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今、ハルヒと俺は、断ち切り難い一本の鎖でつながっている。 言っとくが、ロマンティックな妄想の余地は微塵もないぞ。ハルヒと俺を結びつけているのは、冷たい金属の色をした、手錠だ。 といっても、俺たちは、一時休戦して逃亡中のルパンと銭形のとっつあんでも、なつかしい脱獄コントを練習中の若手コメディアンでも、ない。 どうして、こんなことになったかって? かいつまんで言えば、ハルヒにとっては暴走的悪ふざけによる自業自得、俺にとっては悲しいほど定番になった巻き込まれ的不慮の事故、要するに「いつものこと」なんだが、詳しくは時間を少し巻き戻して語ろう。 放課後、部室の前までくると、聞くものを身悶えさせえるような愛らしくもかわいらしい悲鳴と、活字におこすと「ぐひひひ」とどこのスケベ親父だと思えるようなサディスティック・ボイスが、耳に飛び込んで来た。時々こいつは女子高生の皮をかぶった中年親父なんじゃないかと思えて、めまいがするな。 「さあ、みくるちゃん、今日は手錠プレイよ!」 「ひゃぁあああ」 今の場合、ノックは無用だろう。勢い良くドアを開けると、案の定、中ではハルヒが朝比奈さんを後ろ手にして手錠をかけようとしているところだった。 「おい、ハルヒ。いいかげんにしとけ」 「なによお」 つかつかと歩みよって、ハルヒの手から手錠を取り上げる。 「モノには限度ってもんがあるだろ」 俺はハルヒが届かないようにと、手錠を持った手を頭の上にあげた。 「こら、キョン!返しなさい」 ハルヒは、ぴょんぴょんと何度かジャンプした後、おもいっきり床を蹴って手錠に飛びついた。 こいつの運動能力の高さや、これと決めたら回りが見えなくなる性格なんかについては、今さら言うこともないだろう。ハルヒの跳躍は、俺の頭上に差し上げられた手錠に手が届くに余りあるものだった。当然そのジャンプは真上ではなく斜め上へ向かうものになる訳で、ハルヒの「余り」の力は俺の顔と体を押し、俺の足腰が支えきれずに崩れ落ちるのにも、十二分の威力があった。要するに、飛びつくハルヒの体は俺の上半身を激しく押し、俺はのしかかるハルヒごと後ろにぶっ倒れた。 「きゃあ、バカキョン!」 「うお、なにすんだ!」 ガシャン! 「んが!」 「へ?」 背中にぶつかる床と上から落っこちてくるハルヒの体に板挟みになり、肺を圧迫されたのか、一瞬息が止まる。俺の上でハルヒがじたばた暴れる。 「いい加減あきらめろ、ハルヒ」 それでも手錠を離そうとしない俺と、掴んだら最後決して諦めないハルヒの意地の張り合い、という俺の状況認識を、ハルヒは一蹴した。 「バカ!そうじゃないわよ!」 といって腕を振っているらしく、俺の腕も上下に揺さぶられる。手首が痛え。 「あんた!なんてことしてくれるの?」 「わかったから、とりあえず俺から降りてくれ。息ができん」 「むー。あたしはそんなに重くないわよ!」 「あばれるな。とりあえず手を離してくれ」 「できるものなら、とっくにやってるわよ!」 「なにを言って……」 そこにゆっくりと部室のドアが開き、見慣れたにやけスマイルが入ってきた。 「やあ、これは飛んだ失礼を。お取り込み中でしたか」 この格好じゃ仕方がないが、お前に見下ろされると何気にむかつくな。 「お前はこれが何の取り込み中に見えるんだ? いや答えんでいい。それよりハルヒを除けてくれ。起きるに起きれん」 「そうですか。僕にはいつにもまして二人が固い絆で結ばれているように見えるんですが」 「何を言ってる?」 「あの、キョン君、手錠が」 「バカキョン、現実を直視しなさい」 身をおこしたハルヒが俺の目の前に突き出した左手には銀色の輪っかがはまっており、そこから垂れ下がる鎖は、引っ張り上げられた俺の右手首にはまったもう一つの銀色の輪っかに……。やれやれ。なんの冗談だ? 「まったく、冗談じゃないわよ!」 どこで手に入れたのか、手錠はプラスチック製のおもちゃでなく、ステンレス製の本物だった。古泉が用務員室から借り出してきたノコギリも巨大なペンチのような道具も文字通り歯が立たなかった。 長門? ああ、確かに長門ならいとも簡単にチェーンを切るどころか、輪っかの方をなんとかしてくれただろう。だが「長門は実は知恵の輪の名人でもあるんだ」程度の理屈ではさすがに苦しすぎる。ハルヒの奴を納得させられないだろう。問題の物があいつと俺の体に密着している以上、ごまかしようにも限度ってものがある。 鍵? そうだ、鍵だ。だが、おそらくは大方の予想通りと言おうか、ハルヒがしまい込んでいたはずの鍵は、スペアもまとめて全部だ、どこをいくら探しても見つからなかった。 ああ、どこぞのニヤケ心理専門官は、いつもの調子でいつものようなことを言ってたな。 ハルヒがこの事態を望んだから? WHY? どうして? だったら何でこいつは、こんなにも憤懣やる方ないといった様子で、地面を蹴飛ばしながら、俺を引きずるように歩いているんだ? 「あんたん家へ行くわよ」 「は? 何言ってんだ、おまえ?」 「手錠が外れないだから、嫌でも一緒にいなきゃいけないでしょ! それとも、あんた、うちに来て、あたしの親にちゃんと事情を説明できるの?」 「いや、そりゃその、あれだ」 説明できなくはないが、無事には済まないかもしれない。 「あたしがあんたの親に説明する方が、まだ見込みがあるってもんよ」 くやしいが反論の言葉もない。ハルヒは何度かうちに来ているし、どうした訳か妹はもとより俺の家族もハルヒのことは気に入っているようだ。一方、俺はハルヒの家に行ったこともなければ、当然ハルヒの親と面識もない。加えて、まったくの蛇足と言うべきだが、こいつは女で,俺は男だ。初対面のハルヒの親に「手錠が外れるまで、こいつとは離れられないので、寝食を共にします」とでも言ってみろ。ハルヒの親がうるさい旧タイプなら、俺の腕を叩き切られるか、何だかよくわからん『責任』なんぞ取らされて、それこそ一生寝食を共にするハメにならないとも限らない。どうする、俺? どうなる、世界? っていうか、何想像してんだ? 