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「つまり、どういうことだ」 私は上官に敬語を使うのも忘れ、1等陸尉に詰め寄っていた。 「無差別に発砲する無人兵器と、ミュータントの化け物だらけの中に俺達は放り込まれたんだよ。 そして此処は日本じゃない何処かで、化け物どもが俺達を殺しに掛かってきている。理解したか?」 「はい」 「はいじゃない、レンジャーだ」 「レ、レンジャー」 私は信じられなかったものの渋々頷いた。足元には30cmの蟻が転がっている。 紛れもない証拠を眼にすれば信じるしかない。 「隊の仲間は」 「誰もいない、4人だけだ。居たが……今はこれだけだ」 帽子を被った冬季遊撃徽章の男が言った、彼もレンジャーだ。 記章を見るに所属は北部方面だろう、冬レンジャーと呼ぶことにする。 しかし妙だ、空挺レンジャーに冬レンジャー、新人の私と正体不明の謎レンジャー。 普通作戦地域に応じたレンジャーを派遣するのが常だと言うに 想定し訓練した地形、専門分野がばらばらだ。作戦を立案したものはどんな意図で集めたのだろうか。 「伏せろっ!」誰かが叫んだ。 全員考えるより先に動いた。訓練は体に染み付いている。 キュィィィとモーターが回転する音がした。 ブモオオオと牛が鳴くと周りの木々がなぎ払われる。 演習で見たアベンジャーの射撃にも似た砲撃は草木を細切れにした。 撃ったのはガトリング砲を頭に付けた車両ほどもある巨大な芋虫。 これを作り出した奴はきっと頭が狂っている。 ―――――――――――――――― ――――――――――――――― ――――――― 「居なくなったな。空が赤くなってきた……夜が近いな」 冬レンジャーに誰も答えない。重苦しい沈黙が隊を包んでいる。 「誰か、アレが判るか?」 「どうしてこうなった?」 ぽつりと空挺レンジャーが言った。 「アレは中華かロシアの生物兵器か?」 「日本はどうなった?」 「本部との連絡は?」 「此処は何処だ?」 冬レンジャーの質問を皮切りに皆口々に疑問を出す。 喋っていないと頭がおかしくなりそうだった。 「おーけー、まずは事の始まりからはっきりさせていこうか。 情報を整理するに。時系列から始めるのが一番だ」 一番胡散臭い1等陸尉、謎レンジャーが口を開く。 「オレは習志野で訓練していた。訓練を終えてベッドで寝たら此処にいた」 3人で顔を見合わせる、習志野駐屯地は第一空挺団の拠点だ。 「所属は?悪いが俺も習志野だ、アンタの姿は見たことないがな」 「………………」 空挺レンジャーが謎レンジャーを睨み付けた。 「あんたがスパイで、俺達を陥れた可能性もある」 「………………」 しばらく睨みあった後、根負けしたように謎レンジャーが答えた。 「特殊作戦郡だ。どうやら所属を明かしておかないと後ろから撃たれそうなんでな。 ここの世界はいがみ合って生きて行けるほど甘くない、所属がバレると面倒だから記章は外していた」 「第7師団所属、目が覚めたら彼と同じだ」 「私もだ、昨日レンジャーに合格したばかりでまだ配属先が決まってない、 一応九州のほうへ配属されるらしかった」 「第一師団、演習から帰ってきて寝たまでしか記憶がない」 全員、所属がバラバラだ。 東西南北バラエティに富んでいる。 「共通するのは全員、レンジャー資格持ちで自衛隊員だってことだ」 「おまけに記憶喪失持ちだな」 「ははははは、笑えねぇ」 選別した側は自衛隊員を選び、自衛隊の戦闘職で最も数が多い普通科がいない、先ほどの異形。 つまり、極地での戦闘を想定しているということだろう。 加え、レンジャー技能とはある意味どんな場所へ放置されても生きていける資格でもある。 時には文明社会から完全に隔絶した森の中で、何ヶ月にも及ぶゲリラ戦さえ想定しているからだ。 言葉に出来ない不安を感じた 「とりあえず飯喰わないとな、背嚢の中身はどうなってる」 中は山岳演習用の装備だった、しかも非常食に加えて えんぴからテントまで無駄に揃っている、むしろ揃いすぎだ。 服のポケットの中にはナイフに鉛筆、予備弾薬に狙撃に使うスコープなどが入っていた。 今夜は発見されるのを恐れ火を使わず、冷たい飯をかき込み 交代を立てて眠ることにした。
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ここに文字を入力ここに文字を入力ここに文字を入力作:ヨークタウン ◆r2Exln9QPQ 場所 分家板・アメリカ軍がファンタジー世界に召喚されますた No.3 ~ 11 外伝と書かれた作品は、作者ヨークタウン氏とは違う人物が本編「星がはためく時」からインスピレーションを得て勝手に書いたものであり、本編「星がはためく時」とは何の関係も繋がりもありません。 作者:ヨークタウン ◆r2Exln9QPQ氏の公式ブログ http //cv-79yorktown.cocolog-nifty.com/blog/ 作者:ヨークタウン ◆r2Exln9QPQ氏のPIXIVアカウント http //www.pixiv.net/member.php?id=227667 001 序章 002 第1話 003 第2話 星は舞い降りた 004 第3話 接触せよ 005 第4話 交渉 006 第5話 南大陸からの訪問者 007_第6話 TF23の受難 008 第7話 ルーズベルトの決断 009 第8話 ボストン沖海戦 010 第9話 迫り来る脅威 011 第10話 レアルタ島沖海戦 012 第11話 暖やかな流れ 013 補足資料 014 第12話 南大陸の楔 015 第13話 南西太平洋軍 016 第14話 境目のオアシス 017 補足資料 018 第15話 太平洋艦隊、北進 019 第16話 バレンタインデーの海戦 020 補足資料 021 第17話 征途、陸軍航空隊 022 第18話 陸鷲の初陣 023 第19話 レーフェイルの覇者 024 第20話 天空の怪物 025 補足資料 026 外伝1 027 第21話 銃火の壁 028 第22話 忘れ去られた島 029 第23話 決行前夜 030 第24話 行く者達の誤算歌 031 第25話 血闘、竜母対空母 032 第26話 祝賀パーティー 033 第26話 祝賀パーティー (修正箇所) 034 第27話 レーフェイルの監視者 035 第28話 リンクショック作戦発動 036 第29話 ソードフィッシュの凱歌 037 第30話 プリンス・オブ・ウェールズ、咆哮 038 補足資料 039 第31話 シーハリケーンの奮迅 040 第32話 それぞれの休息 041 第33話 猛牛の復帰 042 第34話 真相 043 第35話 西海岸の暗雲 044 第36話 夜海のロウソク 045 第37話 ジェリンファ沖の悲劇 046 第38話 バゼット半島沖の死闘(前編) 047 第39話 バゼット半島沖の死闘(後編) 048 第40話 魔法の砲弾 049 第41話 霧の向こう 050 第42話 シホールアンルの思惑 051 第43話 仕組まれた攻勢 052 第44話 放たれた矢 053 第45話 機動部隊出撃 054 第46話 リルネ岬沖の決闘(前編) 055 第47話 リルネ岬沖の決闘(中編) 056 第48話 リルネ岬沖の決闘(後編) 057 第49話 リー戦隊奮戦 058 第50話 夜海の松明 059 補足資料 060 第51話 ヤンキーステーション 061 第52話 シホールアンル皇帝の憂鬱 062 第53話 ルーズベルトの思惑 063 第54話 皇帝と戦乙女 064 第55話 飛空挺乗りの想い 065 第56話 アボルヅランクィ収容所 066 第57話 飛翔の時 067 第58話 作戦会議 068 第59話 真の要因 069 第60話 新戦力参入 070 第61話 霧の島 071 第62話 ダッチハーバー襲撃 072 第63話 疾風のハイライダー 073 第64話 アムチトカ島沖海戦(前編) 074 第65話 アムチトカ島沖海戦(後編) 075 第66話 新鋭艦の主 076 第67話 とある航空兵の災難(前編) 077 第68話 とある航空兵の災難(後編) 078 外伝2 079 第69話 ルベンゲーブ精錬工場 080 第70話 攻撃目標 ルベンゲーブ 081 第71話 尋問者と艦載機 082 外伝3 083 第72話 ルベンゲーブ上空の死闘(前編) 084 第73話 ルベンゲーブ上空の死闘(後編) 085 第74話 諦め 086 外伝4 087 第75話 東海岸の怪事件 088 外伝5 089 第76話 ベグゲギュスVS大西洋艦隊 090 第77話 第5艦隊 091 補足資料 092 第78話 カレアント戦線 093 外伝6 094 外伝7 095 第79話 魔道参謀の勘 096 補足資料 097 外伝8 098 第80話 ゼロ・アワー 099 第81話 前門の地上軍 後門の機動部隊 100 補足資料 101 外伝9 102 第82話 窮状戦線 103 第83話 マルヒナス運河強襲 104 第84話 シホールアンルの真意 105 第85話 壮絶 マルヒナス沖海戦 106 外伝10 107 第86話 ルーズベルトの考え 108 外伝11 109 第87話 真実を知る時 110 第88話 フェイレの半生 111 外伝12 112 第89話 蹂躙の空 113 第90話 地上の暴君 大空の韋駄天 114 外伝13 115 第91話 国王の決意 116 外伝14 117 第92話 潜水艦ボーフィンとハーピィ 118 外伝15 119 第93話 接近遭遇 120 外伝16 121 第94話 ボーフィン奮闘(前編) 122 第95話 ボーフィン奮闘(後編) 123 第96話 さらば、南大陸 124 外伝17 125 第97話 連合国首脳会談 126 外伝18 127 外伝19 128 第98話 空に耳あり 129 第99話 七人の潜入者 130 第100話 超空の要塞 131 外伝20 132 外伝21 133 外伝22 134 外伝23 135 外伝24 136 第101話 怪鳥蹂躙 137 第103話 失われる安寧 138 外伝25 139 第104話 アラスカ初陣 140 第105話 工作部隊上陸 141 