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シーソング石窟に潜む者 依頼主 :シュテールヴィルン(中央ラノシア X25-Y17) 受注条件:レベル5~ 概要 :サマーフォード庄のシュテールヴィルンは冒険者を見込んで、頼みたいことがあるようだ。 シュテールヴィルン 「Niuniuか。 よく鍛錬を積んでいるみたいじゃねえか。 お前を見込んで、頼みたいことがあるんだ。 話を聞いてもらえないか? ありがたい。 さっそく、話を聞いてくれ。 お前、「人拐い」の噂を耳にしたことはあるか? リムサ・ロミンサ周辺で、行方不明者が 続出している事件のことだ。 ・・・・・・実はな。 ここ最近、顔に蒼い刺青があるガラの悪い男たちが、 ウチの農夫たちを、遠巻きに監視しているみたいでな。 農夫たちの間で、その監視している奴らが、 噂の人拐いじゃないかと、不安が広がっているんだ。 ただでさえ、海賊あがりの農夫たちの働きぶりが 悪いっていうのによ・・・・・・。 人拐いまで心配しておっちゃ、ロクに作業が進まねえ。 そこでだ。 お前に、監視している奴らの正体を 探ってきてもらいたいんだ。 そうか、助かるぜ! これ以上、作業に遅れが出てはたまらんからな。 さっそくだが、「シーソング石窟」と呼ばれている 洞窟の様子を見てきてくれ。 怪しい影を見かけたと、何度か報告があった場所だ。 奴らが何者なのか見当もつかん。 十分に気を付けて行ってくれ。」 シーソング石窟の様子を調べる ???? 「私は支える波であり、 私は導く風である。 私は夜の星であり、私は朝の空である。 私は海で生を受け、そして、海で死に向かう・・・・・・。」 神秘的な幻術士 「その碑石に刻まれた、船乗りたちの鎮魂歌よ。 海で生まれて、海で死ぬ・・・・・・。 リムサ・ロミンサに生きる民の生き様ね。 海に帰ることができた船乗りには、 海難事故が起きぬように祈りを。 大地に散った船乗りには、 彼らの魂が海へ戻るための祈りを・・・・・・。 あなた・・・・・・。 最近、サマーフォード庄に出入りしている冒険者ね? 噂の「人拐い」を追ってたんだけど、 ・・・・・・ハズレだったかしら。 あら・・・・・・。 案外、アタリだったのかも? やはり、ここのエーテルの乱れは、 人為的なものだったのね・・・・・・。 「人拐い」を追う者が、ここに2人。 それを襲う魔物。 この件、口封じをしたがっているのは、 いったい誰なのかしら? さあ、やっつけるわよ。 あなたと私の2人で・・・・・・ね。」 フレンジッド・モスバックたちを倒せ! 神秘的な幻術士 「このグゥーブーは、何かおかしいわ・・・・・・。 用心なさい! 気を付けて! エーテルの乱れに魔物が寄ってきたわ! 戦いに集中なさい! 傷は治してあげるわ! また増援!? 早く倒さないとやっかいね・・・・・・。 だいぶ弱ってきたわね。 もう少しよ、がんばって!」 (失敗時) 神秘的な幻術士 「あなた、大丈夫!?」 聞いて・・・・・・感じて・・・・・・考えて・・・・・・ ・・・・・・光のクリスタルを手にし者よ 星の声を聞く者よ 我が名はハイデリン・・・・・・ 星の秩序を保っていた理(ことわり)は乱れ 世界は今 闇で満ちようとしています 闇は すべてを蝕み すべての生命を奪う存在・・・・・・ 闇に屈せぬ 光の意志を持つ者よ どうか 星を滅びより救うために あなたの力を・・・・・・ 光のクリスタルは闇を払う力・・・・・・ 世界を巡り 光のクリスタルを手に入れるのです あなたの戦いが 魔法が 行動が 光のクリスタルを生みだすでしょう それが 光の意志を持つ あなたの力・・・・・・ 光の意志を持つ者よ・・・・・・ どうか あなたの力を・・・・・・ 神秘的な幻術士 「気が付いた? ・・・・・・やはり。 この子、無理矢理にけしかけられたようね。 グゥーブーの背中に、これが刺さっていたわ。 このナイフ・・・・・・。 ロープを扱う船乗りたちが使うものよ。 どうやら、この件。 船乗り・・・・・・それも海賊たちが絡んでいるのは、 確かなようね。 ところで、あなた大丈夫? エーテルにでも酔ったのかしら。 戦闘のあと、急に倒れたから驚いたわ。 え・・・・・・? 大きなクリスタル・・・・・・? いったい何の話を・・・・・・。 フフ・・・・・・。 これは思わぬ収穫もあったものね。 ・・・・・・何でもない、こっちのことよ。 私は、もう少しこの件を追ってみるつもり。 あなたは、依頼主に注意を促しなさい。 これを見せて、海賊らしき者が暗躍している、とね。 これから忙しくなりそうだわ・・・・・・。 クリスタルの光が重なるとき、また会いましょう。」 シュテールヴィルンに使いこまれたナイフを渡す シュテールヴィルン 「おお、Niuniu。 よく戻ってきたな! ウチの連中が、石窟あたりが 騒がしいなどと言っていたから、心配してたんだぜ。 それで、奴らの正体はわかったのか?」 (使いこまれたナイフを渡す) シュテールヴィルン 「ふむ・・・・・・。 何者かにけしかけられた魔物に、残されたナイフか・・・・・・。 お前が持ち帰ったナイフ。 これは確かに、ロープを切るのに使う 船乗り用のナイフだ。 ウチの農夫を、海賊に勧誘しに来た可能性があるな。 そして、それを邪魔された腹いせに 魔物をけしかけたか・・・・・・。 最近になって、海賊どもの勢力が増しているという。 ウチの連中にも、注意を促しておかねえとな。 ・・・・・・珍妙な機械を持った女性を見ただと? その者なら「ヤ・シュトラ」とかいう賢者だろう。 以前からリムサ・ロミンサに滞在していてな。 この辺りにもエーテルがどうのこうのと、 何度か調査に来たことがあるのさ。 格好こそ怪しいが、噂の人拐いではあるまい。 安心するといいぜ。 ウチの連中の中にも、未だに、 海賊時代の自由な暮らしを忘れられん者が多くてな。 悪い仲間に引き込まれんよう、気を付けねばならん。 Niuniu、感謝するぜ! お前のように腕の立つ冒険者が 訪れたことを嬉しく思うぞ。 ウチの連中や、リムサ・ロミンサのためにも、 この調子で、ほかの者の頼みを聞いてやってくれよ。 よろしく頼むぜ!」 使いこまれたナイフ:船乗りが用いる典型的なナイフ
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No088潜む者 AP1000/DP600 CP100/古代の悪魔 解説 悪魔デッキまたは古代デッキのCP100域での主力アタッカー
