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Back to Ⅱ-5 第二章 第六節 魔物兵達はエレンの鞭に捕らわれて息も絶え絶えの一体を除き斃されたようだ。 エレンの指示で春日が馬車へと救急セットを取りに走り、一人で行かせるのが不安になったらしい琴菜がそれに続いた。 「三人いたけど……だめだ」 近くを軽く見回ったカサンドラが首を振る。 水の無い水路に赤い液体が僅かに溜まっている。 エレンと澪が痛々しげに目を伏せ、ルギネスが悔しさを滲ませて捕らわれた魔物兵を睨み付けた。 「……お前達もここが石精霊の居場所と知って来たんだろう。何処だ?」 魔物兵が赤く濁った視界でルギネスを弱弱しく見上げた。 ルギネスの視線は何処までも冷ややかに魔物兵に向けられている。 「ハッ……シったところで……おマエらにもムリだ……」 精一杯の虚勢をはって魔物兵が悪態をついた。 「無理かどうかは知ってから決める。何処だ?答えろ」 ひゅ、と細剣が空気を薙ぐ。 魔物は逆流する血に咽ながら微かに震えるのみで、目を見開いたまま静かに事切れた。 ルギネスが苛立たしげに舌打ちをする。 「なんか手がかりになるもんもってねーかなあ」 カサンドラがぼやきつつ魔物兵の近くにしゃがみこんだ。 「若あんまり触っちゃダメですよ!あと後で手洗ってくださいね」 商人の腕に家の資材を拝借して作った添え木をあてながらエレンが注意した。 「はいはいわかってますー……お前は俺の母親か」 うっとおしそうにふくれながら相槌をうったカサンドラがふと視線をとめた。 魔物兵の服から落ちたらしい王家紋のついた皮細工が浮いている。 ひょいと摘みあげ、目の高さまで持ち上げる。 王家紋がうっすらと血で滲んでいる。 ぽたぽたと血が垂れて血だまりが波紋を湛えた。 「わ……」 しばらく皮細工を見つめたままのカサンドラにエレンが声をかけかけて躊躇する。 そんなエレンに気づいたカサンドラが皮細工を自分の胸元近くへと移動させた。 「似合う?」 エレンが沈痛な表情を浮かべた。血に塗れた王家紋。まるで今の国のようだ。 その表情を見られないためにか目を伏せ、商人の腕を固定する作業を再開する。 「やめてください。そんな穢れた紋章は、若には似合いません……」 ぽつりと呟いたエレンの声を聞きながら、もう一度目の高さまで紋章をもってくる。 「穢れた、ねぇ」 しばらくぼーっとしたままそれを見つめた後、興味を失ったらしいカサンドラが掌を広げると皮細工はぽちゃん、とあっけない音を立てて再び血の池におちた。 壊れた城門の瓦礫を蹴飛ばしながら二人の少女が駆ける。 「春日っ待て春日!」 脇目もふらず馬車へと駆け出した春日を慌てて追いかけた琴菜が自分より少し小さい春日の肩をつかんだ。 「わわっ……!ことちゃん?どうしたの?」 きょとんと自分を見上げてくる春日に琴菜がため息をつく。 「お前なぁ……まだ魔物兵がいるかもしれないんだぞ、一人で動くな」 ぺち、とおでこをかるく叩く。 「ごめんなさい?」 よくわかっていないであろう声で春日が首を傾げながら謝った。 「とりあえず、あまり物音をたてない事。周りに注意も払えよ」 「はぁい」 さくさくと土を草を踏み分けて歩く。 草が枯れていないと言う事は雨は適度に降り、土に水分も残っているのだろう。 「ヴェルギリウスだけ枯れてるのか……?」 馬車につき、荷物を探す……というよりはひっくりかえしている春日を後ろで眺めながら琴菜は物思いにふける。 ……そろそろ止めるべきだろうかと春日に声をかけた瞬間、背後でがさがさと茂みが鳴った。 「春日馬車の中に隠れてろ!」 そう言い放って刀に手をかける。さっき斬った魔物の血で若干重く感じた。 「え?」 姿勢を低くして戦闘体勢をとる。 春日がこちらをふりかえると同時に茂みから人影が現れた。 「……あ?」 琴菜がその姿を目にした瞬間に眉を顰めた。 Go to Ⅱ-7
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《古虎渓 玄仔/Kuroko Kokokei》 アイコン ゲスト 性別 『ⅩⅣです』 年齢 16 身長 160cm 種族 人狼 血液型 B 職業 警察・異能対策課 好 ドーナッツ 武器 シマウマ 漫才 弄りがいのある年上 嫌 鬼 毛虫 薬品の匂い 食材の原型がない料理 趣味 上官いじり 愛称 クロイヌ むーちゃん Theme 遺伝子に刻み込め! 人物/来歴 月見浜町にある朧里という小高い山で生まれ育った人狼の子供、山を統治する鬼と里の人間双方から除け者にされ衰弱していたところを警官に保護される。 その後は身体能力を買われ身寄りがないのをいいことに食事と寝床を餌に警察に飼われる形で戦闘員として迎え入れられる 正式な警官としての地位はなく、その権限も勿論持ち得てないがそんなのはおかまいなく悪い奴はやっつけろと言わんばかりに犯罪現場に殴り込んでは犯人をたこ殴りにする脳筋、頭がかなり残念な子 美しい造りの中性的顔立ち、ぼさぼさな黒髪、ハイライトのない赤目。 一応警官でこそあるが、制服を着るという発想事態頭になく黒の和装にやたらめったら紙垂を巻き付けた派手な装いを好む。 そこらへんのヤンキーから学んだ入れ墨を身体中に施しており腕をまくっては得意げに微笑むらしい、警官の品性が疑われやすい。 一応人狼だが普段は耳と尻尾はしまっている。戦闘中本気を出すとかわいくない耳と尻尾が姿を現す 外見に噓偽りなくかなり型破りな行動が目立つフリーダム若年警官。 能力者や人的危害を加える妖怪の駆逐を『楽しむ』好戦的な性格で基本的に笑顔を絶やさない。 あくまで戦闘の『過程』を楽しむタイプであまり相手の生死に拘らず、戦闘不能に追い込めばそれ以上は干渉せず(交戦行為が終了する事に関しては舌打ちこそするが。)職務上必要であれば加減をする程度の良識はあるよう。 恐ろしくマイペースで特別任務がなければモンシロチョウを追いかけに行く程度に身勝手。 暇さえあればお気に入りのドーナッツ屋でお茶している。働きたいけどメンドクサイは嫌デスとは彼の談。 ちなみに一定距離以上近寄ると悪意のない暴力を振るうため性別は特定できず。飼いならされて大人しくなった今も『近づいたらいぬパンチ』というトラウマが局の人間に根強く残っており今更誰も調べようとしない、寧ろどうでもいい、男にせよ女にせよいろいろ残念なのでどうでもいい。 ドーナッツが大好物、定期的にドーナッツを補充しないとストレスでサンドバッグに風穴を空ける。 逆にドーナッツさえ確保できればあっという間の『あ』の字という間も要さずご機嫌になるちょろさ、簡単に釣られる程頭悪い。 今でこそ大分大人しくなってはいるが実際彼か彼女かが警官に編入されて間もなくは後にあいつが暴れる暗黒街に赴いてはボロ雑巾にするかされるかの喧嘩に明け暮れるなど、 毎度上官や同僚の頭痛の種になる厄介者だったそうな。(今現在も身勝手な行動が目立つが) 今の所はすっかり飼いならされたのかそれとも恩人である警官になつき始めたのか、喧嘩癖こそ直らないが職務には真面目に取り組むようになっている。 森ノ宮や清丈が警官だった時代は姿を見かけては飛びつき甘噛みする程なついていたそうだが既に昔の話。彼、彼女等が辞職してからはかなり塞ぎ込んだとか。 戦闘能力 火纏楼花という古典武術を古書から独学で学び、だいたいの大雑把な知識と持ち前の格闘センスで会得している他、クナイから十手や大太刀などの得物を幅広く扱う。お気に入りは番傘、打撃に使う。 『気』を纏い肉体強度、及び気の放出による加速が基本形。これを基盤に技へ繋げるのが定石だが玄子はめんどうなので技を練習したがらずデタラメな戦い方をする 【演舞・磔刑パペット】 【歌劇・張りつけピエロ】 【影絵・串刺し藁ドール】 【金曜・十三の死せる陪審員】 【悲劇・慟哭ブラッド】 関連ページ 関連画像 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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いぷしろん制作 フォージィ=エステリア 性別:女性 年齢:40歳(外見年齢20歳前後) 身長:168cm 体重:60kg 一人称:私 二人称:あなた、お前 所属:秘密結社シバーク 秘密結社シバークに身を置き、総統Sの懐刀として EOD計画の推進を行なっている女性。 その正体はフォルセリア王国の前身であり、強硬に能力者排斥を行う 女王が支配していたエステリア王国の元第一王女。 前女王派筆頭として能力者の迫害を行なっていたが、 ある日、自分自身が能力者として覚醒してしまい、 国を追われてしまった。 立場が変われば肉親ですら手のひらを返す 人間の浅ましさに絶望し、死のうにも後述の能力の影響から 死ぬこともできず、あてもなく放浪していたところを 総統Sに救われ、彼の元に身をおくことになる。 EOD計画の全貌を知っているが、能力が消えさっても 人類の悲劇を生み出す要因がひとつ無くなるだけに過ぎず、 根本的には何も変わらない、という絶望を抱えている。 