補足資料 142 第106話 上陸日前日 143 外伝26 144 第107話 猛襲、陸上装甲艦 145 第108話 魔法防御を突き破れ 146 第109話 「鍵」捜索(前編) 147 第110話 「鍵」捜索(後編) 148 第111話 脱出せよ 149 第112話 奮闘のアラスカ 150 第113話 フェイレの決断 151 第114話 フェイレの訪米 152 第115話 新司令長官就任 153 第116話 ミスリアルの荒くれ男達 154 外伝27 155 第117話 とある将官の憂鬱 156 第118話 マジックランス 157 第119話 ファスコド島上陸 158 第120話 ファスコド島の地獄 159 第121話 第2海兵師団上陸 160 第122話 ホウロナの楔 161 第123話 火消しのモーデル 162 第124話 激震のマオンド 163 第125話 フォルサ軍港夜襲 164 第126話 広がる動揺 165 第127話 第1次スィンク沖海戦 166 第127話 違いの目線 167 第128話 疾風再び 168 第129話 第2次スィンク沖海戦(前編) 169 第130話 第2次スィンク沖海戦(中編) 170 第131話 第2次スィンク沖海戦(後編) 171 第132話 虚言者達の悲嘆詩 172 第133話 ハルゼーの見舞い 173 第134話 ビッグE 大西洋へ 174 第135話 影の支配者 175 第136話 ウエストポイントからやって来た男 176 第137話 俯瞰風景1万メートル 177 外伝28 178 第138話 レンベルリカの凪 ウェルバンルの暗雲 179 外伝29 180 第139話 ヘルベスタン王家の末裔 181 第140話 上空2万フィートの死闘 182 外伝30 183 第141話 Xデイマイナス1 184 第142話 モンメロ上陸作戦 185 補足資料 186 143話 決戦へののろし 187 外伝31 188 第144話 緊迫 ヘルベスタン戦線 189 第145話 マッカーサー軍猛然 190 第146話 海中からの一撃 191 第147話 モンメロ沖海戦(前編) 192 第148話 モンメロ沖海戦(中編) 193 第149話 モンメロ沖海戦(後編) 194 第150話 古兵勇戦 195 第151話 17インチ咆哮 196 外伝32 197 第152話 海面の韋駄天 198 第153話 閉じられた蓋 199 第154話 インリクの嘆き 200 第155話 ミスリアルでの休息 201 第156話 芽生えた不安 202 外伝33 203 第157話 シホールアンル首脳の懸念 204 第158話 本土上空の飛行機雲 205 外伝34 206 第159話 シホールアンル帝国初空襲 207 第160話 上陸作戦前夜 208 第161話 ライン・リッパー作戦 209 外伝35 210 第162話 D-day(前編) 211 第163話 D-day (中編) 212 外伝36 213 第164話 D-day(後編) 214 外伝37 215 外伝38 216 外伝39 217 外伝40 218 第165話 オールフェスの理想 219 第166話 幽霊艦隊 220 外伝41 220 外伝42 221 第167話 海兵隊員パイパー 222 第168話 リモントンギ攻防戦(前篇) 223 第169話 リモントンギ功防戦(後編) 224 補足資料 225 第170話 狡猾武者 226 第171話 黒衣のヴァンパイア(前編) 227 第172話 黒衣のヴァンパイア(後編) 228 第173話 エルネイルの濃霧 229 第174話 同盟国の暗部 230 第175話 作戦名「ヘイルストーン」 231 外伝43 232 第176話 運命の出港 233 第177話 レビリンイクル沖海戦(前編) 234 第178話 レビリンイクル沖海戦(中編) 235 補足資料 236 第179話 レビリンイクル沖海戦(後編) 237 第180話 緊急会議 238 第181話 アメリカ本土激震 239 第182話 ルーズベルトの決断 240 第183話 炉辺談話 241 第184話 世論転換 242 第185話 発端 243 外伝44 244 第186話 首都に翻るカステリナ 245 外伝45 246 第187話 ハロウィンの夜に轟く砲声 247 第188話 それぞれの決意 248 外伝46 249 補足資料 250 第189話 メダル・オブ・オナー 251 第190話 フライングタイガース 252 外伝47 253 第191話 狂わしの国 254 外伝48 255 第192話 マッド・クラッシュ作戦 256 外伝49 257 第193話 厄物を運ぶ者達 258 外伝50 259 第194話 マッカーサー軍南進 260 外伝51 261 第195話 とある信者の決断 262 外伝52 263 第196話 トハスタの災厄 264 外伝53 265 第197話 死霊の行く大地 266 外伝54 267 第198話 秤の果てに 268 外伝55 269 第199話 戦艦対ゾンビ 270 第200話 導出の活路 271 第201話 征途 第7艦隊 272 第202話 大西洋の嵐(前篇) 273 外伝56 274 第203話 大西洋の嵐(中編) 275 外伝57 276 第204話 大西洋の嵐(後編) 277 第205話 初陣の鉄獅子 278 外伝58 279 第206話 クリンジェを包囲せよ 280 外伝59 281 第207話 マオンド共和国崩壊 282 第208話 ウィスコンシン艦上の調印式 283 外伝60 284 第209話 シェリキナ連峰上空の死闘 285 外伝61 286 第210話 一喜一憂の戦乙女 287 外伝62 288 第211話 偉大なる作戦 289 外伝63 290 第212話 根こそぎの精鋭 291 第213話 疑問符の戦果(前篇) 292 第214話 疑問符の戦果(後編) 293 第215話 マーケット・ガーデン作戦発動 294 第216話 レーミア海岸上陸 295 第217話 乖離 296 第218話 機動部隊VS機動部隊 297 外伝64 298 第219話 苦闘の三姉妹 299 第220話 レーミア沖の黄昏 300 外伝65 301 第221話 抜かれた鞘 302 第222話 アイオワ奮闘 303 第223話 断たれた手段 304 外伝66 305 外伝67 306 第224話 携行型魔道銃 307 第225話 第3海兵師団VS第5親衛石甲師団 308 外伝68 309 第226話 雪の季節のまやかし 310 第227話 ファルヴエイノの白い花 311 第228話 首都進軍 312 第229話 レスタン領撤退 313 第230話 火消し人、太平洋へ 314 第231話 とあるアメリカ人捕虜の日常 315 第232話 銃後の民 316 第233話 同期生達の集い 317 第234話 反逆の兆し 318 第235話 奔放姫と装甲空母 319 第236話 間違った提案 320 第237話 突発の危機 321 外伝69 322 第238話 ヒーレリへの道 323 外伝70 324 補足資料 325 第239話 夏の目覚め作戦 326 第240話 そこに来たるもの 327 第241話 報復者奮戦 328 外伝71 329 第242話 戦線崩壊 330 第243話 フェルベラネイン解放 331 第244話 リーシウィルム上陸 332 第245話 リーシウィルム沖海戦 333 外伝72 334 第246話 栄光と悲劇 335 第247話 箍が外れる時 336 第248話 無警告戦略爆撃 337 第249話 新たなる段階へ 338 第250話 泥棒達の国 339 第251話 悩める戦姫 340 第252話 大西洋の精兵達 341 第253話 猛牛との再会 342 第254話 潜入する者達(前編) 343 第255話 潜入する者達(後編) 344 第256話 決戦へ向けて 345 第257話 動き始める切り札 346 第259話 北大陸からの奇怪文 346 第258話 大空からの鉄槌 347 第259話 北大陸からの怪奇文 349 第260話 突き出しの槍 350 第261話 決戦への道標 351 第262話 撒かれる種 352 第263話 食い込みはより深く 353 第264話 雪中の危機 354 外伝73 355 第265話 冬の嵐 356 第266話 夜海の相撃(前篇) 357 第267話 夜海の相撃(後編) 358第267話 燃ゆる大洋(前編) 359 外伝74 359第269話 燃ゆる大洋(中編) 361 外伝75 362 外伝76 363 外伝77 364 第270話 燃える大洋(後編) 365 第271話 艨艟達の海戦譚(前篇) 366 外伝78 367 第272話 艨艟達の海戦譚(後編) 368 第273話 栄光と絶望 369 外伝79 370 第274話 暁から来たる刺客 371 第275話 燃えゆく希望 372 第276話 シギアル沖の攻防 373 外伝80 374 第277話 帝都上空の星 375 外伝81 376 第278話 爆撃の後で 377 第279話 雪原の光明 378 第280話 望まざる頂点 379 第281話 冬空から来たる征服者 380 外伝82 381 外伝83 382 第282話 鍵のカケラ 383 第283話 海上交通路遮断作戦(前編) 384 外伝84 385 第284話 海上交通路遮断作戦(中編) 385 第285話 海上交通路遮断作戦(後編) 386 第285話 海上交通路遮断作戦(後編) 387 第286話 決意の向こうに 388 第287話 狭間の国の使者 389 第288話 天空を翔ける流星 外伝72 ページ新規作成
