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8月19日(火) SHさん 主催 (20H、876) それでは、本日のメイン大会の予定を・・・ 最近は結構需要のある、上級コースで開催しようと思います。 【募集開始】 22:20 【ラウンド開始】 22:30(又は16名集合時) 【グレード】 GF 【コース】 エル・アンデス 【ティ】 レギュラー 【ホール数】 9H・IN 【タイム】 ロング 【相手の選択】 日本限定 ← 注意 【グループ名】 まったり 特にキャラ、ギア等に制限はありませんのでいつもと同じくどなたでも参加できます。 初参加の方、お久しぶりの方大歓迎です♪ 集計の方は行いませんので予めご了承下さい。(集計してくれるのはOKです) 自己ベスト更新に集中するも良し、まったりと楽しむのも良しです。 お時間に都合の付く方はどうぞよろしくお願いします! 結果・コメント 主催者:SHさん みなさんお疲れさまでした。 み(は)さん優勝おめでとうございます! 同スコアの方々もGJ!惜しかったです。 え~、今回はしっかりと空気を読ませていただきました(泣 先ほどの練習ラウンドで力尽きましたよ~ ロングチップのやりすぎで、パットがヘタレたようです(汗; 2パットが5回って・・・ ともかく、無事に16名完走できて良かったです! 本スレからも何名か来ていただきありがとうございます。 本日の大会にお越しいただいた方々、本当にありがとうございました。 明日もよろしくお願いします! 優勝者:こくないのだれかさん(み(た)さん) 皆さん乙でした~、2ミスで優勝とはお恥ずかしいですw 最後、班さんがバーディで上がるのを確認し終えた後の 決めれば優勝のイーグルパットはかなり緊張しました(´・ω・`) なんとか勝ててよかったです~♪ 名前:こくないのLさん アンデスおつかれさま~ 優勝したみさんお(・∀・)め(・∀・)で(・∀・)と(・∀・)う! 苦手な上級コースでオール○でした(`・ω・´) ロング以外はノーミスってことで自分としては よいできかな? 16人完走のラウンドはとても楽しかったし SSもいい感じでうれしいですね♪ SHさん主催乙かれさまです( ´・ω・`)_且~ 名前:少さん お疲れ様でした。み さん優勝おめでとうございます。 OB出しましたが、運よく前列キープできました♪ 久々のOBだったのでかなり動揺気味でしたがそのあとの寄りが異様だったので逆に良かったかな(苦笑 SHさん、主催乙でした。 名前:こくないのだれかさん お疲れさまでした☆ みさん優勝おめでとうございます☆ OBが痛かったですが楽しめました☆ 名前:「け」さん アンデスお疲れ様でしたー! み~たさん優勝おめでとう♪ うーん、ショット精度がイマイチでしたが、まあ悪くないかな! SHさん主催乙でしたー! ただ今から、こちらでは実現しなかったレオ大会を本スレで募集するのでお時間ある方はいらっしゃいませ♪ 名前:ゾさん お疲れ様でした~ みさん、優勝おめでとう~♪ 班さん、惜しい!どんまいです。 一人だけチップインで目立てたのでヨシとします。 ◎こなかったな・・・orz SHさん、主催お疲れ様でした。 名前:ユさん 皆さん、お疲れ様でした~ み(た)さん、優勝おめでとう! 全員完走、GJ! SHさん、お疲れ様でした~ レベル高~(汗)でした。3m以内を確実に入れないと… 名前:班さん 皆さんおつかれさまでした~ みさん優勝おめでとうございます!チップEもおめ~ 17Hで予想外の寄りで首位立っちゃった直後18Hで1打目余分にウサって _| ̄|○ でも楽しめたのでよかったです。メンタルはそのうち…(´・ω・`) SHさん主催お疲れさまでした。 名前:ペさん 皆さんお疲れ様でした~。 み~ さん(ミズキ)優勝&チップインイーグル おめでとうございます! スコア低いのにもかかわらず、 17Hでダブルボギー出してしまい思わず絶句・・( ゜д゜) …モウダメポ(´Д⊂ SHさん、主催いつもお疲れ様です。 今回も楽しませていただきました! 名前:み(た)さん 皆さんありがとうございます~! やはりレベルの高い人たちの中で優勝出来るのは嬉しいですね♪ SHさん、主催お疲れ様でした~。 名前:みやさん お疲れ様でした~ なんか勝てる気がしません・・・ でも楽しかったです。 名前かぶっちゃってたみたいなんですいません(--;) 大会写真
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全員が集まっていく。サマンサの立っている場所へ。 「ライアン、あの2人がいません!連れてきてください! 残りは全員固まって!アルスの盾になるんです!」 サマンサは杖を振りかざして全員に指示を出す。 彼女の指示に、全員が的確に動く。 この最悪の状況を打破出来るかも知れないと言う期待が彼らを動かす。 「「サマンサ…」」 暗闇の雲の周りに広がる色のない空間、ソレを見つめながら、2人の男がサマンサに声をかけた。 1人はロトの勇者、1人は黒い貴公子。 「……僕はやれる事をやる。だから、頼むよ!」 「自信が有るようだな…必ず成功させて見せろ」 2人の激励の言葉を受けて、サマンサが頷く。 その顔は、こんな状況にもかかわらずどこか嬉しそうだった。 「どうした!何がッ……!」 ライアンと共に部屋に駆け込んできたエドガーは、己の色が抜け落ちた事に絶句した。 部屋の中に、色がない。使い終わったパレットを水で洗い流したかのように、色が抜け落ちている。 それは、エドガー自身ですら例外ではない。部屋に踏み込んだ瞬間、彼の身体は一瞬で白と黒の2色に塗り替えられる。 