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セント・マデリーナ島の自然公園は、緑豊かな観光名所として有名だ。 島の南半分は人工的な要素が強いのに比べて、北半分は出来るだけ人の手を加えずに、島本来の姿を維持することに重点が置かれている。 園内の散歩道はある程度整えられていたが、コンクリートなどの舗装はほとんどされていない。 無機質な都会に息苦しさを感じる人にとっては、優しい安らぎを得られる憩いの園として有名だ。 だが、島の他の地域と同様、その麗しき園にも、この世ならざる存在が跳梁跋扈していた。 振り下ろした一撃が、頭をざくろのように割り、ゾンビはその場に崩れ落ちた。 「畜生、これで何体目だよまったく……」 衛宮士郎は吐き捨てるように呟いた。周囲には彼が倒したゾンビの遺体がいくつも転がっている。景観を損ねる存在だが、そんな事に構っていられない。 彼の手には杖のような棒が握られていた。強度的に頼りなさそうな外見だが、幸いにも「強化」の魔術が成功して、鋼のように硬くなっていた。 「疲れたな……。ちょっと休もう」 士郎は呟いて1m程の草木が密集している茂みの奥に身を潜めた。ゾンビは目がそれほど見えないようだし、何より知能が低い。 音を立てずにじっとしていれば、奴らに見つかるリスクはかなり軽減できる。 士郎は姉的存在の藤村大河とともに、この島に来ていた。彼女曰く、弓道部の合宿をセント・マデリーナ島でやるので、その下見に行くのだと言う。 それはもう合宿じゃなくバカンスだろうと思ったが、大河はとっくに弓道部を辞めていた士郎を無理矢理同行させてきた。 そもそも下見が必要かどうかも疑わしいが、要は口実が欲しかっただけなのだろう。彼は話し相手兼荷物持ちというわけだ。 最初は渋々ついて来たのだが、ほどなくして士郎も島の素晴らしさに魅了された。 大河は元々子供っぽい性格だったが、ここではそれに拍車がかかって、はしゃぎまくっていた。 (こういうのもたまには良いか) 融通がきかな過ぎる面のある士郎でさえ、そう思っていた。ほんの数時間前まで……。 「藤ねえ、大丈夫かな。無事だといいけど」 士郎は今朝から今までの経過を回想していた。 朝ホテルを出る前は何事もなかった(筈だ)。公園に着く頃、悲鳴やパトカーのサイレンらしき音がして、案外物騒だなと呑気に考えていた。 そのまま公園を2人で散策していたら、悲鳴に怒号が混じるようになり、何か変だという思いが強くなった。 大河に声をかけて、ホテルに戻るようにさりげなく話題を誘導する。 最初は反対していた大河だが、実は射撃場で銃を撃ってみたい、と言うと、 「なあんだ、そういう事か。なんだかんだ言って、やっぱり士郎も男の子よねぇ」 と苦笑混じりに言った。士郎は彼女を説得できて、ほっと息をつく。だがすでに手遅れだったらしい。 「ヒッ」と大河の息を呑むような悲鳴に周囲を見回せば、ゾンビ達が遠くから近づいてくる光景が目に入ってきた。 それを見た士郎は自分の「志」を思い出した。今こそ「正義の味方」になる時だ。 大河の制止もきかず、ゾンビに襲われる観光客や地元住民を助けるべく動いていた。 「強化」に成功した棒を持って、逃げ遅れた母親と幼児がゾンビに囲まれている所に飛び込むと、手当たり次第ゾンビを殴りつけてどうにか助け出すのに成功する。 さらに他の人達を助けようとゾンビに戦いを挑んでいる内に……いつの間にか大河と離ればなれになっているのに気付いた。 今になって士郎は後悔した。大河の安全を優先して考えるべきだったのだ。だが自分の「正義の味方」を意識するあまり、後先考えずに行動しすぎていた。 (いや、藤ねえなら大丈夫だ。あんな奴らに簡単にやられたりするもんか!) 彼は無理矢理自分に言い聞かせる。何と言っても大河は剣道五段の腕前で、かつては「冬木の虎」の異名で呼ばれた女傑だ。彼女なら自力でどうにか――。 (馬鹿、何勝手な事考えてるんだ。俺は! いくら藤ねえが強くても、超人でも何でもない、1人の女だ。男の俺が助けないでどうする!) 士郎は自分を罵倒すると、立ち上がった。 まだ疲れが残っているが、そんな事を気にしている場合ではない。こうしている間にも大河がゾンビに襲われる危険は増えている。 士郎が茂みから注意深く出てきた時、悲鳴が聞こえた。若い女の声だ。 「藤ねえ!?」 士郎は駆けだした。声の大きさからすると、それほど遠くではない。 程なくして、少し開けた場所に出た。ここはアスレチック場のようだ。丸太やネット、ロープ等を使った遊具がいくつも見える。 その一角、50mほど離れた場所で、1人の女性が10体ほどのゾンビ達に襲われていた。 「やだ! こっち来ないでよ。誰か、誰か、助けて!」 年齢は士郎と同年代ぐらいか。女の子はハイキングに行くような服装で、腰まで届きそうなロングヘアを振り乱して必死にゾンビから逃れようとしていた。 だが、どの方向に逃げてもゾンビがいる。すぐにジャングルジムのような遊具の所で包囲されてしまった。 もちろん、そんな光景を黙って眺めている士郎ではない。すでに士郎はゾンビに気付かれないように動き出していた。 ギリギリまでゾンビに気付かれないように近づいて、最小限の戦いで女の子を確保して、素早く逃げるつもりだった。 女の子は今にも泣き出しそうな顔で周囲を見回すと、上に逃げようと思ったのか、ジムの縄梯子を登り始めた。 だが、恐怖で体が思うように動かせないらしく、手足の動きがもどかしいまでに悪い。1mも登らない内にゾンビに足を捕まれた。 「キャアッ!」 女の子がゾンビを振り払おうと足をバタバタさせた時、手が滑ったのか縄梯子から落ちてしまった。 「嫌、来ないで……」 絶望的な表情を浮かべながら、尻餅をついたまま後ずさりする。 ゾンビは哀願の声を完全に無視して、女の子に迫っていく。その頃士郎は、ゾンビに気付かれずに、女の子にあと10mの所まで近づいていた。 だが1体のゾンビが女の子に噛みつこうと、覆い被さるような姿勢になる。(危ない!)咄嗟に士郎は絶叫した。 「止めろ、この怪物野郎!」 ゾンビの動きがピタリと止まり、ゆっくりとこちらを振り向く。 こうなったら突撃あるのみだ。 女の子への直進ルート上にいたゾンビを横殴りに倒し、続いて右から迫っていた奴の胸を突き飛ばした。 さらに、唯一士郎の声を無視して、女の子に噛みつこうと屈んでいたゾンビの襟首を掴み、渾身の力で引っ張った。 