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587 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/10/07(木) 20 35 [ kHqoVL5Q ] 投下終了です。 青島「うお、長いなこりゃ。」 佐藤「隊長、なんかもうすでに座談会限定キャラになってません?」 (PAN!) 天野「佐藤!?佐藤ーーー!?」 青島「しかしそれにしてもむさい・・・。ああ、可愛い女の子達が溢れる息抜き編はまだかー!」 セフェティナ「なんか青島さんキャラ変わってるし・・・。」 天野「そもそも息抜き編と言っても女性が出てくるとは限らんしな。」 佐藤「そうそう、見た目女のエルフ男に囲まれたホモ天国とか!」 (PAN!) 天野「佐藤ーーー!?」 588 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 20 41 [ 0U77BVi2 ] 更新乙 これかも日刊でよろ!! 589 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 21 18 [ IQ6e.MSs ] おつかれー。こういう策謀場面はわくわくします♪ 590 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 21 18 [ Ksk.yJ.Y ] アルクアイ1ポイントゲット! しかもアルヴァールにも貸しを作ってます。 なによりこれで日本との交渉を自分の下に一元化できるのが大きい。 アルヴァールに気取られずに陰謀を進められるようになってます。 帝国に日本をけしかけるフリをして、こっそり両者の仲介とかやらかしそう。 最終的には日本の手を借りて、教会の腐敗と君側の奸を討つという名目で王権を狙うんでしょうか? 王女殿下の女婿を狙えば玉座も夢じゃない!でもそうなるとファンナたんが…… これから気になるのが第三の権力、宗教勢力の動きですね。 教会の権威、魔法を握るエルフ、いずれも日本とは対立しそうな要素ですがさて…… ところでアルヴァール、読者諸兄には絶大な不人気振りですね。 もしかして、オイラと皆さんではまったく別の小説を読んでるのか? ヴァール卿はまだ人物の裏が見えてこないからいまいち分析するには不安だなぁ (こう略称をつければアルクアイをアル君と愛称で呼べるな、うん) 591 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 21 33 [ 6SyshVH. ] 連日の投下GJ! しかしとことん「自衛隊がファンタジー世界に召還されますた」 で良かったなぁ 米だとこの設定でも勝つのが見えてる 592 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 22 40 [ dUQoWPWk ] ご苦労様、 ここで作者様がいずれ出すと約束してくれたもの一覧 ビキニ鎧といったセックスアピールの高い女性衣装 バルト帝国の硬式飛行船、通称ツェッペリン型飛行船 空母は・・・現在考えてます (私的に国産空母を我は希望) 593 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/07(木) 23 00 [ dUQoWPWk ] 日本に不利な要素が多すぎる。 仮に大陸に上陸したとしても現地の協力者がいなしF世界に関する知識もあまりに不足してる。 よって最悪の場合旧軍が中国に敗れたように敗退する恐れが高い。 他に疑問としてバルトの最西端の国境はウラル山脈までかとふと思った。 594 名前:S・F (7jLusqrY) 投稿日: 2004/10/07(木) 23 32 [ MSZ8PKC. ] 早くて面白いなあ。ちっくしょう。こうなってくるとオズインが哀れですね・・・ しかし逆に言えば、他の連中と違って弱いながらもフリーとも考えられます。 バルトは潰す気満々、しかし王国には無視される状況で予測される行動としては 1南方国家群と手を組み、さらに日本を軍事主力として同盟に誘う。 2食料や鉱物資源と引き替えに日本勢力を国内に呼び込む。 オズインは前門の狼・後門の虎状態ですから、壁横の勝手口から「暴れ者」を 誘って、猛獣どもの気を引くくらいは絶対にやるでしょう。ただタイム リミットの問題がありますから、国主が無能ならダメでしょうけどね。 日本がどう取るかは兎も角、オズインがこの状況に絡むのは確実でしょうね。 更に混戦が加速していきますねえ・・・ 595 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 00 09 [ K1U79z9M ] バルトの目的は別に世界征服じゃないから妥協のする割合はアジェントより高いかと。 他にはそろそろ萌え話も読みたいなと思う今日この頃。 596 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 00 54 [ xmrrYnYY ] 妥協って・・・・・・・・日本と同盟を組んだときの事を指してるのか? 597 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 02 23 [ xmrrYnYY ] 現状だと日本の置かれてる立場はあまりにも過酷過ぎる。 もし人魚族(陸に上がるときは下半身を人間にするタイプ)などが近海にいて味方 してくれるならまだましかもしれないが・・・・登場する気配はなし。 日本はやっぱりバルト帝国と同盟してほしい。 アジェント王国との同盟は交渉決裂で。 F猿様、どうかお願いいたします。 598 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 02 29 [ Io.4x1c6 ] 孤立したら孤立した戦いかたがあるだろ たしかに状況は厳しいが こういうのはピンチになればなるほど燃えていい だから今の状況はおいしい んで最後挽回して爽快感をだすと まぁF猿氏に任せようではないか 599 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 02 57 [ xmrrYnYY ] 孤立した戦いにも限度があると思いますが・・・。 教皇がバルトとの同盟の際に妨害工作を仕掛けそうな感じ。 それに典型的な妥協を許さない狂信者みたいである意味アルヴァールよりたちが悪そうですね。 前途多難ですな・・・。 600 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 07 28 [ EbT4fLtg ] オズインを助けるというのも本家の政府広報課とかこれまでの話で似たようなのばかり読んだ。 だからワンパターンっぽくって読み飽きてしまった。 一味違う展開を求む。 601 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 08 04 [ EbT4fLtg ] 敵国の侵略を受けてる国を日本が助けるという奴ね それじゃ日本がバルトとオズインの和平の仲介国になるというのはどうかな 602 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 15 38 [ 5cR4Mi3U ] 嘉手納基地にB-52が20機ぐらいほしい・・・長距離攻撃手段として だんだんと事態が収集できない方向に進んでいるような気がする もう少し絞って書かないと作者自身書ききれなくなるんじゃないか? 603 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 15 59 [ Ksk.yJ.Y ] あっさりバルトと日本講和したりして。でもって対アシェナ大同盟できたりして。でもってそのお膳立てをしたのがアル君だったりして。 日本のほうも赤羽がクーデター起こすとか、軍-政間癒着構造を作るとかしたりして。 アル君は日本に王国が勝ってると思ってないし、王国の政情が安定してもらっても困るわけだから、 どうしても謀反(革命という概念があるのかは謎)が起きて当然みたいに国内情勢を持っていきたいはずで、 それくらいのことはやりかねない。 ここは読者の大勢の期待を裏切って、ヴァール先生が本当に救国の英雄として 民衆に支持されるようになるとか言うパターン期待。 604 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 16 36 [ 0U77BVi2 ] ていうか、この時点でアルクアイは日本の国力を完全に見極めていないから、 少し、戦略を修正するかもよ。 605 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 20 04 [ jDoErIYI ] アジェントに召還されて、奴隷にされてる島の人々を開放するという名目で戦争するのは? まぁ、解放というか鞍替えさせて税として食料や資源を徴収するとか。 島を制圧したら守りに入ってアジェントの国力を削る。 相手は木造の帆船だし、索敵能力も自衛隊の方が優れてるだろうから制海権取るのは分けないだろう。 後は沿岸に偽装させた兵を配置させて上陸を防ぐというのはどうだろう。 606 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/10/08(金) 22 10 [ kHqoVL5Q ] すんません今日の投下は無理でした・・・orz 待っててくれる人が居ると悪いので言っておきます。 607 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 22 17 [ 0U77BVi2 ] GANBATTE 608 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/08(金) 22 32 [ MSZ8PKC. ] 締め切りは自分で決めれば良いのですから、無理せずに創作してください。 自分も心待ちにしておりますよ。 600ならばオズインがバルト-アジェンド同盟を切る伏兵になるとか。 バルトとしても思想対立があるし、ダークエルフ勢力等が秘密裡に妨害工作を 行う可能性は高いでしょうから。 オズインの攻撃と言うことにして、何らかの妨害をアジェンドに仕掛けさせる。 そしてアジェンドがオズインに手を出したら、名目を付けてバルトが保護に回る などすれば、同盟もおシャカになるかも知れません。 609 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日: 2004/10/09(土) 01 15 [ Ksk.yJ.Y ] F猿さま それこそ戦争じゃないのだから、拙速よりも巧遅、です。 のんびり待ちます。 書かにゃならない局面も多いことですし、無理に急がず。 ここんところオズインが大人気なのは、まだ見ぬ国王陛下に期待してのことかな? ここで一発、マッチョな体育会系の暑苦しいアニキが国王となったら読者みんな大落胆? 610 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日: 2004/10/09(土) 01 22 [ IjMEIWlQ ] オズインの王は亜人を希望。 国ごとになんらかの特色を出したほうが印象に残るから。 611 名前:F猿 (BfxcIQ32) 投稿日: 2004/10/09(土) 23 25 [ kHqoVL5Q ] 大まかなプロットは最後まで作ってある分、 一番苦労してるのは投下前のコメントだったりして・・・。 しかもそれもあながち嘘じゃなかったり・・・。 それでは投下
