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第二回放送までの本編SS 一日目・夜 NO. タイトル 書き手 登場人物 084 絞【ちっそく】 ◆z9JH9su20Q 脳噛ネウロ 085 さよならの時くらい微笑んで ◆SrxCX.Oges 小野寺ユウスケ、織斑千冬、セシリア・オルコット 086 イグナイト(前編)イグナイト(後編) ◆QpsnHG41Mg 鏑木・T・虎撤、ニンフ、ジェイク・マルチネス、牧瀬紅莉栖 087 傷だらけのH/一人ぼっちの名探偵 ◆qp1M9UH9gw フィリップ、バーサーカー 088 傷だらけのH/二人の赤き鬼 ◆qp1M9UH9gw 照井竜、笹塚衛士 089 百の貌 ◆qp1M9UH9gw X 090 取引をしよう ◆QpsnHG41Mg アンク、桂木弥子、アポロガイスト 091 運否天賦 ◆QpsnHG41Mg フィリップ、衛宮切嗣、セイバー、阿万音鈴羽 092 Mの侵略/増幅する悪意 ◆ew5bR2RQj. メズール、園咲冴子、後藤慎太郎 093 あいをあげる(前編)あいをあげる(後編) ◆qp1M9UH9gw 伊達明、バーナビー・ブルックスJr.、凰鈴音、カオス 094 プレイ・ウィズ・ファイア ◆QpsnHG41Mg 暁美ほむら、岡部倫太郎、バーサーカー、葛西善二郎 095 正義日記 ◆qp1M9UH9gw ユーリ・ペトロフ 096 アンブレイカブル・シャドームーン ◆QpsnHG41Mg イカロス、加頭順 098 敗者の刑 ◆qp1M9UH9gw フィリップ、衛宮切嗣、セイバー、阿万音鈴羽 099 Fに誓いを/ダイヤモンドは砕けない ◆YkrJsFGU2A 衛宮切嗣、セイバー、阿万音鈴羽 100 儚き憎しみに彩られた悲痛の幕開け~獅子身中の虫~ ◆hGYPnjbaTY 織斑千冬、セシリア・オルコット、小野寺ユウスケ 101 Mは打たれ強い/敗者のその後 ◆BXyDW0iXKw 伊達明、バーナビー・ブルックスJr. 103 綿棒の報い~イジメ、ダメ!~ ◆BXyDW0iXKw 脳噛ネウロ、ウヴァ 104 燃ゆる剣―騎士とクウガと燃ゆる剣―少女と姉と ◆2kaleidoSM 小野寺ユウスケ、織斑千冬、セシリア・オルコット、バーサーカー、セイバー、衛宮切嗣、阿万音鈴羽 105 破壊者と中二病が出逢う時 ◆BXyDW0iXKw 門矢士、フェイリス・ニャンニャン、ラウラ・ボーデヴィッヒ 106 シン・レッド・ライン/欲望と想いと世界の破壊者(前編)シン・レッド・ライン/欲望と想いと世界の破壊者(後編) ◆2kaleidoSM 門矢士、フェイリス・ニャンニャン、ラウラ・ボーデヴィッヒ、ウヴァ 107 Lの楽園/骸なる月Lの楽園/砕月 ◆qp1M9UH9gw イカロス、加頭順、カザリ、海東大樹 108 上を向いて歩こう ◆qp1M9UH9gw 井坂深紅郎、雨生龍之介 110 59【ひづけ】00【ひづけ】 ◆qp1M9UH9gw アンク、桂木弥子、アポロガイスト、大道克己、美樹さやか、X、脳噛ネウロ 112 謀略の夜 ◆qp1M9UH9gw メズール、園咲冴子、後藤慎太郎、桐生萌郁 113 最期の詩-Blue tears- ◆qp1M9UH9gw 小野寺ユウスケ、織斑千冬、セシリア・オルコット、セイバー ▲ 一日目・夜中 NO. タイトル 書き手 登場人物 097 怠惰 ――Sloth―― (前編)怠惰 ――Sloth―― (後編) ◆ew5bR2RQj. 鏑木・T・虎徹 、ジェイク・マルチネス、火野映司、鹿目まどか、巴マミ、桜井智樹、ユーリ・ペトロフ 102 La ragazza che vola in giù al primo paradiso provvisorio ◆hGYPnjbaTY カオス 109 暗【わからない】 ◆SrxCX.Oges 暁美ほむら、岡部倫太郎 111 夢の終わり ◆LuuKRM2PEg 衛宮切嗣、阿万音鈴羽 114 時差!!神様なんかじゃないんだよOut of the frying pan into the fire.(一難去ってまた一難) ◆z9JH9su20Q 火野映司、鏑木・T・虎徹、鹿目まどか、巴マミ、桜井智樹、カオス、メズール、園咲冴子、桐生萌郁 115 Rの流儀/砕かれた仮面 ◆qp1M9UH9gw フィリップ、照井竜、笹塚衛士 116 明かされる真実と欲望と裏の王 ◆z9JH9su20Q 真木清人、インキュベーター 117 UNSURE PROMISE ◆SrxCX.Oges 伊達明、バーナビー・ブルックスJr.、ユーリ・ペトロフ 118 呪いをかけられた天使 ◆z9JH9su20Q カザリ、海東大樹、イカロス 119 今俺にできること ◆2kaleidoSM 巴マミ、後藤慎太郎 121 死【ろすと】 ◆qp1M9UH9gw アンク、脳噛ネウロ、大道克己、美樹さやか 122 さらばアポロガイスト!男の涙は一度だけ!! ◆qp1M9UH9gw 雨生龍之介、井坂深紅郎、アポロガイスト、真木清人、インキュベーター ▲ 一日目・真夜中 NO. タイトル 書き手 登場人物 120 This Illusion ◆2kaleidoSM 衛宮切嗣、阿万音鈴羽、セイバー、小野寺ユウスケ、織斑千冬 123 欲望交錯-足掻き続ける祈り-欲望交錯-ギルティエンジェル-欲望交錯-Dの襲来/竜城騒乱-欲望交錯-天使と悪魔-欲望交錯-対立と別離と胸の穴-欲望交錯-復活と衝撃と終焉の火-欲望交錯-白紙の明日へ- ◆z9JH9su20Q 火野映司、鏑木・T・虎徹、カオス、メズール、園咲冴子、桐生萌郁、後藤慎太郎、伊達明、バーナビー・ブルックスjr.、ユーリ・ペトロフ、イカロス、門矢士、フェイリス・ニャンニャン、ラウラ・ボーデヴィッヒ 124 再【りとらい】 ◆SrxCX.Oges X 125 Gの啓示/主はいませりGの啓示/遺された覚悟 ◆z9JH9su20Q アポロガイスト、井坂深紅郎、雨生龍之介、バーサーカー 126 陰謀と計略と不実の集い ◆z9JH9su20Q 海東純一、篠ノ之束、クロエ・クロニクル、ガラ 127 正義失格者 ◆qp1M9UH9gw 後藤慎太郎、バーナビー・ブルックスJr. 128 Lost the way(前編)Lost the way(後編) ◆z9JH9su20Q 衛宮切嗣、阿万音鈴羽、セイバー、小野寺ユウスケ、織斑千冬 129 被制約性のアイソレーション流転過程のアイソレーション ◆SrxCX.Oges 門矢士、桐生萌郁、フィリップ、照井竜、笹塚衛士 130 明日のパンツと再起と差し伸べる手(前編)明日のパンツと再起と差し伸べる手(後編) ◆z9JH9su20Q 火野映司、鏑木・T・虎徹、カオス 131 悩【にんげん】 ◆VF/wVzZgH. 美樹さやか、大道克己、アンク、脳噛ネウロ 132 電脳亡霊のメッセンジャー ◆z9JH9su20Q 暁美ほむら、岡部倫太郎 133 遭遇!! ◆z9JH9su20Q 巴マミ、イカロス 134 執着 ◆m4swjRCmWY 園咲冴子、ユーリ・ペトロフ ▲ 第二回放送 NO. タイトル 書き手 登場人物 135 第二回放送-新たな一日とランキングと赤の王- ◆z9JH9su20Q 『王』、ガラ ▲ 本編SS(時系列順) 第一回放送までの本編SS第二回放送までの本編SS第三回放送までの本編SS 本編SS(投下順) 【000~050】【051~100】【101~150】
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★ 「君は何を考えているの?」 よりにもよって、こんなタイミングで。 情報屋の冷ややかな態度にもラッセルは、微動だにせず、逆を返せば平静過ぎる。 浮世離れた空気に疑問を抱いている様子で、言う。 「たまには学校に行ったらどうかって」 「……確かに『僕』は言ったよ。でも急にどうして?」 「どう……?」 「あれは皮肉のつもりだったんだよ。君が幸せな世界よりも現実を選ぶ理由なんて無い。 それとも……学校に行かなきゃ駄目って『罪悪感』を覚えたのかな」 ラッセルは無表情で首を横に振る。 マスターの予想外極まりない行動は、ナーサリー・ライムこと情報屋も顔をしかめるほど。 彼の心の内でも困惑が明確で、スノーホワイトが『魔法』で読み取っていた。 何より。 学校――年代を予想すれば自ずと『見滝原中学校』を指し示している。 だが、スノーホワイトは……少なくてもセイヴァーが『見滝原中学校』に現れない事を知っている。 彼は吸血鬼だ。 最も危険なのは、現在の時刻。太陽の光が差し込まない間。 固有結界が安全領域。セイヴァー対策でなくとも、固有結界内にラッセルが居るだけでも有利なのだ。 わざわざ外へ出る必要がない。 ラッセルは、聖杯戦争とは関係なく。 個人的な気分で見滝原の街に赴きたい――そういう事だろう。 ならば、分からなくもない。 幾らここがラッセルを満たすモノで溢れ、安全であっても、永遠と居続けたい訳ではないように。 問題はタイミング。 聖杯戦争開始前。 暁美ほむらという『見滝原中学校』に在籍するマスターが、討伐令にかけられる前だったら良い方だろう。 スノーホワイトは冷静に思案する。 まだ、情報屋に対しセイヴァーの弱点・種族を明かしてはいない。 素直に開示しても悪くない面はあるが『セイヴァーが出現する可能性』を仄めかす場合で、状況も変化するのだ。 彼女が行わなければならないのは―― セイヴァー対策の布陣。所謂『セイヴァー包囲網』。 そして、彼女の新たな契約サーヴァントの捜索。 一つ。スノーホワイトは、討伐令目当てで集結する主従たちの捕捉と利用を目論んだ。 ☆ セイバーが坑道内に入った時点で、猫たちが騒がしかった。 別に薬物で参っている様子じゃあない。奥から鉄に衝突する衝撃音が喧しく響き続けている。 錯乱気味に一匹の猫が言う。 「マタタビ中毒達の怨霊だニャ! 焼却炉の『内側』から何かが出ようとしているニャンッ!!」 「そ、そんニャもんいる訳ニャいだろう!」 「とにかく焼却炉から逃げるんだよ―――!!」 情報の錯綜は酷いものだったが、少なくとも焼却炉に異常が起きている。 坑道から脱出を図る猫と幾つもすれ違いつつセイバーが発見したのは、へこみを生じさせ、破壊される手前の焼却炉。 