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956: 194 :2018/06/02(土) 20 06 08 銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編 ~絶対に笑ってはいけない鎮守府24時~ その二 をご覧ください(手抜き) 銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編Ⅱ ~絶対に笑ってはいけない神崎島女学校24時~ その33 ※本編中に銀連キャラは出てきません。辛うじて、本編後に極稀に書かれるおまけのみに出る程度です 08 00 修了式を終え、校門へ移動する一行。 全ての終わりとなる出口の前に、この人達が一行を待ち受けていた。 神崎「皆、無事修了式を終えた様だな」 5人「「「「「提督!?」」」」」 大淀「以上で全日程の終了となります。皆さん、お疲れ様でした」 神崎「夜間の部からモニターしていたが、よく頑張ったな。皆」 大和「は、はい・・・。あれ?それじゃあ昼間は?」 神崎「自分とチャーチル卿のネタ(※笑ってはいけない神崎島女学校 その20参照)の練習を、直前までやってたんだ」 金剛「そ、そうデスカー・・・」 日向「・・・まぁ、失敗が許されないネタだったからなぁ」 神崎「さて、二度目の企画となった訳だが・・・。実際に参加して、どうだった?長門」 長門「・・・まぁ、前回である程度耐性が付いたかと思っていたが甘かったな。前回よりパワーアップしてて、キツイ戦いだった」 扶桑「全くですね・・・」 長門「とはいえ、何だかんだ言いつつも何とか乗り越える事が出来たし、いい経験だったとは思う」 神崎「そうか。そう言ってもらえるなら、こちらも頑張った甲斐はあったな」 大和「・・・まぁ、辞退出来るなら辞退したいですけどね。叩かれるのって、本当に痛いし」 957: 194 :2018/06/02(土) 20 06 48 神崎「まぁ、それも経験の一つだ。さて、上手く纏まった所で本家に倣って、あいうえお作文で締めようと思う」 5人「「「「「?」」」」」 神崎「お題は『戌年』だ。では、扶桑。すまないが、コールをお願い出来るか?」 扶桑「え、私がですか?・・・わかりました。では、『い』」 神崎「何時もみんなで」 扶桑「『ぬ』」 神崎「抜かり無く」 扶桑「『ど』」 神崎「どんな時でも」 扶桑「『し』」 神崎「翔鶴・瑞鶴と一緒にズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ」 5人「「「「「・・・・・www」」」」」※昨日の夜中の奴を思い出した \デデーン/ 全員、アウトー! 長門「え!?ちょっと待て!?」 扶桑「何で、アウト判定が!?」 神崎「はっはっは。油断してたな、お前達」 大淀「確かに『全日程終了』とは言いましたが、『罰ゲーム終了』とは一言も言ってないですからね」 5人「「「「「そんなの有りかー!!!」」」」」 ポーラ「最後まで油断しては駄目って事ですね~。それでは、最後の罰ゲーム。思いっ切りやっちゃって下さ~い」 長門「結局、こんなオチかー!!!」スパーン 大和「あんまりですよ!こんなのー!!!」スパーン 金剛「三人とも、後で覚えておくデスヨー!!!」スパーン 日向「本当に、大概にしろよー!!!」スパーン 扶桑「最後まで、酷過ぎですー!!!」スパーン 大淀「はい。これを持ちまして、今度こそ完全に終了です。皆さん、本当にお疲れ様でした」 神崎「皆には、三日間の特別休暇を出す。疲れた体をゆっくり癒してくれ。皆のそれぞれの感想、楽しみにしているぞ。それじゃあ、一緒に帰ろう」 ポーラ「はぁ~。やっとお酒が飲めます~。皆さん、24時間本当にお疲れ様でした~」 長門「・・・・・やれやれ。やっと終わりか」 大和「兎に角疲れましたね。早く帰って休みましょう・・・」 金剛「デスネー・・・。あ、扶桑。間宮で一緒にスイーツ食べる約束デスケド」 扶桑「あ、はい。一休みしたら、連絡しますね」 日向「私は帰って、一風呂入るとするか・・・・・」 かくして、今年の戦いも漸く終わりと相成った。 次が有るかどうかは・・・・・、神のみぞ知る。とだけ言っておこう・・・。 銀河連合日本×神崎島支援?ネタ番外編Ⅱ ~絶対に笑ってはいけない神崎島女学校24時~ 完 958: 194 :2018/06/02(土) 20 07 44 お仕置き回数 ※ケツバットの回数が少なかった順に記載 5位 扶桑 117回(+タイキック3回+アイス呂ーキック1回+ビンタ2回) 4位 大和 132回(+タイキック2回+ドラゴンスリーパー2回+呂ーキック1回) 3位 金剛 133回(+タイキック2回) 2位 長門 145回(+タイキック6回) 1位 日向 154回(+タイキック2回+呂ーキック1回) 替え歌ED 「吹雪」(笑ってはいけない神崎島女学校Ver) 唄:神崎 吹雪 ※替え歌は後日未公開カットとして放映されます 罰ゲーム執行役の皆様 ※登場順 ケツバットの妖精さん エーレル・神崎(レ級elite:キャラ作成者・陣龍氏) ロー・神崎(呂500) 神崎 澤海(呂ーちゃんの補助) 捕まってはいけないの鬼役の妖精さん達(※登場順) スリッパ 注入棒 ハリセン ビンタ 玄関マット エルビス パイ かぐや姫 爆撃王&ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(ムダヅモ無き改革Ver)の妖精さん 伝説の投手&沢村栄治(全盛期)の妖精さん 巨大ゴムパッチン ジャイアントスイング 祭り 959: 194 :2018/06/02(土) 20 08 23 刺客・進行役等の皆様 ※登場順 二度目以降は割愛 総指揮 神崎 大淀 引率 ポーラ・神崎 その2 神崎 瑞鶴 神崎 鹿島 ビスマルク・神崎 プリンツ・オイゲン・神崎 神崎 はち(伊8) その3 神崎 那智 神崎 羽黒 その4 神崎 暁 神崎 雷 神崎 電 ガングート・神崎 神崎 霧島 その5 コマンダン・テスト・神崎 リシュリュー・神崎 その7 神崎 武蔵 その10 ピーチ・神崎 その11 神崎 那珂 神崎 明鈴(みんりん※集積地棲姫) その12 神崎 酔鬼(せき※戦艦酔鬼)&艤装さん 神崎 由良 神崎 大鳳 サルサ 神崎(※戦艦ル級) 神崎 妙高 960: 194 :2018/06/02(土) 20 09 04 その13 神崎 川内 神崎 神通 神崎 飛龍 神崎 鈴谷 アイオワ・神崎 その14 神崎 瑞穂 神崎 最上 その20 神崎 夕張 神崎 如月 ウィンストン・チャーチル(憂鬱世界)の妖精さん 神崎 博之提督 神崎 愛宕 その21 神崎 雲龍 その23 神崎 摩耶 神崎 伊勢 神崎 大鷹 アクィラ・神崎 その24 神崎 明石 その25 東郷 平八郎(史実)の妖精さん 神崎 鳳翔 神崎 千歳 神崎 千代田 神崎 高雄 961: 194 :2018/06/02(土) 20 09 39 その26 神崎 鳥海 その28 神崎 吹雪 その29 神崎 矢矧 神崎 翔鶴 神崎 狭霧 神崎 加賀 神崎 祥鳳 神崎 瑞鳳 神崎 赤城 神崎 天城 神崎 葛城 その30 神崎 ゴーヤ(伊58) 神崎 ニム(伊26) 神崎 しおい(伊401) ソフィア・神崎(潜水ソ級flagship) 神崎 シロ&クロ(深海双子棲姫) その31 神崎 占守 神崎 龍鳳 神崎 秋月 神崎 磯風 神崎 比叡 アークロイヤル・神崎 978: 194 :2018/06/03(日) 00 32 19 刺客 その32 神崎 曙 神崎 潮 神崎 朧 神崎 漣 他、多数のアシスタントの妖精さん達 962: 194 :2018/06/02(土) 20 10 31 以上です。前作以上に長くなった本作も、漸く完結と相成りました。ここまで来るのに、色々ありましたが(汗) 改めて見てみると、前作よりボリュームが増えた事も有って、随分書いた物だなと(小並感) これもひとえに、皆様のコメントがあってこそですね。この場を借りて、厚くお礼を申し上げます。 それと意外だったのは、前作よりもボリュームが増えたにも拘らず、ケツバットの回数はそこまで増えてなかったのが(もう少し行く物と思っていた) 集計してみると1回辺り平均4~5回という結果に。笑った回数が多い回と少ない回の落差が激しかったのが、こういう結果に繋がった次第。 本家みたく細々とした描写(研修室での雑談等)が少なかったのも有るでしょうが、かといって細かく書くと際限が無いのも事実。 まぁ、この辺りは次回以降の課題でしょうね。 さて今後の予定ですが、前回同様『製作舞台裏』を書いていく予定です。投稿ペースはゆったりとした物になるかと思いますので、気長にお付き合い頂けたら 幸いです。 それでは、ここまでお付き合い頂き、まことに有難う御座いました。また次の作品でお会いしましょう。 wiki掲載は、自由です。 978: 194 :2018/06/03(日) 00 32 19 ちょっと書き忘れに気付いたので、追記を。 刺客 その32 神崎 曙 神崎 潮 神崎 朧 神崎 漣 wiki掲載時に、修正お願いします。
