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↑お前が言うなwwwwwww何が純粋な子供の味方だよwwww結局は自分のためじゃねえかwwww -- (名無しさん) 2011-11-19 11 30 41
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今年も10位までかべがみになるのかな・・・五条・牙山・野谷・蛇野・藤木・路野の壁紙・・・ 最高だwwwww -- (名無しさん) 2011-12-10 23 24 20
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往生際が悪いのはお前等の方だよ。地虫どもが、そうやって人を貶して楽しいのか?まあ、楽しいんだろうがな。 -- (名無しさん) 2011-12-17 19 16 14
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登録日:2011/03/14(月) 12 10 39 更新日:2024/04/26 Fri 11 09 56NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 ぬこ みんなのうた みんなのトラウマ アーティスト パソコンヲタク 不思議の国のアリス 安らぎ 幻想的 東京都 歌詞崩壊 神奈川県 谷山浩子 谷山浩子(たにやま ひろこ) 幻想的かつカオスな作風で知られるアーティスト。 本名は中西(なかにし)浩子。旦那さんは初恋の人という逸話持ち。 東京都杉並区高円寺生まれで、神奈川県横浜市で育つ。 独特で軽妙なトークや雰囲気を持つ人物で、ぬこ大好きさん。 概要 1972年、アルバム『静かでいいな〜谷山浩子15の世界〜』とシングル『銀河系はやっぱりまわってる』をリリースし、1度目のデビュー。 その後(正確にいつからかは曖昧だが)NHKの音楽番組『ステージ101』にレギュラーグループ「ヤング101」の一員として1974年3月の最終回まで出演。 現存する最終回映像では個人としてピックアップされることはなかったが、初代うたのおにいさんや太田裕美と共に踊っていた。 最もその後複数回行われた「ヤング101」復活イベントには参加していないが。 1974年5月、第7回ポプコンつま恋本選で『お早ようございますの帽子屋さん』が入選、翌年に現・ポニーキャニオンで2度目のデビューをした。 そして、1977年、『河のほとりに』で正式にデビュー。2000年にヤマハミュージックコミュニケーションズへと移籍する。 『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』などNHKの番組に提供した楽曲は有名で、音楽・小説共にメルヘンチックでファンタジーのような作風を持つ。 擬音語擬態語を使うことも多く、子供から大人まで楽しめる番組との相性も良い。 曲数自体はそこまで多くもないのだが、いずれもその独特のテイストが視聴者に強烈なインパクトを与えている。 しかし一方で、聴いた者を恐怖させる楽曲や、歌詞の意味が本気でわからない楽曲なども多数存在する。 他者への提供曲でも基本的にブレない。 自分を熱いまなざしで見つめる少年に恋をした人形が、魔女に人間にしてもらって彼に会いに行ったら、 「人形の君が好きだったのに、人間なんて寒気がするよ」 と拒絶されて失恋する なんて歌をアイドル声優に提供するくらいブレない。 その為、通になると歌手が違っても歌の内容だけで谷山浩子だとすぐに気付く。 過去、NOVELAのギタリスト・平山照継と文通していた時期があった。 その頃に発表された楽曲「人形の家」のテイストはNOVELAのアルバム「聖域〜サンクチュアリ〜」の収録曲に非常に似ており、 また平山のソロアルバム「ノイの城」のコンセプトや世界観が谷山の楽曲に酷似しており、 お互いに影響を与え合っていた事が窺われる。 