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登録日:2021/02/22 (月曜日) 18 38 00 更新日:2024/04/30 Tue 13 58 31NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 ある意味ロジハラ? より大きな善の為に オーベルシュタインの草刈り ダークヒーロー ナンバー2不要論 パウル・フォン・オーベルシュタイン 元帥 冷徹なる義眼 塩沢兼人 嫌われ者 子供の日 愛犬家 最大多数の最大幸福 正論だけを刻んだ永久凍土の石板 歩く毒薬 王朝の忠臣 空気を読まない男 絶対零度の剃刀 総参謀長 義眼 自己犠牲 言ってる事は正論 諏訪部順一 賛否両論 軍務尚書 銀河帝国 銀河英雄伝説 銀河英雄伝説登場人物項目 光には影が付き従う。だが光が陰れば影もまた… パウル・フォン・オーベルシュタイン(帝国歴452年〜新帝国歴3年)は銀河英雄伝説の登場人物。 ラインハルト陣営内で参謀役を務め、政治および戦略面で終始暗躍する。 CV:塩沢兼人(OVA本編)、諏訪部順一(TVアニメ『Die Neue These』) ●目次 ■来歴イゼルローン要塞陥落まで 同盟による帝国領侵攻~リップシュタット戦役 自由惑星同盟への侵攻 ローエングラム王朝の成立~死まで ■能力 ■人物 ■人間関係 ■余談 ■来歴 初登場は劇場アニメ第一作『わが征くは星の大海』の、第四次ティアマト会戦。 宇宙艦隊司令長官グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥の参謀として登場し、幕僚として意見及び報告を行っている。 イゼルローン要塞陥落まで 原作での登場はアスターテ星域会戦の戦功によるラインハルトの元帥就任から。 式典の終わりを待つキルヒアイスに接触し、昇進するラインハルトと上司に恵まれたキルヒアイスへの賛辞、 そして先天性の理由で義眼を使っており、ルドルフ大帝時代なら殺されていたであろうという帝政批判の声を上げる。 キルヒアイスはラインハルトの失脚を狙う人物の差し金ではないかと警戒し、ラインハルトもこれに同意する。 本格的な登場は第7次イゼルローン要塞攻防戦から。 イゼルローン要塞駐留艦隊司令官ハンス・フォン・ゼークト大将の参謀として、同盟軍側の指揮官であったヤン・ウェンリー少将の策を読んで彼に度々意見具申した。 しかし全く聞き入れられず後手続きとなり、イゼルローン要塞は陥落。さらに武人の本懐と称した無謀な特攻を仕掛けたことでゼークト大将を見限り脱出している。 帝国帰還後、敵前逃亡と要塞陥落の責を負わされそうになり、当時元帥へ昇進したばかりだったラインハルト・フォン・ローエングラムに助力を求めた。 さらにオーベルシュタインは会談の場で周知の仲であったキルヒアイスの退出を求めた上、承諾されると改めてラインハルトに義眼を明かして帝政批判を主張する。 ラインハルトは会話を打ち切ってキルヒアイスを呼び出し、オーベルシュタインを反逆者として逮捕するようを命じるが 「あなたもこの程度の人か…」 「けっこう、キルヒアイス中将ひとりを腹心とたのんで、あなたの狭い道をおゆきなさい」 この言葉を受け、ラインハルトとキルヒアイスは追及を止めてしまう。 「キルヒアイス中将、私を撃てるか。私はこの通り丸腰だ。それでも撃てるか。」 「撃てんだろう。貴官はそういう男だ。尊敬に値するが、それだけでは覇業をなすには充分とは言えんのだ。」 「光には影が従う…まだお若いローエングラム伯にはまだご理解いただけぬか」 キルヒアイスを認めつつ、大事を成すには足りない面があると指摘。そしてラインハルトに野望への意思と器量を問うたのである。 「よかろう。卿を貴族どもから買おう」 このやり取りを経て、ラインハルトはオーベルシュタインをイゼルローン失陥による問責から擁護した上で配下とすることに決めたのである。 (ちなみに漫画版やアニメ版ではこの前にロイエンタールが貴族に囚われた親友たるミッターマイヤーの救援をラインハルトに依頼する場面があり、依頼の姿勢を対比できる) この時ラインハルトは各々自ら辞職した帝国軍三長官の座を皇帝から提供されていたがどれも固辞。合わせて責任は要塞指揮官と駐留艦隊指揮官の2人のみにあるとしてオーベルシュタインへの追及を阻止している。 以後ローエングラム元帥府に招集され、参謀長兼元帥府事務局長として従事する。 同盟による帝国領侵攻~リップシュタット戦役 続くアムリッツァ星域会戦から艦隊参謀長(准将)として参加。ラインハルトの傍らで度々自らの見識を述べ同意を得ている。 一方でビッテンフェルトの自らの失策による救援要請を強硬に断る姿に 「はたして万人に対してこの姿勢が取れるのか。覇者は私情と無縁でなければならないのだ。」と内心でラインハルトを試す場面も。 この戦いで同盟軍への大打撃のみならず帝国領民に対し同盟への敵対心を植え付けることに成功し、功績により中将へ一気に2階級昇進している。 貴族連合との内紛であるリップシュタット戦役では戦略及び謀略を駆使してローエングラム陣営の勝利に大きく貢献している。 レンテンベルク要塞攻略戦時には、貴族連合軍の守将であるオフレッサー上級大将の捕縛を進言。捕えたオフレッサー自身を無傷で釈放しつつ部下全員を公開処刑。 これは反ラインハルトの急先鋒であるオフレッサーが裏切ったと思わせることを目的としており、本拠地であるガイエスブルク要塞へ帰還したオフレッサーは弁解を受け入れられることなく処刑されることになった、これにより貴族連合軍内に疑心暗鬼が芽生えていくことになる。 その後半、自身の領地ヴェスターラントで起こった民衆の反乱に激怒したブラウンシュヴァイク公が、西暦時代からのタブーである地上への核攻撃を企んでいるとの情報が入る。 これを事前に察知していたオーベルシュタインとラインハルトだが、各メディアによって内容が異なるため以下に分ける。 ◆原作・道原版◆ オーベルシュタインはあえて虐殺を行わせて映像として残し門閥貴族の残虐性を訴えることを提案。始めは救援に向かおうとしたラインハルトだが渋々これを承諾する。 ◆石黒OVA版◆ 救援に向かう意向を示したラインハルトへ嘘の情報を伝え、意図的に核攻撃を阻止させなかった。 ◆藤崎版◆ オーベルシュタインの提案をラインハルトは明確に却下し、ミッターマイヤー艦隊を救援に向かわせたがラインハルトとキルヒアイスの仲を裂き争わせようとしたフェザーンの策略で用意された別動隊によって、結果的にヴェスターラントの虐殺は実行されてしまう。 結果としてヴェスターラントの住民200万人は虐殺されたが、民衆の支持が圧倒的にローエングラム陣営へ向いた。 しかしこの虐殺を許してしまったことはラインハルトの周囲に後々まで影響を残すことになる。 貴族連合が追い詰められてリップシュタット戦役が終決し、戦勝式典を執り行う。 しかし現場でアンスバッハ准将による暗殺未遂事件が起こる。オーベルシュタインは身を挺してラインハルトを庇う。 キルヒアイス上級大将がアンスバッハに飛びかかって身柄を押さえたが、正面から抵抗されたキルヒアイスは傷を負って死亡してしまう。 アンスバッハはその場で自殺したものの、今度は暗殺の主犯として政敵であるリヒテンラーデ候に濡れ衣を着せ拘束するよう各提督に指示。 (この時、ロイエンタールはこのオーベルシュタインの策に『敵に回したくないものだ。勝てるわけがない』と皮肉を交えて評したという) 更にラインハルトにも立ち直って貰うため、彼の姉であるアンネローゼ・フォン・グリューネワルトにキルヒアイスの死を伝える役も担った。 自由惑星同盟への侵攻 ラインハルトが帝国内で権力を堅実にすると上級大将に昇進し、同時に宇宙艦隊総参謀長と統帥本部総長代理に就任。 帝国貴族残党のランズベルク伯アルフレットとレオポルド・シューマッハ大佐がエルウィン・ヨーゼフ2世を誘拐するという計画を、フェザーン自治領から齎された情報も含めて察知。最初はどうするか決めかねていたラインハルトに、敢えて誘拐を成功させる事で自由惑星同盟へ攻め込む正当性を獲得させると助言し承諾させる。 だが事が事なので無血で済む問題ではなく、宮廷の警備責任者であるモルト中将と更にその上官であるウルリッヒ・ケスラー大将にも罰を負わせる必要があった。 当初の意向ではモルトとケスラー2人とも自裁させるべきとの方針を示していたが、ラインハルトがケスラーの才覚を惜しんだためこちらは減俸に抑えられている。 オーベルシュタインの思惑通り、皇帝は誘拐されフェザーン経由で自由惑星同盟に亡命したため、同盟量侵攻作戦たるラグナロック作戦が発動した。 ローエングラム王朝の成立~死まで ローエングラム王朝成立と時を同じくして、元帥に昇進し軍務尚書に就任。 自由惑星同盟降伏後に締結されたバーラトの和約以後、ハイネセンに高等弁務官として駐留していたヘルムート・レンネンカンプ上級大将を諭してヤンの暗殺を企てさせる。しかし暗殺は失敗しレンネンカンプは自殺する失態を犯していたが、一連の行為で暗躍していたのを誰にも看破されていない。 新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥が謀反を企てていると帝国内で噂され、実際にフェザーン元自治領主のルビンスキー及び地球教徒によってそれが実現化されると、内務省内国安全保障局長兼内務次官のハイドリッヒ・ラングと共に帝政を壟断する者として非難を受ける。 これに対し和解をするためラングを引き連れロイエンタールの元を訪れようとするもラインハルトに制されている。 同盟滅亡後、最後の敵勢力であるイゼルローン要塞内の共和主義者らを引っ張り出すために旧同盟領に残った元要人約5000人を次々と逮捕。後に「オーベルシュタインの草刈り」と呼ばれる一連の行為は、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト上級大将の家訓に則った大々的な悪口によって早々に非難される。この対立は、一方は皇帝の人となりを批判すると共にそれに妄信する提督らを嘲笑し、一方は自分の戦果を侮辱された事で暴力的行為に頼るまでに悪化する。 ラグプール事件によって収監者が脱走・暴動をすると上記の対立関係が障害となり、ラインハルト直々に叱責と和解を行った。同時に草刈りの一件が失策であったと認めて容疑者を全て解放しているが、イゼルローン革命軍司令官ユリアン・ミンツ中尉はここまでを帝国の反感を自分へ集中させる作戦ではなかったのかと読んでいる。(この時、イゼルローンでは、オーベルシュタインへの罵詈雑言が多数記録されたり、アッテンボローがユリアンの冗談に対して、『帝国軍将兵が全員、顔にオーベルシュタインの似顔絵を張り付けた姿』を想像して胸が寒くなったりしたりしたという。なお、草刈りの件についてユリアンは『人々を納得させることはできず、憎悪と怨恨がなお残るだろう』『ヤンの苦悩や懐疑を超克するものであるはずがない』と評している) またこの時元フェザーン自治領主アドリアン・ルビンスキーを逮捕することに成功している。全宇宙のカルテを一つ一つ調べあげるという気の遠くなるような作業の賜物ではあったが、既に末期の脳腫瘍で死に体だった彼から有益な情報が齎される事は遂に無かった。 そして最終話。詳細不明の皇帝病に罹患したラインハルトが崩御する夜に、仮皇宮で容態が回復しつつあると地球教徒の残党に情報をリークさせる。 後の無い彼らがおびき寄せられ一進一退の攻防戦となり、最終的に地球教徒は皇帝の病室に爆発物を投げ込む。 ラインハルトの居場所と彼らが思い込んでいたその部屋にいたのは、他でもないオーベルシュタインであった。 OVA描写では内臓や肋骨が見えるほどの重傷で、本人も助かる見込みが無いとして治療を拒絶し、執事への遺言のみを呟くと事切れた。 結果として彼は皇帝ラインハルトの身代りとしての死を迎えたが、これが冷徹な彼が皇帝に殉じたのか、あるいは計算違いだったのか。 彼を知る者の意見は二つに分かれ、しかも一方の意見を主張した者も、完全な自信を持ちえなかったという。 ■能力 劇中全体を通して、艦隊戦などの物理戦闘ではあまり出番が無い一方、戦略及び政治の分野で広く活躍する。 人心、特に人間の悪意を予測・感知しコントロールする政治活動(敵味方問わず)で優位を獲る仕事においてはラインハルトの幕僚でも並ぶ者がいない。 オフレッサー無傷解放に反発していたレンテンベルク要塞攻略指揮官のミッターマイヤーとロイエンタールだが、この後に貴族連合に起きることを聞かされると苦い表情を見せつつ承諾。 さらに道原版では「効果が絶大なのは認めるが、オーベルシュタインのやり方は好かんな」と複雑な思いをこぼしている。 極悪な謀略もお手の物で、貴族連合討伐後の政敵となるリヒテンラーデ公に濡れ衣を着せて追い落としたり、ラングを支配下に置いてロイエンタールの謀反を起こさせるなど敵味方に遠慮のない行動は広く恐れられている。 本人自身は自分の謀略そのものが非道であること自体は自覚しているが、むしろそれに賛同した相手を逆に非難する材料として徹底的に利用するほど。 彼の政治的方針の一つとしてNo.2不要論が挙げられるだろう。ひいてはキルヒアイスやマリーンドルフ父娘、或いは自分もそうであったように、組織にNo.2は要らないと称する彼は度々その信念に基づいてラインハルトを掣肘していた。その過程でキルヒアイスは死に、帝国の双璧であるロイエンタールも対象と見做されてしまったが、そうした障壁が取り除かれた先に自分がNo.2として立っていたとしても容赦なく排する覚悟も有していた。(*1) ■人物 余はオーベルシュタインを好いたことは、一度もないのだ。 それなのに顧みると、もっとも多く、あの男の進言に従ってきたような気がする。 あの男はいつも反論の余地もあたえぬほど、正論を主張するからだ。 by.ラインハルト・フォン・ローエングラム オーベルシュタインに私心がないことは認める。認めてやってもいい だが奴は、自分に私心がないことを知りつつ、それを最大の武器にしていやがる。 俺が気に入らないのはその点だ!! by.フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト オーベルシュタイン元帥は劇薬であって、患部は治癒する代わりに副作用が大きい……。 正論だけを文章として彫りこんだ、永久凍土上の石板……。 その正しさは充分に承知されながら、誰もが近づくことを拒む……。 by.ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ 徹底的なまでに効率性と能率性を追求し続ける功利主義者。 マキャヴェリズム(*2)の体現者でもある。 先天的な持病で両眼が義眼なため、時代が異なれば『劣悪遺伝子排除法』によって自分は処分されていたと時折自虐する。そしてその法律を制定したゴールデンバウム王朝の開祖ルドルフ大帝とその子孫、及びそれらが築き上げてきた全てを憎んでいる。そして彼の理想は打倒ゴールデンバウム王朝に傾倒しており、その上で新たな時代の幕開けとなる新王朝を作り上げる事である。 よって彼の上司たるラインハルトは新王朝立ち上げの道具に過ぎず、彼もそれは理解している。 即位したラインハルトも「自分に後継者ができたら、自分はさっさと廃位させて後継者の英才教育に専念するんじゃないか(意訳)」とこぼしてもいる他、 冗談交じりで「自分の存在が王朝の利益と相反するときは自分を廃立するかもしれない」とヒルダに語っている。 ヒルダもオーベルシュタインのことは「ラインハルトの忠臣なのだろうか?(=ローエングラム王朝の忠臣ではあって、ラインハルト個人の忠臣ではないかもしれない)」と懸念を抱いている。 小を殺して大を生かすを地で行くスタンスだが、必要なら自分を犠牲に含めることを厭わない。 ある意味、徹底的に公平な性格。その感性が、常人には追いつけない。 ラインハルトから嫌がらせ目的で自分の命が賭けられるかと問われた時は即答して肯定している。 また講和を餌にイゼルローン要塞からヤンを引きずり出す際、人質として要塞内部に拘留する高官の候補者がいない時は自分がなると進言している他、 最終話では地球教徒のテロでラインハルトの居場所として自分の部屋を伝えて騙し、自分が犠牲となっている。 信頼と呼べるものは非常に薄く、ラインハルトとはあくまで利害の一致で行動を共にしているだけでしかない。 寡黙で功利主義なのも合わさってとにかく非協調的で空気も読まず、 ラインハルトとヒルダの結婚式の真っ最中ですらお構い無しに中断させて重大な事項を報告した。 この時には参列者からも『式が終わるまで待てないのか。空気を読め馬鹿(意訳)』と罵倒されるも、「危急は待ってはくれぬ」と正論を返して黙らせようとしたほどである。 同時に徹底的な秘密主義を貫いているため、他の提督達と足並みを揃えようとはせず重要な情報を独占したまま独自に活動を続けたりするため、こうした態度は後世からも非難の対象となっている。 ミッターマイヤーは「オーベルシュタインは自分以外の幕僚が反逆者予備軍だと思ってる(意訳)」と評しており、彼の「ナンバー2不要論」や秘密主義も潜在的にはこの思想が見え隠れする。 他の提督から嫌わているが、彼も他の人間を信用していなかったのかもしれない。 彼の吐く言葉は一貫して正論であるが、しかし軍事的浪漫主義が跋扈するローエングラム陣営の中で、現実的かつ正論家である彼の言動はとても受け入れられる様子は無く、時として相手を激怒させるような状況もあった。 特にビッテンフェルトなどは彼を露骨に嫌っており本人の前でも堂々と大声で悪口を言うほど。 (ロイエンタールやミッターマイヤーもオーベルシュタインを嫌っていて、ロイエンタールなどは『あの』オーベルシュタインとわざわざ『あの』をつけて述べるうえに、提督たちの中で最も流ちょうに『あの』と発音したという) 温厚なキルヒアイスですら「危険な男」と直感して嫌悪を抱いたほどで、さらにそのキルヒアイスが不慮の死を遂げる原因にもなったために彼の幕僚達はもちろん、リップシュタット戦役でキルヒアイスの指揮を受けて共に戦ったワーレンとルッツも同様に強い恨みを抱いている。 ◆帝国軍将帥によるオーベルシュタインに対する文句・悪口語録◆ オーベルシュタイン参謀長をおそばから遠ざけください! あの男は一時の利益のためにラインハルト様に間違った道を進ませようとしました! この先何度同じことがあるかもしれません! by.ジークフリード・キルヒアイス 自分では忠臣のつもりかもしれんが、このままだと奴と波長の合わぬ人材を次々と排除して、ついには王朝の土台にヒビを入れるぞ! あのオーベルシュタインは死ななかったか。奴が人間であると証明するせっかくの機会だったのにな。 ヤン・ウェンリーよりもあのオーベルシュタインがいなければ宇宙は平和、ローエングラム王朝も安泰。万事、めでたしめでたしというものさ。 誰かのように陰険姑息な策謀をめぐらして陛下の背中を刺したりはせぬ……! オーベルシュタインはともかく、他の三人とはまた再会したいものだ…… by.ウォルフガング・ミッターマイヤー 何しろ我が軍には目下ナンバー1、ナンバー2がおらず……纏め役を欠くのでな! 単に可能性の問題として言うのだが、歩く毒薬のオーベルシュタインめが何らかの魂胆で一件を仕組んだのだとしても、俺は驚かぬ。 オーベルシュタインがヤン一党に殺害された後、俺達がその復讐をしてやる義務もないはずだ。 by.オスカー・フォン・ロイエンタール 我らが総参謀長どのは人間には嫌われても犬には好かれる訳か。犬同士、気が合うのだろう オーベルシュタインの奴はああやって葬儀さえ取り仕切っていればいいのさ。よく似合うし、誰の迷惑にもならんからな。 俺は死ぬことなど少しも怖くない。だがオーベルシュタインの巻き添えになるのは御免被る! 奴と同行してヴァルハラを行くことになったら、俺は奴をワルキューレの車から突き落としてやるからな! 何故だ!? 何故、オーベルシュタインの野郎が死なないで皇帝が亡くなるんだ!? by.フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト 式典の最中に義手が勝手に軍務尚書を殴りつけでもしたら洒落にもならん。 ……いや、それも手かな? by.アウグスト・ザムエル・ワーレン 元はと言えば、あやつが余計な差し出口を利いたからではないか! あのオーベルシュタインより早く死んでたまるか! 俺は奴の葬儀の時に、心にもない弔辞を読んで、心で舌を出してやる。 by.コルネリアス・ルッツ 陛下。この一件に関しましては、私も軍務尚書と意見を等しくします。 by.ウルリッヒ・ケスラー 前線指揮官たちと比べて言葉が控えめであるが、中盤以降は首都星に留まることが多い彼もオーベルシュタインを好ましくは思っていなかった様子。 なお来歴の項の通り、ケスラーは皇帝誘拐を見逃すオーベルシュタインの謀略のコストとして切り捨ての対象となり自裁の形で殺されかけている。 ラインハルトが才覚を惜しんだため早々内々のうちに自裁案は却下され減給処分となり、劇中でケスラーがこのことに気づいた描写はない。 イノシシに聴かせるにはジャッカルが作った曲でたくさんだ! by.エルネスト・メックリンガー シヴァ星域会戦においてビッテンフェルトと言い争いになった際、オーベルシュタインと同じやり口で収めようとしたために「いつからオーベルシュタインの作った曲に合わせてピアノを弾くようになりやがった」とえせ詩人野郎呼ばわりされたために返した言葉。 この時、ラインハルトが病に倒れるという非常事態で本人も冷静さを欠いていたとはいえ、オーベルシュタインをジャッカル呼ばわりするほど内心では嫌悪していたことが覗える。 私生活は執事のラーベナルト夫妻と拾ったダルマチアンの老犬がいるくらいで、血縁者の情報は一切不明。 皇帝として世継ぎを儲けることを勧めたラインハルトから言葉を返された際に「オーベルシュタイン家が断絶しても世人は嘆きますまい。」と語っており、末裔である可能性もある。 ちなみにこの老犬は元帥府に出向いた際に何故かついてきていた野良犬で、衛兵から本人の愛犬と見間違われたのに感心してそのまま飼い始めたもの。 愛着はあったようでナイトハルト・ミュラー曰く「生意気にも柔らかく煮た鶏肉しか食わない」らしく、夜中に自身が肉屋に出向いて鶏肉を購入している姿を目撃されている他、今際の時には老犬の好きにさせてあげるようラーベナルトへの遺言を残している。 ■人間関係 ジークフリード・キルヒアイス ラインハルトの腹心の友。 優しい性格のキルヒアイスに政治謀略は向かないと考えたラインハルトがオーベルシュタインを参謀として迎え入れ、ラインハルトの覇道への一歩となった。 軍事的能力でもラインハルトに匹敵するとされるが、オーベルシュタインの掲げるNo.2不要論の元では火種となってしまった。 ヴェスターラントの件で友情に亀裂が入り、特例として許されていた式典中の武器携帯も認められなくなったことがリップシュタット戦役式典での死の理由の一つとなった(*3)。 その死に落ち込み続けるラインハルトに「私を責めないのは立派なことですが~」と言葉を向けており、 オーベルシュタインも自分の方針がキルヒアイスの死の理由の一つであること、少なくそう見られることは理解はしていた様子。 ハンス・ディートリヒ・フォン・ゼークト ゴールデンバウム王朝の軍人で大将。イゼルローン要塞の駐留艦隊司令官を務める。 ラインハルト陣営に加わる前の直属の上司で第七次イゼルローン要塞攻略戦の直前に彼の幕僚として赴任したが、当の本人はオーベルシュタインを「陰気を絵に描いたような男」と毛嫌いしていた。 典型的な軍人気質な性分から当然、オーベルシュタインとは反りが合わず彼の的確な意見具申も退け続け、ついには追い出してしまう。 挙句の果てにはヤンによって奪われたイゼルローン要塞に部下を道連れに玉砕しようとするが、トールハンマーによって旗艦もろとも宇宙の藻屑となった。 オーベルシュタインからは「忠誠心を刺激するような人間ではない、怒気あって真の勇気なき小人」と吐き棄てられている。 アントン・フェルナー かつてはブラウンシュヴァイク公に仕えていた軍人で、当時の階級は大佐。後に少将となる。 リップシュタット戦役間近に、アルツール・フォン・シュトライト准将とラインハルト暗殺計画を進言するも、実力差で劣るからだと勘繰ったブラウンシュヴァイク公に拒絶される 諦めたシュトライトに対して独断で行動をするも、予見されており失敗。しばらく逃亡した後に自首。 ラインハルトと面会した場でブラウンシュヴァイク公の批判を交えつつ自分を売り込み、神経の太さを見たラインハルトにオーベルシュタインの元へ送られる。 胃痛などによるリタイアが続出する部下の中にあって長く務めあげており、時として物怖じせず単刀直入に意見する度胸すら見せつける。 それは時としオーベルシュタインの不興を買う事もあったが、彼なりに自嘲する姿を見せるなど心を許していたようにも思える。 ハイドリッヒ・ラング 久々にワロタ ゴールデンバウム王朝で民衆や敵対勢力を弾圧してきた秘密警察組織「社会秩序維持局」の局長を務めていた人物。 自らをオーベルシュタインに売り込み、ローエングラム王朝においては「内国安全保障局」と名前を変えてそのまま居座る。 オーベルシュタインからは敵を排除するための道具としか見られていない。 会議の場でラインハルトの威を借りた発言をしたためロイエンタールに手厳しく罵倒され、その逆恨みで彼を陥れようと暗躍するようになり、結果としてロイエンタールの反乱へと繋がっていく。 会議での罵倒は出席する許可をオーベルシュタインが他提督の了解を得ないままでいた等の不注意から起きたことであり、彼の非協調性や寡黙な部分の悪い面が大きく出てしまったものでもある。 ウド・ディター・フンメル ローエングラム王朝の官僚で、バーラトの和約後、同盟に駐留する帝国高等弁務官レンネンカンプの首席補佐官を務める。 実はオーベルシュタインのスパイであり、レンネンカンプの動向を知らせる役目を担っていた。 法知識に詳しく行政処理にも長けているが本質的には悪徳官僚のような人物で、同盟の法の穴を突いて退役していたヤンを無理矢理逮捕させようとレンネンカンプに入れ知恵をしたり、第二次ラグナロック作戦による同盟完全征服の際には統合作戦本部長ロックウェルに最高評議会議長レベロの暗殺をそそのかしたが、これら卑劣な小細工がラインハルトの逆鱗に触れ、ロックウェル共々薄汚いハイエナとして粛清されてしまった。 グスマン オーベルシュタイン直属の部下の一人で少将。 フェルナーと比較すると柔軟性や主体的な判断力などが極めて欠けており、オーベルシュタインからの命令を機械的に実行するだけのロボットのような人物。 ラグプール事件でフェルナーが負傷した際は臨時代理を務めるがこの性格もあって酷く事務的かつお役所仕事な対応しかとれず、ミュラーやワーレンらが不快になり半ギレするほど。 つまり、軍務省はフェルナーがいないとまともに機能しないということの証明でもある。 ちなみにローエングラム王朝における軍務省では彼を含めてオーベルシュタインの性質を色濃く受け継いでいる者がほとんどで、むしろフェルナーのようなタイプは異端とされている。 ワルター・フォン・シェーンコップ 自由惑星同盟軍の軍人で、帝国からの亡命者で編成された陸戦部隊「薔薇の騎士」連隊の第十三代連隊長。 作中では面識こそないものの、シェーンコップはオーベルシュタインの第一印象を「帝国印、絶対零度の剃刀」と何故か見知ったように語っている。 本人によれば帝国に住んでいた幼少時代に母親と一緒に街を散歩していた際、 「向こう側から目付きの悪い陰気そうなガキが歩いてきたから、思い切り舌を出してやった」 「もしかしたらそれがオーベルシュタインだったのかもな」と言っている。当人たちは年齢的にも近いために本人だった可能性が高い。 ちなみにシェーンコップはさらに「石でもぶつけといてやればよかったな」とも言っている。 ダスティ・アッテンボロー 「それがどうした!」が口癖の同盟軍軍人。後にイゼルローン革命軍副司令官。 『オーベルシュタインの草刈り』のさい、帝国から護衛を依頼するというユリアンの案に「オーベルシュタインに命運をゆだねるのか!?」と難色を示したさいに、彼から「帝国軍の全員がオーベルシュタイン印の製品ではない(=全員がオーベルシュタインと同類または彼の息のかかった者ではない)」と返され、そこから帝国の将兵全員がオーベルシュタインの写真を顔に貼り付けた様を想像して胸を悪くした。 ユリアン・ミンツ ヤンの養子。そして、イゼルローン革命軍中尉にして総司令官。 オーベルシュタインのやり方を「その場を収まるだろうが、裏には不満や怨嗟がたまっていくだろう」「ヤンのやり方を超越するものであるはずがない」と否定している。 ヤン・ウェンリー 自由惑星同盟軍の軍人にしてラインハルト最大の宿敵。 ローエングラム王朝の成立後は潜在的な危険分子とみなして度々彼を排除するべく陰謀をめぐらしており、最終的には地球教に暗殺されたことによって目的が達せられた。 ヤンのことを過大評価していた節があり、元帥待遇で旗下に加えようとしていたラインハルトに対して「迎えるところ大なら他提督の反感を買い、小なら彼は応じない」と助言していたが、実際のヤンの望みは退役して余生を静かに過ごしたがっていただけであり、完全に的外れであった。 戦史研究に没頭させる地位なり職務をあてがえば、彼がかつて夢見ていた通り戦史書に埋もれて没頭する未来もあったかもしれないが、ヤンは軍人らしからぬ珍しい気風で、繊細に取り扱わないと良くも悪くも影響力が大きすぎた人物であったがために暗殺などの極端な方策で処する以外の手が無かった可能性もある。 ■余談 誕生日は5月5日の子供の日。 これは道原かつみ版漫画でキャラクタープロフィールを作る際に各キャラクターの誕生日を田中芳樹と道原かつみとの間で決めようとしたとき、 最初キャラがキャラだけになかなか決められず、仕方なく田中芳樹がオーベルシュタインに最も相応しくない日ならあるとして子供の日を出して、即断で道原かつみが決めたという経緯がある。 ゲーム『ちびキャラゲーム銀河英雄伝説』では、軍務尚書である彼の部下として働くルートがある。 ただ他で語られるように、激務かつ胃痛で倒れる者が多い職務なので主人公も過労から倒れてしまう。 この時、飼っている犬にまで主人公はいびられている。 削除予定項目を助けるふりをするのは、偽善であるだけでなく、追記と修正の浪費だ…… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 新アニメ版しか知らないんだけど、思い浮かべようとするとどうしてもリヴァイ兵長が出て来てしまう。旧版は何となく土方歳三に似てる気がする -- 名無しさん (2021-02-22 19 40 25) 追記修正料、一億万帝国マルク イゼルローンも可 クレジットも可(作成乙 -- 名無しさん (2021-02-22 19 44 10) 結論だけを言えば間違いは少ないんだろうが、過程でどんな手使うかわからんから一人にするとおっかなすぎる、しかもまともにやりあえるのはラインハルト、元帥衆、フェルナーくらいときた -- 名無しさん (2021-02-22 19 54 38) マキャヴェリズムは失敗時のリスクが非常に高く、どうしたって失敗リスクはなくならないため綱渡り。最後まで綱を渡り切った感じがした。 -- 名無しさん (2021-02-22 20 08 12) 良くも悪くも能力が高い。諸刃の剣。 -- 名無しさん (2021-02-22 20 25 15) 唐突にラングの所でネタかましてくるのやめろw -- 名無しさん (2021-02-22 20 39 03) 久々にワロタ こういうAAが沢山使われてたのが昔の2chなんだよな 今のSNSはAAとか使いようがないから寂しい -- 名無しさん (2021-02-22 21 01 20) 永久凍土の下に激情のマグマが煮えたぎってる人。繰り出す進言や策が全てド直球で、ローエングラム元帥府の中で一番の脳筋メンタルなのはこの人ではなかろうか(ビッテンはあれで割と広い視野で物事を見てるし)。 -- 名無しさん (2021-02-22 21 30 49) まさに劇薬よな。メリットもデメリットも強すぎる。 -- 名無しさん (2021-02-22 21 38 16) 劣悪遺伝子排除法って旧優生保護法が元ネタ? -- 名無しさん (2021-02-22 22 10 30) ↑元ネタがドイツなんだから、そのままナチの安楽死政策じゃないの? -- 名無しさん (2021-02-22 22 23 00) ↑どの国も似たような事してたんだな。 -- 名無しさん (2021-02-22 23 02 45) ラインハルトに私情を捨てるように言っといて、自分自身も復讐したいからな・・・ -- 名無しさん (2021-02-22 23 14 14) この人の職場、激務や過労はあってもパワハラやいじめのような非効率なことは許さない感じはする -- 名無しさん (2021-02-23 01 24 53) ↑理詰めの極みだから合わない人は相当ストレスだろうけどな。性格は周囲も知るところだから人選は慎重だろうし配置変え願いも割と融通きかせてそうだけど。 -- 名無しさん (2021-02-23 01 34 35) 理詰めで納得できて能力がある人ならいい職場だろうな。あとオーベルの悪口言っても自分が不満の対象になって職場が結束してるならまあいいや、で済ませそうではあるし -- 名無しさん (2021-02-23 01 39 22) 戦闘妖精雪風の特殊戦みたいに、人間に心から用事がない系の人物が集まりそうだ -- 名無しさん (2021-02-23 02 12 36) 『いつも心にオーベルシュタイン』っていう4コマ漫画が笑える -- 名無しさん (2021-02-23 06 17 31) 舞台版だといい人ぶりで、「これがあのヴェスターラントの惨劇を起こしたオーベルシュタイン?」と思うのだが、最後まで見ると「なるほど、これは冷徹な軍務尚書が誕生するまでの物語だったのか」と分かるんだよね。オーベルシュタインが何故ああなったかと考える事では興味深かった -- 名無しさん (2021-02-23 08 18 49) ヴェスターラントは最低の愚策だよ。だってラインハルト最大の武器は民衆からの圧倒的支持なのに、それを一発で潰す行いは絶対にしちゃいけない。キルヒアイスのように幕僚からも見放された可能性だってあるし、発覚しなかったのは単なるラッキーだからな。理屈でしか物事を考えられず人間の感情に疎いのがオーベルシュタインの弱点なんだよな -- 名無しさん (2021-02-23 08 24 05) あんまり語られる機会が無いけど、事務的・実務的手腕も非常に卓越してる -- 名無しさん (2021-02-23 15 07 53) オーベルシュタインの哲学はラインハルトが名実共に№1でいられたから有効だったって気がする。ラインハルト亡き後皇帝の私物ではない国家を安定させるには各成員が職権職分を遵守しつつ相互に抑制し合う体制にする他なかったとおもう。まあそれが立憲制なんだけど。 -- 名無しさん (2021-02-23 18 14 22) ↑むしろオーベルシュタインが狙っていたのはそれだろ。ローエングラム王朝はラインハルトの個人的な力量とラインハルト個人に対する忠誠心によって成り立っていた。それをラインハルト無しでも存続する様に改革したいというのがオーベルシュタインの考え。逆に今のまま個人的な繋がりが良いと言うのがラインハルトやローエングラム王朝の将校達 -- 名無しさん (2021-02-23 19 41 18) ↑ローエングラム王朝は云わばワンマン社長の元で急成長したベンチャー企業なんだ。大企業に成長した以上、個人的な紐帯よりも組織を優先せねばならないというのがオーベルシュタインの考え。オーベルシュタインのNo.2不要論も大きすぎる権限を持った人間は組織を安定させる上では有害である。組織のルールよりも個人的な繋がりが優先されるのは小さな組織なら兎も角、大組織では許されない。と言う意味だと個人的には解釈している -- 名無しさん (2021-02-23 20 02 23) ↑思うにもしもラインハルトが長生きしていたらオーベルシュタインは最終的にラインハルトをローエングラム王朝から排除しようとしていたと思う。 -- 名無しさん (2021-02-23 20 06 17) 人間の悪意は世の中を動かすものとして注目してた一方、善意の感情はほぼ無視してたのが良かったのか悪かったのか。 -- 名無しさん (2021-02-23 20 20 29) ↑それこそオーベルシュタインがキルヒアイス排除した理由じゃないの。理屈ではNo.2の存在が危険だとしても、人間としてのキルヒアイスの感情をまるきり見てなかったから、理屈だけでキルヒアイスを邪魔と判断した。ヤンだって彼の内心を理解しておらず排除しようとしたし。人心を理解できてなかったオーベルシュタインは策略家としては二流である、なんて批判を銀英伝考察サイトで見たことあるわ -- 名無しさん (2021-02-23 22 33 54) ↑いや、オーベルシュタインはかなり人の心を理解している。もしくは人間の心に強い興味を持っている人間だよ。ただオーベルシュタインは人間の心が移ろいやすい事も知っているから個人の感情を排除していたんだと思う -- 名無しさん (2021-02-23 22 53 18) No.2不要論って権力集中による安定狙いという意味では一理はあると思うがなあ。実力十分で市民の人望も悪くないキルヒアイスがNo.2のまま生き続けていたらヴェスターラントや焦土作戦あるいは戦死遺族に対ラインハルトの行動を期待されたらどうなったか分からないし。トップとそれ以下の格差を広げておけば反乱が起きてもトップの元に兵を集めて鎮圧できるのはロイエンタールの件で示した通り(あれは結果的に内部崩壊もあったけど)。 -- 名無しさん (2021-02-23 23 10 33) オーベルシュタインもキルヒアイスがラインハルトを裏切る可能性が低いことは理解していたと思う。ただオーベルシュタインにとっては裏切る可能性が有り、なおかつキルヒアイスがラインハルトを裏切った場合、ラインハルト体制が崩壊する可能性があると言う時点でキルヒアイスは排除されるべき存在なんだ -- 名無しさん (2021-02-23 23 14 09) ↑2実際田中先生も、実際にキルヒアイスが生き続けていたら、いずれラインハルトと袂を分かつ選択を迫られる状況になる可能性が高いと言ってるからね。 -- 名無しさん (2021-02-24 00 39 59) ヤン幕僚だったら、どうなってだろう -- 名無しさん (2021-02-24 01 11 50) ↑難しい仮定だな「法律で殺されかけて国を恨み」「上司を見限って逃亡し」「権力者の器ありと見てラインハルトに助力を求める」の3点揃って作中の流れになるわけだからどこまで背景を崩すのか。ヤンに権力を掴むよう煽るのはシェーンコップがやってたけど。 -- 名無しさん (2021-02-24 01 40 03) 「アスターテでパストーレやムーアを見限って逃亡し、イゼルローン攻略でヤンの部下になったオーベルシュタインがいたら?」という想像はありかも。ラップやシェーンコップのポジションのIFにもなるかな。 -- 名無しさん (2021-02-24 01 45 52) ↑4 え、そうだったの!? -- 名無しさん (2021-02-24 09 58 55) OVA限定の設定ばかりで小説設定の記載はほぼなしか。時代だね。ヴェスターラント虐殺はラインハルトがちゃんと同意したのに -- 名無しさん (2021-02-24 10 13 11) ↑時代なら新アニメの設定中心になるのでは……? -- 名無しさん (2021-02-24 10 15 26) 正論家の能吏だけど折り合いに無頓着あるいは失敗してるタイプ。オーベルシュタインはその欠点が爆発する前に退場した感じ。現実ならフランスのリシュリューとか。タイプは同じだけど退場前に爆発したのは鳥居耀蔵とか梶原景時とか。 -- 名無しさん (2021-02-24 11 07 44) ↑ どうだろ。人間の負の感情を予測する事にかけては超一流だから、折り合いうんぬんで誰かが爆発してくるなら対策を立ててくるんじゃね。エグい対策を。 -- 名無しさん (2021-02-24 14 55 35) ↑2 師よ、不勉強で申し訳ない。鳥居耀蔵とはなんぞや? 梶原景時は聞いたことあるのだけど。 -- 名無しさん (2021-02-24 14 59 51) ↑江戸の町奉行。有能ではあったが町民に嫌われまくっただけでなくボスの水野忠邦を売ったりした。売った水野がちょっと戻るのに成功したのでぶっ潰されて完全失脚した。あの遠山景元(遠山の金さん)のライバルみたいな人。 -- 名無しさん (2021-02-24 17 27 25) ↑Wikipedia見たら失脚後は憑き物落ちたのか酷い目に遭いつつも領民から慕われるようになったり晩年は穏やかに過ごしたらしいってあって公人としては大爆発ではあるけど、ある意味では失脚してよかったんじゃってなったw -- 名無しさん (2021-02-25 04 18 28) ローエングラム朝の汚い部分を一手に担いすぎたせいで便利すぎるキャラになってたな。その点においてだけは好きになれないキャラだった -- 名無しさん (2021-02-25 15 56 17) ↑まあそういう嫌われ役というか汚れ役て便利過ぎて使いまわされるからねえ。NARUTOのダンゾウとか -- 名無しさん (2021-02-25 16 12 37) ↑一番汚い卑劣様は魅力的だし、あまり使いまわされた気がしない不思議 -- 名無しさん (2021-02-25 16 19 46) ↑基本的に卑劣様は作中から100年近く前の人物だからな。千手兄弟が主人公の『千手秘伝』とか歴代火影が主人公の『火影秘伝』とかで第一次・第二次忍界大戦の話が掘り下げられたら読者のイメージも変わるんじゃない?もしくはうちはマダラが主人公で『うちは秘伝』とか -- 名無しさん (2021-03-03 02 29 52) 「オーベルシュタインがヤンの元にいたら?」というコメント見て考えてたけどやっぱ相容れないんじゃないかな。焦土作戦ですら「自分にはここまでやれないだろう」と言ってるし、民衆の虐殺を見逃すなんてしたら民主国家の軍人という信念が根本から崩れる。ビュコックも同様。思想的にはクーデター起こした連中が近づく余地ありそうだけど、スタジアムの武力鎮圧いいとしてもあっさり経済崩壊起こした無能さを見て結局見限りそう。 -- 名無しさん (2021-03-04 13 58 18) オーベルシュタインもヤンには自分を売り込まない気がするな、自分を使うような人間かどうかは選ぶだろうし -- 名無しさん (2021-03-06 08 44 21) 色々言われてはいるものの、ロイエンタールの乱の後は、ふと『口数が多くなった』と苦笑いしてたから、やっぱり他の提督らを見たり接したりしてきて、朱に染まってきたんだろうね。あのまま染まっていったら……と思うけど、その前にあの襲撃事件による致命傷と、物語の終わりが来てしまったという……。まさにご愁傷様。せめて天上では少しでも丸くなっていてほしいな。 -- 名無しさん (2021-03-06 11 18 50) あれ? ロイエンタールの反乱は、地球教徒のテロと、グリグリ(グリルパルツァー)のやらかしが合わさった結果であってあくまで予想外であり、べつにオーベルの差し金ではないんじゃないかい? 僕はそういう認識だけど。 -- 名無しさん (2021-04-18 16 11 19) ”あの”オーベルシュタインって言い出したのはロイエンタールじゃなくてミッターマイヤーじゃなかったか?流暢発言って言ってる辺りネタか? -- 名無しさん (2021-06-20 22 09 05) ↑あれ、そうだったっけ? 教えてくれてサンクス。それと流暢な発音の件は、ジョークではなくマジ。なにかでそんなことを読んだ覚えがあったのだが -- 名無しさん (2021-06-20 22 56 39) 石黒版での塩沢兼人登用には田中御大が声優のキャスティング表を見た開口一番に「分かる」と評したそうな -- 名無しさん (2021-09-19 09 56 57) No.2不要論の件で自分がNo.2なら良いのか二枚舌じゃないかって書かれているけど作中でミッターマイヤーとロイエンタールに自分は直属の軍事力を持っていないからもしもの時はお前らが軍の力で排除すれば良いって言っていたはず -- 名無しさん (2021-11-17 15 45 57) ↑ローエングラム王朝になった後はともかく、ラグナロック作戦前は事実上キルヒアイスとほぼ同じ立ち位置で意見したり他の幹部達にも相談せずに同盟侵攻の口実作りをラインハルトとこそこそ行ったりしてたからそう見られてしまうのは仕方がないかも。 -- 名無しさん (2021-11-17 16 46 59) ヤン本来の望みを理解していればそれこそオベの方から学芸省顧問ゴ王朝全史編纂委員(いずれも非常勤)機密文書館フリーパス読み放題紅茶酒類よりどりみどり呑み放題etcetcで召し抱えて最大の難敵を無力化するよう金髪に進言したりしたかな? -- 名無しさん (2021-11-17 20 43 06) ↑ヤンの詳細な情報を知ればしるほど、なんやかんや仲間を裏切れる性格ではないと判断すると思う。すくなくとも、ヤンは自分のためだけに仲間を裏切ることはできないだろうし -- 名無しさん (2021-12-20 23 37 44) 参謀として盤上に自分の命も平等に賭けられるところはいい印象 -- 名無しさん (2021-12-20 23 38 51) ↑3 イゼルローン攻略した後ガチで辞めようとしたのに部下たちはどうする?で思いとどまる訳だから最低でもアスターテ会戦の前に引き抜かないと無理ゲーだな -- 名無しさん (2022-01-07 01 09 42) ↑4 とりあえずヤンの希望に乗る形でそんな風に進言して、自前の軍事力を持たないようにするだろう。そして不穏分子が祭り上げ出そうとする前に何らかの形で始末することを考えると思う。流石に開幕で殺すわけには行かないだろうが、無力な個人相手なら殺すのは大して難しくはない。 -- 名無しさん (2022-03-28 14 07 20) ラインハルトに殉じたというより、彼亡き後の新体制を安定させるためには自分が邪魔になる、または自分自身が悪しきナンバー2になってしまうと予想して排除したんじゃないかな(それも最大の危険因子である地球教残党との無理心中の形で)。関係ないけど新アニメ版で犬視点の話(オーベルシュタインのところへ来るまで)があって笑った。 -- 名無しさん (2022-03-28 15 47 53) ふと気が付いたんだが、オーベル、やることが「その場を収まるだろうが、裏には不満や怨嗟がたまっていくだろう」(ユリアン評)という点で、閃4のルーファスと似てるな。自分ひとりで進めてきたことも含めて。 -- 名無しさん (2022-06-04 12 22 46) 自分が帝国貴族でなかったのならば排除される側だったことから帝国を破壊したいになるまでになにがあったのか、その憎悪が育つまでが気になる -- 名無しさん (2022-06-04 12 26 24) 地球を本気ではないにしても爆破を公言とか、地球人はドヴィリエの遺影を肴に乾杯しただろう -- 名無しさん (2022-06-05 13 15 35) ↑4まあ、生きていたとしてもヒルデガルド政権じゃ100%左遷されて冷飯食わされるだろうしな -- 名無しさん (2022-06-05 15 39 49) ↑どうだろう? それよりは自ら閑職に身を引くか職を辞するんじゃないだろうか。周りからヘイト買ってるのわかってるだろうし、イゼルローンと和平、地球教壊滅で、王朝が安定して、オベの目的は達成できただろうし。そう考えると、本当にあの最期は計算ずくだったのかどうか気になる。 -- 名無しさん (2022-06-05 16 30 25) ↑どちらにしろ権力を保つのはムリだろうから。良いタイミングで死んだよな -- 名無しさん (2022-06-05 16 56 13) かりに死ななかったとしてもどこか辺境の星に身を引いて表舞台にもどらないようにしそうではある -- 名無しさん (2022-08-23 23 10 54) 滅私奉公に見せかけて、ゴールデンバウム朝終焉っていう自分のやりたいことをきっちりやってるのがずるい。フジリュー版だとさらにラインハルトを君主として完成させることも楽しんでるみたいだった -- 名無しさん (2022-09-08 13 25 35) マキャヴェリズムの体現者であるが、「人間の感情を計算に入れて謀を編む」という事が本質的に出来ないので、ある意味マキャヴェリストとしては不完全だったりもする。 -- 名無しさん (2022-09-08 18 41 02) 正直、明確に手柄・功績と呼べるのって黒狐とっ捕まえたのと航路局のデーターのバックアップ保持したの2点ぐらいしか無いような……。それ以外はローエングラム元帥府or王朝の内部にしこりというか、要らん火種魔いてただけと言われてもしゃーない様な。正直能力有ってもトップに置いてはいかんよ。 -- 名無しさん (2022-09-11 00 17 35) 善人ではないが邪悪というには私心がない面倒な人材という印象。 -- 名無しさん (2022-09-11 00 56 10) ↑2その2つだけで特級の功績だろう。特に航路の件は下手すると文明レベルが一段階下がっていたかもしれない分けだから -- 名無しさん (2022-10-02 20 32 37) 誕生日おめでとう! -- 名無しさん (2023-05-05 13 27 59) 同盟側で政略的に相性良さそうなのってトリューニヒトとアッシュビーだと思う。ヤンよりは汚い手段も取れて権力志向と帝国打倒の気概が有り有能、単なる神輿ならフォークとか他にもいるだろうけど -- 名無しさん (2023-05-05 20 04 37) リアリストに見せかけたロマンチストよねこの人。自分では王朝打倒も宇宙統一も出来ないからできそうな人であるラインハルトに自己投影して理想の皇帝を作っている感じがする。だから全力で手伝うし、邪魔な敵は排除するし、自分が嫌われても何ともない、投影先のラインハルトが嫌われなければいいのだ。 -- 名無しさん (2023-05-27 13 57 08) ルドルフ大帝を憎みながら、ルドルフが唱えた専制主義を次世代に残してしまった矛盾の人 -- 名無しさん (2023-05-27 15 19 13) ヴェスターラントの作戦時間ごまかし報告って、即殺レベルの重大背信行為よな。ラインハルトは虐殺黙認って語られるが、正確にはリミットまで考えるとしていただけだし、200万人賭けた歴史的選択を既成作って強いたのは選択自体の理のとか別次元の話。フジリュー版での改変が各処齟齬生じて批判されてるのは分かるが、オーベルシュタインの正しさという点では一貫担保にはなってる -- 名無しさん (2024-04-20 13 30 15) 人の感情を理解してるのかしてないのか、よう分からん所があった。人の悪意がどう流れるかをコントロールする手口は無類だけど、味方のお気持ちを一切考慮しない…って、理解/無理解が極端だ。 -- 名無しさん (2024-04-28 20 21 47) ↑2ラインハルトもそうだけどオーベルシュタインが批判しているのは専制君主制という政治システムではなくルドルフが行った政策なので別に矛盾していない。 -- 名無しさん (2024-04-28 20 22 07) ↑2味方の気持ちは理解した上で無視してるんだろ。 -- 名無しさん (2024-04-28 20 35 23) この人って前半と後半で目的が「ゴールデンバウム王朝を滅ぼす」から「ローエングラム王朝を繁栄させる」に変化しているのである意味前半と後半で別人みたいなもんなんだよな。というかゴールデンバウム王朝が滅亡した時点でオーベルシュタイン自身の望みは達成されていてその後の人生は余生みたいなもんだからラインハルトに殉死したんだろう -- 名無しさん (2024-04-29 01 12 13) ↑5ラインハルトすら自己目的に利用してるだけだから矛盾はないけど、正論の刃的人物の多くは主君へ忠はガチ故にだから、そこは嫌われて仕方ないとは思う。オーベルシュタインも最期の描写が忠と解釈出来なくもない余韻で終わらせたのは一抹のフォローと言えなくもない。 -- 名無しさん (2024-04-30 13 58 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tactics-island/pages/226.html
1 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/27(木) 23 02 15 ID g1Nc2DhY0 エーリュシオン・アイランダー製作、CAモバイル運営の「タクティクスアイランド」に関するスレです ・公式サイト つ【ttp //tcln.jp/】 ・戦略島の輪(リンク集) つ【ttp //02s.rknt.jp/tirank/】 ・用語辞典 つ【ttp //www7.atwiki.jp/tactics-island/】 ・関連スレ タクティクスアイランド 晒し つ【http //pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1206244045/l50】 ・前スレ 【ガチムチ】タクティクスアイランド砦2個目【前出ろ】 つ【http //hobby10.2ch.net/test/read.cgi/appli/1206078991/】 ・真の軍師 真の軍師とは相手の行動を何手先までも予測する 攻撃をしてきたり、しない奴もいる、砦を立てるか、援軍も来る可能性がある さらには何のスキルを使うのか、それによってあらゆる手が生まれる。 少しさかのぼると「挟み将棋程度だし」とか言っている奴がいるが馬鹿だ 挟み将棋は1対1、1ターンに1しか動かないのだよ だがこれは違う、MAX25人の相手がそれぞれ意思を持ち動くのだよ! はっきり言おう、軍師になるのは正気の沙汰ではないのだ・・・。 2 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/27(木) 23 05 05 ID XziMqPyyO 重複ワロタ あっちが晒しスレでいいよ 3 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/27(木) 23 08 06 ID g1Nc2DhY0 立ってたのかよ、指定もあったし張りに来てねーからやっちまったぜ! 4 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/27(木) 23 10 00 ID 5Qvu+snrO 1 ナイス 5 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/27(木) 23 40 33 ID ZfYAGuA9O 1 乙であるぞ 6 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 00 34 43 ID lKAmWmqiO やっぱ国の説明どおり職によって得点あるのかね? 7 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 00 44 03 ID F2QNjVQoO 1 よくやった このスレでも天才軍師の俺様が、貴様等無能を手足のようにこき使ってやるからな ありがたく思え 8 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 01 33 07 ID lKAmWmqiO 1 乙!リラの足を舐める作業に戻ってよいぞ。 つーか、一番青弱いよな・・・ 概出すぎるがスカとアチャが多すぎる 俺の予想だと将来スカは砦建て専門になってるんだな。 9 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 02 23 50 ID 2eD7QlgvO ココが本すれと、孤高ソリストの俺が認定 10 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 02 47 51 ID P56ZsYe80 このゲームでもソリストですか・・・って現時点でソリストも何もないが。 11 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 03 11 52 ID lKAmWmqiO 前埋まったところで寝るか 12 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 03 30 52 ID KVwp5/JAO みんク内に広告あったんだけどこれどんなゲームなのか誰か説明してくれないか始めるか迷ってる 13 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 03 42 08 ID RvPCnXiNO 公式ページか 1にあるサイトで大体わかると思うが。 14 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 04 56 01 ID CS1XJ0GMO 隅に砦作る奴なんなの… お前らはアタック25でもやっててくれ!頼む! 15 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 05 21 41 ID 50eNDgDOO FE聖戦の序章みたいな気持ちで友達と二人で颯爽と参戦する今日この頃。 だが壁役ばかりで殴り殺され、6ターン目で初めて攻撃したら回避され。…やっぱ俺には旋風なんて巻き起こせそうにないんだぜ…。orz 騎士は被ダメも経験値にするべきって本当だな。ほぼフル参加で与ダメ0確定だ。 16 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 05 24 50 ID gujvzDuBO 砦でも造ったらいいじゃない 17 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 05 40 15 ID R4ISPdBRO ちょっと聞きたいんだが、ムチがエヴァガ使用中に魔法攻撃喰らったらムチは複数回攻撃を受けることになるの? 18 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 06 30 10 ID /fvPvRjqO _人人人人人人人人人人人人人人人_ > ゆっくりしていってね!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ /ガチヽ ___ / ^ ω ^ヽ . / ムチ \ ,ノ ヽ、_,,, .| ^ ^ | /´` " "´``Y ""`` j ヽ | . ノ(、_, )ヽ、| { ,ノ i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l __! ! -=ニ=- ノ!__ 、 ヾ ,` -‐‐ " ̄_{ ,ノi,、;;;ノ /´ ̄ ̄ .|\`ニニ´/ `ヽ ヽ、, ,.- ,., /` `,,_ ,,/{ .|__  ̄ ̄ヾ } ` ゞ-‐ " ` ヽ、,,、,、,,r i;; ,,, r---イ /|,、_,, , ,; ,i ,ノ ヾ ,, ";l .l; ; ,;,, } /;\ / ヽ / ,;,;; ,;l 19 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 06 33 21 ID jkS+eSfWO 砦をB2なんかに3つ重ねたアホのせいで勝てない どうせ重ねるならDあたりの敵に近いとかに建ててくれたらよかったのに 20 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 06 34 13 ID gujvzDuBO ムチブッサイクだな 21 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 06 46 27 ID JUdpTQAbO 17 なる。 22 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 07 14 06 ID DRHTUb8WO 1乙っぱいは小さいほうがいいに決まってるよね 23 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 07 26 30 ID QaE3ICCqO 〟∞ 、 iノノ从リラ 从 ゚ー゚ハ 1乙だ /( 乂 ヘ U /∧ヘ Vi_/、j 24 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 07 35 30 ID D3hrV8h8O 3戦目だが、またもや地雷戦場臭くて泣けてくるわ 25 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 07 52 01 ID 8q0lvf9MO 17 なるから公国とは戦いたくありません 26 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 07 52 20 ID 9lsuOiyTO 地雷ばっかだよなw 前日皆で相談して砦の位置決めてたのに、起きてみたら新しく入ってきた奴が隅に砦作ってやがった 後から入ったら掲示板見て空気読むだろ常考 27 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 08 39 02 ID XM13PDy2O リラ様おはようございます 地味に 14に噴いたw 28 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 08 45 48 ID jkS+eSfWO 3戦連続味方アホばっかりだと携帯25個操作したくなるわ 領土が広いほうが有利だってのに砦重ねるアホはいなくなってほしい 29 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 09 11 02 ID 8q0lvf9MO 砦重ねは真ん中にあるならなかなか有用だぞ? 文面見る限り味方側にあるようだが 30 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 10 19 45 ID BbdO4yV1O ただ単純に「砦重ね=愚策」で思考停止してる無知かもしれん 31 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 10 21 11 ID 2L7vvNsaO 砦を3つスタックするのは許せるよ スレを3つもスタックしちゃあいけないよ 32 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 10 34 59 ID DRlPxkD60 【登場人物】 /ソールヽ /^ ω ^ヽ ,ノ ヽ、_,,, /´` " "´``Y ""`` j ヽ ソール様 { ,ノ i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l ガチムチ帝国もといエルネシア帝国(赤)を治める勇者様(笑) 、 ヾ ,` -‐‐ " ̄_{ ,ノi,、;;;ノ ソール様に憧れガチムチになる自称勇者様多数 ヽ、, ,.- ,., /` `,,_ ,,/ 夜な夜なオッスオッスと声が聞こえる訓練場が完備されている事にも注目だ ` ゞ-‐ " ` ヽ、,,、,、,,r ttp //hp.kutikomi.net/gati-muti/?n=top ,ノ ヾ ,, ";l 〟∞ 、 iノノ从リラ 从 ゚ー゚ハ リラたん パラス様 /( 乂 ヘ ファーレン王国(青)を治める王女様 人 ウェルスタ公国(緑)を治める指導者様 U /∧ヘ 素直クール 目立ってしまう多数の先住民族のおかげで空気化してしまう Vi_/、j ひた ゞヾ"ソμ ミ <●>彡 毛玉様 彡 ミ 寿司モバイルのマスコット的存在 " ヽ )ノ 大人になるとバックベアード様になるぞ (ノノ ひた 33 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 19 14 ID kmIQYxjNO テンプレ このゲームは赤軍と青軍の2勢力に別れて対戦する戦略ゲームです 34 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 29 57 ID F2QNjVQoO お前ら、これから掲示板に書き込むときは囁けよ 35 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 30 28 ID R4ISPdBRO 21 サンクス 状況によってはワンターンキルもありえるというわけですね 36 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 32 55 ID XM13PDy2O これから青の書き込みは強制的に囁き扱いになります 37 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 35 14 ID RvPCnXiNO 戦場が~団とかばっかで疎外感^^ 38 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 38 38 ID 8q0lvf9MO もう援軍トピと情報まとめトピ以外囁くでいいじゃん>自治厨及び馴れ合い厨 39 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 49 31 ID AJtJGDPEO もう3スレ目なんかい ところで緑の国にわいた乱立中は キャラ消されたの? 40 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 50 42 ID vNGKV4hT0 おまえらもう2戦ぐらい経験しただろう? こいつとならまた組みたいと思ったやつ何人いた? 1戦目:三人(17人中) 2戦目:〇人(23人中) 2戦目糞軍師の頭の悪い采配のおかげで大敗確定 41 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 57 04 ID AJtJGDPEO 39 ×乱立中 ○乱立厨 すまねぇ 42 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 11 59 48 ID JUdpTQAbO 38 質問系もあげていんじゃね 43 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 14 54 ID ncAQQA48O プリンススレの障害者プリンスとそのお仲間がウザ杉 44 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 26 43 ID /yTRxslwO 40 お前が軍師になればいいじゃんw 45 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 30 59 ID BbdO4yV1O イヤだブヒ~ 本当はポギがいちばん賢いんだブヒ~ でも頭を使うのは面倒くさいからやらないだけだブヒ~ 楽して経験値だけもらえればいいブヒ~ 46 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 31 28 ID vNGKV4hT0 44 行動提案しても無視されたら軍師やっても意味無いでしょうに。 47 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 40 32 ID gujvzDuBO 見方が使えないのも困るが敵が弱すぎなのも困る 端で毎ターン待機は何が目的なんだ? 48 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 41 28 ID zu6Dk7mXO 入る戦場に勇者軍師・凸逆リンチ・放置ばっかで萎える… わざわざ、痛い戦場に飛び込みに行ってるみたいで何か嫌だ… 49 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 47 41 ID P56ZsYe80 戦場に入るまで状況わからんからなぁ・・・。 50 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 12 50 18 ID 5c09ejcW0 バトルチャットor行動結果が見えないとツライよ。 51 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 50 46 ID /yTRxslwO 46 ちゃんと理由を説明して納得させられれば人はついてくる それが望めないのは説得力が足りないか、周りが救いようがないかのいづれかだろ? 自他の言動を見直して判断しな 52 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 54 25 ID 2L7vvNsaO みんな、敵のスキル使用/未使用はどーやって把握してんだい? 過去の履歴をチェキしてメモるしかないよな? 53 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 12 58 53 ID 8q0lvf9MO 51の純粋さに全俺が泣いた こっちだってな○○に砦建てるかどうか議論してるまさに真っ只中に無意味な砦建てる真性勇者様が居るんだぜ……さぁこれで勝てるかどうか分かんなくなったぞ( A`) 54 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 01 28 ID vNGKV4hT0 51 後者だな おれが次のターンに目標を攻撃します→軍師「するなバカ」 同じターンに別のヤツ(同じ職)が俺の言った目標を次のターンに攻撃します→軍師「お願いします。」 こんなぐだぐだな会場で説得しようという気になるか? ちなみに糞軍師がやってたことは同じ箇所にひたすら砦建設 糞軍師が学生とかならまだ救いはあるが社会人だからもう救いようが無い。 55 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 18 07 ID QaE3ICCqO 53 〟∞ 、 iノノ从リラ 从 ゚ー゚ハ 私が直々にそいつの尻を /( 乂 ヘ 蹴りに行ってやろう U /∧ヘ Vi_/、j 56 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 19 46 ID Z5oSbdMbO 誰も待ってなかっただろうけど前スレ 939の報告 7ターン目に湧いたハイエナ。2ダメと誰が入れたか分からんがナイス2の負け戦で経験値10でした ちなみに最初からいる俺は60程度だった 57 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 26 15 ID R4ISPdBRO 帝国の掲示板が味気なさ過ぎる件 キチガイが沸かないのは良いことなんだが、ちょっと硬派すぎないかwww 58 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 38 32 ID 8q0lvf9MO 男は黙ってオッスオッスやってろ 59 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 13 50 55 ID e5Pc7cb5O 57 沸いたら大変だぞ。 脳筋帝国は硬派路線で頼むw 60 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 00 24 ID gujvzDuBO 56 実に微妙な結果だが経験値のみで判断すればお得な感じだな 同じことやるなら勝ち戦に入るが 61 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 06 07 ID 4+k8ykttO とりあえず青とか呼ばれてる国に入ったんだが…… 戦場に入るの勇気いるなコレ( A`) 62 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 06 17 ID VhUxZ/foO 帝国行きてえwww 皿やスカウト使う奴には厨二が多いというのが俺の持論 63 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 11 08 ID s+tvO8iEO 帝国?戦場名を発展場とした奴らか それは色々まずいだろ 64 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 13 07 ID P56ZsYe80 55 全然、素直クールじゃねぇな 65 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 14 14 10 ID rS2zh2nDO 登録した。よくわからん… 66 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 14 18 52 ID rS2zh2nDO 連投すまん。スカウトで青にしたんだが失敗か\^o^/ 67 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 21 12 ID VhUxZ/foO 青の雑談板の流れに嫉妬 68 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 43 53 ID dsMnUbvRO 8 逆だろ 青はアチャが敵砦破壊して、スカが砦建設するから領地に関しては最強だろ? ガチムチ帝団には火力不足だがな、緑にとっては天敵。 69 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 46 55 ID F2QNjVQoO 青でガチムチに二戦連続勝利 あいつら頭の中まで筋肉だから扱いやすいな 次もガチムチ狩りで稼がせてもらうわ またオッスオッス言わせてやるからケツの穴洗って待ってろや 70 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 14 55 24 ID +Yz+DNR/O 68 そのスカアチャが自治厨だから困ってんだ。 71 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 14 56 19 ID e5Pc7cb5O 61,66 俺の戦場に来ないか( ̄ー+ ̄)ニヤリッ 72 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 06 57 ID RvPCnXiNO 俺、青と緑にキャラ持ってて今同じ戦場。 