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一 二人の男の写真は仏壇の中から発見されたのである。それが、もう現世にいない人間であることは、ひとりでに分っているのだが、こうして、死んだ後までも彼らが永(とこし)えに、彼女の胸に懐(なつ)かしい思い出の影像となって留(とど)まっていると思えば、やっぱり、私は、捕捉(ほそく)することの出来ないような、変な嫉妬(しっと)を感じずにはいられなかった。そして今、何人にも妨げられないで、彼女を自分ひとりの所有(もの)にして楽しんでいる限りなき歓(よろこ)びが、そのためにたちまち索然として、生命(いのち)にも換えがたい大切な宝がつまらない物のような気持になった。しかし、また思いなおすと、彼らは、どのくらい女に思われていたか、私よりは深く思われていたか、そうでなかったか、わからぬにしても写真を仏壇に祀(まつ)られるようになったのでは、結局この私よりもあの男たちは不幸な人間であった。そう思うと、死んだ人間が気の毒にもなった。 「そんなに隠さないで、ちょっと見せたっていいじゃないか。それは好きな人の写真だろう。どうせここへ祀ってあるくらいだから、死んだ人に相違ない。生きているころ世話になった人なら、祀って上げるのが当りまえだ」さばけた気持でそう言って、私は写真の面影をなお追うような心持になったが、女は瞬(またた)く間に、数の多い、どこかそこらの箪笥(たんす)の小抽斗(こひきだし)にそれを隠してしまった。 羽織袴(はおりはかま)を着けている三十恰好(かっこう)の男はくりくりした二重瞼(ふたえまぶた)の、鼻の下の髭(ひげ)を短く刈っていたりするのが、あとの四十年配の洋装の男よりも安っぽく思われた。そしてそれが、ずっと前から、ちょいちょい私の耳に入っていた、女と大分深い関係であったという男のように直感させた。ある日本画の画家で女と噂(うわさ)の高かった男が去年の夏ごろ死んだということを聞いていたので、それを思いうかべた。 「和服を着ていた人間は、何だか活動の弁士のようじゃないか」私は幾らか胸苦しい反感をもってそういうと、 「何でも構いまへん。あの人たちが生きてたら、私、もうとうにこんな商売してえしまへん」 女は向うをむいて、せっせと、取り拡(ひろ)げた着物を畳みながらこちらの言葉にわざと反抗するように、そう言っている。私は、そんな言葉を聴(き)かされると、また、あまり好い心地(ここち)はしなかった。そして腹の中で、 「それじゃ、四、五年も前から、自分ばかりに、身体(からだ)の始末をつけてもらいたいようにいって頼んでいたのは、みんな※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)(うそ)であったかも知れぬ」と思ったが、女の厭(いや)がるようなことを、くどく追窮して訊(き)くのはかえって好くないと思って、黙っておいた。 けれども、もう此間(こないだ)から訊こう訊こうと思って、幾度もいい出しかけては、差し控えていた、女の借金が今どうなっているか、また自分が長い間仕送った金が、その借金を減らすために、どういう具合に有効に使用せられているか否かを明細に訊きたいと思った。女は、そのことを突っ込んで訊かれるのが、痛いところへ触(さわ)られるようで、なるたけ訊かれずに、そうっとしておきたい風があるのは、今年のまだ正月時分から、その金の使途について、急にやかましく、私から訊(たず)ねてよこした再三再四の手紙に対する返事で一向要領を得なかったのでも、それがわかっているし、今度京都に来て、先日(こないだ)から、祇園町(ぎおんまち)の茶屋で久しぶりに逢(あ)った時にも、それを言うと、妙に話を脇(わき)へそらすようにするし、そうかといって、女のいうままに下河原(しもがわら)の旅館の方にいって要領を得た話を訊こうとしても、そこでもなるべくそんな話はいい出さないようにして、一寸遁(のが)れに逃(のが)れておりたいのが見えていた。そして、あの晩とうとう自分をこの二階に伴(つ)れて来たのであったが、こうして、しばらくでも女と一緒にいて、母親にもともどもに大事にせられていると、長い間自分の望んでいた願いが叶(かな)ったようなものであるが、女の身体が今におき、やっぱり、借金のために廓(くるわ)に繋(つな)がっているのであっては、目前の歓楽はうたかたのごとくはかない。 「着物がそんなに出来たのも好いことだが、あんたの借金の方は一体どうなっているの? 着物は、あんたの身が自由になった後に、ぽつぽつ出来る。それよりも急ぐのは今の商売を廃(よ)して、綺麗(きれい)に脚(あし)を洗うことじゃないか」 しばらくしてから私はなんどり訊いてみた。すると女も母親も黙っていたが、私が繰り返して、 「ねえ、どうなっているの」というので、女は、 「借金はまだ大分あります」という。 「大分ありますって、どのくらいあるの」 「さあ、まだ千円ちかくありますやろ」 彼女は、わざと陽(うわべ)に反抗の意を表わして、誠意の籠(こ)もらないような口吻(こうふん)で、そういう。それで私はまたむっとなり、 「千円?」自分の耳を疑うように、重ねて、言葉を強くして訊いた。 けれども女は黙りこくっている。 「まだそんなにあるの?」私の声は、自然に上ずってきた。「そんなにあるはずがないじゃないか。私があんたを初めて知った四、五年前にそのくらいあると言っていた。そしてそれだけの物は私から一度に纏(まと)めてではないが確かに来ている。あれから四、五年も稼(かせ)いでいて、そのうえそれだけの金も手に入っていて、今になってもやっぱり四、五年前と少しも借金が減っていないというようなことで、それで、あんた、どうするつもりなの?」私は、次の間の長火鉢(ながひばち)のところにいる母親にも聞えるように、畳みかけて問いつめた。 すると女はまた棄(す)て鉢(ばち)のように、 「そやからもうあんたはんの世話になりまへん。私自分で自分の体(からだ)の解決をつけますよって、どうぞ心配せんとおいとくれやす」 私は呆(あき)れた顔をして、そんなことをいう女の顔をしばらくじっと見ていた。 「もうあんたはんのお世話になりまへんて、それじゃお前、今までどんな考えで私にいろんなことを頼んでいたの。あんたの体の解決をするために、私は出来るだけのことをしたのじゃないか。今になってそんなことをいっては、何のことはない、まるで私を騙(かた)っていたようなものじゃないか」 そういうと、女は返答に窮したように黙って焦(じ)れ焦れしながら、肩で大きな息をしているばかりである。 「ねえ、私の送って上げた金は一体何に使ったの、……そりゃ、こんな着類をこしらえるにもいったろうが、私自身にも欲(ほ)しい物や買いたいものが幾らもあるのを、そんな物より何より私には、ただただお前という者が欲しいために、出来ぬ中から私の力に能(あた)う限りのことをして来たのじゃないか。まとまっていないといっても、二百円三百円と纏まった金を送ったこともある。それは、あんたも覚えているはずだ。私にとっては血の出るようなその金を、これと言って使い途(みち)のわからぬようなことに使って、今になってもまだそんなに借金がある。……私はこうしてあんたに逢うのも、何度もいうとおり、去年の一月からちょうど一年と半歳(はんとし)ぶりだ。始終この京都の土地に居付いているわけじゃないから委(くわ)しいことは知らぬが、あんたが私から貰(もら)う金をほかの人間に貢(みつ)いでいるという噂を、ちらちら耳にしたこともあったけれども、私はそれを真実とは思わないが、どうも、借金がなおそんなにあるはずはないと思う。もっと私の納得するように本当のことをいって聴かしてもらいたい。私が今までお前に尽している真心がお前にわかっているなら、もっと本当のことを打ち融(と)けて聴かしてくれてもいいと思う」私はそれでもなるべく女の気に障(さわ)らぬように、言葉のはしばしを注意しながら、そういった。 すると彼女は、いよいよ言うことに詰ったと思われて、畳んでしまった着物をそこに積み重ねたまま、箪笥の前に凭(もた)れかかってじっとしていたが、ヒステリックに、黒い、大きな眼を白眼ばかりのようにかっと※(「目+爭」、第3水準1-88-85)(みひら)いて、 「わたし何も、引いてからあんたはんのところへ行く約束した覚えありまへん」と、早口にいった。 そのあまりに凄(すさ)まじい相好に私はびっくりして、そのままややしばらく口を噤(つぐ)んでいたが、 「今になってそんなことを言っている」と、言葉を和らげていうと、女もすぐ静かな調子になって、 「あんたはんが、ただ自分ひとりでそうお思いやしたのどすやろ」 「私が自分ひとりでそう思った?……あんたの体を解決することを」 「ええ、そうどす」 「私が自分ひとりでそう思ったって、あんたの方でも依頼したから送る物を送っていたのじゃないか。いくら私がお前を好いていたって、そっちでも頼まないものを、どこに、自分の身を詰めてまで仕送る道理がない」 「そやけど、あんたはん、初めの時分は、私にそうおいいやしたやおへんか。自分はお前を可哀(かわい)そうや思うて恵んでやるさかい。後になって私のところにお前が来る気があったら来てもええ、その気がなかったら来てもらわいでもええ。……私そのつもりでいました」彼女は静かな調子ですこし人を戯弄(からか)うようにいう。 なるほどそう言えば、ぼんやりしているようでも、女がよく記憶しているとおりに、彼女に、ずっと初めに金品などをくれてやった時分には、そんなことを言ったように思う。それは、女にどんな深い関係の人間があるかわからないための、こちらの遠慮であると同時に、また自分の方へ彼女を靡(なび)き寄せようとする手もまじっていたのであった。けれども女の方でも後には、そんな考えでのみこちらの扶助を甘んじて受けていなかったことは、長い間の経緯(いきさつ)で否応(いやおう)なしに承知しているはずであった。 「うむ、それは、あんたのいうとおり、初めはそんなことを言っていたことも覚えている。けれどもお前もだんだん、そんなつもりばかりで私に長い間依頼していたのではなかったろう」 そういうと、女はそれに何といって応(こた)えたらいいかと、ちょっと考えているようであったが、 「そない金々て、お金のことをいわんとおいとくれやす」と、また口を突いていった。 それで、大分心が平静に復(かえ)っていた自分はまた感情が激してきて、 「金のことをいわんとおいてくれて、私は好んで金のことをいいたくはない。けれども出来ぬ中から無理をして出来る限りのことをして上げたというのは、そこに、とても一口では言い尽すことのできぬ私の真心が籠(こ)もっているからじゃないか。何も金が惜しいのでいうのじゃない」 女はやっぱり箪笥に凭(よ)りかかりながら、 「それはようわかってます。……そやからお金をお返ししますいうてます。何ぼお返ししまよ」 「いや、私は金が返してほしいのじゃない。今お前がいうように、私がこれまでしたことが、ようわかっているなら、少しも早くその商売を止(や)めてもらいたい」 女はそれに対して確答を与えようとはしないで、 「お金をお返ししさえすりゃ、あんたはんに、そんな心配してもらわんかてよろしいやろ」 私の静まりかけている心はまたしても女の言いようで激してくるのであった。 「お前は、お金をどれだけか私に戻(もど)しさえすれば、それで私と今までのことが済むと思っているのか」 私は金を返そうと主張する女の心の奥に潜んでいる何物かをじっと疑ってみた。それで、そうなれば、どんなに金を山ほど積んでもますます、金では済まされないということになる。けれども、そんな者が、もしあっては、彼女が私に対してとかく真実のある返答を避けようとするのもそのはずである。よし、それならこちらにもそのつもりがある。 「私は金が取り戻したいなどとは少しも思っていない。けれども、あんたが真意を打ち明けて、私のところに来てくれようという心が全くないものなら、私もあり余る金ではないから、それで済ますというわけには行かぬ。金でも返してもらうよりしかたがない」 「ほんなら何ぼお返ししまよ」 女は本当に金を返す気らしい。 そうなると、やっぱり自分は元々金よりも女の方にあくまで未練があるので、口の中で言い澱(よど)んでいると、女は重ねて、 「なんぼでよろしい」と、いって、こちらの意向を測りかねたように私の顔を見守りながら、 「私もそうたんとのことは出来まへんけど、何ぼくらいか、言うてみとくれやす」 女が金で済まそうとするらしい意向が見えればみえるほど自分は、この女は金銭などには替えられない、自分にとっては何物にも優(まさ)る、欲しい物品であるのだと思うと、どんなにしても自分の所有(もの)にしたい。 「私は金は返して欲しいとは思わない。けれどもあんたが金を返して私との約束を止めようというのなら、私は初めから上げた金を全部返してもらう」 「初めからの金て、どのくらいどす」 「それは、あんた自分でも知っているはずだ。いつかの手紙にも書いたくらいはあるだろう」 すると、女はむっとして、 「わたし、そんなに貰うてえしまへん」と白々しそうに言う。 「いや、たしかにそれくらいは来ているけれども幾度もいうとおり私は金は一文も返してほしくはないのだ。ただ、あんたが私のところに来てくれぬというなら、それを皆な戻してもらわねばならぬ」 すると、女はまた棄て鉢のようになって、 「もうあんたはんの心はようわかりましたから、ほんなら返します。私も御覧のとおりどすよって、一度にはよう返しまへんけど追い追いにお返しします。……おかあはん、これ、あそこへ持っていとくれやす」と、ぷりぷりしながら、突然起(た)ち上って、やけに箪笥の抽斗をあけて、中から唐草(からくさ)模様の五布風呂敷(いつのふろしき)を取り出してそこに積み重ねていた衣類をそれに包んだうえに、またがちゃがちゃと箪笥を引き出して、ほかの品物まで入れ足そうとする。どこかへ持って往(い)ってすぐ金を融通しようというのであろう。 私はすこしも金など欲しいとは思わないので、飛んだことになったと、はらはらしながら、眉(まゆ)に皺(しわ)を寄せて宥(なだ)めるように、 「これ、何をするの。そんなことはしないがいい。そうしてせっかく出来ている物をそんなことをしないでもいいじゃないか。私はお前から金を戻してもらいたくないのだ」 と、手を差し出して女の手を捉(と)らんばかりにしていうと、彼女はそれには答えず、「おかあはん、これすぐ持っていとくれやす」と、荒々しく風呂敷を包んでいる。 私は、母親はどんな心持でいるのかと、そっちを振り顧(かえ)ってみると、母親は次の間の火鉢の傍で人の好さそうな顔をして、微笑しながら娘のすることを黙って遠くから見ているばかりである。そして、女が幾度も急(せ)き立てるように、 「持っていとくれやす。さあ今すぐ持っていとくれやす」というのを、母親は「ええええ」とばかりいって、起とうとはしない。 私は母親の火鉢の前に立っていって、 「おかあはん、どうぞ持っていかないようにして下さい」 というと、母親はうなずきながら、 「ええ、心配せんとおいとくれやす。またあとであの娘(こ)によういいますよって」と、事もなげに笑っている。 彼女はまるで母親と私と二人に向ってだだを捏(こ)ねるように、なおしばらくの間、 「はよう持って往(い)とくれやす」と、幾度も母親を催促していた。 女の機嫌(きげん)を傷つけてしまったので、どうか、そんな衣類の入った大風呂敷などを外に持ち出すような浅ましいことをしてくれなければよい、ここへ初めて来た夜彼女がいったように、長いことあんたはんにもお世話かけましたお蔭(かげ)で、私もちょっと楽になったとこどす。というのが本当ならば、せっかくいくらか幸福(しあわせ)になりかけている彼女の境遇を、そんなことをして、また情けない思いをさせたくない。それにしても、自分から少しは楽になったといっているのだから、もう借金もそう多くあるはずがない。なぜこの女は私に真実の心を明かさないのであろうか。 それで、私はしばらくそこにいない方が女の焦立った気分を和らげるによかろうと思って、重ねて、母親に風呂敷包みなどを持ち出さぬようにいいおいて、そのまま外に出ていき、東山の方をぶらりと一とまわりして帰って来た。 二 唐草模様の五布の風呂敷はそのまま箪笥の上に載せてその後三、四日は目についていたが、私の知らぬ間に、外に持ち出したのか、それとも中の物をまた箪笥に蔵(しま)ったのか、やがていつものところに見えなくなった。そして、それに懲りて私は、彼女の体の解決のことについては幾ら心に思っていても口には出さなくしていた。母子(おやこ)の間ではどんな話をしていたか知れぬが、女の気持もすぐまたもとのとおりになった。それのみならず、そのことがあった夜、母親が長く外に出ていって帰らなかったので、風呂敷包みを持ち出したのかと思って気をつけると、それは無事にあるので、そうでもないと思って安心していた。すると、その翌日(あくるひ)母親は、娘がちょっと主人のところへ帰ってくるといって、出ていって留守になっている間に、 「昨日(きのう)はえらい、お気の毒どした」と、次の間の長火鉢のところから声をかけた。私は、 「お気の毒て、何のことです」と、そちらを振り向くと、母親は微笑しながら、 「あの娘(こ)があんな我儘(わがまま)いうて、あんたはんに、えらい済まんことどした」 「なに、そんなことはちっとも心配いりません。機嫌さえ直ればいいです」 母親はそれでも腹から憂わしげな顔をして、 「わたし、もう心配で。あの娘が、あのとおりあんまり我儘いうて、あんたはんに後で愛想尽かされるようなことがありゃしまへんかと思うて、心配でならんどすさかい、昨夜(ゆうべ)あとであちらの主人のところへ相談に往(い)て来ましたのどす。そしたら、あちらの姐(ねえ)さんのおいいやすには、お母はん、なんもそないに心配することはない、そんなこというて、あんたはんに甘えるんやさかい、構わんとおきやすいうてくりゃはりましたけど、私はそれが心配になって、ゆうべも、よう寝られしまへんのどす。ほて、お母はん一遍本人を越(おこ)しやす、私からよう言うて聴かすさかい、いうておくれやすので、それで今日あの子もちょっと屋形(やかた)へいとります。また姐さんから、あんじょう言うて聴かしておくれやすやろ思うてますけど」 私は母親が正直そうにそういって心配しているのを聴くと、ひとしお打ち解けた好い気持になって、 「どうぞ、そんなに心配しないで下さい。だだを捏ねているのはよくわかっているんです」 といって、自分も一緒に笑っていたが、そのついでに前日女に向って訊いたようなことを重ねて母親に話しかけてみたけれど、 「さあ、どないなっていますことどすか、私はこうしてあの娘(こ)に養うてもろうてる身どすさかい、何もかもあの娘がひとりで承知してるのどすよって、あんたはんから、また機(おり)をお見やしてよういうて聴かしとくれやす」といって、彼女自身では、娘の体のことについての金銭の出入りのことなど委しく知らぬような口ぶりであったが、 「屋形の主人さんもあんたはんのことを昨夜もそういうてはりました。おかあはん、その方大事にしてお上げやす、自分で来ずと、金だけ長い間送って越すというのはよほど量見が広うないと出来んことやさかい。そない言うてはりました」 母親はそういって、私を喜ばすようなことをいっていた。私もそのとおりに聴いていた。 今日はついでに花にでも行くのかと思っていたら、女はその晩屋形から早く戻ってきたが、昨日から何となく沈んで眉根を顰(しか)めたようにしていたのが、帰ってくると、にわかに打って変ったように好い気分になっていた。 私も、二人が大事にしてくれるからといって、あまり好い気になって、いつまでもそこにいては外聞もあるし、母子の者が迷惑するであろうとは思いながらも、居心が好いので、すっかり心が落ち着いていた。女も打ち融けて、よく、私が凭っている机の傍に来て坐って、自分もそこで楽書きなどをしたりしてよく話していた。そして、そこが居心地の好いことを私がまたしても繰り返していうと、 「そんなによかったら、ここをあんたはんのまあにしときまひょうか」 「まあとは。……ああ間(ま)か、ああどうぞ居間にしておいてもらいたい」 などといっていたが、日は瞬く間に経(た)って、そこに来てから半月ばかりして、私は六月の中旬しばらく山陰道の方の旅行をしていた。けれど、梅雨(つゆ)のころの田舎(いなか)は悒欝(うっとう)しくって、とても長くは辛抱していられないので、京都の女のいる二階座敷の八畳の間が、広い世界にそこくらい住み好いところはないような気がするので、いずれ夏には紀州の方の山の上に行くつもりではあるが、一週間ばかりして、またそこへ舞い戻って来た。 その日は欝陶(うっとう)しい五月雨(さみだれ)のじめじめと降りしぶいている日であった。ステーションからすぐ俥(くるま)で女の家に帰って来て、薄暗い入口をはいって、玄関から音なうと、階下(した)の家主の老女はもとより、上も下も家中みんな留守と思われるほどひっそりとしている。それでも黙って上がって行くのは厚かましいようで、二、三度大きな声をかけると、やがて階段を下りて来る足音がして、外から開(あ)かぬように、ぴたりと閉(し)めた奥の潜戸(くぐり)の彼方(むこう)で、 「どなたはんどす」という、母親の声がする。 「私、わたしです」というと、潜戸をそっと半分ほど開けながら母親が胡散(うさん)そうに外を覗(のぞ)くようにして顔を出した。そして、その瞬間、先だって中の待遇から推して期待していたような、あまり好い顔をして見せなかった。 「私です。今帰りました」というと、 「ああ、あんたはんどすか」といったが、「さあお上がりやす」というかと思っていると、「ちょっと待っとくれやす。今ちょっとお客さんどすよって」 といって、ちょうど留守でいない階下の家主の老婆の表の六畳の座敷に案内して、「どうぞちょっとここでお待ちやしてとくれやす」といって、私をそこに置いといて、間(あい)の襖(ふすま)をぴしゃりと閉めて、自分は二階へ上って行った。 するとしばらく待つ間もなく母親と入れちがいに女がそこへ入って来て、笑顔を作りながら、 「おかえりやす」と懐かしそうにいって、私の膝(ひざ)の前に近く寄ってぺったり坐った。そして二言三言口をきき交わしているうちに、客というのが襖の外の茶の間を通って、中庭から帰ってゆくと思われて、母親も後から入口まで送って出たらしい。私は、何の気もなく、どんな人間が帰ってゆくのかと思って、ちょっと起ち上がって縁側の障子を開いて、小さい前栽(せんざい)と玄関口の方の庭とを仕切った板塀(いたべい)の上越しに人の帰るのを見ると、蝙蝠傘(こうもりがさ)を翳(かざ)して新しい麦藁(むぎわら)帽子を冠(かぶ)り、薄い鼠色(ねずみいろ)のセルの夏外套(なつがいとう)を着た後姿が、肩から頭の方の一部だけわずかに見えたばかりで、どんな人間かよく分らなかった。 そこへ母親も入って来て、 「お帰りやす」と、今度はいつかのとおりに愛想のよい調子で、あらためて挨拶(あいさつ)をしながら、「今ちょっと知った呉服屋さんが来てましたので、あんたはんまた顔がさすと悪い思うて、ちょっとここで待ってもらいましたんどす。……階下(した)のお婆さんも今日は出やはりましてお留守どす。さあ、どうぞ二階にお上がりやして」 と、母親は、さっき私が入って来た時、潜戸の中から覗いた時の様子とは、まるで違った調子でいう。 私は、ただ何ということもなく、さっきのその顔色が気になりながら、 「へえ、ありがとう。上がります。……何もこんな雨の降る日に戻って来なくとも好いのですけれど……」といいかけると、母親は、妙に感疑(かんぐ)ったか、 「あんたはんのお留守の間に誰か来ている思いやして?」と、笑顔しながら言う。 「いや、そんなことはちっとも思ってやしませんけれど、こんな雨の降る日に戻らなくってもいいのですけれど、田舎は何としても蚊がいる、蝿(はえ)がいる、とても辛抱出来ませんから……」 母親とそうして口を利(き)き交わしていると、娘はそれきり黙ってしまった。それから私は二階の八畳に上がって来て母親が今言ったことから妙に気がさしたので、それとなく注意してよく見ると座敷の中央(まんなか)に今まで人の坐っていた夏座蒲団(なつざぶとん)が、女もそこにいたらしく二つ火鉢の傍に出ていて、火鉢の中には敷島の吸殻(すいがら)がたくさん灰の中に※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)(さ)してあった。私は腹の中で、ただ呉服物の用ばかりで来ていた客かどうかと自然(ひとりで)に疑ってみる気になった。が、もちろんそんなことを口には出さなかった。 そして、またここへ舞い戻って来てしばらく厄介(やっかい)をかけることのさぞ迷惑であろうということを繰り返して詫(わ)びて、女には、私には少しも構わず、主人の思惑もあるから店に帰って勤めの方を大事にするようにいった。 私が田舎に往ったあとは、私のいる間いろいろ気を使ったために疲れあんばいで、あれからずっと休んでいたので、 「今日久しぶりに店へかえります。ほんならちょっといてきます」 といって、出て往ったが、女は、その晩からかけて翌日(あくるひ)の晩も戻って来なかった。それから半月ばかりして、私が山の方に出立するまで彼女は多くは主人の方にいっていたが、立つ前にはまた二、三日休んで、私のために別れを惜しんでくれたのであった。 三 あれほど母子二人して歓待しておきながら、今度居処を変ったのに、なぜ知らしてくれないであろうと、少なからず淋(さび)しい気持になって、せめてこの欝(ふさ)いだ心を慰めるには、明るく温(あたた)かい感じのする、行きとどいた旅館に往って泊るのが何よりよいと思ってその家へ投宿した。 するとちょうど古い馴染(なじ)みの、気の利(き)いた女中が出て来て、気持よく世話をしてくれた。私はさっきステーションに着いてから欝陶しい空模様と同じようにほとんど泣き出したいばかりに悲しくなっていたのが、やっと、そのためにいくらか心をまぎらすことができた。そして心地(ここち)の好い風呂に入って柔かい蒲団の中に横たわって、都会的情趣に浸りながら早くから寝に就(つ)いた。七月の初めからほとんど三カ月に近い、高い山の上の枯淡な僧房生活の、心と体との飢渇から、すっかり蘇生(そせい)したような気持になった。外では夜に入るとともに豪雨にひどい嵐(あらし)が吹き添って来たと思われて、よっぴて荒れ狂うていたが、私はそれとは反対にかえって安らかに眠りに陥(お)ちた。 翌日(あくるひ)は午前はまだ暴風雨の名残(なご)りがつづいていたが、午(ひる)過ぎから風も次第に歇(や)み、雨も晴れた。女のことは始終念頭にあったけれど、実はあまりにそのことばかり長い間思い続けて、思いに疲れているので、たまにはほかのことで気を晴らしたく、そのころちょうど東都から京都に来ていた知人のところを訪(たず)ねたりしてその日は一日消した。 その翌日は、昨日の暴風雨の名残りは痕跡(あと)もなく綺麗(きれい)に拭(ぬぐ)い取ったような朗らかな晴天になった。紺碧(こんぺき)の空は高く澄み渡って、一昨日(おととい)の豪雨に洗い清められた四囲の景色が、暑くも寒くもない初秋の太陽の光を一杯浴びているのが、平常(いつも)でさえ美しいその街(まち)の眺(なが)めを、今日はあたかも玻璃(ガラス)の中の物を窺(のぞ)いて見てるように明麗であった。 今日は一つ女の先にいた家の様子を見て来よう。――無論女からの手紙を信じてもうそこにはいないものと思っていたから――と思って、私は午少し前に衣服を更(あらた)めて、旅館からはすぐ近いところにある、電車通りを向うに渡った横町にある路次の中に入って往ってみた。すると、その日は好いあんばいに階下(した)の家主の老婆が内にいたので、私は玄関の上り框(かまち)に腰を掛けながら、老婆と久しぶりの挨拶を交わして、しばらく話していた。すると、そこへ女の母親が、寺詣(てらまい)りでもするらしい巾着(きんちゃく)をさげて入って来た。 「ああ、おかあはんお久しゅう。私、一昨日の晩紀州から帰って来ました。このごろはもうここにいないんですって」 といって、訊(き)くと、母親もそこに腰を掛けながら、もう先月の末からそこの所帯を畳んでしまって、自分は上京(かみぎょう)の方の親類の家に厄介になっているようなことを言っていた。私は、そこでも、そんな親類の家に厄介になっているよりも、何とかして私が自分で適当な家を一軒借りて京都に住みたいから、そしたら、おかあはんに、そこへ来てもらいたいというような意向を洩(も)らすと、家主の老婆も傍から、 「そうおしやしたら、ほんよろしいがな」といって、口を添えていたが、母親はいつも愛想よくにこにことはしていたが、 「そのこともあの娘(こ)がどない言いますか、あの娘の腹一つにきまることどすさかい」といって、いつものとおりに何もかも自分では要領を得た返事をしなかった。 それでも私は、一昨日雨模様の欝陶しい晩方にこの街にかえって来て、ここの路次を覗いて見た時とちがい、もうここにはいないと思っていた母親に偶然また会ったので、さながら彼女に会ったと同じような喜びを感じたのであった。 「今日は死んだ息子の命日どすよって、ちょっとお墓詣りに来たついでにここのお婆さんとこへもお寄りしましたのどす」といっている。 「そうですか、今日はちょうどお寺詣りに好い彼岸びよりだ。私も一緒にまいってもいいな」と、私はひとりごとのようにいったが、母親にはまた会って話す機会もあるだろうと思って、その時はそのまま家主の老婦人のところを出て戻った。 そして、女に会おうと思えば、どこかへ行って知らしさえすれば会えるのだが、こちらの心はそれではないので、それから一、二度女を電話口まで呼び出して話したことがあった。紀州の方の山から帰ってきた、この間おかあはんにも先の家でちょっと遭(あ)った、ここへ来てもらいたい、来ないか、と言ったけれど、そのうち都合して行きますと言ったきり、向うから電話を掛けてくれるようなこともなく、いつもこちらの言うことを柳に風のように受け流しているようであった。後には、帳場に近いところで、女中や番頭などの耳に入るのが厭(いや)で、外の自動電話にいって呼び出したりしたこともあったが、いつも返事は同じことで、少しも要領を得なかった。何だか、池の水の中に泳いでいる美しい金魚か何ぞのように、あまり遠くへ逃げもせず、すぐに手に捕(つか)まりそうで、さて容易に捉(つか)まらないというような心地のするのがその女であった。 どちらにしても纏(まと)まった金を幾らか調(ととの)えてからでなければ、たとい会ってみたところで、今までのとおりであると思って、格別逢(あ)おうともせず、ただ、籠(かご)の中に飼われている鳥のように、番をしていないからとて、めったに、いなくなることもあるまいと、常に心には関(かか)りながら、強(し)いて安心して、せめて同じ土地の、しかも女のいるところとは目と鼻との近いところにいるというので満足していた。そして、夏の前いた、女の家の路次の中が何となく恋しくって、宿からは近いところではあるしするので、ときどき階下(した)の親切そうな老婦人のもとを訪ねて往って、玄関先きで話して帰ることがあった。家主の老婦人は、 「あれから姉さんにお会いしまへんのどすか」 といって訊いてくれるのであった。 「ええ、まだ逢いません」というと、 「そうどすか」と、老婦人は呆(あき)れるようにいって、「何であんたはんに会わんのどっしゃろなあ。ここで、私のところでちょっとお会いしやしたらよろしがな」と、同情するようにいってくれるので、私は、その老婦人には、夏の前その二階がりの女のところに一カ月あまりいる時分にも話したことのなかった、女との長い間の入りわけを打ち開けて愚痴まじりに聴(き)いてもらうこともあった。母親にもその後またそこで一、二度出会ったことがあった。彼女は、ちょっとそこまで来たついでに立ち寄ったというような様子であった。私は母子(おやこ)の言葉を信じて、無論もうその二階には八月以来いないのだが、娘の奉公しているところがそこから近いので、そんなにして、すぐ隣家(となり)へでも行くようにして会いに来た足ついでに、以前厄介になっていたこの老婦人のところへも立ち寄るのだと思っていた。 「あんたはんのこの間おいいやしたこと、あの娘(こ)に話してみましたら、あの娘のいうのには、あんたはんがまた上京の方へおいでやしたら、一遍話しに寄せてもらいます言うていました」母親は、私が家を持つから、そこへ来てもらいたいという話を、顔を見るたびに言うと、そんな返事をしていた。 その間に月が変って十月になり、長い間降りつづいた秋霖(あきさめ)が霽(は)れると、古都の風物は日に日に色を増して美しく寂(さ)びてゆくのが冴(さや)かに眼に見えた。それとともに、街の灯(ひ)の色は夜ごと夜ごとに明麗になってきて、まして瀟洒(しょうしゃ)とした廓町(くるわまち)の宵(よい)などを歩いていると、暑くも寒くもない快適な夜気の肌触(はだざわ)りは、そぞろに人の心を唆(そそ)って、ちょうど近松の中の、恋と小袖は一模様、身に引き締めて抱いて寝(い)ねてこそなつかしいということが思われて、どうかして一と目なりとも彼女の姿が見たいと思って、私は折々女の勤めている家の前を、宵暗(よいやみ)にまぎれてそっと通ってみることもあったが、一度も途中で出会わなかった。 その内にも秋は次第に闌(た)けて旅寝の夜の衾(ふすま)を洩れる風が冷たく身にしむようになってくるにつれて、いつになったら、果てしの着くとも思われない愛欲の満たされない物足りなさに、私はちょうど移りゆく四囲の自然と同じように沈んだ心持に胸を鎖(とざ)されていた。そうして一と月ばかりつまらない日を過しているうちに高い山に囲まれた京都の周囲には冬の襲うてくるのも早かった。旅館の二階の縁側に立って遠くの西山の方を眺めると、ついこの間まで麗(うら)らかに秋の光の輝いていたそちらの方の空には、もういつしか、わびしい時雨雲(しぐれぐも)が古綿をちぎったように夕陽(ゆうひ)を浴びてじっと懸(か)かっている。陰気な冬はそこから湧(わ)いてくるのである。この四、五年来そのことのみを思いつづけて、ほとほと思い疲れてしまった私は、どうかして女のことをなるべく思うまいとして、いくら掻(か)き消すようにしても綿々として思い重なってくる女のことを胸から追い払うようにして、洛中洛外(らくちゅうらくがい)をさまよい歩いて、時としては人気のない古い寺院などに入っていって、疲れ爛(ただ)れた脳を休めるようにしていた。 四 十月の末から私はまた一と月ばかり中国の方の田舎に帰っていた。心に浮かぬことがあるので田舎は少しも面白いこともなかったが――もっとも面白かろうと思って往ったのではなかったけれど――ことに、この年は初めて悪性の世界的流行感冒が流行(はや)った秋のことで、自分もその風邪(かぜ)に罹(かか)ったが、幸いにして四、五日の軽い風邪で済んだ。けれども、その年はそんな悪性の風邪が流行するほどあって、例年ならば美しい小春日の続くころに、毎日じめじめとした冷たい雨ばかり降りつづいていたので、私は京の女のことが毎日気にかかりながらも、しばらく故郷の生まれた家に滞留していた。田舎でも四囲の山々が日々に紅に色づいて、そして散り落ちていった。私は何となく、気忙(きぜわ)しくなった。その年の五月から六月にかけて、女の家にいて以来、もうどこへ往っても彼女の傍にいるくらい好いところはなかった。彼女と一緒にいるところのほかは自分の満足して住むべき世界はないような気がするのであった。 私は冷たい冬雨の降りそぼつ中をも厭(いと)わず、また田舎から京都に出て来た。そして今度は先にいた旅館には行かず、ずっと上京の方の、気の張らない、以前から馴染(なじ)みのある家に往って滞泊することにした。そこは、先の下河原の方の意気な都雅な家とは打って変り、堅気一方の、陰気な宿で、そうなくてさえヒポコンドリイのように常に気の欝いでいる自分の症状に対してはますます好くないと思ったけれど、先だって田舎に往く前にちょっと女と自動電話で話した時にも、 「上京の方の気の張らん宿にお変りやしたら、私一ぺん寄せてもらいます」 と、女が言っていたので、女を宿に訪ねて来さしたいばっかりに、そこへ宿を定(き)めたのであった。欲(ほ)しい女が思うように自分の所有(もの)にならぬためにそんなに気が欝いでいるせいか、そのころ私はちょっとしたことにもすぐ感傷的になりやすくなっていた。田舎から出て来て宿に着いたその晩も、そうして京都に出て来てみると、しばらく滞留していた田舎のことなどが、胸に喰(く)い入るように哀れに感じられたりして、私は、どうすることも出来ないような漂泊(さすらい)の悲哀と寂寞(せきばく)とに包まれながら、ようやくのことで、その宿で第一の夜を明かしたのであった。 そして明けても暮れても女のことばかり一途(いちず)に思いつめていると気が苦しくなってしかたがないので、かねてからこの秋は、見ごろの時分をはずさず高雄の紅葉を見に往きたいと思っていると、幸い翌日(あくるひ)はめずらしい朗らかな晩秋の好晴であったので、宿にそれといいおいて、午少し前からそっちへ遊山(ゆさん)に出かけていった。時は十一月の二十四日であった。電車のきく北野の終点まで行って、そこから俥で洛西(らくせい)の郊外の方に出ると、そこらの別荘づくりの庭に立っている楓葉(ふうよう)が美しい秋の日を浴びて真紅(まっか)に燃えているのなどが目についた。それから仁和寺(にんなじ)の前を通って、古い若狭(わかさ)街道に沿うてさきざきに断続する村里を通り過ぎて次第に深い渓(たに)に入ってゆくと、景色はいろいろに変って、高雄の紅葉は少し盛りを過ぎていたが、見物の群衆は、京から三里も離れた山の中でも雑沓(ざっとう)していた。私は、高い石磴(いしだん)を登って清洒(せいしゃ)な神護寺の境内に上って行き、そこの掛け茶屋に入って食事をしたりしてしばらく休息をしていたが、碧(あお)く晴れた空には寒く澄んだ風が吹きわたって、茶褐色(ちゃかっしょく)のうら枯れた大木の落葉がちょうど小鳥の翔(かけ)るように高い峰と峰との峡(はざま)を舞い上がってゆく。愛宕(あたご)の山蔭に短い秋の日は次第にかげって、そこらの茶見世から茶見世の前を、破れ三味線を弾(ひ)きながら、哀れな声を絞って流行唄(はやりうた)を歌い、物を乞(こ)うて歩く盲(めし)いた婦(おんな)の音調が悪く腸(はらわた)を断たしめる。侘(わび)しい心にはどこに行っても明るく楽しいところがなかった。 五 田舎へ往ってからも二、三度手紙を出して、今、悪い風邪が流行っているが、変りはないかと訊(たず)ねて越(おこ)したりしたが無論何とも言って来なかった。京都に出てくると、その晩すぐ手紙を出して、今度はこういうところにいるから、一度訪ねて来てもらいたいと言ってやったけれど、例のとおりに何ともいって来なかった。そして、今度の宿は、先のところとちがい気の張らないだけに、土地柄からいっても、何からいっても陰気で、気が晴れ晴れとしないので私は部屋の中にじっとしているのがいたたまらなくなって、高雄の紅葉を見にいった翌晩祇園町の方に出て往き、夜にまぎれて女の勤めている家の前をそっと通ってみた。 すると、不思議ではないか。入口の格子戸(こうしど)の上のところに、家に置いている妓(こ)の名札が濃い文字で掲げてあるのに、しかもその女の札は、もう七、八年もそこに住み古しているので、七、八人も並んで札の掲っている一番筆頭であるのに、なぜか、そこのところだけ、ちょうど歯の脱(ぬ)けたようになっているではないか。察するところ、札を外(はず)してからまだ幾日も日が経ぬのでまだ名札をはずすだけはずして後を揃(そろ)えず、そのままにしているのらしい。私は寒い夜風の中に釘付(くぎづ)けにされたような気持で、そこへ突っ立ったまま、 「はて、不思議だ。どうしたのだろう?」と、思った。彼女を知ってから五年の長い間、不安に思う段になれば、随分不安なわけであった。日夜数知れぬ多くの人に名を呼ばれている境涯(きょうがい)の身であれば、商売を廃(や)めるからとて、一々馴染みの客に断って往くわけのものでもない。けれども自分は、初めから度胸を据(す)えて、女は私に黙って、そこから姿を消して往かないと[#「往かないと」は底本では「住かないと」]信じていた。百に一つ、そんな場合がありはせぬだろうかと、遠く離れていて、ふと不安に襲われることがあっても、何となく、そんなことはめったになさそうに思われたのであった。しかるに、今、まぎれる方もなく、明らかに彼女の名札が取れているのを見ると、近いうちにここにいなくなったに相違ない。籠(かご)に飼われた小鳥と同じく容易に逃げていなくなる気づかいはないと思っていたのは、もとよりこちらの不覚であった。そんなことがありはせぬか、せぬかと不安に思いながら、今までなかったから、あるまいと思っていたら、とうとう籠の鳥は、いつの間にか逃げてしまった。 私は、そこに棒立ちになったまま、幾度か自分の眼を疑って、札の取れているのが、どうぞ悪い夢であれかしと念じたが、たしかに札は取れている。よほど思いきって、そのままその家へ入って行って訊ねてみようかと思った。彼女に自分という者が付いているのは、ここの家でもよく知っているはずである。構いはしないだろうと思ったが、自分は、彼女と関係の出来た最初から、どこまでも蔭の者になって、そっと自分の所有(もの)にしてしまうつもりであったので、今さら、女がいなくなったといって、そこの家へ訪ねて往き、自分のほかに、もっと深いふかい男があって、その男に落籍(ひか)されたのに、こちらが、男は自分ひとりのような顔をしていて、裏にうらのある、そんな稼業(かぎょう)のものの真唯中(まっただなか)に飛んだ恥を曝(さ)らすようなことがあってはならぬ。自分は、彼女をこそ、生命(いのち)から二番めに愛していたけれど、それとともに自分の外聞をも遠慮しなければならぬ。 と、焦躁(いらつ)く胸をじっと抑(おさ)えながら急いで、そこの小路を表の通りに出てきて、そこから近い、とある自動電話の中に入って、そこの家の番号を呼び出して訊ねてみた。いつも、その女の本姓をいって電話をかけたので、電話口へ出た婢衆(おなごしゅ)らしい女に、こちらの名をいわず、それとなく、 「もしもし、あなたは松井さんですか。藤村さんはおいでですか」といってきくと、いつでも、その松井の家の定まった返事の通りに、婢衆は、 「藤村さんは今留守どす」という。 これまでとても、彼女が家にいてさえ一応はそんな返事をするのが癖なのであったが札が取れているのでは、留守であることは問わずとも知れている。それでも、女がそこの家にいる時分と同じように、いつもの「留守どす」で、返事を済ませている。もちろんこちらが誰であるか、知っているはずもないのだが、もし知れていたならば、一層不愛想な返事をしたかも知れぬ。私は、ひたすら紙よりも薄い人情の冷たさを、夜の冷気とともに身に沁(し)みて感じながら、重ねて委(くわ)しいことを訊こうとする気力も抜けてしまい、胸の中が空洞(うつろ)になったような心持で、足の踏み度も覚えず、そのまま喪然(そうぜん)として電車に乗り、上京(かみぎょう)の方の宿に戻(もど)ってきた。とてもその勢いで取って返し、その家に訪ねていって、名札の取れて、もういなくなってしまった事情を訊ねてみる力は失(な)くなってしまったのである。そして足かけ五年の間真実死ぬほど思いつめたあげくが、こんなことになってしまったと思うと、何より自分という者が可哀(かわい)そうになって来て、冬の夜の寒い電車の中にじっと腰を掛けていてさえ、ひとりでに悲しい涙が流れ出た。 名札が取れて女がいなくなったにしても、もとよりどこを当てに訊ねるわけにも行かず、ましてそれが他の男に落籍されてしまったのであるとすれば、今ごろは、こちらのことを――もし知っているとすれば――「阿呆(あほう)め」とでもいって、好い心持になっているであろう。それを思いこれをおもい、この冬の寒い夜風の中を気狂(きちが)いになって飛びまわってもしかたがない。今夜はこのまま宿に帰り、哀れな自分をいたわりながら、どうかじっと寝ながらよく考えよう。 そう思って、宿にかえり、自分の部屋に通って、火鉢(ひばち)の傍に一旦(いったん)坐って、心を落ち着けようとしてみたが、とても、もっと委しい事情を訊き糺(ただ)さねばそのままに寝られるどころではない。それで、その宿には電話がないので、いつも借りつけになっている、近処の家まで出ていって、また彼女のいた祇園町の家へ電話を掛けてみた。 すると、初めはやっぱりさっきと同じことをいっていたが、こちらの名を明かして、実は、さっきそちらの前を通りかかって、ふと見ると、藤村の名札が取れているのを見てはじめて気がついたのであるといって、 「留守じゃない、もうあんたの家にはいないんだろう」 と訊ねると向うの婢衆(おなごしゅ)は、 「ほんならちょっと待ってくれやす」といって、しばらくして今度は変った、すこし年をとった女の声で、 「藤村さんは、もう内にいやはりゃしまへんのどっせ」という。 「どうしていなくなったの。だれかお客さんに引かされたの?」 「さあ、わたし、そんなこと、どや、よう知りまへんけど、病気でもうとうに引かはりました」 「そして、病気で廃めて、藤村さんのおかあさんが連れて去(い)ったの?」 「ちがいます。小父さんが来て連れていかはりました」 小父さんが来て連れて往った。どんな小父さんか知れたものじゃないと思ったが、それ以上、電話でそんな婢衆などに訊いても委しいことの知られようわけもなく、また真実のことをいって明かすはずもないと思って、私はそれで電話を切ってしまった。そして、仮に※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)(うそ)にしても……※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)にちがいないと思うが……病気で廃めたというだけのことに、せめて幾らか頼みの綱が繋(つな)がっているような気がして、それだけに心に少し勢いがついて、宿にとって返し、夜の寒さに風邪を恐れながら、思いきって厚着になり、また祇園町へと出かけていった。今から二た月前の九月の末、紀州の旅から京都に帰って来て、久しぶりに会ったばかりの、多年東京で懇親(ねんごろ)にしていた知人がつい二十日(はつか)ばかり前、自分も田舎に往って流行風邪(はやりかぜ)で臥(ふ)せっている時に流行感冒であえなく死んだということが強く胸に刻みつけられているので、不幸なる自分がまた風邪にでも罹って、このまま死にでもしたら、どんなに悲惨であろう、そんなことがあったら執念が残ってとても死にきれはせぬ。 そんなことまでも考えながらまた祇園町まで出て来ると、十一月末の夜は闌(ふ)けていても、廓の居まわりはさすがにまだ宵の口のように明るくて、多勢の抱妓(かかえ)を置いているうえに、お茶屋を兼ねている松井の内では今がちょうど潮時のようないそがしさである。 小父さんといっても、何だか分りはせぬ。ほかの男に引かされたものを、よく恥かしげもなく、商売していた女の廃めた後を探ねて来る阿呆な男と笑われはせぬかという気が先きに立って、心が後(おく)れるのを、そんなことを恥かしいと思って、引込み思案でいては、ますます自分の身一つを苦しめるばかりであると思い直して、勇気をつけ、松井の入口に立って、その夏の初め、女の家にいたころちょっと顔を見て、言葉を交わしたことのあるお繁(しげ)さんという婆さんにお目にかかりたいと、そこに出て来た婢衆に取次ぎを頼むと、お繁婆さんは、すぐ奥から出て来た。 それはもう五十を少し過ぎた女であったが、何でも聞くところによると、もと此家(ここ)の女あるじと同じく今から二、三十年前にやっぱり祇園町で商売に出ていたことのある女で、松井の主人が運の好いのに反して、この方は運が[#「運が」は底本では「連が」]悪かった。そして以前朋輩(ほうばい)であった人間の内へ女中頭(がしら)のような相談相手のようにして住み込んでいるのであった。松井の女あるじの今なお一見、二、三十年前この土地で全盛を謡(うた)われたことを偲(しの)ばしめるに反して、お繁婆さんの方は標致(きりょう)もわるく、見るから花車婆(やりてばあ)さんのような顔をしていた。それでも話してみると、わけは割合によくわかる方で、お繁さんは笑顔で、 「おこしやす。えらいお久しぶりどす」と、いって、打ち融(と)けて挨拶(あいさつ)をして、 「えらい端の方でお気の毒さんどすが、今ちょっと奥が取り込んでいますよって、ここで失礼いたします」と、いって、婢衆(おなごしゅ)に座蒲団を持って来さして、私にすすめる。 「ええ、もう、どうぞ構わないで下さい」と、私は小さくなって、そこの玄関の二畳の間に差し向って坐った。 そこで、さっき電話で聞いた女のことを改めて問い糺すと、お繁さんは、率直な調子で、 「お園さんはもう半月ばかり前にひどい病気になりまして、それで引きました」 「はあ、ひどい病気で……」私は、そういって、すぐ心の中ではあの繊細(かぼそ)い彼女の美しく病み疲れた容姿(すがた)を思い描きながら、 「この土地に長くいると、そんなことになるだろうと思っていたのだ。だから……」と、ひとり言のようにいって、もう、私の眼には涙がにじんで来た。 「そして、ひどい病気とはどんな病気でした?」静かに訊いた。私は、彼女の体質や容姿から想像すると、多分肺でも悪くなったのではあるまいかと思った。そして、もしそうであったならば、一層可憐(かれん)でたまらないような気がしてくるのであった。 するとお繁さんは黙って意味ありげに笑いながら、私の顔を見るだけで、その病気が何であるか言おうとしない。それで、これは真実(ほんとう)は病気ではない。病気というのは偽りで、やっぱり旦那(だんな)にでも引かされて、今ごろはどこかそこらに好い気持で納まっているのだなと感疑(かんぐ)りながら、こちらも、つとめて心を取り乱さぬようにわざと平気に笑いにまぎらわして、 「※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)でしょう、病気というのは」重ねて訊くと、 「いえ、病気はほんまどす」といって、まだ笑って真相を語ろうとせぬ。 「どんな病気です?」私は、今度は、商売柄恥かしいひどい病気でもあるのかとも思った。 すると、お繁婆さんはやっぱり笑いながら、 「お園さん、気狂いになったのどす」と率直にいう。 「へえ、気狂いになった!」私は、しばらく呆然(ぼうぜん)として対手(あいて)の顔をじっと見つめていた。 「一体どうして、そんなことになったのです」 お繁婆さんが話して聴かすところによると、先月の末か今月の初めごろ、彼女も、瞬(またた)く間に流行してきた流行感冒に襲われて一時は三十九度から四十度近い発熱で心配するほどであったが、熱は間もなく下り、風邪も一週間くらいで癒(なお)るにはなおったが、すっかり熱が除(と)れて、ようよう起き上がることが出来るようになった時分に、ふっと間違ったことを口に言い出した。初めは皆なも、平常(ふだん)から、あんな温順(おとな)しいに似ず、どうかすると、よく軽い戯談(じょうだん)などを言ったりすることもあるので、 「お園さん、何いうてはるのや」と、笑って、いつもの戯談かと思っていると、本人はあくまでも真顔でいるので、これは、どうもいつもとは少し様子が違って変だなと思っていると、彼女はだんだん妙な違ったことをいうようになった。そして眼つきがおそろしく据(すわ)ったようになって、そうなくてさえ、平常から陰欝(いんうつ)になりがちの顔が、一層恐い顔になった。家にいる他の妓(こ)たちはまたそれを面白がって、対手になって戯弄(からか)うと、彼女は生真面目(きまじめ)な顔をしてそれに受け応(こた)えをしているという有様である。 お繁さんはおかしそうに笑いながら、 「そんな具合でもう気の毒で見ていられまへんがな。ほて、もう、わたし、あんた方、そんなつまらんこと言うてお園さん戯弄(なぶ)らんとおいとくれやすいうて、小言いうてました」 私は、それを聴いて身にしみて悲惨を感じながら、じっと涙を飲み込むようにして、 「飛んだことになってしまったものですなあ」と、あとの言葉も出でずに黙って太息(ためいき)を吐(つ)いていた。 「もう、どだい、いうことがなってへんのどすもの」お繁婆さんは変なハイカラの言葉に力を入れていう。 そんな有様で、とてもこの先続けて商売など出来そうにないところから、母親のほかに西京(にし)の方にいるという母方の叔父(おじ)にも来てもらって、話を着け、お繁さんが附き添うて管轄の警察署へ行って、営業の鑑札を返納して来たというのである。お繁婆さんはなおおかしそうに、 「警察へいても、お園さん真面目な顔をして役人に怒鳴りつけるようなことをいうもんやから、わたし、傍に付き添うていてはらはらしてました」 私は思わず寂しい笑いを洩(も)らしながら、 「なるほどそういうわけじゃしようがありませんな。そして、今どこにいるでしょう」 「さあ、その時叔父さんに伴(つ)れられて帰ったきり、どこにいるのかそれなりでちょっとも音信(たより)がないそうにおす。