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このページには審査を通したワードだけが追加できます。 勝手に追加してはいけません。 ワードを追加するにはまず、報告ページより報告をお願いします。 危険度 危険度 説明 1 人によっては不快かも、というもの 2 人によっては少々のトラウマを感じる 3 検索する際は慎重な判断を 4 大半の人がトラウマになる 5 ほぼ必ずトラウマにさせる 6 一生トラウマになる可能性あり 7 Must Not Search!! あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英語 A〜I行 英語 J〜R行 英語 S〜Z行 数字・記号行 言葉 危険度 コメント ナイトウ薬品 1 チカチカする薬局のホームページ 内容がない ダウンタウン 1 意味不明な動画 苗山さん 1 いったいこの人に何が… 脳花 自己制作 2 女性の体に花が寄生し・・・ 中河原海岸 1 足をひっぱられ… 中西菓子工房 2 食ってみたい 仲間 腕 3 サファリパークのワニが飼育員と観客の目の前で… 中身 bot 4 グロ画像を投稿するbotアカウント 流れに乗って考え思考の 2 不気味すぎるチャンネル 名古屋アベック 3 忘れてはいけない事件の一つ 名古屋ホストクラブ2001 3 名古屋で起きた拉致殺害事件 名古屋モード学園 CM 1 不気味すぎる専門学校のCM ナショナル ボカロ 3 一瞬写るかわいくさせて なずな 義眼 3 グロイラストで良い(?)お話です なぞなぞ、はじめました 3 元はSF小説 謎のビニールひも 1 謎に包まれた事件 謎のポラロイド写真 2 アメリカで起きた失踪事件の謎 ナッティー・ハグッド 2 唇の下が串刺しになった男性の画像 納豆になりたかった少年 2 納豆だらけの風呂に入る子供 なつみSTEP! 1 裏が怖いフラッシュ 七色の川 2 川の色の原因は… 何気なく電話を分解したら 3 文字以上に動画だと耐え難い。 ナポレオンズ スプーン曲げ 2 曲がるのはスプーンだけじゃない 生首 一週間 1 くだらないwwけど面白いww 鉛の仮面 1 50年以上前の未解決事件 ナミガイ 1 「ぶっとい管」を持った貝 奈良 便秘 21歳 3 我慢は体に毒 なるたる 3 キツいシーンが沢山ある漫画・アニメ ナワル伝説 2 動物のバラバラ死体 南極ニンゲン ヒトガタ 1 人型生物 南京リッパー 5 凄惨な未解決事件 なんのデータ? 1 メモリーカードの謎 なんj民 想像の20倍 5 汚物の山 なんj民 皮膚 3 相談しとらんで早よ病院行けや ニーア 没 2 無規制版のCM ニーチョス 3 これが壁に描かれていたら…… 煮えたぎる大鍋 2 お気の毒に… 臭い玉 3 喉元にある黄色い異物 ニクキュウいじめ 3 男性の方注意 逃げても うれしくて 3 グロイラストが沢山置いてある ニコール・アンジェミ 5 グロテスクな画像をインスタに上げている学者 ニコニコスッキリ 3 スッキリはするがニコニコはしない 煮込みおじさん 3 排泄物や生ごみを・・・ にしきがお 1 チートバグでおかしくなった顔 虹鱒直売所 1 何がしたい 二週間気づかず香港 2 まさかいつの間に… 二十八衆句 2 昔のグロい絵 偽中華人民共和国 5 酷い… 日産 正和 2 栃木で起きた事件 にブロ 3 奇形、グロテスクなイラスト 日本国尊厳維持局 2 「人間の尊厳を尊重する」ことを目的に設立された……らしい。 日本損保 1975 2 彼は、世間に顔向けが出来ません…。 日本橋 アンパンマン 1 子どもの夢を壊していくアンパンマン団体 ニューキングハナハナさんのブログ 5 ホラー画像とグロ画像が… ニュージーランドのネコ バッグ 2 ネコのハンドバッグ 尿道オナニー愛好家 3 尿道が痛くなる 鶏マイク 1 生命の神秘 人気の搾りAV 3 違う方のAV 人形 クリティカル 2 人形と蜂の巣が合体してすごいことに 人形をこよなく愛する幼女 1 愛した人形とは… 人間との立場 2 考えさせられる絵の数々 人間ビデオ 2 映画「GANTZ O」の主題歌としても使われた 忍者龍剣伝 コンティニュー 1 トラウマ必至のコンティニュー画面 にんじん大好き 3 全てが人参に見えてしまい… ぬいぐるみ テコ入れ 1 ボロボロになったドラえもん ヌタウナギ 1 粘液を出すウナギ 塗り絵 ヴィレヴァン 1 子供のプレゼントにどうでしょう 姉さんビル 1 姉さん... 猫アハハハハハハハ 2 釣りだとしても不快な文章 猫 ソラ君 4 世田谷連続猫虐待事件の被害を受けた猫ちゃん ねこぢる劇場 3 日本版ハピツリのようなアニメ ねこぢる草 1 ねこぢる氏原作のアニメ 猫のちからくん 3 痛々しい 猫 歴史からくる 5 クズのブログ ネズミコリネ 3 ネズミたちに感染する細菌 ネム・トゥオン村 3 生きたままの豚を…… 寝屋川 長女 3 果たして被害者は精神疾患だったのか? 練馬 鑑定士 3 競売物件によって起きた残酷な殺人事件 野口健 ブログ 福島 3 福島第一原発20キロ圏内、そこには… 野崎コンビーフ 3 インパクトのある絵を描く人 飲みかけのアクエリアス 1 飲みかけのアクエリアスが… ノルウェーの子供向けアトラクション 3 子供からしたら厳しすぎる怖いアトラクション ノロイちゃん 1 Eテレの本気 のんのんびより 年賀状 4 なぜヒットしたのか あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英語 A〜I行 英語 J〜R行 英語 S〜Z行 数字・記号行
