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757 :711です 上げちゃったよ・・・PC慣れねー [sage]:2011/06/04(土) 21 16 34.61 ID PnO+u+860 俺、高坂京介は今、あやせの家の前ににいる。何故かと問われれば 、 あやせ「お兄さん、ご相談があります」 と、お決まりのセリフで呼び出されたからだ。 京介「しかしな~、浮かれて来ちまったが、どうせまた手錠をかけられるんだろなぁ…」 憂鬱だ ガチャ あ、誰かでくる あやせ「あ、お兄さんでしたか。ずっと家の前にいたので変質者かと思いました。どちらでも大差ありませが」 京介「俺を呼んだのはお前だからな!!」 登場するなり酷い言いぐさだ あやせ「では、家に入る前にお手を」 京介「ああ、分かっていたさ…」 カチ あやせ「で、こっちは私にっと」 カチ ん? 京介「あやせ?なんで自分に手錠を…って、あれ!?」 なんで俺とあやせが手錠で繋がれてるわけ!? 京介「あ、あやせさん?これは一体?」 あやせ「お兄さんを『確実に』逃がさないためですよ?」 あやせさん!その目を止めて!最近トラウマになりかけてんだよ! 京介「そ、そうか…」 手錠のおかげであやせが至近距離に居るというのに震えがとまらん それからあやせの相談はつつがなく終わった。案の定桐乃のことだった。 京介「じゃ、相談も片付いたし,俺帰るわ」 ガチン あやせ「痛っ!」 京介「あ、悪い手錠したままだったな」 てか、手錠してるのを忘れるってどんだけ慣れてんだよ。嫌だな… あやせ「もう。今外しますから。…あれ?ここじゃなかったかな?」 京介「別に焦らなくいいからな~」 あやせ「お、お兄さん…とても言いにくいのですが…」 京介「ん~?」 あやせ「鍵、なくしちゃいました。テヘ」 そっかー、鍵無くしちゃったかー 京介「って何ぃ!?」 どうすんだよこの手錠!? 京介「こ、壊せないのか?」 あやせ「本物の手錠ですから、それは無理だと思います」 マジか…てか本物の手錠って…どこで手に入れたんだよ… あやせ「た、多分さっき桐乃たちと出掛けた時に落としたんだと思います。」 なんでお前は普段から手錠を持ち歩いてんだよ!? 京介「落としたって…ここに無いんじゃ同じだろ」 あやせ「だ、だから探しに行くんです!」 京介「手錠したまま外に出られないだろ」 あやせ「手錠の輪の部分は服の袖で隠して、鎖は手を繋ぐようにして挟めば分かりません」 京介「マジでか…」 そんなわけで俺たちは今、いつぞやのスイーツショップ前に来てた 京介「またここか…」 あやせ「お財布に入れていたので、出した場所の何処かだと思うんですけど…」 京介「まあ、入るか」 カラン 店員「いらっしゃいませー(カップルかリア充爆発しろ)」 京介「すみません。ここに鍵の落とし物ってありませんでしたか?」 店員「ああ、はい。少々お待ちください、確認してきますので」 あやせ「聞くだけじゃ悪いですし、席について何か頼みましょう。さっきと同じ席にして周りにおちてないか、見てみます」 京介「そうだな」 あやせについて行き奥の席に座る。すぐに店員が鍵をいくつか持って来てくれた。ついでに俺はコーヒー、あやせは紅茶とケーキを頼んだ。 京介「あったか?」 あやせ「……無いですね」 京介「そうか。他に心当たりはあるか?」 あやせ「う~ん…あとは映画館とアクセサリーショップ位ですかね」 京介「そうか、じゃあ飲み終わったら近い方から行くとしよう」 因みに店には他にも客は居るのでテーブルの上で手は繋ぎっぱなしである。 そんなわけで、先ずはアクセサリーショップである あやせ「とりあえずお店の中を一通り見て回りしょう」 京介「そうだな」 そう言って俺は下を気にしながら歩いているんだが あやせ「あ、これ可愛いですね。でもちょっと派手かな?お兄さんはどう思います?」 京介「あ、ああ。あやせになら良く似合うと思うぞ」 なんか普通にショップピングを満喫してませんか? 店員「お客様、ネックレスをお探しですかぁ?」 京介「え、俺ですか?」 どうやら考え事をしていてネックレスコーナーを凝視していたらしい 店員「こちらならシンプルなので清楚な彼女さんにもぴったりだと思いますよぉ」 彼女とはあやせの事だろう。そりゃそうだ、こんな店に手を繋いで仲睦まじく見て回りゃカップルに見えるわな。 だが待ってくれあやせは俺の事を近親相姦上等変態鬼畜兄貴だと思い、酷く嫌っている。そんな男てとカップルに間違われた日には俺の命は無いに違いない あやせ「そうですか?京介さんはどう思います?」 京介さん!? カップルのふりか!? 確かに手錠云々がばれては面倒だが・・・ 京介「い、良いんじゃないか」 恐ろしい…今は店の中だからニコニコと大人しいんだ。天使の笑顔に騙されるな。店を出たとたん、あやせは反対側に何も無い手錠をぶら下げて家路につくんだ その後店員と適当に話し、ついでに鍵の事を聞いたが見つから無かった(あれ?なんで鍵がついでになってるんだ?) 京介「あの、あやせさん?」 あやせ「なんですか?」 京介「お、怒ってないんですか?」 あやせ「何をですか?」 京介「さっきカップルに間違われたとか…」 あやせ「そんな事でいちいち怒ったりしません!人を何だと思っているんですか!」 だってあやせだし… あやせ「次は映画館です。行きましょう」 京介「流石に映画館の中をうろつく訳にはいかないからな、落とし物を調べてもらおう」 あやせ「そうですね。あ、この映画今日公開だったんだ。観たいなー」 どうやら今日公開の恋愛物の映画があるらしい 京介「あれ?今日桐乃と観にきたんじゃねーの?」 そこで鍵を落としたって言ってたし あやせ「今日は桐乃のすすめでアニメ映画を観たんです」 京介「そ、そうか… どう、だった?」 あやせ「面白かったですよ。魔女っ子物は幼い頃は観てましたし。ああいうものなら、まあ悪くはないです」 京介「そっか、ついでだし映画観てくか?」 あやせ「本当ですか!早速行きましょう!」 京介「うわっ!急に走るなよ」 あやせ「はやくはやく!」 そして映画館に入っていった。定番のポップコーンを買ってやると言ったんだが、モデルであるあやせは常に体型を気にしているらしく、断られてしまった。 十数分後 映画が始まる。 正直、男子高校生の俺にはこの手の恋愛物は退屈で、終わった後は女優のおっぱいが大きかったこと位しか覚えてなかった あやせ「凄く良かったですね!お兄さん」 京介「あ、ああそうだな」 あやせ「お兄さんはどこのシーンが良かったと思います?」 京介「え!?」 まさか女優のおっぱいしか覚えてないとは言えない。急いで思い出せ!頑張れ俺の脳みそ! 京介「あー… あれだ!普段は嫌っているけど、実は妹は主人公のことが好きで、主人公と付き合っている妹の親友がそれに気づいて、一方的に主人公と別れ、それ悲しむ主人公を妹が慰めて、妹が親友を説得するシーンが良かったと思うな!自分が好き人を、兄貴とはいえ親友に譲るなんてなかなかできねーよ!