引きずられるように倒されたゾンビが恨めしげ(?)に士郎を見上げる。士郎は構わず、「強化」しておいた靴で、思い切り顔を踏みつけた。 壁にトマトを叩きつけたような呆気なさで、ゾンビの顔が潰れた。 女の子は、一連の光景を呆然とした表情で見ていた。死の絶望が一瞬で消え、代わりに生の希望らしきものが現れて混乱しているのだろう。 「立てるか? とりあえずここから逃げるぞ」 言うが早いか、士郎は女の子の手を掴んで、半ば強引に立ち上がらせた。 この状況で上に登るのは下策だ。たとえ一時的にゾンビから逃れられても、狭い足場で逃げ場も、水も食料もなく、下はゾンビの集団。 精神的にも肉体的にも耐えられないのは目に見えている。包囲を突破する可能性に賭ける方が、まだ望みはあった。 「え、あの……」 女の子が何か言いたそうにしているが、ゾンビが目前に迫っている。ゆっくり話している暇はない。 「いいか、絶対に俺から離れるな」 強く念押しして、士郎は女の子の手を引きながら走り出した。棒は牽制程度に振り回して、ゾンビ達の間をすり抜けるように走る。 ――10分後。 どうにかゾンビを撒く事に成功した2人は、さっき士郎が隠れていたのとは、別の茂みに潜んでいた。 「ここなら一息つけそうだな。俺は衛宮士郎。君、名前は? 大丈夫? 怪我は無いか?」 ゾンビ突破戦の興奮が抜けきらないまま、士郎は畳みかけるように尋ねた。 「……離してくれる?」 女の子の口から予想外の台詞が漏れる。「え?」となった士郎は、まだ彼女の手を強く握ったままなのに気付いた。 「ご、ごめん!」 慌てて手を離す。女の子は掴まれていた所をさすりながら、 「……さっきはありがとう。私の名前は、成瀬川なるよ。衛宮さん」 成瀬川なると名乗った女の子は、疲れた口調で自己紹介した。 「礼なんていいよ。女の子を守るのは当たり前の事じゃないか」 士郎は何でもないような顔で言いながら、背中のリュックからペットボトルを出して、なるに差し出した。 「ほら成瀬川さん、飲みなよ」 「え?」 「喉渇いただろ。水分補給は大事だぜ」 「でも、衛宮さんは?」 「気にしなくていいよ。まだ予備もあるし」 それを聞いたなるは少し躊躇った末、女子としては豪快な勢いで飲み出した。 「ングング……っぷはぁ!」 やはり相当喉が渇いていたようだ。一気に半分ほど飲み下した。だが、はしたない飲みっぷりに気付いたのか、顔を赤くする。 「ま、待って。私普段はこんなんじゃなくて、えとそのもっと上品に」 なるは少し焦った調子で弁解し始めた。 「はは、気にしなくていいよ。こんな状況でマナーもへったくれもないし」 そう言った瞬間、士郎は思い出した。 (そうだ、『こんな状況』でのんびりしている場合じゃない。藤ねえを捜さないと!) 急に立ち上がった士郎に、なるは目を丸くした。 「どうしたの?」 「俺、人を捜してるんだ。その人と島に一緒に来ていたんだけど、ゾンビと戦ってる内にはぐれてしまったんだ」 「人を?」 なるの顔が驚愕に満ちた。かと思うと、一転、真剣な面持ちになる。 「大丈夫、成瀬川さん、君を安全な所まで連れて行ってからにするから、心配いらないよ」 (ごめん、藤ねえ。少しだけ我慢してくれ。必ず助けてやるから) 大河には悪いが、なるを見捨てる訳にはいかない。士郎は心のなかで大河に謝った。 「私も手伝うわ」 なるが立ち上がった。 「だからそれまで我慢……って、手伝う? それは危険だ。またさっきの連中、多分ゾンビって奴だろう、あいつらに襲われるぞ!」 士郎としては、彼女をそんな危険な目に遭わせるつもりは全くない。 「もちろん、覚悟の上よ」 「それが分かっていてどうして……」 「私も捜しているから、大事な人を」 なるが決然とした表情で言った。 士郎の目が驚愕に見開かれる。 「そんな……君も、なのか?」 「ええ、私もその人と一緒に島に来たんだけど、あなたに助けられる少し前に離れ離れになったの」 なるが目を伏せる。 「お願い、私と一緒に捜すのを手伝って。その代わり衛宮さんの人捜しも手伝ってあげるから」 「うーん。お互いの知人を協力して捜索するわけか」 どうするべきか、士郎はしばしの間思案した。 (そうだな、今のままじゃ手がかりもないし、1人より2人の方が何かと好都合だ。それに、彼女を安全な場所に連れて行ける保証もないしな) 「衛宮さん?」 黙って考え込む士郎を、なるが不安そうに見つめる。 「分かった。成瀬川さんの提案に乗ろう」 「え、それじゃ……」 なるの顔に喜色が浮かんだ。 「とは言っても、お互い手がかりらしいものはないしなあ。そうだ、俺の連れは藤村大河っていう女の人なんだ。髪はショートで……」 と士郎は大河の身体的特徴や服を説明した。 「うん、大体わかったわ。私の連れの名前は浦島景太郎。で、メガネをかけてるの……」 今度はなるが彼女の連れ――浦島景太郎――の説明をする。 「よし、これで一応、把握したな。早速捜しに行くとしよう。あ、ところでちょっと聞きたいんだけど」 「どうかした?」 「その浦島っていう人は、成瀬川さんの彼氏なのかい?」 「な……! バ、バカ、そんな訳ないでしょう! あんなバカでドジでスケベな奴が彼氏な訳ないじゃない! ただの浪人仲間以外の何でもないんだから!」 なるは顔を真っ赤にして、すごい剣幕でまくし立てた。 「いやちょっと気になっただけなんだ。気に障ったなら謝るから落ち着いてくれ」 士郎がなだめるが、なるの勢いは弱まらず……と思ったら不意に剣幕が止まった。 「でも、あの時、私のために、ゾンビ相手に立ち向かってくれた。臆病な癖に、棒きれ一本で奴らに殴りかかって、大声で奴らを引きつけて、 私の周りからゾンビが大分減った頃『今だ成瀬川、逃げろ! 大丈夫、後で追いつくから!』って言って、ますます遠ざかって……」 なるはいきなり士郎のTシャツを掴んで、顔を士郎の胸元にうずめた。表情は伺えないが、嗚咽のような声が漏れている。 (わわっ、成瀬川さんの胸が当たってる……うーん困ったなあ、こんな時どうすればいいんだ?) 女性の扱いに慣れていない士郎はどうしていいか分からず途方に暮れてしまう。 幸い、なるは10秒ほどで顔を上げた。目から大粒の涙が滝のように流れている。 「ごめんなさい。景太郎は1人で大変な目に遭っているかもしれない。だから早くみつけてあげないと……」 「もういいよ、よく分かった。浦島君は強くて、優しくて、勇敢な男だ。