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日本の文化をたしなむ No.209 種別 ブロック 聖霊力 Lv4 HAND 1 Power 200 PowerBonus 100+活発75% レアリティ アンコモン 勢力 御苑女学園 効果 出したカードが1枚以下のとき、カードを2枚引いて追加する 戻る
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元スレURL 善子「スマホを落としただけなのに」 概要 これが現実 関連作 梨子「スマホを落としただけなのに」 タグ ^桜内梨子 ^津島善子 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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ぶっこわしたい【登録タグ GUMI ふ アキ 初音ミク 曲】 作詞:アキ 作曲:アキ 編曲:アキ 唄:GUMI・初音ミク 曲紹介 アキ氏 のボカロデビュー作。 イラストは 藍沢コバルト氏 が手掛ける。 歌詞 掃き溜めの中で身を寄せ合ってた奴らはゲラゲラと つまらねえ話題 貪(むさぼ)って 世界に晒しては 喜んで 馬鹿面並べて顔色窺(うかが)って リアクションで一喜一憂 そして何度も何度も何度も何度も 返事を待って 見ては繰り返して はみだした声 どこまで一方通行? ごちゃごちゃの名前見るたびに 湧き出す感情 ぶっ壊したい! 冷たい氷の声を だる過ぎる 過ぎるよ 面倒くさい事ばかりだって 安心したら 満足だろ ぶっ壊したい! くだらねえこの現状を だる過ぎる 過ぎるよ つまらない事ばかりだって とにかく全部 ぶっ壊したいんだよ! 難しい言葉並べては 意味の無い文章のような 今まさに歌ってる この歌のようで なんだか空しいね アホ面並べて画面ばかり見て 寒い空気作って終わり そして何度も何度も何度も何度も 指動かしては 前も見ないで 冷め切った声 どこまで一方通行? ぐらぐらな頭抱え込んで どうしようもないね ぶっ壊したい! クズのような行動を 褒められたいのに なのに 面倒くさい事ばかりだって 慢心してる そいつの声 ぶっ壊したい! 掠(かす)れたコミュニケーション 操られてる られてる 荒れ果てた心が叫んだ 限界全部 ぶっ壊したいんだよ! とにかく全部 ぶっ壊したい ぶっ壊したい! 冷たい氷の声を だる過ぎる 過ぎるよ 面倒くさい事ばかりだって 安心したら 満足だろ ぶっ壊したい! くだらねえこの現状を だる過ぎる 過ぎるよ つまらない事ばかりだって とにかく全部 ぶっ壊したいんだよ! ぶっ壊したいんだよ! コメント 作製乙です!この曲大好きだ。 -- 名無しさん (2014-01-01 08 26 09) 乙です!! 後ろの演奏も歌もかっけぇ!!すごくいい -- 名無しさん (2014-01-04 10 41 33) お疲れ様です -- 名無しさん (2016-08-08 17 21 53) 名前 コメント
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たくっちスノー「最終回!?なんでまた急に!」 たくっちスノー「え、便宜上!?10話だしちょうどいい!?続きやりたくなったら2期を作る!?」 たくっちスノー「ふざけんな!ノルマの為に終わらされてたまるかよ!」 たくっちスノー「こうなったら最後はとことん最終回っぽくしてやる!大きな存在なんかに負けるかよ!」 たくっちスノー「……………実際これで何作目なんだ?」 たくっちスノー「てか、このオチ大丈夫?」 ……… たくっちスノー「改めて俺って……あっちこっち旅をしてきたよなぁ」 たくっちスノー「こう確認してみると変な体験とかばっかだけど」 たくっちスノー「あんまりにもめちゃくちゃだが………」 たくっちスノー「!」 その時たくっちスノーに電流走る……… たくっちスノー「自伝だ!自伝を作ろう!」 たくっちスノー「俺が見てきたものを本にすれば高く売れるぞ!ジーカ稼ぎにもなる!」 たくっちスノー「早速本を作るか!」 ………… たくっちスノー「さて、まず自伝のタイトルはどうするかな………しっくりくるのが浮かばねーし……」 たくっちスノー「………『旅の話をしていいか?』でいいか、うん」 たくっちスノー「ページ数は何処までがいいかなぁ…………ま、こういうのは書けるところまで書いてみるもんだよな!」 〜2時間後〜 たくっちスノー「400ページはいけた」 たくっちスノー「これが多いのか少ないのかは全然分からねえ」 たくっちスノー「後はこれをそれっぽくタイトルいじくり回して………」 ……… たくっちスノー「出来た!なんだよやってみれば出来るものじゃないか!!」 