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闇の書とは 「魔法少女リリカルなのはA s」で、物語の中核をなすロストロギア(指定遺失物)として登場した融合型デバイス。 本来の名は「夜天の魔導書」で、主と共に旅をして各地の偉大な魔導師の技術を収集し 研究するために作られた収集蓄積型の巨大ストレージ。 しかし、歴代の持ち主の何人かがプログラムを改変したために破壊の力を使う「闇の書」へと変化したと思われる。 その改変により、旅をする機能が転生機能に、復元機能が無限再生機能へと変化してしまった。 これらの機能があるため闇の書の完全破壊は不可能とされる。 また、真の持ち主以外によるシステムへのアクセスを認めない。 それでも無理に外部から操作をしようとすると、持ち主を呑み込んで転生してしまうという念の入りようである。 ゆえにプログラムの停止や改変ができないので完成前の封印も不可能。転生直後は、全頁が空白になっている。 この頁は、魔力の源であるリンカーコアを蒐集することで埋まるが、 完成前に闇の書を用いて魔法を使用すると、使用した魔力の分だけ再び空白に戻ってしまう。 頁は全部で666頁あり、一人の魔導師や生物のリンカーコアを蒐集できるのは一度きりである。 このリンカーコアを蒐集することで、その術者の使う魔法をコピーする機能があり、 実際になのはのリンカーコアを吸収した闇の書の意志はスターライトブレイカーを放って見せた。 ただし、コピーした魔法でも元々の術者との魔法資質の違いで別の効果となったり、術式を組み直す必要があったりする。 前者はスターライトブレイカー(チャージ時間が長くかかり、オリジナルにはない広域攻撃属性が付与)、 後者はフォトンランサー・ジェノサイドシフト(フォトンランサー・ファランクスシフトを闇の書の意志が、 自分の適性に合わせて「集中射撃型」から「広域拡散型」に改変・調整した)がその例。 頁が全く埋まっていない状態でも自力で空中を浮遊して移動することができ、 ある程度頁が埋まった状態では自力で次元転移までしていた。 完成後は、持ち主が闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))と融合することで、 巨大ストレージ「闇の書」に蓄えられた膨大な魔力データの魔力を行使できる。 当然蒐集した対象の魔法も使え、莫大な魔力がある分オリジナルを上回る威力を生み出す可能性もある。 おまけにサポートも闇の書の意志が行ってくれる。 しかし融合型デバイスの欠点である「融合事故」を引き起こす可能性がこの闇の書は特に極めて高く、 過去のほとんどの持ち主が完成・発動後に闇の書の意志に肉体を奪われてしまい、一定時間の後暴走状態に陥った。 実際に、今回の主である八神はやても、当初は融合事故の状態に陥った。 作中終盤にて暴走部分である防衛プログラムの分離に成功し、夜天の魔導書としての本来の力を発揮することが出来るようになった。 新しく名を与えられた管制人格「リインフォース」と主はやては、今度は本来の形で融合する。 この時の起動呪文は以下の通り。 「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、リインフォース、セットアップ!」 融合後のはやての6枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法らしい。 その後、なのは達の協力もあって防衛プログラムの破壊には成功するが、 無限再生機能のため、すぐに狂った防衛プログラムを自ら作り出してしまうこと、 もう既に元の「夜天の魔導書」としての姿はないため、再構成も不可能であることから、 リインフォースの願いにより、なのはとフェイトの協力のもと、破壊された。 闇の書の特徴として、人の姿を持ち、自律行動する魔法生命体(プログラム)を作り出した事が挙げられる。 現在のところ、他のデバイスにはこのような機能は認められない。 融合型デバイスの特徴なのかもしれないが、本編では闇の書以外に融合型デバイスが登場していないので不明である。 闇の書(夜天の魔導書)に付随するものとして、以下のものがある。 [守護騎士ヴォルケンリッター] 闇の書とその主を守るために生み出された、将の「剣の騎士」シグナム、参謀の「湖の騎士」シャマル、 そして「鉄槌の騎士」ヴィータと「盾の守護獣」ザフィーラの4人からなる魔法生命体。 闇の書の第1次覚醒と共に現れ、以後闇の書のページを元に戻すために魔力蒐集を行い、同時にその主を守る。 ヴォルケンリッターは直訳すると「雲の騎士」となる。「夜天の主(あるじ)に集いし雲」 ベルカ式魔法を使い、アームドデバイスを使いこなす。ベルカ式の特性である対人戦闘に特化しており、 「1対1なら我らベルカの騎士に」(シグナム)「負けはねえ」(ヴィータ)とのことである。 使用するアームドデバイスは元々持っていたものだが、バリアジャケット(シグナム曰く「騎士甲冑」)は、 その時々の主のイメージによって作成される。現在のバリアジャケットは、当然はやてのイメージによるもの。 いざというときには修復が可能であり。本編での修復後の台詞は以下の通り。 『リンカーコア送還、守護騎士システム破損修復。……おいで、私の騎士たち』(はやて) 修復された後、はやての下に集結した際に述べた4人掛け合いの口上は以下の通り。 『我ら、夜天の主の下に集いし騎士』(シグナム) 『主ある限り、我らの魂尽きる事なし』(シャマル) 『この身に命ある限り、我らは御身の下にあり』(ザフィーラ) 『我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に』(ヴィータ) なお、この修復時に、守護騎士システムも闇の書から切り離されていたことが明らかにされた。 このため、闇の書の消滅後も彼女らは残ることが出来たのだが、 これは同時に闇の書の持っていた無限転生機能も失ってしまったため、 はやてからの魔力供給が絶たれた時点で消滅することを意味している。 だが、そのことをむしろ前向きに受け入れた彼女らは、リインフォースから願いを託されて、 それ以後、「最後の夜天の主」八神はやてを見守り続けることとなる。 [闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))/リインフォース] CV 小林沙苗 闇の書に内包されているヴォルケンリッター同様のプログラム。 主と融合して魔力の統制、及び発動を行う。言うなればヴォルケンリッター最後の騎士といったところか。 守護騎士システムを含めた闇の書の全管理を行っているので「管制人格(マスタープログラム)」とも呼ばれる。 闇の書と分けて考えること自体が無意味であるところから、闇の書そのものと言ってもよい。 発動と具現化には闇の書の全頁(666頁)の蒐集と主の承認が必要となる。 蒐集したページが400頁を超え主の承認があると人格起動する。 一度発動すれば、他の騎士と同様に実体具現化し単独行動も可能。 また、主と肉体・精神の融合を果たすことで主の魔法の手助けとなる「融合型デバイス」としての機能も発揮し、 これまでに蒐集した膨大な魔法データを蓄積したストレージとしての「闇の書」を用いて、莫大な魔法を使うことができる。 人の姿を取るときは、長い銀髪と深紅の瞳が印象的な若い女性の姿をしている。 ヴォルケンリッターのうち、少なくともシグナムとシャマル、ザフィーラは、 この管制人格の存在を知っており、「あの子」「あれ」等と呼んでいた。 作中終盤は融合事故から暴走へと突き進む「闇の書の意志」と、なのはたちとの戦いとなった。 その強さは圧倒的で、近接戦闘の技量はフェイトとほぼ互角で、なのはでは相手にならない。 魔力は当然莫大で、吸収したリンカーコアの持ち主の魔導技術まで使えるという非常識さ。 バリアを貫かれてエクセリオンバスターのゼロ距離射撃の直撃を食らっても沈まなかった。 この融合状態の時に手足にあったベルトは、防御プログラムの暴走を抑える目的がある。 その後、主のはやてによって、暴走していた防御プログラムとコントロールを切り離され、 管制人格としての本来の機能を取り戻した。このときはやてに「リインフォース」という新たな名前を与えられた。 最終決戦では、本来の融合型デバイスとしての威力を発揮し、はやてと共に防衛プログラムの破壊に大きく貢献した。 だが、自分(管制人格)が残っている限り、遠からず防衛プログラムを再生して暴走してしまうこと、 そして元のプログラムが既に存在しないため、暴走しない状態には戻せないことから、自らの消滅を望み、 はやてとその仲間達に別れを告げながら消えていった。 消滅する前に、はやてに魔力や蒐集行使のスキルを引き継いで残したらしい。 10代後半相当。頭の2枚を除く4枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法。 [闇の書の闇(防御プログラム)] 八神はやてがリインフォースから切り離した防御プログラムの暴走部分。 