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作 月影 場所 分家板・F世界との交流その2 ※ナチス政権下のドイツが召喚されます。 第三帝国召喚1 第三帝国召喚1あとがき 第三帝国召喚2 第三帝国召喚2あとがき 第三帝国召喚3 第三帝国召喚3あとがき 第三帝国召喚4 第三帝国召喚4あとがき 第三帝国召喚5 第三帝国召喚5あとがき 第三帝国召喚6 第三帝国召喚6あとがき 第三帝国召喚7 第三帝国召喚7あとがき 第三帝国召喚8 第三帝国召喚8あとがき 第三帝国召喚外伝 前世界編(第三帝国の外伝です) 第三帝国召喚9 第三帝国召喚9あとがき 第三帝国召喚10 第三帝国召喚10あとがき 第三帝国召喚11 第三帝国召喚11あとがき 第三帝国召喚12 第三帝国召喚12あとがき 第三帝国召喚13 第三帝国召喚13あとがき 第三帝国召喚14 第三帝国召喚14あとがき
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10: 303 ◆CFYEo93rhU :2017/02/05(日) 13 42 53 ID 54bd7AQo0 投下終了です。 今年もスローペースになると思いますが、よろしくお願いします。 14: 303 ◆CFYEo93rhU :2017/02/08(水) 06 08 42 ID 54bd7AQo0 今日は非常に短いですが、幕間的な感じで本編の続きを投下します。 あと筆者なら本文で書いとけという話なのですが、少し補足を。 F世界の列強で軍事面で最強なのはリンド王国。これは、初期設定のかなり早い段階から決まっていました。 ただ、何故強いかはかなり曖昧だったので、独自の傭兵ギルド文化があった、みたいな完全な後付設定をでっち上げました。 他国にも傭兵ギルドはあるけれど、リンド王国ほどの質や規模はないという設定(後付)です。 中央集権と国民軍の充実によって、その最大手のリンド傭兵ギルドすら落ち目の時代だと。 対皇国戦の時は何してたの? というと後方支援業務と、兵の補充(動員協力)です。 完全に後付設定になりますが、数十万の王国軍の為に短期間のうちに多数の物資倉庫を用意して、 飛竜陣地を用意して、ユラ神国に勝つ気で居られたのは彼らのお陰という事にしておいて下さい。 そして敗戦によって契約金の不払い(未払い)も発生していて、とても不味い状況にあります。 平時は限定的な徴税特権で維持できても、戦時にはそれではとても足りない! 商人ギルドから、皇国は金払いが良いと聞いたぞ! 皇国軍に取り入ってパイプを作ろう! ←今ここ リンド王国という国名からして「ベルリン+ロンドン⇒ベルリンドン」からですし、王都ベルグは「ベルリンドン-リンド=ベルン」を捩ったものです。 ベルンってスイスの首都だから、傭兵国家として発展した経緯があるとしてもいいよねと、数年の時を経て気付きました。 「傭兵ギルド」というファンタジー世界でおなじみのギルドは何かの機会に書きたいと思っていましたが、漸くでした。 「冒険者ギルド」や「盗賊ギルド」というのもありますが、私の中では、傭兵ギルドが冒険者ギルド的な性格も持っていると考えています。 拙作中で、冒険者というのは公的な裏付けのある地位や職業ではありません。あくまでそう自称しているだけです。 薬草採取クエストとか、そんなの自分でやれという話ですが、必要な薬草があるのが野獣や紛争等で危険な地域だったりすれば、傭兵ギルドに声がかかる事もあるでしょう。 本来ギルドは各都市ごとのもので、首都などに本部があって各地に支部があるような全国、全世界で統一的な 制度のギルドはファンタジー世界にしか無いと思うのですが、そこはファンタジーのお約束優先という事で。 盗賊ギルドというのは盗賊の勅許状を持っている組織、という事は私掠船団とか「敵対国に対する盗賊許可証」を持ってる人達なら合点が行くのですが。 ギルドを自称しているだけで公的な認可を受けた組織ではない犯罪結社という身も蓋も無い解釈もありでしょうが、 当局に公認されている反社会組織という意味ならば「指定暴力団」そのものではないかという節もありますね。
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田中茂人(たなかしげひと)はある国の親善大使に会うために総理官邸まで来ていた。 たぶん新興国の要人なのだろう。 相手はエルブ王国という聞いたことがない国の人物らしい。 外務省も経済産業省や内閣府が忙しい例に漏れず、在留外国人の相手で一杯一杯である。 暇なのは文武科学省と環境省ぐらいだ。 特に文武科学省は日本ユネスコ会長が運営資金を流用していた罪がお流れになって歓喜している。 自衛隊と海上保安庁の共同による、国境封鎖から忙しい。 各国大使館には駐留外国人がずらりと並び、外まで長い列を作っている。 最後尾は5時間待ち、甲高い声ネズミランドのアトラクション待ち並だ。 駐留外国人の滞在許可延長の手続きや、海外の家族を心配する外国人への返答、 怒鳴り込んでくる海外要人への対応など、元々少数精鋭、 予算が減らされギリギリの人員で廻していた各国大使館は 通常業務のほかに急速に増えたクレームを処理する力はなかった。 クレームを処理すると同時に通常業務は行えない。大使館の仕事は特別な知識や資格がいる。 大使館員は替えが効かない。緊急雇用も難しい。 他部署からの増援も望めず、仕事はの必要性加速度的に高まっている。 日本人と外国人との金利格差の訴えや、差別云々に関する“いつもの業務”は全て無視して 増えた仕事に対応しているのが現状であった。 クレームの中で面倒なのが株と為替の問題である。 海外と連絡が取れなくなった影響で、海外口座の確認や資金運用の相談 についての電話がひっきりなしに電話に掛かってくる。 「株と為替の件については金融庁に一任しています」と話して電話を切っても。 数時間後、同じ相手から「金融庁につながらないからアンタらに電話した」と返って来る。 結局、問題はたらいまわしで処理はできない。 そうした件が何件もあった。 しかも相手は金のことだから簡単には諦めず、他の案件処理の時間がとられる。 人間の欲は恐ろしい。 数日前から大使館の固定電話と個人的な携帯電話が鳴りっぱなしだ。 うるさくて眠れないので音と振動を切り、ピカピカ光るのが邪魔なのでカバーを掛けて 携帯電話の電源を付けっぱなしにしたまま家に放っておいた。 今頃、恐ろしい勢いで留守番電話サービスに転送されているだろう。 事態が収束してからの電話が怖い。一週間連続、頭をさげて電話を掛け続ける破目に陥るのは確実。 それだけ忙しい中から引き抜かれたのだから さぞ、エルブ王国大使とやらの会談は重要なのだ。 会談内容は実務者会談でもなく政労使交流でもなく、ただの交流に留まる程度だそうだ。 交流程度なら他の部署にやらせておけばいいし、緊急性もない。 自分程の役職が出張る仕事でもない。 暇になったらささっとやっておけばいいだろう。今は殺人的に忙しい。 新興国家相手がどうしてそこまで重要な仕事であるのか見当も付かない。 「失礼します」 「よく来てくれた。君が茂人君だね。館長からの紹介で知っている」 総理官邸に入ると武原総理が直接出迎えた。 「挨拶はいい、時間が勿体無いからな。 2、3質問があるから答えてくれるかい?」 面食らう田中を前に武原は言葉を続ける。 「確か君はエルフ語が出来たんだったね」 「はい。イギリスで学びました」 大学で適当に単位を埋めるためとった教科だ。 「他にも話せる言語があったね」 「英語、イギリス英語、中国語、ドイツ語です」 「大した物だ。私なんて20年以上ほぼ毎日、中国語やドイツ語の通訳を聴いているが、 いまだに彼らが何を言ってるのかわからん。英語しか話せんよ」 「中国語は広東かな」 「北京語です。父に連れられて一時期住んでいました」 「茂人君の父上は知っているよ。昔、随分お世話になった」 「話は変わるが、君はファンタジーが好きかい?」 「ええ。指輪物語やD&Dも好きですね。やりもしないのにルールブックを買ってますよ」 「D&D?」 「有名なファンタジーゲームですよ」 「するとエルフやドラゴンについても詳しいわけだ」 「かいつまむぐらいですが、それなりには」 「神話や怪物はどうだね?例えばワイバーンとドラゴンの違いは知ってるかい?」 武原は胸ポケットから写真を出した。 写真に写るワイバーンは生き生きとしていて、まるで本物だった。 茂人の目線が上に向いた。答えを考えている。 「違い―――ですか」 「そうだ」 「世間一般の認識としては、ワイバーンとドラゴンは別物、又は亜種とされています。 ワイバーンはドラゴンより力の劣るものとされていて、知能が低く 竜騎士に代表されるような家畜やペットとして扱われている場合があります。 大抵は大きな翼を持ち空を飛びます。 