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210p 開目抄 下 28 起後(きご)の宝塔(ほうとう)の羲を明かす 又、法華経に入ってからもろもろの大菩薩も、 大梵天王、帝釈天王、日天子・月天子、四大天王達も教主釈尊のお弟子であると 定まったのです。 ですから法華経見宝塔品(けんほうとうほん)では、 これらの大菩薩を釈尊は我が弟子達であると思われたから、諌(いさ)め諭(さと)して 「もろもろの大衆に告げる。 我が滅後の後、誰がよくこの法華経を護持(ごじ)し読誦するであろうか。 いま仏の前において、自ら滅後の弘教を誓う言葉を述べよ」 と強く仰せ下したのです。 それを聞いたもろもろの大菩薩も又、 「たとえば大風が小さな木の枝を吹きなびかす様なものである」 等と経文にある様に、 吉祥草(きちじょうそう)が大風に随(したが)いなびき、 河の水が大海へ引かれ入る様に、釈尊に随い申し上げたのです。 けれども、迹門では霊鷲山(りょうじゅせん)における説法もまだ日が浅いので、 夢の様にはっきりしない状態でしたが、 迹門を証明する証前(しょうぜん)の宝塔(ほうとう)についで、 本門を説き起こす紀後(きご)の宝塔があって、 十方世界の諸仏が集まりやって来ました。 それらを釈尊は皆我が分身(ふんじん)であると宣言され、 宝塔は大空にかかり、その中に釈迦仏と多宝仏が坐(ざ)を並べて坐(すわ)られました。 その有様は太陽と月が晴れた天空に並び出た様でした。 説法の会座に集まった人界・天界の大衆は大空にあって星の様につらなり、 釈尊の分身(ふんじん)の諸仏は、 大地の上の宝珠のもとにある獅子の床にすわっておられました。 華厳経に説く蓮華蔵(れんげぞう)世界は、 十方世界の報身仏(ほうしんぶつ)も娑婆世界の報身仏もそれぞれ各々の国土にいて、 かの十方世界の仏はこの娑婆世界にやってきて分身と名のる事はなく、 この娑婆世界の仏はかの十方世界へ行く事もなく、 ただ法慧(ほうえ)らの大菩薩だけが互いに会座にやって来ただけでした。 大日経に説かれる八葉(はちよう)の蓮華上の九尊(くそん)、 金剛頂経(こんごうちょうきょう)に説かれる三十七尊などの仏・菩薩は、 大日如来の化身であるとは見えますが、その化身は法身・報身・応身の三身を 完全に備えた久成の古仏ではありません。 大品般若経(だいぼんはんにゃきょう)に説かれている千仏も、 阿弥陀経(あみだきょう)の説法のとき六方に出現した諸仏も、 いまだこの世界に来集した分身仏ではありません。 大集経(だいしゅつきょう)のときに来集した十方の諸仏もまた分身仏ではありません。 金光明経(こんこうみょうきょう)に説かれている四方の四仏は化身です。 この様に総じて一切経の中には それぞれ各自に修行をして仏になった三身円満の諸仏を集めて、 211p 我が分身であるとは説かれていません。 従って分身の諸仏が来集した宝塔品は、後に説かれる本門寿量品の遠い序分なのです。 始めて正覚(しょうがく)を成じてから四十余年しか過ぎていない釈尊が、 一劫・十劫などはるか以前に成仏した諸仏を集めて、我が分身であると説かれました。 このことはさすがに、諸仏は全て平等であるという平等意趣(いしゅ)にも似ておらず、 非常に驚くべき事です。 また釈尊が始成正覚(しじょうしょうがく)の仏であるならば、 教化される弟子が十方世界に充満しているはずがありませんから、 分身を示現(じげん)する徳が備わっていたとしても、 実際に示現して利益(りやく)する事はありません。 天台大師は「法華玄義」に 「分身はすでに多い。この事から、釈尊が成仏してから久しいという事を知るべきである」 等と言っています。 これは会座の大衆が驚いた気持ちを述べられたものです。 29 地涌出現を明かす そのうえに涌出品では地涌千界の大菩薩が大地より出現しました。 釈尊にとって第一のお弟子と思われた 普賢(ふげん)菩薩・文殊師利(もんじゅしり)菩薩らに似てもつかない立派さです。 華厳・方等・般若の諸経や、法華経の宝塔品などに来集した大菩薩、 又、大日経などに説かれる金剛薩埵(こんごうさつた)ら十六の大菩薩なども、 この地涌の菩薩に比較すれば、猿の群れの中に帝釈天が来られたようなものであり、 きこりなど山中に住む人々の中に公卿がまじわっているのと異なりません。 釈迦仏の後を継ぐべき弥勒(みろく)菩薩でさえなお、 地涌の菩薩の出現には戸惑っていました。 ましてやそれ以下の菩薩達の驚きようは言うまでもありません。 この千世界を粉にしたほど多くの地涌の菩薩の中に、四人の偉大な聖人が居られます。 いわゆる上行(じょうぎょう)菩薩・無辺行(むへんぎょう)菩薩・ 浄行(じょうぎょう)菩薩・安立行(あんりゅうぎょう)菩薩です。 この四人の大菩薩は、虚空会(こくうえ)・霊山会(りょうぜんえ)に集まっていた 諸々の菩薩達が眼を合わせる事も出来ず、心に及びもつかない程の立派さでした。 華厳経の法慧(ほうえ)・功徳林(くどくりん)・金剛幢(こんごうどう)・ 金剛蔵(こんごうぞう)の四菩薩、 大日経の普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)・観音(かんのん)の四菩薩、 金剛頂経の十六の大菩薩たちも、 この地涌の菩薩に対すれば、かすんだ眼の者が太陽を見ても真っ直ぐ見られない様な、 又、身分の卑(いや)しい海人(あま)が皇帝に向かい奉(たてまつ)っても まともに仰ぎ見る事が出来ない様な有り様でした。 それは太公望らの四人の聖人(尹寿・務成・太公望・老子)が大衆の中にいるのに似ています。 又、商山の四人の賢人が漢の恵帝に仕えたのに異なりません。 その姿は実に堂々として尊く崇高でした。 釈迦仏・多宝仏・十方分身の諸仏を除いては、 この四大菩薩こそ一切衆生の善知識とたのみ奉るべきでしょう。 そこで弥勒菩薩が心に思われた事は、 「我は釈尊が、悉達太子(しつたたいし)であられた時より、三十歳で成道し、 今の霊山会に至るまでの四十二年の間、この娑婆世界の菩薩も、 十方世界から集まりやってきた諸々の大菩薩も全て知っている。 又、十方の浄土や穢土(えど)へ、あるいは仏の御(おん)使いとして、 あるいは自身で遊戯(ゆうげ)して、その国々において大菩薩らを見聞した。 (しかし、この地涌の菩薩は未だ見た事がない) この地涌の菩薩の御師(おんし)というのはどの様な仏であろうか。 きっと釈迦仏・多宝仏・十方の分身の仏とは比べようも無い立派な仏であられる事であろう。 雨が激しく降るのを見て、その雨を降らせる竜の大きい事がわかり、 蓮の花が大きいのを見て、その池の深い事を知るのである。 これら地涌の大菩薩は何という国からやって来られたのであろうか、 又、何という仏にお会いし、どのような大法を習い修められたのであろうか」 と疑いました。 あまりの不思議さに声を出す事も出来ませんでしたが、 仏力でしょうか、弥勒菩薩は疑って釈尊に尋ねました。 「大地より涌き出た無量千万億(むりょうせんまんのく)という大衆の諸々の菩薩は、 昔より未だかつて見た事がありません。 212p この諸々(もろもろ)の、大威徳を具(そな)え、仏道修行を積んだ菩薩達は、 だれがこの菩薩たちの為に法を説いて教化し、仏道を成就させたのでしょうか。 誰に従って初めて発心し、どのような仏法を称賛・宣揚したのでしょうか。 世尊よ、私は昔より以来、未だかつてこのような事を見た事がありません。 どうかその住んでいる国土の名前を説いてください。 私は常に諸々(もろもろ)の国に遊戯(ゆうげ)しましたが、 未だかつてこのような事を見たことがありません。 私はこの菩薩達の中の一人すら知りません。 突如として大地より出現しました。 どうかその因縁(いんねん)を説いて下さい。」 等と。 天台大師はこの経文を解釈して「法華文句」に次のように述べています。 「寂滅道場(じゃくめつどうじょう)における最初の説法より以降、 今の法華経の会座に至るまで、十方世界の大菩薩が会座に来集する事は絶えなかった。 その数は限りないといっても、 我弥勒は、釈迦仏の後を継ぐべき菩薩としての智慧の力をもって、ことごとく見、 全て知っている。しかし、この菩薩たちにおいては一人も知らない。 ところが、我は十方世界に遊戯して諸仏に目の当たりお会いして奉仕し、 大衆に快(こころよ)く知られているのだが」 等と。 妙楽大師はさらにこれを解釈して「法華文句記」に 「智人は物事の起こりを知り、蛇は自らの事をよく知っている」 等と言っています。 この経文とそれを解釈した文の意味は明らかです。 つまるところ、釈尊が初めて成道してより今に至るまで、 この国土及び十方の国土で、弥勒菩薩はこれら地涌の菩薩を見た事も、 その名を聞いた事もないという事です。 30 略解近顕遠(りゃっかいごんけんのん)を示す 釈尊は弥勒菩薩のこの疑いに答えて涌出品で次の様に言われました。 「阿逸多(あいつた=弥勒の事)よ、 汝達が昔より未だ見た事がないというこれらの菩薩は、我がこの娑婆世界において 阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)を得終わって、 からこの諸々の菩薩を教化し指導して、 その心を調伏し仏道を求める心を起こさせたのである。」 等と。 又、同じく涌出品で次の様に言われました。 「我は伽耶城(がやじょう)の菩提樹のもとに坐して最上の悟りを成就する事を得て、 無上の仏の教えを説き、 そしてこれらの菩薩を教化して初めて仏道を求める心を起こさせた。 今は皆、不退転の位に住している。 我は久遠の昔よりこのかた、これらの菩薩達を教化してきたのである。」 等と。 ここに至って弥勒らの大菩薩は大いに疑い思いました。 華厳経の時には法慧菩薩ら無数の大菩薩が集まりました。 どの様な人々だろうと思うと、釈尊は我が善知識であると仰せられたので、 きっとそうだろうと思いました。 その後、大集経(だいしゅつきょう)を説いた大宝坊、 大品(だいぼん)般若経を説いた白鷺池(びゃくろち)などの会座に集まってきた大菩薩も又、 善知識の様に思われました。 しかし、この地涌の大菩薩は、かの菩薩らに似てもつかない程立派であられます。 きっと釈尊の御師匠であろうかなどと思われたのに、 「初めて仏道を求める心を起こさせた」 と言って、幼稚な者達であったのを、教化し弟子としたのである、 などと仰せられたので、大きな疑問となったのです。 日本の聖徳太子は人王(にんのう)第三十二代、用明天皇の御子です。 御年六歳の時、百済(くだら)・高麗(こま)・中国から老人達が 学問・技芸などをもって日本へ渡ってきたのを、 六歳の聖徳太子は、「我が弟子である」と仰せられると、 かの老人達もまた合掌して、「我が師匠です」と言ったそうですが、 不思議な事です。 外典の中にも次の様にあります。 ある人が道を行くと、道路のほとりで年三十歳ばかりの若者が、 八十歳ばかりの老人を捕らえて打っていた。 いったいどうした事かと問うてみると、 若者は、この老人は我が子であると答えた、 213p とあるのに似ています。 そこで弥勒菩薩らは疑って尋ねました。 「世尊よ、如来は太子であった時に、釈迦族の首都 迦毘羅(かぴら)城を出て、 伽耶(がや)城を離れる事それほど遠くない道場に坐して 阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)を成ぜられました。 それより以来、はじめて四十余年を過ぎたにすぎません。 世尊よ、どのようにしてこのわずかの間に、大いなる教化をなされたのですか。」 等(法華経涌出品)と。 一切の菩薩は、始めの華厳経より四十余年の間、会座ごとに疑いを設けて、 一切衆生の疑いを晴らしてきました。 その中でもこの疑いは第一の大きな疑問でしょう。 無量義経において大荘厳(だいしょうごん)菩薩ら八万の菩薩が、 四十余年の間に説いた爾前経と、今説いている無量義経との間には、 歴劫修行(りゃっこうしゅぎょう)と速疾頓成(そくしつとんじょう=即身成仏の事) の差があると説かれた時に抱いた疑いにもはるかに越えています。 観無量寿経において、阿闍世王(あじゃせおう)の母・韋提希(いだけ)夫人が、 阿闍世王が提婆達多に騙されて父の頻婆沙羅王(びんばしゃらおう)を監禁して餓死させ、 さらに母の韋提希夫人をも殺害しようとしましたが、 耆婆(ぎば)と月光(がっこう)の二人の大臣に諌められて母を解き放した時、 まず第一の質問をしました。 「私には、昔どんな罪があって阿闍世の様な悪い子を産んだのでしょうか。 世尊はまたどの様な因縁があって提婆達多の様な悪人と眷属になられたのでしょうか。」 等と。 この疑いの中に 「世尊はまたどの様な因縁があって」 等という疑いは大変に大事な事です。 正法をもって世を治める 転輪聖王(てんりんじょうおう)は怨敵と共には生まれません。 帝釈天王は鬼と一緒ではありません。 仏は無量劫というはるか昔より大慈悲の方です。 それなのにどうして提婆達多の様な大怨敵と共に居られるのでしょうか。 これではかえって仏ではあられないのでしょうか、 と疑ったのです。 しかし、釈尊はこの疑いに答えられませんでした。 ですから、観無量寿経を読誦する人は、法華経の提婆品へ入らなければ、 仏はその答えを出されていないのですから、無駄な事になるでしょう。 大涅槃経において迦葉(かしょう)菩薩が行った三十六の疑問も、 今の弥勒菩薩の疑いにはおよびません。 その様な状態ですから、釈尊はこの弥勒の疑いを晴らされなかったならば 釈尊一代に説かれた聖教(しょうぎょう)は水の泡と同じであり、 一切衆生は疑いの網にかかって逃れられないでしょう。 その疑いに対して釈尊が答えられたのが寿量品なので、 寿量品の一品は非常に大切なのです。 31 広開近顕遠(こうかいごんけんのん)を示す その後、釈尊は寿量品を説いて次の様に言われました。 「一切の世間の天界・人界の衆生および阿修羅は皆、 今の釈迦牟尼仏は釈迦族の首都カピラ城を出て、伽耶城(がやじょう)を離れる事 それ程遠くない道場に坐して阿耨多羅三藐三菩提を得られた、 と思っている」 等と。 この経文は、始め寂滅(じゃくめつ)道場で説いた華厳経より 最後の説法である法華経の安楽行品に至るまでの一切の大菩薩達が 知っているところをあげたものです。 続いて同じく寿量品で 「ところが善男子(ぜんなんし)よ、我、実に成仏してよりこのかた、 無量無辺百千万億那由佗劫(むりょうむへんひゃくせんまんのくなゆたこう) を経ているのである」 等と説かれました。 この文は、華厳経の 「三ヵ所に説かれている始めて正覚を成ず」の文、 阿含経にいう「初めて成道す」の文、 浄名経の「始め仏樹に坐し」の文、 大集経にいう、「始めて十六年」、 大日経の「我、昔道場に坐して」の文など、 更に仁王経の「二十九年」、 無量義経の「我、先に道場に」、 法華経方便品にいう「我、始めて道場に坐して」などの文を、 一言のもとに大虚妄(だいこもう)であると打ち破る文です。 214p 32 脱益(だっちゃく)の三徳を明かす この文によって釈尊が過去から常住であった事が明らかになるとき、 諸仏は皆、釈尊の分身になります。 爾前経や法華経の迹門の時は、 諸仏は釈尊と肩を並べて各々の修行をして悟りを得た仏でした。 こういう訳で爾前や迹門の諸仏を本尊とする者は釈尊等を蔑(さげす)んでいます。 ところが寿量品が説かれた今は、 華厳経の台上の盧遮那仏(るしゃなぶつ)も、 方等経・般若経・大日経などの諸仏も皆釈尊の眷属になります。 釈尊が三十歳で成道された時には、 大梵天王や第六天の魔王らが所有し支配していた娑婆世界を奪い取り 釈尊の国土とされました。 しかし今は、爾前経や迹門において十方の世界を浄土と名づけ、 この娑婆世界を穢土(えど)であると説かれたのをうち翻(ひるがえ)して、 この娑婆世界は本土であり、十方の浄土は垂迹の穢土となりました。 寿量品の仏は久遠の本仏なのですから、 迹化の大菩薩も他方の国土の大菩薩も久遠の本仏である教主釈尊のお弟子です。 一切経の中に、この寿量品がなかったなら、 天に太陽と月ががなく、国に大王がんsく、山河に宝珠がなく、 人間に魂がない様なものです。 それなのに、華厳宗や真言宗などの権宗(ごんしゅう)の智者と思われている 澄観(ちょうかん)・嘉祥(かじょう)・慈恩(じおん)・弘法らの、 一往権宗の人々は、 それぞれ自分達のの依(よ)りどころとしている経を賛嘆する為に、 あるいは華厳宗では 「華厳経の教主は報身如来であり、法華経の教主は応身(おうじん)如来で劣っている」 と言っています。 あるいは真言宗では 「法華経寿量品の仏は未だ無明惑を断ち切っていない境界であり、 大日経の仏は明(みょう)の分位(ぶんい)、即ち悟りを得た境地である」 等と言っています。 雲は月を隠し、讒臣(ざんしん)は賢人を隠すと言います。 人々が褒(ほ)め称(たた)えれば、ただの黄色い石も宝石の様に見え、 媚(こ)び諂(へつら)う人も賢人かと思われるものです。 今末法の濁悪(じょくあく)の世の学者らは、 先にあげた澄観(ちょうかん)らの誹謗の言葉に隠されて 寿量品の玉を大切にしていません。 又、法華経を依経とする天台宗の人々さえも彼らに誑(たぶら)かされて、 爾前経と法華経とを、黄金と石を同一とする様な考えでいる人々もいます。 仏が久遠実成の仏であられないならば、 化導をうける弟子も少ない事を弁(わきま)えるべきです。 月は影を映す事を惜しみませんが、水がなければ月影は映る訳がありません。 仏が衆生の結縁(けちえん)が薄い時は、仏は八相を現じない、 即ち出現されません。 例えば、諸々の声聞が、修行して初地(しょじ)・初住(しょじゅう)まで上っても、 爾前経にあっては自分の悟りを得る為の修行だけで他を利する行がありませんでした。 従って済度(さいど)すべき縁のある衆生がいないので、 現世では成道せずに未来の成仏を期す様なものです。 ですから、もしも教主釈尊がインドで成仏した始成正覚の仏であるなら、 今この娑婆世界の梵天や帝釈、日天や月天、 四天王などは住劫(じゅうこう)の最初よりこの国土を領しているといっても、 釈尊には四十余年来の仏弟子にしかすぎなくなってしまいます。 そして霊山会(りょうぜんえ)八年間の法華経に結縁した衆生が、 新参の主君である釈尊になじまず、 梵天・帝釈らの古参の者に隔(へだ)てられ遠慮している様なものです。 しかし、今久遠実成が現れたので、 東方世界の薬師如来の弟子である日光(にっこう)菩薩や月光(がっこう)菩薩、 西方阿弥陀如来の弟子である観音菩薩や勢至(せいし)菩薩、 あるいは十方世界の諸仏の弟子、大日経・金剛頂経などの 両部の大日如来の弟子である諸大菩薩なども、全て教主釈尊のお弟子となりました。 諸仏が釈迦如来の分身である以上は、 諸仏の化導する弟子が釈迦如来の弟子である事は言うまでもありません。 ましてや、この娑婆世界の住劫の最初より住んでいる日月・衆星などが 教主釈尊のお弟子でない訳がありません。 215p 33 本尊に迷うを呵責(かしゃく)し正しく下種の父を明かす ところが、天台宗以来の諸宗は皆本尊に迷っています。 倶舎(くしゃ)宗・成実(じょうじつ)宗・律宗は 小乗の三十四心断結成道の釈尊を本尊としています。 これは天尊の太子が迷って、我が身は民の子であると思っている様なものです。 華厳宗・真言宗・三論宗・法相宗などの四宗は大乗教の宗派です。 その中の法相宗・三論宗は勝応身に似た仏を本尊としています。 これは天王の太子が我が父は侍(さむらい)であると思っている様なものです。 華厳宗・真言宗は釈尊を蔑(さげす)んで 盧舎那仏(るしゃなぶつ)の大日如来などを本尊と定めています。 これは天子である父を蔑(さげす)み、素性もない者が法王の様に見せかけているのに 付き従っている様なものです。 浄土宗は釈尊の分身(ふんじん)である阿弥陀仏を、 この娑婆世界に有縁(うえん)の仏だと思って、教主釈尊を捨ててしまいました。 禅宗は、下賤(げせん)の者が自分に一分の徳があって、 それをもって父母を蔑(さげす)んでいる様なもので、仏と経を下しています。 この様に各宗派は皆本尊に迷っています。 例えば中国古代の三皇時代以前は父を知らず、 人々は皆禽(とり)や獣(けもの)と同じであった様なものです。 寿量品を知らない諸宗の者は畜生と同じで不知恩の者です。 ですから妙楽大師は「五百問論」に 「釈尊一代の仏教のうち、寿量品を除いては未だ嘗(かつ)て仏の長遠な寿命を表していない。 子として父母の寿命を知らなければならない。 もし父の寿命の長遠を知らなければ、父の統治する国に迷うのである。 悪戯(いたずら)に才能があるといっても、それではまったく人の子ではない」 等と言っています。 妙楽大師は中国・唐時代の末の天宝年中の人です。 三論・華厳・法相・真言などの諸宗の教義、及び依りどころとする経を深く見、 ひろく考えた結果、寿量品の仏を知らない者は 父の統治する国に迷っている才能ある畜生であると書かれたのです。 「いたずらに才能があるという」とは、 華厳宗の法蔵・澄観(ちょうかん)及び真言宗の 善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)らの事であり、彼らは才能ある人師(にんし)ではあるが、 子が父を知らない様なものであるという事です。 伝教大師は日本における顕教(けんぎょう)と密教の元祖です。 その伝教の著した「法華秀句」に 「他宗が依りどころとしている経は諸仏能生の義が一分はあると言っても、 それはただ愛(母の徳)だけがあって厳(ごん)の義(父の徳)を欠いている。 天台法華宗は厳愛(ごんない)の義を具(そな)えている だから、一切の賢人・聖人・学ぶべき事のある者・学ぶべき事のない者、 及び菩薩の心を起こした者の父である」 等とあります。 真言宗や華厳宗などが依りどころとしている経々(きょうぎょう)には、 仏に成る為の下種・調熟・解脱の三つの義についてその名称さえありません。 ましてその実義についてはあるはずがありません。 従って華厳宗や真言宗の経などに 「一生のうちに初地に入って、即身成仏する」 などと説かれていますが、 その経は権教であり、過去の生命を隠しています。 下種を知らない得脱なので、 それはあたかも中国・秦の反逆者・超高が皇帝の位に上り、 奈良時代の悪僧・道鏡(どうきょう)が天皇の位につこうとしたのと同じ事です。 各宗派は互いに、成仏の種は自宗の経にあると争っています。 私はこれについて争ったりしません。 ただ経文に任せるだけです。 法華経に説かれている成仏の種に基づいて、天親(てんじん)菩薩は 法華経の種子こそ最高・最上であると立てました。 天台の一念三千がこれです。 華厳経や諸々の大乗経、 また大日経などの諸仏が仏になった種子は皆、法華経の一念三千です。 天台智者大師一人だけがこの法門を得られました。 華厳宗の澄観がこの一念三千の義を盗んで華厳経の 「心は工(たくみ)なる画師(えし)のごとし」の文の 解釈の中心にしてしまいました。 真言宗の大日経などには、 二乗作仏・久遠実成・一念三千などの法門はありません。 216p 善無畏(ぜんむい)三蔵が中国にやって来てから、 天台の「摩訶止観」を見て智慧が啓発(けいはつ)され、 大日経の「心の実相」「我は一切の本初なり」の文の解釈の中心に 天台の一念三千の法門を盗み入れて、真言宗の肝心としました。 そのうえに印(指で種々の形を作る事)と 真言(仏の真実の言葉であるといい、呪文な様なもの)をもって飾りつけ、 法華経と大日経の勝劣を判定する時に、理法は同じだが、 印と真言を説くので事相において大日経が勝れている、 という釈を作ったのです。 しかし、金剛界・胎蔵(たいぞう)界の曼荼羅に顕されている二乗作仏や 十界互具という教義は、本当に大日経にあるでしょうか。 これこそ第一番のごまかしです。 ですから、伝教大師は「依憑(えびょう)集」に 「新しく到来した真言宗は、かつて中国真言宗の善無畏(ぜんむい)が口で述べ、 一行が筆記した「大日経疏(だいにちきょうしょ)」は、 天台の立場で大日経を解釈し筆受相承されたものであるのに、 弘法(こうぼう)はその事実を無視してごまかしている。 また古くから到来している華厳宗は、 天台宗に影響をうけてその規範が出来た事を隠している」 等と述べています。 浮囚(えぞ)の島(北海道の事)などへ行って 「ほのぼのと 明石の浦の朝霧に 島がくれてゆく舟をしぞ思う」 という和歌(柿本人麻呂作)は私が詠んだのだと言えば、 浮囚の様な未開の地の者はそうだと思うでしょう。 中国や日本の学者もまたこれと同じ様なものです。 中国天台宗の良諝和尚(りょうじんわじょう)は 「真言・禅・華厳・三論などの諸宗の経々は一応は勝れた法門であるが、 もし法華経等に相対(あいたい)すれば、真実の教えに誘引する方便の法門である」 等といっています。 善無畏三蔵が閻魔(えんま)の責めにあったというのは、 その様な邪見を説いたからです。 しかし、後にこの邪見を翻(ひるがえ)して、法華経に帰伏(きぶく)したからこそ、 閻魔の責めを免れたのです。 その後、善無畏や不空らは、 法華経を、金剛界・胎蔵界の両界の曼荼羅の中央に安置して大王の様にし、 胎蔵界の大日経と金剛界の金剛頂経を左右の臣下の様にしたのは、 法華経に帰伏したことを表したものです。 日本の弘法も、経の浅深・高低を解釈する時には、華厳宗を高く評価して 第九住心とし、法華経を第八住心と低く置きましたが、 加持(かじ)・祈祷(きとう)の実践の時には、 弟子の実慧(じつて)・真雅(しんが)・円澄(えんちょう)・ 光定(こうじょう)らの人々に伝える際、 先に述べた様に法華経を両界の曼荼羅の中央に安置しています。 例えば、三論宗の嘉祥(かじょう)は「法華玄論」十巻で、 法華経を般若経より劣っているとして五時のうちの第四時とし、 法華経は、声聞・縁覚の二乗を高い教えに帰入させ破折して 菩薩乗を明かしたものと定めました。 しかし、後にその誤りに気づいて天台大師に帰伏し、 七年間つかえ、自分の講義を廃止して弟子や聴衆を解散させ、 天台大師が講義に上る時には我が身を橋として上らせました。 法相宗の慈恩は「大乗法苑義林章」の七巻(下書きの書)と 十二巻(再び調べ正した本)には 「一乗の経は方便であり、三乗の経こそ真実である」などという いい加減な言説が多くあります。 しかしながら 慈恩(じおん)の弟子・栖復(せいふく)が著した 「法華玄賛要集(ほっけげんさんようしゅう)」の第四巻には 「故にまた両(ふた)つながら存(ぞん)す」と、 一乗も三乗も共に真実であると認め、 自分の宗派の教義を曖昧(あいまい)にしました。 この様に言葉では両方を認めている様ですが、 その真意は天台大師に帰伏していたのです。 華厳宗の澄観は華厳経の解釈書 「華厳経随疏演義抄(けごんきょうずいしょえんぎしょう)」を著し、 華厳経と法華経を相対比較して 法華経は方便の教えであると書いている様に見えますが、 「天台宗は一念三千をもって実義としている。 華厳宗の立てる義は、その理が一念三千の理に通じないところはない」 などと書いたのは、 後悔したのではないでしょうか。 弘法もまたその通りです。 鏡がなければ自分の顔を見る事が出来ないし、 敵がなかったら自分の非を知る事が出来ません。 真言宗など諸宗の学者達は、自宗の誤りを知らなかったのですが、 伝教大師にお会いして、自宗の欠点を知ったのです。 34 菩薩等(ぼさつら)の守護がない疑いを結(むす)ぶ ですから、諸々の経文に説かれている諸仏・菩薩・人・天らは それぞれの経によって仏に成られた様に見えますが、 実際には法華経によって正覚を成ぜられたのです。 217p 釈尊や諸仏が菩薩行を修めていた時、 「一切の衆生を全て救おう」と立てた誓いは、 皆この法華経において満足しました。 方便品の 「今は巳(すで)に満足した」という文がこれです 私が、ことの内容を考えるに、 華厳経・観経(かんぎょう)・大日経などを読み修行する人を、 その経々に説かれた仏・菩薩・天達は守護されるでしょう。 これは疑いないところです。 ただし大日経や観経などを読む行者(ぎょうじゃ)達が、 法華経の行者に敵対をしたならば、 大日経等の仏・菩薩などもこれらの行者を捨てて法華経の行者を守護するでしょう。 例えば、孝行な子というのは、父親が王の敵となった時は、 父を捨てて王のもとに参ずるのが孝行の至りとなるのです。 仏法もまたこの通りです。 法華経に説かれた諸仏・菩薩・十羅刹が日蓮を守護されるうえに、 更に浄土宗の六方の諸仏や二十五の菩薩、 真言宗の千二百余尊など、 また七宗(華厳・法相・三論・倶舎・成実・律に真言を加える)の諸尊や 守護の善神は日蓮を守護される事でしょう。 例えば七宗の守護神(しゅごじん)が伝教大師を守護されたのと同じだと思います。 日蓮が考えて言うには、 法華経が説かれた二処三会(にしょさんえ)の座に連なっておられた 日天子・月天子などの諸天は、法華経の行者を守護するとの誓いの通り 法華経の行者が出現したならば、磁石が鉄を吸い寄せる様に、 月が水にその影を映す様に、直ぐにやって来て、行者にかわって難を受け、 仏前での誓いを果たされるべきであると思われますが、 今まで日蓮を訪ねて来られないのは、日蓮が法華経の行者ではないのでしょうか。 そこで、重ねて経文を考えて我が身にあて、我が身の失(とが)を知りましょう。 35 宝塔品三箇の諫勅(かんちょく)を引く 疑って言うには、 今の世の念仏宗や禅宗などを、どの様な智慧のある眼(まなこ)をもって、 法華経の敵人(てきじん)であり、 一切衆生を地獄に堕とす悪友・悪師であると知る事が出来るのでしょうか。 答えて言うには、 自分の意見を出すべきではなく、経文や先師の解釈の明鏡を出して 念仏や禅宗など謗法の者達の醜い姿を浮かび上がらせ、 その罪を見せしめましょう。 しかし、正法を信じない生き盲(めくら)の様な人には理解する事が出来ないでしょう。 法華経の第四の巻・宝塔品には次の様にあります。 「その時に多宝仏は宝塔(ほうとう)の中において 座の半分を分け釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)に与えられた。 会座の大衆は、釈迦と多宝の二仏が七宝で飾られた塔の中の獅子座の上に 結跏趺坐(けっかふざ=仏法の坐法の一つ)されるのを見た。 その時、釈迦仏は大音声(だいおんじょう)をもって 全ての四衆(僧・尼・男の信徒・女の信徒)に告げられた。 誰がよくこの娑婆国土において、ひろく妙法蓮華経を説くであろうか。 今こそまさしくその誓いを立てる時である。 如来は程なくしてまさに涅槃(ねはん)に入るでろう。 仏はこの妙法蓮華経を付嘱して滅後に存続させていきたいと思っている」 等と。 これが第一の勅宣(ちょくせん)です。 又、同じく宝塔品に次の様にあります。 「その時に世尊は重ねてこの義を述べようと思って偈(げ)を説いて言われた。 聖主世尊(多宝仏)は久しい昔に滅度されたが、 なお宝塔の中に坐して、法華経を証明するためにやって来られた。 大衆達よ、どうして自らすすんで法華経の滅後弘通を誓わないでいられようか。 又、我が分身の無数の諸仏がガンジス河の砂の様に多く集まって来たのも、 この法を聞こうと思って来たのである。 これらの諸仏は各々の妙なる国土、 及び弟子達、天・人・竜神の諸々(もろもろ)の供養の事を捨てて、 法を永久に存続させる為にここにやって来られたのである。 218p その有様は、例えば大風が小さな枝を吹き揺るがす様なものである。 仏はその様な勝れた方法で法を永久に存続させる。 諸々の大衆に告げる。 我が滅度の後、誰がよくこの法華経を護持(ごじ)し読誦するであろうか。 今仏の前において、自ら滅後の弘経(ぐきょう)を誓う言葉を述べよ」 と。 これが第二の鳳詔(ほうしょう)です。 同じく宝塔品に 「多宝如来及び釈迦分身の化仏(けぶつ)は、 まさにこの意、即ち滅後の弘経を勧める意を知っている。 諸々の善男子よ、各々明らかに思惟(しゆい)せよ。 滅後に弘経する事は大変に難しい事である。 従って大願を起こすべきである。 法華経以外の諸々(もろもろ)の経典は、その数はガンジス河の砂の様に多い。 しかし、これらを説く事は、未だ難しい事ではない。 もし須弥山(しゅみせん)を手に取り上げて、 他方の無数の仏土に擲げ(な)置く事も、それは、未だ困難な事ではない。 しかし、もし仏の滅後に悪世の中において この法華経を説こうとすると、 これは非常に難しい事である。 例えこの世界が焼き尽くされる程の大火災の中へ、 乾(か)れた草を背負って入って、しかも焼けないでいる事も、 又、未だ困難な事ではない。 しかし、我が滅後の後に もしこの法華経を持(たも)って一人の為にも説こうとすると、 これは非常に難しい事である。 諸々の善男子よ、 我が滅後において、誰がよくこの法華経を護持し読誦するであろうか。 今仏の前において、自ら滅後の弘経を誓う言葉を述べよ」 と。 これが第三の諫勅(かんちょく)です。 第四・第五の二つの諫暁は提婆達多品にあります。 それは後ほど書きましょう。 36 諸経の深浅勝劣を判定する 今示した法華経の経文の意味は明らかです。 晴天に太陽が輝いている様に、 又、白い顔にほくろがあるのに似てはっきりしています。 しかしながら眼(まなこ)の者と一眼(いちがん)の者と、 「自分の師だけが一切智を得た」と思いこんでいる者と、 偏(かたよ)った教えに執着している者は、 明らかな事実も見る事は難しいでしょう。 しかし、あらゆる困難を取り除いて、 真に仏道を求める心のある者の為に記(しる)しを留めて見せましょう。 この法門に会う事は、三千年に一度だけ実(みの)るという 西王母(せいおうぼ)の園(その)の桃に会うよりも、 転輪聖王(てんりんじょうおう)が出現する時の兆(きざ)しとして 三千年に一度咲くという優曇華(うどんげ)に会うよりも更に難しいのです。 又、沛公(はいこう)が項羽と八年の間、中国で国土を争った事も、 源(みなもと)の頼朝と平(たいら)の宗盛が七年の間日本国で戦った事も、 また阿修羅と帝釈天が、更に金翅鳥(こんじちょう)と竜王とが阿耨池(あのくち)で 争った事も、法華経とその他の経との戦いには過ぎるものではないと知るべきです。 そして、今までに日本国に法華経がはっきり顕された事は二度です。 それは伝教大師と日蓮であると知りなさい。 しかし、智慧の眼のない者は疑うでしょうし、到底理解出来ないでしょう。 この経文は日本・中国・インド・竜宮・天上界・十方世界の一切の経々の勝劣を、 釈迦・多宝・十方の諸仏が来集して定められたものです。 問うて言うには、 華厳(けごん)経・方等(ほうどう)経・般若経・深密(じんみつ)経・ 楞伽(りょうが)経・大日経・涅槃(ねはん)経などは、 九易(くい)のうちでしょうか、あるいは六難のうちに入るのでしょうか。 答えていうには、華厳宗の杜順(とじゅん)・智儼(ちごん)・法蔵(ほうぞう)・ 澄観(ちょうかん)らの三蔵や大師が経文を読んでいうには 「華厳経と法華経とは六難のうちで、名は二経別々であるが、 その説くところの法門及び説き顕される法理は同じである。 例えば 『小乗の悟りを得る方法は四つに分かれているが、悟りを得るという点においては同じだ』 とある様なものである」 と。 法相(ほっそう)宗の玄奘(げんじょう)三蔵や慈恩大師らが経文を読んで言うには 「深密(じんみつ)経と法華経とは同じ唯識(ゆいしき)の法門で、 法相宗で立てる教判の第三時の教であり、六難のうちである」 と。