闇の書の無限再生機能を持つため、尋常ならぬ再生能力を持つ。 初期状態ではさらに、魔力と物理の複合四層式バリアを持っており、生半可な攻撃はそもそも本体に届かない。 A s最終決戦はこの処理に費やされた。 最終的に、露出したコアを軌道上に強制転送されたところで、アースラのアルカンシェルの直撃を受け、蒸発・消滅した。 ただし、一度完全に消滅させても、闇の書の根幹ともいえる部分のプログラムであるリインフォースが残っている限り、 防衛プログラムも数日で再作成されてしまうため、リインフォースが自ら消滅することで、最終的に幕を引くことになった。 本来の防御プログラムの役目は、主や魔導書本体を保護すると同時に、蒐集したデータをバックアップし、 万一破損した場合はそれを修復するためのものだった。 [杖] 夜天の魔導書の紋章が先端に付いている杖。公式設定でも具体的な名称はなく、「杖」とされている。 A s最終決戦において、リインフォースと融合したはやては、この杖と魔導書を手にして、闇の書の闇に立ち向かった。 一般的なデバイスのように魔法管制・記録能力はほとんど無く、杖本体は加速・圧縮などの魔力サポートのみを行っている。 この理由は不明だが、はやての場合には、魔導書本体がストレージとなり、 融合したリインフォースが管制をしているため、一般的なデバイスの機能が不要なのではないかと推測される。 実際に、この杖が他のデバイスのように音声を発している場面はない。 ※融合型デバイス ベルカによって開発されたデバイスで、言うなれば、ミッドチルダ式のインテリジェントデバイスを極端化したもの。 姿と意志を与えられたデバイスが、状況に合わせ、術者と「融合」し、魔力の管制・補助を行う。 この形式では他の形式のデバイスを遥かに凌駕する感応速度や魔力量を得ることができる。 しかし、融合適性を持つ者の少なさや術者に合わせた微調整・適合検査の手間、そして何よりデバイスが術者をのっとり、 自律行動を始めてしまう「融合事故」の危険性・事故例により、製品化に至らなかった。 融合型デバイスは正しく使っても髪や瞳に変色が見られるなどの顕著な変化が見られる。 外見が術者とデバイスのどちらに近いかで制御できているかどうか区別ができる。 使いこなせていないと完全にデバイス側の外見になってしまうことがある。
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結界に閉ざされた海鳴の海岸。 そこで一人の男と、一人の少女が向かい合う。 男は褐色の肌をしていた。 少女は黒い髪をしていた。 対峙した時、二人の間の距離はおよそ十メートル。 通常の地球の格闘技、武術では、この空間を乗り越えて攻撃を加えるのは困難窮まるだろう。 いや。 「――止めて見せろ」 「やってあげるわよ」 二人は同時に動き出す。 最速のスプリンターならばおよそ一秒で駆け抜ける十メートルという距離を、少女はさらにその半分の時間で詰め寄った。 男はその少女の勢いを計っていたように、カウンターの拳を繰り出す。 最初の掌は右。 真上から振り下ろす伏虎。 男の右の正拳を撃ち落す。 続いての掌は左。 真下から突き上げる降龍。 男の左の肘を弾き上げる。 さらに両手を上げ、男の両手に虎爪掌を食らわせてガードを崩す―― そして、胸の中央に猛烈な震脚と共に川掌を叩き込む。 虎爪掌連環劈捶―― その上に同じ箇所へと衝捶、頂心肘。 虎が山を爪で崩そうとするかのような動作で防御を壊し、猛烈極まりない掌打を以って急所を叩き、さらに拳と肘で追い討ちをかける――八極門の絶招――必倒の連携(コンビネーション。 ――猛虎硬爬山―― それを魔術回路(サーキット)から生み出された魔力と魔術で加速された身体能力で繰り出された時、およそ立ち得る者などこの世にはいないと思われた。 だが。 男は倒れなかった。 十五メートルの距離を砂地の上で吹き飛ばされながらも、ふんばり、前のめりに。 立っていた。 「…………………ッ!」 少女は驚愕を顔に浮かべた。 それは、ありえざる事態だったからだ。 バリアジャケットの物理防御力は彼女だって知っている。 だが、彼女が打ち込んだのは充分以上にそれを打ちぬける威力があったのだ。少なくとも、彼女はそう確信していたのだ。 「それだけか」 男は言う。 「まだまだよ」 少女は笑う。 二つの影は、再び距離をおき―― 男は盾であった。 少女の魔力と勁の爆発によって叩き込まれた衝撃は、男の防御を打ち砕くのに充分な威力があった。 主より賜った騎士甲冑の上から、果断なく、容赦なく、恐るべき打撃が打ち込まれてくる。 だが、男は盾であった。 盾は砕けない。 盾は決して砕けない。 何故ならば。 砕けた盾は、もはや盾ではないからだ。 砕けた盾は、それは盾の残骸でしかないからだ。 だから、砕けない。 男が盾である限り、砕けることなどありはしない。 破綻した論理であり、物理の枠をも踏み越えている。 しかし。 論理を踏破する理不尽こそ戦士であった。 物理を超越した不条理こそ魔法であった。 それこそが、ベルカの戦士の証であった。 強靭な意志と強固な魔法を備えた彼らを相手に、およそ一対一の戦いにおいて打倒することなど、到底叶うはずがない――――。 「鋼の軛―――!」 発動された魔法の効果により、砂浜から何十もの、何メートルもの魔力の円錐状の楔が発生した。 十数メートルの距離を自ら離した少女が、助走段階に入った時にその発動の隙は生じた。 「―――――――――ッ!」 跳躍の寸前に魔力に縫いとめられた少女は、苦痛と驚愕と、それでもなお口元に不適な笑みを浮かべた。 「ルビー!」 『はい、凛さん!』 だが、知るがいい、ベルカの戦士よ。 「コンパクトフルオープン!」 魔法(ルール)はより馬鹿げた魔法(反則)によって蹂躙される。 「鏡界回廊最大展開!」 ここに、ベルカの魔法さえ届かない魔法(キセキ)がある。 「Der Spiegelform wird fertig zum transport―――!」 「開けシュバインオーグ! 我は我の望む場所へ、我は我の望む法を!」 見よ! 見よ! 見よ! 理不尽をねじ伏せる理不尽! 不条理を踏みにじる不条理! 約束された勝利の具現。 絶対、大丈夫――そんな言葉を現実にするために顕現する、現代の地球に残された、最強にして最後の幻想(ラスト・ファンタズム)――――! 彼女こそが! 彼女らこそが―― ――――魔法少女 カレイドルビーZERO A s 予告編 「あなたは……?」 神社へと続く階段の途中で世界は変わった。 それに気づいた彼女は、進行する方向に見知らぬ少女がいるのに気づく。 ★ ★ ★ 「ねえ! お話聞いてってば!」 「ディバイン……バスターッ!」 「凛さん、だめ―――ッ!」 「とおす!」 「撃ち砕いてみせる! みんなが信じてくれている! レイジングハートが力を貸してくれている! 誰もが幸せになれるはずだって、人は闇なんかに絶対負けることはないって!」 ―――魔導師、高町なのは 「どうしてもやるんですか?」 夜の下、魔力で封鎖された街の中、コンクリートで築かれた塔の頂上で、少女は問うた。 向かい合った先にいる女性は、無言のまま目を閉じて、頷いた。 ★ ★ ★ 「いける? バルディッシュ」 「プラズマ・ザンバー!」 「どうしても行くのなら………私は止めない。私もいく」 「そう………私は、あの人にキスを貰えたら……額に軽く優しくでも口付けを貰えて、私の娘だっていってくれてたら、それでよかったんだ……っ!」 「――――ともだちだ」 ―――嘱託魔導師、フェイト・テスタロッサ 「あの人だ……!」 少年の視界の隅に、その女はいた。 ビルの屋上に立ち、奇怪な魔法でどこともしれない意空間へと手を伸ばしている。そしてその女もまた、彼に気づいた。 ★ ★ ★ 「お久しぶりです」 「……変わりませんね」 「無茶苦茶だ!」 「やれる! そして、僕も手を貸す! 君たちなら絶対できる!」 「全力全開で! 手加減抜きで!」 ―――ユーノ・スクライア 海鳴市を救った少年少女たちの前に立ちふさがる、新たな脅威――――。 「うるせーよ」 階段の上に立ち、小さな槌を肩に置き、赤い小さな少女は、階下の少女へと彼女は告げる。 告げてから、こつりと階段を下りていく。 ◆ ◆ ◆ 「はやて、おかわり!」 「なんだよ、いいじゃないか」 「ぶっ飛ばされたいやつだけ前にでろ!」 「帰って、みんなと……」 『我ら、夜天の主のもとに集いし騎士 』 ―――鉄槌の騎士、ヴィータ 「残念だ。お前とならば、本当に心ゆくまで戦えただろう」 夜の下、魔力で封鎖された街の中、コンクリートで築かれた塔の頂上で、女は応えた。 向かい合った先にいる少女は大剣を構え、女もまた剣を抜いた。 ◆ ◆ ◆ 「まて、はしたないぞ」 「戦いは嫌いではない。むしろ好きだ。相手にもよるが」 「敵と味方に別れているが、あなたと進む道が一瞬でも交差した、そのことを喜びたいと思う」 「その構え、新陰流・無刀取りか――」 『主ある限り、我らの魂尽きることなし』 ―――烈火の将、シグナム 「あら、みつかった。