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息も白くなるような寒い夜の世界。 星を見にいくとか、夜の逢引だとか。 そんなロマンチックとは無縁の場所だ。 ではあたりに一面に広がる雪原はどうか。 地上を覆うような銀世界は人の心を奪うのには十分だが、 辺りはそんな銀世界を容赦なく汚されていった痕跡がそこら中にある。 人が踏み抜いた足跡がある。一つや二つではない。何十、何百人もの足跡だ。 数々の塹壕、そして体の一部が消し飛んでる無数の亡骸が転がっていた。 此処は戦場。対話の解決が望めず権益のために起こされた戦争の前線だ。 人気のない、と言うより生きた人間がいない場所を二人の軍服の兄弟が歩く。 先を歩いていた男が立ち止まった。 目的地にたどり着いたことで後ろの弟もその先にあったものを見る。 猿轡をされて腕を縛られて、足すらも縛られ最早逃げることも不可能な敵軍の兵士。 言うまでもない。彼は捕虜だ。何のために見せたのか。 それは兄弟にこの男を■■■■為─── ハ・デスによって始まった殺し合いの舞台にて、二人の男が相対する。 一人は紺色の軍服を着た男だ。軍服によく似合う青色の多い狙撃銃を構えていた。 猫のような目は何処か不気味さ、或いは空虚さを感じさせており警鐘を鳴らすこと間違いない。 此処は雪原。北西に位置する場所で、嘗ての戦場を思い出させるが寒さはまだましだ。 旅路で死ぬような寒さに晒されたという経験からくるものではあるが、 それを抜きにしても、あの時彼が経験した寒さと比べれば十分な気温だ。 「……お前、乗るつもりがないのか。」 そんな彼を前にしているのは子供だった。 軍服の男よりも幼い、中学生ぐらいの子供だ。 前髪が数匹のエビのように逆立った奇抜な髪型をしており、 これはこれで近づいてはいけないような相手にも見える。 「当たり前だ! 俺は絶対乗らねえ!」 銃を構えられてるのにも関わらず、 少年は拳を作りながら軍服の男の言葉を否定する。 子供らしい何のプランもない。しかし殺し合いをするつもりもない。 髪型はともかく、年相応の戦いとは無縁な一般人なのだろうかと察する。 綺麗事を言えるだけ、弱い人間ではないとも思うのだが。 「此処で今、俺が引き金を引けばお前は死ぬぞ。」 銃口は完全に少年へと向けられている。 引き金にかけられた指はほんのちょっと動かせば、 眉間に風穴を空けることになるのは確実だ。 照準は合わせてないが、この距離ならまず外さない。 「俺は軍にいたこともある。必要以上の殺しもしてきた。 向かってきた敵も、生きるために必要な動物でも『なんでも』だ。 子供だからと引き金が引けない、そんな甘い理由を俺に期待する気か?」 本気だ。 彼は必要なら遠慮なく撃てる目をしていた。 それは少年にも十分伝わる程に、瞳は冷徹なものだとわかる。 少年も構えてる者が何かは分かってるので冷や汗は流れており、 自分が窮地に立たされているということはちゃんと認識していた。 「───だったら、おっさんに見せてやるよ! 殺し合いをしなくてもハ・デスをぶっ飛ばす、俺のかっとビングを!」 「……かっとびんぐ? なんだそれは。」 「あらゆる困難にチャレンジすること、それがかっとビングだ!」 少年、九十九遊馬はそれを常に掲げ続けてきた。 どれだけ莫迦にされようと、どれだけ侮られようと、 そしてどれだけ裏切られようとも、彼の生き方は全てがかっとビングだ。 常に困難に立ち向かい続けて、そして乗り越えてきた。 「だから皆で協力した方が早いってことを俺が証明してやる!」 「それは無理だな。」 冷めた一言と表情と共に即座に否定される。 熱弁していた遊馬が思わずこけそうになってしまう。 「なんだよ、やってみなきゃわかんねえだろ!」 「汚れのない人間がいるはずがない。 必要になったら手を汚す……それが人間だ。」 軍人として生きていた以上よく知っている。 どういう人物なのか知りもしないで引き金は引けるし、 相手に帰るべき人間がいたところで関係なく相手は殺せた。 殺さなかった奴がいるとするなら……それは『偶像』だろうか。 なんにせよ関係ない。他の参加者がどのような人物かは知らないが、 死ぬ危険が迫っても尚相手を殺さないでいる、清い人間など存在しない。 その言葉に遊馬は否定しきれなかった。 家族の為なら父を突き落としたDr.フェイカー、 そのDr.フェイカーの復讐に燃えたトロン一家、 そして何より、遊馬達もバリアンも裏切ったベクター。 必要であれば人はどんなことだってできてしまう。 たとえそれを成し遂げるための手段が殺しだとしても。 彼はそういう人たちを何人も見てきて、戦って心を通じてきた。 「だから必ず殺しに乗る奴はいる。 奴がいたとしてお前はどうするつもりだ。そいつすらも───」 「信じ続ける!」 男の声を遮るように、高らかに叫ぶ。 「確かに、どうしようもない奴はいるかもしれない……俺にだってそれはわかってるさ。」 人の心がないとナッシュに言われたベクターだろうと彼は手を伸ばす。 そんな彼でもバリアンの神ドン・サウザンドばかりは許すことはなかった。 戦うべき相手だったバリアン七皇もドン・サウザンドのせいで記憶を歪められており、 全ての元凶とも言うべき存在だ。自分の世界もアストラル世界を滅ぼす以上和解はあり得ない。 だから相手の言いたいことはわかる。絶対に乗る参加者はいるだろうし、相容れない相手もいる。 「けど、心が無いなら心ができるまで俺は信じる! それが俺のかっとビングだ!」 困難であるのは間違いない。絵空事だと誰もが笑うだろう。 それでも、諦めることは決してない。それが九十九遊馬と言う少年である。 嬉々として殺しを楽しむ相手なら流石に難しいかもしれないものの、 無理矢理殺し合いを強要された相手なら彼はその相手を信じ続ける。 「……」 銃を構えたまま、相手は動こうとしない。 呆れてるのか感心してるのか。表情は無表情に等しく、 何を考えているのかがさっぱり分からない。 「ど、どうしたんだよ? 変なもの食っちまったとかか?」 何も答えずただ銃を構えてる光景だが、 妙に能天気な発言で様子を伺う。 「……殺すよりも脱出する方が早いなら、 確かにそれに越したことはないか。その話、乗ってやる。」 彼の目的はとっとと帰ることだ。 元々死線をくぐっていたところは変わらないし、 別にどっちでもいいが早いならそちらを選ぶ、それだけである。 「お! いいのか!?」 「だがお前に付き合うとしても、殺されるつもりはない。 必要だったら俺は容赦なくそいつの頭を撃ち抜くつもりだ。」 一から十までのつもりはない。 あくまで生き残るのが楽だと思っただから選んだだけで、 相手が殺しに来るような相手であれば、遠慮はしない。 「今は中断してくれただけでも嬉しいぜ! 俺は九十九遊馬! おっさんの名前なんて言うんだ?」 差し出された右手を眺めながら、ふと彼は思い出す。 自分とは違って、親に愛されていた弟の存在だ。 『人を殺して罪悪感を微塵も感じない人間が、この世にいて良いはずがないのです』 夜の寒空の中に弟に言われたことを思い出す。 人は誰だって汚れている。この少年もきっとそうであると。 殺し合いの打破とかどうでもいい。死なないならそれに越したことはない。 