それでも総統Sの志を叶えようと動いているのは、 自分の人生に意味を与えてくれた彼への感謝によるものである。 物静かで、まるで抜け殻のような印象を与える女性。 能力者として覚醒する以前は非常に傲慢な人間であり、 戦死したレジスタンスの遺体を見せしめとして広場に晒すなど 残忍な行いをしていた。 能力名は『パーフェクトワールド』。 彼女自身を常にベストの状態に保とうとする力場である。 この能力の為に彼女の肉体は絶頂期から衰えることがなく、 ダメージを受けても即座に再生し、大きく疲労しても回復してしまう。 また、彼女に害をなす存在は、力場の『修正能力』の影響を受け、 危険にさらされることになる。 彼女を倒すには、この修正能力の許容限界を超えるダメージを叩きこむしか無い。 この能力は、彼女の精神にも影響を与えているらしく、 心に絶望を抱えていても、絶対に破綻することができない。 狂気に囚われたり、自殺することができないのである。 「大事を成さねば、消えゆくことすら許されぬ体……。 能力は私にとって人生であり、呪いに外ならないのです」 「因果の応報によって滅びなさい。私のように」 「アーッハッハァ! 無様ね、化物がいい気味なのよ!」 「一個師団がたった一人を相手に壊滅……? どうなってるの……どうなってるのよ!!」 フォージィ=エステリア フォージィ, 女性, 人間, AAAA, 180 特殊能力 切り払いLv1, 1, Lv2, 10, Lv3, 15, Lv4, 25, Lv5, 35, Lv6, 45 援護防御Lv2, 1, Lv3, 20 134, 162, 152, 136, 178, 162, 普通 SP, 50, みがわり, 1, 必中, 1, 復活, 8, 幸運, 12, 鉄壁, 25, 魂, 32 OSC_0000_3920(14).bmp, -.mid フォージィ=エステリア フォージィ=エステリア, (人間), 1, 2 陸, 4, M, 8000, 200 特殊能力 HP回復Lv3=パーフェクトワールド EN回復Lv3=パーフェクトワールド パーフェクトワールド=解説 毎ターン最大値の30%分のHPとENを回復。また、HPが減るほど自動反撃が強化される。 自動反撃=修正領域 パーフェクトワールド(1) 全 100 (!HPLv7.6) 自動反撃=修正領域 パーフェクトワールド(2) 全 100 (!HPLv5.1) 自動反撃=修正領域 パーフェクトワールド(3) 全 100 (瀕死) 特殊効果無効化=全 攻撃属性=夢 動=解説 自動反撃専用武器 対応する特殊能力でのみ発動。通常使用は不可。 夢=解説 夢干渉 現実世界と意識世界の狭間に存在するモノをとらえる攻撃。 3200, 220, 1200, 70 AAAA, SRCS_ForjyEsteriaU.bmp エステリアの宝剣, 1300, 1, 1, +10, -, -, -, AAAA, +10, 魔武 パーフェクトワールド(1), 1400, 1, 10, +40, -, 10, -, AAAA, +20, 動 自動反撃 (!HPLv7.6) パーフェクトワールド(2), 1700, 1, 10, +40, -, 10, -, AAAA, +20, 動 自動反撃 (!HPLv5.1) パーフェクトワールド(3), 2000, 1, 10, +40, -, 10, -, AAAA, +20, 動 自動反撃 (瀕死) # こちらから仕掛けない限りは全然怖くない。 # HPを減らすごとに凶悪化する自動反撃をどう掻い潜るか、という敵。 # 現在製作中。 フォージィ=エステリア(攻撃) フォージィ, OSC_0000_3920(11).bmp フォージィ(攻撃) フォージィ, OSC_0000_3920(11).bmp フォージィ=エステリア(攻撃2) フォージィ, OSC_0000_3920(12).bmp フォージィ(攻撃2) フォージィ, OSC_0000_3920(12).bmp フォージィ=エステリア(ダメージ) フォージィ, OSC_0000_3920(13).bmp フォージィ(ダメージ) フォージィ, OSC_0000_3920(13).bmp フォージィ=エステリア(瞑目) フォージィ, OSC_0000_3920(15).bmp フォージィ(瞑目) フォージィ, OSC_0000_3920(15).bmp フォージィ=エステリア(驚き) フォージィ, OSC_0000_3920(16).bmp フォージィ(驚き) フォージィ, OSC_0000_3920(16).bmp フォージィ=エステリア(ダメージ2) フォージィ, OSC_0000_3920(21).bmp フォージィ(驚き) フォージィ, OSC_0000_3920(21).bmp フォージィ=エステリア(諦め) フォージィ, OSC_0000_3920(30).bmp フォージィ(諦め) フォージィ, OSC_0000_3920(30).bmp フォージィ=エステリア(涙) フォージィ, OSC_0000_3920(31).bmp フォージィ(涙) フォージィ, OSC_0000_3920(31).bmp フォージィ=エステリア(涙2) フォージィ, OSC_0000_3920(32).bmp フォージィ(涙2) フォージィ, OSC_0000_3920(32).bmp フォージィ=エステリア(微笑) フォージィ, OSC_0000_3920.bmp フォージィ(微笑) フォージィ, OSC_0000_3920.bmp # ここまでが現在の表情。以下、王女時代の顔芸の一例 フォージィ=エステリア(舌打ち) フォージィ, OSC_0000_3920(2).bmp フォージィ(舌打ち) フォージィ, OSC_0000_3920(2).bmp フォージィ=エステリア(苛立ち) フォージィ, OSC_0000_3920(3).bmp フォージィ(苛立ち) フォージィ, OSC_0000_3920(3).bmp フォージィ=エステリア(ゲェーッ!) フォージィ, OSC_0000_3920(18).bmp フォージィ(ゲェーッ!) フォージィ, OSC_0000_3920(18).bmp フォージィ=エステリア(絶望) フォージィ, OSC_0000_3920(20).bmp フォージィ(絶望) フォージィ, OSC_0000_3920(20).bmp フォージィ=エステリア 回避 フォージィ, 避けるつもりはなかったけれども 回避 フォージィ, ステップがもつれています 回避 フォージィ, ………… 回避 フォージィ, あなたが慌てているだけです ダメージ小 フォージィ, それでは到底、私の能力を押し切るのは無理 ダメージ小 フォージィ, 悪夢のようでしょう ダメージ小 フォージィ, あなたでは私を殺せない ダメージ小 フォージィ, 無益な…… ダメージ中 フォージィ, 赤い、血…… ダメージ中 フォージィ, 空間が、私の能力が、牙を剥き始めています ダメージ中 フォージィ, ……押し切れますか? ダメージ中 フォージィ(瞑目), それでは、まだ私の業には及ばない ダメージ大 フォージィ, ……見事。しかし、私を追い詰めた意味を理解していますか? ダメージ大 フォージィ, 因果は巡る。.私に向けた敵意ならば、尚の事 ダメージ大 フォージィ, 殺せますか? 私を――― ダメージ大 フォージィ, 死を幾度も望みました。でも、まだ死ぬ訳にはいかない 破壊 フォージィ(諦め), あっ…… 破壊 フォージィ(瞑目), ……クリストファー 射程外 フォージィ, 私の認識から逃れるとは…… 射程外 フォージィ, 能力の範囲外、ですか。驚きは隠せませんね 射程外 フォージィ, 認識阻害の能力……? いや――― 攻撃(動属性) フォージィ, 愚かな。私のテリトリーで戦うとは 攻撃(動属性) フォージィ, 応報、します 攻撃(動属性) フォージィ, さがりなさい 攻撃(動属性) フォージィ, 空間に喰われなさい 攻撃(動属性) フォージィ, ………… 格闘 フォージィ, 寄らば、斬るまで 格闘 フォージィ, ………… 格闘 フォージィ, 露払いはさせてもらいます 格闘 フォージィ, させない 攻撃(対高見沢大鉄) フォージィ, あなたには復讐をする正当な権利も、力もある フォージィ(攻撃2), ですが、今ここで倒されるわけには参りません 攻撃(対ストラウス=アースト) フォージィ, あら、懐かしい……。.あの頃は楽しみましたね、ストラウス。とても人間らしい日々でした 攻撃(対ストラウス=アースト) フォージィ, あなたのように、ずっと酩酊していることが許されるのならば、幸せなのでしょうね 攻撃(対ホープ=スターライト) フォージィ, 悲劇は能力の有無ではなく…… 人であるということ。そうは思いませんか 攻撃(対ホープ=スターライト) フォージィ, 私はあなたとは違う。そしてあなたよりマシだ;そんな有り触れた信心が、我々を隔てているのです。どこまでも 攻撃(対リリー=サミュエル) フォージィ, 空間を通して伝わる波長が、私に似ている……?