「エロキョン」 いつしかハルヒが立ち止まり,遅れた俺を振り返って言った。 「な、なにがエロキョンだ」とは、つまりながらも力なく言い返す俺。 「あんた、いまエロい想像してた。そういう顔よ」 「ハルヒ、おまえ、人の心が読めるのか?」って、決して認めた訳じゃないぞ。 「あんたごときの心、読むまでもないわ。全部,顔に書いてあるもの」 「失礼な奴だな。おまえこそ、実は顔に出るタイプだろ?」 「うっさい、アホキョンのニブキョン!」 「こ、こら、走るな! 腕が!」 「あたしに何かしたら、死刑だからね!」 ないない、それない。 「ヘタレキョン、ロリキョン」 いや、ロリキョンだけは勘弁してくれ。妹が覚えたりしたら、まじへこみそうだ。 ハルヒの説得は、それはそれは見事なものだった、とだけ記しておきたい。 「手錠プレイ」やら、俺たちが倒れてハルヒが俺の上にのしかかった顛末とか、そういったことは完璧にスルーして、この異常事態に陥った顛末を実にシームレスに、俺の母親と妹に、そして後では父親に語って聞かせた。加えて、ハルヒは俺の母親から暫定的承諾(お父さんに聞いてからになるけど、私からもお願いするから、というもの)を得て、そのまま自分の家に電話して(出たのは母親だったようだ)、ハルヒの家も説得した。その見事な事の運びは、手錠がなければ、俺ですら拍手してしまいそうなくらいだった。ちなみに「手錠がなければ」というのは、右手が自由に動けば、という意味と、そういう事態に陥っているのが自分(たち)でなければ、という意味だが。 「キョンくーん、ハルにゃーん、ごはんができたよー」 そして今、俺(たち)は、想定される3大困難のひとつに差しかかっていた。兄弟が多かった昔の人はこう言った。曰く、食卓は戦場である、と。しかし食い物を奪い合う物理的戦いが、今や懐かしいと思えるほどの精神的消耗戦が繰り広げられることになった。それも一方的に俺が不利な条件で。ここは俺のホームじゃなかったのか。まるっきりのアウェイだぞ、これは。 「ほら、キョン、口をあけなさい」 左手は手錠で自由がきかないものの、自由な右手に箸を持ち,俺のおかずをつまんで構える女、ハルヒ。 「ことわる」 右手の自由を手錠に奪われ、どういう訳か知りたくもない家族の生暖かい視線にかすかな抵抗を試みる男、俺。 「なに言ってんの。手で食べる気? インドの人だって、不浄な左手は使わないわよ」 しかも、誰が何を思ったのか(母親が何かひどい勘違いをしたんだろう、きっと)、今夜のメニューは、誰の誕生日が盆と正月と一緒になってきたのかという御馳走だった。品数もすごい。ああ、うまそうだが、忌々しい。 「ことわる。確かに右手がふさがってて箸は持てんが、フォークかスプーンを使えば……」 「ふーん、『寝食を共にする』って、あれ嘘だったんだ」 「言葉のアヤだろ。っていうか、こんなところで言うな」ついでにいうと俺の意志じゃないぞ。 「あたしの箸がつまんだものを食べられない理由を聞かせてもらおうじゃないの」 「理由なんてな、親のまえ……なにをしてる?」 ハルヒはくるりと俺に背を向け、ハルヒの右側に座った妹の方を向いた。 「はい、妹ちゃん、あーん」 「あーん、ぱく。おいしいよ、ハルにゃん」 兄にさえ見せたことのないような、まぶしい笑顔で喜ぶ妹。それは、うちの夕飯だぞ。ハルヒが作った訳でもなんでもないんだぞ。 「うん、もっと食べる?」 「食べるー♪」 そして、ギ、ギ、ギという擬音が聞こえそうな動きで、ハルヒは俺の方を向いた。 「で、『親の前で』どうとかいうセリフが聞こえたような気がしたんだけど」 「ひ、卑怯だぞ、ハルヒ」 「ほーら、キョン、口をあけなさい」 く、くそ。これ、なんていう恥辱プレイだ? 手錠プレイ? 餌付けプレイ? なんか違うだろ、それ。 肉体はカロリーを補給する一方で、精神からは何かが削り取られ続ける拷問的夕食タイムがやっとのことで終わり、俺は這這の体(ほうほうのてい)で自分の部屋に引き上げた。 がっくりとベッドに背中を預けて床に座り込む。だがしかし、今の俺には回復の時間はひと時も与えられていないのだった。 「あー、あんたんちのご飯はいつ食べてもおいしいわね」 俺のすぐ隣で、何故だか上機嫌で、腕を上に突き出して伸びをするハルヒ。もちろん俺の手も持っていかれる。何が悲しくて片手バンザイだ。ああ、忌々しい。 「その割には随分食べてたじゃない。おかわりまでして」 「自分ん家の夕飯食って何が悪い?」 「別に悪かないわ」ニタリと笑うハルヒ。「うん、悪くないわ」 「ご機嫌だな。歌でも歌い出しそうだ」 「あら、歌って欲しいの?」 ハルヒの至近距離でのいたずら子がするような笑顔が、俺の堪忍袋の脇をつついたらしい。こいつを困らせるような何かを言ってやろうという気持ちが、ふつふつと湯気をあげて、理性のふたを持ち上げた。 ハルヒとふざけて、あるいは互いに怒りをぶつけ合って、近い距離になったことは何度かある。だが、こういったシチュエーションで否応なく接近し続けることは今までなかっただろう。俺の思考回路の変調は、そのせいにしたい。たしかに俺のアタマはこの時どうかしてた。 冷静に考えれば、今のハルヒと俺は同じ状態、こいつに向けた言葉はそのまま自分にも突き刺さるのだ。そういう当たり前のことが、この瞬間は頭の中から消えていたのだ。 「ハルヒ、おまえ、風呂とか、どうするんだ?」 効果はてきめん、ハルヒの顔がみるみる間に赤く染まっていく。 「真っ赤な顔して何言ってんのよ? このエロキョン!」 赤いのはおまえだ、ハルヒ。 「あんたよ。……それに、手錠つけたままで、どうやって服脱ぐのよ?」 「あ」 脱ぐには脱げるだろうが、シャツみたいに袖を通して着ているものは手錠をつけている側の腕から抜けず、鎖のところでたまってしまうだろう。事実、俺たちはいまだ制服のままだ。客観的に見たらへんてこな夕食の団欒だったろう。 「あほ。もう、思い出させないでよ。あたしだって……嫌なんだからね」 「……その、すまん。バカなことを言った」 「そんなバカなことを言いだすようじゃ、どうやって寝るのかも、考えてないでしょ?」 「そりゃまぶたを閉じてだな」 ハルヒはとうとうかわいそうな人を見る目になって首を振る。 