約 2,166,016 件
https://w.atwiki.jp/millionss1st2019/pages/73.html
人が神様をつくり、神様が人をもてあそぶの素敵な感じでした。 こういったお話はかなり好きで、ホラー系TRPGのシナリオにしたいなと思う感じのお話でした。 今度是非、オヤシロ様関係の設定の詳細をもう少し教えてください。 この話を元にホラー系TPRPGのシナリオに創ってみたいです。 -- (kotobuki) 2019-06-28 01 28 58 まずは作者様お2人での合作お疲れさまでした~。どういう感じに役割分担をされたのかも気になるところですね。不思議な話ですが、ホラー色もあって少しゾクっとしながらも楽しく読ませて頂きました。個人的に前半に出てくる村の代表さんの話し方が妙にツボでしたw -- (Cな人) 2019-06-29 10 53 49 伝奇物ホラーの感じと脱力系のどうでも下らないやり取りのバランスがすごく好きです 展開が唐突だったり、不親切なところがままあるんですが、それが読み手に当事者の視点を与えてくれるようで 加えて、あからさまに不十分な真相究明が逆に読後の想像を掻き立てますね 思わず読み返してしまう、そんな作品でした ……合作? どうやってこの形に着地させたのか非常に気になります -- (ラピス) 2019-07-04 01 11 13 読んだ。 難しかった。普通のミステリーや刑事モノと違って説明が少ないから、状況が頭の中で混乱してた。 一人称で進んでちょこちょこ切り替わるのもまた混乱した。 でも、ハッピーエンドに終わったのはわかった。良かった。 -- (someP213i) 2019-07-06 01 44 54 理不尽で身勝手な犯罪に巻き込まれたのも同然なのに、最後にライブで盛り上がれば全部いいよねという終わり方は微笑ましいですね。 志保も緊張感あるんだかないんだか。まあいろいろあって疲れたんでしょう。 美也スラッシュ、強い。 -- (だんがいP) 2019-07-08 23 39 54 不穏な空気がビンビンだったのでドキドキしながら読み進めました。今思えばこの時点でもう作品を楽しんでいましたね。 不思議な話のはずなのに、村人の仕掛けや事の顛末や解決方法など何もかもが人間サイズのお話だったのが好きですね。若干ゆるめの味付けにデフォルメされたアイドルたちも魅力的でした。 -- (azuu) 2019-07-15 23 49 58 ある意味テレビスペシャル版夏の怖い話というか、理不尽な怪現象に巻き込まれたアイドル達は一体どうなってしまうのか? といった真面目な不穏要素の中に作者さん達独自の味付けがされていて、一度の読書で二度も三度も美味しい欲張りなお話になっていたなって思いました。 その分小ネタの数も限りなくて、思わずクスッとさせられる個々のやり取りや立ち回りの間に怪現象が差し込まれる形は「どっちに集中すればいいんだ」と嬉しい悲鳴の原因になっていたり。そもそも本筋となる儀式の話が丸っきり見事に怪しいので、ある程度展開を予測しながら(展開を予測できながら)安心して志保達の怪奇に対する対処の仕方を楽しめたのが良かったです。(セーブポイントという考え方とか、好きです) 後は『合作』というSSとしては特殊な(珍しい)執筆スタイルだったという話を聞き、視点変更によって書き手が変わっているという説明を受けてなお「違和感がない…」と驚きを隠せない自分がいて、SS作者としてはそれが今作一のホラーだった……なんて話を濁してまたこういう変わったお話を読めたらいいな、と一ファンとして楽しみにする次第でした。 ……む~、語りたい事が多すぎて逆にまとまらない感想になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。 -- (餡煮詰め) 2019-08-11 22 51 51 これが...合作...だと...。というのが初めの感想です。まったく違和感なく読みすすめられました。 ホラーもの得意ではないのですが、奇々怪々な本編のシナリオの中にエッジの効いたワードがたくさん散りばめられていて、苦手な僕でも楽しめました!! -- (タオール) 2019-08-25 23 58 35 のりこの活躍と美也ちゃんの動きは必見です おすすめ -- (kbt) 2019-12-08 13 50 03
https://w.atwiki.jp/ninjiyakun/pages/14.html
住人さん視点を忘れない 安定していない3層もいるんだからすべてを尊重していては歪むだけじゃ。 安定した判断が出来ていると思えた3層から「3層の判断を尊重する」を適用していくのがいんちょの役目ではないのかの? おれさまの考える忍者さんの掟 (忍者さんや住人さんが話し合ったり考えたりして決めた掟とは別物です。そちらはそちらで遵守しましょう) ※忍術行使を背景とした住人さんへの恫喝は厳禁 ※1人土遁厳禁 忍者さんとして住人さんと対話する際は可能な限り丁寧に対応しましょう。 複垢は不可(一旦OKとしていましたが、今後は複垢ではなく「兼任」でお願いします) 「兼任」により複数部隊で活動する場合、それを公言の上それぞれの部隊長の了承が必要です。 里と山、同じトリップでの忍術行使は不可(BBSPINKは別サイトです) VIP板・ニュース速報板での忍術行使はそれぞれの板の部隊の忍者さんに限る。 特にニュース速報板に関してはニュース速報板部隊の人以外は触れないようにしましょう。 上二つの※印に関しては破ると基本的に破門となりますので注意してください 良い事言ってる。 http //uni.2ch.net/test/read.cgi/sato/1325752303/116 116 ◆airinYHggOC9-アタバク♪ (尾張・三河國) sage 投稿日:2012/01/07(土) 18 09 10.79 ID uBaK3UaP0 [11/15] (PC) たしかに狼はいわゆる「お察し枠」ではないですね でも専任部隊がいる なんで専任がいるかというと狼板のやや特殊な板の性質上、我々住人の忍者も 他の忍者さんもこれは板の実情に詳しい専任部隊に任せたほうがいいだろう と思われているので枠ももらい7ヶ月続いてきた つまりお察し枠ではないですが、専任部隊があるのでそこに任せましょう というふうに察していただいていた そのおかげかどうか大きな揉め事もなく忍者の出入りも激しすぎず いつもの忍者メンバーで安定的に水遁作業をしてくることができた もし専任部隊の忍者がこれは水遁しないほうがいいなと判断した案件を 他の部隊の忍者さんが「暫定ルールに基づき」水遁したとしたら じゃあ専任部隊の判断はなんなんだということにもなる とにかくゴタゴタや揉め事を嫌う狼の部隊長のおかげで 忍者の本分である水遁作業が安定的になされているのが狼のこの部隊だ 観察スレでも狼なんか見ても面白くないと言われるであろうほど淡々と作業できている そういった空気感をあまり壊れないよう、他の忍者さんには 「お察し枠ではありませんが、こういうところは察していただきたいです」 とお願いしたい次第です 山城くんに手を出すなと言ってるのではありません もしかしたらそのスレに詳しい人にやってもらったほうがこちらも助かるのかもしれない しかしいきなり見ず知らずの忍者が乗り込んできて水遁し、 依頼に対して判断をしていたら 何だコイツは?と思うのが普通です まず当たり前に自己紹介や挨拶から入るのが礼儀だったでしょう こういう所ができてなさすぎるから、某親の人も含めていつも揉めて何度も破門されたりと 業務が不安定になるんじゃないでしょうか ◆Alpha.lGwJBc-α♪ (常陸國)さんの水遁の質・量および考え方、何かをまとめる能力、 率先して物事を行う行動力にびっくりマーク4個。 !!!! 激熱
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/3557.html
庚申様の天邪鬼│和(磐州)│鬼部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-3388.htm
https://w.atwiki.jp/flightglide/pages/355.html
龍の子のお話 これは、とある森の国に龍のかみさまがいた頃のお話です。 とある森の国では、お空に龍のかみさまが佇んでいました。 そして、かみさまは森の国の民をたいそう気にかけていました。 なぜなら、森の国の民はかみさまが作ったものだからです。 森の国の民だけではありません。 その森を作り、動物を作り、人を作りました。 そして、かみさまは人を特に気に入り、地上に降りて、姿を隠したまま人と交わりました。 かみさまは自分の体と人の体を合わせた形の生き物を地上に産み落とし、空に帰っていきました。 人はその生き物をかみさまからの贈り物だとよろこびました。 手と足の生えたかみさまの子は、人の言葉をよく理解し、人と共に暮らしました。 人はかみさまの子を龍の子と呼びました。 龍の子は、智恵はあるけれど力が弱い人を助けるにはどうすればいいか、考え始めました。 ついに龍の子は、足を痛めた人を見つけると、人を背負ってあげました。 そのとき、龍の子は人が必要としているものに気がつきました。 足の速さでは、人は龍の子にはまったくかなわなかったのです。 それ以来、龍の子は人を何人も背負って運びました。 人を運んでいるうちに、人が苦労して運んでいる荷物も運ぶようになりました。 しかし、人の苦労を背負うかわりに、龍の子は傷ついていきました。 小さい人間が通るための道を龍の子が通るたびに、枝がその体を傷つけました。 人はそれを見て、自分が助けられたように、龍の子を助けたいと思いました。 そこで、人は自分の手を使って布を織り、動物の皮をなめし、龍の子に着せてあげました。 他にも、人は龍の子のために道を広げ、足を怪我しないように石ころを取り除きました。 龍の子はそれを喜び、さらに活発に、人のために働きました。 そうして助け合っているうちに、龍の子と人は恋仲になりました。 でも、龍の子と人は交わることはありましたが、子を成すことはありませんでした。 暮らしているうちに、龍の子には龍の子の、人には人の才があると気がついたからです。 なかには、かみさまの力を得ようとして無理やり龍の子を手籠めにしようとした悪党もいました。 そのたび、かみさまは人に雨と雷の力を与え、悪党を打ち滅ぼさせました。 しかし、何度滅ぼしても、かみさまの力を得ようとするものは現れました。 かみさまはついに怒りました。 かみさまは、龍の子と人が恋仲になるということはこころよく思っていました。 しかし、かみさまの力を得ようとする人は、いつも龍の子を物のように扱っていたのです。 悪党はいつも、龍の子と人が子を成せるということだけを気にかけ、かみさまの力を得るということだけに使おうとしたのです。 かみさまは、かみさまになりかわろうとする人の反逆に怒り、そして嘆きました。 そして、悪党のためだけに、龍の子と人を引き離すことを悩みました。 考えたかみさまは、龍の子に人の子を成すことを禁じました。 すると悪党は龍の子を捨て、ちりぢりに逃げて、戻ってくることはありませんでした。 子を成せないと気づいたとたん、悪党にとっては龍の子に価値がなくなったからです。 隠れていた悪党も、それに気づくと、森の国を去っていきました。 