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教室内にもだいぶ人が増えてきた。もうすぐ朝のホームルームだ。 窓から差し込む朝の日差しを眺めて眠気を覚ましていると、教室後方の集団が視界に入った。 平沢さんの席を中心にして、軽音楽部の面々及び真鍋さんが談笑している。 軽音楽部を見ていると、全くもって理解に苦しむ。秩序も統制も何もない。 平沢さんや田井中さんは言わずもがなとして、 幼馴染みのよしみとはいえ、秋山さんが田井中さんとつるんでいる理由もわからないし、 琴吹さんはこんな交友関係で家格に傷が付くとは思わないのか。 真鍋さんも平沢さんのようなお気楽極楽で自堕落な人間のどこがいいのだろう。 そんな理解不能な連中がこの上なく疎ましく、嘆かわしく、 そして、この上なく妬ましく、羨ましかった。 私はクラスでは特段好かれも嫌われもしていない。 が、その立場を保つためにどれほど汲々としていることだろう。 “オンナノコの世界”とやらは、無用な暗黙の了解が多すぎる。 朝からまた溜め息をつきたくなる。 強い朝日が窓から差し込んでいるせいなのか、秋山さんのつややかな黒髪は、 いつもより明るい色をしているように見える。 秋山さんと一瞬目が合った。 私とそっくりなのに、なぜこうも違う境遇なのだろう。 心中を見透かされているような気がして、黒板に視線を逃がすと、予鈴が鳴る。 ほどなく、朝のホームルームが始まった。山中先生が連絡事項を伝達する。 「…それと、来週は月曜が祝日なので、水曜に月曜の時間割で授業をします。 教科書や宿題を忘れないよう、各自メモしておいてね」 このハッピーマンデーとやらのせいで、時間割が変則的になるのは煩わしい。 連休だろうが単発休日だろうが、私には関係はない。 もちろん、休日はありがたいことだ。 些末な人間関係に煩わされずに、喜ばしき知識に親しむことができる。 休日でありさえすれば、家の土蔵にある古書を読みふけることができるのだから。 そんなことを思いながら、時間割変更をメモしようとする。 手帳を押さえ、シャープペンを持つ。と、手が止まる。 (字が、書けない?) 力を込めたペン先がぶるぶると震える。ほんの数秒だったが、長く感じた。 が、そのとまどいの後、あっさりと問題は解決した。 まったく馬鹿馬鹿しいことだ。まだ寝ぼけているのかもしれない。 「…左手で書けるわけないじゃない」 無意識に独りごちて、ペンを持つ手を握り替える。 そうして右手にペンを握った瞬間、視界の右端に、 同じようにペンを握り替える秋山さんの姿が映った。 彼女は、右手から左手にペンを握り替えると、呟いた。 「私が左利きだったな」 そう言って、彼女が私のことを横目でちらと見遣ったような気がした。 (私“が”左利き? 私“が”? “が”? “が”?) その何気ない一言で、体内の血液全てが一瞬にして水銀に置き換わったような衝撃を受ける。 瞳孔が極限まで収縮し、また散大する。 汗腺という汗腺から汗が噴き出し、動悸が激しくなる。 突如、私は秋山さんに掴みかからねばという衝動に駆られ、 席から腰を浮かそうとするが、目眩がして崩れ落ちる。 床に頭を打ち付けるかという、すんでの所で秋山さんに支えられる。 山中先生が駆け寄る。クラスは騒然となる。 「高橋さん!どうしたの?大丈夫!?」 「は、はい…」 私はそう答えるのが精一杯だった。 前方から寄ってきた田井中さんが遠慮がちに言う。 「高橋さん、朝も机に伏せてたし、席も間違えてたし、体調悪いんじゃ…」 「私、このまま高橋さんを保健室に連れて行きます。しばらく安静にしたほうが」 「それがいいわね…。じゃあ秋山さんお願いね。他の人は席に戻って」 山中先生に促され、教室はようやく平穏を取り戻す。 私は秋山さんに支えられて、教室を後にした。 ──廊下 板張りの廊下に、上履きの抑揚のない足音がひたひたと響く。 なぜ、秋山さんに掴みかかろうとしたのか、自分でも分からない。 私の体はかすかに震えている。 秋山さんが口を開く。 「風邪なのか?」 「ううん、熱はないわ」 さらに秋山さんが視線を前方に泳がせたまま問う。 「……………ムギから私宛ての手紙、覚えてるか?」 「いつの手紙のこと?」 「いや、分からないならいいんだ」 質問の意図がつかめなかった私の反問に対して、秋山さんは答えない。 そのまま、保健室まで一言も交わさぬまま、私たちは歩いた。 保健室までの道のりが、恐ろしく長く感じられた。 ──保健室 秋山さんがドアをノックする。 「失礼します。って、先生いないな。今日は出張みたいだ」 「勝手に使っちゃっていいのかな…」 「大丈夫だろ。体調が悪くて休ませてもらうだけだし」 誰もいない保健室に着くと、私は秋山さんに促されてベッドに横たわる。 朝の白く鋭い日差しは、ベッドの周りのカーテンによって和らげられる。 横たわる私の上に、秋山さんが掛け布団を掛けてくれる。 「秋山さんごめんね。手間かけちゃって」 「………………本当に手間だよ。しらばっくれちゃってさ。なめてるのか?」 3
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鳥山さんの金庫破り 2012/08/05 に たけ が撮影。 フリーゲーム ンアッー!(≧д≦) のプレイ動画 ※このゲームはホラーゲームなので苦手な方、心臓の弱い人は閲覧に注意してください。 この暑い夏にホラーゲームでもみて涼しくなってはいかがでしょうか? Part1 http //www.youtube.com/watch?v=IIDycGIuEGo feature=youtu.be Part2(完結) http //www.youtube.com/watch?v=Fwazx6BZByo feature=youtu.be 名前 コメント