「おいっ!なんなんだよこいつは!」 エドガーの後ろからデッシュが飛び出し、ピサロに詰め寄る。 しかし、彼の身体は途中でサマンサの腕に遮られた。 「逃げますよ。全員こっちに来てください」 彼女はキッパリ、そう言った。 全員が、アルスの周りに立っていた。色のない世界で彼らは暗闇の雲と相対している。 すでに神殿全体の色は抜け落ち、目が痛くなるような白黒の世界が広がっている。 しかし、その光景を誰も見てはいない。 アルス以外の人間は、暗闇の雲しか見ていない。儀式の行われている部屋の中心にわだかまる雲、じっと見つめている。 アルスはじっと目を瞑っている。彼の口から漏れるのは呪文。真を暴く、零に返す。その呪文。 雲が蠢く。敵を睨め付ける。呪文を唱える。色が消える…。 ソレが数十秒続いた。彼らにとっては、ほんの一瞬の事としか感じられなかったが。 アルスの口から小さく漏れだしていた呪文が、止まる。 サマンサの叫びは、ソレとほとんど同じタイミングで放たれていた。 「全員、お互いにしがみついてください!アルス、呪文を!」 真っ直ぐに雲を睨め付けたままサマンサは叫び、ソレが終わるよりも早くアルスは呪文を解き放っていた。 全員がお互いの身体を掴んだのはその直後。閃光に目を焼かれながら、だった。 「マジャスティス!」 アルスの凛とした声が響く。部屋に、神殿に、ロンタルギアに、世界に。 ざぁっ、と、色の抜け落ちた空間内に黄金色の光が満ちる。 暗闇の雲のプレッシャーと足下の確かな感覚が同時に消失するのを感じながらサマンサは自分の用意していた呪文を唱えていた。 「ルーラ!」と。 「む…?」 寒風に吹かれながら、オルテガふと振り向いた。軽く手綱を引いてチョコボを止める。 祠の孤島。旅の扉まで後少しと言うところで、彼は見た。 遙か遠くから…神殿がある場所から、光の柱が空に向かって伸びていく。 目の覚めるような、神聖でも邪悪でもないニュートラルな零の光。 「クェェェ…」 チョコボがその光を見て鳴いた。その鳴き声には、恐らく意味はなかったが。 オルテガは、じっとその光を見つめてからふいと正面に向き直った。 気にはなる。が、時間はない。 それから十分ほどして、オルテガは何の問題もなく旅の扉に飛び込んだ。 【オルテガ(チョコボ) 所持品:危ない水着 覆面 グレートソード 壊れた水鉄砲 ビーナスゴスペル&マテリア(回復)天罰の杖 第一行動方針:祠の旅の扉から次の世界へ 第二行動方針:アルスを探す 最終行動方針:未定】 【現在位置:次のフィールドへ】 そして、神殿があった場所には…すでに、もう、何も、無かった。 黒いポッカリとした穴が空いているだけで、もう何もなかった。 現世にある無を『穴』と単純に表現して良いのならば、ソレは間違いなく穴だ。 実際には、ソレを指し示す言葉など存在はしないのだけれど。 【神殿が丸ごと消失しました】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV デッシュ NEXT→ ←PREV エドガー NEXT→ ←PREV ティナ NEXT→ ←PREV アルス NEXT→ ←PREV オルテガ NEXT→ ←PREV サマンサ NEXT→ ←PREV ライアン NEXT→ ←PREV デスピサロ NEXT→ ←PREV バーバラ NEXT→
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古泉「……ちょっと、待っていて下さいね(起き上がり、コンドームを取り出す。キョン子に背を向けて装着準備)」 キョン子「あ……おう、そうか…(そうだよなぁ)」 古泉(慣れない手つきで、コンドームを付けていく)(あぁっ、もぉ、どっちが表ですか!?) キョン子(暇なので起き上がり、背を向けてコンドームつける古泉に、なんとなく、後ろから抱きついてみる)「こーいずみ」 古泉(えっと……皮は…)(背中に当たった、やわらかい感覚に背筋が泡立つのを感じながら) 「まっ、まだ待っていて下さいっ!(もしかして遅かったですか!?焦らしちゃいました!?)」 キョン子「あははっ(視線を前に流し)…………え…?(初めて間近で見る古泉の息子さんに絶句)」 古泉「な…何ですか…見られていると…ちょっとやりにくいのですが……(あ、いてっ←毛挟んだ)」 キョン子「…………グロ…」 古泉「ぐ……グロって……。こんなもんですよ普通は!」 キョン子「そ、そうなのか…?(視線が外せなくなってしまい、凝視)(あ、う、動いた……。これって、やっぱり俺の中でも) (そこまで思いいたって、自分の思考に照れてしまい、真っ赤。乳首が少し勃つ。ぎゅうううう)」 古泉「ま、まぁ、個人差もあるでしょうけど」(そ、そうですよねぇ。自分のものもあまり見たことがないくらいなんですから、 男の性器なんて宇宙人でしょうね……。あ、ごめんなさい長門さん。) (こちらも照れてしまって、あわただしい手つきで装着。慣らしてみたりなど、チェック。) キョン子「……ちなみに、日本人の平均は?(こいつなら知ってるんだろうなぁ…)」 古泉「……13センチ?」 キョン子「(やっぱり知ってたよ……。じゃなくてっ!)(ばしっ。←どついた) 明らかに、平均よりでかいじゃねぇかよ!こ、こんなペットボトルみたいなの入るかっ!(背中から抱きついて、ばたばた暴れる)」 古泉「ぺ…ペットボトルって! そんなにはないですよ。(これは男として喜んでいいのでしょうか、いいんですよね?)」 キョン子(でも…どう考え立って最終的には俺の中に入るんだよなぁ…。俺の…中)(その個所を想像して、愛液が少しあふれてくる) 「……っっ!!