あんなカッコいい妹滅多に居ないぜ?羨ましい限りだ!いやー俺もあんな妹が欲しいぜ!」 あやせ「い、意外としっかり観てたんですね…退屈してる様に見えたので…」 あれ?あやせ少し引いてない? あやせ「あ、私パンフレットと買いたいんですけど」 京介「ちょうど出入口の所だな、ソレぐらい奢るぞ?」 あやせ「自分で出しますよ」 京介「しかし、結局鍵も見つからないな。ここにも落ちて無かったそうだし、もう夕方だ」 スタッフの人に聞いたが鍵は幾つかあったが、お目当てのものは無かった どうしたものか… あやせ「そうですね、きゃっ!」 チャリーン 女の子「あ、ごめんなさい!」 女の子がぶつかって財布の中身をぶちまけたらしい 京介「大丈夫か?」 小銭を三人で拾っていると、なにやら鍵のを見つけた。 京介「んんー?」 なんだか見覚えのある形だ。どこだったか…確かあやせの家だったような… 京介「あやせの家?」 そういえば、この鍵は… 京介「見つけたーー!」 映画館外 京介「結局あやせの財布の中にあったとは…」 あやせ「そ、そうですね。小銭に埋もれて気づかなかったです」 全く人騒がせな 京介「早速手錠を取ってくれ!」 あやせ「………」 京介「あやせ?どうした?」 あやせ「え?あ、はい今外します」 カチャ よっしゃー!取れた!自由だ! だが 京介「あやせ?もう手を離しても良いんじゃないか?」 いや、俺は良いんだけどね あやせ「もう少しだけ…」 京介「え?」 あやせ「な、何でもありません。」パッ 京介「? 少し顔が赤いか?体調悪いのか?」 あやせ「…何でもありません。それよりお兄さん」 京介「何だ?」 あやせ「怒らないんですか?」 京介「何をだ?」 あやせ「結局、鍵は私が持ってたのに、色々連れまわしてしまって…」 京介「怒んねーよ、大体手錠かけといて今更すぎるだろ。それに」 あやせ「それに?」 京介「デートみたいで楽しかったしな」 あやせ「そうですね。またデートしましょうか?」 京介「マジで!?」 あやせ「冗談ですよ。さあ帰りましょうか」 京介「そ、そうか…。そうだな、帰ろう」 こうしてあやせとの手錠デートは幕を閉じた 後日談…ではないが今回のオチ 桐乃「あんた、今日あやせと出掛けたんだってね」 家帰るなり、桐乃に正座をさせられている 京介「なんのことだか分からんな。あやせと俺がデートだなんて親父がオタク趣味に目覚める位あり得ねえよ」 桐乃「とぼけんな!街であんた達を黒いのが見てんのよ!」 京介「マジ!?」 桐乃「し、しかも恋人みたいに手を繋いでたって…」 その後、訳を話すも、当然桐乃が聞き入れるわけもなく、一週間ほど理不尽な人生相談が俺を襲う
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公務員共通 勤務時の服装 警察及び救急隊は勤務中必ず制服を着用すること。 業務について 出勤中であるならば、いかなる場合も作業を中断し業務や通知を最優先とすること。 緊急車両について 私用での社用車及び救急隊・警察ヘリの使用を禁止する。(パトロールは含まない) 復職について 公務員が汚職をした場合、再び公務員につくことは出来ない。 就任について 公務員は各機関の代表との面接を行った後、合格の場合就任を可能とする。 備品の横流しについて 警察及び救急隊は、仕事場の備品及び押収品を他者に渡し、それが発覚した場合、嘘をつかずに正直に話すこと。 歪みへの対応について 警察及び救急隊は、歪みによる犯行の失敗を犯罪者が訴える場合、罰金・刑期・請求を1/4以下の値で行うこと。(1/4以下であれば警察、救急隊の裁量で減刑減額可能) 犯行人により減額の必要がないと申告があった場合はこれに準じない。 ※悪用・乱用禁止 退勤について むやみに退勤することを禁止する。 自分以外町に出勤可能な者がおらず、やむを得ず退勤する場合を除いて、原則1人は出勤状態であること。 救急隊の手錠について 救急隊は手錠を6番キー(盗めない)に入れることを禁止する。 また、救急隊クラフトで作成した手錠を悪用することを禁止する。 ※犯罪者に盗まれ使われる(悪用される)のは禁止されません。 (補足) ちなみに、救急隊の方が汚職を働いて【犯罪者クラフトで作成した手錠】については 好きなように使って頂いて構いませんし、6番に入れて頂いても構いません。 ただし、警察等に手錠について(救急隊の備品か犯罪者クラフトか)聞かれた場合は 嘘偽りなく答えてください。 副業について 警察及び救急隊は副業を禁止する。 石堀について 公務員の石堀は禁止します。 救急隊緊急車両について コメットを購入する場合、カラーリングを必ず変更してください。 プライマリ:レッド セカンダリ:イエロー に変更してください。 カスタムは禁止です。
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ナイトライダーを殺した報復としてトーカッター率いる暴走チームにより休暇を取っていたマックスを追いその息子と妻は重傷を負わされ、悲しみと怒りを買ったマックスは復讐としてトーカッターとその一味を追い詰めた末にトーカッターとその一味を倒し、残りの一味であるジョニーの行方を追った末に奪った車の事故で遺体を隠そうとしたジョニーをマックスは見つける。 マックスは運転手の遺体の靴を履こうとするジョニーにショットガンを突きつける。 ジョニー「違うんだよ、その…しないでくれよな、これは俺が…俺が来た時にはもうひっくり返っていたんだ」 するとマックスは転倒した車からガソリンがもれているのに気づく。 ジョニー「この男もその時に死んでたんだよ…どうしようもねえだろ…」 マックスはジョニーの出鱈目な嘘を信用せず、再びショットガンを突きつけ手錠をジョニーの元に投げつけて置く。 マックス「足首だ」 ジョニーはマックスの指示通りに足首に手錠をかける。 ジョニー「こうかい…?。何しようって言うんだ?…よせ!…ああ!足が千切れるよやめてくれよ!頼む!おれは何もやってないんだよ本当だよ!本当だってば!頼む聞いてくれ!頼むよ話しを聞いてくれよ!あんたの家族を殺したのは俺じゃねえよ!他の奴らだ俺は反対した、ほ…ほんとだあいつは皆…」 マックスは手錠ごとジョニーを引っ張りだした後、車の部品に手錠をはめ、ジョニーの首にあった飾りを取る。 ジョニー「どうしようっていうんだ、いったい何を、おい…何をしよっていうんだ?待ってよ聞いてくれよ、俺は何もしてねえよ!俺は病気なんだ。ねえ罪にならねえって判事も言ってたぜ。あんたも聞いたろ?、俺を殺そうってんじゃねえよな?。やめてくれよ俺は何もしてない。ブーツを盗もうとしただけで殺そうと…」 マックスは車の中にあったものから何らかの準備をしていた。 ジョニー「そいつは最初からくたばって…だからもういらねえと思って…」 マックスは車の周りからのこぎりを取り出した。 ジョニー「何をする気だお…お…教えてくれ。縛りつけて、どうしよっていうんだ」 マックス「その手錠と鎖と超合金で出来ている。手錠を抜けだすのに10分やろう。もし運が良ければ5分で自分の足を切り離せる」 ジョニー「てめえは狂ってる!戻っていけるわけじゃねえだろ!ああ頼むよ置いてかないで!俺は死にたくねえ!待って頼む!死ぬのはやだー!お願いだ!」 マックスはジョニーを無視し、足が負傷した影響かロボットように歩き車に乗り立ち去ると車周辺にいたジョニーは爆発に巻き込まれて死亡した。 最後はマックスが全速力で車を走り本部に戻ろうとしたところで終わる。