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260 :影響を受ける人:2014/10/13(月) 21 50 21 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第三十一話 ―異なる翼は共に飛びⅡ― 開会式後、最初に行われたのはスピード勝負。 ルールは単純明快、スタート地点を通過してから計測開始。 しかしこれでは面白みに欠ける為、点数も加える事となった。 指定されたコーンで折り返し、バルーンで浮かせた輪をくぐってポイントを稼ぐ。 風船をいくつか浮かしてペイント弾を当てたら更にポイント加算する。 最初は個人戦で競い、次に一周交代のチーム戦。 これを午前中にこなす。 そして昼食を終えると、まずは総当たり団体戦からスタートする。 一チーム六名で、扶桑陸軍・扶桑海軍・欧州義勇飛行隊・リベリオン義勇飛行隊の四隊で競うのだ。 そして最後は個人戦で締めになる。 ――――― 海軍のウィッチが飛ぶ姿を、双眼鏡で加東圭子は見ていた。 「結構きれいに飛ぶのね。」 覗き込んでいたのをやめて、双眼鏡を下して振り返るとそこにいた元北郷隊副隊長:旭川梨奈に問いかける。 「まあ、そういう人だからねぇ。」 苦笑しながら視線を会場の方に向けると、ちょうどゴールしたのが見えた。 出場していたのは他の部隊にいる古参兵で、一応偏差射撃が得意なウィッチだ。 もっとも、圭子の偏差射撃がずば抜けているのを知っている身としては。ちょっと物足りない感じではある。 圭子はそのまま模擬弾が入っている銃を肩に掛け、少ないマガジンを腰に取り付けて軽く手を振って待機所から出ていく。 「それじゃ、いってきますね。」 「行ってらっしゃ~い。ガンバッテね~。」 これまた軽い感じで答える梨奈。 その声援ともいえない声援を受け、ストライカーが待機している場所まで行く。 整備員に声をかけてそのまま台に上がってストライカーを装着。 発動機をエナーシャで起動する。うむ、良い音だ。 いい仕事に対して親指をあげて見せると、照れたように帽子を伏せて整備員が下がった。 無線機を耳に取り付けると、すぐに通信が入った。 『加東圭子中尉、準備は良いですか?』 「こちらはいつでも。」 『わかりました。では、滑走路に出て下さい。』 「了解。」 ストライカーを止めていた器具を外し、そのまま滑走路までゆっくりと移動する。 そして発進位置までくると、少し先にある信号を見る。 この大会の為に急遽製作された発進シグナルだ。 この交流会にどれだけ力を入れているのか、よくわかる一品の一つである。 「さて・・・ と・・・・・・」 軽く下で唇を濡らし、銃を構える。 視線の先では赤い信号がだんだん増えていくのが見える。 心の中でもカウントダウンをして調子を掴む。 そして、信号が蒼く光るのと同時に一気に出力を上げて飛び出した。 同じくサイレンが鳴り響いているのだが、そんなのは気にならない。 充分スピードに乗った所で上昇に入る。 指定された高度まで上がると、ゆっくりと旋回に入った。 会場には自分を紹介するアナウンスが流れている。 一際歓声が沸きあがると少し恥ずかしい。 261 :影響を受ける人:2014/10/13(月) 21 50 59 「あははは・・・」 隊長の智子なら大きく手でも振るうのだろうが、自分にはそんな度胸は無いので軽く手を振る程度に収める。 それでも歓声は上がった。 『そろそろ、スタート地点上空になります。』 「了解。とりあえず、最短時間・最多点数をマークするわ。」 『期待しています。カウントダウン、スタートしますね。』 「よろしく。」 改めて銃を構え直す。 『5』 銃のグリップを握り直すと、 『4』 手に脂汗が出ているのがわかる。 『3』 苦笑しつつも深呼吸一つ。 『2』 少し下を見れば青いラインが見えて、 『1』 前を向くと同時に、 『スタート!!』 「しゃぁ!」 ラインを通り過ぎた。 ――――― 「おお・・・ やるねぇ。」 梨奈の視線の先では、圭子が大空を舞っている。 先のウィッチが比較的近い的しか狙っていなかったのに対して、スタートからすぐに遠距離の的を集中的に攻め行くのがわかった。 高速飛行する今日の戦闘では、すれ違い様の一撃が多くなっている。 これはネウロイの高速化と、巴戦を忌避するようになったことに起因する。 いくら誘っても一撃離脱をしていくのであっては、自分達の戦法も変えざるおえない。 だが、戦闘は比較的楽にはなった。 巴戦と言うのは複雑な飛行技術が必要だ。 縦旋回・横旋回・木の葉落とし等々・・・覚える事は沢山ある。 しかし一撃離脱と言うのは単純明快で、若い連中には覚えやすい物だった。 もちろんそれだけを習得すれれば良いというわけではない。 当初は通常戦闘機隊を見習って三人ペアーだったのが、二人組方式に変わり。 弾薬係と言う異色の職種まで生まれた。 戦争は技術を進歩させるとは言うが・・・ 「おおとぉ。いかん、いかんねぇ。」 思考がずれてしまった。 軽く頭を振るって視線を戻す。 丁度、低空のバルーンのリングをくぐって急上昇していく所だった。 上がっていく間にも、両手で保持した銃でもって、当てられる的に模擬弾を放っている。 「うまいねぇ・・・」 「さっきから感心ばかりしているが、大丈夫か?」 262 :影響を受ける人:2014/10/13(月) 21 51 32 後ろから声が聞こえた。 振り返ると予想通り、北郷章香が立っている。 「いやぁ、上手いモノは褒めるに限りますよぉ?」 「だったら本人にいってやれ。」 「そいうのは遠慮しますねぇ。」 クフフと笑う元副隊長に呆れつつ隣に並ぶ。 「隊長は一緒の基地を使用しているんでしたっけぇ?」 「ああ、そうだが・・・ それがどうした?」 「何か情報無いかなぁ・・・ と思いまして、ねぇ?」 「抜け目ないな・・・ しかし誰が出るなんてわからんぞ?」 「そうなんですかぁ?」 「なにせ大佐が「見てのお楽しみ」と言っていたからな・・・」 「ああぁぁ・・・」 大佐と聞いてガックリ項垂れてしまう。 彼女も大佐に泣かされた一人だ。気持ちはわかる。 苦笑いしつつ、視線の先では圭子が最後の直線に入っていた。 一気に加速してタイムを何とか縮めようとしているようだ。 だが、標的たる的を打ち抜く事も忘れていない。 そのまま一気に駆け抜けていくと、観客から爆発的な声が上がった。 タイムは先に飛行していたウィッチよりも短く、ポイントも多かったのだ。 高度を下げるために大きく旋回中だった圭子は、大きく表示されたそれを見てよほど嬉しったのか、その場で宙返りをしてバランスを崩した。 一瞬悲鳴が上がるが何とか立て直して去っていく。 ホッとした空気が流れる。 失敗したことを恥じて、そそくさと帰っていく。 危険な事をした犯人を、章香と梨奈はそのまま待機所で帰ってくるの待ち構え、目の前に来たところで軽く頭を叩いた。 「いった・・・」 「何やっているんだ。皇女陛下もいらっしゃるのに。」 「目立ちたいのもわかりますけどねぇ。」 「そう言うわけじゃないんだけど・・・」 叩かれた頭をさすりながらちょっとだけ拗ねているのを見て、溜息を吐く。 二人は顔見合わせるとその場から立ち去る事にした。 「次は気をつけるんだな。」 「戦場じゃ二度目は無いですしぃ。」 「わかっていますよ。」 二人の後姿を見つつ口を尖がらせる。 そして見えなくなると小さく溜息を吐いた。 「上手くいくと思ったんだけどな・・・「あら、そうなの」ゑ!! 後ろから聞こえてはならない声がし、頭をムンズと掴まれた。 恐る恐る振り返れば大隊長様が鬼になっていた。 「あ、えっと・・・」 「お話はあちらでしましょうね。」 顔は笑顔だが青筋が浮いているし、声に怒りが混じっている。 自分は死んでしまう。 慌てて逃げようとするが頭を掴む力はゆる事が無く、そのままドナドナされていった。 合掌。 以上です。 ケイさん、フラッグをへし折ったよ!やったね!! でも別のフラッグがたったよ!残念だね! ちなみに圭子が勝ちました。 次はだれを出そうかな?