きっと無事でいるよ」 「衛宮さん、ありがとう……」 士郎は堅く誓った。藤ねえも、成瀬川なるも、浦島景太郎も、必ず助けると。 【D−05/アスレチック場近くの茂み/1日目・日中】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態]:疲労(小)。擦り傷。過剰な正義感と責任感。 [服装]:原作と同じ服装。 [装備]:「強化」魔術で鋼の強度を持つ棒。 [持物]:リュック。日用品(パスポート、携帯電話、500mlペットボトル×1、観光ガイド兼地図) [方針/行動] 1:成瀬川なるを守る。 2:藤村大河と浦島景太郎を捜す。 3:2人を捜しながら、水、食料を確保する。できれば武器も。 4:無事な島の住民や観光客を助けて、協力し合う。 [備考] ※ 「強化」の魔術の適用範囲は自分の「身の回り」程度に限定されます。また、体力を消耗(100m走の全力疾走並み)し、失敗もよくある設定です。 ※ 固有結界「無限の剣製」は絶対に発動しません。 ※ 構造把握能力は健在で、機械類の構造を把握可能なので、しかるべき工具があれば修理できます(扱えるかどうかは別です)。 ※ 「正義の味方になる」という目標のため、他人を見捨てるという行為が基本的にできません。 【成瀬川なる@ラブひな】 [状態]:疲労(中)。擦り傷。不安と焦慮。少し安心。 [服装]:ハイキング向きの服装。コンタクトレンズ装着(裸眼視力だと0.1未満)。 [装備]:なし。 [持物]:ウェストポーチ。日用品(パスポート、携帯電話、500mlペットボトル×1(残り半分)、観光ガイド兼地図)。予備のメガネ。 [方針/行動] 1:衛宮士郎の方針に従う。。 2:藤村大河と浦島景太郎を捜す。 [備考] 共通事項 ※ 士郎もなるも、互いに景太郎と大河の容姿や服装を把握しています。 自然公園のかなり奥に、普段の散策コースからかなり離れいて、森林を定期的に手入れする業者でもなければ、誰も立ち入らない場所があった。 衛宮士郎と成瀬川なるが出会う30分ほど前、1人の青年がその場所を彷徨っていた。 青年の名は浦島景太郎。彼も、なるのようなハイキング向きの服装をしており、デイパックを背負っている。 荒い息づかいで、足取りはかなりおぼつかない。普段運動をしていない人が、急にマラソンをした時のような状態だった。 「もう、駄目だ、歩けない〜」 景太郎は、力尽きたように、その場にへたり込んだ。 デイパックから缶ジュースを1本取り出すと、一気に飲み干し、やっと人心地がついた。 「成瀬川の奴、無事かな。俺より運動神経良いから大丈夫だと思うけど……」 あの後――ゾンビをなるから引き離してから――、景太郎はオオカミの群れに放り込まれた羊のような状態だった。 幸い、「オオカミ」の運動能力が低かったお陰で、「羊」はどうにか逃げ切れた。問題は、ここがどこか全く見当がつかない事だ。 観光地図を広げてみるが、公園の散歩道については、それほど詳しく書いていない。詳しい見取り図でも手に入ればいいのだが。 「考えても仕方ないな」 景太郎は地図を畳むと、音を立てないように注意深く歩き出した。じっとしていたら、いつまで経ってもなるを見つけるのは不可能だ。 しばらく歩いていると、少しずつ目の前が開けてきた。散策ルートに近づいたのだろう。 (よし、これで成瀬川を捜しやすくなるぞ!) 景太郎は少し駆け足になった。まだ少し息が切れる。 そして、草むらを掻き分けて舗装道路に出た瞬間、 「うわあああぁっ!!」 目の前に1体のゾンビが現れた。客観的に見れば、景太郎の方からゾンビに近づいていた事になるのだが。 ゾンビは痰が詰まったような唸り声をあげながら、景太郎に掴みかかる。 彼の手元に武器になりそうな物はない。逃げようと身を翻したら、反対側にもゾンビがいた。 「あわあわわわわ」 半ばパニックに陥った景太郎は、別の方向に逃げようとして、足をもつれさせて転倒してしまった。そこにゾンビが寄ってくる。 「畜生、来るなあっ!」 景太郎は道路に落ちていた石ころを拾って、無茶苦茶に投げつけた。一発がゾンビの胸に当たるが、その程度でどうにかなる筈もない。 立とうとしたが、疲労とパニックで体が思うように動かない。 (もうだめだ、成瀬川、ごめん……) 観念したように目を閉じる。 「そこっ! 諦めるんじゃないっ!」 いきなり若い女性の声が響いてきた。 (え!?) まさか成瀬川、と目を見開いた景太郎の視界の端に、突進してくる人影が映った。 誰なのか景太郎が確認する間もないまま、人影は持っていた金属棒を振りかぶって、 「とりゃあぁっ!」 裂帛の気合いと共にゾンビの側頭部に振り下ろした。 金属棒はゾンビの耳までめり込んで止まったが、人影はそれをあえて引き抜かずに、ゾンビを突き出すように押して、もう1体のゾンビにぶつけた。 無傷のゾンビが仲間を支えきれずに倒れた所で、人影は金属棒を抜いて、両方のゾンビを殴りつける。 2体とも完全に動かなくなるのを確認すると、人影は景太郎に向き直った。 やはり若い女性だった。年齢は20代半ば、髪はショートカットで、身長は170?弱といった所だろう。 「あなた、大丈夫だった?」 その声で景太郎は我に返った。 「は、はい。ありがとうございます」 「どういたしまして。ところで」 女性は少し小声になぅた。ゾンビを警戒しての事か。 「はい?」 「あんなアッサリと諦めるなんて何考えてるの、まったく! あなたが死んだら家族や友達をどれだけ悲しませると思ってるの? 命を粗末にしちゃいけません。最後まで生きる努力をしなさい!」 女性は押し殺した声で叱りつける。その口調は出来の悪い生徒に対する教師のそれだった。 「すいません。気をつけます……」 景太郎はシュンとなった。 確かに、いきなりゾンビと鉢合わせて動転していたとはいえ、成瀬川を助けるという重大な使命があるのに、あまりにも情けない態度だった。 「うん、分かればよろしい」 女性はニッコリ微笑んだ。とても爽やかな笑顔だった。 「そうそう、自己紹介がまだだったわね。私の名前は藤村大河。あなたは?」 「あ、俺、浦島景太郎っていいます。藤村さん」 「あはは、大河でいいよ、景太郎君」 「そうですか。じゃあ、よろしくお願いします。タイガーさん」 「タイガーって言うなーっ!!」 「どわああああっ!?」 突然の魂の叫びに景太郎は飛び上がった。い、一体何がどうしたんだ? 「私の名前は大きな河と書いて、た・い・が! 