るのは読んでいた…それで電気分解を発生させることによって酸素が増える それを利用し火炎放射をすれば威力はあがるだろ……』 あいつはそこまで考えていたのか 「サンダース高速移動で回避しろ!!」 サンダースは目にも止まらぬ速さで火炎放射を回避した 『それなら動きを止めるだけだ……地震だ…」 ギャラドスは地震を発生させた 地震の振動と発生した水の衝撃波によってサンダースはその場から動けなくなってしまった 『再び火炎放射だ』 ギャラドスは再び炎を放出する それをサンダースは避ける術は無く直撃した 「サンダース!!」 サンダースの体力は今の一撃によってかなりのダメージを受けたが ぎりぎり瀕死には至らなかった 『今楽にしてやるよ………破壊光線だ!!』 シルバーは残酷にもほとんど体力の無いサンダースに最強の攻撃を繰り出す 「サンダース……電磁波だ!!」 しかし遠い位置にいたサンダースの電磁波はギャラドスには届かず破壊光線が命中してしまった 「戻れ……サンダース」 出木杉は手元にあるボールにサンダースを戻す 『次の獲物はどぅしたよぉ さっさと出せよ』 「僕が次に出すのは獲物では無い…… 狩人だ!!」 出木杉は次にオーダイルを繰り出した 「これは剛司君のポケモン!! オーダイル水中に飛び込め」 『ギャラドス……返り討ちにしてやれ』 しかしギャラドスはそのまま動かず オーダイルは水中に飛び込んだ 『な……何をやっているんだ!!』 「君は二つのミスを犯した 一つはサンダースに破壊光線を使ったこと この技の反動によってギャラドスは疲労していた 二つ目はさっきの地震だ あれによって溢れた水は電磁波をよく通してくれたよ」 ギャラドスはさっきの電磁波によって麻痺していた 「オーダイル!!噛み砕くだ」 オーダイルは水中でギャラドスの尾に噛み付いた 『ギャラドスとっとと反撃しろ!!』 「水中にいる敵には麻痺したギャラドスに攻撃できる手段はない…… それに噛み付いてるオーダイルを攻撃したら自分もただでは済まないはずだ」 ギャラドスは尾を必死に振っているが強力な顎をもつオーダイルが離れることは無い 『それでもかまわん!!ギャラドス破壊光線』 ギャラドスは少し躊躇していたが、仕方なく口内に黄色い光を蓄える 「いまだ!!冷凍パンチ」 オーダイルはギャラドスから離れて水中から飛び出しギャラドスの顎に冷凍パンチを繰り出した ギャラドスは大きく仰け反り戦闘不能となった 『前とは随分違うようだな……しかし次はこうは行かない!!』 シルバーはモンスターボールを投げる 中からはニヤリと笑みを浮かべたゲンガーが出てきた 『シャドーボールだ!!』 ゲンガーは黒い球体を作りオーダイルに投げつけた 「再び水中に潜り込め!!」 オーダイルは再び水中に潜り込んだ 『二度も同じ戦法が通じるか!! 10万ボルトだ』 ゲンガーは電撃を水中に流し込んだ 「オーダイル!!!!」 オーダイルは感電しながらもなんとか水中に出てこれた しかし弱点の電気攻撃を水中で食らったことにより満タンだった体力はほとんど残っていない 『クク………これで終わりだぜ シャドーボール!』 弱点の攻撃を食らってからまもないオーダイルがシャドーボールを回避することは不可能だった 「戻れ オーダイル」 出木杉はオーダイルを手持ちに戻し次のポケモンを繰り出した 投げたボールからは両手にスプーンを持ち髭を生やした黄色いポケモン……フーディンが出てきた 『へぇ……あのときのユンゲラーか………』 「あの時とはレベルが違うから覚悟しとくんだね」 『フン………シャドーボールだ!!』 ゲンガーはシャドーボールをフーディンに投げつける 「リフレクター!!」 フーディンは自分の目の前に透明の壁を作り出す その壁は黒い球体をフーディンから遮断した 『防御技か………しかしこれは防げない…10万ボルトだ!!』 「こっちにも同じ戦法は通用しない! 雷パンチだ」 フーディンは右手に電力を溜め込む それはゲンガーが放出した10万ボルトの電力も蓄積する 「GO フーディン!!!!」 フーディンは一瞬でゲンガーの目前に現れ電気を纏った拳で一撃を食らわした ゲンガーは後方に吹っ飛び壁に激突した 既にゲンガーは瀕死していてゲンガーの周りに電磁波が発生していた 『い………一撃だとっ!!』 