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深山さんちのベルテイン3 表紙 はしゃぐベルさんが右手に掲げているのは松ぼっくり、左手には団栗。…といえば、『仮面ライダー鎧武』の「彼ら」。「俺はアーマードライダー黒影! そして…こっちはグリドン」 折り返し まんた希少種≪ブルーまんたルス≫ 航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」から。正式な部隊名は「第4航空団飛行群第11飛行隊」。 これで4巻出たら、俺、神様信じる! 機動新世紀ガンダムXよりガロード・ランの台詞。「これで動いたら、俺、神様信じる!」 1.いつか、その日を迎えても。 特にここは (6p15行目) 市営里塚霊園。東西線琴似駅または発寒駅から乗車し、大知谷駅降車。そこよりバス12分。 隣は北広島市である。 「ベルのメイドカッティングは運命のゲートも問いかけるでありますよ」(9p6行目) 『仮面ライダーカブト』より、戦いの神(笑)仮面ライダーガタックの必殺技「ライダーカッティング」。双剣「ガタックダブルカリバー」をハサミのように組み合わせ、刃先に発生させたイオンエネルギーで敵を裂断する。余波で竹だって切れるぞ。 +同番組の爆死用BGM後期EDテーマ「LORD OF THE SPEED」の唄い出し。ウンメイノー運命のGATE問いかけている Left or Right? 君はどこを目指す 2.ふたりだけの帰り道。 一つ向こうの駅なんて、名前に桑がつくくらい。(26p7行目) JR北海道 桑園駅。ベルさんの舞台は上を考慮すると琴似駅近辺Twitter / aisoramanta ~< `°ω°´> 【悲報】琴似のミスド、二月末で閉店。23年もここにあったのか…… それは勝利者などいないまま、戦いに疲れ果てるまで続いていくのだった。(30p9行目) 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』前期OP主題歌「THE WINNER」二番の歌詞から。 3.深山さんちはグッドイナフ。 「ばーでぃや、でありますー♪ ばーでぃや、でありますよー♪」(33p12行目)この曲は『セプテンバー』だ。(同16行目)「あーずわーん♪ であります、であります」「あー、宇宙のファンタジー……」(34p15・16行目)続けて流れるのは『ゲッタウェイ』。(35p4行目) すべてアース・ウィンド・アンド・ファイアーの楽曲から。ハイそこの粳寅満次さん、「あ~しんど、あんどあ~いやだ~」じゃないですからね。 土、風、そして火…ん? どっかの居候邪神たちの属性と奇妙に符合するのだが…。 『ジンギスカン』(36p5行目) ドイツの音楽グループ「Dschinghis Khan」のデビュー曲(1979年)。この曲で合いの手に入る掛け声「Woo!Ha!」が『ニャル子さん』アニメ第1期OP主題歌「太陽曰く燃えよカオス」の「うー!にゃー!」の元である。 「あ、シンディ・ローパー」(36p11行目)古い映画の主題歌だ。(同13行目) 映画『グーニーズ(1985年/アメリカ)』主題歌「The Goonies R Good Enough (グーニーズはグッドイナフ)」。章タイトルもここから。更に37p5行目でベルさんが張り上げた奇声「いぇやぁやぁやぁやぁやぁーっ!」も同曲の歌詞から。 4.レイニーデイズ・パストラル。 「あはは。わたし、物理反射するんですよ?」(51p13行目) この防御相性で殊に恐れられたのが、『女神転生』シリーズに登場する「邪鬼 ギリメカラ(初出である『女神転生Ⅱ』でのみ幽鬼ギリメカテ)」。 「一ツ目のゾウが現れたらAUTOは切れ!」というのが、メガテニスト暗黙の了解とされた。 「死ぬにはいい日だなぁ一年坊主よぉ!」(52p8行目) 「It’s a good day to die.(今日は死ぬにはいい日だ)」とは、ベトナム戦争時の米兵が言い出した言葉…では無く、元々はネイティブアメリカンに伝わる戦士のウォークライ。『スタートレック』の戦闘種族・クリンゴン人も好んで使う言葉だそうで。 「ロンダートからの――」(52p9行目) 『仮面ライダーウィザード』より、必殺キック「ストライクウィザード」の技突入時動作。すべての動作は『ニャル子さん』10巻第4章でクー子がやっていた。…つか一週間みっちり何やってんスか先輩。 「俺が最後の希望だ!」(52p14行目) 『仮面ライダーウィザード』の主人公・操真晴人の台詞「約束する、俺がお前の最後の希望だ」 5.ベルテイン・クアンタ。 タイトル 『劇場版 機動戦士ガンダム00 -Awekening of the trailblazer-』の主人公機ダブルオークアンタから。 「『“し”ん―――』」(54p5行目) ほかしかも特殊なもので(55p5行目) すべて『機動新世紀ガンダムX』のサブタイより。更にたどると作中セリフである。 読まれた順は以下の通り。第21話「死んだ女房の口癖だ」byカトック・アルザミール第23話「私の夢は現実です」byティファ・アディール第36話「僕らが求めた戦争だ」byオルバ・フロスト第33話「どうして俺を知っている!?」byガロード・ラン第15話「天国なんてあるのかな」byロアビィ・ロイ第5話「銃爪はお前が引け」byジャミル・ニート第26話「何も喋るな」byウィッツ・スー(ただし目配せのみで発言ナシ)第30話「もう逢えない気がして」byティファ・アディール第8話「あの子、許さない!」byエニル・エル 開発段階ではの下りについて、製作段階では4クールの予定であったが視聴率が低迷し3クールに短縮して放送したことから。 