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219p 三論宗の吉蔵(きちぞう)らが経文を読んで言うには 「般若経と法華経とは名は異なっているがその当体は同じであり、 二教は一つの法である」 と。 真言宗の善無畏三蔵・金剛智三蔵・不空三蔵らが経文を読んで言うには 「大日経と法華経とは理が同じで、同じく共に六難のうちの経である」 と。 日本の弘法(こうぼう)が呼んで言うには 「大日経は法華経に説く六難九易(ろくなんくい)のうちに入らない。 大日経は釈迦が説いた一切経の外(ほか)の経であり、法身(ほっしん)仏・ 大日如来が説いたものである」 と。 又、ある人が言うには 「華厳経は報身如来の説いたものであり、六難九易のうちに入らない」 と。 日蓮は嘆(なげ)いて言います。 上(かみ)にあげた諸人の主張する義を躊躇(ためら)わず間違いである、 と言ったらなら、今の世の諸人(しょにん)は顔を向けるはずもありません。 さらに非に非を重ね、最後には国王に事実を曲げて悪く訴え、 その迫害は命にまで及ぶでしょう。 ただし、我々の慈父(じふ)釈尊が沙羅雙樹林(しゃらそうじゅりん)で 最後に説かれた御遺言ともいうべき涅槃(ねはん)経には 「仏の説いた法に依るべきであって、人師らの立てた義に依ってはならない」 等とあります。 「人師らに依ってはならない」等というのは、 釈尊滅後、衆生の依りどころとなる初依・二依・三依・四依の人師の事で、 普賢(ふげん)・文殊(もんじゅ)らの菩薩の最高位である等覚(とうがく)の菩薩が 法門を説かれたとしても、経巻を手に握らない、 即ち仏説に依らないのは用いてはならないという事です。 又、 「了義経に依るべきであって、不了義経に依ってはならない」と定めて、 経の中にも仏法の極理(ごくり)が完全に説き明かされた了義経と、 そうでない不了義経をよく糾明(きゅうめい)して信受すべきである、 とあります。 竜樹菩薩の「十住毘婆沙論(じゅうじゅうびばしゃろん)」には 「修多羅黒論(しゅたらこくろん=仏の説いた真実の教説に依らない邪論:権教) に依らず、修多羅白論(しゅたらびゃくろん=仏の説いた正論:法華経の事) に依るべきだ」 等とあります。 天台大師は「法華玄義」に 「仏の説いた教法と合致するものは、抄録(しょうろく)してこれを用いよ。 しかし経文も義もないものは信受してはならない」 等と述べています。 伝教大師は「法華秀句」に 「仏説に依り頼むべきで、口伝に依ってはならない」 等といっています。 円珍智証(えんちんちしょう)大師は「授決集」で 「文(もん)に依って伝えるべきである」等といっています。 上(かみ)にあげたところの諸師の解釈は、 皆、一分は経論に依って勝劣を弁(わきま)えた様に見えますが、 皆、自宗の義を堅く信受して、それぞれの先師の誤った義を正していません。 ですから私情に執着し仏意を曲げて経文を解釈した勝劣であり、 自分の立てた義に勝手な理屈をつけて飾り立てた法門です。 釈尊滅後における外道の犢子(とくし)・方広(ほうこう)や、 仏法が中国へ伝来した後漢以後の外典は、仏法を知らない外道の見解よりも、 又、三皇・五帝の儒書よりも、仏法を盗用している為その邪見は強盛であり、 邪法は巧(たく)みです。 同じ様に、華厳・法相・真言などの人師は、 天台宗の正義(しょうぎ)をねたんで、実経たる法華経の文を勝手に解釈し、 華厳・法相・真言などの権教の義に順応させる事が盛んです。 しかしながら、 真に仏道を求める心のある人は、偏った主義・主張を捨て、 自宗・他宗だと争わず、人を侮(あなど)ったりしてはなりません。 法華経法師品には 「巳(すで)に説き(爾前経)、今説き(無量義経)、 当(まさ)に説こうとする(涅槃経)経々の中で法華経が最も信じ難く理解し難い」 等とあります。 この文を妙楽が解釈して「法華文句記」に 「法華経以外の経において、例え諸経の王であるとはいっても、法華経の様に、 巳(すで)に説き、今説き、当に説こうとする経々の中で最第一であるとは言っていない」 等と述べています。 又、同じく妙楽は「法華玄義釈籤(ほっけげんぎしゃくせん)」に 「法華経は、巳(い)・今(こん)・当(とう)の三説の全てに 超過した妙法であるにも関わらず、この点において固く迷い、 その謗法の罪による苦しみは未来長遠に流れ続いていくのである」 等と述べています。 この経文とその解釈に驚いて、一切経並びに 220p 人師達の解釈書を改めて見たところ、 疑い躊躇(とまど)う心が解けました。 いま真言宗の癡(おろか)な者達が、真言宗に印と真言がある事を頼りにして、 真言宗は法華経より勝れていると思い、 慈覚大師らが真言は勝れていると言われたのだから間違いない、 などと思っているのは、言うも甲斐(かい)ない事です。 密厳経には 「華厳経十地品の別訳である十地華厳経と 大樹緊那羅所問経(だいじゅきんならしょもんきょう)と 菩薩行方便境界神通変化経(ぼさつぎょうほうべんきょうがいじんつうへんげきょう)・ 勝鬘(しょうまん)経及び、その他の諸経は皆この密厳経から出たものである。 この様な密厳経こそは一切経の中に勝れたものである」 等とあります。 大雲経には 「この経は、即ちこれ諸経の中の転輪聖王(てんりんじょうおう)である。 どうしてかというと、この経典のなかに衆生の実性(じっしょう)や 仏性の常住という法を説いているからである」 等とあります。 六波羅蜜経には 「いわゆる過去の無数の諸仏が説いた正法及び我が今説くところの、 いわゆる八万四千の諸々の妙法の集まりを、おさめ整えて五種に分ける。 一には索咀纜(そたらん=経蔵)即ち仏の教説を記(しる)し留めたもの、 二には毘奈耶(びなや=律蔵)即ち戒律を集めたもの、 三つには阿毘達磨(あびだるま=論蔵)即ち仏の教説を論議注釈したもの、 四には般若波羅蜜(はんにゃはらみつ=慧蔵)即ち仏の智慧を説いたもの、 五には陀羅尼門(だらにもん=秘密蔵)即ち上の四によって救われない衆生を 成仏させる経である。 この五種類の法蔵をもって一切の有情(衆生)を教化する。 もし彼(か)の有情が、仏法を理解する機根が鈍くて契経(かいきょう=経蔵)・ 調伏(ちょうぶく=律蔵)・対法(たいほう=論蔵)・ 般若(慧蔵)を受持する事が出来ず、あるいはまた有情が、諸々の悪業である、 四つの重罪、八つの重罪、無間地獄に堕ちる五つの罪、 また大乗経を謗(そし)る一闡提(いっせんだい)らが種々の重罪を作ったとしても、 これらの罪を消滅して速(すみ)やかに解脱させ、すぐに悟りを得させる事が出来る。 そしてこれらの重罪の者の為に諸々の陀羅尼蔵(だらにぞう)を説くのである。 この五つの法蔵は例えば、乳(にゅう)・酪(らく)・生蘇(しょうそ)・ 熟蘇(じゅくそ)及び妙味(みょうみ)の醍醐(だいご)の様なものである。 第五の陀羅尼蔵(だらにぞう)即ち総持門(そうじもん)とは 例えば醍醐(だいご)の様なものである。 醍醐(だいご)の味は 乳(にゅう)・酪(らく)・生蘇(しょうそ)・熟蘇(じゅくそ)の中では 微妙(びみょう)第一で、よく諸々の有情の身心を安楽にさせる。 それと同じ様に、総持門とは契経(かいきょう)等五蔵の中では最も第一であり、 よく有情の重罪を除くのである」 等とあります。 解深密経(げじんみつきょう)には 「その時に勝義生(しょうぎしょう)菩薩はまた仏に申し上げた。 世尊は、はじめ第一に、かつて中インド・波羅痆斯国(はらなつしこく)の 鹿野苑(ろくやおん)の中にいて、 ただ声聞乗(小乗教)を修行する心を発(おこ)す者の為に 苦(く)・集(じゅう)・滅(めつ)・道(どう)の四つの真理の相をもって 正法を説かれた。 その法は非常に不思議であり、また非常に稀(まれ)な事である。 一切の世の中の諸々の天・人達で、 仏より先にこの法の様に説いた者はなかった程素晴らしい法であった。 しかし、その時に説かれた仏の教えは、まだ上があり、 他からの批判を容(い)れる余地があり、 未だ完全に真実の義が説かれたものでは無かった。 それ故にこの法は諸々の論争の元となった。 世尊は、昔第二の説法において、ただ心を発(おこ)して 大乗を修行しようとする者の為に、 221p 一切の法は皆それ自体の固有の本性はなく、生じる事も滅する事もなく、 本来、寂静(じゃくじょう)で、性分そのままが涅槃の相であると説かれた。 これは仏の本意を経文の中に隠して正法を説かれたのである。 これは更に、非常に不思議でまったく稀な法であるが、 彼(か)の時に説かれた仏の教えも又、 まだ上があり、他からの批判を容れる余地があり、 尚未だ完全に真実の義が説かれたものでは無かった。 それ故、この法も諸々の論争の元となった。 そして世尊は、今第三時の説法において、 あまねく一切乗(いっさいじょう) 即ち一切衆生の成仏を説く教えを求める心を発(おこ)す者の為に、 一切の法は皆、それ自体の固有の本性は無く、生じる事も滅する事もなく 本来、寂静(じゃくじょう)で、性分そのままが涅槃の相であり、 固有の本性などというものの無い性(しょう)を説かれた。 しかも仏の悟りを経文上にはっきりと示して正法を説かれた。 これこそ第一の非常に不思議であり、最も稀(まれ)な法である。 今世尊が説かれたところの仏の教えこそ、これ以上のものは無く、 他からの批判を受け容れる余地の無い法で、 これこそ真に仏法の極理が完全に説き明かされたものである。 諸々の論争が起こる事も無いのである。」 等と説かれています。 大般若経には 「聴聞するところの世間・出世間の法に従って、 それらを皆よく方便として 般若甚深(はんにゃじんじん)の理趣(りしゅ)に会入(えにゅう)し、 諸々の造作するところの世間の事業(じごう)も又、 般若をもって法性の一理に会入(えにゅう)し、 一事として法性の外に出るものは無い」 等とあります。 大日経第一には 「秘密主(金剛薩埵)よ、大乗の修行がある。 それは無縁乗の心、即ち法にとらわれない心を起こして、 一切の法にはそれ自体に具(そな)わった性はない、と修行するのである。 どうしてかといえば、彼(か)の昔、この様に修行した者が、 五蘊(ごうん)が仮に和合している万法の 根元(こんげん)に具(そな)わっている第八識の阿頼耶(あらや)を観察して、 それ自体の固有の性は幻の様なものだと知ったからである」 等とあります。 又、大日経には 「秘密主よ、彼はこの様に無我を捨てて、心の主体に自在の境地を得て自心(じしん)は 本来、不生不滅(ふしょうふめつ)である事を覚ったのである。」 等と。 更に 「いわゆる空性というのは、六根・六境を離れ、姿や形も境界も無く、 諸々(もろもろ)の戯論(けろん)を超越して、 虚空(こくう)の様に無相で一切のものを包含(ほうがん)するに等しい。 そして一切の法は互いに縁によって起こるのでり、それ自体の本性は無いと極める」 等と説いています。 更に又 「大日如来は秘密主に告げていった。 秘密主よ、菩提(ぼだい)とはどの様なものかといえば、 実のごとく自心を知る事である」 等と言っています。 華厳経には 「一切の世界の諸々の衆生の中で、声聞乗を求めようと望む者は少ない。 縁覚を求める者は更に少ない。大乗を求める者は非常に稀である。 しかし、大乗を求める者は非常に稀であるが、 それでもまだ易しい事であり、よくこの法を信じる事はより非常に難しい事である。 ましてよく受持し、正しく心中に銘記し念じ続け、説の通り修行し、 真実に理解する事は尚更(なおさら)難しい事である。 もし、三千大千世界を頭の頂に乗せて一劫という極めて長い間、 身動きしないとしてもその様な振る舞いは未だ難しい事では無い。 この法を信じる事はそれ以上に大変難しいのである。 又、大千世界を塵(ちり)にした程多くの衆生達に一劫という長い間、 諸々の楽具を供養しても、その功徳は未だ勝れたものではない。 この法を信じる功徳はそれ以上に勝れているのである。 もし、手の平の上に十のぶ仏国土をもって虚空の中に一劫の間留まる事が出来ても、 その振る舞いは未だ難しい事では無い。 この法を信じる事はそれ以上に大変難しいのである。 十の仏国土を塵(ちり)にした程多くの衆生達に一劫の間、 諸々の楽具を供養したとしても、その功徳は未だ勝れているとは言えない。 この法を信じる功徳はそれ以上に大変勝れているのである。 又、十の仏国土を塵(ちり)にした程多くの諸々の如来を、 一劫の間慎(つつ)み敬(うやま)い供養したとしても、 もしよくこの品(ほん)を受持する者の功徳はそれ以上に最も勝れているのである」 等と説かれています。 涅槃経には 「この諸々の大乗方等経典は又計り知れない程の功徳を成就するけれども、 この経の功徳に比べようとすると、例える事すら出来ない。 百倍、千倍、百千万倍、あるいは数の例えも適わない程勝れている。 善男子よ、例えば牛から乳を出し乳より酪(らく)を出し、 酪(らく)より生蘇(しょうそ)を出し、 222p 生蘇(しょうそ)より熟蘇(じゅくそ)を出し、 熟蘇(じゅくそ)より醍醐(だいご)を出す。 そして、その醍醐(だいご)は最上である。 もしこの醍醐(だいご)を服用する者は、諸々の病を皆取り除く事が出来るので、 あらゆる諸薬がことごとく醍醐の中に入っている様なものである。 善男子よ、仏も又これと同じである。 仏より十二部の経を出し、十二部の経より修多羅(しゅたら=般若時の教説)を出し、 般若波羅密より大涅槃(涅槃経の教説)を出すのである。 その大涅槃はあたかも醍醐の様なものである。 醍醐というのは、即ち仏性に例えるのである。」 等と説かれています。 以上のこれらの経文を、 法華経に説かれている「巳今当(いこんとう)」「六難九易(ろくなんくい)」の文に 相対してみますと、月に星を並べ、 九山に須弥山(しゅみせん)を並び合わせたのに似ています。 しかし、華厳宗の澄観(ちょうかん)、法相宗の慈恩、三論宗の嘉祥(かじょう)、 真言宗の弘法ら、仏眼を具えた様に思われている人でさえ、この文に迷いました。 まして盲目の様な状態の今の世の学者らが、 経文の勝劣を弁(わきま)える事が出来るでしょうか。 黒と白の様に明らかであり、 須弥山(しゅみせん)と芥子(けし)粒の様に明確な勝劣でさえ、尚迷っています。 まして虚空の様な理に迷わない事があるでしょうか。 教えの浅深(せんじん)を知らないで、 そこに説かれている理の浅深を弁(わきま)える事は出来ません。 法華経と他の経は巻(まき)も隔(へだ)たっており、 文も前後しているので、 教えの高低・浅深の様子を弁(わきま)える事が難しいでしょうから、 文を出して愚者を助けようと思います。 王といっても小王と大王があり、一切といっても部分と全体の意味があり、 五乳(ごにゅう)にも、仏教全体を五乳に例える全喩(ぜんゆ)と、 教説の一部分について五乳に例える分喩(ぶんゆ)がある事を 弁えなければなりません。 例えば六波羅蜜(ろくはらみつ)経には、一切衆生の成仏は一応説いていますが、 無仏性(むぶっしょう)即ち二乗と一闡提(いっせんだい)の者の成仏は 説いていません。 まして久遠実成を明かしている訳がありません。 この点からみても、六波羅蜜経は尚、涅槃経の五味にも及びません。 ましてや法華経の迹門や本門に相対出来るはずがありません。 ところが日本の弘法大師はこの六波羅蜜経の経文に迷って、 法華経を五味のうちの第四の熟蘇味(じゅくそみ)に入れたのです。 六波羅蜜経で説く第五の総持門(そうじもん)の醍醐味(だいごみ)でさえ 涅槃経の醍醐味に及ばないのに、これは一体どうしたのでしょうか。 それなのに弘法は「弁顕蜜(べんけんみつ)二教論」で 「中国の人師(にんし)は競ってこの経の醍醐を盗んだ」と、 天台大師らを盗人(ぬすびと)であると書いています。 更に「惜しい事に、古(いにしえ)の賢人は醍醐を嘗(な)めていない」などと、 自分で自分を褒(ほ)め称えています。 これらの誤った意見は暫(しばら)くおいて、我が一門の者の為に記しておきましょう。 他宗の人は信じないので、逆縁即ち正法を謗(そし)って地獄へ堕ちるが、 かえって仏縁を結ぶ事になるでしょう。 一滴の水を嘗(な)めただけで大海の塩味を知り、 一つの花が咲いたのを見て春の訪(おとず)れを推(お)し量りなさい。 万里を渡って宋の国まで行かなくても、 中国の法顕(ほっけん)の様に 三か年かかって霊鷲山(りょうじゅせん)に行かなくても、 竜樹菩薩の様に竜宮にまで行かなくても、 無著(むじゃく)菩薩の様に弥勒菩薩に会わなくても、 法華経の様に二処三会(にしょさんえ)の会座に会わなくても、 釈尊一代仏教の勝劣は知る事が出来るのです。 蛇(じゃ)は七日のうちの洪水を知ると言われていますが、 それは竜の眷属(けんぞく)だからです。 烏(からす)が年中の良い出来事と悪い出来事を知っているのは、 過去世に陰陽師(おんようじ)だったからです。 鳥は飛ぶ性質では人より勝れています。 223p 日蓮は諸経の勝劣を知る事においては華厳経の澄観(ちょうかん)、 三論宗の嘉祥(かじょう)、法相宗の慈恩(じおん)、 真言宗の弘法(こうぼう)よりも勝れています。 それは正師である天台大師・伝教大師の後を承継(しょうけい)しているからです。 澄観・嘉祥・慈恩・弘法達は天台・伝教に帰伏しなかったならば、 謗法の失(とが)を免れる事が出来たでしょうか。 今の世に、日本国で第一番に富んでいる者は日蓮です。 命を法華経に奉(たてまつ)り、名を後代に留めるでしょう。 大海の主となれば諸々(もろもろ)の河の神は皆従います。 須弥山(しゅみせん)の王に諸々の山の神が従わない事があるでしょうか。 法華経の六難九易を弁(わきま)えなければ、 一切経を読まなくても諸経は皆従うのです。 37 二箇の諫勅(かんちょく)を引き一代成仏不成仏を判定する 先に述べた宝塔品三箇の勅宣(ちょくせん)に加えて 提婆品において悪人成仏・女人成仏の二箇の諫暁(かんぎょう)があります。 提婆達多(だいばだった)は正法を信じず、 成仏する機縁の無い一闡提(いっせんだい)でした。 しかし法華経において未来に天王如来となる記別を与えられました。 涅槃経四十巻には、 一切衆生に仏性があると説き一闡提の成仏の理を一応明かしていますが、 その現証は法華経の提婆品にあるのです。 善星比丘(ぜんしょうびく)や阿闍世(あじゃせ)王ら無数の、 五逆罪を犯したり正法を謗(そし)ったりした者の中から、 一つの例を取り上げ頭をあげて、他の全てをそこにおさめ、 枝葉(しよう)を従えたものです。 即ち一切の、五逆罪・七逆罪を犯した者や、 正法を謗(そし)る者や、一闡提が成仏する事は、 提婆達多に天王如来の記別を与えられた事によって明確になりました。 毒薬が変じて甘露となる事であり、 それはあらゆる味に勝れているのです。 また竜女(りゅうにょ)の成仏も竜女一人だけの成仏ではなく、 一切の女人が成仏する事を示しているのです。 法華経以前の諸々(もろもろ)の小乗経には女人の成仏を許していません。 諸々の大乗経には女人の成仏往生を許している様に見えますが、 あるいは女人は身を改めて男となって成仏出来るという改転の成仏であって、 一念三千の成仏即ち即身成仏では無いので、 名だけあって事実の無い成仏往生です。 「一をあげて諸々を例す」といって、 竜女の成仏は末法の女人の成仏往生の道を踏みあけたものです。 儒教で説く孝養はただ今世に限られています。 従って来世の父母を助ける事が出来ないので、儒教などで言われる聖人(せいじん)・ 賢人はその名はあっても実際にはそうではありません。 バラモン外道は過去世・来世を知っていますが、 来世の父母を助ける方法は説かれていません。 仏道こそ父母の来世を助ける事が出来るので、真実の聖賢の名があるのです。 しかし、法華経以前に説かれた大乗・小乗の経々を立てる宗派は、 自分自身の成仏さえ尚叶う事は難しい。 まして父母を助ける事は尚更の事です。 成仏といっても只その文があるだけで実義はありません。 今法華経の時に至って、女人が成仏する時、悲母(ひも)の成仏も実証され、 提婆達多の悪人が成仏するとき、 慈父(じふ)の成仏も実証されたのです。 ですから、この法華経こそ仏教典内の孝経(こうきょう)ともいうべきです。 以上で二箇の諫暁は終わります。 38 三類の強敵(ごうてき)を顕す 以上、宝塔品の三箇の勅宣(ちょくせん)と 提婆品(だいばほん)の二箇の諫暁(かんぎょう)、 合わせて五箇の仏の御金言に驚いて、勧持品で釈尊滅後の弘経の誓いがありました。 明鏡である経文を出して、 今の世の禅・律・念仏者並びにその檀那(だんな)達の謗法を知らせましょう。 日蓮という者は去年の九月十二日、 子丑(ねうし)のの時に首をはねられました。 即ち凡夫の肉身は竜(たつ)の口で断ち切られ、 久遠元初の自受用報身如来(じじゅゆうほうしんにょらい)と現れて佐渡の国へ至り、 翌年の二月、雪深い中でこの「開目抄」を書き記(しる)して、 鎌倉の有縁(うえん)の弟子達は、 法華経を弘通する大難を思って怖(お)じ恐れるでしょうが、 日蓮と同じく広宣流布の決意を固めている者は決して恐ろしくはありません。 しかし、その決意が無くてこの書を見る人はどれ程恐れる事でしょうか。 これは釈迦・多宝・十方の諸仏が未来の日本国、 即ち日本の今の世を映し出す明鏡です。 ですから日蓮の形見とも見ていきなさい。 224p 勧持品には次の様にあります。 「ただ願うところは世尊よ、心配しないで頂きたい。 釈尊が入滅された後、恐るべき悪世の中において、 我々は広く法華経を説き弘通するであろう。 諸々の無智の人があって、法華経の行者の悪口を言ったり、罵(ののし)ったり、 及び刀や杖で打つなどする者があるであろう。 しかし我らは皆、それを耐え忍ぶであろう。 末法悪世の中の僧は邪(よこしま)な智慧に長けて、 心が曲がって媚(こ)び諂(へつら)い、 未だ何も解っていないのに悟りを得たと思い、自分を慢ずる心が充満している。 あるいは人里離れた静かな所に 袈裟(けさ)・衣(ころも)を付けて閑静(かんせい)な座にいて、 自ら真の仏道を行じていると思いこみ、 世間の事にあくせすする人間を軽んじ卑(いや)しむ者があるであろう。 そして、私腹をこやし、金品を貪(むさぼ)る為に、在家の人達に法を説いて、 世間からあたかも六神通を得た聖者の様に慎(つつし)み敬われるであろう。 この人は悪心を抱(いだ)き、常に世俗の事に思いをよせ、 閑静な座にいる事に名を借りて、 好んで正法の行者(ぎょうじゃ)の過(あやま)ちを並べ立てるであろう。 常に人々の中にあって、正法を持(たも)つ者を謗(そし)る為に、 国王・大臣・バラモン・居士(こじ)、及びその他の僧達に向かって、 正法の行者を謗(そし)って悪を作り上げて説き、 「これは邪(よこしま)な思想を持った人で、外道の論議を説いている」 と言うであろう。 濁った悪世である末法には諸々(もろもろ)の恐怖がある。 邪宗邪義の悪鬼が国王や大臣などの身に入って 正法の行者を罵(ののし)ったり、謗(そし)り辱(はずかし)めるであろう。 濁世末法の悪僧侶(あくそうりょ)達は、 方便・権経は仏が衆生の機根に従って説いたものである事を知らないでこれに執着し、 返って正法である法華経の行者の悪口を言い、 顔をしかめて憎み、しばしば正法の行者を追い出すであろう」 等と。 妙楽大師はこの法華経の文を解釈して「法華文句記」の八に次の様に言っています。 「この勧持品の文は三つに分けられる。 始めの一行は通じて邪見の人を明かしたもので、 即ち俗衆(ぞくしゅう)増上慢である。 次の一行は道門(どうもん)増上慢の者を明かしている。 第三に後の七行は僭聖(せんしょう)増上慢の者を明かしている。 この三つの中で、初めの俗衆増上慢の迫害は耐え忍ぶ事が出来る。 次の道門増上慢の迫害は第一に過ぎている。 第三のの僭聖増上慢の迫害は最も甚(はなは)だしい。 後々の者程、ますますその謗法が解り難いからである」 等とあります。 「東春(とうしゅん)」に智度(ちど)法師が言うには、 「初めに『有諸(うしょ)』から下の五行において、 第一に最初の一偈(いちげ)は身(しん)・口(く)・意(い)の三業(ごう)の悪、 即ち刀や杖による迫害や怨嫉(おんしつ)を忍ぶ事を明かしている。 この難を加えるのは出家外の在家の悪人、即ち俗衆増上慢である。 次に『悪世』から下の一偈は、 上慢(じょうまん)の出家の人、即ち道門増上慢を明かしている。 第三に『惑有阿練若(わくうあれんにゃ)』から下の三偈は即ち僭聖増上慢で、 出家の所に一切の悪人を摂(せっ)する」 等と。 又「『常在大衆』より下の二行は 公(おおやけ)の場所即ち国王・大臣などの国家権力者に向かって正法を謗(そし)り、 その行者の悪口を言うと説いている」 等とあります。 涅槃経の九には 「善男子(ぜんなんし)よ、一闡提の者が阿羅漢(あらかん)の姿を装(よそお)って、 人里離れた静かな寺などに住み、大乗経を謗(そし)るであろう。 諸々の凡夫人はこれを見て、皆、これこそ真の阿羅漢であり 大菩薩であると言うであろう」 等とあります。 又同じく涅槃経に 「その時に、この経が世界中において広く流布するであろう。 この時に諸々の悪い僧があってこの経を切り取って多くの部分に分け、 正法の勝れた色と香(かおり)と味を滅するであろう。 この諸々の悪人は、この様な大乗経典を読誦(どくじゅ)するとはいっても、 如来が説こうとする深い真意を滅除(めつじょ)して、 世間にありふれている、美しく立派に飾りたてた文や無意味な言葉を付け加える。 経文の前をとって後に著(つ)け、後をとって前に著(つ)け、 また前と後を中に著(つ)けたり、中を前後に著(つ)けたりする。 当(まさ)に知るべきである。 この様な諸々(もろもろ)の悪僧こそ魔の仲間である。」 等とあります。 225p また六巻の般泥洹経(はつないおんぎょう)には 「阿羅漢(あらかん)に似た一闡提(いっせんだい)の者があって悪業を行じる。 これと反対に一闡提に似た阿羅漢があって慈悲心を起こすであろう。 阿羅漢に似た一闡提があるというのは、 この諸々の衆生の中で大乗経を謗(そし)る者をいうのである。 一闡提に似た阿羅漢とは声聞を謗(そし)り咎(とが)めて広く大乗を説く者である。 そして衆生に語って言うには、 我は汝達と共にこれ菩薩である。 何故かと言えば、一切衆生皆仏の性分があるからである、と。 しかし、それを聞いた衆生はかえって一闡提であると言うであろう」 等とあります。 涅槃経には 「仏が入滅した後、正法時代が過ぎた後、像法時代において、 次の様な僧が現れるであろう。 それは、形は戒律(かいりつ)を持(たも)っている様に見せかけて、 少しばかり経文を読み、食べ物をむさぶって我が身を養っている。 その僧は、袈裟(けさ)を身にまとっているけれども、 信徒の布施を狙う有様は、猟師が獲物を狙って、 細目に見て静かに近づいていく様であり、 猫がネズミを捕らえ様としている様なものである。 そして、常に『自分は羅漢の悟りを得た』と言うであろう。 外面は賢人・善人の様に装(よそお)っているが、 内面は信徒の布施を貪(むさぼ)り、 正法を持(たも)つ人に嫉妬心を強く抱いている。 法門の事など質問されても答えられない有様は、 ちょうど啞法(あほう)の修行で黙りこんでいるバラモン達の様である。 実際には、正しい僧侶でも無いのに僧侶の姿をしており、 邪見が非常に盛んで正法を謗(そし)るであろう」 等と説かれています。 39 三類について述べる 霊鷲山(りょうじゅせん)と沙羅双樹林(しゃらそうじゅりん)で説かれた、 日月の様に明らかな法華経と涅槃経、 毘陵(びりょう)に住んだ妙楽大師や、 東春(とうしゅん)に住んだ智度法師の明鏡の様な釈書に照らして、 今の世の諸宗、並びに国中の禅・律・念仏者達の醜い姿を映し浮かべてみますと、 一分の曇りも無く明らかです。 妙法蓮華経勧持品に 「仏が滅度した後、恐るべき悪い時代において」、 安楽行品に 「後の悪世において」、又「末世の中において」、 又「後の末世の、法が滅亡しようとする時において」、 分別功徳品に「悪世である末法の時」、 薬王品に「後の五百歳」などと説かれています。 正法華経の観説品に 「然るに後の末世に」、又「然るに後の来末世に」 などと説かれています。 添品(てんぽん)法華経にも同じ様に説かれています。 天台大師は 「像法時代のうちの南三北七の諸宗派は法華経の怨敵である」 と言っています。 伝教大師は 「像法時代の末の、奈良の六宗の学者らは法華の怨敵である」 等と言っています。 しかし、天台・伝教の時は、像法時代であり、 怨敵の姿はまだ明らかではありませんでした。 今末法については、教主釈尊と多宝仏は宝塔の中に太陽と月が並んだ様に座り、 十方の分身の諸仏は宝樹(ほうじゅ)の下(もと)に星を連(つら)ねた様に並んだ中で、 正法時代一千年、像法時代一千年の二千年が過ぎた末法の始めには、 法華経の怨敵が三種類あるであろう、と 八十万億那由侘(はちじゅうまんのくなゆた)という多数の諸菩薩の定められた事が、 どうしてウソ偽りとなるでしょうか。 当世は釈尊の滅後二千二百余年です。 大地を指差して外れる事があっても、春に花が咲かない事があっても、 三類の敵人(てきじん)は必ず日本国にあるはずです。 そうであるなら、どの様な人々が三類の敵人のうちに入るのでしょうか。 又誰人が法華経の行者であると指されるのでしょうか。 心もとない事です。 あの三類の怨敵のうちに、我々は入っているのでしょうか。 あるいは又法華経の行者のうちに入るのでしょうか。 心もとない限りです。 中国・周の第四代昭王の時代二十四年四月八日の夜中に、 天に五色の光気が南北に輝き亘って、真昼の様に明るくなりました。 その時、大地は六種に震動し、 226p 雨も降らないのに江河(こうが)や井戸・池の水が増え、 全ての草木に花が咲き実がなりました。 実に不思議な事でした。 昭王は大変に驚きました。 そこで大史職(たいししょく)の蘇由(そゆう)が占って言いました。 「西方に聖人が生まれたのでございます」 と。 昭王は尋ねて言いました。「この国にはどうか」と。 それに答えて 「何事もないでしょう。 しかし、千年の後にかの聖人の言説がこの国に伝えられて衆生を利するでしょう」 と言いました。 あの外典の、見思惑(けんじわく)でさえ未だ毛筋ほども断ち切っていない者で あるにも関わらず一千年後の事を知っていました。 はたして仏教は千十五年の後、後漢の第二代明帝の永平十年 丁卯(ひのとう)の年に中国へ渡りました。 この法華経の予言は外典の蘇由(そゆう)の予言など比べものにならない程勝れた、 釈迦・多宝・十方分身の仏の御前(おんまえ)で誓った諸菩薩の未来記です。 ですから、今の世の日本国に三類の法華経の敵人が無い訳があるでしょうか。 釈尊は付法蔵経などに記して 「我が滅後に正法時代一千年の間、 我が正法を弘(ひろ)めるべき人二十四人が順に受け継いでいくであろう」 と言われています。 迦葉(かしょう)・阿難(あなん)達はさておいて、 百年後の脇比丘(きょうびく)、六百年後の馬鳴(めきょう)菩薩、 七百年後の竜樹菩薩達は、仏の予言に少しも違(たが)わず、 既に出現されました。 末法に法華経の行者と三類の敵人(てきじん)が出現するとの予言が どうして嘘であるでしょうか。 この事が仏説に相違するなら、一経全てが相違してしまうでしょう。 いわゆる舎利弗が未来に華光(けこう)如来に、 迦葉(かしょう)が光明(こうみょう)如来になるという事も、 皆嘘偽(うそいつわ)りの言葉となるでしょう。 そうしますと、爾前経がかえって真実の決定的な教えとなって、 舎利弗(しゃりほつ)らは永久に成仏出来ない声聞達となります。 犬や野干(やかん)を供養しても、 阿難(あなん)ら声聞を供養してはならないという事になります。 一体どうしたものでしょう。 40 別して俗衆(ぞくしゅう)・道門(どうもん)を明かす まず第一の怨敵の「諸々の無智の人あって」というのは、 経文中の第二類の「悪世の中の比丘(びく)」と、 第三類の「納衣(のうえ)の比丘」の教えを信じている大檀那達であると見えます。 従って妙楽大師はこの大一類を「俗衆増上慢」と言っています。 又、智度法師は「東春(とうしゅん)」に 「公(おおやけ)の場所即ち国王・大臣らの国家権力者に向かって」 等と言っています。 第二類の法華経の怨敵(おんてき)は、経文に 「末法悪世の中の僧は邪(よこしま)な智慧に長けて、 心が曲がって媚(こ)び諂(へつら)い、 未だ何も解っていないのに悟りを得たと思い、自分を慢ずる心が充満している」 等とあります。 これについて涅槃経には 「この時に諸々の悪い僧があるであろう。 そしてこの諸々の悪人は、この様な大乗経典を読誦するとはいっても、 如来が説こうとする深い真意を滅除する」 等と説かれています。 「摩訶止観(まかしかん)」には 「もし法華経に対して信心の無い者は、 法華経は聖者が修行する高い教えで自分の様な智慧の無い者には用は無いと言う。 又、もし真実の智慧の無い者は増上慢を起こして自分は仏に均しいと思う」 等とあります。 道綽禅師(どうしゃくぜんじ)は「安楽集」に法華経を捨てるべき理由として 「第二に、理が深くて下根の末法の衆生には理解出来ない事による」 等と言っています。 法然は「選択集(せんちゃくしゅう)」で 「念仏以外の諸々の修行は衆生の機根に合わず、時代が適していない」 等といっています。 妙楽は「法華文句記」の十に 「おそらく法華経を誤って理解する者は、初心の功徳の大きい事を知らないで、 その功徳を上位の聖者(せいじゃ)に譲(ゆず)り、 初心の功徳をないがしろにするであろう。 だから今、初心の修行を浅くしてしかもその功徳が深い事を示し、 法華経の功徳力を顕そう」 等と言っています。 伝教大師は「守護国界章」に 「正法・像法時代は後少しで過ぎ終わり、 227p 末法がはなはだ近くに来ている。 一仏乗の法華経によって一切衆生が即身成仏するのは、今まさしくこの時である。 どうしてそれを知る事が出来るのかといえば、 安楽行品に『末世において法が滅する時に』とあるからである」 等といっています。 恵心(えしん)は「一乗要決(いちじょうようけつ)」で 「日本国中は円経である法華経を求める機根ばかりである」 等といっています。 道綽(どうしゃく)と伝教と法然と恵心とは反対の 事を言っていますが、 どちらを信じるべきでしょうか。 道綽と法然(ほうねん)の主張は一切経に証文がありません。 伝教と恵心の主張は正しく法華経に依(よ)っています。 その上、日本国一同にとって、 比叡山の伝教大師は戒を授けられた受戒の師です。 どうして天魔のついた法然に心を寄せ、 自分の受戒の師である伝教を捨てるのでしょうか。 法然が智者であるなら、 何故天台や妙楽、伝教や恵心らの解釈を「選択集」に載せて、 道筋を立てて道理を明らかにしなかったのでしょうか。 それをしなかった法然の主張は人の道理を隠すものです。 従って、経文の第二類の「悪世の中の比丘」と指されているのは、 法然ら無戒・邪見の者の事です。 涅槃経に 「法華経以前に我々ことごとく邪見の人と名づける」 等とあります。 妙楽は「法華玄義釈籤(ほっけげんぎしゃくせん)」で 「自ら法華経以前の蔵・通・別の三教を指して皆邪見と名づける」 等と言っています。 天台の「摩訶止観(まかしかん)」には 「涅槃経に、これより以前は、我々は皆邪見の人と名づけるとある。 邪(じゃ)とは即ち悪ではないか」 等とあります。 妙楽の「止観輔行伝弘決(しかんふぎょうでんぐけつ)」には 「邪(じゃ)は即ちこれ悪の事である。 この故に、ただ円経を禅となす事を知るべきである。 これに又二つの意味がある。 一には実相に順(したが)うを善となし、実相に背(そむ)くを悪となす。 これは比較相対して勝劣を判ずる相待妙(そうたいみょう)の意である。 二には、円に執着するを悪となし、円に達するを善となす。 これは絶待妙(ぜったいみょう)の意である。 この様に相待・絶待共に悪を離れるべきである。 円に執着する事でさえ尚悪である。 ましてその他のものに執着する事は尚更である。」 等とあります。 外道の善悪は、小乗経に対すれば共に皆悪道であり、 小乗経の善道及び爾前(にぜん)の四味三教は法華経に対すれば皆邪悪であり、 ただ法華経のみに正善(しょうぜん)です。 爾前(にぜん)経に説かれた円経は相待妙です。 絶待妙に対すれば尚悪です。 又爾前の円経は前三教に摂するので尚悪道です。 爾前経に説かれている通りに爾前経の極理(ごくり)を行じても尚 悪道なのです。 まして観無量寿経など、華厳経や般若経などにも及ばない小法を基(もと)として、 法華経を観無量寿経に取り入れて、 かえって念仏に対して法華経を閣(さしお)き、 抛(なげう)ち、閉(と)じ、捨(す)てさせたという事は、 法然並びにその化導を受けた弟子達、檀那達は正法を誹謗する者ではないでしょうか。 釈迦・多宝・十方の諸仏は 「法華経を永久に存続させる為に法華経の会座に来られた」 のです。 しかし、法然並びに日本国の念仏者達は 「法華経は末法には念仏より先に滅びる」 と言っています。 これこそ釈迦・多宝・十方分身の諸仏の怨敵ではないでしょうか。 41 第三の僭聖増上慢(せんしょうぞうじょうまん)を明かす 第三類の怨敵は法華経に次の様に説かれています。 「あるいは人里離れた静かな所に袈裟(けさ)・衣(ころも)をつけて 閑静(かんせい)な座にいて、在家の人達に法を説いて、 世間からあたかも六神通を得た聖者の様に慎(つつし)み敬(うやま)われるであろう」 等と。 六巻の般泥洹経(はつないおんきょう)もは次の様にあります。 「阿羅漢に似た一闡提(いっせんだい)の者があって悪業(あくごう)を行ずる。 これと反対に一闡提に似た阿羅漢があって慈悲心を起こすであろう。 阿羅漢に似た一闡提があるというのは、 この諸々の衆生の中で大乗経を謗(そし)る者をいうのである。
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現在確認している参加者の名簿です 随時更新。 フルネーム シキ 「照れるそなたも可愛らしいのう……じゃが、その表情に憂いがあるのは気のせいかえ?」 性別 不明 年齢 不詳 種族 神族の使い(精霊の一種?) 職業 自動筆記 容姿 『綴る世界』において172cmほどの男とも女とも取れるような中性的な容姿・体型を持つ。純倭国風の礼装を身に纏い、なめらかな黒髪に透き通るような白い肌、栗色の瞳を持つ 『他の世界』において実体化する際には相応の魔力と神格を消耗し、更に肉体維持にも魔力の消耗というコストがかかるので長期滞在する場合ほど必然的に小さくなる(手のひらサイズにまで縮む事が可能)。基本的に赤と白を基調としたその世界と地域における平均的な法衣でもって現れるために異端に見られる事も少なくないとか。綴る世界と肌や髪、瞳の色は同じだが、こちらでのみ顔には朱色と墨色で奇妙な模様が描かれている 装備 『史記』 綴る世界においてシキが記録を書き留める巻物。どこまでも伸びる。他世界においてはシキが聞き取った言葉がシキの理解出来る言葉で自動的に綴られる。普段は亜空間に収納されているがそれなりに重くかさばる 『術符』 4種類の自然にまつわる魔力を引き出す事が出来る札。一度に引き出される魔力は非常に大きい元来シキの魔術は他世界において通用しない事が多い為に代替品として用いられている 『右容笏』 蓮華の意匠が施された30cmほどの琥珀製の板切れ。右手に持つ呪文を唱えながら対象を突く事により、叩かれたものの力の一部を杓の中に取り込む事が出来る解放の際には杓の魔力とコストとして自身の魔力を用いる。メモ代わりに利用する事も可能 『左縛縄』 蒼と紫の絹糸が絡み合い、金の金具によって端と端とが結ばれた縄。左手に持つこの縄を握った状態で対象を殴りつける事により、触れられた相手の悪意に呼応して金縛りの魔術を放出する効力は所有者の神格に依存するために普通の人間が持っても殆ど意味はない 能力 『身体能力』平均以上の身のこなしを持つが、筋力に乏しく足りないぶんは魔力によって補強する継戦能力は決して高くはなく他の世界においてはすぐに息切れを起こす 『魔術』神から授かった魔力の一部を用い、綴る世界のみならず他の世界にも干渉する事が出来る魔法身体を動かす動力として強く依存しており、消失は直接的な死へと繋がる。テレポートやポータル、浮遊などの技術に非常に優れており、普段は専らこれらを移動に用いているが綴る世界でないと魔力の流れの違いからテレポートは上手く機能しない 『亜空間』巨大な袋状の空間を開いて個人が用いる事の出来る物置のスペースを召喚する。魔法開ける大きさや積載出来る重量は自身の身体ほどなので現世に具現化した場合は効果が限定される 『死霊術』不死者の魂を操り、それらによる干渉からの守護、魂の破壊や隷属化を行う神格魔法自身の神の力をを借りる為に強力な干渉力を持つが、対象は自らの世界と同等の存在と非常に限定される 設定 人が自らの行動を壁や石碑に刻むようになってから現れた『綴る神』の式の神。シキの実体は存在しない。普段は死者の記憶から世界の歴史を史記に刻み込む。元来は自動筆記としての役割しか持たなかったようだが、人の記録に携わるうちに自我が芽生えてしまい、記録ばかりを続ける今の生活はに若干飽きてきているようだ。生きる者の魂を見る事が出来るために個体を識別する際は魂の形で判断する為、名前や顔を覚える事がえらく苦手。今はかわいいものや人が大好きだが、自分がかわいいもの扱いされる事をひどく嫌い、あくまでも威厳ある神の式として振舞おうとする節がある……が、しょっちゅうタガが外れる 別キャラ 守矢、クリス、ユエル フルネーム ジョゼット・シュラール 「ほわぁ…… 大きな町ってやっぱり人が沢山」 性別 ♀ 年齢 16歳 種族 人間 職業 半人前魔法使い 容姿 濃いめの茶色+ウェーブがかったセミロング髪と全開のデコ。服装は色々着るので固定なし。但し長袖ロンスカ党員。小柄の部類だが、年齢に比すれば小さすぎるというほどでもなし 装備 短杖 材質は柊。他に設定なし。 使い魔の野鳩:通称、ポッポさん。人語を語ることはないが理解はする鳩 能力 『遠眼』:いわゆる千里眼。透視も未来視も出来ないがその分省エネ。但し、使いすぎや出力上げすぎで眼にダメージが残る。発動中は眼球が薄緑に光る。簡易的な暗視にも使えるが、居場所がすぐ分かるのが問題。 『地勢魔法』:彼女の魔力は特定の属性に特化していないため、魔法の属性は周辺の状況で決定される。火があれば火の魔法、水があれば水の魔法、といった具合である。イメージを世界に投影する方式を用いているため、影響の規模が大きくなるほど加速度的に集中が必要な時間が伸びる。またイメージできても魔力の量や複合具合が高いと発動しない(できない)し雑念にも弱い。 その他に実家の手伝いや奉公の経験から、家事全般に問題なし。特に裁縫と薬品調合が好き。 設定 小さな宿場町の宿が実家。幼いころから旅人の話を聞き、自宅の屋根の上からの景色を見ながら思いを馳せていたところ遠見の魔眼に開眼してしまう。最初は本人も魔眼とは気付かず楽しんでいたのだが、使いすぎで目を痛める破目に。その後、地元の魔法使い兼薬師に相談したところ魔眼が発覚。制御方法の学習も兼ねて、その魔法使いの屋敷に奉公を兼ねた弟子入りという立場に。ある程度勉強したあと、“魔術師としての”適性の無さを理解していた師により在野での修行を命じられる。 別キャラ - フルネーム ジョニー・ウォーカー 「「落ち着け・・・頑張れ・・・自分を出し切れ・・・ヨシ!!」」「「わかりました 師範」」 性別 ♂ 年齢 21 種族 人間 職業 八百屋主人・道場師範代 容姿 金髪のロングをポニーテールにしている柔和そうな顔立ち 日に焼けて褐色になった肌上下黒のジャージ 胸には金糸で【Goldman】の刺繍 装備 バスタードソード:全長120cm剣幅3cm重量2.5kg主に片手で使っている 装飾が少ないシンプルな作りクラウンシールド:元は木に金属の補強がされているものだったが魔法に対応できるようにと総金属製で魔法耐性を持たせたものに変更した錐:全長5cm足らずの金属の針 必殺技時に使用する 普段は円柱の筒に収納されている 能力 ゴールドマン道場流剣術” 辺境警備隊流戦闘術にロイ・ゴールドマン独自のアレンジを加えたもの辺境警備隊のようにオールラウンドに武器を使うことは出来無いが その分一つの武器のエキスパートになれるように調節してあるジョニーの場合 回避よりも防御に重点をおいた戦闘スタイルを目指している 《ESP》生まれつき超能力の才能があったが精々スプーンを曲げられる程度だった だがとある出来事により才能が開花戦闘時に使用できるほどになった『サイコメトリー』残留思念を読み取り ビジョンとして視認することが出来る 主に捜査時に使用『テレパシー』いわゆる念話 対象にのみ言葉を伝えられる『サイコキノ』戦闘時に使用 剣を持つ右手に薄い緑の霧状の何かが展開し その緑をひも状に伸ばして近くのものを掴み相手にぶつけたり そのまま相手に殴りつけたり 剣を絡め取って遠距離から斬撃を行うことが出来る他にも近くの壁に貼り付けて空中を移動したり出来るひも状の緑は太くするとパワーが増えるが展開できる本数が減る細くするとスピードと展開できる本数が増えるもパワーが減る 設定 179cm・76kgヴェリアプル生まれのヴェリアプル育ち 以前街が襲撃された際何も出来ない自分が歯痒く思い 自分が一番覚えられるであろう技術の持ち主 ロイ・ゴールドマンに弟子入り 一番弟子となると共に道場の師範代となる普段は八百屋の主人と自警団員の二足草鞋で生活している魔法や戦闘で使える特殊能力を持たないことに劣等感を持っていたが 超能力に目覚めた為その悩みは解消された礼儀正しく 素直な性格で冗談を真に受けやすく 度々ロイにいじられることになる 別キャラ [[]] フルネーム ストマ 「俺ガ食ッテヤル・・・」 性別 不明 年齢 不明 種族 異世界の生物 容姿 レイスの体を使って具現化することで生きているので、実体は無い具現化時はレイスの体の一部を大きな口の形に変形させる 能力 【食】レイスの体を使い具現化した巨大な口で、物体から液体、霊体まで様々な物を食べる食べた物はパワーアップのため吸収したり、放出したりできる【吸収】食べた物のエネルギーを吸収し、ストマ自身と、宿主のレイスをパワーアップするストマであれば吸収能力の向上、レイスであれば身体能力、生命力等を向上させる巨大な生物や、生命力の大きな物は吸収し尽くすのに時間がかかり、その間機動力が下がる吸収したエネルギーが尽きると、パワーアップの効果も切れる【放出】食べた物を吐き出すような形で放出でき、吸収中でも吸収後でもそれが可能食べた物の一部だけを繋がった状態で放出し、武器の様に扱う事もできる 設定 吸収することでしか力が得られず、また吸収した力が時間の経過で消えてしまう事にもどかしさを感じていた自らの能力の弱さを断ち切りたい一心で、ストマは永遠に尽きないエネルギーを手に入れるため実験や放浪を始めるだがある日行っていた実験途中、突然謎の光に包まれ、メモ用にしていた紙切れに封印されてしまう紙切れの中で解決策を考えていた時、何があったやら、気づけば地球にやって来てしまったそれをレイスに拾われ、十年程の時を経て、レイスの行った儀式により何故か実体ではない状態で復活以来レイスを宿主として、彼の体の中に居座ることになった 別キャラ ヴロンディア、レイス・イーテ フルネーム ソニア 「「アレン,地獄の果てまで着いていきますわ・・・」」 性別 ♀ 年齢 不老の呪いを受けている為不明(見た目は20) 種族 人間? 職業 魔術師 容姿 黒髪ロング“ROMANCE”と書かれた服に“I am falling in love with you.”と刻み込んだハートのネックレス 装備 首飾り“愛の証” 能力 古代魔術 設定 開拓時代より,大国が放ったスパイとしてアレンの恋人になり,魔術の研究を行っている村に住み込み,アレンの故郷を襲撃し,アレンを拉致し,実験台としてアレンにあらゆる呪いをかけた張本人。呪術の実験台として多くの人間を骨にした罪と恋人であるアレンを不老の体にした罪を償うため,自分自身に不老の呪いをかけ,何百年の時を若き姿で生きている。戦闘力はアレンより上らしい。町でアレンと再会を果たしたようだが,余りにもくっつき過ぎているためバカップルの称号を経ている。 別キャラ レティシア、アレン フルネーム ジューゾー・ムロタ 「真犯人捕まえたぞクソ役人が!!」「いえ、こちらこそ……ご馳走になりました」 性別 ♂ 年齢 16 種族 人間 職業 馬賊団副頭 容姿 身長:180cm 体重:61kg。金髪のオールバック、顔大きな傷があり、鋭い目つきをしている服装は「武闘戦線」の黒の革ジャケットベルトに白塗りの倭刀を帯刀している 装備 “倭刀、鏡花水月”ジューゾーが勝手に実家から持ち出してきた物。業物刀の名品であり、非常にいい切れ味を持つ鞘と柄が白造りであり、直刃、見た目上品なイメージを持たれる “武闘戦線の革ジャケット”黒の革ジャケット。背中には髑髏の刻印と武闘戦線の文字がある。 能力 “月虎流剣術”倭刀を用いた剣術居合等特有の技や盾を用いない戦い方など独特の物幼少の頃から嗜んでいるジューゾーはかなりの腕前を持っている。 “気拳流”リュウより密かに習っていたもの。闘気を体術に用いるもの、だが教える者の技量不足と修行期間の短さ故に、威力自体はリュウより劣る。しかし、ジューゾーの場合はそこに自らの月虎流剣術を組み合わせ、独自のスタイルを完成させる事で補っている。元々剣を用いた戦いがとくいであったため、飛躍的に戦闘力が上昇した。技は「極真剣」「練心剣」「正道烈斬」「騎兵斬撃」などを完成させ、また、極真剣と練心剣はリュウ同用に連撃が可能。 “馬術”馬賊たる者の必須技能。現在の武闘戦線内ではリュウに次ぐ腕を持っている。 設定 リュウ率いる四代目武闘戦線副頭な男。見た目は怖いが、以外と内面は紳士で義理難く、頭であるリュウの事を慕っているアルマティアでも屈指の大商人の家に生まれるも、世間体ばかりを気にし、貴族に媚び諂う家を嫌い出奔その際に家宝の刀「鏡花水月」を勝手に持ち出して来ている。そしてそのまま武闘戦線に入り今にいたる。ヴェリアプルの事は気に行っている様で、特に用がなくても街に来ている事がある。 別キャラ リュウ