「お前のゲンガーの10万ボルトが強力だったから倒せたんだよ」 『くそ……戻れ!!今度はこいつだ!!』 シルバーの投げたボールからはあの時の巨大なサイドンが出てくる 「あの時の復讐をしてやる………」 「サイケ光線だ!!」 フーディンは所持していたスプーンを交差させその中心から七色の光線が飛び出す 『地震だ!!』 地震の振動によって体制を崩したフーディンはサイケ光線は地面に命中し 振動によって発生した衝撃波はフーディンに襲い掛かる 「リ………リフレクターだ!!」 しかし体制を崩したフーディンはリフレクターを十分に作ることはできず 衝撃波はフーディンを襲った 「フーディン!!」 一応リフレクターは作れていたので直撃は免れたものの 衝撃波は完全に防げずフーディンの体力をごっそりと持っていった 『はっ…この程度か……サイドン突っ込め」 サイドンは大きな足音をたてながらフーディンを追い詰めていく 『岩雪崩……』 サイドンはフーディンの真上の壁をドリルで破壊した 破壊された壁の残骸がフーディンに落下していく 「フーディンサイコキネシスだ!!」 落下していた岩は重力を無視しその場に浮き始める それはやがてサイドンを襲い始めた その岩はサイドンを襲ったが一部はドリルによって砕かれ 直撃した岩もたいしたダメージは与えることはできなかった 『サイドンの防御力に岩ごときがダメージを与えられるとでも思うか?』 「そんなの分かりきったことだ………僅かな時間を稼ぐのが僕の目的だから威力は関係ない」 フーディンの傷は既に癒えていた 『自己…………再生か』 「例え僅かでもダメージを与えているこっちの方が有利だぞ」 『サイドンの耐久力を軽く見ると痛い目みるぜ……』 「サイドンは厄介なポケモンだがどんなポケモンにも弱点はあるんだよ…サイケ光線で足元を狙え!!」 サイケ光線はサイドンの足元を正確に狙っていく それによってサイドンはバランスを崩し地面に跪こうとしている 「いまだ!!サイコキネシス」 サイドンが地面に跪こうとしたその瞬間サイドンは赤黒い光に包まれ宙に浮かび上がった 「そのまま中央の水場へ投げ飛ばすんだ!!」 叫んだ瞬間は既にサイドンは水場に沈んでいた 「サイドンは水を大の苦手としてる………それなのに中央に大きな水場があるのは痛手だったな」 『だいぶ腕が立つようだ………ただその程度ではサイドンは倒れることは無い』 その瞬間水場からサイドンは飛び出しフーディンに向かって突撃した 「今すぐリフレクターをはれ!!」 フーディンの前には透明な壁が作られたがサイドンはそれを簡単に砕きフーディンへと直接攻撃した そしてその場にフーディンは倒れこんだ しかしサイドンもフーディンの隣で倒れこんでいる 両方とも戦闘不能になった 348 名前:赤髪 ◆zEGjIzNk6I [sage] 投稿日:2006/12/18(月) 16 57 18 ID ??? 『リフレクターのせいでサイドンまでダメージを受けたか……』 お互いに次のポケモンを繰り出した 出木杉は背中に炎をかかげたポケモン、バクフーン シルバーは巨大な犬のようなポケモン、ウインディを繰り出した 『お互いに炎タイプか……ならばこの技はバトルをより熱く盛り上げてくれる…日本晴れだ!!』 ウインディが遠吠えをあげると共に室内だというのに太陽光が降り注いだ そしてステージには熱気がこもりはじめた 「炎タイプのポケモンに相応しいステージだ…バクフーン火炎放射だ!」 バクフーンは口内に炎を収束し一気に放った それと同時にウインディも炎を放った 二つの炎はステージの中心でぶつかり合いやがて爆発を起こした 爆発による煙でステージは暗闇へと変化した 『ウインディ神速だ!!』 突然の攻撃命令に出木杉は翻弄されてしまった 「バ…バクフーン雷パンチだ!!」 しかし出木杉の攻撃命令の瞬間には既にバクフーンはウインディの神速によって 傷を負っていた 「怯むなバクフーン!!スピードスターで対抗するんだ」 煙の中を無数の輝く星が舞いやがて何かに命中した 「そこだバクフーン!!