(恥ずかしさのあまり、さらにしがみつくように抱きつき、背中でいやいやをするように頭をこすり合わせる)」 古泉(尻部に当たるとろりとした愛液に、全身に電流が走る。その奔流が息子さんに集中)(ヤバい……これ以上は……っ! 頭がくらくらしてきました) 「あのっ……(一気に振り返ると、勢いでベッドに倒れこむ。ぎゅううううううう) あの、痛かったら言ってください、止れるかどうか分かりませんが、止まれるように善処します、 怖かったり嫌だったりしても言ってください無理しないでくださいお願いだから」 キョン子(ポカンと、必死にしゃべる古泉を眺めていたが)「……ぷっ……無理してるのは明らかにお前じゃねぇか」 (ゆっくりと、古泉の背中に両手を回す)「痛かったら容赦なく爪立てるからな。あんまり、我慢できる自信がないからあらかじめ言っておく。 ……それから……(やっぱ、言っておくべきだよなぁ) たぶん、痛いとか、無理とか、口走ってしまうだろうけど……何言っても、止まらなくていいぞ。」 古泉「キョン子さん………っ!(亀頭を持って、ゆっくりと入口にあてがう)」 キョン子「ん………っっ(あつっ! 何で出来てるんだよっこいつ!!)」 古泉(そのまま、入口に滑り込ませようとするが、滑ってしまいうまく入らない) キョン子「……ん……ふぁっ!(入口を熱いものでかき回されて、びくびく震える)」 古泉(も、もう一度……っ!)(焦って割れ目に亀頭を押し当てるも、そこから先に進めず、横に滑る) キョン子「……もっ……ふぁぁっ(何度も入口に当てられては逸らされる感覚に、熱が感染したかのようにしびれてくる)」 古泉(ク……そっ…)(焦れば焦るほど、落ち着いていられずに手元が狂う) キョン子「…やぁ……ぁ」(しがみついた古泉の肩がかたばっているのを感じ) 「…古泉」 古泉(情けない……こんなところで上手くできないなんて…っ! 男失格じゃないか…っ!) キョン子「古泉、……いいからいったん離れろ」 古泉「あ……(キョン子の声に我に返り、体を離す。) 9⇒
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「レディース&ジェントルメン! ガキ&ジジババ!」 【名前】 サーベルシャドー 【読み方】 さーべるしゃどー 【声】 志村知幸 【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー 【登場話】 第2駅「俺たちはここにいる」 【所属】 シャドーライン 【分類】 シャドー怪人 【主】 ネロ男爵 【闇形式】 ネハ818-2 【闇装備】 護拳系サーベル、4連系マグナム 【作戦運行】 自身の能力で街の人々に無理矢理武器を持たせ、「デュエルタイム」による決闘を強制し、傷付け合わせる事で闇を集める 【闇駅名】 決闘ヶ原 【心の闇】 (「他人を倒さないといけない」という)絶望 【シャドー怪人薀蓄】 自身の両肩が大きいのはため相手の攻撃から自身の頭部を守るため 【器物モチーフ】 剣 【闇形式の由来】 刃(や(8)い(1)ば(8)) 【詳細】 刀剣の扱いに長け、刀剣で貫く能力を持つ剣系シャドー怪人。 自身でも他者でも「決闘」を好み、決闘を盛り上げるのには相手の言い分も聞き入れてしまう程の戦闘狂。 切れ味抜群な2本の護拳系サーベルで武装し、運行中の烈車の上のような状況でも軽やかな二刀流で戦闘する他、4連系マグナムをぶっ放す荒々しさも兼ね備えている。 ネロ男爵の命により「決闘ヶ原」という闇駅を作り上げ、街の人々に「デュエルタイム」と称し、武器を渡しては不定期に決闘を強制していく。 「いつ隣にいる人間を倒さないといけないのか分からない」という人々の絶望から心の闇を集めようと目論む。 管轄下にライト達5人が下車した時には「デュエルタイム」が偶然開始され、人々の決闘に唖然としていた5人を「ルール違反」と称してクローズと共に制裁しようと交戦。 決闘せずに隠れていた少年・ヨウタを攻撃しようとしたところを1号に阻止され、彼もまた決闘しなかった臆病者として護拳系サーベルによる激しい攻撃で苦戦させる。 「来たばかりでこの街のルールなど知る由もない」と1号に反論され、「それも一理ある」として素直に戦闘を中断する。 トッキュウジャーに街のルールを律儀に教え、「次はちゃんと決闘しろ」と言い渡して撤退した(その際に1号からも「俺はお前を決闘の相手にする」と宣戦布告されている。)。 デュエルタイムを再び開始しようと動き出し、合図として巨大なコインを打ち上げる。 ライトに破壊されたコインの破片の直撃に遭い、1号の宣言通りに「決闘の相手」と認め、他の4人がクローズとの交戦中、自身は1対1の勝負を1号に持ち込む。 決闘が過熱する際中、「自分達の戦いに相応しい戦場で戦おう」とクライナーを召喚し、1号もレッドレッシャーを召喚。 レッドレッシャーはサポートに駆け付けた4号が搭乗するグリーンレッシャーと連結し、大空を縦横無尽に駆け回る2組の烈車を足場に激しく切り結ぶ。 途中で足を滑らせた1号が上空から落下し、4号の操縦する烈車が真下で彼を受け止めると自身はクライナーから飛び移り、今度はレッドレッシャーの上で決闘を繰り広げる。 大技を繰り出そうと両腕の護拳系サーベルを振り上げた瞬間、レッドレッシャーが地上のトンネルを通過した拍子に護拳系サーベルの刀身が折れてしまう。 突然のアクシデントに絶句している隙を突かれ、1号の「レールスラッシャーの斬撃」により敗退、レッドレッシャーから落下。 その直後、闇暴走を起こして巨大化する。 トッキュウオーと交戦、4連系マグナムを武器に今度はトッキュウオーに決闘を臨み、西部劇のように5カウントからの撃ち合いを行い、数え切る前に不意打ちで4連系マグナムをぶっ放して攻撃するが、寸前でトッキュウオーが合体を解除し銃弾を全て回避されてしまい、最期は「フミキリトッキュウショット」を受け爆散した。 