ドラゴンとの外見の区別として前足が短い、もしくはないものが多く 噛み付きが主な攻撃手段であり、炎や酸、氷などを吐きません。 細かい点は作品によって色々ですが。だいたいこんな感じです」 ワイバーンは、ゲームによっては棘のある尾を持つトカゲのような動物であったり 空を飛ぶトカゲの総称であったりと様々だ。また、日本語ではワイヴァーンと 表したりもする。ドラゴンも同様にドラグーンや龍と表すことがある。 ペラペラ 「ドラゴンの亜種として他に、ドレイク、レッサードラゴンがあります。 厳密には違いますが、これらはどれも力の弱いドラゴン としてワイバーンひとまとめにして考えてもいいでしょう」 「問題は亜種のワーム、翼や足の欠けたドラゴンです。 ワームは巨大な体躯と力を持つドラゴンで、知能についてはまちまちです。 西の神話の竜はドラゴン、東方神話に出る龍はワームの部類に入るでしょう。 ドラゴンに比べ、比較的多い頻度で物語の怪物として登場します」 西洋のドラゴンは火を噴く、街を焼き尽くすなど火のイメージから来ていることが多い。 キリスト教のサタンからのイメージが強いのだろうか。姿は翼のあるドラゴン型だ。 火吹き竜として有名なサラマンダーだが、もとは周囲を冷やすトカゲとして伝わっていた。 火を噴く竜と冷やす竜、変温動物としてのトカゲが神話の土台となっていると考えられる。 対して東洋のドラゴンは雨乞い、洪水など水の印象が強い。 姿はワーム型。モデルは蛇、湿気の多い場所に生息し、脱皮をすることから輪廻転生や 不老長寿の象徴とされる。陸に生息するドラゴンに対して龍は湖や海に住む。 リュウグウノツカイや鯉の滝登りなどの水生生物に関する物語が多い。 火と水の関係から、ドラゴンは破壊を司り龍は再生を司っているとされている。 火は山火事などで全てを焼き尽くすがために否定的、 水は雨を想像させるがために肯定的なものとされている。 ペラペラ 「落ち着きなさい。ファンタジーな方面に詳しいのは痛いほど理解した」 「えっ、あっう!?」 茂人ははっと我に返った。 耳まで赤くする。 「すみません。取り乱しました」 「語学が堪能でファンタジーが好きな茂人君にぴったりな仕事がある」 武原はとびっきりの笑みをしている。 してやったりといった表情だ。 「茂人君にはダークエルフとの交渉を担ってもらおう」 「ダークえるふ」 「茂人君の考えている通りのダークエルフだ。 褐色で耳が長くプラチナの髪、しかも美女。興味を惹かれるだろう?」 懐から2枚目の写真を取り出した。 褐色で耳が長い豪奢な鎧を着たエルフが血に濡れた地面に倒れている。 長い睫毛、滑らかな褐色の肌、肩まであるプラチナブロンドの髪、整った目鼻。 ここまで均整の取れた顔立ちはモデルでもそうはいるまい。 とてもよく出来たコスプレ写真だった。写真集が出せそうだ。 耳の長いエルフ。よりにもよってマニアックなダークエルフ。 総理は私をからかっているんじゃないか。 「頭の中が表情に出ているぞ。 近頃、我々の周りに奇妙な隣人が越して来てね。 いや、我々が越してきたとするべきか」 「?」 「この道をいけばどうなるものか危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし踏み出せばその一歩が道となり その一足が道となる迷わず行けよ」 行けば判るさ、一休さんか。面白そうじゃないか。 「ダークエルフと交渉の件。承りました。 でもどうしてですか、私より神話や伝承に詳しい研究家なんていくらでもいますよ」 「交渉には広い視点が求められる、相手は異種族で異民族で異世界人だ。 我々の常識は利かんが、エルフやドワーフ、彼らと我々の常識は多少通じる部分もある。 エルフは魔法を使い、ドワーフは鍛冶が得意だ。中世風の鎧を着て剣を持っている。 これは我々の想像する典型的なファンタジーと同じくする。 彼ら相手には柔軟な対応が求められ、交渉のための知識も必要だ。 常識外を相手にするには深い知識はかえって邪魔になる。 しかし交渉を望むには精神的な土台と最低限の知識を持っていなくてはならない。 固定観念に囚われた、外交に縁のない神話研究家ではいかんのだ」 「そこで、君に白羽の矢が立った」 ギーグなのは隠していたつもりだったんだけどなあ。ばれていたか。 「外に車が出ているから乗りたまえ。それと茂人君には封筒も渡しておこう」 棚からファイルを取り出した。中には封筒が入っている。 茶封筒に入った大きいものと 「現地についてから開くといい」 青い便箋サイズの小さな封筒 「こっちはエルフと会った後に開くものだ」 「了解しました」 「此方です。どうぞ」 総理官邸から車に揺られ、乗り換えること三回。 研究所らしき場所についた。何処かの企業っぽい建物だ。 作業員用勝手口から通される。 入り口にはエアカーテンと吸着マットが敷かれていて、査察で見たような 精密部品や薬品を扱っているような工場に近い印象を受けた。 壁に複数の穴があいた通路に入ると、壁から温風が噴出し埃を取った。 いくつかのスライドドアとエアロックを抜けると、監視所らしき場所に通される。 「ようこそ。田中茂人さんですね。お待ちしておりました。 研究主任の黒桐中人(こくとうなかひと)です。Nでも黒人でも気軽に呼んでください」 人払いを済ませた後、部屋には荒沢と私だけが立っていた。 荒沢は20代に見える研究員で、主任にしてはとても若い。 男か女か判断に困る中性的な顔立ちをしていて、蠱惑的な瞳が印象的だ。 「部屋は完全防音ですから話しても大丈夫ですよ」 「エルブ王国?から来たダークエルフ?の親善大使と交渉をする手筈だったのですが」 怪しい雰囲気だ。もしや私は嵌められたのではなかろうか。 物体Xの実験台にされたり、人体実験の材料だったり。 バイオハザードな下らない妄想が脳裏を駆け巡る。 「はい。おっしゃる通りです」 「竹島戦で韓国軍が戦闘した相手、について知っていらっしゃられますかな」 「詳しく話を聞きたいですね」 「首相からお話は聞いておられますかな」 そういえば封筒を開いていなかったな。 「資料を貰っていました。現地で開けと言われていた物がありますね」 「では、それを見ながら説明いたしましょう」 荒沢がリモコンのボタンを押すと、部屋の窓が動いて隣の小部屋の様子が見える。 部屋のベッドには褐色の肌、プラチナブロンドの美が付く幼女が眠っている。 「竹島戦で韓国軍が殲滅されたのは知っていますね」 「ええ」 近々、TVで公式発表される予定の情報だ。世間では既にTSBが未公表情報をスッパ抜き、 世間では何処が攻撃してきたかと騒ぎになっている。 「今後の報道では中国でも韓国でも露西亜でもましてや亜米利加でもない“正体不明の敵”と戦い、 一人残らず殲滅されたと“言われます”」 「ええ」 じゃあ何処の国が襲ってきたんだ、それ以前に日米同盟はどうなったんだ!? 驚愕を抑えつつ、話を促した。 「おや?驚かれませんな。知っておられましたか」 知るはずないじゃないか。 「失礼。それはこれから報道されるんでしたね」 「もちろんですとも」 さりげなく念を押して確認をした。 「韓国軍を襲撃したのは謎の生命体群です。通信テロから数時間後、 体長7mの巨大な空飛ぶトカゲが海の向こうから襲ってきました。 しかも100匹近くの大群です。自衛隊は必至の抵抗を試み、日本海側に戦力を集結。 戦力集中の結果が国境封鎖と自衛隊の防衛出動です」 そういやネットで話題になってたな。UMAを確認したって。 「それらがベッドで眠っている子供とどう関係が?他の国はどうなったんですか!」 「結論を急がないで下さいな。謎の生命体郡は現代科学の常識を覆す生態をしていてですね、 信じられない巨体で空を飛んだり、ある種の『超能力』まで使うんですよ。とても興味深い。 私達研究チームは『魔法』と呼んでいますが」 「通信が途切れた理由は」 「日本の外で大規模な戦争が起こったと考えられています。 核や細菌兵器、サイバー攻撃などが一斉に行われました。 その結果として日本国内のインターネットをはじめとした通信機器は一斉に遮断。 衛星も一度に破壊、又は無力化されました」 話が大きすぎて現実味がない話だなと思ってしまった。 同時に突っ込みどころがある話だと。 「ネットが破壊されるはずがない。リスク分散のために無数の独立したサーバーから成り立っている」 「インターネットの破壊は不可能だと思われていますが、実はそうでもないんですよ。 とあるクラッカーは「30分あればインターネットをダウンさせられる」と言いました。 ネット環境の普及のためにはデータ形式や管理方法を並列化させないといけません。 OSや防火壁は常時進化していますが、その根幹を支える管理システムそのものはさほど変わりません。 そこをトロイで偽装したボットが同じ時間に一斉攻撃をかけるとシステムは広域にわたって停止します。 Dos攻撃に代表されるように、ネットは負荷が一箇所にかかると停止します。 一定以上の負荷をかけられると枝葉末端まで連鎖的に壊滅するのですよ」 「簡易なアナログ回線まで壊滅したのはおかしい」 「そのネットを支え、補助しているシステムが壊れたんですよ。中継局や中継器までね」 海外との通信が切れたせいで大騒ぎになっている。 事件当時、大慌てで職員総出で大使館の機械を全部壊れているか確認した。 「日本だけが無傷で残るのは不自然だ」 「偶然残ったのですよ。外を歩いているだけで隕石に直撃される世の中です。 戦争で偶然生き残った国家があってもいいでしょう。 日本も甚大な被害を受けていますよ。貿易を絶たれるだけで明日の食事すらままならない」 「アメリカは軍事大国だ。簡単に壊滅しない」 「過去に新しい戦略や戦術導入によって滅びた大国など星条旗の数ほどあります。 裏付けとなる写真が此方です」 ひゅうがの甲板に貼り付けられたワイバーンの死骸。 おおすみに牽引されるニンゲンの死骸。 戦闘機の機関砲で粉砕されるネッシーの動画。 「全長7mの竜の死骸、体長数十mもある人型クジラニンゲン、6mもあるネッシー。 どれも現代科学の常識を超えています。居ると言われ続け、確認されていなかった動物達です」 「私達の予想外の事態が進行している証拠です。 航空自衛隊によって殲滅され、海上自衛隊によって運搬された死体が段階を得て、 国民の皆様に晒されることになるでしょう」 「他にも裏付けとなる証拠があります」 船から撮られた海の写真だ。 