これこそが、かみさまが考えた策でした。 たしかに、かみさまは龍の子が人の子を成せないようにしました。 でも、同時に、龍の子をつうじて、人が龍の力を得るようにしたのです。 龍の子と人が交わることで、人は龍の子を通じてかみさまの力を少しずつ手に入れたのです。 その力は、それを聞きつけて帰ってきた悪党を追い払うに十分なものでした。 龍の子は人を乗せ、戦場をどこまでも駆け抜けました。 人はそんな龍の子に皮の鎧を与え、鞍をつけ、自分は槍と剣を持って悪党を蹴散らしました。 その様子を見たかみさまは安心して、森の国を龍の子と人に任せました。 かくして、森の国では、龍のかみさまが見守るなか、龍の子と人は幸せに暮らしました。 龍の子と人のお話 これは、かみさまを従えた人がいた頃のお話です。 とある森の国では、龍の子と人が住んでいました。 龍の子と森の人はお互いに助け合い、森の国を大きくしてきました。 途中で何度も戦争がありましたが、そのたびに二人でそれを退けてきました。 なによりも、龍の子を人が駆って、その足でもって戦争を勝ち抜いてきました。 そして、戦勝の祭りはいっそう激しく、踏み鳴らされる足と、ポッパ太鼓の音が響き渡りました。 しかし、そんな森の国も、ついに滅びのときを迎えようとしていました。 かみさまを従えた人がやってきたのです。 彼は空からやってきました。 龍の子と人は戸惑いました。 龍の子は大地を駆け抜けることはできました。 人は道具を作ることはできました。 でも、飛ぶことだけはできなかったからです。 鳥ですら大地なくしては飛ぶことはできません。 空を泳ぐように飛ぶことができるのは、かみさまだけでした。 ですから、二人はその日まで、空はかみさまのものだと思っていたのです。 まさか、空から人がやってくるとは思わなかったのでしょう。 それでも、たしかに人がかみさまを従えて、空からやってきたのです。 二人は悩みました。 彼は人なのか、それともかみさまなのか。 かみさまは空を飛びますが、空を飛ぶものがかみさまであるかどうか。 しかし、それほど多く悩んでいる時間があるわけでもありませんでした。 かみさまを従えた人は、かみさまの力を使って森の国を焼きはじめました。 二人は考えることをやめました。 そして、彼がどちらであろうと、森の国を守ることに変わりはありませんでした。 かみさまに立ち向かうものがどうなったか、おとぎ話を知らなかったわけではありません。 それでも、かみさまを従えた人の前に躍り出る決心をしたのです。 戦いに身を投じ、手傷を負わせることすら叶わず、ついにひどく傷つきました。 二人がもつれるように倒れて気絶したのを見て、彼は満足して森の国を焼きに戻っていきました。 再び二人が目を覚ましたとき、遠くに夜の青と、森の焼ける赤を認めました。 初めて深手を負って、二人は自分たちが初めて負けたのだと気づきました。 ついに負けて、森の国を守れなかったということに気づいたとき、頬を涙がつたいました。 二人はお互いが同じように泣いているのを見て、そこに立ち尽くしました。 そして、火のついたポッパが跳ね回り、枯れ草を焼き尽くしても、そこに佇んで泣いていました。 夜の青が朝の青に変わるまで、二人は泣きました。 朝の青はすぐに灰色に染まりました。 夜には空で寝ていた彼が、朝になって再び森の国を焼き始めたのです。 ひとしきり泣き終えた二人は、森の国を捨てて逃げることを決意しました。 二人の力ではどうしようもないということもありました。 しかし、それだけでは二人の足はすくんで動けなかったでしょう。 灰色の空の隙間に、二人はかみさまを見た気がしたのです。 そしてすぐに気づいたのです。 かみさまを従えた人が空にいたとして、かみさまが空にいないことにはならない、と。 今の二人にはそれだけで十分でした。 ただし、逃げることはそう簡単ではありませんでした。 かみさまを従えた人が空から見ているからです。 二人は森の影を縫って逃げ回りました。 途中、憤った彼によって森を焼かれ、そのたびに傷つきました。 そのたびに二人はお互いをはげまし、まだ焼かれていない森を走りました。 いつの間にか、彼は森の人を追いかけるのに飽きて、どこかへ行ってしまいました。 しかし、森のなかからはそれが見えません。 どちらにせよ、衝動につき動かされている二人には関係のないことでした。 森の終わりには平原が広がっていました。 そこで、初めて二人は空を見ました。 いつのまにか灰色の空は遠くにあり、見上げれば朝の青が広がっていました。 緑の平原と青がどこまでも続く水平線を二人は歩いていきました。 すぐに歩みは止まりました、二人は国の本当の終わりを目撃したからです。 一面の平原に綱に結ばれた杭が一面に現れたのです。 杭と綱の向こうは海の匂いがしました。 その目の前まで来て、これ以上逃げる場所が無くなってしまった二人は立ち尽くしました。 どうしようかと悩んでいるうちに、水平線の向こうから青い服の人が現れました。 青い服を着た海の人は、慌てているようでした。 少しの間迷ってから、海の人は綱を飛び越えました。 それを見た二人は、安心したからか、血の気が失せてぐらつきました。 海の人は倒れかけた森の人を支えて踏ん張りました。 肩を借りた森の人は起きたことが分かると泣き出しました。 龍の子は倒れたまま、二度と起き上がることがなかったからです。 そして、自分が龍の子を支えてやれなかったことに涙しました。 倒れた龍の子にすがりついて泣いている間、海の人は草原の綱を外し、杭を抜きました。 ひとしきり杭を抜き終わると、海の人は森の人に肩を貸しました。 森を背にして草原を歩きはじめた二人は、綱と杭のあった場所を超えていきました。 かくして、森の人はいっぺんに大切なものを二つ失いました。 そのかわり、肩を貸して一緒に歩いてくれる人を得たのでした。 人のお話 これは、新しいかみさまが現れた頃のお話です。 新しいかみさまは地の底からやってきました。 そして、人々に向けてこう言い放ちました。 我に従えば、地を支配することたやすく、この世のすべてを手にすること造作なし、と。 人々はこれを喜び、新しいかみさまを称えるために、喜び勇んで地の底へ潜っていきました。 地の底で人々は新しいかみさまの墓を見つけると、それの一部を掘り起こして持ち帰りました。 地上に出た新しいかみさまは、自分の体に日の光が当たるのを喜びました。 それに気をよくした新しいかみさまは、自分の一部が地上に持ち出されるたびに、人々に力を授けました。 なかでも人が喜んだのは、空を飛ぶことでした。 最初は鳥のように、地上でもがいているだけでした。 それでも人々の喜ぶ姿を見て、新しいかみさまはいい気になりました。 ついに、褒賞として、人々が永遠に空を飛べるようにしたのです。 人々は自分の足が地面から離れていくことに恐怖しました。 ただ、すぐにその恐怖は歓喜に変わったことでしょう。 新しいかみさまは野蛮だったわけではありません。 口では尊大なことを言ってはいても、人々を戦乱に導くようなことはしませんでした。 しかし、新しいかみさまが喜ぶ反面、人々には野望がありました。 それは世界の秩序を解明するという、壮大なものでした。 空を飛びたいと願ったのも、その一つだったのです。 あるいは、先にそれがあったのかもしれません。 もしくは、なににもかえがたく、焦がれていたのかもしれません。 かみさまを従えた人が現れたときに、その想いは一層激しくなりました。 それは願いとなり、人々が空を飛ぶ原動力の一助となるはずでした。 確かに一助にはなったでしょう。 人々は空を飛び続けているうちに、それが世界の秩序を解明することであると気づいてしまったのです。 その瞬間に、極限まで高めた集中力で、人々は空を飛ぶことに専念しました。 世界の姿をこの目でしかと見渡せるようになるその日まで、と。 その働きによって、人々は限りなく目的を果たしました。 やがて、人々は新しいかみさまの名前を呼ばなくなりました。 あるいは、人々はそれを科学と呼びました。 かみさまのことを考えていた人々は考古学者と呼ばれるようになりました。 科学を従えて、人々は地上にいながら、空を征服できる夢を見出しました。 ついにそれは叶い、人々は龍のかみさまと同じ空を飛べるようになったのです。 空は限りがなく、手を伸ばすだけでは届かなかった青と白の織り成す世界が横に広がります。 さながら、空の草原とも、空に浮かぶ海とも言えたでしょう。 そして最後に地上を見渡して、龍のかみさまと同じになったのだと思いました。 龍のかみさまがしていたように、東から西までを見渡します。 次に南から北を見て、真下を見て、水平線をぐるりと見て、満足しました。 ただ、気分だけは同じになりましたが、本当はそうであるはずがありません。 ひとしきり地上を見渡したあと、龍のかみさまが佇んでいることに気づきました。 地上を見ている龍のかみさまは、とても奇麗な眼をしていました。 どのような宝石にも勝る光の輝きを放つ、あまねく地のすべてを見渡すにふさわしい眼でした。 少なくとも、人々がそれを認めるには十分だったのです。 人々はその奇麗な眼を見て、とっさに自分の目を見ようとしました。 二つの意味で、これほど愚かしいこともないことでしょう。 それに気づいた人々は、再び龍のかみさまのいた方へ振り返りました。 そこにあったのは、龍がただ一匹、空を泳いでいるだけの光景でした。 人々は空で起きたの出来事を話し始めました。 空の青さが変わらないことや、空は寒いという体験談を話しました。 最後に、一匹の龍のこともつけ加えて。 龍の話は、たいそうな人気を博しました。 空に龍を見つければ幸運な一日を送れると、ありがたがられる程度には。 かくして、人は空を飛んだかわりに、かみさまを見失いました。 人形のお話 これは、人形のかみさまが現れた頃のお話です。 ある人形は砂漠の荒野を歩いていました。 どうして自分がここにいるのかは分かりません。 ただ一つの使命を帯びていました。 そして、その使命を果たすために、人形には特別な力が与えられていました。 人形には、考える力がありました。 ただ、なんのためにそれが与えられたのか、人形には分かりませんでした。 六日間歩いても、十日間歩いても、その答えは出ませんでした。 初めて人に出会ったときでさえ、答えが分からない、という答えしか出ませんでした。 人々は人の形をしたなにかを見て、足がすくみました。 人の形をした機械を見て、後ずさりをしました。 意思疎通が出来そうな人形を見て、銃を向けました。 ただ、怖かっただけなのです。 人形は怖いとは感じませんでした。 そのときは、考える力を、怖いと考えることに使わなかったからです。 なによりも、使命が特別な力を凌駕しました。 人形にとって使命は何にも優先される絶対事項なのです。 すぐに人形は人々の誤解を解き、快く迎えられました。 どちらも打算を多分に含んだ、取引の関係でした。 人々は人形をかみさまだと思いました。 意思疎通のできるかみさまですから、当然ながら、破格にたいしては破格の待遇が用意されました。 人形もその待遇を甘んじて受け入れました。 かみさまとして遇されることで、使命を効率的に達成できると思ったからです。 同時に、人々が人形に触りたがることも許しました。 人形にとって使命は何にも優先される絶対事項なのです。 それが達成されるのであれば、すべてを許容できるという判断でした。 