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2013年3月11日 町田市震災合同訓練 東京都町田市で実施された大規模合同防災訓練で、救助犬チームとして捜索シミュレーションに参加しました。 主 催:町田消防署 実施日時:20013年3月11日(月)9 30~11 30 会 場:東京都町田市旧市庁舎 参加頭数:4名/救助犬2頭 参加機関:町田消防署、町田市役所災害対策本部、町田市建設業災害対策協議会、東京消防庁ハイパーレスキュー隊、町田警察署、災害救助犬神奈川(順不同) 昨年秋に新市庁舎がオープンした町田市では、旧庁舎の取り壊し工事が始まったばかりです。 そこで、その旧庁舎を利用して、3・11から2周年を迎えたこの日、町田消防署の主導により、行政と民間防災組織が協力して、約120名の要員が参加する大規模な合同訓練が実施されました。 ↑↑旧町田市庁舎エントランス前に設定された、大掛かりな模擬被災現場。(資料画像/町田消防署) ↑↑実際の被災現場さながらの救助活動が行われました。(資料画像/町田消防署) ↑↑複数のエリアで同時進行された救助作業。日本の救助技術の高さを目の当たりにできる大規模訓練となりました。 午前10時、東日本大震災クラスの震災が発生。一部が倒壊した旧市庁舎内に取り残された要救助者を、各機関が連携して捜索し、救出します。 災害救助犬神奈川は、消防、警察と共に庁舎5階に向かい、瓦礫に閉じ込められた要救助者の位置を特定する役割でした。 ↑↑庁舎5階部分に取り残された要救助者を検索する、町田消防特別救助隊。高度な検索機器も使用されました。この後、特別救助隊隊長より救助犬チームへの捜索要請が出され、救助犬のためサイレントタイムが設けられました。 ↑↑ガラス窓の閉じられた密閉空間に総勢20名近くの救助活動にあたる隊員が活動しており、わずか数分という時間制限内の嗅覚作業としては厳しい条件の中、救助犬の捜索が行われました。画像は、1頭目の救助犬が告知をしている様子。この後、確認のため、2頭目の救助犬が投入されました。 ↑↑2頭目の救助犬が確認捜索を行なっています。瓦礫に密閉性がなく、要救助者の臭気が周辺に大きく拡散してしまうことから、犬はすき間に鼻をつけ、慎重に確認し、1頭目と同じ位置で告知しました。続けて、救助犬チームの報告をうけた町田消防特別救助隊が救出救助作業を行います。 ↑↑庁舎5階部分の指揮、救助作業にあたった特別救助隊の皆さん、町田消防署長と。署長は、国際消防救助隊の隊長として海外の大きな災害で救助活動の指揮に当たられたご経験から、救助犬のグローバルスタンダードとしてのIROのことをご存知でした。 町田消防署主導で実施された今回の合同訓練は、日本の救助隊の高度な救助技術を結集した素晴らしい内容でした。 その捜索救助活動の歯車の一つとして参加できたことは、実働救助犬チームとして大きな収穫です。 同時に、救助現場の皆さんに救助犬の捜索の特性や生かし方についてお伝えすること、私達自身もまた救助隊の持つ検索機器などの捜索技術について知り、互いの「違い」「特性」を知ることが、捜索リソースの一つとしての救助犬を現場でより活用していただくことにつながると感じた1日でした。 (資料画像/町田消防署) 災害救助犬神奈川 .
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光が紡ぐ物語 ◆jiPkKgmerY F-2地点には、殺し合いには不釣り合いな可愛らしい喫茶店が設置されている。 その名も『喫茶店・翠屋』。第97管理外世界・地球という惑星にて経営されている、小さなだがひっそりとした人気が続くお洒落な喫茶店だ。 何故この殺し合いの場に、翠屋が全く変わらぬ姿で存在しているのか。 それはこのゲームの主催者、プレシアにしか分からない。ただの気紛れかもしれないし、何か考えがあるのかもしれない。 だが喫茶店・翠屋がそこにあること。それは確固たる事実であった。 そんな喫茶店・翠屋。 そこには今、二人の男が来店している。 一人は白色のシャツに白色のズボンを身に着けた男。 その目の回りにはパンダの如く隈を浮かべ、背中はこれでもかと言うくらいに丸みを帯びている。 男の名はL。ある世界にて、世界最高の探偵として名を馳せた男だ。 そしてもう一人。 褐色色の肌に程良く締まった身体、そして白銀色の髪から犬耳生やした男――ザフィーラ。 守護騎士の一人として何百年にも及ぶ戦いの人生を送り、今は影ながら仲間をサポートしている守護獣である。 客船へ向かっている筈の二人が、なぜ翠屋に立ち寄っているのか。 それはLの何気ない一言から始まった。 ――その時Lとザフィーラの二人は黒の騎士団専用トレーラーに乗り、会場を南下していた。 運転手はザフィーラ。 最初はLが運転手に申し出たのだが、ザフィーラ本人がそれを却下。理由は「お前は考察に集中していろ」との事だった。 という訳でザフィーラを運転手にトレーラーは走行を続けていたのだが、ちょうどF-2の市街地に差し掛かったところでそれは起こった。 「ザフィーラさん、甘い物を持ってませんか?」 それまで押し黙り考察を続けていたLが突然口を開いたのだ。 質問の意味が分からず正直に「持っていない」と答えるザフィーラ。 その返答に難しそうな表情を浮かべ、デイバックから地図を引っ張り出すL。 そして数秒の思考の後、 「ここに書いてある翠屋という喫茶店に寄って下さい」 そうLはザフィーラに告げた。 なにか考察に必要なのだろうと、深く考えるずにザフィーラは了解した。 更に数分後、二人は喫茶店・翠屋に到着――今に至る。 「L……ここに何かあるのか?」 「ええ、推理に必要不可欠な物が此処にはあるはずです」 返事もそぞろに置いてある机の中の一つにLは近付いていく。 Lが探し求めていた物、それは―― □ 数分後、ザフィーラは呆れたような顔を浮かべ、何十とある椅子の一つに腰掛けていた。 「……まだ終わらないのか?」 大きな溜め息と共に、もはや何度目か分からない問いを口にする。 「もう少し待って下さい。あとちょっとなんで……」 声は奥の厨房から届いた。同時にガサゴソと何かを漁るような音が聞こえる。 ザフィーラに出来る事は、Lが作業を終えるのを待つ事だけだった。 ふと窓の外に視線を移すと、そこ広がるは色彩を取り戻し始めた市街地。 街路樹や街灯が朝日に照らされ輝きを放っている。 (夜が明けたか……) 自分達がこのゲームに参加させられたから、早くも三時間近く経った。 Lと出会い、トレーラーを見付け、此処に立ち寄る。 長いようで短かかった三時間。自分達以外の58人は何をしているのだろう。 自分達のように主催の打倒を目指しているのか。それとも生き抜く為、または優勝する為に戦っているのか。 主は、守護騎士達は、機動六課の面々は無事なのか? 自分がこうしている間にも致命的な何かが発生しているのではないか? 自分はこんな所でノンビリしていて良いのか? 何かすべき事があるのではないか? 自分は―― 「考え事ですか?」 とその時、ザフィーラの前方から不意に声が掛かる。 僅かな驚きと共に視線を前に戻すと、そこには奇妙な座り方で椅子に鎮座するLの姿があった。 「……目当ての物は見つかったのか?」 数秒の間を空け、ザフィーラが口を開く。 その言葉にコクリと首を縦に降るL。 右手には、指先サイズの白い立方体をこれでもかと詰めたビニール袋が握られている。 相変わらずの無表情のまま、Lはその中の一つを口へと運んだ。 「喫茶店と言うだけあって大量入手できました。ザフィーラさんもお一つどうで すか?」 苦笑いを浮かべ、Lの申し出を丁重に断るザフィーラ。 そうですか、とだけ呟きLも窓の外を眺め始めた。 Lがこの喫茶店・翠屋に立ち寄った理由。 それは袋一杯の白色――角砂糖を手に入れる事であった。 異常なまでの甘党――それが世界最高の探偵Lが持つもう一つの顔。 その甘党っぷりは異常とも言え、推理中は勿論のこと日常生活に於いても甘い物を好んで摂取し続けていた。 摂取していないよりはしていた方が落ち着くし、推理や考察もはかどる。Lにとって糖分とはそれなりに大事な存在であった。 途中スーパーという魅力的な施設もあったが、残念な事に気付いた時にはもう過ぎ去っていた。 流石に道を引き返してまでスーパーに向かう、という図々しい事も出来ないし、 今は一刻を争う事態だという事も理解している。 という訳でもう一つ甘味が存在しそうな施設――喫茶店・翠屋に立ち寄ることに したのだ。 そしてLは大量の角砂糖を入手する事に成功した――。 「ザフィーラさん」 数分に渡る沈黙の後、唐突にLが声を上げた。 外を見ていた筈の瞳は何時の間にかザフィーラへと向けられている。 「何だ?」 ザフィーラもまた真っ正面から視線を受け止め、答える。 「まだ質問に答えてもらってません。先程は何を考えてたんですか?」 む、と小さく声を上げ押し黙るザフィーラ。 その表情には僅かな焦りが見える。 (誤魔化せなかったか……) 大きく溜め息を吐き、ザフィーラが口を開く。 そこから紡ぎ出される内容は、先ほど頭によぎった仲間達の事、何もしていない自分に対しての不安。 嘘は見抜かれると思い、全てを正直に話した。 「……という訳だ。別に脱出や首輪について考えてたのではない。自分と仲間の事を考えていただけ……ただそれだけだ」 最後にそう締めくくったザフィーラの顔には自嘲的な物が含まれている。 Lはその表情を黙って見つめ、そして二つばかり角砂糖を口に含み―― 「ザフィーラさんは馬鹿ですね」 ――小さな声でしっかりとそう告げた。 Lが発した言葉にザフィーラの眉間に皺が寄り、目つきが鋭いものへと変化する。 「勘違いしないで下さい。決して悪い意味で言った訳では有りません」 ザフィーラの怒りを敏感に読み取り宥めるようにLが呟いた。 と、同時に角砂糖がまた一つ口の中へと消えていく。 「仲間がどう行動するか分からない…………当たり前じゃないですか。仲間とはいえ所詮は他人。分からないのが当たり前ですよ」 「しかし……!」 「でもそういうところで悩める人間が、本当に優しい人なんだと思います。そして、このゲームを破壊する為にはそんな優しさが必要なんですよ。 残念ながら私は社会性や協調性というものが著しく欠損しています。ですがザフィーラさんならそこをカバー出来る。 ザフィーラさんなら私の足りないところを補える。