けど、遅い」 女は術の行使中に少年に補足されたことに気づく。 だが、目的は果たした。すでに果たしていた。 ◆ ◆ ◆ 「こんばんわ」 「そうね。こんな日が、毎日、ずっと続いてくれるといいのにね――」 「解ってるわよ……もう私たちは止まれない」 「―――どきなさい!」 『この身に命ある限り、我らは御身のもとにあり』 ―――湖の騎士、シャマル 「おおおおおおおおおおおおおおッ」 砂浜に魔力の嵐が吹き荒れる。 輝く短剣を掲げる少女と、少女に向かって拳を伸ばす男がいた。 ◆ ◆ ◆ 「どうした?」 「………犬ではない。狼だ」 「他に方法がないのなら、それをするしかないのなら、それをするまでだ」 「この身は盾っ。貴様が無限に変身を続けるのなら、その尽くを受けつくし打ち破って見せよう!」 『我らの主、夜天の王、八神はやての名のもとに』 ―――盾の守護獣、ザフィーラ ―――全ての鍵となる少女と、不思議な少年 「みんなー、ごはんやよー」 少女がいうと、つい先日できた家族たちと、居候の少年の合わせて六人がテーブルにつく。 そろって手を合わせた。 ◇ ◇ ◇ 「私が、主……?」 「ふふーん、内緒」 「すまんなあ。ここでやめたら、王様じゃないんよ。王様だったら、折れたらあかんのよ」 「命を、頂戴」 「おかわりも、あるんよ」 ―――夜天の主、八神はやて 「ハヤテのご飯は、とてもおいしいよ」 少年は少女に聞かれて、素直にそう応えた。 少女ははにかんだ。 ◇ ◇ ◇ 「ふーん、こういう仕組みなんだ」 「大丈夫、僕がついてるから。この世に何も恐ろしいものなんかないよ」 「―――ああ、貴女たちはそうなんだ。貴女たちがそうなんだ」 「それで、いいの?」 「これは余計なことをした僕のお詫び――違うな。これは、義務だ。先達として貴様らに示す、生涯に二度と見れぬ奇跡と心せよ」 ―――??? 交差する力と思惑――― 「何故なんだ提督!? 何故、そこまでして!」 ―――執務官、クロノ・ハラオウン 「幾多の犠牲を払った! 数多の悲劇を踏み越えた! もはや我等は言葉では止められん!」 「というわけさ」 「クロスケ!」 ―――提督、ギル・グレアム & 使い魔リーゼロッテとリーゼアリア 事態は混乱を極め――― 「駄目です! 今の一撃でアルカンシェルが破損を……」 「――仕方ありません、通常の魔導兵器を打ち込みなさい」 ―――リンディ・ハラオウンとアースラクルー そして、せんりつのよるがおとずれた 「……とおると思ったか」 黒い翼を広げ、顕われる。 「咎人たちに、裁きの光を」 光を掲げ、降臨する。 「蒐集行使―――Eins,(接続、)zwei,(解放、)RandVerschwinden(大斬撃)――――!」 『魔法』にすらも届く―――。 「それは、永遠だ」 とこしえのやみ。 「私は、しあわせです」 ―――??? ☆ ☆ ☆ その手は誰も救えない。 奇跡は決して起こらない。 ―――本当に? ☆ ☆ ☆ そんな悪夢をねじ伏せる理不尽こそ。 そんな現実をふみにじる不条理こそ。 ☆ ☆ ☆ 「はぁい、お待たせみんな!」 杖?を振り、かわいらしいポーズをつけて、彼女はやってくる。 「愛と正義の執行者!」 『キャー☆素敵ですマイマスター!』 「魔法少女、カレイドルビー の」 ☆ ☆ ☆ 「私たちは――」 「絶対に――」 「「「負けない!」」」 光の(トリプル)―――― ――――螺旋(ブレイカー)!!! ☆ ☆ ☆ 「――プリズムメイクが、はじまるわよ♪」 カレイドルビー ZERO A s 2011年公開 「せやけど、それはただの夢や」 ――未定。
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融合騎(1) 古代ベルカの叡智が生み出した、騎士を補助する人格型デバイス。 「ロード」と呼ばれる術者と「融合」することで、圧倒的な感応速度を持って魔法管制を行い、ロードを強力に補助する。 融合には「適性と相性」という要素が存在し、ロードと融合騎の融合相性は極めて微妙なバランスの元に成り立っている。 初代リインフォース(闇の書の意志)のような初期の融合騎は人間と同サイズだが、 開発後期においてはアギトのような小型サイズが主流となった歴史があり、リインフォースIIのサイズはそれを参考に設定されている。 融合騎(2) 等身大サイズのメリットは、単身で「武器・徒手戦闘」が行えること、融合後に、重傷を負ったり意識を無くしたロードを内部空間に保護し、 融合騎自身が活動する「入れ替わり」が可能なことがあげられるが、融合相性は極めて厳密。 小型は単身での近接戦闘や入れ替わりが行えないかわり、融合相性に若干の余裕を作りやすく、適合相性が良い複数の相手と自由に融合、 活動することが可能となる。 融合騎にとって「ロード」は特別な存在であり、ロードやその仲間たちのために行き、ともに戦ってゆくことを「生きる意味」と感じる者がほとんど。 アギトもリインフォースIIも、それは同様である。 シスターシャッハ 双剣ヴィンデルシャフト カリムの秘書にして護衛、近代ベルカ式陸戦AAランクを保有する武装シスター、シャッハとその武装、ヴィンデルシャフト。 ヴィンデルシャフトは独特なグリップ形状を持つ平型の剣で、二刀一対で使用する「双剣」。 グリップ形状を利用した回転力を加えての切断をはじめ、自身の肉体の延長として扱う攻防一体の武具として、 シャッハは子供時代からこの武装を愛用している。 ヴィヴィオ 謎の少女。現時点で判明している事実は「人造魔導師素体として生み出されたらしい子供」ということのみ。 名前や言語といった記憶があることから、人工授精による培養児ではなく、出生については何らかの秘密があると見られている。 左右色違いの瞳は、様々な世界で時折見られる身体特徴。左右の瞳で色素量が異なるために発生し、ほとんどの場合、片目は色素「赤」になる。 古代ベルカでは「聖者の印」として尊ばれた歴史がある。 「預言者の著書」プロフェーティン・シュリフテン 古代ベルカ式、カリム・グラシアの保有する稀少技能。タイムパラドックスの観点からも、 「未来の知識を知る」という形の「予言」は否定されているが、この能力は世界中に散在するあらゆる「情報」を統括・検討し、 そこから予想される事実を詩文形式で導き出すという、「データ調査・管理系」に分類される魔法技能であるとの研究が成されている。 教会や管理局の関わる「事件」に関する預言が多く現れるのは、 各世界の各地に散在する管理局のデータベースや教会からデータを収集しているためとの見識も提出されてもいる。 「占い程度」とカリムは謙遜するが、大規模な災害や大きな事件に関しての的中率は高く、 クロノの言う「見識者からの予想情報」として管理局や教会からの信頼度は高い。 機動六課 迅速に動くことができて、常に事件にまっすぐに向き合えるエキスパート部隊。 かつてはやてが夢見たそんな「部隊構想」は、いくらか皮肉な形で実現したことになる。 強力な魔導師の過剰保有(オーバーホールド)と、後見人たちからの保護による事件専任・独立行動の代償は、 部隊として保護されることなく、危険な任務の最前衛として戦い、問題を起こすか期間が過ぎれば解体される。 そんな薄氷の上に乗ったような状態で、「信用に値しない、ありえないほどに馬鹿げた事件」を未然に防ぐため。 八神はやてが望んだ機動六課は生みだされ、任務に当たる。 闇の書事件(1) 八神はやてが渦中の人物となった、ロストロギア「闇の書」を巡る事件。 この事件を通じてなのは・フェイトとはやてや守護騎士たちは出会い、戦った。 たったひとつのロストロギアとわずか数人の関係者によって中規模次元浸食を引き起こしかけ、提督や執務官長を勤め上げた本局の重鎮、 ギル・グレアムが管理局を去ることとなった直接の原因として、局員歴の長い者たちにとっては苦い記憶ばかりが蘇る事件。 罪に問われた「闇の書の主」八神はやては管理局の保護責任下において執行猶予期間を終え、その期間中も局員として働いていたが、 キャリアを重ねてゆく彼女やその「家族」たちを快く思わないものもまた多い。 闇の書事件(2) 実際に、八神はやては事件そのものに深く関わっていたわけではなく、状況的には明かに「単なる被害者」であるのだが、 事件記録のみを見れば、闇の書の主であった八神はやては紛れもなく「事件の首魁」である。 八神はやてはそれを否定することなく罪を認め、守護騎士たちとともに、人々の平和を守るため日々を過ごす。 「リインフォース」 「闇の書」の管制プログラムであり、融合騎。破損したプログラムによって悲劇の連鎖を生みだしながら、 4人の守護騎士たちとともに永遠のような旅路を続けていた。 最後の主・はやてによってその心は救われたが、はやてと守護騎士たちを守り生かすため、自らその生涯を閉じた。 リインフォースははやてが贈った名であり、リインフォース自身が生涯を閉じる際、 いつか生まれる「二代目」にその名を譲り渡すことを願った名前。ずっとそばにいながら出会うこと適わず、 共に戦えたわずか一夜の後に別れることとなった彼女との別離は、はやての心にいまだ深く静かに残っている。 