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言ったよね、杏子ちゃん。わたしは痛いのは嫌なんだって わたしが望む死っていうのは杏子ちゃんに抱きしめられてあんあんしながら昇天する事だよ/// 「どんだけ激しいのを想像してるんだよ///」 「でも仮にあたしがあんたのことをそういう風に愛したとして、あんたが死んじまったらあたし一人ぼっちじゃねーか・・・」 そしたらわたしが杏子ちゃんのスタンドになってずっと一緒にいてあげるよ! 「はは、そりゃいいや。でも、なんか頼りなさそうだし正直強くなさそうだなー」 失礼な!ノトーリアスB・I・Gみたいに永遠に杏子ちゃんの事を追いかけてあんあんしてあげるよ/// 「ホラーじゃねーか!」 じゃあ吉良吉影のお父さんみたいになって写真の中から杏子ちゃんの事を見守ってあげるよ 「でも写真じゃ触れ合えないじゃんかよ・・・」 杏子ちゃんったらそんなにわたしとあんあんしたいと思ってくれていたなんて/// 「バッ…///そんなんじゃねーよ!ばーか!!///」 ムキになって否定する杏子ちゃんもかあいいよ!お持ち帰りしたいくらいにね! でも、まぁ、安心してくれていいよ。今のところわたしは健康だしまだ死ぬつもりはないからね 「そうじゃないと困るってーの///」 ところでこのスレを見てよ。こいつをどう思う? 「なになに… 佐倉杏子はこの世界で一番大きなお肉可愛い101 だって」 うん、杏子ちゃんのスレももう101スレ目だよおめでとう!!おめっとさん!グワッグワッ! 「でも何かあたしが世界で一番大きなお肉って言われてる気がするなぁ」 杏子ちゃんのお肉かぁ…さぞかし美味しいんだろうなぁ…/// 「どういう意味だオイ」 ご想像にお任せするよ! 「あんた…まさかあたしを食うつもりなのか…」 うん、その通りだよ!さっそくいただきまーす♪ 汗の匂いと杏子ちゃんの匂いが混ざって甘い味がするよぉ… 「やっ…/// そんな汚いところペロペロすんなよぉ…///」 汚くなんてないよ、杏子ちゃんの首筋はとってもお上品な味がするもん/// 「ひゃあ!///んっ…あんっ…あっ…///やめろっ…よぉ…///」 ふぅ…美味しかった/// 次は足の指と指の間をエロペロするよ/// 杏子ちゃんの味と杏子ちゃんの恥ずかしそうな姿、両方見られて一石二鳥なのでした/// コメント 68 名前:†[sage] 投稿日:2012/07/28(土) 00 49 59.27 ID 3MFahHB30 [1/2] 7月28日、この夏のマイブームは寝てる杏子ちゃんの首筋に保冷剤くっつけて「ひゃんっ!」って鳴かせる事です 今日は「音楽の父」と称されるドイツの作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハの命日 このように呼ばれる事からも彼が西洋音楽史に与えた影響の大きさが伺えるね 彼の代表的な作品としては「マタイ受難曲」「トッカータとフーガニ短調」が挙げられるね 日本だとトッカータとフーガは「チャラリー♪鼻から牛乳~」のメロディで有名かもね 「それならテレビとかで聞いたことあるかもしれないなー」 詳しくは知らないけれど、それは発祥不明の替え歌みたいなものじゃなくて嘉門達夫さんって人が作った歌なんだって 題名は「鼻から牛乳」。そのままだね、杏子ちゃん 因みにトッカータっていうのは鍵盤楽器の為の技巧が凝らされている短い即興曲みたいなもので、 フーガは1声部の主題で始まり第2声部が応答、といった風に主題と応答が連続する楽曲形式の一つだったような… 「なんか曖昧だなー」 えへへ、ごめんね。そういえばフーガで思い出したけどバッハの作曲のなかに「小フーガト短調」ってのもあるの 日本の音楽グループ「ブリーフ トランクス」はこの小フーガに歌詞をつけて「小フーガハゲ短調」ってのを作ったんだよ 「ハゲ短調ってどんな曲なんだよ…」 今度、動画サイトで見せてあげるよ。ハゲの歌は一時期インターネット上のフラッシュで流行っていたんだよ! 保冷剤、最近ではわたしにとって最高の玩具だよ 不意にそれを杏子ちゃんの首筋に当てたり、服の中に入れたりすると杏子ちゃんが跳ねる でも、ムチムチのふとももとホットパンツの間にそれを差し込んだ時は流石に怒られた ごめんね、と反省の素振りを見せるわたし。別に「チッうっせーな反省してまーす(藁」とか余計な事は言わない また、わたしにも節制というものがあるから未だ下着の中にそれを突っ込んだりはしていない ただ杏子ちゃんが保冷剤に吃驚させられる姿は本当に可愛らしいもので癖になる だから、杏子ちゃんが止めろと言っても何度も何度も癖になってやってしまう あんまり機嫌の良さそうな顔はしてくれないが、杏子ちゃんももう諦めてしまったみたい でも、わたしもわたしで少しくらいは杏子ちゃんに対して悪いなーという気持ちが残っている だからわたしは杏子ちゃんに悪戯を仕掛ける時は必ずアイスなりお菓子なりを用意しておく さぁて、今日もこれから楽しい悪戯を杏子ちゃんに仕掛けるとしようかな 杏子ちゃんが椅子に腰をかけてつまらなそうに窓の外を眺めている わたしは杏子ちゃんの視線に入らないように気配を消して杏子ちゃんの後ろに回りこむ.com チェックメイト。わたしは杏子ちゃんの背中に保冷剤をピタッとほむっと引っ付ける しかし、それが、保冷剤が杏子ちゃんの背中に触れる事はなかった それどころか杏子ちゃんの着ているTシャツの中に手を入れる事すら能わなかった 何故なら杏子ちゃんの右手が保冷剤を持っているわたしの手ごと捕らえてしまっていたからだ 「そういつも上手く行くと思うなよ?」 杏子ちゃんがこちらに顔を振り向けて言い放った 表情は笑顔だけれど、わたしの手は放す事はなかった わたしを粉砕するかの如く力を入れている、というわけではなく寧ろこれといって力を入れているようにも見えない ただ、どんなにわたしが引き抜こうとしたってそれは叶わない 痛みを与えずに、しかし、獲物は逃がさない。魔法少女だからこそ出来る芸当とでも言っておこうか わたしが降参する素振りを見せると杏子ちゃんは不敵な笑みを浮かべわたしを見下ろした あれ・・・なんか今日の杏子ちゃん、いつもと雰囲気が違う・・・? 「ちょっとお仕置きが必要なようだね」 杏子ちゃんはニヤニヤしながらそう言うと何処からかアイスの実の箱を取り出した 「ワールドカップ?いや、オリンピックだったか?まぁ、どっちでもいいや この前サッカーで日本がスペインに勝ったらしいじゃん」 そうみたいだね…でも、それがどうかしたの? 「いや、せっかくだからあたしもあんたとサッカーをしてみたいなって思っただけだよ でも、普通のサッカーじゃ面白くないよな。だから、これをボールにして舌を使ってやるんだ」 杏子ちゃん…いったいどうしたの?何だか今日の杏子ちゃんえっちぃよ…/// 「はは、あたしがエロいだって?よくあんたが言えたもんだよ まぁ、そんなことはどうでもいいさ。さぁ、キックオフの時間だよ…」 そういうと杏子ちゃんはわたしをどんと押し倒して、冷たいアイスの実を口移しで渡してきたの…/// あはは、PK負けしちゃったよ/// コメント 98 名前:†[sage] 投稿日:2012/07/29(日) 00 15 44.42 ID W7uYhc7r0 [1/2] 7月29日、729年は長屋王の変が起きた年だよ! 今日はアドルフ・ヒトラーがナチス党党首に就任した日 正式には「国家社会主義ドイツ労働者党」、前身は1919年に設立された「ドイツ労働者党」だよ 党旗は赤地の上の白円の中に言わずと知れた黒のハーケンクロイツ(逆鉤十字) 日本の地図記号などで使われる卍と間違える人もいるけど、よく見れば全然違う事に気付くはずだよ 因みに逆鉤十字はナチスの象徴とされているから欧米ではタブー扱いされているんだよ 「タブーってやっちゃいけないこと、って意味だっけ」 だいたい合ってると思うよ。日本語ではよく「禁忌」なんて訳される事が多いね 「じゃあ『鶴の恩返し』とか『浦島太郎』は禁忌を破った物語ってことか? なんか昔話程度で大袈裟な感じもするけどさ」 それが実はそうでもないんだよ杏子ちゃん。 民俗学では昔話が研究の題材になる事もあるらしいからね それに『鶴の恩返し』や『浦島太郎』とかは「見るなのタブー」の物語の典型とも言えるしね 「見るなのタブーって何だ?」 その名の通りだよ。世界各地の神話や民話に見られるパターンだね ある物事に対して「見るな」とタブーが課せられたのに、それを見てしまった為に悲劇が訪れる、ってタイプだよ ギリシア神話では「パンドラの箱」、日本神話では黄泉の国でのイザナミとイザナキの離婚の話が有名かな 「『パンドラの箱』の話なら知ってるぞ。 でも、「やるな」って言われると何故か無性にやりたくなっちまうよな」 そういう禁止されると、かえって余計にやりたくなっちゃう心理を「カリギュラ効果」って言うらしいよ 「へぇ~。でも、こうやって話してみるとあたしってけっこう禁忌破りしてるなぁ…」 というと? 「今だから言うけどこの前あんたが食うなって言ってたプリン食っちまった」 「あとエアコンの設定や風量温度変えたり、勝手にタイマー延長させたりしたこともあるぞ」 随分可愛いレベルのタブーだね。でも多少禁忌を破ったって平気だと思うよ。 蛇に唆されたからとは言え、アダムとイヴは神様の「食べるな」のタブーを犯しているんだから 「失楽園の話だな。でも、寧ろアダム達がタブーを犯したからあたし達人間もタブーを犯すことがあるんじゃないか?」 宗教には詳しくないけど言われてみればそんな気がするような…。流石杏子ちゃん!深い事を言うね! タブーで思い出したけど世の中には「食のタブー」ってのがあるんだよ 「げっ…食生活にまであれこれと口出しされるのかよ…」 と言っても大抵はその環境に於いて常識とされている事の筈だよ 「ん?どういう事だ?」 例えば日本じゃそんなに口煩くあれこれと言われていないけど、多くのヒンドゥー教徒の人は牛を食べないんだよ それにユダヤ教徒の人は親子丼は食べられないの。これは宗教上の理由からだね 「ヒンドゥー教とかユダヤ教の話をされてもあんまり身近じゃないから実感湧かないなー」 うーん…身近な例の方がいいかもね じゃあ、杏子ちゃんに質問するね?人間を殺して、その肉を食べる事はイケない事だと思う? 「当たり前だろ」 でも人間は牛や豚や鳥や魚などといった他の動物は殺して食べるよね?同じ命なのにだよ? 「うっ…。法律的に人殺しは犯罪だからか?いや、なんかしっくりこないな…。 でも、犯罪にならないからってしてもいいってことにはならないよな。うーん…」 じゃあなんで犯罪にならないからってしてもいいってことにはならないの? 「道徳的に、倫理的にか?ごめん、上手く答えられねーや」 だよね。わたしもそうだよ。でも、こういうのがタブーってものなんだよ 夜のあんあんタイム。わたしは今日も甘い背徳感を味わう こんなに小柄で無垢で天使のような杏子ちゃんをこんな風に滅茶苦茶にするのはちょっと気が引ける そう、所謂タブーだろう。でも、タブーを犯す時こそ、背徳の波がわたしの心に押し寄せるのだ もっと杏子ちゃんに可愛らしい声で鳴いてほしい、もっと可愛らしい顔を見せてほしい そんなわたしの汚れた慾望を知ってか知らずか、杏子ちゃんはずっとわたしの身体を抱きしめていてくれる 杏子ちゃんの天使のような可愛さと背徳の蜜が今夜もわたしを満たしてくれた コメント 140 名前:†[sage] 投稿日:2012/07/30(月) 00 51 38.52 ID xAFLlWsB0 [1/3] 7月30日、7月ももう終わりだね・・・ 今日は歴史的に見て色々あった日だよ杏子ちゃん 1570年には織田信長・徳川家康連合軍が姉川の戦いで浅井長政・朝倉義景連合軍を破り、 1837年には渡辺崋山や高野長英らに批判されたモリソン号事件が起こり、 1912年には明治天皇が崩御されて、それに伴い大正天皇が践祚されたんだよ また、今日は政治家の東條英機やフォード・モーター創設者ヘンリー・フォードの誕生日でもあるよ ついでにわたしの誕生日でもあるんだよ、今日は!盛大に呪って! 「おめでとう!それにしても初めて知ったぞ」 嘘ぴょん♪ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「」 ところでなんで誕生日を祝うって風習があるんだろうね? 「命が産まれるってのは祝うだけの価値がある素晴らしい日ってことなんじゃねーの?」 流石杏子ちゃん、教会の娘さんだけあって素敵な事を言うんだね/// あぁ、はやく杏子ちゃんの誕生日を祝ってあげたいな! 「そりゃ嬉しいな/// でも、あんたにあたしの誕生日なんか教えたことあったか?」 だから、今教えてほしいなって/// 「その時が来たら教えてやるよ」 ちぇっ… でも、杏子ちゃんの誕生日ってなんか冬っぽい感じがするなぁ 「根拠は何だい?」 統計だよ! 「いやその理屈はおかしい」 杏子ちゃんはわたしの予想通りにツッコミを入れてくれるから嬉しいよ! ガサゴソガサゴソと杏子ちゃんがわたしの部屋の引き出しを漁っている 何をしているのかと聞いてみたところトランプを探しているらしい 何故か無性にトランプがやりたくなったそうなのだとか わたしもそういう気が湧き起こる事はあるので杏子ちゃんの気持ちはよく分かるよ でも杏子ちゃんが引き出しから引っ張りだしたものはわたしの予想したものとは別のものだった デリバリーのピザが入っているような形の平たい箱、杏子ちゃんがそれを床に置くとガチャという音が聞こえたの 「なんだこれ・・・?ちょっと開けてみてもいいか?」 わたしがいいよ、と答えると杏子ちゃんは興味津々といった感じでそれを開けた 黒と白とのチェック柄のプラスチック製の板に、色々な形を象った駒 そう、箱の中に入っていたものはチェス盤とチェスの駒だった 「チェスかー。懐かしいなー」 杏子ちゃんチェスやった事あるの?意外だなぁー 「そうか?信じられないかもしんねーけどこれでもあたし、けっこう強いんだぞ?」 すごいね杏子ちゃん! わたしはあんまりチェスは得意じゃないなぁ…オセロは得意だけど リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「」ピコーン(何か閃いた音) 「じゃあワンゲームやろうぜ!負けた方は一日だけ勝った方の言うことを聞くってルールで!」 杏子ちゃん聞いてた?わたしはチェスは苦手なんだってb 「あんたともあろう奴がしっぽをまいて逃げるのかい?」 ムッ…何処かのドラゴン使いみたいな挑発をしてくれるね、杏子ちゃん… いいよ、受けてあげるよ杏子ちゃんの勝負を! あのね、杏子ちゃん。実を言うとわたしはチェスの駒の動きを全て完全に把握してたってわけじゃないの ほらナイトとか意味わからないし何あの動き初心者にはちょっと辛いよねだから今のはなしってことにしy 「言い訳は見苦しいぞ?ほら、いつぞやのお返ししてやるから覚悟しろよ///」 やだぁ///杏子ちゃんのルークがわたしのポーンの壁を強引に突き破って無茶苦茶にされちゃうよぉ/// あん///ついにわたしの駒が半分以下になっちゃったよぉ///はやくチェックメイトしてよ!/// 「だぁめ///そういえばあんた知ってるか?歩兵ってのはな、相手側の最終列に到達すると昇格させられんだ クイーン、ビショップ、ナイト、ルークのどれかにな…。なぁ、あんたはどの駒でいじめられたい?///」 ナイトで滅茶苦茶にされたいな///でも、杏子ちゃんのルークで激しくされるのも捨てがたいし… いや、神聖なビショップに浄化されるのや圧倒的なクイーンに跪かされるのも捨てがたいよぉ…/// 「ったく…注文の多いやつだな…。そろそろチェックメイトさせてもらうよ!///」 たまには杏子ちゃんに攻められるのも悪くないものかもしれないね/// コメント 190 名前:†[sage] 投稿日:2012/07/31(火) 00 37 39.73 ID AxzrDBHy0 [1/2] 7月31日、杏子ちゃんに真空跳び膝蹴りからの空中でのフランケン・シュタイナーをかけられたい 今日は民俗学者の柳田國男の誕生日でイグナチオ・デ・ロヨラの命日だよ 杏子ちゃんならロヨラは聞いたことあるんじゃないかな? 「いや、全く記憶にないぞ」 Oh... ロヨラはイエズス会の創設者の一人なんだよ 「一人だって?じゃあ創設者は他にもいるっていうのか?」 うん、7人いるらしいよ。その中には日本でも有名なフランシスコ・ザビエルも入っているんだって 「ザビエルって1543年に鹿児島に来た宣教師だよな?」 1543年はポルトガル人によって種子島に鉄砲が伝わった年だよ ザビエルが鹿児島に上陸してキリスト教を布教し始めたのは1549年、惜しかったね 「ありゃりゃ、勘違いしてたみたいだよ///」 誰にでも間違いはあるから気にしないでいいと思うよ杏子ちゃん! そういえばイエズス会で思い出したけど上智大学はイエズス会系の大学なんだよ 因みに立教大学は日本聖公会系、青山学院大学はプロテスタント・メソジスト派の大学だった気がするよ 青山のスクール・モットーは「地の塩、世の光」、これは新約聖書の言葉だね 「大学かぁ… 面白いのかな?」 学問が好きならパラダイスみたいなところだろうね! でも人間関係の構築に失敗しちゃうと、おトイレでお弁当を食べるハメになっちゃうらしいの… 「はぁ!?トイレなんて臭い所で食ったら美味いもんも不味くなっちまうじゃねーか!」 だよね…わたしもそうはなりたくないものだよ… 「何言ってんだ?いつもあたしと一緒に食ってるんだから、そんなことになるわけねーじゃん」 杏子ちゃん/// 「わっ!何いきなり抱きついてるんだよ!///」 テレビを付けてもオリンピックリンピックオリンピックオリンピック… タイムリーな話題だから仕方がないとは言え少し飽きてしまった とは言っても普段からよくテレビを観ているというわけではないので別に問題はないのだけれど。 それにしても暇で退屈で徒然なる気持ちだよ 杏子ちゃんもそれは同じだったようでつまらなそうにソファで伸びていた 「最近は使い魔すら出てこねー。なんかだかとっても退屈だよ」 やっぱりある程度戦闘で身体を動かしていないと鈍りそうになったりするのかな 「確かにけっこー鈍っちまってるかもな。それでも使い魔なんかにやられるつもりはないけどさー」 ところで話の腰を折っちゃって悪いけど、最近使い魔すら出ていないって事は変身もしていないって事だよね? 「言われてみればそうだな。なんだ?あたしに変身しろって言うのかい?」 大した魔法少女だね。そこに気付くとはやはりベテランか 「あんたは忍者か。そんなことより、魔法少女姿に変身したら何かくれるか?」wktk そうだね、じゃあ今日一日魔法少女姿で過ごしてくれたら高級べぇなお寿司屋さんに連れて行ってあげるよ 「オッケーだ。そんくらいで高級寿司か食えるなら願ったり叶ったりだよ」 あれ?恥ずかしがったりしないの杏子ちゃん 「そういえばそうだなー。なんつーか慣れちまったよ」 『どいつもこいつもトキトキトキ!』 杏子ちゃんはソファに座りながらレンタルビデオショップで借りたDVDを観ている それにしても杏子ちゃんの魔法少女のコスチュームってなんでこう、アレなんだろう/// 杏子ちゃんが脚を動かす旅に太ももがチラチラして気になってしまう そういえば杏子ちゃんのこの魔法少女コスの下はどうなっているのだろう? 穿いているのだろうか?それとも穿いていないのだろうか? どちらにせよ、杏子ちゃんのこの魔法少女服を捲らない限り両方の世界がありえる事になる 純白な下着を穿いている子供な杏子ちゃんとノーパンノーブラ主義のちょっとオトナな杏子ちゃんが 捲らなければ妄想の空域は無限だ。でも、わたしは妄想なんかじゃなくて真実を知りたいの アリストテレスも言っていた。「全ての人間は生まれながらにして知る事を欲する」と そう、わたしは哲学者なの。わたしは旅人なの 目の前に自分が知り得る真理が存在するというのにどうしてそれを見逃すというのか そのような知的好奇心からわたしは杏子ちゃんの裾をたくし上げ、ティロっと真理を ビリビリバサッ そんな!?杏子ちゃんが穿いt「何しやがるテメー!!///この野郎…フザけやがって…!///」 杏子ちゃんが恥ずかしそうにマジギレしちゃった。でも、そんな杏子ちゃんも可愛いよ/// わたしは杏子ちゃんの木人形にされちゃったのでした/// コメント 245 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/01(水) 00 53 56.26 ID 9n8YWVI70 [1/2] 8月1日、ついに7月まで円環の理に導かれてしまったよ 今日は武将細川政元が永正の錯乱で家臣に暗殺された日だよ 細川政元はあまり有名じゃないかもしれないけれど、とんでもない事をした人物なんだよ なんと彼は室町幕府10代将軍足利義材が留守中の間に彼を勝手に廃し、義澄を11代として擁立したの 細川氏は三管領だったから巨大な権力を持っていた事には違いないけど、流石にやりすぎ感が否めないよね 因みに勝手に将軍職を廃されてしまった義材だけれど、後に義稙と改名し再び将軍職に戻る事が出来たんだよ つまり、足利義材(義稙)の将軍在職期間は2つの時期に分かれているって事になるね その為に足利将軍家は偶に15代16人と見做される事もあるとか。普通は15代15人って扱いらしいけどね 代と人数が違うってので女性天皇の事を思い出したけど、日本では過去に8人10代の女性天皇が存在したの ところで杏子ちゃん、女性天皇の名前って言ったら何人挙げられる? 「推古天皇しか知らないなー。聖徳太子を摂政とかいうのにした人だろ?」 うん、正確には推古朝の当時は「摂政」なんて役職はなかったらしいけど合ってるよ! あ、さっきの答えを言うと女性天皇は推古・皇極・斉明・持統・元明・元正・孝謙・称徳・明正・後桜町の10代だよ そのうち斉明天皇は皇極天皇が、称徳天皇は孝謙天皇が重祚したものなの 「重祚って何だ?」 一度退位した君主が再び即位する事だよ 「そうなのか。それにしても人数と代が違うなんてけっこう面倒臭いな」 日本史で受験するんなら多分暗記は必須だよ!いい得点源だよ! リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「あたしは受験なんてしないぞ?」 ですよねー 山奥の川にて━━ 杏子ちゃんって泳げなかったんだね… 「うっせー///そんな目であたしを見るな!///」 でも、そんな泳げない杏子ちゃんも素敵だよ 完璧超人の杏子ちゃんも好きだけどカナヅチ杏子ちゃんも大好きだよ! だけど無理に泳げるようになるつもりはないと思うの だってこうやって一緒に浮き輪ボートで遊べるだけで楽しいしね/// それに杏子ちゃんが泳げてもわたしがそれについていける自信がないよ… 「言われてみればそうかもな。 別に泳げないと困るってわけじゃないしなー」 でしょ?別に水中で魔女と戦う機会なんてないよね? 「確かに水中に魔女がいるなんて聞いたことないなー それにそんなのがいたとしても他のヤツ(魔法少女)に譲るよ」 「そろそろ腹減ってきたな」 川から上がってバーベキューでもする?食糧の用意はしてあるよ 「じゃあそうしようぜ!あたし、もう腹ペコペコだよ!早く降りようぜ!」 ちょっと杏子ちゃん…そんなに…揺らしたら…バシャーン あーあ…浮き輪ボートが転覆しちゃったよ… 「いやー、悪い悪い。でもここがそんなに深くなくてよかったよ」 返って浅過ぎるのも危ないと思うけどね 「浅すぎたら身体ぶつけたりして怪我しちまうかもs…!?」 「…。」ペタペタ どうしたの杏子ちゃん? 「///」 なに?おしっこでもチビっちゃったの? 「そんなんじゃねーよ/// いや、そっちの方がまだマシだったかもしれない…」 変な杏子ちゃん、そろそろ上がるよ! 「待て!頼むからあたしから離れないでくれ!」ムニュッ 可愛い杏子ちゃん///ん?何か柔らかい感触が…まさか…!? 「水着流されちまった…」 あちゃー…。だからスク水にしておいた方がいいって言ったのに 「悔しいけどほんとあんたの言う通りにしておけばよかったよ…」 でも、これは嬉しい誤算だよ/// だってこんな開放感のある場所で開放感ある姿の杏子ちゃんとあんあんできるんだから/// 「おい…マジでやめろって…こんなとこでやったら誰かに見つか…んっ…あんっ…///」 わたしと杏子ちゃんの愛の結晶も川に混じって流れて行ったの/// 生命の営みと愛って素晴らしいね/// コメント 282 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/02(木) 00 45 24.90 ID ot+KvH1V0 [1/2] 8月2日、ヤツが現れたよ杏子ちゃん…! 今日は大日本帝国陸軍軍人牟田口廉也の命日 大東亜戦争に於けるインパール作戦の指揮を執った事で有名だよね 牟田口はよく愚将の代名詞として名が挙がるけど、敵前逃亡や部下への暴力も行ったらしいの。酷いね そういえば彼はジンギスカンハウスって中華料理店を作ったらしいけど、ジンギスカンってどんな味がするの? 「いや、あたしに振られても食ったことないから分からねーよ」 意外だね~、杏子ちゃんなら色々なお肉とか食べてると思ったけど 「あたしは牛と豚と鶏肉くらいしか食ったことないぞ」 じゃあ兎とか羊とか馬とかは食べたことないんだね。わたしも同じだけど 「そういう肉とかにも少しくらいは興味はあるんだけど何故か気が進まないんだよな 変に期待して食ってみてやっぱり不味かったでした、なんて食い物にも失礼だしな でもあんたのお墨付きのもんだったらあたしは何でも食えると思うよ」(チラッ ごめんね、杏子ちゃん。わたしも食べ物に関しては冒険するタイプじゃないの 「じゃあこれからは一緒に色んなもんを食っていこうぜ///」 うん、でも杏子ちゃんより美味しいものなんてないと思うけどね/// 「あたしは食い物じゃねーし!///」 死にたい・・・ 「いったいどうしたんだ?」 あそこを見てご覧よ杏子ちゃん 「ん?おっ、今年初めてのセミだ!声はこの前から聞いてるけど、姿は見なかったんだよなー」 杏子ちゃんはそのグロテスクな姿を見ても平気なの? 「そんなに言うほどグロいか?」 わたしにとっては全ての虫はグロに分類されるよ・・・ そんなことより早くアレ追っ払ってよ杏子ちゃん!勝手に人様の家の網戸にひっつく賊を! 「そんなに邪険にしなくてもいいんj ミ゛イイイイイイイイイイイイイイイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ー ああっ!ついに鳴き始めちゃったよ杏子ちゃん! 「窓閉めてるってのに凄い五月蠅い声で鳴くよな、セミって」 お願い早く追っ払って!鼓膜千切れて死にそう… 「ったく大袈裟だなー。こんなの窓をバンバン叩いてやればビックリして逃げていくだろ」バンバンバンバンバン ミ゛イイイイイイイイイ゛イイ゛イイイ゛イインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ーミ゛イイイイイイイイイイイイイイイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ ーミ゛イイイイイイイ゛イイイ゛イイイ゛イイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ーミ゛イイイイイイイイイイイイイイイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ー リノ(! ゚ ヮ゚ノリミつ「しぶといなー」 バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン ミ゛イイイイイイイイイ゛イイ゛イイイ゛イインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ーミ゛グイイイイイイイイイイイイイイイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミーーー リノ(! ゚ ヮ゚ノリミつ「・・・。」