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6/6【るろうに剣心】 ○緋村剣心/○相楽左之助/○巻町操/○瀬田宗次郎/○本条鎌足/○志士雄真実 5/5【ONE PIECE】 ○モンキー・D・ルフィ/○ロロノア・ゾロ/○Mr.1/○ミス・ ダブルフィンガー/○Mr.0 5/5【ジョジョの奇妙な冒険シリーズ】 ○空条承太郎/○DIO/○エンヤ婆/○東方丈助/○吉良吉影 4/4【Angel Beats!】 ○音無結弦/●仲村ゆり/○日向秀樹/○直井文人 4/4【地獄先生ぬ~べ~】 ○鵺野鳴介/○ゆきめ/○稲葉郷子/○立野広 4/4【SKET DANCE】 ○藤崎祐助/○鬼塚一姫/○笛吹一義/○椿佐介 4/4【名探偵コナン】 ○工藤新一/○毛利蘭/○シェリー/○ジン 4/4【絶体絶命都市2】 ○篠原一弥/○佐伯優子/○青山透/○速水祐司 4/4【ぼくらの】 ○宇白順/○宇白可奈/○吉川寛治/○町洋子 3/3【ヒナまつり】 ○ヒナ/○新田義史/○アンズ 3/3【魔法少女まどか☆マギカ】 ○暁美ほむら/○巴マミ/○佐倉杏子 3/3【みつどもえ】 ○丸井ひとは/○丸井ふたば/○丸井みつば 3/3【よんでますよ、アザゼルさん。】 ○佐隈りん子/○アザゼル篤史/○ベルゼブブ931世・ベルゼブブ優一 10/10【オリジナル】 ○辻綾華/●堀川桜子/○倉坂祈莉/○久慈凪帆/○香山伊織 ○四条瑞季/○福原隼人/○妹尾大樹/○園村理緒/○小森ひなた 62/62
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【ラブライブ!】10/10 〇高坂穂乃果/〇園田海未/〇南ことり/〇小泉花陽/〇星空凛/〇西木野真姫/〇矢澤にこ/〇東条希/〇絢瀬絵里/〇綺羅ツバサ 【ONE PIECE】10/10 〇モンキー・D・ルフィ/〇ロロノア・ゾロ/〇サンジ/〇ウソップ/〇ナミ/〇トニートニー・チョッパー/〇ニコ・ロビン/〇フランキー/〇ブルック/〇ジンベエ 【ワールドトリガー】5/5 〇空閑遊真/〇三雲修/〇雨取千佳/〇ヒュース/〇迅悠一 【チェンソーマン】4/4 〇デンジ/〇早坂アキ/〇マキマ/〇レゼ 【トライガンマキシマム】4/4 〇ヴァッシュ・ザ・スタンピード/〇ミリオンズ・ナイブズ/〇ニコラス・D・ウルフウッド/〇レガート・ブルーサマーズ 【SPY×FAMILY】3/3 〇ロイド・フォージャー/〇ヨル・フォージャー/〇アーニャ・フォージャー 【鋼の錬金術師】3/3 〇エドワード・エルリック/〇アルフォンス・エルリック/〇ロイ・マスタング 【Fate stay/night】3/3 〇衛宮士郎/〇セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)/〇バーサーカー(ヘラクレス) 【ジョジョの奇妙な冒険】2/2 〇空条承太郎/〇DIO 【Fate/Grand Order】2/2 〇獅子王(アルトリア・ペンドラゴン)/〇モードレッド 【魔法少女まどか☆マギカ】2/2 〇鹿目まどか/〇暁美ほむら 【リコリス・リコイル】2/2 〇錦木千束/〇井ノ上たきな 【アニメキャラ・バトルロワイアル1st】1/1 〇セイバー(アルトリア・ペンドラゴン) 【魔法少女リリカルなのは】1/1 〇高町なのは 52/52
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「待って」 殺し合いが始まった途端、彼は話しかけられた。 青を基調とした服の上に軽めの鎧、青い帽子に銀の髪。 ドラゴンクエスト6のテリーの姿の彼の名は、星空の守り人・トゥープル。 DQ2ndでも数々の作品を手がけてきた書き手だ。 そんな彼が、早々に声をかけられた。 黒と桃色が混じったような不思議な長髪の、一人の少女に。 「あなた神雷の英雄ね?」 告げられた名前に、トゥープルはハッとする。 それは、DQ1stでの話。 "雷"の異名を持つ最終回書き手、というのも彼のことだ。 今、少女が告げたのは復元されたDQ1stWikiにて彼に付けられたあだ名。 なぜ、少女はその名前を知っているのか。 そもそも、トゥープルの方ですら名乗っていないというのに。 「目的は……?」 武器を持たずとも戦えるフォームに入りながら、トゥープルは少女へと問う。 「特に悪意はないわ、ただ単にそうであるかどうかというのを確認したかっただけ」 長い髪をなびかせながら、至ってクールに少女は彼に言う。 なんだがペースに乗せられている気もしないが、トゥープルは黙って話を聞く。 「私は新安価ロワの魔法少女ジョインジョインZ9よ。 少女院ジーナとでも好きに呼べばいいわ」 いや、別にそこまでは言ってないと心の中で突っ込みながらも、続く少女の言葉を待つ。 「新安価ロワと暁美ほむら、この二つが関連するのならば、私にとって貴方は最高のパートナーになり得る。 だから声をかけさせてもらったの」 新安価ロワ、噂には聞いたことがあるが一週間という爆速で完結したロワだ。 そのロワの人間が、なぜ自分に声をかけてきたのか。 「……話がいまいち見えないが」 トゥープルは、思ったことを正直に言う。 知らないことは知らない、と言っても大丈夫であると踏んだ。 少女は一息の後に続けて喋る。 「話すと長くなるけど、ほむらであるということは領域「アンバー」が使用できるということ。 いわば許されたメタ視点、ということね。 貴方の"もう一つの名前"を知ることができたのもそれが理由よ」 よくわからない固有単語がチラホラ出てきて話の本質を見抜くことができない。 いや、固有単語は十八番のRPGを題材としたDQ書き手が言うべき台詞ではないのかもしれないが。 そんな懸念をよそに少女は話を続ける。 「そして、新安価ロワは"ゲーム"だった。 キャラクター達は所詮基板を流れる電流でしかない。 さらに新安価ロワのほむらは"名前から関連する力"を使うことができた。 もう、わかったかしら? 暁見ほむらの姿である私にとって、貴方は"この上なく相性のいい"パートナーなのよ」 「……なるほどな」 だいたいの話は読めた。 "名前"が関連する能力なのだとすれば、自分の名前から力を引き出そうとしているのだろう。 そして雷、つまり電気があればこの殺し合いを打破できるかもしれないと考えているのだ。 「ほむらは登場話しか手がけてないはずの私が、ほむらというのも変な話だけれど、ね。 これはもしかしたら、感電の用意した罠かもしれない。 新安価ロワの最終回を書いたのは、彼だから。 下手に"雷"から"電子"へ変換して脱出なんてしようものなら、それこそ自殺行為ともいえるわね」 だが、そうもホイホイ脱出できるわけもなく。 主催であるラジオツアーの人間は、それくらい対策を張っているだろう。 ましてや、自分の書いた最終回なら。 「じゃあ、お前はどうするんだ?」 脱出を封じられている状況なら、彼女はどうするのか。 トゥープルは少し構えながら、少女に聞いた。 「ほむらの目的は"殺し合いゲーム"の破壊。 せっかくチート増し増しのこの体になったんだから、大暴れしたいわよね」 答えは願い通りのもの。 きっと彼女と戦うことになれば、そんじょそこらの消費では済まないからだ。 まあ、仲間としてはこの上なく心強い。 スタンスをどうするかも決めかねていたが、ここは対主催と行こう。 テリーはかっこいいキャラだと、証明しなくてはいけないからな。 「それじゃ、よろしくね。トゥープルさん」 「……自己紹介が省けて助かるぜ」 差し出された手を握り、トゥープルはニヒルに笑った。 【一日目・深夜/A-5/せつない雪像前】 【星空の語り人・トゥープル(◆2UPLrrGWK6)@DQ2nd】 【状態】健康 【外見】テリー@DQ6 【装備】雷鳴の剣@DQ2nd 【持物】基本支給品、不明支給品0~2 【思考】 基本:さて…… 【魔法少女ジョインジョインZ9(◆Z9iNYeY9a2)@新安価ロワイアル】 【状態】表記する必要などない 【外見】鹿目まどか風アンリミテッド暁美ほむら 【装備】表記する必要などない 【持物】表記する必要などない 【思考】 基本:"ゲーム"の破壊 【備考】 ※本編同様、領域アンバーでいろいろできるみたいです。 039 行け!! この地の何処までも!! ◆時系列順に読む 040 生きた証を残すため 039 行け!! この地の何処までも!! ◆投下順に読む 040 生きた証を残すため 星空の語り人・トゥープル 魔法少女ジョインジョインZ9
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参加者名簿(作品別) 【デジモンクロスウォーズ(漫画版)@漫画】10/10 工藤タイキ / 陽ノ本アカリ / 剣ゼンジロウ / 蒼沼キリハ / 天野ネネ/天野コトネ / アルフォースブイドラモン / タクティモン / リリスモン / ブラストモン 【DIGITAL MONSTER X-evolution@CGアニメ】6/6 ドルモン / トコモン / ウォーグレイモン / オメガモン / マグナモン/ デュークモン 【お・り・が・み@ライトノベル】7/7 名護屋河鈴蘭 / 伊織高瀬 / 長谷部翔希 / ヴィゼータ / みーこ / ほむら鬼 / 名護屋河睡蓮 【戦闘城塞マスラヲ@ライトノベル】8/8 川村ヒデオ / ウィル子 / リュータ・サリンジャー / エルシア / 北大路美奈子 / エリーゼ・ミスリライト/霧島レナ/アーチェス・アルエンテ 【ミスマルカ興国物語@ライトノベル】6/6 マヒロ・ユキルスニーク・エーデンファルト / パリエル・カーライゼル / ルナス・ヴィクトーラ・マジスティア / ジェス / 七瀬葉多恵/白井沙穂 【獣拳戦隊ゲキレンジャー@特撮】3/3 漢堂ジャン / シャーフー / ロン 【海賊戦隊ゴーカイジャー@特撮】4/4 キャプテンマーベラス / 伊狩鎧 / ワルズ・ギル / バスコ・タ・ジョロキア 【されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons@ライトノベル】5/5 ガユス・レヴィナ・ソレル / ギギナ・ジャーディ・ドルク・メレイオス・アシュレイ・ブフ / ジヴーニャ・ロレッツオ / ウォルロット・ウォルハーグ / アナピヤ 【天元突破グレンラガン@アニメ】6/6 シモン / ヨーコ・リットナー / リーロン・リットナー / キタン・バチカ/ヴィラル / ニア・テッペリン 【魔法少女まどか☆マギカ@アニメ】2/2 鹿目まどか / 暁美ほむら 【NARUTO-ナルト-@漫画】7/7 うずまきナルト/うちはサスケ/はたけカカシ/我愛羅/キラービー/うちはオビト/うちはマダラ 【そらのおとしもの@漫画】1/1 カオス