うめき声? あるいは、唸り声に近いモノが聞こえる。 直後、焼却炉から火の粉を巻きあげ、炎を纏い、燃え尽きた筈の黒き獣が飛び出す。 『犬』である。 人を押し倒せるほどの大型犬、に近い形状を炎に包まれたソレは保っている。 されど、大きさは人を優に超える。 三メートル以上を想定できる獣は、焼却炉の番を担当し、足をすくませて放心していた猫に飛びかかろうとする。 セイバーが構えたのは宝具『勇者を支えたもう一つの武具たち』の一つ、弓矢だ。 ただの弓矢じゃあない。 光の魔力が帯びた邪悪を断ちきらんとする輝きを灯った、特別な矢。 艶やかな一直線の軌道を描いて『犬』に放たれた矢は、悪を浄化する正常を放ち 命中したか否か関係なく『犬』は、光によって怯む。 セイバーは『時の勇者』として眼前の『犬』に酷似した邪悪を感じ取った経験がある。 彼の宿敵たる魔王。 それと同じ悪を。 『犬』は恐らく悪の根源による手先に過ぎない。 「ニャァァアァ………」 残された猫が、生きた心地しない気分で『犬』とセイバーの間をすり抜け、逃げた。 見届けたセイバーが再度、光の矢を構える。 使用時に魔力消費を余儀ないが、効果は明らかだ。 「■■■■■■■■■■■■!!」 言語化不可の吠え声一つ。 セイバーが再度放つ『光の矢』で『犬』は怯みの反応を見せたが、今度ばかりは構わず突進をする。 咄嗟に、セイバーは矢の構えを中断させ。坑道を占領する巨体を誇る『犬』の足元に前転し、攻撃を回避した。 弱点を理解したが、決してセイバーは優位に座していない。 巨体のモンスターとの戦闘経験が豊富であるセイバーには『犬』の攻撃自体は脅威じゃないが。 戦場たる坑道は――狭い。 二足歩行の猫たち専用を前提に作られた場所だからこそ『犬』の巨体は、身動きしにくく感じる。 が、『犬』は炎を纏っている。 取りつかれたか如く、衰えない威力を保ったまま炎はセイバーに襲う。 『犬』が前足をセイバーに振りかざすと。 纏った炎が個別に生きているかの如く、セイバーの盾による防御を無意味にする熱を与えた。 熱はセイバーの体力と気力をじわじわ削る。 ましてや、焼却炉より最近誕生した『犬』と違い、固有結界のモンスターと戦闘を経て。 魔力を消耗したセイバーが、万全の態勢と呼べる状態だろうか。 「ッ!!」 『犬』の大ぶりな上半身の振り被りと炎の猛威は、セイバー側からは狭い坑道で回避が容易でなかった。 広く間合いを取れないセイバーは、前足の直撃で背後に吹き飛ばされる。 宙に放り投げられ、体勢はそのまま。非常に危険な状態だ。 追撃されれば、セイバーに大ダメージは免れない。 寸前。 突撃しようと前のめりになった『犬』の体が歪に停止する。 『犬』の前足と地面を縫い合わせるように、ジッパーが出現していた。 僅かな足止めにでしかない、遅れて現れたブチャラティの援護だったが、セイバーには十分なものだ。 セイバーは着地を上手く出来なかったが、地面に叩きつけられ、即座に俊敏な動作で体を起こす。 起こしただけ十分だ。 彼の手元には、再度弓矢が構えられ。光の魔力を込めた一撃が放たれると。 ジッパーで動きを封じられた『犬』の眉間に吸い込まれた。 「■■■■■■■■■■■■―――――!!」 致命的な一撃。 効果を露わになる様に、邪悪に満ちた『犬』は操り糸が切れたように肢体を崩し、肉となった悪が消失していく。 改めて、ブチャラティが告げる。 「遅れてすまない、セイバー。……敵は倒せたようだな」 対してセイバーも構わない、の意味で反応を見せた。 一方、消失し終えた『犬』を見届け終えると、他の敵対モンスターとは異なり。 残骸代わりに、何かが地面に落ちていた。ブチャラティがソレを手に取る。 「これは……懐中時計か? 止まった状態だが……」 ブチャラティは、アイテムの意味や固有結界に関して、全てを理解した訳じゃあないが。 ただ、先ほどの『犬』に関しては何かが違うと、直感で確信を得ていた。 そして、セイバーもダンジョンめいた固有結界のシュチュエーションから、他にも何かが起きているのではと思い。 『犬』が現れた焼却炉に注目する。 破壊されたせいか、最早本来の機能は成しておらず。 熱は無く、深淵の闇がポッカリ覗かせているかと想像できる。 しかし、現実は異なり、セイバーは奥に全く異なる景色が広がっていたのを発見し、ブチャラティを呼びかけた。 ブチャラティも確認すると、どこか――『部屋』の光景があると分かった。 「向こうへ誘導されている……か」 一種の罠か。 だが、敵の固有結界内で、加えて敵サーヴァントの位置を掴めない以上、手掛かりを探さなくてはならない。 虎穴に入らずんば虎子を得ず。まさしく、そういう状況である。 意を決して、ブチャラティとセイバーは焼却炉内部へ突入した。 ★ 不味い。そうサリエリが焦りを感じるのは無理もない。 現在、マスターの元へ戻る最中。住宅街の全てが未曾有の恐竜パニックに陥っている状況。 サリエリが感知する限り。 恐竜の司令塔たるサーヴァントが周囲におらず。 元凶を叩く事により、事態を解決する事は叶わないと理解出来たところ。 彼は――マンホールに引き込まれた少女を目撃したのだ。 正しくは、マスターの一人。魔法少女・スノーホワイト。 彼女の魔力は、比較的サーヴァントの感知に引っ掛かりやすいほど、特徴的ではない。 ただ『マスターとして』。並を凌駕する魔力量を誇る。 故に、サリエリはスノーホワイトの補足と彼女に攻撃をしかけた『新手のサーヴァント』の存在を把握した。 (敵はもう一騎いるというのか!) (マスター!!) 一方。 アパートで身を潜めるジリアンは、現時点では恐竜に捕捉された様子はない。 しかし、着実に恐竜の感染は彼女の居るアパートへ向けられる。 何よりも他の住民たちが騒ぎで目を覚ましたり、明かりをつけて敵に居場所を判明させる反応すら起こす。 恐竜達は軒並み別方角に移動するものと 仲間を増やすべく、民家に侵入するもので別れているが。 ジリアンは念話で答えた。 (あ、アヴェンジャーさんが来るまで隠れています! まだ恐竜たちには気付かれてないようですし……) (油断はするな! 恐竜使いの他にも、敵が居るのだ!!) 無難に考えればアサシンか、気配遮断の類を持ったサーヴァントが潜伏している。 サリエリは亡霊の使い魔を複数出現。 それを撹乱に用いて、剣の接近や銃の遠距離攻撃を行う。 倒す前提ではないが上手い具合に恐竜らは、使い魔の方へ意識を集中。 サリエリよりも近い距離で『動く』使い魔を優先させていく。 (新手のサーヴァント……?) そして、ジリアンも相方のサーヴァントから聞かされた存在を警戒するべく、一旦ベランダ側の窓から退避する。 恐竜の鳴き声や喧騒は、あちこちするうえ。 アパートの住民が起床した物音が、ジリアンの部屋まで響いた。 この様子では、時間の問題だろうか。 隠れると宣言するも、都合の良い場所は限られている。質素な室内に置かれたベッドの下なら、ジリアンも入りこめそうだ。 隙間を覗きこみ。何かと視線が合うまでは――思っていた。 「!?」 咄嗟に距離を取ったジリアン。 漆黒の間の視線は消えたように感じる。だが、決して見間違いではない。 口元を手で押さえ、恐竜から悟られない様に必死だった。 間違いなく敵だ。 悪意ある存在……自分と同じ聖杯を狙う者! サリエリがアパートに到達するまでは、無暗に外へ逃亡は出来ない。 狭いアパートのワンルームなら、強いて洗面所か収納スペースしか身を隠せないが。 最早、令呪でサリエリを呼び寄せる方が賢明では? ジリアンは手の甲に視点をチラリ移す。 令呪の効力は、ジリアンも把握している。 だからこそ、ここぞ――と呼ぶべきタイミングをイマイチ想像しにくく。 危機的状況だが、令呪はここで消耗して良いのか。不安がある。 (ううん、駄目だ。まだ使うには早過ぎる) 多少抵抗を覚えつつも、ジリアンは玄関に駆けて行った。 扉ごしで外の様子を伺おうとした。ひょっとすれば、運良く恐竜と遭遇せずサリエリと合流が叶う。 僅かな希望を信じた。そんな彼女が目にしたのは、窓ガラスにベッタリ張り付く『黒い影』。 人の形をしているような。……形が『何か』を連想させている。 瞬間。 バンッ、ゴンと衝突音が扉に響く。窓ガラスにも『黒い影』をかき消すように新たな存在が形を露わにする。 恐竜だった。 が――あまりに奇妙だが、例の『黒い影』は完全に消えてなかった。 『黒い影』と重なる様に向こう側に、人が変化しただろう中型恐竜の形が、街灯に照らされ輪郭を確かとさせた。 ジリアンはハッとした。 彼女は気付く。『黒い影』の正体は――セイヴァー! 討伐令の写真にあった……あの人物が背を向けて振り返っているような形であると!! (玄関から離れろ!!) 刹那に響いたサリエリの怒声は、念話だけのものだった。 ジリアンが反射的に行動した途端に無数の使い魔達が、扉の前を占領する恐竜に突撃していく。 恐竜は押し倒され、玄関回りを崩壊させながらも再起不能にさせる。 恐る恐るジリアンが様子見するが、倒し伏せられた恐竜が成人男性に戻りつつある光景が広がる。 先ほど見たセイヴァーの影は消失していた。 復讐者の鎧を纏った状態ながら、サリエリは彼女の元へと現れた。 困惑気味にジリアンが問う。 「……アヴェンジャーさん。セイヴァーがいたんじゃ……?」 「セイヴァーだと?」 しばし間を開けた後にサリエリは「いや」と否定した。 サーヴァントの魔力反応を、それこそアサシンのような気配遮断スキルがなければ、確実に見逃す訳がない。 改めてジリアンが破壊された玄関から、外を伺ってみると。 似たような恐竜の侵入跡が住宅街のところどころで目に入る。 「まだボクがマスターだと捕捉されていないなら、良いんですけど……」 「……ならば、あえてマンション方面に向かうべきだろう。ここら一帯の住人の大半は恐竜として移動させられている」 確かに――ジリアンも冷静に状況を整理する。 マンション方面に存在しない方が、『一般人』それと『恐竜化した場合』を考慮すれば。 むしろ違和感を与える結果になるのだ。 上手く紛れこめば、他の主従の捕捉も可能となる筈……ただ。 サリエリとジリアンらに、セイヴァーの影を警戒する意志が芽生えた。 ☆ 『見滝原』という日本に属する町であるが、西洋ヨーロッパを彷彿させる街並みや美意識が散りばめられている。 