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74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 03 58 57.36 ID pX9MnuW70 水銀燈は俺の嫁 75 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 03 59 31.83 ID pX9MnuW70 水銀燈は俺の嫁 76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 00 19.43 ID pX9MnuW70 水銀燈は俺の嫁 77 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 01 01.65 ID pX9MnuW70 水銀燈は俺の嫁 78 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 06 27.29 ID z1pZrdCx0 ID pX9MnuW70怖いな 79 名無しさん@そうだ選挙に行こう:sage :2007/07/29(日) 04 24 36.55 ID U/EU+pmI0 ID z1pZrdCx0にwktkしてたけど眠いや 80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 38 47.84 ID z1pZrdCx0 コードギアスが忙しくて・・・ 82 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 50 39.99 ID z1pZrdCx0 25話まで引っ張って、2期に続くとか・・・ 83 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 04 54 32.12 ID U/EU+pmI0 え?!今回の24,25話で完結じゃあねえのかよwwwww 吃驚だな。それとも俺のような未視聴の奴等を引き込もうとする作戦かな?w 84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 04 57 50.15 ID z1pZrdCx0 いいえ、全て谷口監督のオナニープレイです 86 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 05 22 02.71 ID z1pZrdCx0 くそ!くそッ!!何だったんだ今日のコードギアス! CMで流れた黒の契約者の方が面白そうだったじゃないかッ! 黒の契約者・・水銀燈っぽい自動人形・・コードギアス・・・ そうかッ!犯人は監督じゃない、水銀燈だったんだよ! なんだって!?それは本当かキバヤシ、ああ本当さ、俺がキバヤシだからな! 待ってろよC.C.、俺がお前の仇とってやんからな おら、出て来い水銀燈、ネタは上がってんだよ! フヒッフヒヒヒ潔いいじゃねぇか・・おめーには体で償ってもらうからよヒヒヒ まずはその暑苦しいドレスを剥いて今風の服を着せてやるぜ!! これで薔薇乙女としてのシンボルは消えちまったな・・・フヒッヒヒヒ それじゃあ次は、ヤクルト一気飲みしてもらおうか! おらっ!気合入れて飲みやがれ!まだまだ沢山あるんだからな!! 口の端からヤクルト垂らしやがって!ヤクルトレディに くそ!胸元までベタベタに、くそっ!俺が一番風呂に入れてやるから こっちこい!隅から隅まで綺麗にしてやるから覚悟しとけよ!! ひひひ、夏場に風呂に浸かるのは辛かろう 100数えるまで外に出さないからな!ひひひ、顔が真っ赤で辛そうじゃないか 風呂上りは、そうだな・・温まったからだを内から冷やしてやるぜ! おらっ!またヤクルト一気のみだ!!こぼすなよ! 確か、人形は鞄でしか寝れないんだろ?今日最大の苦痛をくれてやるぜ 俺と一緒にベットで無理矢理寝かしつけてやるぜ!辛いだろ?夏なのに俺に抱きつかれて暑いだろ? くくく、しかしまだ寝かさないぜ・・・本の朗読しをしてやるぜ、眠いのに朗読されて寝れないだろ! 辛いだろ、夜更かしだろ?ひひひ、だけど朝は早いぜ?6時半からラジオ体操するからな、ヒヒヒ 俺はギアスの鬱憤を水銀燈にぶつけてしまった、俺って最低だ・・・ 87 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 05 32 25.65 ID U/EU+pmI0 キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!! Darker than Black面白かったよ。俺の地域とは放送されてる回が違うかもしれないけど。 まぁ俺にとってはらき☆すたへの繋ぎでしかなかったりするわけだが(´・ω・`) 88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 05 44 47.58 ID z1pZrdCx0 なるほど、今度見とくわ 89 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 05 52 45.47 ID U/EU+pmI0 スタンド使いが沢山出てきてそれぞれの思惑で動くから一般人はさぁたいへんみたいなのをシリアス風にした話だった。 一般人の中にも893観たいなのが闇の中でうごめいてスタンド使いと絡んで来て 警察涙目wwwwwwみたいな感じ。 求められてないけど3行で世界観的なものを書いてみた。 実は俺も最初から観てるわけじゃあねーんで詳しい設定とか分かりませんwwwwww サーセンwwwwwwww 90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 05 57 45.16 ID z1pZrdCx0 水銀燈っぽいの出るし、見ろって事だな・・ 93 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 06 26 44.46 ID z1pZrdCx0 _,.‐'  ̄ ̄` ゙` '‐.、 / ... / ̄ ̄ ヽ \ / / ',.. ゙! i' ..{0} /¨`ヽ {0} ゙! i' . l ヽ._.ノ i ゙! | . |. `ー'′ | | ひゃあああんッ!!! i,. i, ,i' / ンギッモシシヂイイ! 〉、 \ _ 山 __,/ ,r'、 __//\ 私はうさぎ /\ ヽ, 彡へu ゙T' ‐.、____ ,.‐ イ" ⊂、 〈 ヽ、 /. リリ r"´>、.____ ,.‐'\ `~´ `) ) // -=iil|||||||||||||||||||||||||〈_ノ 95 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 06 30 19.61 ID N2ZYdgoa0 ローゼンで水銀灯が一番人気なんだってよ 結局お前ら大衆的なんだなw 96 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 06 34 38.79 ID z1pZrdCx0 そりゃ、水銀燈は魅力があるからな 98 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 01 48.72 ID z1pZrdCx0 私は銭湯で昔の友人と出会った。 道端で出会えば、無視する事も出来るのだが、ここは道路じゃない。 同じコンクリなのに、情けない奴だ。 こちらに寄ってきた、友人はどうやらやる気らしい。 私としては無視したい所なのだが・・・。 「やあ、久しぶり」私が先に声をかける、こういう時は先手が有利だ。 「久しぶりだね、卒業以来かな?」 「そうなるね。元気にしてたかい」 「なんとか元気にやってるよ、それより君、その傷はどうしたんだい?」 友人は私の体にある、無数の傷痕を遠慮がちに見ながら言う。 何か、棒状の物で叩かれたような傷痕。真新しい物も何個か見受けられた。 中にも、何かに噛み千切られたような妙な傷痕まであるのだ、不思議に思うのも無理はない。 「いや、ちょとコレがね」 私は友人に見えるよう、小指を立てた。 「へぇ!君にそんな趣味があったとはね。まあ、無理しない程度に頑張ってくれよ、ははは」 友人は作り笑いを浮かべ、私はそろそろ上がります、妻が待っておりますのでと逃げていった。 どうやら、傷痕の謎さえ分れば、私とは話したくないらしい。私も彼と話さない方が気が楽だ。 しかし、傷痕が湯に染みますね、家に帰ればまた増えるのでしょうが・・・・・・。 99 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 07 09 36.15 ID U/EU+pmI0 98 ちょwwwwGJだがやる気満々だなwwwwwwwwww しかも激しそうな内容wwwwwww これはwktkせざるを得なくなったな 100 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 13 49.83 ID z1pZrdCx0 君が鞭鞭いうから・・ 102 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 07 20 34.60 ID sI4Tvn/ZO 水銀燈という言葉だけでチンコたった 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/07/29(日) 07 20 56.97 ID z1pZrdCx0 興奮してくる事は確かだな! 105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 46 41.13 ID z1pZrdCx0 「ふごぉおおっ!」 ビシリ、と体を鞭が打つ。 私は椅子に座らされおり、両の手を後ろ手固定されていた。 口にはギャグボールを噛まされているので、痛みを訴える手段は、 間抜けな声になる。既に私の体には無数の鞭の痕が幾重にもついていた。 ヒュン、ビシリ。空気を裂く音の後に、肉を叩く音が狭い部屋に鳴り響く。 「ぐふっ、ぐふぅう」口の端から唾液が泡となって垂れた。 「ねぇ、きもちいのぉ?お人形さんに鞭で打たれてぇ、きもちいのぉ?」 彼女、水銀燈は私の膝に乗り、左手を私のアゴに当て聞いてきた。 「ふ、ふご、ふごご」ギャグボールのせいで言葉にならない。 水銀燈は私の真新しい傷に指を這わせた。 「私、日本語じゃないとわからないわぁ」 傷痕を爪で穿りながら喋る。傷痕から血がプツリプツリと出てきた。 「ねぇ、なんとか言ってぇ?」 「んん!んぐ、ンンッッ!!」 水銀燈が私の傷痕から滲み出た血を、ピンクの舌だ舐める。 猫か何かが、仲間の傷痕を舐めて癒そうとするように、私の傷痕を ペロペロと舐め、時には舌先で肉を穿り、傷口を広げる事もあった。 106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 47 20.82 ID z1pZrdCx0 違う所に誤爆wwwwwwwwwwしwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwww 107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 47 38.45 ID z1pZrdCx0 / ̄ ̄ヽ /{’} 、_ ヽ / /¨`ヽ {’} | もっ | ヽ ._.イl .| 、 ヘ_/ノ | \___ ノ゙ / ̄ ̄ ヽ, / {’} ', l /¨`ヽ {’} ', うっ l ヽ._.イl ', リ ヘ_/ノ ', / ̄ ̄ ヽ, / \ {・} /¨`ヽ {・} \ ねっ l トェェィ 丶 `ー'′ ミ / ̄ ̄ ヽ, {・} /¨`ヽ {・} l トェェェイ ', るっ ノ `ー'′ ', / ̄  ̄ ヽ, {・} /¨ `ヽ {・} l トェ ェェイ ', ゅっ ノ ` ー'′ ', 108 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 07 50 49.41 ID USq3r8sd0 じゃあ蒼星石はもらっておくわ 109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 07 52 13.10 ID z1pZrdCx0 貰うとかやるとかさ、大事なのは彼女達の意思じゃないのかい!? 112 名無しさん@そうだ選挙に行こう: :2007/07/29(日) 07 59 16.08 ID U/EU+pmI0 109 おまいが言うと色々な意味で説得力が微妙な気がするw 113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 08 00 04.81 ID z1pZrdCx0 なんということだ、これでは変態紳士卒業だな 116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 08 24 41.68 ID z1pZrdCx0 傷口を舐める湿気を帯びた音がやけに大きく聞こえる。 「あっ」彼女の膝が、私の怒張した股間に触れた。 「こんなに、大きくしちゃってぇ」傷口から舌が離れる。 水銀燈の手が私の怒張した亀頭を手の平で包み込み、円を描くよう 優しく撫でた。彼女の手の平に私のガマン汁がつき、それが循環液の代わりとなり 私に更なる快楽を与えた。 私は、亀頭を包む快楽に耐え切れず、体をよじり、情けない声を漏らす。 「そろそろ、とったげるわぁ」 水銀燈は亀頭に構うのを止め、私の口に噛ませていたギャグボールを取った。 「もう、やめましょう」私は呼吸を整えながら、そう言う。 股間に冷たい物が垂れてきた、ローションだ。 水銀燈に私の声は届かない。 「だーめ、許したげないんだからぁ」そう言うと彼女は、自分のスカートを巻くり上げあげ、 自分の太ももに、私の勃起したペニスを挟む。 流石のローゼンも、ビスク人形に女性器をつける事はしなかったようだが、本来女性器が ある場所に、快楽を感じ取る神経のような物があるらしい。変態人形師め。 117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 08 56 23.99 ID z1pZrdCx0 水銀燈は背中を私に預け、両の手を太ももの付け根に置いて体を浮かし、 リズミカルに腰を振っている。ローションがくちゅりくちゅりと白い泡を立てていた。 「も、もう、もうい、いく、いっ!」早漏ではない、早漏なのかもしれないが、 私の興奮は、直前まで水銀燈に高められいたのだ、だから、早漏ではないと、思う。 「だめよぉ、男の子でしょう、我慢なさぁい」そう言いつつも、腰の動きは止めない。 「くっ、ああっ」 痺れるような快感と共に、勢いよく黄色く変色した私の精液が尿道より噴出し、水銀燈の胸に降り注ぐ。 「はっ、童貞の、ちんぽ、ちんぽミルクぅ」私の射精に興奮したのか、腰の動きがさらに早くなった。 射精して敏感になった股間を容赦なく攻め立てられる。股間が焼けるように熱い。 「え、ちょ、ちょと」 「気持ちいぃ?水銀燈のぉ、お人形のお股でチンチン擦られて気持ちぃ?」 津波の様に襲い掛かる快感に、後ろ手で固定された手を強く握り締め、耐えた。 「どうなの?ねぇ、どうなのぉ?ねっ、あ、ああっ」 水銀燈は口から唾液でヌラヌラとエロテイックに光る、ピンクの舌を大きく突き出し、 びくんびくんと体を痙攣させ、脱力したように私の体にもたれ掛った。 水銀燈は肩で荒く息をしていた。 118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 09 13 55.08 ID z1pZrdCx0 落ち着いたのか、水銀燈が膝から降り、衣服を整える。 私は依然椅子に固定されたままだった。 「それじゃあ、行ってくるわぁ」 半身でこちらを見ながら言う。 「こういう事は、もう、やめにしませんか」 水銀燈は、再び私の膝に登り、 「ふふ、あと少しの辛抱なんだからぁ、私がアリスになったら もっと、もぉ~と凄い事したげるから、我慢しててねぇ」 頬にキスをしてた。 「そう、ですか」 どこで間違えたのか、私の声は彼女に届かないようになってしまった。 水銀燈は私の膝から飛び降り、右手を空に掲げる、 すると手の付近の空間が波打ち、黒い穴が開いた。 「それじゃあ、次こそ本当にいってくるわぁ、いい子でお留守番しててねぇ」 水銀燈は黒い穴に飛び込み、後には裸の男が一人、残されるだけ。 白く濁ったローションが、股間から床に、落ちた。 119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/07/29(日) 09 14 11.60 ID z1pZrdCx0 終わりです、お疲れさまでした
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475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 03 13 33.22 ID CA2SMo/g0 水銀燈も構って欲しい 476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 03 13 48.69 ID CA2SMo/g0 最近水銀燈が変だ。 変と言うか、妙に甘えん坊になってる気がする。 いや、全然悪かないんだけどね。例えば「明日から自動販売機のジュースが100円に戻りますよ」 と言われても、なんか最初はピンと来ないだろ?今丁度そんな感じなんだ。 「ねぇまぁくぅん」 水銀燈が自分の頭を私のわき腹に摺り寄せ、そのまま体を 私の胡坐へと滑り込ませる。 どうしたんだいと水銀燈の前髪を横に寄せながら聞く 「うぅん、こうしてる落ち着くのぉ だめぇ?」 そんな事ないよと眉間を親指で撫でると 水銀燈は目をつぶり私の親指に神経を傾けた。 「最近甘えん坊さんですね」 「甘えん坊さんは嫌ぃ?」 「いえ、好きですよ」 なら良かったと私の手の甲に自分の顔を摺り寄せてきた。 なんでも、ざらざらとほんわかが合わさって、とても気持ちが良いらしい。 水銀燈はそのまま眠ってしまった。 可愛いのだけれど、これじゃ足が痺れて敵わないな。 479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 03 26 21.61 ID CA2SMo/g0 後ろから水銀燈が抱き付いてきた、私の首に手を回し彼女の唇がうなじ辺りにある。 「ねぇ」と唇が動く。 体内で温められた空気が私のうなじをざわりと撫でた。 「何か感じなぁい?」 水銀燈はぴょんぴょん飛跳ね、何かをアピールしようとしていた。 香水?最近はオーディオコロンだっけかとも思ったが、水銀燈の匂いはいつもの、柔らかく透き通るような 冬の空の匂いがしていた。じゃあ、何だろうか関節技でもないと思うし。 いや、もしかして 「胸、当ってますよ」 それを聞いた水銀燈は私に強く抱きつき 「あ、当ててるのよぉ」と呟いた。 「ところで、何処で勉強したんですか、その技」 「いんたーねっとのぉ大きな掲示板で勉強したわぁ」 私はパソコンに向かって「耳をハムハムしてくれるような、そんな娘を頼むよ」と願掛けをした。 「ねぇ、興奮してきたぁ?」 水銀燈が思い出したように聞いてきた。 「そうですね、水銀燈さんに抱きつかれると、興奮しますよ」 「もぉ違うわよぉ、おっ、そ、そのおっ」 「おっ、何ですか?」 「な、なによォ意地悪ぅ ばかぁ、すきぃ」 私は、僕も好きだよと右手で彼女の顎を撫でた。 526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 09 30 12.63 ID zxVK1NcYO 三分まーくん 527 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 09 35 26.38 ID CA2SMo/g0 水銀燈が居るからぼ、ぼくはらめらよぉ・・・・ 528 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 09 39 29.28 ID CA2SMo/g0 どう言う訳か、今私は水銀燈に耳をしゃぶられていた。 行き成り抱きしめられたので、キスでもしてくれるのかと思っていたのだが。 水銀燈は私の顎先に舌をつけ、そのまま顎のラインにそって舐め上げ 耳の付け根に舌が当ったらまず耳の裏側を舐め、耳の付け根の上から 軟骨の間に舌を這わせ、耳たぶを甘く噛み、引っ張り、口の中で歯の間から飛び出た 耳たぶをペロペロと舌先で舐め、ピンクの歯型がついたら耳たぶを開放し、 耳の穴へ息を吹きかけ、舌で耳の中を掃除でもするかのように、クルクルと耳の壁を舐め回し ながら耳の奥へと舌を進ませ、舌が限界まで伸びきったら、直ぐには引っ込めず、 そのまま暫くその場でうねうねと動かし、引き抜いた。 はぁ、はぁと水銀燈の熱ぼったい息がかかり、それだけでもゾクゾクとする。 水銀燈は私の耳に唇を当てたまま 「ねぇ、こういう子は好きぃ?」と聞いてきた。 「ええ、好きですよ」 「良かったぁ。ならもっとしてあげましょうかぁ?」 「いえ、次は私が」 そして私は水銀燈の左耳を咥え、水銀燈にされた事をそっくりそのまま返してやる 水銀燈は口に手を当ててふるふると耐えていた。 531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 10 15 42.16 ID CA2SMo/g0 それにしても、最近の水銀燈は本当にどうしたんだろうか 何か悪いものでも食ったかな。変な思想とか、そんなの。 彼女は今、部屋に居なかった。朝、鞄から飛び起き急いで鏡の世界へと 入って行った。何か急な用事でもあったのだろうか。 そんな事を考えていたら鏡が光り始めた。水銀燈が帰ってきたらしい 「にゃあ」 鏡から現れた水銀燈はネコミミのヘアーバンドをつけ、両手にはネコの手グローブを着けていた。 「何してるんですか」 「ネコにゃあ」 鏡の前でポーズを取る水銀燈。 そうか、ネコか、ネコ。 きっとnのフィールドにある雑貨店か何かで買ってきたんだな。 水銀燈が羽を広げ、私の目の前まで飛び、目の前でホバリングしていた。 ネコなのに飛べるんですか 水銀燈がネコの手グローブの肉球部分でで私の顔をぽふぽふと叩いた。 「構うにゃ」 532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 10 15 58.97 ID CA2SMo/g0 『構え』なのか『構うな(にゃ)』なのか難しいね 「いいから相手をしろにゃ」 そうか『構え』だったのか。水銀燈は相変わらず肉球部分で顔を叩いてくる。 「そうですね、それじゃあ何か飲みますか?」俺のミルクとかな 「じゃあヤクルトが飲みたいわぁ」 「あれ、ネコじゃなかったんですか?」 「や、ヤクルトが飲みたいんだにゃ」 慌てて言い直す水銀燈。顔の前で手をバタバタさせるのも可愛い。 「でもその手でどうやってヤクルトを飲むんですか?」 四つん這いで皿から直接舐めさせるのもいいよね。 水銀燈はしばらく考え、グローブを外した。 「もう、これでネコじゃないわぁ」 そうかそうか、ヤクルトを選んだのか、もったいない事を 彼女は私からヤクルトを受け取りコクコクとヤクルトを飲んでいる。 未だに水銀燈の頭に乗っているネコミミヘアーバンドについては指摘しない事にした 多分本人も忘れてるし。 その日の夜、脱衣所でにゃあと大きな悲鳴があがった。私はあれで良かったんだけどな。 536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 10 47 01.35 ID CA2SMo/g0 バうぇあtらえありゃやえりゃえちゃて 537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 10 47 42.73 ID CA2SMo/g0 総合スレに誤爆したぞwwwwwwwwwくそwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwふろはいってくるwwwwwwwwwwwwwww 538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 10 49 03.80 ID CA2SMo/g0 「水銀燈さん、あなた私の夢を覗いてるでしょう」 最近の水銀燈の媚び方は、俺の煩悩を刺激して来ると言うか いや、まるで俺の煩悩から直接性的嗜好を聞きだしたような、そんな正確さがあった。 「な、なんの事かしらぁ」 私と視線を合わせようとしない。水銀燈の目はバタフライ泳法で距離を稼いでいた。 「どうなんですか?」 水銀燈の頬を両手で捕まえ顔を覗き込む。 次第に彼女の目の端が潤み 「ごめ、ごめんなさぁい」と水銀燈が謝った。 何でも、興味本位で私の夢を覗いてしまい色々と凄い物を見てしまったらしい。 最初は偏った秘宝観気分で見ていたらしいが、途中から不安になり 「このままじゃ、私に飽きられてしまう」と思い込み夢に出てきた事をいくつか実行する事にしたそうだ。 「そんな事ある訳ないじゃないですか」 私は親指で彼女の目尻を拭った。 「ほ、ほんとぉ?」 「ええ、水銀燈さんが私の性的嗜好の塊みたいな人ですからね」 「それもそれで、何か複雑な気分だわぁ」 私は水銀燈の額にキスをし「それだけ可愛いって事ですよ」と言った。 「何か騙された気分だわぁ」と水銀燈は私の手の平の中で唸っていた。 しかし変だな 「あら、どうしたのぉ?」 「私の夢のネコならアナルに尻尾を挿し込み、服は紺のスクール水着だと思うんだ」 「ば、ばかぁ、だから不安になるのよぉ」 この話を聞き、暫く水銀燈は鏡の方を見つめていたが、諦めて私に抱きついてきた 「私のネコはそんな事しないんだにゃん」 それでいいんですよ、そのままの貴女が一番可愛いんです。 545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 11 13 17.71 ID CA2SMo/g0 水銀燈も構って欲しい 546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 11 13 33.18 ID CA2SMo/g0 終わりです、お疲れさまでした 552 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 11 24 31.64 ID qhMWmY9bO マサユキ(すごくかっこいい) 553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 11 25 44.53 ID CA2SMo/g0 はい、その通りです 561 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 12 14 37.87 ID CA2SMo/g0 水銀燈をくんかくんかしたい 水銀燈をはむはむしたい 水銀燈をぎゅっと抱きしめたい 水銀燈と乳製品を肴に盛り上がりたい 水銀燈を抱っこしてデートしたい 水銀燈を梅雨のお供にしたい 水銀燈を添い寝させたい 水銀燈をなでなでしたい 水銀燈をゲットしたい 水銀燈を夏祭りに連れて行きたい 水銀燈をたたき起こしたい 水銀燈を見つめたい 水銀燈をかまいたい 水銀燈を支えにしたい 水銀燈を離したくない 水銀燈を見送りたい 水銀燈と踊りたい すいぎんとうをくるおしいほどもとめたい 水銀燈と夏の風物詩を楽しみたい 水銀燈の夢 562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 12 14 54.74 ID CA2SMo/g0 水銀トェェェイ 水銀燈うううううううう 水銀燈ふうああああああああああ 水銀燈と鞭 水銀燈を抱きしメッツ! 