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【グール・ビギンズ】 名前;グール・ビギンズ 容姿:赤髪でイマドキの髪形。 両腕が包帯グルグル巻きで顔も目以外包帯で見えない。 黒いコートやズボンで見えないが全身包帯が巻いてある。 両腕の包帯は少し余っている。 両手首に少し大き目の手錠があり、無理やりひきちぎったような鎖が付いている。 服装:黒いコート(腕のところは破れている)で下はズボン コートとつながっているフードをかぶっている。 唯一見える目もフードで見えなくなっている。 性格:残酷で冷静。 だが温厚で優しいところも・・・? 武器:巨大な大剣 能力1:「鉄のような心を持つ王はやがて天に立つ」 両腕の手錠の鎖が伸びていき刀のように鋭くなる。 そして自由自在。 能力2:「爆炎のような憤怒を持つ王女はやがて地獄の王女となる」 全身が炎でつつまれ自らが武器となる。 恐ろしいことにグールが憤怒でつつまれたときこの能力は制限がなくなる。(普段は制限あり) 能力3:「天のような輝きをもつ神は光を放ち、最大の防御を作る。」 四方に打撃でしか壊れない光の壁を作りその壁を攻撃した刹那その攻撃分の力を跳ね返す 備考:その昔グールの肉親が国の王に殺され王を殺した。 その罪で十字架にかけられ手錠をかけられ斬首された。 だが斬首では死なず笑った。 そして手錠についている鎖を引きちぎり国を一人で滅亡させた。
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908 名前:【SS】107 1/2[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 20 33 39.84 ID aN5iYoDf0 [3/4] 桐乃「ねぇ、ちょっと手を出して」 京介「こうか?」 桐乃「えい♪」 カチャリ 京介「うぉ!なにいきなり手錠かけてるんだ! ま、まさかおまえ、本当は髪を染めたあやせか!?」 桐乃「そんなわけないじゃん。 それになんであやせなの?」 京介「それはだな……」 京介(本当のこと言ったら殴られるよな……) 京介「……あやせならやりそうだろ?」 桐乃「む……確かにあやせならするかも…… ……ちょっと不自然な気がするけど、納得してあげる」 京介「それで、なんでおまえは俺に手錠なんてかけたんだ?」 桐乃「こうするためだよ」 カチャリ 京介「うぉぉぉ!なんでおまえの手にも手錠かけてるんだ!? これじゃあ離れられなくなっちまっただろうが!」 桐乃「それが目的だからね」 京介「おまえもしかして……離れたくないくらい俺のこと好きなの?」 桐乃「~~~!!!! そ、そうじゃなくて! えっと、きょうは…………の日だから…… こうすれば絶対にあんたが……されることはないし……」 京介「?もっとはっきり喋らないと聞こえないぞ」 桐乃「~~~! と、とにかく!今日は一日中こうしてるの! わかった!?」 京介「一日中って…… 今日は都合よく親父たちは留守だから一緒にいるだけなら問題ないけどよ、 トイレとかどうするんだよ」 桐乃「そういうときにはちゃんと手錠はずすから」 京介「そういうことなら……まあいいか」 京介(一日中桐乃と一緒にいられるしな) ・・・・・・夜・・・・・・ 桐乃「それじゃあそろそろお風呂はいろっか」 京介(ほっ。これでしばらくは桐乃から開放されるか。 桐乃とずっと一緒なのは嬉しいけどよ、さすがに手錠でつながれてるとリラックスできねえからな。 桐乃がお風呂に入ってる間に今日は何の日か調べとかねえとな) 桐乃「じゃあ手錠外すから、部屋で水着に着替え終わったら部屋の前で待っててね」 京介「え? まさか、一緒にお風呂はいるのか?」 桐乃「し、仕方ないじゃん! あたしがお風呂に入ってる間にあんたが……されたら困るし……」 京介「なん……だと……?」 京介(桐乃と一緒にお風呂に入れるだと!? 今日は本当になんの記念日なんだ!?) 桐乃「その……いや?」 京介「嫌なはずねえだろうが! ひゃっほう!最高だぜ!」 桐乃「……キモ!」 909 名前:【SS】107 2/2[sage] 投稿日:2011/10/07(金) 20 33 58.23 ID aN5iYoDf0 [4/4] ・・・・・・就寝・・・・・・ 京介「やっぱり寝る時も繋がったまんまか」 桐乃「うん。寝てるときこそ危ないから」 京介「桐乃、結局今日はなんの日なんだ?」 桐乃「……ヒミツ。 ヒントだけ教えてあげると、『ゴロ合わせ』かな?」 京介(こんな素敵なイベントが発生する、107のゴロ合わせねぇ……一体なんなんだ?) 桐乃「……それじゃあ、おやすみ」 京介「ああ、おやすみ」 桐乃「…………」 京介「…………」 桐乃「……………………」 京介「……………………」 京介(……………………!) 京介「…………なあ桐乃」 桐乃「なに?」 京介「手錠でつながなくても、俺は誰かに盗まれたりしねえよ。 ずっとずっと、おまえの側にいてやる」 桐乃「!!! ……でも、あんたは何時もどっかに行っちゃうじゃん。 まなちゃんに奪われたり、黒猫に奪われたり……」 京介「……そうかもな。 それに関しちゃ言葉もでねえよ」 桐乃「だから―」 京介「それなら、手錠じゃなくて、おまえの魅力で繋ぎ止めてくれよな」 桐乃「~~~!!!!~~~!!!! キモ!キモ!!このシスコンまじキモい!!! なんでそんな歯の浮くようなセリフを言えんの!?」 京介「そりゃ、『盗難の日』となりゃあの有名なセリフを思い浮かべちまうからだろ? 『ルパンは大変なものを盗んでいきました』てな」 -------------
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まず、灰皿をどこか遠くに隠し、タバコ類を全て水に浸してから捨てます。 靴の中に画鋲を入れます。 そして、手錠(鍵付)をどっかで買ってきます。 手錠を手ではなく、「足」にかけます。 手錠が足から外れないことを確かめます。(重要) 鍵を飲み込みます。 そのまま生活します。 吸いたい欲求に負けそうになり、外にタバコを買いに行きそうになったら気にせず靴を履きましょう。 飯が冷蔵庫からなくなり、外に買いに行くときのみ外出しましょう。 靴の中の画鋲は取っちゃだめだよ。 要はね、ヘビースモーカーはタバコのない閉鎖された環境で日々暮らすしかないのさ。 ニートやヒッキーなら結構簡単にできんじゃね?Let s try!!!