まだあのアイヌの少女に執着する理由はあるので死ぬつもりはないが、 似たような清廉潔白さを感じさせる存在の遊馬に対して興味がある。 だから彼は望む。彼が一人も殺さずにいようなんて不屈の心を捨てさせ、 人を殺すに足りうる理由を与えてやろうと男は髪をかき上げながら、 「───尾形百之助だ;」 山猫はそう名乗り握手を交わした。 【九十九遊馬@遊戯王ZEXAL】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~3 [思考]:絶対に乗らない。それがかっとビングだ! 1:尾形と一緒にかっとビングだ! 俺! 2:あれ、アストラルいなくねえか!? [備考] ※参戦時期は少なくともドン・サウザンドを倒して以降です。 ※アストラルはいません 【尾形百之助@ゴールデンカムイ】 [状態]:遊馬に対する関心 [装備]:ヴリスラグナ@グランブルーファンタジー [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~2 [思考]:生き残れるならばそれに越したことはないが、それはそれとして…… 1:九十九遊馬に手を汚させる。或いは殺しの理由を与えさせる。 2:お前のような奴がいていいはずがない。 [備考] ※参戦時期は少なくとも片目になって以降です。 ※ヴリスラグナの効果を受けてるかは採用次第後続にお任せします 【ヴリスラグナ@グランブルーファンタジー】 尾形百之助に支給。ゲーム上では水属性シルヴァの解放武器。 粛として放たれる一滴の雫は螺旋の奔流にあらゆる敗因を飲み込み、彼方へと弾き飛ばす。 押し寄せる数千の敵意に風穴を開け、絶対的な勝利を齎す。 水属性の攻撃力を強化する『霧氷の攻刃』光属性の攻撃力を強化する『天光の攻刃』のスキルがある。 第3スキル『狙撃の極意』はロワ上での再現が難しいので割愛。
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クエスト進行に必要なドロップアイテム一覧(多分にネタバレ要素を含みます) ユニオン倉庫にある程度のクエアイテムは入れてあるぜ! Mobからのドロップアイテム以外はなんとかしましょう。 ~旧地下水路・ドラグーン遺跡~ 2層 ・第2決戦場 青色のメダル、黄色のメダル、緑色のメダル 3層 ポークル以外 ・第1決戦場 アリストクラートコイン3枚 3層 ポークル ・第3決戦場 ゴールドリング ドラグーン1層 ・第1決戦場 エーテルダイン20個 ・第2決戦場 石英の粉末23個、(さまよう魂23個トレード不可) ・第3決戦場 エクトプラズム10個、マナの方解石10個↑ ドラグーン2層 ・第1決戦場 オドの結界石15個 ・第2決戦場 後悔の骸20個、恐怖の唾20個、逃避する山羊13個、業深き魂30個 ~降偉の祭儀場跡~ ・第2決戦場 黒い乙女の彫像10個、ぼろぼろの首吊り縄20個、古代の毒の小瓶30個 ~ロサワルド水没砦~ 2層 ・第2決戦場:悪魔の蝦蟇油10個 ・第3決戦場:銀のトークン3枚 ・第4決戦場:金のトークン1枚 その他:ワープ変更に青銅トークン10枚、銀のトークン(←青銅トークン5枚)、金のトークン(←銀のトークン5枚) 3層 ・第1決戦場:無色の塊30個or無職の石10個→深紫の灰5個、真蒼の灰5個 ※ささげる順番を間違えた場合は再度無色の塊or無職の石が必要 ・第3決戦場:機械用調整油10個前後? ・第4決戦場:異神の紋章10個 ~荒廃の廓~ 1層 ・第2決戦場:呪われた種子20個 2層 ・第1決戦場:恐竜の肉10個 ・第3決戦場:亜人の肉3個、ゴーレムの残骸3個、保冷剤1個(※組み合わせで変化あり) 【炎】ゴーレムの残骸*2個+亜人の肉*1個 (620*2+160=1400) 【炭】電源をOFFにする→ゴーレムの残骸*1個+保冷剤*1個 (620-120=500) 【灰】亜人の肉*2 (500+160*2=820) ~13号施設~ ・第2~3決戦場:脈打つ心臓10個、自由を求める者の血5~20個、戒律を守る者の血5~20個、調和を信じる者の血5~20個 ※アライメントによって変動 ・第4決戦場:界に潜む者の血20個 ~暗澹たる円卓~ 1層 ・第1決戦場:鮮血滴る心臓6個 ・第3決戦場:濁った蛙の目玉6個、石の心臓6個 2層 ・第1決戦場:鮮血滴る心臓1個、甲冑の残骸3個、魔性の血11個 ・第2決戦場:鮮血滴る心臓2個、魔性の血10個 ・第3決戦場:鮮血滴る心臓30個、臭い脂肪の塊18個、腐った骨髄30個、魔性の血15個 3層 ・第1決戦場:鮮血滴る心臓15個 ・第2決戦場:鮮血滴る心臓3個+8個、捕らえたウサギ4個 ・第3決戦場:鮮血滴る心臓6個、プレイヤー個別にランダムで以下ドロップ有品のみ列挙 オードブル 1(大悪魔の腎臓3個) 2(不浄なる頭蓋骨4個、魔性の血12個) 3(身の詰まった害虫の足×30) メインディッシュ 1(死んだウサギ12個、身の詰まった害虫の足12個) 2(山羊の頭骨1個) 3(腐った骨髄6個、濁った蛙の目玉10個、臭い脂肪の塊6個) デザート 1(濁った蛙の目玉20個、臭い脂肪の塊2個) 2(石の心臓10個、甲冑の残骸10個、砕けた金貨10個) 3(魔性の血30個)
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【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >伝説の勇者の伝説>伝説の勇者の伝説 第6話「暗がりに潜む者」】 伝説の勇者の伝説 第6話「暗がりに潜む者」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れる伝説の勇者の伝説 第6話「暗がりに潜む者」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 veoh Online Videos by Veoh.com MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画伝説の勇者の伝説 コメント(感想) 動画伝説の勇者の伝説 第6話「暗がりに潜む者」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた
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深渊的潜伏者【潜伏海底的深海蛇】