「本来はユーラシア大陸、中国があった場所の写真です」 「海だけじゃないか」 「中国の一部が大きく消滅しています。えぐれた湾から察するに、 大規模な核攻撃やそれに類するものがあったと考えられています」 「写真は嘘だ。ありえるはずがない」 「まだ証拠があります」 島を埋め尽くす死体。“鎧を着た”蛮族達。剣や槍、地面に刺さった大量の弓矢。 「エルフやドワーフっぽい死体だな。映画の撮影か」 「いいえ、違います。メディアにはまだ伝えられていませんが、“外からの侵略者”達です。 彼らは超能力、魔法を使い、竜に乗ってやってきました。自衛隊が撮った映像を見ますか?」 「いや、いい。やめておく」 「死体役は全員エキストラかな」 「いいえ。違います本物です。私達はこんなに大量の小人病患者、ドワーフを用意できません。 死体に見せかけた役者を大量動員して凝ったメイクをしても、死体鑑定で簡単に判別できます。 良い検体がありますが、直接死体を拝見なされますか?」 「遠慮しておくよ」 「残念だ。彼らの体はとても興味深いのに。ミュータントですよ、突然変異ですよ。 ヴィールスで変異したのでしょうか。とても面白い症状だ」 「さて、信じてもらえましたか?」 「信じるしかないだろう」 中人は満足そうな笑みを浮かべたあと言った。 「全部フィクションです」 「は?」 「ええええええええええっ!?」 長話して引っ張っておいて最後の言葉がそれかあああ! 「・・・・とここまでが、今夜発表される政府発表です」 「が」 「真実は別にあります。そのためにあなたをお呼びしました。 政府発表は嘘ですが、真実も限られた含んでいます。 少なくともあなたと私、ごく限られた小数の人間以外には真実でしょう」 中人の瞳に嘘はない。淡々と決められた話をしていた感じだ。 「専門化が断定し、十数万人の自衛隊が動き、日本の通信が一斉に遮断され、 ミュータントが実際に襲ってきて、それを説明できる理由が信頼ある政府から説明されたら それは本当になる」 「現実は常に考えられる最悪の下を行く、かな」 「おっしゃる通りです」
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916 名前:reden 投稿日:2006/12/29(金) 23 03 41 [ b6zK/Sj2 ] 投下終了です。 ……自分でも無茶なもの書いてるな~と思いますが、どうか大目に見てやってください(汗) 知識などで至らないところも多々あると思いますが、おかしいと思う点があったらどんどんご指摘願います! それでわ。 917 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 45 16 [ Hk0pjdRA ] ソ連の大地を召喚とかすげースケールでかいな 918 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 54 38 [ zQTyC6vk ] reden様 間違っていたらすいません もしかして堕ちた天使の世界で投稿されている方でしょうか? 921 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 32 18 [ nu1wmIz. ] 赤い羆がF世界に解き放たれるのか?((((;゚Д゚)))ガクブル 922 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 36 39 [ BSPacu0Q ] カラフトはどうなるよ? 923 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 01 02 42 [ Nr85GkIo ] 召喚陣には我が国で最も強力な従属魔術が付与されておる。 たぶん意味無いとおもわれw 異世界にも共産主義の幻想がww 924 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 05 32 12 [ jgfSg0sY ] やっべ超面白そう!>ソビエト連邦召喚 召喚された大地そのものを目的とするケースは初めてですね。 これによりF世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなるわけで F世界のショボい軍隊でT-34やらJS-3やら冬将軍と戦わなければならなくなる、 これはF世界側の視点で書いたら絶望的な撤退戦を描けそうでもあります。 平成日本召喚に虚無の砲弾に第三帝国召喚に続きソビエト連邦か、 このスレやたらクオリティ高い作品が揃ってるなぁ。 928 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 11 08 41 [ DUErFeR2 ] 月影さん、投下乙です。 レーダー総司令官、お疲れ気味ですね。まあ、1隻も沈まなかっただけ御の字です。 redenさん、投下乙です。 初めて見るソ連召還、今後の展開を楽しみにしています。 陸士長さん、投下乙です。 少尉、かなり精神が参ってますね。 残り15発ですか…。大物以外は銃で倒すか、キャタピラで轢くしかないかなあ。 930 名前:長崎県人 投稿日:2006/12/30(土) 13 13 58 [ CDVnjlgM ] 月影さん投下乙! しかし駆逐艦に20~50・・・パンツァーファウストぐらい?艦より戦車に使われたらエライ事になりそうな・・・ redenさん 投下乙です!紅い世界が遂にF世界に・・・!ファンファン大佐の活躍に期待です・・・! 陸士長さん 投下乙です・・・15発、燃料も考えると・・・猫の亡霊でも取り付かせt(ry 931 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 28 55 [ b6zK/Sj2 ] 陸士長さん投下乙です。 >917さん、928さん。 感想ありがとうございます。既にアメリカとドイツ、日本が出揃い、後召喚して面白い国はないかと考えた結果この国に行き着きました。 まあネタとしてはフランスなんかも有りですけど(汗) >918さん。 え~と、そちらでは二次創作を中心に… >921さん。 F世界国家にとっては災難。ソ連が消えた地球では主にドイツが喜ぶでしょう。東方生存圏が(ry >922さん。 基本的に転移したのは大陸の国土のみです。 よって樺太や(小さいけど)コトリン島などは元の世界に取り残されてます。 932 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 29 38 [ b6zK/Sj2 ] >923さん。 間違いなく、あらゆるF世界国家からハブられるでしょうね。 王様はNG。宗教もNGですから。 >924さん。 >>F世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなる ですね。しかし史実のおドイツ様のような奮戦は流石に無理でしょう。 北の熊をそこまで追い込もうと思ったら、それこそラノベ級の魔術師を大量に出したり一発逆転のトンデモ魔法とかが無いと……(汗) >長崎県人さん 木造船主体のファンタジー世界においては『あの』ロシア海軍も世界の先端を行く大海軍扱いでしょう。 ……激しく分不相応な気がしますが。
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916 名前:reden 投稿日:2006/12/29(金) 23 03 41 [ b6zK/Sj2 ] 投下終了です。 ……自分でも無茶なもの書いてるな~と思いますが、どうか大目に見てやってください(汗) 知識などで至らないところも多々あると思いますが、おかしいと思う点があったらどんどんご指摘願います! それでわ。 917 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 45 16 [ Hk0pjdRA ] ソ連の大地を召喚とかすげースケールでかいな 918 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 54 38 [ zQTyC6vk ] reden様 間違っていたらすいません もしかして堕ちた天使の世界で投稿されている方でしょうか? 921 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 32 18 [ nu1wmIz. ] 赤い羆がF世界に解き放たれるのか?((((;゚Д゚)))ガクブル 922 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 36 39 [ BSPacu0Q ] カラフトはどうなるよ? 923 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 01 02 42 [ Nr85GkIo ] 召喚陣には我が国で最も強力な従属魔術が付与されておる。 たぶん意味無いとおもわれw 異世界にも共産主義の幻想がww 924 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 05 32 12 [ jgfSg0sY ] やっべ超面白そう!>ソビエト連邦召喚 召喚された大地そのものを目的とするケースは初めてですね。 これによりF世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなるわけで F世界のショボい軍隊でT-34やらJS-3やら冬将軍と戦わなければならなくなる、 これはF世界側の視点で書いたら絶望的な撤退戦を描けそうでもあります。 平成日本召喚に虚無の砲弾に第三帝国召喚に続きソビエト連邦か、 このスレやたらクオリティ高い作品が揃ってるなぁ。 928 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 11 08 41 [ DUErFeR2 ] 月影さん、投下乙です。 