約 2,558,071 件
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/11058.html
機界編 背景ストーリー:第1弾(1) 制作:神戸 ―人造神デウス・エクス・マキナの動力炉暴走事故,それは世界に,星に,大きすぎる爪痕を残した。暴走時の爆発によるとてつもない熱量により,海はその半分が干上がり,大地は瞬く間に焦土と化した。また,動力炉から漏れ出した膨大な魔力は,空を,地底を,超獣達を次々と浸食していった。もはや,この星には生命体が棲まう場所は無い物と当然だった― 「ッ!?・・・・・・な,何だってんだ!」 人造神の被爆地から遠く離れた戦場で戦っていたノインバレッド・クルーエ・ドラゴンは,遙か遠くから聞こえた爆発音に胸騒ぎを覚え,火文明の領地に戻ってきていたのだ。 「なんだよこれ・・・何もかもめちゃくちゃじゃねぇか!」 舞い戻ってきた彼の目に映し出されたのは,炎と硝煙に包まれた瓦礫の山―彼が昔から慣れ親しんできた火文明の都市だった物であった。 「そうだ,アイツらは!?」 ココで戦っていた仲間の龍達の姿が見えないことに気づいた彼は,最悪の事態を想定しつつも仲間達の姿を探して回った。そして,彼の前方に,瓦礫の中にうずくまる龍達の姿を発見した。その多くは酷い傷を負い,中にはもう息絶えている物さえいた。 「オイ!大丈夫かお前ら!?」 ノインバレッドはまだ意識があると思われる,1体の龍のもとへと駆け寄った。 「一体全体,なにがあった!?」 その龍は,首をこちらに傾けると,弱々しい声で応対した。 「おお・・ノインバレッド・・・・大変だ,機械神が突然ぶっ壊れ始めて・・・・それで・・・一番でかい爆発が起きたかと思ったら目の前が真っ白に・・・・気づいたらこの有様って訳だ・・・。」 「機械神が!?」 最強の最終兵器が完成したと言う話は,その成果と共にもちろん彼も耳にしていたが,それがまさか破壊されるとは・・・ 「何だと・・・一体誰が!?」 「わからねぇ,水と闇をもう少しで叩き伏せれると思った時,急に・・・・うッッ!」 「おい!・・・おい!?」 その龍は低いうめき声を上げたかと思うと,意識を失ってしまった。 「・・くそっ!他にも仲間が大勢いるって言うのに・・・一体どうすれば!」 ―その時であった 「貴様,その物達を救いたいのか?」 ノインバレットの後ろから,1つの声が聞こえた。 「ああ,救いたいに決まって・・・・ッ!?誰だ!」 瞬時に顔を後ろに向けると,そこには 「エンジェル・・・・コマンド?」 白衣のような鎧に身を包んだ,奇妙奇天烈な出で立ちのエンジェル・コマンドが一人佇んでいた。 「そう,我は聖霊・・・・この星で最高の知識を持つ聖霊,キテレツ・ウェズドゥンだ。」 ノインバレッドはその名に聞き覚えがあった。この事態を引き起こした件の機械神の生みの親の名ではないか。 「おい!お前が機械神を作ったんだろ!?何が起きたか説明してくれ・・・」 「いや,話は後だ。今は一刻を争う,お前だって仲間達を救いたいのだろう?」 「ッ!・・・・・・・分かった。」 「なら話は早い。すまないが,その者達を我が研究所に運び込むのを手伝ってくれないか?」 「何を・・・するつもりなんだ?」 「・・・・我が命にかえてもその者達を救う,それが,我に出来るせめてもの罪滅ぼしだ。」 ―その後,シルヴァー・グローリー内の研究所に運び込まれた龍達は,ウェズドゥンがドラゴン救済のために発足した龍王機開発チームの手により次々と改造手術を受け,汚染された地でも活動できるよう,光の機械人形であるグレートメカオーと融合した新しい姿「龍王機」として新たな生を受けたのであった。そして,コレが後に世界を救うことになる2体の超獣―ノインバレッド・クルーエ・ドラゴンとキテレツ・ウェズドゥン,初めての出会いであった― 目次へ (2)へ(未作成、または名前を間違っているよ) 感想・ご意見 成る程…それで、ドラゴンとメカオーが合体したんですね。 -- かがみ (2011-03-05 17 19 36) 今のところはアーマード・ドラゴンだけですが,そのうち他のドラゴンも増やしていくつもりです -- 神戸 (2011-03-05 21 08 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anime_bg/pages/53.html
背景スタッフ記事一覧 美術設定スタッフ一覧 美術監督一覧 高松洋平
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/15778.html
アットスター背景ストーリー Chapter1 《偽りの名・シャーロック》によって破壊された《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》のうち、その世界にとどまれたプリンとリュウセイであったが、ガイアールだけはとどまることができず、瀕死の状態で異世界に飛ばされてしまった。(リンク解除) 彼が飛ばされた世界でも、アンノウンは存在していた。瀕死の彼を救った御伽の魂を持ったクリーチャー、(《氷麗の精霊龍 プレミアム・リリィ》)はプリン・修羅丸・鬼丸の3兄弟が処刑され、リュウセイも行方不明になってしまったことを彼に伝え、《予言者ベルダム》から彼が違う世界から来ることを知っていた。彼女はガイアールに《偽りの名 トラン・スパレート》?がアンノウンのボスだという話を聞かせてくれた。 療養中のガイアールの前に現れた《予言者ベルダム》は御伽の魂を持ったクリーチャー、《光神龍シンデレラ》の捜索を彼とリリィに依頼する。傷が癒えたガイアール(《ガイアール・シューター》)はリリィと共にシンデレラの捜索とトラン・スパレートを倒すための活動を開始した。時同じくして、《トゥルース・ミラー》によりガイアールの存在を知った、シンデレラと同じ御伽の魂を持ったクリーチャー《蒼神龍白雪姫》も仲間たちにそのこと伝えるべく動き始めた。 Chapter2 アンノウンによる支配の中、ハンターの大将格であるガイアールが現れたことで、ハンターたちの反撃への士気が高まる。アンノウンたちに利用された挙げ句、居住地を破壊されたエイリアンたちも、リュウセイは未だに行方不明のままだったが、ハンターとの共闘を改めて決意するのだった。しかし、《トラン・スパレート》はガイアールの出現をすでに知っており、反撃ムードが高まることを予想した彼はアンノウンの上位種であるゼニスを送り込んできた。白雪姫がガイアールの出現を伝えた仲間、それは他ならないアンノウンのボス《トラン・スパレート》であった。彼女だけでなく、《紅神龍赤ずきん》や《緑神龍おやゆび姫》までもが、アンノウンサイドに寝返っていたのだ。《トラン・スパレート》によりゼニスたちの先鋒として送り込まれた《「俺」の頂 ライオネル》はシンデレラを襲撃、追い詰めたものの、彼女を捜索していた《ガイアール・シューター》の奇襲により、一時撤退を余儀なくされてしまう。 Chapter3 先鋒のライオネルにこそ勝利したが、トラン・スパレートに送り込まれたゼニスによってクリーチャーたちのパワーバランスが再びアンノウン側へと傾いていく。その中でもウェディングとサスペンスは光と闇を入れ替えるだけでなく、ドラゴンとコマンドを統合し、両陣営に大ダメージを与えた。(《祝呪秘伝ブライダル・ミステリー》?)それでも、リリィだけはその影響を受けなかった。 ガイアールへのリベンジを狙うライオネルは光と闇のガーディアンを引き連れてガイアールを狙うが、ガーディアンたちが裏切り、ガイアールとの一騎打ちに持ち込まれる。死闘の末、友情が芽生えた両者だったが、そこにライオネルを裏切ったガーディアンたちが襲い掛かる。ライオネルは捨て身の覚悟で友となったガイアールを逃がしたものの、奮戦及ばず敗れてしまった。 Chapter4 中堅のウエディングとサスペンスがそれぞれ率いる「堕天龍」と「聖魔龍」たちがリリィとシンデレラを襲撃、窮地に陥る彼女たちだったが、《真実の名 アルコイリス》?と《黒神龍ねむり姫》が現れ、その場を乗り切る。その後、《真実の名 アルコイリス》は自らがアンノウンから解放された存在であると語り、彼によると感情を持つことでアンノウンたちは真実の力に解放されるという。 戦いを通じてわかりあえたはずの友、ライオネルの敵討ちに燃えるガイアールは《闘将ボーイ ガイアール》?へと変化する。そんな彼の前に現れたのは、かつての盟友にして、行方不明となっていたはずのリュウセイ(《永遠の流星 テンポイント》?)であった。行方不明になっていたはずの彼だが、実際はアンノウンから身を潜めているだけで、ガイアールたちの動きもチェックしていた。彼は異世界から来たガイアールを仲間と認め、共に戦うことを誓った。 Chapter5 リリィ、シンデレラ、ねむり姫、イリスの4者はアンノウン達を次々と解放していくなか、彼らに再び襲い掛かってきた《ウェディング》と《サスペンス》。しかし、彼らが率いていた「堕天龍」と「聖魔龍」も真実の力に解放していくことに成功し、両者を撃破した。勝利を喜ぶリリィたちだったが、突然、イリスに異変が生じる。彼は《「七色」の頂 アルコイリス》?としてゼニスへと変わってしまった。不意を突くように現れたガーディアンの軍勢に加勢する形でイリスはリリィたちへ攻撃を開始した。 その頃、ガイアールとリュウセイもアンノウン達を順調に撃破していた。そんな彼らの前に現れたのは《真実の王 サリエリ》。彼はガイアールとリュウセイに対して、助けを求める。彼を追ってきたのは御伽の魂を持ちながらアンノウン側へ寝返った《蒼神龍白雪姫》《紅神龍赤ずきん》《緑神龍おやゆび姫》の3者。敵の敵は味方ということでサリエリと共闘することになったガイアールとリュウセイは3人を撃破するが、サリエリは3人を復活させた。サリエリによると、彼女たちは洗脳されているのだという。蘇ることで洗脳が解けた3人は、ガイアールたちに加勢、サリエリも仲間に加わり、リリィたちとの合流を目指す。 Chapter6 リリィたちと合流したガイアールたちは彼女たちを攻撃していたガーディアンの軍勢とイリスを退散させることに成功する。原因不明に見えたイリスのゼニス化だったが、サリエリはその原因を知っていた。アルコイリスとトラン・スパレートは元々、同一のゼニス(《「零」の頂 倒壊帝王》)であり、彼が感情を持ったことでイリスとスパレートへ分かれてしまったこと、そして、2心同体である彼らはどちらかがゼニスとなればもう一方もゼニスとなってしまうこと、そして彼は《「透明」の頂 トラン・スパレート》?になっていることを話し、ガイアールたちは改めてトラン・スパレートを倒して、世界に平和をもたらすことを誓い、彼の居住地にしてゼニスの本拠地である「ニルヴァーナ・ゼニシア」へ向かうことを決意した。 Chapter7 「ニルヴァーナ・ゼニシア」攻略の前夜、ガイアールとリュウセイはサリエリに呼び出される。サリエリは2人に御伽娘の生い立ちを語る。未来への希望として生み出した5人を失うわけにはいかないと、サリエリは彼女たちを置いて襲撃することを提案する。サリエリの決意をくみ取ったガイアールとリュウセイはその晩、夜を徹して「ニルヴァーナ・ゼニシア」へ向かい始めた。 朝が明け、目覚めたリリィはガイアールたちの不在に気が付く。リリィと御伽娘たちは彼らの後を追おうとするが、そこにガーディアンの大軍が現れる。ガーディアンの猛攻に受ける彼女たちだったが、、突然、シンデレラの靴が緑色に光り出し、ガーディアンたちを怯ませた。その隙をついたリリィはシンデレラを「聖魔龍」たちと共に「ニルヴァーナ・ゼニシア」へと向かわせた。 Chapter8 「ニルヴァーナ・ゼニシア」にたどり着いたサリエリたちが見たのは2体のゼニス、アルコイリスとトラン・スパレートの戦いであった。虹と透明、正邪のゼニスは相討ちとなり、両者の存在は消えた。これで全てが終わったと思ったのもつかの間、最強にして最初のゼニス《「無情」の頂 シャングリラ》が姿を現した。すべてを透明に染めようとしたトラン・スパレートの動きを見続けていたシャングリラは「ゼロとは透明ではなく無である」といい、世界の破壊を宣言する。これを食い止めるため、ガイアールたちの最後の戦いが始まった。 リリィたちはガーディアンの大軍を撃破することに成功した。しかし、ガーディアンたちの屍は突然、何者かに吸い込まれた。リリィたちが見た先にはいたのは、シャングリラがガーディアンたちの屍を吸い込み、破壊を開始する瞬間であった。すさまじい衝撃波が世界を包み、リリィは未来への希望、御伽の魂を持った娘たちを守りながら力尽きた。 Chapter9 シャングリラの放った衝撃波はガイアール・リュウセイ・サリエリの3人を一瞬で飲み込み、破壊されてしまった。「ニルヴァーナ・ゼニシア」に向かっていたシンデレラをも飲み込もうとしたその時、彼女の靴が再び緑色に光り、衝撃波をはじき飛ばした。しかし、シャングリラの持つ封殺の力は彼女の反撃を許さない。万事休すかと思われたとき、ベルダムの魔法でダイヤの印をシンデレラに打ち込む。封殺を受け入れながらも動くための力、今は飛べなくても、いつか飛び立つ日のために翼をはためかせて続けたシンデレラの想いが、シャングリラへと飛び立つ。そして、彼女はシャングリラを打ち取り、世界を平和に導いた。 シャングリラを倒したことでついに平和を取り戻した世界、誰一人欠くことのできない勝利を無駄にしないために残された希望の御伽娘たちは、世界の平和を誓い合う。自分たちのために命を賭した仲間のためにも……。 そして、1万年の時を経て物語は御伽編へ……。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/koki-orika/pages/671.html
prev DMKP-06背景ストーリー 収録 DMKP-07 序章 新たな世界の住人たちは生きている今を大切にするという信念がある。歴史を受け未来に繋ぐその一瞬、刹那を大切に生きているのだ。 そこは「世界をつなぐ柱」を中心に存在する世界で、零龍という存在の出現を機に起きた「世界の分岐」のひとつであるということを教えてくれたのは、全てを知るという剣譚家のマスターだった。 V・フォースのマスターたちはまず、この世界の各地で起きていることを詳しく把握するために動き出した。 世界1000周レース、開幕 世界を放浪するグロータス率いるヘビー・メタリカ達に、速さを求めて世界を駆けていたレイド・チームボンバーがぶつかってきた。謝りもせず走り去っていく彼らに苛ついたグロータスは二重の光の力で加速、先頭を走るボルトルトに追いつくと、加速の勢いそのままにボルトルトの身体を地面に叩きつけた。一触即発の雰囲気にローナとシュトライテンとガタガルバは慌てて顕現した。 「オイラに追いつくなんて大したヤツだなぁ!」 V・フォースらの心配とは裏腹に、地面に叩きつけられたボルトルトがグロータスに向けたのは感心の眼差しだった。 「オイラ、速い奴と競争するのが好きなんだ!この世界を先に1000周した方が勝ちって事で競争しようよ!」 ボルトルトは、グロータスに世界1000周競走の勝負を持ち掛け、グロータスの返事も待たずに「よーいドン!」と走り去った。 「あ、こいつは話が通じないヤツなんだ」 と悟ったグロータスだったが、そんな奴に競走に負けるのも癪なので勝負に乗ることにした。 また、取り残された者たちはどちらのリーダーが勝つのかで小競り合いを始めた。 あまりにも速すぎるボルトルトとグロータス。ローナ達は、2人を追い掛けようとしたが、世界を2周した辺りで2人に到底追い付くことが出来ないと気付いた。ボルトルトとグロータスが競争中に周囲に影響を及ぼした形跡が無い事を確認すると、小競り合いをしているヘビー・メタリカとレイド・チームボンバーの仲介に入ることにした。 グロータスとボルトルトが世界を10周程回った頃、両種族の小競り合いは激しさを増し、レイド・チームボンバーはどこからともなく持ってきた大砲をぶっぱなし始めた。周りへの被害を危惧したシュトライテンは咄嗟に地面を割り、大砲を地中に沈めた。 宗教戦争、勃発 信仰対象の違いにより古来からいがみ合っているヘビー・ヒーロー・ドラゴンとレイド・ミステリー・トーテム。 ヨロヅモロギは今回、これまでとは一線を画す事変が起こそうとしていた。なんと、ヘビー・ヒーロー・ドラゴンが信仰している龍雄記の原版を破壊しようと目論んだのだ!それはちょっと違うだろうと、ルードゥス、ハナガタ、ワールドリームが顕現した。 レイド・ミステリー・トーテムはおよそ8000万種類居るとされる大陸の精霊をその体に降ろすことが出来る降霊術の使い手である。その中でも、ヨロヅモロギは、降ろせる精霊の量、質、速さが他のそれを遥かに凌駕していた。目の前に現れたルードゥス達に対して1番最適であろう精霊を数十体、直感で降ろした。その姿を見たルードゥス達は完璧、完成、完全、といった言葉が自然と脳内に浮かんでしまっていた。 一方その頃、ルードゥスに言伝を頼まれたイロニオは、ヘビー・ヒーロー・ドラゴンの元へ向かっていた。 「ワカ様がそんなことに気付いていないとでも?」 