断じてタイガーじゃありません。そこんとこよーく覚えとく事! いい!?」 「わ、分かりました。大河、さん」 「そう、その調子。それはそうとして、聞きたい事があるんだけど」 大河はマイペースな調子で景太郎を相手にする。 「何ですか?」 「景太郎君は、こんな人を見なかった?」 と、大河は衛宮士郎の容貌や服装を説明した。 「……いや、俺は見てません。奴らに襲われて、それどころじゃなくて」 実際、ゾンビ発生以来、なる以外の人を気にかける余裕はなかった。 「そう……」 「すいません。役に立てなくて」 「あー、いいわよ気にしなくて。駄目元のつもりだったし」 「あのう、俺も聞きたいことがあるんですが」 「いいわよ、何でも聞いてちょうだい」 それを受けて、景太郎は成瀬川なるについて同様の説明をした。 「う〜ん。士郎と離れてから、しばらくは他の人と一緒だったけど、その中にいなかったと思うし、 1人になってから無事な人を見たのは、あなたが最初だから、悪いけど分からないわ」 「そうですか……」 景太郎が肩を落とした。 「私達、お互い尋ね人がいるのね……。そうだ、一緒に捜しましょう!」 「え、ええっ?」 「だから、協力しましょうって言ってるのよ。1人より2人の方が何かと心強いし、助け合えるでしょ。ね、いいと思わない?」 「そうか……そうですよね! 俺からもお願いします!」 景太郎が頭を下げる。 「あはは、そんな畏まらなくてもいいわよ。あ、そうだ、じゃあこれはあなたに渡しておいた方がいいわね」 大河がショルダーバッグの中を探る。景太郎が怪訝そうにしていると、大河は目当ての物を見つけたのか「これ」を取り出して、景太郎に渡した。 「はい、これ。あなたにあげる。上手に使ってね」 それは1丁の拳銃だった。ゾンビに襲われた警官――すでに致命傷だった――が落としたのを(心の中で手を合わせながら)拾った、と大河は説明した。 「お、俺こんなの使えませんよ!」 「私だって使えないわよ。でも男の子ならアクション映画とかよく見るでしょ。それの真似をすれば何とかなる筈だから、任せたわよ」 景太郎は仕方なく、銃を受け取った。幸い、上着のポケットに入る大きさだったので、そこに入れてファスナーで閉じた。 「よし、それじゃ早速出かけるとしましょうか。と、その前に」 大河が右手を差し出した。景太郎は一瞬戸惑ったが、すぐに察して握手した。 絆が一つ、結ばれた。 【B−07/B-07の舗装道路付近/1日目・日中】 【浦島景太郎@ラブひな】 [状態]:疲労(中)。擦り傷。安心、協力。 [服装]:ハイキング向きの服装。 [装備]:グロック26拳銃(9mmパラベラム弾。13/17発、予備弾倉なし)。 [道具]:デイパック。日用品(パスポート、携帯電話、軽食×2、缶ジュース×1、観光ガイド兼地図) [思考] 1:成瀬川なるを捜す。 2:藤村大河と協力する。 3:2人を捜しながら、水、食料を確保する。できれば武器も。 【藤村大河@Fate/stay night】 [状態]:疲労(小)。擦り傷。安心、協力。 [服装]:原作と同じ服装。 [装備]:ゴルフクラブ(3番アイアン)。 [道具]:ショルダーバッグ。日用品(パスポート、携帯電話、350mlペットボトル×1、観光ガイド兼地図)。 [思考] 1:衛宮士郎を捜す。 2:浦島景太郎と協力する。 3:2人を捜しながら、水、食料を確保する。できれば武器も。 4:後の事は、4人揃ってから考える。 [備考] 共通事項 ※ 景太郎も大河も銃の名前、正確な使い方、使用する弾薬の種類を知りません。 ※ 景太郎も大河も、互いに士郎となるの容姿や服装を把握しています。
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【俺得キャラクターバトルロワイアル参加者リスト】80/80 【とある魔術の禁書目録】8/8 ○上条当麻 ○インデックス ○御坂美琴 ○一方通行 ○エツァリ ○浜面仕上 ○麦野沈利 ○フィアンマ 【Steins;Gate】8/8 ○岡部倫太郎 ○椎名まゆり ○橋田至 ○牧瀬紅莉栖 ○漆原るか ○桐生萌郁 ○阿万音鈴羽 ○天王寺綯 【BLEACH】8/8 ○黒崎一護 ○井上織姫 ○朽木ルキア ○朽木白哉 ○石田雨竜 ○グリムジョー・ジャガージャック ○銀城空吾 ○月島秀九郎 【東方Project】7/7 ○博麗霊夢 ○レミリア・スカーレット ○フランドール・スカーレット ○十六夜咲夜 ○蓬莱山輝夜 ○藤原妹紅○魂魄妖夢 【Fate/stay night】5/5 ○衛宮士郎 ○葛木宗一郎 ○間桐桜 ○アーチャー ○ギルガメッシュ 【魔法少女リリカルなのはA s】5/5 ○高町なのは ○フェイト・テスタロッサ ○八神はやて ○シグナム ○クロノ・ハラオウン 【涼宮ハルヒシリーズ】5/5 ○凉宮ハルヒ ○キョン ○長門有希 ○古泉一樹 ○朝倉涼子 【MAR】5/5 ○虎水ギンタ ○スノウ ○ドロシー ○ロコ ○ファントム 【未来日記】4/4 ○天野雪輝 ○我妻由乃 ○春日野椿 ○秋瀬或 【AIR】4/4 ○国崎往人 ○神尾観鈴 ○遠野美凪 ○柳也 【武装錬金】3/3 ○武藤カズキ ○津村斗貴子 ○蝶野攻爵 【リトルバスターズ!】3/3 ○直枝理樹 ○棗鈴 ○棗恭介 【戯言シリーズ】3/3 ○戯言遣い ○萩原子荻 ○想影真心 【吸血鬼のおしごと】3/3 ○月島亮史 ○雪村舞 ○上弦 【ヨスガノソラ】2/2 ○春日野悠 ○春日野穹 【奥様は惨殺少女】2/2 ○さゆり ○大志 【School Days】2/2 ○伊藤誠 ○桂言葉 【沙耶の唄】2/2 ○沙耶 ○匂坂郁紀 【花子と寓話のテラー】1/1 ○亜想大介