水銀燈とうどん 水銀燈とサクランボ 水銀燈を舐めまわしたい 水銀燈と女の子 水銀燈の影 水銀燈と青年 水銀燈と無関係 水銀燈と契約したい 水銀燈とフリルレロ 水銀燈と少女2 水銀燈の最近の思い出 水銀燈に好かれたい 水銀燈を見る 水銀燈と暮したい 水銀燈をちゅっちゅの魅力の虜にしたい 水銀燈と契約した少女 水銀燈とジャンク 水銀燈とペルセウス流星群 水銀燈も構って欲しい 563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 12 19 07.48 ID Qp/mRaJ50 561-562 作品一覧? 565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 12 21 17.06 ID CA2SMo/g0 いえす、Wikiで見てきた 627 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 26 23.95 ID CA2SMo/g0 もう外にでたくねぇ 629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 28 49.60 ID iBIzCA30O 水銀燈のためならニートに成れる 633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 42 39.53 ID CA2SMo/g0 水銀燈のためにニートになってる俺は、どうなるんだよ^^ 635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 45 08.88 ID Qp/mRaJ50 633 小説家になればいいじゃないwwwwww 637 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 46 14.03 ID CA2SMo/g0 それで食えるなら、なりたいよな・・・ 642 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 16 56 32.77 ID CA2SMo/g0 「あつかれいたい」 私の帰宅直後の第一声はこれだった。 「まーくんおかえりなさぁい、ヤクルト買ってきてくれたぁ?」 部屋着の水銀燈が玄関まで迎えに出てきた。 「シャワーあびてくる」 「あっ、ちょっとぉ ヤクルトはぁ?」 水銀燈の静止虚しく、私は脱衣所に入り服を脱ぎ、風呂場で帽子を被ってる事を思い出し脱衣所に放り投げた。 シャワーで体の汗を洗い流し、ハンドタオルで体を拭きパンツ一枚で脱衣所を出た。 「ちょ、ちょっとぉ!パンツ一枚にならないって、約束したじゃなぁい」 指を広げ自分の顔を隠しながら水銀燈が言う。 私はそのまま水銀燈のお腹に抱きつき、彼女を床に押し倒した。 「ななな、なに、なにするのよぉ!」 半裸の男が行き成り抱きついたら、誰でも驚くだろう。 「もうね、もうね、聞いてくださいよ」 特に危害を加えないないと分ったのか、僕の頭を撫でながら「どうしたのぉ?」と言った。 「あのですね、引越し先の下見に行って来たんです」 「うん」 「そしたらね、外が暑くて、大家のオッサンの物置の片付け手伝って、汗で大変で」 「大変だったのね」 僕は水銀燈のお腹に顔をスリスリと擦り付けた。 「それに外に出ると頭痛くなるし、水銀燈さん居ないし・・・・・・」 「まーくんには私がついてるんだからぁ大丈夫よぉ」 僕の頭をよしよしと撫でる。 「いたいのいたいのぉ、とんでいけぇ~」 水銀燈は頭を撫で、お呪いをしてくれた。 「もう外に出たくないよ」 「それならぁ、私がずっと抱きしめててあげるわぁ」 僕はそれに答えるように、水銀燈を抱いている手に力を込めた。 風鈴が風に揺れ夕日をかき回していた。 650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 17 37 28.03 ID CA2SMo/g0 僕が次に目を覚ました時には、空もだいぶに暗くなっている頃だった。 やわらかい。僕の頭は柔らかく、温かい枕の上にあった。 これは何だろうか、枕にうつ伏せに寝たまま右手を枕に伸ばし、何か確認する。 僕が頭を乗せているのは、二つの膨らみで、それの奥の方には柔らかい塊があった。 触っていると、とても気持ちが良くなる。 「こらぁ」 コツンと私の頭が叩かれた。 「マセガキは起きなさぁい」 ここで事情が飲み込めた。 私は水銀燈さんの膝枕で寝ていたんだ。 人形の足じゃ人間の頭は重かろうと急いで体を起すのだが、寝起きの貧血で また水銀燈を押し倒す格好になってしまった。 「もぉ、今度はおっぱぃ?」 私の顔は水銀燈の胸の上にあった。 「そんなに元気ならヤクルト買いに行きなさいよぉ」 私の頬を撫でながら水銀燈が言った。 651 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 17 37 48.27 ID CA2SMo/g0 「こ、こらぁ」 僕は水銀燈の胸を服の上から唇で咥え頭を動かした。 「僕はコッチのヤクルト飲むから、水銀燈は僕のヤクルト飲んでよ」 僕はそう言うとまた直ぐ胸を唇で咥え頭を動かし出した。 「あっ、こ、ンッ!く、くすくすぐった、や、やぁよぉ」 水銀燈はくすぐったいのか私の頭を両手で押さえケラケラと笑っていた。 僕は大きくなってきた股間を水銀燈の足に摺り寄せる。 「あらぁ、オイタはだめよぉ?」 水銀燈は急に冷静になり私の両耳を手に取り、思いっきり引っ張った。 「あ、いや、その」 「そのぐらい元気なら、ヤクルト買いに行けるわよねぇ?」 「今すぐ、行ってきます」 私は急いで服を着て、近くの24時間営業のスーパーまでヤクルトを買いに行った。 少しぐらい、エッチな事を許して欲しいんだけどな。まあ、家に帰ったらリターンマッチですよね それにしても、オイタをしたら耳がおーいたた 664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 18 32 22.68 ID CA2SMo/g0 水銀燈と色んな所に行きたいんだけど、水銀燈生き人形なんだもんな・・・無理だよな・・・ 669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 00 25.86 ID CA2SMo/g0 水銀燈が本棚の前で本を物色していた。 「何読んでるんですか」 私は床に寝転び、水銀燈のカボパンを見ながら聞いた。 「本よぉ」 そっか、本か 私は両手を伸ばしカボパンの上から水銀燈の尻肉を撫でた。 「こーらぁ、やめなさぁい」 そんな事言われてもうちマサユキやし 水銀燈はお尻を振り私の手から逃れようとしたが、誰も私の魔の手からは逃れられない。 まあ、水銀燈がやば強い吸血鬼だったら俺も食われちゃうけどね。 「そんなに私のお尻が好きならぁ、私の椅子になりなさぁい」 水銀燈が私の両手に体重を掛けてきた。 私も負けずに両手をウネウネと動かし、尻肉100変化を楽しんだ。 しかし、いい加減手が疲れてきた。 「疲れました」 「手を下ろしたらめーよっ」 670 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 00 42.43 ID CA2SMo/g0 はあ、引篭もりの筋肉に期待しないでくれよ 私はそのまま腕を下ろし水銀燈のお尻を私の顔に乗せた。 「もぉ椅子が低くなっちゃったじゃなぁい」 「ふがふが、ふが」水銀燈のお尻の下で何か喋ろうとするのだが、声が上手に出ない。 「何言ってるのよぉ。まあいいわぁ」 水銀燈は私の顔に座ったまま本を読み出したので 私の顔から滑り落ちないよう、外側から水銀燈の内太ももに手を伸ばした。 「あらぁ肘置きぃ?ありがとっ」 とりあえず、内太もものマッサージでもしてあげよう。 私はスカートを手首から上で巻くり上げ、内太ももを直接薬指で擦り始め、 奥へ奥へと指を運んだ。 私の指が水銀燈の足の付け根にたどり着こうとした時、水銀燈が私の顔の上で お尻を大きく動かした。 「おいたはめーよぉ?」 私は水銀燈の尻肉の感触に免じて指を膝小僧まで戻した、再チャレンジだ。 彼女が読み出した本の冒険は、まだまだ終わりそうになかった。 そして、私の冒険も。 678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 32 30.23 ID CA2SMo/g0 時間が夜の9時になった。 「そろそろ寝るわぁ」 水銀燈が伸びをしてアクビをした。 「ねえ、一緒に寝ませんか?」 「ほんと、まーくんはエッチねぇ」 出来の悪い弟を見る目で水銀燈は私を見た。 「それに私達は鞄に寝るって知ってるでしょぉ?」 知ってるんです、知ってるんですけど 水銀燈は歯磨きを済ませ鞄に入り「早く寝なさいよぉ」と言い鞄を閉じた。 部屋が恐ろしいほど静に、そして広くなった。 草木も眠る時間、蝉が鳴いていたが時間を思い出したようにピタリと鳴き止んだ。 ガチン、ガチンと時計の音が鼓膜を大きく振るわせる。 その時ガチャリと鞄が開き水銀燈が出てきた。 「寝れないのぉ?」 「いえ、起きていただけです」 私はリクライニンチェアーに腰掛たままそう言った。 「あなたこそ、寝ないのですか?」 「今起きたのよぉ」 確かに、今は夜が終わった朝の時間だ。 水銀燈は私の手を取り「いらっしゃい」と私をベッドに連れて行った。 「寝かしつけてあげるわぁ」 水銀燈は私を抱きしめ、一緒にベッドに入った。 「ご本でも読んであげましょうかぁ?」 「いや、このままがいい」 私は水銀燈の胸に顔を押し付けた、とても気分が落ち着く。 「なら、お歌でもぉ」 私は眠っていた。 「おやすみなさい、マサユキ」 もう、時計の音は聞こえてこない。 679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 37 13.54 ID 4q8YeuHD0 まーくんマジで水銀燈と暮らしてるだろwwwww 682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 49 57.34 ID CA2SMo/g0 もちろん、水銀燈と暮してますよ 683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/08/13(月) 19 52 10.63 ID bBUewj+O0 ID cw1fJrDVOのがんばりというか性癖は異常 684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 19 52 47.35 ID CA2SMo/g0 いや、薔薇紳士として当然だろ・・・ 700 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 20 51 01.42 ID CA2SMo/g0 メイメイに水銀燈のメンテナンス頼まれた気がするので、今回は私がする事にした。 「それ、ほんとぉ?」 あ、そういえば綿棒があった方がいいよね、純国産用意しとこ。 「ねぇどうなのぉ?」 水銀燈が目を細めて私の眼を覗き込む 「よだうとんほ」 それから暫く考え「それじゃあお願いするわぁ」とドレスの上を脱いだ。 「ちょ、ちょっと待った!」 「行き成りなによぉ」 「下着は私が脱がそう」 水銀燈は大きな溜息を一つ吐き出し、両手をバンザイの格好で上げ「どうぞぉ」と言った。 私は生唾を飲み込み、肩紐と裾のレースを一緒に持ちあげ下着を脱がし、持ち上げられた髪の毛が 下着が頭を通り過ぎるとふわりと舞い降り、銀の風が水銀燈の肩にかかった。 私の網膜に水銀燈の細く、白い人形の体が焼きつく。 白い乳房の膨らみのてっぺんに、申し訳無さそうにピンクの小花が上を向き咲いていた。 「それじゃあ、簡単な清掃だけお願いするわぁ」 手首をコキコキと動かしながらそんな事を言った。 702 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 20 55 00.89 ID CA2SMo/g0 「下は、脱がないんですか?」 「上の手入れがしっかり出来たら、お願いするわぁ」 教えてやるよ、何故歴代大関が43人?42人?まあいいや、とにかくそんな事を体に教えてやるよ! 私は水銀燈の手を取り、球体間接に溜まった汚れを綿棒で取り、ブラシで軽く掃った。 「どうです!」 「その、まだ手首だけだしぃ、何とも言えないわぁ」 それもそうか。そのまま肘、肩と汚れを取っていく。 「こーらっ」 私が偶然を装い胸を触ろうとしたら事前に察知され怒られてしまった。ジゼンニー 「もう終わりにするぅ?」 「いえ、心を入れ替えたつもりで真面目にやります」 ならお願いと私に左手を差し出した。OKボス 左手の清掃も終え、いよいよ山場のお腹と胸のパーツの境目を掃除する事にした。 私は冷静さを保つ為、背中の部分から掃除を始めた。 「やっぱり、お風呂だけじゃ綺麗に取れないのねぇ」 手首を見ながら水銀燈が言った。 「そうですね。それじゃあ、前の方をしますよ」 「はぁーい」と水銀燈が返事をした。 水銀燈の鳩尾辺りを掃除している時、理性が飛んだ。 私は水銀燈の右乳房に吸い付き、左手で左胸を掴んだ。 703 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 20 55 16.87 ID CA2SMo/g0 「痛ッ!」 急に乳を掴まれ、水銀燈は痛みを訴える。 「こら!やめ、やめなさぁい!」 私の両耳をギリギリと千切れんばかり引っ張るが、私は止まらない。 唾液の音を立て右乳首を吸い、前歯で付け根を噛み、先端を舌で転がす、 左手は胸の肉の柔らかさを感じる為手の平で押しつぶす様に円を描きながら こねくり回し、右手は彼女の尻肉を掴んでいた。 水銀燈は私の耳を引っ張りながら熱っぽい息を漏らしていた。 そして私の右手が彼女のスカートを捲くり上げ、指を彼女の太ももに這い上がらせた時 「ねぇ、マサユキ。私、初めてだからぁ、優しくしてぇ?」 水銀燈は私の耳から手を放し、両腕で顔を隠しながらそう言った。 「えっ?」 私は行き成りの出来事に乳首から口を離し顔を上げ、水銀燈の右ストレートが人中を直撃した。 「まったく、去勢でもしてやろうかしらぁ」 水銀燈が衣服を正しながらそんな事を言う。 「すみません、あんまり魅力的だったので、つい」 しかし、下半身まで我慢してたら、もっと美味しい事に。後悔先に立たずって奴か。 私は人中を押さえながら、一人シベリアをしていた。 水銀燈は一つ大きな溜息をつき「次は真面目にしなさいよぉ?」と言った。 「ええ、次は下半身まで我慢しますよ!」 「勉強しないガキねぇ」 711 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 21 17 41.47 ID CA2SMo/g0 「水銀燈さん、朝ごはんですよ」 私は水銀燈の鞄をノックした。 「おはよぉ・・・・・・」 水銀燈が瞼を擦りながら鞄から出てくる。 「顔洗いますか?」 「いらないわぁ」 水銀燈は両手を伸ばした。 私は水銀燈を抱かかえ食卓まで連れて行く。 「それじゃあ、食べましょうか」 いただきますと私達は朝食を食べ始めた。 「あっ、そこのハチミツとってぇ」 「はいどうぞ」 私はグレープフルーツ味のハチミツを手渡し、 「ありがとっ」と水銀燈が軽く返す。 「ねぇ、まーくん」 「何ですか?」 「おはよぉ」 水銀燈は口の端にパンカスをつけ、微笑んだ。 「うん、おはよう」 微笑みの端のパンカスを摘み、食べた。 また新しい、私と水銀燈の一日が始まった。 712 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 21 17 57.10 ID CA2SMo/g0 水銀燈と俺物語 713 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 21 18 13.22 ID CA2SMo/g0 終わりです、お疲れさまでした 770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 23 55 45.61 ID CA2SMo/g0 1時 771 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 23 56 00.99 ID CA2SMo/g0 1時 772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/14(火) 00 04 08.18 ID 4h8UCWcY0 ごめ、何か変なの書き込んだ 774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/14(火) 00 10 23.07 ID 4h8UCWcY0 水銀燈の仕業かもしれねえ・・・ 785 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/14(火) 00 38 03.24 ID yifrkMX/O ( ^ω^)ところで低周波治療器を前立腺付近にあてがったらすごいことになりそうなんだが 1よ試してくれよ 786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/14(火) 00 39 32.18 ID 4h8UCWcY0 つまり、蟻の通り道と言われる場所に貼り付けろ って事だろ? 一度試した事があるんだが、そこに上手く電気が流れなかったんだよね。 近い内にもう一度してみるよ。 793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/14(火) 01 00 27.19 ID 4h8UCWcY0 じゃ、まあ1時ですし 次へ
https://w.atwiki.jp/suiginto/pages/68.html
水銀燈「つかれた」 http //wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1191241985/ 1~295 296~
https://w.atwiki.jp/suiginto/pages/61.html
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 01 35 04.29 ID ZuvhborM0 「1580円になります」 レジ袋にカップアイスを詰めながら店員が言った。 「あっ、はい」 100円のカップアイス10個で1050円と考え、お金を用意していたのだが 考え違いをしていたようで、急いで足りない分をマネートレイに置いた。 「ありがとうございました」 自動ドアが開き、外の生ぬるい風と挟み撃ちになる形で定員の言葉が聞こえてきた。 それにしても、150円だったとは気づかなかったな、まあ嫌いなアイスではないし、いいか。 彼は家路の途中でそう考えた。手にはカップアイスが10個入ったビニル袋をぶら下げている、 袋の中で5ずつに分けられ重ねられたアイスが螺旋のように絡み付いていた。 ついでに言うと、彼が買ったアイスの商品名はゆずレモンだ。 4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 01 44 15.13 ID ZuvhborM0 彼は坂道を下り、少し寂れた2階建てのアパートの前に出た。二階の真ん中の部屋の窓には 「空き部屋あります」の看板がさがっている。 彼は塗装が禿かかった階段を上り、一番奥の部屋に入った。 買ってきたアイスを手早く玄関口の冷凍庫に突っ込み、袋は丸めて紙袋のなかに突っ込んだ。 「暑い」彼は上着とズボンを脱ぎ、パンツ一枚になってパソコンを起動させた。 ピーカリカリカリとHDDの引っかく音が狭い部屋に響く。起動までの時間に自分の体を姿見鏡に映し、 細い体に浮かび上がる筋肉を満足気に眺めたりしていた。 彼は自分で「うん、インナーマッスルって奴かな!」と思い自分がガリガリだと言う事を 認めようとしないのだが、体重計に乗ると心なしか背中を丸めていた。 そんな事をしている内にパソコンが起動した。彼なしでも世界は巡る証拠の内の一つだ。 彼はパソコンの前に座り、ニュース系のサイトを斜め読みしmixiでコメントに頭を悩ませ、 大型掲示板の前でどんなクソスレを立てるか心躍らせていた。 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 02 03 09.51 ID ZuvhborM0 「ぶふっ」 ディスプレイに飛び散った唾を首にかけていたタオルで拭く。彼のディスプレイは未だにCRTだった。 「これは酷い」彼は一人呟きながらキーボードを手馴れた様子で叩き始めた。 それから2時間ほど、画面の前で一人格闘し、飽きたのか畳の上に倒れこんだ。 「つまんねぇなァ」 青い時代もあったであろう畳の上で背伸びをし声を絞り出した。 何かを思いついたのか「ん」と彼は鼻を鳴らし、キーボードの前に向き直った。 <タイトル:俺がまくから家にこい> 彼は本分入力欄を選択し、これまた手早くキーを叩く <○まきますか まきませんか> 「よし、いいクソスレだ」 内容を見直し、一人頷き書き込みボタンを押した。 彼はいわゆるオタクであった、ついでに言うと今流行のニートでもあり、 彼の愛は2次元のキャラクター、水銀燈に向けられていた。 これだけそろえば駄目の3ポイントシュートだけで試合を終了させてしまう事も出来るが、 彼は引篭もりなのでNBAから彼がスカウトされる事は永遠になかった。 9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 02 19 07.38 ID ZuvhborM0 他人が立てたクソスレに適当なレスをしつつ、自分が立てたクソスレのチェックも怠らない。 どんな煽り文句が着ていたとしても、引篭もりで、人との交流が少ない彼にとっては結構嬉しい物であった。 <ご職業はなんですか> こんなレスがつけられていた。 彼は両手を腰に当て、斜め上を見て何かを考え、再びキーボードに手を戻した。 <現在ニートですが、水銀燈への愛は誰にも負けないつもりです☆ミ> 最後の記号は彼なりのユーモアスだ、面白いかどうかは別として・・・・・・。 「まっ、こんなもんだろ」 彼は書き込みを終わらせ、首を捻った。 変な姿勢で長時間パソコンの前に座るため、肩と腰とが悲鳴を上げているのだ。 適当に筋を伸ばし、自分のスレを更新する。 「なんだよ、俺とコイツしかいねーじゃん」 スレッドには<おめでとうございます! PS 働いた方がいいですよ>と書き込まれていた。 巨大なお世話だろ。そもそも、PSって手紙とかに使う言葉じゃないの?あれか、新しいコピペか何かか。 彼はそう考えながら<昔、PS型のミクロマンの基地がありましたよね>と書き込んだが、それから相手が何かを書き込むことはなかった。 彼はパソコンの前から立ち上がり、晩飯の用意の為に台所へと消えた。 次にそのスレを見た時には連投の手によって、700の壁を越えようとしている所だった。 13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 02 31 58.29 ID ZuvhborM0 寝苦しい夜だった。 夜の闇をバターナイフで切り取り、僕の顔に塗りたくってくるような、そんな夜だった。 ふと目が覚めた。扇風機のタイマーは止まっており、モデムの光りの点滅だけが部屋を照らしていた。 僕は顔ぬ塗りたくられたバターを洗い落とすついでに、冷蔵庫で水を飲もうと寝床から起き上がり 慣れた自分の部屋を電気も点けづに洗面所まで歩いた。 「いてっ!」 小指を何かにぶつけた、多分ちゃぶ台だ。妖怪逆さま枕が暇つぶしに部屋の模様替えをしたのかもしれない。 が、今はそんな事はどうでもいいぐらい小指が痛かった。 しゃがみ込み「痛かった、今のは痛かったぞ!」と心の中で3度呟き立ち上がる。俺、完全復活。 洗面所で顔を洗い、台所で冷えた水を2杯飲み、すり足で寝床に辿りつき夢の旅行プランの続きを楽しんだ。 何故か冬のドイツの町並みをさ迷い歩く夢を見てしまった。 水銀燈ときゃっきゃウフフの旅行プランが受理されるのはいつ頃なんだろうか? 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 02 42 55.16 ID ZuvhborM0 断続的な振動で彼は夢の波打ち際まで引き上げられた。 もう、昼なのか。寝起きの鈍い頭でそんな事を考えているとコメカミに電撃が走った。 完璧に目が覚めると同時に、鈍い痛みが脳に信号を送り出した。 朝一の冴え渡る脳みそには電気信号の交通渋滞がないらしい。 上半身だけ起こしコメカミを押さえ、このままじゃ小指とコメカミに挟まれた場所が 痛みの電気信号にひっくり返っちゃうよ。などと考えながら自分を痛みの’ベル’で起してくれた物は何かと 横を見ると、水銀燈が腕組みをしこちらを睨みつけていた。 まだ痛むコメカミを摩りながら水銀燈を見つめた。 彼女の姿はディスプレイやコミックの中で見るより美しかった。 均整の取れた顔、流れる銀髪、細部にまで拘りがあるドレス。 そして、僕を睨みつける赤の瞳。 どうやら、夢の続きを見ているらしい、夢と分れば怖い物はない。 痛みはあるんだ、感覚もあるに違いないと僕は水銀燈に手を伸ばし、彼女の肩に手を置き 頬を親指で押し込んだり、ぐにぐにと回し感覚を楽しむ。 和菓子の繊細な柔らかさときめ細かな肌とが合わさり、とても触り心地がいい。 どれ両手でと彼女の頬を両側から同じように触る、極楽極楽。 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 02 56 27.93 ID ZuvhborM0 「ねえ」 水銀燈が口を開いた。 「何してるの?」 「ほっぺを触ってるんだよ」 「ふーん」と水銀燈は鼻で答え、組んでいた腕をほどいた。 押さえつけられていた二つの膨らみが、手の枷から開放されたゆんとはずむ。 次は胸を触らないと、僕がそう思った次の瞬間、僕の右頬に稲妻が走る。 思わず頬を押さえ身を縮めた。 「どう?目が覚めたかしらぁ」 殴った手をぱたぱたと振りながら、水銀燈はそう言った。 「痛──、これっ、夢?」 右頬を押さえ、水銀燈に顔を向け聞いた。 「もう一発」 そして、左頬にも同じように稲妻が走り、完全に目が覚める。 時計の短針は8を指していた。 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 03 00.87 ID ZuvhborM0 カラカラ、カランと箸が小さなちゃぶ台を転がり、食器にぶつかり止った。 水銀燈は落とした箸を拾い上げ、目玉焼きを掴もうとし箸先がクロスし床に落ちた。 僕はそんな彼女の奮闘を眺めていた、僕の方はとっくに食べ終わり、お茶を飲んでいた。 水銀燈は床に落ちた箸を拾い上げようともせず、両手を握りちゃぶ台の上に置いている。 へそを曲げたのか、いや、アニメ版だと腹ないよな、どうなんだろ。 「ねえ」 僕の春風のような柔らかい思考を水銀燈の声がさえぎった。 「お箸が落ちたんだけど」 「そうだね」 水銀燈は僕を睨みつける。フォークとナイフを用意しろとでも言うのか? まあ、ないこともないし、別にかまわないんだがと腰を上げようとした時、再び水銀燈の口が開かれた。 「なんで、拾わないのかしらぁ?」 心なしか声が苛立っていた。 「え?」 「拾いに来るボーイが居ないんだから、あなたが拾うのが筋でしょう?」 どこの高級フランス料理店だよ・・・・・・。 21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 11 41.50 ID ZuvhborM0 「あのさ、」 「早くっ!」 水銀燈の鋭い声が僕の声を千切る。 僕は一度肩をすくめ、向かいに座っていた水銀燈の方に体を伸ばし、落ちた箸を拾い上げた。 