近年ではロックミュージシャンのROLLYと共作でアルバムを出したこともある。 曲自体は全て谷山浩子のもので、谷山浩子をベースにROLLYの要素が入り込むというもの。 ファンシーな曲の伴奏にエレキギターが入ったり、谷山浩子の曲をROLLYが歌ったり、「KARA-KURI-DOLL」ではROLLYが合いの手を入れたり…。 個性的なテイストの曲がさらに個性的なテイストに仕上がっている。 インターネットに強いことも知られており、パソコン通信の時代からPCに触れてきたらしい。 更にニコニコ動画に無断でアップされた楽曲には、敢えて野放しにすると言う対応を取り、プロモーション効果を狙っているらしい。 ニコニコの運営側にも動画を削除するなと頼み込む徹底ぶり。 アイドル声優に楽曲提供を依頼されたときに構想を練るためのデータが不足していたときは、無法地帯だった当時のニコ動を活用してお相手のことを調べたと言う。 また、プロデューサーの石井AQ氏と共にニコニコのヤマハミュージックチャンネルで公式生放送を行ったことも。 主な楽曲 『まっくら森の歌』 谷山さんを代表する、幻想的で不思議な楽曲。85年8-9月放送。 しかし、みんなのうたで使用された映像や曲のトーンから、トラウマを持つ人もいるらしい。 アニヲタ的には如月千早によるカバーVer.も存在。 ニコ動に投稿された替え歌『なっとく森の歌』(なっとくP)は谷山さん本人も納得の仕上がり。 この『なっとく森の歌』、コンサートで谷山さんへのリクエスト権をじゃんけんで勝ち取った人がリクエストしたところ、 本来なら持ち歌以外は却下されるにもかかわらず、その人物が作成者のなっとくPと発覚したため、驚きと納得の上で弾き語りが披露され、 楽曲に映像をつけたDVD「うたのえほん」にボーナストラックとして収録されているので、公認どころか公式の勢いである。 ちなみに、みんなのうたで放送された曲は他に『恋するニワトリ』(85年2-3月)、『しっぽのきもち』(86年8-9月)、『おはようクレヨン』(87年6-7月)、『空のオカリナ』(96年2-3月)、『そっくりハウス』(02年10-11月)、『ピヨの恩返し』(15年2-3月)、『花さかニャンコ』(19年4-5月)、『きみがいるから』(22年4-5月)がある。 (『空のオカリナ』『ピヨの恩返し』の歌唱は岩男潤子) ファンシーで正統派な曲もあるが、途中から意味が分からなくなる曲も相変わらず多い。 『まもるくん』 谷山さんのカオス曲といえばコレ、っていうくらいカオス。 だんだんと規模が大きくなる謎の存在「まもるくん」の正体を巡って、あらゆる議論がなされている。 『ねこの森には帰れない』 無数の猫ソングの一つ。 アルバム名にもなった。 谷山さんらしく、童話のようにファンシーな歌。 でもどこか淋しい内容。 2012年にはROLLYとのコラボVer.も発表。 『COTTON COLOR』 可愛らしい曲に、どこの国のものでもない言葉の羅列。 その裏に、戦慄の真意。 『ガラスの巨人』 地球滅亡三部作の一つ。 少年が悲しみに捕われる様を、美しく、はかなく歌いこむ。 バージョンが違うものもある。 ちなみに、谷山さんが地球を滅ぼすのは別に珍しい事ではないが、 意図せず同様のコンセプトの三曲ができた事から名付けられた。 他の二曲は『穀物の雨が降る』『粉雪の日』。アルバム『水玉時間』のレコードB面はこの三曲から始まる。 小説「猫森集会」では滅んだ理由は 「穀物を詰め込まれての窒息死」「狂って巨大化したビルに踏み潰されて」「雪が降り続けたことによる凍死」 とそれぞれ語られている。 『Rolling Down』 坂の下に転がり落ちていった奈落の底にはあの日置いてきた母さんが… 夢のようなイメージを言葉に綴ったとのことで相変わらず不思議な世界観の歌だが、どこか寂しく儚く、そして怖い。 