ワカタケルに付く3人の側近の中で最も智力の高いメザントは、ヨロヅモロギの企てを伝えにきたイロニオにそう返した。 「ワカ様は全てお見通しなのだ!ですよね、ワカ様!」 「いや初耳だけど……」 ヨロヅモロギの攻撃は、ルードゥス、ハナガタ、ワールドリームの弱点を的確に突く攻撃だった。物理的ダメージや精神的ダメージといった次元を遥かに越えたその攻撃は、ただ的確にルードゥス達の弱点を突いたのだった。 疲弊するルードゥスらにヨロヅモロギがトドメを刺そうとした瞬間、その前に割って入り、トドメの攻撃を止めたのはワカタケルだった。 「カラフルな鬼くんに聞いたよ!君たち、僕らと闘ってくれるんでしょ?」 ヨロヅモロギの攻撃を受け切りながら、ルードゥス達に問うワカタケル。ワカタケルに付く3人の側近の中で最も戦闘力の高いドッカイは、ワカタケルの登場で一瞬怯んだヨロヅモロギの懐に潜り込み、勢いよく蹴りを放った。 大海の奪い合い 世界の上下にある2つの大海の主は、どちらの海が上か決めるべく、生物の根源である海の支配者らしく、切り裂き噛み付き、巨躯をぶつけ、大波や竜巻を起こして争っていた。勝った方が実質2つの海の支配者となる戦いだった。レイド・リヴァイアサンは2つの海を掌握した後、世界を海の底に沈め、1つの海の世界にするつもりらしい。 顕現したアーリフ、エンジョイ&ジョイ、ジャンプロードは、ヘビー・ポセイディア・ドラゴンに力を貸すことにした。 レイド・リヴァイアサンの王、ワダツロアは、突然現れたアーリフ達を敵と認識し、海1つ分程の大波をぶつけた。それはただの大波ではなく、魔力を持った原生的で小さなクリーチャーが水中に大量に潜み、それぞれが敵を排除するために動く“生きた大波”であった。 ワダツロアの“生きた大波”に対して、エンジョイ&ジョイとジャンプロードは共に体得した宇宙的パワーを祈りの力と躍輪の力に織り交ぜ、ぶつけた。2人の力は、“生きた大波”を内側と外側から破壊しワダツロアにまで届いたが、鱗が数枚剥がれた程度だった。 ポセイチューンとワダツロアの争いは激しく、その一挙手一投足が海を割り、波を立て、その水飛沫は天候を変える程であった。アーリフ達は、その余りの迫力に気圧されていたが、海に暮らす他のクリーチャー達は、それが日常と言わんばかりに争いとそれが起こす災いに巻き込まれていた。 争いの中で、ポセイチューンに手を貸すアーリフ達は、ワダツロアの起こす“生きた大波”の動きに一貫性があることに気付いた。ジャンプロードの躍輪の力で動きの向きを180度逆にすることでアーリフ達は攻撃のカウンターに成功した。 アーリフ達のカウンターは大きなダメージとはならなかった。しかし、それによって生じた一瞬の隙を突き、ポセイチューンは自身の巨躯をぶつけた。その一撃にワダツロアはよろめき、大海に倒れ込んだ。 闇の住人の暴走 ワダツロアが倒れた拍子に起きた大波は、闇の底に落ちていった。闇の底の住人は大波に驚き、何を思ったのか世界の中心目掛けて進み始めた。先頭を行くのは光を嫌うブライトフォビア。闇を蔓延させながら進軍する闇文明に、光文明でありながら闇文明の支配者であるダレモ・ナカレ率いるヘビー・デーモン・コマンド軍が立ちはだかった。 ヘビー・デーモン・コマンド軍が立ちはだかるのと同時に、ゼバス、創世ノ剣、デュエらない決闘者も顕現した。 「闇の者共!これより先は光の疆域!我々の世界ではないぞ!」 ダレモ・ナカレが声を上げる。声を上げつつも、顕現したゼバス達に気付き敵ではないと認識すると、ダレモ・ナカレはゼバス達に協力を仰いだ。 「闇の者は闇でしか生きれぬ。光の柱に到達してしまうと身体と魂が朽ちてしまう!共に止めてくれ!」 「無論だ」 ゼバスは呪いと歌を、創世ノ剣は無限の知識を、デュエらない決闘者は否定の力をそれぞれエネルギー波に変え迫り来るレイド・パラサイトワームの群れにぶつけた。 ゼバスらの攻撃はレイド・パラサイトワームの群れに多少のダメージを与えたが、その勢いを衰えさせる事はできなかった。 「なるほど、水に反射した光に驚いたのか」 創世ノ剣は攻撃は、情報を得る攻撃。レイド・パラサイトワームの群れを止めることは出来なくても、何故世界の中心に向かっているのかを知ることはできた。 「突然の光は彼らの感覚機能を鈍らせ、光を感じ取るセンサーや方向感覚を奪ったのだ。今は錯乱状態にある」 創世ノ剣から原因を聞いたダレモ・ナカレはレイド・パラサイトワームの群れの後ろに周り込み、強大な闇の力を身体から解き放った。すると、レイド・パラサイトワームの群れは踵を返して世界の底に戻り始めた。 「感覚以前に闇文明の本能に伝わる程の闇の力か……すごいな……」 ダレモ・ナカレの機転と力量にゼバスは感心した。 オーバーズ、ギャロガピアG5襲来! 「何だ今のは!?」 グロータスとボルトルトが世界を100周程回った頃、小競り合いを止めていたローナ達の間を見えない何かが通り過ぎ、その瞬間、シュトライテンの左牙とガタガルバの右腕が消滅したのだ。 その何かはグロータスとボルトルトに追いつくと、身体から伸びる針を両者の身体に突き刺した。 グロータスとボルトルトに針を突き刺した者は自身をギャロガピアG5と名乗り、この競走で負けた種族を滅ぼすと言い残すとそのまま走り去った。直ぐに追いつこうとするも、針の刺傷が痺れ、身体が思うように動かない。 ……その傷口にそっと手を触れたのはローナだった。 ローナが触れた傷口はみるみるうちに閉じていき、2人の身体の痺れも完全に消え去った。 「誰だか知らないが助かった!」 グロータスとボルトルトは遅れていた分を取り戻すように、これまでの数倍の速度でギャロガピアG5を追い掛け始めた。それを見送るローナに刺傷が2つ増えている事に気付いたのは、シュトライテンだった。 ローナはどんなモノでも取引ができる凄腕の行商人だが、あくまで等価交換による取引を行う行商人に過ぎない。グロータスとボルトルトの傷と毒を治す代わりに、その傷と毒を請け負ったのだ。 更に2人の疲労を請け負い、活力を与えただけでなく、シュトライテンとガタガルバの傷も塞いでいた。倒れるローナを大地で柔らかく受け止めたシュトライテンは、ガタガルバと目を合わせた。 シュトライテンが地面ごとガタガルバを持ち上げると、ガタガルバは渾身の無量転星を溜め、ギャロガピアG5を待ち構える。策に気付いたグロータスが魔力で、ボルトルトが爆発でギャロガピアG5を挟み、動きを封じた。逃れられないギャロガピアG5に無量転星が直撃し、ギャロガピアG5は墜落した。2人が世界999周目に入った瞬間だった。 オーバーズ、オブザディ・ギガス襲来! ドッカイの蹴りで吹き飛ばされたヨロヅモロギを得意の居合で待ち受けるのは、ワカタケルに付く3人の側近の中で最も剣術に長けたササモンのはずだった。 しかし、ササモンの背後に開いた時空の裂け目から現れた巨大な口がササモンを飲み込んでいたのだ。 その口はぬるりと身体を顕にした。 巨大な口の持ち主、オブザディ・ギガスはエネルギー弾を2発、撃ち放った。 1発は龍雄記の原版が保管されている書庫を、もう1発は菩朧是論が記された石碑を粉々に破壊した。 ヘビー・ヒーロー・ドラゴンは龍雄記を、レイド・ミステリー・トーテムは菩朧是論を正史とし、世界の行末とし、生きる糧としてきた。 それを奪われた彼らの大半は絶望しかけていた。……そんな中、ルードゥスが花火を1発、打ち上げた。 「皆大丈夫!龍雄記は僕らの心にちゃんと刻まれてるから!」 花火を見たワカタケルは言葉を発した。 「諸君、気にする事はない。菩朧是論は我らの魂が憶えている」 花火を見たヨロヅモロギは言葉を発した。 オブザディ・ギガスに破壊された原版と石碑は確かに大切な物であった。しかし、龍雄記と菩朧是論にそれぞれ伝わる伝説と信念は彼らが確実に受け継いでいたのだ。 ワカタケル率いるヘビー・ヒーロー・ドラゴンとヨロヅモロギ率いるレイド・ミステリー・トーテムは、一時休戦し、目の前にいるオブザディ・ギガスを一緒に倒す事にした。 「ハッハァ!!最ッ高じゃねえか!!」 ハナガタは声高々に叫ぶと、飲み込まれたはずのササモンを地面から引きずり出した。 オブザディ・ギガスは間違いなく強敵であった。 しかし、ワカタケルやヨロヅモロギらには、ギガスには無い地の利そして歴史の利があった。ルードゥスらもその力を貸し、破壊の限りを尽くすオブザディ・ギガスのその大きな口を激闘の末塞ぐ事に成功したのだ。 それはまるで、龍雄記と菩朧是論に記されている「災禍を跳ね除ける」瞬間のようであった。 オーバーズ、ギガドグラマギア襲来 倒れるワダツロアにポセイチューンがとどめを刺そうとしたその時、ワダツロアの身体が内側から大きく裂けた! 驚くアーリフ達が更に驚いたのは裂けた身体の中から誰かが現れたからだった。 「我はギガドグラマギア!この海と生物を消し去る為に来た!」 そう叫んだギガドグラマギアは宣言通り、周囲への攻撃を始めた。 全ての命の母である大海の主ワダツロアには、その輪廻を体現出来る力があるはずだった。そう、蘇る力があるはずなのだ。 しかし、ギガドグラマギアの毒によりワダツロアは復活できていなかったのだ。 ワダツロアという主を失った大海の小さなクリーチャーらに追い討ちを掛けるように、ギガドグラマギアは全身から毒ガスを放ち、全滅の危機に追いやった。 「だから滅んだらダメなんだって!」 アーリフはギガドグラマギアに渾身の蹴りを放った。それにより毒ガスの放出が止まったのを見計らうとエンジョイ ジョイは祈りの力でワダツロアの体内にある毒を浄化した。 毒が消え去った事で生命の輪廻の力が戻り、ワダツロアの魂と肉体は復活を果たした。 2匹の大海の主は、お互いがお互いに勝てるよう、長い間争ってきた。その2匹が初めて共闘しようというのだ。上と下、2つの海に挟まれたギガドグラマギアにこの状況を打破できる術などあるはずもなかった。ギガドグラマギアは2つの大波に呑まれ、ポセイチューン側の海に沈んだ。 オーバーズ、ゼロデウス・シェンド襲来 レイド・パラサイトワームの群れが世界の底に向かっていた時、突如として世界の底に光が弾け、矢となり降り注いだ。レイド・パラサイトワームは半分以上滅ぼされ、ダレモ・ナカレと一緒に来ていたヘビー・デーモン・コマンドやヘビー・ファンキー・ナイトメアも大ダメージを受けた。 闇文明に向けて光の矢を放った者は、ゼロデウス・シェンドと名乗り、世界の輪郭である闇文明を消し去ると言い放った。 闇の力が通用しなかったダレモ・ナカレが、今度は光の力を放ち抵抗するが、ゼロデウス・シェンドの光の力は酷く濁っており、ダレモ・ナカレの光の力は霧散してしまう。 ……戸惑うダレモ・ナカレの前に立ったのは、ゼバスだった。 カースド・シンガーは死を恐れる闇文明であり、ゼバスの闇の力は生の闇の力である。他の闇の力とは一線を画す力に、更に、デュエらない決闘者の理を捻じ曲げる力を加えた攻撃は、ゼロデウス・シェンドに確実にダメージを与えた。 しかし、致命傷には至らなかった。 シェンドの濁った光は周囲の他のエネルギーと混ざり合い更に拡がっていた。攻撃すればするほど自身の領域を拡げるシェンドにたじろぐゼバス達。 「これで終わりだ」 と、シェンドが濁った光の力を爆発させた瞬間、ゼバス達の背後から膨大な量の闇が溢れ、爆発を押し返した。背後に居たのはブライトフォビアだった。 光を嫌うブライトフォビアは、シェンドの光を感じなくて済むように本能的に周囲を闇で満たしたのだ。その闇はナカレの闇の力をも増幅させた。シェンドは、力を得たナカレに圧倒されとうとう闇に倒れた。 動き出す光の兵士 ギャロガピアG5に勝ったグロータスとボルトルトは、そのまま競走を続行していた。 あっという間に999周目を走り終えたグロータスとボルトルトの前に、突如として光の壁が現れた。止むを得ず立ち止まる2人を取り囲んだのは、「世界をつなぐ柱」を守る光の兵士たちだった。 光の兵士らの後ろから、エル・ミラドールとダーヘルホルンが現れた。 「世界をつなぐ柱」の住人から外が騒がしいと言われ出向いてきたらしい。 しかし、グロータスらの意識は、さらに奥にいる異質な存在感を放つ者に向けられていた。 異質な存在感を放つ者はアノレ・カテツRZと名乗り、光文明の外敵排除に力を貸すと言う。 グロータスとボルトルトは、アノレ・カテツRZにギャロガピアG5のようなヤバさを感じていたが、同じように危機感を感じた⤴︎︎︎ガル・ク⤵︎ネとハイレクス・オルヅが2人の元に顕現した。 エル・ミラドール率いるレイド・グラディエーター軍と、ダーヘルホルン率いるレイド・バーサーカー軍は圧倒的な統率力で、グロータスらを相手していた。力や速さでは、グロータスらが優位であったが、複数人で構成された小隊毎の攻守の切り替えや、崩された陣形の再構成の速度が尋常ではなかった。 崩しても崩れない光の兵団に、アノレ・カテツRZは再生力と戦闘力を与え、その厄介さをより強固なものにしていた。またそれだけでなく、アノレ・カテツRZには、魂の共鳴を反発させる力があり、グロータスらは思うように身体を動かせていなかった。 グロータスらの中で、ハイレクス・オルヅだけがアノレ・カテツRZの持つ魂の共鳴を反発させる力をものともしていなかった。それだけでなく、戦いの最中に狂字屋の力でグロータスらの身体を改変し、アノレ・カテツRZの力が及ばないようにもしていた。 ハイレクス・オルヅの狂字の力はアノレ・カテツRZの力への適応を越え、グロータスらの心身を強化させていた。これまで以上に思い通りに動く身体でグロータスらは光軍とアノレ・カテツRZを蹴散らした。 2人が放った一蹴は、アノレ・カテツRZを「世界をつなぐ柱」の外壁に沈めた。 アンベークの降臨とビザラ・パレードの崩壊 それぞれの場所で、それぞれの戦いが終わった。皆の間を抜ける風は、いつものように争いの絶えない日常が訪れる事を示しているようであった。 皆の間を抜けた風は、歪に吹き流れ、上空に集まると時空の裂け目となった。そこから現れたのは数多のオーバーズを引き連れたアンベークだった。 「まさか進化の力がこれほどとは……やはり創ってよかった!そして!!」 昂揚したアンベークはそう叫び、敗北したギャロガピアら5体のオーバーズの身体と魂と経験をひとつにまとめた。 「これを欲しがっていたのだろう?星の力を求める者よ!」 アンベークが5体の進化オーバーズを1つにした玉を空に放り投げると、それを見計らっていたかのようにググッ首領が顕現し、その玉を取り込んだ! 侵略の力、パンドラの力、淀んだ光の力、多種合成の力、鎧亜の力、スターと進化の力、そしてアンベークの種族統一という野望は、種の存続のために進化を研究するプログレンとググッ首領を魅了するには十分過ぎる要素であった。 みるみるうちに力が増していくググッ首領であったが、強大な進化の力に逆に呑まれ始め、ググッ首領は周囲のプログレンを巻き込みながら力の玉となってしまった。 アンベークはその玉を回収すると、ニタリと笑った。 ビザラ・パレードは自然文明を失った事で崩れ始め、歪んだ時空の裂け目を生み出した。 その裂け目は、我がを時空の裏口とするクリーチャー に繋がった。それも含めそこから現れた10人のキングマスターは、この世界の惨状を認識すると、別の来訪者10人と魂の共鳴を果たした。 ビザラ・パレードの恩恵を受けたマスター達は、逆にビザラ・パレードに力を注ぎ、その崩壊を食い止めた。 世界の放棄と継続 「此処には絶え間ない争いがある!イイとこだなァ!」 「あぁ、“生きてる”を実感できるイイ馴れ合いだな」 世界の裏口から現れた最強の一角が嬉々として叫ぶと、彼と魂の共鳴を果たしたもう1人の最強が相槌を打つ。一国を束ねる王であり、争いを好み、他者利用を得意とし、最強の名を欲しいままにしている両雄は、会った時から拳を交わさずとも友であった。 「この世界、もう要らないや」 最強の両人に対抗するかのように呟いたアンベークは無造作に腕を上げ、指を鳴らした。 アンベークが指を鳴らしたのと同時に、世界が端っこから崩壊し始めた。 「たった1人で世界そのものをゼロから創ったというのか!?我々の世界も造られた世界ではあるが、生成練度の次元が違う。まさかあいつは、己が創造主とでも言うのか?!」 崩壊を目の当たりにした創世ノ剣は声を荒げた。V・フォースやグロータスらも瞠目する。世界の崩壊は止まらない。 崩壊を眼下にアンベークは次元の裂け目へと姿を消した。 V・フォースはアンベークを追いかけようとするが、それを阻止するかのように世界の崩壊が加速していく。V・フォース、無垢の宝剣、ハザリア・ガウス、魂の共鳴に結ばれた20人のマスターは、この世界で種を束ねる長達と共に世界の崩壊を食い止めるため、力を振るった。 世界の崩壊は止まった。しかし、魂の共鳴を果たした20人のマスター達は力の消費の激しさ故にこの世界に留まる事が出来なくなっていた。20人のマスター達が元の世界に戻りゆく最中、創世ノ剣はグロータス達に、 「奴はこの世界を放棄した。崩壊が止まった今、君たちが抗えばここは新たな世界となるだろう」 と言い残した。 不思議な空間 自分たちの手で世界を継続する事を選んだグロータス達。彼らの覚悟に「この世界はもう大丈夫」と悟ったV・フォースが、アンベークを追い掛けようと次元の裂け目を開いた刹那、V・フォースのマスターら4人は不思議な空間に立っていた。 その不思議な空間では、今にも動き出しそうな程に精巧な超獣達の像が12体立ち並んでいた。4人が像に近付こうと足を踏み出した瞬間、先刻入った時空の裂け目を出ていた。 次回予告 「DMKPとは、デュエルマスターズ、koki、パック、というなんのひねりもないオリジナル拡張パックの略称であり!その2つめのシリーズである奇界篇は、奇怪な世界の略という、これまたひねりのないシリーズ名だが!そんな奇界篇もいよいよクライマックス!V・フォースのマスターらが訪れた不思議な空間の正体とは!?そして、ビザラ・パレードはアンベーク率いるオーバーズの計画を阻止できるのか!!? 次回!『奇界篇第4弾 奇界→機会(レゾリューション・タイム)』!!今、歴史が始まる!」 永年の歴史の今を生き、覇業を成した者たちは、次にそれを成し遂げる者が現れる瞬間を、今か今かと待ち続ける…… next DMKP-08背景ストーリー