両キャラとも軍師の言う通りに動いてる。 どっちの軍師の案が勝つか見守って楽しむ芸風。 73 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 18 30 ID lKAmWmqiO ここから 72を叩くスレが続くと予言します。 74 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 18 37 ID dsMnUbvRO 68 赤・・・脳筋 青・・・自治厨 緑・・・基地外 どこいっても地獄だな。 75 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 15 19 02 ID +Yz+DNR/O 72 ぜひその戦場名を教えてくれ!だめなら結果だけでも構わん! 76 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 28 30 ID VhUxZ/foO 赤・・・脳筋 青・・・自治厨 緑・・・基地外 箇条書きで表すとどれも地獄に見える 〟∞ 、 iノノ从リラ 从 ゚ー゚ハ /( 乂 ヘ U /∧ヘ Vi_/、j だが指揮官を見るとどこが良いかは一目瞭然である 77 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 29 57 ID ncAQQA48O 凱仁が叩きに関して一番気にしてて糞ワロタ 78 名前:非通知さん@アプリ起動中[sageちょっくら武道館行ってきます] 投稿日:2008/03/28(金) 15 30 05 ID RvPCnXiNO 73 軍師の言う通りに動いてて、一切情報リークなしだからいいじゃまいか。 双方の軍師が自信満々で作戦案語ってるから決着が楽しみなんだぜ。 75 終わったら教えるかも。 79 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 15 47 41 ID Z+621ht1O 69 俺も青だがガチムチやりやすいよな なんであんなに馬鹿なんだろ まともな軍師いないのか? 80 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 16 49 14 ID e5Pc7cb5O 脳筋帝国は放置が多いから少しは楽だ@青 81 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 16 55 12 ID 9EnCbklUO イメチェンて何?まさか国変えられるのか? 82 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 16 55 42 ID dsMnUbvRO 緑→赤→青 の三すくみではなく 緑→赤←青 の3Pだったのかwwwww 83 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 16 58 27 ID rS2zh2nDO ええい!どうすりゃいいのかわからんぞ! 84 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 02 46 ID qmu3/+kq0 帝国ホーチミン4人とかマジしねよ! 頼むから動いて・・・ 85 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 04 44 ID SxV56e8H0 いめちぇんって何だ? 86 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 07 41 ID /yTRxslwO 54 遅くなったが…それは抜けた方がいいなw 誰が何しても罵倒する奴がいるバトルは駄目だ 困った行動する奴の掲示板で注意ならともかくチャットで言うと空気悪くなるしなw 放置や建設テロがいても何とか勝負出来るとこまでもってくのが軍師の仕事 87 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 07 49 ID dsMnUbvRO イメチェン・・・キャラ画像変更できる 正直アチャNo.2は微妙( A`) 88 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 09 58 ID 4+k8ykttO このゲームアレだな。攻撃が回避されると、なんかこう、言葉では言い表せない感情がこみ上げてくるな。 89 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 11 05 ID P56ZsYe80 88 1日1回の攻撃だからなぁ。。。味方に申し訳なさ過ぎる。 90 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 12 33 ID qmu3/+kq0 攻撃してくれる分まだマシだよ 誰だようちの戦場に蝋人形潜り込ませたの 91 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 13 36 ID lKAmWmqiO 87 初耳だっしゃい 92 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 15 28 ID lKAmWmqiO 商店、アカデミーの他にイメチェンとかあるのな・・・ 知らなかったぜ 93 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 16 49 ID lKAmWmqiO って、今日追加されたのな 知らなかったぜ・・・ 94 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 16 53 ID Z+621ht1O お知らせ読もうぜ 95 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 18 40 ID lKAmWmqiO イメチェンしたいが戦場に入ったばっかだ 1週間は抜けれないぜ・・・ 96 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 22 16 ID 8q0lvf9MO キャラデザが浮きすぎて戦場だとイメチェン(笑)になってるぜ…… 97 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 24 24 ID P56ZsYe80 語ってもよろしいですかな? 98 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 27 32 ID lKAmWmqiO 国掲示板で見たがホント浮いてるな・・・ 全体的に小顔になってるわけだが 99 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 32 26 ID Z+621ht1O 青の女ナイトが悪魔っ娘みたいになってたw 100 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 39 28 ID kmIQYxjNO 97 それはメイチェンだ 101 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 41 10 ID ncAQQA48O PCか 102 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 17 42 05 ID 5c09ejcW0 イメチェンしたい!なんて要望があったのか? それよりも他にやるべき事がたくさんあるだろうに・・・。 103 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 47 42 ID D3hrV8h8O 見た目は大事じゃぞぃ 104 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 47 56 ID qmu3/+kq0 いや仮に要望があったとして イメチェンしたい→ドット用意まで短すぎるだろ 最初から増やす予定があったんじゃないか 105 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 17 51 27 ID lKAmWmqiO 実は転職後の絵だったりする まぁ、ガチで一つの職に用意したのなら頑張り屋さんだな 106 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 01 56 ID DRlPxkD60 ウォーリア男のイメチェン、どう見てもタシロスだろ… これは間違いなく増殖するw 107 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 05 07 ID 5iwtz+zOO 資本金が多い会社は違うな 108 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 09 45 ID SdHy+SXWO ナイト♀のイメチェンは当たりだと思う 109 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 13 24 ID ECnhwF3B0 スカウト金髪かよorz 110 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 17 12 ID 2L7vvNsaO 104 なりきり多そうだから、イメチェン課金しても需要がありそうだなw 111 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 29 20 ID P56ZsYe80 スカウトがソーサラーぽい。 アーチャーが忍者っぽい。 112 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 18 46 43 ID DRlPxkD60 突然入ってきたアーチャー ソーサラーに攻撃せず無用な所に宣言なしで砦を建てやがった アホか 113 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 19 00 43 ID uRBztbRR0 一瞬かっこよく思うが戦場に入ったら微妙になるな・・・ アーチャーが褐色肌に見えちまうぜ 114 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 19 21 25 ID PPBW5xHvO スカ6人先攻でD列に6コ砦建てて ナイト19人が砦死守したら勝ち? 115 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 19 26 42 ID vNGKV4hT0 114 敵陣最終ラインの弓使いが笑いながら砦に打ち込んでくるぞ 116 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 19 52 22 ID rS2zh2nDO 砦って適当にそこらへんにたてちゃダメだよな?何すりゃ 117 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 19 56 50 ID kmIQYxjNO Aの1とか端っこに建てたら敵に狙われにくいよ(^_^) 118 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 03 00 ID vNGKV4hT0 3列目に砦 (障害物次第だが246に置ければ理想) 3列目に砦 (障害物があって仕方なく1357) 2列目に砦 (隣同士に砦つくるとかそういうことしなければ) -------------------△許せるライン△--------------------- 3列目に砦重複建設 隣同士に砦とか密集させる行為 -------------------△嫌がらせか?△-------------------- 2列目に砦重複建設 1列目に砦建設 -----------------------△ユダ△------------------------ 1列目角に砦建設 1列目に砦重複建設 -----------------------△氏ね△------------------------ 119 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 07 03 ID 7kusjYdTO 117 おまいって奴は… 120 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 09 13 ID XRGQ/D5lO ナイスがあるならなんでバットがないんだろ? 端に砦を建てたり作戦を無視して自分勝手な行動する奴にはバットを付ける バットを付けられると経験値マイナスとか5人にバット付けられたら強制送還とかさ 121 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 12 30 ID /PXbUqTk0 人数不足でゲージが不利なときはいくら救援を頼んでも人来ないのに、苦労してどうにか戦況を有利にした瞬間に、呼んでもないのにねぶた祭してキル数を稼がれてポカーンとしてます。もう鬱だ死のう… 122 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 15 05 ID 5iwtz+zOO 砦も放置もまだ初心者が多い戦場じゃ仕方ないさ 123 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 16 17 ID VhUxZ/foO 120 お前はナイスな行動したのに組織票でバッド付けられまくったらどう思うよ 124 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 18 14 ID uRBztbRR0 /ソールヽ / ^ ω ^ ヽ 活躍の仕方を教えてくれ ,ノ ヽ、_,, .,,,ーーー‐‐  ̄ ̄ ̄"""""ヽ γ´⌒´--ヾvーヽ⌒ヽーー--、___,.--‐ー ヽ / 彡⌒~~⌒/ """ミ ヽ " - ,, \ ( ^`ー-ー- 、 , _ ) `ー‐‐;  ̄ ̄ ‐‐--- ー  ̄ ̄ ‐‐--- ー ヽー丶,-ー"  ̄ノ ヽ - ,, / ヽヾヘ、,, __, 、__rノ " ‐‐- , , ( ヾヽ ゝ、__, 、_ア  ̄ " ‐‐,., ヽ ヽ.=┬─┬-) " ‐‐- , " - ヽ., . ) 、ゝ, ゝ、| " ‐‐ ,,-ー" (" ‐‐-;;ゝ " ‐ -; ;; . --ヾ ,,-ー",-ー" | ∥ リ "- ,, / ∥ || | ,-ー" ヽ ,, ソ ) ‐‐- , ,,-ー" ( ) ノ " ‐‐- ,,,-ー" ̄ " ‐ー" y `レl リ """" ヽ ノ |_ l ̄ ̄/. | 〉 〈 . | / | ヽ (__ノ __) 125 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 18 32 ID D3hrV8h8O ていうかナイスいらねぇ 126 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 18 34 ID HU7Mk8Q+O 120 そんな事したら手当たり次第バット付ける奴が出てくるかもしれんぞ…、 まあ誰が付けたのか分かる様にしてどうみても嫌がらせなバットは通報、とか出来るなら良いが。 いや、それだとやはりバット付けられた奴が逆切れしてくるかもな、忘れてくれ…(´・ω・`) 127 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 20 57 ID /PXbUqTk0 124 ガチムチは前線で壁になって相手の前衛と殴り合いしとけば、 後衛からは ネ申 と慕われること間違いない。 128 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 29 44 ID Xe/iiT/eO ↓のを送ったら修正してくれた このバトルにエントリーするの後に確認ページがほしいです、間違って別の戦いに入ってしまって他の戦いに参加できなくなりました。 スマン、言いたかっただけなんだ。 無視してください、いやしろ。 129 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 38 09 ID zu6Dk7mXO 『敵をあと二人くらい倒せば勝ちだ』って言うから攻撃して倒したのに、 『うわぁー、勝手に行動しないでほしいなぁf^_^;』 『○○の指示を聞いてからやってくれない?』 『KYって知ってる?』 何これ、イジメ? …く、悔しくも悲しくも、な…、ないんだから…(つДT) 130 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 38 43 ID e5Pc7cb5O 124 無駄にかっこいいなwww 131 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 38 59 ID rS2zh2nDO 118まったくわからない(;^ω^) 132 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 42 07 ID O4tiOkea0 124 ガチでソールがそのAAキャラだったらなんの迷いもなく赤いってたわ 133 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 45 24 ID muclrpXhO イメチェンしたいけど戦場にいるからできない… せめてどんなグラか知りたいなぁ 134 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 46 45 ID MfIeidQKO 最終ターンで入れないようにしてほしいわマジで 135 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 54 14 ID 4+k8ykttO ログインデキネ( A`) 136 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 54 36 ID M3XhJzlIO タクティクスアイランドに入れない(´・ω・`)ショボーン 137 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 55 38 ID SdHy+SXWO 俺だけかと思ったら他の人も入れないのか 138 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 56 30 ID iQQK6/s9O (・∀・)ナカーマ! 139 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 57 25 ID 9lsuOiyTO 爺さんに寿命がきたのじゃ 140 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 20 59 19 ID AJtJGDPEO 俺入れたけど 141 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 00 22 ID Xe/iiT/eO 135-137 晒しスレ行った? 142 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 01 11 ID ulvTE1vBO あれ、やっぱ入れなかったのか ログイン画面で何回か認証しても駄目だったからトップに飛んで、再度認証したら入れた 143 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 01 57 ID DRlPxkD60 139 不覚にも吹いたw 144 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 02 17 ID /PXbUqTk0 135-138 おそらく卍ふにゃ卍の呪いに違いないww 145 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 04 34 ID rS2zh2nDO ふつーにいけた 146 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 21 11 05 ID e5Pc7cb5O 一時的なものみたいだね。 147 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/28(金) 21 13 56 ID 5c09ejcW0 141 そういうことね。 マヂであせった。 148 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 22 43 48 ID um1L565w0 一回攻撃したきり動かない奴が居るんだが 放置ではなく待機を選択するからキック出来ない おそらく相手側に情報を流してるんだろうな… 放置よりタチが悪い 149 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 22 51 08 ID wexPgIuKO 148 是非そいつの名を晒しスレで晒してくれ 150 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/28(金) 23 05 56 ID k7j+mqbI0 132 え? 何言ってんの、ガチでソール様はこのAAの御方だよ 公式のは着ぐるみか何かをかぶっているだけだ 151 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 00 06 ID O1D1QEg3O 弓のPSは力で確定? 152 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 07 17 ID AJtJGDPEO 151 力と器用さらしいぞ 153 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 19 17 ID cjn1rG6Q0 器用さ特化でおkかな。 ・・・外すのだけは嫌。 154 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 23 16 ID b4qHJ/MLO 自称リーダーがなにからなにまで指示してきてつまんね 逆らうと和を乱しそうなんで耐えてるが…同じ思いの人いない? 155 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 26 56 ID L6HG31NjO イメチェンの絵怖いなw 156 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 39 13 ID B1q1z2IA0 とりあえず開発と運営の区別が付かない人間の情報は鵜呑みに出来ない パワーソース(笑) 157 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 00 45 03 ID cjn1rG6Q0 154 そんな戦場結構あるんじゃないかな。 勝敗の行方が緊迫してくると空気がつまってくるよな。 ・・・だから、攻撃外す思いはしたくない・・・。 158 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 01 09 16 ID TmCN/FlGO 攻撃外したのにナイスを頂いた…… 申し訳なさ過ぎる。 159 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 02 20 47 ID YZ2Yof9UO その戦う姿勢にNice 160 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 03 08 37 ID nz4hHGkgO ナイスには精神的なダメージあるよな 他の奴より少なかったら凹む小心者です。 161 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 03 14 32 ID ibSHjr7jO 俺も凹むわ。 周りは仲間同士でナイスしあおうとか言ったりしてるんだけど 俺ソリストだから…。 162 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 03 46 49 ID nB2Knr+M0 会話が全く弾まない戦場に来てしまった・・・ 何か提案しても皆スルーしやがる たった一人だけ返事を返してくれる奴がいたんだが、そいついきなり退会してるしw この戦場抜けていいのだろうか 163 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 03 54 46 ID DCIGH3YTO 知り合ったばかりの奴でも、チャットに一言もなくても、軍師の指示と違っても、他の人間と連携する行動さえしてくれてたらナイス押すけどな 164 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 03 57 50 ID DCIGH3YTO 162 ゲームなんだから楽しめないなら抜けてもいいと思うよ 会話しないんなら家ゲーやればいいのにね 165 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 05 23 53 ID POJgi+DyO 154 友達から援軍要請来たからって抜ければ? 166 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 07 32 57 ID PVDdvZNuO 軍師とか関係無しに砦立てる際はみんなに相談しろ 相談するのめんどいやつは待機しとけ 勝手に一列目に立てる奴とかなんなの 作戦立てててもぶち壊しじゃん マジで死んでくれと思う。 棺桶以下の存在だよ 167 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 07 46 22 ID eDv47p9WO 力素早さ各1振りのスカだが…ハイドからの闇打ちでアーチャに43ダメ与えてちと紅茶吹いたww 闇打ち補正かかった?前からこんなもん? 168 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 07 48 03 ID 9wyPA0ghO 166 ここでほえてねぇーでサポコだせよ テスト版なんだからよ 俺は「途中参戦したキャラは、そのターンでは砦を建設できないように制限する」って要望を出しといた 糞みたいな制限だが、現状よりはマシだべ 169 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 00 36 ID gN8HcDDaO 167 闇討ちはクリティカル 倍くらいダメージいくよ 170 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 07 59 ID eDv47p9WO 169 いや、前の戦場では力素早さは違うものの、同じくアーチャに30前半しか与えられなかった気がするのよ(´Д`) まぁ多分俺の勘違いかwwレスありがと 171 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 16 19 ID EmuiROWdO そのアチャ裸だったんじゃね? 172 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 19 41 ID YItVdqEWO 質問スレある? ここで聞いてもいい? 経験値の修正が入った後のバトルが終了したんだけどもらえる経験値のMAXって100? もっともらえる戦い方ってある? 173 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/29(土) 08 25 54 ID 1QVf+WmXO 172 経験値の上限100になったとか聞いた 同じ戦闘にいた他の奴には聞いてみた? 174 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 26 47 ID 1QVf+WmXO すまねぇ 上げちまった 175 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 29 14 ID YItVdqEWO ㌧ まだ聞いてない 他の戦場にいるひとに聞いてみる 176 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 08 31 17 ID gN8HcDDaO 172 勝利側100敗北側70がMAX 177 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 09 03 36 ID YItVdqEWO 173 176 ㌧㌧♪ 178 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 09 19 31 ID kq4sHTboO 158 つ[ドンマイ]ポイント 179 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/29(土) 10 04 16 ID s56qDH7WO ここで戦場への誘いとかって出してもOK? 180 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 10 45 13 ID YZ2Yof9UO 募集するにしても、名前出すんだったら晒しスレじゃね? 181 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 10 51 01 ID frG4OsG5O 攻撃当てたのにミスった人よりナイス少ないと凹む どうも俺ははぶられてる様だ 182 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 11 02 58 ID 7Yuuz23CO あるある 183 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 11 34 33 ID o4JniMNFO 同じ人を攻撃したのにミスっただけでもらえなくなるナイス。プレイヤーの傾向が読めるな 184 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 11 47 23 ID L6HG31NjO 女にはナイス多いよなw 俺もネカマにすれば良かったかも 185 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/29(土) 11 54 17 ID JFyHYNvmO 確かにバトルチャットで『〇〇さんすご~い!』みたいなカキコしまくってる女キャラへのナイスはすごいよな 186 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 11 58 11 ID dxe8+hMBO 貴様等ガチムチ魂を忘れたのか! 187 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 11 58 20 ID fPVZoRnfO あのガチムチ帝国のナイトうぜー あの場所とあのタイミングでパリィとか脳筋の癖に頭良くてうぜー そして何の考えもなしに無駄に攻撃するバカはもっとうぜー 要はいい仲間に巡り会えるかどうかだな 188 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 00 19 ID EmuiROWdO イメチェンスカウトってソサラみたいだな 189 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 03 12 ID ySHibvPYO たまたまなのか、いつも戦場に軍師がいない。 その代わりみんなで相談して方針を決めてる@帝国 190 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 07 11 ID 7Z7bENaEO 一列目に砦5個もあるこの状況は一体なんなんだ 191 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 08 21 ID zfO607+jO 189 (C・A・)その場合は最初に発言した人が自動的に軍師になります 192 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 23 37 ID dxe8+hMBO おれウォーリャー男なんだけどネカマできるかな? 193 名前:非通知さん@アプリ起動中[] 投稿日:2008/03/29(土) 12 28 03 ID L87hPCsm0 192 そこが赤なら。 ソールに憧れた男装の麗人ってことで。 194 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 39 21 ID POJgi+DyO 途中参加した戦場だが、もの凄く非効率な感じがした 20人くらいいるのに1ターンに1人も敵を倒せてないんだぜ 195 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 12 40 02 ID DCIGH3YTO 190 もしかして… Aに5個、Bに1個、しかも4つ固めて乱立してる緑さんかい? 196 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13 27 46 ID fl2/BpTTO 194 非効率なんてレベルじゃない気がするが。 味方はスカばかりで敵はムチばかりだったりするのか? 197 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13 33 57 ID ibSHjr7jO 馴れ合い厨うぜぇぇぇ な、馴れ合いなんて全然羨ましくないんだぜ! (ノ_・。)エーン 198 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13 35 02 ID POJgi+DyO 196 いいや、バランスは取れているな 指揮系統が目茶苦茶で攻撃目標も特に設定されてない割にあっち攻撃しろとかこっち攻撃しろって個別指示が飛び交ってるわ 20人もいたら1ターンに悪くても3人は倒せるはずなんだがなぁ 前線が敵寄りだから移動中の味方もいるが素人集団だとこんな物かな? 199 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13 36 43 ID W9FxE34jO 玄人発言かっこいい 200 名前:非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2008/03/29(土) 13 52 22 ID MOZsc9NV0 ヲリってゆくゆくは砦一撃で破壊できるんじゃねーの? 現時点で48とか叩き出してるんだが
https://w.atwiki.jp/do-monowiki/pages/17.html