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221: 第三帝国 :2017/06/22(木) 21 54 11 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——「東京訪問Ⅲ」 東京湾にはかつて大海原を駆け抜け、そのことごとくが水浸く屍となった古の軍艦が勢ぞろいした。 この光景を中継しているテレビの視聴率はヤルバーン来訪以来の高視聴率を記録した。 それだけ日本中の関心を集めている行事という事でもあった。 無理からぬ話だ、なぜなら二次元の世界にしか存在しないはずの存在、艦娘が現実に現れて日本に帰属するなんて誰も考えもしなかっただろう。 しかし、今日からそれが【現実】となる。 やがて艦娘も宇宙人にも拘わらず今や日本となじみ深い存在になりつつあるイゼイラ人と同じ存在となるだろう。 とはいえ唯でさえ宇宙人との交流だけでも日本と日本人を良い意味で刺激し、お祭り騒ぎな日々を過ごしている上に、今度は艦娘たちが加わるのだから大変だ。 しかし、この新しい刺激がこれまで抱えて来た見えない閉塞感、倦怠感を打ち砕いた。 そしてイゼイラ人に続いて艦娘との出会いに期待と興奮で日本と日本人は目を輝かせていた・・・。 「立てぇー銃」 士官の号令に従い、戦艦「大和」の水兵達が一斉に直立不動の姿勢で身体の右脇に銃を立てて持つ。 そして大和を訪れた人物に敬意と歓迎を示すために軍楽隊が静かに、かつ威厳を演出するように力強く「巡閲の譜」を演奏を始め、来訪者である二藤部総理はゆっくりとした足並みで大和甲板を歩く。 その隣に海軍正装姿の神崎提督がおり、若い見た目にも拘わらず堂々たる足取りで二藤部総理を案内する。 やがて大和前部甲板。 見上げれば巨大な連装砲2基と日本の城郭を連想させる構造をした艦橋が見える位置に到着する。 そこには漆塗りの長机が設置しており、待機していた秘書艦「吹雪」が2人に対して用意した椅子に着席を促す。 海軍正装を着用しているとはいえ、どう見ても田舎の女子中学にしか見えない艦娘に二藤部総理は一瞬戸惑う。 しかし、直ぐに笑顔で感謝の意味を込めて会釈し、用意された椅子に着席する そして日本と神崎鎮守府の官僚がそれぞれ条約文章が記載された書類を提出。 受け取った二藤部総理と神崎提督は文章に問題がないか、一読。 問題がないことが確認できたので、先に神崎提督が胸ポケットから愛用の万年筆を取り出そうとした直前。 二藤部総理の方から万年筆が差し出された。 「おお、」 予想外の行動に周囲はどよめく。 神崎側だけでなく日本政府の人員も驚きを隠せないことから総理独自の判断に違いない。 差し出された神崎提督も驚愕を隠せておらず、この様子を見た二藤部総理ようやく一本取れたと笑みを浮かべる。 222: 第三帝国 :2017/06/22(木) 21 55 08 「では、遠慮なく」 流石辻と並ぶ妖怪岸信介の血を受け継ぐ人だ。 と、懐かしき前世を思い出しつつ神崎提督は万年筆を受け取った。 一連の情景を見守っていた周囲の人間は両国の友好を象徴する出来事として万雷の拍手を以て歓迎する。 拍手の中、神崎提督が前世の習慣で一瞬「嶋田」を書きそうになったが間違えずに神崎の名でサインする。 次に二藤部総理側がサインをする番であったが、神崎提督は差し出された万年筆ではなく己のを差し出す。 「このように今後両国が共に気遣える関係となることを希望します、総理」 「それは正にわが国と国民も切に希望している所です、提督」 そうやり取りを交わした後、 二藤部総理は万年筆を受け取った。 この瞬間、テレビ中継で見守っていた人々からも万来の拍手と万歳三唱が上がった。 互いに筆記用具を交換し合う調印式。 この歴史的かつ有効的な出来事に誰もが歓迎して歓喜した。 そして、この喜ばしい空気の中。 二藤部総理が慣れた手つきでサインを行った。 この瞬間、日本は神崎島を「日本国の主権が潜在的に及ぶ地域」 としつつ「神崎島自身の主権を保証する」とする国家間の条約が成立した。 【神崎島 日本国へ帰属する】 と、テレビ中継ではテロップが映し出され、 日本の株式は大きく動きだし、ネット空間では・・・。 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ ところで、調印式で出て来たあの子って髪型や雰囲気からして吹雪じゃね? 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ もしかして神崎提督の初期艦はブッキーなのか・・・ 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ で、感想は? 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ かなりお芋だよコレ(迫真)! 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ お芋の味噌汁にしようぜ! 名前: 名無しさん@T督たちの憂鬱 投稿日:~ おいwwwwww なんというか平常運転であった。 とはいえ、確かに言えることは歓迎ムードに沸いているのは何処も変わっていない事であり、神崎提督と二藤部総理が固い握手を交わす最中、調印式は祝福ムードのまま無事幕を閉じた。 おわり
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677 :影響を受ける人:2014/06/29(日) 16 25 05 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第十五話 ―天空を落とすモノⅢ― 前線で最初に激突したのは通常戦闘機隊。 彼等の大多数はまだ、今乗っている機体よりも性能が低いのを使用している。 これは主流派である堀井大将が強引に進めた紀伊型戦艦建造と、主砲改造の影響により航空開発部門が割を食っていた為だ。 しかし“夢幻会”がそれに割り込み、ちゃんと予算確保をしてくれたおかげで、全金属単葉戦闘機が配備されている。 もっとも・・・前世で、最後で最強のレシプロ機を知る彼等から見れば、非力でちょっと頼りない。 だが現場にはとてもうれしい事だった。 なにせ今までの機体では、火力が足りない。【スズメバチ】には置いて行かれる。ダイブしても追い付けない。散々だった。 それがこの機体では全てが可能になったのだ。 稼働試験も終えてあるから、現場も安心して乗れる。 7.7mm・12.7 mm・ 20 mmそれぞれの装備案が考えられたが、12.7 mmの射程の長さ、それなりの火力、大量にばら撒けられる弾数により決定された。 一応迎撃機として、20 mm四丁装備も少数ながら配備されている。 新たな剣を与えられた男達は果敢に挑み、脅威を覚えた大多数の敵を引き付けていく。 この初陣で新型戦闘機は、何機か被弾して戦線離脱したものの、全機が無事に帰還する快挙を達成した。 間引きされたネウロイ部隊だが、本隊はなおも進撃してきている。 【アホウドリ】×二体 【スズメバチ】×十四体 【アホウドリ】は御互いにカバーしあうためか、平行に飛んでいる。 その周りを、護衛と思しき【スズメバチ】が飛行していた。 最近では【クマバチ】は見かけなくなってきており、油断が出来ない。 「だけど・・・やりようはある。」 呟いて、智子は後ろを少しだけ振り返る。 その視線を受け、副隊長の圭子がインカムに手を当てて指示を下す。 「最初に私達がダイブする。狸釜隊は隙を見てデカブツを攻撃して。」 『わかった。でもお供が多いから、最初にそちらを削った方がよくない?』 武子がそういうと、北郷隊隊長が割り込んできた。 『ウチが第二陣で突っ込もう。なに、デカブツを相手にするよりかは、楽なはずだ。』 『了解。智子、無茶しないでね。』 「・・・・・・しないわよ。」 戦友のからかい交じりの忠告に、ムスッとしながらも眼下の敵を見下す。 「狐火隊・・・行くわよ!!」 『『『『『応っ!!』』』』』 