約 1,386 件
https://w.atwiki.jp/p-broken-in/pages/62.html
薄暗い地下室で、赤と白の色彩を帯びた小柄な竜のようなポケモン――ラティアスが、身体を丸めていた。 ドラゴンタイプのポケモンに多い、長い首には鉄製の首輪が嵌められ、その首輪からワイヤーが伸びて、壁に繋がっていた。 それによって彼女はその壁際から離れる事も出来ず、やがては脱出を諦め、眠りについていた。 時折り寝言なのか、離れ離れになってしまった兄を呼び、その目じりに涙を溜めている。 その光景だけを切り取って眺めれば、捕らわれの姫の様でもあって随分と絵になっているが、周囲に注意を向けると、血溜まり跡や、様々な淫具・拷問器具が並べられた、恐ろしい部屋である。 その部屋の扉が、ウィーンとモーターの駆動音を発しながら開き、白衣を着込んだ男が入室してくる。 男はわざと強く床を踏み鳴らして、そろそろ起きる時間だとラティアスに伝えた。 無駄な抵抗を繰り返した疲れで、深く眠っていたラティアスだが、音と共に伝わってきた、忌々しい相手の匂いを感じ、鼻をヒクヒクと動かしながら眼を覚ます。 目の前には、あの白衣の男が下卑た笑顔を浮かべていた。ラティアスがキッと彼を睨みつけながら叫ぶ。 『お兄ちゃんを何処にやったの! さっさと私達をここから出しなさいよ!!』 エスパータイプ特有の、テレパシーで伝わってくる声は、彼女の焦りと恐怖と怒りとがない交ぜになった感情を直に伝える、まさに魂の叫びだった。 男は黙ってラティアスの顔を蹴りつけ、黙らせる。 「うるさいんだよ。少しは黙ってろよじゃじゃ馬」 随分といじっぱりな性格が災いしてか、このラティアスは中々言う事を効いてくれない。別室に捕らえているラティオスのことを匂わせて、ようやく渋々と従ってくれるという感じだ。 とりあえず、何とかしてもっと従順にしていかなくては。 「まぁまぁ、とりあえず落ち着けよ。オマエの兄貴にゃ傷一つつけてないからよ」 男はラティアスの首輪についたワイヤーを引っ張り、無理矢理顔を上げさせながら話す。 ラティアスにはどういう原理かも分からなかったが、この首輪を嵌められた時から、ポケモンとしての能力がほとんど失われてしまった。 今の彼女には、コラッタほどの戦闘力も無く、まともに使えるエスパーの力も、テレパシー程度であった。 男は相変わらずニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら、床の上から浮き上がる事も出来ずにいるラティアスの身体に、どっと座り込む。 人間一人の体重を支えるのにも苦労するほど弱体化していた彼女は、「きゅぅ……!」と本来の鳴き声で悲鳴を上げた。 「まあ、オマエが心配するのは自分の事だけでいいぞ。兄さんはこの通り元気だから」 男はそう話しながら、白衣のポケットから何かリモコンを取り出して操作する。すると天井のシャッターが開いて、そこから大型のモニターが下りてくる。 もう一度リモコンを操作すると、モニターの電源が点いて、別室に捕らわれている、ラティオスの姿が映し出された。 「……!」 ラティアスが言葉もなく眼を見開いている。画面上に映し出されたラティオスは、スヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立てながら、水着姿の女性にトリミングを受けている所だ。 首筋から腹までを撫でられ、とても気持ち良さそうにしている。ラティアスのように暴行を受けた形跡も無く、その姿には微塵の不安も感じられない。 ラティアスも違う部屋で同じ境遇を受けていると伝えられ、真面目な彼はそれを信じてしまったのだ。 彼の横には山盛りのフルーツが飾られ、また別の女性がそのフルーツを食べやすく切り分け、ラティオスの頬を撫でて起こすと、その口へと運んでいた。 人間でもそうそう受けられないような待遇だ。男がラティアスを見ると、何故自分だけこんな目に遭うのかと、憤りを感じている様子だった。 男は満足気に笑いながら、リモコンをポケットにしまいこむ。兄の幸せそうな姿を見せながら調教というのも、中々面白そうだ。さて、次はどうするか。 「不思議だよな。何でこんなに扱いに差があるのか」 ラティアスは視線を伏せようとするが、男が彼女の頭を掴み、無理矢理モニターへと向けさせた。 画面の中では相変わらずラティオスが寛いでいる。両脇に水着姿の女性を従えて、切り分けられた果物を口へと運んでもらい、セラピー用の高級オイルで流線型の身体をマッサージされ、とても幸せそうな表情を浮かべていた。 「本当に、どうしてだろうなー」 白々しく語りかけてくる男に、今すぐサイコキネシスでも食らわせてやりたかったが、今の彼女にはそんな大技を出せる力は残されていない。 画面の中では、ついにマッサージを続ける女性の手が、ラティオスの股間のスリットまで伸び、人間の細い指がその中へと潜り込んだところだ。 ラティオスは直ぐに息を荒くしはじめ、そこから勃起したペニスが飛び出した。 顔を赤くして「やめてくれ」と訴えている様子であったが、実際はまんざらでもなさそうな様子だ。 まさか、妹がその光景を無理矢理見せられているなどとは、露ほども知らないだろう。次第に彼の抵抗は薄れ、なすがままペニスへのマッサージを受けていた。 青と白で彩られたラティオスの顔が赤みを帯び、荒い呼吸を断続的に繰り返しながら、ペニスを震わせている。 兄のそんな姿、見たくないのだろうが、ラティアスはそのモニターから視線を離すことを許されなかった。 『やめて! こんなの見せないで!! やめてぇ!!』 頭の中にキンキンと響くテレパシーに、男はさも鬱陶しそうな表情を浮かべ、ラティアスの頭を掴んだまま壁に打ちつけ、テレパシーが止まると、再度画面へと向けさせた。 画面の中のラティオスは、ついに絶頂に達してペニスから大量の白濁色を迸らせている。 ラティアスの瞳から小さな涙がこぼれるが、画面の向こうのラティオスにはそんな事は分からない。 射精で汚れたペニスを、女性達が舌で綺麗にしてくれるのを身ながら、浮かれたようにぼんやりとしているばかりだった。 今まで頼りにしていた兄のだらしない姿を見せられて、ラティアスも随分と凹んできているようだった。 まさかちょっとこういうのを見せただけで、こうも凹んでしまうとはと、これから耐えられるのか、不安になるほどだ。 よほど兄を大切に思っているのだろう。そう思うと、このいじっぱりなラティアスを、簡単に泣き叫ばせる方法が思い浮かんだ。 これまで色々と試したが、ラティアスは中々声を上げて泣くような真似をしてくれない。それでは男にしても、イマイチつまらないのだ。 男はラティアスの頭から手を離す。ラティアスは力なく崩れ落ち、床に顔を伏せた。 それを気にするでもなく、男はポケットから小さなマイクを取り出し、そのマイクに一言囁いた。「殺せ」と。 その瞬間、力なく伏せていたラティアスの首が飛び上がり、男の方へと向く。 『お兄ちゃんに何かしたら……!!』 「はいはい。兄弟愛は麗しいねー。それより画面を見ろよ」 男はおちゃらけた口調でラティアスの言葉を受け流し、画面に注目させる。 ラティオスは相変わらず二人の女性のマッサージに、気持ち良さそうな表情を浮かべていた。 まさに隙だらけの姿だ。片方の女性が、そんな隙だらけの首に手を伸ばして、ラティアスの首に嵌められているのと同じ首輪を、そこに嵌める。 自らの力が突如失われた事にラティオスも気付いたようで、一瞬で素面に戻って二人の女性を警戒し出すが、もう遅かった。 ラティアスは心配そうに震えながら画面を見ている。その画面の向こうで、一匹のポケモンがラティオスの頭を鷲掴みにしているところだった。 格闘タイプのポケモン、カイリキーがそこにいる。四本ある内の二本の腕で、ラティオスの頭と顎を、残りの2本で首の根元を掴む。そして、そのままギリギリとラティオスの頭を引っ張り始めるのだ。 さっきまで夢のような待遇で幸せそうな表情を浮かべていたのに、今やラティオスは恐怖と痛みに引き攣った表情を浮かべ、ガムシャラに暴れ、鳴いていた。 その必死さが画面越しにも伝わってくるが、力を制御された彼では、カイリキーの力に抗う術は無かった。 青い首が限界まで伸ばされ、ミチミチと音を立てながら震え、やがて限界が来てその表面に亀裂が入る。 内側の血に染まった首の筋肉が露になるが、カイリキーはそれでも腕の力を緩めない。 『やめさせて!! お願いだから!! お兄ちゃんが死んじゃう! 何だってするから、ねえ!!』 今までで最大音量のテレパシーが、男の頭の中に響くが、そんなものは無視して、彼は画面を見続ける。 窒息も併発しているようで、ラティアスの元々青い顔が更に青くなっていく。 その一方で、首の中ほどで露出している筋肉までもが裂けていく。男がリモコンを操作して音声をONにすると、ラティオスの絶叫と、肉の引き千切られる生々しい音が、室内に響いた。 テレパシーも気にならなくなるほど音量を上げていくと、ラティアスが絶叫を上げながら暴れ始める。 だが、今の彼女の力では、精々首を振る程度だった。その間にも画面の向こう側では、ラティオスの頭が胴体と離れ離れになろうとしている。 最早肉も千切れ、食道と首の骨だけで頭と胴体が繋がっている。カイリキーが勢いよく腕を引くと、生々しい音を立てながらそれすらも千切れた。 ラティオスの首から噴水のように鮮血が迸り、カイリキーの腕や、そばで見ていた二人の女性の顔に掛かる。 神経の束をズルズルと首から引っ張り上げながら、ラティオスの頭が胴体から離れる。 頭を失ったラティオスの身体は、少しの間痙攣したが、やがて力を失って倒れ、その股間から黄色い液体を溢れさせた。 カイリキーは捥ぎ取った頭をカメラの方へと向ける。光を失ったラティオスの眼と、画面越しのラティアスの眼が合う。 ラティアスは、2,3度力なく顔を振ったが、兄が殺されたという事実は変わらない。 『あぁあああああぁあああ、どうしてぇええ、どうしてぇええええええ!!!』 最早意味も成さないような叫びが、テレパシーで送られてきた。あまりに煩いのでカイリキーに命令し、ラティアスの頭を叩き潰してもらうと、そのテレパシーも鳴くなって、ラティアスは気を失った。 さて、気絶してしまったが自分の命の軽さを理解してもらえただろうか。次はどうしてやろう。男はそう思いながら笑った。 「ほら、さっさお起きろよ」 「ぐっ……ッ、ぎゅ……!?」 兄の凄惨な死を見せ付けられ、気を失っているラティアスの頭を踏み付けながら、男が言う。 靴底でグリグリと踏み付けてやると、ラティアスは痛みで眼を覚まし、男を見上げた。 『よくも、お兄ちゃんを……!!』 「ああなりたくなきゃ従えってことだよ」 男は感慨なく答えると、ラティアスの胴体を掴んで仰向けに引っくり返す。何の抵抗も出来ないほどに弱体化した身体が恨めしかった。 ラティアスの丸い腹を指で何故ながら、男は下腹部の方に有るスリットを探り当てる。 そこに指先を突っ込んで掻き回しながら、入り口を拡張していく。ラティアスは歯を食いしばり、声を上げまいと耐えているが、見え見えの我慢が逆に嗜虐心をそそった。 有る程度拡がってくると、男は底に握り拳をのめりこませる。そのスリットは大した抵抗もなく握り拳を受け止めた。 更に奥へと手を押し込んでいくと、尿道と卵管の境目へと到達する。そこを刺激しながら、次はスリットから少し尻の方へいった所にある、キュッっと締まった肛門へと指を這わせた。 『やめ、なさいって……! やめろ……!』 「やめてもいいけど、そのときは兄ちゃんと同じ目に遭ってもらうぞ』 流石に痛いのか、ラティアスは二つの穴を同時に拡張されるのを拒んだが、男がそう言って脅すと、テレパシーも止まった。 先程の兄の死は、彼女の心を深く蝕み、この男に対する絶対的な恐怖心を持つ原因となってしまっていた。 こいつなら、間違いなくするはずだ。絶対に楽には済ませてくれない筈だ。そう思うと怖くて堪らず、彼女は成すがままにされるしかなかった。 「さて、何から入れようか」 有る程度ラティアスの穴が広がると、男は様々な道具を床に並べ、それを無理矢理ラティアスの穴へと突っ込んでいく。 モンスターボール、バイブ、硬い木の実に様々なものが用意されていた。血が出るほどラティアスの穴を拡張しながら、それらが彼女の直腸と卵管へと詰め込まれていく。 メスとしての器官を破壊寸前にまで追い込むような仕打ちに、ラティアスはすすり泣くしか出来ない。 「さて、仕上げはこいつだ」 そう言いながら、男はゴム手袋を嵌めて、毒々しい紫色をした球体を掴むと、ラティアスのスリットへとあてがった。 これは、一体どうなっているのだろう。その球体を粘膜へ押し付けられた瞬間、激しい嘔吐感に襲われて、ラティアスが身体を痙攣させた。 その球体が、所持するポケモンを強制的に毒状態にさせてしまうどくどくだまだとは、彼女には知りようも無かった。 男がどくどくだまを押し込んでいくほど、ラティアスの身体を包む倦怠感が増し、気分が悪くなっていく。 どくどくだまが完全に飲み込まれる頃には、床の上に胃液を吐いて痙攣するラティアスの姿があった。 激しく咳き込み嘔吐を繰り返していると、ようやくどくどくだまがスリットから抜き取られる。 身体を侵す毒の状態異常が直り、彼女はぐったりと地面に突っ伏し、大きく息を吸った。 だが、調教が終わったわけではない。男が彼女の直ぐ側にモンスターボールを一つ投げる。 ポケモンの鳴き声を聞いてラティアスがそちらに顔を向けると、底には異様に血走った目のニドキングがいた。 男はニドキングの側に近寄ると、注射器を一つ取り出す。ニドキングは血走った目をその注射器へと向けて、狂気染みた笑みを浮かべていた。 自分から白衣の男に向けて、注射器の針が刺さり易い部分をアピールした。男は笑いながら頷くと、注射器をニドキングの間接部へと刺し、中身の液体を注入した。 途端にニドキングの鼻息が荒くなり、充血した目を周囲で唯一の♀、ラティアスへと向けた。 「きゅぅ……!?」 その狂気を含んだ視線に、ラティアスが震え上がる。だが、そんな反応も意に介する事無く、ニドキングはラティアスへと飛び掛った。 都合よく仰向けで倒れているラティアスに覆いかぶさり、薬を打たれた直後から勃起し始めているペニスを、拡張されたスリットへと突き刺す。 前座もなしに力強いピストンを始め、ラティアスはニドキングの巨体から来るピストンに痛みしか感じず、ひたすら金切り声を上げていた。 ニドキングはピストンを始めて直ぐ射精するが、そのペニスは全く萎えず、射精を続けながらラティアスの卵管をかき回していく。 5度も射精してラティアスの腹がパンパンに膨らみ、スリットが拡がりきって締め付けさえもなくなった頃、ようやくペニスが引き抜かれた。 だが、ラティアスが安心する暇もなく、今度はアナルへとニドキングのペニスが挿入される。 調教し尽くされ、理性も感情もなく、ひたすら性欲だけを満たそうとする淫獣となったニドキングは、精液が出なくなるまでラティアスの体内へと射精を続け、射精できなくなっても、自らが気絶するまでラティアスを犯し続けた。 気絶したニドキングをボールに戻す頃には、ラティアスの腹は精液だけでパンパンに膨らみ、意識があるかも分からない常態で荒い息を繰り返していた。 ラティアスの顔を覗き込むと、もはや目の焦点が合っておらず、やはり意識があるのか微妙だ。 何とかして正気に戻さなくてはなと、男は思案顔を浮かべた。そして、直ぐに新しい責めが思いついたようで、一度部屋から出て行く。 程なくして戻ってくると、彼は小さな折を台車に乗せて引いていた。その折の中には、大量の虫ポケモンたちが入れられている。 もちろんそれらは、彼のいる組織によって育てられた、彼の命令に忠実に従うポケモンたちだ。 男が檻の蓋を外すと、虫ポケモンたちが一気に外へと出る。男は黙ってラティアスを指差した。 虫ポケモンたちはその命令に従って、一斉にラティアスへと飛び掛る。 小柄な虫ポケモンたちがラティアスに群がり、その身体を全て覆い尽くしてしまう。ラティアスが力なく腕を振るって、虫たちを追い払おうとするのだが、何の意味も成さない抵抗だった。 虫ポケモンたちはラティアスの身体へと喰らいつき、その血液を吸い上げていく。 自分の身体から何かが吸い取られていくのを感じながら、ラティアスの意識は朦朧としていく。 このまま意識が潰えれば、兄のところへ行けるのだろうか? そんな考えが彼女の頭によぎった。 それもいいかもしれない。そう感じたが、男はそれを許してくれなかった。彼の命令を受けると、虫たちが吸血を中断し、檻へと戻っていく。 後に残されたラティアスは、全身が噛み傷にまみれ、赤く腫れ上がっていた。多くの血を失った事もあって、ラティアスはふらふらと顔を振っている。 だが、次第に朦朧とする彼女の意識もはっきりとしだした。全身を包む気が狂いそうなほどの痒みが、意識を無理矢理覚醒させる。 『――ッ!! ~~~~~~ッ!!!』 もはやまともにテレパシーを飛ばすのもできないようで、言葉にもならない叫びが頭の中に響いた。 ラティアスの短い手では痒いところを掻くことも出来ず、ひたすら涙を流して耐える姿を、男は面白そうに眺めていた。 「おいおい、フラついて今にも気絶しそうだぞ。大丈夫か?」 心にも無い事を言うものだ。ラティアスは朦朧とする意識の中でそう思考した。 男のわざとらしい気遣いの言葉に、様々な憎しみが奮い立つのを感じる。だが、血を失いすぎた身体は、指一本動かす余力すら残っていなかった。 意識が消え入りそうになって、男がいつの間にか部屋からいなくなっているのにも気付かなかった。 しばらくして男が戻った時には、ラティアスはまた気絶していたが、その腹に蹴りを入れられると、スリットとアナルから精液を噴出しながら目を覚ます。 だが、それでもラティアスの意識が完全にもどることは無かった。頭まで血液が回らず、まともな思考すら出来なくなってきている。 だからか、男が無言で差し出してきた何かの肉を、何の疑問もなく口にしていた。 血の味が口内に広がる。一口でそれが何かの内臓だと分かった。失われた血を戻すために、一番必要な食物だ。 柔らかな臓物が口へと運ばれ続け、ラティアスは口元を血塗れにしながらそれを食べてゆく。 それを一通り続けたころ、ようやく彼女の頭も正常に回り始め、ほとんど暗闇に覆われていた視界も、鮮明になってくる。 目の前に差し出された肉を口に含み、咀嚼し、飲み込む。男が持っていた肉は尽きたようで、ラティアスの目の前で、次の肉を剥ぎ取っているところだった。 首無しの青いからだが男の前に置かれ、その腹には大きな切れ込みがあって、男は底に腕を突っ込んで、ナイフで臓器や肉を切り刻み、それをラティアスに差し出す。 ラティアスは差し出される肉を食べ続けながら、ぼんやりとその光景を眺めていた。 何処か見覚えの有る青い身体を眺める内に、兄の最期が頭の中でリフレインする。そして不意に頭の中に思い浮かんだ。 ああ、あれはお兄ちゃんのお肉だ。そう思いながら口の中にある肉を飲み込んだ。 飲み込みながら、彼女は目を見開き、驚愕の表情を浮かべていく。 「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」 声にならない叫びが室内に響いた。兄の、兄の肉を、内臓を食わされていた。今日受けたどんな仕打ちよりも酷い。 兄の死肉を口にしていた。そう思うだけで、ラティアスの瞳からとめどなく涙が溢れ、強烈な吐き気にも襲われる。 だが、それを察した男がラティアスの口を縄できつく結び、吐き出したくても王と出来ないようにしてしまう。 「上手かったろ? 兄さんのお肉はさ」 そう言いながら、男はラティアスの死体の腹を開いてみせる。虫が食い荒らしでもしたかのように中身がズタボロになっていた。 自分が食い荒らしたのだ。ラティアスは力なく首を横に振る。だが、現実はきえてくれなかった。 ラティアスは一言も声を上げる事無く、ただ床の上に突っ伏していた。 最愛の兄を食わせるというのは流石に刺激が強すぎたらしく、壊れてしまったのかどうかは知らないが、まともな反応は示さなくなっていた。 口からは涎を垂らしっぱなし、目は開いていても何処を見ているか分からない。腹を蹴りつけても、顔を殴りつけても悲鳴の一つも上げないのだ。 こりゃだめだ。男は諦めて、体罰でラティアスの意識を覚醒させるのを諦めた。代わりに、ポケットから取り出したリモコンのスイッチを押す。 すると、部屋の中央の床が開き、その底にピンク色の溶液が詰まったプールが用意されていた。溶液からは湯気が立ち上り、プールと言うよりも風呂のようだ。 首輪に繋がった鎖を外し、ボールのようにラティアスを蹴り飛ばしながら、そのプールへと運んでいく。 相変わらず外からの刺激には何の反応も示さず、男は詰まらなさそうに舌打ちをして、溶液のプールへとラティアスを蹴り落とした。 何かの花のような匂いを発する浴槽の中で、ラティアスの体についた血や体液が洗い落とされていく。そして、傷口から、口からその溶液の成分はラティアスの身体に入り込んで言った。 「あ……」 ラティアスの口が開き、切なげな声が漏れる。何故だか分からないが異様な昂ぶりが身体に満ちていくのを感じる。 しこたま精液を注ぎこまれた卵管が、物欲しそうに蠢き始め、なおも求めるように愛液を分泌した。 ラティアスは、その昂ぶりに飲まれそうになるのを感じたが、最早現実に絶望していた彼女にとって、それは寧ろ喜ばしい事だった。 無意識の内に、彼女は笑みを浮かべていた。媚薬の快感に全てを任せ、自我を捨て去る。 彼女の瞳からは完全に光が失われた。あのニドキングと同様に。彼女は性欲のみしか残らない、肉奴隷へと姿を変えていくのだった。 ラティアスを媚薬入りの風呂から引き上げると、身体が床と擦れる事にすら感じるようで、陸に上げられたコイキングのようにビクビクと跳ねていた。 その顔には壊れたように引き攣った笑顔が浮かんでいる。男はとても楽しそうにラティアスのそんな姿を皆がら、腰のモンスターボールをラティアスの周りへと投げた。 出てきたのは、ニドキングと同様に調教された雄のポケモンたちだ。ペニスを勃起させながらラティアスに群がっていく。 「きゅ……ぎゅぅ……ッ!!」 自分の身体へとのしかかる何匹ものポケモンの重みに、ラティアスが呻いた。 アナルと生殖器に同時にペニスが挿入されて、断続的に射精を繰り返しながら彼女を責めたてた。 ニドキングのときのように、彼女が痛みの悲鳴を上げる事は無い。突き上げのたびに白目をむき、穴と言う穴から液体を撒き散らしながら、快感の悲鳴を上げるばかりだった。 ラティアスの目の前には、赤く勃起したペニスが押し付けられる。彼女はなんの躊躇いもなくそのペニスを口に含み、吸い上げた。 直ぐに射精が始まって、口の中へと生臭い味が満ちていく。喉を鳴らしてそれを飲み干しながら、彼女は白目を剥いて絶頂に達した。 もはや彼女は快楽に堕ちて行くことに恐れなど感じず、与えられる刺激を貪り続けた。 兄の事も、ここで受けた辱めの苦しさも、快楽に堕ちていれば全てを忘れられる。 自ら腰を振ってポケモンたちのペニスを受け入れながら、ラティアスは喘ぎ続けた。周りのポケモンたち全員が果て、気絶するまで乱交は終わらない。 「ぎっ、きゅぅ……、ッ!!――ッ!!」 ラティアスは相変わらず涎を撒き散らし、首を振りながら悶えているが、彼女を犯すポケモンたちはいくらか興が冷めてきた様子を見せていた。 数匹のポケモンたちによって輪姦され続けたラティアスの、生殖器とアナルは、すでにこれ以上ないほどにガバガバにされて、締め付けなど完全に失っていたのだ。 それは、ラティアスの輪姦される姿を横で眺めている男から見ても、明らかだった。時折りラティアスの穴が痙攣しても、もう締め付けは全くなくなっている。 男は一旦ポケモンたちをラティアスから離すと、全身を精液に塗れさせた状態で、仰向けに横たわっているラティアスへと近づく。 開いたまま元に戻る様子を見せない割れ目に指を這わせると、ラティアスの身体がビクンと震えた。 男は構わずその中に指を突っ込み、両手でその穴を広げ、奥で二つに分かれる部分を外気に晒す。 卵管の方は中まで精液が溜まって、ガバガバになっているが、尿道の方はまだ使われている形跡はなかった。 「ぎゅっ、ぎゅあぁ…ッ!!……ッ」 男はそちらの方へ指を突っ込んで掻き回す。あらゆる刺激を受けつくしていたと思っていたラティアスも、これまで感じたことのない刺激に悲鳴を上げた。 男は直ぐにポケモンを一匹招き、そのペニスを掴んでラティアスの尿道へと導く。 元々大した容量も無いそこを、太いペニスが無理矢理拡張し、ペニスが挿入されていく。 再び締め付けを取り戻したラティアスに、ポケモンは嬉しそうにピストンを繰り返し、ラティアスは狭い尿道が容量異常に拡げられていく痛みに、声がかれるほどの悲鳴を上げた。 「――ッ!!――ッ、ッッ!!」 続いて男は、ラティアスの顔の方へと移動すると、ガムシャラに振られる首を掴んで、顔を固定し、ラティアスの右目へと指を突っ込んだ。 「ぎゅっ、きゅぅ~~~ッッッ!!!」 快楽など微塵も感じない痛みだけの行為に、ラティアスが悲鳴を上げるが、気にせず眼球と眼孔の隙間に指を入れてかき回した。 少しすると余裕が出てきたとので、男は今いるポケモンたちの中で一番ペニスの小さい一匹を招き、そのペニスをラティアスの右の眼孔へと挿入させた。 ラティアスが、醜い悲鳴を上げ、ペニスを突き入れられる眼孔から血の涙を流す。やがてその眼孔へと精液が注がれると、血と混ざったピンク色の精液が涙のように零れた。 さて、あと使っていない穴はと、男はラティアスの身体を舐めるように眺める。彼の視線が行き着いた先は、また顔にあった。 ラティアスの小さな鼻先に手を伸ばすと、これまた小さな鼻の穴を指で撫でる。流石にここは無理そうだ。指すらも入る気配が無い。 ここで完全に失明させてしまうのもつまらないから、もう片方の目を使う気にもなれないしと、男は悩みながらも、再度ポケモンたちをラティアスに群がらせた。 陵辱は終わる気配を見せず、続いていく 彼女に群がるポケモン全てが満足した後のラティアスの姿は、惨憺たるモノだった。 穴と言う穴から精液を溢れさせ、無理やり飲まされ続けたせいで体中が膨らんでいた。 途中、暴行を加えると穴が締まる事を覚えられてからは、体中を殴られ痣だらけの姿である。 捕まえられたばかりのときの、可愛らしい姿は何処にもなく、今では醜いオナホールと言う有様だ。 しかし、このままではもう、本格的にダメそうだ。鞭は充分に与えたし、そろそろ飴の一つぐらいも恵んでやら無くては。 男は、倒れるまでラティアスを犯して疲れきったポケモンたちに、ラティオスの死体を処理させると、代わりのラティオスを手配した。 彼女の実の兄は、骨の一本までもポケモンたちの腹に消え、代わりのラティオスの入ったボールが、部屋に備え付けられたパソコンへと転送されてくる。 男はそれをラティアスの側へと投げる。小奇麗な身体のラティオスがボールの中から現われた。 「きゅ……?」 その姿を見たラティアスが、不思議そうに首を傾げる。視力は随分と低下していたが、ラティオスの姿を確認する事ぐらいは出来たようだ。 別個体だと思いつくほどの思考力は残されていないようで、死んだはずなのに、食べさせられたはずなのにと、不思議そうにしている。 血の滴る顔へと、ラティオスがそっと顔を近づけて、ペロペロと舐め始めた。くすぐったいような、優しくて心地良い感触に、ラティアスは涙を流す。 ここへ連れてこられて、初めて感じた優しさに、涙が次から次に溢れてくる。 ラティオスは彼女の身体をペロペロと舐め続け、やがてラティアスの下腹部の割れ目へと行き当たる。 精液を溢れさせるそこを舐め取り、鼻先で優しく拡げ、やがては覆いかぶさる。 されている事は今までと変わらないが、身体を重ねるだけではない、肉親との心の通じ合いを感じ、ラティアスは心からの嬉し涙を流していた。 ラティアスに覆いかぶさり、腫れ上がった顔を抱きしめながら、ラティオスは彼女の気付かれぬように、舌打ちした。 こんなみすぼらしいラティアス相手に、何でこんな事をしなければならないんだ。 それでも、無理矢理立たせたペニスをガバガバのスリットへとあてがい、嫌々ながらにピストンを開始する。 ラティオスの視線は、白衣の男へと向き、何かを伝えたいかのように瞬きする。男は黙って頷いた。 後でちゃんとご褒美を与えてやると、男が言っているのだ。精液に塗れた醜いラティアスとやるなんて、綺麗好きな彼からしたら拷問のような行為をする見返りだ。 「きゅぅん……、きゅぅん……!」 ラティアスが嬉しそうに鳴いてラティオスのピストンを受けている。これまで感じたことのない、言いようも無い快感を伴った好意だった。 精液塗れの口を僅かに開き、兄の口と重ね合わせようと、首を伸ばした。 ラティオスの顔に露骨な嫌悪の表情が浮かぶが、ラティアスの気付かぬ内に、その首を抱きしめて誤魔化す。 こんな奴とキスだなんて、死んでも嫌だ。ピストンを激しくしながら、ラティアスの頭からキスのことを追い出そうとする。 やがて小さく鳴きながらラティアスが達し、ラティアスもゆるゆるの卵管の中へ精液を吐き出した。 気持ち良さそうに目を瞑るラティアスを、鼻で笑うと、ラティオスはその場を離れ、男の元へと行く。頭を撫でてもらいながら、気持ち良さそうに鳴いた。 ラティオスが去った後、ラティアスは床の上に放置されていた。体中が痛み、あの優しい快感が忘れられない。 優しい兄は何処へ行ってしまったのだろうか。自分を助けてくれるのではないのだろうか。彼女のぼやけた頭はそればかりを考えていた。 だが、いくら待っても助けは来ない。すでにテレパシー能力さえも失っていた彼女は、不安そうに鳴いて、周囲をキョロキョロと見るばかりだった。 それをただ眺めていた白衣の男が、やがて立ち上がる。ラティアスの目の前まで歩いて行った。 「兄貴にまた逢いたいか?」 ラティアスは無言で頷く。それなら、と男は条件を出した。羞恥心などと言う高等な感情など、随分と前になくしてしまったラティアスは、喜んでそれを実行する。 自ら進んで精液を垂れ流す割れ目を男へと向け、その割れ目へと首を伸ばし、鼻先で底を刺激する。 「くっ…、きゅっ……」 尖った鼻先を割れ目に突っ込んでクチュクチュと音を立て、盛り上がった割れ目の肉を噛んで、激しい刺激を自らに与える。 乱暴に、道具同然に扱われたそこは、そう簡単な刺激では満足できなくなり始めていた。 血が出るほど強く噛み締め、痛みとも快感ともつかぬ感覚に喘ぎを上げる姿を、男へと見せつける。 そして、割れ目から精液を噴出しながら、ついに彼女は絶頂に達する。 「――ッ!!」 有る意味調教は完了したなと、男はやる気なさそうにラティアスを見ていた。もう羞恥心も恥じらいもなく、一晩で割れ目は使い古しだ。売れるだろうかこんなのが。 男はラティアスから離れると、気の無い声で彼女へと言った。 「兄さんは淫乱な奴は嫌いだって。お前の顔も見たくないってさ。 今頃専属のトリマーさんにグルーミングしてもらってるとこだろうし、 オマエみたいな便所ポケモンが邪魔すんなよ」 そう投げかけられた時のラティアスの顔は中々見ものだったが、彼女は直ぐに床に突っ伏して嗚咽を上げ始めた。 そんな薄汚い姿で泣かれても、一片の同情心も湧かないのに、バカなものだ。 いつまでも嗚咽を続けるラティアスを、男は鬱陶しそうに見つめていた。 そろそろ泣き止ませなくては耳障りだが、どうやったら泣き止むだろうか。少し思案した後、彼は思いついたようにポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押した。 床が割れて、その下に白濁色の液体で満ちた浴槽が表れる。以前、媚薬の混ざった風呂でラティアスの心を砕いた時と同じギミックだ。 精液の発する生臭い匂いが部屋の中に充満していくが、鼻の穴にまで精液の詰まったラティアスは、その臭気に反応する事もなかった。 男はラティアスのぐったりした身体を蹴飛ばしながら、部屋の中央の精液風呂へと運んでいく。 その度に口から精液を吐き出しながら、やがてラティアスは精液風呂の中に落ちて言った。 最初こそ暴れていたが、身体に纏わりつく精液に体力を削られ、やがて動かなくなっていく。 精液風呂の中で仰向けに浮かび、やがてそこから出る事さえも諦めていた。 寧ろそこは、彼女にとって居心地が良かった。精液など今さら嫌悪の対象ではなく、身体を包む温かさは心地いい。 冷たい床の上で身体を丸めているよりは、柔らかい感触に身体を包まれている方が安らげた。 彼女はゆっくりと目を瞑り、意識を手放した 男はラティアスを精液風呂から引き上げると、彼女を床の上に放置して、何かの機械を用意した。 機械に繋がれたホースを精液風呂の中に落とし、そして機械から伸びる3本のチューブを、ラティアスの口、スリット、アナルへと入れて固定した。 自分の身体が何かをされているのに気付き、流石にラティアスも目を覚ましたが、もうピクリとも動く力は残されていなかった。 チューブを差し込んだ状態で、隙間なくそれぞれの穴を固定すると、男は機械のスイッチを入れる。 モーターの駆動音を発しながら、ポンプが溜まった精液を吸い上げ、ラティアスの口、スリット、肛門へと注ぎ込んで行った。 「んんぐんん゛ん゛ん゛!!!」 ラティアスの塞がれた口から、悲痛な叫び声が漏れる。容赦なく口の中へと注がれる精液を飲み込みながら、下半身の二つの穴へも注ぎ込まれる。 男が見ている前で、ラティアスの腹はみるみる内に膨らんでゆき、許容量を超えた精液が彼女の体内を満たして行った。 呻くような叫びを発し続けるが、抵抗は何の意味も成さず、子宮も直腸も胃袋も、破裂しそうなほどの量の精液を溜められ、限界まで張り詰めている。 これ以上は本当に死んでしまう! ラティアスが恐怖から涙を流すが、男は作業を中断してはくれなかった。 頭の中で何度も何度も兄を呼ぶが、助けてくれはしない。走馬灯のように兄との思い出がラティアスの頭の中を巡った。 膨れ上がった腹が震え、本当の限界も近づいてくる。男はそこでようやく機械のスイッチを止めた。 限界まで精液を流し込まれ、意識を失う事も出来ず、体中の痛みに耐えるしかない。 ラティアスはいつの間にか、自らの死を願うようになっていた。 このまま殺してくれれば楽なのに。ラティアスがそう思ったとしても、男はギリギリの許容範囲で機械を止めてしまう。 そして下卑た笑みを浮かべながら、パソコンに転送されてきた二つのモンスターボールをラティアスへと投げる。 モンスターボールから出てきたのは、2体のリングマだった。相変わらず、性欲の塊として調教されたポケモンたちと同じ、血走った赤い目を持っている。 彼らはペニスを勃起させながらラティアスへと飛び掛かり、爪を使って尻とスリットへ繋がれたチューブを切り裂いた。 「ぐぶぅん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!!」 溜められた精液が溢れ出す暇もなく、太いペニスが彼女の二つの穴へと捻じ込まれた。 苦しみしか産まないピストンが繰り返され、ラティアスは白目を剥きながら醜い悲鳴を上げ続けた。 男はそれを見ながら、ああ、やっぱり苦しんでいる姿の方が見ものだなと、面白そうに頷いていた。 精液で満たされた卵管と直腸の中を太いペニスが掻き回し、その度に精液が溢れ出ている。 ラティアスは死ぬ事も出来ずに、ひたすら途方も無い苦しみを受け続け、それでも苦しみにさえ慣れてしまった身体は、発狂すら許してくれない。 リングマのピストンが激しくなり、絶頂が近い事を伝えたが、そこから精液が吐き出されると、同量の精液が結合部から溢れ、彼女の体内に溜まった精液は減りもしなければ増えもしない。 ラティアスはひたすらこの苦しみが終わる事だけを願って、リングマの精液を受け止め続けた。 リングマたちも満足して彼女の身体から離れると、後に残されたラティアスは、スリットとアナルからどぼどぼ精液をこぼしながら気を失った。 男は今度こそしばらくは意識を取り戻しそうに無いラティアスを、食い残された彼女の兄の肉片と共に、別の部屋へと運んで行った。 次にラティアスが目を覚ましたとき、彼女の身体は作り変えられていた。股間のスリットの丈夫には、食べ残された兄のペニスと、体内には精巣を埋め込まれ、神経も繋がれて、メスとしての機能を有しながら、雄の快感をも感じる事が出来る身体になっていたのだ。 「死んだ兄さんの身体の一部が、妹の手術に使われるなんて、よくある美談だよな」 男はそう言いながら笑っているが、そんな話とはまるで違う。これはひたすら陰鬱な悲劇でしかなかった。 男に後ろからペニスを掴まれ、それを上下に扱かれながら、ラティアスは泣きじゃくるばかりだった。 それでもペニスは反応を示し、固さを増していく。カウパーを先端から滲ませ、感じたことのない快感にラティアスは喘ぎ始める。 それと同じくして、しばらくの間電源の消えていたモニターに、再度スイッチが入れられる。 画面の中では、彼女の兄がペニスを弄られ、射精しようとしているところだった。 モニターの中の兄とシンクロするように、彼女は喘ぎ声をあげて、昂ぶっていく。 その中に確かに兄の姿があり、そこで扱かれているのと同じペニスが、今は彼女の股間に設置されているのだ。 モニターの中の兄が大きな喘ぎ声をあげ、彼女はそれと同じように嬌声を発する。そして、兄が放出したのにも負けない量の精液を、自らの腹の上にぶちまけた。 「きゃぅううんんっ!!!」 初めて味わう雄の快楽に、彼女は息も絶え絶えの様子で、ぼんやりと口を開けていた。 その様子を眺めながら、男はさも楽しそうにしながら、一つのモンスターボールを取り出し彼女の側に投げた。 ラティオスの首を引き千切ったのと同じカイリキーが、ラティアスの側に現われた。 モニターの中でも、今まさにラティオスの首を掴んでいるところだ。それと同じに、ラティアスの首を四本の腕で掴み、真逆の方向へ引っ張り出す。 「~~~~~~ッ、――ッ!!」 以外にも呻き声などは出なかった。首が絞められ息すら出来ないようで、口をパクパクと動かして暴れるだけである。 ラティアスの首がミチミチと音を立てながら崩壊を始める。兄の首よりもいくらか脆いようで、モニターの中で暴れる兄よりも簡単に、その首が引き千切れた。 ――ぐちゃっ 生々しい音を立てながら、一気に彼女の首が飛んだ。引き千切られた首は、首の骨といくらかの神経を身体から引っ張り出し、身体からは鮮血が噴水のように降りかかる。 ラティアスは、意識が完全に失われる間際、千切れた首から鮮血を噴出す自分の身体を見、そして絶命した。 死ぬ寸前には、兄の事などちらとも頭を掠めず、ひたすら恐怖にのみ頭を支配され、兄と同様に情けなく失禁していた。 カイリキーは手に取ったラティアスの首を、白衣を着込んだ主へと差し出す。男は受け取ったそれを地面に投げ捨てると、踏み潰した。 弱った頭蓋が砕けて脳漿が溢れ出す。さて、調教中のポケモンを連れてきて後始末をしなければ。 制限時間以内に完食しなければ、麻酔無しの去勢などしてみようか。色々と思いをめぐらせながら、男はカイリキーと共に部屋を後にした。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33075.html
登録日:2015/11/14 (土) 14 36 00 更新日:2024/03/17 Sun 09 56 25NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 SoLaMi♡SMILE いい子 お人好し かしこまっ! アイドル アホの子 キラッとプリ☆チャン ツインテール トゥインクルリボン プリズムボイス プリパラ プリパラキャラクター項目 マスコット ママ ラブリー ロリ 一級フラグ建築士 主人公 人たらし 姉 小学6年生 小学生 年上キラー 永遠の小学6年生で賞 真中らぁら 紫髪 翠眼 茜屋日海夏 黄金の精神 かしこまっ!小学5年生真中らぁらです! 真中らぁらとはプリパラに登場するキャラクター。本作の主人公である。 CV 茜屋日海夏 ◆プロフィール 学年:パプリカ学園小学部5年2組(1期)→6年5組(2期以降) /アボカド学園商学部6年A組(アイドルタイムプリパラ) 血液型:O型 誕生日:11月20日(ピザの日) 好きな食べ物:ピザ、駄菓子 好きなブランド:TwinkleRibbon タイプ:ラブリー 所属チーム:SoLaMi♡SMILE 合同チーム:SoLaMiDressing、そらマゲドン・み、ドレッシングふらわー、コズミックオムライスダ・ヴィンチ、プリパラポリス、ふれんど~る、まぁ~ぶるみらぁのんず(総選挙ドリームチーム) ◆概要 私立パプリカ学園小学部に通う小学5年生の女の子。薄紫の髪を団子にまとめ、瞳の色は翠。「かしこまっ!」が口癖。 いつでも明るく前向きで感情豊かだが、その反面勢いのままに行動することも多く、遅刻・騒音・廊下を走った等々様々な理由で本編開始時点で100枚近くの校則違反チケットを南風紀委員長から貰っているうっかりさん。 身体能力は割と高いようだが、勉強はあんまりできない。小学生なこともあって知らないことも多く、天然なこともあって誰もが知ってるような言葉の意味を聞き返したりとんでもない聞き違いをすることもあるアホの子。 誰とでもすぐ友達になれるコミュニケーションの鬼であり、人の良い所を見抜くのも凄まじく得意。友達のためであれば何事にもチャレンジし、どんな逆境だろうと諦めることをしない強い精神力も持つと、まさに主人公な性格をしている。「み~んな友達!み~んなアイドル!」というプリパラの理念の体現者とも。要は天性の人たらしである。 何か嬉しいことがあったりすると友達によく抱きついている。この癖は後にのんにも受け継がれた。 物語開始時点では「見る専」でありアイドル願望はなかったものの、同世代の女の子と同じようにプリパラへの憧れは強く、他の子よりもプリチケが届くのが遅いことに不満を抱いていた。 ある日、店のお使いで町に出たところ、「みれぃ」というアイドルの落としもののプリチケバッグを発見し「Prism Stone」へ届けに行ったときにプリチケが届き、プリパラの世界に足を踏み入れた。更にみれぃの頼みを断りきれずにアイドルとして活動していくことに。 デビュー前は生来の大きな声をコンプレックスに感じており、音楽の授業など意識して大きな声を出さなければいけない時に限って声を抑えてしまう癖があった。 しかしプリパラでアイドルデビューしてからはよく通る声はアイドルとしての大きな長所になり、存分に活かすように。 アイパラの時期にもなるとコンプレックスもなくなったのか自己紹介でも必要以上の大きな声が出せるようになっている。 また53話などで披露しているが、物真似という意外な特技を持っている。アイパラ9話のように、イケボもやろうと思えば素面で出せる。 プリパラチェンジすると体型が中学生くらいに成長し髪も長くツインテールに。誰かさんよりはよほどわかりやすい変化だが同一人物と見抜ける人物は非常に少ない。その理由は妹ののん曰く「普段の姿だとアイドルオーラがない」ため。親友のなおすらも気づかなかった。 だがそれ故に校長からは散々怪しまれはしたが2クール目終盤まで正体を気づかれずに済んでいる。 アイパラでは諸事情によりプリパラ内でも小さいままなのでより気づかれにくくなり、普通に一般人扱いされることもしばしば。 一方でアイドルとしては完全なる素人状態から短期間で凄まじい速度で才能を開花させていきあっという間に人気アイドルになった。 またらぁらはライブでの集中力が高まった際にプリパラにおける伝説の「プリズムボイス」を発揮することができる。 それは声量の大小によるものではなく、人の心に力を与え勇気づけることができるというアイドルの才能である。 マネージャーのクマ曰くプリズムボイスの素養があるアイドルは「そこそこ貴重な存在」らしい。…そこそこって。 更に高いカリスマ性も持ち合わせており、はっきり言ってアイドルとしては天才の部類に属する。しかし本人には全くそのような自覚はなく、努力を良しとするなどアイドルとして一生懸命活動しており、プリパラの理念も非常に大切にしている。 名前の由来はアイドルのステージにおける「センター」を和訳した「真ん中」と、音階の「ラ」と思われる。 実家は「パパのパスタ」と言う名前のイタリアンレストランを経営していて、らぁら自身もおつかいや接客など店の手伝いをすることがある。 家族構成は両親とのんの4人家族。 ◆活躍 みれぃとコンビを組んでからは、初めてのファンである栄子にライブでエールを送り、彼女に勇気づけるなどアイドルを楽しみながら、「もっともっとたくさんの人に自分の歌で元気を上げたい」と目標を明確に活動に励んでいた。 しかし親友のなおに内緒にしたままプリパラに通っていたことが原因で不和になってしまう。 らぁらはなおを傷つけたことを落ち込むがみれぃのアドバイスにより、やはりライブで自分の気持ちを表現し仲直りすることができた。 そんな中で憧れのアイドルであった北条そふぃと同じアイドルとして交流し、同じチームでライブがしたいと考えるようになる。 そふぃがウサギの指示のままトップアイドルのnew mewとチームを結成することになっても、らぁらは諦めない心でそふぃが自ら籠を出られるよう後押しし、ついに3人チーム「SoLaMi♡SMILE」を結成することに成功しグランプリを制した。 その後、らぁらは囲碁を引退しプリパラにデビューしようとしていた東堂シオンのデビュー手続きを手伝うが、シオンの激しい気性と彼女のみれぃに対する敵対心からトモチケの交換も拒否されてしまう。 シオンはらぁらたちと別れてから同じくみれぃに恨みを持つドロシー・ウェストとその双子のレオナ・ウェストとチーム「Dressing Pafé」を結成。SoLaMi♡SMILEと切磋琢磨するライバルチームになる。 そんなある日、パプリカ学園祭にライブ対決を中継することになったが、小学部にプリパラ禁止令を出していた大神田校長が頑なに拒否。 計画自体がおじゃんになるところだが、両チームが協力してライブ自体は無事に開催。しかし、これが原因からか、校長はプリパラ禁止令を中等部まで拡大させることに。 この状況下に当然ながら生徒からは抗議の嵐。Dressing Paféの3人は特にその急先鋒であり、シオンは校長室に乗り込んで校長と決闘し、ドロシー(とレオナ)は校長室に夜間侵入し自分たちのプリチケを回収してライブを強行するなど対抗策に出ていた。 らぁらも「パパのパスタ」の店員としてピザを届けて懐柔しようとするなどなんとか撤回に動くがあえなく失敗。大神田校長の執念により、逆に自分がプリパラに行っていた事実を突き止められてしまう。 しかしらぁらは校長室に行った時に、古いトモチケを見つけており… みれぃが集めてきた資料やらぁらの見つけたトモチケといった様々な資料を突きつけられた校長は、かつて自分に起きた出来事を話す。 一連の校長の話を聞き終わっても、皆は直感的にも論理的にも納得できないという様子だったが、らぁらだけは 「あたしも同じことがあったら、すごく悲しいと思います」 「でも、あたしの大好きなプリパラは、誰のことも傷つけたりしない!」 と、校長の過去の悲劇に対して共感して涙を流しつつも校長の意見に反論。 「あたし達のライブを見てください!先生の『嫌い』の中の『好き』を、きっと思い出させてみせます!」 その想いを込めたライブをきっかけに校長はプリパラへの愛を取り戻すこととなった。 そしてプリパラが完全解禁されたクリスマスの日、 「Dressing Paféに、やっぱり勝たなきゃダメ?」 らぁらのこの一言をきっかけに、SoLaMi♡SMILEはちょうど正式にチームを結成したばかりのDressing Paféに合同チームを組むことを持ちかける。特に語られてはいないが,大神田校長の過去の話を聞いたことが影響しているのは間違いないだろう。 そして誕生した合同チーム「SoLaMiDressing」は6人での新曲「Realize!!」でライブし大会に見事優勝。パラダイスコーデの一つ「パラダイスシューズ」を入手した。 しかし次の大会、今度もSoLaMiDressingとして6人でパラダイスコーデを狙いライブに望んだが、らぁらの前に何度か現れていた謎のボーカルドール・ファルルがついにプリパラにデビューし、彼女の圧倒的な実力を前にSoLaMiDressingとしても、SoLaMi♡SMILEとしても全く歯が立たず2度の敗北を喫する。 好奇心旺盛なファルルはらぁらに興味を示し、らぁらは彼女にとってはじめての「友達」になろうとプリパラの外を見せたり、ファルルのファンである妹ののんと会ってもらったりとアプローチを重ね、親交を深めていく。 次第に感情を学習していったファルルは、らぁらを大切な友達であると感じ、らぁらもまた、ファルルを大切に思うようになる。 そして最後のステージバトルにて、新曲「Love friend style」を引っ提げSoLaMiDressingはファルルに勝利した。 