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画像をアップロードします。いずれテキスト化する予定です。 PDFはこちらになります 尊師ファイナルスピーチⅡ.掲載説法リスト(86.8~92.8まで).pdf 尊師ファイナルスピーチⅢ 掲載説法リスト(92.9~).pdf PDFはOCRをかけているのですが、不完全なためまだテキスト化は途中になっています。 尊師ファイナルスピーチⅡ.掲載説法リスト(86.8~92.8まで) 〈略号〉 富士:富士山総本部道場 阿蘇:阿蘇・シヤンバラ精舎 上九一色:上九一色村教学センター (P):ポアセミナー用説法 ★:直弟子用および集中修行者向けの説法 a.b.c…:同じ日付にいくつかの説法が入っている場合 掲載文献について 先頭に持ってきてあるものが、本書に掲載した説法の出典です。 〈略号〉 世:麻原彰児の世界MH:マハーヤーナ 書MH:書店用マハーヤーナ(MHにないもののみ記載) 教:特別教学システム(U:上,S:下)百:百回記憶修習本 実:実践真理 蓮:蓮華の心 病:病は癒える 芽:其理の芽 真:真理(インフォメーション含む) EH:えんじよい・はぴねす 仏:仏典研究 赤:新『マハーヤーナ』 超:超越神力 キ:キリスト宣言 探:真理探究 ボ:ボーディサットヴァ・スートラ MS:マハーヤーナ・スートラ MS2:マハーヤーナ・スートラ2 イニ:イニシエーション HD:ハイエストダンマ 伝:甦る聖者伝説 幸:真実の仏陀の教えはこうだ 創:創世記 人:人類滅亡の真実 日:日出づる国、災い近し テ:テープ 日付 場所 内容 掲載文献 頁数 (86年) 86.8.30 丹沢集中 [平等心、信の力、五根五力]教4-4UA 6 86.9.1 丹沢集中 [解脱へのプロセスと転生] 世7-2,教9-1UAb,世12-2 9 86.9.2丹沢集中 [縁起の法の実践的利用法] 世12-3 86.11.30上町短期 [四薫量心一愛について]教4-3sA 86.12.31丹沢集中 [五仏と四無iii心] 教4-4UB (87年) 87.3.20 丹沢春期[解脱、それは功徳から始まる]入信パンフレット26 87.4.29 秩父集中[修行の目的とプロセスそして成就] イニー1,教l-2UA上巻97 87.4.30 秩父集中[悟りの障害と六つの極限] イニー2,教5-mA上巻101 87.5.1 秩父集中[悟りの道程] イニー3,教-5SA上巻105 87.5.2 秩父集中[三毒の浄化こそ成就の鍵/十二縁起の法]イニー4,教9-18A,上巻107.109 b世12-4,HD6 87.5.3 秩父集中[潜在意識をつかめ!/苦の滅尽を知りなきい] イニー5,blu7-3,上巻111.115 教9-2UA 87.5.4 秩父集中 [予言と救済]イニー6,教l-2UB上巻118 87.5.5 秩父集中 [タントライニシエーションの全貌] イニー7上巻120 87.6.24丹沢集中 [「オウム真理教という命名の由来] 世14-2-2,jlljU-2SA 29 87.6.25丹沢集中 [四聖諦、各ヨーガと超能力] MH2-1,教4-5UB 31 87.6-26 [クンダリニーのプロセスとバルドーのヨーガ / マハーヤーナの状態]超1-2,教9-3sA,MH2-1 34 87.6.28丹沢集中[真解脱と最終解脱、予言について]教l-2SB 87.7.16世田谷道場[グルヘの帰依のあり方]真30 87.7.16世田谷道場[在家修行者の役割と出家し解脱へ至る道]世16-1,教l-3UB,MH3 87.8.23世田谷道場[五大エレメントとステージ、方便としての科学]教l-3SB 878.30 [大乗と4蕊の違い/大乗の危険な落とし穴/六つの極限のプロセス]世8-1-1,教3-1UA,MH4 87.9.5[食養説法]世2-6 87.9.6[四つのステージの完成一布施・持戒・忍辱・粉進]世1-2,教5-3UA 87.9.13[ボア・コースー天界へ至る実践]世8-3-1,教6-2sA,実12 87.9.14[下位の五つの世界に生まれ変わらないために-ボア・コースの意味合い]世5-3-3,世15-2-1 教5-1UABMH5 87.10.2[預流向からマハーヤーナまで]MS-l,教l-3SAMH6上巻l27 87.川.03秩父集中「ラージャ・ヨーガの成就と完成]MS・2上巻129 87.10.04秩父集中[クンダリニ・ヨーガの成就と完成]MS-3上巻132 87.10.05秩父集中[ジュニアーナ・ヨーガの成就と完成]MS-4上巻134 87.10.06秩父集中[大乗のヨーガの成就と完成]MS-5上巻136 87.10.07秩父集中「アストラル・ヨーガの成就と完成]MS-6上巻138 87.川.08秩父集中「コーザル・ヨーガの成就と完成]MS-7上巻140 87.10.09秩父集中[五蘊、および大乗と小乗]MS-8上巻142 87.10.10秩父集中[成就とは何か?ーーその真偽の証明]MS-9上巻144 87.10.11秩父集中[四正断について]MS-10上巻148 87.10.18大阪支部[チアクラの開発とその落とし穴] 87.10.19世田谷道場「チアクラとその特徴、幸福、魔境]教4・3UA 87.11」福岡支部[工ゴと反対側の思考/五つの身体と障、三悪趣への転生]教3・2U.世4-1-180 87.11.3世田谷道場[オウム真理教の世界観]教川-IUA86 87」1.3大阪支部[大宇宙の構造と五法身、霊障]百-3.教1-4UA.MHみ世3-388 87.11.22世田谷道場[真理について」教4-2UBa 87.11.29大阪支部[アストラル・コーザルの浄化/世12-5 三乗とその条件/グャサマジャの意味] 87Ⅲ.29大阪支部[魔術をすると魔境に入る]世4・ト596 87.11.30和歌山県出張「真理の集い」超2-7.拠-3UA98 [真の幸福をつかめーー情報に惑わされるな!] 87.12.6名古屋支部[最終解脱への道]MH9-1103 87.12.12世田谷道場[成就とは、そしてわたしたちの修行の目標]MH9・2.教ト4UB,神通カ105 (88年1・6) 圏.1.9世田谷道場[五感とチアクラとの関係/世2-8,MH9-3109 五感をプラスに働かせるイニシェーション] 88.1.16大阪支部[真理に巡り会うことの難しさ]百-1,世6-2-3.教1-4SA.112 世16-2 圏.1.17福岡支部[修行者の偉大な功徳]世16-3.M日8114 88.1.23世田谷道場解説「マハーヤーナ・スートラ」MHII117 [日本密教と宇宙観の真理] .1.29[六つの極限とカルマ=波の理論1]世5-ト1,世15-1-5.123 MHに-3 88.1.30-トク翅[六つの極限とカルマ=波の理論2](世5-14.世15-1-5,126 MH17-3 88.1.31こ”ヨ-ク翅[六つの極限とカルマ=波の理論3](世5-1-1,世15-1-5.128 MH17-3 圏.3.27世田谷道場[棄晴らしい十戒の.恵と、仏典に見る役者たちの転生]世154・1.世4-24,教6-3UA130 人MH】0,世5-ト5(一部) 圏.4.9世田谷道場解説「マハーヤーナ・スートラ」MH12134 「四無量心と哀れみの実践] .4.29福岡支部[ヒモ付きの宗教、世界観、三乗の方法、十戒について]教6・ISAB139 .5.29札幌支部[幸福を呼ぶ帰依・布・持戒]百-8.世4-2-2.世15-1-2,146 教6-IUA.MH17-1 .6.4世田谷道場[最高の修行体系と悪業の浅尽]MH13(勉).世14-1・5信,150 教トISA(画)泄6-3旧 88.6.5大阪支部[グルーーー偉大なる医者]世14・1・6156 88.6.6福岡支部[「四本の柱」が解脱に導く]世4-4-3,書M日42,芽11158 1135 * Result for Image/Page 3 ****** 掲載説法リスト 、(88年7-9) 88.7.23世田谷道場[輪廻生と仏教理論]MH14.教7-3UA 161 .7.引名古屋支部[心の働きと欲六界の形成/ザンゲの重要性]MH15.世3-1-2.1晴-3-4.166 教6-2UAB 圏.8.5富士[サマナのワークと三乗との兼ね合い]☆V・1.教8ヨUAB 172 圏.8.20富士[修行の意義と目的]☆ MH19-5,教7-IUA178 88.8.21富士[解説=人智の進歩]☆MH19-3,教8-4SA 1 88.8.31富士[心の働きと空と色との関係]☆教7-IUB 182 .9.1富士[何が最も大切か/グルの意味、三乗、マイトレーヤ菩薩]☆教7-lSA 185 88.9.2富士[カルマを落とすプロセス]☆教8-Aa 189 88.9.3富士[心の病を越えよ]☆教8-5SAb 191 圏.9.5東京大学[心の本質--ー透明なる湖] MH17-2.教4-B192 圏.9.6富士[自己の浄化と生の真実]☆ MH19-4,教8-ISA194 88.9.7富士[ステージの向上-ー一知性の進歩と煩悩の止滅]☆ M日38-2.教10-ISA197 圏.9.8富士[立位礼拝と三つの帰依]☆ MH19-1.教9-IUB199 .9.9富士[本当の大乗の愛のために]☆ MH19-2,教3-3UB 圏.9.11富士[立位札拝と雑念を落としていくこと]☆ 教9-ISB202 88.9.12富士[三つの意識の浄化とカルマからの解放]☆ MH20-3,教3-5SB204 88.9.13富士「三界の鶺ヒ-ーー空性の智慧の獲得]☆ MH23-3,教7-2tJAa206 圏.9.15富士[食べ物と心の働き]☆ 世2-7208 88.9.燔世田谷道場「六道輸廻の因] 教4-1UAB211 圏.9.19富士[色即是空、空即是色-一身・ロ・意の功徳がもたらすもの]☆ MH23-2.教10-ISB218 88.9.20富士[個の完成から大乗の仏陀への道]☆ MH20-4.教10-2UAB220 圏.9.22富士[成就のための忍辱精進]☆ 教8-ISB 88.9.24大阪支部[六道輪ー一死後ショックをなくして正しい高い転生を] 百-4.教4-4SAB226 88.9.25福岡支部[価値観と六道廻] a世14-2-3山世3-1-1.232 ab教4-lSAB,abMH16 .9.26富士[ヴァジラヤーナのプロセス]☆ MH19-6.教9-2SB241 .9.27富士[成就に必要なグルに対する絶対的な帰依]☆ 教7-5SA (88年10・12) 圏.10.2富士[金剛の道-ーー強い帰依とエネルギー移入]☆百-46.V・2.教7-5UA 245 88.川.3富士[真理に対する三つの道と条件〕☆教7-5UB 246 .10.5富士[悟り・解脱と心の強化]☆MH20-2.教8-2UA .10.6富士[成就の秘訣ーー激しさと謙虚さ]☆世8-44,教7-2UAb 249 圏.10.7富士[どうやってカルマを切るか]☆教7・2UB 251 88.10.12富士「何のための修行か]☆教8-2UB 252 .10.炻世田谷道場[六つの極限・帰依のレベルで決まる転生]世 1・3.教5-四B 圏.10.18富士[無心の帰依]☆教8-2SAa 88.10.20富士[成就に必要な帰依]☆教8-2SAb 258 圏.10.21富士[自己の限界を超え、一瞬一瞬の努力を]☆教7-2SAa .10.22富士[輪廻の大海を超え彼岸に至るために一一忍辱、精進]☆教6-5SA 260 圏.10.23富士[「彼岸に至れるビック」一一潜在意識を超えてコーザルへ]☆MH35・5.教9-2UB 262 88.川.24富士「彼岸に到達せよ]☆教9-2SAa 264 88.10.25富士「修行の大切さ]☆教8-2SB 265 88.10.28富士[新人類になれ]☆教10-5SA 88.11.4富士[密教の七つのプロセス]☆百-45.教5-5UA,MH36-3268 88.11.12富士[データのヒを]☆教9-2SAb 271 88.11.15富士[忍辱・精進一一苦しみの止滅へ]☆百・9 4-2,教7・Ab 273 圏.1凵7富士[聖者の生き方(修行者に対する激励説法)]☆世に-6.教川・2SA 274 1134 * Result for Image/Page 4 ****** 掲載説法リスト 圏.12.13富士(P)[在家修行者の課題MH20-1.世6-2-1.276 ーー解脱あるいは現世幸福を得るために教6-3SA 圏、に29世田谷道場[成就の状態を経験するために]教8-3UA279 12.30大阪支部[選ばれた魂の義務]教3-ISB281 (89年1-3) 89.1.18富士[戒と律の意味合い]☆教6-4SAa 89.1.18富士(P)[来世を見すえた徳の修行]世15-2-2,教6-3SB.蓮1.実3285 89.L20富士[タントラ・ヴァジラヤーナの条件ーー速やかに解税へ]☆MH24.教8・3UB 89.1.25富士[四つの外的な喜びーー楽の裏に苦しみ1]☆百-25.教4-2SA.291 世16-4,M日25 89.1.27富士[四つの外的な喜びーー・楽の裏に苦しみ2]☆百-26,教4-292 世16-4をMH25 89.1.28富士[欲如意足と精進如意足]☆世8-5-3,教8-3SA295 89.2.5福岡支部[大乗の年、救済の年]実気教3・A.蓮2 89.2は2大阪支部[真理の流れは一つ]教3-IUB 89.2.19金沢支部[利他の心がもたらす至福]百-38.a世を2-2,教3-3SA.302 a世16-5,MH21 89.2.25札幌支部[大乗、予言、真の宗教とは]教3-4UA 89.2.26世田谷道場[グルと弟子との関係/カルマと修行の意味合い]教3-2SA310 89.3.4高知支部[六つの極限、三乗について]教5-2UB314 89.3.5大阪支部[縁について]教5・A316 89.3.12名古屋支部[救世主の法、不死を得るための法]教3・4UB320 89.3.18札幌支部[真の宗教の四つの条件]世4-44,教1-IUA322 89.3.19仙台支部[真の宗教の四つの条件/世14-1・4.教トIUB324 人生の「ドライバーテクニック」を磨くこと] 89.3.20世田谷道場の丿砌さと齲い慚の未、]MH22327 89.3.21世田谷道場(非信徒向)[真の宗教の四つの柱/菩薩の四つの悲しみ]世14-1・2.教3・3SB.蓮6331 89.3.21世田谷道場[真の宗教の四つの条件/大乗の定義、彼岸の意味合い」世14-1・3,教3・3UA 89.3.25広島支部[シャンバラの素晴らしさ]教3-5SA 89.3.26福岡支部[四無量心/日本仏教の間違い、マントラについて]教3-5UA341 89.3.富士[地への落ち方と四つの御使い/尊師の前生/世炻-6.教5-5UB.超2-3347 転生を決定するカルマ]☆ 89.3.28世田谷道場[集まれ!超人類の子供たち]世2-4.教4-3SB352 89.3.29富士[悪業と善業について]☆教2-5UB353 89.3.30富士[前生の縁、カルマに支配される六道輪廻]☆355 89.3.31富士[死に際しての修行者の果報]☆教10-3UA360 (89年4-6) 89.4.1富士[最終解脱までのプロセス]☆教10・3UB363 89.4.2富士[修行者の四つの心得]☆世16-7,教6-4UA,MH28366 89.4.3富士[四諦十二縁起の法・魂の落下と上昇のプロセス〕☆世12-1,世7-1・4,教10-A,370 HD9,MH26 89.4.8富士[この世で最も価値あるもの/成功する弟子のパターン]☆MH35-1373 89.4.8金沢支部[ただーっの世界観と真の菩薩への道]世16-8.世-2-1.教5-燔376 人.MH294 89.4.9名古屋支部[四帝と四)タイプの智者/日麭地界第用町,拠-5UA,378 89.4.12富士にれぞ具ツ灯日当]☆町-1-1宅-5UAa.HD8381 89.4.14世田谷道場[オウムの医学理論--ー根本的治癒を目指して]病2.教4-2UBb」-2上巻10 89.4.15仙台支部[福徳をもたらす布施と十善ーー車の性能より行き先を]世15-1・3.・邯-3-1. 教6-IUB 33 * Result for Image/Page 5 ****** 掲載説法リスト 89.4.16札幌支部[功徳を積む勇気/布施と持戒の恩恵]世16-9,世6-1-3.世8-2-2,386 教5・2UA.実川 89.4.20富士「五蘊とプラーナ]☆世川-2,教10・4UA.HD4389 89.4.21富士[良い瞑想とは(その一)-ーー空のコントロール]☆M日35-ll.教9・3UA391 89.4.22富士[良い瞑想とは(そのニ)ーー管のヒと風の制御]☆MH35・12.教9・3VB394 89.4.22いス[仏教の世界観と功の偉大な果報]世6-3-4.教5-ISA.実11,396 EH92・6 89.4.22水戸支部[五蘊を滅する修行法と欲六界、徳の流れ]世10-3.教6・3UB399 89.4.23世田谷道場[幸福に至る四本の道ー独覚・多聞・菩蜘天界への道]世74-5,HDI仇MH23-14の 89.4.27富士[五道と三乗-ー-その意味合いと郎幻☆MH2れV・5.教6-5UA405 89.4.29富士[身・ロ・意の鶺ヒと供養ーー深遠なタントラの道]☆V・7409 89.5.2富士[真理の母体、小乗仏教]☆MH37・4 4Ⅱ 89.5.3富士[二正動二正断-ー・善法増大・悪法減少]☆百-15.a世8・5-2山世10・1, 413 教8-B.bHD3.MH29-2 89.5.5富士[落下の道を捨断し上昇の道へ向かえ!]☆MH35-4.教10・3SB415 89.5.8富士「四如意足と神々の思索]☆超ト乢世 7・乢教9-4UA417 89.5.9富士[色界と天界に生まれ変わるには]☆教10-4UB420 89.5.10富士[天界の流れと功饉の消粍について]☆教6・5UB422 89.6.1富士[無常を超えて光の世界へー-心の状態と転生のステージ]☆M日37-5.教・4SA424 89.6.2富士「すべてに辟具の努力を/グルと離れていても]☆B-4UAa426 89.6.23富士[)掲心をっことの大切さ]☆・4UAb429 (89・12) 89.7.7富士[アフラの世界について]☆教IO・おB.書MH36-3432 89.7.9富士い罅」をするために一一極厳の修行を]☆教3-4SB436 89.7.17富士(大乗のヨーガ成ましに典)[真の大乗の道とは何か?]☆教3・5UBを438 MH24「成就記事」 89.8.2富士[先祖-供ではなく、先祖-救瀧を]☆世4-ト2440 89.8.3富士[真実を知った者に憂いはない世 5川教8-4UB442 アリとキリギリスの話から]☆ 89.8.20富士[サマナとしての心の持ち方と三乗の条件]☆V-8,教6・5SB444 89.9.2工ビキ】ラスラウンジ[わたしたちを構成している音、世2・5-乢EH93・6 ずっと昔から持っている音] 89.9.12富士[菩薩の条件ーー・愛、哀れみ]☆百-37,V・9.教3・4SA,448 MH33-1 89.9.13富士[二つの-いいと五大工レメント]☆MH34-1451 89.9.23原宿クエスト[心からわかり合える世界をつくること]世2-5-2田H93-6453 89.9.24久我山会館[透明な湖のような心を、素晴らしい音楽によって]世2・5・3453 89.9.27杉並公会[アストラル音楽ー一心の内側の世界]世2・5・4454 89は0.5中ンプラ「[カルマ落としとしてのパッシング]☆教7・2SB455 89.10.19富士「自己を帰依処とせよ百-23.教5-4UB.457 ーー瞑想に室するための四つの如意足]☆MH35-7.連5 89.10.24富士(マハー・マーヤ大師マハームドラー成就式典)教7-4SB.459 [マパームドラーおよび洗脳について]☆M日27「成就記事」 89.1】.2富士[すべてのワークに修行の意識を]☆教7・5SB461 89.ll.4富士[の方向性と利他の心]☆V・11,教 5UA 463 89.11.5富士[智慧・知能・知識の違いと百-12,a世8-7-2,466 各ステージにおける修行のポイント]☆教10-B.abMH30-2 89.11.6富士[限界を打ち破り真の修行者となれ!MH35・3.教9-4SA470 ーー修行者の三つのタイプ]☆ 89.11.7富士[三管のヒの秘儀]☆世 6-2.教9・4SBD19472 1132 * Result for Image/Page 6 ****** 掲載説法リスト 89.1L10富士[瞑想-ー-三つのタイプ(功徳・糾ヒ・合一)]☆百-11.世8-6-1.教9-5UA,475 HD18.MH35・8 89.比13富士[大師に対する見方/成就者を出すために]☆教1・A478 89.に7富士[四無量心ーー平等心について]☆教3-B 89.12.31富士[マイトレーヤ大師マハームドラー成式典]☆MH29「成就記事」481 年1-6) 90.1.21杉並道場[ポーディサットヴァの役割世16-10,教ト5UAa. ーー社会に対して煩悩を止減する作業]MH30・14 90.3.4富士[四乗のメリットとディフェクト/真の自由とは]☆百-34.V42.教ト5SB485 MH33-2.芽3 .3.5富士[四乗の修行ーーすべてから解放されるために]☆MH34・2,V43,486 教10・5UA.芽4 90.3」1富士[深い瞑想と蓮華座の尼性]☆百-10をV-14.教9-5SA.488 MH35-6 90.3.12富士[寂静と観照ーー最終地へのポイント]☆MH35-9.教9・B490 .3.13富士[地獄の実相ーー自己の所業の果報]☆世54・4Ⅳ・15.芽乢492 MH3ト1 90.3」9富士[寂静と観照]☆世7-1・6,教IO・4SB,HDII,495 MH35-10 90.3.24富士[宇宙の形成過程と四乗]☆MH32-2,V・16.教川-5UB.497 芽2 .3.31富士[三乗の修行とグルのステージ]☆MH32・1.V-17.教トBb499 .4.4富士[真の帰依ーー自己を投げ出すこと]☆百-47.V-18502 .4.13富士[不動の心を]☆教6-4SAb .5.和歌山支部[大破局に向けて-ー-出家のメリット]MH3ト2 叩.5.12大阪支部[魂の未来をかけた選択一一・・UFO続出に際して]ー貶-3,教ト5UAb. MH31-3 90.5.13杉並道場[グャサマジャの三面/解説者の行く世界/MH31-4.V49.教ト5UB511 死後のための・保険-を] 年7・12) 90.7.9富士[五根について、戒律の大切さ]☆教6-4SB515 90.7.引阿蘚[転輪型王の十六倍以上難しい四法の成就]☆世1-13.MH364.芽545】6 .8ユ[マノ、一ニルヴァーナへ到達する四つの条件]☆世10-4517 90.8.2阿蘇[不死に至る四つの実践世10-5.世144を教2・3SA,518 ー大切な日々の五取蘒の測ヒ]☆MH36-2.芽5・2 .8.4富士「マハームドラーへの道]☆MH34「成式典」上巻1024 囲.8は3阿蘇[十四の薗と高い世界へ至る難しさ]☆教8-4SB520 90.8.14阿蘇[智慧の目を持って修行に励め!MH35・2,教4-2UA 一-情、性欲、欲を超えて]☆ 90.8.26阿蘇[色界・無色界の瞑想とバルドーのコントロール]☆MH38・3.教9・B 90.8.28阿蘇[カルマは必ず返る/四預流支、五根]☆教2・4UA529 90.川.27名古屋支第[善薩の修行ーー苦から功の集積へ]百-36,世1・3.世10・6. 教7-A.MH37・1 90」0.28杉並道場[苦しみを止滅する菩薩への道]世8-4-3,教7-3SB535 90.1凵2大阪支部[無常の苦しみを取り除け]世1-4.MH37-2,芽1537 90.1凵8福岡支部[死に対してどう生きるか三つの死を通して]世1・5.世10・7.教7-4UA,539 MH37・3.芽る・2 90.ル23杉並道場[善薩の修行ーー苦しみの中に身を置く]542 虹11.24富士[心の連鎖性/死を超越するために]☆教5-4SB545 11引 * Result for Image/Page 7 ****** 掲載説法リスト 90.11.25名古屋支部[死の際に最も大切なこと]546 90は1.30富士[タントラの修行と修習の大切さ]☆教9-4UB549 90.12.2大阪支部[生という幻影からの説却-ー一四つの死を通して]世1・6.MH38・1.芽7551 90.12.8京都支部[義・法・詞と三蔵]世14・2-4.MH39-1.芽8554 90.12.9福岡支部[実践型宗教の条件ー一義・法・詞と論・経・律]世4・4-5.教1・4SB557 90.12.15金沢支部[カルマ落としと八つの功徳」世5-2-乢教7-4UB, 世16・11.MH40・1 90.12.16名古屋支部〔悪因を滅する八つの功臨]世16-】2.世6-3-2.教5-A563 90.12.幻富士[意識の多重性]☆教9-5UB566 90.12.22札幌支部[イニシェーションの土台/カルマの理法]世16-13.世5-2-2.教7-4SA.569 MH39-2 90.12.23仙台支部[来世の前黽/八つの功徳]MS2.世10・8.教6・B.571 90.】2.24杉並道場[偉大なるボアー一四預流支と八つの功徳によって]MS2,世5-3・2574 90.12.26阿蘇[想とカルマ/応E道と瞑想の成/布施の効果]☆世7・1・7.教5-4SA.577 MS2,超2・6 90.12.29横浜支部[三乗の形態と管・風・心滴]世1-7,HD2.MH40-3580 (91年1・3) 91.1.3富士[実践自りノ朝E道と四無量心]☆百-20.世4・2-3.世7・ト8,587 教5・5SAB.幸.MS2. 日D12.サマディ1 91.1.10富士[高い世界への転生の条件-ー天界へ至った魂のニつの流転]☆世15・2・5592 91.L12横浜支部「すべての真理を包含する仏教/世10・9,教2-IUB,MS2594 四頑流支ーマハーニルヴァーナへ至る道] 91.1.13福岡支部[四預流支の実践ーー青にアルコールが浸透するように]世10・10.教2-4SB596 91.1.15名古屋支部[四預流支ーMS2.世5・3・1.E日9242597 真理に根付いて生きる(石の文明の前生の話から)] 91.1.19札幌支部[四預流支と徳の方向付け]世6-3-3,教2-4UB600 9LL20大阪支部[願望成就の秘訣ー--布・持成・集中]世・1・4,教5・3SB6田 91.1.22阿蘇[型なる/階の道ーー五蘊形成の変化]☆百ヨ8.脚・ト9を604 教2・3SB.MS2 9LL22広島支部[不動心と八つの功徳]MS2,世64・5.教5-3UB6 .1.24富士[成就の本当の意味合い、救済の意味合い]☆教8-5UB608 91.L27杉並道場[天のカルマと未来仏マイトレーヤ]世1-8.b世3-2-1.教2-IUA,610 b超2・1.MH40・2 91.2.1金沢支部[事業発展のポイントと四預流支]ー新-1-4.脚・9-ISA.614 芽9 91.2.3横浜支部[三つのパターンのカルマの返り方と天界の実相]MS2.教2・ISB.世ま1-3616 9L2.8市民会第[四預流支と、高い世界へ転生するための条件]世140,教2-2UA,芽11,620 書MH42 91.2.10名古屋支部[なぜ絶対的価値観を説くのカ、一教2-2SA623 生の理論と死の理論の違い/四預流支と天界] 91.2.11福岡支部「天界の構造と転生の条件--ー土台は四預流支から]世ト11.世3・2-創.625 EH93・3.芽10・1 91.2.12阿蘚[五蘊形成がすべて/仏教的世界観とタントラ的世界観の対比]☆v-20,教8-B 628 91.2.14水戸支部[本当の仏教を根付かせるために] 630 91.2.15高知支部[煩悩城尽と悲しみの大陸]百-6,世ト1 632 9L2.札幌支部「取り返しのつかない損失を防ぐために、真の四無量心] 634 91.2.17杉並道場[十二縁起の法ーー無明から解脱へ]百・13.世し12,教2-2UB, 636 世12-7,HD5,MH414 1130 * Result for Image/Page 8 ****** 掲載説法リスト 91.2.20富士[独覚と菩薩の違い/タントラの修行と原始仏教の違い]☆639 91.2.23齟市ときわ靄[四如意足と四預流支]世4-4-4643 91.2.24大阪支部[四つの如意の基礎ーー願望成就の秘法]百-21.世6-ト乢教2-5SA.645 世2-1 91.2.26阿蘇「具足と修習]☆648 91.2.27広島支部[魂の幵鍬の意味、四預流支]教2-5SB650 91.2.28杉並道場[五つのとらわれの集積における修習ー悪法から善法へ]百-27.世1-2,世10-11.653 教2-3UB 91.3.1金沢支部[四如意足ーー-願望成就から解脱、神通まで]世6-1-2.教4・3UB655 91.3.2京都支部[四つの如意足ーー-最高の宝、智慧の具足のために]世1-15.教10・IUB.芽10-2657 91.3.8和歌山支部[真理=アンチ流脳/七覚支と四預流支]教2-3UA660 91.3.9高知支部[七つの覚支と仏教の流れ]世146663 91.3.10名古屋支部「具足とは?/布施・持戒・正記憶修習]世15-2-3敵2-2SB.創,667 MH41・EH93-5 91.3.17杉並道場[十相ーー仏教のすべて]世7・1・川.教2-5UAb670 91.3.17杉並道場(超能力セミナー)超ト3673 [神通をもたらす四ステップー一証智囎断・現証・修習] 91.3.20富士[天界と五根五カ・四預流支・証智~修習]☆世3-2-3を教2-4SA,674 百-24(一部) (91年4-6) 91.4.20第一サティアン(ビデオ)[五つのイニシェーションの序列] 91.5.23富士[三つの道-ー-奉仕・行・記憶修習/五蘒への蓄積]☆世1042 91.5.25赤羽会館I四つの預流支/六つの極限/在家の七法/創世期と天界]a世8-3・2,c教9-IUAa683 a教6-4UB,a幸,aHD16. aEH93・2 91.5.27デリー[十ニ縁起の法のすべて]☆世】2・9.HD7 91.5.29ダラムサラー[欲六界のパルドと転生、三管の兪化]☆世9-2HD22697 91.5.30ダラムサラー[三つの修行の形態と幵員尺界のステージ]☆世9-2-2.HD23703 91.5.31デリー[七科三十七道品の段階的修行]☆-2-3,HD15,707 世10-13(略) 91.6.3ルンピニ[三つのボワ・無頼着と放棄]☆世2-4712 91.6.4パトナ1[不所有の素晴らしさ]☆世つ-2・5714 91.6.4パトナ2[四つの記憶修習の現象化ーー東縛からの解放]☆百44.世2-6715 91.6.16き0りあん(説法の祭典)[地獄への転生のプロセス/カルマの理法]a百-5,a世15-2-4715 91.6.23名古屋支部[修行を行なう四つの動機]百-22(途中)717 91.6.30眠トル(説法の祭典)「発願の重要/得する考え・損する考え/bEH92-4,d真理30721 悪/自己を帰依処とする/八正道] (91年7・9) 91.7.2ギ1ジャトタ山新爿犬界の瞑想と非幵爿犬界の瞑想]☆ 91.7.7(放映日)ナイスウィーク・オウム真理教N。.1[発願の重要性]MH43テ729 91.7.14被川財市羅(説法の祭典)[功徳/不こ、/天界/味著・避色・出離/730 絶対自由・絶対幸福・対歓喜] 91.7.21映日)ナイスウィークNo.3[現世を超越せよ]MH44テ737 91.7.21(放映日)ナイスウィークNo.3[真の宗教の四つの柱]百-2.世14-1-1.教トISB.738 世4-4-2,MH44テ 91.7.25富士ナイスウィークN。.4[効果的な記憶修習]739 91.8.1第之サティアンナイスウイークNo.5[功徳について]MH45テ741 9L8.1第2サティアン帰依信徒用ビデオ「捨て身の人生]742 91.8.8製サティアンナイスウィークN。.6[来たるべき戦争に対して]MH46テ743 1129 * Result for Image/Page 9 ****** 掲載説法リスト 91.8.8第2サティアン帰依信徒用ビデオ[忍辱の修行]744 91.8.18杉並公会堂(大説法祭)[聖なる八段階の道と十波羅蜜]MH47テ745 91.9.5第2サティアンナイスウィークNo.10[忍辱の実践について]MH48テ751 91.9.5観サティアン帰依信徒用ビデオ[愛の幻752 91.9.7高知支部[根本となる意識を改造するには]754 91.9.7大阪支部[記憶修習、記憶実践の大切さ]756 91.9.8京都・長岡京文化会館(「創世期」公演) [身・ロ・意の傾向が来世を決定する] 91.9.12サティアンナイスウィークNo.11[修行はステップパイステップ]760 91.9.12観サティアン帰依信徒用ビデオ[信徒としての偉大な徳]MH48テ761 91.9.14水戸支部[正確な法則を解き明かすために]762 91.9.15杉並道場[心を広め、深める修行ーー大乗の修行と智慧の修行]767 91.9.15横浜支部「根本煩悩=貪・瞋・癡と詳説・十二縁起の法]百・30(途中)773 91.9.20サティアンナイスウィークN。.12[在家の修行とは]真1-1780 91.9.20サティアン帰依信徒用ビデオ[二つの経験]781 91.9.20サティアンサマナ用ビデオ説法[向煩悩尽多学男女がとるべき道]☆782 91.9.23豫日区公会堂(大説法祭)[法を説き明かす順番/真我について/7 愛著の無意味さ/覚者と真理勝者] 91.9.27観サイアンナイスウィークNo.16百-39,真し2,赤3792 [導き1導きを自己の功徳にするために] 91.9.28潮まで生テレピ」(テレビ朝日)世13-6793 [精神世界を経典・科学で裏づける] 91.9.28仙台支部〔十力者への帰依および聖なる十段階の実践]真6 91.9.29札幌支部[五蘊と悟り、目覚め、実践すること]804 (91年10月) 91.10.6インドッァー(歹用[四無量心の瞑想/五蘊からニルヴァーナへ] 809 91.10.6カダガヤ[ポーディサットヴァの生き方/世・1-1813 すべての物質には経験が内在] 91.10.6カダガャー2[カルマは早く返る方がいい]世9-1-2814 91.10.7竹林精舎[現象を正確に認蠡する力を]世9-1-3815 91.10.7物ジャト圸[正見解」第-ィ琺でありすべて]-1-4」町・ト12.HD17816 91.10.8サールナート[四諦八正道と縁起の法ーー初転法輪の地にて]ー-1-5.世7-ト11.世12・8,818 真2.仏13-5,HD13 91.10.8列車の中[心・言葉・行為の統御と四無量心の瞑想]-1-6.HD20 91.10.9クシナーラヨ[転生と輪廻転生の違い]1-1-7 91.10.9クシナーラー2[サキャ神賢の大完全頃悩破壊にまつわるエピソード]・-1・8 91.10.10サヘート1[真理の実践者の生き方世1-9 一-悪業の現象化に頼着せず臨を積む] 91.10.10サヘート2[五大工レメントの瞑想法]は-1-10,HD21827 91.10.11デリー(大説法祭)1[オウム真理教だからこそ・・・・・・]ー-1-11 91.10.11デリー伏説法祭)2[煩悩の破壊による現象の好転]一-1-12を世7-1-13.HD14829 91.10.16富士[八正道ー一身・ロ・意の悪業の捨断を]☆1-1-14831 91ユ0.17巍サティアン[導き2導きの四つの段階ー一四無量心を背景として]真3-1832 9L10.17サティアン[導き3導いた後のフォロー] 91.10.20寝屋碣お麟〔愛著を超えて、絶対的な真理をめざせb超4-1山真3-2835 クンダリニーの覚醒から最終の解脱へ] 91.10.26名古屋支[イ死、の巨ー一証智・捨断・現証・修習]840 91.10.27杉並道場[五蘊のとらわれと転生との関係/証智・捨断・現証・修習]世10-14.キ2(五蘊)846 91.10.30「とんねるずの生でダラダラ行かせて」より 1128 * Result for Image/Page 10 ****** 掲載説法リスト (91年11-12) 91.11.1信州大学[若者の宗教の必要性]世11・1.日DI.EH93-7,真4855 91.11.3東北大学[自己を超えて神となれ!]世11・2.EH92・3 91.11.4気象大学(島田裕巳氏との対談)[現代における宗教の存在意義]世11-5.EH92-7(途中)聞0 91.11.6富士[弟子に語る漏尽通獲得への道]☆超3 91.11.10名古屋支部 91ユ1.14第一サティアン(「週旧PAリインタピュー)[尊師、最終解脱を語る]圏3 91.11.17上九一色[マイトレーヤ正悟師アンダーグラウンド・サマディ成就]☆真5-2895 91.11.21沖縄[真の宗教の五つの条件]896 91.11.23東京大学[下位と上位に結びつけるきずなと転生]世-3898 91.11.25を日駆民[四乗の教え/五蘊無我/十のきずなの捨断/世10-15.仏14-乢百-289 十三段階の救済計画] 9L12.5上九一色(ヤソーダラー正大師アンダーグラウンド・サマディーN)超4-2,伝905 [神々の時代の到来・一一奇跡的宗教、オウム真理教]☆ 9L12.10上九一色(ヤソーダラー正大師アンダーグラウンド・サマディOUT)伝907 [死生智とマハーニルヴァーナに至る道の経験]☆ 91.12.15上九一色(大説法祭・仏14-2,伝910 マンジュシュリー正悟師アンダーグラウンド・サマディ・OUT) [サマディの目的/下分結・上分結/仏教とヨーガの違い] 91.12.20上九一色(ミラレバ正悟師アンダーグラウンド・サマディ・OUT)伝917 [観念の崩壊と三つの門]☆ 9L12.25上九一色(サクラー正悟師アンダーグラウンド・サマディOUT)伝920 [過去世への旅と内側の経験の構成の証智]☆ 91.12.28大阪支部[三つのコースとイニシェーションの順番]925 91.12.29横浜支部[南伝と北伝の最高降を備えたオウム真理教] 91.12.29杉並道場[より充実した修行のためにシステム変更]世14・2・5,真7-1929 91.12.四名古屋支部[最終地点に導く二つの奥儀]真7・2931 91.12.30(放映)「テレビタックル」(テレピ朝日)933 [-ノストラたけしの1992大予言を] 91.12.30福岡支部[南伝と北伝の違いーー煩悩の捨断と昇華]936 (92年1・3) 92.1.3富士(お正月特別祝福)[価値ある生き方一-十のきずなの捨断/a仏14・3.b真比a郎939 現証とは何かー一証智・捨断・現証・修習] 92.1.26上九一色伏説法祭)[四乗の修行と四無量心/下分結・上分結/a百-33,b真10.c真10. 