号令と共に、一気に天空から乙女達が駆け下る。 ストライカー独特の音に気が付いたネウロイ達は、すぐに迎撃に入った。 まず最初に【スズメバチ】六体が智子達に向かって突進していく。 敵が放つ赤いレーザーを見つつ、冷静に当たりそうなものだけ見極め、斜めに展開したシールドで受け流す。 そして智子が最初に射撃をし、見事に命中して敵が砕け散る。 続いて二体目を狙おうとして・・・三体目に変更した。 なぜなら二体目は圭子の対戦車ライフルを受け、当たった場所から折れて砕けたからだ。 急遽変更したせいか、残念ながら三体目に放った射撃は外れてしまう。 他の隊員も外れてしまったようだがこれでいい、【スズメバチ】はこちらに食い付いてきた。 後方から追撃してくるのが後ろを見なくてもわかる。 北郷隊も、反対方向に六体を引き寄せている。 二体ほど残ったが問題ない、そいつらは最後に突撃した狸釜隊の隊長と、隊員の射撃により、あっさり排除されたからだ。 678 :影響を受ける人:2014/06/29(日) 16 25 53 「早良、ついて来い!」 「はい!」 綾香がミチルを連れて【アホウドリ】一体に攻撃しにかかる。 しかし相手もバカじゃない。上部にある二箇所のカバーが開き、赤い発行部分が露出する。 前後二箇所十二門、更に左右から丸い発行発光物体が二箇所に出てきて、二体で合計三十二門が、狸釜隊に向けられた。 それはまさしく豪雨のような逆さ雨。あまりの弾幕に腰が引けそうだ。 必死に避けて駆け下るが、攻撃のタイミングがつかめない。 術符でシールドをさらに強化しているが・・・あまりの圧力に、いつ破られるか冷や汗がまったく止まらない。 結局二人は何もできず、そのまま離脱するのを選択した。 下に抜けても攻撃は苛烈だ。 爆弾装のごとく開いた部分から、レーザーが十条襲い掛かってくる。 「くそっ!」 ミチルは呻きながら、後ろを僅かに確認しながら銃弾を叩き込む。 確かに銃弾は当たるが、瞬時に回復してしまう。 予想はしていたが苛立ちに舌打ちをしつつ、安全な場所まで離脱していく。 だが【アホウドリ】は逃がすつもりがないのか、二体とも彼女等を追撃しようと機首を傾ける。 その時、もう一度上空から押しかかる部隊がいた。 「私達を無視しないでよね!!」 同じ様に上空をとった欧州義勇飛行隊が、一体に対して集中攻撃をかけ始める。 【アホウドリ】は追撃をやめて反撃でレーザーを叩き込むが、今度は的が多すぎてうまく狙えない。 損傷がひどくなり、溜まらなくなったのか回避行動に入った。 そんな勝手な行動をとろうとする【アホウドリ】に、僚機の【アホウドリ】が慌てて近づこうとし・・・自らも強力な一撃を受け、回避行動に入る。 回避行動をしながら攻撃を放った先には、大きな筒を抱えたウィッチが飛行していた 奇しくも他の隊員と、義勇飛行隊のお蔭で有効射程距離に近づけた、狐火隊隊員の一撃だった。 使い終わったのだから捨てればいいのだが、大砲自体は何度でも使える。 もったいない精神を発揮してしまった隊員は、新しい砲を貰いに行く。 現状作戦通りに状況は進んでいた。 護衛は二段階で引きはがし、本命も連携させないように引きはがせた。 護衛も殲滅し終われば、更に【アホウドリ】を攻撃できる戦力が増える。 【スズメバチ】は既に半数以下になっていて、殲滅完了まであと少し。 全員が奮闘している戦場の空を、少し離れた所から見ている二人がいた。 「サリア、今のはまずい。少しだけ引け。」 『了解!』 「エリス! お前は突っ込み過ぎだ、死ぬ気かッ!!」 『す、すみません!』 的確に指示を出すアドルフィーネの横で、美緒は蓮度の高い欧州義勇飛行隊の戦闘に見入っている。 「すごい・・・」 目の前では狐狸部隊顔負けの突撃と、回避能力を見せるウィッチ達。 世界にもこんなに上手い人達がいるという事実に興奮しきりだ。 しかし、その隣で戦況を見ている義勇飛行隊総隊長の表情は・・・険しい。 「まずいな・・・」 「えっ?」 呟きが聞こえしまったことに、少しだけ気恥ずかしさを覚える。 美緒には不思議に思えた。 目の前では敵を完全に翻弄している友軍がいる。 魔眼で弱点を探る任務があるが、苛烈な攻撃に自分達は必要なのかと思ってしまう。 「確かに攻撃は当たっている。しかし決定打になっていない。 今は敵が混乱しているからまだいい。逃走と回復をメインにしたら逃げられる。」 679 :影響を受ける人:2014/06/29(日) 16 26 13 それは事実だ。 今は乱射でこちらを妨害しているが、護衛が一機もいなくなったと悟れば遠慮なしに逃げるだろう。 だからこそ不味いと判断した。 火力の絶大さを示した墳進弾は、あの一撃で驚異の優先事項が上がったのか、優先的に回避している。 三発放って、三発とも外れていた。 このままだとジリ貧となる。 動くならば今しかない・・・ 本来の計画では一体ずつ相手をしていく予定だったのだ。 予備として自分達を駆り出した、扶桑陸軍参謀本部の連中の慎重さには呆れたが、今となっては正解だった。 軽く深呼吸して意識を切り替える。 「坂本美緒君・・・準備は良いか?」 銃器を構えたアドルフィーネの雰囲気ががらりと変わったのがわかった。 周りの空気が変わるほどの影響を間近に受け、ゴクリと唾を飲み込む。 冷や汗が頬を伝って落ちた。 「作戦通り私たち二人で敵を透視し、敵の弱点を探る。いいな?」 「はっはいぃ!!」 緊張からなのか、声が上ずっている。 それに気が付いて、目の前の小さな侍は赤くなった。 少しだけ雰囲気を和らげて、肩を軽くポンポンたたいてやる。 「少し気を抜け。さもなければ事故を起こすぞ?」 「す、すみません・・・」 力ない返事をしたが、教えられたとおり何度か静かに息を整えて敵を見据える。 旗本サエの簡単なアドバイスに従っただけだが、先程よりましになった。 思ったよりも早くに正常に戻ったのを見て、アドルフィーネは内心で不敵に笑う。 (ふっ・・・小さくとも、侍か・・・) ジャキリと銃を構えると、美緒も構え直した。 「この距離では正確な位置がつかめん。行くぞ!」 「了解!」 二人の魔眼使いは戦場に飛び込んでいく。 目の前では、今だに苛烈な迎撃をしている【アホウドリ】が飛行していた。 以上となります。 以前投稿したSSの前半部分となります。 続いて、分割後半をお楽しみください。
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690 :影響を受ける人:2015/03/29(日) 22 00 19 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第五十五話 ―鳥は爪を研ぐ― 作戦は決まった。 次に根われる都市を囮とし、罠に嵌めると言うモノだ。 作戦の流れ自体は何時もの通り・・・しかし最後の締めが不安材料となって江藤・北郷両名の胸に残っている。 何せ急造改造品の、戦艦の主砲を用いると言うモノだ。 当初は再利用品で、もう作ってあるのかと思っていたのが、まだ作られてないらしい。 二つ目の都市を襲われ、その翌日に決まった作戦だ。 不安になるのも仕方がない。 急遽集められた一同に説明をする参謀に、何とも言えない視線が集中する。 「侵攻ルートは大まかに予想して三つです。 一つは北側ルート、二つ目は北東側ルート、三つ目は東側ルート。 一つ目は距離的に近いですが、迎撃基地が最も集中しているので避ける可能性もあります。 二つ目は少し迂回するルートです。しかし、こちらにとって防御陣地が敷きやすい地形となっています。 三つ目は・・・あまりあり得ないとおもいますが、完全な迂回ルートです。 もっとも防御が薄く、陣地もさほどではありません。 大本営としては北側ルートを支持しています。 理由は前回、前々回と同じ方角から出現し。基地や陣地を無視して突き進んでいるからです。 飛行型故に、地形に左右されずに直線行動できる強みが生かされます。 しかし大陸方面軍では二つ目を支持しています。 根拠が薄いのであまり強くは言えませんが・・・ 理由は二回の出現時に、近くの基地から発進した迎撃部隊がいるので学習しているはずだと言うモノです。 