わたしもそれから用事で大阪の方に往(い)てきまして、今日帰ったばかりのとこどすよって。今日も、あんたはんから訊かれる前に、お園さん、ちょっとも音信がないなあ、どないしてはるやろ言うて噂(うわさ)してましたところどす」 なるほど叔父のあることは前から知っていたけれど、私はなおもその叔父さんというのははたして真実(ほんとう)の叔父さんに違いあるまいかと疑ったので、念を押すように、 「叔父さんといって、その実旦那じゃありませんか。こんな土地じゃ、こう申しちゃ、何ですが、裏にうらがあるのが習わしですからな」と、捌(さば)けた調子で、対手の口うらを引いてみたが、お繁は言下に、 「あの人旦那なんてありゃしまへん。そりゃ本当の叔父さんどす」 「その叔父のいるところはどこでしょう。あんた知っていませんか」 「さあ、それも、わたしどこや、よう知りまへんけど」と、小頸(こくび)を傾けるようにして、「何でも三条とか、油の小路とか聴いたように思うけど、委しいことは、よう知りまへん」と、真実知っていなそうである。 私はなお、もっと委しいことを、ああもこうもと訊ねたいと思ったが、家の内が急がしそうにしているのと、向うがはたして誠意をもって話してくれているのか、どうか半信半疑なので、いい加減にして出て戻ろうとして、まだ立ちにくそうにしながら、 「いろいろありがとうございました。あなたにお眼にかかって、様子が一と通り分りました」 私は、この上にもなお向うの誠意を哀求するような心持で丁寧にお礼をいった。幾度思ってみても、全く自分の生命(いのち)にも換えがたい女である。その女のゆえならば、いかなる屈辱をあえてしても決して厭わないと思っていたのである。 お繁婆さんは、 「ああそれからあんたはんのお手紙が来ているのも知ってます。たしか二度来てたかと思ってます。前のはお園さんが自分で受け取ってたしか見ていました。後のはここにおらんようになってから来ましたよって、私が預かっておきました」 といって、彼女は奥に立って往き、三、四本の、女にあてて来ている封書を、私から越(おこ)したのと一緒に持って出てきた。それを見ると、中の一つは自分のちょっと知っている、ある男からの文(ふみ)であった。私は、それを一目みると何とも言えない厭(いや)な気持になって、「あの人間が!」と、ちょうどウロンスキイが、自分の熱愛しているアンナの夫のカレニンの風貌(ふうぼう)を見て穢(けが)らわしい心持になったと同じような気がして、その瞬間たちまち、自分が長い年月をかけて宝玉のごとくに切愛していた彼女が終生いかんともすべからざる傷物になったかのように思われて、またもやがっかり失望してしまった。女がいなくなったことがすでに自分には生命(いのち)を断たれたと同じ心地(ここち)がしているのに、自分が一面識のある人間とも知っていたのかと思うと、私はあまりに運命の神の冷酷やら皮肉やらを悲しみかつ嘆かずにはいられなかった。しかし、それも、皆な自分の愚かゆえである。こうした売笑の女に恋するからは、それはありがちのことである。西鶴(さいかく)もとうの昔にそれを言っている。今こんなことがあると知ったのを好い思いきり時に、いっそここで、これっきり女を綺麗(きれい)さっぱりと思い断(き)ってしまおうか、そうすると、この心の悩ましさを解脱することが出来て、どんなに胸が透くであろう。そして決然としてすぐにも東京へ帰って行って、多年女ゆえに怠っている自分の天職に全心を傾倒しよう。どうかして、そういう心になりたい、と思いながら、私は、膝(ひざ)の前に置かれたそれらの男からの手紙をじっと見つめながら、封の中にどんなことを書いてあるのか、出来ることならば、封を切って中を読んでみたいように思った。差し出したところを見ると、どこか地方に行っていて、その旅先から出したものらしいから、その男も、女が気が変になって、商売を廃めてこの土地から消え失(う)せたことは知らずにいるのであろう。……私がそうして、じっとそれらの封書に見入っているので、お繁はどう思ったか、 「この人はほんの五、六度知ってるだけどす。私もちょっと顔を見て知ってます。あれはどこのお客やったか」と考えるようにして、 「たしか、井の政のお客やったと思う。去年の春からのお客どした。……こうして人さんの手紙どすさかい、中を読んで見るわけにもいきまへんしなあ」と、私を慰め顔に言う。 「いえいえ、なにこの手紙を見たいと思ってるわけじゃありません。……ただお園が、叔父さんに連れられていったきりで、今どこにいるのか、私も、あなたも御存じのとおり、もう長い間心配していた、あの女のことですから、ぜひ一遍会って、病気の様子を見たいと思って……」と、私は、どこへ取りつく島もないような気がして、そういうと、お繁婆さんも、さすがに同情のある調子でうなずきながら、 「ええええ、あんたはんのことは、皆な、もうよう知ってます。どこにいやはるか、ここにおらんようになってからでも、もう半月くらいになりますよってなあ」 私はなおも繰り返して、そのうちにも自然居処が知れるようなことがあったら、是非知らしてほしいとくれぐれも嘆願するように頼んでおいて、ようようそこを出て戻った。 六 外に出ると、もう十二時を過ぎているので、お茶屋へ往き交う者のほかは人脚も疎(まば)らになって、冷たい夜の風の中に、表の通りの方を歩く下駄(げた)の足音ばかりが、凍(い)てついた地のうえに高くひびいているばかりであった。 そして、気が狂って叔父に連れられて、どこへ往ったとも分らなくなった女の身の上が、今は可愛(かわい)い、いじらしいというよりも、その可愛い、自分にとっては、自分がこの世に生存している唯一の理由でもあり楽しみであると思っていた女が、自分が一、二度会ったことのある男とも知っていたのであったのであったかということのみが、胸の中一杯に蔓(はびこ)って、これほど愚かしいことはない、何の因果で、あの女が思いきれぬのであろうと、自分の愚かしさを咎(とが)めつつも、やっぱり思いきることが出来ず、その愚かしい煩悩(ぼんのう)に責め苛(さいな)まれる思いをしながら、うかうかと道を歩いていた。 そこから祇園町の一郭をちょっと出はずれると女の先(せん)にいたところまではすぐなので、たとい今はもうそこにいなくなったにしても、その階下(した)の家主の老婦人は性格(たち)の良い女性(おんな)であるから、その人に会って訊ねたならば、もしや知っているかも知れないと思って、一旦戻りかけた足をまたそちらへ向きかえて、そこの暗い路次の中に入ってみたが、門は堅く締っていて、あたりはいずこももう寝静まっている。 「ああ、われながら愚かしい。今時分この辺に起きている家もないはずであった」と、心づいて、「ともかく今晩は帰って寝て考えよう。気が狂ったといううえに、今晩になって、はじめて気がついたわけでもないが、知らぬうちこそ清浄(きれい)だが、だんだんあとからいろいろなことが分ってくると、この先まだまだ厭な思いをしなければならぬ。自分に強い意思があるなら、今晩という今晩こそ、彼女を潔く思いきって、彼女をはじめて知って以来、足かけ五年の間片時も心の安まらなかった苦患(くげん)を免かれて、快い睡眠を得ることが出来るのだが。……今、あんな人間から来ている手紙を見たのは、冷酷で皮肉と思われる運命の神がその実深切に、自分に誡告(かいこく)してくれたのかも知れぬ。……それにしても、運命はあまりに皮肉で悪戯(いたずら)なことをする」と、私は気ちがいになった、憐(あわ)れな彼女を愛しようとしても、皮肉な悪戯な悪魔がいて、愛することを妨げられているような、何ともいえない辛(つら)い思いに胸を拉(ひし)がれながら、やっと終い際(ぎわ)の電車に乗って、上京(かみぎょう)の方の宿に戻って来た。 その夜はほとんど微睡もせずに苦しみのうちに明かして、翌日(あくるひ)は幸い気候も暖かであったので、ゆうべ一と夜寝ずにああこうと考えていた順序に従って、朝飯の箸(はし)を置くとそのまま出て往き、どこよりも先ず祇園町の裏つづきの、例の、女が先にいた家にいって、階下(した)の家主の老婦人のもとを訪(たず)ねてみたが、今朝(けさ)は宅にいるはずだと思っていたのに、昨夜(ゆうべ)のとおりにやっぱり門に錠がおりている。しかたなく路次の入口の店屋で訊(き)くと、 「お婆さんは、上京の方の親類とかに病人があるとかいうて、一週間ほど帰らんいうてお往きやして、そうどんなあ、それがもう二、三日前のことどす」といってくれる。 私は、そこに突っ立ちながら、「二、三日前」それなら何という残念なことをしたろう。田舎(いなか)から京都に戻ったあの翌日(あくるひ)高雄へ紅葉を見に行かずに、ここへ来たら、何とか女の様子も分ったろうに、と、思ったがしかたがない。それにもうここには三月も前からいなくなっているのだから、家主のお婆さんがいたとて委しいことは分らないかも知れぬ。昨夜松井の内のお繁婆さんの話の端に、叔父さんというのは、油の小路とか三条とか言っていた。それに、ずっと以前に女から一人の叔父は油の小路とかで悉皆屋(しっかいや)とか糊屋(のりや)とかをしていると聞いていたように思う。母親が上京の方の親類に同居して厄介(やっかい)になっているといったのも、そこかも知れぬ。姓も彼女の姓とは異(ちが)っている、名も知らないが、もし神という者がこの私の真心を知ってくれるならば何とかしたら分るすべもないこともあるまい。これから油の小路に往って、悉皆屋と糊屋とを一軒一軒探(たず)ねて歩いてみよう。そう決心して、それからすぐ油の小路に廻っていった。そして三条四条を中心にして、その上下を幾回となく往きつ戻りつして一々両側を歩いてみたが、もとより雲を掴(つか)むような話で、悉皆屋と糊屋とは幾らもあるが、手がかりのあろうはずもない。そしてほとんど半日以上も一つのところをお百度を踏むようにして、ついに歩き疲れて屈託しながらひとまず宿まで引き揚げて来た。 そのまた翌日、むやみに探ね歩いてもしかたがない、何とか好い思案はあるまいかと一日外へ出ずに考えていたが、暮れ方になって、やっぱりあの先にいた路次の中の家主のところに行ってみるのがいいように思われるので、一日内にとじ籠(こ)もっているよりもと思って出かけていったが、一週間ほど不在(るす)といいおいていって、まだ三、四日にしかならぬのであるから、老婦人はまだ帰っていない。相変らず門の扉(とびら)にはさびしく錠がおろしてある。するとその路次の中に立っていると、そこへ路次の入口の米屋の女房が共用水道の水を汲(く)みに出てきたので、そのおかみは東京者で、一度も口をきいたことはなかったが、夏の初め以来、顔だけ見知っていたので、もちろん先きでは、これが、あそこの二階にいる女の旦那と思って、こちらよりも一層注意して見ていたかも知れぬ。それで、そのおかみに、 「ここのお婆さんはお留守でしょうか」と、昨日(きのう)も出口の店屋で訊いているので無駄だと知りつつも、そう言って訊(たず)ねると、おかみは、バケツを提(さ)げたまま、 「あの、あそこの二階にいたお婆さんですか」と、門の外から女のいた二階の方を指さしながら、訊き返した。それで私は腹の中で、階下(した)のお婆さんのことを訊ねたのだが、それを訊くのも、やっぱり階上(うえ)にいた女の母親のことを訊ねようとてであるから、これは、うまい具合だと思って、 「ええそうです」と、いうと、 「あのお婆さんは、つい五、六日前に、すぐそこの、安井の金比羅(こんぴら)様のあちら側にお越しになりました」という。 私は、心の中で肯(うなず)いて、それじゃ、八月の末にここの所帯を畳んでしまって母親もいなくなったと言ったのは、皆なこしらえごとであったかと、合点(がてん)しながら、さあらぬ風に、 「ああそうですか。五、六日前に変りましたか」 「ええ、ついこの間です。たくさんに荷物を持って。お婆さん、私にも挨拶をして下すって、今までは二階借りをしていましたけれど、今度は自分で一軒借りました。気兼ねがなくなりましたから、どうぞ遊びに来て下さいというて行かれましたけれど、私もわざわざ行く用もありませんから、まだ往っては見ませんが、なんでもすぐそこの横町の通りからちょっと入った、やっぱり路次の中だそうです」 私は、はっと胸を刺すように思い当って、自分でも、顔から血の気が一時に失せたかと思った。今までは二階借りであったけれど、今度は一軒借りきりで、気兼ねがない。たとい病気というに※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)はないにしても、背後(うしろ)に誰か金を出す者が付いているに定(きま)っている。……心の中ではそんなことが鶯梭(おうさ)のごとく往来する。それをじっと堪(こら)えて、 「はあ、一軒借りて。……」と、私は思わずその一事に満身の猜察力(さいさつりょく)を集中しながら、独(ひと)り言のようにいっていると、委しいわけを知らぬおかみは、多分夏の初めそこに私の姿を時々見ていた以来、私たちの関係に変りのないことと思ったのであろう。 「もしおいでになるなら、あそこの俥屋(くるまや)でお訊きになると、すぐ分ります。あそこの俥屋が荷物を運んでゆきましたから、よく知っています」 と、深切に教えてくれたので、私は幾度も礼を繰り返しながら、路次を出て、横町の廻り角の俥屋にいって訊ねると、俥屋の女房がいて、自分は行かないが、そこをどう行って、こういってと、委しく教えてくれた。きけば、なるほどすぐ近いところである。 私は、心に勇みがついて、その足ですぐ金毘羅様の境内を北から南に突き抜けて、絵馬堂に沿うたそこの横町を、少し往ってさらに石畳みにした小綺麗な路次の中に入って行ってみると、俥屋の女房は小さい家だと教えたが、三、四軒並んだ二階建ての家のほかには、なるほど三軒つづきの、小さい平家があるけれど、入口の名札に藤村という女の姓も名も出ていない。それでまた引き返してもう一度俥屋にいってもっと委しく訊くと、その三軒の平家の中央(まんなか)の家がそれだという。 「ああ、そうですか?」と、いって、俥屋の女房には、逆らわずそのまままたもとの路次の方に引き返したが、今の先き見たところでは、その中央の家には、なるほど、まだ白木のままの真新しい名札が出ていたが、それには飯田とのみ誌(しる)してあった。私は不審さに小頸を傾(かし)げながら、もう一度路次に入って来てその飯田という名札の掲っている中央の家の前に立って、しばらく考えていた。 ああ読めた! 飯田というのは旦那の姓であろう、こうして、この旦那は、可哀(かわい)そうな私とは正反対に好きな女をうまうまと自分の持物にしおおせて、この新しい表札を打ったのであろう、と、向うの、その嬉(うれ)しい気の内を想像するだけ、自分は恐ろしい修羅(しゅら)に身を燃やしながら、もう生命(いのち)がけであくまでも自分の悪運に突撃してゆこうとする涙ぐむような意地になって来た。三尺をまた半分にした、ようよう体(からだ)のはいられるだけの小さい潜戸(くぐり)は、まだ日も暮れぬのに、緊(かた)く閉(し)めきって、留守かと思うほどひっそりしている。 「もしもし、御免なさい」二、三度声をかけると、やがて、内から、 「どなたはんどす?」という声がする。たしかに母親の声である。じゃ、この家がそれにちがいなかったと思いながら、 「私です、わたしです」と自分の名をいうと、母親はそうっと、五、六寸潜戸を開(あ)けて、内から胡散(うさん)そうに外を窺(のぞ)いて見たが、そこには私が突っ立っているので、 「ああ、あんたはんどすか」と、気まずい顔をしていいながら、がらりと潜戸を開けて外に出るや否や身体(からだ)で入口に立ち塞(ふさ)がるような恰好(かっこう)をして、後手にぴしゃりと潜戸を閉めてしまった。 そして五歩六歩入口を遠ざかりながら、 「あんたはん、私がここに来ているのがよう分りました。どなたにお訊きやした?……ここは人さんのお家どすよって。私ちょっと雇われて来ていますのどす」というようなことを、弁解がましくいいつつ、なるたけ私を家の前から遠ざけるように、路次を出ようとする。 私は、つい一と月ばかり前時々会っていた時と打って変ったようなその、あまりによそよそしい様子に、そうなくてさえ失望のあまり、ひどく弱くなっている心を押し潰(つぶ)されたような心地がしたが、努めて気を励ましながら、 「お母はん、お園さんが飛んでもない病気になったというじゃありませんか」と、まるで泣きかかるような調子で言葉をかけた。 すると母親ももう鼻声になって、 「私、あの娘(こ)にあんな病気しられて、もう、どないしょうかと思うてます。同じ病気かで、糞尿(ばばしい)の世話をするくらいどしたら、わたし何ぼか嬉しいか知れしまへん。あの娘の病気の世話やったら、どないに私骨が折れたかて、ちょっとも厭(いと)やしまへん。私もあの娘と一緒に死んだかて本望どすけど、あんたはん、何の因果であんな病気になりましたか思うて私、もうここ半月ほどの間というもの、夜もろくに寝られやしまへんのどす。ちょっと油断してる間にどんなことをするか知れまへんよって」母親は悲しい声で立てつづけに泣きごとをいう。そういう顔をよく見ると、なるほど娘の病気に心痛すると思われて、顔に血の気は失せて真青である。 私は一々うなずきながら、一昨日(おととい)の夜から、病気ということをはじめて聞いて、居処が知れないためにほとんど京都中を探(さが)して歩いていたことを怨(うら)みまじりに話して、 「そして、今少しは良い方なのですか、どんなです? 私も一遍様子を見たいです」と、いうと、母親は、それを遮(さえぎ)るような口吻(こうふん)で、 「今もう誰にも会わしてならんとお医者さんがいわはりますので、どなたにも会わせんようにしています。仲の好い友達が気の毒がって、見舞いに行きたいいうてくりゃはりますのでも、みんな断りいうてるくらいどすよって。あの病気は薬も何もいらんさかい、ただじっと静かにしてさえおけばええのやそうにおす。この二、三日やっとすこし落ち着いて来たとこどす」 「ああそうですか。何にしても心配です。……そして、今ひとりで静かに寝ていますか」私は、どうかして、よそながらにでも、そうっと様子を見たそうにいうと、母親は、また一生懸命に捲(まく)し立てるような調子で、 「ほて、今、京都におらしまへんのどす」 「えッ、あそこに寝ているんじゃないんですか。そして、どこにいるんです?」 「違います。あそこは、あんたはん、よその金持ちのお婆さんがひとりで隠居しておいでやすところどす。もうお年寄りのことどすさかい、この間からえらい病気でむつかしい言うて息子はんたち心配してはりますところへ、知った人さんから頼まれて私が付添いに来てますのどす。そしてあの娘は遠いところの親類に預けてしまいました」母親がおろおろ声で誠しやかにそういうので、私は心の中で、道理で、取ってもつかぬ飯田という表札が出ているのである。そして、そんな精神に異状のある、たった一人きりの娘の傍に付き添うていないで、他人の年寄りの病人に付き添うているのを不思議に思いながら、 「遠い親類に預けた!……あんた、そしてまたなぜ傍に付いて介抱してやらないのです?」 「あんたはん、私が傍について介抱してやりとうても、あの娘(こ)がそんな病気で、たんとお金(かね)がかかりますよって、私が人さんの家へ雇われていてでも少しくらいのお金を儲(もう)けんことにはどもならしまへんがな」母親は泣くようにいう。 私はつくづくと彼ら母子(おやこ)の者の世にも薄命の者であることを思いながら、眉(まゆ)を顰(ひそ)めるようにして、 「あんた、銭(かね)を儲けなければならないなんて、それは何とか出来るじゃありませんか。あんたただ一人きりの大切な娘がそんな一通りならぬ病気をしているのに、傍に付いていて介抱してやらないということがありますか」と小言をいうようにいうと、母親は、少し顔を和らげて、 「ええ、私も付いていてやりたいは山々どすけど、今いうとおり、医者に見せることもいらん、薬も飲まないでもええ、ただ静かにしておりさえすりゃ好えのやそうにおすさかい、親類のおかみさんが、お母はん、もうちょっとも心配することはない、確かに癒してあげますよって、安心しといでやすいうてくりゃはりますので、そこへ委(まか)せてあります」 「遠い親類て、どこです?」 そういって訊ねても、母親ははっきりどこということをいわずに、ただ、 「ずっと遠いところどす。田舎の方どす」という。 「田舎て、どこの田舎です? お母はん、あなたにも、あんなにいうておったじゃありませんか、私と一処に家を持って、お園さんが廃(や)めるまで待っていましょうって。そんな病気をなぜ私に知らしてくれなかったのです」 私が、怨言(うらみごと)まじりに心配して訊くので、母親も返事を否むわけにも行かず、折々考えるようにしながら、「あんたはんにも一遍相談したい思いましたけど、そうしておられしまへんがな。そんな病気どすよって。田舎というのは京から二、三里離れたお百姓の家どす。私の弟の家どすさかい、そこの嫁はんが、ほん深切にしてくりゃはりますよって」 「二、三里の田舎じゃ、あんまり遠い家でもありません」 「私も、二、三日前にちょっと行って来たきり、こちらの御隠居さんが病院に入ろうかどうしようかいうてはりますくらいで、少しも手が引けませんよって、一遍あとの様子を見に行かんならん思うてもまだ、あんたはん、よう往かれまへんがな。私も、あんたはんがおいでやしたんで、今家を黙って出て来ましたよって、早う去(い)なんと、年寄りの病人さんが、用事があるといけまへんさかい……」 母親は鼻声で、あっちもこっちも心のせくように言う。私は一層同情に堪えない心持で、 「いくら、あんた、親類に預けて安心だといって、一人の親が一人の娘の病気の世話をしないで、よその他人の介抱に雇われているということがあるものですか。まあ、今ここで委(くわ)しい話も出来ませんから、何とか繰り合わして暇ができたら、お母はん一遍今度の私の宿まで来て下さい。そして、もっとくわしい病気の様子も訊きたいし、いろいろな御相談もしましょう」 そういって、宿の名とところとをくわしく教えると、母親は少し考えるようにして、明日はちょっと都合が悪くてゆけないから明後日(あさって)はきっと訪ねて行きますという。その約束を堅めて、 「あんたはんもまた風邪ひかんように早う往んでお休みやす」 「お母はんもあまり心配せんと。そのうえ自分がまた患(わずら)ったら困りますよ」 挨拶(あいさつ)を交わして、そのままそこで立ち別れた。日はもうとっぷり暮れて、寒い寒い乾(かわ)いた夕風が薄暗(うすやみ)の中を音もなく吹いていた。 七 母親の居処が知れて、まず一と安心したものの、路次の出口の女房のはなしでは、つい五、六日前に先の二階借りのところから引き移って行ったという。それを母子の者はなぜ私に対して隠していたか、考えて見ると水くさいしうちである。それにさっき飯田と表札を打った家の潜り戸を開けて母親が中から出て来ながら、ちょうどこちらが押し入ってゆこうとするのを先廻りをして入れまいとでもするような様子をしたのが疑ってみればみるほど変である。まあ、しかし、そんなことをあくどく根問(ねど)いせぬ方が美しくっていい、委細は明後日宿へ訪ねて来た時に、よくわかるように、なんどりと話してみよう、と、それからそれへと、疑ってみたり、また思いなおして安心してみたりしながら宿へ帰って来た。 それから中一日置いて、約束の明後日になって、今に来るかくるかと一日どこへも出ず晩まで待っていたけれど母親は訪ねて来ないので、とうとう待ちあぐねて、日暮れ方にまたこちらからそこまで出かけて往ってみた。と、一昨日(おととい)見た飯田と誌した表札は取りはずしてしまって、相変らず潜戸は寂然(しいん)と閉まっている。ややしばらくそのままそこに佇(たたず)んで思案をしていると、すぐ左隣りの二十七、八のおかみさんが、入口から顔を出して、 「お隣りはもうお留守どっせ」という。 「ああそうですか。もうお留守て、誰もいないのですか」と重ねて訊くと、 「ええ、私、どやよう知りませんけど、何でも病人さんが、えらい悪うて入院してはりますとかいうて、お婆さんも昨日付いて行かはりまして、今どなたもいやはりゃしまへん。何や知らん、お婆さんこの二、三日えらい忙しそうにいうてはりました」という。 私は、何だか狐(きつね)につままれたようで、茫然(ぼうぜん)としていたが、そういえば、母親が一昨日話していた隠居のお婆さんが入院したというのかも知れぬと思いながら、なおそこを立ち去りかねて、一、二度表から潜り戸を引っ張ってみたり、※(「木+靈」、第3水準1-86-29)子窓(れんじまど)の磨(す)り硝子(ガラス)の障子の隙(すき)から家の中を窺いてみようとしたけれど、隣家(となり)の女房が見ているので、押してそうすることもならず、そのまま引き返して路次を出て来た。そして群疑(ぐんぎ)はまた雲のごとく湧(わ)き上った。けれども、母親のいったように付き添うている隠居の婆さんと、自分の娘と二人の病人を持っているのが真実ならば、急(せわ)しい道理である。今日は私を訪ねるという約束が一日二日延びても無理はないと、また思い直して、悄然(しょうぜん)として宿の方に戻ってきた。 その翌日(あくるひ)、たしかに当てにはならぬが、もしか今日は来はせぬかと、また一日外へ出ぬようにして心待ちに待ちながら、不安と疑いとに悩まされて欝(ふさ)ぎ込んでいると、二、三時ごろになって、宿の者が、お年寄りの御婦人の方がお見えになりましたと知らして来たので、とうとう来たなと、すぐ通してくれるようにいって待っていると、表の方から、長い廊下を伝うて部屋に入って来たのは、母親のほかに今一人、かつて見も知らぬ、人相がはなはだ好くない五十余りの、背のひょろ高い、痩(や)せぎすの男である。見ると蒼白(あおじろ)い顔色に薄い痘痕(あばた)がある。 私はその男の様子を見ると同時に、はっとした感じが頭に閃(ひらめ)いた。それで、じっと心を落ち着けて、態度を崩(くず)さぬようにしながら、平らやかな顔をしてわざと丁寧に一応の挨拶を交わしてみると、その男は懐中から一枚の名刺を取り出して私の前に差し出しながら、 「私はこういう者です」という。 「ああそうですか」といいつつ、それを手に取り上げて読んでみると、「京都市何々法律事務所事務員小村何某(なにがし)」と仰山に書いている。私は、 「ああそうですか」と重ねてうなずいて見せたがこんな男が二人や三人組んで来たくらいで、びくともするのじゃないが、それにしても一昨々日(さきおととい)の晩、母親と立ち話をして別れた時にも、自分はどこまでも人情ずくで、真実母子(おやこ)二人の者の身を哀れに思ったのであった。そして、哀れに思えばこそ一人愛(いと)しんで長い間尽していたのである。それゆえたとい精神に異状を来たしていようが気狂(きちが)いであろうが、あんな繊美(うつく)しい女が狂人になっているとすれば、そんな病人になったからといって、今さら棄(す)てるどころか、一層可愛(かわい)い。いかなる困難を排しても女を自分の手中の物にして、病気をも癒(なお)してやらねばならぬと思っているのに、もし、自分のこの体(てい)たらくを見知っている者があって、自分を痴愚とも酔狂ともいわば言え、自分ながら感心するほどの真実を傾け尽して女のことを思っているのに、こんな男を同伴して来る母親の心が怨めしい。なぜ自分のこの胸の内が母親には分らぬのであろう。自分一人で来て打ち融(と)けた談合をしようとせずに、訊くまでもなくもう底意(そこい)は明らかに見えている。その母親の心が、もうすっかり私と絶縁しているということが、惨(みじ)めに私の胸に打撃を与えた。 それを思いながら、私は黙り込んでいると、その男は、 「僕は、この藤村の親類の者に依頼せられて今日来たのだが、君がこの藤村の娘を大変脅迫したために、精神に異状を来たしたといって、ひどく立腹をしている。それで、君がどうしても女が欲(ほ)しいなら、銭(かね)を五百何十円出してもらわねばならん」と、横柄な調子でいう。 私は、それを聴(き)くと、もう、むらむらとなった。そして、腹の中で、「何を吐(ぬ)かしやがる。盗人(ぬすっと)猛々(たけだけ)しいとは、その言い分である」と、思ったが、それはじっと抑(おさ)えて口には出さず、 「はあ、私が藤村の娘を脅迫したために精神に異状を来たしたというのですか。……なお、女が欲しいようなら、銭を五百何十円出せ? 私にはよく合点がゆかぬ」と、言葉は、なるべく静かにしながら、きっとなって問い返した。 するとその男は、 「自分はただ頼まれたので、委しいわけは知らんが、君が当人をひどく嚇(おど)かしたのが原因で気が狂ったそうじゃないか。そのために親類一同の者が大変君を怨んでいる」と、頭から押(お)っ被(かぶ)せようとする。 それを聴いて私は、あまりの腹立たしさに顔が痙攣(けいれん)するかと思うほど硬(かた)くなったのを、強(し)いて笑いながら、 「戯談(じょうだん)をいっている!」と、語気を強めて吐き出すように言った。「なるほど今年の一月以来、……それまで、もう何年という長い年月の間私の方からさんざん尽して心配していることが、いつまで経(た)っても少しも埒(らち)があかぬので、一体どうなっているかと、随分厳(きび)しいことを、手紙でいってよこしたことはたびたびあります。しかし、それは私としては当然のことで、もちろん、あんな商売をしている女に山ほど銭を入れ揚げたって、それは入れ揚げる方が愚ではあるが、たとい幾ら泥水稼業(どろみずかぎょう)の女にしても、ただむやみに男を騙(だま)して金を捲(ま)き上げさえすればいいというわけのものでもありますまい。私がこの藤村の娘に対してしたことを最初からずっとお話をするとこうなのです。まあ聴いて下さい」 と、いって、対手が妙に生齧(なまかじ)りの法律口調で話しかけるのを、こちらは、わざと捌(さば)けた伝法(でんぽう)な口の利(き)きようになって、四、五年前からの女との経緯(いきさつ)を、その男には、口を※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)(さ)し入れる隙もないくらいに、二時間ばかり、まるで小説の筋でも話して聴かすように、ところどころ惚気(のろけ)まで交えて、立てつづけに話してきかせた。私の顔は熱して、頬(ほお)には紅(くれない)が潮(さ)してきた。 するとその男は、だんだん私の話に釣(つ)り込まれてしまい、初めの変に四角張っていた様子はいつか次第に打ち融けて、私の話が惚気ばなしのようになって来ると、たまらず、噴(ふ)き出しながら、 「君は女に甘い。君は下手(へた)だ。そんな君、女にただ遠方から金を送るということがあるものか。そういう時には君が自分で金を持って京都に来て、さあ、金はここに用意してある。廃めて自分の方に来るかどうするかと向うの腹を確かめて、こっちのいうことを聴くなら、金を出してやろうという調子で行かにゃ駄目(だめ)じゃ」と意見するようにいって、笑っている。 私はまた、半ばはわざとそうして見せるところもあったが、男が笑っているのを見て、むっとなり、あくまでも真剣な調子で、 「いや、笑いごとじゃありません。また惚気を言うつもりでもありません。他人から見れば馬鹿と見えるくらい、およそそれほどまでに、私は、相手を信じきって尽して来たことをお話するのです。惚気を聴かすようですが、それも私たちの間がそれほどまでに打ち融けておったことを説明しているのです。それにもかかわらず、……」と、なお後を継ごうとすると、その男は、一層笑い出して、 「いや、君は馬鹿だ。はははは君、出ている女は君、君一人だけが客じゃない、ほかにも多勢そんな男があるもの……」と笑い消してしまう。 母親も傍から口を出して、 「世話になった人はあんたはんばかりやおへん。まだまだもっと他に、いうに言えんお世話になったお人がありますのどす」と、その男にも聴いてくれというようにいう。 「うむ、そりゃそうやろとも」男はもっともというようにうなずいている。 私は、それを不快に思いながら聴いていたが、 「そりゃ、私のほかに、もっと世話になっていた男があるかも知れない。何も自分一人が色男のつもりでいたわけじゃないが、自分もこの年になって、女に引っ掛かったのは、これが初めてじゃない。随分女の苦労は東京にいてたびたびして来ているんだ。しかし今度のような御念の入った騙され方をしたのは初めてだ。それに何ぞや、私が嚇かしたために気が狂ったなぞと、聞いて呆(あき)れる。それどころじゃない、私の方であの女のことを思いつめて患わぬが不思議なくらいに自分でも、思っているのです。私が嚇かしたためにそんな病気になったという苦情があるなら私の方で悦(よろこ)んで引き取って癒してやりましょう。しかし、さっきのお話で銭を五百円出せというのはどういうわけです?」 きっぱり、そういうと、その男はまたうなずいて、妙な東京弁を交えながら、 「うむ、そりゃ君の心持も私にはようわかっている。だから、病気になったことについては、情状を酌量(しゃくりょう)して、どうしてくれとは言わぬから、女のことは諦(あきら)めてもらいたい。それでも、どうしても君の方へ連れて来たいというなら、五百五十円か、それだけの金を君の方から出してもらわねばならん。その金が出来るか」 人を馬鹿扱いにして宥(なだ)めるような、また足もとを見透かして軽蔑(けいべつ)したようなことをいう。私は、情状を酌量するもあったものではないと心の中でその浅薄な言い草を腹を立てるよりも笑いながら、 「へえ、五百何十円! それはどうした金です?」と訊き返しながら、今までさんざん人を騙して、金を搾(しぼ)れるだけ絞っておきながら――もっとも本人は何にも知らずにいるのかも知れぬが――どこまで虫の好いことを言うと思った。 すると、母親はまた興奮した顔で傍から口を出して、 「その金はどうした金て、あんたはん、まだ松井さんにあの娘(こ)の借金がおすがな。あんたはんも私のところにおいやした時に、何度もあの娘に訊いておいやしたやおへんか、まだたんとの借金おした。その金を返さんことには、あんたはん松井さんかて、あの娘を廃めさしてくりゃはりゃしまへんがな」真顔でいう。 「その借金を五百五十円今度親類から出してもらったのだ」傍の男が後を受け取って言う。 私には、どうも、はっきり腑(ふ)に落ちぬ。 「へえ?……しかし、この間私が松井へ行って、お繁さんに会って訊いた時には、そんなに借金はもうなさそうな口ぶりであったが」 「あの人何も知らはりゃしまへん。ないどころか、まだ仰山あって、あの娘はそんな病気になる……親一人、子ひとりの私の身になったら、あんたはん、泣くに泣かりゃしまへんがな。それで南山城(みなみやましろ)の旧(ふる)い親類に頼んで、証文書いて、それだけの金を今度貸してもろうたのどす」母親は、傍の男にも訴え顔にいう。 私は、黙ってそれを聴いていたが、なるほど彼女たちの先祖はもと府下の南山城の大河原(おおかわら)というところであったとは、自分が女を知って間もない時分から聞いていることであった。その大河原というのは関西線の木津川の渓流(けいりゅう)に臨んだ、山間の一駅で、その辺の山水は私のつとに最も好んでいるところで、自分の愛する女の先祖の地が、あんな景色の好いところであるかと思うと、一層その辺の風景が懐(なつ)かしい物に思われていたのであった。そして女の祖父に当る人間が、彼女の父親の弟分にして、も一人他人の子を養子にしていたが、祖父が死に、今からざっと三十年も前に父親が一家を挙(あ)げて京都に移って来る時分に、所有していた山林田畑をその義弟の保管に任しておくと、彼はその財産を全部失(な)くしてしまい、自分は伊賀の上野在の農家に養子に行って、なお存命である。ほかに兄弟とてなかった父方の親類といえば言われるのはそこきりで、血こそ繋(つな)がっていないが今でも親類づき合いをしているのであった。……それだけのことはたびたび母子の者から聴かされて自分も知っているが、その他に南山城に、不断親しい往来をしないでいて、突然金を貸してくれるようたところがありそうに思えぬ。 「へえ?……そんな親類があるのですか。伊賀の上野にはあると、あなた方から私もかねて聞いていたが」と、私が訝(いぶか)しそうにいうと、母親は、引ったくるような調子で、 「あんたはん、そんな委しいこと知らはりゃしまへん。そんな親類ありますがな」という。 「へえ? 何という親類です? やっぱり大河原の?」と重ねて訊くと、傍の男は、またそれを受け取って、 「自分で、藤村の親類で、やっぱり藤村利平という者だというとった。その人間がわざわざ私のところに来て依頼して帰った」 「あんたはん、あんな遠いところからそのことで出て来てくれたのどす」二人は調子の合ったことをいっている。 私も、心の中で、ああいうのだから、そんな親類があるのかも知れぬと思った。 「じゃ、私がその藤村利平という人に一応会って話しましょう」 「いや、もうこの間ちょっと来て、すぐ帰ってしもうた」といってしまう。 ついに、どちらのいい分も要領を得ずにそんな取り留めのない話になったが、私の心は、どうあっても女を思い絶たない、女に会わなければ承知しないが腹一ぱいで、たといこの天地が摧(くじ)けるとも女を見なければ気が済まぬのである。それで、とうとう三、四時間も話し込んでいる内に暗くなってしまったので、その男は、忙しいといって立ちそうにするのを、私はどこまでも一度女に会って、差向いで納得するような話をしなければ何といってもこのままに済ますわけにはゆかぬといい張った。 すると、母親もその男も遅(おそ)くなって心が急(せ)くのと両方で、 「そやから、病気さえ良うなったら、あんたはんにも会わせますいうてるやおまへんか」 「きっと会わせますな」 ということにして、二人は帰った。 八 この間母親と一緒に来た小村という男が、十日か十五日経ったら会わせましょうと受け合ったので、自分もそれで幾らか安心して、なるべく他のことに気をまぎらすように努めながら、その十日間の早く経つのを待っていた。そして約束の十日が過ぎると、もうそのことばかりが考えられて心が急くので、宿からあまり遠くないところと聞いていた、その小村の家を訪ねて往って、この間母親と一緒に来た時に聴き残した、もっと委しいことをあれこれと訊ねてみた。そして、金を出したのはやっぱり南山城の大河原字(あざ)童仙房(どうせんぼう)というところの藤村利平という人間であって、その人間が、自分の事務に携わっている室町竹屋町の法律事務所にわざわざ訪ねて来て、親戚(しんせき)関係の藤村の娘のことを依頼していったのである。大河原の童仙房というところにそういう人間があるかどうか、自分は委しいことは知らぬが、事務所の方には四、五年前に他の事件を依頼して来たことがあるので、今度はその縁故で来たのである、という。 私は、それを、この間はじめて聞いた時から幾度となく疑ってみた。そんな親類があって、こんどそれだけの金を出してくれるくらいならば、そもそもあんな卑しい境涯(きょうがい)に身を沈めない前に泣きついて行くはずである。けれども、そういう親類があるというから、あるいはそうかも知れぬ。そして、 「もう、あれからしばらく経ったから、病気も大分良くなったでしょう。私自分で一遍往って様子を見て来たいと思うんですが」というと、小村は口をきくよりも先きに頭振(かぶ)りをふって、 「いやいやまだなかなかそんなどころでない。母親の話ではどうも良くないらしい」という。 「とにかく、それでは私が自分で往ってみましょう」といって、女の静養しているという山科(やましな)の方の在所へ往く道順や向うのところを委しく訊ねると、小村は、君が独(ひと)りで往ったのではとても分らない、ひどく分りにくいところだといっていたが、それでも強いてこちらが訊くので、山科は字小山というところで、大津ゆき電車の毘沙門(びしゃもん)前という停留場で降りて、五、六町いった百姓家だという。姓はときくと、さあ姓は、自分も一度母親に連れられて一度行ったきりでつい気がつかなかったが、やっぱり藤村といったかも知れぬという。 まるで雲を掴(つか)むような当てのないことであるが、私はそれから小村方を出て、寒い空に風の吹く砂塵(さじん)の道を一心になって、女に食べさすために口馴染(くちなじ)みの祇園のいづ宇の寿司(すし)などをわざわざ買いととのえて三条から大津行きの電車に乗った。小村のいった毘沙門前の停留場というのは、大津街道の追分からすこし行くとすぐなので、そこで電車を降りて、踏切番をしている女に小山というところへ行くのはどう往ったらよいかと訊ねると、女は合点のいかぬように、 「小山はここから五、六町やききまへんなあ。あこに見えるのが小山どすよって、一里もっとおすやろ」といって指さす方を見ると、田圃(たんぼ)の向うの逢阪山(おうさかやま)の峰つづきにあたる高い山の麓(ふもと)の方に冬の日を浴びて人家の散らばっている村里がある。私は、あそこまでは大変だと思いながら、 「そうですか、毘沙門前の停留場を降りてすぐ五、六町ときいたのですが」と、私は繰り返して独(ひと)り言を言ってみたが、踏切りの番の女は、ただ、 「ちがいますやろ」 とばかりでしかたがない。そして、自分ながら阿呆(あほう)な訊ねようだと思ったが、もし京都からかくかくの風体(ふうてい)の者で病気の静養に来ている者がこの辺の農家に見当らないであろうかと問うてみたが、それもやっぱり、 「さあ、気がつきまへんなあ」で、どうすることも出来ない。 しかたがないから、私はそこから大津街道の往来の方に出て、京都から携えてきた寿司の折詰と水菓子の籠(かご)とを持ち扱いながら、雲を掴むようなことを言っては、折々立ち止まって、そこらの人間に心当りをいって問い問い元気を出して向うの山裾(やますそ)の小山の字(あざ)まで探ねて往った。十二月の初旬のころでところどころ薄陽(うすび)の射(さ)している陰気な空から、ちらりちらり雪花(ゆき)が落ちて来た。それでも私は両手に重い物を下げているので、じっとり肌(はだ)に汗をかきながら道を急いで、寂れた街道を通りぬけて、茶圃(ちゃばたけ)の間を横切ったり、藪垣(やぶがき)の脇(わき)を通ったりして、遠くから見えていた、山裾の小山の部落まで来て、そこから中の人家について訊ねたが、そういう心当りはどこにもなかった。それでもなお諦めないで、そこからまた引き返して、ほとんど、山科の部落という部落を、ちらちら粉雪(こゆき)の降っているにもかかわらず私は身体中汗になって、脚(あし)が棒のようになるまで探ね廻ったが、もとより住所番地姓名を明細に知っているわけでもないので、ついにどこにもそんな心当りはなく、在所の村々が暗くなりかけたからしかたなく、断念して、失望しながら帰路についた。 あとで小村という男に会ってそのことを話すと、彼は「一人往ったのでは、とても分らん」といっていたが、母親が近いうちにまたその話で来ることになっているから来てくれというので、少しは好い話をするかと思って、楽しんでその日に往くと、母親の調子はこの前会った時より一層険悪になって、こちらが、女に未練があるので、どこまでも下手に優しくして物をいうと、彼女は、理詰めになって来ると、しまいには私に向ってさんざんぱら悪態を吐(つ)いた。 そして、山科に娘を預けたというのは、※(「言+墟のつくり」、第4水準2-88-74)(うそ)であろうというと、もう、そんなところにいるものか、遠くの親類が引き取ったとか、またこういえば、私が東京へ帰って行くとでも思ったか、世話をする人が家内にするといって東京へ連れて行ったなどといろんなことをいっていた。たしかに南山城に行っているとも思えないが、母親が、いつもよくいうとおりだとすれば、あるいはそうかも知れぬ。あの女が、自分の索(さぐ)り求めえられる世界から外へ身を隠した、もう、とてもどうしても会うことも見ることも出来ぬと思えば、自分は生きている心地(ここち)はせぬ。そんな思いをして毎日じっとして欝(ふさ)いでばかりいるよりは、当てのないことでも、往って探(さが)してみる方がいくらか気を慰めると思って、私は、十二月のもう二十九日という日に、わざわざそちらの方へ出かけていった。木津で、名古屋行きに汽車を乗り換えると、車内は何となく年末らしい気分のする旅行者が多勢乗っている。一体木津川の渓谷(けいこく)に沿うた、そこら辺の汽車からの眺望(ちょうぼう)はつとに私の好きなところなので、私は、人に話すことは出来ないが、しかし、自分の生きているほとんど唯一の事情の縺(もつ)れから、堪えがたい憂いを胸に包みながら、それらの旅客に交って腰を掛けながら、せめても自分の好める窓外の冬景色に眼を慰めていた。車室がスチームに暖められているせいか、冬枯れた窓外の山も野も見るから暖かそうな静かな冬の陽に浴して、渓流に臨んだ雑木林の山には茜色(あかねいろ)の日影が澱(よど)んで、美しく澄んだ空の表にその山の姿が、はっきり浮いている。間もなく志す大河原駅に来て私は下車した。 かねて南山城は大河原村の字童仙房というところの親類に引き取られていると聞いていたので、大河原の駅に下車すると、そこから村里まで歩いて、村役場について、まず親類という人間の姓名をいって、戸籍簿を調べてもらったが、村役人は、「そんな名前の人は心当りがありませんが」といって、帳簿を私に見せてくれた。そして、童仙房というところは、この大河原村の内であっても、ここから車馬も通わぬ険悪な山路(やまみち)を二、三里も奥へ入って行かねばならぬという。そんな遠い山路を入っていっても童仙房というところにそんな人間がないならば無益なことである。 そして、そんな姓名はこの大河原村にはない。それと同じ姓は、この隣村の何がし村の聞き違えではないか、その村には藤村という姓が多いという。しかしその村もやっぱり鷲峰山(しゅほうざん)という高い山の麓になっているので、そこまで入って行くには、どちらからいっても困難であるが、まだここから行くよりも、ここから三つめの停車場の加茂から入って行った方がいいが、それでも五、六里の道である。そちらからならば俥(くるま)が通うかも知れぬといって教えてくれた。 大河原ということは、今度の場合に限らずこれまでもたびたび母親の口から聞いているので、そんな人間が実存するなら大河原にちがいはなかろうと思ったが、あの連中の言うことには、どんな虚構があるかも知れぬ。もしや、その隣村ではあるまいかと思案して、ここまで乗りかかったついでに、どこまでも追究せずにはいられない気がするので、私はそこまで探ね入って行く決心をした。南山城の相楽(さがら)郡といえばほとんど山ばかりの村である。そこに峙(そばだ)っている鷲峰山は標高はようやく三千尺に過ぎないが、巉岩(ざんがん)絶壁をもって削り立っているので、昔、役(えん)の小角(おづぬ)が開創したといわれている近畿(きんき)の霊場の一つである。その麓を繞(めぐ)って、ほとんど外界と交通を絶ったような別天地が開けているのである。 私はこの寒空にそこまで入って行くことの容易ならぬことを思って、幾度か躊躇(ちゅうちょ)して、長い太息(ためいき)を吐いたが、女がもしその深い山の中に行っているとしたら、自分もそこまで入ってゆかねば会うことも見ることも出来ぬのであると思うと、それを中止するのも何だか心残りである。そう思って、大河原駅からまた笠置(かさぎ)、加茂と三つ手前の駅まで引き返して戻った。そして、加茂駅に下車して停車場の出口で、そこに客待ちをしながら正月のお飾りをこしらえていた二、三人の車夫に、何がしの村までこれから行ってくれぬかというと、彼らは、呆れた顔をして、笑いながら、 「とっても……」と、一口いったきりで顔を横に振って対手(あいて)になろうとせぬ。なおよく訊ねると、泥濘(ぬかるみ)が車輪を半分も埋めるので、俥が動かない、荷車ならば行くという。 私は、思案に暮れてしばらくそこに突っ立って考えていたがそうかといって、断念する気にはならぬので必ず行くという決心はなかったがしかたなく駅路(うまやじ)の、長い街(まち)つづきを向うへ向うへとどこまでも歩いて行った。やがて半道も行くと、街道はひとりでに高い木津川の堤に上がっていった。木津川も先きの大河原駅あたりから、ここまで下って来ると、汪洋(おうよう)とした趣を備えて、川幅が広くなっている。鷲峰山下の村に通う街道は、そこに架した長い板橋を彼方(むこう)に渡ってゆくのである。私は、ゆこうかゆくまいかと思うよりも、行けるかどうかを気づかいながら、ともかくその長い板橋を向うに渡っていった。それでも、なかなか交通が頻繁(ひんぱん)だと思われて、相応に人が往来している。私は長い橋の中ほどに佇(たたず)んで川の上流の方を眺(なが)めると、嶮岨(けんそ)な峰と峰とが襟(えり)を重ねたように重畳(ちょうじょう)している。時によっては好い景色とも見られるであろうが、午後から何だか、寒さが増して陰気な空模様に変ったと思っていたら、雪花(ゆき)がちらりちらり散って来た。私は、長い橋の上に立って空を見上げながら、「この空模様で、膝(ひざ)を没する泥濘道ではとてもおぼつかない」とまた思案をしたが、ともかく橋を向うに渡ってなお歩いていると、そこへ後からがらがら空車(からぐるま)を挽(ひ)いた若い男の荷馬車がやって来た。私はその男に声をかけた。 「その荷馬車はどこまで行く? 何がしの村まで行かぬか」 と訊ねると、その途中まで帰るのだという。 「君、その荷馬車に乗せてもらえないか」と頼むと、 「ああ、乗って行きなはれ」といいながら、彼はずんずん行く。 それは、何か貨物を運搬した帰りと思われて、粗雑な板箱の中は汚(きたな)くよごれている。私はそれを見て心を決しかねて、なお後からついてゆくと、彼はしばらく行くと、馬を停(と)めておいて、道傍(みちばた)にあり合わした藁塚(わらづか)から藁を抜き取って来て、それを箱の中に敷いて、 「さあ、乗んなはれ」という。 私は、心に、若い馬子(まご)の深切を謝したものの、さすがにその荷車に乗りかねた。自分は、何の因果であの女が諦められぬのであろう、と感慨に迫りながら行く手の方を見ると、灰色空の下に深い山また山が重畳している気勢(けはい)である。 「いや、もう、止(よ)そうか」と、若い馬子にいって、私はとうとう断念して引き返した。そしてまた木津川の長い板橋を渡ってくると、雪を含んだ冷たい川風が頬を斬(き)るように水の面から吹いて来た。