【余談】 両肩のプロテクターは西洋サーベルの護拳部分を象り、両腕自体が巨大な剣のように見える。 デザイナーの篠原保氏によると「サーベルは形が捉えやすいために装飾の方にウエイトを置いた」らしく、他にも「アンティーク感を演出するために『装飾は必要不可欠』と考え、基本的に100~150年ぐらい昔の物を想定しているが、この時代は懐古趣味もあったりして、様式にかなり幅があるのも堅苦しくなくて良い」とコメントしている(DVDの映像特典の「トッキュウミュージアム」より)。 声を演じる志村知幸氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となる。
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582: パトラッシュ :2015/05/31(日) 15 13 19 earth様作『嗚呼、我ら地球防衛軍』と某作品のクロスオーバーのネタSSの勝手な続編PART66 亡国機業スコールSIDE <目標はヤマトだ! あいつを占拠して地球連邦の軍事技術を奪えば、もう怖いものはない。我々女性の支配する世界をつくるぞ!> 米軍特殊部隊「アンネイムド」の隊長が叫ぶと、他のISパイロットも「男どもを叩き潰せ!」と一斉に怒号を返す。熱狂して突き進む連中を慌てて追う私のもとへ、オータムから通信が入った。 <おいスコール、あの連中まともな軍人なのか? せっかく第七艦隊のミサイル攻撃艦をジャックしてヤマトに不意打ちをかけようとしたのに先走りやがって> 「筋金入りの女性至上主義者ばかりだからな。ISの力だけでヤマトを倒せば、自分たちが世界の頂点に立てると意気込んでやがる。まあ、そうでなければウチの勧誘に応じないが」 これまでも地球防衛軍が保有する科学技術を奪おうと、一部の女性至上主義者やイスラム原理主義過激派がしばしば連邦代表部や織斑一夏を筆頭とする関係者を襲撃していたが、われわれ亡国機業はずっと静観してきた。日本政府がメンツにかけて取り締まっていたし、暴走する連中への対応を見て情報を得る狙いもあった。しかし今回ばかりは、文字通り地球連邦側の最新技術の塊とあって見逃せるわけがない。女性至上主義に洗脳されたISパイロットに「ここで地球連邦軍を倒さなければ、再び男が威張りくさる時代に逆戻りだ」と呼びかけた「地球防衛軍艦強奪作戦」に、ほとんどが二つ返事で承諾し、ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅢ、ファング・クエイクⅡ、シュバルツェア・ツヴァイク、グストーイ・トゥマン・モスクヴェ改、新甲龍、ヘル・ハウンドver3などの最新鋭機を駆って軍から脱走してきたのだ。 自分たちを含めて総勢二十五機のISに攻撃されたらひとたまりもなかろうと、作戦すら無視して突撃する。図体がデカいだけの戦艦なんぞ、これだけの数のISの敵ではないと思い込んでいるのだ。まあ確かに空母ならともかく、時代遅れの大艦巨砲主義なんてと私たちも侮っていたのだが――。 突然、ヤマトの艦体が薄い金色の光に包まれる。攻撃側ISの放った砲弾や光線すべてがあっさり弾かれて消え去った。 <な、なんだありゃ?> <バリアーだぜ! 戦艦防衛用まで持っているとは!> <くそ、態勢を立て直せ! 組織的攻撃に移るぞ!> 慌てて距離をとろうとするところへ、両舷の対空砲から大量のレーザービームが襲いかかった。絶対防御で防げる程度だが、目も開けていられない分厚い弾幕だ。ようやく全機後退してヤマトを見たとき、思いがけない光景に絶句してしまった。 <お、おい、ありゃあ……> <くそ、ヤマトのISかよ!> いつの間にか、ヤマトを守るようにグリーンに塗装された全身装甲型のISが展開している。ざっと数えただけで百機以上はあった。さすがに青くなって急ぎオータムを呼び出す。 「おい、地球防衛軍にISが中隊規模もあるなんて聞いてないぞ!」 <篠ノ之博士がコアを提供した情報もない。とすれば連中がコアを解析して作り出せたのか?> 「撤退だ! 五倍近い数に対抗できるかよ」 オータムも同意したので全員に連絡しようとしたところへ、信じられない通信が割り込んできた。 <オラオラ嬢ちゃんたちよ、尻尾巻いて逃げるのかよ!> <女が男より優れているだなんて、よくほざけるな> <所詮、女なんてその程度か> お、男の声? しかも前方に展開するISからだ。織斑一夏以外にISに乗れる男がこんなにいるのか? 驚くより先に、ドイツ国家代表が<何だと!>と吠える叫びが通信系に満ちた。 <男の分際で神聖なISを汚すとは!> <ここで逃げたら男に支配されてしまうぞ! 何としても叩きのめせ!> しまった、あっさり挑発に乗った馬鹿が、狂乱して男たちのISに突進していく。自分だけでも脱出しようとしたが、すでに敵ISが包囲を狭めていた。く、こいつらの網から逃げ出せるのか……。 ※また遅れてすみません。最近ストレスがひどくて、パソコンの前に座っても文章が書けない有様です。先日は気分転換を兼ねて、美輪明宏さん主演の舞台『黒蜥蜴』を観てきましたが、あの妖しい美しさと怖いほどの迫力には圧倒されてしまいました。高倉健よりも美輪さんに文化勲章をと叫びたいです。Wiki掲載は自由です。