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『Diver s shellⅡ』 第十話「海に潜む者」 都市伝説というものをご存知だろうか。 都市伝説は民間口承であり、地球(アース)があったころに定義され、第二地球(ネオ・アース)に人類が移住してもなお生き続けた。 生命の設計図を解析し、星の海を渡っていけるほどの科学があるというのに、非科学や出所不明の噂を払拭するには至らなかったのである。所詮人は人以上にも以下にもならないのだろうか。 つい最近、ダイバーの間でこんな噂が飛び交っている。 曰く、巨大な怪獣が船を襲って沈めた―――……。 曰く、その船には金銀財宝が! 曰く、うんたらかんたらがどうのこうのでひゅーひゅーひゅー。 要約すると、良く分からない怪獣らしき巨大なブツが船を襲って沈めた……ということらしいのだが、胡散臭いの極み―――……とは限らない。驚いたことに。 つい最近のことだったろうか、クラウディアがオヤジさんから聞いた話の中に、セントマリアから出航した船が沈んだところを運び屋の姉妹が目撃した、なる話があったのだ。 詳しい話は聞かなかったらしいのだが、ドンパチをやって沈んだ……というのだ。この時のドンパチは荒事となるはずだが、一概にそうは言えない。 ものは試しと運び屋を営むチェルヴィ姉妹に連絡を取り、確認して見たところ、こんな返事が返ってきた。 『あぁー、ありゃ明らかに襲撃ッスね。ギャングの連中が怪しげなブツを積んだままドンパチした挙句に水没しちゃったんでしょうッス。何と戦ってたかは見えなかったッスけど、潜水艦か何かじゃないッスか?』 裏の世界で生きるギャングとて、大小ある。大きいところでは企業を経営しているという噂が立っているが、小さいところでは恐喝が精々に違いない。 それはとにかく、潜水艦が出てくるのは、不自然ではないか? ジュリアに根拠がある訳ではないが、直感が「これはギャング同士の抗争などではない」と囁くのだ。潜水艦を持ち出すよりも、ボートに火器を搭載するなりなんなり、コストとリスクの低い方法はいくらでもあると。 そこでダイバー仲間の間でまことしやかに囁かれる噂が出てくる。 巨大な怪獣―――……。 こうは考えられないだろうか。ガードロボがギャングの船を襲撃し、沈めたと。遺跡のガードロボは主に水中で行動をし、外敵や異物を排除する。襲撃したのがガードロボなら、チェルヴィ姉妹の目撃談にも納得がいく。 しかし、この推理には致命的な穴がある。 一つ目にガードロボの習性である。ガードロボは、遺跡に接近しない限りは害を加えることなく、黙々と施設の現状維持に努める。セントマリア島の付近に遺跡は無く、航路をそれたにしてもよっぽど長距離迷わなくては襲撃されない。 二つ目に、ガードロボの大きさである。大型のガードロボでも潜水機と同程度かちょっと大きい程度なのに、「怪獣」と称される程の大きさのガードロボがいるのだろうか。そしてわざわざしゃしゃりでてきて襲撃などするものか。 謎が多すぎる。 でも、ジュリアは「怪獣」の出没した地点を調べてみたかった。 理由は新型潜水機の性能を確かめたかったという、不純でありながら純粋な思いであった。その思いはついこの前購入した漫画本を鑑賞中に芽生えたというのはトップシークレットである。 第二地球暦148年 13月18日 正午 セントマリア島近海 天候 晴れ ダイバーにもそれぞれだが、この状況は想定外だったとジュリアはざっと数えただけでも十隻はありそうなクルーザーの群れを眺めた。 曖昧模糊な情報でも、食いつく輩は自分も含めて居るのだ。ダイブスーツを着たまま喫煙していたジュリアは、灰皿の上で指を揺らし灰を落とすと、窓ガラスに向かって息を吐いた。温度差と紫煙で窓が白くなった。 寒風吹き抜けるというのに空は憎憎しいほど青い。雲は絹を引きちぎったように点々と。 例の噂を聞きつけたダイバーが、セントマリアから少々距離を置いた地点に集結していた。 ジュリアは『月光』を灰皿の冷たい面に押し付け火を殺すと、両手を合わせ、背筋をポキポキさせるような伸びをして、船内を歩いていく。小波が船を緩慢に揺らしているのが分かる。 気温はコートが必要なほど寒いが、ダイブスーツが外気温を遮断してくれるために注意すべきは顔面のみだ。絶対にやらないが、その気になれば寒中水泳だって出来る。 ジュリアは格納庫に入って、巨大な相棒を見上げた。 「よーっす。調子は?」 潜水機『クラドセラケ』。 可変機能を得た、二人の新たな相棒。格納する都合上、人型形態で棒立ちしているそれは、海の色に同化するようほんのり藍色の化粧をしており、固定器具にがんじがらめにされているのが気に食わないようにモノアイに小さい光を宿して存在している。 ジュリアが手を挙げるや、赤い眼光が音も無く下方に向けられ、視線を絞る。それはあたかも獲物を嗅ぎつけた鮫が瞳を鋭くしたかのようであった。ちょっとびっくりした。 ―――……心臓に悪い。 クラウディアを呼ぼうと声をかけたのに、どうして機体が反応するのか一瞬理解出来なかった。恐らく、中でクラウディアが操作したのだろう。コレには自律機能もAIも搭載していないのだから。 手首をくるくる廻しつつ、クラドセラケの足元に歩み寄り股間の部分にあるハッチの前で止まって拳でどんどん叩く。 真下に入られたせいで追えなくなったモノアイは真っ直ぐを見据えた。 ハッチを叩いて約五秒後にハッチがせり出てきて圧搾空気を漏らす。次に、内部機構が作動し何かが重々しく回転するような掠れ声と共にハッチを更に押し出す。隙間から梯子が出て、やっとクラウディアの足が下りてきた。 こんなに時間がかかることから分かることだが、たとえば軍用機に採用されたとしたら、スクランブル(緊急発進)などは不可能である。もっとも、潜水機などを使うより潜水艦などの方がずっと実用的であるが。 入り口が狭いためにクラウディアは体をぶつけぬよう慎重に降りてくる。もぞもぞやってやっとのことで床に降りると、いつになく乱れたダークブルーの髪を頭を振って直す。無事なのは謎構造のアホ毛のみか。 とんっ。床に降り立てば、ダイブスーツに締められているはずの胸が揺れた。 「ちょっとお~! せまっ苦しいんだけど!」 流石のクラウディアとて、入るのに苦労する機体は好みではないらしく、頬を膨らませ腕を組みぷんぷん怒鳴った。腕を組むと必然的に……そんなことは重要ではない。片や胸富者で片や胸貧者などどうでもいいではないか。 ジュリアは、クラドセラケのきゅっと細い脚部に手を置いて撫で、ちょっと体重をかけた。人一人が体重をかけて倒れるほど柔な固定を成されていないから、特に問題ではない。 「仕方ないじゃん。可変機構に、それに伴う補強とか、その他必要不可欠な内装を固めていったら人が乗るスペースが多少狭くなるのも、さ。それに……」 「それに?」 ジュリアははたと言葉を止める。腕を組んだクラウディアを尻目に、金属製の足を人差し指でなぞり手を離しハッチの中に体を突っ込む。無駄が無く細い肢体は狭すぎる入り口を物ともせず、あっという間に内部へと入る。 どうやら搭乗口に関しては貧しい者の方を標準としてあったようだ。 中から梯子を叩き、早く入って来いと催促する。 クラウディアは梯子に足をかけてのそのそと登りつつ口を開いた。 