現在確認されている動物の実一覧です。 最初から所持いぬ ひつじ うさぎ メインクエストうし りす しか プチドラゴン たか くろうさぎ バイソン コアラ ワニ スイギュウ 玄武 シロハト ミツバチ わし ワくま 三毛 デグー イルカ レベルクエストユニコーン ドラゴン ヒナ 仲良しBOXフェレット 白イタチ モルモット ハムスター プレーリードッグ メタモルエレメント【実】きつね しろくま ブタ フェネック レッサーパンダ マンチカン 集会所クエスト報酬うま ブラックジャガー キツネさる 課金アイテムメタモルエレメント【レア】vol.1くま さる ねこ メタモルエレメント【レア】vol.2キュウビ 白鳥 オオカミ クロネコ たぬき メタモルエレメント【レア】vol.3ねずみ アルパカ ヒョウ カンガルー カラス やぎ ペガサス メタモルエレメント【レア】vol.4白虎 スズメ カバ チワワ メタモルエレメント【レア】vol.5青龍 シロネコ ツバメ メタモルエレメント【レア】vol.6ライオン シマウマ イタチ キタウサギ メタモルエレメント【レア】vol.7ハト エリマキトカゲ ヌエ しろうさぎ ロバ メタモルエレメント【レア】vol.8コウモリ モモンガ ヘラジカ メタモルエレメント【レア】vol.9とんぼ ビーグル ふくろう 烏蜂 メタモルエレメント【レア】vol.10アゲハ蝶 アザラシ いのしし バク ハリネズミ エレメントボールぞう カワウソ フラミンゴ 期間限定アイテムキングニャム福袋麒麟 キリン キングニャム福袋[その2]ポニー オコジョ お宝コンプリート報酬クジャク ログインポイントとら とれじゃーず河童 へび ニワトリ イベントコヨーテ 灰狐 トナカイ 鶴 狛犬 ヒヨコ ラーテル 朱雀 メインクーン 猫又 クワガタムシ キタイヌ カブトムシ ネコロボ ロップイヤー ホシマスター サメ らくだ 白狐 黒狐 黒ブタ うみうし アメカル おに アンゴラウサギ パンダ アキイヌ 【期間を終了した期間限定品】 種族固有スキルのない動物 継承スキルのない動物 最初から所持 いぬ アニマルキングニャムに昔から伝わる種族。 MAXステータス 体力:149% ちから:194% まもり:149% はやさ:179% スキル あばれ犬(Lv3) ちからが5%上昇 狂犬(Lv6) ちからが10%上昇 ドッグラン(Lv6) はやさが5%上昇 【EX】狂犬の本能(Lv10) ちからが2%上昇 ひつじ 神秘的な力を伝承する種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:149% まもり:194% はやさ:164% スキル もふもふ(Lv3) まもりが5%上昇 もふんもふん(Lv6) まもりが10%上昇 猪突もっふん(Lv6) クリティカルが5%上昇 【EX】もふもふの極み(Lv10) まもりが2%上昇 うさぎ 自己防衛本能が高い種族。 MAXステータス 体力:134% ちから:164% まもり:179% はやさ:194% スキル とびはねる(Lv3) はやさが5%上昇 はねまわる(Lv6) はやさが10%上昇 過敏反応(Lv6) 回避が5%上昇 【EX】跳躍師(Lv10) はやさが2%上昇 メインクエスト うし 何事にも動じず、おっとりしている不動の種族。 MAXステータス 体力:194% ちから:164% まもり:194% はやさ:119% スキル 鈍感(Lv3) まもりが5%上昇 我慢(Lv6) まもりが10%上昇 ミルクの栄養(Lv6) HPが5%上昇 【EX】ミルクの力(Lv10) HPが2%上昇 りす 力も弱くて体も小さいが、素早さはトップクラスの力を持つ種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:104% まもり:74% はやさ:269% スキル ちょこまか(Lv3) はやさが5%上昇 びゅんびゅん(Lv6) 速さが10%上昇 逃げ足(Lv6) 回避が5%上昇 【EX】危機察知(Lv10) 回避が2%上昇 しか 立派な角が特徴の種族。女の子が食べても角が生える。 MAXステータス 体力:194% ちから:194% まもり:119% はやさ:209% スキル 清い水(Lv3) HPが5%上昇 神秘なる精神(Lv6) HPが10%上昇 とっしん(Lv6) 連続攻撃発生率が5%上昇 【EX】ダブルホーン(Lv10) 連続攻撃発生率が2%上昇 プチドラゴン 知能も身体能力も非常に高い種族の子供。子供でも能力はそこそこ高い。 MAXステータス 体力:194% ちから:239% まもり:209% はやさ:149% スキル 咆哮(Lv3) ちからが10%上昇 戦いの勲章(Lv6) ちからが20%上昇 強固な鱗(Lv6) まもりが10%上昇 ドラゴンオーラ(Lv10) ちからが25%上昇 たか 食物連鎖の頂点に君臨する空の王者。スピードとちからで相手をあっという間に狩る。 MAXステータス 体力:179% ちから:209% まもり:164% はやさ:239% スキル 鷹の目(Lv3) クリティカルが10%上昇 真空波(Lv6) ちからが15%上昇 神速(Lv6) はやさが20%上昇 【EX】絶空(Lv10) 全体攻撃の発生率が2%上昇 くろうさぎ 黒い珍しいうさぎ。孤高の存在で能力が普通のうさぎよりも高い。 MAXステータス 体力:164% ちから:179% まもり:164% はやさ:209% スキル ドリフトステップ(Lv3) はやさが10%上昇 ホッピング(Lv6) はやさが20%上昇 黒い残像(Lv6) 連続攻撃発生率が5%上昇 【EX】ダークラビット(Lv10) 連続攻撃発生率が2%上昇 バイソン 好戦的でよく暴れ狂う種族。攻撃力はピカイチ。 MAXステータス 体力:194% ちから:224% まもり:194% はやさ:134% スキル 突進(Lv3) ちからが10%上昇 尖角(Lv6) クリティカルが5%上昇 仁王立ち(Lv6) まもりが15%上昇 【EX】猛牛(Lv10) ちからが3%上昇 コアラ 木の上でのんびり一日を過ごす愛くるしい種族。 MAXステータス 体力:224% ちから:164% まもり:194% はやさ:149% スキル 実は走れる(Lv3) はやさが10%上昇 実は泳げる(Lv6) HPが10%上昇 実は戦える(Lv6) ちからが15%上昇 【EX】でもやはり木の上でのんびり(Lv10) 回避が5%上昇 ワニ 恐竜の祖である主竜類とも言われる、とてもパワフルな種族。 MAXステータス 体力:224% ちから:224% まもり:149% はやさ:119% スキル 大喰らい(Lv3) ちからが10%上昇 気配殺し(Lv6) 回避が5%上昇 ロッククランチ(Lv6) クリティカルが5%上昇 【EX】恐竜の始祖(Lv10) クリティカルが2%上昇 スイギュウ バイソンよりのんびり。動きは遅いかもしれないけど皮が丈夫。 MAXステータス 体力:231% ちから:127% まもり:209% はやさ:89% スキル ハイド強化(Lv1) まもりが10%上昇 ヤギュウの本能(Lv6) ちからが10%上昇 【EX】怒涛の群れ(Lv10) 全体攻撃の発生率が2%上昇 玄武 四聖獣と呼ばれる幻獣の一種。地を祀ると言われている。 MAXステータス 体力:194% ちから:149% まもり:224% はやさ:104% スキル 天地長久(Lv1) HPが7%上昇 籠甲(Lv3) まもりが10%上昇 地雷発掘(Lv6) ちからが7%上昇 【EX】多感ゆえの地団駄(Lv10) 全体攻撃の発生率が3%上昇 シロハト 小型の鳥類。キングニャムでは何故かおしろの周りにしか集まらない。 MAXステータス 体力:142% ちから:164% まもり:134% はやさ:269% スキル 佇み(Lv1) 回避が5%上昇 諠み(Lv3) HPが10%上昇 留り(Lv6) 全体攻撃の発生率が5%上昇 象り(Lv10) クリティカルが7%上昇 舞い(Lv10) はやさが10%上昇 ミツバチ すばらしすぎる社会性を持ったハチのかわいい代表。 MAXステータス 体力:194% ちから:194% まもり:194% はやさ:269% スキル 蜜集め(Lv3) まもりが15%上昇 熱の小玉(6) ちからが15%上昇 ぶんぶんぶん(Lv9) 全体攻撃の発生率が15%上昇 【EX】ふりふりダンス(Lv10) はやさが2%上昇 わし たかよりも大きな体をもつ鳥の王者。スピードとちからで相手をあっという間に狩る。 MAXステータス 体力:194% ちから:224% まもり:179% はやさ:254% スキル 滑空(Lv3) ちからが10%上昇 神速(Lv5) はやさが20%上昇 能鷲隠爪(Lv8) 連続攻撃の発生率が10%上昇 【EX】大きな羽ばたき(Lv10) はやさが2%上昇 ワくま 胸部の模様が自慢の豪快に樹皮剥ぎをする種族。 MAXステータス 体力:269% ちから:209% まもり:209% はやさ:164% スキル 月宵の化身(lv3) はやさが25%上昇 森林の守り神(lv6) まもりが30%上昇 怪力の右手(lv10) ちからが30%上昇 三日月の光(lv10) クリティカルが10%上昇 三毛 まだら3色毛色ネコの実。人の生活に密した懐っこい種族です。男性が食べても性別は変りません。 MAXステータス 体力:201% ちから:216% まもり:209% はやさ:239% スキル 奇跡の確率(lv1) クリティカルが7%上昇 小型鋭爪(lv3) ちからが33%上昇 安定の可愛さ(lv6) まもりが30%上昇 【EX】限定三色(lv10) HPが7%上昇 デグー ネズミによく似た小型の動物。高い脚力と聴力をいかして周囲を警戒する。 MAXステータス 体力:134% ちから:149% まもり:104% はやさ:273% スキル 黄色い歯(Lv3) クリティカルが5%上昇 砂浴び(Lv6) 回避が5%上昇 デグーだんご(Lv10) まもりが60%上昇 イルカ 海にすむとても賢い動物。社会性があり海の中でも超音波で会話をするという。 MAXステータス 体力:191% ちから:164% まもり:164% はやさ:269% スキル ウルトラソニック(Lv6) ちからが15%上昇 社会性(Lv6) 回避が5%上昇 やさしいこころ(Lv8) まもりが20%上昇 【EX】 滑らかな肌(Lv10) はやさが1%上昇 レベルクエスト ユニコーン (レベルクエストlv150クリア報酬) 伝説の一角獣。とても温和な種族で触れれば傷が癒されるという噂。 MAXステータス 体力:224% ちから:179% まもり:224% はやさ:194% スキル 大咆哮(Lv3) ちからが15%上昇 灼熱の鱗(Lv6) まもりが15%上昇 歴戦の傷跡(Lv6) ちからが30%上昇 龍覇気(Lv10) クリティカルが10%上昇 ドラゴン (レベルクエストLv200クリア報酬) 生物の頂点とも言われる最強の種族。 MAXステータス 体力:239% ちから:254% まもり:239% はやさ:194% スキル 【EX】 緑の波動(Lv3) まもりが3%上昇 【EX】 赤の波動(Lv5) ちからが3%上昇 【EX】 青の波動(Lv7) はやさが5%上昇 【EX】 虹色の波動(Lv10) 全体攻撃が3%上昇 ヒナ (レベルクエストLv300クリア報酬) これこそヒナ姉さんが食した実。あの強さの謎はここに…? MAXステータス 体力:104% ちから:104% まもり:104% はやさ:269% スキル ぼっこぼこよぉ~(Lv2) 連続攻撃発生率が30%上昇 止まって見えるわぁ~(Lv4) 回避が20%上昇 まとめてかかってきなさ~い(Lv5) 全体攻撃発生率が30%上昇 もりもり元気よぉ~(Lv6) HPが80%上昇 カッチカチだわぁ~♪(Lv8) まもりが80%上昇 ○※▲☆♪にしてやるわよ~(Lv9) ちからが80%上昇 …生きて帰れるとでも思ってるの?(Lv10) クリティカルが20%上昇 仲良しBOX フェレット 一生活発で好奇心が強い種族。実はネコ以上に人と相性が良く、遊びたがる。 MAXステータス 体力:119% ちから:149% まもり:134% はやさ:179% スキル 【EX】みずきり(Lv3) まもりが1%上昇 【EX】威嚇(Lv6) 回避が1%上昇 【EX】振り回し(Lv10) 連続攻撃発生率が1%上昇 白イタチ 小柄だが非常に凶暴な種族。なめてかかると痛い目にあう。 MAXステータス 体力:104% ちから:179% まもり:104% はやさ:164% スキル 狙いを定める(Lv3) クリティカル発生率が5%上昇 眼光(Lv6) クリティカル発生率が10%上昇 しなやかな体(Lv6) 回避が10%上昇 【EX】白い悪魔(Lv10) クリティカル発生率が5%上昇 モルモット 温和で好奇心旺盛な種族。しかしかなり用心深く、慣れない事には食べ物がそこにあろうが手を出さない。 MAXステータス 体力:179% ちから:119% まもり:164% はやさ:134% スキル 【EX】抵抗(Lv3) まもりが1%上昇 【EX】忍耐(Lv6) HPが1%上昇 【EX】抗体(Lv10) まもりが1%上昇 ハムスター すばしっこくやんちゃな種族。 MAXステータス 体力:134% ちから:149% まもり:149% はやさ:164% スキル 【EX】はむはむ(Lv3) はやさが1%上昇 【EX】ころころ(Lv6) クリティカルが1%上昇 【EX】かじる(Lv10) ちからが1%上昇 プレーリードッグ 穴の中で生活するネズミ。キャンキャンという鳴き声からドッグとつけられたと云われている。 MAXステータス 体力:164% ちから:119% まもり:164% はやさ:134% スキル 【EX】戦闘態勢(Lv3) ちからが1%上昇 【EX】隠れる(Lv6) 回避が1%上昇 【EX】急所突き(Lv10) クリティカル発生率が1%上昇 メタモルエレメント【実】 きつね (メタモルエレメント【実】から低確率) 高い運動能力で相手を翻弄する機敏な種族。 MAXステータス 体力:134% ちから:194% まもり:149% はやさ:194% スキル 狩人の基礎(Lv3) ちからが10%上昇 フォックスアイ(Lv6) クリティカル10%上昇 フォックスラン(Lv6) はやさが20%上昇 【EX】狩人王(Lv10) 連続攻撃発生率が2%上昇 しろくま (メタモルエレメント【実_vol2】から低確率) 極寒の地で力強く生き抜く種族。その腕力はものすごい。 MAXステータス 体力:156% ちから:209% まもり:164% はやさ:119% スキル 耐寒(Lv3) まもりが10%上昇 ホワイトナックル(Lv6) ちからが20%上昇 冬眠(Lv6) HPが15%上昇 氷砕(Lv10) クリティカルが10%上昇 ブタ (メタモルエレメント【実_vol3】から低確率) 小さく丸々した姿がキュートな種族。 MAXステータス 体力:194% ちから:171% まもり:171% はやさ:171% スキル 鼻パンチ(Lv3) ちからが5%上昇 横転威嚇(Lv6) ちからが10%上昇 食欲第一(Lv8) HPが10%上昇 【EX】食欲旺盛(Lv10) HPが2%上昇 フェネック (メタモルエレメント【実_vol4】から低確率) 砂漠に住む小さな小動物。穴掘りが大得意。 MAXステータス 体力:119% ちから:164% まもり:194% はやさ:209% スキル 穴掘り(Lv3) まもりが10%上昇 砂かけ(Lv6) 回避が5%上昇 解けない警戒心(Lv8) 回避が10%上昇 【EX】脱走力(Lv10) 回避が1%上昇 レッサーパンダ (メタモルエレメント【実_vol5】から低確率) 別名レッドパンダ、アカパンダとも言われる、実は気性の激しい種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:209% まもり:149% はやさ:164% スキル 雑食(Lv3) HPが10%上昇 二足観察(Lv6) 回避が5%上昇 鋭い歯(Lv8) ちからが10%上昇 【EX】秘めたる凶暴性(Lv10) ちからが2%上昇 マンチカン (メタモルエレメント【実_vol6】から低確率) 足が短く懸命に走る姿が可愛らしいネコの種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:164% まもり:179% はやさ:134% スキル 紅の跳躍(Lv1) HPが10%上昇 蒼の眼光(Lv3) まもりが25%上昇 白の爪痕(Lv6) ちからが20%上昇 灰の息吹(Lv10) はやさが8%上昇 集会所クエスト報酬 うま (ミロードの闇 きつね2人以上 5分以内討伐) 強靭な脚力を活かしたスピードとパワーに優れた種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:194% まもり:149% はやさ:194% スキル 快走(Lv3) はやさが10%上昇 蹄鉄(Lv6) ちからが10%上昇 バックキック(Lv6) 連続攻撃発生率が10%上昇 【EX】走覇者の誇り(Lv10) はやさが3%上昇 ブラックジャガー (ハサミvsハンマー いぬ2人以上 15分以内討伐) ネコ科なのに水さえ恐れない「一突きで倒す者」という名前を冠した種族。 MAXステータス 体力:149% ちから:209% まもり:164% はやさ:209% スキル 環境適応力(Lv3) まもりが10%上昇 夜行の眼力(Lv6) クリティカルが10%上昇 ジャガートゥース(Lv6) ちからが15%上昇 【EX】ジャガーノート(Lv10) 連続攻撃の発生率が2%上昇 キツネさる (きかざる50体討伐 きつね1人以上、さる1人以上) 異様に長い尻尾で木の上もすいすい、地上も好き。この実を食べても鼻先はとがらない。 MAXステータス 体力:201% ちから:224% まもり:209% はやさ:239% スキル ハラだしぼこ(Lv2) HPが15%上昇 孤島の恩恵(Lv6) 回避が10%上昇 輪尾高々(Lv8) ちからが8%上昇 【EX】木の上から落下(Lv10) 連続攻撃の発生率が3%上昇 課金アイテム メタモルエレメント【レア】vol.1 くま 腕力がとても強く、豪快な種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:209 まもり:164% はやさ:134% スキル 熊の豪腕(Lv3) ちからが10%上昇 大食漢(Lv6) HPが10%上昇 岩砕き(Lv6) クリティカルが5%上昇 【EX】豪(Lv10) ちからが2%上昇 さる 物を器用に扱える人に近い種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:209% まもり:164% はやさ:224% スキル おちょくりまわす(Lv3) 回避が5%上昇 ひっかきまわす(Lv3) 連続攻撃発生率が5%上昇 あばれまわる(Lv6) 全体攻撃発生率が5%上昇 【EX】モンキーパンチ(Lv10) 連続攻撃発生率が2%上昇 ねこ キングニャムでは王族だけが食べることが許されている高貴な実。 MAXステータス 体力:194% ちから:209% まもり:194% はやさ:224% スキル 妖力「猫又」(Lv3) ちからが10%上昇 窮鼠対策(Lv6) まもりが10%上昇 幸せの肉球(Lv6) クリティカルが20%上昇 【EX】王力「猫又無双」(Lv10) 連続攻撃発生率が25%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.2 キュウビ 長年生き続け、不思議な力を持つようになったきつね。たぬきとはライバル関係にあるようだ。 MAXステータス 体力:164% ちから 209% まもり 164% はやさ 224% スキル 玉藻前(Lv3) 回避が20%上昇 神通力(Lv3) ちからが10%上昇 九十九ノ乱(Lv6) 連続攻撃発生率が20%上昇 【EX】五大仙の畏れ(Lv10) 回避が5%上昇 白鳥 美しい白い羽を羽ばたかせる種族。その羽はすごくふんわりしている。 MAXステータス 体力:179% ちから 179% まもり 179% はやさ 179% スキル 無垢な翼(Lv3) はやさが10%上昇 撥水翼(Lv3) まもりが5%上昇 容姿端麗(Lv6) 回避が15%上昇 【EX】湖の加護(Lv10) まもりが5%上昇 オオカミ 野性味あふれ、誇り高い種族。仲間意識もとても強い。 MAXステータス 体力:164% ちから:209% まもり:149% はやさ:194% スキル 遠吠え(Lv3) ちからが10%上昇 クイックチャージ(Lv6) はやさが10%上昇 牙襲(Lv6) ちからが15%上昇 【EX】プライドファング(Lv10) クリティカル3%上昇 クロネコ キングニャムに伝わる高貴な動物の実。クロネコはネコの中でも最も人好きな種族らしい。 MAXステータス 体力:194% ちから:194% まもり:224% はやさ:224% スキル 魔除け厄除け(Lv3) 回避が10%上昇 妖力「魔導」(Lv3) ちからが10%上昇 幸せのネコパンチ(Lv6) 連続攻撃発生率が20%上昇 【EX】魔女「魔力開放」(Lv10) 全体攻撃発生率が10%上昇する たぬき 丸い尻尾が特徴的な動物。動きは遅いが守りに長ける種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:179% まもり:194% はやさ:119% スキル 警戒心(Lv3) 回避が5%上昇 変化【鉄壁の妖怪】(Lv6) まもりが10%上昇 変化【豪腕の鬼】(Lv6) ちからが10%上昇 【EX】僅有絶無(Lv10) 回避が5%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.3 ねずみ (とれじゃーず【エンペラービビリネズミ】討伐報酬でも入手可能) 何でも食べ、どこでも生きられる、すばしっこい小動物。環境適応力はずば抜けている。 MAXステータス 体力:194% ちから:164% まもり:119% はやさ:194% スキル 端っこ走り(Lv3) 回避が5%上昇 前歯(Lv6) クリティカルが5%上昇 敏感髭(Lv6) 回避が10%上昇 【EX】窮鼠猫噛(Lv10) クリティカルが2%上昇 アルパカ 羊と同じようにもふもふした種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:164% まもり:224% はやさ:134% スキル もふもふもふ(Lv3) まもりが15%上昇 これはいいもふもふ!(Lv6) まもりが20%上昇 ギガントもふタックル(Lv6) 全体攻撃発生率が15%上昇 【EX】もふの頂点(Lv10) まもりが5%上昇 ヒョウ トラとは違い、群れを形成せず狩りを行う孤高のハンター。 MAXステータス 体力:171% ちから:224% まもり:164% はやさ:224% スキル 孤高の狩人(Lv3) ちからが10%上昇 サバイバー(Lv6) ちからが20%上昇 美しい毛並(Lv6) 回避が10%上昇 【EX】サバイバルマスター(Lv10) HPが5%上昇 カンガルー 格闘能力がすさまじい種族。お母さんは子供をお腹の袋に入れ育てる。 MAXステータス 体力:164% ちから:224% まもり:164% はやさ:164% スキル カンガルーキック(Lv3) ちからが10%上昇 カンガルーパンチ(Lv6) 連続攻撃発生率が10%上昇 カンガルーラッシュ(Lv6) ちからが25%上昇 【EX】母性本能(Lv10) まもりが3%上昇 カラス 知能が高く、狡猾な種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:194% まもり:134% はやさ:209% スキル ずる賢い(Lv3) 回避が10%上昇 ふいうち(Lv6) クリティカルが5%上昇 黒い旋風(Lv6) 全体攻撃発生率が15%上昇 【EX】闇使い(Lv10) 回避が3%上昇 やぎ 少しのんびりしているが、興奮するとものすごく危ない種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:194% まもり:194% はやさ:134% スキル ノーテンキ(Lv3) まもりが5%上昇 しなやかな剛毛(Lv6) まもりが10%上昇 ニードルホーン(Lv6) ちからが10%上昇 【EX】100年越えの繊維(Lv10) まもりが2%上昇 ペガサス 天空の使者ともいわれる伝説の動物。 MAXステータス 体力:179% ちから:201% まもり:179% はやさ:201% スキル 神秘の守り(Lv1) まもりが25%上昇 雄大な翼(Lv4) はやさが25%上昇 大滑空(Lv7) ちからが25%上昇 天空の加護(Lv10) 全体攻撃発生率が15%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.4 白虎 四聖獣と呼ばれる幻獣の一種。風を祀ると言われている。 MAXステータス 体力:194% ちから 239% まもり:179% はやさ:254% スキル 真空竜巻(Lv3) ちからが15%上昇 鎌鼬(Lv6) まもりが10%上昇 楓(Lv6) はやさが20%上昇 【EX】たった一度の青春の嵐(Lv6) クリティカルが3%上昇 スズメ そこらへんに分布している小さくてまるいヤツ。 MAXステータス 体力:104% ちから:74% まもり:74% はやさ:299% スキル ちゅん(Lv1) はやさが4%上昇 小鳥の警戒(Lv3) はやさが8%上昇 集団の掟(Lv6) 全体攻撃の発生率が8%上昇 【EX】ぴーちくぱー クリティカルが3%上昇 カバ のんびりしている。 MAXステータス 体力:194% ちから:179% まもり:224% はやさ:104% スキル 短足の秘訣(Lv1) 回避が3%上昇 紫外線対策(Lv3) まもりが6%上昇 水中昼寝(Lv6) HPが10%上昇 【EX】ヴォヴォヴォヴォ(Lv10) ちからが3%上昇 チワワ ちっこい種族。ちょこまかそそっかしい動きが愛らしい。 MAXステータス 体力:164% ちから:194% まもり:149% はやさ:194% スキル 規格外な軽量級(Lv3) はやさが10%上昇 小さき暴君(Lv6) ちからが10%上昇 主人に一途(Lv6) 連続攻撃発生率が10%上昇 【EX】極小な当たり判定(Lv3) 回避が3%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.5 青龍 四聖獣と呼ばれる幻獣の一種。水を祀ると言われている。 MAXステータス 体力:209% ちから:248% まもり:194% はやさ:224% スキル 山紫水明(Lv1) 回避が8%上昇 結びの尾(Lv3) 速さが24%上昇 水天辟易(Lv6) まもりが15%上昇 【EX】愚策問うた孤高(Lv10) ちからが2%上昇 シロネコ キングニャムに伝わる高貴な動物の実。シロネコはネコの中でも王族に好まれ気品により磨きがかかるらしい。 MAXステータス 体力:189% ちから:201% まもり:179% はやさ:186% スキル 妖力「月光」(Lv1) 回避が19%上昇」 潜在する毛色(Lv3) まもりが23%上昇 【EX】凛乎たる猫背(Lv10) はやさが3%上昇 ツバメ 小ささを生かした素早さはもちろん飛行能力も秘めた種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:186% まもり:119% はやさ:284% スキル 旋回斬り(Lv1) ちからが10%上昇 雨の日の低飛行(Lv6) 全体攻撃の発生率が20%上昇 【EX】燕返し(Lv10) クリティカルが2%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.6 ライオン 百獣の王と名高く恐れられている種族。 MAXステータス 体力:239% ちから:269% まもり:239% はやさ:194% スキル 群れの掟(Lv3) まもりが10%上昇 集団の掟(Lv6) 全体攻撃の発生率が8%上昇 社会の掟(lv6) HPが15%上昇 ネコぱんち(Lv10) ちからが30%上昇 【EX】うなり(Lv10) ちからが3%上昇 シマウマ 人になつくことはないが縞模様の美しい身体の大きな種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:194% まもり:186% はやさ:224% スキル 快走(Lv3) はやさが10%上昇 美しき模様(Lv6) 全体攻撃の発生率が20%上昇 【EX】しっぽ縞のこだわり(Lv10) 連続攻撃の発生率が3%上昇 イタチ 用心深いが水辺も木の上も活発に動き回る種族。 MAXステータス 体力:134% ちから:179% まもり:119% はやさ:231% スキル 隙間あそび(Lv1) 回避が15%上昇 かまいたち(Lv3) はやさが10%上昇 たおやかな身体(Lv6) クリティカルが10%上昇 【EX】胴長短足(Lv10) まもりが5%上昇 キタウサギ 寒さに強く集団で白くまるまる姿がかわいいうさぎの種族。 MAXステータス 体力:201% ちから:186% まもり:194% はやさ:261% スキル ダッッシュ(Lv1) はやさが10%上昇 白い残像(Lv6) 連続攻撃の発生率が5%上昇 雪の中の美脚(Lv6) ちからが20%上昇 【EX】保温力(Lv10) HPが5%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.7 ハト 人にとても身近な鳥類。迷うことなく家に帰れることが自慢。 MAXステータス 体力:209% ちから 134% まもり 201% はやさ 209% スキル 平和の象徴(Lv1) HPが8%上昇 通信兵(Lv8) はやさが8%上昇 豆鉄砲(Lv10) クリティカルが8%上昇 【EX】編隊飛行(Lv3) 連続攻撃の発生率が1%上昇 エリマキトカゲ 相手を威嚇するための首のフリルが特徴的な爬虫類。 MAXステータス 体力:149% ちから 209% まもり 149% はやさ 239% スキル 巻威嚇(Lv3) クリティカルが5%上昇 猛スピード(Lv6) 回避が10%上昇 二足走行(Lv10) はやさが20%上昇 ヌエ 頭はサル、腹はタヌキ、手足はトラのいいとこ取りな妖怪。尾ヘビはおまけ。 MAXステータス 体力:239% ちから 231% まもり 299% はやさ 134% スキル 不気味な鳴き声(Lv1) 回避が10%上昇 見えざる体(Lv5) 連続攻撃の発生率が5%上昇 夜の来訪者(Lv6) クリティカルが5%上昇 【EX】変幻自在(Lv9) まもりが3%上昇 しろうさぎ 様々な象徴にされる白いうさぎ。実を食べても目は赤くなりません。 MAXステータス 体力:149% ちから 194% まもり 164% はやさ 231% スキル 分厚い毛皮(Lv1) まもりが12%上昇 俊足の後脚(Lv3) はやさが10%上昇 視野確保(Lv6) まもりが2%上昇 【EX】体温調整(Lv10) HPが2%上昇 ロバ トロいのでなく少しのんびりなだけで、短足でなく少し小柄なだけで、それも気にせず草を食む。 MAXステータス 体力:269% ちから 149% まもり 149% はやさ 149% スキル 荷物運び(Lv4) ちからが15%上昇 抜群の記憶力(Lv6) クリティカルが2%上昇 雑食(Lv8) HPが40%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.8 コウモリ 実は近くに住んでいる。超音波を操る小さな種族。 MAXステータス 体力:224% ちから:194% まもり:134% はやさ:224% スキル 吸血(Lv1) HPが15%上昇 超音波(Lv4) 回避が10%上昇 噛み付く(Lv5) ちからが10%上昇 【EX】高速羽ばたき(Lv10) はやさが1%上昇 モモンガ 眼が大きく平たい尾が特徴的なとても小さな種族。被膜による滑空をこなし地上に降り立つことはほとんどない。 MAXステータス 体力:179% ちから:134% まもり:89% はやさ:284% スキル 冬眠(Lv1) HPが25%上昇 音速飛行(Lv1) はやさが10%上昇 かじりつく(Lv10) ちからが25%上昇 【EX】ふわふわ尻尾(Lv3) まもりが2%上昇 ヘラジカ 大きな角はもちろん体も大きなシカ。足も長く歩くのも速い。 MAXステータス 体力:269% ちから:239% まもり:216% はやさ:239% スキル 鋼鉄の角(Lv1) まもりが20%上昇 瞬速の足(Lv3) はやさが20%上昇 雷鳴の声(Lv6) クリティカルが6%上昇 森の王(Lv10) ちからが30%上昇 メタモルエレメント【レア】vol.9 とんぼ 大きい目が特徴的な昆虫。秋になるとたくさん飛んでいる。 MAXステータス 体力:239% ちから:194% まもり:134% はやさ:224% スキル とんぼ目(1)「クリティカルが8%上昇」 高速飛び(5)「はやさが10%上昇」 【Ex】とんぼ返り(9)「連続攻撃の発生率が1%上昇」 ビーグル 耳がだらんと垂れた犬。優れた嗅覚を持っている。 MAXステータス 体力:224% ちから:198% まもり:149% はやさ:149% スキル 追い回す(1)「連続攻撃の発生率が4%上昇」 嗅ぎまわる(2)「クリティカルが10%上昇」 【Ex】追い鳴き(5)「ちからが1%上昇」 ふくろう 森の賢者と呼ばれている夜行性の鳥。穏やかな性格に見えるが肉食動物。 MAXステータス 体力:186% ちから:201% まもり:201% はやさ:194% スキル 滑空(1)「回避が5%上昇」 鋭目(6)「クリティカルが13%上昇」 【Ex】一点集中(10)「ちからが2%上昇」 烏蜂 烏のような真っ黒な体の蜂。毒も一層強力になり、狙った獲物は必ず仕留める。 MAXステータス 体力:221% ちから:269% まもり:206% はやさ:269% スキル 猛毒(1)「連続攻撃の発生率が5%上昇」 主の防衛(6)「まもりが20%上昇」 犠牲心(10)「ちからが30%上昇」 メタモルエレメント【レア】vol.10 アゲハ蝶 美しい模様の羽を持った虫。サナギから羽化してからの寿命はとても短い。 MAXステータス 体力:142% ちから:149% まもり:134% はやさ:194% スキル 妖艶な羽(1)「クリティカルが10%上昇」 栄養吸収(6)「連続攻撃の発生率が4%上昇」 優雅に舞う(10)「回避が15%上昇」 【EX】はばたき(10)「はやさが2%上昇」 アザラシ つぶらな瞳がとてもかわいい生き物。泳ぎがとても得意で、陸では這いずりながら移動する。 MAXステータス 体力:254% ちから:254% まもり:269% はやさ:149% スキル ごろごろ(1)「クリティカルが1%上昇」 猛突進(10)「攻撃が30%上昇」 【EX】潜水士(10)「HPが1%上昇」 いのしし 突進力が物凄く強い動物。手足が短いが、その見た目に反して運動能力はとても高い。 MAXステータス 体力:194% ちから:246% まもり:164% はやさ:248% スキル 神経質(1)「回避が2%上昇」 敏感な鼻(8)「クリティカルが2%上昇」 猪突猛進(10)「速さが20%上昇」 【EX】泥あび(10)「まもりが3%上昇」 バク MAXステータス 体力:% ちから:% まもり:% はやさ:% スキル (Lv)「」 (Lv)「」 (Lv)「」 【EX】(Lv)「」 ハリネズミ MAXステータス 体力:% ちから:% まもり:% はやさ:% スキル (Lv)「」 (Lv)「」 (Lv)「」 【EX】(Lv)「」 エレメントボール ぞう (エレメントボール【火】討伐報酬) とても大きな体格を持った雄大な種族。 MAXステータス 体力:209% ちから:194% まもり:209% はやさ:89% スキル お耳旋風(Lv3) 全体攻撃発生率が10%上昇 牙(Lv6) ちからが15%上昇 豪皮(Lv6) まもりが15%上昇 【EX】じならし(Lv10) 全体攻撃発生率が2%上昇 カワウソ (ブルーパール召喚ボス【アクアドラコ】討伐報酬) 泳ぎが得意な寸胴胴長でも不格好とは言われない種族。 MAXステータス 体力:194% ちから:164% まもり:149% はやさ:201% スキル 頭突き(Lv1) 連続攻撃の発生率が7%上昇 夜行性(Lv6) クリティカルが7%上昇 【EX】弾丸游(Lv10) 全体攻撃の発生率が2%上昇 フラミンゴ (ももいろはねたまご召喚ボス【イブラミンゴ】討伐報酬) バランスを取るのがうまい。群れをなして生活し、あたりをピンクに染める種族。 MAXステータス 体力:194% ちから:194% まもり:194% はやさ:194% スキル ダブルミンゴ(2)「連続攻撃の発生率が5%上昇」 フラミンゴミルク(4)「HPが15%上昇」 長足超速(7)「はやさが30%上昇」 【EX】紅色飛翔(10)「はやさが2%上昇」 期間限定アイテム キングニャム福袋 麒麟 伝説にして幻の種族。金色の毛並みが神々しい。 (メタモルエレメント【レア】vol.6でも入手可) MAXステータス 体力:209% ちから:209% まもり:224% はやさ:239% スキル 輝く剛角(Lv3) ちからが15%上昇 麒麟児(Lv6) クリティカルが5%上昇 燐光(Lv8) 回避が15%上昇 【EX】黄金の雄叫び(Lv10) 全体攻撃発生率が3%上昇 キリン 首の長い巨体種族。大人しい割にすごい攻撃力を持つ。人間が実を食べても首は伸びない。 MAXステータス 体力:164% ちから:239% まもり:179% はやさ:134% スキル 省エネ(Lv3) HPが10%上昇 ワンダーネット(Lv6) まもりが10%上昇 ネッキング(Lv6) ちからが15%上昇 【EX】ハイパーリーチ(Lv10) 全体攻撃発生率が2%上昇 キングニャム福袋[その2] ポニー 小型だが耐久力のある可愛らしい馬。大型の馬と比べると劣るが、足も中々速い。 MAXステータス 体力:231% ちから:194% まもり:186% はやさ:224% スキル 駆け足(Lv1) はやさが10%上昇 踏んばる(Lv6) まもりが30%上昇 猛進(Lv10) はやさが35%上昇 オコジョ 冬毛のオコジョ。かわいらしい見た目とは反して気性が荒い。夏には毛が茶色に生え変わる。 