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作者:◆kyDarrQvYuzS 【序】 【1前】 【1後】 【2前】 【2後】 「一話 ヘイヴンの日常はかく危なき(後)」 猫耳少女は人を超越した跳躍で店の柱に飛びつくと酒場の二階へと移動した。指の中でコインが弾丸のように弾かれ、敵に殺到する。 網走はしかし、全てを見切り身を反らせ、地を蹴り横っ跳びに転がり、すぐさま矢を番え、能力で貫通力を持たせ射出。赤毛の少女は身を低くしてかわした。 コインが爆ぜる。酒場の床に大穴を空け、さらに巻き添えを食らった柱を半ばから食い破り、炭化させて粉塵とし。 客が恐怖で慄き逃げる中、少女が二階の手すりに上がり、網走が和弓に矢を番え視線で貫くように見て。西部劇の撃ち合いより尚お熱い戦いの痕跡はあちらこちらに。 「埒が明かないとはまさにこのことにゃ?」 「では隙を見せてください。完膚無きままに、殺します」 「ゴメンだにゃぁ、ボクが生きてお前が死ぬにゃ!」 猫耳付きのフードが一瞬盛り上がった。 赤毛少女が両足を活用して、二階から一階に跳ぶ。両腕の、何人もの人間を残忍に食い破ってきた銀両刃付き籠手を交差させるように力を貯め、相手を殺害せんと。 網走、番えた矢とは別にもう一本無理やり番えれば、やや角度を違え、二本同時に放ち、和弓を隅に放り投げた。 刃付き籠手の刃全てが発射された。それは少女の操作により、二本矢を爆発能力を使わずに叩き落とす。そして、少女は地面に両手両足を付け、獣のように、抜剣した網走に切りかかった。 余りの急負荷に少女の靴が摩擦により白煙を吐いた。 赤毛の残像を残し、接近。 「ニャ!!」 目にも止まらぬ九連撃。 左右、踊るように繰り出されるコンビネーションアタック。顔喉関節に刃が振られ、しかし、その全てをカーボン製サーベルに阻まれてしまう。 「速いッ」 網走は少女の素早さに心の中で舌打ちしつつも、その攻撃が速度による蹂躙のみを目的にしていると見抜いていた。 超速度により敵の対処を困難にさせ、急所に一撃を食らわすそれは、一般的な少女がなすような生温い考え方や育ち方をしていないことを暗に示して。 大ぶりな横薙ぎで少女をいなし、さっと距離をとって一拍、すぐさま斬りかかる。 能力『貫通』は飛び道具の時に真価を発揮するのであって、この少女相手では精々籠手の防御を皆無にする程度の効果しか現さない。分厚い装甲服ならよかったのだが。 一方の少女も『爆発』能力を十分に生かせずにいた。接近戦では能力を満足に生かせず、「配置」も敵の攻撃により一向に進まない。だから今は攻めるのみであった。 「遅いんだにゃ!」 「何をこれしき!」 網走の、フェンシングを原型にする動きに近接格闘を取り入れた剣術は、少女の素早き攻撃を紙一重で逸らし、そして紙一重のところで攻撃を与えられない。少女は両腕の籠手で受け止め、能力で貫通されないように突きを斬に変えるように流していて。 頭部へ突き出した一撃を、銀に光る刃が受け止め角度を変えることで噛む。刃が複数並んでいたことによる利点が、今出た。 冷静な網走に初めて焦りが生まれた。 「チッ!」 舌打ち、思考をさらに高速化。 距離が近接から超至近距離へ。 「ニ゛ャッ!?」 網走は頭を引き、額を鈍器として使用することに決めた。少女の頭に脳天一つ分の重量が襲撃する。鈍い音がした。 少女は片腕で網走の首か頭をかき切ろうとしたが、まさかの頭突きによろけ、腹部に盛大にめり込んだ膝に、二階に上がる階段に背をぶつけるほど飛ばされた。 更に追撃を加えるため、網走が駆けた。 少女が斬りそこなった首の代わりに黒髪が数十本ほどぱらぱら宙に舞う。 赤毛の少女は腹と背の心配をすることも許されず、階段に中途半端に寝たままの防戦を強いられる。 ここぞとばかりに、網走はサーベルによる攻撃を熾烈にして、目の前の敵を排除せんとする。カタールタイプの弱点である射程の無さ故、少女は防御するしかなかった。 攻撃と攻撃が絡むたびに火花が散り、酷い有様の酒場に戦闘音が反響して消えていく。 「くぅうううッ……!」 「このままくたばりなさい!」 矢継ぎ早に言葉を交わす。余裕があるわけではない、理性も本能もヤメロと語っているが、しゃべりたかっただけ。殺し合いしながら話す感覚は当事者にしか理解できまい。 カーボン製の刃を、銀製の爪が受け止める。貫通させないよう、両腕を活用して挟み、その結果引きもできない押しもできない拮抗状態がここに生まれることになった。 網走が体重と腕力で押し込み少女の頭に穴を穿たんとするものの、少女の細腕から出力される剛力が相殺する。下に寝転ぶ少女に網走が覆いかぶさるような格好。 少女の頭あと数cmのところでサーベルはピクピクと震えて頑に動かない。 「死ね!」 「それは明らかに悪役のセリフにゃ!」 「やかましい、殺されたほうが悪なんですっ」 「あぁ、そうかにゃ! お前の体なんて要らないにゃ! 頭を中から吹っ飛ばしてやるにゃああ!!」 「不可能ですからそれは!!」 二人して喉も枯れよと声を浴びせ合う、その時だった。酒場から少し離れて見物していた野次馬たちがどよめき、するすると退散し始めたのだ。 何故か。 理由はたった一つ。 ヘイヴンで力を存分に振るうことを許された武装集団――実働軍がやってきたからであった。黒塗りのバンが通りに数台停車すると、中から装甲化された服と大口径銃を装備した男たちがどやどやと現れ、酒場の前で並ぶ。 そして、銃を構えて撃鉄を起こした。 赤毛の少女のファンシーな服のフードの横から、猫の耳がぴょんと飛び出ると、犬が匂いを嗅ぐようにぐっと持ち上がった。 少女は気がついた。網走も気がついた。 さっと振り返れば、黒の集団がこちらに銃口を向けているのがはっきりと見えた。 二人はほぼ同時に言った。 「……殺し合いは」 「お預けにゃ!」 網走はサーベルを引き鞘に収めると部屋の隅にある和弓を引っ掴み、裏口に駆けだした。少女はそれを遥かに超える速度で裏口から逃走。 幸いなことに裏口に敵はいなかった。空気は涼しかったが、銃で狙われているという事実が網走の皮膚をちりちりと焦がす。 少女は壁伝いに跳躍すれば、あっという間に建物から建物に跳び移り見えなくなっていく。 「跳べるなら跳んだほうがいいにゃ♪」 何やら楽しげな少女の声が、小さくなりつつも網走の鼓膜を叩いた。 少女の夜の能力は爆発。そして、跳べるならという言葉と、脱出中という状況。そのほかの要素を合成して考えていけば、分かる。 そう、これから導き出される結論は一つだけ――。 「爆破ですか!?」 裏口の扉から飛び出た刹那、能力が作動した。 爆発。 地鳴り起こす大爆発が酒場を木っ端微塵にせしめ、衝撃が背中を突き飛ばし地面を転がり、やっと止まった。大音量により聴覚がキーンと耳鳴りを知覚して。 天井が吹き飛んだことで、焼けた木片が黒煙と白煙を曳きながら四方八方いくつも夜空に上がった。 暗黒の空よりずっと鈍重な黒い煙が真上に上がり、星の顔を隠す。 「……店主は可哀想ですが、まぁいいとしましょう」 網走はあと少しで崩落に巻き込まれていたことを自覚して溜息をつき立ち上がれば、ややよろめきながらその場を後にした。 ▲ ▼ ▲ ▼ ▲ 妙な連中の追跡をかわし、実働軍のヘリコプターの照明から辛くも逃れた網走は、疲労していることを感じさせぬ軽快な歩調で現在の住処へと急いでいた。 準スラムと言われてもあぁそうかと納得できる建物並ぶ一軒の家の玄関前に行くと、ローブを脱ぎつつ合鍵を錠前に差し込み回す。ガチャ。やや抵抗もみせつつも扉は開かれた。 今日の仕事は成功した。途中で妙な少女に襲撃されたが、生き残れたのだから間違いなく成功の部類なのだ。ちなみに報酬はポケットにある。 だが実働軍に姿を見られたのは失敗だった。彼らはこのヘイヴンの実力者であり、また統治者の片割れのような存在なのだ、目立ったのはいけなかった。 失敗を反省し次回に繋げる好ましい思考をしていたところ、部屋の中からギルバートらしきそれと違うもう一つの気配を感じ取った。 その気配は、こちらに気が付き何かしらのことをしているのがなんとなくわかった。 サーベルを引き抜き、いつ来てもいいように身構えると足音を殺してじりじりと部屋の中に身を沈めていく。懐から拳銃を抜き安全装置を解除。銃声は立てたくないが、緊急時なのでやむを得ない。 壁に背をつけ移動、そしてさっと飛び出るとサーベルの切っ先を突き出し拳銃の引き金に指を這わせた。 「手を挙げ…………?」 もし武器を持っていれば発砲するなり斬りかかるなりしただろう。 もし能力の発動が認められれば、こちらも能力で潰しにかかっただろう。 では、例えばその相手が身長低めの青年で、武器として 大 根 を握っていたら、どうすればいいのだろう。 その青年は、半裸で女性体のギルバートをソファーに寝かせていて、こちらに大根を構えてこちらに威嚇してきている。 網走は武器を持ったまま閉口した。 一方青年は大真面目な顔で怒鳴った。 「てめぇ誰だ!」 それはこっちのセリフだと網走は言いたかったが面倒なので止めておいた。 また一悶着ありそうだった。 【次回に続く】 登場キャラクター 網走鋭利 ギルバート=ターナー 霧裂=ルロー 岬陽太 上へ