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「そういう事やったんか……」 ケルベロスはほむらの事情を一通り聞いていた。 「とりあえず、そうやって参加者殺していってもその間にまどかって子が殺されたら意味無いで」 「うぅ……」 痛い所を突かれておもわず呻くほむら。 落ち着いて考えてみれば、自分の考えが浅すぎた事に気づいていた為、ダメージが大きかった。 「とりあえず、互いに知り合いを探さへん?武器が多い内に動いたほうがいいんとちゃう?」 ほむらの盾の中には爆弾以外にも、ベレッタM92、レミントンM870、ミニミM249、M16クレイモア、L16 81mm迫撃砲、M84 閃光手榴弾、88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブといった銃火器+αがあった。 中には弾数が心もとないものや対人戦ではあまり使えそうにないものもあるが、強力な敵が来なければ十分だと考えられた。 ちなみに、デイパックには基本支給品一式以外の物は入っておらず、これらの武器は能力扱いであると同時に支給品扱いでもあったようだ。 「それもそうね。余裕がある内に動いておきたいわ」 「決まりやな。とりあえず、あのライブハウスとかどうや?人が集まってそうやし」 こうして二人?はライブハウスへと足を進めた。 【一日目・17時10分/日本・大阪】 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康 【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(ほぼ穢れ無し) 【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾100)、レミントンM870(残弾20)、ミニミM249(残弾50)、M16クレイモア×10、L16 81mm迫撃砲×5、M84 閃光手榴弾×20、88式地対艦誘導弾、爆弾(ロワ開始後に自身で作成したもの)、長ドス、ゴルフクラブ 【思考】基本:まどかを守る 1:待っててまどか…… 2:無事よねまどか……? 【ケルベロス(小)@カードキャプターさくら】 【状態】健康 【装備】無し 【道具】支給品一式 【思考】基本:桜を探す 1:ほむらと一緒にまどかって子も探す
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新着 06/30 19 32 まで 金曜の投稿数が妙に少ないと思ったら、祭りでしたか。 ○新規 【第4回東方ニコ童祭】 ボーカロイド幻想譚 第一話 【幻想入り】 【第4回東方ニコ童祭】 赤ちゃんで幻想入り 第1話 【幻想入り】 【第4回東方ニコ童祭】 ジョニーは幻想郷へ行った【幻想・現代入り】 ○完結 東方迷犬伝 最終話 占い師が幻想入り~東方想天歌 最終話 5 幻想郷ナイトガンダム物語第2章 最終話前編 ○東方ニコ童祭 【第4回東方ニコ童祭】 TOHO WARS 前編 【東方×スターウォーズ】 【第4回東方ニコ童祭】二十世紀の少年が幻想入り第六話 【第4回東方ニコ童祭】 ジョジョの奇妙な幻想入り 第拾話 【第4回東方ニコ童祭】幻想入りどうでしょう ~東方紅魔郷~ OP 【第4回東方ニコ童祭】 厄神様が現代入り 第一話 【第4回東方ニコ童祭】【東方強菌体】ダークヒーローが幻想入り第二話 ○既存 防人幻想録 第2話 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第5巡 後篇 緋村剣心IN幻想郷-平成幻想浪漫譚-その壱拾参 【東方夢日記】窓付きが幻想入り 五ページ目 【幻想入りシリーズ】ハンターの兄弟が幻想入り第二期【第二十一話】 【第4回東方ニコ童祭】東方三英雄~立花宗茂1-1 東方硝煙譚 第09話 前編 肉食夫婦が幻想入り 第36話 フェンリル極東支部第一部隊隊長が幻想入り 閑話 東方勇者王~ゾンダリアンが幻想入り~ 第二話後編 「船人共闘戦船」 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 10話 幕張から幻想入り 番外編(コメント返し及び解説回) ソニックと幻想の世界Act.49:フランちゃんは退屈です 新着 06/29 21 28 まで ○既存 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第5巡 前篇 うたわれるものの幻想入り-第3話-【妖怪の山】.mp4 幻想冷男談 2話 ‐前編‐ ソニック・ザ・ヘッジホッグ IN 幻想郷 第2話 やる夫の幻想郷⑪ 幻想逃走劇 第六話 【運命の赤い瞳】 PHASE-40 シン・アスカが幻想入り 新着 06/28 19 41まで ○新規 科学者(自称)が幻想入り~1~ ○既存 東方焔環神 ~魔法少女たちも幻想入り~ 第三話 東方勇者王第二話前編 「緑の石の謎」 幕張から幻想入り第6話 八神シキの幻想入り4 MUGEN】東方LIVE A EVIL アキラと高原が幻想入り 祭り 前編【ストーリー】 狸と川獺が幻想入り[一話中編] 幻想道楽行 41歩目-2 真面目な男が幻想入り 番外編 2/3 (後編) 婆娑羅者が幻想入り 第十一話 「東西邂逅」 猫の糞1号が幻想入り 第4話 DOG DAYS主人公が幻想入り バッドエンド 闇に埋もれる全ての真相 Div 1.045265 ○その他 紫に幻想入りさせられた男が幻想郷を救う?(仮)第9話 新着 06/27 15 13まで ○新規 魔学使いの幻想旅行【オリジナルキャラでの幻想入り】 プロローグ 【幻想入り】東方蒼魔道プロローグ ○既存 ~東方画龍宴~ 第一弾 東方討龍門 ・了(6話) 東方武士道~ワンマンアーミーが幻想入り~第十一話後編 伝説の戦士たちが幻想入り06 東方追跡者 ~ネメシス=T型が幻想入り~ case.19 遊詠歌 第十四話 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第16話 不死の勇者が幻想入り 【第四話】 【東方】幻の蛇を追って蛇が幻想入り【鉄歯車】第二十七話 新着 06/26 18 51まで ○新規 【東方強菌体】ダークヒーローが幻想入り【第1話】 ○既存 やる夫の幻想郷⑩ 【東方借金王】100万Gの男が幻想入り 第13.55話 拾われて幻想入り その4 【MLP幻想入りシリーズ】 東方蒼馬塔 :第二話 後編 肉食夫婦が幻想入り 第35話 ○その他 雛とにとりが現代入り第14話 【東方現世録】幻想現世裏話1回目 新着 06/25 18 51まで ○既存 俺達はッ幻想郷に引っ越すようです8(前編) 東方孵卵器~キュゥべえが幻想入り~第14話 トランスフォーマー幻想戦争 第1話(第13話) 【東方】 沼暮らしの烏賊が幻想入り 第42話 【デモンズソウル】 クリエイターが幻想入り ~第14話~ 緋村剣心IN幻想郷-平成幻想浪漫譚-その拾弐 【RO幻想入り】東方黄昏楽.53 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第4巡 後篇 東方不敗伝 第二十二話 ○その他 【幻想入り】少女の異郷散策帳【MMM】 紫に幻想入りさせられた男が幻想郷を救う?(仮)第8話修正版 新着 06/24 19 58まで ○新規 ソニック・ザ・ヘッジホッグ IN 幻想郷 第1話 ○既存 【ラウ・ル・クルーゼが】白き憎悪の仮面【幻想入り】 その4 鋼の冒険心が幻想入り~OP2?らしきもの 【1000年後に】東方無限螺旋第十三話【幻想入り】 【幻想入り】兎の相棒 第10話 【幻想入り】ジャングルの王者が幻想入り・第7話 ○その他 現代魂魄物語 第二章 後編 新着 06/23 18 04まで ○既存 東方混沌記~ジャギやいろいろ幻想入り~2 東方迷犬伝 20話 【東方×DOD2】紅の封印が幻想入り 第二部 第二十三話 肉食夫婦が幻想入り 第34話 東方無限決闘 第5話 三十路男が地霊殿入り・第四十七話 【東方幻想入り動画】 【幻想入り】 東方蒼炎守 20.5話-SleepingDream- 【龍球】ドラゴンボールが幻想入り【幻想伝】其之壱拾六話 端末世界が幻想入り5話 花畑で幻想入り3話前半 東方三英雄~黒田官兵衛1-3 グリーンが有頂天入り Ⅴ『閑話・キャラメイク回』 【MLP幻想入りシリーズ】 東方蒼馬塔 :第二話 前編(最終修正版) 占い師が幻想入り~東方想天歌 最終話 4 剣帝幻想録その15 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第4巡 前篇 DRAG∞Nの幻想入り その6(後編) 幻想入りシリーズ エンジェル伝説 北野誠一郎が幻想入り51 ○その他 【MMDドラマ】むっつりここぁ 「哀・フラン」 新着 06/22 15 13 まで ○新規 【幻想入り】 幻想冷男談 1話 ○既存 東方焔環神 ~魔法少女たちも幻想入り~ 第二話 【幻想入り】東方鉄板焼 第四回 やる夫の幻想郷⑨ 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 9話 高校生二人が幻想入り第2章~1話「始まり」 【MLP幻想入りシリーズ】 東方蒼馬塔 :第二話 前編 うたわれるものの幻想入り-第2話-【ハクオロ】.mp4 【東方遊戯王】幻想郷混沌戦記-TURN02-前編-異世界の来訪者- 【幻想入り】 東方混沌記~ジャギやいろいろ幻想入り~1 新着 06/21 15 11まで ○既存 【MLP幻想入りシリーズ】 東方蒼馬塔 :第二話 【幻想入り】 コードギアス 幻想のルルーシュ STAGE5 『幻想入り』こいぬとこいし #34 幻想夢戦記 第5話 ラスボスが幻想入り 第三話 第38代地球勇者が幻想入り 20話 地獄先生が幻想入り 十五話「赤い服の男の巻」 新着 06/20 16 19まで ○既存 魔人探偵が幻想入り 第93話 伝説の戦士たちが幻想入り5.5話 やる夫の幻想郷⑧ 八神シキの幻想入り3 利根川幸雄が幻想入り 第7話 肉食夫婦が幻想入り 第33話 【東方召喚師】 カツオが幻想入り 第23話 【ソウルハッカーズ】 幻想郷転生物語。