その後、らぁらが友達の証としてトモチケをパキるとファルルはその特殊な出生のために機能停止し、目覚めなくなってしまう。 責任を感じ落ち込むらぁらはなんとか目覚めさせる方法を考え、みれぃとシオンは「プリズムボイス」に、ファルルを目覚めさせるカギではないかと推論を出した。 プリズムボイスは、人の心の奥にまで届くものだから、ファルルの心の奥に届く可能性はあるのかもしれない。 「あたし、声が大きいって、悩んでいたけど、ライブをして、それでいいんだって思った。」 「新しい友達ができて、ケンカもしたけど、もっともっといい友達になれた。勇気もあげられた。憧れのあの人と、チームも組めた。奇跡だって…!」 「プリパラには、プリズムボイスには、ライブには、力がある!ファルルを目覚めさせる事だって、できるかも!」 らぁらはそれからファルルを救うため、プリズムボイスが安定して発揮できるようソロライブでレベルを上げ、そして後日SoLaMiDressingの6人でファルルカムバックライブに挑む。 コーデはパラダイスコーデ。曲は誰もが知っている課題曲であり、神アイドル・SAINTSの持ち歌「Make it!」。 サイリウムチェンジでついに伝説のパラダイスコーデを光らせることに成功したものの、コーデの輝きはだんだんと失われ、輝きは消失してしまう。 結局ファルルを目覚めさせることは叶わず、らぁらは涙ながらに謝罪するが…… 静寂の中、見ていた観客の1人が歌い始めた。それは隣に、その隣へと伝播し会場全体へ、モニター越しにも……その声の集積は、なんとすべてがプリズムボイスであった。 プリズムボイスは特別な才能ではない。それは誰だって強く願えば人の心の奥まで届く声が出せるということ。らぁらのプリズムボイスだけで届かないなら、みんなの声で伝えればいい。 「「ファルル、帰ってきて!」」 みんなのプリズムボイスによってパラダイスコーデは光を取り戻し、ファルルは眠りから覚めて、新たに生まれ変わった。ファルルを加えた7人、否プリパラ全員のライブは成功し一期の物語は大団円へ。 らぁらを呼び水に想いを束ね、「みーんな友達!みーんなアイドル!」というプリパラのテーマを完全に表現しきったと言える。 セカンドシーズンからは小学部6年生に進級。と言っても具体的に何が変わったってわけでもない。 プリパラで新しく解禁となる「プリパラドリームシアター」で行われる新イベント「プリパラドリームパレード」への出場を決意する。 パレードのチームは5人編成なので、まずはシステムにより一時解散状態となったSoLaMi♡SMILEの再結成を目指すが、新しくプリパラに参戦した2人のアイドル、あろまとみかんの2人チーム・アロマゲドンの目論見によって再結成が妨害されてしまう。 紆余曲折あってのSoLaMi♡SMILE再結成からは、らぁらはアロマゲドンを引き込んでの5人のドリームチームを組もうと行動する。 あろまとみかんの過去と絆を知りその想いはさらに強くなるが、些細な誤解からあろまとみかんが絶交してしまう。誤解を解こうと奔走するみかんを手伝い、6月6日のあろまの誕生日にて彼女のためのバースデーケーキを製作。2人が和解させることに成功した。このとき5人のチャームが光りSoLaMi♡SMILEとアロマゲドンの合体チーム「そらマゲドン・み」を結成し、ドリームシアターライブを行った。5人チームは1度切りで解散しチームとしてはバラけたものの、現実世界では同じ小学部6年生ということもあってらぁらはその後もあろま、みかんとつるんでいる模様。 ヨーロッパラからやってきたプリンセス特待生の緑風ふわりとは、彼女のパプリカ学園転入前に出会って言葉を交わしている。 成り行きで一緒にグロリア校長のプリンセスレッスンを受けた他、デビューライブに臨む彼女に 「誰かに、自分の気持ちを届けるように歌うといいよ」「そうすると、いつも以上に力が発揮できるんだよ!」 とアドバイスを送っている。またふわりがプリンセスという役目と自身のやりたいことに悩んでいた時には、思いっきり身体を動かして頭が空っぽになるまで遊ぶことを勧め、Dressing Paféの3人を加えた5人で鬼ごっこに興じた。 その後らぁらはプリンセスをやめることを決心したふわりにDressing Paféと共に一緒に歌うことを頼まれ、紫京院ひびきの刺客「セレブリティ4」の妨害を潜り抜け冒険の末にチャームの導きによってドリームチーム「ドレッシングふらわー」を結成。サマードリームアイドルグランプリにて見事優勝した。 だが後日行われたサマードリームパレードコーデのお披露目ライブの終了後、ひびきが変装した怪盗ジーニアスの手によって5人のコーデが盗まれてしまう。 らぁらの愛する「み~んな友達! み~んなアイドル!」のフレーズを「仲良しごっこ」と否定する彼女から本人の至り知らぬ所で明確な「敵」と認識されたらぁらは敵対関係になっていくが…? 新たに登場したポップアイドル黄木あじみと北条コスモのファッションショー対決の司会を務めたことが縁となり、 オータムドリームアイドルグランプリではみかん、ドロシー、あじみ、コスモの四人と共にドリームチーム「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」の一員になる。 ドリームシアターライブの存続をかけたプレッシャーを受けながらも優勝を果たした。 案の定オタドリでも怪盗ジーニアスが現れコーデを盗まれてしまうが、その後ひょんなことがひびきが怪盗ジーニアスであることと突然消えるトリックを掴む。 しかしひびきはそれを見越して正式にプリパラデビューし革命を宣言。みれぃが挑発に乗ったたウィンタードリームアイドルグランプリではひびきの思想に則った天才チームこと「セレパラ歌劇団」とらぁらとみれぃの思想に則った努力チームこと「ふれんど~る」の対決になった。 一度はひびき率いるセレパラ歌劇団に圧倒的な力を見せられた上に活動拠点のプリパラすらも奪われてしまうが、地下パラでしぶとくアイドル活動を続け、みれぃがトップランクに昇格したことでスプドリの参加権を獲得し、リベンジの機会を得る。 この頃になるとひびきの過去などを知ったため、天才チームに行ったそふぃやシオンたちとも合わせて、「ひびきの願望を阻止する」という目標で動くことに。 しかし年齢も思想も何もかも差があるひびきと友達になれるかどうからぁらは不安だった。 セレパラ歌劇団とふれんど~るの再戦であり、なおかつ四季のプリンセスの座を賭けた個人戦となったスプリングドリームアイドルグランプリは、鐘を巡ってのレースとなり、ひびきが先行し他が追いかける構図となった。 上ではそふぃやシオンがひびきと渡り合い、アロマゲドン組が間を抜こうとする一進一退の攻防が繰り広げられる中、悩みを抱えるらぁらとファルルは出遅れて最後尾。早く追いかけようとするらぁらに、ひびきの目的を知りながらも立ち位置に悩むファルルはどうすればいいのか相談してきた。 その頃上ではひびきがそふぃやシオンを振り切っており、シオンはちょうどらぁら達のいるところまで落ちてきた。 ひびきを見捨てるわけにはいかないと再度上昇するシオンを見たらぁらはファルルの手を引いて更に上を目指す。 そしてひびきは伝説のプラチナエアリーを出現させる。 その後ろからファルルもプラチナエアリーを出して追いつき、ひびきを必死に止めようとしたが、綺麗にあしらわれ、らぁらのところまで落ちてきてしまった。 迷いを振り切ったファルルにひびきを止めることを託されたらぁらはゴールドエアリーのままで必死に食らいつく。 「ファルルは友達だ!友達の友達は友達だ!」 「あたしはプリパラで、悲しいことなんて起こさせない!」 「悲しい想いなんてさせたくない!ひびきさん!あなたにも!」 しかしひびきの強い意思に跳ね返され、諸共吹き飛ばされてしまう。 そこにチームの垣根を越えて仲間たちが集まり、全ての望みををらぁらに託して、再び空へ送り出した。 「「行け!らぁら!」」 「かしこまぁ!」 「それは、ひびきさんが、あたしの友達だから!」 「だってだって、『みーんな友達!みーんなアイドル!』なんだもん!! 「ファイナルエアリー!!」 ファイナルエアリーを出現させたらぁらはミリ差でひびきを追い抜き鐘を鳴らす。 ひびき自身の設定したルールによりスプドリの鐘を鳴らしたものがそのまま四季のプリンセスになるため、四季のプリンセスは自動的にらぁらになり、ここにひびきの願望は潰えた。 ひびきの度重なるシステム改変によるプリパラ存続の危機も仲間たちと乗り越え、ひびきとも和解。二期の物語も大団円となった。 3rdシーズンではいつの間にかトップアイドルにランクアップ。プリパラに入る途中で出会ったプリパラが初めての女の子にプリズム初心者狩りプリパラを案内するなどその人たらしぶりスタンスは相変わらず。 プリパラが神アイドルシステムへ改修された日、急に謎の赤ちゃん、ジュルルの面倒を見ることになった。お前がママになるんだよ! 当初はのん以外誰にも気づかれなかった上にそののんの忠告もあって頼れる相手が殆どおらず癇癪を起こした事もあったが、迷子になったジュルルを助けた事で神アイドルチャレンジライブを最初に発動しスーパーサイリウムコーデを手に入れる。 この際ジュルルの正体がプリパラの神ジュリィと知っためが兄ぃに問い詰められ、仲間やめが姉ぇにもジュルルの存在を明かした。 第一回神アイドルグランプリでは新参の「TRiANGLE」を下しDressing Paféと同着優勝を飾る。 破れたTRiANGLEがのんの一人三役と知り、のんのプリパラデビューを知ってからはのんとの姉妹デュエットも望むようになるが当ののんからは「ライバル」ということで聞く耳を持たれていない。 ちなみに例のカオス回では皆が多かれ少なかれキャラ崩壊する中でらぁらだけはイケメンキャラに順応していた。物真似ができることもあってかキャラを合わせるのは妹と同じくかなり得意な様子。 半ば強制的に押し付けられる形になったジュルルだが、話が進むにつれて本当の親子のような関係になっていく。 しかしジュルル/ジュリィには避けられない運命が待っていた。 それを知ったらぁらは 「たってそうでしょ、ママは子供を守るのが仕事だもん!」 「あたし、ジュルルを助ける!」 めが兄ぃによれば、神アイドルになれば奇跡を起こせるかもしれないという。 ここから、らぁらにとっての神アイドルの意味合いが少し変わってくる。 アイドルとしての最大の目標であるのは変わらない。しかしそれ以上に、らぁらはジュルルのママとして、彼女を救うべく神アイドルになる必要がある。 その想いは他の誰よりも強いが、しかしそれだけで神アイドルになれる訳ではない。 運命のファイナル、らぁら達SoLaMi♡SMILEは神アイドルを目指して強敵に立ち向かう。 3rdシーズンラストで校長からパパラ宿への異動を命じられ、4thシーズンの「アイドルタイムプリパラ」ではまだ未熟なパパラ宿のプリパラを発展させる役目を担うことに。 パパラ宿は諸般の事情でプリパラそのものへの風当たりが強い上にアイドルも男子のものとされた世界。おまけにプリチケが曲がったためにバグでライブ時以外アイドル「らぁら」になれず、有名アイドルとして人を集めることも容易ではなくなってしまった。 逆風の中、新しい相棒のゆいとともに時には土木作業体を張りつつ発展に奔走。 一時はプリパラ閉鎖のピンチまで追い込まれるが、みれぃの助言を受けてからはパパラ宿内でもプリパラの知名度が向上していく。そしてパパラ宿内初のグランプリをなんとか成功させてからは加速度的に発展していき、無事にお役御免かと思いきや今度はパパラ宿に長らく巣食う隠された問題に立ち向かうことになる。 アイドルランドプリパラでは再びパラ宿に帰ってきている。アイパラから4年経ったがやっぱり学年は不動だった。 ◆交友関係 南みれぃ らぁらがプリパラで出会ったはじめてのアイドル。パプリカ学園風紀委員長にしてプリパラのポップアイドル。 後に正式にコンビになり、更にそふぃを加えて「SoLaMi♡SMILE」を結成した。 学年の差から先輩と後輩関係だがプリパラ内・時には現実世界でも対等の友達としてかかわる場合はお互いに呼び捨て。 らぁらとの絆はプリパラアイドルでも特に強いようで、どちらかと言うとらぁらがナチュラルに「みれぃ大好き」と言ってたりするが、41話ではみれぃかららぁらへの愛情も強くうかがえる。 「でもあたし、ステージで歌ったことなんてないし、ダンスだって…」 「プリパラは好きぷり?」 「うん」 「じゃあ大丈夫、できるぷり!」 「みんなはアイドルの歌を待っているぷり!」 世界中に向かって届くように、思いっきり歌うぷり!」 「ここではすべての女の子に、それが許されているぷり!」 「思いっきり、許されている…」 1話における上記のやり取りはらぁらの中に強く根付いているようであり、時折らぁらは「世界中に届くように」のフレーズを口にしている。 らぁらと出会う前までは厳しさが空回りしてチームを組むことが出来なかった経緯から、みれぃにとってのらぁらは一際特別な思い入れがある相方であり、プリパラの内外で先輩と後輩、チームメイト同士として時に厳しく、時に優しく、助け合う間柄である。 一方で風紀委員としては容赦なく仕事をしており、らぁらの校則違反に対して貼り付けていた校則違反チケットは1期中盤で200枚に達しており、わざとやってるんじゃないのか南委員長が事有るごとに校則を口にしつつチケットを叩きつけるのはプリパラでもお約束扱い。2ndシーズン以降直接の描写は減ったが、校則違反チケットの数字自体は回を追うごとにグングン増えており、アイパラ4話の時点でその枚数は555枚に達した。 ただし、らぁらが親友であるなおとのトラブルで思い悩んだ時にはいつものように違反チケットを叩きつけつつ校則違反ならぬ「アイドル違反」として叱咤激励するなど、根本にはらぁらを想っての行動が随所に垣間見える。 らぁらがデビューして一年経った現在でもなお、最も一番近くに居たアイドルとして強い信頼関係で結ばれている。 アイパラではみれぃは「大親友」とまで言っている。なお、この時友情違反として556枚目のチケットを叩きつけている 北条そふぃ 同じチームに所属し一歩抜けた実力でライブをリードする実力派アイドル。 彼女とチームを組むことが第1クールにおけるらぁらの目標であり、そのために奔走していた。 格好良いクールな天才アイドルの裏で、レッドフラッシュ(梅干し)切れを起こすとダメダメになってしまう自身の真の姿にコンプレックスを持っていたそふぃに対し、らぁらは 「どちらのそふぃさんも好きです! 梅干しピザのお客さんはなんだかカワイイし、そふぃさんはカッコいいし。それに、どっちもホントのそふぃさんなんでしょ?」 と否定するどころか全て肯定し、結果的にそふぃの二面性両方を受け入れた最初の人物となった。 SoLaMi♡SMILE結成を機に「どんなにダメダメでも自分一人の力でやり遂げることに挑戦する」ことを学んだそふぃにとって、らぁらは自らを籠の中から飛び立たせてくれた大切な友人の一人。 親交を深める為に最年長ながらファーストネームで呼び合うことを提案したり、新しいパフォーマンスを考えた際に「宙返りをやってみたい」と希望し、全く得意ではないタイヤ引きで足腰を鍛えようとするなどどんどんと新しいことに挑戦しているそふぃの根底には「友達が一緒だから諦めない」という強い想いが有り、らぁらとの出会いは結果的にそふぃを「努力する天才」へと成長させたと言える。 真中のん らぁらの妹。 プリパラ内で一番好きなアイドルはファルルだが、姉のことは別腹で応援している。 怪盗ジーニアスの予告を受け珍しく弱気になっていた姉を激励したのも彼女である。 そんな彼女にも「いつかプリパラのトップアイドルになった姉を超える」という密かな野望がある。 3rdシーズンで遂にプリチケが届いたことで周りには全てを伏せた上で一人三役のアイドルTRiANGLEとしてSoLaMi♡SMILEに挑戦するもあえなく敗北。それどころかガバにより一人三役とのんが正体であることがバレてしまう。 以後は「のん」としての活動が中心となり、アイドルとしても一からやり直し。チームも新たに「Nonsugar」を結成し再選の機会をうかがっている。 アイドルとしての姉は対等のライバルとして見ており姉妹デュエットも頑なに断っていたが、らぁらの誕生日の際には姉の全力に気圧され「今日だけは一緒にライブしてあげる」とデュエットを行っている。 ドロシー・ウェスト ドロシーからは当初みれぃのついでに倒すべき相手とされていたが、対戦を重ねるにつれ仲良くなった。 らぁらのデビュー一周年のドッキリ企画の時には突然現れた怪物(中身はクマとウサギとネコ)かららぁらを庇って「ここはボクに任せて先に行け」をやったり、4回のグランプリ全てで一緒のドリームチームに所属し、プリパラポリスの主戦力として白玉みかんと三人組でチームを組んでいるなど、セカンドシーズンからは一緒に行動する機会が増えている。 ドロシーの皮肉や憎まれ口を当のらぁらが意味を理解出来なかったり天然ボケ的に聞き間違えたりする為に成立せず、仕方なくドロシーがツッコミに回ったり、何故か年上のドロシー(中2)の我儘を年下のらぁら(小6)が諌める形になるなど、年齢不相応なやり取りが頻発している。というか途中からはほぼ同学年の友人みたいな扱いに。 そんなドロシーだが、自宅のお好み焼き屋がらぁらの家であるイタリア料理店との料理対決を行った際には、観客の心情を細かく拾って対応しているらぁらの姿に、 「らぁらが動き出したら、みんなの笑顔が広がった」 「あの子、本当は誰よりもアイドルの才能を持っているんじゃ…」 と言った感情を抱いており、ライバルとしては早い段階かららぁらのアイドル的な長所を察しており一目置いている様子。 実際、SoLaMi♡SMILEが合同チームでのライブを行う提案を持ちかけてきた時、らぁらに対して真っ先に快諾したのもドロシーだった。 レオナ・ウェスト 目立たないが地味に関わりが多い。 風邪を引いて世話して貰っている時に何の抵抗もなく服を脱がせて貰おうとしてたり(流石にシオンとみれぃが止めた)、小学生故に恋愛方面には疎いらぁらに恋愛関係のネタを説明したり実演したりするのは大体レオナだし、31話やアイパラ12話でらぁらが近くにいることに最初に気づいたりしている。 ファルル ファーストシーズン最終クールのキーパーソン。 彼女にとってらぁらは最初にして最高の友達である。 らぁらと同じプリズムボイスだが、らぁらのそれより安定して発揮され、その他の能力もハイレベル。 頭一つ分ほどファルルの方が背が高い。 坂上栄子 らぁらのファン第一号。どんな時空でもこれは不変の出来事らしい。 2話最終回でトモチケを交換した相手のうちの一人であり、アイドル「らぁら」を真に誕生させた功労者だったりする。 仲間が増えてからは出番は減ったが、その後も要所要所で登場する。 本編内では互いに面識がないはずだが、なおと一緒にいることが多い。 愛媛なお 物語が始まる以前からのらぁらの親友でクラスメイト。かつてプリパラ関係で喧嘩になったが後に仲直りしている。 誕生日がらぁらと同じ11月20日であり、毎年毎年誕生日は一緒に祝う習慣がある。らぁらのトレードマークとでも言うべき赤いリボンは毎年なおが自作して誕生日にプレゼントしているもの。一方のらぁらも毎年自作パラカッパのぬいぐるみをなおにプレゼントしている。 プリパラチェンジするとパラカッパの着ぐるみ姿髪型がツインテールに変化する。 本編内でライブすることは少ないが立場上かなり優遇されており、二期では誕生日回に合わせてCGモデルまで作られていたり。 白玉みかん・黒須あろま アロマゲドンの二人。 二人の構想していたドリームチームのメンバーにらぁらが含まれており、何度かアプローチをされるも断っていた。 プリパラ外の姿が同学年でクラスが隣と判明し、幾度かの交流を経た後は三人揃って行動している様子も描かれており仲は良い。 みかんとは「コズミックオムライスダ・ヴィンチ」で一回、あろまとは「ふれんど~る(ウィンドリ)」で一回、二人揃ってならば「そらマゲドン・み」、「ふれんど~る(スプドリ、ドリパレ)」でドリームチームを結成している。 紫京院ひびき あらゆる考えがらぁらと正反対なカリスマアイドル。 2ndシーズンでは向こうから明確に「敵」として認定され、当のらぁらも珍しく「友達」になれるか不安を感じていた。 紆余曲折を経て和解した後も若干距離を置いた付き合いをしており、周りを友達に囲まれているらぁらにしては珍しい存在となっている。 ジュルル/ジュリィ らぁらの「子供」。 慣れない子育てに癇癪を起こしたりしたこともあったが、話が進むと人に預けるだけで不安になったり、誰よりもジュルルの成長を喜んだりと本当の親子のように親しくなっていった。 それだけに彼女の運命を知った時は誰よりもショックを受け、誰よりもジュルルを救おうという強い決意をすることになった。 夢川ゆい アイパラでの相棒。当初は例によってらぁらがSoLaMi♡SMILEのらぁらと同一人物と気づかなかったが判明してからは同級生の友達兼アイドルとしての先輩として慕われるようになる。 らぁらにとってもアロマゲドンの2人に続く同級生の友人であり、なおかつ二人はルームメイトでもあるため、みれぃとほぼ同じくらい仲が良い。W主人公であったためか、近年はみれぃ以上に一緒に登場する機会が多いかも。 性格も似ておりゆいの行動にらぁらが乗っかることも多いが、一方でゆいが暴走気味な時にはらぁらがツッコミに回ることも多い。 くるみちゃん 小説版プリパラで登場。小学1年生時の友達で、この歳でバイオリンのコンクールの優勝者。海外留学の為に開かれたお別れ会で、らぁらは彼女の為に歌を歌ってあげた。 泣き顔だった彼女を笑顔にできたことが、らぁらが神アイドルを目指すきっかけの一つになった。 春音あいら 上葉みあ 彩瀬なる 過去のシリーズを支えてきた偉大なる先輩たち。放送開始前に1クールだけ放送したオールスターセレクションにで共演した。 またらぁらの憧れる伝説の神アイドル、SAINTSは彼女たちにそっくりなシルエットをしているが各作品の主人公ではなくあくまで並行世界の別人らしい。 ◆キラッとプリ☆チャンでのらぁら プリティーシリーズ10周年記念回の118話に登場。この時はライブシーンでゆいとともに登場しただけで本筋には絡まなかった。 かしクマっ! と思ったら1ヶ月後の122話でこんな事を言う、見た目がクマなゆいのマスコットが登場。ノンクレジットだがどう聞いても声はらぁらのそれだった。 かしこまっ!らぁらだよ!! そして145話で本当にらぁらがスターシステムで登場していた事が判明。 そもそもあり方が普通の人間ではなくなったためか、性格にはあまり変化がないが、「友達」との関係性に悩むというらしくない姿を見せていたり。 マスコット形態だとクマだが、プチマスコット形態になるとプリパラ外らぁらをそのまま小さくしたものに、アイドルマスコット形態ではアイドルらぁらの姿になる。トレードマークのリボンはアイドルらぁらのときだけ、色違いのものを身に着けている。 ◆余談 普段は健気でかわいい少女として描かれているが、一方で天然な性格からか、はたまた素が小学生だからかバラドル的な役回りをすることも多い。 天然からボケまくるのは日常茶飯事で、劇場版でシオンと組んだ時はひたすらボケ続けて遂にシオンはツッコミを放棄した。グロササイズを受けた際はレオナからの差し入れに手を伸ばした際にあられもないM字開脚で強制退場させられたりとサービスなのかイメージ崩壊なのかよくわからないカオスぶり。 他にもヤギの真似で紙を食べようとしてたり、美術の授業で「かしこま」とだけ書いてたり、制服にハマグリを付けて登校したり(しかも1日中そのまま)、どっかの美術教師ばりの神出鬼没ぶりでのんに体当たり(物理)なアピールをしまくったりとプリパラ特有の奇行に走ることも。 アイパラではゆいの暴走に乗っかって同い年の後輩アイドルに叱られる羽目に。これでも大物アイドルです 一方で周りがさらにボケまくったり奇行を連発しまくると逆にツッコミに回る。ボケもツッコミもこなせるバラドル適正の高さ 2ndシーズンでは進級したが、その後はサザエさん時空に突入し永遠の小学6年生である。 これは他のメンバーも一緒なのだが、らぁらに関しては殊更に強調されることが多く、シーズンはじめでは必要以上に「小学6年生!!!!」と自己紹介することが恒例行事になっている。 そしてまさかこのループが後々の展開と繋がるとは誰も思わなかった。 主人公でありながらソロライブが少ない。全部で200話近くあるプリパラ(+アイパラ)の本編内でらぁらがソロライブをしたのは7話のみ。そのうち5話はソロライブをせざるを得なかったアイパラであり、しかもライブで使用した曲はいずれも複数人の曲のカバーだったりアレンジ版で、本編中で披露されたカバーやアレンジでないソロ曲は71話EDの「ThankYou ♥ Birthday」だけである。 その分デュエットやチームでのライブ回数は非常に多く、組んでない人を探すほうが早い。これもある意味「み~んな友達!み~んなアイドル!」を体現するらぁらを象徴する要素と言えるかもしれない。 中の人を務める茜屋日海夏氏は東北きりたんの声もやっているが、この度きりたんの方で『NEUTRINO』による歌声エンジンが発表された。「AIきりたん」とも言われるものだが、プリパラ的には「ボーカルドールらぁら」とも言えるかもしれない。事実発表から各所でらぁらカバーという体で様々な曲を歌わせた動画が投稿されている。 現実の話なので当然作中のらぁらは預かり知らぬことだが、ひびきの願望を先に達成してしまったとも言える また、茜屋氏はプリチャンでは金森まりあ役を務めているが、上述の通りらぁらもスターシステムで登場している。 とはいえ、ややこしいことになるためか、二人が一緒に出ることは少なかったり。 クレジットの優先順位は特殊で、基本的にはまりあでクレジットされるが、らぁらのほうが明らかに出番が多い時はそちらでクレジットされる。そしてとある回では両方でクレジットされた。 み~んな追記!み~んな修正!かしこま! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] かしこまり! -- 名無しさん (2015-11-14 15 07 21) ↑申し訳ないが風評被害はNG。なんか知らんけど2期になってからドロシーと一緒になってること多いな。最近ではチームも組んでるし -- 名無しさん (2015-11-14 16 41 51) らぁらちゃん本当に可愛いよね・・・・抱き締めたくなる -- 名無しさん (2015-11-14 17 03 55) 年上キラーならぁらちゃん -- 名無しさん (2015-11-14 18 03 01) らぁらというペドペドした名前が股間に悪過ぎる -- 名無しさん (2015-11-17 13 57 10) 陳腐な言い方だけど人を本気で思いやれる優しい子なんだよなあ -- 名無しさん (2015-11-18 03 01 38) らぁらちゃん!12歳の誕生日おめでとう! -- 名無しさん (2015-11-20 00 35 33) 一日遅れですが誕生日おめでとうございます。 -- 名無しさん (2015-11-21 12 40 39) ドロシーとの関係だけやたら長いぷり! -- 名無しさん (2015-11-26 14 21 35) ↑委員長は帰ってよね!まあでもみれぃやファルルとの関係ももうちょっと追記しても良いと思うわ。 -- 名無しさん (2015-11-30 21 34 35) 3期らぁらママ・・・どう見てもファルル一族な赤ちゃん・・・ここから導き出される答えは -- 名無しさん (2016-02-04 17 32 49) 2期はひびきとの因縁も薄いしあんまり目立ってないよね -- 名無しさん (2016-02-24 15 27 28) 「ひびきがボーカルドールになるのは間違ってる」じゃなくて「大好きなプリパラで悲しいことが起こるのは嫌だ、友達(ファルル)が悲しんでるならそれがひびきを止める理由になる」ってのが実にらぁらで素敵だと思った -- 名無しさん (2016-03-07 20 49 59) まさか3期の序盤で文字通り「お前がママになるんだよ!」な展開になるとは・・・。 -- 名無しさん (2016-04-16 03 10 22) らぁらの項目が一番情報量が薄い不思議… -- 名無しさん (2016-08-03 17 42 51) 二期だと凡人呼ばわりされてたけどらぁらちゃんのアイドルの才能はドロシーのお墨付きなんだよなぁ -- 名無しさん (2016-10-08 09 54 34) らぁらちゃん!二回目の12歳の誕生日おめでとう!ロリコンじゃないけどらぁらちゃんと結婚したい!あと妹ちゃんもください! -- 名無しさん (2016-11-20 00 48 21) 姉妹ライブ尊い… -- 名無しさん (2016-11-21 19 21 08) お一人の過剰な投票行為が以前から相談所で問題視されています。今後も続けると投票数リセットやそれ以上の対処がなされると思われますのでご注意ください。 -- 名無しさん (2016-11-27 20 47 33) そろそろ妹の項目も立つ頃かな? -- 名無しさん (2016-12-08 00 13 41) 姉妹ライブ尊い… -- 名無しさん (2016-12-09 11 32 52) そういやまだ小学5年生のままよね、この子。ままどころかママになっちゃったけど。 -- 名無しさん (2017-01-13 10 32 00) 新作にてらぁらがアボカド学園に転校してきた理由は開店直後で男プリに押されまくりなパパラ宿支店を盛り上げるためだろう。(サパンナ支店を盛り上げた前例があったし) -- 名無しさん (2017-04-08 07 29 21) ジュリィ「真中らぁらは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」 -- 名無しさん (2017-04-16 00 25 13) ↑×2まさにその通りだったな。しかし、神アイドルになったとたん布教活動を強いるプリパラマジブラック。 -- 名無しさん (2017-04-16 09 16 31) ゆいと一緒にパパラ宿支店を盛り上げるべく頑張ってはいるが今回の話見た限りだと現実世界で風紀委員長が妨害活動してる限り一定の人数しか集まらないし寂れたままの予感しかない・・・ -- 名無しさん (2017-05-03 03 43 30) そして6月のグランプリまでに規定の人数まで達して無いと神アイドルクビとかマジきつ過ぎ。 -- 名無しさん (2017-05-03 03 45 29) 夢川ゆい、虹色にのがデビューしたことによって全員小学生且つ同級生の5人チームが結成可能となった。(劇中本当に結成するかどうかはまだ不明) -- 名無しさん (2017-06-11 16 26 49) そういや妹の項目は結局立たないのかな? -- 名無しさん (2017-06-11 16 31 25) 該当世代にはやっぱり偉大なキャラなんかな -- 名無しさん (2019-04-24 20 05 55) プリチャン登場おめでとう!!あと出てない主人公はみあだけかのう -- 名無しさん (2021-04-06 20 21 57) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/623.html
咲夜5 4スレ目 433(うpろだ0024) //////////////////////////////// 明るい将来設計と家族計かk(ry 『レミィ?用事って?』 「夜分遅く済まないね、パチェ」 『テレパス会話なんて何年振り?』 「百から先は数えて無い―――咲夜に内緒話するなんて、あんまり無いわ」 『それも、盗聴含めて絶対にバレない方法で? ―――で、何をすれば良いのかしら』 「恩に着る―――愛してるわ、パチェ」 『感謝の極み、とでも言っておくわ、マイスイート』 「で、本題だけれど―――用意して欲しいものが有るの。 一つは簡単だけれど、直ぐ用意すべき品。 もう一つは急がなくて良いけど、とてもとても難しい品。 多分、私達だけでは無理なものね」 『―――必要なのね。あの子の為に』 「ええ―――急ぎ足の灰被りが、どんなに急いでも、絶対に帳尻を合わせる時計よ」 「お早う御座います、お嬢様」 「今晩は、咲夜。いつも御苦労様」 広く深い紅魔間の一室、一面深い紅で塗られた部屋。 中央にベッド、壁際に箪笥、その他諸々。 もはや語るまでも無く、当館が主、レミリア=スカーレットの寝室である。 「ふわぁ~……」 「今日は少々お早いですね」 欠伸に合わせて寝巻きから細く小さな腕と、一対の蝙蝠羽が、可愛らしく伸び上がる。 そこへさり気無く手を伸ばし、慣れた手並みで召し物を替える従者の姿も、また定番。 「ん。今日は咲夜に言って置く事があったからね」 「私に、でしょうか?」 一声交わす間に、着替えは完了。 姿見の前で『完璧』と誉のお言葉も、何時もの光景である。 「そうねぇ―――あ、そーだ」 「はい?」 ただ、最近の紅魔館にも、ちょっとした変化が訪れていた。 「指輪は、ちゃんと着けなさいな?」 「しかし」 「私を嘗めてんのか。んな安物の銀製品何ざ堪えないわ」 ぴくり、と従者の目尻が引き攣る。 それを横目で眺めつつ、紅の悪魔の、 「それとも―――嫌いなのかしら?それ―――」 あっさりとした一言を。 「―――そんな事ありませんッ!!」 瀟洒とは程遠い態度で、従者は遮る。 瞳は激情に踊り、主を見る視線は、まるで親の敵を見るかのよう。 「―――んなムキにならんでも……っふふ」 「え―――っあ」 一瞬の従者の変わりように、くつくつと抑えた笑いを隠せない悪魔嬢。 直ぐに従者の顔も、『やられた』と伏せられてしまう。 ―――控えめな、ノックの音がした。 「聞いてた?」 その一言を許諾とし、控えめな音を立ててドアが開く。 「……お嬢様よぉ、人が悪いにも限度があるぞ、それ」 扉からおずおずと入ってきたのは、窮屈そうに着崩した礼服が目立つ、一人の男。 片手で顔を覆うように翳し、指の隙間からは、壁の色に負けない程度の赤面が覗く。 彼、○○は幾年程前に、幻想郷へと迷い込んできた客人。 紅魔館に身を置く理由は『働かざるもの食うべからず』のもと、彼が選択した居住先が此処だった、だけのこと。 幸いにして、その手の仕事を向こうで日雇い程度には稼いでいる為か、『使えない』と言う理由で 放り出される事も無かった。 そして現状の通り、紅魔館が誇るパーフェクトメイド・十六夜咲夜に御執心らしく、 また彼女も、プレゼントの2、3は受け取る程度の関係までにはなっていた。 ―――指輪を渡したのは、つい最近のことである。 「お、お嬢様っ」 事の次第を理解した途端、従者の顔が茹で上がる。 こちらは壁など勝負にならない程に赤かった―――とは後の悪魔嬢の談。 「あーあどーしよ、咲夜取られちゃったーしくしく悲しいなー♪」 それはもう腹黒兎のかくやのしたり顔で、扉の側へと歩いていくお嬢様。 「あ、あの、こ、これは」 「諦めろ咲夜さん……全ては『運命通り』と言う奴なんだろ―――この人のな」 どちらも羞恥のあまり半泣きの体を顕してきた従者二人。れ・みぜらぶる。 「うわーんこーしてやるぅ♪」 「あ゛ッ痛っ!?」 片手で『噴水のような涙を流してランナウェイ』のポーズを構えると同時、 もう一方の手で、従者崩れの男を後ろから張る。 悶絶して体勢を崩した男の倒れた先には、面食らった従者と―――大きなふかふかベッド。 「ひゃあ!?」 「おふぁ!?」 暗黙の了解のような『お約束』か、○○に押し倒される格好になるメイドさん。 振り向けば――― 「でも悲しいけれど~♪悪魔と人間ですものね~♪ならば私はあなたの為に身を引くわ~♪」 相も変わらず似非オペラ風味のイントネーションをつらつらと吐くお嬢様。 既に部屋の外、ドアの隙間からハンカチ片手に目元を拭う可憐な少女―――無論芝居である。 「―――とゆーわけで、私はこのハートブレイクをフランやパチェに慰めてもらうから♪ さくやー、あなた今日はお休みで良いわ」 嘘泣きをはたと止め、ちろりと赤い舌を出して、 「ちょ、お嬢―――」 「反論は一切聞かないのであしからず。あ、出血大サービスで部屋は自由に使って良いわよ」 形容するなら『あくまの笑み』を浮かべて、 「では、ごゆっくりー(はぁと)」 部屋の扉を閉じた。 ご丁寧に、鍵付きで。 「……つーか咲夜さん。何故に向こうから鍵掛けられるんか?」 「お、お嬢様がお忍びで不意に外出したりするから―――っていい加減退きなさいっ」 「と、とは言っても―――っわわ、動くな色々と当た―――ご」 最高の角度で、○○の鳩尾に肘鉄が入った。 「おお゛お゛お゛お゛お゛ッ……」 「あーもう、お嬢様ったらこんな結界の類何処で……」 悶絶する○○を他所に、咲夜は扉の検分を始める。 だが当然といえば当然か、華奢な造りの筈の扉はびくともしない。 「せめて、洗面所や火の元その他全て完備なのが、幸いかしらね」 「っ……あと飯も酒もな。言われて運んで来た」 こうなると最早完璧なスイートルームである。 「はぁ……」 眉間に手を当て、途方に暮れる瀟洒な従者。 さしものパーフェクトメイドも、こうなるとほぼお手上げである。 「ま、しゃーないさ」 一方の○○は、一転して降参のご様子。 ベッドに腰掛け、自分が持ってきたワゴンの中身を改め始めた。 「仕様が無い、って―――」 「それよりも―――っと失礼」 詰め寄ろうとした咲夜を制し、その左手を取る。 「……何時の間につけたんだか」 「あ……」 その薬指には、如何にも安物です、と言わんばかりの銀の指輪。 「古道具屋でパン一斤が化けたような代物だってのに……有り難い事で」 言葉も無い、という表情で、その手を優しく諸手で包む。 その表情に咲夜は無言。ただ僅かに頬を染め、呆けた目で○○の顔を眺めていた。 「……俺で、良かったのか」 ふと漏れた、自嘲交じりの、消え入りそうな声。 その一言に、咲夜は悪戯っぽく微笑む。 「そうね―――確かに色々足りないわね」 「ったく、容赦ないな」 「ええ、なって無いわ、全然」 そのまま○○の隣に座り、見せ付けるように指輪を翳す。 ふと○○気が付けば、右手にはナイフ。 「だから、こうしちゃう」 「は?」 かつん、と。ナイフの切っ先が指輪に立てられ――― ―――次の瞬間には、膝の上に、二つに増えた指輪が転がっていた。 「うわ、また手の込んだ」 手にとって見れば、銀の指輪は螺旋状、丁度互いに噛み合う形でスライスされていた。 中程で一端斬り飛ばされ、完全な輪にはなっていない。 「ええ、私から見たらその指輪程度。 ここに転がり込んで精々数年。未だ弾幕の一つ飛ばせず空も飛べず、弾除けとしては毛玉にも劣る。 貴方が掃除をすれば、舞う埃の方がだいぶ多くて、猫イラズにもなりはしない。 外から持ってきた土産話も、果たして何時底を付くのやら」 「……うわーい、舌先だけで薄っぺらい俺のプライドボッコボコ」 「ボコボコになる程あるの?」 ○○のハートが廃棄決定の針休めのようになって来たところで、 「でもね」 と、項垂れた○○の手を取る。 「それでも、初めて会ってから今までずっと。 私を等身大の人間として接し、気に掛けてくれたのよね」 目を伏せ、その両手を抱くように包み、静かに頬に当てる。 ○○は、赤ら顔を背け、蚊の鳴くような声で呟く。 「……だってあんた、お嬢様の事になるとテンパリがちだし、 意外に抜けてる事あるし……休んでる姿とか、あんま見ないし」 「余計なお世話よね。これでも生涯現役・悪魔の狗よ?」 「で……一生死ぬ人間、なんだよな」 背けた眼を再び戻し、真摯な視線を咲夜に向ける。 彼女はただ頷くのみで、続く言葉を待つ。 「あんたに何かあれば、あのお嬢様も、妹様も、本の虫も、美鈴も。 そしてあの巫女さんや白黒―――あんたを知る人皆が悲しむ」 「そんなに縁深い人妖関係を築いたつもりは無いのだけれど?」 浴びせられるのは、突き放すような冷たい声。 「さ、私にこの指輪を渡すまでは良いわ。 あとは、その契約が、私が受けるに足るかどうか。 ―――言って御覧なさい? どんな口上で、この悪魔の狗を従えるのかしら?」 それまでとは一変。 それこそ、彼女の象徴の一つであるナイフの様な鋭さを以って、 彼へと詰め寄る。 だが○○は首を振り、優しい表情で続ける。 「時を操るあんたにとって。 自分が死んだ後、あの人たちがどうなるのか。悲しむのなら、その人をどれだけ苛むのか。 そして、自分に続く者は、ちゃんと現れるのか―――怖いことといったら、そのくらいだろ」 何より、と顔を寄せ、手を優しく解き、 「それをあのお嬢様に当て嵌めて考える。その事が何よりも、それこそ想像するのも恐ろしく、辛い――― ……と、俺は勘違いを承知で思ったんだが」 肩から、浅く、柔らかく抱きしめた。 「育ての親であり、遺す娘であり―――必ず置いて逝く、家族だものな」 「何が出てくるのかと思えば―――とんだ妄想ね」 辛辣な口調は変わらないが。 その眼は潤み、表情は、温かい笑みに変わっていた。 「でも面白い話。―――で、そんな私に対して、貴方の売りは何?」 「紅魔館で、あんたと同じ時間単位の人間が増える。 そーすりゃ、節度わきまえて休み取るようになるし、能力に任せた無茶もやらなくなる」 「私がどうもしなければ意味ないじゃない―――他に無いの?」 「単純に人手が一人増える。あんたの手間が減る」 「そこまで鍛え上げる手間も考えなさい―――次」 「あんたの世話係に、一切の遠慮なく使える人手だ。それも今すぐ」 「余計なお世話よ」 そのうち咲夜も腕を回し、彼の背に手を置く。 「もう無いのかしら?」 「ある。ここからは取っておきだ」 どっかの本で見たかもしれない。ただの二番煎じかもしれない、と。 そう前置きして、優しく言う。 「仮にあんたに置いてかれても、俺は絶対に悲しまない。あんたの為に」 「その時にならないと解らないわね」 「出来ないことは無いさ。その時は確実に、あんたが待ってるんだから」 「天国と地獄で別れたら?」 「閻魔に伝言と花束ぐらいは頼むとしようか。 他に、泣いている奴が居たら、叩いて引き摺り立たせて、そして笑顔に変えてやれる」 「他の誰かでも、出来るわね」 「応とも。が、ここが肝だ。 ―――絶対にあんたより長生きして、あんたに出来ないフォロー済ませて。 そして必ず、あんたの所に辿り着く。あんたの待っている所に。 ―――この約束を出来るポジション、今の俺以外に早々無いと思うんだが?」 「―――自惚れにも限度があるわ」 「先刻承知」 「皮算用って知ってる?」 「出来なくても差し引き零。マイナスにはならんな」 「―――前置きのせいで、興醒め、よ」 「元より以下略。俺にゃどーも似合わないし、取って付けた感があるんでな」 ○○の背に、より強い力が掛かる。 「……俺だけで用意できるのは、もう打ち止めだ」 「じゃあ、一つ、質問」 いつの間にそうしていたのか。 ○○の胸に埋められていた、咲夜の顔が上がる 「それだけ……用意されて……断ったら、わた、し、どん……っな、女に、見られるのよ」 ―――涙でぐしゃぐしゃになった、満面の苦笑が。 「それこそ、俺のマイハートブレイクで済む問題だ。 他の誰にも、文句は言わせないし―――」 ○○はすかさずハンカチを取り出し、涙その他で色々当てられなくなった顔を整えてやる。 「自分を貫く為なら、お嬢様の為なら、神様だってナイフ一本で捌いちまう。 そんな怖い怖いメイドさんが―――」 最後に、涙の跡さえ拭い去り、満足げに微笑み、言い切る。 「俺の―――愛しい愛しい十六夜咲夜だ」 「―――申し分無いわ。―――お受けしましょう」 次に現れたのは、言うまでも無く。 元通りの『完全で瀟洒な微笑み』を浮かべる、可憐な乙女だった。 「そっ―――か」 途端、脱力する○○。音を立ててベッドに背を投げ出す。 見る見るうちにその表情が綻び、やがて汗がだらだらと流れ―――そして耳まで赤ら顔へ。 「うへー、すっげ恥ずかしい上に臭ぇ台詞吐いちまったー…… しかも、もしかしなくても俺って滅茶苦茶キモイー?」 「撤回は許さないわよ?」 「当たり前だっての―――ただ、俺今すごーいイタタタタな人だよなーって」 「んな事何時までも言ってると、色々と当てられなくするわよ? 『歯医者』って知ってる?」 「げ、やめてそれマジ勘べ―――ッ!??」 ○○の口は、より積極的且つ情熱的且つディープな方法で塞がれた。 ―――つまりは、咲夜の唇によって直接、である。 「―――っは」 艶やかな残滓を伴って、二人の顔が離れる。 一体どれだけ、組み伏せていたのか。 ○○の顔に羞恥とは違う赤みが混じる辺り、決して短くは無い。 「ふふ……こっちの方が良いわね、やっぱり」 「さ、咲夜さ―――」 間髪居れず。但し先程より長く。 「―――っふ、私は息継ぎなんて『停めれば』問題ないけど、貴方はどう?」 「……そう、くるか……っ何で……」 鼻は使えるが、向こう側から『吸われて』いる為、 流石に三度目となると、人類の肺活量記録に挑戦することになる。 「色々あるんだけれど……そうね、先ず一つだけ」 紅潮した、妖艶さの滲む笑みで、上から○○を見つめる咲夜。 「咲夜、って呼んでくれるなら、止めてあげる」 「……それ、いまいちデメリットが良く解らんのだが……」 「あら失礼、なら皆まで言ってあげるわね」 「……呼んでくれたら止めてあげる―――その後は、貴方のものよ」 (省略されました。全てを読むにはここにFINAL波動砲を16連射してください:猶予時間2秒) 「で き る か ーーーーーーーーーッ!!!?」 「ブブーハイ残念時間切れー」 「あ゛ーーーーーーーーー!!!?」 「はいはい出歯亀出歯亀」 レミリアの一言により、水晶球が曇り、何も写さなくなった。 彼女の力により件の結界を介し繋がっていた『糸』が、断ち切られた為である。 「そして証拠隠滅&記録防止ちょっぷー」 パチュリー御用達の高級水晶球が、極超音速のギロチンドロップにより木っ端微塵に粉砕された。 「うわぁい徹底しているわね高級品よ10年ものよロイヤルフレアすんぞこの悪魔」 「じゃあ残してたらどーしたの?」 「無 論 百 万 回 保 存 す る」 「オーケィ、パチェ。お前とは後で弾幕言語で熱烈に愛を確かめ合う必要があるらしい」 「それは良いわね。向こうよりも熱烈になるよう、腕によりを掛けるわ」 素敵な友人関係である。 「ちょ、ちょっと待ちなさいよアンタッ!?」 半泣き状態の顔のまま、本日の来客者が異議申し立てに入った。 「承諾条件の一つにこんな千年に一度あるかないかのディープシチュエーション閲覧権限があったから わざわざ永遠亭まで来たってのに!?意義有りッ! ニアそ」 「やかましいぞ永遠の引き篭もり。立会人になる権限をやるとは言ったが、そこまでは範囲外。 それともあの中に乱入するか?永遠に魂刻まれるのがお好みなら止めないが」 「そ れ も ま た 良 し ッ Σd( ゚皿゚ )」 「正直なのは良い事だ。気に入った。―――おい隙間」 「はいはい地下室一名ごあんなーい」 「ギャーーーーーッ!!!?えーりんえーりんたすけてえーr(とす)あふぅ」 「姫、ぶっちゃけたい所を敢えてオブラードに包みまくって控えめに言いますと、 今作業の邪魔しやがりますなら、今直ぐにでも蓬莱の薬中和剤開発に着手しますが。 参考程度に、今の心境なら姫専用一人分限定で10秒で仕上がります」 「死刑宣告ッ!!!?」 「魔理沙、ウザイから即効性でお願い」 「人の恋路を以下中略、ファイナルスパークッ!!!!!!」 凄まじくごたごたとした喧騒(約一名分)を、虹色の魔砲が光に還元していく。 後に残った灰は小悪魔が掻き集め、隙間に放り込んでいった。 「で、開発部、どのくらい掛かるのかしら」 邪魔者に一瞥くれてやった後に、レミリアは『開発部』要員に呼びかける。 図書館内の閲覧室一つ分をちょろまかし、永琳の術によって咲夜の空間操作に便乗、改竄を行い、 隙間に蓋を仕上げさせ、留めに知識人に隠させて作った区画。 「彼女の能力の歴史のみ抜き出せとは……極上の無茶を言うものだ」 咲夜の近辺の消耗品を検分しているのは、歴史を操る半獣。 「あら、無理ではないのね?」 「当然だ。胸焼けするほど良い歴史を拝ませてもらったし―――蔵書を幾つ見ても良いのだろう? 甲斐はある」 「能力の複製も、そこまで手間は掛からないわね。正直、姫が居なければ一生掛かっても無理だったわ。 報酬、期待しているわよ?」 永琳が断片化した能力の残滓を部品と呼べる段階まで術式変換し、輝夜の術によりそれを固着化する。 「んー、式はこんなものでよいかしら」 「紫様……それでは術者の負荷が大きすぎるのでは」 「えー?また効率化?これ以上自由度を減らすのは勿体無いわよ?」 「限定的で良いんですってば。大き過ぎるモノだとあの巫女でも感化できません」 固着した能力の断片を配置する回路としての式を編むのは、八雲の仕事。 「緋々色金じゃ駄目ね。