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タグ一覧 まだらに隠した愉悦シリーズ 阿求 「耳が早いですね」 ○○が新しい依頼に知的好奇心を旺盛に働かせているのを見て取った上白沢の旦那は、若干の諦めを混じらせながら阿求にごちるしかなかった。 ……きっと、ここに古明地こいしがいたならば笑ったであろう。 上白沢の旦那は、無意識のうちとは言え稗田阿求に呆れを見せるような態度をして。 なおかつそれが許されているのだから。阿求も阿求で、上白沢の旦那が見せた態度に苦笑するのみで済ませている。 ここに奉公人がいないからとは言え……それでもやはり上白沢の旦那は。 ○○の遊びに付き合っているうちに、無自覚の内にその立場を。良いか悪いかは本人に聞くしかないが。 確実に、その立場を上向かせていたのである。 「ええ、実は依頼人はうちの奉公人なんですよ……まぁ、いきなり相談する訳にも行かないから。色んな人にお伺いは立てたようですが」 阿求がそう言った時、上白沢の旦那は天を仰いだ。 ○○に依頼を持ち込む前に、稗田阿求に依頼しても良いかお伺いを立てる前に。 どうやら今回の依頼人、そうとう回り道をしてくれたようだと言うのが。阿求の一言だけで分かってしまったからだ。 八意永琳(狂言)誘拐事件、前回の頭領がうつろになった事件。 それらの解決のために走り回ったのは、隠したくても周りが、特に稗田阿求が大いに宣伝したがるので。 目立つのが○○だけで済めば良いのだが、妙に仲良くやって付き合っている上白沢の旦那にもその影響は及んでしまう。 「今回の依頼も、上手くいけば無論……宣伝を?」 上白沢の旦那は重たい表情と声で、阿求の考えを問うてきたが。当の阿求は朗らかな笑顔で、○○に至ってはワクワク顔だ。 そして阿求はワクワク顔の○○を見たらさらに上機嫌になりながら、上白沢の旦那に。 「ええ、もちろん。夫の名声が上向くことは、私にとっても喜びですから。私ばかり良い目を見ても面白くありませんから」 「時間が無いんですよ、他と違って、本当に時間が無い。これでも焦っているんです」 私ばかり良い目を見ても。そして時間が無いと言う言葉に上白沢の旦那は引っ掛かりを若干覚えた。 ――そうですね、それぐらいしないと○○と貴女の関係は釣り合わない―― そんな感じの言葉も、頭の中に出てきたが……すぐに仕舞い込んだ。それを言う事によって稗田阿求から。 致命的とは言わなくとも、回復困難な不興を買いそうな。そう言った恐れをすぐに、この旦那は想像できた。 稗田夫妻のいる場所は深淵だ。 何故こう思ったかは分からない、稗田阿求の献身っぷりに恐怖したのかもしれない。 しかし上白沢の旦那はすぐに、これは深淵だと結論付ける事が出来た。 「そうですか」 深淵と言うのは眺めていたら案外仄暗い面白みや楽しさがあるけれども。君子危うきに近寄らずと言うではないか。 なので上白沢の旦那は、本当に一言だけの返答で済ませてしまった。 余りにも進もうとしてくれないこの男の姿に、稗田阿求は失望と言うほど深くは無いけれども。 しかしながら呆れと残念さを混ぜたような顔は作ってくれた。 『こいつ、自分がおかしい事を自覚しているのか?』 上白沢の旦那は、冷静な狂いの片鱗を見たような気すら覚えたが。なればこそ、この場で言える事はただ一つ。 「○○、依頼人の目当てはお前のようだから。帰って良いか?」 「駄目ですよ」 帰宅したいと言う希望を真正面からぶつける事ではあるのだが、間髪入れずに稗田阿求から押し留められた。 「依頼人さんは、○○だけでは無くてあなたにも話を聞いてほしいと考えているのですよ」 「至極もっともだ……残念だよ。私も有名人らしいから」 押し留められたのではなくて、どちらかと言えば強制のような気配も感じるのだけれども。底は敢えて無視した。 無視して、有名人はつらいよと言う態度をうそぶいて見たが。正直、茶化した態度を取った事をすぐに後悔した。 稗田阿求の目が怖かったのである。音こそ鳴らさなかったが、舌打ちの真似事もしていた。 そしてその怖い目と、舌打ちの真似事。無論の事であるが、○○には見えないように強く気を配った場所。 不意に後ろを向いた瞬間に、この二つを同時に繰り出してきたのである。 しかし今の阿求と○○は近い位置関係にあるから。これは中々の冒険だと思うのだけれども…… そこはさすがに、稗田の九代目様と言うほかは無かった。 「阿求、依頼人はどこに?」○○が不意に後ろを向いたが、すぐに向き直った。 しかしその時には、時間にして数秒ですら無かったはずなのに。稗田阿求の雰囲気は、1秒と掛からずいつも通りに戻った。 「ひとまず一番広い客間に通しています。あそこなら盗み聞きも難しいですから」 そしてまた稗田阿求は上白沢の旦那の方に向いた、今度は○○に向ける朗らかな顔のままであるが。 それが、分からなかっただけでいつの間にかその顔は演技のそれに変わった事ぐらい。彼だって理解している。 「来てくれますよね?」 「ああ、また手伝ってほしいな」 稗田阿求の声の裏側にある有無を言わせない姿よりも、軽い調子の○○の方が暖かい存在に見えた。 「まぁ……乗りかかった船だ」 快諾は何となく、心の引っ掛かりを無視できなくて。何となしに玉虫色の答えになってしまったが、○○にとっては十分らしく。 「よし、じゃあ依頼人から話を聞こう」 ○○はクルリと向こうを向いて、一番広い客間とやらに向かったが。 できれば一緒にいてほしかった。お前が不意に稗田阿求から目を離したら、不用意な自分の責任があるとは言え。 だとしても、九代目様の持つ底知れ無さに一人で対応しなければならなくなると言うのに! 事実、稗田阿求は。○○が向こう側に行くのを確かに見て取ったら、急に表情の全てを消してこちら側に向いてきた。 「○○のお友達ですから、この程度で終わらせますけれども」 つまり自分が、上白沢の旦那でなくて。○○とも親しくなければ、五体満足でいられるかどうかすら怪しかったことではないか。 「どうか○○に独り舞台を踏ませないで下さいな。それはあんまりにも、寂しいじゃないですか。相棒がいないと、話が締まりません」 いったい何を考えているのか、何を目的にして稗田阿求は動いているのか。 この言葉だけでは、それを判別する事は出来なかったが。 自分はもう、この船と言うか舞台から降りる事が出来ない。 それを理解するのに、さしたる時間は必要なかった。 「ご足労おかけしてしまう事は、申し訳ありませんわ。本当に」 そして上白沢の旦那が、降りれない事を理解した瞬間。稗田阿求も機敏にそれを察知したのか、急にいつもの朗らかな調子が戻った。 「埋め合わせと言っては何ですが、後で菓子折りをお渡ししておきますね。流行の菓子屋の、おせんべいですけれども、気に入ってますの」 一応世間的には、上白沢の旦那が若干は巻き込まれていると言うか。ご足労掛けられていると言う認識らしい。 今はそのお情けを噛みしめるしかなさそうである。 かくして○○と、稗田阿求か無理やり連れてこられた上白沢の旦那は。 新しい依頼人が待っていると言う、大きな客間に通された。 なるほど確かに、寺子屋の教室2~3個分の広さはある。これじゃ客間と言うよりは宴会場だけれども。 稗田阿求は確かに客間と言ったから。その用途で使っているのだろう。まったく豪勢な事だ。 その客間と稗田阿求が表現した大広間の中心に、今回の依頼人である女性が座っていた。 年の程は、50に乗るか乗らないかと言った塩梅。なるほどこれなら、稗田阿求もそこまで心配する必要はないだろう。 それに、そもそもの部分で。 「ああ、九代目様に夫様!それに上白沢の旦那様!私のご依頼を聞きに来てくださり、本当に感謝の極みにございます!!」 この女性は、先ほど稗田阿求が言っていたが。この稗田邸で働いている女中なのだから。であるならば、依頼人の腹の底に対して不安な部分は何もないと言い切れる。 稗田夫妻と上白沢の旦那を見た瞬間の平身低頭っぷりと来たら。 敬虔な信者の中でも特にと言わんばかりだ、それよりも思う事と言えば。 いったい自分はいつから、神仏と同格の扱いをされるようになったと言うんだと言う。その部分に関する、窮屈さだが。 それでも、稗田阿求からぶん投げられたあの目線に比べれば。あの敵意に変わる一歩手前の感情に比べれば。 窮屈なだけで、頭を下げてもらえる今の方がマシなのが、酷い状況である。 「頭を下げるのはこれだけにして!さぁ、依頼内容を話して!説明と言うのは、出来るだけ早く済ませてしまうべきなんだ!」 ○○はと言えば、退路を断たれている自らの友人の事など。気付くための材料を与えていられないから仕方ないが。 妙に楽しそうに、新しい依頼に立ち向かおうとしていた。 「は、はい……では。お話いたします。これは、私の息子が悪い知り合いにつかまっていないかと言う不安が元にありまして」 依頼人に至っては、稗田夫妻や上白沢の旦那たちの事を神格化すらしていそうだから。余計に気付く事は出来ない。 そうしてこの依頼も始まりの鐘が鳴ったと言えよう。 菓子折りでは安すぎるぞと上白沢の旦那は思ったが。先ほどの稗田阿求からの視線は、夢にも出てきそうだから。 黙って聞くしかなかった。 感想 名前 コメント