ニコニコ動画にある「谷山浩子の怖い歌」タグが付けられた曲の中でも特に再生数が多いもののひとつ。 『ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌』 日本語崩壊。 一応、歌詞は独創ではなく「不思議の国のアリス」の作中で出てくる詩の日本語訳。 元の詩からしてナンセンスなものなので、この歌もカオスなわけ。 といってもやっぱり翻訳センスは独特。 興味がある人は原文と歌詞を調べてみよう。日本語の代名詞の多彩さを感じられるだろう。 ちなみに、谷山さんは他にもアリスの劇中詩やアリスモチーフの歌を多く出していて、 この歌が収録された『月光シアター』には他にもアリスをモチーフにした歌が収録されている。 『朝ごはんの歌』 ジブリ映画『コクリコ坂から』の挿入歌。歌は手嶌葵。 リズム良く軽快感のある雰囲気と擬音擬態語の多用が特徴。 作詞は宮崎吾朗との共作名義だが、全体的に谷山さんらしさが溢れている。 宮崎吾朗のジブリ映画では『ゲド戦記』の頃から手嶌葵が歌う曲を多数、作曲している。 『KARA-KURI DOLL』 豊崎愛生への提供曲。 時計の中のからくりドールは毎日自分を熱い眼差しで見てくる少年に恋をしていた。 といういかにもメルヘンチックな歌。 …だが、最後は魔女の力を借り、二度と人形には戻れないという代償を払ってまで人間になって彼に会いに行くと、「人間なんて寒気がするよ」と言われてしまい、人間として生きる意味を一瞬で失ってしまう。 それでも豊崎愛生版はまだ「甘く切ない」という仕上がりで、谷山氏本人のセルフカバー版『KARA-KURI DOLL 〜Wendy Dewのありふれた失恋〜』では徹頭徹尾寂しげな伴奏となり、最後にはガラスの割れる効果音が入るという完全なホラー仕様。 ROLLYらとコラボした「からくり人形楽団」(*1)バージョンでは伴奏こそ相変わらず寂しげだが、ROLLYが間奏のところでお茶目な合いの手やフランス小話を挟むため、全く異なる印象を受けるだろう。 『無限マトリョーシカ』 上坂すみれの楽曲で、谷山さんが歌詞のみ提供。 似たようなフレーズを繰り返す、恒例の言葉遊びが入っている一方、上坂すみれの曲らしくテンポは早め。 上坂すみれの楽曲を谷山浩子が提供というのもなかなかレアな組み合わせだが、谷山浩子によるセルフカバー版は編曲と伴奏・コーラスを「からくり人形楽団」の4名が手掛けており、こちらもこちらで貴重。 アニヲタwikiは心の迷路 追記は修正 まっくらクライクライ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 手品師の心臓が好きです -- 名無しさん (2013-09-06 07 43 11) まっくら森の歌は美しい曲だけど、夜に聞くとマジで怖い -- 名無しさん (2014-05-23 18 19 01) (、ン、)<やあ -- 名無しさん (2014-07-25 21 30 15) 森へおいではどっちもバージョンも好き -- 名無しさん (2014-08-25 20 39 10) そっくりハウスで更にトラウマを増やす悪い大人の鑑(瀕死) -- 名無しさん (2015-07-15 21 20 45) 昔言ったソロライブでリクエスト勝ち取ったのが自慢 -- 名無しさん (2015-09-26 19 46 40) 今月のみんなのうたでまっくら森をアンコールしてるらしいな -- 名も無き熊 (2016-02-15 14 09 13) 作詞・作曲提供としてだけど結構ジブリ映画にも縁がある。 -- 名無しさん (2016-07-07 19 29 34) 恐怖とかユーモアといったクセのある楽曲に注目されやすいけど恋愛曲もめちゃめちゃいい -- 名無しさん (2017-01-06 18 30 16) ドウ シタ ワケ カバ イド ヲレ ンソ ウサ セル キョ クガ オオ イキ ガス ル -- 名無しさん (2017-03-06 22 54 33) ↑2「海の時間」「小さな魚」あたりは初めて聞いた時に涙出るくらい心に来たわ。 