到達真智運命魂の生き方]aV-21.a真9.ab仏14-4 92.3.9そス門ペンショわト・ル真12951 「大完全頃悩破壊、一元化の意識状態のポイント] 92.3.9モスク以学[在家の六段階の実践と四つの心のパートの訓練]世174・1,EH92・5954 92.3.10そスペンショわト・ルズマ[瞬間瞬間をベストに生きる]真13・1957 92.3.11そスクワ・ペンタ・ル(オウチニコフ氏によるインタビュー)世17-1-2958 「世界平和のためにシャンバラは作り上げるもの] 92.3.13そス門工穢理「仏教は科学である世17・1-3.真11960 ーー光の吸収・漏れ・放出と仏教的実践の関係] 92.3.15そスクワペン沁わト・クレ台(大説法祭)[十三段階の救済計画]世17・1・4,真13-2962 92.3.25スリランカ新トリ門(チャンドラシリ僧との対談)世17-31965 [四念処から阿羅漢までの瞑想ステージ] 92.3.26コンぎトンは祕(スリランカ国営テレビインタピュー)世17・3・2966 [仏教はアインシュタインを超える!] 92.3.27スリランカバランゴダ(アーナンダ・マイトリー高弟との対世17-3-3968 [解説への道、修行の道」 1127 * Result for Image/Page 11 ****** 掲載説法リスト 92.3.コロン鞏を(ラーフラ僧との対談)世17・3・4 973 [サキャ神賢の慈愛の再現を目指して] 92.3.コロンまア乃リアン・リトチ・そンタ-(国際仏教会議)世17-3-5.真12 976 [人類の団結と平和を] (92年4-5) 92.4~第2サティアン[エウアンゲリオン・テス・バシレイアス尊師DJ集] 979 92.4.2行ィアン[世尊に至る十四段際のステージ]☆ 真13-3981 92.4.3観サティアン[十のきずなを切る現想・直第イ報]☆ 仏14・5983 92.4.11損浜支部[大乗の空論ーー真我に到達するために] 92.4.12杉並道場[意識の制約からの解放/出罪の方法] 真14-1990 92.4.18名古屋支部[愛著を離れ、ひたすら尽くすこと] 真14・2993 92.4.19京都支部[カルマの滅と空の暝想] 百・32私1・3997 92.4.19大阪支部[上流とは何か] 1N0 92.4.幻サティアン[慚愧、正学、不放逸、そして八正道へ 百-191g2 「真の弟子」になるために]☆ 92.4.24そス門国係[チアクラと六神通ー一人間から神へ] 百・41.世17-2-1.1006 EH93・63耙 92.4.25そスク1ラジオ群大学[宗教を利学する一一五大工レメントと分子漣動] 世17-2-21008 92.4.29上九一色(大説法祭)[願望成就の道と新生の道/下分結・上分結の暝想bイ幻・な仏2・1 1010 三宝にかなった身・ロ・意の働きを] 92.5.18齲出発ロピ-[スリランカ仏教が進む道] 真151020 92.5.19スリラ乃枦ル・ランカ・なロイ(記者会見) 真1020 [なぜスリランカで「死と転生」を公演するか] 92.5.23ス防わム・物チャ・サンガ・アルエ-ション 真151021 [経済的発展を遂げた日本が世界の仏教を守る] 92.5.23スリラ乃ペントタトテ[アーナーパーナ・サティ(入出意の記憧修習)の伝授] 真151022 92.5.24スリランわ0ン浜[アーナーパーナ・サティ(第ニ部)] 真に1023 92.5.24スリランランペ0イ[布施の果報とカルマを現象化させる救済] 真151023 (92年6) 92.6.2~第2サティアン[エウアンゲリオン・テス・パシレイアス尊師DJ集] 1026 92.6.4行ィアン[邪悪心と十のきずなーー捨断のための対機的教え]☆百・29 1032 92.6.4北海道大学[解脱がニ十一世紀を背負う!/解説のプロセス、四念処]世1 1.仏-1.E日92・8 1034 92.6.4札幌支部[仏教とヨーガの違いは何かーーー正観、エネルギー] 世18-1真151037 92.6.5金沢支部[正否を決めるカルマ/正観の重要性] 世18・5,イた-21039 92.6.6神盟業靄[瞑想の世界の科学的検証/本質的な我とそのアプローチ] 世19-5.イ幻-11042 92.6.6積浜支部[四つのタイプの修行者と世界最高の教え] 世18-41045 92.6.7杉並道場(非信徒向)[サマディの価値と四締、大乗的・小乗的方法] 世19-4.真1841048 92.6.7杉並道場[驚くべき布施の効果と、険しき大乗の道] 世19・61049 92.6.8ま総合盟[在家ー予者のための十の段階的到達に至る道] 世19-1.イ幻-2川53 92.6.8水戸支部[大破局にあっても苦しまないための実践 世18-3,EH92・11.仏4-11056 ー一六つの極限、四念処、十のきずなの捨断] 92.6.9まー神へと至る実践、六波羅密ーー光り輝く-道-へ] 世1 9.仏3・31058 92.6.9仙台支部[正しく生きる曳を] 世18・2.イ幻・41059 92.6.13京育文化センタ-[真理の探究、三界の構造、認識と時問] 世18-7.真161061 92.6.13広島支部[在家修行のポイントとオウム真理教の存在価値] 世19-3,イ幻・51064 92.6.14名古屋大学[蠹晴らしき恋愛と結婚、そして人生の秘訣] a世19-2.aEH93-91065 92.6.17東京大学〔六道の意識構造と意識のコントロール] 世18・8.EH92・91069 92.6.18沖縄支部[内側の救済を進めお三つの道] 1071 92.6.20高知支部[救済計画に導くことのできる三穢類の魂] 1073 1】26 * Result for Image/Page 12 ****** 掲載説法リスト 92.6.18沖縄支部[内側の救済を進める三つの道]1071 92.6.20高知支部[救済計画に導くことのできる三種類の魂]273 92.6.20福岡支部[宗教を蹕する六つの魂の流転]1074 92.6.21和歌山支部[真理の実践を行なう六つのパターンの魂]世1 6.仏3-6ー076 92.6.21朋新区民トル[真理を実践する六つのタイプの魂]仏4-2m78 (92年7-8) 92.7.2製サティアン[「ジャータカ・スートラ」]1080 92.7.14靴サティアン[解脱・悟りに到達するために(六波罹蜜)]真16-11081 92.8.3視サティアン「救済二年にあたって一一個々にあったイニシェーションを]真1710 92.8.8損浜支部[真理の実践者の三段階、真地勝者への道]世・12.仏5-11085 92.8.9杉並道場[真理とは何か ー一八正道・六波羅蜜・四念処・十のきずなの捨断]世19-7,仏4-31087 92.8.11仙台支部[法則の立体的理解、そして実践へ]世19-8,真に1095 92.8は6サティアン[顕教と密教の違い、「絶対の真理」の修行]☆世! 11.EH92-IO, 真284m97 92.8.19サティアン[成就へのステップー一証智・捨断・現証・修習]☆真28・2Ⅱ01 92.8.21高知支部[ポーディサットヴァの使命とその指し示す道]世18・13.真18-2ⅱ04 92.8.22積浜支部〔五気と世界との関係、神聖天から超越童子天までの実相]世・9,仏5-21105 92.8.23名古屋支部[大乗的教えと大乗の教えの違い]百-35,世18-14,仏5-31109 92.8.24サティアン(「狂気の集中修行」最終日)[目指せ、次なる在家成就]☆真181113 92.8.28京都支部[論理的宗教と実践的宗教/タントラ・ヴァジラヤーナと テーラヴァーダの捨断の方法の違い]ⅱ14 92.8.29福岡支部[修行者の人生のとらえ方]真29-11118 92.8.30堺支部[原因・条件・結果の認識とカルマの影響を受けない奥儀]仏7-11121 1125
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2222141554×234233435415315522212 ※第6問は全員正答 〔第1問〕(配点:4) 次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場合には1を、誤っている場合 には2を選びなさい。(解答欄は、アからオの順に[No.1]から[No.5]) ア.甲は、客観的にわいせつ性を有する書籍につき、その内容を確認して理解したものの、この 程度では刑法上のわいせつな文書には該当しないと考え、同書籍を多数の者に販売した。この 場合、甲にわいせつ物頒布罪は成立しない。[No.1] イ.甲は、A方前路上に置かれていた自転車を、Aの所有物と認識して持ち去ったが、実際には 同自転車は捨てられた物であり、誰の所有にも占有にも属さないものであった。この場合、甲 に遺失物等横領罪が成立する。[No.2] ウ.甲は、男性Aが、酩酊して暴れ回る女性Bを介抱するために取り押さえているのを見て、A がBに対し無理矢理わいせつ行為に及ぼうとしていると誤信し、Bを助けるため、自己の暴行 の内容を認識しつつAに暴行を加え、傷害を負わせた。甲の暴行の程度が、甲が認識した急迫 不正の侵害に対する防衛手段としての相当性を超えていた場合であっても、甲に傷害罪は成立 しない。[No.3] エ.甲は、乙に対し、A方に侵入して金品を窃取するように唆したところ、乙は、犯行を決意し、 A方に侵入しようとしたが、施錠を解錠できず、犯行を断念した。帰路において、乙は、B方 に侵入し、Bから金品を強取した。甲の教唆行為と乙のB方における住居侵入及び強盗との間 に因果関係が認められない場合であっても、甲に住居侵入罪及び窃盗罪の教唆犯が成立する。 [No.4] オ.甲は、乙が窃取したバッグを、これが盗品かもしれないがそれでも構わないと思って購入し た。この場合、甲に盗品等有償譲受け罪が成立する。[No.5] 〔第2問〕(配点:2) 暴行罪及び傷害罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合、誤っ ているものの個数を後記1から5までの中から選びなさい。(解答欄は、[No.6]) ア.相手方の眼前に抜き身の日本刀を突き付けたとしても、その刃が同人に接触しない限り、暴 行罪が成立することはない。 イ.相手方の意思に反して、その耳元で楽器を大音量で鳴らし続けた場合には、人の身体に対し て不法な攻撃を加えたものとして暴行罪が成立し得る。 ウ.ひそかに相手方に睡眠薬を摂取させ、2時間にわたり意識を失わせるとともに筋弛緩作用を 伴う急性薬物中毒の症状を生じさせたとしても、覚醒後の健康状態に支障がない場合には、傷 害罪が成立することはない。 エ.性病を有する者が、性行為を行えば相手方に感染させる危険性があると認識しながら、情を 秘して同人と性行為を行い、同人に性病を感染させたとしても、同人が性行為に同意している 場合には、傷害罪が成立することはない。 オ.相手方に暴行を加えて負傷させた者が、傷害結果が発生することについて認識を欠いている 場合には、傷害罪が成立することはない。 1.1個 2.2個 3.3個 4.4個 5.5個 3 - 〔第3問〕(配点:3) 次の【判旨】に関する後記1から5までの各【記述】のうち、誤っているものを2個選びなさい。 (解答欄は、[No.7]、[No.8]順不同) 【判 旨】 共謀共同正犯が成立するには、二人以上の者が、特定の犯罪を行うため、共同意思の下に一体 となって互いに他人の行為を利用し、各自の意思を実行に移すことを内容とする謀議をなし、よ って犯罪を実行した事実が認められなければならない。したがって、このような関係において共 謀に参加した事実が認められる以上、直接実行行為に関与しない者でも、他人の行為をいわば自 己の手段として犯罪を行ったという意味において、その間刑責の成立に差異を生ずると解すべき 理由はない。さればこの関係において実行行為に直接関与したかどうか、その分担又は役割のい かんは、共犯の刑責自体の成立を左右するものではないと解する。 【記 述】 1.【判旨】を前提にすると、殺意を有する者と傷害の故意にとどまる者との間で共謀共同正犯 が成立する余地はない。 2.【判旨】は、共同正犯の成立には、実行行為の一部を分担することは必要ないとの立場に立 っている。 3.【判旨】は、共謀共同正犯の成立には、単に関与者の内心における意思の合致があるだけで は十分でなく、客観的な謀議行為が必要であるとする考えと矛盾しない。 4.【判旨】に対しては、共同正犯を教唆及び幇助と区別することが困難になるとの批判がある。 5.【判旨】を前提にすると、共謀共同正犯の成立には、実行行為を行わない者が実行行為者に 対して指揮命令をすることが必要である。 〔第4問〕(配点:2) 次の1から5までの各事例における甲の罪責について判例の立場に従って検討した場合、甲に窃 盗罪が成立しないものはどれか。(解答欄は、[No.9]) 1.甲は、V宅内において、Vが所在を見失っていたV所有の指輪を発見し、これを自己のもの にしようと考えて無断で持ち去った。 2.甲は、Vが海中に取り落としたV所有の金塊について、Vからおおよその落下場所を教えて もらった上で回収を依頼され、Vの眼前で同所に潜り、同金塊を同所付近で発見したものの、 これを自己のものにしようと考えて無断で持ち去った。 3.甲は、看守者のいない仏堂に所有者Vが据え置いてまつっていた仏像を、自己のものにしよ うと考えて無断で持ち去った。 4.甲は、Ⅴが乙から窃取した乙所有の腕時計を、これが盗品であることを知りながら自己のも のにしようと考えて、Ⅴ宅に忍び込んで無断で持ち去った。 5.甲は、満員電車内において、乗客Vが網棚にかばんを置き忘れたままA駅で下車したのを目 撃し、B駅で下車する際、同かばんを自己のものにしようと考えて無断で持ち去った。 4 - 〔第5問〕(配点:2) 次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものの組合せは、後記1 から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.10]) ア.甲は、Aが居住するA所有の家屋に放火し、同家屋を全焼させた上、同家屋に隣接するBが 居住するB所有の家屋にも火を燃え移らせて同家屋を全焼させた。この場合、甲には2個の現 住建造物等放火罪が成立し、これらは観念的競合となる。 イ.甲は、行使の目的で1万円札を偽造し、Aが経営する商店において、事情を知らないAに対 し、1万円の商品の購入を申し込み、その代金として偽造の1万円札をAに手渡して同商品の 交付を受けた。この場合、甲には通貨偽造罪、偽造通貨行使罪及び詐欺罪が成立し、これらは 牽連犯となる。 ウ.暴力団員甲及び乙は、対立する暴力団員A及びBを襲撃して殺害することを共謀し、路上を 連れ立って歩いていたA及びBを待ち構えた上で、甲がAを、乙がBを、それぞれ殺害した。 この場合、甲及び乙を共同正犯とする2個の殺人罪が成立し、これらは併合罪となる。 エ.甲は、酒に酔った状態で、自動車を無免許で運転した。この場合、甲には酒酔い運転の罪と 無免許運転の罪が成立し、これらは観念的競合となる。 オ.甲は、恐喝目的でAを監禁し、監禁のための暴行等により畏怖しているAを更に脅迫して現 金を喝取した。この場合、監禁罪と恐喝罪が成立し、これらは牽連犯となる。 1.ア イ 2.ア ウ 3.イ オ 4.ウ エ 5.エ オ 〔第6問〕(配点:4) 性的自由に対する罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し、正しい場 合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は、アからオの順に[No.11]から[No. 15]) ア.強制わいせつ罪は、暴行又は脅迫を用いて相手方の反抗を著しく困難にしてわいせつな行為 をした場合に成立するから、不意をついて相手方の陰部に触れた場合には、同罪が成立するこ とはない。[No.11] イ.強制性交の目的で、相手方の顔面を数回殴る暴行を加え、同人に鼻骨骨折の傷害を負わせた が、そのまま同人に逃げられたため、性交するに至らなかった場合には、強制性交等未遂罪と 傷害罪が成立し、両罪は観念的競合となるのであり、強制性交等致傷罪は成立しない。[No. 12] ウ.13歳の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてわ いせつな行為をした場合には、暴行又は脅迫を用いた場合でなくとも監護者わいせつ罪が成立 する。[No.13] エ.強制わいせつ罪は、被害者の名誉等を保護する観点から親告罪とされているから、告訴がな ければ公訴を提起できない。[No.14] オ.強制性交の目的で、殺意をもって、強度の暴行を加えた上で相手方と性交し、同暴行により、 同人を死亡させた場合には、強制性交等致死罪のみが成立する。[No.15] 5 - 〔第7問〕(配点:2) 学生A及びBは、次の【事例】における甲の罪責について、後記【会話】のとおり議論している。 【会話】中の①から⑤までの( )内に後記【語句群】から適切な語句を入れた場合、正しいもの の組合せは、後記1から5までのうちどれか。なお、①から⑤までの( )内にはそれぞれ異なる 語句が入る。(解答欄は、[No.16]) 【事 例】 甲は、殺意をもって、Xの腕の静脈内に蒸留水と空気を注射したが、当該空気量が疾病のない 健常人に対する致死量未満であったためXは死ななかった。また、甲は、当該空気量が上記致死 量未満とは知らなかった。なお、当該空気量であっても被注射者の身体的条件等によっては死亡 する危険はあった。 【会 話】 学生A.未遂犯と不能犯の区別に関してはいろいろな考え方がありますが、行為の時点において 一般人が認識し得た事情と行為者が特に知っていた事情を基礎とし、一般人が結果発生の 危険を感じる場合には可罰的未遂を肯定する考え方に立ち、本事例では一般人が結果発生 の危険を感じるとすれば、甲に殺人未遂罪が(①)ことになりますね。 学生B.この考え方に対しては、(②)ことになるという批判がありますね。では、結果発生の 危険性を事後的客観的に判断する考え方に立った場合、甲の罪責をどう考えますか。 学生A.(③)という考え方によれば、身体的条件等によっては死亡の危険があったので、甲に 殺人未遂罪が成立します。一方で、結果発生の危険性を事後的客観的に判断する考え方を 徹底すれば、(④)ことになりませんか。 学生B.そうとは限りませんよ。結果が発生しなかった原因究明と同時に、いかなる事情があれ ば結果発生があり得たかを明らかにし、(⑤)可能性を判断すれば妥当な結論を導けます。 【語句群】 a.成立する b.成立しない c.迷信犯に未遂犯を認める d.印象で未遂犯処罰を決める e.行為者の認識内容が客観的真実に合致するか否かによって区別する f.結果発生の絶対的不能・相対的不能によって区別する g.行為者の誤信が相当と認められる h.結果発生をもたらす仮定的事実が存在し得た i.結果不発生の原因を解明できた場合、すべて不能犯となる 1.①a ②c ③e ④g ⑤h 2.①a ②d ③f ④i ⑤h 3.①a ②e ③f ④c ⑤g 4.①b ②d ③e ④i ⑤g 5.①b ②i ③f ④c ⑤g 6 - 〔第8問〕(配点:3) 放火の罪に関する次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものを 2個選びなさい。(解答欄は、[No.17]、[No.18]順不同) 1.人が居住する木造建物Aと人が居住していない木造建物Bは、木造の渡り廊下で接合され、 渡り廊下を通じて人の行き来のある構造となっていた。甲は、これらの事実を認識した上で、 その当時誰もいなかった建物Bに放火して建物Bを焼損した。この場合、建物Aに延焼しなけ れば、甲に現住建造物等放火既遂罪が成立することはない。 2.甲は、Vがその家族と共に居住する木造家屋に放火してこれを焼損した。この場合、Vとそ の家族が1泊2日の旅行中で不在であり、甲がそのことを認識して放火したのであれば、甲に 現住建造物等放火既遂罪が成立することはない。 3.甲は、妻と二人で居住する木造家屋を燃やそうと考え、壁に掛けられたカレンダーに火をつ けた。この場合、上記カレンダーが焼損した時点で、これに気付いた妻に火を消し止められ、 他に燃え移らなかったのであれば、甲に現住建造物等放火既遂罪が成立することはない。 4.甲は、火災保険金を詐取する目的で、自己が単独で居住し、かつ、誰も現在しない木造家屋 に放火してこれを焼損した。この場合、刑法第108条の「現に人が住居に使用し又は現に人 がいる」の「人」に犯人は含まれないから、甲に現住建造物等放火既遂罪が成立することはな い。 5.甲は、Vが居住する木造家屋の押し入れの床にガソリンをまいて火をつけたところ、同押し 入れの床板が独立して燃焼するに至ったが、他に燃え移る前に消し止められた。この場合、上 記家屋の効用を失うに至っていなければ、甲に現住建造物等放火既遂罪が成立することはない。 〔第9問〕(配点:3) 不作為犯に関する次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものを 2個選びなさい。(解答欄は、[No.19]、[No.20]順不同) 1.詐欺罪については積極的な欺罔行為を要するから、不作為による欺罔行為が認められること はない。 2.不作為による幇助犯が成立するためには、作為に出ることで確実に正犯の実行を阻止できた という関係は不要である。 3.結果犯における不真正不作為犯の故意について、結果の発生を積極的に意欲することは不要 である。 4.不作為による殺人罪が成立するためには、行為者と生命の危機に瀕した者との間に親族関係 や契約関係が必要であるから、行為者が、そのような関係にない重篤な患者に対する医師の治 療を打ち切らせて同患者を一人暮らしの自宅に引き取った上、その生命を維持するために必要 な医療措置を受けさせずに同患者を死亡させたとしても、殺人罪は成立し得ない。 5.不真正不作為犯の成立には、作為可能性を必要としない場合がある。 7 - 〔第10問〕(配点:2) 学生A及びBは、次の【事例】における甲の罪責について、後記【会話】のとおり議論している。 【会話】中の①から⑤までの( )内から適切な語句を選んだ場合、正しいものの組合せは、後記 1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.21]) 【事 例】 甲は、X県から代金1億円で請け負った土木工事を完成させ、同工事で生じた汚泥5トンを搬 出して適法に処理した。上記工事に関する請負契約では、甲が工事で生じた汚泥を全て搬出する ことが義務付けられていたが、請負代金はその搬出量にかかわらず定額とされ、汚泥の処理方法 についての定めもなかった。もっとも、上記契約締結の際、X県が汚泥搬出量は50トンを下ら ないと予測していたため、甲は、実際の搬出量を報告すれば、X県が行う工事完成検査の際に不 法投棄を疑われ、その調査のために請負代金の支払が延期されると懸念し、X県に対し、汚泥5 0トンを搬出して適法に処理したと虚偽の報告をし、X県職員をその旨誤信させ、請負代金1億 円の支払を受けた。なお、甲が虚偽の報告をしなければ、X県が不法投棄について調査を行い、 請負代金の支払時期が遅れたことは確実であった。 【会 話】 学生A.詐欺罪の成否を問題とした場合、財産上の損害をどう考えますか。 学生B.詐欺罪における財産上の損害の有無は、①(a.財物の占有・支配の喪失それ自体によ って・b.被害者の取引目的達成の有無も考慮して)判断すべきです。本事例では、請負 契約の目的である工事が完成し、かつ、その請負代金は定額なので、X県に財産上の損害 はないと考えます。 学生A.Bさんのように、財産上の損害を実質的に把握するとしても、本事例では、②(c.X 県の代金支払時期を早めた・d.X県の代金減額請求権を侵害した)という点で、財産上 の損害を認め得ると思います。 学生B.Aさんの見解では、③(e.一日でも支払時期を早めれば詐欺罪が成立する・f.未成 年であることを秘して成人向け雑誌を購入した者にまで詐欺罪が成立する)ことになりか ねず、妥当でないと考えます。 学生A.いや、私は、判例と同様に、④(g.全体財産の減少が認められる・h.社会通念上別 個の支払に当たるといい得る程度の期間、支払時期を早めた)場合に限って財産上の損害 を認めますので、その批判は当たりません。ところで、Bさんは、本事例において、詐欺 未遂罪の成立も否定しますか。 学生B.甲の虚偽報告の有無にかかわらずX県は代金を支払わざるを得ませんので、そもそも、 ⑤(i.欺罔行為がない・j.財物の交付行為がない)と考えます。したがって、詐欺未 遂罪も成立しません。 1.①a ③e ⑤i 2.①b ②c ④g 3.①b ④h ⑤i 4.②c ③f ④g 5.②d ③e ⑤j 8 - 〔第11問〕(配点:2) 賄賂罪に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものの組 合せは、後記1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.22]) ア.公立中学校の教員が、自らが担任を務める生徒の保護者から商品券を受け取った場合、それ が慣行的社交儀礼としてなされたものであっても、常に「賄賂」に当たる。 イ.賄賂罪の客体である「賄賂」の対象となり得る利益は、有体物に限られないものの、財産上 の利益である必要がある。 ウ.収賄罪において賄賂と対価関係に立つ行為は、法令上公務員の一般的職務権限に属する行為 であれば足り、公務員が具体的事情の下においてその行為を適法に行うことができたかどうか は問わない。 エ.第三者供賄罪において、賄賂の供与を受ける「第三者」に法人は含まれない。 オ.裁判所は、収賄の共同正犯者が共同して収受した賄賂について、共犯者各自に対し、公務員 の身分の有無にかかわらず、それぞれその価額全部の追徴を命じることができ、相当と認めら れる場合には、裁量により、各自にそれぞれ一部の額の追徴を命じ、あるいは一部の者にのみ 追徴を科することも許される。 1.ア イ 2.ア ウ 3.イ エ 4.ウ オ 5.エ オ 〔第12問〕(配点:2) 緊急避難に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものの 組合せは、後記1から5までのうちどれか。(解答欄は、[No.23]) ア.緊急避難は、自己又は他人の生命、身体、自由又は財産という個人的法益に対する現在の危 難を避けるためにした行為に成立するものであるから、国家的法益に対する危難を避けるため にした行為に緊急避難が成立することはない。 イ.避難行為により避けようとした害の程度が生じた害の程度を上回る場合だけでなく、両者が 同程度の場合にも、緊急避難は成立し得る。 ウ.緊急避難における現在の危難は、危難が現に存在している場合のみならず、間近に押し迫っ ている場合も含む。 エ.過剰避難が成立する場合、情状によって、その刑を減軽することはできるが免除することは できない。 オ.緊急避難におけるやむを得ずにした行為とは、正当防衛におけるのと同様に、手段として必 要最小限度のものであること、すなわち相当性を有するものであれば足りる。 1.ア エ 2.ア オ 3.イ ウ 4.イ エ 5.ウ オ 9 - 〔第13問〕(配点:2) 学生A及びBは、次の【事例】における甲の罪責について、後記【会話】のとおり議論している。 【会話】中の①から⑥までの( )内に後記【語句群】から適切な語句を入れた場合、正しいもの の組合せは、後記1から5までのうちどれか。なお、①から⑥までの( )内にはそれぞれ異なる 語句が入る。(解答欄は、[No.24]) 【事 例】 甲は、自らを溺愛していた交際中のVに対し、実際には追死する意思がないのに追死すると欺 き、Vに、甲が追死するものと誤信させ、死ぬことを承諾させた。その上で、甲は、下記のⅠ又 はⅡの行為に及んだ。 Ⅰ.Vの承諾を得てVの頸部を両手で絞め、Vを窒息死させた。 Ⅱ.Vの承諾を得てVに致死量の毒物を渡し、その毒物を服用させて、Vを中毒死させた。 【会 話】 学生A.まず、Ⅰの事例について考えましょう。Vは(①)といえるので、甲が追死することを 誤信していたとしても、Vの生命を放棄する意思は有効であり、甲に(②)は成立せず、 (③)が成立すると考えます。 学生B.私としては、Vは(④)といえるので、Vの生命を放棄する意思は無効であり、甲に (②)が成立すると考えます。 学生A.Ⅱの事例において、甲に(②)が成立するかについては、BさんのようにVの生命を放 棄する意思は無効であると考えるとしても、甲に(⑤)が成立するかを更に検討する必要 がありますよね。 学生B.Vは(⑥)といえるので、甲に(②)が成立すると考えます。 【語句群】 ア.甲に自己の行為を支配されていない イ.自己が死亡すること自体は認識し、これを承諾していた ウ.甲の言葉を信じ込み、甲の意思どおりに行動した エ.真意に沿わない重大な瑕疵ある意思に基づいて死を決意した オ.殺人罪 カ.刑法第202条の罪 キ.間接正犯 ク.共同正犯 1.①ア ②オ ③カ ④イ ⑤キ ⑥ウ 2.①ア ②カ ③オ ④ウ ⑤ク ⑥イ 3.①ア ②カ ③オ ④エ ⑤ク ⑥ウ 4.①イ ②オ ③カ ④ア ⑤キ ⑥エ 5.①イ ②オ ③カ ④エ ⑤キ ⑥ウ (参照条文)刑法 第202条 人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾 を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。 10 - 〔第14問〕(配点:2) 身分犯の共犯に関して、学生A及びBが次の【会話】のとおり議論している。【会話】中の①か ら⑤までの( )内に後記【語句群】から適切な語句を入れた場合、正しいものの組合せは、後記 1から5までのうちどれか。なお、①から⑤までの( )内にはそれぞれ異なる語句が入る。(解 答欄は、[No.25]) 【会 話】 学生A.業務者でも財物の占有者でもない甲が、財物を業務上占有する乙を教唆して当該財物を 横領させたという事例について考えてみましょう。 私は、刑法第65条との関係では真正身分犯と不真正身分犯との区別は重要でなく、同 条第1項が違法身分の連帯的作用を、同条第2項が責任身分の個別的作用を定めたという 見解に立ち、占有者を違法身分、業務者を責任身分と解するので、甲には(①)の教唆犯 が成立すると考えます。 学生B.Aさんの見解には、(②)との批判がありますね。 私は、甲に業務上横領罪の教唆犯が成立し、単純横領罪の刑を科すべきと考えます。私 は、まず(③)という考え方に立ち、業務上横領罪について(④)と考えて刑法第65条 第1項を適用します。その上で、単純横領罪の刑を科すのは(⑤)と考えるからです。 【語句群】 a.業務上横領罪 b.単純横領罪 c.刑法第65条の文言に反する d.刑法第65条第2項は成立罪名まで個別化する規定である e.成立する罪名と科刑の分離を回避すべきだ f.業務者ではない占有者が業務上横領に加功した場合との刑の均衡を図るべきだ g.刑法第65条第1項が真正身分犯について身分の連帯的作用を、同条第2項が不真正身分犯 について身分の個別的作用を定めた規定である h.不真正身分犯 i.真正身分犯 1.①a ②d ③g ④h ⑤e 2.①a ②f ③e ④i ⑤d 3.①b ②c ③f ④h ⑤e 4.①b ②c ③g ④i ⑤f 5.①b ②e ③d ④h ⑤f (参照条文)刑法 第65条 犯人の身分によって構成すべき犯罪行為に加功したときは、身分のない者であっても、 共犯とする。 2 身分によって特に刑の軽重があるときは、身分のない者には通常の刑を科する。 11 - 〔第15問〕(配点:2) 文書偽造の罪に関する次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいも のはどれか。(解答欄は、[No.26]) 1.公務員でない甲は、行使の目的で、情を知らない市役所の係員Aに虚偽の申立てをして、市 長名義の虚偽の課税証明書を作成させた。この場合、甲に虚偽公文書作成罪は成立しない。 2.甲は、無免許で自動車を運転中に取締りを受けた際、かねてより知人Aから氏名等の使用の 許諾を受けていたことから、Aの氏名等を称し、行使の目的で、交通事件原票中の供述書欄末 尾に「A」と署名した。この場合、甲に私文書偽造罪は成立しない。 3.甲は、Aに100万円を貸し付けていたが、Aから借用書を徴していなかったため、行使の 目的で、Aに無断で、甲から100万円を借用した旨のA名義の借用書を作成した。この場合、 甲に私文書偽造罪は成立しない。 4.甲は、民間団体Aから国際運転免許証の作成を委託され、行使の目的で、外観が正規の国際 運転免許証に酷似するA名義の文書を作成したが、Aに正規の国際運転免許証を発給する権限 はなく、甲もそのことを知っていた。この場合、甲に私文書偽造罪は成立しない。 5.甲は、同姓同名の弁護士がいることを利用して弁護士を装い、不動産業者Aから土地調査の 依頼を受け、行使の目的で、作成名義人として「弁護士甲」と記載した土地調査に関する書面 を作成しAに交付した。この場合、甲に私文書偽造罪は成立しない。 12 - 〔第16問〕(配点:2) 共犯の要素従属性に関して、学生A及びBが次の【会話】のとおり議論している。【会話】中の ①から⑥までの( )内に後記【語句群】から適切な語句を入れた場合、正しいものの組合せは、 後記1から5までのうちどれか。なお、①から⑥までの( )内にはそれぞれ異なる語句が入る。 (解答欄は、[No.27]) 【会 話】 学生A.(①)ことからも、共犯を処罰するためには、正犯が(②)を備える必要があると考え ます。 学生B.Aさんの見解によれば、甲が乙に指示して構成要件に該当する行為を実行させたが、 (③)において、甲に責任を問うことができなくなり、不当ではありませんか。 学生A.その場合、甲に(④)を幅広く認めることで妥当な結論を得られます。 学生B.でも、乙が刑事未成年者ながら是非弁別能力があり、その意思が抑圧されていない場合 にまで(④)を認めることは無理がありますね。他方で、適法な行為を援助する行為を処 罰の対象とするのは妥当ではありません。私は、(⑤)べきと考えるので、共犯を処罰す るためには、正犯が(⑥)を備えることが必要であり、それで足りることになります。 【語句群】 a.違法は連帯的に作用するが、責任は個別的に作用する b.教唆犯については刑法第61条が「犯罪」という文言を使っている c.違法性阻却事由については、行為者ごとの違法の相対性も認められる d.構成要件該当性 e.構成要件該当性及び違法性 f.構成要件該当性、違法性及び有責性 g.乙の行為に違法性阻却事由が認められる事案 h.乙の行為に責任阻却事由が認められる事案 i.間接正犯 j.幇助犯 1.①a ③g ⑤c 2.①b ③h ⑤c 3.①c ④i ⑤a 4.②d ④j ⑥f 5.②f ④i ⑥e 13 - 〔第17問〕(配点:2) 刑法第230条の2に関する次の各【見解】についての後記1から5までの各【記述】のうち、 正しいものはどれか。(解答欄は、[No.28]) 【見 解】 A説:刑法第230条の2の規定は、名誉毀損罪について真実性の証明がなされたことを処罰阻 却事由として定めたものである。 B説:刑法第230条の2の規定は、他人の名誉を毀損する表現の内容が証明可能な程度に真実 であることを違法性阻却事由として定めたものである。 【記 述】 1.A説に対しては、刑法第230条の2が真実性の証明に係る立証責任を被告人に負担させて いることと整合的でないとの批判がある。 2.A説によれば、真実性の証明に失敗した場合、刑法第35条によって違法性が阻却される余 地はない。 3.A説は、いい加減な調査に基づいたものであれば、結果的に真実であることが証明された場 合でも、その表現を違法とすべきであるとの考え方と整合的である。 4.B説は、真実性の証明の成功・不成功は、名誉毀損行為が行われた後の事情であって、犯罪 の成否とは無関係であることを根拠としている。 5.B説からは、他人の名誉を毀損する表現をした者が、その表現内容を真実と誤信した場合に は、常に故意がないことになる。 〔第18問〕(配点:3) 正当防衛に関する次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合、正しいものを 2個選びなさい。(解答欄は、[No.29]、[No.30]順不同) 1.刑法第36条第1項における「権利」には、個人の生命、身体、自由のみならず、財産も含 まれる。 2.急迫不正の侵害に対する反撃行為について防衛の意思と攻撃の意思が併存する場合、正当防 衛が成立するには、その主従を比較して、前者が優越する必要がある。 3.凶器を持たない相手からの侵害行為に対抗する場合、正当防衛が成立するには、凶器を持た ずに対抗する必要がある。 4.正当防衛は、不正の侵害に対して成立するから、相手方の過失行為に対しては、正当防衛は 成立し得ない。 5.急迫不正の侵害に対して憤激又は逆上して反撃を加えた場合でも、正当防衛は成立し得る。 14 - 〔第19問〕(配点:2) 背任罪に関する次の【判旨】についての後記1から5までの各【記述】のうち、正しいものはど れか。(解答欄は、[No.31]) 【判 旨】 刑法第247条にいう「本人に財産上の損害を加えたとき」とは、経済的見地において本人の 財産状態を評価し、被告人の行為によって、本人の財産の価値が減少したとき又は増加すべかり し価値が増加しなかったときをいうと解すべきであるところ、信用保証協会A支所長の被告人が 同協会をして返済能力のないBの債務を保証させたときは、同債務がいまだ不履行の段階に至ら ず、したがって同協会の財産に、代位弁済による現実の損失がいまだ生じていないとしても、経 済的見地においては、同協会の財産的価値は減少したものと評価されるから、同条にいう「本人 に財産上の損害を加えたとき」に当たるというべきである。 【記 述】 1.【判旨】は、保証債務の負担を「財産上の損害」とし、背任罪を本人の全体財産に対する罪 であることを否定している。 2.【判旨】によれば、上記信用保証協会による上記保証債務の負担後、Bが偶然金銭を入手し て主債務を期限内に弁済した場合に、背任罪の未遂罪の成立を認めることになる。 3.【判旨】は、保証債務の負担が「財産上の損害」に当たるか否かを判断するに当たり、主債 務者の返済能力を問わないとの判断をしたものである。 4.【判旨】は、保証債務の負担をもって「財産上の損害」と認めているから、背任罪が侵害犯 であることを否定している。 5.【判旨】に対しては、どの程度の財産的価値の減少をもって「損害」というのかが明確では ないという批判が可能である。 15 - 〔第20問〕(配点:4) 次の【事例】に関する後記アからオまでの各【記述】を判例の立場に従って検討し、正しい場合 には1を、誤っている場合には2を選びなさい。(解答欄は、アからオの順に[No.32]から[No. 36]) 【事 例】 甲は、高齢女性Aから同人名義のキャッシュカード(以下「カード」という。)を不正に入手 するため、甲が警察官を装いAに電話をかけ、これからA方を訪れる警察官の確認を受けながら カードを封筒に入れ、同封筒をA方において保管する必要があるとうそを言い、警察官に成り済 ました乙(25歳、男性)がA方を訪れ、隙を見て同封筒を別の封筒とすり替えて持ち去り、カ ードを丙に渡して甲に届けさせる計画(以下「本件計画」という。)を考え、乙に本件計画の実 行を指示し、乙はこれを承諾した。某日午前9時頃、本件計画に基づき、甲がAに電話をかけて 上記うそを言い、乙は、同日午前9時15分頃、A方を訪ね、Aにカードを封筒に入れるよう求 めた。しかし、乙の態度を不審に思ったAが、乙に身分証の提示を求めたので、乙は、逮捕を免 れるとともに本件計画どおりにカードを手に入れるため、Aを手拳で多数回殴り、恐怖で抵抗で きないAからカードを奪って持ち去った。同日午前9時20分頃、乙は、甲に電話で、本件計画 どおりカードを入手したと伝えた。同日午前9時30分頃、甲は、丙に電話をかけ、本件計画の 内容を初めて説明し、乙からカードを受け取って甲に届けるよう依頼し、丙はこれを承諾した。 丙は、同日午前11時頃、乙と合流し、カードを受け取って乙と別れ、自動車でA方から約50 キロメートル離れた甲方に向かったが、同日午後0時30分頃、甲方付近で降車した際、制服警 察官BからA方での事件とは関係なく職務質問を受けた。その際、丙は、Bを殴り、Bに全治2 週間を要する打撲傷を負わせ、その隙に上記自動車で逃走し、同日午後1時頃、甲と合流して甲 にカードを届けた。その後、丙の交際相手丁は、丙が上記一連の犯行を行い、警察から捜査され ていることを認識しつつ、丙を丁の自宅にかくまった。 【記 述】 ア.乙がAからカードを奪った行為は、窃盗罪の実行に着手した後、Aに暴行を加えてこれを奪 取したことになるから、乙に事後強盗既遂罪が成立する。[No.32] イ.甲が乙のAに対する暴行・脅迫を認識も予見もしていなかった場合、乙がAからカードを奪 取した行為について、甲に窃盗未遂罪の共同正犯が成立するにとどまる。[No.33] ウ.甲は、当初から丙にカードを運搬させる計画であり、その運搬は重要な役割であるから、丙 には盗品等運搬罪ではなく窃盗罪の共同正犯が成立する。[No.34] エ.丙がBを殴って負傷させた行為には、公務執行妨害罪と傷害罪が成立し、これらは観念的競 合となる。[No.35] オ.丙のいずれの行為についても、証拠上、犯罪の嫌疑が不十分として不起訴となった場合、丁 が丙をかくまった行為について犯人蔵匿罪は成立しない。[No.36]