そう思っていますよ」 真っ直ぐな瞳でそう言うLを見てザフィーラは気が付いた。 不器用ながらも、Lが自分を励まそうとしている事に。 「……すまんな。気を使わせた」 「いえ、今の言葉は本心からの物です。励まそうと思って励ませる私は器用な人間ではありませんし」 Lが無表情にそう言い、そして角砂糖がまた一つ消費される。 ザフィーラはその光景に僅かに頬を緩ませ、心の中で深く頭を下げた。 「それでは行きましょう。めぼしいものは頂戴しましたし……こうしてる間にも殺し合いは続いていますしね」 「ああ、そうだな」 目指すは変わらず、I-2に設置されている客船。 仲間を救うため、ゲームを打開するため、二人は立ち上がろうとし――――瞬間、暴力的なまでの極光が二人の視界を占領した。 「何だったんでしょうね……さっきの」 突然の極光が止んでから数秒後、呆然とした様子でLが声を出した。 普段あまり感情を宿さないその顔も今は驚愕に染まっている。 それはザフィーラ同様。 光の発生した方角に唖然とした表情を向けていた。 「魔法……ですかね」 あまりに規模が違いすぎる光。もはや天災とも言える域の現象に、さしものLも思考が停止していた。 「分からん……が、あれだけの規模の魔法とは……」 それきり静寂が場を支配する。凍り付いた世界に漸くLの思考能力も回復を見せる。 灰色の脳細胞が全速で思考を開始。先程の光、そしてこれから自分達がどう行動すべきかを思索し始めた。 ――自分達が目指すは客船。 そこにはこの会場に関する何かしらのヒントが隠されている筈だ。 それは言うなれば天から垂れる蜘蛛の糸。自分達にもたらされた数少ない希望の一つだ。 しかし、その希望に辿り着く為にはF-3を通らなくてはいけない。 橋を無視し南下する、という道も考えたが、如何せんこの巨大なトレーラー。 熟練の運転手ならまだしも、初心者のザフィーラさんや自分では地図中に書かれた大通りしか走行できないだろう。 客船に向かうには必ず通らなくてはいけない地域・F-3――つまり先程の光が発生した地点だ。 光を発生させた者が殺し合いに乗っているのか、いないのかは判断できない。 その術者が殺し合いに乗っていたとしたら最悪。今すぐにでも逃亡を始めるべきだ。 殺し合いに乗っていないとした僥倖。是非とも協力を願い出たい。 これはある種の賭け。 このままF-3に向かうか。遠回りをするか。 一つのミスが死を招く遊戯。間違いは許されない。 さてどうするか。 最善の手を探し求めて世界最高の探偵は思考を続ける。 そして数分後、Lが出した答えは―― □ 日の昇り始めた市街地を一台のトレーラーが走っていた。 運転している者は褐色肌の男、ザフィーラ。 緊張した面持ちでハンドルを操っているが、その運転技術は初心者にしてはそれなりに高く、ゆっくりとだが比較的に安全運転で進行し続けていた。 「ザフィーラさん、運転変わりましょうか?」 そんなザフィーラへと助手席に座るLが語り掛けた。 右手には角砂糖入りのビニール袋が握られている。 「いや、いい。お前は頭を動かす事に専念していろ」 「そうですか」 Lの方を見ずに、というか見る余裕も無くザフィーラが答える。 Lもそれに頷くだけで、直ぐに窓の外へと視線を移した。 ――結局、あれからLは進路を変更しない事を選んだ。 予定通り通信を行いつつ客船へ向かい、途中で仲間になってくれそうな参加者と出会ったら協力関係を結ぶ。 確かにF-3の市街地を通過する事は危険かもしれない。 だがLにはある確信があった。 (あれほどの光……術者は相当な実力者なのだろう。客観的に見ても、私やザフィーラさんの力で対抗する事は不可能。だが――――二発目はない) 考えてみれば単純な事だ。 隣接するエリアにまで届く異常なまで威力を有した攻撃――どんな魔導師だろうと消耗するはず。 それにザフィーラが言うには、この会場は魔力を練るのが普段以上に困難との事。 そのような状態であれ程の魔法を行使したらどうなるかなど、猿にだって分かる。 おそらく魔力は枯渇、とてもじゃないが他の参加者を襲う事は出来ないはずだ。 しかし―― (――この考えも所詮は推測でしかない) そう。今考えいる事は証拠も何もない、仮説に仮説を重ねただけの推測。そして自分はその推測に賭けたのだ。 不安が無い訳ではない。 だが強者から逃げてばかりではゲームの破壊など到底不可能。消極的な判断は消極的な結果しか生まない。 キラ事件の時もそう。攻めに攻め、そして命を犠牲にして何とか事件解決に漕ぎ着けたのだ。 それに安全運転とはいえ、一キロ四方の区域を抜けるまで数分も掛からない。 更に、自分達は首輪探知機を持っている。 ――大丈夫な筈だ。 と、最後に、自分を安心させるかのようにそう念じ思考を一旦打ち切るL。 角砂糖を口に運び窓の外を眺め始める。 (それにしても……これは……) その口から漏れるは呆れと感嘆を含んだ溜め息。 F-3の様子はLの予想を遥かに越えて酷い物であった。 まるで怪獣映画のワンシーンの如く破壊され尽くした市街地。 無事な建物など一つも無い。 川に掛かっていた筈の橋も砕け散っており、無惨な残害を見せ付けていた。 建ち並んでいた筈のビル群も今は瓦礫の山と化し、F-2まではしっかり整備されていた道路も、そこら中に亀裂が入っている。 「……本当に凄まじい物ですね……はやてさんやなのはさんもこれ位の力を持ってるんですか?」 「ああ、リミッター無しの全力全開なら可能だろうな」 「……人は見掛けに寄りませんね……」 Lは実際に高町なのは達が戦闘している現場を見た事がない。 魔導師としての彼女達を見たのは、唯一空港火災での救助風景のみ。 相当な実力者という事も知ってはいるが、所詮はネット上の情報。他人の主観を通した情報だ。 高町なのはに匹敵する破壊を生で見た今、Lは改めてその恐ろしさを実感さた。 (個人が持つには余りに強力過ぎる力……まぁ、敵に回らないだけ幸いか……) あまりに馬鹿げた、自分の常識を越えた破壊を目の当たりにし、Lは大きく溜め息を吐く。 ――その時だった。 キキーッという甲高い音と共に、Lの体が前方へと流れる。 シートベルトが身体に食い込み内臓を圧迫。手に持っている袋から数個の角砂糖が零れ落ちた。 推理するまでもない――ザフィーラが急ブレーキを掛けたのだ。 「……ザフィーラさん……もうちょっと丁寧に運転してくれると嬉しいんですけど」 たっぷり数秒間圧迫された後、Lが皮肉気に声を上げる。 だがその皮肉に対するザフィーラの答えは謝罪では無かった。 「……さっきの光を見たか?」 ザフィーラが口にした疑問文。文字数にすればたったの十の短い文章。 だがこの十文字が物語を急転させる事を、この段階では誰も気付く事は出来なかった―― □ 身体は金縛りに遭ったかのように動かず、視界は闇に包まれている。 数分前までは確かに感じていた月光も、今は見えない。 感じるのは闇と、そして鈍痛。 ピクリとも動いていないにも関わらず、身体は軋み悲鳴を上げ続けていた。 ――何故、俺はこんな状況に陥っているのだ。 制止を振り切り走り出した少女を追い、一度は逃亡した市街地に戻った。 そこまでは覚えている。だがその後の記憶が引き出せない。 何がどうなって自分はこの暗闇の中に居るのか。 そもそもこの空間は何なのだ? 星一つ無い夜よりも暗く、まるで鼻と口を塞がれてるかの様に息苦しい。 ナノマシンの治癒も追い付かない。いや、追い付かないと言うより治癒した側から再度破壊されていく。 自分の置かれている状況が全く理解できない。 唯一把握できるのは、この状態が長く続けば命に関わるだろうという事のみ。 ――このままでは死ぬ。 漠然とした焦燥が心の中で産声を上げる。 状況を打開する為の策を思案――解答は直ぐに導けた。 ARMS・『ブリューナグの槍』。全てを貫く光槍を使用するのだ。 幸いな事に右腕は変化している。おそらく意識を失う寸前まで行使していたのだ ろう。 ――動け! 半ば祈りにも似た命令に右腕が反応――手首から先だけだが僅かに動く。 手首を折り返し無理矢理に上方へと掌――光槍の銃口を向ける。 そして射出。 途端に襲う疲労感――これも制限の所為か。だが、ブリューナグの槍は放たれた。 この空間に何らかの変化を与えてくれる筈――――だが現実は冷酷である。 予想と反して依然視界は闇に包まれたまま。身体も動かない。 むしろブリューナグの槍を放った事による疲労が過剰されただけ。 状況は更に悪化を遂げた。 □ 「さっきの光……? 翠屋で見た光……の事では有りませんよね」 「……ついさっき向こうの空に一筋の光が走った……」 「……それはどのような光でしたか?」 首輪探知機に視線を送りつつ、Lがザフィーラへと問い掛ける。 その問いにザフィーラは首を振り、そして口を開く。 「電気が収束したような青白い光だった。翠屋で見た光とは明らかに違う。術者はおそらく別人だ」 「そうですか」 ――マズいな。 無表情な仮面の下、Lは小さく舌打ちをつく。 ザフィーラが考えている事に気づいてしまったからだ。 「他の参加者ですか……確かに魅力的ですが、取り敢えずはこの区域を抜けまし ょう。 最初の光を放った術者が近くに潜んでいる可能性もありますし――」 「L」 「……何でしょう」 「他の参加者が居るとするのなら向かうべきだ。先の光に巻き込まれた者が助けを求めているのかもしれない」 ――やっぱり。 正義感の強いザフィーラなら絶対にその思考に至る。 確かにザフィーラの言う通り、何者かが助けを求めてる可能性も高い。しかし、実際にそうだとしても向かうべきではない。 この区域は危険なのだ。そして自分達は大した戦力を持っている訳ではない。 まずは自分達の命を優先すべきだ。 「ザフィーラさん。あなたの気持ちも分かりますが、今は引くべきです。最初の光を見て他の参加者も――殺し合いに乗っている者も集まって来るかもしれませ ん。それに参加者をおびき寄せる為の罠という可能性もある。まずはこの区域を離れた方が良い」 必死の説得も虚しくザフィーラは首を横に振る。 そして眩しいくらいに真っ直ぐな瞳をLに向け、口を開く。 「……確かに此処は危険だ。だが退けん。助けを求めている者が居るのなら救出すべきだし、罠だとしたら尚更だ。 殺し合いに乗っている奴が居るのなら、叩いておくべきだ」 その言葉にLは大きな溜め息を吐く事しか出来なかった。 ――自分がどんな御託を並べようとこの男は引かない。