「どうぞ」 水銀燈は形のいい眉をピクリと動かし、僕から箸を受け取ると自分でティシュを一枚取り、箸を拭いた。 ああ、気遣いが足りなかったのね。 再び水銀燈が目玉焼きに挑み始めた。 「フォークとナイフ、持ってこようか?」 また怒鳴られるかもと思いながら、僕は口を開いた。 「いらないわぁ」 予想と裏腹に落ち着いた声が返ってきた。 「私は誇り高きローゼンメイデン第一ドール水銀燈、異国の食器ごときに負けるわけには、いかないのよぉ」 「はあ」 僕はあいまに返事を返した。 「それと」 水銀燈は少し口を紡ぎ 「・・・・・・気遣いありがと、マサユキ」 小さくお礼を言い、再び目玉焼きに挑み始めたのだが、すぐまたポトリと箸が落ちた、 僕は何も言わず箸を拾い上げ、テイッシュで汚れを拭き、水銀燈に手渡した。 水銀燈は軽く頷き朝食に向き直る、朝食はまだ始まったばかりだ。僕は二杯目のお茶をコップに注いぐ。 そして、ズイと水銀燈がコップを僕の方に差し出し、僕は何も言わずにお茶を注いだ。 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 22 16.43 ID ZuvhborM0 それにしても、あの水銀燈はいったい何なんだ。 1週間前の朝いきなり現れ、それから僕の部屋に住み込み(居付き) 朝、昼、晩の食事を要求し、いつも僕のベットの上でゴロゴロと本を読み、 深夜は鏡を使いどこかに出かけ、日付がかわる前に帰ってくる生活を繰り返していた。 これじゃまるでニートだ、違う、ニートは俺だ。しかし今はそんな事はどうでもいい、 駄目さを感じるのは貯金通帳だけでいい。 僕は仮説をいくつか立ててみた ①僕が2次元の世界に迷い込んでしまった ②水銀燈は僕の幻覚 とりあえず、①から検証してみようと水銀燈に「真紅のマスターって眼鏡の少年?」と聞いてみた。 水銀燈はうつ伏せになり、肘を立て読んでいた本から目をはなし、僕を見た。 「真紅のマスタァ?おっさんよ、おっさん」水銀燈はめんどくさそうに答える。 どうやら、ローゼンメイデンの世界ではないらしい。 「真紅の事が気になるのぉ?」 「いや何となくだよ」 「それより、何で真紅の事知ってるのよぉ・・・・・私ぃ、一度も話したことないわよぉ?」 「前、本で読んだんだ」と軽く受け流した。 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 33 26.83 ID ZuvhborM0 それじゃあ、次は②の検証か 「ヤクルト好き?」 この水銀燈が仮定どおりなら、僕のイメージが具現化したような物だろう。 だから幻覚の水銀燈なら「好きだ」と答える・・・・・・はず。 「あら、よく知ってるわねぇ。買ってきたのぉ?」 「いや、聞いてみただけ」 「使えないガキねぇ・・・・・・」 水銀燈が小さく吐き捨てた。 なんだ、やっぱり幻覚か。自分の幻覚、まぼろしに1週間もヘコヘコしてきたのかと思うと馬鹿らしくなってきた。 そういえば名前教えてないのに僕の名前を呼んだこともあったしなと、 僕はベットの上に寝転んでいる水銀燈の隣に横になった。 「ちょっとぉ、邪魔よぉ」 水銀燈が僕をお尻でベットからおいやろうと突いてきた。 「久しぶりに昼寝がしたいんだよ、もっと詰めてくれ」 水銀燈のわき腹を手のひらで押した。 「まったく、急に生意気に」ブツブツと文句を言いながらスペースを開けてくれた。 自分の幻覚にまで下に見られるとは思わなかったな。 「もう、詰めすぎよ!半分だけになさぁい!」 僕は片足を蜜のような睡眠に足を突っ込みながら、水銀燈の言葉を聞いた。 久しぶりに、ベットで昼寝をするな、いつぶりだっけ・・・・・・あっ、1週間ぶりか。 33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 46 45.95 ID ZuvhborM0 次に目が覚めたのは夕方だった水銀燈は相変わらず隣で本を読んでいた。 僕は水を飲むためベットから起き上がり、水銀燈は僕をチラリと見ただけで再び本に目を落とした。 「きゃっ!」 水銀燈が肩をすくめて悲鳴を上げた。 「ちょっと、何すんのよ!」 「アイス、食べる?」 「はぁ?」 水銀燈は顔をしかめ、不満を声にして僕に伝えてきた。 「ヤクルトは今手元にないし、甘そうなのはこれしかなかったから」 僕は水銀燈にカップアイス『ゆずレモン』を手渡した。 「あ、ありが・・・・・と」 水銀燈は両手でカップアイスを包み込むように膝の上で持ち、左下の方を見ていた。 僕と水銀燈はベットで並んで座り、一緒にアイスを食べた。 まったく、僕は自分の幻覚に何で気を使ってるんだろうな・・・・・・馬鹿だからか。 一人でそう結論付けていると横から「あら、以外にいけるわねぇ」との声が聞こえてきた。 幻覚でも、こういう反応を見せてくれるとむしょうに嬉しくなった。 40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 03 59 01.98 ID ZuvhborM0 青い空には白い鱗が並んでいた。 夏の間うるさいほど鳴いていた蝉は、赤道辺りにでもバカンスに行ってるのかもしれない。 そんな事を考えさせる日だった。 「ねえ、何読んでるの?」 僕は隣に寝転び本を読んでいた水銀燈に聞いた。 水銀燈は僕に本の表紙を見せた。 「ねえねえ、何読んでるの?」 ホッペをプニプニしながら水銀燈に僕は再び聞いた。 今度は本の表紙を僕の目の前に突き出し、3秒ほど溜めたあと 「おわかりぃ?」と言った。いや、最初から分ってたんだけどね。 「それ面白い?」 「ええ」 素っ気無く答える水銀燈。 「どんな内容?」 水銀燈は僕をじいと半目で見つめ 「あなた、私の邪魔をしたいの?」と言った。 「そんな事ないよ」 邪魔をしたいんじゃない、構って欲しいのだ。 水銀燈は僕を同じように半目で見つめ、諦めたように溜息をつき本を閉じた。 「はぁ、じゃあ今日は何をするぅ?」 「何しようか」 「あなたが誘ったんだから、決めときなさいよぉ」 「じゃあ、一緒になにするか考えようよ」 「いつもと同じじゃない」と水銀燈が小さく呟いたが、不快感をその言の葉からは感じ取れなかった。 43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 11 55.90 ID ZuvhborM0 僕は、そんな水銀燈とのささいな言葉のやり取りがとても楽しかった。 昔、ちょとした出来事がきっかけで、僕は友達を作る事が出来なくなってしまっていた。 人と話す事は出来るのだが、それもごく僅かな時間だけだった。 つまり、一人ぼっちになるしかなかったのだ。 そして、灰色の学生生活を終え、今は細々と一人で暮している。 アパートが古い事、大家と知り合いだったと言う事、元々小食だったと言う事、 金遣いも荒くなかった事、これらが重なり合い、少ない生活費でも生活する事が出来ていた。 しかし、僕は飢えていた。人とのコミュニケーションに飢えていたのだ。 インターネットのディスプレイ越しに人と会話は出来るが、これとは違う、もっと別の何か、生の温もりのようなものだ。 そんな温もりを、水銀燈は僕に与えてくれた。 触れば暖かく、話しかければ言葉を返し、機嫌が悪い時にはそれが表れる。 そんな生の温もりを、水銀燈は僕に与えてくれた。 僕はとても嬉しかった、たとえそれが、まやかしだとしても。 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 21 28.21 ID ZuvhborM0 しかし、まやかしである水銀燈だからこそ、僕は彼女とこんな風に接する事が出来るのだろう。 これが同じ2次元キャラクターでも、人間のキャラだったらこうはならなかったと思う。 そもそも、僕が水銀燈に惹かれたのは、人間ではなく人形だったからだ。 人の都合で作られた、人より劣った人形だからだ。 前に「友達が作れなくなってしまった」と言っていたと思うが、本当はそうじゃない 人間が怖かったのだ、いつ裏切るとも知らない人間が怖かったのだ。 皮膚一枚剥けば欲望がドロドロと滲み出る人間が、怖かったのだ。 しかし、僕も人間だ、人は人なしには生きていけない。 僕は僕をすり減らしながら生きていた、昔、人から感じた暖かさを思い出しながら。 そんな磨り減った僕が、水銀燈の幻覚を見始めた。 人の温かさを懐かしみながらも、人より劣った、人の都合で生れ落ちた人形の少女。 僕はそんな、まやかしの人形の少女の温もりによって、救われていたのだ。 50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 33 29.66 ID ZuvhborM0 僕は水銀燈の髪を櫛で梳いていた。 正直な所。全ては僕の脳内で起こっている出来事なのだから 彼女の髪の毛を櫛でとかす必要などないし、僕のイメージ力次第でサラサラヘアを維持できるはずなのだ。 はずなのだが、彼女が首を動かすたびに凪いでいる海面を一陣の風が撫でるように揺れ、 その銀色の髪をすくい上げると、砂のように僕の指の間を流れゆく。 まるで、本物の水銀燈が僕の目の前に居て、その髪の毛を本当に僕が触ってるような そんな錯覚にすら陥る。しかし、これは幻覚なのだ、だが、もしかすると・・・・・・。 「ねぇ、さっきから腕が止まってるんですけどぉ」 僕の考えを水銀燈が遮り口を開いた。 「あ、ごめん」 再び水銀燈の銀色の髪に櫛を入れ、下に梳く。 櫛は何の抵抗もなく下に流れるのだが、指で彼女の髪を透くと「何となく痛んでいる」 そんな風に感じるのだ。何か、暖かさが足りないような、そんな曖昧であやふやな、そんな感じを、だ。 今までは、こんな感じを受ける事なんてなかった。 きっと、僕は昔に。まだ人の温かさを素直に感じ取れていた、そんな時代に戻っているんだろう。 「綺麗な髪だね」 「当然じゃなぁい、毎日の手入れしてるんだからぁ」 褒められ、彼女もまんざらじゃなさそうであった。 54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 42 52.76 ID ZuvhborM0 「ねぇ」と水銀燈が言う。 「なんだい」 「マサユキには友達は居ないの?」 「えっ?」 髪を梳く手が止まる。 「他に人間と話している所を見た事がないわぁ」 くいと、とっくの昔に解約していた携帯電話を顎で指した。 「あ、ほら、僕は水銀燈と一緒にいたいから」 言葉がつまる。 「ねえ」 やめてくれ 「あなたは」 その先を言わないでくれ。 せっかく、水銀燈を見始め忘れ始めていたと言うのに! 「一人ぼっちなのぉ?」 「あっ、そ、いや」 55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 43 21.38 ID ZuvhborM0 そうだ、そうなんだ、僕は一人ぼっちなんだ。 今は、水銀燈と一緒に居るが、この子は’まぼろし’、僕が見ている幻覚だ。 僕はあの日から、ずっと一人ぼっちのまま・・・・・・。 臭い物に蓋をし、弱くなった心に一気に今までの事が突き抜けていく。 「まあ、そんな貴方だけど、私が一緒に居たげるから感謝なさぁ」 ふふん。と水銀燈は得意気に鼻で笑った。 そんな彼女の言葉は彼の鼓膜を揺らしただけで、言葉として捕らえられる事はなかった。 「・・・・・・なんとか、いいなさいよぉ」 少しばつが悪そうに水銀燈が言う。ほんのりと頬が朱に染まっていた。 彼の手から櫛が床にコトリと落ちた。 「あれ、どうしたのぉ?」 水銀燈も彼の異変を察したのか声色を戻し言う。 「いや、ごめん。ちょと疲れたから、寝るね」 「あ、ちょと。まだ途中じゃ──あっ」 彼女の言葉は彼が頭から引っかぶった布団に遮られた。 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 49 13.54 ID ZuvhborM0 「もうっ、なんなのよっ!」 一人残された水銀燈が忌々しげに吐き捨てた。 暫く苛立たしそうに辺りを歩き回ったり、椅子に座りギコギコと動かしたり、ぶつぶつと怒りの言葉を呟いたりと、 怒りを散らしていたが、ベットの方から何か聞こえてくる。 何かと耳を澄ませると、押し殺したような嗚咽のような、鼻を啜るような、そんな音が聞こえてくるのだ。 よく見れば布団もかすかに震えていた。 彼女は口を紡ぎ、何か考え込み、彼のベットの直ぐ脇に腰を下ろした。 次第に彼の嗚咽の声が小さくなり、呼吸が穏やかになる。深い眠りに落ちたのだ。 だが水銀燈は彼が眠り、水銀燈を認識しなくなっても、彼のベットの脇から消えず、彼が起きるのをじっと待っていた。 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 04 58 14.88 ID ZuvhborM0 次に僕が目が覚めたのは、真っ赤に燃えた空が印象的な次の日の夕方だった。 僕はベットの上で首だけ動かし空を見た。 胃の辺りがムカムカとしてきた。 そういえば、昨日の昼から何も食べてない。どれ、と鉛のような体を起した。 上半身だけ起すと何かが胸の辺りから腰まで滑り落ちた。 水銀燈だ。 彼女は目をパチパチとさせながら辺りを見、猫のように目を擦りながら 「おはよぉ・・・・・・それにしても、酷い顔ねぇ」と微笑んだ。 どうやら、僕の胸の上でウトウトとまどろんでいたようだ。 酷い顔なのは鏡を見なくても分る、あれだけ泣いたんだ、目なんてパンパンだろう。 それにしても、久しぶりに泣いた。いつからだったかな、泣かなくなったのは・・・・・。 「お腹へったから何か用意しなさいよぉ」 「でも、その前に顔を洗った方がいいわねぇ」と優しく微笑んできた。 水銀燈が、この、僕が作り上げた’まぼろし’が。僕が押さえ込んでいた物の呼び水になってしまった。 僕は水銀燈の言葉に答えずに足早に洗面所へと向かった。 後ろから「ふふ、少しは身だしなみに注意しようとしてるのねぇ、成長成長」と一人細く微笑む水銀燈の声が聞こえてきた。 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 08 59.38 ID ZuvhborM0 ちゃぶ台をはさみ、僕と水銀燈はビックカップラーメンニンニク抜きを食べていた。 直ぐ何かを食べたかったのもあるし、何かを作る気力が失せていたのだ。 まるで水銀燈を見始める前の食事みたいだと一人思う。 対する水銀燈は何か不満そうだった。人形の、まぼろしの癖にインスタント食品を嫌うなんてね。 変にリアリティを追求するまぼろしに、僕は笑う気すら失せてしまっていた。 「晩──じゃなくてぇ、明日の朝はお味噌汁作りなさいよぉ」 自分の顔がスッポリはいるようなカップから汁を啜る合間に水銀燈が言う。 「ああ」 僕は水銀燈のまぼろしに返事をした。 まぼろしなんだ、本物の水銀燈なんかじゃない。全部、僕が作り出した物なんだ。 あのまぼろしは僕に優しくするふりをして、結局は僕の心をかき乱すのが目的だったんだ。 思い出せよ、忘れてた頃に、完璧に気が緩んだタイミングを見計らって、あいつは昔の事を思い出させてくれたろ? そんなアイツにまだ僕は縋ろうって言うのか? 僕はそんなに弱かったのか? 僕はいままでずっと、一人だったじゃないか。ずっと、一人で・・・・・・。 68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 19 02.84 ID ZuvhborM0 「はい」 僕の前にアイスが置かれていた。 「デザートにどうぞぉ」 「あ、ああ」 あの顔で微笑まれ、あの優しい声で話しかけられると、僕の軽石のような心に黒く、暖かいタールが染みこんで行く様な そんな気すらする。暖かい、暖かい物が胸の奥へ、奥へと染みこんで行くのだ。 「これおいしいわよねぇ」 と、プラスチックの小さなスプーンでシャキシャキとゆずレモンの身を削る。 氷の削れる音は僕の心に染みこんで行くタールをこそぎ落としているような気がした。 「ねえ」 「んー?」 僕は最後に、本当にこれで最後にしようと、彼女に質問を投げかけた。 「昨日、何処で寝てたの?」 まあ、僕が寝てしまい、僕が彼女を認識しなくなれば彼女は存在出来なくなるのだから、こんな質問は意味が無いか。 僕が寝たら彼女は消え、僕が起きたら彼女が現れ、それの繰り返しだ。 だから彼女は「鞄で寝た」と、答えるはずだ、僕が僕を騙すために、日々に整合性を持たせるために。 だけど、もし、それ以外の答えが出たら、もう、僕は彼女から───。 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 23 39.01 ID ZuvhborM0 「隣よ」 一言、水銀燈がそう言った。 「え?」 「だァかぁらぁ、あなたの隣で寝てたの 分ったぁ?」 「鞄で、寝るんじゃ」 「そりゃ、まあケースバイケースよ」 言い終わった後自分の駄洒落に気づいたのかふふんと笑った。 どうやら、彼女のまぼろしは、いや、もう何でもいい・・・・・・彼女は、水銀燈はどうやっても僕を逃さないつもりだ。 結局、初めて彼女を見た時から、こうなる事は分っていたんだ。 彼女に出会うちょと前か、それよりずっと前か、僕の心は既にボロボロだったんだ。 そんな僕が、あんなに優しくされたら。 「ちょ、ちょと、何泣いてるのよぉ!」 彼女がちゃぶ台に手を突き立ち上がった。 「来るなっ!」 僕は叫んだ、嗚咽にまみれた声だったから、正確に彼女には届かなかったかもしれない。 だけど、僕の叫びを聞いて、彼女はその場で動きを止めてくれた。 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 28 49.19 ID ZuvhborM0 「こないで、くれ。もし、もう一度君に微笑みかけられたら もし、もう一度君に話しかけられたら、もし、もう一度君に触れられたら」 ここでいったん止め、息を吸った。 「君なしでは、いられなくなってしまう」 この時、僕は自分の細い腕で自分の体を、頭を抱きしめていた。 まるで小さい子供が強い衝撃から身を守るため、自然に体を丸くしたような、そんな風に、丸く、小さくなっていた。 秋の空気が僕の肉に、骨に染みていった。 それから、どのくらいの時間が経っただろうか。僕の体は抱きしめられ、頭には小さく、 柔らかく、そしてとても暖かいものが添えられ、肩をポンポンと一定のリズムで叩かれていた。 「いいじゃない、一緒に、生きて行きましょうよ」 彼女の言葉が春の木漏れ日のように、僕に染みこんで行く。 「もっと、私に甘えて、私なしじゃ生きられないようになっちゃいなさいよぉ」 彼女の言葉はまるで高純度の麻薬のように、僕の心を捉えて放さなかった。 僕は彼女に抱きしめられたまま、大きな声で泣き始めた。 もう、水銀燈でも何でも、縋る事が出来、僕に優しくしてくれるものなら、なんでもよかったのかもしれない。 だけど、水銀燈だから、そう思えたと、僕は信じたい。 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 33 17.22 ID ZuvhborM0 僕と水銀燈はベットの上で、一緒に布団に包まっていた。 あれから色々な事を一緒に話した。 互いの秘密に、過去に触れ合った。 それは肉体的なまぐわりではなく、心の、精神的なまぐわいのようなものだった。 何か、自分の中ではとても大きな物だと思っていた物が、話してみたら あっけなく口から出てしまったりと、意外な一面もあったが 僕は完全に心を開いていた、水銀燈が居ないとこの先、生きていけないほどに。 「ねえ」 水銀燈が僕の顔の直ぐ横で口を開いた。 「私達、まだ契約してなかったわよねぇ」 そう言えばそうだ、普通一番最初にする物じゃないか。 「今からでも、間に合うかな」 「どうかしらぁ、私が契約を持ってくる側なら、今までほったらかしにされてて、凄く怒ってるかもぉ」 「じゃあ、早くしないと」 僕と水銀燈は布団に包まったまま起き上がり、ベットの上で面と向かい合った。 80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 35 51.78 ID ZuvhborM0 「誓いなさぁい、この薔薇の指輪に」 水銀燈が布団の間から手を差し出し、僕の薬指に指輪をはめた。 普通は男がする物なんだろうが、この際気にしない事にした。 そして、僕は彼女の左手をうやうやしく受け取ると、薬指の輝く薔薇の指輪にキスをした。 すると同時に、僕の左薬指が燃えるように熱くなり、指に吸い付くように形が変った。 「これからも、よろしくねぇ」 「ああ、よろしく」 二人の秘め事はこれで終わりのはずなのに、二人とも動こうとはしない。 「なんかさ、結婚式みたいだね」 おずおずと、僕は彼女の顔を見ながらこう言った。 「・・・・・・うん」 水銀燈は顎を引き、小さく頷く。 僕は彼女の頭に引っかかっていた布団を両手で後ろにやり、彼女の肩を掴んだ。 そして、彼女の赤い瞳を覗き込む。 すう、と瞳が閉じられ赤い瞳が長いマツゲと象牙のように白い皮膚に隠された。 そして僕は、彼女を優しく胸の中に引き寄せた。 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 45 18.85 ID ZuvhborM0 早朝、空が青らみ秋虫の鳴声より二人の息遣いの方が大きく聞こえる距離で、 僕はお願い事を一つ、水銀燈の耳元で囁いた。 水銀燈は、僕のお願いを聞いた瞬間、肘を立て起き上がり、僕の顔を覗き込んだ。 「それ、本気で言っているのぉ?」 僕は何も言わず、青みががかった空のような微笑みを返した。 水銀燈は目を閉じ、僕の胸の中に顔を鎮め、僕は水銀燈を抱きしめた。 長い銀髪が僕の顎裏を擽っていた。 しばらく、そうしていただろうか、僕が口を開いた。 「ねえ、ヤクルトは何で好きになったの?」 「んっ・・・・・・ヤクルトなんて、飲んだ事ないわぁ」 「そっか」 「あなたに、話を合わせたかったからぁ、ああ言ったのよぉ」 何となく、気づいていた。 この質問自体には意味が無かったのかもしれない、だけど、僕は何か水銀燈と喋りたかったのだ。 「でも、機会があったら、飲んでみるわねぇ」 「ああ、きっと好きになると思うよ」 それっきり、僕たちの間から言葉は消えた。 辺りは、カーテンを通し差し込む青い光りと、秋虫の鳴声だけが支配していた。 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 47 39.61 ID ZuvhborM0 太陽が東の空に高く上がり、陽の白い光りが彼らが寝ていたベットを照らし出した。 ぽつんぽつんと台所の蛇口からシンクに二つ重ね、置きっぱなしにされた ビックカップラーメンカップにのポトポトと水が滴り落ちていた。 彼らが短い間であったが、一緒に生活した小さなボロアパートの一室には、 水の音だけが寂しく空間を震わせていた。 85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 48 30.66 ID ZuvhborM0 暗く、常に雪が降り続ける寂れた町並みの一角に水銀灯が 歯を剥いてオレンジ色の光りを放っている場所があった。 ここは水銀燈のフィールドの水銀燈の部屋。 彼女は暖炉の前の年季が入ったが、綻びなどがなくドッシリと構えたソファに 一体の人形と腰を並べて座っていた。 暖炉には火が入っていないはずなのに、部屋の中はオレンジの明りに暖かく 照らされていた。オレンジの明りは水銀燈の顔から生の色合いを全て奪い去り、 まるで死んでるかのようにノッペリと照らし出していた。 暖炉の上の上に置いてある時計の長針がⅩⅠを指していた。 あと、五分足らずでミーディアムを失った私は、また、永い眠りに入るだろう。 思えば変な出会いだった、メイメイが変な手紙で見つけた男の所に行って、 色々あったけどミーディアムにして、それから───。 水銀燈は隣においてあった人形の方を向いて、指先でうりうりと人形の頭を撫でた。 ガチン。歯車が噛合い時計の長針が動く、あと一回動いたら、全て終わる。 水銀燈は暖炉の前のソファーから人形を抱き上げ立ち上がり、奥の部屋にあるベットルームに足を運んだ。 皺一つ無いベットの横に、鞄が一つ置かれていた。 水銀燈はベットの枕に頭が乗るように人形を置き、顔を近づけた。 10秒ほど、そのままだったろうか、それから顔をあげ 「もう、私にはミーディアムは必要ないわぁ。さようなら、まさゆき」 ポタリと何かが人形の上に落ちた。 それに構わず、水銀燈は自分の鞄の中に入り、鐘が鳴り響く前に自ら鞄の蓋を閉じた。 同時に、ごおん、ごおんと外から鐘を打ち鳴らす音が、 窓ガラスを震わせ、部屋に伝わってきた。 その響きは強く、とても大きく、まぼろしなどかき消していまうかのように。 86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 48 46.17 ID ZuvhborM0 水銀燈とまぼろし 88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 49 01.63 ID ZuvhborM0 終わりです、おつかれさまでした 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 56 36.98 ID 4NKFL9ySO 過疎ってるな 久々のまーくんスレなのに 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 05 57 09.01 ID ZuvhborM0 まあ、この時間だししゃーないさ 109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 08 35 51.92 ID ZuvhborM0 水銀燈のミーディアムデビュー 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 08 37 00.82 ID ZuvhborM0 場所は桜田家のリビング、薔薇姉妹達が一堂に集まり茶会を開いていた。 水銀燈はソファーの端に座り、真紅を中心に行われている会話を、 輪の外から見ていた。「ひとり仲間の輪から外れて私カッコイイ」的風潮に浸りたいのではなく、 自宅で自分のミーディアムにネチネチと絡まれ、中々家を出る事が出来ず 彼女が到着した時には既に茶会が始まっており、 座れる場所がソファーの端しかなく、既に会話グループも形成されていた、ただそれだけの事であった。 111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 08 42 04.50 ID ZuvhborM0 机の上には所狭しとお菓子が並べてあった。これらは各自、家から最低一品持ってくる約束だったのだが 水銀燈は手ぶらで来てしまい、目の前に並べられたお菓子に、中々手を出せずにいた。 ミーディアムに絡まれ、文字通りその手の内から抜け出した時 には茶会の開始時刻を過ぎており、慌てて用意してもらったお菓子を忘れ 家を飛び出してきてしまったのである。つくづくついていない、彼女の最凶の名は伊達じゃない。 真紅は「気にする事はないわ、沢山あるのだから」と言ってくれたが、 長女の威厳というか、プライドが邪魔をしていた。 ヤクルト味のゼリー食べたいわぁと思いながら、出発前に絡んできた ミーディアムを頭の中で叱りつけたり、家に帰ってからこのお菓子を買ってもらう為の シナリオを原稿用紙に下書きをしたりしていた。 114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 08 54 25.29 ID ZuvhborM0 「───わ」 「えっ?」 真紅が私に何か語りかけていた。 「ご、ごめんねぇ、聞いてなかったわぁ」 水銀燈は思い出したかのように、自分の紅茶に砂糖を入れ始めた。 紅茶のカップを片手に僅かに眉を上げたが、気にせず続けた。 「水銀燈、あなたのミーディアムはどのような人物なのだわ」 真紅が紅茶カップを受け皿に戻した。 「そういやそうです、翠星石も一度も見た事がないです」 「ヒナも知らないのよ」 翠星石と雛苺が食いついてきた。釣堀の魚より反応がいい。 蒼星石は話しに入らず紅茶を飲んでいたが耳に神経を集中させている。 他の姉妹達も話を止め、水銀燈の方を見た。 116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 09 07 55.26 ID ZuvhborM0 みなの視線に負けず、極力普段の彼を思い出さないようにして 「そりゃ、私のミーディアムに相応しい、立派な人間に決まってるじゃなぁい」 姉妹の中で一番大きいであろう胸を張り言い、 砂糖のサジを瓶に戻し、次にミルクを紅茶に注ぐ。 「それなら、一度家に連れて来なさい」 真紅が眼を閉じ、自分の紅茶カップに口をつけんながらそう言った。 想定の範囲外だ。 「えっ。いや、あなたのミーディアムにも、迷惑がかかると思うしぃ・・・・・・」 張った胸そのままに目を泳がせながら言う。 ミルクがカップから溢れ、受け皿にあふれ出す。 「気にしないのだわ」 首を回し、おさげを宙に泳がせながらそう言った。 「で、でもぉ」 水銀燈はカラッポになったミルク瓶を注ぐ姿勢のそのままに構えていた。 受け皿の表面張力でテーブルの純潔は守られていたが、少しでも振動を加えたらドカンであろう。 「姉妹として確認しておく必要があるのだわ」 カップから口を放し、水銀燈をその蒼い目で見つめ 「それとも何か、人前に出せないような、何らかの事情があれば仕方がないのだけれど」 止めを刺した。 蒼星石が二杯目の紅茶の為にミルクに手を伸ばそうとして溜息をついた。 117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 09 13 47.70 ID uinZJ9fPO これはまた別の話? 118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/09/16(日) 09 18 06.19 ID ZuvhborM0 はい、違う話しです。 一つの話しが終わったら適当にタイミングを見計らって、違う話を書き込んだりしますよ、 次へ