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混沌の落とし子たちに捧ぐ僕からの鎮魂歌 ◆JR/R2C5uDs DaBaDa DuDulu DaDu... PaPaPi La DuLaDu... 奇妙な旋律が、その建物の中で聞こえている。 意味を成さぬ、音の羅列だが、それはある種の物憂げな、それでいて奇妙なおかしみをも伴う旋律だった。 杳馬は、これが何かを知らぬ。 知らぬが、今の沸き上がる高揚感を微かに押さえてくれる様で、妙に心地よい。 誰が唄ったかも分からぬスキャットを流しながら、来るべき時を待っている。 その時間が来たときに、この喜びをどれほど押さえられるか、彼自身分からなかった。 ◆◆◆ 結論から言えば、ピラミッドに行くのは後回しになった。 後回し、と言ってもほんの数時間のつもりで、今はオアシス近くの広い館にいる。 エジプト様式の建築は広々としていて、地下室付きの3階建て。なかなかの物件だ。 「ふうむ。悪くないな。 これなら、別荘にしてもいいくらいだ」 そう結城が感想を述べるが、どこまで本気かなど誰にも分からない。 当初の目的だったピラミッドを後回しにしたのは、まだ空が明け切っていないからだ。 砂漠地帯に足を踏み入れて、まず気がついたのは想像以上に寒い、という事だ。 実際に熱帯の砂漠では、昼間は40度を超えることがあっても、一転夜になると恐ろしく寒くなると聞く。 もちろん、ここは本当の砂漠ではない。結城はそう思う。それでも、かなりの広さのこの砂地が、夜間に昼間の熱の多くを失っていること自体は確かなようだ。 美雪の変装を解いた結城は、既に元々着ていた部屋着に戻っている。その姿である程度歩き出してから、ずいぶん身体が冷えているのに気がつき、身震いをした。 これならば、ゴードン達の居た館で着替えを調達してくれば良かったと思ったところで、あのオアシスの近辺には、地図上家がいくらかあったはず、と思い出したのだ。 とはいえ、もう一つの理由の方が、結城にとっては大きい。 暗い、のだ。 ピラミッドを目指した切欠は、勿論支給品の中にあった鍵とメモ。そこに乗り物が用意してあるという事からだ。 しかし既に結城の中では、ただ単純に「ピラミッドを見てみたい」という事の方が大きい。 となると、遠目に見てもただの黒いシルエットでしかないこの時間帯に行っても、うまみが少ない。 見るならば、日の光の下で、だ。 この寒さをのこのこ歩いていって、震えながら夜明けを待つ、なんてのはまっぴらごめんだ。 だとしたら、それまでを他のことに使うか、身体を温めて休んだ方がよい。 そこで見つけたのが、この区域で一際大きな館だった。 規模としては、先程の洋館よりは幾分小さい。 それでも一般的な日本人の感覚からすれば、やはりこれは「お屋敷」だった。 エジプト風の丸い尖塔や、白い壁の様子も、エキゾチックで洒落ている。 一つ奇妙なのは、その門扉が鋼鉄製でかなり厳重だという点だ。 まるで、何者たりともこの敷地内に侵入することまかりならん、とでも言うように、威圧的で重厚だ。その厚さ、20㎝はあるかもしれない。 となると、俄然好奇心がそそられる。 入るなと言われれば入りたくなるし、ダメだと言われればやりたくなるのが人情というもの。特に結城はその傾向が強い。 押してみる。確かに硬く重い門であったが、問題なく開く。やや拍子抜けしたものの、これは中に住人が居ないという事の証左であろう。 今更ながら、この「実験場」とやらには、集められた者達以外誰も居ないのだと思い知らされる。 邸内もやはり静まりかえり、人はおろか生命の気配がない。 静寂。 世界に自分一人しか居ないかの如き、街では決して感じられぬほどの静寂である。 かつて、これほどまでの静寂を感じたことはあるだろうか? 沖の真船島でのときすら、隣には賀来と言う生命が在った。 珍しく、結城の心に怖気が走るが、それでも躊躇無く邸内を探し回り、3階の尖塔部に、それを見つけた。 「これはこれは…」 緊張に汗ばみながらも、にやり、と笑みを浮かべる。 これは、例の主催者の趣向か、はたまたこの館の元の持ち主によるものか。 先程の門扉よりも、さらに頑丈な、鋼鉄製の棺桶。 黒い外見には意匠が施され、内側は更に真っ赤なビロードを敷き詰めているそれは、棺桶の形をしたベッドの様だ。 「まるで映画に出てくる、吸血鬼ドラキュラの棺桶だな」 しかも、その頑丈さたるや、個人用核シェルターとでも言うかの如く、だ。 「ふふ、この中にこもっていれば、100年くらい軽く生き延びられそうじゃないか」 勿論、食事や排泄、呼吸などの問題さえクリアできれば、だが。 とはいえそれは困ったものだろう。手帳と共に付いていた小さなペンライトで照らしつつ眺めても、外からも内からも鍵が掛けられぬよう、それらしき場所が無い。中に閉じこもったところで、分厚い蓋を持ち上げるそれなりの力さえあれば、簡単に開けられてしまうだろう。 逆に言えば、中に入っても鍵を閉めて閉じこめられる事はない、という事でもある。 結城はそこで、一息つこうと考える。 せっかくのこの洒落た趣向には、やはりのってやるべきだろうというわけだ。 地下階のワインセラーからは、グラスとワインを失敬してきているし、味気はないが支給された食料もある。 棺桶の縁に座りくつろいで、グラスのワインを一啜り。 血のような赤ワインを飲みつつ、与えられた乾パンとジャーキーをつまみ、今日の見事な働きを思い返す。 まさに、人の姿をした吸血鬼とでも呼ぶに相応しい己の所業を。 そうして、30分ほどゆったりとした時間を過ごしてから、結城は棺桶の中に入って軽く目を閉じる。 確か早朝、6時には何か知らせがあると言っていたはずだから、休むと言っても精々後数時間も無い。 それでも、結城はしばし身体を休め、まどろみに心委ねる。 うつらうつらとしたまどろみの中、結城の切れ切れな意識の中に思い返された言葉が、後になって結城の心に微かな揺らぎをもたらすのだが、今はその時間ではない。 「…そういえば、三人殺した時点で、何かボーナスがあるとか書いてあったな…」 結城は既に二人を殺している。 つまり、後一人でその権利が得られる。 異なる歴史を持つ世界を越えた力を持つ者がもたらすボーナス、その者が叶えてくれる願いとは、どれほどのものなのだろうか。 寝過ごすことを心配するまでもなく、結城はあとさらに30分ほどして、急激な頭痛と嘔吐感により問答無用で意識を引き戻されるのだ。 結城自身が覚悟し、それでも悩ませられ続ける頭痛。 殺人兵器、毒ガスの"MW"によってもたらされた後遺症。決定的な、確定的な、死の予兆。 異なる歴史を持つ世界を越えた力を持つ者にとって、それは決定的、確定的なものなのだろうか? その答えを知れるのは、結城が更に一人の命を手に掛けてからだろう。 ◆◆◆ その、かつての館の主はというと、今は真っ暗な汚れた通路を歩いている。 通路、というより、そもそもそこは本来人が移動する事を主目的とした場所ではないのだが、今はその為の場所として機能している。 下水道、である。 人間を辞め、そして人間を越えたDIOにも、その吸血鬼という性質から来る弱点が一つだけ在る。太陽光、或いはそれと同じ波長を持つ波紋エネルギーだ。 それを浴びた途端、驚異的再生力も何も無く、塵と化し、或いは熔けて死んでしまうのだ。 だから、夜が明ける前に、日の出ている時間のねぐらを確保することは、DIOにとって必須事項だと言える。 カイロに居たときは、一つの頑丈な館に閉じこもって生活をし、昼の間は手下達にガードをさせていた。 しかし今は、館もなく手下も居ない。 先程出会った東洋人の少年に誘いを掛けたのも、巧くすれば昼間の護衛に使えるかも知れないという理由があったからだ。 言葉で心の隙をついて、或いは肉の芽を植え込み洗脳してしまうのも手だったろう。 しかし邪魔が入り失敗した以上、先にねぐらの確保をしておくのが賢明だ。 コロッセオ周りの街路を歩き回り思案した結果、マンホールを見つけた。 これは、なかなか良い。 ただの家では、窓一つ開けただけで日光に晒される。 まして空条承太郎や、先程の仮面ライダーの様な輩もいるのだ。 寝込みをそんなところで襲われて、建物ごと破壊されたら溜まったものではない。 下水道なら、地下である。そうそう簡単に壊せない。或いは壊されても、移動して逃げる先がある。 また、もしかしたら、地下を移動することで、この地図にある様々な施設へと移動することも出来るかも知れない。 ここが本当の街であれば、必ず繋がっているはずだし、おそらくはそうではないとしても(コロッセオとピラミッドがある街など聞いたこともない)、わざわざ下水道を設置としているのだから、それは十分に考えられる可能性だ。 だとしたら、DIOが今すべきことは、誰よりもこの下水道網の構造を熟知しておくことだ。 何れはこの下水道の利便性に気付く者が現れるかも知れない。 また、夜間になっても又、この下水道網を利用すれば、他の者達にとっては正に神出鬼没の様に振る舞える。 みっともなく逃げ道を探す獲物を出し抜いて先回りする、なんてのも、それはそれで痛快じゃないか。 DIOは一人ほくそ笑む。 勿論、その自分の館の常なる寝床の中で、別の男がまどろんでいることなどつゆとも知らずに。 ◆◆◆ 『現代のマリー・セレスト号!? 洋上で忽然と消えたトレジャーハンター達の謎』 今見ていたビデオの見出しである。 大西洋上で沈没船の宝探しをしていたトレジャーハンター達。しかし彼ら乗組員が忽然と姿を消したという謎の事件…そこにはまるで海底から引き上げられたばかりと思われる、頑丈な鋼鉄製の棺桶が残されていた。 このテレビ局(たしか、建物の入り口辺りに"さくらテレビ"と日本語で書かれていた気がする)の建物を訪れ、18世紀の人間でありながら『放送システム』について直感的な理解を得た後、杳馬はさらに好奇心のまま様々な部屋の機械を弄り、また部屋を漁っていた。 その中の一室、「ビデオライブラリー」と記された部屋から持ってきた大量の小さな箱…杳馬の感覚からすると、紙の使われていない本のようなもの、という理解だ。 ただしこの本は、別の大きな箱へと入れねば中身が分からず、その中身は文字ではなく、さらに別の箱に映像と音を映し出すという仕組みだ。 杳馬からすればなんとも手間の掛かるもの。 が、彼にとって驚くべきはそれらのどの場面でも、小宇宙のような驚異的なパワーが一切使われない、という点にある。 そこで起きていること自体はさして驚きではない。それを起こす過程にこそ、脅威がある。 一番小さな箱に、目で見たものや聞いたことを記録する。それを別の箱に入れることで、さらに大きな箱に映し出す。 水面や水晶球に映像を映し出す、というのは知っている。幻覚を他者に見せる、のも分かる。しかし、それらはそれを出来る能力、力があって始めて成せる技だ。 それらの能力や力が一切働いておらずとも、或いはその原理を知らずとも、それと同等かそれ以上のことが出来る。 勿論実際には、電気や磁気などのエネルギーが存在し使われてはいるが、しかしそれら自然界に存在するエネルギーと、杳馬の考えている小宇宙のような常ならざるパワーは別のものである。少なくとも杳馬の認識においては。 放送、といい、杳馬にとってこの施設にあるテクノロジーは、つまりはそういう事だ。 ビデオテープをビデオデッキに差し込んで、モニターでその内容を視聴する、というのは、彼にとってそういう意味を持つ。 言い替えれば、だ。 小宇宙を持たずとも、小宇宙を持たねば出来ぬ事を実現する様な装置や仕組みが、この会場の何処かに、或いは誰かのバッグの中に入っているかもしれない、という事でもある。 「…健気だねぇ」 しかし、そういう脅威を目の当たりにしても、基本的な感想は、こうだ。 人は猛獣の如き牙も爪も持たぬ。だから剣を発明した。 人は夜の月明かりだけで周りを見渡せぬ。だから火を使いこなし灯火とした。 虎や獅子に、それらは要らぬ。 己の牙があり、爪があり、眼があるからだ。 杳馬はその健気を哀れむだろうか? 悪魔将軍であれば、それら人の健気を哀れむ。哀れんで後、それらを一顧だにせず蹂躙するだろう。 あるいは、グロンギの王、ン・ダグバ・ゼバもそうかもしれない。 しかし杳馬の考えは、違う。 もとより、杳馬とてただの人である。健気に剣術の研鑽を積み重ねていた、ただの人なのだ。 ただ単に、人として破格であったというだけだ。 DIOであればどうか? 人でありながら、人を辞め、人を超越したDIOであれば? DIOも、人の健気を哀れみ、嗤うだろう。その決して埋められぬ彼我の差こそ、DIOの望んで得たものなのだから。 杳馬にも、それらの気持ちが微塵もないわけでもない。 しかしそれ以上に思うのは、その可能性の中にある、混沌である。 ただの人が、人を越えたものの力に近づこうとする健気から生まれる、新たな混沌。未知なる技。 それが、杳馬にとってどれほどの面白さをもたらしてくれるか。 そのことである。 今自分の居る場が、かつて経験したあらゆるものと異なる場である事を、杳馬は非常に正確に理解していた。 それは、息子と同じ名を持つDr.テンマと出会ったときから感じていた違和感でもあり、街中の風景やこの設備を体験してからの実感でもあり、さらにはビデオテープの内容を見て得た確信でもある。 『中田栄角、緊急入院で国会紛糾!? 毒ガスMWの真相は―――』 『ドイツ連続中年夫婦殺人事件、その秘められた犯人像とは?』 『御目方教本部にて集団自殺』 『ヴォイス・オブ・フェイト』 『超人オリンピック優勝パレード』 『ミレニアム―――エイドリアン・ヴェイトの新たなブランド戦略』 『ハーレイ&アイビー、新作を企画中?』 『緊急特番・貴方はキラを支持しますか?』 等々…。 様々な情報、様々な映像。 立て続けの情報の洪水だったが、これらを深夜から空の白み始めるこの時間まで、ぶっ通しで見続けている。 見た限り、それらに、名簿にあった参加者達が直接語られているもの、映し出されているものはないようだった。或いはあっても、そうとは把握できなかった。 しかし分かることはある。 まず、自分にこれらの中で語られ、或いは描かれている言葉、言語が、難なく理解できているという事実もその一つだ。 それを可能にするだけの力が、ここに自分達を呼び寄せた者にある。 そして、これらの個々の情報が全体を描き出すときにもたらす歪さ、噛み合わなさ。 一つ一つの真偽は確認できないが、これらの映像を見た者 (誰か個人の直接的な視覚情報ではないことは薄々分かっているが、かといって流石に、テロップやエフェクトなど映像編集の事までは明確に理解できていないので、表現としてはこうなる)の持つ歴史背景が、各々異なっている様に思えることだ。 単純に、まず年代が違う。主にキリスト歴で語られているものばかりだが、1900年代後半から2000年代、とされているのものが中心にある。 とすれば、この技術が生まれ、発達したのが、杳馬の生きていた時代より未来の、その時代近辺なのだろうと考えられる。 仮に、この映像が他の参加者と関連するのならば、彼らの多くはその時代の者達と考えられるわけだ。 しかしそれだけでは無い違和感がある。 ピタリと嵌らない、微妙に異なるピースばかりのパズルのようだ。 時を越えている、という事実。それはクロノスの力か、はたまた別の何かなの。 しかし、どうにも越えているのは時のみでは無いのではないかと思える。 時空をねじ曲げ、自分や息子のテンマ、ハーデスの姉であり軍統括をしているパンドラ等が呼び集められたこの場、この時代が、果たしてこの中に映し出された時代の何れかなのかも分からぬ。 杳馬には、パラレルワールド、平行世界などと言う概念も知識もない。 それらは、量子力学や宇宙論などによりもたらされた、副産物的発明である。 発想や概念も、それらが生まれ、理論として成立すること自体、一つの発明なのだ。 結城やLがそれらの発想に至れるのは、あくまでその発明によりもたらされた理論、知識が、前提としてあるからだ。 杳馬の時代には、それらの理論は発明されていない。誰も中身を見たことのない箱の中に、生きた猫が居るのか死んだ猫が居るのかは、見ずとも決まっている。神が知っているはずだからだ。 しかし杳馬は逆に、異世界、を知っている。 人の住む人間界があり、ハーデスの統括する冥界があるのを知っている。 だから、或いはもしかしたら、「人間界にも、別の人間界が存在するのではないか?」 という、彼の時代の理論では有り得ない飛躍が、杳馬の驚異的とも言える混沌の思考に生み出される。 前提の知識として知っていてその発想にたどり着くことと、前提の知識がまるでないときにそこへ近づくことはまるで違う。 推論でも推理でもない。 或いは思考ですらない。 言ってしまえば、杳馬の内なる小宇宙が、それを理解してしまったのだとも言える。 その上で、杳馬の混沌としたその精神こそが、その理解を受け入れたのかもしれない。 彼に、例えばパンドラの様なハーデスへの信奉があればどうか? そもそもハーデスの居らぬ世のことなど、微塵にも夢想しまい。 何者をも信奉せず、何者にも心を寄せず、ただひたすら混沌の渦のもたらす熱狂のみに焦がれる、杳馬だからこそ受け入れられる。 杳馬は、この放送システムを理解し、そしてそこに保管されていた小さな箱、ビデオテープにあった記録から、今居るこの場が、すでからにしてとてつもない混沌の坩堝なのだと言うことを理解した。 おそらくは他の参加者の多くよりも、本質的に。 やはりここは、俺のための場所じゃないか! 例えようもない興奮が、彼の脳髄を駆けめぐる。 普段ではあり得ぬほどの高揚感が、彼の内側をかき混ぜ始めていた。 彼は既に、この実験を企画した者に畏敬と感謝すら感じている。 この様な混沌を生み出した手腕に。そしてその混沌をさらにかき回す機会を自らに与えてくれたことに。 その上で……例えばこの小箱の映像機のように、自分が主催者の持つ混沌を生み出すシステムを使いこなすことが出来ればどうだ? メフィストフェレスと呼ばれる男は、その夢想に暫し時を忘れていた。 そして何よりも、彼を喜ばせたものが目の前にある。 小さな鍵と、説明書。 この放送室内を漁っているときに見つけた、明らかに主催者により意図的に仕込まれていたものの一つだ。 その小さな鍵は、部屋でも箱でもなく、この放送装置の一つの機能を一時的に使用できるようにするもの。 説明書きには、こうある。 「最も早くこの鍵を見つけた者に、第一回目の放送を行う役割を与える」 と。 曰く、早朝6時になる5分前に、読み上げるべき脱落者の名前などが書かれた紙が、部屋の隅にあるFAXという機械から出てくるのだという。 やるべき事は二つ。 まず、それを確認してから6時1分前までに、機械の指示された鍵穴に鍵を差し込み、放送の準備をすること。 それを確認し、紙に書かれた情報を、正確にかつ嘘偽り無く読み上げること。 この二つだ。 やる"べき"こと、 は。 ただし、もしそれを言い終わってもまだ時間があれば、個人的なメッセージや演説など、何を話しても良いのだという。 つまり、6時になったときに、全ての参加者に対して何かを伝えることが出来る。 この放送は、首輪をした全ての参加者に届けられるというのだから。 勿論、しなくても良い。ただ事務的に読み上げるだけでも構わない。 自分の名を明かす必要もない。 そしておそらくは、読むべき情報に関すること以外であれば、嘘をついたって構わない。 説明書きでは、読むべき情報に関する嘘だけは禁じられている。 それを行えば、直ちに放送は中止され、曰く、「然るべき処置」がなされるらしい。 然るべき処置、よりも、そこで放送が中止されることが、杳馬には痛い。 何せ、こんな混沌をかき回せる機会は滅多にない。 そしてそれに使えるかもしれない情報が、ここには山とある。 数時間も掛けて確認したビデオテープの情報が、早速活かされるかも知れない。 杳馬には安息も休息も必要ない。隠れ家も部下も要らない。 欲しいのはただ、混沌とそれによりもたらされる興奮、愉悦。 それのみなのだ。 誰が唄ったかも分からぬスキャットを流しながら、杳馬は来るべき時を待っている。 その時間が来たときに、この喜びをどれほど押さえられるか、彼自身分からなかった。 【A-4/DIOの館:早朝】 【結城美知夫@MW】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 左足に擦過傷(処置済み) [装備]: [道具]:基本支給品 カツラ三点セット(栗色のツインテール、ピンク色のセミロング 黒髪のカツラ ) 私立不動高校制服 薬物入りカプセル三点セット(精力増強剤・痙攣誘発剤・???) 乗り物の鍵と隠し場所(ピラミッド)の地図 [思考・状況] 基本行動方針:生き延びて、世界滅亡の計画を築き直す 1:一休みした後は、しばらく本名と素顔で行動してみて、自分と神父以外に自分の世界から来た人間を探してみる。 2:明るくなってきたら、ピラミッドに向かい、乗り物を調達する。 3:バットマンに興味。 [備考] ※丸太は邪魔なので捨てました。 【D-5周辺/下水道内:早朝】 【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 絶好調 左肩に火傷痕 疲労(中) [装備]: [持物]:基本支給品一式、不明支給品1~3(本人未確認) [思考・状況] 基本方針:帝王はこのDIOだッ! 1:しばらく下水道から地下の様子を探り、日中の隠れ場所を得る。 2:ルンゲ、グリマーを見かけたら殺害する。 3:Dr.テンマ、ニナを見かけたらヨハンの事を教える。 [備考] ※参戦時期はヴァニラ・アイス死亡後。 ※山村方面に、ダグバが逃がした参加者がいる事を知りました。 【H-4/テレビ局内:早朝】 【杳馬@聖闘士星矢 冥王神話】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、フクロウのストラップ@現実 [思考・状況] 基本行動方針:殺し合いというマーブル模様の渦が作り出すサプライズを見たい! 1:6時になったら「放送」をする。 2:Dr.テンマが執着するヨハンに会ってみたい。 3:会場のマーブルが濃くなったら、面白そうな奴に特別スタジオの存在を伝える。 時系列順で読む Back 王と道化師 Next 幼気 投下順で読む Back この世界に反逆を開始せよ Next 幼気 あなたって本当に最低の悪魔(メフィスト)だわ 結城美知夫 [[]] 〜悪意は極力隠すこと、それが……〜大宇宙の真理 DIO 幸せは歩いてこない だから歩いてゆくんだね 幕間劇『パルティータ』 杳馬 第一回放送 メフィストフェレスの一滴
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奴隷剣士の反乱(後編) ◆LKgHrWJock 「これだから、ニンゲンってのは嫌なんだ」 F-5~6エリアを北上するオグマ一行の姿を眺めながら、 ネサラは冷ややかに吐き捨てた。 オグマはアイク捜索を放棄した、しかしそれが気に入らないのではない。 それ自体は、臨時放送を聞いた時点で推測していたことだった。 彼が姉弟の元に戻る前に再度接触出来なかった、それはこちらの落ち度といえる。 ネサラが気に入らないのは、オグマの、ニンゲン特有の視点だった。 ニンゲンは、自分たちの基準でしか物事を考えようとしない。 自分たちこそが世界の支配者なのだと、無意識のうちに思い上がっているのだ。 だから、自分たちとはまったく異なる視点で世界を見ている生き物が 同じ次元に存在していることを想像出来ない、理解出来ない、容認出来ない。 こうして俯瞰されているなど夢にも思わず、平然と契約を反故にする。 そんなオグマの姿は、ネサラにとって、ニンゲンの思い上がりの象徴のように思えた。 ――もっとも、その方が、俺としても好都合だがね。 ネサラは人型を保ったまま、天高く舞い上がる。 日は既に落ちていた。夜目の利かない鳥の姿では、移動すらもままならない。 かといって、飛行能力を有する人型生物は、この場においてはごく少数派。 ラグズの存在自体を知らない異邦人ばかりだからこそ、この姿を見られただけでも 想像のはるか斜め上を行く厄介ごとになりかねない。だが、空が死角になっている限り―― ――ニンゲンの思い上がりが、図らずも俺を助けてるってワケだ。 さぁて、どうするかね? オグマを追ってみるか、それとも……。 ……先ほどの金髪の少女の名は、既に把握していた。アルマ・ベオルブ。 肖像画つきの参加者名簿を確認すれば、それで事足りた。だが―― 森林に潜伏していたネサラは、アルマがイスラを狙撃しようとする現場を見た。 しかし、アルマは襲撃を断念し、一目散に逃走した。戦術としては正しい、と思う。 イスラたち3人は正規の軍隊で訓練を受けていることが明白で、 あのような少女にどうにか出来る相手ではない。たとえ3人が丸腰でも勝ち目はないだろう。 しかし、戦略としては論外だ。何故、弱さを利用して近付こうとしない? 何故、彼らの中に潜り込み、彼らを盾として利用しようとしない? そこまで頭が回らないのか? それとも、顔を出せない事情でもあるのか? ――既に本性を知られている、ってのも大いに有り得る話か。 接触は、保留にするかな。腑に落ちない点が多すぎるんでね。 アルマという少女はどうも、精神の均衡を欠いているように思えてならない。 わけのわからない理由で笑い続けていたかと思えば、常軌を逸したこの逃げ足。 森を抜け、E-5エリアに入るまで、アルマは一度も立ち止まらなかった。 今も、走り続けている。ニンゲンが長距離を走るときのペースとは、まるで違う。 先ほどからずっと、アルマは全力で疾走していた。このような筋力が、持久力が、 あの身体の一体どこに隠れていたというのだろう。 いわくつきの魔導具に精神を蝕まれ、同時に加護を得ているのではないか。 そう考えたほうがしっくりくるほど、彼女は違和感に満ちていた。 魔導具による影響、その仮説を裏付けるかのように、 先ほど確認した参加者名簿の肖像画のアルマは、明るい瞳でネサラを見ていた。 臨時放送直後に目にしたあの笑顔とはまるで違う、純粋な輝き。 もし、彼女が髪形を変えていれば、同一人物だとはにわかに信じられなかっただろう。 とはいえ、たとえ魔法によって引き出され、増幅された狂気であっても、 その土台となった心自体はアルマ・ベオルブの中に元からあったのではないか、 とネサラは思う。参加者の中には、彼女と同じ姓の少年がいた。 ラムザ・ベオルブ。彼は、アルマの凶行の動機になり得るのだろうか―― 『――ヴォルマルフッ!! ここはどこだ! おまえは一体、何を企んでいるッ!!』 ネサラの脳裏に、ラムザの声が響く。 彼の顔には見覚えがある。ヴォルマルフと面識のある、あの少年だ。 となるとアルマは、ヴォルマルフと敵対関係にある少年の妹、ということか。 ヴォルマルフには、いわくつきの魔導具を支給品としてアルマに与えるだけの 動機がある、ということになる。しかし、それでもやはり、腑に落ちない。 臨時放送直後の、あの笑顔。悪辣極まりない、臨時放送の直後であるにも拘らず。 ――いーや、ちょっと待てよ……。 不意に、キュラーの言葉が蘇る。ネサラははっと息を呑む。 『今回はこのゲーム最大の“貢献者”からの素晴らしい提案により、 一部ルール改定を行うことにいたしました』 ネサラは思う。主催に提案を持ちかけたのは、アルマではないだろうか。 彼女は殺し合いに乗っている。そして、常軌を逸した精神状態にある。 ルールの変更を提案したとしても、まったく不思議ではないだろう。 むしろ、そうなのだとすれば、あの笑顔にも納得がいく。 だが、どうやって? どうやって、主催陣と会話をした? 自身に支給された、“いわくつきの魔導具”を使ったのか? 彼女はいわくつきの品を支給され、内通者として利用されているのか? しかし、キュラーのあの言い方だと、“貢献者”とやらは自発的に考えて、 そして自らの意思で主催に提案を持ちかけたように感じられる。 ――主催と話す方法があるってなら、俺も知りたいもんだね。 アルマから聞き出してみようか、と思う。 だが、下手を踏めば、自分だけが主催に消されて終わりかねない。 それでなくても、あの逃げ足。彼女の精神は、錯乱しているに違いない。 交渉ごとには自信があるが、己の編み出す論理的な言葉が 狂人相手にも通じるなどと思い上がっているわけではなかった。 接触するのはまだだ、彼女が冷静さを取り戻してからだ。 そう考え、オグマ一行の追尾を再開する。 E-6エリアで街道に入った一行は、水分を補給しながら北上を続ける。 D-6エリアにさしかかろうとする彼らを見て、ネサラは淡く冷笑した。 彼らの進行方向には、人型の何かが転がっている。 それが参加者の死体であろうことは、ネサラにも容易に察しがついた。 オグマ一行の警戒心ならば、街道からでも見つかるだろう。 そしてそれは、オグマが蘇らせようとしている者たちの屍なのかも知れないのだ。 □ ■ □ 熱いナイフがバターを切り分けるように、光の刃が死人の首を切断する。 オグマの手に迷いはなかった。ただひたすら事務的に、死体から首輪を回収する。 街道を北上し、D-6エリアに足を踏み入れてから、二度、死体を発見した。 一体目は、街道から西に外れた草原で。二体目は、街道が途切れたその先で。 それが一体誰なのか、オグマは一目で理解した。ナバールと、マルス。 ひとりは、互いに実力を認め合った戦友にしてライバルであり、 ひとりは、彼が生涯の忠誠を捧げた最愛の少女の婚約者だった。 オグマはシーダを愛していた。彼女がマルスに出会う前から、ずっと。 彼女がマルスに惹かれていることを知って、何も思わなかったと言えば嘘になる。 しかし、命の恩人に対する忠誠心が、マルスの存在によって揺らぐことはなかった。 まして、恋敵であるマルスに対し、何らかの悪感情を抱くこともなかった。 マルスは、自分を救ってくれた少女が心から愛した相手。 彼女が大切に思っているものを否定的な目で見るなど、出来るはずがなかった。 それに、純粋で心優しいマルスの人柄を、オグマは好ましく感じてもいた。 そのマルスの亡骸を、オグマは自らの手で冒涜した。 迷いはなかった。たとえこの骸がシーダだったとしても、同じように扱っただろう。 『殺し合いに乗った女の子が同じ年頃の女の子を殺すところを見た』 イスラが見たという、無残に殺された少女。 それがシーダである可能性を受け入れた上で、案内しろと言ったのだ。 自らの手で、首輪を回収するために。主催を殺すに足るだけの武具を得るために。 そう、武具。頼るべきは、信じるべきは、己自身の剣の腕、そして精神力だけだ。 自分に対する確信がなければ、出所の不確かな情報など何の役にも立たない。 だから、ネサラの提案を蹴った。だから、キュラーの甘言に乗った。 剣一筋に生きてきたオグマにとって、手にすべきものはやはり剣だった。 いや、“剣”ならば、既にある。支給品のライトセイバー。異世界の魔法剣。 己の意思ひとつで光の刃を顕現出来る上に、その切れ味は鋭く、ほとんど重さがない。 武器としては、秀逸だ。だが、オグマの手には馴染まない。あまりにも軽すぎるのだ。 重みがなければ、己の筋肉を鞭打つようなものでなければ、オグマにとっては それはもはや『剣』ではない。振るうべきは、優秀な凶器ではなく、剣だった。 己の肉体にかかる負担と、敵の骨肉を断つ感覚、そんな負の側面を含めての、剣。 剣一筋に生きてきたオグマにとって、剣とは“重いもの”だった。 強力な武具を放出する。それは、主催陣の自信の裏返しといえた。 自らの安全を確信しているからこそ、そのような真似が出来るのだ。 殺されない自信があるからこそ、強力な武具を与えることが出来るのだ。 ――だが、それはただの慢心に過ぎぬ。今に思い知らせてやる。 マルスの首輪を手にしたオグマは、亡骸に背を向け、姉弟の元へと戻る。 骸に語るべきことはない。そこにいるのはマルスではない。意思も心もすべて消えた。 マルス王子には、もはやいかなる言葉も届かない。彼は、もう、死んだのだから。 それでもオグマは心の中で呟かずにはいられなかった。 ――マルス王子、しばしのご辛抱です。 □ ■ □ 「オグマさんは、僕の思っていたような人じゃなかった」 首輪を回収するオグマの姿を遠目で見やりながら、イスラは姉に謝った。 最初の死体を発見したとき、イスラは首輪の回収役を申し出た。 しかし、オグマが退けた。「俺の知人だ。手出しは無用」とだけ言って。 押し殺した声からにじみ出る凄絶な覚悟に、さしものイスラも返す言葉がなかった。 「姉さん。僕は、オグマさんを信用する」 「イスラ……」 アズリアは安堵したように微笑んだが、その顔はどこか悲しげだった。 胸の奥が軽く疼く。イスラはそれを黙殺し、いつものように笑ってみせた。 「でもさ、姉さんが思っているような人とも、ちょっと違うみたいだけどね。 オグマさんは、嘘をついている。あの羽根の出所に心当たりがあるんだ」 「何故、おまえはそう判断した? 根拠を訊きたい」 イスラは姉に半歩近寄り、声のトーンを落として答えた。 「姉さんは、おかしいとは思わなかったのかい? オグマさんは、振り返って上空を確認しようとはしなかった。一度もね。 あれだけ大きな羽根を持つ鳥が近くにいることを知れば、 上空にも警戒の目を向けるのが当たり前なのにさ。 でも、オグマさんはしなかった。抜かりのなさそうな人なのに。 それどころか、僕らの注意が前方に向くような話題ばかり選んでいた」 天を仰ごうとするアズリアの腕を、イスラは慌てて引き寄せた。 「上を見ないで。姉さんはオグマさんの誠意を踏みにじりたいのかい?」 「す、すまない……」 「オグマさんは、その鳥が僕らを襲わないことを知っていたんだ」 「警戒を怠ったのではなく、警戒する必要がないと知っていた、ということか」 「うん。少なくとも、僕らがその鳥の姿を目にしない限りは、ね」 「オグマ殿は一体何を……」 「さあね、それは僕にも――」 話はそこで中断せざるを得なかった。 二つ目の首輪を回収したオグマが、こちらに戻ってきたからだった。 「イスラよ、少女の亡骸はあの城のさらに先だったな」 「そうだよ、オグマさん」 「ならば先に城に立ち寄り、この首輪ふたつを武器に換える」 「分かった。ただ、ひとつだけ、頼みがあるんだけどさ」 「なんだ? 言ってみろ」 「新しい武器が手に入ったら、オグマさんの支給品の剣を僕に譲ってほしいんだ。 あれ、軽くて使い易いからさ。僕には、重い武器は合わないんだ」 嘘だった。だが、イスラは腕を振り、「僕には腕力がないからね」と微笑んだ。 彼の願いは別にあった。回収した首輪はいずれもオグマの知人のものだという。 ならば、入手した武器はオグマに使ってほしい。それがイスラの想いだった。 元の所有者のことを知り、そして大切に思っているオグマにこそ、使ってほしい。 「承知した」。オグマはただ、そう答えた。 ふたりのやり取りを黙って聞いていたアズリアが、静かに口を開く。 「いや、オグマ殿……、その首輪、ひとつは手元に置いておかれよ」 「何故だ?」 「キュラーなる男は、所持品の入手について、『首輪との交換』と言っていた」 交換。アズリアは、その単語に力を込めた。 イスラが、そしてオグマが息を呑む。その音が、夜のしじまを打った。 イスラの脳裏に、キュラーの言葉が蘇る。 『……武器庫から所持品をお持ちできる条件を、一つお付けいたしました。 それは、その所持品の持ち主の首輪との交換というものです。よろしいですかな?』 首輪との交換。そう、『交換』。 新たな所持品が欲しいなら、首輪を寄越せと言っている。 それは、武器を手にした時点で、首輪を手放さざるを得ないことを意味していた。 アズリアは、解析用の首輪が手元に残らないことを危惧しているのだろう。 イスラは臨時放送をさらに脳裏で反芻する。キュラーはこうも言っていた。 『首輪そのものが箱の“鍵”の代わりになるとでも、お考え頂ければ宜しいかと』 巧妙な印象操作だ。『鍵』と言われれば、何度でも使えるものと思ってしまう。 しかし、それは勝手な思い込みに過ぎない。期待の見せる幻に過ぎない。 首輪交換所。そのシステムの狙いは、殺し合いの加速だとばかり思っていた。 しかし、それだけではないことに気付く。主催者は、死亡者の首輪を回収したいのだろう。 その構造を解析させないために。そう、主催陣は、首輪を解除されては困るのだ。 それは、首輪の解析が可能であることを意味していた。 それは、参加者の手で首輪を解除することが可能であることを意味していた。 だからこそ、彼らは首輪を回収したがっているのだ。 「……成る程、そういうことか。アズリア、感謝する」 「いや、その言葉は主催陣を撃破するまでは受け取れない。 ヴォルマルフの言葉が事実なら、ディエルゴはこの島のどこかにいるだろう。 ディエルゴがいるのならば、復活を遂げたばかりだ。力が弱く、ゆえに、 己の糧となる負の思念を早急に、しかも効率的に吸収せねばならない。 だから、オグマ殿、イスラ……、先を急ごう」 ……やがて、一行は、C-6エリアに差し掛かった。 このエリアの中ほどに、目指すべき城はある。しかし、ここからでは視認出来ない。 足元は平坦だが、右手には山があり、殺人者が潜むべき場所はいくらでもある。 一行は、周囲を警戒しながら、慎重に道なき道を行く。 城への到着は、どうやら未明になりそうだった。 【C-6/エリア南端部/初日・深夜】 【オグマ@紋章の謎】 [状態]:健康 [装備]:ライトセイバー@魔界戦記ディスガイア [道具]:万能薬@FFT、ナバールの首輪、マルスの首輪、 基本支給品一式(水を多少消費) [思考] 0:主催陣の殲滅と、死者蘇生法の入手。手段・犠牲の一切を問わない。 1:信じるべきは己の剣の腕のみ。 2:アズリアやイスラと共に、主催の潜伏場所・首輪解除の方法を探す。 3:ナバールの首輪を宝物庫に持って行き、武器を入手。 その後、イスラの案内のもと、少女(ティーエ)の首輪を回収。 4:ゲームに乗る者や自分を阻害する者は躊躇せず殺す。 5:ネサラはしばらく泳がせておく。 6:マルスの首輪は解析用に所持、武器には換えない。 [備考] ※ネサラについては、マムクートのような存在ではないかと推測しています。 鳥のような姿に変身することが出来るのではないかと考えています。 【アズリア@サモンナイト3】 [状態]:健康 [装備]:ハマーンの杖@紋章の謎 [道具]:傷薬@紋章の謎、基本支給品一式(水を多少消費) [思考] 0:主催を倒し、イスラと共に生還する。 1:オグマ、イスラと協力し合う。 2:サモナイト石を探し、ここがリインバウムであるかを確かめる。 3:自分やオグマの仲間達と合流したい。(放送の内容によって、接触には用心する) 4:自衛のための殺人は容認。 【イスラ@サモンナイト3】 [状態]:健康 [装備]:チェンソウ@サモンナイト2、メイメイの手紙@サモンナイト3 [道具]:支給品一式(水を多少消費)、筆記用具(日記帳とペン)、 ゾディアックストーン・ジェミニ、ネサラの羽根 [思考] 1:アズリアを守る。 2:ディエルゴが主催側にいるなら、その確証を得たい。 3:サモナイト石を探し、ここがリインバウムであるかを確かめる。 4:ティーエの首輪を回収する。 5:対主催者or参加拒否者と協力する。(接触には知り合いであっても細心の注意を払う) 6:自分や仲間を害する者、ゲームに乗る者は躊躇せず殺す。 [備考] ※拾った羽根がネサラのものであることは知りません。 聖石と羽根の持ち主には関係があるのではないかと疑っています。 ※羽根の出所については、オグマが知っているのではないかと考えています。 ※オグマが自分たち姉弟に隠し事をしていることに気付いていますが、不信感はありません。 □ ■ □ 「ニンゲン特有の視点ってやつは、いけ好かないことこの上ないが……、 ま、今回はチャラってことでいいかな」 ネサラは大きく息を吸い、再び夜空に舞い上がる。 はるか下方で、オグマの金髪が、月明かりに淡く映えている。 C-6エリアに足を踏み入れた一行は、そのままゆっくりと北上を続ける。 彼らの目的地を、ネサラは既に把握していた。しかし、もう、追尾はしない。 「あばよ、オグマ。生きていれば、また会おうじゃないか」 ……オグマ一行の通り過ぎたD-6エリアで、ネサラは二体の屍を見た。 いずれも首を切り落とされ、何者かに首輪を持ち去られたあとだった。 死体を見れば、死後数時間が経ってから、同一の刃物で首を落とされたのだと分かる。 その切断面の様子から、魔法的な力を宿した武器によるものだと推察出来る。 それを見たネサラはふと、オグマの振るっていた剣を思い出した。 刃自体が光で出来た、異国の魔法剣。 一行の足取りから見ても、オグマの所業であることは明白だった。 しかし、問題はそこではない。肖像画のついた参加者名簿を持つネサラには、 ふたりの死者の名が分かった。ナバールとマルス。いずれもオグマの仲間だった。 ネサラの名簿の肖像画の横には、ナバールに△、マルスに○がついている。 オグマの話しを盗み聞いて、ネサラ自身がつけた印だった。 しかしこれは、ゲームに乗る危険性と利用価値について記したものに過ぎない。 オグマの口ぶりを思い出せば、彼がナバールを戦友として認めていたことは明白だった。 マルスを自軍の指揮官として、いや、それ以上の存在として敬愛していたことは明白だった。 オグマの所業を知ったネサラは、大した男だ、と感心した。 守るべき民のためならば、唾棄すべきニンゲンと手を組むことも厭わなかった 鴉王ネサラだからこそ、オグマの覚悟のほどを察することが出来た。 次に会ったときには、別の形で手を組みたいものだ、と思う。 アイク捜索などに利用するのは勿体無い。 オグマは、汚れ仕事を平然とこなせる男なのだから。 そして、オグマのそんな姿を目の当たりにしてもなお、 レヴィノス姉弟は彼と行動を共にしている。 不満が表面化している様子は見受けられない。 姉は堅物、弟は気難しそうな印象を受けるにも拘わらず。 それもまた、オグマという男のカリスマ性のなせるわざなのか。 それとも、あの姉弟もまた、職業軍人らしいドライな一面を持ち合わせているということか。 ふたりには微妙な意識のずれと、どうしようもない甘さがあるようだったが―― ――ま、姉弟喧嘩に介入するシュミはないんでね。 それに、真っ向からの反逆ってヤツは、どうにも俺の性には合わない。 ネサラは北西に進路を採る。 目指すはC-3エリアの村、ニンゲンが夜に集う場所。 あのアルマ・ベオルブという少女は、E-5エリアを全力で北上していた。 D-5エリアに入った後の足取りは捕捉していないものの、 もしも東側に進んだなら、こちらの視界に入るはず。 となると、彼女が向かったのは西である可能性が極めて高い。 そして、彼女はゲームに乗っている。しかし、殺しに関してはまったくの素人。 それでも殺さなければならない、ならば、無防備な状態を狙うだろう。 ネサラはアルマに接触すべく、C-3エリアの村へと向かった。 【D-6/マルスの死体付近・上空/初日・深夜】 【ネサラ@暁の女神】 [状態]:打撲(顔面に殴打痕)。 [装備]:あやしい触手@魔界戦記ディスガイア、ヒスイの腕輪@FFT [道具]:支給品一式×2 清酒・龍殺し@サモンナイト2、筆記用具一式、 真新しい鶴嘴(ツルハシ)、大振りの円匙(シャベル) [思考] 0:己の生存を最優先。ゲームを脱出する為なら、一切の手段は選ばない。 1:アルマの捜索。とりあえず北西(C-3村方面)に向かう。 2:オグマは手を組む価値あり。だがしばらく泳がせておく。 3:キュラーの言う“貢献者”(アルマ?)はどうやって主催と会話をしたのか? 4:ラムザとアルマの動向に興味。接触はアルマの精神状態を見てから。 5:アイク・ソノラの情報は次の機会にでも。 6:脱出が不可能だと判断した場合は、躊躇なく優勝を目指す。 [備考] ※臨時放送の内容から、主催と連絡を取る方法があることに気付きました。 ※主催にルール変更を持ちかけたのは、アルマの可能性が高いと考えています。 ※アルマがゲームに乗っていることを知りました。 危険性の高いアイテムの影響下にあるのではないかと考えています。 ※この舞台そのものが、ある種の『作りもの』ではないかと考えています。 そして、このゲームの主催者が女神アスタルテに匹敵する超越的存在であるが、 同時にその奇跡にも等しい力にも限界があるのではないかと踏んでいます。 ※このゲームに、ラグズの存在さえ知らない異邦人が数多くいることを確信しました。 ※ネサラの参加者名簿には顔写真(肖像画と認識)がついています。 名前の左隣にチェックを入れており、内容は以下のようになっています。 アティが◎ マルス、シーダ、チキ、ベルフラウ、ソノラ、ミカヤ、サナキ、 イスラとオグマとアズリア(名を聞けなかったが、イスラと同じ姓で判断した)が○ アイク、漆黒の騎士、シノン、ナバールが△ ハーディン、ビジュが× アルマが★、ラムザが☆ 120 奴隷剣士の反乱(前編) 投下順 121 保護者Lの献身 120 奴隷剣士の反乱(前編) 時系列順 122 擦れる羽根 120 奴隷剣士の反乱(前編) オグマ 129 Wrath 120 奴隷剣士の反乱(前編) イスラ 129 Wrath 120 奴隷剣士の反乱(前編) アズリア 129 Wrath 120 奴隷剣士の反乱(前編) ネサラ 122 擦れる羽根
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【マップ別戦略】 目次 総論 ウェーク島 硫黄島 ガダルカナル島 サンゴ海 総論 ここまではマップを問わない汎用的なセオリーを示してきたが、ここからはマップ特有の戦略を教えてやる。 だがその前に基本的な戦略として以下のことを頭に叩き込んでおけ。 各拠点ごとに展開できる車両は異なってくる。 例えば戦闘機を飛ばすには当然滑走路が必要なことくらいは貴様らの頭でも理解できるな? ついでに戦車にも整備というヤツが必要なことくらい理解できると思う。 拠点の規模が小さかったり相応の設備が整っていない拠点には、残念だが軽車両しか展開することは出来ないぞ。 つまり大型の車両や戦闘機を展開できる拠点はそれだけ重要ということだ。 特に前線により近くなる拠点上の戦車や戦闘機を常に確保し続ける事は、相手の戦力を大きく削ぐことにも繋がる。 特に空母を本陣として戦うマップでは、戦車の総数が「3台しか」ないということも覚えておけ。 この3台全てを自軍が確保しておけば、まず間違いなく勝利は我々のものだ。 全てのマップで有効な戦略というのは、この「戦車の確保」ということだ。 これを更に発展させた戦術として「拠点の飼い殺し」が挙がる。 これは軽車両しか展開できない拠点1つを、あえて敵に制圧させ続け、 そこへリスポンしてくる敵兵に片っ端から大量の銃弾を浴びせてやるというロマン溢れる戦術だ。 敵は最後の拠点を制圧されまいとしてワラワラ沸いてきてくれる上に、まともな装備が展開できないと来ている。 敵は大抵、歩兵の対戦車砲で戦車に向かって反撃してくるだろうが、 戦車に釘付けになっている歩兵をライフル兵が始末するのは意外と簡単なものだ。 戦車にダメージが蓄積してきたら落ち着いて後退し修理するといい。 万が一破壊されるようなことがあっても、戦車が展開される拠点は我々が押さえてある。 貴様が持ってきた戦車が生まれた拠点にリスポンし、戦車の復活を待って復讐に赴くといいだろう。 また、敵が一ヶ所に固まってくれているということは、空爆のチャンスでもある。 戦車の展開される拠点の1つに、空爆要請のトーチカが置かれているということも覚えておくといいだろう。 拠点の防御に当たっている者は、タイミングを見ながら積極的に空爆を行うといい。 奴らが飼い殺されていることに気付く頃にはチケットは残り僅かだ、遠慮なくとどめを刺してやれ。 飼い殺す拠点の理想的な条件として、 「軽車両しか展開できない」・「歩兵が隠れ易いバンカーなどが少ない」・「敵本陣も射程内に入る」 以上の3点が挙がる。 だがこだわり過ぎは厳禁、何事も臨機応変が大切だ。 また、開始直後は各々の判断力が問われる局面でもある。 味方がどこに向かおうとしているか、なにをしようとしているか、 的確に読み取り、戦局を見極め、いま自分が何をしなければならないかを常に考えて行動しろ。 ウェーク島 体験版でもチュートリアルでもおなじみのマップだ。 別名「大鳥島」、リザルト時のオペレーターは「オトリジマ」と呼んでいる。 まず、開始直後に戦闘機に乗ったなら、飛行場にパラシュート降下して先に制圧することをおすすめする。 そして、そこに涌いてきた戦車に乗り込んで、最速で周辺の拠点を制圧、もし敵に遭遇したなら倒して進んでいけ。 また、空爆基地(通称 便所 )を使って敵の上陸してきた敵兵をまとめてつぶす事で、敵の進行を遅らせるのも良いが、こちらの攻めも遅れてしまう。 戦闘機に乗ったものの、相方が飛行場へ盲進するようなら、貴様には2つの選択肢がある。 もし貴様が戦車の操縦に熟達していると豪語するなら、迷わず農村か信号所(敵に最も近い拠点)へパラシュート降下するといい。 敵の行動力にもよるが、大抵は先に制圧を完了することが出来るだろう。 制圧が完了したら迅速に戦車を確保しろ。 そしてやって来た敵歩兵に自慢のぶっといモノを見せ付けてやれ。 もちろん相手もバカじゃない。 建物に隠れながらも無反動砲やグレネードをを貴様のケツに叩き込もうとしてくるだろう。 だが、それを正面で受け止めるだけの腕を持っているなら心配することは無い。 レンチをキコキコ回して応急修理しつつ、敵を排除してやれ。つまり歩兵装備を忘れるなよ。 二つ目は、敵軍の進行妨害だ。 戦車の腕に自信が無いなら、上陸前のボートを機銃で沈めていけ。 ただし、ボート機銃は案外強いから、打ち落とされないように気をつけろ。 戦車の腕にも、機銃の腕にも自信が無いなら・・そもそも戦闘機に乗るな。 これは大事なことだから脳ミソの隅々にまで焼き付けておけ。戦闘機は貴様らの遊び道具じゃない。 ボートに乗ったのであれば、三日月の先端付近にある自陣側の拠点を目指せ。 この時、三日月の先端にある車両よりも、拠点の真下に位置する海岸に揚陸し、走った方が早い。 最も早く登れる海岸を研究し、覚えておくといいだろう。戦場ではスピードが命だ。 拠点を制圧したら車両が出てくるはずだ。 貴様が歩兵なら戦車に、ライフル銃兵なら軽車両に乗って次の拠点へ向かえ。 なに?自分は偵察兵だと? ならば旗の近くや建物内に爆薬を仕掛けてその辺にでも隠れてろ。 運が良ければ裏取りを狙った敵兵が来てくれるかも知れんな。 ただし、貴様がそうやって油を売っている間に、味方の戦力が減衰していることを忘れるな。 中盤以降は戦車で敵をなぎ倒しながら進むことで比較的簡単に制圧が可能だ。 その際は、歩兵に囲まれないように注意しつつ、相手を一人一人確実に始末していけ。 また、この作戦は歩兵で行った方がいい。攻撃を受けても、後退して回復することができるからだ。 歩兵を一人連れてくるのも良いが、敵兵にやられやすい状態になるため、つれていっても足手まといになる可能性がある。 ウェーク島では飛行場・信号所・農村に戦車が展開される。それぞれの拠点に1台づつだ。 序盤から中盤にかけては、この3つの拠点を制圧することだけを考えろ。 特に、戦車と戦闘機が展開される飛行場は激戦区なので、旗付近に爆薬を仕掛けておいても良い。 最初に述べた通り、戦車を全て自軍の指揮下に置いておくことは、戦局を有利に運ぶための重要な要素だ。 終盤は、時期を見計らって「飼い殺し」に持ち込め。 「飼い殺し」に有効なマップは、軽車両しか展開できず、比較的見晴らしもいい「AA村」だ。 ビーチも軽車両しか展開できない拠点ではあるが、傾斜もキツく、中心のバンカーが曲者なのでイマイチ上手くいかない。 一方、AA村の場合は建物は多いものの、それら全ては空爆や戦車の主砲で粉砕できるし、 バンカーは2つあるものの、使えば有利かと言えばそうでもない。 なにより、リスポンした敵兵が遠目からでも一目瞭然な状態を作れるだけに、 早期のリスキルが可能なばかりか、空爆による一掃も期待できる。 無論のことだが、終盤になっても拠点の奪い合いが激しいというケースもある。 いくらこちらの火力が勝っていても、攻めと守りの役割分担ができていないと厳しいだろう。 裏取りには常に気を配れ。不審な戦闘機を見かけたら、そいつは裏取りを狙った落下傘部隊だと思え。 特に飼い殺し中は、AA村から遠い「信号所」が手薄になりがちなので、ここに戦車を一台配備しておくのがいいだろう。 硫黄島 製品版へようこそ、海兵。 ここからは、チュートリアルでマップを研究するといったことができない、真の戦場となる。心してかかれ。 まず戦闘機に乗れたものは、お互いの空気を読みながら分散し、飛行場、及び、擂鉢山(すりばちやま)へ向かえ。 この2つの拠点は硫黄島に於ける最重要拠点だ。 飛行場には戦闘機・空爆要請のトーチカ・そして戦車が「2台」も配備される攻撃の要だ。 擂鉢山には戦車と軽車両が1台づつだが、山頂に設置されているバンカーには固定機銃が計2門、 剥き出しながらも塹壕に守られた固定機銃が1門、計3門の機銃が設置されており、 山頂には高射砲も2門設置されている、難攻不落の要塞だ。 飛行場に向かった者は、出来るだけ旗の置かれている建物の2階に降下しろ。 ここには対空砲が設置されているので、敵の戦闘機がのんびり遊覧飛行に興じているようなら、コイツで撃ち落してやればいい。 あえてぐずぐずしているフリをみせ、敵が降下したら降下する戦法も有効だ。相手の方向がわかるので背後を簡単に取れる。 敵のパイロットが降下してきても慌てるな。 こちらが2階を押さえておけば、敵に制圧されるということは、まず無い。 ありがちなのは、2階と1階に分かれ、お互いに硬直状態になってしまうことだが、 貴様が2階にいるなら、ブルーのガラスが見えるはずだ。 そいつを破壊して、下にグレネードを投げ入れてやればいい。 相手は爆風から逃げる為に建物を出るかもしれないし、場合によっては2階に上がって来ようとするだろう。 だが、2階に上がる階段は一つだ。 慌てず、騒がず、登ってきた頭を撃ち抜いてやれ。 擂鉢山に向かった者は、必ず山頂に降下し、迅速に拠点を制圧しろ。 敵の戦闘機もやってくるだろうから、適切に応戦して排除するんだ。 首尾良く制圧できたら、すぐさま戦車に乗って、敵の歩兵部隊を待ち構えろ。 鬼畜米兵なら漁村側から、バンザイ猿なら山の裏手や側面から登ってくるだろうから、 そちらを特に警戒して、絶対に我等の御旗を降ろさせてはならない。 レーダーを見れば真っ白な船のアイコンで敵がどっちから攻めてくるかだいたいわかるはずだ。 ケツだけはそっちに向けるなよ。 ボートに乗った者は以下のように分散して手際良く行動する必要がある。 諸君らが栄誉ある海兵隊なら、一隊は漁村へ、もう一隊はバンカーへ、そしてもう一隊は擂鉢山裏手へ向かえ。 諸君らが一億玉砕の精神を持つ大日本帝国海軍の勇士であるなら、一隊は擂鉢山へ、残りの者は灯台経由で飛行場方面へ向かえ。 飛行場と擂鉢山を押さえたら、じわじわと中央に向かって順次制圧して行くのがベターであろう。 序盤は擂鉢山や飛行場の取り合いが続きがちだが、落ち着いてくれば中盤戦の始まりだ。 中盤以降、特に気をつけたい拠点は灯台とバンカーだ。 灯台はかろうじて建物があるが、バンカーには身を隠す建物が無いばかりか、 戦車の侵入を阻む坑道が掘られており、よほどの熟練で無い限り、坑道にはまって無様な姿を晒す戦車兵が多発するだろう。 また、運良く旗の下へ戦車を推し進めたとしても、ここには敵の偵察兵が仕掛けた爆薬が置かれているケースが高い。 一度や二度の死にも臆さない強靭な精神力もさることながら、敵の偵察兵を早期に発見・排除する索敵能力も求められるだろう。 尚、無様に坑道にはまってしまった哀れな戦車兵にも救済方法がある。 前後どちらでも構わないから、邪魔な建物が無い方向へ向けてフルスロットルで加速しろ。 