https://w.atwiki.jp/hannkudesu/pages/20.html
異世界に連れてこられた人間(参加者)たち 参加者は異世界については何も知らない 異世界には恐ろしい怪物、モンスターなどが住み着いていて 参加者を攻撃してくる、彼らは持っている武器でモンスターに立ち向かい 参加者は様々な方法で生きていき 現実世界に帰ろうとする という設定です 参加者は絶対に 『参加者へ』と異世界の大まかな事が書かれた紙と『参加者・敵リスト』を持っています その他、パン×7個・拳銃2丁(弾、一丁に付き3発)・地図・方位磁石・ライト・不思議な紙が入ったカバンが支給されます 『参加者』さまへと書かれた紙には 現実世界へ戻る方法は参加者同士で戦い最後に生き残った者が出られると書いています ストーリーは流れに乗って行く感じです ストーリの成功条件は ストーリのラスボスを倒す (ラスボスを倒した場合、現時点で生きている参加者全員が現実世界へ帰れます) 参加者全員で戦い、最後まで生き残る 失敗条件は 参加者全員が何らかのことで死ぬ事です
https://w.atwiki.jp/koki-orika/pages/322.html
該当弾 DMKP-01「絢乱篇第1弾 巡る世界の理」 DMKP-02「絢乱篇第2弾 無二無限の世界」 DMKP-03「絢乱篇第3弾 真実の世界」 DMKP-04「絢乱篇第4弾 信じ難き真実の世界」 概要 物語の舞台はDM界と呼ばれる世界で、王来MAX終了時点より遥か遠い未来での出来事とされている。新章〜超天〜「世界の分岐」〜十王〜王来MAXまでの戦いと彼らの世界が終わるまでを「1」とし、その後も新たな世界が生まれて終わる大きなサイクルを2、3、4、、、と繰り返した時、ジョーカーズの存在した世界から数えて13番目の世界がDM界とされる。 絢乱篇では、その世界に起こる異変を巡る争いが描かれる。 DMKP-01「絢乱篇第1弾 巡る世界の理」 序章 DM界には既にマスターと呼ばれるクリーチャーらが存在しており、DM界の異変にいち早く気付いた4人のマスターは、それぞれ全く違う計画のために仲間を集めた。彼らは自らあるいは誰かからマスターを越えたマスター“オーバーマスター”と呼ばれるようになった。 遙か昔から闘いの伝説や逸話を語り継ぐ1人の剣譚家は、突如として現れた4人のオーバーマスターの伝説を語り継ぐ為、自身もオーバーマスターとなった。 誠牙家 世界1つにつき1本だけ生えている世界樹。世界樹の存在が世界を生み出し、維持する要素の1つだと考える者もいる。その世界樹の親株となる“世界原樹”が佇む森があった。 “世界原樹”の森には、そこに住む神聖なクリーチャー達を守る1人の戦士が居た。彼の名はシュトライテン。彼の持つ牙は何よりも鋭利かつ、何よりも強靭な武器である。 “世界原樹”を守る戦士の多くは大地の変化に反応する牙を持つ。シュトライテンはその牙で世界の異変に気付くと自らを“皇牙大将”と名乗り、共に戦う戦士を募った。自らの牙に絶対の自信と誇りを持つ者たち、 “誠牙家”の誕生である。 喧華屋 腕力が物を言う荒廃したスラム地帯“バン野街(やがい)”。規律と作法に縛られた上流階級達が暮らす“キラル公国(こうこく)”。 長い間、この2つの国は、天まで貫く高さ、途方も無い厚さ、大砲の弾すら跳ね返す硬さを合わせ持つ“大隔壁(カルティエ・ミュール)”が隔てていた。“キラル公国”と“バン野街”は一切の交流が無く、“大隔壁”の向こうに全く違う環境の国が広がっている事を知る者はほんの一握りであった。 幾つかある“キラル公国”の王家の中で、随一の権力を持つフィオーレ家。そんなフィオーレ家の跡継ぎであるフィオーレ・ハナガタは頭脳明晰な上に筋骨隆々なたくましい男である。隣合った国が互いを知らないという状況に違和感を覚えた彼は、一撃、目の前の壁に拳を入れた。 壁に空いた大きな穴は、“バン野街”に明るく煌びかな風を、“キラル公国”に好きな事を楽しむ自由を、それぞれ招き入れた。 2つの国が相入れるきっかけとなったハナガタは、キラル公国から名誉階級“満開(マンカイ)”を、バン野街から強者の証“美喧華(ミゴロ)”を受け取った。 この国だけでなく世界への違和感を覚えた彼は、ブラザーを集め、美しさと強さを兼ね備えた“喧華屋”を結成した。 僧戯屋 人生楽しめば幸せになれるという教えの“遊楽教団”。そこに属する者たちは、人生を楽しむ術に長けており、ありとあらゆる趣味娯楽に精通しているという。 “遊楽教団”は世悦経典を元に教えを説く和尚や僧侶、修行の身である小僧などを中心に、信徒や教徒が集まり、巨大な国家を築いていた。 その中の和尚の1人である“エンジョイ&ジョイ”は、全てを悟り、遊び尽くし、楽しみ尽くし、ほんの少しだけ暇を持て余していたので、この世界の異変を楽しむ事にした。 当然、そんな事は楽しめないという者も居たため、自分に付いてくる者のみを集め、“遊楽教団”の数ある派閥のひとつである“僧戯屋”を名乗った。 昂麗屋 “DM界”随一の人気を誇るスターを輩出する総合芸能プロダクション“Inc.LLL”。 設立者であり、スターの1人でもある“ク⤵ネ”は、「夢が叶う場所」の第一人者として一目置かれており、経営者としても芸人としても一流であった。 この世界の異変を会社の更なる発展に利用出来ると考えた“ク⤵ネ”は“Inc.LLL”の中から信頼できる同僚や後輩を集め、新たな部署“昂麗屋”を設立した。 剣譚家 4人のマスターがオーバーマスターとなり動き出した事を知った“遍ク知ラレル創世ノ剣”は、各地に散らばる剣譚家とシーハッカー涀を呼び集め、これから起こるであろう大きな闘いを後世に語り継ぐ準備を始めた。 その他 天界ではエンジェオルスがエンジェオルスを育て、地底ではエンプティ・ゾンビが蠢いていた。 本編 【朧楼の僧 エンジョイ&ジョイ】と【満開美喧華 ハナガタ】が出会い、エンジョイ&ジョイが楽しさを求め、ハナガタに喧嘩を売るところから物語は始まる。 【満開美喧華 ハナガタ】率いる喧華屋はブット・バースで【朧楼の僧 エンジョイ&ジョイ】や他の僧戯屋を攻めるも、スートライブの力に一歩及ばず劣戦を強いられていた。 【皇牙大将 シュトライテン】は【満開美喧華 ハナガタ】の危険を知り、加勢するためにハナガタの元に向かった。その時、速さに自信のある誠牙家を数人、先に向かわせた。 「ハナガタさんがあんなカルト集団に負ける訳が無ぇ!」そう信じる【暖照美喧華 ハレオーネ】であったが現実は非情。 【朧楼の僧 エンジョイ&ジョイ】は、ごく簡単な拘束する呪術をスートライブの力により増幅させ、禁忌である磔の呪いに変え、ハナガタを動けなくした上に、スートライブの力で増幅させた毒の呪いをかけたのだ。 動けないハナガタを寄って集って攻撃する僧戯屋に怒りを見せる【薊美喧華 アッカルド】は、先に到着していた【虎牙 エアファーレン】に協力を仰ぎ、僧戯屋に立ち向かった。そんな2人の前に【⤴︎︎︎︎︎クセル・ホッ⤵︎ー】が現れる。 昂麗屋は面白い事をやろうとしている僧戯屋に手を貸す事にしたのだ。 戦いの最中、【皇牙大将 シュトライテン】がここに向かっていることを知った【朧楼の僧 エンジョイ&ジョイ】は、【廊渡の僧 ヘックス】を向かわせた。 僧戯屋との戦いの末、【満開美喧華 ハナガタ】は致命傷を負った。秀才で腕っぷしもある彼だったが、僧戯屋の呪術を蓄える技“スートライブ”や昂麗屋の妨害により深手を負ってしまった。 【廊渡の僧 ヘックス】を打ち破った【皇牙大将 シュトライテン】が戦場に着いた時、【満開美喧華 ハナガタ】はすでに虫の息だった。シュトライテンはハナガタを抱えると、その場を離れた。その際、その場に落ちていた鈍く輝く刀剣を杖のかわりにし、命からがら逃げる事に成功した。 DMKP-02「絢乱篇第2弾 無二無限の世界」 誠牙家 傷を負った【満開美喧華 ハナガタ】のために、【皇牙大将 シュトライテン】は故郷である世界原樹の森から優秀な医者達を呼んだ。 彼らは樹医と呼ばれ、治療の為の“命をもてなす”技術、L・トリートと、治癒の為に“精神を騙す”技術、ソウル・Tを巧みに操る名医達であった。 樹医らの懸命で的確な治療により、辛うじて延命していたハナガタであったが、その傷は深く、呪いも重いものだった。 シュトライテンは、ハナガタにかけられた呪いを解く為に、全てを知り全てに知られている剣譚家のオーバーマスター、【遍ク知ラレル創世ノ剣】に知恵を借りる事にした。 その旨を伝え出発しようとする【皇牙大将 シュトライテン】に【満開美喧華 ハナガタ】は自分が着ていたタキシードを渡した。フィオーレ家にとって、純白のタキシードは己の信念を表す為のツールとして用いられる。それを友へ託したのだ。血で真っ赤に染まった純白のタキシードを羽織ったシュトライテンは、【皇牙満開 シュトライテン】となり、誠牙家と喧華屋の戦士を引き連れ“石鞘村”へと向かった。それを、【スプトニク】を通じて、【憚リナガラ掌握セシ剣】が監視していた。 剣譚家のオーバーマスター、【遍ク知ラレル創世ノ剣】が居るとされる“石鞘村”に向かう【皇牙満開 シュトライテン】。彼の後ろには、誠牙家だけでなく、ハナガタの代理で喧華屋を束ねる【呂経荒美喧華 ボスジョー】率いる喧華屋達がいた。 喧華屋 【皇牙満開 シュトライテン】たちが“石鞘村”に向かった直後、【満開美喧華 ハナガタ】の容体が急変してしまった。毒の回りが予想以上に早かったのだ。樹医たちは持てる力を全て使い、彼を治療した。が、しかし、ハナガタの身体は徐々に毒に蝕まれていった。不安と緊張で空気が張り詰める中、1人の笑い声が部屋中に響いた。 「ハッハッハ!俺ァ大丈夫だ!このハナガタ、呪い如きじゃあ死にゃあしねぇ!テメェら、下ァ向くんじゃねぇよ、未来だけ見てろ!」 ハナガタが声をあげたその瞬間、真っ白のドレスに身を包んだ1人の婦人が部屋に入り、声を上げた。 「分かってるなら早く起きて、動きなさい!フィオーレ家の男がその様はなんですか!」 次の瞬間、虫の息だったハナガタはその体を起こしていた。 僧戯屋 先の戦いで倒れた僧戯屋や喧華屋たちを弔う為、【朧楼の僧 エンジョイ&ジョイ】は、正装に着替えると【朧楼傅霊の僧 エンジョイ&ジョイ】となり、大弔いを始めた。 周りには法童偶たちが集まりだしていた。 エンジョイ&ジョイは、曲がりなりにも神や仏に仕える僧であり、毎分毎秒、祈り、捧げ、唱え、願っているのだ。 僧戯屋の執り行う葬儀では、死者が生前好きだったゲームや遊びを参列者全員でプレイする所作がある。その中で一番強かった者が、死者の前で1人打ちを行なう。それこそが彼らの最大の弔いであり、想いであり、祈りであるという。 【朧楼傅霊の僧 エンジョイ&ジョイ】は一切負け無しのプレイヤーであった。 昂麗屋 昂麗屋達は、僧戯屋に力を貸す前に剣譚家にも喧嘩を売り、剣譚家が保管する宝剣のひとつを盗み出していた。 喧華屋との戦いの最中、その宝剣は紛失してしまったが、剣譚家の怒りを買った昂麗屋は、剣譚家の手によって壊滅寸前まで追い詰められていた。 このままではまずいと考えた【⤴・呟く・ク⤵ネ】は、Inc.LLLから応援を呼ぶと、【⤴ガル・ク⤵ネ 取締役】として、改めて立ち回りを考えることにした。 剣譚家 昂麗屋に意表を付かれ宝剣を盗まれた剣譚家たちは、昂麗屋を半壊させた後も、宝剣が戻って来ない為血眼になって探し、あらゆるものを疑っていた。 本編 【朧楼傅霊の僧 エンジョイ&ジョイ】が弔いの為に駒回しをしている中、目の前の遺体が起き上がり、弔いに参列する他の僧戯屋を襲い始めた。 エンプティ・ゾンビが死者の体を乗っ取ったのだ。 「くそゾンビ共、このエンジョイ&ジョイの前で死者を冒涜するとはいい度胸だな……」 【朧楼傅霊の僧 エンジョイ&ジョイ】は怒りを顕にした。 生に全力を注ぐ僧戯屋は、相手が生きている内は全力で殺し、相手が死ねば全力で弔う。エンジョイ&ジョイの前では、適当に生きる事と死を馬鹿にする事は決して許されないのだ。 しかし、僧戯屋の前に現れたのはエンプティ・ゾンビだけではなかった。エンプティ・ゾンビから進化したムノカゲも現れていた。【世弄學 忘リテクス】を筆頭に、エンプティ・ゾンビや他のムノカゲが見境無く僧戯屋を襲い始めたのだ。僧戯屋たちもスートライブで応戦するが、大弔いにより体力を消耗していたエンジョイ&ジョイが本来の力を発揮出来ず、マカデミックで復活し続けるムノカゲに少しずつ戦力を削られていった。 一方的にも見えた戦いの末、倒れるエンジョイ&ジョイに忘リテクスがとどめの一撃を放つ。 しかし、忘リテクスの攻撃はエンジョイ&ジョイには届かなかった。 忘リテクスの攻撃からエンジョイ&ジョイを守ったのはなんとであった。【満開美喧華 ハナガタ】は「昨日の敵は今日の友」精神を大切にしており、先程死闘を繰り広げたエンジョイ&ジョイは、既に命を賭けて守る価値のある友人なのだ。 【満開美喧華 ハナガタ】がカウンターに放った1発の拳は、忘リテクスを数十メートル後方へ吹っ飛ばした。 「我は夢奏家、夢翔る電脳なり。この世界を夢に屠る」 倒れた忘リテクスの下から現れた“そいつ”がそう叫ぶと、次々と見た事もないクリーチャーが姿を現した。 【皇牙満開 シュトライテン】たちは“石鞘村”にたどり着いたが、彼らを出迎えたのは、剣譚家たち怪訝な眼差しと敵対心だった。 「先の争いで我らの宝剣を盗む輩が現れた!盗っ人らは壊滅させたが、肝心の宝剣が無い!我々剣譚家は宝剣が戻るまで全てを敵対する!」と伝える【千々二律スル秋空ノ刀剣】。「宝剣ならある!」【皇牙満開 シュトライテン】がそう返事をし、宝剣を掲げた。僧戯屋との戦いから逃げる際拾っていたのが剣譚家の宝剣だったのだ。 シュトライテンが宝剣を返し事情を説明すると、全てを知っている創世ノ剣はハナガタが無事な事、エンジョイ&ジョイを助けに行った事などを教えてくれた。 “石鞘村”をあとにし、ハナガタの元に向かおうとするシュトライテンの前に巨大な虫に乗った何者かが現れた。 「我は狂字屋カンるロウ、歴史を改変する者なり。お前らの歴史は抹消する」 その瞬間、空を覆い尽くす程の虫が現れた。 昂麗屋の半壊と、喧華屋オーバーマスターの敗北を待っていたかのように、これまで動きを見せなかった5つのチームが動きだしたのだ。 DMKP-03 「絢乱篇第3弾 真実の世界」 本編 喧華屋&僧戯屋サイド 【満開美喧華 ハナガタ】と【朧楼傅霊の僧 エンジョイ&ジョイ】の前に現れた【夢翔る電脳】を筆頭に夢奏家と躍輪屋が次々と姿を見せた。 その中で一際存在感を放っていたのが、ワールドリームとジャンプロードであった。 夢奏家と躍輪屋は次々に喧華屋、僧戯屋を襲い始めた。 草木も眠る夢奏家の攻撃に対し、ブット・バースで片っ端から起こして回る喧華屋たちや、躍輪屋の束縛をスートライブで解放する僧戯屋たち。その中には、エンジョイ&ジョイとハナガタが手を結んだ事により、業万鬼偶を取り込み更なる進化を遂げた法童偶たちも居た。 しかし、ジャンプロードの華麗なステップにエンジョイ&ジョイは魅了され、身体の自由を奪われてしまう。 ハナガタも病み上がりで本領を発揮できず、夢と現実が曖昧になり、肉体と意識があやふやになった2人のオーバーマスターは皆の支援虚しく沈黙してしまった。それにより、喧華屋、僧戯屋たちの戦意も喪失してしまう。 誠牙家&昂麗屋(Inc.LLL)サイド カンるロウに続くように、狂字屋と陰陽家が現れた。ガタガルバは静かに佇んでいる。 戦うカンるロウとシュトライテンの間に割って入って来たのは、Inc.LLLの社員を引き連れたク⤵ネだった。突然現れたク⤵ネは、彼自身のみが持つ交渉術“G・コントラクト”で誠牙家を襲う狂字屋たちを無力化していった。 その際、ク⤵ネは半ば強引にシュトライテンと手を組んだ。 ク⤵ネは“G・コントラクト”により、100万居た敵の大軍勢をおよそ半分まで減らすと、カンるロウの相手を引き受けた。狂字屋や夢奏家の数は半分まで減ったもののまだ50万以上が目の前に立ちはだかった。圧倒的な数の差に少しずつ押され、とうとうシュトライテン、ク⤵ネ、ボスジョー以外の戦士が倒れてしまった。この状況を打開しようと奮起するク⤵ネの名刺とカンるロウの槍がぶつかろうとした瞬間、一帯が暴力的な程の光に包まれた。ガタガルバが必殺技「無量転星」を放ったのだ。