別行動を取る事になろうと、光が発生した方に向かうだろう。 此処で説得を続けたとしても裏目に出るだけ。下手をすれば信頼関係にヒビが入る。 ならば―― 「……分かりました、光の発生した方に向かいましょう。ですが、逃げる準備だけは何時でもしておいて下さい」 ――結局はこちらが妥協するしかない。危険だと分かっているがその道を進むしかない。 決して良策とは言えない行動だが、ここで信頼関係を崩すのは更にマズい事態を引き起こす。 (行くしかない、か……) 不安を隠すかのようにLは角砂糖を口に放り入れた。 □ ザフィーラが空に走る光を見てから数分後、二人は崩壊した市街地の中を歩いていた。 光の元へ向かうには大通りを外れ、細道を通るしかなかったのでトレーラーを降りざるを得なかった。 「首輪の反応が二つ?」 「ええ。ちょうど直線方向に並んで二つばかり」 ザフィーラに探知機を渡し角砂糖を口に運ぶL。 Lの言葉通り、探知機には二つの光点が映っている。それにどちらも同じ方角だ。 探知機の策敵範囲は50メートル。どちらも視認できておかしくない距離にいる。 しかし、視界に映るのは瓦礫の山ばかり。 パッと見ただけでは人らしき物は確認できない。 「光点が動いていないという事はそれ程の重傷を負っているか、何かしらのショックで気絶しているか、それとも死んでいるか…………取り敢えず探しましょうか」 「分かった」 その言葉を皮切りに二人は市街地を探索し始めた。 幸いなことに、二つの光点の内一つは直ぐに発見できた。 その人物は、有りがちな制服を纏ったツインテールの少女。 髪の色は紫色と派手だが、それを除けば何処にでも居る平凡な女子高生であった。 「一般人……ですかね」 見た目は一般人。 とはいえ、高町なのはのように見た目とは裏腹の実力を持っている可能性も充分にある。警戒はしておくべきだ。 それにこの少女はデイバックを三つも所有している。隙を見て奪ったか、殺して奪ったか、それとも偶然拾ったか。 ――兎も角、警戒はしておいて損はない。 「ザフィーラさん。念の為、この少女を拘束しておきます」 少女が持つ三個のデイバックの存在に気付いているのか、Lの意見に反対する事なくザフィーラも首を縦に振る。 Lはランダム支給品の一つ、ガムテープを取り出し、少女をグルグルに縛り上げた。 「……これで大丈夫でしょう。さて、もう一つの反応ですが……」 探知機の光点は、他の参加者が自分達の直ぐ近くに居ると知らせている。 だというのに人の姿は何処にも見当たらない。 見えるのは元はビルだったであろう瓦礫の山のみ。 反応はあるのに姿が無い。それが意味する事は―― 「……トレーラーに戻りましょう」 「……何を言っている。もう一人の参加者を探さなくては」 突然のLの言葉に、ザフィーラの眉が不審げに寄せられる。 「……無駄ですよ」 「なに?」 「確かに首輪の反応はあります。ですが参加者らしき姿は見えない。その代わりにあるのは瓦礫の山……分かりませんか? おそらく、あの光が発生した時、その参加者はビルの中に隠れていたのでしょう。しかしビルはその圧倒的な破壊力に耐えきれず倒壊。中に居た参加者ごと瓦礫と化した……」 ザフィーラの表情が不審から痛みを耐えるような物へと変わる。 Lにはその背中が何時もより一回りも二回りも小さく見えた。 「ザフィーラさんが見た光はこの少女が打ち上げたと見て間違いないでしょう。それが支給品による力か彼女自身の力なのかは分かりませんがね」 「……そうか」 このゲームが開始してから初めて遭遇した人の死。 それがザフィーラの心の中で悔しさとなって燃え上がる。 「……行きましょう、ザフィーラさん」 「……ああ」 そして一人の守護獣は顔を上げ、前を見据える。 誰も死なせずにゲームから脱出する――そんな理想は見事に砕け散った。 だが主と仲間は殺させない。それだけは絶対に守り通してみせる。 新たな決意と共に二人は歩き始め―― 「ッ!?」 「なッ!!」 ――同時に真後ろに有った瓦礫の山から朝焼けの空へと、一筋の光線が疾走した。 □ あれから何分経っただろうか? もはや意識を保つ事すらキツい。 身体の痛みは増加し、思考能力が低下する。 苦しい。 痛い。 重い。 死ぬのか? ふざけるな。 こんな訳の分からない所で死んでたまるか。 最後の最後まで足掻いてやる。 風前の灯火と化した気力を振り絞り、ARMSに意識を集中させる。 おそらくこれが最後の一発。 余熱でARMSが溶けようと知った事ではない。 力を収束――発射。 制限下での『ブリューナグの槍』連射、この異常としか言えない状況が相乗し疲労が加速度的に増大――意識を保てない。 闇に――意識が――吸い――込ま――れ――る。 □ 「ザフィーラさん! そこの瓦礫です!」 Lが叫ぶよりも早く、ザフィーラは瓦礫の撤去に取り掛かっていた。 成る程、良く近付いてみれば分かる。 確かにその瓦礫の山だけ、何かが貫通したような穴が空いていた。 おそらく生き埋めの状態から何かしらの攻撃を放ったのだろう。 それは幾多にも折り重なった瓦礫を貫き、空へと消えていった。 その一発目は術者の存在を気付かせ、そして二発目は術者の生存を気付かせた。 (ビルの倒壊にも耐える頑強さ、瓦礫を貫く光線……埋まっている者も人間離れした力を持つ参加者か……) ザフィーラが取り除く物より二回りほど小さな瓦礫を放り投げつつ、Lはあらゆる可能性を考える。 久方振りの肉体労働に汗を流しながらも、Lの思考は止まらない――。 戦闘を止める為に少女が放った巨大な光――それは狂人を吹き飛ばし、一人の男を生き埋めにした。 生き延びる為に男が放った光――それは本来ならば客船に向かう筈だった二人の男を呼び止め、狂人を拾わせた。 夜の電灯に吸い寄せられる哀れな虫の如く、二人の男は窮地へと足を踏み入れた。 1日目 早朝】 【現在地 F-3 市街地】 【L@L change the world after story】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式、首輪探知機、ランダム支給品0~1個(確認済み、少なくとも武器には使えない) 、ガムテープ@オリジナル 【思考】 基本 プレシアの野望を阻止し、ゲームから帰還する。 ゲームに乗った相手は、説得が不可能ならば容赦しない。 1.瓦礫の下に埋まっている参加者を救う。 2.通信を行いながら南下し、船を調べる。その後は駅を調べにいく 3.誰かと連絡がついたら、その人と情報交換、味方であるなら合流 4.首輪を入手したら、トレーラーの設備を使って解析 【備考】 ※第三話からの参戦です ※参加者の中には、平行世界から呼び出された者がいる事に気付きました ※盗聴の可能性に気付きました。 また、常時ではないにしろ、監視されている可能性もあると考えています ※クアットロは確実にゲームに乗っていると判断しています ※ザフィーラ以外の守護騎士、チンク、ディエチ、ルーテシア、ゼストは、ゲームに乗っている可能性があると判断しています ※黒の騎士団専用車両にあったのは、黒の騎士団専用トレーラー@コードギアス 反目のスバル でした ※トレーラーはF-3の大通りに放置されています 【ザフィーラ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状況】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式、ランダム支給品1~3個 【思考】 基本:プレシアの野望を阻止し、ゲームから帰還する。 ゲームに乗った相手は、説得が不可能ならば容赦しない 1.瓦礫の下に埋まっている参加者を救う。 2.Lと行動を共にする 3.機動六課の面々並びにヴィヴィオ、ユーノとの合流。 特にはやてとヴォルケンリッター、フェイトは最優先とする 4.首輪の入手 【備考】 ※本編終了後からの参戦です ※参加者の中には、平行世界から呼び出された者がいる事に気付きました ※盗聴の可能性に気付きました。 また、常時ではないにしろ、監視されている可能性もあると考えています ※クアットロは確実にゲームに乗っていると判断しています ※自分以外の守護騎士、チンク、ディエチ、ルーテシア、ゼストは、ゲームに乗っている可能性があると判断しています 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】疲労(大)、肋骨数本骨折、全身打撲、一時間変身不可(デルタ、王蛇)、ガムテープにより拘束中 【装備】カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎、デルタギア一式@魔法少女リリカルなのはマスカレード 【道具】支給品一式×3、ランダム支給品0~6個 、デルタギアケース@魔法少女リリカルなのはマスカレード 【思考】 基本 みんな殺して生き残る! 1. 気絶中 2. 幼はやてとセフィロスを殺す 3. エリオやなのはの気持ちを無駄にしないためにも戦う 【備考】 ※なの☆すた第一話からの参戦です ※デルタギアに適合しなかった後遺症として、凶暴化と電気を放つ能力を得ました ※デモンズスレートによる凶暴化は数時間続きます ※ユーザーズガイドを読めばデルタギアの全てを理解することが出来ます ※ベノスネーカーとメタルゲラスは回復中です。餌を食べれば回復は早まります ※王蛇のカードデッキには、未契約カードがあと一枚入ってます ※参加者名簿や地図、デイパッグの中身は一切確認していません ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています。ただし、何かのきっかけで思い出すかもしれません ※自分が最強だと思っています ※高揚する闘争心により怪我の痛み、身体の疲労を感じていません 【アレックス@ARMSクロス『シルバー』】 【状態】気絶、疲労(極大)、左腕欠損(再生中) 【装備】なし 【道具】支給品一式、はやての車@魔法少女リリカルなのはStrikerS、サバイブ“烈火”のカード@仮面ライダーリリカル龍騎、 ラウズカード(ハートのJ、Q、K)@魔法少女リリカルなのは マスカレード 【思考】 基本 この殺し合いを管理局の勝利という形で終わらせる 1.気絶中 2.機動六課隊舎へ向かう 3.六課メンバーとの合流 4.キース・レッドに彼が所属する組織のことを尋問 5.