たくっちスノー「でも後は………」 たくっちスノー「これをどうやって売るか、なんだよな………」 たくっちスノー「犯罪者の俺が出版社に持ち込むわけにもいかないし、かと言って自分で立ち上げるのもな………」 たくっちスノー「………しかも」 たくっちスノー「もう3巻は作っちまった………」 たくっちスノー「仕方ない、最初は路上販売でもするか………」 ………… たくっちスノー「おっも!!」 たくっちスノー「本ってなんで売るとこんなにいっぱい用意しなくちゃならないんだ!?」 たくっちスノー「あーもう!!なんか夜逃げみたいになっちまったじゃねーか!荷車とか用意すればよかった!」 ……… たくっちスノー「用意した!用意したらいいけど」 たくっちスノー「これはこれでなんで悲しくなってくるんだ………」 たくっちスノー「なんかアレだ、セガサターン売ってる時のあのCMみたいになってくるんだ…………」 たくっちスノー「ええい!!なんでもいい!!」 たくっちスノー「誰か買ってくれる人はいないのか!!」 ……… たくっちスノー「い、いない………」 たくっちスノー「マジかよ………400円くらいなのに」 たくっちスノー「やっぱアマチュアがいきなり本を出すとか無理があったのか?」 たくっちスノー「!」 たくっちスノー「そうだ!コミケで売ればいいんだ!アマチュアにはアマチュアの為の敷居がある!」 たくっちスノー「そうと決まれば早速!」 ……… たくっちスノー「スペース確保できなかった………」 たくっちスノー「畜生!何が悪いんだ!」 たくっちスノー「仕方ない………こうなったら転売だ!」 ……… たくっちスノー「買取拒否ってなんだよ………」 たくっちスノー「俺が一体何をした!?…………何かしらやってたな」 たくっちスノー「となると……たくっちスノーだからダメとか?」 たくっちスノー「よし、ペンネーム使うか」 たくっちスノー「たくっちスノーだから……うーん」 たくっちスノー「御井ラックとか?」 たくっちスノー「よし、ペンネーム御井ラックにして改めて作り直して………」 たくっちスノー「念の為顔面もマガイモノチェンジで」 たくっちスノー「よし!」 ………… たくっちスノー「やっと1冊売れたか……まさか、軽く弄るだけで売れるものになるとはな」 たくっちスノー「だがここからだ!定期的にレビューも確認して、やばかったら自演!」 ……… たくっちスノー「………」 ……… 数年後 たくっちスノー「………そういえばこんなの作ってたな、懐かし」 たくっちスノー「まさか、また俺は一人旅をしてるとはな……ま、俺はこういうのが1番落ち着くって訳だ」 たくっちスノー「でも今回は触れ合って知り合って……真面目にやってるんだよな」 たくっちスノー「いや、前の旅が真面目じゃなかったみたいな感じだけど………真面目じゃなかったか?」 たくっちスノー「………御井ラックの新刊、作ってみるかな」 たくっちスノー「色んな面白いやつと交流したし、そこで名前を変えて色々楽しめたしな………」 ……… 『たくっちスノーの旅を話をしていいか、続編出版後』 たくっちスノー「………え、マガフォンに電話?え、マジ?」 たくっちスノー「めっちゃ売れたの!?出版社が協力してくれる!?」 たくっちスノー「そ、そうか……あの時と違って今は誰でも時空を越えられる時代、別世界の話は全時空で需要があるのか」 たくっちスノー「え?ああ、今も旅はしてるしまた続編は作れるけど………」 たくっちスノー「今回の本の収入?え、それはまぁ……」 たくっちスノー「500万ジーカ!!?」 たくっちスノー「しかも月々!?いやいらねえよそんなに!!」 たくっちスノー「また自伝を書けばいい?それはそうだが倍近くになるだろ金が!!」 たくっちスノー「…………はははは」 たくっちスノー「どうしよう、このお金………」 一夜にして大富豪になってしまったたくっちスノー……… たくっちスノー「俺が一体何をしたっていうんだ!!」 たくっちスノー「旅の話をしていただけじゃねーかよ!!」 (一時的に終わり)
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言語は文化と風土から切り離せない 英語では牛の雄雌に別々の単語を当てますが、これはイギリス人が牧畜をしていた結果です。 言語は文化と切り離せません。また、牧畜という文化はイギリスの風土が作ったものなので、風土とも切り離せません。 つまり、言語は文化と風土から切り離せません。 ところが、多くの人工言語は普及型です。世界の至る所で自分の言語が通じなければなりません。 従って、文化や風土の違いといったものを、なるべく捨象してきました。 ですが、実際に言語は文化や風土の影響を受けるため、文化や風土は捨象できるものではありません。 今までの人工言語は文化と風土を考慮してきませんでした。 新生人工言語論はその点を指摘し、「文化と風土を反映した人工言語も考えようよ」と主張しています。 これは大切なことなので、文化と風土が言語を支えるでもう一度ご説明します。 .