https://w.atwiki.jp/iruna_ss/pages/483.html
トップ→アイテム→収集品→収集品/さ行→収集品/す→水銀 遊んで貯めるポイントサイト - Warau.JP 水銀 ☆ヴィーダ Lv241(生命の樹:BOSS)
https://w.atwiki.jp/suiginto/pages/69.html
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 47 40.33 ID n8jIYyc80 水銀燈「ねえ、真紅ぅ」 真紅「・・・今、くんくん探偵なのだわ」 水銀燈「・・・」 真紅「違うのだわ!それじゃ雌狐の思う壺なのだわ!」 水銀燈「あっ、くんくん・・・」 TV「それじゃあ、来週も。よろしーくんくん!」 真紅「で、なんなのだわ?」 水銀燈「うーん、真紅はアリスゲーについて、どう思ってるのかなぁと思ってぇ」 真紅「アゲーはお父様に会うための唯一つの手段なのだわ」 水銀燈「それは、分るのだけれどぉ。なんだか、ずっと同じ事の繰り返しで心配になったのよぉ」 真紅「それは私達が人形だから、その為の鞄なのだわ」 水銀燈「ええ、それは。分るのだけれどぉ・・・なんというか」 真紅「水銀燈、さてはあなた鞄で寝ずに、男と同衾してるわね!?」 水銀燈「は、はぁ!?そんな事あるわけないじゃない!」 真紅「・・・」 水銀燈「な、なによぉ・・・」 真紅「・・・」 水銀燈「・・・違うのにぃ」 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 53 46.27 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、起きるのだわ水銀燈!」 水銀燈「・・・」 真紅「気づいたのだわ!アリスになるにはアゲー以外の道もあるのだわ!」 水銀燈「・・・」 真紅「本来、お父様も戦いなんて望んではいないのだわ!・・・水銀燈?」 蒼星石「まさか、君までそんな甘っちょろい事を考えだすなんてね」 真紅「そ、蒼星石!?」 ───────────off──────────── 」 」 」 」 」 」 START 301 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 57 40.45 ID n8jIYyc80 真紅「これで終わりね」 水銀燈「ジャンクにしてあげる」 翠星石「くらいやがれです」 蒼星石「お父様が望んでいる事だ」 雛苺「巴と離れたくないの」 金糸雀「それがローゼンメイデンなのかしら」 薔薇水晶「お父様の為に」 雪華結晶「廻る、廻る。糸車が、廻り出す」 ───────────off──────────── 304 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 06 25.32 ID n8jIYyc80 これじゃ出来るわけなかったんだ。 ミスがあったんだよ、致命的な 居なかったんだよ、私が。この世界に。 次はもっと違うパターンで行こう、もちろん私も入れて。 そうだ、次は間違えない やろう やろう 305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 07 17.36 ID n8jIYyc80 306 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 07 33.10 ID n8jIYyc80 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 START... 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 19 38.55 ID n8jIYyc80 水銀燈「ねえ、真紅ぅお茶しなぁい」 真紅「あら、珍しいわね。どういった風の吹き回しかしら」 水銀燈「なによぉ、私とお茶はしたくないっての?」 真紅「そんな事ないのだわ。JAM、紅茶を淹れて頂戴」 水銀燈「いいわよ、私が淹れたげるわよ」 真紅「それなら、お手並み拝見といこうかしら」 蒼星石「珍しいね、僕も仲間に入れてよ」 翠星石「翠星石はスコーンを持ってきてやったです」 雛苺「二人ともいらっしゃいなのー」 金糸雀「あら、なんだか楽しそうな時に来たらかしら」 薔薇水晶「・・・」 雪華結晶「お姉さまのお茶、楽しみ」 水銀燈「結局、皆そろっちゃたのね」 真紅「茶会は多い方が楽しいのだわ」 水銀燈「それも、そうだけど」 翠星石「なーにぐずぐずしてるですか、早く茶ーいれやがれです!スコーンが冷めるですよ」 水銀燈「はいはい、ちょと待ってなさぁい、とっておきの淹れたげるんだからぁ」 311 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 21 58.69 ID n8jIYyc80 お わ り 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 26 22.61 ID n8jIYyc80 235辺りから蛇足だにゅん☆ 320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 03 56 38.96 ID n8jIYyc80 たまらんだろ? たまらん! _, ,_ ,_ (; ゚д゚ ) (` ) ( ⊃┳O ⊂( ヽ ( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _ / ̄ ̄ ̄`J ̄ ̄ /\ / ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄/\( ((  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○  ̄  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄ ) )) たまらんだろ? たまらん! _, ,_ コツン ,_ (; `д´)\/(` ) ( ⊃┳O ⊂( ヽ ( ⌒) )┃_ ┃(⌒ ) ) _ (( / ̄ ̄ ̄`J ̄ ̄ / ̄ ̄し' ̄ ̄ ̄/\ ))  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄ /☆\たまらーーん! _, ,_ _, ,_ _, ,_ _, ,_ たまらん――! ((Д´≡`Д)) ((д`≡´д)) (( ⊃┳O⊂( ヽ)) (( ⌒) ))┃_ ┃((⌒ ) )) _ ((/ ̄ ̄ ̄`J)) ̄ / ̄ ̄((し' ̄ ̄ ̄/\))  ̄◎ ̄○ ̄◎ ̄○◎ ̄○ ̄◎ ̄○ ̄ 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/02(火) 04 00 04.97 ID mJgv9B6/0 もう4時だ 322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 04 01 51.31 ID n8jIYyc80 4じだね 323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/02(火) 04 03 03.49 ID mJgv9B6/0 明日、文化祭なんだ―ほぼ男子校だけど 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 04 03 35.53 ID n8jIYyc80 文化満喫してこいよ・・・ 346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 09 11 34.22 ID nErDGXpT0 まだ続くの? 347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 09 13 06.87 ID n8jIYyc80 俺もビックリした 359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 11 50 16.62 ID n8jIYyc80 水銀燈「みかんあるけど、食べる?」 真紅「ナイスなのだわ!さっそく食べるのだわ」 めりめり グチュ 水銀燈「力みすぎなのよぉ。もっと力を抜かないと」 真紅「半クラの力加減も出来ない私には無理なのだわ!水銀燈、私の分も剥くのだわ!」 水銀燈「まあ、いいけどぉ・・」 真紅「もっとだわ!もっと食べるのだわ!」 ゴミ箱→ミカンの皮 真紅「美味しかったのだわ、また来るのだわ」 水銀燈「・・・爪、黄色くなっちゃった」 360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 11 53 47.14 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、紅葉なのだわ」 水銀燈「なあに?紅葉狩りにでもいくの?」 真紅「あっ、くんくん」 水銀燈「えっ、ど、どこよぉ」 バチーン☆ 水銀燈「いたぁ・・・」 真紅「紅葉なのだわ!紅葉なのだわ!」 水銀燈「・・・」 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 00 58.38 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、スーパーに買い物に行くのだわ」 水銀燈「まだ足りなくなった物はないわぁ・・・お金もないし」 真紅「何言ってるの。100円ゼリーを買いに行くのだわ。もちろん奢るのだわ! 水銀燈「ほんとぉ?なら一緒にいきましょう」 自動ドア「ウィーン」 真紅「大量なのだわ!今日はお肉の特売なのだわ!キロ単位でよこすのだわ!」 水銀燈「あ、あの・・・ゼリー」 真紅「どけなのだわ!加齢臭い漂う人間にはこの肉はもったいないのだわ!」 水銀燈「ゼリー・・・」 真紅「大量なのだわ!今月の食費全て注ぎ込んだかいあったのだわ!」 水銀燈「あの、真紅ぅ・・何か、忘れてないかしらぁ・・・」 真紅「しまったのだわ!鶏肉買い忘れたのだわ!」 水銀燈「いや、そうじゃなくてぇ・・・」 真紅「水銀燈、あなた何を言っているの?」 水銀燈「・・・」 364 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 03 43.43 ID n8jIYyc80 真紅「つまらないから何か一芸披露なさい」 水銀燈「ちょ、チョコボール向井!」 真紅「つまらないのだわ」 水銀燈「・・・うん」 真紅「つまらないのだわ」 水銀燈「・・・」 365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 12 04 17.65 ID mJvKQlWw0 相変わらずツマンネ 366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 04 54.19 ID n8jIYyc80 うん・・・ 367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 06 41.06 ID mJvKQlWw0 嘘です全部読みました ツンデレ気取りたかっただけです・゚・(ノД`)・゚・ 368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 07 29.48 ID n8jIYyc80 おれはてっきり 相変わらずツマンネ ↓ うん・・・ ↓ 相変わらずツマンネ ↓ になるのかと 371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 12 10 22.58 ID n8jIYyc80 ノ L____ ⌒ \ / \ / (○) (○)\ 昼起きたら残ってたんだよ! / (__人__) \ | | | | \ l;;;;;;l /l!| ! / `ー \ |i / ヽ !l ヽi ( 丶- 、 しE |そ ドンッ!! `ー、_ノ ∑ l、E ノ レY^V^ヽl 378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 13 14 09.28 ID n8jIYyc80 もうこのスレのライフは0よ! 403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 16 22 45.14 ID n8jIYyc80 水銀燈「つかれた」 405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 16 24 22.08 ID n8jIYyc80 水銀燈「もうねかせて」 409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 16 40 10.94 ID n8jIYyc80 もう、かんべんして 471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 20 11 40.53 ID n8jIYyc80 448と 465はまた別の人なのか 477(火) 20 53 01.99 ID bmZg1oi00 まーくんまだここ見てる? 478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 20 56 19.83 ID n8jIYyc80 うん 479(火) 20 58 32.99 ID bmZg1oi00 コメントが頻繁に消されてるのは仕様? まさか荒らしとかはありえないと思うけど、もし身に覚えが無いなら編集者権限変えちゃおうと思うんです 480 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 20 59 05.33 ID n8jIYyc80 ごめんたまに自分のコメントだけ消してる 485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 21 27 45.83 ID n8jIYyc80 ごせつめい せ、説明だと・・? 486 (火) 21 29 03.58 ID bmZg1oi00 こういうものを前から書こうかと思っていたんだけれどもけれどもなかなかどうして 487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 21 29 19.70 ID n8jIYyc80 はあはあたのしみにしてるよはあはあ 499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 22 37 03.61 ID n8jIYyc80 これは500狙うしかない 500 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 22 37 56.48 ID lmRbvjuP0 わかった500は譲るよ 501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 22 38 03.30 ID n8jIYyc80 ここはイケメン過ぎて第三次世界大戦勃発の危機の俺様が華麗に500ゲットだろ・・・ 503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 22 38 54.34 ID n8jIYyc80 あれえ・・・? 512 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23 25 16.92 ID 0nMZgjxR0 ゴキブリ並の生命力だな。良い意味で 513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/02(火) 23 27 10.34 ID n8jIYyc80 それはつまり、俺は太陽の子ブラックサンだと言いたいわけだな? 525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23 59 24.34 ID n8jIYyc80 うひょおおおおおおおお日付変更の前にスレレイプだよおおおおおおおおおおお 526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 23 59 50.35 ID n8jIYyc80 スレタンの中あったかいなりぃいいいいいふはうぅうあうあうあうああ ぐちょぐちょぐちょぐりょ 535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00 22 14.80 ID hPrmcpGv0 ううんんんんんんn 536 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00 24 07.94 ID 295b3723O テス 537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00 25 17.91 ID hPrmcpGv0 凄いな!腹筋スレいってこいよ!!! 544 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 00 56 03.00 ID hPrmcpGv0 そろそろ1時だな 558 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 29 56.99 ID hPrmcpGv0 テレビのブラウン菅が居間を照らしていた。 日は傾き、どこからともなく豆腐屋のラッパが聞こえてくる。 「スキヤキ。だって」 水銀燈がちゃぶ台に肩肘を突き、手の甲に顎を載せながらそう言った。 「スキヤキらしいね」 僕は本から顔を上げ、形の良い顔にブラウン管の青白い光りで陰影をつけている水銀燈を見た。 「牛肉ってどんな味がするの?」 「乳臭い、感じかな」 「ふうん」と興味無さそうに鼻で答る。 彼女の視線の先ではオススメ鍋情報が映し出されていた。 レポーターの卵をかき混ぜる音がリズミカルに聞こえてくる。 美味い飯レポーターに食わせるなよ・・・・・・そもそも、鍋ってスキヤキじゃないだろ、白菜だろ。 「ねえ」 思考の間に割り込むように水銀燈が声を出した。 「スキヤキ食べたいんだけど」 「今日は焼き魚」と言った僕の声に被せるように「スキヤキが、食べたいんだけど」ともう一度水銀燈が言った。 どうやら、僕には選択肢がないらしい。 562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 01 35 23.09 ID H1zfyjKD0 そういえばさ、まーくんは 「吉良吉影の家にローゼンメイデンがやってきたようです」のスレを読んだりしたのかな?ww 563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 38 28.69 ID hPrmcpGv0 よんでない 564 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 39 02.60 ID hPrmcpGv0 季節外れな冷房を効かしているスーパーから買い物袋を片手に外に出た。 秋虫が鳴いている。西の空ではまだ微かに赤が残っていた。 僕は足早に家路へを急ぐ、水銀燈が腹をすかして待っているのだ。 「ただいま」 玄関にたどり着く頃には、ズボンの内側はしっとりと汗で湿っていた。 「どこで寄り道食ってたのよ・・・・・・」と水銀燈は少しばかり不機嫌そうに言うが 羽がぴくぴくと揺れている。どうやら、それなりに楽しみにしているらしい。 「じゃあ、まあ。野菜切ってもらおうかな」 「はぁ?何で私がそんな事しなきゃなんないのよ」 眉を寄せ言う。 「一人ですると時間がかかるけど、それでいいならいいよ」 「いいわよ、やったげるからアンタも急ぎなさいよ」 「頑張るよ」と僕はちゃぶ台の上に野菜包丁とまな板を置いた。 「まあ、テレビで見た感じで」 僕が言うより早く、水銀燈は袋から野菜を取り出しざくざくと切り出す。 煮込むわけだし、問題ないかと隣に並び、僕も野菜に手を掛けた。 568 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 46 53.42 ID hPrmcpGv0 「え、ええ?そんなに砂糖入れて大丈夫なの?」 「目分量だから大丈夫なんじゃないの?」 男の味付けは大雑把でいい、こうだ!と砂糖をどさりと落とす。 横から水銀燈の心配そうな声が聞こえてくるが気にしない、それが鍋だ。男の料理なのだ。 「ちょ、ちょと!テレビじゃそんなに醤油入れてないわよ!」 「家によって味が違うんだよ。これは我が家風」 外国の家庭には我が家のレシピと言うものが存在するらしい。 それに関係があるかどうかは知らないが、それを聞いて少し安心したようだ。 「あなたの、お母さんの味ぃ?」 何故か少し浮き足だった口調で水銀燈が聞く。 「だから、この家の味だって」 僕は鍋の上から床を指し言った。 「まあ、そろそろ出来るから、卵の用意でもしときなよ」 はあ。と僕に聞こえるように溜息をつき、卵をかき混ぜ始める。 ピーと炊飯器が悲鳴を上げた。白米が蟹の巣作って立ち上がり始めたようだ。 かき混ぜ蒸らす。 後は肉に火が通るまで待つだけだ。 569 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 49 19.38 ID hPrmcpGv0 卵をかき混ぜ終わるとする事がなくなった。鍋はことことと味をめぐらせ、臭いを部屋に充満させる。 秋虫の鳴声と鍋の音だけが聞こえてくる、僕も水銀燈もどちらも口を聞かない。 僕は鍋がつくる湯気をぼんやりと眺めていた。 「ねえ、怒ってる?」 水銀燈が突然口を開く。 「何が?」と視線をさげ水銀燈を見た。 「焼き魚だったのに、スキヤキにしちゃった事」 「何で?」 「だから、ほら、お金とかかかるじゃない」 口を尖らせ水銀燈がそう言った。気持ち羽も萎れている。 「気にするなって、僕もスキヤキ好きだよ」 水銀燈は僕の方を半目の端で捕らえるように見つめ、 「じゃ、気にしないわぁ」と言った。 「そろそろ、食べれるんじゃないかな、鍋」 肉を確かめる、少し赤いが僕らの胃は軟じゃない。柔軟材使っても柔らかくならない。 「どのくらい食べれる?」白米を茶碗につぎなら言うと「普通でいいわ」と返ってきた。 「じゃあ、食べようか」 「いただいます」と二人の声が重なった。 570 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 52 41.08 ID hPrmcpGv0 両側から箸が伸び、どちらも迷わず牛肉を掴んだ。 溶いた卵に肉を絡ませ口に運ぶ。 「あら、以外に美味しいじゃない」 茶碗片手に水銀燈が言う、猫舌のくせに格好だけは一人前だ。 「家の味なんだから心配しなくても良かったのに」 「それが心配だったのよ」と再び鍋に箸を戻す。 水銀燈には汚れるからドレスを脱ぐよう進めたのだが頑として聞かず、 結局、袖を捲し上げ、バンドのような物で止める事に落ち着いた。 一応エプロンはつけさせてある、洗濯するのは僕なのだから。 しばらく無言で互いに鍋を突きあった。 「あっ、馬鹿!」 「ば、ばかですってぇ?」 糸コンニャクを口に運ぼうとしていた水銀燈が顔を上げる。 「ほら、髪の毛に卵」と僕は水銀燈の卵あえの、銀の髪の毛を持ち上げテイッシュで拭いた。 「わっ、なによこれぇ・・・・・・」 「卵だろ」 「違うわよ!そうじゃなくてぇ・・・・・・あんた、からかってるでしょ」 勘は鋭いくせに、髪の毛を卵にだいぶさせるようなヘマをするのが不思議でならない。 572 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 55 32.59 ID hPrmcpGv0 僕の言葉を待っているのかジト目で見つめてくる。 「髪の毛結わえようぜ、ゴムバンドあるよ」 「ちょと、どうなのよ」 水銀燈の声を背中に浴び、引き出しからゴムバンドを取り出す。 「しようか?」との僕の問いに「いいわよ」と素っ気無く水銀燈は返し 茶碗と箸を置いた。僕は水銀燈にゴムバンドを手渡す。 水銀燈はそれを口に咥え、両手でボリュームのある髪の毛を首筋から かき集めるように持ち上げ、片手に握りなおす。口のゴムバンドを空いた手で取り 手早くバンドの口径を押し広げ、髪の毛を止めた。 うなじ部分からは自己主張の強いうなじがピョンピョンと飛び跳ねており 白い皮膚が首筋、肩へと伸びる。 髪型をかえたおかげで、今まで長い銀の髪で隠されるのをいい事に、大胆に開かれていた背中を露にしている。 574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 01 58 33.25 ID hPrmcpGv0 「なに見てんのよ」 水銀燈は用件が済んでも横から動こうとしない僕の視線を不信に思ったらしい。 「あ、いや。別になんでもないよ」 慌てて弁解する。人形の肌にドギマギしてたと知れたら何と言われるか分ったものではない。 「あら、もしかしてポニーテールが好きなの?」 嫌いじゃないが、好きなのはうなじと印象が変る事ぐらいだ。 「いや、いつもの方が好きだよ」 「ふうん?」と僕を見やり「分ったわぁ」と鍋に箸を伸ばしながら言った。 「野菜も食べろよ」 「何よ、文句あんの?」 「あるから言ってるんだよ」 この日の晩飯は、全体を通してこんな風に平和な空気に包まれていた。 