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【種別】 人間 【初出】 IX巻 【解説】 坂井悠二の父で、坂井千草の夫。海外に単身赴任しており、本人曰く『困った人の相談に乗る』仕事をしている。 妻とは学生結婚で、当時は苦労したようだ。千草とほぼ同年齢であり、そのため年齢を語ると千草が怒るので年齢を喋らない。 運動・観察・尾行能力に優れ、七月下旬に帰ってきた時は、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナの蹴りを偶然に助けられながらも避けたり、どこに行くにも周到な準備を欠かさず、尾行のノウハウも会得していた。一家の大黒柱として家族に近づく不埒な悪人ではないかシャナ達を冷徹に観察したりもした。着ぐるみを次々と着替えつつ、『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの先回りをするといった荒業も披露していた。 スリムだが無茶な食べ方をした。ジョークや冗談が好きだが、妻曰く「笑えないのにショックばかり大きくて」。そのセンス悪さは吉田一美を気絶させたり、女性を尾行するのは趣味だと冗談で言ってヴィルヘルミナを絶句させるほどであった。 十二月中旬に再登場した際には、悠二に千草との馴れ初めの話、悠二に死産した兄がいたことや名前の由来、さらに、新しい家族ができることを悠二が『ちゃんと話せる男になっている』ことを確認した上で伝えた。 またその際に、悠二に新しい子の名前に『三』という字を入れるための同意を求めた。 XXI巻では、コネを使った特別便で日本に戻っており、妊娠中の千草を見舞った。その最中に吉田、池、田中、緒方の訪問を受けた。ちなみに、悠二のことは完全に忘れていた。 最終巻では、御崎市の復元を行うことによって、御崎市の人々に響いた坂井悠二の声を千草と共に聞いた。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、『法の外』と自称する世間的な知名度はほとんど無い世界規模の複合企業体による真南川に沈んだ遺物の接収に関する報告書を苦々しく思いながら目を通した後、千草と二月下旬に誕生した我が子の坂井三悠を連れて御崎山での花見に参加し、その席でマージョリー・ドーに三悠の名の由来を聞かれて、千草と共にそれを語った。花見の終盤で、マージョリーが持ってきた指輪型宝具『コルデー』(“紅世”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』とマージョリーが語っていた)を使ってのおまじないを行った。 【アニメ版】 女の子を尾行するのが趣味な変態に成り下がり、尾行能力も尾行に気付かれたことに気が付かなかったりと劣化していた。また、変態にも関わらずシャナや吉田に恋のことで助言するという紳士らしい行動も見せた。 一時帰宅してから仕事に戻っておらず、クリスマス・イヴには千草と二人きりで過ごしていた。 【由来・元ネタ】 名前の由来は鈴木貫太郎・元総理。 【コメント】 ☆あらゆる意味で、非常にうらやましい男だった。 ☆千草ママのお眼鏡にかなう男なのだから、無能であるわけがなかった。ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴとは比べるのも愚かだったな。 ☆個人的にだが、今後のカギを握る存在になると予想していたのにな。 ☆外界宿関係かもしれないと、もしそうなら今後フレイムヘイズとして契約する可能性があると推測されていたが、XXI巻で外れていたことが判明した。 ☆結婚出来る年齢を考えると、多分32~34歳程だろうな。 ☆やはりIX巻P200のセリフは、XIII巻P45のくだりにかかるのだろうか? ☆実は作中で二番目に登場する名前であった。 ☆知らずに[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナや[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイやイナンナやセレーナ・ラウダスとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期では、香港の空港でシャナたちとすれ違っているが、互いに気付いた様子は無かった。最終話のエンディングでは、千草と共に生まれた赤子の三悠を見ていた。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』では、お爺さんとして登場している。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『さんじゅうしのしゃな』では、幕間6で登場している。 ☆9巻で遊園地の経営側の協力や、本人の観察力・洞察力に加えて、S3(最終巻)で外界宿への苦い認識から鑑みて、公安系の職務なのかもね? 海外出張がメインなところを見ると、外務系の補佐として出向してるのだろうか