第1話# 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第15話 猫の糞1号が幻想入り 第3話 東方部活動~部活メンバーが幻想入り~26 ○その他 【東方現世録】第二話「友も妖怪も集まるが吉」 新着 06/19 13 00まで ○新規 纏出途終 東方勇者王~ゾンダリアンが幻想入り~ 第一話「来襲!ゾンダー袋!」 ○既存 【THE SECOND ACT】東方時幻散 5話【月華の拳士】.a 伝説の戦士たちが幻想入り05 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 番外編2 肉食夫婦が幻想入り 第32話 幻想戦士ホンダム 第9話「 結界突破 」 聖剣3の魔導師が幻想入り 13話Aパート 新着 06/18 19 37 まで ○新規 東方桃球伝~カービィ達の幻想入り~ 第1話 ○既存 【幻想入り】遊戯王幻想録 TURN-02 東方四繋消~ぷよキャラが幻想入り~番外編 中編 2話 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第3巡 前篇 王の中の王が幻想入りⅡ 第44話 グリーンが有頂天入り 第四話『え、私ひきこもりじゃない』 誇り高い王子が幻想入り 第十話 ソニックと幻想の世界Act.48;変態は紫だけではない 転生職が幻想入り 第三十三回 君は僕に似ている 東方三英雄~黒田官兵衛1-1 SS級の死神が幻想入り REBEL15 新着 06/17 17 42 まで ○新規 東方焔環神 ~魔法少女たちも幻想入り~ 第一話 ○完結 時をかけた少年が幻想入り 最終part『紅魔館編』-a ○既存 【幻想入り動画】東方聖帝録・序章【 聖帝が幻想入り 】 東方王物語(偽)-ジャック・アトラスが幻想入り-第13話後編 東方虚構伝~球磨川禊の幻想入り~5章-1 【東方】幻の蛇を追って蛇が幻想入り【鉄歯車】第二十六話 幕張から幻想入り第5話 肉食夫婦が幻想入り 第31話 【東方×DOD2】紅の封印が幻想入り 第二部 第二十二話 【東方遊戯王】十六夜アキが幻想入り 第五話 幻想入りを追憶してみる。 #2 新着 06/16 19 28 まで ○新規 アドルフ・ヒトラーが幻想入り1 幻想郷転生物語。第1話 ○完結 占い師が幻想入り~東方想天歌 最終話 3 ○既存 【DIOが幻想入り】とある吸血鬼の東方見聞録 #15【MUGENストーリー】 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第14話 緋村剣心IN幻想郷-平成幻想浪漫譚-その拾壱 肉食夫婦が幻想入り 第31話じゃありません。 東方武士道~ワンマンアーミーが幻想入り~第十一話前編 やる夫の幻想郷⑦ 東方追跡者 ~ネメシス=T型が幻想入り~ case.18 カービィの東方物語 第15話 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 8話 幻想郷を救わないといけないらしい 第五話 超武者頑駄無 幻想戦記 第十九話 瞬く間に幻想入り 5話 東方迷犬伝 19話 ○その他 雛とにとりが現代入り第13話 新着 06/15 18 52まで ○既存 エース達が幻想入り 第六話 幻想入りシリーズ エンジェル伝説 北野誠一郎が幻想入り50 ハヤテとハルヒがDMで幻想入り第5話《メイドたち・その1》 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第2巡 デビルバスターが幻想入り 第十四話 鋼の冒険心が幻想入り~EP14・歴史を超えた先へ・・!~Bパート 東方王物語(?)-ジャック・アトラスが幻想入り-第13話前編 新着 06/14 19 33まで ○新規 東方三英雄~幕開け ○既存 【幻想入り】 幻想の蟲の夢 9話 第38代地球勇者が幻想入り 19話 【東方借金王】100万Gの男が幻想入り 第13.5話 悪魔城ドラキュラ ~東方月葬紅狂曲~ 第六章【幻想入り】 不死の勇者が幻想入り 【第三話】 【東方×DOD2】紅の封印が幻想入り 感想返信5 幻想道楽行 41歩目-1 【幻想入り】ジャングルの王者が幻想入り・第6話 新着 06/13 17 56 まで ○新規 うたわれるものの幻想入り -第1話-【仮面の男】.mp4 ○既存 ソニックと幻想の世界Act.47:紅魔館内部異常ありすぎ 第零遊撃部隊が幻想入り 54 東方孵卵器~キュゥべえが幻想入り~第13話 [幻想入り]東方六角貨幣石 第十二話[メダロットウホウ] 目立たない程度に幻想入り 0話 「後編」 やる夫の幻想郷⑥ 八神シキの幻想入り2 伝説の戦士たちが幻想入り04 仮面ライダーディケイドが幻想入り但し・・・第13話前編(43) 【幻想入りシリーズ】 東方雅風~記憶喪失者が幻想入り~ 番外編 【東方最終幻想】 FF12の真の主人公が幻想入り 第二話 【幻想入り】兎の相棒 第9話 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第13話 新着 06/12 19 12まで ○新規 東方時巡録~暁美ほむらが幻想入り~第1巡 ○既存 【MUGEN】東方LIVE A EVIL アキラと高原が幻想入り 序章【ストーリー】 肉食夫婦が幻想入り 第30話 【東方借金王】100万Gの男が幻想入り 第十三話 【東方借金王】100万Gの男が幻想入り 第十三話 婆娑羅者が幻想入り 第十話 「大騒音」 零崎人識の幻想入り「第五話」【上】 新着 06/11 18 45まで ○新規 八神シキの幻想入り ○既存 特務支援課が幻想入り 第12章後編 【運命の赤い瞳】 PHASE-39 シン・アスカが幻想入り 第38代地球勇者が幻想入り 18話-2 【龍球】ドラゴンボールが幻想入り其之壱拾五話【幻想伝】 王の中の王が幻想入りⅡ 第43話 後編 中古屋一般人店長の幻想入り その12 肉食夫婦が幻想入り 第29話 新着 06/10 18 33 まで ○新規 【aaが幻想入り】 やる夫と愉快な仲間達の幻想入り ○既存 馬鹿の幻想入り その68 幕張から幻想入り第4話 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第12話 『うちの化け猫が幻想入り』 14.5匹目(後半) 融界異変 さとりとリンクは一緒に異変を解決するようです 拾弐話目 東方迷犬伝 18話 やる夫の幻想郷⑤ 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 7話 【幻想入り】 クロノ・クロス×東方 東方次元交差 第十話 伝説の戦士たちが幻想入り03 東方虚構伝~球磨川禊の幻想入り~4章-3 未来悟飯が幻想入り 第10話(後編②) 「忍び寄る影2つ!」 猫の糞1号が幻想入り 第2話 東方レーシングGNC編第六話「Time Attack」Bパート 新着 06/09 12 28まで ○完結 占い師が幻想入り~東方想天歌 最終話 2 ○既存 東方輪廻天生~長門が幻想入り~ その8 【幻想入り】 コードギアス 幻想のルルーシュ STAGE4 三十路男が地霊殿入り・第四十六話 【東方幻想入り動画】 緋村剣心IN幻想郷-平成幻想浪漫譚-その拾 【東方×DOD2】紅の封印が幻想入り 第二部 第二十一話 幻想郷は今日も平和です 神霊廟Stage6【幻想入りシリーズ】 東方遷巧夢_第18話_後編 【猫舌が幻想入り】 新着 06/08 19 17まで ○完結 ○既存 やる夫の幻想郷④ 肉食夫婦が幻想入り 第28話 第38代地球勇者が幻想入り 18話-1 一夢庵幻想記 7 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 6話 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第11話 ジェダイ騎士が幻想入り~EP69~【東方×スターウォーズ】 登山のつもりが幻想入り37 伝説の戦士たちが幻想入り真02 ジャギやいろいろ幻想入り7 【東方遊戯王】 遊戯王Cross No.05 【幻想入り】 ○その他 【東方現世録】第一話前編「密度上昇、テンション上々」 新着 06/07 20 08まで ○新規 【東方最終幻想XII】 真の主人公が幻想入り 第一話【FF12】 ○既存 【DDFF】ディシディアの戦士たちが幻想入り【東方幻想晶/第六話】 幻想夢戦記 第4話 肉食夫婦が幻想入り 第27話 第38代地球勇者が幻想入り 17話 新着 06/06 19 29 まで ○既存 ソニックと幻想の世界Act.46:紅魔館内部異常大アリ 【東方借金王】100万Gの男が幻想入り 第十二話 やる夫の幻想郷③ [幻想入り]東方六角貨幣石 第十一話[メダロットウホウ] 俺たちの一週間幻想!! 