『冬の宮殿』(61p7行目) 『∀ガンダム』より、「黒歴史」が封印・管理されている、月の民の施設。 6.ぬーこの奇妙な冒険。 タイトル 『ジョジョの奇妙な冒険』より 肉質は柔らかいながらも(74p4行目) 這いよれニャル子さん2巻で真尋さんがニャル子弁当を初めて食した時(1巻126p10行目)の感想と同じ下り。 よりより先輩(八坂頼子さんじゅうななさい)と一緒に狩りしたときに剥ぎ取った肉だからね。 7.装着合体ベルコタロー。 ペンネーム『総食系男子』さんから。(76p2行目) 『ヴァルキリーワークス』の主人公、大神理樹が持ついくつかの異名のひとつ。ご近所で評判だそうだ。 『ABCとステップアップでE気持ち』(76p9行目) 沖田浩之デビュー曲「E気持」歌詞+α。 「・・・人間解放キッチンかぁ」(77p9行目) MOCO s kitchen + 仮面ライダー555人間解放軍水原 10巻1章25pの解説参照。 『VF-1』(82p1行目) 超時空要塞マクロスの可変戦闘機 VF-1 バルキリー。 つまり、投稿者は「ヴァルキリーワークス」のフェルスズ。 8.図書局エクスドライブ。 タイトル 戦姫絶唱シンフォギアGよりシンフォギアの限定解除モード。エクスドライブ - 用語解説 - TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」公式サイト 「ユニバァァァスッ! ユニバァァァァァァスッ!」(85p4行目) ∀(ターンエー)ガンダムのハリー・オードの台詞、転じて、同作のムーンレィス共通の感嘆符。 9.ボイラーパニック。 「祖霊湯とかか?」(102p4行目) 『∀ガンダム』より、ディアナ・カウンターの旗艦「ソレイユ」。そのシルエットを手短に言うなら「お城を背負った白くてでっけえカメ」。 10.局長のスタイル。 11.秒速三百四十メートル。 タイトル 秒速340mは標準大気中における音速。ネタとしてはアニメ『秒速5センチメートル』か。 「ふむう。やはりゾンビとコメディは親和性が高いでありますな、高いでありますな……」(126p9行目) ここでベルさんが観ていたのは『ゾンビランド(2009年/アメリカ)』。「ゾンビ映画でコメディ」、「登場するゾンビが走る」、「日本国内での入手はほぼ不可能な『あのお菓子』」の三点でそれと判る。 聴覚が数百倍になっても周囲の音がうるさいだけで倒れてしまうとか、そんなオチか。(137p4・5行目) ギャグマンガではありがちな光景。…だが、ギャグで無くマジな事例を挙げるなら『仮面ライダークウガ』EPISODE7「傷心」にて、クウガが初めて超感覚特化形態・ペガサスフォームに変身した際に、正にこんな状況に陥った。 「あたしの中の想いと力が! 勇気が! 怒りが! 努力と根性が! 心の光が! そして歌がそう告げてるのよ!」(139p12・13行目) 『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』第60話Aルートより。「生命の歌」の響き渡る中、霊帝ケイサル・エフェスに真の最終決戦を挑むαナンバーズ、魂の咆哮。キラ・ヤマト「僕達の想いと力に…!」獅子王凱「勇気に!」藤原忍「怒りに!」タカヤ・ノリコ「努力と根性に!」アムロ・レイ「人の心の光に!」熱気バサラ「俺の…俺達の歌に!!」 12.まいにちまいにちぼくらは水槽のなかでおよいで。 タイトル 「ひらけ!ポンキッキ」発の名曲「およげ!たいやきくん」の歌い出し。 そこは、いわゆる水族館。(141p10行目) 北海道札幌市厚別区の「サンピアザ水族館」。JR千歳線、新札幌駅から歩いて3分。 これはカワテブクロというヒトデらしかった。(144p4・5行目) 棘皮動物門星型生物亜門ヒトデ綱アカヒトデ目コブヒトデ科カワテブクロ属。その姿形について、作中では「タラコを星型に五つ連結」と控えめに表現されているが、もう少し露骨さを増すなら「太くてごりっぱなモノが五方向に!」としか言いようの無い代物である。 こんな形の生き物が人を捕食して増殖して日本が壊滅する漫画があったような気がする。(144p6行目) もしかして:藤沢勇希『BM ネクタール』 「これはオオカミウオであります! 近くにクジラとサメがいるはずであります」(146p7・8行目) 映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』より。 40年後の未来から襲来した「仮面ライダーポセイドン」の頭部・腕部・脚部を構成する三つのコアメダルがサメ、クジラ、オオカミウオ。 「電気ウナギでありますかー……正直、クワガタと被るでありますからなー……」(146p11行目) 『仮面ライダーオーズ/OOO』より。 水棲系のウナギアームには電撃鞭が付随。昆虫系のクワガタヘッドは雷撃を発する。 「アロワナであります!?」(146p15行目)「この種は破裂したり爆裂したりするであります」(同17行目) 『モンスターハンター』シリーズより、魚系素材アイテム「ハレツアロワナ」並びに「バクレツアロワナ」。 「思い出と恋と海のコンボが盛りだくさんであります」(147p7行目) 『仮面ライダーオーズ/OOO』第24話サブタイトル。