キース・レッドの首輪の破壊 【備考】 ※身体にかかった制限を把握しました ※セフィロスはゲームにのっていると思っています ※幼はやては管理局員だと思っています ※幼はやてはセフィロスに騙されて一緒にいると思っています ※キース・レッド、管理局員以外の生死にはあまり興味がありません ※左腕は朝までには再生すると思われます ※参加者に配られた武器には、ARMS殺しに似たプログラムが組み込まれていると思っています ※殺し合いにキース・レッド、サイボーグのいた組織が関与していると思っています 【ガムテープ@オリジナル】 現実のホームセンターとかで売っている普通のガムテープです。 Back 残酷な神々のテーゼ(後編) 時系列順で読む Next あの蒼穹に磔刑にしてくれたまえ Back GUNMAN×CHAPEL×BLADE 投下順で読む Next あの蒼穹に磔刑にしてくれたまえ Back アイズ L Next Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編) Back アイズ ザフィーラ Next Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編) Back Little Wish(後編) アレックス Next Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編) Back Little Wish(後編) 柊かがみ Next Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編)
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ツインタワービル 移動の手間が何よりも敵。 制限時間 7分 救出人数 10/9人 対象フロア 59F、60F 出動メンバー クリス、ワシオ 難易度 ★★☆ ジョウカル工場← シナリオの流れ →キングビル 59F 60F 凡例 ※ スタート地点(キャプテンの位置) ★ 救助対象者 ▲ 青色の炎(電気性炎) ★ イベント付きの救助対象者 ▲ 緑色の炎(化学性炎) × 通行不能 ▼ 補給担当メンバー × 条件により通行可能 ▼ 補給以外のメンバー ◆ アイテム z 崩落する足場 攻略ポイント 不思議な構造 西側はスタート地点の階段で60Fと繋がっています。 東側の59Fと60Fとの移動は奥のエレベータに限られ、60Fは西と東に行き来する連絡通路がありません。 東側で起きて西側で解決する芸術品イベントもあるなど、やはり一筋縄ではいかないミッション。 西側救助→東側救助→アッテンボロー氏救助→芸術品回収が現実的? ワシオのファインプレー ワシオが生存していると、59F東側接続部分に待機しており補給を担当してくれます。 ステージの狭さに比して燃えている場所が広く、消火弾を連発できるようになるのは大きな利点。 上手く活用しましょう。 彼が殉職していると補給がなくなり、厳しい戦いを余儀なくされます。 瓦礫の先 59F西側、スタート地点からすぐ北に向かうと瓦礫で隣の部屋への入り口が塞がれているのが見えます。 これは斧かプラスチック爆弾で破壊できます。奥の女性を助けてあげましょう。 金塊 59F東側のアッテンボロー氏の後ろに、金塊が落ちています。 イベント ボヤの正体 60F西側の展望台に居る男性はなぜかのんびり望遠鏡をのぞき込んでおり、近づくと「すごいものが見れる」と望遠鏡をのぞくように促されますが… この男こそがこの事件の発端となった人物です。 言われたとおりに望遠鏡をのぞいてしまうと横から殴り飛ばされ、どこかに消え去ります。 望遠鏡をのぞかずに直接話しかけると事件の顛末を語り始め主人公の説得により救出に応じます。 ちなみにここでも蹴りや斧の攻撃を繰り出すことができます。 望遠鏡を見ている状態の男性を攻撃すると左側に弾け飛びますが、イベントは問題なく発生します。 ただし、男性が望遠鏡の脇まで歩いていくところは変わらず、脇に来て初めて話しかけられるため、時間を食うだけではありますが… 芸術品 60F東側の食堂に居る女性を救出すると、芸術品を回収してほしいと依頼されます。 59F西側のスタート地点からすぐ上に、芸術品が飾ってあります。 依頼前に芸術品に触れても主人公は見とれるだけです。 主催者の救助 開始から4分経過時までに主催者のアッテンボロー氏を救出していない場合、主催者を救助せよとの指令が下ります。 芸術品イベントの兼ね合いで東側のほうを先に作業しているとイベントを逃しますし、4分経過後西側救助というのも時間的に辛いところ。 イベントポイントを稼ぐなら上述の通り、上手くルートを構築しましょう。 未確認・条件不明のイベント 三つ目のアイテム WANTED! カウンターの内側 東側下階のひび割れたカウンターは斧やプラスチック爆弾で破壊できますが、その先は何も見つかりませんでした。何かイベントで向かう必要が出てくる?
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出現する敵 名称 出現数 備考 第一波 赤色甲殻虫 第二波 飛行甲殻虫 第三波 凶虫バゥ 第一波は前方より赤蟻の大群、第二波は(開始地点の向きから見て)右後方より羽蟻の大群、第三波は(開始地点の向きから見て)左後方よりバゥの大群がくる。 全国のEDF隊員によるアドバイス陸戦兵バイクがあるので赤蟻と蜘蛛はそれなりに楽。最も厄介なのは第二波の羽蟻になる 赤蟻を一匹まで減らしたらバイクに乗って外周に行く。武器次第では赤蟻もめんどくさいので、戦車でバックで外周を走りながら戦車砲を撃ち込んで減らすといい。 羽蟻とまともに戦いたくないなら外周回って爆発物を羽蟻の群れにぶち込む。当てづらいので根気よく それなりの戦車の腕前があるなら、羽蟻も戦車で逃げ撃ちするという手もある。このMAPでなら難易度を問わず、戦車砲一発で仕留められる。 まともに戦うなら、マップ隅で待機してギリギリまで引き付けておいてから、角の瓦礫に馬糞を当てて削る。 その後外周を馬糞で自爆しない程度の距離を保ちながら平行に緊急回避で移動しつつ、瓦礫に当てて落としていく。 バイクは酸の被弾ダメージを受けないように、少し離れた位置に置いておくこと。 ある程度数を減らしたら後はSNRか、ソルリングなどで残ったのを撃破 第三波の蜘蛛はバイクからの狙撃、ミサイルなどで楽勝 乗り物が無い、もしくはペイルの場合開始位置左前方の外周で最後の羽蟻を倒すと、蜘蛛が外周にひっかかって大幅に接近がバラけるので捌くのが楽になる。 V2か馬糞+M-3かソルリングで。第一~二波はスタート地点の広いところで対応、数が減ったらバイクまで移動して、第三波の蜘蛛を引きながら撃破する。 ペイルウイング一波の赤蟻、二波の羽蟻はいずれもレイピアだけで対処可。蜘蛛は外周を利用して参謀などで。 IMPで一番の脅威は第二波の羽蟻。 赤蟻は開幕すぐ左外周に行って、そこから最後の一匹を左後方マップ角で始末するように移動しながら倒して回復を出しておくと、羽蟻戦で被弾した時の回復に役立つ。 対羽蟻戦で最も確実なのは恐らくRZRの地面着火で数を減らし、残敵をルオンノタルで処理する形だが、第三波の蜘蛛の処理が少々難しくなる。 最後の羽蟻は開始位置左前方マップ角で倒すのが無難だが、ある程度蜘蛛出現位置に近い場所で倒し、蜘蛛が大量にまとまっている内にRZRで爆破するのも有効。 レーダーで赤点が密集している方向に、照準を水平より少し上にして後ろに歩きながら適宜RZRを撃つと、接近前に結構数を減らせる場合が多い。 蜘蛛が固まっている場所に上手くRZRを打ち込んで素早く数を減らし、EN回復中に近寄ってくる敵はルオンで確実に始末する。移動は糸を避けるような時以外は、基本的に省力回復移動が良いと思われる。 蜘蛛戦が厳しいようなら、RZRと参謀XDでもいける。 それでも厳しければ、羽蟻は頑張ればルオンノタル一丁でも殲滅できるので、片手を参謀XDやSIG-LAZR辺りにすればかなり安定して蜘蛛を殲滅できるはず。 羽蟻はアルマゲでほぼ出落ちさせることもできるが、全滅させてしまうと蜘蛛がすぐ寄ってきて、残りが多いと処理が難しいので、かなり運頼みになる傾向が強いと思われる。 推奨兵器 陸戦兵 ペイル コメント
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篭りポイント一覧 EDF伝統の篭りポイントの一覧と解説 篭りポイント一覧ツインタワーの真下 高層ビルの隙間 決戦要塞 立体交差点 建物の角 飛行型巨大生物の巣 親水公園のトンネル 砂津谷駅高架線下 L字マンション 垣根のある民家の玄関 緑蟻安地 秋の長月 蜘蛛型巨大生物の安地 大蜘蛛安地 砂津谷マンション バラム ダイナミック入店 瓦礫潜り(クレーン編) 瓦礫潜り(紳士服ナカムラ編) 篭りポイントと爆破範囲の安全性について ツインタワーの真下 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「高層ビル街」マップに所在する、恐らくもっとも有名であろう篭りポイント。 航空戦力に対して、非常に相性が良い。 ●敵との相性 種類 備考 航空戦力 ◎ 非常に相性がよい。ただINFではトーチカなどがないと、長時間はもたない。 ドラゴン △ 噛み付きが頻繁に貫通してくるので、単身で篭るのは厳しい。 その他 × 基本的に向いていない。 ●罠です あまりに有効すぎたのか、EDF4.1では最初から破壊されていて、利用不可になったミッションも多い。 高層ビルの隙間 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「高層ビル街」マップに所在する、EDF4.1でさらに知名度をあげた篭りポイント。 いきなりINFでお世話になった隊員も多いだろう。 ●敵との相性 種類 備考 噛み付き ◎ 無敵。一方的に攻撃できる。但し、緑/黄ドラは別。 航空戦力 ○ しばしば攻撃が当たるので、対策が必要。 その他 × 基本的に向いていない。 ※ワンポイントアドバイス 飛行系の敵に対して使うときは、丁度真ん中にある玄関に篭るとよい。さらに言うなら玄関前、柱の間が真の安全ポイント。 適当に篭るとこんがり焼けるので注意。