「白と黒」はこの人の両面をどっぷり楽しめる名盤。 -- 名無しさん (2017-03-22 01 11 26) 「花さかニャンコ」でもやってくれた。令和になっても色褪せぬ狂気と中毒性よ。 -- 名無しさん (2020-01-26 00 43 36) 子守歌がこの人の歌だったせいで曲名知らないけど歌える曲が大量にある -- 名無しさん (2020-08-21 22 21 11) ゆりかごの歌 -- 名無しさん (2021-02-15 01 03 50) 名前 コメント
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もう五条さん飽きちーつぁ。面白くないし。腐女子と、腐女子じゃない普通のイナイレファンの女子、男子、今までスマソ。 -- (つるぎゅん) 2012-01-27 01 39 53
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清川 夏生(きよかわ なつお) http //charasheet.vampire-blood.net/849356 年齢:40 職業:作家 一人称:私 誕生日:10月5日 綿密な取材に基づいた描写が魅力のオカルト小説作家。 どこかの部落の信仰とかを扱ったものなど。本人もそういうのは信じやすいタイプ。 雪山密室で秋山さんという彼氏ができた。 インスタをしていて、甘いものの写真をあげている。秋山さんと行っている。 経験したセッション 雪山密室、人カラ人、キャベツ畑でつかまえて、狼をめぐる冒険、今宵咲う花を、神話と科学、死神のパレード、くねくね 関係のあるPC ・杏くん インスタで相互フォローしている。 ・周防誠司さん パソコンに強いなあ。くねり村で再会した。トイレに行くときの目くばせ完璧に理解た、「そういうこと」だね! ・緑青さん 精神科のお医者さんなのか~煙草は体に悪いですよ ・久保さくらさん とても面倒見がよい人、祥子さんを助けるために飛び込んでいってしまった…大丈夫かな… ・植田教授 理知的な方…だと思っていたけれど飛び込んでいってしまった…大丈夫かな… ・水城さん 私の本を愛読してくれているらしい。うれしい。 ・汐風航さん 水城さんに厳しい。カスタネットで曲を奏でられる。 ・蛍くん ちょっと気弱そうな男の子。山登りしてみたら世界が変わるかもしれないよ? ・萌さん 友達のためにそこまでできるのはすごい。楽譜を読むのは苦手な様子。 ・蘭くん 霧緒くんへの接し方が流石保育士さんという感じだった。なついてましたね。 ・榎音宮さん お若いジャーナリストの方。取材に飛び込んでいく度胸があって将来有望。
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***** 1月15日。 雪はやんでいる。 当たり前だけど今日は平日。律は仕事。 でもちょっと早めに上がってくれるみたい。 うれしいな。待ち合わせは、18時。 雪の通学路を歩く。 3年間、この道をふたりで歩いて通った。 あの頃、毎日のように見慣れた風景が、今はこんなに懐かしい。 つるっ。 うわっ。 周りをキョロキョロ見ていて足元がお留守になっていた。 凍った道に足を滑らせて危うく転ぶところだった。 そういえば昔もこんなことがあったな。 私が滑って転びそうになって、律にしがみつこうとして律まで巻き込んでふたりで転んで…。 思い出し笑いをかみころす。 今はしがみつく相手がいないんだ。転ばないように気をつけなきゃな。 少し早い時間に着いた。 律が来るまでコーヒーを一杯だけ注文して席に着く。 放課後のファーストフード店は女子高生でいっぱいだ。 大きな声で笑い、はしゃぐ彼女たち。 制服の着こなしが自分が高校生だった頃とはちょっと変わっていることに気がついて、時間の流れを感じる。 