同回において初の登場となった水棲系コンボ形態「シャウタ コンボ」と水中戦を繰り広げた末に必殺技・オクトバニッシュで粉砕された怪物は、オニは付かないがイトマキエイヤミーだった。 「サッカオニイトマキエイ」(149p) 作家オニイトマキエイ。オニイトマキエイは別名マンタとも呼ばれる。つまりは作家マンタ・・・ん? 日曜日の朝に活発になる→仮面ライダーのお陰。気になる人は本人のTwitterを見てみよう。 主食はドーナッツ→万太はミスド大好き。7巻あとがき参照。 13.テンピンズ・エチュード。 14.逆襲のシア。 タイトル 映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から。 クピドさんじゃなさそうだし、メベトさんも……(188p8行) どちらもブレスオブファイア5の登場人物で、世界の統治者(メベトは元になるが)。 さらに言うとオルテンシアもジェズイットもヴェクサシオンもすべて出展は同じ。 15.密会~オルテンシアとベルテイン~ タイトル ファーストガンダム第38話「再会、シャアとセイラ」から。 琥太郎君かわいいよ琥太郎君(192p5行) 能登かわいいよ能登 更なる元ネタは明石家さんま「あさみ(カントリー娘。)かわいいよあさみ」より 世界一かわいいよ。(192p6行目) 田村ゆかりライブでの掛け声。 「わたくしは、わたくしの思うまま。わたくしの望むままに。琥太郎様をお慕いします」(198p4行目) 『幻想水滸伝Ⅱ(1998年/コナミ)』より、狂皇ルカ・ブライト最期の絶叫。「おれは!!!おれが想うまま、おれが望むまま!!!!邪悪であったぞ!!!!!!!!」 16.サイクリングロード、この道ずっとゆけば。 タイトル 映画『耳をすませば』の主題歌「カントリーロード」の歌い出し。 「うう……あの葉っぱがすべて落ちたら、コタロー殿は、コタロー殿は……」(203p13行目) オー・ヘンリーの短編小説『最後の一葉』。 「ダンスの項目に、一つだけ閲覧不可能なページが」(206p17行目) 『仮面ライダーW』第7・8話にて、フィリップ暴走の切っ掛けとなったダンス技「ヘブンズトルネード」。大体こんな感じ↓の技である。 彡 三 ミ (( _/ )) ミ ) 彡 _o / ヽo |ヽ ヽ あれは嫌な事件だった(212p10行目) ひぐらしのなく頃に 鬼殺し の最初より 「サイといえば忠義心の強い動物であります」(215p1行目)「主がやられた際に敵討ちをすることで有名であります」(同4行目)「メイドプレッシャーであります!」(同9行目) 『仮面ライダー龍騎』より、仮面ライダーガイが契約したサイ型のミラーモンスター「メタルゲラス」。 ガイが仮面ライダー王蛇に敗れて死した後、王蛇を執拗に付け狙った。…それが忠義心からの行動か、ただ単に次の獲物と定めてのものかは知らねども。 必殺技はメタルホーンを装着したライダーがメタルゲラスの肩に飛び乗り突進する「FINAL VENT:ヘビープレッシャー」AP5000。 17.学校祭・アイデンティティー。 タイトル 以下の3タイトルは「ジェイソン・ボーン三部作」と称される映画のシリーズから。 「山は死ぬの?」(218p3行目) 煽りの定型句「ばかなの?死ぬの?」+映画『二百三高地(1980年/東映)』の主題歌にもなったさだまさしの歌「防人の詩」から。海は死にますか 山は死にますか 風はどうですか 空もそうですか おしえてください…しかしこっち↓のサキモリノウタの方が、万太的には好きなのではなかろうかwつ【絶刀・天羽々斬】 特殊な金属が使われているわけでも盾になるわけでも投げて戻ってくるわけでも(222p9・10行目) アメコミヒーロー「キャプテン・アメリカ」が持つヴィブラニウム合金製のシールド。 『喫茶ストライク』(223p7行目)店名の脇にイエスだのアンダースタンドだの(同8行目) 『仮面ライダーウィザード』より、白い魔法使いが必殺技を発動させた際にベルトが発する音声コール。『イエス! キックストライク! アンダースタンド?』 「深山くん、コスプレするしかないじゃない。あなたも、私も」(227p10行目) 『魔法少女まどか☆マギカ』第10話「もう誰にも頼らない」より。魔女が魔法少女の成れの果てである事、そして遅かれ早かれ自分たちもそうなる事を知ってしまった、巴マミ苦渋の決断。「ソウルジェムが魔女を生むなら…みんな死ぬしかないじゃない! あなたも、私も…!」 「三十分くらいかけてテーブルに置いてください!」(230p15・16行目)なんかの鍛錬法なのかそれは。(同17行目) 『シグルイ』より、虎眼流の鍛錬法「練り」。巨大木剣「舵木」を使い、小半刻(約30分)かけて素振り一挙動を仕終える。 …琥太郎の奥歯が危ない。 18.学校祭・スプレマシー。 満面の笑みで(240p3行目)向こうのたこ焼き屋(251p14行目) 『這いよれ!ニャル子さん』ならびに『ヴァルキリーワークス』のキャラご出演。 前半はフェル子と理樹。 後半は順番にルーヒー、ハス太、シャンタッ君。 ちなみにわたしの担当はリボンの騎士。(243p17行目) 天使のイタズラによって男と女、二つの心をもって生まれてしまったシルバーランド王女・サファイアの物語。 「俺は……俺は……あの女に勝ちたい……!」(252p14行目) 『機動戦士ガンダム第19話「ランバ・ラル特攻!」ラストシーンから。「…ぼ、僕は…僕は…あの人に、勝ちたい……!!」 「学祭はさながら戦国なんだ!」(253p9行目) 『仮面ライダー鎧武』OP主題歌、鎧武乃風「JUST LIVE MORE」より。サバイバル You got to move 現代はさながら戦国 19.学校祭・アルティメイタム。 『戴天神城』、『霧氷太后』、『紅蓮金剛』、『暗器雷砲』、『白面鬼鰐』、『蒼影凶手』、『灼煌剣侠』、『黒震絶禍』(261p7・8行目) すべて『WILDARMS Altercode F』における人型機動兵器・ゴーレムたちの二つ名。順にアースガルズ、リリティア、ディアブロ、バルバトス、リヴァイアサン、ベリアル、ルシファア、そしてセト。 「とある神話で謳われた」(262p6行目) クトゥルフ神話のナイアーラトテップ。あれ顔ないよね? 次の行以降はニャル子1巻表紙の姿の説明。 もしかしてこの世界はデータ上の存在で、バグを削除するプログラムとして田中というエージェントが(267p8・9行目) 映画『マトリックス』シリーズから。 昴陵高校二年の田中を見る限り、果てしなく機能してなさそうなプログラムであるが。 あとがき