理解不能な敵相手に決めつけは良くありませんが、ネウロイにも学習能力があるという予測がありますので、それを予測してと言うのもあり。 何よりも、すでにある防衛拠点の強化だけで済む、というのもあります。 そして最後に三つ目ですが・・・ これは“切り札”を運ぶ線路がそちらにあるから、という単純な理由からです。」 そう言って、チラリと視線が水瀬ササリ大佐と北郷章香中佐を見る。 こちらを支持したのは海軍…堀井大将の一派…だ。 彼等は単純にイチャモンをつける為に支持しただけであり、一応理由として「撤収が楽だから」という子供の様な言い訳だった。 「その“切り札”ですが・・・いつごろ完成しますか?」 「全力で急がせていますが、全てを改造するならおそらく、一週間はかかると見ています。」 全員の顔が強張った。 一週間もかかるとなると、作戦に間に合わないという事だ。 「あ、あくまで“全ての大砲を”です! 数を絞り、最小限の改造で済ませるので作戦には間に合います! 自分の発言に、全員が落胆しそうになっている事に気が付き、慌てて補足する。 それによりホッとした雰囲気が流れたが、水瀬が手を上げて発言を求める。 「試射は行うのかい?」 「・・・その時間は無いと思われます。」 「つまり、ぶっつけ本番かい・・・」 背もたれに寄り掛かり内心で溜息を吐く。 「砲門の数はいくらですか?」 反対側にいた田中ウメ大佐が確認の為に聞くと、参謀は資料を捲って確認する。 691 :影響を受ける人:2015/03/29(日) 22 00 52 「多ければ12門、少なければ9門・・・いえ、最悪8門になります。」 「仰角は付けられるのですか?」 「それは付けられるように取り計らう様に言っています。 しかし旋回をさせるのは絶望的になるでしょう。」 「戦車で強引に旋回させては?」 「そうですね・・・工作部隊に実現できるかどうか聞いてみます。」 「最大12門配備できるとして配分はどうなりますか?」 「そうですね。私達は北に6門、北東に4門、東に2門と考えています。」 「それは優先順位的にですね?」 「はい。」 「もし東に来たならば、どう対処しますか?」 矢次の質問に答えていた参謀だが、痛い所を突かれてすこし動揺する。 それは彼等も考えてはいた。 何せ急増改造品、移動も大変だ。 一度設置すれば動かすことは出来ない。 「高射砲陣地の増強しか、手が無いとおもわれます・・・」 「ふむ・・・」 考え込む田中大佐の隣から手が上がる。 「どうぞ江藤中佐。」 「2門だけ、列車砲に改造しては?」 「それも考えられましたが、線路を延ばす工事が間に合うかどうかになります。 あと、射撃の衝撃に線路が耐えきれるか・・・それも問題として残っています」 「わかりました。ありがとうございます」 笑顔で礼を言うと、参謀は少しだけ顔を赤くした。 それを、連絡網の整備をしている東条英機が目撃して「若いって良いなぁ。」と思う。 今回の会議は、大陸で主に活動している人員が集められている。 前世において、大陸で動いていた経験がある夢幻会の人員も配置についているのだ。 今度は奥の方にいる女性が手を上げる。 「なんでしょうか。エリス・グリンフィールド大佐。」 「先程から聞いていて思っていましたが、敵の出現が四日感覚だという根拠に基づいて、ですよね?」 参謀が肯定すると、エリスはもう一人の義勇軍総隊長をちらり見してから問う。 「間隔が早まるという予想は?」 「「「「・・・っ!」」」」 扶桑軍の誰もが固まる。エリスの指摘はもっともだ。 “アホウドリ”の襲撃が決まった間隔で襲いかかってきていたので、それを無意識に踏襲していた。 確かに早まれば作戦などできない。瓦解してしまう。 相手はこちらの都合などお構いなしに攻撃できるのだ。 「そうなると・・・ここの防衛は出来なくなるねぇ。」 「そうですね。そうなると、次の都市ですか?」 頭をガシガシ掻き毟る水瀬を見ないで、田中は地図を見ながら考える。 何も発言しなかった大陸方面軍司令も危機感を覚え、テーブルにしかれている地図を身を乗り出して凝視する。 参謀も顎手に手を当てて考えながら、侵攻ルートを素早く計算する。 「侵攻ルートは最低でも4つ・・・ いや、5つか!?」 「防御陣地はどうなっているんだい?」 「現在進行している撤退作戦のあおりを受けて多少は増強しています。 ですが・・・」 「こっちほどではない、と。」 エリスの指摘に全員が次々に意見を言い合い、会議はさらに伸びる兆しを見せた。 それを見つつエリスは席に座り、小声で隣のアドルフィーネ・ガランドにささやく。 「まったく、これは点数をくれたとみるべきなのかしら?」 「前向きにとればいいさ。」 そう言ってほほ笑むので、肘鉄をくれてやる。 出現間隔の問題に最初に気が付いたのはアドルフィーネだった。 しかし自分で言うのは何だと思た彼女は、それとなくエリスに気付かせると後は見ているだけとなっていた。 それに気が付きつつもエリスは先程指摘したわけなのだが、ちょっとは感謝している。 前回の防衛で出撃したリベリオン義勇飛行隊だったが、到着が遅れてさほど貢献できたとは思っていなかったのだ。 692 :影響を受ける人:2015/03/29(日) 22 01 34 被害もそんなではなく、寧ろ欧州義勇飛行隊の方が多い。 戦死者がいるわけではなく、負傷者がいるだけだが、治療に専念しなければならない。 幸い扶桑は医療技術も高いので、世界各国で悩まし始めている魔力欠乏症対策も万全だ。 「ここが踏ん張りどころよね。」 「そうだな。ただなぁ・・・」 気合を入れるエリスとは違い、アドルフィーネは少し憂鬱の様だ。 「ただ、なに?」 「大陸から叩き出された後、我々は解散するだろうな。」 「・・・そうね。」 その杞憂はわかる。 元々両義勇軍は、大陸の戦況が悪いから派兵された戦力だ。 扶桑からやってきた派遣ウィッチにより、多少はましになった欧州戦線の返礼が彼女等だ。 ここまで戦えば、もういいだろうと判断してもおかしくは無い。 リベリオンとしても様々な問題や、新しい戦術や武器などを仕入れる事が出来た。 更に言えば、貴重な戦闘経験者であるエリス達を失う前に撤収させることもあり得る。 全ての国が一丸となって対処すればいいが、国家に真の友人はいないという言葉もある。 自国の利益も考えねば生きてはいけないのだ。 しかし・・・ この地で友人を得た二人には、このままでいいのだろうか?と言う思いもある。 エリスはまだいリベリオン一国だからいい。 アドルフィーネは多国籍軍だ。問題が多すぎる。 最悪、カールスラントだけでもと思うが・・・ ここまでダメージを受けた扶桑が、再び派兵をしてくれるとは限らない。 それ上伸してみるか? そんな事を考えつつ、会議に参加するために地図に視線を落とした。 エリスも同じ様な考えを持っていると思っている。 顧客にいろいろサービスするのは悪くないはずだ。 以上です。 今日はネタが無さすぎて考えるのが大変だった。 後、前回。一人名前を間違えました。 水瀬セセリ ではなく 水瀬ササリ です。 普段書かないと間違えてしまう・・・ オリキャラも増えているしなぁ・・・