その場にいた全員の目が眩み、光が1番集まる場所にいたク⤵ネはガタガルバの無量転星をG・コントラクトにより受けきったが、その威力は凄まじく光が散った後、ク⤵ネの右肩、右腕、右胸、右腰は跡形もなく消え去っていた。 ハナガタ、エンジョイ&ジョイの覚醒 夢奏家らの登場により境界線が曖昧になっていた死後の世界から来た今は亡き喧華屋と僧戯屋の仲間達の想いが届き、ハナガタとエンジョイ&ジョイは目覚める事が出来た。 覚醒したエンジョイ ジョイの紡ぐ言葉一つ一つに無数の想いと呪いが重なり、生者と死者の為の“スートライブ”は無限の力へと変化していった。ジャンプロードの鋭い一撃に対し、スートライブにより不変を与え続けるエンジョイ ジョイの叫びが衝突する。劇的な変化を繰り返すジャンプロードと無限の不変を溜め続けるエンジョイ&ジョイ。絶対的な静と絶対的な動、2つの力がぶつかる境目には小さな宇宙が出来始めていた。 一瞬の油断と隙を見せてしまうと夢無双を食らってしまう。ハナガタに隙は一切無かった。 ハナガタは周りの夢奏家や躍輪屋には目もくれず、[[ワールドリーム 【広大有限の現と狭小無限の夢】]だけを見ていた。ワールドリームはハナガタを夢の中に落とした。夢の攻撃を受け続けてもハナガタはワールドリームを真っ直ぐ睨み続けた。 ワールドリームは少しだけ怖くなった。 シュトライテンの覚醒 シュトライテンの右腕として彼を支えてきたハオスハルトも、妹分をまとめあげてきたシュライエンも皆、倒れてしまった。シュトライテンの牙は、地に伏した仲間の強くありたいという想いを受けて更に太く、まだ闘いたいという熱意を受けて更に鋭く、そして、奴らを許さないという思念を受けて歪に変形し始めた。 シュトライテンの牙は他の生物のそれとは程遠くかけ離れていた。シュトライテンの意思とは関係なく彼の牙は暴走を始め、大地の力だけでなく万物の力を吸収し始めた。 創世ノ剣 創世ノ剣は【ボルバる数学者】の前に立ちはだかると、無数の触手をボルバる数学者の体に突き刺し、歴史の記憶を叩き込んだ。これまであらゆる事を否定してきた烙沾家の体はおよそ1人の理解力では処理しきれない記憶による暴力を受け、ボロボロと朽ち始めた。 創世ノ剣は闘いながら思考を巡らせた。 突如として現れた脅威の最大の武器は真実の改変を容易く行う事にあった。有る物を無い物とし、無い物を有る物にする彼らに、シュトライテンやハナガタたちは自分の強さと歴史を信じる事で対抗する事にした。 DMKP-04「絢乱篇第4弾 信じ難き真実の世界」 本編 シュトライテン、ハナガタ、エンジョイ&ジョイ、ク⤵ネ、創世ノ剣のそれぞれ5人のマスター達の周りには次第にクリーチャーたちが集まりだした。戦いに参加しなかった者、戦いから逃げた者、戦いを知らぬ者も集まっていた。たくさん集まった彼らをマスター達は、友と呼び、兄弟と呼び、仲間と呼び、戦士と呼んだ。マスター達は声高らかに皆を鼓舞した。 シュトライテンvsガタガルバ 新たな牙と姿を得たシュトライテンは、その牙を一振りすると、瞬く間に大地が畝り、波打ち、割れ、起り、シュトライテンにとって最も都合の良い地形へと変わった。また、シュトライテンの新たな牙は、大地の記憶を呼び起こし、時を巻き戻す力を持っていた。これにより、ガタガルバの攻撃により失われたク⤵ネの右肩、右腕、右胸、右腰が一瞬の内に再生した。 再び無量転星の構えを取ったガタガルバ。その時放った無量転星の暴力的な程の光は空間を歪ませ、その空間のズレから狂字屋のオーバーマスター、ハイレクス・オルヅが現れた。動揺するシュトライテンであったが、ク⤵ネの咄嗟の判断により、シュトライテンとオルヅを引き離すことに成功した。 ク⤵ネの機転で2人になったシュトライテンとガタガルバ。睨み合う両者は、畝った大地が3回波打つのを皮切りにぶつかり合った。その時生まれた衝撃波は、数km離れた、自分達のマスターの元に向かおうとする誠牙家と夢奏家たちを更に数km後ろに吹き飛ばす程の威力だった。 2人の戦いは激化の一途を辿る。小さな無量転星を連発する技、穢土乱星を放つガタガルバ。シュトライテンは大地をひっくり返し、それを受け止めるが数発の光の弾丸は大地の壁を貫き、シュトライテンに傷を付ける。若干ではあるものの、ガタガルバの方が力が勝っているようだった。 ガタガルバは暴力的な程の光を放つ無量転星、それらを連打する穢土乱星、そして圧倒的なパワーによる肉弾戦でシュトライテンを攻め続けた。 防戦一方のシュトライテンにもこれを打開する秘策があった。それは、ガタガルバから光を断つというものである。シュトライテンはその秘策を実行するための隙を待っていた。 シュトライテンが秘策を実行するには、2つの条件が必要だった。1つはガタガルバに隙を作る事、もう1つはその秘策を実行するだけ膨大なエネルギーを用意する事である。シュトライテンは、ガタガルバが繰り出す攻撃を楔牙次代で自分のエネルギーに変換し、後者の条件を解決した。 次第にガタガルバの光の速さにも慣れてきたシュトライテンは少しずつ技の動きを読めるようになっていた。 技を読み、躱し、一瞬の隙をついて突進してくるシュトライテンに怯んだガタガルバだったが、シュトライテンの角を鷲掴みにしてそれを受け止めた。ガタガルバはその圧倒的すぎる攻撃方法とパワー故の弱点があった。それは、闘いにおける機転なんてものを持ち合わせていないことだった。角を鷲掴みにしたまま、動けないシュトライテンに向けて穢土乱星を放った。 至近距離で放たれた穢土乱星は、シュトライテンの角をへし折りその身体を数百メートル後方に吹き飛ばす。しかし、地面が柔らかくシュトライテンの身体を受け止めた。 至近距離からの穢土乱星に一瞬怯んだシュトライテンに、ガタガルバは容赦なくとどめの無量転星を放った。 無量転星ほどの大技となれば、撃ち出すのに多少の隙が生じる。シュトライテンは、その隙を狙い一気にガタガルバとの距離を詰めた。 穢土乱星を数発くらったのは、ガタガルバにとどめの無量転星を撃たせる為だったのだ! ガタガルバの隙を突いたシュトライテンは秘策を発動、地面が四方から捲れあがると2人を覆うようにドーム状に変形した。ドームの中は光が届かず、真っ暗だった。 「これが戦場と戦況を一気に変える楔封闘戯だ!」 光を奪われたガタガルバは全くと言っていいほど動じていなかった。 「光が無いと戦えない雑魚がマスターなんか務まると思ってるのか?」 ガタガルバの手に闇が集まり、1本の槍となった。 「光も闇も操ってこその強者!! マスターだろうが!!幽闇冥槍!!」 闇の槍はシュトライテンの身体を貫き、楔封闘戯のドームも打ち砕いてしまった。 幽闇冥槍はシュトライテンの牙をへし折り、身体を貫いた。しかし、同時に楔封反掌を撃ち込みガタガルバにも致命傷を負わせていた。満身創痍の2人はよろけながらも立ち上がると、攻撃の構えを取った…… ハナガタvsワールドリーム ワールドリームの目の前に立ったハナガタはゆっくりと襟を正すと、身体を大きく捻りワールドリームに向かって拳を放った。かつて2つの国に自由と幸福をもたらしたその拳は、勝利と未来の為に振るわれたのだ。 ハナガタが放った拳はまっすぐとワールドリームの元に伸びた。ワールドリームはすかさずハナガタを夢の世界に引きずり込んだが、夢の中でもハナガタの拳は止まる素振りを見せなかった。 「夢と現実の境目なんてちっぽけな壁なんざ、俺がぶち抜いてやらぁ!」 ワールドリームの作り出す境界を打ち砕いたハナガタの拳は、彼女に届く前に開かれ、頬に優しく触れた。ワールドリームは初めて、他者に触れられた。 夢奏家以外に初めて触れられたワールドリームは動揺して、動けなくなっていた。 動揺し動けないワールドリームを見た夢奏家達は、ハナガタに一斉攻撃を浴びせた。……しかし、 「テメェらの世界は、息苦しくって敵わねェ!他者との馴れ合い絶って成り立つ人生なんざ真っ平御免だね!俺は大貴族フィオーレ一族の八十七代目ハナガタ、欲しいモンは力ずくで手に入れる!俺が今欲しいのはテメェらとの馴れ合いだ!」 ハナガタはそう叫び、向かってくる夢奏家達を吹っ飛ばした。 「何を訳の分からない事を言っているんだ、コイツは」 夢と現実を行き来する夢奏家は、夢奏家同士としか関わり合わない。「外敵を自分の“居ない方”に追い出す」と遺伝子に刻み込まれているからである。故にワールドリームはハナガタの言っている意味が分からなかった。 数秒の間を置き、ハナガタとワールドリームは再び 激突する。今まではハナガタの攻撃をワールドリーム が夢でいなしていたので厳密には激突してはいなかったが、夢と現実の境をハナガタがぶっ壊した事で再び初めてぶつかり合った。 夢に逃げようと現実に逃げようと夢に誘おうと現実に引き込もうとハナガタの拳はワールドリームを追ってきた。ハナガタの鋭く重い一撃は、ワールドリームがこれまで経験した事のない痛みと熱を与えた。 ハナガタとワールドリームは、命をかけて戦っているようにも、ラブラブのカップルがデートをしているようにも見えた。戦いそのものより、ハナガタにとってはワールドリームと、ワールドリームにとってはハナガタと空間や時間や痛みや死を共有している事に喜んでいるようだった…… エンジョイ&ジョイvsガタガルバ エンジョイ&ジョイとジャンプロードの間には、2人の放つ凄まじいエネルギーにより、小さな宇宙が出来始めていた。2人はそれに気付くと、ほぼ同時にその宇宙に手を伸ばした。 先に小宇宙に触れたのはジャンプロードだった。宇宙の誕生という強大な変化のパワーを受け、ジャンプロードは更なる力を得た。 少し遅れてエンジョイ&ジョイも眼前の小宇宙に触れた。その瞬間、エンジョイ&ジョイの中に蓄積されていたスートライブのパワーが、まるでビックバンを引き起こしたかのように、一気に広がった。 力を得た法童偶とエンジョイ&ジョイの元へ、遊楽教団の信者たちが集まりだした。エンジョイ&ジョイは集まった者全員にもれなく僧戯屋の位階を渡した。 エンジョイ&ジョイは自分の内に広がる力を感じながら、遊楽教団の教えを口の中で唱えた。 宇宙の力を手にしたジャンプロードが放った衝撃波は、エンジョイ&ジョイの命を確実に仕留めたが、法童偶達が身代わりとなった。エンジョイ&ジョイには法童偶達が自らの命をかけるだけの信頼と信用があった。 エンジョイ&ジョイは、自分の犠牲となった法童偶達を弔う為に祈りを捧げた。その祈りが、更に彼の内側を巡るスートライブに蓄積され、彼の力を数段階引き上げた。 2人は再度相見える。エンジョイ&ジョイが内なるスートライブで何十倍にも増幅させた呪術をジャンプロードにぶつけたのと同時に、ジャンプロードのビックバン的な衝撃波がエンジョイ&ジョイを襲った。 間髪入れずジャンプロードは再び、宇宙の拡がりの無限のパワーを込めた渾身の一撃を放つ。エンジョイ&ジョイは、蓄えたスートライブを一部解放し、それを止める。互角かに思われた戦いだったが、蓄えたスートライブを削るエンジョイ&ジョイに対して、ジャンプロードの宇宙的パワーは上昇を続けた。とうとう、そのパワーは最大限に引き出され、ジャンプロードはエンジョイ&ジョイを押し始めた。 ジャンプロードの猛攻をエンジョイ&ジョイは何とか堪えていた。そして、止むことの無い猛攻を受けながらある事に気付いた。 宇宙の拡がりには終わりがある。最大限にまで膨れた宇宙の力はジャンプロードの命を奪い、ジャンプロードは突然死んでしまった。 ク⤵ネvsオルヅ シュトライテンによる復活さえも予測していたク⤵ネの、将来を見通す力に驚いたガタガルバだったが、再び無量転星の構えを取った。その時、無量転星の暴力的な程の光は空間を歪ませ、その空間のズレから狂字屋のオーバーマスターである大正義 ハイレクス・オルヅが現れたのだ! 何かを感じたク⤵ネは、現れたばかりのオルヅを羽交い締めにすると、ありったけの力を振り絞ってその場から離れた。 (……トラとコイツをやり合わせちゃならねぇ!) 成功の為の長年の経験とそれに裏打ちされた勘がク⤵ネをつき動かしたのだ。 ク⤵ネは、オルヅを抱きかかえながらジェット機並の速度で数十km離れると、勢いそのままオルヅを硬い岩壁に投げ飛ばした!オルヅは軽く身を翻し、まるでたった今気が付いたかのように閉じていた目を開いて、驚いた表情を見せた。 「ケッ、今気付きましたよってか?なめやがってよぉ!」 ク⤵ネが、オルヅに近付こうとした瞬間、目の前からオルヅが消え、後頭部に強い衝撃を受けたかと思えば、次の瞬間には目の前に地面が迫っていた。受け身を取り落下のダメージを抑えると、空中を見上げ、オルヅを睨むと呟いた。 「やっぱりアイツとトラを引き離して正解だった」 オルヅは、圧倒的な速さと強さでク⤵ネを攻撃し続けた。ガードしようにも、後ろや上に回り込まれてしまう。受け身を取ろうにも、身体をコントロールする前に次の攻撃が来てしまう。 「何が“引き離して正解だった”だ、雑魚が。強がってんじゃねぇぞ!」 オルヅはク⤵ネを地面に叩きつけて叫んだ。 オルヅの一撃で致命的な傷を負ったク⤵ネは立ち上がる事はおろか、身体を起こす事もままならなかった。むしろ、消えゆく意識を何とか繋ぎ止めて保つので精一杯だった。 「チッ、面白くねぇ奴だ。声だけでかいとんだ腑抜け野郎だな。お前みたいな奴はさっさと死ね!」 空中にいるオルヅは、地面に突っ伏して倒れるク⤵ネに向かって容赦の無いエネルギー弾をこれでもかと撃ち込んだ 「なんだと!?」 オルヅのトドメの一撃はク⤵ネに当たっていなかった。オルヅが外したというより、ク⤵ネが身体をずらして避けたような形となっていた。 「たまたまか?ならば…」 オルヅは再び、ク⤵ネ目掛けて、今度はスピードもパワーも上げたエネルギー弾を放った。着弾した衝撃で巻き起こった砂塵が晴れると、そこには誰も居なかった。 ク⤵ネは知能と理性で戦う取締役から、本能と記憶で戦う呟き状態へと変わった。呟く・ク⤵ネはオルヅの動きを完全に読み取り圧倒していった。 ク⤵ネは、自身が瀕死に追い込まれる事も、誠牙家のマスターの力で再び戦えるようになる事も、昂麗屋の面々がここに集まる事も全て予測していた。そこまで予測した上でのシュトライテンとの共闘契約であった。 創世ノ剣vsデュエらない決闘者 ボルバる数学者を容易く倒した創世ノ剣の前に、烙沾家のマスターであるデュエらない決闘者が現れた。己が全てを知らない事を知った創世ノ剣は、デュエらない決闘者の否定の力を見ても、驚かなかったし、ただゆっくりと事実だけを確認し始めた。 否定を全てとする烙沾家の中でも、特にそれが顕著なのが烙沾家のオーバーマスターであるデュエらない決闘者だ。彼は、皆が口にする「烙沾家のマスターは居ない」という言葉を否定する為に、創世ノ剣の前に現れたのだ。 否定の力により剣譚家たちの猛攻を全て無効にするデュエらない決闘者に対し、創世ノ剣は無数の触手を突き刺した。 無数の触手から送り込まれる膨大な知識に、デュエらない決闘者の身体は徐々に朽ち果てていった。これ以上はマズいと、存在否定の力により一瞬で触手から抜け出したが、創世ノ剣の触手はそれよりも早くデュエらない決闘者を取り囲んだ 「なぜ否定の力が通じない?」 デュエらない決闘者は躍起になり、存在否定で動き続けたが、創世ノ剣の触手はそれを全て読み、攻撃をし続けた。否定の力の中でも最上位の存在否定の力が創世ノ剣にぶつかり、無数の触手は跡形もなく消滅してしまった。 創世ノ剣は、デュエらない決闘者の存在否定によって消し飛んだ自分の身体を確認すると呟いた。 「嘘も偽りも真実と同様に認めよう。嘘も偽りも起きてしまえば認識できる。認識できれば、コントロールは容易い」 その瞬間、創世ノ剣の身体が元通り再生した。再生した身体で再度攻撃を開始する創世ノ剣。しかし、存在否定が発動したデュエらない決闘者も先程とは打って変わって創世ノ剣の動きに順応し始めていた…… 絢乱篇……決着! 「正真正銘、これが最後の攻撃だ!」 ガタガルバは無量転星を纏って相手に突っ込む九嶺突星を、シュトライテンは残された牙に信念と信頼を込め楔封誠牙を繰り出した。満身創痍の2人が放ったとは思えない威力がぶつかり合い相打ちかに思われたが、最後に立っていたのはシュトライテンだった。 ────シュトライテンvsガタガルバ シュトライテン勝利 立ち上った砂煙が晴れると、そこには満足気な表情で倒れるハナガタとワールドリームの姿があった。 「またやろう」 ハナガタが提案すると、ワールドリームは当然と言わんばかりの笑顔で自分の世界へと帰っていった。 喧華屋のモットーはいつだって今日の敵は明日の友。 ────ハナガタvsワールドリーム 引き分け エンジョイ&ジョイの束縛の呪いで命を繋ぎ止められ、大弔いで魂をあの世から取り戻してもらったジャンプロードはエンジョイ&ジョイのような内なる力を鍛えるべく自分の世界に帰っていった。 ────エンジョイ&ジョイvsジャンプロード エンジョイ&ジョイ勝利 「あぁ、もったいない!」 オルヅはク⤵︎ネとの死闘が終わってしまうのを悲しく思い、攻撃を止めてしまった。 「次はもっと最初から本気でやり合おうか」 そう言い残すと大正義 ハイレクス・オルヅは自分達の世界に帰っていった。 ────ク⤵︎ネvsオルヅ 引き分け 肉体への損傷は創世ノ剣の方が大きかったが、否定の力は消耗が激しく、デュエらない決闘者は次第に弱っていった。最後の一騎打ちの後に立っていたのは創世ノ剣だった。 「否定の力が負けるとは…」 「信じる力を甘く見るなよ」 ────創世ノ剣vsデュエらない決闘者 創世ノ剣勝利