ババンハバンバンバ゙ンバンバンバンバンバンバンバンバン リノ(! ♯゚ ヮ゚ノリミつ「」ドンドンドンドンドンドンドンバンバンバンバンドスドスドスドスズドドドドドドドドテーレッテー ミ゛イイイイイイイイイ゛イイ゛イイイ゛イインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ーミ゛イイイイィイイイィイイイィイイイイティロイインミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミ゛ンミンン 杏子ちゃん…窓壊れちゃうよ… リノ(! ♯゚ ヮ゚ノリ「ちょっと待ってろ。ゴキジェット持ってくる」タッタッタ… ミ゛イイイイイイイイイ゛イイ゛イイイ゛イイン……w バタバタバタバタ… あっ…逃げちゃった… リノ(! ゚ ヮ゚ノリミつ口「 「これであんたもティロ・フィナーレだよ! ってあれ?」 今さっき逃げて行ったよ 「まじかよ…」ヘタッ 「あたしセミ嫌い それに手ェヒリヒリして痛いし…」 わたしの膝に顔を埋める杏子ちゃん 相当逃げられた(仕留め損なった)のが悔しいのか、なんかとても可愛い顔をしている 「もうあたしテッカニンとかヌケニンとか絶対使わないよ。あんたも使うなよ?」 それはちょっと・・・と反論したいところだったけど、杏子ちゃんはわたしの為に戦ってくれたんだ 杏子ちゃんはわたしの為に手が赤くなるまで窓を殴打してくれていたんだ。だからそんなこと言えない 「なぁ、ちょっと慰めてくれねーか…///」 !久しぶりに杏子ちゃんから誘ってくれた!///わたし頑張っちゃうよ!/// やっぱり杏子ちゃんの鳴き声が一番だよね/// コメント 321 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/03(金) 00 33 49.53 ID GMgqxW0t0 [1/3] 8月3日、闇のゲームで鉄の騎士ギア・フリードを召還した途端意識を失って杏子ちゃんに駆け寄られたい 今日は漫画家の蒼樹うめさんや『DEATH NOTE』に登場するキャラ奈南川零司の誕生日だよ! 「うめてんてーは『ひだまりスケッチ』の人だな、おめでとう! でも奈南川って誰だよ?『DEATH NOTE』は一通り読んだけどそんな奴記憶にないぞ」 ちょっとイケメンっぽいオーラを纏った30歳独身のヨツバグループ第一営業部部長だよ! 「どういうことだオイ…脇役中の脇役じゃねーか…!」 奈南川は脇役の中ではけっこう目立っていたと思うよ!シブタクには敵わないけどね! 「あいつは出オチだろ…。 奈南川ってオールバックにする前の愛染みたいなヤツか?」 あれは三堂芯吾だよ!なんだかんだ言って杏子ちゃんけっこう覚えているじゃない 「へへへ…///」 すぐ照れちゃう杏子ちゃん可愛い!ちゅっちゅしたいよぉ…/// 「昨日新しいドラクエが発売したみたいだな」 そういえば昨日だっけ?うちにはWiiがないから気付かなかったよ 確か今回のドラクエⅩはドラクエシリーズ初のオンラインゲームらしいね ひょっとして杏子ちゃん欲しいななんて思ってる? 「正直言うと欲しい…/// でも我侭なんか言わないから安心しなよ それにこうやって昔のドラクエをプレイしてみるのも乙なもんだよ ほら、『ドラゴンクエストモンスターズ2』面白いぞ!」ピコピコ 杏子ちゃん…それ、GBCだよね? 「なっ!GBCだからって馬鹿にすんなよ!面白いもんはどんなに古くたって面白いんだぞ!」 うん、それには同意するよ杏子ちゃん。それにわたしもたまにGBCでドラクエとかFFとかやることがあるからね! 「へー、あんたもこんな古いゲーム機使う事があるんだ」 杏子ちゃんに言われたくないよ/// 「へへ、ごめんな/// それであんたはいったいGBで何のソフトをやってるんだ?」 ドラクエ3だよ!ロトシリーズ3部作の完結編だよ! 「あれ?ドラクエ3ってFCとかSFCとかじゃなかったっけ?」 残念ながらGBC以外のは本体が壊れちゃったからね…。でもGBC版にもいいところはあるんだよ! 「モンスターメダルだっけ?グランドラゴーンだっけ?あれはちょっど酷いよな…」 やめてよ杏子ちゃん!キメラバグ面白いもん! 「あれテキトーにやったら戦士がMP0のまま賢者になってギガデインとか覚えたぞ」 バグ技だからそういう副作用は仕方ないよね… 「でも、ああいう狂ったようなのもバグの面白さの醍醐味なんじゃねーの? ほら、ポケモンでもアネ゙デパミ゙ とかィ?ゃゾ┛a とかあったじゃん」 だよね!でも、最初の方で力の種を大量増殖させてドーピングプレイはチートだと思うの 「ちゃんとプレイしたい時は無粋だけど、そういうおふざけプレイならいいんじゃないか? ほら、冒険の書も3つもあるんだし一つくらい変なのがあってもいいと思うよ」 「ところでオンラインゲームってどういう感じなんだ?」 世界中の自分以外のプレイヤーと一緒に同じゲームを同時にプレイする事が出来るらしいよ モンスターハンターで言うと他のプレイヤーと一緒に同じクエストを受けられるって感じかな 「面白そうじゃん!あたしもやってみたいなー!」 やめた方がいいと思うな…、特に杏子ちゃんみたいに純心無垢且つ負けず嫌いな娘には… 「なんでさ?」 こういう言葉があるの、「FFは遊びじゃない」っていう言葉が。ここでいうFFはネトゲのFFだよ 「えっ?だってFFってゲームだろ?楽しく遊ぶのがゲームじゃんか」 ところがどっこい、一部の魔jじゃなくて猛者にとってはゲームが現実でリアルが仮想なの ゲームにどっぷり漬かり過ぎちゃって娯楽としてのゲームと、現に自分の生きる現実が入れ替わっちゃったんだろうね 杏子ちゃんはそんなになるまでやらないと思うけど、それでもわたしは杏子ちゃんを危険に晒したくないの 「あんた…///」 それにもし杏子ちゃんがずっとゲームばかりやってたら、わたしは寂しさの余りに死んじゃうよ/// 「結局それかよ/// でも、寂しがってる恋人を放っておくわけにはいかないもんな///」 夜のあんあんロードで杏子ちゃんは必ず連続13回行動なの わたしを傷つける攻撃は全くせずに、マヌーサやぱふぱふでわたしをいじめるの わたしも負けじとルカニで杏子ちゃんをひん剥いてみるけど全然恥ずかしがってくれないの こうやって杏子ちゃんはわたしが疲れきってしまうまで攻め続けてくるの/// コメント 369 名前:†[sage] 投稿日:2012/08/04(土) 00 50 31.49 ID AExFHYSd0 [1/2] 8月4日、杏子ちゃんはお箸の使い方が上手いの! 今日は童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの命日 「暴力を振るって良い相手は悪魔共と異教徒共だけ、の人か?」 イスカリオテの神父様は関係ないよ杏子ちゃん! ほら、杏子ちゃんもアンデルセン童話とか聞いた事あるよね? 「聞いたことはあるね、どんなのかはよく知らねーけど」 『人魚姫』や『醜いアヒルの子、『マッチ売りの少女』や『赤い靴』とかがアンデルセン童話だよ! 「あー、そのあたりならあたしでも読んだことあるぞ あと、どうでもいいけど「赤い靴」って悪魔族の雑魚カードあったよな」 それは「赤い靴」じゃなくて「朱い靴」だと思うよ。因みに「紅い靴」でもないよ 因みにアンデルセンの『赤い靴』とは関係ないんだけど「赤い靴」って童話もあるんだよ 赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった~ってやつなんだけど 「初めて聴いたよそんな歌 でも、なんかちょっと暗いなー」 だよねー。だから、わたしは今とっても明るくて幸せな「赤い靴」が欲しいなって思ってるの 「赤い靴?靴屋にでも行くのか?あたしもついてくよ」 ううん、その必要はないの。杏子ちゃんがそれをわたしにくれたらそれだけでわたしは幸せなんだけどなー 「あたしが持ってる赤い靴…? まさか、魔法少女姿のブーツか?」 Exactly(その通りでございます) 「悪いがやるつもりはねーぞ。 一応、聞いておくがあたしの靴を何に使う気だったんだ?」 うーん、それにしても暑いね杏子ちゃん!パタパタ リノ(!; ゚ ヮ゚ノ「(話逸らしたなこいつ・・・)」 杏子ちゃん、メロンソーダ飲む? リノ(! ゚ ヮ゚ノリノ 「飲む!(まぁ、いっか)」 風の止んだ灼熱の空の下、わたしと杏子ちゃんは行く わたし達の目的はただ一つ。デパートで食料品を調達する事だ 最近は暑い日が連日続いていたので買い物に行くのをサボってしまっていた為に冷蔵庫は殆ど空 杏子ちゃんの胃袋を甘く見ていると三日間で冷蔵庫の中身が尽きる だから、こんな炎天下の中に大汗をかいて行くハメになってしまった あと、今日の買い物には杏子ちゃんは別に付いて来なくてもよかったのだけれども、 杏子ちゃんは「どうしても行く」といって聞かないから少々困ってしまった 正直に言うと寧ろ杏子ちゃんにはクーラーのきいた家で涼んでもらっていた方が嬉しかった 何故ならばこのような苦しい思いを杏子ちゃんにはさせたくなかったのだ それに杏子ちゃんはよく動く子だから、熱中症にでもなって倒れてしまったら困る その旨を杏子ちゃんに伝えたのだけれども「魔法少女だから平気」と一蹴されてしまった それどころか「あんたが途中で倒れたら誰があんたの面倒を見るんだよ!」と追撃 ガサツなところは多いけれど、やっぱり杏子ちゃんは面倒見のいい優しい娘のようだ 買い物も終え、わたしと杏子ちゃんはデパートの地下階でティータイム 因みに日本語のデパートというのはデパートメント・ストア(department store)の略 departmentにお店という意味は含まれていないとか何とか…別にどうでもいいね 「それにしてもちょっとガッカリしたなー」と杏子ちゃんが手をパタパタさせて言う いったいどういう事なの? 「だってクーラーがガンガンに効いてないじゃんか~!去年もそうだったけどさ やっぱり家の外では家では出来ないくらいにガンガンに冷やしてほしいだよ」 そんなことしたら冷えてお腹壊しちゃうよ…。それに電気代とかも上がってるみたいだし無理じゃないかな? 「現実的に考えるとそうかもしんねーけどさ、 あたしの中では「馬鹿みたいに効いた冷房」ってのも夏の風物詩の一つだったんだよなー」 冷房の効きすぎは好きじゃないけど、杏子ちゃんの言いたい事はなんとなくわかるよ! 「だろ?あたしはあの外と店の中の大きな温度の差が好きだったんだ、確かに身体には悪いかもしれねーけどさ はぁ…。それにしてもこうやって色々と変わっていっちまうものかなぁ、人生って」 いきなり重い事を言うね、杏子ちゃん… でも、確かに全てはそうやって移り変わっていくんだろうね… それでも、わたしと杏子ちゃんの愛の形は変わる事はないけどね…/// 「当たり前じゃんか///」 街を焼き尽くす夕暮れの空、わたしは杏子ちゃんの手をぎゅっと握って岐路に着く お互いの手はかなり汗ばんでいたけれど、それでもちっとも不快な気分になる事はなかった 寧ろ、お互いの手の汗を肌に感じる事で安心感を覚えるくらいのものであった コメント 【次】
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澪「前から律だけかなりもらってるぞ?」 律「あ・・うん」 唯「・・」 紬「・・」 澪「いい加減にしろよ!」 律「あ~、ごめんごめん」 澪「もしかして売れてきたからって調子づいてんの?」 律「ち、違うってば!」 澪「あんただけの力で売れたの?違うでしょ?」 律「違うよ!」 澪「だったらこのギャラの差はなんなの?」 律「そ、それは・・」 紬「澪ちゃん落ち着いて」 澪「ムギはいいの?」 紬「わたしは・・・」 澪「唯はいいの?」 唯「う~ん・・」 澪「私はもうやだよこんなの」 澪「あさってのライブわたし出ない。」 律「お、おい澪!」 唯「澪ちゃん!それはマズイよ!」 紬「そうですよ澪ちゃん・・初の武道館ライブですよ!」 律「そ、そうだよ澪・・ごめんな私がわるかった・・」 澪「もういいよ。わたしソロやる。」 澪「稼ぎまくってあんたを見返してやる!」 バタッ! 紬「澪ちゃん!」 翌日の朝刊・・ 放課後ティータイム無期限活動中止!! 明日の武道館ライブは延期となった 「おいマジかよ~」 「楽しみにしてたのに~」 一ヵ月後 ○ステ出演 タモリ「MIOで~す」 きゃ~!! 澪「///こ、こんばんわ~」 タモリ「いや~ビックリしたね~、活動中止だって?」 澪「そうなんですよ~いろいろありましてね~」 タモリ「大変だよね~バンドも」 澪「そうですね~」 タモリ「昨日CD発売したんでって?」 澪「そ、そうなんです~」 タモリ「緊張してるw?」 澪「ちょ、ちょと・・///」 澪「え~昨日発売したのでよろしくお願いしま~す」 タモリ「じゃあスタンバイよろしく」 澪「はい!」 きゃ~! みお~! パチパチパチ 律「澪ソロデビューしたのか・・」 ピッ 律「はやいけどもう寝よ」 律「澪・・・わかってくれ・・」 翌日 病院 澪「失礼しま~す」 さわ子「あら澪ちゃんお久しぶり・・」 澪「すみませんなかなかお見舞いこれなくて・・」 澪「ちょっとソロの準備が忙しくて」 さわ子「いいのよ。活動休止しちゃったのよね・・」 澪「ええ・・・でも先生体調はどうなんですか?」 さわ子「もう入院して2年経つけど最近は調子がいいわ」 澪「よかった・・・」 さわ子「ありがとね。あ!昨日テレビみたわ」 澪「え!!////」 さわ子「うふふ、とってもよかったわ」 澪「あ、ありがとうございます!//」 さわ子「がんばってね!」 澪「はい!」 さわ子「あ、それでね昨日・・・・・・・」 一時間後 澪「あはははは」 さわ子「うふふ」 澪「あ、もうこんな時間。私帰りますね」 さわ子「そう・・今日はありがとうね。」 澪「はい。先生が元気で安心しました」 澪「それじゃ失礼します」 さわ子「・・・・澪ちゃん!!」 澪「え?」 さわ子「あの・・・みんなと仲良くしてね・・?」 澪「・・・はい・・(律なんか・・・・)」 ガラ 律「!!!!!!!!!!」 澪「!」 律「あ・・・澪・・お見舞い来てたのか・・?」 澪「・・・・・うん・・・」 律「そ、そうか・・・」 律「・・・・あ、あのさ澪ちょっと話があ・・」 パタパタ 律「ま、待って澪!」 律「・・・・澪ごめん・・・」 … 律「し、失礼します」 さわ子「あらりっちゃん」 律「・・・・・」 律「さ、さわちゃん元気かあ!!!」 さわ子「ええ、大分よくなったわ」 律「よかったなあ!」 さわ子「りっちゃんのおかげよ・・」 律「んなことないってえ!!!」 さわ子「あのねりっちゃん・・ごめんね。」 さわ子「わたしのせ・・」 律「な、なに言ってんの~!!」 さわ子「りっちゃん・・」 律「あ、もう帰るね!また来るよさわちゃん!」 律「またね!」 バタ さわ子「りっちゃん無理してた・・」 さわ子(・・・・・) ブーブー 唯「あ、ムギちゃんからメールだ」 こんばんわ。りっちゃんが心配です。 わたしも辛くなってきました・・ 昨日電話したら辛そうでした・・。 唯ちゃんは今どういう気持ちですか? 唯「う・・わたしお菓子ばっか食べてた・・」 唯「メールめんどくさいし電話してみよ」 プルルル 紬「はいもしもし」 唯「あ、ムギちゃん!?」 紬「唯ちゃん。メール見てくれた?」 唯「うん。りっちゃん大丈夫だった?」 紬「元気ないわ・・」 唯「そうなんだ・・・」 紬「・・・わたしもう限界だわ・・」 紬「わたしもう澪ちゃんに言っちゃいそう・・」 唯「で、でもりっちゃんに口止めされてるし・・」 紬「でも辛いわ・・・」 唯「・・・やっぱり駄目だよ!」 紬「・・・・」 唯「もう少しがんばろう?」 紬「はい・・・」 ピンポーン 憂「は~い」 澪「こ、こんばんわ・・唯いる?」 憂「澪さん!おねえちゃんいますよ」 憂「ちょっと呼んできますね」 澪「ありがとう」 唯「じゃあねムギちゃん・・」 ピッ 唯「はあ・・りっちゃん大丈夫かな・・」 ガチャ 憂「おねえちゃん、澪さんが来たよ!」 唯「へ!?」 憂「上がってもらうね」 唯「う、うん」 憂「じゃあ澪さんどうぞ」 澪「お邪魔します・・」 唯「み、澪ちゃん久しぶり!」 澪「お、おう・・」 唯「どうしたのいきなり・・?」 澪「あのさ、ソロの曲のことなんだけどさ」 澪「サビのフレーズが思い浮かばないんだ・・」 澪「それで唯にちょっとアドバイスもらいたくて・・」 唯「いいよ!一緒にやろ!」 3時間後・・ 澪「完璧だ!唯!これだよこれ!」 唯「えへへ///そんなに褒めないでよ//」 澪「ありがとうな唯!!」 唯「全然いいよ!」 唯「疲れたね!ちょっと下からお酒取ってくるね!」 ガチャ 澪「ふぅ・・」 澪「もう2時か・・」 澪「この部屋も変わらないな・・」 澪「昔みんなで唯の勉強教えたな~」 (律の奴ずっとふざけてたけどなWW) 澪「律・・・・」 唯「おまたせ~」 澪「ありがとな~」 唯「じゃあかんぱ~い!」 澪「ぷは~!うまいなー」 唯「さいこ~!!」 澪「あのさ唯・・わたしのせいで休止しちゃってさ・・」 澪「わたしのこと嫌いにならないの・・?」 唯「・・・・」 唯「なるわけないじゃん・・」 唯「澪ちゃんはずっと友達だよ!!」 澪「唯・・・」ポロポロ 唯「えへへ・・泣かないで澪ちゃん」 澪「ごめんね・・ごめんね・・」 唯「えへへ・・」 唯「今日は飲もう!」 澪「・・そうだな!飲んで飲んで寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃ~!」 澪(唯やムギのためにも明日律と話してみよう・・) 翌日・・ 憂「おねえちゃん起きて!!!」 唯「ン~もっと寝かせて~・・・」ムニャムニャ 憂「はやく起きて!!!」 唯「もううるさいな~・・」 憂「早くこれ見て!」 唯「週刊誌・・?」 唯「!!!!!!」 2
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「あぁ、それでいい。寧ろそっちの方がいい。あんたの愛情であたしの事を焼き殺してくれ///」 そう・・・。杏子ちゃん泣いちゃうかもしれないよ?/// 「ひとりぼっちで忘れ去られて冷たくなるより、思いっきり熱く燃えて死んだ方が光栄だよ///」 じゃあ、杏子ちゃん・・・。わたしの火を杏子ちゃんに灯すよ/// 「あたしをその焔で包みこんで、焼き殺す勢いでこいよ///あたしの心をどろどろに溶かしてくれ///」 そして、わたしは杏子ちゃんの口に愛の着火をした わたしの灯した焔はプロメテウスが盗んだものより遥かに強く、明るく輝いていた コメント 292 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/23(木) 00 09 41.33 ID ceQYe8XC0 [1/4] 2月23日、杏子ちゃんは今日もいい匂い 今日は赤軍がドイツ帝国軍に初めて勝利した日で翼賛政治体制協議会が結成した日 江戸幕府第5代将軍徳川綱吉や哲学者カール・ヤスパースの誕生日で日本の陸軍大将山下奉文の命日でもある 赤軍がドイツ帝国軍に勝利した事からロシアでは「祖国防衛の日」とされているらしい ヤスパースは精神病理学者でもあり哲学者でもあるが、残念ながら知名度はあまり高くない 彼はキルケゴールやハイデガー、フッサールの現象学などを学び、実存主義の立場に身を置き、「限界儒教」「暗号状態」 「超越者」などの概念を生み出したと言われる マレーの虎こと山下奉文は名将として有名だが、彼は終戦時、フィリピンに埋蔵金を埋めたとされる 所謂山下財宝というやつだが実際に存在するかどうかの信憑性は都市伝説レベルらしい でも都市伝説って何か浪漫を感じる。杏子ちゃんと一緒に浪漫を感じたいな 杏子ちゃんが熱心にテレビを見ている。テレビには格好良い馬が草原を駆けている しばらく見ていると画面が変わって、牧場でおじさんが馬に乗っている映像が映し出される 「あたしも馬に乗ってみたいなぁ…」と杏子ちゃんが呟いた 馬に騎乗して、槍を振り回して魔女相手に無双する杏子ちゃんかぁ・・・想像したら濡れちゃった/// 「あんた、「馬上の不利を知れ」って言葉知ってるか?」 杏子ちゃん、さっきわたしの漫画読んだでしょ?それに載ってた言葉だよね、今の? 「バレたか/// でも、あたしは馬が怪我したら大変だから、騎乗しながら戦闘なんてしたくないね」 杏子ちゃんは優しいんだね 「へへ、ありがとな。あたしはただ馬に乗れたら奏快感があって気持ちいいだろうなって思っただけだよ」 でも、馬に乗るってけっこう大変らしいよ? けっこう揺れたりするから身体のあちこちが痛くなるって話だよ 「そっかー。なら、競馬の騎手とかは凄いんだなー」 騎手さんはアレが仕事だからね 「でも、一度くらい馬に乗ってみたいな。あんな早い馬じゃなくていいからさ」 じゃあ、今度牧場にでも行ってみる?たしか体験乗馬とかがあったと思うよ! 「ほんとか!?あたし行きたい!それに牧場って美味しい牛乳とかがあるんだよな?」 うん、その通りだよ。じゃあ今度の休みに行ってみようか?勿論、美味しい牛乳とかも買ってあげるよ! 「ありがとう!楽しみだな、あんたと牧場に行くの! でも、牧場って何処にあるんだ?」 群馬とかにありそうじゃない?ちゃんとインターネットで調べておくから心配しないでいいよ 杏子ちゃん、今少しだけ乗馬の練習してみない? 「練習?でも、うちに「ろでおぼーい」なんてないだろ?」 わたしが杏子ちゃんのお馬さんになるよ…/// 「ん?どういうことだい?」 純心無垢で穢れなきピュアハートの杏子ちゃん可愛いよぉ/// わたしが教えてあげるから心配しないで/// そう言ってわたしは仰向けの体勢になるの/// 「どうしたんだ?いきなり寝っ転がっちまって」 ううん、これでいいの///杏子ちゃん、わたしの腰の辺りに跨って/// 「腰のあたりだな? うんしょっと、これでいいんだな? なんか恥ずかしいな///」 杏子ちゃんの重みがわたしの身体に伝わってくるの/// それはとっても軽くて温かいけど、言葉にし難い重みなの 「次はどうすればいいんだい?」 ゆっくり腰を振りながら、わたしの唇を塞いで///ちょっと変な感じがするかもしれないけど、乗馬でこういう姿勢は大切なんだよ? 「うん/// なんか身体が熱くなってきちまった///」 騎乗中はけっこう身体が揺れるから、熱くなるのは当然だよ///さぁ、わたしの唇を塞いで/// 「あぁ/// それにしても、あんたまで身体を揺らす必要はあるのかい?///」 今はわたしは杏子ちゃんのお馬さんだよ?///お馬さんが走りながら揺れるのは当たり前の事だよ/// 「そっか、じゃあ、あんたの唇いただくよ///」 あんっ・・・///んあっ/// 杏子ちゃん激しすぎるよぉ/// 「だって、あんたが言ったんだろ?/// それに今、あたしはあんたの騎手だ/// ちゃんと走ってくれよな///」 杏子ちゃんは息を荒げながらわたしを走らせるの/// 「あんた…んっ…///とってもっ…///恥ずかしい顔してるぞ///」 杏子ちゃんのイジワル/// わたしと杏子ちゃんは白くて甘い匂いが満ちた草原を走っていたの コメント 420 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/24(金) 00 14 42.18 ID 1p17GAqN0 [1/2] 2月24日、最近杏子ちゃんが以前よりかっこよくなった気がする 今日はヘンデルのオペラ『リナルド』がロンドンで初演された日で、国際連盟総会でリットン調査団の報告書を採択された日 鳥羽天皇や人文主義者ピコ・デラ・ミランドラ、実業家スティーブ・ジョブズの誕生日 リットン調査団の調査書採択に対し、松岡洋右日本全権は連盟脱退を宣言し、その場を退席したという しかしこの宣言は正式なものではなく、正式な脱退宣言はもう少し後に行った 因みに日本が脱退した1933年にはドイツ、1937年にはイタリアが脱退した その後、日本は日独伊三国軍事同盟や日ソ中立条約などを結び、大東亜戦争への道を進んでいく スティーブ・ジョブズは去年亡くなった事で記憶に新しい アップル社の共同設立者の一人でもある彼について書かれた本は日本でも売れているようだ 彼ほどまでいかなくてもいいからわたしも杏子ちゃんと一緒にビッグなドリームをゲッロしてみたいものだ 最近の杏子ちゃんの朝は早い。朝6時起きとか健康過ぎるよ杏子ちゃん 杏子ちゃん曰く「最近魔女が少なくて身体が鈍ってきたから、毎日ジョギングしようと思うんだ」との事 「あたしが好きでやってるんだから、あんたは付いて来ないでいいよ」とも杏子ちゃんは言っていた 確かにわたしは運動はあまり得意ではない。でも、杏子ちゃんの傍にいつもいたいからわたしも走る でも、杏子ちゃんの足は速い。それはまるで天駆ける馬の如く あっという間に杏子ちゃんの姿は見えなくなってしまった。ひとりぼっちは寂しいよ・・・ わたしの足ではとても杏子ちゃんに追いつけないので、わたしは自転車に乗る事にした ただでさえ朝の空気は冷たいというのに自転車なんかに乗ったら尚更の事 それでも、わたしは杏子ちゃんの傍にいたいから一生懸命ペダルをこぐ 頑張ってこぎ続けていると、やっと杏子ちゃんの後ろ姿が見えた 杏子ちゃんは道の端っこで屈伸をしていたので、わたしは声をかけてみた 「あれ、あんた付いてきたのか?寝てていいっていったのに・・・ それにあんた汗びっしょりで息あがってるじゃねーか」 ジャージを着た杏子ちゃんは首に巻いたタオルを取ってわたしに渡してくれた 「拭くかい?」 わたしは杏子ちゃんからそれを受け取って顔を拭く。杏子ちゃんの匂いがした 「そうだ、ちょっと自転車借りていいかい?」 杏子ちゃんは何か思いたったように言う。いいよ、とわたしはサドルから降りる 「じゃあ、あんた後ろ座ってろよ?疲れたんだろ?」 杏子ちゃんはわたしの座っていたサドルに跨って言った 杏子ちゃん?何処かにいくの? 「別に目的地なんてないさ。あたしはさっきまで走っていたように自転車を走らせるだけさ」 杏子ちゃん、あんなに走ったのに今度は自転車だなんてとってもタフだね 「そうか?まぁ、魔法少女だからな そんなことより早く座りなよ。黙ってつっ立ってると身体が冷えちまうぜ?」 でもいいの杏子ちゃん、わたしが乗ったら重くなっちゃうよ? 「別にかまわないさ。あたしは今、鍛えてるんだからな。それに後ろにあんたがいた方があたしも背中が温かいしね」 そう?じゃあ、お言葉に甘えて乗るね 「へへ、やっぱあんたがいると温かいね 身体も心も」 わたしもとっても温かいよ/// 寒空の下で身を寄せ合うわたし達、なんか絵になるな、と思ってしまったのでした コメント 551 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/25(土) 00 03 19.22 ID bOKNfvwB0 [1/3] 2月25日、今日は大安、何かいい事がありそうだ 今日はアドルフ・ヒトラーがドイツ国籍を取得した日でロサンゼルスの戦いが起きた日 画家ルノワールやの誕生日で公卿藤原基経の命日だ ロサンゼルスの戦いは「戦い」とは記されているものの、実際は戦ってすらないとも言われる 日本軍艦載機による空襲を信じたアメリカ軍が迎撃戦を展開したらしいのだが、日本軍が空襲を行ったという記録はない その結果、アメリカ軍は数名の死者と家屋破損を出したらしい 勿論、日本軍の損害はない。