やがて坑道の曲がり角に差し掛かるだろうから、そこで貴様の自慢のモノを進行方向と反対に向けてぶっ放せ。 一度で失敗しても、二度、三度と続けるうちに、やがては戦車本来の雄々しい姿を取り戻すことが出来るはずだ。 この時、自分の主砲で負った傷は、自己責任としてレンチをキコキコやって直しておけ。 このマップでも、当然「飼い殺し」が可能だ。 有効な拠点は「漁村」並びに「灯台」となる。 「灯台」に首をかしげる者もいるだろうが、まぁ聞け。 このマップは縦長のマップを挟むように、お互いの空母が布陣している。 つまり、沿岸から空母までの射線がしっかりと通っているということだ。 これは敵空母への直接攻撃が可能ということでもあり、 全拠点を制圧した後、沿岸に戦車を並べて、しこたま撃ち付けるという荒技が成立するということでもある。 これを踏まえると、敵空母が見通せる拠点を飼い殺した方が、より敵の逃げ場が無くなるという事なのだ。 つまり、日本軍なら「漁村」を、海兵隊なら「灯台」を、飼い殺し拠点として選定することになる。 「漁村」の場合は、隠れ場所も皆無に等しく、擂鉢山からの固定機銃も活用できる為、容易に飼い殺すことができるが、 傾斜がきついので戦車による攻撃が少々難しくもある。 この為、拠点への射撃に戦車を導入する場合は、「バンカー」側から海岸を進み、少し距離を取った状態で撃ち付けるといいだろう。 同時に、米兵が狙い易い「バンカー」を目指すボートの駆逐にも一役買ってくれる。 残りの戦車は、空母やボートへの砲撃をメインに、しぶとく登ってきた歩兵を機銃で迎えてやるといいだろう。 ただし、擂鉢山の裏手へ回られやすいので、取り逃がした歩兵は迅速に追って確実に排除しておけ。 「灯台」の場合は、平たんな場所に位置する為、戦車による一斉射撃が効果的だ。 擂鉢山からの固定機銃や、灯台頂上への牽制も込めてスナイパーも有効だろう。 ただし、ボートや戦闘機への対応が疎かになりがちなので、擂鉢山の頂上、もしくは斜面辺りに、戦車を一台配置しておくといい。 更に、灯台の裏手が歩兵に有利な傾斜ともなっている為、ライフル銃兵も巧く立ち回ってほしいところだ。 特に斜面に隠れながら飛行場を目指す敵兵も多く見られるので、飛行場方面を塞ぐ形で包囲したい。 空爆も大いに活用していくといいだろう。 両方とも、制空権は擂鉢山と飛行場の対空砲で確保することになるだろう。 この時、攻撃の要である飛行場があっけなく陥落してしまいがちなので、 対空砲射手は、拠点への攻撃に最大限の注意を払っておく必要がある。 硫黄島ではマップが縦長ということもあり、意外と裏取りが多発しやすいマップでもある。 この為、中盤以降は拠点の奪い合いが激化し、そのまま終盤戦へ突入して行くケースも多く見られる。 戦局を見極め、迅速・適切に行動せよ。 ガダルカナル島 本陣が地上に展開されている唯一のマップだ。 開始直後に貴様らが分担して行わなければならない作業も一番多いから、しっかりと頭に叩き込んでおけ。 まずは戦闘機に乗れた者は、お互いの空気を読みながら、農村・前哨基地へそれぞれ向かえ。 農村に到着した者は、迅速に拠点を奪取し、すぐさま戦車を確保しろ。 戦車を確保したら、尾根の麓まで赴いて、敵戦車を待ち構えておくといい。 一方、前哨基地へ向かった者は迅速に制圧を完了し、味方の軽車両部隊を待て。 味方が呑気でない限り、おそらく制圧が完了するかどうかくらいに現れるはずなので、 首尾良く合流できたら、すかさず爆撃準備にかかれ。 敵は前哨基地と農村を繋ぐ街道を目指す形で進軍を続けているだろうから、 敵影を確認しながら、街道上を基点に爆撃してやると、多くの車両を吹き飛ばすことが出来るはずだ。 本陣で軽車両に乗った者は、もうわかっているな。 最短距離で前哨基地を目指せ。 上記の通り事が運んだら、爆撃中の味方をしっかりサポートするんだ。つまり拠点の防衛だな。 敵は爆撃開始のログを確認次第、前哨基地へなだれ込んでくるだろう。 そこを、配備された戦車に乗り込み、返り討ちにしてやるといい。 農村へも軽車両で駆けつけるのを忘れるな。 農村へ到着した歩兵は、おそらく戦車を追い抜いて、戦闘機から降下したパイロットと合流できているはずだ。 パイロットが戦車を確保しているのを確認したら、貴様は戦闘機に乗り込み大空へとはばたけ。 そうだ、貴様は戦闘機による爆撃・制空権の確保が仕事だ。 本陣で戦車に乗り込んだ者は、農村方面から味方の援護を目的として行動せよ。 特に序盤の農村は、敵と鉢合わせることも多いので、戦闘機・軽車両の強襲部隊が華々しく散ってしまうことも決して少なくない。 万が一、味方がやられていた場合は、貴様ら戦車部隊が迅速に農村を取り戻すよう最善を尽くせ。 それ以外の歩兵は、空気を読みながら臨機応変に行動しつつ、時期を見計らって山に登れ。 ガダルカナルは山岳地帯が広がり、歩兵による狙撃が最も有効なマップでもある。 貴様の兵科が「歩兵」なら、山頂から眼下の戦車へ向けて対戦車砲を乱射するのもいいだろう。 ライフル銃兵なら銃撃に加えてライフルグレネードも活用して行くといい。 だが、登りっぱなしはご法度だ。 貴様がそこで如何に戦果を上げていようと、拠点の攻撃・防衛が疎かになっては本末転倒だ。 山を降りるのは怖いかも知れんが、勇気を出して降りてみろ。そこは銃弾飛び交うパラダイスさ。 ガダルカナルは、尾根を中心として十字に拠点が配置されている。 この十字の、前哨基地・尾根・農村の3拠点を繋ぐラインが激戦区であり、最終防衛線と心掛けろ。 このマップでは農村・前哨基地にそれぞれ1台ずつ戦車が配置され、それらが対角線上に位置していることから、 自然とこの2つの拠点を繋ぐラインが最前線となり、この2拠点を取られると苦戦は必至となるだろう。 このことから、ガダルカナルでは裏取りがそこまで有効な戦術ではなくなっているのが現状だ。 裏取ったとしても、自ずとその拠点は放送用バンカーか燃料貯蔵庫となり、 軽車両しか展開されないこの2拠点に、戦略的意味合いは薄いと言える。 つまり、飼い殺しに関しても、少々定石が通用しないところがある訳だ。 このマップに於ける飼い殺しに有効な拠点は、尾根だ。 尾根は先に述べた通り、戦車が展開される拠点2ヶ所に挟まれる格好となっている。 この2方向からの砲撃には、いくら精強な兵士といえども、苦戦を強いられることは避けられないだろう。 加えて、本陣からの戦車2台で燃料貯蔵庫・放送用バンカーの2方向からも撃ち込んでやれば、4方から囲むことも出来る。 特に農村と前哨基地を繋ぐ街道の放送用バンカー側の丘は、尾根全体を見渡せる絶好の砲撃ポイントとなっている。 また尾根の近くには、絶好の撃ち下ろし攻撃ポジションとして使える山が隣接し、 建物のすぐ脇には岩山がそびえ、ここから拠点へのグレネード乱投が実に効果的でもある。 敵本陣の最寄拠点が少々手薄になりがちだが、戦車を一台配置し、尾根への砲撃と拠点の哨戒を同時に行っておくことで問題無いだろう。 ただし、このガダルカナルでは「本陣にも戦車が展開される」ということを忘れてはいけない。 本陣に2台、拠点2ヶ所に1台ずつ、このマップでの総数は実に6台に上る訳だ。 他マップと比較して、単純に倍の数の戦車が闊歩することになる。 これを全て自軍の手中に収めてみたくは無いかね・・? そうだ。このマップに於ける必勝戦略とは、本陣の機能を停止させることにある。 簡単に言えば、敵の戦車全てを鹵獲してしまうということだ。 可能なら戦闘機も奪ってしまっていいだろうが、そのまま遊覧飛行に興じるだけなら貴様はただの邪魔者だぞ。 巧く立ち回る自信が無いなら、戦闘機は対空砲で解決してもいいだろう。 戦車は1台奪っておくだけでも大きく敵戦力を減衰させることが出来るので、中盤以降辺りからでも積極的に狙って行きたい。 ただ、首尾良く戦車を鹵獲出来ても注意点はある。 まずは基本的なことだが、絶対に乗り捨ててはいけない。 乗り捨ててしまうと、一定時間後の自然爆破により、敵本陣に返却されてしまうということを覚えておけ。 また、鹵獲した戦車は絶対に破壊されてもいけない。 敵の対戦車砲を1発でも喰らったら、万全を期して後退し、完全に修復しておけ。 鹵獲方法は意外と単純なもので、時期を見計らって戦闘機による爆撃を装った空挺降下を行い、 全ての敵リスポン位置から死角となる建物の影などに息を潜めて、チャンスを伺っておけばいい。 戦車がリスポンすると、ミニマップ上に白色の戦車マークが現れるので、目視による確認も不要だぞ。 そして、乗り込むときは電光石火の如くかっさらえ。 もし全ての戦車を確保できたなら、飼い殺しは敵本陣で行ってもいいだろう。 その際は、敵本陣付近の樹木、塹壕、建物などは、全て破壊しておくことが望ましい。 また仕様上の問題で、爆撃機による空爆が事実上不可能ともなるので、そこも留意しておけよ。 サンゴ海 制空権モードへようこそ、海兵。 奮戦に奮戦を繰り返した偉大なる先人達に感謝しながら、このマップを大いに楽しんでくれ。 サンゴ海はルール自体が特殊なマップだ。 ここで認められる戦闘方法は「戦闘機による攻撃」のみだ。 間違っても、自空母から対戦車砲や銃撃で応戦しようなんて思うな。 対空砲もあるが、基本的に貴様のスコアにも、戦績にも、チームの勝利にも、なんの影響も与えないから使用は控えろ。 尤も、自空母の周りを敵機がいつまでもうろついているようなら、この限りではない。 戦闘機が苦手だからと言って、敵空母へ降下し、リスキル祭りに持ち込もうなんてのも考えが甘いぞ。 何度も言うが、ここで認められる戦闘方法は「戦闘機による攻撃」のみだ。 相手への嫌がらせにはなるだろうが、自軍のプレイヤーにとっても、獲物を「無駄に」かっさらわれるのは、心地の良いものではない。 機体が悲鳴を上げるとパラシュートで逃げ出したくなるチキン野郎もいるだろう。 だが、空母の甲板以外の場所に足をつけることは、即、自殺扱いとなるので、これもやめておいたほうがいい。 自殺は、自分のスコアを下げるばかりか、チームのチケットも減らしてしまう忌むべき行為だ。 敵にとっても、せっかくの獲物に「無駄に」逃げ出されては迷惑この上ないだろうし、 そもそもゲーム自体の興を削いでしまうことにも繋がりかねない。 どんなに危機的状況に陥ろうが、それは貴様の操縦技術の幼稚さが招いた結果だ。 おとなしく撃墜されてやるようにしろ。 ただし、「無駄に逃げる」のと「勇気ある撤退」は大きく異なるものだ。撤退は「未来への進軍」とも呼ばれる。 敵機に追い回されて機体が悲鳴を上げる前に、適度に自空母へ帰還することを忘れるな。 空母の甲板上スレスレを滑空するだけでも、機体のダメージを優秀な整備班がキレイに直してくれる。これは神技の域だ。 ただし、自分が帰還することは当然前線の兵力が減衰することにもなるので、タイミングには注意を払えよ。 制空権にも気を配れ。 コンクエストと同様に、この制空権モードにも拠点のような概念として「制空権」が存在する。 だが、上空で静止し続けるというのも意外と難しいものでもあり、静止していれば、当然、蜂の巣にもなりやすい。 制空権を確保する際は、大きく円を描くように旋回しろ。縦に上昇するよりは、全面投影面積を減らせるだろう。 また海面スレスレを速度を落として飛行するのも、意外と効果的だ。 ここでは戦術よりも、個々の飛行技術がカギと言える。 あえて言うなら、味方の援護に気を配れ。 追い回されている味方機を見つけたら、追い回している敵機の後ろに回り込み、今度はこちらが追い回してやるといいだろう。 機銃を撃つ時は弾速に気を配れ。 高速で旋回する敵機に向かって、ただ真っ直ぐに射撃していては当たるものも当たらない。 距離にもよるが、概ね敵機の鼻先辺りを目掛けて撃っていれば、今までが嘘のように当たってくれることだろう。 勿論、直線に並んで追い回しているのなら、そのまま相手のケツに向かって正確に撃ち込めばいい。 好みはあるだろうが、機銃は一人称視点で行うと正確な射撃が可能になるので、出来るだけ一人称視点での操縦に慣れておけ。 旋回したり、アクロバティック飛行を行う際は三人称視点に切り替えろ。酔い潰れても、だれも介抱なんかしてくれんぞ。 随時、的確に視点を切り替えることを忘れるな。 あとは、何より飛行技術の向上を図れ。 ここで飛行技術を磨いておけば、コンクエストでも大活躍できることは間違い無い。健闘を祈る。 目次へ戻る
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前ページ次ページゼロの黒魔道士 「ビビ、しっかり目の玉かっぽじって見てなさいよ!」 「う、うん……」 「目ぇかっぽじっちまっちゃぁ、何も見えねぇんじゃね?」 部屋の中は、虫の羽音ですら大音響に聞こえるほど、静かでピリピリとしていた。 ルイズおねえちゃんの杖が、ゆっくりと、だけど、とってもまっすぐに、 そのピリッピリの緊張感の中振り下ろされて…… カチャリ あっけないほど、静かな音。 でも、それはどんな勝利のファンファーレよりも、飛び上がるぐらい、嬉しい音だったんだ。 「ね、み、見た?見た?ね、見たわよね、ビビ!!」 「……やったね、ルイズおねえちゃん!」 「ケケケ、鍵かける程度で喜んじまって、まぁ~!」 デルフの言い分はもっともだけど、ルイズおねえちゃんの気持ちもすっごく分かる。 ボクも最初に『ファイア』が使えたとき、やっぱり嬉しかったもんね。 ルイズおねえちゃんは、ずっと魔法が爆発してて(それだってすごいと思うんだけど)、 やっと、ようやくやっと魔法が成功したんだもん。 嬉しいのも、無理はないよね? ……だけど…… 「もう1回!もう1回だけ見ててよ、ね?」 「……う、うん……」 「――昨日の晩から何回目だっけか、相棒よ?」 「……20回以上、かなぁ……?」 何回もニコニコしながら見せようとするから断れなかったんだ。 嬉しいのは分かるけど、あんまり連発するとMPの無駄遣いになっちゃうと思うんだけどなぁ…… ゼロの黒魔道士 ~第四十三幕~ 人を憂うと書いて さすがに、朝食の時間を超えるまでは鍵かけ魔法は続かなかったんだ。 だから、この時間はコルベール先生のお手伝いをしているんだ。 コルベール先生のお部屋って、油と削り屑と金属と…… なんか、ミミックと鉄巨人が一緒になったような匂いがする。 だから、なんとなく宝箱の中って感じがするのかなぁ? ……中が結構ゴチャゴチャしてるのに、ガラクタばっかりってとこも…… 「ハハハ、災難だったね!しかし、気持ちは私も分かるな! 初めて『レビテーション』に成功したとき、それは感動物だったよ!」 「でも、何十回も鍵の開け閉めずっとやらかすかぁ?あの娘っ子はよぉ~」 「……嬉しいのは、分かるんだけど、ね……」 それでも、朝食の時間が決まってて良かったと思うんだ。 あのままだったら、きっとルイズおねえちゃん、昼すぎまでやってたと思うし…… 「しかし、見事ですな!このシド・ランデル氏の設計図は! 特にこの動力部との繋ぎ目に対する考察!これはもはや芸術と言っても――」 コルベール先生も、自分の好きなこと、機械とかのことは話がすっごく長くなりやすい。 ……貴族の人って、好きなことにのめりこみやすい、のかなぁ……? こういう人ってなんて言うんだっけ……“マニア”、かなぁ……? ・ ・ ・ 「――つまり、ここで歯車によって速度を調整する、そうだね?」 「う、うん……そうだと思います……」 シド・ランデルさん、シエスタのひいおじいちゃんの手記は、 ボクがずっと預かってた(返しそびれただけでもあるんだ)けど、 コルベール先生の興味をすっごく刺激してしまったみたいで、 こうやってボクが翻訳しているのを聞きながら、 (ハルケギニアとガイアの言葉ってすこしずつ違う部分と、全然違う部分があるみたいなんだ。 意味がひっくり返ってるらしい単語とかまであるし、こっちじゃジャガイモとリンゴが同じ単語らしい。 世界が変わると言葉も変わるんだなぁ……) しきりに色んな紙をひっくり返してメモしたり書き加えたりしてる。 「いや~!素晴らしい!風石や“霧”とやらという魔法媒体使わずに、空を飛ぶ発想とは! しかも、これならばあらゆる人が訓練さえすれば操れる!それこそ鳥のように縦横無尽に! 素晴らしい!在野にこのようなお方がいたとはなぁ!一度お話したかったものだ!!」 ボクは、設計図に書いてある文字は読めるけど、全然理解はできなかったけど、 コルベール先生はものすっごく感動しちゃってるみたいだ。 「……あの……コルベール先生?でも、シドさんは実現できなかったんですよね……?」 実現してたら、今頃ハルケギニアの空にはカーゴシップが大量に飛んでそうだけど…… 「実現できなかったのは――ふむ、資金面と燃料面での不安要素があったから、らしいね。 だが、私には燃料に関する研究は続けてきたという自負がある! 是非これと組み合わせて飛ばしたいものだなぁ!魔法に依らぬ船を!」 コルベール先生の目がキラッキラに輝いている。 「と、いうわけで、ビビ君!色々手伝ってくれないか!」 「あ、はい……」 ……うん、ちょっと熱苦しい気もするけど、こういうのっていいなって思う。 ・ ・ ・ 「――つまり、タルブの風車の取り付け角度はこれよりも小さいわけだね?」 「え、う、うん……自信無いですけど……」 「一番肝心なところなのだ!しっかり思い出して――あぁ、いや、やはり自らタルブに赴くか? しかし、ただでさえ授業回数が少ないとオールド・オスマンにおしかりを受けているが――」 熱心すぎる、って思う。 風車の角度が設計図のプロペラと酷似しているはずだからとかなんとからしいけど、 そんなことまで覚えていられるほどしっかり観察してないよね……? うーん、やっぱり貴族の人って、どこか変じゃないといけないのかなぁ……? 「――相棒よぉ。相棒の住んでたところじゃ、このシドうんちゃらよか時代進んでるわけだろ? そんときの船の形とかなら、相棒もちっとぁ知ってんじゃねぇか?」 言われてみれば、確かにそうだ。 シド・ランデルさんが生きていた時代よりも、60年近く後に、ボクはガイアにいたんだ。 「ほう?それは興味深い!どのような船があったのかな!?」 あ、コルベール先生がメモを片手にすっごい目を輝かせてこっちを見てる…… みっちりと聞き出すつもりなんだろうなぁ…… 「え、えっとー……一番古いのでカーゴシップっていう貨物船があって…… あとは輸送用と……ほとんどが軍艦、とかかなぁ?」 少なくとも、ボクが乗ったことがある飛空挺のほとんどが軍艦だったはずだ。 レッドローズ号にブルーナルシス、ヒルダデルガ1号から3号、インビジブルに…… あ、ブルーナルシスは海の上を走る船だっけ。 「輸送用と軍用、かい?――輸送用も軍事物資運搬用の転用だろうか―― ふむ、悲しいかな、戦争により技術が発展するのは何処も同じ、か……」 コルベール先生の目の輝きが、なんとなく、薄くなった。 それは、過去を悔むような、そんな仄かな色だったんだ。 「――何故、人は殺しあうために杖を磨くのだろうか、な」 その声が小さすぎて、独り言なのか、ボクに向けられたものなのか分からなかったんだ。 「……え?」 「――あ、いや、すまない……君の出自は知ってはいるのだが、な」 ボクの出自……あぁ、ボクが兵器として作られた、ってことかなぁ? うーん……それ自体は悲しいことなのは本当だけど、ね…… 「大丈夫です……うーん、もう、そんなに、気にしてないですし……」 大事なのは、どうやって生まれてきたかじゃなくて、どう生きるか、だと思うんだ。 ちょっとした、沈黙。 コルベール先生が“愉快なヘビ君”をカチャカチャといじくる音だけが響く。 「――もし、良かったらなんだが――」 「え?」 「――いやね、ビビ君がどうやって君の運命を乗り越えたのかな、と思ってね。 教師としては、このようなことを聞くのは失格かもしれないが―― あぁ、もちろん辛いことならば言わなくていいよ、うん。つまらぬことを聞いたね」 運命を乗り越えた……うーん、それって、本当かなぁ? 「……何があっても、ボクはボクだって言ってくれた人がいて、それでちょっと楽になって…… でも、自分の寿命とか知ったときは信じられないくらい怖くなって……」 ボクって、本当に運命を乗り越えたのかなぁ? 「……でも、やりたいことや、やらなきゃならないことがあったから…… 仲間もいたし……うん、ボク1人でどうにかならなかった、かなぁ……? 答えになってなくてゴメンなさい……」 多分、ボク1人ではどうにもならなかったと思う。 ボクは、それほど臆病で、前に進むことすら恐れていたからだ。 「いやいや、構わないよ。こっちも答えにくい聞き方をしてしまった。 ――差し支え無ければ、もう1ついいかな?」 困ったような微笑みを浮かべたまま、コルベール先生が言葉を続ける。 機械のことを聞くときと違って、1つの言葉をゆっくりと考えながらしゃべっているから、 きっと、ボクに合わせてものすっごく言い方を選んでるんだろうなぁって思うんだ。 「――何故君は、戦い続けられるんだい?」 「……うーん……なんで、ですか?」 理由。戦い続けることができる、理由。 それは、ちょっとだけ難しい質問だったんだ。 なんで、って改めて聞かれると、答えにくい。 きっと、ものすごく単純な理由だとは思うんだけど…… 「そう。なんで君はこの間の戦乱も――あぁ、難しいなら、構わないから。 いやいや、変なことを聞いてしまったね。すまないすまない――」 「……守りたいから、かなぁ?」 答えにくいから、思ったことをそのまま声に出す。 「――ビビ君?」 「えっと……ルイズおねえちゃんも、キュルケおねえちゃんも、タバサおねえちゃんも、 ギーシュも、シエスタも、モンモランシーおねえちゃんも、コルベール先生も、アニエス先生も、 オスマン先生も、マルトーさんも、テファも、マち……えーっと、今のはおいておいて…… あとそれからえっと……うーん……ハルケギニアで出会った人ほとんどみんな。 みんな守りたいなぁって、そう思うんだ……」 思えば、色んな人に出会ったなぁって思うんだ。 みんなみんな、とってもいい人たちばっかりだ。 そのみんなを、守りたいって思うのは、ワガママ、かなぁ? でも、ワガママでもいいやって思っちゃうんだ。 守りたいんだ。ただ、とにかく。 ボクの手はどこまで届くかは分からないけど、そう思うんだ。 「――それは、どうして?」 さらに理由を聞かれてしまうと、ちょっと困る。 優しくしてくれたから、とか、 困っているとき助けてくれたから、とか。 そんな単純すぎる理由では無い気もする。 「……う~ん……」 うまい言い方が思いつかなかった。 だから、ちょっと悪い気もしたけど、ジタンの言葉を借りたんだ。 でも、これ以外にボクの気持ちを伝える言い方が見つからないんだ。 「……誰かを助けるのに、理由はいらないから、かなぁ……」 借りた言葉だけど、言ってみると、案外しっくりして、丁度いいって感じがする。 なんとなく、ジタンが言いたかったことが分かる気がするなぁ。 誰かを守るのに、理由なんていりやしない。 守りたいって気持ち、それだけでいいんだよね。きっと。 「――ビビ君、君はその――」 ちょっとした静寂の後コトリ、と椅子の上の重心がずれる音がする。 コルベール先生がまぶたの上をギュゥッとおさえた。 眠い、のかなぁ? 「?」 「強い、な。私なんかよりずっと――」 なんでか分からないけど、コルベール先生の目は潤んでいた。 「……コルベール先生?」 ボク、そんなに強く見えるようなこと言ったりしたっけ……? 潤んだ瞳を油で汚れたハンカチでぬぐいながら、コルベール先生が何かに気づいて顔をあげたんだ。 「――む?おやおや来客かな?鍵はかけてないから入ってきていいよ?」 その言葉に、キキィ~ってドアがきしみながら空いたんだ。 「タバサおねえちゃん?それにキュルケおねえちゃんとルイズおねえちゃんも?」 おねえちゃん達が、そろっと入ってきたんだ。 授業、もう終わったのかな? でも、それならもっと早く入ってきても良かったのになぁ? 「あー、私達はそのー、タバサの付添いってだけで、えぇ、は、話なんて別に――」 ルイズおねえちゃんが弁明する。話、って…… 「ビビちゃ~ん!ルイズはともかく、私のことをそんなに思ってくれてるなんて!お姉ちゃん感動しちゃったわ~!!」 「ちょ、ちょっとキュルケ!?」 キュルケおねえちゃんが抱きついてくる。 うん、ちょっとこの展開も慣れてきた。 ……苦しいのは、相変わらずだけど…… でも、話って、やっぱりさっきの、聞いてたんだ? なおのこと、もっと前に入ってきても良かったのになぁ? 「ルイズ~、あんたは嬉しくないわけ?こんなに思われてるのにぃ~!」 グリグリとなでまわされる。 この分だと、いつまたくすぐり攻撃に変わってしまうか分からないから、 とりあえず、質問することにしたんだ。 「……えっとタバサおねえちゃんの付添いって、どうしたの?」 「あぁ、タバサが、帰ってきたお祝いまだだったからって、お祝いの品だって。 忙しかったし、ちょうど出かけてたからそのお土産で悪いけど、らしいわよ?」 「説明感謝」 キュルケおねえちゃんじゃなくて、珍しくルイズおねえちゃんがタバサおねえちゃんの代弁をした。 ……これって、結構衝撃的かもしれない。 ルイズおねえちゃん、今まで妙な意地を張って、他の人から距離をおこうとしてたから。 ボクがいない間に、何かあった、のかなぁ? ……まぁ、いいや。仲良くなるのにも、理由っていらないよね?きっと。 それはともかく、お祝いの品って…… 「え、ぼ、ボクに?」 「お土産」 渡された小包は、ほんのり淡い緑色のついた甘い匂いのするお菓子が入ってたんだ。 「あ、う、うん、ありがと……これ、クッキー?」 「いらない?」 「う、ううん!そんなことないよ!食べてもいいの?」 甘いものは、大好きだし、もらえるならとってもうれしい。 朝からコルベール先生のお手伝いしてたら、ちょっと疲れちゃったしね。 「どうぞ」 「じゃ、いっただきまーす!」 綺麗な星形になっている1つをつまんで、サクッと1口。 うん、歯ごたえはとってもいい…… 歯ごたえは……噛みしめたところから、モルボルのような臭いが広がってくる…… ……甘い、辛い、酸っぱい、苦い、えぐい、しびれる、むせかえる、青臭い…… 味の表現って、それこそ物の色を表現するのと同じくらい言葉があるよね? でも、このクッキーは…… そういった表現ができないっていうか…… 全部の表現が当てはまってしまうっていうか…… 多分、この味を言葉で言うなら、この言葉しか無いと思ったんだ…… 「ま、まずぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」 クッキーの形よりも綺麗な星がボクの周りにちらついて…… どてっと倒れてしまったんだ…… 「――残念」 「タバサ、まさかアレって――」 「ハシバミクッキー」 「ちょ、ちょっと!?ビビに何してくれてんのよっ!?」 「自信作だった」 「手作りクッキーですか。よろしいことだと思いますが、ハシバミ草のクッキーとは―― ミス・タバサ、ご試食は?」 「美味しかった」 「――そうですか」 みんなの声が聞こえる。 うん、きっと、タバサおねえちゃんが悪いんじゃない。 タバサおねえちゃんの舌と、ボクの舌がちょっと違ったせいなんだ。きっと。 クイナがカエルとかモルボルを美味しいって食べたのとおんなじことだ。 味の好みって、個性があって当然だもんね、きっと…… 「相棒、死ぬんじゃねぇ、死ぬんじゃねぇぞっ!!おれっちがついてるからなっ!?」 デルフの声が遠くなっていく気がした。 うーん、味の好みはいいけど、やっぱり…… 「……誰か……毒消し~……」 さすがに、この味は毒じゃないかなぁって思うんだけど…… ボクが変、なのかなぁ……? ―――― ピコン ATE ~美女と野獣~ ヴェルサルテイル宮といえば、その豪奢な建造物の造りはもとより、 その広く整えられた庭も、訪れる者を魅了してやまない。 特に今の時期は、やや本来の最盛期からはずれるものの、 香り高い薔薇の群れが、庭の一角を陣取って、 空気そのものを薔薇色に染めてしまいそうな様相だ。 しかしただの紅色の薔薇だけでなく、白や黄色、あるいは世にも珍しい青色の薔薇まである。 ここは、まさに花の王のおわす場所。あらゆる香水が羨む場所。 南薔薇花壇。2キロ平方メイルを覆い尽くす薔薇の迎える園である。 本来ならば、ここを恋人、あるいは愛人などと共に訪れるのが真っ当だろう。 しかし、今宵、ガリア王ジョゼフはそれをしなかった。 それは彼独特の幼児性がそうさせた、と言っていいだろう。 プレゼントの蓋を開けるときは、1人でコッソリと楽しみたい。 そういった秘密主義的な幼児性だ。 それをきちんと言えば、「少年の心を忘れないのですね」とでも愛人に微笑まれただろうが、 そういった、愛人が少年の心を馬鹿にするかのような態度だけは、 ジョゼフが気に入らない点だった。 少年で何が悪い。 政治も、軍事も、何もかも楽しまなくては損では無いか。そうであろう? 「ふむ、するとトリステインアカデミーは――」 さて、ここ数年、ジョゼフの言うところのプレゼントの送り主は、決まって銀髪の武器商人だった。 クジャがジョゼフにより召喚されて以来、どの月のどの週も、期待どおりのプレゼントがあったのだ。 「“研究調査”の協力は取り付けたよ。あんまり麗しく無い題目だけどねぇ。調査というのがいけない。 せっかくだから、“火龍山脈の優雅なる小旅行記”とでも名付けようか?」 夜露に濡れた薔薇のむせかえるような匂いをしのぐような優雅な声。 その声で語られるは、ブロンドの美人を招いた小旅行の計画。 確かに、薔薇の夜には研究調査という無粋な響きは似合わない。 優雅なる小旅行、とやらの方が美女を伴う旅路にはロマンチックだろう。 行先が危険極まりない火龍山脈ということはもちろん除いて、だが。 「それはお前に任せるさ、クジャよ。それで?今日は何やらもう1人俺の知らない輩がいるようだが?」 この報告だけならば、別に薔薇園に王を呼ぶわけはない。 ジョゼフは、クジャからの面会の連絡を受け取り、胸躍らせながらここまで出向いたのだ。 まさしく、幼児が、誕生日の朝を迎えるかのごとく。 そこにいたのは、クジャと、それよりも大きな、布をかぶった巨大な影。 形だけを言えば人間のようにも見えるが、2.5メイル近くはあろうかという体躯が、それを否定している。 「これは失礼を、王よ。新たな役者のご紹介が遅れてしまいました! しかしながら、お心の準備が無いと、驚かれることかと――」 「ふん、今更ノミの心臓ではゲームが楽しめないではないか。何が来ても驚かんさ」 何より、ジョゼフはサプライズが大好物だ。 驚くのも、驚かせるのも大好きなのだ。 悪戯盛りの少年のごとく、そうしたものには目が無い。 「それでは、謹んで、今宵のゲストをご紹介致しましょう!長らくお待たせいたしました!」 高らかに口上が述べられて、舞台の幕が開き役者の顔が月明かりに映える。 紹介者であるクジャほど薔薇の似合う男も、そうはおりはしまいが、 紹介された者ほど薔薇が不釣り合いな者もそうおりはしないだろう。 身の丈が大ぶりなのは、布の上からでも分かってはいたが、 布の下の姿までは予想がつかなかった。 毬のような筋肉の塊が鈴なりになった身は、ただ鍛えたというだけでなく、 間違いなく使いこまれており、一種の様式美と機能美を備えていた。 しかし特筆すべきはその体の上に乗る頭部である。 岩から長年かけて削りだしたかのような角、 眼の下にあるはずの鼻と口ははるか前方にせせり出し、 荒い鼻息は薔薇の香りを吹き飛ばすように白く虚空を濁らせ、 したたる涎は野獣のそれを思わせた。 野獣の名を辞典に求るならば、牛鬼。あるいは―― 「――ミノタウロスか!?」 それは、エルフほどでは無いにせよ、ハルケギニアで恐れられる種族の名であった。 「ただの、じゃないよ?“元貴族”の、さ」 「ほぅ?すると、名でもあるのかな?」 なんと、人が望んで野獣にでもなったというのだろうか。 最初はその醜悪さに顔をしかめたものの、 少年のような好奇心が、ジョゼフの中で鎌首をもたげた。 「ラルカス、と言う――王にお目にかかれて光栄だ――」 鼻息も口息も見た目に違わず荒く、ブホゥと吐き出すように牛鬼が唸る。 「口も聞けるか。ふむ、おもしろい――」 なるほど、元貴族、というだけはある。 ミノタウロスにしては流麗な発音、そして丁寧なもの言いだ。 やや皮肉交じりのニュアンスも聞き取れたが、そこまで言葉に注文をつけるジョゼフではない。 「――クジャ、どこから見つけたんだ?こんなおもしろい物を」 「あなたの可愛い操り人形がね、任務の帰り途中に人助けをしててね。 ――哀れな小鳥を食い荒らす野獣の退治さ!――そこで倒れてたけど使えそうだから連れてきたんだ」 なるほど、タバサか、とジョゼフは思った。 彼の娘、イザベラを通し、いくつかの面倒でつまらぬ任務を与えていたな、と思いだす。 しかし、ミノタウロスが人里に出現したという噂など、10年少し前にしか無かったかと思ったが。 そこに思考が至り、クジャの芝居がかった言い回しの意味を即座に弾き出す。 「待て待て。哀れな小鳥だ?おいおい、エズレ村方面のあれか? 子供の誘拐が流行っていると聞いたが?俺も襲われはしないだろうな?」 ミノタウロスが恐れられる理由は、その恐るべき体力もあるが、その食の好みが大きい。 人肉、それも生きた子供のそれを好むと聞くが。 「野獣を紳士に仕立て上げるのは、演出家の腕の見せ所でねぇ」 「――クジャ殿の治療は感謝する。頭もハッキリしているし、な――」 確かに、立ち居振る舞いだけを見れば貴族の中でも上等な部類に入る。 この牛鬼より下品な貴族などは、掃いて捨てるほどいるだろう。 それに、クジャが治療したというのだ。安心していいだろう。 ジョゼフは、彼のミョズニトニルンを心底信頼していた。 彼のミョズニトニルンと、その作品達を。 「ふむ――で、クジャよ、どうするつもりだ?」 「――手札は多い方が策が立つ、とはあなたのセリフですが?」 あぁ、そう言ったかもしれない。 どちらかというと、策以前に、彼の別な幼児性である収集癖がそう言わせたのだが。 単純に、強いカードや駒を集めるのが彼は好きなのだ。 そこに何ら理由は存在しない。 強いて理由を挙げるならば、集めに集めた強いカードを寝る前に思い出して、 お守りのブランケット代わりにする、というところだろうか。 頭の中で手札をなでまわすように愛で、安心して床につくのだ。 そして、このミノタウロスは間違いなく強いカードだ。それは間違いない。 「なるほどなるほど――ラルカス、と言ったか?お前の意見は?」 「――拾った命と戻った自我だ。手酷く扱うなら意地でも反抗するが?」 生意気な反応。癖のある性格。 だが、ますます気に入った。 駒でもカードでも、癖があるものほど強く、おもしろいのだ。 「ククク、いい根性だ!良かろう!牛鬼の駒、確かに預かった!」 さて、と頭の中で考える。 新たな駒をどう配置するかだ。 今現在の彼にとって、世界とは半ばコレクション・ルームのようなものだ。 彼の収集物を置くための広い物置にしかすぎない。 どう飾り付けて、どう楽しむか。そこにつきる。 その楽しみは1人で味わうのも良い。 だが、そうだ。 イザベラに、自身の娘にもコレクションの楽しさを教えてやろう。 ジョゼフは、自らの素晴らしい思いつきに、ニヤリとほくそ笑んだ。 始祖をやっつけるという目的を忘れるわけではない。 だが、そこに至るまで、人生を楽しまないで何とする? 薔薇の香りの夜、新たな一手はこうして打たれた。 前ページ次ページゼロの黒魔道士
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登録日: 2017/11/05 Sun 00 43 04 更新日:2024/05/10 Fri 23 09 45NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 ADV KEMCO Nintendo switch PS4 PSVITA グロ ケムコ ゲーム スマホゲー デスゲーム ホラー ミステリー ループ 人狼 人狼ゲーム 儀式 宴 政治ゲーム 猟奇殺人 閉鎖空間 黄泉忌みの宴 ◆今作は公式からネタバレに関するガイドラインが設けられています。 撮影・動画配信以外に関しては明確な制限を設定されていませんが、この記事では基本それに従うものとします おおかみをくくれ。 よみびとを絶やせ。 「人狼村」の禁忌を暴き、 「死の円環」をうち壊せ。 レイジングループとは、KEMCO制作のADV。 Android/ios、PC、PSVITA/PS4、Nintendo Switchにて発売。 ■概要 「鈍色のバタフライ」や「D.M.L.C. -デスマッチラブコメ-」から続く、KEMCO制作のADV第5弾。 人狼ゲーム+ループ物をモチーフにしており、閉鎖的な村の中で行われる狼探しの殺戮の宴の謎を 何故か「死んでも始まりからループする状況」に陥った主人公が迫っていくストーリーとなっている。 なお今作では人狼ゲームが、そのままゲームのモデルとしていることを明かしている。 そのためゲーム内での役職などは、名前は違うがほぼそのまま。 ただし「人狼ゲーム」そのものではなく、あくまで人狼ゲームがモデルの儀礼が出てくるADVのため、そこら辺は注意が必要。 また、ドワンゴとのコラボレーション作品となっており、ドワンゴクリエイティブスクール所属声優による シリーズ初のボイス付き作品となっている。 公式での紹介は「長編ホラー・サスペンスノベル」。 そのため残酷表現も多く、イラストはないが文章では ぶっしゅぶっしゅなことに。 その手の表現が苦手な人のための「残酷表現OFF機能」も搭載されている。 元々はスマホ用のADVだったが、かなりのボリュームがありフルプライスでも十分な出来となっている。 その後、評判が良かったためかCS機にも続々と移植される流れとなった。 またCS・PC移植の際にパートボイスだったのがフルボイスに変更され、追加絵や加筆修正などが行われている。 PS4版はパッケージ版も発売され、Nintendo switch版は任天堂公式の「お客様が選ぶ!2017年おすすめソフトランキング」で6位にランクインされた。 注目が高くなったためか、2018年3月にはホビージャパンから設定資料や短編小説がまとめられた「レイジングループ完全読本」が発売された。 さらに2019年4月から、星海社より小説版が全7巻で発売が決定。 各巻には奈須きのこ、虚淵玄、小高和剛、日向夏、イシイジロウ、芝村裕吏、竜騎士07による解説文が付属している。 OP「キリノネガイ」作詞:amphibian 作曲:乃々都 編曲:ドワンゴ 歌:D-LU-PS ED「Last Acceleration」作詞:amphibian 作曲:乃々都 編曲:ドワンゴ 歌:芹沢千枝実(北澤志穏) 劇中歌「しんないもうで」 なお、シリーズ恒例で公式でネタバレに関するガイドラインが設けられており、撮影や動画配信などをする際には これに従ってほしいことが呼びかけられている。 ゲーム内の「おしらせ機能」で、動画配信不可能な場所まで来たら警告が表示されるように設定できる。 + 今作に関しては ルート『4.潜入』、チャプター『Q.入村方法は』で選択肢が出るまで。 ■ストーリー バイク旅行者「房石陽明(ふさいし・はるあき)」は、道に迷い、事故を起こし、山中をさまよう。 暗い茂みと冷たい沢を越えたところ、彼は見知らぬ若い女に救助され、酒宴に招かれる。 一夜明け、陽明は自分が「望ましくない場所」にいると気付く。 隔絶された地理、よそよそしい住人、奇妙な風習、信仰──。 回収されたバイクを修理し、早々に集落を去ろうとする陽明だが、 突如発生した夕霧と、住人のパニックに巻き込まれ、機を逸する。 その夜、彼は「人狼」に襲われ、死亡する。 しかし―気付けば、バイクで迷っている最初の夜に戻っていた。 再び休水集落に入った陽明は、怪物との遭遇と死を回避する。 翌日、集会堂に集まった住人たちは、驚くべき行動に出た。 曰く、かつてひとが殺めた神の使い「おおかみ」が復活した。 住人を殺して入れ替わっているおおかみを、合議で選んで「くくる」べし。 その恐るべき処刑儀礼は、名を「黄泉忌みの宴」といった── 迷信。狂気。怪物。そして「死に戻り」の不思議── 霧の中でゆらめく数々の怪異を、暴かねばならない。 そのためには、死ななければならない。 致死の選択を、やり直さねばならない。 “前”よりも、先に進まねばならない。 そのために、 投票に勝って、他人を処刑せねばならない。 (公式サイトより抜粋) ■システム KEY 主人公・陽明の「死に戻り」での優位性を再現したシステム。 作中の行動や死と引き換えに情報(KEY)を手に入れることができ、必要なKEYが揃っていると新たな選択肢を選ぶことができるようになる。 初回はロックがかかっている選択肢が多いため、とりあえず先に進めて情報を集めることが重要。 BADENDでの展開で得られるKEYもあるので、選択肢をミスっても割とOK。 スト-リーチャート ループ物なので複雑なシナリオだが、流れはチャート形式で纏められており、把握しやすくなっている。 既に読んだチャプターや選択肢に「いつでも・どこでも・何度でも」ジャンプでき、選び直すことが可能なため、選択肢の選び直しも楽。 ■舞台 藤良村 ××県中北部の山間部に位置する村落・自治体。 広大な面積を持つがそのほとんどは中心に位置する猿梨山(さるなしやま)と周辺山林で構成されており 人口の約97%は猿梨山南側斜面の農村部・上藤良に居住している。 また中心の猿梨山は、藤良村ではこの名称は全く使われておらず、申奈山(しんないさん)、もしくは敬称付きの「申奈さん」「申奈様」と呼ばれている。 この申奈山は信仰の対象になっており、独自の信仰体系・祭祀が確立されている。 申奈様とは山の神であり、しもべであるおおかみ・へび・さる・からす・くもと共に黄泉人から守ってくれているとされている。 村は長者と呼ばれる「三車」・「日口」・「能里」・「回末」という4家が権力を握っており、 各家が衣食住・医療など村の運営に関わる分野を分担して担当している。 なお長者四家では申奈様のしもべであるへび・さる・からす・くもをそれぞれ家紋としており、これらのしもべを祭っている。 休水 今作の舞台。 藤良村の山間の一軒家群に居住する世帯。 猿梨山の北側、上藤良とは逆側の地域に住んでおり、人口3%の部分の集落。 藤良村内部に位置しながら上藤良とはあまり関わりを持たずに生活を営んでおり、農業や狩猟を行っている。 しかし自給自足までには至らず、不足した食料品は上藤良の商店の仕入れ分から提供されている 現代の基準と照らし合わせると劣悪な居住間環境にあり、文明機器が殆どない前時代的な地域となっている。 例外的に子供衆には将来のために現代的な寮が用意されており、そこで現代とさほど変わらない生活や勉強を行なっている。 ■よみいみのうたげのおはなし むかしむかし よみのくにが ひとのくにのちかくにあったころ ひとは よなよなわるさする よみびとに おびえておった しんないさんは よみびとから ひとをまもらんとして みつかいを つかわしなさった ねやのはしため くもは よみのゆめを ひきとり のきのはみて からすは よみのむくろを ついばみ みずばのひもり さるは よみになきことばを おしえ くらのみはり へびは よみのあざむきを とおみし そして かりばのあるじ おおかみが よみびとを くいころす しんないさまの いうとおり みつかいは ひとに かごをさずけた かごによりて ひとは さとをなし たはたをなし こをなし さかえたという + しかし── みつかいのうち おおかみは ときにひとをばっし さいなみ かりたてる おそろしい せめてでもあった おおかみのらんぼうに たえかねた ひとは ほかのみつかいと はかって きりたつゆうべに うたげをひらいた ししをくらい さけも たくさんのんで やがておおかみは ねむってしまう そこを みなで てあしをくくり よみのくにへと おおかみを つきおとしてしまった さとは いっそう さかえたが きりたつゆうべに おおかみは よみがえり おのれをあやめし ひとを なきにせんと さとに まぎれこむという かくして ゆうぎりたつとき ひとは みつかいのかごをうけ うたげして よみびとをえらぶ よみいみのうたげが はじまったのだ ■黄泉忌みの宴 休水で行われる、黄泉から戻り、ひとに化けてひとを食らうおおかみを退治するための宴。 集落の全員で話し合い、ひとの中から怪しい者を一人選び「くくる」と呼ばれる私刑にかける。 夕霧が立ったときにおおかみ様は「をちもどってくる」と伝えられており、 ひとは「宴の支度」と言われる「みそぎ」・「ものいみ」・「ゆめまくら」を行い、おおかみに備えなければならないとされている。 おおかみがいる間は濃い霧が集落を包み込んでしまい、おおかみがいなくなるかひとが全滅するまで宴は続けられる。 申奈さんのしもべの力も借り、ひとはこの宴でおおかみを黄泉に返さなくてはならない。 ■基本ルール ●ひとの中に以下の者が紛れている。 ・おおかみ ・へびの加護者 ・さるの加護者 ・からすの加護者 ・くもの加護者 ●これらの配役は、夕霧が立ったときに休水にいて「宴の支度」をしていた人間の中からランダムに決まる。 ●おおかみがひとを全員殺す前に、宴でおおかみを探しだし、殺さなければならない ●おおかみは一晩に一人、ひとを殺す ●ひとは宴での協議によって一日に一人選び、私刑にかけることができる ●ひと側には、申奈さんからしもべの加護が与えられる。 加護は一つに一人で、加護を与えられると、それぞれのしもべがその人に力を貸してくれる。 ・へび(人狼ゲームでいう「占い師」)一晩に一人、名前を紙に書いて枕元にいれておくと、その人間がひとかおおかみかを知ることが出来る。 ・さる(人狼ゲームでいう「共有者」)例外的に二人加護持ちがおり、互いにさるだということを知ることが出来る。 ・からす(人狼ゲームでいう「霊媒師」)前日の宴でくくられた人間が、ひとかおおかみかを知ることが出来る。 ・くも(人狼ゲームでいう「狩人」)一晩に一人、枕元に名前を書いて入れておくと、その人をおおかみから確実に守ることが出来る。 ●加護は血文字で体に描かれる。これを他人に見せてはいけない。 ●おおかみは最大三匹。おおかみの数は申奈さまからひとに最初に知らされる。 ●おおかみがいる間は集落を霧が包みこみ、出ることはできない。 ●霧が起きている間は「宴の支度」と言われる、夜に体を洗う・一人一部屋で戸に鍵をかける・早寝をする、の三つの作法をしなければならない。 ●ルールを破った場合、ひともおおかみも申奈さまから「けがれ」と呼ばれる罰を受け、死亡する。 ■登場人物 房石陽明(ふさいし・はるあき) CV:荒井智 主人公。24歳の大学院生。 誰に対しても人当たりの良い好青年だが、好奇心に貪欲で首を突っ込みたがる癖がある。 なおループもののお約束としてループを繰り返すうちに性格や倫理観が歪んでいくというものがあるが こいつの場合は序盤から周囲がドン引きするほどの合理的すぎる判断をズバズバ下していく。 プレイヤー視点から見ると人狼ゲーム攻略者として頼もしい一方、素で外道や悪党の部類なのでは?とすら感じられるかもしれない。 本人もそんな自分の性格については自覚している様子。 休水の住民 年少組 芹沢千枝実 CV:北澤しおん 休水出身の大学生。21歳。 里帰りしていたところ、バイク事故にあった陽明に出会い、放っておけずそのまま休水に案内することに。 明朗快活で社交的。 休水でも高校生組に好かれており、年長者とも仲が良い。 回末李花子(うえまつ・りかこ) CV:岡村海那実 藤良村の長者の一つ「回末家」の現当主。 長者だが本人の意思で休水の一軒家で暮らしている。 年齢不詳の美女で、神職のような服装のため神秘的な雰囲気をまとっているが その正体はよくすっ転ぶ、ドジっ子巫女。 長者の当主のため、藤良村の風習や伝説に詳しい。 巻島春 CV:仮屋美希 休水に住む高校生組の一人。 鬱屈した心情を抱いており、ときおり妙なことを口走る。 両親はすでに他界しており、祖父である寛造と上手くいっておらず関係がギクシャクしている 何故かいつも子供用の水筒やワッペンを身に着けている。 潔癖症のきらいがあるのか、チャラチャラしているように見える陽明に攻撃的。 織部泰長(おりべ・やすなが) CV:松本恭平 休水に住む高校生組の一人。 聡明で礼儀正しい少年で、高校生組のまとめ役。 社交性も高い。 片親のため、母親に早く楽をさせてあげたいと考えている。 醸田近望(かもしだ・ちかもち) CV:生田 奈々 休水に住む高校生組の一人。ショタっ子。 どこか言動や感覚がズレている変人で、よく悪意のないイタズラなどの悪さをしている。 本人曰く「キキョーのふるまい」で、女装などもしている。 織部義次(おりべ・よしつぐ) CV:鴨野孝昇 織部家の次男で、泰永の弟。14歳の中学生。 閉鎖的な環境にグレており、誰かれ構わず攻撃的に接する不良。 しかし親思いであり、根はいいやつ。 兄である泰長にはとある理由により複雑な感情を抱いている。 年中組 室匠(むろ・たくみ) CV:斉藤拓哉 休水に住む青年。35歳。 ガタイがよく、畑仕事を主に行っている。 休水の年長者と若者両方から頼りにされており、双方の間を取り持てる若頭。 余所者には一定の警戒心があるが、基本面倒見は良い善人。 また住民のことを信じており、殺人を起こすわけがないと考えている。 能里清之介(のさと・きよのすけ) CV:勝畑伸之介 藤良村の長者の一つ「能里家」の次男。32歳。 休水の一角にある場違いな建物「能里屋敷」に住んでいる。 高圧的な言動や家柄を鼻にかけた物言いが多く、休水ではあまり良く思われていない。 本人も休水のことを罵るような言動が多い。 クローズドサークルでよくいる「こんなところにいられるか!」的な人。 口は悪いが、言っていること自体は割とまとも。 織部かおり CV:植木由美子 藤良村在住の女性。37歳。 「水場」と呼ばれる休水の共同食堂を切り盛りしており、集落の食事を一手に引き受けている。 泰長・義次の母親で、穏やかで日和見気味な性格だが、母として厳しい面も持ち合わせている。 年長組 巻島寛造 CV:松元一真 休水在住の猟師。61歳。 巻島春の祖父。 厳格で粗野な言動が目立つが、多大な決断力と発言力を有しており、 実質的な休水のリーダー。 余所者には厳しく、あまり良い顔をしない。 山脇多恵 CV:鯛ゆみ坊 藤良村の名代で、最年長者の女性。73歳 室匠と同じく農業を営んでいる。 信心深い老婆で、休水の歴史や昔話にも詳しい。 また、価値観の違う若者や余所者には狭量な態度をとることが多い。 身元不明 狼じじい CV:小沢直樹 年齢不詳・身元不明の老人。 完全にボケて人事不省になっており、村を徘徊している。 徘徊しながら「おおかみがくるぞ」と喋っているため、このあだ名がついた。 めー子 CV:南美穂 陽明が事故にあう少し前に、休水の近くの川で保護された少女。 推定4歳。 「めぇめぇ」が口癖で、名前も住所も分からないことから「めー子」と呼ばれている。 藤良村では不吉とされる場所から来たため、住民からは不審に思われている。 現在は回末李花子の元で世話を受けている。 外来者 馬宮久子(まみや・ひさこ) CV:岩本悠花 休水を訪れている駆け出し記者の女性。29歳 理知的ではきはきとした口調が特徴。 元々がオカルト系志望だったが、食べていけないため現在はフードライターをしている。 珍味や奇食のレポートを主に仕事をしており、休水に来ているのもその一環。 橋本雄大(はしもと・ゆうだい) CV:百瀬晃人 巨漢のカメラマン。42歳。 馬宮の仕事上のパートナーであり、腕の良さから業界では名の知れた有名人。 威圧感のある風貌にもかかわらず無口であるため、得体のしれない人物。 とある理由により、なかなかストーリーに絡まない。 ??? ひつじさん CV:??? ゲームオーバーになった時にプレイヤーの前に現れるチュートリアルキャラ。 口は悪いが死んだ原因や回避するためのヒントを丁寧に教えてくれるいい羊。 話が終わると「次も元気に、死んでこい!」とプレイヤーを送り出してくれる。 ■余談 今作の時代設定は、2003年頃となっている。そのため、とあるシーンで神様の湯屋が出てくる映画を思い出すシーンがある。また2013年設定のD.M.L.Cの10年前となる。 藤良村の場所設定ははっきりさせていないが、公式によると関東から近畿にかけてのどこかの山の中とのこと。ちなみにエイプリルフール企画での実写藤良村は中国地方で撮ったものらしい。 Rei-Jin-G-Lu-P RAISING LOOP-COMING OUTSIDER- RAGING LOUP-WHIRLS TO CLAWS- 楽境虜逋-PARADISIACAL BABYLON- 零人グルウプ-GAME OVER LORD- 今回の追記・修正はここまで! 次も元気に、死んでこい! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] スマホ版やったけど、途中まで最高に面白いのにオチ(報告書のくだり)で盛大に萎えた…PS4版で改変とかないかな -- 名無しさん (2017-11-05 01 25 28) おまけのアレならあれはオチというか他作品と繋がりの話だからしゃーない。ぶっちゃけ見なくてもいいもんだしな -- 名無しさん (2017-11-05 01 27 45) ↑いやあれ見ないと〇〇〇の正体も黒幕をどうして無力化できたのかも謎のままだし…まあ深く考えず勢いで楽しむ作品で真相説明なんてオマケだよ、ってことなんだろうね -- 名無しさん (2017-11-05 03 08 31) そこら辺の下りはその前のアレでほぼほぼケリついてたしなぁ。あんまり気にならんかったかな。おまけのアレだけ明らかに雰囲気というか作風が違うからミスマッチを感じるというのはわかる -- 名無しさん (2017-11-05 03 18 11) 題名見たとき、こんな名前のループコンボどの格闘ゲームにあったっけ…と思ってました すんません -- 名無しさん (2017-11-05 08 10 57) 終わったら清之介さんが一番好きなキャラになってたな。本編でも言われてたけどもうちょっと態度柔らかけりゃ、宴の進行でももっと活躍できただろうに -- 名無しさん (2017-11-05 12 50 54) 報告書は正直別作品との繋がり要素なオマケだから、今作的には蛇足感あるしね。本編の謎が気になった人は見ればいいって感じじゃない? -- 名無しさん (2017-11-05 14 20 59) 刀城言耶シリーズとか好きな人なら絶対ハマると思う。宴というシステムの真相と、ラスボスのある行いへの対抗策がファンタジー要素を受け入れた上でもあまりにも力業すぎるのが難点 -- 名無しさん (2017-11-05 17 15 27) プレイ中→橋本さんは頼りになるなぁ(棒) -- 名無しさん (2017-11-05 18 39 25) 暴露モードが凄く面白かった -- 名無しさん (2017-11-05 22 36 29) ネタバレって程ではないけどひつじのCVは一応伏せといた方が良いのでは? -- 名無しさん (2017-11-06 01 04 24) ↑7 自分もギースのループコンボかと思って開いたわ -- 名無しさん (2017-11-06 10 56 01) 読み始めたら展開が2転3転してとにかく飽きないから止まらんよねコレ。割とお勧めしたい -- 名無しさん (2017-11-07 01 58 24) 2回線目の上げて落とす展開と、3回戦目の色んな意味での絶望感は異常。 -- 名無しさん (2017-11-07 21 09 45) こっちやり終わってあっちやり直したけど、陽明さんまた巻き込まれているよねたぶん -- 名無しさん (2017-11-08 00 25 21) 黒幕との対峙で介入はあったけど、あの時点で流れは確定しててEDが一緒にいる相手が変わるくらいの変化しかなかったらしいな -- 名無しさん (2017-11-12 16 41 13) PS4版のパケ絵かっこええな -- 名無しさん (2017-11-29 00 29 38) スイッチのおすすめゲーム聞かれたら個人的に真っ先に挙げたいゲーム。面白かったわ -- 名無しさん (2017-11-29 01 02 49) ↑スイッチ関係なくね? -- 名無しさん (2017-11-29 05 52 14) ↑初めて触ったのがスイッチ版だったもんで…。言葉足らずだったがもちろん他の機種でもオススメ -- 名無しさん (2017-11-29 10 42 37) ゲームをプレイしたい人には不向きゲームだと思った、逆に『ストーリーを楽しみたい』っていう人には是非やってもらいたいな -- 名無しさん (2018-03-01 02 51 59) 完全読本で1ルート丸々書き下ろしててワロタ。面白いなやっぱ -- 名無しさん (2018-04-01 22 43 41) サントラ発売決定。ファン増えているのか色々出るね -- 名無しさん (2018-10-24 21 20 49) ↑19ぐらい 俺は会社・企業(レイジン グループ)かと… -- 名無しさん (2018-10-24 21 29 36) 素で外道や悪党の部類ってのは少し違うと思う。パスってるのは確かだが。 -- 名無しさん (2019-10-12 15 11 22) おすすめされてやってみたけど これすっげー面白い -- 名無しさん (2021-02-11 14 05 06) 外道断定はいかがなものかと思ったので柔らかくしてみた -- 名無しさん (2021-04-27 16 20 30) 派出所での3連続ゲームオーバー、シナリオ進行上必須なのにゲームとしてもシナリオとしても一切要らない要素。なんなんあれ -- 名無しさん (2022-09-07 06 03 49) 設定上の頭悪い・良いキャラが、実際の描写では真逆に見えるのがキツかったわ。ポンコツ清之介は後に活躍させるつもりでギャップ狙ってたんだろうけど、普通に初めから有能にしか見えんかったんで貶められてるの違和感すごい。逆に主人公がおだてられまくってるのが過大評価にしか見えず、ヒロインたちとか全部ご都合にしか感じんかったのがキツイね -- 名無しさん (2024-05-10 23 09 45) 名前 コメント