「あーん、胸が無いっていいなぁー」 「……なにか言ったか?」 「なんでもないわよぉ?」 「あっそ」 聞き捨てならぬ言葉が鼓膜を捉えた気がして、脅しの意味で声を冷たくしつつ相棒に言ったが、のらりくらりと流されてしまう。 ジュリアとて、女性だ。そりゃあ男性チックなものが好きで、女性チックな品は持ってないかもしれないが、身体的な面に関して気にしていないわけじゃない。けど、そんな簡単に変化するわけじゃないのだ、特に胸などは。 いいよなぁ、こいつ。 ジュリアは、操縦席後部の補助席に座った相棒を心眼で眺めた。 推定―――……D? そんなもんじゃない。もっとだ。凶悪なサイズ。G? 分からない。 誠に悔しいことに、ジュリアの胸量はクラウディアに遥かに及ばず。ナニを食ったらここまで大きくなるのだろう、というか、肩こりはどうなんだ、なんて言いたくなる願望を腹の奥に堪え、作業を開始する。 クラウディアは前に並んだ画面を見つつ、的確に作業を進めていく。 クラドセラケの心臓部とも言える電池とそれに伴う必要な機構―――……オールグリーン。 各部モーター、関節、変形機構―――……オールグリーン。 スラスター類―――……オールグリーン。 火器管制システム―――……オールグリーン。 センサー類―――……オールグリーン。 クラドセラケのモノアイに一段と明るい赤が灯るや、遠吠えにも聞こえる稼働音が格納庫に響き渡り、徐々に小さくなった。ジュリアの操作に同調して手が動き、脚が固定器具に拘束された範囲内で蠢く。 ジュリアは、動きが当初設計していた範疇に収まっていることに満足げに頷くと、座席の背もたれに体重をかけて首を後ろの方に廻す。 「船は私達が出次第、自動操縦で離れた位置に行かせる様にした」 「? なんで?」 噂を確かめに来ただけなのに、船を遠ざける意味などあるのだろうか。 首を傾げるクラウディアに、ジュリアはこめかみの上付近を人差し指で叩いて見せ、機体を本始動させた。 「予感がする。危険だから船を逃がしておけって」 冗談のように、全ての画面に起動の証が表示された。 <Welcom!> 衝撃。 クラドセラケが海に落ちて水飛沫を上げ、操縦席に伝わり二人を揺らした。 クルーザーはプログラムされた通りにスクリューをはためかせ海面を進んでいき、ダイバーひしめく海域から姿を消した。 遺跡に潜るわけでも急いでも無いので、人型形態のまま沈んでいく。 「ところで」 ジュリアは何かが起こったら水も飲めないので、スポーツ飲料の入ったパックの中身を啜りながら背後のクラウディアに声をかけた。 「あのいちゃいちゃ新婚さんらはここに居るのかね」 「居ないわよ」 きっぱり言い切って見せたクラウディア。ジュリアはクラドセラケを試すため、左右のメインスラスターを順番に稼働させたり、水中で静止したりしている。 クラウディアは口元に笑みを浮かばせた。見事なまでのニヤニヤ笑い。前席にわざと顔を寄せて囁く。 ジュリアは、口に溜めたスポーツ飲料をごくりと飲み、 「おめでただって、メリッサ」 「ブッ!?」 吹いた。 思いっきり吹いた。 唾液とスポーツ飲料をミックスした溶液を、口から噴霧した。液はカタパルトよろしく射出され、真新しい操縦席回りにへばりつく結果となった。なんてこった。初稼働日に汚すとは。 タオルで拭って水分を落とし、きっと背後を睨みつけた。ばんッ。操縦も忘れて椅子を叩き。 「嘘だろ!?」 「本当よん。何ヶ月かは教えてくれなかったけど、赤ちゃんが出来たから体に負担を与えちゃいけないからって」 「初耳だぞ、私は聞いてないぞ」 「私だってついさっきメールで知ったの。ジュリちゃん、携帯電話は見た?」 「……忘れてきた」 そういえば家を出るときに携帯電話にメールが来ていたが、考え事をしていたためにおいてきてしまって内容も見ていなかった。考え事の内容は潜水機だった。 ジュリちゃんという、普段なら言い返す呼び名を聞いても今ひとつぱっとしない返事。 子供が出来たことは非常に喜ばしい。ジュリアに子供を産んだ経験はないが、あのユトとメリッサならいい父親と母親になるんだろうなとなんとなく思った。 今思えば飲み会の時にメリッサは、元々呑めなくても一口はお酒を呑むのに、イチゴジュースのみを飲んでいたが、そのためだったのか。アルコールは胎児に悪影響を与えることを知らない人間の方が少ない。 それにしても妊娠何ヶ月なんだろうか―――と思考がその領域に及んだが、止めた。他人の体について詮索するのはいい趣味じゃない。子供が欲しくても授かれない人もいるのだから。 クラドセラケは人型のまま、バタ足するように両脚を動かしつつ、すいすいと海面近くを泳ぐ。その気になれば鮫型に変形するが今その必要は無い。 むっつり考え込み機体の操縦に没頭し始めたジュリアに、背後からぞわりと染み寄る気配一つ。 「ジュリちゃぁぁぁ~~ん?」 「ん?」 クラウディアの唇が言葉を刻み、ジュリアの耳に文章を伝える。 数秒後、ジュリアの頭が瞳の赤色を超越する赤に染まった。 「ばっ、バカヤロウ! 知ってるわそんなこと!!」 ナニを知っているかは想像で補完するしかあるまいが、公の場所では話せない内容らしい。ジュリアは操縦席の壁をばんばん叩いた。 するとクラウディアはニヤけ度を二割増しにして喉を鳴らし更に顔を寄せた。 二人は潜水機の中というより、着替え中の女子高校生同士としか思えぬテンションで姦しい会話をする。というか、仕事はどうしたのだろうか。暢気にじゃれ合っている場合なのだろうか。 「ふふーん……ふんふーん? どうやって知ったのかなぁ~??」 「……ッ……そんなもの……」 ぶつぶつぶつぶつぶつ……。 何事かを囁かれた直後から顔を赤くして最終的には念仏を唱えるようにぼそぼそ呟いて後ろを見ようとしなくなった。アレをそうすればどうの、ネットでどうの、男性がどうの、支離滅裂で。 操縦に心の動揺がもろに反映されたため、クラドセラケは酔っ払いのようにあっちにこっちにふらふら。 他のダイバーが搭乗する一機の潜水機が、不審な泳ぎ方をするクラドセラケを、モノアイで胡散臭そうに眺めた。 現在の海は平和だ。 寒気満ちる大気の直下には、黒々としつつ群青を湛えた海水があり、生命をその手の中に優しく抱きしめている。複数の潜水機が水中を動くと海水が押しのけられて光のカーテンを不安定にする。 基本的に単独行動が主である潜水機が狭い海域にひしめくことは無いため、上空から見たらさぞ壮観だろう。 ジュリアとクラウディア、それと十人前後のダイバーが海域を捜索したが、一向に「怪獣」とやらは出てこない。ソナーにも視界にも、見えない。怪獣と呼ばれるほど巨大なら映ってもいいようなものだが……この海域から逃げ出したのだろうか。 スラスター調整。両脚を前に出し水中で静止。スラスター出力を上げて水面から頭部を出して周囲を見回す。ダイバーの船が散らしたように浮いていて、海鳥がみゃあみゃあ鳴いて飛び回っている。 