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元スレURL 梨子「スマホを落としただけなのに」 概要 レズには命取り 関連作 善子「スマホを落としただけなのに」 タグ ^桜内梨子 ^渡辺曜 ^高海千歌 ^短編 ^コメディ 名前 コメント
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* 「でさ、ムギちゃんってやっぱりお嬢様なの?」 三日目(仮)、菖がまた軽い感じに話し掛けてきた。 流石にこれだけ長い時間一緒に居ると、菖の唐突な話題の切り出し方にも慣れちゃったな。 私はちょっとだけ苦笑してから、菖の質問に答えてやった。 「ああ、どうもそうらしいぞ。 高校の頃なんか、夏休みに別荘で遊ばせてもらってたりもしたんだぜ? 実家の方は忙しいみたいで、まだ遊びに行った事は無いんだけどな。 でも、多分、すっげー豪邸に住んでんじゃないか?」 「あ、やっぱりそうなんだ。 ムギちゃん無垢って言うか、穢れてないって言うか、 何だかちょっと浮世離れしてて、面白い子だからそうじゃないか、って思ってたんだよね。 前にムギちゃんに訊いた時は、上手くはぐらかされちゃったんだけどね。 そうそう、そう言えば、その節は晶がご迷惑をお掛けしました」 その節……? すぐに思い当たる事が無かったから、私は首を捻って少し考えてみる。 ムギと晶が関係してて、私達に迷惑を掛ける事……? 十秒くらい今までの大学生活を振り返ってみて、やっと思い出せた。 菖はムギが晶に冗談を言われた時の事を言ってるんだって。 私は軽く首を振ってから、ちょっと笑ってみせる。 「まあ、それは別にいいよ。 晶も別に悪気は無かった……はずだしな。 でも、ムギってそういう人とは違う自分を気にしちゃってる所があるんだよな。 だからさ、あんまりその辺は弄らないでやってくれると助かるよ。 ムギの奴、あれでも結構庶民的になった方なんだぜ? 知り合ったばかりの頃は本当に完全なお嬢様って感じで、 どうやって付き合って行ったらいいのか迷ったもんなんだよ。 でも、長く付き合っていく内に、 ムギも私達と同じ女子高生で、面白い事が大好きな奴だって気付けたんだよ。 それで皆で楽しく部活をやってけるようになったんだよな。 勿論、まだ浮世離れした所はあるけどさ、 でも、そんなムギだからこそ一緒に居て楽しい私達の大切な仲間なんだ」 その私の言葉が終わっても、菖はしばらく何も反応しなかった。 やばい、ちょっと気障な台詞過ぎたか? 私としては本音を言ったつもりなんだけど、 そう言えばこんな私の一面を菖に見せたのは初めてかもしれない。 菖とは同じ学部だって事が分かってから凄く意気投合して、 どっちがボケでどっちがギャグなんだか、いつも立ち位置を変えながら付き合ってた。 毎日、面白いと思ったネタを話し合って、笑い合って、私達の間には笑顔が溢れていた。 悲しい顔や怒った顔なんて、皆で居る時はともかく、 二人きりで遊んでる時に見せた事なんて無かったはずだ。 笑顔以外の表情なんて、菖にはほとんど見せた覚えが無い。 うわっ、何だかすっげー恥ずかしくなって来たぞ……。 こんなのやっぱ私のキャラじゃなかったのか? そうして何だか自分の顔が熱くなるのを感じていたら、 不意に菖が私の頭を真上側から両手でくしゃくしゃに掻いた。 腰を曲げて、私の顔に自分の顔を至近距離に近付ける。 「りっちゃんってさ、やっぱり仲間思いなんじゃん! そういう所、もっとアピールしていこうよ!」 そう言ってから、イシシ、って擬音が付きそうな笑顔を菖が浮かべる。 多分、褒められてるみたいだけど、やっぱり何となく恥ずかしい。 私は照れ隠しに首を振って、掴んでいた菖の足の裏をくすぐりながら言ってやった。 「うっせ! そんな事言ってると、肩車替わってもらうからな! いいな! 恥ずかしい事を言うのは禁止だかんな! 言ったらもれなくこのお仕置きが付いて来るからな!」 