ブチャラティ達が至った空間もそうだ。 天井で回転する無数の歯車。装飾に部類されるらしいソレが配置されたリビング。 近代技術の一つで、立体映像が空間に浮かび上がっている。 目を通していけば……どうやら聖杯戦争のウワサに関する資料だ。 彼らが到着した空間――もとい、一つの家を調べれば驚く事実が発覚する。 「ここはッ、暁美ほむらの自宅!?」 寝室の机に置かれていた配達物。宛先をしっかり目を通せば、あの討伐令にかけらた少女の名がある。 まさかとブチャラティはスタンドでジッパーを出現させた。 普通に、床や壁に『いつも通り』能力が露わになるのを目にし、ここが固有結界より外の。 元いた見滝原の街だと認知するブチャラティ。 暁美ほむら。 そして、セイヴァーもどうやらここに居ないらしい。 ブチャラティ達が通って来た道も、気付いた頃には消失しており。 ただ、手元には焼却炉の前で拾った『時計』が残った。 彼はセイバーに確認を取らせる。 「セイバー。靴はどうだった? 少なくともこちらに『学生鞄』はなかった」 靴。 外出するなら必要不可欠なもの。 セイバーが目にした限り、学生靴らしい堅苦しいものは無かったと言う。 既に、家を離れたが……どうやら学生の恰好を取れるように、暁美ほむらは装備を整えているらしい。 「あの空間の支配者がセイヴァー? いや、外で協力者を作っていた奴の戦略とは噛み合っていない……」 偶然? たまたま、この空間へ抜け出しただけなのだろうか。 ブチャラティもこれ以上の考察は不毛だと悟る。情報が少な過ぎる。結論を急いでは駄目だ。 次の問題は、例の空間を放置しておけないが。 再び空間へ侵入するのが困難であり、無暗に探索しても敵サーヴァントを捕捉できない点。 協力者が必要でも、どのような手段で敵を炙りだすべきか。 「それと……暁美ほむらだ。状況を判断するに、見滝原中学へ向かう可能性は高い」 前提の話。 暁美ほむらが討伐令を把握しているか、と考えれば『知らない』方が正解に近いだろう。 主催者側も、わざわざ討伐対象に討伐令を教えるのも…… 否、そういう手も無くはないが、しっかり学生セットを持ち出した彼女は、何であれ中学には向かう魂胆だ。 やはり見滝原中学校だ。 暁美ほむらが向かうならば、激しい戦火が自ずと想像できる。 ブチャラティはあらゆる状況の判断で気付かなかったが、停止していた『懐中時計』の針が動き出していた。 ★ 情報屋が静かに口を開いた。 「学校の準備どころか、制服だって向こうに置いてきたじゃないか」 「あ……そうだった」 ラッセルも思い出す。 彼が住んでいた場所は固有結界そのものじゃあないし、別々だ。 制服も勉強道具も、食事は……こちら側で用意したもので賄えそうだが。 不敵な表情を浮かべつつも、満更でない様子で情報屋はこう続ける。 「大丈夫、こっちで用意しておくから。……ラッセル、一度家に戻ってみなよ」 そんな事が出来るのか。 驚くラッセルはちっぽけな関心を覚えつつ「うん」と頷く。 しかし、むしろソレだけだった。他に何か、例えば感謝の意を示すなど口にするべき事が欠けていた。 「む? ラッセルか……?」 情報屋の家から出たラッセルは、深夜にも関わらず誰かから声をかけられた。 振り返ると神父の青年・ドグマの姿がある。 不思議そうにラッセルが眺め返す様子に、慌ててドグマも言葉加える。 「トコヤミタウンでの葬儀に時間がかかってしまってな。今日は……色々あったのだ」 色々。 その意味合いも情報量が多い話だ。 ドグマは、ラッセルになんと伝えればいいのか分からないほど、奇妙で鮮明な出来事が起きた。 未だに現実味なく、ドグマも何かに化かされたのではと繰り返し思い耽るほどだ。 迷いを振り払うよう、ドグマは眼前の友人に尋ねる。 「ラッセルは……このような時間にどうしたのだ?」 「ドグマ。僕、明日学校に行くよ」 「学校? おお、そうか。明日は月曜であったな、確か………」 ………………………学校? 凄まじい違和感がドグマの中で渦を描いた。 ラッセルの言う『学校』とはなんなのだろうか? そもそも、ラッセルは学校にかよっていただろうか? この世界に、学校は。 ドグマは深淵を覗きこんだ恐怖を込み上げる。 考えてはならない。何も、これ以上の事を聞いてはならない。 純粋無垢に見つめ返すラッセルと目が合い、ドグマは動揺を隠せず踵返す。 「ならば早く寝た方がよいぞ、ラッセル。私も教会へ戻らなくては」 「うん。おやすみ、ドグマ」 気味悪いほど落ち着いた言葉でラッセルはドグマを見届けた。 彼の様子がおかしい。馬鹿でもないほど誰だって気付く。 分かっていてもラッセルは、深く言及せずに自宅へ戻って見る。 ベッドくらいしか家具らしいものはない空間。 だからこそ、見滝原中学校の制服と学生鞄はベッドの上に置かれた状態だった。 聖杯戦争が始まる前。ラッセルが記憶を取り戻す前には毎日、当たり前のようにこれを着て登校していた。 しかし…… 記憶を取り戻した今と話は変わってくる。 むしろ、記憶が戻ってからは夢の世界もとい固有結界で過ごし続けていたのだから。 「ドグマの言う通り、朝になるまで寝ておこう……」 ★ 残されたスノーホワイトは『魔法』で知りつつも、情報屋に尋ねる。 「彼の言う学校は見滝原中学校ですよね。行かせるのは危険ではないでしょうか」 「ああ、アレに関しては問題ないさ」 ラッセルを一時的の間、学校に居させるにしても暁美ほむら狙いの主従達が危険なのに変わりは無い。 しかし、情報屋は不敵に嗤う。 理由をスノーホワイトは読み取れなかった。 悩みの反響で聞こえる類ではない事情で、ラッセルに関する支障はないと? 「………外の方ですが」 スノーホワイトは改めて話を続けた。 「中学校に現れると想定する主従の目的は、無難に三つの勢力が現れると思います。 一つは、討伐令の報酬を目的とする者。私と同じく帰還を望むマスター。 二つ目は、討伐令を狙った主従を狩る者。聖杯作成を目的とする主従。 最後は……前者二つを阻止せんとする者です。根本的に聖杯戦争の方針に反対を意を持つ主従」 「君の想定は、分からなくもないかな。一体どれほど中学校に集まるか、不明ではあるけど」 「いいえ。今回の場合、主従の方針事態は重要ではありません。どれほどの数が集中するかです」 「数の集中?」 「はい。私が危険視しているのは、セイヴァー側の戦力が膨れ上がる事です。 私のバーサーカーだけでなく、他の主従がセイヴァー側に『堕ちる』警戒をしなくてはなりません」 「……ああ。そうか、洗脳能力って奴だね? 君みたいな魔力持ちじゃないマスターに抵抗能力は期待できない」 「はい。しかし、アサシンさんの固有結界を上手く利用すれば、セイヴァーと他主従の接触を回避できます」 一見『セイヴァー包囲網』はスノーホワイトが挙げた三つの勢力図が拮抗し、 包囲網として機能するか怪しい部分のある。心もとない、欠陥まみれの戦況に映りかねないが。 実際、向こうから『手駒となる存在』が火へ飛び込む虫のように。 セイヴァーからすれば、格好の餌だろう。 スノーホワイトも、セイヴァーのカリスマを正確に計れていないが。 彼女のバーサーカーのような厄介者を心酔させる魅了は、確かに存在する訳なのだ。 ……と。 ここまでセイヴァーが見滝原中学校に現れる前提で話を進めている彼ら。 セイヴァーが現れずとも、必ず他主従の存在を捕捉出来る筈。 視点を変えれば滑稽な茶番でしかないが、無駄に終わる計画じゃないとスノーホワイトも推測した。 情報屋側も、様々に憶測を立てる。 「残念だけど、暁美ほむらやセイヴァーが現れる保証はないよ」 討伐令抜きに暁美ほむらが現れない可能性があり、肝心のセイヴァーも居ない場合もある。 第一に。情報屋もスノーホワイトを信用しきってはいない。 少なくとも、サーヴァントを呼び出せないスノーホワイトは利用価値がある。 セイヴァー包囲網の形成以外にも、魔力源としても。 問題の時刻。 見滝原中学の通学時間が着実に迫っていた。 ★ スノーホワイトとの会話裏で情報屋が把握していたもの。 ブチャラティたちが固有結界から脱出し、ジリアンを固有結界に引き込みそこねた事。 ラッセルの異変。 それぞれに関する心の声を、スノーホワイトが聞き取れなかったのは単純に。 困った事情でなかったからだろう。 何故? 固有結界に引き込める獲物を取り逃がした。 既に捉えていた獲物が抜け出した。 それが疑念になっておらず、むしろ『悪』を増殖させる一環として利用するなら? 所謂――『発癌』してしまったのだ。 ラッセルが完全に悪意の宝具に影響されつつあるように。 彼と鏡合わせである情報屋ことナーサリー・ライムにも悪意が転移した。 そして最悪だが。 自らが悪が故に、悪を受け入れるというアサシンの側面が為に、無意識な侵食は止められないだろう。 少なくとも病を治せる黄金の精神は、ここに居なくなったのだから。 【ナーサリー・ライムの固有結界/月曜日 早朝】 【ラッセル・シーガー@END ROLL】 [状態]魔力消費(小)『漆黒の頂きに君臨する王』の侵食(小)就寝 [令呪]残り3画 [ソウルジェム]無 [装備] [道具]日記帳 [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:みんなと普通にくらす 0.元に戻った? まだ分からない…… 1.学校に行ってみる 2.セイヴァー(DIO)に思うところがあるが…… [備考] ※聖杯戦争の情報や討伐令のことも把握していますが、気にせず固有結界で生活を送るつもりです。 ※セイヴァー(DIO)のスキルの影響で、彼に対する関心を多少抱いています。 ※『漆黒の頂きに君臨する王』の侵食により罪悪感が一時的に消失しています。 ラッセル自身はまだ自覚しておりません。 【アサシン(ナーサリー・ライム)@Fate/Grand Order】 [状態]魔力消費(小)『漆黒の頂きに君臨する王』の侵食(小) [ソウルジェム]有 [装備] [道具] [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:固有結界を維持しつつ、聖杯作成を行う 1.ラッセルを学校に行かせてみる。 2.セイヴァー(DIO)を侵入させないようにするが……倒すのは…… 3.見滝原中学に関してはまだ様子見。 4.スノーホワイトに関しては、半信半疑。 [備考] ※セイヴァー(DIO)の真名および『漆黒の頂きに君臨する王』を把握しました。 ※『漆黒の頂きに君臨する王』によって固有結界が支配されると理解しました。 ※現在、新都心と繁華街にのみ結界の『入口』を解放しています。 ※ブチャラティ&セイバー(リンク)の主従を確認しました。 ※マスターのスノーホワイトと彼女のサーヴァントの情報を把握しました。 ※ジリアン&アヴェンジャー(サリエリ)の主従を確認しました。 ※『漆黒の頂きに君臨する王』の侵食が進行しつつあり、固有結界内部や能力に影響がありますが。 現時点でナーサリー・ライム自身に自覚症状はありません。 【スノーホワイト(姫河小雪)@魔法少女育成計画】 [状態]魔力消費(小)、魔法少女に変身中、プク・プックの洗脳 [令呪]残り3画 [ソウルジェム]有 [装備]『ルーラ』 [道具]『四次元袋』 [所持金]一人くらし出来る程度 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯獲得。全てはプク様の為に 1.再契約するサーヴァントを見極める。 2.セイヴァーとの契約は最悪の場合のみにしておく。 3.見滝原中学で発生するだろうセイヴァー包囲網を利用する。 [備考] ※バーサーカー(ヴァニラ・アイス)への魔力供給を最低限抑えています。 ※ブチャラティ組、マシュ組の動向を把握しました。 ※セイヴァー(DIO)が吸血鬼であることを知っています。 ※セイヴァー狙いで見滝原中学に向かうつもりはありません。 ※現在、プク・プックの洗脳は継続されています。 ※ラッセル組を把握し、アサシン(ナーサリー)のステータスを把握しました。 ※対魔力のランク次第で彼女の『魔法』が通用しにくいサーヴァントがいます。 【B-3 暁美ほむら自宅周辺/月曜日 早朝】 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]魔力消費(小) [令呪]残り3画 [ソウルジェム]有 [装備] [道具]懐中時計? [所持金]数十万程度 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争の打破 0.見滝原中学か…… 1.固有結界のサーヴァントを捕捉する。場合によっては倒す。 2.出来れば協力者が欲しい 3.セイヴァーとの接触 4.アヤ・エイジアの殺害は阻止したい 5.どこかに居るであろうディアボロへの警戒 [備考] ※固有結界のサーヴァントが魂食いを行っていると疑っています。 ※セイヴァー(DIO)とジョルノの関係性を感じ取っています。 ※ウワサの内容から時間泥棒がディアボロではないかと睨んでいます。 ※リンクから時を静止させる存在が居る事を把握しております。 ※『漆黒の頂きに君臨する王』の影響で発生したモンスターがドロップした懐中時計を持っています。 何かに反応し、針は動いています。効力や影響は後述の書き手様にお任せします。 ※ほむらの自宅を把握しました。彼女が見滝原中学へ通学すると推測してます。 【セイバー(リンク)@ゼルダの伝説 時のオカリナ】 [状態]魔力消費(中)、肉体ダメージ(小) [ソウルジェム]無 [装備]『時を超える退魔の剣(マスターソード)』 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:ブチャラティの方針に従う 1.固有結界のサーヴァントを捕捉する。場合によっては倒す。 2.見滝原に響く時の音が気になる。 [備考] ※杳馬が『天国への階段』を阻止する時の音が聞こえていますが 確証のない情報の為、マスターのブチャラティには打ち明かしてません。 ※ブチャラティからディアボロに関する情報を把握しています。 ※時に関する能力の発動を認識しております。 【E-5 住宅街/月曜日 早朝】 【ジリアン・リットナー@被虐のノエル】 [状態]魔力消費(小) [令呪]残り3画 [ソウルジェム]有 [装備] [道具] [所持金]中学生が生活できるほどの仕送り [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、ノエルの復讐を止める 0.マンション方面へ向かう。 1.普通を装って、マスターであること隠し通す。 2.見滝原中学には通学する予定 3.さっきのは……セイヴァー? [備考] ※ノエル(NPC)はマスターではないと現時点では判断しています。 ※攻撃を仕掛けてきたサーヴァントがセイヴァーではないかと疑っています。 【アヴェンジャー(アントニオ・サリエリ)@Fate/Grand Order】 [状態]魔力消費(小) [ソウルジェム]無 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:マスターの願いを叶えてはやりたいが…… 0.マンション方面へ向かう。 1.悪を引き寄せるサーヴァントへの警戒 [備考] ※ノエル(NPC)はマスターではないと現時点では判断しています ※主催者はゲーム終了後、マスター達を帰還させないのではと考察しています ※マシュとシールダー(ブローディア)、X&バーサーカー(カーズ)の主従を確認しました ※『悪』を引き寄せる宝具を持つサーヴァントがいると分かりました。 その宝具の影響で、宝具やスキルの威力が低下するようです。 ※マスターであるスノーホワイトの存在を把握しました。
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あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ・を・ん英数字 あ行 異色ペットとドール組 エリザベス、ノンタン、シロ、そして水銀燈によるチーム。 特に水銀燈はエリザベスの行動、言動?に翻弄させられた。 か行 銀さん組 坂田銀時、坂本龍馬、氷室幻徳、岡田以蔵からなるチーム。 中盤までのギャグ担当で、登場回では仮面ライダービルドの『前回までのあらすじ』風のやり取りが冒頭で行われた。 コメダ珈琲店 会場内に点在する喫茶店。名物はサクフワのクロワッサン生地に冷たくて白いソフトクリームが載った『シロノワール』だ。 当然、甘党の銀さんが見逃すことはなく立ち寄ることになる。 さ行 白い悪魔組 蜂屋あい、キュゥべえ、ノロイによるチーム。 外観だけならモフモフ小動物に囲まれた可愛い小学生なせいで騙される参加者が続出。 途中から(見た目は)無力そうな彼らを守る為に南光太郎が加わった。 白い魔法少女組 高町なのは、イゼッタ、美国織莉子、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの4人からなるチーム。 イリヤに支給されたカレイドステッキは 「19歳で魔法少女ですか」 と、地雷を踏んだ結果頭を冷やされてしまった た行 な行 は行 ほむほむ組 暁美ほむら、光本菜々芽、赤屍蔵人からなるチーム。 クールな性格、親友の為に孤独な戦いを続ける、白い悪魔と因縁がある等似たもの同士であるほむらと菜々芽。 そこに『自分達を宿敵の所と元の世界へ届ける』、という運び屋としての依頼を受けた赤屍が加入した。 ま行 や行 ら行 わ・を・ん 英数字 G その名を口に出すのもはばかられる黒光りした高速移動する虫。 書き手によって「G」や「あれ」「あのあれ」「黒い悪魔」などと表記が変わるのが面白い
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プレイ・ウィズ・ファイア ◆QpsnHG41Mg 宵闇に赤い軌跡を描きながら、黒騎士がとぶ。 憎悪の咆哮を響かせて、黄金の宝剣の数々を流星の如く射出する。 そのどれもが一点を目掛けて殺到する、さながら煌びやかな流星群。 「……………」 それに対峙し靡く黒髪。 華奢な体躯には不釣り合いな重火器。 未だ幼さを残した少女はしかし、自分へと殺到する殺意にも恐れを見せない。 不敵に、傲岸に、不遜に。据わった眼光が、放たれた宝具の数々を睨む。 そして、黒騎士バーサーカーが怒りの咆哮をあげる。 寸前まで少女がいた空間には、最早だれもいなかったからだ。 放たれた宝剣の洗礼は、その全てがアスファルトを穿っただけに過ぎない。 「――――ッ!?」 否、もはやそんなことは問題ではない。 攻撃が"避けられた"のではない。 いま、自分は、攻撃を"されている"のだ。 眼前に無数の、それこそ星の数ほどの弾丸が現れていた。 そう、"現れた"のだ。 何の前触れもなく、突然に、それは"現れた"のだ。 いざ眼前の弾丸に対抗をしようとするバーサーカー。 だが、その刹那と待たず、今度はバーサーカーの背が弾けた。 「ッ!?!?」 眼前より迫る弾丸の数と同じか、それ以上の弾丸が背後から殺到していた。 それは、現代人が技術の粋を結集させて開発した、神の子を殺すための殺傷兵器。 地獄の番犬の名を冠する協力無比なガトリングの弾丸を一斉に受けたのだ。 いかな英霊のバーサーカーであろうとも、そんなものを受けて無事では済むまい。 バーサーカーの身体は、背後で弾けた弾丸によって前方へと吹っ飛ばされ―― 「―――――――――――――――――――ッッ!!」 そして、前方から迫っていた弾丸すべてに、自分から突っ込むハメになった。 通常兵器を遥かに凌ぐ威力の銃撃の嵐に、前後から挟み撃ちにされたのだ。 バーサーカーの身体が滅多撃ちにされた人形のように痙攣して、どさりと崩れ落ちた。 だが、それでも英霊バーサーカーは戦闘不能にはならない。 そんなことでは戦闘不能にはなれないのだ。 すぐさま立ち上がったバーサーカーは、 「――!?」 自分が既に取り囲まれていることに気付いた。 ワイヤー付きのアンカーが、バーサーカーをぐるりと取り囲んでいる。 そのワイヤーを射出したのはやはりあの黒髪の少女だった。 この武器で甲冑を絡め取り自由を奪うつもりなのだろう。 が、そんなものでこの狂戦士が止められるものか。 逆にワイヤーを引っ掴んで、射出先にいるあの少女ごと手繰り寄せてやろう。 思考ではなく、本能で次の行動を決めたバーサーカーはしかし、次の瞬間には驚愕していた。 この手で掴もうとしたワイヤーが、既にその手からすり抜けていた。 瞬間移動、とでもいうべきか。 