因みにこの戦いが発生したのは1942年の2月、ミッドウェー海戦以前の事だ 太平洋戦争は日本が連合軍にボロ負けしたというイメージが強いが、ミッドウェー海戦で敗北するまでは それなりに順調に勝利を収めてきた。それ故に、アメリカは日本軍上陸を恐れていたと言われる また、ロサンゼルスといえばアメリカで最も有名な所の一つだ。よくテレビでも映される 大人になってからでいいから、わたしは杏子ちゃんと一緒にロサンゼルスに行ってみたいと思うの わたしと杏子ちゃんは近所のゲーム屋さんまでやって来た 3月に発売するPSPのゲームソフトを通販で予約したのだが、PSP本体が不調なので買い換える事にしたの もともとわたしは一台しかPSPをもっていなかったので協力プレイが醍醐味のゲームも杏子ちゃんと交替でやっていた だから、この際、新しいPSPを二つ買ってしまおうと思ってこのゲーム屋さんに来たのだ それに、アナログスティックがイカれていて、某狩猟ゲームで緊急回避できずに三死した時の杏子ちゃんの顔は忘れられない 「なんかゲーム屋にくるとワクワクするな!」 杏子ちゃんはアホ毛を振りながら周りを見回す。最近、新しいゲーム屋さんに来ていなかったので見知らぬゲームでいっぱいだ 「PSPならあっちだぞー!」 杏子ちゃんはわたしの腕を引張ってPSPのコーナーに連れていく 「色んな色があるなー。あたしは赤のが欲しい!」 杏子ちゃんのイメージカラーだもんね。じゃあ、わたしはピンクのを買おうかな 「あんたのイメージカラーだな。あんたらしくていいと思うよ」 えへへ、わたしと杏子ちゃん同じこと言ってるよ/// 「そういや、このPSPの後に書かれている1000とか2000とかの数字は何なんだ?」 詳しいことはよく分からないけど、1000より2000の方が高性能で、3000はそれ以上の性能らしいよ 「へぇ、分かりやすくていいな。じゃあ3000ってのを買った方がいいんだな」 うん、わたし達が買ったのも3000だから高性能だよ! 目的のものは手に入ったけど、もうちょっとお店の中まわってみる? 「あぁ、色々見てみようぜ!」 杏子ちゃんは目をキラキラと輝かせてわたしの腕を引く 「見ろよ!こっちのゲームは500円、こっちなんて100円だ!いったいどうなってんだ?」 杏子ちゃんがそう言って指差したソフトはビニール袋に入ったGBAやGBのカセットだった これは説明書も箱もないし、GBAとかはもう時代遅れだからこれだけの安価で販売してるんだよ 「でも、お得だな!いくら時代遅れって言われても面白いゲームは面白いんだし」 杏子ちゃんの言う通りだよ。いくら時間が流れても面白い作品は評価され続けるものだよ だから、今でも高い評価のソフトは他のソフトと比べても高価だったりするの 例えば、あのはGBAのソフトなのに2500円もするよ、とわたしは指をさす 「FF6だな。隣のFF5も2000円もするんだな」 それに、こっちのソフトを見て杏子ちゃん 「ポケモンのエメラルドとファイアレッドだな。確かに1500円ってのは少し高いかもな」 ポケモンはGBAのポケモンをDSに送る事ができるからけっこう高いお値段になるんだよ 「へぇ、勉強になるなー。って事でこの中から一つ買っていいか?」 1つなんて言わずにもっと買ってもいいよ。どうせ、超廉価なんだし 廉価の中で高価っていっても、やっぱりそれは廉価だしね 「太っ腹だな、あんた!」 杏子ちゃんはわたしにすりすりしてきた。でも、その太っ腹っていう表現は嬉しくないなって 帰ってから、わたしと杏子ちゃんはゲームに興じた そして、夜には杏子ちゃんと禁断のラブ・ゲームをプレイしたのでした/// コメント 619 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/26(日) 00 06 19.35 ID M70T3Q+Z0 [1/2] 2月26日、二月もいよいよ最後の週だ 今日は二・二六事件が起こった日で、湾岸戦争でフセインがラジオでイラク軍をクウェートから撤退させると表明した日 作家ヴィクトル・ユーゴーや哲学者カールヤスパースの命日でもある 二・二六事件は日本陸軍皇道派の影響を受けた青年将校らが起こしたクーデター未遂事件だ この事件で大蔵大臣高橋是清、内大臣斎藤実、教育総監渡辺錠太郎が殺害された その結果、軍部が台頭し、のちの太平洋戦争の一因となる また、今日はエルバ島に流刑されていたナポレオン・ボナパルトが島を脱出してパリに向かった事から「脱出の日」と呼ばれている わたしも杏子ちゃんと一緒にこの世間のしがらみから脱出して永遠に自由で幸せな世界に行きたいな 三千世界の鴉を殺し、杏子ちゃん一緒に寝ていたい 杏子ちゃん可愛いよ杏子ちゃん!わたしは杏子ちゃんの全てが好きだ わたしは杏子ちゃんの八重歯が好きだ!わたしは杏子ちゃんのアホ毛が好きだ。 杏子ちゃんの控えめなお胸が好きだ。わたしは杏子ちゃんの可愛らしい声が好きだ。 杏子ちゃんの可愛らしいお顔が好きだ。杏子ちゃんのかっこいい槍も好きだ。杏子ちゃんの戦う姿が好きだ。 魔女の攻撃からわたしを護りながら、槍を振るい使い魔を一掃する杏子ちゃんが好きだ 戦いを終えて、わたしのことを気に掛け、「食うかい?」とお菓子をくれる杏子ちゃんが好きだ 杏子ちゃんの寝顔が好きだ。その可愛らしいお顔を見ると嫌な事も全て吹き飛んでしまう わたしは杏子ちゃんが好きだ。好きだ。好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ!杏子ちゃんが大好きだ! 愛してる、いや、愛してるなんて言葉じゃ表せない!わたしは杏子ちゃんをとても、すっごく愛している! わたしは杏子ちゃんなしではもう生きていく事ができない!杏子ちゃんが好きだ好きだ好きだ!! 愛してるずっと抱きしめていたいずっとキスをしていたいずっと抱きしめ合って愛を語りたい! 何かが落ちる音がした。わたしは後ろを振り向く。 床には2、3個の林檎が転がっていた。なんでこんなところに林檎があるのだろう? わたしは林檎の上の方に視線を移動させた。 「あんた何してるんだ・・・」 そこには杏子ちゃんがいた。なんで杏子ちゃんがいるの?やだ、恥かしくて死にそうだよ 無性に杏子ちゃんへの思いを口に出したくてわたしは杏子ちゃんがいないのを確認して自室でそれを叫んでいた 否、叫ぶというより其れは詞だった。分を推敲する事なく湧きあがった杏子ちゃんの思いを一心にわたしは唄っていた 「大丈夫か・・・あんた・・・」 杏子ちゃんは完全に引いている。ここまで杏子ちゃんにドン引きされたのは初めてだ 沈黙の部屋。外の風の音だけが聞こえる小さな空間・・・。空気が重い その沈黙を破ったのは杏子ちゃんだった 「まさか・・・あんた・・・!」 杏子ちゃんがわたしのもとに駆け寄って抱きしめる 急にどうしたの杏子ちゃん/// 「ちょっと動くなって!」 杏子ちゃんはわたしの首の後ろの方に目をやった 「よかった・・・。本当によかった・・・」 何がよかったの杏子ちゃん? 「あんたが魔女の口付けを受けちまったのかと思った。 あんたがあんな奇行に走るなんてさ・・・」 そう言われるとわたしは恥かしくなってきた。耳まで赤くなっているかもしれない 「何赤くなってんだよ? 見てるこっちの方が恥かしかったよ?///」 杏子ちゃんのイジワル・・・/// 「・・・。まぁ、その、なんだ。たまに奇行に走りたくなる時ってあるよな、うん。 今のは見なかったことにしてやるから気にすんなよ」 そう言われると益々恥かしくなってくる。 「気にすんなって言ってんのに赤くなるなよ? でも、それにしても真っ赤になったあんたはとても可愛いな?///」 え?///どうしたの杏子ちゃん 「黙ってなよ。もっと恥かしくなるようなことをしてやるからさ///」 杏子ちゃんはわたしを押し倒し唇を塞いだの/// あれは杏子ちゃんなりの優しさだったのだろう 恥かしさで悶えるわたしを救ってくれようとしたのだろう でも、もっと恥ずかしい結果になっちゃったね///でも、そんな優しい杏子ちゃんをわたしはとっても愛してる/// コメント 691 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/27(月) 00 07 11.63 ID M70T3Q+Z0 [5/5] 2月27日、今日はやけに外の風が強い 今日は二・二六事件で東京市に戒厳令が発令された日で『ポケットモンスター 赤・緑』の発売日 古代ローマ帝国の皇帝コンスタンティヌス1世の誕生日で書家本阿弥光悦の命日でもある ポケモンの赤版と緑版の発売した年は1996年、最深のシリーズのブラックとホワイトの発売した年は2010年 ゲームのクオリティの進化には目覚しいものがある。これからもさらなる進化を遂げてもらいたいものだ ゲームはプレイする事自体も面白いし、杏子ちゃんとのコミュニケーションツールとしても優れたものだとわたしは思う コンスタンティヌス1世はミラノ勅令を発布し、キリスト教を公認した事で有名な「大帝」である それ以前、古代ローマ帝国ではキリスト教は迫害対象であり、暴帝ネロのキリスト教徒に対しての仕打ちはよく知られている イエスの処刑、ネロによる迫害、スピノザの破門にキルケゴールのバッシング・・・ 新しいもの、特に信仰というものは異端として昔から攻撃されるのは世の常のようだ 異端と見做されたものは言説は即座に棄却される。中には見直されるものもあるが大抵それは後の世のこと そんな暗い人世の影を見ると目を瞑り、耳を塞ぎたくなる。この世は鴉が五月蝿すぎる それでも、杏子ちゃんがわたしに手を差し伸べて呉れているから、この世界を見つめて生きていける 如何に昏い世界でも、わたしは杏子ちゃんが傍にいて呉れる限り絶望しないで歩き続ける 精一杯、笑って、泣いて、転んで、立ち上がって、そして歩いていくの 「『死に至る病』か・・・」 杏子ちゃんはその本を手に取って呟いた。 哲学書に興味を持つなんて珍しいね杏子ちゃん。もし良ければ貸してあげるよ 「はは、遠慮しとくよ。あたしはあれこれ考えるのは苦手なんだ。 ただ、タイトルに惹かれただけさ。あんたはこの本、読んだのか?」 ずっと前にね。でも、内容はこれっぽっちも理解出来なかったよ。わたしもタイトルに惹かれて買ったの 「そっか。でも、この死に至る病ってのは何なんだ?哲学書なんだからこの病ってのは何かの比喩だろ?」 冴えてるね、今日の杏子ちゃんは。うん、杏子ちゃんが言う通り死に至る病っていうのは「絶望」の比喩だね 「絶望すると死に至るってか? 気持ち悪いくらいに当たってるじゃねーか」 杏子ちゃんは自嘲めいた口調で呟く。わたしはそれが何を意味するのか知っている。 魔法少女は絶望すると『魔女』になる。『魔女』になる事は魔法少女としての死を表す 「そんな辛気臭い顔すんなって。確かに魔法少女の絶望は『死』を意味するけどさ、別にあたしは絶望なんてしないからさ」 わたしの顔を見ただけで思っている事を当てられてしまった。ほんと、杏子ちゃんには敵わないなぁ 「もう一年近くあんたと一緒にいるんだから当たり前だろ。 それに絶望すると死に至るのは魔法少女だけじゃない筈さ」 お義父さんの事・・・? 「よく分かったな。あんたも流石はあたしと一年近く同じ時間を過ごしてきただけのことはあるね」 杏子ちゃん・・・あまり自分を責めないであげてね・・・? 「あんたは優しいな。正直言ってその言葉、聞き飽きたよ。でも、安心しな。あたしは後悔も絶望もしないからさ」 そう言って杏子ちゃんはわしゃわしゃとわたしの頭を撫で回した 髪の毛ぐしゃぐしゃになっちゃうよ・・・ 「じゃあ、辛気臭い話はここで終わりだ。暗い話より明るい話の方がいいだろ?」 杏子ちゃんはぎゅっとわたしの身体を抱きしめ、耳元でこう囁いた 「あたしはあんたが笑っていてくれる限りは絶対に絶望なんてしないよ」 杏子ちゃんは更に続けた 「もし、あたしが絶望しちまう時が来るんだとしたら、それはきっとあんたが哀しんでいる時だ あんたはあたしの傍でずっと笑ってくれていればいい。頼むからあたしのこと、殺さないでくれよ」 杏子ちゃんはわたしの首筋に優しいキスをした コメント 692 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/27(月) 00 10 50.86 ID jlaUq2Qo0 [1/3] はぁ……杏子ちゃんと和菓子作りたい。 もうすぐ3月3日雛祭り。年に一度の女の子の日。 僕が杏子ちゃんにお雛様をどうするか尋ねると「ヒナマツリ?どんな祭りだよ」だって! そっか、杏子ちゃんのお家は十字教だったから雛祭りはやったことなかったんだね。 「じゃあ僕が杏子ちゃんの初めてもらっちゃったね」って言うと「なっ、バカっ、変な言い方すんなよ///」って照れるの。可愛い。 僕が雛祭りについてひと通り説明すると、杏子ちゃんは目を輝かせながら 「菱餅!?ひなあられ!?初めて聞いたぞそんなもん!」って興奮気味。やっぱり食いつくのはそこなんだね。可愛い。 そこで僕はふと閃いたの。 「杏子ちゃん、自分で作ってみる?ひなあられはともかく、菱餅なら簡単だろうし。マミさんは洋菓子ばかりで和菓子は作ったことないでしょ?」 「えー?いや、いいよめんどくさいし」 「でもお店で売ってるやつより美味しくできるよ?」 「やろうぜ」 そんなわけで菱餅を作ることになったの。 材料は白玉粉、上白糖、水だけ。これを見せると「へぇ、マミさんはもっといろいろ用意してたけどな」って。 マミさんだって。この間仲直りして仲良しさんなんだって。なんだかマミさんに嫉妬しちゃいそうだね。 菱餅は求肥に色をつけて菱形に成形したもの。生菓子だから作りたてが美味しいんだよ、って言うと杏子ちゃんは生唾を飲み込むの。わかりやすくってほんとかわいい。 「は、早くつくろう!」って急かしてくるから、レッツMoco’sキッチン。 ①まず白玉粉を水で溶かすが、一度に水をいれるのではなく少しずつ入れる。一度団子状にするとダマが出来ないぞ! ②水で溶いた白玉粉を弱火にかけて木べらで底からまぜる。10分と経たないうちに粘らかになるから頑張ってかきまぜよう! ③透明っぽくなってきたら上白糖を何度かにわけて入れ混ぜる。入れるたびにしっかりと混ぜ合わせるのがコツだ! ④ある程度固まってきたら火から下ろす。これで基本の求肥は完成だ!しっとり感を出すために水飴を加えるのもいいかもしれないな! 「うぐっ……オイ、まだ混ぜなきゃ駄目なのかよ?」 一生懸命もちもちした塊をかき混ぜるあんこちゃん。 求肥はある時からスゴク重たくなって、成人男性でもかき回し続けるのが大変になるからあんこちゃんには大変だったかな? 「……へっ、魔法少女をそこらの中学生と一緒にすんなよ。これくらい屁でもないよ」って強がってるけど首筋にうっすら汗が浮かんできてるよあんこちゃん。 片手に鍋。片手に木べら。手を離せないあんこちゃんを後ろから抱きかかえて首筋の汗をなめとるの。 「ひゃんっ!」なんて可愛らしい声をあげるあんこちゃん。はぁ……可愛い。 「バカやめろ!!」って言ってきたから、敢えて素直にやめてみたの。あんこちゃんもこれには驚いたみたい。 それからじっとあんこちゃんを見てると、わざとらしく「あ、暑いなー」とか「汗かいてきたけど拭えないなー」って誘ってくるから、 僕はハンカチーフでそっと汗をぬぐってあげて、その後にそのハンケチの香りを嗅いで一言「杏子ちゃんの香りがするね」って言うと 「お、おう……///」って、恥ずかしがりながらも、物足りなさそうな目でこっちも見てくるの。もう、杏子ちゃんったら。 そんなことをしているうちに菱餅は出来上がったんだけど、求肥があまっちゃったから、皆様のお家にも常備してある白餡と苺でいちご大福をつくって二人で食べたの。 杏子ちゃんはその小さく可愛らしい、健康的な色をした口いっぱいにいちご大福を頬張ったあと「うめぇ!」って喜んでるの。 「杏子ちゃんが頑張ってつくった求肥おいしいね」って褒めてあげると「まぁな///」って得意げになりながら照れてるの。可愛い。抱きしめたい。 ひとつ、ふたつといちご大福を食べて、最後の一個。いつもなら杏子ちゃんに譲るけど、これは杏子ちゃんの手料理。譲るわけにはいかないの。でも、 「……なぁ……アタシ、頑張って作ったんだから……いいだろ?」なんて上目遣いで頼まれたら譲らざるをえないの。ちくしょう。 僕が本気で悔しがっていると「そんなに悔しそうにすんなよ。ほら……あんこなら、ここにもあるだろ?」って自分を指差すの。 ハッとする僕。うつむいてもじもじする杏子ちゃん。 その夜、僕は紅いあんこちゃんを僕の真っ白な求肥でコーティングしてあげたの//// コメント 798 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 00 09 48.49 ID 21ZfFBqV0 2月28日、今年はあと一日残っている 今日は吉田茂首相が衆議院予算委員会で「バカヤロー」と発言した日で湾岸戦争が終結した日 詩人白居易やモラリストのミシェル・ド・モンテーニュ、フィクションを含めると夜神月らの誕生日でもある 白居易は中唐の詩人で「長恨歌」や「琵琶行」などの作品で有名だ 彼の詩は平安時代の日本の文学界にも多大な影響を与えており『枕草子』や『源氏物語』からもそれが伺えるらしい 因みに日本でも知られている「比翼連理」という言葉の出展は白居易の「長恨歌」だ モンテーニュはQue sais-je?」(我何を知るや)という懐疑論的立場に立った言葉で有名である 懐疑論の極地、方法的懐疑の立場に立つデカルト言葉として「cogito ergo sum」(我思う、故に我あり)という言葉もある 懐疑論者は古代ギリシャから存在し、エリスのピュロン、ティモン、セクストゥス・エンペイリコス、ゴルギアスなどが是に当たる これらの懐疑論というものは基本的原理や認識に対して、その普遍性・客観性を吟味し、根拠のない独断を排除しようとする考え方だ 懐疑論という立場に立てば、わたしの目の前の杏子ちゃんが実在しているかすら疑わしくなる。それどころか自分の存在すら危うくなる 熟考せず短絡的に結論を出すのは好ましくない事であろうが、わたしは懐疑論は不毛だと思う。疑うより信じる方が好きだ これもきっと杏子ちゃんの影響かもしれないね。杏子ちゃんとの出会いは本当にわたしを良い方向に導いてくれたものだよ 2月の寒い寒い朝。枕草子にあるけど、「冬はつとめて~」なんて嘘だよ。清少納言は嘘付きだよ。 だって、寒すぎて炬燵から出られないんだもん。 杏子ちゃんのお腹が鳴らなかったら、わたしは布団から出る事すらしなかっただろう。あー寒い寒い・・・ そんなわたしとは対照的に杏子ちゃんは寝転がりながら機嫌よさそうにカレンダーを見つめていた いったいどうしたのだろう?今日の杏子ちゃんは頗る機嫌がいいね 「だって今年は一日多いんだぜー?29日まであるんだぜー?」 杏子ちゃんはご機嫌に鼻歌を歌いながらわたしの方を見つめる 「いつもより一日多く、あんたと一緒にいられるんだぜー?これほど幸せなことはないだろーよ」 杏子ちゃんはそう言ってわたしの方に寝転がってきた。やっぱ、杏子ちゃんはとっても可愛い 「そうだ!こんなうウダウダしてたらもったいないな!」 杏子ちゃんは急に起き上がって、わたしの手を引張る。痛いお杏子ちゃん・・・ 「朝からこんなダラダラしてたらもったいないから散歩にでも行こうぜ?」 えーやだよー杏子ちゃんー。だってー寒いしー。一緒にぬくぬくしていようよー。 「だっらしねーなー・・・。ちょっと待ってろよ!」 杏子ちゃんは早足で何処かに行ってしまった。牛乳でも持って来てくれるのかな? なんて考えていると杏子ちゃんはすぐにもどって来た。右手に歯磨き粉のついた歯ブラシを持って。 え?何持ってるの杏子ちゃん?、と聞こうとしたがそれより先に口に歯ブラシを突っ込まれてしまった うぇっ・・・いきなり何するの杏子ちゃん・・・。ひどいことしないでよぉ・・・/// 「動くなよ。ちゃっちゃと終わらせるからな?」 なんで杏子ちゃんがわたしの歯を磨くの? 「あんたがうだうだして動かないからさ。じゃあ磨くぞ」 杏子ちゃんは左手でわたしの頭を抑えながら、右手で歯ブラシを動かす やだよぉ・・・///なんだか変な気持ちになってきちゃったよ/// 「まぁ、普通は誰かに歯を磨いてもらったりなんかはしないだろうしなぁ」 やだっ///なんか恥ずかしいよ/// 「動くなよ///危ないじゃねーか/// 下の歯も磨くぞ」 そう言って杏子ちゃんはわたしの下唇を摘んじゃったの/// 「やばい・・・我慢できなくなってきた・・・///」 杏子ちゃんはギラギラと、それでいて慈愛に満ちた瞳でわたしのことを見つめるの/// 「いいよな?///」 杏子ちゃんはわたしの口から歯ブラシを抜いて、唇を重ねてきたの/// わたしの唾液まみれの歯ブラシ・・・すごくえっちだよぉ・・・/// 「安心しな/// もっとえっちな顔にしてやるからよ///」 結局、その日は散歩なんて出来なかった 今日もいつも通り濃厚に愛し合っちゃったのでした/// コメント 891 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/28(火) 23 58 44.35 ID 8xJRddTx0 [2/2] ヤン・シュヴァンクマイエルの作品から突如として現実に出現したかのような怪物を前にわたしは腰を抜かして動けないでいた。 さやかちゃんとファミレスでお喋りをした後の帰り道での事でした。 時計の針はとっくに10時を過ぎており帰宅が遅くなった事に反省しつつ家路を急いでいた。 急いでいたあまりに普段は通らない裏路地を早足で歩いていると、何かとても奇妙な雰囲気に当てられ気がつくと路地は一変していた。 シュルレアリズム的な、写真を切った貼ったを行ったかのような世界に路地は変わっており酷くわたしの心を掻き乱した。 わたしはわけもわからず必死に涙を堪えて出口を求め走り出した。しかし行けども行けども世界は変わらず、むしろ醜さが増していった。 路地を走り続けていると目の前に光が溢れていた。わたしはようやく出口なんだと自分に言い聞かせ恐怖で震える足に鞭を打った。 光に包まれ拓けた先には出口など存在せずこれまでの異界じみた路地が、まるでこの広い空間を引き立てるためだけに存在したかのように 思えるほど狂気と兇器に満ちた場所だった。 それだけではない。その空間の中央の王座のような場所に腰掛ける、醜悪な蛸のような怪物がこちらを睨んでいた。 ヤン・シュヴァンクマイエルの作品から突如として現実に出現したかのような怪物を前にわたしは腰を抜かして動けないでいた。 「あーあ、魔女の反応があったから来てみたら間抜けが結界に取り込まれてたか」 そんなぶっきらぼうな女の子の声が空間に響き渡りわたしはハッとした。 わたしは声がした方になんとか振りかえると、そこには真紅の髪に真紅のドレス、口もとには人気のお菓子ロッキーを咥え、 そして自身の身の丈よりも遥かに大きい長槍を持った少女がいた。 「おい間抜け、動くんじゃねーぞ」そういうと真紅の彼女は長槍を構えるとその瞬間、上空に5メートルほど跳躍した。 「ちゃっちゃと終いにするぞ、蛸野郎!」 空中で結界のような丸い足場を出現させた彼女はそれを蹴った。 その瞬間、物理法則を完全に無視したかのような急激な加速が行われ、真紅の少女は蛸のような怪物に長槍ごと突っ込んでいった。 必中を約束された切先は必滅をも約束されていたのだろう。神速をもって打ち出された突きをまともに受けた怪物はその瞬間に霧散した。 それと同時に異常な空間ももとの路地に戻った。真紅の少女も体が発光したかと思うと、 さきほどまでのドレス姿ではなくライトグリーンのパーカーにホットパンツといったラフな服装に変わった。 「運がよかったな、あんた。魔女の結界に取り込まれたら、そのままお陀仏になってもおかしくなかったんだぜ」 そういいながら彼女はわたしの前まで歩いてきました。 わたしは普通の世界に戻れた喜びと安堵、そして今まで堪えていた恐怖と不安が綯交ぜとなった感情の波が、涙と言う形で現れました。 気がつくとわたしは目の前の少女に抱きついてわんわん泣いていたのでした。 これがわたし、鹿目まどかと佐倉杏子ちゃんとの出会いなのでした。ティヒッ コメント 【次】