575 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 00 04.75 ID hPrmcpGv0 鍋の底が見えてくる。コンロの火はずいぶん前に落としていた。 「じゃ、後片付けしようか」 「頑張ってねぇ」と水銀燈は横になった。 「おいおい、後片付けまでがスキヤキだぜ?」 羽根をピクピクと動かし、頑張れとサインを送ってくる。 「せめて食器ぐらい運んでくれよ・・・・・・」 自分の食器をまとめ、台所に持って行くと横から水銀燈の分の食器が置かれた。 髪の毛はすでに下ろしてある。 水銀燈の顔を見ると視線が噛合ったのだが、すぐに視線を逸らし所定の席へと戻って行く。 スキヤキ特有の残り香の中、食器を洗う音と秋虫の鳴声が狭い部屋を満たしていた。 576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 00 31.78 ID hPrmcpGv0 お わ り 583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 12 29.04 ID hPrmcpGv0 吉良面白いなwwwwwwwwww JAMが死んだらすぐさま承太郎に乗り換える真紅のビッチっぷりも素敵だった 584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02 23 33.50 ID isGWqSAC0 あ?真紅がビッチ? 586 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 26 30.03 ID hPrmcpGv0 だ、だって ちちち、誓いきききき、キスを簡単に許すなんて いけないことだともいます>< 585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/03(水) 02 24 06.22 ID H1zfyjKD0 583 それならよかったw 俺はリアルタイムで見てたんだが、超展開にハラハラしっぱなしだったぜwww ところで、おまいは銀様好きとしてなんかリアクションは無いのかwww 587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 27 04.88 ID hPrmcpGv0 死ぬときは死ぬんだよ 物語にあれこれ言ってもしょうがないわ 593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 02 58 58.61 ID 0Q8zgWe10 すき焼きやったらうどんにて〆は雑炊だろ… 594 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03 00 19.30 ID hPrmcpGv0 朝飯はそれになるよ! 602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03 27 31.55 ID hPrmcpGv0 ∧_∧ _( ´Д`) / )∩ / ,イ 、 ノ/| | / / | (〈| | | | | ]| | | | ヽ ヽ| |ニ(!、) \ \∪ / ゝ ) / / { | / _/ | |_ ヽ、_ヽ {_ ___ゝwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/03(水) 03 27 54.39 ID hPrmcpGv0 ∧_∧ _( ´Д`) トンファー草刈り!! / )∩ / ,イ 、 ノ/| | / / | (〈| | | | | ]| | | | ヽ ヽ| |ニ(!、) \ \∪ / ゝ ) / / { | / _/ | | スパァァァ ヽ、_ヽ {_ ___ゝ, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, ', ´, 632 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 10 02 18.39 ID hPrmcpGv0 もう、落としてもいいんやで・・・? 644 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 11 14 36.83 ID hPrmcpGv0 もう3日か 677 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 13 41 29.21 ID hPrmcpGv0 . … . :____: :/_ノ ー、\: :/( ●) (●)。\: :/ r(__人__) 、 \: ウッ・・・p... :| { l/⌒ヽ |: :\ / / /: ____ /-‐ ‐-\ / ( ⌒) (● )\ / ⌒(__人__)⌒ \ | l/⌒ヽ | おっと、失礼 \ / / / 689 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14 07 28.83 ID 295b3723O 1の短編小説『銀ちゃんと僕』がもっと読みたいぜ 691 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14 11 40.21 ID hPrmcpGv0 銀僕は、@wikiの方に沢山まとめてもらってるよ 暇なら読むといいかもね 692 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14 12 14.26 ID UESziGXS0 688 基地外なんて言うもんじゃないわ 693 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14 13 13.85 ID hPrmcpGv0 ぶうううぴいいいいいいいいいいいい ぼくもきちがいでぶうううぶぶううう ぷひひひひいひひひいひぷきゃああああああああああああ 700 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 14 26 48.80 ID 295b3723O 691 サンクス、銀僕っていうのかww 701 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 14 27 50.16 ID hPrmcpGv0 いや、君が銀ちゃんと僕って言ったから、それを略したんだよ。 特に決まったタイトルがあるわけじゃない 710 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 15 43 41.31 ID hPrmcpGv0 季節外れの蝉が鳴いた。 澄んだ空に刷毛で砂のような雲が描かれていた。 早朝、夕方は秋虫の声が聞けるようになり、残暑も冬篭りの支度を始め出している。 僕は椅子に座り、背もたれに体を預け、伸びをしなながら高い空を見た。 「水銀燈、肩揉んでよ」 リクライニングの椅子に埋もれるように座り本を読んでいる水銀燈に言う。 水銀燈は本を下げ、赤いガラス細工の眼でページ上から僕の姿を捉えると 何も言わずに視線を文字に戻した。 「無視っすか、そうっすか」と僕は息を吐き捨てながら言う。 水銀燈は瞳を瞼に半分隠し「揉んであげるから、こっちきなさいよ」と言った。 僕は椅子を軋ませ立ち上がり、水銀燈の座っている椅子の肘掛隣に腰を下ろした。 「こっち。背」との水銀燈の言葉に、僕は言われるまま背を向けた。 左手が伸び、人より小さく、人のように暖かく柔らかい手がシャツの上から僕の右肩に触れる。 水銀燈は親指を使わず、手の平と指だけで肩を揉む。 「両手使ってくれよ」 「うっさいわね、今いい所なのよ」 肘掛に本を置き、ページを捲りながら言った。 揉む手を止めないのは彼女なりの優しさなのだろう、 力が弱く、ツボを突かないのであまり気持ちはよくなかったが・・・・・・。 713 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 15 54 16.30 ID hPrmcpGv0 肘掛に背を預け、顎を引き水銀燈に肩を任せる。 途中から、皮膚を直接揉んでもらう事にしたのが当った。 首と肩を繋ぐラインのコリコリに、小さい手が綺麗にはまり、 焦らされているような心地よさが耳の付け根まで伝わってくる。 「ねえ」 「何よ」 「明日、海に行こうよ」 「はぁ?何しに行くのよ」 ここで初めて水銀燈は本から顔を上げ、僕の方を見た。 「見に行くんだよ。泳ぎたいなら、泳いもでいいけど」 僕がそう言うと「泳ぐわけないじゃない、ばっかみたい」と言い、僕の肩をパンパンと叩いた。 「はい、おしまい」 「ん、ありがとう」 僕は首を回しながら言う。 「じゃあ、次は私の肩揉みなさいよ」 今まで僕の肩を揉んでいた手で、自分の首筋のツボを刺激する。 なんだよ、全然ツボの刺激の仕方分ってるじゃないか。 「なによ。あんた、人に揉ませておいて自分は何もしないの?」 片眉を吊り上げ水銀燈が言う。 確かに、水銀燈の言い分は正しい。 714 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 05 20.60 ID C5aEaWVO0 トロイメントとオーベルもそうだけど 何で水銀党員は真紅を悪者にして水銀燈をいい子だと捏造すんの? 悪役の水銀燈をそのまま愛せないの? 716 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 13 37.10 ID hPrmcpGv0 別に真紅を悪役にしてる訳じゃないけどな。 水銀燈は他のドール達から見たら悪役だったけどさ アリゲーふっかけるのは父親を思って、 途中からはめぐを思っての事だったじゃないか。 それに、水銀燈を悪役と見るか否かは個人の自由だと思うよ 717 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 17 30.01 ID hPrmcpGv0 僕は水銀燈の首筋に手を当て、親指と中指でツボの場所を刺激する。 ふぁあと空気の抜ける声が聞こえてきた。 「両手使って揉みなさいよ」と肩を窄めながら言う。 両肩で僕の手を押しやろうとする所を見ると、少し痛かったのかもしれない。 「椅子に座りながら言われてもな」 言われて気づいたのか、読んでいた本に栞を挟め、椅子からもぞもぞと降りた。 読んでいた本は温めていた椅子に置き、自分は僕の前にちょこんと座る。 「てっきり、こっちに座るもんだと」と僕は組んだ自分の足を指しながら言った。 「いいから揉みなさいよ。ノロマは嫌いよ」 細い肩に両手を乗せると、彼女の両肩はすっぽりと手の平に隠れてしまう。 僕は指先を使い、柔らかい彼女の肩を揉んだ。 水銀燈は肩を揉まれながら唸っている、両肩も次第に持ち上がり始めた。 「お前、肩こってないだろ」 「こってるわよ」 痛みに耐えるように水銀燈が言った。 「まあいいけど」と僕は揉む力を弱めた。次第に水銀燈が、体重を僕の両手に移し出す。 カラスの鳴声が聞こえてくる。 「明日、海に行こうよ」 僕はもう一度言った。 「海を見に行くの?」 水銀燈の声に棘がない。 「ああ。泳ぎたいなら、泳いでもいいけどね」 「だっからぁ、泳がないわよ」と呆れるように言った。 太陽の光りが雲に隠れ、部屋が暗くなる。 「ばっかみたい」と水銀燈が笑うように言った。 彼女の髪の毛は、凪いでいる海面を風がからかったように微かに揺れていた。 719 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 25 59.00 ID hPrmcpGv0 年代物の車のドアが錆びを落とし閉められた。 潮の香が風に運ばれてくる。 水銀燈は車の屋根に立ち、惚けるように海を見ていた。銀の髪が潮風を泳ぐ。 「もっと近くに行こうよ」 「え、ええ。そうね」 どこか遠い所から意識を引き戻し、黒い粒子を散し飛び上がった。 手をさし伸ばし「抱っこしようか」と聞くが「いらないわ」と返された。反抗期なんだろう。 堤防の端から繋がる山の獣道(獣ではなく人が作った道だが)から下に降りる。 水銀燈は蜘蛛の巣対策か、僕の背に隠れて飛ぶ。 ここは元々遊泳禁止地区なのだが、アワビ、サザエ、伊勢海老がゴロゴロと獲れ、 砂浜も申し訳程度にある。地元民しか知らない穴場であった。 流れが激しく危険らしいが、海に入らなければ問題はないし、 何よりこの季節には人が居ないのが嬉しい。 僕は手ごろな岩に腰掛けた。 水銀燈はしばらく辺りを飛び回り、僕の肩に腰を下ろした。ドレスが汚れるのが嫌なのだろう。 波が砂を攫う音が聞こえてくる。 「広いね」 「ええ」 「海見たの初めて?」 「ええ、初めてよ」 外国の子には海が珍しいと聞く、日本でも内陸の人は殆ど海を見たことがないらしい。 「そっか」と僕は呟いた。 722 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 38 50.52 ID hPrmcpGv0 潮風が揺らす髪を水銀燈は片手で押さえていた。 サンダルを脱ぎ、ズボンの裾を捲り上げた僕に「何してんの?」と水銀燈が不思議そうに聞いてきた。 「海に入るよ!」と僕は立ち上がる。 「ちょ、ちょと!」 行き成り立ち上がられ、バランスを崩しそうになったのか、両手で僕の髪の毛を掴んできた。 裸足に砂が冷たい。 波打ち際に立つと何とも言えない心地よさが足裏から伝わる。 「冷たいね」 「当然じゃない、もう秋よ秋」と髪の毛を握り締めたまま水銀燈が言った。 「うひょお、きもちい」 波を掻き分け踝上まで波を感じる。 水銀燈の羽が後頭部にぱたぱたと当る。羨ましいらしい。 「水銀燈もブーツ脱いでさ、一緒に入ろうよ」 「しょうがないわねぇ」と待ってましたと言わんばかりに僕の肩から飛び上がり、 急いでブーツとハイソックスを脱ぎ、僕のサンダルの上に置き戻ってきた。 「あんまり、あんたが一人で寂しそうだから付き合ってんのよ。勘違いしないでね」 何も聞いていないのに、砂浜を歩きながらそんな事を言う。 波打ち際で「ひゃぁ!」と可愛らしい悲鳴を上げた。 砂が足の裏を流れる感触は初体験らしい。 水銀燈はスカートを両手で膝までたくし上げ、僕の隣まで歩いて来た。 「なんだか、不思議な所ね。海って」 水銀燈の白い脛を波が撫でる。 「ああ」と相槌を打つ。 こんな所から命が生まれ、俺が産まれて、水銀燈が生まれて、 こんなちっちゃな島国で出会って・・・・・・。 727 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 16 49 52.05 ID hPrmcpGv0 母なる海に思いをめぐらせていると水飛沫が顔にかかった。 水銀燈が海水を蹴り上げたのだ。 「ちょ、いきなりなんだよ」 「ほらほら、逃げないと濡れちゃうわよ」と水を蹴り上げなら迫ってくる。 「こら、やめろって、冷たい」 「何よ、楽しみなさいよ」 「おいおい、水掛はクラス1位だった俺にそんな事」 「言っていいのか?」は海水の塊に口の中で洗い流されてしまった。 ついでに言うと、さぼる頻度もクラス一位だった。 「おい、こらまて」 「やーよぉ」 水銀燈は足を水面につけながら飛んで逃げ、白い尾が海面に二本引かれる。 「卑怯な!」 「はやくぅ、こっちよこっちぃー」 時たま振り返り水を蹴上げる。 こんな追いかけっこをしばらく続け、やっとの事で水銀燈を捕まえた。 「ぐふふふ、海水がうぬを待っておるぞ」 「ちょと、顔が本気で気持ち悪い」 「何とでも言いなさい」 さあ、お尻からジワジワと海水につけてやるぞと水銀燈を横に構えるが、何も言ってこない。 水銀燈は口を惚けたように開き、一点を見ていた。 僕も水銀燈を捕まえたまま同じ方向を見る。 真っ赤な夕日が、海に溶け込み空を燃やしていた。 溜息が漏れる。 「綺麗だね」 水銀燈は僕の腕の中で「うん」と頷いた。 いつしか夕日は海に全て溶け、空は火種を残すだけとなった。 729 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17 00 02.26 ID hPrmcpGv0 「帰ろうか」 「そうね」一呼吸置き、水銀燈が言った。 波が砂を攫う音と、潮風が海面と山の梢を撫でる音だけが聞こえてくる。 「また来ようよ。今度はお弁当持ってさ」 「うん」 引き潮が僕の足から熱を奪う。 僕は水銀燈を抱っこしたまま、サンダルの方へと歩く。 水銀燈のソックスとブーツを手に取り、海水と砂にまみれた足でサンダルを引っ掛ける。 「ちょと、おろしなさいよ」 羽根が僕の胸をパタパタと打つ。 「車まで連れて行くよ」 潮風が吹いた。水銀燈は自分の髪を押さえる。 「家へ帰ろう」 水銀燈はもう何も言わず、僕の腕に身をまかせた。 蝉が一声だけ鳴いた。 730 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17 00 17.85 ID hPrmcpGv0 お わ り 735 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17 28 05.78 ID XkFeMoD40 G並みの生命力だな 736 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17 29 42.37 ID hA42/mYR0 いや、これはもはや水虫並み 737 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17 35 53.39 ID hPrmcpGv0 糖尿病や免疫力の低い人、治療でステロイド内服をしている人は、水虫になりやすいとされる。 739 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:sage :2007/10/03(水) 17 38 01.32 ID sDd6rKIY0 まあ最近は脇の下からシナモンの香りがしてくるようになったから大丈夫だよ 740 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 17 54 32.88 ID hPrmcpGv0 739 あれれ・・?俺書き込んだ覚えないのにな・・・ 742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 18 03 47.43 ID hPrmcpGv0 肝臓患ってる奴等の集会場みたいなもんさ 753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 18 59 17.04 ID hPrmcpGv0 キスを報酬っすか こうさ、キスってもっと甘酸っぱいもんじゃねーの? 例えばさ、好きな子と隣り合わせに座ってんの。椅子じゃなくて地面にな。 そんで地に付いてる手のさ、小指がちょんちょん触れ合うわけ だんだんと触れている面積が広がってきてさ、最終的には手繋いでるのよ もちろん指を絡み合わせせてな。 どちらともなく相手の顔を見て瞳を絡み合わせるんだけどさ、すげー真っ赤なの 二人とも耳まで真っ赤でさ、相手の顔がぼやけてくんの もっと近くで見ようと顔を近づけてさ、はっきり見える距離になったら 息遣いが感じ取れる距離なんですよ。まさに目と鼻の先。 そしてどちらからともなく目をつぶってさ、唇と唇を合わせようとするんだけど 鼻先と鼻先がぶつかり合ってさ、互いに顔を引いて、今度は顔を傾けてさ 近づけて、チュって。もうね、ほんとチュってするわけよ ほんと、互いの口先が触れ合うくらい。銀の橋もかからない、ほんと一緒。 それでキスしたって事実がさ二人の顔にさらに油を注ぐわけよ なんつーかほんと、キスが正直なんであんなにロマンチックな物か分らないけどさ そういった風に先入観があるのよ、その先入観だけで顔は大火事、心は早鐘 少しだけ、相手の心に触れさせてもらったようなさ、そんな気持ちになるのよ 互いの心に安堵っていうか、嬉しさっていうか もうさ、とにかくそんな感情で溢れるわけ 一回キスしたらさ、もう一回キスしていい?もう一回、チュッチュッチュッチュ 次第に銀の橋もかかるようになってさ 言うんだよ、片方が「大好きだよ」って 今まで愛を行っていた口が愛を語るんだよ。二重の極みだよ そして相手も「うん」とか真っ赤になって言うの、もうねこんな感じ キスってこんな感じ すっげー甘酸っぱい物なの だからさ、キスを報酬にするってのは、また違う事だと思うの やっぱりキスの報酬は、一度二人に関係が出来てからがいいと思うんだ。 754 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 19 00 56.00 ID hPrmcpGv0 まちがえまちがえ 996 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: :2007/10/03(水) 22 41 31.66 ID hPrmcpGv0 みんな、じゃあの
https://w.atwiki.jp/suigintouinnotikara/pages/65.html
2011年水銀党予定表 1月3日 田中理恵生誕祭 2月6日 うp主生誕祭 2月20日 兄島生誕祭 3月16日 広島生誕祭 5月31日 圧倒的生誕祭 7月7日 ちゃま生誕祭 9月11日 コパン生誕祭 9月21日 KET生誕祭 9月28日 ハイテイ生誕祭 10月4日 水銀党4周年祭 11月5日 ガムシロ生誕祭 ?月?日 ?生誕祭
https://w.atwiki.jp/suiginto/pages/52.html
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 06 20.56 ID Tpc9goo30 水銀燈がジト目で私を見つめていた。 「いつもより、嬉しそぉ」 そ、そんな事ないと思うけどな 「あーあ、まーくんもやっぱり若い女の子が良いのかぁ」 若いって、まあいいけど。 「私もJAM君の家に行こうかしらぁ」 「それは困る」 「あらぁ、どうしてぇ?」 「水銀燈さんが居ないと、寂しいから」 ふーんと私を値踏みするように見る。あれか、俺は今ジャッジされてるのか! 「どこら辺にキスされたのぉ?」 この辺りかなと頬を指で指す、いや、もっとこっち側か? 「はっきりしないのねぇ、まあいいわぁ消毒したげるぅ」 水銀燈は私の首に腕を回し左頬に唾液が乗った舌を這わせた。 ぺちゃりと小さな舌が頬に当り、そのまま上に舐め上げ、舌の裏で 顔の外周を通り舐め下ろす。数分後には私の頬はすっかり唾液でべちゃべちゃに濡れていた。 「はぁい、消毒終わりぃ」と舌を離す。 「あっ、いや、右頬だったかな・・・・・?」 「甘えんぼさぁん」 水銀燈は右頬も同じように唾液で塗らしてくれた。 その後に「ここも、念には念を入れて消毒したげるわぁ」と私の頬と頬の間にある、 一般的なカップルがキスをする部分も消毒し出した。 それはもう、入念な消毒だったね、歯茎なんか消毒のしすぎてヒリヒリしてるよ。 141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 23 16.47 ID Tpc9goo30 ぺートェェェイちゅんちゅん、ぺートェェェイちゅんちゅんぺートェェェちゅんちゅん うっせえ!焼き鳥にして食っちまうぞ!! 可愛い小鳥が一匹、部屋の前の電線の上から私を眺めていた。くそ、むかつく。 「もぉ、どぉしたのぉ?」 水銀燈が鞄の中から出てきた。 私が渡した大きめのYシャツに身を包み、だぼだぼの袖で眼を擦っていた。 「まぁくぅん、こっちきてぇ・・・・」 はいはい、なんでしょう。これでいいですか? 私は水銀燈を抱き上げた、寝起きは動きたくないらしい。 「ふふ、ありがとぉお礼に消毒したげるわぁ」 なるほど、寝起きの口内の菌の多さは異常ですもんね 「んっ、なんか今日はじょりじょりしてる・・・・」 水銀燈は唇を離す時アゴ髭の存在に気づいたらしい。 気持ちいと薄ら自己主張し始めた髭にスリスリと頬を摺り寄せ感触を楽しんでいた。 「こらぁ、動かしちゃやーよぅ」 それは辛いな・・・ 窓の外はで可愛い小鳥が鳴いていた。くそ、お前どっか行けよ。 142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 23 33.10 ID Tpc9goo30 水銀燈をちゅっちゅの魅力の虜にしたい 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 23 48.50 ID Tpc9goo30 終わりです、お疲れさまでした 147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 27 51.64 ID Tpc9goo30 なるべく同じような話が続かないよう、注意してるだZO☆キラリン! 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 38 42.68 ID Tpc9goo30 って良く考えたら、スイスじゃなくて普通にスウェーデンって言っとけば良かったしwwwwww 128てらすまんこwwwwwwwwwwwwwwwww 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 50 24.95 ID Tpc9goo30 水銀燈と契約した少女 155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 13 50 43.32 ID Tpc9goo30 おっひさし鰤食べたいわよね こんにちは、今晩はかな?柿崎めぐりんです☆てへっ! 皆元気にしてたかな?私は元気じゃないよー皆死ねば良いのにえへー あーあ、明日総理大臣にならないかなーそうなったら男女交際は30以上って法案作るのに きっと私の担当看護婦の伊崎さんは喜ぶと思うのよね。 まあいいや、ちょと話しを聞いてくれよ この前教会行ったんですよ教会、ゴノレゴはちょと古いぞっ!自分突っ込み、なんちゃって! はあ、まあそんでさ、水銀燈って言う人形と契約したんだよね、ま、そんだけなんだけど 「め、めぐ大丈夫?」 てて、私の天使さんおかえり、あ、暑かったでしょう?いいのよ服を脱いでも、こら逃げるな はぁはぁはぁ、しろ、白いふとも、ふともも、このすべすげ、げはっ 「ちょ、ちょとめぐぅ!?」 私は興奮のあまり吐血してしまった。 でも変だよね、私は一応心臓の病気のはずなのに 水銀燈が慌ててナースコールを押した。 す、げはっが、がはっごへっ、だい、だいじょげはっえはげげげ 「ちょ、ちょとメグちゃん大丈夫!?」 「せ、先生呼んで来て!」 そうしてメグはICUへと移された。何でも恋の複合感染症らしい。 158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 04 30.84 ID Tpc9goo30 どうしよう。教会は取り壊されてるし、病室の窓の鍵は閉まってるし、寝る所・・・・・・。 いや、一つだけ心当たりがある。 でも今めぐと契約してるし、泊めてくれるかな 「帰れ売女っ!」って言われたらどうしよう・・・・ その時、彼女のお腹の虫が雄叫びをあげた。 まあ、一回行ってみるだけ、行ってみよう nのフィールドを使い彼の家へと行く、何度も通った道だ。 「あ、あのぉ、お久しぶりぃ・・・」 彼は玄関の方から歩いて来た、誰か送り出したのだろうか 女の人だったら、嫌だな。 「やあ久しぶり、最近来なかったから寂しかったよ」 あ、なんか好感触 私はメグが恋愛複合ICUだと伝えた。 「なるほど、それは大変でしょう。しばらく家に居ると良いですよ」 「ほんとぉ?迷惑じゃなぁい?」 そ、その女の人とか、居たりしたら。 「ええ、全然大丈夫です。とりあえず飯にしましょうか」 「べ、別にあまりお腹は空いてないわぁ」 その時、グウと腹が鳴いた。私も泣きたかった。 