2日目 【幻想入り】幻想郷で聖杯戦争が行われるようです21 【DIOが幻想入り】とある吸血鬼の東方見聞録 #14【MUGENストーリー】 ○その他 【東方現世録】序章「夢見た幻想は今ここに」 新着 06/05 19 05まで ○新規 不死の勇者が幻想入り 【第一話】 猫の糞1号が幻想入り 第1話 高校前に幻想入り 伝説の戦士達が幻想入り01 ○完結 【東方MMDドラマ】働け外来人・その14最終回【幻想入り】 ○既存 【幻想入り】ゾンビ四人組が幻想入り【Round2】 【幻想入りシリーズ】ゼルダの伝説 ~A FANTASY OF THE EAST~ 第八章・後編 グリーンが有頂天入り 第三話 『悪鬼降臨』 利根川幸雄が幻想入り 第6話 やる夫の幻想郷② 胸の妖精も幻想入り PASSION7 ○その他 雛とにとりが現代入り第12話 新着 06/04 19 19まで ○新規 防人幻想録 第1話 やる夫の幻想郷① ○既存 【キン肉マン】東方超人録 第17話【幻想入り】 【東方】幻の蛇を追って蛇が幻想入り【鉄歯車】第二十五話 東方毛玉鼠 =モーラットが幻想入り= 22B 【龍球】ドラゴンボールが幻想入り【幻想伝】其之壱拾四話 【東方】二つの意思が幻想入り Part10【幻想入り】 【幻想入りシリーズ】リトバス朱鷺戸沙耶が幻想入り 第10話 肉食夫婦が幻想入り 第26話 【東方MMDドラマ】働け外来人・その13【幻想入り】 東方孵卵器~キュゥべえが幻想入り~第12話 幻想考察記15話 ○その他 【現代入り】 泡沫簿 【第3話】 新着 06/03 19 13まで ○完結 占い師が幻想入り~東方想天歌 最終話 1 ○既存 東方レーシングGNC編第六話「Time Attack」Aパート エース達が幻想入り アンケ―ト 東方遷巧夢_第18話_中編 【猫舌が幻想入り】 ジャングルの王者が幻想入り・第5話 【幻想入りシリーズ】 東方雅風~記憶喪失者が幻想入り~3章 2/2 幻想散歩録#13 憤怒暴虐 2/2 幻想散歩録#13 憤怒暴虐 1/2 【東方MMDドラマ】働け外来人・その12【幻想入り】 【予選A,Bブロック】東方四矢印 難易度13【重いLife】 【THE SECOND ACT】東方時幻散 4話【震える山】.b 幻想夢戦記 第3話 幻想入りシリーズ エンジェル伝説 北野誠一郎が幻想入り49 クリスタルの戦士達が幻想入り~四章中篇~ もう一人の主役は幻想入り♭7(音楽少女(?)の現代入りB面) 【幻想入り】兎の相棒 第8話 客員剣士が幻想入り-東方運命録- 番外編 東方怪獣大乱闘 怪獣達が幻想入り第七話 ○その他 【天スピ】 NextProject 新シリーズお試し版 【天落ちシリーズ】 藤原現代起 その11 新着 06/02 18 55まで ○既存 赤屍さんが幻想入りACT.35[Get Backers クロス] 東方四繋消~ぷよキャラが幻想入り~番外編 中編 一話 第零遊撃部隊が幻想入り OP 東方四繋消~ぷよキャラが幻想入り~番外編 前編 魔人探偵が幻想入り 第92話 【東方MMDドラマ】働け外来人・その11【幻想入り】 三十路男が地霊殿入り・第四十五話 【東方幻想入り動画】 【東方×DOD2】紅の封印が幻想入り 第二部 第二十話 【1000年後に】東方無限螺旋第十二話【幻想入り】 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【ひぐらしのなく頃に】6/6 ○前原圭一/○竜宮レナ/○園崎魅音/○園崎詩音/○北条沙都子/○富竹ジロウ 【魔法少女まどか☆マギカ】5/5 ○鹿目まどか/○暁美ほむら/○巴マミ/○美樹さやか/○佐倉杏子 【Fate】5/5 ○衛宮士郎/○衛宮切嗣/○セイバー/○アーチャー/○ギルガメッシュ 【東方Project】5/5 ○博麗霊夢/○霧雨魔理沙/○十六夜咲夜/○藤原妹紅/○伊吹萃香 【ジョジョの奇妙な冒険】5/5 ○空条承太郎/○DIO/○J・P・ポルナレフ/○ジョセフ・ジョースター/○ワムウ 【ニセコイ】5/5 ○一条楽/○桐崎千棘/○小野寺小咲/○橘万里花/○鶫誠士郎 【ソードアート・オンライン】5/5 ○キリト/○アスナ/○シリカ/○リズベット/○クラディール 【とある魔術の禁書目録】5/5 ○上条当麻/○一方通行/○土御門元春/○ステイル=マグヌス/○神裂火織 【空の境界】5/5 ○両儀式/○黒桐幹也/○荒耶宗蓮/○浅上藤乃/○白純里緒 【灼眼のシャナ】5/5 ○シャナ/○坂井悠二/○吉田一美/○フリアグネ/○ダンタリオン 【DEATH NOTE】5/5 ○夜神月/○L/○松田桃太/○弥海砂/○夜神総一郎 【るろうに剣心】5/5 ○緋村剣心/○志々雄真実/○明神弥彦/○斉藤一/○雪代縁 61/61
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ときかけ☆メモリアル ◆Z9iNYeY9a2 上手くいくはずだった。 キュゥべえの目を逸らさせ、まどかと奴の遭遇を避け、魔法少女と関わりを持たせず。 美国織莉子というイレギュラーも排除し、ようやく対ワルプルギスへの光を掴んだ。 そのはずだったのに。 「…っ!」 なのに、あの空間で爆発したたくさんの首の中には彼女がいた。 守るべき存在が。守らなければならない存在が。 鹿目まどかが。 「まどかぁ…」 あまりの出来事に頭の理解がついていかない。 ただ、”この周”もまたダメだったという、それだけの事実のはずなのに。 それが起こるまで、この世界はある意味、今までで一番うまくいっているものだと思っていた。 希望に溢れていた。 それが、一気に失われた。絶望に突き落とされたのだから。 まだ盾の砂時計をひっくり返すことはできない。その時は来ていないのだから。 だから、まずはここを脱して次の世界に行くことを考えなければいけない。 「どうしたの?」 ふと、声が近くから聞こえた。 そこにいたのは、薄緑の髪をした全身タイツの少女。 年齢は、おそらく自分よりいくらか上といったところだろう。 好奇心に満ちた表情を向けているが、どこか掴みどころがない。 「殺し合いかー。初めてのパターンで正直戸惑ってるんだけどなぁ。 ねえ、あなたはどうするの?」 馴れ馴れしいと思った。 初対面なのにいきなりこんなに話しかけて、警戒心はないのだろうか。 「…もし私が殺し合いをする人間だったらどうするの?」 「え、それは困るなぁ。だって私、黒に会うまでは死ぬわけにはいかないんだから。 でも、君本当に乗れるの?」 その問いかけの意味が分からなかった。 先も言ったように初対面なのだ。どうしてそんなこと聞かれなければならないのか。 「どうしてそんなことを聞くの?」 「だって君、泣いていたから。 大事なものを失う悲しみを知ってる人間が、人を殺せるのかなぁって」 カチッ ドスッ 「…え?」 どうしてそうしたのだろうか。 時間を止め、背後に回ることで視界から離れ思考する機会を奪い。 とっさに取り出した刀でその胸を貫いた。 ドサリと倒れる緑髪の少女。 「殺せるわ」 そう、殺せる。 今までだって、まどかが魔女と化した世界は見捨ててきた。 魔女と化した魔法少女にも止めをさしてきた。 これもそれらと同じようなものだ。きっと。 「私は死ぬわけにはいかないの。何があっても、助けないといけない友達がいる。 だから、彼女のためなら、この手を血で汚すことになっても、構わないわ」 方針は決まった。 他の参加者を皆殺しにして帰る。それがこの世界での生き方。 「それと一つ訂正させて。私はもう、人間じゃないの」 ふと、近くに他の参加者の気配を感じ取った。 ちょうどいい。探す手間が省けた。 たとえどんな相手だろうと、時間停止を駆使すれば、”人間である限り”殺せるはずなのだから。 暁美ほむら。これより修羅に入る―――― ◆ ジョインジョイントキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニーナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッ カクゴォナギッナギッナギッフゥハァナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケンK.O. イノチハナゲステルモノ バトートゥーデッサイダデステニー セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンマドカァー FATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ ウィーントキィ (パーフェクト) ◆ そうして暁美ほむらが突如現れた謎の男に敗北し、その命を散らせたその瞬間。 まだ緑髪の少女は生きていた。 だが、心臓を逸れていたとはいえ、肺に刀を刺されて長生きなどできない。 出会ったばかりの名も知らぬ少女が命を散らせていく瞬間をその目に焼き付けながら、その少女も、後を追うように息を引き取った――― 【暁美ほむら@魔法少女おりこ☆マギカ 死亡】 【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐ 死亡】 ◆ 「え?」 気がつくと、二人の少女はスタート地点に立っていた。 白い男にボコられてちにゃった体は元通りである。 「ふーん、君も時間を自由にできる能力を持っているんだね」 「あなた…、何をしたの?」 「時間を戻した。私達の記憶をそのままにね。 今は、そうだね。あなたと私が出会う少し前ってところかな?」 混乱は大きくなってくる。 時間を戻した?何を言っている? 「もしかしてあなた、魔法少女…?」 「へぇ、君のところじゃそういうんだ。 私はアンバー。契約者っていうの。対価を払って能力を使う超能力者ってところかな。 さっきは変なこと言ってごめんね。ちょっとカマかけようと思ったんだけど失敗しちゃって」 「それで、君はどうするの?このまま行ってもさっきの白い男に殺されるだけだよ?」 「……」 「まさか今度は勝てるとか油断していなければとか、そんなこと思ってないよね? 実際戦ったなら分かるよね、あの男はそういうレベルじゃないってさ」 確かに、自分の能力があればどんな相手でも殺すことができるというのは短絡的な思考だったかもしれない。 友人の死で冷静さを失っていたのだろう。 「それじゃあ私は行くね。君のように汎用性に効く力じゃないんだ。 あと、さっき時間を巡ってみて思ったけど、ここ何かおかしいよ」 そう言って立ち去ろうとするアンバー。 自分はどうすればいいのか。生き残るためには皆を殺す必要がある。 しかしあんなに強い者がいるなら一人でそれをやるのは愚策だ。 いや、そもそもあの白い男はどうするか。接触するか、逃げるか。 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ { (" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii ,, ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-" "'-,, `-,,,,-'--''  ̄ ''ニ;;-==,_____ '" _,,--''"  ̄"''-- _-'' " ̄ ;;;;----;;;;;;;; ` "'' ---,,_ __,,-''" ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;; ''-`-,, ,,-'' 二-''" .