火炎放射」 強力な炎は煙を切裂きながら進んでいく しかしその炎は何にも当たることは無くやがて壁に防がれた 「ばかな!!スピードスターは必ず命中する技のはずだ!!」 煙が引くとそこには傷ついたバクフーンと大量のウインディがいた 「影分身だと!!」 『いくらスピードスターでも影分身による分身に一度命中すれば消滅するよな』 「くそっ 立てバクフーン!!」 バクフーンはまだ致命傷は受けておらずまだ戦える状態であった 「電光石火と火炎車の組み合わせで一体ずつ潰していけぇ」 バクフーンは炎を身に纏いながら電光石火を始めた どんどんウインディの分身は消えていくが一向に本体に直撃することは無かった 「本体がいないだと…………」 バクフーンは二つの技の併用によって体力を消耗してしまっている 『戦略が甘いんだよ!!いまだウインディ!!』 シルバーが叫んだ瞬間地響きがなりバクフーンは宙に舞い上がっていた そうウインディは影分身をした後に穴を掘るで地中にしばらく潜んでいたのだ 効果ばつぐんの穴を掘るの攻撃はバクフーンに致命傷を与えた 『分身の中に必ず本体がいるって発想が貧しすぎるんだよ とどめをさしてやれ』 ウインディは火炎放射をバクフーンに向けた その時バクフーンは最後の力を発揮して炎タイプ最強の技…大文字を繰り出した 『ばかな!!致命傷を与えたのになぜそんな体力のいる技を』 バクフーンは体力を全て使い切り大文字をしたことで気絶してしまった しかしバクフーンが残りの全エネルギーを注ぎ込んだ技が ほとんどエネルギーを注ぎ込まなかった技に勝てるはずもなくウインディは 自分の火炎放射+大文字を直に受けた それは炎タイプでダメージが半減されるといえど体力の半分は奪い去っていった 出木杉は手元からボールを取り出す 中からは黄緑色の体で首周りに花があるポケモン……メガニウムが出てきた 『炎タイプのウインディに草タイプのメガニウムとはな………俺も舐められたものだ 火炎放射で焼き焦がしてやれ』 ウインディは命令通りに火炎放射を繰り出す 「ソーダービームだ!!」 メガニウムは太陽光を花に蓄積しはじめた 『遅いんだよ!!』 「はっしゃぁ」 ソーラービームは従来の半分のスピードで太陽光の蓄積を完了し 口から眩い一筋の光を発射した その一筋の光は炎を切裂きウインディへと直接攻撃をした ウインディは光のよって後方の壁へ激突した 効果がいまひとつだったこともあり致命傷にはならなかったが 今まで蓄積したダメージの上乗せにより戦闘不能へとのった 『草タイプにやられるなんて………くそっ』 シルバーは予想外の事態に明らかに動揺している ウインディはシルバーの手持ちの中でも上位な方であったからだ 『俺も気を抜けばやられる……今までで最高のバトルだ…行くぞ!!!』 シルバーはボールを地面に投げつけ中からは二本の角を生やし三本の尾を持つケンタロスが出てきた 『メガニウムを蹴散らせ』 ケンタロスは大きく足踏みをし振動が発生し衝撃波がメガニウムを襲う 今までなんども見た地震攻撃だ その衝撃波はメガニウムを容赦なく襲った 『くははははははははは』 シルバーは高笑いをする そのとき衝撃波は一筋の光が貫いた 衝撃波は一瞬にして消滅しその光はステージの上の壁を破壊した 破壊した壁の残骸がケンタロスに襲い掛かる 『全て破壊しろ』 ケンタロスは二本の角を使い次々と落ちてくる岩を破壊していく しかしその行動は確実にケンタロスの体力を奪い去っていく 「攻撃は岩だけじゃないっ ギガドレインだ」 メガニウムはケンタロスに緑色の光を当てる その光はケンタロスの体力をメガニウムへと運ぶ架け橋になった 体力の低下でケンタロスは全体的に能力ダウンし岩はケンタロスに激突した 『ケ……ケンタロス!!』 ケンタロスは大ダメージは負ったがまだ戦えるようだ 『接近戦に持ち込め ケンタロス突進だ』 ケンタロスは豪快な足音をたててメガニウムへ突進する 重量級ポケモンのメガニウムは回避することは不可能である 「受け止めんだ」 メガニウムはわずかに後退し全体重を体の前にかけた メガニウムとケンタロスは衝突した ややケンタロスの方が押している やはり助走をつけて突っ込んだだけのことはある 『どうした?