セカンドモード フォワードメンバーの「モード2」。形状変化がシステム構想に入っているストラーダとクロスミラージュは形状変化。 変化しないマッハキャリバーとケリュケイオンは出力アップのみとなっている。 オフシフト 「自由待機」とも表記される、24時間勤務体制の部隊においての休暇。 隊舎~寮内・もしくは隊舎まで30分~1時間以内に戻れる地点に滞在することを条件とした休息と自由行動。 訓練と各種任務に追われるフォワードメンバーたちは、もっぱら寮内でのんびりぐったり過ごすことを至福の一時としている。 艦船「クラウディア」 XV級の大型次元航行艦。次元巡回を主目的とするが、戦艦としての戦闘能力も常時保有する。 現在は同型のXV級が管理局の次期主力艦として多数生産されている。 質量兵器 広義では「物理効果によって対象を破壊する兵器」を指すが、実質は爆薬による大規模爆発を旨とした兵器や化学兵器など、 「魔力によらず大量破壊を生みだす兵器」を指す。 魔力兵器は「純粋魔力効果」によるクリーンかつ、生命や建築物に深刻なダメージを与えることなく制圧を行えるものと異なり、 質量兵器は生物・建造物・環境を含めて無差別に破壊することから、管理局は黎明期からこの質量兵器を忌避・根絶させる動きを行ってきた。 可能な限り無血に、安全に対象を制圧する能力。それが平和のために管理局が選択した武力であり、 それに答えたのが「魔法」というシステムだった。 普通と違うこと 「普通」の定義は難しいが、生まれや育ちがその世界での一般定義から逸脱する場合、社会に受け入れられるためには困難が伴う場合がある。 機動六課のメンバーの多く……特に前線メンバーは、それを良く知っている。 艦船「アースラ」 かつてリンディ・ハラオウンが艦長を務めたL級次元航行艦。 なのは・フェイト・はやてにとっては、母艦として事件の日々をともに過ごした思い出深い艦。 現在は艦船としての寿命を終え、解体されることが決まっている。 稀少技能「レアスキル」 古代ベルカ式に多く見られる、稀少な固有技能。 八神はやての、蒐集修得した魔法をミッド・ベルカ両式の魔法をフルパフォーマンスで使用できる「蒐集行使」やカリムの「預言者の著者」等がその代表例。 キャロやルーテシアの「召喚行使」も稀少技能とされる。 テンプレート 戦闘機人たちが使用する、魔法陣状のエネルギー制御陣形。主にIS発動の際に展開することから、「ISテンプレート」とも呼ばれる。 戦闘機人 人の体に機械を融合させ、戦闘力や行動力を飛躍的に高める研究。 人造魔導師とは異なるアプローチながら、天賦の才や地道な訓練に頼る「魔導師」に頼らず、 その誕生に人為的な力を介在させることによって確実に安定した数を揃えることができる武力という点で、思想と到達点は同一線上にある。 ストームトゥース シューティングアーツの打撃コンビネーション。左拳の二連撃で、打ち下ろす防御の破壊と、打ち上げる直接打撃を連続で撃ち込む。 プロテクション なのは直伝、ヴィータが叩いて鍛え上げたスバルの防御魔法。防御膜によって対象の攻撃を受け止める。 集中防御 防御膜を一点に集中することで、防御力を飛躍的に高める。 防御面が狭くなるため的確なアクションと勇気が必要な防御だが、高度の集中したバリアは、 打撃のみならずバリアブレイクに対しても一定の耐久力を持つ。 ディフェンサー ギンガの防御魔法。スバルと比較してシールドや回避、ブロックを多用するギンガはバリア系防御をあまり得意としない。 それでも前衛として、高いバリア硬度を誇るのだが……。 リボルバーキャノン スバルオリジナルの打撃技。リボルバーシュートで中距離発射する衝撃波を、飛ばさずに拳に収束。打撃に込めて対象に叩き込む高威力技。 高い破壊力はもちろん、防御された際にもノックバック効果が高く、個人戦でも仲間との連携でも使用しやすい打撃。 なお、指導したなのはの構想では、今後は発動速度をさらに上昇させ、 いずれ「すべての拳による打撃」にリボルバーキャノンと同等の威力と効果を持たせるとのこと。 ギア・セカンド マッハキャリバーのモード2。出力向上のリミッターが一段解除され、より早く、より鋭い機動やダッシュが可能となっている。 なお、開放初日にうっかり調子に乗ったスバルとマッハキャリバーがコーナリングフォースの計算を怠って全開にしてしまい、 ウイングロードを逸れて海に落下したのは、スバルとマッハキャリバー2人の重要な反省事項として記録されている。 (なお、現在はきちんと制御できているようである) ウイングロード スバルのウイングロードの最大進展距離はさらに伸び、マッハキャリバーのフォース グリップコントロールによって、 もはや「空戦」に近いレベルで空中を移動できるようになっている。 隊長戦 フォワード4人にとっては、恐怖を伴う模擬戦。 容赦なく襲いかかる隊長たちとの戦いは、痛みと恐怖、撃墜の瞬間には絶望をもたらし、 撃墜後に仲間たちが落とされていくのを見守るのは悔しく、苦しい訓練。 だが、これまでの訓練成果を確かめつつ「絶対的な強敵対策」として学ぶことの多い訓練でもある。 動作データ継承 戦闘機人「ナンバーズ」は、姉妹間で動作データを共有している。 自分に必要なデータを抽出することで常に最適かつ優良な機体動作を可能とし、 連携行動を取る際にも姉妹の動作タイミングを計算できるため、コンマ1秒単位での正確なコンビネーションを行うことが可能となる。 最高評議会 管理局を創設した数人の初期メンバーのうち、現在も生存している3名。 現在も管理局の最高意思決定機関として活動を続けている。平時は運営に口出しを行うことはないが、 次元世界の長期に渡る平和のため、思案と行動を行っている。 ノーヴェ ウェンディ No.Xノーヴェと、No.XIウェンディ。ナンバーズ中、前衛を担当する2人。ナンバーも近い同時誕生機であり、 今後、チームやコンビで活躍してゆくこととなる。 レリック スカリエッティが機動六課や地上の管理局員たちから、認識すらされずに蒐集したレリック、その数およそ50前後。 「素晴らしくも楽しい一時」とその後の愉悦のため、このレリックは使用されることとなる。
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蒐集 No.0216 蒐集 イベントカード 使用:充填 条件:魔理沙 呪力1 追加代償(使用):準備状態のスペル1枚を手札に戻す 自分のデッキの上から2枚を見て、その中から1枚を選んで相手に見せてから手札に加える。その後、残りのカードを捨て札置き場に置く。 イラスト:たこ 考察 考察の入力。必須ではない。
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蒐集 No.0216 蒐集 読み:しゅうしゅう 条件:魔理沙1 使用:充填 呪力3 追加代償(使用):準備状態のスペル1枚を手札に戻す。 自分のデッキ の上から3枚見て、その中から1枚を選んで相手に見せてから手札に加える。残りの2枚を捨て札置き場に置く。 「どうせ私は集めることだけが目的だ。使えるかどうかなんてのは二の次だよ」 illustrator/たこ 考察
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ホワイトボードを購入する店は? 選択肢 投票 ダイソー (1) キャンドゥ (1) セリア (0) 文房具店 (0) VBA試作 欽ちゃんシステム Ctrl+U → 1点加算 Sub up() up Macro マクロ記録日 XXXX/XX/XX ユーザー名 XXX Keyboard Shortcut Ctrl+u ActiveCell.Offset(-1, 0).Select //セルを1上に移動 Selection.Interior.ColorIndex = 3 //背景を赤に End Sub Sub down() down Macro マクロ記録日 XXXX/XX/XX ユーザー名 XXX Keyboard Shortcut Ctrl+d Selection.Interior.ColorIndex = 15 //背景を灰に ActiveCell.Offset(1, 0).Select //セルを1下に移動 Selection.Interior.ColorIndex = 15 //背景を灰に End Sub