--i| .|i "- ;; `、 ._,-" /  ̄"''--- i| |i ヽ i .( { (i(____ i| .|i _,,-' / } `''-,_ヽ ''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''" ノ,,-' "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;; ---;;;;;;; --''"~  ̄ ̄"..i| .|i .i| |i i| |i .i| .|i .i| |i .i| ,,-、 、 |i i| ノ i トiヽ、_.|i _,, i|/"ヽ/ iヽ! ノ Λ ヽ|i__n、ト、 ,,/^ヽ,-''" i/ / |i/;;;;;;/ ;;;;ノ⌒ヽノ ヽ,_Λ ;;;;;; ;;;;;;;;;; ;;;;;;;; /;;;;;; ;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;; ヽ ↑ このへんにかみ 「わけがわからないわ」 とりあえず白い男から逃げよう。 【D-7/一日目 深夜】 【暁美ほむら@魔法少女おりこマギカ】 [状態]:体力ゲージ満タン [装備]:九字兼定@空の境界 [道具]:支給品不明 (あと2つまで何かあってもいいと思う) [思考・状況]乗るべきか乗らぬべきか考える。でも今は逃げる ※織莉子撃破直後、まどかの死を認識する前からの参戦です 【アンバー@DARKER THAN BLACK‐黒の契約者‐】 [状態]:体力ゲージ満タン [装備]:なし [道具]:支給品不明 [思考・状況]黒や他の契約者を探す。基本的には戦闘は避ける方向でいく ※16話、黒と再会する前からの参戦です ※何かに気付いたっぽいです ※あと二回能力を発動させると消えます 【たぶんD-7周辺/一日目 深夜】 【ジョインジョイントキィ@AC北斗の拳】 [状態]:体力ゲージ満タン 、ブーストゲージマックス、オーラゲージマックス [装備]:不明 [道具]:不明 [思考・状況]不明 ◆ 「おい、バトル始まんねえぞ」 「トキとか使ってるくせにどうなってんだよおい」 「あれ?さっきバトル始まってトキ以外みんな死んだ気がするんだけど」 「そうそう、そんな感じだったはず」 「はあ?そんなの知らねえぞ」 「どうなってんだ…?」 「ここにスタンド使いでもいるのかよ」 「スタンド使いいるなら波紋喰らわせて殺すわ」 「あ、すみません。そのキャラ、いわゆるボーナスキャラなんですけど。 一発で死ぬかわりにちょっと特殊な設定組み込んだらバグ生んじゃって。 プレイヤーの記憶にもちょっと左右するみたいなんですよね」 「おいwwwww、バグそのまま放り込むとか何考えてんだよwwwwww」 「しかも俺らの記憶いじるとか危なすぎwwwwww」 「いやあ、せっかく作ったんだし面白いかなぁって思って」 ※アンバーはボーナスキャラですが、プレイヤーの記憶に干渉するというバグを持っています ゲーム内で能力を使うたびにそのバグが発動するみたいです 安価で! 決めたぜ! 殺し合い!! <前 次> ニードフル・シングス
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悪魔が生まれた日 Z9iNYeY9a2 時を遡る。 暁美ほむらとアーニャが情報交換をしていた頃のこと。 アーニャから、エデンバイタルの有り方についてを問うていたほむらは、ある一つの方法を考えついていた。 「本気?」 「ええ、本気よ」 それは、自身の求める願い、全てのまどかの救済を叶える可能性となり、更に今のアカギ達のいるこの場における立場を盤石にしうるもの。 「一定の法則の中で、異なる世界の異なるものが類似性から同一のものと扱われる。 アリスの能力に、私のソウルジェムが魔法少女の魔力と同じものを感じたのはそれが原因だと、説明したわね」 「そうよ、だけど似てるだけ。根本的には違うもの。 更に言うわ。仮説としては有効かもしれないけど、でも私達はそんな実験は行っていない。どうなるかは分からない」 アーニャの口調には、ほむらを止めようとする意志が感じられた。 殺し合いの中のイレギュラーで生まれた貴重な体を案じているが故か。まさか本当に情から心配していることはないだろうが。 「第一、あなたがあれを継承するには、継承元が必要よ。 エデンバイタルを通せば力を呼び出すことはできるかもしれないけど、色んな世界の力を繋げて均衡を保っているこの場ではそこまでのことはできないのよ」 「あら、あるじゃない? あなたの話を聞いていると、会場にはまだ残っているでしょ。 エデンバイタルと契約して力を行使する人は」 これが、暁美ほむらが意識を落とすより前にしたアーニャとの会話。 そして少しずつギラティナの力がその身に馴染み、世界の裏へと移動する力の一旦が繰ることができるようになったほむらが。 エデンバイタルへと接続を行い、会場を俯瞰していたゼロとの接触を図ったのがその後のことだった。 ◇ 一人エデンバイタルへの接続を図ったゼロの思念。 その意識の中で、ほむらはゼロへと接触した。 「お前は―――確かアリスと共にいた魔法少女だったか」 「暁美ほむら、よ」 自身の意識の中に突如現れた少女に対し、しかし困惑することもなく冷静に語りかけるゼロ。 「その名は放送で呼ばれたはずだが。しかし存在の残滓には見えないな。 それも含めて色々と問いたいこともあるが、こうして私の前に姿を見せたということは何か目的があるのだろう? 聞いてやる、話すがいい」 何故この場に姿を現したのか。何故現せたのか。 それらの疑問もほむらからの目的を聞けば分かることだと。 前置きを切り捨てて本題を問うゼロ。 「なら、単刀直入に言わせてもらうわ。 あなたの持っているギアスの源である魔女の力、それを私に譲って欲しいの」 「――――……ほう?」 最初の一瞬で言葉を呑み込み、次の一瞬で言葉の意図を思考し。 放たれた声は興味と警戒、そして若干の殺意と共に放たれた。 「私は目的のために力が必要なの。 アカギの持つ神々の力に匹敵するものが。 エデンバイタルとやらと繋がることができるあなたの力を得られるなら、それも叶うかもしれない」 「その情報、お前がエデンバイタルから直接得たものではないな。誰から聞いた?」 「アーニャからよ。アーニャ・アールストレイム」 「アーニャだと?……なるほど、あの女に気に入られたというわけか」 アーニャの名を出したことに得心がいったのか、殺意が消えていく。 「では、幾つか問わせてもらおう。お前が魔女の力を継ぐに値するものかどうかを計るために」 しかし警戒心は変わらず、ゼロの見えない瞳から鋭い視線が向けられるのを感じ。 ほむらはそれをまっすぐに受け止めた。 「まず一つ。お前はギアスユーザーではない。我々とは異なる法則の中に生きるものだ。 そんなお前にこの力を譲渡したとして、果たしてその体は耐えうるものなのか?」 まずほむら自身の肉体的資質、受け継ぐことが可能なのかどうかを問うもの。 もしも力が拒絶反応を起こせば、この体は崩壊してしまうかもしれない。 無為に散りゆくものに力の譲渡を約束することを受け入れるほど、ゼロは力を持て余した存在ではなかった。 「それは、可能性はある、としか答えられないわね。 多くの世界の法則が混じり合ったこの場であればあるいは、ってところ。 だけどギアスと魔法少女の力が近しいものとして扱われていることは実証済み。決して可能性がゼロではないと信じているわ」 「己の体が消滅するかもしれないリスクがあって尚も、挑むということか」 「ええ。私自身の果てのない望みを叶えるためだもの。それに一度死ぬはずだった体、今更命をかけることを躊躇ったりはしないわ」 ほむらの答えには迷いはなかった。 死というリスクがあって尚、欲望、いや、願いのために邁進する覚悟を持っていた。 次に問うのは、精神的資質、受け継ぐに足る心を持っているのかどうか。 「いいだろう、なら二つ目だ。 この力を得た者には相応の役割が与えられる。世界の調律を果たすための歯車となる役割がな。 お前に、その覚悟はあるのか?己を殺してその役を受け入れることができるか?」 「できるわ。あの子の世界を守るために必要だというのなら。 ――逆にあの子を世界が拒絶するというのなら、世界を壊す覚悟もある」 一息入れてそう告げるほむらの瞳は真っ直ぐだった。 世界を壊す。ゼロ自身の思惑からは外れる行為ではあったが、しかしその目は決して嫌いではなかった。 あるいはこの娘なら、この世界のシステムの中に迎合していった自分とは異なるやり方で世界の形を導いていく可能性もあるかもしれない。 「なら最後の問いだ。 これまでの質問にいくら望む答えを出そうと、このギアスは私が手放さない限りはお前の手元に向かうことはない。 もし手放すことがあるとすれば私が死ぬ時だろうな。だが私は死ぬつもりはない。 どうするつもりだ?この場で力づくで私から奪うというのか?」 最後の問いは手段。 まだ生があり、死を望むこともないこの魔王から、如何にして力を継ぐというのか。 「今の私にあなたと戦う力はないわ。こうしてあなたと話しているのも、それなりに無茶なことをしているわけだし。 だけど、そこに心配はいらないと思っている。いずれ、そうね、近いうちにあなたは負けるでしょうね」 「ほう」 その返答に、若干興味を引かれるかのような反応を示すゼロ。 「この魔王たる私が敗れるというのか?」 「ええ。あなたはいつか必ず敗れ、命を落とすと思うわ」 「何を根拠に?」 「根拠なんて。決まっているでしょう」 「だって、魔王っていうのは、いつだって勇者に倒されるものじゃないの」 その回答に、一瞬虚を突かれたように思考を止められてしまうゼロ。 「―――勇者」 「ええ」 「いると思うのか?そのような存在が」 「いるわ」 ゼロはその先の根拠を問うたりはしなかった。 