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アーチャー CV:諏訪部順一 虎力 10 コスチューム1:サーヴァント 出現条件 デフォルト コスチューム2:私服 出現条件 アーチャーでシナリオモード(ハード)をクリア 必殺技 偽・螺旋剣(カラドボルグ) 前方に直線状の攻撃 超必殺技 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス) フィールド全範囲への攻撃、バーサーカーに対して6回撃墜効果あり 出現条件 凛でシナリオモード(ノーマル以上)をクリア 登場キャラ ステージ 設定ルール 第1話『赤・青・黒』 VS真アサシンVSランサー 新都ビル(夜) バトルロイヤル:∞ 第2話『少女と巨人』 VSバゼットVSイリヤ&バーサーカー アインツベルン城(夜) タイムバトル:90 第3話『厳かなる柳洞寺』 VSキャスターVSライダーVS間桐慎二 山門前(夜) バトルロイヤル:∞ 第4話『薄氷』 VSアサシンVS葛木宗一郎VS黒桜 大橋(夜) バトルロイヤル:∞ 第5話『血中の毒』 VS言峰綺礼VSギルガメッシュVSカレン 教会(夜) バトルロイヤル:∞ 第6話『約束されぬ勝利の剣』 VS衛宮士郎VS遠坂凛VSセイバー 衛宮邸(夜) バトルロイヤル:∞ 第7話『終わらない唄』 VS藤村大河(道着)&イリヤ(ブルマ姿)&セイバーオルタ コロシアム(夜) タイムバトル:180 戦闘ボイス 内容 ボイス 攻撃 フン!(□1&2段目)ハァッ!(□3段目)飛べ!(△)せいっ!(△)フン!(△) ダメージ ぐあっ! ダッシュ、ジャンプ フッ!とおっ!フン! ダウン復帰 まだ眠れん・・・まだ終われん・・・!いい気になるな! 特殊技 ハァッ! エイヤッ! 吹き飛べっ! 戦闘不能 これで終わりか・・・油断したか・・・!馬鹿なっ! 必殺技 見せてやろう・・・ 偽・螺旋剣(カラドボルグ)! 超必殺技 全てを見せてやろう! ・・・無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)!!! 戦闘勝利 何度でも来るがいい・・・その程度か僅差だったな お知らせ 内容 台詞 新規参入 お前が契約したのは最強のサーヴァントだ。 コスチューム入手(私服) 目立たぬようにこれを着ろと? 本当は袖なしがいいのだが……
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No.SP-042 セイバー・ブライド (Saber Bride) 「わかっておろうな? 余こそ、そなたに相応しい」 情報 作品名 Fate/EXTRA CCC 発売元・販売元 マーベラスエンターテイメント 価格 10,479円(税込) 発売日 2013年03月28日 商品全高 約140mm 同梱対象品 PSPソフト「Fate/EXTRA CCC TYPE-MOON Virgin White BOX」 付属品 表情:ワダアルコ顔、武内顔 手首:×10(平手×2、開き手×2、握り手×2、持ち手×2、小指を立てた持ち手×2) 武器:大剣 共通付属品(スタンド、スタンド用アーム、収納袋) その他:交換用前髪 写真 キャラクター概要 身長150cm程と一見して小柄だが、最も優れたサーヴァントと言われる「セイバー」の名にふさわしい能力を備えている。 ウェディングドレスを思わせる衣装に着替えているが、よくみると錠や鎖に束縛されている。 商品解説 2011年09月08日予約開始、2013年03月28日発売。 2013年04月時点で発売、及び発売が予定されているfigmaの中で 予約開始から発売までの期間が最も長い(567日)商品である。 延期期間も当初の2012年春予定からほぼ一年となっておりこちらも最長である。 また発売までに年を2つ跨いだ現時点で唯一の商品でもある。 余談ではあるが予約開始から発売までの期間が二番目に長かった商品は白井黒子の437日、 三番目(且つfigma単品としての商品では最長)はマイケル・ジャクソン スリラーver.の315日である。 良い点 悪い点 注意点・不具合情報 関連商品 セイバー 甲冑ver. セイバー 私服ver. セイバー Zero ver. セイバーオルタ セイバー・リリィ セイバーエクストラ 衛宮士郎 私服ver. 衛宮切嗣 アイリスフィール・フォン・アインツベルン 遠坂凛 私服ver. アーチャー ライダー セイバー・モータード・キュイラッシェ コメント 今更だけど、胸が大きいので腕動かすときによく干渉するかも -- 名無しさん (2014-04-26 20 46 54) 名前 コメント
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212 名前: 仮面ライダールート#interlude5 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/22(月) 01 11 ――――interlude 扉の隙間から差しこむ月光が、淡く土蔵の中を照らし出す。 その中央に蹲るようにして座りこんでいるのは、衛宮だ。 「――み、つづり……?」 「どうした衛宮、そんなに汗びっしょりになって?」 ゆっくりと脚を踏み出す。 静かな足音――――それから、あたしと衛宮の呼吸音だけ。 「あ、う――ん。えっと、だな……」 「鍛錬、だろ?藤村先生から聞いてるよ」 衛宮の隣にしゃがみ込む。 ――――その顔は、本当に汗びっしょりで。 コイツは、ここまでして何をしたいんだろう。 そう想った時には、素直に口が動いていて、あたしは衛宮に問いかけていた。 「なあ、衛宮………そんなになってまで、何をしたいんだ?」 「―――――――なりたいものが、あるんだ」 「なりたいもの?」 うん、と小さく頷く。 それから何処か照れくさげに頬を掻いてから、衛宮は言った。 「仮面ライダーに、なりたいんだ」 「…………仮面ライダー、か……」 朝、衛宮から唐突に言われた言葉が蘇る。 ――あの時は、ただ笑う、というか腹が立っただけだった。 何を馬鹿なことを言っているんだろう。 仮面ライダーになりたい、なんて幼稚園児くらいしか言わないだろう。 ―――――藤村先生から、衛宮があの大火災の生き残りだと教えてもらったのは、昼休みの事だった。 困っている人間を見ればソイツが嫌な奴でも良い奴でも見知らぬ他人でも関係無しに助けようとし、喧嘩をしているのを見れば割って入って両方から撲られる。 そして、仮面ライダー。 多分、衛宮は――――。 「うん……良い夢じゃないか」 「―――美綴は笑わないんだな」 「そりゃあ、朝は驚いたけど……人様の夢を笑う奴は馬に蹴られて死んでしまえ、だ。 あたしは応援するよ、衛宮の夢」 そっか、と頷いて、衛宮は嬉しそうに笑う。 衛宮士郎は、嬉しそうには笑っても――――楽しそうには笑わない。 だから、 ―――――多分、衛宮は、まだあの赤い空の下にいる。 あたしは――― 1.そんな衛宮を見るのが、溜まらなく辛かった。 2.そんな衛宮に凄く腹が立った。 ――――interlude out 投票結果 1 5 決定 2 4