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●罠です ・こちらもEDF4.1では最初から破壊されていて、利用不可になったミッションも多い。 ・プレイヤーに有利な点は素早く潰すのが、本部の伝統的手法である。 決戦要塞 立体交差点 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「坂のあるビル街」マップに所在。 EDF4時代に猛威を振るっていた、決戦要塞。 あまりに乱用された結果、EDF4.1では無効化され橋が壊れるのでないかと心配されていたが・・・ マップを変更して、使わせないという調整になった。おかげで、EDF4.1では少々影が薄い。 ●敵との相性 基本的には、対航空戦力用である。 単身で篭るのは、かなり厳しい。NPCやオンのチームメイトと一緒に・・・などお供が必要。 デスクイーンに対しては完全な安地となる。攻撃を全く食らわない。『魔軍』で覚えていると、右から来るデスクイーンを無力化できるので大変便利。 ●注意点 EDF4では、飛行ビークルに関しては安地であったが、ルーチン変更のため安地でなくなった。 建物の角 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 対飛行ビークル用安地。殆ど無敵。ただし、NPCが生きている間の話。全滅すると蜂の巣にされるので注意。 EDF4.1でも、特に弱体化されることはなかった。 ●いたるところにあるぞ! 建物を使いまわしている関係で市街地MAPなら至る所に存在する。 攻略で使い易いのは、『巨神船』の開始地点すぐ左。 飛行型巨大生物の巣 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 飛行型巨大生物の巣の上部の穴に篭る方法。 位置が位置なので、デプス・クロウラーかウイングダイバーでしか入ることは出来ない。 敵の数が多いと、ちょくちょく貫通してくる。真面目に使うのであれば、なにかしらの対策が必須。 ●注意点 ミッションによっては、穴が塞がれている。というか『飛蟲の塔』以外は塞がっている?実質『飛蟲の塔』専用か。 親水公園のトンネル ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「親水公園沿い街」に所在する、『竜の宴』稼ぎで有名なポイント。 稼ぎ経験者なら分かることであるが、攻撃はちょくちょく貫通する。その為対策は必須。 支援要請が使い易いのも大きなメリット。 使用するのであれば、両端のトンネルがオススメ。 砂津谷駅高架線下 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「河川敷のある町」に所在する、対航空戦力用の篭りポイント。味方が生きている間は、それなりに安全地帯。 EDF4.1ではあまり使う機会がない。 L字マンション ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 EDF4では大活躍した、篭りポイント。 ドラゴンや蜂に対して、それなりに有効なのだが、EDF4.1では色々変更されたのであまり使われない。 L字マンションは、「河川敷のある町」「親水公園沿い街」「坂のあるビル街」の3マップに存在する。有名なのは、河川敷のある町のL字が4軒集まっている所。 垣根のある民家の玄関 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「河川敷のある町」と「親水公園沿い街」に所在する、『絶対包囲』で有名な篭りポイント。 敵の攻撃がかなり貫通してくるので、直接篭るより、デゴイなどを設置する方が向いている。 緑蟻安地 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「高層ビル街」に所在。 緑蟻に対して、ほぼ安地。 航空戦力に対しても、それなりに有効。 秋の長月 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「親水公園沿い街」に所在する、対蜂用の篭りポイント。 アイテムが拾い易いのが大きなメリット。 詳しくは、リンク先のレンジャーの動画を参照にしてください。 ミッション攻略/DLC1-01 蜘蛛型巨大生物の安地 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER 蜘蛛がルーチンの関係で高所へ登ってこないことを利用した安地。 代表的なのは、スカイツリーとツインタワーのふたつ。前者は「親水公園沿い街」、後者は「高層ビル街」に所在。 ただINFともなると、ちょくちょく登ってきてしまうので、周りを整地しておくとより安定するだろう。 ※スカイツリーについて スカイツリーの場合は「中腹」と「上段」ふたつの場所がある。前者は乗り物を使えば全兵科で到達できるが、後者はバグ利用か、デプス・クロウラーか、ダイバーでなければ行くことができない。 もっといえばツリーの頂上も安地になるが、そこまでは使う機会があまりない。 種類 備考 中腹 ちょくちょく登ってくる。整地が必要。 上段 ほぼ安地。しかし到達が大変。 頂上 完全安地だが、攻撃できる武器も限られてくる。 ●補足 爆発持ちでない、ヘクトルに対しても実は安地だったりする。ただし通常ヘクトルのみ。高速タイプは突進で建物を壊してしまう。 大蜘蛛安地 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 「倉庫のある湾岸」に存在する DLC2-12:鎧の王で銀巣が出てくる場所付近にある倉庫の間。 大蜘蛛の攻撃を殆どシャットアウトできる便利な篭りポイント真正面から吐かれるとダメージを受けてしまうので、リバーサーなどが必須 篭る時はなるべく中心に立つこと。また小蜘蛛の攻撃はシャットアウトできないので注意。 砂津谷マンション ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 みんな大好き砂津谷マンションに篭城する方法。所在地はもちろん「河川敷のある町」。 敵の攻撃はバンバン抜けてくるので、トーチカなどの対策が必要。 EDF4.1ではマンション玄関に篭ることが出来なくなった。破壊すると玄関も壊れる。 タイタンで侵入する方法もダメ。接触するとマンションが壊れる。 参考動画:http //www.nicovideo.jp/watch/sm24637914 ●やり方 建物を壊さない(にくい)爆発武器を使う。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ①:自分の身体を「金網の奥」へ飛ばせるようにリムペットを貼り付ける。 設置場所として分かりやすいのは画像のマーカーのポジション。 成功しやすいのは、「金網から人一人分離した地面」。つまり、自分を挟んで金網とは反対側の足元。 ②:金網に向かって緊急回避。腰が金網に入ったらリムペット起爆。 物理演算状態になったときのキャラクタの中心判定は腰なので、腰が埋まった状態で起爆して腰を建物内に残すことで、建物内に侵入できる。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER こんな感じになったら成功。一発成功は難しいので何度かトライしてみよう。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER 内部。貫通しなそうにみえてバシバシ貫通する罠です! ●入れる兵科と使う武器 爆破半径が2m以下の武器は建物を破壊しない。 種類 備考 ウイングダイバー プラズマ・ショットを使う。金網の隅で飛びながら真下に撃つ。 エアレイダー リムペット・スナイプガンが一番威力が低いのでオススメ。 レンジャーとフェンサーについては不明。レンジャーなら時限系爆発物で入れるかもしれない。 ●おまけ 金網がある所なら、同じ方法で入れる。ローリングが出来るなら理論的には全ての建物に侵入可能。どういう理屈か、金網は非常に入りやすい。慣れれば100発100中で抜けられる。 次に抜けやすいのは一部のガラス。坂のある街に建つツインタワーのうちエスカレータが無い方の1F入り口、河川敷のある街の中学校の校舎など。金網に比べると抜けにくいが、同様の手順で抜けられる。 それ以外は非常に抜けにくい。上記画像のマーカーのように壁際にリムペットを貼り付ける、緊急回避で突っ込んでる壁面に対して貼り付けるなど工夫が必要。工夫しても抜けられるときは抜けられるし抜けられないときは抜けられない。 ポイントは腰が建物の中に残っていること。物理演算状態になっても壁に跳ね返されると無理。うまいこと腰が建物の中に残った状態でダウンしなければいけない。 また、壁から直接侵入するのは至難の業。ローリングの方向が安定しない為、キャラクタが吹き飛ぶ方向を制御しにくい。出入り口のようにローリング方向を強制的に限定できるところがやりやすいので、窓でなくとも扉があれば狙い目。河川敷のある町の体育館など。 例えば、砂津谷駅の金網もこの通り。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER 薬局や牛丼屋も潜れる模様。 https //www.youtube.com/watch?v=u3IbGaoFIqw バラム ダイナミック入店 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 レタリウスのネットのくっついた建物や一部のミッションの建物は壊れなくなっている。そこへビークルを近づけるとどうなるかというと、タンク系は壊せずに衝突するが バラムはすり抜けることができる。 『高所狙撃戦』のツインタワーでは、上手く位置を合わせてバラムから降りるとこのビルに入居しているケーキ屋に入ることが出来る。(ケーキ屋以外は瓦礫になっている) バラムの高耐久力と合わさって、無敵の囮になれる!・・・かもしれないな(定型文敵の攻撃はかなり貫通する。罠です! 