この少女は、まさに子供のような幼稚な発想を持ってこの魔王を説き伏せようとしているのだ。 もしこれを聞いたのがルルーシュであったならば虚に取られた後その意味を考えて長考してしまっただろう。 なのに、その言葉に妙な説得力を感じてしまった。 あるいはこの夢幻の場において感じ取っていたのかもしれない。 殺し合いを生き抜き、多くの死を乗り越えた者の因果がこの魔王の首元に刃を突きつけようとしている気配を。 それが勇者とでも名付けられるような存在なのかもしれない。 「ふ、フハハハハハハハハハハハ!!!」 言われなければ気付かなかっただろうそんな小さな死の気配を意識させられてしまった。 一周回ってあまりにも愉快な事実に思わず笑いだしてしまった。 「いいだろう!魔法少女よ! 私が命を落とした際には、この力を受け継ぐことを許可しよう!」 「……!!」 ほむらの無表情を作ろうとしている瞳の内に歓喜の色が映る。 「ただし―――」 だが、ゼロとてほむらに過度の配慮をするつもりはない。 あくまでも力を受け継ぐことを許可しただけ。 「力はお前が受け取りに来い。エデンバイタルに取り込まれて消えてなくなる前に、な」 エデンバイタルに還る時、この力は今いるこの夢の空間より更に奥を進むだろう。 言わずともほむらはいずれその事実に気付くはずだ。 「無論、容易なことではなかろう。故に私からの試練とでも受け取るがいい」 「―――分かったわ、あとのことはこっちでどうにかする」 これ以上ねだるのも限界だろう。むしろ下手に強請って機嫌を損ねることの方が怖い。 会話は終わったとこちらに背を向けるほむら。 「一つ言っておこう」 そこに一言、ゼロが呼びかけた。 「お前の願いは知らん。だが、この力を得た時にお前が進む道は孤独の道だ。 その覚悟は私が死ぬまでにしておくがいい」 「……孤独の道、ね。 そんなもの、ずっと歩んできたわ」 答えるつもりもなかったが思わず、ほむらはゼロの呼びかけに答えていた。 これが、ゼロがスザク、セイバーという勇者と戦うより前、夢幻の空間でほむらと交わした会話。 ◇ そうして、ゼロは死んだ。 聖剣エクスカリバーの星の光は、エデンバイタルから承った魔王の体をもってしても耐えられなかったのだ。 ゼロが消滅した今現在。 形を失い、集合無意識の中へと還っていこうとするコードの軌跡の前に、黒い影はいた。 ここまで来るのは大変であった。 ゼロがいつ倒されても間に合うように早急にこの場所へとたどり着く準備を進めた。 アクロマを説得してギラティナを縛る赤い鎖の力を緩め、ほむらの中に宿った、ギラティナの持つ異空間へと渡る力を増幅させた。 そうして空間を渡って門の近くへと来た。 しかしその姿はほむらのものではない。黒く巨大な翼を持った骨のような竜の姿。 『念の為の保険ですよ。あなたがその力を受け継ぐことができるかどうか、できたとして例えば拒絶反応などが起きて肉体が崩壊することが無いように』 ぐったりとしたギラティナに、紫色のガスを浴びせるアクロマ。 それを見つめるほむらの頭部には、怪しい機械が取り付けられている。 そのガスはアクロマのいる世界の派生の一つの中で生み出された道具。 ある狂気の思想に陥った男が開発した、人間の精神をポケモンの内に転移させるというものらしい。 『伝説のポケモンをこのようなことに使うのは甚だ不本意ではありますが、今は私の命が第一です。それにギラティナほどの力であれば存在崩壊、死まで至ることはないでしょうし』 ほむらは適当に言い繕えばいいとは言ったが、言い訳として通じるとは限らない。 ならばむしろ成功してこちらの安全を確保することの方が優先事項だと。 そういって機械のスイッチを操作したところで、ほむらの意識はギラティナの中へと取り込まれていった。 それがほむらの体がギラティナと化した経緯。 念を入れてくれるのはありがたいが、おかげでゼロの死ギリギリにこの場に到着することになってしまった。 目の前を飛ぶ、エネルギーの塊となった光の球に静かに触れるほむら。 瞬間、全身に激しい衝撃が走り、同時に意識に混濁が起こった。 肉体をギラティナに依存させ、自身の存在は精神だけに留めているような状況で、まるで全身の内側から剣が生えてくるような感覚に襲われる。 それだけでも気がおかしくなりそうな状況で、自分の意識の中に様々な光景がひたすら移り続けていく。 人が進化していく歴史。積み上がっていく屍。 多くの魔法少女の希望と絶望の歴史。 それだけではない。エデンバイタルの管理外の世界の光景すらも、会場につながった門を通じて流れ込んでくる。 二匹のそっくりな白い獣が争う様子。 空を飛ぶ巨大な建造物から放たれる赤い光。 炎に燃えていく男を看取る死神。 ピンク色の悪魔に飛び蹴りを放つ金色の魔王。 神殿のような場所で殴り合う魔神と少年。 あまりにも多い情報量に脳が悲鳴を上げる。 だが、これでも肉体的な負担はギラティナに押し付けているからこそ耐えられているのだということが分かる。 もしこれが元々の暁美ほむらとして受けたものであれば、きっと耐えきれず意識は霧散し消滅していただろう。 脳裏を過ぎていくたくさんの光景の中で、それでも視界に焼き付いたものがあった。 魔と成り果てようとしている自分に絶望して涙を流す少女。 死にゆく友のために、白い悪魔に契約の意志を告げようとする少女。 そうだ、私が救うべきなのは彼女達だ。 そのためにどんな苦しみにも耐え、どんな悲しみも背負ってきた。 今更この程度の痛みが自分を止められるものか。 (―――私に、受け入れられなさい、意志だけの者達――!!) 体に降りかかる反動、その原因である、ギアスを異界の者に与えまいとする集合無意識の神達に強く抗い、むしろ押さえつけんとするほむらの意識。 やがて意識に浮かび上がってくる光景は、ひたすら一人の少女の姿だけを映し続けていた。 自分が救わねばならない者達、救いたい者達。 強く願い続けていると、痛みを乗り越え慣れたのか、それとも痛みを与える者の力を超えたのか、やがて体の痛みも引いてきていた。 同時に、ギアスの力の反動を押し付け続けてきたギラティナの体も少しずつ小さくなっているのを感じた。 縮小していく体は、ちょうど自分の元々の体程度の大きさに収まりそうだった。 体は力を乗り越えた。 そう感じたほむらは、手と思われる部分を振るい、この空間の中に小さな穴を生み出した。 ギラティナ自身が持っていた空間を渡る能力で生み出した、時空の歪み。 ちょうど今の体の大きさであれば抜け出せるだろう。 空間を抜け出していく最中に体の内から湧き上がってくる力を前に、ほむらの胸は高鳴りを感じていた。 ◇ ひたすらに機械の映す波を見続けるアクロマ、その隣に立つアーニャ。 そして頭に器具を付けて眠り続けるほむら。 そんな三人のいる空間に、黒く小さな穴が空き、そこから人一人分ほどの大きさの光が飛び出し。 眠るほむらの中へと飛び込んでいった。 薄い明かりのみで照らされていた場所を、目を覆うほどまばゆい光が照らす。 その奥でほむらの影は起き上がり、その体のシルエットを変化させていく。 膝の上ほどまでの長さであったスカートはその端を地面につくほど伸ばし、背中からはまるで丸めて引きちぎったかのような影が翼のように生えていく。 やがて影は立ち上がる。空間の奥から飛び出した輝く小さな石、ソウルジェムのように収まった白金玉がその手の甲に装着されドス黒く変色する。 光が収まった時、そこに立っていたほむらは露出度の高い黒いドレスのような服を纏い。 その腕に装着されていた魔法少女としての武器であった盾は巨大な金色の時計の針が生えている。砂時計を思わせる外見であった盾はまさしく時計のような形に変化していた。 「―――うまくいったみたいよ」 そう呟いた瞬間、ほむらの頭上の空間に、爪が振り下ろされたかのような亀裂がその体を飲み込まんと走った。 空間を割った一撃。物理的な防御が意味をなさず、魔力、魔術やポケモンといった力を使っても防ぎきれないほどだろう力を持っている。 しかしほむらは動揺することもなく手を頭上にかかげ、黒い影を生み出し異空間へとつながる亀裂を埋め尽くした。 それがほむらという異物に対して発動した防衛機能だったのか、あるいはアカギがほむらを試すために放った亜空切断だったのかはその場の皆には判断はできなかったが。 その一撃を受け止めたという事実だけでも、彼女の力がギアスの継承に成功しギラティナのそれと同等、あるいはそれ以上の力を手にしたということの証明だと。 無言なりにそう表情で告げる彼女から放たれる気配は、魔力を感じる能力のないアーニャとアクロマの二人ですらも畏怖を感じるほどだ。 「いやはや、その気というか存在感というか。まるでギラティナがあなたという形を取って権限したかのようですね」 「あながち間違いではないわね。アレには魔女の力の反動を押し付けて意識を完全に封じて、こっちで力だけを奪った形になるから」 と、ほむらの腕の時計の針がカチリ、と鳴り時間を戻すかのように動いた。 その手にはどこから連れてきたのか、白いウサギほどの大きさの小動物が収まっていた。 「隠れてないで出てくればいいのに。インキュベーター」 「アーニャ、これはどういうことかな?僕は君にほむらの監視を頼んでいたはずだけど」 「監視はしていたわ。私達にとって不利益になりそうなことをしないようにね。この子は使えると判断したから許したのよ」 「―――…まさか君にそんな人間らしい心が残っていたなんてね。見誤っていた僕のミスだ」 言葉の裏に自分に対する反骨の心があるように感じたキュウべぇは、そんな彼女と自分を戒める言葉を紡ぐ。 しかしその大多数はアーニャに対する抗議の念が強く感じられた。 「さて、成功ということは私の行動権限について、もう少し広げてもらうということでいいですね」 「ええ、構わないわ。それが約束だもの」 「待ってくれ、僕は許可しないよ」 「そうね、一応アカギとシャルルの意見は伺っておいたほうがいいかもしれないわね」 自分の存在が疎かにされていると感じたキュウべぇが抗議の声を上げ、追ってアーニャがフォローするかのような言葉を投げる。 しかしその裏には、二人が許可するならば自分の意見は放置してもいいという考えが見えていた。 「それにしても、ゼロの持っていた魔女の力とアカギの連れた二匹と同格の存在をその身に取り入れるなんて、随分と無茶をしたわね」 「アリスに最初に会った時のソウルジェムの反応とあなたから聞いた魔女の力の情報を照らし合わせて可能性を見て、あとは、まあ、信じる心ね」 ほむらの最後の言葉で笑いが吹き出してしまうアーニャ。