ただ、人形が初めてこの世界を見たとき、技術水準があまりにも低すぎるというのが率直な感想でした。 そして、なにもかもがちぐはぐでした。 例えば、人々は地の底から持ち出した磁気記録媒体を、あろうことか都市部の送電線に使っていました。 それくらい、世界はちぐはぐになっていたのです。 そういった事実を、自分の待遇の向上と引き換えに教えては、小遣い稼ぎのようなことをしていました。 そして技術研究所へ着くと、そこでまた、技術のちぐはぐさに戸惑ったのでした。 しかし、人々へ教えることを諦めるということは、人形の考えにありませんでした。 人形にとって使命は何にも優先される絶対事項なのです。 人々は人形のかみさまによって開かれる技術に驚きました。 考古学者がさんざん馬鹿にしていた錬金術を見せられているようでした。 それどころか、自分たちがまるで錬金術師であるかのような気分になりました。 ただ、人形のかみさまはそれを見て、難しい顔をしたり、考え込んだり、微笑んだりしていました。 人形にとって使命は何にも優先される絶対事項なのです。 しかし、それは容易なことではありませんでした。 ちぐはぐゆえに、基幹から使い方が誤っていたり、ある部品が調達できなかったり、この技術が土台から消え去っていたりと、問題は山積していきました。 どんなことを教えても人々からは感謝されました。 自分たちの知りえなかった部分を補完してくれる存在だったからです。 失敗作を生み出しながら変な方向に突き進んでいく人々を見て、人形は嬉しくなりました。 人形にとって使命は何にも優先される絶対事項なのです。 そのはずでした。 でも、人形は人々を見て、自分の考える力が喜びに使われるのを知覚していました。 人々は人形のかみさまが言うように、次々と新技術を開発していました。 とはいっても、失敗の方が多くはありましたが。 失敗作を見て笑う人形のかみさまは、とても気さくでした。 始まりは、独り言のような世間話を聞かれてしまったことでした。 いつもは独りで研究をしているような人々の集まりでしたから、人形のかみさまがいることを失念していたのです。 しかし、人形のかみさまは、そのたわいもない世間話に興味を持ったのです。 人々がどれだけ過去の叡智を求めているとしても、人形のかみさまが世間話に耳を傾けている間は、穏やかな時間が流れていました。 人形は教えることの他に、教えられることの喜びを知りました。 人形には、果たすべき使命はあっても成してきた過去はありません。 ですから、自然とそれを求めたとしても不思議ではないでしょう。 人々の話を聞いているうちに、他の話を聞きたくなった人形は、図書館から本を取り寄せてもらうようになりました。 本を読んでいる間にも研究は進んでいきました。 成果になったものは棚に飾られ、成果にならなかったものは山となって床を埋めました。 廃材が床から一掃される頃、人形は初老の男性が倒れたことに気づきました。 次の日は雨が降っていました。 皆は、これは涙ではないと言いました。 人形は、考える力が悲しみに使われることを知覚しました。 そして、雨の雫は頬に刻まれた縦の線に沿って流れ続けました。 「使命は何にも優先される絶対事項」 その言葉は、人形を縛りました。 また、その言葉が人々への呪いとなって、希望の崖に追い立てていることに気がつきました。 人形は、殉教者と従軍司祭という言葉を思い浮かべていました。 人形のかみさまはその日から、かみさまと呼ばれることを嫌がりました。 人形のかみさまは、リゼイと呼ばれることを特に好みました。 その日から、リゼイは人々の話をよく聞くようになりました。 人々の質問にもよく答えました、リゼイの記録から推定されることを述べただけでしたが。 リゼイはよくお忍びで外へ出るようになりました、始末書の量は増えましたが。 そして、人々が研究と実験に熱中する様子を眺めて、独り言を拾っては世間話をしていました。 人形は悩んでいました。 自分が人々に助言をしなくとも、人々は各々の足取りで歩いていくのだと分かりました。 そんな人々に付き添ってもいいと思いはじめました。 それこそ、従軍司祭のように。 しかし、そう思ったとたん、人形はあることに気がつきました。 人々の終着点のことを避けては通れない問題だと認識したのです。 終着点の問題は、人形自身の問題と深くつながることを把握しました。 人形の使命、それは終着点を再現することでした。 それを再現するために、人々に叡智を授けることを目的とされてきました。 しかし、過去の無かった人形には、此方と彼方の天秤を迷う余地が生まれていました。 最後に人形が比べたのは、研究者の今の姿と、以前の終着点での姿でした。 記録しかありませんが、人形は覚えています。 あの追い詰められてよどんだ目を。 たまに技術研究所の人々もそんな目をしていましたが、それは未来を見た暗い目でした。 そんなものとは比べ物にならない目を、人形は知っています。 未来を失った人々の目というのは、冷石な感触がするのだろうと人形は思いました。 人々がそのような目をすることに、それをじかに見ることにたいして、果たして自分は冷静でいられるだろうか、と考えました。 そのとき、人形は生まれて初めて、怖いという感情が思考を占拠したことに気がつきました。 思考の流れのなかを、そんな未来は嫌だ、という考えが反復しました。 そこで、人形は気づいたのです、自分に与えられた特別な力の理由に。 人形は、自分の特別な力が終着点を別のものに変える可能性であると悟ります。 想起された具体的な恐怖は、抗いがたい使命さえも超越する可能性を含んでいました。 あるいは、使命と共存しながらも、終着点を幸せな方向に修正できる可能性でしょうか。 彼女が選んだ選択肢は、保留でした。 激しく悩み、苦しみにあえいで、「暫くの間は現世人類とともに生活する」という選択肢を見出しました。 かくして、人々は未来への案内人と、かみさまのような友人を得たのでした。 これは、かみさまがいなくなった頃のお話です。 人々にはもう恐れる物が無く、畏れる者も無くなりました。 それでも、あの龍はずっと空に佇んでいます。 ただ、空を見上げて、そこに佇む人もいるのでしょう。 ただ、空を見渡して、そこに佇む人もいるのでしょう。 それでも、あの人形はずっとそこにいます。 ただ、人々が争っているときにも、そこにいるのでしょう。 ただ、人々が争っていないときにも、そこにいるのでしょう。
https://w.atwiki.jp/vsnamed/pages/34.html
番号 カード名 レアリティ 利用者名 活動地域 更新日 PPKK/081 SP 張り切る空/中学2年生(SP) TD(SP) PPKK/083 SP 張り切る美羽/小学5年生(SP) TD(SP) PPKK/085 SP 感嘆するひな/保育園児(SP) TD(SP) PPKK/001 SP 頑張り屋さん空/中学2年生(SP) SP PPKK/022 SP 元気な美羽/小学5年生(SP) SP PPKK/043 SP 飛び跳ねるひな/保育園児(SP) SP PPKK/064 SP 照れる莱香/ロ研部員(SP) SP PPKK/009 RRR 寄りかかる空/中学2年生(RRR) RRR PPKK/025 RRR 湯上りの美羽/小学5年生(RRR) RRR PPKK/047 RRR 水着のひな/保育園児(RRR) RRR PPKK/065 RRR 水着の莱香/ロ研部員(RRR) RRR PPKK/002 SR 水着の空/中学2年生(SR) SR PPKK/007 SR 制服の空/中学2年生(SR) SR PPKK/028 SR 着替える美羽/小学5年生(SR) SR PPKK/030 SR オンナ心 美羽/小学5年生(SR) SR PPKK/049 SR 手を伸ばすひな/保育園児(SR) SR PPKK/059 SR 歌うひな/保育園児(SR) SR PPKK/076 SR 無表情 莱香/ロ研部員(SR) SR 番号 カード名 レアリティ 利用者名 活動地域 更新日 PPKK/001 頑張り屋さん空/中学2年生 RR PPKK/002 水着の空/中学2年生 R PPKK/003 街中の空/中学2年生 U PPKK/004 湯上りの空/中学2年生 C PPKK/005 下着の空/中学2年生 C PPKK/006 お祝いする空/中学2年生 U PPKK/007 制服の空/中学2年生 R PPKK/008 勝利者 空/中学2年生 U PPKK/009 寄りかかる空/中学2年生 R PPKK/010 慌てる空/中学2年生 C PPKK/011 寝言の空/中学2年生 C PPKK/012 笑顔の空/中学2年生 C PPKK/013 雨に打たれる空/中学2年生 C PPKK/014 振り向く空/中学2年生 R PPKK/015 おめかし空/中学2年生 U PPKK/016 お兄ちゃんと一緒 空/中学2年生 U PPKK/017 お手伝いする空/中学2年生 U PPKK/018 はだける制服 空/中学2年生 U PPKK/019 歌う空/中学2年生 U PPKK/020 懐かしむ空/中学2年生 C PPKK/021 小鳥遊 空/中学2年生 C PPKK/022 元気な美羽/小学5年生 RR PPKK/023 水着の美羽/小学5年生 R PPKK/024 パジャマの美羽/小学5年生 C PPKK/025 湯上りの美羽/小学5年生 RR PPKK/026 笑顔の美羽/小学5年生 U PPKK/027 ひなの気を引く美羽/小学5年生 C PPKK/028 着替える美羽/小学5年生 R PPKK/029 睡眠中 美羽/小学5年生 C PPKK/030 オンナ心 美羽/小学5年生 R PPKK/031 抱きしめる美羽/小学5年生 R PPKK/032 両手を広げる美羽/小学5年生 C PPKK/033 宿題中 美羽/小学5年生 R PPKK/034 イタズラする美羽/小学5年生 C PPKK/035 ぬいぐるみと一緒 美羽/小学5年生 C PPKK/036 歌う美羽/小学5年生 U PPKK/037 喜ぶ美羽/小学5年生 U PPKK/038 しっかり者 美羽/小学5年生 U PPKK/039 コスプレする美羽/小学5年生 U PPKK/040 電話中美羽/小学5年生 C PPKK/041 小鳥遊 美羽/小学5年生 C PPKK/042 リビングの美羽/小学5年生 C PPKK/043 飛び跳ねるひな/保育園児 RR PPKK/044 三女 ひな/保育園児 R PPKK/045 湯上りのひな/保育園児 C PPKK/046 否定するひな/保育園児 U PPKK/047 水着のひな/保育園児 RR PPKK/048 食べ盛りひな/保育園児 U PPKK/049 手を伸ばすひな/保育園児 R PPKK/050 大笑いするひな/保育園児 C PPKK/051 入浴中ひな/保育園児 R PPKK/052 不安なひな/保育園児 R PPKK/053 腕をひっぱるひな/保育園児 C PPKK/054 変身したひな/保育園児 U PPKK/055 お休み中 ひな/保育園児 U PPKK/056 お昼ご飯を食べるひな/保育園児 C PPKK/057 憧れるひな/保育園児 C PPKK/058 変身ポーズ!