いつの間にか冷静さを取り戻したジュリアは、怪獣を探すよりも機体の運動性を試したくなってきていた。スラスター出力を上げて水中を行く。 「ふぁぁ~~~……ねむぅ」 暇。クラウディアは演技ではなく本当に欠伸をする。涙が滲む。 気がそがれたが、いざ。 「いくぞ」 「えっ、あっ、きゃああ!」 可変。 ジュリアは相棒に宣言することなく、クラドセラケを水中で変形・急減速した。Gが体を締める。 スラスター付きの足が引き込まれ、手が引っ込み胸のカバーが跳ね上がる。帰還用スラスターの付いた「尾」が体に密着し結合、先端のヒレ、機体左右と上部のヒレが機敏に動く。 変形に要した時間はほぼ一瞬。 機体は鮫のそれに酷似した形状に変形した。 鮫の頭、その瞳が凶暴な赤い光を宿す。 スラスター全開。大量の水を高速で吸入し圧縮、推進力と成す。クラドセラケは敏捷なる一匹の水獣として海水を切り分けて。 「ひゃっほー!!」 ハルキゲニアより速く、反応もずっと敏感。新品のバイクを高速道路で慣らし運転するが如く、噂の検証を忘れて水中を駆け回る。 操縦するジュリアはいいとしても、いきなり高G下に叩き落されたクラウディアはたまらない。戦闘時でもないのに機体がやたら滅多ら速度を出してぎゅんぎゅんと機動するのだ。しかも未経験。ジェットコースターに乗ってるようだった。 赤の眼光二つ、海中に残像を残す。 「ジュリー! 速すぎ!」 「いいだろー!!」 「よくなーい!」 猛回転しながら高速で海の深みへと。 一応、操縦席そのものがGを軽減しある程度は向きや角度を直してくれるが、回転しつつ高速を出すという暴挙に及べば、不可能である。 クラウディアの元気な悲鳴とジュリアの楽しい声。 海中の肉食獣は、魚雷のような速度で海水を舞う。可変。手足が伸び、人型に変形。急減速。クラウディアのダークブルーの髪が前に傾き、シートベルトが胸と腹に食い込み呻く。 スラスター出力低下、クラドセラケを人型にして海中で止まる。 「ふー……いいもんだ」 ジュリアは操縦の手をそっと緩めると大きく息を吸った。 妖刀の試し切り直後で愉しい……に近い雰囲気を纏ったジュリアは、機体から伝えられてくる情報をモニターを眺める。各部問題なし。変形機構異常なし。 と、ジュリアの頭をクラウディアがぼこんと叩いた。手で頭を押さえ後ろを向くとぎゃーぎゃーうるさい顔があった。怒鳴られた時の防音として指を耳の穴に突っ込む。 「んー?」 「んー? ……じゃないでしょ! 飛ばすなら飛ばすって言ってよね!」 「怒るなよ、これからコイツを使い続けるんだから」 「むー、むー、むー!」 「むーむーうるっさい」 耳の穴から指を引き抜き、団扇を扇ぐ動作で相棒を追い払う。 相棒は頬を膨らませていたが、自分の仕事に戻った。本当のところは余り怒っていなかったのかもしれない。 ジュリアはふと思った。怪獣は海底にへばりついているのではという何の根拠も無い考えを。海域から逃げていないのに発見出来ないということはそれ以外に考えられない。 もしそうだとすると、自分らは既に―――……。 突然、画面に赤い文字で「警告」が表示された。警報が鳴り響く。ソナーに感あり。深海から急速に浮上してくる、船のように巨大な物体があった。他のダイバー達も気が付いたらしく慌しく行動を開始する。 可変。人から鮫へ一瞬で姿が切り替わる。 不明物体を迎え撃つため、鮫が瞳を鋭く光らせた。 「来るぞ!」 背筋に悪寒が走る。 直感が叫ぶがままに機体を横転させて、距離を取らんとスラスターを全開にした。二本のスラスターが膨大な量の水を噴出、クラドセラケに速度を与える。 血が騒ぐ。 四の五の言っている場合ではなくその危険から逃げんと叫ぶ。その牙はとても鋭く硬く素早くお前を捕まえ噛み砕くと。一度口の中に入れられたら逃れる隙間などありはしないと。 「く………!?」 クラドセラケのすぐ横に何かが伸びるや、海底に引きずり込まんと身をぶつけてくる。蛇のように細長く、見たことの無い色の素材で構成され、表面にも何かが―――……。 スラスターとヒレを併用して身を捩る。コンマ数秒、ソレがクラドセラケを捕まえられず海の底に引っ込んだ。 至近距離戦闘武器を積んでいないのだから、距離を取る以外の戦法はありえない。最大推力で海面へと逃げる。後ろを振り返ることなく、一直線に海面を目指し。 「一……二、三、……」 クラウディアがなにかの本数を数えているのが聞こえたが、のうのうと質問出来る時間は無かった。 「うわっ、バカっ!」 緊急回避。 ジュリアが毒づく。 異形が攻撃を仕掛けきたのを見た同業者達が、一斉に魚雷を放ってきたのだ。十発前後の魚雷の群れが白い航跡を曳きつつ、クラドセラケの横を通過して、暗闇へと突っ込んでいく。 うっかり魚雷を喰らおうものなら文字通り爆死していた。誤射で死亡など冗談ではない。 魚雷達は目標を捉え確実に距離を詰め、己の存在目的を果たす。信管作動。全ての魚雷がほぼ同時に爆発し、群青に朱色の球体群を創造した。衝撃がクラドセラケを揺さぶった。 電子音がし、画面に新たなウィンドウが開いた。 「スキャン完了。ガードロボのつもりでやってたら時間かかっちゃった。見て、これ」 「なんだ……こりゃ……」 ジュリアは、ソナーを使用しての解析結果を見て目を見張った。 ずんぐりとした胴体から生える八本の足。それぞれがそれぞれで動ける構造で、表面にはお皿のような構造体が無数に張り付き、生理的な嫌悪感を呼び起こさせる。胴体には円状の二対のカメラアイらしきものがあり、頑丈そうな瞼に覆われている。 そう、その異形はキリスト教では悪魔の魚とも呼ばれる、蛸そっくりだった。 さしずめクラーケンとでも呼称しようか。あの機械がもし船を襲撃すれば、なるほど確かに沈めて貪ることも容易であろう。比較する物体の無い海に居るせいか大きさを実感できなくとも、数値は恐ろしいことになっている。 異形―――……クラーケンは、魚雷で吸盤を爆ぜ壊され怒り狂い、八本の触腕を引き、体を前に突っ込んできた。目標は最も近い位置にいるジュリアとクラウディア。蛸が鮫を追うけったいかつ殺気のある鬼ごっこ。 巨大なのに、速い。反則だ。スラスター全開。魚雷ランチャーを起動しロックオンの準備。 クラーケンが迫った。二人は仲良く絶叫した。 「あ、避けてー!!」 「うえええええっ!!」 反撃をしようとしたが、イノシシ式の突撃を決めてくるクラーケンのお陰でままならない。 鉄塊級のそれが真下から突っ込んでくるのを危なげにかわし、魚雷の照準マーカーを合わせる。大質量の物体が海中を動いたためにクラドセラケは風に揺られる蝶のようにふらつくが、なんとか体勢を整え、発射した。 遠距離用魚雷はしかし、確かに命中したはずなのに装甲を抉るのみでしかなかった。 クラーケンは魚雷に撃たれながらも他のダイバー達をひき肉にせんと襲い掛かり。 「硬すぎる。何か手は?」 ジュリアは、逃げるか戦うかの二択をカードとしてならべ、迷った挙句戦うを選択していた。