「私もお腹減ってますし、一緒に食べましょう」 「うん」 なんだか安心した、昔の彼と同じだ。 私はその日お代わりをした、病院食って本当にゲロなのね。 161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 20 43.12 ID Tpc9goo30 彼は私の寝巻きにと白い大きなYシャツを貸してくれた。 匂いを嗅いだら彼の匂いがした。彼は私のドレスを風呂場で手洗いしてくれた。 しまった、鞄を病室に忘れてきた。 もうドレスは洗っちゃったし、乾いてても鍵閉まってるし。どうしよう、どうしよう 「私のベッドで寝ますか?」 「えっ、ほんとぉ?」 いやいやちょと待て、今の自分の格好を考えろ 素肌の上にそのままYシャツだ、寝返りをうって、む、胸とか見えたら、その、どうしよう。 「前一緒に寝たじゃないですか。契約してた時の話ですけど」 あああ、この子犯る気だ。 だ、大丈夫かな、変な臭いしないよね?ゲロの臭いとかゲロの臭いとかしないよね? ああ、お父様ごめんなさい、私はこのひ純潔を彼に捧げます。 「やっぱ、男と一緒だと嫌ですか?私椅子で寝ますし大丈夫ですよ」 あ、あれえ? 「そ、そんな事ないわよぉ、椅子で寝たら骨盤の歪みがぁ背骨と人間性をゆがめてぇ、そのぉ」 「じゃあ、一緒に寝ますか」 えええええ、そんなにあっさりと? 良いの?君はそれで良いの!? 「狭いですから、水銀燈さんが壁側です」 「う、うん」 壁に背を当てないと、耐えられないぐらい、激しいって事なの? 私の期待を華麗に裏切り彼はすやすやと寝息を立て始めた。 契約もしてない、ふつうの男の子が隣に居ると、緊張してしまう あ、もしかしてあれか、私が寝るまで待ってるのかな? ようし、それなら襲ってきた所をお姉さんの魅力で「めっ」て言ってやるんだから! 結局私は朝まで彼の寝顔を見続けていた。 ローゼンメイデンシリーズが何故鞄の中で寝ないといけないのか、少し分った気がする 163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/08/12(日) 14 32 33.67 ID P+39PbvN0 「まーくん」って、もしかしてニュー速に蒼星石との妄想を書いてる人? 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 33 13.78 ID Tpc9goo30 いや、ここで水銀燈関係のスレだけだと思うよ 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 33 29.81 ID Tpc9goo30 「あれ、寝不足ですか?」 「え、ええちょとねぇ」 うーん、やっぱ鞄じゃないと駄目なんかな彼がぼやいていた。 なんていうか、その、問題はあなたなんだけどね。 「こっちに背中向けて座ってください」 め、目隠し? 「髪の毛です、寝癖ってますよ」 ああああ、何と言う失態 慌てて手櫛で元通りにしようとするが、上手くいかない 「私がしますから、いいじゃないですか」 彼は私を座らせ櫛で髪の毛を梳いてくれた。気持ちがいい 私のほうがお姉さんなんだけどな 「はい、終わりました。綺麗になりましたよ」 「そ、そのぉ次は私がしてあげるわぁ」 「梳くほど髪の毛長くないですよ、私」 なんとしても、年上の意地を見せてやらねば まあ、なんというか、R4の最終面を一周だけ回ったような、そんな感じで私のチャレンジは終わった。 「嬉しかったですよ」 ふふ、どうやらイタイケな男の子を年上の魅力でメロメロにしてしまったみたいね、私も罪な女・・・・・・。 なんか、水銀燈は柿崎さんっぽくなったね。えっ、そ、あ、あれえ? 167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 37 03.51 ID gFy+djq00 とりあえず、ここのスレの住人では水銀燈と一緒に暮らせるのは長くとも5年だな 168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 38 17.80 ID Tpc9goo30 なんで5年なんだい? 174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 49 50.40 ID Tpc9goo30 「にんげぇん、鞄を持ってくるのが遅いのよぉ」 「すみません」 彼は私の前に鞄を置きながら謝った。 「まったく、ノロマは嫌いと何度言えば分るのかしらぁ」 「ヤクルト飲みます?」 冷蔵庫からヤクルトを取り出す。 「飲むに決まってるでしょぉ!」 はいどうぞとヤクルトを手渡してきた。 飲み終わったゴミを彼に渡す、彼はそのまま資源ごみの袋にそれを入れた。 「歌いなさぁい」 「どんな歌がいいですか?」 「いいからとっとと歌いなさぁい」 はあそうですねと彼が呟く。 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 14 50 35.47 ID Tpc9goo30 「JI-I-SA-Nは どこだ!」 ストリート生まれヒップホップ育ち。そんな彼の本物のラップが狭い(世界の)部屋(ステージ)に響く。 「 ここでTOUJO! わしがONRYO! 鬼のGYOUSO! ばあさんSANJYO! 違法なMAISO! じいさんTOUSO! 壁からわしが呼ぶGENCHO! (ドゥ~ン ドゥンドゥンドゥ~ン キュワキャキャキャッキャキュワキャ!) 年金減少! 医療費上昇! ボケてて大変! 食事の時間! 冷たい世間を生き抜き! パークゴルフで息抜き! どこだJI-I-SA-N老人MONDAI! そんな毎日リアルなSONZAI! SAY HO!(HO!) SAY HO HO HO HO! 」 「そ、その歌はなんなのぉ?」 彼の声に頭がガンガンする 「前どっかのスレで見たんですよ」 「そ、そぉなの、私はてっきりバラードとか、そんなのかとぉ・・・」 「なら次までに覚えときますね」 私は少しがっかりした。ああ、私の価値はジイサンはどこだ!なのかと。 「それと」 彼が口を開いた。 「水銀燈さんは、今の喋り方の方が可愛い」 えっ、い、行き成り何、何いってるのだわしらぁ 喋り方とか気にしてないと思ってたのに、小生意気な奴め。 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 15 06 51.41 ID Tpc9goo30 プリッツのサラダ味ってほんと美味しいのね、関心する。 簡単開け口も最近の商品には追加され、片手に片手で食べる事が出来る。 そして何より値段がリーズナブルなのが一番の売りだろう。 味もいいし値段も安い、そんなプリッツよりポッキーを食べる翠星石の気持ちは私には良く分らない。 「私にも一本くださいよ」 「やーよぅ、貴方も違う袋開けなさいよぉ」 私はプリッツを口に咥えながらそんな事を言った。 彼も男なら私が咥えているプリッツに食いついてくるだろうSAY HO! しまった、変な口癖が移った。 「うーん、なら止めときますかね、晩御飯も近いし」 あ、あれえ? 私は未練がましく彼の目の前でピクピクとプリッツの先を動かした。 フィッシュオンはまだかなあ 「そんな風に遊んだら危ないですよ」 私が咥えていたプリッツを口から抜き取った。 まったく、転んで怪我でもしたらどうするんだと彼がそのプリッツを食べてしまった。 「あっ、そ、それ」間接キス、だよね 後半は言葉にならなかった。 「もうすぐ晩御飯なんだし、我慢してください」 なんというか、あなたは色々分って行動してる気がするわあ 晩御飯の後は一緒にヤクルトを飲んだ。一緒に飲むヤクルトはとても美味しかった。 181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 15 18 16.74 ID Tpc9goo30 彼が誰かと電話で話しをしている、だれだろう、声が優しいし女の人かな 受話器を置く。 「誰からの電話だったのぉ?」 「女の人ですよ」と彼は答えた。 や、やっぱりか、やっぱり私が居ない間に、やんごとなき関係に発展した子が居るのか。 恨めしいと言うか、うらやましいと言うか。 「なんと言うか、あなたが良く知ってる人ですよ」 誰だろう、まさか他の姉妹か。今なら私、残酷になれる気がするわあ。 「てめぇ人の女を勝手にこましやがってよぉ!?兄ちゃん、きいてんのかぁああ!?」 彼は行き成り怒声を張り上げ始めた。 「ああぁああん?今すぐ返さんかボケがぁあああ!!ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わすぞボケ!」 「な、なぁに?怖い声だしてぇ・・・」 いつもの彼じゃないみたいだ、とても怖い。 「いえ、柿崎さんから貴方を早く返せと電話が着たんですよ」 め、メグがそんな事を? 「なので、今日は遅いですから明日の夜お送りしますと言って、電話を切りました」 じゃあ、お泊りも今日が最後なのね、何か寂しいわあ それより、何でメグがここの電話番号知ってるのかが気になる 183 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 15 19 48.60 ID Tpc9goo30 すんませんけど、ちょと予定が入りました。 9時ごろ帰ってきます それじゃあ、また会えましたら。ばいQ☆キラリン! 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 19 31 37.10 ID Tpc9goo30 その日の晩はカレーだったので、いつもより念入りに歯を磨いた。 メグが持っていたハウツー本によると、「最後」だとか「記念」と言う言葉がつくと 色々とあるらしい。その、男と女の色々が、だ。 多分、彼の方からアプローチがあるだろう。そろそろ眠りの時間だ。 「どうです、最後の夜ですし一緒に寝ませんか」 来た。最後、一緒に寝るこの二つがつくって事は、相当で相当なあれなんだろう。想像もつかない。 「え、ええ、いいわよぉ。最後の夜だし、いいわよぉ」 しまった、二度も言わなくて良かったじゃないか、 淫売な女と思われてたらどうしよう、いや、そっちのほうが 落ち着け、ヤクルトの乳酸菌の数を数えて落ち着くんだ。 約400億匹・・・だめだ、製品情報にしか目が行かない、ヤクルトが一本、ヤクルトが二本・・・ だめだだめだ、これじゃ寝てしまう、年上の私が先に寝てしまったら威厳もへったくれもありゃしない。 「どうしました、布団に入らないんですか?」 「い、いえ、床の耐震性を確かめてたのよぉ。基準はクリアしてたから、さあ寝ましょぉ」 OK、年上としてベットにリード出来た、コレで私が一枚上手だ。よしっ! 彼は私を抱き上げ、ベットへと潜り込んだ。 しまった。私が先にベットに入っておくべきだったか?いや、ちょと待て彼にも花を持たせないと よし、これもセーフ。まだ私が上手に居る。 暗闇の中、彼の呼吸の音が嫌に大きく聞こえる、あ、あの唇で、その ああああ、何で彼は手を出してこないんだ?奥手なのか、そうなのか? よ、よし、ここは私が、り、リードしてあげよう 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 19 45 33.46 ID Tpc9goo30 「ね、ねぇ」 私は彼の顔に直接息がかからないよう、注意して話しかけた。 「どうしました、寝れませんか?」 以外にも早く答えが返ってきた。よし、まだ寝てない きっと彼は私が寝てからイタズラするタイプだ、そうに違いない。 「今、え、え、エッチな事、考えてた、でしょぉ?」 彼はへっと言葉をつまらせ、私の顔を見つめてくる。 核心をついて、言葉が出ないんだよね、そうだよね? 自分の顔が見る見る真っ赤になっていくのが、鏡を見なくても分る。手の平がじんわりと汗ばむ。 「僕が、ですか?」 「え、ええ。お姉さんには隠してても、分るのよぉ」 駄目押しに、目を瞑り、唇を突き出した。南無三! 彼は私を抱き寄せ、私の唇に彼のそれを軽く当て、直ぐに離した。 「はい、おやすみなさい」 「うん、おやすみなさぁい」 私は直ぐに布団に顔を突っ込み、彼の胸板に頭を押し付けた。 やっちゃった、やっちゃったぁ、彼とエッチな事しちゃったぁ 彼は優しく私を抱きしめ、肩を心臓のリズムで、ポン、ポン、ポンと叩いてくれた。 なんか、なんか興奮して寝られない 明日はメグに一足先に大人になった事を自慢してやろう、そうしよう。 私は翌日、彼がまな板をリズミカルに叩く音で目を覚まし、昨日の事を思い出した。 それでまた顔が真っ赤になり、布団に顔を突っ込んで足でマットレスをパタパタと叩いた。 くーっくーっ ぱたぱた 257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 19 55 50.07 ID Tpc9goo30 彼は夜が更け、人目につかないルートを通り、林の中まで私を抱っこして連れて来てくれた。 本当は離れたくないのだけれど、今の私の契約者はめぐだし 会おうと思えばすぐに行ける距離なので、私は涙を飲み彼の腕から飛び上がった。 水銀燈の羽から黒い粒子がチリチリと舞い落ち、空中に彼女の姿を止めていた。 「そろそろいくわぁ」 「ええ」 健気な子だ、私が居なくなって寂しいはずなのに涙一つ流さない。 「また直ぐ遊びに行くからねぇ?」 「ええ、楽しみに待ってますよ」 「あなたも遊びに来なさいよぉ?」 「そうですね、行こうと思います」 空にゆっくりと舞い上がり、何度も何度も彼の方を振り返った。 病室に入るまで、立っているつもりなのか。健気な子だ 私は空中で方向転換して、一気に彼の方へと急降下し、 頬にかるく唇をつけ、逃げるようにめぐの病室へと飛び上がった。 ど、どうしよう、この事が忘れられずに、私の体を求めて病室に来たら、どうしよう 私は夜風を顔で切り裂くが、両頬が冷える気配はいっこうになかった。 私も、罪な女よねえ 259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 04 34.74 ID Tpc9goo30 あら水銀燈お久しぶりね。それにしても、やけに血色がいい顔をしてるのね 向こうで男の精気でも吸ってきてたのかしら? ふふ冗談よ、いったい何を食べてきたの?マグロ?アワビ?それともお・と・こ? コーンビーフとか言ったら、私のお爺ちゃんが戦争の悲惨さを思い出して泣いちゃうわよっ☆ 水銀燈は私の方を見て「お子様ねぇ」とでも言いたげな溜息をした。 ま、まさか、あな、あなたは 私はベットの下に隠してあるハウツー本を取り出し。 こ、これをしちゃったの・・・・・・? 「まぁ、彼が求めてきたから、受け止めてあげただけ。なのだけれどねぇ」 に、人形相手に、こんな事を。私はハウツー本をパラパラと捲った。興奮し過ぎて、胸が いつ、いつしたのよ、まさか毎日? 「流石にそれは私が許さないわぁ、最後の夜だけよぉ」 くそっ!だから奴は最後意地でも水銀燈を返そうとしなかったのか! な、流れをば教えてくれませんか。メモ帳を取り出す 「うーん、彼が私を行き成りベッドに押し倒してぇ、それからぁ」 くそ、もったいつけるな!!メモを取る手が震えるぜ・・・ 「やっぱりだーめ、お子様には聞かせられないわぁ」 う、嘘だと言ってよバーニィ! 水銀燈はふふっと意味深に笑うだけだった。 よーし、ヤクルトをあげるから、お姉ちゃんに話してみようか、ねっ 水銀燈は肩をすくめ、私を可哀想な子を見る目で見た。溜息もしたな、畜生! 糞ッ!あの変態野郎、次にあった日が最後だと思えよ。 その日は一日水銀燈が大人の女ぶって凄くうざかったからナースコールを16連射してやった。 起きろ新兵!敵襲だぞっ! 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 04 50.20 ID Tpc9goo30 水銀燈と契約した少女 261 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 05 05.66 ID Tpc9goo30 終わりです、お疲れさまでした 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 06 11.04 ID gQ/sOmyZ0 とりあえずこの作品を3行で 263 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 06 58.46 ID Tpc9goo30 俺 妄想 水銀燈 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 15 43.32 ID Tpc9goo30 少女漫画風味もいいかんじなのか 272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 20 04.21 ID Tpc9goo30 まあ、いつものスレ残ってたら続ける感じで、やろうかと 274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 20 26 10.30 ID Tpc9goo30 ぎいいいい水銀燈で抜、抜いたらギギギギ ちきしょう!どうしろって言うんだよ!一発抜いてくる!!! 292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 21 51 26.23 ID Tpc9goo30 そろそろ10時だな 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 00 55.92 ID Tpc9goo30 少し前に別スレで出した物を、手直しして書き込みマスカット 296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 03 09.35 ID Tpc9goo30 水銀燈とジャンク 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 04 41.88 ID Tpc9goo30 こ、このド腐れ人形がァア!! 私は水銀燈に己の人生と、波紋的な何かを流した拳をぶつけてやろうと殴る格好をした。 いやいや違いますよ、ちょと殴るポ-ズですよ、殴るポーズ。 本気じゃない、メキシカンジョークおーいえHAHAHA! しかし、水銀燈にはメキシカンジョークが通じなかったようだ 両手を強く握り締め、私の顔面を殴りつけた。 運悪く鼻に拳が当り、鼻の中が切れ血が垂れ、私は鼻を押さえ、蹲った その時、私の肩をヤクザキックで水銀燈が蹴り飛ばし、床に転がった私に馬乗りになり 両の拳で私の顔面を殴り続けた。 「すび、すびば げふっ すびばぜ ずびば」 鼻血が気管に入り上手く言葉を出す事が出来ない。 「何を言ってるのか、分らないわぁ」と彼女は言い、それから10分間ほど私を殴り続けた。 彼女から開放された時の私の顔は、腫れと血でジャガイモみたいになっていた。 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 16 34.57 ID Tpc9goo30 先ほど水銀燈に鼻を殴られ、鼻がチンコと同じ方向に捻じ曲がっていたので 私は両手を鼻に当て、鼻チンコを正面に向かせた。 コキンッと心地の良い音がし、溜まっていた鼻血が垂れてきた。 痛い、映画の演技より凄く痛い。くそ、血がっ、また血が。 「ねえ、その赤いのは何なのぉ?」 血です、人間なら誰にでも流れてますよ。 ふーん?とよく出来ない様子だった、それもしょうがない、人形には流れていない物だ。 水銀燈は私の鼻の下に流れ出していた血を舐めた。 血の筋が消えると、隣に移り、それも消えると鼻の穴に直接舌を入れてきた。 彼女の小さな下が私の鼻の穴の中を縦横無尽に動き回り血を求める、 私の股間はその刺激に熱くなり、硬く膨張していた。 「鉄の味しか、しないわぁ」 彼女は私から舌を引き抜き口を手の甲で拭った。 「でも、不思議な味」 私の股間から血が出てたら、水銀燈は舐めてくれてたんだろうか そう考えただけで、私の体はブルリと震えた。 309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 34 04.29 ID Tpc9goo30 私が部屋で本を読んでいたら、水銀燈が後ろから行き成り、肩に噛み付いてきた。 彼女の小さく、鋭い歯が私の皮を突き破り、筋肉に届いた。 最初は痛さに我慢していたのだが、水銀燈の口の端から漏れる熱い吐息や 小さいが弾力がある唇の感触、そいてぬらぬらと動き回る舌の感触から 次第に股間が硬くなってきた。 すると水銀燈はより強く歯を肉に食い込ませ、頬を窄ませ噛み付いた場所を吸い出した このバキュームを自分のペニスにされたらと思うと、亀頭の先端からジュワリと液が漏れるのを感じた。 私は水銀燈に吸われ、浮き出た血管を皮膚の上から舌でコロコロと弄ばれていた。 股間も、舌で血管を弄ばれるたびにビクン、ビクンと力強く脈打った。 そして、彼女は私の血管に牙を立て、血管を破り血をペチャペチャと舐め始めた。 血の出が弱くなると肉を舌で捲り上げ、血を求めるように筋肉の内部を弄る。 5分ぐらい血を吸われ続けていただろうか。 彼女は口を離し 「やっぱり、血の味がするわぁ」と私の血で朱を引かれた唇を歪め、にやりと笑った。 私はパンツの中でいつのまにか、射精をしていた。 314 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 22 47 34.32 ID Tpc9goo30 私はその小さな吸血鬼に仕返しをしてやりたかった。 彼女の、その細い首筋に牙を突き立て、赤い血をちゅーちゅー吸い上げ、 肉を舌で捲り上げ、肉の味を確かめたかった。 私は彼女に抱きつき口を彼女の首筋に当て、頬を窄め肌を吸い舌先で舐めまくっていた。 しかし、いくら吸っても吸っても血管は浮かび上がってこない、 ただひたすら、桃のように柔らかい肌を吸い続けるだけ。 私は立眩みを感じ、彼女から口と腕を離し、床にへたり込んだ。 「人形に血管があるわけないじゃなぁい、おばかさぁん」 彼女は私の唾液で濡れた肌そのままで、私を見下ろしていた。 そんな事は分ってる、分ってたのだ。 ただ、彼女にしゃぶりつきたかっただけ、彼女の柔らかい肉を吸い、舐めたかっただけ。 「そんな、水銀燈ばっかりずるい」 私の気持ちとは裏腹に言葉が出た。 水銀燈の右手が空を切り、私の頬を叩き、バチンと大きな音がした。 これだ、私はこれを待っていたのだ。 私より小さな、人形の少女によってもたらされる痛みを。 321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 23 05 49.10 ID Tpc9goo30 私は水銀燈のブーツを舐めていた。 最初は足の裏をよく舐め汚れを落とし、次に靴の表を舐め ぺろぺろと薔薇細工の周りの汚れも丹念に舐め取る。 と、その時。水銀燈が今、私が舐めていた足で、私を蹴り上げた。 ブーツの先が私の左目に当り、水晶体がひしゃげ、中から硝子体が垂れてくる、 私はあまりの痛みに左目を押さえ、床を転げまわった。 頭が熱くなっていくのが分る、傷が熱を帯びているのだ 焼き鏝を押し当てられたように左目は熱く、痛く、私は転げる事も出来ず左目を抑え 床に蹲りひくひくと震えていた。 あ゛、い゛っげぇ ぎぇ えぎ ぎゃ 肺が空気を搾り出し、喉と舌の動きで意味がない音を作り上げていた。 私の頭を小さな手が撫でた。 「私があなたの目になってあげるわぁ」 それを聞いた瞬間、この痛さと熱さが急に誇らしい物と感じ出した。 私は泣いていた、嬉しさで泣いていた。 右目からは涙が出たが、左目からは何が出たんだろう。 簡単だ、嬉しさで涙は流れず、硝子体が零れ出ただけ。 325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 23 15 45.02 ID Tpc9goo30 私は裸にされ、水銀燈によってベットに縛り付けられていた。 水銀燈は畳用の五寸針を細い指で弄り、おもむろに私の体に突き刺した。 大きな血管を外れていたのか、針を引き抜いてもあまり血は出ない、赤い球が浮かび上がる程度だ。 「次はどこにしようかしらぁ」 私の血でぬらぬらと濡れた五寸針を指で弄びなら、次に針を突きたてる場所を考える水銀燈。 心臓は激しく脈打ち、傷穴から、ぽとり、ぽとりと血をベットシーツに吸わせ、赤い染みを作っていた。 334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 23 27 45.47 ID Tpc9goo30 水銀燈に鼓膜が破けるまで、平手打ちをされ 真っ赤に膨らんだ頬をペロペロと舐めてもらっていた。 「ねぇ気持ちがいいのぉ?」 水銀燈は人間の反応が面白いのか、色々な事をし、色々な事を聞いてくる。 「はい!きもちがいいです!」 私は耳が遠くなっており、自然と声が大きくなっていた。 「もっと大きな声で鳴きなさぁい」 「はい!」 水銀燈が行き成り、私の左目があった場所に手を突っ込み 腐り、黄色と葡萄色になった目だった物を摘み出した。 「舐めなさい」 私の口の中に汚れた手を突っ込み舐める事を強制した。 ペロペロと水銀燈の指を舐める。 「どんな味がするか、答えなさぁい」 「おいしいです!水銀燈の指は美味しいです!」 ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃと私は水銀燈の指を舐め続けた。 しばらく、彼女は私から別の答えを待っていたみたいだが、諦め また私の頬を舐め始めた。 狭い部屋に私と水銀燈が互いに舐め合う音が響いていた。 342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 23 46 21.19 ID Tpc9goo30 水銀燈が鉄の味がするアレを飲みたいと言って来たので 「噛み付いて吸い取ればいいじゃないですか」と私は返した。 また、あの絶頂の中で射精したいと言う気持ちがそう言わせたのかも知れない。 水銀燈は私にナイフを手渡し「貴方が自分で出して私に飲ませなさい」と言った。 私は、左腕をナイフの先で薄く斬った。 赤い球がプツリプツリと浮かび上がってきたが、まだ足りないと言われた。 私は更に同じ傷痕にナイフを走らせたが、血はまだでない 足が沢山ある虫がが直接背骨を這い回るような、そんな感触がゾクリゾクリと私の後頭部を責め立てた。 斬る、ぞくり、斬る、ぞくり、斬る、ぞくり 次第に痛みか、それとも快楽か。このどちからでアゴの蝶番が外れ がくがくと口の端から涎が垂れ流れ、耳の穴から脳みそを引きずり出されるような感触を 味わい続けていた。 と、何度目かの斬る作業の時、太い血管を傷つける事に成功したのか血が ドロリ、ドロリと傷口から溢れ出てきた。血が出た時、傷痕はとても大きく、とても深く、とても細かくなっており 縫い合わせる事も出来なくなっていた。 そのぐちゃぐちゃな傷痕に水銀燈は口を当て、血を吸い出し、喉を動かす。 血の出が悪くなったら傷口に舌を突っ込み、肉を持ち上げ傷口を広げた、 彼女が舌を動かす度に、ぞくり、ぞくりと快感が走り、とても気持ちがよかった。 それから、私の体には傷が沢山増えた。 352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/12(日) 23 59 00.16 ID Tpc9goo30 だんだんと私の体が臭い始めた。 私には良く分らなかったのだが、水銀燈がそう言うのだから、そうなのだろう。 そして動くたびに体中のあちこちの傷痕から黄色い膿がぴゅるぴゅると飛び出し ぐちゃぐちゃと挽肉をボールでかき混ぜる音がした。 水でも浴びて、臭いと汚れを落とそう。 私は風呂場までびっこを引いて歩いて行き、服を脱いだ 脱ぐ時にバリバリと傷口が引っ張られとても痛かった。自分一人で与える痛みは、とても痛いのだ。 私は風呂桶を手に取ろうと腕を伸ばし、桶に手を掛けたが指が動かなかった。 