「りっちゃんってば照れ屋さん……って、あうっ! 足はやめ、あははっ、やめてって、くすぐったいから! あぅんっ、駄目だってば! 私、足の裏、弱いんだって! あはははははっ!」 そこまで言うんなら、足の裏をくすぐるのをやめてやるのはやぶさかじゃない。 これ以上、肩の上で暴れられると危ないしな……。 にしても、いくら私より細くて小柄って言っても、 体型はほとんど同じなんだから、ちょっとくらい肩車替わってくれてもいいじゃんかよ……。 まあ、見た目以上に意外と力が無いみたいなんだけどな、菖は。 菖もやり手のドラマーではあるんだけど、 その実はファッション大好きな女の子だから、普通はそんなもんなのかなあ? そういや、ドラマーって別に力が必要なパートってわけじゃないって話を聞いた事がある。 力よりも周囲への細かい気配りとリズム感の方がずっと大切だとか何とか。 それが本当だとすると、ドラムこそが私に一番合ってないパートな気がしてくるな……。 梓達のバンドのドラマーも、力より気配りとリズム感に優れた子らしいしさ。 ……やべっ、ちょっと落ち込んじゃった。 いかんいかん、今はそんな事で落ち込んでる場合じゃない。 それはともかくとして。 今、私が菖を肩車してるのは、この真っ白い空間の天井を調べるためだ。 一昨日、昨日と床と壁を隅々まで調べてみたけど、結局何も見つける事が出来なかった。 それで最後に残った場所は天井だけだったわけだ。 とは言え、特殊な光源のせいで、天井の高さがどれくらいなのか、私達にはさっぱり分からなかった。 とんでもなく高いように見えるし、意外と低いようにも見える。 だから、結局、自分達の手で届くどうか試してみるしかなかった。 そうやってさっきから十分以上菖を肩車してるけど、 手が届く場所を見つける事も出来ないどころか、天井の高さすら把握出来てなかった。 これだけくまなく三日間も探ってみて、見つけられた事は一つも無い。 この調子だと、天井の高さすら分からないままだろう。 投げる物が服しかない以上、何かを投げて高さを確かめるってのも無理そうだしな。 何も分かってないって事が、分かっただけだって事かよ……。 くそっ……。 まったく菖の言う通りじゃないか。 こんな異常な状況、何を調べたって分かるはずがない。 もしも何か変な物が出て来たとしても、 頭の悪い私じゃそれが何かも分からないんじゃないか? 結局、菖の言う通り、無駄に疲れて、無駄に焦りが募るだけだった。 何をやってるんだ、って思いだけが私の頭の中を支配しそうになる。 いや、私の事は今はどうでもよかった。 今、考えなきゃいけないのは菖の事だ。 菖は最初からよく考えて行動しようと言ってくれていた。 言ってくれていたのに、私はよく考えて行動する事が出来なかった。 自分の焦りを誤魔化したくて、そのために三日間も菖を付き合わせちゃったんだ。 私の勝手な我儘に。 申し訳無い気分で胸が溢れ出しそうになる。 情けなさで涙まで出て来ちゃいそうだ。 まだ完全に調べたわけじゃないけど、これ以上天井を調べても無駄かもしれない。 いや、何処を調べても無駄な気がするし、きっとそうなんだろう。 何か手がかりがあるかもとか、何処かに出入口があるはずだとか、 ここはそういう常識で測れるような場所じゃなかったんだ……。 口の中を強く噛んでから、それでも、私は菖と目を合わせた。 悔しさや不安に胸を支配されてる場合じゃない。 今はちゃんと菖に謝らなきゃいけない時なんだ。 私の我儘に三日間も付き合わせてしまった事を謝らなきゃいけないんだ、私は。 強い決心をして、菖の瞳を強く見つめて口を開く。 「なあ、菖、ごめ……」 その私の謝罪の言葉を最後まで言う事は出来なかった。 私が言葉を言い終わるより先に、菖が私の頭を楽しそうに弄り始めたからだ。 いや、頭ってより髪か? 菖は指で私の髪を何度も梳きながら楽しそうに笑った。 「さっきから思ってたんだけど、りっちゃんの髪ってサラサラだよね。 羨ましいぞ、このー!」 