口元を抑えて笑いながらも、問いかける。 「ふふふ…、今のあなたはもう魔法少女って呼べるような存在じゃないわね。いえ、一度死んで尚も蘇生した時点で今更かしら」 「そうね、今の私は―――」 少し考えるように沈黙したほむらは、掴んでいたキュウべぇの体を放り投げて手を掲げながら告げた。 「世界に混沌をもたらす魔女の力と世界の反対側に住む存在の力を身に宿して、自身に与えられた死という運命にすら抗った存在。 そんな、世界の条理に抗ったような存在なんて、悪魔とでも呼ぶしかないんじゃないかしら」 悪魔ほむら。 そんな名が、今の自分にはとてもしっくりとくるような気がした。 今のほむらには知る由もないことだったが。 その姿、そしてその名はもしかすると有り得たほむらの可能性の未来のものと同じだった。 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:健康、ギラティナと同化、魔女の力継承、悪魔化 [服装]:悪魔ほむらの衣装@魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語、ギラティナの翼、まどかのリボン@魔法少女まどか☆マギカ 、右耳にピアス [装備]:ダークオーブと化したはっきん玉、変質したほむらの盾 [思考・状況] 基本:アカギ達に協力、ないし利用し最終目標のための手はずを整える。 1:アカギを含む皆の動向を見て動く。 2:約束なのでアクロマの望むことを叶える。 最終目的:“奇跡”を手に入れた上で『自身の世界(これまで辿った全ての時間軸)』に帰還(手段は問わない)し、まどかを救う。 [備考] ※はっきん玉はギラティナの力と魔女の力を完全に取り込み自身の因果と同調させたことでダークオーブ@魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語へと変化しました。 その影響でギラティナの能力を使用することが可能です。 ギアス能力に当たる力も獲得しましたが詳細は後のSSにて明かしていきます。 ※ギラティナの体はRガス@名探偵ピカチュウによってほむらの精神を移された後、ギアス継承の反動を押し付けられたことで力が弱まりほむらの体内に取り込まれています。 ギラティナ自身の意識が弱まっただけの状態であり死んではいません。 157 零の話・仮面が砕ける時 投下順に読む 159 マギアレコード「答えは心の中に」 時系列順に読む 155 ReStart準備中 暁美ほむら 160 第四回定時放送 マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア アクロマ 161 ニャースとアクロマ・世界のカタチ 148 変わりたい少女達の話 キュゥべえ 160 第四回定時放送
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(*1) ─ここまでのあらすじ─ 「全ての魔女を生まれる前に戻す」という願いを以て、まどかは自身の存在と引き換えに因果律を改変し、役目を終えた全ての魔法少女を導く"円環の理"と呼ばれる概念となった。 魔女が消え去った世界で、唯一それ以前の記憶を持つほむらと、それを知らない他の魔法少女達は、世に呪いを振り撒く魔獣と戦っていた……筈だった。 魔法少女達は人の悪夢から生まれる怪物"ナイトメア"と戦いながら、夢とも思えるような平穏な時を過ごしていた。 そんな世界に次第に違和感を覚えたほむらは、マミと共に暮らす魔女・ベベに目を付け殺そうとするものの、それを救おうとするマミやさやかと戦い、記憶を取り戻す。 マミもまた、ベベの正体・百江(ももえ)なぎさ(*2)との出会いによって真実を知る。 ここまで起きた事は全て、自分のソウルジェムの中で気付かない内に魔女になりかけていたほむらの力で作られた、偽りの世界での出来事だった。 彼女はキュゥべえ…インキュベーターによってその世界の中にある"マユの塔"に囚われ、ソウルジェムも円環の理を観測するという目的の下、外の世界(*3)で干渉遮断フィールドに閉じ込められたまま限界に達していた。 平和な日々や共に戦った記憶も、ナイトメアの存在(*4)も、彼女の願望が生んだ偽りのもので、街の姿も本物そっくりに再現された魔女の結界だった。 呼ばれていたマミも杏子も、円環の理となった筈のまどかでさえも(*5)、記憶を改竄(かいざん)されていた。 円環の理を支配し、いつか自身が語った魔女の誕生による感情エネルギーの搾取を企むキュゥべえを前に、決して彼等をまどかには触れさせないという一心で呪いを募らせるほむら。 そして、くるみ割りの魔女"Homulilly"(*6)(*7)の姿へと変わり果ててしまう。 「最後に…お別れを言えなくて…ごめんね…」 物陰から何かを覗き込むまどか。 路地裏を駆けるさやか。 歩道橋の上、立ち上がるマミと、その背後のベベ。 カフェのテーブルで、頭半分が欠けたほむらの向かいに座り、彼女に手をかける杏子。 マユの塔の上空を飛び回る、くるみ割りの魔女の手下(凶報)の大群。 自身の手下(刑の執行)の行列と共に行進するくるみ割りの魔女。その歯が次々に抜け落ち、手下(ネズミの駆除)へと変わる。 公園から巨大なギロチンが出現する。 魔女は腰のリボンを伸ばして道路を掻きむしり、ビルを破壊する。 マミ「あれが、魔女?」 さやか「怖がらないでやって。ああ見えて、一番辛いのはあいつ自身なんだ」 杏子「笑えねえな…」 キュゥべえ「待ってくれ! あれは暁美ほむらなんだ。君達は仲間と戦う気かい?」 まどか「キュゥべえ…」 杏子「へえ…あんた普通に喋れたんだ」 目を見開くだけで、キュゥべえは何も答えない。 マミ「残念だわキュゥべえ。これでもうベベの話を信じるしかないみたいね」 キュゥべえ「まどか。君ならほむらを救える筈だ。君が持っている本当の力に気付きさえすれば…」 さやかがまどかの肩に手をかける。 まどか「…!」 さやか「そいつは放っときなまどか。大丈夫。さっきあたしが教えた通りにやればいい」 まどか「…うん」 ベベ「パ、パパパパパパパパパパ、パルミジャーノ・レッジャーノ!!」 突然走り出したベベの姿が変わり、菓子と一緒にミキサーにかけられてガラスの型に流され、魔法少女・百江なぎさの姿に。 手にしたラッパからシャボン玉が噴き出し、結界の天井にヒビを入れる。 魔女の号令で、一斉に手下(刑の執行)達が突進。 さやか「慌てなさんな。あんたを外に出そうって訳じゃ、ない!」 自らの剣で胸を刺し貫くと、背中から噴き出した血を媒介にして、かつて恋慕を夢見た人魚の魔女が召喚される(*8)(*9)。 そして剣を指揮棒代わりに、さやかは使い魔の楽団を指揮する。 キュゥべえ「き、君達は一体…」 なぎさ「わたし達は、かつて希望を運び、いつか呪いを振り撒いた者達」 なぎさの周囲を走り回る、お菓子の魔女の手下(チーズの捜索)。 さやか「そして今は、円環に導かれ、この世の因果を外れた者達」 舞台を離れ、飛び立つ人魚の魔女。 スピーカーから現れる大量の薔薇園の魔女の手下(造園)(*10)。 人魚の魔女とくるみ割りの魔女が対峙する。 さやか「こうすればあんたの目を盗んで立ち回れると思ったのさ。インキュベーター」 さやかは五線譜の様な光の帯で足場を作りながら空中を駆ける。 そこからジャンプし…。 さやか「まどかだけに狙いを絞って、まんまと引っかかってくれたわね!」 手下(刑の執行)の群れを次々と斬り倒していく。 キュゥべえ「そんな…じゃあ君達もまた、円環の理…」 キュゥべえの映った窓ガラスを割る。 さやか「まあ要するに、鞄持ちみたいなもんですわ。まどかが置いていった記憶と力を、誰かが運んであげなきゃならなかったからね」 くるみ割りの手下(刑の執行)と薔薇園の手下(造園)の行列同士がぶつかり合う。 なぎさ「いざとなったら、わたしかさやかか、どっちか無事な方が、預かっていた本当の記憶をまどかに返す手筈だったのです」 薔薇園の手下(造園)の頭上を跳んで渡る、くるみ割りの手下(ネズミの駆除)。 なぎさは顔だけをお菓子の魔女(*11)のそれに変え、向かってくる手下(ネズミの駆除)の群れを手にしたケーキドームに閉じ込め、丸呑みにする。 さやか「ほむら1人を迎えに行くのに、3人がかりなんてね」 更になぎさは口から大きなシャボン玉を大量に吹き出し、天井のヒビの入った部分に打ち込む。 さやか「随分と手間かけさせてくれたもんだけど…」 くるみ割りの魔女が背中から伸ばした触手を、人魚の魔女は全て斬り刻む。 さやか「まあ…あいつの為なら、仕方ないか。ここまで頑張ってきた奴には、それなりのご褒美があってもいいもんね!」 手下(凶報)の群れを切り伏せる。 まどかの眼前のビル街に積み重なった無数の家具。 まどか「さやかちゃん…」 心配するまどかの背後から、空中ブランコにぶら下がったマミがやって来る。 まどか「!?」 まどかをキャッチ。 マミ「鹿目さん!」 空中で彼女を離し…。 マミ「私達も行くわよ!」 まどか「は…はい!」 まどかが伸ばした手を掴むマミ。 ピンクと黄色のリボンが二重螺旋の様に絡み合い、空中に伸びる。 まどか「!!」 着地したまどかは弓を構え、天井の割れ目めがけて矢を放つ。 更に広がる亀裂。 ほむら「やめて…もうやめて…! 私は、この世界で死ななきゃならないの!!」 拮抗し合うくるみ割り・人魚両魔女。 偽街の子供達がくるみ割りの魔女の手を伝って走り、使い魔同士の乱戦の場に飛び降りる。 子供達が走った所の薔薇園の手下(造園)が吹き飛ばされる。 それを見ていたなぎさの元にまどかが駆けつけ、抱きかかえて走り去る。 追いかける子供達に、委員長の手下が襲いかかる。 まどかとなぎさは薔薇園の手下(警戒)を連れて影の手下に乗り、魔女同士の戦いの場へと向かう。 工場のパイプの上を突っ走るさやか。 子供が投げた編み棒でパイプが爆発し、足場の上で子供と切り結ぶ。 さやか「だーかーら! 1人で背負い込もうと、するなってーの!」 突っ込んできた別の子供に吹っ飛ばされ、くるみ割りの手下(凶報・ブロッケン級)に丸呑みにされる。 しかし、何者かの斬撃を受け破裂する。 杏子「ちいっ! 訳分かんねえ事に巻き込みやがって…!」 助けたのは杏子だった。 