「バカ」 「わかってるさ、俺だって。考えないようにしてたんだ」 「で、考えて何か思いついた?」 「おまえはベッドで寝ろ。おれは毛布でもかぶって床で……」 「そういう問題じゃないの!」 といってハルヒはベッドの上によいしょと上った。自然、鎖でつながった俺の右手はそっちへ引っ張られる。 「いて、痛いって」 「体に痛みを刻み込みでもしないと気付かないようだから。鎖の長さはこれだけしかないの。どうやってベッドの上と下と別れて眠れるの?」 「いや、それはまずいだろ、いろいろと」 「《それ》が何を指してるかは聞かないであげるけど、ことは物理的な問題なの、モラルや道徳の問題じゃなくて」 俺だって何も「男女七歳にして席を分かつべし」などと言ってる訳じゃない。確かに物理的に今どうにかしようがあるかといえばない訳だが、問題は断じて物理的じゃないぞ。丸太やマネキンとなら同衾(って古いか)していくらでも寝てやるさ。だがな。 「ふーん、あたしは丸太やマネキン以下なんだ?」 「そうじゃない、逆だ」 いや俺、何を言ってる? 「どういう意味よ?」 「そういう意味だ」 「全然わかんない」 「わからなくていい」 「わかるように言いなさい」 ハルヒの顔が、言い逃れを許さない目が、至近距離まで近づいてくる。俺は顔を背ける。 背けた顔面をがしっと掴んで、ハルヒは自分の方を強引に向かせる。 「答えなさい」 俺は大きく息をつく。 「……こんなことになるのは二度とごめんだが、……それでも少しだけ、ほんのちょっとだけ、最悪よりはましだと思ってる」 「……」 「鎖のこっち側にいるのが……俺以外の奴じゃなくて……って以上だ。忘れろ」 「……」 ハルヒは何か言おうとしていた。しかし口を開く前に、部屋のドアが元気よく開いた。 「んしょ。キョン君、ハルにゃん、おふとんもってきたよー」 「あ、ありがと、妹ちゃん。-----ほら、キョン、さっさと受け取りなさい。妹ちゃん、重そうでしょ!」 「お前が一緒に来ないと受け取れんだろ」 「わかってるわよ!」 結局、俺たちは、さっきと同じ姿勢で、ベッドに背中をあずけて隣通しに座ったままで眠ることにした。床に横にならずにすむことで、どこかほっとしていた。二人で明かりを消して、床に座り、毛布をかぶった。 となりにいるやつがごそごそ動いている。何度かためらってから声を出した。 「ねえ、キョン、寝ちゃった?」 「ああ、ぐっすりだ」 「寝てないじゃないの」 「だが、もう寝た方がいいぞ。眠れなくても、目をつぶってるだけでも、いくらか疲れは取れるそうだ」 「……わかったわよ。寝るわよ」 「ああ、そうしろ」 「……あ、あのね」 「なんだ?」 「今日は、ってもう昨日になっちゃってるけど、その、あ、あたしが悪かった」 「……」 「だまるな。何か言いなさいよ」 「……すまん」 「あんたまで黙ったら、ただでさえ気まずいのに、どうしたらいいのよ?」 「……」 「何か話しなさい。つまんなくてもいいから。何でもいい」 「……」 「……じゃあ、手、握ってよ。鎖でつながってるなんて……嫌だから」 「……これで、眠れそうか?」 「……うん」 「おやすみ、ハルヒ」 「おやすみ、キョン」 次の日の朝、俺たちは携帯がうなるメールの着信音で目を覚ました。 差出人は古泉。内容は簡潔で「朝、部室に寄ってください」というものだった。 この不愉快にして悩ましげな事態は、簡単に幕となった。長門がどうやってか(いとも簡単にだろうというのは想像がつく)作り出した「スペアの鍵」を、さも部室のどこかから見つかったことにして、手錠を開ける、これだけのことだった。 「なんで昨日できなかったんだ?」 誰かを責めてる訳じゃない。ただ本当に疑問に思っただけだ。 「おっしゃるとおりです。言葉もありません。ですが、昨日は誰も、長門さんですら、その方法を思いつかなかった。涼宮さんがそう望んだ、としか言いようがありません」 そういって古泉は肩をすくめてみせる。忌々しい。 「いいじゃありませんか。可能性としては、鍵ができるのが何日も、いや何ヶ月も先、という事態も想定されたのですから」 「ハルヒが一日で満足したってことか?」 「それはなんとも。昨夜何があったかは我々の知らないところですし」 それから数日が何事もなく過ぎた。完全に何もなかった訳ではないが、諸般の事情により割愛させてくれ。 そして土曜。いつもの集合場所に俺たちは集まり、いつもの通りに不思議探索をとり行うこととあいなった。いつかのようにクジは俺にとっての幸運や不運を運んで来たが、それもまたご愛嬌の範囲内に留まったと言っておこう。 午前、午後ともハルヒとペアになったという事実だけで、多くを語る必要はないだろう。 だが俺は油断していた。この季節にしては、無慈悲な北風もほとんど吹くことなく、ぽかぽかという擬音を付けたいような小春日和の日差しがまずかったのか、それとも連日の深夜に及ぶ長電話のせいか、もう少しで集合場所にたどり着く場所まで来て気が緩んだのか、とにかく俺は眠りの女神の甘美な吐息に誘われ欠伸を連発したあげく、あろうことかハルヒに手を引かれたまま、猫型ロボットにひみつ道具をせがむ小学生さながらに1、2、3で熟睡モードに入ってしまい、転んで地面に激突し、いと気高き絶対不可侵の団長までも道連れにしてしまった。 「このアホキョン!! あたしに手引かして眠りこけるとはどういうこと!? 団の活動についてのサボタージュおよび団長に対する不敬罪でタイホよ、タイホ!」 言うがはやいか、ハルヒはどこに隠し持っていたのか、そいつをガシャンと俺の腕にはめた。 「どこから出したんだ、こんなもの!?」 「女の子のカバンはね、4次元ポケットも真っ青なのよ! 中見たら火傷するわよ」 「ハルヒ、おまえ懲りたんじゃなかったのか? ひょっとして、変な趣味にでも目覚めたのか?」 「こ、このエロキョン! とにかく、今日はあたしの家に来なさい。夕食からおやすみまで、しっかり調教してあげるから覚悟しなさい!」 いや、調教って、それがおかしいと言ってるんだ! おい、長門!朝比奈さん、ついでに古泉! 何、やれやれ、って顔で立ち去ろうとするんだ。おい、まってくれ!