ひな/保育園児 C PPKK/059 歌うひな/保育園児 R PPKK/060 休憩中 ひな/保育園児 U PPKK/061 ぐったりするひな/保育園児 U PPKK/062 見上げるひな/保育園児 C PPKK/063 小鳥遊 ひな/保育園児 C PPKK/064 照れる莱香/ロ研部員 RR PPKK/065 水着の莱香/ロ研部員 R PPKK/066 着替え中 莱香/ロ研部員 U PPKK/067 天然で変人 莱香/ロ研部員 U PPKK/068 文武両道 莱香/ロ研部員 U PPKK/069 覚悟を決める莱香/ロ研部員 U PPKK/070 ハリセンを持つ 莱香/ロ研部員 U PPKK/071 待ち伏せする莱香/ロ研部員 C PPKK/072 よよよの人 莱香/ロ研部員 R PPKK/073 女神の莱香/ロ研部員 C PPKK/074 再会した 莱香/ロ研部員 C PPKK/075 ハリセンで叩く莱香/ロ研部員 C PPKK/076 無表情 莱香/ロ研部員 R PPKK/077 ロ研勧誘中 莱香/ロ研部員 R PPKK/078 織田 莱香/ロ研部員 C PPKK/079 小鳥遊 祐理/姉さん C PPKK/080 瀬川 祐太/大学1年 C PPKK/081 張り切る空/中学2年生 TD PPKK/082 浜辺の空/中学2年生 TD PPKK/083 張り切る美羽/小学5年生 TD PPKK/084 電車の中の美羽/小学5年生 TD PPKK/085 感嘆するひな/保育園児 TD PPKK/086 浜辺のひな/保育園児 TD PPKK/P01 みんな仲良し 空/中学2年生 PR PPKK/P02 みんな仲良し 美羽/小学5年生 PR PPKK/P03 みんな仲良し ひな/保育園児 PR PPKK/P04 小鳥遊家の3姉妹/家族 PR PPKK/P05 二人の秘密 美羽/小学5年生 PR PPKK/P06 お風呂上り ひな/保育園児 PR PPKK/P07 元気いっぱい3姉妹/家族 PR PPKK/P08 美人なお姉さん莱香/ロ研部員 PR
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/10077.html
ここを編集 ■ブレイド 撮影監督 ■チベット犬物語 ~金色のドージェ~ 撮影監督 ■織田信奈の野望 撮影監督 ■さくら荘のペットな彼女 撮影監督 ■神さまのいない日曜日 撮影監督 ■魔法科高校の劣等生 撮影監督 ■デス・パレード 撮影監督 ■オーバーロード 撮影監督 ■プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ 撮影監督 ■マジきゅんっ!ルネッサンス 撮影監督 ■劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女 撮影監督 ■ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 撮影監督(伏原あかねと共同) ■きみの声をとどけたい 撮影監督(継岡夢月と共同) ■宇宙よりも遠い場所 撮影監督 ■ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王 撮影監督 ■ケムリクサ 撮影管理 ■劇場版CITY HUNTER 新宿プライベート・アイズ 撮影管理 ■斗え!スペースアテンダントアオイ 撮影管理 ■ガンダムvsハローキティプロジェクト 撮影監督 ■ダイヤのA actⅡ 撮影管理 ■ヴィンランド・サガ 撮影監督 ■彼方のアストラ 撮影管理 ■神田川JET GIRLS 撮影管理 ■ノー・ガンズ・ライフ 撮影監督(井関大智と共同) ■地縛少年花子くん 撮影管理 ■ノー・ガンズ・ライフ (第2期) 撮影監督(井関大智と共同) ■魔法科高校の劣等生 来訪者編 撮影監督 ■イジらないで、長瀞さん 撮影管理 ■ポケモン Kids TV POKÉTOON「ユメノツボミ」 撮影監督 ■機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 撮影監督(MADBOX 尾形拓哉と共同) ■SCARLET NEXUS 撮影管理 ■『魔法科高校の劣等生』10周年記念完全新作アニメーションPV 撮影監督 ■ポケモン Kids TV POKÉTOON「ゲンガーになっちゃった!?」 撮影監督 ■吸血鬼すぐ死ぬ 撮影管理 ■Cygames コーポレートアニメーションムービー『Follow Your Fantasy』 撮影管理 ■魔法科高校の劣等生 追憶編 撮影監督(藤村兵悟と共同) ■明日ちゃんのセーラー服 撮影監督 ■殺し愛 撮影管理 ■グッバイ、ドン・グリーズ! 撮影監督 ■オーバーロードⅣ 撮影管理 ■虫かぶり姫 撮影管理 ■お兄ちゃんはおしまい! 撮影管理 ■吸血鬼すぐ死ぬ2 撮影管理 ■ヴィンランド・サガ SEASON 2 撮影監督(松向寿と共同) ■金の国 水の国 撮影管理 ■ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 放課後のブレス 撮影監督 ■オチビサン (2023) 撮影管理 ■俺だけレベルアップな件 撮影管理 ■忘却バッテリー 撮影監督 ■関連タイトル Blu-ray 忘却バッテリー 第1巻 Blu-ray グッバイ、ドン・グリーズ! 限定版 Blu-ray 明日ちゃんのセーラー服 1 完全生産限定版 Blu-ray ケムリクサ 1巻 Blu-ray 劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女 完全生産限定版 Blu-ray オーバーロード 1 Blu-ray 神さまのいない日曜日 1 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1525.html
・現代。俺設定満載。希少種優遇。いつも通りだね!! ・ちょっと愛で入ってるね!気をつけてね! 思ったよりも時間が掛かりました。とりあえずどうぞ。 では、ゆっくりしていってね!!! 「だんなさま、あさですわ!おきてくださいまし!!」 朝。心地よい夢の世界に身を委ねていた僕は、いつもの大きな声で現実に引き戻された。 眠い目をこすりつつ寝起き特有の不機嫌な気分で声のほうに目をやると、 そこにはやはり、ウチで飼っているゆっくりさくやの姿があった。 銀色の髪を軽くまとめたおさげに、 ホワイトブリムが映える。 今日も実にキュートだ。まあそれで僕の眠気が吹っ飛ぶわけでもないが。 「だらしないですわ、だんなさま!はやくおきておしごとのしたくをなさってくださいまし!!」 「うん、まあ、それはいいんだけどさ… なんで君いつも目覚ましよりも早く起こすわけ?目覚ましの意味無いじゃん」 「よていのじゅっぷんまえこうどうがしんしのたしなみですわ、だんなさま!!」 「いや、だからそれも視野に入れての設定…まあいいや。着替えの仕度は?」 「いつものところにかけてあります!ゆっくりしたくしてくださいまし!」 ゆっくりする暇があるならもう少し寝かせろよ、と言うとまた小言が飛んでくるのでおとなしくしておく。 僕が着替え始めるのを確かめると、さくやは引き戸を開け颯爽と跳ねて部屋から出て行った。 もう彼女と暮らし始めて1年と少しになる。 最初は手間が掛からないペットという認識で、人気種の子犬でも買うつもりで大枚はたいて購入したのだが、 手間が掛からないどころかこっちの生活が少しだが楽になるという予想外な結果となった。 後で調べてみると、彼女はどうやらメイドの真似事をする習性があるらしい。 おかげでペットどころか、本職には遠く及ばないものの随分と便利なお手伝いができた。 だがしかし。さくやは非常に口うるさい。 それなりに今までのんびりと暮らしていたのが彼女が来てからというもの、 まるで母親と一緒に暮らしているような錯覚を覚える。少なくとも断じてメイドじゃない。 そのせいで僕はかなり規則正しい生活を送る事を余儀なくされてしまった。 とは言っても都会に出てから、一人寂しく暮らしていた以前よりはずっと楽しくやっている。 うるさくはあるが、さくやは可愛いし(ゆっくりに言うのもなんだが)器量もいい。 つまり僕はさくやが誰よりも大好きだ。 これで、あの妙な習性さえなければなぁ… 「おじょうさま、あさですわ!おきてくださいまし!!!」 「うー、まだれみぃおねむなんだどぉ…」 「いけませんわ!りっぱなおじょうさまはきちんとしたせいかつをするものです!!」 「うあ゛ー!なんでそんないじわるいうんだどぉ!さぐや!ざぐや゛ー!!」 あーうるさい。朝っぱらから喚くなよ… 忌々しいあの肉まんの声にイライラしながら、僕は朝食の準備をするために部屋を出た。 僕とさくやとおぜうさま 少し口やかましいが働き者で気配りもできるさくやが我侭を言ったのは、 一緒に暮らし始めて二ヶ月ほど経ってからだった。 「だんなさま…さくやはおねがいがあります」 「なんだ?珍しいな。 まあ言ってみなよ。よっぽどの事でなけりゃ聞いてあげるさ」 「…さくやはしあわせものでございます。なのに… たとえだらしなくても、ひとりではあさもおきられないだめなおかたであったとしても、 これほどにやさしいだんなさまがいるというのに…」 「いや、おだてるのはいいから……え?これ貶められてるの?どっち?」 「さくやは……おじょうさまがほしゅうございます!!!」 …お嬢様?何の? 訳がわからない。僕に妹とかはいないんだけど… 「どういうことさ。お嬢様って…」 「このまえ、ほんをよんでいたときにみたのです。 わたくしのようなゆっくりには、つかえるべきおじょうさまがいると… わるいことだとはわかっているのです!ほかにつかえるかたがほしいなどと! しかしもうかんがえただけでがまんができないのです!! どうか、どうか…」 ああ、もしかしてゆっくりの習性に関する本のことか。 確かにさくや種はれみりゃ種、それも胴付きに仕える癖があるって書いてたが、 今まで知らなかった物を自分で確認、自覚した事で我慢できなくなったんだな… そういえばさくやを買った時もなんか抱き合わせみたいな形で勧められたような気もする。 あんな脂っこい肉まん欲しくないから適当に聞き流したけど。 しかしあのブッサイクで頭が悪い肉まんと暮らすのか?でも他ならないさくやの頼みだしな…… ―――結局次の日、いくつかの条件を飲ませて胴付きれみりゃを飼う事を許した。 ウチに来てからというもの、ろくな要求もせずただ黙々と僕に仕えるあのさくやが。 何か欲しい物は、行きたい所は、やりたい事は無いのかと聞くたびに、 『だんなさまにつかえることが、さくやのなによりのしあわせですわ!!!』 と言って譲らなかったあのさくやが、初めて自覚しながらも我侭を言ったのだ。 きっと身を切るような覚悟だったのだろう。その辛そうな顔を見れば分かった。 ならば断るわけにはいかないではないか。 例えそれで、あの醜く知性の欠片も無い肉まんを家に招く事になるとしてもだ。 念願叶いとても幸せそうなさくやに僕の頬も思わず緩む。 あとは――― 「うぁー、さくやー♪ふっでぃんたべたいどぉ。ぷっでぃ~ん♪ かわいいれみぃにぷっでぃんちょうだいだどぉ~♪」 「はい、おじょうさま!きょうのおやつにはとっておきのぷりんをごよういしてありますわ!!」 「さくやばかだどぉ、ぷりんじゃなくてぷっでぃんだどぉ♪」 「そうですわね、おじょうさま!もうしわけございません!」 「うっう~☆うあ☆うあ♪」 ホントあれさえ居なけりゃなぁ… 上機嫌で奇妙な踊りを始めるでっぷりと膨れた肉まんに、笑顔が固まった僕は自分の血圧が上がるのを感じた。 ―――――――――― さくやは今とても幸せだった。 あの憧れのおじょうさまに、とうとう仕える事ができたのだ。 おじょうさまが来てから二日になり、今までよりさくやは忙しくなったがそんなことは気にならない。 辛い事や上手くいかない事もあるが、充実した日々を送っている。 それにこんな自分には勿体無いほど優しい旦那様がいる。 自分はあなたのほかに仕える方が欲しいなどと、 従者にあるまじき発言をしたというのにそれを受け入れてくださった。 旦那様にはとても大きな御恩がある。自分ごときでは全ては到底返せそうに無い程の恩が。 だがそれでも少しでも完璧で瀟洒な従者に近づき、 おじょうさまを立派な淑女にすることが恩返しに繋がるのだと、さくやは信じて疑わなかった。 少し品性が無く我侭が過ぎるおじょうさまは、従者専門である自分であっても非常に手が掛かる。 が、そう信じればこそさくやは諦めずにおじょうさまを諫め続ける事ができたのだった。 「おじょうさま、いけません!そんなにちらかすのはゆうがではございませんわ!!」 「うるさいんだどぉ!れみぃのこーきなげいじゅつせーがわからないむのーはだまってるんだど! れみぃのげーじゅつのうつくしさがわかったら、ぷっでぃんをもってくるのをゆるしてやるんだどぉ♪」 「おい、うるさいぞ。たまの休みくらいゆっくりさせてくれ!」 「も、もうしわけございません、だんなさま!」 「まったく……また後で片付けないとな。手伝ってくれよ?」 「はい、だんなさま。まことにもうしわけございませんわ…」 「おい、お前もさくやの言うこと少しはきけよ、居候同然の分際で。もうこれで七度目だぞ」 「う~!そんなのしらないんだど!ばかなにんげんはぽ~いするんだど!さくや、ぽ~い!!」 「いけません、おじょうさま!だんなさまにそのような…」 「うぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!みんな゛れみ゛ぃをいじめるんだど!さぐやぁ、ざぐやぁぁ゛ぁ゛!!」 「お、おじょうさま……」「・・・・・はぁ。」 そう。どれだけ辛くとも、さくやは幸せだったのだ。 ―――――――――― れみりゃは、幸せではなかった。今の状況はちっともゆっくりできない。 あの自分の体の大きさとほとんど変わらない狭い部屋にいた頃に比べれば、 おいしいご飯に広い部屋、オマケに大好物のぷっでぃんまで付いてくる。 以前のパサパサでまずいご飯をほんの少ししか与えられず、他に話ができる者も居ない。 そして時々見知らぬ人間に部屋を覗き込まれ、鼻で笑われる毎日。 (それでも世の中に存在する8割の他の胴付きれみりゃよりは恵まれているのだが) それに比べれば、従者までいる現在は天と地の差ほどに恵まれているはずである。 が、当のれみりゃはそう思っていない。 むしろ “今までかわいいれみぃがあんな酷いところにいたのは何かの間違いだ。 さっさと迎えに来ないなどさくやは何をしていたのか。 まあいい、それは許してやる。高貴な自分が住むには少し狭いおうちも、まあ許してやろう。 が、あの人間はなんだ。勝手に自分の家に入り込んで自分の従者を使う。 それどころか従者であるさくやはその人間に逆らいもせずただ従う始末だ。 食事を作るので特別に許してやっているが、自分がそのために我慢するなどあってはならない。 だと言うのに、さくやは我慢しろと言う。 もっとおとなしくだの、人間に逆らうなだの、あれこれと言う。 何故?れみぃはこの“こーまかん”の主なのだ。我慢する事など何もない。 むしろお前達を住まわせてやっているのだから、お前達が自分に跪くのは当然だろう” と考えていた。 早い話がれみりゃは、 『自分がこういう環境にいるのは当たり前。自分の思い通りにいかないこと自体が間違っている』 そう思っていたのだ。 ふざけた話だが、それでもこの肉まんにとってはそれが真実だった。 “むのーなじゅうしゃ”の意見ごときでそれが変わる事は、決して無い。 その思い違いが己の運命を決定付けるとも知らずに。 そして、さくやの努力は実ることなく時は流れていく――― ―――――時は戻り、約11ヵ月後の現在――――― 「おいしくないおはな、ぽーい!まじゅいおやさいののこりもぽーい!れみぃはぷっでぃんがしゅきー☆」 仕事から帰ってきた僕を出迎えたのは散らかった部屋と、テーブルの上の花瓶等を倒しながら、 テーブル上でこっちに例の気持ち悪い変な踊りを見せる、太った醜い肉まんだった。 さくやはテーブルの上に登る様な行儀の悪い事はせず、ただ下でオタオタするだけだ。 「う?うあ☆うあ♪れみぃのかり☆しゅまだんすでにんげんなんかいちころなんだどぉ♪ やくたたずなさくやにもやさしいれみぃはみせてやるから、かんしゃするんだどぉ♪」 「おじょうさま、おやめください!!このままでは、このままでは……」 「……さくや」 「だ、だんなさま。ちがうのです…これは……」 「さっさとれみぃのみりょくにのうさつされたら、ぷっでぃんもってくるんだどぉ♪ うっふ~ん、かわいくてごべんねぇ~ん♪ うっうー☆(ブボッ!)」 わけのわからん事をほざきながら屁をこく肉まんには目もくれず、 僕はさくやに静かに、そして冷徹に告げた。 「もう、だめだな」「!!!」 「これで何回目か分かってるだろ?さくや。約束は約束だ」「・・・・・」 さくやはうつむいたまま何も言わない。 こちらのやり取りにはかまわず、肉まんは調子に乗り続ける。 「きいてるのかどぉ?これだからばかなにんげんはこまるんだど♪ まったく。やくたたずなさくやといっしょにほんとはくびにするとこなんだどぉ! でもしょうがないからとくべつにれみぃのあしをなめればゆるしてやるどぉ♪」 「くたばれ」 「う~?なに『ボゴッ!!』ブボォ!!?」 まだ何かを喚いている肉まんの顔を、僕はおもいっきり殴りつけた。 飛んで壁に激突した肉まんは、顔の中心をめり込ませてウメボシになりながらも何か騒いでいる。 「ぶぼぉぉ゛ぉ゛!!よぐもでびぃどぶりぢーな゛がおぁ゛!!!」 構わず顔面を殴り続ける。どれだけ叫ぼうとも、許しを請おうとも 「ざぐや、だずげでざぐや!!おぜぅ゛ぇ゛!!がっ!が!」 「ごべんじゃ!ゆるじばぁ!ぼ、ぼういだがぁ!!あがっ!ぶがぁ!!」 「ぶげっ!ぎゅが!あげぇ!ぷびぃ!!ぶぅ!ぶぅぅぅ!!!」 ひたすら殴る。殴る。殴る。殴る。殴る。 殴り続けて、もうれみりゃ種特有の再生力も働かなくなった頃、 肉まんはうめき続けるだけになった。さくやは目を瞑ってただ身を震わせている。 僕は動かなくなった肉まんの髪を引っ張り上げ、唾を吐きかけた。 「おい、デブ。いい夢見れたか? お前みたいな醜い豚には過ぎた夢だったろう?」 「ぶ…ぶぎぃ…でびぃぶだじゃ……」 「ブーブー鳴く汚い豚だよ、お前は。生憎ウチに住めるのはさくやに相応しい、理想のお嬢様だけなんでな。 これだけさくやが尽くしても全く進歩が無いバカは、ただの豚。いや、それ以下だ」 豚は今度は必死になって、震えているさくやに助けを求めている。 本当に勝手な奴だ……先程の自分の言動を省みるような事もしないのだから。 何度もさくやを無能だなどと言った事を、僕は決して許しはしない。 「ぶ、あがぁぁ…ざぐやぁ…ざぐぶぎゃぁ゛!!!」 「豚風情が僕の従者を気安く呼ぶな。不愉快だ。 さあ、豚は豚らしく逝くべき所に行かないとな」 「ぶ、ぶぎぃ…でびぃ゛!!やべっ!ぼうぶだない゛べっ!!!ばっ!!ぶあ゛あ゛!!」 そう言って今度は話せなくなるまで再び顔面を殴り続けた僕は、豚の髪を掴んで引きずりながら外へと繰り出した。 さくやも黙ってその後をついて来る。 ―――――――――― 顔が潰れて声も出せなくなった豚を引きずって来たのは、人気の全く無い夜の公園だ。 近所迷惑にならないように声が出せないよう顔面をグチャグチャにしてやったのだが、 豚もここに来る間に少しは回復したのか微かに息を漏らしていた。 「おい……一応生きてるみたいだな、豚。 お前に相応しい最後を用意してやったぞ」 「ば、おでがいじばず、だずげ…」 「ここは夜になるとカラスが集まる場所でな。 そりゃもう町内の四分の一が集合してるんじゃないかってくらいの数さ。 …今は分からないだろ。息を潜めてるからな。 奴らは人にむやみに突っかかるような真似はしないのさ。 賢いだろう?少なくともお前よりはよっぽどな」 「で、でびぃじにたぐ…」 「お前はこれから、カラスに食われる。 体中を啄ばまれて、ジワジワと痛みを感じながら死ぬんだ。 凄いな。骨とか関係なく体全部が食料になるんだ。豚よりもそこは誇っていいぞ」 「いや゛、いやだぁ…なんでれびぃが…」 「はいはいゆっくりゆっくり」 人間ってやつは豚の懇願なんかいちいち聞きやしないんだって。 全て言い終えると、僕は豚の腕を掴み一気に ―――引きちぎった。 「う゛ばぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 バサバサバサバササッバサッ!! 「ぼっぢょ!ぼっぢょゆっぐりぃぃ゛ぃ゛ぃ゛い゛ぢゃい゛!!やべでぇ゛ぇ゛!!!」 豚が大声で鳴くと同時に今まで息を潜めていたカラスたちが一気に群がった。 まず損傷が酷く肉汁まみれだった顔を粗方毟り取られ、次第に叫びは声にならない物になっていく。 「う゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!だじゅきゅぶぃー!!ぷぴぃぃぃ!!」 その光景を、一歩引いたところで僕とさくやは見ていた。 思わず目を背けようとするさくやを、僕は叱りつける。 「だめだ、さくや。ちゃんと見るんだ。 あいつがあまりにもバカで能無しだったという事もあるとはいえ、 理想のお嬢様にできなかった君にも責任の一旦はある。勿論それは君だけじゃない。僕もだ。 だけど君が約束を守れなかったのも事実だ。だからこそ、ちゃんと見るんだ」 「う…うぅ…おじょうさまぁ…またちゃんとおじょうさまをりっぱなしゅくじょにできませんでした。 ゆっくりさせてあげられませんでした。さくやは、さくやはだめなじゅうしゃでずぅ…」 「駄目なんかじゃないさ。今回だって前回よりはまだ上手くやれてただろ? 今まで犠牲になった“おじょうさま”のためにも諦めちゃ駄目だ」 「だんなさまぁ…」 さくやは何もできずに叫び続ける豚を前に涙を流している。 そう。僕が今までさくやに与えた“おじょうさま”は別に一匹というわけではない。 そもそも僕がさくやと、“おじょうさま”を飼う時に交わした約束、条件にもそんな事は書かれてない。 ・おじょうさまの世話だけでなく、僕の世話も怠らない事。 ・もしおじょうさまが相応しくない行動をとった時は、さくやが責任を持って躾ける。 ・それができずに僕の注意や警告が十回を超えれば、不適合と判断し処分する。 ・処分して約一ヵ月後、また新しいおじょうさまを迎え入れる。その後は上の通りに。 たったこれだけだ。が、それで十分だった。 まず一匹目は三日で目に余る行動が規定回数を超えたので殺した。 さくやは勿論泣きじゃくったが、次があると説得し何とか立ち直らせた。 二匹目のおじょうさまは三日半もった。が、結局死んだ。 さくやは泣きじゃくったが、また説得で立ち直った。 そうして次々と肉まんを与え、そのことごとくが死んでいった。 ちなみに今回は十一匹目だ。今度は六日間もった。 きっとさくやは僕が支える限り、決して諦めず何度だって挑むだろう。 