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538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 09 04.32 ID +dEPnVKoo 姫子「捕まえた」 燕「見せて」 姫子「ほら……あ」 跳ねて飛んでいってしまった。 姫子「ぅ……!」 手の平に変な液体が……! 燕「言っただろ、消化器官のウィルスだって。あんなの食べたら消化できなくて苦しむ」 ポケットからティッシュを取り出して手を拭いてくれた。 姫子「それじゃ……どうするの?」 燕「獣医に薬を貰ってるから、それを与える」 姫子「……」 いつも経験している意地悪さとは別に、他人にこういうことをされると気分は良くない。 姫子「最初に言ってよ」 燕「勝手にやるって言い出だしたのはそっちだろ」 結構性格が悪いな。 違う、お互い様……だ。 姫子「……」 燕「……」 雛「ぴぃ……」 頭を抑えて無理やり口を開かせてそこから薬を注入している。 こういうのって、素人が出来ることなのかな。 姫子「獣医目指してるの?」 燕「……いや…………」 どうして手馴れているのか。聞いていいことじゃないみたいだ。 燕「よく、動物を手当てしていたから、その延長上で慣れているだけだ」 姫子「……」 触れてもよかったのかな……。燕のことがよく分からない。 分からなくて当然だと思い直す。出会ってからたった一日分しか話をしていない。 539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 10 51.03 ID +dEPnVKoo 「あれ……ひょっとして……」 姫子「あ、光……」 光「姫子さん!? どうしてここに!」 姫子「風子に勧められてね。何か企んでいたっぽいけど……」 光「はぁ……そうですか」 良かった。 出会えた。 燕「……?」 姫子「どうしたの?」 辺りをキョロキョロとしている。 燕「今、鈴の音が鳴らなかった?」 姫子「聞こえなかったけど……」 光「私も聞こえなかった。……私、邪魔ですか?」 姫子「余計な詮索しなくていいからね、本当に」 光「はい、すいません」 どうして謝るのか、それはわたしが軽く睨んだから。 姫子「そこ、車通るから自転車ごとこっちに入って」 光「あ、はい」 燕「大荷物だね」 光「全財産なんで」 ブォォオオオ 姫子「……」 酷い音を立てた車が走ってくる 胸騒ぎがした 雛「ぴぃぴぃ!」 燕「どうしたんだ?」 雛「ぴぃぴぃぴぃ!!」 バタバタと暴れるヒナ 飛ぼうと必死に羽をばたつかせているように見える 540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 13 47.15 ID +dEPnVKoo 光「?」 姫子「どうしたの?」 燕「分からない、大きい袋か入れ物ないか?」 光「えっと……袋……袋……」 雛「ぴぃ!」 ヒナは燕の手から離れる ブォォオオオオ 燕「あ――!」 姫子「ま、待って――!」 自分の足では立てないから 代わりに羽を 翼を一生懸命 届かない空を目指し 太陽に向かって ばたつかせて 向かう先は道路 車が迫る わたしは どうしてあの時 ヒナを すくってしまったのだろう 燕「あぶない!」 姫子「――ッ」 ブォォォオオオオオ!!!! 雛「ぴぃ――」 ―――――――――――― グチャ 541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 15 19.01 ID +dEPnVKoo 命が目の前で消えた 残ったのは 肉の塊 赤い血 尖った骨 さっきまで生きていたヒナが あっけなく 死んだ 光「う――!」 姫子「あぁ……あ…………ぁ……」 燕「……」 わたしは燕に引っ張られて助かった 引っ張られたからヒナに手が届かなかった 燕「見るな」 わたしの視線が手によって閉ざされる ナニガ悪カッタノダロウ 幸福駅ですくったとき 燕に預けたとき ここで再会したとき わたしがヒナを育てると言ったから―― 燕「命あるものはいづれ死ぬ。それが早いか遅いかの違いでしかない」 光「そんな言い方……」 燕「これでも医療を……学んでいた。だから命の尊さも分かっているつもりだ」 姫子「……」 燕「気に病むな。俺たちもいづれ、死ぬ」 理解できない。 それは諦めの言葉でしかない。 542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 18 21.56 ID +dEPnVKoo ヒナの死骸を手で運ぼうとしている。 姫子「どこへ……」 燕「墓を作る」 すれ違いざまに聞いた言葉は不快になるほど落ち着いていた。 穴を掘って、ゆっくりとヒナを下ろし、埋めた。 わたしと光も手伝った。 燕「……」 光「……」 姫子「……」 手を合わせて祈る。 安らかに眠れるよう祈る。 たった数時間。 これほど気持ちの落ちが激しい経験は数えられるくらいしか無い。 光「あの仔はきっと空を飛べています」 光の声。 たったそれだけで、救われた気分になる。 燕と二人でいたら、どうすればいいのか解らないだろうから。 燕「……」 音を立てずに立ち上がって歩いていった。 その後姿が――――怖かった―― どうしてこんなことになったのだろう そればっかりが頭の中でグルグルと回っていた 543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 19 52.52 ID +dEPnVKoo 光「姫子さん」 姫子「……?」 光「あの人、危ないですよ」 姫子「危ないって……?」 なんとなく気付いていたけれど、聞いてしまった。 光「……最悪、」 ――死ぬかもしれない。 姫子「待って!」 燕「……」 光の言葉に体が反応していた。 姫子「どこ、行くの」 燕「…………」 応えない。 言葉を忘れたように、わたしの存在を忘れたように 淡々とヘルメットを被って ドルルルルン 姫子「待って! 待ってって!」 わたしの声が聞こえないように エンジン音を高鳴らせて ドルルルルルル 走っていった 姫子「――ッ!」 纏っている空気が尋常じゃない 心臓が嫌な音を立てる 544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 21 00.68 ID +dEPnVKoo 振り返って自分のバイクに向かう その時、周りの視線に気付いた 「……」 好奇な目 別の世界に紛れ込んだかのような気分になる 姫子「ッ――!」 歯をくいしばる 「が、がんばれー」 「がんばれよー」 痴話喧嘩と勘違いしているのだろう だけど、 姫子「……っ」 ドルルルルン 少しだけ背中を押してくれた 追いつくのか 追いついてどうするのか おせっかいだけでは済まない 視界に捉えた 走って 追いかけて 信号でようやく距離を短く出来た 後ろで青になるのを待つ 向こうも気付いているだろう 走って 走って 走って 右へ左へ 走って 走って 545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 21 35.19 ID +dEPnVKoo どれほど走っただろう 名も無い峠のみはらしのいい広場 そこでバイクを止めた やっと聞いた言葉は 燕「おまえも、死ぬぞ」 その一言だった。 546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 24 30.82 ID +dEPnVKoo 姫子「暑い……」 季節は初夏。 自動販売機で飲み物を二つ。 姫子「ほらっ」 乱暴気味にお茶を投げる。 あんなに楽しくない走りをしたのは初めてだったから、八つ当たりした。 姫子「ヒナが……死んで、どう思ってるの?」 燕「それを訊くだけのために、ここまで来たのか?」 姫子「……燕、死にたいの?」 燕「どうしてそうなる?」 姫子「わたしが後ろにいるけど、振り切ろうとしなかった。 むしろ、気遣うような運転だった」 燕「……」 姫子「納沙布の駐車場と、この行為がちぐはぐでよく分からない。 だけど、出会った時の空気と変わらない。だから訊いた」 事務的に話している。これは防衛反応。 姫子「答えてよ。ヒナが死んで、どう思ってるの?」 燕「死神」 姫子「――え?」 燕「俺は、祖母に死神と呼ばれた」 姫子「――」 声を失った 両親を亡くしたこと 祖父を亡くしたこと 尊敬する兄を亡くしたこと 全て死神の自分が招いた現実だと 言い放った 燕「だから、おまえも死ぬ。タンクの傷、あれが証拠だ」 少しでもタイミングがズレていたら わたしはこの世にいなかったかもしれない それも、燕のせいだと 姫子「なに、それ」 燕「呪いって知ってるか」 次から次へと、非現実的な言葉が出てくる 547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 26 33.05 ID +dEPnVKoo 燕「死んだ兄に子供が生まれる」 下を見ていたら心が折れそうだから 空を見るようにしていた 燕「祖母に言われた。この子にまでなにかあったら、おまえを赦さない」 身体が冷えていく 燕「今まで奪ってきたから、当然だ。だから逃げてきた」 いままでずっとひとり 燕「動物の手当ては上手くいった、だから獣医が天職なのだと思っていた」 そのヒナも 燕「その希望も失った」 気がついたら地面を見ていた 燕「キミはおせっかいだな」 立ち上がる気配を感じる そのまま行ってしまう 燕「気をつけてくれ」 姫子「――待って」 自然に呼び止めていた 燕「もう無理だ。気力も沸かない」 燕「医学を志していた身だ。自ら絶つってことはしない」 燕「どこかで、生きていくよ」 それは嘘 姫子「――オーロラ」 大気の発光現象 姫子「北海道で見えるらしい」 ヒカリを探せば、希望が見つかるかもしれない 燕「知ってる。けど、近年のそんな報告はない。今年もそれは見られないだろう」 行ってしまう 548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 28 05.56 ID +dEPnVKoo そのまま行かせていいのか 姫子「待って、そのお茶の借りを返して」 燕「……」 機転の利かない頭だ 燕「待ってて」 財布を取り出した そのお金を受け取らなければいい 受け取るまでナニカ考えなくては そのまま行かせる訳にはいかない ナニカ ナニカ ナニカ 燕「ほら」 姫子「……」 燕もわたしの意図に気付いている 燕「ここに、置いていくから」 姫子「……」 時間切れ 目の前に広がる景色にイロが失われていく 向こうの山が黒く 空が白く 小さい建物が灰色に 下に広がる緑の彩が褪せていく 手すりにもたれて わたしの無力さに絶望して 燕「離れろッ!」 姫子「――え?」 549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 29 53.18 ID +dEPnVKoo パキッ 乾いた音が近くで鳴った 持たれていた手すりが割れ わたしの体が放り出される 下は数メートル離れた地面 痛いではすまないだろうな 視界がゆっくりゆっくりと動いていく 「――姫子!」 声の主に悪いことをしたと思った また苦しめてしまうのだから どうしてわたしはこうも間が悪いのかな 死ぬわけにはいかないけどどうにもならない 燕――ゴメン。 自由落下 落ち始める 走って飛び込んできた 姫子「――?」 燕「――!」 燕の身体に包まれる 意味がないのに 燕まで死ぬ どうして こんなことに―― ―― チリン! 鈴の音が鳴った 550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 33 30.54 ID +dEPnVKoo ゴォォォオオオオオ!!! 突然の強風 崖の下から上に 崖の方から吹かれる風に押されていく 下は地面ではなく木の傍までわたし達は流れていた 燕「――ぐっ!!」 木に手を伸ばす 捉まえられれば地面に落ちたときの衝撃は軽くなる そんな幸運あるだろうか ―― チリンチリン! バキッ! 姫子「――!」 燕が木の枝を掴んだ バキバキバキバキッ!! 燕「ぐ…ぁ……!」 二人分の重みで枝が軋みを上げる バキィッ!! 嫌な音を立てて枝が折れる 落下が続く ギュウウウ 燕に強く抱きしめられる 自分を犠牲にしてでも守ろうとしている わたしの身体は硬直して動かなかった ドサッ 551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/28(金) 19 34 53.90 ID +dEPnVKoo 強い衝撃 燕「――っ」 声にならない声 姫子「ぅ……!」 痛いけど、 わたしより燕の方がダメージが大きい 右手が酷い 木が刺さって葉っぱもくっついている 姫子「つば……め……!」 燕「」 姫子「いっ……!」 身体を起こすと激痛が走った それより 姫子「つば…め! つばめ!!」 燕「」 反応しない ぐったりとしている 痛いけど、わたしの身体は動く 早く助けを呼ばないと 見上げた空はあまりにも高く 空よりも低い場所にある崖の上も嫌になるほど高く感じた 姫子「だれ……か……!」 声が届いて 姫子「グッド・ラック」 42
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528. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 03 07.44 ID vXogxTMK0 QB「マミ・・・」 マミ「はい、それじゃぁ次のお題ちゃっちゃと行くわよー!」 QB「・・・死んだんじゃなかったのかい?」 マミ「俗に言う『細けぇこたぁイイんだよ!』ってやつね!」 QB「わけがわからないよ」 マミ「それじゃあ次のお題は 533よ!」 533. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 04 23.03 ID 1nBAvd190 バカ 541. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 08 19.71 ID vXogxTMK0 マミ「次のお題は『バカ』ね・・・」 杏子「おい、今私をバカって言ったか?」 マミ「言ってない言ってない!」 QB「今日は深夜も人が多いね、制限時間は2 28まで、それじゃあスタート!」 杏子「バカって言うやつはこうしてやる!」マミマミマミマミ マミ「ちょっ、やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 542. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 10 17.90 ID mz29VZNa0 さやか「そういえば杏子、あたしがバカってところ否定しなかったな〜って」 杏子「それどころじゃねーよ」 543. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 10 54.34 ID flBiDd8k0 ほむら「美樹さやかって、ほんとバカ。」 ほむら「どうして…あたしなんかを、庇って…先、に、逝っちゃ、…グスッ、うのよ…!!」 544. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 11 21.06 ID GYEe2/hF0 まどか「ほむらちゃんの馬鹿!」 ほむら「まどかの馬鹿!」 杏子「あれは?」 さやか「ただの痴話げんかよ」 杏子「ふーん……!」 杏子「さやかのバーカ」 さやか「死ね」 杏子「」グス 545. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 11 22.72 ID r+SyQXcX0 杏子「マミ…先に逝きやがって…。この大馬鹿野郎が…!」ダンッ 546. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/07/17(日) 02 11 42.98 ID m2EYbKIF0 ほむら「はぁっ、はぁ、まどかっ…」 まどか「あ、だめぇ!ほむらちゃ…!きたないっ…!」 ほむら「だいじょぶ…まどかに汚いところなんて、ないから」 まどか「はぅ…、ばか、ほむらちゃんの、ばかっ…」 ほむら「まどか、好き、愛してるっ…!」 まどか「ばか、ばか…ほむらちゃんの変態っ…!」 ほむら「そんなことを考える深夜2時」 杏子「馬鹿が」 547. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 13 29.86 ID G69Tk9zR0 ほむら「まどかは大バカね」 まどか「ほむらちゃんはわたしバカ」 マミ「QBは馬鹿」 QB「マミは本物の馬鹿だ」 杏子「ばか」 さやか「ばか」 杏子「殴るぞばーか!」 さやか「うっさいばーか!」 杏子「あ?てめぇ自分がほんとばかって言ってたじゃねーか!!」 さやか「あんたよかマシよ!ばか杏子!!」 杏子「ばーかっ!!」 さやか「ばーかっ!!」 ま・ほ・マ・Q「「「「・・・バーカ・・・」」」」 548. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 15 02.85 ID vXogxTMK0 さやか「う〜ん・・・」 杏子「お?宿題か、こんな問題も解んないのか、バカだな〜」 さやか「うっさい!バカって言った方がバカなのよ!」 杏子「あぁ?バカにバカって言って何が悪いんだよ、や〜いバ〜カ」 さやか「アンタの方こそバカでしょ!このバカー!」 さや杏「ぐぬぬぬぬぬ・・・」 マミ「バカって言うか・・・」 ほむら「ガキね・・・」 549. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 15 07.10 ID flBiDd8k0 上条「失ってから気付くなんて…僕は世界一の大馬鹿野郎だッ…!!」 550. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 24 01.13 ID gYJlVn4S0 杏子「よう、バカ」 さやか「むかっ、なに出会い頭に失礼なこと言うのよ!さやかちゃんカチンと来たわよ、カチンと!」 杏子「だってあんたバカ宣言しちゃったじゃん、8話のタイトルにまで出張って堂々とさ」 さやか「バカ宣言じゃないわよ!後悔という感情の吐露よ!あんな展開、愚痴の一つもこぼしたくなるわよ!」 杏子「じゃあ自己紹介?」 さやか「話聞いてた!?自己紹介じゃないわよ!あたしってほんとさやか、なんて自己紹介聞いたことある!?」 杏子「美樹バカ」 さやか「名前になっちゃった!?やめて!この街の平和はバカちゃんが守っちゃいますからねー!って超バカっぽいからやめて!」 杏子「バカさやかの方が語呂がいいか」 さやか「お願い!もうバカでもいいから美樹さやかでいさせて!」 551. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 27 52.19 ID hroLM8iOO 上条「ねぇ?さやか?」 さやか「ん?」 上条「もし、僕の手が治らなくても、ずっと一緒にいてくれるかい?」 さやか「バカじゃないの?そんなの当たり前でしょ?」 上条「そっか……じゃあ僕は何があっても頑張れるよ……」 さやか「バカ……」 552. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 28 34.82 ID vXogxTMK0 マミ「タイムアップ!ここまでよ!」 QB「投票は2:40までだよ!それじゃあきゅっぷい!」 553. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 28 45.11 ID 1nBAvd190 550 さやかバカなあんこちゃんかわいい 554. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 28 57.09 ID /sF13wjkO QB「ま〜どか!ま〜どか!ま〜どか!」 さやか「ああ、今日はバカQBなのね」 杏子「どういうことだよ?」 さやか「まあ見てて頂戴」 プチッ QB「…いきなり何をするんだい、美樹さやか」 杏子「あ、戻った」 プチッ QB「…僕の扱いについて君とは一度じっくり話し合う必要が」 プチッ QB「や〜め〜ろ〜よ〜は〜な〜せ〜よ〜か〜え〜せ〜よ〜」 さやか「ね?殺された回数が3の倍数の時、QBはバカになるのよ」 555. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 29 08.11 ID GYEe2/hF0 546 あはははもう駄目だ 556. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/07/17(日) 02 29 30.96 ID m2EYbKIF0 549 気づくのが遅いんだよ…お前は… 557. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 30 04.03 ID Dd3BFxQ00 550 美樹さバカ… 558. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 30 12.39 ID flBiDd8k0 548 二人ともかわいい 559. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 30 39.68 ID gYJlVn4S0 544 杏子はちゃんとグローブをはめてるのに、さやかはメリケンサック、そんな状態でのクロスカウンター みたいな感じ 560. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 30 51.20 ID mz29VZNa0 544 何という痴話喧嘩 561. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 30 54.01 ID hroLM8iOO 546 解る。解ってしまう 562. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 31 26.55 ID r+SyQXcX0 549 頑張れ、さやかの分まで 563. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 34 37.77 ID G69Tk9zR0 542 (´・ー・)<糞ワロタ 566. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/17(日) 02 46 22.00 ID vXogxTMK0 マミ「集計結果の発表よ!」 2票 544 「何という痴話喧嘩」 546 「あはははもう駄目だ」「解る。解ってしまう」 549 「気づくのが遅いんだよ…お前は…」「頑張れ、さやかの分まで」 550 「さやかバカなあんこちゃんかわいい」「美樹さバカ…」 1表 542 「糞ワロタ」 548 「二人ともかわいい」 QB「見事なまでに団子状態だね、この場合はレス番の一番早かった人が優勝だよ」 マミ「というわけで、優勝は 544さんよ、おめでとう!」 杏子「それじゃあ次は 544にバトンタッチだ」 さやか「一応言っとくけど私バカじゃないからね」 杏子「いやバカだろ」 さや杏「ぐぬぬぬぬぬぬ・・・」
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【01-10】 【11-20】 【21-30】 【31-40】 【41-50】 【51-60】 【61-70】 【71-80】 【81】 【82】 【83】 【84】 【85】 【86】 【87】 【88】 【89】 【90】 【91-100】 http //ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1327408545/ 23 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 00 17 33.61 ID BooLNE/80 [1/5] 139 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/26(木) 00 08 56.07 ID WVpLdF9a0 [1/5] 246 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/27(金) 00 16 23.27 ID OGg8fG0V0 [1/2] 329 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/28(土) 00 04 13.20 ID PKkiCGuR0 [1/4] 467 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 00 19 06.90 ID Qbgnaahd0 [1/4] 615 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 00 15 12.04 ID 2NRJXcSO0 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/31(火) 00 23 00.12 ID x90spQ3o0 [1/5] 796 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 00 05 27.73 ID AkZpXijV0 [1/4] 900 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 00 00 08.08 ID AkZpXijV0 [4/4] 974 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 23 59 50.24 ID 2d4npWua0 [5/5] 23 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 00 17 33.61 ID BooLNE/80 [1/5] 1月25日、杏子ちゃんが凍った道路で滑って遊んでいた 今日はカノッサの屈辱の日で、三方原の戦いで武田信玄が徳川家康に勝利した日 徳川十六神将の一人として有名な戦国武将鳥居忠広やウルトラマンなどで有名な映画監督円谷英二の命日 また、今日はカノッサの屈辱に因んでお詫びの日、901年に菅原道真が醍醐天皇に左遷された事から左遷の日とも言われているとか 学問の神様としても知られる菅原道真の左遷は藤原時平の讒訴によると言われる 所謂昌泰の変と呼ばれるもので、大宰権帥として大宰府に左遷された道真はその2年後に亡くなった 930年の清涼殿落雷事件は道真の怨霊によるものだとされ、彼が天神(雷神)として祭られるようになるきっかけとなった 太宰府天満宮や北野天満宮などの天満宮は彼を祭神とする神社である 因みに菅原道真は平将門、崇徳天皇と一緒に日本三大怨霊と言われる 平将門は俵藤太として知られる藤原秀郷や平貞盛らに朝敵として討伐され、首塚伝承で有名だ 崇徳天皇は保元の乱で敗北し罪人とされたが、彼は仏教に深く傾倒していた 彼は戦死者の霊を慰める為に五つの写本を完成させ、京の寺に収めて欲しいと朝廷に差し出した しかし、後白河はその写経は呪いがかけられているかもしれないと考え、それを崇徳のもとに返した それに激怒した崇徳は舌を咬み切り、血で写本に恐ろしい事を書き、後に生きながら天狗となったという まったく、平安時代の怨霊とは恐ろしいものだ そう言えば、杏子ちゃんがこの前に色々な怪談を知りたいと言っていたなぁ 時季外れにもほどがあるが、どうやら杏子ちゃんは怪談特集の番組の再放送をテレビで見たらしい 今年の夏は杏子ちゃんと一緒に怪談に縁のある場所を巡ってみるのも面白いかもしれない 雪の所為で道路は凍り、いつもより事故が増えていると朝のニュースで報道していた 自動車の事故もそうだが歩行者がすってんころりんする事も少なくない そんな状況だと言うのにわたしと杏子ちゃんは今、公園のベンチに座っている 因みに上に屋根がついているのでベンチは冷たいが全く濡れていない わたし達がわざわざこんな状況の中、外に出てきたのは杏子ちゃんの希望だ 滑っている人を見て「なんか楽しそうだな」と杏子ちゃんが呟いたのだ 「2回こけそうになっちまった」 杏子ちゃんは笑いながら温かい缶ココアを啜る わたしなんて5回は転んだよ・・・ 「怪我はないかい?」 心配してくれてありがとう。まだ、膝が痛いけど血は出てないよ 「そっか、もし痛かったら言えよ? 気休め程度の治癒魔法ならあたしでも使えるからな」 杏子ちゃんって魔法っぽい魔法使えたんだね 「一応、昔にある人から基本的な魔法は教えてもらったからな でも、小細工するより、槍振り回してる方があたしの性に似合ってるんだ」 杏子ちゃんらしいね。でも、回復魔法も聖女な杏子ちゃんにはとっても似合ってると思うけど 「聖女とか恥ずかしいこと言うなよ・・・///」 でも、本当に似合ってると思うよ?この前だって、魔女と戦ってる時にわたしの事を赤い結界で護ってくれたし 「ばーか!あたしがあんたを守るのは当たり前だろ?聖女とか関係ねーよ」 えへへ。杏子ちゃんのそういうところが聖女なんだよ?/// 「わっかんねーなー///」 わたしは杏子ちゃんの飲んだココアの空き缶を捨てに行く為にベンチを立って歩き出す その時!わたしは、凍った地面で滑って転んでしまいそうになった 「まったく、あんたは危なっかしーな・・・」 しかし、杏子ちゃんがわたしの手を掴んでくれたお陰でわたしは転ばずに済んだの えへへ///ありがとね杏子ちゃん 「ったく気をつけなよ?あんたの身体はあんただけのもんじゃねーんだからさ」 杏子ちゃん・・・こんなところで恥ずかしいよ・・・/// わたしの身体の温度が急激に上がるのが分かる 「そんなつもりで言ったんじゃねーんだけどな・・・」 「でも、あんたがそういう顔を見せてくれるんなら、あたしもあんたに応えてやるよ///」 杏子ちゃんは手を引張ってわたしの身体を杏子ちゃんのそばに寄せる そして、杏子ちゃんはゆっくりと顔を近づけ、わたしの瞳を見つめる お互いの甘く白い吐息が触れるくらいに顔を近づけるわたし達 「いいよな?