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■シチリア沖海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■シチリア沖海戦(続・天海提督の決断) 背景 1943年10月下旬のギリシア沖海戦に於いて第2機動艦隊所属空母2隻が大破し後方へ修理のために撤退したため、帝國海軍地中海方面艦隊はシチリア侵攻を大幅に繰り下げざるを得なくなる。 しかし、12月に新鋭艦隊の増派を受けた地中海方面艦隊は1944年1月9日、シチリア島攻略作戦を発動。同13日、第1機動艦隊、第4水雷艦隊、第9支援艦隊はシチリア沖に突入した。 侵攻戦力 +日本軍 第1機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『播磨』 艦隊司令星井美希中将) 空母4(正規空母『瑞鶴』『翔鶴』『飛龍』『蒼龍』) 戦艦4(戦艦『播磨』『越後』『大和』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『十勝』『石狩』『双海』『天海』) 駆逐艦4 航空隊314機 第4水雷艦隊(艦隊旗艦重巡『青葉』 艦隊司令菊池真少将) 巡洋艦4(重巡『青葉』『衣笠』『加古』『古鷹』) 駆逐艦12 第9支援艦隊(艦隊旗艦巡洋戦艦『浅間』 艦隊司令音無小鳥中将) 空母4(軽空母『千歳』『千早』『千代田』『瑞穂』) 戦艦4(巡洋戦艦『浅間』『阿蘇』『吾妻』『伊吹』) 巡洋艦4(軽巡『梓』『入間』『宇治』『吉野』) 駆逐艦4 損害 +... 第1機動艦隊 中破 戦艦1(戦艦『大和』) 巡洋艦1(重巡『天海』) その他不明 第5水雷艦隊 沈没 駆逐艦3(『嵐』 それ以外不明) 大破 巡洋艦1(重巡『加古』) 駆逐艦1(『秋雲』) その他不明 第9支援艦隊 沈没 駆逐艦2(『江風』『海風』) 中破 戦艦2(巡洋戦艦『浅間』『吾妻』) 空母1(軽空母『瑞穂』) その他不明 戦闘経過 第1機動艦隊所属の偵察機が3個艦隊を捕らえるが、第1機動艦隊司令星井美希中将は低速北上中であった水雷艦隊は偵察機を貼り付けたまま一先ず放置し、機動艦隊と戦艦部隊の残り2個艦隊を先に叩く事を決断。 これと同時に第9支援艦隊司令音無小鳥中将が飛行場撃滅を引き受け、第1機動艦隊と第4水雷艦隊は敵艦隊撃滅に専念するようにと第1機動艦隊へ向けて打電。 これを受けて星井中将は航空隊を伊戦艦部隊の足止めに差し向け、砲雷戦で独機動艦隊を叩く事を決断、突入を開始した。 1時間後、第1機動艦隊より一足先に雷撃可能な距離にまで接近した第4水雷艦隊は独機動艦隊に向けて反航戦を挑み、第4機動艦隊が反航戦に入ると同時に砲術射程に独機動艦隊を捕捉し、砲撃を開始。独空母を撃沈する。 航空隊も伊戦艦2隻撃沈、1隻大破の戦果を挙げ、第9支援艦隊は1個飛行場を殲滅する。 しかし、残余飛行場を撃滅するためにシチリア島近辺を航行中、第1機動艦隊は伊戦艦部隊の残余巡洋艦群の奇襲を受ける。 この時、星井中将はこのままでは敵巡洋艦群に後ろを取られると判断し、乗艦『播磨』そして『越後』の座礁覚悟で反転180°を下令。 奇跡的に座礁艦無しで暗礁地帯を突破すると、距離五〇(5000m)に迫っていた敵巡洋艦群に丁字での一斉砲雷撃を下令、これを殲滅する。 同日夜、僚艦損傷のため一時戦線を離れていた第4水雷艦隊は、英本国を目指す軽空母艦隊を発見。残存魚雷1斉射分で撃破するために突撃を開始する。 手数の多さを生かした近接砲撃戦により、確認された英軽空母4隻の内2隻を撃沈する。 一方、第9支援艦隊と合流した第1機動艦隊は湾内に篭る水雷艦隊撃滅のために夜間空襲を決行。 これにより飛行場破壊には成功したものの、水雷艦隊の撃滅は成らなかった。 その後、湾内の機雷を警戒し、微速で北上しながら第1機動艦隊、第9水雷艦隊は残余水雷艦隊を撃滅。イタリア近海の制海権を手中にした。 これにより、イタリアで政変が発生。イタリア首相ベニト・ムッソリーニは失脚し、身柄は連合国へと引き渡され、イタリアは降伏する事となった。 エピソード この時、第9支援艦隊司令音無中将は軽空母の航空戦力では飛行場撃滅、そして飛行場からの反撃の直掩は不十分と判断。所属軽空母を分離し、浅間級巡洋戦艦、梓級軽巡洋艦の高速性能を生かした一撃離脱戦を伊飛行場に向けて行った。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント
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by 1さま 四匹のかぶと虫 荒野の用心棒 1.アメリカンドリーム 「Auferstanden aus Ruinen」 「近くて遠い人」 戦艦を作る 穏やかな水交社にて 大和 エンタープライズ 2.砂漠の基地 コックから見た日本軍専用列車の回想~食堂車の厨房より~ 閑院宮篤仁の憂鬱 時をかける人妻 ある大阪人の憂鬱 閉ざされた未来 接吻-up2012.06.30 鉄路の思いは銀河の果てへ-up2012.09.01 時の翼up2012.09.28 脅迫者new2012.09.02 ~帝国~ DDR~提督たちの憂鬱×征途~ ベルリンの菩提樹の下で~提督たちの憂鬱×征途~ 日本人民航空の野望~提督たちの憂鬱×征途~
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471: 635 :2020/05/20(水) 07 16 59 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 銀河連合日本×神崎島 小ネタ18 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: 悲報:隠してたと○ハをムッスメがやってた 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: ちょwww 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: ちゃんと隠しておかないからwww 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: 娘さんの感想も欲しいところだw 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: 高校生ムッスメ「なんで軍人のなのはさん(幼)エロゲで魔法少女してるん?」 ムッスメよ神崎島よりとら○の方が先なのだよ…、ムッスメは○リなのも知らんみたい。 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: 家の幼いムッスメは一緒に見たリ○なの一期で魔道士なりたい言うてたわ ムッスメの中じゃ現実のなのはさん=魔道士になってるみたい 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: リリな○一期だけならまだ魔法少女かな? 名前:名無しの二次元好き@エ○ゲ 投稿日: 両方とも今から何年前の作品だっけ… とある二次元スレにて 「提督!これがティ連技術を結集して作り上げた零式好感度測定器です!」 「大淀…。」 「はい。」 「ああっ!?大淀!何で壊す「明石、正座。」提督!?」 鎮守府の混乱を未然に防ぐ神崎提督と大淀 「私が属する駆逐隊が定期哨戒の為に現世で南シナ海に当たる海域を航行していた時の事です。」 「周囲を突如として霧が覆い他の艦の姿を確認出来ず通信途絶、艦隊と逸れてしまいました。」 「そしてしばらくすると霧が晴れ、独航する輸送船が魚雷艇を思しき高速艇に追尾されてる光景が目に入りました。」 「こんな所を輸送船が独航することに疑問を感じましたが私は輸送船を救助するために高速艇に対し攻撃を行いました。」 「すると通常の深海棲艦とは違い高速艇は私の攻撃に慌てたのか撤退して行きました。あれは深海戦艦ではなかったのでしょうか?」 「そして輸送船へ通信を入れようとすると再び霧が周囲を覆い、晴れると既に輸送船の姿はなく駆逐隊との通信が回復していました。」 「(柏木、これって…・)」 「(ああ、例の記事の存在はともかく事件自体は実際にあったぽいなあ。)」 艦娘百物語に何故か参加した柏木と白木の会話 「~♪、~~♪~♪~。」 「これは…艦娘が歌ってるのか?」 「…ああ、あの南洋の海の中で聞いた海行かばの声の主はあそこで眠る彼女だったのか…。」 艦娘が嵐を避け停泊した小さな港にて 472: 635 :2020/05/20(水) 07 18 59 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 『佐藤○輔最新作本日発売!』 「ット、御大の新作出てマスネ。買っていかないト。」神崎島フェルさん その頃どこかの並行宇宙の居酒屋 「ハッ!?フェルが御大の新作買ってる気がする…。」