自分もかつてあの中にいた。 あんなふうに笑っていた。 昨日も今日も明日も…同じような毎日が永遠に続くように思えてならなかった。 「今」が「過去」になるなんて思いもしなかったそんな頃があった。 随分早く着いてしまった。 まだ約束の時間まで30分もある。 ぼんやりと窓の外を見やる。 また少し、雪が降り出していた。 ***** 私に好意の眼差しを向けてくる相手は、異性に限らなかった。 女子高女子大と7年間女の園で暮らしていたから、 所謂同性愛者がいることは知っていた。 けれど、私自身が同性に対して特別な感情を抱いたことはなかったし、 昔からそういうアプローチはなくなかったけれど、丁重にお断りしてきた。 私は外れることが怖かった。 私が恋をする相手は異性でなくてはならなかった。 同性が同性に恋をする…世の中にそういう恋が、愛が、存在するのだと頭で理解していても…私自身が嫌悪を抱いていないとしても…まわりはどうだろう?はたして世の中は許してくれるだろうか? 世界の多数派からこぼれ落ちた存在を許容してくれる場所はあるのだろうか? あったとしても私はそこにたどり着くことはできるのだろうか? 私は怖かった。 だから、考えることをやめた。 とにかく、深く深く気持ちを心の奥にしまい込んだ。 ***** そんな私の前に現れたのは高校時代の同級生、佐々木曜子だった。 恥ずかしい思い出を披露すると、高校時代の私にはファンクラブなるものが存在した。 結成に至った理由はここでは明かせない。 元来照れ屋だった私にとって、その存在は黒歴史。 彼女はその一員だった。 彼女が私に憧れの視線を向けていたことは知っていた。 あの日、高校卒業以来初めて会った彼女は、もう立派な大人の女性だった。 あれは偶然の出逢いだったのだろうか? あの日、直前になって約束をすっぽかされた私は、 ひとりで喫茶店でコーヒーを飲みつつ本を読んでいた。 そんなときたまたま同じ店に入ってきた高校時代のクラスメイトに声をかけられるなんて。 出来過ぎた偶然じゃないだろうか。 最初、彼女のことがわからなかった。 曜子は曖昧な笑顔を見せた私の表情を見て、そのことを悟ったのだろう。 寂しそうに笑い、高校時代にクラスメイトだった佐々木曜子だと名乗った。 「私は後ろ姿を見てすぐに秋山さんだ、ってわかったよ」 「あの頃から素敵だったけど…本当にきれいになったよね」 曜子はそういって笑った。 彼女の笑顔と言葉には、普通の女友達のものとは異なる意味合いが含まれていることを、私は感じ取っていた。 「もし、よかったら…」彼女は言った。「ちょっと映画でも見に行かない?」 どうせ予定はなくなったのだ。私は彼女の申し出を受けた。 映画はありきたりなラブストーリーだった。 映画の登場人物たちは、どうしてこんなに…自然に…「まともな」恋ができるのだろう。私にはわからない。 まったく持って退屈な展開。 眠たくて仕方がなかったけれど、さすがにそれは誘ってくれた曜子に悪い。 うつらうつらしながらも、寝落ちしないように2時間をやり過ごした。 「退屈だった?」 「え?いや、そんなことなかったよ」 どうやら曜子にはバレていたらしい。 「うそ。秋山さん、寝てたじゃない」 「あ…ごめん」 「ううん、いいの。だって私が無理に誘ったんだし。でも意外」 「なにが?」 「だって、秋山さん。こういうラブストーリー好きかなって思ってた」 十年だぞ。 人が変わるには十分すぎる時間だ。 でも、高校時代の私は、いつかこんな映画みたいな恋をするんだって、 当たり前のように信じていた。 「せっかく誘ったのにごめんねー…そうだ、お詫びに晩ご飯おごるよ」 「いいよ、悪いし」 「なにか予定、あった?」 「ないけど…悪いよ」 「じゃあ、割り勘でいいから付き合って。いいでしょ、久しぶりに逢ったんだし」 こんなに積極的な子だったろうか?いや…そもそも私は曜子のことはあまりよく知らなかった。 それに人は変わる。 十年だぞ? 