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「・・・全システムのリカバリー、完了しました。状況図、出ます。」 その頃、アースラのブリッジでは・・・ アヴァロンのドルイド・システムによって通信系の機能を回復させ、 艦内部の被害状況がメインモニターに映し出される 「・・・副動力炉のエネルギーパイプ損壊!第一、第二、第三、全てのデータベース大破! 居住区の一部にて火災発生!メイン転送ゲート使用不能!それと・・・これは!? 第一危険物保管庫の侵入者探知システムが完全に破壊されています!!」 「・・・そこは確か彼のデバイスを保管していた・・・!?第二留置室は!? 状況は、どうなっているの!?」 リンディが慌てて管制員に問いかける 「・・・第二留置室の警備に当たっている局員達の生体反応は感知しているのですが・・・ こちらからの呼びかけに応答しません。現在監視モニターの復旧作業を・・・完了しました。 メインモニターに出します」 メインモニターに映し出された映像を前に、ブリッジに居た全ての者達の表情が凍りつく・・・ 留置室を警備していた局員全てがバインドで繋がれ身動き一つ取れず、更に 留置室内部で朱雀を拘束していた筈のベッドがもぬけの殻となっていたのだ・・・ 「・・・やられた。奴は、八神朱雀は!?艦内のサーチャーで探知出来るか!?」 ルルーシュが管制員に問いかける 「・・・駄目です!探知機能は正常に稼動していますが、ジャミングによる探査妨害で 艦中央部の生体反応が探知出来ません!!」 「ちぃっ・・・!第一部隊は直ちに艦中央部に向かい、逃走した八神朱雀、並びにそれの 手引きをした物達の捕獲、もしくは排除を行え!!第二部隊は居住区に向かい、内部の消火、 及び負傷した局員の救助と避難誘導を頼む!!両部隊共に局員の人命救助を最優先に 考え行動せよ!!シャーリー。アヴァロンの救護班、医療班、技術班をこちらに回せ!! アースラ内部の応急処置と負傷した局員の救護をさせる。急げ!!」 『了解!!』 ルルーシュの命を受け第一、第二部隊はブリッジを飛び出し、シャーリーは救護の為の 人員を送り出す為に転移ランチャーを起動させる 「・・・ブリッジ、応答して!!ブリッジ!!」 直後、ブリッジにカレンからの緊急通信が入る 「・・・カレンか!今何処にいる!?」 ルルーシュが問いかける 「良かったぁ。やっと繋がった・・・って、ルルーシュ!?貴方一体今まで何をしていたの!? 八神朱雀が脱走したっていうのに何で留置室から・・・」 「・・・そんな事はわかっているっ!!俺はお前が今何処にいるか聞いているんだっ!」 「・・・救護室よ。私はクロノ君達と一緒に負傷した人達を救助してたんだけど・・・ その間になのはさんとフェイトさんが彼等と遭遇して・・・」 カレンの口からなのはとフェイトが朱雀達に襲われ、負傷したいきさつが語られる・・・ 「・・・それで、なのはさんやフェイトさんは!?まさか命に関わる様な状態では・・・!」 リンディは青ざめた表情でカレンから二人の現在の容態を聞きだす それを尻目にルルーシュは管制員にアースラ内部の見取図をサブモニターに展開させ 朱雀達の逃走経路を模索していた (・・・カレンの話では今回の犯行は単独犯によるもの・・・保管庫からランスロットを奪い・・・ 留置室に居た八神朱雀を連れ去り逃走・・・救護室を通過し・・・その先は・・・まさか・・・) 「・・・非常用転移ゲートは?生きているのか?」 ルルーシュが問いかける 「・・・はい。非常用転移ゲートの動力は予備系統からの供給を受けていますので現在も 正常に稼動しています。ですが、非常用転移ゲートは艦長やエイミィの許可が無ければ 使用出来ない様になっています。ですから事実上使用・・・」 「・・・分かった。有難う・・・」 ルルーシュは管制員に礼を言う。その直後、彼は自身の首飾りを外し右の手の平の上に据える 「・・・ガウェイン、頼む」 (Yes,My lord.Device mode,set up) ルルーシュがそう言うと彼の右手にある白銀の錨の様な小物から声が発せられ 直後にその小物は光と共に勇壮な白銀の三叉の槍へと変貌し、彼の手に握られる 「ガウェイン、目標は非常用転移ゲートだ。座標は分かるな?」 (はい。ドルイド・システム起動。転移先の座標を入力、監査開始・・・ 転移先の環境、並びに次元交錯線に異常無し。いけます。) 「・・・よし、では行くぞ。」 (Yes,My lord.dimension shift) ルルーシュがガウェインを前方にかざし、意識を集中する やがて彼の足元に魔法陣が展開し、穏やかな光を発していく・・・ 「・・・ルルーシュさん、私は救護室に行きます。ここの指揮は・・・ってルルーシュさん!?」 なのは達の身を案じたリンディがこの場をルルーシュに任せ救護室に向かおうとした矢先・・・ 彼が転移魔法を展開している事に気付き、驚く 「リンディさん、私は非常用転移ゲートへ向かいます。後の事は頼みます」 「非常用転移ゲートって・・・あそこは私やエイミィさんの転移コードが無ければ・・・」 「・・・この状況で今更そんな物、信用出来ませんよっ!!」 ルルーシュはリンディにそういい残し、転移法陣ごとその場より消失した・・・ ルルーシュは瞬時に非常用転移ゲートの直ぐ目の前まで転移する。だが・・・ 「・・・ふっ、遅かったな・・・」 彼の目の前にジェレミアが立ち塞がり、その向こうの転移ゲートでは 既に朱雀が転移の発動準備に入っていた (・・・やはり・・・) 自らの予測が当たっていた事にルルーシュは苛立つ 「ジェレミアさん!今助けに・・・」 「・・・無用だ。貴様は先に行け。」 朱雀の好意をジェレミアが突っぱねる 「でも・・・それでは・・・」 「いいから早急と行けっ!!」 「えっ!?ジェレミ・・・!!」 ジェレミアは強引に朱雀を転移ゲートの上に押し出し、そのまま転移させてしまう・・・ 「ちぃっ!!・・・貴様、何者だ・・・?何故奴に手を貸す?貴様は奴とどういう関係・・・」 「・・・答える必要など無い・・・」 「・・・何っ?・・・!?ちぃっ!!」 ジェレミアがルルーシュの問いを拒絶した直後・・・ 彼はバインドを展開しルルーシュを縛り上げてしまう。しかし・・・ (Dimension slip) ガウェインがそう言い放つと、ルルーシュに掛けられたバインドの存在次元をずらし、 バインドを無効化してしまう 「・・・話し合いの余地は無い、という事か・・・ならばっ!!」 (Graviton lancer) 意を決したルルーシュがガウェインの刃先に重力波を発生させる ジェレミアとの間合いを計り、彼に斬りかかろうとした、その時・・・ 「・・・ふっ・・・」 ジェレミアが不敵的な笑みを浮かべ右手に魔法陣を展開。 そこから衝撃波が発せられ、ルルーシュの真上の天井部分を撃ち抜く 「・・・何っ!!?」 衝撃波によって天井が破壊され、ルルーシュは崩れ落ちる瓦礫に飲まれていく・・・ 「・・・ふっ、他愛も無い・・・では、さらばだ・・・」 ジェレミアはそういい残し、転移ゲートを起動させその場を離脱していった・・・ (Gravity wall) ルルーシュは咄嗟に重力障壁を展開し、自身に襲い掛かる瓦礫をすんでの所で 受け止め、そのまま周囲に弾き飛ばす 「・・・くそっ!舐めた真似を・・・!!」 彼がジェレミアに対し怒りを顕にしていた、その時だった 「・・・ルルーシュ、大丈夫か!?」 リンディより連絡を受け第一部隊が彼の許へと駆けつけてきた 「・・・済まん、対象を取り逃がした。俺の失策だ・・・」 ルルーシュが彼等に詫び、その場に居た物達全てが落胆の色を見せる 「・・・ともかくこのままにしては置けん。アースラには第二、第三部隊を残し 艦の修理と負傷者の救助を引き続き行わせる。我々はアヴァロンに移乗し 第97管理外世界に直行。八神朱雀の追撃、並びに彼の妹である八神はやての 身柄の確保を行う。いいな?」 『了解!!』 ルルーシュの言葉に皆が賛同し、彼等はブリッジへと向かっていくのだった そして一方・・・ アースラからの脱出に成功した朱雀やジェレミアはその後数回の転移を繰り返し ようやく朱雀の家の近くにある公園にたどり着く 「・・・ふうっ、ようやく辿り着いたな・・・」 ジェレミアが溜息混じりにそう漏らす 「ええ、そうですね・・・。すみませんジェレミアさん。僕は妹の所へ戻りま・・・」 「・・・待て」 朱雀が急ぎはやての許へ戻ろうとするのをジェレミアが制止する 「戻ってその後どうするつもりだ・・・?今の貴様に妹を救う手段があるのか? 闇の書による干渉で貴様の妹は余命幾ばくも無いのだぞ」 朱雀はハッとし、顔を俯かせる 「・・・そうだ。はやては・・・僕は、どうすれば・・・?」 「・・・まだ、打つ手は有る」 「えっ!?それは、本当ですかっ!!?」 ジェレミアの意外な発言に朱雀は思わず大声を上げてしまう 「・・・闇の書だ・・・」 「・・・えっ?」 「・・・聞いたと思うがアレは元々は魔術を行使する為に生み出された触媒だ。 それ故アレにはその創始者や歴代の持ち主達が行使していた様々な秘術やそれに関する情報が 記録されている・・・。貴様達がこれまで蒐集という行為で蘇らせて来た闇の書のページ・・・ もしかするとその中に貴様の妹を救う手立てが記されている、やも知れん・・・」 「・・・ですがアレに書かれている文字は僕には読めません。それにもしあの文字を読めたとしても 魔術を行使する為のイメージを浮かべる事が出来ません・・・」 朱雀はジェレミアに対しそう反論する 「・・・”読む”のでは無い。”取り込む”のだ・・・」 「取り込む、って・・・、それは一体・・・?」 「魔力にはその”モノ”の情報、つまり記憶を封入し保存するという性質を持っている。 