///」 杏子ちゃんはわたしに愛の確認をして、わたしの口を塞ぐ ココアの甘さと杏子ちゃんの甘さが混ざって最高の味になっていた わたし達の口から漏れる白い息はまるで二人のミルクのような愛の色をしていたのでした コメント 139 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/26(木) 00 08 56.07 ID WVpLdF9a0 [1/5] 1月26日、25日に地震がくるという噂を聞いたけれどやっぱりこなかった 今日は Rシュトラウスのオペラ『薔薇の騎士』がドレスデンで初演された日でドイツ・ポーランド不可侵条約が締結された日 連合軍最高司令官ダグラス・マッカーサーや悪名高き陸軍軍事甘粕正彦の誕生日 フィクションを含めるならMihael KeehlやMail Jeevasの命日でもある マッカーサーと言えばコレヒドール島からの脱出を余儀なくされて"I shall return"という言葉を残したとして有名だろう 因みにマッカーサーをそこまで追い詰めたのは日本軍だ 彼を追い詰めたフィリピンの戦いは太平洋戦争における日本の全盛期の一つと言ってもいいだろう しかし、マレー作戦やシンガポールの戦いが2ヶ月以内に決着したのに対しフィリピンの戦いは決着に5ヶ月もかかってしまった フィリピン戦の勝利は5月頃だったが、当時の日本軍は約1ヵ月後の6月にミッドウェー海戦で大敗する事を知らない また、その後に続くガダルカナル島での飢えと病に満ちた地獄の戦いも知らない 話はガラっと変わってしまうが今日は文化財防火デーだった 1949年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損した事をきっかけに制定されたらしい 因みにわたしも文化財を持っている それはわたしの人生文化財に指定されている人間国宝級の大切な大切な宝物 それは情熱的な髪の色に健康的な白い八重歯、太陽のような笑顔に月より美しい飛脚・・・ 褒めるべき特徴は星の数のように多すぎて語り尽くす事が出来ない そう、それはわたしの最高の恋人、佐倉杏子ちゃんだ シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ…… 冷たい朝の洗面所に響く杏子ちゃんの歯を磨く歯ブラシの音 大きな鏡には可愛らしいお口から涎と歯磨き粉の混じった白い液体を垂らす杏子ちゃん 表情を見るとほのかにほっぺたが赤くなっており、どうやら少々恥かしがっているようだ その白い雫が洗面器にポタリポタリと落ちる音はメトロノームのように一定の間隔で響く そろそろお口くちゅくちゅしようか? わたしは杏子ちゃんのお口から歯ブラシを外し蛇口を捻り赤いコップにお湯を入れる そして、それを杏子ちゃんのお口に運ぶの 杏子ちゃんはお口をくちゅくちゅと動かしてお口の中を濯ぎ終えると洗面器に白い液体を吐き出す 一杯お湯飲んでおく? わたしは杏子ちゃんに、コップにもう一杯お湯を入れて聞いてみる 「あぁ、頼むよ」 わたしは杏子ちゃん要望に応えて、杏子ちゃんのお口元にお湯を持っていく 杏子ちゃんはそれを2、3口飲んで、もういいと合図を出した 「色々迷惑かけちまって悪いな・・・」 困った時はお互い様だよ杏子ちゃん! 何故こんな状況になっているかと言うと杏子ちゃんが利き手首をひねってしまったからだ 今朝、トイレに行こうとそてバッドから降りようとした時にひねってしまったようで杏子ちゃんは涙目になって悶えていた わたしはそんな杏子ちゃんの悲痛な悶え声に起こされたのだ わたしは患部を冷えたタオルで冷やそうとしたんだけれど杏子ちゃんは「寒いからヤダ」と突っぱねられてしまった こういう杏子ちゃんの子供っぽいところも、わたしは大好きだ でも、このままじゃ杏子ちゃんの生活に支障が出てしまう だから、わたしは杏子ちゃんの痛みが消えるまで杏子ちゃんの利き手になる事に決めたのだ 「なぁ、なんでこんなにぴったりくっ付いてんだ? あんたは温かいし甘い匂いがするからずっとくっ付いてもらってた方があたしは嬉しいけどさ」 今はわたしは杏子ちゃんの手だからね 身体と手が離れてるのなんてデスタムーアくらいしかいないでしょ 「じゃあ、手が治ったらあんたはあたしから離れちまうのかい?」 そんなわけないよ。一生わたし達は一緒だよ? 「そっか、ありがとな。なんか食いたいもんはないか? 今日のお礼にあたしが食わせてやれるもんなら今度奢ってやるよ」 うーん、わたしは今がいいなぁ… わたしはそういって杏子ちゃんに顔を近づける 「あんたはあたしを食いたいのか?///」 うん/// 「残さず食べろよな///」 杏子ちゃんは目を瞑ってわたしに唇を重ねてきた 頭がくらくらしそうなほどに気持ちのいい瞬間だった そして、わたしと杏子ちゃんは一つになったのでした コメント 246 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/27(金) 00 16 23.27 ID OGg8fG0V0 [1/2] 1月27日、日陰にはまだ雪や氷が融けずに残っている 今日は戊辰戦争で、鳥羽・伏見の戦いが行われた日でドイツのアウシュヴィッツ強制収容所がソ連軍により解放された日 ドイツ観念論の哲学者フリードリヒ・シェリングの誕生日で紫衣事件で有名な臨済宗の僧沢庵宗彭の命日 沢庵宗彭は沢庵漬けの考案者と言われているが諸説あり定かではないようだ 因みに三大レクイエムの一つの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの命日でもある 特にDies irae(怒りの日)はモーツァルトのものと同じくらい有名な曲だろう あまり有名ではないがLacrimosa(涙の日)も美しい旋律だ レクイエムを作曲した音楽家は三大レクイエムで知られるモーツァルト、ヴェルディ、フォーレが有名だが、 他にもブリテン、ベルリオーズ、ドヴォルザークなど多くの音楽家達によって作曲されている 因みに言うまでもないが、これらのレクイエムの大元は単旋律、無伴奏のグレゴリオ聖歌だ 教会音楽の歌詞はラテン語らしいけど教会の娘の杏子ちゃんはラテン語をお父さんから学んだりしたのだろうか あの甘い声で神様への唄を謳う幼い杏子ちゃん・・・想像してみただけで口元が緩んでしまう わたしが神様だったら間違いなく杏子ちゃんをさらってしまうね そして神の国で天使達が指を咥えて見ている中、杏子ちゃんとずっとイチャイチャしているだろう わたしは杏子ちゃんと東京に来ていた 今度、行かなくてはならない所の下見に来たのだ それにしても東京という都会は人が多すぎるし、駅が複雑で疲れてしまう 特に新宿駅という魔界のダンジョンで杏子ちゃんとはぐれてしまった時は泣きそうになった ある部屋で独りぼっちでいるのより、都会のような大勢の中で孤独感に苛まれる方が辛いのだ ロンダルキアの洞窟みたいに進んでも進んでも同じ風景な無限回廊に無数に散らばった案内の数字 大声で哂いながら端の方で屯する若者に、機械の様に同じ方向に向かっていくサラリーマン 『モダン・タイムス』のように機械のような動きをする彼らに一種の狂気を覚える そんなダンジョンで杏子ちゃんと再び逢えたのは奇跡としか言い様がない 杏子ちゃんもわたしの事を探し回ったみたいで、わたしと再会の抱擁をするとお腹をぐぅと鳴らした 「なぁ・・・あたし腹減ったよ・・・あっちこっちから美味そうな匂いするし、ずっと歩きっぱなしだったし・・・」 杏子ちゃんは弱った仔犬のような表情でわたしの瞳を見つめる じゃあ、どこかでご飯にしようか? 「あたしラーメン食べたい!」 わたしを探している途中で杏子ちゃんはラーメン屋さんを見つけたらしい でも、お腹減ったんだったなら食べちゃえばよかったのに。杏子ちゃんはお金持ってたと思うけど 「どんな美味くらって独りで食ってもつまらないだろ? あたしはあんたと一緒に食べたいんだ」 杏子ちゃんの優しさに目頭が熱くなったよ・・・ 「さっ、行こうぜ!」 杏子ちゃんはわたしの腕を引張って歩き出す 「あたしから離れるなよ?もう探して迷うのはごめんだからな」 わたしと杏子ちゃんは美味しいラーメンを食べ終えてお腹いっぱいだ 「美味かったな、ここのラーメン」 杏子ちゃんはお腹をぽんぽんと叩きながら言った 「今度行くところの下見はもう終ったんだろ? ならそろそろ帰るか?お腹も膨れたことだし」 そうだね、杏子ちゃん わたしは杏子ちゃんの手をとって歩き出そうとする しかし、わたしにはそれが出来なかった 「どうしたんだ?」 改札口ってどっちだっけ? 「あ・・・ごめん、忘れちまった・・・」 どうやら、わたし達は迷子になってしまったみたいだ どうしよう・・・ 「まぁ、悩んでたってどうにもならないから歩いてみようぜ? それにあたしはあんたとなら迷子になっても嫌な気分はしないよ むしろ、あんたと迷子になるなら未知の世界を冒険してるみたいな気持ちだぜ」 そう言って杏子ちゃんは逆にわたしの手を引張って歩き出した 杏子ちゃんはわたしだけの最高の道しるべだよ コメント 329 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/28(土) 00 04 13.20 ID PKkiCGuR0 [1/4] 1月28日、わたしにとってこの日ほど大切な日はない 今日は至福の日、神様や運命の巡り合わせに心より感謝すべき日 わたしと杏子ちゃんが初めて出逢った全ての始まりの日だ その日からわたしと杏子ちゃんの物語は紡がれ始めた 始まりの風は若葉に語りかけ、優しい陽の光は若葉を抱擁して 天の涙は若葉に優しく降り注ぎ、月の光は若葉に子守唄を聞かせる 風は吐息で陽は笑顔、涙は慰めで月は癒し 佐倉杏子ちゃん、彼女に逢ってからわたしの世界が変わった 灰色の砂漠のような世界が緑に満ちた楽園に変わったのだ 否、それ以前に杏子ちゃんに出逢う事がなかったらわたしは死んでいただろう 魔女という怪物に手足を引き千切られ絶望の海に沈んでいただろう わたしはその時助けてくれた杏子ちゃんの姿を鮮明に覚えている 突如姿を現し、鯛焼きを咥えながら多節棍の槍で魔女を薙ぎ倒す真紅の美少女の姿を 杏子ちゃんは魔女を斃すと「ちぇっハズレか」と呟いて、パーカーにホットパンツの姿になった そして、腰を抜かして座っているわたしにチラと目をやってから言った 「運がよかったな、あんた。ほら、食うかい?」 杏子ちゃんは地面にペタリと座りこんだわたしに、パーカーのポケットから取り出したキャンディを投げた わたしはお礼を言ってそのキャンディを口に入れると涙が零れてきた 生きてると、ただのキャンディでもこんなに美味しいんだって 「あんた、いいヤツだな」 杏子ちゃんはわたしの頭を撫でながら言った 「あっ、ごめんな。馴れ馴れしいことしちまって。あんたがあいつに似てたもんでさ・・・ 泣き止んだら真っ直ぐ帰りな。家族が心配してるだろうからな。じゃあな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしに背中を見せた あの・・待ってください、とわたしは立ち去ろうとする杏子ちゃんを呼び止めた わたしはお礼がしたいから是非名前を教えてほしいと杏子ちゃんにお願いしたの 「佐倉杏子だ。まぁ、今度会ったら缶ジュースでも奢ってくれよ。じゃあな」 そう言って杏子ちゃんは夕闇の中に消えていった 「あー、そんなこともあったなー。もう一年経ったのかー」 杏子ちゃんは炬燵で伸びながらわたしとの過去話に興じる 「あの翌日に駅前の鯛焼き屋の前でばったり逢ったんだよな それにしてもあれから色々あったよなー」 そうだね、杏子ちゃんを連れ込んだり、一緒にご飯食べたり、一緒にお昼寝したりね 「全部あんたが強引にしたことだけどな」 でも、その結果が今のわたし達なんだからわたしのした事は正解だったんじゃないかな? 「まぁ、あたしも否定はしないよ。今はとっても幸せだしな。でもストーカーはちょっとやりすぎだと思うぞ 魔女の結界までつけて来た時は流石に驚いたぞ?」 やっぱり気付いていたんだね杏子ちゃん。だから杏子ちゃんの背後に赤い結界を張っていてくれたんだね 「正直あの時はあんたのこと思いっきりぶん殴ってやろうかと思ったよ 魔女と戦うってことはおふざけ半分で出来るもんじゃないからな でも、あんな怖い思いをした筈なのについてくるあんたのことを考えたらそんな気失せちまったよ それどころか、あんたにかっこいいところを見せてやりたいって思っちまった」 心配かけちゃってごめんね、杏子ちゃん・・・ でも、たとえ杏子ちゃんに思いっきりぶたれてもわたしは杏子ちゃんのことを追い続けてたと思うよ ねぇ、杏子ちゃん 「なんだよ改まって?」 この一年間、本当にありがとね。杏子ちゃんと一緒に過ごした時間、絶対に忘れないよ 「やめろよ照れ臭いな…あたしからもあんたに言いたいことがあるんだ」 なに杏子ちゃん? 「これからも、ずっとずっと、皺くちゃの婆さんになってもあたしと一緒にいてくれよな」 ふふ、当たり前だよ 一年間ありがとう そして、これからもよろしくね杏子ちゃん コメント 467 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 00 19 06.90 ID Qbgnaahd0 [1/4] 1月29日、昨日の朝の地震には杏子ちゃんもびっくりしていた レンネル島沖海戦が始まった日で米国大統領ジョージ・ウォーカー・ブッシュが「悪の枢軸」発言をした日 細菌学者北里柴三郎や政治学者吉野作造の誕生日 レンネル島沖海戦はケ号作戦の最中に発生した戦いで日本軍はこの戦いで米軍を破った 因みにケ号作戦というのは日本軍のガダルカナル島撤退作戦の事だ ガダルカナル島戦は餓死者や病死者が大量に出た事から「餓島戦」とも呼ばれる事があるらしい 撤退作戦といえば奇跡の作戦と言われるキスカ島撤退作戦も有名である また、ガダルカナル島戦の日本軍の敗因の一つに大量の輸送船が撃沈された事が挙げられる 輸送艦の中には食糧や軍需品などが入っていたのだが、殆んど撃沈されてしまったので現地の兵には届かなかったとか 杏子ちゃんにこの事を教えたら怒りそうなのでやめておこう 昨晩は杏子ちゃんに逢って一周年記念という事でいつもより長く愛し合ってしまった まだ枕はわたしと杏子ちゃんの愛の涎が乾ききっていないようで湿っている 布団の中もわたし達の愛の営みでところどころ濡れている部分がある わたしと杏子ちゃんはそんな寝台で横になっている どうやら杏子ちゃんはまだ眠っているようですぅすぅと寝息をたてて眠っている 杏子ちゃんの寝顔は起きている時より幼く見えてしまい犯罪的な香りがするの 特にいたいけな唇には目を惹かれる 幼さと妖艶さ、相反する性質を兼ね備えた杏子ちゃんの唇は無意識にわたしを誘惑する わたしはその誘惑に負け、杏子ちゃんの唇を人差し指で時計回りに撫ぜる 至高の柔らかさを指で十分に堪能したわたしは杏子ちゃんの唇に顔を近づける 杏子ちゃんの甘い吐息がわたしの肌を撫ぜ、わたしの脳に媚薬を分泌させる 我慢できなくなったわたしは杏子ちゃんの身体をぎゅっと抱きしめ唇を奪う 甘くて甘くて甘くて甘くて、そして甘い わたしはさらに舌を伸ばし杏子ちゃんの可愛らしいピンクの舌を撫ぜる んっ・・・///やっぱ、杏子ちゃんは甘い味がするよぉ・・・/// わたしは一通り杏子ちゃんの味を堪能し終えると杏子ちゃんから顔を離した えへへ・・・朝からはしゃいじゃってるね、わたし/// 「ヘンタイ・・・」 杏子ちゃん!? 「ヘンタイ・・・」 わたしの唾液まみれでジト目の杏子ちゃんは抑揚のない声で言い放った 「朝っぱらから何やってんのさ、あんた」 杏子ちゃんが今までにないほどの呆れたような声で言い放った その表情には怒りも悲しみも含まれてはいない ただ、呆れだけが杏子ちゃんの表情に現れていた 「ヘンタイ・・・」 杏子ちゃんの「ヘンタイ」という言葉の槍がわたしをさらにゾクゾクさせる わたしは我慢できずにまた杏子ちゃんに抱きついて唇を奪ってしまった ベットがギシギシと音を立てる 「なっ!///いきなり何しやがる!///」 いつもの杏子ちゃんに戻ったようでほっぺたが真っ赤になっていた 極限状態に呆れていた杏子ちゃんでもいきなりの愛の抱擁にはたじろいでしまうらしい そんな杏子ちゃんもとっても可愛いなって 「へんたい!///へんたい!///」 うん、いいよ///変態って言われても、わたしは杏子ちゃんが好きだから! 「バカ・・・いきなり凛々しい顔して言うなよ・・・/// でも、そんな変態なあんたを好きになったあたしも変態かもな・・・///」 そして、わたしと杏子ちゃんは再び愛し合った コメント 615 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 00 15 12.04 ID 2NRJXcSO0 1月30日、風の強い日でも杏子ちゃんのスカートは捲れない 今日はドイツでヒンデンブルク大統領がヒトラーを首相に指名された日でマハトマ・ガンディーが暗殺された日 政治家緒方竹虎の誕生日で飛行機の発明者ライト兄弟の弟のオーヴィル・ライトの命日 フィクションを含めるならスタンド使いの連続殺人鬼、吉良吉影の誕生日 彼は「植物の心のような生活」を望んでいるらしいがわたしは杏子ちゃんとの「情熱的な生活」を送りたいと思う わたしは情熱という言葉が好きだ、杏子ちゃんの色であるから 現代の水平化より消え失せた情熱の花を咲かしてみよう 因みにデンマークの思想家キルケゴールの著書『現代の批判』の序文にはこうある 「現代は本質的に分別の時代であり、反省の時代であり、情熱のない時代であり、束の間の感激に沸き立つことがあっても、 やがて抜け目なく無感動の状態におさまってしまうといった時代である」 抽象化した大衆社会でわたしたちは具体的で情熱的な愛を育み合い、手を取り合って生きていこう これは一種の時代の潮流への叛逆かもしれないが、それだけわたしは杏子ちゃんと『愛』を語りたいのだ わたしは別に花には興味はなかった だから、わたしはその花の名前を知らない わたしの知っている花の種類なぞ、両手の10本の指に収まる程度しかないだろう 薔薇に百合に桜に紫陽花、梅にチューリップに・・・ 実際に見てみれば分かるかもしれないが、ぱっと挙げられる花の種類はこの程度だ それは恐らくわたしの隣の杏子ちゃんも同じだろう 別に花の種類を多く知っているからといって何か得するという事もあるまい ただ、知識は多い方がいいというのはあるかもしれないが でも、わたしはあれこれと花の種類を挙げるよりも、一つの花を恋人と眺めている方が幸せな気がする 杏子ちゃんはその花を見て、優しそうな顔をしている きっと今、わたしと杏子ちゃんが思っている事は同じ事だろう 「綺麗な花だな」 ほら、思った通りだ。わたしと杏子ちゃんは似ているのかもしれない わたしは杏子ちゃんにその花の種類は何かと聞いてみた 無論、真実の正解を期待しているわけではない 「ごめんな、分からねーや。あたしはあんたと綺麗な花を見れたってだけで満足してるしな どうせ覚えても、また忘れちまいそうだし。あんたは知ってんのか?」 いや、全く知らないよ。でも、知らないままでわたしはいいと思うよ 「じゃあ、あたし達で名前を付けないか?あたし達だけの名前をこいつに付けるんだ」 わたしと杏子ちゃんがこの場所で今、見つけたこの花、それは揺るがない それに杏子ちゃんは面白い事にこの花を「この花」と呼ばずに「こいつ」と読んだ 杏子ちゃんは「花」というカテゴリを外し、この『花』に唯一性を与えたのだ 故にこの『花』は花に非ず、この『花』は晴れて自由となり、何者にでもなれる 杏子ちゃんは無自覚に行った事なんだろうけども、やっぱり杏子ちゃんは優しい人だよ 「?あんたって最近よく分からないこと言うよなぁ・・・」 多分、杏子ちゃんのお陰でわたしは『愛』を知る事が出来たんだろうね 「ますますワケが分かんねーけど、悪い気はしねーな///」 その晩もわたしと杏子ちゃんは互いの身体を『花』さないで『愛』し合った コメント 684 名前:†[sage] 投稿日:2012/01/31(火) 00 23 00.12 ID x90spQ3o0 [1/5] 1月31日、今月もいよいよ終わりだ 今日は北村透谷・島崎藤村らが文芸雑誌『文学界』を創刊した日でWWⅠでドイツが無制限潜水艦作戦を開始すると発表した日 江戸幕府初代征夷大将軍徳川家康や音楽家フランツ・シューベルトの誕生日で、啓蒙思想家西周の命日 フィクションを含めるならば、COOLなシリアルキラーの雨生龍之介や死神の朽木白哉の誕生日でもあるらしい 西周はphilosophyの訳語として哲学という言葉を創った他に、藝術・理性・科學・技術などの言葉も彼が考案した言葉だという philosophyは現在は哲学と訳されるが彼はphilosophyを希哲学と訳したらしい なぜ現代は「希」の言葉が省かれているのかはわたしは分からない そのような事を知ろうとするのが学問というものなのだろう また、今日は1月31日の1をIに見立てて愛妻(I31)の日とも言われているようだ 今のわたしにとって杏子ちゃんはまだ妻というより恋人、お嫁さんという感じの方が強いな でも、このような日があるというのは知っておいて悪い事はないだろう (乙女) 嗚呼 向こうへ 向こうへ行け 野蛮なる死神よ 私はまだ若い だから汝は向こうに行け 私に触れないで! (死) 美しく繊細な創造物である汝よ 手をお出し 私は汝の友であって 汝を罰する為に来たのではない 機嫌を直してくれ! 私は乱暴ではない 私の腕の中で穏やかに眠るがいい 今日はシューベルトの誕生日という事もあってテレビでシューベルト特集をやっている 流れているのはDer Tod und das Madchen(死と乙女) 悲壮感を漂わせるのと同時に高潔さを輝かせる歌曲だ 「この乙女って結局死んだのかな?普通のヤツが死神から逃げ切るなんて無理だもんな」 杏子ちゃんはホットココアをスプーンでかき混ぜながら言った でも、杏子ちゃんなら逆にやっつけちゃいそうだよね? 「でも死神って死ぬのか?まぁ、撃退くらいならあたしでも出来ると思うよ あたしはもっとあんたと一緒にいたいからまだ死にたくないしな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしにじゃれて抱き付いてきた ぴょこんと立った杏子ちゃんのアホ毛がわたしの頬をくすぐる でも、杏子ちゃんがそう言うと本当に死神くらい倒してしまいそうな気がするよ 「当たり前さ。それに、あたしはもう死への覚悟なんてとっくに出来てるんだ だから、わざわざ優しい死、なんてありがた迷惑以外の何者でもないね それに覚悟がなけりゃ魔法少女なんてやってらんないよ」 杏子ちゃんは軽そうに言っているが、かなり重い事を言っているんじゃないだろうか? Memento mori(死を想え)、杏子ちゃんは常に死と隣合わせの世界に生きているのだから、それは当たり前かもしれない それでも、やはり死という言葉を平和な世界に生きるわたしが聞くと重く感じてしまう 「でもな、あたしはあんたを失う覚悟は出来てないんだ」 わたしのほっぺを人差し指でくりくりしながら言った そんなこと言ったら、わたしだって杏子ちゃんを失う覚悟なんて出来ないよ・・・ 「する必要なんかないさ。あたしは魔女なんかに殺されたりしないからな」 杏子ちゃんはそう言うとわたしの身体を抱擁した それはさっきのじゃれつきとは異なった、慈母愛を満ちた抱擁だった なにか神聖なものに包まれたような温かさ、それが杏子ちゃんの身体から感じられた 杏子ちゃんはきっと魔女にやられて死ぬ事はないだろう わたしも事故や事件に遭ったりして死ぬ事はないだろう ただ、わたしと杏子ちゃんの身体を殺すのは時間の流れだろう 時間、老衰、病・・・きっと時間に先に殺されるのはわたしだろう 何の確証もないけれど杏子ちゃんは魔法少女で身体も強いはずだからわたしより長く生きてくれるだろう わたしはそれが怖いのだ 杏子ちゃんをまた独りぼっちにしてしまうのだけが怖い 杏子ちゃんが独りで涙を流すのを想うのが辛い でも、わたしも杏子ちゃんも残酷な時間に抗う事は出来ない だから、わたしは今、この一瞬を杏子ちゃんに捧げるのだ 永久に寄り添えないならせめて、せめてその刹那に全てを注いで杏子ちゃんを愛したい だから、今日もわたしは杏子ちゃんと愛し合うの コメント 796 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/01(水) 00 05 27.73 ID AkZpXijV0 [1/4] 2月1日、今日から2月だ 今日は太平洋戦争中にケ号作戦ってのを開始した日でtaspoの発行受付がスタートした日らしい あたしみたいなガキが自動販売機で煙草を買えないようにするためにtaspoってのが出来たらしい 別にあたしは買う気なんてねーけど また、今日は『一休さん』のモデルになった坊さんの一休宗純の誕生日らしい けっこう昔のアニメらしいから見たことはないけど聞いたことならあるよ そういえば今年はうるう年ってやつで他の年より1日長いらしくて、今年は2月が29日まであるってあいつから聞いた ちなみに4で割り切れる年がうるう年らしい 2012÷4=503、割り切れた!すげー!今年はうるう年みたいだ 今年はいつもよりあいつと1日長く一緒にいられると思うとなんだか嬉しい あいつと一緒にいつもより3食多く食べられるってのも嬉しい 今さらだけど、今年は何かいいことがありそうだ リボンをつけるとてっぺんの方の毛が数本ぴょこんとはねてしまう どうやら世間ではこのようにはねた毛をアホ毛って言うらしいな でもアホ毛って言われるとあたしがアホみたいに聞こえてしまうからあんまり好きな呼び方じゃない まぁ、その毛の呼び方は置いておいて、あたしは今までその毛が気になっていた 別にあたしはお洒落や身だしなみにはそれほど気を使っているわけではないけど、それでも気になっていた 以前、あたしに魔法少女としての基本を師事してくれた人もあたしのアホ毛を「かわいらしい毛」と言っていた 母さんもあたしの頭を撫でてくれる時にいつも、「杏子みたいに元気の良さそうな毛」と言っていた そして、恋人のあいつも暇な時はあたしのアホ毛をつんつんして「愛らしい毛」と言っていた あたしは照れ臭くも、まんざら嫌な気分ではなかった 誰かから褒められる、可愛がられる、あたしはそういったことが嬉しかったのかもしれない 今だからそう認めることができるんだとあたしは思う それはきっとあいつのお陰だろう あいつはあたしが自ら鎖し凍らせた心に光を当てて、溶かして、そして開いちまった あたしがわざわざ被っていた仮面を引っ剥がし、あいつはあたしの素顔に触ったんだ お陰であたしは素直になれた。肩も軽くなった気がする。 あいつはあたしに愛ってやつを思い出させてくれたんだ だから、そんなヤツに「愛らしい毛だね」なんて言われたらあたしはとっても嬉しくなる あぁ、やっぱあたしは愛されたいんだ 「杏子ちゃんのアホ毛はやっぱかわいいね~♪」 あいつはこたつで串刺しになっているあたしのアホ毛をくりくりして遊んでいる あんたが楽しんでるのは何よりだけど、ちょっとくすぐったい・・・ 「だって見てるとくりくりしたくなっちゃうんだもん」 あいつはあたしのアホ毛を摘んで自分のほっぺたをくすぐり始めた 「杏子ちゃんのアホ毛さんって気持ちいいね」 あたしは気持ちよくないけどな・・・ 「もっと反応してくれないとつまんないよぉ・・・。こうなったら・・・えいっ!」 