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OPED/2000年代 数あるTVアニメやゲームのオープニング・エンディングアニメーションの中から、作画・演出面において良質なものだったりユニークなものを集めた推薦集です。 作品の年代は放送開始日に準拠しており、OPEDが複数ある作品は最初に放送されたものを基準にまとめてあります。 追加するときはそのOPEDに関わっているアニメーターの名前やコメント等をなるべく書くようにしてください。 アニメーター辞典と同じく記述されている担当パートは間違ってる可能性もある(特にノンクレジットの場合)ので、参考にする場合は注意してください。 2000 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 ‐2000年代‐ Tales of Eternia|OP 2000年 絵コンテ・演出:西村博之 キャラデザ・作画監督:松竹徳幸 原画:宮澤康紀、沖浦啓之、井上俊之(狼と走る、斬るリッド。エッグベアに蹴りを入れるファラ)、池田克己、田中雄一、児山晶弘、桑名郁朗、西村博之、中嶋敦子 タツノコファイト|OP 2000年 監督・絵コンテ・演出:新房昭之 全体OP作監:工原しげき 作画監督:井口忠一、坂本大二郎 電光石火ヴォルター|OP 2000年 作画:鉄羅紀明 ヘキサムーンガーディアンズ|OP 2000年 OP監督:長岡康史 総作監:紺野直幸 作監補:松岡秀明、佐々木一浩 TWIN SIGNAL|OP 2000年 作画:玉川達文、馬越嘉彦、etc HAND MAID メイ|OP 2000年 絵コンテ・演出:木村真一郎 作監:柳沢テツヤ 原画:清水博明、金子利恵、外崎春雄、坂井久太、大塚健、西田亜沙子 ED作画は平田雄三 風まかせ月影蘭|OP 2000年 作画:小池健 モンスターファーム 〜伝説への道〜|OP2 2000年 オープニングアニメーション:長濱博史 銀装騎攻オーディアン|OP 2000年 絵コンテ・演出・メカ作監:大張正己 作画監督:崔ふみひで 原画:石浜真史、菅沼栄治、佐藤雅弘、橘秀樹、桜井親良、田村勝之、外崎春雄、竹田逸子、鈴木勤、松田宗一郎、鈴木信吾、大張正己 EDイラストは石田敦子 NieA_7|OP 2000年 オープニングアニメーション:佐藤卓哉、ところともかず、柳田義明、松竹徳幸、関口雅浩、石井明治、工藤裕加、晶貴孝二、松岡聡、西表美智代、鈴城留美子、中原順志、小永組雄、ビジュアルワークショップ、じゃんぐるじむ サイファイハリー|OP 2000年 原田組(大平、橋本、憲生、小西)見参! 原画:大平晋也、橋本晋治(主人公が頭を抱えているところ、最後のカットの最初から立ち上がるまで)、松本憲生(血の涙を流し苦しんでいる男)、小西賢一(腕をダランと降ろす男) 機巧奇傳ヒヲウ戦記|OP 2000年~2001年 絵コンテ・演出:アミノテツロー 作画監督:逢坂浩司 原画:杉浦幸次、菅野宏紀、伊藤岳史、富岡隆司、西田亜沙子、中谷誠一、竹内浩志、神志那弘志、秋山英一、阿呆孝義、伊藤嘉之、大塚忠明、堀川耕一、小森高博、横山彰利 GEAR戦士電童|OP1 2000年~2001年 キャラ作画監督:久行宏和 メカ作画監督:重田智 作画:山口晋、鈴木幸江、四本圭一郎、米山浩平、池田有、小松崎純子、稲吉朝子、鈴木信吾、久行宏和、重田智 GEAR戦士電童|OP2 2000年~2001年 キャラ作画監督:久行宏和 メカ作画監督:重田智 SEEDでは自重した重田智の個性が存分に味わえる。ゼロとのバトルが山口晋。 幻想魔伝 最遊記|OP1 2000年~2001年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:田中比呂人 原画:斉藤卓也、桜井親良、清水恵子、鈴木博文、橘秀樹、宮川治雄 幻想魔伝 最遊記|OP2 2000年~2001年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:もりやまゆうじ 原画:大河原晴男、清水恵子、大木賢一、新岡浩美、大西貴子、都留稔幸、斉藤哲人、重本雅博、もりやまゆうじ メダロット魂|OP 2000年~2001年 絵コンテ・演出:浜名孝行、荒川真嗣 作画監督:末吉裕一郎 原画 桑名郁郎、宮沢康紀、石井明治、滝川和男、雄尾三郎、阿部和彦、石川健朝、ねこまたや アーミータイプのメダロットとメタビーのバトルが良。破片も中々。 本編について触れるのは色々と酷。 おジャ魔女どれみ#|OP 2000年~2001年 原画 馬越嘉彦、すしお(タイトル直後のおジャ魔女たちの変身)、今石洋之(トラブルの嵐なら~からの1カット) フリクリ|ED 2000年~2001年 原画:大塚伸治、清水恵子、山口賢一、西尾鉄也、中山勝一、石浜真史 はじめの一歩|OP1 2000年~2002年 絵コンテ・演出:高柳滋仁 原画:小池健(冒頭と後半)、山根宰、渡辺はじめ はじめの一歩|OP2 2000年~2002年 絵コンテ:杉井ギサブロー、西村聡 演出:川村賢一 原画:志田直俊、赤堀重雄、神志那弘志、本田雄(冒頭の一歩の筋肉のしなりっぽいけど ショートアッパーの辺り?)、田崎聡、芦野好晴、ふくだのりゆき、佐藤雄三 はじめの一歩|OP3 2000年~2002年 絵コンテ・演出:筱雅律 作画監督:杉浦幸次 原画:富岡隆司、伊藤嘉之、山根宰、菅野利之、杉浦幸次、筱雅律 杉浦さんがボンズから凄ぇ人達を連れてきて作った。 犬夜叉|OP1 2000年~2004年 絵コンテ・演出:池田成 作画監督:菱沼義仁 原画はそえたかずひろ、重田敦司の2人だけ。 犬夜叉|OP2 2000年~2004年 絵コンテ・演出:池田成 作画監督:菱沼義仁 原画:そえたかずひろ、重田敦司、中島里恵、高橋久美子、依田正彦 サビのアクション(゚Д゚)ウマー 犬夜叉|OP3 2000年~2004年 絵コンテ・演出:池田成 作画監督:菱沼義仁 原画:戸部敦夫、竹内浩志、山本直子、土器手司 犬夜叉|OP4 2000年~2004年 絵コンテ・演出:池田成 作画監督:菱沼義仁 原画:戸部敦夫、中谷誠一、土器手司、山本直子 犬夜叉|OP5 2000年~2004年 絵コンテ・演出:池田成 作画監督:菱沼義仁 原画:高橋久美子、重田敦司、戸部敦夫(最後の爆流破。 サビのアクション~かごめへの連結のカット巧いな。 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ|OP5 2000年~2004年 演出:杉島邦彦、鶴田寛 絵コンテ:杉島邦彦 作画監督:加々美高浩 原画:加々美高浩、高橋和徳(オベリスクの巨神兵、バクラとディアバウンド)、関崎高明(オシリスの天空竜)、薗部あい子、渡辺るりこ、藤井友紀恵 遊戯王と言えばこの人、加々美高浩。 このOPは最後の置き土産 サモンナイト2|OP 2001年 絵コンテ・演出:神山健治 キャラクターデザイン・作画監督:池田克己 美術デザイン:宮沢康紀 美術監督:大野広司 原画:ねこまたや、佐藤雅弘、西野理恵、滝川和男、テレジア・ウィンクラー、池田克己、西尾鉄也、井上俊之 サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜|OP 2001年 絵コンテ・演出:竹内敦志 作画監督:亀井幹太 原画:黄瀬和哉、池田克己、橋本浩一、荒川真嗣、津幡住明、鍵山亜子、関口雅弘、高田弘、定井秀樹、尾形雄二、たけぽん、才木康寛、大塚八愛、黒澤治、横川憲二、後藤圭二、堀内博之、吉成鋼 制作協力:プロダクションIG 4000枚使用。 花譜|OP 2001年 演出・作画監督:吉成鋼 GUILTY GEAR X|OP 2001年 監督:下田正美 原画:石野聡、新田靖成、石本英治、うるし原智志、江上夏樹、中谷雅樹、細田直人、高橋裕一、和田崇、森下真澄、千葉道徳、大塚健、長谷川眞也、大西貴子、大西雅也 OP…とは違うのだがここで紹介。(PS2初回限定版についてくるPVです) ジャムの溜めツメ効いたアクション、チップ、梅喧の殺陣、ZATO-1のエディ召喚、ソルとカイの金田パースアクションと見所多し。 アンジェリーク~聖地より愛をこめて~|OP 2001年 コンテ・演出・作画:林明美 機動天使エンジェリックレイヤー|OP 2001年 絵コンテ:錦織博 演出:佐藤育朗 作画監督:小森貴博 原画:赤尾良太郎、伊藤岳史、伊藤嘉之、川元利浩、木村貴宏、後藤雅巳、斉藤恒徳、実原登、下笠美徳、高見明男、中本尚子、横山彰利、吉田健一、逢坂浩司 あえて貼らないが、EDは黄瀬原画、ぼくらの名和さんが動画してる。これが私の~の原画集で「リアルさはエンジェリックレイヤーEDくらいで」と指示が載っていた原画がある。 NOIR|OP 2001年 作画監督:菊地洋子、大澤聡 作画:芝美奈子、宮地聡子、松竹徳幸、岡辰也、江森真理子、寺岡賢司、大澤聡、玄馬宣彦、谷津美弥子、植田実、新野量太、細越裕治 学園戦記ムリョウ|OP 2001年 オープニングアニメーション:宮沢康紀 パラッパラッパー|OP1 2001年 絵コンテ・演出:鶴巻和哉 原画:谷津美弥子、小村方宏治、新野量太、浅野恭司、植田実、細越裕治、窪田康高、大久保徹、石川智美 劇メーションCAM:摩砂雪 劇メーター:安藤健 パラッパラッパー|ED1 2001年 絵コンテ・演出・原画:今石洋之 パラッパラッパー|OP2 2001年 絵コンテ・演出:ヨシコ・セファー 原画:宮沢康紀、浅野恭司、窪田康高、大久保徹、永島明子 パラッパラッパー|ED2 2001年 絵コンテ・演出・原画:宮沢康紀 シスタープリンセス|ED 2001年 演出:大畑清隆 作画:岸田隆宏 フルーツバスケット|OP 2001年 演出・場面構成:長濱博史 作画:林明美 地球防衛家族|OP 2001年 絵コンテ・演出:木村哲 作画監督:毛利和昭 原画:長野伸明、数井浩子、大杉宜弘、山本佐和子、吉田徹、西野理恵 山形厚史 木村貴宏、市来剛、小川みずえ、吉野真一、梅原隆弘、山口晋、竹内昭 (初期の頃股間のモザイク無かったような?) The Soul Taker|OP 2001年 OPディレクター・絵コンテ:さとうけいいいち 演出:中村健治 作画監督:渡辺あきお、相澤雅弘 原画:野田康行、竹内進二、外崎春雄、福世孝明、橋本敬史、鈴木博文、山根理宏 まほろまてぃっく|OP 2001年 絵コンテ:庵野秀明 演出:大塚雅彦 作画監督:高村和宏 原画:鶴巻和哉、今石洋介(まほろが飛んでいくところ)、錦織敦史、摩砂雪(ミサイル避け)、高村和宏。 山口正幸は摩砂雪の本名デス スクライド|OP 2001年 絵コンテ・演出:吉本毅 作画監督:平井久司、まさひろ山根 原画:木村貴宏、糸島雅彦、後藤圭二、塩川貴史、小林理、中谷誠一、百瀬恵美子、寺岡巌、仲盛文、鈴木勤、実原登、鈴木竜也、久城りおん、鈴木卓也 この面子の割には少々物足りなさを感じますが… Tales of Eternia THE ANIMATION|OP 2001年 演出:うえだしげる 作画監督:前田明寿 原画:千葉道徳、大塚健、西尾鉄也、樋口香里、神戸洋行、大木賢一、竹内進二、野武洋行、小平佳幸、斉藤寛、山岡信一、石原満、河野利幸、堀たえ子、茂木信二郎、久保田誓、はばらのぶよし シャーマンキング|OP1 2001年~2002年 演出:水島精二 作画監督:高見明男 原画:今石洋之(サビ突入時の葉と蓮のバトル)、大塚健、石川健朝、神戸洋行、木崎文智、小平佳幸、高橋晃、千葉道徳、堀たえ子、前田明寿、茂木信二郎、山岡信一 シャーマンキング|OP2 2001年~2002年 演出:水島精二 作画監督:高見明男 原画:高木潤、大塚健(リゼルグと蓮のカット?)、上田香里、今石洋之(全員が総攻撃かけまくる1カット)、高橋晃、前田明寿、山岡信一、茂木信二郎、石川健朝、羽原信義、加藤初重、足立慎吾、堀たえ子、加藤雅之、飯塚晴子 シャーマンキング|ED2 2001年~2002年 絵コンテ・演出:うえだしげる 原画:大塚健、千葉道徳 そーいや雑誌でうえだしげるは2人の原画を誉めてたなぁ コメットさん|ED 2001年~2002年 原画:谷口守泰 エイリアン9|OP 2001年~2002年 絵コンテ・演出:岩倉和憲 作画監督:岩倉和憲、入江泰浩 原画:川嶋恵子、阿保孝雄、阿部邦博、名和宗則 PROJECT ARMS|OP1 2001年~2002年 絵コンテ・演出:高谷浩利 作画監督:佐藤正樹 原画:岩井優器、大塚健、佐々木恵子、田中良、とみながまり、堀内博之、山本泰一郎、横手博人 テニスの王子様|OP8 2001年~2005年 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:入江健司 原画:佐藤雅弘、三浦日出夫、田中孝弘、山岸徹一、安食佳、平沢祐子、谷圭司、矢崎優子、鍋田香代子 安藤さんのセンス、入江さんのいい仕事(入江さんがいい原画陣も引っ張って来たみたいね。 Tales of Destiny 2|OP 2002年 監督:西村博之 絵コンテ:本郷みつる、西村博之 キャラデザ・作画監督:松竹徳幸 作監補佐:中嶋敦子 原画:海谷敏久、斎藤卓也、宮澤康紀、橘秀樹、中嶋敦子、河口俊夫、新井浩一、松島晃、伊藤嘉之、関野昌弘、田中雄一、鈴木博文、西田亜沙子、高橋秀樹、久保田誓、山田誠、中村章子、西村博之 WILD ARMS3|OP 2002年 絵コンテ・演出:鶴巻和哉 作画監督:木崎文智 原画:井上俊之、今石洋之、岡辰也、貞方希久子、柿田英樹、木崎文智、佐藤雅弘、すしお、中山勝一、西尾鉄也、鈴木博文、深沢学、芳垣祐介、宮沢康紀、吉原正行、鷲田敏弥 幻想水滸伝Ⅲ|OP 2002年 原画:松本憲生 ドラゴンドライブ タクティクスブレイク|OP 2002年 キャラデザ・演出・作画監督:外崎春雄 原画:外崎春雄、松島晃 エクスドライバー|OP 2002年 キャラ作画監督:浜崎賢一 メカ作画監督:水村良男 作監作業は数少ない2人が組んだこのOPのレア度は結構高め。 HAPPY☆LESSON|OP 2002年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:水上ろんど 原画:杉本功、安田好孝、畑智司、渡辺真由美、牛来隆行、鶴田仁美、清水勝祐、植田和幸、岩崎恭介、沼田誠也(眼鏡娘と爆発) TV版のOP 東京アンダーグラウンド|OP1 2002年 絵コンテ・演出:伊達錠太郎 作画監督・原画:もりやまゆうじ 原画:西野理恵、名和宗則、斉藤哲人、岡辰也、早川淳一、清丸悟 こっちは実にもりやまサンらしい仕上がり。 東京アンダーグラウンド|OP2 2002年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督・原画:もりやまゆうじ 原画:兵渡勝、鈴木博文、櫻井親良、千葉崇洋、都留稔幸 でも実際はもりやまさんは名義貸し。サビ前までが都留作監。サビ突入から鈴木博文の作監。 ラーゼフォン|OP 2002年 絵コンテ:田川浩 演出:増井壮一 キャラ作画監督:菅野宏紀 メカ作画監督:竹内志保 原画:山形厚史、逢坂浩司、川元利浩、杉浦幸次、渡部圭祐、中村豊、金子秀一、寺田嘉一郎、田川浩、岡村天斎 キン肉マンII世|OP 2002年 演出:小村敏明 作画監督:佐藤正樹 原画:清水貴子、石井祐美子、堀剛史、渡部圭祐(キン肉バスター)、大塚健、新田靖成、松本卓也、野武洋行、伊藤秀樹、丸加奈子、袴田裕二、松本澄子、佐藤正樹 ギャラクシーエンジェルZ|ED 2002年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 このころは若かった。 藍より青し|OP 2002年 絵コンテ・演出:下田正美 作画監督:岩倉和憲 原画:石野聡、細田直人、新田靖成、高橋裕一、福岡英典、すしお Weiss Kreuz|OP 2002年 OPディレクター:大張正己 スパイラル -推理の絆-|OP 2002年~2003年 絵コンテ・演出:橋本カツヨ(細田守) 作画:中山由美 作画枚数30枚以内という無茶な注文を乗り切った橋本演出。 ゲットバッカーズ|OP1 2002年~2003年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:中嶋敦子 原画:石川智美、石川洋一、江上夏樹、織岐一寛、香月邦夫、斉藤哲人、櫻井親良、佐藤和巳、そえたかずひろ、外崎春雄、辻美也子、萩原弘光、服部憲知、兵渡勝、松島晃、松竹徳幸、森本浩文、山本佐和子 まぁ邪眼に持ってくまでの都留さんの演出の勝利。 まほろまてぃっく~もっと美しいもの~|OP 2002年~2003年 絵コンテ:庵野秀明 演出:鶴岡耕次郎 作画監督:高村和宏 原画:吉成曜(「飛んでいきます」から「明日も晴れです」まで)、摩砂雪、柴田由香、鶴巻和哉、高村和宏、林明美、久保田誓、伊藤良太 ぷちぷり*ユーシィ|OP 2002年~2003年 絵コンテ・演出:平松禎史 作画監督:只野和子 原画:日下部智律子、錦織敦史、堀内博之、牧野竜一 EDイラスト:赤井考美 プリンセスチュチュ|OP 2002年~2003年 絵コンテ:佐藤順一 演出:河本昇悟 作画監督:伊藤郁子 原画:千羽由利子、古賀誠、鈴木藤雄、石井久美子、塩川貴史、赤田信人、杉江俊治、小原充、岡真理子 ギャラクシーエンジェルA|ED 2002年~2003年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 ギャラクシーエンジェルAA|ED 2002年~2003年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 アソボット戦記五九|OP1 2002年~2003年 オープニングアニメーション:南家こうじ 真・女神転生Dチルドレンライト ダーク|OP1 2002年~2003年 絵コンテ・演出:小林哲也 総作画監督:志田ただし 作画監督:おもてじまじろう 作画:いまざきいつき(サビ突入からのバトル?)、おもてじまじろう、華房泰堂、粟井重紀 ジャングルはいつもハレのちグゥDELUX|ED 2002年~2003年 絵コンテ・演出:水島努 作画監督:釘宮洋 原画:末吉裕一郎、大塚正実(ラストの胸毛)、加来哲郎、釘宮洋 ヤマカン(ハルヒのシリーズ演出)がこれに嫉妬してハルヒEDを作った。 OVERMAN キングゲイナー|OP 2002年~2003年 演出:森邦宏 作画:大森英敏、重田敦司、山下明彦、山口晋、古田まこと、田中雄一、鶴田仁美、平沢祐子、吉田健一 キンゲダンス。 機動戦士ガンダムSEED|OP1 2002年~2003年 絵コンテ:福田己津央 演出:南康宏 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、鈴木卓也、中谷誠一、山口晋、仲盛文、田村勝之、苫政三、松田寛、塩川貴史、植田洋一 機動戦士ガンダムSEED|OP2 2002年~2003年 絵コンテ:福田己津央 演出:南康宏 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、鈴木卓也、中谷誠一、山口晋、仲盛文、田村勝之、苫政三、松田寛、塩川貴史、植田洋一 機動戦士ガンダムSEED|OP3 2002年~2003年 絵コンテ:福田己津央 演出:高田昌宏 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、鈴木卓也、松田寛、坂本修司、小松英司 機動戦士ガンダムSEED|OP4 2002年~2003年 絵コンテ:福田己津央 演出:高田昌宏 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、鈴木卓也、田村勝之、松田寛、西村聡、有澤寛 NARUTO|OP1 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:菅沼栄治、伊藤岳史、田中ちゆき、櫻井親良、千葉崇洋、兵渡勝、鈴木博文、松本憲生(走るサスケの足~横スクロールして皆のアクションーサスケが手裏剣を投げるまで2カット。見れば判ります。 NARUTO|OP2 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:伊藤岳史、竹内てつや(冒頭のサスケ~ナルトの手裏剣、我亜羅の顔アップ~ナルトとサスケの回転)、田中ちゆき、星和伸、千葉崇洋、櫻井親良、工藤昌史 NARUTO|OP3 2002年~2007年 絵コンテ・演出:松竹徳幸 作画監督:鈴木博文 原画:松本憲生(ナルトが池から出てきて髪についた水を振り払ってる所)、竹内哲也(サスケ~影分身ナルトの群)、田中ちゆき、久条りおん、兵渡勝、櫻井親良、橘秀樹、練木正宏、伊藤岳史、松竹徳幸 地味に旗のなびきとか良い感じなんで注目してみては。そういえばこのあたりから竹内一派がぴえろに来だしたっけ。 NARUTO|OP4 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:田中ちゆき、兵渡勝、橘秀樹、櫻井親良、竹内哲也(走り抜けていく男達、綱手の地面えぐり)、伊藤岳史、千葉崇洋、松本憲生(大蛇丸と自雷也。途中新規カットが多く増え、サビ以降のアクションは全部憲生の担当。 NARUTO|OP5 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:竹内哲也、櫻井親良、兵渡勝、千葉崇洋、橘秀樹、田中ちゆき、朝井聖子、西尾鉄也(サビの敵)、橋本敬史(爆発ナルト) タイトル明けの長回しや、額当てを掴み離すトコなんて地味なのに 枚数使いすぎ! が、そこがいい! NARUTO|OP6 2002年~2007年 絵コンテ・演出:伊達太陽太 作画監督:鈴木博文 原画:櫻井親良、兵渡勝、伊藤岳史、田中ちゆき、千葉崇洋、藪野浩二、内田真樹、榎本結、松竹徳幸、鈴木博文 リーのカットは榎本結原画(124話リーの酔拳がNARUTO初原画)。実は榎本氏の原画作業時にはBGが回転することを聞かされておらず、またタイムシートもいじられずいぶん特徴的な動きになったため激怒。これはこれで良いんだけど そこでぜーんぶ書き直すあたりがNARUTOの原画さんらしくて良いね。前期と後期を見比べてみよう。 NARUTO|OP7 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:伊藤岳史、兵渡勝、櫻井親良、千葉崇洋、浅野勝也、内田真樹、小森秀人(冒頭のリーの走りと中盤のナルトの走り)、高館順一、田中ちゆき、田中比呂人、松竹徳幸 当初サビ部分が本編の回想つかバンクだった(間に合わなかった?)が、後々松竹原画と思われるアクションカットが追加された。 NARUTO|OP8 2002年~2007年 絵コンテ・演出:久城りおん 作画監督:大坪幸磨 原画:田中ちゆき、朝井聖子、藪野浩二、小森秀人、伊藤岳史、とみながまり、桑野佳子、鴨川浩、まさひろ山根、大坪幸磨 NARUTOの中で唯一微妙なOP。他と比較するためにここに載ってるのか? もちろん作画が悪いというわけではなく、きちんとOPとしての体裁は整ってるが 並みのテレビシリーズOPレベルではこれまで積み重ねたNARUTOのOPの歴史には勝てなかった。 この作品に限らず、大坪・久城コンビは作画オタ的にはなんとも微妙な出来である。 NARUTO|OP9 2002年~2007年 絵コンテ・演出:松竹徳幸 作画監督:鈴木博文 原画:兵渡勝、櫻井親良、とみながまり(サビ前のロリロリ)、藪野浩二(同期メンバーのPAN)、小森秀人、小島大和(クナイを回す手のUP)、りょーちも。(サビに入ってからのリー戦)、沓名健一(最後のナルト回転蹴り、憲生調)、松本憲生(藪野の後、左向きのナルト。蹴り蹴り) タイトルデザイン:西尾鉄也 NARUTO|ED10 2002年~2007年 絵コンテ・演出:都留稔幸 作監:鈴木博文 ゴールデンコンビ。鈴木走りに注目。 Tales of Symphonia|OP 2003年 監督・キャラデザ・演出・総作監:松竹徳幸 演出・作画監督:松竹徳幸(PS2)、久保田誓 原画:中嶋敦子、橘秀樹、山田誠、鈴木博文、柳田義明、石浜真史、新井浩一、田中雄一、宮沢康紀、中村章子、柴田由香、桑名郁朗、錦織淳史、細田直人、榎本花子、高橋秀樹、大塚健、今石洋之(しいな戦闘シーン?)、西位輝実、小松田大全、久保田誓 サモンナイト3|OP 2003年 監督・絵コンテ・演出・作画監督:西野理恵 原画:吉野真一、芝美奈子、番由紀子、大塚健、渡部圭祐、葦野好春、志村泉、野村和也 、竹本直人、関口英樹、大森貴弘、石井久志、西野理恵 半熟英雄対3D|OP 2003年 作画:金田伊功 ぽぽたんPo!|OP 2003年 作画監督:渡辺明夫? らいむいろ戦奇譚|OP ED 2003年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:渡辺真由美 原画:岩崎恭介、金子均、斉藤良成、森川均、梅本賢一、水上ろんど、三浦辰夫、堀越久美子、清水勝祐、宮繁之、細田直人、杉本功、原由美子、あみさきりょうこ OPとEDのスタッフがまとめてクレジットされている。尚、EDは杉本功、原由美子、あみさきりょうこの3人の可能性が高い L/R|OP 2003年 作画監督:佐藤雅弘 Mouse|OP 2003年 演出:山口頼房 作画監督:村田俊治 作監補佐:関崎高明 原画:水上ろんど、尼野清正、中原清隆、いまざきいつき、植田和幸、岩崎泰介、沼田誠也、植田和幸、新田靖成、清水博明、友岡新平、三好和也、嘉手苅睦 おっぱい。そして沼田跳び箱。 遥かなる時空の中で2 白き龍の神子|OP 2003年~2005年 作画監督:林明美 原画:小野沢雅子、佐藤寿子、安田京子 撮影:大山佳久 真月譚 月姫|OP 2003年 演出:桜美かつし 作画監督:小澤郁 原画:阿部邦博、石野聡、下谷智之、竹内哲也、橋本敬史、長谷川眞也 ドラえもん ~のび太とふしぎ風使い~|OP 2003年 絵コンテ・演出・作画:藤森雅也 GAD GUARD|OP 2003年 絵コンテ:宮尾佳和 演出:宮尾佳和、錦織博 作画監督:相澤昌弘 原画:阿蒜晃士、秋山由樹子、橋本英樹、本村晃一、加藤裕美、西田亜沙子、中谷誠一、桑名郁郎、高木潤、石井久美、数井浩子 GAD GUARD|ED 2003年 EDアニメーション:小林治 スクラップド・プリンセス|OP 2003年 絵コンテ・演出:増井壮一 作画監督:小森高博 原画:名和宗則、芝美奈子、中沢勇一、桂憲一郎、安藤真裕、長谷部敦志、岡辰也、倉島亜由美 スクラップド・プリンセス|ED 2003年 絵コンテ・演出:竹内志保 作画監督:小森高博 原画:松島晃、西田亜沙子、木村貴宏、斉藤新明 WOLF S RAIN|OP 2003年 絵コンテ:岡村天斎 演出:武井良幸 作画監督:川元利浩 原画:赤松武、荒川直樹、伊藤嘉之、馬越嘉彦、逢坂浩司、崔ふみひで、松竹徳幸、松原秀典、川元利浩 背景:森川篤絵 E S OTHERWISE|OP 2003年 絵コンテ・演出:横田 Shironagasu 耕三 作画監督:浜津武広 原画:石野聡、千葉道徳、馬場俊子、斉藤英子、高橋裕一、新丘浩美 グリーングリーン|OP 2003年 絵コンテ・演出:ムトウユージ 作監:中原清隆 原画:内納健治、宇都木勇、樺島洋介、坂本修司、鈴木幸恵、豊増隆寛、沼田誠也(冒頭の写真)、藤井真澄、舛館俊秀 住めば都のコスモス荘すっとこ大戦ドッコイダー|OP 2003年 絵コンテ・演出:野中卓也 作画:柴田淳 原画:大隈孝晴、齋藤雅和、木村豪、松尾慎、山内則康、渡辺浩二、柴田淳 そういえばこのOP見た杉井ギサブローが柴田くんの仕事、誉めてたね。 EDは絵コンテ・演出:まついひとゆき、柴田淳の作画 HAPPY☆LESSON ADVANCE|OP 2003年 絵コンテ:鈴木輪流朗 作画監督:渡辺真由美 原画:岩崎恭介、近藤高光、沼田誠也、植田和幸、細田直人、柳野龍男、杉本功、堀越久美子、尼野浩正、原由美子、あみさきりょうこ 神魂合体ゴーダンナー!!|OP 2003年 絵コンテ:まさひろ山根 演出:長岡康史、川島宏 作画監督 キャラクター:木村貴宏 メカニック:まさひろ山根 原画:大貫健一、西田亜沙子、中谷誠一、高岡淳一、橋本敬史、平田雄三、鴨川浩、阿部宗孝、斉藤久、宇佐美皓一、鈴木藤雄、椛島洋介、木村貴宏、まさひろ山根 藍より青し~縁~|OP 2003年 絵コンテ・演出:下田正美 作画監督:岩倉和憲 原画:織枝一寛、杉本功、橘秀樹、片岡英之、加藤やすひさ 明日のナージャ|OP1|OP2 2003年~2004年 演出:細田守 作画:すしお(冒頭)、馬越嘉彦(長回し階段)、加藤裕美(海ポチャ)、久保田誓(サビ)、高谷浩利(夜空踊り) 明日のナージャ|ED 2003年~2004年 演出:細田守 作画:伊東伸高 クラッシュギアNitro|OP2 2003年~2004年 作画:戸部敦夫、朝倉三太(近藤高光) 魁!!クロマティ高校|OP 2003年~2004年 絵コンテ:今石洋之 演出:畑中雅彦 作画監督:音地正行 今石コンテ。結構意外なコンテ切ってるような気も。 カレイドスター|OP1 2003年~2004年 オープニングディレクター:紅優 カレイドスター|OP3 2003年~2004年 オープニングディレクター:平松禎史 タイトル後の手前から奥に走るカットは和田高明 プラネテス|OP 2003年~2004年 演出:谷口悟朗、北村真咲 作画監督:千羽由利子 原画:斉藤英子、橋本敬史、木村貴宏、中田栄治、松井章、栗尾昌宏、斉藤久 サビの敬史エフェクトは圧巻。そこの動画単価は750円だったとか。 プラネテス|ED 2003年~2004年 演出:谷口悟朗、北村真咲 作画監督:千羽由利子 原画:吉田健一、高野和史、橋本誠一 R.O.D. the TV|OP2 2003年~2004年 絵コンテ・演出:松竹徳幸 作画監督:石浜真史 原画:細田直人(タイトル明けから電車まで)、竹内哲也(螺旋階段のアニタ、次のミシェールも)、うのまこと(マギーのバイク。これ癖出過ぎですよね)、他 鋼の錬金術師|OP1 2003年~2004年 演出・3D・作画監督:入江泰浩 総作画監督:伊藤嘉之 原画:安藤正浩、石野聡、小森かおり、平沢祐子、矢崎優子、菅野宏紀(気怠げなウィンリィ)、斎藤恒徳、川元利浩 鋼の錬金術師|ED1 2003年~2004年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 BONESでのてんこー伝説の原典。2人のアクションは地味に良い。 鋼の錬金術師|OP2 2003年~2004年 絵コンテ・演出:京田知己 作画監督:伊藤嘉之 原画:末富慎治、久保田誓、矢崎優子、小森かおり、平沢祐子、伊藤秀樹、佐々かなこ、菅野宏紀、高橋久美子、杉浦幸次 鋼の錬金術師|ED2 2003年~2004年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光。 鋼の錬金術師|OP3 2003年~2004年 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:伊藤嘉之 原画:冨岡隆司(冒頭のvsドラゴン)、高橋久美子、佐藤雅弘、坂崎忠、佐々かなこ、須賀重行、矢崎優子 稲留和美、末富慎治、工原しげき、中村豊(引いたカメラのエドvsグリード)、伊藤秀樹、荒川直樹 鋼の錬金術師|ED3 2003年~2004年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 ちなみに典光インタビューによると「見所はウィンリィ・・・ではなくベン(犬)」だそうです。 鋼の錬金術師|OP4 2003年~2004年 絵コンテ・演出:水島精二、中村豊 作画監督:伊藤嘉之 作監補佐:中村豊(炎、石の矢が降ってくるところ) 原画:渡部隆、須賀重行、山岡信一、稲留和美、内田シンヤ、矢崎優子、工原しげき、吉成鋼(滝ジャンプ)、柿田英樹(水飛沫殺陣)、坂崎忠(岩塊を投げつけるアル、かわすグラトニー)、平沢祐子(笑うエンヴィー)、馬越嘉彦(ロイ&アームストロング)、橋本浩一(ラースの伸びるパンチ、キック)、うつのみや理(腕を錬成しつつ走るエド) 鋼の錬金術師|ED4 2003年~2004年 絵コンテ・演出:鈴木典光 作画監督:伊藤嘉之 エンヴィーとの戦闘は必見。動いてるカットは未修正っぽい。 典光のオバケや効果線好きをこのあたりで垣間見ることが出来る。 金色のガッシュベル!!|OP1 2003年~2006年 絵コンテ・演出:中村哲治 作画監督:大塚健 原画:大塚健、山室直儀、八島善孝、山下高明(ガッシュたちが並んで踊っているカット)、石野聡、信実節子、中鶴勝祥、木崎文智、千葉道徳、橋本敬史、斉藤久、奥田淳、小船井充、深澤学、箕輪悟 金色のガッシュベル!!|OP3 2003年~2006年 斎藤久(冒頭の表裏一体のガッシュとゼオン) 渡部圭祐(エフェクトタイトル、エフェクトラッシュ) 大塚健(草むら~みんなが本を開く) 橋本敬史(爆発。カメラ回り込んで皆、登場) 千葉道徳(敵の出現。背動でカメラ引き) 小船井充(ファウードの雄叫び) 西田達三(サビ。みんなが手を伸ばすカット) 山下高明(バオウの前に対峙するガッシュ! がぁーでぃあんHearts|OP 2003年 絵コンテ:黒田やすひろ 演出:石平信司 作画監督:いちかわけいぞう 美術・背景:片野坂悟一 Special Thanks:中野典克 原画:青柳富士子、野中順子、森悦史、小川完、桜井木の実、箕輪悟、吉田秀之、しまだひであき、松岡秀明、小笠原篤、烏宏明、田中誠輝、畑伸幸、久島浩徳、石川愼亮、木村剛、長朶雄司 銀河鉄道物語 THE GALAXY RAILWAYS|OP 2003年~2004年 演出:村木靖 作画監督:村木靖、木崎文智 原画:安彦英二、小船井充、柿田英樹、滝川和男、橋本敬史、松田宗一郎、村木靖 ふたつのスピカ|OP 2003年~2004年 絵コンテ・演出:藤森雅也 原画:仲澤崇仁? 絵コンテ・演出が藤森雅也という事が、アニメージュ2011年8月号「【第四十四回】この人に話を聞きたい 聞き手 小黒祐一郎」で紹介された藤森雅也 主要作品リストで判明した。アニメージュ2011年8月号89ページに載っている。 ボボボーボ・ボーボボ|OP1 2003年~2005年 Tales of Rebirth|OP 2004年 監督・絵コンテ・演出:古橋一浩 キャラデザ・作画監督:松竹徳幸 作監補佐:中嶋敦子 原画:石田敦子、松本憲生(サビ突入時少し後の橋の上、ヴェイグvsミルハウスト)、鈴木博文、岡辰也、大塚健、丹澤学、宗崎暢芳、高橋裕一、細田直人、江森真理子、宮地聡子、中嶋敦子、斎藤哲人、橘秀樹、山田誠、新井浩一、林明美、田頭しのぶ、錦織敦史、板津匡覧、金子志津枝、友岡新平、佐原史哲、中村章子、古橋一浩 Fate/stay night|OP1|OP2 2004年 絵コンテ・演出:松園公 作画監督・作画:青山まさのり どちらも青山さんの1人原画だった筈 DESIRE|OP 2004年 アニメパートコンテ:野口征恒 原画:金田伊功、本橋秀之、島崎克美、江崎稔 はるのあしおと|OP 2004年 「Wind」OPと同じく、新海誠(絵・演)と亜細亜堂(作)による制作。 Shining Tears|OP 2004年 絵コンテ・演出:横山彰利 キャラデザ・作画監督:奥村正志 原画:小田剛生、牧孝雄、君島繋、桝田浩史、新井浩一、清水洋、安藤正浩、荒木真理子、箕輪悟、斎藤和也 第2原画:大谷久美子、井川麗奈、村田充範、福井智子 制作はパルムスタジオ。EDは牧孝雄、新井浩一 3年B組金八先生伝説の教壇に立て!OP 2004年 キャラクターデザイン・レイアウト:森川聡子 総作画監督・キャラ原画:井上鋭 絵コンテ・作画監督・原画:尾崎和考 天上天下|OP 2004年 絵コンテ:りんたろう 演出:長崎健司 作画:田崎聡 HUNTER×HUNTER G・I Final OP2(完成版) 2004年 コンテ・演出・作画:福田道生 未完成版の脅威のクオリティ(笑)からよくぞここまで、というカッチョイイOPアニメーション。 ちなみにEDも福田道生が絵コンテから作画までを担当している。 BECK|OP 2004年 絵コンテ・演出・作画監督:小林治 原画:本田雄(冒頭からサビ前)、平松禎史(サビのリップシンク)、田中雄一、板津匡覧、丸山友、桜井邦彦、山森英司、芳垣祐介、堀元宣 風人物語|OP 2004年 コンテ演出:西村純二 作画監督:新井浩一 原画:大平晋也、西尾鉄也、宮澤康紀、本田雄、窪田康高、杉江敏治、新井浩一 巌窟王|OP 2004年 絵コンテ・演出・作画監督:松原秀典 原画:窪岡俊之、合田治章、鈴木俊二、朝来昭子、本田雄、前田真宏、松原秀典 エフェクトアニメーター:鈴木雅也 修羅の刻|OP 2004年 原画:渡部圭祐(敵に囲まれて歩き出すとこ。サビのダッシュも? 竹内哲也(一回転蹴り、防ぎ。竹内顔になってるねぇ。 お伽草子|OP2 2004年 絵コンテ・演出・作画:西尾鉄也 リップシンクが見所。 攻殻機動隊S.A.C.2ndGIG|OP 2004年 絵コンテ・演出:西尾鉄也(原画担当は最後の去り行く9課のメンバーのみ。コンテ、演出を務めたOPは、氏が心血を注いで作った力作 ニニンがシノブ伝|OP 2004年 絵コンテ:まついひとゆき、外崎春雄 演出:高橋タクロヲ 作画監督:柴田淳 原画:板垣敦、竹内哲也(タイトル明け)、細田直人(水着姿の3人)、渡辺浩二、須藤友徳、柿田英樹(サーカス)、小船井充、志田ただし、木村豪(黒シノブとのチャンバラ)、三浦高博、加藤やすひさ、柴田敦 この醜くも美しい世界|OP 2004年 絵コンテ・演出:錦織敦史 作画監督:中村章子 原画:平松禎史(冒頭2カット)、今石洋之、久保田誓(いわずもがなサビ入ったところ)、小松田大全、竹内哲也(ラストのカットラッシュ)、白石亜由美、錦織敦史、中村章子 このときのガイナは竹内原画を許容できた。 Re キューティーハニー|OP 2004年 演出:今石洋之 作画監督:平松禎史 原画:今石洋之、庵野秀明、堀元宣、芳垣祐介、錦織敦史、板垣伸、久保田誓、松林唯人、下笠美徳、宗崎暢芳、浜洲英喜、加野晃、竹田欣弘、冨田与四一、橋本英樹、袖山正樹、吉田政保 トランスフォーマースーパーリンク|OP 2004年 作画監督:高品有桂 作画:伊藤岳史、松本文男、阿部宗孝、山田起生(変身! 超重神グラヴィオンZwei|OP 2004年 絵コンテ・演出:木崎文智 作画監督:愛姫みかん 原画:大塚健、石野聡、鈴木藤雄、千葉道徳、中田栄治、倉嶋丈康、牟田口裕基、みうらたけひろ、椛島洋介、まさひろ山根、大張正己 絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク|OP 2004年 絵コンテ:宮地昌幸、村木靖、逢坂浩司 演出:宮地昌幸 原画:橋本誠一、西田亜沙子、田中誠輝、小林鈴子、大塚健、門上洋子、崔ふみひで、渡辺浩二、川元利治、吉田健一、斎藤恒徳、倉島亜由美、小平佳幸、数井浩子、瀬上幸雄、水野知己、斎藤新明、屋幸秀、田中春香、山本尚志 恋風|OP 2004年 絵コンテ・演出:大森貴弘 作画監督:松本文男 原画:松本憲生、大久保宏、鈴木博文 恋風|ED 2004年 絵コンテ・演出:大森貴弘 作画:岸田隆宏 鉄人28号|OP 2004年 絵コンテ:なかむらたかし 演出:横山彰利 作画監督:石川晋吾 原画:児山昌弘、山口晋、山田誠、山田起生、川添政和、中山岳洋、水畑健二 背景:木村真二 DearS|OP 2004年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:越智信次 原画:越智信次、阿部達也、ふくだのりゆき、鎌田祐輔、松原一之、立石聖、渡辺義弘、細田直人(猫娘) DearS|ED 2004年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:越智信次、杉本功 原画:杉本功、中村プロダクション 妄想代理人|OP 2004年 絵コンテ・演出:今敏 作画監督:安藤雅司 タイトルロゴ:イナガキキヨシ 原画:鈴木美千代、濱洲英喜、三原三千雄、久保正彦、安藤雅司 ごくせん|OP 2004年 絵コンテ・演出:佐藤雄三 作画監督:兼森義則 原画:古屋勝悟、坂井久太 ローゼンメイデン|OP 2004年 絵コンテ・演出:浅香守生 作画監督:小林明美 原画:梅原隆弘、佐藤雄三、島村秀一、田中比呂人、西村広、藤岡真紀、本田雄(ジュンが手と首を縄で縛られ涙を流すカット?)、山川吉樹 魔法少女リリカルなのは|OP 2004年 絵コンテ:新房昭之 演出:草川啓造 作画監督:奥田泰弘 原画 梅津泰臣:冒頭の全身がうつってるなびき 藪野浩二:部屋の中のフェイトのところから、変身前のなのはにズームアップまで 尾尻進矢:変身 橋本貴吉:顔あげるなのはから足のアップまで 友岡新平:ジャンプからビルに写りこむところまで 斉藤良成:杖かまえてとびだすところの二人 吉木正行:つばぜり合い 岩井優器:ビルの上におりてくるなのはからラストまで 寺尾洋之、大塚あきら、岡本健一郎 情報はあくまで憶測。 光と水のダフネ|OP 2004年 絵コンテ・演出:水鳥満月(水島努) 作画監督:岩倉和憲 原画:長谷川眞也、石浜真史、田中基樹、清水博幸、小山和弘、宮田奈保美、橋本英樹、杉山了蔵、石原恵治、沖田篤志、片岡英之、橋本裕之 MEZZO|OP 2004年 演出・作画監督・原画:梅津泰臣 原画:りんしん、石原満、石浜真史、伊藤岳史など KURAU Phantom Memory|OP 2004年 絵コンテ:入江泰浩 演出:武井良幸 作画監督:伊藤岳史 動画チェック:坂井絵里子 原画:吉田健一、高橋英樹、馬越嘉彦、外崎春雄、ねこまたや、川元利浩 背景:スタジオイースター 撮影:瓶子修一、宮原洋平 月詠|ED 2004年~2005年 友岡新平1人作画。眼福もの サムライチャンプルー |OP 2004年~2005年 絵コンテ・演出:橋本カツヨ(細田守) 作画:小池健 陰陽大戦記 |OP1 2004年~2005年 演出:菱田正和 作画:倉田綾子、金田正彦、川添政和、五反孝幸、近藤高光、実原登、鈴木勤、鈴木幸江 陰陽大戦記 |OP2 2004年~2005年 演出:藤田陽一 作画監督:倉田綾子、榎本勝紀、長生中 作画:阿部美佐緒、江森真理子、川添政和、川田栄三、倉田綾子、近藤高光、鈴木勤、鈴木幸江、戸部敦夫、竹内浩志、長生中 ジパング|OP 2004年~2005年 演出:古橋一浩 作画監督:馬越嘉彦 原画:佐々木政勝、小田真弓、田頭しのぶ、そえたかずひろ、江上夏樹、辻美也子、櫻井親良、高田小知代、覚張真弓、橋立佳奈 機動戦士ガンダムSEED DESTINY|OP1 2004年~2005年 絵コンテ・演出:福田己津央 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、中谷誠一、松田寛、坂本修二、山田誠、有澤寛、山岸正和、吉田徹、津熊健徳、長野信明、斎藤久 機動戦士ガンダムSEED DESTINY|OP2 2004年~2005年 絵コンテ・演出:福田己津央 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、中谷誠一、斎藤久、長野信明、松田寛、有澤寛、山岸正和、川口理恵、堀金薫 機動戦士ガンダムSEED DESTINY|OP3 2004年~2005年 絵コンテ・演出:福田己津央 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:平井久司、重田智、中谷誠一、松田寛、山岸正和、川口理恵 機動戦士ガンダムSEED DESTINY|OP4 2004年~2005年 絵コンテ・演出:福田己津央 キャラ作監:平井久司 メカ作監:重田智 原画:西井正典、松田寛、平井久司、重田智 OP1~4アイキャッチは木村貴宏。 重田ガンダム。 焼きたて!ジャぱん|OP1 2004年~2006年 絵コンテ:青木康直 演出:佐藤照雄 作画監督:戸部敦夫 原画:戸部敦夫、杉本幸子、前澤弘美、山本直子 冒険王ビィト|OP1 2004年~2006年 原画:馬越嘉彦 冒険王ビィト|OP2 2004年~2006年 作監:中鶴勝祥 原画:馬越嘉彦 冒険王ビィト エクセリオン|OP 2004年~2006年 作監:中鶴勝祥(天力陣) 原画:馬越嘉彦、山下高明(拘束具外れとバウスとウサギの2カット)、西田達三(ポアラが振り返って銃を撃つ所) 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX|OP2 2004年~2008年 作画監督:原憲一 原画:亀田義明、小野田貴之、小川純平、如月あおい、二宮常雄 サビ以降のエフェクト、十代のオバケ。 BLEACH|OP1 2004年~ 絵コンテ・演出:阿部記之 作画監督:工藤昌史 原画:井上敦子、斉藤英子、小木曽伸吾、吉岡毅、和泉絹子、石川智美、稲吉智重、中森良治、石野聡 BLEACH|OP2 2004年~ 絵コンテ・演出:深澤学 作画監督:工藤昌史 原画:井上敦子、奥田泰弘、大西雅也、稲吉智重、宇佐美皓一、石川智美、小木曽伸吾、吉岡毅、岡崎洋美、橋本秀樹、冨澤佳也乃 BLEACH|OP3 2004年~ 絵コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:工藤昌史 原画:井上敦子、高木弘樹、もりやまゆうじ、清水恵子、石野聡、橋本英樹、石川智美、小桑寛子、吉岡毅、小木曽伸吾 BLEACH|OP4 2004年~ 絵コンテ・演出:阿部記之 作画監督:工藤昌史 原画:井上敦子、稲吉智重、大西雅也、高木弘樹、鈴木陽子、橋本英樹、中野りょうこ、白井順、工藤昌史 BLEACH|OP5 2004年~ 絵コンテ・演出・作画監督:石浜真史 原画:井上敦子、三好和也、櫻井親良、吉岡毅、森崎蘭、奥田泰弘、大竹紀子、近有希、藪野浩二 石浜真史のオサレ演出再び。 原画さんの好きに描かせて修正は殆ど入れてないらしい。 BLEACH|OP6 2004年~ 絵コンテ・演出:水野和則 作画監督:工藤昌史 原画:鈴木陽子、高木弘樹、井上敦子、橋本英樹、奥田泰弘、三好和也、吉岡毅、光田史亮、大西雅也、工藤昌史、新井一雅、下島誠、中西理絵、村上枝里子、河島久美子 Namco x Capcon|OP 2005年 監督・絵コンテ・演出・作画監督:今石洋之 原画:末富慎治、杉江敏治、黄瀬和哉、浅野恭司、矢荻利幸、塩谷直義、新野量太、中村光宜、井上香織、芳垣祐介、吉成曜、今石洋之 Tales of Legendia|OP 2005年 キャラクターデザイン・イラストレーション:中澤一登 監督:亀井幹太 絵コンテ:亀井幹太、金子秀一 作画監督:亀井幹太 メカニック・エフェクト作画監督:金子秀一 美術監督:西田稔 色彩設定・色指定:渡辺陽子 撮影監督:古川誠 原画:堀内博之、高橋英樹、井上敦子、阿部恒、本田雄(シャーリィが妖精?