逃げるのは性に合わないし、何よりやられっぱなしでは癪に触る。 ライト光量を全開にしてクラーケンを視界に捉える。他のダイバー達が果敢に立ち向かっているが、装甲に阻まれ決定打を与えられていない。距離をとっても魚雷の爆発音やクラーケンの錆びた鉄を擦り合わせるような鳴き声が響いてくる。 どうやら、攻撃手段が近接攻撃しかないようで、距離を取っていれば被害は無いようだ。といっても攻撃されて腹を立てているので油断は出来ない。 該当データなし。行動パターン不明。弱点不明。目的不明。 何もかも分からない状況で、ひょっとすると命を刈られるかもしれないという恐怖が身を竦ませる。痛いのだろうか。機体を掴まれ潰されたら、苦しまずに死ねるだろうか。分からない。死んだことがないから分からないし死ぬつもりも無かった。 同時に、気持ちが高揚してもいた。一種の興奮状態。未知なる領域に足を踏み入れたときの感じと似たそれがジュリアの肌を鳥肌にする。 「弱点を狙い撃ちするしか無いと思うわ。ホラ、眼とか弱そうじゃない」 構造データをつぶさに観察しつつソナーでクラーケンを捉え続ける作業をしていたクラウディアは言った。指で画面を叩き、クラーケンの眼を拡大表示する。 ジュリアは暴れるクラーケンから一瞬だけ情報の方に目を移した。 「眼を……ねぇ。ゲームだとお決まりのパターンだけど、通用するんかね」 「じゃあ逃げる? お姉さんはどっちでもいいわよー眠いし」 「却下。新型機の性能を見せるときがきたってことで」 「りょーかい」 ジュリアは眼をごしごしと擦って深呼吸をし、巨大な影を見据えると、人生で言ってみたいセリフランキング上位に食い込んでいる文章列を口に出した。 「狩りの時間だ!」 「発射!」 リボルバー式の魚雷ランチャーから一発の魚雷が放たれ、マガジン兼発射機構が回転、二発目の魚雷を発射した。 蜘蛛の子を散らすように逃げ出す潜水機達が気に食わないのか、クラーケンは八本の触腕を駆使し距離を詰めていくが、その度に魚雷で足止めを喰らい吸盤や装甲を落としていく。 その背後から、胴体目掛けて魚雷二本が矛先を突き立てた。遠距離用の魚雷は通常より炸薬量が多いため、より大きい火球でもってクラーケンの図体を傷つける。空気の塊が生まれ、粉々になりながら消えていく。 逃げる相手より、立ち向かってくる相手のほうがやりやすい。大蛸は一匹の矮小な鮫に狙いをつけると猛然と突進を開始した。 積極的に攻撃を加えようとするダイバーは居ないようで、皆が逃げるか遠くから見守るかの二種類しかない。倒せるかも分からぬ異形を相手にしたくは無いのだろう。 ジュリアは、八本の触腕をうねらせ獲物を捕らえんと迫る敵に、逃げるのではなく、自らぶつかるようにスラスター出力を上げた。移動形態のクラドセラケがモノアイを光らせた。 「おっとっ!」 肉薄。 回避。 通常形態に可変することで急減速、帰還用スラスターを併用し潜水機とは思えぬ瞬間速度を発揮、クラーケンの突進をかわし、あろうことか脚で胴体を蹴り飛ばし華麗な方向転換を決めた。闘牛士が闘牛をひらりとかわすのと同じだ。 クラーケンとクラドセラケの眼が睨みあう。 魚雷ロックオン。クラウディアが、魚雷が至近距離で爆発しないよう迂回するルートを指示した。 発射。 急に止まれぬクラーケンは、直線ではなく曲線を描いて迫る魚雷を触腕で叩き落そうとしたが失敗して眼の片方に命中を許してしまった。爆発。装甲の薄いカメラアイが消し飛び、内部にまで損傷を与えた。 三連装遠距離魚雷ランチャーのマガジンが空になり、自動で装填が始まる。ランチャー後部から魚雷が移動して一つ一つ詰められていく。この間は無防備なのでクラーケンから離れた。 潰れた目から青い電流を海中に枝分かれさせ、機械にとっての血液、オイルを流し始めたクラーケンだったが、残った方の目で敵意をむき出しにして八本の触腕をあっちこっちに蠢かせていて。 ダイバー達が放った魚雷を喰らったせいなのか、あちらこちらの吸盤は欠落し表面が凹み抉れてひび割れている。満身創痍でもなお戦闘を継続しようという心意気だけは感心してしまう。 クラウディアは口元に手をあてた。 「ぼろぼろねー、あの子」 「あんだけタコ殴りにされてたんだし目も潰したし、当然じゃないの」 クククと笑い声。 「タコ殴り……?」 ジュリアは頭を振り、後ろからじりじり寄って来ていた頭に裏拳を食らわした。ぼこっと痛そうな音がしたが、気にしない。 クラウディアが額を押さえ、口を尖らせ文句を言う。 「痛ぁ……女の子の顔を殴るなんてだめよジュリちゃん」 「女の子って歳じゃないくせに? 仕事しろよ仕事………うおおお来たぁ!」 クラーケンが必死の突撃を仕掛けてきた。 更に一発デコピンでもやっとこうかなと頭の中で悪魔が囁いたが、目の前でこちらを虎視眈々と狙っている悪魔の魚を始末せねばならない。 移動形態に可変、スラスター全開で深みに飛び込み突進を回避する。両手を広げ減速し魚雷が装填完了したのを見計らって一発を牽制に発射。白い跡を吐きながら魚雷は、クラーケンの触腕一本に致命的な一撃を与えた。海に緩い閃光が走る。 漏電してオイルを撒き散らし片目と腕を一本失ってもなお、クラーケンは諦めずに立ち向かってくる。無傷のときと比べ物にならない遅さの体当たりを、移動形態で海を泳いで距離を離す。 「連射で仕留めるぞ」 「おっけー。目を狙うコースね?」 ジュリアは後ろを向かず声だけでクラウディアと意思の疎通をした。 スラスター出力を巡航速度に固定して、海に落ちた人を食い殺す前準備のようにクラーケンの周りをぐるぐると泳ぎ回る。弱りきったクラーケンはしかし威嚇するよう触腕を前に出している。 「今だっ!」 魚雷を三連射。 強力で高速の魚雷がクラドセラケから飛び出す。くねくね踊りながら命令に従い、触腕振り乱すクラーケンの胴体へ殺到した。 ―――ズズンッ。 魚雷を三発同時に胴体に受け、クラーケンは鉄の悲鳴を上げ触腕を振る。両目は潰れ、損傷が激しく泳げなくなり深度を維持できないため、小爆発を起こしながら深海へと消えていった。 「も、儲けが無いなんてー!」 後部席でクラウディアが嘆いた。 確かにバケモノ退治は出来たがお金になるものは一切引き上げていないわけで、魚雷を撃ちまくった挙句これでは骨折り損のくたびれ儲けではないのか。儲けになりそうな対象は今まさに沈んで行っている最中。 ええい、ままよ。 ジュリアは沈み行くクラーケンを追うべくスラスター回転率を上げた。 「待てーっ。金がぁー!!」 行かせてなるものか。 ライトとソナーを使ってクラーケンを捕捉してぐんぐん追いかける。クラーケンは見た目より軽かったらしく、ゆっくりと沈んでいっているのが見えたが、ほっとけば深海に達してしまう。 「ジュリちゃん、早くしないと深海にご一緒することになっちゃうわよ」 「分かってる分かってる」 あっという間に追いつき通常形態に移行。触腕の一本に取り付いてプラズマカッターで装甲を剥ぎ取りにかかる。