これだけ精密な装置だもの、もっと軽く高純度でも魔的位階が高いモノでないと」 「げげ、後はミスリル位しか残ってないぞ?」 「当て、ある?」 「……事情を霊夢に話して、陰陽玉一つ頂くしかないかもな」 「アレを核にするのー!?設計から練り直しじゃない!?」 膨大且つ強大なそれらを、実像として結び支える『器』を用意するのは、寄蒐家二人。 「……ふーっ、神酒や霊薬でドーピングしても、これだけの負担……厳しいわ」 その全工程で消耗される魔力を、七曜の賢者が一手に担う。 「パチェ、大丈夫?」 「問題ないわ―――たかが大奇跡程度、悪魔の加護の前に敵ではない。 ええ、それこそ一週間で形にしてみせようとも」 疲労の色を隠せない表情で、しかし何時もの半眼ではなく、覇気ある眼で友に応える。 周囲も、それに続く。 「一週間とは言ってくれる」 「貫徹決定ね、私はともかく、他は大丈夫?」 「なら敢えて今のうちに寝ておこうかしら。後で問題が出たら事だわ」 「解りました、お休みなさいませ―――橙、屋雀の屋台にひとっ走り頼む」 「あいあいさー♪」 「八卦炉は仕組みから全然違うしなぁ……あ、肝吸いを頼む」 「頭に栄養が欲しいわねー、冥界のに茶菓子もお願い」 「ぐはぁーーッ!!!?」 ずばむ、と扉を開け放ち、全身真っ黒焦げの輝夜が帰ってきた。 「Wellcome back, Etarnal Lunatic "NEET".」 「誰が永狂ニートかこの悪魔ッ!?つまるところ同類の分際でッ!! ―――あ、素材ならウチにあるミステリウムから漁って良いわよ―――けふぅ」 そこまで言って力尽きたか、口から煙を吐き、尻餅をつく。 「悪いわね―――妹は落ち着いた?」 「今はまた妹紅が相手してるわ。引っ張ってきて正解。―――何をやったのよ?」 「ちゃっちゃっと、時空間操作の能力のうち、『パラドックス自動解決』っぽい部分をちょっとだけ、ね。 因果上、この世に一つの能力を、間借り出来るようにしてみたわ」 ぼすん、と盛大な音を立てて五体倒地する月の姫。 「んな発狂ギリギリ、禁忌的にも完全ビーンボールすりゃ、反動でパニック症状も起こすわよ。 ―――素面のアンタのほうがおかしいわ」 フランドールの能力はありとあらゆる物を、望む規模で破壊することさえ可能だとされる。 ただ、それを認識・知覚する必要があり。 ―――万物の法則を超える能力のピンポイントとなると、それこそ姉の領分のほうが都合が良い。 「そーでもないわ。今は日光どころか月光も毒ね。もースカスカ」 「閻魔は黙認?」 「寧ろこっそり支援されたかも―――理由は多分、私の動機と同じだろうがね」 ―――ぴくり。 動機、という言葉に、全員が反応する。 「そーいやそうね。これ何のために作るのよ?」 「ウチの可愛い狗を嫁に取ろうなんて言い出す馬鹿に、のしつける為よ」 「だーかーらー、何で普通の人間にあのメイドの能力をのしつける必要が有るの?」 「何だ、私なんかより倍以上生きていて、そんなことも見当付かないのか」 途端、レミリアの表情が満面の笑みに変わる。 「そう遠くないうちに、咲夜に長い暇を出す日が来る―――具体的には、一年程」 「―――ん~成る程~」 思い至ったか、蓬莱の姫も全く同じ表情を浮かべる。 他の面々も、気付いたものは、頬の笑みを隠せない。 「何が可笑しい?」 「悪魔でも楽しみなのね、そういうの」 「ああ、楽しみだともさ―――うふ」 「ふっふふふふ」 「「うふ、うふふふふふふふふふふふ―――」」 余りにも不似合いな笑みを浮かべる大物二人にさえも。 気に障る者等、一人も居なかった。 「うふ、うふふふふ、うふふふふふ―――」 「いやいや魔理沙」 誘爆したもの一名。 「いやいや、気の早いことだけれど、笑みが止まらない」 すっかり笑みに細まった眼で、作業代の『ソレ』を見つめる。 ―――ほんの、一年で良い。 その時間を買う為なら、どのような財でも投げ打とう。 ―――たかだか人間でも、我が愛娘も同然。 その一年で、彼女の幸せを『買える』のだ。 財を払う範囲で得られる幸せなら、安いものだ。 その幸せを運んでくれる、あの婿への礼にも丁度良かろう。 精々、幸せな日々に馬車馬よりも働くがいい。 ―――そこでふと、思い出す。 「そういえば、奇遇ね」 「何が?」 不便だと半ば戯れに定めた、愛娘の誕生日。 その初めての記念日に渡したものと、結果的に同じものとなってしまった。 ―――流石にこれは、読めなかった。 全く、『縁とは異なるもの』とは悪魔にも適応されると言うのか。流石は幻想郷。 「あの子に初めて贈ったプレゼントと同じか―――懐中時計」 「小町」 「何です、映姫様」 「子供を愉しみにし、それが産まれて来る幸いを守ること。それはまっこと尊い善行なのです」 ―――ええ、子供は世の宝ですとも。それが安息に世に生まれ落ちるなら、閻魔様の眼も緩みますとも」 「何回目ですかその台詞。そりゃーそんな糸目じゃ何も見えないでしょーに」 「あらやだ小町ったら正直者ねぇ」 「(うへぇ、気持ち悪い)」 ―――二十四時間後。 「お休みはどうだったかしら、咲夜」 「ええ、実に充実した一日でしたわ」 「一日と3時間、でしょう?」 「流石はお嬢様、お見通しでしたか」 「FINAL16連射は失敗だったけれどね」 「あら、意外と片付いているのね、部屋」 「立つ鳥跡を濁さず、と言います」 「―――随分と長く、延長試合に縺れ込んだようだけれど」 「お互い、決定的リードを奪えずに―――熱烈な一戦でしたわ」 「点取り合戦?」 「守備に回ることなど、頭に有りませんでした」 「……そこで徹底的にスルー?動じなくなったわね」 「それはそうですとも」 「瀟洒な母にならなくてはいけませんから」 「(ぱーちぇー……予定早めないと拙いわ。五日で出来る?)」 『(むりぽ)』 ////////////////////////////// 本日の基本コンセプト。 →咲夜さんを幸せ一杯に泣かせたい。 本日の発展系コンセプト。 →親心全開なお嬢様が見たい。 結局のところ、この二つで全てです。 途中からオーバーな部分も出ましたが、後悔だけはしておりません。 ……さて、愛しの霊夢は何処行ったOTL 浮気御免なs(夢想転生 4スレ目 668 「悪魔の狗ってお前が呼ばれるなら、俺は悪魔の狗の狗になってやる!」 せっかくだから俺は下僕フラグを立てるぜ! 4スレ目 853(うpろだ0048) 変人と言ったら変かもしれないが、一風変わった店を経営している知り合いがいる。 そいつの店は何とも奇妙な品ばかりが並んでいて、まさしく趣味でやっているような店だった。 「こーりん元気か?」と、お決まりのセリフとともに店へ入る。 すると、そこには、こーりんの他に見慣れた紅白の巫女と白黒の魔女、そして初めて見る客がいた。 そして、この時が俺と彼女の最初の出会いだった。 最初、その見慣れない客は、他の二人の客と話をしていた。そして、俺は客がきていても暇そうにしている こーりんに小さな声で話しかけた。 「こーりん、あのお客さんは?」 「ああ、霊夢達の知り合いで、湖に大きな館があるだろう?そこで働いているメイドだよ」 「へぇー」 俺はじっと、そのメイドの横顔を見ていた。すると突然、こちらの視線に気付いたのか、横目で鋭い眼差しを向けてきた。 それは一瞬だったが、俺はその目から発するプレッシャーの様なものに負けて、思わず顔をそむけた。 「お前、ほれただろう」 目の前のこーりんがニヤニヤした目で言った。そう言われた時、俺の顔、特に耳が熱くなった。・・・そして、こーりんの言葉を否定することはできなかった。 あの人の目は鋭く、威圧感もある。だけど落ち着いてもいて、どこか優しそうな雰囲気も併せ持っている。なんとも不思議だ。 しかし、ずっと見とれたまま、再び目が会うと気まずそうな予感がしたので、適当にこーりんと下らない話をして、店の品を眺めることにした。 趣味が悪いと思える物、昔から売れ残っているもの、買わないけれどお気に入りのモノ、様々なものが不規則にならんでいる。 「失礼、そこを通らせて頂いてよろしいかしら」 彼女の声は突然聞こえた。俺は申し訳なさそうな顔をして、急いで通路からどく。すると、彼女は微笑しながら一言ありがとう、と言って店から去っていった。 気付けば紅白も白黒も店から出ていく所だった。 「やはり気になるか」 こーりんは後から声をかけてきた。そして、俺は彼女は普段店にくるのかと訪ねると、何度か店に来た事はあるが、 殆ど店でたむろしている、霊夢や魔理沙が目的だと教えてくれた。また、霊夢がこーりんに対して、館の主である吸血鬼が いつも神社でたむろしていて、時々だが従者である彼女が迎えにくることがあることも、伝えてくれた。 ただ、これを聞いても俺にはどうしようもなかった。ただ、こーりんの言っていた通り、神社に主を迎えにきた彼女を遠くから見ることだけはできた。 いや、それだけしかできなかったと言うべきか。俺は、彼女は、ずっと遠いままの存在で終わることを予感していた・・・。 そのまま、月日が流れ、いつしか俺の心の中の彼女は消えそうになっていた。人の心とは移ろいやすいものだ。 だが、事件は突然やってくるものだ。それは俺が再びこーりんの店へ行って帰る道中の出来事。 薄暗い林道の中を歩いていると、茂みの方から小さなうめき声が聞こえた。その声には聞き覚えがあった。 …彼女だ! 気がついたら、俺は無我夢中になって彼女を探していた。そして、ようやく見つけた彼女は、全身傷だらけで倒れていた。俺は急いで彼女の元へと駆けつける。 「だ、大丈夫か!?」 俺は大声で呼びかけた。すると、彼女はまた小さな声で苦しみながらも、やがて俺の声に気付いて目を覚ます。 ただ、同時に彼女は驚き、とっさに俺を突き飛ばして、距離を取った。そして、服に隠し持っていたナイフを取り出して構える。 が、俺の顔をよく確かめると、彼女は平静を取り戻し、ナイフをしまった。 「ごめんなさい」 彼女は申し訳なさそうに言った。それに対して俺は気にしないでと返す。 どうやら、彼女はお嬢様と呼ぶ、館の主を迎えにいく途中、妖怪に襲われたらしい。それで彼女は闘い、妖怪は退けたものの、彼女自身も疲れ果て、気を失ってしまったようだ。 落ち着いた彼女は、再び膝を地につけた。まだ力が出ないらしい。ひとまず、ここでじっとしている訳にもいかないので、彼女を抱いて家のある村へ向かった。 道中、俺と彼女は様々な話をした。例えば、館の話、主の話、巫女の話なんかもした。また、以前、神社の近くで俺が彼女を見ていたことに気付いていた、という事にも触れた。 俺はそれを聞いて、凄く恥ずかしく思ったが、彼女は悪い気はしなかったと笑った表情で言ってくれた。 俺達は、陽が沈んだ後、ようやく村につき、落ち着いた。しかし、ホッとした次の瞬間、俺は村の入り口に一人の少女が居ることに気付いた。 彼女もこれに気付き、慌てた様子で少女に声をかけた。 「お嬢様!」 「…全く、迎えにもこないと思ったら、館にも居ないし、ずいぶん探したわよ」 「…申し訳ありません。」 彼女は急いで俺の腕から離れ、少女の元へと向かった。それから彼女の側へ寄ると、こちらに振り向いて言った。 「咲夜と申します。今日はありがとうございました」 そして、彼女は少女と共に闇へと消えていった。 後日、俺が自宅で暑さに倒れていると、突然、客がきた。急いで服装を直して玄関に迎え出てみると、 そこには以前にも増して魅力的な瞳を輝かせた彼女が居た。 「何故か、急にお暇を頂いたので、先日のちゃんとしたお礼に参りました」 とりあえず、玄関で立たせたままなのも申し訳ないので、挨拶をすませると家の中へと招き入れた。 そこから、俺が背を向けて奥へ案内しようとした時、いきなり彼女は肩から腕を回して抱きついてきた。 「今日は一日、あなたの側に置かせて貰ってよろしいでしょうか」 無論、俺にはそれを断ることなどできなかった。 4スレ目 861 俺なんて一行告白が精一杯だぜ。 「時を操るからなんだってんだ。 あんたは一人の女性で…… 俺が惚れてしまうほどにいい女なんだ」 →咲夜 うーん?うまくいかないなあ。 4スレ目 862 俺も咲夜に一言いっておくか。 「能力の所為じゃない、俺の時間は君の魅力のおかげで止まってしまったんだ。」 ξ・∀・)<臭いセリフ 5スレ目 304 「咲夜お手」 「わん」 「咲夜おすわり」 「わふん」 「うぎぎぎぎgかぁわいいなぁー咲夜はぁ~」 「??」 「よーし、パパ咲夜と一緒に風呂に入るぞぉ~」 カポーン 「こら咲夜!あばれるんじゃない!風呂桶に毛が入るじゃないか!」 「く~ん」・・・ 「ほ~らよしよし良い子良い子、あとでジャンキー食わせてやるよ」 「わん!わん!」 5スレ目 585 月がこんなに綺麗だから、思わず紅魔館の屋根に登ってしまった。 何で紅魔館かって?消去法でここしか残らなかったんだよ。 まず候補に入ったのが永遠亭。だが、月見だんごに何を盛られるか分かったもんじゃないから却下。 次に候補として上がったのは博麗神社。毎年毎年どんちゃん騒ぎで収集が付かなくなるから却下。 あと、萃香に月見酒の呑み比べなどを挑まれようものなら最悪だ。月見酒はしんみりと嗜むのが通なのだよ。 で、残るは紅魔館。ここは湖が近くて涼むには最高の場所だ。レミリアは霊夢の所に行ってて不在だけど。 ちなみに正式に招待されてないから不法侵入扱いなんだなこれが。カリオストロよろしく壁をよじ登って潜入する。 「よっ、と。おぉ、絶景かな絶景かな」 遠くの山やら空の雲やらが月明かりに照らされて浮かび上がる。手を伸ばせば月さえも掴めそうだ。 しかし風が強い。庭の木々はざわめき、空の雲はもの凄い勢いで流れて行く。 「あら、あなたも涼みに来たの? 呼んだ覚えは無いんだけれどね…」 どうやら先客がいたようだ。屋敷のメイド長が屋根の上で佇んでいた。 この強風でも靴下とスカートの間の絶対領域は揺ぎ無い。少しくらい見えても良いものの… え?何がって?そりゃあ旦那、こっちはスカートを履いたメイドさんを見上げる形になるんだぜ? 「屋根とメイドと夕涼み、か。なんかミスマッチで面白いな」 「もう深夜よ? それに、招待していない客人には即刻退場して頂かないとね」 「堅いこと言うなって。隣座るぞ? だめか?」 そう言いながら腰を降ろす。世の中やったもの勝ちなのだよワトスン君。 「言いながら座らないの。……仕方が無いわね。今夜の月に免じて特別よ?」 「サンキュ。いやぁ、屋根の上から見る夜景はいいなぁ」 「この辺りにはここ以外に建物が無いから、見渡す限り真っ暗よ?」 「なあに、どんなに暗い夜でも俺の北極星はいつでも輝いているから問題無い」 そう言いながら咲夜の肩を抱き寄せ……ようとしたが逃げられた。 「……その程度じゃあ口説いている内には入らないわね」 そうは言っているが、頬が少し紅く染まっているように見えるのは、屋敷の壁の色のせいだろうか? 「その割には顔、真っ赤だぞ?」 「えっ? あ、そ、そんなことは……」 「嘘。暗くて見えないよ」 「っ!?」 おぉ慌ててる慌ててる、こんな珍しい光景滅多にお目に掛かれないからな。いやぁご馳走様でした。 「ま、いつもお仕事お疲れ様ってことで」 「言うようになったわね……仕返しよ」 刹那、時の流れが止まったかと思うと ちゅ 頬に何か柔らかいものが触れた感触と同時に時が動き出す。 「……真っ暗で見えないわね?」 「そ、そうだな……」 「……ふふっ」 「あれ、今珍しく笑った? 笑ったよな?」 「…………さぁ」 うーむ、どうも咲夜さんは難しいな…… 5スレ目 599 「お嬢様の命令なの。ごめんなさい…」 咲夜さんの声に、いつもの優しさは……ない。 何かの冗談かと思いたかった。しかし、咲夜さんの目の色を見て冗談でないというは分かった。 「…っはは、何でさ」 乾いた笑い。 普段の「オレ」を演じるコトは、できなかった。 「自分では気付いていないみたいだけど、あなたはイレギュラーな存在。 スキマ妖怪の能力もお嬢様の運命操作も通用しない。そんなあなたが負の方向へ目覚めたら……」 幻想郷のパワーバランスは崩れて、世界そのものが崩壊する……か。図書館の主も言っていたな。 つまり、スキマ妖怪の力で元の世界へ戻せないのなら―― あとは俺を殺すしか方法が無いというのか。 いくらイレギュラーな存在とはいえ、今の肉体は生身の人間そのもの。殺すなら今のうちという訳だ。 ぶしゅり。 そんな音と共に、オレは地に伏した。どうやら右足を斬られたらしい。 ……逃がすつもりは毛頭無いってことか。 「他に方法が無かったの。容赦はしないわ」 二度目の衝撃。 銀色に光るナイフの刃が、今度は左足を切り裂いた。 容赦しているんだかしていないんだか、わからない。 足を刺すなんて面倒な事をする前に、腹でも頭でも刺せたのに。 そう。その気になれば、赤子の手をひねるぐらい簡単に、俺を殺せる。 時を止めて、1080度全方位からナイフの集中砲火を浴びせればいい。 何故だか、俺は。 咲夜さんに看取られて最期を迎えられるなら、幸せかなぁ……などと考え始めていた。 それで、気付いてしまった。 つまりオレは、どうしようもなく咲夜さんのコトが好きだったというコトに。 「これで最期ね。何か言い残すことはあるかしら? もう少し抵抗するかと思ったけど、何もしてこないのね」 見れば、咲夜さんはナイフを振り上げている途中だった。 ここで何も言わなければ、彼女はナイフを振り下ろすだろう。 ……だけど、そんなコトは、出来るはずがない。 「馬鹿なこと言うな。俺が、あなたの事を傷つけられる筈が無い。 それに、オレはあなたに殺されたって別に構わない。 最期まで昨夜さんの傍にいられて、オレは本当に幸せだったんだからさ これだけは最期に言っておく」 俺はな。…お前に殺されるなら、後悔なんて一つたりともないんだか…r 急に目の前が真っ白に染まり、俺の身体は地面に崩れ落ちた。 どうやら両足からの出血が予想を遥かに上回る量で、体中の血液が抜け落ちたらしい。 これがウワサの出血多量ってヤツか。 ――ナイフは、いつまでたっても落ちてこない。 当然だ。 咲夜さんは、ナイフを捨てて俺の身体を抱き起こしているのだから。 もう目の前は白一面の世界で何も見えないハズなのに、ふと瞼を開いてみると… 咲夜さんは泣いていた。 あぁ、もう少しだけ……この顔を眺めていたい。 …でも、そろそろ限界だ。 まぁ、単なる貧血に過ぎないだろう。 咲夜さんは必死に何かを叫んでいるけど、もう何も聞こえない。 ――次に目が覚めて、紅魔館か永遠亭のベッドで起きた時に、また彼女に会えると期待して 俺は瞳を閉じた。 Ending No.19 伝えられなかった想い(咲夜編) (後日談を見たければ、ノーマル以上でノーコンティニュークリアをめざそう!!) 5スレ目 823 咲夜さんにアタックをしかける事数週間 努力の甲斐あってか、遂に向こうからアプローチが来た! そう、それは激しい雨の降る日だった…… ……雨は雨でも、ナイフの雨だったけどな! 「う! あああああああああ…… ヒトゴロシーーーッ!! ハァ、ハァ、ハァ いきなり何をするんですか咲夜さん!! 死んでしまうじゃないですか!!」 「あら? 少し激し過ぎたかしら? ごめんなさい。 うふっ、あなたって案外ノーマルなのね。 でも人殺しよばわりはひどいわ。 また今度、あなたの準備が出来てから、ゆっくりと愛を確かめあいましょう、○○」 「さ、咲夜さん! そんな! それが君の愛し方だなんて! 激しいよ咲夜さん! 激し過ぎるでヤンス~~~~~~!!」 正直、反省してる だが俺は謝らない
https://w.atwiki.jp/chaken_archives/pages/600.html
過去ログ収納だ、いってみよー! 他の過去ログは伝言板過去ログ一覧から見られるんDA☆ 過去ログ24「過去ログへの招待状」 +... 保管完了!攻撃目標はヨーロッパだ! -- (狂っている院長) 2011-08-27 12 21 05 保管、ありがとー -- (研) 2011-08-27 12 37 03 小僧、派手に保管するじゃねぇか! -- (これから毎日家を焼くジュラル) 2011-08-27 12 37 54 ありがとー -- (名無しさん) 2011-08-27 13 00 20 んー保管かー -- (パパ) 2011-08-27 14 02 18 ↑5君、ありがとう -- (雄一) 2011-08-27 14 16 20 保管コメなんてだれかに、削除されればいいんだよ -- (オサム) 2011-08-27 14 18 50 過去ログをよろしくタロム・・・ -- (名無しさん) 2011-08-27 14 29 41 ポルガダイナマイト!! -- (名無しさん) 2011-08-27 15 45 54 ↑ま、ままままりおが!ままま、ま、ま、ま -- (C CファンのZ団員) 2011-08-27 15 52 36 魔王様! 最近のチャー研MADのほとんどが東方ネタばかりで、東方まったくしらないチャーケニストが涙目な気がするのですが!! -- (名無しさん) 2011-08-27 16 05 40 ↑ ワ カ メ -- (名無しさん) 2011-08-27 16 08 44 うんまあい -- (パスタを食べてる研) 2011-08-27 16 16 22 先生 今もチャー研MAD職人は 東方をごり押ししてるんでしょうか? -- (名無しさん) 2011-08-27 16 20 18 東方充電男好きかい? -- (ボルガ博士) 2011-08-27 16 36 38 東方ばかりじゃ嫌よ!神MADが見たいわ!! -- (名無しさん) 2011-08-27 16 41 48 ↑ びゃああああああああああああああ -- (名無しさん) 2011-08-27 16 48 20 そ、そんなぁ(泣) -- (紅魔郷のBGMを東方充電男に入れ替える星君) 2011-08-27 17 03 41 多分、東方の新作が出たので盛り上がっているのでしょう。だがその他一切のことは分かりませんっ(キリッ -- (無能学者) 2011-08-27 17 16 44 ところで皆さんは神霊廟は委託購入組ですか? -- (名無しさん) 2011-08-27 17 30 53 東方は東方でも『東方見文録』なら知っておるんだがねェ~。あれはいつ見てもキチガイじゃわい。 -- (偽田中総理) 2011-08-27 17 41 08 http //www.nicovideo.jp/watch/sm15398385←これが問題のアニメ、銀魂’です。3 11と3 38が団長のあのシーンに随分と似てるでしょう? -- (学者) 2011-08-27 17 55 46 ↑×2神霊廟は処理落ちが激しいからPCを整理しておくとイイんDA! -- (名無しさん) 2011-08-27 17 58 58 悪い東方厨は殺してやるー! -- (キャロン) 2011-08-27 18 39 08 こうして東方厨が場をわきまえずに自分達だけで盛り上がり、その結果東方自体を嫌う人が増えていったのが、わかるだろう? -- (自重を呼びかけるジュラル) 2011-08-27 18 57 59 ごめんねー -- (東方中の研) 2011-08-27 18 59 54 ↑2 ちゃだためあたま -- (名無しさん) 2011-08-27 19 08 50 ↑バリカン!気でも狂ったんじゃないのか! -- (研) 2011-08-27 19 24 03 これから毎日星君×星ちゃんで妄想しようぜ? -- (名無しさん) 2011-08-27 19 34 39 いいですとも! -- (バリカン) 2011-08-27 19 45 29 僕は泉君の方がいいよ だから…ネネ、いいだろう? -- (星君) 2011-08-27 20 31 48 あー東方東方東方!東方が他の作品より偉いっていうのか! -- (嫌東方厨なおさむパパ) 2011-08-27 20 33 16 東方充電男33話「僕のパパは嫌東方厨?」 -- (研坊) 2011-08-27 20 43 10 アキオ君にこの流れを変えるように頼まれたんでね -- (ジュラル聖人) 2011-08-27 20 45 45 今度余計な脱線すると口を縫い合わせるぞ。 -- (こくじんジュラル) 2011-08-27 20 48 29 ↑×2ジュラル聖人の仕業に違いない! -- (名無しさん) 2011-08-27 21 03 07 さっきマタビオ体操をやってみたんDA しかしうpしても需要が無いんDA -- (ジュラル) 2011-08-27 21 04 12 ↑ジュラル!気でも狂ったんじゃないのか! -- (研) 2011-08-27 21 07 49 ↑研、空手ごっこでもしようか! -- (バリカン) 2011-08-27 21 23 58 ↑サチコでどうだ?! -- (空気を読まないエモリ博士) 2011-08-27 21 27 03 それなら俺さまはタイガーだ! -- (マッタクツヨシ) 2011-08-27 21 34 16 タイガー様の恐ろしさを見せてやろう・・・ -- (カイザー様) 2011-08-27 21 43 36 \アッキラァ~ン/ -- (名無しさん) 2011-08-27 21 45 00 あかりちゃん、ここはゆるゆりWikiでも無いし、出番がないからって他の場所に出張することは許されないんDA!さぁ、主人公(笑)はお帰りw -- (【主人公】泉研) 2011-08-27 22 05 39 視聴者に嫌われてる黄色い全身タイツの主人公(笑)は帰りなされ。 -- (視聴者代表の吉阪博士) 2011-08-27 22 11 48 吉坂博士!お許しください! ……かわいそうな吉坂博士…… -- (鬼畜ヒーロー) 2011-08-27 22 54 17 きっと空の上から見ていてくださっているよ。 -- (配役が入れ替わったボルガ博士) 2011-08-27 23 06 30 魔王様!鉄拳TAG2で平八がボルガ式をリスペクトしている件についてですが! -- (格闘好きなジュラル星人) 2011-08-27 23 11 20 「ハリケーンが北北東に向かっている」というニュースを聞いて、ふと頭によぎったのが「スーパータロム」のオペレーター…。ああ、いけない!こんな頭をしてちゃいけない! -- (名無しさん) 2011-08-27 23 51 16 ↑小僧!派手にヤるじゃねぇか!Do-dai警察に知らせてやろうか?! -- (名無しさん) 2011-08-27 23 56 05 台風(No.)12!進路を変を変えなさい! -- (名無しさん) 2011-08-28 00 16 35 ふぁい -- (名無しさん) 2011-08-28 00 19 19 今日は、俺の誕生日だ、お前達この俺を祝うのda -- (魔王) 2011-08-28 00 41 56 ↑うん…一回きりだからね。 -- (名無しさん) 2011-08-28 01 13 21 オイラも祝うでゲス -- (バリカン) 2011-08-28 01 26 34 ↑×3 おー おー -- (ジュラル星人) 2011-08-28 02 42 33 諸君、いまから命令をすりゅ地球の幼女とゆう幼女を連れてくるのda (誕生日プレゼントとして) -- (魔王) 2011-08-28 08 35 31 よし、わかった。つかの間の握手だ! -- (幼女好きの研) 2011-08-28 09 23 49 よし、パパも行こう!............ぐふぐふ -- (ロリコン博) 2011-08-28 09 58 09 魔王様!幼いジュラル星人ではダメなのでしょうか? -- (ジュラル聖人) 2011-08-28 10 20 08 ロリコン共が増殖している…ジュラル星人の仕業に違いない! -- (名無しさん) 2011-08-28 11 11 28 ごめんねー西洋妖怪のバッグベアードが君を車で轢いちゃってー(原作より) -- (このロリコンどもめ) 2011-08-28 11 31 49 もたもたすんねぇ!おまえ達は幼女好きの魔王様にお使いするんだ! -- (孤児さらいの偽福田) 2011-08-28 11 46 12 幼女の膝枕になってあげるのが俺の長年の夢だった -- (魔王) 2011-08-28 14 24 19 ↑x6あなた、ナニするきなの -- (ママ) 2011-08-28 14 34 55 ↑↑院長、あなたは㌔㍉㌔㍉なんだ! -- (研) 2011-08-28 14 36 00 こいつら頭がお詳しいぜ! -- (名無しさん) 2011-08-28 15 58 26 (幼女を)犯し好きかい? -- (ボルガ博士(ロリコン)) 2011-08-28 16 20 49 ↑ボルガ博士あなたは逮捕されたんです!その幼女に○○を仕掛けて今のあなたは伊豆囚人等の囚人何DA! -- (研) 2011-08-28 16 26 48 ↑ ウッ♂(幼女に対して) -- (ボルガ博士(ロリコン)) 2011-08-28 16 32 09 あんまりK察をお騒がせするものじゃないな、変態たち -- (ボルガ) 2011-08-28 17 56 54 これから毎日幼女で抜こうぜ -- (名無しさん) 2011-08-28 18 17 27 ↑抜いて来い、蛆虫犬め! -- (ノンエロ) 2011-08-28 18 24 20 ↑×3 変態?知らんな -- (右手が忙しい警察) 2011-08-28 18 26 49 この流れ、僕は嫌ですね! -- (エロくない研) 2011-08-28 18 34 08 これはがん細胞を消滅させる特殊光線アトスミヒだ、パワーアップすれば生物はドロドロにとけてしまう(鬼畜オヤジに向けて) -- (やったねたえちゃん!を読み終えてブチギレたパパ) 2011-08-28 18 37 57 派手にやるじゃねえか、どうだ警察に知らせてやろうか>おっさん -- (名無しさん) 2011-08-28 18 44 37 よくもこんなキチガイオヤジを!今度という今度は許さないぞ! -- (名無しさん) 2011-08-28 18 45 09 さあ、おじさんのうちへ行こう!きみのお友達がたくさんいるよ -- (どさくさに紛れてたえちゃんを誘拐する福田さん) 2011-08-28 18 56 58 ぎゃ嗚呼あああああああああああああああ11 -- (SATUGAIされたジュラル) 2011-08-28 19 00 55 ここの伝言板を見たパンピーは酔っ払いの中にいる素面のようにいたたまれなくなるんDA! -- (名無しさん) 2011-08-28 19 10 15 ↑↑あなたのコメントは狂っているんだ! -- (名無しさん) 2011-08-28 19 21 53 たえちゃんを強姦したおっさんをぶっつぶすそうじゃないか?俺とお前が手を組むのだ! -- (魔王) 2011-08-28 19 26 32 ↑幼女うんまぁ~い -- (研(ロリコン)) 2011-08-28 19 33 17 チャージマン研、たえちゃんの伯父、殺してやる! -- (正義の味方・星君) 2011-08-28 19 35 15 ↑星君ステキだわぁー -- (キャロン) 2011-08-28 19 38 59 元ネタ知らんな。 -- (警官) 2011-08-28 19 45 55 たえちゃんの持っているぬいぐるみの名前は某捨て犬と同じ…これには何かあるんだ!僕調べてくる! -- (研坊) 2011-08-28 19 47 22 さあ、3時だ!たえちゃんの叔父を殺せ!たえちゃんの叔父は悪い人間なんだっ!!!!!!!!! -- (ピアノ弾きのジュラル) 2011-08-28 19 52 28 http //www17.plala.or.jp/suigin/tae.html いいか?ぜったアクセスするなよ?するなよ? (まさかあのアドレス先にたえちゃんの漫画があるとは夢にも思うまい) -- (説明乙のジュラル) 2011-08-28 19 54 28 ↑↑↑↑↑よし!パパも行こう##### -- (ブチギレのパパ) 2011-08-28 19 55 38 これはひどい -- (掲示板の流れを見た研) 2011-08-28 20 00 57 おーいたえちゃん逃げろー早くしないと強姦されるぞー! -- (名無しさん) 2011-08-28 20 44 16 ↑おいら、強姦したいで下種 -- (バリカン) 2011-08-28 20 46 13 ↑5 リアルに精神病院に行こうか・・ -- (名無しさん) 2011-08-28 20 48 17 いやだよ~、精神病院なんかいきたかねっ!! -- (音吉) 2011-08-28 21 03 13 よくもあんなキチガイ漫画を!伯父、今度という今度は許さないぞ! -- (No.12) 2011-08-28 21 23 18 ↑×8 コロ!コロじゃないか! -- (名無しさん) 2011-08-28 21 26 52 かわいそうなたえちゃん…… でもこうして僕のチャージング棒♂は立派に勃ち上がりました -- (コロちゃんで抜いた研) 2011-08-28 21 34 09 泉君のチャージング♂棒が見れるよ!やったねほしくん! -- (死亡フラグを立ててしまった星君) 2011-08-28 21 37 12 おい、研の妹だ!レコードを買うぞ! やったねジュラルくん! -- (死亡フラグを立ててしまったレコード売りのジュラル) 2011-08-28 21 50 13 この漫画をここの住人に読ませて鬱にし、働かない怠け者にしてやろうとしたのに。 -- (一見大成功) 2011-08-28 22 01 08 おかし、いつも異常に流れがキチガイじゃねぇか! -- (名無しさん) 2011-08-28 22 02 49 これも、全部、研て奴の仕業なんだよ -- (名無しさん) 2011-08-28 22 14 37 悪い人間は殺してやる -- (空気を読んでみた) 2011-08-28 22 16 23 ↑読んだな、こいつ -- (名無しさん) 2011-08-28 22 20 46 いやぁしかし今日は馬鹿に空気が重いねぇ(スチャ -- (たえちゃんの伯父) 2011-08-28 22 27 26 ・・・一体何がどうなってんの? -- (↑の部屋のドアを開けたラーメン屋) 2011-08-28 22 31 29 諸君、いまから命令すりゅ、たえちゃんの伯父を殺したえちゃんを救うのだ -- (魔王) 2011-08-28 22 35 33 ↑いけない (、)を付け忘れちゃた -- (名無しさん) 2011-08-28 22 37 07 ↑↑おーおー! -- (ジュラル約二名) 2011-08-28 22 40 12 家がもえたよ!やったね雄一君! -- (名無しさん) 2011-08-28 22 41 25 よし、パパも行こう (強姦をしに) -- (パパ) 2011-08-28 22 42 22 ↑アルファガン! -- (名無しさん) 2011-08-28 22 44 14 やめなされ!そんな無益な強姦はやめなされ! -- (名無しさん) 2011-08-28 22 45 02 貴様のような、人間は死ね (研も含む) -- (ジュラル) 2011-08-28 22 48 47 こうして強姦を図った伯父とその他大勢も全滅し、たえちゃんの日常に平和が戻ったのです! -- (コロちゃん) 2011-08-28 22 51 55 あらかわいいくまさん、ジェミーちゃんてなづけようかしら -- (キャロン) 2011-08-28 22 54 48 私は何だかぬいぐるみが心配だ。 -- (パパ) 2011-08-28 22 56 34 ここはチャー研Wiki。今日はコロちゃんが好きなかわいそうなお友達が大勢いるんDA! -- (名無しさん) 2011-08-28 22 59 41 元ネタ知らんな。(2回目) -- (警官) 2011-08-28 23 00 44 ↑知らない方が幸せだと思うんDA -- (名無しさん) 2011-08-28 23 04 07 どうだ元ネタを教えてやろうか -- (ジュラル) 2011-08-28 23 11 47 元ネタ漫画はコロちゃん。君達の中にも「やったね!たえちゃん」のAAを見た人がいるだろう? -- (名無しさん) 2011-08-28 23 16 57 うぅ、うぁあ、鬱だ……。 -- (やったねたえちゃんの元ネタ漫画を読んでしまったジュラル) 2011-08-28 23 30 38 またコロか、あんなぬいぐるみのどこがいいんだい・・・あいた! -- (バリカン) 2011-08-28 23 35 56 ところで博士のチャージング♂棒はお元気ですか? -- (名無しさん) 2011-08-28 23 40 17 どうだURLをだしてやろうか? -- (空気を読まないジュラル) 2011-08-28 23 40 58 いやあ、やったねたえちゃんは、何度読んでもまさに傑作だy -- (偽田中総理) 2011-08-28 23 55 55 チャー研も同じ境遇の口の利けない少女がいたけど、話の展開が早すぎてまったく悲しくなかったんDA -- (名無しさん) 2011-08-29 00 02 26 あいつ(バリカン)、たえちゃん犯したいって言ってたんですよ(笑) -- (研坊) 2011-08-29 00 07 19 オサムや、たえちゃんの叔父の家にはなにがあるとおもう? -- (時代パパ) 2011-08-29 00 16 22 そうか、叔父の家に爆弾が! -- (オサム君) 2011-08-29 00 21 32 よし早速たえちゃんをかっさらって人質にし、叔父を亡きものにしようぜ -- (名無しさん) 2011-08-29 00 31 25 一体何がどうなってんの? -- (ちんとん亭) 2011-08-29 00 50 10 たえちゃんを愛するジュラル聖人の仕業なんDA! -- (名無しさん) 2011-08-29 01 04 50 それにしても今日の伝言板の流れは馬鹿に面白いねえ(スッ -- (偽角栄) 2011-08-29 01 11 32 それでは諸君、始めなさい! -- (何を?) 2011-08-29 01 20 18 ↑たぶん何かを始めるのでしょう。でもそのほかいっさいの事はわかりません! -- (名無しさん) 2011-08-29 01 31 35 びゃあああああああああああああああ -- (松本さん) 2011-08-29 01 38 53 きゃああああああああああああああああああ -- (ミニ渚先生) 2011-08-29 01 53 29 このミサイルで、たえちゃんの叔父の家の全てが破壊される!たえちゃんの復讐をすることがわしの長年の夢じゃった!ただちにミサイル発射!攻撃目標はたえちゃんの叔父の家だ!! -- (こんなところの院長) 2011-08-29 05 43 47 ↑いいだろう、つかの間の握手だ! -- (研) 2011-08-29 07 47 17 魔王様!今日のMOCO Sキッチンでハガキを紹介された人の名前が八雲紫という名前なのですが! -- (東方アンチジュラル) 2011-08-29 08 02 12 バ、バリカン!は、早くこのスレの流れを止めるんだ! -- (研) 2011-08-29 08 48 02 No.12!たえちゃんを救いなさい! -- (渚先生) 2011-08-29 09 22 13 ふぁい? -- (反抗期12) 2011-08-29 09 30 25 まさかNo.12の「ふぁい」を逆再生すると「嫌!」と聞こえるとは夢にも思うまい…… -- (名無しさん) 2011-08-29 09 44 16 ちぇっ・・・チッ・・・くっそぉ~ -- (たえちゃんの処女を奪いたかった研) 2011-08-29 09 48 11 BGM♪キチガイレコード -- (レコードプレイヤー) 2011-08-29 12 01 38 魔王様!超人気アイドル《笑》をつかってジョジョの奇妙な冒険を実写化するそうですが! -- (なんだか私は心配だ) 2011-08-29 12 13 13 いけない!そんなことをしたら(ジョジョ信者が発狂して)たいへんなことになるんDA! -- (名無しさん) 2011-08-29 12 18 58 みんながなんとかたえちゃんの話題から抜けだそうと必死なのがわかるだろう? -- (慣れーしょん) 2011-08-29 12 34 44 ↑やめなされ、無益な妄想はやめなされ! -- (ジュラル聖人) 2011-08-29 12 40 31 ↑3 俺は人間をやめるぞイズミィー! -- (石仮面の力により人間ロボットになるボルガ博士) 2011-08-29 12 43 13 日本人の体型ではジョジョを実写化するなんて不可能なんDA -- (名無しさん) 2011-08-29 13 09 20 き、君はどうしてJOJO実写化なんてそんな乱暴をするんDA!? -- (わけがわからないよ) 2011-08-29 13 22 29 大変です!JOJO実写が現れました! -- (Z団) 2011-08-29 14 19 03 いったい何がどーなってんの? -- (ちんとん亭) 2011-08-29 14 23 46 ついでにチャー研も実写化してほしい。バリカンはCGで。 -- (名無しさん) 2011-08-29 15 25 20 マジでやる人いないかな。 -- (実写チャージング棒) 2011-08-29 15 35 36 JOJOが実写されるんだって! やったね!ジョータローくん! -- (名無しさん) 2011-08-29 16 01 00 ↑×2チャー研なら元々のクオリティが低いから安心して見られるんDA -- (名無しさん) 2011-08-29 16 26 42 既出かもしれないが夢喰いメリー7巻にブラームス交響曲の男がでてるわよ -- (ネカマ) 2011-08-29 16 56 08 専門的な事はともかく、今日は8/29で焼肉の日なんですって!? -- (肉より家を焼きたい雄一君) 2011-08-29 17 18 49 ↑お肉嫌よ!野菜が食べたいワン! -- (キャ論) 2011-08-29 17 23 29 29の日だとさ。 今のうちに野菜をこの世から消し去ってしまえ! -- (ジュラル) 2011-08-29 17 25 18 うーん、あさっては野菜の日か…… -- (パパ) 2011-08-29 17 29 18 パセリも少ないくせに! -- (名無しさん) 2011-08-29 17 57 29 農業コンビナートの破壊を邪魔する奴は皆殺しDA! -- (肉が大好き野菜嫌いジュラルで) 2011-08-29 17 59 21 ↑お菓子好きかい? -- (未改造) 2011-08-29 18 14 53 ↑×2今日という今日は速攻で破壊するわよ。 -- (肉とケーキが大好きな黄色) 2011-08-29 18 34 22 野菜なんか気にしないでお肉食べようよNE! -- (肉食系旧友) 2011-08-29 18 51 46 これから毎日肉を食おうぜ? -- (名無しさん) 2011-08-29 18 54 10 だけど野菜の日にきちれこ!!の15話がうpされるんDA☆ -- (名無しさん) 2011-08-29 18 58 33 あれ…どうしたんだろう(無能) -- (肉がすきでうんkがでない元鬼刑事) 2011-08-29 19 08 52 僕のお父さんは今の食事が大嫌いって言って、わざと昔風の食事をしているんDA… -- (肉が食べることができないおさむ君) 2011-08-29 19 15 02 オサムや、タンパク質なんて大豆やイナゴで十分とれるんだよ。それに牛さんや豚さんがかわいそうだろう。 -- (おさむ父) 2011-08-29 19 28 56 ハハハハハ ハハハハハ -- (大量の口) 2011-08-29 19 36 00 泉君のチャージング♂棒を食べないと力がでない…… -- (お腹をすかした星君) 2011-08-29 19 44 41 渚先生の……を吸わないと力がでない…を -- (研) 2011-08-29 19 59 42 いじきたないぞ、ストローを使って吸いなよ! -- (研) 2011-08-29 20 09 24 ↑↑まさか、・・・脳髄・・・? -- (金田系ジュラル) 2011-08-29 20 28 49 んーも、おいちぃー♂ -- (研のチャージング棒♂にむしゃぶりつくバリカン) 2011-08-29 20 31 13 ↑うっ♂バリカン!やめるんDA!!離せ -- (KICHIGAI) 2011-08-29 20 43 00 ↑犯し好きかい? ホッホッホそうかねぇ♂ -- (バリカンとチャージング棒♂を奪い合うボルガ) 2011-08-29 20 45 56 さぁ僕にもしゃぶらせてくれぇ♂ -- (バリカン ボルガとチャージング棒♂を奪い合う星くん) 2011-08-29 20 48 45 星くん?チャージング棒♂は 見せ物でもないし無闇に しゃぶる事は許されないんDA! -- (KICHIGAI) 2011-08-29 20 53 22 8月31日にキチれこの新作がdるんda君たちの中にも見る人がいるだろ -- (馴れーション) 2011-08-29 20 56 11 ↑なんだと新入り、それは本当なのか!? -- (最近きちれこ!を見始めた囚人) 2011-08-29 20 58 58 これが研くんの弱点か…!♂ -- (奪い合いを見てしまう生足博士) 2011-08-29 21 04 04 ↑これで身動きもとれまい、この男立ちを見ろ。奴らはお前のチャージング棒♂を狙っているのだ! -- (ババアに化けたジュラル) 2011-08-29 21 09 06 よし、犯れい!♂ -- (偶然通りかかった団長) 2011-08-29 21 12 48 ところで、博士のチャージング棒♂はお元気ですか? -- (基地内) 2011-08-29 21 15 51 ……。 -- (研のチャージング♂棒をしゃぶりに行った博士) 2011-08-29 21 17 36 研のチャージング棒♂を 撮る -- (Z団団員) 2011-08-29 21 24 37 魔王様! http //www.nicovideo.jp/watch/sm15382762 このアレンジがキチガイすぎる件ですが! -- (ジュラル星人) 2011-08-29 21 37 07 チャー研BB素材を作るのは大変だY線の境目が雑だから切り取りが難しいんDA -- (名無しさん) 2011-08-29 21 42 51 ↑×2ビートまりお好きかい? -- (名無しさん) 2011-08-29 21 45 59 宿 題 -- (終わりましたか?) 2011-08-29 22 43 37 只今入った情報によりますと、宿題の終わらない学生達が、チャー研wikiで暴虐の限りを尽くしているとのことです。 -- (ムスカ) 2011-08-29 23 20 47 ↑バッカだなぁ。これスフィンクスだよ! -- (名無しさん) 2011-08-29 23 28 39 キャロン、ここに書きこんでるのは、皆学生なんだよ!(大嘘) -- (SAIBUの男・研) 2011-08-29 23 56 23 宿題!お許しください! -- (宿題終わってない研) 2011-08-30 00 34 00 そうか、カップヌードルの中に、ガン○ラが! http //journal.mycom.co.jp/news/2011/08/29/053/index.html -- (基地内) 2011-08-30 01 15 19 ↑ガン〇ラ!お許し下さい! -- (KICHIGAI) 2011-08-30 04 15 31 このカップ麺に仕込まれたガ○プラでみんな人間の形にならないのさ。ただのガラクタになる(ガン○ラ含めて) -- (緑キリシア) 2011-08-30 06 35 58 ↑↑↑茹で上がったガン○ラだなんて気でも狂ったんじゃないのか!? -- (研) 2011-08-30 06 38 08 一体何がどうなってるの? -- (チントン亭) 2011-08-30 07 19 39 ちわーちんとん亭ですがーカップヌードル人数分持って来ましたー -- (宿題を応援するちんとん亭) 2011-08-30 07 56 28 うーんカップヌードルか・・・ -- (サッポロ一番が食べたいパパ) 2011-08-30 09 17 02 ↑×2ありがとー -- (名無しさん) 2011-08-30 09 39 08 魔王様!