ひゃっ/// 「杏子ちゃんのアホ毛さんって甘い味がするね」 あいつはあたしのアホ毛をちゅぱちゅぱとしゃぶり始めた 汚いからやめろと言ってもあいつはあたしのアホ毛を口から離さない 言っても聞かないやつはこうだ! 「きゃっ!///」 炬燵に串刺し状態のあたしはあいつに飛びついた 炬燵の上のものがガタンという音を立てたが食べ物も飲み物もないので心配する必要はない さぁて、言うこと聞かないやつにはお仕置きが必要だよねぇ? 「杏子ちゃんのお仕置きならどんなものでも歓迎するよ!」 それじゃあお仕置きになってねーじゃないか、でもまあいっか あたしは柔らかくてぷにぷにしたあいつの唇を奪った 「杏子ちゃんのえっち///」 言っただろ?これはお仕置きなんだってさ/// アホ毛みたいにあたし達は互いの身体が跳ねるほど激しく愛し合ったんだ/// コメント 900 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 00 00 08.08 ID AkZpXijV0 [4/4] 2月2日、明日は節分だ 今日はスターリングラード攻防戦がソ連の勝利で終結した日で、神道が宗教として扱われ、神社が宗教法人とされた日 刀伊の入寇を撃退した公卿の藤原隆家や哲学者バートランド・ラッセルの命日 因みに藤原隆家は日本の領土に上陸した敵軍を撃退した日本最初の人物らしい といっても、日本の領土に上陸されて攻撃された事と言ったら1274年の文永の役と1281年の弘安の役くらししか思い浮かばない でも、太平洋戦争を含めるのならば硫黄島の戦いや沖縄戦、占守島の戦いなども挙げられる ラッセルは哲学者と同時に数学者・論理学者であり、アインシュタインと共に「ラッセル=アインシュタイン宣言」を出した事で有名だ 「ラッセル=アインシュタイン宣言」は核兵器廃絶・科学技術の平和利用を訴えたものだが、その著名者の中には湯川秀樹もいるらしい どうやらラッセルは平和主義者のようだ やはり平和が一番だ。きっと杏子ちゃんのお父さんもそれを願っていたことだろう 平和=幸福と必ずしも結びつくわけではないだろうが、それでも杏子ちゃんのお父さんはそれを願っていたと信じたい 杏子ちゃんは以前、お父さんのことを「毎朝新聞を読む度に涙を浮かべて、真剣に悩んでるような人」と言っていたから そんなお義父さんの平和を祈って、今日もわたしは杏子ちゃんと愛し合おう そういえば2月は大学受験シーズンだった この前にセンター試験をやって、また試験 受験生はつくづく忙しいんだなぁ、と思ってしまう わたしは杏子ちゃんが持っているお菓子の袋の「ウカール」という文字を見てく思い至った 杏子ちゃんはそんなことを全く気にしないでテレビを見ながら美味しそうにスナック菓子を口に運び続ける 「なんか暇だなー。テレビも面白くないし」 杏子ちゃんは空になったお菓子の袋を畳んで結んで、ゴミ箱にポイっと投げ入れる コントロールいいね杏子ちゃん 「まぁな、それにしても暇だよなー」 杏子ちゃんは指についたお菓子の粉をペロリと舐め取りながら言う じゃあ、気分転換にお散歩にでも行く?外はとっても寒いけど 「行く!寒いより退屈な方があたしにとっては苦痛だからな」 真っ暗になっちゃったね、もうお夕飯時だよ 「そうだな、風も強くなってきたし缶コーヒーでも飲みながら帰るか」 飲んでから、にしようね杏子ちゃん 「確かに飲み歩きは行儀が悪いしな」 杏子ちゃんはそう言うとたたたと自動販売機の方へかけて行って、30秒もしないうちに缶コーヒーを持ってわたしの方に走ってきた 「ほら、飲むかい?」 杏子ちゃんは温かい缶コーヒーをわたしのほっぺにピトッと当てた わたしはぺこりと頭を下げてお礼を言った あれ?これ、無糖だよ杏子ちゃん? 「え?ほんとだ、どうしよう・・・。微糖買ったつもりだったのに・・・」 杏子ちゃんは軽く落ち込んでしまったようでアホ毛もだらんと萎れてしまった でも、たまには無糖もいいんじゃない?ほら、大人の階段を登るみたいで! 「そうだな!たまにはいいかもしれないな!」 杏子ちゃんはそう言っていきおいよく飲むも、フレーメン反応をした猫のような顔をした 「うぇっ・・・ちょー苦ぇ・・・」 そんな大袈裟な、と思ってわたしもそれを口にするが、それは思っていたより苦かった 「なぁ・・・なんか甘いもんが欲しくならない?」 杏子ちゃんはじっとわたしの唇を見つめている そうだね・・・わたしも甘いものが欲しいなって思っていたところだよ わたしは杏子ちゃんの唇を見つめる 「いいよな・・・?///」 うん、わたしも杏子ちゃんの、もらうね/// わたしと杏子ちゃんは唇を重ね合った そして、お互いの口から分泌される甘い甘いミルクを貪り合ったの やっぱり、一番甘いものは愛だよね杏子ちゃん・・・/// コメント 974 名前:†[sage] 投稿日:2012/02/02(木) 23 59 50.24 ID 2d4npWua0 [5/5] 2月3日、今日は節分だ 今日はバルトロメウ・ディアスがアフリカ南端の喜望峰に辿り着いた日で、神社本庁が設立された日 大岡越前のモデルとなった幕臣大岡忠相や慶應義塾創設者の福沢諭吉の命日でもある 大岡忠相は8代将軍徳川吉宗に登用され、公事方御定書の編纂や小石川養生所の設置にも携わっている 慶応義塾の創始者の福沢諭吉は他にも専修学校(専修大学)や商法講習所(一橋大学)の創設にも尽力したらしい 諭吉は江戸時代に緒方洪庵の開いた適塾の門下生としても有名だ 適塾の他の有名な門下生というと大村益次郎、橋本左内、大鳥圭介などが挙げられる これだけの偉人を輩出した適塾の緒方洪庵はさぞ素晴らしい人物であったと思われる 同じように、杏子ちゃんを育てた杏子ちゃんのお父さんやお母さんもきっと素晴らしい人物だったのだろう だって、杏子ちゃんはとっても優しくて、可愛くて、強くて、かっこいいんだから 「うひゃ~けっこう太くて硬くて大きいんだな~」 杏子ちゃんは感心したように太巻きを見つめる 流石の杏子ちゃんでも、そのちっちゃなお口にこの太巻きはキツイかな? 「むっ そんなことねーさ。あたしは食えるもんなら何でも美味しくいただくよ」 そう?じゃあ、わたしが太巻きを持っててあげるから杏子ちゃんは頑張って食べてね 「ありがとな、ちゃんと持っていてくれよ」 杏子ちゃんはそう言うとちっちゃなお口を精一杯大きく開いてその黒い大蛇に齧り付いた 一生懸命に齧り付いている杏子ちゃんの姿を見ているとわたしは無性に悪戯してみたい衝動に駆られた わたしは蛇の尻を動かして杏子ちゃんののどの方に少し蛇の頭を深く入れたり、逆にそれを杏子ちゃんの口から抜こうとしたりした 「うっ・・・動あすあよ!」 何言ってるのかよく分からないし、口にものを入れておしゃべりするのはお行儀が悪いよ杏子ちゃん! 若干涙目になりながらも一生懸命に黒い蛇と格闘する杏子ちゃん、その姿は益々わたしの嗜虐心に火を点けるの わたしは蛇尾を手で操り、緩急つけて杏子ちゃんの口の中を這い回らせる 「やめろって!」 杏子ちゃんはそう言うと、わたしの手を掴んで動きを止めてしまった しまった!と思っている間に杏子ちゃんは尋常じゃないスピードで蛇の身体を全部食べてしまった あぁ、せっかく杏子ちゃんのいい表情が見られたと思ったのに・・・ 「好き勝手やってくれたねぇ・・・」 食べ終えた杏子ちゃんは不敵に笑いながらお皿に乗っているもう一つの太巻きを手に取った 「次はあんたが鳴く番だよ・・・」 杏子ちゃんは逃げようとするわたしの身体を両足で抑えて、がんじがらめにする 流石は魔法少女、わたしがどんなに力を入れても抜け出す事は出来ない イワークにしめつけられた時のピカチュウの気持ちがなんとなく分かったような気がした 「さぁ、もう逃げられないよ?」 そう言って杏子ちゃんはわたしのお口の中に、硬くて太くて大きい蛇の頭を突っ込んできたのだった/// ぷはぁ/// 「へへ、よくできました」 杏子ちゃんの楽しそうな瞳にはわたしの憔悴しきった顔が映る そう言えば、節分なのにまだ豆まきをしていなかった 豆まき・・・豆・・・お豆・・・ 杏子ちゃん、そろそろ豆まきしよっか?節分だし 「お、おう・・・。いきなり言うからちょっと驚いちまった」 うふふ、可愛い杏子ちゃん・・・/// わたしはそう言って杏子ちゃんのスベスベのふとももに指を当て、付け根の方に指をゆっくりと動かす 「おっ・・・おい///あんた何するつもりだよ!///」 豆まきだよ?その為に使うお豆を探してるの・・・ 「バカっ!///それ以上やっちゃ///きゃんっ!///」 杏子ちゃんのお豆、見ぃつけた♪ わたしは杏子ちゃんと愛に満ちた豆まきをしたのでした でも、愛し合い終わった後に杏子ちゃんにゲンコツされちゃったの///てへっ/// コメント
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早くわたしは杏子ちゃんと結婚したいの。それを邪魔する法律なんて壊してみせる!変えてみせる! また、今日は1875年に東京気象台が気象観測を始めた事を記念して「気象記念日」とされているんだって そうだ!わたしが今日の杏子ちゃんの天気予報をしてあげるね 今日の杏子ちゃんは基本的に晴れ。でも、夜は温かい雨が降るでしょう シトシトと静かに降る雨。こういう雨こそ風情がある でも、馬鹿みたいに暴れて花を散らすような嵐は嫌い この前の嵐には花どころか傘までへし折られてしまった わたしは雨は嫌いではないけれど、あのような雨は嫌い それに寧ろわたしはどちらかというと雨が好き。そう、このような雨が 五月蝿い風もなく静かに降る雨の中、杏子ちゃんと相合傘をしながら外を歩くのが好き 杏子ちゃんと民家の塀を這う蝸牛を見るのが好き。杏子ちゃんと濡れた紫陽花を見るのが好き 赤い合羽を着て、赤い長靴を履いて、赤い傘を差す杏子ちゃんが好き その中で静かな雨音をBGMに杏子ちゃんと一緒におしゃべりするのが好き 最近の杏子ちゃんの表情は明るく晴れている 気の滅入るような曇りの日も、雷轟く嵐の日も、そして今のような雨の日も ここ最近、杏子ちゃんの顔が曇るのはお腹が減った時くらいだ きっと杏子ちゃんはポジティブな娘なのだろう。そして、本当に優しい娘なのだろう わたしはそんな杏子ちゃんが大好き。 だから、今日はこの気持ちを杏子ちゃんに伝えよう。形にしよう。 町外れの教会。わたしは扉を開ける。杏子ちゃんは傘を閉じた。 そして、わたしは心臓をバクバクさせながら、その中に入っていった 「いったいどうしたんだよ?こんなところに連れてきて」 不思議そうな顔でわたしの顔を見つめる杏子ちゃん こうやって、改めて見つめられると顔が熱くなる。 「どうしたんだ?あんた、顔赤いぞ?」 わたしの顔が赤い?やっぱりわたし、緊張しているんだ。でも言わなくちゃ、この気持ち 「なぁ…いったいどうしたんだよ?」 待たせてごめんね、杏子ちゃん。今日は杏子ちゃんに伝えたい事があるの 「そんなに改まってどうしたんだよ」 うん、それじゃあ言うね杏子ちゃん。 わたしと結婚してください>< 「えっ・・・」 杏子ちゃんはきょこんとした顔になってしまった 少しの沈黙の後、杏子ちゃんはわたしに何を言われたのかを理解したようで急に顔を赤くした 「なんだよいきなり…」 今までずっと言いたいって思ってたの。言わなくちゃって思ってたの。 わたしは杏子ちゃんが大好き。でも、大好きって思っているだけじゃ不安になってきたの いつか誰かに杏子ちゃんを盗られてしまうんじゃないかって そう思うと、いても立ってもいられなくなっちゃって… 「なんだ?誰かにあたしを取られたくないから結婚して欲しいって?なんかちょっと不純だな」 杏子ちゃん…。ひょっとして失望されてしまったのだろうか。 「でも、あたし、そういうの嫌いじゃないよ?いいよ、結婚してやるよ。あたしもあんたのこと独占していたいからな」 そんな夢を見たの コメント 95 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/02(土) 00 39 36.44 ID XuANHrb20 [1/2] 6月2日、杏子ちゃんのほっぺむにむにじゅぱぁ 今日は倶利伽羅峠の戦いの起こった日で、竹下登内閣が総辞職した日 作家マルキ・ド・サドの誕生日で指揮者の近衛秀麿の命日でもある 倶利伽羅峠の戦いは治承・寿永の乱(源平合戦)の中の戦いの一つだよ この戦いで源義仲軍は平家軍に勝利したよ 源義仲軍の戦法はとても奇抜で、数百頭の牛の角に松明を括り付けて敵中に向け放つというもの 史実的に本当かどうかは知らないけどとんでもない奇襲作戦だよ でも牛がなんか可哀そう。今の世の中じゃ動物愛護団体が黙っちゃいないだろうね マルキ・ド・サドはちょっとおかしい人。刑務所や精神病院に入れられた事もあるみたい というより彼の作品の殆んどは獄中で書かれたものなんだって。 因みにサディズムは彼の名前が由来だよ。その逆の意味の言葉にマゾヒズムという言葉があるけど それの由来もオーストリアの作家ザッヘル=マゾッホの名前に由来するらしいの さぁて、杏子ちゃんはSなの?Mなの?佐倉だからSかな? 杏子ちゃんの性格的にはSっぽそうだけど責められると一気に快楽に溺れちゃいそう…/// わたしはSな杏子ちゃんもMな杏子ちゃんも全部受け止めてあげられるよ/// 杏子ちゃんになら焦らされても酷い事されてもわたしにとってはご褒美以外の何者でもないからね あれ…?そう考えるとわたしはちょっとMなのかも///でも杏子ちゃんになら何されてもいいよ、わたしは/// お昼の杏子ちゃん。うつ伏せの状態でクッションにあごを乗っけてテレビを観ている 右手でリモコンを操作しながら左手でポテトチップスを口に運んでいるの チャンネルを一通り回し終えると電源を切ってくるりとわたしの方を向いた 「面白い番組もやってないし暇だなー」 杏子ちゃんはポテチの袋をテーブルの上に置いて、ころりころりとわたしの方に転がってきた 「つまんない」 そうだね、杏子ちゃん 「なんか面白いことないか?」 うーん…そうだなぁ。じゃあ、SMゲームでもする? 「SMって何だ?スライム?」 ちょっと刺激的なゲームだよ…。やってみる、杏子ちゃん? 「よし!やろうぜ!」 「リノ(! ゚ Д゚;ノリ はぁ?あんたの事を叩けって?」 うん、優しくなんてしないでね/// 「ちょっと待てよ!あんたSMゲームするって言ったじゃんか!」 うん、これがSMゲームだよ。わたしは杏子ちゃんの事叩いたり出来ないからM役ね 「なんだ?格闘ごっこみたいなもんなのか?」 ううん、ちょっち違うよ。M役はS役にひたすらぶたれたりいじめられたりする役なの だからM役のわたしが杏子ちゃんに攻撃したりすることはないの 要は杏子ちゃんがわたしのことをちょっと痛めつけてくれればいいの。ねっ簡単でしょ? 「あんた自己破壊衝動でもあんのか?」 そんなのないよ、失敬な!わたしはただ杏子ちゃんに虐められて気持ちよくなりたいだけだもん! 「えっ…。ぶたれると気持ちよくなるもんなのか?」 うん、きっとね。杏子ちゃんになら何されても気持ちいいと思うの 「じゃあさ…、あんたがあたしの事ぶってくれよ。だって気もちいいんだろ?」 そんなの出来るわけないよ!いくらゲームだからって杏子ちゃんに手をあげるなんて無理だよ! 「じゃあ、なんであんたは自分も出来ないことをあたしにさせようとするんだよ!?」 杏子ちゃん… 「頼むからもうそんなこと言わないでくれよ、たとえ遊びでもさ…」 ごめんね、杏子ちゃん… なんてことだ。わたしは忘れていた、大切な事を 杏子ちゃんはいつもがさつな態度をとっていたりするけど、とってもピュアな心の持ち主だった 杏子ちゃんはバラエティ番組で芸人とかが(杏子ちゃんの理解出来る)下ネタを言っただけで耳まで赤くしちゃうの 杏子ちゃんは洋画でちょっとエッチなシーンに入ると脚をもぞもぞさせて顔を真っ赤にしちゃうの 軽率すぎた、杏子ちゃんにアブノーマルな愛のカタチを求めてしまうなんて 杏子ちゃんの求めていたものは普通の純愛だったのに、わたしは何て事を… 後悔なんかしても仕方がない。 今、わたしがすべき事は杏子ちゃんに謝罪し、愛を送る事… だからわたしは今、杏子ちゃんの身体を優しく抱きしめてあげるの コメント 153 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/03(日) 00 51 31.39 ID prmao1N30 [1/2] 6月3日、今日も杏子ちゃんの可愛い瞳に乾杯だよ! 今日は大坂夏の陣で大坂城天守閣が炎上した日で、日本初のボートレースが行われた日 作曲家ジョルジュ・ビゼーや作家フランツ・カフカの命日でもある フランツ・カフカは『変身』』や『審判』、『城』などで有名な小説家だよ 簡単に内容を要約すると、「或る朝、或る男性が目を覚ましたら虫になってた」(22字) 日本語訳では変身後の姿は虫とされるけれど、原文はUngezieferとなっていて これは鳥や小動物なども含む有害生物全般を意味する単語なんだって どっちにしろこんな変身全然嬉しくないよね どうせなら杏子ちゃんみたいに可愛くてかっこいい魔法少女に変身すればいいのに カフカって言うとなんかとてもポジティブな娘を思い出すね。杏子ちゃんと関係あるのかって? いやだなぁ、そんな事あるわけないじゃないですか。杏子ちゃんったら面白い事言っちゃって、もう! さぁ、今日も一緒にきょこきょこしようね杏子ちゃん 盗んだバイクで杏子ちゃんと走り出したいな、行き先も分からぬまま 暗い夜の中へ、誰にも縛られたくないから なんて事をしたら警察に捕まっちゃうから、わたし達は自転車で我慢するの いつかしたらバイクの免許とか獲ってみたいなぁ そして杏子ちゃんと一緒に夜のハイウェイを疾走するの でも、事故を起こして死んじゃうのは嫌だからきっと獲らないだろうなぁ 事故は自己責任。わたしは臆病だからきっと無理 バイクはきっと気持ちいいものなんだろうけど、その分死のリスクが付き纏う これが杏子ちゃんの言ってたこの世は差し引きゼロで成り立っているってヤツだよね やっぱり、わたしには自転車が丁度いいって事なのかなぁ… 「やっぱ夜の自転車は気持ちいいな」 さっきと変わって自転車を扱ぐのは杏子ちゃん その後ろでわたしは可愛い運転手の身体に掴まるの 騎乗スキルEXの杏子ちゃんは坂道をノーブレーキで下る まるでジェットコースターに乗っているような気分。でも、時間が時間なので絶叫はしないよ 普通だったら危険極まりない行動なんだろうけど不思議な事に杏子ちゃんの後ろなら全然怖くないの これならバイクなんていらないね、杏子ちゃんと一緒にいればね そして、わたしと杏子ちゃんは更に加速し、光の速さを越えたの 坂道のハイスピードアトクラションで遊び終えたわたし達は近くの公園のベンチでゆっくりしていた ここは不良の溜まり場とかそういう場所ではないので安心してゆっくりしていられる 「ふぅ…。楽しかったな!」 うん、杏子ちゃんのお陰で毎日が楽しくてしかたないよ! 「はは、そりゃあ良かったよ」 杏子ちゃんは缶コーヒのタブを開けると、はっとしたように言った 「こんな時間にカフェインとったら眠れなくなっちまうんじゃねーか?」 ちょっと意外だった、杏子ちゃんがそんなことを気にするなんて でも、そんな事気にする必要はないよ杏子ちゃん! 「どうしてさ?」 眠れないなら、寝なければいいだけの話でしょ?/// 「あんたってヤツは///」 久しぶりに夜の公園で杏子ちゃんとあんあんし合ったよ 公園の電灯の下で、わたしと杏子ちゃんは愛の協奏曲を奏でたの/// コメント 199 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/04(月) 00 06 53.11 ID WZDIYApq0 [1/2] 6月4日、そろそろ蒸し暑くなるね杏子ちゃん 今日は第一次近衛文麿内閣が発足した日で、ミッドウェー海戦が始まった日 聖武天皇やナチスドイツの親衛隊(SS)隊長ラインハルト・ハインドリヒの命日でもある ミッドウェー海戦、日本が大損害を被ったこの戦いは日本時間では6月5日に始まった事になっているの よく言われるのが、今まで順風満帆に快勝してきた日本軍がこの海戦を機に負けが続くようになった、って事だね 実際、ミッドウェー海戦が1942年の6月で、大敗を喫したガダルカナル戦やアッツ島戦やレイテ沖海戦はそれ以降の事だよ ミッドウェー海戦に於いての日本軍の損害は甚大で、航空母艦赤城・蒼龍・加賀・飛龍が大破し、 よく名将として挙げられる山口多聞もこの海戦で戦死したの 対してアメリカ軍の失った航空母艦はヨークタウンだけ。アメリカってやっぱり恐ろしいね 金髪の野獣ことラインハルト・ハインドリヒはエンスラポイド作戦で暗殺されたの 作戦実行者はイギリスのチェコスロバキア亡命軍から選抜され た7人の兵士らしいよ 聖遺物があったら殺されていなかったかもね。ごめんね、冗談だよ杏子ちゃん! また、今日は6月4日の「64」が「むし」と読める事に因んで「虫の日」「虫歯予防デー」なんて言われているみたい そういえば、杏子ちゃんはお菓子ばっかり食べているけど虫歯にならないね 杏子ちゃんがいつも健康だとわたしも嬉しいよ! 勢いよくパンという音が部屋に鳴り響く ほっぺがひりひりする。鏡を見たら赤く腫れてるかもしれない。 不意のビンタはけっこう堪える。ちょっと涙が出ちゃった。わたしにMっ気がなかったら、この痛みには耐えられなかっただろうね さて、一体何が起こったのか。わたしは杏子ちゃんにほっぺを思いっきり引っ叩かれたの 別に杏子ちゃんにDVされているわけじゃないよ それは今、わたしのほっぺをさすりながら謝り続けている杏子ちゃんの態度から伺える では、何故わたしは杏子ちゃんに思いっきり叩かれたのか? それは今、姿を隠しているであろうヤツの所為だ 真夜中眠っている時に不快な羽音を鳴らし人に接近し、血を奪っていく憎いヤツ そう、蚊の所為だ 「あぁ!こんなに赤くなっちまってる!ほんとにごめんな…」 部屋の明かりをつけ、わたしのほっぺを確認する杏子ちゃん。 叩かれたのは痛かったけどこうやって杏子ちゃんに心配されるのも幸せかもしれないね わたしはちょっと泣きそうになっている杏子ちゃんをよしよしと宥めてあげるの わたしの杏子ちゃんをこんな風に傷付けたあいつをわたしは絶対許さないよ! たとえ便所に隠れていても息の根を止めてやる!じわじわとなぶり殺しにしてやる! そんなわけでわたしは杏子ちゃんを傷付けた虫ケラに宣戦布告をしたの 朕茲二朕ノ至宝タル杏子チャンニ害ヲナシタル虫二對シテ戦ヲ宣ス、ってね 殺ったよ杏子ちゃん!ついにヤツを討ち取ったよ! わたしは穢らわしい蚊の死体の体液のついた手を洗った後に杏子ちゃんを思いっきり抱きしめる でも杏子ちゃんは度々、「ごめんな」って謝ってくるの だからわたしは杏子ちゃんの身体を抱きしめてこう言ったの 謝ってもらうよりはキスしてもらった方が嬉しいなって 杏子ちゃんは顔を赤らめつつも瞳を閉じて優しくわたしの唇に触れたのでした コメント 244 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/05(火) 00 00 08.11 ID WZDIYApq0 [4/4] 6月5日、杏子ちゃんのアホ毛は意外と甘くて美味しい 今日は承久の乱が起きた日で、東郷平八郎の国葬や山本五十六の国葬が執り行われた日 経済学者アダム・スミスの誕生日で、貴族院議長徳川家達の命日でもある 東郷平八郎も山本五十六も日本海軍を代表する人物だね 因みにその他の国葬された日本人には岩倉具視や伊藤博文、山縣有朋に松方正義などがいるよ イギリスではアイザック・ニュートンやチャールズ・ダーウィン、ウィストン・チャーチルなどが国葬されたとか 徳川家達は徳川宗家第16代頭首でワシントン軍縮会議首席全権大使 記憶は定かじゃないけど江戸幕府が存続していたら16代将軍になっていたかもしれないんだって また、今日はが「65→ろくご→らくご」の語呂合せから「落語の日」らしいよ ん?どうしたの杏子ちゃん?鯛焼きが怖いのかな? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは可愛いの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは美しいの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはカッコいいの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんは下着を付けないの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはアホ毛なの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん どうして杏子ちゃんはわたしを誘惑するの? 杏子ちゃん 杏子ちゃん シラを切っても無駄だよ 杏子ちゃん 杏子ちゃん じゃあその扇情的な姿は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん お尻の見えちゃいそうなホットパンツ 杏子ちゃん 杏子ちゃん 色々とチラリしちゃいそうな魔法少女のコスチューム こんなものを見せて どうして「あたしはそんなつもりじゃない」なんて言えるの 杏子ちゃん? 杏子ちゃん 杏子ちゃん 口ではそう言っても身体は正直だよ? 杏子ちゃん 杏子ちゃん だって鏡を見てご覧よ 杏子ちゃん 杏子ちゃん その火照ったお顔は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん その情けなく垂らしてる熱い涎は何? 杏子ちゃん 杏子ちゃん 正直になりなよ 杏子ちゃん 杏子ちゃん 我慢は身体に悪いよ あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん やっと素直になったね杏子ちゃん ああ 杏子ちゃん わたしのわたし杏子ちゃん ごめんね 今日は テンション高くて この埋め合わせは いつか きっと 絶対するよ だから 今日は わたしの好きにさせて うんうん 本当 嘘じゃあないよ そうだ それなら約束するよ 嘘をついたら槍千本飲んであげる それでも気が収まらないなら わたしの手足を潰してもいいよ だから 今日だけわたしの好きにさせて あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん 世界の何処かで喇叭が鳴ったよ あんあんああん あんああんあん あんあんああん あんああんあん スク水の上に長袖のYシャツを杏子ちゃんに着せて、わたしは一緒にぬるま湯の湯船に入る 透け透けのYシャツが杏子ちゃんの身体にピタッと張り付く 下にスカートを穿かせてあげないのは私のジャスティス 「肌に張り付いて気持ち悪い…」と杏子ちゃん そんな杏子ちゃんを見ているとわたしの胸は熱くなって、苦しくなって そして我慢できずに杏子ちゃんにあんあんしちゃったの/// コメント 302 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/06(水) 00 09 20.63 ID SFPNFP5o0 6月6日、オーメンには一つ足りないね杏子ちゃん 今日は日本軍がアリューシャン諸島を占領した日で、ノルマンディー上 陸作戦が決行された日 日本海軍中将山口多聞や心理学者カール・ユングの命日でもある ノルマンディー上陸作戦は第二次世界大戦で最も有名な戦いの一つ いまだかつて、これ以上大規模な上陸作戦は行われていないんだって ノルマンディー上陸作戦では連合軍と枢軸国ナチスドイツが戦闘を繰り広げたんだよ 結果、連合軍が勝利したわけだけれども、ナチスドイツの抵抗も凄まじくて連合軍側からも大量の負傷者や戦死者が出たの 因みに朝鮮戦争でマッカーサーが発案した仁川上陸作戦はノルマンディー上陸作戦がモデルになっているんだって 山口多聞は航空戦略戦術の先駆者として有名だけど、ミッドウェー海戦で戦死したの 彼は戦後、連合軍側からも最大級の評価がされているみたい また、多聞は大食いとしても知られ、商船の食堂のメニューを航海中に全て食べ尽くした事もあるみたい そういえば、今日は聖書に登場する獣の数字666に因んで「恐怖の日」なんて言われてるんだって 恐怖って言ったらアウグスティヌスだよね!