お前のメガニウムは遠距離でビーム使わなきゃかてないのか?』 シルバーは見抜いてしまった メガニウムの技はほとんど遠距離ではないと使用できないことに 「そう来ると思っていた………のしかかりだ」 メガニウムは宙へと飛び上がりケンタロスは勢い余ってよろける そこへメガニウムはのしかかった 「君はさっきから僕がビーム系の技しか使わないから接近戦に持ち込めば勝てると思う しかし僕はそんなに甘くは無い」 ケンタロスは気絶してしまった 『ここまで追い詰められたのはいついらいだろうな………しかしこいつは俺の最強のしもべだ お前の残り二体を打ち砕いて俺を勝利へと導く』 最後のボールを天へ投げた その中からは巨大で重量感のある体…大きな翼をかかげて頭には二本の触覚があった 『カイリュー……お前をバトルに出したのはいついらいだろう? ………そんなことはどうだっていい……このバトル絶対勝つ』 シルバーは完全に冷静さを取り戻していた 先ほどの対メガニウム戦での敗北で自分がどういう状況に置かれているかが理解できたからである 『いけぇカイリュー!!高速移動から火炎放射だ』 カイリューは一瞬でメガニウムの元へとたどりつき口内に収束した炎を解き放った その炎は先ほどのウインディとは桁違いの火力でメガニウムを燃やし尽くした 出木杉は指示する間も無くメガニウムを戦闘不能にしてしまった 「ば………か………な」 メガニウムは出木杉の手持ちの中で二番目の能力だった それをカイリューは一瞬にして戦闘不能にしてしまったのだ 「こっちもラストバトルだ………いけぇ」 投げたボールからは巨大で重量感のある体…大きな翼をかかげて頭には二本の触覚のあるポケモンが出現した 出木杉の投げたボールからはなんとシルバーと同じポケモン…カイリューが出てきた 「ドラン(カイリューの名前)…………向こうのカイリューは今まで戦った敵の中で最強だ 一回のミスが敗北に繋がる可能性がある」 『最後にそっちもカイリューとはな……今までで最強の敵で最高のバトルだ』 お互いはどちらも落ち着いているがその瞳は勝利への執念で黒く輝いている 「『龍の息吹!!』」 お互いのカイリューは全く同じタイミングで緑色の息を相手に向けて発射した その息吹はぶつかり合い消滅したが、やや出木杉の方が押していた 「こっちのほうが力は上のようだね」 『力だけで勝てると思うな カイリュー龍の怒りを連続発射しろ』 カイリューは口内に青い炎を収束し解き放った 「地震で全て葬り去れドラン!!」 地面を振動させ衝撃波を複数発生させる これは龍の怒りよりは大きく龍の怒りは全て衝撃波に飲み込まれた さらに残った衝撃波はシルバーのカイリューへと襲い掛かった 『竜巻だ』 カイリューは羽を一振りさせ竜巻を発生させた その竜巻はなんなく衝撃波を消し去りドランのほうへと進んでいく 「電磁砲だドラン!!」 ドランは口内に電気を蓄積し発射した 竜巻に電磁砲は直撃し竜巻はしだいに収まっていった その瞬間ドランは右方に吹っ飛んでいった カイリューがドランに爆裂パンチを命中させたのだ シルバーは竜巻でドランの目晦ましをさせてその後に死角から爆裂パンチを打ち込んだのだ 爆裂パンチはタイプの関係で威力が半減していたが ドランは脳震盪で混乱を起こしてしまった 「ド……ドランしっかりするんだ!」 出木杉の必死の叫びはドランへは届かず暴走を始めた 『主人の命令無しでいつまで俺に歯向かえるか見ものだな……』 カイリューも行動を開始する まずドランは長い尾を硬化させてカイリューへと振り向けた 『受け止めて投げつけろカイリュー』 カイリューはドランに尾を受け止め投げつける準備をした しかしドランはそのまま尾を振り回しカイリューは地面に叩きつけられた ドランは混乱によって野生の本能が発揮された 『火炎放射だカイリュー!』 カイリューは口から炎を吐き出す 今度はドランは電磁砲を発射した 火炎放射は電磁砲にかき消され電磁砲はカイリューに命中した 普段なら麻痺するところだが火炎放射によって威力が落ち麻痺はなんとか避けられた 『カイリュー龍の怒りを乱射して相手の動きを止めろ!』 