と戯れてるとこ)、中山勝一 うつのみや理(紫の服を着た子の森の中での戦闘)、外崎春雄、高橋裕一、窪岡俊之、細田直人、増尾昭一、重国浩子、清水博之、田頭しのぶ、本村晃一、丸山友、藤井文乃、和田高明、窪敏、板垣伸、結城信輝、西村博之、久保田誓、茂木信二郎、高品有佳、金子秀一、亀井幹太、嶋村秀一 Tales of the Abyss|OP 2005年 監督・絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:松竹徳幸(ヴァンの剣術指南)、亀井幹太 原画:竹内敦志、中村章子(冒頭の落下ブッタ斬り)、黄瀬和哉、錦織敦史、松原秀典、橋本敬史(サビ前の爆発)、立石聖、外崎春雄、宮沢康紀(アニスの人形暴れ)、橋本浩一(槍投げ)、古橋一浩、中嶋敦子(ティアの振り向き、ルーク笑顔)、川元利浩、松本憲生(最後のルークvsアッシュ) サモンナイト エクステーゼ|OP 2005年 作画:松島晃 半熟英雄4 7人の半熟英雄|OP 2005年 作画:金田伊功 武蔵伝II BLADEMASTER|OP 2005年 絵コンテ:金田伊功 作画:今石洋之 ミニパト|OP 2005年 西尾鉄也の一人原画 秋色恋華|OP 2005年 演出・作画監督:吉成鋼 原画:吉成曜、松竹徳幸 IZUMO零|OP 2005年 監督:ほしかわたかふみ 作画監督:赤尾良太郎 原画:北村友幸、渡部穏寛、森悦史、VOSS 王宮夜想曲|OP 2005年 絵コンテ・演出・キャラデザ・作画監督:外崎春雄 原画:松島晃 イリヤの空、UFOの夏|OP 2005年 コンテ演出:伊藤尚往 作画監督:倉嶋丈康 原画:倉嶋丈康、桑方こうじ ふたりはプリキュアMax Heart OP 2005年~2006年 演出:西尾大介 見所はやっぱサビ。山田起生のパンチ!パンチ!キック!キック! 地面のチュドーンが志田直俊。タイトル明けの走り&ジャンプは冨田与四一 絶対少年|OP1 2005年 絵コンテ・演出:藤森雅也 絶対少年|OP2 2005年 絵コンテ・演出:藤森雅也 絵コンテ・演出が藤森雅也という事が、アニメージュ2011年8月号「【第四十四回】この人に話を聞きたい 聞き手 小黒祐一郎」で紹介された藤森雅也 主要作品リストで判明した。アニメージュ2011年8月号89ページに載っている。 また、このOPについては、本人曰く「自分が手掛けた作品の中でも特に思い出深いのものは『絶対少年』という作品でオープニングが完成した時はすごく手応えを感じたので、自分の中でつくった中では一番のフィルムです。」 VILLAGECAFEでの劇場版FAIRYTAIL-鳳凰の巫女-のインタビューの 「■-他のアニメと違って“視点”が変わっていた」の欄でそのように述べてた かみちゅ! OP 2005年 絵コンテ・演出:石浜真史 作画監督:千葉崇洋 デジタル演出:畑博之 原画:薮野浩二、柴山智隆、櫻井親良、磯飼タツ矢、山田起生、川添政和、鈴木大、鈴木博文、針井新哉 奥さまは魔法少女 OP 2005年 絵コンテ・演出:大畑清隆 作画監督:長谷川眞也 原画:稲吉智重、橘秀樹、橋本英樹、稲吉朝子、星野真澄、加藤裕美 バジリスク ~甲賀忍法帖~|OP 2005年 絵コンテ・演出:木崎文智 作画監督:千葉道徳 原画:大塚健、大西雅也、小船井充、椛島洋介、神本兼利、玄馬宣彦、齋藤久、外崎春雄、堀井伸雄、三輪和宏、吉岡毅 EDは千葉道徳1人原画 ギャグマンガ日和|OP 2005年 作画:馬越嘉彦 エレメンタルジェレイド|OP 2005年 絵コンテ・演出:うえだしげる 作画監督:堀たえ子 原画:大木賢一(岩盤砕き)、西尾鉄也(最初の1カット)、羽原信義、山岡信一、佐原亜湖、岡辰也、高品有桂、茂木信二郎、足立慎吾、石川健朝、世良悠子、岡勇一 毎度恒例XEBEC走りもあるよ。 英國戀物語エマ|OP 2005年 作画監督:田中比呂人 画面設計:田中比呂人、富岡淳一 原画:大谷敦子、木下裕考、宮川治雄、山川治臣、多田雅治、大竹守 フタコイ オルタナティブ|OP 2005年 絵コンテ:逢瀬祭、平尾隆之、高橋タクロヲ 演出:平尾隆之 作画監督:小林利充 レイアウト作画監督:高橋タクロヲ 原画:柴田淳、小船井充(スノボー、刀)、夕穂貞古、木村豪、下司晃生、高橋聡、須藤友徳、田中織枝、斉藤雅和、沼田誠也、渡辺浩二、及川啓、山川古樹、夕澄慶英、松田宗一郎、藤井真澄、綾瀬将志 担当原画はクレジット順になっている、との事。 魔法少女リリカルなのはA s|OP 2005年 絵コンテ・演出:草川啓造 作画監督:奥田泰弘 原画:吉田伊久雄、宮壮史、水上ろんど、橋本貴吉、岡辰也、若林要、加藤剣、桜井正明、斎藤良成、尾尻進矢、田中ちゆき、岡本健一郎 まほらば~Heartful days|OP 2005年 作画監督:藤井昌宏 原画:清水博幸、竹内哲也、新井淳(薔薇を投げる)、亀井治、織枝一寛、橘秀樹、晶貴孝二 Paradise Kiss|OP 2005年 絵コンテ・演出:小林治 作画監督:結城信輝 原画:小林治、新井浩一、戸倉紀元、田中比呂人、室井ふみえ、香月邦夫、竹田逸子 Paradise Kiss|ED 2005年 絵コンテ・演出:小林治 作画:芳垣裕介、今石洋之(冒頭の車に追い駆けられるカット) これが私の御主人様|OP 2005年 絵コンテ・演出・作画監督:錦織敦史 原画:中村章子(手をつないで走るカット)、久保田誓(サビの長まわし)、白石亜由美、亀谷響子、村山公輔、貞方希久子、小竹歩、佐々木啓之(みつきがギターを弾いてるカット)、戸田さやか、錦織敦史 ジンキエクステンド|OP 2005年 作画監督:細田直人、大張正巳 全編ガン○ムOPのパロディ。作画は頑張ってます。 創聖のアクエリオン|OP1 2005年 絵コンテ:ところともかず 演出:殿勝秀樹 作画監督:龍川太 原画:うつのみや理(殺陣)、結城信輝(アポロ)、大久保宏、戸倉紀元、宇佐美皓一、木村雅広、高橋裕一、鷲田敏弥、入江篤、龍川太 CGアニメーション:井野元英二 SPEED GRAPHER|OP 2005年 絵コンテ:杉島邦久 演出:石浜真史 作画:石浜真史、うのまこと、梅津泰臣、奥野浩行、金子ひらく、川畑えるきん、熊膳貴志、崔ふみひで、高橋裕一、田中孝弘、中井準、中澤勇一、中本尚子、原田大基、村田峻治、森久司、森崎陸、吉田徹 実際は6話から放送予定だったが作りこみ過ぎて解禁が遅れた。 スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION|OP 2005年 作画監督:田中良、才木康寛 原画:菊池晃、山下将仁 ぱにぽにだっしゅ!|OP1 2005年 オープニングディレクター:尾石達也 作画監督:大田和寛 原画:吉成曜(花火全般)、岡英行、安藤正浩、亀谷響子、杉山寛延、潮月一也、中本和樹、阿部厳一郎、伊藤良明 特撮:栗本宏志、酒井基、DIGITAL@SHAFT-B組 ぱにぽにだっしゅ!|OP2 2005年 オープニングディレクター:尾石達也 作画監督:大田和憲 原画:吉成曜(OP冒頭のベッキーのカット~)、伊藤良明(ベッキーダンス)、守岡英行、村山公輔、杉山延寛、潮月一也、中本和樹、阿部厳一郎 特撮:酒井基、DIGITAL@SHAFT-B組 ただし吉成的には出来がよくなかったらしく、クレジット拒否。 あれか、リップシンクロがすさまじくズレたからか? 伊藤氏のダンスもタイミングがズレまくり、2度タイムシートが打ち直しになったりした。 ぱにぽにだっしゅ!|OP3 2005年 オープニングディレクター:尾石達也 作画監督:大田和憲 原画:吉成曜(冒頭のベッキー、サビ部分のベッキー、ラストのメソウサとベッキー)、伊藤良明、守岡英行、亀谷響子、杉山延寛、村山公輔、潮月一也、阿部厳一朗 特撮:酒井基、DIGITAL@SHAFT-B組 交響詩篇エウレカセブン|OP1 2005年~2006年 演出:村田和也 作画監督:吉田健一 メカ作画監督:中田栄治 原画:関修一、うつのみや理(手繋ぎ1カット)、新井浩一、田中誠輝、生駒勇作、金子秀一、松田宗一郎(発進)、岩瀧智、武半慎吾、林裕一郎、阿保孝雄、大塚健、川元利浩、吉田健一 交響詩篇エウレカセブン|ED1 2005年~2006年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 前編ずーっとカメラうごきっぱなし。何枚使ったんだ(雑誌の話じゃ900枚だったかな)。ものすごく評判になりました。 交響詩篇エウレカセブン|OP2 2005年~2006年 絵コンテ・演出:村木靖 作画監督:吉田健一、中田栄治 原画:橋本敬史(屋根)、柿田英樹(LFO爆発)、金子秀一(サーカス)、大塚健、松田宗一郎、中谷誠一、新井浩一、坂崎忠、長谷部敦志、川元利治、安藤真裕、齋藤恒徳、竹内志保、村木靖 交響詩篇エウレカセブン|ED2 2005年~2006年 絵コンテ・演出・原画:鈴木典光 作画監督:吉田健一、中田栄治 さすがに1期ほどはっちゃけたことはできないものの、鈴木氏らしいセンスのある動きでした。 このあたりから典光アングルを垣間見ることが出来るようになる。 交響詩篇エウレカセブン|OP3 2005年~2006年 絵コンテ・演出・作画監督:うつのみや理 原画:西尾鉄也(空中で破片よける二人)、新井浩一、高橋裕一、野崎敦子、桝田浩史、田中将賀、沓名健一(OPタイトル後・落ちていくワンカット)、柴田淳、山本権生、エディー・チュン、村木靖(サーカス)、うつのみや理、小松田大全、桑名郁朗、上石恵美、今宮雅子 交響詩篇エウレカセブン|ED3 2005年~2006年 絵コンテ:渡辺信一郎 演出:京田知己 作画監督:水畑健二 原画:橋本浩一、内田シンヤ、田中将賀、森寛之 交響詩篇エウレカセブン|OP4 2005年~2006年 絵コンテ:京田知己 演出:宮地昌幸 作画監督:吉田健一、中田栄治 原画:橋本誠一、大塚健(最初からメインタイトルでるまで)、桑名郁朗、倉島亜由美、前田清明、柴田淳、竹内旭、森寛之、又賀大介、岡山思菜子、板垣敦、福岡英典、真庭秀明、吉田健一、中田栄治(ジエンドのコーラリアン切り裂き)、村木靖(303のサーカス) 電車男|OP 2005年~2006年 監督・絵コンテ・演出:大原実 作画:原田大基、吉田徹、奥野浩行 3DCG:たなかかずひら BLOOD+|OP1 2005年~2006年 絵コンテ・演出:紅優 作画監督:黄瀬和哉 原画:塩谷直義、矢荻利幸、芳垣祐介、飯塚晴子、宮沢康紀、朝来昭子、牧原亮太郎、柴田由香、杉江敏治 BLOOD+|OP2 2005年~2006年 絵コンテ・演出:中澤一登(ってか作画修も中澤さんが入れt 作画監督:浅野恭司 原画:小森秀人、日野ひかり、松島晃、朝来昭子、菊池勝也、飯塚葉子、塩谷直義、横田晋一、向田隆、平野詠美、石井ゆみこ、佐々木啓之 BLOOD+|OP3 2005年~2006年 絵コンテ・演出・作画監督:塩谷直義 原画:斉藤久、宮沢康紀、山下善光、田畑寿之、山田誠、浅野恭司、大原泰志、石井百合子、中村光宣、崎山智明、津態健徳、矢萩利幸、塩谷直義 塩谷さんがこのOPを作るまでのIGコラムは必見。 BLOOD+|OP4 2005年~2006年 絵コンテ・演出:藤咲淳一 作画監督:石井明治 原画:平松禎史、後藤圭二、田畑寿之、崎山知明、塩谷直義、佐野英敏、宮前真一、飯塚晴子、大久保徹、津熊健徳、石井明治 平松さんのカットは比較的判別しやすいので、自信のある人はチャレンジ。 韋駄天翔|OP2 2005年~2006年 黄瀬和哉の元で鍛えた手腕、谷津美弥子の一人作画。 BLOOD+の裏側で頑張ってました 。 IGPX -Immortal Grand Prix-|OP 2005年~2006年 絵コンテ・演出:本郷みつる 作画監督:海谷敏久 原画:齋藤卓也、高橋英樹、小倉陳利、西村博之、関川成人 甲虫王者ムシキング 森の民の伝説|OP 2005年~2006年 絵コンテ:山内重保 作画監督:馬越嘉彦、伊本龍守 作画:鶴田仁美、阿部宗孝、大平直樹、竹島照子、黒沢裕一 ふしぎ星の☆ふたご姫|OP 2005年~2006年 絵コンテ:佐藤順一 演出:玉川達文 作画監督:数井浩子 原画:羽生貴之、後藤圭二(2カット目)、原田大基(3カット目、各国を飛び回るファインとレインとラスト4カット)、若山政志、樋口靖子(とにかく一歩~)、門之園恵美(ついてない日が~)、藤本悟、杉村友和、玉川達文(2原に小川未帆、鳩) 原画には玉川さんの旧友である馬越嘉彦が…となる予定がムシキングOP作監、ジパング最終話作監他3作品のキャラデ担当で多忙の為「無理っす!!」ということに。 後藤さんは「原画の描き方忘れてて、リハビリも兼ねた」とも。 玉川達文氏のブログで詳しく紹介されているので是非読もう。 シュガシュガルーン|OP 2005年~2006年 絵コンテ:庵野秀明、安野モヨコ 演出:庵野秀明 作画監督:平松禎史 原画:林明美、戸田さやか、芳垣祐介、富田浩章、佐々木啓之、兵渡勝、榎本花子、杉山ミナ、貞方希久子、安野百世 ちなみに庵野秀明と安野モヨコは夫婦。 シュガシュガルーン|ED 2005年~2006年 絵コンテ・演出:庵野秀明 作画監督:平松禎史 原画:平松禎史、安野百世、有坂奈美、庵野秀明 カッティングイラストレーション:木下幸子 アニマル横町|OP1 2005年~2006年 原画:山内昇寿朗、渡部圭祐(サビのアクション)、大塚健、小船井充 アニマル横町|OP2 2005年~2006年 OPED絵コンテ・演出:西本由紀夫 OPED作画監督:千葉道徳 OP原画:渡部圭祐(馬が手を取り合うところからぬいぐるみ達と抱き合うところまで)、杉本功、大塚健、深澤学 灼眼のシャナ|OP1 2005年~2006年 絵コンテ:渡部高志 演出:福世晋吾、渡部高志 作画監督:大塚舞 原画:水野知己、尾崎正幸、高橋晶、矢内宏志、清水博幸、谷川政輝、片岡英之、木野下澄江、杉本功、今久保洋介、岩倉和憲、藤井昌宏 撮影:大河内喜夫 灼眼のシャナ|OP2 2005年~2006年 絵コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:大塚舞 原画:川上暢彦、金子拓、櫻井親良、竹内哲也(シャナの剣劇、火花エフェクト)、都築裕佳子、兵渡勝、星野真澄、柴山智隆、橘秀樹、GASHAW STUPID 撮影:福世晋吾 ちなみに竹内パートはDVD修正がかかり、かなりエフェクトが豪華になった。 書き直しはエフェクトだけでなくキャラもなので見比べると吉。 BLACK CAT|OP1 2005年~2006年 絵コンテ・演出:板垣伸 作画監督:秋山由樹子 原画:蘇武裕子、西澤千恵、内田真樹、村松尚雄、鈴木彩子、青木美徳、三輪和宏、三浦かおる、山田勝哉、島宏明、稲留和美、柴田由香、高木潤、今石洋之 今石洋之(リオンのスケボー~シャルデンの血エフェクト)、秋山由樹子(トレインが拳を突き上げて皆降って来る辺り。最後の辺りは三輪さんかな? BLACK CAT|ED1 2005年~2006年 絵コンテ・演出・原画:サムシング吉松 ローゼンメイデントロイメント|OP 2005年~2006年 絵コンテ・演出:山本沙代 作画監督:山田正樹 原画:清丸悟、櫻井正明、奥田佳子、いかりたかし、久嶋治穂、小林冬志生、高田晃、山田正樹 色指定:田崎紀代美 制作協力:mangrove サムチャンスタッフ! ローゼンメイデントロイメント|ED 2005年~2006年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 地面がめくりあがる作画は必見。自分でやるとわかっててこんなコンテ書いちゃうところが鈴木さんの良い所 ちなみに珍しくEDの止め絵に本隊から作監が派遣されて無いおかげで好き勝手やってます。 ゾイドジェネシス|ED2 2005年~2006年 作画:沼田誠也 ゾイドジェネシス本編、特にこのEDを見て彼を知った、という人も多いのでは。 ゾイドジェネシス|ED3 2005年~2006年 作画:沼田誠也 同じく、沼田誠也による作画 闘牌伝説アカギ|ED2 2005年~2006年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 ノエイン-もうひとりの君へ-|OP 2005年~2006年 絵コンテ:赤根和樹 演出:安田賢司 作画:大久保宏(竜騎兵)、岸田隆宏(アトリ電撃)、佐藤雅弘(ハルカ足ブレーキ)、高田晃、松本憲生(ハルカ一回転)、向田隆、柳沼和良 美術:佐藤豪志 EDは高田晃作画。 ガイキング -LEGEND OF DAIKU-MARYU-|OP2 2005年~2006年 絵コンテ・演出・メカ作画監督:大張正己 キャラ作画監督:愛媛みかん 原画 雨宮哲…ぶっ飛ぶガイキング 大籠之仁 田村雅之 椛島洋介…ディックとピュリア 牟田口裕基 愛媛みかん…ルル 大塚健…止め絵全般 森田岳士 山下高明…叫ぶダイヤ 西田達三…リー 大張正己…冒頭発進~合体バンク まさひろ山根…ダリウス 戸隠三郎(金田伊功)…ラスト、ダリウス大帝に突っ込んで行くガイキング。衰え知らず 久しぶりの金田登場で放映当初はお祭り騒ぎに。 東映もこの時ばかりは空気を読んだのか、OPクレジットを堂々表記! かいけつゾロリ|OP 2005年~2007年 絵コンテ・演出:高橋享 作画監督:柳田義明 原画:藤森雅也、清水洋、西村博之、関根昌之、鈴木彩子、秋山由樹子、小林哲也、樋口靖子、古沢英明、市来剛、遠藤靖裕、石井百合子、六橋光幸、鍋田香代子、小栗寛子、浦中利浩、西岡夕樹、小室和男、田村茂太郎、原田美保、李胛ブン、船越英之、柳田義明 さすがは亜細亜堂。 かいけつゾロリ|ED1 2005年~2007年 EDアニメーション:小林治 かいけつゾロリ|ED2 2005年~2007年 絵コンテ・演出:小林治 原画:小林治、堀元宣 (制作協力:マッドハウス) アイシールド21|OP2 2005年~2008年 絵コンテ・演出:西田正義 作画監督:高谷浩利 原画:丸山修二、関崎高明、和田高明、時永宜幸、加藤寛崇、徳田夢之介、高谷浩利 アイシールド21|OP3 2005年~2008年 絵コンテ:西田正義 演出:片貝慎 作画監督:高谷浩利 原画:時永宜幸、和田高明、小泉初栄、徳田夢之介、門之園恵美、後藤圭二、広江克己、西田正義、高谷浩利 アイシールド21|OP4 2005年~2008年 絵コンテ:西田正義 演出:片貝慎 作画監督:時永宜幸 原画:石田慶一、関崎高明、丸山修二、奈須川充、金子匡邦、洪賜杓、小泉初栄、赤尾良太郎、石川哲也、徳田夢之介、広江克己、横田明美 高谷詐欺が発生したOP。 アイシールド21|OP5 2005年~2008年 絵コンテ:西田正義 演出:小野勝巳 作画監督:加藤寛崇 原画:石田慶一、和田高明、広江克己、石川哲也、小野和寛、加藤寛崇 はっぴぃセブン ~ざ・テレビまんが~|ED 2005年 絵コンテ・演出:矢吹勉 作画監督:渡辺真由美 原画:田代雅子 リンカーン|OP 2005年~ 作画:中山大輔 Tales of The World Radiant Mythology|OP 2006年 監督・絵コンテ・演出・ビジュアルエフェクト:亀井幹太 キャラクターデザイン・作画監督:松竹徳幸 原画:山田誠、外崎春雄、中嶋敦子、針井新哉、宮沢康紀、鈴木博文、松本圭太、松竹徳幸、河島裕樹 サモンナイト4|OP 2006年 監督・絵コンテ・キャラクターデザイン・作画監督:橘秀樹 美術デザイン:宮沢康紀 美術監督:松岡聡 撮影監督:江面久 作画監督補佐:大塚舞 原画:日野ひかり、千葉崇明、千葉崇洋、山下裕、高橋祐一、窪田康高、向田隆、下村一、保田利伸、橋本英樹、秋山一則、梁山智隆、佐々木ひろゆき、松本圭太、井川麗奈、富岡寛、豆塚隆、大塚舞、橘秀樹 魔界戦記ディスガイア2|OP 2006年 作画:松島晃、外崎春雄 Sonic Riders|OP 2006年 監督・絵コンテ・演出:川崎逸朗 キャラデザ・作画監督:浅野恭司 作画:宮澤康紀、小松田大全、秋山一則、矢萩利幸、横田晋一、辻理恵子、奥幸子、浅野恭司 CARNIVAL|OP 2006年 絵コンテ・演出・作画:倉嶋丈康 Fate/stay night|OP2 2006年 絵コンテ:柳沢テツヤ 演出:森邦宏 作画監督:石原恵 原画:江森真里子、田畑ひさゆき、中野典克、斉藤久、星野真澄、渡部圭祐(黄金のサーヴァントとセイバーの戦い)、工藤裕加、吉岡毅、むとうけいじ、石原恵治 COYOTE RAGTIME SHOW|OP 2006年 絵コンテ・演出:まついひとゆき 作画監督:須藤友徳 原画:田中織枝、園弘昌之、村上竜之介、板垣敦、高橋タクロヲ、嘉手苅睦、三浦高博、小島大和、小林利充、小林冬至生、小船井充、本村晃一、木村豪、下司晃生、藤井真澄、高橋聡、須藤友徳、まついひとゆき 色指定:千葉絵美 びんちょうタン|OP 2006年 絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:斎藤哲人 原画:萩原弘光、山田真、松竹徳幸、織岐一寛、小島正士、石川洋一、奈良崎早苗、中嶋敦子、斎藤哲人 EDコンテも古橋一浩、作画は斎藤哲人 桜蘭高校ホスト部|OP 2006年 絵コンテ・演出:紅優 作画監督:高橋久美子 原画:西村博之、佐々かなこ、小栗寛子、今宮雅子、橋本浩一、大塚八愛、佐藤道雄、中井準、押山清高 実に堅実なOPです。 巧いけど話題に上がる機会が少なかった久美子さんの認知度を高めた。 ゼロの使い魔|OP 2006年 絵コンテ・演出:岩崎良明 作画監督:藤井昌宏 原画:竹内哲也(終盤のゆらゆら)、大塚舞(サビ、ルイズが杖を振り上げたりサイトが剣を構えるところ)、冷水由紀絵、中村基、阿部望、魚岸直美、佐古宗一郎、兼高里圭、津田崇、柴田志朗、杉本功 Ergo Proxy|OP 2006年 作画監督:恩田尚之 原画:中澤一登(叫ぶ男)、寺岡巌(最初の4人)、安彦英二(続く2人)、小田剛生、平野詠美、川内智子 ケモノヅメ|OP 2006年 演出:湯浅政明(クレジットの文字) 作画監督:伊東伸高(オーヴェール…のところ) 原画:小倉陳利(抜刀)、清水洋、青山浩行、山口賢一 TOKYO TRIBE 2 ED 2006年 ENDING ANIMATION:Jamie Vickers Jamie Vickersの名を知らしめた逸品 N・H・Kにようこそ!|OP 2006年 絵コンテ・演出・作画監督:右湊具央(石浜真史) 原画:細越裕治、奥野浩行、長沼範裕、夏目真悟、丸山隆、小川完、松本浩樹、梅津泰臣、鈴木俊二、右湊具央 女子高生 GIRLS-HIGH|ED 2006年 絵コンテ・演出・作画:梅津泰臣 梅津ダンス ハルヒダンスと時期がかぶり大騒ぎに。 涼宮ハルヒの憂鬱|OP 2006年 絵コンテ・演出:石原立也 作画監督:池田晶子 原画:池田晶子(サビで走るハルヒと、次々にINOUTする8人&1匹)、北之原孝将(ラストの小芝居~回転するハルヒ)、米田光良、坂本一也(振り向くハルヒと顔を背けるキョン)、西屋太志、堀口悠紀子(ラストのカットラッシュで合間に挿入される自転車2人乗り・体操・ピアノ・ビデオカメラ) 京アニおなじみビットレート殺しOP。演出・撮影に高評。 ちょこッとSister|ED 2006年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 その昔、本スレでは堀内AAが歌ってたんだぜ? おなじく本隊から作監派遣なし、もはやキャラは別人だったりします。手のオバケに注目。 うたわれるもの|OP 2006年 絵コンテ・演出:田中基樹 作画監督:中田正彦 原画:池上太郎、亀井治、中村和久(ユズハのカットだと思われ)、東海林廣和、塩川貴史、吉野真一、大野泰江、沖田篤志、中田正彦 ラブゲッCHU ~ミラクル声優白書~|OP3 2006年 原画:山下敏成 書き殴りのカットのハッチャケ具合がなんとも。 いぬかみっ!|OP 2006年 絵コンテ・演出:草川啓造 作画監督:友岡新平 原画:赤井俊文、二宮壮史、加藤剣、橋本貴吉、北村友幸、石川健朝、小野ひろみ、佐藤玲子、玉木慎吾、友岡新平 いぬかみっ!|ED(男版) 2006年 作画監督:友岡新平 原画:細田直人(あばれちゃうんです~♪)、二宮壮史、富岡寛、友岡新平 って、おい、お前ら本編はどうした!? 天保異聞 妖奇士|OP1 2006年 絵コンテ・演出:京田知己 作画監督:川元利浩 原画:村木靖、赤松たけし、佐々木敦子、寺田嘉一郎、高橋英樹、川上哲也、菊池聡延、外崎春雄、小森高博、後藤圭二、草野剛、川元利浩 村木サーカス!でもカメラがただPANするだけかよ(それは言わない約束 天保異聞 妖奇士|OP2 2006年 絵コンテ・演出:宮地昌幸 作画監督:川元利浩 原画:倉島亜由美、堀川耕一、吉田健一、谷口淳一郎、小田剛生、松田剛吏、山本尚志、樋口靖子、石川晋吾、橋本英樹、高橋英樹、安彦英二、加藤優、三輪和宏、和田高明、織田広之、亀井治、門上洋子、逢坂浩司、川元利浩 天保異聞妖奇士|ED2 2006年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 文字芝居であれっと思った人も居るはず。 線の引き方とか、マッドハウスじゃなくてサンライズのアニメーターっぽいよねこの人。 獣王星|OP 2006年 絵コンテ・演出:錦織博 作画監督:逢坂浩司 原画:寺田嘉一郎(冒頭アクション?)、中井準、高橋英樹、後藤圭二、橋本英樹、加藤優、横山彰利、本村晃一、木村貴宏、植田理恵、石田可奈、川上哲也、金田尚美、樋口聡美、ねこまたや、山本尚志、逢坂浩司 xxxHOLiC|ED2 2006年 絵コンテ・演出:水島努 原画:黄瀬和哉 本編の参加が無いと思ったら突然出てきた黄瀬和哉一人原画。 シュヴァリエ|OP 2006年 演出:古橋一浩 作画監督:千葉崇洋、千葉崇明 原画:鈴木博文、松竹徳幸、山田誠、松本憲生、山下祐、日野ひかり、篠田和宏、千葉崇明 よみがえる空 -Rescue Wings-|OP 2006年 絵コンテ・演出:桜美かつし 作画監督:竹内哲也 原画:野村芙沙子、櫻井親良、吉田隆彦、岡勇一、杉山了蔵、矢向宏志、藪野浩二、斉藤良成、都築裕佳子 ED作監に狩生豊、橋本敬史 ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!|OP 2006年~2007年 絵コンテ:佐藤順一 演出:玉川達文 作画監督:数井浩子 原画:伊藤郁子、上田幸一郎(窓が開いてノーチェとファンゴ)、小渕陽介(背動)、光田史亮、玉川達文、原田大基(ラストカット)、樋口靖子(エリザベータの金の像から作画で引いて、エリザベータ登場。シャシャとカーラまで)、藤本悟(広がる笑顔~)、細居美恵子(ファインとレインが手を繋ぐところから、ぐるりと廻り込んで、タイトルまで)、吉田直美、若山政志 佐藤伊藤コンビ。終盤、さあ君の未来を~が伊藤さんの担当。流石。 玉川達文氏のブログで詳細が読める。 吉永さん家のガーゴイル DVD版ED 2006年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:渡辺真由美 原画:杉本功、清水勝祐、原口夏希、樋口博美、岡智美、岸川麻美 牙-KIBA-|OP1 2006年~2007年 絵コンテ:神志那弘志 演出:長崎健司、原田孝宏 作画監督:吉田大輔 原画:スタジオ・ライブ 特効:谷口久美子、荒畑歩美 サビに凄い癖のあるエフェクトが見れるんだけど…誰だっけか。 牙-KIBA-|OP2 2006年~2007年 絵コンテ:林祐一郎 演出:長崎健司 作画監督:吉田大輔 原画:倉田綾子、冨田与四一、渡辺敦子、津熊健徳、林祐一郎、樋口靖子、奥田佳子、反田雄二、真壁誠、滝澤初美、平山貴章、諏訪可奈恵、高橋美香、湯川純、金韻康、石井舞、小泉江美子 特効:チーム・タニグチ スタジオ・ライブのベテラン組による作画。サーカス 妖逆門|OP1 2006年~2007年 絵コンテ・演出:石井久志 作画監督:阿部智之 原画:松尾慎、八尋裕子、斉藤育美、三島千枝、反町司、寒川歩、阿部智之、石井久志 ネイドの辺りは松尾慎さんかな 妖逆門|OP2 2006年~2007年 絵コンテ・演出・原画:山下敏成 作画監督:阿部智之 山下敏成の1人原画! 妖逆門|ED4 2006年~2007年 絵コンテ・演出:山下敏成 作画監督:渡邊由香里 原画:阿部智之、山下敏成(サビ、キミドリとロンドンのダンス?)、渡邊由香里 NANA|ED1 2006年~2007年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 無敵看板娘|ED 2006年 エンディングアニメーション:大塚康生 コードギアス 反逆のルルーシュ|OP1 2006年~2007年 絵コンテ:谷口悟朗 演出:久城りおん 作画:坂本修司、川口理恵、大坪幸麿、久城りおん コードギアス 反逆のルルーシュ|OP2 2006年~2007年 絵コンテ:谷口悟朗 演出:久城りおん キャラ作画監督:木村貴宏 メカ作画監督:中田栄治 作画:坂本修司、川口理恵、大坪幸麿、久城りおん、松井章、前田清明、佐光幸恵、板垣敦、西田亜沙子、田中千幸、中谷誠一、山根理宏、大張正己、三輪和宏、門之園恵美、小船井充、千羽由利子 各所でも色々と話題になったOP。理由は言わずもがな。 ED1、ED2は共に木村貴宏作画。 ネギま!? 春|OP 2006年 作画:阿部厳一郎 ネギま!?|OP 2006年~2007年 オープニングディレクター:尾石達也 作画監督:大田和寛 原画:守岡英行、大梶博之、杉山延寛、潮月一也、中本和樹、吉田裕之、高野晃久、綾部美穂、阿部厳一郎、龍輪直征、実原登、友岡新平 DVD16~18話修正版。双子のカットがやけに巧いが、伊藤良明だと思われる。 武装錬金|OP 2006年~2007年 絵コンテ・演出:羽原信義 作画監督:高見明男 原画:山岡信一、加藤はつえ、堀たえ子、竹谷今日子、近岡直、岡勇一、北田勝彦、平牧大輔、沓澤洋子、小林千鶴、菊田幸一、大洞彰子、羽原信義 XEBECの若き実力者達。 XEBEC走りも健在。 パピヨンのターンのカットは北田勝彦(武装錬金ガイドブックより)。 DEATH NOTE|OP1 2006年~2007年 絵コンテ:荒木哲郎、恒松圭、森山洋 演出:恒松圭 作画監督:箕輪豊 原画:箕輪豊、桜井邦彦、田中比呂人、櫻井親良、宮崎暢芳、久留米雄悟、菊池聡延、田崎聡 川尻監督の秘蔵っ子アニメタの箕輪さんの作監。地上波に作監で姿を見せたのは十何年ぶりでは…? DEATH NOTE|ED1 2006年~2007年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 回り込みが素晴らしい。例によってコンポジットはちゃっぴいですね。 DEATH NOTE|OP2 2006年~2007年 絵コンテ:荒木哲郎 演出:増原光幸 作画監督:加藤裕美 原画:香月邦夫、高岡淳一、宗崎暢芳、和田高明、内田シンヤ、中島渚、土屋圭、新妻大輔、馬場充子、井上英紀 作監は加藤裕美。ちと意外な起用法。ミサミサは加藤さんっぽい。 DEATH NOTE|ED2 2006年~2007年 絵コンテ・演出:伊藤智彦 作画監督:加々美高浩 原画:新妻大輔、西位輝実、中野涼子、薗部あい子 地獄少女 二籠|OP 2006年~2007年 絵コンテ・演出:大森貴弘 作画監督:岡真里子 原画:中嶋敦子、松竹徳幸、石川洋一、石川智美、萩原弘光、木村友美、江上夏樹、小原渉平、安田京弘、胡陽樹、青木康浩、岡真里子 史上最強の弟子ケンイチ|OP 2006年~2007年 作画監督:須藤昌朋、山中純子 原画:鈴木信一、川口隆、向後知一、渡部圭祐(階段のトコのエフェクト背動)、東出太(タイトル明けから蹴られて口から魂が出るトコまで)、石川慎亮、大澤正典、野武洋行、番由紀子、岩佐裕子、古瀬真弓 祝!ビックリマン|OP2 2006年~2007年 原画:渡辺浩二、井上香織(ヤマト王子達の急動~十字架天使のウィンクまで 岡田正和、大籠之仁、志田直俊(ラストの長回しの1カット 結界師|OP1|OP2 2006年~2008年 絵コンテ:こだま兼嗣 演出:佐藤照雄 作画監督:高谷浩利 原画:高谷浩利(サビ)、戸部敦夫、菱沼義仁(時音3連発)、中島里恵、橋本敬史(教室爆発~走る良守ー龍を滅する3カット)、杉浦幸次、山本直子、又賀大介、杉本幸子、玄馬宣彦 地味だが実に素晴らしい作画の連続。 ちなみに、サンライズ1スタだけに動画も完璧。ラストカットの送りも長いのによく中割れてます。高画質で見たいね 銀魂|OP1 2006年~ 絵コンテ・演出:高松信司 作画監督:竹内進二 原画:乙幡忠志、佐々木洋平、山口光紀、鶴田仁美 乙幡忠志の銀さんvsドクロとさっちゃん? 銀魂|OP2 2006年~ 絵コンテ・演出:高松信司 作画監督:竹内進二 原画:宮脇千鶴、佐藤陽子、山口光紀、鶴田仁美、今岡大、大木賢一、青木あさ子 大木賢一の山崎~さっちゃん 銀魂|ED2 2006年~ 作監:竹内進二 家庭教師ヒットマンREBORN!|OP1.5 2006年~ 絵コンテ:今泉賢一、田中将賀 演出:松尾慎、田中将賀 作画監督:田中将賀 原画:荒木弥緒、相坂ナオキ、堀内博之、松坂定俊、賀丘史靖、中野りょうこ、中村和代、丸英雄、吉成鋼(炎を纏う拳)、白井伸明、杉光登、西位輝実、薗部あい子 西位さん、薗部さんが新規カットの多くを担当してそう。 家庭教師ヒットマンREBORN!|OP2 2006年~ 絵コンテ:今泉賢一、田中将賀 演出:下司泰弘 作画監督:田中将賀 原画:杉光登、木村文代、五反孝幸、おかの鮎、松坂定俊、河原久美子、大庭小枝、洞内梢、かどともあき、相坂ナオキ、西位輝実、泉保良輔、馬場充子、賀丘史靖 1期よりメンツは劣るものの、何故か妙に出来が良い。 1期の改正版OPの時も思ったけど、田中さんは結構魅せるコンテを描くみたいね。 家庭教師ヒットマンREBORN!|OP3 2006年~ 絵コンテ:大橋警志光 演出:吉岡忍 作画監督:田中将賀 原画:杉光登、白井伸明、荒木弥緒、日向正樹、稲吉智重、小渕陽介、アミサキリョウコ、小美戸幸代、大庭小枝、落合瞳、馬場絵理、木村文代、伊藤明子、前原理恵、山崎智加、相坂ナオキ、木野小太郎、賀丘史靖 ED原画はヤマカンと三間カケル参加。 家庭教師ヒットマンREBORN!|OP4 2006年~ 絵コンテ・演出・作画監督:田中将賀 原画:西野理恵、西位輝実、中村章子、馬場充子、白井伸明、アミサキリョウコ、宮崎なぎさ、落合瞳、大庭小枝、泉保良輔、阿部千秋、五反孝幸、小渕陽介、鳥居貴史、市川敬三、清水祐実、木村文代、田中将賀 田中コンテ演出作監。 家庭教師ヒットマンREBORN!|ED4 2006年~ 絵コンテ・演出:作画監督:田中将賀 リップシンクロに挑戦。 元々、田中さんのコンテにセンスがある言われてたけど、その燐辺が垣間見える D.Gray-Man|OP2 2006年~2008年 絵コンテ・演出:鍋島修 作画監督:守岡英行 原画:岩佐裕子、芝美奈子、南信一郎、川添政和、いまざきいつき(リナリーキック)、村谷貴志、早川淳一、水村良男、松坂定俊、岡山思菜子、細居美恵子、鍋島修 D.Gray-Man|OP3 2006年~2008年 絵コンテ・演出:鍋島修 作画監督:守岡英行 原画:芝美奈子、田中良、南信一郎、椛島洋介、川添政和、佐野隆雄、細居美恵子、中本尚、若林漢二、しまだひであき、堀江由美 ED5に岩佐裕子、OPには参加してなかったようです。 D.Gray-Man|OP4 2006年~2008年 絵コンテ・演出:鍋島修 作画監督:守岡英行 原画:田中良、堀内博之、芝美奈子、椛島洋介、いまざきいつき、早川淳一、南伸一郎、川添政和、細居美恵子、佐野隆雄、杉江敏治、向後知一、松坂定俊、若林漢二、堀江由美 幕末機関説いろはにほへと|OP 2006年~2007年 原画:中島利洋、鈴木竜也、安彦英二、鈴木卓也、重田敦司、寺岡巌、中矢雅樹、岩田幸大、松井章、梅津泰臣 作画監督:恩田尚之 絵コンテ:寺岡巌 演出:遠藤広隆 BALDR FORCE EXE RESOLUTION|OP1|OP2 2006年~2007年 絵コンテ・演出:田中タカユキ 作画監督:山崎ヒデキ 原画:安彦守、入江篤、うつのみや理、江畑諒真、大久保宏、菊池康仁、高橋裕一、藤川太、りょーちも 撮影:サテライト Tales of Destiny|OP 2007年 監督・絵コンテ・演出:亀井幹太 キャラクターデザイン・作画監督:松竹徳幸 ビジュアルエフェクト:亀井幹太、金子秀一 原画:山田誠、金子秀一、松田宗一郎、井上敦子、外崎春雄、宮澤康紀、立石聖、柿田英樹、松本圭太、亀井幹太、中村章子 PS2リメイク版。 E×E|OP 2007年 作画:よう太 アニメパートを担当。NAMCO x CAPCOMの吉成爆発に酷似しているカットが見かけられる Dragon Shadow Spell|OP 2007年 監督・絵コンテ・演出・作画監督:外崎春雄 作画:外崎春雄、松島晃、木村豪(主人公と白髪男の剣戟?)の3人のみ Fate/stay night [Realta Nua]|OP1 OP2 OP3 2007年 コンテ・演出:千葉高雪 総作画監督:武内崇 作画監督:濱川修二郎 アクション・エフェクト作画監督:橋本敬史 原画:石原恵、小松英司、斉藤久、佐野隆司、Jimmy Stone、鈴木幸江、高田晃、武藤健、向川原憲 アニメーション制作:タツノコプロダクション フェイト/タイガーころしあむ|OP 2007年 演出:橘秀樹 アニメーションキャラクターデザイン・作画監督:川上哲也 原画:川上哲也、杉本功、倉狩真吾 動画チェック:荻野信子、河野隆子、岡本弘樹、小林絵実子 色彩設計・色指定・検査:船橋美香 美術監督:嶋田昭夫 美術:小林プロダクション 撮影監督:福世晋吾 編集:西山茂 制作担当:柏田真一郎 アニメーション制作プロデューサー:松倉友二 絵コンテ:なかの☆陽 撮影・動画・仕上げ:J.C.STAFF アニメーション制作マネージメント:田中伸 のだめカンタービレ|OP 2007年 絵コンテ・演出:幾原邦彦 作画監督:島村秀一 原画:伊東伸高 3DCG:トリロジー・フューチャースタジオ 苺ましまろ OVA|OP 2007年 絵コンテ・演出:小林常夫 作画監督:鈴木博文 原画:田中比呂人、木下裕考、宮川治雄、清水恵子、大杉宜弘、田村正文、斎藤寛、鈴木博文 いかにも鈴木キャラである。動いてる途中のキャラは全然似てない。 SHUFFLE! MEMORIES プリムラED 2007年 絵コンテ・演出・作画:細田直人 がくえんゆーとぴあまなびストレート!|OP 2007年 絵コンテ・演出:平尾隆之 作画監督:小笠原篤 レイアウト作画監督:高橋タクロヲ 原画:夕穂貞古、木村豪、小船井充、國弘昌之、須藤友徳、本村晃一、板垣敦、又賀大介、渡辺浩二 途中の話数からスプレーで書いた文字が消えるよう変更された。 月面兎兵器ミーナ|OP 2007年 絵コンテ・演出:川口敬一郎 作画監督:熊膳貴志 メインアニメーター(メイン原画):寺岡巌 原画:久嶋浩徳 サビに入ったところは微妙だが、最後のほうなど丁寧な仕事が特徴的。 東京魔人學園剣風帖 龖|OP 2007年 絵コンテ・演出:石平信司 作画監督:中井準 原画:橋本敬史、寺岡巌、織枝一寛、三浦和也、新井浩一、河野悦隆、田村幸裕、森悦史、山本碧、松本昌子、栗田新一、梶島正樹 恋する天使アンジェリーク~かがやきの明日~|OP 2007年 絵コンテ・演出:安田賢司 作画監督:とみながまり 原画:安彦守、大坪幸麿、桑原幹根、崔ふみひで、鈴木信吾、高田晃、高橋裕一、とみながまり、羽田浩二、畑山正樹、松本憲生(剣の振り下ろし)、松本文男 一騎当千 Dragon Destiny|OP 2007年 絵コンテ・演出・撮影:草川啓道 作画監督:りんしん 原画:ふくもとかん、阿部望、宮澤努、阿部正実、伊藤祐毅、永松久芳、稲見栄則、有泉洋子 一騎当千 Dragon Destiny|ED 2007年 絵コンテ・演出・色彩設計・美術:よしもときんじ 作画:うるし原智志 英國戀物語エマ 第二幕|OP 2007年 作画監督:柳田義明 画面設計:田中比呂人 原画:大谷敦子、高木弘樹、千葉ゆみ、清水恵子、吉木正行、西堀九朗、西岡夕樹、宮川治雄 美術:スタジオイースター、斉藤貴美代、春原加代子、永岡美菜、菊池理恵、山口和枝、岩崎治憲 デルトラクエスト|OP1 2007年 絵コンテ・演出:本郷みつる 作画監督:西村博之 原画:佐藤和巳、相沢昌弘、久保田誓、吉成鋼、沢田正人、高橋英樹 デルトラクエスト|OP2 2007年 絵コンテ・演出:本郷みつる 作画監督:西村博之 原画:海谷敏久、沢田正人、田中修司、鹿間貴裕 REIDEEN|OP 2007年 絵コンテ・演出:本郷みつる 作画監督:齋藤卓也 原画:黄瀬和哉、秋山一則、高橋英樹、矢萩利幸、関川成人、海谷敏久、松竹徳幸 ラブ★コン|OP 2007年 原画:伊藤郁子、香川久、長谷川眞也 アイドルマスター XENOGLOSSIA |OP1 2007年 絵コンテ:長井龍雪、椛島洋介 演出:長井龍雪 キャラ作画監督:竹内浩志 メカ作画監督:椛島洋介 アイドルマスター XENOGLOSSIA |OP2 2007年 絵コンテ:長井龍雪、椛島洋介 演出:長井龍雪 キャラ作画監督:竹内浩志 メカ作画監督:椛島洋介 魔法少女リリカルなのはStrikerS|OP1 2007年 絵コンテ:草川啓造 演出:中山敦史 作画監督:小森篤 原画:橋本貴吉、小田裕康、石山寛、斉藤香織、岡辰也、野口啓生、萩尾圭太、松竹徳幸、滝本佳典、小川浩司、二宮壮史、赤井俊文、小野沢雅子、中野典克、大梶博之、大塚あきら、海堂ひろゆき 魔法少女リリカルなのはStrikerS|OP2 2007年 絵コンテ:宮澤努 演出:中山敦史 作画監督:小森篤 原画:小田裕康、石山寛、阿部航、伊藤一樹、大梶博之、萩尾圭太、尾尻進也、菅原東、二宮壮史、本住典、山下敏成(最後のスバル?)、藤原利恵、宮澤努 山下敏成率いる妖逆門スタッフもお手伝いに Over Drive|OP 2007年 作画監督:岡勇一 原画:石原満、菊田幸一、北田勝彦、平牧大輔、浅賀和行、小林千鶴、杏澤洋子、乗田拓茂、辻美也子、菅井翔、押山清高、羽原信義 背景:わたなべけいと、松本健治、星野直人 ヒロイック・エイジ -HEROIC AGE-|OP1 2007年 絵コンテ・演出:鈴木利正 キャラ作画監督:平井久司 メカ作画監督:大塚健 原画:山岡信一、山本晋也、近岡直、乗田拓茂、北田勝彦、菊田幸一、はばらのぶよし、前田明寿、堀たえ子、平牧大輔 エイジの回り込み、銃撃戦が巧い。誰の仕事だろう… ロミオ × ジュリエット|OP 2007年 絵コンテ・演出:追崎史敏 作画監督:原田大基 原画:藤沢俊幸、山形厚史、高木潤、外崎春雄、野崎真一、奥田佳子、蘇武裕子、西澤千恵、吉田徹、中澤勇一、野崎麗子、佐和港、加藤優、白井順、安田京弘、原田大基 第2原画:佐野誉幸、平川梨絵、関矢かおる 風の聖痕|OP 2007年 絵コンテ:坂田純一 演出:鏑木宏 作画監督:長沼範裕 原画:寺岡巌、小川完、秋山由樹子、樋口靖子、住本悦子、長沼範裕 大江戸ロケット|ED1 2007年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光。 英語、漢字と来て数字と来ましたか。作風に合わせたハッチャケ風味の動きのアクセントも注目。 大江戸ロケット|ED2 2007年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 典光アングルここに極まれり!煙の色パカも気にならない密度やタイミングのセンスはすさまじい。 エフェクトもアクションも表情も演出も完璧である。撮影がちゃっぴぃでは無いぞっ!? らき☆すた|OP 2007年 絵コンテ・演出:山本寛 作画監督:堀口悠紀子 原画:荒谷朋恵、池田晶子、門脇聡、池田和美、高橋真梨子、河浪栄作、堀口悠紀子 ぼくらの|OP 2007年 絵コンテ・演出:森田宏幸 作画監督:坂崎忠 原画:松本憲生(家が破壊されるカット)、田辺修(夕焼けダッシュ)、崔ふみひで、柳沼和良(カナが歩いてくるカット、最後の一歩は夏目真悟が描き足した)、夏目真悟(リフティング、ラジオ体操)、浅野直之、室井康雄、小川完、山中正博、杉江敏治、佐々木美和(ピアノ)、森田宏幸(NC)、山下清悟(NC、爆発) スカルマン|OP 2007年 絵コンテ:樋口真嗣 演出:京田知己 作画監督:柴田淳 原画:石川哲也、石原恵治、斎藤英子、佐々木洋平、須賀正志、田中織枝、中屋了、藤澤俊幸、前田清明、矢上孝一、米澤優、渡辺敦子 おおきく振りかぶって|OP1 2007年 絵コンテ・演出:長濱博史 作画監督:吉田隆彦 アクション作画監督:谷口淳一郎 原画:石浜真史、黄瀬和哉、小木曽伸吾、満仲勤、米澤優、野田康行、鈴木大、近藤源一郎、柴山智隆、佐々木啓悟、いずみひろよ、高橋瑞香、馬場充子、西位輝実、薗部あい子、矢向宏志、亀谷響子、池平千里、大谷美里、松本文子 おおきく振りかぶって|OP2 2007年 絵コンテ・演出:水島努 作画監督:谷口淳一郎 総作画監督:吉田隆彦 原画:高田晃、河合利恵、新井貴宏、門上洋子、宮地聡子、石井明治、柳しんすけ、井嶋けい子、坂本千代子、杉藤さゆり、矢向宏志、林勇雄、大谷美里、後藤孝宏、杉本道明、成松義人、坂本修司、伊藤美奈、渡部桂太、石川準、清水裕輔、満仲勤、河野真貴、中島千明 1期の原画面子と比べるとテロップ的には見劣りするがそれでも流石に結構な出来。 2回3回と修正が行われ、ボールが見えずらかったカットなどをPANのタイミングをズラすなどして見易くしてある他、投球時の腕にブラーがかかるなどした。 天元突破グレンラガン|OP1|OP2 2007年 絵コンテ:今石洋介 演出:佐伯昭志 作画監督:錦織敦史 OP1原画:平松禎史、吉成曜、久保田誓、平田雄三、本村晃一、中村章子、小島大和、阿部慎吾、小竹歩、貞方希久子、雨宮哲、山口智、長谷川ひとみ、森久司(本編バンクのためNC) OP2原画:林明美、柴田由香(ニアのカット?)、今石洋之、錦織敦史 天元突破グレンラガン|OP3 2007年 絵コンテ:今石洋之、錦織敦史 演出:佐伯昭志 作画監督:平松禎史 原画:平田雄三、山口智、阿部慎吾、貞方希久子、林明美、小島大和、長谷川ひとみ、雨宮哲、今石洋之、森久司(NC) ガイキングLOD OP2の金田パートを彷彿させるカットが…今石の仕業か?(コンテ担当は今石、原画は雨宮) 天元突破グレンラガン|ED1 2007年 絵コンテ:今石洋之 演出:佐伯昭志 原画:芳垣祐介 一枚絵で見せる魅力。これはこれで味がある。 天元突破グレンラガン|ED3 2007年 絵コンテ:今石洋之 演出:佐伯昭志 原画:中村章子 電脳コイル|OP 2007年 絵コンテ:平松禎史、磯光雄 作画監督:本田雄 原画:野村和也、本間晃、向田隆、立石聖(廊下のカット)、室井康雄、首藤武夫、秦綾子、押山清高、板津匡覧(階段を駆け下りるヤサコ)、川名久美子、尾崎和孝、本間嘉一(ダイチ・フミエが階段を上るとこ)、久保まさひこ(メガばあが階段を上るとこ)、井上俊之(走ってきてしゃがむイサコ) 階段を登るコンテは平松さんのアイディアだとか。 電脳コイル|ED 2007年 絵コンテ:磯光雄 演出:高橋知也 作画監督:本間嘉一 美術:合六弘 Darker than BLACK 黒の契約者|OP2 2007年 絵コンテ:古橋一浩 演出:千葉大輔 作画監督:小森高博 エフェクト作監:五十嵐嘉一 原画:高橋しんや、奥田淳、木村貴宏、秋山英一、橋本英樹、村井孝司、石原恵治、向田隆、岡辰也、松竹徳幸、菊池聡延、石川健朝 スカイガールズ|OP 2007年 絵コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:岩倉和憲 原画:岩瀧智、川上哲也、細田直人、池上太郎、中山由美、梶谷光春、木本茂樹、佐古宗一郎、ひのたかふみ、石井裕美子、小林亮、安食佳、浦野達也、中西麻美子、高野和史、小林絵美子 ひぐらしのなく頃に解|OP 2007年 絵コンテ・演出:今千秋 作画監督:坂井久太 原画:沼田誠也、松島晃(泣いているレナ)、外崎春雄、堀井久美、岡真理子、西田亜沙子、小田真弓、中野典克、亀谷響子、岡辰也 髪の靡きに注目。梨花が走るカットも良。 ひぐらしのなく頃に解|ED 2007年 絵コンテ・演出:今千秋 作画監督:坂井久太 原画:沼田誠也、小谷杏子、清水裕美、河野真貴 見所は終盤、梨花と羽入の百合。沼田誠也の仕事かな? ぽてまよ|OP 2007年 絵コンテ・演出:浅野勝也 作画:竹内哲也 竹内哲也1人原画。 竹内はこの「ぽてまよ」がえらく気に入ったらしくノリノリで描ききったとの噂も。 みかんが前につんのめるカットは2話以降タイミングが変更になっている。リンクのは修正前のなので修正後と比較するのも面白い。 また修正前はサビの長回しのラストが切れているので2話でそれも直された。 キスダム|OP 2007年 絵コンテ:佐藤英一 演出:橋本巨樹 レイアウト作監:外崎春雄、松島晃 原画作監:Shin Hyung Woo 美術:古宮陽子 原画:窪岡俊之、久保充照、小美野雅彦、相場満、手島勇人、神戸洋行 15話にしてようやく完成した曰く付きのOP。 外崎、松島コンビ。すしおはEDイラストを担当。 さよなら絶望先生|OP 2007年 作画監督:守岡英行 原画:友岡新平(走りまくる絶望先生)、大梶博之、山村洋貴、砂田茂樹、阿部厳一郎、龍輪直征(「素敵♪」の所)、渡辺明夫(「あのひ~とはブレてない~♪」の所)、竹井正樹 グラフィックワーク:酒井基 尾石演出もここまで飛ばしてきた。 花より男子OP、ウテナOPのパロもちょこっと さよなら絶望先生|ED 2007年 絵コンテ・演出・作画監督:大田和寛 原画:大梶博之、阿部厳一郎、杉山延寛、茂木琢次、玉木慎吾、新里栄樹、長谷川哲也、大田和寛 BACCANO!バッカーノ!|OP 2007年 絵コンテ・演出:大森貴弘 原画:奥野治男、亀谷響子、川添政和、岸田隆宏、児山昌弘、高田晃、羽山賢二、山田起生、りょーちも こどものじかん OVA|OP 2007年 絵コンテ・演出・原画:沼田屋りん 作画監督:石川雅一 色指定・検査:高谷知恵 沼田屋りん…もとい、沼田誠也の1人原画。 ハヤテのごとく!|OP2 2007年 絵コンテ・演出:川口敬一郎 作画監督:堀内修 原画:小丸敏之、桜井正明、藤崎賢二、松本明之、近藤優次、寺岡巌、島崎知美、森亜紀子、宍戸久美子 D.C.Ⅱ|OP 2007年 絵コンテ・演出:岡本英樹 作画監督:島沢ノリコ 原画:中村和久、住本悦子、夕澄慶英、飯塚晴子、石橋有希子、岩崎恭介、犬屋タマセ ED原画に細田直人、作監は島沢ノリコ ef - a tale of memories.|OP 2007年 絵コンテ・演出:大沼心 作画監督:杉山延寛 原画:大田和寛、大梶博之、潮月一也、高野晃久、綾部美穂、永田全、高橋淑、今村亮、阿部厳一朗、伊藤良明 細部の異なるものが数パターン存在する。 PRISM ARK|OP 2007年 絵コンテ・演出・作画監督:大籠之仁 原画:江端里沙、鈴木藤雄、中北晃二、鷲北恭太、中澤勇一、佐藤育子、大籠之仁 美術:井上一宏 撮影:山田和弘 逆境無頼カイジ|ED 2007年~2008年 絵コンテ・演出・作画:鈴木典光 逮捕しちゃうぞフルスロットル|OP 2007年~2008年 絵コンテ・演出:小島正士 作画監督:中島敦子 メカ作画監督:小原渉平 原画:松本憲生(バレー)、鈴木博文、松竹徳幸、室井ふみえ、小栗寛子、有馬次呂、香月邦夫、斉藤哲人、鷲北恭太、荻原弘光、奈良崎早苗、小原渉平 ED原画:中島敦子 しゅごキャラ!|OP1 2007年~2008年 絵コンテ:安田賢司 演出:工藤進 作画監督:鈴木信吾 原画:足立慎吾、内田孝行、大久保宏、光田史亮、崔ふみひで、鈴木信吾、仁保智行、羽田浩二、松本憲生 しゅごキャラ!|OP2 2007年~2008年 絵コンテ・演出・作画監督:鈴木信吾 原画:大久保宏、鈴木信吾、古田誠、山中正博、崔ふみひで しゅごキャラ!