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28837.html
登録日:2014/06/14 Sat 13 10 26 更新日:2024/03/01 Fri 23 56 26NEW! 所要時間:約 36 分で読めます ▽タグ一覧 CRYMAX ジャオウガ DARK MATERIAL COMPLEX DM Volzeos-Balamord 「無情」の極 シャングリラ アビス・レボリューション エピソード1 エピソード2 エピソード3 エンペラー・アクア カタストロフィー ゴッド・オブ・アビス チート デュエマ デュエル・マスターズ ドラゴン・サーガ ラスボス 一覧項目 不死鳥編 世界滅亡 伝説の正体 ギュウジン丸 伝説の禁断 ドキンダムX 偽りの名 シャーロック 六体神 十王篇 双極篇 天地命動 バラギアラ 太陽王ソウル・フェニックス 始虹帝 ミノガミ 戦国編 所要時間30分以上の項目 新章デュエル・マスターズ 時空の裂け目 暗黒凰ゼロ・フェニックス 暗黒王デス・フェニックス 暗黒皇グレイテスト・シーザー 暴れたい闇文明 最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z 極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド 極神編 無法神類 G・イズモ 煌龍 サッヴァーク 王来MAX 王来篇 神化編 終焉の禁断 ドルマゲドンX 聖拳編 背景ストーリー 背景ストーリーのラスボス 背景ストーリーのラスボス(プレイス) 背景ストーリーの用語項目 覚醒編 許されないシーザー 起源神 超天篇 超神星ブラックホール・サナトス 転生編 轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー 進化クロスギア 闘魂編 零龍 革命ファイナル 革命編 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 龍炎鳳エターナル・フェニックス 龍覇 ザ=デッドマン 龍魂珠 その時、全ての生命は死を予感しつつ、決戦への覚悟を決めた。 TCG「デュエル・マスターズ」では、一年間(または半年)のシリーズ毎に収録カードを題材にした背景ストーリーが展開されており、 それらの物語には基本セットを除いて『ラスボス』に相当するクリーチャーやクロスギア等が必ず登場している。 この項目では、そんな背景ストーリーにおけるラスボス達を紹介していく。 ●目次 【概要】 【一覧】エンペラー・アクア 暗黒王デス・フェニックス 太陽王ソウル・フェニックス VS 龍炎鳳エターナル・フェニックス 進化クロスギア(カタストロフィー) 超神星ブラックホール・サナトス 暗黒凰ゼロ・フェニックス 暗黒皇グレイテスト・シーザー 起源神(六体神) 最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z 偽りの名 シャーロック 「無情」の極 シャングリラ 無法神類 G・イズモ 極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド 龍覇 ザ=デッドマン 伝説の正体 ギュウジン丸 → 伝説の禁断 ドキンダムX 終焉の禁断 ドルマゲドンX 煌龍 サッヴァーク 天地命動 バラギアラ 始虹帝 ミノガミ 零龍 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ Volzeos-Balamord 龍魂珠 CRYMAX ジャオウガ 轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー DARK MATERIAL COMPLEX 【歴代ラスボスランキング】 【ラスボス間における文明の割合】 【概要】 ラスボスは基本的にシリーズの最終弾に姿を表すことが殆どである。 さすがにラスボスだけあって、カード自体もとある二枚を除いていずれも強力な性能に仕上がっている。 ただ、エピソードシリーズ以降は同一人物が複数のカードで登場する事も増えており、 ラスボスとして君臨する前の段階として割と序盤から収録されたり、逆にラスボスとして登場した後のシリーズで強化形態がカード化される事もある。 例えばイズモなどは自身を表すカードが6枚、三シリーズに跨がって登場したジャオウガに至っては王来MAX最終弾時点で7枚もある。 なお、背景ストーリーの物語の詳細や流れは記載すると項目があまりにも長くなりすぎるため、 物語の詳細に関してはそれぞれの項目や他サイトなどを使って各自で確認してほしい。 『デュエル・マスターズ プレイス』では基本的にはストーリーがTCG版に準拠しつつも微妙に異なっており、 収録カードの都合からラスボスが変更されていることもある。 【一覧】 エンペラー・アクア 闘魂編のラスボス。 DMの背景ストーリーでは、初めての明確なラスボスである。 基本セットから様々な文明に協力したりと不審な動きを見せた水文明(というかサイバーロード)がとうとう動き出した。 彼らの目的は《インビンシブル・テクノロジー》を利用した全生物滅亡兵器の制作だった。 サイバーロードの実力者である《エンペラー・アクア》は、この設計図を自身の頭脳で完成させる。 しかし、この計画を知ったバーニング・ビーストがドラゴンの復活に成功。 さらには水文明内からも一部の強力なリキッド・ピープルが反乱を起こす。 結果的に暴れ出したドラゴンのせいでエンペラー・アクアの計画は頓挫する。 彼がその後どうなったかについては詳しくは分かっていないが、多分ドラゴンにでも倒されたんだろう。 その後さらに世界はドラゴンによって混乱が起こっており、アクアの計画が失敗したところで世界はヤバい状況のままだった。 ちなみに、開発主任KのTwitterにおけるラスボス総選挙企画では、アクアの裏に更なる黒幕がいた可能性を匂わせているが、いつ明らかになるかは不明として濁している。 なお実際のゲームでのスペックは…。 暗黒王デス・フェニックス 太陽王ソウル・フェニックス VS 龍炎鳳エターナル・フェニックス 聖拳編のラスボス。 聖拳編では多色獣VS無限軍団の戦いが激化し、無限軍団が進化多色獣相手に劣勢に追い込まれていった。 そして、今度は非進化多色獣VSデュアル進化多色獣の争いが起きようとしていた最中のことである。 仙界から五体の王《英霊王スターマン》《蛇魂王ナーガ》《暗黒王デス・フェニックス》《太陽王ソウル・フェニックス》《聖獣王ペガサス》が出現。 それまで世界で猛威を振るっていたクリーチャーを粛清し、恐怖政治を行う。 各文明最後の希望だった『敵対色多色獣』も、奮戦虚しく王に撃破され、絶望感が世界を包む。 その時、第六の王《龍炎鳳エターナル・フェニックス》が生まれる。 5体の王はこの王に戦いを挑むも、5体のうち3体が瞬殺。 辛うじて生き残ったデス・フェニックスとソウル・フェニックスは第六の王に決戦を挑む。 しかし、一週間に及ぶ激戦の末、彼らは第六の王に敗れ去った。 進化クロスギア(カタストロフィー) 転生編の実質的なラスボス。 王の激突から200年後、各文明は新たな力・クロスギアを生み出していた。 しかし作り手となるクリーチャー達はクロスギアへの畏敬を忘れた結果、強大極まる5つのクロスギアを生まれ出してしまう。 これが進化クロスギア《ネオウェーブ・カタストロフィー》《ツナミ・カタストロフィー》《エクスプロード・カタストロフィー》《プロミネンス・カタストロフィー》《グランドクロス・カタストロフィー》だった… 五つの進化クロスギアはやがて暴走を始める。その力は時空を歪ませ、多くのクリーチャーを死に追いやった。 そして超獣世界のクリーチャーたちは、クロスギアを相手に戦いを挑むことになる。 だが、最終的に世界は一部を除き消滅。 辛うじて生き延びたクリーチャーは、今まで誰も踏み入らなかった東方血土への移住を決める… 転生編のラスボスに関しては、クリーチャー達の自業自得の面が強い。 『デュエプレ』ではこの時点ではクロスギアの実装が見送られており、この時期に収録されたインビンシブル呪文が代役を務めた。 超神星ブラックホール・サナトス 不死鳥編のラスボス。 転生編から1万年経った世界では、一致団結したハイブリッド種族と超生命体である不死鳥軍団との激突が行われていた。 劣勢ながらも、ハイブリッド種族たちは必死の対抗を試み、連合軍の士気が高まっていた時である。 絶望を司る不死鳥の《超神星ブラックホール・サナトス》が降臨して各文明から生命力を奪い、戦えば戦うほど強くなるという訳の分からないチート性能を発揮。 連合軍は、絶望状態に陥りかけていた…。 だがその時、連合軍に味方をする希望を司るフェニックス《超神星ビッグバン・アナスタシス》が登場する。 サナトスと激突し、互いに光となって消滅した。 ちなみに背景ストーリーではチートのサナトスだが、実際のカードスペックは… 『デュエプレ』では魔改造に定評のあるデュエプレでもどうにもならなかったのか《超神星ネプチューン・シュトローム》がアナスタシスの対戦相手を務める。 先程のインビンジブル呪文と比べるとただサナトスのポジションと入れ替わったというだけでなく、目的が生き残りから世界の支配に歪んで行ってしまったグランド・デビルが復活させた存在となっている。 アナスタシスとの激突の結末は両者相打ちの消滅なのは変わらないが。 暗黒凰ゼロ・フェニックス 極神編のラスボス。 ゴッド軍の強大な力を前に、窮地に追い込まれた闇文明が秘術によって《暗黒王デス・フェニックス》を《暗黒凰ゼロ・フェニックス》として復活させた。 つまりはデス・フェニックスと同一の存在であり、DM史上初の二度ラスボス役に登板したクリーチャー。 闇文明の暴走を止めるために武者ドラゴンとエルフェウスが融合を果たしたクリーチャー《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》と激しい激突を繰り広げる。 その戦いはゴッドですら及ばない程の凄まじい次元だったが、死闘の末に両者相打ちとなった。 そして二体の激突で荒廃した大地を、最後のゴッドである五元神が修復していった… ちなみに、ゼロフェニックスは経歴的に聖拳編のフェニックスであり、前作の不死鳥編のフェニックスとは別種族のフェニックス。 しかし、不死鳥編のフェニックスが討伐された極神編でのラスボスが、聖拳編のフェニックスであるのは皮肉なものだ。 後にどちらのフェニックスも先祖自体が共通ではあるという設定が判明していたりもするが。 『デュエプレ』でもボルフェウス・ヘヴンと最後に戦うという大まかな流れは変わらないが、こちらでは相打ちではなくゼロ・フェニックスの敗北で幕を閉じている。 暗黒皇グレイテスト・シーザー 戦国編のラスボス。 戦国編から革命ファイナルまでの背景ストーリーにおける元凶となった人。 詳しい詳細はこちら。 起源神(六体神) 神化編のラスボス。 敗れ去るオリジン軍を助けるかのように《黒月の古城 オリジナル・ハート》から産み落とされた最後のオリジンゴッド、その姿は美しくも凶悪な六体神。 「この惑星を征服し、オリジンの星を築く」ためだけに、五大文明連合軍を相手に力を発揮し、全土を壊滅状態にする。 しかし、敵対する二つの力が融合した究極進化MAXクリーチャーの《超神羅ロマノフカイザー・NEX》が登場し、その力を前に敗れ去った。 ちなみに六体神を構成していた内の一体である《神核アトム》がとある武器に酷似した物を持っている。 それは何故か、戦国編のラスボスを倒すために使用された《超銀河剣 THE FINAL》と似た姿の大剣である。 このことから起源神が、戦国編の裏で密かに動いていたという説も存在しているとか。 『デュエプレ』では超獣世界サイドが早期にオリジナル・ハートを破壊してオリジンの神復活を未然に阻止したため、そもそも出番が無いという悲しき扱いで幕を閉じた。 これに関しては神帝や神王、創世神らオリジンゴッド全員に通ずる不遇さではあるのだが…。 代わりにオリジンの首領格だった《エンペラー・キリコ》と共に、彼女が神歌の力で異世界より呼び出し操った碧眼の伝説龍なる存在が実質的なラスボスのポジションを務めている。 この伝説龍とやらが何者なのかは作中で明らかにされていないが、キリコと同じ弾に収録され身体的な特徴も合致したとあるクリーチャーが有力視されている。 最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z 覚醒編のラスボス。 Z軍が、光文明の力で一時は封印されていたディアボロスZの解放に成功。《時空の支配者ディアボロス Z》が誕生する。 しかし、連合軍は負けじとディアボロスZに対して猛攻を繰り広げる。 その時、ディアボロスZは五文明の力を吸い取り《最凶の覚醒者デビル・ディアボロスZ》に覚醒する。 しかし連合軍も対抗して、選ばれし勇者《超時空ストーム G・XX》が覚醒した姿《超覚醒ラスト・ストーム XX》が戦いを挑む。 激しい三日三晩の攻防の末、ディアボロスは倒された。連合軍の勝利だった。 しかし、敗れたZは超次元の奥にある世界に向かった。Zの敗北を聞いたその世界の王はついに超獣世界への侵攻を開始する。 彼も捨て駒でしかなかったのだ。 なお、ディアボロスZのデザインは超次元の奥にある世界の影響を受けた結果の姿だという話がある。 『デュエプレ』ではディアボロスZに加えて、TCG版では《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》に倒されるはずだった《悪魔神王バルカディアス》、更には《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》が自身を生贄にして復活したロマノフの始祖であるキング・ロマノフ改め《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》が同時に襲い掛かる、という悪夢のような布陣が敵として立ちはだかった。 しかしこちらの世界でも《超覚醒ラスト・ストーム XX》が覚醒し、三体以外の雑魚達を一瞬で蹴散らした上で最後の決戦に挑み、長きに渡る戦いの末に三体の脅威は地上から消え去っていた。 ラストストーム強すぎるだろ…。 偽りの名 シャーロック エピソード1のラスボス。 背景ストーリーの歴史において、現在唯一主人公側に完勝した記念すべきクリーチャーと言われていた。 しかし、後に発売されたDMBD-13「クロニクル最終決戦デッキ 覚醒流星譚」で後付け設定明かされた補足により、そんなことは実はなかった人。 《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》と《絶対絶命 ガロウズ・ゴクドラゴン》が率いるハンターとエイリアンの連合軍は《偽りの名 13》を撃破。 その時に登場したクリーチャーが《偽りの名 シャーロック》であり、ゼニスが持つゼロの力に最も近いアンノウンだった。 シャーロックは超次元をゼロ化することでガイアール・オレドラゴンの覚醒リンクを瞬く間に解除し、ガイアール・カイザーの魂を別世界に飛ばす。 その勢いでプリンプリンを狙ってリュウセイと交戦するが、奇跡によって誕生した《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》に敗れる。 敗れる寸前にもしつこくリュウセイとの相討ちを狙うところまで追いつめたが、身代わりになったガロウズを撃破する結果に終わった。 しかし、シャーロックの戦いの影響で多くの英雄の犠牲やサイキック・クリーチャーの衰退といった代償が発生し、アンノウンによる超獣世界の侵略をさらに進めることに成功した。 「無情」の極 シャングリラ エピソード2のラスボス。 覚醒編までの戦乱の黒幕(戦乱の原因はシーザーだけど)。なんと種族はガーディアン。 そして始まりのゼニスである。 元々彼が登場した原因は、遠く不死鳥編にまで遡るとも噂される。 転生編での世界滅亡後、地上に降りたガーディアンは、天空都市で光文明のクリーチャーだけを守っていた時とは違い、本能のままに誰かの防衛に務めていた。 ガーディアンの「文明を問わずみんなを守りたい」「外敵を排除したい」という平和を望みながらも矛盾する二つの思想。 考えてるうちに、世界の戦乱は収まることが無く、多くの命が消え去る… そうしたガーディアンの矛盾した感情が《「無情」の極 シャングリラ》を生んでしまった。 そして「全てを無にすれば苦しみがなくなる」と考えたシャングリラは、ガーディアンを闇文明に生み出すなどの行動を起こしたのだ。 彼は《超絶奇跡 鬼羅丸》と激突する。戦いは初めはシャングリラが優勢だった。 しかし救援に訪れた《逆転王女プリン》の『自由』の力が、彼の『封殺』の力を打ち破る。 それによって鬼羅丸は、なんとかシャングリラと相討ちになった。