ってそれは教父かHAHAHA! …。……。ちょっとは反応してよ杏子ちゃん… やめて やめて 杏子ちゃん 痛いよ 痛いよ 杏子ちゃん そんなに乱暴にしないで そんな大きなもの入らないよ そんなに奥に入れないで お口が裂けちゃう のどが壊れちゃう 普通に優しく食べさせて 食べ物で遊んじゃ駄目たよ杏子ちゃん そんなに大きなアイスバー わたしの口には大きすぎるの 「こんくらいあたしなら朝飯前だよ」だって? わたしは杏子ちゃんみたいにタフじゃないよ… 昨日のお返しってわけなの? お風呂でスク水+Yシャツプレイがそんなに嫌だったの? それならわたしも杏子ちゃんと同じカッコになろうか?/// 「別にいい」? ちょっと傷付けたよ杏子ちゃん… ん?ちょっと待って杏子ちゃん え?わたしを食べるだって ちょっとカニバリズムは嬉しくないなって 「へへ、いいカッコになったじゃんか///」 わたしの身体は水飴塗れ、シロップ塗れ、クリーム塗れ なんか今日の杏子ちゃん、積極的だよぉ…/// 「ほぉら、あんたの身体こんなにヤらしくびしょびしょに濡れてるぜ?」 杏子ちゃんがペチャペチャとわたしの身体に舌を這わせる ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ 杏子ちゃんにペロペロされるのがこんなに気持ち良いなんて/// ペロペロペロペロ ペロペロペロペロ ペロエロペロペロ… 恥ずかしさと擽ったさ、そして言葉に出来ない気持ちよさで頭がフットーしちゃうよぉ 「あんたの身体、すっげー甘いよ。ほら、あんたも味わってみなよ」 杏子ちゃんはわたしのあごに手を添えて、もう片方の手でわたしの唇を時計回りに撫で回す 杏子ちゃんの指は少しずつ、少しずつわたしの中に這い寄って、そして遂にお口の中に侵入してくる 恍惚とした表情の杏子ちゃんは微笑みを浮かべながらわたしの舌を撫で回す 口内の全てが、舌の表面が、唾液腺が、犬歯の裏が、杏子ちゃんに弄ばれる わたしは次第に快楽の大海に飲まれ、意識を保つ事すらままならなくなってきたの 「だっらしねー顔してんなあんた///あぁ、あたしも我慢できなくなってきたよ///」 杏子ちゃんはわたしを押し倒し、わたしのお口を甘くて柔らかい舌で愛撫し始めたの/// 我を忘れてわたしを貪る杏子ちゃんの姿はまさに獣だったの 美女と野獣、艶かしさとワイルドさを兼ね備えた杏子ちゃんはわたしの事を満足させてくれたのでした/// コメント 363 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/07(木) 00 23 05.97 ID ksfxekPs0 6月7日、そろそろ梅雨入りかな杏子ちゃん? 今日は安土城天守閣が完成した日で日本軍がキスカ島を占領した日 漫画家荒木飛呂彦の誕生日で室町幕府初代将軍足利尊氏や哲学者西田幾多朗の命日 キスカ島は1942年にアッツ島と共に日本軍が占領したアリューシャン諸島の島だよ でも、1943年5月にアッツ島がアメリカ軍に奪還されてキスカ島にも緊張が走るの その結果、日本軍はキスカ島からの撤退を決定し行動に移すんだけど濃霧や米軍に何度も阻まれたんだよ だけど、7月にやっとそれは成功するの それが1943年7月29日に実行されたキスカ島撤退作戦だよ 島を包囲していた連合軍に全く気付かれず日本軍が無傷で守備隊全員の撤収に成功した作戦なの この事から「奇跡の作戦」なんて呼ばれる事があるよ また、撤退の際に日本軍は悪戯で「ペスト患者収容所」と書かれた立て札を島にわざと置いてきたんだって 勿論そんなの嘘っぱちだけどそれを見た米軍は凄い慌てふためいたらしいね 荒木飛呂彦は『ジョジョの奇妙な冒険』で有名な漫画家さん 噂だと彼は吸血鬼のように老いを知らないらしいよ わたしも永遠の命と若さを手に入れて、ずっと杏子ちゃんとあんあんしていたいな/// 初めて来たよ無人駅 その名の通り駅員さんはいない 小さな屋根に小さな木製のベンチ きっと台風とかの日には全く意味を成さないだろうね 目に見える範囲には車道はなく、とても静かな自然に囲まれた感じのいい駅 「無人駅なんて初めて見たよ」とちょっと目を輝かせている杏子ちゃん さっき電車を降りたばかりだというのに杏子ちゃんはベンチに座ってリュックからおにぎりを取り出した 「なんかこんな所で食うおにぎりってのもいいな」 杏子ちゃん…それ、お昼用のおにぎりだよ… 「まぁ、固いこと言うなって。ほら、あんたも座ってみなよ。空が綺麗だぞ?」 ぽんぽんと杏子ちゃんが隣の空きスペースを叩く わたしは杏子ちゃんに勧められたように、小さなベンチにちょこんと座る どうやらこのベンチは二人掛けが限界みたい。都心じゃ信じられない光景だね わたしと杏子ちゃんは殆んど身体が密着した状態。なんかいい…/// 「ほら、食うかい?」と杏子ちゃんはわたしに鮭イクラおにぎりを勧めてくれたの 周りに人もいないし、断る理由もなかったのでわたしはそれを有難く受け取ったの 「腹いっぱいになったら眠くなってきたな…」 ちょっと杏子ちゃん!まだ山登りしてないよ! 「いいじゃんか…ちょっとだけちょっとだけ…」 お腹を満たした杏子ちゃんはわたしの方に少しよりかかって、すぅすぅと寝息を立てて眠ってしまった この寝つきの早さ、某あやとり名人且つ凄腕ガンマンの小学5年生を彷彿とさせる それにしても杏子ちゃんの寝顔って純心無垢で見ているこっちまで浄化されそうになるの こんなに気持ち良さそうに眠っている杏子ちゃんを起こすのはちょっと可哀そうかな? わたしは少しだけ、杏子ちゃんと午前のお昼寝する事にしたの 目を覚ますと紅の空。夕刻を告げる鴉の鳴き声。 「ちょっと寝すぎたな…」 うん、寝すぎちゃったね… 「駅員がいないってのもけっこう不便なものだね」 そうだね、それにこの駅はきっと降りる人も少ないだろうし… 電車からわたし達の姿を見た人は「あそこの二人は何やってるんだろう?」って疑問に思っただろうね 「まぁ、昼寝してただけなんだけどな」 でも、もう時間も遅くなっちゃったから山登りはまた今度にしようか? 「だな。でも、あとどんくらいで電車来るんだ?」 えーと…。…。……。一時間後だね… 「マジかよ…」 まぁまぁ、ポジティブに考えようよ。 逆に考えればあと1時間は誰にも邪魔されずに愛し合えるんだからね…/// 「あんたの頭はいつもピンク色なんだな///」 そう言う杏子ちゃんの顔だってとっても赤いよ/// いつもと違う環境であんあんしてみるってのもいいものだね杏子ちゃん/// コメント 388 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/08(金) 00 30 24.41 ID jpSO7BuE0 [1/2] 6月8日、たとえ牢屋(68)の中でも一緒だよ杏子ちゃん 今日はカール・オルフの『カルミナ・ブ ラーナ』が初演された日 イスラム教の開祖ムハ ンマド・イブン=アブドゥッラーフや江戸幕府第三代将軍徳川家光の命日でもある カルミナ・ブラーナはドイツ南部にあるボイレン修道院で発見された詩歌集 カール・オルフはこの詩歌集を基にして世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」を作ったの 因みにFortunaは「運命の女神よ、貴女は月の如く満ち、欠け、常に定まらぬ~」って感じで始まるよ なんかカッコいいね杏子ちゃん! 江戸幕府第三代将軍徳川家光は参勤交代を定めた将軍として有名だよね 確か鎖国が完成したのも家光の治世だったと思うよ やっぱりどの幕府でも三代目の将軍ってインパクトがあるね! 鎌倉幕府の場合は暗殺されちゃったけどね そういえば今日は、793年のこの日に北欧の海賊ヴァイキングの活動が最初に記録に現われた事に因み「ヴァイキングの日」なんだって そうだ、杏子ちゃん!今日はバイキングにも行こう! 杏子ちゃんのお皿には肉の山 サイコロステーキや焼肉、焼き鳥などが無造作に重ねられている 種類別に分けようよと提案すると「分けてる時間がもったいねーだろ!」と言われてしまった 確かにわたし達が来ているバイキングは時間制だけど、あと1時間半もある そんなに焦らなくていいと思うけどな杏子ちゃん 「別に焦ってないけどやっぱ、どうせならいっぱい食った方がお得じゃん? それに肉同士なんだから重ねても平気だろ、多分」 まぁ、杏子ちゃんの言い分も分かるけどね 「流石のあたしもデザートの杏仁豆腐とかの上に肉とか乗っけられたら嫌だけどさ、これくらい別にいいじゃん」 ちょっと例が極端すぎるよ杏子ちゃん… ちょっと飲み物注いでくるね杏子ちゃん! 「そういやここってドリンクバーか。あたしも行くよ」 うーん、杏子ちゃんにはここで荷物見ていてほしいな 「誰も盗ったりしねーよ。ほら、そこに店員もいることだしさ」 それもそうだね、ちょっと心配性すぎたかな? 「そうだよ、そんな世の中悪い奴ばっかじゃねーって」 「オイちょっとまて」 杏子ちゃんがメロンソーダのボタンを押そうとしたわたしの手を止めた 「あんたひょっとしてこのメロンソーダを注ごうとしたか?」 そうだけど…どうしたの、杏子ちゃん? 「バイキングで炭酸はやめておいた方がいいぞ。特にあんたみたいに小食な奴はね」 「炭酸ってのは腹が膨れるんだ。炭酸で腹を膨らませるならバイキングで食い物取った方がいいと思うよ」 杏子ちゃん…。プロの意見みたいでかっこいいよ! 「えっ、そうか?へへへ/// あっ、でも無理強いはしないぞ どうしても飲みたければ注いでもいいと思うけど、半分くらいにしておい方が無難だぜ?」 うん、ありがとう杏子ちゃん!ここは杏子ちゃんのアドバイス通りにしておく事にするよ 「ふぅ… 満腹満腹~!」 杏子ちゃんは膨れたお腹をぽんぽんと叩きながら満足そうに言ったの わたしも杏子ちゃんのお陰でいっぱい食べられたよ! それにしても今の杏子ちゃん、妊婦さんみたい 「妊婦だって?変なこと言うなよ…///」 でも、出来れば杏子ちゃんには本当の妊婦さんになってもらいたいな/// 「どういうことだオイ///」 わたしの子を産んでもらいたいなって/// 「え?赤ちゃんってコウノトリが運んできてくれるんだろ?///」 そんな知らないふりしても駄目だよ/// ねぇ杏子ちゃん、赤ちゃんはどこから来るの?/// 「馬鹿///恥ずかしいこと聞くなよ///」 その夜、わたしと杏子ちゃんはラヴラビッツしちゃったの/// コメント 459 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/09(土) 00 44 10.23 ID Qrwd1yhr0 [1/2] 6月9日、やっぱり赤がいいよね杏子ちゃん。緑なんて言語道断ですぞ 今日はローマ皇帝ネロの最初の妻オクタヴィアが自殺させられた日 日清戦争時の連合艦隊司令長官伊東祐亨の誕生日で小説家有島武郎の命日でもある オクタヴィアはネロの最初の妻でありながら、同時にネロの義理の妹だったの 言うまでもないけど、ネロとオクタヴィアの結婚は政治的なものだったみたいだよ 因みに二人が正式に結婚した時のオクタヴィアの齢は12歳だったんだって 彼女は貞淑な妻としてネロに尽くしていたらしいけど、ネロは他の女と遊んでいたみたい あと、長くなるから省くけどオクタヴィアが自殺させられた理由は貫通罪らしいの 夫のネロはオクタヴィアと離婚したかったらしく、それに反対する者は殺害・失脚したの そして、反対する者を葬り去った後にネロはオクタヴィアが不倫したという名目で彼女を自殺させたみたい 勿論、それは事実無根の完全なでっち上げだよ 彼女は或る場所に幽閉され、その後に縄で縛り上げられ手足の血管を切り開かれて自殺させられたみたい その後、ポッパエアへ見せる為に彼女の首は切断され、ローマへ運ばれたの 因みにポッパエアというのはネロが結婚を望んだ女性であり、ネロの友人の妻だったの そして、そのポッパエアはネロの二人目の妻となるの… このオクタヴィアの人生を題材にセネカは悲劇『オクタヴィア』を作ったと言われるよ どう思う杏子ちゃん?こんな悪魔みたいな人間がいたなんて あっ、ごめんね杏子ちゃん。杏子ちゃんはこういう話嫌いだったよね? うん、もっと楽しくて明るい話でもしようか杏子ちゃん 杏子ちゃんがとんでもないものを拾ってきた スーパーとかにある買い物籠を固定するカートの上位互換みたいなもの 言い表しにくいけど、大きなおもちゃ屋さんにあるような籠とカートを同化させたようなもの 大きさはわたしと杏子ちゃんが一緒に乗れる(入れる)くらい 因みにショッピングカートが初めて登場したのは1937年。アメリカのオクラホマ州のスーパーなんだって 「面白そうだから持ってきちまった」と杏子ちゃん よもや、お店から持ってきたわけじゃないよね杏子ちゃん!? 「んなわけねーだろ!わざわざこんな目立つもん盗ってくるわけねーだろ! 魔女の結界の中のそばに沢山あったんだよ!」 魔女の結界の近くっていうと…廃虚とかかな杏子ちゃん?カートがあるって事は元スーパーとか? 「まぁ、そんなところだ。この前まではやってたんだけど経営不振かなんかで店が潰れちまったんじゃねーの?」 不景気って怖いね杏子ちゃん…。不景気が魔女を産むなんて… 「だな。ところで、せっかく拾ったんだからこれで遊んでみないか?」 やってみたいけど…ちょっと人目についたら面倒な事にならないかな杏子ちゃん? 「なら、これを拾ったところでやろうぜ。誰かに見つかったら逃げればいいだけだしさ」 お店のカートで激走~成層圏から地上へダイブ~傷一つないよわたし達♪ 「なんだ?鼻歌なんか歌ってご機嫌じゃん?」 わたしは杏子ちゃんが走って押してくれているカートの上で風を感じてるの 杏子ちゃんもカートがある程度のスピードで滑走するようになるとぴょこんとカートの中に入るの そして心地良いスピードで店内を爆走するの。偶に壁とかにぶつかって痛い思いをする事もあるけど 杏子ちゃんが後ろでわたしの身体を押さえてくれているから大事には至らないの 「けっこう面白いなコレ!」 杏子ちゃんは遊びの天才だよ! 「ショッピングカートをおもちゃ用に生産したらけっこう売れるんじゃねーか? 『ショッピングカート・ボーイ』とか『ショッピングカート・ガール』みたいな名前をつけてさ」 ショッピングガールはちょっと…。それにわざわざショッピングつけなくてもいいんじゃ… アメリカだとホームレスの女性の事を「ショッピングカートレディ」って言うらしいからね 「へぇー。日本の場合はリアカーとか自転車とかが多いけどな おっと、話が逸れちまった。もう一度やるかい?」 うん…///でも、その前に/// 「ん?いったいどうしたんだ?」 杏子ちゃんのがその…当たっているっていうか…その…/// 「あっ///」 ねぇ、偶には変なシチュエーションでやってみるってのもどうかなって思うんだけど?/// 「まったく仕方ねーな///」 生まれて初めてだったよ ショッピングカートの上で身体を密着させながらあんあんするなんてね/// コメント 516 名前:†[sage] 投稿日:2012/06/10(日) 00 32 24.56 ID bqyQlwjp0 6月10日、武(6)藤(10)…。デュアハでもしたいね杏子ちゃん! 今日はマケドニア王アレクサンドロス3世や建築家アントニ・ガウディの命日 アレクサンドロス3世はアルゲアデス朝のマケドニア王、コリント同盟の盟主、エジプトのファラオを兼ねた人物 ハンニバルやカエサル、ナポレオンなどの著名な歴史上の人物からも大英雄と見做されていたんだって 現在でも知名度は抜群でアレクサンドロスの名に関する名前の人は多いんだって 因みに某聖杯戦争に於いてライダーのクラスで現界した征服王イスカンダルは彼の事だよ 彼は文化面の歴史でも重要な人物でヘレニズム文化は彼が東方遠征した事によって生まれたの 日本の正倉院に納められている宝物の中にもヘレニズム文化の影響を受けた物品があるよ また、哲学者アリストテレスは彼の家庭教師としても有名だけど二人の関係は生涯続いたんだって 東征中にアリストテレスは書物を書き送って、王は各地の植物を送ったみたい こういう生涯の関係ってなんかいいよね杏子ちゃん! そういえば今日は路(6)と電が英 語のテン(10)に近い事から「路面電車の日」なんだって なんか無理矢理感が否めないね それなら6(露)10(天)で露天風呂の日とかの方が… そうだ、今度一緒に露天風呂にでも行こうよ杏子ちゃん! 梅雨入りしちゃったみたいだから今日は杏子ちゃんにチュウするの 梅雨→つゆ→ちゅゆ→Chu you →you=Kyoko→Kyoko=杏子ちゃん!→杏子ちゃんとチュウ/// えへへ、こんな早くから杏子ちゃんとチュウできるなんて嬉しいよ!/// 「まだ午前だからいつもみたいにディープなのはカンベンしてくれよ///」 はじめてーのー? 「チュウ///」 君と? 「チュウ///」 えへへ/// 「I will give you all my love.」 !? Be in love with you 「!!?」 爽やかなキスもいいものだね杏子ちゃん 「そういえば、なんでキスのことをチュウって言うんだろうな?」 キスする時の音がチュウって聞こえるからじゃないの?所謂擬音語だね 「なんかエロいな///」 因みに室町時代にはキスを「口吸い」、江戸時代の遊郭では「おさしみ」と言ってたみたい 「口吸いって生々しいな/// でも、なんで『おさしみ』なんて言うんだ?」 2人でお刺身を食べる様に似ているから、って事らしいよ 「もっと生々しいな///」 生々しいのは嫌? 「だって恥ずかしいじゃんか///」 じゃああんあんでもする? 「あんあんって何だよ?」 あんあんはあんあんだよ。杏子ちゃんとあんあんするのあんあんあんって 「あんたが何言ってるのかは分かったよ///でも何であんあんなんて言うんだ?」 あんこちゃんがあんあんっていい声で鳴くからだよ/// 「あたしはあんこじゃねーって言ってんだろ!」 あれ?あんあん鳴く事は否定しないんだね/// 「あんあんなんて言わねーし///バカジャネーノ///」 じゃあ、実際に試してみるとしようか/// 嘘ついたらダメだよ杏子ちゃん だって現に杏子ちゃんは「あんあん」って鳴きながら蕩けた顔をしているんだもん/// コメント 【次】
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「寝起き」 ……おはよう 現在時刻七時である なかなかに健康な起床時間、下の階からは朝食の良いにおい たぶん俺の幼馴染だろう ここでちょっとした説明 俺の朝食昼食夕食とすべて俺の幼馴染が作っています もしかして俺ってヒモなんじゃね?と思うが気にしない 本当に出来た幼馴染である ……性格以外は、な 「ふぁ」 とあくびをした時 「あ、起きてたの?」 幼馴染の声 「ん?今起きたとこ」 正直に答える なんか、普通の幼馴染か兄妹みたいだな ここまでだったらそんな感じ だけど、そこまで俺の幼馴染は甘くない 「そう、残念」 「なにがだよ」 「寝てたんなら起こしてあげようと思って」 「へぇ」 優しい言葉 だが問題は…… 「何で起こそうとしてたんだ?」 「え?それはもちろん……」 手を振る その手は何かを握っていた 「これでだけど?」 そこに握られていたのは、おこすのに使うであろう…… バタフライナ…… 「お前起こすつもりないだろ!?」 「はぁ?」 えっなに?俺が悪いの? なんか、「これだからこいつは……」みたいな目で見られてるんだけど 「これだからゴミ……こいつは……」 「今の言い間違いか!?そうだよな!?」 「えっ……そうそう、つい本音が……」 「本音って言っちゃったよ!本音なのかよ!」 軽く傷つく……軽くな 簡単に言うならこいつは……Sだ、どSだ 俺をいじめて楽しむ種類の というか、俺以外いじめないし 因みに幼馴染の名前は桐ケ谷凛です 凛って名前だけど全然凛としていないです、はい 「なにか失礼な事を考えてる?」 「いや別に」 「そうよね、裕二にそんな事考える頭なんてないものね」 「ひでぇな!俺の頭脳!」 と、ここで自己紹介 俺の名前は市ヶ谷裕二です! 苗字が凛に似ているとか、そんなこたぁ関係ない! 「はぁ、さっさと朝飯食べようぜ」 俺が階段を降りようとすると…… 「はぁ、朝から裕二と話すなんて……無駄な時間を過ごした……」 ……いつものことなのでスル― 一回一回反応してるとこっちが疲れてくるし…… 「まつ毛の本数を数える作業よりも時間の無駄だった」 「そこまでか!そして、まゆ毛の本数ってどうやって数えるの!?」 「えっ?鏡で」 「めんどくさっ」 これが俺たちのいつもの朝です いや、もうほんとに、可愛くねぇ 「朝食」 「で、今日の朝飯はなんなんだ?」 匂いではちょっとわからない 「……あなたにそんな事を聞く権利があるとでも?」 「ないのか!?俺には朝飯を確認する権利も無いのか!?」 すると、ふぅとため息をつく 「……なんだよ」 「あなた、朝食のことを朝飯というのね。まぁ、馬鹿にはお似合いね」 「それくらいいいだろ!」 ほんとそんなことはどうだっていい 「で、リビングについたわけだが」 「誰に話しているの?」 「いやなんでも」 「気持ちわるっ」 「正直な事でなによりだよ!!」 ……今日の朝め……朝食は極めてオーソドックスといっていい ご飯、味噌汁、焼き魚だ。そして飲み物に麦茶 「随分と和風な」 「……あなた和風の意味わかってる?」 「わかってるよ!」 「まぁ確かに私の朝食は和風ね」 わざわざ私の、と強調して言った 「……まさかアレ全部お前が?」 食べるのか?というのは言わなかった 「そんなわけないじゃない」 だよな、そんなわけない 「だって裕二のあれは和食じゃないもの」 「え?いや、どう見ても和食だろ?」 「……まぁ、そうね。一応魚だし……」 「は?」 普通の米にしかみえないし、普通のみそ汁だろ? ちょっと米を食べてみた 「……普通だな」 「へー、普通なんだ。味」 「え?普通の米だろ?これ?」 「……そうね、米は普通ね」 なにがなんだか? とりあえずみそ汁を飲んでみた 「あ……それはみそ汁じゃなくて……」 「え?」 次の瞬間…… 「ぐはっ!ごほっ!がはっ!……なんだこれ!?」 みそ汁をはいていた いや、もうこれみそ汁じゃ…… 「トウガラシ汁……ってもう遅いか……」 「お前……」 「ん?何かしら?」 「殺す気かーーッ!いや、マジで死にかけたぞ!」 「あぁ、ごめんごめん」 「……はぁ」 なんと言うか、いつもの事過ぎてもう耐性ができているというか…… もしかして俺ってドM……? 「……死ねばよかったのに」 「おい」 「えっ?な、なにかしら?」 「わざとらしく驚くな、今お前なんて言ったよ」 「裕二なんて内臓ぶちまけて死ねばいいのに」 「ひでぇ!」 「さて、早く食べて学校へ行きましょう?」 「へいへい」 いつもいじめられてはいるけれど別に嫌いではないというか…… 「はい、水。まだひりひりするなら氷でも用意するけど?」 「……いや大丈夫だよ」 こういうところとか、ちょっと可愛いというか…… さっさと食べて学校に…… 「その魚はちゃんと骨とはらわた以外とっておいたわよ?」 「ぶはっ!げほっ……まずっ!むしろはらわたしかねぇけど!?これ!?」 「まぁ、別の魚のも詰め込んだし」 「詰め込んだのかよ!」 「さ、早く学校にいくよー」 ……前言撤回 マジで可愛くねぇよ、この幼馴染……