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言っていい言葉いけない言葉 ・「のくせに」 存在そのものを深く傷つける言葉 ・「もわからないの?」 相手の能力をけなす言葉 ・「おまえの家は」 相手の経歴・過去をけなす、否定する言葉 ・「力だけは強いなぁ」 ホメながら相手を殺す言葉もある ・「不細工」「デブ」 相手の地雷を踏む言葉 ・「して何になる?」 相手の価値観を否定し、未来にフタをする言葉 ・「おまえが甘やかすから」 子育てをめぐって言ってはいけない言葉 ・「してやった」 手柄を自分のものにする我田引水言葉 ・「あんなカミさんだったら」 隣の芝生、ホメるべからずな言葉 血液型別の恋愛のツボ ★最初のアタック A型には 他人の気づかないようなところでの思いやり O型には 積極的な行動を B型には たくさん話をするようにする AB型には 何か用事を頼む ★好意を持つと A型は 世話を焼きたがる O型は あれこれ教えたがる B型は からかいたがる AB型は 意地悪したがる ★ケンカをしてしまった時 A型には とにかく謝って、反省点を言うこと O型には すぐ謝って、間を置いて、すがりつく B型には 話し合いで解決し、間を置いて、おだてる AB型には 時間を置いて、誰かに仲介してもらう 会話のコツ ★好かれる話し方 1 最初の5分はよく観察 2 相手の雰囲気に合わせて質問をする 3 相手の目を見て、 笑顔で話す 年上のヒト、老人、サラリーマン、子供など、話す相手がどんなヒトなのか、自分なりに見極めて、相手に合わせた話し方をしましょう。 ★質問をする時のポイント 1 違う事象をプラスして質問をする 2 質問するときはゆっくりと 3 相手のしぐさを敏感に読みとりながら、質問にブレーキをかける 聞かれたくないことや、嫌なことを質問されると、雰囲気、視線、口調などに感情が表れます。 ★立ち入った話をする時 1 質問することに対して、まず自分自身のことを話す。 2 自分のことをオープンに話すことで、相手も自分の ことを話しやすくなる。 3 対面だと緊張感が生じることもあるので、座る位置は横並びなどが効果的。 相手の視線を気にせず話せる横並びや、対面でもコップやお花など、テーブルの上に何かを置くことで、相手の視線の逃げ場を確保してあげることで話がしやすくなる。 女性に関する俗説 ・眉間 その時の気持ち・感情がわかる。 シワをよせている時に下心はNG! 心を許していたり、和んでいればシワをよせることはないはず。 ・目 潤んだ瞳は色情のしるし。 ・涙袋 膨らんでいる人ほど気力・体力・性欲旺盛 ・頬 頬を見るときは化粧をチェック。 ファンデーションを厚く塗って白っぽくなっている女は落ち着いた雰囲気、頬を少し赤らめている女は明るく元気な女を演出している。 ・鼻 鼻先が上向きの女性はコンプレックスが強いので、ほめながら口説き落とす。 ・人中 鼻の下の浅い溝のこと。 溝が目立たないほど多淫。 この部分にホクロがあったら淫乱女の証拠。 ・口 舌が見える女はガードが甘い。 唇がぽっちゃり厚い子は性器が発達している。名器の予感。 ・咽 咽は感情がでるところ。 緊張したり感情がたぶれば、ツバを飲み込む回数が多くなりよく動く。 首周りの血管は動悸が早くなるとピクピク動くのでチェック。 ・髪 流行を取り入れている女は物事にも流されやすく強引なアプローチに弱い。 男と会う前に髪の手入れをしてくる女は男の気を惹こうとしている。 初対面で嫌われる態度 ・自己主張が強すぎる とうとうと自論を論じる。 絶対間違っていないと思っている。 ・偏った考え方をもっている 極端なものの見方をすることが個性的と勘違いしている。 ・社会人としての基本的マナーに欠ける 挨拶ができない、TPOに合った外見を整えられない、幼稚な言葉使い。 ・性格的に暗い 何でも否定的に捉える、問いかけに答えない、挙動不信、落ち着きがない。 ・立場をわきまえない 明らかに横柄な態度をとる、他の非難を平然とする。 ・柔軟性がない 相手の考え、意見を受け入れようとしない。同調しない。 ・コミュニケーションできない 質問の意図を理解できず、的はずれな回答をする。 ・Yes/Noしか答えない。 具体的な意見が述べられない。 犯罪者に共通している性格的な特徴 心理学者のエルンストは、数多くの犯罪者を観察し、彼らによく見られる性格的な特徴として、次の三つを挙げています。 1.すぐにカッとなる性格。 これには外部からの刺激に対してすぐに反応する「刺激型」と、怒りやイライラがだんだんと溜まってきて、ある瞬間に爆発する「興奮型」の二つがあり、いずれも20才前後の若者に多い。 2.ものごとが長続きしないタイプ。 なにをやってもすぐに飽きてしまい、仕事についてもすぐに辞めてしまう。 職を転々として、自分の立てた計画を完遂することが出来ない。 50才を過ぎても刑務所を出たり入ったりしている。 3.他人をかわいそうと思う心とか、良心、恥ずかしさ、反省、などの人間的な感情が欠落しているタイプ。 人の心の痛みが理解できないばかりか、自分の苦痛についても鈍感な部分がある。 自分の死刑が執行される前に、鼻歌さえ歌えるという。 嫉妬 ★嫉妬深い人の特徴 1.自分に自身がないために「捨てられてしまうんじゃないか」という不安感が強い。 2.自分自身に浮気願望が強い 自分の浮気願望を認めたくないために、(自分ではなくて)相手が浮気した がってるんだと思い込むことで心を安定させる。 3.競争心が強い人。 この場合は「愛」ではなく、「浮気された=自分の負け」という敗北感が嫉妬につながっている。 ★嫉妬しない人の特徴 1.自分に自信があって、「彼は自分のもとを去るはずがない」と思う事ができる。 2.「愛情はそう簡単に変わるものではない」と信じることができる。 逆に愛を信頼できない人は、「恋愛なんて、いいのは最初のうちだけだ」と思う。 3.度を越してまったく嫉妬しない人は、自己防衛や抑圧(嫉妬心を奥に閉じ 込めてる)を秘めている場合があります。 こんな人は、いつか爆発する危険性があります。 顔に出る心理状態 ・まばたき まばたきは、「緊張の度合い」を示すもので、 頻繁なまばたきは、恐れの表れ。 ・唇をなめる 強い関心を持っている。 ・唇をかみしめる 攻撃のはけ口を求めている。 ・舌打ち 相手に対して 威嚇とバカにするあらわれ。 ・舌打ち 自分に対して 自分を罰する傾向がつよい人。 ・あごを上げる 相手のことをバカにし、威張っている。 ・あごを引く 猜疑心がある時や、自分を守りたい時。 挨拶のテクニック ・相手を見て挨拶に差をつけない どう見ても偉い人には見えないような客が尋ねて来た場合、「いらっしゃい」などとぞんざいな 挨拶をしていませんか。逆に重役タイプの客には、豹変してペコペコ挨拶したり。 挨拶に差別は禁物です。 偉そうには見えなかった人が、実は社長だったりすることもあります。 挨拶はどんな相手に対しても明るく丁寧に、を心掛けましょう。 ・丁寧すぎてもいい印象は与えない 礼を欠いた挨拶はもちろんよくありませんが、あまり丁寧すぎる挨拶も考え物。 自分では礼を尽くしたつもりでも、慇懃無礼に見えてバカにされたと思われる恐れもあります。 逆に卑屈に見えて軽んじられたり、うっとうしがられたりする 場合もあります。挨拶は丁寧に、かつ丁寧すぎず、さわやかにをモットーに。 ・挨拶に名前をプラスする たとえ初対面の人であっても、話の中で「そうですよね、佐藤さん」などと名前を呼ばれると 急に親近感がわくものです。この名前の持つ力を挨拶にも応用してみましょう。 