菖が何の話を始めようとしているのか分からない。 私は戸惑いながら、菖のその言葉に応じる事しか出来なかった。 「い、いや、そうでもないと思うんだけど。 大体、伸ばすのが面倒だから、短くしてるような髪なわけだしさ。 そんなサラサラって程じゃないだろ」 「いやいや、謙遜しないでってば! 今はちょっと乱れてるけど、私、乱れてても分かるもん。 りっちゃんの髪質、すっごいサラサラだって。 実は私、りっちゃんの髪には前から目を付けてたんだよねー。 ちょっとリンスを変えて髪を伸ばせば、 もっと色んな髪型を試せるし、今以上にすっごく可愛く出来るのにって」 「それは……、えっと……、ありがとう……か? まあ、私は今の髪型が気に入ってるしなあ……。 て言うか、私の事なんかよりさ、菖の方こそ可愛い髪型してるじゃん。 パーマも当ててしっかりファッションに気を遣ってて、出来る女の子ーって感じ。 私ってばその辺弱いからさ、そういう事が出来る菖が羨ましいぞ?」 私らしくない台詞だったかもしれないけど、それはお世辞じゃなかった。 似た所があるって皆から言われてる私と菖だけど、細かい所ではかなり違ってる。 当人同士だからこそ、それがよく分かる。 菖は可愛い。 小柄で元気で流行に敏感で、ドラムも私よりずっと上手い。 性格は素直だし、こんな時でも落ち着いて物事を判断出来てる。 正直な話、羨ましいな、と思っちゃうくらいだ。 なのに、菖は少し寂しそうに苦笑して首を振った。 「駄目駄目。 私ってね、実はそんなに髪質が良くないからパーマ当ててるんだよね。 パーマで誤魔化しちゃってるわけですよ、律さん。 だから、律さんみたいなサラサラの髪質に憧れてるわけですわよ? ううん、髪質だけじゃなくて、律さんの色んな所、羨ましいのでしてよ?」 変な口調だったけど、その口調だからこそ、菖が嘘を言ってないような気がした。 本音だからこそ、わざと口調を変えたんじゃないか、って何となくそう思った。 何だかおかしな話だ。 二人が二人とも、お互いの事を羨ましく思ってるなんてさ。 私は何を言うべきなのか迷った。 菖が私の事を羨ましいと言ってくれる以上、謙遜するのも場違いで失礼な気がする。 だったら、私はどうするべきなんだろう? そう思った瞬間、私は自分でも予想してなかった行動も取っていた。 「あふんっ! だ、だから、足の裏をくすぐるのは駄目だってば! あははっ、弱……、駄目っ、足弱い、そこは弱い……っ! あんっ……! 足は駄目だったら、りっちゃん……!」 どうして、自分が菖の足の裏をまたくすぐったのか、私自身にも分からなかった。 羨ましいと菖が言ってくれるのが照れ臭かったのかもしれないし、 ひょっとしたらもっと他の理由からだったのかもしれない。 例えば、こんな時にでも笑顔で居てくれる菖の事が私は……。 いや、それはともかく。 それから私はもう少しだけ菖の足の裏をくすぐった後、天井の探索を続けた。 途中、何度も調べるのをやめようと思いかけながらも、 菖の笑顔に押し切られる形で最後まで調べる事が出来た。 菖は文句も言わずに、私に付き合ってくれた。 肩車こそ替わってはくれなかったけど、それでも私は嬉しかった。 菖はきっと私に一つの心残りも残さないようにしてくれたんだろう。 この部屋から出る手掛かりは何一つ見つからなかったけど、 それでも、菖がそういう子なんだって気付けただけでも、十分な収穫だったと思う。 * 四日目(仮)。 私と菖はまた肩を並べ、壁を背もたれにして話をしていた。 これまで三日間調べたけれど、私達はこの空間の出口どころか、正体を掴む糸口すら見つけられていない。 これ以上調べてみた所で、多分、何も出て来ないだろう。 だから、私達は話をしていた。 話す事しか出来なかった。 他に何が出来なくなったって、話す事と考える事だけはやめちゃいけないと思ったからだ。 私達はまだここに居る。 どんな形でも、ここに居る。 この空間から脱け出せなくたって、私と菖は二人でここに居るんだ。 