闇の書もまたその例外ではない。闇の書の魔力を貴様の持つ能力、”デヴァイサー”を用いて 吸収し、その魔力をランスロットのドルイド・システムに通し解読を行わせ その上でそれらの情報を貴様の頭に叩き込めば良い」 「そんな事が、本当に出来るんですか・・・?」 朱雀は疑いの目を隠さずにジェレミアを問い詰める 「・・・貴様は先程、アースラ内部で接触したあの少女の記憶に触れたのでは無いのか?」 朱雀はなのはの魔力を吸い取った時に見た彼女の記憶を思い出す 「・・・そんな、あれが・・・、僕の・・・?」 朱雀は目を大きく見開いてジェレミアを見つめる 「そうだ。他者の魔力を通じそれに込められた記憶や情報を我が物とする・・・ ”デヴァイサー”の応用だ。我々はそれを”蒐集行使”と呼んでいる・・・」 「蒐集・・・行使・・・」 朱雀はジェレミアの放った言葉を反芻する 「・・・後はその知識を用い貴様の妹を救い出せば良い。どのみちそれが出来なければ 貴様の妹は果てるしか無いがな・・・。話は以上だ。私は他にすべき事がある。後は・・・」 「・・・待ってください・・・」 立ち去ろうとしたジェレミアを朱雀が制止する 「・・・僕と、妹には・・・お世話になってきた人がいるんです・・・。グレイ、という人なんですけど・・・ もし、もしも貴方がその人に出会う事があったら・・・僕の代わりに、有難うと・・・ 伝えて、もらえませんか・・・?」 「・・・何を訳の分からん事を言っている・・・?気でも振れたか・・・?」 ジェレミアは一瞬驚いた表情を見せ朱雀に問いかける 「・・・いえ、何でもありません、忘れて下さい。それじゃ僕は行きます。 ジェレミアさん、有難うございました・・・」 朱雀はジェレミアに礼を言い、その場から立ち去るのだった 「どうやら気付いていた様だな・・・あの男は」 付近に隠れていたヴィレッタがジェレミアに話し掛ける 「ああ、その様だな・・・」 「・・・どうしたジェレミア?情でも移ったか・・・?」 「・・・否定はせんさ・・・。だが、私、いや我々にはやらねばならぬ事がある・・・ それを忘れたつもりは無い。案ずるな。」 「・・・そうか、ならば良い・・・」 (・・・そうだ。やらねばならぬ・・・”11年前の復讐”を、何としても・・・!!) ジェレミアは苦虫を噛み潰した様な表情で立ち去る朱雀を眺めていた・・・ 朱雀はそのまま自分の家の前へと帰り着く。その姿を見かけたザフィーラが驚き 朱雀の許へと近づき問いかける 「すっ、朱雀様!?ご無事で・・・!?」 「済みません、ザフィーラさん。何とか、帰って来ました。」 「良かった・・・!!ともかく、今ははやて様の許へ・・・!」 「待てっ!ザフィーラっ!!」 朱雀の帰還に安堵したザフィーラが彼をはやての許へと案内しようとした、その時・・・ 突如として響く声に驚き、立ち止まる 「シグナムさん・・・」 シグナムが家の玄関から姿を現し、朱雀の許へと近づく。そして・・・ 「なっ・・・!何をするのだシグナム!?主に向かって・・・!!」 シグナムが突然レヴァンティンを朱雀の眼前に突きつけ、ザフィーラを驚愕させる 朱雀はそんなシグナムを毅然とした態度で見つめていた 「申し訳ありませんが、貴方をはやて様の許へとお連れする事は出来ません。 私は”朱雀様よりはやて様を死守せよ”との命を受けております。今の貴方がはやて様の 味方であるという確証はありません。どうかお引取りを。」 「何を言っているのだっ!?朱雀様に向かって・・・」 ザフィーラは声を荒げてシグナムに反論する 「黙ってろっ!!もし貴方がここを通りたいというならば私を討ち倒してからにして頂きたい。 それが私からの回答です」 シグナムは朱雀に敵対する態度を崩さず、彼を睨みつける・・・ それを見た朱雀は左手を突き出し、そして・・・ 「すっ、朱雀様っ!?何を・・・!?」 朱雀はレヴァンティンの切っ先を左手で握り締める。彼の左手から血が流れ、 腕を伝っていく・・・ 「シグナムさん、分かってます。ですが今は僕をはやての許へと連れて行って もらえないでしょうか・・・?」 朱雀がシグナムに問いかける 「お断りします。貴方がはやて様を時空管理局の者達に引き渡す可能性がある以上、ここを・・・」 「そんなつもりはありません。彼等のやり方でははやては助かりません。だから・・・」 「信用出来ません。どうしてもというとなら、私を・・・」 シグナムはそれでも朱雀に対する疑念を持ち、彼の前に立ち塞がる そんな彼女に業を煮やした朱雀は、彼女の頬をパン、と叩く・・・ 「朱雀様・・・?」 突然の朱雀の行動に驚き、呆ける二人・・・ そんな二人を朱雀は怒鳴りつける 「・・・いい加減にしろっ!!僕ははやてや皆を助けたいからここに戻って来たんだっ!! 主とか下僕とかじゃない!!はやてや・・・皆は、僕の家族だからっ!! 皆を・・・見捨てるなんて出来ないから・・・だからっ、僕はっ!!」 「朱雀様・・・」 「そんなに僕が信用出来ないなら僕を殺せばいい!!だけど、僕は、諦めないっ!! シグナムさんにどう思われていようと、はやてや・・・シグナムさん・・・みんなを・・・必ず・・・ 助け出してみせるっ!!」 朱雀は強い覚悟を持ってシグナム達を見つめていた・・・ そんな朱雀の想いをシグナムは真摯に受け止め、レヴァンティンを鞘に収め、朱雀の前に跪く 「申し訳ありません、朱雀様。処分は如何様にでも・・・」 シグナムは朱雀に詫びる 「・・・いえ、僕もシグナムさんを殴ってしまって・・・本当に済みません・・・ ともかく今ははやての所へ・・・」 「畏まりました・・・こちらへ・・・」 朱雀、シグナム、ザフィーラははやての部屋へと急ぐ 朱雀がはやての部屋へと到達しドアを開けた時、ヴィータとシャマルが泣きながら 朱雀の所へと抱きついてきた 「朱雀っ・・・すざくぅっ!俺・・・俺・・・!!」 「朱雀さんっ!!良かった・・・本当に良かった・・・!!」 「二人共・・・本当に済まない・・・それで、はやては・・・?」 「はい・・・こちらです・・・」 シャマルによりはやてのベッドの前に案内される朱雀 そこには呼吸を乱し憔悴したはやての姿があった・・・ 「朱雀兄ぃ・・・?」 はやてが朱雀に問いかける。 「ごめん、はやて。帰って来るのが遅れて・・・、本当に・・・!」 朱雀ははやての両手を掴み彼女の言葉に応じる 「・・・ううん、ウチは大丈夫や・・・。朱雀兄ぃや、みんながいてくれるだけで・・・ウチは、それ・・・」 「もういい、今は休んで。お前の事は、必ず、僕が助けるから・・・」 「・・・大丈夫やて。ウチは・・・」 「・・・僕を、信じて・・・」 朱雀に心配を掛けまいとして嘘を言うはやてであったが、朱雀はそれを無視し、 はやてを勇気付ける 「・・・うん、ありがとな、朱雀兄ぃ」 「ともかく、今は休んで、いいね?」 「・・・うん」 朱雀ははやての後頭部に右手をあて、魔力を少しだけ吸収し、眠りにつかせた その後シグナム達の許へと振り返り、尋ねる 「シグナムさん、闇の書を僕に貸してもらえませんか・・・?」 朱雀の意外な発言に一同は驚く 「闇の書を、どうするおつもりですか・・・?」 シグナムが尋ねる 「闇の書に書かれている秘術を解読し、妹を助ける手立てを探します」 「そっ、そんな・・・!まさか闇の書に直接蒐集行使を!?危険です!! そんな事をしたら精神汚染を起こす可能性が・・・!」 シャマルが慌てて朱雀を止めようとするが、朱雀は冷静に彼女を説得する 「ですが妹を助ける手段がこれしか無いのも事実です。御願いです、やらせて下さい」 「でも・・・!」 「僕を、信じて下さい・・・どうか、御願いします・・・」 朱雀は皆に頭を下げ懇願する。それを見たシグナムは彼に闇の書を差し出す 「・・・シグナム!?」 「いいのだ・・・!朱雀様、貴方に全てを託します。どうか、はやて様を・・・」 シグナムから闇の書を受け取り、朱雀は頷く 「いくぞ、ランスロット。頼むぞ」 (はい、我が主。ドルイド・システム起動。闇の書よりの魔力を吸収、 全情報の解析、並びに翻訳を開始します) 朱雀は闇の書に意識を集中させ、少しずつそれの魔力を奪っていく・・・ その魔力をランスロットに通し、情報解析を行わせる 「ぐっ、ぐあっ・・・ぐあああああああああああああっ!!」 朱雀の頭の中に余りにも膨大な情報が流れ込み、激痛が走る (ちっ、違う・・・これも・・・これも・・・違う・・・) 朱雀は激痛に耐えながら、必死にはやてを救う手段を探していた、そして・・・ (・・・これなら・・・もしかして・・・!!) はやてを助ける手段を見つけ出し、闇の書を振り落とす 「ぐっ・・・!!はぁっ、はぁっ・・・!!」 頭を抱え苦しむ朱雀。その様に慌てて4人は朱雀の許へと駆け寄る 「朱雀っ!!大丈夫かっ!?」 ヴィータが不安そうに朱雀に尋ねる 「・・・大丈夫だ、済まないヴィータ。それよりも少し離れてもらえるか? はやてを助ける手段を見つけたから、試してみたいんだ」 「ホントか!?ホントに・・・はやてが助かるのか・・・!?」 ヴィータの問いに朱雀は首を縦に振って頷く そしてはやての前に歩み寄り魔法陣を展開。