友達が今日、チャー研をあまり知らないのにチャー研の夢を見たらしいのですが! -- (ジュラル聖人) 2011-08-30 09 47 48 ↑ちなみに友達はタイトルと泉家しか知らないそうです! -- (ジュラル聖人) 2011-08-30 09 49 40 ↑その友達は今からジュラル星人になるのだ! -- (魔王様) 2011-08-30 09 51 39 トップページをとりあえず直しておいたんDA 荒らしめ、今度という今度は許さないぞ! -- (※一度も許したことはありません) 2011-08-30 12 34 13 これで万事OKだわ -- (キィーン) 2011-08-30 12 37 12 えぇい、マッドアラシ作戦は失敗だ!チャージマン研、覚えていろ!! -- (魔王) 2011-08-30 12 41 51 ↑×3 ありがとー -- (研) 2011-08-30 12 44 04 荒らしが何かちょっかい出してきたら、タロムががぶっとばしてやるからさ。アキラさんだってついてるんだし。 -- (他力本願ヒーロー) 2011-08-30 12 50 05 こうして↑×5の活躍により、荒らしを図ったジュラル星人も全滅し、wikiに平和が戻ったのです。 -- (馴れ) 2011-08-30 12 52 18 いやぁしかし最近バカに残暑がキツイね。 -- (扇子を有効活用する総理) 2011-08-30 12 53 33 No.12!私を扇ぎなさい! -- (渚先生) 2011-08-30 12 57 08 ふぁい -- (No.12) 2011-08-30 13 11 08 ところで、博士の宿題は終わりましたか? -- (名無しさん) 2011-08-30 14 18 35 無い、そんな物は無い! -- (博士) 2011-08-30 14 27 19 おーい!みんな急げ!はやくしないと始業式がくるぞ!! -- (魔王) 2011-08-30 14 49 44 宿題がおわるよ! やったねたえちゃん! -- (名無しさん) 2011-08-30 14 58 48 今日は登校日なんda 今日は登校日なんda 今日は登校なんda ジュラルだーヤッケてやるぞーそれー -- (あずまんが研) 2011-08-30 16 27 28 8/31日は きちれこ!!新作なんDA。夏休み最後の楽しみの人もいるだろう? -- (慣レ) 2011-08-30 16 38 34 ↑モチ代! -- (名無しさん) 2011-08-30 16 42 04 ↑x2まさか、その日にきちれこ!を見て宿題手づかずとは夢にも思うまい -- (名無しさん) 2011-08-30 17 04 21 タロムタイヘンヨアノタイフウニホンヲオソウワ -- (名無しさん) 2011-08-30 17 17 32 (台風が)直撃するがいいや! -- (休講を期待してる雄一少年) 2011-08-30 17 53 21 ああ、いやだ宿題をすることがそんなに偉いのか -- (おさむの祖父の息子) 2011-08-30 18 20 05 ↑ハハハハハハ! -- (大量の口描写) 2011-08-30 18 29 15 教養のない奴なんて誰かに〇されればいいんだよ -- (おさむ君) 2011-08-30 18 37 11 11111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111 -- (SATUGAIされたジュラル) 2011-08-30 18 53 30 また荒らされてる・・・ジュラル星人め!今度と言う今度は許さないぞ!(※一度も許したことはありません) -- (名無しさん) 2011-08-30 18 57 54 大変です!また荒らしが現れました! -- (りんごの人) 2011-08-30 19 04 35 ヨシ、サッソクカンリニンニホウコクシ、アラシヲナキモノニシヨウゼ -- (名無しさん) 2011-08-30 19 05 13 管理人さんありがとー -- (名無しさん) 2011-08-30 19 09 33 先生、あの荒らしは今もwikiのどこかに生息しているのでしょうか?そして今後、襲撃してくるのでしょうか? -- (記者) 2011-08-30 19 12 15 多分再び襲撃してくるでしょう。だがその他一切の事はわかりません! -- (昆虫学者) 2011-08-30 19 15 14 僕……困るんDA -- (名無しさん) 2011-08-30 19 21 24 SATUGAIされたジュラル星人!!荒らしはやめるんDA★ -- (星君) 2011-08-30 19 40 51 死ねぇ!チャージマン! -- (ミイラ) 2011-08-30 19 44 36 死ねぇ!荒らし! -- (ミイラ) 2011-08-30 19 45 19 小僧!派手に修復するじゃねぇか! -- (荒れていた状態を目撃したジュラル) 2011-08-30 21 01 52 このスレ、を荒らす奴は邪魔なんだよ -- (名無しさん) 2011-08-30 21 02 46 復旧、ご苦労様 -- (上から目線の研) 2011-08-30 21 05 12 荒らし!今度という今度は許さないぞ! -- (名無しさん) 2011-08-30 21 15 15 やった、やったぞ!これでこのwikiの危機は去ったのだ! -- (魔王様) 2011-08-30 21 15 38 秋のバザーのポスターにチャージマン研!ネタの絵を使ったんDA(ボルガ こんなところ 山城アカギ) -- (ジュラル) 2011-08-30 21 38 39 ↑小僧!派手にヤるじゃねぇか! -- (名無しさん) 2011-08-30 21 49 12 ↑↑君はこんなところに行くべきなんDA☆ -- (名無しさん) 2011-08-30 21 58 47 魔王様、だんだんと保管ペースが早くなっているのですが。 -- (名無しさん) 2011-08-30 22 01 42 魔王様、ここの荒らしより自分の胃が荒れることが心配なんですが・・・ -- (夏休みが終わると運動量と食事量が増えるジュラル) 2011-08-30 22 29 57 でも見てよ。治療の為のお金がこれっぽっちじゃねー⑩⑩ -- (魔王様) 2011-08-30 22 35 52 ↑2 そういう時に胃薬を飲むのが我々ジュラル星人だ。 -- (ジュラル) 2011-08-30 22 39 43 ↑その胃薬を作るのが我々ジュラル星救護班です -- (救護班ジュラル) 2011-08-30 23 20 21 ↑工場廃液を飲み過ぎて気分が悪くなったんDA。 お薬下さい。 -- (名無しさん) 2011-08-30 23 52 19 そうゆう時は、バリカン音頭がいいよ (引き始める) -- (バリカン) 2011-08-31 00 04 56 泉くんが僕の宿題をやってくれたら、それはとっても嬉しいなって、思ってしまうんDA! -- (星君) 2011-08-31 00 07 48 ↑よし、お望みとあらばやってやろう!やあああwww -- (適当に問題を解く研) 2011-08-31 00 11 32 泉君、ちょっと職員室(孤島)まで来なさい -- (筆跡により研の字と特定した渚先生) 2011-08-31 00 30 21 バカにしないでくれ。墓の字も間違えてるし、internationalはinternatinalなんかじゃないんDA! -- (星君) 2011-08-31 00 34 57 ↑×3こいつ頭がおかしいぜwwwHAHAHAHAHAw -- (大量の口) 2011-08-31 00 52 10 ↑笑っているアッー。 -- (z団) 2011-08-31 01 11 12 No.12 台風の進路をかえなさい! -- (名無しさん) 2011-08-31 02 39 03 ↑嫌! -- (同じことを命令されて飽き飽きしたNo.12) 2011-08-31 02 43 36 ↑2 嫌。 -- (総理) 2011-08-31 02 59 36 ↑アキオに? -- (名人) 2011-08-31 03 03 48 ↑ バッカだなぁ、これスフィンクスだよ! -- (名無しさん) 2011-08-31 03 11 19 今じゃ パワーを台風に -- (えっと、月には今キチガイつつ・・・) 2011-08-31 07 17 24 台風ただいま北北西に直進…エッー、北北西!?こりゃ大変だ!日本列島があるんDA! -- (これで関東も全滅だわよ) 2011-08-31 08 25 01 お前たちの本当のお父さんは私ではない。 -- (お茶濁博士) 2011-08-31 08 43 30 タロム、アイ アム ノット ユアファーザー シュコー -- (お茶濁しベイダー) 2011-08-31 08 57 27 タロム -- (名無しさん) 2011-08-31 09 21 51 うーん、今日は野菜(831)かー… -- (泉博) 2011-08-31 09 25 36 爆発は今夜5時だな、あぁまさかキチレコ またまたさっきまでのコメントが消えているではないか!!!! -- (名無しさん) 2011-09-01 19 31 33 いったい何がどうなってんの? -- (チントン) 2011-09-01 19 34 22 大変です!ワンピース厨が現れました! -- (Z団団員) 2011-09-01 20 01 53 悪いフジテレビ信者は殺してやるー! -- (キャロン) 2011-09-01 20 02 08 それでそいつはどうした? -- (名無しさん) 2011-09-01 20 06 26 しょうがないなあ荒らしは、ちょっと目をはなすとすぐ荒らしちゃうんだから、あったまにきちゃうなあ -- (研坊) 2011-09-01 20 08 08 たかがキチガイごときに構うな! (ナックキャラ涙目) -- (魔王) 2011-09-01 20 12 58 荒らしは人間扱いしないで犬かなんかと思ってしつけないといけないんDA! -- (研) 2011-09-01 20 24 35 安心しろ、SATSUGAIされたジュラルの亡霊だ!!お経をみんなで書き込んでみてはいかがだろうか? 仏説摩訶般若波羅蜜多心経・・・というような感じでね☆ -- (魔王様) 2011-09-01 21 33 49 アルファガン (生きているジュラルと亡霊のジュラルまとめて) -- (研) 2011-09-01 21 34 51 おっ・・・チャ・・・・觀自在菩薩。行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。 -- (ウィ○ソースで般若心経の原文を見つけた魔王様) 2011-09-01 21 36 29 成仏しろよ! -- (ピコまろ) 2011-09-01 21 42 47 盛大に成仏するんだぞ! -- (研) 2011-09-01 22 02 55 オイラも成仏するでゲス -- (バリカン) 2011-09-01 22 09 11 よし、パパも逝こう -- (博) 2011-09-01 22 12 16 夢想封印! -- (荒らしをこらしめに来た腋巫女) 2011-09-01 22 28 54 SATSUGAIされたジュラル、忘れないよ。ジュラル星人の中に、君のような荒らしがいたことを…。 -- (数秒後に忘れる研) 2011-09-01 22 43 51 ちーん(笑) -- (鈴を鳴らすジュラル) 2011-09-01 22 52 17 やったぞ。これでキチガイWikiの危機は去ったのだ! -- (魔王) 2011-09-01 23 00 50 先生、SATSUGAIされたジュラルは、今後襲撃してくるんでしょうか? -- (名無しさん) 2011-09-01 23 20 18 ↑成仏したからもう来ないでしょう。だがその他一切のことはわかりません!(キリッ -- (多分また来る) 2011-09-01 23 25 06 オイラ頭無い×3 -- (宇宙のこんなところ惑星トーキュロン) 2011-09-01 23 27 20 さ〜ってと… -- (課題を本気で終わらせにかかる研) 2011-09-01 23 53 10 ~
https://w.atwiki.jp/konmade-seiseisensou/pages/111.html
203 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 07 52.20 ID +rcoKxogo 《八日目》 眠い。 そんな感想が起きてすぐに出る。 疲れが溜まっているのだろう。 この一週間は、密度の濃い日常だった。 そういえば、とそこで貴女は思い出す。 昨日、貴女は告白した。 それを軽くあしらわれたが、それはどうしたものなのだろう。 直後アーチャー判定 204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/02/05(日) 21 08 03.03 ID NG9reMwAO あ 214 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 18 42.39 ID +rcoKxogo 204の判定:3 208適応されます、基本的に アーチャー「おはよう」 アーチャーは普段と変わりない。 それはそれで嬉しいのだが、貴女には少し寂しくもある。 アーチャーは、どう思ってるのか。 その本心を知りたいのだ。 昨日のお出かけも、それがメインだ。 まぁ、楽しかったのは事実なのだけれど。 自由安価 ↓5 219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 19 43.11 ID yltIHvd5o ライダー陣営討伐を提案 227 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 31 19.77 ID +rcoKxogo 219の判定 貴女は昨日のライダーの話をアーチャーに振る。 アーチャーはそれが少し予想外だったのか、顔を驚きに染め、口元に手をやる。 そしてゆっくりと時間をかけて考え、口を開いた。 アーチャー「確かに、あの真っ直ぐすぎるセイバーよりかは狙い目としては正解だろうが……危険だぞ」 アーチャーの言葉に、頷く。 危険なのは、今も変わらない。 だったら見える範囲に危険があった方がいい。 そう貴女は口に出す。 それに、アーチャーが守ってくれる。 だから大丈夫なんだ。 自由安価↓5 232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 32 11.33 ID TPwAuCswo なにか自分にもできることはないか話し合う 243 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 41 40.34 ID +rcoKxogo 232の判定 朝食を終え、貴女はアーチャーに話しかける。 何か手伝えることはないのか。 それが気になって話しかけたのだが、アーチャーは苦笑するだけだ。 アーチャー「君に手伝えることは、無事でいてくれるくらいだ」 でなければ、次にもこの身は消えそうだ。 そういうとアーチャーは笑う。 ただ、その台詞はどうにも不吉だ。 まるで、もう限界が近いような、そんな言葉。 不安が広がる。 もうすぐ昼、貴女は 自由安価↓5 248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 42 32.65 ID vx32GgfIo サンドウィッチ作ってアーチャーと公園で食事 259 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 47 38.69 ID +rcoKxogo 248の判定 貴女は気分を変えるため、昼食を準備する。 アーチャーも手伝おうとするが、それを断る。 考えれば、最近は料理をしてない。 だからこそ、というのもあった。 冷蔵庫を見れば、ちょうどよく材料が残っている。 貴女はそれでサンドイッチを拵え、アーチャーに言った。 ―――ちょっと、外に出よう。 そうして行く先は、公園。 警察の現場検証はもう無く、静かな場所だった。 直後、コンマ判定 260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 47 48.99 ID 4z3mCUQJo 魔翌力供給がちで必要 265 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 48 37.18 ID +rcoKxogo 260の判定:9 接触相手は? ↓5 270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 49 11.07 ID 4z3mCUQJo 凛 292 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 21 54 25.35 ID +rcoKxogo 270の判定 公園へ赴く。 見れば、随分と賑やかだった。 家族ずれが多いからして、ピクニックという感じだろう。 そんな貴女の前に転がってくるボールが一つ。 それをアーチャーが拾い上げると、視線を先に固定した。 凛「あ、あたしのボール!」 アーチャー「……ほら」 アーチャーが少し固く、少女へとボールを渡す。 それを少女が受け取ると、笑顔で家族の下へ駆けていく。 貴女は少し不自然に見えるアーチャーに、疑問に思った。 どうしたんだろう。 直後、コンマ判定 293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 21 54 38.87 ID ssOFPzDGo 1 300 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 22 00 31.16 ID +rcoKxogo 293の判定:7 アーチャー「いや……知り合いに、似ていたのでな」 そういうアーチャーは、どうにも変に感じる。 まるで、見てはいけないものを見てしまったような顔だ。 そう貴女がジト目でアーチャーを見ると、彼は気を取り直すように口を開いた。 アーチャー「ま、まぁそう気にするな……そこのベンチで良いのではないか?」 貴女はとりあえず、頷く。 普段から苛められてるのだ、こういう時にこそ逆襲をせねば。 そんなことを思いながら、貴女はサンドイッチに?り付く。 ………ちょっと、カラシが多かったかもしれない。 もうすぐ夕方、自由安価↓5 305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/05(日) 22 01 20.70 ID aE77DE6Eo 魔翌力は足りているのかきく 311 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 22 06 59.74 ID +rcoKxogo 305の判定 家への帰り道。 貴女は、ふとアーチャーに尋ねる。 魔力が足りているのか、どうか。 いや、聞くまでもない。 足りてないのは、明白だ。 だからこそ、貴女は聞き方を変えた。 ―――大丈夫なの? 直後、アーチャー判定 312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 22 07 15.82 ID TPwAuCswo がお! 326 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 22 16 03.51 ID +rcoKxogo 312の判定:2 アーチャー「……特に問題はない」 ―――嘘だ。 アーチャー「二回程度の戦闘であれば行える」 ―――そしたら消えちゃうでしょう? アーチャー「じゃあ何だね?変えられない差をどうすればいいというのだ」 アーチャーが、そう言う。 貴女はそれに、少し覚悟を決めて口に出した。 ―――朝の通り、私に手伝えることを考えただけ。 アーチャー「もしそうだとしたら私は逃げるぞ……」 直後、貴女判定 327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 22 16 07.23 ID ssOFPzDGo 1 331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/05(日) 22 18 45.18 ID mQ4v5W4Yo あぁもう焦れったい 332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/05(日) 22 20 41.64 ID DVPbn4Jzo ガウェインさん……お願いですから自重してください…… 333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 22 21 19.13 ID IwcbTpupo 空気嫁よガヴェイン 335 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 22 24 47.07 ID +rcoKxogo 327の判定:3 焦るアーチャー。 それに貴女はにっ、と成功の笑みを浮かべる。 冗談にしろ、本気にしろ、あのアーチャーの焦った顔を見れただけでも収穫だ。 アーチャーはすでに冗談と受け取ったのか何時もの素面。 それはそれで面白くない。 また何時か、からかえるような出来事でもあるといいな。 そう、貴女は思う。 もうすぐ、夜が来る。 貴女は↓5 340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 22 25 40.68 ID yltIHvd5o ライダー達を索敵 345 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/05(日) 22 31 18.15 ID +rcoKxogo 340の判定 とすいません、ここで切らせていただきます。 頭痛いです。 430 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 18 40 25.73 ID g2BQ/A/vo 続き 貴女はアーチャーにライダーの居場所を尋ねてみる。 アーチャーなら、何か見かけているかも知れないと思ったのだ。 相手が居る場所が分かれば何か出来るかも知れない。 そう思うと、アーチャーは少し黙る。 ゆっくりと息を吐いて、腕を組む。 それは言うか言わまいか、考えるようでもある。 そのまま貴女はアーチャーの返答を待つ。 暫くして、彼は口を開いた。 直後判定 ・エ○○シロ○の記憶+3 431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 18 40 42.89 ID mtv9+e2e0 てい 438 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 18 55 50.80 ID g2BQ/A/vo 431の判定:クリティカル アーチャー「……ライダーの陣営は、恐らく複数の拠点を持っている」 アーチャーはそう言って、貴女を見た。 まるで全てを体験したような、そんな顔。 アーチャー「恐らく郊外の森か、深山町内……そうでなければ、どこぞのホテルだろう」 貴女はそれに少し驚く。 アーチャーはすでにそこまで把握しているのだろうか。 もしかして、セイバーも?と貴女は聞く。 ただそれは、沈黙だけが帰ってきた。 貴女は、 1:郊外の森 2:深山町 3:自由安価 ↓5 443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 18 57 24.70 ID fAFz/g8ko 1 449 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 02 49.10 ID g2BQ/A/vo 443の判定:1 貴女は森へ行くことを提案する。 無関係な人間を巻き込まない方が都合がいい。 アーチャーも、そう思うだろう。 だから、森。 そう貴女は言うと、アーチャーは言った。 アーチャー「………今まで以上に、危険だ。家に残っていてくれると、私はありがたいのだがね」 1残る 2残らない ↓6 455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 03 44.05 ID Q5nDcsIGo 1 458 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 06 53.02 ID g2BQ/A/vo 455の判定:1 貴女は普段よりも固いアーチャーの声に頷く。 それに納得したのか、アーチャーは消えた。 そのまま郊外の森へ行くのだろう。 だとすれば、早く帰る必要がある。 家で、アーチャーを待とう。 直後、狙撃判定 459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 07 00.54 ID Q5nDcsIGo 1 462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 08 34.99 ID mtv9+e2e0 さすが切嗣。やるとおもった 466 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 10 12.63 ID g2BQ/A/vo 459の判定:4(発生しなかった) 家に戻る。 貴女は少しの疲れを感じる。 だけど、まだ起きていることにする。 アーチャーは、戦いに行った。 なら、帰ってくるのを望むだけだ。 貴女は、手を組む。 静かに、月明かりを照明に貴女は祈る。 無事に帰ってきて、と。 直後、アーチャー戦況判定 467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 10 25.04 ID Q5nDcsIGo 1 475 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 15 13.53 ID g2BQ/A/vo 467の判定:4、苦戦中 アインツベルンの森。 そこがそう呼ばれるのを象徴とする城の下、そこで打ち合うサーヴァントが居た。 ライダーと、アーチャー。 お互いが得物を構え、交差する。 余裕綽々、といった風のライダーに対し、アーチャーの顔色は悪い。 動きにキレが存在しなかった。 ライダー「随分と厄介なマスターに当たっちまったようじゃないかアーチャー」 アーチャー「ふっ、かもしれんな」 何せ、大ばか者だ。 そうアーチャーは呟く。 まるで世間話のような、軽さ。 だがそこに、もう温かみはない。 直後、判定 成功以上でアーチャーのマスター殺しの犯人は… 大成功で、元マスター自由選択 476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 15 22.35 ID mtv9+e2e0 てや 479 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 25 05.72 ID g2BQ/A/vo 476の判定:5 ライダー「マスターがおっ死んじまって、アンタもてっきり消えたもんだと思ってたんだけどねぇ」 ライダーは笑みを浮かべる。 だけど、と彼女は続けた。 ライダー「何時ぞやのバーサーカーとの戦い、あの時の狙撃で確信した。どうやらアタシの幸運は健在みたいじゃないか」 アーチャー「私は、両方を消すつもりで射ったのだがな」 お陰で、危険な男を残してしまった。 そう、アーチャーはライダーの遠く後ろに立つ男を見やる。 衛宮切嗣。 アーチャーのマスターを殺した男。 情も何も持たないが、敵討ちくらいはしてやろう。 アーチャーは剣を手にとった。 直後、アーチャー判定 魔力不足-1 480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 25 09.73 ID rW/5XxQWo a 486 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 30 37.26 ID g2BQ/A/vo 本当は劣勢-1もあったけど次から足しますね 480の判定:2 ライダー「そろそろ限界かい!?アーチャー!!」 ライダーの銃撃をアーチャーは剣で弾く。 それはまるで踊るように、しかし暴風のように変幻自在に放たれる。 アーチャーはそれを誘導しようと剣を振るうが、速度についていけない。 魔力不足の弊害。 ランクダウンという見えない脅威がアーチャーを襲っていた。 それは、アーチャーが彼女へ言わなかったこと。 だからこそ、彼女を置いてきたというのもあった。 直後、アーチャー判定 ・魔力不足-1 ・劣勢-1 487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 30 40.80 ID Q5nDcsIGo 自重せよ、ガウェイン 492 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 36 16.98 ID g2BQ/A/vo 487の判定:8、大成功 アーチャー「何、やりようはある!!」 土を捲り上げての、壁。 それが一瞬だけアーチャーの姿を覆う。 次の瞬間には、その壁を突き抜けて飛来する剣。 それをライダーは子供騙しと断じて銃弾で弾く。 だがその間にアーチャーは距離を詰めていた。 その手には、弾かれた剣とは別の、もう一つの双剣。 距離は近い。 これからは、アーチャーの距離だ。 アーチャー判定 ・魔力不足-1 493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 19 36 28.75 ID dhhaRyfw0 テーレッテー 498 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 39 47.89 ID g2BQ/A/vo 493の判定:4 ライダー「甘い甘い!」 ライダーが即座に、大きく跳ぶ。 着陸先には、巨大な筒。 カルバリン砲と呼ばれるそれが、アーチャーを動きを止める。 ライダーらしい、圧倒的な火力。 アーチャーは小さく、唇を噛む。 遠距離は、恐らく当たらない。 ならば組み敷いてでもその首を刈らなければ、不可能だ。 アーチャー判定 ・魔力不足-1 499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 19 39 51.82 ID aOheGzOno 1 507 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 42 33.70 ID g2BQ/A/vo 499の判定:1 直後だった。 アーチャーの剣が、砕ける。 多すぎる弾幕に、剣が耐え切れなかったのだ。 避けようとするアーチャー。 だが、遅い。 ライダーの放った銃弾がアーチャーの腿を打ち抜く。 止まる足。 そこに、殺到する弾幕。 それを、アーチャーはただ無言で受け入れた。 DEAD END 513 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 44 14.84 ID g2BQ/A/vo 再開場所を選択ください 1: 449 2:466 ↓5 519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 19 45 07.92 ID hgklOMQd0 2 520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 45 48.39 ID Q5nDcsIGo まあ、貴女がいても、良い的にしかならんからなあ・・・しかし、勝つしかないのかー厳しいwwwwww 521 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 45 49.54 ID g2BQ/A/vo 518の判定:2 家に戻る。 貴女は少しの疲れを感じる。 だけど、まだ起きていることにする。 アーチャーは、戦いに行った。 なら、帰ってくるのを望むだけだ。 貴女は、手を組む。 静かに、月明かりを照明に貴女は祈る。 無事に帰ってきて、と。 直後、アーチャー戦況判定 522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 19 45 52.59 ID hgklOMQd0 メインガウェイン 524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 19 46 22.35 ID dhhaRyfw0 ナイス三倍ガウェイン! 525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 19 46 28.39 ID aOheGzOno キター!!聖者の数字EX!! 530 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 49 53.56 ID g2BQ/A/vo 522の判定:9、アーチャー優勢 アーチャー「この身は弓兵。距離さえ開けば、こちらのものだ」 アーチャーは360度を木々で囲まれた、円卓上の草原で一人矢を打ち続ける。 その視線の先には、ライダー。 彼女は飛来する矢を銃弾で打ち落とすという曲芸染みた行為をしているが、無駄だ。 一瞬でこの距離を詰めなければ、やがて拮抗は崩れる。 それにアーチャーは小さい笑みを浮かべ、呟いた。 アーチャー「泥を啜ってでも、勝たせて貰う」 直後、アーチャー判定 魔力不足-1 優勢+2 531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 19 49 54.83 ID Q5nDcsIGo 助力せよ、ガウェイン 537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 19 51 54.97 ID dhhaRyfw0 妖怪一足りないとガウェインが手を組んだのか!? 538 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 53 02.51 ID g2BQ/A/vo 531の判定:4 直後、ライダーの姿が消える。 それにアーチャーは、舌打つ。 そして、一気に背後に向けて剣を振るう。 視線の先には、笑みを浮かべるライダーの姿。 令呪による転移。 アーチャーには使用できない、切り札だ。 ライダー「さぁて、お返しだよ!!」 直後、アーチャー判定 ・魔力不足-1 ・優勢+1 539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 19 53 03.69 ID hgklOMQd0 普通(強化) 544 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 19 56 13.48 ID g2BQ/A/vo 539の判定:9、大成功 アーチャー「いや、こちらもありがたい!」 ライダー「っ!?」 アーチャーが高速で切りかかる。 弓では、致命打は与えられない。 それを理解しているからこそ、いずれ接近する必要がある。 それが早まっただけのこと。 アーチャーはそう言うようにライダーへ切りかかる。 至近距離での格闘打撃。 それは、アーチャーに一日の長がある。 直後、アーチャー判定 ・魔力不足-1 ・優勢+1 545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 19 56 14.78 ID hgklOMQd0 あと一歩 555 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 00 25.75 ID g2BQ/A/vo 545の判定:8、大成功 アーチャーの腕が振るわれる。 それはアーチャーが気づいた全て。 その経験、その技術が圧倒的劣勢を覆さんと動く。 剣が銃を弾く。 肉薄する、ライダーの顔。 だが、ライダーは笑みを浮かべた。 それは、喜びのようにも見える。 全力でぶつかった、その結果に満足しているかのような顔。 アーチャーが彼女を地面へ組み敷く。 その手には、小さなアゾット剣。 それが、振り落とされた。 直後、判定 止め+3 556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 00 27.83 ID hgklOMQd0 貴女の祈りがあればアーチャーは勝つる 566 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 05 00.90 ID g2BQ/A/vo 556の判定:6 肉を裂く、感覚。 それにアーチャーは勝利を確信する。 見れば、ライダーも理解したようだ。 ライダー「負けちまったねぇ」 アーチャー「ああ、私の勝ちだ」 ライダーは地面へ倒れたまま、そう言った。 そこに、悔しさはない。 ただ、嬉しそうに笑っているだけ。 楽しかった―――そう、彼女は呟いた。 ライダー「……あれか、やっぱり帰る港があると強いってもんなのかね?」 アーチャー「む?」 ライダー「誤魔化すんじゃないよ、アンタの“コレ”だよ、コレ」 ライダーが小指を立てて、にやりと笑う。 それにアーチャーは呆れたように、息を吐く。 直後、アーチャー判定 567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 05 03.35 ID Q5nDcsIGo これであとは一騎打ちか。 570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 05 50.76 ID hgklOMQd0 ここにきて普通か 571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 20 05 56.96 ID x3/jGLz6o 流石の姉御である 575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 20 07 18.02 ID dhhaRyfw0 姉御はどこのスレでも素敵な御方 576 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 09 16.34 ID g2BQ/A/vo 567の判定:5 アーチャー「彼女は、そういうものじゃない」 ライダー「寂しいこと言うねアンタ。あの子も可哀そーに」 あーやだやだ、と言いたげにライダーが顔を顰める。 それにアーチャーはどう答えていいのか分からず、仏頂面をそのままに固める。 ライダーはそんなアーチャーが面白いのか笑っている。 そして、悩め悩め、と言った。 ライダー「男も女も、最終的にはそんなもんさ」 直後、ライダー判定 577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 09 19.32 ID hgklOMQd0 堕ちろアーチャー 586 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 14 20.98 ID g2BQ/A/vo 577の判定:2 ライダー「そろそろ、限界か」 そう、ライダーは呟く。 見れば、消え始めるライダーの体。 存在を確立できなくなっているのだろう。 アーチャーはそれを見送る。 それこそ、慣れてしまった作業だ。 アーチャーは、口を開く。 アーチャー「さらばだ、エル・ドラゴ」 ライダー「あら、バレてたのかい?」 アーチャー「気づいただけだよ」 ライダー「まぁ、もう関係ないことだね……ああ、忘れてた」 直後、判定 ・お返し+2 587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 14 22.54 ID Q5nDcsIGo 凡人の真骨頂お見せしよう 594 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 20 14.76 ID g2BQ/A/vo 587の判定:6 ライダーがアーチャーを手招く。 それにアーチャーは剣を片手に、近づく。 そこで額に何かが触れる感覚。 見れば、ライダーの顔がアーチャーの顔の近くまであった。 ライダー「バーサーカーのときの、お返しさ。幸運のお裾分けだよ」 「アンタ、不幸そうだしね」と言って笑うライダー。 一本取った。 そう顔に書いてある。 アーチャーはそれに、顔を歪めるしかない。 ライダー「どうせなら勝ちなよ、色男」 ライダーが消える。 それにアーチャーは、ただ立ち尽くして見送るだけしか出来なかった。 直後、アーチャー判定 ・エ○ヤの抹消+1 595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 20 17.06 ID Q5nDcsIGo ここまで来たんだ。どうせなら勝って終わりたい。だから自重せよ切嗣。 600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 21 44.39 ID fAFz/g8ko これは、切嗣終了のお知らせか 601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 22 28.77 ID Q5nDcsIGo これはどうなるか全く読めん。 602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 20 22 29.75 ID x3/jGLz6o ケリィを消して未来を変えるのか 610 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 29 06.66 ID g2BQ/A/vo 595の判定:7 アーチャー「………」 アーチャーはゆっくり、移動を開始する。 視線の先には、逃走準備を始める男の姿。 そのコートをアーチャーは弓で穿ち、服ごと縫い付ける。 そして、距離は詰まった。 剣を片手に立つアーチャーと、銃を構える衛宮切嗣。 その傍に立つ、二人の女。 アーチャーはその内の一人が、あの“少女”と重なった。 切嗣「……マスターを殺された、復讐か」 アーチャー「いや、別件だ」 アーチャーは困ったように、笑う。 それは、まるで懐かしさすら含んでいるような笑み。 だが、それはすぐに消え去った。 アーチャー「さらばだ、魔術師殺し・エミヤはここで死ね」 剣を振り上げる。 そこに浮かぶのは、何か。 アーチャーは目を瞑る。 これで、変わるのだ。 これで、私は…… ――――――――駄目だよ、アーチャー。 直後、判定 ・少女の笑顔-5 611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 29 15.54 ID hgklOMQd0 どうなる 618 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 36 39.55 ID g2BQ/A/vo 611の判定:1 アーチャーの剣が振りぬかれる。 衛宮切嗣は、それを怪訝に思う。 痛みはない。 ただある感覚は、手元の重さの喪失。 視線を下に。 銃が、切り裂かれていた。 アーチャー「もう廃業しろ、“爺さん”」 そう言って、アーチャーは身を翻す。 ただ、そこで思い出したようにアーチャーは口を開いた。 アーチャー「イリヤスフィール」 切嗣「……!?」 アーチャー「アンタが、迎えにいくことだ」 切嗣「待て!何故それを……!」 アーチャーはそれに答えない。 ただ、苦笑した。 そして、心の中で言葉を返した。 ――――もはや、無銘になるだろう掃除屋だよ。 622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 38 39.60 ID hgklOMQd0 俺は答えを得た 623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 39 10.83 ID ToI81qZSO 愛の力(物理) 624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/06(月) 20 39 25.37 ID CdzUQE7AO 答え(日常) 625 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 40 23.55 ID g2BQ/A/vo アーチャーは帰路を歩く。 あの少女が、待っているだろう。 帰ったら、怒られるに決まってる。 体は随分とボロボロだ。 でも、まだ存在できている。 帰ったら、とりあえずは謝罪しよう。 そうすれば、きっと苦笑して許してくれるだろうから…… 直後、判定 ・最終決戦+2 626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 40 34.21 ID fAFz/g8ko kokoka 632 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 45 14.11 ID g2BQ/A/vo アーチャーの判定だったんだぜごめんちゃいorz 626の判定:3 アーチャーはそこで、足を止めた。 そして、苦笑い。 ライダーに幸運は貰ったが、これはどうにも不幸だ。 アーチャーの視線の先には、セイバーの姿。 アーチャーが陣取っていた草原に、騎士たちの王は立っている。 月明かりで照らされる、その顔。 あの日を、思い出させた。 アーチャー「やあ、セイバー」 セイバー「どうも、アーチャー」 言葉は、短い。 直後、セイバー判定 633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 45 17.85 ID hgklOMQd0 さ 638 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 49 03.44 ID g2BQ/A/vo 633の判定:5 セイバー「ライダーは倒したようですね」 アーチャー「ああ、見ての通りだ。お陰でぼろぼろだ」 剣を構えるセイバー。 同じく、剣を構えるアーチャー。 ただ、即座には戦う空気にはならない。 それは、セイバーの気質によるものなのだろう。 なら、これくらいは見逃してほしいものだ。 そう、アーチャーはぼやいた。 直後、セイバー判定 639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 49 22.54 ID fAFz/g8ko 見逃すかな 650 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 52 02.54 ID g2BQ/A/vo 639の判定:4 セイバー「それは叶わない相談だ、アーチャー」 そう、セイバーは口を開いた。 そこには、迷いはない。 アーチャーは本当に困ったように、呟いた。 ああ、不幸だ。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 魔力不足+1 651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 20 52 13.22 ID Q5nDcsIGo この戦いが終わったら、普通の生活に戻るんだ・・・ 658 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 55 13.10 ID g2BQ/A/vo 651の判定:1 セイバーが地を跳ぶ。 その先には、アーチャー。 肉薄するセイバーの剣を、アーチャーは受け流すように逸らす。 だが、その差は大きい。 腕に力が入らない。 それは、限界なのだろう。 大きく、剣が弾かれる。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 魔力不足+1 659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 55 19.56 ID hgklOMQd0 姉さんの加護 670 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 20 57 34.73 ID g2BQ/A/vo 659の判定:5 アーチャーは倒れこむように、セイバーの一撃を回避する。 当たれば、終わる。 それを理解させる死神の鎌。 転がるように、剣を拾う。 無様だな、とアーチャーは笑った。 だが、負けられないのだ。 願いはない。 だが…… 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-2 魔力不足+1 671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 20 57 37.83 ID hgklOMQd0 99 679 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 00 16.24 ID g2BQ/A/vo 671の判定:2 そこまでが、限界だった。 剣を掴む手が、喪失する。 魔力の限界。 それが、来た。 アーチャーはそれを、無表情に眺める。 だが、まだ片腕が残っている。 まだ、戦える。 直後、アーチャー攻撃判定 ・魔力不足-3 魔力不足+1 680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 21 00 18.23 ID Q5nDcsIGo 俺は生きる!生きて、あいつと添い遂げる! 694 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 04 18.22 ID g2BQ/A/vo 680の判定:1 剣を掴む。 セイバーはそれを見て、顔を変える。 浮かぶのは、何か。 それは分からない。 アーチャーに願いはない。 だが、やるべきことはある。 それはアーチャーも、思わず苦笑するくらいのこと。 アーチャー「俺は、あの少女に……」 ――――「ただいま」と、まだ言ってない。 それだけ残して、アーチャーは消滅した。 DEAD END 702 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 06 01.23 ID g2BQ/A/vo 再開場所をご選択ください 1 625 2 610 ↓5 703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 21 06 10.67 ID dhhaRyfw0 嗚呼なぜ登場すればするほど青とリリィの差が歴然と出てしまうのか… 707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 21 06 23.66 ID Ui3r2Pc0o 1 716 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 07 28.98 ID g2BQ/A/vo 707の判定 アーチャーは帰路を歩く。 あの少女が、待っているだろう。 帰ったら、怒られるに決まってる。 体は随分とボロボロだ。 でも、まだ存在できている。 帰ったら、とりあえずは謝罪しよう。 そうすれば、きっと苦笑して許してくれるだろうから…… 直後、アーチャー判定 ・最終決戦+2 ・三度目の正直+1 717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 21 07 30.33 ID Q5nDcsIGo 弱い者いじめはやめるんだ!騎士王の名が泣くぞ! 730 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 12 56.89 ID g2BQ/A/vo 717の判定:6 何時ぞやも2死目には補正を少し足してたりあります、まぁそれでも駄目なときは駄目なんですけどネ。 ドアをノックする音。 それに貴女は祈る手をやめ、立ち上がる。 駆け足。 思わず転びそうになったけど、玄関へと着く。 落ち着いてから、空ける。 そこには、ぼろぼろのアーチャーの姿。 それに貴女は、思わず涙が零れた。 バカ、と貴女は言う。 アーチャーは困ったように、苦笑した。 アーチャー「ただいまだ」 ―――おかえり、アーチャー。 ≪八日目、終了≫ 731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 21 13 11.63 ID aOheGzOno 良く考えるとこれで三連続3か・・・ 735 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21 13 59.28 ID g2BQ/A/vo 731 ちょっと御祓い考えてもいい気がしてきたんですけど気のせいでしょうか。