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手錠 手首にはめることで腕の自由を奪う拘束具。 主に警察が被疑者を逮捕するとき等に用いる。 ラブコメでは男女が誤って手錠で繋がってしまい、それが外れるまで日常を密に接することで仲が進展するというお約束な展開があるが、本編では海斗と尊徳が麗華によって繋がれてしまう。 当然嬉し恥ずかしイベントなどないが、尊徳の本心の一端が垣間見れる。 まあほとんどは漫才もとい海斗による尊徳弄りが繰り広げられるのだが。 尊徳「誰もが、僕より優秀で……それが、ひどく……」 尊徳「…………」 海斗「ひどく……なんだよ?」 眼を開けて尊を見ると、眠りに落ちていた。 海斗「ったく……」 麗華と彩、もしくは海斗と尊を繋ぐ物 -- 名無しさん (2012-01-14 10 01 35) なんというプレイヤー裏切り展開……や、ある意味裏切ってないのか(漫才的な意味で) -- 名無しさん (2012-02-27 18 26 53) 名前 コメント
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手錠 データ 読み てじょう 属性 拘束 種類 装飾アイテム 能力 人を拘束する程度の能力、おまわりさんに注意される程度の能力 説明 ある人物のリュックについていた装飾アイテム。とある店で3000円で売られていたウォレットチェーンだと思う。ノリで買って以降、リュックにつけれれていた。トレードマークで結構目立つ。部員にも好評で、結構遊ぶ人が多い。おまわりさんに注意されることがあるので注意。ちなみにいくつか種類がある。 コメント 名前 コメント
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名前 手錠草 分類 不明 初出 ゲームオリジナル 捕獲レベル 不明 生息地 ハニープリズン 概要 トリコ 爆食グルメバトル!に登場したゲームオリジナルの食材。 手錠のような花をつける野草。 関連項目 猛獣・食材図鑑(ゲームオリジナル)
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ある日の放課後。 俺は姉さんと一緒に、屋上にいた。 より正確に言うなら、屋上で姉さんに押し倒されていた。 より正確に言うなら、屋上で姉さんに手錠プレイを強要されていた。 「いいじゃないか。今更何をためらう」 「外でするのは嫌だって、いつもいってるだろ!? 誰かに見つかったらどうすんだよ! 近親相姦っていうのは、姉さんが思うよりずっと世間的には悪なんだよ!?」 「そこで手錠だ。 弟君がこれで拘束されていれば、近親相姦ではなく私が情欲に駆られて弟君を強姦しただけだという言い訳が出来るだろう?」 「俺はそんなことを言ってるんじゃない! 聞いた話では、近親姦した姉弟は、正常な社会生活を送らせるために、無理矢理引きなはされるらしい。 俺は姉さんから離れたくないんだよ!別に、姉さんに意地悪してるわけじゃない!」 「おとうとくん・・・」 姉さんの表情が少し緩む。 この俺の身を貼ったデレに、心を動かされたらしい。 「分かってくれた?姉さん・・・」 「うむ。すまんな・・・ わがままを言ってしまった」 「いいんだよ。」 姉さんが俺の上から退いて、手を伸ばし 「じゃあ、帰ろうか」 すっかり安心して手を出した俺に、 姉さんは容赦なく手錠をかけた。 「!!!111!!」 「ははははひっかかったねおとうとくん」 「姉さん!?」 「弟君の言ってくれたことはよく分かるし、嬉しくも思う。 だがしかし、この世には危険だと分かっていてもやりたいことと言うものがあるのだよ!」 「かっこいい言い方すんなあ!このドS!」 「ふふふふふふ観念したまえ」 誰が観念なぞするか。まだメインカメラをやられただけだ! 拘束されていない左腕で、姉さんから手錠を奪い取る! が、姉さんも突っ立って居るわけではない。逆に俺の動きを利用して、左腕に手錠の輪をかけようとしてきた。 「そんな動きは既に予想の内!」 だが俺は、手錠の鎖を考慮に入れていなかった。 右腕が引っ張られ、バランスを崩す俺。 「ちっ!!!」 「ハァハァハァハァハァハァハァ」 姉さんは既に感じ始めている。男が感じやすいと早漏と蔑まれるのに、女が感じやすいと絶賛されるのは不公平だと皆さん思いませんか? 「おとなしくさせてあげよう!」 空中で動きをとれなくなった俺に、姉さんが畳みかける。 そのとき、奇跡が起こった。 ガチャ 「?」 「!?」 手錠の輪が、姉さんの腕に掛かっていた。 図らずも、俺の右腕と姉さんの左腕が手錠でつながれてしまったわけだが。 「姉さん」 「・・・?」 「ぼーっとしてないで、これを外してくれないか・・・?」 「ん、ああ、すまない。軽くイッてた」 都合の悪いことは聞き流すのが俺のアークドライブ。 「鍵あるんだろー?」 「もちろんだ。」 姉さんがポケットをまさぐり、小さな鍵を取り出す。 姉さんの腕に掛かっている方の鍵穴に鍵を差し込み、回そうとするが、 「?」 「?」 回らない。 「姉さん。ちょっと俺にもやらせて」 「ん」 鍵を受け取り試してみるも、やはり回らない。 「不良品か?」 「おかしいな。昨日試したときにはちゃんと回ったんだが」 「で、どうするよ」 「仕方ないから、これを買った店に行って壊してもらいましょう」 よく見ると、この手錠かなり頑丈に出来ている。鎖がちょっと長めになっているあたりはさすがにSMプレイ用らしいが、学校にある工具なんかでは外れそうもない。 