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315: パトラッシュ :2015/02/14(土) 10 45 29 earth様作『嗚呼、我ら地球防衛軍』と某作品のクロスオーバーのネタSSの勝手な続編PART64 ロシア連邦安全保障会議書記SIDE 「日本政府からフクシマ原発の放射能が完全に消えたとの正式発表がありました」 外相が報告すると、クレムリンの会議室は静まり返った。突然現われて空中に飛ぶ巨大戦艦に続き、放射能を完全に除去する恐るべき技術力まで見せつけられ、椅子から転げ落ちていた参謀総長がようやく立ち上がる。私も呆然としていたかったが、立場上そうもいかない。 「大統領、議員の皆さん。我々は地球連邦軍の恐るべき力を確認しました。この先ロシアがいかに彼らと対していくか、忌憚ないご意見を――」 「ご意見も何も、お手上げではないか。ISを全機積み上げようと、あのヤマトとかいう宇宙戦艦一隻に対抗する手段にはならんぞ!」遠慮という言葉を知らない連邦下院議長が怒号した。「国防相、わしの言い分が間違っておるかね?」 「……遺憾ながら。今回の一件は自分たちに逆らうなという、地球連邦側の強烈な砲艦外交です」 「つまり我々は事実上、彼らの支配下に入ったと言われるのですか?」 内相の悲痛な問いに、全員が再び絶句した。かつての米ソ冷戦時代、旧ソビエト連邦も一方の雄たり得たが、今回はわずかな優位性すらない現実を突きつけられたのだから。ざわつく室内でCBP(対外情報庁)長官が手を挙げた。 「彼らに何も言えないという意味ではその通りです。ただ地球連邦側は、おそらくロシアはじめ各国の内政に干渉するつもりはないでしょう」 「長官、そう断言する根拠は?」 「はい、国防相。地球連邦は異星人との戦争で人口の過半を失っており、こちらを自国領とする余裕はありません。しかも向こう側の世界は銀河を始め宇宙各地に異星人国家を抱え、常に戦争状態にあるのは間違いない状況です。従って彼らが私たちに求めるのは、問題を起こさず必要な物資を入手する拠点でいろというところでしょう」 「こちらの面倒など見られないから静かにしていろと? 舐められたものだな」 「その通りです、非常事態相。世界のどの国にも先進技術を供与せず、本物の戦争にもならず平和に発展していく世界こそ彼らにとって望ましいのでは。下院議長の申された通り、我々には何ら対抗手段がないのですから」 参加者たちは無言で考え込んだ。やがて大統領が頷いた。 「諸君、私もCBP長官の分析に同意する。残念だが我々と彼らでは軍事力に差がありすぎる。世界は核の傘ならぬ地球連邦の傘に覆われてしまったのだ。ならばロシアとしては、いっそうの科学力と軍事力の発展を促す一方で、自分たちは地球連邦に対抗できると信じた韓国のような愚かな国家やテロリストを黙らせる役割が必要になると思う。テロや戦争の予防は彼らにも望ましいだろうからな」 「……なるほど大統領、新たな世界秩序下でロシアが世界の警察官として振る舞うわけですか」 「その通りだよ首相。責任は彼らに、果実はわれらにだ」 「おそらくアメリカや中国、欧州各国も同じ結論に達しているでしょう。最初から低姿勢外交で一貫した日本が、原発災害からの脱出という大きな果実を得たのです。まずはロシアが先頭に立って、コスモリバースシステムを奪おうとしたウクライナを叱ってやらねば」 「うむ。ISを持たぬかの国は、わがロシアにクリミアを奪回されたことに焦って、韓国と同じく地球連邦に対し居丈高に振る舞う愚を犯した。そうした態度はよくないと〝忠告〟しよう」「同時にIS以上の軍事技術の存在を宣伝し、力をつけてきた女性至上主義派の暴走を押さえる必要もあります。また、地球連邦との交易を強化し、わが国と貿易協定を締結できればよろしいかと」 「そうだな。他に考えがあれば聞こう――」 ようやく議論が建設的に進みだし、ひと息ついて大型テレビ画面を見た私は目を疑った。太平洋方面から数機の影が巨大戦艦へ急速接近しつつある。あれは……。 「だ、大統領、複数の所属不明のISが、ヤマトを攻撃しようと突進しています!」 ※お久しぶりです。半年以上も休んでしまってすみません。プライベートで天国と地獄を味わってしまい、しばらくは仕事にも支障をきたす有様だったので。リハビリかたがた再開しましたが、以前のように週一ペースは無理かもしれませんが、終わりまでの構想はできているので何とか完結させたいと思います。お見限りないようお願いします。
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「今日は悪かったわね。お休みだったのに」 「いえ、特別することもありませんでしたから」 日曜日である。理恵子と比呂美はショッピングモールを歩いていた。 理恵子は先代からの付き合いのある料亭に所用があり、それに比呂美を同行させた。今はその帰りである。 比呂美を同行させたのはいくつかの付け届けの品を持ってもらうためだが、第一の目的は勿論比呂美を紹介するためで ある。仲上家の娘として、そしてほぼ確実に将来的な嫁として、覚えをめでたくしておくのは早いに越した事はない。 今は帰り道、隣街のショッピングモールに立ち寄っている処だった。 「あの・・・何か買って帰られるんですか?」 「とりあえず夕食のおかずは買っていきましょうか。比呂美ちゃんも今日は家で食べていくといいわ」 「はい、ありがとうございます」 知らない者が二人を見たらどう見えるだろうか。親子でない事はお互いの言葉使いから気付くだろう。鋭敏な者なら2人の 間の「壁」のような物も感じ取るかもしれない。 だからと言って嫁と姑にはどちらも若すぎる。なんとも奇妙な取り合わせの二人ではあった その内、理恵子はある店に目を止めた。 「比呂美ちゃん、あそこに入りましょうか」 ブティックである。 「あ・・・・でも私、今日あまり持ち合わせてないので・・・・」 「私が買ってあげるわ。――いえ、私に払わせて欲しいの」 「で、でも――」 理恵子は既にブティックに向かっている。比呂美も後に続いた 店内で比呂美が服を選ぶのを、理恵子は眺めるともなく眺めていた。 母親に似てきた、と思う。 以前は――それが自分のせいであることは自覚している――人の目を怖れるように、自信無げな、それでいて少し張り 詰めた雰囲気を漂わせていたが、今ではそれが取れ、伸びやかで柔らかな雰囲気が増している。同時に女としての色香 も増していた。 (眞ちゃんにはこれくらいでないと) 無自覚に息子を過大評価しながら、比呂美の魅力を認めた。