https://w.atwiki.jp/p-broken-in/pages/30.html
薄暗い地下室で、赤と白の色彩を帯びた小柄な竜のようなポケモン――ラティアスが、身体を丸めていた。 ドラゴンタイプのポケモンに多い、長い首には鉄製の首輪が嵌められ、その首輪からワイヤーが伸びて、壁に繋がっていた。 それによって彼女はその壁際から離れる事も出来ず、やがては脱出を諦め、眠りについていた。 時折り寝言なのか、離れ離れになってしまった兄を呼び、その目じりに涙を溜めている。 その光景だけを切り取って眺めれば、捕らわれの姫の様でもあって随分と絵になっているが、周囲に注意を向けると、血溜まり跡や、様々な淫具・拷問器具が並べられた、恐ろしい部屋である。 その部屋の扉が、ウィーンとモーターの駆動音を発しながら開き、白衣を着込んだ男が入室してくる。 男はわざと強く床を踏み鳴らして、そろそろ起きる時間だとラティアスに伝えた。 無駄な抵抗を繰り返した疲れで、深く眠っていたラティアスだが、音と共に伝わってきた、忌々しい相手の匂いを感じ、鼻をヒクヒクと動かしながら眼を覚ます。 目の前には、あの白衣の男が下卑た笑顔を浮かべていた。ラティアスがキッと彼を睨みつけながら叫ぶ。 『お兄ちゃんを何処にやったの! さっさと私達をここから出しなさいよ!!』 エスパータイプ特有の、テレパシーで伝わってくる声は、彼女の焦りと恐怖と怒りとがない交ぜになった感情を直に伝える、まさに魂の叫びだった。 男は黙ってラティアスの顔を蹴りつけ、黙らせる。 「うるさいんだよ。少しは黙ってろよじゃじゃ馬」 随分といじっぱりな性格が災いしてか、このラティアスは中々言う事を効いてくれない。別室に捕らえているラティオスのことを匂わせて、ようやく渋々と従ってくれるという感じだ。 とりあえず、何とかしてもっと従順にしていかなくては。 「まぁまぁ、とりあえず落ち着けよ。オマエの兄貴にゃ傷一つつけてないからよ」 男はラティアスの首輪についたワイヤーを引っ張り、無理矢理顔を上げさせながら話す。 ラティアスにはどういう原理かも分からなかったが、この首輪を嵌められた時から、ポケモンとしての能力がほとんど失われてしまった。 今の彼女には、コラッタほどの戦闘力も無く、まともに使えるエスパーの力も、テレパシー程度であった。 男は相変わらずニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら、床の上から浮き上がる事も出来ずにいるラティアスの身体に、どっと座り込む。 人間一人の体重を支えるのにも苦労するほど弱体化していた彼女は、「きゅぅ……!」と本来の鳴き声で悲鳴を上げた。 「まあ、オマエが心配するのは自分の事だけでいいぞ。兄さんはこの通り元気だから」 男はそう話しながら、白衣のポケットから何かリモコンを取り出して操作する。すると天井のシャッターが開いて、そこから大型のモニターが下りてくる。 もう一度リモコンを操作すると、モニターの電源が点いて、別室に捕らわれている、ラティオスの姿が映し出された。 「……!」 ラティアスが言葉もなく眼を見開いている。画面上に映し出されたラティオスは、スヤスヤと気持ち良さそうに寝息を立てながら、水着姿の女性にトリミングを受けている所だ。 首筋から腹までを撫でられ、とても気持ち良さそうにしている。ラティアスのように暴行を受けた形跡も無く、その姿には微塵の不安も感じられない。 ラティアスも違う部屋で同じ境遇を受けていると伝えられ、真面目な彼はそれを信じてしまったのだ。 彼の横には山盛りのフルーツが飾られ、また別の女性がそのフルーツを食べやすく切り分け、ラティオスの頬を撫でて起こすと、その口へと運んでいた。 人間でもそうそう受けられないような待遇だ。男がラティアスを見ると、何故自分だけこんな目に遭うのかと、憤りを感じている様子だった。 男は満足気に笑いながら、リモコンをポケットにしまいこむ。兄の幸せそうな姿を見せながら調教というのも、中々面白そうだ。さて、次はどうするか。 「不思議だよな。何でこんなに扱いに差があるのか」 ラティアスは視線を伏せようとするが、男が彼女の頭を掴み、無理矢理モニターへと向けさせた。 画面の中では相変わらずラティオスが寛いでいる。両脇に水着姿の女性を従えて、切り分けられた果物を口へと運んでもらい、セラピー用の高級オイルで流線型の身体をマッサージされ、とても幸せそうな表情を浮かべていた。 「本当に、どうしてだろうなー」 白々しく語りかけてくる男に、今すぐサイコキネシスでも食らわせてやりたかったが、今の彼女にはそんな大技を出せる力は残されていない。 画面の中では、ついにマッサージを続ける女性の手が、ラティオスの股間のスリットまで伸び、人間の細い指がその中へと潜り込んだところだ。 ラティオスは直ぐに息を荒くしはじめ、そこから勃起したペニスが飛び出した。 顔を赤くして「やめてくれ」と訴えている様子であったが、実際はまんざらでもなさそうな様子だ。 まさか、妹がその光景を無理矢理見せられているなどとは、露ほども知らないだろう。次第に彼の抵抗は薄れ、なすがままペニスへのマッサージを受けていた。 青と白で彩られたラティオスの顔が赤みを帯び、荒い呼吸を断続的に繰り返しながら、ペニスを震わせている。 兄のそんな姿、見たくないのだろうが、ラティアスはそのモニターから視線を離すことを許されなかった。 『やめて! こんなの見せないで!! やめてぇ!!』 頭の中にキンキンと響くテレパシーに、男はさも鬱陶しそうな表情を浮かべ、ラティアスの頭を掴んだまま壁に打ちつけ、テレパシーが止まると、再度画面へと向けさせた。 画面の中のラティオスは、ついに絶頂に達してペニスから大量の白濁色を迸らせている。 ラティアスの瞳から小さな涙がこぼれるが、画面の向こうのラティオスにはそんな事は分からない。 射精で汚れたペニスを、女性達が舌で綺麗にしてくれるのを身ながら、浮かれたようにぼんやりとしているばかりだった。 今まで頼りにしていた兄のだらしない姿を見せられて、ラティアスも随分と凹んできているようだった。 まさかちょっとこういうのを見せただけで、こうも凹んでしまうとはと、これから耐えられるのか、不安になるほどだ。 よほど兄を大切に思っているのだろう。そう思うと、このいじっぱりなラティアスを、簡単に泣き叫ばせる方法が思い浮かんだ。 これまで色々と試したが、ラティアスは中々声を上げて泣くような真似をしてくれない。それでは男にしても、イマイチつまらないのだ。 男はラティアスの頭から手を離す。ラティアスは力なく崩れ落ち、床に顔を伏せた。 それを気にするでもなく、男はポケットから小さなマイクを取り出し、そのマイクに一言囁いた。「殺せ」と。 その瞬間、力なく伏せていたラティアスの首が飛び上がり、男の方へと向く。 『お兄ちゃんに何かしたら……!!』 「はいはい。兄弟愛は麗しいねー。それより画面を見ろよ」 男はおちゃらけた口調でラティアスの言葉を受け流し、画面に注目させる。 ラティオスは相変わらず二人の女性のマッサージに、気持ち良さそうな表情を浮かべていた。 まさに隙だらけの姿だ。片方の女性が、そんな隙だらけの首に手を伸ばして、ラティアスの首に嵌められているのと同じ首輪を、そこに嵌める。 自らの力が突如失われた事にラティオスも気付いたようで、一瞬で素面に戻って二人の女性を警戒し出すが、もう遅かった。 ラティアスは心配そうに震えながら画面を見ている。その画面の向こうで、一匹のポケモンがラティオスの頭を鷲掴みにしているところだった。 格闘タイプのポケモン、カイリキーがそこにいる。四本ある内の二本の腕で、ラティオスの頭と顎を、残りの2本で首の根元を掴む。そして、そのままギリギリとラティオスの頭を引っ張り始めるのだ。 さっきまで夢のような待遇で幸せそうな表情を浮かべていたのに、今やラティオスは恐怖と痛みに引き攣った表情を浮かべ、ガムシャラに暴れ、鳴いていた。 その必死さが画面越しにも伝わってくるが、力を制御された彼では、カイリキーの力に抗う術は無かった。 青い首が限界まで伸ばされ、ミチミチと音を立てながら震え、やがて限界が来てその表面に亀裂が入る。 内側の血に染まった首の筋肉が露になるが、カイリキーはそれでも腕の力を緩めない。 『やめさせて!! お願いだから!! お兄ちゃんが死んじゃう! 何だってするから、ねえ!!』 今までで最大音量のテレパシーが、男の頭の中に響くが、そんなものは無視して、彼は画面を見続ける。 窒息も併発しているようで、ラティアスの元々青い顔が更に青くなっていく。 その一方で、首の中ほどで露出している筋肉までもが裂けていく。男がリモコンを操作して音声をONにすると、ラティオスの絶叫と、肉の引き千切られる生々しい音が、室内に響いた。 テレパシーも気にならなくなるほど音量を上げていくと、ラティアスが絶叫を上げながら暴れ始める。 だが、今の彼女の力では、精々首を振る程度だった。その間にも画面の向こう側では、ラティオスの頭が胴体と離れ離れになろうとしている。 最早肉も千切れ、食道と首の骨だけで頭と胴体が繋がっている。カイリキーが勢いよく腕を引くと、生々しい音を立てながらそれすらも千切れた。 ラティオスの首から噴水のように鮮血が迸り、カイリキーの腕や、そばで見ていた二人の女性の顔に掛かる。 神経の束をズルズルと首から引っ張り上げながら、ラティオスの頭が胴体から離れる。 頭を失ったラティオスの身体は、少しの間痙攣したが、やがて力を失って倒れ、その股間から黄色い液体を溢れさせた。 カイリキーは捥ぎ取った頭をカメラの方へと向ける。光を失ったラティオスの眼と、画面越しのラティアスの眼が合う。 ラティアスは、2,3度力なく顔を振ったが、兄が殺されたという事実は変わらない。 『あぁあああああぁあああ、どうしてぇええ、どうしてぇええええええ!!!』 最早意味も成さないような叫びが、テレパシーで送られてきた。あまりに煩いのでカイリキーに命令し、ラティアスの頭を叩き潰してもらうと、そのテレパシーも鳴くなって、ラティアスは気を失った。 さて、気絶してしまったが自分の命の軽さを理解してもらえただろうか。次はどうしてやろう。男はそう思いながら笑った。 「ほら、さっさお起きろよ」 「ぐっ……ッ、ぎゅ……!?」 兄の凄惨な死を見せ付けられ、気を失っているラティアスの頭を踏み付けながら、男が言う。 靴底でグリグリと踏み付けてやると、ラティアスは痛みで眼を覚まし、男を見上げた。 『よくも、お兄ちゃんを……!!』 「ああなりたくなきゃ従えってことだよ」 男は感慨なく答えると、ラティアスの胴体を掴んで仰向けに引っくり返す。何の抵抗も出来ないほどに弱体化した身体が恨めしかった。 ラティアスの丸い腹を指で何故ながら、男は下腹部の方に有るスリットを探り当てる。 そこに指先を突っ込んで掻き回しながら、入り口を拡張していく。ラティアスは歯を食いしばり、声を上げまいと耐えているが、見え見えの我慢が逆に嗜虐心をそそった。 有る程度拡がってくると、男は底に握り拳をのめりこませる。そのスリットは大した抵抗もなく握り拳を受け止めた。 更に奥へと手を押し込んでいくと、尿道と卵管の境目へと到達する。そこを刺激しながら、次はスリットから少し尻の方へいった所にある、キュッっと締まった肛門へと指を這わせた。 『やめ、なさいって……! やめろ……!』 「やめてもいいけど、そのときは兄ちゃんと同じ目に遭ってもらうぞ』 流石に痛いのか、ラティアスは二つの穴を同時に拡張されるのを拒んだが、男がそう言って脅すと、テレパシーも止まった。 先程の兄の死は、彼女の心を深く蝕み、この男に対する絶対的な恐怖心を持つ原因となってしまっていた。 こいつなら、間違いなくするはずだ。絶対に楽には済ませてくれない筈だ。そう思うと怖くて堪らず、彼女は成すがままにされるしかなかった。 「さて、何から入れようか」 有る程度ラティアスの穴が広がると、男は様々な道具を床に並べ、それを無理矢理ラティアスの穴へと突っ込んでいく。 モンスターボール、バイブ、硬い木の実に様々なものが用意されていた。血が出るほどラティアスの穴を拡張しながら、それらが彼女の直腸と卵管へと詰め込まれていく。 メスとしての器官を破壊寸前にまで追い込むような仕打ちに、ラティアスはすすり泣くしか出来ない。 「さて、仕上げはこいつだ」 そう言いながら、男はゴム手袋を嵌めて、毒々しい紫色をした球体を掴むと、ラティアスのスリットへとあてがった。 これは、一体どうなっているのだろう。その球体を粘膜へ押し付けられた瞬間、激しい嘔吐感に襲われて、ラティアスが身体を痙攣させた。 その球体が、所持するポケモンを強制的に毒状態にさせてしまうどくどくだまだとは、彼女には知りようも無かった。 男がどくどくだまを押し込んでいくほど、ラティアスの身体を包む倦怠感が増し、気分が悪くなっていく。 どくどくだまが完全に飲み込まれる頃には、床の上に胃液を吐いて痙攣するラティアスの姿があった。 激しく咳き込み嘔吐を繰り返していると、ようやくどくどくだまがスリットから抜き取られる。 身体を侵す毒の状態異常が直り、彼女はぐったりと地面に突っ伏し、大きく息を吸った。 だが、調教が終わったわけではない。男が彼女の直ぐ側にモンスターボールを一つ投げる。 ポケモンの鳴き声を聞いてラティアスがそちらに顔を向けると、底には異様に血走った目のニドキングがいた。 男はニドキングの側に近寄ると、注射器を一つ取り出す。ニドキングは血走った目をその注射器へと向けて、狂気染みた笑みを浮かべていた。 自分から白衣の男に向けて、注射器の針が刺さり易い部分をアピールした。男は笑いながら頷くと、注射器をニドキングの間接部へと刺し、中身の液体を注入した。 途端にニドキングの鼻息が荒くなり、充血した目を周囲で唯一の♀、ラティアスへと向けた。 「きゅぅ……!?」 その狂気を含んだ視線に、ラティアスが震え上がる。だが、そんな反応も意に介する事無く、ニドキングはラティアスへと飛び掛った。 都合よく仰向けで倒れているラティアスに覆いかぶさり、薬を打たれた直後から勃起し始めているペニスを、拡張されたスリットへと突き刺す。 前座もなしに力強いピストンを始め、ラティアスはニドキングの巨体から来るピストンに痛みしか感じず、ひたすら金切り声を上げていた。 ニドキングはピストンを始めて直ぐ射精するが、そのペニスは全く萎えず、射精を続けながらラティアスの卵管をかき回していく。 5度も射精してラティアスの腹がパンパンに膨らみ、スリットが拡がりきって締め付けさえもなくなった頃、ようやくペニスが引き抜かれた。 だが、ラティアスが安心する暇もなく、今度はアナルへとニドキングのペニスが挿入される。 調教し尽くされ、理性も感情もなく、ひたすら性欲だけを満たそうとする淫獣となったニドキングは、精液が出なくなるまでラティアスの体内へと射精を続け、射精できなくなっても、自らが気絶するまでラティアスを犯し続けた。 気絶したニドキングをボールに戻す頃には、ラティアスの腹は精液だけでパンパンに膨らみ、意識があるかも分からない常態で荒い息を繰り返していた。 ラティアスの顔を覗き込むと、もはや目の焦点が合っておらず、やはり意識があるのか微妙だ。 何とかして正気に戻さなくてはなと、男は思案顔を浮かべた。そして、直ぐに新しい責めが思いついたようで、一度部屋から出て行く。 程なくして戻ってくると、彼は小さな折を台車に乗せて引いていた。その折の中には、大量の虫ポケモンたちが入れられている。 もちろんそれらは、彼のいる組織によって育てられた、彼の命令に忠実に従うポケモンたちだ。 男が檻の蓋を外すと、虫ポケモンたちが一気に外へと出る。男は黙ってラティアスを指差した。 虫ポケモンたちはその命令に従って、一斉にラティアスへと飛び掛る。 小柄な虫ポケモンたちがラティアスに群がり、その身体を全て覆い尽くしてしまう。ラティアスが力なく腕を振るって、虫たちを追い払おうとするのだが、何の意味も成さない抵抗だった。 虫ポケモンたちはラティアスの身体へと喰らいつき、その血液を吸い上げていく。 自分の身体から何かが吸い取られていくのを感じながら、ラティアスの意識は朦朧としていく。 このまま意識が潰えれば、兄のところへ行けるのだろうか? そんな考えが彼女の頭によぎった。 それもいいかもしれない。そう感じたが、男はそれを許してくれなかった。彼の命令を受けると、虫たちが吸血を中断し、檻へと戻っていく。 後に残されたラティアスは、全身が噛み傷にまみれ、赤く腫れ上がっていた。多くの血を失った事もあって、ラティアスはふらふらと顔を振っている。 だが、次第に朦朧とする彼女の意識もはっきりとしだした。全身を包む気が狂いそうなほどの痒みが、意識を無理矢理覚醒させる。 『――ッ!! ~~~~~~ッ!!!』 もはやまともにテレパシーを飛ばすのもできないようで、言葉にもならない叫びが頭の中に響いた。 ラティアスの短い手では痒いところを掻くことも出来ず、ひたすら涙を流して耐える姿を、男は面白そうに眺めていた。 「おいおい、フラついて今にも気絶しそうだぞ。大丈夫か?」 心にも無い事を言うものだ。ラティアスは朦朧とする意識の中でそう思考した。 男のわざとらしい気遣いの言葉に、様々な憎しみが奮い立つのを感じる。だが、血を失いすぎた身体は、指一本動かす余力すら残っていなかった。 意識が消え入りそうになって、男がいつの間にか部屋からいなくなっているのにも気付かなかった。 しばらくして男が戻った時には、ラティアスはまた気絶していたが、その腹に蹴りを入れられると、スリットとアナルから精液を噴出しながら目を覚ます。 だが、それでもラティアスの意識が完全にもどることは無かった。頭まで血液が回らず、まともな思考すら出来なくなってきている。 だからか、男が無言で差し出してきた何かの肉を、何の疑問もなく口にしていた。 血の味が口内に広がる。一口でそれが何かの内臓だと分かった。失われた血を戻すために、一番必要な食物だ。 柔らかな臓物が口へと運ばれ続け、ラティアスは口元を血塗れにしながらそれを食べてゆく。 それを一通り続けたころ、ようやく彼女の頭も正常に回り始め、ほとんど暗闇に覆われていた視界も、鮮明になってくる。 目の前に差し出された肉を口に含み、咀嚼し、飲み込む。男が持っていた肉は尽きたようで、ラティアスの目の前で、次の肉を剥ぎ取っているところだった。 首無しの青いからだが男の前に置かれ、その腹には大きな切れ込みがあって、男は底に腕を突っ込んで、ナイフで臓器や肉を切り刻み、それをラティアスに差し出す。 ラティアスは差し出される肉を食べ続けながら、ぼんやりとその光景を眺めていた。 何処か見覚えの有る青い身体を眺める内に、兄の最期が頭の中でリフレインする。そして不意に頭の中に思い浮かんだ。 ああ、あれはお兄ちゃんのお肉だ。そう思いながら口の中にある肉を飲み込んだ。 飲み込みながら、彼女は目を見開き、驚愕の表情を浮かべていく。 「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!!」 声にならない叫びが室内に響いた。兄の、兄の肉を、内臓を食わされていた。今日受けたどんな仕打ちよりも酷い。 兄の死肉を口にしていた。そう思うだけで、ラティアスの瞳からとめどなく涙が溢れ、強烈な吐き気にも襲われる。 だが、それを察した男がラティアスの口を縄できつく結び、吐き出したくても王と出来ないようにしてしまう。 「上手かったろ? 兄さんのお肉はさ」 そう言いながら、男はラティアスの死体の腹を開いてみせる。虫が食い荒らしでもしたかのように中身がズタボロになっていた。 自分が食い荒らしたのだ。ラティアスは力なく首を横に振る。だが、現実はきえてくれなかった。 ラティアスは一言も声を上げる事無く、ただ床の上に突っ伏していた。 最愛の兄を食わせるというのは流石に刺激が強すぎたらしく、壊れてしまったのかどうかは知らないが、まともな反応は示さなくなっていた。 口からは涎を垂らしっぱなし、目は開いていても何処を見ているか分からない。腹を蹴りつけても、顔を殴りつけても悲鳴の一つも上げないのだ。 こりゃだめだ。男は諦めて、体罰でラティアスの意識を覚醒させるのを諦めた。代わりに、ポケットから取り出したリモコンのスイッチを押す。 すると、部屋の中央の床が開き、その底にピンク色の溶液が詰まったプールが用意されていた。溶液からは湯気が立ち上り、プールと言うよりも風呂のようだ。 首輪に繋がった鎖を外し、ボールのようにラティアスを蹴り飛ばしながら、そのプールへと運んでいく。 相変わらず外からの刺激には何の反応も示さず、男は詰まらなさそうに舌打ちをして、溶液のプールへとラティアスを蹴り落とした。 何かの花のような匂いを発する浴槽の中で、ラティアスの体についた血や体液が洗い落とされていく。そして、傷口から、口からその溶液の成分はラティアスの身体に入り込んで言った。 「あ……」 ラティアスの口が開き、切なげな声が漏れる。何故だか分からないが異様な昂ぶりが身体に満ちていくのを感じる。 しこたま精液を注ぎこまれた卵管が、物欲しそうに蠢き始め、なおも求めるように愛液を分泌した。 ラティアスは、その昂ぶりに飲まれそうになるのを感じたが、最早現実に絶望していた彼女にとって、それは寧ろ喜ばしい事だった。 無意識の内に、彼女は笑みを浮かべていた。媚薬の快感に全てを任せ、自我を捨て去る。 彼女の瞳からは完全に光が失われた。あのニドキングと同様に。彼女は性欲のみしか残らない、肉奴隷へと姿を変えていくのだった。 ラティアスを媚薬入りの風呂から引き上げると、身体が床と擦れる事にすら感じるようで、陸に上げられたコイキングのようにビクビクと跳ねていた。 その顔には壊れたように引き攣った笑顔が浮かんでいる。男はとても楽しそうにラティアスのそんな姿を皆がら、腰のモンスターボールをラティアスの周りへと投げた。 出てきたのは、ニドキングと同様に調教された雄のポケモンたちだ。ペニスを勃起させながらラティアスに群がっていく。 「きゅ……ぎゅぅ……ッ!!」 自分の身体へとのしかかる何匹ものポケモンの重みに、ラティアスが呻いた。 アナルと生殖器に同時にペニスが挿入されて、断続的に射精を繰り返しながら彼女を責めたてた。 ニドキングのときのように、彼女が痛みの悲鳴を上げる事は無い。突き上げのたびに白目をむき、穴と言う穴から液体を撒き散らしながら、快感の悲鳴を上げるばかりだった。 ラティアスの目の前には、赤く勃起したペニスが押し付けられる。彼女はなんの躊躇いもなくそのペニスを口に含み、吸い上げた。 直ぐに射精が始まって、口の中へと生臭い味が満ちていく。喉を鳴らしてそれを飲み干しながら、彼女は白目を剥いて絶頂に達した。 もはや彼女は快楽に堕ちて行くことに恐れなど感じず、与えられる刺激を貪り続けた。 兄の事も、ここで受けた辱めの苦しさも、快楽に堕ちていれば全てを忘れられる。 自ら腰を振ってポケモンたちのペニスを受け入れながら、ラティアスは喘ぎ続けた。周りのポケモンたち全員が果て、気絶するまで乱交は終わらない。 「ぎっ、きゅぅ……、ッ!!――ッ!!」 ラティアスは相変わらず涎を撒き散らし、首を振りながら悶えているが、彼女を犯すポケモンたちはいくらか興が冷めてきた様子を見せていた。 数匹のポケモンたちによって輪姦され続けたラティアスの、生殖器とアナルは、すでにこれ以上ないほどにガバガバにされて、締め付けなど完全に失っていたのだ。 それは、ラティアスの輪姦される姿を横で眺めている男から見ても、明らかだった。時折りラティアスの穴が痙攣しても、もう締め付けは全くなくなっている。 男は一旦ポケモンたちをラティアスから離すと、全身を精液に塗れさせた状態で、仰向けに横たわっているラティアスへと近づく。 開いたまま元に戻る様子を見せない割れ目に指を這わせると、ラティアスの身体がビクンと震えた。 男は構わずその中に指を突っ込み、両手でその穴を広げ、奥で二つに分かれる部分を外気に晒す。 卵管の方は中まで精液が溜まって、ガバガバになっているが、尿道の方はまだ使われている形跡はなかった。 「ぎゅっ、ぎゅあぁ…ッ!!……ッ」 男はそちらの方へ指を突っ込んで掻き回す。あらゆる刺激を受けつくしていたと思っていたラティアスも、これまで感じたことのない刺激に悲鳴を上げた。 男は直ぐにポケモンを一匹招き、そのペニスを掴んでラティアスの尿道へと導く。 元々大した容量も無いそこを、太いペニスが無理矢理拡張し、ペニスが挿入されていく。 再び締め付けを取り戻したラティアスに、ポケモンは嬉しそうにピストンを繰り返し、ラティアスは狭い尿道が容量異常に拡げられていく痛みに、声がかれるほどの悲鳴を上げた。 「――ッ!!――ッ、ッッ!!」 続いて男は、ラティアスの顔の方へと移動すると、ガムシャラに振られる首を掴んで、顔を固定し、ラティアスの右目へと指を突っ込んだ。 「ぎゅっ、きゅぅ~~~ッッッ!!!」 快楽など微塵も感じない痛みだけの行為に、ラティアスが悲鳴を上げるが、気にせず眼球と眼孔の隙間に指を入れてかき回した。 少しすると余裕が出てきたとので、男は今いるポケモンたちの中で一番ペニスの小さい一匹を招き、そのペニスをラティアスの右の眼孔へと挿入させた。 ラティアスが、醜い悲鳴を上げ、ペニスを突き入れられる眼孔から血の涙を流す。やがてその眼孔へと精液が注がれると、血と混ざったピンク色の精液が涙のように零れた。 さて、あと使っていない穴はと、男はラティアスの身体を舐めるように眺める。彼の視線が行き着いた先は、また顔にあった。 ラティアスの小さな鼻先に手を伸ばすと、これまた小さな鼻の穴を指で撫でる。流石にここは無理そうだ。指すらも入る気配が無い。 ここで完全に失明させてしまうのもつまらないから、もう片方の目を使う気にもなれないしと、男は悩みながらも、再度ポケモンたちをラティアスに群がらせた。 陵辱は終わる気配を見せず、続いていく 彼女に群がるポケモン全てが満足した後のラティアスの姿は、惨憺たるモノだった。 穴と言う穴から精液を溢れさせ、無理やり飲まされ続けたせいで体中が膨らんでいた。 途中、暴行を加えると穴が締まる事を覚えられてからは、体中を殴られ痣だらけの姿である。 捕まえられたばかりのときの、可愛らしい姿は何処にもなく、今では醜いオナホールと言う有様だ。 しかし、このままではもう、本格的にダメそうだ。鞭は充分に与えたし、そろそろ飴の一つぐらいも恵んでやら無くては。 男は、倒れるまでラティアスを犯して疲れきったポケモンたちに、ラティオスの死体を処理させると、代わりのラティオスを手配した。 彼女の実の兄は、骨の一本までもポケモンたちの腹に消え、代わりのラティオスの入ったボールが、部屋に備え付けられたパソコンへと転送されてくる。 男はそれをラティアスの側へと投げる。小奇麗な身体のラティオスがボールの中から現われた。 「きゅ……?」 その姿を見たラティアスが、不思議そうに首を傾げる。視力は随分と低下していたが、ラティオスの姿を確認する事ぐらいは出来たようだ。 別個体だと思いつくほどの思考力は残されていないようで、死んだはずなのに、食べさせられたはずなのにと、不思議そうにしている。 血の滴る顔へと、ラティオスがそっと顔を近づけて、ペロペロと舐め始めた。くすぐったいような、優しくて心地良い感触に、ラティアスは涙を流す。 ここへ連れてこられて、初めて感じた優しさに、涙が次から次に溢れてくる。 ラティオスは彼女の身体をペロペロと舐め続け、やがてラティアスの下腹部の割れ目へと行き当たる。 精液を溢れさせるそこを舐め取り、鼻先で優しく拡げ、やがては覆いかぶさる。 されている事は今までと変わらないが、身体を重ねるだけではない、肉親との心の通じ合いを感じ、ラティアスは心からの嬉し涙を流していた。 ラティアスに覆いかぶさり、腫れ上がった顔を抱きしめながら、ラティオスは彼女の気付かれぬように、舌打ちした。 こんなみすぼらしいラティアス相手に、何でこんな事をしなければならないんだ。 それでも、無理矢理立たせたペニスをガバガバのスリットへとあてがい、嫌々ながらにピストンを開始する。 ラティオスの視線は、白衣の男へと向き、何かを伝えたいかのように瞬きする。男は黙って頷いた。 後でちゃんとご褒美を与えてやると、男が言っているのだ。精液に塗れた醜いラティアスとやるなんて、綺麗好きな彼からしたら拷問のような行為をする見返りだ。 「きゅぅん……、きゅぅん……!」 ラティアスが嬉しそうに鳴いてラティオスのピストンを受けている。これまで感じたことのない、言いようも無い快感を伴った好意だった。 精液塗れの口を僅かに開き、兄の口と重ね合わせようと、首を伸ばした。 ラティオスの顔に露骨な嫌悪の表情が浮かぶが、ラティアスの気付かぬ内に、その首を抱きしめて誤魔化す。 こんな奴とキスだなんて、死んでも嫌だ。ピストンを激しくしながら、ラティアスの頭からキスのことを追い出そうとする。 やがて小さく鳴きながらラティアスが達し、ラティアスもゆるゆるの卵管の中へ精液を吐き出した。 気持ち良さそうに目を瞑るラティアスを、鼻で笑うと、ラティオスはその場を離れ、男の元へと行く。頭を撫でてもらいながら、気持ち良さそうに鳴いた。 ラティオスが去った後、ラティアスは床の上に放置されていた。体中が痛み、あの優しい快感が忘れられない。 優しい兄は何処へ行ってしまったのだろうか。自分を助けてくれるのではないのだろうか。彼女のぼやけた頭はそればかりを考えていた。 だが、いくら待っても助けは来ない。すでにテレパシー能力さえも失っていた彼女は、不安そうに鳴いて、周囲をキョロキョロと見るばかりだった。 それをただ眺めていた白衣の男が、やがて立ち上がる。ラティアスの目の前まで歩いて行った。 「兄貴にまた逢いたいか?」 ラティアスは無言で頷く。それなら、と男は条件を出した。羞恥心などと言う高等な感情など、随分と前になくしてしまったラティアスは、喜んでそれを実行する。 自ら進んで精液を垂れ流す割れ目を男へと向け、その割れ目へと首を伸ばし、鼻先で底を刺激する。 「くっ…、きゅっ……」 尖った鼻先を割れ目に突っ込んでクチュクチュと音を立て、盛り上がった割れ目の肉を噛んで、激しい刺激を自らに与える。 乱暴に、道具同然に扱われたそこは、そう簡単な刺激では満足できなくなり始めていた。 血が出るほど強く噛み締め、痛みとも快感ともつかぬ感覚に喘ぎを上げる姿を、男へと見せつける。 そして、割れ目から精液を噴出しながら、ついに彼女は絶頂に達する。 「――ッ!!」 有る意味調教は完了したなと、男はやる気なさそうにラティアスを見ていた。もう羞恥心も恥じらいもなく、一晩で割れ目は使い古しだ。売れるだろうかこんなのが。 男はラティアスから離れると、気の無い声で彼女へと言った。 「兄さんは淫乱な奴は嫌いだって。お前の顔も見たくないってさ。 今頃専属のトリマーさんにグルーミングしてもらってるとこだろうし、 オマエみたいな便所ポケモンが邪魔すんなよ」 そう投げかけられた時のラティアスの顔は中々見ものだったが、彼女は直ぐに床に突っ伏して嗚咽を上げ始めた。 そんな薄汚い姿で泣かれても、一片の同情心も湧かないのに、バカなものだ。 いつまでも嗚咽を続けるラティアスを、男は鬱陶しそうに見つめていた。 そろそろ泣き止ませなくては耳障りだが、どうやったら泣き止むだろうか。少し思案した後、彼は思いついたようにポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押した。 床が割れて、その下に白濁色の液体で満ちた浴槽が表れる。以前、媚薬の混ざった風呂でラティアスの心を砕いた時と同じギミックだ。 精液の発する生臭い匂いが部屋の中に充満していくが、鼻の穴にまで精液の詰まったラティアスは、その臭気に反応する事もなかった。 男はラティアスのぐったりした身体を蹴飛ばしながら、部屋の中央の精液風呂へと運んでいく。 その度に口から精液を吐き出しながら、やがてラティアスは精液風呂の中に落ちて言った。 最初こそ暴れていたが、身体に纏わりつく精液に体力を削られ、やがて動かなくなっていく。 精液風呂の中で仰向けに浮かび、やがてそこから出る事さえも諦めていた。 寧ろそこは、彼女にとって居心地が良かった。精液など今さら嫌悪の対象ではなく、身体を包む温かさは心地いい。 冷たい床の上で身体を丸めているよりは、柔らかい感触に身体を包まれている方が安らげた。 彼女はゆっくりと目を瞑り、意識を手放した 男はラティアスを精液風呂から引き上げると、彼女を床の上に放置して、何かの機械を用意した。 機械に繋がれたホースを精液風呂の中に落とし、そして機械から伸びる3本のチューブを、ラティアスの口、スリット、アナルへと入れて固定した。 自分の身体が何かをされているのに気付き、流石にラティアスも目を覚ましたが、もうピクリとも動く力は残されていなかった。 チューブを差し込んだ状態で、隙間なくそれぞれの穴を固定すると、男は機械のスイッチを入れる。 モーターの駆動音を発しながら、ポンプが溜まった精液を吸い上げ、ラティアスの口、スリット、肛門へと注ぎ込んで行った。 「んんぐんん゛ん゛ん゛!!!」 ラティアスの塞がれた口から、悲痛な叫び声が漏れる。容赦なく口の中へと注がれる精液を飲み込みながら、下半身の二つの穴へも注ぎ込まれる。 男が見ている前で、ラティアスの腹はみるみる内に膨らんでゆき、許容量を超えた精液が彼女の体内を満たして行った。 呻くような叫びを発し続けるが、抵抗は何の意味も成さず、子宮も直腸も胃袋も、破裂しそうなほどの量の精液を溜められ、限界まで張り詰めている。 これ以上は本当に死んでしまう! ラティアスが恐怖から涙を流すが、男は作業を中断してはくれなかった。 頭の中で何度も何度も兄を呼ぶが、助けてくれはしない。走馬灯のように兄との思い出がラティアスの頭の中を巡った。 膨れ上がった腹が震え、本当の限界も近づいてくる。男はそこでようやく機械のスイッチを止めた。 限界まで精液を流し込まれ、意識を失う事も出来ず、体中の痛みに耐えるしかない。 ラティアスはいつの間にか、自らの死を願うようになっていた。 このまま殺してくれれば楽なのに。ラティアスがそう思ったとしても、男はギリギリの許容範囲で機械を止めてしまう。 そして下卑た笑みを浮かべながら、パソコンに転送されてきた二つのモンスターボールをラティアスへと投げる。 モンスターボールから出てきたのは、2体のリングマだった。相変わらず、性欲の塊として調教されたポケモンたちと同じ、血走った赤い目を持っている。 彼らはペニスを勃起させながらラティアスへと飛び掛かり、爪を使って尻とスリットへ繋がれたチューブを切り裂いた。 「ぐぶぅん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!!!!」 溜められた精液が溢れ出す暇もなく、太いペニスが彼女の二つの穴へと捻じ込まれた。 苦しみしか産まないピストンが繰り返され、ラティアスは白目を剥きながら醜い悲鳴を上げ続けた。 男はそれを見ながら、ああ、やっぱり苦しんでいる姿の方が見ものだなと、面白そうに頷いていた。 精液で満たされた卵管と直腸の中を太いペニスが掻き回し、その度に精液が溢れ出ている。 ラティアスは死ぬ事も出来ずに、ひたすら途方も無い苦しみを受け続け、それでも苦しみにさえ慣れてしまった身体は、発狂すら許してくれない。 リングマのピストンが激しくなり、絶頂が近い事を伝えたが、そこから精液が吐き出されると、同量の精液が結合部から溢れ、彼女の体内に溜まった精液は減りもしなければ増えもしない。 ラティアスはひたすらこの苦しみが終わる事だけを願って、リングマの精液を受け止め続けた。 リングマたちも満足して彼女の身体から離れると、後に残されたラティアスは、スリットとアナルからどぼどぼ精液をこぼしながら気を失った。 男は今度こそしばらくは意識を取り戻しそうに無いラティアスを、食い残された彼女の兄の肉片と共に、別の部屋へと運んで行った。 次にラティアスが目を覚ましたとき、彼女の身体は作り変えられていた。股間のスリットの丈夫には、食べ残された兄のペニスと、体内には精巣を埋め込まれ、神経も繋がれて、メスとしての機能を有しながら、雄の快感をも感じる事が出来る身体になっていたのだ。 「死んだ兄さんの身体の一部が、妹の手術に使われるなんて、よくある美談だよな」 男はそう言いながら笑っているが、そんな話とはまるで違う。これはひたすら陰鬱な悲劇でしかなかった。 男に後ろからペニスを掴まれ、それを上下に扱かれながら、ラティアスは泣きじゃくるばかりだった。 それでもペニスは反応を示し、固さを増していく。カウパーを先端から滲ませ、感じたことのない快感にラティアスは喘ぎ始める。 それと同じくして、しばらくの間電源の消えていたモニターに、再度スイッチが入れられる。 画面の中では、彼女の兄がペニスを弄られ、射精しようとしているところだった。 モニターの中の兄とシンクロするように、彼女は喘ぎ声をあげて、昂ぶっていく。 その中に確かに兄の姿があり、そこで扱かれているのと同じペニスが、今は彼女の股間に設置されているのだ。 モニターの中の兄が大きな喘ぎ声をあげ、彼女はそれと同じように嬌声を発する。そして、兄が放出したのにも負けない量の精液を、自らの腹の上にぶちまけた。 「きゃぅううんんっ!!!」 初めて味わう雄の快楽に、彼女は息も絶え絶えの様子で、ぼんやりと口を開けていた。 その様子を眺めながら、男はさも楽しそうにしながら、一つのモンスターボールを取り出し彼女の側に投げた。 ラティオスの首を引き千切ったのと同じカイリキーが、ラティアスの側に現われた。 モニターの中でも、今まさにラティオスの首を掴んでいるところだ。それと同じに、ラティアスの首を四本の腕で掴み、真逆の方向へ引っ張り出す。 「~~~~~~ッ、――ッ!!」 以外にも呻き声などは出なかった。首が絞められ息すら出来ないようで、口をパクパクと動かして暴れるだけである。 ラティアスの首がミチミチと音を立てながら崩壊を始める。兄の首よりもいくらか脆いようで、モニターの中で暴れる兄よりも簡単に、その首が引き千切れた。 ――ぐちゃっ 生々しい音を立てながら、一気に彼女の首が飛んだ。引き千切られた首は、首の骨といくらかの神経を身体から引っ張り出し、身体からは鮮血が噴水のように降りかかる。 ラティアスは、意識が完全に失われる間際、千切れた首から鮮血を噴出す自分の身体を見、そして絶命した。 死ぬ寸前には、兄の事などちらとも頭を掠めず、ひたすら恐怖にのみ頭を支配され、兄と同様に情けなく失禁していた。 カイリキーは手に取ったラティアスの首を、白衣を着込んだ主へと差し出す。男は受け取ったそれを地面に投げ捨てると、踏み潰した。 弱った頭蓋が砕けて脳漿が溢れ出す。さて、調教中のポケモンを連れてきて後始末をしなければ。 制限時間以内に完食しなければ、麻酔無しの去勢などしてみようか。色々と思いをめぐらせながら、男はカイリキーと共に部屋を後にした。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/928.html