そもそも片手ふさがってるし。 「じゃあ、もう少し待って、人が少なくなってからその店に行こうか」 「そうだな」 そう言い終わるやいなや、男が扉を開けて屋上に入ってきた。 「WAWAWA忘れ物~」 忘れ物を取りに来たらしいその男は、太い鎖で拘束された俺たちを見るや、 「・・・すまん ごゆっくり!!!!」 「お姉さま!あれを使うわ!」 「合点承知の助!」 「ビッグバンアターーーーック!!」「滅びのバーストストリーム!!」 「アッーーーーー!!」 「さて・・・目撃者の口は封じたが」 「今の音、多分誰かに聞かれているな」 「急いでここを離れよう」 屋上を出た俺達は早速立ち往生していた。 いつの間にか一つ下の階、屋上へ続く階段の入り口辺りにカップルが一組いて、愛を語らっているのだ。 踊り場を少し上った所からちらちらと様子を窺うも、全く帰る様子がない。 できれば先程のような、暴力に訴える手段は避けたい。 「どうしようか姉さ 振り向いて話し掛けようとした俺の耳に届くぬめった水音。 くちゅ くちゅっ… 「ん、ううんっ… ひゃうんっ!」 「姉さん何してんだ!」 姉さんが脚を大きく、某ジョイトイを彷彿とさせる形に拡げて自慰をしていた。 「すまんおとうとくん」 姉さんは言う。 「私の手首にこの鉄輪が食い込んでな 正直痛かったんだが、この輪でおとうとくんと、文字通り繋がっているのだと思うと、急に我慢が出来なくなってしまった」 「姉さんMっ気もあったんだ」 「どうやらそうらしい… ああっ、そんなに見られてはまた感じてしまう… んっ!」 そこで俺は気付く。 「姉さんノーパンじゃねーか!」 「駒都えーじを見習ってみた」 「『ぱんつはいてない』?」 「イリヤやまぶらほもいいが、個人的にはミナミノミナミノにおける氏のアートワークも捨てがたい」 「続きが出ないんじゃ仕方ないだろ」 「だな」 そうではなくて。 「なんでノーパンなんだよ!?」 「妙なことを言う。そんなもの、ぱんつはいてないほうが興奮するからに決まっているだろう」 「そうだな!たしかにそうだよ!」 「考えてもみろおとうとくん。 私が今日一日中『状態異常 ぱんつはいてない』だったとしたら。 授業中、妙にスカートを気にする私。 外を歩いているとき、風に酷く驚く私。 妙に脚をぴったり閉じて座る私。 萌えないか?」 そういわれると。 「エロい。エロいよ姉さん」 「まあ実際はおとうとくんと会う直前に脱いだんだがな」 「なあんだ」 「万が一にも、おとうとくん以外の男に私のえっちぃところを見られてはならんからな」 「姉さんのそういうところが俺は大好きだよ」 「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」 姉弟の絆を再確認したはいいが、未だ問題は解決していないわけで。 「それなら良い方法が」 そういって姉さんが取り出したのは小さな人形。 「これで奴らを追い払う」 見るとその人形は何の支えもなく直立し、あまつさえ歩行しだした。 「なんだよこれ…姉さんのテクノロジーは宇宙か?」 ていうかAIR? 「秘密は女を女にするのだよワトソン君。 さあ行け我がしもべ。ちゃんとやらないと股を裂いてしまうぞ」 「羽美!?」 人形は姉さんの指示に従い、カップルの方へ歩いていった。 数瞬後、 『な!? なんだよこれうわぁーっ!』『やめ、やめて!』 バタバタという音が響き、 そして静寂。 姉さんが立ち上がって言った。 「さあ行こうか」 「い、今のは!?もしかしなくても殺した!?」 「心配するな殺してはいない。追い払っただけだ」 まあ、あんな訳の分からんもんに追い掛けられたら、逃げるしかないわな。 「ひとまず、財布と鞄を取りに行こう」 「そうしようか」 ―――――――――― 姉さんの教室には誰もいなかったので財布と鞄は簡単に回収できた。 問題は俺の教室にあった。 俺達は廊下から教室内を窺っているので音はほとんど聞こえないのだがそれでも教室で何が起こっているのか知るには十分過ぎる。 美人で有名なクラス委員の山田さんと帰国子女のマリアさんが抱き合い口付けあっていた。 「いや…この場合は『マリア様』と呼ぶべきか」 「しかし困ったな。これでは荷物を回収出来ない」 見れば山田さんとマリアさんはまだ互いを貪り始めたばかりのようである。 とてもじゃあないが今の俺達に、彼女たちの禁じられた遊びが終わるのを待っている余裕は無いし見物している時間も無い。 それでもどうしようもなく惹き付けられてしまう光景だった。 どうやらマリア様のほうが『お姉さま』のようで、小柄な『妹』の体を抱きかかえて、激しくキスしている。 二人とも目を閉じ、僅かに身をくねらせている。 「あれは舌入ってるな」 「マリア様がみられてる…」 ゆっくりと二人が唇を離す。別れを惜しむかのように残る銀色の糸がやけにエロい。 マリア様が山田さんに何か囁くと、山田さんはなんとも言えない、恥ずかしそうな嬉しそうな顔をしてうつむいた。 「『可愛いわよ』とでも言ったんかね」 マリア様が山田さんの下着を脱がせ始めたので、俺は慌てて顔を背けた。 「いけないいけない見てはいけない人として」 「あまり盛り上がっているところを邪魔するのも悪いな。早くどいてもらおう」 「しかしどうしようか姉さん」 「そうだな」 姉さんが少し考える。 「そもそも女性というものは、雰囲気やムードといったものを大事にする」 「いきなりなにを… まあそれはそうなんだろうが」 「特に百合カップルはこれが激しい。なにせ通常の二倍女性がいるわけだからな」 「確にそうだな」 「つまり何らかの手段で彼女たちの耽美空間を破壊してやれば、あの姉妹はどこか別のところへ行くのでは?