MAXステータス 体力:194% ちから:179% まもり:156% はやさ:276% スキル 美曲線フォルム(Lv2) HPが25%上昇 不意の一撃(Lv3) クリティカルが6%上昇 細長尻尾(Lv4) 回避が14%上昇 【EX】雪に紛れる体(Lv10) まもりが2%上昇 お宝コンプリート報酬 クジャク (ムーラン湖) 美しい尾を持つ厳格な種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:164% まもり:224% はやさ:209% スキル 星空のシンボル(Lv3) 全体攻撃の発生率が5%上昇 満月のシンボル(Lv6) 回避が10%上昇 太陽のシンボル(Lv6) クリティカルが10%上昇 【EX】不死のシンボル(Lv10) まもりが10%上昇 ログインポイント とら (ログインP交換10000P) ネコ科だが、獰猛でプライドが高い種族。 MAXステータス 体力:239% ちから:209% まもり:194% はやさ:224% スキル 狩人の心(Lv3) 連続攻撃発生率が10%上昇 猛虎の牙(Lv6) ちからが25%上昇 虎砲(Lv6) 全体攻撃発生率が10%上昇 【EX】虎眼流星(Lv10) クリティカルが10%上昇 とれじゃーず 河童 (すいこ討伐報酬から低確率) 川の妖怪。体格は子供のようで、全身は緑色または赤色。頭頂部に皿があることが多い。 MAXステータス 体力:119% ちから:194% まもり:119% はやさ:224% スキル 河童の守り(Lv3) まもりが6%上昇 河童の川流れ(Lv6) はやさが7%上昇 頭の皿滑り(Lv6) 回避が7%上昇 【EX】河童の愛飲薬(Lv10) HPが9%上昇 へび (なーが討伐報酬から低確率) 水の中も陸の上も木の上もすいすい進む四肢のない爬虫類。 MAXステータス 体力:156% ちから:209% まもり:134% はやさ:224% スキル 蛇行(Lv1) はやさが10%上昇 実は泳げる(Lv3) HPが10%上昇 美しき鱗(Lv6) 全体攻撃の発生率が20%上昇 【EX】必要な日光浴(Lv10) ちからが2%上昇 ニワトリ (ふりかむい討伐報酬から低確率) 正確な体内時計を持つ鳥類。高い声が特徴だけど実を食べても声はそのままです。 MAXステータス 体力 239% ちから 164% まもり 134% はやさ 179% スキル 朝の挨拶(Lv1) 全体攻撃の発生率が10%上昇 甲高い鳴き声(Lv3) 回避が10%上昇 鶏群の一鶏(Lv8) HPが20%上昇 【EX】3歩でCHICKEN(Lv10) はやさが2%上昇 イベント コヨーテ (期間限定イベント【収穫祭準備クエスト】イベントクエストクリア報酬、1周年記念福袋から低確率) 『歌う犬』と呼ばれる適応能力の優れた種族。 MAXステータス 体力:179% ちから:194% まもり:149% はやさ:194% スキル 鋭い眼光(Lv3) クリティカルが10%上昇 研澄爪掻(Lv6) 連続攻撃発生率が10%上昇 集覚の構え(Lv6) 回避が10%上昇 【EX】飛脚(Lv10) はやさが5%上昇 灰狐 (イベント反復クエスト(お手伝いBOX)、「ちょこれいと生産大作戦」シャム、ヒナ、ワッツのお礼で低確率、1周年記念福袋、イベント「お花とお花」ランダム報酬から低確率) 地域によっては神の化身であると伝えられる希少な狐。 MAXステータス 体力:209% ちから:224% まもり:104% はやさ:254% スキル 幻影の霧(Lv3) 回避が5%上昇 惑わしの幻想(Lv5) 回避が7%上昇 使役魂(Lv7) はやさが20%上昇 【EX】想殻打破(Lv10) はやさが7%上昇 トナカイ (期間限定クエスト【【ミロード メトロム編】被害者はこんなところにも】イベントクリア報酬) シカよりも人になじみやすい種族。やはり角は生える。 MAXステータス 体力:179% ちから:149% まもり:134% はやさ:209% スキル 大きな蹄(lv3) 「ちからが10%上昇」 時速80Kmの脚力(lv6) 「はやさが10%上昇」 ビッグホーン(lv6) 「ちからが15%上昇」 【EX】聖夜の力(lv10) 「クリティカルが2%上昇」 鶴 (期間限定クエスト【【ムーラン・サハ編】謎の鍵】イベントクリア報酬) 体長がとても大きい鳥類。頭の皮膚が露出しているが動物の実では再現されない模様。 MAXステータス 体力:209% ちから:164% まもり:194% はやさ:179% スキル 鶴の折紙(lv3) 「回避が5%上昇」 鶴の羽織(lv6) 「まもりが10%上昇」 鶴の恩返し(lv6) 「クリティカルが5%上昇 【EX】長寿の象徴(lv10) 「HPが2%上昇」 狛犬 (期間限定クエスト【【地下アジト編】イベント中止事件の真犯人】イベントクリア報酬) 獅子にも似た和国の幻獣らしい。ライオンがモチーフで強そう。 MAXステータス 体力:194% ちから:224% まもり:179% はやさ:209% スキル 魔除け(lv3) 「回避が5%上昇」 退魔の咆哮(lv6) 「ちからが15%上昇」 守護結界(lv6) 「まもりが15%上昇」 【EX】獅子奮迅(lv10) 「ちからが3%上昇」 ヒヨコ (期間限定クエスト【【EX.おまけ編】闇夜に浮かぶ黄色い悪魔】イベントクエストクリア報酬) 可愛らしい雛の実。ヒナ姉さんの耳と似ているが、どうやらこれとは違う実のようだ…。 MAXステータス 体力:97% ちから:284% まもり:89% はやさ:104% スキル 孵化(Lv3) HPが15%上昇 卵の殻(Lv6) まもりが15%上昇 ピヨピヨ(Lv8) 全体攻撃発生率が10%上昇 ヒヨッコの逆ギレ(Lv10) ちからが30%上昇 ラーテル (期間限定イベント「ちょこれいと生産大作戦」ワッツ編1位報酬) 「世界一怖いもの知らずの動物」。小柄だが毒の体制を持ち、皮膚は猛獣の牙も通さないほど堅いといったすごい種族。 MAXステータス 体力:164% ちから:179% まもり:254% はやさ:179% スキル 毒耐性(Lv3) まもりが10%上昇 小鳥と共生(Lv6) まもりが15%上昇 蜜荒らし(Lv6) ちからが15%上昇 【EX】ラーテル歩兵戦闘車(Lv10) まもりが5%上昇 朱雀 (期間限定イベント「いざ不慣れな冒険へ」活躍度報酬) 四聖獣と呼ばれる幻獣の一種。火を祀ると言われている。 MAXステータス 体力:164% ちから:164% まもり:164% はやさ:269% スキル 一字砲火(Lv3) クリティカルが5%上昇 火の中専門(Lv6) まもりが3%上昇 激発御礼(Lv6) はやさが10%上昇 【EX】狂い立つ情熱の灯火(10)「全体攻撃の発生率が3%上昇」 メインクーン (期間限定イベント「いざ不慣れな冒険へ」活躍度報酬) 雪が似合うモサモサでっかいネコ。 MAXステータス 体力:209% ちから:179% まもり:254% はやさ:134% スキル 耳先の主張(1)「回避が5%上昇」 美しき骨格(3)「HPが11%上昇」 【EX】包み込むしっぽ(10)「まもりが4%上昇」 猫又 (一周年記念イベント「連続ログインプレゼント」8日目報酬) 尾が2本になっためずらしいネコ。能力も特殊。 MAXステータス 体力:156% ちから:179% まもり:119% はやさ:254% スキル 歳月の奇跡(Lv1) HPが20%上昇 変化『芸妓』(Lv3) はやさが7%上昇 対化け猫(Lv6) まもりが15%上昇 【EX】2本締め(Lv10) 全体攻撃の発生率が3%上昇 クワガタムシ (一周年記念福袋から低確率) キングニャムではめずらしい昆虫の実。大きなアゴで相手を挟み込む。 MAXステータス 体力:201% ちから:179% まもり:134% はやさ:127% スキル 死んだふり(Lv1) 回避が3%上昇 守りぬく餌場(Lv6) まもりが15%上昇 挟みあげ(Lv10) 連続攻撃が2%上昇 オオノコギリ(Lv10) ちからが18%上昇 キタイヌ (一周年記念イベント「記念コインを集めよう」1位?30位報酬) 北の国で生まれた白いイヌ、獣猟が得意なうちの一種。 MAXステータス 体力:179% ちから:239% まもり:209% はやさ:149% スキル 水すき(Lv1) 回避が5%上昇 外すき(Lv3) はやさが8%上昇 雪すき(Lv6) HPが15%上昇 【EX】狩猟への本能(Lv10) 連続攻撃の発生率が2%上昇 カブトムシ (期間限定イベント「5色のキャンディ交換」7回目交換のご褒美) キングニャムではめずらしい昆虫の実。大きなツノで相手を投げ飛ばす。 MAXステータス 体力:134% ちから:239% まもり:156% はやさ:104% スキル 食べるが勝ち(Lv1) HPが15%上昇 丸い体の抗菌力(Lv3) まもりが3%上昇 暑さの始まり(Lv6) はやさが1%上昇 勝ちとる餌場(Lv10) ちからが12%上昇 剥ぎ飛ばし(Lv10) 全体攻撃発生率が6%上昇 ネコロボ (期間限定クエスト「変態王子の挑戦状」【[期間限定!]変態王子の挑戦状[10枚目]】クリア報酬) ランスお手製のどうぶつの実。もちろん模造 品であり無理やり作った偽物です。 MAXステータス 体力:239% ちから:284% まもり:269% はやさ:149% スキル なし ロップイヤー (期間限定イベント【お花とお花】ランダム報酬) 大人しく小さい体で警戒心も小さいうさぎの種族。 MAXステータス 体力:186% ちから:186% まもり:186% はやさ:261% スキル 穴掘り(Lv3) まもりが10%上昇 齧りあそび(Lv6) ちからが12%上昇 たれやすみ(Lv6) HPが8%上昇 【EX】気さく外交(Lv10) 回避が4%上昇 ホシマスター (期間限定イベント【星のこどもと天の川】成長度報酬) 星の力に影響されて実った実。様々な力を秘めている。 MAXステータス 体力:149% ちから:164% まもり:149% はやさ:164% スキル 【EX】流星(Lv10) 全体攻撃の発生率が1%上昇 【EX】ミーティア(Lv10) はやさが1%上昇 【EX】メテオ(Lv10) まもりが1%上昇 【EX】ステルラ(Lv10) 回避が1%上昇 【EX】アステール(Lv10) ちからが1%上昇 サメ (期間限定イベント【夏のバカンス】フィールド「珊瑚と小島」、海賊キャット(眼帯)から低確率ドロップ) 古くから生き広くに住み多くの機能を持った魚。 MAXステータス 体力:134% ちから:209% まもり:134% はやさ:89% スキル ハガイノチ(Lv1) ちからが17%上昇 鮫肌(Lv6) はやさが10%上昇 メガドロン(Lv10) HPが30%上昇 【EX】楯鱗(Lv1) まもりが1%上昇 らくだ (期間限定クエスト【リックと砂漠のオアシス建設】クエストクリア報酬) こぶの脂肪で炎天下でも平気なキュートまつげののんびりした種族。 MAXステータス 体力:224% ちから:164% まもり:216% はやさ:134% スキル 熱遮断の瘤(Lv3) まもりが10%上昇 砂原闊歩(Lv6) はやさが5%上昇 体内貯水(Lv6) HPが20%上昇 【EX】柔軟な蹄(Lv10) まもりが2%上昇 白狐 (期間限定イベント【秋の収穫祭準備2】クリア報酬・お手伝いBOXから低確率) 地域によっては神の化身であると伝えられる希少な狐 MAXステータス 体力:209% ちから:231% まもり:104% はやさ:269% スキル 優美光妙(Lv1) 回避が5%上昇 光に溶ける体(Lv3) クリティカルが10%上昇 偶像崇拝(Lv7) ちからが30%上昇 【EX】善狐の恩返し(Lv10) HPが6%上昇 黒狐 (期間限定イベント【秋の収穫祭準備2】クリア報酬・お手伝いBOXから低確率) 地域によっては神の化身であると伝えられる希少な狐 MAXステータス 体力:224% ちから:231% まもり:104% はやさ:254% スキル 細足疾走(Lv1) はやさが10%上昇 毛量倍増Lv(4) まもりが30%上昇 闇に溶ける体(Lv7) 回避が10%上昇 【EX】きき耳(Lv10) 回避が2%上昇 黒ブタ (期間限定イベント【落ち葉を集めて焼きイモづくり】焼けイモ5000個おすそわけ報酬) 小さく丸々した姿がキュートな種族 MAXステータス 体力:194% ちから:179% まもり:179% はやさ:171% スキル デロック(Lv3) まもりが5%上昇 ランドレ(Lv4) まもりが10%上昇 バクシャ(Lv8) HPが10%上昇 【EX】ヨクシャ(Lv10) HPが2%上昇 うみうし (期間限定イベント「ピカリマスは盛大に」ランダム報酬) 「海の宝石」とも呼ばれる。とても鮮やかで派手な物が多い。 MAXステータス 体力 209% ちから 164% まもり 179% はやさ 127% スキル 盗刺胞(Lv2) ちからが2%上昇 再生能力(Lv8) HPが20%上昇 綺麗な毒(Lv10) クリティカルが7%上昇 【EX】隠蔽色(Lv5) HPが4%上昇 アメカル (【期間限定!】王家の宝のありかはいずこ クリア報酬) アメリカンカール。耳が外向きにカールしているのが特徴。大人しく人懐こい種族 MAXステータス 体力:149% ちから:186% まもり:134% はやさ:164% スキル 平和主義(Lv3) 回避が18%上昇 愛国主義(Lv5) HPが30%上昇 保守主義(Lv8) まもりが25%上昇 【EX】筋肉主義(Lv10) ちからが3%上昇 おに (期間限定イベント「豆を食わせて福とにゃす」福化数1500報酬) 人型の妖怪。悪いものや強いものの象徴する。剛腕で好戦的な種族。 MAXステータス 体力:254% ちから:254% まもり:89% はやさ:119% スキル 神出鬼没(Lv3) 回避が5%上昇 鬼に衣(Lv6) まもりが10%上昇 鬼に金棒(Lv8) ちからが10%上昇 鬼が笑う(Lv10) クリティカルが5%上昇 【EX】鬼の追撃(Lv10) 連続攻撃の発生率が1%上昇 アンゴラウサギ (期間限定イベント「豆を食わせて福とにゃす」ランキング1~5位報酬) とても毛の長い兎。伸びた毛に埋もれて手足がどこにあるのかわからなくなる時がある。 MAXステータス 体力:194% ちから:179% まもり:194% はやさ:254% スキル 上質な毛(3)「はやさが10%上昇」 隠れ哀(6)「回避が15%上昇」 究極防寒(8)「まもりが30%上昇」 【EX】多産豊穣(10)「HPが6%上昇」 パンダ (期間限定イベント「隠れて逃げての根性だめし!」ワッツど根性230到達報酬) 白と黒の模様が特徴的なクマ科の動物。笹の葉が大好き。 MAXステータス 体力:254% ちから:194% まもり:164% はやさ:134% スキル 丈夫な歯(3)「ちからが10%上昇」 大きな体(8)「まもりが20%上昇」 ゴツめな手足(10)「ちからが35%上昇」 アキイヌ (期間限定イベント「隠れて逃げての根性だめし!」ワッツど根性500到達報酬) とても忠実で縄張り意識の高い犬。しっぽがくるっと丸まってるのが特徴。 MAXステータス 体力:209% ちから:209% まもり:209% はやさ:224% スキル 警戒心(1)「まもりが15%上昇」 闘争心(6)「ちからが25%上昇」 【Ex】忠誠心(10)「クリティカルが2%上昇」 【期間を終了した期間限定品】 【期間限定】ニャームの抽選袋 【期間限定】どうぶつ成長セット【おまけ付】 ねずみ 【期間限定クエスト】キャロを救え!クリア報酬 アルパカ 【期間限定】収穫祭準備のお礼 灰狐 【期間限定】キングニャム福袋 麒麟 キリン 【期間限定】一周年記念福袋 灰狐 クワガタムシ コヨーテ 種族固有スキルのない動物 フェレット モルモット ハムスター プレーリードッグ ドラゴン ネコロボ ホシマスター 継承スキルのない動物 プチドラゴン しろくま ペガサス ヒヨコ ユニコーン ヒナ クワガタムシ シロハト カブトムシ ネコロボ ロバ エリマキトカゲ ワくま マンチカン ヘラジカ デグー ポニー 烏蜂 パンダ 2013.04.20現在、存在が確認済みの動物の実一覧です。皆様情報提供にご協力くださいましてありがとうございます。まだスキルが不明な部分も多いので、判明次第追記・修正にご協力をよろしくお願い申し上げます。 -- 名無しさん (2013-04-22 05 03 44) 一周年記念イベント報酬の猫又の欄を追加しました。 -- 名無しさん (2013-04-22 05 04 46) 反映済みの情報提供コメントを削除しました。
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医学とHの関係 外伝01 医学とHの関係 記録その零 語られぬ真実 「いざ尋常にっ!!」 「勝負っ!!」 ――KOF戦闘開始定型文より これは意気消沈したヒトに、希望を取り戻させるべく奔走した、 一人のネコの戦いと……愛の記憶である。 先生のターンその一 我々はネコである……名前はミケール、ヒトの国の礼儀作法に曰く、 ネコは自己紹介から始めるべし、うむ、完璧である。 現在我々はホームグラウンドである町を離れ、 少々……思えば遠くにきたものなのである。 わが愛しきヒトが表情を暗くし、毎日触っていた彼と共に落ちてきた、 ノウトパソコンなる多目的記憶装置を使うことが無く、 それでいて、じっと其れを見つめている姿に嫉妬した時、我々は閃いたのである。 つまり、ノウトパソコンが破壊されて、それ故に使用しないのではなく、 出来ないので無いか? と。 まず第一に考えられるのが物理的に損傷した事。 しかし此れは直ぐに却下したのである……彼のノウトパソコンを触る手つきは、 我々にブラッシングをかける時と同等……あるいは、それ以上の心配りを感じるのである。 我々ちょっとジェラシーなのである。 さて……此処まで推測してしまえば、結果はもう想像がつくいてしまうのであるが、 魔洸家電の初期起動不全理由ナンバーワン 注:我々調べ である……電源が入って居ません。 と、推測するのである。 つまり、魔洸で無く、電気と呼ばれるエネルギーを、 供給出来れば良いわけであるが……魔洸から電気に変換する機器は、 王都あたりに行けば、入手も容易かと思うのである。 しかし、それは非常に個人的理由により却下である……うーむ。 悩んでいる我々の処に、神の福音か悪魔の誘いか……一通の手紙が届いたのである。 幕間あるいは解説者のターン KOF(きゃっと おぶ ふぁいたーず)と呼ばれる大会がある。 古くは落札会場で起きた暴動を起源とするこの大会。 決闘、オークション、ギャンブルの三位一体によって成立しているものであり。 命を賭けて希少道具(れああいてむ)を安価で手に入れようとする。 四年に一度の拳と誇りと執着心を見せる舞踏(たたかい)のための会場なのである。 最大の疑問は何故COFでないかでありますが。 まず、蒐集王(これくたーきんぐ)の異名を持つ謎の人物が所持する船でKOFは開かれる。 帆船では無くガレー船であるが、入場の際に左右に並んで出迎える男達の、 鍛え上げられた肉体を見る限り、その速力は侮れないものと推測出来る。 船腹の入り口から入った、参加者達を歓迎するのは、 このために各地から集められた珍品や奇品の数々。 右を見ればかの大ヒット商品であるタイヤキ板、 それもロットナンバーが一桁と言う今回の目玉商品。 左を見ればカモシカの国で実際に使用されたと言う銃、 しかも、銃身が途中から切り落とされているという奇品。 提供者によると、内戦以前のとある事件において、 かの伝説の剣技を継承するハイランダーに、一太刀のもとに切断されたとあるが、 此れが事実と見るかブラフと見るかは貴方方の鑑定眼しだいですっ! そして、正面に見える巨大な石柱は、今回の最大の曰く品。 かの有名な虎の国にあるダンジョン、その一つである未踏遺跡から持ち出された、 古代トラ語ですらない、解読不能の文字が記されたものであり。 何故あるのか、何が書かれたのか、誰が書いたのかすら謎っ! 謎っ! 謎っ!! 果たしてこの謎をとける者が、皆様方に居るのでしょうか?! 盛り上がってる解説者の横を抜けて、吹き抜け部分から上部に移ると、 甲板部分を望むラウンジが入場者達を歓迎します、此処は落札のための競り場であり、 まだ見ぬライバルとの出会いの場であり、富豪と貧民の交差点でもあります。 何を掴み何を失うかは貴方次第です。 最後にご案内するが戦いの舞台になる舞踏甲板でございます。 え? 戦いで床が抜けるのではないかと? いえ、そのようなご心配は……お客様方は運がよろしゅう御座いますな、 会場予定位置に到着で御座います、まず左右に随伴する船に鎖と足場を巡らし、 一つの大地と成す……異国の伝承より紐解きました、 連環という技法をこらしました後に……さあ、おいでになりましたっ! 戦いの場となります舞台、ヒトの国の伝説にある、世界最強を決める大会に肖りまして、 蒐集王四天王が一人、地のアズライール様がそれを作り出すとっ! 海を割って現れしこの舞台、素材は石、形状は正方形、 いかなる衝撃にも耐えると断言出来る、伝説の武舞台でありますっ!! 先生のターンそのニ よく見ると素材は左右の船に積んでいる、 石材であったりするのであるが……この大会もしばらく来ないうちに変わったものである。 我々が此処に来たのは先程の、煩い解説者の言う目玉商品ではなく、 九十九式変換機が出品されると聞きつけたからである。 九十九式変換機とは、エレキテルを起源に持つ零式変換機から、 数年に一度の更新を経て遂に防音性、魔力変換効率向上、 電圧の安定性に関西圏及び関東圏対応機能に加え、 アーク溶接なる新機能を搭載した芸術的最終変換機積層型なのであるっ! ……最終の理由は、イワシ姫にあっさり性能で抜かれてショックで寝込んだたためである。 うむ、何時かは復活して自己進化、自己修復、自己増殖を備えた百式を作ってほしいものである。 さて、上手く落札出来れば良いのであるが……まあ、 我々の事等誰も覚えて無いであろうし、この良さも理解出来ぬであろう。 ちゃっちゃと落札して、笑顔を取り戻すのである。 フェザーのターンその一 ざわざわと数年ぶりの喧騒を感じ、青春と挫折と強敵(とも)達との思い出の詰まった、 KOF(ふるさと)に返って来たのだなと、らしくもなく感傷的な気分になる。 受付に華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)と登録すると、 何時もの受付の娘が「おかえりなさい」と、片翼をあげ「たたいま」と返す。 無駄口を返すなどらしくない……だが、悪い気分ではなかった。 しかし、彼女の次の言葉に、歓喜と恐怖に身を凍らせることになった。 「今年は、不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が来ておられます」 「判った、第七甲板か?」 「はい、何時ものように」 ネコである彼女には判りづらいであろう、鳥人の顔に感謝しながら、 震える声を抑え、ヤツの居場所を聞き出す。 「感謝する……またな」 「はい……ではまた」 生きて再び出会えるのだろうかと思いながら、 ヒヨコの時代から世話になっている彼女に背を向け、 ここしばらく音沙汰のなかった強敵(とも)に会いに行く。 ……闘志を胸に秘めながら歩くその姿は、敵に怯える鶏(ちきん)ではなく、 獲物を狙い空を舞う……華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)の姿であった。 幕間あるいは観客達のターン 「おいっ! 聞いたか? ヤツが来たらしいぞっ!」 「ふっ、ヤツもネコだったと言うことさ ……あのタイヤキプレートには、それだけの価値がある」 最初の混乱は、それでもまだ静かなものであった。 ネコであるなら炬燵と鯛焼きの魔力には勝てない。 KOF初回からの古参兵と言えども変わらない。 そう、それは必然であり世の摂理であると。 「いや、それがだ、ヤツが挑むのは九十九式変換機らしいぞっ!!」 「馬鹿なっ! ヤツは魔洸家電に興味は持たなかったはず……偽者か?!」 ああ……しかし……ネコ達よ知るが良い。 摂理に逆らうゆえの不死(りたーにんぐ) 理解出来ぬがゆえの恐怖(ほらー) 数々のお約束を愛し、されどネコの感性からは何処かずれる。 それこそが不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)と知るが良い。 「華麗なる羽音が挑戦者となったぞっ!」 「ならばヤツは本物だと言うのかっ?!」 そう、大空の覇者はヤツに執着している、偽者ならば歯牙にもかけない。 「……12年前の決着が、まさか今年見ることに成ろうとは」 「ああ、当時無名だったヒヨコを、華麗なる羽音に押し上げた切っ掛け」 当時を懐かしみ、あの試合と興奮をもう一度と期待してしまうのは、 KOFファンの業というものなのだろうか? 「負け無しのヤツが、唯一引き分けた試合か……オッズはどうなっている?」 「7:3で華麗なる羽音だな、新参の連中はヤツを噂でしか知らん」 しかし、そこはネコ、利益を計算し冷静に動く心は忘れない……だが、 彼等は気がついて居るのであろうか? 言葉にすればヤツが来るかもと、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)の名を出せずにいる事に。 「どう見る?」 「ヤツが倒れる処など、見た事が無い、だが……見たくも有る、難しいな」 混乱と期待に踊る観客達、その中で受付嬢が静に瞳を閉じていた。 聖句も無く、戦いと欲望に溢れた戦場(いくさば)の中で願う姿。 ああ、それは正しく乙女の祈りであった。 「どうかご無事で……」 先生のターンその三 「久し振りだな」 「む……おお、あの時の、確か今は華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)であったな」 パインジュースを飲みながら、試合の見学と待ち時間を潰していた我々に、 長い尾羽を自らの腰に巻いた鳥人が声をかけて来る、目立つような事したかなと、 ちょっと自己反省と確認を並行作業でしていると、ようやく思い出す。 華麗なる羽音、近年頭角を表して四天王に迫る勢いとか。 「ふむ、会報で色々見ているのである、四天王に迫る勢いとか、うむ、 やはり我々の目に狂いはなかったのである、入れ替わり戦であるか?」 「いや、貴公と戦う」 っ?! ……冷静に素数を考えるである……2、4、6、8、10、12……うむ、 落ち着いた、つまり我々の愛を阻もうというのであるなっ?! 「我々も愛ゆえに譲れない戦いなのである、うむ、先達として胸を貸すつもりは合っても、 敗北イコール失恋なので、本気で来るが良いのである」 片翼を上げて肯定の意を示すと、横で試合の観戦を決め込む、 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)つまり、 対戦手続きは既に取ってあると、そう言う事であるな? ……その挑戦愛の為に受けて立つのであるっ!! 幕間あるいは状況説明のターン KOFは競売であり、戦闘行為や賭け事はあくまでも、 競売方法の一つである……と、言うのが建前とまっております。 まず始めに、求める値段を商品に付けて頂くのも、普通の競売と同様ですし、 もっとも高い値段をつけて頂いた方に、購入権があるのもまた、お聞きの通りです。 例外は最高額と同額を記入なされた場合で、ここからが独自の取り決めとなっており、 対象が二人であり、どちらの方も値段の上昇も、購入の辞退もなさらなかった場合には、 お客様同士での戦闘行為によって、購入者を決定していただく……と、言うもので御座います。 なお決着は、武舞台からの転落、意識の消失、敗北宣言及び、 イージーモードでは、審判が攻撃を受けると死亡すると見なした場合に、 試合終了を宣言するドクターストップが追加されます。 なお、戦闘前に死亡しても構わないと念書を書いて頂きますが、 戦闘終了後の攻撃は、四天王が責任を持ってお守りいたしますし、 医療行為も当方で負担いたします、さらに、 戦闘行為に対する賭けにおける純利益の2割(イージーモードでは1割)を、 落札金額より差し引かせていただきます。 他にご質問は? では、本日最大の激戦が予想される最終試合、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)をご覧下さい。 フェザーのターンその二 控え室で深く……丹田に力を貯めるように、細く……長く息を吸い、そして吐く。 翼に力が満ち、両足に力が満ち、尾羽に力が満ち、いかなる者にも勝てる気がしてくる。 愚かっ! 慢心する自分を叱咤し、深い息吹を繰り返すと、 心配そうに自分を覗き込む……あの子の姿が胸に浮かぶ。 12年前の思い、無敵と思い込んでいた……殻の取れないヒヨコだった頃に、 自分に刻まれた恐怖(ほらー)。 しかし、その恐怖を包み込むような暖かなものも溢れてくる。 戦場で色事を思う等……愚か、けれども不快ではない。 幼き日より鍛錬を重ね、何時か空を舞う日が来ると夢見ていたあの頃…… 強靭な脚力で、数件の家を飛び越える事も出来たし、翼により姿勢制御もお手の物だった。 空は自分の物と傲慢にも思い、故郷を出て初めて、 他の鳥人を知り……所詮自分は、跳んでしか居なかった事を思い知った。 絶望の中で空を飛べる魔法の品の事を知り、 安易にもそれを求めるために金を稼ぎ……KOFの存在を知った。 幾度かの戦いも、強靭な足腰と跳躍力の前に、相手を海に叩き込んでいた。 物珍しさに人気も出始め、三度目の参加で資金もたまり遂に空を飛べると思った時だ。 飛行のアンクレット……姿勢制御に翼が必要なものを、 何故あの男が求めていたかは覚えていない。 あの時に理解出来たのは、自身が如何に小さかったかと、あの子の優しさのみ。 所詮鳥頭の自分など、大切な事を心に刻めば良い。 それからの数年は鍛錬を再開し、自身がどれだけ慢心して、弱くなっていたかを理解した時。 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)として、生まれ変わった時でもあった。 部屋に近づく足音に、思考の海から控え室に戻ってくる……体調は万全。 体に染み付いた呼吸法は、無意識でも戦いに向けて調整をしていた事に……嬉しさを感じる。 かって心に刻んだ事、鍛錬は自身を裏切らない。 「華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)さんお時間です」 「承知」 憎しみは無い、あるのは恐怖と感謝、そして、昂ぶる心……戦へ赴く気構えだけがあった。 幕間あるいは実況放送 お待たせいたしました、ただ今より本日最大の激戦が予想される、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)が 行われます場外への被害が想定されますので、 自衛手段の無い方は第一から第八甲板にてご覧下さい、 なお、専属ボディガードの雇用を行いたい方は、黄色い天幕で契約を行っております。 先生のターンその四 日がそろそろ傾いてきて、書置きもせずに出かけてきた事を思い出し、 寂しさで死んでしまわないか、不安だったりするわけである、主に我々が。 正直に言えば普通に落札出来ると思ったのであるが、まさかフェザーが、 九十九式変換機の良さに気が付いているとは、思わなかったのである。 工業製品と言うよりは芸術品、枯れた技術の集大成にして、 一品だけの新技術を付与するセンス……これだけの物を、 我々だけが気付いていると思ったのは、傲慢な考えだったのである。 「大会最古参にして、四天王に勝る実力を噂されておりますが……」 「四天王への昇格を断り続け、有望な新人を潰してまわる忌まわしき恐怖っ!」 「しかし、潰されなかった新人が、現在上位陣に名を連ねている事もまた事実っ!!」 「まさにKOFの試金石とも言うべきこの生ける伝説がっ!」 「唯一引き分けた男と決着を付けるべく……」 「死して冥府に消えたと思っていたあのネコがっ!」 「12年目の今、黄泉返ったっ!!」 「黒龍の門より不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)っ!!」 ……我々もしかして、嫌われてる? 「四天王入りを蹴ってまで守るべき誇りがあった……」 「かって……屈辱の炎に身を焼かれ灰となったトリは……」 「恐怖を超えて、その身を疾風と化して蘇ったっ!!」 「KOFファンならご存知の通りっ!」 「若手最強、大空の覇者、美しき白蛇」 「称える言葉は数あれど、やはり名は体を表すこの言葉しか無いっ!!」 「白龍の門より華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)っ!!」 ……やはり我々の事を凄く嫌ってないか? 解説者に回答を求めたい処である。 フェザーのターンその三 呼び出しの声に武舞台へと脚を進めると、やや傾いた日差しに近視感を感じる。 12年前のあの時……闇のために視力を失い、それなのに止めを刺すでもなく、 戦いの中止を宣言したホラー、悔しさよりも安堵を感じて、 受け入れてしまった自分への嫌悪で……彼女がいなければ、潰れていたのだろうと思う。 雑念を置き去りにするように、両足に力を込めて跳躍、両翼を用いて静に武舞台に着地する。 「違いの判る男は大好きであるが、愛のためにもこの試合譲るつもりは無いのである」 「承知」 12年前と変わらぬ、何処か雲を掴むような物言いに、けれど確かな闘志を感じる。 愛と臆面もなく口にするネコに、思いを口にする事さえしてない自分を少々恥じる。 否っ! 戦の中で色事を挟む余地など無い……終わった後に告げるべきと、 心に刻み気息を整える。 「お待たせいたしました、ただ今より本日最大の激戦が予想されます、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふぁんたじっく ふぇざー)戦を行います」 否と解説者の言葉を心の中で否定する、今日限りではなくKOFで最大の激戦にしてみせると。 「いざ尋常にっ!!」 「勝負っ!!」 ホラーの放つ定型文の叫びを聞き、同じく定型文で返しながら両足に力を込めて、 全力跳躍、両翼は姿勢制御にまわして開始直後の油断を狙う。 対するホラーは直立不動……否、小規模の爆発と共に漆黒のステッキを取り出した。 すれ違いざまに蹴爪にて肩に打撃を与え、反撃のステッキを僅かに翼を傾けて回避。 浅い……それに危険だった、ホラーが狙ったのは風切り羽……当たれば、 速度の利点が消されるとろであった。 「流石」 「どうもこちらこそであるな、以前よりずいぶん早く……」 今の一合で確認、体格と威力、それに耐久力に加え打撃の正確さも相手が上、 鶏としては長躯の自身を越える体躯と、3倍は楽に越える体重の差、正面突破は愚策。 ならば……狙うのは、速度と呼吸法により余裕のあるスタミナを用いての一撃離脱戦法。 すなわち字(りんぐねーむ)となりし、華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー) 「参る」 「いやはや、たかだか12年でこうまで変わるとは、年は取りたく無いものであるな、 我々は永遠の255歳故に関係無いであるが」 傾く陽光を浴びながら、蹴爪、蹴爪、右翼、左翼……そして、嘴による噛み付き、 跳躍と全身を用いての、変幻自在の高速飛翔打撃っ!! しかし、揺るがずそこにある不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー) 口惜しい、幾度攻撃を加えても、変わったと口では言う、 そのよく滑る口を……止める事すら出来ぬのかっ?! 防御の隙間を縫って、肩に幾度目かの一撃を与えて……?! 「うむ、もう気がついたであるか、以前は暗くなっても気が付かなかった、 うっかりさんであるに、これは早く愛の巣に戻れという啓示であるか?」 「治癒術かっ!!」 根本的な思い違いをしていた、投射型魔法を使用せず、 障壁さえ張らない戦術(ふぁいとすたいる)から短杖を魔法強化しての剣士型。 大型ネコの耐久力で耐え、体格に物を言わせた火力と、ネコの豊富な魔力を利用し、 仮初の魔剣と化した杖の威力による一撃必殺タイプ(きんきょり ぱわーがた) と思っていたが……真実は技巧特殊タイプ(てくにかる ぷろびでんす) 本来なら魔法使いは痛みに弱く、戦闘中の自身への治癒行為は困難。 痛みに耐えてこの短時間に治癒しているとすると、255歳と言うのも真実だと思われる。 一旦距離を取ると、強敵(とも)達との舞踏(たたかい)より対策を導く。 「どうしたのであるか? 来ないならこちらから行くのである」 考える時間は僅か、複雑に考えても鳥頭により忘れる、ならば単純に、方法はただ一つ。 ……痛みに耐えられないほどの損傷か、頭部への打撃により意識を刈り取るのみっ!! 「参るっ!」 先生のターンその五 いや、困ったものである、動きは速いし勘は鋭くなっているし、魔力はかなり使うし、 油断はしてくれないし、散々である。 ああ男子12年見づば活目して見よっ! であるか?! ――軽度裂傷部分の治癒完了、毛皮の治癒には、要:時間 ――中度裂傷部分17箇所は軽度裂傷に軽減、再治癒には、要:時間 ――かなり いたいのである。 「どうしたのであるか? 来ないならこちらから行くのである」 むしろ、いっておかないと、危険そうなのである。 「参るっ!」 フェザーが言った時には目の前に来ていた、蹴爪を上体をそらして軽症で済ませると、 ステッキで迎撃……直線でしか無かったフェザーの跳躍が、ここにきて急角度で旋回する。 足元に感じる違和感……純白の蛇がそとこにいた、いやこれは尾羽であると?! 再開した時から腰に巻いていた、長尾鳥特有のそれが、 まるで中に骨でもあるように、しっかりと足首に絡まっていた。 