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448 :遠坂桜 ◆0ABGok2Fgo:2008/12/03(水) 19 43 16 気付いたら100話まで来てました。 選択肢を選んでくれるみなさんのおかげです。感謝です。 いい機会なので、ここまでのまとめ&紹介を作ってみました。 『遠坂桜』 もしも桜が遠坂家に残り、凛が間桐家に養子に行っていたら、というお話。 要するに遠坂凛と間桐桜の立場入れ替えものである。 第四次聖杯戦争の過程もちょこっとだけ変化している。 なお、オリジナルサーヴァントが登場します。 設定や宝具が伝承と多少違っても、笑って許してやってください。 〇ここまでの遠坂桜 1章 一月二十六日土曜日 ひょんなことから尻を凝視する女の子になってしまった桜。 それはそれとして、聖杯戦争に参加すべくサーヴァントを召喚する。 召喚されたのは盾のイレギュラーサーヴァント・ガードだった。 2章 衛宮士郎の日曜日 衛宮邸には士郎、そして慎二と大河。 日曜出勤し、いつものように弓道部で汗を流す。 コンビニで兄貴な外人に出会ったり、やさぐれた凛に掴みかかられたりもした。 帰宅途中でイリヤと遭遇。 バーサーカーにアイアンショットを決められて、あわや死の淵へとチップイン。 そんなときにやってきたのが慎二とライダー、そしてセイバー召喚。 バーサーカーから逃れて、慎二たちと同盟を結ぶ。 再度帰宅した後、ダンボールに引き篭もった慎二を放置して就寝。 慎二とライダーは話し合いの結果、ちょっぴり信頼関係が強くなった。 3章 一月二十八日月曜日 桜は一般人に被害を及ぼす魔術師を討つため出陣、港へ向かう。 途中、ボートの上でアサシン相手に不覚を取るも、何とか生き残る。 改めて港へ向かったが、桜を待っていたのはサーヴァントが入り乱れる戦場だった。 セイバー、ランサー、キャスター、バーサーカー、アサシン。 彼らの戦いに右往左往する間に、桜はガードとはぐれる。 成り行きでアサシンと協力してセイバーに対抗、敗走するも、どうにか逃げ切った。 その後、戦場は一時小康状態となった。 だが空腹に耐えかね、隠れ場所から出たところでイリヤとバーサーカーに遭遇。 桜はイリヤを殺せずに敗北し、ガードも桜の危機により攻め急ぎ、敗れた。 絶望的な状況だったが、止めを刺される直前、イリヤがキャスターに略取される。 イリヤの過去を見てしまっていた桜は、イリヤを奪還するために令呪を使用した。 〇現在の状況 イリヤの奪還に成功。 バーサーカーはイリヤを抱えるガードに襲い掛かっている。 キャスターはガードから離れている桜を狙って接近中。 そんな中、士郎は話し合いが可能だと信じて走り出す。 どうにかしようとテンパった慎二は自爆。港に音響き、炎が辺りを照らした。 〇登場した主要キャラ 【遠坂桜】 遠坂家に残った桜。生徒会所属。厚顔かつ小心。バイク好き。残る令呪は二つ。 生徒会顧問に淡い憧れを抱いている。 属性は架空元素。使い魔の『影』を使役する。 使い魔の造形失敗のトラウマから士郎の尻に感動した。 現在は『影』とガードから離れた位置で孤立している。 【ガード】 桜のサーヴァント。盾の英霊。オリジナルサーヴァント。メインウェポンは剣。 品がよく、物腰は穏やかな少年。生前の殆どの時間を一つの建物の中で過ごした。 フィッシュとか色々あったけど、桜とはまだ主従関係。 現在はイリヤを抱えて下水道を逃走中。 【衛宮士郎】 弓道部のエース。性格・交友はほぼ原作通り。 現在は無駄な犠牲を避けられる可能性に賭け、桜とキャスターの許に向かっている。 【セイバー/アルトリア・ペンドラゴン】 士郎のサーヴァント。不可視の剣を振るう金髪の少女。 偵察に出ていたため、現在は士郎から離れた位置に居る。 【間桐凛】 間桐に養子に出された凛。やさぐれていて、ややマフィアっぽい。 大河と綾子には比較的懐き、士郎には対抗心を抱いている。 身に纏う魔力は一般人のそれよりも少ない。 【間桐慎二】 弓道部副主将。義妹の凛に怯え、衛宮邸に入り浸る。士郎との仲は良好。 今のところ、原作より繊細かつ善良。 ライダーの実力に限界を感じており、それをカバーすべく戦況の撹乱を画策している。 ライダーたちを呼び戻そうとガス爆発を引き起こし、現在気絶中。 【ライダー】 慎二のサーヴァント。オリジナルサーヴァント。 美貌の金髪女性。風に乗る白馬を駆り、弓を射る。豪快で短気なところがある。 現在は自爆した慎二を介抱中。 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン】 アインツベルンの少女。原作同様、冬木にやってきた。 現在意識不明、ガードに抱えられている。 【キャスター/メディア】 魔術師のサーヴァント。寺社に陣地を持つ魔女。 イリヤを一時的に手中に収めたが、今はガードに奪い返されてしまっている。 【バーサーカー/ヘラクレス】 狂戦士のサーヴァント。理性を失った鉛色の巨人。 今はイリヤを抱えたガードを追っている。 【バゼット・フラガ・マクレミッツ】 武闘派魔術師の女性。心は少女。 【ランサー/クー・フーリン】 バゼットのサーヴァント。青い槍兵。港に居てもアロハは着ない。 【アサシン/ハサン・サッバーハ】 暗殺者のサーヴァント。髑髏を模した白面。 主の方針に従い、一般人の魂を狩った。 その後、マスターを喪失し、セイバーと戦っていたところを桜に助けられる格好となった。 セイバーから逃げ切った後、消滅寸前の状態で桜たちと別れる。 【言峰綺礼】 桜の後見人。ハーレー乗り麻婆神父。 【アーチャー/ギルガメッシュ】 金ぴか。あんまり退屈なので、桜の道化っぷりを観賞する予定。 【藤村大河】 虎。みんなの太陽。 【美綴綾子】 弓道部主将。士郎、凛、慎二、大河と親しい。 【セラ】 アインツベルンのメイド。ホムンクルス。 衛宮邸に侵入中、凛によって拉致された。 【リズ】 アインツベルンのメイド。ホムンクルス。 衛宮邸に侵入中、セラとはぐれる。 〇サブキャラ 【霧島さん】 桜の同級生で友達。生徒会副会長。父子家庭。 療養所で働く女性と、母娘に似た関係を築いている。 【アサシンのマスターと仲間たち】 協会から監視役として派遣された魔術師たち。集団で協力して聖杯を得ようと目論む。 魂を狩ることでサーヴァントを強化し、同時に他のマスターを誘き出そうとしていた。 選択肢によりプロット変更、あえなく描写のないまま全滅した。 遠坂桜 第101話 遠坂桜 第100話 遠坂桜