両手でやっと空の風呂桶を挟み、持ち上げたが、水の重みの前には意味がなかった。 大切な神経を切ってしまったのかもしれない。 もう二度と元に戻らないのかもしれない。 霞む右目が更にぼやけ、どうしようもなくなって、私は水銀燈の元に向かった また、あの日のように頭を撫でてもらいたかった、そして貴方の目になると言ってくれた日のように、 貴方の腕になると言って欲しかった。 私は水銀燈の前に皮膚が爛れ、髪の毛も殆ど抜けた頭を突き出した。 「なで、なで して」 言葉を出すたびに喉がヒューヒューと音を立てた。 だけど、いつまで待っても水銀燈は私を撫でてはくれなかった 私は水銀燈を見上げた、彼女は汚らしい物を見るかのような視線で、私を見下ろしていた。 実際本当に汚らしくて、鏡で自分の姿を見たら泣き出してしまうかもしれない。 悲しくて、悔しくて、私は水銀燈に手を伸ばしたが思いっきり胸を蹴飛ばされ 床をゴロン、ゴロンと転がった。その時、右足が変な方向に曲がった。 360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 15 06.44 ID CA2SMo/g0 私が次に目を覚ましたのは廃墟の中だった。周りには壊れた人形が沢山捨ててあり、 壊れてない人形は私が見る限り一つもなかった。 そして周りの人形が次々に口を開いた。 「やあ来た、やあ来た」 「新入りぞ新入りぞ」 「しかしこれは人ではないか」 「まあよい、同じ壊れた人の形をした物だ」 そんな事を仲間内でいいあいケラケラと笑っていた。 「お前は主に何をされた?」 そうか、彼らも僕と同じように水銀燈に壊され、捨てられていたのか。 「貴方達なんかより、僕を一番壊してくれましたよ!」 私は水銀燈にされた事を話した、話を聞いている間人形は驚くほど静だった。 話を終えると「では次は私が」「それではその次は私が」といった具合に話は続た。 皆が話し終え「新入りはまだ来ないのかのう」「くちおしいのう、くちおしいのう」 などとそう云った、ぼそぼそと呟く声以外は、とても静になった。 そして、いつしかホロリ、ホロリと白い物が上から降り始め、私は空を見上げた。 空には廃墟があった。その時私はこう理解した、ここは地下なんだ 地表に雪が降り、それが地面に吸われ、またこうして地下の街に雪を降らし汚らしい私達を 白い雪で隠すため、雪を降らしているんだと。 周りの人形達も「雪じゃ雪じゃ」と喜んでいた。 雪も止み、雪が又地表と同じ様に地面に吸い込まれ、 時計の鐘が3回ほど鳴り響いた後に、人形達がこう呟き出した。 「しかし遅いのう、そろそろ新入りが来てもいい頃なんじゃが」 「聞きたいのう、聞きたいのう。新しい話が聞きたいのう」 「ならば我等で新入りを連れて来るか」 「そうしよう、そうしよう」 ゲラゲラと神経を逆撫でするような声で笑い出した。 だけど、それもいい、私もそろそろ新しい話が聞きたくなってきた。 そして私も人形達の仲間に加わり、ゲラゲラと笑い出した。 362 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 15 22.88 ID CA2SMo/g0 水銀燈とジャンク 363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 15 38.72 ID CA2SMo/g0 終わりです、お疲れさまでした 375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 23 31.98 ID CA2SMo/g0 それと、私はハードMじゃありませんからね! 381 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 36 07.90 ID CA2SMo/g0 正直、こういう話は俺もあまり好きじゃないです 流れ的に言うと、かなり最初の方の話なんじゃないかなと、思います。 382 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/08/13(月) 00 38 14.84 ID nC4iOZh90 メグ出てきたあまったるい話が大好き。 てというかずっと寝ないで大丈夫なのかい?そういうのは超越した? 383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 40 02.17 ID CA2SMo/g0 時間を見つけて寝てるので大丈夫ですよ 384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 41 09.42 ID hpLoyWSAO 確かまとめあったよね? 385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 41 45.53 ID CA2SMo/g0 はい、作ってもらいました 389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 00 45 31.62 ID CA2SMo/g0 http //www37.atwiki.jp/suiginto/ まとめの中の人に感謝 ほら、チャレンジ新生活って言うじゃん・・・言わないか・・・ 403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 01 07 58.60 ID CA2SMo/g0 ひらがなで「まさゆき」だよ、可愛らしくていいだろ? カッコ良く言いたいなら「魔娑湯機」なんか地獄温泉って感じでクールだろ? 418 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 01 39 57.85 ID CA2SMo/g0 皆の隣にも水銀燈は居るんだよ 居るけど、彼女を、水銀燈を見てないだけなんだよ。それだけなんだよ 432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 01 50 11.66 ID CA2SMo/g0 うおおおおおおおおおペルセウス流星拳!!!!!!!!! 433 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 01 51 19.21 ID CA2SMo/g0 で っ も 残念っ! 曇り空だからラ王で一気に吹き飛ばそうぜ!マイクロウェーブ来ます!!! 445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 02 25 39.77 ID CA2SMo/g0 ペルセウスみれねー曇りのガード固すぎ 454 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 02 42 05.70 ID CA2SMo/g0 うっひょーやべー今日ペルセウス流星拳じゃん、ペガサスとかまじ時代遅れ、ナウくないね。 と言う訳で私は水銀燈を誘って屋根の上へとリングを移した。 「あのぉ」 どうしたんだい、マイハニー 「流星群って曇りでも見えるのぉ?」 「そりゃ、三丁目のラ王さんの頑張りによりますね」 私の言葉を聞いた水銀燈は自分のコメカミを人差し指でグリグリと刺激し 「私は先に降りるわぁ」と一人部屋の中へと戻って行った。うわーんまってよー やっぱり龍の巣があるって言った方が、まあいいか 「流れ星を見て、お願いでもするつもりだったのぉ?」 「ええ、その通り」 「あなたのキャラと合わないわぁ」と水銀燈は笑った。 そうかなと私は水銀燈の目の前に座り、水銀燈の瞳を見つめた。 私の無言の迫力に、圧倒されたのかペタンと座り込む水銀燈 なので私が水銀燈の瞳を覗き込む格好になっていた。 「水銀燈に愛されたい、水銀燈に愛されたい、水銀燈に愛されたい」 行き成り自分の瞳を覗き込まれ、呪文か何かを呟くように同じ事を3度も言われ困惑気味の水銀燈。 「そして、僕は君の事を愛してるよ」 私がそう言った時、水銀燈の瞳が潤み、電灯の光りが瞳を流れた。 「ほら、流れ星」 一拍の間の後 「まーくんの願い事は叶うかしらぁ?」 「ええ、もちろん」と私は返した。 「あなたは、どう思いますか?」 「私も、叶うと思うわぁ」 そして、もう一度流れ星が流れたような、気がした。 462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/13(月) 02 51 39.81 ID CA2SMo/g0 そろそろ3時か 次へ
https://w.atwiki.jp/suiginto/pages/67.html
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 33 05.29 ID GfRUFenN0 真紅「さあ、アリゲーを始めるのだわ」 水銀燈「あー、・・・・うん」 真紅「水銀燈、あなた疲れてる?」 水銀燈「べつに・・・」 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 34 27.00 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈」 水銀燈「・・・」 真紅「あなた、きいてるの?」 水銀燈「・・・え?」 真紅「・・・」 6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 38 14.62 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈、オメガオモシロスな動画サイトを見つけたのだわ」 水銀燈「おしえてぇ」 真紅「コメントを書き込めるのだわ」 水銀燈「・・・・うん」 真紅「どうしたのだわ、お気に召さなかったのかしら」 水銀燈「いや、べつに・・・」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 40 18.93 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈、一緒に美味い棒でクォリティ高いOFFをするのだわ!」 水銀燈「いや、ちょと。今日は都合が悪くてぇ・・・」 真紅「いくのだわ!待ち合わせ場所に行くのだわ!」 水銀燈「・・・」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 41 39.91 ID GfRUFenN0 ブー ブー ブー 水銀燈「・・・」 ブー ブッ 水銀燈「・・・」 ぷるるるる、ぷるるるる 水銀燈「・・・はい、もしもし」 真紅「なんで携帯に出ないのだわ!」 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 43 43.06 ID GfRUFenN0 真紅「ギザカワユス!くんくん探偵たそギザカワユス!」 水銀燈「黙りなさぁい」 真紅「え?水銀燈、今何か言ったのだわ?」 水銀燈「いえ、べつに・・・」 真紅「 水銀燈ギザカワウソス」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 46 21.52 ID GfRUFenN0 真紅「今日はカラオケなのだわ!」 水銀燈「え、今日は図書館のはずじゃ・・・」 真紅「アニソン、特ソンが私を呼んでいるだわ!」 水銀燈「・・・」 →カラオケ店内 水銀燈「あの、次、私のばんじゃ・・」 真紅「バラードなんかくだんねーぜ!私の歌を聞けなのだわ!」 水銀燈「・・・はあ」 20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 49 57.42 ID GfRUFenN0 ピーンポン ピーンポン 水銀燈「・・・」 ガチャガチャ 真紅「・・・いないのだわ」 ピーンポン ピーンポン 男の声「宅急便です、ハンコお願いします」 水銀燈「あ、はいはい」 真紅「今日はJAMも連れてきたのだわ!」 水銀燈「・・・」 24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 52 16.71 ID GfRUFenN0 真紅「今日こそアゲーで決着をつけるのだわ!」 水銀燈「ごめんなさいねぇ、ちょと風邪気味で・・」 真紅「大丈夫なのだわ?」 水銀燈「ええ大丈夫よぉ、心配してくれてありがとねぇ・・」 真紅「大丈夫ならアゲーするのだわ!」 水銀燈「・・ごほ、ごほ」 32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 54 46.19 ID GfRUFenN0 真紅「その扇風機、もう使わないのだわ?」 水銀燈「ええ、もう夏も終わりよぉ」 真紅「使わないのなら私が頂くのだわ!」 水銀燈「でも、来年またぁ・・」 真紅「今から使わないのなら貰うのだわ!絶対にだわ!」 水銀燈「・・なら、あげるわぁ」 真紅「ありがとうなのだわ!」 水銀燈「真紅って、暑がりさんなのね」 真紅「何を言ってるのだわ?来年の夏に使うに決まってるのだわ」 水銀燈「・・・」 39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 21 58 40.31 ID GfRUFenN0 真紅「ヤクルト美味しかったのだわ」 水銀燈「食後の楽しみにしてたのに・・・」 真紅「ちょと、何を泣いてるのだわ!泣き止むのだわ!」 水銀燈「だって、だってぇ・・」 真紅「あ、謝るの。はい、もしもしなのだわ」 水銀燈「・・・」 真紅「JAMに呼ばれたのだわ、さよならなのだわ」 水銀燈「ヤクルト・・・」 45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 01 14.81 ID GfRUFenN0 真紅「だわだわだわだわだわ、だーわっ!」 水銀燈「ねえ真紅、なにしてるの?」 真紅「目押しの練習なのだわ」 水銀燈「え、真紅ってスロットするのぉ?」 真紅「はぁ?なのだわ。スロットなんてしないのだわ」 水銀燈「だ、だってぇ・・・」 真紅「目押しの練習してるだけなのだわ」 水銀燈「・・・」 48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 03 12.20 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・」 ブー ブロロロロ 水銀燈「・・・」 チュン チュン 水銀燈「・・・」 ブー ブー 水銀燈「は、はい、もしもし」 電話相手「すみません、間違えました」 ツー ツー ツー 水銀燈「・・・」 53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 07 10.57 ID GfRUFenN0 水銀燈「久しぶりねぇ、真紅」 真紅「・・・」 水銀燈「ねえ、今日はアリゲー?アゲー?しないのぉ?」 真紅「・・・」 水銀燈「ねぇねぇ、無視しちゃやーよ?」 真紅「話しかけないで頂戴、メールが打てないのだわ」 水銀燈「・・・ごめんなさぁい」 真紅「何度言わせればいいのだわ!これじゃメールがアンディンフグのCMになるのだわ!」 水銀燈「・・・」 58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 10 26.50 ID GfRUFenN0 真紅「ちょと水銀燈、聞いてるの?」 水銀燈「あと、ちょとだけ・・」 真紅「話す時ぐらい携帯から顔を上げるのだわ!」 水銀燈「・・・ご、ごめんなさぁい」 真紅「まったく、何でもかんでも謝ればいいと思って・・・」 水銀燈「・・・」 61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 12 19.76 ID GfRUFenN0 水銀燈「あの、真紅」 真紅「なんなのだわ」 水銀燈「アンディンフグじゃなくて、アンディ・フグなのよ・・・?」 真紅「・・・水銀燈、自分の間違いを他人のせいにするもんじゃないのだわ」 水銀燈「え、これは真紅がぁ」 真紅「あーやだやだ、踵落とししか知らない世代はやだやだ」 水銀燈「・・・」 63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 15 59.18 ID GfRUFenN0 真紅「ポテチ買って来たのだわ」 水銀燈「ありがとぉ」 真紅「・・・」 ピコピコ 水銀燈「え、あの・・」 真紅「なんなのだわ?」 ピコピコ 水銀燈「せめて、指を拭いてほしいな、なんてぇ」 真紅「水銀燈は小さい人形なのだわ」 水銀燈「・・・」 65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 18 15.46 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈、ケーキを買ってきたのだわ。一緒に食べるのだわ」 水銀燈「え、ありがとぉ」 真紅「紅茶をいれてあげるのだわ」 水銀燈「・・・美味しい」 真紅「二人で一緒にお茶をするから美味しいのだわ」 水銀燈「真紅・・・」 ジリリリリリリリリ 水銀燈「・・・朝」 69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 21 22.88 ID GfRUFenN0 金糸雀「水銀燈元気かしら?」 水銀燈「ええ、おかげさまでぇ」 金糸雀「隠さなくてもいいのかしら!」 水銀燈「え?」 金糸雀「目尻に皺があるのかしら、ふふ、昨晩はお楽しみだったのかしらぁ?」 水銀燈「・・・あの、この皺はもともと」 金糸雀「あ、これは失礼したかしらー」 水銀燈「・・・」 71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 24 37.36 ID GfRUFenN0 水銀燈「翠星石、何か困った事があったら相談にのるわぁ」 翠星石「・・・へぇ、本当ですか」 水銀燈「ええ」 翠星石「今、スポーツ選手のKと画家のMと開業医のGから求婚されてるです」 水銀燈「ほ、ほんとぉ?」 翠星石「嘘にきまってるでーす」 水銀燈「・・・」 73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 26 54.85 ID GfRUFenN0 蒼星石「何かようかい?」 水銀燈「いえ、別に」 蒼星石「隠しても無駄だよ、アゲーをしにきたんだろ?」 水銀燈「そ、そんなつもりじゃ・・・」 蒼星石「演技が下手だね水銀燈」 水銀燈「本当に、そんなつもりじゃ・・・」 蒼星石「まあ、戦っても僕には勝てないけどね」 水銀燈「・・・」 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 29 23.69 ID GfRUFenN0 水銀燈「雛苺、アンパンあげるわぁ」 雛苺「・・・」 水銀燈「瓶牛乳もあるのよぉ」 巴「ヒナちゃん、苺大福買ってきたわよ」 雛苺「わーいなのお!」 水銀燈「・・・」 パリパリ キュポン 水銀燈「私は好きなんだけどな・・・」 78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 31 49.88 ID GfRUFenN0 薔薇水晶「・・・」 水銀燈「・・・」 薔薇水晶「私には・・・」 水銀燈「?」 薔薇水晶「お父様が、いる・・・あなたには、居ない・・・」 水銀燈「・・・」 薔薇水晶「夜のプロレスの時間だから・・・またね」 水銀燈「・・・」 83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 34 02.83 ID GfRUFenN0 雪華綺晶「・・・」 水銀燈「・・・」 雪華綺晶「トェェェイ」 水銀燈「え、なにかしら?」 雪華綺晶「がきつかの、ジュウシマツ住職よ。お姉さま」 水銀燈「へー」 雪華綺晶「お姉さまはリアクション悪いのね」 水銀燈「・・・」 90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 37 14.50 ID GfRUFenN0 めぐ「げろ、水銀燈、げろ、水銀燈、げろ・・・」 水銀燈「めぐ、何してるのぉ?」 めぐ「あら水銀燈いらっしゃい」 水銀燈「おじゃまします」 めぐ「乙女の必修科目花占いよ、水銀燈」 水銀燈「でも、ゲロって・・・」 めぐ「え?何かしら」 水銀燈「ゲロって・・・」 めぐ「ごめん、もう一度いって?」 水銀燈「・・・」 93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 39 44.78 ID GfRUFenN0 JAM「やあ水銀燈、なんだかやつれてるね」 水銀燈「ええ、少しだけ・・・」 JAM「僕の腕の中でお休みよ、水銀燈」 水銀燈「あの、そういうのは・・ちょと・・・」 JAM「そう・・・」 水銀燈「な、泣かないでよぉ」 JAM「別にいいよ、気にするなよ」 水銀燈「・・・はあ」 95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 41 50.24 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・はあ」 ガチャガチャ 真紅「遊びに来たのだわ!」 水銀燈「あ、いらっしゃい」 真紅「アングラ掲示板がやばいのだわ、GK必死すぎなのだわ」 水銀燈「・・・」 真紅「どうしたの?妊婦発狂なのかしら」 水銀燈「い、いえ。何でもないわ・・・」 真紅「おかしな水銀燈なのだわ」 水銀燈「・・・ふふ」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 43 40.30 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈はこんなサイトを見ているのね」 水銀燈「あ、ちょとぉ。お気に入りは見ないで・・・」 真紅「流石にこれは!流石にこれは第五ドールの私もひくわ!なのだわ」 水銀燈「・・・」 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 47 29.17 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・」 ブー キキ ガチャン ガチャ、ブロロロオ 水銀燈「・・・」 声「すみませーん、毎日新聞ですけどー」 水銀燈「・・・」 真紅「あら、どんな新聞なのかしら」 声「ええ、月5000円で。はい、じゃあ水銀燈様宛で」 水銀燈「ちょ、ちょっとお」 真紅「一人声帯模写なのだわ」 水銀燈「え?」 真紅「それと、郵便が来てたのだわ」 水銀燈「・・・」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 50 21.17 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈も携帯買い換えるのだわ」 水銀燈「私はこの携帯、気に入ってるからぁ」 真紅「そんなテレビも見れない携帯じゃ、21世紀突入時に燃え尽きるのだわ」 水銀燈「え、てれび?携帯でぇ?」 真紅「ワンセグなのだわ!」 水銀燈「テレビ、家にあるわぁ・・」 真紅「今のテレビじゃ数年後見れなくなるのだわ」 水銀燈「またまた、からかわないでよぉ」 真紅「・・・」 水銀燈「え・・・本当?」 113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 22 53 28.32 ID GfRUFenN0 水銀燈「真紅ぅ、アーしましょうよぉ。アー」 真紅「まったく、神聖なアリスゲームの名を略すなんて何を考えてるの・・・」 水銀燈「え・・」 真紅「あら、何か言いたい事でもあるの?」 水銀燈「・・・別にぃ」 真紅「じゃあ、アリゲーを始めるのだわ」 水銀燈「・・・」 121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 00 46.27 ID GfRUFenN0 水銀燈「あらあらお父さん、お食事ですか?それともお風呂にしますか?」 かちゃかちゃ 水銀燈「あら、まーくん!だめでしょ、ぺっしなさい、ぺっ!」 かちゃかちゃ 真紅「・・・水銀燈」 水銀燈「真紅!?いつから、そこに・・?」 真紅「今日の夕飯は何にしましょう、あの人が好きな鯖の。からなのだわ」 水銀燈「声をかけてくれたら・・・」 真紅「まあ、おままごとで童心に返るのも。たまには、いい事だと思うのだわ」 水銀燈「真紅・・・」 真紅「明日は姉妹揃っておままごとをしましょう。水銀燈もその方が嬉しいでしょう?」 水銀燈「・・・」 126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 05 41.67 ID GfRUFenN0 水銀燈「じゃあ、私がお母さん役で」 真紅「ぜっ、たいに!真紅がお母さんなのだわ!絶対なのだわ!」 水銀燈「あの、出来れば私が・・・」 真紅「なんなのだわ!お姉さん風ふかしていい役ゲットなのだわ!?横暴なのだわ!」 蒼星石「しょうがないね、じゃあ真紅がお母さん役でいいよ」 翠星石「じゃあ蒼星石が旦那で、翠星石が姑役してやるですぅ」 雛苺「子供役一緒に頑張るのよ、金糸雀」 金糸雀「かしらー」 水銀燈「あの、じゃあ私は何をすればいいのぉ?」 真紅「あらお隣さん、お元気なのだわ?」 水銀燈「・・・」 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 11 16.61 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・」 ピポ メル ポペペ メルル 水銀燈「よし、と」 ちくたくちくたく 水銀燈「・・・」 ちくたくちくたく 真紅「ごめんなのだわ、昨日は寝てしまったのだわ」 水銀燈「いや、気にしなくていいのよぉ」 真紅「それにしても水銀燈」 水銀燈「何かしら?」 真紅「目の下のクマが酷いのだわ。夜更かしは乙女の大敵なのだわアークエネミーなのだわ」 水銀燈「・・・」 136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 14 27.99 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈は好きな人、いるのかしら?」 水銀燈「え、は、ちょっと、いい、行き成り何言ってるのよ!」 真紅「どうなのかしら、居るのかしら?」 水銀燈「え、ええ・・まあ・・一応・・」 真紅「みんなーやっぱり水銀燈は好きな人が居たのだわ!」 水銀燈「・・・」 143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 22 09.25 ID GfRUFenN0 水銀燈「おーよしよし、お前はかわいいなぁ」 真紅「・・・」 水銀燈「よしよし」 真紅「水銀燈、突然だけどペットボトルの差し入れなのだわ。もちろんラベル剥して中身は水なのだわ」 水銀燈「あっ。逃げちゃった・・・」 真紅「私のせいじゃないのだわ」 水銀燈「まだ、何も・・・」 150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 30 27.29 ID GfRUFenN0 真紅「み、耳の中で活火山なのだわ!」 水銀燈「耳の中見たげるわ。頭はここにのせてねぇ」 真紅「噴火、噴火してるのだわ!」 水銀燈「ほら、じっとしてなさいよ」 カリカリカリカリ ポロン 水銀燈「はい、終わったわよ・・真紅?」 真紅「・・・」 水銀燈「疲れてたのねぇ」 ぴーぽーぷー きこきこ 真紅「ふぁ!?今何時なのだわ!?」 水銀燈「あら、おはよう真紅」 真紅「く、くんくん探偵が終わってるのだわ・・」 水銀燈「あんまり気持ちよさそうに寝てるからぁ。