カイリューは命令どおりに龍の怒りを乱射した しかしその中にドランは突撃して龍の怒りを受けながらもカイリューの元へとたどり着いてしまった そしてドランは右手に冷気を溜め込みカイリューへ攻撃した 弱点の攻撃を受けたカイリューは体力を大きく損傷し 残りは半分くらいとなった しかしドランの方も龍の怒りの乱射を受け体力を半分近く持ってかれてしまった ドランの混乱はここで解けた 「大丈夫かドラン!?」 ドランはまだ十分戦える状態であったが 先ほどの暴走で疲労していた 『やっぱりペース配分を考えずに行動したら疲労で倒れるに決まってるだろ カイリュー……雷だ』 カイリューは触覚から雷を放出する それはドランへと直撃した 命中した後もしばらくドランの周囲には電流が漂っている ドランは麻痺してしまったのだ 『ついに運にも見放されたか……いや?既に混乱になった時点で見放されてたか……クックックッ』 シルバーは既に勝利を確信したのか顔に笑みを浮かべている 「しっかりするんだドラン!」 ドランは出木杉の声を聞き空中へと飛び上がった しかしスピードは最初の半分以下となってしまっている 『カイリュー…あいつを空中から突き落とせ』 カイリューは高速移動でドランの下へと飛来した そして尾でドランを捕らえて地上へと投げつけた ドランは地上で意気消沈している 「しっかりしろドラン!ドラン!」 ドランは返事をしない これ以上ダメージを受ければ命を落とす危険性すらある 『お前ごとそいつも葬ってやる……カイリュー破壊光線だ!』 カイリューは口内に赤黄色の光の収束しそして解き放った ドランの居た周辺には煙が立っている 煙のせいで何も見えないが直撃してたなら既に消滅しているだろう 『俺の勝ちか……所詮あいつもその程度か』 「それはどうかな?」 『!?』 上空から声がする 上方にはなんと先ほど葬り去ったはずである出木杉とドランが居た 『ばかな……あの攻撃を逃れただと…?』 「ドランはフスベの龍使いの一族の長に貰ったものだ…お前ならこの意味が分かるだろ」 『神…速』 「そうだ…この技はどんな技よりも素早く動ける技だ お前もウインディでよく知ってるはずだ」 『しかし…しかしあれだけ体力を失っていれば 普通は動けないはずだ!』 「僕はカイリューに黄金の実を持たせていた これは体力を4分の1程度回復してくれる」 『チッ…だがな…結局は俺の有利には変わりないんだよ!再びこの技で鎮めてくれる カイリュー破壊光線!』 シルバーは攻撃命令をした しかしカイリューは攻撃をしなかった 『どうしたカイリュー!俺の命令が聞けないのか!』 「聞かないんじゃない…聞けないんだ! 破壊光線発射の反動が大きかったようだな」 「そしてこの状況が分かるかい?僕は今君のカイリューの真後ろにいる そして君のカイリューは動くことはできない」 『……………』 「チェックメイトだ ドラン破壊光線!」 ドランは口内に光の粒子を収束し解き放った その光はカイリューに直撃しカイリューは凄まじい音と共に地上へと落下した 落下したカイリューは地上にいたシルバーを下敷きにしていた そして出木杉はシルバーの元へと駆け寄る 「僕の勝ちだ…皆を開放してもらうよ」 『………………』 トレーナーの敗北によりシルバーに乗っていたカイリューは消滅した シルバーは頭から流血していた 『あぁ…約束だったな これがあればこのゲームをコントロールできる』 シルバーは水晶の綺麗なペンダントを渡す 『今まで俺は色々な奴と戦ってきたけど お前とのバトルは今までで最高のバトルだった……』 「僕も君とのバトルはこれまでで最も面白いバトルだったよ」 『俺はな……ロケット団のボスの子供だからって色々な奴に敬遠されたんだ……… それを怨みながら育った……そして俺は3年前にロケット団のボスになった……』 シルバーは足元から消滅しはじめている 『ロケット団のボスなんてつまらないものだった…… なにもかもを数で押しかけて俺より強い奴なんて一人も居なかった…………』 『俺はそんな奴らに失望して旅を始めたんだ………… そうしたらボスも居ないのに……あいつらは勝手に色々な商売を始めて全て失敗した……』 「それは僕が潰して歩いたんだ」 『やはりな……お前ほどの実力があるならできると思った……… ロケット団は潰れて当然の組織だ………』 既に体の半分は消滅した 「僕もそう思うよ」 『……………………俺のこと忘れないでくれるか?』 