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注)修正版をまとめています。 ※バカップル、アホの子注意 相手を監禁。よくある話だ。だが。 「どうするかね?」 「俺に聞くな。」 お互いじゃれているうちに、手錠がお互いにはまってしまったというのは、流石に予想外過ぎた。 現在、私達はお互いに一本ずつ棒を首の後ろにつけ、両手首を手錠で縛られた形になり、向かい合わせで座っている。 所詮玩具の手錠なのだが痛くないように、ファーをつけておいた。 キョンもどうやら、同じ気遣いをしていたようで、私達は現在、ファーがついた手錠で手首を固定されている。 まぁよくある話だよな。浮気癖が直らない彼女をとっちめる話。散々にくすぐり倒し、仕置きをしてやろうとしたんだが…… 端から見ると、へんてこなSMプレイ。または強盗に入られた後だ。いや、好意的に解釈されても後者はないかな?まぁキョンとならば前者と取られても、私は一向に構わないけど。 「大体、キミが悪いんだ。」 「お前だろ。『キミが身動き出来ないように縛り上げて、何も見えない、何も聞こえないようにして差し上げたい。 そうすれば、僕のことだけを考え想い続けるでしょ?』と抜かしたのを忘れて浮気しやがって。」 「浮気はキミだ。キミなんて『この髪も、耳も口も目も、誰にもやらない。誰にも渡さない。全部全部、俺のモノだ。』と言ったじゃないか。」 睨み合う二人。そこに橘と古泉から仲裁を頼まれた藤原が来たが…… 「……すまん。邪魔をしたか。」 そっと部屋のドアを閉じようとする藤原。二人は藤原を向いた。 「邪魔をした?わかってるじゃないか。」 「あぁ、そうだよ。邪魔だよ、未来人。」 「「邪魔だとわかってるなら、わかってるなりの対応をして欲しいものだ。」」 二人でやれやれ、とジェスチャーをする。その時。傾いだ棒が手錠からするりと抜けた。 どうやら、抜けようと思えばいつでも抜けられたらしい。 ……どうやら超能力者達に一杯食わされたようだ。 家の外では古泉と橘が、泣きながら出てくる藤原を出迎えた。 「行かなくて正解だったのです。」 「全くです。未来人にお願いして正解でしたね。」 「みくる姉さぁーん!こいつらが僕をいじめるよぉーっ!」 END
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放課後のヤンデレラ(仮 まだタイトル募集中 いいのあったらよろしく この企画のテンプレ ●シナリオ募集 登場人物はwikiを参照してみてください http //www36.atwiki.jp/nijiura_yandere/ あらすじに沿わない新ルートを増やしても全然OK ●イベントCG絵描き募集 画風をあわせる必要無し!描きたいシチュを描こう 好みのルートがなければ絵先行でいけばいいじゃない 塗りのみ線画のみラフのみありありで ●質問募集 ヤンデレヒロインにさせたい質問、また答え 内容は自由、ぞんぶんにはっちゃけてOK ●その他のアイデア、設定も募集しています ●概要 場所:学校の体育倉庫 時間:放課後も過ぎた夜 登場人物: としあき …倉庫に手錠でくくられる 綿貫きざみ…倉庫でとしあきとふたりきりでおはなし 天童美咲 …倉庫の外できざみにばれないようにとしあきに助言 ●あらすじ(導入部) 冴えない毎日を送るとしあき。 そんな彼の唯一の楽しみは学校一の美少女の「綿貫きざみ」を遠くから眺めることだった しかし最近ただひとりの女友達「天童美咲」を通じて彼女と話すことができるようになった そんなある日… 天童美咲「ちょっといい? としあき 体育倉庫に来てもらえるかな」 体育倉庫にたどりついてからは記憶がないとしあき 後ろ手に配管を通して手錠をかけられている 目の前には、彼女「綿貫きざみ」の姿があった ●説明 綿貫と天童がとしあきを体育倉庫に監禁する計画をたてる 計画の概要は、としあきを体育館裏に呼び出す→天童が気絶させ体育倉庫に運び込む→ →天童の用意した「手錠」で後ろ手に配管を通してかける(天童が綿貫に襲いかからないための保険) →綿貫の気がすむままにする(綿貫の希望)→天童から家の方に自分の家に宿泊する旨を伝える →天童は手錠の鍵を綿貫に預け帰宅(本当はきざみに秘密でこっそり様子をみている) 綿貫の目的:私を幸せにしていくれる白馬の王子様「としあき」のこともっと知りたい もうストーキングだけじゃこの気持ちもう抑えられない、この機会にあわよくば… 天童の目的:綿貫のこと好き、でもこの想いを伝えて友達でいられなくなるのは嫌 そしてどうやら綿貫には好きな男が出来たと言う、ここで男の醜さを知ってもらえれば… 所詮男なんて… だけどまさか綿貫の好きな奴が親友のとしあきだなんて… ●おおまかな流れ(詳しくはプロットへ) 状況の異常さにきづいたとしあきは手錠を外して脱出を試みる なんとか綿貫に刺激を与えないようにする ↓ 質問タイム(間違った答えで即死亡) ↓ いくつかの質問をくぐりぬけるとエッチシーンへ ↓ マルチエンド