さながら"時間が消し飛んだ"かのように。 何も力を加えなければ数秒後には進んでいるであろう位置まで、ワイヤーは一瞬で移動していた。 もちろん、バーサーカーはワイヤーの移動の瞬間を感知してない。 一人時間に取り残されたバーサーカーを、少女のワイヤーが絡め取った。 ぐるり、ぐるり。何重にもなってワイヤーは絡み付き、この身を拘束する。 脚から頭まで、何重にも何重にも巻き付いた特殊ワイヤーの強度は尋常ではない。 最後にアンカーがバーサーカーの甲冑をロックして、彼の身動きは完全に封じられた。 「urrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrッッ!!!」 怒りと憎しみを込めた咆哮が、少女の口元の囁きを掻き消した。 最後に告げられた何事かの言葉に次いで、グレネードランチャーが飛来した。 弾頭を回避する術をもたないバーサーカーは、その直撃を受けて吹っ飛んだ。 もちろん、そんなものは大したダメージにはならない。 が、少女にとってはそれでも十分。 バーサーカーの落ちた先は―― ――ドボォンッ!! 派手な水しぶきが、周囲に瞬間的に小雨を降らせる。 バーサーカーの重い甲冑は、見滝原の街を流れる川に浮かぶ術をもたない。 不運にも、バーサーカーが叩き落された川の水深は五メートルを越えていた。 急な街の開発によって汚れ濁った川の水が、彼の甲冑にどろりと纏わりつく。 水底の泥にどろりと脚を沈み込んだところで、狂戦士は怒りの雄叫びを上げた。 憎しみにその眼を赤くギラつかせながら、バーサーカーは雄叫びを上げ続けた。 【一日目 夜】 【C-3 見滝原市に流れる川の底】 【バーサーカー@Fate/zero】 【所属】赤 【状態】健康、狂化、身動き不能、激しい憤怒 【首輪】60枚:0枚 【装備】王の財宝@Fate/zero 【道具】アロンダイト@Fate/zero(封印中) 【思考・状況】 基本:???????????????????!! 0.令呪による命令「教会を出て参加者を殺してまわる」を実行中。 1.川から上がる。 1.無差別に参加者を殺してまわる。 【備考】 ※参加者を無差別に襲撃します。 但し、セイバーを発見すると攻撃対象をセイバーに切り替えます。 ※ヴィマーナ(王の財宝)が大破しました。 ※バーサーカーが次に何処へ向かうかは後続に任せます。 ※GA-04アンタレス@仮面ライダーディケイドによって身動きを封じられているので、泳ぐことも歩くことも出来ません。 ※憎しみに満ちた雄叫びを上げ続けています。おそらく川の上からでも聞こえます。 ○○○ もうすぐ時刻は"禁止エリア発動"の午後八時を回る。 まだ三十分程時間が残されてはいるが、今から禁止エリアを通過するのは避けたい。 Gトレーラーの運転席に座りながら、暁美ほむらは大きく迂回する道をとった。 「次は何処へ向かうつもりなのだ、コマンダー」 「アテなどないけれど、少なくとも見滝原で待っていても時間の無駄でしょう」 助手席に座る岡部の言葉に淡々と応えながら、ほむらは考える。 放送が始まる前、二人は見滝原に向かった。 鹿目まどかの自宅も、見滝原中学校も探索した。 だが、そこに目ぼしいものは何もなかったし、誰とも出会えなかった。 ゲーム開始から既に六時間経っているにも関わらず、あそこに身を隠している者は誰もいなかった。 魔法少女の誰かと出会えるなら見滝原だと思っていたが、どうやらそう甘くはないらしい。 この六時間で見滝原に辿り付けなかった者は、きっとあの仁美のようにもうこの世にはいない。 だとすれば、見滝原で待つよりも、アテがなくとも此方から仲間を探して動いた方がいい。 少なくとも、魔法少女らの名はまだ呼ばれていない以上、彼女らも何処かで戦っているのだろう。 放送後、そう話し合って、ほむらと岡部は見滝原を出ようとして―― そこで、あの黒騎士バーサーカーに襲われたのだ。 「…それにしても、あの黒騎士はまだ倒してはいないのだろう? 放っておいて大丈夫なのか?」 「ヤツの身動きは完全に封じたわ。誰かが助け出さない限り、あの川底からは這い上がれない。 そしてその"誰か"が現れない限り、ヤツはあのまま溺死するしかない……勝ったのは私たちよ」 それがバーサーカーに対して、ほむらが下した決断だった。 ヤツは空中に門を開き、予想だにしない攻撃を繰り出してくる強敵だった。 戦闘センスも、あの佐倉杏子や巴マミと同等か、それ以上にズバ抜けていた。 その上で、何度か時間停止からの砲撃を試みたが、ヤツには通用しなかったのだ。 時間停止能力を持つほむらに負けはないが、しかしアレでは勝ちもない。 現状の装備では、あの狂った黒騎士は倒せない。メダルの無駄遣いだ。 だからほむらは自力での完全撃破を諦めて、ヤツを川底に沈めた。 もっとも、あの化け物がタダの人間だなどとほむらは思っていない。 あれで溺死してくれるならいいが、やはりそう上手くはいかないだろう。 “いつか這い上がってきた時のことも考えると、やはりもっと装備を充実させるべきね” アンタレスがもうない以上、次はこんな姑息なマネは通じない。 次にあの黒騎士と戦う時がきたなら、その時は確実に撃破せねばならないのだ。 この際だ。武器でも仲間でも何でもいい。 ああいった強敵にも太刀打ち出来るだけの"力"が欲しい。 元の世界に帰れさえすれば、もっと強力な軍事兵器だって揃えているのに…… せっかく集めた兵器に手の届かない歯痒さに、ほむらは苛立ちを募らせていた。 一方、岡部は最後にほむらに質問をしたあと「そうか」と言ったきり何も言わない。 あの放送を聴いてからというもの、岡部にも何処か元気がなかった。 仲間の死がつらいのはわかるが、こんなことでこの先大丈夫なのだろうか? 不安は募るばかりだった。 ○○○ ダルが死んだ。 あのスーパーハカーのダルが。 たったの六時間で、あっけなく、殺された。 唯一親友と呼べる男の死は、岡部の心を乱す。 今は殺し合いの真っ最中なのだ。ダルが無事である保証など最初からなかった。 それは頭ではわかっているつもりだったのに、それでも虚心ではいられない。 となりに暁美ほむらが居てくれなかったら、きっと岡部は泣き崩れていただろう。 何度も自分と同じ絶望を味わって、それでも強く前を見ている彼女がいなければ。 そこで岡部は、暁美ほむらという少女の"強さ"を思い出す。 “そうだ……オレは、こんなところで立ち止まっているワケにはいかない” 椎名まゆりを救うと誓った。 暁美ほむらと共にこの世界線を打破すると誓った。 あの時、ほむらを前にしてあれだけの大見得を切ったのだ。 まゆりを殺された絶望の中から、もう一度希望を見出したのだ。 だったら、こんなことでへこたれていていいワケがない。 まだ、友を本当に救えないと決まったワケでもない。 この殺し合いを打破して、真のシュタインズゲートに到達すれば。 椎名まゆりも、橋田至も、鹿目まどかも、暁美ほむらも―― みんなが笑顔でいられる世界に、辿り着くことが出来れば。 “……そうだ、それが、オレの使命だったな” 固く目を瞑って、岡部はぶんとかぶりを振る。 目を覚ませ。現実と向き合え。何処までも戦い抜いてみせろ。 そう心の中で自分に言い聞かせ、岡部はもう一度前を見た。 強い眼差しだった。 迷いなど感じさせぬ目で、岡部は前をみていた。 そうすると、視界の端に一人の男が見えた。 赤いコートに、深々と被った帽子が特徴的な男だ。 「…おい、コマンダー」 「ええ、私も気付いているわ」 互いにアイコンタクトをして、ほむらは速度を落とした。 その場に車を停めて、ほむらが一人で外に出た。 勿論、いつでも時間停止を出来るように警戒をしながら。 誰かと出会った時はほむらが先にいくことにしよう――そういう手筈だった。 ○○○ それから数分後…… Gトレーラーのオペレーションルーム。 内部に設置された椅子に、二人が出会った男――葛西善二郎が座っていた。 既に概ねの自己紹介は済んでいる。互いが殺し合いに乗っていないことも明かしている。 もっとも、ほむらはこの葛西善二郎という男を全くと言っていいほど信用していなかったが。 あんな夜道を、たった一人で呑気に煙草なぞ吸いながら歩いていたのだ。 警戒心が薄すぎる。ほむら達が悪人だったらどうするつもりだったのか。 「やっぱり、怪しいわ」 「ふむ……確かに少し気になる所はあるが……」 ほむらと岡部は今、数メートル距離を取ってひそひそ声で話している。 かろうじて葛西には聞こえない程度の距離で、二人だけで行われる作戦会議。 ほむらは葛西を信用せず、岡部は葛西を信用したい……といった様子だった。 横目にちらりと見てみれば、葛西はテーブルに置かれていた冊子を読んでいた。 G3-Xのマニュアルだ。 へー、とか、ほー、とか。 そんな感嘆を漏らしながら、葛西は薄ら笑みを浮かべていた。 つかつかと歩み寄ったほむらは、葛西からG3の資料を取り上げた。 「私達はまだ貴方を信用したワケじゃない。勝手な行動は慎んで貰えるかしら」 「固いねぇ……何となく見てただけじゃねぇか、そんな尖らなくたっていいんじゃねぇか」 「これは私達の貴重な戦力。信用ならない相手にその情報を隠すのは当然でしょう」 「あー、そうかい……そいつは悪かった、じゃあ今見たことは忘れるよ、それでいいだろ?」 そういってニヒルに笑った葛西は、小さく頭を下げた。 ほむらはG3のマニュアルを岡部に渡し、葛西に向き直った。 「……ところで、貴方に一つ聞きたいのだけれど」 「オレに答えれることなら何でも答えるぜ。信用して貰わなきゃだしなぁ」 「…貴方、さっき仲間はおろか知り合いは一人もいないって言ったわね?」 「そうなんだよ、だから困ってんだ。何でオレなんかがこんな殺し合いにブチ込まれなきゃなんねぇのかね」 参ったとばかりに帽子に手を当て嘆息する葛西。 「随分と不用心なようだけど、もしも私達が殺し合いに乗っていたら、貴方はどうするつもりだったのかしら」 「そん時ゃぁ……ま、オレももう十分長生きしたからなぁ。 未来を次代の若者に託して逝くのも悪かねぇかもなぁ…火火ッ」 それ程生には執着していないとばかりにさらりと言ってのける葛西。 冗談のつもりなのかもしれないが、この状況では笑う気にはなれない。 それとも、この状況に未だに実感を得ていないのだろうか? 