妹紅4 13スレ目 498 うpろだ1000 (慧音 うpろだ989~の派生) 「ありゃ?・・・おかしいな」 釣竿が無い 確かにここにおいてたはずなんだが あー・・・もしかして 頭の中には、一人の人物と、ある場所 自信を持って、その場所へと出向く事にした やはり、いた そこは以前一緒に釣をした場所 そこは、彼女と 「もーこうっ」 「ひゃぁぁっ!?」 ふざけ半分で、後ろから抱きついた まぁ俺としては慧音ほどは無いとは言え妹紅の幼さを残して成長を止めてしまった禁断の果実の方が好みな訳でして あわよくば、いやいや、あくまで事故ですよ?ははは、そんな後ろから鷲掴みとか、焼かれちゃいますって 「だーれだ」 「え、あ、○、○○!?って手の位置が違うでしょ!」 「ははは、ついうっかり(棒読み」 「い、いつまで触ってんのよ!ばかっ!」 俺は潔く手を離した 恐らくこれ以上からかえば、レアな焼死体が・・・ 「勝手に釣道具を持ち出した仕返しだ」 「それは、いや、でも」 「それは、今の胸の分でチャラ、と言う事で」 妹紅は顔を真っ赤にして、そっぽ向いてしまった 「ざ、残念だったね、慧音ほど無くってさ・・・」 ぐはぁ こ、これはなんと言う威力の高さ 個人的な意見だが 胸が小さいから好きなわけではなくて 胸が小さい事を気にしているところがまたストライクなのではないかと しかもそれが普段は気の強い感じだと更に! 「そ、そうか・・・俺はお前ぐらいのほうがいいかと」 「・・・な、なんだ、ちっさい方が好いって?変態かよ」 「おいおい、そんなこと言ったらお前は変態にしか需要がないことになるぞ」 何でこんな話をしてるんだ 真っ昼間からこんな所で しかしフォローのつもりが変態扱いかよ、酷いじゃ無いか妹紅 「こ、この話はここまで!なんか変な方向に行きそうだからっ」 「同意、変な方向に行きそうだ」 危うく違う板の話になる所だった 「それで・・・釣れたのか?」 「・・・餌とか、結び方とか」 要するに何にもわからないってことか 俺に声掛けりゃいいものを・・・ 「オーケーオーケー、じゃあまず仕掛けの作り方から説明しよう」 ~かくかく、しかじか~ 「結び方はこの二つ憶えておけばいい、重りはウキにあわせて、後は・・・」 妹紅は熱心に話を聴いている だから俺も、この機会に色々と教えておく事にした 「餌は?」 俺は朽ち木をひっくり返して、その下に居たミミズを釣り針に引っ掛けた 「こういうのでもいいし、川に入って蟲を取るでもいいし、まぁ蟲なら何でも食べるだろうから」 そういえばこいつには伸べ竿しか教えてないなぁ でも俺もこれ使うしな・・・ ああ、そういえば向こう岸は竹林じゃ無いか リュックから鉈とナイフを取り出して 「今教えたとおりに釣ってみろ、俺はちょっと向こう岸に行ってくる」 「結構、あるなぁ」 なんともでかい竹林 鋸があれば楽だろうに、鉈じゃ面倒だが・・・まぁいい 自分の腰ぐらいの高さの所を鉈で、何度も打ちつけた 十や二十では断てない 反対側に回って鉈を打ちつけた それから数分 半分以上切れて、今にも倒れそうだ 「最後はーかっこよくー」 鉈を地面においた 少しだけ距離をとって、蹴った めきめき、がさがさがさ 葉音を立てて、竹は折れた 「さて、上の方の葉をおとさにゃ」 がさごそがさごそ 「よう妹紅、釣れたか」 「○○・・・何とか一匹」 バケツにはいいサイズの魚が泳いでいる 「おお、やったな」 「それ何?」 「ん?ああ、お前の釣竿だ」 「えー、この竿の方がいい」 「おま、初心者は竹竿と相場が決まってるんだよ、ってかそれは俺の竿だ」 まだ乾燥させたり先っぽを変えたりはせなんが、まぁこのままで釣れなくも無い 「・・・幻想郷って言うくせに棲んでる魚は外と変わらないのな」 「へぇ、そうなんだ」 住んでる人はこうも違うのに 自然ってのは変わりようが無いのかね 「仕掛けの作り方も憶えたし、自分の竿もできた、これで一人でも釣が出来るな」 「え・・・うん、そう、だね」 「・・・日が、暮れてきたな」 俺がそういうと、妹紅はバケツを川にひっくり返し、魚を逃がした 「よかったのか?」 「うん、だって最低3匹は釣らないと・・・一匹じゃしょうがないでしょ」 「・・・帰るか」 道具を片付けて、帰路につくことにした 夕日が、沈もうとしている 里を歩く、もうすぐ家に着く そうすれば慧音が迎えてくれて、温かい夕食、一人ではない― 「ああっ、あんた!そこの家の人だよね!?」 「え?俺?」 面識の無い・・・いや、確か 「ああ、お向かいさん」 「いやぁ最近姿を見ないと思ってたんだけどねぇ・・・これ、あんたのだろ?」 彼が差し出したのは、俺の財布 「外の物みたいだけど里に落ちてるのはおかしいなって思ってね、そういえばあんたは外から着たんだったなって思い出してね」 「あ、ありがとうございますっ!」 嗚呼、俺の財布 中身を見ると、家の鍵も、全財産もまったく無事だった 何か礼を、と言うと お向かいさんだしね、袖振り合うのがなんとやら と言って家に帰ってしまった 俺も妹紅もぽかーんと固まっていた 俺は固まったままだったが、妹紅に服の端を引っ張られて、我に帰った 「ねぇ○○・・・今日は、帰ろうよ」 「・・・そう、だな、慧音にも報告しないといけないし」 「そうか・・・よかったな○○」 「本当に・・・世話になった、ありがとう」 慧音に事の成り行きを説明しつつ、最後の晩餐を、味わっていた また明日から一人の食卓になるかと思うと、寂しかったが、元に戻るだけだと思うことにした 「寂しくなるな・・・たまには遊びに来てくれ、いつでも歓迎する」 「ああ、寂しくなったら遊びに来るよ」 嘘だ、俺はもうここには来ないだろう たぶん、この機会にきっぱりと、分かれてしまわないと 俺には、ここは暖かすぎるよ 居心地がよすぎて、駄目になってしまう 「嫌だ」 「・・・え?も、妹紅?」 「○○は、ここにいて欲しい、よ」 ずっと黙っていた妹紅が、消え入るような、だが確かにそう言った 「!?ごめん、私、○○・・・ごめん」 勢いよく飛び出していった、いったい何処へ行こうというのか 「・・・すまないな○○、あの子はお前のことを」 「解ってる・・・こういう時、追いかけなきゃならんのだろうな、男だし」 「ああ、行ってこい」 俺も、家を飛び出した 彼女の姿は、すぐそこにあった 遠くに行って無くてよかったと、思った 「妹紅」 俺の声に身体を震わせて、振り返った 「○○・・・頭冷やしたよ、もう大丈夫・・・大丈夫」 タバコを、吸っていた そういえば俺が来てからは一度も吸ってなかったな、なんて思い出した 俺はそのタバコを取って、靴で火を消した 「なっ、なにす「強がんなよ、ほれ」 俺の胸に飛び込んできなマイハニーといった感じで両手を広げて だが妹紅は来なかった 「ば、か・・そんな優しく、しないで」 ぽろぽろと、涙が、零れていた 俺と妹紅の距離、一歩でも歩けばぶつかるほど近いのに だから、俺が、その一歩を踏み出した 「なぁ妹紅、俺はお前のこと大好きだ、お前は、どうだ?」 「ばか、私のほうが、ぜったい大好き」 「・・・いや、俺の大好きは半端無いぞ?」 「私の好きはこれ以上がないもん」 「ああ、それなら互角だな、俺の負けはなさそうだな・・・勝ちもなさそうだ」 より強く、抱きしめた この腕の中の少女が、あまりに愛おしくて すると、彼女の方から抱き返してきた 細い腕が、俺の背中に回されて 「ねぇ○○・・・愛してる」 「ん、おれも、愛してる」 俺たちは、初めてのキスをした 甘酸っぱいとかレモンとか、そういうのは全然解らなかったが すごく、暖かい気持ちになることが、できた end 13スレ目 626 「まぁ、俺は永遠には生きられないけど、亡霊になってでもお前を想い続けるよ」 うpろだ1129 人里の寺子屋。 上白沢慧音は今日も今日とて子供らを前に教鞭を振るっていた。 しかしどうしたことか生徒たちの様子がおかしい。 そわそわとしてまるで落ち着きが足りないのだ。 普段であればすぐに慧音の頭突きなりなんなりが飛ぶのだろうが、それもない。 何故か? 彼女自身もその理由をよく判っているがために。 そして『それ』はここ暫くの恒例であり、不可避のものであるからだ。 「……一旦ここまでとする。昼食を摂ったら続きを――」 『それ』は定期的に訪れるものではないが、予兆は存在する。 今回の例でいえばそれは―― 新しく居を構えたある家屋の扉が今朝方、轟音とともに吹っ飛ばされたことだったり。 その家に住むことになった若者の名前を罵る少女の怒声だったり。 竹林に向かって飛んでいく火の鳥などがそうだった。 「うわーーーーん! けーねーーーーーー!!」 まさに天災。 人知を超えた理不尽な暴力。 『それ』、その名を夫婦喧嘩という。 そしてその片割れ藤原妹紅、堂々の襲来である。 その瞬間を持って平和な昼下がりは消し炭と成り果てた。 「……ああ妹紅すまないが今私は授業中だ忙しい。帰れ」 「休憩って言った。それより○○が非道いんだ!」 待ち構えてやがったのか。 そのまま二人分の昼食を取り出す妹紅。 逃がす気はさらさら無いようだ。 慧音は溜め息を深々とつき、仕方なしに茶を用意した。 思いっきり渋く。そして熱く。 酒があれば一番よいのだが、生憎と真昼間なので断念。 素面で愚痴や惚気に付き合うのはまさしく苦行であり、それが両方同時ともなれば拷問に近いというのに。 「で、今度は何事だ。また味噌汁のダシを変えたのに気づかなかったか」 「そんなんじゃないってば!」 味噌汁のダシ云々は前々回の痴話喧嘩の理由だ。 その騒動は幻想郷を局所的に巻き込み、ついには「出汁事変」として博麗の巫女すら首を突っ込まざるを えない状況になったが割愛する。 それを指して「そんなん」とは、すわ一大事かといえばそうではない。 本人らにしてみれば一過性のものに過ぎないのだ。 たとえ周囲の被害がどれだけ酷く、尾を引くものだったとしても。 「……あれから暫くは、味噌汁が甘ったるく感じたぜよ」 生徒の一人が苦々しく呟いた。 部屋にいる生徒は半分ほど。 我先にと避難した者と、怖いもの見たさに残る者。 好奇心で猫が死ぬなら野次馬根性で人死にがでても可笑しくはない筈だが、物好きなことである。 「もう駄目だ、今度ばかりは私たちお終いかもしれないっ」 よよよ、と泣き崩れる妹紅。 しかしこれも毎度のことだ。 演技ではなく本気でやってるのも毎度のことだ。 慧音はそうかそうかと適当に相槌を打ちながら、出された握り飯の包みをほどく。 丸い塩むすび、所々に具のついたそれはどうやら人の顔を模しているようだ。 「本当は○○に渡そうと思ってたんだけど……。もう、あんなヤツのお昼ご飯なんて知らないんだからっ」 限定してるのは無意識なのか否か。 間抜け面の顔むすびに慧音は怨嗟を込めて齧り付く。 鼻にあたるだろう部分を上に、半分ほどを一口で頬張る。 あー、と残念そうに声をもらす妹紅。 どうしろってんだ。 「ん、コホン。話は今日の朝までさかのぼるわ」 早朝、人里の端っこにある○○の家の中。 小鳥の囀りに目を覚ました妹紅は、甲斐甲斐しく朝食を用意するべく布団を出た。 ――ここで、愛しい人の温もりに溢れた布団と腕枕の抗い難い魅力を身振り手振りつきで力説されるが省略。 朝餉を作り昼食の弁当を包み終え、いざ○○を起こそうとしたところでふと思いつく。 今日は少しお洒落をして朝から驚かせてやろうと。 どんな反応をするものか、期待に胸を膨らませ目尻をだらしなく下げながら猫撫で声で朝を告げた。 しかし揺り起こされた○○は習慣となった朝の挨拶を返すだけ。 ――この朝の挨拶「おはよう、愛しい妹紅」を物真似で再現されるが、浸りすぎの為か全く似てなかった。 何か気づかないかと匂わせてみても寝ぼけ顔で呆けるばかり。 10秒で期待は落胆に、落胆は憤怒に変わった。 「○○のっ、バカーーーーっ!!」 罵声とともに繰り出されるは少女の怒りを乗せた一撃。 季節は春、紅葉が舞うには早すぎる。 因ってパーではなくグー。 乙女心の右拳が盛大に炸裂した。 「……と、いうわけなの」 慧音はそーなのかーと適当に聞き流しつつ、胃から込み上げてくる何かを茶で流し込む。 火傷しそうな程に熱かった筈のそれはすでに飲み頃に冷めていた。 「それで朝に家を飛び出して……今まで何をしていたんだ?」 「輝夜んトコで暴れてきた」 長きに渡る因縁がもはやただの八つ当たりとは。 対象が眼中に入ってない分、輪をかけて非生産的だ。 そんなことしてるから輝夜は○○にちょっかいを出すのだろうか。 「ちなみに、そのお洒落というのは……」 「見て判らない? リボンを増やしてみたんだけど」 なるほど、彼女の長い髪先にアクセントとしてつけられているリボン。 それが一つ? 増えていた、らしい。 とはいっても容姿が劇的に変化するわけでもなし。 そもそも結わえるのなら一つで十分、二つ目に意味など特にないのだから幾つにしたところで言わずもがな。 この場にいる全員が言われたところでサッパリだった。 たとえ気が付いたところでどんな感想を抱くにも至らないだろうが。 「他には?」 「それだけだよ」 判るか、そんなモン 「私、○○に嫌われちゃったかな……」 先程までとはうってかわってしおらしく呟く。 自分の無茶苦茶っぷりに気づいた、訳ではない。 張本人に一発、輝夜相手にスペカを6枚ほど、そして慧音に愚痴(惚気)を聞かせたこの時点で鬱憤が綺麗さっ ぱり晴れただけのこと。 出すだけ出してしまったあとは、平時であれば四六時中べったりな○○がいなくて寂しくなっただけだ。 しかし自分から会いに行こうとはしない。 何故ならば、今この状況も、そしてこの後の展開も、全て予定調和に過ぎないのだから。 彼女にしてみればそれは王道。 周囲にしてみればとんだ茶番。 「妹紅ぉおおおーーーーーー!!」 この状況を作り出した原因にして、この場を収束させうる唯一無二の登場人物。 足音も高く、○○。堂々の見参である。 ああ、しかし心せよ。 物事が好転するわけでは決してない。 昼下がりの愛憎劇、『憎』が消えたらどうなるか? ひたすらのラブシーン、致死量の『愛』がばら撒かれるのだ。 「探したぞ妹紅っ、こんな所にいたのか」 探すも何も妹紅の駆け込み先などたかが知れている。 慧音相手に泣きつくのが大半で、自然と寺子屋もしくは彼女の自宅に高確率で行き着く。 探しているというのは建前で、彼女の機嫌が落ち着くまで時間を潰しているというのが本当のところではない かと思われるが、何分この二人のことだからわからない。 妹紅曰く「二人の思い出の場所」とやらを巡って一人で気分を盛り上げていたとしても可笑しくはない。 「っ……何よ、今さら来てどういうつもりっ」 口調だけなら勇ましい。 しかし○○に背を向けた妹紅、頬がぴくぴくしている。 いい感じで心細くなってきたところに図ったように現れた想い想われ人、内心は嬉しさヴォルケイノなのだ。 「私の……気づかなかった○○なんて、もう知らないんだからっ」 語尾に八分音符が付きそうなぐらい跳ね上がっていた。 もう媚び媚び大喜びだ。 「わかっていたさ! リボンが増えていたことなんて、一目でわかった!」 気づいてたんかい。 この女にしてこの男ありというほかない。 お互いにのみ発揮される観察眼には脱帽である。 「じゃあ、どうして!」 と、妹紅は切羽詰った風に言ったつもりらしい。 だが実際には、間延びした猫撫で声で「じゃーあー、どおしてぇー?」と頬に両手をあてていやんいやんと上 半身をくねらせての発言だ。 「それは、いつもと違う妹紅に……。いつもより可憐で美しい妹紅に心奪われてしまっていたから!」 どうやら気づかなかった訳ではなく、気づいたうえで見惚れて放心したとのこと。 そういうからにはそれが真実なのであろう。 たとえそれがどんなに馬鹿馬鹿しく白白しいものだったとしても。 こいつらは二人揃えば予想と常識の斜め上を平気で飛び越えるのだ。 「……っ、○○!」 「妹紅!」 感極まって振り向き、走り出す妹紅。 ゲートが開くのを待ち構えていた競走馬のようだ。 そしてそれを抱き留めた○○。 二人は抱き合いながら部屋の中央でクルクルと回りだす。 学び舎であったはずのそこは酷い有様となっていた。 見物を決め込んだ生徒は机に突っ伏している。 逃げ出した生徒の内、頃合を見計らい損ねた者は部屋の入り口付近で折り重なって倒れている。 いつから覗いていたのか、かの妖怪はスキマから上半身だけをだらりと垂らしてぴくりとも動かない。 正気を保っているのは慧音だけだ。 そんな地獄絵図のなかで幸せそうに笑いあう二人組。 「ぶっちゃってごめんね? 痛かったでしょ」「もう平気だよ。それに妹紅の受けた痛みに比べればこんなもの、 なんでもない」「ううん、いいの。だって○○のこと信じてたから」「俺も信じてたよ。またこうして抱き合える ってね」「○○ったら……ほら、ほっぺた見せて、消毒してあげるから。――んっ」「っはは。くすぐったいよ妹 紅。よし、お返しだ」「んっ、ゃん。私はぶたれてないってば――あんっ」「泣かせてしまったな。いつか約束し ただろう? 妹紅の涙は全て拭い去るって」「違うよ、これは嬉し涙だ。○○が迎えに来てくれたのが嬉しかった の」「たとえそうであってもだ。妹紅の涙は綺麗だから、全て俺のものにしたい」「んっ、酷いな。私の全てはと っくに○○のものなのに」 ……とかなんとか。 愛の弾幕はハート型弾自機狙い、脅威の128WAY。 一歩でも動けば即被弾間違いなしの超高密度。 本体を止めなければ時間無制限でばら撒かれ続けるのだ。 そのままちゅっちゅくちゅっちゅく乳繰り合っていたが、いよいよのっぴきならなくなってきたらしい。 頬への口付けから今にも本格的な接吻に移りそうである。 それだけは、というかその先は未然に防がねばならない。 そしてそれが出来るのは今となっては彼女だけ。 「貴様ら……」 痺れた脚に力を込め、ゆらりと立ち上がるその様は幽鬼のよう。 振りかぶられた手には空の湯飲み、書かれた文字は色即是空。 「いい加減にせんか、この⑨ップルがーーーーッ!!」 上白沢慧音、渾身の一投。 狙うは色ボケ結界唯一の当たり判定。 今まさに一つになろうとしている口腔粘膜接触部。 「ぉぷす!」ピピチューン どちらが上げたか間抜けな悲鳴とともに倒れる二人。 荒く息をつく慧音。 死屍累々の教室。 午三つの鐘が鳴らされる。 ここに此度の痴話喧嘩騒動は終結を迎えた。 「……しかしこれで終わったと思うな……いつか第二、第三の素敵な二人が……」 「うるさいうるさいダマレダマレ」 うpろだ1305 幻想郷に迷い込んで早一年。すっかりこちらの生活にも慣れた。 今の生活は、竹林でぶっ倒れていた所を妹紅に助けられたことから始まる。 気がついてから里へ連れて行かれて、妹紅の友人である慧音さんから 幻想郷について色々な事を教えられた。 こちらに残ることを決めたオレに、慧音さんは職と住む場所を与えてくれた。 のちに慧音さんから教えてもらった外来人に対するルールを考えれば、 自分はとても運が良い部類に入るんじゃないだろうか。 命があり、五体満足なのだから。 幻想郷の暮らしは外の世界から来た自分には大変なものだけど、 充実した生活を送れている。 ただ、元々自分は幻想郷の人間ではないので最初は周囲から警戒されて なかなか街の人達の中にとけ込めなかったけど、慧音さんの計らいで 歓迎会兼親睦会を開いてもらい、思ったより早く馴染むことができた。 そして、たまに妹紅が尋ねてきてくれて他愛無い世間話をできたことが、 まだ里に馴染む前の自分にとっては本当に助けになった。 その事について妹紅に礼を言うと、拾ってきたのは自分だし、 少しくらい面倒を見るのは当然だ。気にするな、とそっぽ向いてしまうが、 その気遣いが嬉しくて、やっぱり「ありがとう」と礼を言ってしまう。 --------------------- 外はすっかり日が落ち、木枯らしが吹いている。まさに冬である。 元々幻想郷の住人ではない自分にとっては、この季節は外の世界で 使っていた数々の暖房器具が恋しくて仕方がない。 無い物ねだりな思考のまま炬燵に手足を突っ込みつつ、天板の上に顎を乗せる。 今日は珍しく妹紅が夕食を作ってくれるというのでのんびり待っているのだが、 正直ちょっと不安だったりする。何故って、妹紅の料理スキルが如何程なのか まったく知らないのだ…… さっきから野菜を切る音と、何やらガチャガチャと音が聞こえてくるのだが、 主に後者の音の発生源が不安でならない。 「お~い、妹紅~」 つい、不安になって声をかけてしまう。 少しすると音が止み、台所の入り口から妹紅が半身を覗かせて「どうしたの?」と 聞いてくる。 「すっかり聞きそびれてたんだが、今日の夕飯って何?」 「あれ……? 言ってなかったっけ?」 どうやら、妹紅は言ったつもりになっていたらしい…… 聞いてないことを伝えると、何やら満面の笑みになってこう切り出してきた。 「今日は鍋だ。この間○○が言っていた『もつ鍋』っていうのをやってみようと思うんだ」 料理くらいなら懐かしいものを食べてみたいだろ?と妹紅は続けた。 そういえば、本格的に寒くなる前に慧音さんと3人で鍋をした際に、外の世界にいたとき 好きだった『もつ鍋』について話してたことを思い出した。 「もつ鍋のこと良く覚えてたな……。覚えていてくれてありがとな、妹紅」 「っ! …そ、そんなの当たり前だろ。お前が好きなもの位覚えていてやるよ」 妹紅が覚えていてくれた事が堪らなく嬉しくて、自然と綻んでしまった顔で礼をしたのだが、 なんだか妹紅の反応がいつもと違う。…なんでさ? 《side Mokou》 あのタイミングで微笑むのは、ちょっと反則だろ? 流石というか、○○は今日のことを不思議に思っていない。 これなら、私の計画も予定通り遂行できる…… 今日は慧音も里の寄合でしばらく帰ってこない。計画通り○○と二人きりだ。 これで、誰にも邪魔されない。 台所に戻り、○○が河童に作ってもらった『冷蔵庫』という入れ物から、 ○○が大好きな『もつ』と取り出す。 もつ鍋は牛か豚の腸を使うって○○は言ってたけど……鶏の内臓を入れても良いよね。 ねぇ、○○。何があっても私達ずっと一緒だよね? うpろだ1333 今朝起きると敷き布団のシーツが破れていて、苔色の麻地が縦に裂けて中から花柄の下地が見えていた。 裁縫なんか生涯としてまともにやったことがないので、はてどうしたものやらと朝飯のお茶漬けを食べながら思案していたところ。 何故かその裂け目が剥き身の蟹肉に見えてしかたがなくなってきた。 「とどのつまり、何が言いたいんだ? その話は」 「蟹が食べたい。蟹をくれ」 「起きたまま寝言いってんじゃない」 ピシャリ 乾いた音は、はたかれた頬だったか、閉ざされた戸口だったか。たぶん両方だ。 「要は繕えばいいんだろう? その破れ目さえどうにかすれば、寝ぼけて不届きなことを言う口は永劫に閉まるってことだ」 早朝の竹林は物の怪の喧騒もほどなく、哲学すら閃きそうな静謐に満ち満ちていた。薮から差し込むわずかな朝日が体を舐めてゆく。 妹紅は欠伸を押し殺そうともせずに、もんぺに片手を突っ込んで俺の前を歩く。空いた手には裁縫道具と思しき木箱を携えて。 「朝早い時分になんだと思えば―――全く……」 思えば寝ぼけていたのかしらん。 実際、妹紅の宅を訪ねたのに大した意味はない。ないが、俺が彼女の家を訪ねる場合、意味を伴うことは少ない。 何となく訪れ、そこでお茶をしたり、外界の見聞を披露したり、碁を興じたり、本を貸し合ったり、永遠亭のお姫様とやらとの一騎打ちに巻き込まれたりが常だ。 それに安息を感じる己にはとうの昔に気がついていた。対する彼女も、言行は荒いが特別に迷惑がる様子もないので、俺の竹林に向かう足は止まない。 妹紅は、良い友人だった。 俺の住居は人里から幾らか離れた低平な土地にある。 あまり人好きのする性分ではないので、こうした遠すぎず近すぎずな位置は非常に気に入っている。 妹紅は畳の上に胡坐をかきながら、甲斐甲斐しくシーツを繕っていた。 「意外だな」 卓の上に、たくあんと緑茶を置く。 「何だい。私に家事が出来ると変てか」 「とんでもない。意外とそういう格好が似合うな、って思っただけさ。どこの嫁に行ってても不思議ない」 さっそく湯のみに手をつけていた妹紅が、にわかに吹き出した。 「おいおい」 「おいおいはお前だ。変なこと言いやがって」 やにわに妹紅の顔がみるみる赤くなってきたので、俺は慌てて布巾を取り出しつつ謝罪した。 「何だかわからんが済まん」 「全く。……」 妹紅は俺から受け取った布巾で口と零した茶を拭った。しかし顔は赤いままだ。恐らくさっきの言葉の中で、何か失礼なことを言ってしまったことに違いない。 時として俺は、こうして何事か妹紅を赤くさせることがしばしばある。 いくら考えても俺の言行のいずこに角が立ったのか判然としないこともある。そういう時に俺は自身の口下手を自覚する。 何となく、気まずい雰囲気が流れた。 「っつ」 「どうした」 妹紅が指を傷つけたのは多分必然のことだった。先ほどから見るからに手の動きがたどたどしくなっていたからだ。 薬指に赤い球体が膨らんで行き、つうと指を伝って流れ落ちてゆく。 「絆創膏、持ってくるかい」 「いや――平気」 俺が席を立ちかけた次の瞬間には、出血は止まり、流れた赤い雫だけが残るのみとなっていた。 不死身。 普段顔を付き合わしている分には、ただの気安い女性なので、たびたび俺はそのことを失念する。 しかし、痛みはあるのだ。流れ落ちた血を見ていると、不意に申し訳ない気持ちが一杯に押し寄せてきた。 「妹紅」 「なんだよ……」 「やはり見ていられない。俺が何か悪いことを言ったんだろう? はっきりと謝らせてほしい」 「そんなんじゃ――ないさ」 妹紅はばつが悪そうにそっぽを向いた。 繕い終わったらしい布団のシーツを敷き布団に被せなおしている。 その背中が、気丈に振舞う普段の姿よりもめっきりと縮こまって見えた。俺はこのことが、このまま捨て置いてはいけないことに思えてならなくなった。 「誰ぞの嫁……と言ったのが気に障ったのか」 後ろ背中に声をかけると、はっきりと妹紅の動きが止まった。 「嫁……嫁か」 そう上の空に呟くと、再びこちらに向き直って胡坐をかいてくる。 その目は沈んでいる。 「○○、私が蓬莱の秘薬を飲み、不老不死の身になっていること、話して久しいよな」 「ああ」 「私、さ」 「千と……数百年。昔は自分が、その歳月を過ごすことに、今ほどの恐れも持ち合わせてなかったよ……。 でも、だんだん、だんだんだ。気付いてゆき、気付かれていくのさ。世間と自分の決定的な隔絶が。 私は一つところに留まって生きるということが出来なくなっていた。 おおくの人間には排斥され、親しくなったわずかな者たちには先立たれる。それはそれは、暗いかめの水底のような心地だ。 巡り巡って、今私を支えている唯一の生き甲斐が、同じ蓬莱の者――私をこんな体にした、輝夜との殺し合い。 最も憎むべき相手にのみ生かされている自分が、芥も残らぬほど焼き尽くしたくなる」 妹紅の瞳が、話の中の暗いかめの水底になるのを、俺は黙って見つめている。 俺が口を差し挟まないのを見ると、妹紅は静かに言葉を連ねた。 「私は誰とも具せない……」 「そんな私にずけずけと入り込んでくるのがお前だ、○○。 どうせお前も、いずれ私を恐れるかくたばるかして、私の前からいなくなってしまうのだろう? 陳腐な話だが、私は何かを失う辛さより、持たざる孤独に慣れた人間さ。そしてそれに慣れようと考えている。そうでなければ生きて行かれない。 私が奪い奪われる関係は、同じ不老不死のあいつだけでいい。お前みたいな普通の人間が、こうして私にかまけていると、ろくでもないことになる」 「そう、ろくでもないんだ。お前といると、調子が狂う。 ○○が平凡に暮らしているように、私も暮らせるような気がしてくる。○○が言うと、冷たかった人の言の葉が、色味を帯びて熱くなる」 「もう、止してくれ……。私の蓬莱人としての覚悟には……堪らないことだ」 気がつくと、窓から差し込む陽光はすっかり明るくなっていた。 湯のみから上がっていた湯気は消えている。 「俺は」 「謝りたいと言ったけど、折角だが謝らないことにした」 「俺はさあ、おつむは良かないし、気の利いたことも何一つできない、冴えない普通の人間だよ。 そんな普通の人間からすると、その、妹紅が、俺みたいに暢気に暮らしちゃいけない理由がわからないんだ。 なあ、生きてるって、そんな、つまらないもんじゃないよ。そんな風にずっと考えていたら、いずれ心を亡くしてしまうよ。 ただ臓物が脈を打ってるだけで、死んじまってるようなものさ……。お前がもしそうなっちまったら、悲しむ人間がいるんじゃないか。 妹紅、お前は人間なんだよ。確かにちょっと強かったり頑丈だったりするけれど、俺が見るところじゃ可愛くて綺麗な娘さんだ。 そんなお前が、人間を止めて生きてゆく覚悟をしている。 俺は……それが悲しくてならねえんだよ。藤原妹紅のあんたに、生きていてほしいんだよ」 俺の家は、これほどまでに静かだったろうか。 いつも蔵にある糊をつついて騒がしい小鳥の声すら、今は絶え果てている。馬小屋からもいびきがさっぱり聴こえない。 そういう風に気が散っていたのは、余りに沈黙が長かったからだ。 妹紅は俺の話を聞くと、さっきとは比べ物にならないほど真っ赤になって俯いていた。 弱った。もしかしてまた俺は変なことを言ってしまったのか。 と慌て始めた矢先に、妹紅がいきなり俺に抱きついてきた。 「もう知らないぞ、○○! そんな、そんなこと言うんだったら、とことん私に付き合ってもらうぞ! お前がよぼよぼのじじいになってくたばるまでだ! 嫌だって言ったってきかないからな!」 妹紅は俺の胸の中で、ぐしゃぐしゃになって泣いている。 突然の事態に、慣れない長い話をして熱過労を起こしつつある俺の脳味噌は、更なるオーバーヒートを迎えた。 「ちょ、ちょっと、妹紅、落ち着け。羊を数えて落ち着くんだ。あれ? なんか違う……」 「ここここれが落ち着いてられるもんか! 羊が一匹二匹よんひき!」 まるで計ったかのように、元通りに敷かれた敷布団の上に俺は押し倒された。 そんでもって―――。 結局、シーツはまた破けた。 俺達は、真昼ぐらいになってやっと、ほったらかしにしていたお茶とたくあんを食べた。 冷めていたはずだけど。 なんだか熱い気がした。 「今度、何かもっとうまいものを食べに行こうか」 「そうだな―――」 『蟹とか?』 なんで俺達が、同じことを思いついたのかは知れない。 うpろだ1361 ――いつもどおり、今日も夜の竹林を歩いていたところだった。 迷ってる人間などを里に帰してやるのをいつもの日課としていた。 急病で永遠亭に向かうという人間の護衛も終わり、だんだんと夜も更けてきた今、そろそろ引き返して休もうとしていたところだ。 闇夜に光る歪な半月も、傾いている。 「…少し休むか」 私は目の前にあった大きい切り株に腰掛ける。 空を見上げたまま、しばし体を休めていた。 カサッ 「…?」 …足音? 今確かに枯れ葉を踏む音が聞こえた。 自分の音じゃない… それに、かすかに人間とは違うにおいがする。 軽く身構えると、音の生まれた場所を凝視した。 ――ガサッ ――ガサッ …近い。 座ったまま、少量の気を右手にためる。 ――カササッ 葉が揺れる。 …来る。 ガサンッ 「のわっ」 影が深緑の景色の中から飛び出てきた。 「ぐへぅ」 ドサン。 緑の中から現れたのは、 10代半ばの体つきをしている、"人間"の男だった。 「…っつぅ」 男はゆっくりと体を起こすと、服についた土を枯れ葉をたたき落とした。 たたき終えたところで、ようやく私の存在に気づく。 暗闇の中で目が合い、私と男は少しの沈黙に包まれる。 「…大丈夫か?」 私が座ったまま問いかける。 「…あ、あぁ」 鳩が豆鉄砲食らったような驚いた顔をしながら、男は少し笑った。 それがこいつに出会った最初だった。 「…迷い人か?」 「ん、…まぁそんなものかもしれん」 男は私の隣に座り、一緒に半月を見上げていた。 「私は迷い人を里に帰すのが日課だ。送って行くぞ」 腰をたたき、少しついた汚れを落としながら立ち上がる。 「ん?…別にいいさ。迷ってるわけじゃなければ里の人間でもない」 「…?」 私はよく意味がわからず、また切り株に腰掛けた。 「どういう意味だ?」 「ん?そのままの意味だ」 「ふむ…」 埒が明かないと感じた私は、それ以上の追及をやめた。 この男が送って行けというなら里に送るし、大丈夫だというなら私は少し休んでから戻るだけだ。 「…あんた、名前は?」 男が不意に問いかけてきた。 「…自分はただの健康マニアの焼鳥屋だ」 そういうと男はプッと軽く吹き出して 「なんだよそれ…」 と笑った。 「そういうお前はどうなんだ?」 と、逆に問いかけた。 「ん?俺、か…しがない占い師だ」 占い師、か。 「いつも大きいローブにくるまりながら、人の手を見てそいつの人生を占っている」 「へぇ」 私は少し感心したように、男の話を聞いた。 今まで何人占ったか、どんな人間がいたか、どういう町を歩んできたか。 「人の手を見ながらいろいろな街を歩んでいく…か、面白そうな職業だな」 「ん…そうでもないさ」 男は少し空を見上げる。 「最初にそういうことができるって気づいたときはうれしかった。それを使えばお金だって儲けられるし、夢見てた旅も実現できるってな」 男は続ける。 「でも、毎日毎日同じことの繰り返し、新しい進展もなければ戻ることもできない場所まで離れた」 「…」 私は男の話を聞いている。 男はいったん話を区切ると、ポケットの中から煙草を取り出した。 「…煙草は体に悪いぞ」 「ん…いいさ」 男は煙草を口に咥えると、またポケットを探り始めた。 「んー…おっかしいな…ライター…」 「…」 私は軽く指を鳴らすと、煙草の先端に火をつけてやった。 「…!」 男が一瞬驚愕の顔をしてから、ゆっくりを笑顔になった。 「あんた、すごいな…どういう手品だ?」 「極まった健康マニアならできるのさ」 私は少し得意げになって、空を見上げた。 「今回だけだぞ」 私は後から付け足した。 「ありがとう」 そういうと男は、煙草を吸い始めた。 「そういえば、お前家族は?そんな歳でこんな時間まで出歩いて、両親が心配しないのか?」 男は、煙草を咥えたまま、ずっと歪な半月を見ていた。 「両親は…物心ついたときにはいなかったな」 「…。そうか、すまなかったな」 私は失言を悔やんで謝罪をした。 「謝んなさんな、気にしてない」 男は煙を口から吐き出しながらいう。 「あんたはどうなんだ?」 「…自分は健康マニアの焼鳥屋だ」 「…ちぇっ」 自分のことは黙秘にしていることにやっと気づいたのか、男はそれから追及することはなくなった。 「だったら、左手貸してみ?少し占ってやろう」 男が右手を差し出してきた。 私は占いに多少の関心を持ち始めていたので、左手を右手に乗せた。 …暖かい人の肌の感触だ。 男はすでに手慣れているのか私が女でも気にしてないらしい。 …本当に久しぶりの人の肌に、もしかしたら顔が赤くなってるかも知れない。 「…ふむ」 男がまじまじと左手を食い入るように見つめる。 「今いる大切な人を、大事にしてやったほうがいい。いるだろう?」 「…すごいな」 この男がいったのは、多分慧音のことだろう。 「なんでもわかるのか?」 「左手っていうのは、その人間の人生…生きた証、歩み方をそのまま表す」 左手のしわにあわせて、男は指をなぞらせる。くすぐったい。 「健康運はばっちりだな…まぁさすが健康マニアといったところか…」 そういうと男は笑った。 「これからも病気は少ないが…多少運が悪い時期があるかも知れん」 …輝夜の襲来に用心しとくか…。 「最後に生命運だな…」 男はまた指でしわをなぞる。 「どれどれ…」 男は生命運とやらのしわを見つけると、また食い入るようにみつめる。 「…?」 男はなぜか何度も何度も繰り返し見る。 「…おかしいな」 …? 「あんた…何回死んで、いや」 「何年生きてる?」 「…!…すごいな、そんなことまでわかるのか」 私は本当に占いに驚いた。 そこまでわかるものなのか。 「…ここのしわでわかるんだが…圧縮されすぎてあんたの歩みが見えん。この分だと軽く千や二千は年を越してるだろう…?」 「…お前はすごいな」 「まぁな…まぁきかんでおこう。どうせ健康マニアの焼き鳥屋だろう?」 「わかってるじゃないか」 そういうと、私と男は二人で笑い出した。 そろそろ明け方、空に明るみが出てきたころだ。 「今日は楽しかった、今までいろんな人間を見てきたが、あんたみたいな人間ははじめてだ」 「私もだ。まさか私の経歴がわかるほどすごい人間がいるとはなぁ…」 里への道を歩きながら、二人で会話をしていた。 「里への道まで教えてもらって悪いな」 「気にするな、日課だからな」 「そうか、ありがとう」 男は感謝をいうと、私も少し微笑んでやった。 「…またきてもいいか?」 「きてもいいが、見かけても私からは声をかけないぞ?」 「いいさ、自分であんたのこと見つけ出す」 男は空を見上げながら、そんなことを言い出すもんだから少し照れくさくなってしまった。 「…ここからずっとまっすぐに歩いていけばもう里だ」 「そうか」 私は立ち止まり、男だけが先に歩いていく。 「今日は本当にいい日だった。また夜に会いにくるよ」 「見つけられればいいな」 そういうと男は苦笑いをする。それを見て、私は少し笑った。 「んじゃ、"また"な、妹紅」 「あぁまた…?!」 今、私の名前を… 「名前ぐらい、しわで簡単なんだぜ?ふふん」 男はそうとだけいうと、里に向かって歩き始める。 「…一本とられたな」 私はそういうと、久しく名前を呼ばれたからか、暖かい心を持ちながら竹林に戻っていった。
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/587.html
小悪魔4 358 さて、今日は世に言う一年の締め括り、大晦日と言う奴である。 とは言え、我等が紅魔館は先週のクリスマスパーティー以降、軽い燃え尽き症候群に陥っていた為、 特に何かしようという動きも無く、まったりとしたムードになっていた。 レミリアお嬢様が、「どぅもー――! ハードレズでぇー――す!! 今宵は霊夢とオールナイトで年越しフォー――――!!!」 とか叫びながら、咲夜さんを伴って夕方頃から博麗神社に出掛けてしまった事も、館の空気を弛緩させるのに一役買ってしまっている。 『晦日(つごもり)』の名に相応しく、今夜の月の光は人間の目では捉えられない程に弱々しい。 まあ、咲夜さんも傍らについている事だし、あのお嬢様に限って身の危険を案じる必要も無いだろう。 ……それよりも、だ。 「げほっ、げほっ!!」 「あぁっ、パチュリー様、しっかりして下さい」 本当は、俺とリトルも含めたパチュリー御一行もお嬢様に同行する予定だったのだが、 パチュリーが寒気に中てられて喘息を拗らせてしまい、大人しく館でお留守番、という事になってしまったのだ。 「……御免なさいね。貴方たちも神社に行きたかったでしょう」 「お母さん、それは言わない約束でしょ」 リトルが病床の母をいたわるような目でパチュリーの手を取った。 ……誰がお母さんだ、誰が。 「けほっ、……あぁ……本当にいい子ね、リトルは」 ――なでなで。 「ああ……お母さん、こんなに手が冷たくなっちゃって……」 ……二人とも結構余裕があるようで、何よりだ。 何だかひと昔の昼メロみたいになってきたので、俺も一役買う事にした。 「あ~~あっ、さっさとババアの遺産で放蕩三昧してぇなあぁ~~~!?」 現代風味の不幸者チックな馬鹿婿を演じてみた。 「なっ、何言ってるんですかあなたっ!!」 ――ばちこーんっっ!! リトルに勢いよく頬を張られた。 ……かなり気持ちい……じゃなかった、かなり痛い。 「ううっ……ゲホッ、ゲホッ、この鬼婿……呪ってやる、呪ってやるわ……ゴホッ!」 細く生気の無い目を険しく吊り上げて俺を睨むパチュリーの背後に、どす黒い般若の形をしたオーラが浮かび上がっていた。 (ひぃっ、あ、あれは……何て事なの……!) 寝室の入り口の物陰から、家政婦ならぬ門番が見ていた。 「なんだ美鈴か。どうした?」 何だか昼の連ドラというより火曜幻想郷サスペンス劇場みたいになってきたので、いい加減に切り上げて素面に戻る事にした。 「いえその、お客様がいらしていますので、ご報告に」 「客? こんな時間に?」 パチュリーがベッドから上体を起こし、眉を顰める。 もう二時間もすれば年号がひとつ繰り上がるような時刻で、厨房の人たちがそこに向かって猛ピッチで蕎麦を湯掻きまくってくれている最中だ。 「……まったく。不躾にも程があるわ」 そう吐き捨てて、嫌悪も顕わに頭を掻く。 レミリアお嬢様と咲夜さんが不在な現状、この館の最高責任者は彼女という事になる。 「何処のどいつかしら。面倒事は真っ平御免よ」 「それなら心配は御無用だと思いますよ。皆さんよく知った人たちです」 「?」 何故か苦笑交じりに頬を掻く美鈴に、三人揃って首を傾げる。 まあ、ここでジッとしていても埒が開かないので、病床の主に代わって俺とリトル、美鈴の三人の裁量で応対する事となった。 ………… 「……何やってんの、君ら……」 門前に集まっていた顔触れに、思わず頭を抱えてしまった。 輝夜姫様に永琳、鈴仙とてゐに、数十名のイナバの子たち。 永遠亭の面子一同が、どでかい風呂敷を抱えて、夜逃げさながらの様相でその場に佇んでいた。 「……話せば、長くなるんだけどね」 輝夜姫が、ゲンナリした表情で重々しく口を開いた。 「それは、今朝の事だったわ……」 少女回想中…… 「姫さまっ、師匠っ!! た、大変です!! 巫女が腹肉を弛ませながら、羅刹のような形相で押し入って来ました!!」 「何ですって!?」 ――スパー――ンッッ!! 「ゲエェーッ!! お前は博麗の巫女!! は、早過ぎる?」 「あんた達ッ!! こんなブヨ腹じゃ元旦の演舞もロクに出来ないじゃないのよ!! さっさと解毒剤とお詫びの豊胸剤を作りなさいケヒヒィィー―――ッッ!!!」 ちゅどどどどどどどー――――んっっっ。 ………… 「という訳で、屋敷がフッ飛んじゃったのよ」 「それは何と言うか……」 流石に怒らせた相手が悪かった。 「最初はスキマ妖怪を頼ろうとしたんだけど、考えてみればあの女、住処がさっぱり分からないのよね」 まあ、神出鬼没を絵に描いたような人だからなあ。 それに、どの道彼女はあの後すぐに冬眠に入ってしまったと聞いている。 この間のパーティーの時は、少々無理をして来てくれていたのかも知れない。 目を覚ました暁には、気付けに俺の得意料理『デスソース混入不惜身命ライチ味チャーハン』を、あの時頂いた中華鍋で振舞う事にしよう。 今日も今日とていい事を考えていると、輝夜姫が勢いよく頭を下げてきた。 「この間あんなにお世話になっておいて申し訳無いのだけど、もう此処しか思い当たる宛てが無いの。 こちらからも無事に残った食糧を提供するから、今夜一晩、寝床を提供して頂けないかしら」 「分かりました。困った時はお互い様です」 リトルの即答。 「……いいのかな。俺たちで全部決めちゃって」 「だって、こんなに寒いのにまた放り出すなんて、可哀相じゃないですか」 確かに。 見渡すと、元々寒さに不得手であろうイナバの子たちが、皆涙目になって唇を青くしながら、ガタガタと小さな体を震わせていた。 「う~~~ん、寒い、寒いよぉ~~~」 てゐがブルブルと身を縮こませながら、段ボール箱の捨て犬のような上目遣いでこちらを見ている。 ……途端に、全てが嘘臭く視えてきた。 「ちょうど良かったです。今あったかいお蕎麦を作って頂いているところなので、みんなで食べましょう」 「決まりですね。それじゃどうぞ、入った入った」 これで決まりとばかりにリトルがポンと手を叩き、美鈴が門を開けて永遠亭ご一行を先導した。 「ありがとう……この恩は、覚えている限りは忘れないわ」 輝夜姫が、色々な意味で当たり前の事を言いつつ頭を下げてきた。 「ほらほら寒かったでしょう? もう大丈夫だからね」 保母さんよろしく、リトルがにこにことイナバの幼な子たちの手を引いている。 そんなあたたかな背中に、永琳さんが呆れたような苦笑を見せた。 「……あの子、本当に小悪魔なのかしらねぇ」 俺も常々そう思う。 ………… 「……という事になった」 「お世話になります」 永遠亭代表の永琳さんを伴い、パチュリーに報告を済ませた。 リトルと美鈴には、メイドさんや厨房の人たちへの伝達を頼んである。 「まあ、仕方が無いわね……今更文句を言うのも面倒だし、節度を守ってくれれば構わないわ」 「ええ。そこはきつく言い聞かせておくわ」 「あとは、そうね……今少し喘息の調子が良くないから、ここに兎の子たちを近づけないように」 そこまで言って、ごほ、とパチュリーの喉が痛々しく鳴った。 皆あんな姿をしているので兎である事を失念しそうになるが、確かにアレルギーが出る可能性も否定出来ない。 「分かったわ、くれぐれも留意しておきます。……本当にありがとうね。 あの使い魔の子、ウチに欲しいくらいのいい子だわ」 「「だが断る」」 即座に俺とパチュリーの拒絶の声が重なった。 最初から冗談のつもりでしか無かったらしい永琳さんの顔に苦笑が浮かぶ。 「冗談よ冗談。流石に大事な使い魔兼婚約者を連れ出したりは出来ないわ」 「う……」 「見たわよ、彼女の左手。おめでとう」 あの短いコンタクトで全てお見通しとは、まったくもって恐れ入る。 あれ以降、館の人々から散々玩具にされて慣れてきてはいたが、外の人から言われるのにはまた違ったダメージがあった。 「あ~もう。俺、リトルを迎えに行って来るよ」 気恥ずかしさに負けて席を立ち、慌ただしくその場を退散する事にした。 「ご馳走様~」 永琳さんのからかうような声が、背中にこそばゆかった。 ………… 「……ふふ、青いわね」 遠ざかる彼の背中に永琳が軽く微笑む。 「あんまり面白がって弄らない方がいい。反動で凄まじい変態行為が来るわ」 「あら。刺激的なのは結構好きよ」 ……この月人の思考は、相変わらず何処かピントがずれている。 ほう、と一つため息を吐いた瞬間、激しい咳嗽の発作が来た。 「げほっ、げほっ!! ……っ、ぐっ、ごほっ」 気管を灼くような痛みに肺腑を圧迫され、目尻に涙の粒が浮かぶ。 「大丈夫?」 「……、五月蝿い。何でもないわ、こんなの」 差し伸べられた永琳の手を、明確な意思を以って拒絶する。 私が取るべき手は、この紅魔館と魔法の森にしか無く、今この場には存在しない。 天井を仰いで荒い息をつく私に、永琳は何処かいけ好かない微苦笑を寄越し、持ち込んできた風呂敷をごそごそと漁り始めた。 「仕様が無いわね。そんな強情な魔法使いさんに、意地悪なお姉さんからプレゼント」 そう言って永琳が風呂敷から引っ張り上げてきたのは…… 「? 何なの、これ」 「マスクよマスク。煩わしい雑菌や粉塵を完全シャットアウト、その上で抜群の保湿性と通気性。 夏場に所用でこしらえた、天才永琳印の特別製よ」 「……要らない。そんな大層な物、頂いちゃ悪いわ」 「いいのいいの。お邪魔させて貰ってるんだから、せめてこの位のお礼はさせて頂戴」 「…………いいの?」 「最初からそう言ってるじゃないの。受け取ってくれる?」 「そう…………ありがとう」 消え入るような小さな声で礼を言い、永琳からマスクを受け取る。 指と指が、軽く触れた。 ………… 「♪兎美味しい、彼の山~~~♪」 パチュリー様が何時か教えてくれた残虐童謡を口ずさみながら、軽い足取りで廊下を歩く。 静かな年越しというのも良いけど、お客さんと一緒に賑やかに迎える新年というのも、魅力的な話だ。 メイドさん達に、永遠亭の皆さんの寝床の用意をお願いしないといけない。 「あ、いたいた。すみませ~~~~ん」 曲がり角の方に、咲夜さんが居ない間メイドさん達の指揮を任されているチーフさんの姿を見つけ、声を飛ばす。 私の声に振り向くと、彼女はおっとりとした笑顔を見せた。 「あら、あのクソ忙しい時間に二人のうのうとイチャついていたリトルちゃんじゃないの」 「え゛」 「え、なになに。皆クタクタに疲れて眠りこけていた夜中に構わず二人バーニングしていたリトルちゃんですって?」 「まあっ、ご主人様を差し置いて一人春爛漫、人生大絶頂期なリトルちゃんのお出ましよ、みんな!!」 ――ぞろぞろぞろぞろ。 「えっ、あ゛、そのっ」 一体何処から湧いて来たのか、曲がり角の向こう側から続々とメイドさんが現れ、あっと言う間に取り囲まれてしまった。 「ねえリトルちゃん、あれから彼とはどう?」 「式はいつ挙げるの?」 「その指輪、幾らぐらいしたの?」 「子供は何人くらい作る予定なの?」 嫉妬の炎を背後に揺らめかせながらメイドさん達が肩を組んで円陣を組み上げ、グルグルと私を中心にして回転し始めた。 「う、うぅ……」 お客さんの来訪に浮かれて、失念していた。 あのパーティー以来、私たち二人の姿を見るなりずっとこの調子なのだ。 いつもは彼が神殺ビューティフル空手(彼命名)で撃退してくれているけど、今この場にいるのは、折悪く私独りだ。 『さあさあリトルちゃん、観念なさい!!?』 回転数が上がり幾つもの顔面の残像がぶれまくって、ハッキリ言って無茶苦茶気味が悪い。 「あぁ……助けて……」 予期せぬ窮地に、半べそになってこの場に居ないあの人に助けを求めた瞬間、 ――ずどどどどどっっ!!! 「くおおぉらお前ら!! イジメ、カッコ悪い!!!」 私の大事な人が、何故か白黒模様のボールを蹴り転がしながら颯爽と現れた。 彼は足元にボールをぴたりと留めると、メイドさん達に人差し指を突きつけ、 「あの日の誓い以降も、俺たちの生活は不沈艦大和の如く大安泰なり!! だけど式なんて挙げる金も立場も無えよアホンダラ!! あと、指輪はセオリーどおり、給料の三ヵ月分!! 子供は、リトルに似た女の子が二人は欲しいと思います!!」 ……律儀にも全ての質問にしっかりと答えた。 「くっ、出たわね変態亭主!! みんな気をつけてっ、迂闊に近付くと妊娠させられるわ!!」 酷い言われようだった。 「ぃやかましいっっ、見損なうな!! 唯一人の伴侶を定めた以上、貴様ら有象無象に差し向ける性欲など、1ナノグラムも存在せんわ!! 喰らえ我が一世満身の大スペル、屁符『ヘルスカンク・マッドジャイロ』!!」 そう叫ぶと、彼は前屈姿勢になって尻を突き出し、 ――ぷぷぷぷぷぷぷっっ。 放屁音を轟かせ、そのままの体勢でプロペラのように回転しながらメイドさんの集団に突っ込んで行った。 「…………うぅ、ぐすっ」 言っている事は凄くカッコ良く、不覚にも涙がこぼれるくらい嬉しかったけど、 やっている事が致命的にカッコ悪かった為、今度は情けなくて涙が出てきた。 「きゃあああああっっ、キモくて臭い要するにキモ臭いっっ!! たっ、退散、退散っっ!!!」 チーフさんの撤収命令に、さっとメイドさん達の波が退く。 「はっはっはお前ら、お客さんが来てるから寝床の用意を夜露死苦!!!」 軽やかに着地を決め、泡を食って遠ざかる背中の群れに、ようやく本来の目的の一声。 私たち二人と、温く酸っぱい匂いだけがこの場に残った。 「……ふっ、悪は去った。大丈夫か、リトル」 彼が一仕事終えた爽やか極まりない表情で汗を拭う。 「…………ぐすっ」 臭気が目に染みて、またひとつ涙がこぼれた。 ………… 厨房への伝達は美鈴が問題なく済ませてくれていたようで、程無く十分な量の年越し蕎麦が完成した。 ほかほかと出汁の香りの効いた湯気を立てる特大鍋を二つばかりロビーに構え、 美鈴とリトルの二人が、行列を作ったイナバの子たちに戦時中の配給所さながらの様子で配膳している。 まさに師走の名に相応しい慌ただしさだったが、皆楽しそうで何よりだ。 「はいっ、どうぞ。熱々だよ~~」 「ありがとう、門番のお姉ちゃん!」 うんうん、ちゃんと礼が言えるのはいい事だ。 額に玉のような汗を浮かべながら忙しなく働く二人の顔にも、にこにこと笑みが浮かんでいる。 上機嫌で目の前の風景を眺めていると、リトルの方の列で、てゐの出番が巡って来た。 「はい、どうぞ。熱いから気をつけてね」 「うふふ、幸せそうね。ところで、いい保険の話があるんだけど、興味は無いかしら?」 「えっ?」 二人の間に慌てて駆け出し、 「当館での詐欺行為は、その全てを禁止させて頂いております!!」 ――どばばばばばっっ!! 場を弁えない詐欺兎の椀に、地獄唐辛子を山盛りぶち込んだ。 「な、何すんのよっ! 体に悪いじゃないの!!」 「やかましい!! 唐辛子は脂肪を燃やしてくれるありがたい香辛料だから、俺に感謝しながらたんと食え!!」 まあ、紅魔の館の名に相応しい特製ブレンドではあるが。 「う゛~~~~~」 ジト目でブー垂れながらも、てゐは大人しく仲間の元に戻って行った。 ……かと思ったら、何やら物言いたげな視線で、指を咥えながら鈴仙のお椀を覗き込んでいる。 「? どうしたの、てゐ」 「……いいな。鈴仙のお蕎麦、私のよりちょっと多い」 「あら、そうなの? いいわよ、交換してあげる」 何も知らない哀れな月の兎が、てゐに向かって花のような笑顔を見せた。 「ありがとう! だから鈴仙の事、大好き」 「ふふ。本当にしょうがないわね、てゐは」 ま さ に 外 道 ! はてさて、永遠亭の人々への配給も無事終了し、あとは俺たちの分を残すのみである。 後ろの方から何だか火を吐く轟音と悲鳴が聞こえるが、そんな細かい事をいちいち気にしていては、良い新年を迎える事など出来はしない。 「お疲れ様。それじゃ俺たちの分も用意して、早いとこ部屋に戻ろうぜ」 「そうですね。きっとパチュリー様も永琳さんも、首を長くして待ってらっしゃいます」 主人と客人を待たせたとあっては、従者失格もいいところだ。 四つの椀を盆に抱え、迅速に主の寝室へと赴く事にした。 「お待たせ」 「ただ今戻りました……あら?」 部屋に戻るなり、リトルが主の出で立ちに目を丸くした。 「どうなさったんですか? 今まで、薦めてもマスクなんてして下さらなかったのに」 「別に何も。貰った物を活用しているだけの事」 何とまあ、永琳さんからの贈り物とな。 素っ気無い物言いではあったが、先程よりも少しは楽そうに見える。 前面に書かれた『地獄上等』の筆文字が、とてもチャーミングだった。 