お互いの距離が縮まった感じがして、より良いコミュニケーションがはかれるはずです。 部下を怒る時の五つの原則と言われるもの 1.迅速性 怒る時にはなるべくその場で素早く、ということです。 部下が何かをやらかした場合でも、そのことを一週間後に怒ったとしても効果 は極めて薄いものとなってしまいます。 2.怒る時には強く怒る あまりやんわりと言っても、相手はさほどこたえません。 ある程度強く叱るということも重要です。ただし、言葉が強すぎると 部下も萎縮してしまい、その上司に今後近づかなくなる可能性もありますし 反抗心をいだいて、ますますやる気をなくす、ということにもなってしまいますから その辺のレベルコントロールが重要になってきます。 3.一貫性 何について怒っているのかをはっきりさせるということ。 説教が長引くあまり。全然関係ないこととか、昔のことまで持ち出すのはよいことではありません。 ポイントを抑えて説教の内容を絞るということが大切です。 4.急激性 最初に強く怒り、除々に弱めていくというパターンです。 説教の出だしが弱く、段々とテンションを上げていっても、 相手もそれに慣れてしまい、効果は薄いものとなってしまいます。 5.短時間 説教は短時間で終わらせるということです。 長々と怒っていても、相手はその間に立ち直ってしまい、 ただ漠然と「はい」と「すいません」を繰り返すだけで、まともに聞かなくなります。 重要なのは、相手に恐怖をいだかせるような罰を与えたり、不安や敵意を起こさせるような 怒り方はしてはならない、ということです。 また、自分が機嫌が悪いからといって八つ当たり的に怒ったり、感情の起伏が激しく普段 見過ごしているようなことを急に激しく怒りだす、というのもよいことではありません。 部下に敵意をいだかれるようになると、最終的にその部下は転職のことばかりを考える ようになり、やる気も減少し、そして そのような部下が大多数を占めるようになると会社の業績も悪化の一途をたどるようになります。
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煙草の煙が、空気を白く染め上げていく。 ただし、それは吐き出されたものではなく、煙草本体から生まれた煙だ。 一本のタバコを取り出し、それに火を付けて、灰皿の上に置く。 決してそれを吸わず、ただ、眺めるだけ。 やがて全てが灰になれば、同じことを繰り返すだけ。 寂れたビルの一室、古ぼけた革の椅子に腰掛ける男は、ずっとその調子であった。 ただ、時だけが無情に過ぎていく中、男はずっとその行為を繰り返している。 そして、また一本とタバコを取り出し、火をつける。 一口に火をつけるとは言っているが、彼のそれは常人のものからはかけ離れている行為だ。 ライター、マッチ、チャッカマン、等など。 普通、人間が火をつけるのに使うであろう道具を、彼は手にすることなく、火をつけている。 どうやって、と言えば、答えは一つしか無い。 彼は生み出しているのだ、真紅に輝くグローブで覆われた、己の右手から。 改造人間――――わかりやすく言ってしまえば、彼はそう分類される。 コードネーム 彼の名はK 、『K を超えるもの』として付けられた、" 名 前 "だ。 そんな彼の姿を、テーブルを挟んで見つめ続ける一人の女がいる。 一見人間と変わらない彼女こそが、この聖杯戦争に巻き込まれたK の元に呼び出されたサーヴァント、キャスターだ。 「……状況は、分かってるかしら」 向けられた一言に、K は舌打ちで返す。 下らない事を聞くな、と言わんばかりの態度を取り、椅子に深く腰掛け、テーブルの上に乱暴に足を乗せる。 灰皿に溜まっていた灰がふわりと舞い上がり、埃をかぶっていたテーブルの上に広がっていく。 しん、と静まり返る室内。 空気は重く、張り詰めている。 「こんなくだらねえこと考えて巻き込んでくる奴が、俺はこの世で一番気に喰わねえ」 零すように呟いたのは、そんな一言だ。 ネスツ、自身が覚えている限り尤も古い記憶であり、「K 」を生み出した組織。 世界を破滅させるために生み出された戦士、そんな宿命に下向きの親指を振り下ろし、組織ごと断ち切ってきた。 もう何もしがらみなど無い、一人の人間としてようやく生きていけると思っていたのに。 彼はまた、くだらない事に巻き込まれた。 「平穏、か……」 そんなK の言葉から何かを感じ取ったのか、キャスターはそう呟く。 いつかの自分、そして今の自分と同じ顔を、K がしていたからだろうか。 キャスターも、嘗てはそれを願っていた。 自信の宿命に決着を付け、全ての戦いを終わらせ、そして一人の人間として生きる。 叶うことはないと分かりきっていた夢を、ずっと願っていた。 けれども、彼女は戦い続けた。いつか来る、その日のために。 そんな自分と、K が重なるような気がして、キャスターは少しだけ、自分が彼に召喚された理由が分かった気がした。 ふ、と思わず笑みを浮かべようとした時、不意にK が立ち上がる。 そしてそのままキャスターなど意にも止めず、部屋を抜けだそうと足を進めた。 「ちょっと、どこに行くの?」 思わず、キャスターは彼を引き止める。 返答は先ほどと同じで、違う舌打ち。 それからさも面倒くさそうに振り向いてから、K は口を開く。 「決まってんだろ」 そして、右手を差し出す。 そこに、真っ赤な炎を生み出して。 それを、力強く握りしめ、言葉を続ける。 「このくだらねえ事を、ぶっ潰すんだよ」 そう、口にしたのは今までどおりの言葉。 面倒なことは、全部ぶっ飛ばしてきた。 ならば、今のこの状況も、また同じこと。 面倒な事を生み出す全てを、ぶっ飛ばすまで。 かつての、ネスツのように。 そう言って、K は開けたドアから外へと踊り出す。 その背中に、真っ黒な影と、いつかの自分と同じ姿を重ねながら。 キャスターは、少しだけ昔を懐かしんで、笑った。 【クラス】 キャスター 【真名】 ナオミ@デビルサマナー ソウルハッカーズ 【ステータス】 筋力D 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運E- 宝具EX 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 陣地作成:- 宝具による召喚能力を得た代償に、陣地作成スキルは失われている。 道具作成:- 宝具による召喚能力を得た代償に、道具作成スキルは失われている。 【固有スキル】 対魔力:E 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 異界干渉:B 別位相の存在を現世において認識する能力 異界的な観点で世界を眺める事で互いに干渉可能となる 呪殺耐性:A 魔力による即死、石化等のダメージに依らない即時戦闘不能効果を防ぐ能力。 神霊クラスの魔術や存在により死を賜ると受け入れるしかないが、それ以下は完全に無効化する 【宝具】 『管(クダ)』 ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 霊力によって制御され、マグネタイトという生命エネルギーで満ちている金属制の管。 情報コード化している様々な神話の悪魔、神の分霊を召喚し、一行動だけ使役できる。 宝具の内部に宝具たる悪魔が収納されている構成であり、6つ所持している。 以下はその概要 『戦の魔王』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:3 最大捕捉:3 魔王シュウ(蚩尤)による無数の打撃攻撃 『くりからの黒龍』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:6 最大捕捉:6 魔神フドウミョウオウ(不動明王)による火炎魔法 『ニ億四千万の悪』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:12 最大捕捉:12 属性が中立の者のみに、魔王アンリ・マンユがあらゆる防護を貫く万能魔法を行使する 反射、吸収、無効、魔法防壁等のあらゆる防護を素通りする。 『満月の女王』 ランク:C~A++ 種別:対軍宝具 レンジ:12 最大捕捉:12 魔王ヘカーテによる、反射、吸収、無効、 魔法防壁等のあらゆる防護を素通りする万能攻撃魔法。 満月時に威力が数倍に上昇する。 『観世音の済度』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1 地母神カンゼオンボサツ(観世音菩薩)の力を解放し、 耐久を1ランク(+)上昇させる。