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1294505746/425-441 AM3 15―――高坂家 京介の部屋 「―――桐乃‥‥‥起きてるか?」 俺は、俺のベッドで寝息を立てている桐乃に囁いた。 「う‥‥‥うん? 寝てたに決まってんじゃん」 眠りを掻き乱された桐乃は、いつも以上に不機嫌な様子で俺を睨んだ。 「‥‥‥いいか?」 「何よ?」 「ちょっと、我慢できなくなって‥‥‥」 桐乃はビクッと体を震わせ、全身を硬直させた。 「―――ッ!!! ちょっと、ナニ言ってんの?」 「仕方ないだろ! 限界なんだよ!!」 「ちょ、そんな大声! お父さんとお母さんが起きちゃうでしょ」 「二人ともいねえだろ」 「―――ッ!!‥‥‥」 親父とお袋が不在なことを思い出した桐乃は弱々しい声で言葉を紡いだ。 「どうしても、我慢できない‥‥‥?」 「ああ、もう無理!」 「‥‥‥じゃあ、いいよ‥‥‥」 「本当に?」 「こうなるのをずっと待っていたんだから‥‥‥」 「ありがとう」 「バカ兄貴‥‥‥やさしくしてよね‥‥‥」 桐乃は観念したような顔をして、細い体を縮こまらさせた。 それにしても―――クソ、あやせのヤツ!! 10時間前―――新垣邸 あやせの部屋 「お兄さんって、ガチ変態なんですよね?」 はぁ? ガチ変態? 俺が? てか、あやせさん「ガチ」って言葉を使うようになったのですか? 俺があやせから自宅に誘われるのはこれで2回目。 ただし今回は桐乃同伴って条件付きだけどな。 俺たちを呼び出して一体何をするのかと思いつつ、 期待と不安が8対2の割合で新垣邸を訪ねたらこの有様だ。 要するに「近親相姦上等の変態鬼畜兄貴」である俺を糾弾するハラらしい。 「桐乃もそう思うでしょ?」 「はい、兄は妹に性的な興奮を覚えています」 「オイ、冗談も大概にしろ!」 「うっさい! シスコン!」 「シスコンなんかじゃねえよ!」 「フンッ!‥‥‥ あやせ、ごめんね、トイレ貸してくれない?」 桐乃は嫌な冗談を放った後、流れを変えるつもりなのか一旦中座するようだ。 「もちろんいいよ。ではお兄さん、両手を前に出してください」 あやせの手には金属の光沢目映い手錠が。 ん?‥‥‥手錠プレイですか? 冗談じゃねえよ。 「え? あやせ!? なにそれ?」 「だって、桐乃がトイレに行っている間、 お兄さんと二人きりになるなんて気持ち悪いじゃないの」 「‥‥‥‥‥」 見ろ。桐乃まで目が点になっているじゃないか。 「さあ、お兄さん、早く手を‥‥‥」 手錠を持ったあやせが光彩を失った目で迫ってくる。 その瞬間、目の前が真っ暗になった。 「きゃ、なにこれ? 停電?」 桐乃が声を上げる。 シメタ―――。この闇に乗じて逃げてしまえ! 俺は立ち上がり、この部屋のレイアウトの記憶を頼りに、闇の中ドアに走った。 「逃がすかァ!!」 ひいいいッ! あやせのヤツ、なんて声を出すんだ! 光彩を失った瞳が闇の中で鋭い光を放った。そう思った瞬間、 俺は腕をあやせに掴まれ引き倒された。 倒れた先には桐乃がいたらしく、甘い香りがした。 ラッキースケベなんて思うなよ。これは事故だ。 俺の右手首に手錠の冷たい感触が食い込むと同時に「がちゃっ」と音がした。 そしてもう一度「がちゃっ」という音。 親父が我が息子の手錠姿を見たら嘆き悲しむだろうな。 最悪だ―――。あやせと関わると本当にロクなことがない。 しかし、停電から復帰して明かりが再び灯ると、事態は最悪を通り越し、 想像を絶するほどに悪いことに気づくのに時間はかからなかった。 俺の右手にはあやせが叩き込んだ手錠が嵌っている。 そして左手は‥‥‥いつも通りだ。何も嵌っていない。 あやせのヤツ、失敗したのか、と思って立ち上がると、 「ちょ、痛い!」 左手に手錠を嵌められた桐乃が叫び声をあげた。 冷静に整理してみようか。 あやせの理不尽な手錠プレイから逃れるため、 俺は闇に乗じて逃亡を図るも、 あやせに腕を掴まれて倒れ込み、 混乱の中、あやせは俺と桐乃を手錠でつないだ ←今ココ 「間違えちゃった。てへっ」 あやせたん可愛い。でも――― 「「『てへっ』じゃない!!」」 俺と桐乃の同時ツッコミを受けたあやせは手錠のカギを探し始めた。 「えーっと、手錠のカギ、カギ、カギは‥‥‥」 「‥‥‥どうしたの、あやせ?」 桐乃が不安そうな声であやせに話しかける。 一方、俺には漫画並みの陳腐な展開が透けて見えてきた。 こういう場面ではカギが見つからないんだよな。 いや、まさかそんな、ねえ? あやせさん。 しかしそんな俺の甘い見通しは打ち砕かれた。 「ごめーん桐乃、カギ無いや。てへっ」 いや、だから『てへっ』じゃないっての。つかどうすんだよ。この状況。 ただでさえ仲の悪い俺と桐乃が手錠で結ばれたままって‥‥‥ 見ろ。桐乃だって顔面蒼白だぞ。 「ねえ、あやせ‥‥‥‥‥あのさ‥‥‥」 その顔面蒼白の桐乃がモジモジしている。 ん―――? そういえばコイツ、さっきトイレに行こうとしていたよな。 あれは場の流れを変えるものじゃなくて、マジだったのか。 「‥‥‥もしかしてトイレか?」 「ぐぅっ!」 「行けばいいだろ? トイレ貸してもらえよ」 「この状態で行けると思うの?」 「ああそうか。じゃ、ついて行くよ」 「―――ッ!! ついて来てどうする気? この変態!!」 「変態とは何だ! 別について行きたいわけじゃねえよ!!」 「うるさい! このシスコ‥‥‥‥‥あ、あやせ!?」 桐乃が何かに驚いたような声を上げた直後、 俺の頭には何か鈍く重い衝撃が伝わり、俺の目の前は真っ暗になった‥‥‥ 「お兄さん、しっかりしてください!!」 麗しのラブリーマイエンジェルの声で俺は目を覚ました。 「一体、俺どうしたんだ?」 「いきなり倒れてしまったんです。疲れているんじゃないですか? ねえ桐乃」 「え! えぇ‥‥‥そうかも‥‥‥ね」 「トイレはどうした?」 「お兄さんが倒れている間に行ってきました。ねえ桐乃」 「ええ!? う、うん‥‥‥」 「やだっ! お兄さんの頭にコブがありますよ! 倒れて頭を打ったんじゃ?」 「ああ、そういえば、ちょっと頭がズキズキするけど‥‥‥」 とりあえず、トイレ問題は解消されたようでひと安心だ。 ―――それにしても、ちょっと気になったことがひとつ。 さっきまでテーブルの上にあったクリスタルの置物が粉々になっていた。 俺が気を失っている間に地震でもあったのだろうか。 PM6 45―――新垣邸から高坂家への途上 「ちょっと、あんまピッタリくっ付かないでよ!」 「仕方ないだろ、この状態じゃ」 結局、手錠のカギは見つからず、合鍵の手配が明日になってしまうので、 今日のところは家に帰ることに。 あやせは桐乃に携帯用防犯ブザーを渡して俺たちを送り出した。やはりね。 俺と桐乃は、手錠を隠すようにピッタリ寄り添いながら我が家を目指した。 垢抜けた格好でキラキラしている桐乃が、 平凡な俺とピッタリ寄り添って歩いている様子を想像してみるといい。 もう暗くなったというのに、心無しか周囲の視線が突き刺さっている気がする。 一体、傍目に俺たちはどういう風に見えているのだろうか。 恋人同士に向けられた羨望の目? やめてくれ。 寄り添っている変態兄妹に向けられた好奇の目? どうせそんなとこだろう。 「あれえ―――!? 桐乃じゃん!」 甲高い声がした方向を見るとクソガキ加奈子がいた。 「なに―――? この間の彼氏とラブラブ真っ最中ってこと?」 「あ、まあ、そんなとこ‥‥‥かな」 「ふーん、ホントに彼氏だったんだ!?」 「えーっと、加奈子ちゃんだっけ? これ内緒にしておいてくれないかな?」 「じゃあ、口止め代500円」 加奈子はそう言って俺に手を出してきた。 このクソガキ、カネ取るつもりかよ。まあいい。 「1万円でお釣りある?」 「あるよ」 「ホントに?」 「うん」 「じゃ、500円なんていらないよね!?」 「ケチ!!」 「睨まない」 クソガキ加奈子を追っ払うことに成功した俺は 俺同様、周囲の視線を感じているであろう桐乃に訊いてみた。 「―――なあ、俺たちってどんな目で見られてんのかな?」 「キモ。せっかく考えないようにしているのに、思い出させるな」 そう言うと桐乃は腰で俺の体を横から小突いてきた。 いつもなら肘鉄で脇腹を突くところだが、手錠でままならないせいだろう。 頭に来たので、俺も腰で桐乃を小突き返してやった。 桐乃も負けじと小突き返してくる。 小突き合いは我が家に着くまで続いた。フン、負けず嫌いめ。 PM7 30―――高坂家 ダイニング 俺と桐乃はテーブルを挟み、俺は右手、桐乃は左手をテーブルの上にのせて お互い向かい合いに座っている。 しかし終始無言。冷えきった夫婦が囲む食卓みたいで実に居心地が悪い。 ところで、親父とお袋は旅行に出かけているので今日は帰ってこない。 不幸中の幸いってヤツだ。 おふくろが作り置きしてくれたカレーを温めて食べることにした。 それにしても利き手ではない左手でスプーンを扱うのは大変だ。 一方、桐乃は右手が空いているのでほぼいつも通りの感覚で食べているようだ。 「まだ食べ終わんないの?」 給食を食べるのが遅いクラスメイトに向けるような 不機嫌そうな桐乃の言葉に急かされながらカレーを平らげた。 俺は食器を洗うために椅子から立ち上がって、シンクに向かった。 桐乃はそんな俺に違和感無く追随してくる。 目隠ししていたら、手錠で結ばれているなんて感じないほどに実にスムーズ。 まるで俺の動きを予め読んでいるかのような体裁きだ。 「ちょっと、痛いって!! アタシはこっちに行きたいの」 それにひきかえ、俺は桐乃の動きを読めない。 桐乃の動きについて行けずに、手錠で桐乃の左腕を引っ張ってしまう。 何なんだこの差は? 「そんなのモデルの習性だし。相手をよーく見ていればカンタンじゃん」 モデルの仕事では、大人数でポーズを決めたり、ウォーキングをしたりで、 相手の動きを予測して体を動かせるようになるんだと。 それで俺の一挙手一投足に追従できるんだそうだ。 すげえよ、うちの読モ様は。 それにしても、コイツは俺のことをよーく見ているのかよ。 寒気がするぜ。 PM8 30―――高坂家 脱衣所 さて、一番恐れていたイベントが始まった。風呂である。 なにしろ俺たちは離れられない。服も脱げない。 明日は休みだし、今日くらい入らなくてもいいんじゃね?と思ったが、 シャワーだけでも浴びたいという桐乃に根負けした。 さてどうしたものかと思案した結果、シャワーを浴びるときには 上に着ているものを手錠越しにお互いの腕に通すことで何とかし、 そして、風呂のドアを挟んでシャワーを浴びるということになった。 ただし、俺には目隠しの着用が義務づけられた。 そんなモノしなくたって見ねーよ、クソアマ。 桐乃がシャワーを浴びている。俺の肘から先は桐乃と一緒に風呂場の中。 どうだ? 異常だろ? 俺って勇者じゃね? たまに、桐乃の濡れた髪が手に当たる感触まであるんだぞ。 それだけならまだしも‥‥‥ 「ちょ、アンタ今、お尻触ったでしょ!!」 そうか。今の感触はコイツの尻か。 「冗談じゃねえ! 偶然ぶつかっただけだ! 第一、今のは手の甲だ!」 「ナニ、痴漢の言い逃れみたいなこといってんの!? 変態!!」 ああ、変態ですよ。 手錠で妹と結ばれた状態で、ドア一枚越しに妹のシャワーに立ち会うなんて、 どう見ても変態です。本当にありがとうございました。 シャワーを終えた桐乃がドライヤーで髪を乾かしている。 温かい風とともに桐乃が愛用するシャンプーの香りが俺の鼻腔を直撃する。 これはキツイ。しかし耐えるんだ、キョウスケ!! PM10 00―――桐乃の部屋 「ね、エロゲーやろ。GOOD ENDかBAD ENDになるか見届けたいんだよね」 こんな状況でも妹様はエロゲーだけはしたいらしい。 