比呂美は町で見かける同世代の誰と比べても魅力的な 少女だった。 にもかかわらず、比呂美はファッションに興味が薄いようだった。 愛子とは言わないが、もう少しお洒落というものをしてもいいのではないか。 実は今日は初めから帰りにここに寄るつもりであった。 「これは今年の新色でございます。お嬢様にはお似合いかと思います」 二人からは何が去年までと違うのかよくわからないピンクの服を勧めながら、店員が理恵子に向けて愛想笑いを浮かべた。 シンプルなワンピースで、大人向けのデザインにも思えるが、比呂美には似合いそうだ。 「試着はさせてもらえるのかしら?」 「はい、ご案内いたします」 試着室に入った比呂美が着替えている間、理恵子は別のことを考えていた。 (でも、少し大人びすぎてるかしらね) 時折比呂美の家で夕食を食べてくる眞一郎の身体から、ほのかに石鹸の匂いが漂ってくる事に、理恵子は気がついていた。 今日の比呂美からも、同じ匂いがしている。今更そのことを問い質すつもりはないが、親として最低限の注意はしておきたいと ころだ。と言ってどう言えばいいのか。どちらに対しても、まさか面と向かって「避妊だけは忘れずに」など言えるはずないでは ないか。 そんなことを考えていると、カーテンが開いた。 「あの・・・・どうでしょうか?」 「いいわね。とてもよく似合ってるわよ」 「本当に。まるであつらえたようにサイズもぴったりで」 掛け値なしに似合っていた。店員の言う通り丈もウェストもぴったりとフィットし、直しの必要が無いように見える。生地もよく見 ると光線の具合で濃淡が変化し、身体ののカーブをより際立たせた。 「どうするの?他にも着てみる?」 「いえ、これにします。これ下さい」 「かしこまりました」 会計を終え、店を出ると、比呂美がおずおずと礼を言ってきた。 「あの、ありがとうございます」 「お礼を言われるようなことではないわ。また別の機会にも買いに来ましょう」 「そんな、そこまで――」 「いいのよ。私がそうしたいのだから。後はおかずを買わなくてはね」 そう言って理恵子は歩き出す。比呂美もそれ以上は言わず、理恵子の後を付いていった。 「おい、眞一郎」 「うん?」 新聞から目を離さず、息子の名前を呼んだひろしに、眞一郎は振り返った。 「その、なんだ・・・・・あー、男として、・・・・比呂美に最低限の気遣いはしておけよ」 眞一郎は耳まで赤くなって絶句した。 了
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奇妙な男だった。 全身が銀色の男だった。 イザベラの、自らが召喚した使い魔に対する率直な感想はそれだった。 男というのは正しくないかもしれぬ。 何故かといえばイザベラはその男を最初に見た時、人とは思えなかったからだ。 ある意味でそれはあっている。 何しろ、男は『人間』ではなかったのだから。 人の形を模しただけの命なきもの。ゴーレムかガーゴイルの一種だと、イザベラは判断した。 でも、それは誤りだった。 男は、れっきとした生物だったのだ。 広い意味では、人間ではないが、人ではあった。 その背丈や、異様に細い手足からして、屈強というには程遠かった。ラインどころかドットクラスの土メイジの作るゴーレムにさえ秒殺されそうな外見だった。 が、それも誤りだった。 男は、恐ろしく強かったのだ。 奇妙な格闘技を習得しており、トライアングルのメイジさえ問題にしなかった。 何よりも、いかなるメイジにも、たとえ伝説の虚無さえ使えぬであろう恐るべき技を持っていたのだ。 イザベラは使い魔を自分の第一の家来とし、シュヴァリエの称号を与えた。 実際それに見合うどころか、それ以上の実力の持ち主であった。 そのきっかけは、イザベラが暗殺されかけた事件にある。 気まぐれから遠出の旅行をしていたイザベラは、数人のメイジに急襲された。 「簒奪者め、天誅!!」 そんなことを口走っていたことから、おそらくオルレアン派の生き残りであったのだろう。 日頃から人望のないイザベラは、あっという間に侍従たちに置いて行かれ、殺されかけた。 しかし、そこを救ったのが使い魔である。 メイジの魔法など苦にもせず、瞬く間に暗殺者たちを消し去ってしまった。 殺したのでも、捕らえたのでもなく、文字通り消し去ったのだ。 このことから、イザベラはすっかり使い魔に心酔してしまい、使い魔もそれに応える活躍ぶりを見せた。 ある時は吸血鬼退治、ある時は翼人との交渉、ある時は怪物ミノタウロスを片づけてしまった。 人間安心すると余裕が出るものらしく、プチ・トロワではほとんどぼ暴君だったイザベラは、段々と丸くなり、侍従たちも安心して仕事ができるようになっていった。 しかし、時代のうねりは大きくなり、イザベラたちを飲みこもうとしていた! イザベラの父、ガリア国王ジョゼフの暴走により、ガリアは戦火にさらされ、それに伴ってオルレアン派が蜂起した。 濁流のように動く時流の中、ジョゼフが命を落とし、イザベラの住むプチ・トロワも敵兵に囲まれてしまった。 だが、イザベラを捕らえんとプチ・トロワを襲った者は、誰一人として帰ることはできなかった。 そう! イザベラの使い魔に消されたのである。 事態を察知し、ことが大きくなる前にイザベラを捕らえようと、オルレアン公の遺児シャルロットに忠誠を誓う騎士・カステルモールは数人の仲間と共にプチ・トロワに向かった。 しかし、彼は自分の選択を永遠に悔やむことになる。 「カステルモール!! この、蝙蝠野郎、さんざんあたしにおべっか使って、今度はシャルロットに忠義づらかい!?」 イザベラは罵声をもってカステルモールたちを迎えた。 「黙れ、無能姫! 