効果は重複せず、戦闘中は永続 『ソーマ神権現』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1 秘神ソーマの力を解放して魔力、体力含めて完全回復する。 従って、最低限これを召喚する魔力さえ残しておけば事実上の永久機関と化す。 【Weapon】 『ジェロニモの弓』 平原の戦士ジェロニモが用いた弓。 散弾のように一度に数名を同時に射ることができる 『アールズ・ロック』 堕天使ビフロンスの魔晶変化銃 装弾数50。モスバーグM500とほぼ同等の威力を持つ散弾銃 【人物背景】 香港生まれで孤児として育ち、育ての親である師匠に呪術や戦闘術を学んだ。 レイ・レイホゥいうと幼なじみがおり、お互いの師匠も友人同士であった。 だがある任務においてナオミの流派とレイの流派が戦う事になり、 師匠と兄弟子が殺されてからは逆恨みと知りつつもレイを激しく憎悪している。 師匠達との死別後、ナオミはヨーロッパで召喚術を身に付けフリーのサマナーとなった。 あるサマナー組織に天海市の地下に眠る悪魔の討伐を依頼され、見事にそれを果たすが、 それは侵してはならぬ神霊であった為、世界から抹殺される事になった。 上記任務を遂行した折りには、この稼業から足を洗うことを考えていた。 また、孤児だった経歴から、心の底では平凡な人生や暖かい家族を夢見ているが、それが叶うことがないのも知っている。 ちなみに、マンゴープリンが好物。 【サーヴァントとしての願い】 平凡な人生を過ごす――――? それは聖杯に願うべきことなのかは、さておき。 【マスター】 K @THE KING OF FIGHTERSシリーズ 【マスターとしての願い】 今までどおり、面倒事(聖杯戦争)をぶっ潰す。 【weapon】 草薙京の遺伝子による炎、強化された肉体と純粋な暴力のハイブリッドの戦術、サングラス。 【能力・技能】 炎を操る能力を持ち、右手でのみ操れる。 ただし、着用している右手の赤いカスタムグローブがないと炎を制御できない。 【人物背景】 秘密組織「ネスツ」の手により草薙京の遺伝子を移植された改造人間。本名は不明。 改造手術による影響(記憶喪失等)からか、性格は非常に内向的かつ無愛想。 協調性にも大きく欠けており、嫌いな物に「KOF」を挙げるなど、他人と馴れ合うのを極度に嫌がる。 口調は粗暴で、あまり多くは喋ろうとしないが、仲間思いな面もある。クーラ曰く「可愛いところ」があるらしく、本当は素直になれないだけという一面が伺える。 好きな食べ物はビーフジャーキー(理由は、酒と一緒に食べると美味いから)。甘い物が嫌いで、マキシマの甘党ぶりにはうんざりしている。 【把握媒体】 キャスター(ナオミ): デビルサマナー ソウルハッカーズ(PS/SS/3DS)で把握可能。 登場シーンはラスト間近のヴィジョンクエストのみなので、該当箇所を動画でのみ把握してもよい。 K : アーケードの作品だが、多数の家庭用移植が存在する。 一応、ネスツ編(99,00,01)の主人公のため、大筋だけは知っておくとなおよし。 そこそこ良質なノベライズもあるので、そちらでも可。 なお、今夏に最新作「XIV」が発売される。
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短剣スカウトに関する私的考察 短剣スカウトとは… 短剣スカウトには、簡単に言って三種類居ます。 純短剣スカウト 弓短剣(ハイブリッド)型スカウト パニッシングストライク型スカウト 上記の三種類です。 以下、私的考察を行っていきます。 純短剣スカウト この型は主に妨害スカウト とも呼ばれます。と、思い込んでいます。 味方の少し後ろを着いて行き、的確にサポートを行う事が出来れば短スカと呼ばれる事も夢ではないっ! と、言う事で 誰でも簡単に出来る動き方を紹介っ出来るかどうかは定かではない! ※→…繋げる事が可能 →→…相手のステップ、移動先を読む。 レッグブレイク→ガードブレイク→→アームブレイク→ヴォイドダークネス 主にハイドから行われる妨害ブレイクコンボです! 相手にレッグブレイクから勘付かれた場合は厳しいかも知れない。何せ、 打ち込む位置が相手と接触してからじゃないと繋がらない! そこだけ注意だ! 大体の人はレッグブレイク食らったら後方にステップ避けするので、そっちの方面にガードブレイクを叩き込む! 慣れるまでは難しいけれど、慣れればもうウハウハ。 ただ、ここまで繋げるとPwの関係上単体相手にしか使う事が出来ないので僻地戦向きかな。 ヴァイパーバイト→パワーブレイク→ヴォイドダークネス ヴァイパーバイト→パワーブレイク→他のソーサラーにヴァイパー→パワーブレイク 主にソーサラーに対して行うブレイク! パワーブレイクには、なんと相手の詠唱を解く効果という中々ひどい効果が有されているので、 中々に凶悪…! やられたソーサラーは10秒以上使い物になりません。 敵前線の後方にいる皿部隊は、これでオシャカにしてしまいましょう。 味方ウォーリアーも喜んでくれる事請け合い! ポイズンミスト→ヴォイドダークネス これは初期クリ掘り妨害に用いる定番ですね。 見付からずに成功する事が出来れば、相手の初動を少し遅らせる事が出来るでしょう。 移動に時間もかかるから、完璧に遅らせることは難しいです。 どうしても!妨害しなくてはいけない!という事はないので、無理に狙うのはやめておきましょう。 と、実際こんなぐらいしか思いつきませんでしたが、 入れる順番を変えるだけでもかなり体感変わります。 他にも色々試してみましょう! そして短剣スカウトは、ハイドを1分以上続けてはいけない。 ハイドしている1分間は50vs50 が 50vs49 の状況に陥っている。 わざわざ自軍をピンチにする手は無いぜ!ハイド時間は極力短く 仕事をする時は迅速に、慎重に、確実に だ! 弓短剣(ハイブリッド)型スカウト こちらは、妨害も出来て逃げる敵にトドメもさせてオイシー 訳でもない。 強いて言うなれば、自己生還型 単独戦闘型 妨害スキルで弱らせ弓スキルでトドメ! 確かに、他の人の手を煩わせることもなく、自信のスコア向上にも貢献 んなこたない 1人づつスカウトの力で倒すのはかなり時間がかかる。 現状スカウトのポジションはサポートと思って良い。 弱らせ、削り ウォーリアー、ソーサラーに任せるのも有りです。 弱っている敵のトドメも狙えるから万能ではありますが、スキル取りが非常に悩む型だとオモワレマス。 スキル取りは計画的に! パニッシングストライク型スカウト 名前通り、パニッシングストライクに命を賭けるスカウトの総称 別名パニカス。 戦場に三人以上いた場合、必ず誰かが心の中で舌打ちをしていると思ったほうが良い! そんなかわいそうな扱いのポジションです。 しかし、蔑まれるにはそれなりの理由があります。 膨大な消費Pw パニッシングストライクを1回撃つのに必要なPwは ハイドになる必要があるのでまず50。 そしてパニッシングストライク自体にかかるPwが87! 合計137! 回復の時間云々含めると大層な時間が… そんな時間あるなら他にも出来る事は多数あります。 使い所 これが一番難しい。 確実に仕留める為のスキル。削るためのスキルでは無い!! エンチャント片手に撃つなど持っての外。それはただの自己満足だと気付きましょう。 座っているソーサラーにエンチャント状態で撃った時は快感を覚えることでしょう。 ナドナド色々不幸な点が多いタイプです。 実際、前線で戦っている時に灰色姿の味方がずっとうろちょろ~うろちょろ~しているのは大分邪魔です。 そしてそのハイドしている間は敵に人数的プレッシャーは与える事は出来ないので、要注意。 そして パニッシングストライクの後 いっそいで逃げてくる味方が多い。 Pwが残るので不意打ち成功した場合は、何かしらブレイク叩き込むのが最適解。 是非とも実践を!これだけで十分印象変わります。 と、大雑把ながらこのような感じです。 どうみても妨害スカウト以外手抜きです。 気にしちゃいけないよね! ※注意書き スカウトでも短剣スカウトは戦場に居すぎる場合、不利になる可能性が多分に含まれて居ます。 人数が多いな~ と感じた場合は僻地掘り、召喚に積極的に参加しましょう。