シャングリラは消滅し、ゼニスも世界から消え去った…。 しかし、一万年後の世界で、彼はとある種族によって『神』として信仰され、争いの遠因になってしまった。 なお、シャングリラがゼニスに覚醒した時期は諸説あるが、神化編終盤~覚醒編初期に覚醒したという説を有力視する声がある。 無法神類 G・イズモ エピソード3のラスボス。 ヨミ亡き後のオラクルを率いた「名も無き神人類」にして「黒幕」。 アウトレイジによる、オラクルの本拠地への侵攻は、激しいものとなった。 イズモは愛する師である《神人類 ヨミ》を殺され、自身もアウトレイジによって瀕死の重傷を負ってしまう。 (ここまで《イズモ》) 彼はアウトレイジへの復讐に燃えた。その気力をバネになんとか身体を回復させる。 (ここまで《名も無き新人類》) そして裏からオラクル教団を操り、アウトレイジの同士討ちを企む一方で、オラクルの秘宝『オラクルジュエル』で 新たなる神人類として復活を遂げる。 (ここまで《「黒幕」》→《超神類 イズモ》) 彼は、今は世になき師の為に、アウトレイジへの逆襲を開始する。 (ここまで《逆襲の神類 イズモ R》) イズモは聖邪を備えた力によって、カツマスターからレイジクリスタルを奪い、 レイジクリスタルとオラクルジュエルを融合させた真の秘宝「オメガ・クライマックス」を手にしたことで 無法の神へと覚醒する。 (以下《無法神類 G・イズモ》《極大左神 マックス》《極限右神 オメガ》) しかし、イズモへの再戦を挑んだカツドンは、クライマックス・ドロン・ゴーを行い《絶頂神話 カツムゲン》の姿となる。 カツムゲンはその力で、G・イズモを打ち負かす。そしてイズモを倒そうと最後の攻撃を加えようとした、その時だった。 イズモを救うために復活したものの、心を失いオラクリオンとなった《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》がイズモを庇って倒されたのだった。 この光景を見たカツムゲンは、オラクルにも仲間を助ける気持ちがあるということを知り、イズモと和解をすることにした。 またオラクル側もアウトレイジに歩み寄り、中には自由を求める者も現れ始める。 戦いで荒廃した世界はオメガ・クライマックスの力をによって新しく創り直され、ここに再び平和が訪れた。 これにて、ひとまず基本セットからの超獣世界の物語は、一時的に幕を下ろした。 しかし、世界が変わっても、シーザーさんは許されなかった… 極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド 龍覇 ザ=デッドマン 基本セット~エピソード3までの超獣世界とは別世界にあるドラゴン・サーガでのラスボス。 《龍覇 ザ=デッドマン》の手で《始原塊 ジュダイナ》を用いて生み出された、5つのドラグハート・フォートレス《龍魂教会 ホワイティ》《龍魂要塞 ブルニカ》《龍魂宮殿 ブラックロ》《龍魂城閣 レッドゥル》《龍魂遺跡 グリーネ》。 それらがスーパー龍解した姿が《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》である。 龍解した際にさらっと世界の半分を壊滅させる等とんでもないスペックを持つが、自分たちの意思を奪われザ=デッドマンの傀儡と化している。 このため実質的なラスボスはザ=デッドマンであるとも言え、実際オール・オーバー・ザ・ワールドを倒す、というよりはザ=デッドマンを倒す目的で各文明は動いていた。 ザ=デッドマン自身はDS第1弾の時点で《青銅の面 ナム=ダエッド》として潜伏しながら登場しており、イズモ同様にシリーズを通して登場しているが、イズモやシャングリラのような、「本来何かを守るための存在が暴走した」ラスボスではなく、「自分こそが1番になる」ことを目指した私利私欲のために動いた存在であり、なおかつその力で各文明の実力者をドラグハートに封印、さらにオール・オーバー・ザ・ワールドを生み出すなど、その実力と計画の壮大さ、大胆さはまさにラスボスとしてふさわしい存在である。 なお自身の最高レアリティは《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を含めるならスーパーレアだが、《龍覇 ザ=デッドマン》としてはレアで止まっており、オール・オーバー・ザ・ワールドの各ドラグハート・セルはすべてレア止まりと、ラスボスにしてはレアリティが低い。 ただしその見た目は今までのカードに比べてもインパクトは大きい(V字型にカードをくっつけて裏返す)。 最期はオール・オーバー・ザ・ワールドともども打ち倒され、すべてのドラグハートは魂を解放された。 ちなみに、そこまでの経緯は後付けによる改変などによって混乱が生じている。詳細はこちらを参照。 伝説の正体 ギュウジン丸 → 伝説の禁断 ドキンダムX ドラゴン・サーガとは同一世界観ながらも、前作とは異なる土地であるランド大陸を舞台とした革命編でのラスボス(一応)。 謎の種族とされた???を持つ《正体不明》のロボットに搭乗していた犯人である。 そして、???の正体かつ天才集団である少数種族ジ・アンサーの一人。 海底都市における《時の法皇 ミラダンテXII》を初めとする革命軍とS級侵略者の激突の中、《伝説の正体 ギュウジン丸》としての正体を現した。 実は現代のクリーチャーではなく、遥か昔から存在していたクリーチャー。 あまりにも天才だったため、ランド大陸を追放されたという経緯を持つ。 自身でも天才を自負するなど、自信に満ち溢れた性格であることが読み取れる。 ランド大陸追放後も海底都市で活動を継続。 侵略ウイルスの製造と禁断解放の手段を掴むことに成功したのだった。 つまり、禁断ウイルスを突如としてばらまいてランド大陸に侵略者を生み出したのは全てコイツの仕業。 このように時間を費やしてまで掲げている目標は「世界征服」という極めてシンプルな目標。 しかも世界の支配を企む理由は「天才が世界を支配するのは当たり前」という、傲慢極まりない理由だった。 その目的の達成のためには、世界征服の究極系である禁断の力が必要と考え、《伝説の禁断 ドキンダムX》の開放を試みた。 ギュウジン丸含めるジ・アンサーと革命軍の決戦寸前の中、ジ・アンサー側が最終侵略ウイルスの作成を完了させる。 S級ウイルスをも超える危険なそのウイルスは、侵略すると倒すべき目標との戦闘を放棄し、仲間割れを起こさせるという内輪揉めの効果を持っていた。 それだけでなく、ウイルスは致死量に至ると即死するという強烈な効果だった。 ウイルスを手に入れたギュウジン丸は、ドキンダムXの元へと向かう。 そして到着直後、暴走していたドキンダムXの元でウイルスを撒き散らし、革命軍側に仲間割れを起こさせていく。 しかし、《燃える革命 ドギラゴン》とミラダンデが力を合わせて発動した《完全防御革命》によって、ウイルスは駆除されてしまう。 切札のウイルスも仲間の《夢の変形 デュエランド》も撃破されたギュウジン丸は、己の力のみを信じて一人で革命軍と立ち会う。 惑星を打ち消す力を持つ自身の大砲に力を集中させ、破滅の光を放とうとした…… その時、ドキンダムXの槍に貫かれて、あっけなく崩れ落ちた。 このラスボス、自身が利用しようとした力の暴走に巻き込まれてあえなく絶命(即死)したのである。 惑星を滅ぼす力と超天才的な頭脳を持ち、長きに渡り潜伏するという精神を持ったクリーチャーにしては悲惨な結末だった。 自身が天才と豪語するくらいだったので、策士策に溺れるともいう。 ギュウジン丸を撃破したドキンダムXはその後も暴れ続け、革命軍の殲滅に成功。 ランド大陸は禁断とイニシャルズの力が蔓延る最悪の暗黒大陸へと変貌した。 しかし、革命軍の灯は消えておらず、再び逆襲するのはまた後の話となる。 上述したように、散々計画を練ったのに即死で活躍を終えたという噛ませ犬。 背景ストーリーでの実力も、実際のゲームでの性能も持ち合わせていたというのに…どうしてこうなった。 使い手が悪かったね。 なお、その後の革命ファイナルでギュウジン丸の海底都市生活中の研究室はD2フィールド《Dの機関 オール・フォー・ワン》へと変貌したことが明かされている。 また、ギュウジン丸の残した膨大な研究資料によって第二の禁断《禁断機関 VV-8》が復活した。 死後も頭脳だけは利用され、シーザー同様に後世に悪影響を与えることになるなど哀れな始末だが、何だかんだで頭脳は本物なのだろう。 終焉の禁断 ドルマゲドンX 革命ファイナルでのラスボス。 世界に飛来した際に悪意をばらまき、ザ=デッドマンを力に、ギュウジン丸を才能に溺れさせた元凶である。 そしてドラグハートや侵略者、イニシャルズといった存在を生み出させ、利用していた悪意の星。 革命軍とイニシャルズの激闘が繰り広げられる中で、禁断の星は宇宙より突如として超獣世界に接近する。 全ての禁断の大元であるソレは《ZEROの侵略 ブラックアウト》を鍵として禁断爆発し、全世界を破滅に導く存在《終焉の禁断 ドルマゲドンX》がついに顕現した。 対抗するために《蒼き団長 ドギラゴン剣》はハムカツ団、ダママ団、テック団の力を注がれ《龍の極限 ドギラゴールデン》となったが、それでも手足をもぐに留まり、完全に倒しきれなかった。 しかしカレーパンとなって自らドギラゴールデンに食べられたハムカツマンの犠牲によって力を手に入れたドギラゴールデンによってついに倒される。 しかしその時のドギラゴールデンとドルマゲドンXの巨大なエネルギーのぶつかりあいにより、世界からドラゴンはいなくなり(絶滅したのであって消滅したわけではない)、新たな時代がはじまろうとしていた。 煌龍 サッヴァーク 新章デュエル・マスターズにおける(一応の)ラスボス。 光の女王によって進行されていた超極秘計画《プランDG》の最終段階である《サッヴァークDG》。 その《サッヴァークDG》が闇文明の《阿修羅サソリムカデ》との激突の最中に、究極のドラゴンたるマスター・ドラゴン《煌龍 サッヴァーク》へと変化し、これを以て《プランDG》は完成した。 新章の世界観では革命ファイナルの最終決戦の影響でドラゴンが死滅したため、このサッヴァークは人造でありながらもDS世界では久々の純粋なドラゴンとなる。 《プランDG》が完成を迎えてマスター契約が完全に行われたことで、メタリカは一部勢力を除いてDGの傘下に下った。 覚醒したサッヴァークは、裁く相手の魂を奪って自分の力とする「ドラゴン・W・ブレイカー」で《阿修羅サソリムカデ》の肉体を消滅させる。 その後、《メラビート・ザ・ジョニー》と交戦することになり、ジョーカーズとメタリカが入り乱れる激戦を展開。 《メラビート・ザ・ジョニー》を圧倒し、更には光のマスターにより発動した裁きの紋章の《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》によって、ジョーカーズ軍を壊滅に追い込んだ。 しかし、追い込まれたと思われたジョニーは《ジョリー・ザ・ジョニー》として《バレット・ザ・シルバー》と共に戦場へ再出撃。 ジョニーの最後の必殺技である《ジョジョジョ・マキシマム》の一撃を受けてサッヴァークは敗北した。 サッヴァーク自体は敗北したが、光文明のマスターは光の女王と向き合うこととなり、引き続きサッヴァークは光文明を率いることになる。 なお、サッヴァークは「シリーズの最後に主人公勢力と戦った」というポジションであり、公式側から明確にラスボスや悪役として描かれているわけではない。 そのためにラスボス扱いには異議を唱える意見もあり、新章のラスボスは不在とする見方や裏で同レベルの存在として動いていた《卍 デ・スザーク 卍》の方ではないかとする見方もある。 ただし、開発主任KのTwitterによると、今シリーズのラスボスに該当するとして扱われている模様。 天地命動 バラギアラ 始虹帝 ミノガミ 双極篇におけるラスボス。 《最強虫 ナゾまる》は自然の女王を失った怒りから《始虹帝 ミノガミ》へと覚醒し、更に虹を自由に操る力によって全てのハザードを超えるマスター・ハザード《天地命動 バラギアラ》を目覚めさせた。 バラギアラは各文明の力を吸収し、その力を《輪廻暴聖》《輪廻暴氷》《輪廻暴冥》《輪廻暴炎》《天上天下輪廻独尊》として操り始めるが、誰もそれに気が付かない間に生死を超えた命の力が暴走し、輪廻∞という無限のパワーが生み出される。 ミノガミですら制御が不可能となり始めたバラギアラは、周辺に謎の生命体を産み落とし始めるようにもなっていた。 輪廻∞によってクリーチャー世界は崩壊の危機を迎えるが、自然のマスターの為にジョーカーズのマスターが奮起。 バラギアラはジョラゴンやジョニーとの決戦の末に撃破され、大地へと還ることになったのだった…。 零龍 超天篇におけるラスボス。 闇のマスターは《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》によって、ジョーカーズのマスターに勝利するが《The ジョラゴン・ガンマスター》の手によって負傷。 ドラゴンの力を見た闇のマスターはその力を欲するが、後に決して見えるはずのない月に導かれ、謎の卵と戦った末に新たな力を手に入れる。 それはドラゴンの始まりにしてにして終わりの世界である「龍頭星雲」へとたどり着いたことで、ゼロの龍である《零龍》の力を手に入れていた。 闇のマスターは、無尽蔵に生命エネルギーを吸収する零龍のために4騎の零の使徒である零星を作り、生命エネルギーの吸収を促進させて零龍を卍誕させる。 各文明に降り注いでいた闇の星も零龍のエネルギー供給用の仕掛けであり、汚染物質をばら撒きながら各文明の生命エネルギーを得る。 しかも零龍の儀の触媒として《七王の円卓》を利用し、ムーゲッツたちの力も龍頭星雲によって吸収し続けた。 莫大な生命エネルギーを吸収した零龍はついに卍誕を迎え、零龍は全ての生命を無に還そうと試みる。 しかし、多色の力を得た《ジョギラスタ・ザ・ジョニー》へと覚醒したジョニーと、ジョラゴンが自ら暴走してパワーアップした《The ジョギラゴン・アバレガン》がそこに立ちはだかった。 激突の余波で世界は滅亡寸前となるが、最後はジョニーとジョギラゴンの奇跡の力である《ジョギライド・ファイナルフィーバー》を浴びて無の身体に生命を与えられ、そこを突かれる形で敗北・消滅した。 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 十王篇におけるラスボス。 鬼札王国のトップである《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》が、《勝熱百覇 モモキングReVo》に敗れた後に《一王二命三眼槍》の力で蘇った存在。 鬼ヶ覇王の時点でも《∞龍 ゲンムエンペラー》を単独で圧倒できる程に強かったジャオウガが更にパワーアップしている。 元々あった未来予知能力に強大な戦闘力も加わり、モモキングReVoとゲンムエンペラーをまとめて圧倒してのけた。 しかしスパダチの加勢と猛攻を受けて本拠地の獄鬼夜城に一時撤退する。 チームの壁を越えて共闘するキングマスターたちに対し、鬼札王国最強の龍である《世界獣龍 テライグニス・アクアエル》と共に待ち構える《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》。 獄鬼夜城によって鬼タイムに突入したエンド・ジャオウガにはスパダチとキングマスターが束になっても敵わず、スパダチが致命傷を負ってしまい我を忘れて怒るモモキング。 ジャオウガに特攻を仕掛けようとするが、そこに更に三人のキングマスターが助太刀に参戦する。ちなみにスパダチは《下町のナポレたん》の治療で見事回復した。 十人のキングマスターが集結した事で奇跡が起き、チーム切札の移動要塞である桃天守閣がその場に顕現。 九人の王は桃天守閣へと力を与え、九王の力が込もったモモキングReVoの九撃によって見事ジャオウガを撃破した。 深手を負ったジャオウガは置き土産に獄鬼夜城の自爆装置を起動し、元いた龍頭星雲の彼方へと撤退していった。 結果的に改心する事も無く逃走という形で生存しており、背景ストーリーのラスボスとしてはなかなか異色の存在である。 Volzeos-Balamord 龍魂珠 王来篇におけるラスボス。 ディスペクターの黒幕である《龍魂珠》が「超獣王来烈伝」のエネルギーを利用し、原初の超獣世界を支配していた五大龍神《天龍神アークゼオス》《地龍神バラフィオル》《黒龍神モルナルク》《炎龍神ヴォルジャアク》《海龍神クリスド》を一つの身体に圧縮して造り上げられた最凶最悪のディスペクター。 《Volzeos-Balamord》は既存の超獣世界の歴史を破壊して「新世界」を造り上げる事を高らかに宣言し、「新世界」に適応できないクリーチャーを全て滅ぼす選別を始めようとしていた。 自身に向かってくるモモキングを指の数本で圧倒し、更には五文明の淵源たる力を浴びせてモモキングに宿る歴史その物を根こそぎ無に帰して一時は完勝した。 モモキングが12の王の魂全てと共鳴して《未来王龍 モモキングJO》へと覚醒すると、今度はディスペクターの五王の秘伝全てを同時に射出して消し去ろうとする。 