話す事と考える事をやめてしまったら、私達はきっと孤独と不安でどうにかなってしまう。 だからこそ、私達は話さなきゃいけないんだ、色んな事を。 とは言っても……。 「じゃあ、『ふわふわ時間』って澪ちゃんが作詞したんだ?」 「まあな。意外だったか? つーか、うちのバンドの作詞は大体澪がやってるよ。 私は苦手だし、ムギは作曲だし、唯の奴は変な歌詞を書いて来るしな。 まあ、澪の作詞が変な歌詞じゃないのか、って訊かれたら、そうだとしか言えないんだけどな」 「あっ、りっちゃん、ひどーい」 「ひどくねーよ。 そう言う菖は自分のバンドであの歌詞の曲を演奏したいのかよ?」 「うっ……、それを言われると……」 「だろ? 私も最初は嫌だったんだけど、何かもう慣れちゃったんだよな。 澪がメルヘンなのは昔からだし、あいつを作詞担当にしたのは私達なんだ。 だったら、同じバンドのメンバーである以上、ちゃんと澪の歌詞を受け入れないとな。 それに感覚が麻痺しちゃってんのかな? 『ふわふわ時間』の歌詞もそんなに悪くない気がしてんだよな、最近。 自分でもちょっとやばい気はしてるけどさ」 「それは感覚が麻痺してるかもねー。 でも、そう言う私も『ふわふわ時間』は好きなんだけどね。 何か聴く度に癖になるって言うか妙な中毒性がある気がする。 そうそう、晶もさ、 ああ見えて『ふわふわ時間』がお気に入りみたいなんだよね」 「マジで?」 「マジマジ。 本人は隠してるつもりみたいだけど、たまに部屋で鼻歌歌ってたりするもん。 りっちゃん達が思ってる以上に、晶ったらりっちゃん達の事を気に入ってるみたいだよ」 「そうなのか? 唯達にはともかく、晶の奴、私にだけ厳しさが取れない気がするんだが……。 何で私にだけ厳しいんだ、あいつは……。 しかし、いい事を聞いたな。 今度、晶の奴の耳元で『ふわふわ時間』の鼻歌を歌ってやろう。 弱味を握って、いいように操らせてもらうぜ!」 「お手柔らかにねー。 晶ってば、意外な所で打たれ弱い所があるから程々にね」 「わーってるって」 私が悪役っぽく笑ってやると、菖も釣られて悪い笑顔を浮かべてくれた。 晶の奴はいつかぎゃふんと言わせてやりたいんだよな。 さっきから私達が話してるのは、そんな他愛の無い雑談ばかりだった。 お互いの仲間の事や、これまで話した事が無かった裏話、 バンド結成の経緯とか、たくさんの事を止め処無く話し続けた。 本当はもっと話さなきゃいけない事がいっぱいあった。 この妙な空間の事。 外の世界がどうなってるのかって事。 何よりも今の私達自身の身体の事。 特に私達の身体の事については、絶対に話しておかなきゃいけなかった。 この空間に閉じ込められて今日で四日目だけど、私達は一口も食べ物を口にしていない。 だけど、空腹感は全然無かったし、疲労も全く感じてなかった。 トイレにも一度も行ってないし、身体中が汗臭くなってもいなかった。 それどころか汗一つ掻いてないんだ、私達の身体は。 三日間、この空間の中を調べ回っていたのに。 必死に調べ回ってたのに。 これが意味するのは……。 こんな話、切り出せない。 口にしてしまうと、それが現実になってしまいそうで怖い。 切り出せるもんか、こんな怖い話なんか……。 「どしたの、りっちゃん?」 不意に菖が私の顔を覗き込んで訊ねた。 きっと私が心底不安そうな顔をしてたんだろう。 私は何も言わずに菖の顔に視線を向けてじっと見つめた。 真っ白い空間の中、菖の鮮やかな金髪はよく映えて見えた。 まるで輝いているみたいに見えた。 瞬間、菖は気付いてるんだろうか、って私は思った。 この空間より何より、私達の身体の異常な状態の事に。 気付いてないわけがない。 菖は私よりずっと気配りの出来る奴だし、注意力だって私よりずっと上なんだから。 同じ不安を胸に抱いてるはずなんだ。 でも、菖はやっぱり笑ってる。 私に楽しそうな笑顔を向けて首を傾げてる。 それが菖って奴なんだって事は分かり始めて来たけど、やっぱり私はそれが疑問だった。 