原作柏木 「柏木、野党の阿呆の何もない重箱の隅をつつく質疑応答で疲れてんだよ。時間犯罪者D.Sが新作出せる訳ねえだろ?」原作白木 「今日は飲め柏木、嫌なことは忘れろ…。」原作大見 並行宇宙より電波を受信した原作柏木大臣 『市民団体は中東に中国を侵略した空母加賀などを主力とする第一航空戦隊を派遣するなど平和への敵と大使館前でデモを行い…』 「…なあ今回派遣される艦艇の主力って大陸に派遣されたことあったけ?」 「…いやないと思うが。そもそもあの編成は本当に神崎島の一航戦か?」 「大和、葛城、天城。一航戦は一航戦でも坊ノ岬沖直前だな。」ズー 「へえ兄ちゃんそうなのかい?」 「って柏木大臣!?」 「そもそも今回加賀さんおらんじゃろ。鎮守府発表をもっとちゃんと見ろという。」 ラーメン屋にてニュースを見る人々 『18インチクラブなどという軍事力を誇示する前時代的なファシスト国家達に我々は屈しない!!(キリッ)』 「18インチクラブねえ。」 「私達はそんな自称はしてないんですけどね…。」 「総理、本邦のマスコミを初めそう呼称してるだけですから。」 「しかし不思議ですな。ゲルマン国はメートル法の国なのに何故アメリカ国のヤード・ポンド法で呼称を?」 「ヴェルデオ司令の言う通リだな。言うなら46サンチクラブや51サンチクラブが正しいな。」 「ゼルエさん問題はそこじゃないでしょ(汗)。というかなんでセンチじゃなくサンチ?」 「ケラーカシワギ、主砲口径の単位はサンチじゃねえか?(戦前並感)」 独政府報道官の発表を総理官邸で見る安全保障会議関係者 「エメリッヒ博士、夕張の馬鹿は何処!?」 「夕張少佐ならモンティナ・マックス少佐と今度の祭典について話合うとかでイギリスへ向かうと言ってたよ。」 「由良さんめっちゃ怒ってるがなんかあったん?」 「何でもハイクァーンにアラ○バキやヴォルケンなんちゃらとかいう戦艦の造成データが夕張少佐によって仕込まれてたとか。」 「ティエルクマスカ本国ト協力シテスピリットオブナントカッテ歩行要塞ヤアンサ○ー?トカイウ空中要塞ヲ造成スルトカ聞イタゾ?」 「エ!?エスコ○のアイオガイオ○やガンダ○のガ○ダをズイウーン大艇としてヤルバーン州軍に配備するって話ジャ!?」 「夕張少佐は何がしたいんだろうね…。」 「エメリッヒ博士、彼女欲望に身を任せてどうかしているのでは?」 ヤルバーン州神崎島区画での会話 473: 635 :2020/05/20(水) 07 20 35 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: 顧客が説明した要件:原子力打撃巡洋艦 実装された運用:ズムウォルト級ミサイル駆逐艦 顧客が本当に必要だったもの:ふじ型打撃護衛艦 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: なおその後実際に実装された運用:リンカーン級戦艦 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: つまりタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を全て富士型戦艦(マテ)で置き換えるということだな 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: ふじ型は戦艦ではない護衛艦だ。いいね? 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: アッハイ 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: 流石べーてー様、戦艦を巡洋艦並に量産とは胸が熱いな 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: CB-7から始まるのかCC-7から始まるのかそれが問題だ 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: 戦艦を巡洋艦並に量産 流石に経済圧迫しねえか(汗) 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: 軍艦建造は公共事業やろ?(ニューディール並感) 名前:名無しの提督@神崎島 投稿日: 公共事業は良い文明(共産主義並感) タイコンデロガ級後継艦予想スレにて 474: 635 :2020/05/20(水) 07 22 09 HOST 119-171-231-231.rev.home.ne.jp 以上になります転載はご自由にどうぞ。
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686 :影響を受ける人:2016/01/24(日) 22 25 30 この作品にはTS要素が含まれています。 オリキャラ化が含まれています。と言うかオリキャラが出てきます。 最低系である最強要素があります。 オリジナル設定、個人的解釈が入っています。 それでも良い、という方のお読みください。 提督憂鬱×ストパン+零 第八十四話 ―決戦前夜― ― 8月4日未明:未確認大型怪異出現 ― この情報はすぐさま世界中に駆け巡った。 決死の偵察により得られた写真はすぐさま何枚も刷られ、各研究所に持ち込まれて分析を開始。 同時に民間レベルでは非公開にし、秘密にするような事でもなので各国の政治家・軍人にも情報提供された。 そして写真を見た誰もが口を開いて言う。 「信じられない。」 そのバカげたサイズに。 荒野を闊歩するその姿を見た偵察員は、「要塞が歩いているようだった。」っというのも無理はないだろう。 もっとも、実際に見た夢幻会偵察員(前世でも偵察機乗り)は「アームズフォートだな。ありゃ。」と言っていたが。 取り巻きが多く、偵察をする飛行隊員は決死の決意で行い続けた。 「ウィッチは小さいから見つかりにくいのでは?」 と言う意見もあったが、同時に偵察して彼女等の方に大群が向かって行くのを見て即時撤退する。 幸いにして瘴気をばら撒きながら進軍しているわけではないので、隠蔽をすれば割と簡単に地上からでも観察できた。 もっとも、地上の取り巻きも沢山いるので、それなりに苦労はあったが。 超大型ネウロイはしばらくの間名前が無かったが、その形状から“ヤマ”と言う名称を付けられる。 リベリオンでは“グレートシング”、ブリタニアでは“ビヒモス”等々つけられてはいたが、観測上最大級の大きさであるというのには間違いが無かった。 “ヤマ”の行軍速度は遅かった。あれだけの重量物体が移動するのだから当然だ。 さらに大きな川を迂回し、なるべく狭い場所を通る事からワザと進路上に池を作り、更に遅滞できないかと言う意見が出た。 だが、相手も航空偵察をしているので無理と言う判断が下る。 敵の進行速度から逆算すると、扶桑海には8月の29・30・31日には到達する見込みが出た。 こちらは幸いにして大陸からの民間人の避難は済んでおり、艦隊の整備も進んでいる。 後はこちらの戦力を整えるだけ。そして作戦を決めればいい。 ――軽航空母艦【瑞鳳】―― 「よし。次!」 号令に従い、ウィッチがまた一人発艦していく。 彼女が飛行甲板を蹴るのと同時に、もう一人も発艦する。 その後に続いてドンドン発艦していく姿に、見学していた坂本美緒等は口を開けて見入っていた。 「すげぇ・・・」 「実際見ると、ちがうね。」 地上訓練で合格を貰えたのはあまり多くは無かった。 その多くない人数の中に、美緒達は入っている。 その横には、同じく合格した狐火隊の面々と狸釜隊の面々が。 技量が高い人員で構成されていたので、この結果は当然と言える。 しかし船になれていない隊員もおり。絶賛船酔い中の数名が艦内で寝込んでいる。 ほわぁっと見ている竹井醇子の横に、飯島凛と山田里子がやってきた。 気が付いた徹子が顔を向けると、風でなびく髪を押さえている凛が傍に立って上空を仰ぎ見た。 「委員長どうだった?」 「駄目ですわね。」 