ということだ」 「なるほど。しかしどうやって?」 「放送室へ行こう」 ―――――――― 目的地に着いた俺は激しい既視感に襲われていた。 「なんだろうこれ…ものすごいデジャ・ヴ」 「デジャ・ヴ?アイアンメイデンの?」 「なんだそれは」 「隠れた名曲だ」 「しらんがな だいたい放送室を乗っ取ってどうする。呼び出しでも掛けるか?」 「いや、できれば私たちがこの放送室を使ったと言うことは隠しておきたい。 それに、用もないのに呼び出すなんて可哀想じゃないか」 「まあそうか」 「これを使う」 姉さんが取り出したのは一枚のCD。 「(また既視感がっ)それはもしかして」 「若本則夫氏朗読の『無明逆流れ』 これ食らって平気な百合カップルなんていないよ」 教室に戻ると、俺たちの目論見どおりリリィシスターズはいなくなっていた。 「上手くいったが…あの姉妹には悪いことをしちゃったな」 「いずれ何かで借りを返したいところだな」 「それにしても姉さん、よくあんなアイデア思い付いたな。 いや、若本則夫氏朗読のCD持ってたのも驚きだけどさ」 何気無く言ったことだったんだが。 「なあに、かつては私も百合っ娘だったからな。あれぐらいの策は出せる」 来ましたよ爆弾発言が。 「…なんだって?」 「もうかなり前になるな… 私がまだ、近親相姦はNOなどという下らんルールに縛られていたときのことだ。 おとうとくんは好きだけどおとうとくんは実の弟だし、他の男でも好きになればいいかと思えどろくな男がいない。 悩み苦しんでるうちにいつの間にかそうなってた」 「逃避かよ!ガチレズが聞いたら怒るぞ!」 「そんなこといったってしかたないじゃないか。 まあ、どこの誰が決めたかもしれん決まりに従う必要なんかないと悟ったときに、きっぱりと百合は捨てたよ」 「…姉さんでも、悩むことはあるんだな…」 「その言い方は少々引っ掛かるがまあよしとしよう。 しかしあの時期に、もしおとうとくんに彼女でも出来てたら、多分手遅れになってたな」 「手遅れって、まさか」 「どっかのお姉さまに処女を奪われていたかもしれないということだ おとうとくんが最終的に私を選んでくれたから、私は百合小説に耽るくらいで済んだのだ。 私をノーマルな異性愛者の世界に引き戻してくれたと言う点では、私はおとうとくんに感謝してもしきれない」 「いや、今の状況も決してノーマルじゃないと思うが。 それに俺は姉さんが好きだから姉さんを選んだだけだよ。感謝なんてしてもらわなくても 続きの言葉は言えなかった。 姉さんの唇が俺のに重なったせいで。 たっぷり二十秒は俺の舌を吸った後、姉さんは言った。 「……ありがとう」 「……だから、感謝は要らないって……」 「それでも、だよ。ふふふ」 姉さんの顔が紅く染まっているのは、夕焼けのせいだけではないはずだ。 「……なあおとうとくん」 「なんだい、姉さん」 「このまま、手錠が外れなかったらいいな」 「……え?」 「これが外れなければ、ずっといっしょにいられるじゃないか。 誰も、私たちを無理矢理引き離すことなんて出来なくなる」 姉さんらしくない、まるで夢見る少女の言いそうな言葉。 「おとうとくんが他の女に奪われる心配もなくなる。 おとうとくんが私を捨てる心配もなくなる」 いつも自信満々な姉さんが、珍しくも言った弱気な言葉。 いや、これが本来の姉さんなのか? そもそも自分の恋人について、絶対の自信を持っている人間など、恐らく居まい。 ましてや俺達は実の姉弟なのだ。 そのことについて、姉さんが不安に思わないはずがないのだ。 いつもは大胆で強気な発言を繰り返す姉さんでも、実際はまだ十代の少女に過ぎない。 あるいは、普段の言動は姉さん自身を支えるためのものだったのかもしれない。 そう思うと、急に姉さんがこの上なく儚い存在のように見えてきた。 「……姉さん、俺は……」 「はははっ。驚いたか?おとうとくん?」 俺を見上げるのは満面の笑顔。 「冗談だよおとうとくん。大体、手錠が外れなかったらトイレの時に困るじゃないか。 まだスカトロプレイに走るほど私たちの仲は冷えていない」 「……」 「さあ、早くここを出よう。いつまでもここに居るわけにはいかない 百合姉妹の残り香が気になるのは分かるが」 「なっ!? べ、別にそんなつもりは」 「さあ! 行くぞおとうとくん!」 腕を引っぱられながらも、愛する人の新たな一面を垣間見られたことに、俺の心ははずみ続けていた。 「ところで、百合とレズの違いってなに?」 「『貝合わせ』の有無ではないだろうか」 「うわ直接的」
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エピソードリスト もしも手錠で…(前編) もしも手錠で…(後編)
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フブキンお気に入りのデッキ 竜の鏡、モンタージュドラゴンの1killが怖いデッキ。ある意味フブキンのデッキでは一番強い なお、初手に未来融合、竜の鏡とセットで持ち合わせている事がよくある。 レシピ(誰か確認よろ) 手錠龍 3 レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 2 仮面竜 2 ミンゲイドラゴン 2 光と闇の竜 青眼の白龍 3 モンタージュドラゴン 1 ガードオブ・フレムベル 1 サファイア・ドラゴン ? Sin 青眼の白龍 1 DDR 3 死皇帝の陵墓 未来融合-フューチャー・フュージョン 1 竜の鏡 2 聖なるバリア-コピーミラフォ 1? 以下不明