ごめんねぇ・・」 真紅「もういいのだわ!古畑再放送でも見るのだわ!」 水銀燈「・・・」 152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 32 24.73 ID GfRUFenN0 真紅「水銀燈、白い巨塔は好きかしら?」 水銀燈「ええ、サントラも持ってるわ」 真紅「財全、君って奴は!」 水銀燈「え、なに?」 真紅「ノリが悪いのだわ・・」 水銀燈「・・・」 154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 38 37.55 ID GfRUFenN0 TV「その時、歴史が動いた」 水銀燈「間に合ってよかったぁ」 声「すみませーん、NHKの方からきました」 水銀燈「また真紅ねぇ・・。はぁい」 NHK「受信料を頂に来ました」 水銀燈「あ、あれ?すみません、家テレビありません」 TV「今日はマシンガンの歴史を紐解いてみよう」 NHK「・・・」 水銀燈「・・・」 真紅「水銀燈、遊びにきたのだわ」 157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 43 44.24 ID GfRUFenN0 水銀燈「うーん、おいしぃ」 真紅「そんなに食べたら太るのだわ」 水銀燈「何いってんのよぉ、私達は人形よ?太るわけないじゃなぁい」 真紅「・・・」 太陽→月→太陽 水銀燈「みんなおはよぉ」 翠星石「・・・けっ」 蒼星石「・・・」 雛苺「・・・」 金糸雀「・・・」 水銀燈「み、みんなどうしたのぉ?」 真紅「自分の体質を怨むのだわ」 水銀燈「え、ええ?」 160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 51 39.16 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・はあ」 真紅「なに浮かない顔してるのだわ」 水銀燈「最近、ちょと疲れてて・・・」 真紅「そういう時はうーハッスルハッスル!なのだわ」 水銀燈「・・・」 162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 54 22.21 ID GfRUFenN0 真紅「ねえ、水銀燈」 水銀燈「あら、どうしたの。あらたまっちゃって」 真紅「私ってうざいかしら・・?」 水銀燈「そ、そんなことないわよぉ。自信を持ちなさぁい」 真紅「知ってたのだわ」 水銀燈「・・・」 164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/01(月) 23 57 57.75 ID GfRUFenN0 水銀燈「・・・」 真紅「あら、どうしたの水銀燈」 水銀燈「つかれた」 真紅「そう」 水銀燈「うん」 165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 01 01.41 ID n8jIYyc80 水銀燈「おやすみなさい、真紅」 真紅「ええ、おやすみなさい水銀燈」 水銀燈「・・・」 真紅「なーんてね!寝かさないのだわ、今日は朝までオールナイト富士なのだわ!」 水銀燈「・・・」 171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 04 57.05 ID n8jIYyc80 真紅「私は、最近水銀燈が疲れてたから、元気付けてやりたかっただけなのだわ・・・」 水銀燈「ありがとうねぇ、真紅」 真紅「でも、他から見たら私はウザイ女なのだわ」 水銀燈「そんな事ないわぁ」 真紅「いいのだわ、自分でも分るのだわ」 水銀燈「真紅・・・」 真紅「もう、いいのだわ・・・」 水銀燈「・・・」 175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 10 23.83 ID n8jIYyc80 /\ //\\ // \\ // \\ // / ̄ ̄ ヽ, \\ //. / , \\ // {0} /¨`ヽ {0}, \\ \\ .l ヽ._.ノ , // \\ リ `ー ′ .// \\ / .// \\ ...// \\ // \\.// \/ ┌───┴┴───┐ │ 鳥に注意 .| └───┬┬───┘ ││ 178 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 13 06.17 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、今日は一緒にチェリーパイを作るのだわ」 水銀燈「頑張りましょうね」 ちぇ ちぇ、ちぇりーぱいぱい 水銀燈「真紅はちょと、休んでていいわよぉ?」 真紅「あら、一人で小麦粉を撒き散らしたいの?欲張りさんなのね」 水銀燈「ええ、ごめんねぇ」 ちぇちぇっりーぱい、おいしくやけたらちぇりーぱい 水銀燈「はい、出来たわぁ。召し上がれ」 真紅「よく考えたらアップルパイの方が好きなのだわ」 水銀燈「・・・」 180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 15 46.29 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈『ちょっと』って書いてみるのだわ」 水銀燈「なによいきなり。はい、これでいい?」 真紅「やっぱりなのだわ!」 水銀燈「え、ええ?」 真紅「水銀燈は『ちょっと』の事を『ちょと』って書くのだわ!」 水銀燈「え、それ。あ、あれぇ?」 真紅「もしかして、今気づいたのかしら?」 水銀燈「え、ええ・・」 真紅「・・・・プッ、し、失礼したのだわ」 水銀燈「・・・」 184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 19 49.36 ID n8jIYyc80 水銀燈「日曜日になにかあったのぉ?」 真紅「あったのだわ」 水銀燈「何があったのか、水銀燈におしえてぇ?」 真紅「それは言えないのだわ」 水銀燈「な、なんでよぉ。けちぃ」 真紅「ふふ、お子様ね・・」 かちかち かち ぽっぽー 真紅「やや!くんくん探偵劇場版-ソラノカケラ-が始まるのだわ!」 水銀燈「え、まだ話しは」 真紅「黙るのだわ!いまからくんくんなのだわ!」 水銀燈「・・・」 185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 24 07.19 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、このミカンの皮を貰うのだわ」 水銀燈「好きなだけどうぞ」 真紅「食らえなのだわ!ミカンの汁攻撃なのだわ!」 水銀燈「い、痛ぁ・・・」 真紅「水銀燈は負けたのだわ。だから中身も貰うのだわ」 水銀燈「最初から半分こしようと・・・」 真紅「勝てば官軍なのだわ!月月火水木金金!」 水銀燈「・・・」 188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 27 58.85 ID n8jIYyc80 水銀燈「あれぇ・・」 真紅「どうしたのだわ?」 水銀燈「私のミカンが全部なくなってるのよぉ・・」 真紅「ああ、それなら全部冷凍庫で冷凍ミカンにしてるのだわ」 水銀燈「そ、そんなぁ」 真紅「中の入ってたゆずレモンは私が責任持って食べたから安心するのだわ」 水銀燈「・・・」 189 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 29 59.45 ID n8jIYyc80 水銀燈「真紅ぅー」 真紅「どうしたのだわ?」 水銀燈「ハーゲンダッツ買ってきたの、一緒に食べましょうよ」 真紅「あら、気が効いてるのね。ありがたく頂くわ」 水銀燈「えーと、イチゴでいいのよねぇ?」 真紅「ええ、そうよ。それより、水銀燈」 水銀燈「なぁに?スプーンは袋の中よぉ」 真紅「緑茶はおばさんくさいのだわ」 水銀燈「・・・」 192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 33 04.34 ID n8jIYyc80 水銀燈「ところで、真紅ぅ」 真紅「なにかしら」 水銀燈「月月火水木金金ってなぁに?」 真紅「軍歌に決まってるのだわ」 水銀燈「軍・・・って」 真紅「あら、マーチの方が好きなの?」 水銀燈「そういうわけじゃ・・・」 198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 37 11.73 ID n8jIYyc80 ,,.-‐─- ..、 / ;;;;;;;;;;ヽ / ;;;;;;;;;;;;;、俺を怒らせるゅとあんまり怖くないぜ l .;;;;;;;;;;;;ヽ {0}/¨`ヽ{0} ;;;.;;;;;ヽ ヽ._.ノ i;;;;;;;;ヽ、 `ー ′ ;;;;;;;//;;;;;;;;;i;;;;;;ヽ、_ /) ヽ、;;;/;;l;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-、 _ / / |;;;; /;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ヽ、 ノヾ `‐-" l , -‐"i /;;;ノ;;;;;;;/;;;;;;,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙ヽ, ノヽ | / .ヽ!;; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;li l , l / , ;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ( ヽノ .i i; ;l ,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ヽ、 \l/_,-‐ 、 ;| ;\,,-‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ヽ、i \i;;;;; ));| ;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;‐、;;;;;;;;;;/ \ \´);;| ;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;i 201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 40 33.38 ID n8jIYyc80 真紅「うー寒いのだわ・・・」 水銀燈「もう秋だものねぇ」 真紅「ふん、天然ファーがある奴は余裕でいいご身分なのだわ」 水銀燈「こ、これは仕様で・・・」 真紅「いいから片方を私の首に巻きなさい」 水銀燈「ほらぁ、これでいい?」 真紅「ちくちくするのだわ!今すぐ開放するのだわ!」 水銀燈「注文がうるさいわねぇ」 真紅「まったく、双子が裏山なのだわ!」 水銀燈「・・・」 193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 34 08.12 ID M3WERrgZ0 真紅「疲れたのだわ…水銀灯、紅茶を淹れて頂戴…スコーンも欲しいのだわ」 水銀灯「何で私が!貴女の下僕にでもさせなさいよ」 真紅「水銀灯が淹れてくれた紅茶が飲みたいのだわ」 水銀灯「……分かったわよ………ハイ」 真紅「この香り?…んっ?ほんのりと甘いのだわ」 水銀灯「疲れてるって言うから…ちょっとだけハチミツを加えたわ」 真紅「水銀灯…」 水銀灯「礼にはおよばなくてよぉ」 真紅「茶葉本来の香りが微妙に失われてるのだわ…直ぐに淹れなおすのだわ」 水銀灯「………分かったわよ!……………コレで良いでしょ!!」 真紅「……」 水銀灯「…何よぉ?……言われた通りに、ストレート淹れたわよ」 真紅「ハチミツが無いのだわ」 水銀灯「!!!!!あ、貴女…さっき」 真紅「ハチミツは、スコーンにつけるのだわ…持ってきて」 204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 42 49.67 ID n8jIYyc80 ○水銀燈 ×水銀灯 221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 00 58 32.12 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、あけるのだわ、あけるのだわ水銀燈」 水銀燈「あら、どうしたの真紅?」 真紅「JAMに捨てられたのだわ、やっぱり人間がいいのだわ!」 水銀燈「とりあえず、家に入りなさいよぉ」 ばたん がちゃり 真紅「巴に、巴にとられたのだわ」 水銀燈「ちょとお話してただけじゃないの?」 真紅「違うのだわ!あれは、あれは雄の眼だったのだわ!」 水銀燈「・・・そう。それで、これからどうするの?」 真紅「もう、もう後妻が居るあの家には、帰れないのだわ」 水銀燈「なら、私と一緒にく」 チャラーチャララーララ チャーラララーララ ラ 真紅「はい、もしも。JAM!?」 水銀燈「・・・」 真紅「ええ、ええ。今すぐ帰るのだわ!」 水銀燈「JAM君から?」 真紅「ええ、やっぱり私が居ないと駄目なのだわ!」 水銀燈「そう、良かったわねぇ」 真紅「じゃあ、色々お世話になったのだわ。また今度なのだわ!」 水銀燈「え、ええ・・」 ガチャ ばたん 水銀燈「・・・」 227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 01 58.65 ID n8jIYyc80 使いまわし 230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 12 38.84 ID /HwDx4330 支援 http //rozeen.rdy.jp/up/vipww25659.jpg 以前まーくんのおかげで銀様に目覚めたよw 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 21 27.80 ID n8jIYyc80 水銀燈「つかれた、もうなにもしたくない・・・」 ちゅんちゅん 水銀燈「・・・」 ぴよぴよ ぶろろろ 水銀燈「あ、真紅にCD返してもらわなきゃ」 ぱたぱたぱた 水銀燈「真紅ぅ、CD返してぇ?」 真紅「あ、薔薇水晶に貸してしまったのだわ」 水銀燈「・・・」 235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 30 29.78 ID n8jIYyc80 水銀燈「白湯おいしいわぁ・・・」 ちゅんちゅん ぺーろーぴー 水銀燈「あっ、いけない。お夕飯の用意しなきゃ」 かたかた ことこと 水銀燈「いただきます」 水銀燈「・・・・はぁ」 237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 34 57.62 ID n8jIYyc80 水銀燈「あっ、真紅ぅ。一人でおでかけぇ?」 真紅「ええ、クンクンショーを見に行くのだわ」 水銀燈「それなら水銀燈も連れてってぇ?」 真紅「むこうで、待ち合わせをしてるから駄目なのだわ」 水銀燈「そ、そう・・・」 真紅「また今度なのだわ」 水銀燈「いってらっしゃい。気をつけてねぇ」 水銀燈「・・・」 238 名前:基本はこれ[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 36 56.11 ID EYyiGQ4HO 銀様!銀様!銀様!銀様ぁぁぁぁあああぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!銀様銀様銀様ぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!水銀燈様の麗しき銀色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 漫画6巻の銀様かわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメ特別編の主人公で良かったね銀ちゃん!あぁあああああ!かわいい!銀たん!かわいい!あっああぁああ! コミック8巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら… 水 銀 燈 様 は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!nのフィールドああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の銀様が僕を見てる? 表紙絵の銀様が僕を見てるぞ!銀様が僕を見てるぞ!挿絵の銀様が僕を見てるぞ!! アニメの水銀燈様が僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕には銀様がいる!!やったよママ!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックの銀ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあ真紅様ぁあ!!ス、翠星石!!巴ぇぇぇえええああああああ!!!雪華綺晶ぅぅうううううううああああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよ銀様へ届け!!薔薇乙女最凶にして可憐な第一ドールの水銀燈へ届け! 239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 38 07.21 ID n8jIYyc80 基本も何も、それはルイズコピペの改変だろ 244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 43 10.55 ID sHJ/lUAuO 242 何が目的でこれを作ったのやら 一度聞いてみたいもんだ 245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 43 59.89 ID n8jIYyc80 目的はない 愛が溢れただけだ 247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 46 04.17 ID n8jIYyc80 水銀燈「お父様に会いたいな・・・」 がちゃがちゃ 真紅「遊びに来たのだわ水銀燈」 水銀燈「・・・」 真紅「水銀燈?」 水銀燈「あ、ああ。いらっしゃぁい」 真紅「遊ぶのだわ水銀燈!遊んで遊んで遊び倒れるのだわ!」 水銀燈「ええ」 真紅「ふはははは!このバスはショッカーが・・・水銀燈?」 水銀燈「・・・」 真紅「・・・今日は、かえるのだわ」 水銀燈「・・・」 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/02(火) 01 47 35.15 ID mJgv9B6/0 おや、水銀燈の様子が・・・? 249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 48 04.09 ID n8jIYyc80 BBBBBBBBBBBBBBBBBBB 251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 51 21.72 ID n8jIYyc80 水銀燈「お父様にあいたいな・・・」 がちゃがちゃ 真紅「遊びに来たのだわ水銀燈」 水銀燈「・・・」 真紅「水銀燈?」 水銀燈「あ、ああ。いらっしゃい」 真紅「なにか、悩みでもあるのかしら?聞くのだわ」 水銀燈「心配ありがとねぇ。でも特になにもないわぁ」 真紅「・・・そう。じゃあ遊んで遊んで遊び倒れるのだわ!」 水銀燈「ええ」 真紅「ふははははは!このバスはスマートブレインが・・・水銀燈?」 水銀燈「・・・」 真紅「・・・今日は、かえるのだわ」 水銀燈「・・・お父様」 253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 53 26.00 ID n8jIYyc80 BBBBBBBBBBBBBBB 255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 01 57 15.91 ID n8jIYyc80 水銀燈「お父様にあいたいな・・・」 がちゃがちゃ 真紅「遊びに来たのだわ水銀燈」 水銀燈「・・・」 真紅「水銀燈?」 水銀燈「あ、ああ。いらっしゃい」 真紅「なにか、悩みでもあるのかしら?聞くのだわ」 水銀燈「心配ありがとねぇ。でも特になにもないわぁ」 真紅「隠さなくてもいいのだわ。この真紅に相談するのだわ」 水銀燈「・・・お父様には、いつになったら出会えるのかしらぁ」 真紅「・・・いつか。出会える日が来ると、信じてるのだわ」 水銀燈「そう、ねぇ」 真紅「それしかないのだわ」 水銀燈「・・・ええ」 真紅「じゃあ景気良く遊んで遊んで遊び倒れるのだわ!」 水銀燈「ええ、そうねぇ」 真紅「ふははははは!この領域は珪素生物が・・・水銀燈?」 水銀燈「・・・」 真紅「・・・今日は、かえるのだわ」 水銀燈「・・・」 258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 00 26.49 ID n8jIYyc80 BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB 」 」 」 」 」 」 」 error error 265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 06 12.84 ID n8jIYyc80 真紅「今日は久しぶりにアリゲーでもするのだわ」 水銀燈「ええ、そうねぇ」 真紅「・・・水銀燈、あなた本当に戦う気はあるの?」 水銀燈「ええ、もちろんよぉ」 真紅「・・・」 水銀燈「あら、どうしたのぉ?する前にお茶でもする?」 真紅「水銀燈。あなたは、ローゼンメイデンとしての ───────────off───────────── 」 」 」 」 」 」 START 267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 06 50.40 ID n8jIYyc80 真紅「さあ、アリゲーを始めるのだわ」 水銀燈「あー、・・・・うん」 真紅「水銀燈、あなた疲れてる?」 水銀燈「べつに・・・」 270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 14 35.63 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、今日はワクワク工作でもするのだわ!」 水銀燈「粘度遊びね」 真紅「こ、これ、これでくんくんをつ、作れば・・わた、私のく、くん」 水銀燈「エプロンつけなきゃ駄目よ。はい、顎あげてねぇ」 真紅「早く、早くするのだわ!くんくん、くんくんが!!!」 水銀燈「はい、いいわよ」 真紅「く、くんくううううんん!!!」 こねこねこねこねこねこねこねこねぐね 水銀燈「その、初めてだったんだし。ねぇ?」 真紅「いらないのだわ!失敗作などいらないのだわ!くらうのだわ!だわ!」 水銀燈「だめよぉ、せっかく作ったんだからぁ・・・」 真紅「・・・水銀燈は、ずいぶん上手に出来たのね」 水銀燈「えっ、う、うん。」 真紅「・・・」 水銀燈「・・・」 275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 20 45.74 ID n8jIYyc80 水銀燈「あら、真紅じゃない。どこいくのぉ?」 真紅「今からクンクンショーなのだわ」 水銀燈「水銀燈も一緒につれてってぇ?」 真紅「向うにJAMも居るけど、それでいいのなら一緒に行くのだわ」 水銀燈「うん、いくいくぅ」 真紅「姉として妹の男を確認したいようね」 水銀燈「いや、そういうわけじゃぁ・・・」 280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 26 22.89 ID n8jIYyc80 水銀燈「どう、美味しい?」 真紅「ええ、とても美味しいのだわ」 水銀燈「真紅の教え方が上手なのよぉ」 真紅「いいえ、水銀燈。一緒に飲むから、美味しいのよ」 水銀燈「真紅ぅ・・・」 真紅「でも、少し湯が温かったようね。葉が開ききってないのだわ」 水銀燈「え、あ。あれぇ」 真紅「それと、付け合せのお菓子もよくないのだわ。これじゃ紅茶の香が死んでしまうのだわ」 水銀燈「・・・・うん」 真紅「あら、どうしたの水銀燈?」 水銀燈「べ、べつにぃ・・・」 真紅「おかしな水銀燈」 水銀燈「・・・」 283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 27 55.78 ID n8jIYyc80 真紅嫌いな奴は法事で立ち上がるとき、前の人にタックルするといい 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 30 29.30 ID n8jIYyc80 水銀燈「あら、真紅ぅ?」 蒼星石「僕だよ。水銀燈」 水銀燈「珍しいわね、あなたが一人で遊びに来るなんてぇ」 蒼星石「・・・」 水銀燈「翠星石はどうしたのぉ?」 蒼星石「・・・いっしょだ」 水銀燈「どこにも・・・あなた、まさか」 蒼星石「そうだ、翠星石は僕 ───────────off──────────── 」 」 」 」 」 」 START 290 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 34 13.84 ID n8jIYyc80 あのキャラクター達にはそれぞれの正義がある。 特定のキャラクターが嫌いになるってのは、簡単に言えば そいつの言い分、行動が認められないって事じゃないのかな。 漫画のキャラの言い分も認められないような奴は、 正座でもしときなさいって事さ 291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 36 28.18 ID n8jIYyc80 真紅「水銀燈、白い巨塔は好きかしら?」 水銀燈「ええ、サントラも持ってるわ」 真紅「財全、君って奴は!」 水銀燈「え、なに?」 真紅「ノリが悪いのだわ・・」 水銀燈「・・・」 295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/10/02(火) 02 40 22.41 ID n8jIYyc80 真紅「やばいのだわ、変なサイトクリックして高額請求なのだわ!」 水銀燈「それ、ワンクリック詐欺じゃないの?」 真紅「・・・じゃあ、払わなくても・・いいのだわ?」 水銀燈「ええ」 真紅「だけど、何でそんなに詳しいのかしら」 水銀燈「え?」 真紅「これは確実に騙す側の知識・・・水銀燈、あなたワンクリック詐欺団の一人ね!」 水銀燈「ち、違うわよぉ。何いってんのよ、ばっかみたい」 真紅「この不自然な申し開き・・・さらに怪しいのだわ!正体現せなのだわ!」 水銀燈「本当に違うのにぃ・・・」 次へ
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水銀燈とやばすぎる牙 http //yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1195566679/ 1~