「今日は喘息の調子もいいから、とっておきの反社会魔法、見せてあげるわ」 「そ、そんなの見せないでいいです」 何だか変な方向に元気になっていた。 「ほら、年越し蕎麦。パチュリーの分も用意してきたけど、食べられるか?」 「……少しだけなら」 「十分」 やはり、これが無いと一年の締め括り、という感じがしない。 四人揃って手を合わせ、 『いただきます』 湯気薫る蕎麦を、箸で突付き始めた。 「ん、美味い」 「はあ、沁みるわね」 「はふっ、はふっ、温かいです」 「……美味しい」 マスクを顎にずらして露を啜ったパチュリーが小さく息を吐いた瞬間、 ――ぼーん。ぼーん。ぼーん………… 暦の移ろいを告げる鐘の音が鳴った。 全員一旦箸を置いて、 『あけまして、』 深々と頭を下げる。 『おめでとうございます』 ……昔から思っていた事なんだが。 「何でこう新年の挨拶ってのは、こんな白々しいのかしらねえ……」 思っていた事を、先に永琳に言われた。 さて、いい大人が夜更かしという訳にもいかない。元日の朝でもいつもの仕事が待っている。 蕎麦を食べ終え、永遠亭の人たちの寝床が準備できたところで、早々と眠りにつく事にした。 ……良い初夢(出来ればややエッチ風味)が視れるといいのだが。 ………… お客さんが来たところでそこは変わりない、二人だけの寝床。 同じベッドで、既に整った息を立ててしまっている彼の寝顔を、何とは無しに眺めている。 彼の育った所では、初夢をその一年の運勢の暗示として、重要視していたらしい。 ……私の夢、視てくれたらいいのにな。 そんな気恥ずかしい事を考えていると、 「…………う~ん…………リトル~~…………」 「っ?」 彼の口がむにゃむにゃと動き、まさしく私の名前を紡いだ。 (わっ、本当に私が出てるんだ……) 喜んだのも束の間、途端に彼の寝言が苦しげな呻きに変わる。 「う、う~ん……だ、ダメだリトル……そんな……」 ……せっかく自分を視てくれているのに、悪い夢になどして欲しくない。 彼の額に浮かんだ汗を拭おうと指を伸ばした瞬間、 「…………そんなマニアックな道具、俺たちにはまだ早い……!」 「年の初めから、何て夢視てるんですかっ!!」 ――ばちこーんっっ! 「…………はっ」 つい、思いっ切り彼の頬を張ってしまった。 「ああっ、ごめんなさいっ」 「う、う~ん……リトル?」 赤く腫れた頬をゆるゆると撫でながら、呆、と瞳が開かれる。 「……何だ、まだ眠れないのか? ……しょうがないなぁ」 まだ寝惚けているのかもごもごと呟くと、彼は私の後頭部を掴んで、一気に胸板に引っ張り込んできた。 「きゃっ!……も、もうっ、寝惚けてますね」 「ん~~? 起きてるよ~~……」 半目を開けて鼻提灯を膨らませながら喋る姿は、ある意味芸術的だった。 「ほら、こうしてると安心して眠れるだろ?」 そう言って、夢見の悪い子供をあやすように、おでこをそっと胸板に押し付けられる。 「……はい……」 初めてお互いの気持ちを確かめ合ったあの日、泣きじゃくる私を受け止めてくれたあの時から。 ここが私の一番大切な、貴く暖かい、帰るべき場所だった。 「……はい……ここなら、私はいつでも何煩う事無く眠れます……」 一切の悲嘆も不安も、今ここには無い。 今年最初の夜は、蕩けるような甘いまどろみに身を委ねる事で、静かに幕を閉じた。 ………… ――そして翌日、めでたき元旦。 しっかりと朝食が雑煮とお節になっている辺り、ここは本当に悪魔の洋館なのかと、疑問を抱かずにはいられない。 まあ、旬の料理を何処に在っても美味しく頂けるのは、とてもありがたい事だ。 「う゛っ……も゛、餅が喉に゛…………」 サツマイモのように顔をど紫色にするパチュリー。 「あーもう絶対やると思ったよこの気管支狭窄ラクトガール!!」 「わ、私に任せて下さいっ、ていっ!!」 ――ズバッッ!! すぽーんっ!! 手馴れた様子でリトルがパチュリーの首筋にチョップを落とし、喉から餅の塊を叩き出した。 デビルチョップはパンチ力。まったく惚れ惚れする手際だった。 ……そんな比較的平時どおりの朝食を終えて、俺たちは永遠亭の兎たちを遊びに誘ってみる事にした。 「なあ、せっかく元旦だし月の兎も居る事だから、みんなで餅つきしようぜ」 「「「さんせー――――いっっ!!」」」 「えー……」 イナバの子たちのノリノリな反応と裏腹に、鈴仙が心底ゲンナリした表情をしている。 「何だ鈴仙、餅のつけない月の兎なんて、乳の小さいウチの門番みたいなもんだぞ?」 「いやその、何時かみたいに一人で延々つき続けるのが嫌なだけで」 「それなら心配ないわよ。最初に少し手本を見せてくれたら、あとはみんなで交代しながらにするから」 「……そんな大層なものでもないわよ?」 パチュリーの説明に謙遜気味に苦笑を返すが、何はともあれ交渉成立。 何故か館に置いてあった木臼と杵を持ち出し、ぞろぞろと連れ立って庭に出た。 「よっし。それじゃ行くわよ、てゐ」 「ん、いつでも」 杵を軽く揺らして肩を慣らす鈴仙に、介添えに就いたてゐの平坦な声が応える。 「……せぇーのっ」 ――ぺたんっ。どすんっ。 ――ぺたんっ。どすんっ。 ――ぺたんっ。どすんっ。 杵と平手が蒸し米を叩く音が、軽快なリズムで交互に響く。 教科書に載せてやりたいくらいの完璧なコンビプレイだった。 「……と、こんなところね。そんな難しい作業じゃないでしょ?」 「そうね。肝は、パートナーとの呼吸かしら」 「そういう事。さ、次は誰がやる?」 『はーいはいはい!!』 イナバの子達と、何故か近くを通ったメイドさん達が元気良く手を挙げる。 「ほらほら、順番順番」 もうすっかりイナバの子達に懐かれたリトルが、上手い事状況をまとめていた。 ……しかし俺の愛の眼差しは、実はリトルも餅をつきたくてウズウズしている事を見逃す筈も無かった。 杵が多くの手を巡り、そろそろ昼食に十分な量の餅が出来上がってきた。 ……と言うか、出来た先からメイドさん達が醤油を塗ったくって振舞っているので、既に満腹を訴えている子もいるくらいだ。 「う~~ん、えーり~~ん。もう満腹で動けないわ~~」 「こらこら姫。食べてすぐ横になるのはだらしないですよ」 部下たちを差し置いて一人満腹絶頂の竹取ニート姫が、芝生の上でだらしなく大の字になっている。 ……色々といい頃合だと思ったので、リトルの肩をぽんと叩いた。 「よし、トリは俺たちで飾らせて頂こう」 「……は、はい!」 顔を喜色に弾ませ、リトルがイナバの子から杵を受け取る。 「ふっふっふ。お前ら、俺たちの愛のワンダープレイを観て、腰を抜かすんじゃないぞ?」 「……貴方が言うと、どうにもいやらしい意味にしか聞こえないのよねぇ」 パチュリーが要らんツッコミを入れてくるが、無論この胸を炙り焦がすのは、それしきで消えるような朧げな炎ではない。 「それじゃ、始めようか」 「はっ、はい、頑張ります!!」 「ん。……せーのっ」 ――ぺt ズドンッッ!!! ――ぺt ズドンッッ!!! ――ズドンッ、ズドンッ、ズドンッッ!!!!! 「痛いわ阿呆おおおおおお!!!」 「きゃっ!!?」 リトルが一心不乱に打ち下ろしまくった杵が全弾余たず俺の右手を直撃し、餅をついているのか俺の右手をついているのか分からない状態になった。 「ある意味、完璧なシンクロニシティね……」 永琳がうんうんと頷き、あれだけリトルの事を慕っていたイナバの子達が、一転してガクガク怯えまくっていた。 「わざとかっ、わざとやっているのかお前はっっ!!!」 ――ぽよんぽよんぽよんっっ。 キャッチャーミットのように腫れ上がった右手で、童顔に似合わぬ84のDカップに往復ビンタを見舞った。 「やっ、きゃっ、ご、ごめんなさいっ」 切なげな悲鳴に溜飲を下げて右手をフーフーしていると、珍しい姿がこちらに向かって駆けて来るのが見えた。 「ねっ、ねっ、私も混ぜてっ!!」 「い、妹様っ、走ると傘からはみ出しちゃいますよ!」 元気一杯に手を振りながら走って来る妹様に、あたふたと美鈴が日傘を宛がっていた。 「……妹様。勝手に外に出たら……って、もう遅いか。ちゃんと加減は出来る?」 一瞬表情を引き締めて身を乗り出したパチュリーだったが、すぐに諦観のため息をついた。 「大丈夫、任せてよ」 「いいんじゃないの? この時間この天気じゃ、どの道ロクに力も出ないだろ」 「それもそう……かしらね。それじゃ妹様、くれぐれも気をつけて頂戴ね」 「分かってるって」 妹様は片手で杵をブン回して肩を慣らし始めた。 背後で必死に杵を避け回りながらも決して傘を動かさない美鈴のプロ根性には、まったくもって恐れ入る。 「ふふ、それじゃ私も混ぜて貰おうかしら」 意外にも永琳さんが声を上げ、介添えの位置に陣取り、珍しく邪気の無い笑顔を妹様に向けた。 「どうぞお手柔らかにね? 悪魔の妹さん」 ………… 「ふうっ、やっぱりこの時間は辛いわね。もう少し神社に居れば良かったかな」 「まあまあ、我が家はもうすぐそこですよ。……あら?」 訝しげな咲夜の視線を追ってみると、庭先に随分多くの人手が集まっていた。 『よいっ、しょっ! よいっ、しょっ!』 ――ぺったんっ、ぺったんっ。 妹と蓬莱人が、メイドや兎に囲まれて、楽しそうに餅をついている。 「……いつから私の館は純和風の兎小屋になってしまったのかしらねえ」 だが、不思議と、怒る気にはなれなかった。 私達の帰還に真っ先に気付いたフランが、大声を上げた。 『あっ、お姉さま~~~!!』 ――どかんっっ。 振りかぶるモーション中にいきなりこちらを向いたので、大きく逸れた杵の尻が、美鈴の顔面にめり込んだ。 『ふぐっ、ぐぐぐぐぐ……』 鼻血を吹き出し、ダメージに膝をガクガク言わせながらも、美鈴は日傘をフランの頭上に気合で押し留めていた。 ……気に入った!! 地下室に来て、妹をフ×ックしていいぞ!! 不具合を押してでも、この時間に帰って来て良かった。 「咲夜、急ぐわよ」 「……はいはい」 何だか、とても楽しそうではないか。 「何やってるの貴方達! 私達も混ぜなさい!!」 ――A Happy new year! 湖のほとりの紅き館に、どうか今年も幸あれ。 512 2月14日って知ってるかい? 昔、撲師が牧殺されたって言うぜ! 今は奈良のお祭りだ。ボヤボヤしてっとたいまつでボウボウだ! どっちもどっちも……どっちもどっちも! 1(アインス)!2(ドゥエ)!3(ドライ)!4(ドゥティーレ)! 5(オウ)!6(リュウ)!7(ジェット)!8(エイト)! 究極…… 「何やってんですかアンタは」 いわゆるイントロ(現実逃避)をやってる最中に、突然の突っ込み。 「……いやな。ちょっと、電波と言う物が入ってな」 「それと牧師と撲殺の文字が違います」 「そこには突っ込むなわざとやったんだから」 そこまで言って、ようやく声のした方を向く。 そこには、まさに司書!と叫びたくなるような服を着たまいらばー小悪魔がジト目で立っていた。 楽助ぼお氏、本当にGJでした! 「って、また電波が入ったな。……どうも最近ワイヤレスが多くて困る」 「困るのはあなたの馬鹿な発言を聞いてる私です。それと仕事を溜め込まないで下さい」 彼女の腕に光る腕章。そこには「私は読書狂です」とでかでかと書いて 「ありません。話を逸らさないで下さい」 「むう。いやな、世間にはこういう言葉がある。『マイペース、マイペース』と言う言葉が!」 「それってあの人の言葉じゃないですか。あれは悪い意味で使われてますよ」 「いやいや。俺は感動したぞ。……そうだ小悪魔、お前も少しは休憩をとった方がいい」 「休憩を取れない原因が何言ってるんですか」 ジト目に少々殺気を匂わせているが気づかないふりをして一言。 「だからそんなに胸がちいさ」 (大玉+クナイ弾=凶悪弾幕) 「少しは反省したらどうなんですかこの阿呆人間」 「ああんもっと罵ってぇ」 久々に小悪魔の弾幕を食らったせいか体がついていけず、すぐに落とされてしまった。 「……まあ、ふざけるのはこれくらいにして。仕事を再開しますよ」 「あいよ母ちゃん」 頭部ギリギリで大玉が飛んでいった。 「……冗談だ」 これ以上ふざけたら命はないだろう。 そういうわけでとっとと仕事に戻る事にした。 * * * ここに勤めて何年になるだろう。最低でも……一年も過ぎてないか? まあいい。とにかく俺は何とかこの紅魔館で働いてる。 最初は外の警備だったんだが、あまりにも過酷なため別の部門に転属を願ったところ、この図書館勤務が出てきた。 正直言って最初は『よっしゃ楽に仕事が出来る』と思ってたんだが…… 「あ、こら待て!」 急に飛び上がった魔道書を追いかけ、すぐに空に浮かぶ。 「捕縛『投網攻撃』!」 正確な狙いもつけずにスペルを発動。……だが、見事に魔道書をキャッチ成功。 『投網攻撃』はいわゆる全体攻撃のような物だ。方向さえ決めていれば視界全域をカバーできる。 ……俺が配置されているのは『魔道書部門』。意思を持った、もしくは本自体に魔法がかけてある物たちを取り扱う部門だ。 「ほんと、なんだかなぁ。何で俺がこんなところに……」 もうちょい静かに仕事が出来る(本音:楽にサボれる)と思ったのに…… 「おう、お疲れさん」 「ああ、ほんとに疲れるよ……」 そう言いかけてもう一度『投網攻撃』のチャージを開始する。 「って、出たなコラ」 「おう落ち着け落ち着け。私は何もしてないぜ」 それもこれも今目の前にいるこの白黒魔法使いが原因だったりする。 「これからするんだろう?魔理沙」 「……やれやれ。ただ本を借りてるだけじゃないか。何でそんなに目くじら立てるんだよ」 ……網じゃ足らんな。スペルを捕縛用から攻撃用に変換する。 「まあそうだよな。館長の断りもなく禁書指定区域に行っては読みふけった本をそのままにしてたり本を整列させずにばらばらに並べて入れたりさらにはお前のは借りてるんじゃなくて持って行ってるって言うんだこの白黒姫」 「待て待て。私は黒姫(あいつ)ほど自分勝手で鬼畜じゃないぞ」 うん。限界。なんか館長に止められてるっぽいけど知らん。 「双斧『デュアルトマホーク』」 俺の両手に斧状の魔力塊が握られる。 「ライチ汁っぽい物ブチ撒けろこのデモン・ザ・キッチン!」 斧を思いっきり振りかぶって…… 「待ちなさい」 殴りかかろうとした瞬間に向かい風の強風にあおられる。 「か、館長……」 突風を吹かせ、台所の悪魔の前に浮いているのはこの図書館の館長、パチュリー=ノウレッジ。 「今日の彼女は正式な客人として来ているわ。ゆえに手荒な歓迎はしないように」 ……なるほど。どおりで魔理沙専用トラップの類が静まってるわけだ。 「……失礼いたしました、お客様」 すぐにスペルを解除し、一礼。 「うむ、ご苦労」 「それと魔理沙。ごめんなさいねうちの従業員があなたに……」 まあ、客として招かれたのなら俺が咎められなければなるまい。暴走したのは俺だし。 「正当防衛を……いえ、略奪阻止を働いて」 ……へ?何気に本音が混じってませんか館長? 「どっちにしろ悪いのは私か……まったく、交換条件じゃなかったのか?」 「誰も魔道書を……アレの代価として渡すなんて言ってない」 「……なんだ、じゃあこの件は無しでいいんだな」 魔理沙の言葉を聞いた瞬間、館長の顔色が変わった。 「ちょっ……魔理沙!?」 「お前が言ったんだぜ?『代わりにこの図書館の書物を二、三冊持って行っていい』って」 「確かにそう言ったけど!でも魔道書は持って行っていいって言ってないじゃない!」 「……まあ、その辺は私に頼んだお前自身を恨むんだな。私は高いんだ」 ……なんか修羅場っぽいな…… 「小悪魔、小悪魔」 「なんですか?」 ちょうど近くを通った小悪魔を呼ぶ。 「アレ、どういった経緯で……ああなった?」 「私も知りませんよ、パチュリー様は教えてくれるはずもないし、そもそも聞けません」 そうだよな。小悪魔は形としては館長の奴隷だし。 「……今、何かすっごくフケツな妄想しませんでした?」 「いやいや小悪魔」 確かに館長と浣腸って似てるなとは思ったが。それはともかく。 「館長、俺は仕事に戻ります」 すでに俺の事を忘れて魔理沙と話していた館長に一言断り、すぐに仕事を再開した。 * * * 結局魔理沙は魔道書を少し持っていき、館長の『もってかないでー』がまた聞こえた。 小悪魔が慰めていたが、ずっとぶつぶつ言い続けていてかなり不気味だ。 さらに魔理沙が仕事を増やしていったせいで、仕事時間がかなり長引いてしまった。 ……今度来たら絶対に剥く。 「ういじゃ、お疲れ様。……って、夜の点検があったな」 「あ、それについてパチュリー様からの伝言があります。 『点検は小悪魔に任せて、あなたは私の部屋にいらっしゃい』との事です」 「ふむ。……わかった。じゃあ点検よろしく」 「早急の用らしいですので、今すぐ行った方がいいですよ」 あいよと言い残し、俺は館長の書斎へ向かう。 館長の書斎は図書館と直結しているので、本棚から少し移動するだけですぐに扉の前に着く。 ノックをして、ドアを開け…… 「ちょっと待って」 られない。よく見たらドアの下に根っこが生えていた。 扉越しに聞こえてくるガタンバタンという音が少し経ってから静かになり、ようやく扉の根っこが消えた。 「どうぞ」 ……館長の部屋ってそんなに片付いてなかったのか? そう思いながらもドアを開けると、館長は自分の椅子に座っていた。 ここに入るのは大抵が小悪魔なのでこの部屋の中は少ししか知らなかったが、やはりここも本が多かった。 「それで、用件は何でしょうか」 とりあえず単刀直入に聞く事にした。 「今日は聖ヴァレンタインデーということなので」 机の上にあった数個の箱を取り、それを俺に渡した。 「紅魔館のみんなから渡すように頼まれてね。チョコレートよ」 「……ありがとうございます」 館長から渡されたチョコを見て、しばしの間立ち尽くす。 「どうしたのかしら?」 「……いえ、こうやってチョコをもらえたのが嬉しくて」 そう言いながら箱を壊さない程度に握りしめて、ふと気づく。 「あれ、この箱生暖かい……」 「……それは私のね」 館長の言葉にえ?と思わず濁点付きで返してしまう。 「……仕方ないじゃない、チョコを渡すなんて外の世界の事は昨日初めて知ったんだから」 あ、それで魔理沙を呼んだわけか。 「魔理沙に教えてもらって、ついさっき完成したのよ。水と風をフル使用して冷ましたんだけど……」 それはまたかなりの能力無駄使いですね。 と言うわけにもいかず、黙ってチョコの箱を見る。 「……あれ、数が違いませんか?」 そういえば紅魔館の人達……メイドさん達を除く人数は6人。 「一個足りませんね」 俺の手にあるのは一人分少ない5個。 「それはそうよ。私がつい材料のつぎ足しに……というのは冗談」 館長は静かに笑う。 「残りの一人は、決まっているじゃない」 * * * 「よう」 そして、しばらくしてから。 俺は図書館に戻り、左手を後ろに隠しながら点検中の小悪魔と顔を合わせた。 「用は済みましたか?」 「ん、向こうでの用はな」 そう言って、左手を小悪魔に向ける。その手には花束。 「ほい、バレンタインプレゼントだ」 「……え」 あっけに取られた顔をする小悪魔。 「俺んとこの世界の一部じゃ、男がプレゼントを渡す国もあるんだ。それがこいつさ」 ……まあ、俺もつい先ほど館長に教えてもらったんだが。 「あ、ありがとう、ございます」 「すまんな、数が少なくて」 プレゼントを渡すのも貰うのも初めてだったのでなんか恥ずかしいが。 「……あの」 「なんだ?」 「顔、変わってます」(http //scapegoats.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/dust/box /dust_0405.jpg) 「え、あ、そう」 むう、恥ずかしさのあまりイメージ画像まで変わってしまったか。 「それで、催促するようだが……チョコは……」 「あ、その」 突然な事を言われてあたふたする小悪魔。 「……やっぱり、いいや。チョコの代わりにお前を貰うから」 「はい?」 ……うん、恥ずかしい。こりゃやばい。でも言ってしまったなら仕方ない。 恥ずかしいついでに一気に言いきった。 「だからさ、俺はお前が欲しい。お前を好きなんだ」 *** *** はい尻切れトンボです(ぇ 答えを書く勇気がありません。 おまけ(ボツ文 「開けても、いいですか?」 いいわよという答えを待たずに包みを開ける。 ……って。 「何か妙に赤いですね」 「その包みは咲夜のね。何かしら」 臭いを嗅ぐ。……こ、これはっ!?と思い一欠け口に入れると…… 「……かさぶただ」 モロに血の味。……かさぶたというよりはむしろ凝固血液? 「あら、どうやらレミィへの物と間違えたらしいわね」 「なんちゅうもんを食わせてくれるんや十六夜はん……」
https://w.atwiki.jp/negiparo2/pages/140.html
360 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/11(火) 02 23 48 ID uEr8s7IB (枝ルート3・亜子) 玄関ドアが開く音がした。 そこに、千雨も時々見かけていたチンピラ仲間のちょいイケメンと一人の少女が姿を見せる。 少女は、リビングの奥に視線を向け目を丸くしていた。 「いっ、ずみ?…逃げろっ!!」 立ち上がった千雨が、猛ダッシュしてイケメンに体当たりした。 「逃げろっ、逃げろ和泉逃げろっ!!」 「何やってんだてめえっ!?」 「ちょっ、何?いやあっ!」 「がぼっ、がぼごぼがぼっ!」 「いやあっ!やめてお願いやいやあっ!!」 亜子は、羽交い締めにされながら、 尻尾と耳を外されほぼ全裸の千雨がバスルームで湯を張った浴槽に沈められるのを見せつけられた。 「逆らったお仕置きはキッチリしとかないとなぁ」 亜子は、ガクガクと脚を震わせながら、これが悪夢である事を祈った。 だが、悪夢ではない、現実だ。何かドラマか漫画みたいな、深く考えてみれば簡単な罠に掛かった。 そんな馬鹿な自分のために、千雨まで痛め付けられている。 「分かった亜子ちゃあん」 亜子にとってはさっきまでぽーっとしていた自分に腹が立つ最低野郎が、にやけた顔で亜子に言う。 「もう逃げられないんだからねー、変な真似したらもっと酷い目に遭うんだよー、 亜子ちゃんも、お友達の千雨ちゃんもー」 「げほっ、げほっげほっ、げほっ」 「ごめん、ごめんね長谷川さんごめんね」 床に転がる千雨は、亜子の涙ながらの謝罪など聞く余裕は無かった。 「そーら、もいっちょーっ、この世間知らずのお嬢さんにお友達の体でしっかり教えてやんねーとなー」 「いやああああっ!!」 「お願いします、和泉だけは手を出さないで下さいお願いします」 「なーんてありえねぇだろ、しっかりバレちまってるんだしよー」 せせら笑うボスがほぼ全裸で土下座する千雨の腹を蹴り、千雨が残っていた水を吐いた。 「やめてぇ…うち、うち誰にも言わへん、誰にも言わへん、だからやめてぇ」 「今更遅せぇっつーのっ」 イケメンがせせら笑い、チンピラたちが亜子の両腕を取った。 「や、やめてくれっ…和泉は…」 「おらっ、他人の心配してる場合じゃねーだろっ。 あんだけ逆らったんだ、お姫様にチクッたら人生破滅リーチかかってるぞおいっ」 「ひゃははは、見ろよあれー、お友達の前で素っ裸でおしゃぶりしてんぜおいー」 「どうだおいっ、欲しいか?あっちも欲しくなったか、あ?」 「はい、欲しいです、ちうの、ちうの腐れマ○コにも、ご主人様の逞しいギンギンのチ○ポ ぶち込んで欲しいですぅ」 「あっ、あああ、あ…」 「どーう、亜子ちゃーん、怖いのは最初だけー、 すーぐあんな風に自分からケツ振って欲しくて欲しくてたまんないって言い出すんだよー」 亜子は、自分と同い年の同級生が、全裸で四つん這いに這わされて、 信じられない言葉とともに信じられない行動、男の人のを口にしながら、一番大事な所も繋がっているのを 脚を震わせ呆然と眺めるしかなかった。 「さーて、そろそろ始めるかー」 「い、いやあっ!」 「だってー、こんなの放り出して警察とか駆け込まれたら俺ら終わりだしー」 薄気味悪いイケメンの言葉と共に、亜子が床に押し倒された。 「や、やめて…んんっ!」 「てめぇさぼってんじゃねーぞてめえっ、友達の事心配出来る立場じゃねーんだよてめえっ!」 「あっ、いやっ、いやっいやっ…やああああっ!!」 「うるせえっ!いい加減にしろっ!」 「やあっ!やあっやあっやあっ!!」 頬を張られても、亜子の甲高い叫びはやまなかった。 「…お、おいっ!やめろおいっ!!」 千雨が思わず叫んで駆け寄ろうとし、腹を殴られて悶絶する。 「や、めろ…」 その間にも亜子のシャツが引き裂かれ、そして、ブラがむしり取られる。 「へー、ちうちゃんよりちっちゃいけど色白だからピンクでかわいーねー…んー?…」 「いやああっ!!」 亜子の絶叫も虚しく、亜子の体が引っ繰り返された。 「へえー、なーんかあるとは思ってたんだよねー、 ちょーっと甘い事言ったらほいほい付いて来るからさー、なーんかコンプレックスあるんじゃないかってねー」 「えぐっ、えぐっえぐっ、えぐっ…」 「よーしよしよし、亜子ちゃんの泣き顔こっち向けてー、 背中と一緒に入れるからー」 「ばっ!やっ、やめろっ…ぐふっ!」 「調子のんなよおらっ!」 「ほーら亜子ちゅわーん、大人しくしてないとちうたん死んじゃうかもねー。 そのまんまお尻も撮っちゃおっかー」 「えぐ、えぐえぐっ、えぐっ…」 立て続けのシャッター音の後、亜子は真っ白な裸体をしどけなく晒し、生気の無い瞳で ぐんにゃりと床に横たわっていた。 「分かるよねー、これから亜子ちゃん変な事したらー、 この写真、麻帆良学園の和泉亜子ちゃんのヌード、可愛いおっぱいも青っぽいお毛々もその奥も、 もちろん振○返れば奴がいるな芸術写真もみーんな、ネットで公表しちゃうからねー」 「やめて、お願いですそれだけはやめて下さいお願いや…」 「んじゃあ、早速、絶対服従の誓いでもしてもらおーかなー」 最低イケメンは自分のズボンを下ろした。 「ほら、先輩がしてたみたいにするんだよ、その可愛いお口で。 さっさとしろよおらっ!キモキズヌード晒したいのかドブスッ!!」 本性現した最低イケメンを前に、下を向いて震えていた全裸の亜子が恐る恐るそそり立つものを口にした。 「ほらほらー、亜子ちゃんのフェラ顔ー、バッチリ撮れてるよー」 「んぷっ、やあっ!うぷっ!」 「さぼんなよおらっ!」 「んっ、んぷ、ぐぷっ…んっ、んんんんんっ!」 「おっ、おっおっ、おっ…」 「んんんっ…げほっ!えほげほげほっ!!」 「何吐き出してんだキモ女っ!」 咳き込んでいた亜子が背中を踏まれてくずおれた。 そして、亜子はにやにや笑うチンピラたちに見下ろされながら、亜子が吐き出した床の汚れに舌を這わせる。 「そろそろもらっちゃおっかなー♪」 そんな亜子の背中から尻まで眺めていた最低イケメンが言い、わらわらとチンピラが群がる。 「ひっ!?やっ、やめてお願いそれはやめてそれだけはやめて…」 「なんてねー、こんなトコまで付いて来てさー、今更それはないよねー」 床に大の字に押さえ付けられた亜子を前に、下半身裸になったクソイケメンが爽やかに笑った。 「やあっ!いややいややいやや助けて助けてナギさんいややいややいややあっ!!」 パンパーンと頬が張られ、ヒクヒク震えながら死んだ様な目で横を向く亜子に最低イケメンが覆い被さるのを、 亜子がこれまでコンプレックスに震えながらも、決して叶う事がなくても何を夢見ていたのかを、 それを知っていながら唇を噛み見届ける事すら許されない、 そんな自分にはらわたがちぎれそうな思いも何の役にも立たず、千雨は千雨で凌辱を受け容れ続ける。 「いややーいややいややいややーナギさんナギさんぶつぶつぶつぶつ」 そして、地獄は、新鮮な獲物に何人もの畜生が群がっている今の地獄すら始まったばかりであると言う事も。 「えほっ、えほっえほっ、えほっ…」 「和泉、立てるか、和泉」 透き通る様な肌、まだ少女でしかない体つきをそのまま晒しながら、十人以上の男の放ったものを全身に浴び、 貫かれた所から無造作に溢れさせながら生気の無い目でぐったり横たわっていた亜子が、 千雨の声を聞きのろのろと動き出す。 「使い込まれた腐れヤリマ○もいいけどよー、何せ久々の現役○坊の処女マ○だからなー、元気だ事元気だ事、 十何人でマ○コだけでも何発抜いたんだこいつらー」 ボスの嘲笑を聞きながら、千雨が亜子に肩を貸す。 バスルームに入る全裸の美少女二人の熟れきっていない尻を、チンピラどもはニヤニヤ笑って見守っていた。 「うっ、うっうっうっ…」 「顔洗おうか、な」 バスルームで、啜り泣く亜子に千雨が言う。痛め付けられた上に唇の端にも顔面の他のあちこちにも 汚らしい欲望の跡がこびりついていた。 「…長谷川さん、ごめん、うち、うち…」 「何も言うなって、な、仮にだぞ、仮にお前が悪いにしても、そんな報いは百万倍くらい割増で受け取っただろ」 「ごめん、うち、アホや、ホンマにアホや、ごめん、うちごめん… ナギさん、ナギさんナギさん、うち、うちナギさんに…」 「分かってくれるってそんな分かんねー奴じゃねーって」 「なーにレズってんだおらあっ!」 亜子の頭が千雨の胸に抱かれている所に、ボスを先頭にニヤニヤ笑って乱入した。 「そーだ、ついでだからキスシーンでも撮っちゃうかー、 麻帆良学園のおにゃのこふたりは真っ裸でちゅっちゅしちゃうこーゆーかんけーでーすって」 バカイケメンが言った。 「ほらキース、キース、キース」 亜子が震える瞳で千雨を見上げる。 千雨が小さく頷いた。 そして、二人はぎゅっと互いの柔らかな体を押し付け合う様にして抱き合い、唇を重ねた。 「キキキ、ちうたんのオマ○コすっかりチ○ポの味覚えちゃって、エロイ腰つきしてるねー」 「亜子ちゃんの中きゅうきゅう締まってー、実はキモ傷見られてするのが快感ー?」 そんな二人の姿に欲情した男どもは、二人にバスルームの壁に手を着く様に命じ、 妊娠の恐怖に震える二人の中に昂ぶった欲望を吐き出し続けた。 そのバスルームで気休めに洗い流し、 服を着てふらふらと部屋を出た二人をにやにや笑いながらチンピラ達が見送る。 途中で足を止め、啜り泣く亜子を抱き締め、二人で泣く事しか出来ないまましばらく時を過ごす。 そうやって無言で帰路に就いた二人は、翌日も又呼び出しを受け、応じる以外の選択肢を持たなかった。 千雨は、マンションのリビングに入った途端、隣で立ちくらみを起こした亜子の身を支えた。 「迫力でしょー、臨場感でしょー、現役女子○学生無理やりロスト・ヴァージンぶち抜き合体えいぞーっ! うわぁー、ピンクのオマ○コぶち抜かれて血ぃだらだらのドアップー」 そんな二人の前で、大画面映像を見ていたお姫様が手を叩いてはしゃぎ回る。 「こっからいートコなのー、処女喪失から一挙本番中出氏十人抜きーっ! ねー亜子ちゃーん、あれからちゃーんと薬局行って妊娠検査薬とか買って来たあー? あー、うざいー、誰かビニール袋ー」 病的に小刻みな呼吸の果てに今度こそくずおれた亜子を前にお姫様が吐き捨てる様に言った。 「じゃ、早速、犬は犬らしく、服なんて着てないで、人間様との違いを見せて貰いましょうか? 早くしないと亜子ちゃんのロストバージン映像世界配信いっちゃうよー♪」 促されるまま、千雨と亜子は、にやにやした視線に晒されながら服を脱いでいく。 「ふーん、あんたがmy下僕2号の和泉亜子ねー、 私がお姫様でご主人様でお嬢様で女王様、自己紹介はいらないよねー」 手を二間の後ろで組み、脚を震わせた全裸の亜子の周囲を腰を曲げてぐるぐる周りながらお姫様が言い、 足を止めた所で亜子は目を閉じた。 「きゃははー、ホントだー!キモー!! ほら見てよこれーっ!見なさいよーっ!!」 お姫様が大量の写真を扇子開きにする。 「ほらー、バッチリ撮れてるでしょー、こんなの結構希少価値ぃー♪ ネットうpしちゃおっかー珍獣ゲテモノグロ映像ランキングでー、目指せアクセスイチマンにーん♪」 「やああっ!」 「何してんのよこのキモ子のくせにっ!」 亜子の平手が写真を叩き落とし、お姫様の平手に亜子が吹っ飛んだ。 「てめぇっ!いい加減にしろよっ!!」 床で啜り泣く亜子の声を聞きながら掴みかかった千雨が、そのまま床に引き倒される。 「ヒンソーなマッパで粋がってんじゃねーよこのブス犬っ!」 喚き散らしたお姫様の蹴りが千雨の腹を直撃した。 「げほっ!」 「やあっ!長谷川さんっ!」 亜子が悲鳴を上げる中、チンピラ達の足が次々と千雨の裸体に叩き込まれる。 「下僕の癖に生意気なのよこいつー、 ブタにこんだけされちゃったらさー、きっちりケジメとんないとねー、 いー加減、二人揃って本番ハメ撮り映像流されないとわかんないー?」 「ま、待て、待って下さい…」 お姫様は、チンピラたちを促し、懇願を始めた千雨を床に仰向けの大の字に押さえ付ける。 「ふんっ、いいかっこー。あんたなんてー、そのヒンソーな乳もヤリマクリで中出氏出しまくりの 腐れマ○コも丸出しで這いつくばってオタ共のくっさいのハメてんのお似合いなのよ。 お友達の前だと威勢よくしてさー、その辺もっぺん叩き込んでやんないとねー」 「っ、つつっ…」 「や、やめてお願い…」 「ほーら、ほらほら、もう良くなって来たんじゃないー?ちうちゃんドMの変態露出狂淫乱発情豚だもんねー」 「は、はい、ちう、ドM変態露出狂淫乱発情豚ですぅ…」 亜子の懇願も構わずお姫様が千雨の乳房を踏みにじり、千雨はスイッチが入ったかの様に声を上げた。 「お願いです、やめて下さいお願いです…」 「ふん、あんたはちょっとは素直みたいねー。 下僕はこうじゃなくっちゃねー、じゃあさー、ちゃーんと態度で示してよ」 お姫様に囁かれ、床に張り付けられた千雨の横に立った亜子が、真っ青な顔で腰を下ろす。 「ほらー、さっさとしなよー」 お姫様が言うが、亜子はふるふる首を横に振る。 「あっそー、じゃあいいのー?」 お姫様が言う。 千雨がぐっと息を呑み、悲鳴を上げた。 「ごごごごめん、ごめん長谷川さんっ!」 「もたもたすんなっ、次いっ!」 お姫様が怒声を上げ、亜子は謝る間も与えられず手を動かし、部屋中に悲鳴が響き渡る。 無我夢中の時が過ぎ、千雨の両方の乳首と、黒い茂みの下の二枚のヒダには目玉クリップが噛み付いていた。 「ほらー、何もたもたしてんのよーっ」 「で、でもでも、でも…」 「なーに?キモ女が毎日いじくってるからすっごく敏感なのわかってまーすってぇ? だからやるんじゃん、痛くなかったらお仕置きの意味ないしー、 それともあんたやる?全身クリップ映像背中ヌードと一緒にばらまいちゃう?」 「ひいいいっ!」 「!?!?!?!?っっっっっ!!!!!」 「あ、ああ…うち…うち…」 はね除けかねない馬鹿力で暴れながらもチンピラたちによって床に大の字に張り付けられたまま、 女の急所に片っ端から惨い仕打ちをされひとしきり悲鳴を上げてから 荒い息を吐いてヒクヒク痙攣する千雨を前に、亜子はガタガタ震えていた。 「よかったでしょーちうちゃーん、ちうちゃん真性マゾのド変態だもんねー、 こんぐらい刺激的じゃないと感じないってー」 言いながら、お姫様は亜子に手渡し囁く。 ぎょっとした亜子が背後を見ると、お姫様は悪魔の微笑みを浮かべていた。 「そ、そんな、そんな事、死ぬ、死んじゃう…」 「死ぬ訳ないでしょー、こんなのー」 「で、でで、でも…」 「じゃ、あんた代わる?自分でいじめられたいってんなら最後までいっちゃうよー、 そ、みーんなからねー…」 「あ、あああ、あああああ…あああーーーーーーーーーっっ!!」 千雨のふっくらとした下腹部の部分を電極で挟む様にしてスタンガンを押し付け、 亜子は絶叫と共にスイッチを入れた。 目の前の地獄に、亜子は失神しそうになった。 「あああああーーーー長谷川さん長谷川さん長谷川さんっ! 長谷川さん死んじゃうしんじゃううーーーーーっ!!」 「死なないってバーカ、ま、死んだら真っ先にあんたが犯人だけどさー。 それにー」 「…あ…あうう…」 お姫様が電撃マッサージ直撃部分をまさぐり始める。 「ほらー、こいつー、筋金入りの変態マゾだからー、 あんぐらいやってやったらビリビリ感じてたまらないってー」 お姫様が、掲げた指の間に糸を引いた。 「このド淫乱、指くらいじゃ足りないってさー。目覚ましにこいつブチ込んでやんなよ」 「…あ…う…は、はいんない…そんな…はいん、ない…ひぎいいっ!」 加減も何も知らない亜子に極太バイブを力一杯ねじ込まれ、千雨が押し殺した様な悲鳴を上げる様を 一同が爆笑しながら見ていた。 「あ、あっ、あ…」 「ほらー、もっとピストンピストン動かす動かすー、あんたにぶち込んではめ込み映像配信するー?」 「あっ、あがっ、あああああっ!」 亜子がぎゅっと締め付けられたバイブを力一杯出し入れしている内に、 千雨は口をパクパクさせてガックリと首を折った。 「キャハハハー、いやー、容赦ないねー、鬼畜だねー亜子ちゃーん、 体張って助けてくれた親友クリップに百万ボルトにバイブ責めってwwwwwwww さっすが弱虫亜子ちゃん自分が可愛い虫けらのかがみー」 「…うち…さいてーや…」 「お、おいっ、やめろって」 「いーっき、いーっき、いーっきぃ、おおーっ!!」 ようやく感覚を取り戻し、床に張り付けられたまま青くなる千雨の見ている前で、 亜子は、全裸のままソファーに座り、五百mlの缶ビールを飲み干して体をぐらぐら揺らす。 既に、何本目かのビール缶が床に転がっている。 「わあー、不良ねー亜子ちゃーん、○学生がお酒も男も生がいちばーんってオヤジくさーーキャハハー」 お姫様も、どう見ても素面ではないノリで、自分で手を叩いて大受けしていた。 「やめろって…んんっ…」 「ちょーっと飲み杉ー?亜子ちゃん今冷たいお水持って来るからねー」 散々見せつけられていた男たちが千雨の口にねじ込み欲望を発散させる中、 ふらつく体を押さえ付けられ全裸のまま座らされていた亜子がもぞもぞ囲みを逃れたい様な動きを見せる。 「どーしたのー亜子ちゃーん」 お姫様がにやにや笑い、囲みを逃れた亜子が立ち上がり歩き出すがその場で床に手を着く。 「んんっ!」 「おらぁ!歯立ててんじゃねーぞっ!!」 「捕まえたー」 そして、亜子は、お姫様が目で促す簡単にチンピラに両腕を取られる。 「あっ、あのっ、お願い、お願い、お、おトイレ、おトイレ行かせてお願いします」 「ふーん、犬の癖にちゃーんとおトイレなんて言えるんだー、お利口ねー」 そう言ったお姫様に囁かれた亜子の顔は、今度こそ真っ青になっていった。 だが、亜子は、立ち上がりおぼつかない足取りで千雨に近づく。 それと共に、千雨を弄んでいたチンピラも、押さえ要員以外は離れる。 「そうそう、思いっきりビリビリしちゃったもんねー、ここらでしゃっきり目ぇ覚ましてあげないとー」 「な、なんだ、おい?」 亜子が、千雨をまたぎ目を閉じる。千雨の視界に、亜子の生々しい女性が色も形も薄いしげみの中に ぱっくりと剥き出しにされる。 顔への生温かい感触と後から追い掛けてくる様な異臭、そして大爆笑が千雨を屈辱に押し潰していった。 「おーおー、友達甲斐ないねー。せっかく体張って助けてやってんのになー、 小便引っかけといてご主人様におしゃぶりでご機嫌取りの方が大事だってよ。 ま、世の中こんなモンだよなー」 ボスの声を聞きながら、言葉通りクソイケメンの前に跪く亜子を尻目に千雨は許されてバスルームに向かう。 千雨がバスタオルで髪の毛を拭きながら出て来た頃には、亜子は口にねじ込まれたまま四つん這いにされて バックから突っ込んだ男が腰を振っていた。 震える表情で千雨から目を反らした亜子を見て、 バスタオルの向こうの千雨の顔に一瞬決意の様なものが横切った。 「んっ、んんっ、んー」 「しっかしよくやんよねー、こんなモン見せられてちゃんと勃ってんのあんたらー?」 「おっ、おおー、俺様のストライクゾーンははるか銀河の果てまで続いてっからよー」 「だってさー、しっかりしゃぶんなさいよー、また後であんたの腐れマ○コにズコズコしてくれんだからー、 こーんなホラーなハリウッド級SFXキモ女チ○ポ勃つだけ奇跡なんだからねー、 フツー小便ちびって逃げ出すっつーの。 ゲテモノオッケーのこいつらだからかったいのハメハメしてくれんの感謝しなさいよー」 バシンと叩き付ける様にバスタオルが捨てられたのに、一同の注目が向く。 その千雨は、にっこり笑っていた。 「…あっ、あん、あんっ…」 そして、閉じた腿の間に手を突っ込み、声を上げてまさぐり始めた。 「おいおい、ちうちゃんお友達の本番ショーに盛ってるぅ?」 「うっひゃー、ちうちゃんプッツンー? ちうたん発情マ○ズリリアル遭遇キタ――――――――――――――――ッ!!」 ヤジと嘲笑の中、千雨は床に転がり、大きく脚を開いてまさぐり続けた。 「あっ、ああん、あんっ、いいの、いいのぉ、 みんなに見られてぐちゅぐちゅマ○ズリ気持ちいーのぉ、 ちょーだい、ちうのお口にもオマ○コにもみんなのぶっといのドロドロのミルク一杯一杯ちょーだいーっ!」 「おおーっしゃああーーーーーーーーっっ!!」 直結、口ハメ、両手持ちのフォーメーションが瞬時に完成した。 「んんっ、んんん、おいひい、おいふい、チ○ポおいふい、 あはっへる、ぶっといチ○ポずんずん当たってるぅーっ!」 「くくくくく…」 この日も、欲望の赴くままそのはけ口にされた二人の美少女、 その締めくくりに、全裸のままの二人の互いの顔の汚れをなめ合う姿が撮影されていた。 「和泉…」 「言わんといてっ!」 帰り道、声を掛けた千雨に亜子は叩き付ける様に言った。 「言われたら…うち、もっと惨めになる… 長谷川さん、うちのために、あんな奴にのこのこ着いて来て長谷川さんにも迷惑かけまくってる アホなうちのために一生懸命してくれてるのに、うち、うち…うち、さいてーや。 うち、さいてーや、体も心もさいてーや…あんなにされて、長谷川さんまであんなんして… うち、もう会われへん、ナギさんにも誰にも会われへん、もう、うちなんてもう…」 うつむく亜子の頭にガコンと拳が振り下ろされた。 「そっから先一言でも言ってみろ… あのガキの代わり…いや…私がその前にてめぇぶち殺す。 これでいいか?あいにく、タコ殴りにしてやりてぇ奴前にい過ぎて、 てめぇみたいな雑魚まで手も頭も回んねーんだ」 「ごめん…長谷川さん、ごめん…」 「それに…私も、私も巻き込んでんだ、私がいない方がまだマシだったかもだしさ… な、和泉、大した事言えねーけど、その短気だけはやめろ、な、 どーせブチ切れるなら勝手にあのガキ…先生でも警察でも行っちまえ、百倍増しだ私が恨む筋合いも無い」 うんうん頷き、亜子が、涙を流す千雨の胸で何度目かの涙を流した。 「gogo Let’go Let’gogo!」 「あっ、あ、あの、うち…」 「ちうのおともだちー、猫ちゃん病院のあこちゃんでーす」 「あっこちゃーん」 「あっ、あの、あの、あこです、あの… お、お注射しちゃうでぇーっ!」 「ちうちゃーん♪」 「あっこちゃあーん♪」 「もじもじしちゃってかーわいいーあっこちゃーん♪」 カラオケボックスのステージ上でぴょんと亜子の前に立った千雨が亜子に唇を重ね、 にっこり笑った千雨と目を見開いた亜子に部屋のオフ会参加者から声援が飛ぶ。 「ほーら、ほーらあっこちゃーん、あこちゃんのおっぱいかわいーんだー」 「やっ、や、はせ…ちうちゃん」 「ちうのー、ちうのおっぱいもーあっこちゃーん、ああーん」 千雨が亜子の手を取り、衣装の上から掴ませて喘ぎ声を上げる。 だが、これが今の亜子の限界かとも思った千雨は、 それからも、ぱっくり開いた臍上と深いVネックがくっつきそうなタンクトップに 丸裸の船底が見えそうな超ミニのチアスタイルでステージで飛び跳ね、 ソファーの参加者二人の間に座り接待モードに入る。 「あっこちゃんあっこちゃんあっこちゅわーん♪」 “…な、なんか、ウケてる…” 猫耳ピンクミニスカナース服でおろおろしていた亜子が、上気した顔に笑みを浮かべる。 その時、窓に掛けた服の隙間から黒幕の合図がチラと見えた。 「あ、あの、暑い…」 「うーん、みんなー、熱気むんむんだからあっついのー」 亜子が言いかける中、ソファーの千雨が、タンクトップを一瞬ぺろっとまくった。 「あ、暑いなぁー、暑うてたまらんわー」 「おおーっ、あっこちゅあーん♪」 ぷちぷちと白衣(?)のボタンを外し始める亜子に参加者から声援が飛んだ。 「かーわいいー♪」 「え、えへへー」 白衣から覗く白いブラに声援を送る男たちに亜子が愛想笑いをする。 ここに至るまで、千雨と共に裏オフ会で稼げる様にどれだけの仕打ちを受けたか知れない。 昔だったらとっくに悲鳴を上げていた状況と感覚のズレが悲しくも何かおかしかった。 372 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/12(水) 18 30 31 ID mSHGDgX0 371 「んふふー、見たいー?」 「見たいー」 「もっと見たいー?」 「見たいーっ!」 「…そーれっ!」 しゅるしゅると外して放り投げた純白ブラの争奪戦が始まっている間に、 亜子は君臨通り床に這ってそこからあぶれた男に近づいていた。 「あっ、あ、あっ…」 「はーい、診察しまーす。 こんなに腫れちゃってー、あこがお口でぺろぺろしてあげるー」 こんな事、なんでもない事。 こんな事、もう散々されて来た事。 白衣の前は大きく開き、ブラは随分前にボックスの隅でスーハーされた。 スカートを大きくまくり上げて白いショーツをずらし、亜子は、ボックスの床に仰向けに寝そべった 若い男の上に乗り男を呑み込んで腰を動かしていた。 「あんっ、あんっあんっ」 ソファーの上では、タンクを両肩脱ぎにした千雨が、ソファーに座った男の上に背を向けて座る形で貫かれ、 超ミニのスカートがまくり上げられて貫かれている様が丸見えになっている。 「ち、ち、ちうちゃん」 「ちうちゃん、俺のも、俺のも」 「オッケー、ちうのー、ちうのお口にー、ちうのお手々でして上げるー」 「んっ、んんっ、うんっ」 「あっ、あこたん、あうっ…」 怖いとしか思えなかったものを口に含み、嫌な味のドロドロを飲み干す、どうせ散々やって来た事、 両手で掴んだ先から、白い頬、色素の薄い髪の毛にも降りかかる。 亜子の体の下でも痙攣したのを感じ取り、亜子はふらりと立ち上がる。 「次は君やねー」 亜子はにっこり作り笑いをした。 「はいっ」 キラキラと目を輝かした年上の男と向かい合って亜子は床に座った。 「うーん、ナース服もいいけどー…」 「…ひゃっ!…」 バッと白衣を脱がされた亜子は反射的に腕で胸を抱いたが、 本当はもっと隠したい場所があった筈である事にすぐに気付いた。 「ふーん、こんな傷あるんだあっこちゃん」 「…気持ち悪くないん?…」 「んー?別にー、なー」 「あこちゃんかわいーし、なんかキャラっぽくていーじゃん」 373 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/12(水) 18 31 42 ID mSHGDgX0 372 O o と 。 ,. -ー冖 ⌒ ー-、 思 ,ノ \ う / ,r‐へへく⌒ ¬、 ヽ キ {ノ へ.._、 ,,/~` 〉 } ,r=-、 モ /プ ̄`y ¨Y´ ̄ヽ―}j=く /,ミ=/ オ ノ /レ -〈_ュ`ー‐ リ,イ} 〃 / タ / _勺 イ;;∵r;==、、∴ ∵; シ 〃 / で ,/ └ ノ \ こ¨` ノ{ー--、〃__/ あ 人__/ー┬ 个-、__,,.. ‐ ´ 〃`ァーァー\ っ . / |/ | |、 〃 / / ヽ た / | | |\、_________/ / /〃 374 :315こと逆まる ◆SxlhWBJj/o :2008/03/12(水) 18 32 51 ID mSHGDgX0 373 「う、うち、うちかわええ?ホンマかわええ?」 「可愛い、可愛いよあこちゃん」 四つん這いになった亜子に後ろからパン、パンと貫きながら男が答えた。 「あん、あんっ、もっと、もっとぉ、うちのオマ○コにぶっといお注射もっとぉー、 んっ、んんんっ、んっ…」 「あこちゃん可愛いよ、お口もすっごく気持ちいいし」 「んーっ、んんんっ、おいふい、ご主人様のぶっといお注射おいふい、 あこのお口にもドロドロのネバネバの濃いお薬一杯一杯お注射してぇー、 うちもー、あこもー、あこもお注射ぴゅっぴゅしてあげるー」 「は、はいっ、あこさん、あこ様、我々のお注射もあこ様のお手々で発射して下さいませっ!」 「うっわー、すっごいあっこちゃーん♪ ちうもー、ちうも一杯してー、ちうもー、ちうもズンズンしてえーっはあああーんっ」 部屋の壁際では、上半身裸になった千雨が、スカートをまくり上げられ、 剥き出しにされた尻を抱えられて次から次と後ろから貫かれ注ぎ込まれていた。 更に何日か経って、 「かぼっ!かぼこぼかぼっ!!」 「やめてっ、やめてえっ!うちが、うちがあっ!」 「まーたこのグズが粗相したんだってなぁ、うーんとお仕置きしないとなー」 「ごめんね、ごめんね千雨ちゃんごめんね…」 男たちが去った後、バスルームでようやく沈められた浴槽から引き揚げられた千雨に亜子が懸命に頭を下げる。 「いいよ、おまえのせいじゃないよ和泉」 「んんっ、んっ、んんっ、千雨ちゃん…」 「和泉、和泉…」 リビングでチンピラたちがにやにや笑って取り巻く中、 鎖の着いた首輪と靴下だけを身に着けた千雨と亜子が唇を交えゆるゆると体を重ね絡み合っていた。 