レーダー総司令官、お疲れ気味ですね。まあ、1隻も沈まなかっただけ御の字です。 redenさん、投下乙です。 初めて見るソ連召還、今後の展開を楽しみにしています。 陸士長さん、投下乙です。 少尉、かなり精神が参ってますね。 残り15発ですか…。大物以外は銃で倒すか、キャタピラで轢くしかないかなあ。 930 名前:長崎県人 投稿日:2006/12/30(土) 13 13 58 [ CDVnjlgM ] 月影さん投下乙! しかし駆逐艦に20~50・・・パンツァーファウストぐらい?艦より戦車に使われたらエライ事になりそうな・・・ redenさん 投下乙です!紅い世界が遂にF世界に・・・!ファンファン大佐の活躍に期待です・・・! 陸士長さん 投下乙です・・・15発、燃料も考えると・・・猫の亡霊でも取り付かせt(ry 931 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 28 55 [ b6zK/Sj2 ] 陸士長さん投下乙です。 >917さん、928さん。 感想ありがとうございます。既にアメリカとドイツ、日本が出揃い、後召喚して面白い国はないかと考えた結果この国に行き着きました。 まあネタとしてはフランスなんかも有りですけど(汗) >918さん。 え~と、そちらでは二次創作を中心に… >921さん。 F世界国家にとっては災難。ソ連が消えた地球では主にドイツが喜ぶでしょう。東方生存圏が(ry >922さん。 基本的に転移したのは大陸の国土のみです。 よって樺太や(小さいけど)コトリン島などは元の世界に取り残されてます。 932 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 29 38 [ b6zK/Sj2 ] >923さん。 間違いなく、あらゆるF世界国家からハブられるでしょうね。 王様はNG。宗教もNGですから。 >924さん。 >>F世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなる ですね。しかし史実のおドイツ様のような奮戦は流石に無理でしょう。 北の熊をそこまで追い込もうと思ったら、それこそラノベ級の魔術師を大量に出したり一発逆転のトンデモ魔法とかが無いと……(汗) >長崎県人さん 木造船主体のファンタジー世界においては『あの』ロシア海軍も世界の先端を行く大海軍扱いでしょう。 ……激しく分不相応な気がしますが。
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3月16日。 現在確実なのは、この時空転移によって地球からこの惑星へとやってきたのが北海道、本州、四国、九州、沖縄と、その他日本が領有している島嶼であるという事だった。 日本政府が領有権を主張している北方領土と竹島もその中に含まれていたため、竹島は駐留している韓国警察及び、 震災当時に付近を航行中だった海洋警察庁の警備艦が存在を確認されている。 北方領土もロシアの住人と、やはりロシアの沿岸警備隊がそのまま付いてきている状態となっていた。 彼らは今の所、本国と切り離された状態であることは認識しているが、今なお日本に対してそれぞれの領有権を主張している。 日本政府は彼らに対し、ひとまず意思を尊重、配慮して現状を維持しひとまずこの問題を置く事を決定。 そっちに関わっている暇が無かったし、彼らが意地を張れるのもどうせ時間の問題である。 時空転移した先の世界は地球によく似ている。 ロシア・朝鮮半島・中国ににた大陸東部の地形は既に確認された通りであり、 北海道宗谷岬の沖には樺太に相当するらしき島影が見え、日本の西端である与那国島の向こうには台湾のような島がある だがひとつ、不明な点があった。 ここまで地球に酷似した惑星なら、元々この世界には日本列島は無かったのか? それとも時空転移の際にそっくりそのまま、こちらの列島が我々の元居た地球に交換の形で転移してしまったのか? そこだけは、まだこの時点では判明していなかった。 既に日本政府は震災以後の異常事態に対して情報を完全に公開し、日本列島が地球とは異なる惑星に時空転移したこと、 そして、世界から孤立したために資源や食糧の輸入がストップし危機的状態に陥った事、それを踏まえ、 当面の危機を乗り越える間は経済を統制することなどを宣言していた。 しかし、国民は宣言をしたものの何の事態の進展もないままの政府に対し不信感を強めていき、野党も表面上は この危機的状況に対して震災前の対立姿勢を一転、与野党は一致して危機状況対応対応特措法の早期成立に合意したものの、具体的な状況の解決策には激しく対立を続けていた。 断たれた資源や食糧をどこから調達するのか、という事については、やはり現地で手に入れるほかに道は無い。 この惑星のロシア・韓国・中国に相当する地域にもどうやら人が居住し、なんらかの国家組織が存在するというのは推測できたが、 それらとどうやって接触を図り、国交を結んで資源や食糧を買い付けるのかには様々な議論が飛んだ。 そもそも、この惑星、この世界の住人達は他者に対して友好的な存在なのだろうか? 突然出現した日本国を警戒し、攻撃を仕掛けてこないとは言い切れないだろうか? 彼らの文明水準は、木造帆船などが確認されていることから高くは無いのではないか? もし国交を結ぶ事ができたとして、資源や食糧は必要な量を調達できるのか? また、日本まで輸送ができるのか? 既に国内の一部では不安から明日にも全ての資源がなくなるかのようなデマが飛び交い、個人・家庭ごとに物資の買占め・買い置きや値上がりなどが始まっていたが、それでも暴動や略奪に発展しないのは流石は国民性と言えた。 ネットは回線が重すぎて、その大部分が静かだった。 それまで国民同士を繋いでいたソーシャルコミュニティなどが半分以上機能しなくなり、新たな国内サーバーが設置されるなど改善に努めていたが、震災前のネット状態を取り戻すのはまだ難しかった。 一部の国民は日本が資源と食糧を手に入れるためにはこの世界の海外に進出しなければならない事を知っていたし、TVに出演する専門家たちもその必要性を強く説いた。 その一方で、それは武力侵略に繋がり憲法違反になる可能性や、自衛隊が戦前の軍部の暴走を踏襲することを警戒して反対する声も あがり、TVの報道番組内でも専門家同士が激しい議論に発展することも度々あった それを見た視聴者から、ネット上の掲示板に議論や質問が飛び火する事もあり急激なアクセス数の増加により折角新設したサーバーが度々落ちると言った事も幾つか発生した。 しかし、それら掲示板の中の特定のごく一部は、まるでこういう事を予期していたかのように、妙に落ち着いていた。 「まさかリアルでF世界への転移が起こると思って居なかった」 「まだF世界と決まった訳じゃないだろ」 「宇宙の何処かの別の惑星説があるけどそれにしては大陸の形が地球と似すぎ そこでパラレルワールド説を推す エルフがいるかは知らんけど」 「帆走飛行船がある程度にはファンタジーな世界である事は確実。 なんにせよこっちの世界の生物とか国家とか産業の情報がまだ何にも無い 早く調査しろよ」 「衛星写真で人が住んでそうな所とかわからんの?」 「わかっても文明が中世レベルだと都市の規模が小さすぎて判りにくい 観測機飛ばして航空写真が欲しい所」 「竹島一緒に召喚されてて韓国ザマァw あいつら水や食糧の補給無くなってどうやって生きるのw」 「そういや在日外国人どうすんだろ ニュースとかで何にも言われないけど」 「言ってはなんだが、こういう事がリアルに起こって一気に活気を取り戻したな 懐かしい名前が一杯だ、過去の住人や職人が殆ど戻ってきてるんじゃないか」 「それにしても内閣の対応が悪すぎる 俺らはこの先の展開がある程度予見というか予習できてるけど、首相や官房長官は危機感とか現実感とか無いんじゃないか?」 「現実に起こってみると全く笑えない しかも今の与党とか少しも期待できない」 「だれか首相官邸にここの作品や議論のログと、『ゲート』の1~3巻を送ってやれよ」 「やっぱ自衛隊は中世的なこっちの世界の軍と戦うことになるんだろうか? 海外進出するにしても、向こうが攻めてくるにしても」 「日本が転移したんじゃなくて、こっちの世界の連中が日本を呼んだってのはあるかもな スレタイ通りに そしたらF世界軍との戦争はありうる」 「何の目的で呼んだのかによる。 勇者様呼ぶつもりで日本を召喚しちゃったのかもしれないし、魔王と戦うかもしれんぞ」 「とりあえず地本に連絡してもし召集があったら応じる旨を伝えてきた。 予備自に出番があるか知らんけど」 「営内から書き込んでるが、災害派遣に出ている連中の他は『待機中』だ。 外出許可が当分下りない身の上だよ。 あと、海岸線とか警戒しなきゃいけないと思うんだが海保と警察任せなのが歯がゆい。 日本の警察じゃ沿岸監視に手が足りないだろう」 「今から自衛隊入って間に合うかな…」 「問題はだ。 本スレでも分家でもさんざん言われてきた事だけど、このままだと日本は資源を得る前に崩壊する。 民間への燃料供給規制が始まって、海外の輸出先も無くなった工場とかが停止して石油や電気の消費量を抑えようとしてるけど 国会中継とかの政治情勢見てるとSSみたいに転移してすぐ、資源をえるために海外進出ってすんなり決まりそうにない」 「食糧は来年以降持たないな。 石油は下手すると半年。 こっちの大陸で原油が手に入っても、石油にして日本まで持ってこれるようになるには相当な時間が要る。 石油採掘施設と精製施設を急ピッチで建設して、港湾整備…」 「マンパワーをつぎ込みまくって強引に突貫工事……結局時間が無さすぎるか」 「地球と地形が同じなら、地下資源の埋蔵地域はほぼ同じと考えられる。 調査や試掘をすっ飛ばせるのは救いだな」 「原発止まってるのが痛い。 夏には電力不足で本気で死人が出るぞ」 「風力と太陽光発電を増設しまくるって案が出てる。 正直足りな過ぎるけど。 あと人造石油と石油藻のプラントを大量に建設する動きもある。 なんだかんだ省庁とか企業はやれる事に動き始めてるな」 「この際数万人規模の犠牲者は避けられないべ。 