|ED 2007年~2008年 ED1作画:崔ふみひで、りょーちも ED2作画:岸田隆宏 ED3作画:岸田隆宏 ED4作画監督:崔ふみひで 作画:岸田隆宏 機動戦士ガンダム00|OP1 2007年~2008年 絵コンテ:宮尾佳加 演出:北村真咲 キャラ作画監督:千葉道徳 メカ作画監督:中谷誠一 原画:佐村義一、阿部邦博、工藤昌史、椛島洋介、牧孝雄、寺岡巌、有澤寛、松田寛、坂本修司、鷲北恭太、三輪和宏、小松英司、松川哲也、堀金薫 背景:若松栄司、小倉一男 3DCGI:今義和、名倉晋作 ED原画 牧孝雄、寺岡巌、松川哲也 機動戦士ガンダム00|OP2 2007年~2008年 絵コンテ:寺岡巌、水島精二 演出:角田一樹、長崎健司 キャラクター作画監督:恩田尚之 メカニック作画監督:中谷誠一 キャラクター監修:千葉道徳 原画:松井章、鈴木卓也、中島利洋、長田伸二、田頭真理恵、岩田幸大、安彦英二、中矢雅樹、重田敦司 背景:佐藤豪志、西俊樹、伊東広道、若松栄司、岡本好司 3DCGI:今義和、名倉晋作、植高正典 灼眼のシャナII|OP2 2007年~2008年 絵コンテ:山本寛 演出:拙者五郎 作画監督:大塚舞 原画:門脇聡、木野小太郎、賀丘史靖、鈴木陽子、山本カオリ、小松原聖、甲田正行、吉岡毅、角田充、三間カケル、井本圭吾、愛咲るい、拙者五郎 撮影:福世晋吾 3Dデザイン:向井吉秀 3DCGI:濱村敏郎 オープニング協力:Ordet バンブーブレード|OP 2007年~2008年 コンテ:斉藤久 演出:五十嵐達矢 作画監督:双柳雪智 原画:中原清隆、永田正美、渡部圭祐、石野聡、鷲北恭太、宗崎暢芳、寺岡巌、松原豊、石原恵治、渡邊義弘、双柳雪智 DVD特典OP。サビが渡部圭佑。 流星のロックマン トライブ|OP 2007年~2008年 オープニング作画:はばらのぶよし、近岡直、北田勝彦、菊田幸一 コンテ・演出:足立慎吾 NARUTO疾風伝|OP1.5 2007年~ 絵コンテ・演出・原画:都留稔幸 作画監督・原画:鈴木博文 第2原画:岡崎洋美、山下祐、籠秀登、石川智美、冨澤佳也乃 ゴールデンコンビ2人の作画。 最後のナルトの足入り~鼻掻きまでの体重移動が巧い(ここは都留さん。 タイムシート打ち直し、演出他の変更が見られる。 NARUTO疾風伝|OP2 2007年~ 絵コンテ・演出:都留稔幸 作画監督:鈴木博文 原画:桝田浩史、千葉崇洋、伊藤岳史、下星達府、星和伸、ちゃろぞう、山下宏幸、田中ちゆき、鈴木博文、黒津安明、清水恵子、松竹徳幸 NARUTO疾風伝|OP3 2007年~ 絵コンテ・演出:黒津安明 作画監督:鈴木博文 原画:西尾鉄也、伊藤岳史、桝田浩史、小島大和、山下宏幸、星和伸、田中ちゆき、朝井聖子、田中比呂人、松竹徳幸、松本憲生 NARUTO疾風伝|OP5.5 2007年~ 絵コンテ・演出:黒津安明 作画監督:鈴木博文 原画:朝井聖子、伊藤岳史、池田コンボイ、山田コンボイ、番由紀子、川内智子、小島大和、拙者五郎、清水恵子、金塚泰彦、山下祐、松竹徳幸、浅野勝也、岸友洋、沓名健一、りょーちも。、山下宏幸 NARUTO疾風伝|OP6 2007年~ 絵コンテ・演出:黒津安明 作画監督:鈴木博文 原画:山下宏幸、松竹徳幸、清水恵子、沓名健一(千鳥〜爆発を遠巻きに眺める暁)、山下清悟(サビ前のサイファイパロ)、櫻井親良、田中ちゆき、朝井聖子、辻美也子、松本憲生、鈴木博文、黒津安明 NARUTO疾風伝|OP7 2007年~ 絵コンテ・演出:黒津安明 作画監督:鈴木博文 原画:山下宏幸、甲田正行、兵渡勝、朝井聖子、辻美也子(ラストのナルトが着地するところ)、松本顕吾、平牧大輔、田中ちゆき、河野紘一郎、山下祐、山下清悟 PERSONA -trinity soul-|OP1 2008年 絵コンテ・演出:雲井一夢 作画監督:石井百合子、清水祐実 Art Work:許平康 原画:青山浩行、飯塚晴子、清水祐実、竹腰充保、中路景子、中山由美、番由紀子 みなみけ~おかわり~|OP 2008年 絵コンテ・演出:細田直人 作画監督:田中誠輝 原画:渡辺るりこ、岡田万衣子、小島智加、細田直人、羽原信義、山岡信一、石川健朝、松村拓哉、浅賀和行、小野和美、植田実、佐藤陽、織田広之 みなみけ~おかわり~|ED 2008年 絵コンテ・演出・作画:細田直人 俗・さよなら絶望先生|OP 2008年 オープニングディレクター:龍輪直征 作画監督:守岡英行 色指定:滝沢いづみ 原画:大梶博之、吉田裕之、阿部厳一郎、綾部美穂、長谷川哲也、永田全、山本篤史、高橋淑、高野晃久、奥美沙子 忍たま乱太郎|OP16~17期 2008年~2009年 絵コンテ・演出・作画:藤森雅也 忍たま乱太郎|OP18~19期 2010年~2011年 絵コンテ・演出・作画:藤森雅也 20期からまたOPが変わったが(20期~は別のスタッフが担当)、忍たま乱太郎アニメーションブック 忍たま忍法帖とくもり!「別冊レイアウト・原画集」の裏方よもやまスペシャルで 松山竜一郎(AP)曰く「前のOP(16期~)は藤森(雅也)くんが10年流せるものを作るって意気込みで作った物なんですよ。それくらい力を入れたものだったので、おかげさまで評判も良かったんですが次のハードルがやたらと高くなってしまいました。」 マクロスFRONTIER|OP1 2008年 絵コンテ・作画監督:高橋裕一 演出:間島崇寛 原画:阿保孝雄、入江篤、江端里沙、小倉典子、岸田隆宏、窪岡俊之、鈴木信吾、住本悦子、関口雅浩、高橋裕一、戸倉紀元、松本憲生 CGIデザイナー:高橋将人、町田政彌、畑秀明、鈴木洋平、長嶺義則 コードギアス 反逆のルルーシュR2|OP1 2008年 コンテ:谷口悟朗 演出:久城りおん 作画監督:木村貴宏、中田栄治 作画:千羽由利子、中谷誠一、坂本修司、森寛之、板垣敦、三輪和宏、田畑壽之、岡山思菜子、嘉手苅睦、佐光幸恵、石田可奈、又賀大介、橋本裕之、前田清明、桝田浩史、工藤昌史、中田栄治 ソウルイーター|OP1 2008年~2009年 コンテ・演出・原画:入江泰浩 作画監督:伊藤嘉之 美術:中村典史 ソウルイーター|OP2 2008年~2009年 コンテ・演出:岡村天斎 作画監督:伊藤嘉之 原画:柴田淳(冒頭背動)、中村豊(サビのアクション)、金子秀一(水あぶく?)、香川久、石井百合子、川口隆、松崎正、岡辰也、村井孝司、竹内旭(不安げな椿)、小田嶋瞳(最後の方のソウル)、甲斐泰之(「信じてくれたなら!」のところのサブキャラ紹介)、道下康太、鈴木彩史、斎藤英子、冨岡寛、和田高明 動画検査:岩永幸一 美術:中村典史 撮影:ボンズ撮影部 ソウルイーター|ED1 2008年~2009年 コンテ・演出・原画:鈴木典光 作画監督:伊藤嘉之 美術:永井一男 ヴァンパイア騎士|OP 2008年 絵コンテ・演出:佐山聖子 作画監督:西田亜沙子 原画:門之園恵美、竹田逸子、渡辺敦子、宇佐美皓一、いまざきいつき、山田裕子、とみおかひろし、内藤伊之介、高橋賢、熊谷哲矢 RD 潜脳調査室|OP 2008年 演出:古橋一浩 作画監督:金子拓 原画:松本憲生、松島晃、りりぱぱ、西村博之、千葉崇洋、益山亮司 撮影:齋藤瑛、江面久 カイバ|OP 2008年 絵コンテ・演出:湯浅政明 作画監督:伊東伸高 原画:末吉裕一郎、山口賢一、濱田高行 ペンギン娘♥はぁと|OP(7話~) 2008年 直谷たかし(絵コンテ、原画、デザイン) 水上ろんど(作画監督、パラパラ漫画) 岩崎たいすけ(作画監督、原画) 植田和幸(作画監督、原画、黒板アニメ) 滝川和男(アクション作監) 河井淳(作画監督補) 渡辺浩二、はらだひでき(デザイン協力、原画) 松尾慎、山本美佳、渡辺真由美、沼田誠也、O bum(原画) 小倉信也(デザイン協力) 芸能花伝舎、IDK(ロケ協力) 片岡あづさ(手) ペンギン娘♥はぁと|OP(8話) 2008年 運営涙目企画オープニング製作:キタノユースケ 公募により採用されたOP。 セキレイ|OP 2008年 絵コンテ:草川啓造 演出:中山敦史 原画:友岡新平 キャラデの友岡新平による一人原画OP。 魔法遣いに大切なこと~夏のソラ~|OP 2008年 絵コンテ・演出:小林治 作画:芳垣祐介、小林治、梅津泰臣、松竹徳幸、堀元宣、沓名健一 美術:飯島寿治 撮影:吉田寛 ストライクウィッチーズ|OP 2008年 絵コンテ:高村和宏 演出:神戸洋行 作画監督:山川宏治、平田雄三、寺尾洋之 原画:小船井充、後藤圭二、倉嶋丈康、小田真弓、寺岡巌、吉田徹、後藤雅巳、細越裕治、市川敬三、渡辺敦子、松田宗一郎、SNIPES、竹田欣弘、齋藤雅和 鉄腕バーディーDECODE|OP 2008年 絵コンテ・演出:赤根和樹 作画監督:りょーちも 原画:赤井俊文、入江篤、江畑諒真、奥田佳子、小松原聖、才木康寛、佐藤利幸、鈴木彩子、SNIPES、田中孝弘、田中裕介、土橋昭人、中井準、中野良一、野田康行、藤澤俊幸、松本勝次、米澤優、渡辺敦子 色指定・検査:木村聡子 鉄腕バーディーDECODE|ED 2008年 絵コンテ・演出:赤根和樹 作画監督:りょーちも 残り全部:山下清悟 ゼロの使い魔~三美姫の輪舞~|OP 2008年 コンテ・演出:鈴木洋平 作画監督:藤井昌宏 原画:浅野勝也、相澤澄江、織枝一寛、嘉手苅睦、小林絵美子、佐野英敏、滝本祥子、冨岡寛、野村芙沙子、原修一、松浦麻衣、松原一之、松田宗一郎、柳伸亮、山川吉樹 第二原画:佐古宗一郎、西川絵奈 夏目友人帳|ED 2008年 絵コンテ・演出:大森貴弘 作画:岸田隆宏 Mission-E|OP 2008年 絵コンテ・演出:加藤敏幸 作画監督・原画:いまざきいつき Mission-E|ED 2008年 絵コンテ・演出・作画監督・原画:沼田誠也 World Destruction ワールド・デストラクション~世界撲滅の六人~|OP 2008年 絵コンテ・演出:多田俊介 作画監督:松本圭太 原画:杉光登、千葉嵩洋、田辺謙司、野村雅史、伊藤祐毅、緒尾佐和、寺岡巌、浅野恭司、高橋英樹、黒岩裕美、横田晋一、中村光宣、石井明治、小倉陳利、小谷杏子、矢口弘子、松本圭太 動画検査:野上麻衣子 色指定:中平香織 色検査:横瀬貴幸 撮影:荒井栄児 乃木坂春香の秘密|ED 2008年 コンテ・演出・作画監督:田上司郎 原画:小島智加、佐藤恵、高橋真理子、渡辺るりこ、原由美子、平川亜喜雄、小林調、小菅和久、浜津武広 CGワーク:SUBARU‐昴‐ バトルスピリッツ 少年突破バシン|ED1 2008年~2009年 絵コンテ・演出:高橋順 総作画監督:しもがさ美穂 作画監督:石川てつや 原画:東出太、田中ちゆき、森田岳士、高木潤、野崎温子 バトルスピリッツ 少年突破バシン|ED2 2008年~2009年 絵コンテ・演出:本郷みつる 総作画監督:しもがさ美穂 作画監督:石川てつや 原画:東出太、長生中、石田智子、橋本英樹、永井達郎、嘉手苅睦、後藤祐司 とらドラ!|OP1 2008年~2009年 演出・コンテ:長井龍雪 作画監督:田中将賀 原画:錦織敦史、川上哲也、神谷智大、小渕陽介、山口智(タイトル明けの大河の部屋)、稲吉智重、織枝一寛、小林絵美子、小澤郁、山川吉樹 とらドラ!|OP2 2008年~2009年 演出・コンテ:長井龍雪 作画監督:田中将賀 原画:植田和幸、新井伸浩、中村章子、草間英興、小野田将人、山口智、宮川智恵子、斎城秀樹、伊東葉子、小渕陽介、織岐一寛、小澤郁、錦織敦史 キャシャーンSins|OP 2008年~2009年 絵コンテ・演出:山内重保 作画:馬越嘉彦 色指定:國音邦夫 美術:河野羚 特殊効果:谷口久美子 描線の魅力。 屍姫 赫|OP 2008年 演出:佐伯昭志 作画監督:久保田誓 原画:林明美、柴田由香、渡辺敬介、横井将史、桑名郁朗、本村晃一、西垣庄子、早津良太、板津匡覧、芳垣祐介、長谷川ひとみ、吉成曜、今石洋之、錦織敦史、久保田誓 テイルズ オブ ジアビス|OP 2008年~2009年 絵コンテ・演出:佐藤照雄 作画監督:菱沼義仁 原画:戸部敦夫、高谷浩利、中島里恵、阿部慎吾、津野田勝敏、清水貴子、石田可奈、飯野利明、金世俊、小磯沙矢香、前澤弘美、橘佳良、杉本幸子、工藤糸織、水野孝明、清水文乃 TVアニメ版のOP。 かんなぎ|OP 2008年 絵コンテ・演出:山本寛 作画監督:三間カケル、門脇聡 原画:赤井俊文、渡邊政治、河合拓也、松尾祐輔、原田大基、石川準、田中ちゆき、佐藤利幸、谷口淳一郎、野田康行、柳隆太、小松原聖、古川英樹、亀谷響子、米澤優、青木水流、林勇雄、門脇聡 とある魔術の禁書目録|OP1 2008年~2009年 コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一 原画:渡部圭祐(一方通行が頭上でビリビリを出している1カット)、うるし原智志、羽山淳一、杉本功、橋本英樹、光田史亮、浜崎賢一、櫻井親良、橘秀樹、吉田隆彦、佐野恵一、川上暢彦、緒方浩美、木本茂樹、柳伸亮、山本尚志、小澤円、村上雄、虹野モコ、佐藤一郎、川上哲也、岩瀧智 撮影:福世晋吾 とある魔術の禁書目録|OP2 2008年~2009年 コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一 作画監督補:木本茂樹 原画:渡部圭祐(サビ、「幸せ~」のところ)、岩瀧智、阿部望、光田史亮、虹野マコ、浜崎賢一、兵渡勝、吉田隆彦、橘秀樹、飯塚晴子、柳沢テツヤ、川上暢彦、柳伸亮、緒方浩美、進藤優、中村直人、田畑昭、村上雄、虹野モコ 撮影:福世晋吾 まかでみ・WAっしょい!|OP 2008年 コンテ・演出:大久保政雄 作画監督:大隈孝晴 原画:奥田泰弘、佐藤利幸、新島敏史、牧孝雄、鳴海聖子、砂川正和、西尾公伯、小川完、川島尚、光田史亮、夏目真悟、大久保政雄、木々四郎、矢向宏志、宮澤努 ミチコとハッチン|ED 2008年~2009年 絵コンテ・演出:湯浅政明 作画:伊東伸高、湯浅政明(NC) 色指定:茂木孝浩 セイクリッドブレイズ|OP 2009年 監督・絵コンテ・作画監督:小笠原篤 真剣で私に恋しなさい!!|OP 2009年 監督・絵コンテ・演出:木村真一郎 作画監督:渡辺真由美 制作担当:糀谷智司、涌嶋伸之助、村竹保則 制作プロデューサー:山崎成人 アニメーション制作:スタジオ雲雀 原画クレジットなし。 WHITE ALBUM|OP 2009年 オープニングアニメーション:佐藤博暉、吉成鋼、スタジオDAIYO WHITE ALBUM|ED3 2009年 エンディングアニメーション:吉成曜 8話~12話ED。各話ごとにカットの追加・差し替えがあるので、吉成さんのファンは全話チェックしてみよう。 リンク先は全てのカットが使われた12話版。 まりあ†ほりっく|OP 2009年 絵コンテ・演出:尾石達也 作画監督:守岡英行 作画監督補佐:山村洋貴 原画:友岡新平、中村直人、今村亮、松本元気、砂田茂樹、泉美紗子、水上ろんど、大梶博之、伊藤良明、阿部厳一朗 鞠也がバケツで液体をぶち撒けるカットは4話目から追加。 みなみけ おかえり|ED 2009年 絵コンテ・演出・作画:細田直人 続 夏目友人帳|OP 2009年 絵コンテ・演出・作画監督:竹内哲也 原画:奥野治男、川添政和、小林美由紀、髙田真美恵、竹内哲也、田中織枝、松野笑美子、山田起生 続 夏目友人帳|ED 2009年 絵コンテ・演出:大森貴弘 作画:岸田隆宏 背景:渋谷幸弘 色指定・検査:宮脇裕美 はじめの一歩 New Challenger|OP 2009年 絵コンテ:筱雅律 演出:川村賢一 作画監督:杉浦幸次 原画:伊藤嘉之、土岐義芸、富岡隆司、井上邦彦、嘉手苅睦、菅野利之、小谷杏子、宮繁之 ドルアーガの塔〜the Sword of URUK〜|OP 2009年 絵コンテ:千明孝一 演出:高橋幸雄 作画監督:高岡じゅんいち 原画:赤尾良太郎、夏目真悟、瀬川真矢、藤澤俊幸、石川哲也、垪和等、塚田浩徳、千葉健二、外崎春雄、若林信、清水健一、西尾公伯、所二郎、武智敏光、加藤真人、小野和寛、柴田淳、池添隆博、永作友克、藤井慎吾、田中宏紀、森光恵、小田裕康、寺岡巌、樋口靖子 モデリング:板橋紗綾香、梶山美果子、我満千尋、後藤岳、小林武人 鋼殻のレギオス|OP 2009年 コンテ・演出:川崎逸朗 作画監督:橋本英樹 原画:木下裕孝、奥田陽介、石川晋吾、横田拓己、芝美奈子、臼田美夫、大澤正典、相坂直樹、仁井学、大島城次、湯本佳典、光田史亮、佐藤利幸、波部崇、村上真紀、奥田佳子、杉本智子、佐藤麻里那、国廣直孝、小畑賢 鉄腕バーディーDECODE 02|OP 2009年 絵コンテ・演出:赤根和樹 作画監督:りょーちも 原画:赤井俊文、植田和幸、河野真貴、光田史亮、坂崎忠、支笏子、髙田晃、高橋裕一、田中孝弘、田中祐介、谷口淳一郎、土橋昭人、松本憲生、鈴木信吾(GoHands) 色指定・検査:木村聡子 鉄腕バーディーDECODE 02|ED1|ED2 2009年 残り全部:山下清悟 空を見上げる少女の瞳に映る世界|OP 2009年 絵コンテ・演出:木上益治 作画監督:荒谷朋恵 作画・背景・仕上・撮影:京都アニメーション 戦国BASARA|OP 2009年 演出:川崎逸朗 作画監督:大久保徹 原画:千葉道徳、高橋裕一、中嶋敦子、徳野悠我、小倉典子、田代雅子、川獺未次、西尾鉄也、渡部圭祐、日野ひかり、光田史亮、大久保徹 アスラクライン|OP 2009年 絵コンテ・演出:草川啓造 作画監督:小森篤 原画:小田裕康、伊藤祐毅、萩尾圭太、小野ひろみ、片山貴仁、黒瀬大輔、藤井慎吾、砂川正和、石山寛、大梶博之、佐藤利幸 撮影:北岡正 3DCGI:サンジゲン、名倉晋作、乙部善弘、志賀健太郎 けいおん!|OP1|OP2 2009年 絵コンテ・演出:石原立也 作画監督:堀口悠紀子 原画:北之原孝將、高橋博行、柴藤晃由、秋竹斉一、唐田洋、伊東優一、瀬崎利恵、羽根邦広、細田はな、鴨居知世、小高文靖、斎藤敦史、水谷有吾、牧田昌也、河浪栄作、牟田亮平、内海紘子、佐藤達也、引山佳代、門脇未来、柏木平、山村卓也、野々上翠 けいおん!|ED 2009年 絵コンテ・演出:山田尚子 作画監督:堀口悠紀子 原画:浦田芳憲、坂本一也、石立太一、植野千世子、大藤佐恵子、高雄統子、内藤直、多田夏美、中川裕佳子、岡野文恵、中野江美子、辻雅俊、丸木宣明、山田尚子 4人の衣装のデザインも山田尚子。(番組公式ホームページ内スタッフブログより) ハヤテのごとく!! 2nd season|OP2 2009年 絵コンテ・演出・原画:紺野直幸(一人原画) 作画監督:藤井昌宏 真マジンガー 衝撃!Z編|OP2 2009年 絵コンテ:本橋秀之、今川泰宏 演出:大平直樹 キャラクター作画監督:大平直樹 メカ作画監督:阿部宗孝 原画:阿部宗孝、伊藤岳史、山下将仁、大平直樹 戦場のヴァルキュリア -VALKYRIA CHRONICLES-|OP2 2009年 絵コンテ・演出・作画監督:梅津泰臣 総作画監督:渡辺敦子 原画:阿部望、小島大和、石原満、浅野直之、渡辺敦子、伊藤祐穀、赤井俊文、大川原保豪、奥田陽介、阿部達也、波部崇、関川成人、諸貫哲朗、久寿米木慎弥、佐藤利幸、今井一暁、黒柳トシマサ、高柳佳幸、中野拓也、高木晴美、松林唯人、新垣一成、米澤優 動画検査:冨田さおり 色指定/検査:中島和子 3DCG:内田優作、雲藤隆太 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|OP1 2009年~2010年 絵コンテ・演出:入江泰浩 作画監督:菅野宏紀 原画:石野聡、亀田祥倫、金田尚美、小澤円、永作友克、池添隆博、堀内博之、外崎春雄、田代雅子、青木哲朗、下村一、川元利浩 動画チェック:あべみゆき 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|OP2 2009年~2010年 絵コンテ・演出:五十嵐卓哉 作画監督:柴田淳 原画:伊藤嘉之、中村豊、秋山英一、石川健介、桜井正明、冨岡寛、藤田まり子、橋本浩一 動画チェック:岩長幸一 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|OP3 2009年~2010年 絵コンテ:笹木信作 演出:佐藤育郎 作画監督:菅野宏紀 原画:君島繁、佐古宗一郎、大橋誉志光、柴田淳、小菅洋、重田智、石川哲也、塚本知代美、亀田祥倫、大城勝、永作友克、池添隆博、菅野宏紀 第二原画:手塚江美 動画チェック:あべみゆき 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|OP4 2009年~2010年 絵コンテ:大橋誉志光 演出:池畠博史 作画監督:管野宏紀 原画: 原田大基(冒頭からタイトルが出るまで) 西田亜沙子(崖に立ってるエドからアルのアップまで) 石川哲也(2人が回りながら寄ってくところ、青木の後~ラストまで) 高橋しんや(2人が交差するところからパンダが飛びつくまで) 小松勇輝(パンダが飛び乗るところとメイのカット) 浜崎賢一(ウィンリイと人がいっぱい出てくるカット) 冨岡寛(プライド登場からエドアクション) 伊藤秀次(アルアクション) 桑名郁郎(大総統対リン) 栗田新一(エンヴィのアオリの短いカット) 亀田祥倫(栗田の後中華組) 石野聡(アームストロング姐) 福岡英典(スロウス登場キンブリー着地まで) 寺岡巌(キンブリー錬金術発動) 青木哲郎(ホーエンハイム一連) 動画チェック:岩長幸一 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|ED4 2009年~2010年 絵コンテ:入江泰浩 演出:外崎春雄 作画監督:松島晃 原画:川上哲也、塚本知代美、ねこまたや、青野厚司、竹知仁美、山中正博、外崎春雄 動画チェック:あべみゆき 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST|OP5 2009年~2010年 絵コンテ・演出:池添隆博 作画監督:永作友克 原画:石野聡、かめだよしみち、飯島弘也、小木曽伸吾、坂本修司、三室健太、光田史亮、原田大基、朴性厚、まじろ、日下部智津子、西田亜沙子、池添隆博、永作友克 動画チェック:岩長幸一 シャングリ・ラ|OP 2009年 絵コンテ:樋口真嗣 演出:平田智浩 作画監督:石井久美 原画:和田高明、山本晃弘、田中宏紀、後藤雅巳、外崎春雄、丸山友、山内則康、細越裕治、中島敦子、増永計介、平田智浩 3DCGI :サンジゲン、鈴木大介、カトウヤスヒロ、あだちひろし 背景:アトリエムサ、峯田佳実、海老澤卓也、太田雅美、濱子麻衣、竹越輝子、友野加世子 夏のあらし!|OP 2009年 ディレクター:大沼心 作画監督:大田和寛 原画:松本元気、高野晃久、徳永さやか、杉山延寛、伊藤良明、潮月一也、梶浦紳一郎、今村亮、小林尽 ティアーズ・トゥ・ティアラ|OP 2009年 絵コンテ・演出:サトウシンジ 作画監督:中田正彦 原画:板垣敦、又賀大介、細田直人、中田正彦、佐藤天昭、二宮壮史、吉田伊久雄、田中基樹、山本善哉、本村晃一、稲吉智重、塩川貴史、池上太郎、高橋祐一 咲 -Saki-|OP1 2009年 絵コンテ・演出:小野学 作画監督:佐々木政勝 原画:田中宏紀 OVA うたわれるもの|OP 2009年~2010年 絵コンテ・演出:高橋しんや 作画監督:桂憲一郎 原画:湯本佳典、柴田淳、赤井俊文、鈴木豪、小林有希子、安食佳、三浦日出夫、ウクレレ善似郎、石原恵治、宮地聡子、柳沢まさひで、吉田徹、外丸達也、森山雄治 うみものがたり~あなたがいてくれたコト~|ED 2009年 エンディングアニメーション:中嶋敦子 青い花|OP 2009年 絵コンテ・演出:幾原邦彦 作画監督:音地正行 原画:錦織敦史、小野田将人、冷水由紀絵 NEEDLESS|ED1 2009年 EDアニメーション:沼田誠也、坂井久太 HENTAI. 化物語 4話OP 2009年 オープニングディレクター:板垣伸 作画監督:田中春香 原画:宮下雄次、不二慎之介、鈴木彩子、玉木慎吾、河野恵美、大梶博之、田中宏紀、板垣伸 板垣伸のいきあたりバッタリ!に詳細情報。 化物語 8話OP 2009年 オープニングディレクター:鈴木利正 作画監督:渡辺明夫 原画:青葉たろ、村山公輔、松本元気、今村亮、田中宏紀、水上ろんど、岩崎たいすけ 化物語 10話OP 2009年 オープニングディレクター:大沼心 作画監督:渡辺明夫 原画:阿部厳一朗、松本元気、今村亮、永田全、泉美紗子、綾部美穂、不二慎之介 CANAAN|OP 2009年 絵コンテ・演出:安藤真裕 作画監督:関口可奈味 原画:佐藤雅弘、堀内博之、川面恒介、石井明治、松林唯人、甲斐泰之、石井百合子、吉田優子、鈴木美咲、大東百合恵 動画検査:三田由起子 プリンセスラバー!|OP 2009年 絵コンテ・演出:金澤洪充 作画監督:鈴木信吾、舛田裕美 原画:大久保宏、菊田幸一、井元一彰、舛田裕美、内田孝行、杉生祐一、仁保知行 よくわかる現代魔法|OP 2009年 コンテ:山下敏成 演出:中山敦史 作画監督:古賀誠 原画:山下敏成 色指定:三笠修 背景:SEE THROU STUDIO 撮影:NODE、中山敦史、伊藤康行 3DCGI:NODE、小森稲穂、福士直也、塩澤圭 アスラクライン2|OP 2009年 絵コンテ・演出:草川啓造 作画監督:小森篤 メカ作監:小田裕康 原画:赤尾良太郎、大梶博之、小野田将人、加藤剣、黒岩シュウ太、小谷杏子、福島秀機、友岡新平、馬場俊子、牟田口裕基、清水空翔、丸英男、岩山政志 撮影:北岡正、後藤真美 3DCGI:サンジゲン、乙部善弘、名倉晋作、三村厚史、横山貴央 WHITE ALBUM 2期|OP 2009年 オープニングアニメーション:吉成鋼(スタジオシルバー) 当初は吉成鋼の名前のみクレジットされていたが、16話から「(スタジオシルバー)」の文字が追加された。 とある科学の超電磁砲|OP1 2009年~2010年 コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一 作画監督補:藤井昌宏、中村直人 原画:紺野直幸、田中宏紀、飯塚晴子、岩瀧智、浜崎賢一、杉本功、橋本英樹、斉藤良成、田名春香、田中達也、橘秀樹、櫻井親良、河野真貴、緒方浩美、中村直人、進藤優、加藤剣、塚田浩徳、小林絵実子、冨岡寛、山本尚志、林央剛、伊東葉子、西川絵奈、村上雄、阿部望 撮影:福世晋吾 とある科学の超電磁砲|OP2 2009年~2010年 コンテ・演出:橘秀樹 作画監督:田中雄一 作画監督補:中村直人、阿部望 原画:渡部圭祐、高橋裕一、飯塚晴子、岩瀧智、阿部望、藤井昌宏、吉田隆彦、石川慎亮、森田岳士、浜崎賢一、関野昌弘、倉嶋丈康、高瀬健一、立石聖、櫻井親良、小林絵実子、木宮亮介、徳田賢朗、橘秀樹 撮影:福世晋吾 3D.C.G.I:猪原英史 聖剣の刀鍛治|OP 2009年 絵コンテ・演出:恒松圭 作画監督:中井準 原画:安彦英二、さとう陽、いがりたかし、鎌田晋平、梅津茜、松本晶子、小松英二、諏訪真弘、川村幸祐、新沼大祐、河村敏江 色指定:茂木孝浩 夢色パティシエール|ED1 2009年~2010年 絵コンテ・演出:鈴木行 作画監督:秋山由樹子 原画:奥野浩行、梶浦紳一郎、横森千恵、岸野美智、番由紀子、秋山由樹子、東出太、山形孝二、練木正宏、藤岡真紀、小松桃花 背景:岡本好司、加藤智之、藤村孝則、三田千恵美 3Dワーク:内山正文 11eyes|OP 2009年 絵コンテ・演出:下田正美 作画監督:狩野正志、原将治 原画:久保茉莉子、牧孝雄、板垣敦、山門郁夫、上石恵美、室井康雄、中島千明、中西麻実子 君に届け|OP 2009年~2010年 演出:中村章子 作画監督:柴田由香 原画:佐藤仁実、千葉崇洋、すしお、西位輝実、中村章子、柴田由香 動画検査:市万田千恵子 色指定:野田採芳子 美術:竹田悠介 撮影:田中宏侍 制作進行:佐藤恵 DARKER THAN BLACK 流星の双子|OP 2009年 コンテ:岡村天斎 演出:金子伸吾 作画監督:小森高博 原画:高橋しんや、高橋英樹、木村貴宏、横田晋一、樋口聡美、道下康太、甲斐泰之、小田嶋瞳、鈴木彩史、竹内旭 まほろまてぃっく ただいま◆おかえり|OP 2009年 絵コンテ・演出・作画監督:錦織敦史 総作画監督:高村和宏 原画:田中将賀、平松禎史、林明美、西垣庄子、谷口宏美、錦織敦史、杉泊朋子 オープニングスペシャルサンクス:川澄綾子、瀧本富士子、清水愛、高田由美、子安武人、菊地由美、水野愛日、真田アサミ、荻原秀樹、私市淳
https://w.atwiki.jp/pspgrow/pages/45.html
簡易チャートです 戦闘の詳細を書くとゴタゴタするので、もし書くなら手短なアドバイスにしてください (★)はPSP版での新ルート関連です 通常ルート=グローシアンの王ルート PSP版での新ルート=闇落としルート 共通チャート ブローニュ村まで フェザーランドまで 闘技大会まで フェザリアンの薬入手まで 休暇1まで 休暇2まで 休暇3まで ガラシールズまで 休暇4まで 休暇5まで 休暇6まで ノストリッジ駐留軍まで 休暇7まで 休暇8まで 休暇9まで 休暇10まで 休暇11まで 祝勝会まで グローシアンの王ルート・休暇12まで グローシアンの王ルート・花火大会まで グローシアンの王ルート・クリアまで 闇落としルート・時空制御塔まで 闇落としルート・休暇まで 闇落としルート・クリアまで 共通チャート ブローニュ村まで サンドラに小遣いを貰い、街中でキャラメイク開始 キャラメイク終了後。西門を出て西の岬へ 西の岬でアリオストと会話、帰りに『シエラの指輪』を入手。(回復薬が落ちている) 西門外で戦闘 サンドラから『魔法の眼』を貰う。ルイセが仲間になる 東門を出たところでジュリアンと遭遇。剣を拾って追いかけて話しかける デリス村の宿屋に入って宿屋の主人と会話 村の中でジュリアンと会話。宿屋に戻ってルイセと会話 ウォレスに『魔法の眼』を渡す(アイテムを使うんだぞ) ウォレスが仲間に加わる デリス村の東出口から出て北へ 山小屋マップに来て進むと戦闘 ジュリアンが同行者となる。山小屋で寝ておく デリス村に入ってちょっと進むと戦闘 夜の宿屋でジュリアンと会話 イベントでルイセがテレポートを習得可能になる サンドラの研究塔の屋上に行くと戦闘。ジュリアンが離脱 デリス村前まで来るとエリオットが同行者になる ローランディアの宿にエリオットを連れて行く。エリオットが離脱 デリス村の南東にある洞窟前で戦闘 洞窟を抜けるとブローニュ村に到着 フェザーランドまで ブローニュ村を抜けて南東に向かい魔法学院へ(グランシルへ行く事も可能) 魔法学院の4F図書館でミーシャと会話 6Fの透明薬を研究してる人と会話をしておく(後のイベントの為) 屋上に行き学院長マクスウェルと会話 7Fの学院長室でマクスウェルと会話。『南の遺跡』を入手 グランシルに入ってすぐのゼノスの家を訪ねる グランシル南を抜けたところでイベント ゼノスの家で会話。(花束を買っておくと花瓶に花束を使える) 魔法学院とグランシルの間にある脇道を進み、フェザリアンの遺跡に行く 見張りに『南の遺跡』を見せて、フェザリアンの遺跡に入る フェザリアンの遺跡・最下層にて戦闘。アリオストを救出 (序盤はアリオストを救出するまでグランシルの闘技場に参加が可能) アリオストが同行者になる。右側の本棚の裏側(右端)を調べる(隠しダンジョンフラグ) 魔法学院のグランド右にあるアリオストの研究所へ行く ブローニュ村に着いたらアリオストの後を追って左上に出口に行く ローランディア王都の階段付近でアメリアと会う(★) 西の岬に行く、一時的にルイセとアリオストがPTから外れる 王都の主人公の家に戻り、サンドラに話しかける 家から出ようとするとルイセがPTに復帰。テレポートでフェザーランドへ 闘技大会まで フェザーランド中央に行くとイベント。アリオストがPTの同行者に戻る 魔法学院の学食にてアメリアと会話(★) 図書館に行く。アリオストが離脱 右奥の本が本棚を調べて本を読む(隠しダンジョンフラグ) 本の山を調べて本を片付ける。適当に本棚を調べまくりルイセと会話 学園長室に向かい、マクスウェルから許可を貰う 重要図書室でアメリアと会話(★) 受付で許可証を使い本を読む アリオストの研究室に行く。アリオストが同行者になる 学園長室に行く。ブローニュ村に行き、アリオストの家に入って会話 グランシルの街中の北東にある建物に入り大会に参加届けを出す 闘技場に入りウォレスが一時離脱。参加試験(戦闘有)を受け合格する 待機室を出入りするだけで次の試験&試合が始まる(受付まで戻れば宿屋がある) 反対側の待機室に居るゼノスと声付きの会話有(やらなくても良い) 優勝すると『旅行券』を入手 優勝後に帰ろうとすると兵士に呼び止められエキビションマッチに向かう エキビションマッチでジュリアンと戦闘。(やり込まないと勝つのは無理) 戦闘後にジュリアンと会話。闘技場を出るところでジュリアンと会話 グランシルのグッズ屋の前でイベント『プロミスペンダント』入手 グランシル入口でウォレスと合流 フェザリアンの薬入手まで 魔法学院の学院長室で『温泉街~』を入手 学院内から出ようとするとミーシャが仲間になる ブローニュ村のアリオストの家でアリオストが仲間になる 魔法学院を出て右に向かい。兵士に『温泉街~』を使う コムスプリングスの宿屋で温泉に入る 宿屋前マップから右のマップへ行く 右上の家を訪ねる(必須じゃないかも) 同マップ一番下の家を訪ねる 魔法学院に行く(一応『温泉街~』を学院長秘書に返しておく事) 吟遊詩人の素敵ボイスを堪能しブローニュ村から北東にあるラシェルに向かう (北西のメディス村も行っておくと後で少し移動が楽になる) ラシェルに到着するとミーシャが突っ走るのでさっさと連れ戻す ラシェルの宿屋前で青い少女と会話 保養所でカレンと会話。(サブイベ:右一番奥の少女に話かけてから花束を使う) 看護婦さん達や変わったおじいちゃんの話はちゃんと聞いておく(必須じゃない) フェザーランドで会話イベント ラシェルに向かう途中にある脇道からグローシアンの遺跡へ 左側の壁を調べて中に入る 2Fでスイッチを押すと戦闘(ここの敵はダンジョン脱出すると復活するので注意) 3Fでボタンを調べると戦闘(押す順番はQ A参照) フェザーランドへ行き『フェザリアンの薬』を入手 主人公の家に帰り、サンドラに『フェザリアンの薬』を使う。自室に戻って寝る 休暇1まで ローランディア城にてイベント。レティシア姫が同行者になる グランシルを南側に出ると選択肢イベント(新ルートへの分岐要素か?)(★) 気になる選ぶとミーシャと姫が一時離脱。奥に行くと戦闘(★) 戦闘終了後、メルフィ&ジャスティンと会話。マップを戻るとミーシャ達が合流(★) ラージン砦に入り、ブロンソン将軍と会話 ラージン砦を出て右マップへ行くと戦闘。ライエルと会話 ローランディア城に戻り任務の報告 休暇2まで 魔法学院に入った所でアメリア&メルフィのイベント(★) 魔法学院の学院長室で選択肢。仕方が無く受けるとメイジスタッフが貰える 『水晶鉱山通行証』&『水晶鉱山立入』を入手 コムスプリングスから進み、鉱山街ヴァルミエに向かう 鉱山前に居る軽兵士に『水晶鉱山立入』を見せる 鉱山下側に行き、見張りの兵士と会話 ヴァルミエに向かう途中の別の道に行き火山へ向かう (透明薬の話を聞いてなかった場合は先に聞きに行く) 火山一番奥で戦闘。『クリアノ草』を入手 魔法学院で透明薬を開発してる人に『クリアノ草』を渡し『透明薬』を入手 水晶鉱山の下側で見張りの兵士から離れた所で『透明薬』を使う 鉱山の奥に行くと戦闘(見張りの2人が増援。初期配置敵を全滅させると逃走開始) さらに奥に進むとイベント 学院長に報告すると1000エルム貰える 休暇3まで ローランディア城前でダニー・グレイスと会話(★) グランシルの街中でイベント(★) グランシル南のメルフィとであった場所でイベント(★) ラージン砦でブロンソン将軍と会話。『援軍要請』入手 王様にあって『援軍要請』を渡す ラージン砦に戻ってブロンソン将軍と会話 ラージン砦から3マップ東に進んだ峡谷で戦闘 ラージン砦に戻ってブロンソン将軍と会話(姫救出まで戻れないので回復推奨) さきほどの峡谷に戻り、対岸の洞窟に入ると戦闘 洞窟を抜けてまっすぐ北へ進みガルアオス監獄に行く 監獄前から東に進み、会話後に手前の岩陰に隠れる。イベント後戦闘 姫救出後、ラージン砦に戻る 王都ローザリアの階段付近で戦闘(武器屋の人が死にやすいので注意) エリオットが一時的に仲間になります ガラシールズまで 『ランザック行商』を入手 城の中央ホールの左の通路にエリオットが居るので会話『ありがとう』を選択 カレンの休暇イベントを見てると仲間に出来るようになるので即行で迎えに行く 王都の西にある領地にマイシティ建設に向かう PTにミーシャ、カレンがいるとマイシティの名前をつけるイベント (このイベントでのみティピちゃん王国を作る事が可能) 金があれば全施設作っとく+公園増築でボート小屋も設置 施設を作ったら各地でシェフ等を呼びに行く(マイシティ参照) グランシルの闘技場前でバザー開催されてるので行く 個別行動になるので仲間全員に話しかける プレゼントをあげたいヒロイン(1名のみ)に欲しがってる物を買ってあげる ラージン砦から南東に進み、迷いの森を抜けてランザックとの国境に行く ランザック兵に『ランザック行商』を使う プレゼントをあげたヒロインが誤魔化してくれる(してない時は武器商人だと誤魔化す) 関所の門の西側の奥でティピの可能性1を手に入れる ガラシールズに到着したら真ん中上の家&街中に居る緑色の女性と話す 個別行動になったらガラシールズの東外れの家に向かい見張りと揉める 一度ガラシールズに戻り、もう一度来て会話イベント 囮を頼みたいヒロインを連れて見張りの所へ行って突破する 小屋の前の見張りを潜り抜けて右側から煙突へ(失敗しまくると自動で進む) 宿屋に戻って全員集合 休暇4まで ラージン砦でブロンソン将軍と会話 城にあるサンドラの研究所に行く(研究所の場所はQ A参照) 研究所の左上に居るサンドラから『魔水晶のかけら』入手 迷いの森を南西に進みグローシアンの地下遺跡に向かう 遺跡最深部で戦闘 戦闘終了後『魔水晶のかけら』をセットして部屋を出る 部屋の外の右側に回復ポイント(1回のみ)があるので回復しとく 遺跡を出ると戦闘。迷いの森を北東に抜けると戦闘 ローランディア城に戻り王と会話。『ランザック王へ』と『ランザック正規』を入手 ガラシールズ西口で戦闘(戦闘開始前に前衛を隊列の後方にしておく) ランザック王都に付いたら、スキマ屋でGLチップスを買い込む(サブイベ用) ランザック王城を訪ねてランザック王に謁見する 保養所の少女にGLチップスをライエルのカードが出るまで与える(サブイベ) ローランディア城に居るエリオットと会話。『兄が欲しい』を選択 休暇5まで 監獄から東へ向かい洞窟に入って、抜けたら北西にあるクレイン村へ行く 村の真ん中でのイベント後、村長のゼメキスと会話 滝に向かう方の出口にある梯子を登った先でティピの可能性2を手に入れる 滝で戦闘。滝の洞窟の最深部で戦闘 村長の息子から『形見のナイフ』を入手。脱出しようとすると戦闘 クレイン村に戻るとイベント発生 村長の家に居る男と会話 村長の家に居る女性に『形見のナイフ』を渡すと『ゼメキスの杖』を入手(サブイベ) 休暇6まで 滝の洞窟で村長の息子が居た場所を調べる。ティピの可能性5入手 ヴァルミエの宿屋に行く(サブイベ) ラシェルの保養所に入るとジャスティンと会話。メルフィの病室へ行く(★) 保養所入って左のドアから隣の部屋に移動して婦長と会話をする グランシルのグッズ屋でブレスレットの部品を買う(★) グランシル南東の墓地でメルフィと会い、ブレスレットを直す(★) メディス村に行く。ミーシャが一時離脱 村人と会話して左のマップの一番奥まで行って会話イベント 村に戻ると戦闘 アイリーンを連れて村を出ようとするとミーシャが合流 魔法学院の校舎前でアメリアと会話(★) 学院長室で会話。アリオストが仲間に出来るようになる ノストリッジ駐留軍まで 西門orマイシティから出て少し進んだ所でイベント 宿に居るラルフと会話。ベッドで寝ると戦闘(ルイセはNPC扱い) 宿屋を出て西に行くとジャスティンと会話(★) 川原で兵士からの依頼を受ける。西の岬に向かう途中にある補給路に行く 補給部隊と共に進行する(補給路ではセーブ出来ないので注意) 2マップ目から戦闘がある 護衛を続けると戦闘も続き最終的に山へ行く (面倒なら最初の戦闘後や途中で山に向かう) 山に到着すると戦闘 ノストリッジ駐留軍でベルナード将軍と2度会話する(これでセーブ出来る) テントで寝る。ベルナード将軍と会話 マップ右へ出ようとすると戦闘(味方の弓兵が死ぬとテントで休めなくなるので注意) ベルナード将軍と会話。アイテムの補充や弓兵が死んだなら1度街へ戻る 休暇7まで 駐留軍から東へ2マップ進むと戦闘 オリビエ湖に着いたら一度補給と回復に戻る オリビエ湖の光ってる土を調べて『聖なる土』入手(後で必要) 右側の岩陰を調べてスイッチを押してオリビエ湖の地下洞窟へ 地下洞窟最深部で戦闘 最深部を抜けた所のセーブポイントで必ずセーブする事 少し進むとイベントで崖下に落ちる 鉄砲水が来る為時間制限イベント発生 一番奥でティピの可能性3を拾ってから上へ向かう坂へ逃げる(ボス撃破後は水が引くので、無理に取らなくてもok) 道なりに進んでグローシアンの遺跡屋上で戦闘 壊されてなかった方の扉の中を調べる エリオットと会話『いつでも守ってやるよ』を選択 休暇8まで サンドラの研究塔の2Fのベランダでサンドラと会話 魔法学院入り口でPTにミーシャが居なければ強制加入で一時固定メンバー 魔法学院の入り口でジャスティンと会話(★) 学院長室で秘書2名と話す 魔法学院の校庭左にあるホールに行って見張りと2度話す アリオストの研究室前に居る学生と話す 以前に透明薬を貰った人にまた貰う 透明になってホールに侵入する ホール内でイベント後、ホールの横から通路へ 通路の途中に露骨に怪しい壁があるので調べる 道なりに進み外へでて校庭へ ランザックからの救援要請がくるのでランザック王都へ行く ランザック王都から出ると戦闘 戦闘終了後ジュリアンを追って会話。戦闘のあった場所に戻りウェーバー将軍と会話 メディス村のブラッドレー副学院長の家を訪ねる 学院長室で院長秘書と会話 B1にある研究室に行って院長と会話 学院長室で副学院長と会話 B1にある研究室に行って副学院長と会話 サンドラの研究塔に居るサンドラと会話『マジックジャマー』入手 魔法学院屋上でアメリアと会話(★) メディス村へ行き、左の広場に行く ラシェルの左上に居るミーシャと会話 メディス村のブラッドレーの家を尋ねる 部屋に飾ってる絵を調べて隠し部屋へ 学院長室の副学院長秘書と会話 ブローニュ村の下側の畑にいる青髪の男と会話 デリス村方面から洞窟に入り、洞窟内の南マップに進む 秘書がやったように操作して秘密研究所へ 右の部屋の暗号は449、左の部屋の暗号は魔法柱なら7本、魔法学院の学食なら4卓 両方の暗号を解いて真ん中の部屋へ行くと戦闘 城に戻るとミーシャが離脱。『マジックジャマー』を返す (カレンがPTにいない場合、城に戻る前にラシェルに行き、カレンをPTに加える事が可能) 休暇9まで 城の中央ホールで戦闘 玉座に戻って会話 エリオットが仲間になります。ですが全裸なので装備整えましょう ランザック城の前でジャスティンと会話(★) ランザック王と会話後、ヴェンツェルと会話 クレイン村から南東に進み、バーンシュタイン王国直轄地に行く アンジェラと会話後外へ出て進むと戦闘 オリビエ湖から東へ進む シュッツベルグの北東の家を訪ねる ダグラス卿から通行証と手紙を貰う (ジュリアンの秘密を知ってると呼び止められ手紙をもう一通貰う) シュッツベルグ東口にある家を訪ねる『ぼけつ』『しし』(隠しダンジョンフラグ) ガラシールズに行く。ティピに行かせる ガラシールズを西に出たマップの真ん中下の岩の間を通り東へ向かい洞窟に入る ジュリアンに手紙を渡す(もう一通貰ってたらそれも渡す) 洞窟の一番奥に行きイベント ランザック王都のグッズ屋前でジャスティンと会話(★) (この時点でメルフィに会えますが分岐確定イベントなので最長の休暇11前まで引っ張る) ランザック城の前でウェーバー将軍と会話 ガラシールズの東の小屋でジュリアンと会話 小屋の左奥を調べてティピの可能性4を入手 休暇10まで カレンがPTに居た場合は強制離脱。ここからカレンはしばらく加入不可 魔法学院にアリオストとミーシャを迎えに行きPTに加える シュッツベルグから東に行き、ダグラス卿と会話 テントで寝る。アンジェラと北の原っぱに行くと戦闘(炎に触れると死ぬので注意) 2マップ進み、橋の兵士と会話 1マップ戻ると脇道を塞いでいた兵士が居ないので脇道へ入る 左の出口付近に下側の森で枝が見えてる木がある その木に向かって進むと森の中に入って一番奥を調べるとティピの可能性6を入手 左のマップに行くと戦闘 洞窟の最深部で戦闘 洞窟を出て橋に向かう リーヴスに『ガムラン~』を絶対に聞いておく コムスプリングスの一番奥のマップにある真ん中にある家に向かう すぐ上の木の影に隠れてやり過ごし家に押し入る 右上、右下、左上、左下で隠し扉が開く。奥に居るカレンと会話 魔法学院のブラッドレー副学院長と会話 (聖なる土を手に入れ損ねていたらオリビエ湖に拾いに行く) グランシルのゼノスの家に行き、右下にある鏡台のヘアブラシから髪を入手 魔法学院B1に行き、ブラッドレーに髪の毛or聖なる土を渡す クレイン村からガルアオス監獄方面に行くと戦闘(上級兵を真っ先に始末すべし) さらに西へ向かうと戦闘 クレイン村から北東に向かい、ジュリアンの本陣に行く ジュリアンに話しかけて夜になると戦闘 学園長室に副学園長を迎えに行く カレンの囚われている家に入ると戦闘 上記の戦闘で敵を逃がすと隣の部屋でも戦闘 カレンの牢屋を開けると戦闘 休暇11まで クレイン村から北東に進む(ゼノスがPTに居る場合は監獄から行く) ジュリアンの陣の右上に居るジュリアン達と会話。エリオットが仲間になる 上のマップに行くとオスカーが同行者になり敵が来る バーンシュタイン王都入り口に敵が数名 バーンシュタイン王都内にはいると戦闘(雑魚は無限に復活します) バーンシュタイン王城内の北西にある台所に居る兵士に話かけると全回復(1回のみ) バーンシュタイン王城の中央ホールに行くと戦闘 (ゼノスが居ればゼノスが、居なければウォレスが残り組に確定する) 玉座の間に入ると戦闘 (ここまでにエリオットとジュリアンのイベントをこなせば以後に仲間に出来る) メルフィと始めてあった場所でメルフィと会話(★) 頼む:新ルート確定 出来ない:通常ルート確定 少し考えさせて:保留。放置したままだと通常ルート確定 メルフィに会いに行かなくても通常ルート確定となります 祝勝会まで サンドラの研究塔に行く前に5人PTにしておくと良い サンドラの研究塔に行くとイベント(新ルートだとルイセが一時離脱) 階段付近マップに行くと戦闘(★) 城の地下牢へ行く(エリオットが居た通路の先)(★) 魔法学院に行く。学院校舎前で戦闘 B1の特別エリアに居るブラッドレーと会話 王都の階段マップで戦闘 主人公の家に戻る ブローニュ村まで歩いていく(ルイセはNPC化) ラシェルまで歩いていく。保養所に入るとルイセは離脱 保養所左に行き会話。右に戻ると戦闘(カレンがPTに居ない場合NPCとして参加) (ここからカレン戦線離脱) ルイセに話しかけてからPTメンバーと会話。もう一度ルイセに話しかける 魔法学院のブラッドレー副学院長と会話 バーンシュタイン王都で戦闘 ゲヴェル討伐を頼まれる(ティピ攻略するなら断って指四の字を食らっておく) バーンシュタイン王都を東に抜けて道なりに進む 北の沼地にあるフライシェベルグに入る フライシェベルグ最深部にて戦闘 王都に戻り王様に報告 東門までいき祝勝会に向かう 祝勝会の人たちと話す(新ルートだとウェーバー将軍は居ない) 一定人数に話しかけるとランザック王都へ向かう事になる ランザック王都に到着後、ランザック城前に行く バーンシュタイン城地下石碑でティピの可能性7を入手 グローシアンの王ルート(通常)へ 闇落としルート(新規)へ グローシアンの王ルート・休暇12まで フェザーランドへ向かう(アリオストがPTに居ない場合はバーンシュタイン城に迎えに行く) フェザーランド左上の建物に行きジーナと会話。その後に女王と会話 魔法学院6F右の送魔線技師を連れてフェザーランド右下の遺跡で戦闘 遺跡で秘石制御装置を入手後、女王&ジーナと会話 グローシアンの王ルート・花火大会まで ラージン砦の門番と話すとイベント発生 ラージン砦東の平原でイベント戦闘(接近してから制御装置を使う) バーンシュタイン王城でエリオットと会話後、ヴェンツェル襲撃イベント戦闘 魔法学院のブラッドレー学院長と会話後戦闘 王様に謁見する。自宅でイベント後戦闘 ラシェルの保養所前でイベント後戦闘(主人公は最初はNPC) カレンがPTに復帰可能になる バーンシュタイン王城でエリオットと会話 ブローニュ村の左上の墓へ行く 魔法学院のブラッドレー学院長と会話 フェザーランド左上でアリオスト母と会話 バーンシュタイン王城の地下牢屋へ行く。謁見の間で会話 ローザリアの東門の左で戦闘 ヴァルミエの鉱山の上で戦闘(エリオットが居れば連れて行くと良い) グランシルの闘技場前で戦闘(一定時間は主人公のみ) ローザリア東門の受付っぽいところの兵士と会話 ローザリアのサンドラの研究室でサンドラと会話 バーンシュタイン王城に行く 王様に報告後、花火見物(EDを見たいキャラを誘う) グローシアンの王ルート・クリアまで 魔法学院の校舎前に行く ラージン砦から左の方に進み時空制御塔へ行く 時空制御塔の前で告白イベント 時空制御塔の中間あたりで戦闘 制御ルーム前でPT&NPCメンバー選択(ゼノスがNPCかPTメンバーかで強制加入) 制御ルームで戦闘(イベントでゼノスと主人公が一時的に外れる) 戦闘後にNPCのメンバーが外れる 制御ルームから奥へ行く(ここから時間制限開始) 時空制御装置室で戦闘 戦闘後、装置にパワーストーンをセットする 闇落としルート・時空制御塔まで バーンシュタイン王都に戻る ローランディア城に戻り謁見する 地下牢に行く。次に魔法学院行きブラッドレー学院長と話す 屋上に行き観測者のおじさんに話しかけようとしてイベントが起きたら上の方に進む ラシェルの保養所に向かうと戦闘(闇ユングはオリジナルよりタフです) フェザーランドに向かう。女王と話した後ジーナの居る反省室に行く ローランディア城の地下牢へいく サンドラの研究塔へいく 魔法学院にいるブラッドレー学院長と会話する『エメラルド』入手 モンスター使いの居た洞窟へ行く 洞窟の奥の壁に仕掛けがあるので『エメラルド』を使う 仕掛けの先の奥に行くとイベント発生。仲間とはぐれて一人になる 左側の奥で光ってる壁を調べるとイベント。もう一回調べて『耐魔鉱石』入手 右側の道を進みマップ移動すると戦闘(主人公とNPCしか居ないので注意) 道なりに進むと仲間と合流 先ほど使った『エメラルド』を回収してから魔法学院のブラッドレー学院長の所に戻る 研究塔にいるサンドラのところへいく 城内の中央ホールに行く ランザック王都の街中の兵士が居た場所く(カーブの所)から右へ行く 道なりに進んで時空制御塔に入る 案内どおり直通エレベーターに乗り最上階に行く 左下に進み、装置を動かす。左の壁が壊れているのでそこから左へ行く 壊れていない記憶装置を動かしデータを全部見る。その後に制御ルームに行く 制御ルームに入ると戦闘 先に進むとイベント 闇落としルート・休暇まで 1階に下りたらサンドラと会話 ブローニュ村へ 直接テレポート出来ないので、近場から徒歩で ブローニュ村に入ると戦闘 バーンシュタイン王城の地下牢へ行く フライシェベルグへ向かい、フライシェベルグの入り口でアメリアが仲間になる フライシェベルグに入る(最深部への行き方は隠しダンジョン参照) 最深部に入ると戦闘 死んだガーディアンを調べる 地下牢のリシャールに話しかけるとイベント(ここで仲間が1人抜ける) リシャールと外へ行く。おじさんとおばさんが並んでるところまでいく イベント後は客室まで戻って玉座に間に向かう エリオットと話す(リシャールが仲間になり以降仲間を変更する事が出来ない) ライエルと話すとシルバーランス、リーヴスと話すとナイツの鎧をくれる 魔法学院の屋上のゆがみ計の所へ行く 6Fの右側の部屋に居る送魔線技師に話しかける 屋上に戻り、ゆがみ計の所へ行く バーンシュタイン王都へいく。携帯集魔柱を適切な場所にセット エリオットに話しかけたら、ゆがみ計まで戻る 選択肢は『コムスプリングスとシュッツベルグ』 クレイン村へ行って適切な場所に携帯集魔柱にセット ヴァルミエに行くと会話イベント後戦闘 (戦闘中に携帯集魔柱をセットすることはお薦めしない) ゆがみ計まで戻る 『ローランディア東部へ』を選択 ランザック王都に行き、王城跡に携帯集魔柱をセット ガラシールズに行き、宿屋前に携帯集魔柱をセット ラージン砦に入ると戦闘 『集魔柱から離れろ』を選択 ゆがみ計まで戻る デリス村、マイシティに設置しておく 城前マップでサンドラと会話。携帯集魔柱を適切な場所にセット ゆがみ計に戻り、フェザーランドの中央広場に行くと戦闘 魔法学院屋上に戻る。グランシルへ行く。闘技場前で戦闘 フェザーランドへ行く このルートの最後の休暇です 闇落としルート・クリアまで 魔法学院の学院校舎前に行く ラージン砦から左に進んで時空制御塔へ 攻略条件を満たしたキャラから呼び出し(新キャラのみか?) 塔へ突入する(以前使った直通エレベーターは使用不可) 制御ルームに入ると戦闘 一番奥に行くと戦闘 右上にある通路から奥へ向かいパワーストーンをセットする