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人少ねえええええええええええ 一応新規はそこそこいるみたいだけど・・・ ドラクマ国 国王:シティ 属性:雷 実績 ●【2008年4月18日】シティによりドラクマ国が建国される。 詳細 多分元ネタは鋼の錬金術師 秋葉、のうぇ、VIXら一級の強者が集まる強国 楽園の特産品を横取りしたり、砂糖国を布告無しで滅ぼしたりと中々おにちくである 最後の楽園国 国王:サバトちゃん 属性:光 実績 ●【2008年4月18日】サバトちゃんにより最後の楽園国が建国される。 詳細 ワザップ、ムジカ、ヒカリのすくつ 馴れ合い臭が強そうである 現在の国王はセイバー 衛宮士郎と日夜エロゲの話で盛り上がっている 幸せのうんこ国 国王:超絶うんこ 属性:星 実績 ●【2008年4月19日】超絶うんこにより幸せのうんこ国が建国される。 詳細 うんこ うんこだが、あのショウが復帰仕官したことで統一の最有力候補に 最後の佐藤国 国王:シュガーα 属性:光 実績 ●【2008年4月22日】シュガーαにより最後の佐藤国が建国される。 詳細 最後の楽園と隣接していて非常に紛らわしかった国 ドラクマと楽園の戦争中に手違いで滅んでしまった ちなみに滅ぼしたのは秋葉である ちなみに滅ぼしたのは秋葉である 大事なことなので2回言いました ●【2008年5月4日】ドラクマ国の上田により最後の楽園国が滅ぼされる。 ●【2008年4月24日】ドラクマ国のトロトロにより最後の佐藤国が滅ぼされる。 ●【2008年4月22日】シュガーαにより最後の佐藤国が建国される。 ●【2008年4月19日】超絶うんこにより幸せのうんこ国が建国される。 ●【2008年4月18日】サバトちゃんにより最後の楽園国が建国される。 ●【2008年4月18日】シティによりドラクマ国が建国される。
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★★★★ ☆☆☆☆☆ 「見つけた」 黒いドレスをなびかせながら、人間離れした脚力で屋根から屋根へ飛び移りながら移動していた金髪の少女がつぶやいた。 黒いバイザー越しの視線の先には一人の男が居た。 白髪交じりの頭に、火傷でも負ったのか、あちこち焼けた色になった肌……歳はどんなに老いていても20歳ぐらいだろうが、見るからに弱弱しい病人のような男だった。 手には一応日本刀のような武器を握っているが、とてもそれを振るえるようには見えない。 (この剣のテストにもならないかな?) だがなんにせよ全員殺さなければならないのだ。 そう切り替えて彼女、犬吠埼風の手には黒一色に血のような赤の線の入った西洋剣が握られている。 少女はそれを大上段に構えると、屋根が崩れるほどの勢いで飛び出すと、弱弱しい男にめがけて振り下ろした。 「同調開始(トレース・オン)」 男が手にした武器、シンケンマルの白い鍔を回転させる。 一瞬の白い光に包まれたそれは、何と瓜二つのもう一本のシンケンマルが現れ、二刀がかりで風が振り下ろした剣を逸らしてみせた。 (こいつ!説明が本当ならこの力はアーサー王の力なのよ?! それを特別な武器でとは言え生身で逸らすなんて……) (こいつが新しいセイバーの使い手か。 黒くなってるが、あれは間違いなく約束された勝利の剣(エクスカリバー)。 一筋縄じゃ行かないな) 剣を構え直した男は、バイザー越しにこちらを睨んでいるであろう彼女に小さく問うた。 「なあ、お前はなんで戦うんだ? こんな俺にもその剣を容赦なく振り下ろすあたり、 よっぽど叶えたい願いがあるみたいだけど」 「……アタシが、私が妹やみんなの未来を奪ったから! アタシが絶対に、取り戻さないといけない!」 そう言って大きく腰を下ろす風。 そんな彼女に士郎は一瞬驚いたような表情を浮かべたが、すぐに 「は、ははは。はっはっはっはっは!」 耐えきれないというように笑いだした。 「!? 何がおかしいの!?」 「いやぁ、悪い悪い。別に馬鹿にしたつもりはないんだ。 そうだよなあ、妹の為なら、仕方ないよな……」 「ーーーーッ!」 そう言った男の目に、思わず風は飛びのいた。 凄まされたわけではない。 殺意を向けられたわけでも、憎悪を抱かれたわけでもない。 その目に宿った名状しがたき感情は、全て、風ではなく自身に向けられていた。 「俺も妹がいてさ、その為ならなんだってしなきゃいけないんだ。 だから、恨んでくれるなよ?」 所々髪の毛が白い物に、肌は褐色の物に”置換”された彼が自嘲気味に呟いた。 彼の名前は衛宮士郎。 二刀のシンケンマルを構え直すと、 かつて墓所を荒らしながら親友の父を討ち取ったのと同じように、 悪しき一歩を踏み出した。 【衛宮士郎@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!】 [状態]:健康(?)英霊エミヤが侵食 [装備]:シンケンマル@侍戦隊シンケンジャー 複製したシンケンマル@侍戦隊シンケンジャー 双ディスク@侍戦隊シンケンジャー、 共通ディスク@侍戦隊シンケンジャー [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1 [思考・状況]基本方針:妹を救うために優勝を目指す 1:まず目の前の彼女を殺す。 2:もし、ハ・デスにそれだけの力があるなら、この子の妹も救う。 [備考] ※参戦時期はイリヤたちがエインズワースの工房に潜入した後です。 【犬吠埼風@結城友奈は勇者である】 [状態]:健康、左眼の視力が散華、夢幻召喚による変身中 [装備]:サーヴァントカード セイバー@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!! [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2 [思考・状況]基本方針:妹や仲間の未来を取り戻す為に優勝する。 1:まず目の前の男を殺す。 