魔法の詠唱に入った 「・・・大気と冷気の英霊よ。我橋渡しとなり願うは婚礼の儀式。 汝ら互いに結びつき、其の四方五千において凝固せよ・・・」 朱雀の魔法詠唱と共にはやての身体が宙に浮かび上がり、 やがて眩い光にはやてが包まれていく・・・ 「これは・・・!?まさか空間凍結魔法!?そんな・・・!? 朱雀さんが・・・これほど高度な魔法を使いこなすなんて・・・!」 シャマルが驚き、声を上げる 「んな事どーでもいいよ!!それより、はやては、ホントに助かるのか!?」 ヴィータがシャマルに尋ねる 「・・・助かるわ・・・。けど・・・」 やがて光が収まり、辺りが静まり返る・・・ だが、はやてが忽然と姿を消していた・・・ 「えっ・・・?はやては・・・?はやては、どこに・・・?」 「・・・はやては・・・ここだ・・・」 朱雀はヴィータに自身の手の平程の大きさの青白く輝く結晶を手渡す 「・・・おい、朱雀・・・冗談だろ?はやてが、こんな・・・」 「いや、これが、はやてだ・・・」 朱雀はヴィータに悲しそうな顔を向けそう言った 「・・・何でだよ・・・。何ではやてがこんな姿になんなくちゃいけねーんだよっ!? 答えろっ!朱雀っ!」 逆上したヴィータが朱雀に掴みかかり、それをザフィーラやシャマルが慌てて押さえ込む 「ヴィータちゃん落ち着いてっ!!仕方が無いのっ!!こうしなければはやてちゃんが・・・!!」 「だから何でなんだよっ!?何でこんな・・・!」 「落ち着けっ!!」 暴れまわるヴィータをシグナムが一喝する 「シグナム・・・」 「シャマルの言うとおりだ・・・。はやて様の身体は深刻な魔力不足で窮地に陥っていた・・・ それを朱雀様は・・・はやて様の肉体の時間経過を停止させ、身体の魔力負担を無くしたのだ・・・ そうしなければ・・・はやて様は・・・いずれ・・・朽ち果ててしまう・・・」 シグナムは涙を流しながらヴィータに説明する 「そんな・・・じゃあ、はやては・・・このまま、なのかよ・・・?」 ヴィータは震えながらシグナムに問いかける 「・・・そうだ。我らが闇の書の蒐集を果たし、はやて様が闇の書の真の所有者になるまでは・・・」 「そんな・・・んな馬鹿な事があるかよっ!?何で・・・はやてが、こんな・・・!! はやて・・・はやて・・・はやてぇっ!!!」 朱雀を除いた皆がはやての惨状に絶望し、泣きつくしていた・・・ そして一方・・・ ルルーシュ率いる第一部隊は海鳴市に到達し、朱雀達を捜索していた 「・・・この空間のズレ・・・あの家か」 朱雀の使った空間凍結魔法を感知し、ルルーシュは朱雀達の居場所を突き止める 「よし、あの家を中心にして拘束結界を展開しろ。奴等をここで抑えるぞ。」 『了解!!』 ルルーシュは第一部隊に命じ、朱雀の家の周囲に拘束結界を展開していった 「この感じは・・・」 「・・・まさか」 「・・・ああ、奴等だ」 「そんな・・・こんな所にまで」 「仕方有るまい・・・既に朱雀様の素性が知れているのだからな・・・」 朱雀達5人は、ルルーシュ達の展開した結界の波動に気付く 「・・・私は時空管理局第4特務師団師団長、ルルーシュ・ランペルージだ。5分待つ。 今すぐ武装を解除し、我々に投降せよ。繰り返す、武装を解除し、我々に投降せよ・・・」 ルルーシュは朱雀達に投降を促しながら、第1部隊に朱雀の家を包囲させていたのだった 「許さねぇ・・・アイツ等ぜってぇ許さねぇっ!!まとめてブッ潰して闇の書のエサに・・・!」 「・・・いえ、脱出しましょう」 いきりたつヴィータを制止し、朱雀はこの場よりの離脱を提案する 「だけどっ・・・!!」 「ヴィータ・・・気持ちは分かるけど、今はやてを護る事が出来るのはもう僕達だけなんだ・・・」 「・・・」 ヴィータは黙り込む 「それに・・・僕はもうここの人達をこんな事に巻き込みたくは無い。僕達はこの世界から 離れるべきなんだ・・・」 「朱雀・・・」 「僕達全員ではやての事を護り、闇の書の事も何とかして・・・そして全てが終わったら・・・ 皆でこの家に戻ってこよう。だから、それまで我慢してもらえないだろうか・・・?」 「・・・朱雀・・・うん・・・うん・・・!」 ヴィータは朱雀に抱きつき、泣きながら頷く 「いい子だ・・・。シグナムさん、僕が結界を破壊します。皆はその隙に脱出してください」 「いえ、結界の破壊は私が行います。朱雀様が先に脱出なさってください」 シグナムは朱雀にそう反論するが、朱雀は首を横に振る 「シグナムさん・・・さっきも言いましたけど、みんなは僕やはやての家族なんです。 誰も失いたく無い気持ちは僕も同じですし、それに僕もはやてを残して死ぬつもりは ありません。信じてください。僕の想いと、そして”力”を・・・。」 「・・・かしこまりました。全ては、我らが主の御心のままに・・・」 「・・・シグナムさん。僕達は家族ですよ・・・」 朱雀は苦笑いをしながらシグナムをたしなめる 「あっ・・・すっ、済みません・・・私とした事が・・・」 シグナムは顔を赤らめながら朱雀に詫びる。 「ホント、シグナムって頭かてーよなぁ」 「まぁ、そこがシグナムのいいトコロなんでしょうけど」 「ふっ・・・そうシグナムを責めるな。全ては主を思ってこその事だ」 皆の緊張が一気にほぐれる 「まぁ、いいでしょう。さて、僕は下に行きます。僕が結界を破ったら皆は全力で 上に逃げて下さい。それまではこの部屋で待機です。いいですね?」 「解りました」 「おう!!」 「はい!!」 「承知いたしました」 4人は朱雀の提案を快く受け入れ、それぞれの口調で応答する。それを見た朱雀は 笑顔を見せながら部屋を後にする 階段を下りながら朱雀は結界をどう打ち破るかをランスロットと相談する (・・・前回と違い敵の包囲を打ち破りながらの結界破壊となると、メッサーソードや ハーケン・ブースターでは時間が掛かり過ぎてかえって危険です。推奨出来ません) 「そうなると、変質させるのではなく砲撃系の魔法をぶつけて破壊、という手段を取らなければ ならない訳か・・・」 (はい。それがベストです) 「それについてなんだが・・・ちょっと考えがあるんだけど・・・」 朱雀は自分の考えをランスロットに打ち明ける (・・・それはかなり危険な賭けですね・・・私は推奨しませんが・・・) 「解ってる。でも、恐らくあのルルーシュっていう人は相当な実力を持っている筈だ。 逆にここまでしなければ彼を抜く事は出来ないと、そんな気がするんだ・・・」 (承知しました。では”後”の方の詠唱はお任せください。 朱雀様は”前”の方の詠唱を御願いします) 「ああ、解ってる。行こう、ランスロット」 (Yes,My lord.Divine buster.Stand by ready) ランスロットが朱雀の案を了承し、魔法の詠唱を始める。 「来よ、白銀の風、天よりそそぐ矢羽となれ・・・」 そして朱雀もまた、魔法の詠唱を始めるのだった 「・・・時間だ。ガウェイン、頼む」 (Yes,My lord.Bariiier Jacket,set up) ルルーシュはガウェインに命じ、バリアジャケットを装着させる 黒を基調とし、金色のラインの入った甲冑の様な威厳のある容貌で さしずめ黒の皇帝、という言葉が似合いそうな、そんな姿であった 更に背中には翠玉色の魔力翼を左右対称に3枚ずつ、計6枚展開し 右手の手甲にはランスロットと同じ”ユグドラシル・ドライブ”が組み込まれていた ルルーシュが部下達に突入を指示しようとした、その直後・・・ 家のドアから朱雀が出てくるのを見つけ、身構える (奴一人だけ・・・?他の者達は、中にいるのか・・・?) ルルーシュがそう考えていると突如朱雀が足元と自身の眼前にそれぞれ形の違う魔法陣を展開する 「ランスロット、サポートを頼む。いくぞっ!フレスベルグッ!!」 朱雀の眼前に生成される複数の魔力反応弾。それらが一斉にルルーシュ達に襲い掛かる 「こんな至近距離で広域型魔法だと!?正気か!?くっ、ガウェイン!!」 (Yes,My lord.Dimentional canceller,set up) ガウェインのユグドラシル・ドライブが光り輝き、ルルーシュの前方に巨大な 召還系の魔法陣が形成される。そしてその魔法陣は、朱雀の発した反応弾を 一つ残らず吸い取ってしまう、だが・・・ 「なのはちゃん、済まない・・・。君の魔法、使わせてもらうっ!! 撃ち貫けっ!!ディバイン・バスター!!」 ランスロットがあらかじめ詠唱しておいた魔法・・・ なのはの記憶を奪い習得した直射砲撃魔法ディバイン・バスター・・・ 朱雀は先ほどの魔法陣を解除し、右腕に円環型魔法陣を展開。 右の手の平から膨大な魔力波動が放射される 「何っ!?」 その魔力波動はルルーシュをかすめ、やがて結界上部へと到達する。そして両者は互いに 干渉しあい、やがて結界はディバイン・バスターと共に完全に消滅するのだった 「すげえ。朱雀の奴、いつの間にあんな事が・・・」 家の中で結界が破壊される様を見ていたヴィータは驚き、呆けていた 「驚いている場合ではないぞ。ヴィータ、お前は私と共に敵の前衛の排除を行え。 シャマルは転移ゲートの展開準備を。ザフィーラはシャマルと朱雀様の援護を頼む」 シグナムの指示を3人は頷いて承諾する 「ぜってー、ぜってー、この家に帰ってくる・・・」 「朱雀さんや、はやてちゃんと一緒に・・・」 「あの頃の平穏を、必ずや・・・!」 「では行くぞ。ぬかるなよ!!」 4人は一斉に二階の窓から飛び出し、上空へと飛翔していくのだった 「ちいっ!!先程の第一波はオトリか・・・やってくれる!!八神朱雀の相手は俺がする!! お前達は守護騎士達の排除に当たれ!!いいな!?」 『了解っ!!』 ルルーシュの命を受け、第一部隊がシグナム達と交戦状態に入った 「行くぞガウェイン!!」 (Yes,My lord.Graviton lancer) ルルーシュがガウェインの刃先に重力波を発生させて朱雀に向かい突撃する 「来るぞ、ランスロット!!」 朱雀もまたメッサーソードを抜き取りこれに応戦する ルルーシュ・ランペルージ、そして八神朱雀・・・ 後に”黒の賢皇””白の聖騎士”と呼ばれ、ミッドチルダの歴史に名を残す二人の偉人・・・ 二人の出遭いは、戦いという哀しき形で始まるのであった・・・ 戻る 目次へ 次へ