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大人数の犬塚家ですが家族が少ない紹介と行動でも立っていて賑やか楽しい雰囲気でいいですね。模範解答のような学生の年末年始風景に奥ゆかしい奥手な奥山さんの愛 -- (名無しさん) 2013-10-13 19 11 40 の文字に似た仕草がすーっと効いてたまりませんね -- (名無しさん) 2013-10-13 19 12 12 あらためて読んだら何かこれすげー恥ずかしいな! -- (名無しさん) 2013-10-13 23 55 54 羽芽ちゃんの進路が気になった。まさかもう十津那高等部にいる? -- (名無しさん) 2013-10-15 16 28 29 予想以上に人数多い犬塚家。奥山さんは言動が毎回かわいいなこんちくしょうめ -- (名無しさん) 2017-09-05 19 57 22
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パロディ としれじぇ1に出てくる雑誌「雷撃王者」の連載「着弾のジャマー」は『コミック電撃大王』の『灼眼のシャナ』から 上記は電撃hp掲載時には「獅子獣録伝」だった。こちらも『コミック電撃大王』『ニニンがシノブ伝』から 「拝啓、光の勇者様」の真壁の発言の「内陣会病院の黒服」は『Missing』、「右手の幻想殺し」は『とある魔術の禁書目録』から 『ジョン・デルタ』や「別の次元でのクラリタス」は『Missing』『断章のグリム』(作:甲田学人)に登場する同名人物から 「37564人目の悲劇」の突然宇宙が栗まんじゅうに埋まってしまうネタは『ドラえもん』から 世界の中心、針山さんの被パロディ 『オオカミさんとおつう先輩の恩返し』(著:沖田雅)のカラー口絵内で赤ずきんが銀島サマーのコスプレをしている
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無表情のままの悪罵。 私がその発言の意図を推測しようとする前に、 文章の意味を理解する前に、 いや、発声の認識さえし終えないうちに、 秋山さんは布団を掛ける体勢から、そのまま馬乗りになってきた。 危機を感じて反射的に身をよじるが、布団が邪魔で身動きができない。 叫ぼうにも、驚愕と恐怖に支配されて、酸欠気味の水槽の中にいる金魚のように、 私はただ間抜けに口をぱくぱくと動かすのがやっとだった。 「安心してくれ。静かにすれば危害は加えない。高橋さんに傷を付けると私も困るからな」 そう言って、秋山さんはポケットから紙片を取り出す。 秋山さんの長い髪が私の周囲の視界を薄暗く遮る中、紙片のみに意識が集中する。 「さて、さっきの廊下での質問の続きだけど、この手紙に見覚えはないか?」 手紙にはこう書いてある。 『明日の朝早く、誰もいないうちに教室に来て。 理由は聞かないで。詳しくはそのとき話します。』 私は、手紙を回すときには、中身は決して見ないことにしている。 見たいという好奇心などないといえば嘘になるが、それ以上に、 盗み見たとか見ないとかのくだらない諍いに巻き込まれたくはない。 第一、こんな手紙に大して重要なことは書いていないのだから。 しかし、その一方で、私の記憶には、この文言がはっきりとあった。 「どうだ?実は今朝早く高橋さんのポケットから拝借したんだけど」 「え……私が持ってたの?でも秋山さん宛てだったんでしょ……?」 ようやく機能しはじめた脳をフル回転させて私は答える。 「しらを切っている訳じゃなさそうだけどまだ記憶が曖昧か…でも見覚えはあるな?」 私は、小さく頷いた。 冷や汗とも脂汗ともつかない汗が額に浮かび、前髪が張り付く。 「よく正直に答えてくれた。これは、高橋さん、君が書いたんだ。 筆跡まで琴吹さんに、いや、ムギに似せて、ご丁寧なことだ」 「私は、そんな手紙なんか書いたことは…」 私が否定しようとすると、秋山さんが薄く嗤笑しながらささやく。 「『日頃、手紙を回さない自分の名前で渡すのでは不自然だ。軽音部員の名を借りよう。 しかし、唯や律はメモで相談を切り出すようなガラではなさそうだ。 だから、ムギの名を騙ろう。』 高橋さんは、そう考えた。…違うか?」 私は答えない。 大脳どころか脳幹までまさぐられるような不快感。 これまでの人生でそんな手紙など書いたことなどないという確信はある。 しかし、一方でこの手紙を書いた記憶も確かにあった。 「じゃ、もう少し種明かしをしようかな。いま、高橋さんはこう思っている。 『仮に、そうだとして、なぜ秋山澪宛ての手紙を、書いた本人でもある高橋風子が持っていたのか』と」 秋山さんは、私が思っていたことを寸分違わず言い当てる。 気色悪さを通り越して感心している自分に気付く。無言のまま、再び私は小さく頷く。 