知り合いが誰一人いないから、殺し合いに現実感を得ていないとでも? 葛西の態度は、どうにも冷め切った大人の冷やかしのように思えた。 だが、この男から殺気のようなものは感じない。 あるのは、ただのやる気のない中年オヤジのニオイだ。 岡部がふいに、一歩前へ出て、強い眼差しで言った。 「そういうことを言うものじゃない。今、生きているんだ……死んだら終わりじゃないか」 「……岡部」 「岡部ではない、鳳凰院凶真だ」 ほむらの呼びかけに、いつも通りの返答を見せる岡部。 放送直後と比べると、随分と目に覇気が戻って来ている。 彼も彼なりに、自分の中で何かを振り切ったのだろうかと安心するほむら。 葛西は暫し無言で岡部の顔を見上げて、珍しく真剣な眼差しをむける。 だがそれは一瞬で、すぐに元のニヒルな笑みを浮かべた中年顔に戻った。 「まさかこんな若者にまで説教されちまうたぁ……おじさんいよいよ老害の仲間入りちまったか?」 葛西の皮肉に何かを言い返そうとした岡部を制して、葛西は続ける。 「でも…ありがとよ、鳳凰院? だっけか、あんたの言葉は覚えておくぜ」 それは、皮肉屋の葛西なりの感謝の気持ちなのだろうか。 この何事にも無気力そうな中年が、始めて見せた真剣な顔だった。 岡部もそれを理解したようで、すっと身を引いた。 くだらない揉め事が起こらなかったことにほむらは安堵の嘆息を落とす。 「で、貴方はこれからどうするつもりなのかしら?」 「そうだなぁ……正直、オレがいちゃ邪魔だろ?」 「そんなことはない。我々はこのゲームを打破する仲間を――」 「――おっと!」 ふたたび口を挟んだ岡部を、葛西が右手で制する。 「アンタはそうでも、そっちの嬢ちゃんはオレのこと全く信用しちゃいねぇ……そうだろ?」 葛西に向けられた視線。ポーカーフェイスを崩さないほむら。 なんの感慨もない風に、ほむらは「そうね」と小さく頷いた。 相手も気付いているのなら、下手な同調は不要だからだ。 正直な気持ちを言ってやった方がお互いのためになる。 「私は不要な不和は避けたいの。信用出来ない人間とは行動するべきじゃないわ」 「火火ッ……! こいつぁ随分とハッキリ言ってくれるじゃねぇか嬢ちゃん!」 そういって不敵に笑ってみせる葛西。 「その方がいっそ気持ちいいぜ」とさも愉快そうに続ける。 ひとしきり笑ったあと、葛西は真剣な面持ちで言った。 「そーいうワケだ、悪いな鳳凰院、オレは降りさせて貰うぜ」 「だ、だが待て! こんな夜道を一人で歩くのは危険すぎる……!」 「だったらこの先の町の民家で朝が来るまでゆっくり休むさ……静かな町だぜ、ありゃ。身を隠すには最適だ」 この田舎道ならば、目と鼻の先である空見町にもすぐに辿り付けよう。 下手に仲間を求めて動き回るよりも、単独ならばその方が安全でもある。 もっとも、民家に隠れているところを敵に見付けられなければ、の話だが。 「それに、おじさんもう歳でなぁ…一日中歩きまわったもんだから疲れちまってしょーがねぇ。 実のところ、お前らと一緒にいるよりも、とっととどっかの民家のベッドで休みたいんだよ」 暖かい布団が待ってるぜ、などと。 この男はそんなことを冗談半分に言うのだ。 ほむらの中での警戒心は、もう随分と小さくなっていた。 この中年は、ただの取るに足らない一般人だ。 何の事はない、ここで別れるというのなら、それも悪くない。 最初から出会わなかった、でいい。その方が互いのためだ。 完全に警戒も薄れた頃、葛西が立ち上がり、トレーラーの出口へ向かった。 「何処へいくつもりかしら。勝手な行動は慎むようにと言った筈だけれど」 「便所だよ便所、一々言わせんな」 「ならば、オレがついていこう」 「オイオイ、冗談じゃねぇぜ。糞も自由にさせてくれねぇのか? 見張られてたんじゃ出るモンも出ねぇぜ」 葛西の言葉に、二人は顔を見合わせた。 どうするべきか、こいつは所詮ただのクズだ。 頭の回転もそれ程早そうだとは思えない。 仮に外から不意打ちをしかけようと、時間停止能力を持つほむらなら対処は可能。 大体、こんな中年オヤジの脱糞などみたくもない。 「わかったわ、とっとと済ませてきなさい」 ほむらの了承を得て、葛西は一人トレーラーを出た。 念のため入口から岡部がしばらく覗いていたが、葛西に不審な点はなかった。 ただ、少し離れた草むらの方に一人歩いて行き、そこでしゃがみこむだけだ。 「うむ、大丈夫だ。あの男に不審な点はない」 安堵する岡部に、ほむらは「そう」と短く返す。 それから数分後、葛西はトレーラーへ戻って来た。 トレーラーの外で出迎えた二人と短い世間話をして、別れの時がやってきた。 発進しようとするGトレーラーの助手席に向けて、葛西が手を振る。 「そんじゃ、見送りはここまでだ。せいぜい気をつけるこったな」 「そっちこそ。互いに生き残れることを祈っている……次に会う時は、ゲーム終了後であらんことを」 「火火ッ…そうなるといいよなぁ。んじゃ、オレもそーいう風に祈っとくとするかねぇ」 その会話を最後に、Gトレーラーは発進した。 どうやら葛西は岡部を気に入ったらしく、素直ではないが、心配するような顔も見せていた。 短い付き合いだったが、両者の間には奇妙な友情のようなものが芽生えていたとほむらは思う。 もっとも、ほむらにそんなものは理解出来ないし、必要のないものを尊重する気もないが。 サイドミラーを見れば、随分と小さくなっていく葛西は、今もまだ手を振っていた。 確かに、何だかんだで、いい人間ではあったのかもしれない。 ○○○ 「火火ッ」 遡る事数分前。 葛西善二郎は、糞をするといって草むらに向かった。 当然、糞だなどというのは嘘だ。ただしゃがんで煙草を吸っていただけだ。 だがそこで葛西は、数本雑草を毟り取っていた。 何処の家の庭にでも生えている、何の変哲もないただの雑草だ。 新しい煙草に火をつけて、葛西はトレーラーへ戻る。 目を付けたのは、後部車両との連結部、タンクやエンジンが剥き出しになった箇所。 葛西はまず、タンクの蓋を開けて、にんまりと笑った。 次に、まだ火をつけたばかりの煙草に、草を結びつけた。 割とすぐに解けるように、緩めにだ。ここポイント。 その草をタンクの中程にひっかけて、また蓋を締め直す。 内側から草を蓋で挟んで固定しているので、外からは何も問題はなく見える。 これで全ての細工は終了した。 あとは走行による振動で草が解ければ、煙草がタンクに落ちることになる。 運が良ければ草は解けず、或いは煙草の火が先に消えることだろう。 が、運が悪ければドカンだ。 「煙草は古今東西火事の元ってな」 火火火と笑って、葛西は何事もなかったかのようにトレーラーの入り口へ向かい、二人を呼んだ。 あとはほむらもご存じの通り……この事実を知る者は葛西だけだ。 葛西は夜道を歩きながら一人ごちる。 「気を付けてほしいもんだぜ、未来を担う若者にはよぉ」 彼方へと走り去り、もう見えなくなったGトレーラーに葛西は微笑みを向ける。 岡部もほむらも、まだ若い。中年の葛西よりもずっと若く、未来に溢れている。 ほむらの方はいけすかないが、岡部の方は若いなりに中々いい男だった。 まさかこの歳になってあんなクソウザ……―― もとい、立派なご高説をして頂けるなんて思ってもみなかった。 嗚呼、鳳凰院クン。彼は実にいい男だったと、心の底からそう思う。 彼のような優しい人間こそ、これからの日本に必要な人材なのだと思う。 本当に、本当に。ああいう物分かりのいい若者は、とてもイイ。 ……そういえば、あのトレーラーにはG3とかいうトンデモ武装が搭載されていた。 あれは岡部が装着して戦うのだろうか? 誰でも扱える以上、岡部にとっても頼もしい戦力の筈だ。 ところで、その誰でも使える武装は、人の領分を越えるのか越えないのか? 越えるともとれるが、ある意味じゃあれはただの兵器。実に微妙なところだ。 だが、しかしソレが自分のモノでない以上、邪魔なモノでしかないと思う。 だから葛西は、あんなものとっとと壊れればいい、と思っていた。 「ま、せいぜい頑張ってくれや」 火火っと笑いを漏らし、葛西はGトレーラーの進行方向に背を向ける。 静かで、のどかな、何処かなつかしい田舎道。 そんな道を、葛西は空見町に向かって歩き始める。 夜の間は、一日歩き回らされた疲れを癒すのも悪くない。 明るくなるまで、何処かの民家で電気を点けずに一服していよう。 それが一番いい。下手に動き回るべからず。最も合理的な判断だ。 クッソ重たい乖離剣の杖をつきながら、葛西は歩き出す。 今はもう、とにかく何処かでゆっくり休みたい。 冷蔵庫にビールでも入っているとさらにいい。 気の利いたおつまみなんかがあると、もう最高だ。 この殺し合いを賢く生き残るためには心の健康も大切なのだ。 「さて、火の手はあがるかねぇ」 さっき仕掛けたトラップを思い出し、葛西は嗤う。 爆発したなら、きっとあの二人はもうおしまいだ。 トレーラーの爆発に、中に搭載しているバイクも引火するだろう。 あのトレーラーは二度と使い物にならない程度には吹き飛ぶハズだ。 その時は死ぬまでの短い間、是非楽しい火遊びを満喫していただきたい。 かくいう葛西も自分も若い頃はから火遊びが大好きだった。 “嗚呼、あの頃はイイ時代だったよなぁ……” 葛西善二郎は、なつかしい想い出に浸りながら煙草をふかす。 満点の星空の下、何処か昔を思い出させてくれる田舎道を歩きながら。 【一日目-夜】 【D-2/空見町】 【葛西善二郎@魔人探偵脳噛ネウロ】 【所属】無所属 【状態】健康、上機嫌 【首輪】所持メダル205(増加中):貯蓄メダル0 【コア】ゴリラ×1 【装備】乖離剣エア、炎の燃料(残量85%) 【道具】基本支給品一式×3、愛用の煙草「じOKER」×十カートン+マッチ五箱@魔人探偵脳噛ネウロ、スタングレネード×6@現実、《剥離剤(リムーバー)》@インフィニット・ストラトス、ランダム支給品1~4(仁美+キャスター) 【思考・状況】 基本:人間として生き延びる。そのために自陣営の勝利も視野に入れて逃げもするし殺しもする。 1.夜の間は大人しく民家で隠れとくか。 2.殺せる連中は殺せるうちに殺しておくか。 3.鴻上ファウンデーション、ライドベンダー、ね。 【備考】 ※参戦時期は不明です。 ※ライダースーツの男(後藤慎太郎)の名前を知りません。 ※シックスの関与もあると考えています。 ※「生き延びること」が欲望であるため、生存に繋がる行動(強力な武器を手に入れる、敵対者を減らす等)をとる度にメダルが増加していきます。 ○○○ 暁美ほむらの念頭から、既に葛西善二郎は消えかかっていた。 無駄なことを覚えるのは、脳の容量の無駄遣いだからだ。 無駄なことはしない。必要のないものは切り捨てる。 自ずとあのクズっぽい中年のことは忘れようとしていた。 そんな、せっかく忘れようとしていた時、助手席に座る岡部が口を開いた。 「なあ、コマンダーよ……あの人は、言う程悪い人ではなかったのではないか」 「……そうね、確かに悪い人ではないかもしれないわ」 ただ、気に入らないのだ。 真剣に、生き残りをかけて戦うほむらは、ああいう手合いを味方に引き入れない。 ああいう無気力な男は、いつかかならず不和を生む。 あの男一人のために統率がとれなくなるのは馬鹿な話だ。 岡部一人でも既に十分面倒臭いのに、そんなことになるのは非常にマズい。 だから、本人も同行を望まないようだし、無理して同行して貰う必要もない。 今回はなるべくしてそうなった。当然の結果だったと思う。 「…あの人は、自分の意思で同行を拒否した。だからオレも何も言わなかった……」 岡部の真剣な声。 「だが、今後救いを求める誰かが現れたなら…信用が出来ないからと捨て置くことは、オレには出来ない」 「何が言いたいのかしら」 「オレは決めたのだ。もう決してへこたれてたまるものか、どんな時でも前へ向かって邁進してやるのだ、とな」 「……それは、立派な心がけね。その考えが逆に不要な犠牲を生まなければいいけれど」 「オレは、もうまゆりやダルのような、不必要な犠牲を出さないために、そう決めた!」 「彼のような男を味方に引き入れること自体が、貴方の目指すモノとは真逆の未来に繋がるのよ」 「そんなことは分からないだろう? 仮にそうだとしても、オレはもう、どんな時も諦めない」 強い、決意のこもった眼差し。 ダイヤモンドのように澄んだ、強い眼差し。 それをほむらに向けて、力強く言った。 「オレは友に、そう誓った」 強い決意の意思表明。 それが命取りにならなければいいが。 ほむらは冷徹にそう思った。 仕掛けられた罠にも気付かずに。 【一日目-夜】 【D-2 田んぼ道】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 【所属】無 【状態】ダメージ(中)、苛立ち 【首輪】20枚:0枚 【装備】ソウルジェム(ほむら)@魔法少女まどか☆マギカ、G3-Xの武装一式@仮面ライダーディケイド 【道具】基本支給品、ダイバージェンスメーター【*.83 6 7%】@Steins;Gate 【思考・状況】 基本:殺し合いを破綻させ、鹿目まどかを救う。 1.仲間と戦力及びメダルを補充する。 2.バーサーカー、青い装甲の男(海東大樹)、金髪の女(セシリア)を警戒する。次に見つけたら躊躇なく殺す。 3.岡部倫太郎と行動するのは構わないのだが……。 4.虎徹の掲げる「正義」への苛立ち。 【備考】 ※参戦時期は後続の書き手さんにお任せします。 ※未来の結果を変える為には世界線を越えなければならないのだと判断しました。 ※所持している武装は、GM-01スコーピオン、GG-02サラマンダー、GS-03デストロイヤー、GX-05ケルベロス、 GK-06ユニコーン、GXランチャー、GX-05の弾倉×2です。 武装一式はほむらの左腕の盾の中に収納されています。 ※ダイバージェンスメーターの数値が、いつ、どのような条件で、どのように変化するかは、後続の書き手さんにお任せします。 ※GA-04アンタレスをバーサーカーのために消費しました。 【岡部倫太郎@Steins;Gate】 【所属】無 【状態】健康、哀しみ、決意 【首輪】85枚 0枚 【装備】岡部倫太郎の携帯電話@Steins;Gate 【道具】なし 【思考・状況】 基本:殺し合いを破綻させ、今度こそまゆりを救う。 1.ラボメンNo.009となった暁美ほむらと共に行動する。 2.ケータロスを取り返す。その後もう一度モモタロスと連絡を取り、今度こそフェイリスの事を訊く。 3.青い装甲の男(海東大樹)と金髪の女(セシリア)を警戒する。 5.俺は岡部倫太郎ではない! 鳳凰院凶真だ! 【備考】 ※参戦時期は原作終了後です。 ※携帯電話による通話が可能な範囲は、半径2エリア前後です。 【全体備考】 ※Gトレーラーのタンクに葛西による煙草の罠が仕掛けられています。 093 あいをあげる(前編) 投下順 095 正義日記 093 あいをあげる(前編) 時系列順 095 正義日記 087 傷だらけのH/一人ぼっちの名探偵 バーサ-カー 104 燃ゆる剣―騎士とクウガと 069 鈴羽の敵はそこにいる 葛西善二郎 072 はみだし者狂騒曲 暁美ほむら 109 暗【わからない】 岡部倫太郎
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目次(その人物が初出のものを所属作品とする) ※名前をクリックすると各人物個別の目次に飛びます 本編 アニメーション 魔法少女まどか☆マギカ 鹿目詢子 鹿目知久 鹿目タツヤ 志筑仁美 早乙女和子 エイミー(※名前がついたのは『Memories of you』) 中沢 OL(※脚本上の表記) 上条恭介 恭介の父(※脚本上の表記) 杏子の父(※PSPでの表記) 佐倉モモ 杏子の母(※公式名称不明のため、便宜上の呼称) ショウ ホストB(※脚本上の表記) 関連作品(外伝、パロディを含む) ドラマCD Memories of you サニーデイライフ 下着を盗んだ猫(※公式名称不明のため、便宜上の呼称) フェアウェル・ストーリー コミック 魔法少女まどか☆マギカ(コミカライズ版) 魔法少女おりこ☆マギカ ゆまの母(※公式名称不明のため、便宜上の呼称) ゆまの父(※公式名称不明のため、便宜上の呼称) 美国久臣 魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜 立花宗一郎 石島美佐子 志田京香 トト スライス秋山 マイア(※グランマ) 魔法少女まどか☆マギカ アンソロジーコミック 小説 魔法少女まどか☆マギカ(小説版) 読み切り小説 ゲーム 魔法少女まどか☆マギカ ポータブル マミの友人の女子生徒(※公式名称不明のため、便宜上の呼称) 魔法少女まどか☆マギカ(モバゲー) マミのドキドキ ティロ・フィナーレ 魔法少女まどか☆マギカ TPS FEATURING 暁美ほむら 魔法少女まどか☆マギカ オンライン
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全滅作品名鑑 ここではロワ中に死亡したキャラクターの生き様、死に様を作品ごとに紹介します , - 、 / /⌒ヽ /⌒\ .〃 / i| | \ / / /⌒リ \ , r-、 ヽ\.∧ 〃 / 丶 、 _|\/ ∨|i / \ \ _,≧ニ.._ フ ヽ //^\へ、`丶. ∧ /⌒ \ \ \ ヘ / { { \ ヽ (@)、__,、 ヘ r 、__ { 八 ト、 lヽ ∨k \_,ノ ヘ \ノ从l |_.\ ヽ\j- , }l |\_,> , ∠ //八 ィf片 \ 爪_カ 八l\ , 〃ヘ人j乂ノ ゝイjノ ハ \ , / | i.、 | / ,―- 、 , ー-‐ ´ _,,.. | | . 、 ` ニ´ //、 ヽ-、\ , /, -、 | |_ ≧ー ´〃 .ヽ. \ \\ i /r----‐ハ ! |ー<ニニ/ <´ ̄ \ `ニ´ } l /( > V い / / `二フノ . l い`フ V / (*1) ヽ \、_ `¨フ ∨ | `)フT¨丁´// /l | \/八_| \ \ ̄´ ∨ | /く |__八∧./ j | .小. /八_r `フT’ V ! / ´ い| !.|(_人_){ノノく/ ヽ ∨ | 【ハートキャッチ!プリキュア!】 参戦キャラ:花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつき、月影ゆり、ダークプリキュア やはり特筆すべきはドモン、東宝腐敗といったGガンダム勢を圧倒したキュアハートの活躍であろう。 登場時はまだ放送第一話の次の日だった為、必殺技が不明だったにも関わらず、はじめの一歩に出てきた 必殺ブローのハートブレイクショットやハッピーロボ召喚などのオリジナル技を駆使して戦うその姿に 史上最強プリキュアの実力の片鱗を感じることができた。後半で家に帰ったかと思いきや、最終局面に まさかの再登場を果たす。ハートキャッチプリキュア勢の活躍を見たい人は変身ロワを読もう。 __/ / /,;;; ./ /`\ __ / i / / . ;; \ . / | 、____,レ /  ̄≧ . ;;r;;; \_ . |/^ | \______,/i ∠ ィ .;r;;; \ |,メ | ノ __、 ィ ィ _ ;/} . |,メ | 〈,/{リ ~゙;‐゚ ヽ.、 ィ ィ / / / |,メ | | / ヽ.、ィ / / / . |,メ | j `j _ _., //\、 i / | ̄ ̄ゝ |,メ | ノレl`i三ニニ´ムノリ/ ,  ̄\ \ . |,メ | ,〃jノ`ー‐=ヘレ^/ / | ;; ヽ _レ  ̄\__..... --‐‐ ¨レリ| ̄ _/ 、 | ; ;; ,ゝ {__,-‐‐ | | / .人 ; 、 _`、\ \ { ___,-‐ | ; ; ;;;;レ / \ ; ; `、_ _;. ヽ | [ ̄ _,-- レ‐‐―-----=、/ /;;{; ;;」;;;;〉;;\. , ; ` ; |; | 匸_;=== =ヘ. t-/ / ィ . テ ト ヽ 、; ,_ ; レ . / __ / / {;;;;;;{;;; ;;;;」;;;;;;;;;;〉;;;;;l ; ; ; | 《__イ レ | | ィ .... テ ト | ;. ; ; | 【戦国BASARA】 参戦キャラ:真田幸村、伊達政宗、織田信長、明智光秀、本田忠勝、豊臣秀吉 お 前 ら 何 し に 来 た ? ……の一言で終わる勢いで全滅したが、最終決戦で真田幸村の魂がスタージュンの刀に宿って復活。