僕はただ、それを応援するだけだ。 ―――――――――― 食事が終わったカラス達は、一匹残らず飛び去っていった。 残ったのは地面に広がった食べカスと肉汁とボロボロになったおべべだけ。 さくやはまだ、かつておじょうさまが居たであろう場所を見つめてしゃくりあげていた。 自分のせいでまたおじょうさまが死んでしまった。今度こそは、と思っていたのに… いや、思っているだけなら毎回だ。ついてこないのは結果だけ。 なんで、どうして…そんな事を考えているさくやに、“だんなさま”が優しく語りかけた。 「さくや…ごめんな。僕ももう少し我慢強くなってやればとは思うんだけど。 それでも君が役立たずだって、あれほど尽くしていた君があんな能無しに言われた事が許せなかった。 何度もやってて言うようなことじゃないのは分かってるんだけど、さ」 「わかっております、だんなさま…」 そうだ。そんなことはわかっている。怒るときの理由は色々あったが、 いつだって旦那様は自分がおじょうさまに、無能だ役立たずだと言われた時にしか怒らなかった。 悪いのは旦那様でも、おじょうさまでもない。 おじょうさまの期待に答えれない自分が悪いのだ。 自分がちゃんとしてればおじょうさまもお怒りにならず、旦那様の不評も買うことは無いのに。 それでも、旦那様は応援してくれる。こんな勝手で駄目な自分に頑張れと言ってくれる。従者だと言ってくれる。 ならば精一杯努力しなければ。そのために旦那様は幾つものチャンスと一ヶ月の猶予をくださるのだから。 これからもさくやのする事は変わらない。 次のおじょうさまに仕える為に更に従者としての心構えを学び、 その間だけでも迷惑をかけた分旦那様だけに心から御奉仕するのだ。 だから、こんなところでうちひしがれている場合ではないのだ。こんなところで、こ・・ん・・な・・・ 何度経験したからといって、目の前で大事な存在が永遠にゆっくりしてしまう事に慣れる訳が無い。 自分の心を必死に押さえつけようと目を潤ませるさくやを“だんなさま”は持ち上げ、抱きしめた。 「いいんだよ、さくや。そんな事まで我慢する必要は無いんだ」 「だ、だんなさま…!?」 「誰だって完璧にはなれやしない。僕は君にそんな事望んじゃいない。 ただ自分の心に正直であってほしいだけなんだ。 だから、泣きたい時はおもいっきり泣いていいんだよ。 僕には君がどれだけ辛いかはわからないけど、受け止めてあげる事ぐらいはできるんだからさ」 それも旦那様の役目ってもんだろ?と笑う“だんなさま”に、 さくやは改めて『この方が私の旦那様でよかった』と思い、おもいっきり胸に頭をうずめて、泣いた。 「だんなさま……だんなさまぁ………うわあぁぁぁぁぁん!!!」 “だんなさま”は何も言わず、ただ優しくさくやの頭を撫でてくれた。 ―――――――――― 泣きじゃくるさくやの頭を優しく撫でながら、僕は―――ニヤリと笑った。 そうだ。これでいいんだ。そうでなくてはならない。 これでこそ、あんな肉まんの相手をわざわざする甲斐があるというものだ。 僕はさくやの全てが好きだ。 懸命に尽くしてくれるところも、少し口うるさいところも、 笑った顔も、嬉しそうな顔も、そして悲しそうな顔も。なにもかも。 僕は独占欲が深い男だ。できればさくやには僕だけを向いていてほしい。 でも、さくやはお嬢様が欲しいと言う。 当然僕は気に入らないが、さくやの頼みは聞いてあげたい。 が、僕らの間にあの醜い肉まんを入らせるつもりはない。 そのために僕が良い格好してればさくやに嫌われる事も無く いつでもあの肉まんを排除できる、自分にとって都合のいい条件を作った。 これで短い期間で奴を消せる。 なにせ最低でも、タイムリミットは奴がさくやを十回馬鹿にするまでなのだから。 そこに関しては譲るつもりはない。あんな豚がさくやを罵るなどあってはならない事だ。 あのさくやが居る事のありがたみを少しも理解しない愚か者なら、それで十分だ。 後は僕の機嫌を損ねたときぐらいだろうか。それをしてしまうとマジで瞬殺なので控えてはいるが。 さくやは自分の勉強の成果が出ていると思っているようだが、なんの事はない。 奴らが処分されるまでの日時が延びているのは単に運と、僕のさじ加減によるものなだけだ。 十回という回数にも深い意味は無い。 ただなんとなく、五回程度で我慢の限界というのは人として器が小さいと思われるかも、と考えただけだ。 そして後はあの肉まんを処分するだけ。 これに関しては楽しい事など何もなかった。僕に豚を虐めて楽しむ趣味などない。 が、その後のさくやにハマッてしまった。 あの肉まんが死んでいくときの無力感と絶望感に満ちた表情。 そして奴が死んだ後に、普段からは考えられないほどに悲しむ姿を見るだけで興奮が収まらない。 実は当初、再び肉まんを買い与えるつもりはなかった。 だがその時のさくやの反応を見るのに病み付きになってしまったため 再び見たいが為の追加の処置であったが、以外にもさくやには心が広いと感謝されるし良い事尽くめだ。 まああんなに泣くほど想われている肉まんどもに嫉妬して辛く当たるのはご愛嬌というもの。 お陰でカラス達も、ここがたまにご馳走がもらえる場所だと覚えてしまったようだ。 代価はというと、月一でペットショップに置いてある問題ありな肉まんを安く買い叩くだけ。 入荷当初、ペット用の胴付きれみりゃは脂っこい気持ち悪さで人気が出ずほとんど売れなかった。 それに頭が悪すぎて卸す前に受けたせっかくの躾を忘れてしまう事も多いから、問題ありが沢山出る。 誰もすぐ調子に乗って言う事は聞かず、所構わず散らかし、屁をこく不細工で我侭な肉まんなど欲しがりはしない。 今では虐待用くらいしか需要が無く、売れずに育ちきって処分にも困ったバカが探せば割といるのだ。 店側も見世物同然のタダ飯喰らいを置いておくよりマシと捨て値で売るし、無駄がない。 後はあの耳障りな声や妙な行動、我侭を我慢すれば良いだけ。 それも、もしこちらの我慢の限界が来たなら簡単に切ることができる。 そりゃ時々は億劫になるが、さくやの色んな顔が見れるとなれば安いものだと思う。 そもそも彼女は自分と他のゆっくりとの違いがわかってないみたいだ。 なんせ彼女のような希少種とあのゆっくり一馬鹿な肉まんの頭の出来が同じだと信じているのだから。 だからこそ、ああも無駄な躾を続けれるのだろう。 そんなものあのどうしようもない豚以下の知能しか持たない肉まんに通じるはずがないのに。 自分が仕える者なのだから、自分と同等かそれ以上の知能を持っている筈とでも思っているのだろうか? そんな事はありえない。彼女の理想と、現実は遠く離れすぎている。 実際にあらゆる面において特別なのは彼女の方であって、あの肉まんはその点においては最下層に位置する。 仕える価値など微塵もありはしない。いいところあの肉まん達ではおぜうさま(笑)が限界だろう。 別に彼女の変な習性も、無ければ無いでお互い上手くやっていけるのは事実だ。 しかし、あればあったで良いものを見ることができる。 彼女だってこの事に気付かなければそれなりに幸せにやっていけるだろう。 これからも僕らのこの関係は何も変わらない。変わる必要も無い。 もう一度言う。僕はさくやが大好きなのだ。 ただ、それを実感する方向性が捻じ曲がっているだけで。 ―――――――――― しばらく経って泣き止んださくやに、僕はいつもの様に話し掛ける。 「さあ、さくや。もう帰ろうか。次のために勉強しないとな」 「…そうですわね。つぎこそはやってみせますわ!みててくださいませ、だんなさま!!」 ああ、見ているとも。まあ君の努力が報われる事は未来永劫無いけどね。 「そうだな。頑張れよ! …その前に晩御飯だな。お腹が空いて仕方ない」 「まあ、だんなさまったら。 それならはやくかえりましょう?おてつだいいたしますわ」 「これからも頼りにしてるよ」 「・・・はい!おまかせくださいませ、だんなさま! さくやはきっとりっぱなじゅうしゃになってみせますわ!!」 「ああ。楽しみにしてるさ……」 僕の陰湿な愛情表現に付き合ってもらうんだしな。 僕に抱かれながら決意を新たにするさくやには見えないように、歪んだ笑みを浮かべて僕は家路を急いだ。 ・あとがき 通常種は嫌いです。それよりもゲスが嫌いです。でも胴付きれみりゃはもーっと嫌いです。引き千切りたい。 というわけで、色々考えたけどやっぱゆっくりは完全に幸せになっちゃいけないよねっていうのが今回のテーマ。 困った事にこういう話になるとどうしても人間が気持ち悪くなります。仕方ないね。 あと、カラスの餌付けはダメ。絶対。 と、言うわけで、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました! 小五ロリあき ・過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 412 僕と『あの子』とゴミ饅頭と ふたば系ゆっくりいじめ 446 俺とゲスと自業自得な餡子脳 ふたば系ゆっくりいじめ 460 弱虫まりさとほんとの勇気 ふたば系ゆっくりいじめ 484 ドスと理想と長の資格 前 ふたば系ゆっくりいじめ 494 ドスと理想と長の資格 後
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/304.html
『少女探索』 俺は少女を探していた。 いやあれは魔王かもしれない、鏡かもしれない、もしくはイモリだっかも。 とにかく俺は少女を探していた。 「起きなさい」 夢だった。 ベットにはナメクジが張りついていた。 「おはよう」 おはよう。 起こしに来たのは岡部だ。少女を探さなくては。 通学路を歩いた。 左では銀色の小人が生きたまま谷口を解剖していた。 よく飽きずに毎日やるなと思う。 あ、飛び出た腸がチャックに入ってる。 右では朝比奈さんがメイド服を着ながら、泥の上を転がっていた。 幸せそうな白眼をむいてた。 横には朝比奈さんの脳味噌が堕ちていた。 俺が拾おうとすると朝比奈さんが転がってきて潰してしまった、もったいない。 俺は少女を探していた。 図書館に来た、入り口には長門と朝倉と喜緑が立っていた。 長門は二人に俺の指を差し出した。 二人は夢中で食べた。 俺も食べた。 焼いた車の味がした。 俺は少女を探している。 教室に着いた。 机に持って来たカモノハシの卵を置いた。 産まれそうだ。 中から国木田が出てきた。 俺は命の誕生に感動した。 ベトベトな国木田は俺に古泉をくれた。 「お弁当だよ。」 古泉は「メェー」と鳴いた。 俺は少女を探していた。 文芸部のドアを開け、中に入っていく。 花が咲いていた。 花には顔がついてる。 一人で不機嫌そうに窓を見ていた。 この子憎たらしい顔はあの少女だ。 ついに俺は少女を見つけた。 花が嬉しそうにこちらを向いた。 その顔を見ると俺も嬉しくなって、顔の筋肉が緩む。 「ようハルヒ。」 そう言うと俺は花を踏み潰した。 今日も退屈だ。 俺は少女を探している。 キ「カレーについてで悪いんだが」 長「・・・・・・・・・・・(wktk)」 キ「松屋のカレーって微妙だよな」 ハ「バッカ、あの安さであの量は十分魅力的よ!」 キ「いや、味の話をしてるんだが」 ハ「あんたの舌が貧相なんじゃない?」 ナ「貧相だってばよ!」 古泉「僕もポータブルオーディオを買ったんですよ。SONYの『NW-A3000』です」 長門「…15,498,710……15,498,705……」 古泉「何ですかその数字は?」 