参考動画:https //www.youtube.com/watch?v=IBfAP59PLDk 瓦礫潜り(クレーン編) ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●概要 クレーン破壊時に出来る残骸に潜る方法。 クレーンがあるMAP 種類 備考 高層ビル街 『対空戦』のスタート地点を基準にして、北東と南東に2つある。 坂のあるビル街 MAP真ん中にある。 ●やり方 フェンサーのハンマーか、エアレイダーのリムペットが一番やりやすい。 瓦礫になった時に傾いた側で、待機し起爆する。どの方角に傾くか、事前に把握している必要がある。 角で待機するのがコツ。起爆して動ける場合は成功している。 自爆すれば、外に出れる。 ●注意点 敵の攻撃も自分の攻撃も通らないので、選択する武器に注意する必要がある。ワイヤー系は盛大に貫通する。 相性の良い敵 種類 備考 飛行ドローン/ビークル 真ん中に立っていれば殆ど安地。 蟻/ハチ たまに貫通するとの噂あり。 対空戦の飛行ドローンを無効化できるので、非常に強力な安地。北東のクレーンだとジェノ砲も当たらないし、ヘイトも一手に引き受けることが出来るのでオススメ。 参考動画:http //www.nicovideo.jp/watch/sm30680792(動画の後半) ○う・動けない! クレーンを壊して動けない場合は、下の瓦礫に埋まってしまっている場合が多い。5分後に再出撃だ! 瓦礫潜り(紳士服ナカムラ編) 両側が丸い柱になっている建物で、かつ紳士服ナカムラがある建物で可能。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●やり方 正面からみて、入り口左端で待機する。その状態で建物を破壊する。とっても簡単。 リムペットが一番簡単だが、レンジャーのロケランでも出来る。 ©2015 SANDLOT ©2015 D3 PUBLISHER ●注意点 敵の攻撃はかなり貫通する。航空系はダメ。酸蟻が比較的貫通しないとの噂。 手順が簡単なので、NPCを潜らすのが一番効果的かもしれない。 参考動画:http //www.nicovideo.jp/watch/sm30680792(動画の前半) 篭りポイントと爆破範囲の安全性について 概要 破壊できない天井がある篭りポイントにて、天井の上にどんな武器が着弾したら危険かの調査結果 どんな武器なら中の人を巻き込まずに使えるかということ 調査 対戦モードで中に(一番判定の大きそうな)フェンサーを入れ、その真上に各種武器を着弾させて調査 調査した箇所は以下立:「坂のあるビル街」の立体交差 西:「親水公園沿い街」のトンネル。住宅街から川を直交してスカイツリーを見る向きを北としたとき、西の端にあるもの。 東:同、東の端にあるもの。 「西」「東」の二つは天井が坂になっている。低い(天井が薄い)側で調査した。 結果 武器 立 西 東 備考 爆破範囲7m × × 2連プラズマランチャーS 爆破範囲6m ○ × YH3散弾迫撃砲 爆破範囲5.5m × × リムペット・ショット 爆破範囲5m × ○ M30プラズマランチャー 爆破範囲4.5m ○ リムペットガンM3 120mm砲C × スプライトフォールC × サテライトブラスターE ○ × ○ ○の場所でも中でジャンプすると当たる ラグナブラスター × ヴォルカニック・ナパーム ○ 中でジャンプしても当たらない ヴァラトル・ナパームZD ○ 中でジャンプしても当たらない ヘブンズ・ゲートD10 ○ 中でジャンプしても当たらない 凡例 ×:危険 ○:安全 空欄:調査していない 考察 危険域ギリギリの数値であれば、現実問題として滅多に当たることはない スティングレイMFやRZRプラズマランチャーは論外として、10mのスタンピードXMやMEX5エメロードもそれなりに危険 爆砕かんしゃく玉やフェンリル3Wayは問題なし FGX高高度強襲ミサイル? いい質問だ(棒 この部分を編集
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マクロスなのは 第15話『魔導士とバルキリー』←この前の話 『マクロスなのは』第15話その2 (*) それは第3波が終わり「さて次だ!」と構えた時だった。 今までのようにⅠ型がなく、Ⅲ型が横一線になって進撃してくる。 それがどうしたと精密照準した時、違いに気づいた。 Ⅲ型は以前ボールとあだ名したように完全な球に近い。しかし、そいつは何かの箱を両側に装備していた。 (なんだありゃあ?) しかしロバートは躊躇わず発砲。部下達も続いて6体が大破した。 そこで残りの無事だった機体が箱の蓋を展開し、それぞれ数発〝何か〟を発射した。小さなそれは白煙を噴き出しつつ一直線にやってくる。 この光景に彼らはようやくそれが何か理解した。 「た、退避!!」 命令が早いか道路に展開していた部下達は蜘蛛の子を散らすように車のシールドから退避して、より頑丈な建物の陰へと飛び込む。 しかし足がすくんでしまったのか飛来するミサイルを見つめたまま固まってしまった部下の1人が目に入った。 ロバートは反射的に彼へと跳ぶと、押し倒して伏せさせる。 直後に襲う衝撃。そのマイクロミサイルはバルキリー隊のミサイルのように魔力爆発となっていたが、車に残っていた水素燃料に引火して大爆発を起こした。 莫大な熱量によって空気が加熱され、ロバートは自身の上を相当な質量物が通過するのを感じた。 ようやく衝撃が収まる。 耳が『キーン』という不快な耳鳴りを鳴らし、潤滑油が燃える嫌な臭いが鼻をつく。しかしそれこそ生きている証だ。 ロバートは衝撃でクラクラする頭を根性で起こして顔を上げる。 目前には大破した水素自動車が建物に突っ込んでいた。どうやら先ほど感じた質量物とはあれのことらしかった。 続いて爆発地点を振り返る。そこには隕石でも降ったかのようにアスファルトが砕け、クレーターを形成している。その向こうには悠々と進撃してくる敵が見えた。 無事だった両隣の建物から友軍の阻止砲・銃撃が続いていたが、まったく意に介されていないようだった。 防御の正面を無力化されたこちらと敵の新兵器。こうなると戦線の維持は困難だった。 「総員撤退!撤退だ!・・・・・・オイ!こんなとこで寝るな!」 先ほど押し倒した部下に右肩を貸しながら後退しようとする。 彼に外傷はない様子だったが、バリアジャケットの自動遮音設定をしくじったのか片耳が聞こえない様子だった。 「隊長!早く!」 退避していた部下達が遮蔽物から躍り出て遅滞行動(撃っては後退、撃っては後退という戦術機動を繰り返して敵の進攻を遅らせる戦術)をしながら呼び掛けてくる。 そこへ爆音が再び轟く。振り返ってみるとあの両隣のビルから白煙が舞い上がっていた。どうやらミサイル攻撃を受けたようだ。 『こちらAWACS『ホークアイ』。ビルの部隊は転送収容した。道路にいた部隊はそのまま第2次防衛ラインまで遅滞行動を続けよ』 「了解!」 ロバートは通信に応えると、肩を貸していた部下を他の部下に預ける。そしてバリアジャケットのヘルメットからガラス板のような片目型HMD(ヘッド・マウント・ディスプレイ)を引っ張り出した。 これは全隊員が装備している赤外線暗視装置などの情報端末でAWACS、バルキリー隊が導入したJTIDSに対応している。 本来ずっと着けておくことが望ましいのだが、まだ慣れていない(着けた方の目で照準すると距離感を掴みづらい)ことが常時装備の足かせとなっていた。 装備した右目に友軍の位置や状態、敵の侵攻ぐあいからエイトナインに装填された残弾までさまざまな情報が表示される。 「バノン班は右に見える遮蔽物に隠れてランチャーを曲射射撃しろ。それぞれ3発撃ったら後退だ。藤田班は引き続き負傷者を援護しつつ退避!」 『『了解!』』 出された指示に混乱もなく動いていく。JTIDSのおかげで上空からの視界があるため、それぞれが状況を把握した上で動けるのだ。さらにバルキリー隊がいれば適切な爆撃目標の指示などもっと高度に運用できるのだが、無い物ねだりはできない。 ロバートは指示を終えると振り返ってエイトナインの徹甲弾をフルオート速射。HMDの残弾カウンターが急激に減っていく。そこに再び放たれたミサイルが迫る。 やつらとは20メートル程しか離れていなかったため見る間もなく飛び退くが、後ろからやってきた魔力衝撃波によって吹き飛ばされた。目前に急激に迫る建物の壁。 頭に走馬灯のように過去の光景が過る。なぜか思い出すのがフロンティアに置いてきた恋人のことばかりだったのが印象的だった。 衝撃 体に鈍い痛みが走る。 (痛っつ・・・・・・今度こそ死んだかな・・・・・・) しかし目が開けた。足も体重を支えている。 (まだ生きてる!?) 考える間もなくその場を退避。瞬間、その場を敵のレーザーが熱した。 そこでようやく自らの魔力残量が減っていることに気付いた。どうやらエイトナインが激突寸前に浮遊魔法をかけて勢いを殺してくれたようだった。 「インテリジェントデバイスにした甲斐があったぜ・・・・・・」 その呟きに腕の中でしっかりと保持する89式小銃がキラリと光った気がした。 前へと向き直ると自分達より先にいるバノン班が遮蔽物からようやくランチャーを発射。それらは自分達の上を通り過ぎ、迫撃砲のように侵攻してくる敵を真上から強襲した。 連続する爆音。 さらに第2、第3射が続く。 「やったか!?」 振り返ったがHMDを介した視界には敵を表す赤いレティクルがズラリと並んで、ほとんどの敵の健在を伝えた。 曲射では敵のシールドを破りきることができなかったようだった。 しかし時間稼ぎには十分だったようで、部隊のほとんどが無事第2次防衛ラインまで撤退した。 だがそれでも全く事態は好転しなかった。 リンカーコアの出力が低い陸士部隊には対抗できる強力な魔力誘導弾を形成する力はなく、圧倒的に不利になった。 言ってみれば弓矢しか使えない相手に大砲を投入するようなもので、射程も威力も段違いなのだ。 また大抵の陸士達のストレージデバイスには容量の問題でレーダーが搭載されていない。おかげでデバイス補正が利かないため、六課のティアナのようにミサイルを撃って迎撃するなど無理な相談だった。 レーザー攻撃しか想定していなかった防衛ラインは次々突破され、上空の制空権が無いためガジェットⅡ型が飛び交う。 第256陸士部隊は多数の負傷者を出しながら後退していった。 