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算盤師範武将 実行武将前半 実行武将後半 兵学師範武将 実行武将前半 実行武将後半 鷹狩師範武将 実行武将前半 実行武将後半 算盤 師範武将 一般 計算が必要なものは/いくらでもござれば/ぜひ身につけられよ 石高計算から酒屋の/支払いの計算まで/算盤一つで大丈夫 算盤学べば/指を折って数えるが/幼稚に見えますぞ 有能 速きこと風の如しと/例えられる我が算盤に/ついてこれるか わしが算盤の/達人になれた理由…/それは鍛錬の賜物じゃ 算盤はわしの/得意とするところ/師範役としては最適じゃ 大名 米の量、金の量に/足軽、馬、鉄砲/皆、計算が必要じゃ 勘定できぬ者に/国造りは任せられぬ/心して励め 算盤一つ出来ぬ者が/家中におるは当家の恥/ゆめゆめ怠るでないぞ 一門 主家への御奉公にも/一族の暮らしにも/勘定はなくてはならぬ 算盤覚えることにより/新しき特技に目覚める/やもしれぬな ○○には特別に/懇切丁寧に教えて/しんぜましょう 口調 (無口1)……算盤は……/……算術の道具……/…算術は全てに通ず… (無口2)わしの指さばき…/…………………/…とくとご覧あれ… (礼儀)わし如きの/つたない特技であれば/御伝授いたそう (粗暴)手の指以上の数/計算するに使うが/この算盤です (高貴)大陸伝来の利器なれば/わしが師範役には/ふさわしいぞよ (生意気)才さえあればこの道具/すぐに扱えるように/なりますぞ (威厳)詐術は論理より生ず/論理は算術より生ず/算盤からは色々学べる (饒舌)商人に金ごまかされた/ことおありか、ある…/なら学ぶべきですぞ 実行武将前半 一般成功 願いましては…/答はこれですな/いや簡単簡単 おお、これも正解/算術は苦手でしたが/だいぶ上達しました 計算がかくも簡単に/できるものとは/まさに算盤おそるべし 一般失敗 ゆ…指が…/指がつってしもうた…/しばし休憩を…… …願いましては…/…あ…桁が…/…ああ、もうだめです… 話しかけないで/くだされ……/…分からなくなった… 大名成功 指折り数えた方が/楽な問題ばかりじゃ/更に難しくいたせ これだけ上達すれば/家中の者に余計な/苦労かけずにすむわ 他のことに比べれば/算盤など大したことは/ない…また正解か 大名失敗 ○○はいつも/こんな面倒な事を/しておるのか …… 願いましては…/願いましては…/ああ…先へ進まぬ… 国取り合う大名が/こんな小さな玉に/四苦八苦するとは… 一門成功 ○○、もっと/難しき問題私に/出してくだされ ははは、簡単簡単/早う次の課題/下さい だいぶ上達したわ/××、今度は/解き比べをいたそう 一門失敗 ○○、もう少し/ゆっくり話して/くれ この××/○○のようには/うまくできません 口調 (無口・成功)………………/ふっ………/……できました…… (無口・失敗)……おそい……/…………………/しかも間違っている… (礼儀・成功)答はこれです/正解ですか/これも御指導の賜物 (礼儀・失敗)使い方は分かり/申したが…/指がついて参りませぬ (粗暴・成功)これは便利/指折り数えていた事が/あほらしくなりました (粗暴・失敗)こんな小さな玉/ちまちま弾くは/かったるいわ (高貴・成功)また正解でおじゃるか/これでは易しすぎぞよ/少し難しくしてたもれ (高貴・失敗)何問目でおじゃるか…/何と、まだこれしか/解けておじゃらぬか… (生意気・成功)だいぶ慣れてきた/これなら算盤無しで/暗算もできそうじゃ (生意気・失敗)1つや2つの数の差で/とやかく言われるとは/心外ですな (威厳・成功)これは確かに石高や/金の計算に役立つこと/疑いなさそうじゃ (威厳・失敗)この桁がこうなって…/1繰り上がって…/あ…間違えた… (饒舌・成功)答えが出ました/おお、正解ですか/いや全く簡単、ははは (饒舌・失敗)…今何時ですか…/ああ、しまった/数が分からなくなった 実行武将後半 一般成功 算術に自信ついて/これで国造りも/はかどるであろう 面倒だった石高計算も/これでかなりはかどる/ようになりました これで家中の方の/お持ちでない特技/身につけられましたわ 一般失敗 得手不得手はあるとは/いえ、さすがにこの/出来の悪さ納得できぬ 算盤使えなくとも/今ぐらい御奉公/できれば十分じゃ わしのこの指では/もっと大きい算盤で/ないと玉が弾けません 大名成功 これからは我が両国の/税に年貢/自分で算出できますな これで家中の者に/引け目感じること/なくなりました 大名失敗 算盤で国盗った者など/聞いたことありません/算盤できなくとも… 算盤不得手で商人には/なれぬ…わしは/やはり生来の大名じゃ 口調 (無口・成功)………/……算術に……/…自信つきました… (無口・失敗)…やはりわしには…/…算術は…/…無理でしたか… (礼儀・成功)懇切丁寧な御指導/感謝します/算術に自信つき申した (礼儀・失敗)申し訳ありませぬ…/無駄なお時間とらせて/しまいましたな… (粗暴・成功)苦手な計算が/できるようになった/気がするわ、わはは (粗暴・失敗)今宵は算盤の玉に/うなされそうじゃ (高貴・成功)やはり大陸伝来の/物とはわしは/相性が良いようじゃ (高貴・失敗)かような下賎の文物/まろには向かぬ…/それだけのことぞえ… (生意気・成功)算術恐るるに足らん/これからは逆に商人を/ごまかしてみるか (生意気・失敗)算盤難しと聞いては/いたがこれ程とは…/考えが甘かったわ… (威厳・成功)これで商人に/ごまかされることも/なくなりますな (威厳・失敗)商人との駆け引き/不安を感じるように/なりそうじゃ… (饒舌・成功)算盤弾く音が心地よく/聞こえるように/なりましたわ (饒舌・失敗)この算盤/背中をかく道具として/使うしかないか… 兵学 師範武将 一般 兵法知らずして/国失いし強者も多い/心して学ばれよ この兵学で戦場での/駆け引きの術を学び/世にその名広められよ 兵法身につかば/万兵率いるが如し/しっかりと学ばれよ 有能 わしが伝授いたす/大船に乗ったつもりで/兵法を学ばれよ よき師につけば/よりよく学べる/××は果報者です 兵学の指南役には/わしが□□家で/一番ですぞ 大名 兵法で戦人の才/さらに磨きをかけ/より□□家に尽くせ 戦場での駆け引きの妙/わし自ら/教えてしんぜよう 兵法学ぶは/戦国の世の臣の務め/しかと務め果たされよ 一門 この戦乱の世を我が/一族生き抜くために/兵法は必要じゃぞ お互い□□家の臣/兵法学びて主家に/奉公しましょう 我らが家名世に広める/ためにも、兵法しかと/学ぶべきですぞ 口調 (無口1)……兵法……/……将に真に必要は/これのみ…… (無口2)…我が兵法誰にも/伝えられぬと思って/おったが……… (礼儀)わしごときが/兵法を語るは不相応/なれど、御容赦願う (粗暴)これを学べば/戦場での首級、倍に/増えること間違いない (高貴)大陸伝来の兵法/伝授いたすぞえ/ありがたく聞きなされ (生意気)古より伝わる兵法に/わしが手を加えた/ものを伝授しましょう (威厳)戦に勝つ術、負けぬ術/戦乱の世にかかせぬ/先人の知恵伝授いたす (饒舌)戦に勝ちたいであろう/その術伝授いたすぞ/まずはお体を楽に楽に 実行武将前半 一般成功 わしにとって/この程度のこと学ぶは/たやすいものです 最初は手に負えぬかと/不安でしたが/そうではなかったか もうのみこめました/早く戦場で試して/みたいものです 一般失敗 戦や国造りに/役立てようにも/頭に入らぬことには… わしの頭、すでに/一杯なれば、もう/これ以上入りません あ、待ってくだされ…/今の所、もう一度…/ううむ…何と難しい… 大名成功 先人の知恵/その一端はわしも/つかめたようじゃ これはよい/国造りにも/役立つだろう 戦の勝ち方、避け方、/学ぶべきこと多いが/これは学びがいがある 大名失敗 …全く歯がたたぬ…/このこと、家中の者に/知られたくはない… だめじゃ…歯がたたぬ/戦、国造り、どれも/自信をなくしたわ… これ以上頭に入らぬ…/不本意なれど本日は/ここまでにしよう 一門成功 これだけ学べれば/一族の者にも面目が/たつというものですな 分からぬことも肉親/同士なら尋ねやすい/おかげではかどります ○○から学ぶは/効率の良いこと/この上もありませんな 一門失敗 …これは手ごわい…/我が家名に傷をつけて/しまったようですな… …○○の域に/達するには/まだかかりそうじゃ… 口調 (無口・成功)…なるほど…/…これは国造りにも…/…通じますな…… (無口・失敗)…わからぬ…/…こんなことが/戦の役に立つのか (礼儀・成功)なるほど…/いや感服いたしました/さらにご伝授下さい (礼儀・失敗)かくも奥深きもの/わしには到底/太刀打ちできませぬ (粗暴・成功)もっと教えてくだされ/こんな愉快な学問なら/どんどん頭に入るぜ (粗暴・失敗)ああ、わずらわしい/兵法を知らずとも/奉公はできるわ (高貴・成功)さすが大陸伝来の/学問でおじゃるな/学んでいて飽きぬぞえ (高貴・失敗)人を欺く術…/人をあやめる術…/あさましい学問じゃ… (生意気・成功)大陸渡来といっても/この程度か/大したことはないな (生意気・失敗)失礼だがわしには/こんなもの役に立つと/思えません (威厳・成功)兵法は戦だけでなく/国造り、人の道にも/通ずるものあるな (威厳・失敗)これしきのこと/頭に入らぬようでは/殿に顔向けできませぬ (饒舌・成功)ほう、ほう、なるほど/どうやらわしは/兵法の素養あるような (饒舌・失敗)……………………/いや、寝ておりません/おりませんぞ 実行武将後半 一般成功 これでより一層の/奉公ができますな/感謝します 御教授かたじけなく/思います/早速実践しましょう こうも簡単に/身につけられるとは/信じられませんな 一般失敗 兵法一つ満足に身に/つけられぬとは……/情けない限りです… …まあよい…/兵法以外の道で/奉公するとしましょう さすがは千年余の叡智/一朝一夕で身につく/ような代物ではないわ 大名成功 先人の知恵/しかと身につけました/早速国造りに活かすか 戦、国造り、/兵学とは実に/役に立つ学問じゃな 大名失敗 …無駄な時間を/とらせてすまなかった/…兵学とは難しいわ… 何の成果もなかった…/□□家当主として/ゆゆしきことやも… 口調 (無口・成功)…戦…国造り…/…さらに活躍/できそうです… (無口・失敗)…兵学は…/わしには向かない/学問じゃった… (礼儀・成功)本日のご教授/大変役に立ちました/またご教授下さい (礼儀・失敗)…あいすみませぬ…/わし、不肖の弟子で/ありましたな… (粗暴・成功)いやためになりました/すぐにでも実践して/みたいものです (粗暴・失敗)学問などわしには/所詮縁の無いもので/あったわ (高貴・成功)これでまろも/古の孫子・呉子に/近づいたでおじゃるな (高貴・失敗)学問といえど所詮人を/あやめるためのもの/私には向かぬの (生意気・成功)この程度の学問で国が/左右されるとは信じ/られぬほど簡単でした (生意気・失敗)兵学はありがたがる/ほどの学問ではない…/故に何も覚えておらぬ (威厳・成功)ご教授感謝いたす/これで戦や国造りも/一層はかどりますわ (威厳・失敗)認めたくはないが…/取り組み始めるのが/遅かったのかもしれぬ (饒舌・成功)「まず計より始めよ」/「兵は詭道なり」/いやあ、覚えた覚えた (饒舌・失敗)いやまいったまいった/これほどまでに難しい/とは思いませなんだ 鷹狩 師範武将 一般 楽しみながら/国見や戦の勘養えるが/鷹狩の良きところじゃ 良き鷹でも、主の腕/悪ければ力を出せぬ/しかと学ばれよ 鷹狩学べば/戦も国造りも/はかどるようになるわ 有能 鷹狩は私の/得意とするところ/一から教えましょう わしは鷹狩の/指南役としては家中一/安心して任されよ わしからならば/他の者からよりも/より多くのこと学べるわ 大名 わし自ら/教えてしんぜよう/しかと学ばれよ 領国見て国造り学び/野山駆けて戦の勘養う/手本示すゆえよく学べ 師範役がわし/だからとて遠慮する/ことはない 一門 この鷹にも血を分けた/肉親の如く接すれば/必ずや得る事あるはず 親子水入らずで/鷹狩のなんたるか/教えて信ぜよう 相手が××であれば/教えがいがある/では参ろう 口調 (無口1)……物言わぬ鷹も……/……様々なこと……/……教えてくれる…… (無口2)何も心配いりません…/…私に/お任せあれ…… (礼儀)わしが師範役とは/おこがましいですが/よろしくお願いします (粗暴)所詮獲物を捕るのは/鷹なのじゃ/気楽にいこう (高貴)もののふなれば/当然の嗜みでおじゃる/国見がてら参ろうか (生意気)わしの後ろを/ついてくるだけで/大丈夫です (威厳)野を駆け山を駆け/領国を見、戦の勘を/養うが鷹狩の目的じゃ (饒舌)鷹のことから/獲物の食べ方まで/何なりと尋ねてくだされ 実行武将前半 一般成功 野駆け、国見と/鷹狩はまこと/得るものが多いですな ははは/これならば一日中/やっても飽きません 鷹との接し方/わかってきたような/気がしますな 一般失敗 あ、こら、痛っ、痛たた/こやつ、わしを/噛みおった 師範役殿の鷹/よくできた鷹ですな/それにひきかえ… こうもせわしくては/国見しながらなど/とてもできません… 大名成功 何もせずとも/獲物が手に入る/国盗りもこう参りたい 楽しみながら/領国見回れるとは…/毎日でもしていたいわ こうも手柄が続くと/この鷹も家臣の一人に/思えてきたわ 大名失敗 獲物はこれだけか…/不本意なれど本日は/ここまでにいたそう 働かぬ鷹じゃ…/手討ちにして/くれようか… こうも獲物がとれぬか/もしや我が領国は/土地が貧しいのでは… 一門成功 だいぶ上達したわ/これも○○の手本/良かったからです 大猟でございますな/今宵は一族郎党で/宴会といきましょう かくも律儀者なれば/畜生といえど一族の/者のように思えます 一門失敗 このままでは/鷹ともども私は/一族の笑い者です… ○○の前で/この醜態…/恥ずかしいかぎり… 口調 (無口・成功)…おお、大物…/…なかなかどうして…/…律儀な鷹です… (無口・失敗)……おそい……/…………………/…まだ帰って来ぬか… (礼儀・成功)領国も見てまわれ/戦の勘も養える/まさに一石二鳥ですな (礼儀・失敗)わしの心が/いたらぬせいか…/思うようにいきませぬ (粗暴・成功)これは楽しいわ/これが鍛錬になるとは/信じられませんな (粗暴・失敗)ああ、面倒くさい/鷹狩できぬとも/奉公はできます (高貴・成功)国見もできて/戦の勘も養える/ようできておじゃる (高貴・失敗)また手土産なし…/やはり畜生には人の/礼節わからぬのう… (生意気・成功)主良ければ鷹も良し/かくも成果があるは/主の器のせいか (生意気・失敗)心をこめて接しても/所詮は畜生、うまく/いかなくて当然です (威厳・成功)おお、また捕らえた/同じ鷹でも接し方一つ/で、こうも変わるとは (威厳・失敗)…なぜこの鷹は/わしの申すこと/聞いてくれぬのか (饒舌・成功)おお、やったやった/見てくだされ/大物じゃ大物じゃ (饒舌・失敗)まだ戻って来ませんか/…おかしい…/…どこぞで道草でも… 実行武将後半 一般成功 鷹の働きぶり見て/わが身の手本と/いたしましょう 獲物もさることながら/領国見てまわれたこと/国造りに役立ちまする 鷹の気持ち察せよ/これ領民の気持ち/察せよと解しました 一般失敗 鷹になめられるとは/私の鍛錬が/足らぬということか 武士として鷹狩/身につけられぬは/恥ずかしいことです… 鷹一羽御せないとは…/領民安堵する自信/失せてきたわ… 大名成功 家臣に接する際も/鷹に接すると同じく/接せよということか 主の善し悪しが/仕える者の働きを/左右するのだな 大名失敗 獲物少なく労のみ残る/まるで戦に/負けた気分じゃ… 鷹を使うのと/家臣を使うのでは/勝手が違うわ… 口調 (無口・成功)……戦……/……国造り……/…大いに役立つわ… (無口・失敗)…………/……疲れた…/………… (礼儀・成功)獲物も捕れて/国見もできて/感謝します (礼儀・失敗)鷹狩に対する心構え/私にできて/いなかっただけのこと… (粗暴・成功)わはは、大猟、大猟/次の機会も俺に/つきあってくだされ (粗暴・失敗)このような/遊びとも鍛錬とも/とれぬものに用はない (高貴・成功)国見に野駆けと/狩以外にも得ることは/多かったでおじゃる (高貴・失敗)畜生に食べ物を/恵んでもらうようで/麿は好きになれぬぞえ (生意気・成功)主良からずば鷹活きず/どうやらわしは/良き主だったようだ (生意気・失敗)鷹の出来が悪ければ/どうしようもない/それだけのことです… (威厳・成功)鷹と一心同体になれた/これも全て師範役殿の/おかげです (威厳・失敗)わしはまだ人間が/できておらぬようじゃ/鷹に教えられたわ… (饒舌・成功)鷹狩は楽しゅう…/いや、良い鍛錬で/ごいますな、ははは (饒舌・失敗)まいったな…/今宵は飯抜きに/なってしもうた…
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■各信仰の概説 ■キリスト教系列の信仰 ▼カトリック ▼東方正教会 ▼プロテスタント ▼グノーシス ▼モルモン教 ▼隠れ切支丹 ■ユダヤ教系列の信仰 ▼ユダヤ教 ▼カバラ ■イスラム教系列の信仰 ▼スンナ派(スンニ派) ▼シーア派 ▼スーフィズム ■仏教系列の信仰 ▼部派仏教(タイ仏教など) ▼大乗仏教(天台宗、浄土宗、浄土真宗を含む) ▼日蓮宗 ▼密教 ▼禅宗 ▼修験道 ■アニミズム系列の信仰 ▼神道 ▼ネオ・ペイガニズム ▼儒教 ▼土星教 ■分類困難な諸宗教 ▼ヒンドゥー教 ▼シク教 ▼道教 ▼マニ教 ▼ゾロアスター教 ▼シャーマニズム ▼トーテミズム ■哲学 ▼神智学 ▼スコラ哲学 ▼ギリシャ哲学 ▼インド哲学 ▼ヘルメス主義 ▼スピリチュアリティ ▼朱子学 ▼陰陽道 ■キリスト教系列の信仰 ▼カトリック ローマ教皇を頂点に頂く、ローマ・カトリック教会を始めとする教派です。大半の教会はローマ・カトリック教会の傘下にありますが、そうではない諸派も存在します。 カトリック諸派においては、主に「行動」を重視します。善行を積むことで人の現在は雪がれ、死後の救済につながるとする考え方です。これが「免罪符」などを始めとするローマ・カトリック教会の腐敗を招き、キリスト教の原点である「内心の信仰」を重んじる「プロテスタント」が誕生につながります。両者は長く対立関係にありますが、現代では概ね解消されているようです。「強迫観念/慈善家」や「義務感/弱者」「慈悲深い」「平和愛好」「清貧の誓い」「貞淑の誓い」などはカトリック教徒の典型的な特徴と言えるでしょう。 またカトリックの聖職者は「結婚」を禁じられています。男女関係や性について非常に厳しく対応するのもカトリックの特徴です。 聖母マリアを重視しているのもカトリックの特徴であり、聖母マリアには原罪がなく肉体を持ったまま楽園に昇ったと考えています(宗派にもよります)。 その他にも十字を切る、日曜の祭事のことを「ミサ」と呼ぶ、日本でよく知られる「賛美歌」を歌わない(映画『天使にラブソングを』で初めてゴスペルソングを披露したマリー・クラレンスに対し、院長が「カトリックの教会でゴスペルソングを歌うなんて!」と非難する場面がありますが、これが理由です)など、さまざまな違いがあります。食前の祈りなどについても文言の違いがあるでしょう。敬虔なカトリック教徒を演じるのであれば、これらの細かな習慣について調べてみると良いでしょう。 ▼東方正教会 ギリシャ正教とも呼ばれます。正教会はその起源を紀元1世紀にさかのぼるとしており、自分たちこそ本来のイエスの教えを受け継いでいると考えています。主にロシアを含めた東欧および中東で信徒が多く、「ロシア正教会」と言った名称は宗派ではなくその地域を管轄する組織名である点にも注意してください。これらの東方諸派を除いた「カトリック」「プロテスタント」をまとめて日本では「西方教会」と呼称する場合もあります。「カトリック」「正教会」「プロテスタント」は、その由来や解釈の違いから長らく三者で対立していましたが、現在では概ね解消されていると思っていいでしょう。ただし個人的に他宗派に対する「狭量」や自宗派に対する「熱狂」を持つキャラクターは、トラブルを引き起こしかねません。 カトリックとの違いとしては「イエス・キリスト」を「イイスス・ハリストス」と呼称する、「聖霊」を「聖神」と呼称すると言った細かいこと以外には、「聖伝」を非常に重視します。聖伝とは新旧聖書を含めた神の啓示や信徒が見聞きしたあらゆる出来事、聖歌や教会建築などの信仰にまつわる芸術、祭儀など、様々な教えを記したものです。 また正教会の特徴的な点として「斉(ものいみ)」の習慣が挙げられます。これはイエスにまつわる大きな祭事の前日や水曜日と金曜日にこの習慣は課せられます。肉、魚、卵、乳などの動物性食品、葡萄酒とオリーブ油を禁じるものです。厳格な信徒であれば、こうした食の制限を守ることになります。時期によってはかなり長期間の「斉」もあるようですが、シナリオの都合を考慮するとロールプレイ上は考慮せずともよいでしょう。 東方正教会の総本山(あくまで名誉的なものですが)は、トルコ共和国のイスタンブールに位置する、コンスタンディーヌポリ総主教庁です。 他にも教会の中で楽器を使わないなど、様々な習慣が存在します。敬虔な「聖職者」を演じる場合には、調べてみると良いでしょう。 ▼プロテスタント 16世紀、マルティン・ルターの宗教改革運動に端を発した、ローマ・カトリック教会の腐敗に対抗する「抗議者(プロテスタント)」と呼ばれるキリスト教諸宗派を指します。ルター派(ルーテル教会)、カルヴァン派(改革派教会)など、宗派は非常に細かく分かれ、ローマ・カトリック教会におけるローマ教皇庁(ヴァチカン)のような巨大な「総本山」は存在しませんが、ここでは一括して取り扱います。イギリス、ドイツを含めた北欧やアフリカの一部、アメリカ合衆国やオセアニアなどで信徒が多い傾向があります。 プロテスタントは概ねカトリックにおける「行動」よりも内心の「信仰」を重視します。例えば貧しさから教会に寄進を捧げることができずとも、心から神を信じていれば救済はもたらされるとの考え方です。 その他にも日本でよく知られる賛美歌はプロテスタントの信徒が多いイギリス、アメリカなどから伝わったものです。また、プロテスタントの聖職者は「牧師」と呼ばれますが、カトリックの聖職者は「神父」と呼ばれる、カトリック教徒は神に祈る時十字を切るが、プロテスタントはただ天を仰ぐなど、習慣の面で細かい差異も存在します。敬虔なプロテスタント教徒を演じるのなら、調べてみると良いでしょう。 現在のプロテスタントでは異なる教義を「異端」とすることそのものを善しとしない傾向(多数の宗派があるため一概に断定はできません)があり、「カトリック」や「正教会」と言った多宗派との対立はほぼ収まっているようです。 ▼グノーシス(マイナーな信仰) グノーシス主義とも呼ばれます。紀元1世紀に誕生し、3世紀から4世紀にかけて広まった神秘主義思想です。学者によって見解が分かれますが、キリスト教の異端思想の一つとして捉えられる場合が多いようです。ここではあくまでキリスト教の一宗派として取り扱います。 後述するマニ教の基盤になっているともされ、禁欲的な姿勢を持ち、「反宇宙的二元論」を掲げます。グノーシスにおいては天地創造の過程が既存のキリスト教とは大きくことなり、至高神が創造した満たされた世界が原初の世界とされます。しかしその神性の一つであるソフィア(知恵)が、その持てる力を過信し、「ヤルダバオート」もしくは「デミウルゴス」と呼ばれる存在を作り出します。この存在は自らを唯一の神と認識する狂った神であり、我々の生きている世界はこのデミウルゴスが作り出したものだとグノーシスでは考えています。 グノーシスは悲観主義的な側面があり、「この地上が悲惨なのは狂った神が作り出した悪の宇宙(悪の世界)であるからだ」と考えています。グノーシスが目指すのはこの「悪の宇宙」からの脱却と、悪の宇宙に生きる人々の救済です。グノーシスは「悪の宇宙」は物体・物質――つまりは肉体も含みます――は悪の宇宙であると考え、人間の本質は精神・意識(イデアー)であると捉えます。このため世俗的(肉体的)な快楽はすべて悪と考え、グノーシスに属する者は生殖行為すら禁じたのです。 当然このような思想が長続きするはずもなく、西方におけるグノーシス主義思想は廃れていきます。一方でグノーシス主義の創世神話やその根本的思想はマニ教に引き継がれ、一般信徒の生殖行為を許容する形で現在まで細々と続いていきます。 グノーシスの中には「悪の宇宙」に存在する悪――つまりは肉体的快楽を積極的に受け入れる堕落した人々も存在し、しばしば悪魔信仰や異端思想と結びつけられたようです。グノーシスの考え方や世界観自体は現在まで引き継がれており、特に〈哲学〉を学んでいる魔術師などが、ある種の宗教的下地としてグノーシスに属していることがあります。 ▼モルモン教(マイナーな信仰) アメリカ合衆国のユタ州で広い支持を集める19世紀に創設された新しい宗派です。 創始者ジョセフ・スミス・ジュニアが受けた神の啓示によって開かれ、新旧聖書の他独自の聖典『モルモン書』を取り扱うことから、本来の「末日聖徒イエス・キリスト教会」ではなく単に「モルモン教」と呼ばれ、他の宗派からは異端視されることが多いようです。 モルモン教成立の背景には創始者スミスが宗派間の争いを嫌ったことがあり、原初キリスト教への回帰を唱えたことがあります。三位一体思想の否定、聖霊に人格を認める、「神は以前人間であった」「神には妻がいる」「救われた人間は死後天で神に近い存在になる」というキリスト教系列の宗派としては特異な考えを説いています。 日本人から見てもっとも印象的なのは「生まれ変わり」の概念があること、「運命は神が定めるものではなく人が自分で選択するもの」と教えていることでしょう。 上記の思想から多宗派からは異端と見做されることも多く、実際に「ユタ戦争」と呼ばれる紛争も発生しています。 またモルモン教の特徴的な点として、唯一過ちを犯さない絶対者はキリストであって、預言者(創始者であるジョセフ・スミス・ジュニアも含め)は過ちを犯すことがあり得るという懐疑主義的な側面があります。モルモン教に他宗派における「神学校」、そしてそこで教育を受ける「聖職者」にあたる役職は存在せず、預言者や強い「神権」を持つ指導者が説法などを行います。これすらも鵜呑みにせず、常に疑ってかかれと説いているのです。神の御言葉は常に新しくもたらされるため、古い考えに囚われすぎるのもよくないということでしょう。 またキリストが再臨するまで、世の中に争いや災いが絶えることはないと説いており、第二次世界大戦時を除いて、国家間の戦争や紛争については言及をしない立場を貫いてきました。このためヴァンパイアとの戦いには積極的に関与したがらない信徒が多いのですが、モルモン教は「国家に忠誠を誓うべき」とも説いています。このことから母国の安寧を守るためにヴァンパイアと戦う信徒もいるでしょう。 ▼隠れ切支丹(マイナーな信仰) 安土桃山時代、フランシスコ・ザビエルが来日し、キリスト教(カトリック)を伝えた直後は、織田信長を始めとした諸大名が主に交易目的でキリスト教を厚遇しました。中にはカトリックに改宗した大名や武家の子女も少なくありません。当時の博多付近を納める大友宗麟や、細川忠興の妻で明智光秀の娘ガラシャが代表的な存在です。 しかし織田信長の死後、羽柴秀吉が政権を引き継ぐと状況が大きく変わります。当初は秀吉もキリスト教を厚遇していたようですが、宣教師が連れてきた商人たちによる日本人奴隷の売買が発覚します。これを契機にキリスト教の弾圧が始まったのです。 秀吉の死後、関ヶ原の戦いを経て政権が徳川幕府に移った後も、キリスト教に対する禁教令は続きます。天草四郎時貞の主導により現在の熊本県にて島原の乱が発生した後は、日本に暮らすキリスト教徒——隠れ切支丹に対する断罪はより厳しいものとなり、『踏み絵』などの記録に代表される、悲劇的な殉死が幾度も発生しました。 しかし隠れ切支丹たちは聖母マリア像を『マリア観音』と言う仏像に偽装し、十字架などを『納戸神』として隠し持ち、オラショと呼ばれる暗号めいた聖句を唱え、仏教や神道に偽装することで信仰を守り通しました。こうした事例は日本各地に存在しますが、特に熊本県、大分県、長崎県などでよく見られます。特に長崎県五島列島に残る教会建築物等は、世界遺産にも指定されています。 江戸幕府が瓦解し大政奉還が行われ19世紀に入ると、やがてキリスト教の禁教令が解かれます。改めてやってきたカトリックの宣教師たちは、キリスト教を受け継ぎ、その教えを乞う者が現れたことに大いに驚いたと記録が残されています。 こうした隠れ切支丹のいくらかはカトリックに帰依することになります。しかしそれを拒んだ、あるいは当時のカトリックの厳しい戒律に馴染めなかった者もいました。長い鎖国によって本来のカトリックの精神・教えが失伝し、仏教・神道の風俗に聖母マリアやデウス(イエス・キリスト)と言った観念が同化してしまったのです。このため「隠れ切支丹」を引き継いでいる人間の精神性や振る舞いは、仏教徒・神道教徒と大きな違いがありません。 ■ユダヤ教系列の信仰 ▼ユダヤ教 ユダヤ人が信仰するキリスト教、イスラム教の元となった信仰です。ユダヤ教を信仰する者を「ユダヤ人」と呼称する場合もあります。旧約聖書(モーセ五書)やタルムードを始めとするラビ文献を重視します。信仰、教義そのものよりもそれを元にした行動や学習を優先し、この点はカトリックやイスラム教とよく似ています。差異を上げるのであれば知識や理性を重んじる傾向でしょう。ユダヤ教徒の学者(ラビ)が議論を交わす様子は、新約聖書などで(概ね批判的なニュアンスで)よく描写されています。これは「行動と学究」を重んじるユダヤ教と、「内心の信仰」を重視するキリスト教の原点の相違をよく表しています。どちらがいいとも、悪いとも言えないでしょう。 歴史的に各地を流転する生活を強いられていたユダヤ教徒にとって、「知識」や「知恵」は、唯一奪われることのない財産であった。悲劇的な歴史と共に、そのような背景も存在します。 ユダヤ教の戒律として代表なものがノアによる「七つの戒め」です。「偶像崇拝」「殺人」「窃盗」「性の乱れ」「冒涜」「生きた動物の肉を食べること」を禁じ、最後に「裁判所を維持するための決まり事」について触れられています。その他食のタブーなども多様です。 宗派もまた細かく分かれており、ゲーム上での取り扱いは困難です。ただし敬虔かつ厳格なユダヤ教徒を演じるのであれば、詳細に調べてみるのも良いでしょう。 ユダヤ教は排他的なイメージを持たれがちですが、「ユダヤ教に改宗したものを愛せ」との教えも見受けられます。血統としてのユダヤ人でなくても神に従い、神の教えを遵守すれば救済はもたらされるとの考えですが、ユダヤ人以外は祭司(聖職者)にはなれず、労働者としての地位に留まるなどの選民主義的思想もあります。もっとも三代ユダヤ教を信仰しればユダヤ人として認められるとの習慣を持つ宗派もあり、捉え方は様々です。 ユダヤ教が多数派を占める国はイスラエル一国のみですが、知識階層や富裕層の多くにその名が見られ、ロスチャイルド一族を始め近世から社会的影響力が大きく増してきました。教育に力を入れるユダヤ教の慣習上、社会・経済・芸術・メディアと言った側面からの強い影響力は現在も続いています。 ▼カバラ(マイナーな信仰) ユダヤ教における神秘主義思想です。仏教における密教にあたるものと考えて良いでしょう。カバラの世界観自体はキリスト教徒を始めとする他の様々な宗教にも広まっており、厳密にはユダヤカバラと非ユダヤカバラに分かれますが、ここでは一括して取り扱います。日本で身近なものとしては「タロット占い」「数秘術」などが挙げられるでしょう。 サブカルチャーでも良く知られる「生命の樹(セフィロト)」で表現される「10の球(セフィラ)」と「22の小径(パス)」は神から分化した聖性を表現しています。このためカバラは一神教でありながら多神教的な性質と汎神論的世界観を持ちます。 カバラにおいて世界は一つの書物で、この書物は22文字から構成されるヘブライ文字で記されており、カバリストはそれらを読み解き、宇宙の原理を理解することを目標とします。 彼らは「死後の世界」の存在を認めません。カバリストの世界観では、魂は個の記憶の集積であり、またこの世のすべての生命(魂)に神は内包され、神は生命の樹(セフィロト)としてあらわされます。神はただそれらの記憶を収集し、悪しき記憶を排除し、善なる記憶を再構成し産み落とすのだとの考えです。この「贖罪の日」と「復活の日(角笛吹き祭の日)」は常に循環しており、既存のアブラハムの宗教の世界観とは大きく異なる点と言えるでしょう。 カバラに特に目立った戒律はありませんが、反知性的な行動は慎むべきでしょうし、ユダヤか非ユダヤかにもよりますが、所属する信仰の戒律はでき得る限り守るべきです。 ■イスラム教系列の信仰 ▼スンナ(スンニ)派 唯一の神(アッラー)を奉ずる一神教です。神が預言者ムハンマドを通して下した「クルアーン(コーラン)」と呼ばれる啓典を重んじ、シャリーア(イスラム法)に基づいた「正しい行動」を通して神に奉仕することで人の魂は楽園に導かれると説きます。その他に預言者ムハンマドの言行をまとめた「ハディース」、新旧聖書も教典として含んでおり、ある意味でユダヤ教・キリスト教とは地続きの宗教と言えます。しかしイスラム教徒は新旧聖書は神学者によって改竄が繰り返されたものと考えており、よほど学究に熱心な信徒でなければ読むことはありません。 イスラム教の習慣としてよく知られるものとしては食のタブー(アルコールや豚肉などを除いたいわゆるハラール食品)、女性の肌の露出の制限(ヒジャブなどが代表的)、偶像崇拝の厳禁、一夫多妻制、一日五回のメッカの方角に向けての礼拝の義務(夜明け、正午過ぎ、午後、日没後、夜)などが挙げられます。その他にも義務ではありませんが、「タラウィー礼拝」と呼ばれる多数の祈りを行う敬虔な信徒もいます。食のルールの観点でいえば断食(ラマダン)の習慣もよく知られていますが、これは季節行事であるため、ロールプレイに取り入れる必要はあまりないでしょう。 イスラム教自体は日本人が想像するそれとは反して、公正・平等・寛容を重んじます。不浄を嫌い、清潔さを重視する点も特徴です。「誠実」「平和愛好」などはムスリムによくみられる特徴でしょう。 フェミニズムを始めとする近代的価値観との相違、他国との交流を通してムスリムの在り方については彼らの中でも日々議論が交わされているようで、イスラム教は時代のうねりの中で大きな過渡期にあると言えます。礼拝を決して欠かさないならその頻度に応じて-5~-10CPの「誓い」としても良いでしょう。 日本を訪れるムスリムのシャリーア(イスラム法)に関する姿勢も非常に多様で、堅実に信仰に基づく行いを守る信徒もいれば、日本ではシャリーア(イスラム法)の権威は及ばないと考え、豚肉を食べるなど開放的に振る舞う信徒もいます。 スンナ(スンニ)派は、イスラム教徒の大半を占めます。六信五行と呼ばれる信条を掲げ、それこそが信仰の根幹であると考えます。敬虔なイスラム教徒を演じるのであれば、調べてみるとよいでしょう。 ▼シーア派 シーア派はスンナ派に次ぐ勢力を持つイスラム教の宗派ですが、信徒の数は多いとは言えません。イスラム教全体から見ると2割にも満たない人数です。シーア派で代表的な国はイランで、同国を含めた四か国でしか盛んには信仰されていません。 スンナ(スンニ)派が「クルアーン(コーラン)」「ハディース」と言った啓典を重要視するのに対し、シーア派は血縁に基づく正統な指導者(イマーム)を重視します。つまり生きた人間の説く解釈や教え、指示に従うわけです。この指導者は預言者ムハンマドの末裔であったというのがシーア派の主張であり、預言者とその家族(つまり血縁者や末裔)を愛すること、またその敵と絶縁することを説いています。 上記の二項目を含めた十行と五信を掲げるのがシーア派です。この十行の中にはジハード(聖戦・努力)も含まれます! この是非について言及するのは難しいところです。その時の指導者の振る舞いによって平和的な外交や内政ができることもあれば、逆に過激な方向に走ることもあるでしょう。 シーア派では歴代の指導者(イマーム)を霊廟へと丁重に葬っています。スンナ(スンニ)派はこれを偶像崇拝であると解釈し、両者はしばしば衝突します。 とはいえシーア派の苛烈とも言える性格は、ヴァンパイアと戦うハンターには適している側面も否定できません。五信十行については、敬虔なシーア派の信徒を演じるのであれば調べてみても良いでしょう。 ▼スーフィズム イスラム教における神秘主義思想です。社会的・法的に裏付けられたイスラム教内部の社会的権威を認めず、真の教えは自らの体験によってのみ得られると考えます。 初期のスーフィーたちは人里離れた場所で隠遁生活を送りながら孤独かつ過酷な修行に時間を費やしていました。その中で神との合一に到達したものが聖者として理解され、次第に聖者の元にスーフィーが集まり、集団で修行する組織化・大衆化が図られるようになりました。 スーフィズム思想の中核にあるのは「愛」です。創造神と被造物である人との間に内的なつながりを認め、強い「愛」の力によって神との合一を目指します。スーフィーの修行はいくつかの階梯に分類され、階梯を登るたびに神から与えられるある種の心的境地を体験します。すべての階梯を登り切れば忘我の境地に達し、霊知と真理を永続的に得られると考えます。 スーフィズムの修行は非常に禁欲的で、ズィクルと呼ばれる祈祷句を一心不乱に唱え、音楽や舞踊に熱中し、ファナーと呼ばれるある種のトランス状態を目指します。 スーフィズムはイスラム教徒(特にトルコなど)の中でも異端とされることが多いようですが、他の宗教との軋轢や現代的価値観への適合において有用なものとして近年注目を集めています。 ■仏教系列の信仰 ▼部派仏教 タイ、カンボジア、ラオスなどの東南アジア諸国で主に信仰されている宗派です。アビダルマ仏教ともよばれ、伝統的な釈尊の教えを守る保守的宗派です。 紀元前6世紀頃釈迦が唱えた教えを口誦され、それをまとめたもの後の仏教における経典となります。 仏教においては「仏(ゴーダマ・シッダールタを代表する悟りに目覚めた者)」「法(仏の教えと様々な戒律)」「僧(仏の教えを学ぶ僧侶たちのコミュニティ)」を三宝と呼び、「悪い行いから離れる」「瞑想等によって心を鎮める」「智慧を通して心を見通すことで心を穏やかに(涅槃)すること」を三学とし、教えの柱としています。 仏教の戒律に置いて分かりやすいものは「八正道(苦行にも快楽主義にも走らない)」と「五戒(殺生、窃盗、姦淫、虚言、薬物・酒の禁止)」が挙げられるでしょう。 仏教では苦しみから脱するためにはこの世の真理を洞察し、悟りを開くことを目的とします。これを四諦(この世は苦しみの世界であること、煩悩が苦しみの世界への執着の原因であること、この世への執着を断つこと、自らに悟りを導くために戒律を実践すること)と呼びます。その他にも様々な哲学思想があり、これらの思想はかつてバラモン教の支配下にあったインドにおける知識階級の中から誕生したものです。 釈迦が自らを人間であると称したことから、平等の思想、迷信の否定、人間主義的な世界観、諸行無常、輪廻転生という言葉からもわかる「この世の在り方は移り変わって行く」という根本的な考え方があります。自らを律するのは自分自身と法であり、人と人との関わりを重要視します。 ▼大乗仏教 インド仏教から発達した仏教の宗派をざっくりとまとめてこう呼びます。中国や日本を含めた東アジアにおいて広く信仰されており、「天台宗」「浄土宗」「浄土真宗(一向宗)」などの日本でよく知られる宗派も宗教学上この大乗仏教に分類されます。本来は個別の宗派について取り上げるべきですが、ゲーム上は「大乗仏教」として一括して取り扱います。敬虔な仏教徒を演じるのであれば、それぞれの宗派について詳しく調べてみると良いでしょう。 部派仏教との大きな違いは、あちらが「内心の悟り」を重視するのに対して、こちらは「善行を重ねることで仏となる道が開かれる」という行いや振る舞いを重視する点でしょう。特に良く知られるのは「南無阿弥陀仏と唱えれば極楽浄土へ導かれる」と言う教えです。 とりわけ日本では江戸時代に広まった檀家制度もあり、社会的にも強い影響力を持ちます。 ▼日蓮宗 法華宗などとも呼ばれます。鎌倉時代に日蓮が起こした宗派で、法華経(妙法蓮華経)を釈迦の本懐にして最高の教えと説いています。「南無妙法蓮華経」の文句が有名で、「南無阿弥陀仏」などの念仏や禅宗などの既存の仏教哲学に対して否定的な立場を取ります。 当時の世相は元寇などを始め混迷を極めており、終末思想的な世界観が多分に含まれていると解釈されることがあります。