「今回の訓練には参加させられないッス。」 聞いてみたのは倒れた二名の学兵だ。 彼女等は大久保小毬同様の運搬係だったのだが、慣れない船に酔っている最中。 仕方がないので小毬だけ、艦内で行う整備について研修を受けている。 徹子は「そうか。」といいつつ、里子の顔を覗き見た。 「しかし、なんだ・・・」 「な、なんッスか?」 「おまえ。本当に大丈夫なのか?」 「だから・・・ 大丈夫っすよ! 基地でも散々説明したッスよね!?」 687 :影響を受ける人:2016/01/24(日) 22 26 00 徹子は本気で心配しているのだが、こう何度も聞かれるのは流石に勘弁してほしいと思う。 だからプンスカ怒るのだが、どうにも迫力が無い。 まあ、本土に戻った理由が理由だけに、心配されるのはわかる。 暫らく療養していた里子だったが、大陸の話を聞くたびに悔しさで涙を流した。 中でもショックだったのは早良ミチルの戦死だ。 彼女が死ぬ姿がどうしても思い浮かべられず、合流するまで半信半疑だった。 里子は重病と言うわけでは無かったので、軍病院でもかなりましな部屋に入れられていた。 そこでは五体満足でありながらも、前線から引かなければならないウィッチもそれなりにいて、お互いに支え合った。 比較的笑いもあったから、心持ち楽であった。 だが合流すると厳しい現実を知る。 いなくなった先輩に同級生たち。もはや会えない仲間達。 話を聞いた後、再び彼女は泣いた。 「悪かった。悪かったて・・・」 「むぅぅ~」 「里子さん。それ位にしなさいな。」 凛にたしなめられ、徹子も謝ったので一応下がる事にした。 すると、タイミングを見計らっていた美緒が声をかける。 「三人とも、着艦に入るみたいだよ。」 「お、いいタイミングだな。」 「ちゃんと見て、勉強しないと先生に怒られるよ?」 「醇子さん、わかっていますわ。」 ワイワイと仲がいい学兵達を、少し離れた位置にいる黒江綾香は微笑ましいのか、微笑を浮かべていた。 「いやぁ。もう一人前だね。」 「そうかな?」 同じ様にみていた加藤武子は首をかしげた。 振り返って狸釜隊隊長の方を向いてい力強く言う。 「そうだと思うよ。」 「ふむ・・・」 腕を組み、学兵達を見やる。 丁度着艦してきたウィッチの挙動を見逃さない様に、目を皿の様にして観察する様子は好奇心あふれる子どもに見えなくもない。 しかし、その目の奥にある物は・・・ 「確かにそうかもね・・・」 同意して思うのは、長い付き合いになった彼女達との思い出。 当初は「学兵なんて」などと言う思いが有った。 穴吹智子と加東圭子も含め、自分達は最初から軍の幼年学校から通っている。 しかしながら彼女達は全く違う。 総隊長も言っていたが、この時期にこんな経験をさせるべきではないのだ。 そして同時に確信もしている。 あの子達は必ず正式な軍属になるだろうとも。 頼もしくもあるが複雑だ。 「そういえば・・・隊長から聞きまし?」 「例の超大型のこと? “オニグモ”よりも巨大だと聞いたけど・・・」 「追加情報です。“オニグモ”二体確認。“アホウドリ”十六体確認。他混成部隊多数有り。 だ、そうですよ。」 「うぇ・・・」 嫌になる情報に、顰め面を浮かべる。 「隊長たちは・・・ 上はどうする気かしら。」 今までにない敵の大戦力に体が震えた。 何度も死線を潜り抜けてはきたが、今回はどうなるかわからない。 此処にはいない総隊長思って空を見上げた。 ――――― 「今回の急な協力、ありがとうございます。」 「いや、気にすんなって。 苦労したのは艦長とか、司令の方なんだからさ。」 北郷章香は【瑞鳳】飛行隊隊長の天龍空姫(てんりゅう くうひ)に頭を下げたが、本人は朗らかに笑いながら手の平をヒラヒラさせた。 狭い室内だが隊長の部屋と言う事もあり、多少は広い。 しかし三人もいると狭いのには変わらない。 この軍艦【瑞鳳】は軽空母。大きさは正規空母よりも小さいのだから。 同席している【瑞鳳】飛行副隊長の須藤つばめ(読み:すとう つばめ)は、自分が入れてきたお茶を飲む。 688 :影響を受ける人:2016/01/24(日) 22 26 52 「それにしても、赤城以来か?」 「そうですね・・・あちらは試験運用でしたから、それほどはいませんでした。」 「そうだよな。まだまだ青かったのに、今じゃ総隊長! しかも大佐に昇進が決まっているっていうしな!」 「天竜さんを差し置いて、自分が上がるのは何とも言えません。」 「いいって。俺は現場にいる方が性にあってる。」 「ぶっきらぼう過ぎて、水瀬大佐に苦言を貰うくらいですけど。」 「おいおいスドウ・・・ そりゃ言っちゃなんねぇぜ・・・」 「スドウではありません。ス ト ウ です!」 女性らしく会話が弾む。 この天竜天姫と言う人物にも、章香は御世話になった。 元々実家が船乗りと言う事もあり、男勝りな所もあって海軍に入隊した。 叩き上げで、旗本サエに次いで頭の上がらない、尊敬できる人だ。 この掛け合いも久しぶりに聞いて、少し笑ってしまう。 「まったく・・・ 本題に入りましょう。」 「お、そうだな。」 つばめが溜息を吐きつつ軽く睨むが、張本人は全く気にせず章香に促した。 「それでは・・・ 敵戦力については知っていますね?」 「ああ。“オニグモ”だけでもきついのにな。」 「推定でも一キロ四方の巨大な四角錐の超巨大サイズ。 規格外にも程がありますね。取り巻きも多数いて、漸減作戦も上手く行かないのでは?」 この大きさ、実は夢幻会の予想外の一つだ。 彼等は大きさを大体半分くらい、最悪でも五分の三くらいだとしていた。 だがここにきての特大サイズ。一部パニックになるのも無理は無かった。 「ええ、地上で交戦する事は既に諦めています。」 「ふぅん・・・ “地上”ねぇ・・・」 章香が資料を天竜に手渡し、資料を見る前から察しているのか、胡散臭げに見ていく。 しばらく副隊長と共に見ていた天竜は、机の上に資料を置いて煙草を咥えた。 「基本的にはかわんねぇのか。」 「ええ、実績もありますし。基本的にネウロイは数による力押しをしていきます。」 「有効的ではあると思いますが、話を聞いてくれますか?」 つばめが言いたい事もわかる。懸念するのはある一派。 だが、問題は無い。 「大本営でも、同じような作戦を立てているという話です。 ならば・・・動いてくれでるでしょう。」 「そうだといいがね。あいつら、筋金入りだぞ? 噂じゃ。九鬼大将に見捨てられたのに逆に噛み付いている、って聞くしな。」 「それに関しては、江藤が集めていると聞きます。」 「陸軍の、ねぇ・・・」 記憶から引っ張り出そうとするも、思い出せないのですっぱり諦めて別の事を思う。 その横で副隊長が「ああ、思い出せなかったんだな。」と悟っているようだが無視。 「あの魔眼使い。大丈夫か?」 「坂本美緒、ですか? 同じ魔眼使いとして、やはり気になると?」 「ああ、俺は【暗視】能力しか持たない上に、制御は出来るが他に切り替えができないからな。 特にあの眼鏡が気になるぜ。」 「あれ。相当高いみたいですよ。」 話題をずらされつつも章香はその後も話し続けた。 それは、将来おきる悲劇から目を背ける為か。 それとも、一時の安らぎの為か。 以上です。 オリウィッチ二名登場させました。 こんな感じで、続々と登場させたいですね。
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ハザードウイルス提督-トライアル・ゲノム R 水/闇/自然文明 (7) クリーチャー:サイバー・ウイルス/ヴァリアント 5000 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中から、水、闇、または自然の進化クリーチャーを2体まで選び、1体を自分の手札に加え、残りを自分のマナゾーンに置く。その後、山札をシャッフルする。 ■相手のカードの効果によって、このクリーチャーが手札から捨てられる時、かわりにバトルゾーンに出してもよい。 作者:赤烏 関連 ハザードウイルス 収録 DMW-25 「テンプレア編III テンペスト・ミスター」19/55 評価 名前 コメント