そして民間人を誘導した核シェルターまでたった200メートルしか離れていない最終防衛ラインにて、ようやく増援が到着した。 『こちらフロンティア基地航空隊と空戦魔導士部隊。これより貴、部隊を援護する!』 フロンティア基地から急いで飛んできた15機の編隊とそれに続く空戦魔導士部隊。 バルキリー隊は一斉に散開すると、ガジェットⅡ型との交戦に入った。 そして空戦魔導士部隊はヴィータを先頭に少数の部隊を伴って降下してくる。 どうやら空戦魔導士部隊はそれぞれの方面で戦っている陸士部隊ごとに振り分けたようだった。 「やっと来てくれたか!」 最前線を守っていたロバートは安堵するとともに、近くに降りてきたヴィータ達に駆け寄る。 「遅くなってすまねぇな。とりあえず、目の前の奴等をぶっ飛ばせばいいんだな?」 開口一番、ヴィータを知らないロバートはその控えめに言っても若い(正直に言えば幼い)魔導士の強気のセリフに目を白黒させたが、間違っているわけではないので頷いた。 「了解した。おまえたちは陸士達の援護をしてくれ」 彼女はどう見ても年上そうな他の魔導士達に指示を出すと、雄たけびと共に突撃していった。 「ちょ、ちょっと君―――――!」 彼女の実力を知らないロバートは止めようとしたが、逆に魔導士達から止められた。 曰く、 「機嫌が悪いから邪魔しないほうがいい」 とのことだった。 幼い魔導士を突撃させることに戸惑ったロバートだったが、突撃先で展開されている無双を見た彼は考えを改めた。 あれだけ自分達が苦労したⅢ型のミサイルをハエでも落とすように軽々撃破し、Ⅲ型本体をも一撃において吹き飛ばす。 彼女のハンマーが振るわれる度にⅢ型が姿を消していった。その後に残るのは少数のⅢ型とⅠ型のみ。 「それじゃ・・・・・・行きましょうか?」 ロバートは唖然としてその魔導士の声に頷くことしかできなかった。 (*) ヴィータが蹴散らした後を逆進撃する陸士部隊+魔導士部隊の行程は順調だった。 AMFによってAランク魔導士の魔力砲撃であってもなかなか破れないガジェットⅢ型のシールドはランチャーを直接照準さえできれば陸士達にとっては無いも同然。次々撃破していく。 苦労させられたミサイル攻撃もAランク魔導士の手にかかっては全く脅威になりえなかった。 また所々で敵の強固な抵抗があったが、JTIDSの恩恵に預かるバルキリー隊の空爆とバトロイドによる強烈な肉弾攻撃によって軽々突破していった。 こうして共同歩調をとった管理局部隊は順調に侵攻し、ついに市街からガジェットを一掃した。 同時に上空の戦闘も終わったらしかった。 (*) 演習中止から3時間後 ガジェットは諦めたのか撤退し、民間人の帰宅も管理局の手配したバスによって開始されていた。 しかし大半の部隊が民間人の誘導か警戒配備されている中でロバートの第5小隊は『ポイントデルタ』、つまりさっきの市街入り口まで来ていた。 実は彼の小隊は1人だけ、ここで行方不明を出していた。分隊長の佐藤曹長だ。 爆発からすぐに撤退したが、その時彼だけがいなかったのだ。 JTIDSにも同時刻に死亡ではなくシグナルロストというタグが残っているだけだった。 そのため部隊はまだ見つかっていない彼の捜索に来ていた。 (*) 爆心クレーターに戻ってきたロバートは、まずギリギリまで彼がいた車の後ろを見てみる。 そこにはまるでトマトケチャップを蒔いたような跡が・・・・・・なかった。 「チッ・・・」 どっちが残念なのかわからないような舌打ちをしつつ、次に退避していそうな建物の陰を見る。最有力候補であったそこは大型の瓦礫で埋まっていた。 他も見たがそれらしい形跡はない。つまり彼はこの下らしい。これならシグナルロストも頷ける。ここのロストテクノロジーとなってしまった建築材料は電波のみならずフォールド波の遮断性能に優れており、JTIDSを始めとする機器も建物の中ではほとんど使えなかったのだ。 ともかく合致する事象から行方不明の佐藤曹長は瓦礫の下であることは確実だった。それの暗示することは明白だったが、ロバートは自らの89式小銃を一瞥すると手をメガホンのようにして瓦礫に大声で呼びかける。 「佐藤、君はいい友人だったが、君の父上がいけないのだよ!」 そして芝居がかったように 「ふっふっふ、ハッハッハッ!」 と高笑いし始めた。 突然の隊長の乱心に当惑する部下達だったが、理由はすぐに知れた。 『シャ〇・・・・・・、謀ったな!シ〇ア!』 瓦礫の下から聞こえるくぐもった微かな声。それは紛れもなく佐藤の声だった。 「やっぱり生きてやがったか。このガン〇ムオタクめ!」 ロバート・ジョセフはそう言うと、瓦礫に笑いかけた。 (*) その後瓦礫を撤去しようと様々な努力がなされたが、それは膨大かつ大きすぎてとても人力では動かせなかった。もちろん砲撃で砕くなどもっての外だ。 「重機を持ってきてもらうしかないかな・・・・・・」 ロバートはそう思ったが、ここは旧市街。到着まで3日はかかるだろう。 (さてどうするか・・・・・・) 思考を巡らせていると、頭上から爆音が聞こえた。 フロンティア基地航空隊のVF-11だ。制空権維持のため、ガウォーク形態で上空警護をしてくれているのだ。 そこで彼の頭の電球的なものが灯った。 (バルキリーの馬力があればあの瓦礫ぐらい退けられるじゃないか!) さっそく通信を送ってみると、 『要救助者ですね?了解、今行きます!』 と快く了承してくれた。 戻ってきた翼に射手座のマークを着けたVF-11Gはガウォークでゆっくり降りてくると静かに着地する。そしてキャノピーを開けたかと思えばパイロットが降りて来た。 EXギアをしているからわかるその小柄で華奢なボディライン。バルキリーのパイロットは女性らしかった。 「要救助者はここでしょうか?」 彼女はヘルメットを取ってこちらに問うた。 意志の強そうなパッチリとした瞳が特徴的な、まだ16歳ほどの少女だった。胸の名札には「Sakura Kudou」とある。 この歳でバルキリーのパイロットになれるということはよほど優秀らしい。マクロスフロンティア船団、新・統合軍のバルキリーパイロットの倍率が平時で20倍ということはザラにあった。 しかしロバートのその考えは勘ぐりすぎだった。実はただバルキリーが戦力になるか未知数で適応力の高い若者が起用されただけだったからだ。 「そうだ。要請に応じてくれてありがとう」 彼は礼を言うとそこへ案内する。 「ここにうちの部下が下敷きになって立ち往生しているんだ。バルキリーでどかしてもらえないか?」 彼はその瓦礫─────5メートルを優に越えるコンクリートの塊の下を指差す。彼女はその慘場を見て痛々しい顔をした。 「ああ・・・・・・わかりました。救護班・・・・・・とか一応呼んだほうがいいですね。いろいろ〝確認〟とかあるでしょうから・・・・・・」 そう言ってバルキリーに戻ろうとする勘違いした少女を、ロバートは慌てて呼び止めた。 「あぁっ、クドウ三尉、大丈夫なんだよ。アイツは下敷きだけど、ぴんぴんしてるから」 「はい? でも・・・・・・」 彼女は見上げる。そのコンクリート塊の出どころは5メートル上のビルの外壁だった。 確かにあんな高さからあんな物が降ってくれば、即死を想像するのも無理はなかった。 「まぁ、持ち上げてもらえばすぐにわかるよ」 彼女は終始首をひねっていたが、そうしていても仕方ないと思ったのかバルキリーに乗り込んでいった。 (*) コックピットにEXギアが接続され、機体の一部となる。 さくらは深呼吸すると左手に握ったスラストレバーをさらに45度立てて倒立させる。するとVF-11Gはガウォークからバトロイドに可変。重く長すぎるライフルを地面に置く。 そして彼女はスピーカーで注意を呼び掛けると、下の陸士達を踏まぬよう細心の注意を払いながら現場に向かう。 バトロイド視点は普段の人としての視点より約10倍もの高さにある。そのためさくらは昔読んだ「ガリバー」というどこかの次元世界にある童話の主人公になったみたいで、この形態が好きだった。 そうして彼女はどけるべき塊を前にすると、マニピュレーターを精密作業用の設定に変更する。そしてかがむと手を伸ばした。 EXギアシステムの恩恵から、これらの制御は操縦者の動きをトレースして行われる。そのためガウォーク・バトロイド形態は比較的すぐに慣れることができるようになっていた。 VF-11は自身の拳よりはるかに大きなそのコンクリート塊を両手でゆっくり持ち上げ、横に下ろした。 他にも大きな瓦礫が取り除かれ、後は比較的小さな瓦礫のみとなったため陸士達が引き継ぐ。 そして〝それ〟が現れた。 「・・・・・・いったい、何なの?」 コックピット内から見守っていたさくらは、その異様な物体に唖然とする。そこには円筒形をした〝風船〟があったのだ。 レーダーに連動したIFF(敵味方識別装置)とJTIDSはそれを陸士部隊の佐藤曹長と認識している。 刹那それは周囲の安全を確認したのか破裂し、中からヒトが出てきた。 彼は体の各部を確認すると 「う~ん!」 と、大きく伸びをした。 その後彼は無事を喜び合う同僚達にどつかれたりしていたが、確かに元気なようだった。 「・・・・・どうなってるの?」 バルキリーは無駄にさくらの動きをトレースし、首をひねった。 (*) あとで聞いた話である。 陸士部隊は装備改変計画で、第97管理外世界のJSSDF(日本国陸上自衛隊)の装備を参考とした。 その後彼らはオーバーテクノロジーなどを用いた通常持たせられない機能を多数アップデートしていったのだ。 その1つがこの対衝撃・対爆・対圧・耐弾用のこの機能だった。 これは緊急時使用者が通常小さな金具を引っ張ることによって作動し、作動後0.5秒で最大に膨らむ。 そして一度膨らんでしまえば使用者は最大瞬間圧力100トンに耐えられ、簡単な生命維持装置も備える。そして必要なら光学迷彩もオプションで着ける事のできる究極の籠城装備だった。 どうもあの佐藤曹長はロバートという隊長と一緒にインテリジェントデバイスへと換装していたそうで、その決断があの絶望的状況から彼を救ったらしい。 陸士の新型バリアジャケットにはこのような〝びっくりドッキリ機能〟がまだまだあるが、それはまたの機会に記述しよう。 (*) その後順調に民間人の帰宅は進み、ほどなく完了。技研の調査隊が現場検証する中、各部隊も別れを惜しみつつそれぞれの基地に帰還した。 (*) 「―――――それで、なんでわざわざ管理局の展開している地域にガジェットを送ったの?」 グレイスが男に問う。 