長門「発動するまでの時間」 古泉「発動する?何がですか?」 長門「タイマーが」 キョン「なあ長門」 長門「…何?」 キョン「お前インターフェイスってことはOSか何かが乗ってるのか?」 長門「…そう」 キョン「てことは、どのくらいのサイズのOSなんだ?」 長門「OSと呼ばれるもの自体は2進接頭辞で表すと3.5G程度」 キョン「意外と軽いOSだな」 長門「ただし、記憶など、追記情報などを合わせると38Yを超える」 キョン「Yって聞いたことないな」 長門「…そう」 …… キョン「何がやりたいんだか俺」 ハッ! サルベージ ハルヒ「キョン!」 ○○「キョンじゃない!俺は○○だ。」 みくる「キョン君」 ○○「ちょ、朝比奈さんまで・・・。俺は○○です。」 古泉「キョンさん」 ○○「違う!俺は○○!」 長門「○○」 キョン「違う!俺はキョン・・・・ あ!」 一同「ニヤリ」 『星の金貨』 むかしむかし、あるところに、有希というやさしい女の子がいました。 お父さんもお母さんも死んでしまって、有希の持っている物は着ている服と、しんせつな人がくれた一切れのパンだけです。 でも、この子はとてもやさしい子でした。 たよる人のいない優は、神さまだけをたよりに野原へ出ていきました。すると、まずしい男の人がやってきて言いました。 「おねがいだ。わたしに何か食べるものをおくれ、もう、腹ぺこなんだ」 食べるものといっても、有希には一切れのパンしかありません。 このパンをあげてしまったら、有希の食べるものがなくなってしまいます。 でも、有希は持っていたパンを全部あげて言いました。 「神さまのおめぐみがありますように」 そして先へ歩いていくと、1人の子どもがやってきて、泣きながら言いました。 「さむい、あたまがさむいよう。ねえ、何かかぶる物をちょうだい」 そこで有希は、自分のボウシをあげて言いました。 「神さまのお恵みがありますようにー」 またしばらく行くと、今度は上着がなくてこごえている子どもに会いました。有希は、自分の上着をぬぐと、その子どもにあげて言いました。 「神さまのお恵みがありますようにー」 また先へ歩いていくと、べつの子がスカートとをほしがるので、スカートをあげて言いました。 「神さまのお恵みがありますように」 とうとう、有希は森にやってきました。あたりはもう、すっかりと暗くなっています。 そこへまた1人の子どもがやってきて、下着をほしがりました。下着をあげると、有希ははだかになってしまいます。 有希はすこしまよいましたが、(暗い夜だから、だれにも見られはしない) 有希はこう考えて下着をぬぐと、とうとうこれもあげて言いました。 「神さまのお恵みがありますようにー」 こうして、有希が何一つ身につけずに立っていると、とつぜん空から星が落ちてきました。 そしてその星は、ピカピカ光る金貨になったのです。 気がつくと、裸だったはずの有希は、いつのまにかりっぱな服を着ていました。 「ああ、神さまありがとう」 有希は金貨をひろいあつめると、そのお金で、まずしい人たちと幸せにすごしました。 「みんな幸せになーれ」 おしまい ……長門、今回もハルヒの 仕業 か? 「違う」 じゃあなんでだ?ハルヒ以外にこんなことができるやつはいるのか? 「……わからない」 長門でも分からないのか……。 「ごめんなさい。でも……私達が手を下さなくともすぐ直る」 誰が直すんだ? 「たぶん……管理人という人物……」 そうか……まだ見てないSSを見ようと思ったんだがな……。 「私も」 どうやら長門が言うにはすぐに直るらしい。 すぐってのがどれくらいなのか、なんて訊くのはそれこそナンセンスだろう。 なぜならこの待っている時間の間もまた非日常だ。 そして、今しかないそれを満喫しよう、というワケだ。 ……な~んてな。 そんな大人な思考が俺に備わっているハズもなく、 俺は保管庫の修復をまだかまだかと待ちわびているのさ。 それまで長門と一緒にプリンスレを覗いたり、 こっそり長門スレに行って萌えてみたり、 誰もいないことを確認してエロパロスレを見ていたり。 でもさっき俺がエロパロスレを見てた時にいつの間にか長門が後ろにいたりして、 冷や汗が滝のように流れ出たな。 俺の言い訳を無視して、「……けだもの」とか言い出したな。 まぁ年齢制限を守らなかった俺が悪いんだがな? そんなこんなで管理人さん、応援してますよ。 「小学生の、六年生の時。家族みんなで野球を見に行ったのよ球場まで。あたしは野球なんか興味なかったけど。着いて驚いた。見渡す限り人だらけなのよ。野球場の向こうにいる米粒みたいな人間がびっしり蠢いているの。 日本の人間が残らずこの空間に集まっているんじゃないかと思った。でね、親父に聞いてみたのよ。ここにはいったいどれだけ人がいるんだって。満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた。試合が終わって役まで行く道にも人が溢れかえっていたわ。 それを見て、あたしは愕然としたの。こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、実はこんなの日本全体で言えばほんの一部に過ぎないんだって。家に帰って電卓で計算してみたの。日本の人口が一億数千ってのは社会の時間に習っていたから、 それを五万で割ってみると、たった二千分の一。あたしはまた愕然とした。あたしなんてあの球場にいた人混みの中のたった一人でしかなくて、あれだけたくさんに思えた球場の人たちも実は一つかみでしかないんだってね。 それまであたしは自分がどこか特別な人間のように思ってた。家族といるのも楽しかったし、なにより自分の通う学校の自分のクラスは世界のどこよりも面白い人間が集まっていると思っていたのよ。でも、そうじゃないんだって、その時気付いた。 あたしが世界で一番楽しいと思っているクラスの出来事も、こんなの日本のどこの学校でもありふれたものでしかないんだ。日本全国の全ての人間から見たら普通の出来事でしかない。そう気付いたとき、あたしは急にあたしの周りの世界が色あせたみたいに感じた。 夜、歯を磨いて寝るのも、朝起きて朝ご飯を食べるのも、どこにでもある、みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、途端に何もかもがつまらなくなった。そして、世の中にこれだけ人がいたら、その中にはちっとも普通じゃなく面白い人生を送っている人もいるんだ、 そうに違いないと思ったの。それがあたしじゃないのは何故?小学校を卒業するまで、あたしはずっとそんなことを考えてた。考えていたら思いついたわ。面白い事は待っててもやってこないんだってね。中学に入ったら、あたしは自分を変えてやろうと思った。 待ってるだけの女じゃない事を世界に訴えようと思ったの。実際あたしなりにそうしたつもり。でも、結局は何もなし。そうやって、あたしはいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わるかと思ってた」 「雨だな長門」 「そう」 「朝から気が滅入るな」 「でも、傘だと顔見られなくてすむ」 「そういうもんか」 「そう」 「雨上がったな」 「なにしてんだ、空見上げて、長門」 「え、虹か、無理そうだな」 「そう」 「残念か」 「ちょっと」 長門「飽きた」 古泉「何にですか」 長門「カレーに飽きた」 古泉「そうですか、じゃあこのカレーは」 長門「誰も食べないとは言っていない、その汚い手をカレーから離せ」 古泉「との事ですよ、朝比奈さん」 みくる「ふぇ?わ、わたしですか~!?」 長門「空って広いよね…」 キョン「うん」 長門「でも空の上には更に広い宇宙があるんだよね」 キョン「長門の故郷か…」 長門「うん」 キョン「オチは?」 長門「ない」 長「ばぶ~」 長「ちゃ~ん」 キ(なんだこの展開) 長「ぶ~ は~い」 キ(よし話してみるか) 長「は~い ちゃ~ん」 キ「ばぶは~い?ちゃ~んばぶちゃ~ん? は~いちゃ~んばぶ~?) 長「日本語でおk」 キ「長門ッ 好きだッ!!」 長「え? あっ・・・そこは・・・あぁん・・・やめ・・・」 ハルヒ「トリャーッ」 ドカーン キョン「おふぅっ、コラハルヒ。女の子がドロップキックなんてするもんじゃありません!」 長門「………」 ヨイショ ヨィショ キョン「コラッ長門!テーブル上っちゃダメでしょ!」 長門「………てぃ」 ボスッ キョン「ボディプレスッ!?コラー長門ー?スカートで飛んだり跳ねたりしちゃいけないって言ってるそばからお前はー!」 ハルヒ「コラーッ!!神聖な部室で何してんのよエロキョンー!!有希から離れろー!」 ドカーン キョン(///)「げふっ!お、女の子が胴回しなんてするんじゃないっ!パンツ丸見えじゃないか!」 長門「あいあんくろー」 グシャー キョン「いてて…こいつやったなー?お仕置きだー!!」 コチョコチョコチョコチョ 長門「ん……むずかゆさを認識した」 ハルヒ「有希から離れなさーいっ!」 ドカーン キョン「いたっ!こぉんの、お転婆娘共めーっ!」 コチョコチョコチョコチョコチョコチョ ハルヒ「うぎゃー!離せー!!」 ギャーギャー 長門「っ!?……心地よさを認識した」 キョン「ハッハッハッ参ったかー!」 みくる「(致命傷のはずなのに………なんで?)」 古泉「(……キョンパパツヨス)」 っていうSS誰か頼む みくる「カレーって何ですか~?」 長門「カレーとは私」 みくる「はい?」 長門「もしくは私がカレー」 古泉「早い話が、保守ですね」 「ようやく秋だな」 「秋ですね」 「秋?」 「秋といえば!」 「読書ってことか、長門」 「芸術よね、みくるちゃん」 「食欲の秋ともいいますね、涼宮さん」 「えーと、えっと 秋、秋」 「焼き芋」 「それだ!」 俺が長門の部屋に来たのはこれで何回目になるんだろう まあ今回はトラブルがらみではないのだが 「長門、こっちの部屋、開けていいか」 それは、俺と朝比奈さんが3年間過ごしたというか寝てた部屋だ 「かまわない」 開けるとそこにも長門がいた 「うぉ、どうなっているんだ 長門」 「そっちのは長門B コピー」 部屋の中には、へんちくりんな機械がすえつけてあった 「監視任務に人手が必要な場合に備えて、作成した、コピーは30日で消える」 「消えちまうのか、こいつって 長門Bさん」 「あなただって、爪や髪を切るのにためらいはないはず、同じこと」 「そうなのかしれんが」 「コピーはわたしの一部、消えてもなにも問題はない」 「特殊機能もある」 長門(オリジナル)あーめんどくさい、がいうなり、足元に小さい長門の一群がとおりすぎた 「縮小コピー」 「わかった、もういい、すくなくとも、拡大コピーと両面コピーは見たくない」 「あなたもコピーが欲しい?」 「俺のコピーか・・・・・・」 気がつくと自宅のベッドの中にいた 長門(多分オリジナル)が俺を見下ろしていた 「記憶情報を操作する」 俺は一人ベットから起き上がった 悪い夢をみていたようだ 朝比奈さんの卒業式の日、SOS団とその他のみんなで携帯で写真撮影とかをしていたら長門からメールが届いた。 From 長門 Sub ほしい 本文 わたしも しやしん 部室を見渡してみるといつもの定位置で本を読んでいる長門の姿。でも、ときおりこちらをチラチラと見ていた。 お前なぁ…こんな日にまで本読んでるんじゃねぇよ 「長門もこっち来て一緒に写真取ろうぜ」 「………」 長門は無言で肯首。