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自由への手錠 2 アーティファクト ― 装備品 2、自由への手錠を外す:あなたのコントロールするクリーチャー1体を対象とする。 それはターン終了時まで+1/+1の修整を受け、飛行を得て、攻撃に参加している状態になる。 この能力は攻撃クリーチャー指定ステップにしか使用できない。 37版の 176 装備コスト不明 [部分編集] イラスト \ \ 両腕に冷たい鉄の輪がはめられた \ \ \ _ヽ __ _ 外界との連絡を断ち切る契約の印だ。 ヽ/, /_ ヽ/、 ヽ // / __) l -,|__) 「刑事さん・・・、俺、どうして・・・ || | __)_ゝJ_)_ ⑨扱い・・・しちゃったのかな?」 \ ||.| ___)_(_)_ \| | ____ノ_(_)_ ) とめどなく大粒の涙がこぼれ落ち ヾヽニニ/ー--'/ 震える彼の掌を濡らした。 |_|_t_|_♀__| 9 ∂ 「シラネ」 6 ∂ (9_∂ 犯人は声をあげて・・・ バキン 。∞Σ Σ∞ ∩ /⌒ヽ ∩ \( ^ω^)/ | / ( ヽノ ノ ノ レレ /⌒ヽ ⊂二二二( ^ω^)二⊃ <逃走だーー!! | / ブ-ン ( ヽノ ノ ノ 三 レレ
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手錠です。 もちろん、他プレイヤーを拘束するのに使用します。 加えて麻袋を頭に被せて、視界を封じれば完璧ですね。 拘束した場合 拘束されているプレイヤーからは所持アイテムを奪うことが可能になります。 拘束された場合 拘束された状態でも遅い速度でなら移動することができますが、 インベントリのアイテムは使用できせん。 ショートカット(ホットキーとも言う)に登録してるアイテムはアクセスするこができ、糸のこぎりを登録していれ自身で破壊することが可能だそうです。(未検証) 拘束のやり方 相手に近づいてFキーで拘束できます。止まっている相手でないと難しいです。 拘束の強度は、拘束に使用されたアイテムの状態・種類により変わります。 手錠のほかに、テープやロープ、ワイヤーでも同様のことができます。 解錠の方法 ショートカットに登録してあるHandcuffs Keys(手錠の鍵)か糸のこぎりを使用する。 他プレイヤーにHandcuffs Keys(手錠の鍵)を使用してもらう。 寝そべってAとDキー交互で、拘束具が壊れるまで暴れ続ける。
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「…こういうこと」 唇を離しながら先生がそっと呟く。 なんだろう。私は、何が起こったのかいまひとつ理解できなかった。 「おーい、柊?」 ボーっとしている私の目の前で先生が手を振る。 そのとき私はようやく、先生とキスをしたことに気がついた。 ……キス?先生と私が? 「せせせせせ先生!?」 混乱する私を余所に、先生が口を開く。 「なぁ柊…。わかるか? 好きだから、ずっと私のクラスにおいておきたかったんだよ。」 いやおかしいって。どういう状況なのか今一度頭の中で整理する。 つまりそれって…先生が私を好きってこと? ま……まさか… 「って、ちょっ先生!?」 訳がわからなすぎて頭がフットーしそうだよッ…! となっている間に、先生は無表情のままセーラー服を脱がし始めた。 手馴れた手つきでボタンを外し、フロントホックのブラもは外される。 「いいだろうが。こちとら三年近く我慢したんだ。」 そういいつつ、露になった私の胸をもみ始めた。 「え…ちょっ……」 「可愛いぞ柊」 何これなんなの一体。これなんてエロゲ?というこなたの口癖が頭をよぎる。 いくら頭を頑張って働かせてみても、一向に状況が理解できない。 考えることに集中していると、胸に刺激が走った。 「…はぅっ…せんせ…やめ…やだ」 見ると桜庭先生が胸の先端部分を指で弄んでいる。 その刹那。 一気に感覚がリアルになった。 途端に顔・頭に血が上るのを感じ、私は先生から逃れようと身をよじった。 「せ先生っ、じょ、冗談はやめて下さい!」 「阿呆、冗談でこんな事するか。あまり変な事言うと生物の点数下げるぞ。」 「へ、変な事言ってるのは先生のほうじゃないですか。」 「柊、ちょっと黙れ。私は本気だ。こっち見てみろ。」 先生が私の肩を力強く掴む。真っ赤な顔の私は、顔を上げることが出来ず俯く。 先生が顎を掴み前を向かせた。 「こっち見ろって。」 先生の目がまっすぐ私を捉えた。 今まで見たことがない程真剣な顔をしていた。 その目を見た瞬間。 私の心が熱く疼いた。 「本気……なんですか?」 「だからさっきから言ってるだろ。よし、続きだ。いいだろ?」 先生は私の返事を聞かず、そのままゆっくりと机に押し倒した。 私に考える暇を与えないほどの速さで又胸を弄りだす。 「……あっ…んぁ…」 先生の舌が胸に触れ、思わず恥ずかしい声が出る。 それを聞くと、先生は笑みを浮かべながら見上げてきた。 「いやっ、今のは違……」 「もっと声出せ。」 理不尽な要求を押し付けると、又口を胸に戻す。 そしてそのまま、私の体をなぞっていった。 私はひどく恥ずかしくって、顔を真っ赤にし、目を瞑った。 「あっあ……せんせ…い」 静かな生徒指導室。先生の舐める音と私の声だけが響く。 「…ふぁ……」 「気持ちいいか?」 私は答えず、ぎゅっと唇を閉めた。 しかし、羞恥心だけでなくもっと別の感情が芽生えているのを、私自身一番よくわかっていた。 ……気持ちいい… 舌の感覚が止んだので薄っすら目を開けると、先生は私のパンツをに手をかけていた。 