シルバーは肩まで消え始めている 「忘れたくても忘れられないよ」 『………………ありがとう…………』 シルバーは完全に消滅した 出来杉はシルバーから授かったペンダントに自分の思考を伝える そうしたら出木杉の周りを光が包み込み やがてその光は出木杉と共に消滅した 出来杉たちメンバーは未来の世界から帰還した 出来杉は皆の命の恩人ということになって のびたやその他のメンバーも出来杉には頭が上がらなくなった ゲーム体感マシーンの故障については 検査をしてみたところ何の異常も発見されず プレイしたゲームが古すぎたということで解決された しかし命に関わる大事件であったためにこの体感マシーンの運営は休止になり 再開は未定だそうである これは余談だがこのポケットモンスタークリスタルを持ってきたのは出来杉であり 出来杉がソフトに細工を施してこの事態を起こした可能性も考えられる しかしこれだけの高度な細工を施すのは2000年代には不可能であり とくに指摘されることは無かった 本当に出来杉がその時代の人間であればの話だが……… 出来杉はこの事件によってその後の未来が大きく変化した 将来静香と結婚しドラえもんの道具を使って大企業の社長にまで上っている 結果この事件で一番得したのは出来杉であった 出来杉について未来で調査したところ 正体不明であったらしい ここまでのことは一部の人間は知っているが この後の調査をした人間は全て行方不明になったそうだ 結局出来杉は何者なのかは誰も知らない………
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赤髪の白雪姫 Blu-ray BOX 初回仕様版 発売日:12月13日 あきづき空太の人気コミックをTVアニメ化したファンタジーのBOX。 林檎のような赤髪を気に入った王子に愛妾にされかかり、母国を出た娘・白雪。 やがてクラリネス王国にたどり着いた白雪は、第2王子のゼンに出会う。 全24話とOVAを収録。 2016年1月放送開始。赤髪の白雪姫の続編。 http //clarines-kingdom.com/ 監督 安藤真裕 原作 あきづき空太 シリーズ構成 赤尾でこ キャラクターデザイン 高橋久美子 メインアニメーター 藤田しげる、小森高博、斎藤恒徳 デザインワークス 武半慎吾 プロップデザイン ヒラタリョウ、森川さやか キャラクターデザイン補佐 杉本幸子、板垣彰子 美術監督 岡崎えりか 美術デザイン補佐 藤井祐太 色彩設計 中山しほ子 撮影監督 福田光 特殊効果 龍角里美、日野有里子 編集 高橋歩 編集助手 堂山紗苗 音響監督 若林和弘 音響効果 倉橋静男 音響効果助手 西佐知子 録音 佐竹徹也 録音助手 石倉史絵 音楽 大島ミチル タイトルロゴデザイン 草野剛 アニメーション制作 BONES 脚本 赤尾でこ 和場明子 清水恵 絵コンテ 安藤真裕 安斎剛文 古川順康 三條なみみ 山本秀世 篠原俊哉 出合小都美 演出 安斎剛文 江副仁美 塚田拓郎 森川さやか 山岸大悟 太田知章 安藤真裕 作画監督 斎藤恒徳 霜山朋久 Shin hyung woo Lee Eun Yonung 田中亜優 森幸子 崎本さゆり 小森高博 藤田しげる 鎌田晋平 大高雄太 鈴木彩子 生田目康裕 笠野充志 玉置敬子 杉薗朗子 高橋久美子 佐々木美和 中島渚 服部益実 大塚渓花 Lee Juoung Kyoung Kim YoonJoung Shin hyung woo 佐々木美和 ■関連タイトル 赤髪の白雪姫 Blu-ray BOX 初回仕様版 Blu-ray 赤髪の白雪姫 Vol.1 初回生産限定版 赤髪の白雪姫 16 ドラマCD付限定版 赤髪の白雪姫 Original Soundtrack OPテーマ 早見沙織/Installation/その声が地図になる CD+DVD EDテーマ ページ~君と綴る物語~ 原作コミック 赤髪の白雪姫 1 赤髪の白雪姫 コミック 1-14巻セット Kindleまとめ買い 赤髪の白雪姫