これは当時の世情について、日蓮が「末法(悟りに至る者が現れない時代のこと)」と称したことに起因します。日蓮は、これは法華経をないがしろにした結果だと厳しく糾弾し、他の教えは衆生を救済から遠ざける悪しきものであると説きました。これは当時の僧侶たちの腐敗も大きく関係していたのでしょう。 日蓮宗は上記の事情から「仏教原理主義」とも言うべき苛烈な性格を持っています。まったくの異教徒ならともかく、仏教の多宗派とは却って反目する場合が多いでしょう。その一方で衆生――弱い人々を助けるためになら(やり方の良し悪しは別として)なんでもするのが敬虔な信徒の在り方でしょう。周りとうまく歩調を合わせられるのであれば、ハンターとしての適性は高いのかも知れません。 ▼密教 宗教学においては後期大乗仏教などとも解釈されます。仏教における神秘主義思想で、真言宗などと呼ばれることもあります。瞑想や曼荼羅、法具を用いた様々な秘儀を重要視します。秘密主義的な側面が強く、密教において学んだことは他の者に話してはならないと考えます。このため密教を学んだキャラクターが信仰について語ることは稀でしょう。チベット仏教は「密教」に分類されることが多いようです。 こうした背景にから密教について詳しいことは知られていませんが、起源はやはりインドにあり、様々な経緯を経て男性性(衆生を救うための行動)と女性性(悟りを開くための智慧)の合一を目指しているようです。こうしたことから一部宗派においては「性」の要素がつきまとう信仰であり、姦淫を嫌う他の仏教や儒教とは相反することもあるようです。 日本に伝わっている密教においては「ブッダ(法身)は自らこの世の衆生に対して教えを説いている」「覚りは他者に説くことができる」「修行者は生きたまま仏に至ることもできる(即身仏)」などの教えが知られています。また現世利益をもたらすという側面もあり、時の権力者から強い関心を持たれました。 「ソワカ」で終わる呪文のような言葉が真言としてよく知られ、フィクションでも誇張して取り扱われる信仰です。「本物の魔術師」にも密教を学んだものは珍しくないかも知れません。 ▼禅宗 座禅を組んで心を鎮め、揺らぐことのない静かな心(禅定、禅那)を手に入れることを目指す大乗仏教の一宗派です。極東の武芸や欧米の近現代芸術文化にも強い影響を与えているため、ここでは個別の信仰として取り上げます。代表的な禅宗の僧侶としては一休宗純が知られています。 念仏や説法、学究ではなく、座禅・作務(日常に付き纏う様々な労働)を通した修行を重んじ、自分自身の宗教体験から覚りへと至ることを目指します。作務衣や座禅の崩れた人を僧侶が背後から警策で叩く光景は日本では馴染み深いものでしょう。 禅宗では人間だけではなく、天然自然の全てに仏は宿ると考えます。この考え方は極東に禅宗が渡ってから広まったもので、「一切衆生悉有仏性」と呼ばれます。また、他の宗派とは異なり言葉の不完全性を強く説きます。学究による入門を否定しているわけではありませんが、仏の言葉とされる経典ですら、解釈によって如何様にも変わってしまうのだと考えているのです(不立文字)。つまり言葉や文字だけでは真の仏法は理解できないとの教えです。 禅宗に関わる言葉としてよく知られるものに「禅問答」があります。慣用句では「よくわからない、結論の出ないやり取り」の例えとして用いられますが、これは修行僧の質問と師匠(元を辿れば釈尊)による受け答えを指すわけです。禅宗で辿り付く「覚り」は非論理的で言語化し辛い極めて抽象的なものであり、禅問答はこうした禅宗の在り方を表す事例なわけです。 武道家やアスリートが集中力や精神力を高めたり、あるいは不品行が目立つ人物の性根を叩き直したりと言った目的で、禅寺での修行が利用されることがあります。こう言った経緯で、仏門での修行と言えば禅宗における修行を想像する日本人は数多くいることでしょう。社会的影響力も決して無視できません。 ▼修験道 宗教学的には「山岳仏教」などとも呼ばれます。歴史的には天台宗や真言宗が起こった際、既存の仏教勢力の政治(つまりは俗世)との結びつきに批判的な立場を取っていた空海・最澄らが高野山(金剛峯寺)や比叡山(延暦寺)などの人里離れた山奥に拠点を築いたのが発祥であるとも考えられています。 修験道自体の開祖は役行者(役小角・蔵王権現とも)で、飛鳥時代に開いたものとされますが、彼の人物の実在も含め、これが事実であるかどうかは不明確です。いずれにしても修験道は平安時代に入ると、神仏習合の流れと共に信仰が広まって行きます。 修験者の究極的目標は柱源――自身が天と地を結ぶ柱になることです。そのためにはこの世の悪(俗世)から離れ、仏法の徳を重ねるべく修行するのです。しかし柱源になるための教えは極めて難解で、現在の日本では二つの寺院だけがこの教えを引き継いでいます。もちろん、それ以外にも修験道を説いている寺院は存在するのですが。 こうした難解さから、修行は非常に過酷なものとなります。修行を始めたての修験者は密教を学ぶことから始めます。このため修験道と密教の関係は非常に密接です。密教との違いとしては真の覚りとは人間を含めたあまねく生命がその心の内に内包するものであり、言葉や文字(目、耳、口)に頼らずとも辿り付くことができるものであるということです。つまり自分自身を知り、完全に理解することが覚りにつながるという考えです。ある意味で、これほど難しく厳しい教えもないでしょう。 またこれは密教にも言えることですが、修験道で良く知られるのは「護摩」と言う火を使った儀式・儀礼です。パフォーマンスとして焼けた土の上を渡る修験者の姿はメディアでも良く取り上げられる光景です。時代を下ると、このようなパフォーマンスをして日銭を稼ぐ修験者もどきも現れるようになったようです。 ■アニミズム系列の信仰 ▼神道 トーテミズムとアニミズムの複合とも言える信仰です。森羅万象の万物に神は宿るとし、一方で菅原道真などに代表される人間霊も神として昇華し、祀ります。自分の先祖を神として祀り上げ、自らの地位の裏付けとする例も存在します。藤原氏にとっての春日大明神がその好例でしょう。一方で地位の低い民衆が「神」へ昇華し、あるいは「(怨霊を含めた)霊」となる考えは江戸時代ごろまで成立しませんでした。 現代に残っている稀有なアニミズム信仰ですが、神仏習合から明治維新を迎えてから行われた神仏分離・廃仏毀釈と、現在の神道の成立に至るまでにはなかなか複雑な経緯を辿っています。 神道の中で聖典と呼べるものとしては「古事記」「日本書紀」などが挙げられますが、名前しか触れられていない神も多く、歴史的経緯から政治的都合で書き換えなどが行われたという指摘(月読命等)もあります。これらは神道における最高祭司の一族である皇室の権力を裏付けるものでもあります。こうした事情から神道の聖職者は皇室の在り方について学ぶのが普通ですし、日本国内の神社を総括する神社庁(稲荷系神社など神社庁に所属していない系統の神社もあります)も、特に皇室典範の改正などにおいて強い政治的影響力を持ちます。 神道、および神社の成り立ちとしては様々な説がありますが、著名な民俗学者が述べた説として元々は集落における集会所の役割を果たしていた場所が、神社として発展したのではないかというものがあります。現代日本においても「氏神」「氏子」の関係は地域のコミュニティを相互に結びつけるものとして重要な役割を担っています。 一方で神道においては「言挙げせず」として説法などの決まった教えを説くことがほぼありません。仏教の僧侶が説法を行うのとは対照的です。また神道における「神体」は多くの場合本殿に秘されており、よほど特別な祭事の時にしか開帳されず、参拝者が目にするのは概ね拝殿までです。 神道の信仰は日々の生活様式に根付いたものであり、日本人の多くは「神道に基づく行為である」と気付かずにそれを行っている場合も珍しくありません。 神道の聖職者は厳しい修行と学究を経て、神職として認められます。聖句としては祝詞が挙げられ、厄除けや加持祈祷、地鎮祭と言った伝統文化として日本での風俗に深く根付いています。能や狂言、歌舞伎などの芸術も、元は神に奉納するものであったとされます。 その他にも神道と仏教では冠婚葬祭を始め多くの細かな違いがあります。興味がある場合は調べてみても良いでしょう。 ▼ネオ・ペイガニズム(マイナーな信仰) キリスト教化以前の多神教を復古する運動から生まれた諸宗教をゲーム上では包括してこのように扱います。 最大勢力がウィッカ(魔女宗)で、ネオ・ドルイド、ネオ・ゲルマニズム(オーディニズム)、ネオ・スラヴィズムなどが挙げられます。多神教、アニミズム、汎神論的な世界観を持ちます。各信仰の起源についてはキリスト教化とそれに伴う苛烈な魔女狩りによって失伝したものも多く、派閥(どの神を中心として崇めるか)や個々人の研究内容によって主義主張や自らに課す戒律も異なります。 ネオ・ペイガニズムはスピノザやニーチェなどが提唱した様々な哲学論を取り込んでいます。まず17世紀の哲学者スピノザが唱えた「汎神論」について述べます。汎神論はデカルトの提唱した「二元論」に対する反論から提唱されました。デカルトは人間の意識と肉体は完全に切り離されていると唱えましたが、スピノザは「それでは悲しい時になぜ涙が出るのか説明がつかない」と考えたのです。 過程は省きますが、この矛盾を解決するためにスピノザが唱えたのが、人類、その意識や肉体を含めた自然のすべてが「一つの神」であると考えました。これが「汎神論」です。この理屈を用いれば、多神教の神々も「一つの神」の一側面と捉えることができます。 もう一つはニーチェが提唱した「ニヒリズム」です。産業革命を迎えた世界において、既存のキリスト教世界観は急速に求心力を失い、人々は心の拠り所を失います。「神は死んだ」という有名な言葉がありますが、この言葉と共にニーチェは「新たな価値を自ら創造せよ」と説きます。これが「能動的ニヒリズム」です。 ネオ・ペイガニズムはこのような時代の潮流・宗教的価値観の変遷の最中で新たな現代的価値基準として、望まれて誕生したものですその歴史学的経緯――特にウィッカの興りについてはオカルティストであるジェラルド・ガードナーが提唱したものとされていますが、真相は定かではありません。 以下に代表的なネオ・ペイガニズム諸派の内容を挙げます。 ・ウィッカ(魔女宗) ケルト系、ゲルマン系の神を中心に置くイギリス系の諸派です。他に様々な神を取り込んでおり、男女二柱の神を掲げ、月と樹木の女神ディアーナを中心に置くディアーナ派がよく知られます。ウィッカ諸派では女神が中心であり、母権主義的思想を持ちます。サバトとエスバトと呼ばれる年に8回の祭儀にて神を称えます。魔女術(ウィッチクラフト)については、ハーブ(薬草学)やスペル(おまじない)を主体としたものであり、いわゆる黒魔術的なものについては否定的です。これらの神秘的技術については、人の心の善悪には関係しないと考えています。ハンターの中には失われたはずの魔女術を密かに受け継いできた「本物の魔女」もいるでしょう。 ・ドルイド教 こちらもイギリスの、ケルト系(現在ではガリア系とも)の信仰です。ドルイドは古代ケルト人(ガリア人)社会における知識階級の頂点に立つ祭司たちです。宗教儀礼や占い、まじないの他に裁判などの司法権限も有していたとされます。占いのみを行うのがウァテス、神話や神の教えを伝導する詩人がバードと呼ばれたそうです。オーク(ナラの木)を申請し、加えてそれに寄生するヤドリギを非常に珍重しました。ヤドリギを万能薬として使用することもあったようです。2010年、ドルイド教はイギリス政府に宗教として公認されています。植物系や地霊系の呪文を得意とする魔術師の中には、ドルイド教を学んだ者も珍しくないでしょう。 ・ネオ・ゲルマニズム(オーディニズム) ゲルマン復古運動とも呼ばれ、アサトル協会が良く知られています。ヨーロッパ諸国や北米大陸で信仰されます。彼らはどうやら、オーディンなどのゲルマン系諸神の存在を完全に信じているわけではありません。しかし北欧神話の各種詩編は自然と人間の在り方を語る重要なメタファーであるとしています。アサトル協会ではアイスランド等に諸神の神殿を再興し、ランドヴェーッティルと呼ばれる精霊(地下の死者の国(ヘルヘイム)に住まう魂とも)がアイスランドの地を守護していると考えています。ランドヴェーッティルは自然の美しさを見出される個所に宿ると捉えられます。「義務感/自然」の持ち主は数多いでしょう。またゲルマン神話(北欧神話)は「ルーン(フサルク)」と強い結び付きを持ちます。信者の中には「本物の魔術師」も少なくないでしょう。 ・ネオ・スラヴィズム ネオ・スラヴィズムは第一世界大戦の頃、ロシアを中心としたスラヴ系国家にて発生しました。ロシアおよび東欧諸国のナショナリズム(国粋主義)と深い関わりがありますが、これはネオ・ペイガニズムにおいてそれほど珍しいことではありません。 ニーチェが提唱した諸理論の影響を受けたロシア人作家ヴャチェスラフ・イヴァノーフが提唱したスラヴ主義は、アポロン的理性を重んじる西欧の思想に対して、東欧(スラヴ諸国)のアイデンティティはディオニュソス的生の解放と、それに伴って呼び起こされる霊感であると唱えました。イヴァノーフはスラヴ系諸国の共同体の在り方――ソボールノスチ(霊的共同体)を重視し、当時のロシアにおける法的・国家制度的後進性を擁護したわけです。本当にざっくり言うと集合的無意識においてスラヴ人は繋がっているのだ、という話です。ネオ・スラヴィズムは東欧諸国を統一して西欧に対抗しようとしたロシアの動き(スラヴ統一主義(パン・スラヴィズム))に反論するために生み出された側面があり、ネオ・ペイガニズム諸派の中でも特にナショナリズムや政治と深い関わりがあります。 ネオ・スラヴィズムに帰依するキャラクターを演じる場合、ディオニュソスの遍歴や神話における得意な立ち位置について詳しく知っておくと理解が深まるでしょう。 ▼儒教 孔子が創始者として伝えられる、中国三大宗教の一つです。学問に近い形態を持ちますが、意外なことにその背景にはアニミズムやシャーマニズムの強い影響があるとされます。 五経(「易」「書」「詩」「礼」「楽」「春秋」)と四書(「大学」「論語」「孟子」「中庸」)を経典とし、五常という五つの徳性を重んじます。五常とは「仁(人を思いやる心)」「義(利欲に囚われず、行動を律すること)「礼(仁の要素として示された行動規範を守ること)」「智(学問に励み、道徳的判断能力を身に付けること)」「信(嘘を吐かず、誠実であること)」を指します。 こうした行動規範を守り、道徳を重んじ、儒教を学ぶ者のことを、儒者、儒家、儒学者などと呼びます。儒教は中国、朝鮮半島、そして日本に広まり、「徳治主義」という観念を生み出します。五常に代表される道徳が何よりも重要であるという考え方で、これを以て国を治めようという考え方です。徳治主義の政権下に置いて、近代欧米的な「法」「契約」の観念は軽視されがちですが、反面情に厚く、家族や血縁者、友人を非常に厚遇します。どちらが優れているとも言い難いでしょう。 日本における儒教はあくまで「学問」として広まりました。しかしその影響は大きく、日本の年功序列主義的な側面は儒教の影響が強いと言えるでしょう。その他にも近代の儒教では刃で血を流して死ぬことを何よりも不名誉としました。争いを善しとせず、明代の中国や李氏王朝家の朝鮮国では武官が非常に軽んじられていたと伝えられます。 こうしたことから積極的に前線に出る儒家のハンターはあまりいないでしょう。いたとしても、直接攻撃することは好まず調査活動や前衛ハンターの支援に回ることが多いと思われます。 ▼土星教(マイナーな信仰) リングダストたちの信仰です。「土星」はリングダストたちにとってみれば正しく創造主であり、彼ら彼女らがそれを神のように(実際神に等しい存在なのですが)崇めるのは当然のことです。 多くのリングダストたちは、生まれて数か月で地球へと旅立ちます。その間に土星の目指す理想世界と土星やその衛星の在り方を学びます。土星が主神であり、衛星たちがその従属神です。リングダストの聖職者が地球にやってくることはほとんどなく、人類に知られることのないように、各衛星を守護しています。リングダストの祭司は極めて強力に作られており、時に神に近しい力を振るいます。土星からのメッセージはこの祭司たちから魔法的力を用いて伝えられます。リングダストが地球へ送り出される際、宇宙線や寒さ、真空から彼らを守るのもこの祭司の役割です。 土星が目指す理想世界とは、つまり地球そのものです。人類のような知的生命体も含めた多様な生命が活発に活動する「生きた惑星」が土星の理想です。ですがいわゆる「ガスジャイアント」である土星にそれが不可能であることも、また事実です。 ですからリングダストたちはそれを乗り越えるための知的探求を何よりも重んじます。その方法の一つが数多の技術的ブレイクスルーを生み出してきた人類を土星へと連れてくることであるわけです。もちろんリングダスト自身も学究を怠ることはありません。 ■分類困難な諸宗教 ▼ヒンドゥー教 バラモン教から数多の変遷を経て完成したインド発祥の信仰です。その他にはネパール、バングラデシュ、スリランカ、バリ島、シンガポール、マレーシアなどに信徒が存在し、その数は10億を超えるとされます。 ヒンドゥー教の生活習慣としてよく知られるのは、「左手は不浄とする」「菜食主義(特に牛肉は厳禁)」「四住期」「業(カルマ)と輪廻(サンサーラ)」「カースト制度」でしょう。この内「左手を不浄とする」習慣は仏教や神道にも見られるものです。 業(カルマ)と輪廻転生の価値観は、アジア各国に大きな影響を与えています。現世で積み重ねた行いの善悪は来世に至っても引き継がれるとの考え方です。人間は生まれた時点で、前世での善悪の積み重ね(カルマ)を宿しており、それが因果応報の結果として現れるという価値観(宿業思想)です。 「四住期(アーシュラマ)」は人間の一生を四つに分けるヒンドゥー教独自の考え方です。13歳から一人前の人間として始まり、「学生期」に入り教育を受け始めます。学生期を負えたら「家住期」に入り子供を産み、養います。「家住期」を負えたら「林住期」に入り、解脱に向けた修行を始めます。孫の誕生を見届けたら人里離れた山野に住まい、質素で禁欲的な生活を送ります。「林住期」を終えたら「遊興期」に入り、行者として旅をしながら解脱を目指します。 次にカーストについて述べます。カーストにおける「階級(ヴァルな)」は「バラモン(祭司階級)」「クシャトリア(王と戦士)」「ヴァイシャ(農工商の生産職)」「シュードラ(人が忌避する仕事につく労働者階級。現在では取り扱いが見直される傾向がある)」と「ヴァルナを持たない」「不可触民(アンタッチャブル、アウト・カースト)」に分けられます。20世紀中ごろにこれらカーストによる差別は憲法によって禁じられますが、完全に問題が解消したとは言い難い状況です。ヒンドゥー教の世界観では基本的に親が大工なら、大工にしかなれません。ヒンドゥー教の聖職者は「バラモン」の家に生まれたのが当然であるのです。もっとも、ヒンドゥー教の教えを守り、行者として善行を積んでいる者は聖職者と同様に扱われるでしょう。ヒンドゥー教への改宗は不可能ではありませんが、最下位のカーストである「シュードラ」にしか入ることができません。 またヒンドゥー教の代表的世界観として「不二一元論」と呼ばれるものがあります。ごく簡単に述べると「目に見える現実は幻に過ぎない」という無常主義的な考え方です。この考え方は仏教を始めとして、さまざなな哲学・信仰に影響を与えています。 その他にもヨーガという日本でもよく知られる修行法(日本ではただの体操ですが……)、聖牛信仰・女神信仰と言った要素がヒンドゥー教には存在します。興味のある方は調べてみても良いでしょう。 ▼シク教 ヒンドゥー教、仏教と同じくインド発祥の信仰です。信徒の多くはインドで暮らしていますが、印僑と呼ばれるシク教徒が各地に移住しており、仏教に次いで世界で五番目に信徒数の多い信仰とされています。ターバンを巻いて髭を長く伸ばしたステロタイプな「インド人」はこのシク教徒(印僑)です。 シク教ではグル・ナーナクが書き記した詩歌「グル・グラント・サーヒブ」「ジャブジー」「アーサー・ディー・ヴァール」を代表的な聖典とし、敬虔な信徒は毎日これを朗誦します。 開祖であるグル・ナーナクは、「神に形はなく、さまざまな呼び名と側面があり、信仰には形式や言葉に囚われない」としています。シク教は一神教であり、神には決まった形がありませんがヒンドゥー教の神であるヴィシュヌもアッラーもその一つの側面、異なる呼び名に過ぎないと考えます。一方で神には人格があり、慈悲深く、愛に満ちているとも語られます。 シク教は他宗教に概ね寛容ですが、一方でカーストを始めとした既存の宗教様式や習慣・慣例を形骸化した悪しき習慣として否定します。修行を否定はしませんが行動・寄進・苦行を通して解脱に至ることより、聖典に依る神の教えに立ち返れとシク教では説きます。 日本でも少数ではありますが、シク教の寺院が存在します。 ▼道教 道教は漢民族独自の信仰で、中国三大宗教の一つに数えられます。伝説によると黄帝が開祖とする多神教であり、老子がその教義を伝え、後漢の時代に入って張陵が教団を開設したと伝えられます。 道教の聖職者(道士)たちは不老長寿の仙人になることを目指します。この過程で生まれたのが神仙術や練丹術で、道士の中には「本物の魔術師」や「本物の錬金術師」も珍しくないでしょう。 教義としては「道(タオ)」という観念を説きます。老子は世間一般で「道」と言われているものは真の「道(タオ)」ではないと語り、目に見えることない深遠世界に目を向けよと説きます。これこそが「道(タオ)」であり、「道(タオ)」は森羅万象を動かす「気」という形で普遍的に内在しているというのが道教の基本的な考えです。 道教が目指す不老不死とは、本質的にはこの「道(タオ)」と自らを合一とするところにあります。それには精神修養や学究だけではなく、肉体的な修練も重要だと説きます。これが後に様々な中国武術の発展につながっていくわけです。 また道教では、天の神が地上の人々の行いを見ており、この行いの善悪に応じて禍福がもたらされると説きます。『霊宝経』と呼ばれる経典にて「十戒」が説かれています。内容はざっくり言うと「殺生の禁止」「不倫・不貞行為の禁止」「窃盗の禁止」「欺瞞(嘘をついて善人のように振る舞う)の禁止」「飲酒の禁止」「争いや諍いの禁止」「人の喜びを我が事のように喜ぶこと」「困っている人を助ける」「復讐・報復の禁止」「道(タオ)を得るまで我欲を封じること」です。 道教のまじないはフィクションでも誇張され頻繁に取り上げられます。ロールプレイやキャラクター作成の参考になるでしょう。 ▼マニ教(マイナーな信仰) マニ教の名はバビロニア地方(メソポタミア)の預言者マニに由来します。 ゾロアスター教・仏教・キリスト教から強く影響を受けた二元論的宇宙観を柱とする宗教です。長らく断絶したと考えられてきましたが、中国の福建省に寺院(現地では明教と呼ばれます)が現存します。ハンターやヴァンパイアの蠢く「裏の世界」では、信仰が受け継がれていても不思議はないでしょう。 強烈な二元論的な性格を持ち、光と闇、善と悪、精神と物質(肉体)に分かれると考えます。悪からの脱却を預言者マニは説き、人間は精神と物質が融合した異質な存在であり、知性を以て現世を救済し、また自身が持つ悪(原罪)を理解し自分自身を救済すべきであると教えました。こうしたことからマニ教では物質的なものに依存することを否定します。時には生殖行動すらも「悪」である「肉体」を生み出す行いであると否定し、その戒律は非常に厳しいものです。 マニ教においては、厳格な菜食主義や正教会で述べたような「斉(ものいみ)」が採用されています。神話の中で植物は天から散らばった「光」であると解釈されるからです。「誓い/完全菜食主義」「貞淑の誓い」「清貧の誓い」はマニ教徒によく見受けられる特徴です。極端な教徒は救済と称して「残忍」な行動を取るかも知れません。もっとも、厳しい戒律に反して他宗教に対して寛容な姿勢をとっており、このような信徒は極めて稀でしょう。 近年ではギリシャの神秘主義思想である「グノーシス主義」との強い関連も指摘されています。 ▼ゾロアスター教(マイナーな信仰) ゾロアスター(ツァラトゥストラ)がアフラ・マズダーを信仰対象として創設した一神教です。拝火教とも呼ばれます。紀元前6世紀頃からペルシャ人の多くが信仰していましたが、紀元7世紀後半頃から衰退していきます。 聖典は四分の一程度しか残されていませんが、二十一冊からなる「アヴェスター」と呼ばれるゾロアスターの言行を記したものです。世界最古の体系化された信仰とされ、アフラ・マズダーと悪神アンリ・マユとの対立を通して善悪二元論を説きます。 ゾロアスター教の思想(あくまで断片的に解読されたものですが)は、アブラハムの宗教たちとよく似ています。善なる者と悪なる者の戦争の後、最後の審判が行われ、善が勝利し、善に付いたものは理想の楽園世界に導かれるというのがゾロアスター教の世界観です。 詳細は曖昧ですが、理想の世界に導かれるためにゾロアスター教では善思、善語、善行の三徳を積むことが必要だと説き、その度合いによって死後天国に行くから地獄に堕ちるかが決まると説明されています。 「誠実」「正直」などはゾロアスター教を崇めるものにはよくある特徴でしょう――もし現在も存在すれば、の話ですが。 ▼シャーマニズム(マイナーな信仰) 原始的な信仰で、各地の少数民族などが引き継いでいるものです。シャーマニズムとは人類学者・民俗学者が似た類型の信仰を研究する際に使用する呼称であり、個別の信仰を指すものではありませんが、ゲーム内では民族や出身地、信仰する神を問わず、その性質を指して「シャーマニズム」と総括します。 シャーマニズムの世界観においては精霊や神の住まう霊界と、死者の住まう冥界をシャーマン(巫女、巫師、祈祷師)が仲立ちし、神や精霊、霊魂と交信します。その方法は魂を肉体から剥離させて霊界に至るか、自分の体に霊魂を憑依させるかのいずれかです。 シャーマンから語られた言葉にシャーマニズムに属する人々は従って日々の営みを行います。シャーマンに宿った霊魂が悪霊ではないか、判断する者を日本では「審神者」と呼ぶ場合があります。日本においては「イタコ」がシャーマンとしてよく知られます。もっとも、「イタコ」は信仰の対象とは言い難いですが。 シャーマニズムにおけるルールや生活規範は様々です。トランス状態に陥るために薬物やアルコールを用いることも珍しくありません。こうした生活規範をプレイヤーは独自に設定しても構いませんし、実在する民族をモデルとして設定しても構いません。 ▼トーテミズム(マイナーな信仰) アメリカ・インディアンに代表される、いわゆる「祖霊信仰」です。自らの祖先は神、あるいはそれに類する存在であると考え、それを崇める考え方です。日本においても断片的ではありますが、祖霊信仰的価値観は存在します。とはいえ、何を以って「トーテミズム」と呼ぶかについては人類学者・民俗学者によって見解が異なり、今もって統一されているとは言い難い状況ですが、ゲーム中ではそれらしき信仰を総括して「トーテミズム」と呼称します。 アメリカ・インディアンの例においては、氏族(クラン)を「亀」「狼」など祖霊(族霊)を何とするかによって区別し、共同体を築き上げます。そこには自然に生きる生命を祖霊(族霊)とすることで超常的な加護を授かろうという願いがあったと考えられています。このような事例は世界各地に点在し、アフリカやオーストラリアなどにおいても同じような事例が見られます。またトーテミズムを掲げる多くの民族において、シャーマニズム的要素も同時に見られます。 トーテミズムの特徴的な解釈として、「性行為によって子供は生まれない」「祖霊(族霊)との交わりによって個が生まれる」と解釈する場合があることでしょう。こうした民族集団において、ただ当然のことながら性行為を行わずに子が授かることはあり得ませんから、性行為それ自体が神聖な宗教的儀礼であったとも解釈できます。 トーテミズムにおけるルールや生活規範は様々です。こうした生活規範をプレイヤーは独自に設定しても構いませんし、実在する民族をモデルとして設定しても構いません。 ■哲学 ▼神智学 広義においては「神や世界の正体を追求する多くの宗教哲学」を指す言葉ですが、「ヴァンパイアハンター」の世界においては「ヘレナ・P・ヴラヴァツキー」が提唱した思想とその実践を指します。 神智学協会のスローガンは「真理にまさる宗教はない」です。ヴラヴァツキーの思想において特徴的なのは「マハトマ(偉大な魂)」という概念です。時代や地域を超え、多くの秘儀参入者(多くの預言者や、覚者などの宗教指導者。アデプトとも)から様々な教えがマハトマを通してもたらされ、現在の信仰を形作ったという思想です。つまり、宗教の源は一つであるという考え方です。 ヴラヴァツキーの唱えた神智学は「宗教ではない」としています。世界(宇宙)の真理を探究する「神聖な科学」であると彼女は答えています。 神智学においては東洋的宗教思想の影響が強く見られます。その典型が輪廻転生を繰り返すことによる「霊的進化」とカルマ(業)の概念であり、彼女は既存の単純な心霊主義を否定しています。輪廻転生を繰り返し、霊的進化を遂げるのが魂の目的なら、元来霊魂がこの世に留まるはずはないのです。ともかくこうした霊的進化を繰り返した果てに、人は神に近づくことができるとヴラヴァツキーは説きました。神智学では既存の宗教と異なり神に人格を見出しません。神智学における真理の追究とはつまり自己実現、自我の強い認識であり、究極的には「自身の内に神を見出すこと」と考えることができます。 ヴラヴァツキーのこうした考えは、1970年代頃日本でも大きなムーヴメントを引き起こし、現在のスピリチュアリズムやニューエイジ思想に繋がります。 ヴラヴァツキーはこうした理論を以て社会の影で『クルースニク』を設立し、世界中に散らばっていたヴァンパイアハンターを一つに纏め上げました。この偉業の背景に、神智学の「すべての信仰はマハトマ(偉大な魂)という根源に集約される」という価値観の裏付けがあったことは言うに及びません。 ▼スコラ哲学 スコラ哲学は、キリスト教の神学を支えるための哲学の一派です。スコラ哲学発生のきっかけは、キリスト教徒による十字軍遠征にあるとされます。中世初期、ギリシャ哲学の多くがヨーロッパでは失伝していました。その中にはかのアリストテレスの哲学も含まれていました。しかしアリストテレスの哲学は、キリスト教の信仰を否定してしまう思想でした。アリストテレスの思想の中には「理性を総動員し、物事を探究している時が人間のもっとも幸福な瞬間である(テオリア)」「物事はなぜ存在するのか、存在するとはどういうことかを考える(形而上学)」というものがあります。これは「神はなぜ存在するのか」を追求することに繋がります。これは神の存在を疑うことに繋がりますし、目に見えないものの存在を追求しても答えが見つかるはずもありません。 これに反論する形でトマス・アクィナスが提唱したのが「スコラ哲学」です。アクィナスはアリストテレスの理論を逆に利用し、「神の存在証明」を行いました。「物事が原因と結果で成り立っているのなら、世界の発生にも原因はある。その原因とは神である」という考え方です。 加えてアクィナスは、アリストテレスの思想では「死後の世界」や「宇宙の外側」などの可視化できない命題について、答えを出すことができないと反駁します。このような問題は理性ではないもの、つまり霊的インスピレーションで到達されるものと説き、こうした命題のことを「真理」と定義付けました。その真理に近づくのが(学術分類上の)神学であると説いたわけです。 ゲーム内における「スコラ哲学」はキリスト教の文脈において「真理」を追究する考え方を指します。彼らは理性よりも霊的インスピレーションを重視します。 ▼ギリシャ哲学 古代ギリシャで隆盛を極めた世界の在り方を追求する学問分野です。自然哲学などとも呼ばれます。ソクラテスやプラトン、アリストテレスがよく知られ、自然科学的学究だけでなく「何が人にとっての幸せであるのか」も深く追求されました。プラトン主義は非常によく知られる学派です。 その境地は、「万物の根源」を追求することにあります。ある者は「四元素説」を唱え、またある者は「原子」の存在を唱え、さらにある者は「無限」を唱えました。現代においては「原子」は「量子」にまで細かく分解され、研究が進められています。現代科学の礎とも言える論理があり、理性を以て幸福を追求する価値観が古代ギリシャ人にはあったようです。 よく知られる概念としては「魂(プシュケー)」「徳(アレテー)」「知覚(ドクサ)」「知識(エピステーメー)」「理想(イデア)」「愛(エロス、フィリア、アガペー)」などがあります。 まずソクラテスは、当時のアテナイの状況を見て「魂(プシュケー)」を考慮していないと嘆きました。富、名声、健康はうわべだけの幸せで、それだけでは本当の幸せは訪れません。それらを何に使うかが「魂(プシュケー)」が幸せであるために重要になるのだとソクラテスは説きます。物には固有の性質(本質)があり、それを果たすことが「徳(アレテー)」なのです。例えば大きな富を持つ人は、その富を正しく使わなければ本当の幸せには辿り付けないわけです。そしてソクラテスが考える人間の本質は「知(理性)」です。 次いでその弟子であるプラトンです。彼は肉体に付随する感覚器官から入って来た情報、つまり「知覚(ドクサ)」を真に受けるべきではないと否定し、それを理性で吟味し「知識(エピステーメー)」を得るように説きました。 そしてプラトンが提唱した代表的な理論が「イデア論」です。一つの例をあげると、三角形のおにぎりを見た時、我々はそれを「三角だ」と認識することができます。しかしおにぎりの角は丸まっており、厳密な三角形ではありません。では我々はなぜおにぎりを三角であると認識できるのか? その問いに対する答えが「イデア論」です。プラトンは我々が生きている世界を「現象界」と定義し、現象界と繋がる「イデア界」があると考えます。イデア界には「理想的な三角形」があり、それが三角に握られたおにぎりと繋がっているから我々はおにぎりを「三角だ」と認識できるという考え方です。 「イデア」を追求していけば、「善のイデア」「幸福のイデア」にも辿り付きます。イデア界を探究・追及することで、理想の善と理想の幸福を見出せるというのがプラトンの理論なわけです。これは恋愛にも適用されます。その人の「イデア」に惹かれることを、プラトンは「純愛(エロス)」と呼びました。対して単なる友愛を「フィリア」、無償の愛を「アガペー」と定義します。 そしてプラトンの世界観では魂は三つに分けられます。理性、医師、欲望の三つです。それぞれ頭部、胸部、腹部に宿ると考えます。そして理性は知恵に、意志は勇気に、欲望は節制に昇華することができます。これらが調和して生まれたものが「正義」となり、これをギリシャの四元徳と呼びます。 このように複雑なギリシャ哲学ですが、ヴラヴァツキーが唱えた神智学や後の宗教にも大きな影響を与えています。哲学者の中にはマハトマ(偉大な魂)と繋がっていたものもいたのかも知れません。 ▼インド哲学 仏教やヒンドゥー教の根幹を為す東洋哲学の一派です。宇宙の最高原理であるブラフマン(梵)とアートマン(我)の合一、「梵我一如」を目指し、六つの学派が議論を交わしてきました。 インド哲学においては「生きること」は即ち「苦しむこと」であり、どうやってその「苦しみ」から脱するかを長らく論じています。これが他の信仰でも言及される「解脱」です。その究極手段が「梵我一如」であり、「ではどのようにすればブラフマンと合一できるのか」を考えるのがインド哲学であるのです。 しかし考えても見れば、生きるということは苦しいこともたくさんありますが、喜びを感じることも数多くこともあります。余程不運な人でなければ、「生きていたって苦しいだけだ」などと言う結論には至りません。それに、そのような考えで済むなら「解脱=自死」という暴論に至りかねません。 つまり、喜びも苦しみもある「生」とどのように向き合うかを考えるのがインド哲学の本質であるとも言えます。この向き合い方が各学派の違いとして現れます。非常に多岐に渡るためここではあえて取り上げませんが、インド哲学を学んだキャラクターを演じる場合、少し触れてみても良いでしょう。いずれにせよ、インド哲学は神智学にも大きな影響を与えています。 ▼ヘルメス主義 ヘルメス・トリスメギストスなる人物が著した「ヘルメス文書」に基づく神秘主義思想です。ヘルメス文書は紀元前三世紀ごろ、エジプトで成立したと考えられています。極めて難解な書物で内容は多岐に渡り、占星術、魔術、錬金術、太陽崇拝、ピタゴラス・プラトンなどの哲学・宗教学などの分野に大別されます。 プラトニズムを取り入れている点や、「神を認識することこそ幸福である」という思想など、グノーシス主義との共通点が多くみられます。相違点としては、グノーシス主義は世界に対して否定的・悲観的であるのに対し、ヘルメス主義は世界に対し肯定的で、キリスト教思想から見ても異端とされない点でしょう。 オカルティズム思想としてのヘルメス主義はイスラム世界のスーフィズムやヨーロッパのオカルティストにも強い影響を与えています。モーツァルトやドビュッシーらベルエポック時代におけるフランス系の芸術家など、ヘルメス主義に傾倒していた芸術家は珍しくありません。魔術師にもヘルメス主義を学んでいるものは少なくないでしょう。 ▼スピリチュアリティ スピリチュアリティは既存の宗教から離れ、個々の霊性の自覚を促すニューエイジ運動の文脈で生まれた神秘主義思想です。ヴァラヴァツキーが提唱した神智学の影響が強くあり、スピリチュアリストはヴラヴァツキーが口にした「レムリア」などの概念を口にすることは珍しくありません。 情報が錯綜する現代の中で、スピリチュアリティはすさまじいスピードで変化を続けてきましたが、ここでは近年見出された新霊性運動(ポストモダン・スピリチュアリティ)を取り上げます。 スピリチュアリティは個々の霊性による「気づき(アウェアネス)」を重んじます。このため世界に対する解釈も、神的存在・霊的存在も個々のスピリチュアリストによって大きく異なります。しかしニューエイジ運動の文脈で誕生した経緯もあり、彼らは個別の信仰に帰依することを重要視しません。そして彼らの目的は「来世での救済」ではなく、現世での「癒し」と「幸福」です。 「天使」「龍」「天狗」「弁天」「妖狐」など、スピリチュアリストによって捉え方は様々ですが、時に大天使ミカエルなどの極めて高位な存在も「指導霊」や「守護霊」「補助霊」と言った存在になり得るとスピリチュアリストは語ります。アメリカにおける宇宙人思想ともつながりがあり、「何らかの使命を持って外宇宙から訪れた魂」を持つ人を「スターシード」と呼ぶこともあります(あれ、これってリングダ……)。 日本においては胡散臭いものと捉えられがちなスピリチュアリティですが、ターミナルケアや臨床心理学の分野においてアロマテラピーなどを併用した「癒し」を目的に用いられることもあり、その存在意義は完全に否定できるものではありません。 ▼朱子学 朱子学は南宋の朱熹が十二世紀に構築した儒教の学問体系の一つです。朱子学が発生した当時の中国は宋が概ね全土を支配しており、科挙(試験)に合格し役人となるため、学問が盛んになります。この文脈において道教や仏教に対抗するために発達したのが朱子学です。 朱子学の内容は大きく五つに分かれます。「存在論」「倫理学」「方法論」「古典的な経典に対する注釈」「実践における政治論」です。 まず「存在論」について述べると、世界におおよそ存在するものすべては「気」で構成されており、この一気・陰陽・五行が絶え間なく変化することで世界は変化し続けているとしています。この「気」の変化に筋道だった根拠を与えるのが「理」――つまり科学です。 「倫理学」については「性即理」を唱えます。「性」、つまり人間の在り方は儒教における五常であり、これがそのまま「理」になるという考えです。簡潔に言うと性善説です。ではなぜ人間は悪事を為すのでしょうか。これは「情」が影響していると朱熹は説きます。一時の情動によって、本来善であるはずの人間が、悪い行いに走ってしまうという考えです。 そして朱子学では居敬・窮理という理念を掲げます。聖人の境地に、つまり天理に至るには我欲を排して学問を追求すべきだという考えです。このようなことから「そもそも儒教は学問か、宗教か?」との議論にまで発展しています。 日本では江戸時代になって武家を中心に広まり、松平定信(徳川家斉の代)によって禁令が出されますが、逆効果に終わっています。日本ではあくまで政治論などが取り上げられ実学としての側面が強く求められましたが、その思想の影響は現在でも強く残されています。 ▼陰陽道 東洋占星術(天文学)、道教の流れを汲む古代中国の占術や呪術体系が日本に流入し、仏教や神道などの影響を受けて独自に発展した「技術」であり「学問」です。 陰陽五行思想を基軸とし、陰陽道を学んだ陰陽師たちは、やがて朝廷の陰陽寮として組織に組み込まれ、やがて占術や暦の作成だけではなく、祭礼や祓、加持祈祷の類も担うようになっていきます。 もっとも著名な陰陽師と言えば安倍晴明と芦屋堂満でしょう。ただしこれは江戸時代に入ってからの講談の影響が大きく、代表的な陰陽師の家系と言えば賀茂家や土御門家が知られます。 とはいえ安倍晴明と芦屋堂満の対決や、安倍晴明による雨乞いなどの大呪術のエピソードが現代日本における陰陽師のイメージを決定づけています。――魔法の呪文があるこの世界において、それが真実でないと否定することはできません!