人が変わるには十分すぎる時間だ。 断る理由のなかった私は、曜子に付き合うことにした。 なかなか雰囲気のあるレストランでディナーを済ませると、彼女はちょっと飲み直さないかと私をバーに誘った。 もうこうなったら、最後まで付き合うつもりで私は彼女についていった。 「映画にレストラン、最後はバー。いかにも定番のデートコースね」 「…そうだな」 「相手が私で残念?彼と一緒に来たかった?」 「そんなことないよ。久しぶりに同級生に会えて嬉しい。楽しいよ」 「そう?ありがと。お世辞でも嬉しい。私も秋山さんに逢えて…嬉しい」 曜子は笑った。 彼女は笑うとき、けして私の瞳から目を離さない。 私はいまさらながらこのときに初めて、なんだか急に緊張したように胸の鼓動が早くなるのを感じた。 「顔が赤いよ、秋山さん。大丈夫?」 「うん、大丈夫。そんなに飲んでないから」 「そう?あまり無理、しないでね」 曜子はそういいながら、カウンターの左隣りに座った私の背中をさすってくれた。 その撫で方は、私の体をさわる時の男のそれとよく似ていた。 「でもちょっと残念だな」 「何が?」 「さっきの話。さらっと流されちゃったけど…恋人、いるんだね」 「まあ、ね。もういい年なんだし」 「そうよね、いるわよね。恋人くらい」 私には曜子の意図がよくわかった。 羽虫のように私に寄ってくる男たちは、こんな風に私を口説くことがあったから。 それに気づいた私は、少し意地の悪い質問をしようと考えた。 「佐々木さんは?恋人、いないの?」 「今はね」 「前はいたんだ。どんな人?」 「いいじゃない。そんなこと。もう忘れちゃった。それより秋山さんは?」 「え?なに?」 「…結婚とか…しないの?」 上目遣いをしながら曜子が尋ねる。 「うまくいけばね。でもよくわかんないかな」 「どうして?何か問題でもあるの?」 「いや別に…何もないよ。たぶんうまくいってる」 その時付き合っていた相手は、本を読むことが好きな、のんびりとして穏やかな男だった。 毎日真面目に働き、帰宅して料理を作り、洗濯を欠かさず、休みの日には部屋をきれいに掃除して整理整頓を怠らず、少しの余暇に読書を楽しむ男だった。 ときに、私をアクセサリーのように…ただ美しい女を横に携えて町を歩きたい…そんなくだらない願望を隠すこともない破廉恥な男もいたけれど、彼はそんな男ではなかった。 彼が、顔を真っ赤にして私に愛を告げてくれたことは、私にとっても嬉しい出来事だった。 いろんな男たちが(ときには女たちも)私に言い寄ってきたけれど、彼ほど真剣なまなざしを向けてくれた人はいなかったように思う。 私は素直に嬉しかったのだ。でも。 私は恋をしていなかった。 彼に恋することはできないでいた。 残酷だけれどもそれは真実だった。 彼がそれに気がついていたかどうか、私にはわからない。 けれど、彼は自分が愛されていなくても、 私が側にいてくれさえすればそれだけでよいのだ、と多くを望んでいないようにも見えた。 彼も、私と同じなのかもしれない。 私がそうであるように、彼も都合の悪い真実から目を背けていたのかもしれない。 この女は自分を愛していない、 そして自分は一生愛されることもないのかもしれない、 という疑念を封じ込めて、私と付き合っていくことができる男のように思えた。 彼となら、恋をしなくても自分の「役柄」を全うできるような気がしていた。 ちゃんと次の舞台に上がることが出来るような気がしていた。 彼となら…結婚して出産して子供を育てて…「まともに」暮らしてゆける。普通に。 恋なんて必要ないじゃないか。 私たちは必要以上に恋愛に縛られ過ぎている。 恋なんてしなくたって生きてゆける。 そう、恋をするより「まともに」生きて幸せになる方が、よっぽど大事なんじゃないか…。 恋って、どんなものなんだろう。一体、なんなのだろう。 それがわからないのだとしたら、私にとって大切なのは、「普通」をはみ出さず、「まともに」生きていくことだった。 