菖はどうしてこんなに楽しそうに笑えてるんだろう? 怖くないんだろうか? 怖さも楽しさに変えられるタイプの奴なんだろうか? 気付けば私はそれを菖に訊ねてしまっていた。 訊ねちゃいけない事だったはずなのに、訊ねずにはいられなかった。 「なあ、菖? 変な事を訊くみたいだけど、訊いていいか?」 「いいよ、何?」 「軽いな……。 じゃあ、訊かせてもらうけど、菖は怖くないのか?」 「怖いって?」 「今の状況の事だよ。 こんな変な所に閉じ込められて三日も経って、 出口は見つからないし、何の手掛かりも見つかってないし、 それに三日以上、私達……」 「そりゃ怖いってば。 こんな変な状況で落ち着いてられるほど、私だって図太くないよ? 今だって結構ビクビクしてるんだよ?」 「そうは見えないんだが……」 「だって、りっちゃんが一緒に居てくれるじゃん? 一人じゃないんだから、怖くないでしょ?」 菖がそう言って屈託も無く笑った。 私は何も言えずに、口を開いちゃうだけだ。 菖の表情を見る限り、その言葉は冗談でも誤魔化しでも無さそうだ。 何だよ……。 菖は私と一緒に居るから、こんな状況でも怖くないってのか? そりゃ私だって、菖が居るからかなり救われてる所があるけどさ……。 でも、私なんかが傍に居るってだけで、そんなに安心出来るもんなのか? 私なんかにそんな価値があるだなんて、とても思えない。 私の釈然としない表情に納得がいかないのか、菖が急に私の頬を掴んで軽く抓った。 自分の頬を少しだけ膨らませてから続ける。 「あっ、信じてないね、りっちゃん。 傷付くなあ、本気で言ってるんだよ、私。 私だって怖かったけど、りっちゃんが傍に居てくれたから安心出来たんだよ? ここから脱け出す方法も積極的に探そうとしてくれたしね」 「でも、結局、何も見つけられなかったじゃんか……」 「いいんだって。 探そうとしてくれただけで、私は嬉しかったんだから。 私なんか誰かが外から開けてくれるのを待つしかない、って最初から諦めてたた所があるしね。 でも、そんなのじゃ駄目だよね。 例え無駄でもさ、自分の目でちゃんと確認しなくちゃ。 そうしようとしてくれたりっちゃんの姿が私は心強かったんだよ?」 「そうか……?」 「そうだよ」 そう言って、菖がその輝く金髪と一緒に輝く笑顔を見せてくれた。 眩しい奴だな、と思った。 本当に眩しい。 何だか悔しかった。 澪や唯、ムギ達に負けるのはそんなに悔しくない。 あいつらは私と別の方向で頑張ってる奴らだから、比較する事自体が間違ってる。 でも、菖に負けるのは違う。 菖はドラマーで考え方も私に似ていて、性格も似た方だと思う。 そんな菖に負けるのは悔しかった。 菖がどうのこうのじゃなくて、同じ方向を向いて負ける事だけはしたくない。 私も菖に負けないように心を強く持たなきゃ……! それは単なる意地だ。 情けない私のたった一つ絞り出せる見栄っ張りな意地だ。 でも、今の私を支えられる物は意地しかないから、その意地でどうにか立ってやろう。 私が本当の意味で菖を支えられるように。 3
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TBS系火曜ドラマ 婚姻届に判を捺しただけですが 共通事項 基本の放送時間…火曜22 00~22 57 Panasonic、三菱電機ビルテクノサービス 以外カラー表記 固定スポンサー Kao(60秒) 大正製薬(60秒) アコム 小林製薬 KIRIN(キリンビール) Daiwa House Aj AJINOMOTO meiji 明治 TOYO TIRES(PT扱い・2021年10月) 2021年10月19日 ♯1(新・22 00~23 12) 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…アコム、小林製薬(白帯)、KIRIN(キリンビール)、Daiwa House、Aj AJINOMOTO、O-net、meiji 