「ちょっ、そこは……」 「何言ってるんだ。こんなに濡らしておきながら。」 先生が下着の上から指でなぞる。 「あうっ」 一際大きい声が出た。 下半身が熱を帯びてるのを自分でも感じる。 きっと下着も凄い事になってるだろう。 「ほれほれ」 「ああっ…んあ」 敏感な所をつんつんとつつかれ、私は身をよじった。 されるがまま、私の下着は剥ぎ取られた。 「いやだっ……」 濡れたアソコに、ひんやりと空気を感じる。 私は急いで足を閉じた。 「足広げろって」 「む…無理ですっ」 広げるなんて、きっと恥ずかしすぎて死んでしまう。 今だって……恥ずかしさは限界だというのに。 「広げないと、気持ちいいことできないぞ」 意地悪い目で先生が言う。右手は太ももを、左手は胸を撫でながら、顔を近づける。 先生の顔が目の前にくる。唇同士触れてしまいそうな距離で、ささやく。 「柊はそれでいいのかぁ?」 ……私は、ゆっくりと足を開いた。 今の今まで誰にも見せたことない。 もちろん誰にも触れられたことのない場所を、自らの意思で見せた。 「素直だなぁ柊は……可愛いぞ…それじゃあ」 先生がアソコに顔を埋める。 刹那。体に電気が流れるような錯覚に陥った。 「んああっ」 言うまでもなく舐められる事なんて初めてである。 信じられないほどの快感が私を襲う。 「…あっ……あっ…ふあ」 ボーっとしてくる。何が何だかわからなくなる。 私は視線を宙になげ、光を受け光る埃を意味なく見る。 駄目だ。壊れてしまいそう。 「あっん…ふぁあ…せんせ…これ…だめっっ」 先生は私の声が聞こえているのかいないのか、顔も上げずに舐め続けた。 「や…やばいですって……ぇあ、あああっ」 同性の。 しかも担任で。 身長だって10センチ以上小さいこの人。 世界が、私と先生だけになった気がした。 あるのは快感だけ。 この後どうなるのか?世間体? どうだっていい。 今はただ、先生と。 与えられる快感に身を任せるだけ。 「あ…んんっ…んあっっ」 「やっぱちょっと……きついな。指だけなんだが」 急に進入してきた異物に体が反応する。 今まで自分でしたことはあるけど、いつも外から触るだけで中に指など入れたことない。 初めて体験する異物感に、少し顔をゆがめる。 「痛い……か?」 「いえっ…いたくない…です…」 「最初はゆっくりするから」 言葉通り本当にゆっくり、先生の指が私を犯す。 痛くないと言えば嘘になるが、それよりも私はその先にある快感がほしかった。 「んっ…んっ」 「大分慣れてきたか…柊…」 愛おしそうな目で、先生が私を見る。 …そうか。 繋がるってこういう事だったんだ。 今まで性に関することはひた隠しにしてきた。 なんだかいけない事だって思ってた。 汚い事だって思ってた。 テレビの下ネタ。教室で耳にする性体験。 汚らわしいって。私には関係ない事って。 初めて自分で触ってみたとき、快楽を感じたとき。なんだかとても後ろめたかった。 自分が汚い人間になったような気がした。 ……でも、違う。 誰かとこんな風にすると、幸せを感じる。 その誰かを愛しいって思える。 ……私、先生の事好きなのかな…… ボーっとそんな事を考えてると、急に一際大きい快感が私を襲った。 「ひああっ……あっあっ、せんせ…そこはぁっ」 「ここか。柊のいいとこ」 先生が嬉しそうにそこを探る。 波が、波が来る。 「そこだめっ…んあっ…せん…せえ…あっもう…だめぇっ」 「イっていいぞ」 「あっあっあっん……あああっっっ…―――――」 肩で息をする私を先生が優しく抱きしめた。 変わらない真剣な瞳。 「好きだ。柊」 「―――私もです…」 元々好きで自分でもその気持ちに気づいていなかったのか。 こんな事をされて好きになったのか。 自分でもわからない。 でも、今は好きだ。 とてもとても先生が好きだ。 先生は私の返事を聞くと、ホッとしたような目になった。 「……よし、柊。ちょっと待っとけ。あ、この服着てな。」 未だ余韻がのこっている私に、先生はセーラー服を渡す。 私は言われるがまま制服を身に着ける。 そしてそのまま、ドアのほうに近づいていった。 「せんせ……」 先程とは打って変わって厳しい目つきをして。 私はなんだか不安になった。 先生がドアを開き、言う。 「覗きたぁいい趣味してんなぁ」 ―――覗き!? 小柄な先生の後姿。 ドアを開けたそこには――― 青い髪。 桜庭先生に負けず劣らずの小さな姿。 「こなたっ……!?」 そこには、顔を青くしたこなたがいた。 こなたは、先生と、私を交互に見ながら何かいいたそうに口を動かしてる。 しかし、声はでていない。 こなたは最後に私を見た後、一気に走り去った。 「ちょ、こなたっ」 ため息をつきながら桜庭先生が私の元に帰ってくる。 「向こうのドアの鍵、閉め忘れていたらしい……すまん」 「……大丈夫です。こなたは親友だし、理由を説明すればわかってくれると思います。 人に言いふらすような子じゃありませんし………」 口ではそういうが、本当は不安と焦りが物凄かった。 私の脳裏に、さっきのこなたの何かを訴える目がよぎる。 「ならよかった。まぁ柊の親友だしな。……で、さっきの話なんだが。」 「はい?」 桜庭先生が妙にそわそわしている。いつもみたいな余裕がなさそうだ。 「柊、結婚…じゃない、まずは、付き合ってくれ。」 胸が疼く。 私は笑顔で答えた。 「はい……!」 こなたに罪悪感を覚えたが、きっと分かってくれる。 否、こなたが分かってくれなくてももう遅い。 もう遅いのだ。 もう戻れない。 私には、しっかりと手錠がかけられている。 桜庭先生に心も体も捕らえられてしまった。