彼はいつだって私を大切にしてくれた。 酒の付き合いもほどほどに、約束の時間に遅れたこともなく…今日がはじめてだ。 約束を違えたのは。急な仕事って言っていたけれど…。 「どうしたの秋山さん。ぼうっとして」 「ごめん、なんでもない」 「何か悩みでもあるんじゃないの?」 「ないよ、ないない」 「そう?ならいいんだけど…でも秋山さんも結婚かぁー」 「いやまだ決まったわけじゃないから」 「いずれはそのつもりなんでしょ?」 「うん。たぶん…」 「たぶん、って何よ…好きなんでしょ?彼のこと」 なんでこの歳になって、こんなときに上手にごまかすことすらできないのだろう。 私は変なところで自分に正直だった。 答えに詰まって返事の遅れた私の隙を、曜子が見逃すはずはなかった。 「…好きじゃないの?」 「そういうわけじゃないんだけど…」 「そうかしら?秋山さん、自分に嘘ついてるでしょ」 そう言って、曜子はまた私の瞳をじっと見つめた。 私の神経を逆なでした彼女の図々しい物言いに、腹が立って強い口調で言い返す。 「そんなことない。久しぶり会った佐々木さんに何がわかるんだよ」 「興奮しないで、秋山さん」 手をぎゅっと握られる。心臓を鷲掴みにされたみたいだった。 「私にはあなたの考えていることがわかるの、あなたの本当の気持ち」 「何がわかるっていうんだよ!なんでそんなことが言えるんだ!」 「わかるわ。だって私…ずっと澪のこと見てたもの」 曜子はごく自然に…まるで昔からそうしていたかのように、私を下の名前で呼んだ。 「気づいてなかった? そうよね、あの頃の澪は私のことなんて少しも見てくれなかった。 ずっとあの人のことばかり見てたもの。 でも今は違うわ。 今、私は澪を見てる。 そして澪は私を見てる。 そうね、私なら教えてあげられるわ。 澪も、澪の彼も知らない本当のあなたの気持ち。 私が教えてあげる」 曜子はそう言って、蠱惑的に微笑んだ。 獣を相手に隙を見せてはいけない。 わかっていたはずのに油断した私が悪かった。 今までまとわりついてきた獣(男共)と勝手が違うのは、 相手が同性で旧友だったことだ。 うさぎだと思っていて気を許してしまっていた。 けれど曜子は狼だった。 十年のときを経て、彼女は立派な獣になっていた。 狼は、期を見て牙をむき、私に噛み付いた。 私は振りほどくことができずそれに飲み込まれていった。 ***** 17時55分。律からのメール。 『悪い!残業が長引いて帰れそうにない!もうちょっと待ってもらっていい?』 おい。5分前に送る文面じゃないだろ。 『わかった。でも新幹線の時間があるから、待てるの20時までだぞ』 ブーッブーッ…返信早いな。 『な、なんとかその時間までには…ガンバリマス』 おい。それ、ちょっと待つじゃないだろ。まったく律の奴… でも高校時代と変わらないやりとりに、私はしあわせを感じていた。 3
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あんだけ票差あったのにこれはおかしいだろ…三国じゃないがこのままじゃ牙山野谷2人とも守りきれないぞ、なんせ向こうは不正ツール使って投票してやがるんだから -- (名無しさん) 2011-11-26 20 39 14
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物好きな腐女子見つけたhttp //ameblo.jp/usuyawak-ahuukisobikas/entry-11084054802.html -- (名無しさん) 2011-11-20 17 13 19
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野谷きゅんとかワロタwwwwwwwwwwたまにいるんだな、こういう腐女子が。VIPの味方になった気になってんじゃねーよwwwwww -- (名無しさん) 2011-12-13 21 02 04