明治、TOYO TIRES(PT) 2021年10月26日 ♯2 1’00”…大正製薬、Kao 0’30”…アコム、小林製薬、meiji 明治、Daiwa House、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO(AGF)、TOYO TIRES(PT)、KDDI(PT) 2021年11月2日 ♯3 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…小林製薬、meiji 明治、Daiwa House、Panasonic、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、アコム、KDDI(PT) 2021年11月9日 ♯4 1’00”…大正製薬、Kao 0’30”…Panasonic、Daiwa House、meiji 明治、HONDA、アコム、Aj AJINOMOTO、KIRIN(キリンビール)、小林製薬 2021年11月16日 ♯5 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…KIRIN(キリンビール)、Daiwa House、HONDA、meiji 明治、アコム、小林製薬、Aj AJINOMOTO(AGF)、KUMON(PT) 2021年11月23日 ♯6 1→1→1→3→3で表示 1’00”…大正製薬、Kao、DAIKIN 0’30”…Daiwa House、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、アコム、小林製薬(白帯)、meiji 明治 2021年11月30日 ♯7 1→1→1→3→3で表示 1’00”…Kao、大正製薬、アコム 0’30”…築地銀だこ、KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO、小林製薬(白帯)、meiji 明治、Daiwa House 2021年12月7日 ♯8 1’00”…大正製薬、Kao、DAIKIN 0’30”…meiji 明治、アコム、小林製薬、Aj AJINOMOTO、KIRIN(キリンビール) + AC JAPAN(PT)*Daiwa House 自粛分 2021年12月14日 ♯9 1’00”…Kao、大正製薬 0’30”…KIRIN(キリンビール)、Aj AJINOMOTO(CM=AGF)、O-net、アコム、小林製薬(白帯)、meiji 明治、三菱電機ビルテクノサービス + AC JAPAN(PT)*Daiwa House 自粛分
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スーパーマリオワールドのデザイン一番好き。 名前 コメント
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【検索用 きょうもきちょうなさんそをしょうひしたたけてした 登録タグ CD CDき アゴアニキPCD アゴアニキPCDソロ】 + 目次 目次 CD紹介 曲目 リンク コメント 前作 本作 次作 アゴ ア ゴーゴー2 今日も貴重な酸素を消費しただけでした アゴアゴーゴー3 アゴアニキP 発売:2018年8月25日 価格:¥500 流通:即売 サークル:アゴアニキの巣 CD紹介 CD名:『今日も貴重な酸素を消費しただけでした』(きょうもきちょうなさんそをしょうひしただけでした) アゴアニキPのCD。 初音ミク歌唱の3曲を収録。 マジカルミライ2018内音楽即売イベント「KARENT Presents クリエイターズマーケット」で頒布。 曲目 僕はまだ1回目の人生だから ノストラジックレボリューション 今日も貴重な酸素を消費しただけでした リンク 作者ブログ 作者twitter コメント 名前 コメント