こちらに寄ってきた。 その時の写真を待ち受けサイズに設定してやったら 「必要ない」とか言ってたくせに、後日 From 長門 Sub 無題 本文 しやしん まちうけ ほうほう おしうて とメールが来た。 「絶対領域」 『名詞』 ミニスカートとニーソックスとの間に挟まれた[ふともも]部分のこと。 白く眩しい神の領域とたたえられ、神聖不可侵の聖域とされる。→(関連)ニーソックス、マルチ、まゆら、etc 当然のことながらその存在には[ミニスカート]、[ニーソックス]という二大アイテムが必須で、 かつ、垣間見える白く眩しいふとももが絶妙のバランスで配されねばならない。 [ミニスカートの丈]:[絶対領域]:[ニーソックスの膝上部分] の比率が 一定範囲内にないとその真価を発揮しないため、細心の注意を要する。 4:1:2.5がベストとされ、許容範囲は±25%程度である。 以上の如く困難な諸条件を完璧なまでに極めた時、はじめてそこに「絶対領域」が生まれる。 この「絶対領域」が放つ光がいかに崇高なものかがうかがい知れよう。 最高の美、究極の夢、史上最高の萌え、と様々に形容され、崇拝される所以である。 その視覚効果がもたらす破壊力はすさまじく、ありとあらゆる防御障壁を無効化する。 現実問題として属性保持者には萌える以外の選択肢はありえず、 防御手段を講じること自体、無意味かつ無益である。 抵抗をやめ降伏することこそが、良識ある人としての道だろう。 「絶対領域」こそが人類に残された最後のエデンなのである。故にこれを装備したものは「究極の浪漫」を手に入れたに等しい。 とにかく激萌えであり、反論することは天に弓引く行為と知るべきだろう。 まぁ、そのなんだ……ハルヒ。GJだ!! 「う、うっさいわよバカキョン!///」 長門「今から占いをする。この紙にあなたのプロフィールを書いて」(←ちなみに魔女ルック) キョン「はぁ…なんで占い?」 長門「いいから書いて」 キョン「わかったよ…」 カキカキ 長門「では始める」 キョン「(なんか緊張してきた…)」 長門「あなたの名前はキョン?」 キョン「違う。それはあだ名だ」 長門「キョンクン………///」 ポッ キョン「だからそれはあだ名だって」 長門「………」 キョン「…なんだよ?」 長門「あなたは私が好きになーるー、だんだん好きになーるー」 グルグル キョン「いや、占ってくれよ…」 キョンって言いたかっただけな長門で保守 「有希、お は よ う」 「んー」 「おはよう」 「んー」 「もう、おはようぐらいいいなさいって」 「おはよ」 長門「どしよう、お弁当が二つ」 一方ハルヒは早弁したのにもう腹を空かせていた! 「うぅー、おなか減った。キョンのお弁当でも食べちゃおうかしら」 長門「はい、あーん」 キョン「いだだだだ、そこ口じゃないから!目は口ほどにものを言うって言うけど口じゃないから!」 あーあ、カゼでお休みなんてつまんない。早くキョン達お見舞いにこないかな… ピンポーン あっ、さてはキョンね!まったく遅いわよ!ゴホゴホ キョン「俺のプリン食ったの誰だ?」 ハルヒ「あたしよ。悪い?でも」 キョン「いいや、お前は悪くない。お前の目の前に置いておいて目を離した俺が悪いんだ。」 ハルヒ「でもね・・・」 キョン「朝比奈さん、一緒にプリン買いに行きませんか?」 みくる「あ、行きます~。」 ハルヒ「行っちゃった・・・手作りのプリンあげようと思ったのに・・」 長門「勝手に食べたのがいけない。彼が帰ってきたら素直に謝ればいい。 手作りのプリンを貰えれば喜ぶはず。」 ハルヒ「そうね。ちょっとトイレ行ってくるわ。」 ガチャ ハルヒ「あら、キョンにみくるちゃん、戻ってたの?」 みくる「涼宮さんの分も買ってきましたよ~。」 ハルヒ「あ、ありがとう。ところでキョン、冷蔵庫にプリンが入ってるからそっちも食べていいわよ。」 古泉「ああ。それなら僕が頂いてます。おいしいですね。どこのお店のですか?」 翌日、ハルヒの力で古泉一樹という存在は消えていた。 古「では逝きますよ、 ホッシユーレ」 キ「アッー!」 長門「おーともぉないせかぁーいにぃーまー」 キョン(たまには朝比奈さんの着替えを見てみたいな。今日はノックし忘れたことにしよう。)ガチャ キョン「うぃーっす!ってうぉ!?」 長門「i………(///」 キョン「…いや、歌っていいんだぞ?」 長門「//)今のは腹話術」 キョン「はは、バレバレだ」 長門「//////情報結合の解除を申請する」 キョン「アッー!」 「……長門」 「……なに?」 「……今まで楽しかったか?」 「割と」 「そうか…」 それが俺と長門の最後の会話だった。 瞬きをしたら長門はいなくなっていた。 夜の公園に吹く風が、いやに冷たく感じる。 これで良かったのか? 長門はこんな結末を望んでいたのか? 少なくとも俺は望んでなんかない。 段々と人間らしくなっていく長門。 本当にたまにだけど、笑顔を見せてくれた長門。 キスをすると恥ずかしそうに俯く長門。 俺の好きだった、愛していた長門有希は……もういないんだ。 長門、じゃあな。 ───ユサユサ 俺、本当に愛してたんだぜ? ──ユサユサ 今までありがとな。 ─チュ 「ん……?」 「…起きた?」 「あれ…、長門?」 「あなたはすごくうなされていた」 「夢……か。長門、起こしてくれてサンキュな」 「別にいい」 「ってもうこんな時間か。悪いな待たせちまって。帰ろうぜ?」 「………私の家に寄っていかない?」 イミフEND キ「何、読んでんだ?」 『保守』 キ「保守がぁ、すきなんだな。」 ナ「割と」
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/1294.html
コツコツ コツコツコツ ぱりん やっとたまごのからがわれた まぶしいなあ おそとはまぶしいなあ ぼくはまだ めがあかないけど おそとがとっても まぶしいのはわかるよ 「う、生まれたミィ!ベビちゃん、僕がパパミィ!」 「私がママミィ!なんて可愛い顔ミィ、とっても幸せミィ!!」 うれしそうなこえがするよ パパとママのこえなのかな はじめまして ぼくベビンネ はやくパパとママの おかおがみたいよう ぺろぺろ ぺろぺろぺろ うふふ くすぐったいよう ぼくのけがわを なめてくれてるんだね でもとてもあったかい きもちいいなあ ぼくとってもしあわせ なんだろう? とおくでおおきなおとがするよ さけびごえがきこえるよ 「ここは危ないミィ!はやく逃げるミィ!」 どうしたの なにがおきてるの まだめがあかないから わからないよ パパ ママ どうしたの どうしてはしってるの どこへいくの 「コワイ コワイ コワイ……」 パパとママの こころのおとが つたわってくるよ どうしたの なにがこわいの? ぼくもこわくなってきちゃったよう…… 「ミィィィィ!!!」「に、逃げるミィ…その子を頼むミ……ギャ!!」 バリバリバリバリ!! いまのおとはなに? いまのこえはパパのこえ? パパどうしたの? ママがないてる……… 「お願い、見逃してくださいミィ!私達何にも悪い事してないミィ! この子は生まれたばかりで名前もつけてないし、お乳もまだ飲ませてあげてないミィ!」 そこにいるのはだれ? おねがいだから ママをなかせないで ママのいうとおり ぼくはまだ なまえもつけてもらってないの ママのおちちも のんでない…… いたいっ! ああ やっとぼく めがあいたみたいだ まわりのものが みえるようになったよ でもへんだなあ からだがふわふわ ふわふわするよう からだがうかんでるよ どんどんおそらに のぼってくよ そうだ ママは? ママはどこ? 「さあベビンネよ、こちらへおいで。一緒に天国へ行きましょう」 ママのこえじゃない あなたはだあれ? 「私は天の使い。あなたを迎えに来たのです。さあ、いらっしゃい」 いやだよ いやだよ ぼく ママのそばがいいよ ママのところへいかせて 「それはできません。あなたの母は罪を犯しました。 その罰を受けねばならないのです。あなたとは別のところへ行くのですよ」 いやだよ いやだよ ぼく まだママのかおも みてないのに ママのおちちがのみたいよう ママにだっこしてほしいよう 「ベビちゃん!私のベビちゃん!……ミギャアアアア!!」 あっ あれは ママのこえだ おねがい ママのところへいかせてよ 「気の毒ですができません。さあ、天国へ行って新たな魂に生まれ変わるのです」 いやだ いやだ いやだ ママにあいたい ママのところにいかせて ああ ママのこえが とおくなってく ママ ママ ママ………… 屑ママンネと縁を切って生まれ変われるなんて最高じゃん、よかったなw -- (名無しさん) 2013-12-26 23 42 34 罰・・・シャンデラの業火かな? -- (名無しさん) 2016-06-20 22 46 38 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/1703.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/上琴の戦い 上琴VS番外個体 ・上条の部屋にて 番外「へぇ~ここがお2人さんの愛の巣なんだ!」 上条「愛の巣って……まあそうだけどさ…」 番外「おお!否定しないとは☆ということはいくとこまでいっちゃってるわけだね!?」ニヤニヤ 美琴「そ、それはどういう意味かしら?」 番外「そりゃもちろんセック…」 美琴「だあああああああ!!!!!それ以上しゃべんな!!」バッ 番外「もごご…ぷはっ!何するのよお姉様。どーせ事実なんでしょ?」 美琴「そ、そんな事実…ない……ゎょ……ぁぅ/////////」マッカッカ 番外「きゃははお姉様真っ赤!それはそうとお義兄様?」 上条「な、何だ?」 番外「お義兄様はお姉さまを愛してるんだよね?」 上条「ああもちろんだとも。」キッパリ 番外「じゃあさ~ミサカのことは……どう思う?」ニヤニヤ 上琴「「へ?」」 番外「ミサカはお姉様と同じ顔だしお姉様よりスタイルがよくて胸も大きいよ?」ニヤニヤ 美琴「ア、アンタ何が言いたいのよ!!」 番外「いや~お義兄様にとって魅力的なのはお姉様とミサカのどっちなのかと思ってさ☆」 上条「……確かにスタイルや胸は魅力的かもな。」 美琴「当麻!!?(やっぱ胸は大きいほうが……?)」 上条「でもそれだけだ。」 番外「え?」 上条「俺が好きなのは御坂美琴なんだ。」 美琴「当麻!!」パァァー 番外「なんだつまんないの~もうちょっとからかえるかと思ったのに。」 美琴「残念だったわね!それに私が高校生になればスタイルも胸もアンタみたいになんのよ!」 番外「いやいやスタイルはともかくお姉さまの胸がミサカみたいになるとは限らないよ。」 美琴「そ、そんなことないわよ!私だって……希望はあるわ!」 番外「希望ねぇ~まあお義兄様に毎日揉んでもらえばわからないけど☆」ニヤニヤ 美琴「!?揉んでって…………それいいかも…///」ボソッ 番外「え!?今なんて!?」 美琴「あ、い、いやなんでもな「なあ美琴」い……?な、何当麻?」 上条「まかせなさい。」 美琴「!!?………お、お願いします…////////////」マッカッカ 番外「……(これはミサカの負けだね……せめてもの抵抗としてネットワークに流しとこ。)」 WINNER:上琴 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/上琴の戦い