全てはシャルロットさまのため、仮面をかぶっていたにすぎぬ!」 カステルモールはわなわなと震えるイザベラをせせら笑った。 そこへ、イザベラの使い魔が主人を守るように進み出てきた。 その珍妙な姿に、騎士たちは思わずあっけにとられる。 「お前らにも言い分はあるだろうが、私は騎士の位を受けた者としてイザベラ姫を守る義務がある。早々に立ち去るなら誰も犠牲にならずにすむぞ」 カステルモールは、それに杖で答えようとしたが、呪文を唱え、杖を振る前に、使い魔の両手が利き腕と口を封じ込めていた。 「お前らメイジの弱点はすでに研究済みだ。百人こようが千人こようが私の敵ではない」 使い魔は瞳のない目でニヤッと笑うと、ちょうどスリッパか何かのような形状の自分の胴体へ、カステルモールを押し込んだ。 そして自分の体についている突起をぐいと押す。 とたんに使い魔の胴体の中を水が流れ、そればかりかカステルモールを吸い込んでしまった。 いや、流し込んでしまった。 その光景に、騎士たちは絶句するばかりだった。 「あははははははは! いいよ、ベンキマン! そいつらみんな流しちまいな!」 「了解した」 ベンキマンはニャリと笑い、脅える騎士たちに近づいていった……。 *キン肉マンより、ベンキマンを召喚 戻る
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641: パトラッシュ :2014/05/03(土) 09 53 34 earth様作『嗚呼、我ら地球防衛軍』と某作品のクロスオーバーのネタSSの勝手な続編PART54 凰鈴音SIDE(3) 帰りのバスの前に集まった五人は、揃ってあくびをかみ殺しながら赤い目をこすった。箒を除いて本国への連絡と、折り返し詳しい報告を求められて苦労したのが一目瞭然だ。箒まで眠そうなのは、何か別件に心を奪われて眠れなかったのかしら。というか、ここまで悩むとは一夏絡みしかあり得ない。あたしたちの知らない話があるってわけね。 おまけに千冬さんは容赦なく、朝食後にあたしたちをISと専用装備撤収にこき使った。デリカシーのない人よね――と思った途端、強い殺気で背中に冷や汗が流れたのは内緒だ。 「お早う、とんだ臨海学校だったな」 明け方まで動いていたのに少しも眠そうでない一夏に、昨日感じた疑惑を追及する気力もなかった。 「ふわぁ、アンタは元気そうねぇ……」 「さ、さすが現役の軍人ですわねぇ……」 「むぅ、私も軍人なのだがぁ……」 「一夏の前でだらしない格好はしたくないけどぉ……」 ひとり無言の箒は相変わらず一夏を――じゃなくて隣に立つ山本少佐を睨んでいる。さては少佐と悶着があったのかしら。 「多少の無茶は慣れているからな。ガミラスとガトランティス相手に連戦したときは、さすがに倒れそうになったが」 「俺もデザリアム戦では、ヤマトに戻った途端に寝てしまいましたよ」 相変わらず楽しそうに話す二人だけど、あたしたちは何も言えない。戦場経験を共有する者に横から口を出せないと思い知ったから。いつか、ここにいる面子で昨日の戦いを思い出す機会が来るかしら。 不意に英語の話し声が聞こえ、屈強な兵士に囲まれた福音のパイロットが玄関から出てきた。これから本国に連行か。正面出口へ行きかけた彼女は、責任者らしいサングラスの将校に何か言うと一夏の前にやってきた。柑橘系のコロンが香る、二十歳前後の金髪美人だ。 「Are you Lieutenant Ichika Orimura?(あなたが織斑一夏大尉?)」 「Yes、Ensign Natasha Fairs(そうだ、ナターシャ・ファイルス少尉)」 一夏がきれいな英語で応じると、周囲の全員が絶句する。アンタ戦争続きだったなんて言いながら、いつ語学なんて身につけたのよ! 「大佐の話だと、あの子はあなたのISに惨敗したそうね。まるで覚えてないけど、おかげであの子は翼を奪われてしまったわ」 「それは違う。ここにいる全員の協力あっての成果だ。機械が優れているだけでは意味はない」 あの子、とは暴走した福音のことか。あたしも必死で英語の会話を追った。 「……あなたは自分のISを信頼していないの?」 「動かすのが人間である限りという意味だ。ISはガミロイドみたいな自律型兵器ではないし」 「ガミロイドって何のこと?」 「異星人が使用していたナノマシン製のアンドロイド兵士だ。魂の存在さえうかがえる高度な自律性を備えていて、かなり人間に近かったな」 山本少佐の説明に耳を疑った。向こうの世界には、人間並みの自律性を備えたアンドロイドまで存在するの? 一夏が通訳すると、退屈そうだった監視役の米軍将校も顔色を変えていた。 「……アンドロイドの兵士までいる戦争なんて想像できないわ」 「俺たちには常識だ。ISが全軍備中で頂点の戦力か、数多くの強力な兵器のひとつかによって考え方も違ってくる。ISだけに入れ込むよりも、常に新たな可能性を探るべきだろう」 「ありがとう、オリムラ大尉。査問会を思うと憂鬱だけど、会えてよかった。許されるなら私もIS学園に留学したいわ」 一夏の頬にキスしたファイルス少尉を見送りながら、あたしの頭はまだグルグルしていた。ったく、最近の一夏はビックリ箱じゃないかと思えるわ。自律型アンドロイド兵士なんて本国に報告したら、二日連続で各国の政府や軍部がひっくり返るわよ。これまで聞いた話だけでも驚くばかりだけど、地球連邦が隠しているものはまだまだ多いわね。世界にどんな影響を及ぼすのか……って今あの女、一夏にキスしていかなかった? ※『銀の福音』事件完結編です。Lieutenant(大尉)とEnsign(少尉)の英語階級名称は、アメリカ海軍の表記に準拠しました(ヤマトもCosmo Navyなので)。wiki掲載は自由です。