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◆トレーナーデータ _ ,ィ===,ヽ , ――――--y''´´ \ / ,.. イ ;‐γ‐-, . \ / / (__ i } . . . . / て_/ . . / / ヽ / ハ .i . . . . / .i / .i i .`, . . . l . .i―‐‐l i .l――--、l i | ヽ .l ヽ i ! . ヽ l l .人 / i l li . ji i、 l,===、`jリ, ィ==‐- / 人 ハ . \ヽl ゝ .l , イ / ヽ . 〉 ヽ _ _ / /i / / i i\ ヽ ― ´ /i/ .彳 i ヽ . . . . . / l.1 、i,,-‐> _ <‐-/ . . . .l iヽ / レ´ iゝ_,' -‐`i i lヽ . .l . .ヾ . / _,,xi . . .l `__ __ ,イi ゝ ヽl . ヽ l . /r‐'´;;;;;;;;ヽ\ Y ̄ ~  ̄ゝヽ i .ハ`;;i .j . / /i i iヽ;;;;;;;;;;;;`'‐-ィ ̄ ̄`ヽ,-ーー,};;iノ .ノ;;;/``''ヽ._/ /i i i i i i i ヽ;;;;`ヽ;;{ニ / ̄ ̄ ̄};;l /;/i i i i i i i / /i i i i i i i i i i >--,{ _ / | | };;レ´i i i i i i i i i}i i / i;i i i i i i i i i i i i i i i/i i i i i i i | |-ー´i =-、i i i i i i i i i i i /i i ,' i i i i i i i i i i i /i i i i i i i i i i | |i i i i i i;i i i`ヽ‐i i i i i i ii i i i/i i i i i i i i i i i , 'i i i i i i i i i i i i i | |i i i i i i i`ヽi i i i i i>‐i i /i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i l |i i i i i i i i i i i i i /i i i i /i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i i| |i i i i i i i i i i i /i i i i i i 【パーティ名】《人形ファンタズム》 ◆監督名:神綺(AA出典:『東方project』より「神綺」) ◆トレーナーステータス 指示:B 育成:C- 統率:A+ 能力:B ◆固有ポテンシャル 『時空すら超える運命的な絆』… 神綺固有ポテンシャル。 味方ポケモン全員に『運命の絆』を付与する。 ◆固有ポテンシャル 『繋がりしユメノカケラ』… 神綺固有ポテンシャル。 自陣の『絆』を持つポケモンの全能力値を強化(1.33倍)する。 ◆SP:イゴール(AA出典:『ペルソナシリーズ』より「イゴール」) 統率:A+ サポート効果 《何よりも強き絆の力》… イゴールのサポート効果。 自陣の『絆』を持つポケモンの能力上昇(強化)が無視(無効化)されない。 追加任命 ◆BD:蒼崎橙子(AA出典:『空の境界』より「蒼崎橙子」) 育成:A+ ◆選手 ,ィtvt‐z______ ,> '´ 、 `丶、_`ヽ、r―‐r、 // }ヽ、 ヽ /7/|`ト、_} | /// |l /| |l ト、 } ヽニ∧| ヽニヽ、 / / l l/ l| |l | _レ1ト、 ヽ |\ \_ヽ\. / / l l | / | ,化「 l ハl| |ハ  ̄丁 \ヽ ___/ / { | ト、l /| イ/ノ 」厶-刋 ,′/⌒ヽ.ヽ、 {ノ ,.. '´ ; -‐フ7 .. l l | |{ L斗 l / 彳」沙′/ /. | | ト、、 / ̄', / ../ // .. . | | ! 七´≧弍ヘ/ / イ | | ヽ、.`ヽ. / / / ../_// .. .. .. !ト、\ V´{沙 // l |ー. ! `ソ_ /- 、__/ ../ ̄_/ .. .. .. .. . r、 l ヽヽ、ヾ二、 ヽ _ |. | | / `./ / ..∠..-‐'´ .. .. .. .. .. .. .__ヽ \「\ \`ー=ニ ` |. |_ | __ _../ /\_/ .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. . ヽ.> ; -―┴―个-、 _∠] ,| | . . . ./ ー- / /⌒ヽ. .. .. .. .. .. .. .. .. .. .. ._ / , -ヘ_厂 、`ヽ ‐- イ、_ . l , / | | . . / /、 / ', .. .. .. .. .. .. .. .. .. ../ヽ/ / /´ 、ヽ V 〉/ /ト、]]/ / / . | | . ./ 〈 .ヽ/ ヽ V⌒ヽ .. .. .. .. .. .. _) / ,′_l } |_匕{{/,イ | / / /, / | ー ヽー' ー ー' イ } |.. .. .. .. .. .. . ∧ _上ヘ`__厶ノ´ . . //|リ/ .l l . | \/| | |.. .. .. .. .. . . ./ /^Y´ 「 丶、」 . . ∠rvィ/ / . . .l/ . . | ヽ| i⌒!.i⌒! .. .. .. .. .. .. . . / 入_ -{_`ー-{ .l ./,ィ示斤'′ . . 丶 ./_,,.-‐ - 、 、し' !.し'.. .. .. .. .. .. .. . .ノ / く ̄ { `ヽl .〉l/ =' /} . . . . ./ ヽ | . .. .. .. _; -‐'⌒ヽ、_冫 ∨ ̄ ヽ_ レ /} / // __. - ´ / .. .. .<∧_ /ヽ、 ) l/} / Y ´ / . .. .|ヽ、 ..\ /⌒ヽ、 }_ ^V} ¦ ゝ __ , へ /.}\ .. l \ ..ヽ、 /{ ト、_厂l〉 {| . ` =  ̄ ゝ ノ\ヽ `ヽ \ \ ..l 【名前】水銀燈(AA出典:『Rozen Maiden』より「水銀燈」)♀ 【タイプ】あく/ゴースト 【特性】くろいつばさ…相手の「攻/特攻」の上昇(強化)を無視する。宙に浮かび上がる。 【もちもの】 【技x6:つけあがる、シャドーレイ、エアロブラスト、きりばらい、わるだくみ、つばさでまもる】 こうげき:B- ◎「つばさでまもる」… 飛/変/自/優先度+3/相手の攻撃を「まもる」 連続で繰り出すと失敗しやすい。 ぼうぎょ:B 相手が「直接技」の時、自身の「速」が上がる。 とくこう:A+ とくぼう:B すばやさ:C 【ポテンシャル】 『不動のエース』… 「ここぞ!」という時、全能力値が上昇し、技のクリティカル率が上がる。 『金冠サイズ』… 「ローゼンメイデン」の最大サイズである『固有種』。「体力」種族値に大きな上昇補正を得る。 『銀薔薇人形の黒翼』… 自身の「飛」技の威力を強化(1.5倍)する。 『銀薔薇人形の吸精』… 毎T終了時に相手の体力を1/8ドレインする。 『銀薔薇人形の契約』… 自身に『絆』が付与されている時、このポテンシャルを任意のタイプの『契約の特権』として扱う。 『ローザミスティカ』… 自身に『絆』が付与されている時、独自に専用ポテンシャルを保有する。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『先の先』… 相手が優先度+1以上の技を使用した時、低確率で先に行動する。 『対妖回避』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、相手の「妖」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対妖耐性』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、相手の「妖」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対妖反撃』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『カウントアーツ』… 「ここぞ!」という時、自身の「避」を強化(1.33倍)する。 『キラー』がいると発動しない。 『エキスパンション(霊)』… 味方と必ず交代する事が出来る。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『追撃する黒き翼』… 水銀燈専用ポテンシャル。 1/試/先行 自身の技に「おいうち」効果を付与し、相手に「必中」させる。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz | ∧ . . . . . | . . . | _ < ∨ .| ∨ / ̄/ | . . . .| . . . | . . . | | ∧ . . . . .| . . . | / ̄> 、 ∨|∨ / ̄ `丶. | . . . .| . . . |./`丶、 | ∧.. . . . l . . . | / ̄> 、 〉-‐l|l‐-〈 -‐  ̄ ヽ | . . . .| . . . / | | ∧ . . . | . . . | /_/ ̄ ー-/ l|l ∨  ̄ \. \| . . . .| . . ./ | | ∧ . . .| . . . | \_ヽ二二 |ヽ__ _/l──< ̄/.| . . . .| . . / .| | .∧ . .| . . . | / <── | `┤ ├' l 、 ヽ∧ | . . . .|. . / | | γ⌒∧ .| . . . | / /ヽ.. lヽ | | /l \/ ∧ | . . . .|. ./ | |-、 |_ノO ∧.| . . . | //_/ / ヽl `Y´ _l/\ ',-、__〉l . . . .|_/ | |O ) γ⌒ヽ> 、.|  ̄ // ̄ /l \∧/l\ \〉_ゝ .| _ .< | / { ( ) ', ∧  ̄ ̄ ̄ _r┴──‐┴、  ̄ ̄ ___r、__/ ∧. /γ⌒ヽゝ. l ∧___ -┴==ニニ=┴、_ -〈ヽ 〉 ∧ / { ○ } `ー ' ∧ \ー- _ __ .-‐/ ゝ ゚ ノ ∧ >弋_,ノ /  ̄ ̄\ | | /  ̄|l\ _ <_ノ / / > 、 / /-‐≦l l≧‐-\ ./ / | | \ _ < \ \ { / / > _{> 、__ -‐≦ _ <´ ̄`> _ / / | |彡__\_ < \ \ .ヽ | / /⌒ヽ/ ̄ヽ... l l` ー=彡 /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / / | | |ノ l ヽ/` ヽ_ノヘ ヽ .} |/ / ./ / /.. ∧\__/─=ニニニ=‐ / / l| | | | | ∨∧ \ ∨ / /_ -‐=/ / /|.... ...\/ | / |\/ / / l .l| .| | | | ∨∧ ─- \ .|..// ヽ/ /、|... .....∧ / ̄ヽ l l / / | .l| | | | | ∨∧ ヽ| 【名前】デステニー・レオ(AA出典:『遊戯王』より「No.88 ギミック・パペット-デステニー・レオ」)♂ 【タイプ】かくとう/はがね 【特性】おうのぎょくざ… 相手の「こうかばつぐん」の技のダメージを半減する。 【もちもの】 【技x6:せいなるつるぎ、しんくうは、アンカーショット、メタルバースト、つるぎのまい、てっぺき】 こうげき:AA(A) ぼうぎょ:A(B) とくこう:A+(B+) とくぼう:B(C) すばやさ:D-(E-) 【ポテンシャル】 『二枚看板』… 自身の全能力値を強化(1.33倍)し、技が急所に当たりやすくなる。(C+1) 『運命獅子の頑強』… 相手の攻撃以外でダメージを受けない。 『運命獅子の剛殻』… 低確率で相手の技のダメージを半減する。 『運命獅子の勝鬨』… 相手を倒した時、自身の体力を1/2回復する。 『エクシーズモンスター』… 異次元の『デュエルモンスター』の力により、相手の『エキスパンション』を無効化する。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対炎回避』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対炎耐性』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対炎迫撃』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが2倍になる。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『ツートップ』… 味方の『エース』が「瀕死」状態の時、自身に対し味方の『アシスト』が発動する。 『エキスパンション(闘)』… 「闘」技が相手の防護ポテンシャルを無視する。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『無敵の運命獅子王』… デステニー・レオ専用ポテンシャル。 自身の全種族値を1ランク上げる。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz /\ ,イ/´\ / ∨ / \ \ / У \ \ / / \ \ ,>‐───┴<七升 \ | ,xく `< У⌒ヽ /. ´ >x \ ,/ / ゝ /、‐゛ \ ∨ / `、 / 7 ヽ \ 仆一ヘ .、 ./ ヘ ヘ \ h \ 、 / fヘ ヘ ヘ \ イ i '. '. ./ | V ヘ ヘ \イ j i 、 / i | | V | ;ム ヾイ i \ ヘ / / | | ハ ∨ ィセ;斗イ ゝ-ォー――ゝ | ゞ、 ヘ j イ i | \ | ,ィ″f 巧 / / ∧ / i ∧ 斗≧zゞ、 K__ j. j/  ̄ / / |イ / ! '. | j  ̄j ムイ / ̄ ̄ ̄ ̄ ゙̄>k ', j/i i\ _._ xく | / ヾ | ! | /\_ ,.ィ゙ | / ,. / i | _,_ \/ / | / , / | i j _,,.。s≦>x、 / i 」____ \ j/ .、ヽ` / j ij / / /″⌒ミh、丶====气' ¨ ̄| _}_」 / \ , ^ヽ / !イ / マ7′ / ̄ヾr一' ̄ ̄ア_ ≪ j _j j 〈 ゝニ___ _,、丶` _ィ ̄>x | リ/ / 弋___j 》 ,イ´ >r''"二¨`Y ̄ 1 \ _>‐'ニ二, 7/// > / / \ f ̄^《 ̄ ̄f ;/ 7 二^ヽ,」`‐ j─ァ‐介x__>‐''´ __///// |///Υ / / ≧=- ゞ、_,j _」 | ゝイ/ // / ヽ 「 ィ″ ̄¨`マム {///{ ∨//j/ /  ̄ ̄ ̄ ̄¨¨¨⌒ヘ _乂__>''" / ヽj__ィi{ 斗 マム ヾ//〉 \/j\ / / / Y i マム j/i 弋⌒ヽ, | \ / | | j i . . マムイ7  ̄ヾゞ、| \ ∨ ., /ヽ ハ .. F^寸∧ ’ \ ゞ-.ゝ----く うh。,ゝ、___ 匕,イ ゚, , 丶 / ∧ / ^ヽ i圦/ ゚, , -_ / У \__/ j/ ∨ ゚, ゚, `` / | / / ∨ ゚, /^ヾ∧ ´"' ., / |i / / ∨ ∧/////∧ \ 【名前】加藤段蔵(AA出典:『Fate』より「加藤段蔵」)♀ 【タイプ】くさ 【特性】からくりじかけ…自身の「変化技」の優先度を+1する。 【もちもの】 【技x6:グラスミキサー、タネばくだん、いたみわけ、いやなおと、つるぎのまい、バトンタッチ】 こうげき:B+ ぼうぎょ:D- とくこう:B+ とくぼう:D- すばやさ:A+ 【ポテンシャル】 『タイトエンドα』… 『先発』『キラーα』『アシストα』の『役割』を持つ。 『固有種』… 「加藤段蔵」種がこの個体だけのため『オールドタイプ』を無効化する。 『絡繰女忍の抜駆』… 自身が「みがわり」状態の時、相手の「まもる」状態を解除する。 『絡繰女忍の罠撒』… 自身の「みがわり」状態が解けた時、中確率で敵陣に「まきびし」を設置する。 『絡繰女忍の撤退』… 自身の「みがわり」状態が解けた時、味方と任意交代する事が出来る。 『グランドオーダー』… 聖杯探索をする『サーヴァント』として、「タイム」(1/試)を使用することが出来る。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『対の先』… 相手の「すばやさ」の種族値が自分と同ランクの時、中確率で自身の技の優先度を+1する。 『対炎回避』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対炎耐性』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対炎狙撃』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『ジェスター』… 『タイトエンド』に任命されている時、このポテンシャルを『スターター』『チャレンジ』『リターンキュア』として扱う。 『エキスパンション(草)』… 「草」タイプの変化技を無効化する。 「霰」「砂嵐」のダメージを受けない。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『忍法身代わりの術』… 加藤段蔵専用ポテンシャル。 味方と交代して場に出た時、技「みがわり」を繰り出す事が出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ,イ // f { .i / , -‐ァ , へ| V Y <=―- ∠ ._ `≡=- /ァ,イ--f´`i ≧x ´/ ノ-ニ|''`-.、 、 |' }マ--,_!_、-- 、 \丶、 |>'´。 。`'<! { ` r=ニ=-x_ {ニ °。 °。 °/-¬ iベ_ /`ー=ニニニニ 、'辷t――‐tテ---.i ム/ ヘ / ,。, , _ _  ̄` ー=コ_x≦7-ニニニ} / ./ \ / //○VZZ7≧ュ,,_ `<}x、ニ○ノ 7 ./ /o, \ / //// ´_ }//////> }==.ヽ ', . .,/Z_/ 、. ヽ .,////-'テ ∨///○'/ /ヘニ'/// , ,ヘ' =v∧ ! i i////こ,ィァ ´`V'// /__ ,У,/ /O/__〉 t7/| | | !//////}ァ 、 廴ノ,'/ /- .| ヽ\ 寸//{ _ィ 、フ,'| | | 丶V///X/7、_「,'// /-- .|ニキ-、\ \Z/ ムo` | \ \/ . .|'///// /--- .|- ニ, !ヘ──,── ' \ .○ ー-= ´ ,/---- .|--- ニ|/ / / !'ヘ /ヘ _ _; -=ニ´--◯ ,!---- ニ!'/ / /iZA-- 、 , ‐¬7 / / 7ニニ 、ニニ---> ´----- ニキ/ / /ヘ _ >' ` ー i/////ニニニニ><-----------_キ/////7/, |////ベ三三三ニニニニニニニ三ヘ'///////, |//////,ベ三三、ニニニニニニノ三,'ヘ////∧ i !///////, ヘ三≧ニニニニ 三>' V'///// マニ二> ` ー======‐ ´ ` ー ´ 【名前】ナイトアーマー(AA出典:『メダロット』より「ナイトアーマー」)♂ 【タイプ】じめん/はがね 【特性】マルチアーマー…相手のタイプ不一致の技の威力を緩和(0.67倍)する。 【もちもの】 【技x6:じならし、こうそくスピン、てっぺき、きんぞくおん、こらえる、まきびし】 こうげき:D- ぼうぎょ:AA+ とくこう:D- とくぼう:AA+ すばやさ:D- 【ポテンシャル】 『エンチャンター』… 場を離れる時、味方の任意の能力値を上げることが出来る。 『騎士鎧の両盾』… 味方と交代して場に出た時、「防/特防」が上昇する。 『騎士鎧の正構』… お互いの「速」の能力値でダメージ計算をする時、自身は「防」で計算する。 『騎士鎧の退避』… 相手の攻撃を受けた(無効化)した時、味方と任意交代することが出来る。 『メダルロボット』… 「持ち物」を持っている時、相手の技のダメージを緩和(0.85倍)する。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対炎回避』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対炎耐性』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対炎反撃』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『リターンヒール』… 味方と任意交代する時、中確率で味方の体力を1/4回復する。 『エキスパンション(地)』… 設置技の影響を受けない。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『堅牢なる鎧騎士』… ナイトアーマー専用ポテンシャル。 味方と交代して場に出た時、 相手の攻撃を受ける時、相手の能力(技)の上昇、強化、状態変化を無視する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ヘ / ', 〃 ',_ / ` , -┐ r―-/ / / |ヽ | / | \ v | ヽ / ト ヘ l\ イ ,' ヽ { | |} フ ーく |} ノ / ', 人 r`ニ¨´____ `ニ イ /\ ', _] |、∟l__l__L ┴ '´/ \ 'ー―-, , ´ ∟!`丶ー-- , r一''"´ \__ _ / / , -‐- 、`¨´ ` ー―――- 、 / / ∠ / / \― 、 \ / / |_ / / ヽ ヽ ヽ \ ヽ ∨lー ヘ. / l ', ', / / ,ノ ーi } レヘノヘ} ‘く \ _」 / └ 、/ | ノー<´ / ', / \__( ー' 【名前】ジュペッタ(AA出典:『ポケットモンスター』より「ジュペッタ」)♂ 【タイプ】ゴースト 【特性】おみとおし…対峙している相手の「技」のデータを解析する。 【もちもの】 【技x4:ゴーストダイブ、ふいうち、のろい、みちづれ】 こうげき:A+ ぼうぎょ:C+ とくこう:B+ とくぼう:C+ すばやさ:C+ 【ポテンシャル】 『チェイサー』… 自身の攻撃技に「おいうち」効果を付与する。 『怨念人形獣の追跡』… 相手の場に「亜人」が居る時、『絆』を持つ味方と任意交代して場に出る事が出来る。 『怨念人形獣の凱旋』… 相手を倒した時、味方と任意交代することが出来る。 『怨念人形獣の仇討』… 「死に出し」で場に出た時、T終了時まで自身の「攻」が2倍になる。 『ポケパワー』… 自身の全種族値に+補正を得る。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対電回避』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対電耐性』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対電狙撃』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『アサルト』… 自身の技の「おいうち」効果の発動時、自身の技の威力を強化(1.5倍)する。 『エキスパンション(霊)』… 味方と必ず交代する事が出来る。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『そのチャックが開く時』… ジュペッタ専用ポテンシャル。 T開始時、自身を「メガシンカ」させることが出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz __ ,ィ'"-! / ,' { `辷、  ̄ 7イ'" | ,' j、 !、 イ≦ ト、 ,イ、`∀ , ', ,'j-l Y /ヽ ', __ .! l-! ヽ / ヘ', ! 7! !_! ハ ', / /ラ , | ヽ{ /ラ !‐' ヘ , ! ., イ Y ,..、 |トィ,' jヽ ,ノ.,ハ / , -―― < ! / ヽ- 、..',、iヽ ' ̄イノ / , イ 、 | ノ `¨ド辷-゙‐彡イ '― '" ヽ / _,,-,、 !-' _イフ ヽ ̄ ̄ ヽ /7ニ辷辷辷辷┬j ,' イ,ゝフハヘ / / ,-, ヽ ヽ ヽ'ヘヘ ヽ ヽ ヽ' !ヘ.イ ハ' `" /_/ /__,'! ヽ--、 ヽ Yヘ ヘ ヘ ヘ / /Y ハ / //j-{ / ト、 \ハ ', ', ', / , ィ_j ,' ヽ' イ、ィ ','ヘ / `―`―ヘ j ヽ ',ヽj | イ /j  ̄´` ̄ ! ハソ ', ヾゝ、 j .', / ヽ j '' ∨、| 'j`j ヽ .ハ \ィヾ ,' ' ` ヾ ! ヽ | ! /ヽ"ヽ / ヾ--イ ヽ| | / ヾイ ` '" 【名前】メガジュペッタ(AA出典:『ポケットモンスター』より「メガジュペッタ」)♂ 【タイプ】ゴースト 【特性】いたずらごころ…自身の優先度±0の「変化技」の優先度を+1する。 【もちもの】 【技x4:ゴーストダイブ、かげうち、ふいうち、みちづれ】 こうげき:AA+ ぼうぎょ:C とくこう:B とくぼう:C すばやさ:C 【ポテンシャル】 『チェイサー』… 自身の攻撃技に「おいうち」効果を付与する。 『怨念解放獣の追跡』… 相手の場に「亜人」が居る時、『絆』を持つ味方と任意交代して場に出る事が出来る。 『怨念解放獣の凱旋』… 相手を倒した時、味方と任意交代することが出来る。 『怨念解放獣の解放』… 「メガシンカ」した時、T終了時まで「霊」技を溜めなしで繰り出す事が出来る。 『ジュペッタナイト』… 「4」倍数T、一番最初に「霊」技による追加行動を得る。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対霊回避』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、相手の「霊」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対霊耐性』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、相手の「霊」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対霊狙撃』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『アサルト』… 自身の技の「おいうち」効果の発動時、自身の技の威力を強化(1.5倍)する。 『エキスパンション(霊)』… 味方と必ず交代する事が出来る。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 / l >'".ト-厂; ̄!‐-r― 、 l ,. / l ヘ'" l_,...'-―――‐-- /_/ l , / l-‐'" __ _,.ヘ l , /l l__,,,!二≧.r― r≦ニニ!―- 、l !,. / l !_三三,{二ニニj二_j、ニ二j三三ニl l , / ! ! ゝ// \ー/ ! ! ! , / l l- .,,,,,,_____,,,,,,,,.......-―‐l ! l ,. / 廴/ /_ ,∟/__ ヽ {,.-ーr,.-ー},l ! , / l Tヽ" ! ∨ 丁 ハ 八 l l , / l l ト、 l''‐、 |,,,,,,,、 / /,,,l /-‐; / l l , ' l l l.. ヽ \!`"、\ /j/,"´ソ- j /! ;! l ,. l l l ト ;、ィ''芹丐アヽ ` ,.ィ芹丐アヾノイ;l ! '; l l ! ト、ヾ, ``ー""´ ´ `""ー ´ /ソl l ; ! V l i |. ゝ _ '_ノ ! l ! l. ' l l l l.!、 , 〈} _ /!! .! i ! | j ヽl l !, l.!. 、 ヽー_ _‐/ イ ll .j ! ! | /. V l l , .ll >_. ` ー一 ´ イ } l! / l ! l/ \ , 、ヽ !! .レ-〈> _ .</⌒; .l! / ; ! / `< ヽ \、ll ヽノ⌒.八´ ,.。-イ" jl/ / / __ /\/\ー- >ー-_,.}_ヽノrー.、ニニ=-_,/ /// ,.ヽ-=ニニニ>。_. ,。-―‐l \ ヽ_-ニ/.l ̄!ニニ、ニニゝ-イニ,.ィゝ ; イニ〈 ./ Vニニニニニ\ /ニニニ!、_ /ニ二l=l lニニニーニニ-‐ニニ二二T Τ=lニニニ', !ニニニニニニ\. /ニニニニl´  ̄ l二二l=l lニニ二二f.⌒jニニ二二l .lニニ!ニニニl _. -┐二二二ニニニ\. /ニニ二iニニl l二二l=l lニニニニ`ー'ニ-二二l .|ニニlニニニ!´ l二二二二ニニニヽ 【名前】ガリィ・トゥーマーン(AA出典:『戦姫絶唱シンフォギア』より「ガリィ・トゥーマーン」)♀ 【タイプ】みず 【特性】はらぐろ…相手の「攻/特攻」の上昇(強化)を無視する。 【もちもの】 【技x6:しおみず、ドレインキッス、ねこだまし、ひかりのかべ、リフレクター、すてゼリフ】 こうげき:C ぼうぎょ:B+ とくこう:B とくぼう:B+ すばやさ:A 【ポテンシャル】 『トップバッター』… 先発で場に出た時、自身の任意の能力値をぐーんと上げる。 『水属人形の挑発』… 自身の役割が発動した時、T終了時まで相手を「挑発」状態にする。、 『水属人形の嘲笑』… 技「すてぜりふ」の優先度を+1する。 『水属人形の悪辣』… 相手が怯んだ時、「変化技」による追加行動を行う。 『オートスコアラー』… 「おいうち」効果を受けない。 『運命の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『先の先』… 相手が優先度+1以上の技を使用した時、低確率で先に行動する。 『対電回避』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技の命中率を低下(0.85倍)させる 『対電耐性』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対電追撃』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、低確率で自身の技に「おいうち」効果を付与する。 『戦闘続行』… 低確率で相手の技のダメージを自身の行動後に持ち越す。 『万能薬』… 1/試/自動 「まもる」等の技で相手の技を無効化した時、自身の任意の能力値を上げる。 『エキスパンション(水)』… T開始時に中確率で自身の状態異常を治癒する。 『幻想人形演舞』… 『絆』が付与されている時、自身の『役割』が必ず発動する。 備考 ピッピ人形などを作る会社の社長兼看板トレーナー 人形ポケモンに対して強く働く統率力を持っているが、「彼女からポケモンを探す」「彼女を求めてポケモンが訪ねて来る」等という事は一度もない。 彼女の手持ちは全員運命としか言えない偶然によって出会った。 裏事情 神崎を人形パーティーのトレーナーにした理由は「幻想人形演舞」「幻想人形演舞-ユメノカケラ-」という「東方project」を原作にしたポケモンのような同人ゲームにおいて、彼女がチャンピオン枠であり、その人形達の産みの親だからです。 桜田ジュンをトレーナーにしようかとも考えましたが、人形パーティーにするならローゼンメイデンをエースに据えたいという思いと、一つのトレーナー案で原作を被らせるのはしたくないという個人的な思いから彼女をトレーナーに据えました。
https://w.atwiki.jp/doruota/pages/932.html
僕の考えたトレーナー/(来栖暁) _ -.、 { .、 / ', _.... ----.... - 、 \ \. | ! /{_ ,.. ´ ー- ` .<_ { \ 、 ', .| . ! 乂_. ´ ミ=- ` .ーァ \ \ ', ', } ! / / / / ヽ ヽ く \ \ ', ∨ . } __ / _彡 / __/ { ', ヽ \ \ } ',. ∨ .. /´ ノ 、___彡 ー=彡イ{  ̄ < } } ', 、 \ノ ',. } /´ ^ア / ∧ 寸ニニ =ミ、 Y j/ i ト ! rー― .、 \ / _彡 / ∧ _乂・ ) Yハ} ハ 从 ハ { ゝ-- \ i . / ーィ ハ ー=彡イ 人 {\ Y¨¨ ´j/ 乂ぉYアヽ ミ=- `ヽ } | . / { 乂/ -=彡i 、 ', `''ー---- ''''⌒マY^ / 〈 / | ! , / _y彡 イゝ_ゞ., \ イー. ´ ハ } , ! . / `¨¨イ { 、___ ー彡{ { , i′ 乂 / {ヘ! `''ー- _ア / _ ィ、 / / .. { ´ j/ i 从__, ' / _ -< .< }_/ / / .ー- .._ /イ ト、{ /__ /, .\ \.... Y イ ィ ≧、 __ -=ニニニ从ハ! \/\ ` -- __ ィニニニ./ .入 |. | }-=ニニ ノ } _ -=ニニニ=- _ニニ| | ヽ /〉ニニニニ./ { { }. | , /ニ===--- _ /| _...-=ニニニニニニニ≧ミ、| | \//ニニニニニ, ', .ー'. |/ /ニニニニニニニニニニ{  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ¨¨'''-=ニニ/\ | {∧ニニニニ, .| / .}〈¨´ニニニニニニニニニニニ `''</ニニi__ j { .∨ニニニ/ | / . / ∨ニニニニニニニニニニニ ノ三≧、ニ{  ̄ _', ∨ニニ/ i .} . / 、 ヽニニニニニニニニニニ __ -=ニニニニ\∨ ', ', /\={ . / /ニ \ }\ニニニニニニニニニ x≦ニニニ<////////,\ ', /ニニ=- .._ ... /、ニニニ\}ニ\ニニニニニニニ //´ニニニニニ ≧x//////,\ ', /ニニニニニ=-.._イ i i i i \三三三}ニニニニニニニニニ { {ニニニニニニニニ{ニ≧、/////\ /ニニニニニニニニニ=-ニ〉三三ニ',ニニニニニニニニ | |ニニニニニニニニ{ニニ≧x/////ニニニニニニニヾニニニニ/三三三.ハニニニニニニニニ | |ニニニニニニニニヘニニニ.≧/ニニニニニニニニニ}ニニニ{三三三三}ニニニニニニニ .! !ニニニニニニニニ∧ニニニニ{ニニニニニニニニニニニニニニ|三三三三三ニニニ===--- Vニニニニニニ\ニヘニニニ \ニニニニニニニニニニニニニ|圭圭三三三三三三三三三 ∧ニニニニニニニ\ニヘニニニニ\ニニニニニニニニニニニニ!圭圭圭圭三三三三三三三 {/{ニ\ニニニニニニ\∧ニニニ./ \ニニニニニニニニニニ|圭圭圭圭圭三三三三三三 乂ニニ\ニニニニニニニ∨ニニ/ニニ≧<ニニニニニニニニ!圭圭圭圭圭圭圭三三三三 \ニニヽニニニニニニニニ/ニニニニニ≧<ニニニニニ/ \圭圭圭圭圭圭圭三三三 【名前】来栖暁(AA出典:『Persona5』より「主人公」) 【トレーナーステータス】 指示:AA-= 魔性の指示力の持ち主。『狙撃』『回避』指令が習得できない。 育成:C= 平均的な育成力。 統率:B= 高水準な統率力。 能力:C+= 平均的な能力。相手の『指令』を強奪する「固有」を有している 【固有ポテンシャル】 『貴様の心を頂戴する!』… 来栖暁の固有ポテンシャル。 相手と自身の『指令』が同時に使用された時、相手の『指令』を無効化する。 備考:「PTのイメージが世間体に良くないのでは」というのが密かな悩み 【ブリーダー】 __ __ ト、 | l. // | l ヽ ____ ,_,.. -/ミx|_| //イ} | l l/-、./ l l l l l l/ __ .x、 x -yγ'ヽ、レイ/ / ,ィl / / l l l l /_辷二二ニ=- l lヽ _\ } ,イ__ゝイ.从 / / / l / / l l l l { 厂 ` ̄`ヽ l l 〉. ‐{ } 「 } {`Y テ/ / l l l l // | \<― ミヽ_l .人 厶`ヾ/ // / イ l ノ./ | `ヾ`ヽ `Yー==zー__彡 |. // /} l/ ./ 斗 ― 、 .| ∧ ∨ / ト // / .レ / | / /|- 、 /| x ∨ リ ` 丶/ ./ .γヽ| /芹芋ミ / ! 丶 / !,. '´ \ / 、 ∧ !./〈{.辷! l. / ィ芹ミ / / 乂 ` <_ /ヽ ∨- ゝヘ{ 以// / / } { }. | } | ハ ' ./ 从ル′ { ゝ___彡' / l. ! ゝ ゝノ ィ / /ヘ ./ ./.! |_, - z≧-z-<. | | { | `ヽ ____彡 /云/x.l. ! / |ヽ_/ ∨.l ! l} < _.,ム<. /}r=j. l===/=.!辷==∧.l ! _ノ ー―――ヘ 、 /l ト }/ ハ ハ ,イ /ヽ / \ .' //イ ハ ,. -=-. ノ/ } | ムイヽ. } { 乂 \_∧ / ノ / ゙´ / `ヽ .∧/ ノ ゝ |,xイ{ | て {,ィ´. イ/ / `゙ ト `ー ミ / /`ヾ `ー乙_,、_彡/ / 从 `ー 、ヽ / ノ `ーz__,、__.彡/ / |/ ヘ / | } | 【名前】ブリーダーの名前(AA出典:『緋弾のアリア』より「峰理子」) 育成:A+= 卓越した育成力。「賊」「泥棒」のポケモンに対して育成が下がらない 備考:あざとい 【サポーター】 _ /ニニニニニ= /ニニニニニニニニニニ= 、ー-<__/ ̄"''=ニニニニニニニニニニム ∨ニニニニニ=- "''=ニニニニニニニ/ 爻 / `ヽニニ=- "=ニニニ{ 爻 / / 彡>=ニニ=- `=ニ| iト、=ニ彡 イ ノ />=ニニニニニ= 乂ゞ爻 ;イ /Y } ミ>ニニ=- 爻 ー 斗、__,,,,,」 i! 爻=' __ `≪ `ミ ー''"´i 伐ナァ', ヾ 爻_,. / ̄ヾ ..〉 / ̄', ̄¨''‐--イ`=爻 } /;' ` ¨ マ ;; 从乂''"__/¨ ,, ソ ', /__. { __,イ ゝ爻;∧ _ー '. 从 ( ソイ 〃 〈 ‘, ',_∠ヽ"¨ | . . . . N;;;;〈 /彡;.ヘ ヽ=゙ゝ /|∨ミ 彡 ', ', 〉__ノ ', ヘ | . / ,' . \ 乂_{ニ>。、__ 。r≦=} =| . \ミ=-ゝ.- ', }=彳 zイ ト {ヽ | / {. . . . . \ フニニニ=、_,.イニニ,' =| . . . . \__ゝ_,ィ¨゙{〈 /´ヾ_, ゝ { |/ ノ / マ 0`iニニ''"¨∨ニニニニニ|ヘ . . . . .\}二二イ ',¨´ ト、ヘ ハ リ//イ. { ∧ {ニニ{. /ニニニニニニ| . \ \孑" . . . . } . 〉 ヾ }//〆/ | { ヘ {ニ/¨''イニニニニニニ| ヘ // . . . . . . . .// / ヾ / / ̄`ヽ二二} { ヘ/ /´ニニニニニニニ! r=彳、_____/=====/ / .. \ ゞー┴、', . ', {ニニニニニニニハ| / \_`¨ \ } ', ', ー', ,. }ニニニニニニ〈 | / O// 【名前】左翔太郎(AA出典:『仮面ライダーW』より「左翔太郎」) 統率:A+= 卓越した統率力。 追加任命権…『チェイサー』 備考:フケ顔 【サポート効果】 『切り札はいつも俺の手に』… 左翔太郎サポート効果。稀に『指令』が再発動する。 【手持ちのポケモン】 _ /l l_,.__,.、 ,_ ,l .l ll .! !rl!rト' .!、 ,、 ,イ;! .! ! .! !l .! .l !l .! Y;l .l! ,' ;;j! .,j .l .l .!l .l .l l ! ! ! l l .l! | . .l ィ'/////,';,'j j j j l l .l! { . ト' .! .j' ' ' ,;;'- 、///j} _ _ ∨;;;;;;∧ ;;;' /;}/l/l,' /; '; ';`^,テ='=-r 、 __.`ゞ、;;∧,,;;'_ノ;;r、_/ __ ,ィ´; '; '; '. ; ' //r.-t`i~rt-二ニー- 、t'´_/7 7フ/./`/"テ7==-ァ=.、 L.lヾ、'; ' //,. ',. '; ',. '; ',. '; ',. '; ',. '; ', 〃/ ./ / /./ /./ /./ /./ /;}`! `ヾ.! l ' , ',. ',. '; ',. 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' 、 _ ヾ,r=-.、 /rゥ.,r=-- ...._ `ヾ// . . . . . . . . . . / ! . -='ー―-'"´ \ . / / . . .l!l。。' ,, , , l r、\ . . . . . . . . /__ ,r´ _ =-- ....._^ヽ_} / / . . . . l!t、l |!l|ll!l|li!liii!lil L 二.'_/ ー--,/ r ,ヽ_ l,ィ ´ _ _ l>-, . / / . . . . . .`ヽ,-== _ ' ,r゚-゚-゚-} / j l ヒ!i l l } ,.r '' " i! ` .、 >' / / . . . . . . . / ヽ二 _ ` ¨´_,二ニノ_;_;_ .! l ! ! ヾ, . . . . . .l! ,r ´r ' ー' 、 . . . . . ./  ̄ ´ {. . . . . .`ヾ | . L !' l . . . . . .l! | 【名前】ディエンド(AA出典:『仮面ライダーディケイド』より「仮面ライダーディエンド」) 【タイプ】 あく/エスパー 【特性】せんせんふこく … 場に出た時、T終了時まで相手を「挑発」状態にする。 【もちもの】 【技x5:ヘッドショット、まもる、しんそく、ミストボール、みようみまね】 こうげき:B ぼうぎょ:C とくこう: A+ 「みようみまね」… 変化/ノ/単/-/- 相手が最後に使った技を繰り出す。 とくぼう: C+ すばやさ: B- 【ポテンシャル】 『不動のエース』… 「ここぞ!」という時、全能力値が上昇し、技のクリティカル率が上がる。 『怪盗面の速射』… 『指令』を受けた時、自身の「ボール」「だん」技の優先度を「+1」する。 『怪盗面の牽制』… 『指令』を受けた時、低確率で相手の「攻/特攻」のステータスを下げる。 『怪盗面の写身』… 『指令』を受けた時、低確率で「みようみまね」による追加攻撃を行う。 『AR:インビジブル』… 相手の技の「おいうち」効果を受けない。 『魂の絆』… 場にいる限りトレーナーの指示を「1」ランク上げる。 低確率でポテンシャルを再度受けられる。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対虫回避』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対虫耐性』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、相手の「虫」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対虫反撃』… 敵陣に「虫」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『スラッグアーツ』… 「ここぞ!」