トリは天に昇り、ネコは地に倒れる。 きつく絡まっていた尾羽は一瞬で解け、フェザーは上空へ、我々は転倒状態。 まずいのである、ああ、このままでは大草原の鷲と哀れな野兎?! ――該当条件を推測、布操術に類似 ――飛翔原理確認、純跳躍……非常識、最終予想速度予測困難 武舞台より撤退推奨 ――ヤるべきときにはヤるである 嫌な予感がするのでステッキに魔力を込める。 愛のために此処は引くわけには逝かないのである。 飛行機雲、上空にフェザーの鶏冠を見たと思った時には…… 幕間あるいは解説者のターン 「あーっと、美しき白蛇と呼ばれる尾技が防戦一方だった、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)をさらに追い詰めるっ!」 会場に起きる突風、それが飛べないはずの鶏が空を舞った証。 武舞台から消えた華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)を探す観客たち。 「跳躍を越えた、まさに飛翔っ!」 そして、見るが良い、聞くが良い、鶏にしてそれを越えたトリの羽音(ふぇざー) 大空の覇者であるその飛翔はまさに華麗(ふぁんたじっく) 「今、12年前の雪辱を晴らすべくっ! 全てを賭けての急降下っ!」 ドムッ! 武舞台の中央、不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)がいた位置に、 閃光、砂煙、そして、暴風が吹き荒れる。 会場の中で何が起きたか理解出来たものは僅か、姿を認識出来たものに到っては数人。 次の解説者の言葉で、他の者たちはようやく事態を理解する。 「華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)の振り下ろす覇者の剣っ!」 「伝家の宝刀っ! これぞ展空の弦技(てんくうのつるぎ)っ!!」 フェザーのターンその四 天空を翔ける。 鍛え上げた脚力と、姿勢制御のための両翼、それを用いて天空に翔け上がる。 空を飛べぬ理(ことわり)に反逆する代償に、刻一刻と体力を失い……それすら心地よい。 愚かっ! 戦いの中でそれを忘れる自身を叱咤すると、天空の極みに到る。 眼下に広がるは青い海、僅かに……故郷で見る笹の葉の如き其れ。 横に3枚連ねた其れの如き、蒐集王の船(これくたーしっぷ) 両翼を閉じると、弓を絞るかのように力を込め……解き放っ!! 「参るっ!!」 大地へと加速を始める自身を両翼を用いて加速、さらに削れる体力を無視し、 ただ強敵(とも)を見据える。 先程まで考えていた空を舞う喜びも過去の恐怖も忘れ、ただこの時ばかりは、 忘却を是とする鳥頭に感謝する、覚悟は胸に刻めば良い。 全力を込めた最後の羽ばたきに、体に走る衝撃と共に周囲から音が消える。 僅かな間に眼前に迫る強敵(とも)と交錯する視線……これがっ! 12年前の答えだっ!! 翼の先より飛行機雲の跡を残し、大地を目指す鶏と、 大地に背を預け、障壁によって抗する猫。 永く、そして一瞬の交錯の後に視覚化出来るほどの障壁を貫き、 されど、両の手に掲げられた漆黒の短杖に阻まれる。 それすらも貫き肉を抉ろうとする蹴爪は、ぴしりと、貫き……光が溢れた…… 跳ね飛ばされ、煙と暴風を両翼を用いてこらえながら、 鶏(にわとり)にあって魔法の素質の無い自身にさえ感じる魔力に、原因を悟る。 魔力の暴走(おーばーろーど)だ、術の触媒たる杖に限界以上の魔力を込め、 それを貫いてしまったがための爆発、上手いと思い、 しかし、杖を奪い治癒を阻害できるなら上々と……そこに慢心があった。 翼ごしにも判る気配、跳ぼうとするも、爆発による軽度の火傷が動きを阻害し、 鋭い痛みが二度、距離を取り、そして視界に飛び込む舞い散った羽毛……やられたっ! 爪による攻撃は正確に両翼の風切り羽を、切り落としていた……天空より追い落とされた?! 「ぐっ!!」 その衝撃に呆然とする心を叱咤したのは皮肉にもホラーの攻撃、 正面からの岩の如き体当たりに跳ね飛ばされ、武舞台の端にて止まる。 そして、思う……飛べないトリは鶏(ちきん)なのであろうか?……と。 「否っ!」 否定する、天空より追い落とされても、地を走るしかなくても、 この身は華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)KOFに生きる一羽の鶏(にわとり) 答えは出た、強敵(とも)に向かって地を翔けるのみっ!! 対する不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)は不動、爆発で負ったと思われる火傷と、 無理に動かしたために力無く垂れ下がる両腕が、決して不死(りたーにんぐ)などでは無いと、 証明する、そして、心に恐怖(ほらー)も最早無い……視線が交錯し…… 「参るっ!!」 普段の饒舌な喋りも無く、ただ不動である強敵(とも)に己の全てを叩き込むのみっ! 蹴爪、蹴爪、右翼、左翼、尻尾……そして、首筋に嘴による噛み付きを叩き付けると、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)の上体が崩れ……否?! ホラーの口がネコ特有の、耳まで裂けた笑みを浮かべると……ただ力任せに、 己が頭を叩き付けてきた。 意識が朦朧とする中、二度鈍い音が鳴り、痛みより何故か笑いが押し寄せ、 強敵(とも)に己が頭を叩き付ける、ああ、愚か……けれど悪くは無い。 幕間あるいは終了放送 本日はKOFにおいでくださり、まことに有難う御座いました。 本船は2時間後に寄港予定となっております。 その間、武舞台ではヤギの方々による演奏会を開催しており、 舞台脇の白の建物では、占い等を行っております。 第四から第八甲板では立食パーティが行われ、 各国から招いた自慢のコックが腕を振るっております。 なお、出港予定時刻は翌朝10時となっておりそれまでは、 船内の施設をご自由にお使い下さい。 なお、本船での出来事は他言無用、記録媒体も会報のみで行う事を、 再度確認させていただきます。 この船はただの競売船であり、武舞台で行われたのは、 競い合う舞踏(おどり)であります。 なお、係員が確認を求めてきた場合には、お手数ですが指示に従うようお願いいたします。 その際にお渡ししている、四天王サイン予約券は本日のみ有効となっております。 なにとぞ、お早目のお引き換えをお願いいたします。 では、再会を祈りつつ、此れで最後の放送とさせていただきます。 良き舞踏(たたかい)の巡りがありますように。 先生のエピローグ ――安全地帯への帰還を確認 ――記憶の封印及び、攻撃衝動の封印 ――封印記憶を記録に移行 ――再起動 ――りたーん とう まいほーむ である うむ、気が付いたら我が家であった。 背中にずっしり感じる重さは、間違い無く九十九式変換機の重量感。 無意識でも愛を貫く当たり、流石は我々であるな。 そう納得しながら、扉をあけようとしたら弟子が迎えいれてくれた。 「先生おかえりなさい」 「うむ、ただいまである」 言い馴れない言葉を返すと、家から美味しそうな夕食の香り……ふと言葉が出る。 「ヤらニャいか?」 「お断りします!」 なあ、弟子よ、そう言いながら抱きついてくるのは、判断に困ると我々思うのだが?! 何処にいってたんですかと、呟く弟子の声を聞きながら、 そう言えば、何も言わずに出て行ったのであるなと思い出す。 「うむ、戦利品である、ノウトパソコンめに嫉妬しつつも手に入れたのである」 背中の九十九式変換機を見せながら、細大漏らさず機能説明していたところ、 どちらかと言うと泣きそうであった弟子が急に笑い始めたのである。 笑顔を取り戻すのが目的であったのであるが、気妙な物を見る様に笑われるのは、 不本意である、特に、酒樽を背負ったトトロと言うのは、 意味不明ながら、肖像権の侵害なのであり……まあ、 弟子が元気になったので、良しとしておくのである。 後日、正確にはノートパソコンと発音すると知った、 うむ、弟子に笑われぬように、発音には気をつけねばであるな。 フェザーのボーナストラック 頭部に柔らかな感覚、そして良き香りを感じて目覚める。 ……彼女がいた、そして、膝枕をしている、だれに? そう、素数を数える、一、二、三、一、二、三……鳥頭ゆえに続きを忘れた。 「おはようございます」 「ああ、おはよう」 話をして落ち着く、お互いに素っ気無い会話をする仲であるはずだ、 彼女がこのような事をした事など……心が告げる、そう、過去に励まされていたな。 「そうか……不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が勝ったのだな?」 「はい」 そうでなければ、この様な事はすまいと思いながら尋ねると、予期できた答えが返ってくる。 「そうか世話になった」 「……待ってください」 立ち上がろうとしたら上半身を抑えられて引き止められる、その、非常に言いにくいのだが、 体ごと止められると……胸が顔に当たってしまうのだが?! 「当ててるんです……いえ、治癒が終わってません」 「いや、何処にも異常は無いようなのだが?」 聞こえなかった事にしないと、大変な事をしてしまいそうなので、体調を確認するが、 あれほどの戦いであったのに、体に残る疲労感位で外傷は確認出来無い。 「いえ……此処が苦しそうです」 受付嬢のターン 最後の戦いは凄惨なものでした、技術も速度も無く、ただ殿方達の意地の張り合い。 お互いに一撃に耐え、そして返す単純なもの。 けれど、目が離せなく、何故あんなに楽しそうにしているだろうと思い。 嫉妬で胸の奥が痛くなってしまいます。 そんな醜い思を込めながら、ただ、フェザーが無事に戻ってきてくれる事を祈り。 その願いは叶いました。 夕日の中に立っていたのは一匹のネコ。 敗者に向けて花を投げる姿に、憎しみと感謝を感じます。 私の願いはフェザーの敗北と言う形で叶い、私の処に返って来てくれました。 治癒をするからと部屋から他の者を下がらせました。 ……あのネコが投げた花の匂いがいます、不快です。 ですがあの花は、殺菌と炎症止めの簡易治癒魔法だと思い。 フェザーの為にした事だと思って、我慢します。 うん、私も匂いをつければ良いんです。 気を取り直して、ベットで血まみれになったフェザーの傷に舌を這わせます。 指を切った時に舐めるくらいですから、手で治癒魔法をかけるより良いはずです。 ただ……それだけなんです。 「んっ! こんなになって……心配、んっ! したんですからねっ!」 意識の無いフェザーに舌を這わせて、一人で息を荒げてる変態のメスネコだと、 ちゃんと手で治癒しようと、理性がさけんでいるんです、でもとめられない。 「にゃっ、ダメっ! こんなの変なのっ!」 肩に舌を這わせていた時に、抱えるように抱いた翼の先が、私の敏感な部分を擦って、 舌を這わせるたびに、擦れてしまって止められません、 こんなのを見られたら嫌われるって思っても、気持ち良いのが止まらないんですっ! 息を荒げながら、今度は胸板に舌を這わせると、肋骨が折れてるのがわかりました、 多分、あのネコが体当たりした時の怪我だと思います、あんなネコしんじゃえば良いのに…… 我に返って、抱きつくように手をまわし……回しかけて、自身の服を脱いで、 改めて抱きつきます、直接触ったほうが良いに決まってます、それだけです。 「無茶して、そんなに私に、んっ! 心配させたいんですか?」 返って来ない事が分かってる問い掛けをしながら、抱きついて治癒魔法をかける。 フェザーさんは傷の治りが早いから、もう骨折がひび位に変わっていた。 Hな気分のほうが、魔法は上手くいくから、それだけで、変な事なんで無いですから。 「んっ! すごいっ! 逞しい……これ、ほしいっ!」 変な意味なんかじゃ無いんです、過負荷で炎症を起してる太ももを、 マッサージしてるだけなんです、上に乗っちゃって、重いかなって心配だけど、 擦れて、下の方が羽毛でっ! 擦れて、ぴちゃっ! ぴちゃっ! て、音がするのっ! 目の前が真っ白になって、ようやく息が収まりました、身を起こした時に、 フェザーの羽毛と私の間に糸が垂れるのを見て、恥ずかしさに顔が赤くなってしまいます。 あらかじめ用意して置いた布と湯を使って、彼の体を清め、 新しい服に替えてさしあげて……医療行為としてです、それ以上は無いです。 自身の体も清め、服も着替えます、淫らな女とは思われたくありません、 そう言った対象にみられているとも思いません、ただの受け付けか、良くても姉です。 シーツを取り替えたベットに寝かせると、枕が無いのに気がつきました。 そうです、怪我人に枕が無いのはダメなので、仕方がありません。 靴を脱ぐとベットの上に座り、フェザーの頭を膝の上に置きます、これで良いです。 「ほんと……なんで好きになっんでしょう?」 あんな戦いの後だと言うのに、フェザーの顔は満足そうです。 それが分かるくらいには付き合いだって長いんです、はじめはヒヨコだったのに…… フェザーに最初に会ったのが24年前、ネコにとってし大して昔でも無い時間。 でも、ニワトリならヒヨコから男に変わるには十分に長い時間。 「私に絡んでいる男共を、黄色い塊が蹴散らした時には、こうなのとは予測できなかったです」 馬鹿で高慢で自信過剰で、でも真っ直ぐだったフェザーは、 目が放せなくて世話を焼いたものです……私なりにですけど。 出会うのは四年に一度、話すのは単語ばかり、戦い方は単純と、 良いとこ無しを好きになったのは、12年前のあの時。 フェザーが不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)に潰されそうになった時に、 慰めてた私を頼って来た時に少し、うん、ほんのすこしだけ好きになった。 「うん、あれは気の迷いですんだ……そのはずなんです」 うん、あの後ヒヨコからトリに変わったり、試合の後にかならず会いに来る様になったり、 ふと視線が合った時に笑いかけて来きたりしなければ、それに……うう、心当たりが多すぎです。 「すきになったら……しかたないんです」 寝てるフェザーに囁くように告白すると、体のおくがまた熱くなってきて、 ネコは淫乱といわれてるのを思い出す。 10年前なら否定出来たこの言葉も、頭に「好きな相手には」と付くと全く否定できなくなった。 こんな寝込みを襲う事しか出来ないのは、振られたら私は壊れてしまうから、うん、たべちゃうかも。 そんな事を考えている時に、急にフェザーが目をさましたので、 思わずいつもの仮面をつける、平常心、平常心。 「おはようございます」 「ああ、おはよう」 心臓の音がうるさい、腰の奥が熱い、膝枕はダメだったかも、 濡れてるのに気がつかれたらと思うと、息があらくなるです。 「そうか……不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が勝ったのだな?」 「はい」 私がこんなに乱れているのに、フェザーは何事もなさそうにしていて、 起きた時の慌ててる姿が残念におもって、見たくて止まらないです。 「そうか世話になった」 「……待ってください」 立ち上がろうとするフェザーを押し止める、押しのけられないように体ごと、 私の胸をよく見てる事……知ってたんです。 「当ててるんです……いえ、治癒が終わってません」 「いや、何処にも異常は無いようなのだが?」 失敗したかも、我慢出来ない、こんな良い匂いがするようになって、 子供だとおもったのに、大人になって、逞しくなって……視線の先に、 窮屈そうな膨らみをみたら、嬉しくなったです。 「いえ……此処が苦しそうです」 先程着せたばかりのズボンをずらすと、びくっ! て、 凄い勢いで、アレが飛び出してきました。 う、こ、これは想定外です、こんなのって本当に入るのでしょうか? そして、視線にさらされる度にびくっ! って、痙攣するアレに、 恐る恐る手をのばします、うう、先程までは、もっと小さくて、 しわしわだったはずなのですが。 「病室からは、治療してからでないと出れませんよ」 声だけは冷静に、アレを恐る恐る擦るのですが、無理な姿勢で手を伸ばしているので、 胸がフェザーの顔に当たって、潰れてしまいます、鼓動が早くなるのを感じながら、 フェザーさんが息が出来るかなと、心配になって覗き込んだら、我慢してるのを見て、 私が我慢出来なくなりました、手でアレを激しく擦って、 胸を顔に押し付けて、自分も気持ち良くなって、いえ、 自分が気持ち良くなりたいから、そんなことしたんです。 「我慢しなくて良いです、治療ですから」 「治癒なら不要だ」 フェザーに否定された私の顔は真っ青になってたと思います。 あんなに熱くなっていた体から熱も引きました。 どうして良いか分からず固まって……滑稽です。 ずっと年下の言葉に、翻弄されています。 「お前に言うべき事がある」 「なんですか?」 そう答えながら、頭の中が沸騰してます、押し倒すか、逃げるか、 手に入らならころしちゃおっか、しんだら、アレからびゅくっ! て出るらしいから、 いまから入れちゃって、うん、初めてだから痛いと思うけど、 しんじゃうのはもっと痛いからしかたないよね。 「強敵(とも)から学んだ教訓だ、愛は言葉にしないと伝わらないらしい ……お前が好きだ」 「本気ですか?」 うん、うそならアレを入れちゃおう、小さくならなかったら本気だよね、 嫌ったりしないよね、こんな私、好きで良いんですか? 「否というなら仕方が無い、だだ言葉にしておきたかった」 「嫌じゃないです……でも」 私の返事で誤解したフェザーの声は本気だった、だけど心変りが怖くて念を押す。 「その言葉忘れないでください」 「否、鳥頭故に確約は出来ない」 うん、たべよう、まるごと全部たべたら、ふぇざーさんのあかちゃん出来ないかな? まず、しぼって、ぜんぶ出してもらって、ダメならぜんぶたべましょう。 「ただ、心に刻んだ、お前が好きだ、お前を守りたい、 言葉は忘れても、この思いは絶対消さない」 ……フェザーは酷いです……淫らな私を知られない為に、心に仮面をつけていたのに、 こんなに嬉しい言葉で、仮面なんて砕けて、狂った心が……愛に狂ったです、すき。 「フェザー、嘘だったらたべちゃいますからね、 絞ってカラカラにして、骨まで残さずたべちゃうです」 そういって、膝枕していたフェザーさんの頭をベットに横たえると、 一旦立ち上がって、太ももの上に腰を下ろす……その、直接入れるのは、 怖かったから……フェザーを殺そうとしてたのに、浅ましい。 「本当だったら、私を使って気持ち良くなってください、治癒なんかじゃなくて、 奥が熱くて、フェザーのが欲しいんです」 無口を装うのもやめて、スカートが邪魔なので、尻尾で捲って、 下着は濡れて張り付いていたのを横にずらして、フェサーのアレに、 私の割れ目を当てる、それだけで準備の整のっていたそこは、刺激を与えてくるんです。 「いれて、ください」 「否」 ひっくりかえされたです?! あとは腰を付き上げてもらって、 奥にまで入れてもらうだけだったのに、今は、後から抱き寄せる体位になって、 翼で私の割れ目が愛撫されだした、フェザーに壊されちゃうかも。 「にゃぅ! どうして、なんでですの?」 何故こんなに優しいかは分からないけど、どうやって引っ繰り返したかはわかりました。 今も私の体に絡んでいる尻尾です、私達ネコとは違って、 骨は無い筈なのにしっかりと絡まって、 そして、微妙にうねりながら肌を愛撫してくるそれに、翻弄されながら、 美しき白蛇と、フェザーが言われていたのを思い出したです。 「愛を囁く言葉を知らん、故に態度で示す」 ダメです、反則です、そんな事言われると、溶けちゃうからっ! 私なんていいのにっ! フェザーが気持ち良くなってくれれば良いのっ! いいのっ! 「にゃっ! ダメそこっ! こすっちゃ! ダメっ! 良すぎてっ! ダメにゃっ! ふにぁーーーーーっっっ!!」 尻尾で拘束されての愛撫、それも先程自慰で擦り付けてしまった翼による愛撫で、 元々燻っていた官能の火が付くのは早く、目の前が真っ白になってしまったです。 「ふにゃ?」 「我慢出来なくなった、苦痛が紛れる、噛め」 えっと、正気を取り戻すと、私がベットに仰向けです。 そして、フェザーがの上に乗っていて、割れ目の処にアレが、 ちょっと入るか不安なのですけど、押し付けられていて、 そして、口元には手羽先、痛くするけど、これを噛んで我慢しろって事ですか? 気を失ってる間に奪ってくれても良かったのに、フェザーの不器用な優しさが嬉しくて、 手羽先をこりって噛むと、私はこくりと頷いたんです。 「んっ! んっーーーっっっっ!!」 体の奥まで熱いのが貫いて、一番奥で止まって、充足感と満足感を感じて、 ……何で痛くありませんの? 殿方のお相手は初めてで、 その、幼馴染を7番アイアンで美味しく頂いたことはありましても、 自ら慰めた事は無いですのに……そこで彼女の言葉を思い出す。 激しい運動をしていると破ける事が有るんですよ……心当たりが多すぎます。 この時ばかりは、希少道具狩り(れあいてむ はんと)に人生を賭けていた、 潤いの無い半生を本気で恨み……混乱している私の奥を、 フェザーが再び突いて、引き抜いて、擦ってくれたのです。 「んっ! 殿方のお相手は初めて……んっ! なんですの」 「ひぅっ! 嘘だと……っ、お思いです、んっ! よね?」 「否」 フェザーが突き付けてくれる甘い衝撃に耐えながら、手羽先から口を離して、 必死に言い訳しようとする私を抱き起こして、フェザーは否定の言葉と共に、 両翼で私を包むことで答えてくれたです。 「にゃっ! 深いっ! 深いんですのっ!」 私の重みがフェザーのアレを奥に押し込んで、ぐりっ! って、なって、 胸にすがり付いて泣いていましたら、ふいに動きを止めてくださいました。 「だ、大丈夫なのです、その……もっと、動いて良いの……です」 「否」 フェザーは私の言葉を拒絶すると、その、つらいと思いますのに、 そのまま動かないでいてくれましたので、呼吸が落ち着いて、 ようやくフェザーと一つになれんだなと、そう思ったら胸に電気が走りました。 「にゃっ!? し、尻尾ですの? ひゃう! そこっ! 胸縛っちゃだめっ! ダメですのっ!」 いつの間にか、フェザーの長い尻尾が私の胸を縛っておりました、 密かに自慢にしておりましそれが、縛られてハムのようになってると自覚した時、 顔が赤くなると共に、耳と尻尾がびくりっ! て、震えてしまいました、 ダメです、淫らなのが、わかってしまうです、胸……敏感なんですっ! 「だめにゃのっ! 胸っ! 弱いのっ! 我慢……みだらって、嫌われちゃうですのっ!」 「否」 縛られてるって、フェザーのものになってるって思ったら、我慢が出来なくなって、 必死で抑えていたら、否定の言葉にフェザーの目を見る、うん、我慢しなくていいんだ。 否としか言ってくれなくて、わたしのこと、ぜんぶ、ひていしてくれて、うれしくて。 「ずんっ! ってくるのっ! 背中、羽根が擦れてっ! いいっ! いいのっ!!」 がまんしなくてよくなって、こしをずんっ! って、ゆらされて、きもちよくて、とけちゃった。 「硬くてっ! ごりっ! って、はじめてなのっ! それなのにっ!!」 「いまっ! びくってなったのっ! 出すの? 出すですの?!」 「奥にとくって! とくとくって! あったかいですの……」 「ひゃう! だめっ! まだおなかっ! とくって! したはがりだからっ!」 「むねっ! 絞られてっ! びんかんなのっ! なめちゃダメだからっ!!」 「ダメですのっ! おりれなくっ! おりれなくなっちゃうですのっーーーっ!!」 フェザーのエピローグ 胸部に柔らかな感覚、そして良き香りを感じて目覚める。 ……彼女がいた、そして、抱き寄せている、だれに? そう、素数を数える、一、二、三、一、二、三……鳥頭ゆえに続きを忘れた。 ただ、充たされた思い……悪くは無い、彼女と共に居たい、その思いを胸に刻む。 この思いを鳴声に乗せて朝日へと向ける、彼女が起きたようだ。 「すまぬ、起こしたか?」 「いえ」 そう言って彼女は抱きつくと、充たされる心と……押し付けられる胸。 素数を数え平静を保とうとし……心がそれを否定する、幸福を偽る必要無しと。 彼女と共に居るだけで、全身に満ちるは何者にも負けぬ力。 慢心……されど事実にすれば良し。 そう、ただ彼女と共にいるために。 「ずっと……いっしょにいて良いですか?」 「承知」 思いは共に在ると、そう言葉に乗せて答えると、彼女を抱き寄せた。 終 劇 付録 あるてぃめっと ふぁいたー ただ、心に刻んだ、お前が好きだ、お前を守りたい、言葉は忘れても、この思いは絶対消さない ――ある舞踏家(ふぁいたー)の言葉 オープニングとこれまでのあらすじ あの後に順序は逆になったが、文通から始めることと成った二人。 フェザーは次のKOFに向けて修行の日々、彼女は蒐集王のお手伝い。 そしてたまの休日に二人で会うと言う、ほのぼのながらも幸せな生活を送っていた。 男としての成長が、戦士としての成長を助けてたのか? それとも、守るべき女性を見つけた事が切っ掛けとなったのか? さらに舞踏家(ふぁいたー)の技に磨きをかけるフェザー KOFを間近に控えた休日のある日。 ついに背中に、彼女を乗せて飛ぶ事が出来た日に悲劇がおきる。 別れを惜しむ二人に、突如謎の影が襲い掛かる。 長期の飛翔により体力を消耗していたフェザーは、彼女を守りきる事が出来ず。 彼女を連れ去られたフェザーに残されたものは、取り戻すための最後の鍵。 蒐集王の船(これくたーしっぷ)で待つと、そう書かれた一枚のカードのみ。 連れ去ったのは蒐集王(これくたーきんぐ)の手のものなのか? 一体なんのために? 疑問は尽きないものの、鳥頭ゆえに忘れ。 胸に刻んだ彼女を守ると言う誓いを果たすべく、旅立つのであった。 エピローグ 「不本意ですが……お嬢様の事、お任せしました」 「承知」 地のアズライールとの戦い、精度の低い地の魔法の欠点を無くした、 黒金の城(ろっく あーまー)は強靭無比の強敵であったが、 飛翔能力を手に入れたフェザーは、相手の空を飛べないと言う弱点を突き勝利する。 そして、アズライールの口から話される衝撃の事実。 なんと救うべき彼女は蒐集王女(これくたーぷりんせす)だったのであるっ!! トリとネコの恋など悲恋で終わる、お嬢様を悲しませる事は許せないと、 残った魔力で巨大な戦槌を作り出すアズライールに、ただ、己の翼で答えるフェザー 黒金の戦槌(ろっく はんまー)を砕き、気力を使い果たしたアズライールに告げる。 悲恋になどさせない、守ってみせると。 フェザーを睨みつけ、信頼させたいなら守り切ってみせろっ! と言い放ち、 蒐集門(これくたーげーと)を開けるアズライール……しかしっ!! 「勝手に開いてしまうなんて、アズくんいけませんねぇ」 「そうにゃふ、仕事が増えるにゃふ」 「まったく、せっかく美味しいお酒を飲んでたのに」 立ちふさがる残りの四天王、風のジブリール、火のジバクエル、水のエビチュエル。 3対1での戦いで劣勢に陥り、蒐集門(これくたーげーと)に入る事すら出来ないフェザー。 「まったく、まったく情けないのであるな、此処は我々に任せて、 ちゃっちゃと先に行って助けてくるのである」 「先生、私ではちょっと無理だと思います」 謎のネコとヒトの助力者。 「お嬢様を任せるって僕は言ったんだっ! 早く先にいけよっ!」 「渡しておいた魔洸ドリンクがようやく利いたであるな、ところでヤらニャいかね?」 「僕はお嬢様一筋ですっ!!」 「百合は百合で……感想に困ります」 戦場で生まれる強敵(とも) 蒐集門(これくたーげーと)を抜けたそこで待つのは、 謎の石柱に拘束された愛しき彼女……否、蒐集王女(これくたーぷりんせす) そして、解説のネコ……否、そもそも不自然であったのだ。 強敵達との戦いにおいて、何故自分すら見切れない攻撃をこのネコは解説出来たのか? まるで次の動きが判るように、動作の前に観客に伝える事が出来たのかと。 「ようこそ華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)私こそが蒐集王」 「……いや、かっての名で名乗ろう最良の時(まっくす たいむ)と」 「わが娘が欲しいのならば、KOFの流儀に従い、勝者となって権利を得よっ!!」 4年の歳月で磨き上げられた技術、それは前回のKOFの時より、 確実に上回っている……はずであった。 しかし、攻撃はすべて最良の時(まっくす たいむ)にかわされ、 逆に避けきれない攻撃に膝をつく。 「もしも……私が少しだけ、先の時を知る事が出来るとしたら……どうするかね?」 絶望に染まる心、しかし、彼女を見た瞬間に……鳥頭ゆえに全てを忘れた。 胸に刻まれた誓いのために、彼女と共にいるため。 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)は天空を翔けた。 「ばかなっ!! 避けられない攻撃だと?!」 「御父上殿、お嬢さんを貰い受けるっ!!」 かくて盛大な告白劇の幕は下り、今でもトリとネコが幸せに暮らしているそうです。 あるてぃめっと ふぁいたー 終幕 ――KOF広報部絶賛未配送中
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野試合 ???? 名前 性 魔人能力 XTA-45HL 無 感染兵装7008 速川いずみ 女 東亰チェヰンソウマサクゥル 次動ギルロイ 男 ギルロイ参上 ???? 男 (不明) 採用する幕間SS 【どうしてみずきちゃんは転校生化の条件なんか知ってるの?】 (公安部の干渉する『図書館の男』の存在) 【どうして歓楽街にモブがいるの?】 (女神のダンジョンには『生身の人間』が紛れ込む場合がある) 試合内容 中二階に佇む二人の男女の姿を不吉に照らし出す、赤い西日。 広く設けられた窓から覗く並木の上では、列を成して固まる烏の群れが、監視するかのように見下ろす。 ダンジョン下層、本棚に埋め尽くされた近代的な大図書館。標的はこの建物内に存在するという。 そして二つの影の内の一つ。 バルコニー上に突き出したそこから階下の様子を見下ろすのは、特攻服を纏う上級ホスト――次動ギルロイだ。 傍らには旧式の二輪、スズキGT380。愛車のエンジンは今は停止させている。 音と排気が自身の存在を知らせる可能性を危惧しての事である。 ……だが、内に潜むエンジンを押さえ込んでいるのは後ろに佇む小柄な少女も同様だろう。 「ったく、ヤな予感がするよなぁ」 「……ど、どうしました……」 この速川いずみに対して、次動は良い印象を抱いていない。 今はおどおどと次動の表情を伺う彼女は、連続殺人犯だと聞かされている。 複雑に政治的事情が絡む池松叢雲や、『仮面武闘會』の後ろ盾を持つ医死仮面とは訳が違う。 彼女の場合、元より表舞台のトーナメントへの参加は不可能だったはずだ。 「図書館での野試合の話は聞いていた。リザーバー志望の俺を『図書館の男』に当てる予定は元からあったってわけだ。 だが試合は突然非公開になって、しかもテメーらみたいな余計なオマケまでついてきた。 ……運営は何を考えてる? 『図書館の男』は何者だ?」 「も、申し訳……ありま、せん。わた、私には…… はは、測り……か、かね…………」 「いたぞ」 口ごもるいずみを遮り、次動が階下の一箇所……貸出口の受付内に座る男の存在を認める。 仮眠でも取っているのだろうか。背もたれにも体を預けず、俯いた顔を片手で覆ったまま、動かない。 年齢は20代後半ほど。高級感のあるダークスーツに、濃紺のネクタイ。 型どおりの身なりからしても、まずは裏社会の人間ではない。企業勤めの魔人だろうか。 (が、魔人を積極採用する企業も限られてる――その中でも戦闘向きの能力者となると、更に数は限られるよなァ。 運営側の対応からしても、スポンサーの魔人企業絡みの人間か。あるいは……) ものの数秒で簡潔なプロファイルを終えると、いずみの手を引いて即座にバルコニーから離れる。 「あ、あの……? こ、攻撃……殺すの、は……? だってあの人、て、敵……」 「一階にいる事が分かっただけで十分だ。こっちの位置を悟られる方がまずい。 まずは隠れて……戦闘が始まったらすぐ、戦闘音に紛れて仕掛けを作る。 テメーにも協力してもらうからな」 「せ、戦闘……って……?」 後ろをついて歩きながら疑問の表情を浮かべるいずみとは対照的に、 次動はオールバックの銀髪を撫でつけつつ、事もなげに答える。 「おいおいおい、敵の戦闘手段と能力を知らなきゃあ、安心して戦えねえだろうがよォ~~ッ。 それにこういう使い方が――『アレ』の正しい用法ってとこだろうさ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ずん、と肚に響く重音が、彼の座る簡素な事務椅子を振動させた。 大図書館、一階受付。男はゆるりと顔を上げるが、この事態に別段表情を崩す事もない。 「来たか」 埒外に巨大な人型が、前方の視界を遮っていた。 クローム色に輝く、丸みを帯びたボディ。頭部を思わせる隆起の中央でチカチカと輝く、赤い単眼。 先程から継続する地響きの周期は、この異形機械の歩みと同期している。 [おはようございます。おはようございます。 こちらはオオツキ重工製治安維持システム、XTA-45HL、です] 男性的な電子音声が響く。スーツの男は苦笑した。 「旧式とはいえ、対魔人兵器というのは予想外だが」 [警告レベルIII。あなたは鎮圧ターゲットとしてロックされています! よってそちらの攻撃の有無に関わらず、12秒後に自動的に鎮圧行動モードに移行します。 同時に、クライアントは常に投降の権限を認めております……] 対魔人兵器――XTA-45HLは、無機質な音声で自らの目的を告げる。 『3人目』であった。オオツキ重工がトーナメントに送り込んだ試作兵器…… 標的を自動的に追跡し叩き潰す戦闘機械だ。 視線を切らぬまま慎重に後退するスーツの男だが、 XTA-45HLは警告を垂れ流しながら、間合いを保つようにその巨体で歩み寄っていく。 [鎮圧を] (45式……HL型、か。これが試験機だとすれば、考えられるのは何らかの特殊兵装――) [開始――] 警告と共に大質量の腕が振るわれる、その初動を見逃さずに男は動いた。 後ろ飛びで受付のカウンターを越え―― 「っぐ!?」 無様に床へと転倒する。 正体不明の苦痛が、空中で彼の体勢を崩したのだった。 [現在、鎮圧行動モードです。投降は常に受け付けています] 「……………。赤外線機銃……か」 スーツに円く開いた焦げ跡、および敵の頭部単眼に収納されるレンズ状機器から、攻撃の正体を推量する。 恐らくは牽制用レーザー兵器。致命的な威力を持たないとはいえ、回避は至難だろう。 起き上がりながら、方策を考える。まずはこの攻撃手段を潰すべきか。 [警告レベルV。あなたは鎮圧ターゲットとして……] 多少は巨体の動きを阻むかと思われたカウンターは、内側からの拳の一撃で丸ごと破砕した。 一切の障害を意にも介さず、XTA-45HLが迫る。 男の側は、着地には失敗したものの、それによるダメージはまだ軽微だ。 冷静に呼吸を整えつつ、内ポケットからサバイバルナイフを取り出す。 しかし彼我の距離はナイフどころか、接近戦の間合いですらない。故に、 [ロックされています] 対魔人兵器の攻撃は継続する。一瞬の展開機構で単眼が変形し、レーザー機銃が露出する。 数秒でも男の足が止まれば、XTA-45HLの格闘の間合いである―― 「ふッ!」 が、灼熱のレーザーは繰り出されない。 男が呼吸と共にナイフを『持たない側』の左腕を振り、それで終わりだった。 [……。…………。チチ、チチチ、 エラー。機構98B2に障害が発生] 男の左腕は、真新しい創傷から滴る鮮血に濡れている。 先のナイフを抜く動きの中で、同時に自らの左腕を切りつけていたのだ。 [クライアントにメンテナンスを要求します。詳細なデータはオオツキ重工へ……] 「さて、次だ」 動きを止めた巨体を一瞥だにせず、男は本棚の立ち並ぶホールへと向かっていく。 予想外のエラーに無意味な電子音声を響かせる旧式兵器の頭部では、 黒く固まった血がレーザー機銃のレンズをべっとりと覆っている…… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「……何者だ? こいつ」 二階事務室。監視カメラのから送られる戦闘の様子をPCモニタ上で注視していた次動は、額に冷や汗が浮かぶのを感じている。 レーザー兵器に対して、一瞬の判断で自らの血液を飛ばす。 しかも兵器自体の熱で水分を蒸発させ、こびりついた成分でレンズの機能を封じた―― その対応力に対しての驚嘆、ではない。 (ナイフの構えが明らかに素人じゃあない。 あのデカい的……それも近距離だったとはいえ、血液を飛ばして頭部に当てる精密さ。プロの戦闘屋か……?) いや、それ以前にあの出で立ちでナイフを隠し持っていた事に、そもそも違和感がある。 武器があのナイフ一本というはずもないだろう。男の能力すらまだ不明なままだ。 「あ、あの」 背後からの声に思わず身を竦ませた。 見ると、申し訳なさそうな顔をしたいずみが、寸断された大量の木片を抱えて立っている。 自身の過剰な臆病さにさすがに呆れ、僅かにため息をつく次動。 「いい、言われたとおり……その、本棚……とか。とにかく、二階のき、木はなんでも…… き、切って……まいりました……けれど……それは……?」 いずみが不思議そうに次動の周囲を見渡す。乱雑に散らかっているのは、バラバラに分解された蔵書である。 ページの一枚一枚がクシャクシャに丸められ、しかも何らかの液体で濡れている…… 「フン、さすがに早いな。『切断』にかけちゃあいい仕事をしやがる」 「……お、音も……紛れっ、させ…… 気付かれなかったと……思い、ますので……」 「ちょうど狐をホールに追い込んだとこだ。材料も揃ったし、こっちもボチボチ始めるとするか」 「な、何をする、んですか……?」 いずみが訝るのも無理はないだろう。 彼は乱雑な木片を積み上げ、周囲の湿った紙片をかき集めて中に仕込んでいく。 「臭いで分からねぇか?」 「……?」 付け加えると、紙片を濡らす液体の正体は、次動の所持品――バイクの燃料タンクから得たガソリンであり。 