沈みながらの作業なので足場は極めて不安定。ジュリアは何度かしくじって頭部をクラーケンにぶつけてしまった。 千切っては収納千切っては収納。吸盤状パーツも収納。あと適当に仕舞い込み、離れる。 二人が見ている中で鉄の怪物は穏やかに緩やかに空気の粒を噴くと、暗黒と死で満ちた深海へと沈み、見えなくなった。海に絶対なる静けさが戻る。雑音が消え、スラスターが機体が沈まないように水を吐く音が機体内に聞こえるようになった。 「……結局」 ジュリアは首をかしげた。戦闘の時に汗をかいたのか額がしっとり濡れている。ダイブスーツとて顔までカバーは出来ないのだ。 「なんだったんだろう、あれは」 「さぁ?」 クラウディアは機体の残電力を見て、損傷箇所を調べるべくキーボードを叩いた。画面の光で顔に影が出ている。 「案外、趣味で作ってたりするかもよ? 博士っぽい人が。ゲームだと王道じゃない」 「ゲームなら、ね」 ジュリアはふっと溜息をついた。 ゲームならリセットボタンを押すなりセーブデータを改造するなり、いくらでも方法はあるが、現実はそんなんじゃない。もし死ねば、死ぬのだ。蘇ることも無敵コードもあったものではない。 後ろの相棒は嘘か本当か、ふざけた事を言うと、ジュリアの肩を叩き地上に帰還するように伝えた。ジュリアは暫く深海の黒色を、その深淵の向こう側を見ようと努力したが諦めて機体を地上に向けた。 見えぬものは見えぬ。 さぁ、帰ろう、我が家に。 【終】
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概要 彼らは狩人を襲うだろう… 目次 獣狩の群衆 車椅子の群衆 屍肉カラス 医療協会の大男 鐘を鳴らす女 守り人の祭祀者 遺跡の守り人 トップページに戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る
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+... デント ミア からのミッションなんだが。 ホールにあるトイレで 悪霊が出たという噂を知ってるか? 悪魔の仕業のようでもあるんだが、 どうも様子がおかしいらしい。 この混乱で、隊員たちが トイレを使えず困っているんだ。 何とか助けてやってくれ。 この依頼を受けるか? はい いいえ いいえ 受けてくれないか…? 残念だな。 まぁ、また受けたいときに 声をかけてくれ。 (会話終了) はい >ミッションログにEXミッション 「トイレに潜む者」 が追加された。 じゃ、頼んだぞ。 さっそくホールへ向かってくれ。 (ホールに自動移動) >隊員たちがホールに 集まっている…。 動力班クルー くそ! 気味が悪いよ…。 何なんだ!? あのトイレは。 オレはもう、あのトイレには行かないぞ! 通信班の女性 一体、アイツは何なの…!? 悪霊…!? 悪魔…!? それとも…。 ミア おぉ、(主人公の名前)か。 ちょっと聞いてくれ…。 この騒ぎだから、 もう耳には入ってると思うが、 トイレに何者かが潜んでいるらしい。 それも、悪魔じゃないようなんだ。 奴は自分を「神」だと名乗っている…。 まぁ、まさかトイレなんかに 神が降臨なさるわけ無いと思うが…。 あれは悪霊… 悪霊に違いないんだ! (主人公の名前)はどう思う? トイレにも神様はいる 悪霊でも神でも悪魔として対処する トイレにカミは必要だ トイレにも神様はいる 何? トイレにも神はいるだって? あぁ、確かアジアの方は そんな宗教観もあるんだったなぁ。 (「とにかく、現場に行ってみよう。~」へ移行) 悪霊でも神でも悪魔として対処する おまえ…冷静だな。 アーサーがスクラップになっても お前がいれば、安心だな。 (「とにかく、現場に行ってみよう。~」へ移行) トイレにカミは必要だ え? ペーパーが何だって? ジョークなのか分からんが、 トイレで紙なんて、一昔前の風習だな。 (「とにかく、現場に行ってみよう。~」へ移行) とにかく、現場に行ってみよう。 ここにいても何も解決しないからな。 動力班クルー 頼んだぜ、(主人公の名前)。 機動班の肝据わってる所を 見せてくれよな! 行って来い。 グッド・ラックだ! >(主人公の名前)は、 隊員たちにせがまれるままに トイレへ向かった…。 …………。 >トイレは静まり返り 暗黒が辺りを包んでいる…。 >何かがトイレから飛び出した! ??? また、来たのか! ニンゲンよ! >悪魔が現れた。 動力班クルー う、うわ! 何か出てきたぞ! 悪魔 わしの名はカンバリじゃ! カワヤを守る神じゃぞ! (以降、テキストウィンドウ左上の表示が「悪魔」から「カンバリ」に変更) カンバリ 全く最近の若い者ときたら、 カワヤの使い方も知らんのか!? ココをキレイに使わん若者に 灸をすえてやってた所じゃわい。 アンタさんは見た所、まじめそうじゃが かといって、水に流すわけにもイカン。 ウンが悪かったの。 アンタさんも同罪じゃ! おしおきじゃあ! (秘神カンバリと戦闘) (秘神カンバリを撃破後) カンバリ うぬぬぅ…。 アンタさん、若いくせに なかなか骨があるの…。 今日の所はアンタさんに免じて 許してやる。 だが、カワヤをキレイに使うのは 大事なことじゃわい。 十戒のような デカイ教えも大切じゃが コーキョウセイも大事にせんとな! >カンバリは去っていった…。 動力班クルー おぉ! (主人公の名前)! すごいぜ! いやぁ、本当に助かった ありがとう! 通信班の女性 やっぱり、こういう時は 機動班が頼りになるわね。 ハイスクール時代に憧れた フットボール選手を思い出したわ。 ミア しかし、あの神様の言う事も 少しわかった気がしたよ。 オレ達は物を雑に扱いすぎた。 これからはもっと色々なものを 大切に使おう。 「全ての物には神様が宿っている」 だったよな? まぁ、(主人公の名前)のお陰で全て解決だ。 ありがとな。 これは、さっきの神様が落とした物だ。 アンタが受け取ってくれ。 >EXミッション 「トイレに潜む者」 を完遂した。 >報酬として、 「秘密の経典」を1個 手に入れた。 よし、これからは当番制で トイレを掃除することにしよう。 …あぁ、(主人公の名前)! 1つ言い忘れていたことがあった。 今、戦ったのはトイレの神だ。 …手、洗うのを忘れるなよ? (会話終了)
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《闇に潜む》 【やみにひそむ】 《闇に潜む》 装備オジャマの対象 関連リンク 獲得条件(説明) バージョン 過去5試合中3試合でダークを装備 16 ポップンミュージック16 PARTY♪のネット対戦に登場した称号。 敵に気付かれない行動をする忍者の称号にもぴったりのように思える。 装備オジャマの対象 ダーク 関連リンク 称号/ポップン16 ネット対戦全般/ポップン16