一矢報いた。 【ワンピース) 参戦キャラ:モンキー・D・ルフィ、ボートガス・D・エース、ロロノア・ゾロ、サー・クロコダイル、クザン、サカズキ お 前 ら も 何 し に 来 た ? そのほとんどが津波で全滅してしまう無残な結果。そして麦わら海賊団壊滅。 悪魔の実の能力者が多いので泳げないから仕方ないね!ルフィの死はカカロットの強さの見せしめとなった。 ……何かタコの方が活躍していない? 【北斗の拳】 参戦キャラ:ケンシロウ、ラオウ、トキ、レイ、サウザー ベストオブ空気である。 【とある魔術の禁書目録】 参戦キャラ;上条当麻、一方通行、垣根帝督、御坂美琴、アックア、フィアンマ 科学サイドと魔術サイドがバランスよくロワに選出された…その活躍は真逆となった。 アックアとフィアンマは津波ではなくホンダムなどに吸収(分解)され死亡。 生き残れば最終決戦にも参戦できる力だったので活躍の無さが惜しまれる。 上条当麻はこのロワに唯一議論を持ち出させた伝説の幼女事件で死亡。 最後までラッキースケベのなのは流石と言うべきか……。 科学サイド第一位一方通行は研究所のデータバンクにアクセスしている間に木原に奇襲され気絶。 御坂美琴はキュゥべぇに契約を持ちかけられるもあっさり拒否しココ達とセル戦に臨む。 その圧倒的戦力の前に倒れたピッコロを助けるために離脱し愚地独歩と合流するが上条当麻の死を知ってしまう。 激しい動揺に襲われその不安定な精神の所に契約を迫られるが独歩がQBを粉砕してくれたおかげで冷静さを取り戻す。 その後は操られた一方通行と因縁の決戦。 全開の一撃を放ち一方通行を大気圏まで追放し勝利するも反動で死亡、独歩に希望を託した。 第二位の未現物質の使い手垣根帝督は主役の一人と言っても過言ではない。 冷蔵庫時代の参戦からで疑問を抱くもベジータに遭遇し近くに存在する魔女クリームヒルト・グレートヒェンに接近。 黒崎一護、ゼブラ、ベジータと共に魔女と暁美ほむら戦に突入した。 時間停止と圧倒的魔女の力に戸惑いつつも抗戦――やがてベジータとゼブラが離脱し一護と二人で相手にする。 しかし一護が早々戦線を離脱し一人で暁美ほむら達と戦うことになってしまった。 時間停止に終始圧倒されるも第二位の脳は伊達ではなく持論で仕組みを理解し突破。 最後には暁美ほむらを怯えさせかつての一方通行との戦いで見せた力を発動するも制限の突破により主催の元へ召喚された。 主催の元で首輪を解除した後に本来の時間軸で起きる未現物質化を果たし真ニトロと未現電気を生成。 その後はミケロにゴッドガンダムを託しカカロットにぶつけた。 やがてカカロットが真の黒幕だと知るとベジータと合流し決戦が始まる。 全開になった垣根帝督でもカカロットの力は圧倒的でありベジータも彼も負けてしまう。 その限界の中で過去のバトルロワイアルの記憶に目覚めるも彼の魂は死んでいなかった。 覚悟を決めた垣根はキュゥべぇと共に未来への遺産になることを決めた――己の全てをベジータに託し消滅。 その力は最終決戦まで繋がり彼がいなかったらカカロットは倒せていなかったであろう。 【機動武鬪伝Gガンダム】 参戦キャラ:ドモン・カッシュ、東方不敗、ウルベ・イシカワ、レイン・ミカムラ、ミケロ・チャリオット レインとウルベは多くのキャラと同じく登場とともに死亡……ウルベに限っては結論で語られることに。 ドモンと東方不敗は共にプリキュア関連で命を落としてしまい不完全燃焼。 その中で輝いたのは以外にもミケロであった。 登場話では真田幸村に敗れ気絶してしまいその地点はセルによって破壊されてしまった。 しかし彼は奇跡的に生き延び垣根よりゴッドガンダムを受け取りカカロットを殺しに向かう。 一対一の決戦だが終始カカロットが圧勝するも意地を見せる。 本当の正義とはドモンだ――悪魔であるカカロットに想いをぶつけ全開のハイパーモードに突入。 かめはめ波の閃光の中で散る中最後に思うのは懐かしい強敵の姿だった。
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[名前]鹿目まどか(かなめ まどか) [声優]悠木碧 [性別]女性 [年齢]14歳(公式PVやCMでの発言より) [外見]ピンクの髪を赤いリボンでツインテールにしている [一人称/二人称]私/あなた、○○ちゃん、○○さん [関連人物への呼称] 暁美ほむら → ほむらちゃん 美樹さやか → さやかちゃん 佐倉杏子 → 杏子ちゃん 巴マミ → マミさん 見滝原中学校に通う中学2年生。クラスでは保健委員。 どこにでもいそうな普通の女の子であるが、それ故に、自分を「何の取り柄もない人間」だと思い込んでいる。 実は、とてつもないほどの魔法少女の素質を持っており、キュゥべえからは出会って以降、ことあるごとに契約を迫られることになる。 「誰かの役に立てるようになりたい」という夢を抱いていたために、当初は魔法少女の契約に対しても積極的であったが、巴マミの死や、ソウルジェムに隠された真実などを知ってしまったことで、夢と現実のジレンマに苦悩し続けることになる。 上記のとおり、魔法少女アニメの主人公でありながら、ストーリー終盤になっても魔法少女にならず、「傍観者」という立場で劇中の魔法少女たちに関わっていく。 周囲の人の助言、魔法少女の運命を知っていくうちに、やがて彼女もひとつの願いを持って魔法少女へとなることになる。 [性格] 心優しく友達想いだが、それ故に周囲の状況にも流され易い。 実際、劇中では(キュゥべえに良いように言いくるめられているとはいえ)度々その場凌ぎ的にキュゥべえと契約を結ぼうとしている。 また、基本的に自身よりも他者の幸福を第一に考えるが、それが却って相手を不幸にしてしまうことも多々ある。
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名簿 【Fate/Zero】6/6 ○衛宮切嗣/○アイリスフィール・フォン・アインツベルン/○言峰綺礼/○セイバー/○ライダー/○バーサーカー 【とある魔術の禁書目録】6/6 ●上条当麻/○五和/○一方通行/○打ち止め/○番外個体/○土御門元春 【BLOODY MONDAY】5/5 ○高木藤丸/○神崎潤/○折原マヤ/○高木遥/●安斎真子 【School Days】5/5 ○伊藤誠/○桂言葉/○西園寺世界/○清浦刹那/●桂心 【戯言シリーズ】5/5 ○戯言遣い/○零崎人識/○紫木一姫/○匂宮出夢/○西条玉藻 【未来日記】5/5 ○天野雪輝/○我妻由乃/○来須圭吾/○雨流みねね/○秋瀬或 【空の境界】5/5 ○両儀式/○黒桐幹也/○黒桐鮮花/○浅上藤乃/○白純里緒 【イリヤの空、UFOの夏】5/5 ○浅羽直之/○伊里野加奈/○水前寺邦博/○須藤晶穂/○浅羽夕子 【リトルバスターズ!】5/5 ○直枝理樹/○朱鷺戸沙耶/○棗鈴/○棗恭介/○宮沢謙吾 【Angel Beats!】4/4 ○音無結弦/○立華奏/○直井文人/○岩沢 【おおかみかくし】4/4 ○九澄博士/○櫛名田眠/○賢木雋一郎/○真名香織 【カイジシリーズ】3/3 ○伊藤開示/○一条/○大槻 【魔法少女まどか☆マギカ】2/2 ○鹿目まどか/○暁美ほむら 残り57/60人
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【ドラゴンボール】 ○孫悟空/○べジータ/○ピッコロ/○ヤムチャ/○ブロリー/○セル 【北斗の拳】 ○ケンシロウ/○ラオウ/○トキ/○レイ/○サウザー 【グラップラー刃牙】 ○範馬勇次郎/○範馬刃牙/○愚地独歩/○花山薫/○ピクル 【トリコ】 ○トリコ/○ココ/○サニー/○ゼブラ/○トミーロッド/○グリンバーチ 【戦国BASARA】 ○真田幸村/○伊達政宗/○織田信長/○明智光秀/○本田忠勝/○豊臣秀吉 【ワンピース】 ○モンキー・D・ルフィ/○ロロノア・ゾロ/○ポートガス・D・エース/○サークロコダイル/○クザン/○サカズキ 【BLEACH】 ○黒崎一護/○更木剣八/○四楓院夜一/○涅マユリ/○ウルキオラ・シファー 【機動武鬪伝Gガンダム】 ○ドモン・カッシュ/○東方不敗/○ウルベ・イシカワ/○レイン・ミカムラ/○ミケロ・チャリオット 【とある魔術の禁書目録】 ○上条当麻/○一方通行/○垣根帝督/○御坂美琴/○アックア/○フィアンマ 【魔法少女リリカルなのは】 ○高町なのは/○フェイト・テスタロッサ/○八神はやて/○シグナム/○ヴィータ 【魔法少女まどか☆マギカ】 ○鹿目まどか/○暁美ほむら/○美樹さやか/○巴マミ/○佐倉杏子 【ハートキャッチプリキュア!】 ○花咲つぼみ/○来海えりか/○明堂院いつき/○月影ゆり/○ダークプリキュア
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7/7【真夏の夜の淫夢派生シリーズ】 ○『野獣先輩』/○『MUR大先輩』/○『ゆうさく』/○『虐待おじさん』/○『ひで』/○『スズメバチ』/○『ありくん』 6/6【ジョジョの奇妙な冒険】 ○空条承太郎/○『DIO』/○吉良吉影/○ブローノ・ブチャラティ/○リンゴォ・ロードアゲイン/○ホル・ホース 6/6【魔法少女まどか☆マギカ】 ○鹿目まどか/○『暁美ほむら』/○『巴マミ』/○『美樹さやか』/○『佐倉杏子』/○志筑仁美 6/6【ミスミソウ】 ○野咲春花/○野咲祥子/○小黒妙子/○佐山流美/○相葉晄 /○南京子 6/6【GANTZ】 ○玄野計/○加藤勝/○西丈一郎/○岡八郎/○『ぬらりひょん』/○『千手観音』 5/5【バジリスク~甲賀忍法帖~】 ○甲賀弦之介/ ○朧 /○薬師寺天膳/○陽炎/○如月左衛門 5/5【ベルセルク】 ○ガッツ/○『ロシーヌ』/○『モズグス』/○『ワイアルド』/○『ゾッド』 4/4【とある魔術の禁書目録】 ○上条当麻/○御坂美琴/○白井黒子/○一方通行 4/4【BLACK LAGOON】 ○岡島緑郎/○レヴィ/○シェンホア/○バラライカ 4/4【魔法少女育成計画】 ○『スノーホワイト』/○『ラ・ピュセル』/○『森の音楽家クラムベリー』/○『ハードゴア・アリス』 3/3【彼岸島】 ○宮本明/○『雅』/○隊長 3/3【ターミネーター2】 ○『T-1000』/○『T-800』/○ジョン・コナー