「こうするんだよ」 ライターによる着火と共に、木片を巻き込んで淡い炎を舞い上げる。 「えっ……!」 「そして、こうだ」 更に次の挙動の間も、次動はニヤニヤと笑う不敵な表情を崩しはしなかった。 彼は白紙のコピー用紙を、それを握る右手ごと燃え盛る木片に叩き付け―― ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 背後の対魔人兵器は、システムのキャリブレーションにまだ多少の時間を要するだろう。 レーザー機銃そのものの耐久力が不明だった点も理由の一つだが、 破壊を敢えて狙わず、血液によるエラーを引き起こした意味はそこにある。 (――とはいえ、対魔人兵器に正面から相対するのは愚策だろうな。 復帰まで長くて十数秒といったところか? 単純な対策しか取れないが) 索敵の障害となり得る本棚の立ち並ぶ図書館の環境は、概ね男に有利に働いていると見えた。 本棚の一つに潜伏すると、取り出した極細のワイヤーを動脈止血点に巻きつけ、左腕の応急処置を試みる。 慣れた仕草でワイヤーの端を口に加え、右手のナイフで切断する。 、、、 男の持つ現状の装備は、このワイヤーとサバイバルナイフ2本。そしてもう一つ―― 無手を装いながら個人携行できるものとしては、最大限のそれであるといえるが。 「……さて」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 男の予想よりも早く、XTA-45HLはエラーから復帰していた。 赤外線レーザー機銃の破損を認識し、内部ロジックが格闘戦型へと切り替わる。 前方には広大なホール。整然と密集する本棚は、標的物の存在を覆い隠している。 劣化に劣化を重ねたXTA-45HLの感知システムは、本来ならば障害物に隠れた対象を認識できないが…… [警告します……警告……] 魔人兵器の撮像素子は抜け目なく標的の痕跡を捉えている。 床に点々と滴る、男の左腕の傷――その血痕、である。 [現在、鎮圧行動モードに] 血痕の先はひとつの本棚の影へと続いており…… 死角となったその本棚の通路からは、西日の影がこちらに伸びている。 仮にそれが人間のハンターならば、会心の笑みを漏らしたであろう光景だ。 ――瞬間、巨重がその本棚を破砕する。 愚鈍な印象の巨体からは想像もつかぬ、戦慄的なタックルの強襲であった。 そこに隠れていた存在も本棚と同様、粉々に砕け散った事を撮像素子は確認している。 呻き声を漏らす時間すらも与えない。 [標的排除を行いました。お疲れ様でした] 歓喜も怒りも、油断もない。思考に一切のタイムラグが生じない。 それが人間に対する兵器の強みである。 しかし。 対魔人兵器の人工頭脳は肉片と化した標的を捉えようと試みて、 そこに一切の有機物が存在しないことを認識した。 XTA-45HLの足元に散らばるのは書籍の破片のみで、 先程まで西日の影を投げかけていた質量を思わせるものは、どこにも存在せず…… カシュ、という、プラスチックを打ち合わせるような音が、唐突に響く。 内部の人工頭脳が、肘関節部への鋭い衝撃を検知する。 「やはり、ロジックは未熟か」 声はXTA-45HLの背後からである。 [……標的の] カシュ、カシュ、カシュと、音が連続した。 装甲の隙間。右肘。右膝。左肘。 ここに至り危険を認識したXTA-45HLは、左半身から圧搾空気を吹き出して瞬時に反転する。 バランサーへと衝撃が伝播したのか、その巨体がゆらりと揺れた。 反転した前方にダークスーツの男の姿。 彼がいつ通路の背後に回りこんでいたのか、未熟な戦闘ロジックは判断する事ができない。 「単純な機械が相手なら、この手に限る――」 兵器の関節部を四連続で紛れもなく撃ちぬいたのは、男が右手に携えた自動拳銃である。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 初速が音速を下回る45ACP弾は、発射に際し衝撃波を発生する事がない。 故にサプレッサーによる消音効果は最大限に働く。 男の装備はこれで全てだ。H K社、P9S――残弾数は3発である。 (可能であれば、新手が現れるまでは隠しておきたかったが……この状況ではな) 貴重な弾丸だ。撃つからには背後から確実に当てねばならない。そのための仕掛けは講じていた。 十数秒の猶予で用意できたのは……点々と続く血痕を目印として魔人兵器の視線を誘導し、 自分の身長の高さまで積んだ『本』で位置を誤認させる影を作り出しただけの、単純な仕掛けではあったが。 [標的……標的をロックしています] 損傷した関節部からギチギチと異様な音を発しながら、兵器が前傾姿勢を取る。 予備動作の内に、既に男は横に飛びのき本棚の影へと逃れている。 暴風のように駆け抜けるXTA-45HLの拳の一撃が、轟音と共に床を穿った。 単眼が奔り、本棚の合間に隠れた男の姿を捉える。 [エラー4885。メンテナンスを要求しています] 圧搾空気によるターン。本棚の間の通路は3m近くの巨体が入り込むには狭すぎるが、 両の豪腕は本棚をなぎ倒しながら、自ら道を作り出す。 一切の障害物が存在しないかのように。その侵攻は、捕食者めいて速い。 (――だが、狭いスペースでは先のような突進は使えない、か) 恐らくは、巨体を制御するバランサーの関係だろう。先ほどの貸出受付内での攻撃についてもそうだ。 この地形で戦う限り、距離を保つことは……可能と判断する。 整った顔に人形じみた無表情を浮かべたまま、男は地形と敵のスペックとを照らし合わせる…… (この距離での戦闘ならば、初手でレーザー機銃を無効化できたのは僥倖だったか。 もっとも、こちらが拳銃を握っている今では、迂闊に機銃部を開くわけもないが) [現在鎮圧行動モード中です。エラー5913……メンテナンスを] 踏み込みと共に振り回される拳が、男の存在していた空を切った。 男は横の本棚を踏み台にして、体操選手じみた三角飛びで逃れている。 着地しながらも、抜け目なく背後を確認する男。洗面所への案内板。 そして貼り出された館内見取り図が、奥の通路に見える。 (方策は見えた……か) その時。男の眼前に、何かがバラバラと落下した。 明らかに対魔人兵器の行動ではない。 「何……」 空中より飛来したイレギュラーに、男は眉を顰めた。それは―― 、 、 、 、 、 、 、 、 、 炎を上げて燃え盛る、無数の木片である。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「まさかと思ったが、やっぱ拳銃を持ってやがったか。装弾数は何発だ……?」 次動ギルロイは、今は中二階で推移する戦況を観察していた。 立ち並ぶ本棚で視界を閉ざされたのは、実は対魔人兵器だけではない。標的の男も同様だ。 よって上に立つこちらにとっては、こうして目視確認した所で、 相手に発見されるリスクも低い、というのが理由の一つではある。 そしてもう一つの理由は無論、『攻撃』のためだ。 「あ、あの……本当にこんなので…… こ、ここ殺せる、んでしょうか、あの」 、 、 、 、 、 、 、 座り込むいずみの前には、無数の紙飛行機が並んでいる。 この殺伐とした戦闘風景には、およそ似つかわしくない、幼児性すら感じさせるオブジェクト。 コピー紙で作られた白い紙飛行機の一群が、この場に存在する事自体が異様である。 「……。なあ。二次元の世界ってよォ~~~~ッ。疑問に思ったことあるか?」 その一つをおもむろに拾いつつ、次動は口を開いた。 「『空気』はどうなってるんだろうな、ってよ。 二次元人になったとして、まず呼吸できるのかって思わないか? それともまさか、空気まで二次元の状態で存在しているのか? 族の中にもたまに、『二次元に行きたい』とか言ってる連中がいるけどよ…… そこんとこ考えた事あるのかね、って俺は思うぜ」 「え? さ、さあ……おおお、思い、考えた、事も…… い、至らずに申し訳……ありま……」 「まあ、正確なとこは俺も知ったこっちゃないんだけどな。 だが、どうやら……俺の認識の世界では『ある』事になってるらしい」 眼下の戦闘を見下ろす次動は、スーツの男へ向けて紙飛行機を投げる。 どだい正確な命中など望むべくもない試みだが、この『攻撃』の目的はそれではない。 「……く、空気が……ある?」 「そうだ」 また一つの紙飛行機を拾い、紙を広げてみせる次動。 飛行機を構成していたのは、単なるコピー用紙ではない。そこには一つの絵が描かれている。 、 、 、 、 、 、 、 、 積み上げられた木片が、炎を上げて燃え盛る絵だ。 それは動画じみて今も蠢き、中に含まれる『実物の炎』のゆらめきを再現している。 「……『ギルロイ参上』。 さっきのキャンプファイアーをコピー紙の平面に押し付けて、炎ごと『絵画化』した。 小さい炎も、紙の絵の中で燃やし続けりゃあ、安全に大きくできる…… 俺の『絵画』の中は呼吸だってできるし、バイクのエンジンだって問題なく動く。 エンジンが動くって事は、炎も燃える。つまりは空気があるってことになるよなァ……」 「じゃ、じゃあ、さっきから……な、投げ、ている『それ』って」 「だから決まってるだろ? ヒャハハッ、奴の周りに『放火』してやるんだよ! 俺は臆病だからな。近づかずに決めるにはこいつが一番だ! それにこっちの兵隊は『機械』だぜ。炎に巻かれようが関係ねェよな~~~?」 また一つ、紙飛行機を投げる次動。 軌道は標的の男から大きく外れ、その8m程右方に曲がっていくが…… 次動は関係ないとばかりに『ギルロイ参上』の『絵画化』を解除。燃える木片を投下する。 「……わ、私……」 「出番がないのを残念がる気分は分かるけどよ。 乱戦なんざチキンな位が丁度いい。奴が隠してる魔人能力で一掃されちゃあかなわねえし、 テメーが飛び込んで炎に巻き込まれるのもまずい。 いや……実際一番まずいのは」 喉を鳴らして笑う。 あの対魔人兵器には、もう一つの特殊兵装が搭載されている事を標的は知らない。 殴られれば、あの男はどちらにせよ終わりだ。 正確には、『殴られる距離まで近づけば』終わりという種の兵装だが。 「あの兵器に巻き込まれる事さ。一番怖いのは味方ってな」 『感染兵装7008』。排気ガスに紛れて散布するバクテリアにより対象の視力と抵抗を奪う、生物兵器。 XTA-45HLの鈍重な外見に隠された狡猾極まるブービートラップ。 次動ギルロイは……『危険な敵』にも『危険な味方』にも近づきはしない。 さらに2つ、紙飛行機を飛ばす。 それらは次動の能力によってさながら爆撃機のごとく機能し、図書館へと炎を投下していく…… スプリンクラーは既に事務室からの操作で点検モードへと設定し、動作を封じている。 遠隔から無数に投下される火種から広がる炎は、対魔人兵器からの退路を確実に断つだろう。 巻き上がる煙は、生物兵器の排気ガスを覆い隠し、男を中毒症状で殺す。 そしてその包囲工程は、閉所で戦闘を強いられる男の預り知らぬ所で完成しつつあるのだ。 ホールに男を追い込んでからの状況は全て、次動ギルロイの思惑通りであった。 外見とは裏腹の狡猾な頭脳を回転させて、次動は刻々と刻々と、次の戦略を練り上げていく…… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「……やれやれ。信じられんな」 パチパチと木が弾ける音が、本棚を通しても聞こえてくる。 男は完全に炎の壁に包囲されているようであった。 関節部の損傷で動きは鈍っているとはいえ、XTA-45HLの格闘性能も強大だ。 背後から炎に取り巻かれては、距離を取り続けるこの戦術も早晩困難となる事だろう。 [投降を受け付けています。こちらは不審な熱源の存在を感知しています。 武器を捨て投稿すれば、即座に救助行動モードへと移行し、状況からの救出を……] 振るわれる兵器の右拳が、二架先の本棚を巻き添えにして横殴りに吹き飛ばす。 飛び散る鋭い木片を、格闘技のような後方ステップで滑らかに回避。 空中を舞う本の一冊を手に掴み、着地と同時に兵器の頭部へと投擲する。 一方で飛来物を検知したXTA-45HLは、左腕でそれを自動的に叩き落した。 その分だけ僅かに足が止まり、距離が再び、辛うじて開く。 [エラー! メンテナンスを要求してます!] 「……。この状況は明らかに魔人能力だが。遠隔発火か?」 男は飛来する紙飛行機に関しては、既に目視している。 だが能力の正体の看破にまでは至っていない。 紙飛行機の形状に折りたためば、絵画の描かれた面を完全に隠すことも可能なのだ。 自らの能力を明かさずに敵を追い詰める、次動ギルロイの戦術の狡猾さであった。 [警告レベルV。あなたは鎮圧ターゲットとしてロックされています!] 鋼鉄のゴーレムは無慈悲に電子音声を響かせながら、狭い通路を進撃する。 戦闘技術では男が格上だが、それだけで凌げる状況も終わりを告げようとしていた。 もうすぐ本棚の間を抜け、背後はT字路状の壁だ。 ここまで男は狭い通路を選んでジグザグに逃げてきたが、炎に囲まれた今はそれも不可能である。 そして前方が開けたその時には、間違いなくこあの恐るべき突進で勝負を決めにくる―― (一種の賭けだが……やってみるか) 既に止血した左手でナイフを取り出し、投擲。 兵器の肘関節を正確に狙う技術は驚嘆すべきものではあるが。 [警告レベルV!] 躊躇を持たない機械の反応速度には、全く及ばない。 凄まじい勢いで叩き落とされたナイフは白い床に柄まで食い込み、その暴を物語る。 「……」 形成の不利を見て取ったのだろう、今度は背を見せ、形振り構わず駆け出す男。 レーザー兵器を失ったXTA-45HLはそれに対し、全速の歩行で追いすがるしかないが…… 既に地形はT字路。前方を遮るものは何もなく。 [排除を――] 両側を炎に塞がれて壁を背にした標的を、圧搾空気による前方突進で葬る事が可能となる。 「……追い詰められたか」 [――行います] ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ [ゴバッ、ボババッ……チチチ、チチ……バッ、 エ、エラー……機構12C、78D6、ゴバッ、98B2、チチチ……エラー、エ……] 「……」 勝負は既に決着していた。 壁に拳をめり込ませたXTA-45HLは内部から小さな破裂音を響かせながら機能を停止しており、 そして男は、拳を紙一重で躱した体勢のまま、壁にもたれて佇んでいる。 「何が……起こりやがった……?」 中二階で状況を確認する次動ギルロイにとっても、この事態は予想外だ。 回避不能の速度で繰り出されたはずのXTA-45HLの必殺の突進軌道が、何故か直線上の男から外れたのである。 そして背後の壁面を破壊した瞬間、対魔人兵器は無力化された―― 「……」 「水……くそッ、水……か……」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「可動部の多い人型で巨体を保つ場合、気密性の確保は極めて困難となる。 それが老朽化した旧型兵器ならば尚更だ」 [ヂッ、ヂヂッ……] 男の右方の火勢は既に弱まっている。 XTA-45HLによる突進の一撃を受けた壁の巨大な破壊痕から、凄まじい勢いで水が噴出し続けているためだ。 「加えて、先の銃撃で肘関節部を重点的に破壊させてもらった。 水密性は相応に奪われたはずだ。そして点在する洗面所の位置と……館内の見取り図が揃えば。 水道管の位置の推測は、可能だ」 貼り出された見取り図を見た時から、この敵を倒す方策は出来ていた。 ジグザグに逃げたその経路も、この地点へと誘導し、突進攻撃で水道管を破壊するための布石である。 体末端、肘関節部の隙間から内部に大量に流し込まれた水は…… 体内の電子部品をショートさせ、この巨大兵器を無力化したのだ。 (こちらも回収しておかなければな) 男は、先ほど立っていた位置の眼前……空中に張られたワイヤーをもう一本のナイフで切断し、回収する。 先のナイフは、敢えて叩き落させるために投擲したものだった。 その柄には、腕の応急処置にも用いた工業用高張力ワイヤーが結び付けられており…… 埋めこまれたナイフを楔とした一本のトラップワイヤーが、XTA-45HLの突進軌道の先へと張られていたのだ。 バランサーの不具合は先程からの交戦で確認している。 さらに圧搾空気による突進は、障害物の存在する閉所では制限される、極めて直線的な攻撃手段だ。 それがただ一本のワイヤー程度の『線の防御』だったとしても、予期せぬ力を加えてやれば。 巨体は容易に転倒を引き起こし、その軌道を乱す事ができる―― 「こんな玩具を作らせるために予算を与えているわけではないのだがな……」 スーツを翻して、呆れたように呟く男。 直後、弾かれたように跳躍。そのスーツの脇腹が裂けた。 「――」 着地と同時に、男は炎の途切れた右方へと向き直る。 XTA-45HLの駆動音に紛れて、もう一つの駆動音が接近していた。 新手。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「クソッ、勝手に前に出やがって! 何考えてんだ……!」 中二階から再び事務所に戻った次動は、モニタの映像に頭を抱えた。 破壊されたXTA-45HL。独断で出撃した速川いずみ。 どのみち炎だけで標的を仕留められるとも思っていなかったが、これでは戦略も大幅変更だ。 「ああ、ホストの俺が行ったら、血液に引火しちまうしな……! これ以上炎を投下したら、こっちも戦力を失う可能性もある…… ……どうする……?」 そこかしこに本が存在する大図書館だけあって、火の回りは次動の予想より早い。 だが、紙に燃え移る火は長持ちするものでもない事も知っている。 近代的な建物の構造も、火災に対する対策は万全と考えていいだろう。 図書館そのものを炎上させるには、やはり火力が足りない。 だからこその、XTA-45HLとの併用であったのだが―― あの速川いずみに、この炎の地形を活かすことは可能だろうか? 連続殺人鬼の精神性故なのか。確かに恐るべき能力だ。 標的を自ら殺すために飛び出したほどの、後先を考えぬ殺戮本能を以てすれば…… 対魔人兵器以上の『生きた殺人兵器』として、あの男に勝てるだろう。 だが…… 「――あの男」 中二階で見た光景を思い返す。XTA-45HLとの決着の直後。 標的は確かにその拳を『紙一重』で躱して、至近距離に立っていた。はずだ。 「『感染兵器』を受けたのか?」 モニタを通して見る限り、その動きに不自由さを見て取る事ができない。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 絶え間なくエラーメッセージを吐き続けるXTA-45HLを背に、ダークスーツの男とセーラー服の少女が対峙する。 全てに絶望しているかのようないずみの陰鬱な視線を、男は冷徹な黒い目で、ただただ機械じみて観察している。 (攻撃手段は斬撃。接近戦を挑んできた事からしても、炎の魔人とは別と考えて良いだろう。 しかし、能力は……) 男は今しがた脇腹を切り裂いて足元に落ちた、『単なる文庫本』に視線をやる。 初手が死角からの攻撃だった事もあって、能力は未だ不明だ。 少女がぎこちなく笑って、頭を下げる。 「は、初めまして……わわ、私……速川いず」 カシュ、という音と共に、P9Sのスライドが後退する。 魔人能力者の自己顕示に付き合う趣味はない。 額に銃弾を受け、仰け反ったかに見えた速川いずみだったが―― その顔面を守るかのように、セーラー服の首元からは銀色の刃が生えていた。 男が拳銃を持っている事は、先ほどの次動との観察で既に知っている……! (――チェーンソー!) 斬撃武器。奇襲の際に聞いた振動音とも符合する。 いずみの体から生えるチェーソーの刃は、もはや首元だけではない。胸。肘。背。脚。 全身からハリネズミの如く凶悪な刃が伸び、直後、一斉に回転を開始する! 「は、速川……」 「速川いずみと……申し……ます!」 文字通り全身凶器と化したいずみは、もはや本能のままに殺戮に取り掛かるのみだ。 靴裏のキャタピラ状チェーンソーで体躯そのものを加速、前方の男を挽き潰しにかかる! 「……!」 一瞬でその能力の凶悪性を悟った男は、先ほど回収したワイヤーの片端を、突進するいずみに投げ込む。 攻撃を目的とした投擲ではない。ワイヤーは全身で駆動する回転刃に巻き込まれ…… その力はワイヤーのもう片端を握る男を、不規則な方向へと引きずり倒す。 「ぐぅッ!」 倒れた男の真上を、空気を切り裂いて通り過ぎる刃。 ワイヤーを介し、敵の回転に敢えて『巻き込まれる』事で、銃撃直後の回避を無理やりに間に合わせた。 わずか1秒にも満たない、一瞬の判断である。 ワイヤーは握った手から離れ、刃の回転に巻き取られて消える。 いずみは男の3m前方に着地。ガリガリと地を削りながらドリフトし、こちらへ素早く反転した。 男は直線上の位置取りを外すかのように、本棚の角を曲がり通路へと退避。 「……」 視線を切った隙に無言で右手の拳銃を懐に仕舞い、新たなワイヤーとナイフを、ポケットから引き出す。 あのチェーンソーの刃は、こちらを削り取る武器であると同時に、身を守る鎧だ。 先の銃撃でも少なくない衝撃が彼女本体には伝播したろうが、残り2発の銃弾を撃ち込むには効率が悪い。 「に、逃がし……ませんよ、ふ、ふふ……」 男を追って、いずみがゆらゆらとその姿を現す。 男が逃げ込んだこの通路は特に火勢が強い。男を挟んで、速川いずみと炎。 (全身のチェーンソーは解除している……か) 現れたいずみは、先ほどのようなハリネズミ状の異形ではない。 全身にチェーンソーを生やした状態で格闘戦を試みれば、自身がその刃で傷つけられる。 頭部を守れば、分厚い刃で視界も狭まるのだろう。解除そのものは妥当だ。 裏を返せばそれは、先の銃撃に反応した時のように、 一瞬で防御の盾を生やす事ができるという自信の表れとも言えるか。 (付け入る隙があるとすればそれは) 男は思考する。魔人能力には必ず弱点が存在する。 、 、 、 、 、 、 、 、 (攻撃の予備動作を見せないこと) 「あ、あの、私……こんな……不束、ですけど」 炎が、少女の陰鬱な笑みを赤々と照らす。 エンジンの駆動音が高まっていく。 先ほどと同じように、突進する気なのだ――男の背後に炎が控えているのにも関わらず。 「私、あなたを、殺し……たくて!」 (来る!) 突撃と同時、男は右手で懐に手を差し入れる。 拳銃を取り出す動き。それをいずみへと『見せる』ためだ。 だがそれよりも数瞬速いタイミングで、既に左手は最小限の動きを済ませている。 手首のスナップによるナイフの投擲だ。 先ほどと同じように、柄にワイヤーを結んだナイフを投げつけ、刺す! 「ふふふっ……!」 (避け……?) 拳銃を警戒しての動き出しであれば、対応できないタイミングだったはずだ。 だが彼女は、ごく小さな左手の動きに即座に反応して、ぐにゃりと柔らかに上半身を反らし。 「っあはッ、ご、ごめんなさい! ごめんなさい……!」 上半身ごと横の本棚に突っ込むかのように、チェーンソーでそれらを切断! 炎で焼かれた本棚が丸ごと傾ぎ、倒れる……男の頭上から、本棚の残骸と燃える本の束が振り注ぐ!! 「げはッ! あッ……!」 苦痛の呻きが喉から漏れる。 伸し掛かる質量は軽い。だがこの一瞬では致命的だ。 この体勢では、速川いずみの直線的な突進を回避する事は叶わない…… ……が。 「!?」 瞬間、いずみの体が空中へと投げ出される。 (……。あの動作に反応されたのは予想外だった……が) 、 、 ナイフを投げたのは……いずみに対してではない。その突進軌道上。床だ。 動作に対して反射的に回避したのだろうが、元より狙ってはいない。 いずみの転倒は、床に刺さったナイフに躓いたためである。 「本能的な回避だったか? ……無駄な行動だったがな」 まるで坂道の自転車事故のように、成す術なく宙を舞ういずみ。 その困惑の表情は、本棚の残骸から右手を突き出す男の姿を捉えている。 銃声。即座にチェーンソーの刃を生やし、銃弾を防いだ。 男の予想通りの反応。空中で体勢を崩したいずみは弾かれる。 その進行方向……通路を包む炎の中へと。 「これで二人か」 ワイヤーを引き、ナイフを回収する。 炎の中のいずみにも油断なく気を配り、次の襲撃へと備える。 だが、その視界も炎も、直後に無数の水滴で覆い隠された。 ……室内に雨が降り注ぐ。スプリンクラーが作動したのだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「予定通り……予定通りでは、ある」 事務室でスプリンクラーの設定を変更した次動ギルロイは、しかし冷や汗を浮かべている。 ホストの弱点は、炎。ならばそれを敵に逆用される事こそ、最も恐るべき事態だ。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 故に燃やした。燃え得る薪を、全て燃やし尽くすために。 紙飛行機を用いた放火戦術は、この段階を見越した上での策である。 初手で事務室のシステムを掌握し、いざという時の放水を可能にしておいたのも、この時のためだ。 焼け焦げた水浸しの図書館。これでもはや炎は使えないだろう。敵も味方も。 しかし、これほどまでに敵が手強い点……その一点だけは、予想外だ。 何らかの手段でXTA-45HLの『感染兵器』を防いだ事は明らかだ。 少なからず消耗してはいるだろうが、それとて次動が期待した成果ではない。 速川いずみの殺戮本能は強い。その強さ故に、今回は虚を突かれたが…… 「次は助けらンねぇぞ……」 事務室の中央に鎮座するバイクが、場違いに夕日を浴びている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ハァーッ……ハァ――ッ……」 「投降してもこちらとしては構わない。が、その場合は仲間の情報を吐いてもらう」 男は無慈悲な眼差しのまま、焦げ跡で息をつく速川いずみへと銃口を向けている。 纏うセーラー服は所々焼け焦げ、その下の白い肌を露出させている。 だが、それが致命的なダメージであるか……と問われれば、外見からは判断できない。 この最後の一発を撃ったところで、防御されずに銃弾が届くものだろうか? 「随分消耗しているが、戦闘を続ける動機が君に存在するのか?」 「ハッ……ち、違う……そういうの、じゃあない……です……」 むき出しになった小さな肩を見せるように、半身になって構えるいずみ。 「ふふふ、ふふっ……死んだ人と、なら……話せますので…… わ、私でも、あなたと………… だから今まで……た、たくさん、殺し……」 「……」 その体がゆらり、と動く。少女の体躯に相応しい、柔らかな動きで上半身を捻り。 半身で隠していた後ろ手の武器を投擲する……手芸用リボン! 「決裂か」 リボンからは当然チェーンソーの刃が生え、凶悪な分銅の如く男の首を刈りにかかる! だが男は身を沈めてワイヤー付きナイフで迎撃、リボンを弾く! 「回転刃でワイヤーを切断する事はできない。 切断する前に、回転に逆らわず巻き込まれてしまうためだ――故に」 男は投げたナイフをそのまま手元で翻して、いずみへ向けて投擲…… 信じ難い手際で、首に巻き付けるようにワイヤーを絡ませる! 「……『絞め落とす』。それが考えられる対策の一つとなる」 「う、うゥ……かはっ、けほっ……!」 悶え苦しむいずみだが、首にぴったりと巻きつくワイヤーをチェーンソーで切り落とす事は不可能だ。 精密な調整の効かないチェーンソーの斬撃は、間違いなくワイヤーもろとも自らの頸部を傷つける。 更に男が言ったとおり、回転刃にワイヤーが巻き込まれれば…… それは自らの首を文字通り絞め、切断する事になりかねない。 「始末させてもらう」 だが、いずみはチェーンソーを生やした。 位置は首ではない……自らの手元だ! 「ちッ!」 足元から走る激痛! 予期せぬダメージに男が呻き、拘束が緩む! 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 チェーンソーが巻き取るのは、先程攻撃に使ったリボンとて同じだ。 男が回避したはずのそれは、手元のチェーンソーの回転でヨーヨーのごとく巻き戻され―― 今、男の右足を斬りつけた! 土壇場の状況判断で危機を脱したいずみは、絡むワイヤーから逃れるように床へと倒れる。 その行為に危険を察知した男は、ナイフを回収すると同時にバックステップで逃れる! 刹那、床からチェーンソーが突き出す! 「……能力射程は」 『触れた物体にチェーンソーの刃を生やす』。 これが速川いずみの能力。『東亰チェヰンソウマサクゥル』。 「2m……といったところか」 床であれ衣服であれ、接触した物体上であれば、その2m圏内に『チェーンソー』を生やす事ができる―― 「ハァ……ッ、ハァ…… お、お願い……お願いします……お願いします……」 長い前髪に隠れた瞳から涙をぽろぽろと流しながら、少女は再びエンジンを駆動させる。 「ば、バラバラに……なって……!」 本棚の残骸を越えて、男は距離を取らざるを得ない。 しかしその時、背後の本棚から化物じみた巨体が飛び出し、男を強襲した。 それは二輪の機械だ。スズキGT380。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (決まった……確実に! 奇襲だ!) 総重量183kg。最大時速にして175km/h。それ自体が全身の骨を砕く質量砲弾。 自らをバイクごと絵画化して本棚の平面に潜んでいた…… 次動ギルロイは、勝算のない賭けはしない。 「……君が最後の一人か?」 しかしその勝算は、男の呟いた一言で呆気なく崩れ去った。 背後からの奇襲を如何にして関知したのか、男は事もなげにステップで特攻を回避し―― 「甘ェ、んッ、だよッ!」 長く伸ばされた腕が、そのダークスーツの襟首を後ろから掴む! 上級ホストの筋力に任せた、型破りな路上喧嘩殺法。 次動は十分に加速の乗った体をバイクから投げ出し、掴んだ男を回転と共に地に叩きつける! 「残念だが」 だが、男は絶妙な体重移動で投げの衝撃を殺し着地! 低い姿勢で体全体を回転させるように、襟首を支点に振り回される次動へと正拳を叩きこむ……! 「ゲホォッ!!」 (クソッ! 分かって……分かってたはずだ! 今までの戦いを見れば分かったはずじゃねぇか!) 胃液を吐き、不毛の焼け跡を転がる次動。 苦痛と、苛立ちにも似た感情が胸の中を駆け巡る。 (回避の精度に……射撃と投げナイフの正確さ! こいつの格闘能力は、俺らの誰よりも上だ! 近接戦闘を極めてやがる!) 痛みを頭の中でカットし、即座に起き上がる。 しかし既に男は、既に次動の眼前十数cmの至近距離へと迫っている! 「うおお!」 苦し紛れに繰り出した前蹴りは無言のまま手の甲で逸らされ、当たらない。 手首のスナップによる裏拳が次動の顔を打つ! ダメージに怯みつつも後方への回避を試みるが、不可能だった。 足だ。男の爪先が、次動の足を踏んで押さえ込んでいる! 「君は、近接向きの能力ではないな」 「ひ!」 恐怖。あまりにもレベルが違いすぎる。まるで作業のような、精密極まる格闘……! 生まれ持った臆病な精神性が次動の中で頭をもたげる。 ゆっくりと流れる視界の中で男は既に、ナイフを取り出している……! (し、死ぬ……ッ!) 片手でねじり込むように心臓を、 ――パン、という硬質な音が、二人の間に割って入った。 「殺す」 ナイフの刃が折れている。割り込んだのは速川いずみだ。 リボンに生やしたチェーンソーで、ナイフの一撃を遮った! 「こ、こ……殺す殺す……殺させて……殺させてください……!」 そして次に繰り出されるのは、当然リボンの『巻き戻し』の一撃! 飛来するチェーンソーに男は距離を離すしかなく、 次動はその機を逃さず後方に突っ込んだバイクへと逃れ、エンジンをかける! 「……君からか?」 特に怒りも敵意もなさそうに、男が無表情をいずみへと向ける。 暗い衝動に燃えるいずみの目が、再びその本能を取り戻す。 それが合図となる。 「シッ!!」 靴裏の刃を稼働させ、野獣じみて襲いかかるいずみ。 男はワイヤーを首に絡ませようと試みるが、それは首を交差するように守る両腕のチェーンソーに阻まれる! 回転刃に巻き取られたワイヤーごといずみの方向へ巻き取られ、加速で宙に浮く男。 しかし男は逆にその加速に乗り、片手に隠し持った木片を投擲する! 軌道は眼球! 「クッ……!」 咄嗟に顔面を覆うチェーンソーの刃。視界が隠れた衝突の一瞬。 防衛のため再びハリネズミ状の刃を纏ういずみ! だが男はそのタイミングに合わせて折れたナイフの鋸部(セレーション)を振るい、 チェーンソーの刃の一本へと引っ掛け……引き切る! 「そう――チェーンソーの場合、刃を出現させてから『回転』させる必要がある。 故に出現の瞬間は切断力を殆ど持たないタイムラグが存在する……」 いずみとゼロ距離まで接近した男は、しかしまだ絶命してはいない。 この近距離では、次の突進に対しての回避には間に合わないだろう。 しかし回転開始までのタイムラグの一瞬、その僅かな隙間に潜り込んだのだ。 男はいずみの体を蹴って彼我の距離を取り――! 「死ッ……ね!」 いずみを覆う全身のチェーンソーが駆動! その時、切れ込みの入った一本のチェーンがレールから弾け、回転の勢いで暴走する! 「うぁあっ!?」 体表で暴れまわる刃に、苦痛の叫びを上げるいずみ。 しかし、弾けたチェーンはさらに隣接するチェーンソーへと命中、 切断された二本目のチェーンが連鎖して弾ける! 「グッ……アアアアッ!! うぐぁっ、あっ!?」 「私が『切れ込みを入れた瞬間』は、顔面を防御したチェーンソーで見えてはいない。 が、その状態で駆動させてしまえば……」 「あっ、ああッ、んッ、グッ、ぐブッ」 「――それが君の能力の弱点だ」 暴れまわるチェーンは、チェーンソーの刃を次々と断ち切り、連鎖する。 ハリネズミのように全身に生やした、全ての刃を。 連鎖、連鎖、連鎖、連鎖、連鎖――!! 肉を引き裂く絶叫と共にズタズタの切断死体と成り果てて倒れる、小さな塊。 不吉な夕日の血溜まりに沈んだ速川いずみを見下ろす男の目に、やはり感情はない。 銃を取り出し、構える。 敵はまだ存在する。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 二次元の世界の中でも、持ち前のバイク技術は活かすことができる。 XTA-45HLと速川いずみが刻んだ、無数の切断跡。 『整った平面』という制約がある『ギルロイ参上』の絵画化状態での移動では、 それらの痕跡は避けながら移動しなければならない。 (ついに……俺一人か) 旧式兵器と狂人が相手では望むべくもない事だったかもしれないが、 次動は仲間との連携を蔑ろにしていたわけではない。 むしろ、環境を整え、スプリンクラーを起動させ、致命的な状況で奇襲を仕掛けるといったサポートでいえば、 彼こそが最も仲間と『協力』した魔人であったと言えるだろう。 だが現実として、三対一のこの戦いは、こちらが二人の魔人を失い…… そしてダークスーツの男には、未だ有効打を与えるに至っていない。 ワイヤーやナイフといった単純な現代兵器のみで戦い、魔人能力すら見せないこの謎の男に。 (『図書館の男』――) ――この男は何者だろうか? 最初に脳裏に浮かんだ疑問が、今更になってリフレインする。 武術家じみた凄まじい戦闘能力。その判断力。 だがそのスペックそのものはやはり、人間の域を超えるものではない。 池松叢雲のような超人であれば、正面からあのXTA-45HLと戦ったとて、装甲を貫く事が可能だろう。 兼石次郎が相手ならば、次動もいずみも、身動きすら取れず殺戮されていたに違いなかった。 彼らと比すればあの男とて、人外と呼ぶには程遠い。 、 、 、 、 、 、 、 、 あるいは、戦闘力以外の理由なのか? (考えても仕方ねェ。やるしか……やるしかねぇ) そうだ。残っているのは、次動ギルロイ一人だけなのだから。 環境は整いきっている。 完全に万策尽きた今。次動の優秀な頭脳は、この今をすら想定していた。 (ヤツらは、標的のダメージ以外の部分じゃあ十分に働いてはくれた……つまり) 今の状況を見渡す。大半が焼け焦げ、水に濡れ…… そして本棚から散乱した本に埋め尽くされた、今の大図書館を。 、 、 、 、 、 、 (散らかすこと。これが俺の環境だ) 水に濡れて床に張り付き、あるいはグシャグシャのペースト状になって飛び散る、無数の『紙』。 それらはおあえつら向きに、次動の能力の媒介を隠してくれる―― 即ち、絵画化し得る平面。『床』の存在だ。 (俺はこのまま床に潜み……テメーを殺すッ! 二次元の空気は三次元とは別の『空気』だッ! 絵画の中でいくら全速でエンジン吹かそーが、三次元のテメーには聞こえねェーッ! さっきの奇襲みてェに、一瞬でも三次元に出て察知させたりもしねェッ!) 無音にして一撃。敵に察知されない状況から一方的に、自分だけが攻撃する。 チキンの覚悟を心に秘め、次動ギルロイは待ち構える。 食虫植物のように、静かな殺意で。 、 、 、 、 、 、 (今のその戦場から離れて……傷ついていない床に一歩踏み出した時! その時が、スーツ野郎!) (テメェーの最後だッ!!) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「はぁ……はッ……」 疲労を押さえ込みながら、傷口の応急処置を済ませる。 脇腹はともかく、リボンで切りつけられた右足の傷は相当に深い。 傷口を縛る布には、肉塊と化した速川いずみのスカーフを用いている。 男は元より、そのような行為に何らかの感慨を持つ人間ではなかった。 単独で対魔人兵器と二人の魔人能力者を相手取ったのは、初の経験だ。 自分の腕も鈍ってはいるとはいえ、一筋縄ではいかない相手ばかりである。 (だが……故に、もしかしたら) 連戦の憔悴の中に浮かぶのは、淡い期待。 この戦いは今男が抱えている疑問に、答えを出してくれるかもしれない。 (この目で、それが分かるかもしれない) ずるずると足を引きずりながら、男は本棚の間を抜けて、最初のホールへと出る…… 破壊の痕跡のない、ホールへと。 今やドロドロの塊になった本の残骸を、革靴の底が踏んだ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ――今だ。