「あっ、あああっ、あっ」 「いいっ、あっ、和泉の脚、いいっ…」 「ヒヒヒヒ、すっかり仲良しだなぁおいっ」 「今日も、亜子ちゃんかばってお仕置きだからなーツンデレちうちゃん」 「いや、単にマゾなんだろお仕置き大好きの」 「二人セットで大正解だったなー」 「写真握って一人人質にしときゃさぼんねーし逃げ出したりしねーからなぁ、 せいぜい稼いてもらおーか」 共に床に脚を伸ばして座り、 何度も唇を重ねながら一番敏感な部分を互いの腿にこすりつける二人の美少女を前に チンピラたちが好き勝手な話をする。 「あっ、あんっ、あんあんっ、ちょうだい、ちうにギンギンのオチ○チンちょうだいぃ」」 「はっ、はああっ、いいです、いいですぅ、うち、いってまうぅ」 共に床に這わされ、後ろから貫かれながらも、何度となく唇を重ね舌を絡める二人を デジカムが粘っこく追跡する。 だが、そんな絆も、唇にねじ込まれる暴君によって簡単に断ち切られる。 「おっ、おっおっ、おっ…」 「あんっ、はっ、ああーんっ」 「いきますっ、うち、いきますっ!」 「ほおおおおっ!!」 床に這わされて上の口にも下の口にも、今夜だけでもう何度目かと言うのも馬鹿らしい程に注ぎ込まれた後、 並んでぐったりと座る二人の美少女に出遅れた男たちがその手でしごき上げたものが幾重にも降りかかる。 「さあ、亜子ちゃん、まだまだでしゅよー、俺のビッグマグナムが残ってましゅからねー」 「んじゃーちうたん、俺は核ミサイルでgo!」 「…!?」 不意に、千雨は五感に辛いものを感じた。 ぐったりしていた筈の亜子が、誰かの鞄に飛び付き、催涙スプレーを噴射していた。 「逃げてっ!」 亜子の絶叫が聞こえた。 「千雨ちゃん逃げて裸のままでいいから逃げて警察行ってうちが証拠や現役女子○学生のうちが証拠やっ!!」 「げっ、げほげほっ!」 「ざけんなてめぇ…あっ、あああーっ!」 千雨に飛び付こうとしたクソイケメンが、顔を押さえた掌が真っ赤に染まるのを見て絶叫する。 「早くっ!」 亜子がバタフライナイフを振るって叫び、千雨が小さく頷いて飛び出した。 「待てっ!」 「うああああっ!!」 亜子が絶叫と共にチンピラたちの前に立ち、ナイフを振り回す。 「終わりや、もう終わりにするんやっ!みんなみんなみんなぶち壊しやあっ!!」 「げふっ!」 玄関で、チンピラたちに囲まれた亜子がくずおれる。 「んーっ、んー、んんーっ!」 廊下から、千雨がチンピラたちに引きずり戻される。 「はーい、残念でしたー」 「おらあっ!」 「げふっ!」 リビングで腹に蹴りを入れられ、千雨がうずくまり体を震わせる。 「キッチリケジメ付けねーとなー、よっ!」 頬をタオルで押さえ憎悪に目を燃やしたクソイケメンが、千雨の前に飛び出した亜子の腹を蹴った。 「和泉…」 「やっぱ、うち、最後までダメダメや…」 千雨に覆い被さった亜子の体にチンピラの足が雨あられと降り注ぐ。 「あーっ、このキモ女死ぬかマジで…」 クソイケメンが金属バットを振りかざした時、何か玄関からドーンと聞こえた。 チンピラの一人が玄関に向かうと、ドーン、ドーンと言う異様な音と共に、 鉄のドアが文字通り吹っ飛んだ。 「なんだあっ!?」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ 「ひいいいいっ!」 もう二人ばかりが玄関に駆け付けた時には、砂塵の奥に光る目が彼らを貫いていた。 空中で止まった金属バットが、メキメキと形を変える。 バットが落ちると、今度はバカイケメンの頭がゆっくりと浮上する。 「ダレニ、ナニヲシテイル?」 「あっ、あっあっ、あっ…」 「…オシオキ…」 なでなでなでなでなでなでなでなで 「えぐっ、えぐえぐっ、えぐっ…」 チンピラどもが天井に頭を突き刺して電灯代わりにぶら下がる中、 アキラは縋り付く亜子の頭を撫でていた。 「お、大河内、どうして?…」 「亜子の様子がおかしかったから、ネギ先生とも相談していた。 何か分かったみたいだったから、無理を言って加えてもらった」 「ネギ、先生…」 ハッとして千雨が振り返ると、当の本人が厳しい表情で立っていた。 厳しい表情、それは、凛々しい表情でもあった。 ぽーっとなった千雨は、ハッとして我が身を抱いた。 「あっ、あのっ、あっ、ネギ、先生…」 ネギは、黙って千雨に上着を掛けた。 「な、ななな、なんだよガ…キ…」 辛うじて床に残って腰を抜かしていたチンピラボスは、皆まで言う前にリビングの隅から隅まで 全身で滑って移動していた。 そのネギの肩を明日菜がぽんと叩く。 「十分です、それ以上は拳の汚れです」 刹那は、そう言って、ズンズンとボスに近づきむんずと襟首を掴む。 「刹那さん?」 「ちょっと話を付けて来るだけです」 「あーーーーーうーーーーーー」 「…」 一同は黙ってベランダに消える二人を見送った。 「薬の事も何もかも、洗いざらい白状するんです」 夜空に羽ばたく刹那が言う。 「む、む、無理だって…」 その刹那に両脚を掴まれ、 先ほどまでこの姿勢で井○頭公園の池で何度となく水浴していたボスが震える声で言った。 「く、く、組が黙ってない、こ、こここ、かかか、確実に殺される」 「今死にますか?どちらかと言うと、殺して下さいと言われる様なやり方は私も下手な方ではない」 「あーーーーーーーうーーーーーーーー」 狗神の上にどさっと落ちた来たボスを、半ばマッチョ化した小太郎がギロッと睨んだ。 「ごふうっ!」 「はーい、痛いの痛いのとんでけー」 「ごふうっ!」 「はーい、痛いの痛いのとんでけー」 「ごふうっ!」 「はーい、痛いの痛いのとんでけー」 「ごふうっ!」 「はーい、痛いの痛いのとんでけー」 (以下略) パンパンと両方の掌を叩いた小太郎が冷たい目でボスを見下ろし、その横で木乃香がにっこり笑う。 「まだ分かってないようやなぁ」 ぐいっと胸倉を掴み上げて小太郎が凄んだ。 「おまえらはなぁ、絶対に敵に回したらあかんもん敵に回したんや、 何ならこのまんま、生きたまんま百回ぐらいダルマになりたいんか、あ?」 「ひっ、ひ、ひいいいいーーーーーーーーっ!!」 顔の横に拳がうなりを上げて通り抜け、ボスがだらしなく口を開けズボンの前を改めて温めた所で、 小太郎の隣に刹那が現れる。 「おう、刹那のねーちゃん。 そやそや、何かキモイ男が逃げ出しとったから、取りあえず顔の形変えといたけど良かったか?」 「ええ、それはこちらで引き取りました、私の方で永久処置しておきます」 「じゃ、長谷川さん、その…」 「ああ、色々ありがとうな」 「はいっ」 ネギがにっこり笑い、取りあえず一通り諸々片付いた後の寮の廊下で千雨はネギと分かれた。 「この子、かわええなぁ」 「はいっ、あこ様お美しい」 「ちょーしいーんだよこのねき゛」 「ふーん、ねき゛君言うんやー」 「ばっ、ち、違うからな、これはだな、佐々木が…」 「分かっとる分かっとるてなーちうちゃん」 「だだだ、だからなっ…それより、まだやる事残ってるからな」 言いながら、千雨がキーボードを叩く。 「ま、画像データなんかはみんな回収して闇から闇って事だけど、こいつだけはなぁ、 なあ、おまいら」 「はいっ、ちう様っ、ちう様に仇為す者すなわち…」 「こーしんこーしん、地道にやっとかないとねー♪」 自宅マンションでmyWebログを開いたお姫様は、卒倒しそうになった。 「な、ななな、な、何よこれえぇえーーーーーーーーっ!!!」 一斉にあらゆる電話が鳴り始める。 ドアがぶち破られ、先頭の男が紙切れを広げたスーツのおっさん達が部屋を家捜しし始める。 マンションの周辺に、大音響スピーカーを搭載した車両が隊列を組んで現れ ヘルメットのデモ隊と怒号罵声を上げて殴り合いを始める。 「やっぱり、ブログにこーゆー事書いちゃったらまずいん?」 「あーまずいな、まず間違いなくあれだ、もっとも本人檻ん中だから 勇者が動き出しても当分手ぇ出せねーけどな」 「でも、見分けつかんなこれ」 「ああ、こいつら偽造のネ申だよ一晩でやってくれましただよ、 文体だろうが画像だろうがログだろうがぜってー本人にしか見えねー」 「ちう様お恥ずかしい」 「ちう様のためなら」 「まー、いちおー串なんか通して見ても、 ストレス解消でてめぇのPCからそこら中に犯行予告やらリアル相手の大嘘出任せ営業妨害やら てめぇのヤリマ○ダイアリー全身串刺し無修正画像付きで張りまくった馬鹿のこった。 ヤフ○クのチャリンコとゲーム通貨の詐欺窃盗で被害額一億以上、 てめぇの名前で事務所ガン無視の空パー券ネット販売しまくって当然詐欺の上芸能界完全絶縁、 ま、そんなこんなはネットバンキングの隠し口座に全額保管だけどよ。 世界十数カ国でガチ本番U15限定コレクションHP開設して、 “間違えて”F○Iの囮捜査官やらア○リカ大使館関係者やらア○ネ○チ○ンやらの 個人PCにパスワードとサンプル映像付き勧誘メール送ってんだ。 このネット社会、檻から出ても芸能界どころか社会復帰もありえねっつーの、世界レベルでな」 「なんでそこにヒ○ゲシが出て来るん?」 「暇ならニ○ー速でも嫁、今に私らも消されっから」 「怖い世の中やなぁ」 「じゃなくても、公式ブログでも匿名カキコでもぜってー敵に回しちゃなんねー連中まとめてガチ宣戦布告、 調子こいてそこらじゅうに書きまくったでかいので億単位兆単位のブラック利権話、99%大嘘で一発告訴、 残りはほにゃらら組からC○Aから生きていたきゃぜってー知ってちゃいけねーガチ話、 檻ん中とどっちがマシかだな、ってより檻ん中でも生存確率0.13%未満ってな」 椅子に掛けた千雨と後ろから覗いていた亜子の目が合い、二カッと笑い合う。 それから、しばらく笑い転げていた。 「あー、おっかしーっ」 亜子が、目の端の涙を拭った。 「…だからさ…だから、もう、これでいいだろ、魔法とかって非常識のお陰で 私らこれからも平穏に暮らせるんだしさ、そう言う事にしとこうや」 「うん」 亜子が、笑って頷く。 だが、これだけは忘れられない。 この思いだけは忘れられない、消せないなくせない。 だから、亜子は静かに千雨と唇を重ねる、千雨もそれを待っていた。 今回はここまでです、続きは百合総合で(大嘘)。 (枝ルート3・亜子・終わり)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/39622.html
登録日:2018/05/27 Sun 10 07 51 更新日:2024/03/18 Mon 21 28 32NEW! 所要時間:約 10 分で読めるだよ ▽タグ一覧 おっかない おっ家内 ウルトラセブン シニヨン スパルタ チチ チチの乳 チャイナドレス ドラゴンボール ドラゴンボール登場人物項目 ビキニアーマー 公式嫁 初登場が孫悟空少年期編 匿名希望 大人になったら意味がわかる項目 妻 嫁 巨乳 悟空の嫁 教育ママ 料理上手 東北弁 母であるチチ 母親 渡辺菜生子 苦労人 荘真由美 鬼嫁 悟空さ―――っ!!! チチとは、漫画『ドラゴンボール』の登場人物の1人である。 CV 荘真由美→渡辺菜生子 人物 フライパン山に住む牛魔王の娘。悟空の妻で悟飯と悟天の母親。 エイジ737年生まれで初登場時は12歳。身長163cmで体重は50kg。血液型はAB型。名前の由来は不明。 牛魔王の娘だから 乳 というのが有力だが、仮にそうなら女性の名前にはど直球すぎるネーミングではなかろうか…。 趣味は農作業と悟飯の教育。好きな食べ物は中華ちまきで好きな乗り物はトラクター。 嫌いなものは超サイヤ人。これは金髪=不良という固定観念があるためで、息子たちが超サイヤ人になった際には「不良になっちまっただか!?」と大騒ぎした。 悟飯の時に事情を説明され、不良になったわけではないと理解しているものの、金髪への抵抗感からか好ましくは思っておらず、悟空たちもなるべくチチの前で変身しないように気を遣っている。 父親譲りの訛りの強い東北弁で話す。 黒のストレートヘアが特徴の女性。物語後半になると髪を結うようになる。 ブルマには負けるがスタイルは抜群で、年齢を重ねてもその体型は維持されている(だがブウ編の彼女(37歳)は悟空曰くブルマやビーデルと比べて「ピチピチじゃない」とのこと)。 幼少期の格好はヘルメットにビキニアーマー。父の牛魔王の服装も考えれば納得と言えば納得だが……。 天下一武道会ではチャイナドレス。結婚後は民族衣装風の普段着を着ている。 誠に残念ながら抜群のスタイルでビキニアーマーは(原作では)着てくれない。 しっかりした女性だが、性格はかなりきつくとても思い込みが激しい。 こうと決めたら最後まで貫き通す芯の強いところがあり、幼少期に知り合った悟空にパンパンされた事で彼のところに嫁に行く事を決め、数年後に本当に結婚してしまった。 恐怖を感じるとワケが分からなくなるところがあり、ティラノサウルスに追いかけられていた時には「おっかねえ」と騒ぎながらカッターでティラノの首を刎ねた上にビームで跡形もなく消し飛ばし、 見ていたヤムチャたちを「おっかないと言いつつ無茶苦茶してる(=チチの方がおっかない)」と戦慄させている。 このため、悟飯のキレると何しでかすかわからないところは悟空ではなくチチからの遺伝の可能性もある。 当人曰く水洗便所のように綺麗な心の持ち主で、描写される限り10代後半までは筋斗雲に問題なく乗れていた(今も乗れるかは不明)。 悟空と結婚してからはパオズ山に住居を構え仲良く暮らすが、悟飯が生まれた頃から教育ママへと変貌。 「これからは勉強の時代」だと考えており(*1)、悟飯の学者になるという夢を叶えるために塾に通わせたり通信教育を利用したりして悟飯に勉強をさせている。 悟飯への武道の手ほどきを許さないレベルらしく、悟空が「鍛えれば強くなりそうなんだけどな~」とぼやくものの この時点での悟空でも争いを好まない悟飯の性格や勉強の大切さは理解しているのか、チチの方針に従っている。 …と、結婚後のチチは教育ママのイメージが強く、(*2)、 ベジータを戦いの末に追い返した時は、悟空ですらチチの言い分に顔と心を歪ませ、ヤジロベーも「悟空、コイツ殴ってもいいか?」と思わず尋ね、当の悟飯も「うるさーい!!」と大声で否定される…など、ちょっと行き過ぎなほど思い詰めていた。 ただチチから見れば周囲の大人達がまだ5~9歳の自分の息子を当たり前のように戦力として扱う異常な状況でもあり、実際の所、母親の立場からの悟飯の戦闘参加に関する意見については正論である事も事実ではある。 このように当初は悟飯の教育を行きすぎなくらい第一に考えていたが、年齢と共に段々と性格が穏やかになっていき、 特に悟空の2度目の死以降は思うところもあったようで高校生になった悟飯の天下一武道会の出場を認めたうえで休学を許可したり(*3)、アニメ版では自ら悟天に組み手を教えていたりする。 禄に働かない悟空の事をよく怒鳴っているが、結婚後も悟空の事は深く愛しており、アニメ版のオリジナルシーンでは原作で描かれなかった悟空との仲の良さが垣間見えた。 未来からきたトランクスが歴史を大きく変えてしまったことに悩んでいた時は悟空の命の恩人であるトランクスに感謝の気持ちを伝えている。 この作品の性質上、2回も最愛の夫を失うという不幸に見舞われており、最初に悟空が死んだと知った時には悟飯がピッコロにさらわれた事を知った直後ということもあってその場で卒倒し、 2回目は悟飯から悟空の死を伝えられた途端にその場でうずくまって号泣していた。 セルゲームの直前には悟空に生きて帰ってくるよう約束していたこともあり、2度目の死の直前は悟空もチチとの約束を守れないことに「母さんにすまねえって言っといてくれ」と悟飯に言い残している。 また悟空が死亡してからまた復活して再会した時は涙を浮かべて抱きしめ、悟空もそれに抱きしめて答えるなど夫婦らしいシーンももちろん存在する。 牛魔王の娘であり、自身もかつては武術家であったため、悟空達Z戦士には遠く及ばないものの地球人の中では強い部類に入る。戦闘力は天下一武道会出場時で130であり、本戦出場を決めるほどの実力を誇っていた。 結婚して以降は「これからの時代に武術は必要ない」と武術を嫌っていたが、アニメ版では腕が鈍らないように密かに鍛錬を続けていた事が判明。組み手を教えた悟天にも遅れを取る事はなかった。 「気」を操る描写はなく、アニメでは飛べないことが明言されてビーデルに運んでもらうシーンがある。 料理の腕前は高く、恐竜や爬虫類などを食材にした料理が得意(*4)。 ビーデルにも「うちのコックが作った料理よりも美味しい」と絶賛されていた。 技 ※いずれも幼少期に使用。 カッター投げ ヘルメットについているカッターを投げつける。 このカッターは切れ味抜群で、ティラノサウルスの太い首すら簡単に切断できる。 ちなみにこのカッターはブーメランのように戻ってくる。 Sparking! METEORでは「こっちさ来ねえでけろ!」という名称になっている。 ビーム ヘルメットの飾りから発射するビーム。 このビームも威力が高く、ティラノサウルスの巨体すら簡単に消し飛ばす。 Sparking! METEORでは「おっかねえよー」という名称(ry ヘルメットの見た目といい技といい、どう考えてもウルトラセブンです、本当に(ry 活躍 ドラゴンボール探し編 フライパン山の火を消すために亀仙人を探していた途中で悟空と出会い、一緒に亀仙人の住むカメハウスを目指す事に。 その途中で悟空に足でパンパンされた事でつい悟空を突き落とすが、この事で運命的なものを感じ、将来は悟空のお嫁さんになる事を勝手に決めていた。 フライパン山の火が消え悟空達と別れる事になると「もうちっとおっきくなったら嫁にもらいにきでくれな」と悟空に尋ねる。 しかし悟空は「嫁」がなんなのかよく理解しておらず「食べ物」の事だと勘違いし、「くれるもんならもらいにくるぞ」と安易に約束してしまった。 ちなみに牛魔王からも兄弟子の孫ということで快くOKされた。 第23回天下一武道会編 前述の約束を本気にして長年悟空の事を待ち続けていたが、彼が一向に現れなかったので痺れを切らしてこちらから会いに行く事にする。 そして悟空が天下一武道会に出場すると考えて自身も出場し、悟空と無事再会したのだが、チチの事をすっかり忘れていた悟空に「誰だ?」と言われてしまったため逆上。 悟空を叩きのめして実力行使で結婚すべく予選を突破し、1回戦で悟空と戦う事になる。なお、本選では本人の強い希望により特別に「匿名希望」として参加していた。(*5) 面と向かっても悟空は自分の事を思い出してくれなかったので、試合中に過去に結婚の約束をした事を明かし会場を騒然とさせた。 その後は悟空に完敗し、彼に本名を明かして約束を思い出してもらった。 約束を思い出した悟空は驚きつつも、「約束したものは仕方がない」として「それじゃ結婚すっか」と結婚することを決め、 チチも「んだ」と当然同意し、2人はその場で結婚してしまったのだった。 武道会終了後は2人で筋斗雲に乗り、新婚旅行へと旅立っていった。 サイヤ人編 武道会から1年後に悟飯を出産し、悟飯の養育に力を入れるようになる。 カメハウスに行ったっきり戻ってこない悟空達を心配して迎えに行くが、そこで悟飯がピッコロに連れて行かれ悟空も死んだ事を知り、ショックのあまりその場で気絶した。 ベジータとナッパとの戦いが終わった頃に現地へ駆けつけた時には、悟飯の事ばかり心配していた(クリリンやヤジロベーにも呆れられていた)。 悟飯がナメック星行きを志願しても勉強の事を持ち出して猛反対するが、悟飯にと反抗されてついオロオロし、彼の決意の固さを知って渋々ナメック星行きを了承した。 フリーザ編 悟飯がナメック星に旅立つ事となったため、向こうで恥をかかないために彼を坊ちゃん刈りにする。 それに加えて七五三のような服を着せていたため、宇宙に旅立つのに気合が入っていたブルマにずっこけられた。 彼らが旅立つ直前まで悟飯の勉強の事を気にしており、「毎日勉強するだぞ」などと言って彼らを見送っていた。 人造人間、セル編 悟空がナメック星から帰還したのも束の間、彼が人造人間の襲来に備えて悟飯を鍛えたいと言い出したため、今回も猛反対する。 だが結局チチのほうが折れる事となり、3年経ったら今度こそ拳法をやめさせる事と悟空も働くことを条件に3年間の修行を許可した。 このとき悟空に誤って壁をぶち抜いて突き飛ばされたが、ギャグ補正ありとは言え割と軽傷で済んでいる。 ある意味因縁の相手であるピッコロが悟空達の修行相手としてしばらく居着いたのでなんだかんだでそれなりに打ち解けたらしく、「ピッコロさ」と呼ぶようになっている。 悟空が心臓病で倒れてからは付きっ切りで看病をする。 その後、悟空の心臓病が治ると彼に「修行に悟飯を連れて行きたい」と頼まれるが、ここまで来ると止めても無駄だと言う事は分かりきっていたので「どうせならうんと強くしてやってけれ」と承諾し、 戦いが終わったら悟飯を勉強に専念させて悟空にも働いてもらう事を約束させた。 しかしその後、悟空はセルとの戦いで命を落とす事となり、彼の死を知った途端その場で泣き崩れた。 第25回天下一武道会、魔人ブウ編 セルとの戦いの後で悟天を出産。 天下一武道会に参加するため悟空が1日だけあの世から帰ってくると聞き、久々の再会を喜んでいた。 この頃は牛魔王の資産が底をつき始めていたため、賞金目当てに悟飯の武道会出場や修行中の休学もあっさりと認めた。 舞空術を習うべくビーデルが押しかけてきた際には、最初は彼女を悟飯をたぶらかそうとしている女の子ではないかと疑って刺々しく接するも昼食を用意してやり、 その食卓の会話で彼女が金持ちだと知ると「いつ結婚するんだ?」と冗談っぽく言っていた。 魔人ブウが復活した後は、皆と天界の宮殿へと避難。 悟天とトランクスがフュージョンで合体する事となったので、合体後の名前は「ゴテンクス」か「トランテン」のどちらになるのか興味を示していた。 ブウとの戦いで悟飯が死亡したため(本当は生きている)、彼を殺したブウが宮殿に襲来してきた時には物怖じする事無く彼をひっぱたき「悟飯ちゃんを返せ!!」と怒鳴り散らす。 その結果ブウにタマゴにされてしまい、踏み潰されて死亡した。 後にナメック星のドラゴンボールで生き返り、悟空の元気玉に協力する。 アニメ版の活躍 無印 ドラゴンボール探し編で悟空と別れた後も、オリジナルエピソードで何度か会っている。 武道会の後で悟空と新婚旅行に出かけた後の事も描かれており、フライパン山で再び発生した火災を消すために悟空と各地を駆けずり回る。 鎮火した後は母の形見である花嫁衣装に身を包み、ようやく結婚式を挙げる事が出来た。 Z ベジータとの戦いでズタボロになった悟空の介護で病院に通い詰める甲斐甲斐しい姿が描写された。 が、この時悟空は少しでも体が動かせるようになると病院を抜け出し、僻地に行って修行しだして、怪我をぶり返して倒れる、と言うような事をしたため 涙を流して悟空を怒っている。悟空も流石に悪いと思ったのか泣かれて以降は大人しく入院していた。 フリーザとの戦いの後、ガーリックJr.編では悟飯がクリリンに誘われてカメハウスに行きたがるも、「彼らと付き合うと頭が悪くなる」と決め付けて許可しなかった。 結局家を抜け出した悟飯を連れ戻しにカメハウスへ押しかけ、そこでマロンに「おばさん」呼ばわりされて怒り、ブルマ達に取り押さえられるも、アクアミストに巻き込まれて魔族になり、悟飯達に襲いかかった。 その後は周災悪という家庭教師を悟飯につけるが、これがその名のとおりとんでもなく最悪なヤツであった。 問題を解けない悟飯を鞭で叩かれ、悟空の悪口ばかり言われて怒る悟飯の反抗を、家に戻らない悟空のせいだと決め付けられたので、それらの事に激怒して災悪を窓からぶん投げて追い出していた。 人造人間襲来に向けた修行を認めた後、買い物帰りに猪に襲われた事で再び不満が爆発。 悟空とついでにピッコロにエアカーの免許を取る事を命じるが、結局取れなかったのでショックのあまり気絶していた。 だがセルゲーム前の話で、悟空がチチ、悟飯、クリリンを車に乗せて運転するシーン(*6)があり、その際にクリリンに「いつの間に免許なんか取ったんだ?」と尋ねられ、悟空が上記の免許を取れなかった一件を話した後、チチが「自分が教習所の人達説得して何とかなった」「筆記試験は徹夜で勉強した」と説明している。 アニメオリジナル描写で、悟空が心臓病から復帰した後は「作者が苦手」としたような、互いの夫婦愛がにじみ出るシーンが追加されていた。 この描写の中で、悟飯の命名時の思い出が描写されており、赤ん坊に泣かれて却下となったがチチは最初、赤ん坊に「アインシュタイン」「アルキメデス」という名前を付けようとしていた事がドラゴンボールの世界にもアインシュタインやアルキメデスという学者がいたという事実と共に発覚した。 その後、牛魔王がいくつも考えていた名前を発表するも、どれも「牛魔」が付く名前ばかりで、これも赤ん坊に泣かれて却下となった。 ちなみに悟空は真面目に考えずにご飯の事ばかり考えていたためにチチに怒鳴られるも、この時に牛魔王が、赤ん坊が「ごはん」という言葉に反応して笑う事に気付き、「じっちゃんの名前が良いのか」という事で「悟飯」と名付けられた。 ブウ編で死亡した後はブルマ達と天国へ行き、閻魔大王の「地獄じゃ逆に喜んでしまう」との判断で天国行きとなっていた綺麗なダーブラと行動を共にしていた。 挿入歌やキャラクターソングが収録されているCD「ヒット曲集」シリーズでは、半サウンドドラマ形式で二曲のキャラソンが存在する。時期は悟空がフリーザ戦後行方不明になっていた頃、悟飯五歳の時である。 心から濡れた二人・・・ヒット曲集5に収録。なぜかカラオケハウスに来てしまったチチと悟販のデュエットである・・・って5歳の息子と歌う歌じゃねえ! なおこの時のチチは泥酔しきっており、この曲でなんと20曲目。他の客も、店員も、そして悟飯もドン引きである。 イ・ケ・ナ・イ うららマジック・・・ヒット曲集8に収録。相変わらず5歳の息子と歌う歌ではない。心から~の一件でカラオケにド嵌り(結局一人で50曲歌ったそうである)したチチはハンディカラオケを購入。「勉強しなきゃ」と渋る悟飯に泣き落としを駆使してまでデュエットを強要、「テーブルはステージだ!」と言い放ちテーブルの上でカラオケを始めるのだった。なお前回とは違い、素面でこのテンションである。公式が病気と名高いヒット曲集8だから仕方がないよね。 超(神と神) 皆と一緒にブルマの誕生パーティに参加。悪酔いして騒ぐ悟飯に禁酒を言い渡している。 『超』では以前の約束どおり悟空に農家の仕事をさせている。また悟天にもしっかり勉強をさせていた事が判明した。 ミスター・サタンから受け取った1億ゼニーは彼女が管理しているが、金があると悟空に知られるとまた働かなくなる可能性があったので、悟空には全て使い切ったとウソをついている。 未来トランクス編では、ゴクウブラックが出現した平行世界において、ザマスが悟空と体を入れ替えた瞬間に悟天共々ザマスに殺害されている事が判明する。 これを楽しそうにペラペラしゃべったブラックに対し、普段怒ることのない悟空が家族を殺されたと「聞かされただけ」で我を忘れるほどに激怒し、調子こいてたブラックを、一時的にだが一方的にボコるほどの力を出した。 仲間や息子がいたぶられたり殺されたりして怒りを見せることは劇場版やアニオリ含めて多々あったが、ここまで激怒するのは過去にクリリンが殺された時ぐらいである。 まぁ今まで通り悪役に殺されているならまだしも、自分の体で自分の家族を殺されてるのはいくら悟空といえどもブチ切れるのは当然とも言えるが。 GT 数年ぶりに悟空と再会するが、悟空が究極ドラゴンボールの力で子供の姿となっていたので、見た目の年齢差が開いた事にショックを受けていた。 悟天にベビーが憑依していることには気づかず態度の悪さに叱りつけていたが 結局は操られてしまい、このことは屈辱的だったらしく 超17号編では鍋とおたまで武装してビーデルと一緒に悟空を助けに向かうという勇ましい姿を見せている。 この頃になるとチチも家族が増え、ママ友であるブルマとの交流も度々行って自分なりに人生を楽しんでいる様子で、悟空の長年のウーブの修行については特に何も言っていない。 劇場版 『ドラゴンボールZ(第1作)』では、突如襲来したガーリックJr.に襲われ悟飯を攫われるという災難に見舞われる。 『超サイヤ人だ孫悟空』では僅かだが久々に彼女の戦う姿が見られた。 『とびっきりの最強対最強』では冒頭、悟空が悟飯に「早く勉強終わらせちまえ」と言っただけなのに、チチが悟空がおかしくなったと勘違いして涙を流すも タダ単に「皆とキャンプ行くからそのまえに宿題を片付けろ」でしかなかったのでずっこけている。 むしろ「勉強終わらせろ」と言っただけで心配される辺り悟空が普段如何に放任主義かという話な気もする。 『極限バトル!!三大超サイヤ人』では買い物の量について悟空から疑問が呈され悟飯より「買い物でストレスを解消しているのではないか」との見解が述べられ、 人造人間13号14号15号との戦いに悟空が飛び立ち、追おうとする悟飯を最初は引き留めようとしていたのだが、「お母さんはお父さんが死んでもいいんですか!」と反論されて言い返せなくなり、 悟飯を見送った後は慰めようとするクリリンを「おめえも行け!」と蹴り飛ばして後を追わせている。(*7) 『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では悟飯の塾の面接に悟空を同行させるが、 彼が言うとおりに面接に答えてくれないどころか途中で瞬間移動で新惑星ベジータに行ってしまったので(*8)(*9)「みんな悟空さが悪いだーっ!!!」と叫んでいた。 エピローグでは帰還した悟空に面接で言うはずだった話をされてしまい、気絶してしまった。 『銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴』ではセルゲーム後に勉学に励む悟飯に「たまには思いっきり身体を動かしてほしい」と天下一大武道大会へ出場させるというこれまでに見られない行動を取っている。 ゲーム作品において ドラゴンボールZ Sparking! METEOR 幼少期の彼女がプレイアブルキャラとして登場。 GT神龍への願いで、彼女を選ぶと使用可能になる。 ストーリーモードのピッコロ大魔王戦では、展開次第で彼女が助っ人として参戦する。 武道会時の彼女は残念ながら使用できないが、それ以降の彼女はキャラクター図鑑の解説役として登場している。各キャラ1人ずつにコメントを付けているが、これがなかなかカオスだと評判。 なお、青年時代の悟空は「この頃のチチは可愛かったのに、なんでああなっちまったんだろ」と嘆きの声を上げる(*10)。 一方でGT時代の悟空だとチチ側も若返った扱いになり、最初はチチに「また悟空さの仕業か」と問い詰められるものの、どちらの勝利台詞でも「昔に戻ったみたいで楽しかった」と出会った頃を思い返してイチャついている。 超ドラゴンボールZ ヤムチャ、天津飯、ラディッツ、ナッパ、ギニュー特戦隊、Dr.ゲロといったZの人気キャラクター達を差し置いて、 プレイヤブル12名の中の一人として天下一武道会出場期の彼女が登場。 そもそもRPG作品ならともかく、格闘ゲーム作品でスポットの当たることが滅多にない23回天下一武道会編からの参戦はファンを大いに驚かせた。 アーケードでは人造人間17号共々タイムリリースキャラとしての登場だが、 本作の目玉要素の一つだったのかPS2移植版のOPムービーでも彼女の演舞が描かれている。 原作だけでなくアニメオリジナルシーンを含めても戦闘シーンが少ない為か、本作では芭蕉扇や如意棒、筋斗雲といった無印出展の要素を多く使用するキャラクターとなっている。 また本作では各キャラクターの固有技を一つだけ他のキャラクターに修得させることができるため、かめはめ波や気円斬といった必殺技をチチに使用させることもできる(これは他のキャラクターも同様だが)。 特殊コスチュームで幼少期のビキニアーマーも。何考えてんだ開発スタッフ。 真武道会 ストーリーモードで悟飯(少年期)が語る所によると、セルゲームで悟空死後は常に泣きながら暮らしていたようであり、間接的な原因である(と自分で思ってる)悟飯は自分を責める日々を送っていたらしいが 悟飯(青年期)に曰く「悟天が生まれて家庭が明るくなって救われた」と言う。 普段アレコレ言っていてもチチから悟空への愛情が深いとするエピソードである。 銀河ギリギリでは元気に振舞っていたが空元気だったとか悟天の妊娠が判っていたとかもう悟天産まれてたけど悟天は預けて観戦に来ていた(*11)とか適当に考えておこう。 RPG作品 チチのアイテムカードを使うと必殺技が使えるようになるため、重宝される。どういう基準かは不明 基本的に本人の出番は殆どないが、『サイヤ人絶滅計画』では悟空宅が無料回復施設になっているため、行くたびに事情を知らないトランクス単独行動時であっても休息をとらせてくれる。 悟飯が戦う事にも一切口を出しておらず、心なしか普段以上に悟空達の身を心配しているように見えるが、 同作では早急に事態を収拾しないとデストロンガスで地球人類が全滅というのが肌で感じられる状況(*12)だった上に、 時系列的には少し前に悟空は心臓病で死にかけているので、そのトラウマを想起させられたとすればチチがいつも以上に悟空の身を案じているのもやむなしと言えるだろう。 余談 チチ役の渡辺菜生子女史は3DSゲーム『ドラゴンボールZ 超究極武闘伝』以降の作品で悟空とラディッツの母親でありバーダックの妻であるギネも演じている。恐らく意図的なキャスティングであろう。 また、未来トランクスが歴史に干渉したかしなかったかで運命が大きく変わったキャラでもある。TVSP「絶望への反抗!!」では悟空が心臓病で逝去、悟飯は人造人間との戦いに明け暮れて家に帰らずという状況なため、すっかり元気が無くなり、やつれて老けてしまった。父親の牛魔王から悟飯がトランクスを連れて人造人間と戦っている話を聞いた際、飾ってある家族写真を見つめ、「人造人間なんてどうでもいいから早く帰って来い…」と嘆いていた。 「じゃあ追記・修正すっか」 「んだ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 超ドラゴンボールZでは幼少期のビキニアーマー着けてる大人チチが使える -- 名無しさん (2018-05-27 11 54 04) こうして見ると糞嫁・毒親だったのは悟飯登場から間もない段階までだったんだなぁ。悟空のニートっぷりが強調され、その分チチのまともさも強調されたってのもありそうだけどw -- 名無しさん (2018-05-27 12 30 17) べジータの「チチの乳を」って台詞に爆笑した思い出。何だかんだでどっちも夫婦仲いいんだよなw -- 名無しさん (2018-05-27 12 34 34) 神と神の終盤で悟空が最後に聞いたのがチチさんの声援でめっちゃほっこりした -- 名無しさん (2018-05-27 12 45 44) むしろチチの糞嫁・毒親を強調したのもアニメ版な気もするんだよな…。劇場版とか毎回トラブル起こしてた印象あるし -- 名無しさん (2018-05-27 13 24 57) 割とあの時代(に限ったことではないが)男児主人公の作品の母親って息子には口うるさく亭主を尻に敷くそれで自分には甘い家庭内女帝が多くないか -- 名無しさん (2018-05-27 14 06 02) 母になった後のチチは色々賛否両論だけど、大人になってチチの気持ちが分かったって人も多いと思う ↑2アニメ版はキャラクターごとの描写が増えた分どうしてもそういう点は出てしまうよね…良妻ぶりもしっかり描写されてたけど -- 名無しさん (2018-05-27 14 18 35) チチの名前の由来が「乳」ではないことを知った時はたまげたなあ -- 神 (2018-05-27 16 28 27) ↑3 多分最大の違いはチチは短いながらも主人公の恋人時代が先にある事だと思う。 ↑2 勉強を前に押し出すからアレになってるけど、悟飯の戦闘参加に対する態度はむしろ当然ではあるんだよね…。5歳児を戦いに引っ張り出す周囲がどうかしてる -- 名無しさん (2018-05-27 16 29 22) 何気にギャグよりの描写とはいえ、悟空が力加減を間違えて突き飛ばしてしまっても軽いけがで済んでたりするほど頑丈な体してる。さすがは武闘家 -- 名無しさん (2018-05-27 20 45 26) 武術嫌いになってしまったのは、これからは勉強の時代と言うのと天下一武道会で結婚したばかりの夫が殺される直前まで痛め付けられてるのを目の当たりにしてるので、それがトラウマになってるのも原因の一つなのかもしれない。 -- 名無しさん (2018-05-27 20 48 13) わざわざ我が子を危険な目に合わせたくない(元々強い悟空さやピッコロさが戦えばいい)のもあるけど、そもそも世界が危ない地球がやばいって言われても一般人にはピンと来ないのもありそう。Z戦士の事情に感情移入しすぎてその辺の感覚が麻痺した読者に常識人の視点を提供する役割でもあったんだろう -- 名無しさん (2018-05-27 21 51 48) ↑それが、作劇上の「ヒーローの妻」の役割なのかもしれん。人造人間編からはブルマもそういう立ち位置になったように見える。 -- 名無しさん (2018-05-27 22 29 54) とりあえず、悟空には世間体的にも働いてほしいというのが伝わる。超のサタンが渡した1億ゼニーを「使っちまった」というは完全嘘ポイ。チチの性格的には悟空が働いてほしいからそういっただけで本当は絶対、貯金しているだろ…… -- 名無しさん (2018-05-27 22 34 27) 何気に原作の女性キャラじゃ、武術の腕は18号に次いで二番目じゃない?ビーデルは、飛べるけど、単純な武術の腕ならチチの方が上っぽい。 -- 名無しさん (2018-05-27 23 55 32) 悟空達が出回ってた天下一武道会のファイナリストて時点で一般レベルでは十分すぎるしな -- 名無しさん (2018-05-28 00 05 53) 悟空さは23回大会終了直後の可愛さ絶頂期なチチ相手にキス無し(重要)で悟飯ちゃん作ったんだな、と思うと何だか俺のテンションが光る雲を突き抜けフライアウェイすっぞ。 -- 名無しさん (2018-05-28 11 01 29) ↑「あの頃のチチは、可愛かったなぁ…」「なんでああなっちまったんだろ」 -- 名無しさん (2018-05-28 15 52 19) 超でブルマの家に何度も行ってるけど、悟空も悟飯も悟天も家に居ないと思われる状況でも来てることがあったけど、飛べないのにどうやって来てたんだろうか…筋斗雲? -- 名無しさん (2018-05-28 17 23 36) 大人になればなるほどチチ側の主張も理解できる人が増えるってのはキャラとして深いよなあ -- 名無しさん (2018-05-28 18 59 42) ↑2あの世界は小型飛行機が自家用車並みに普及してる -- 名無しさん (2018-05-29 22 07 29) 舞空術は出来なくてもかめはめ波なら出来るだろうな -- 名無しさん (2018-05-30 17 21 54) 子供を事件に巻き込む事を怒るのはまだ分かるけど、チチの場合、勉強が遅れる事ばかり怒ってたせいで、読者からは「地球滅びたら勉強なんて無意味だろ」「人の命も掛かってるのに空気読めない奴」って思いばかりが呼び起こされて、同情されずにウザがられたところがあるな。人造人間編ではいくらか改善されたけど -- 名無しさん (2018-05-31 18 20 47) 悟空のうっかりで突き飛ばされるシーンは爆笑したけど、あれってもしかして、それまでのチチの態度に苛立ってた読者の「こいつ殴りてぇ」って気持ちに、作者が応えたものだったのかな -- 名無しさん (2018-06-01 19 35 56) 女キャラで一番可愛い -- 名無しさん (2018-06-04 15 06 20) 超の「キスしたこと無い」発言は流石にチチ可哀想だろってなったな。子供二人もいるのに -- 名無しさん (2018-06-04 19 38 48) 武道会時のチチほんま可愛い -- 名無しさん (2018-06-04 23 29 34) 天下一武道会に出た時、大抵の読者は初見でチチだと気付いたのかな? 俺はアニメのレッドリボン編からドラゴンボールを見始めて、チチと牛魔王はピッコロ大魔王編で何度か出てたのを見ただけだったけど、アニメの武道会編で見た時は「もしかしてあの子かな?」くらいの感覚で見てた -- 名無しさん (2018-06-13 18 36 13) 初見ではさっぱりだった。兜と鎧がないとわかんねえよ。試合中の会話でああ~となった -- 名無しさん (2018-07-05 14 44 59) ベジータ敗走後に重症の悟空をスルーして比較的軽症の悟飯に駆け寄った挙句悟空に暴言を吐いたシーンも悟空は大人だから大怪我して死にかけても自己責任だけど、子供であり自分の都合とは別に一方的に巻き込まれた悟飯は根本的に状況が違うのがある -- 名無しさん (2018-08-11 11 43 12) なまりが好き -- 名無しさん (2018-08-21 23 57 17) 悟飯が露骨に嫌がったとはいえアインシュタインやアルキメデスとかいう名前をつけようとするとかどんなネーミングセンスなんや…(孫アインシュタインや孫アルキメデスとか逆に笑われそうだわ) -- 名無しさん (2018-08-22 08 02 20) 料理も上手い -- 名無しさん (2018-08-22 13 25 48) ↑×4 というかあれ、誘拐されて一年ぶりの再会だしな。ヒステリックいうけど、息子誘拐されて一年過ごせば、精神の一つや二つやられるわw -- 名無しさん (2018-08-30 01 01 57) 息子思い -- 名無しさん (2018-08-31 03 09 36) ↑13 悟飯を戦わせることを容認したのってセルゲームからなんだよね、つまり世界の危機であることが一般的に知られ渡った段階。ここに来てようやくチチの認識はZ戦士や読者、視聴者と同じラインに立ったわけでそれまではピンと来ない地球の危機よりも目の前の生活の方が大事な一般人だったんだよな -- 名無しさん (2018-12-25 01 56 42) 新作フィギュア発売決定記念 -- 名無しさん (2019-01-13 14 47 49) 読者が子供の頃は文句無しのヒーローだった悟空が大人になるにつれて親としてどうなんだって言うのがわかってくるのに対して、チチは子供の頃は邪魔者にしか思えないのに大人になると良い母親に見えてくる、ある意味読者が大人になれたかどうかを測るキャラクターだと思う -- 名無しさん (2019-08-01 17 35 00) 意外とスタイルが良いキャラでもある -- 名無しさん (2019-10-03 13 37 57) アニメは鬱陶しさが増してる方が大きめな気がするけど、ちょっとバカップルじみたシーンもあったりで、記事にあるように夫婦愛に触れてるシーンもあるのよな。原作の方でも少なくとも仲がいいって事は、確かにあるにはあるんだけどね -- 名無しさん (2020-02-03 11 35 07) 俺の中のヒロインだわ -- 名無しさん (2020-02-06 14 16 47) 天下一武道会でもビキニアーマー姿で登場して欲しかった そうしたらドラゴンボールの評価はワンランク上がる -- 名無しさん (2020-03-21 21 59 48) 去年発売されたフィギアが最高すぎる -- 名無しさん (2020-03-22 12 27 45) 父親として稼ごうとしなかった悟空が、超からは農家で稼ぐようになり、勉強の遅ればかり訴えて世界の現状や人の気持ちから目を背けていたチチが、セル編後半辺りからは現状や悟飯達の気持ちも考えるようになる。サイヤ人編とフリーザ編が泣き虫だった悟飯の成長時期とするなら、人造人間編とブウ編は親として問題のあった夫婦の成長時期と言えるかな -- 名無しさん (2020-06-09 13 08 31) 母子家庭になると教育方針も変わってしまうんだな。悟天には元気な子に育って欲しい気持ちが強くなってたし。悟空復活後はまた教育ママに戻りそう。それがこの夫婦のバランスだと思うし。 -- 名無しさん (2020-07-11 00 20 24) お団子ヘアー似合ってて好き -- 名無しさん (2020-09-24 11 49 06) 世界がどうなろうが悟飯のが大事ってのは親として一つの真理だよな、世界がどうにかなったらそれどころじゃなくても -- 名無しさん (2020-09-24 12 10 08) ぶっちゃけ勉強が遅れるってヒステリック起こしたのも、悟空達が必ず世界を救うって信じてるからでもありそう -- 名無しさん (2020-10-24 20 37 47) トランクスの未来とか見ると旦那が病死息子が虐殺されるなどヒーローの奥さんがいかに大変か解る -- 名無しさん (2020-10-30 16 59 09) 年取ってから改めて見れば、悟飯と悟天が真っ直ぐであり続けたのもチチの教育があったからこそいい所もあると考えてる -- 名無しさん (2020-10-30 19 27 27) ↑3「悟空さが戦えばいいじゃねぇか」は悟空への信頼の裏返しと取ることも出来るな それ抜きにしても5歳とか6歳の息子を戦わせたくないって母親として当然だが -- 名無しさん (2020-11-15 22 52 31) 一般人目線で考えれば「(そこらの大人よりずっと戦力になる)5歳児も参戦してくれないと地球が滅ぶんだ!」とか言われても拒否したくなるわな -- 名無しさん (2020-11-16 10 42 12) すごいマイナスイメージでスタートしたピッコロにも普通に家族親戚の一員みたいに受け入れている。 -- 名無しさん (2021-03-08 23 39 47) 「絶望への反抗!!」が最新技術で帰ってくると聞いたので未来チチのことを追記しました。 -- 名無しさん (2021-03-13 19 00 58) サイヤ人編のこの人が不憫で仕方無い。夫が凶暴な義兄との戦いの末に落命し、息子はマジュニアに連れ去られ1年近く音沙汰なし。ようやく再会した時は2人ともボロボロになっているという… -- 名無しさん (2021-06-13 08 28 30) スパーキングメテオやってるけど技がユニークで使ってておもろいな -- 名無しさん (2021-06-15 07 59 29) 言葉が少々強すぎるきらいはあるがチチの立場からすれば基本的に言ってることは正論 -- 名無しさん (2022-11-21 15 54 37) 原作だとチチが落ち着いてられるタイミングがほぼないんだよな。夫死亡、息子誘拐や夫帰ってこない、また死亡ってそりゃヒステリックにもなる。人造人間編開始時の、3人に弁当持たせようとしたとことか、セルゲーム前に親子3人でピクニックいってるようなちょっと呑気な姿があの家族の本質って感じはあった。 -- 名無しさん (2022-11-21 16 31 46) PS2のスパーキングメテオをやってるがチチの必殺技が面白くて可愛いww -- 名無しさん (2023-01-23 15 21 45) 悟空のためにエステへ行きたがる一方お金のためなら喜んで太ろうとする。可愛いけど笑った -- 名無しさん (2023-05-17 18 36 10) チチは産まれてすぐ母親を亡くしている(牛魔王が「妻を亡くして男手一人で育てた」という意味のセリフを言っている)ので、自分の子供には母親を失くすようなことは決してさせないぞ、と幼少から強く思っていたのかもしれない。そう考えると、初子の悟飯に対する執着も分からんでもない。連載当時、悟空をほっぽって悟飯を抱き上げ、その後の飛行機の中でも怒鳴りまくるチチには、なんだこのヒステリックな分からず屋の親は、なんて思っちゃったけどね。 -- 名無しさん (2023-07-05 16 47 55) Zのアニメオリジナルで悟空がフリーザに脚で池に沈められていてこのままじゃ死ぬかも知れないって所でチチの事を真っ先に思い起こすシーン好き。このままではチチも地球にいる仲間達も全員フリーザに殺されるって思った所で火事場の馬鹿力を出すのも。 -- 名無しさん (2023-08-08 19 33 15) 悟飯がしっかりしてるから初期悟空(12歳)が戦ってるくらいの感覚になるけど、サイヤ人戦頃は5歳というね。自分の知らないとこでドンドン進んでいくし、ヒス程度でガチ狂わなかっただけでも大したもんだと今なら思うわ。 -- 名無しさん (2024-03-12 11 00 55) 名前 コメント