ここはクラナガン郊外の秘密地下基地だ。彼女は男―――――スカリエッティのやり方を理解しているつもりだったが、今回は常軌を逸していた。 管理局に打撃を与えるためならば撤退があっさり過ぎるし、レリック等の回収なら演習が終わった後にゆっくり取りに行けばいいはずだ。しかし彼は飄々とした様子で答えた。 「いやぁ、魔導士とバルキリーの連携した時の実力を見てみたかったんでね~」 そんなことのために陸戦型ガジェット500機、ガジェットⅡ型300機、QF-2200「ゴースト」を70機も費やしたらしい。 しかし、所詮は機械。今スカリエッティは最新の工業ラインによってこれらを量産。今消費したのは4割に過ぎなかった。 〝ゲート〟と〝時空差〟の関係上マクロスギャラクシーの工業ラインは使えないが、持ち込んだ小規模の移動式工場があった。 その工場では今もガジェットドローンとゴーストの量産が進んでいる。 ミッドチルダの工業技術などゼントラーディの自動生産工場を参考にオーバーテクノロジーをふんだんに利用したこの工場の技術に比べれば、工場制手工業とオートメーション工場程の違いがあった。そのため、これでも十分と言えた。 また彼は、無人兵器を主戦力としては期待していないようだった。 「・・・・・・でも嬉しそうね。どうして?管理局が強くなるのがそんなに面白い?」 「ああ、ようやく管理局も〝目が覚めてきた〟と思うとね。・・・・・・これまでの苦労がようやく報われそうだよ」 そのセリフを吐くスカリエッティの顔からは狂気が去り、どこか人間らしさが漂っていた。 「そう・・・・・・ところで面白そうな情報があるの。興味あるかしら?」 グレイスの誘いにスカリエッティは乗ってくる。 「・・・・・・ほう、どんな?」 「これよ」 彼女はホロディスプレイを展開すると、インプラントの視覚情報を送る。 そこに写し出されたのは第25未確認世界の地球を回る人工衛星からの映像だった。しかしタイムラインは2040年のものだ。 そこでは空中戦が行われている。片や前進翼が特徴的なベージュの機体と深い青に塗装された機体。そしてもう片方は2機に比べて一回り小さい赤色の機体だ。 赤色の機体はその機動性に物を言わせて2機を翻弄する。しかし結局青い機体と刺し違えて撃墜された。 「これはあるシステムが暴走して、私たちの世界を恐怖に突き落とした時の記録よ」 グレイスはそのシステムが現在最新のゴーストのAIとして動作していること等を説明する。 「それがわたしとどんな関係があるのかね?」 「私達はあなたの裏切りを恐れてそのシステムをあなたには渡さない方針だった。でも、〝どういう訳か〟この世界の密輸業者の手に渡ってしまったの。それは1週間後にあるホテルで密売されるらしいわ。それで、あなたはどうする?」 グレイスの問いに暫し沈黙していたスカリエッティだったが、突然笑い出した。 「ククク、いいねぇ、実に面白い!もちろん貰いに行こう。さァ、オーバーテクノロジーを使ったAI、どんなものか楽しみだ!」 そして彼は 「では、ごきげんよう」 と言って奥の部屋に消えた。そこは彼の本命の研究であり、主戦力として期待する〝戦闘機人〟製造の機材が一切合財入っている。 グレイスも見たがインプラント技術の進んだ彼女から見れば幼稚なものだった。わざわざ胎児の段階から改造を始めなければいけないとは・・・・・・ しかしグレイスはそんなスカリエッティを買っていた。 科学の万能を信じ、それを実施できる能力を持った彼はありし日の自らそのものだった。 それに今の彼にはランシェやマオのような邪魔者はいない。そこで邪魔者がいなかった場合の自分を彼と重ねているのだろう。 (情に絆(ほだ)されたものね・・・・・・) 本来銀河中に広がるこの計画の幹部達の許可が必要な技術供与だが、今回はグレイスの独断だった。 「さて、どう出るかしら。ミッドチルダの皆さん」 グレイスは誰に言うでもなく呟いた。 次回予告 対決が過ぎて彼らは・・・・・・ 次回マクロスなのは第16話『大宴会 前編』 イベントの歌、銀河に響け! シレンヤ氏 第16話へ
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北アメリカの上空を一機の戦闘機が飛んでいた。 操縦しているのは成美ゆい巡査。隣に乗っているのは銭型警部である。 しばらくすると空中に浮かぶ要塞らしきものが見えてきた。 「よし!!やはり 278の言っていたことに間違いはなかったな!!今度こそルパン以下全員逮捕してくれるぞ!!! 戦闘機ごと突入してくれ!!」 「了解しましたっ!!」 要塞を発見した銭型は意気込み、ゆいもエンジン全開フルスロットルで要塞に突っ込んでいく。 要塞の壁をブチ破り戦闘ごと要塞内部に突入した後は2人で主催者の部屋を探しに行く。 2人は要塞内部を走り回り探索していると大きな扉が姿を現した。 覗き窓から内部の様子を確認するとヒムラー、アカギ、キョンが談笑している姿が。 「(さっきは罠にひっかかったが、今度こそ逮捕してくれる・・・行くぞ!!)」 「ルパン、御用だぁ!!」 大声をあげて乗り込む銭形だが、三人はその声には全く反応しない。 さすがの銭形も、出鼻をくじかれてうろたえてしまう。 「おい、どうしたお前達。何とか言ったらどうだ?」 その時、成美が声を上げた。 「警部、もしかして私達はまた罠にかかったかもしれません。それ、お人形ですぅ」 「なに、人形だと!?」 言われた銭形は、改めて三人をまじまじと見てみるとベルリンで置かれていたものと同じ ヒムラー、アカギ、キョンをかたどった人形だった。そしてその人形から声が響く 『遠くからわざわざダミーの要塞に来てくれてありがと~う。 でも我々はこの場所にはいない。というより、我々の本拠地はアメリカ国内にはないのっさ。 多分、 278のSSの内容から判断してココを見つけてくれたってことなのっさ。 君はまんまと我らの罠に引っかかってくれたってことなのさ。ワハハハハハ~』 『ククク・・・他人の情報に安易に飛びつくのは味噌っかすの愚か者のすることだ・・・ 覚えておくんだな・・・』 『そういうわけさ。これで捜査のほうは振り出しに戻』 「ちくしょー!!」 キョンの人形が言葉を発している途中で銭型警部はイスと人形を蹴っ飛ばす。 「警部。怒りを露にするのはご尤もですけど、さっさと逃げた方がいいのでは?」 『なお、このテープは3秒後、自動的に爆破する』 その刹那、爆発が起こった。 爆発で北アメリカ上空の要塞は瓦礫と化しアメリカ付近の太平洋に落ちていく。 太平洋に浮かぶ瓦礫に2人の男女が捕まっていた。 やはりあれだけのことで生きているのはすごい生命力だからこそなのだろう。 「俺は絶対にあきらめんぞ・・・こうしてらんねぇ・・・行くぞ!!!」 「はいっ!!」 2人は太平洋を泳いでアメリカを後にするのであった。 【一日目・午前11時40分/ドイツ・ベルリン市街】 【銭形警部@ルパン三世】 [状態]服ボロボロ [装備]投げ手錠 [道具]不明 [思考]基本 ルパンを逮捕する 1 主催を逮捕する 【成美ゆい@らき☆すた】 [状態]服ボロボロ [装備]不明 [道具]不明 [思考]1 主催を逮捕する 2 できれば帰ってゆっくりしたい ※二人はゴキブリと同等以上の脅威の生命力を持ち、爆発ごときでは死にません。
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【検索用 くらいよみちはすきですか 登録タグ ◈*ゆくえわっと く 曲 風歌ハル】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:◈*ゆくえわっと 作曲:◈*ゆくえわっと 編曲:◈*ゆくえわっと 唄:風歌ハル 曲紹介 ◈*ゆくえわっと氏の10作目。 歌詞 (piaproより転載) 夜の小道に そっぽむいた きつねのこえが 聞こえて 君の不幸はおいしいね 頭の中をヨゴした 花咲く道は枯れ果てて 昔の方がさ なんてね ひとりぼっちに慣れないの すすけたドールを抱いて このままじゃいやいやいやいや くだらないいのちが できそこないやいやいやいや かくれんぼは得意なの だれかぼくのことを見てってよ ほったらけのまーだだよ せまい瓦礫のすみで 暗い夜で見えないよ だれがぼくのことをさわったの ほったらけのまーだだよ ナミダ流してあそぼ ひとり、おうちに帰ろう コメント 名前 コメント
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【登録タグ A おゆう 曲 重音テト 雪歌ユフ】 作詞:おゆう 作曲:おゆう 編曲:おゆう 唄:重音テト・雪歌ユフ 曲紹介 いつから自分はいつも救われる…なんて考えた? 振り絞る望みをのせた声は、 歌詞 (投稿動画より転載) いつから自分はいつも救われる…なんて考えた? どれだけの確率で私はそれを選んだ? 目の前の瓦礫で心を埋め合わせて 私は寂しくて一人じゃ生きていけない エイド…望んでいる… あなたと出会えることを 愛して私を探して 恋しくて苦しくて思いも 伝わらない。 さよならするたびに心は枯れてしまった 私は寂しくて一人じゃ生きていけない エイド…望んでも… 声にならない声 「どこにいるの?」私を呼ぶ誰かの声がする… 恥じらいも痛みも消えた身体に あなたは気づいてくれていますか? 愛して私を探して ここにいるから… コメント 名前 コメント
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EU 中央や武器庫にいるのか、便所や水道にいるのか、ミニMAPからは判断出来ない為ソコ付近にいる場合は場所を報告する。 2中、坂中央ではっているスナは、ハシゴ下の瓦礫に乗れば見えます。スナの時は活用してね。 テロ部屋から1中を覗くと、1中の箱の隙間から1中の敵を確認できます。SRの時は活用。 武器庫の箱も隙間から覗けます。 水道上は敵がかなり警戒している&グレもくるので、乗る場合は中央ではなく、左隅推奨。 左隅はSRから狙われにくい&グレ回避可能。 1上小屋の鉄板が邪魔な窓(わかるかな?)からシフトロックが少し見えます。 ソコから出来るだけ削ってから、シフトロックに凸すれば、打ち勝つ確率が増えます。 リスボ待機する場合は、C4箱上か、コンクリ壁の脇にあるタンクの上に乗るとかなりの範囲を見渡せます。オススメ コメント