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(0.45) 初手としたときのこのカードは、本体が弱くランプの精と同じで魔力効率がよくない。 スカドラを出す場合を除けば、初手"にも"なる程度のレベル。 L1に無補助で勝てるかは微妙(というか負ける可能性のあるパターンの方が多い)なのでしばしばL1に勝つための補助を引かされるし、対L3には魔力3の範囲で勝てる補助が存在しないことも少なくない。 なんとか蒐集王を勝たせても、青の中にサラマンダーのような魔力効率のいい強い補助もなく、かといって次の次にシーサーペントも打てないので、そのままズルズル不利なシーソーになりがち。 ましてやサンタがいる今、初手蒐集王は妨害されやすい。 蒐集王の強い使い方とは、盤面で有利を取った中盤決定力のある手を持ってくるときで、その運用をするためには2枚あればいい。 つまり、蒐集王以外のカードでキチンと序盤~中盤を構成しなければならない。 1.オーソドックス 探検家・漁師+ウミガメで対L1を制し、バクテリア(ドルイド)+リセットで対L2~L4を制す。 漁師してバクテリアが手札にないときは蒐集でもってくる。 2.人魚 探検漁師がウミガメの後1手で魔力を貯め2手でリセットできるのに対し、運び屋ウミガメは同じテンポで除去するために2枚目の運び屋を引かなければならない上、リセット本体が出せないので蒐集とは食い合わせはよくないっぽい。 3.タッチサラマンダー 魔力効率のいい補助があれば巻き返しうる。 4.スカドラ 割愛。 持ってくるカードは、序盤なら魔力系。3-2あたりでもその先の目処がつくならカオドラ。植物ならもちろんステゴ。 L1に負けそうなとき(例えば対デスマスク)は、無理して勝ちにいくよりも、 敢えてスルーして相手の後続(バフォメット)をビホルダーするほうがいい形になることが多い。 相手がファントムなんかで絶対負けられない場面ではスカドラデッキでなくてもスカドラ。 魔力がだだ余りして何もってきたらいいかわかんねーって時はイフリートがオススメ。 魔力効率のいい動きが必要なときはサイクロ・メドゥーサ・ワーエレあたりを思い出したい。
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蒐集王 色 画像 レベル 攻撃力 HP 速度 能力 青 2 2 2 普通 ■使用効果 自分の手札が全て青の場合、好きなカード1枚を手札に加える◇コンプリート記念カード 何処からともなく手札を蒐集する青の王。 コンプリート記念カード。ver0.47時点で207種類必要。 更新で新しいカードが出ても、既に持ってるこのカードが無くなったりはしない。 読み方は「しゅうしゅうおう」 。 全てのカード(デッキに入っていないカードも含む)の中から1枚を選択して、手札に加えることができる。 7ページにも及ぶずらりと並んだカードの選択肢は圧巻。 発動には条件があり、自分の手札が全て青である必要がある。 蒐集王の使用効果を利用する場合は、他色の枚数を抑えてデッキを組むことになる。 青は単色では融通が利きにくい色なので構築の難易度は高め。 女海賊や巨大アンコウ、ヤマタノオロチのように相手の手札が自分の手札に混じるようなカードは注意。 他色のカードが混ざって効果発動の邪魔になってしまうというようなケースがある。 青単体で導入できるコンボとしてはシスター雪女、漁師スカイドラゴン海賊親分、カニナーガ等が有効か。 青に頼りきった戦略ではなく、他色のカードを効果的に導入することを考えたい。 引っ張ったカードが使えるのは次のターン以降なので、展開が遅れがちになるのが欠点。 単純に戦闘要員を引いてくるほど悠長に構えていられるケースはほとんどない。 即効性のあるカードを引くのが基本的な運用方法だろう。 スカイドラゴンやケルベロスのような1手で戦場に出られるカードを引くと、遅れをカバーできる。 スカイドラゴンの手札効果は消費魔力が1なので総コスト3で待機所に出せる。 踊り子を利用するという手もあるかもしれない。 どうしてもコンボに使うカードが1枚足りない、もしくは色制限で入れられないといった場合に採用するのもいいだろう。 1ターンを犠牲にして必要なカードを揃えるといった考え方もある。 この場合は遅れを取り戻すだけのコンボのパワーが必要となってくるだろう。 あまりに選択肢が広すぎて、どのカードが有効なのか判断するのが難しい。 特に対人戦では30秒しか時間がなく、その制限時間内にカードを選ぶことすら苦労することも。 自身のデッキコンセプトからある程度引きたいカードを絞っておくことが必須と言える。 その上で相手の戦い方に合わせて選択肢を有効なカードに広げられればベスト。 一撃必殺となるカードを引き抜くことができれば非常に楽しい。 他色のカードを青デッキの中で活躍させるのが目的なら、1ターン目から使える探検家で事足りることも多い。 効果としてはかなり大振りであり、考え無しに使っても不利になる一方である。 サーチカードとしては最強を通り越して変態的な効果なので、それを如何に活かすかが腕の見せ所だろう。 相手のデッキ傾向を読み切り、致命的に刺さるカードや対策カードをその場で呼び込むために使うのも手だろう。 この場合も当然広いカード知識が必要になるが、デッキ27枚で全てをカバーするのは難しいため有効に活用したい。 ヤタガラスデッキのように3色を用いたコンボも狙えるが、発動条件を考えるとロマンの域は抜け出せないか… 人魚予言者、デーモンを組み込んだデッキで錬金術師を引くのはなかなか夢がある。 デーモンなら手札でも邪魔にはならず、核となるので相性はいいので考えてみるのも悪くない。 記念カード全般に言えることだが、手札が1枚しかない場合に使用すると「手札が0=青ではない」ため発動しない。 相手のハンデスには注意。とくに夢魔や白虎のあとに手札に来たからと言って直ぐ使っても効果が発動しないので。 他、イニ有りサンタやリッチで青以外のカードが入れられる、リッチやワシを使用された後なども発動できなくなる。 条件をクリアしても1枚しか手に入らない。 ver0.30より導入されたカードの売却・購入システムを利用して3枚集めよう。 関連項目 手札増加関連 手札参照関連 ―記念カード 征服王… 対CPUレーティング1751記念カード 撃墜王… 対CPU全員勝利記念カード 長寿王… 100戦記念カード 歴史 +蒐集王の歴史 蒐集王の歴史 0.29 使用効果なしの純粋な記念カードだった。 ちなみにステータスは2/3/3 0.30 使用効果を得る。レベルも1上がった。 0.31 攻撃力の減少とともにレベルも1ダウン。 大幅に使いやすくなったものの、やはり他の王に比べるとパワー不足感は否めなかった。 0.37 スカイドラゴンが消費魔力1で待機所に出るようになった。 魔力3あれば即7/7を待機所に送り込めるというのはかなり強力。 おかげで蒐集王も他色の王と比べて見劣りしない性能になった。 0.40 スカイドラゴンが6/6にサイズダウンした。 同時に蒐集王のカードパワーもダウンしたと言える。それでも青単はそれなりに強力だったようだが。 0.45 サンタが強化され多くのデッキに投入される。 単色デッキにとって多少辛い環境に。 0.46 HPが1減った。 とはいえもともと効果主体のカードである。影響はさほど大きくないだろう。 サンタの弱体化は嬉しいニュース。 名前 コメント CPUに蒐集王を使わせると常にイソギンチャクを持ってくるみたい -- 名無しさん (2013-06-12 06 18 13)
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No.0216 蒐集 條件:魔理沙1 使用:充填 咒力:3 追加代價(使用):準備狀態的1張符卡返回手牌。 從自己的牌組的最上方抽出3張牌,把其中的一張讓對方檢視後加入手牌。 然後把其餘2張放到棄卡區。