「GOODだろうがBADだろうが、今日の俺はゲームをする気はねえよ」 「ふーん。でももしこのエロゲーがGODだと言ったらどうなの?」 「神ゲーか‥‥‥OK!」 桐乃の部屋でテーブルの上にノーパソを置いて、プレイを始めた。 間違えるなよ。あくまでもエロゲーをプレイするんだからな! この体勢なら手錠はほぼ差し障り無い。 しかし‥‥‥ノーパソを前に、手錠で結ばれた兄妹がエロゲーをするなんて どう見ても異常かつ変態だ。 この状態で俺たち二人が死んだら、親に申し訳なさすぎる。 俺は神に祈ったね。 この状況下、絶対に死にたくないと。 AM1 40―――京介の部屋 二番目に恐れていた就寝イベントが始まった。 二人それぞれの部屋に別れて寝るわけにはいかない。 どちらかの一方の部屋で一緒に寝ることになるのだが、 桐乃は自分のベッドが穢れるとか言い出し始めたので、 結局、俺の部屋のベッドで寝ることになった。 ただし、ベットの下のブツは廊下に出しておくように命じられたけどな。 寝間着に着替えられないお互いの姿に違和感を感じつつ、 明かりを消して二人でベッドに横たわった。 何となく落ち着かねえ。添い寝なんて初めてか? いや、大昔にこんなことがあったような気もするが思い出せない。 時間だけが過ぎ去る中、コイツのことで気になることがあったのを思い出した。 「なあ、ちょっと訊いていいか?」 「何よ!?」 「うー、やっぱいいわ」 「何なのよ。キモ」 「だってオマエ、怒るかもしれないし」 「そんなの、訊いてみなきゃわからないじゃん」 「怒らないか?」 「あー、怒らない怒らない。どんなこと訊きたいのよ?」 「‥‥‥オマエの、その、カ、カラダのことなんだけど」 ドゴッ――― 膝蹴りを喰らい、瞬間的に呼吸が止まった。 「ナニ考えてんの、変態! シスコン!! 死ね!!!」 「やっぱ怒ったじゃねーか!」 「アンタがアタシのカ、カ、カラダに興味があるなんて言うからでしょ!」 「興味があるなんて言ってねーだろ! ただ訊いてみたいことがあるだけだ」 「どんなことを訊きたいのよ‥‥‥?」 「カラダ、というか、顔のことなんだけど‥‥‥」 「マル顔のことだったら殺す!」 「ちげーよ。いや、でもこれは‥‥‥オマエ答えにくいんじゃないか?」 「アタシのカラダのことはアタシが一番よくわかっているの! 常に磨き上げた読モ様なんだから、何でも訊きなさいよ」 意を決して、自信たっぷりの桐乃に訊いた。 「なあ、なんでオマエの八重歯っていっぺんには片方しか見えないワケ?」 「却下」 「早すぎんだろ、オイ」 「どうしても知りたければ、かんざきサンに訊けば?」 「誰だよそれ」 「アンタにも大いに関係のある人じゃん。ハイハイ、質問タイムはオシマイ!」 コイツ、可愛くねえよ‥‥‥ AM3 15―――京介の部屋 うう、やばい。 トイレ行きたくなった。 この状態だから当然桐乃を起こし、トイレまでつき合ってもらわんと。 だが‥‥‥そんなことできるのか?? いや、考えている余裕はねえ。 「―――桐乃‥‥‥起きてるか?」 俺は、俺のベッドで寝息を立てている桐乃に囁いた。 「う‥‥‥うん? 寝てたに決まってんじゃん」 「‥‥‥いいか?」 「何よ?」 「ちょっと、我慢できなくなって‥‥‥」 桐乃はビクッとした様子で全身を硬直させた。 「―――ッ!!! ちょっと、ナニ言ってんの?」 「仕方ないだろ! 限界なんだよ!!」 「ちょ、そんな大声! お父さんとお母さんが起きちゃうでしょ」 「二人ともいねえだろ」 「―――ッ!!‥‥‥‥‥」 そりゃそうだよな。 俺のトイレにつき合わされて、しかも音まで聞かされるなんて地獄だろう。 だが、こっちは既に地獄の入り口。つき合ってもらわんとイカン。 「どうしても、我慢できない‥‥‥?」 「ああ、もう無理」 「‥‥‥じゃあ、いいよ‥‥‥」 「本当に?」 「こうなるのをずっと待っていたんだから‥‥‥」 「ありがとう」 「バカ兄貴‥‥‥やさしくしてよね‥‥‥」 桐乃は観念したような顔をして、細い体を縮こまらさせた。 俺は飛び起き、「やさしく」と懇願されたにもかかわらず、 桐乃を引きずるようにトイレに突進した。 その後どうなったかって? 我が妹・桐乃様は、検察と陪審と死刑執行人の一人三役をこなした上で、 俺を手錠マッチでフルボッコにしましたよ。 しおらしく「いいよ」とか「ずっと待っていたんだから」なんて言ったくせに、 一体何を考えているのか。もうコイツの言うことは鵜呑みにしねーぞ。 AM10 00―――桐乃の部屋 日曜日。 朝食を済ませ、桐乃の部屋でエロゲーをやっていると玄関のチャイムが鳴った。 誰か来たようだ。 「マズイ!!」 桐乃が叫んだ。 なんでも、今日は黒猫と沙織の三人で会う約束していたらしい。 「どうすんだよ?」 「こんな姿をあいつらに見せるわけにはいかないでしょ!」 「事情を話せば解ってくれるんじゃねえの?」 「写メ撮られたらどうすんのよ? この姿が永久に残るのよ!?」 そりゃまずい。 特に黒猫あたりは、それをネタに弄り回すことだろう。 とりあえず、手錠でつながっていることを悟られないように 二人を相手にすることにした。 「いらっしゃい」 そう言って階段を下りて来た俺たちを見た黒猫と沙織は固まってしまった。 想像してみてくれ。 一軒家の決して幅の広くない階段を兄妹が寄り添うように並んで下りてきた姿を。 ありえねえだろ? どんなにラブラブな新婚夫婦でもそんなことしねえっての。 「あなたたち‥‥‥、一体何をやっているの?」 「これは! 新しいプレイの最中ですかな?」 興味津々な顔の二人をリビングに招き入れ、お茶を用意した。 俺と桐乃は終始ピッタリと寄り添い、何をするにも一緒という状況。 