2:私は絶対に…… [備考] ※参戦時期は諸々の真相を知って自棄になっていた時期です。 ※英霊召喚やカードそのものの制限に関しては、後の書き手様にお任せします。 【シンケンマル@侍戦隊シンケンジャー】 シンケンジャーの初期メンバー5人の日本刀型の共通武器。 セットした秘伝ディスクの力を解放して、 必殺技を発動したり、折神を召喚したりと、様々な能力を発動する。 シンケンマルを烈火大斬刀、ウォーターアロー、ヘブンファン、 ウッドスピア、ランドスライサーのいずれかに変化させる秘伝ディスク、 共通ディスクが付属する。 【双ディスク@侍戦隊シンケンジャー】 対象を双つに増やすモヂカラが込められた秘伝ディスク。 シンケンマルや固有武器を増やす能力を持つ。 【サーヴァントカード セイバー@Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ3rei!!】 ある世界の聖杯戦争において使われる魔術礼装。 高度な置換魔術とピトスの泥を用いて成立している。 英霊の座と繋がっており、礼装に通して繋がっている英霊の宝具や武具に変化させる限定展開(インクルード)、 英霊をその身に宿し、使用者自身を一時的に英霊化させる夢幻召喚(インストール)の二種類の機能が有る。 夢幻召喚する場合は、使用者によって武器や服の意匠が変化する。 このカードはアーサー王の座と繋がっている。
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参加者名簿 6/6【Fate/stay night@ゲーム】 ○衛宮士郎/○セイバー/○遠坂凛/○アーチャー/○間桐桜/○ランサー 6/6【仮面ライダー555@実写】 ○乾巧/○草加雅人/○木場勇治/○海堂直也/○長田結花/○村上峡児 5/5【けいおん!@漫画】 ○平沢唯/○秋山澪/○田井中律/○琴吹紬/○中野梓 5/5【涼宮ハルヒの憂鬱@アニメ】 ○涼宮ハルヒ/○キョン/○長門有希/○古泉一樹/○朝倉涼子 5/5【ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース@漫画】 ○空条承太郎/○ジョセフ・ジョースター/○花京院典明/○ジャン=ピエール・ポルナレフ/○DIO 4/4【とある魔術の禁書目録@小説】 ○上条当麻/○御坂美琴/○一方通行/○白井黒子 4/4【仮面ライダークウガ@実写】 ○五代雄介/○一条薫/○ゴ・ガドル・バ/○ン・ダグバ・ゼバ 4/4【鋼の錬金術師@漫画】 ○エドワード・エルリック/○ロイ・マスタング/○エンヴィー/○キング・ブラッドレイ 4/4【ハピネスチャージプリキュア!@アニメ】 ○愛乃めぐみ/○白雪ひめ/○大森ゆうこ/○氷川いおな 3/3【ベルセルク@漫画】 ○ガッツ/○ゾッド/○シールケ 3/3【金色のガッシュ!!@漫画】 ○ガッシュ・ベル/○高嶺清麿/○ブラゴ 3/3【テイルズ オブ シンフォニア@ゲーム】 ○ロイド・アーヴィング/○コレット・ブルーネル/○ゼロス・ワイルダー 2/2【遊☆戯☆王@アニメ】 ○武藤遊戯/○海馬瀬人 2/2【フルメタル・パニック!@小説】 ○相良宗介/○テレサ・テスタロッサ 2/2【カウボーイビバップ@アニメ】 ○スパイク・スピーゲル/○ビシャス 2/2【警部補 矢部謙三@実写】 ○矢部謙三/○秋葉原人 2/2【メタルギアソリッド3@ゲーム】 ○ネイキッド・スネーク/○リボルバー・オセロット 1/1【キノの旅@小説】 ○キノ 1/1【古畑任三郎@実写】 ○古畑任三郎 計64名 主催者 1/1【Fate/stay night@ゲーム】 ○言峰綺礼 ネタバレ参加者名簿はこちらで
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No. タイトル マスター クラス 真名 作者 001 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン&アーチャー イリヤスフィール・フォン・アインツベルン アーチャー(アヴェンジャー) アルケイデス ◆aptFsfXzZw 002 怪物(フリークス) 神山樹 アーチャー 吉良吉影 ◆gQzkrK6H2s 027 『殉ずる者たち』 志村ダンゾウ アーチャー ファニー・ヴァレンタイン ◆XksB4AwhxU 030 童話迷宮 時槻雪乃 アーチャー コヨーテ・スターク ◆yy7mpGr1KA 043 encounter 衛宮士郎 アーチャー イシュタル ◆DpgFZhamPE 048 春野はるか&アーチャー(春野ムサシ) 春野はるか アーチャー 春野ムサシ ◆k7RtnnRnf2 051 巴マミ&アーチャー 巴マミ アーチャー ケイローン ◆HOMU.DM5Ns 067 兎の穴 ネオ(トーマス・A・アンダーソン) アーチャー イリヤスフィール・フォン・アイツベルン ◆yYcNedCd82 068 沢下条張&アーチャー 沢下条張 アーチャー 海東大樹 ◆lkOcs49yLc 069 毛利蘭&アーチャー 毛利蘭 アーチャー シータ ◆3SNKkWKBjc 074 ジョルノ・ジョバァーナ&アーチャー ジョルノ・ジョバァーナ アーチャー ギルガメッシュ ◆DIOmGZNoiw 087 宇佐和成&アーチャー 宇佐和成 アーチャー 狗神 ◆NIKUcB1AGw 092 診療記録5・6 チョコラータ アーチャー ダダ271号 ◆DdYPP2qvSs 104 刹那・F・セイエイ&アーチャー 刹那・F・セイエイ アーチャー アーラシュ ◆7WJp/yel/Y 120 エヴリデイドリーム ジェイク・マルチネス アーチャー イカロス ◆T9Gw6qZZpg 131 Break My Fate/Break Your Fate 乾 十三 アーチャー ウェカピポ ◆DdYPP2qvSs 136 兆し 董白 アーチャー 暗闇の雲 ◆nY83NDm51E 138 ウェイバー・ベルベット&アーチャー ウェイバー・ベルベット アーチャー ウラヌス-No.ζ ◆srQ6oTQXS2 142 君がまってる 瀬良あゆみ アーチャー 馬神弾 ◆TAEv0TJMEI 148 兄より優れた弟なんて ジャギ アーチャー ラディッツ ◆7PJBZrstcc 160 ここが地獄の森!魔天使は舞い降りた!! サガラ アーチャー 浪蘭幻十 ◆v1W2ZBJUFE