街灯の上で、落ちてきたさやかを受け止める。 さやか「おっと…サンキュ…?」 杏子「胸糞悪くなる夢を見たんだ…あんたが死んじまう夢を」 水底へと落下していくさやかのイメージ。 杏子「でも、本当はそっちが現実で、今、こうして2人で戦ってるのが夢だって…そういう事なのか? さやか」 くるみ割りの手下(咀嚼)の群れが、クルミを一斉に吐き出す。 さやか「……夢って言う程、悲しいものじゃないよ、これ」 薔薇園の手下(造園)が、手から光弾を放つ。 マミのマスケット銃が手下(咀嚼)を撃ち抜く。 さやか「何の未練もないつもりでいたけれど…」 杏子の手を握る。 さやか「それでも…結局…こんな役目を引き受けて戻って来ちゃったなんて…やっぱりあたし、心残りだったんだろうね…」 薔薇園の手下(警戒)が、くるみ割りの手下(凶報・ブロッケン級)を体当たりで倒す。 シャボン玉を飛ばしながら空を駆けるなぎさ。 まどかの足元で、時折顔を覗かせる暗闇の手下。 くるみ割りの手下(刑の執行)達が一斉に投げた槍は、人魚の魔女には当たらない。 さやか「あんたを、置き去りにしちゃった事が…」 なぎさ「なぎさは、もう一度チーズが食べたかっただけなのです」 会話に割り込むなぎさの後に、落書きの手下もついて来る。 さやか「…おいこら! 空気読めっての!」 街頭から飛び降りるさやか。 涙の滴が杏子の槍に落ちる。 杏子「…」 手下(刑の執行)の群れの中に降り立ち、それを切り伏せるさやか。 杏子もそれに追いつく。 杏子「バッカ野郎!」 背中合わせから2手に分かれ、杏子がピンチに陥ってもすぐにさやかが加勢。 手下(刑の執行・ブロッケン級)が出現。 くるみ割りの魔女が、無数の触手を伸ばす。 杏子のそれと同じ槍を手にした人魚の魔女。 手下(刑の執行・ブロッケン級)の1人はビルを破壊し、他の個体はなぎさを捕まえようとするも、かわされる。 お菓子の使い魔(チーズの看護)と一緒に空中ブランコで空を渡るマミ。 どこからともなく現れた、パフェの様な列車砲。 マミが砲身の先に着地。 マミ「ティロ・フィナーレ!!」 砲弾が一撃で手下(刑の執行・ブロッケン級)を殲滅。 人魚の魔女の槍が天井を突き破る。 五線譜の足場を駆けるまどか。 まどか「ほむらちゃん!」 ほむら「やめて…まどか…」 まどかの放った矢が、くるみ割りの魔女の背後の天井に大穴を空ける。 かけらが雨霰の様に結界に降り注ぐ。 既に手下は倒された。 疲れたなぎさはマミにもたれて休んでいる。 破れた天井から、観測レンズを通してこの世界の様子を監視するキュゥべえ達。 なぎさ「…見えた!」 なぎさの顔が元の人の顔に戻る。 なぎさ「インキュベーターの封印なのです!」 さやか「…あれを壊せば、あんたは自由になれるんだ、ほむら!」 魔女の元を目指して、まどかは細い氷の道をひた走る。 さやか「インキュベーターの干渉を受けないまま、外の世界で、本当のまどかに会える!!」 空間に浮かぶ白い窓。 ほむら「…」 窓に映るのは、雨振る荒廃した見滝原市。 その中で、穢れたソウルジェムを持ったまま倒れているほむら。 倒れたまどかを抱きかかえる三つ編みメガネのほむら。 倒れていたほむらが、拳銃を手に立ち上がる。 再び窓の外。魔法少女姿のほむらが、三つ編みのほむらに拳銃を向ける。 まどか「ダメだよ、ほむらちゃん…独りぼっちにならないでって、言ったじゃない」 窓が開く。 ほむら「まどか…」 まどかが窓から手を差し延べる。 まどか「何があっても、ほむらちゃんはほむらちゃんだよ。わたしは絶対に見捨てたりしない。だから、諦めないで!」 荒廃した見滝原市。まどかが三つ編みメガネのほむらの顔に手を当て、ほむらは涙ながらに握り返す。 窓の外で、三つ編みのほむらもまどかの手に縋り付いて泣く。 魔法少女姿のほむらも、引鉄を引けない。 三つ編みメガネのほむらの涙が、まどかの顔にこぼれる。 ほむら「ごめんなさい…私、いくじなしだった…もう一度あなたと会いたいって…」 2人はくるみ割りの魔女の頭の上に。 ほむら「その気持ちを裏切る位なら…そうだ、私はどんな罪だって背負える…どんな姿になり果てたとしても!!」 ほむらの全身を取り巻いていた呪いが消えて元の姿に戻っていく。 ほむら「きっと平気だわ…あなたが傍にいてくれさえすれば…」 まどか「さあ、ほむらちゃん。一緒に…」 2人が弓を合わせる。 ほむら「ええ…!」 魔女の頭の彼岸花が木に変わり、桜の花が咲き乱れる。 舞い散る桜の中で、2人は巨大な弓を構える。 円環の理の紋章が現れ、桃色の眩い光が魔女の頭上から周囲を照らす。 まどか「ほむらちゃん、怖くない?」 ほむら「ううん、大丈夫…もう私は、躊躇ったりしない…」 2人の放った巨大な光の矢が遮断フィールドを突き抜け、月を射抜き、空に魔法陣が広がる。 そして無数の光の矢が降り注ぎ、観測装置周辺に群がるキュゥべえ達を殲滅していく。 キュゥべえ達「「「「「「「「「「訳が分からないよ…」」」」」」」」」」 ソウルジェムの世界は消滅し、そこには荒野が広がっていた…。 マミはベッドに横たわるほむらの胸の上にソウルジェムを置き、上空の月を見上げる。 ハコの手下や鳥カゴの手下に救出された恭介・仁美・中沢・和子・鹿目一家(*12)。 振り返るマミの向こうで、遠くを眺める杏子。 杏子「行っちまったのか? さやかも、あんたのベベも…」 歩み寄るマミ。 沈黙の後…。 マミ「いいえ…」 杏子「?」 空の一部が明るくなる。 マミ「…今ようやく、彼女を連れていくところよ」 光は一段と明るさを増す。 杏子「あれが、鹿目まどか…」 マミ「ええ……いつか私達を導く、円環の理…」 円形の模様が広がり、その中央の無限空間から花の道が地上へと伸びる。 象(*13)に引かれたカボチャの馬車に先導され、まどかが"アルティメットまどか"の姿で現れる。 まどか「そうだった…わたしは、ほむらちゃんの為に……こんな大事な事忘れてたなんて…」 さやか「ま、余計な邪魔が入ったからね」 馬車からさやかが答える。 さやか「ちょっとした、回り道になっちゃったかな」 その隣でシャボン玉を吹くなぎさ。 なぎさ「やれやれなのです」 目覚めるほむら。 その瞳に映る馬車、マミと杏子、そしてまどか。 まどか「待たせちゃって、ごめんね……今日までずっと頑張ってきたんだよね…」 ほむら「まどか…」 まどか「さあ、行こう…これからはずっと一緒だよ…」 ほむら「ええ、そうね…」 顔を背ける。 ほむら「この時を…待ってた…!」 口元に、歪んだ笑みを浮かべるほむら。 まどかがソウルジェムに手をかけようとした瞬間、その手を掴む。 まどか「…!? ほむらちゃん?」 ほむら「やっと……捕まえた…!」 ソウルジェムが一瞬光り、そこから不気味な色の感情エネルギーが溢れ出す。 杏子「お、おい!!」 マミ「な、何よこれ! 暁美さん!?」 なぎさ「ソウルジェムが、呪いよりもおぞましい色に…!」 さやか「何なのあれ!? 欲望? 執念? いや違う…暁美ほむら!! あんた一体…!」 ほむら「…」 エネルギーが更に広がる。 ほむら「理解出来ないのも当然よ…ええ…誰に分かる筈もない…」 マミ「…!」 耐えるマミ・杏子・なぎさ・さやか。 ほむら「この想いは、私だけのモノ…まどかの為だけのモノ…」 ソウルジェムが砕け、周囲の空間が歪み、ひび割れる。 まどか「ほむらちゃん…ダメ…わたしが裂けちゃう!!」 アルティメットまどかと人間のまどかの2つに分かれる。 ほむら「言った筈よ。まどか…もう二度と…あなたを離さない…!」 人間のまどかを引き寄せる。 エネルギーが周囲を塗り潰していく。 マミ「!」 杏子「!」 なぎさ「あっ!」 さやか「!」 そして地上も、地球も、宇宙も、銀河系も、因果律さえも侵食する。 闇の中を漂う糸巻き。 ほむらは口からソウルジェムを吐き、噛み砕く。 その破片が糸巻きと合わさり、紫と黒の結晶体として再構成され、彼女の掌の上に収まる。 キュゥべえ「…世界が書き換えられていく…この宇宙に、新しい概念が誕生したというのか?」 ほむら「そう言えば、あなたは覚えていなかったわね? 私にとっては2度目の光景だけれど…」 キュゥべえ「何が起きているんだ? 暁美ほむら、君は何に干渉してるんだ? 何を改竄してしまったんだ!?」 ほむら「…ふっ」 キュゥべえ「信じられない。呪いに染まったソウルジェムが、消え去る筈の君の魂が…何故…」 ほむら「思い出したのよ。今日まで何度も繰り返して、傷付き苦しんできた全てが、まどかを想っての事だった。だからこそ、今はもう痛みさえ愛おしい…私のソウルジェムを濁らせたのは、最早呪いでさえなかった」 キュゥべえ「それじゃあ、一体…」 ほむら「…あなたには理解出来る筈もないわね。インキュベーター」 手が泡となって消える。 ほむら「これこそが、人間の感情の極み。希望よりも熱く、絶望よりも深いモノ…"愛"よ」 結晶体を飲み込む。 トカゲを象った紋章が浮かび上がる。 キュゥべえ「君は一体、何者なんだ!? 魔法少女でも魔女でもなく、一体どこに辿り着こうとしてるんだ!?」 美しくも妖艶な、黒いドレス姿へと変わるほむら。 ほむら「そうね…確かに今の私は、魔女ですらない」 背中から翼が生え、漆黒の羽根が舞い散る。 ほむら「あの神にも等しく聖なる者を貶めて、蝕んでしまったんだもの。そんな真似が出来る存在は、もう"悪魔"とでも呼ぶしかないんじゃないかしら」 キュゥべえ「…これではっきりした。君達人類の感情は、利用するには危険すぎる。こんな途方もない結末は、僕達では制御し切れない」 ほむら「あら、そう?」 逃げようとするキュゥべえを左手で掴み…。 キュゥべえ「わっ!」 ほむら「でもね。私達の世界に湧いた呪いを処理するのは…これからも、あなた達の存在が必要なの」 手から離して指で摘み…。 ほむら「協力してもらうわよ?」 右人差し指で頭をくすぐる。 ほむら「…インキュベーター」 今や、ほむらの奴隷に等しい存在にされたキュゥべえ。 彼女の力で生み出された新しい宇宙。 街の空中に漂う蓄音機。やがて火花が飛び散り、弾け飛ぶ。 まどかへの愛を以て円環の理に叛逆し、あまつさえそれを引き裂き、奪った者…悪魔となったほむら。 彼女によって、再び世界の因果律は書き換えられた──。 この続きは劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語のエンディングをご覧下さい。