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第134話 不慣れなプリキュア MUSCLE HARD(後編) 言った言ったチェスターが言った!! ついに、あの言葉を言ってしまったッ!! 「その格好、何?」 変態扱いしたソフィアですら、直接的には言えなかったこの言葉。 ヅラムスと何度も言いそうになったクラースですら、口にしなかったこの言葉。 「……何か、おかしいか?」 ヅラムス、もといブラムスが、「なにいってんだこいつ」と言わんばかりに答える。 そして、チェスターから返された言葉は、それこそ今まで誰一人として言えなかった言葉であった。 「おかしいに決まってんだろ鏡見てみろよ! そんなおかしな格好している意味でも何かあんのかよッ!?」 そしてそれは、彼――フェイト・ラインゴットを戦慄させるには十分すぎる単語だった。 訪れる、沈黙。 ついに聞かれた、格好の意味。 出てくる言葉が気になりすぎて、息をすることすら忘れる。 「この格好か?」 フェイトも、そして声をかけたチェスターすらも、瞬き一つしないでいる。 ただ真剣にブラムスを見つめ、次の言葉を待っていた。 「この格好は――――きちんと、意味がある」 ごくりと喉を鳴らしたのは、チェスターなのかフェイトなのか。 頬を伝う汗も拭わず、二人はブラムスの言に聞き入る。 「まずこの兜だが、支給されたものだ」 「ああ、それ私物じゃなかったんですね……」 「つーか、何でそんなもんが……」 思ったよりも普通の回答に、フェイトもチェスターも思わず呟いてしまう。 肩から力が少し抜けた。 てっきり、何か深い理由かカッ飛び過ぎていて理解不能な理由が飛び出すものかと思っていたのだけど。 「侮るな。これは、ミカエルの攻撃を受けても傷ひとつ付かなかった頑丈極まりない防具だ」 「た、確かに……」 「ミカエルって誰だ……?」 「そういうものすごく強い奴が居たんだよ……広範囲攻撃もしてきたけど……」 そう言って、フェイトはちらりとヅラへと目配せをする。 ――もしもこの時、ミカエルの形容に『炎』という単語を交えていれば、何かが変わったのかも知れない。 しかし現実に、フェイトもブラムスも『炎』を連想させる単語をクチにしなかった。 「そしてこの服だが、フェイトは知っているが……これは、そのデッキブラシに乗るためのものだ」 「ちょっと何言ってるのか分かんないんだけど」 「まあ、そうだよね……」 フェイトが引き攣った笑みを浮かべる。 まさか、デッキブラシで空を飛ぶために魔法少女になりましたミャハ☆なんてことを予想できるはずがない。 出来たらそいつは超能力者だ。 間違っても洞察力でどうこうできる問題ではない。 「このデッキブラシに乗るには、このような格好が必要になるのだそうだ」 「いや、ちょっと待て。その理屈はおかしい」 「――――――――っ!?」 「アーチェは別にそんな格好してなかったぞ……」 アーチェ。 その単語に、チェスターの胸がチクリと痛む。 夢の中で散々あったばかりだが、彼女とはもう、夢の中でしか会えないのだ。 「き、君はこのデッキブラシの持ち主と知り合いなのかい!?」 「ん、ああ……つっても、そんなに長いこと一緒に居た仲じゃないけどな」 そう言って、チェスターは寂しそうな笑みを浮かべる。 けれど、それにフェイトは気が付かない。 フェイトにしてみれば、エルネストの嘘がバレそうでそれどころではないのだ。 ブラムスがキレてみろ、間違いなく命ねーぞ。 そういう気持ちでいっぱいである。 「ならば知らぬのも無理は無い……そやつもフェイトと同じく、天才型魔法少女だったのだ」 「天才? あいつが?」 「ああ。稀に、このような格好をせずとも飛行可能な魔法少女がいると聞く」 「そう、なのか……?」 夢の影響で無自覚ながら、チェスターは「アーチェ達について、まだ知らないことがたくさんあった」と思っている。 だからこそ、その言葉を渋々ながら信じてしまう。 もしかしたら自分が知らないだけで、そうだったのかもしれないからと。 「だとしても、男が魔法少女ってのはおかしいんじゃ」 空気が、凍る。 大口を開けて固まるフェイトの顔に陰がさす。 そして『ガビーン』という効果音。 完全にギャグ顔である。 だが、本人は大真面目に衝撃を受けていた。 (い、言っちゃったぁぁぁぁぁぁ! 一番言っちゃいけないことを言っちゃったーーーーーーーッ!!) 誰もが思ってスルーしていた疑問。 そして、もっと早くに――具体的にはこの衣装に着替える前に言っておき、魔法少女化を防いでおくべきだった言葉。 それを、今になってチェスターは言ったのだ。 「それはほらあれだよ考えが浅いよ浅すぎるよ『絶対誰にも言わないからあ』とか猫なで声で言ってきたクラスメートの女の子に好きな子の名前バラしちゃうくらい考えが浅いよ!」 「……どうしたフェイト、そんなに動揺して」 「ブラムスさん! 僕はただ純粋に彼が浅慮なままでは可哀想と思った次第でですね!」 勿論、嘘である。 男が魔法少女になることはないなんて言って、「ならこの格好をした意味はないのでは?」と真実に辿り着き、 最終的に怒りの矛先が止めなかった自分やけしかけたエルネストに向かわれては困るのだ。 「実際、帰国子女だって女って書くのに男だっているじゃないか! 他にも“マン”がついても女の子が対象なのもいっぱいあるぞ! マンパワーとか、マンドレイクとか、ゴーマンとか、タイマンとか……」 「な、なんか後半違くない?」 「とにかく! 魔法少女には男だってあるんだよ……っ!」 ※あったとしても、男の娘です。ハッスルマッスルヴァンパイアを魔法“少女”と呼んだ作品なんてない。 「それは分かったけどよぉ……」 チェスターは、言い淀む。 これを言ってもいいものかと。 だがしかし、結局彼は、目の毒を撤去したいという欲望に屈してしまった。 そして、尋ねる。 この物語でタブーとなりつつあることを。 「フェイトが天才型魔法少女だったってんなら、別にもうその格好で居る必要ないんじゃないのか?」 (た……) その時フェイトに電流走る。 (確かにィィィーーーーーーーーーーーッ) フェイトは思う。 何故そこに気が付かなかったのか。 気が付いていれば、箒に跨った後着替えさせることも出来たのに。 フェイトは思う。 しかし何故、このタイミングで言ってしまうのか。 無駄に珍妙な格好させられたとか言って激怒したりしないだろうな、ブラムス。 「脱がないのか、それ」 そして、追撃。 これにはフェイトも何も言えない。 ただただ、ヅラムスのリアクションを待つのみである。 (言っちゃったーーーーーーーーーッ!! 僕達の中の誰一人として言いたくても言えなかった言葉をついに言っちゃったーーーーーーーーーッ!!!) 弛緩していた空気が、再びピンと張り詰める。 果たして、このカツラを被った変態要素の塊はどう出てくるのだろうか? 「脱ぐ気は、無い」 出てきた言葉は、はっきりとした否定の言葉だった。 ごくりと唾を飲み込んで、恐る恐るフェイトが聞く。 「な、何故……?」 「何もメリットがないなら、普段着に戻った方がいいんじゃ……」 せめて元の格好に戻ってほしい。 それは、フェイトも願っていることだ。 しかし―― 「やはり、我のような不死者王は、人間から恐怖の対象のようだからな」 「ああ、うん、まあ、確かにそうかもしれないけども」 どう考えても、一番の恐怖の原因はそこではない。 とは言え、さすがのチェスターでもストレートに「その格好の方が怖ェよ」とは言えなかった。 「確かに飛行という観点から見れば意味のない服装ではあるが、我はこれを気に入っている」 「……マジ……?」 何か特別な理由で着ている服なら、その理由がなくなったんだから脱げよと言えたが―― もしこの衣装が個人的趣味を多分に含んでいる場合、さすがに突っ込んだことは言えないのだ。 趣味は人それぞれなのだから。 ……クラースの格好にだって、あんま深くは突っ込まなかったし。 「この衣装は、どうやら人間達の恐怖を軽減するようだからな」 「それは無い。絶対に無い」 (何をどうやったらそんなアクロバティック極まりない結論まで辿りつけるんだろう……) ツッコミたかった。 それでも、大真面目な変態の表情に、フェイト言葉を飲み込んでしまった。 ここでツッコミを入れておけばよかった、と後々悔いることになるかもしれないけど。 とにかく、完全にツッコミはチェスターに丸投げしてしまった。 「現にソフィアは私を見て恐怖のあまり暴れた程だが、汝は平気だっただろう? おそらくは、人間の文化の象徴である衣装を身にまとうことで、人間に理解のあるヴァンパイアだと思われやすいということだろう」 (その理屈はおかしい) 「いや、っていうか……」 そして、丸投げされているチェスターは、まだ引かなかった。 普通なら、ここでもう折れてしまっていただろう。 もうこいつに常識なんて通じねえ、と。 だがしかし――チェスターは、引かなかった。 夢の影響を受け、チェスターはブラムスすら理解しようとしてしまっているのだ。 だから、口にする。 他の者なら躊躇うような発言を。 「自分で言うのも何だけどよぉ、俺も相当驚いてたと思うんだけど……」 (うわっ畳み掛けるんだ!? 頑張れ、頑張って着替えさせてくれっ) 「確かに、相当混乱はしていたな」 そして、はち切れんばかりのダイナマイトバディの魔法少女(?)も、チェスターがソフィアと変わらず動転したことを認めた。 しかし―― 「だがソフィアのそれとは決定的に違っていた」 「そうなのか?」 「ソフィアは恐怖し、暴れることで我から逃れようとした。だが――」 「……まあ、確かに、俺は暴れはしなかったけど……」 そもそも、暴れて逃げられるようなキャラデザしてなかったし。 さすがにそれは言わないけども。 「汝は理解不能故、呆然とした――違うか?」 (なっ……!) 「あ、ああ……」 (理解不能という自覚があっただってェェェーーーーーーーーーーーー!?) ファイトはまたも心の中で絶叫する。 眼の前の嬉しくない巨乳ヴァンパイアは絶対己の格好に疑問一つ持っていないと思っていたのに。 「ただの不死者王に遭遇したら、人間は皆恐怖に駆られてしまうだろう。 だがしかし――人間の敵と思われた人外の生命体が人間文化の象徴の格好をしていたらどうだ。 そのミスマッチに驚き、茫然とする……少なくとも、即座に暴れることはないだろう」 「「え、そういう問題?」」 思わずハモってしまう。 どう考えても呆然の原因はそこではない。 ミスマッチという単語においては大正解ではあるけども。 「相手に隙を作るというやり方は本来歓迎はされない…… だが、友好的であるという良い意味でのギャップを持ってして創りだした隙ならば、今後の人間関係構築に悪影響は及ぼさないだろう」 (何言ってんだこいつ……どうしようアーチェ、俺ちょっと他人を理解しようって意志が挫けそう) (その格好のどの辺がいいギャップなんだろう……) 確かに、悪い奴だとは思いにくいが、頭が悪い奴に見えると言うか、少なくともお近付きになりたくない格好である。 しかし、チェスターは「脱げと単刀直入に言うのはどうなんだろう」と思ってしまった。 理解するためにも、そういう反応はよくないのではないだろうか、と。 「本来ならマスクで顔も隠しておきたいところだが、既に人間の仲間がいる以上、あまり必要はないだろう。 むしろ、脱いだ時に騙されたと思われる方が困るからな…… 事前に人間に『友好的な不死者王が仲間にいる』と説明してもらって、現状の格好で出ていくのが一番だろう」 「……よく分かんないけど、アンタはアンタなりに考えているんだな……」 「当然だ」 (あ、折れちゃったか……心が) フェイトは、チェスターが折れたことに僅かに気落ちした。 どうやらチェスターは、考えることを放棄して、目の前の不審者王をそういうものとして受け入れてしまったようだ。 フェイトとしてはこの目にポイズンな格好をどうにかしてほしかったが、言いたいことも言えないこんなシチュエーションじゃ仕方が無いだろう。 「納得したなら、移動を始めようではないか。 血の臭いからするとあちらだ――戦闘はとうに終わっているようだがな」 そう言って、鼻をクンカクンカと動かす一本毛カツラのド変態。 血の臭いはここに到着してから増える様子がなく、戦闘は終わっていると予想された。 「ええ、行きましょう。アルベル達と会えたら、脱出への道もグンと近くなりますし」 チェスターの話によると、一気に仲間が増えるのだ。 こんなに嬉しいことはない。 フェイトはデッキブラシに跨って、宙へとゆっくり浮上した。 「では、ソフィアは我が抱えていこう」 「え、ええ……お願いします」 正直言って、この変態に抱きかかえさせたくはなかったが――そうも言っていられない。 何せ他は怪我人が二人なのだ。 彼に任せる以外に、選択肢なんてあるわけない。 「えっと、君は……」 「ああ、そういや名乗ってなかったか? 俺はチェスター。チェスター・バークライトだ。 そっちはフェイトだったよな? それと……」 「不死者王・ブラムスだ」 (不審者王……) 軽く自己紹介を済ませる。 そして、その名前にフェイトが反応を示した。 「チェスター……もしかして、クラースさんの仲間の!?」 「な、もしかしてアンタ、会ったのか!?」 「ずっと行動を共にしてたんだ。君達のことはある程度聞いているよ。 今は別行動になってますけど……」 「鎌石村で合流する手筈になっている」 その言葉に、今度はチェスターが顔をしかめる。 「参ったな……俺達は俺達で、平瀬村で仲間と合流する手筈になってんだけど……」 「何だって!? ……困ったな……どうしたら……」 「その辺は移動しながら話すとしようか」 「そうですね。チェスター、デッキブラシに相乗りしていくかい? その怪我じゃあ、歩くのも辛いだろうし」 「……じゃあ、お言葉に甘えて」 チェスターが、デッキブラシに跨った。 やや体が密着するも、フェイトは特に気にしない。 先程までの悪夢のような密着体験に比べたら、こんなもの屁でもなかった。 「そういえば、レザードはどうした。一緒にいるものと思っていたが……」 「ああ、レザードは……先に鎌石村に行ったよ。 あんたらを待つ役をレザード達が、それでマリアやクレスと合流する役を俺達が担ってる」 「マリアだと……?」 今度は、ブラムスが驚愕する側だった。 マリアと言えば、フェイトの言っていたアルティネイションの使い手だ。 ソフィアも、フェイト・ソフィア・マリアが揃えば脱出の可能性があると言っていた。 「なるほど……ならば、優先するは平瀬村か」 「ただ……気になることもあるんだよな……」 「気になること?」 「レザードのヤツが、ソフィアの支給品を奪って行ったんだよ。 ドラゴンオーブっつったかな……何かソフィアも慌ててたし、ちょっと気になるんだよな……」 思い出すのは、荷物を奪われた際のやりとり。 あれを思い出す限り、ドラゴンオーブはソフィアにとってもレザードにとっても重要なものなのだろう。 「それは少しマズイな」 「……そうなのか?」 「レザードは、我と同じで己の利のために共同戦線を張っているに過ぎない身。 単身帰れる手段を得れば、他の全員を見捨てて帰ることすらあるだろう。 ……ましてや、レナスがもういないとなれば尚更だ」 「そのドラゴンオーブっていうのは、何か脱出に貢献しそうなものなんですか?」 「分からぬ。だが、奴ほどの魔術師が手中に納めれば、そのような使い方が出来るのかもしれぬ」 だとすると、ドラゴンオーブを奪われっぱなしというのには問題が生じる。 脱出のキーアイテムを持ったままさっさと単身逃げられては困るのだ。 「そうなると……再びバラけた方がいいということになるな」 「そんな……折角会えたのに……」 「安心しろよ、フェイト。お前達は引き裂かねえって」 「ああ。フェイトとソフィアには、揃ってマリアと合流してもらわねばならないからな」 クラースがかつてそうしたように、にやりとチェスターもいやらしい笑みを浮かべる。 勿論、フェイトはスルーしたけれど。 「てことは……俺はアンタと一緒に鎌石村か。知ってる相手もいるし」 「そういうことになるな。戦力として、フェイトとソフィアだけで向かわせる事はできぬ。 だが――アルベルとやらがいれば、その問題も解決するだろ。 慣れ親しんだ仲間と行動する方が、連携も取りやすいだろうしな」 「なるほど、確かに」 チェスターは、内心少しほっとする。 クレス達と顔を合わせるのは、まだちょっと気まずいから。 打算的なことを言えば、自分の成果としてフェイト達を合流させて、自分が彼らと対等なくらい貢献できたら帰りたいところである。 それに――やっぱりまた合流するのは、クロードをこの手で殺してからという強い想いもあった。 「む、あそこだ」 「アルベルっ!」 到着した。 そこには、一段落つき休んでいるアルベルと、その仲間がいる――――そう、考えていたのに。 「アルベルっ……! ちくしょうっ……何でこんなっ……!」 だがしかし、そこに居たのはアルベル“だったもの”である。 もう、彼が動くことはない。 その連れも、首から上がちぎれていた。 ――アシュトンの姿は、どこにもない。 アシュトンが、やったのだ。 アシュトンが…… 「クソッ! 俺のせいだ……俺がちゃんと、アシュトンを倒せていれば……!」 「ふむ……下手人はアシュトンというのか」 そう言い、地面に鼻を近付けた。 そして再びクンカクンカと血液を嗅ぎ、告げた。 「奴ら――平瀬村方面へ向かっているな」 「何だって!? 分かるのか!?」 チェスターが驚愕を顔に浮かべる。 それを、ブラムスは首を縦に振り肯定した。 こんな格好のくせに、妙に頼もしく思える。 「しかし――これでパーティを分断するわけにはいかなくなったな。 少なくとも、それなりの危険人物が向かっている方面へ、フェイト達だけを向かわせるという選択肢はなくなった」 「ああ、今すぐ全員で追いかけようぜ! 今度こそ、絶対ぶっ殺してやる!」 「落ち着け。今の疲弊したパーティで、フェイト・ソフィアを欠かずに勝利を収めるのは簡単ではないだろう。 血液は二種類。敵は二人いるようだしな。一端鎌石村に向かい、仲間を増やして総攻撃という手もある」 「でもよぉ……そんなことしてる時間なんて……」 「もしくは、フェイト達には比較的安全な鎌石村に向かってもらい、我々だけでアシュトンとやらを追いかけるか……」 ブラムスにとって、ようやく手に入った脱出への道筋――フェイトとソフィアを失うことはしたくないのだ。 それなりに、慎重にはなる。 「……僕も、行きます。アルベルのためにも、アルベルを殺した奴を倒したい」 フェイトが、涙を拭い立ち上がる。 その目には、確かな闘志が宿っていた。 「何にせよ、放送を待つ。アシュトンとやらが死んでいるか、鎌石村に向かった連中は無事なのか、マリアは無事なのか―― 他にも、聞くべき情報は多々あるからな」 「何言ってんだよ、そんな時間があるなら――」 「戦うつもりか? その空の矢筒で」 「――――っ!!」 プリティでキュアキュアなヴァンパイアは、見た目と裏腹に冷静だった。 チェスターの背に、もう矢は背負われていない。 その事を指摘し、告げた。 「どのみちすぐには討伐に動けぬ。 放送までの時間、この近辺で使い回せそうな矢を拾い集めておけ。 臭いに敏感な我が見張りを請け負おう。フェイトはソフィアを守っているがいい」 「……チッ、分かったよ」 言うと、チェスターは先の戦場まで歩いていった。 フェイトはデッキブラシで送ろうと言ったが、チェスターはやんわりと断った。 そんな暇があるんなら、ソフィアの傍にいてやれよ、と。 「傍にいてやれ、フェイト。俺にはそれができなかったから」 アーチェを、想う。 何一つしてやれなかった、大切な仲間のことを。 (クロード……待っていろ、絶対俺がブッ殺してやる) クロードがチェスターと和解する最大のチャンス。 もしかすると、それは今だったのかもしれない。 チェスターが、この島の人間のことをちゃんと理解しようと心のどこかで思っていた、まさにこの時。 それこそが、自分のことを理解してもらう、クロード最大のチャンスだったのかもしれないのだ。 (アシュトンも、もう容赦はしねえ。こんなひでえこと、絶対に許せねえ) だけど、それももう潰えてしまった。 チェスターは、見たのだ。 アルベルの横に転がる、子供の死体を。 何にも出来ないであろう子供が、無残に殺されているのを。 (もう逃さねえ。次会った時が、どちらかが死ぬ時だ――――) 怒りの炎が燃え上がる。 怒りはやがて、明確な殺意へと変わっていった。 果たして彼らの再戦のゴングは、鳴り響くのだろうか―――― 【D-05/早朝】 【フェイト・ラインゴッド】[MP残量:75%] [状態:左足火傷+打撲(少し無理をした為に悪化。歩くにも支障あり)。クロード・アシュトンに対する憎しみ] [装備:鉄パイプ-R1@SO3] [道具:ストライクアクスの欠片@TOP(?)、ソフィアのメモ、首輪×1、荷物一式] [行動方針:仲間と合流を目指しつつ、脱出方法を考える] [思考1:アルベル……] [思考2:ルシファーのいる場所とこの島を繋ぐリンクを探す] [思考3:確証が得られるまで推論は極力口に出さない] [備考1:参加者のブレアは偽物ではないかと考えています(あくまで予測)] [備考2:ソフィアの傷は全身に渡っています。応急手当にはしばらく時間を取られるかもしれません] 【チェスター・バークライト】[MP残量:30%] [状態:クロードに対する憎悪、肉体的・精神的疲労(中程度)、腹部に当身による痛み] [装備:光弓シルヴァン・ボウ(矢×0本)@VP、パラライチェック@SO2] [道具:レーザーウェポン@SO3、アーチェのホウキ@TOP、チサトのメモ、荷物一式] [行動方針:力の無い者を守る(子供最優先)] [思考1:この次は必ずクロードを殺す] [思考2:アシュトンも、もう許せねえ] [思考3:使えそうな矢を拾い集める] [思考4:どっちに向かったらいいんだ?] [思考4:レザードを警戒] [備考1:チサトのメモにはまだ目を通してません] [備考2:クレスに対して感じていた蟠(わだかま)りは無くなりました] [備考3:手持ちの矢は無くなりましたが、何本かはこの場で回収出来るかもしれません] 【ソフィア・エスティード】[MP残量:0%] [状態:気絶中。全身に『レイ』による傷(応急手当中)。ドラゴンオーブを護れなかった事に対するショック。疲労大] [装備:クラップロッド、フェアリィリング@SO2、アクアリング@SO3、ミュリンの指輪のネックレス@VP2] [道具:魔剣グラム@VP、レザードのメモ、荷物一式] [行動方針:ルシファーを打倒。そのためにも仲間を集める] [思考1:クロード、アシュトンを倒す] [思考2:平瀬村へマリアを探しに行く] [思考3:マリアと合流後、鎌石村に向かいブラムス、レザードと合流。ただしレザードは警戒。ドラゴンオーブは返してほしい] [思考4:ブレアに会って、事の詳細を聞きたい] [備考1:ルーファスの遺言からドラゴンオーブが重要なものだと考えています] 【ブラムス】[MP残量:90%] [状態:キュアブラムスに華麗に変身。本人はこの上なく真剣にコスプレを敢行中] [装備:波平のヅラ@現実世界(何故か損傷一つ無い)、トライエンプレム@SOシリーズ、魔法少女コスチューム@沖木島(右肩付近の布が弾け飛んだ)] [道具:バブルローション入りイチジク浣腸(ちょっと中身が漏れた)@現実世界+SO2、和式の棺桶、袈裟(あちこちが焼け焦げている)、仏像の仮面@沖木島、荷物一式×2] [行動方針:自らの居城に帰る(成功率が高ければ手段は問わない)] [思考1:放送後、方針を決める] [思考2:敵対的な参加者は容赦なく殺す] [思考3:直射日光下での戦闘は出来れば避ける] [思考4:フレイ、レナスを倒した者と戦ってみたい(夜間限定)] [思考5:次の放送までにF-04にてチーム中年と合流] 【現在位置:D-05東部】 【残り16人+α】 第134話(前編)← 戻る →第135話 前へ キャラ追跡表 次へ 第134話(前編) チェスター 第136話 第134話(前編) ブラムス 第136話 第134話(前編) フェイト 第136話 第134話(前編) ソフィア 第136話 第134話(前編) アルベル ― 第134話(前編) レオン ― 第134話(前編) アーチェ ― 第134話(前編) ミント ― 第134話(前編) すず ― 第134話(前編) クレス ―
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第113話 頼れる相棒,守るべき妻子,愛しき女神の元へ (前編) レザード・ヴァレスの目が開いた時、彼の目に最初に入ったのはレナス・ヴァルキュリアの死に顔だった。 この時レザードはまだ、まどろみの中に居た。レナスの死に顔は、彼に眠りに落ちる直前の映像を連想させた。 輪魂の呪を発動させ、ハーフエルフの肉体にレナスの魂を転生させる事に成功した後、その肉体が立ち上がろうとしていた映像だ。 魂の再構築が完了するまでの間は決して目覚める事が無いはずの肉体が立ち上がるという、有り得ない出来事。 これは夢、もしくは幻覚だったのだろうか、それとも―― 「――っ」 レザードは瞬時に覚醒した。 「ヴァルキュリア――」 そして名前を呼び、振り向いた。その先には、誰もいない。 「――!?ヴァルキュリア?」 慌てて辺りを見回すが、レナス(ルーファスの肉体)の姿は見当たらない。先程の映像は夢や幻覚などではなかったのだ。 「…あれが幻覚では無い?馬鹿な、いくらヴァルキュリアであろうと魂の構築が成されない内に動ける訳が――」 そこまで考えた時、辺りを見回していたレザードは、レナスだけでなくドラゴンオーブまでもが無くなっている事に気が付いた。 そして眠りに落ちつつある時、立ち上がったレナスが自分の側に近づいて来たような、ごく僅かに感じた気配を思い出す。 「ドラゴンオーブの魔力…ドラゴンオーブならば魂を再構築中の肉体でも意識を取り戻させる事も可能…か。 いや、それ以外には考えられん。そして意識を取り戻したヴァルキュリアは、おそらくソフィア達を助ける為に 金龍との戦闘に戻って行った…」 レザードは時計を出して時刻を確認した。既に深夜0時を回っている。 レナスが金龍との戦闘に戻ったのだとしても、あれからかなりの時間が経過している今では、既に決着がついていると考えて良い。 おそらくレナスが金龍の所へ辿り着いた頃には、ソフィアとクリフは既に殺されていたはずだ。 そうなればレナスは金龍と1対1で戦う事が出来、負ける事はまず有り得ないだろう。 ただし、レナスが通常の状態であるならば。 レザードには案じている事が有った。 それは、ドラゴンオーブの魔力がどのような形でレナスに影響したか、だ。 ドラゴンオーブの魔力が魂の再構築を早め、完了させる方向で働きかけたのならば良い。 そうではなく、その魔力が魂の代わりとなり、魂の再構築が途中である内にレナスに意識を取り戻させた場合、 何らかのきっかけ――例えばドラゴンオーブを身体から離す、魔力が尽きる等――で 再びレナスが魂の再構築の状態、つまり昏睡状態に陥る危険がある。 もしそうなったら、そしてそれが戦闘の最中であったなら、レナスは確実に命を落とす事になるだろう。 「急がねば…」 レザードは地面に置いてある荷物をまとめ、移送方陣を試みた。 だが発動する様子はない。やはりドラゴンオーブが無ければ失伝魔法クラスの術や、 能力制限をかけられた術は使用出来ないようだ。 レザードはレナスの死体を名残惜しそうに見つめた。非常に惜しいが、移送方陣の使えない今、この肉体は捨てて行くしかない。 金龍がまだ生きている可能性は0ではない事を考えれば、この肉体を保存する、または屍霊術で操る事に魔力を使う事は出来ないのだ。 レザードはレナスから脱がせた鎧をデイバックにしまうと、 後ろ髪を引かれる思いを強く感じながら、金龍と戦っていた場所、D-5東部を目指して走り出した。 「全く…貴女はどこまでも私を困らせるのがお好きなようですね、ヴァルキュリアよ…」 追って来る気配を感じボーマンが振り返ると、金髪がボーマンに向かって走ってくるのが見えた。 気のせいか彼の顔は先程よりも緊迫しているように見える。 (あの野郎――確かクリフとか呼ばれてたな――こっち来やがったか。 素直に術師の嬢ちゃんのところに戻ってりゃ良いものを…) 手を合わせた感じでは、クリフがダメージを負っている今ならば勝てない事はない。 とはいえ、正面からまともにやり合えばボーマンも五体満足では済みそうにないのも実証済みだ。 クリフがこの島で最後の生き残りだと言うのならまだしも、 参加者がまだ20人以上居る現在、自分が大きな負傷をする危険を冒すのは出来る限り避けたい。 ボーマンが一人でも確実に、そして安全に勝利を収めるにはやはり何かしらの決定打が必要だ。 その決定打を手に入れる為に、鎌石村役場に置かれたという支給品を目指して走り出したのだが、 走り始めてから1つ問題を思いついてしまった。 新たに支給品が配置された場所には、当然それ目当ての参加者が集まってくるだろう。 つまり、そこに向かえば必然的に他の参加者と接触する可能性が高くなるのだが、問題とは「接触する参加者のスタンス」である。 最初は「他の参加者と鉢合わせた場合はクリフを戦わせてボーマン自身は逃げれば良い」と考えたのだが、 その参加者が殺し合いに乗っていなかった場合、同じく乗ってない(と思われる)クリフと協力されてしまう可能性も有り、 「鉢合わせた参加者とクリフを戦わせて、自分は逃げる」という作戦は成り立たなくなる。 その場合、戦闘になればボーマンに勝ち目は無いだろう。 それでも逃げるだけなら可能かもしれないが、その場合にはボーマンがマーダーだと他の参加者に広められる可能性が高く、 なるべく利用出来る仲間を増やしたいボーマンにとっては相当不利な状況になってしまう。 そうならない為にも、役場に着く前に何か対策を考えておかなくてはならない。 (奴が引き返してくれてりゃあ、他の参加者に出会っても逃げれば良いだけなんだがな… アシュトンなら奴が戻るまでには術師の嬢ちゃんを始末してるだろうし、チェスターも奴が相手なら動いてくれるだろ) ボーマンのこの考えは希望的観測に近いのだが、ある程度正しい。 確かに先程の紋章術師との戦闘では2対1の有利な状況にも関わらず、予想外に苦戦をした。 だがそれは相手が詠唱も無しに呪紋を発動してくるという、 ボーマンもアシュトンも初めて戦うタイプの術師だったからと言うだけの事にすぎない。 弱点とまではいかないが、エクスプロードのような強力な呪紋は詠唱無しでは使用出来ない(らしい)事や、 その強力な呪紋の詠唱スピードもセリーヌ程には早くない、という、付け入る隙も見つけた。 連発出来るのがそれほど威力の高くない呪紋のみならば、呪紋の回転率にさえ慣れてしまえばどうにでもなるだろう。 ましてや、戦ってるのは炎と吹雪を吐けるギョロとウルルンまで憑いてるアシュトンである。 紋章術への対処はさほど難しくないはずだ。 (金髪は俺との決着をお望みのようだが…俺を見失っちまえば戻ってく可能性も有るか?) ボーマンはクリフの位置を確認する為にもう一度振り返る。 先程よりも距離が離れているようだ。暗闇でハッキリしないが、クリフはどうやら立ち止まっているらしい。 (ん、諦めたのか?…何だか知らんが振り切るなら今だな!) そう決断して1つ大きく呼吸をする。息を止めると、全力で駆け出した。 (くそったれ、あのオヤジなんつー足だ!さっきから速え速えとは思ってたけどよ、これ程かよ!) 鎌石村方面に逃げていくボーマンを追いかけ始めたクリフだったが、 一向に相手との距離が縮まる様子はなかった。それどころか徐々に離されていく一方である。 (どうにかして止まらせねえと。閃光手榴弾…は駄目か) クリフは一瞬閃光手榴弾を使う事を考えた。 閃光手榴弾を相手の側で作動させれば、相手を5、6秒はショック状態にさせる事が出来、足止めにはなる。 だが、閃光手榴弾も通常の手榴弾同様、ピンを抜いてから作動するまでに数秒かかる。 数秒あればボーマンの足なら50、いや下手すると100メートル近くは進めるかもしれない。 そうなれば閃光手榴弾を確実にボーマンの側に落とすのは不可能に近く、この状況では使えないだろう。 そう考えている間にも、ますますボーマンとの距離は離れ、既に相手の姿は朧気にしか見えなくなっている。 (ちぃ、追いつけねえ) まだ追いかけ始めたばかりだが、このまま走っても追いつけない事を悟ったクリフは走るのを止めて立ち止まった。 直接的な戦闘だったならば、例え実力が劣っていても駆け引き次第で差を埋める事も可能だろうが、 「足の速さ」のような単純な勝負となると、能力差が顕著に結果に反映される。 クェーサー戦の疲労も残るクリフには今、走って逃げるボーマンに追いつく手段は何一つ無い。 (だが、あのオヤジは絶対に逃がせねえ!) ボーマンが向かう先には負傷しているミラージュが居るのだ。 追いつけないので逃げられてしまいました、などと子供の言い訳みたいな事は言えない。 何としてもここで止めなくては。 (俺は追いつけそうにねえんだったら…) そう、「走って逃げる」ボーマンには。 クリフは腰を落とす。そして左腕に闘気を溜め始める。 (直線的に逃げてくってんなら…) ボーマンの姿はもう見えない。だが方向は分かっている。 辺りの空気が闘気に呼応し、まるで呼吸しているかのような音を立てている。 (こいつに追いついてもらうぜ!) 立ち止まったのは追いつく為。 クリフの左腕が輝きだす。 『マックス・エクステンションッ!!』 ボーマンの走り去った方向に向かって巨大な光弾が撃ち出された。 ボーマンは全力で走り出してから、辺りの様子に違和感を感じていた。 何かおかしい。周りの草木が妙にざわめいているような、そんな気配だ。 背後から何かの音が聞こえる。音は徐々に大きくなり、それに伴い周囲が明るくなってくる。 「何だ?」 気になって振り返ると、巨大な光弾がボーマンの方に一直線にカッ飛んで来ていた。 「うぉぉ!?」 光弾がボーマンを飲み込もうとする直前、咄嗟に右側に飛び込んだ。地面を数回転した後、中腰の体勢で止まる。 光弾はボーマンが今居た場所を通過して行き、 前方に生えていた樹を『ベギベギベギ…』と派手で大きな音を立てながらへし折り、飛んでいった。 軌道がもう数メートル程ボーマン寄りだったら避けきれなかったかもしれない。 (危ねぇ!なんっつう事しやがる) クリフを振り切るつもりで加速していた事が功を奏した。 無傷でかわせた事に一瞬安堵したが、ボーマンにそんな余裕は与えられなかった。 『禁止エリアに抵触しています―――』 北の方から『メキメキメキ…』と樹が折れているような倒れているような音が聞こえてきて、レザードは立ち止まった。 音のする方角を振り向くと、巨大な光が西方向へ飛んでいく様子が見える。 「あの光と音…巨大な魔力が樹を薙ぎ倒して進んでいるといったところか?」 レザードは辺りの樹に手をかざした。 「この辺りの樹木と同じ様な太さの樹木を薙ぎ倒して飛び続けているとしたら、なかなかの破壊力、持続力を持つ光だが… 誰かが戦闘中という事か。まさかヴァルキュリアか?…行ってみる価値は有るな」 このエリアはC-5とD-4の2つの禁止エリアに隣接している。 そうそう違う参加者が集まり戦闘を行っている可能性も低いだろう。 それに、金龍と戦った場所よりも今の光の場所の方が距離が近い事もある。 レザードは少しの間考えを巡らすと、まずは今の光の場所へ向かう事にした。 クリフがマックス・エクステンションを放った目論見は3つある。 1つは当然命中を期待しての事だ。 いくらボーマンの足が速かろうと、飛び道具より速く走れはしない。 クェーサークラスの敵ならともかく、ただの人間がマックス・エクステンションに直撃すれば無事では済まないだろう。 クリフの本音では、戦闘が早く終わるに越した事は無いので出来れば命中していてほしいのだが、 大体の方向が分かっているとは言え、姿は見えない、距離も離れていた、何よりあれだけ素早く動く相手だ。 まともに命中する可能性は低いのは分かっている。これはあくまでも「あわよくば」の話だ。 本命は残りの2つ。 一つ目は、まずマックス・エクステンションを「避けさせる」事でボーマンの足を止める事。 二つ目は、マックス・エクステンション自体の照らす光でボーマンの位置を「確認」する事だ。 マックス・エクステンションを放った後、クリフは走って距離を詰めながら光弾の軌道を注意深く観察していた。 光弾は自ら発する光で辺りを照らしながら飛んでいく。 (あの野郎、まだ見えねえ。そろそろギリギリだが…) クリフが一瞬作戦の失敗を考えたその時、マックス・エクステンションを避けるボーマンが見えた。 しかも転がり込むように避け、体勢を崩している。クリフが考えるベストの状況が生まれた。 (見えた!この距離だと際どいがやるしかねえ!) 『バーストタックル!!』 『バーストタックル』=闘気を爆発させ、炎の闘気と爆風のような突進力で敵に体当たりをくらわす技だ。 その最高速度は瞬間的にはマックス・エクステンションよりも速い。 そう、クリフは正確には追いつける手段は持っていた。バーストタックルなら追いつくだけなら可能だったろう。 しかし正確に当てられなければ一時的に追いつけたところで、再び逃げられてしまう。 この暗闇で、しかも走っている相手にクリーンヒットさせるのは難しく、自信は無かった。 だからボーマンの動きを止める必要が有ったのだ。自身の最大奥義を利用してまで。 クリフは赤い闘気を身にまとい、砲弾のような勢いでボーマンに突っ込んでいく。 ボーマンがクリフの方を振り向いた。その顔が異常なまでに引きつる。 『――に抵――――まで―――』 禁止エリアに進入し、首輪から警告音が発せられる。 しかし目の前のボーマンに集中しているクリフの耳に、その警告音は入らなかった。 「ッラァァァァァァッ!」(もらった!ぶっ飛びやがれ!) 『―――首輪爆破まで後30秒』 (禁止…いや、それより野郎は!?) 禁止エリアの警告に僅かに狼狽えたが、30秒以内に出れば何も問題は無い事は確認済みだ。。 それよりもここでクリフへの対処を間違え、禁止エリアの奥へと吹っ飛ばされでもしたら本当に命を落とす事になる。 そう考えるとボーマンはクリフの方を振り向いた。 「ッラァァァァァァッ!」 そこには赤い闘気を纏い、ミカエルのような勢いでボーマンに突っ込んで来るクリフが見えた。 (スピ…!?やべっ!) 瞬間、ボーマンは自分の後方に跳躍を始める。 同時に両手で白衣をたくし上げると身体を水平に倒し、突っ込んできたクリフの左顔面を狙いドロップキックを放つ。 炸裂音が辺りに響いた。 ボーマンのドロップキックはクリフの左肩に命中した。インパクトの瞬間にクリフが身体を捻ったせいで狙いが逸れたのだ。 なんとかクリフを蹴り飛ばしたがバーストタックルの威力は相殺しきれず、錐揉み状態で吹っ飛ばされた。 体勢を立て直す事も出来ずに近くの樹に背中から思い切り激突し、一瞬ボーマンの意識がブラックアウトする。 衝撃で樹から大量の木の葉が辺りに舞い落ち、木の葉と共にボーマンの身体もずり落ちていった。 (…はっ…スピキュールじゃねぇのかよ…紛らわしい技を使いやがって) 若干似たような技ではあるが、無論スピキュールではない。だがさっきのボーマンにはそう見えた。 一瞬本気で死を覚悟したボーマンだったが、 かつての冒険で培ったトラウマ…いや、経験がボーマンの身体を突き動かした。 白衣をたくし上げ、身体を水平にしたのはガソリンまみれの上半身を炎から護る為、 後方への跳躍からの跳び蹴りは反動で禁止エリアから脱出する為。 どちらも考えて行った事ではない。刺激された生存本能が行ったのだ。 ただ、その代償は高くつく事になるのだが… ボーマンが顔を引きつらせたのを、クリフは「避けきれないと判断して焦っている表情」だと解釈した。 クリフ自身も「確実に命中するタイミング」だと思った。 タックルを当てる為に身体を捻ったその瞬間、ボーマンが跳躍する。 (跳んだ!?) ガードしてくるくらいは予想していた。そしてバーストタックルならガードごとぶっ飛ばせる自信があった。 だが、まさか動かれるとは思っていなかった。 (知るか!) ボーマンの跳躍の高度は低い。ならば充分当てられるはずだった。 が、クリフのバーストタックルにボーマンのドロップキックがカウンターで炸裂した。 バランスを崩したクリフはバーストタックルの勢いのまま、十数メートル程うつ伏せに滑り、倒れこむ。 (あそこで跳び蹴りだと?どんな反射神経してやがるんだこのオヤジは) カウンターを合わされたとはいえ、攻撃された場所は肩。大したダメージは無い。 それよりも今、うつ伏せに倒れているクリフはボーマンの位置を見失っている。 また逃げられたら今度こそ本当に追いつく手段は無いだろう。その事に気付くとクリフは慌てて立ち上がった。 「何処だ?」 ボーマンの位置を確認しようとした時、何かが激突したような音が聞こえた。 音がした方向を振り向くと樹からズルズルと落ちてくるボーマンが見えた。どうやらタックルで吹っ飛ばされて樹に激突した様子だ。 「おし、逃がすかよ!」 追撃に走ろうとした時、クリフの首輪から音声が流れてきた。 『禁止エリアに抵触しています。首輪爆破まで後20秒』 「んだとぉ!?」 つい声を上げ、首輪に手を当てる。 実はバーストタックルで突進している最中に1度目の警告音は鳴っていたのだが、 ボーマンをぶっ飛ばす事に集中していたクリフの耳には警告音など入って来なかったのだ。 そして、クリフは目覚めてから今の今まで、禁止エリアの事などすっかり忘れていた。しかしそれも無理も無い事ではある。 クリフの起き抜けには既に戦闘状態だったし、ミラージュの事を思い出してからのクリフの思考は 「ミラージュを護る為にボーマンを倒す」事で埋め尽くされていた。 冷静に考えれば、そして「首輪爆破までの猶予時間」の存在を知らないのであれば、 C-5とD-4を禁止エリアで塞がれているこのエリアから役場方面に逃走されたからといって 通り抜ける事など出来るとは考えられないのだ。取り乱す理由など何も無い。 だが、クリフは動揺した。ミラージュの為に動揺した。それだけミラージュはクリフにとって掛替えの無い人物だった。 (ちぃ、このエリアはC-5か?…だよな?合ってるよな?だったら…) クリフは自分の走ってきた方向と今いるエリアを頭の中で確認すると、 (こいつの方向に行く分には問題ねえ!) ボーマンに向かって突っ込んでいった。 少し間が空いてしまったが、ボーマンはまだ激突した樹の下に居た。何故か白衣を脱いでいるところだ。 クリフは助走のついた跳躍から跳び蹴りを放った。 その時、クリフはボーマンのある異変に気付いた。 ボーマンは跳び蹴りを避けるつもりのようだが、何故かボーマンの動きが鈍っているのだ。 (遅え?これなら!) クリフは蹴りつけた。 『ドゴォ』と衝撃音を立て、クリフの跳び蹴りはボーマンの背後の樹に命中した。間一髪で回避されたのだ。 (チィ、外したか。だが、今の鈍さ…どうやらバーストタックルで足を痛めたみたいだな) ボーマンは着地すると、まず自身の身体を動かしてダメージを確認した。 (背中は痛むが…筋肉の断裂は無いな。足は…折れてはない、動かせるな。良し、問題ない。動ける) 派手に吹っ飛ばされはしたが、幸いボーマンに骨折等の大きなダメージは無い。 クリフの方を見ると、首輪に手を当てて何やら喚いていた。どうやら禁止エリアに入った事に驚いているようだ。 やぶれかぶれのドロップキックのダメージは少ないらしい。 一瞬、禁止エリアを利用してクリフを殺せないかと考えたが、結局それには直接戦闘する必要がありそうだと気付き、却下する。 今はあのような手で追いつかれはしたが、状況は走り出す前に戻っただけなのだ。 つまり、また役場に向かえば良いだけの事。クリフの手の内がいくつか分かった今は、先程より有利に逃げられる。 (バカでかい気弾は避けるしかねえが、スピキュールもどきには対策を思いついたぜ。次は完璧に逃げ切れる!) スピキュールもどき(バーストタックル)はスピキュールではないにしろ、炎を纏っているのには変わりは無い。 次に繰り出してきたら、ガソリンが染み込んでる白衣を投げつけてやれば良い。そうすれば逆に炎に包まれ自滅するだろう。 ボーマンはそう考えると白衣を脱ぎ、いつでも投げられる様に丸めてデイバッグの中に突っ込んだ。 そこにクリフが跳びかかってくる。 (ほぉ、普通に突っ込んでくるのかよ。もう手が無いなら役場に向かわせてもらうぜ?) ボーマンはクリフの攻撃をサイドステップで避けたら、そのまま再び走り出そうと考えた。 しかしその時、ボーマンに異変が生じる。 (!?…何だ!?) 何故かボーマンの足が重いのだ。 (遅ぇ!?) クリフの跳び蹴りが迫ってくる。 が、間一髪で回避が間に合った。『ドゴォ』と衝撃音を立て、クリフの跳び蹴りはボーマンの背後の樹に命中した。 樹は2度目の衝撃により、ミシミシと音を立てて倒れる。倒れた振動で辺りの空気が軽く揺れた。 (何だ!?今の感覚は!?) ボーマンには理解出来なかった。 先程までならば余裕で避けていたであろうタイミングでサイドステップをしたのだ。 それなのに足がついてこない。回避出来たのはギリギリだった。一体何故? とりあえずクリフとの距離を離そうとバックステップを試みる。が、 (やっぱり遅ぇ!何だっつーんだ!?) 自分の身体がスローに感じる。 身体にダメージはほとんど無い。それは間違いないのだ。それなのに何故か動きが遅い。 クリフが指を鳴らしながらゆっくりと近づいてくる。 クリフの威圧感と自分に起こっている異常への不安感がボーマンを思わず後退りさせた。 「オッサン、どうやら足を痛めたみたいだな。悪いが待たせてる奴がいるんでね、そろそろケリつけようじゃねぇか」 (足を痛めた…?) 「あん?俺はまだ27なんだよ。オッサンとか言ってんじゃねぇよ」 (痛みなんかねぇぞ) ボーマンはそう思いつつも気になって足元を見る。そして愕然とした。 (げ、こいつ27かよ。ミラージュとタメじゃねえか) 瞬間的にクリフは、ミラージュを「オバサン」と呼んで インフィニティアーツ→キャノンブレイズのリンクコンボでお仕置きされている自分を連想してしまった。 (チッ、この野郎。余計な事考えさせるのが上手いじゃねえかよ。姑息な野郎だ、ますます許せねえ) これについてはボーマンに何一つ非は無いのだが、クリフはボーマンを「姑息な野郎」と認定した。 「…ま、どうでもいい。決めさせてもらうぜ!」 暗いのでハッキリしないが、クリフにはボーマンの足はボロボロになっているように見えた。 やはりバーストタックルを蹴り返した事で痛めたのだろう。 実際に動きは相当鈍くなっていたのだ。ようやくクリフに勝機らしい勝機が見えてきた。 とは言うもののクリフ自身も疲労困憊、満身創痍の状態だ。 大技ならば後1、2回撃つのが限度。それは何としても決めなくてはならない。 そして、確実に決める為にはもう少しボーマンを痛めつけ、更に動きを鈍らせる必要がある。 ボーマンが再び後退りをする。それが合図であるかのようにクリフは動いた。 ワンステップで距離を詰め、左ジャブで牽制する。ボーマンはそれをバックステップで避けるが、 「遅えよ!」 クリフは容易くそれに追いついた。これならば自分の射程外に逃がす事は無い。 それを改めて確認したクリフはボーマンの顔面に左ジャブ、右ストレート、左ストレートの3連打を1呼吸で放った。 ボーマンは後ろに下がりながらそれらを避けるが、やはり動きが鈍い。 クリフは距離を離される事なく食らいつき、追いながら更に顔面を狙い連打を繰り出す。 クリフの連打はことごとく空を切る。だが、徐々に拳とボーマンの距離は縮まってきている。 ボーマンはクリフの拳を避けるのに手一杯で、反撃する余裕は無いようだ。 しっ、と掛け声と共に、おもむろに水面蹴りを仕掛けた。クリフの足がボーマンの足に引っかかる。 転倒はしなかったものの、ボーマンはバランスを崩してグラついた。 立ち上がる勢いで胸元に掌打を繰り出す。ボーマンは避けきれず両手でガードし、ついに足が止まった。 「オラオラオラァ!」 こうなればこちらのものと言わんばかりに、クリフはガードの上からでも構わず攻撃を仕掛けていく。 ボーマンはガード一辺倒。先程まで攻撃を避けていた得意のフットワークはやはりもう使えないようだ。 クリフの攻撃は両手でガードはされているが、元よりヒットを期待してはいない。ガードをこじ開けるつもりも無い。 更にボーマンの右側に走りこみ右裏拳、左ストレートのコンビネーションを放つ。ボーマンはこれも両手でガードした。 (ここだ!) クリフは渾身の右ローキックを放った。まともに当たれば人間の脚など簡単にへし折れる威力だ。 両手を右上半身のガードに使い、両足を負傷しているボーマンにこの蹴りを防ぐ手立てはない。 そう思った。思ったのだが。 命中する、と思った瞬間、ボーマンは跳躍をしていた。全力を込めていた蹴りは避けられ、バランスを崩してしまった。 (んなバカな!?ろくに動けもしねえ足だろうが!?) 足を痛めている様子など微塵も感じられない跳躍だった。 一瞬の動揺、そして隙。ボーマンは見逃してはくれない。そのまま顔面に跳び蹴りを食らわされた。 「ぐはっ!」 「おぉぉぉっ!!」 ボーマンが吼える。仰け反るクリフに拳のラッシュが入れられた。 鳩尾、胸部、顔面に両拳が突き刺さる。アッパーで更に仰け反ったところに勢いのついたドロップキックが炸裂し、 クリフは吹っ飛ばされた。なんとか足を地面に擦りつけてブレーキをかけるが、踏ん張る身体に激痛が走る。 クェーサー戦で折れたあばらを再び痛めたようだ。 (……関係ねえ!) そんな痛みはどうでもいい。今はボーマンだ。追撃に備えて立ち上がり構えをとる。が、それは無意味。 クリフが構えた方向にボーマンの姿は無い。代わりに別の角度から竜巻が飛んできていた。 「断罪者か!?てめえは」 ツッコミを入れる体力があるのは良いが、ガードも避ける事も出来そうに無いタイミングだ。成す術もなく巻き込まれてしまう。 なんとか巻き上げられる事は堪えられるが風圧で身動きが取れない。 しかも大量の砂埃と木の葉を巻き込んでいるこの竜巻の中では視界が全く効かなかった。 (くそっ目が開けられねえ…野郎どこまで姑息なんだ!) 技自体に直接的な攻撃力は無いが、風圧を堪える事であばらが痛み、体力を消耗させられる。 ボーマンのラッシュで切れた口に砂が入り込み、地味に痛む。だが、今は耐えるしかない。 数十秒程そうして居ただろうか。竜巻が僅かに弱まってきたのが感じられる。 これなら動けると判断したクリフは屈み込むと地面を蹴り、転がるように竜巻を脱出した。 (野郎は!?) ボーマンを探して辺りを見渡す。しかし姿が見えない。気配も感じられない。 「…逃げやがった…」 ボーマンは苛立っていた。現在彼は、とある作業中である。 (まだ腕が痺れてやがる!あんのゴリラ野郎が!) クリフの攻撃をガードした腕が痺れているせいで作業がしにくい。その事が彼を苛立たせていた。 いや、これは些細な事に過ぎない。苛立つ最大の原因は他にある。 バーストタックルをドロップキックで防いだ後からボーマンの動きは鈍くなっていた。 クリフは「タックルで足を痛めた為」だと考えたがそれは違う。 鈍さの原因、そして現在ボーマンが苛立っている最大の原因は「バーニィシューズが壊れてしまった事」にあった。 元々バーニィシューズは戦闘用に作られたものではない。 走る時の衝撃程度は吸収出来ても、攻撃の衝撃に強い造りにはなってないのだ。 クリフのバーストタックルとボーマンのドロップキックの衝撃を受け止めて耐えられる訳がなかった。 しかし、ガソリンまみれのボーマンがバーストタックルの炎を防ぐ事が出来たのは、 ガソリンが全くかかっていなかったバーニィシューズでバーストタックルを受け止めたからである事も事実。 バーニィシューズを犠牲にしなければ今頃は焼け死んでいただろう。 そして意図した事ではないが「足を痛めた」とクリフに誤解させ、大きなダメージも負う事無く戦闘を乗り切れた事も考慮すれば、 使い捨てのアイテムと割り切るなら相当な効力を発揮したと言える。 だが、バーニィシューズが無くなった今「支給品を手に入れる為に役場に向かう」という作戦は変更せざるを得ない。 到底一番乗りは不可能だろうし、他の参加者と出会ったら逃げ切れる保証も無い。 ならばどうするか。答えは既に決まっていた。 (バーニィシューズを壊した責任は取ってもらわねぇとな) 第112話← 戻る →第113話(中編) 前へ キャラ追跡表 次へ 第110話 クリフ 第113話(中編) 第110話 ボーマン 第113話(中編) 第103話 レザード 第113話(中編)