それすらも突破されると今度は五文明の淵源たる力を一度に放って迎撃し、12王の力が宿ったモモキングJOの攻撃を徐々に押し始めていったが、「13番目の王」としてモモキング自身の力が上乗せされ、形勢が逆転した …かに見えたが、モモキングJOの刀はディスペクター特有の偽りの命によって阻まれ届かず、ヴォルゼオス・バラモルドの方は封じられた5つの文明の始まりの力でもって世界を破壊し、新たな秩序を生み出す「新世界秩序」を構築しようとしていた。 それに対抗するように、12の王たちがそれぞれ刀へと変化して力を継承したモモキングは《究極英雄 キング・モモキング》へと至り、12本の刀に込められた12の王の紡いだ真実の歴史が偽りの命を砕き、ついにヴォルゼオス・バラモルドに打ち勝った。 同時に三つの目を宿した赤い槍がヴォルゼオス・バラモルドの身体を貫き、向かい側から聞き覚えのある声が聞こえ…? CRYMAX ジャオウガ 王来MAXにおけるラスボス。 ヴォルゼオス・バラモルドを打ち倒した際に聞こえた声の正体、それはジャオウガだった。 十王大戦の後、龍頭星雲の向こう側にある『鬼の王の歴史』へ逃げ延びた先で、ジャオウガたちデモニオもまたディスペクターに襲撃されていたのだ。 彼等は鬼の歴史を辿り、ディスペクターに抵抗する戦士「鬼レクスターズ」となっており、《一王二命三眼槍》の正体にして鬼の歴史版王来烈伝の「邪鬼王来烈伝」に記された12の英雄の魂を、モモキングと同じくディスペクターから解放していった。 しかし、そこは邪悪なる鬼の王。英雄の魂を邪鬼王来烈伝に封じずに自らに取り込んでいき、更には他の英雄たちもタマシードに封印。 そして鬼の歴史におけるVolzeos-Balamordを撃破し、龍魂珠と同一存在の鬼魂珠を通じて再び龍の歴史の世界へと襲来したのだ。 そしてその《終来王鬼 ジャオウガ》が数多の鬼のタマシードを纏い、鬼S-MAX進化の力を得て覚醒した存在こそが、 王来MAXのラスボス《CRYMAX ジャオウガ》である。 CRYMAXの力を解放したジャオウガは大咆哮を張り上げて「世界をつなぐ柱」を倒壊させ、それによって鬼の世界が龍の世界を押し潰そうとしてしまう。 世界その物の鬼化が進む中、ジャオウガはS-MAX進化を発動して自身に立ち向かってくる《ゲンム-MAX》や《MAX・ザ・ジョニー》《モモキング-MAX》らを一撃で倒していく。 あまりの強さに絶望感が一同を包むが、そこへ旅を終えたジョラゴンが駆け付け、《MAX-Gジョラゴン》となりジャオウガを互角の戦いを演じ始める。 更にジョニーとモモキングが加勢した事で絆の力によって奇跡が起き、虹の柱が再び発生。 最終的にはモモキングが自分ごとジャオウガを柱に融合しようと試み、五文明の協力によって世界の鬼化が食い止められた事で柱との融合も進み、モモキングとジャオウガが封印される形で新章から続く物語は幕を閉じた。 極神編のゼロ・フェニックスに続いて二体目のラスボスを二度担当したクリーチャーとなった他、十王篇の時と同様に正攻法では倒しきれずに封印という形で退場するなど、やはり色々と別格な模様。 また、背景ストーリーとアニメでの末路が全く異なるという珍しいラスボスでもある。 背景ストーリーでは上記の通りモモキングと相討ちの末柱へ封印されたが、アニメでは自らの使い手である鬼札アバクの真の願いを叶える為に宿敵であるはずのモモキングと共闘して、アバクの願いを歪めた真の元凶である《邪王来混沌三眼鬼》を打破するというまさかのダークヒーロー的存在となった。 轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー ゴッド・オブ・アビスのラスボス。 「ボルシャック」の名が英雄の象徴である火文明において、その頂点に立つ「暴竜爵」を名乗れる唯一にして最強のボルシャックこそが《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》だった。 「深淵」より復活したアビスロイヤルの手で友《ドラン・ゴルギーニ》が敗北したとの情報を聞き、カイザーは猛スピードで「深淵」へと直行。 アビスロイヤルの親玉である《アビスベル=ジャシン帝》と対峙するも、ジャシンがカイザーを模して造り上げた《邪龍 ジャブラッド》相手に苦戦を強いられる。 そこにドラン・ゴルギーニの兄《ルベル・ゴルギーニ》と火文明の戦士たちが駆け付け、彼らのサポートによって見事ジャブラッドの撃破に成功した。 だが、ジャシンが放った衝撃波から部下のファイアー・バード達を守ろうとしたために動けなくなってしまい、その隙を突かれて敗れるのだった。 GoAは侵略者のアビス側を視点にした物語となっているため、友と仲間を守るために戦うカイザーがラスボスという異例の展開となった。 ただ、「全ての元凶」という意味ではカイザーの存在も強ち間違っておらず… DARK MATERIAL COMPLEX アビス・レボリューションのラスボス。 ジャシン帝が「深淵」より復活してから探していた忌まわしき異物、それこそが《DARK MATERIAL(クラヤミノコンゲン) COMPLEX(コンプレックス)》だった。 コンプレックスは超獣世界に生きる皆の心に影響を与えており、シノビの謀反もこれによって引き起こされたものである。 「強い肉体の内側の弱い心に憑依する」という性質を持ち、密かに《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》へと憑りついていた。 だが、ジャシンとの戦闘を経て身体のみならず心も強く成長した《竜皇神 ボルシャック・バクテラス》に憑依できなくなり、決戦の場に突如として顕現。 闇を吸収し続ける力でジャシンをも苦戦させるが、《富轟皇 ゴルギーニ・エン・ゲルス》の光で糧となる闇が失われ、その一瞬に放たれたジャシンの攻撃によって討たれた。 【歴代ラスボスランキング】 公式の企画で背景ストーリーのラスボス達がまさかのランキング化。 「歴代ヤバいラスボスTOP10」と題して、背景ストーリーを制作しているチームがカードの強さではなくあくまで背景ストーリーにおけるヤバさを考慮し独断と偏見で選び、十王篇までの上位10名がノミネートされた。 内約は以下の通り。 第①位 鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ 十王篇に登場した鬼札覇王連合のボス。立ち上がるだけで世界を壊滅させ、残る九王全ての力を合わせても倒しきれなかった存在。九王の力を結集しても倒しきれなかったという点でポイントが高いようで、特にその中の1人であるゲンムエンペラーは零龍の力を引き継いでおり、十王篇・王来篇通して基本無敗の彼に唯一勝利した存在なのでとんでもないとのこと。武器として所持している一王二命三眼槍も生命を蘇生できたり次元を容易く裂いたり、ラスボスクラスの事象を発生させる事ができる。何より、これまでのラスボス達とは異なり物語中に最後まで倒しきれなかったのが大きな要因のようである。 第②位 終焉の禁断 ドルマゲドンX 革命ファイナルのラスボス。革命編ラストでギュウジン丸を瞬殺して圧倒的な強さと絶望感を見せつけたドキンダムXが、実はドルマゲドンXによって様々な世界に送り込まれる大量の禁断の一体でしか無かったという衝撃的すぎる展開がランクインの大きな要因とのこと。また、相打ちという形で倒す事にこそ成功したものの、その余波でデュエマの象徴であるドラゴンを絶滅させてドラゴン不在で進む事になった新章以降のストーリーに与えた影響力は計り知れない。更に、王来篇にて登場し絶賛大暴れ中の禁断系譜のディスペクター達と同等の存在を大量に送り込める事でも再評価されており、破壊の規模が莫大すぎるため未だ判明していない事態の伸びしろも含めたランキングになっている。零龍と同じく五枚のカードで構成された見た目のド派手さと別格感も加味されている。 第③位 零龍 謎の存在である龍頭星雲から生み出された無の力を持つドラゴン。新章・双極篇・超天篇という三年分のラスボスでもあるクリーチャー。これまで登場した「破壊」や「無」の力の最上級であり、生命体ではないのでそもそも死なないという無敵さが大いに評価された。また、零龍の力を受け継いだとされているゲンムエンペラーが後の章で圧倒的な強さを発揮している点、零龍の元となった龍頭星雲が未だ全く未知の存在であり、底知れ無さが絶大な点もランクインの理由。更にはカード五枚が合体しているそもそもの見た目も別格の存在感を放っていると評価されている。 第④位 「無情」の極 シャングリラ エピソード2の世界をボロボロにした「始まりのゼニス」。ゼニス自体、一体一体がそれぞれラスボスになれる程のポテンシャルを秘めた存在であり、そのゼニスの概念を生み出したシャングリラはすごいヤバいのでランクイン。「世界の破壊」ではなく「デュエマ自体を終わらせる」という目的の規格外さも評価された。 第⑤位 暗黒皇 グレイテスト・シーザー 出た!シーザー様!超銀河弾HELLの乱射によってオリジンの復活とパンドラの侵略を招き、後の悲劇の大元となった事から「すべての元凶と有名」(公式の発言)。パンドラの侵略自体はシーザー1人の責任でないと判明したものの、同時にデスフェニックスが封じられている事も発覚し、またHELLの使い手である事でヤバさが加味されて見事ランクイン。「逆にヤバいラスボスランキングで上位に入賞してこなかったら色んな所から不満が出てきそうなくらい超有名で超人気なラスボス」と評された。 第⑥位 天地命動 バラギアラ ミノガミが復活させた自然文明の化身とも言えるラスボス。無の力や破壊の力を扱うラスボスが多い中で、与える力・生み出す力が敵となるはインパクトが強いためランクインした。文明の力その物なので強さで言えばもっと上の順位だが、ミノガミが制御できてしまう事と自身の意志があまりないため6位に落ち着いたらしい。 第⑦位 起源神 かつての超獣世界を支配していたオリジンの首領である6体リンクのゴッド。オリジン達が超獣世界の真祖である五代龍神を封じていた事が判明し、大幅にランクアップしたので7位に。オリジンのゴッドとしてはまだまだ謎が多いが強大な存在には間違いないとのこと。その謎を早く教えてください 第⑧位 龍覇 ザ=デッドマン ドラゴン・サーガの物語における元凶とも言えるドラグ・ハートを作った存在。強力なキャラが多いドラゴン・サーガのドラゴン達を一度は封じ込めた実力と、最終決戦で使用した世界の半分を吹き飛ばす最強のドラグ・ハート「オール・オーバー・ザ・ワールド」の強さを加味してこの順位。 第⑨位 暗黒王 デス・フェニックス 仙界から現われた五体の王の一人。「破壊の権化」という圧倒的な強敵らしさと、その後に戦国編のゼロ・フェニックスと戦国編のグレイテスト・シーザーの二度に渡って復活するカリスマ性からランクイン。二度目の復活であるゼロ・フェニックスの評価も加味している。 第⑩位 超神星ブラックホール・サナトス 不死鳥編で登場した最強のフェニックス。戦えば戦うほど相手の生命力を吸収して巨大化する。当時の背景ストーリーの規模としてはかなり無茶苦茶やっているが、後のラスボス達が更にインフレしたのでこの順位とのこと。 なお、ラスボス級のクリーチャーに関しては後々のパックやデッキで更なるエピソードが明らかになる場合もあり、それによってランキングが変動する事もあると補足している。 実際、起源神は直近に発売されたレジェンドスーパーデッキ「神歌繚嵐」でオリジンが掘り下げられたため大幅にランクアップしており、今回はランク外だった進化クロスギアに関してもクロスギア及び作成者のミロクの新規エピソード次第でランクアップがあり得ると明言されている。 また、ギュウジン丸は惜しくもランクイン出来なかったらしいので11位付近の存在として評価されているようだ。 【ラスボス間における文明の割合】 転生編や革命編などラスボスと定義される存在が複数いる章はその数だけ考慮し、起源神など多数のカードで構成されるクリーチャーは水・闇・光で構成された一体の三色として扱うと、以下のように分類される。 闇・火(暗黒王デス・フェニックス、エクスプロード・カタストロフィー、暗黒凰ゼロ・フェニックス、暗黒皇グレイテスト・シーザー、終焉の禁断 ドルマゲドンX、鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ) 6体 自然文明(龍覇 ザ=デッドマン、天地命動 バラギアラ/天上天下輪廻独尊、始虹帝 ミノガミ、龍魂珠)闇文明(超神星ブラックホール・サナトス、零龍、CRYMAX ジャオウガ、DARK MATERIAL COMPLEX) 4体 火・自然(太陽王ソウル・フェニックス、プロミネンス・カタストロフィー、天地命動 バラギアラ/輪廻暴炎)五色レインボー(最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z、極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド、Volzeos-Balamord)火文明(龍炎鳳エターナル・フェニックス、伝説の禁断 ドキンダムX、轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー) 3体 水文明(エンペラー・アクア、伝説の正体 ギュウジン丸)光文明(無法神類 G・イズモ、煌龍 サッヴァーク)光・自然(グランドクロス・カタストロフィー、天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖) 2体 水・闇(ツナミ・カタストロフィー)光・水(ネオウェーブ・カタストロフィー)光・闇(偽りの名 シャーロック)水・自然(天地命動 バラギアラ/輪廻暴氷)闇・自然(天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥)水・闇・光(起源神)無色(「無情」の極 シャングリラ) 1体 やはり悪役・ボスキャラとして分かりやすい属性のためか、闇・火レインボーが圧倒的に多い様子。 と言っても半分はデス・フェニックスの系譜が占めているのだが…。 また、アビス・レボリューション時点で(G・リンク等込みにして)三色になるクリーチャーは意外にも起源神のみ。 主役サイドだと度々見られるが、ラスボスにとっては珍しい属性のようである。 追記・修正は時空の裂け目から現れてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最後www -- 名無しさん (2014-06-14 13 25 42) シーザーさんwww -- 名無しさん (2014-06-14 13 33 08) シーザーはドラゴン・サーガの世界にも遠俄味ノ影響を与えてるからな -- 名無しさん (2014-06-14 13 36 00) オチワロタ -- 名無しさん (2014-06-14 15 28 16) シーザーさん…すべての元凶だからな… -- 名無しさん (2014-06-14 16 06 17) これも全てグレイテストシーザーった奴の仕業なや味I -- 名無しさん (2014-06-14 17 41 56) シーザーさんの事はもう許してやれよwwwwww -- 名無しさん (2014-06-14 18 07 42) あれ?イズモって黒幕→R→超神類じゃないの? -- 名無しさん (2014-06-14 18 18 18) 最も愚かなラスボスはカタストロフィー(を使ったクリーチャー達)、最も哀れなラスボスはシャングリラ、そして最もネタネタしいラスボスはシーザーさんだな。 -- 名無しさん (2014-06-14 18 26 03) 「喜び」の極キャンデリラ「キープスマイリングよ~!!」 -- 名無しさん (2014-06-14 18 33 26) ↑3 イズモRとG・イズモよく見比べてみ、似てるだろ? -- 名無しさん (2014-06-14 19 14 48) ラスボス最弱…エンペラー・アクア(当時のカードプールにおける影響力という意味で)ラスボス最多登場…イズモ(スタートはE3第1弾アンコモン&同時期デッキ収録)、最もラスボスっぽいラスボス…DDZ -- 名無しさん (2014-06-14 20 43 40) アニメしか見てないんだが、蘇ったヨミとゾロアスターってイズモとどう関係があるの? -- (2014-06-14 21 05 15) ↑アニメとカードとの設定は変わりまくりだからなぁ……カードだと無法人類になったイズモと、それに呼応して復活して心をなくしてオラクリオン化したヨミ、でもってついでのようにテスタに倒されたけどその野心で暴走して人でも神でもない「もの」へと変貌を遂げたゾロアスター。ちなみにゾロアスターのストーリーは不明、たぶんカツムゲンかGイズモに倒されたと思われる。 -- 名無しさん (2014-06-14 21 11 40) ↑なるほど、回答サンクス。ということはブータンがオラクル側にいったのもアニメとじゃ事情が違うんだな -- (2014-06-14 21 14 14) ↑カードだと、ヨミを倒されて崩壊したオラクル教団の団員を集めて信仰を得てオラクリオン化したが、実は黒幕(イズモ)の陰謀でブータン操ってアウトレイジを潰し合わせようとしていた。 -- 名無しさん (2014-06-14 21 45 09) ↑なるほど。年々ネーミングが面白くなっていくデュエマだけど、設定と背景ストーリーは相変わらずえぐいな -- (2014-06-15 01 14 42) ラスボスクリーチャーは序盤から出ていたが、意外と背景ストーリーにおける主役クリーチャーってなかなか出なかったよな。武者ドラゴン辺りが最初かな? -- 名無しさん (2014-06-15 09 19 25) ↑↑あ、ネーミングはエピソード2までに比べれば落ち着いたよ -- 名無しさん (2014-06-15 09 42 05) 転生編のラスボスをカタストロフィーでまとめれるなら、基本セットのラスボスもサバイバーでまとめて良いや味痰ヒ? -- 名無しさん (2014-06-15 12 31 33) ↑サバイバーはラスボスと言っていいのだろうか……? -- 名無しさん (2014-06-15 20 48 36) いや、サバイバーは闘魂編でもまだ戦いの最中だし(ボス格が闘魂編登場) -- 名無しさん (2014-06-15 21 13 37) おまけに最初こそ各文明に攻め入れたけど後はgdgd、特に連携してない各文明にやられたからなあサバイバーは。 -- 名無しさん (2014-06-15 21 19 46) アクアさんの浮きっぷりに草 -- 名無しさん (2014-06-16 12 47 02) サイバーロードだもんなあ…一般種族出身のラスボスって…シャングリラは伏線が不死鳥編あたりからはってあったからいいものの -- 名無しさん (2014-06-17 23 13 27) 極神…武者 戦国…紫電 神化…NEX 覚醒…ストーム→GENJI E1…リュウセイ&ガイアール E2…鬼丸 E3…カツドン あくまでテスタくんは番外ストーリーなんだよなあ DSはグレンモルトと言っていいかどうかわからないところあるで -- 名無しさん (2014-09-26 23 55 32) DSのラスボスは何になるんだろうか。やたら胡散臭い正義厨の光(エバーラスト)か、何故か暴走しがちな自然(ヴェロキボアロス)か。VSのEDで彼らの強化形態っぽいカード名も上がってたし。 -- 名無しさん (2014-12-03 10 11 04) ニガ=ヴェルムートは3弾っぽいから更にその先があると睨んでる -- 名無しさん (2014-12-03 10 33 44) ドラゴン・サーガはデッドマンがラスボスっぽいねえ。最近はガーディアンがラスボスになったり自然文明が黒幕だったりと裏をかかれる事が多くて嬉しいわw -- 名無しさん (2014-12-20 22 09 14) 殆どの事件にデッドマンが関わってるからなぁ……(ドラグハートウエポン製造・デュエマ優勝者封印・ドラグハート伝播・←のせいでドラゴ大王死亡・モルトの親父さん改造・寄生サイクル誕生…次弾でどうなるやら。 -- 名無しさん (2014-12-20 22 14 42) 大王も生きてたらドラグハートにされてたんやな…あんな能力のドラグハートがあったら環境壊れてたな -- 名無しさん (2014-12-20 22 33 13) デッドマンはAOTWと共にではなくアブシュームと共に倒されたっぽい。しかしその怨念でAOTWを龍解させたとか -- 名無しさん (2015-03-22 01 00 55) 背景ストーリー上でのラスボス同士の強さ順とかってどうなんだろ。T・ブレイカー以上のラスボスは案外強さ同じくらいだったりして。AOTWだけは飛びぬけてそうだが -- 名無しさん (2015-06-16 08 56 30) AOTWはカタストロフィー同様生き物て言うよりは力そのものなんだよね(AOTWの構成パーツに魂宿ってるけど) -- 名無しさん (2015-07-04 14 59 37) ラスボス同士の強さは、シャングリラ(耐性持ち)>サナトス(チート能力)>クロスギア爆発(次元、世界破壊)≧シーザー(次元破壊)≒AOTW(超破壊力)>DDZZ>ゼロ≒デス≒ソウル≒神イズモ>シャーロック>壁>アクア(頭脳派)って感じだと思う。 -- 名無しさん (2015-07-04 23 32 38) いい加減シーザーさん許してやれよ -- 名無しさん (2015-10-25 13 13 09) 俺はシーザーさんよりもサナトスが許せねえ。背景ストーリーであれだけ絶望させといて実際絶望するのは使用者自身とか…アクアとサナトス以外は場に出たら相手を絶望させるスペックを持ってるのに… -- 名無しさん (2015-12-04 13 54 41) ↑2起源神忘れてない? -- 名無しさん (2015-12-13 15 51 46) シャーロックはどこかに消えたのかもな -- 名無しさん (2015-12-13 16 04 13) なにげにシャーロック以外に超次元メタのアンノウンがおらずその後の超次元メタが同じハンターエイリアンだったのは違和感あった。それはともかく命のない城やクロスギアが超次元を支配するとかありそう -- 名無しさん (2015-12-13 16 08 51) 何でも革命編は来年も続くらしいから、背景ストーリーの流れを追う限り今回は侵略者の完勝で終わるっぽい -- 名無しさん (2015-12-13 21 21 33) ギュウジン丸はエンペラーアクア枠になりそう(背景ストーリー的な意味で) -- 名無しさん (2016-03-20 23 58 07) ドキンダムの方がよっぽどラスボスっぽいし強いのに・・・っていうかこの流れ、明らかに今年ウェーブストライカー進化論でも出るんじゃないか? -- 名無しさん (2016-03-21 05 31 57) とりあえずドルマゲドンが革命ファイナルのラスボスって扱いでいいのかな?そうなると革命編のラスボスはドキンダム…?あれ、同一人物か? -- 名無しさん (2016-12-06 00 58 07) フェイナルメモリアルパックの背景でオールオーバー生まれた原因はドルマゲドンだとさ -- 名無しさん (2017-03-08 23 15 25) 海底都市に今度はムートピア住んでるようだし今度はギュウジン丸がシーザーさん枠引き継ぐ可能性が -- 名無しさん (2017-03-25 12 21 12) 和解できたのがイズモとミノガミだけか… -- 名無しさん (2019-03-03 13 14 51) サッヴァークもでは -- 名無しさん (2020-05-20 20 14 00) ↑VSRF以降のラスボスがまだ追記されてないんだよね… -- 名無しさん (2020-05-20 20 25 09) ゴッド・オブ・アビスのラスボスは主人公視点ならボルシャックカイザーになるけどFTの方ではジャシン帝がラスボスのように書かれてたからどっちを記述するべきか -- 名無しさん (2023-03-24 14 13 25) 碧眼の伝説龍のそこはかとない遊戯O感 -- 名無しさん (2023-08-06 23 09 34) しょっちゅう森を焼かれる弱者として描かれがちな自然が単色の中でラスボス数トップなのが意外 -- 名無しさん (2023-08-07 23 36 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/10620.html
プロローグ 古代の「大戦争の時代」は五文明世界を滅ぼし、暴走した技術力は大陸を海に沈ませた。 その後も築かれた数多の尖塔は海上に顔を出していたが、それも長い年月のあいだに去った。 それから幾つもの、異様な、美しくも恐ろしい帝国が興っては滅び、その跡に未来を築いた。 地上は緩やかに、そして時に激しく変化を見せていたが、その長い年月、月は相変わらず、秘密を保ったまま穏やかな顔を見せ続けていた。 -0- いつかの時代。どこかの世界。 五文明はある程度の緊張を保っていたが、その緊張が破られる時が来た。 光文明の最終兵器の一つ、終劇の精霊グランド・フィナーレが暴走し、やがてその暴走は鎮まったものの、同胞を殺され憤慨した火・闇文明は魔焔の斬佐オルセギア(未作成、または名前を間違っているよ)を中心に連合軍を組んで天空都市へ侵攻した。 数多の天空都市が火と破壊とに墜とされ、幾万の命が失われた。 だが、先日の暴走事件を鎮圧したナイト・サムライがこれに介入、財閥と一門の権力を以って休戦に持ち込むことに成功する。 これら一連の事件は、勢力を縮小させていたナイト・サムライが再興し、再び勢力を持ち始めたことを世界に印象付けるのだった……。 -1-混沌編(カオス・ワールド) 第一弾 ある日、ナイト再興を祝って祝宴が開かれていた。 各財閥と主も顔を見せ、最強と謳われる騎士が集い、模擬戦も行われるほどの盛り上がりを見せていたが、そこに新興の一門因果の騎士達が登場、魔弾を乱射し、会場を混乱と罵声と悲鳴に陥れる。 そして、この混乱を起こした張本人因果大公ディオゲネスⅠ世は仲間に魔弾を止める合図をすると、因果一門の旗揚げと全ナイトに対して、高らかに宣戦布告を行った。 その旗揚げを危険視する者たちがいた。 サムライの名門・幽朧。彼らはこの世の理を無視する因果一門に対し、脅威と敵意を抱く。 それが、後の戦いの発端になると知らずに。 一方、サムライの名門・武烈一門内では、あるほころびを見せていた。 次代棟梁に、誰がなるのか――。 一門内はその座に継ぐ者として、コマンド族と龍族の二大勢力に分かれつつあったのだった。 世界は間違いなく、揺れていた。それも、悪い方に。 -2-混沌編第二弾 「混迷の戦乱」(カオティック・ルール) その発端は、些細な物だった。 幽朧のある武士が、因果の騎士に斬り掛かった。理由など無かった。 だが、襲った騎士は、楽々とそれを返り討ちにした。 不幸にも、彼らが襲ったのは、因果一門のNo.2と称される、因果の不死卿フィーニクスだったのだ……! フィニークスは激憤し、ディオゲネスの許可を得た後、因果一門最強と謳われる不死大隊を率い、幽朧を襲撃する。 ――かくして、戦争は再び起こった。この戦いは後の世に真理戦争と呼ばれる事となる。 戦争が始まるや否や、瞬く間に幽朧は因果の勢いに飲み込まれ、一門としての維持が困難になるほど力を失っていった。 その惨状を見た幽朧の王、幽朧王クレニアムは恥を忍びながらも、邪眼財閥の邪眼皇ピョートルⅡ世と会談。ピョートル側も先日の宣戦布告に対し、戦いの準備を進めており、協力を約束した。 更に、天雷、氷牙財閥も参戦を決意し、ピョートルⅡ世を指揮官に連合軍が結成。 混迷の戦乱と呼ばれた、世界大戦の始まりである。 彼らは不死大隊の不死性に苦戦しながらも、やがて一人、また一人と倒してゆく。 しかし、ふとした油断――から、邪眼皇ピョートルⅡ世、凶弾に倒れる。 その亡き骸は幾億の魔弾に潰され、その魂は因果律の無い世界へ送られた。 指揮官を失い、混乱する連合軍。孤立する天雷と氷牙、幽朧軍。 更に、邪眼財閥は一門内の混乱を鎮めるため、戦線を縮小を開始。 もはや、これまでか。さらばだ――。 しかし、ある男が立ち上がる。 蒼狼の頭領、蒼狼の覇者チンギス・ハーンが一門共々参戦、自ら指揮官を買って出たのだ。 新たな仲間を加え、息を吹き返す連合軍。……だが。 戦場に一閃がきらめき、周囲の者は全て斬り倒されていた。 放った者は武烈の聖霊王アナイアレイト。武烈コマンド族の長である。 為すすべもなく、彼の殲滅剣術に圧倒され、倒されて、追い詰められてゆく連合軍。 チンギス・ハーンは迫りくるアナイアレイトに対し、直接戦いに臨むことを決意。 大剣を手に取り、アナイアレイトに斬りかかろうとした時――。 天は彼らを見捨てていなかったのだ。 -3- 炎弾がアナイアレイトに襲い掛かる! 不意を突かれ、傷を負った彼が見たのは、武烈ドラゴン族の長、武烈の超竜ヴァディーパ。 武烈コマンド族が因果側に参加したことを知ったチンギス・ハーンが、旧友であり、戦友でもあるヴァディーパに救援を求めていたのだ。 再び息を吹き返す連合軍。ヴァディーパの消滅炎弾が咆哮を上げ、敵に落ちてゆく。 その様子を見て、沈黙していた、没落せし名門魔光が参戦!! もはや形勢は逆転した――。 それを見る第三者。黄昏の少将W・マツラは、ニヤリと笑う。 今や神祈一門全員が集った、神祈の世界樹ヤハウェの前で。 そして――。 「今はただ、黎明に還れ。万物よ。甦れ、黎明の神羅ネクタリス・ムーン!!」 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/duel_list/pages/94.html
今日も平和すぎる幻想郷。 蝙蝠は家の中で眠り、巫女は縁側で居眠り、幽霊はお菓子をつまみながら縁側で庭を見て、月人は昼間は空を見る意味もないので暇を持て余し、神様たちは特に事件も起こらない山の生活に飽き始め、地底の妖怪は昨日と同じ事を繰り返し、魔法使いはといえば家の中に篭もって魔法の研究をしていた。 そんな暇で暇な幻想郷中に、妙な紙切れが何者かによって配られた。 「幻想の最強を決める戦いが今、始まろうとしている!」 幻想郷に好んで戦いに行く少女はそれ程いないが、このチラシの持つ怪しげな力に、誰もが好戦的な性格を得てしまった。 「幻想郷の最強を決める」その非常に簡単かつ目的の分からない題目に、幻想の少女達は誰もが魅了されてしまった。 紅い館はパーティを組んで優勝を狙い、幽霊は有能な剣士を使って自分はあまり動かず、月人はその頭脳で頂上を狙う。 怠惰な巫女や狡猾な魔法使いは一人で優勝を狙った。 幻想郷はかつて無い戦火に塗れることになる。 平和な幻想を乱そうとしているのは…誰だ?
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/11032.html
長くなるので,目次を作ってみました。 プロローグ 五文明どうしの度重なる戦乱は,多くの民を犠牲にし,悲しみの連鎖を生み出しながらこれからも続いていくのだろう それはまさしく,終わることのない“悲劇”・・・・・・・ ―と,そんなことを考える聖霊が,シルヴァー・グローリーの一室に一人 「そんなの絶対,おかしいのだぁぁぁぁ!」 快造の聖霊キテレツ・ウェズドゥンはこれまで,そんな状況を打破するために光文明で発明を続けてきたが,それが一向に花開く事は無く,戦乱はどんどん悪化していく一方だった。 「もう・・・我慢の限界だ,もう民の悲しむ顔は見たくない・・・やはり,アレを生み出すときが来たのか?」 ―彼は,戦乱を終焉へと導く究極の兵器,“機械仕掛けの神”デウス・エクス・マキナの開発を遂に決心したのであった。 彼は,ライトブリンガー達をなんとか説得。その後,機械技術に優れた火文明に協力を求めた。戦乱の終結に行を煮やしていた火文明はすぐさま承諾,ここに火・光の連合が結成された。ウェズドゥンは,火・光の両文明から有能な技術者を選び出し,機械神開発チームを発足した。 ―そして長い月日が経ったある日の事。 「ついに・・・・完成したんだね,チーフ。」 「ああ,これでこの長かった争いが終わり,人々の顔に笑顔が戻るのだよ,エルザ・・・。」 ウェズドゥンと,彼の助手である機動聖霊エルザ・ブレイブは,遂に完成した三体の神,終焉神デウス,機界神エクス,絶対神マキナを目の前にして佇んでいた。そして, 「開発チームの諸君!君たちはこれから歴史的瞬間を目にすることになるのだぁ!!この戦乱が終わるこの瞬間を!そして,その瞬間を生み出したのは紛れもない君たちだ!私は君たちを尊敬し,一生分の敬意を払おうッ!!・・・・・・では,行くぞ・・・デウス・エクス・マキナ,機動ッ!!!」 ―それから数日後,他文明が完全に制圧されるのは時間の問題だった。圧倒的な力を持つ機械仕掛けの神の前に,他文明はただひれ伏すしかなかったのだ。 多くの民が,この絶対的な力により戦争が終わると確信した,その時であった。 「こんなりあっさりとこのショウが終わったら,つまらないじゃないか。」 機械神を見上げるフードの暗闇の中で,邪悪な笑みがこぼれた。 「何が・・・一体何が起こったというのだ!?」 仲間の連絡を受け,戦場に赴いたウェズドゥンは驚愕した。 難攻不落をほこった機械仕掛けの神が,突如,その各所から爆音を上げているのだ。 「我がデウス・エクス・マキナは一切の狂いのない完全なる機械!それが何故!?」 そうしているうちにも,デウス・エクス・マキナの破損場所は次々と増えていく。装甲がひしゃけ,骨格がねじ曲がり,各所各所が悲鳴のような機械音を上げている。 究極の機械神が,今にただの鉄クズになるのは目に見えていた。 「まさか・・・・・私の,私の計画に欠点があるは・・・・・ッッッ!?」 その瞬間,コレまでで一番大きい爆発音がしたかと思うと,彼の視界は一瞬にして真っ白な光に包まれた― 本編 第一弾(1) 第一弾(2) 評価・ご意見 これは続きが気になる……楽しみです(^O^) -- かがみ (2011-03-04 23 34 21) 土日中にでも一弾のストーリーは書き上げるつもりです♪ -- 神戸 (2011-03-04 23 47 50) 名前 コメント