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>>back >>next 結局、とらには何も訊けなかった。昼食を食べながら、ルイズは溜息をつく。 なんとなく、あの夢に出てきた男は、とらが変化した姿だったような気がした。とらが散歩から帰ってくるのをまって、問いただそうとしたのだが。 (もし、あれがとらだとして……ううん、やっぱり、訊けるわけないじゃない) 夢に出てきた、右肩のない男……何本もの矢に貫かれながらも、子供の遺体を抱き叫び声をあげる姿。 ルイズの胸が締め付けられるように痛くなる。ルイズはぎゅっと胸を押さえた。 「るいず、どうした?」 「な、なんでもないわ」 「そうかよ」 ルイズの頭の上に乗ったとらが、ルイズの顔を覗き込んでいた。最近では、肩や頭の上にとらが乗っかるのが定位置である。不思議と重さはない。 もっとも、とらが壁をすり抜けたり姿を消したりするのを見慣れたルイズにとっては、さほど驚きではなくなっていた。 「あー、それじゃあな、伝えとくぜ」 とらが『テロヤキバッカ』を食べながら呟く。とらから何かを言ってくるのは珍しい。一体なんだろう、ルイズは不信に思った。 「中庭でどっかの野郎が外法を使ったぜ……どうやら、『ごうれむ』ってやつを作る外法だな」 「ごご、ゴーレム!?」 ルイズが驚いて立ち上がるのと、巨大な衝撃音が学院に鳴り響くのが、同時であった。 中庭では、『土くれ』のフーケが、巨大な土ゴーレムを操り、宝物庫の壁を攻撃していた。 (くっ……物理攻撃でしか破壊できないなら、これしか方法がないけど……っ。まずいわね……いったん出直そうかしら) 宝物庫の壁を破るには物理攻撃しかない。しかし、いかにフーケの巨大な土ゴーレムといえど、どうやら宝物庫の壁を破るには不十分であった。 学院の教師たちの主力は、所用で王宮に出向いているはずであるが、あまり長くここにいるわけにはいかない。 後に残った教師たちももちろんそれなりのメイジである。集まればフーケといえど苦戦するかもしれなかった。 このとき、フーケの頭の中に、生徒とその使い魔についての意識がなかったことは致命的であった。 特に、一人の魔法を使えない少女と、その少女が呼び出した幻獣について、フーケは忘れていたのであった。 「おぉおぉおおぉおぉお!!!」 土ゴーレムに押し寄せる金色の風が、巨大な雄叫びをあげた。 「……土ゴーレム!! 大きい……30メイルはあるわ!」 風を切り裂いて飛ぶとらの背中で、ゴーレムを見たルイズは叫んだ。 これだけの大きさのゴーレムを操れるとは、トライアングル・クラス以上のメイジであることは間違いない。 (最近、王都を騒がす怪盗について、噂を聞いたけど……まさか……) 「ひゃっひゃっひゃ、壊しがいがあらぁ! おい、るいず! わしの背中にしっかりつかまってろ!!」 「え? ちょ、まって――きゃああああ!!」 ルイズの言葉を待たず、とらのたてがみからパリパリと電気がほとばしる。巨大な雷が土ゴーレムに放たれた。 ゴン! 爆発音と共に、雷がゴーレムの頭部を吹き飛ばし、後ろの壁に穴を開ける……まさに、ゴーレムが壊そうとしていたその場所であった。 一瞬、ゴーレムの肩にのって呆然としていた黒いローブを着た人物は、あわててひらりと穴に飛び込む。 (えええええ!? ああああそこ、ひょっとして宝物庫だったりして……) 一方、立ちはだかる土ゴーレムは、周囲の土を吸い取りながら、頭を再生させた。どうやら、一撃で粉々にでもしない限り再生できるらしい。 (動きはとろくせえが、やっかいだな……術者を殺せば止まるだろうがよ) とらが放つ巨大な雷は、ゴーレムの頭、手、肩と吹き飛ばすが、再生速度が速く、ゴーレムを打ち倒すには足りない。ち、ととらは舌打ちする。 「るいず、術者はどこだ? そいつをぶっ殺ししたら――」 とらがそう声を上げたとき、大きな音を立ててゴーレムが崩れていった。土の塊に戻ったゴーレムのかわりに、もうもうと土煙が舞い上がり、視界をさえぎっていく。 どうやら、土ゴーレムを操るのをやめ、侵入者は逃げ出したようだった。土煙は逃亡のための煙幕だろう。 「ち、逃げたかよ……」 びゅうぅうぅうううっ!! とらが風を起こし、土煙を吹き飛ばしたとき―― 宝物庫には、すでに誰も居なかった。壁に魔法で刻まれた文字が、そこに侵入した盗賊の名を高らかに宣言していた。 『破壊の剣、たしかに領収いたしました。土くれのフーケ』 >>back >>next
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激しく激しく、非常時のサイレンが鳴り響く。 『二時間後、敵戦艦の交戦予想範囲に到達。各員、迅速に戦闘準備を――』 艦内のロビー。 自動販売機と長い革張りの椅子が置かれた乗組員・憩いの場所。そこには何人かの若者がたむろしていた。 無秩序に、渾沌とした雑談を交わしながら。 「サイレンうぜぇ」 「いや、うざいぐらいでなきゃサイレンの意味無いだろ」 「艦内も音量デカすぎて寝れん」 「いや、寝るなよ」 「戦艦と交戦ってところ話題にしようよ、せめて」 「マジかよイインチョー」 「委員長って言うな」 「ってか、また防衛戦? 四機で一機も通さないとかマジ無理なんだけど」 「ショボい癖に沢山出てくるしね」 「メ○ルギアみたいに後ろから首絞めれば増援来ないかもよ」 「お前1しかやったことねぇだろ。モグリだな」 「海に沈めてやるゥゥゥゥゥゥ!」 「でもまぁ、沢山来るのはやだな……モガガガガガガ」 「まるで機体がゴミのようだ!」 「こら、版権ネタはやめろと注釈してるだろツネ野郎」 「ビッビー」 「てめぇら潰すぞ」 「取りあえず同意」 「あ、俺も俺も」 「こふっ、まぁそのへんにしとけって。ただでさえ人員不足だってのによ」 「マイナスポイントだから正直いらねぇ。解雇してしまえばいいのに」 「それは酷い」 「まぁどうでもいいや。さっさと行こうぜ」 そうしてある者は当たり前のように、 ある者は静かに、 ある者は怠慢しながら、 ある者は別のことを考えながら、 ある者は苦笑しながら、 ある者は消化不良気味に、 ある者は無視されながら、 〝機械仕掛けの巨大戦艦(クロックワーク・ドレッドノート)〟を巡る日常を駆け抜けていく。 喧騒が遠ざかる。 そうしてロビーには、結局誰も座らなかった革の長椅子と空の缶だけが残る。 ◇ ◇ ハッチオープンまで十分をカウントした所で、アトラスコックピット内でツネは舌打ちをしていた。 ボタンがいかれない程度に荒っぽく通信を呼び出す。 「――敵戦力が実は二隻なんて聞いてないわけだが」 『……っと、この艦、索敵範囲狭いから仕方ないじゃないですか』 ツネの専属オペレーター、ヘルレイからの返答を示すウインドウと共にその顔が映し出される。 「そういう問題かアホがぁ! 連合側にだって戦闘衛星くらいあるんじゃねぇのか!?」 『だから敵軍に全部打ち落とされてるかと……っていうか私に当たらないでください!』 理不尽なその怒り口調には慣れているのか、それ以上気に障らない程度に突っ込み返す。 流石専属オペレーターと言ったところか。 ジャンクメンバーによって形成される〝機械仕掛けの巨大戦艦〟の人材シフトに狂いはないらしい。 「どっかのパラレル世界ではケルベロスの精霊で俺とは相棒な設定の筈なのに……何でオペレーター止まりかねぇ。サブパイロットくらいやって欲しかった……俺のことマスターって呼んでくれないし……」 『何処の脳内妄想ですか。っていうかマスターは生まれ変わったとしても絶対ヤです』 一通りの漫才を終えた所で、通信が切断される。どうやらいい加減に見限られたらしい。 暫く待機。残り五分を切ったあたりで、通信呼び出し音。 発信元はエリコ3、AcT-03 サバイバーによるものだということを確認するとプチブロウクンハートな気分で受信を受理する。 「……何だ、軍曹」 『いやぁ戦闘前に挨拶位しておこうと思ってね』 「出撃前のミーティングでしただろそれ」 陽気とは微妙にズレたベクトルの口調な軍曹は、時に微妙にネジの外れたことを言う。 今の軍曹はそんな感じだったので、とりあえずごく当たり前の突込みを返すことにした。 『そうかそれでは切るとしよう。お互い頑張ろうな』 「ん、オーケー。じゃあな」 通信を切断する。……きっと他の二人にも似たような通信送ってるんだろうなー。 コックピットの時計を見ると、残り三分を切っている。 「そろそろカタパまでスタンバるか……」 〝機械仕掛けの巨大戦艦〟は、マニュアルで色々動かして作業することが多い。 最新鋭だというのに、開発者……もとい、ここの艦長の意向によりマニュアルで出来ることはなるべくカットしているらしい。 正直めんどくさいことが多い。 が、しかしそれ故か手馴れたもので、手際よくカタパルトに到達する。 見れば隣のカタパルトはハンテッドが待機完了していた。 「ったく、とんだ最新鋭機だぜ」 委員長もとい、ソーマ・クレインの声がカタパルト内に響く。 『エリコ1、エリコ2、発信準備完了。どうぞ』 『エリコ2、ノースブリッジ出る』 「エリコ1! ツネク、アトラス出るぞ!」 どう見ても書きかけです。本当にありがとうございました。