そんな様子を見て、黒猫も沙織も訝しげな表情をする。 「どういうことなの‥‥‥? 私たちは邪悪な空間に迷い込んでしまったの?」 「いやはや、仲睦まじいお二人に拙者は妬けてしまいますなぁ」 仕方ねえよな。二人とも当然の感想だ。 ツンッ――― 桐乃が腰で俺を小突いてきた。 桐乃の顔を見ると「何とかしなさいよ、殺すよ?」という表情。 ふん。あやせの殺気に比べれば、オマエの殺気なんて屁でもない。 そんな俺たちを前に、黒猫が先制攻撃。 「あなた達、正気じゃないわね。一体どこの柱に頭をぶつけたの? 特にあなた。あれだけ兄を嫌っている素振りを見せておきながら、 今のあなたはラブラブ新婚さんじゃなくて? 本当に禍々しい」 黒猫はボロを誘い出すつもりなのか、俺たちを言葉で煽ってきた。 そんな安っぽい煽りに引っかかるかよ、なぁ桐乃――― 桐乃の表情を見ると目が吊り上がって、まさにタメを作っている状態。 オイオイ、沸点低すぎだろ。 「このクソ猫! バカにするんじゃないわよ!!!」 興奮した桐乃はソファーから立ち上がって派手な身振り手振りで怒鳴った。 バカッ! そんなことしたら!! ジャラッ――― 俺の右手と桐乃の左手を結んだ手錠が、黒猫と沙織の前に晒された。 「あなたたち‥‥‥、一体何をやっているの?」 「これは‥‥‥、やはり新しいプレイの最中でしたか!」 黒猫は変態兄妹を見る目で、 沙織はプレイの内容に興味津々な様子でωな口をして俺たちに目を向けた。 「ち、違う! プレイだなんて!! こんなキモイやつと!!」 桐乃はそう怒鳴ると俺をソファーに突き飛ばした。 突き飛ばされた俺と手錠で結ばれた桐乃が引きずられたのは当然の結果だ。 俺は仰向けでソファーに倒れ、桐乃はそんな俺の上に倒れ込んだ。 いつかの、“エタナーの箱”事件のときと上下を入れ換えた体勢だ。 「なッ! 人前で、な、な、なんて破廉恥な!」 「ほうほう、そのようなアクション込みのプレイですか、なるほど」 「「違う―――――!!」」 「呆れたわ。お友達に手錠をかけられて、鍵が無いだなんて」 「いやいや、人生、色んなことがあるものですなぁ」 「で? 昨日からずっとその状態なの? ありえないわ」 「トイレやお風呂の各種イベントはどう攻略したのですかな?」 「まさか、二人仲良くお風呂やトイレに入ったというの? 変態兄妹ね」 「次のコミケでは、そういうストーリの同人誌を出したいですなぁ」 やはり二人とも俺たちの状況を面白がってやがる。 「頼むからよ、二人ともこのことは内緒にしておいてくれよ、な?」 「当たり前よ。兄妹で手錠プレイをする知り合いがいるなんて言えないでしょ」 「「だから、プレイじゃない!」」 「仕方ないわね。二人とも手を出しなさい。私が外してあげるから」 黒猫はそう言うと、どこからかヘアピンを取り出した。 手錠の鍵をピッキングするつもりのようだ。 「頼むぜ、助かるよ」 「ふん、お礼は手錠を外してからにして頂戴」 黒猫の前に右手を差し出す俺に対し、桐乃はそれを拒んだ。 一体どうしたというんだ。 「いや、あやせが鍵を持ってきてくれるって約束しているし、 それに、あんたのヘボで鍵を壊して開かなくなっちゃたら困るし」 ちょ、オマエ何を言い出すんだよ。 「それもそうね。この状態を噛み締めながら苦しむのがあなたにはお似合いよ」 オイオイ、おまえも簡単に引くなよ。 なんで今日に限って黒猫は簡単に引くんだよ。もうちょっと粘れよ。 桐乃も桐乃だ。あやせを気遣うのはいいが、この状態から一刻も早く 脱したいだろうに、何だって黒猫の申し出を拒むんだよ。 相変わらず度し難いヤツだな、オマエ。 PM3 00―――エピローグ 黒猫と沙織が帰った後、あやせが持ってきた手錠のカギで俺たちは分たれた。 「悪かったな。茶でも淹れるよ」 俺はそう言って立ち上がると右手が軽いことを改めて実感した。 ところが、キッチンでお茶の用意をしていると右側の眺めが悪い。 俺の右には桐乃がピッタリ寄り添っていた。 ―――おいおい、手錠はもう外れたんだぞ。 そんな俺の心の声を目で読んだのか、桐乃は慌てた様子で返してきた。 「べ、別に、アンタにくっ付いていたいわけじゃないし!! お茶を淹れるのを手伝おうとしただけだし!! アンタに任せておくと、あやせのお茶にヘンなものを入れるかもしれないし!」 「なんてことを言い出すんだ! オマエ!!」 「うっさい、ムカツク!」 桐乃はそう言うと腰で俺の体を小突いてきた。 もう手錠は外れているのにおかしなヤツだ。そこは肘鉄だろ。 頭に来たので、俺も腰で桐乃を小突き返してやった。 すると桐乃も負けじと小突き返してくる。 そんな小突き合いを続けていると、 「まるで、ラブラブな新婚夫婦みたいですね‥‥‥」 その声で我に返った俺たちが振り向くと、光彩を失った目のあやせ。 「あ、あやせ、これは違うんだ!」 「ちょっと、あやせ‥‥‥!? これは違うんだって!」 「どう違うの? 加奈子からも情報が入っているんですよ。 桐乃が彼氏とラブラブだったって。それってお兄さんのことですよね?」 あのクソガキ、バラしやがった。それも最悪な相手に。 「二人は一晩結ばれたまま、仲良くしていたんですね。 わたしの知らないところで‥‥‥ウフフフ」 悪のケー○イ刑事銭○あやせが、さっき外した手錠を手に近づいてくる。 もちろん俺の目を睨んだまま。 俺は後ずさりをして逃げの体勢を作り始めた―――その瞬間 「逃がすかァ!!」 あやせよ、今度はちゃんと手錠をかけてくれよ。 『結ばれた二人』 【了】
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