ベッド脇のサイドテーブルの上にある目覚し時計の針の音が、やけに大きく聞こえる。 秋山さんは、幼稚園児に手ほどきするように鷹揚な態度で、語り続ける。 「簡単なことだよ。これは、君が書いて、君が受け取ったんだぞ。 正確には、高橋風子の人格たる君が書き、秋山澪の肉体たる君が受け取ったとでも言おうかな」 「…ごめんなさい。秋山さんの言っている意味が全然分からないの」 なんとか平静を取り戻しつつあった脳が再び混乱し始める。 心胆寒からしめられるとはこういうことか。 秋山さんはそんな私を意に介さず、話を続ける。 「今朝、君は時間割変更の連絡のとき、一瞬、左手でペンを持ったろ? そして“左手で書けるわけないじゃない”と呟いた。 私も、違和感を持ってはいたんだけれど、それで確信してしまったんだよ。 ……入れ替わる前の記憶が残っていることに」 「入れ…替わる…?」 「もしかしたら君にも、“それ以前”の記憶が残っているんじゃないか、と思ってね。 それで『私が左利きだったな』って、カマをかけたんだ。 案の定、君は取り乱した。“左利きだったとき”の記憶が頭の片隅に残っていたんだ」 「…入れ替わるって、何と…何が…?」 私は、その答えが何であるかを認識しつつあった。 しかし、認容したくはなかったのだ。 そして、秋山さんは事も無げにさらりと断言する。 「『何と何が』だって?『誰と誰が』の間違いだろ。 野暮なことを質問するんじゃない。君も分かっているはずだぞ。 ……秋山澪と、高橋風子が、入れ替わったんだよ」 髄液に液体窒素を流し込まれたかのように慄然とする。 「非科学的な…ありえない…」 「信じたくなければそれも結構。が、記憶は嘘をつけない。思い出せ。 ……高橋家の裏庭の土蔵。二階の左から四列目最奥の書棚。上から三段目。 堅牢な赤茶色い背表紙。羊皮紙製の古びた分厚い洋書。第五章第七節」 秋山さんは淡々と説明する。 言われた通りに記憶をたどると、幻灯のように滑らかに脳裏に再現される。 カビ臭い土蔵の臭い、古書の重量感、羊皮紙の手触りさえ思い起こされる。 「…さて、その内容も思い出してくれたか、な?」 私は秋山さんの問いに吸い込まれるようにして答える。 「他者と心身を入れ替える秘儀…」 「ご・名・答。ただ、残念ながら、秘儀は不完全だったみたいだな。 文書の手順通りにしたはずだが、お互いの記憶と人格は共有され混在したままだ。 秘儀に関する知識も消えるはずなのに残ってる。君も分かっているだろ?」 「そんな!」 秋山さんは、したり顔で私に同意を求めるが、私は受け入れない。 しかし、なおも私の意思を無視して、秋山さんは私を求めようとする。 「このままでは、お互いに社会生活に、ひいては今後の人生に支障を来たす。 だから、完全に入れ替わるために秘儀を完遂させねばならない。血を、交わすぞ」 「……ふ、ふざけるなっ! 何故こんなことを!?」 私は、出しうる限りの気力と声量で問うた。 すると、目の前の“秋山さん”の表情が、険しく、しかし悲しげに崩れる。 「…羨ましかったんだ」 「それは、秋山澪の、ことが、か?」 私が『秋山澪』の名を出して問うと、 “秋山さん”のこれまでの余裕に満ちた冷笑的な態度が一変し、 感情を露わにしてまくし立てる。 「なんでなのよ!?引っ込み思案で恥ずかしがり屋で人付き合いも苦手なクセに、 愚昧極まる軽音部のやつらに囲まれてヘラヘラヘラヘラ楽しそうにして! 私だって、私だって、共に語らう友達が、心開ける仲間が欲しかったのに!!」 呆気にとられた私は、思わず聞き返す。 「…たった、それだけのことで?」 「何がそれだけなもんか!ふざけないでよ!私の気持ちも知らないで!」 …そうか、そうだったのだ。 今、私の目の前にいるのは、まさしくもう一人の“私”。 もう一人の哀れで寂しく滑稽で孤独な秋山澪、澪2号だ。 周囲が自分を拒絶しているのではなく、自分が周囲を拒絶しているだけなのに。 自分が幸福になるための術を、他人の幸福を奪い取る以外に知らない。 他人を否定することでしか、自分を肯定することができなかったのだ。 結局、この“私”は、私以上に人との関わり方を知らず、 周囲を軽んじ、ないがしろにしながら、そのまま自分の世界に沈潜してしまったのだ。 私の肩口を抑えつけながら、“私”はまくしたてる。 「文学少女なんて聞こえはいいけど、ガリ勉で根暗で勉強以外に取り柄がなくて! 人間関係の構築もできない社会不適合者!どうせあなたもそう思ってるんでしょ!? 現に一生懸命気を遣ってるのに、嫌われないだけで全然好かれないじゃない! テスト前くらいしか頼りにされない虚しさがあなたに分かるの!?」 私も人付き合いは苦手だ。 よくよく考えてもみれば、いや、考えるまでもなく、 これまで作ってきたような歌詞を考えつく人間は世間から相当逸脱していると思う。 だが、私の周りには受け入れてくれる人々が居た。 幼馴染みの律、軽音部の仲間、和やさわ子先生、他のいろいろな人たち、 誰かが欠けていたら、私も“私”のようになっていたのかもしれない。 それらの人々の優しさ、暖かさ、心地良さ、ありがたさ、 目の前の“私”の幼稚さ、嘆かわしさ、愚かさ、哀しさ、 そして、私が“私”のようになったときの恐ろしさ、寂しさ、虚しさ、 そんなことに思いが致り、視界が涙で滲んでくる。 そして、そんな私の顔を見た“私”が、苛立ちを私にぶつける。 「そんな目で見ないでよ!どいつもこいつも私のことを馬鹿にして!」 「……もう、やめよう、こんなこと。今なら間に合うよ。“高橋さ…」 「…その名で呼ぶな!私は、私はッ、“秋山澪”だッッッ!!!!!」 『高橋』と呼び掛けた瞬間、目の前の“私”の顔が憤怒と恐怖で醜く歪んだ。 