あとはどのようにして、被害や犠牲を少なくして日本をギリギリ生き延びさせる所まで持っていくか。 既に10人が死ぬのが確実で、残り人数は30人、救助が遅れると一人ずつ死んで行くとしても助ける行動のスタートが早ければ最終的な被害は少なくなる」 「でも俺らがこうして議論したって現実的にできることって何にもなくね」 「…やりようによっては、あるかも知れない」 「何があるってんだよ?」 「情報戦…? 国内向けの」 ネットの片隅で、空想ごとが現実になったとき、同様に空想ごとを現実化しようと動き始めた連中が居た。 3月17日。 福岡市内の繁華街の薄暗い路地裏を、外套を纏いフードを目深に被った不審な人間たちが疾走していた。 既に節電計画が段階的に始まり、店舗の半数以上が営業を停止し明かりの極端に少なくなった繁華街は表通りすら暗く、裏通りはいつにも増して暗い。 先頭の一人が水溜りを飛び越え、続く一人はそれを踏み込んでパシャという音と水しぶきを上げ、後尾の一人は脇に避けた。 彼らの後ろから、二人組みの警察官が「止まれ! 止まりなさい!」と叫びながら追って来る。 震災及び転移以後、全国各地で治安が悪化の傾向を見せ、特に在日外国人の一部による窃盗などが多発しているために県警察は特に警邏行動に力を入れていた。 そんな中、まだ気温の低い3月とはいえ頭から足元までをすっぽりと覆う外套に身を包んだ怪しい三人組を見かけたため、職務質問をしようと近づいて声を掛けた所、彼らが急に逃げ出したため、追いかけることになったのだ。 若い巡査とベテランの巡査長の二人は全力で彼らを追う。 路地の先で道はT字路に分かれており、追われる三人組は一瞬だけ立ち止まってお互いに視線を合わせると、示し合わせたかのように1人と2人に別れて別々の方向へと走った。 2人組みは真っ直ぐ、1人の方は横道へ。 それを見てベテランの巡査長は無線機を使い、彼らが二手に分かれたことを付近にて応援に駆けつけているだろう別組の同僚に伝え、自分たちは2人の方を追うべくそのまま真っ直ぐの道を選んだ。 警察官のペアがT字路を通り過ぎた時、横道に逃げていったはずの外套を被った1人が戻ってきて外套を跳ね上げて棒状の物体を警察官たちの背中へと向ける。 後ろを走っていた若い方の巡査がそれに気づいて振り返るよりも早く、棒の先端…卵型の金属物体が取り付けられたそこから青い光が迸り、光が稲妻へと変化して若い巡査を襲った。 後輩でもある相棒の悲鳴に、ベテランの巡査は振り返る。 若い巡査の体からは肉の焼け焦げる異臭と共に煙が立ち上り、衣服や肌が黒く焦げた状態で、数秒の間彼は立ち尽くしていたものの、やがてゆっくりと倒れて力を失った。 ベテランの巡査の後ろでも足音がし、逃げていた2人の不審者が戻ってきた事を彼は知った。 そして、その手に小ぶりの、暴力団関係者が所持しているドスにも似た刀剣が握られているのも。 無線機で応援を……いや、拳銃を抜き、威嚇、そうじゃない発砲……その思考の一瞬の刹那、巡査は飛び込んできた凶漢の突き出す刃を腹部に受け、何度も抉るように突き上げられて絶命した。 警察官2名を殺害した不審者たちは、お互いに汗の流れ強張る顔を見合わせながら、日本語にどこか似た部分のある言語で言葉を交わした。 「タイカでも無い。 ウルシアでも無い。 都市の様子はまるで第3期文明の遺跡を蘇らせたかのよう。 民の話す言葉、髪や目、肌の特徴は、しいて言うならば我らもしくはヤウフに似ている。 一体こいつらは何者で、どこの国から来た人間なのだ」 「少なくとも、わずかな間に本国を侵略し、これだけ大きな町を作り上げられる技術と国力を持った恐るべき相手だというのは確実です」 「わからぬ。 だが、考えなくてもいい。 我々の任務は、見たものをありのままに報告するだけでいい」 この日、福岡県警は2名の殉職者を出し、容疑者と思われる不審な三人組が緊急手配されたが、その行方はようとして知れなかった。 また、この三人組以外にも同様の格好をした不審な複数の人物が目撃され、市民や警察官による通報や目撃報告が相次いだ。 しかし、それらが報道され警察が一般市民に不審者への警戒を呼びかける頃には、彼らは来た時と同様、数隻の小船にて沖合いの船へと脱出していた後だったのである。 おまけ 直前までちょっと迷った物 251の会話、現地語版 「タイカであなー ウルシアであなー みやこんさまばまあででーさんきぶんめいばいづかをふっかあせたさま やっこばはなすもんば、へえこやまあこ、はだばふうば、よってゆうならわがへだんばヤウフのよった いっで、こんらはなにもんで、どこんくにがらばぎだやっこだのよ」 「すらずんば、しいたらまんにほんもをおかし、こんばがったらまじをたてんばわざどぢからばもった、こわがやっこだばいうんはきまりだべさ」 「げえさん んだも、だあもつかんでえが わがらのかせぐば、みだもんをそんもんにおりつだわずだけでえが」 …そのまんまだと何を話してるのかさっぱりだし、 ()付きで日本語訳を併記しようと思ったけど、それだったら日本語訳そのままでいいんじゃないかと思って 結局投下では 251のようにした
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/305.html
916 名前:reden 投稿日:2006/12/29(金) 23 03 41 [ b6zK/Sj2 ] 投下終了です。 ……自分でも無茶なもの書いてるな~と思いますが、どうか大目に見てやってください(汗) 知識などで至らないところも多々あると思いますが、おかしいと思う点があったらどんどんご指摘願います! それでわ。 917 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 45 16 [ Hk0pjdRA ] ソ連の大地を召喚とかすげースケールでかいな 918 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/29(金) 23 54 38 [ zQTyC6vk ] reden様 間違っていたらすいません もしかして堕ちた天使の世界で投稿されている方でしょうか? 921 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 32 18 [ nu1wmIz. ] 赤い羆がF世界に解き放たれるのか?((((;゚Д゚)))ガクブル 922 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 00 36 39 [ BSPacu0Q ] カラフトはどうなるよ? 923 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 01 02 42 [ Nr85GkIo ] 召喚陣には我が国で最も強力な従属魔術が付与されておる。 たぶん意味無いとおもわれw 異世界にも共産主義の幻想がww 924 名前:名無し三等陸士@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 05 32 12 [ jgfSg0sY ] やっべ超面白そう!>ソビエト連邦召喚 召喚された大地そのものを目的とするケースは初めてですね。 これによりF世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなるわけで F世界のショボい軍隊でT-34やらJS-3やら冬将軍と戦わなければならなくなる、 これはF世界側の視点で書いたら絶望的な撤退戦を描けそうでもあります。 平成日本召喚に虚無の砲弾に第三帝国召喚に続きソビエト連邦か、 このスレやたらクオリティ高い作品が揃ってるなぁ。 928 名前:名無し三等兵@F世界 投稿日:2006/12/30(土) 11 08 41 [ DUErFeR2 ] 月影さん、投下乙です。 レーダー総司令官、お疲れ気味ですね。まあ、1隻も沈まなかっただけ御の字です。 redenさん、投下乙です。 初めて見るソ連召還、今後の展開を楽しみにしています。 陸士長さん、投下乙です。 少尉、かなり精神が参ってますね。 残り15発ですか…。大物以外は銃で倒すか、キャタピラで轢くしかないかなあ。 930 名前:長崎県人 投稿日:2006/12/30(土) 13 13 58 [ CDVnjlgM ] 月影さん投下乙! しかし駆逐艦に20~50・・・パンツァーファウストぐらい?艦より戦車に使われたらエライ事になりそうな・・・ redenさん 投下乙です!紅い世界が遂にF世界に・・・!ファンファン大佐の活躍に期待です・・・! 陸士長さん 投下乙です・・・15発、燃料も考えると・・・猫の亡霊でも取り付かせt(ry 931 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 28 55 [ b6zK/Sj2 ] 陸士長さん投下乙です。 >917さん、928さん。 感想ありがとうございます。既にアメリカとドイツ、日本が出揃い、後召喚して面白い国はないかと考えた結果この国に行き着きました。 まあネタとしてはフランスなんかも有りですけど(汗) >918さん。 え~と、そちらでは二次創作を中心に… >921さん。 F世界国家にとっては災難。ソ連が消えた地球では主にドイツが喜ぶでしょう。東方生存圏が(ry >922さん。 基本的に転移したのは大陸の国土のみです。 よって樺太や(小さいけど)コトリン島などは元の世界に取り残されてます。 932 名前:reden 投稿日:2006/12/31(日) 00 29 38 [ b6zK/Sj2 ] >923さん。 間違いなく、あらゆるF世界国家からハブられるでしょうね。 王様はNG。宗教もNGですから。 >924さん。 >>F世界側はソビエトに侵攻せざるを得なくなる ですね。しかし史実のおドイツ様のような奮戦は流石に無理でしょう。 北の熊をそこまで追い込もうと思ったら、それこそラノベ級の魔術師を大量に出したり一発逆転のトンデモ魔法とかが無いと……(汗) >長崎県人さん 木造船主体のファンタジー世界においては『あの』ロシア海軍も世界の先端を行く大海軍扱いでしょう。 ……激しく分不相応な気がしますが。