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1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/23(月) 23 25 12.05 ID KOmgmqOJ0 まどか「さやかちゃん・・・ほむほむが捨てられてる」 さやか「あちゃあ、ほんとだ。こんな雨の日にかわいそうに・・・」 ほむら「ホムゥ・・・ホム・・・」 まどか「このままじゃ風邪ひいちゃうよ!」 さやか「でもうちほむほむは飼えないんだよ。飼い方も分からないし」 まどか「それでも私、ほむほむを救いたいよ!」 まどか「このまま見捨てるなんてできないよ!」 さやか「うーん・・・」 ほむら「ホムゥ・・・ホムゥ・・・」ピクピク まどか「まだ子ほむなのにかわいそうだよ・・・」 さやか「よ、よーし!他ならぬまどかの頼みとあっちゃあ仕方ないね!」 さやか「このさやかちゃんが妙案を思い付いたぞ!」 まどか「ほんとう!?さやかちゃん!」 さやか「とりあえずこの廃ビルなら雨風を凌げるでしょ」 まどか「もしかしてさやかちゃん・・・ここに置いていくの・・・?」 まどか「ここじゃあ、貰い手も見つからないし・・・夜になったら不良のたまり場になるって話だよ」 まどか「悪の吹き溜まりだよ・・・」 さやか「そ、そうなの・・・?でもあたしの足りない頭じゃあこれが限度・・・」 ほむら「ホ・・・ホム・・・ホムゥ」ピクピク まどか「さやかちゃん、このほむほむお腹すいているみたい」 さやか「まどか、ほむほむって何を食べるか知ってる?」 まどか「わかんないよ、私も実物を見るのは初めてで・・・」 杏子「おい、お前ら何やってんだ」 さやか「あ、アンタは・・・」 まどか「杏子ちゃん!どうしてここに」 杏子「どうしても何もここがアタシの根城さ、そりゃこっちがききたいよ・・・って」 ほむら「ホム・・・ホム・・・」 杏子「どういうことだおい、捨てほむじゃねぇか」 ・・・ 杏子「なるほどな、それでここに連れてきたと」 まどか「私の家も難しいかなって」 さやか「どうにかならんもんかね?」 杏子「お前ら、生き物を飼うってことはどれだけ責任が重いかわかるかい」 さやか「そりゃさ・・・わかるけど、このままほっといて死んじゃったら・・・」 まどか「保健所送りなんてかわいそうだよ」 杏子「・・・・しかたねぇな、くうかい?」ポッキー ほむら「ホムッ!ホムホムホム!」カリカリ 杏子「暫くはあたしがここで面倒見てやるよ、それまでに貰い手を探すんだな」 さやか「あんたなかなか優しいとこあるんだ」 杏子「あたしだってこのままほっとくなんてことしたくはないからさ」 杏子「期限は・・・そうだな、一週間」 さやか「一週間!?」 まどか「大丈夫だよ!さやかちゃん!一週間もあればほむほむの貰い手は見つかるよ!」 さやか「うん、そうだね!よーし久々に見せちゃいましょうか、私の本気って奴を!」 まどか「その意気だよ!これもほむほむの為だね!杏子ちゃん、ありがとう!」 杏子「それほどでもないさ」 杏子「ところで思わず菓子を与えちまったんだけど、大丈夫なのか・・・?」 さやか「私、ほむほむの食べるものネットで調べてくるよ」 まどか「じゃあ私はほむほむを誰かが貰ってくれるようにチラシをつくるよ!」 次の日 まどか「ほむほむー!チラシ作ったよ!ほら見て」 ほむら「ホムッ!ホムー!ホムー!」ジタバタ 杏子「なんか気に入らないみたいだな」 まどか「そんなぁ、一生懸命考えたんだけどな・・・ボツかな」 ほむら「ホムッ!」ペロペロ まどか「うあ!くすぐったいよほむほむぅ」 杏子「まどかにはなついてるみたいだなぁ」 ほむら「・・・!!ホ・・!」モゾモゾ まどか「あ、服の中に・・!ぁ!ほむほむ!」 杏子「まどかにはかなりなついてるみたいだなぁ、あたしは体にすら触らせてもらえなかったのに」 さやか「おーい!分かったぞ!ほむほむの食べ物!」 まどか「ほんと!?あ!ティヒ!ティヒヒヒ!」 ほむら「ホムホムホム・・・!」 さやか「おーおー、いちゃいちゃしちゃって・・・羨ましいなぁ!」 杏子「で、何を食べるんだい」 さやか「人間と同じみたい」 杏子「そうか、なら安心して何でも与えられるな」 まどか「でもお菓子ばっかじゃ体に悪いんだよ!ちゃんと野菜も食べさせないと!」 杏子「りんごじゃだめなのかよ」 まどか「よし、さやかちゃん!早速ほむほむの貰い手を探しに行こう!」 ほむら「・・・・ホムゥ・・・」 まどか「大丈夫だよ!私がきっと心やさしい飼い主に巡り合わせてあげるからね!」 ほむら「・・・・」 さやか「で、このチラシを配るの?」 まどか「そうだよ、今日中に見つけるつもりで頑張ろう!」 ほむら「・・・ホムゥ」 ・・・ まどか「なかなか貰い手見つからないね・・・」 さやか「まどかー、やっぱり絵じゃ分かりにくかったんじゃないかな。写真撮って見せたほうが・・・」 さやか「いっそ実物を連れてきた方が・・・」 まどか「それもそうだね・・・。あー、失敗だよぉ・・・」 QB「何か困っているようだね、鹿目まどか」 さやか「うわ、野良QBだ!」 まどか「最近、ここもQBが増えてきたよね・・・」 さやか「飼ってみたはいいものの飽きられてすぐに捨てちゃう人が多いみたいだよ」 QB「その願いを叶えてあげるから僕と契約して魔法少女にならないかい?」 まどか「外来種のQBをこれ以上捨てると日本の生態系が大きく変わっちゃうってテレビで警鐘を鳴らしてたよ・・・」 さやか「それ私も聞いたことあるよ、そのせいでQBに淘汰されちゃって絶滅の危機に瀕しているものもいるとか・・・」 QB「僕も無理強いはできない。よく考えて答えを出すといい」 まどか「まさかほむほむも・・・」 さやか「危険だね。はやく飼い主見つけないと」 まどか「一週間以内に見つけられなかったら・・・QBに・・・」 QB「なんで無視をするのかな。わけがわからないよ」 杏子「お、成果はあったかい?」 さやか「全然ダメ。見向きもされなかったよ」 まどか「やっぱり犬や猫の里親を探すのとはわけが違うのかな・・・」 杏子「確かに突然ほむほむを貰ってくださいっていわれてもな・・・得体のしれない生き物を突然飼えってのも無理なのかもな」 QB「彼女は魔法少女の仲でもイレギュラーだからね」 まどか「こんなにかわいいのに・・・こんなの絶対おかしいよ」 ほむら「ホムゥ・・・」 さやか「諦めちゃだめだ!まどか!今度は実際にふれあってもらってその可愛さを体験してもらう作戦で行こう!」 まどか「・・・うん!次こそは必ず!だね!」 杏子「なるべく早く見つけてくれよ。こいつアタシの食料全部食いつくす勢いなんだ・・・」 ほむら「ホムン」 まどか「それなら私も家から何か食べ物を持ってくるよ!」 まどか「ほむほむとその世話をしてくれる杏子ちゃんの為だもんね」 杏子「おお、助かる!これで食費が浮くな」 さやか「そういうことなら私も持ってきてあげるよ」 杏子「おお!なんだか悪いな!」 QB「これじゃあ、まるで君がこっそり飼われているみたいだね。佐倉杏子」 まどか「・・・・!え!」 ほむら「・・!」 さやか「このQB!まさか私たちの跡をつけて・・・」 杏子「どの面下げて出てきやがったテメェ」 QB「やれやれ、招かれざる客ってわけかい?」 QB「今夜は君たちにとって重要な情報を」 ほむら「・・・・」パク QB「」 まどか「あ・・・!」 ほむら「ホム・・・ホムホム」モグモグ さやか「き、QBを食べてる・・・」 まどか「さやかちゃん!ほむほむはQBに捕食される生き物じゃなかったんだよ!」 さやか「もしかしたら私らがほっといても図太く生き残りそうね・・・」 杏子「ってことはだ。これからはそこらへんのQB捕まえて食べさせればいいってことだな」 ほむら「・・・!ホペッ!ペッ!」ケホケホ さやか「あ、吐きだした」 まどか「QBって骨ばっかりで身が少ないし、食感もゴムみたいで泥水をなめたような味しかしないからね・・・」 ほむら「・・・・ホムホム」ウルウル さやか「あー、泣いちゃったよ・・・慣れないもの食べるから・・・」 杏子「QBって食糧にもならねぇんだな。まさに食えない奴だ」 まどか「最近では蒲鉾の具材にしたり乾燥させて砕いたものを味付けしてふりかけにするとか」 まどか「いろいろ研究されてはいるけど、やっぱり人気はないみたい・・・」 さやか「愛玩動物か契約くらいしか役割ないんだよね・・・」 杏子「なぁ、おい。ほむほむはどうなんだ?」 ほむら「・・・ホム!?」 さやか「どうって?」 杏子「食ったらうまいのかな?」 まどか「お隣の国では珍味として扱われているらしいけど美味しいらしいよ。あくまで噂だけど・・・」 まどか「出汁がすっごく美味しいらしくてスープによくつかわれるとか」 杏子「へぇ・・・」 ほむら「・・・ホ・・・ホム」ガタガタ さやか「ちょっと!杏子!まさかあんた・・・!」 杏子「冗談に決まってるだろ・・・」 杏子「しかし、この廃ビルは窓やら扉が壊れてほぼ吹き曝しだからな」 杏子「目を離したすきにQBに連れ去られる可能性もある」 さやか「今回は一匹だけだったけど複数で襲われたらいくらほむほむでも・・・」 まどか「そうならないためにも私たちが全力で里親を探さなきゃ!」 ほむら「・・・ホムゥ」 杏子「ははっ!心配すんなよ!アタシがついてりゃQBの100匹や200匹どってこと」 ほむら「ホム」ガブ 杏子「うが、こいつ噛みやがった!」 さやか「あっはは、あんたが食べるなんて言うからだよ」 杏子「言ってねーよ!」 ほむら「・・・・ホムゥ」 ・・・ 杏子「・・・・Zzz」 ほむら「ホムゥ・・・」 QB「やぁ」 ほむら「ホムッ!?」 QB「そんなに身がまえなくていいよ。かといってさっき見たいに食べられても困るから早めに退散するよ」 QB「実は僕は仲間と情報を共有することができるんだ。それで君を見ていて分かったことがあるんだが」 QB「君は本当は里親を見つけてもらい飼われることを望んでないんじゃないのかい」 ほむら「・・・・!」 QB「やっぱりね。君が本当に望んでいるのは鹿目まどかに飼ってもらうことなんだろう」 QB「僕が願いを叶えt」ガブ ほむら「・・・ホムゥゥ!」ザシュザシュビチャン QB「」 次の日 まどか「杏子ちゃん!食料を・・・!わ・・QBの死骸がいっぱい・・・これ全部杏子ちゃんが!?」 杏子「あ、ああ!約束の期限まではほむほむは守り抜くって約束したしな!」 ほむら「・・・・ホムゥ」イライラ さやか「やっぱ杏子は頼りになるねぇー」 まどか「おかげで安心して寝られるよ!これ、お礼だよ!」 杏子「これは・・・」 まどか「ほむほむを預かってくれてるお礼にお弁当を作ってきたんだ!」 さやか「力作らしいぞ~」 ほむら「ホムゥ!?」 まどか「ほむほむにはこれあげるね!プチトマト!」 ほむら「ホ・・・ホムゥ・・・!?ホムホム!ホム!」 さやか「・・・」 ほむら「ホムホムム!ホムム!!ホムー!」 さやか「まどか、プチトマトは嫌いみたいだぞ」 ほむら「ホム!?ホム、ホム!」 さやか「やっぱりりんごがいいってさ」 ほむら「ホムァアアアア!!」シャッ さやか「うああ!ひっかいてきた!」 まどか「だめだよ!ほむほむ!好き嫌いしたら大きくなれないよ!」 杏子「この出汁巻き卵うめーな」モグモグ ほむら「ホムゥゥゥ!?」 まどか「それ自信作なんだー」 ほむら「ホムウウウウウウウ!?」 さやか「発情期かな・・・」 まどか「よーし、今日はほむほむと一緒に里親探しだ!」 さやか「今日こそ見つかるといいね、さ!ほむほむおいでー」 ほむら「ホム」ガブ さやか「ぎゃああああ!!」 杏子「ハハッ!さやかも嫌われてんじゃん!」 さやか「これはきっと愛情の裏返しに決まってる・・・!」 まどか「ひゃ!ティヒヒ!ほむほむ!くすぐったいよ~」 ほむら「ホムホムホム・・・」 さやか「・・・・くっそー!まどかばっかりずるいなー!」 まどか「今日は駅前にいこっか!」 ほむら「ホムホム!」 駅前 さやか「いらっしゃいいらっしゃい!やすいよやすいよー」 まどか「さ、さやかちゃん。そんな叩き売りみたいな・・・」 ほむら「・・・ホムゥ」イライラ 通行人A「お、なんだいこいつは・・・」 まどか「あの、この子の里親を探してるんです・・・よかったら」 通行人A「珍しい生き物だね~、でもうちはペット禁止だからな~残念だよ」 まどか「そうですか・・・」 通行人B「おお!なかなか!丁度探してたんだよ!」 まどか「里親になってくれるんですか!?」 ほむら「・・・・」ピク 通行人B「ああ!丁度新薬の実験に使うモルモットがいなくてね」 ほむら「ホムゥ!?」ビクゥ まどか「そ、そんなのだめです!!」 さやか「そこのお二人さん!どうだいこのかわいいペットを生活の御共に!」 通行人C「なんすかこれ?」 通行人D「へぇ、なかなかかわいいじゃん・・・触ってもいい?」 さやか「どうぞどうぞ!」 通行人C「やめといた方がいいっすよショウさん!毒吐くかもしれないっすよ!」 通行人D「ばか、さわるわけないだろ。さわるのは・・・・譲ちゃん、今暇?」 さやか「そういうのはお断りです!」 通行人H「あら?まどかさんにさやかさん。どうしたんですか?こんなところで」 さやか「実はこの子の里親を探してて・・・」 まどか「仁美ちゃんの家もダメかな・・・?」 通行人H「ごめんなさい・・・父がほむほむアレルギーで・・・」 さやか「そっか・・・それなら仕方ないよね・・・」 さやか「おっかしいなぁ・・・皆に触れ合ってもらえばほむほむの里親すぐに見つかると思ったんだけど」 まどか「やっぱり現実は甘くないんだよ・・・」 ほむら「ホムホムホム・・・」ホコホコ さやか「満足げにまどかの胸に包まっちゃって・・・あんたの事をはなしてんだぞー!」 まどか「でも昨日よりはたくさんの人が興味を持ってくれたよ、明日はきっと・・・」 さやか「そうだといいんだけどさ・・・」 マミ「あら・・・?あそこにいるのは・・・・」 マミ「鹿目さん!美樹さん!どうしたの?こんなところで・・・あら・・・その子」 さやか「マミさん・・・実はかくかくしかじか・・・」 マミ「なるほど、それで里親を探していたのね・・・」 まどか「でもなかなか見つからなくて・・・情けないですよね」 マミ「ふふ・・・そういうことならもう悩まなくてもいいわ!」 さやか「え、宛があるんですか!?」 マミ「私の家はペットを飼っても大丈夫なのよ!既に一匹飼っているのだけど・・・もう一匹増えても問題ないわ」 まどか「ということは・・・」 マミ「私がそのほむほむをひきとるわ!」 さやか「さすがマミさん!ありがとうございます!」 まどか「やったね!ほむほむ!家族が増えるよ!」 ほむら「・・・・zzZ」 さやか「ありゃ・・・?」 マミ「あら、疲れて寝ちゃったのね・・・かわいい」 まどか「それじゃあどうぞ!」ヒョイ マミ「任せてちょうだい」 まどか「たまに様子を見に皆で遊びに行ってもいいですか?」 マミ「むしろ歓迎するわ!」 さやか「なにはともあれ一件落着だね~、杏子にも知らせとくよ。里親見つかったって」 まどか「本当にありがとうございますマミさん!」 マミ「いえいえ」 ほむら「・・・・ホムホム・・」zzZ →その2
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463. ほむら「では、私がやるわ」 2011/07/24(日) 01 26 36.54 ID 33rwxu4p0 ほむら「デザート、ごちそうさまでした」 マミ「///」ポッ ほむら「さぁ、次はメインディッシュよ」ファサ まどか「逆だよほむらちゃん……ってどうしてこっちに来るの… 怖いよほむらちゃん……いや〜〜〜〜」 ほむら「次は 465よ」ファサ 465. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 27 17.80 ID g+4WyFeWP 異臭 470. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 29 24.64 ID 33rwxu4p0 ほむら「…【異臭】…ね」 ほむら「まどかはいい匂いよ、 1 50 までに食べ終わるわ」 まどか「いや〜〜〜〜〜」 471. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 29 45.65 ID FoCs4WfS0 中沢「先生、流石にそれはどうでもよろしくないかと。」 473. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 32 00.96 ID QQfMTn890 ほむら「……」ピュッピュッ QB「何するんだい君は……って、これは、水?」ビシャッビシャッ QB「助けて……まどか……」 まどか「あなたなの、ってくさっ!? な、なんなのこのニオイ!?」 QB「えっ」 ほむら「ソイツから離れなさい!」 まどか「ほむらちゃん!?」 ほむら「ソイツは下水道に住む動物よ 474. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 32 09.23 ID WMXBT0gsO ほむら「私の盾の中にクサヤの干物入れたのは誰だ!?」 さやか(やっべぇ…ロケットランチャー構えてるよ…) 475. 東真一郎 ◆ELTiIq166E 2011/07/24(日) 01 32 30.71 ID VkW8XTCHP BE 2054227788-2BP(3000) sssp //img.2ch.net/ico/2nida.gif まどか「くんくん…なんか異臭がしないの?」 ほむら「確かに、なんか臭うね。なんの臭いかしら?」 さやか「なんか生臭いんだけど」 中沢「どちらでもいいと思いますよ」 仁美「…どうしてみなさん私を見ていますか?」 定番過ぎるネタでサーセンwwww 476. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/07/24(日) 01 33 07.44 ID m7b4gS9e0 詢子(この手の物には、扱いを間違えるととんでもないことになる物もある) 詢子(あたしら家族全員あの世行きだ。絶対に間違えんなよ?) まどか「……っ!!」 まどか「だめーーーっ!!」 ブン ガシャーーン さやか「うわあーーー!!?」ザバーー まどか「!?」 …次の日 仁美「さやかさん…?洗濯物くさいですわ」 さやか(名誉の負傷…なのかな) 477. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 33 24.23 ID 0lJi8yNrP さやか「」チラッ 杏子「おい!いまなんであたしの方見た!昨日の夜、お前と一緒に風呂入ったじゃねーか!」 478. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 34 12.92 ID MCa9b2Q+0 さやか「恭介…いか食べた?」クンクン 479. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 34 27.11 ID FoCs4WfS0 杏子「おーっす、マミー、メシたかりに来たぞー…なんだこの臭い!?」 杏子「まさか、マミの身に何か…ダメだ!息が出来ねえ!!」 杏子「待ってろよ…何とかマスクとか調達して、すぐ助けに来るからな…!!」ダッ マミ「ん〜、ドリアンは匂いがキツイけどやっぱり美味しいわ。あら?今誰か来たかしら?」 480. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 35 49.19 ID B75QydgY0 杏子「やめろよー食べ物を粗末にすんなよぉー」ズルズル さやか「溜め込みすぎて腐って異臭騒ぎになってんのよ!片付けないとあんたの家、川原から撤去されるわよ!?」 杏子「うぅー」 481. ゴメン gt; gt;473途中送信してしまいました 2011/07/24(日) 01 35 52.67 ID QQfMTn890 ほむら「……」ピュッピュッ QB「何するんだい君は……って、これは、水?」ビシャッビシャッ QB「助けて……まどか……」 まどか「あなたなの、ってくさっ!? な、なんなのこのニオイ!?」 QB「えっ」 ほむら「ソイツから離れなさい!」 まどか「ほむらちゃん!?」 ほむら「ソイツは下水道に住む動物よ! 人間に感染する菌も持っているの! 早く離れて!」 まどか「ひ、ひえっ!」ダタダッ ほむら「さて、邪魔者はいなくなったわね、インキュベーター」ジャコン QB(そうか、さっきの水は、下水――) パァニ 482. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 37 07.23 ID TxMNadWS0 シャルロッテ「チーズ臭がしたからつい……」 483. @ 寝落ちするかもなので 2011/07/24(日) 01 40 58.35 ID uTY/nzI10 まどか「焼き芋おいしいね」 さやか「やっぱりコタツで焼き芋最高だよね〜」 プゥ まどか「あ…///」 さやか「あはは…」 まどか「ご、ごめんね、今コタツパタパタするかr」 ほむら「その必要はないわーーー!」ズザザザザシュポーン まどか「」 484. @ 2011/07/24(日) 01 43 49.11 ID l9ZhhrQgO さやか「ちょっと待って杏子そのブーツ大丈夫?」 485. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 44 03.56 ID 165yxUUB0 杏子「・・・」gkbr 男「(この子臭うな。家出かな)?どうしたの?こんな時間にこんなとこにいて。」 杏子「家出して…何日もお風呂入ってなくて…暖かい場所に行きたいな」ボソッ 男「(js獲得くるー?)じゃあ、うちに来ないかい?暖かいベットとお風呂があるよ。」 杏子「じ、じゃあ、お願い…します…。」 男「(キタアアアアアアアアア)じゃあ早速いこうか♪」ハァハァ 杏子「うん」ニヤリ 杏子「そんで家についたら先に風呂入って、相手が油断してるところをついて気絶させて出来る限りの有り金を奪うって寸法よ。生活費と風呂を同時に手に入れられる画期的な方法だな!」 さやか「」 486. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 44 57.13 ID NyPqaoNJ0 ぷすぅ〜…… まどか「……」 さやか「……」 ほむら「……」 マミ「……」 杏子「……」 QB「おや、この臭いは、だれか放屁をしたようだね」 全員「……」 QB「ん?さっきまで随分楽しそうに喋ってたじゃないか、どうして急に黙るんだい?」 QB「ははぁ、わかったぞ、そういえば君たちにとって放屁とは恥ずべき行為なんだっけね、特に君らくらいの年頃の女子には」 QB「なるほど、誰がしたかわからないこの状況で、慌てて取り繕ってボロを出すのは得策ではないと踏んだんだね?」 QB「そして当人以外は全員気を使って黙っているんだ、そうなんだろう?」 QB「まったく、放屁は人間の生理的な現象じゃないか、むしろ我慢するほうが体に悪い」 QB「できるときにしたほうがいいのに、する場所をわきまえなければいけないなんて、本当に君たちは……」トグチァ!! 487. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 45 59.72 ID gfoPZu+P0 まどか「パパー! ママー!」 まどか「んー? なんか変な匂いする……」 詢子「ま、まどか!?」 知久「ね、寝てなかったのかい!?」 まどか「なにしてるの?」 後のたっくんである 488. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 46 58.60 ID TrzFF2Dk0 マミ「はい、キュゥべえ次はお腹ね」ゴシゴシ QB「いやあ、お風呂ってこんなに気持ちがいいんだね」 マミ「気に入ったようで嬉しいわ。ちゃんと体を洗わないとまた臭くなっちゃうものね」 QB「ごめんよ、自分の体臭ってあまり気がつかないんだね……」 マミ「ふふ、いいのよ、あなたとお風呂ってのも寂しくなくていいもの」 QB「これからは僕も一緒だ、だから寂しくないさ」 マミ「ふふ……ありがと」 マミ「はいっ終わり。後は湯船で暖まってね、その間に私も体洗っちゃうから」 QB「うん……そうだマミ、僕もマミの体を洗ってあげるよ!」 マミ「えっ?いいわよ、自分でやるから……」 QB「いいからいいから、僕を洗ってくれた御礼さ!マミはじっとしていてくれ」 キャァ クスグッタイワ!! ウゴイチャダメダヨマミー キャッキャ ウフフ ─────────── ─────── ──── 489. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 48 24.20 ID zwN3bWspO マミ「あら?」 バッタリ 杏子「よお……久しぶ……ってなんだよ?マミ!?」 マミ「………………」クンカクンカ マミ「杏子ちゃん。ここ最近、お風呂に入った?」 杏子「当たり前だろ?確か3日前に……って、オイ!!何処に連れてくんだよ!?マミ!??」 杏子「風呂に入るのはいい……てか助かる。洗濯までしてくれるのは感謝してる。けど………」 杏子「なんで一緒に入るんだよ!?」 マミ「ほっといたら、適当にしか洗わないでしょ?ほら?頭だして……」ゴシゴシ 杏子「ちっ……(でも、気持ちいいな。まるでお袋と一緒にいた頃みたいな)」 マミ「今度から、家に来なさい。女の子なんだから、お風呂くらい毎日入らないと!」 杏子「解ったよ!その……ありがと」 マミ「フフ……どういたしまして!」 490. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 48 58.70 ID 4znaLM5F0 ほむら「この臭みを消すには……」 まどか「ほむらちゃん何か臭いよ……」 ほむら「まどか来たのね……ごめんなさい今日はもしかしたらコンビニのお弁当になるかもしれないわ」 まどか「それはいいけど、この匂いは?」 ほむら「ああちょっと仕留めるごとに勿体無いからって言う畜生がいてね」 ほむら「ちょっと再利用しようと思って……」 まどか「もしかしてQB……?」 ほむら「……どうすればこの臭みが消せるのかしら」 491. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 51 44.86 ID 33rwxu4p0 ほむら「メインディッシュ、ごちそうさまでした」 まどか「…ひどい…こんなの…」グスッ マミ「♪」 さやか「…転校生…なにやってんの…?」 ほむら「前菜が歩いてきたわ」 さやか「ひっ!」 ほむら「2 05 までに食べ終わるわ、それまでに投票してちょうだい」 ほむら「 473は途中送信みたいだから気をつけて 473への投票は無効よ」 492. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 52 39.92 ID FoCs4WfS0 489 マミさんがいいお姉さんなので 493. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 52 53.55 ID 4znaLM5F0 486 QBwwww 494. 榊鳥 ◆SSkkOxOZ3M 2011/07/24(日) 01 53 22.49 ID m7b4gS9e0 480 なんかかわいい 495. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 53 29.74 ID 0lJi8yNrP 488 QB変わりやがれぇぇぇっ!(血涙) 496. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 53 29.65 ID WMXBT0gsO 486 べぇさん空気読めwwww 497. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 54 21.30 ID TrzFF2Dk0 486 QB、良いね…… 498. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 54 26.63 ID uTY/nzI10 489に一票 マミは「佐倉さん」って呼んでなかったっけ? 499. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 54 38.13 ID QQfMTn890 486 QBも鳴かずば殺られまいに 500. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 54 56.86 ID TxMNadWS0 478 そこに触れてはいけない 501. 東真一郎 ◆ELTiIq166E 2011/07/24(日) 01 54 59.78 ID VkW8XTCHP BE 1027113784-2BP(3000) sssp //img.2ch.net/ico/2nida.gif 481 ほむらマジ策士 502. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 55 14.36 ID t+ItMENX0 489 最近気づいたけどマミ杏っていいよね 503. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 55 29.41 ID NyPqaoNJ0 474 さやか何やってんだよwww 504. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 55 31.97 ID OmoKOdOF0 481 505. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 56 37.15 ID IungfPRM0 485 さやかは怒っていいw 506. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 01 58 16.14 ID zwN3bWspO 479 あの臭いはキツい 508. 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/24(日) 02 06 18.50 ID 33rwxu4p0 486 4 票 489 3 票 481 2 票 474 1 票 478 1 票 479 1 票 480 1 票 485 1 票 488 1 票 ほむら「前菜、ごちそうさまでした」 さやか「…うぅ…恭介ぇ…」グスッ ほむら「では、後は 486に任せて私は去るわ」ファサ まどか「まって…スープがまだだよ…」 さやか「そうだね…」 マミ「♪」マミマミ ほむら「ひっ…いやぁ…(でもないか…)」