という時、自身の「命中」を強化(1.33倍)する。 『キラー』がいると発動しない。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『僕のお宝』… ディエンド専用ポテンシャル。1/試 先行入力 このポテンシャルを任意の『指令』(1/試)として扱う。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz ___. //\ / / / \ イ__///ヽヽ / / \ ---- 、 / /} } T } } /-, / \ \ / / 〈 / } /T‐=≦ / _ /⌒ }} / /7 /_/ } / ̄/〉 { } _ } /7/7_ 〉 // / { // { i i / .。</ / } {  ̄ ̄ 7 / i { / r、 } { / /7 / / / / i / 〈_/< }{ r〈\ マ', i i }7 // / / / {/ ̄\ / { > f⌒Y \\ヘ{ } // / / / / 〈////_/{/ /{ ¨¨}>。. \ヽV〈〈{--〈 /< 〉__ ̄\ {_/ / ≧‐≦/ `< 〈 } ゚,} } / / ∨ \/__廴_ /⌒ヽ マ 〈 ト、 oイ i i /_ 〈二二二二二二二二二>¨¨¨¨/ } { ∧__〈r<}_//// \ /二ニ=‐ ____/ ̄ ̄〈¨〈_\_//二} >〉ヽ /} / ≧=‐ __〈 〈 T し} /≧=‐〉ヽ// \ __r⌒Y }〈\〉--f 7廴 ‐=≦\< ¨¨¨\ } { | { } \〈〈 /V.。<} \ \\____}¨. i | /~~〉〈/7~ r<\ } ゝ___〉. | 〉 廴~~} 〈 ⌒77 }r~ ゝ ,r--7 廴__ /} \ゝ / } r ⌒ } / 7 / 廴__ ∨ヽ / / i r~ 〈 >< 〉___ \ } \ {/ ヽ!_/ ゝ l≧ュ、 〈 ゝ<ゝ< /_/ \_/\ \> 、 .。 ∨ / {¨¨¨ 〈 /¨<\ \__} / / }/ {¨〉  ̄ ̄ { ‐‐=≦ 【名前】ヤルダバオト(AA出典:『スーパーロボット大戦』より「ヤルダバオト」) 【タイプ】 かくとう/ドラゴン 【特性】 あくまのこぶし … 体力満タン時、必ず耐える。「パンチ」等の技の威力を強化(1.5倍)する。 【もちもの】 【技x5:みきり、きあいパンチ、りゅうごろし、メガトンパンチ、ばくれつパンチ】 こうげき:B ぼうぎょ:B+ とくこう:D- とくぼう:C- すばやさ:B+ 【ポテンシャル】 『エースキラーα』… 『エース』に与えるダメージを強化(1.5倍)する。 『エース』の「防/特防」の上昇(強化)を無視する。 『覇壊者の心眼』… 自身の「特性」が発動した時、自身の繰り出す「ばくれつパンチ」が必中する。 『覇壊者の技巧』… 自身の「特性」が発動した時、自身の繰り出す「きあいパンチ」が失敗しない。 『覇壊者の神拳』… 自身の「特性」が発動した時、自身の繰り出す「メガトンパンチ」がタイプ相性を貫通する。 『轟級修羅神』… 相手の「攻撃」技以外で倒れない。自身が受ける「必中技」のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対の先』… 相手の「すばやさ」の種族値が自分と同ランクの時、中確率で自身の技の優先度を+1する。 『対妖回避』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、相手の「妖」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対妖耐性』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、相手の「妖」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対妖反撃』… 敵陣に「妖」ポケモンがいる時、低確率で一番最後に追加行動を得る。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 『チャレンジ』… 敵陣に『エース』がいる時場に出ると、T終了時まで自身の技の優先度を+1する事が出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『立ちはだかるは修羅の神』… ヤルダバオト専用ポテンシャル。1/試 先行入力 相手の技のダメージを半減し、必ず耐える。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 備考:通称「ヤルオ」 . , ,ノ´! . . ; . / |、 ; . . /r┐/7 ヽ ; . ; ; . '. .. | ..|/. ム/7l! ; . ; . ; . |i^┘ .. .. .. .. .《リ . ; . ; . . ; . ; . |K O . .. 0 ′; . ; . ; . ; . ; . ; . ; Ⅸ¨ト .. .. .イ / . ; . ; . ; . ; . ; . |ム`竺エ イ ; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . リ/≫-≪八 ; . ; . ; . ; . =- ; . ; . ,. -=升////////≧=─‐-ミ .; . ; . ; . ; . ; . ; . ; . ,.. .. ´.. ..||///////r─────‐|l三ミx、 .; . ; . ; . ; . ; ニ=- ; . ; /. .. .. .. .. .. ̄ ̄ ̄ ̄アヽ;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;||三三7 .; . ; . ; . ; . ; . ; . -=ニ= ; . ; . ; . ; . ; 八 .. ..∨. .. .|| ̄ ̄ ̄´ .;.;.;.\;.;.;.;.;.;.;.;|`\三ト、 .; . ;. ; . ; . ; . ; . ; . -=ニ= ; . ; . ヽ .. l! .. .. ..  ̄ ̄`\;.;.;.;.;.;.;.\;.;.;.;.;|;.;.;.;.;\ニ .; . ;. ; . ; . ; . ; . ; -=ニ三7 . ; | .. ',. ./ ̄ ̄ ̄¨マ;.;.;.;.;.;.;.;.;.|l.;/\;.;.;.;.;.\= ;. ; . ; . ; . ; . -=ニ三/ | .. .∨──-ミ、;.;.;\;.;.;.;.;./ \;.;.;.;.;ヽ ;. ; . ; . ; . ; =ニ三/ | .. .. .l| .. .. .. .. .. /.;.;.;.;.;.;.ヽ;./ \;.;.;.;.;.;.;. ;. ; . ; . ; . =ニノ | .. .. ..| ̄ ̄ ̄`\;.;.;.;.;.;.;| `ト .,_,,. ´ _| .. .. ..| .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;\_⊥ ,.ィ升≧=ノ`≫、-=二三 ̄\ |i, /三三三/'" _\;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;`《 __ /三三≫ ''7 ,.ィ升三 \;.;.;.;.;.;.;.;.;.‘. 【名前】ルナティック(AA出典:『TIGER BUNNY』より「ルナティック」) 【タイプ】 ほのお/エスパー 【特性】 プレッシャー … 場に出た時、相手の「速」を下げる。 【もちもの】 【技x6:かえんだん、ゆみやでいぬく、ひばしら、ハートスタンプ、フレアドライブ】 こうげき:C+ ぼうぎょ:D とくこう:A+ とくぼう:C- すばやさ:A- 【ポテンシャル】 『蒼炎月の義憤』… 場に出て2T目、自身の「物理」技の威力を強化(2倍)する。 『蒼炎月の暗躍』… 味方と任意交代した時、低確率で相手を「みらいよち」状態にする。 『蒼炎月の旋回』… 場に出て2T目のT終了時、味方と任意交代する事が出来る。 『ネクスト』… 相手の「悪」技を低確率で回避する。 『先の先』… 相手が優先度+1以上の技を使用した時、低確率で先に行動する。 『対水回避』… 敵陣に「水」ポケモンがいる時、相手の「水」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対水耐性』… 敵陣に「水」ポケモンがいる時、相手の「水」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対水迫撃』… 敵陣に「水」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが2倍になる。 『気合い』… 稀に気合いで相手の攻撃を耐える。 残り体力が多いと発動しにくい。 |\ |ii!i!i { -iヾ,\ iヽ、 __ i-i-iヽ、`-、|i!i!| / i!i!i!i!`、 -v/-i-i-i-ヽ-、i!i!i!| //999、/ ii!i/i-i-i-i-i-//|i!i!i!| ,,i i);;;;; 8i /-i-i-i-i-// |i!i!i!| /i!//;;;;; ;||i!i!i ,,、 /i-i-i-//-i|i!i!i!| ii!i!| 9//icノii!) / i /_>/-i-i-i|i!i!i!i!| ヾi ヽ-"; ;ノ', __) / `、--'i-i-i-//| i!i! | i、; ; /ii!| / i!i!i!i!ヽ⌒ `、i-i-i//-|i!i!i!| )`-' |i!| / i!i!i!i!_/`-⌒ `、i-//-i-i-|i!i!i!|、 ノ iuii!| /i!i!i!i!/ | || (i-i- `、//-i-i-i-| i!i!i!`ヽ/^ iuii!i!| /i!i!i! / -i-i|| ヽヽ、 `、/-i-i-i-i-ゝ、i!i!/二二、ヽi!i!i!i!i、 /i!i!i!i!/-i-i-| |-i-ヽ \ーi-i-i-i-ヾ、i二二ヽヽ、ヽ ヽ-v-――--y i!i!i!i!i!/-i-i-| | -i-i-i \i-i-i-i-i-|二二ヽヽ、ヽ i ii!i!i!ii!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i! 、_/-i-i-i-||-i-i-i- \-i-i-i-|――、`、ヽi |____;i!i!i!i!i!i!i!i!/|-i-i-i-i-リ-i-i-i- _,)--""| ` /^^| |-i-i-i-i-i-i-i-i-i-ヽ i-i-i-i-i-i-i-i-,, 【名前】ゲリョス(AA出典:『モンスターハンター』より「ゲリョス」) 【タイプ】どく/ひこう 【特性】 けんかうり … 味方と交代する時、5割で相手を「挑発」状態にする。 【もちもの】 【技x4:どくどく、ヘドロばくだん、どろぼう、ちゅうがえり】 こうげき:C+ ぼうぎょ:B とくこう:A とくぼう:B すばやさ:C- 【ポテンシャル】 『チェイサー』… 自身の攻撃技に「おいうち」効果を付与する。 『毒怪鳥の隠蔽』… 自身に対する「解析」を無効化し、相手を「どく」状態にする 『毒怪鳥の発光』… 相手が「どく」「もうどく」状態になったとき、相手の命中を下げT終了時まで相手を「こんらん」状態にする。 『毒怪鳥の狂走』… このポテンシャルを「戦闘続行」として扱う。 『エリアチェンジ』… 相手の攻撃を受けた時、味方と任意交代することが出来る。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対電回避』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対電耐性』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、相手の「電」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対電迫撃』… 敵陣に「電」ポケモンがいる時、低確率で自身の技のダメージが2倍になる。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『アサルト』… 自身の技の「おいうち」効果の発動時、自身の技の威力を強化(1.5倍)する。 //////////>――=Z///////∧ ////___/// _ -‐‐‐ ` <//∧ ,ィ7////´r 、`ir '´ -‐‐ \/∧ ///////^i { j }_ -‐  ̄ ̄ ̄ ̄ ‐ _ \∨∧ {//// { し,、` / { f { / / / / / / `ヽ、}//j ∨///乂 f { i {X /i / / / / /} } \./ {/////{_{_{_ノ i! ./ ゙iX /_ノィ' / } i } } {///////}| | { }K7だ坏トムィ /_ ィ j } i} ` <//// } i i i { 込ソ^{∨ /rf=/j / } i i} ////7/} } i i i i {ゝ - Уノ だリ/j//j /ハ} ///// j /} } i 乂 { '´ ー '/// }// γY_ヽ、_ ///// }/} } ト、 `i{`゙ ‐- 、 ./// j'´ }_f‐、// } ///// fニニ}ハ}i }`=====-----∠/ ィ/ .}f^7///'i ///// fニニニニニム }ニニニニニニニニニニ/}/{ }ムノ}/r' } ///// /ニニニニニニ ム/ニ><ニニニ>イニ} V{// { } //// /;;;` <ニニニニニニニニニニニニニニニV;;;\ }///しイ //// ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;` <ニニニニニニニニニニノ;;;;;;;j;;;} } ̄{`ー1 .//// ,ィ゙ ト、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;∨;∧__` ーェ‐‐‐イ´;;;;;;}//;;/、 } }\ } ///// fニニ{ .∨;;;;;;;;;;/;;;;;;;∨;∧XX 7;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;}/;/ ヽ j }、 i. ///// {ニニj ヽ;;;;;;;};;;;;;;;;;;∨;∧X /;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;};/ ,ィ ヘ j } ヽ.}///// /ニニj ヽ;/;;;;;;;;;;;;;;∨;∧/;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;}./XXXУ j\ } 【名前】蜂須賀五右衛門(AA出典:『織田信奈の野望』より「蜂須賀五右衛門」) 【タイプ】ゴースト 【特性】てったいせん … 味方と交代する時、相手の「速」ががくっと下がる。 【もちもの】 【技x8:クリアスモッグ、こうそくスピン、まきびし、でんこうせっか、シャドーエッジ、しびれごな、どくびし】 こうげき:B+ ぼうぎょ:D- とくこう:C+ とくぼう:D- すばやさ:A+ 【ポテンシャル】 『適応種』… 古代種「ヌケニン」の進化系。 『オールドタイプ』を無効化する。 『エースアシストα』… 場を離れる時、味方『エース』が最初に繰り出す技の威力を2倍にする。 『隠密娘の逃走』… 自身の「みがわり」状態が解けた時、味方と任意交代する事が出来る。 『隠密娘の標的』… 自身の「みがわり」状態が解けた時、低確率で相手を「こころのめ」状態にする。 『隠密娘の影縫』… 自身の「みがわり」状態が解けた時、低確率で相手を「くろいまなざし」状態にする。 『姫武将』… 1/試 技「いあいぎり」を繰り出す。 このとき自身の「攻」種族値がトレーナーの「指示」ランクまで上がる。 『先の先』… 相手が優先度+1以上の技を使用した時、低確率で先に行動する。 『対霊回避』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、相手の「霊」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対霊耐性』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、相手の「霊」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対霊追撃』… 敵陣に「霊」ポケモンがいる時、低確率で自身の技に「おいうち」効果を付与する。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『リターンヒール』… 味方と任意交代する時、中確率で味方の体力を1/4回復する。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz 『蜂須賀流忍法身代わりの術』… 蜂須賀五右衛門専用ポテンシャル。 「技能拡張:みがわり」を繰り出すことができる。 このポテンシャルは通常交代で場に出た時にも発動することが出来る。 zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz /、〉/ーく,. ┬‐、ヾ, ゙) |/.. ! ..,⊥-、 ;_人{_メ‐′ n n′ /^!__ !ニ;っ n _ n n fi_ノ〉 fi_fi ノ¨゙yくn ノ={ j゙レ〉 ,ノ┴'/ n n n n Yニ}っ├;ゝ= ∠=;〉 /-=、) メ、)={-=、}./=c'゙ ´〉⌒{ ヾ'ニ'ゃニゃfiv〉=fy〉Y }={ ノ=} =fut ノ,=} イヽ=-iィ二三ニヽ'.〈、=〉 /ニ三i! n /´〉/=! ./_Y" /=! ||〈=〉O-{_,、 〔=∨、'´ヽ〉、∪ィ'´_,,,,,,,,,、 `ヾ;;ー、') イ、_(¨)介}っ、!{=}_,j==}ィ¨}'ィ)jィレニ}/=、/ィニ⌒`ヽ〈/ヾ'//;;ィ==ミ、 ` } i;ゝイ==ィ'(ニ .}===、=Yニ〉ィ三ニヾ,ノニ{==ィ、!' ,,ィ三三ヾ;;;;} l!,,,ィニ=、 ヾ 、,!.'|.. {ヾフ_,./()、〉==、ヾ,`イ !,,ィ===}、_{`¨´ノl!''´ ,,ィ==、ヽ;;/| l!''´ ̄`ヾ ;;、 〉'. 乂_チキ} l!/_,,,,,,,_`ヾノ!lト,、ヾ===}i! 〉-'l! .ヾ ;;'' _,,;;;;,,,_ヾ} 【名前】ハーヴェスト(AA出典:『ジョジョの奇妙な冒険』より「ハーヴェスト」) 【タイプ】むし/ノーマル 【特性】いたずらごころ… 自分の使う変化技の優先度が+1される。 【もちもの】 【技x6:こどもだまし、すてゼリフ、リフレクター、ひかりのかべ、くさかり、むしのていこう】 こうげき:C- ぼうぎょ:C- とくこう:C- とくぼう:C- すばやさ:C- 【ポテンシャル】 『韋駄天』… 先発で場に出ると、1ターンの間「すばやさ」が2倍になる。 『群生虫の解体』… 先発(死に出し)で場に出た時、自陣の「設置物」を解除する。 『群生虫の運搬』… 先発(死に出し)で場に出た時、T終了時に味方と任意交代する。 『群生虫の回収』… 相手が「怯み」状態になった時、相手の「持ち物」を強奪(破壊)する。 『レギオン』… 1/試/自動 体力が満タンの時、相手の「単体攻撃技」を無効化し、自身の体力を1/2減少する。 『後の先』… 相手が自身より先に行動した時、稀に相手より先に行動することが出来る。 『対炎回避』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技の命中率を低下(0.85倍)させる。 『対炎耐性』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、相手の「炎」技のダメージを緩和(0.67倍)する。 『対炎狙撃』… 敵陣に「炎」ポケモンがいる時、低確率で自身の技が「必中」する。 『ド根性』… 中確率で相手の攻撃以外のダメージを無視する。 『スターター』… 『先発』が発動した時、自身の全能力値を強化(1.05倍)する。
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第四話/アドルフ・ヒトラー 1945年/ベルリン 一陣の風が吹く。 それは瓦礫の上で揺らめく炎を高く舞い上がらせた。 ただそれだけだった。 その他に起きたことは何もない。戦時下にあって大量の爆弾が毎日のように降り注ぐ瓦礫の上では、最早静寂以外の何も起こりようはずがない。 後に第二次世界大戦と呼ばれる戦は、当初はナチスドイツ率いるヒトラー第三帝国の優勢に運んだ。 だが、ヨーロッパの大山崎とも言われるダンケルクの戦いで、突如乱入したソ連軍によりナチスは壊滅的な被害を負い、戦局は一気に劣勢へと傾いた。 ソ連軍の最大の強みは、トロツキー率いる無敵のパンダ軍団と、『破壊樹』を加工したデサント戦車によるキューティ デストロイ作戦だった。 可愛らしいパンダちゃんが笹の葉を食べながら、その辺の農村から誘拐してきたロシア人を突撃させる。それはまさにキューティ デストロイ作戦としか形容出来ない有様だった。 一方、追い詰められたナチスは最後の賭けに出る。 ゲルマン民族の優秀さを世界に知らしめるため、タイムマシンでジュート人やデーン人、クリミアゴート人やアングル人などをベルリンに召喚したのだ。彼らゲルマン民族は召喚先のベルリンで略奪の限りを尽くした! ナチスドイツはゲルマン民族の優秀さゆえに!タイムスリップしたご先祖様によって滅ぼされたのである!!この野蛮人どもめ!!!!! ベルリンは一夜にして古代ローマもかくやといった具合の民族大移動っぷりを見せつけた。これにはトロツキーもびっくり。 一方、ヒトラーはその辺を歩いていたランゴバルド人に後頭部を石で殴られ昏倒した。 だが、彷徨う意識の中でヒトラーはトロツキーに殺害されたスターリンの魂と邂逅、融合を果たすことで、時空戦士高橋ヒトリンとなり、現代の日本に降り立ったのだ。 まことに仏様を信じる心は国境や時空すらも超えてヒトラーとスターリンを合体させるのだなあ。 (『我が弁証法的唯物闘争と史的唯物闘争』/時空戦士高橋ヒトリン著より抜粋) ◆◇◆◇◆ 2020/朝霞市 一陣の風がそよぎ、世界樹と呼ばれていた木の枝を揺らめかせる。 世界樹は破壊樹と呼ばれていた。今となっては、その破壊樹も跡形なく食い尽くされてしまったのだが。 そう、何も揺らめいてなどいない。 もしなにか揺らめいたとしたら、それはおれの心象風景的なやつだろう。 食い尽くされた。 全て食い尽くされた。 おれのマイホームは破壊樹によって理不尽に奪われた。そしておれのマイホームを理不尽に奪った破壊樹を…さらに奪った者がいる! パンダだ! このパンダは俺のマイホームごと、マイホームの乗っかった破壊樹を平らげてしまった! そこには、もはや破壊だけが残った。 この怒りをどうしてくれる! 俺のマイホームを返せ! 「いくぞオラァァァーーーーーーッッッ!!!!!」 「パンダァァァーーーーーーッッッ!!!!!」 住むべき家を失った! 理不尽な怒りの矛先は、今まさに破壊樹からパンダに変わった! そう、八つ当たりである! 理屈だけではどうにもならないことがある。 かくなる上はこの両手に持ったチェーンソーでパンダの野郎を切り刻むのみ! 俺は布団から起き上がり、殺生を肯定する仏教の教えを口にしながら拳を振り下ろす! 「うおおおおおお南無三!」 「ギャァァァーーーッ!何するんですかこのバカヒューマン!!」 振り下ろした俺の拳は銀髪の妖怪バンブーエルフの脳天に直撃する! 「思い知ったか!このパンダやろうめ!」 「ギャアーーーッギャアーーーッ!パンダ違うッ!私エルフッ!バンブーッ!エルフッ!」 そうだぞ、このバンブーエルフめ!笹でも食っとけ!腕ひしぎ十字固めをお見舞いだ! どこからかウザい叫び声が聞こえるがきっと幻聴だろう。 「思い知ったか!バンブルビーめ!」 「グゥアアアアーーーッ!肩ヤバイ肩ッ!バカヒューマン!か弱いエルフになんてことするんですか!!目ぇ覚ませャァーーーッ!」 誰がバカヒューマンだ。 確かにおれはヒューマンだが、バカではない。高橋ルカという、れっきとした名前が……うん? 「……」 「ギブッ!ギブギブギブッ!ギャー肩!バカヒューマン!ギブーーーッ!」 ふと目を凝らすと、そこにはパンダではなく、腕ひしぎ十字固めから必死に脱出しようとする銀髪のエルフがいた。 あれ?これ夢だったのか? ……そう、また夢オチである。 そして、今まさにおれの寝相の巻き添えを食らって腕ひしぎされている銀髪エルフは、カグヤという名のアホだ。 「で、どこからが夢だったんだ?」 「ヒューマンはバカですか!?『南無三』とか叫んで一撃でパンダにノされましたよ!!肩ガァァァ」 ああ、そこから夢か。 つまりおれはパンダの一撃で、敗北したと認識する間もなく昏倒してしまったのだ。 それで、夢の中で戦っていたわけである。 そしてまた西野カナタさんの家にリスポーンしたというわけか… 「あー…どうりであたまがまだクラクラするわけだ」 「バカヒューマン!本当にバカなのですね!?あの巨大で頑丈なシェルターバンブー(破壊樹)を一晩で食い尽くすような生物ですよ!市販のチェーンソー如きが通用するとでも!?」 「それもそうか」 畜生。世の中は理不尽なことばかりだ。 どうしておれがこんな目に遭わなければならない。 経験上、理不尽なものに対する怒りは理不尽な目に遭うほど、さらに膨れ上がっていく。そういうものだ。 おれはバンブーエルフの肩をアレすると立ち上がった。 差し当たってパンダに一撃でも入れないと気が済まない。例え勝てないとしても、我が家を食われておいて、そのまま終わりでは情けないことこの上ない。 『逃げるのか、情けない』 『————』 『それではゲルマン民族の風上にも置けんな』 一瞬だけ嫌なことを思い出す。 いかん。思考を切り替えよう。 そうだ、今は西野カナタさんの家にいるのだ。カナタさんを探すのが先決だ。 「なあバンブーエルフ。そういやカナタさんはどこ行ったんだ?もう市役所から戻ってきたのか?」 「肩ァァァァァァァ」 肩を破壊されたバンブーエルフは悶絶しながら布団のうえを転がり回る。 「まったく朝から騒がしいやつだ」 「誰のせいですか!?」 パンダを殴る前にひとまずカナタさんに会いたい。マイ女神、いったい今どこで何をしているのだろうか。 会ってからあまり時間が経っていないが、あの透き通るような声、華奢な体躯、悪戯な瞳が好きだ。 好きだ。 炊き立ての白米と味噌汁の付け合わせくらい好きだ。 なんと言っても、やはりカナタさんの家にいると心が落ち着く。彼女が近くにいるのが感覚で理解できるぜ。 そしておれは落ち着き払い、自分がパンツ一丁になっていることを自覚した。 「なんで!?」 おれのゲルマン芸術的裸体が露わになってしまっている!いかん!このままではゲルマンがゲルマンしてグッモーニンだ。グッモーニンは生理的現象のため仕方ないゲルマンなのだが、つい今しがたまでカナタさんを想像してた手合、何となくゲルマン的なものもあるし、万一この光景を見られでもしたら端的に犯罪である。 犯罪の証拠になるものを抹消せねば! おれはバンブーエルフに布団を被せて姿を隠そうとする!痛みに悶えながら転げ回るエルフは布団を蹴る!いいから隠れてくれ!!こんな光景を誰かに見られたら暴行の現場だと思われるだろうが! あれ、こうやってエルフ覆いかぶさると、まるでおれがエルフに襲い掛かろうとしているように見えないか…? そのとき部屋の襖が開いた。 「ァァーッ!違うんですカナタたん!おれはパンツ一丁ですが決してこれは趣味などではなく!いえ、自分の体に決して自信がないという意味ではないのですが!!」 「なーにしてるんですかバカヒューマンは。バカですか」 襖の向こうから出てきたのはなんとカナタさんではなく、銀髪バンブーエルフ、カグヤだった。 「えっ…?なんで襖からカグヤが出てくるんだ!?だってさっきまでカグヤはおれと格闘してて…」 「ふふん。やはりバカヒューマンは知能が低下しているようですね。よく見なさい、それは私ではなく、私の身代わりですよ」 そう言われて、布団をめくる。 するとどうであろうか。なんとたった今までおれが格闘していたカグヤはカグヤではなく、忍者装束を纏った太い竹筒ではないか。 これぞまさしく本体と偽物を気づかぬうちに入れ替える、忍法身代わりの術に相違なかった。 「カグヤ…お前、忍者だったのか」 「ふふん、私は忍者でもあるのですよ。そんなことよりカナタがリビングに呼んでますよ」 「なるほどな…おれがパンツ一丁なのもお前の忍術のせいだったんだな」 カグヤは怪訝な顔でパンツ一丁のおれを見る。 「えっ知りませんよ」 えっ……… 「えっ…知らないの、マジで?」 「少なくとも昨日家に運び込まれたときは服を着てましたよ」 じゃあなんで…?怖… それは現代科学の力では解決しない恐ろしい謎だった。 さて、気を取り直しておれとカグヤはカナタさんのいるリビングへ向かう。 リビングに着くと、そこには俺の服を着てニコニコと笑顔のカナタさんがいた。 「やあやあ!騒がしいと思ったらもう目が覚めたんだね!パンダがルカくんを背負って運んできたときはどうなるかと思ったよ」 「だから何で!?」 なんでカナタさんがおれの服着てるの!? そのシャツとズボン、結構汚れてるんですけど良いんですか!?いやおれが良くないし!! カナタさんはおれのシャツの襟元を引っ張っている。やめて、寄れちゃうからやめて。 「いやあ若人の服を見ると我慢出来なくてね!思わず追い剥ぎしちゃったけどすごくブカブカだねえ!やっぱり男の子って感じ」 「ええ…カナタさんは変態だったんですか?」 「趣味だよ!」 趣味か。 なら仕方ない気もする。カナタさんだって、自分の貸し家がパンダに喰われてしまっては、おマンマの食い上げってやつだろう。しかもおれのようなかわいい弟分がボロボロにされてパンダに運び込まれたとあっては、趣味に走りたくなる気持ちもわからなくもない。いやすみません、やっぱり全然わからないです。 変態か…若い男の服を追い剥ぎして自分が着る変態だったんだなカナタさん。 だから家の中に男の気配が微塵もないのか……犯罪行為とかしてんのかな…心配だな…… パンダ…パンダに運び込まれた!?おれが!? 「ちょっと待ってくださいカナタさん!パンダがおれをここまで背負ってきたって言いました?」 「ルカくん!」 「はい!」 カナタさんはおれの両肩を鷲掴みにする。揉んでくる。口が酒臭い。怖いよこの人。 「今度はルカくんがあたしの服を着る番だよ?」 「ええーーーッ!」 バンブーエルフが「うわマジかよ…ヒューマンマジかよ…」とでも言いたげな顔つきで俺たちを見つめている。お前そんな無口なキャラだっけ?視線が辛い。 しかし、ここで問題が発生した。おれは今パンツ一丁だ。 そう、パンツ一丁だ。 おれの服をカナタさんが着ている以上、おれがカナタさんの服を着る以外に逃げ場がない。 着ても変態、脱いでも変態の変態地獄とはこのことだ。変態になるしかない。 『女装も出来んとはどういうことだ!ゲルマン民族の風上にも置けんな』 『————』 『ふん、女物を着こなしてこそ一流だ』 嫌な思い出が頭を過ぎる。 忘れろ。 おれが渋い顔を作ると、カナタさんも嫌がる人に無理矢理自分の服を着せるのは気が引けたのか、胸の前で小さくパンと手を叩いた。 「じゃあ取引しよう、あたしの服を着てもらう代わりに、ルカくんとデートをしよう!」 「ええっ!?じゃあします!」 「しかも自宅デートだよ?」 「します!絶対にします!」 これは千載一遇の機会ではないだろうか。 カナタさんは酒に酔っている。まあこのまま放っておくわけにもいかないし、自宅に留めおいておいた方がご近所様への迷惑も少ないだろう。 自宅を破壊樹に持っていかれて、パンダに食われたとか、絶対にストレス溜まるもんな…実際おれもめちゃくちゃ怒ってるしな… こんなことになってしまうのも無理のない話だ。そう、だから下心などない。 「わかりました!男高橋ルカ、カナタさんの頼みとあっては女物の服も見事に着こなして見せましょう!」 「じゃあこれを着て欲しいの!」 カナタさんがクローゼットから出したのはTシャツだ。 受け取る。 Tシャツオンリーかよ! 俺はまずTシャツを着る。ピチピチだ。 ピッチピチだ。ピチピチのシャツだ。 しかもこのTシャツ、新品だ。だまされた。この女ブラフだった。冷静だった。 新品のうえにこのTシャツは明朝体で「サフランD」の文字とイエロー単色のヒマワリがデカデカとプリントされている。 ピッッッチピチだ。新品のうえにひと回り小さいからピッチピチだ。あと疲れ目になりそうな黄色だ。泣きそう。 「ルカくん。落ち着いて聞いて欲しい。実はズボンは履いて欲しくないの」 「どうして!?」 「そのシャツ、思ったとおり似合ってるよ…」 カナタさんはニッコリと笑う。 おれは察した。きっとカナタさんは、怒りによって目の前が見えなくなっているおれの目をパンダから逸らすためにこんなことをしているのだ。 でもズボンはきたい。 「あの…ヒューマン…良かったらこれ…カー族の伝統のタイツです…」 流石にかわいそうだと思ったのか、カグヤが銀色のタイツを差し出す。 それは銀色の(カグヤサイズの)タイツだった。 「カグヤ…おまえ、意外と良いやつだったんだな。おまえの気持ち、しかと受け取ったぜ!」 俺は銀色のタイツを着る。 ミッチミチだ。ミチミチ音が鳴る。 触り心地すごい。すべすべする。これがエルフの技術力で織られた天の羽衣なのか。すべすべを通り越してヌメヌメする。ハッキリ言って気持ち悪い。 「すげえ…生魚にでもなったみたいな着心地だ」 カナタさんもようやく罪悪感が芽生えたのか、少し申し訳なさそうな顔をする。 「ルカくん…このタイミングで言うことではないんだけど、言って良い?」 「今更ですけど、良いですよ」 おれは全てをゆるそう。だってカナタさんも、悪気があっておれに変態みたいな格好にさせた訳じゃないんだから。おれも心まで変態になるつもりはない。 「実はあたしね、自衛隊員なの」 「マジでっ!?」 おもむろにカナタさんが俺の服を脱ぐと、自衛隊の迷彩服を身に纏ったカナタさんがそこにいた! 成る程!カナタさんが無理におれの服を着ていたのは、自衛隊員であることを隠すためだったのか!! 「今まで黙っててごめんね。ここ埼玉県朝霞市に自衛隊の駐屯地があるのは知ってるよね?あたしはそこで少佐を務めているの」 「今更すぎません!?自衛隊なら破壊樹とか対策しなきゃいけないんじゃないんですか!?」 「だってあたし、昔から都合の悪いことからは目を背ける性分だし…」 なら自衛隊員とか向いてないんじゃ… そっか、貸し家が崩壊したから、任務とかどうでも良くなって逃げ出したくなったんだな、カナタさん。 じゃあ、もうパンダ殴りに行っていい? 良いよな。だって他にこの家でやりのこしたことって自宅デートだけだもんな。 そっか、自宅デートか。 こうしておれはカナタさんとの自宅デートの誘惑に負けて、家でゲーム大会をすることにした。 勝てるか?ダメな大人の女性との自宅初デートだぞ?勝てるやついるか?いないだろ! まあ自宅デートじゃなくてゲーム大会だったんだけどな! ゲーム大会にはカグヤの謎の計らいにより、なんとパンダも参加することになった。これにはビックリだ、「ちょっと近所のパンダ呼んでくる」とのこと。 あのパンダ野郎、近所の家に間借りすることになったのか。 「よお!待たせたないけすかないBOYたち!パンダさんのご登場だYEAH!」 カグヤがパンダを呼びに行って15分。やってきたのは近所の心あるラッパーの手ほどきにより、すっかり日本語が上達したパンダだった。 あとパンダもサフランDのTシャツを着ていた。 このふざけたデザインにおれの怒りは頂点に達した。 「あいやBOY!BOYの言いたいことはわかるぜ!きっとおれが破壊樹ごとBOYの家を食っちまったことに腹を立てるんだろう!?実際めちゃ悪いことをしたよな!いや、ホントマジですみませんでした。人の住むとこ奪うとかホント最低なことしました自分」 「ふざけんなよこのDJパンダぁ〜っ!じゃあなんで昨日はおれのこと襲ってきたんだよ」 「あのときは自分も日本語全然わからなかったんです。それで混乱しちゃって…怖くて……」 そっか… おれの怒り、どうしたらいいのかなー 「いやホントマジすみませんでした。自分そんな、悪気とかあったわけじゃなかったんすよ。ただあのとき、久しぶりに地上に出たらだいぶお腹空いてて。パンダって笹以外食わないんですよ。人の家とか食べたらお腹壊しますよ実際。今もすごい体調悪くて…何言ってんすかね自分、ハハ…」 「……おれは…」 おれはゲームのコントローラーを握りしめる。 ソフトは一昔前のものばかりだ。どれも見たことのあるタイトルばかり。見たことのあるものばかりだ。畜生。 嫌なことばかり思い出す。 ここでも縛ってくるのか。クソ親父。 おれはゲームのコントローラーをパンダに差し出す。 「聞いてくれパンダ。おれの名前は高橋ルカ。生まれは千駄ヶ谷。親父の名前は高橋ヒトリン。それで、このゲームは一般に広く流通してるものだ」 「何を…」 「まあ聞けよ。いろんなゲームがある。『クリフォト』。さかしまの樹っていうダンジョンをクリアしていく人気作だ。三作目まで出てる。この樹は空から生えてるように見えるけど、本当は反対側の世界から見たセフィロト、生命の樹なんだ。」 今現在、四作目の開発中だ。外伝も含めて七作出ている。 「それでこれが『バニーガールクエスト』。R-18だから絶対にプレイするな。こっちが『サフランD』。開発段階では『イン・マイ・ルーム』だったらしいが、Dは地上のDだから、こっちの名前にしたんだと。サフランの意味は知らん」 どちらも続く作品に恵まれず、次回作は出ていない。 「ルカくん、ゲームに詳しいんだね」 「ああ。おれの親父はヒトラーだったんだ」 「マジでっ!?」 そう、おれの親父はヒトラーだった。正確にはヒトラーとスターリンが仏様のありがたさで合体してうまれた時空戦士高橋ヒトリンだ。 おれは高橋ヒトリンが拾ってきた日本人の子供だ。だからゲルマン民族ではない。 親父は日本で、全権委任堂というゲーム会社を立ち上げた。 「親父は頭…おかしくてな。よくわかんねーけど、日本に来てから、世界樹を加工してデスゲームを作って、別の世界に輸出してる。らしい。それで、別の世界で得た成果を、またこっちの世界でTVゲームにして大儲けしてんだ」 「そんな…だからルカくんは父親が嫌でこの家に来たんだね」 おれはうなずく。ゲルマン的に父親のことは尊敬している。虐殺者や独裁者かもしれないが、今ではおれのことを立派に育ててくれた恩人だ。 一方で、おれの中のコミュニストが叫ぶ。卑劣なナチスを許すなと。 おれはデスゲームで食っていきたくない。千駄ヶ谷はデスゲームの里だ。だけど、おれは芸術家になりたい。 「親父はいろんな世界をモデルにテレビゲームを作った。だから、もしこの世界をゲームにするんだったら、って思うときがある」 ゲームには目的がある。目的がないと主人公は永遠にゲームをクリアできない。 ずっとこのゲームを続けないといけなくなる。 だけど、おれはゲームが下手だ。 「昨日までは、この世界は家に住むゲームだと思ってた。樹に登って、家に住み尽くすゲームだ。けど今は、この世界はデスゲームだと思う。全てが理不尽で、理不尽な怒りに満ちたデスゲームだ。このゲームを続ける限り、おれは一々色んなことに怒り続けるんだ。家に住むことも出来ずに」 「パンダパンダ…」 急に、カグヤが近づく。それでため息をつくと、人差し指でおれの胸をついた。 カグヤは眉間にシワを寄せている。 「バカですねヒューマン。この世界はゲームではないし、仮にもしゲームにするとしたら、それはきっとみんなでルカの怒りを収めるゲームですよ」 「お前こそバカだろ。なんだよそのゲーム」 「なんだとこのヒューマン」 カグヤがおれを睨む。 「ヒューマン、お前の父親が大量虐殺者なら、私もシェルターバンブーで大勢のヒューマンを殺した大量虐殺者ですよ」 「あっ」 「だけど、それは生存圏を拡大するためだったんです」 シェルターバンブーもとい破壊樹は、全世界で何十万人もの人の命を奪っている。 「さあ、答えの出ない問題を考えすぎても喉が渇くだけですよ。お茶でも飲んでゲームでもしましょうね!」 場の空気に耐えられなくなったカナタさんがテレビのチャンネルをつけた。空気読んで。 カグヤに至ってはもう話は終わったとばかりにお茶を飲んでいる。なんだこいつ。 テレビではレポーターが半裸の男二人組に銃を突きつけられていた。 『ご覧ください!生中継です!たった今キッリ・ストーと名乗る男と、ヤハ族のウェイと名乗る男の二人組が武器を携えて銀行強盗を行ったのち、大量に人を殺害しながらここ朝霞市に潜伏しています。ギャァァァ〜〜ッ!』 パンパンパン!テレビから渇いた音が鳴り響く。 『ヒャァァ〜皆殺しだ!』 『汚えヒューマンは滅びろ!』 「ブビィぶぼぉ」 カグヤは飲みかけていたお茶を噴いた。 「えっ今キッリ・ストーとか言ってなかった?カグヤ知り合い?」 「…いえ、あんな優男知りませんが、ヤバい二人組が近所にいるみたいですね。ここは危険なので避難しましょう」 「…」 なんか途中から釈然としないまま、おれたちは凶悪な二人組から逃げるために外に出た。 外に出る。そう、そこは破壊樹が全てを破壊し尽くし、その破壊樹すらパンダが食い尽くした、何もない場所。 当然、そこには何も残っていない。 ただ、破壊の跡だけが残っている。 そのはずだった。 「木が…生えてる!?」 そこには『破壊樹』があった。 破壊されたはずの、破壊樹が。 巨大な建造物が直立している。 破壊樹が生えている。 「違う…アレは破壊樹なんかじゃない!見ろ!あの窓を!」 パンダが破壊樹を指差す。 その一点、人工的に備えられたとしか思えない窓から、ちょび髭の男が顔を覗かせていた。 「お前は…親父!!」 「ええーー!」 「久しぶりだな!我が息子よ!」 俺の親父、時空戦士高橋ヒトリンがそこにいた! 「今度は何をしにきやがった!クソ親父!」 「別れを告げにきたのだ。息子よ」 親父はナチス式敬礼をした。 窓からは親父以外にも、様々なゲルマン民族や共産パンダ達が顔を覗かせている。 「この世界はシミュレーションゲームである!ルカ!これは夢の船だ!私はこれよりゲルマン民族や共産パンダを連れ、この地球上全ての潜在世界樹を加工したロケットで、月へと移住する!!」 「何言ってんだよ親父!」 唐突すぎるよ親父! 「全ての問題は解決するはずだ!全ての問題がだ!危険な世界樹は月へと隔離し、ゲルマン民族は月に理想郷ゲルマニアを建設するのだ!私はこのために千駄ヶ谷でデスゲームを作っていたと言っても過言ではない!」 「意味わかんねえよ親父!」 「お前から理不尽を取り除いてやろうというのだ!」 頭おかしいのかよ親父! 問題しか残らねえよ! 「やがて月は高度な文明を築き、地球を支配する!ルカ、お前はゲルマン民族の風上にも置けず、共産主義者でもないから置いていく!お前は本当にダメで…俺がいないと、何もできんやつだった!千駄ヶ谷の家は残していく!お前はそこに住み尽くしてしまえばいい!さらばだ!」 親父…認めろよ!自分がただの頭のおかしい一般人だって認めろよ!みんな許してくれるよ! そのときである!カグヤが何かを決心したように、片手で印を結んだ!身代わりの術だ! ドロンという音とともに、親父とカグヤが入れ替わった! 「えっ!?」 親父が困惑する! カグヤは破壊樹製のロケットの窓から顔を覗かせ、独裁者の服を着ている! 一瞬躊躇するカグヤ! 「ふははは!今から私が時空戦士ヒトリンだ!」 何言ってんだよカグヤ! 唐突すぎるよ! 「これから私が月に移住しゲルマン民族と共産パンダを忍術で支配する!だから、…助けてー!」 破壊樹ロケットが火を吹き、轟音とともに打ち上げられた! 唖然とする一堂を置き去りにして、破壊樹ロケットは月へと飛び去ってゆく。ゲルマン諸部族と、共産パンダとエルフを乗せて… 「ふざけんな!待てよ、親父〜!」 SSツリーリンク 初回 第2回 第3回 第4回 最終回 第一話/高橋ルカ 第二話/かぐや姫 第三話/パンダ (このSS) 最終話/彼方に対するは最後の敵