激昂した“私”は全体重をその両腕に掛けて、私の頚を絞め上げてくる。 途端に鼓動が高鳴り、顔面が鬱血していく。 眼圧が高まり、目が充血していくような感覚に襲われる。 「か…はっ」 私の吐いた唾液の飛沫が、“私”の顔に張り付く。 驚いて我に返ったのか、私の頚を絞める“私”の手が弛み、離れる。 むせ込むのを必死に抑えて視覚に意識を集中すると、 眼鏡越しに見た“私”も、顔をくしゃくしゃにして呆然と涕泣していた。 涙とも洟とも唾ともつかない粘性のある“私”の体液が一滴、左のレンズに滴る。 僅かばかりの沈黙があった。 そして、“私”は嗚咽しながら、寂しげに、しかしはっきりと、こう言った。 「………ごめん。ごめんなさい。でも、もう、後には退けないんだ。 わかってくれ、わかってくれよ、“高橋さん”…」 「…嫌!嫌だッ!私は! 私が!!!“秋山──── 続く言葉が紡がれることはなかった。 私の唇は“私”の唇によって奪われ、意識は暗転する。 4
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────────────────────────────── … … …………!! 片肘をついて飛び起きる。 思い出せないが、何かとても恐ろしく、そして寂しい夢を見ていた気がする。 涙が頬を伝い、顎の先から掛け布団に一滴したたる。 とっさに眼鏡をずらして涙をシャツの袖口で拭う。 (眠ってしまったのね…しかも眼鏡をしたまま) ここは保健室のベッドの上だ。 状況を理解して安息とも嘆息ともつかぬ溜め息をつく。 ごう、とクーラーの室外機が低いうなりを上げている。 空調の風を受けたカーテンの衣擦れの音が、さやさやと響く。 胸元を少し緩めて風を入れる。 昼下がりの黄色く穏やかな陽光が、カーテン越しに柔らかく投げかけられる。 上半身を完全に起こすと、全身が寝汗にまみれているのか、 胸、腹、背中、脇の下に至るまで、汗の粒が重力に負けて肌を滑っていくのが分かる。 額に張り付いた前髪を払う。 ほどなくして、味覚に鉄分を感じるのに気付く。 右手の甲で拭うと、何か余程恐ろしい夢を見ていたのだろう、噛んだ唇から血が滲んでいる。 家に帰ったらシャワーで汗を流して寝てしまおう。食欲など到底湧かない。 夢ごときに精神を掻き乱される自らの不甲斐なさを恥じるばかりだ。 しばし呼吸を整えつつ、ぼおっとしていると、 不意に保健室のドアがノックされ、ドア越しに声が聞こえる。 「高橋さん、起きてるか?」 「あ、秋山さん」 「カーテン開けていいかな?」 「…どうぞ」 ドアを開ける音がして、足音が近付くと、 秋山さんは遠慮がちにカーテンを押しのけながら、私の顔を覗き込む。 強い西日を浴びた秋山さんの髪も、朝と同じように、 いつもよりやや明るい色をしているように感じられた。 「ごめん、もしかして起こしちゃったか?そろそろ帰りのホームルームなんだけど… 動けないならこっちにに高橋さんの荷物を持ってくるよ」 「無理に起こされたわけじゃないから謝らなくていいわ。 でもホームルームは難しいかな。ちょっと汗かいちゃって…」 「確かに寝汗がすごいな。じゃあ荷物を持ってくるから。 あと、着替えのジャージも誰かから借りてくる」 「ごめんね。ありがとう…あれ?どうしたの、それ?」 秋山さんの顔を間近でよく見ると、唇の端が切れている。 「ああ、これ?別に乾燥してもいないのに、いつの間にか切れてたよ。 さすがに高校生でお肌の曲がり角は勘弁してほしいな」 秋山さんはそう言って苦笑し左の親指で口元を拭う。 二、三のやりとりの後、秋山さんは教室に戻っていった。 彼女は私と似ている。が、なぜこうも違うのだろう。 恥ずかしがり屋で引っ込み思案なのにファンクラブができるほどの人気。 軽音部でも大いに活躍しているのも頷ける。 それだけに一方で、軽音部の凡俗どもに振り回されているのが残念だ。 朱に交われば何とやら。そのうち身を滅ぼすのではないか。 秋山さんの足音が遠ざかるのを聞きながら、私はそう憂慮した。 カーテンを完全に開いて視線を窓の外に移すと、埃っぽい校庭に西日が燦々と降り注いでいる。 (早く休日にならないかな…) 今週末も、また、土蔵の古書を渉猟するとしよう。 あの場所は、旧き良き先人たちの知恵が横溢する聖域だ。 そう、まさに私だけの聖域。 くだらない人間関係に巻き込まれるよりは、 喜ばしい知識に囲まれて暮らすことが、私には至上の幸福なのだから──── 終わり (ふりだしに もどる?) 48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/22(日) 23 55 35.99 ID ipTBxKiU0 これで終了。 一応、メガネをかけた時点で身体が、そして人格・記憶が一部混在しつつ入れ替わる。 髪の色が明るくなっている描写がそれ。 そして保健室でのやりとりにより人格・記憶も完全に入れ替わる、と。 最近ひいきにしているモブの高橋風子の出番が少ないので、 逆に「澪をメガネ無し風子とすればいい」と思ったのと、 作画のブレで、今週の澪は風子っぽいな、などと思ったのがきっかけ。 でも風子はこんな根暗じゃなくてもっと健気に頑張る子だと信じたい。 とりあえず、けいおんモブの中では風子一押しだっつーことだよ言わせんな恥ずかしい。 戻る 続ける
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食欲を中心に回る奥山さんと故郷や描写が興味深いですね。ふと思うのがオークは食事を減らすことができるのかどうかということです -- (名無しさん) 2014-01-01 18 17 18