今しかない。 エンジンを全開に。特攻の初速は最大でなければいけない。 平面から絵画化を解除する時……当然ながら、物体はその面から垂直の方向に飛び出す。 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 故に、奴の足元から最大加速で飛び出すことができるというわけだ。 平面から三次元世界を見る時、その世界はモニタに写ったように『面』を通した視界で見ることができるが…… 当然、本の残骸が散乱した今は、こちらからの視界も劣悪になる。 真っ白なペースト状の紙が一面を覆って、まるで敵の位置が分からないように見える。 「……だが、違うんだな」 平面の中で呟く声は、三次元に漏れることはない。 次動は自らの能力の弱点など、とうに把握している。 この床からの奇襲が有効となる、平面が不透明な物体で覆われた状況下において…… 明確な『目標』となり得る存在が、一つだけある。 「それは」 、 、 、 「それはテメーの『靴の裏』だ」 床に潜む次動の目は、既に前方遠くに、男の革靴を捉えている。 「万が一にも『靴を脱いで回避』なんてマヌケな真似はさせねェからな……! だから動きの止まった瞬間じゃねぇ、歩いているその時を狙うッ!」 スズキGT380の大質量で……175km/hの最高時速で床から垂直に飛び出し! 回転する前輪でただ直接に、標的を砕き散らす! 捻りも何もない。この上なくシンプルな策だ。 だが、まだ奴に自分の能力は知られていない! そこが他の2人と異なる点だ! ――故に、この奇襲だけは決して避けることは……できない!! 「実力を……能力を発揮できねェーまま! 砕けッ散りやがれェェェェァァァァァ――――――ッ!!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 男は一瞬だけ足を止めた。 背後ではやはり彼の予想した通りの事態が起こっており、 男はそれを当然のように冷徹に眺めた。 「……ゲハッ、くそっ、な……なんで……」 そこにはバイクごと転倒した次動ギルロイが、床に呻いていた。 肩は脇腹までにかけて深々と切り裂かれており、『絵画化』も無論解除されている。 奇襲は完全に失敗した。男の足元に辿り着くまでもなく。 「お、俺の戦略は……完璧だった、はずなんだ…… 失敗する要因なんざ……一つもなかった……」 「君の能力は、傷ついた平面上で発揮できる性質のものではない」 「……!?」 次動の能力を的確に指摘する呟きに、目を剥いて男を見上げる。 『能力は看破されていない』。その前提で動いていた彼にとってそれは、あまりにも予想外の一言だった。 「絵画となって壁面を移動しているとき、 45式の破壊痕やチェーンソーの切断痕を避けていた点が決め手となった。 これは仮定だが、君の能力は……絵画化した状態でも、絵画を破壊すればダメージを受けるのだろう」 「な、なんで……? そこまで……」 絵画化の状態でダメージを受ければ、それは対応する部位へのダメージとなる。 その特性はこの戦いの中で、一度も発揮されたことはない。 もっとも、そのリスクがあるからこそ次動は最後まで裏方に徹し、直接戦闘を避けてきたわけだが…… 「『既に破壊された平面に突っ込むとどうなるのか?』 ……そこから演繹すれば、その結論にも辿り着くことができる。 絵画の状態で平面を破壊される事で、それが伝達してダメージとなる。 そして君は破壊された平面を避けて動いている。 ならば君の能力は、絵画化した状態で破壊された平面に接触してもやはり、ダメージとなるはずだ。例えば――」 ――このような、小さな切り傷でも。 次動は、持ち上げられた男の右足裏を見た。 遠目では判別出来なかった靴の裏。 その溝の中には……いずみの一撃で折り取られたサバイバルナイフの先端が、ワイヤーで固定されていて。 、 、 、 、 、 、 、 、 「ぐ、足を……引きずってやがったのは! そのためだったのか……! 負傷の『せい』と見せかけて! 床に……床にナイフで『傷』を刻むために!」 次動ギルロイのバイクは、既に平面に『刻まれた』切り傷へと、自分から突っ込んでいったのだ! 本来ならば、傷の存在にも気づくことができたかもしれない! だが……あの状況、ドロドロに溶けた紙が床を覆い尽くすあの状況では…… ナイフの小さな傷は、他に溶け込んで見えなくなってしまう! 「……種明かしは、終わりだ。 君たちの正体を教えてもらおう。 こちらの銃弾はまだ一発残っているし、答えによってはそれを君のために使うこともできる」 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 、 「いや……待て……まだだ……どうしてあんた、俺の能力が絵画化だって分かった!? 炎の時だって、巧妙に隠して……バイクで奇襲した時も本棚の平面に隠れたッ! 最後に平面化したのだって、あんたがあのガキと戦っている間にだ……! なのに……」 「こちらから言うことは、何もない」 負けだ。自分の負けだ。 それだけは完全に自覚している。 だが銃口を突きつけられながらも、次動の頭脳はその事だけを目まぐるしく思考していた。 何か、何か違和感はなかったか。この男の強さの正体は―― 「それに……それに『感染兵器』だ…… ずっと、見えていたとしかッ……!!」 「……」 、 、 「…………。 『見て』、いたのか……!」 夕闇に包まれつつある窓の外を、次動は弾かれたように見上げた。 黒く揺れる枯れた並木には、烏の群れがまるで―― ――まるで監視するように。 やはり『感染兵器』は、この男の視力を奪っていたのだ。 そして、いずみや次動が何度も繰り出した死角からの攻撃への、異常な対応力。 それは空気の震えの感知や、ましてや第六感などではない! 次動の『絵画化』の能力など……一階での出来事は、一部始終を俯瞰で見られていたのだ。 彼らの人数が全部で3人であった事すら、この男は知っていた……! 「カラスには人間の6倍の視力がある、らしいな」 男はやはり何の感慨もなく、無表情に呟いた。 「……俺の負けだ。名を聞かせてくれ」 「フジクロ」 次動を見下ろす端正な顔は、夕闇の逆光に暗く染まっている。 、 、 、 、 「陸軍一佐、フジクロという」
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「宝盗りディッターとルールは一緒で、魔獣の代わりに嫁を守る」と書いてありますが、通常は嫁は一人なのでこの説明は間違っていませんか? - 2015-12-07 13 00 26 シュバルツとヴァイスの争奪戦(11年冬)の参加者は各26名では? コルネリウスが「25名です」と答えた時点ではローゼマインとレスティラウトは参加すると思われたなかったはず。エーレンフェストは騎士見習いを1名だけ外してローゼマインと入れ替えたとは思えない。 - 2016-05-31 15 18 11 309話で「レッサーバスの中で出番を待っているユーディットとわたしの護衛をするレオノーレを除いた23名中7名しか連携が取れていない」ともあるので、騎士見習い25名+領主候補生1名の26名ですね。修正しました。 - 2016-06-05 04 16 03 礎取りをとりあえずまとめてみましたがあまりにも長いですね・・・上手くまとめれる方は編集協力お願いします - 2016-09-29 00 17 58 整理およびまとめ作業、お疲れ様です。内容的に、「アーレンスバッハ・エーレンフェスト間の礎取りディッター」と、「ランツェナーヴェとアーレンスバッハの共闘によるユルゲンシュミット攻防ディッター」を分けた方がすっきりすると思います。アーレンスバッハの都合で同時並行しているものの、本質的には別物ですから。……後、ローゼマイン一派による「アーレンスバッハの礎の奪取」は手段であって目的ではないと思います。 - 2016-09-29 01 04 25 レオンツィオの主目的って今のところツェントよりもシュタープ取得じゃないかな?今のところ暫定になるわけだからあとで修正しても良いし。 - 2016-10-13 22 57 03 「仮題:ユルゲンシュミットの攻防」は「貴族院防衛戦」って名前で別ページでもまとめられてるので整理した方がいいかも - 2016-12-18 22 57 49 宝取りディッターって、宝を探す前に妨害する意味皆無じゃないのかと思うのだけど、何か有利になる点あるのかなぁ・・・ - 2017-01-31 23 16 43 ……敢えて言うなら、騎士見習いが出払って陣の防御が薄い間に、回復薬の類を全滅させて相手方の戦力を大幅ダウンさせるとか、個別撃破で相手側の騎士見習いを全滅させて試合を辞退(途中退場?)をさせるとか? - 2017-02-01 00 04 48 今のルールだと宝を集めなければ負けない(攻撃に入れないから勝てないけど)ので、書かれてないルールがあると思われ。でないと陣守る意味がほんとにない。 - 2018-03-14 00 00 12 陣地に置かれた宝をどうにかされたら負け。つまり、程度の低い宝を敵に置かれることも考えて守らなければならない。 - 2018-03-14 23 09 31 「他領に奪われてはならない宝とする魔獣を狩ってくる」と明記されてるからそれはないかと - 2018-03-17 20 19 37 実際やられたのが聖典盗難事件になります。 (2018-04-02 05 38 46) 宝を探してる最中は陣地より見通しが悪いから奇襲しやすいだろうし、宝になる魔物と戦ってる最中に横槍を入れられたりすると危ないし、相手が不利な状況で攻撃して敵を減らせる利点はあるかと。後は↑で言われてるように何かしら書かれてないルール、例えば一定時間以内に宝を用意できないと負けになるとかあるのかもしれない。 - 2018-03-14 00 37 37 駆け引きの要素を考えると、 - 2018-03-17 18 59 07 宝が陣にやってくるまでの間は他寮へ攻撃に出られず、防戦しかできなかった。SS16話のハイスヒッツェの言は、宝盗りディッターのルールの一つではないでしょうか? (2018-04-02 00 17 41) どうだろう? 単に攻撃に出るのに必要な騎士の数を確保できなかっただけの可能性もある。<宝取りに出払っているので (2018-04-02 07 01 05) 第308話のローゼマイン、ユーディット、レオノーレの会話から、宝を手に入れる前に他の陣営に攻撃をしかける行為は、禁止事項ではない可能性が高い。 <ルールでの禁止事項なら、話の流れ的に一番最初に言及される項目であるにも関わらず、ロゼマの質問や陣地襲撃の議論で、その手のコメントが一切ない為 (2018-04-02 21 12 28) 「ユルゲンシュミットの攻防」でジェルヴァージオをツェントとしたいラオブルート一派にアルステーデとブラージウスが入っていますが、ディートリンデと行動を共にしアーレンスバッハに帰りたがってもいたので、どちらかと言えば「ディートリンデ一派」に含めるべきでは? (2019-01-16 19 34 28) 前1年・0年のディッターは全領地が同時に参加する形式のものなので、それを追記してはどうでしょう? エーレンフェスト対ダンケルフェルガーの2領地のみの対抗戦のように読み取れるので。 (2020-02-14 08 43 10) 陽動ではあったが、15年春の礎取りディッターでは「グリーベル」も戦場になっていた。 (2020-06-12 00 31 43) 追記しておきました (2020-06-12 07 16 11) 新刊で嫁取りと嫁盗りの違いが明記されましたね。嫁取りは「当事者同士が結婚を望んでいるのに、親から結婚の許可が得られない場合」に行うもので、嫁盗りは文字通り「結婚したいと思っていない相手を強引に得る場合」に行う。なので、貴族院3年時に行われたディッターは嫁盗りとなります。 (2020-09-10 21 10 55) ジークリンデは、当初貴族院3年時のディッターを嫁取りと解していたが、嫁に行きたい人間が宝になっているということがダンケルルールのみならずユルゲンの常識なのだろうか。嫁に行きたければとっとと自分の陣地が出て終了になりそうなもんだが。 (2020-09-22 12 20 00) 本来は宝盗りディッターの宝と同じように陣地で拘束されていてそれを解放するために戦うものではないかと。わざと負けることが可能だと親同士で決めた縁談を当事者が自由に拒否できることになるから貴族社会の否定になってしまう。 (2020-09-22 12 51 31) 相手と賭けの対象を試合中だけ交換して互いに宝にすればわざと陣の外に出るという事は無くなりそうだが・・・ (2020-09-22 12 53 14) 結婚したい男が女を宝として守り、親が娘はやらん!と取り返しに行くんじゃね?3年の嫁盗りは賭け対象が二人になったけど、本来は一人でしょ。 (2020-09-22 13 04 01) あ、でもこれだと様子を見てるルーフェンや後から映像?見たジークリンデが勘違いするわけないのか。 (2020-09-22 13 12 37) 新刊のジークリンデ視点書下ろしで「宝が相手に嫁ぎたいと思ってる嫁取りとそうでない嫁盗りでは戦略が異なる」という記載があるから、嫁取りの場合は宝を拘束して逃げられないようにしながら戦うのではないかと。 (2020-09-22 14 48 04) 書籍まだ買ってないのだが、ジークリンデやルーフェンの様子からして嫁盗りディッターは他領相手には仕掛けてはならないみたいな決まりでもあるの? (2020-10-13 17 25 36) ルールはないみたいだけど基本的に親族同士でやることで貴族院でやることではない。婚約済み女性を嫁ぎたくもない上位領地が圧力で奪っていいなら、王の許可を取って上位含め他領の申し込みを退けた一年目の領主会議がまるで無意味になる。許可取られてアウブたちでさえどうにもできなくなったことを、次期アウブなだけの未成年のレスティラウトがごり押しするのは傲慢すぎた。 (2020-10-13 17 35 28) ローゼマインはレスティラウトに嫁ぎたがってる嫁取りと思い込んだから許可しちゃったけど、嫁ぎたがってない嫁盗りだと知ってたら、ツェントの許可も女性の意志も無視したディッター成立させるのはまずいとわかる。許可が取り消せるかどうか(許可取りに行ったのはアウブなのでアウブも含めて)、女性の意志はどちらなのか確認が先で、ディッターはそのあとで考えるものであるべき。ハンネ編で正式に行われようとしてるけどあれはまだ婚約してないからだしちゃんとアウブ通した申し込みだ。 (2020-10-13 18 08 52) シュバルツとヴァイスの争奪戦のときはもうシュツェーリアの盾は知っていたはずなのになんで使わなかったのかなと思っていたが、使うと宝の魔獣が外に押し出されちゃうんだね。 あと宝の魔獣は騎獣の中でぐるぐる巻きにされていたはずなんだけど、ローゼマインはこの時点ではまだぐるぐる巻きのやり方を知らなかったはず。(もっと後の方でぐるぐる巻きを教わる描写があった)騎獣の中のぐるぐる巻きはどうやってたんだろ。誰かが騎獣の側にピッタリついてた? (2021-01-01 17 29 57) 正確には、争奪戦の後の「宝盗りディッター」の話だね。「ぐるぐる巻き」にしたのはローゼマインではない。宝のフェルツェはぐるぐる巻きの状態で陣に運び込まれており、それを外すことなくそのままレッサー君の中に放り込んだと思われる。ゆえに騎士見習いの誰かがぐるぐる巻きにした。さらに言うならば、シュツェーリアの盾を作動させていればぐるぐる巻きも敵対行為とみなされたかもしれない。 (2021-01-01 17 48 23) かもしれないとかじゃなくて「ぐるぐる巻きにされた魔獣はロゼマに敵意あって放り出されるからシュツェーリアの盾使ってないんだねーでもロゼマってこの時ぐるぐる巻きにする方法してったっけ?」と言ってるんだと思うぞ。ロゼマがやったわけじゃないですで終わってるお話。 (2021-01-01 22 01 36) ぐるぐる巻きはやった人が側についてなくてもキープされるのかな。時間制限とかありそう。ときどき魔力を補給しにくればいいとか? (2021-01-01 22 35 37) 想像力の問題なので、綱の魔力が尽きるまでは大丈夫なんじゃないかな。ランツェ貴族拘束の時も距離があったのにキープされてたし。今回、フェルツェの魔力は低そうで、拘束を維持するのにそんなに魔力は必要ないようだ。万一レッサーバスの中でぐるぐる巻きが解けたら、レッサーバスに満ちてたローゼマインの豊潤な魔力を吸収して巨大化待ったなし!の事態となっただろう。 (2021-01-02 06 33 43) ターニスベファレンのような黒の魔物以外は周辺の魔力を直接吸収できないでしょ、もしできてたらハンネローレ様のシュミル型騎獣を突き破ってヴォルヘニールが巨大化してたし。グリュンの腹を食い破って出て来るシュミルとか怖いわ。 (2021-01-02 13 22 18) "真っ二つに切ったゆで卵の白身部分の表面" のような形を思い浮かべたら、魔獣を宝としディッターでもシュツェ盾使えるかな? トポロジー的には魔獣は盾の外で、内側には味方を最低一人配置する。 (2021-02-17 22 53 05) 神具の再現だから難しいかと。新規の呪文としてならあり得ると思うga。 (2021-02-18 05 55 32) ローゼマイン様が裏返しに盾を使いゴルツェを閉じ込めたことがある。ただしこの場合外から中へ攻撃しようとすると魔獣のいる中へ飛ばされ、吹き荒れる風で魔獣と共に翻弄されると思うので大変危険。中の魔獣を倒されると負けちゃうし……ダブルシュタープができた段階なら、二重に盾を張れたでしょうけどね。 (2021-02-18 10 02 19) 嫁取りディッターと嫁盗りディッターって読み方に違いあるのかな?「よめとり」「よめどり」とか? (2021-02-27 20 16 49) ユルゲンシュミット語なら、おそらく取るは「ネーメン」、盗むは「シュテーレン」と思われる。(だいたいドイツ語なので) (2021-02-27 20 35 25) そういう話ではないと思うが・・・。読み方は普通に「よめとり」と「よめどり」だと思うよ。 (2021-02-27 20 40 18) 両方「よめとり」だと思ってたけど書籍でふりがな振ってるシーンないのかな? (2021-02-28 21 30 18) 違う物なのに同じ読みだと違和感があって違う読み方をしたいんだよね (2021-02-28 22 48 47) 漢字が違くても同じふりがな振ってるものもあるし、読み手の感性では決められないと思うけどなぁ。まぁ俺も心の中では養父様も「とうさま」ではなく「ようふさま」と読んでるけどね (2021-02-28 23 28 14) 振り仮名つきのジュニア文庫が追いつくのをじっと待つ。 (2021-03-02 12 28 41) エグ介入の嫁盗りディッターは魔術具は制限されるけどシュタープから作り出す神具はどうなんだろうな?ダンケルフェルガーの事だからプロの騎士達はディッターで使える神具を槍以外にも使えるようになってそうだ。 (2021-03-03 04 01 02) ライデン槍、冬の剣、風の盾、癒しの杖は戦闘に使えるか。魔力バカ食いだからどうだろうね。 神具より乗込型騎獣による爆撃や轢殺、空挺のほうが怖い。ダンケルなら戦術的価値を見出して変更してる成人騎士がいてもおかしくないんだよね。 (2021-03-03 09 28 54) 乗り込み型騎獣使ってる成人ダンケ騎士なら本編に登場しているよ。アダルジーザ攻めた時。 (2021-03-03 10 07 11) 魔術具や回復薬が陣地に地上固定だったものが、空中に分散配置されるのか。ロゼマ嫁盗り戦の時とは違うな。 (2021-03-03 10 37 00) ロゼマのレッサー君が館ごと敵を倒す戦果をあげてるから、それを見たダンケルが参考にして乗り込み型騎獣をディッターに取り入れてるんじゃないかな。あいつらディッターのためなら惜しみ無い努力をする戦闘民族だし (2021-03-03 20 06 37) ディッターに痺れ薬やネガローシ爆弾を使ってたけど、嫁盗りで毒はOKなのかな? ツェント裁定で制限されると思うけど、線引きが微妙だ…。 (2021-03-03 17 38 00) 魔術具じゃないなら「これ使っていいですか?」というお伺いも必要無いから止められる機会すら無いんじゃね? (2021-03-03 17 56 35) 身動き数日できなくなる痺れ薬や睡眠薬ならツェントルール上セーフになりそうだな (2021-03-03 20 08 18) アウブダンケルは全領地から「お前の息子は安全に嫁盗りディッターをした癖に俺達には命がけの戦いを強要するのか?」と責められるんじゃね? (2021-03-03 21 15 13) ダンケルが考えてもいなかった無礼な嫁盗りディッターを言い出して申し込んだの他領なんだから「嫌ならディッター申し込みを取り下げればいい」で終わりでは。それについて文句言えるのは、当時無理やりやることになってしまったエーレンだけじゃない? (2021-03-03 21 33 10) 無条件で辞めれるならそうするだろうけど謝罪と賠償付だからなかなか難しいと思うぞ。特に上位領地は。 (2021-03-04 18 44 19) 本質が嫁盗りだけど契約上は嫁取りディッターとしての実行だろあれ。嫁盗りであるならレスが学生を率いて挑む話にはならないし、許可が出てないとさんざん書かれてるはず (2021-03-03 22 34 28) 実際に嫁盗りディッターをしたんだから許可出てる出てないは関係無い。ローゼマインは明らかにレスティラウトを拒む動きをしてたしそれを見て「あれは互いに結婚したがってるから嫁取りだ」と考える馬鹿はいないだろ。あの勝負を見れば「嫁盗りディッターに勝てば何も失わずに女を奪えるんだ!」と思って当然。 (2021-03-03 23 09 23) 問題にしている点が違う。あれは嫁盗りディッターだったよろしくなかったと反省するのは結構だが、契約上嫁取りとして実行されたのであれば今回の前例にはできないと言ってる (2021-03-03 23 17 19) 凄惨な嫁盗りディッターなのにルールのみを温い方の嫁取りに変更した卑怯者扱いになりそうだな。 (2021-03-03 23 30 32) レスティラウトはそのへん突かれてもしかたないかもね これからやるハンネ嫁盗りにはなんら影響ないけど (2021-03-03 23 37 29) 作者に傲慢&悪辣呼ばわりされちゃったし、多少はね・・・。 (2021-03-04 07 45 53) 「今後ローゼマインを求めない」の条項を消して「ハンネローレを嫁入りさせる」に変えたのって、ハンネ嫁入りの損害よりもまたロゼマを求めて性懲りも無く嫁盗りディッター仕掛けることが出来るメリットのほうが大きいと思ったからだろうか? (2021-03-04 18 42 56) 「(前略)領地の力に圧倒的な差があるのだから、領地同士の戦いになりそうなディッターを避けようとするだろう。 ……とか考えていた」これを見る限りおそらく負ける発想自体がないので邪推 (2021-03-04 21 49 43) 嫁取も嫁盗も他領からすると違いわからんだろうしな (2021-03-04 01 39 17) 正しい嫁盗りディッターやってたら、予め仕込んだトロンベやキレたボニファティウスがレスティラウトをボコボコにして殺してた可能性もあるな。 (2021-03-04 01 46 12) ハンネ盗りディッターは何故一領地ずつ相手にしないんだ?一度に相手にすると明らかに徒党を組まれそうで脅威だし、最初の相手を半殺しにすればその後の領地は恐怖で棄権してくれそうなのに。 (2021-03-05 19 14 52) 嫁盗りディッターされる側を想定していたからじゃないかな。つまりダンケル領地での防衛戦。1領地ずつだと、防衛期間が長くなるからダンケル側の疲弊度が上がるし、半殺しにしたことを他の領地に気づいてもらえないので見せしめにもならない。まとめて相手してやる!なディッターならば、敵領地は早い者勝ちになるのでどこも短期決戦で襲ってくるので、それを領地境界線で潰していけばいい (2021-03-05 19 20 58) ダンケルvs下位領地だと、ダンケルvsエーレン(2回目)の時と同じくらい何の苦労も無く秒殺になると思う。ある程度渡り合えるのはドレヴァンヒェルとクラッセンブルクともしかしたらコリンツダウムくらいと予想する。 (2021-03-05 19 23 55) 戦略や回復薬補給の点で、最初のディッターがダンケルに最も有利で、最後のディッターが最も不利になる。極端な話、庇護下の領地を次々にダンケルにけし掛けて消耗させ、敗戦の反省を重ねてクラッセンが最後の挑戦者となれば勝率はぐんと上がる。同時に行えば昔の宝取りディッターのレベルアップしたバージョンで、当時フェルディナンドの策謀年代以外は無敗だったので勝つ自信があるともいえる。 (2021-03-07 11 45 26) 一度の開催で次々に当たるならまだしも休む時間と準備期間与える別開催は波状攻撃でなく戦力の逐次投入。最悪の愚策の一つだよ (2021-03-07 17 50 36) 公平性の観点から相手するのは1日1領地までという条件をつけても一切文句言われずに受け入れられるんじゃね (2021-03-05 19 31 27) 1日1領地だけという条件はダンケルが全勝する場合のみの前提じゃね?だって(ありえないけど)最初にダンケルに勝った領地がハンネの所有権を得るってことだろ。勝ち確の可能性を見いだしてるオルトは最初の挑戦権譲らないだろうし、身の程知らずの金粉はどうせ負けるだろうけどドレヴァンに先攻譲れと要求してきそうだし。ただのディッターではなく賞品1人しかいない特殊なディッター争奪戦なのだから、1戦バトロワになるの当然なのでは? (2021-03-06 13 43 29) ドレヴァンヒェルが正式に嫁盗りディッター申し込んだ時点で、協力して金粉を袋だたきにする密約しているのでは? と予想。 (2021-03-05 19 35 54) 今後の憂いを絶つには金粉ぶっ殺すのが一番早いしな(笑) 殺さないにしてもダンケルフェルガー及びドレヴァンヒェル側も金粉をいたぶって「元王族だか何だか知らんがもうこっちのほうが偉いんじゃ。2度と調子に乗んなよ?」と思い知らせるには良い機会か。翌年にはドレヴァンヒェルがコリンツダウムの順位を抜いてそうだし。 (2021-03-05 20 36 11) 「後顧の憂い」な。 (2021-03-06 20 34 14) 密約しなくても息ぴったりに挟み撃ちフルボッコする図しか想像できない (2021-03-05 21 33 23) 何回かに分けて、もしダンケルに勝ったのが複数出たらどうするの? 決勝戦する? と考えると単に面倒だしフェアじゃないからね。全勢力ごちゃまぜバトルトワイアル一回勝負が妥当だよ。 (2021-03-06 02 56 15) 早い者勝ちか勝った奴ら同士でまた勝負すりゃいいんじゃねえの?順番の早い領地は他の領地にチャンスすら与えずに勝てる可能性があるメリットがあるし、順番遅い領地はダンケルの戦略を見ることができるメリットがある。順番の早い遅いは一長一短でどちらかが一方的に不利とかは無いと思う。 (2021-03-06 13 38 38) 挑戦者同士が協力したり裏切ったり、はてまた他の思惑もあったりするのも含めて嫁盗りディッターなのでしょう。金粉にはそれが裏目に出そうな予感。 (2021-03-06 14 58 07) 宝盗りディッターはダンケルにのみ残る風習。領内で行なう場合、複数求婚者やその親戚・知人など総出のディッターになると思われ、その手法を今回も適応しただけだろう。作者様の「フルボッコ」の表現からすると、嫁盗りディッターは「宝が陣から出たら終了」ではなくもしかしたら「動ける者がいるうちは継続」なのでは。その条件ならば、複数が対象でも絶対に勝てる自信があるに違いない。 (2021-03-06 08 37 09) 陣から出たらじゃなくて宝を自陣に入れたチームの勝利じゃないかな。宝盗りディッターの宝がお嫁さん版なわけだし。ロゼマ盗りディッターの場合は双方が盗る側なのとサシだから出た時点で終了だっただけで (2021-03-06 10 35 54) そういや嫁取り/嫁盗りディッターって仕掛ける側の宝はどうなるんだっけ?それとも宝は無しで、勝つかあるいは降伏すら許されずボコボコにされるかのどちらかか? (2021-03-06 11 03 47) フルボッコ、なのだから婿候補側の敗北条件は肉体的に動けなくなるまでダメージを受けることだと思う。 (2021-03-06 13 23 01) 攻撃側の宝は求婚者本人かな?敗北は全員戦闘不能かな。時間切れもあるだろうし、 (2021-03-06 15 03 49) 礎を取るディッターをやる時に金粉の許可証云々の話があったけど、礎の取り合いは領地間の問題であって王族は不干渉が原則じゃなかったっけ?悪意100%の強盗目的の礎取りディッターだったとしても礎を奪われる方が悪いという慣例だった気がするが。 (2021-03-10 18 10 01) 政変後は、訪問者も訪問先も勝ち組領地でない場合において、領主や領主候補生が他領を訪問するのは、反乱を疑われかねない行為として問題視されていた。(ふぁんぶっく5Q A) 一応、エーレンを勝ち組領地扱いをしてくれるよう打診し、その方向で検討しようという回答は貰っているけど。 生粋の勝ち組領地に、なんちゃて勝ち組が攻める以上、王族の許可を取っておいた方が無難なのは確かかと。 (2021-03-10 18 56 57) それにアーレンにはヒルデ王子の入婿が決まっている。王命にも関わる以上、王族の許可があるのが望ましい。 (2021-03-10 20 33 42) 外国勢力による王位簒奪を企むアーレンを誅するのは同じ罪を犯したアイランライヒ後身のエーレンの責務、というご立派な建前を金粉に許可してもらった、つまり通常の領地間抗争ではない、というお話だったと思いますが (2021-03-10 21 41 19) 建前と言うか、大義名分はそれだね。 ただエーレンが王族に事前許可を取ろうとした根本理由は、上の政変後の事業が原因だと思う。 (2021-03-12 07 56 42) ましてや内々とはいえ王子の第三夫人予定のロゼマが動くわけだしな (2021-03-12 10 19 35) 礎奪われた側は「奪われる方が悪い」で終わりだよ。でも奪った側がゲオみたいな碌でなしの場合、ツェントは国の安定のために出兵しなきゃいけない。例えランツェ侵略が無くても、ゲオの治める新生エーレンが復讐前提なら間違いなくエーレン...ひいては国が荒れるでしょ。 (2021-03-10 23 45 53) 500話~502話の嫁取りディッターについて、ルーフェンをはじめとしてダンケルフェルガーの大半が嫁取りディッターと誤認しているようですがどうしてなのでしょう。始まるまではレス兄の工作でそう思っていたとしても仕方がないとは思います。しかし、ロゼマが宝になっていて、もし嫁取りディッターだとすればロゼマが陣地から出ることでロゼマとレス兄の想いを成し遂げられますが、ロゼマが陣地から出るそぶりも、宝取りディッターのようにエーレンフェスト陣営がロゼマが陣地から出ないようにけん制するそぶりも見せていないと思うのですが、誰も疑問に思わなかったのでしょうか? (2022-03-26 22 51 29) ディッターでわざと負けるなんてとんでもない(ダンケルフェルガー脳) (2022-03-26 23 05 25) 流石ディッター好きのローゼマイン様。いかなる時でも全力を尽くさなければいけないディッターの神聖さを良く分かっておられる。 (2022-03-27 09 44 44) ローゼマインが始めっから陣を出ちゃったら、神聖なディッターを汚す行為と見做されるのかもね。たとえダンケル陣が疑問に思ったとしても、ディッターの最中に気を逸らして負けるわけにはいかないでしょ。ディッター後は優秀なレス兄の側近が取り繕って、アウブ夫妻に報告が上がらないようにしてたのでは。 (2022-03-26 23 47 02) 戦後はハンネが嫁取りを成功させたということがメインの報告がなされたと思います。このディッターを利用してエーレンへの嫁入りするために策略をめぐらしたとされたハンネが自陣を出たことはとがめられていませんし、そんなことをすることがわかっていたらハンネを一人にはさせなかったようです(5-II エピローグ)。 (2022-03-27 01 25 29) その辺の流れはコルドゥラがハンネローレの策略ってことにするために話を持っていったからではないかね。その場で気が変わってディッターを投げ出したのと、タイミングを測っていたのだと言うのでは戦略や策略家の評価が高いダンケルフェルガーの感じ方が変わると思われる。 (2022-03-27 16 05 43) ダンケルフェルガー式求婚があるのになんで嫁取りディッターするの? (2022-05-29 17 34 47) 単純に言えばダンケル式求婚は女性から男性への求婚(課題)申し込みで嫁取りディッターは男性(の家)から女性(の家)への求婚申し込みだよ(もろもろ理由はある) (2022-05-29 18 20 05) どっちが強いかは関係なく男がクラリッサ式求愛をかましたら見目から確実に犯罪者扱いされるだろうけどね・・・ (2022-05-29 19 32 19) 本人同士でやるのが求婚で当人同士では合意しているのに家が反対している場合に行われるのが嫁取りディッターだ。全く別物だぞ。 (2022-05-29 18 55 38) 通常は親同士の意向だけで婚約が成立するけど、親同士の意向に対し当事者が異議を持っていて、かつ、異議を押し通そうとした場合、本人の性別(M/F)、本人と相手の意向の合致有無(Y1/N1)、本人と本人の親の意向の合致有無(Y2/N2)、本人と相手の親の意向の合致有無(Y3/N3)の組み合わせでとる手段が変わる。 ⇒ M・N1・N3→嫁盗りディッター、F・N1・N2→ダンケルフェルガー式の求婚、Y1・N2・N3→嫁取りディッター (2022-05-29 19 00 57) 両思いなら女性がダンケルフェルガー式すればおわらないか? (2022-05-30 04 05 24) 男性側が強すぎて女性が相手を押し倒せそうにない場合や、ダンケルフェルがー式求婚で課題を勝ち取って来たけどそれでも親が反対する場合などに行われるんじゃないか? (2022-05-30 05 27 41) 本来、女性が男性から課題を受けるのがダンケル式で女性が男性を押し倒して恫喝の後に課題を受けるのはクラリッサ式では?ハンネはヴィルを押し倒して課題を受けようとして拒否されてる。これらはディッターといえるのかな? (2022-05-30 05 42 20) 最初から両想いの場合、課題を『武をもって勝ち取った』とは見なせないのでは? 幾らでも甘く出来るから、不正、出来レースの類と見なされる気がする。 (2022-05-30 05 53 26) 両想いなら二人揃って親を説得すりゃ済むハナシだしね。それで嫁親が了承しなけりゃ嫁取りディッターで黙らせる (2022-05-31 01 42 13) 速さを競うディッターで教師がターニスベファレンやトロンベを召喚するのはあり? (2023-01-04 02 56 01) 技術的に可能かどうかなら可能だろうし、ルール内として許されるかどうかで言うなら、学生には黒の武器の使用が禁じられてること考えれば明らかに不適切だろ(事実上倒せないんだから) (2023-01-04 03 42 01) 黒の呪文は教師ですら教えられるものじゃないし使うのも許可が必要だから問題視されると思うそうじゃないと使用許可の出てない領地にも教えないといけなくなるし (2023-01-04 12 23 11) 黒の武器でしか倒せない魔獣・魔木がいる、と示すために講義で召喚するのはありだろう。しかし領地対抗戦の「速さを競うディッター」で召喚する意味がない。フラウレルムがそれをやったら「反則」で、多分彼女に処罰。 (2023-01-04 13 34 10) 反則どころか王族に対する反逆行為じゃね? (2023-05-03 13 57 43) 嫁盗りって領地内での婚約者候補の段階でしかなくても参加を表明した者はダンケルに楯突く無礼者。エーレンはヴィルの発言だけであっても正式な謝罪をする。ダンケルえっと? 王の承認のある正式な婚約に対して行った偽りだらけのディッターに対する謝罪あったっけ? 対抗戦の時のあれは謝罪に見えなかったしハンネ曰く領主の誇りと領主候補生の将来はレスのイラストで済ませられるようなもの?領地として領地に対して自分が知らないだけで何か語られてた?ハンネ編以降は最新刊でも嫁盗りになってたからさ。 (2023-05-30 23 37 43) エーレンは嫁「盗り」と嫁「取り」の違いがどんなものなのか、詐欺られたこと自体を知らないかと。バレたらエーレンを庇護するしかなくなるダンケルが嘘つき外交力発揮して隠した(秘宝の盾を壊されたのは持ちだしたのに守れなかったダンケルが悪い。つまり壊されましたねとジークリンデが言って庇護はさすがに不当ですって雰囲気出したのは、自分たちの落ち度を隠したということ)。そしてもうアウブのジルと話して賠償は決着しているので、後から言われても本物のディッターもやりましたよね?で終わっちゃう話になってる。 (2023-05-31 00 17 29) 追加。中世的外交なので、自領の利益を守るために相手を騙したり不利を隠したり誘導したりするのは当然。見抜けない、情報がなくて手を打ってないエーレンが外交雑魚ってこと。もちろん今後情報を得て「ダンケルはこういう詐欺やった領地なんですよー、当時騙されて絵ごときで賠償ってことにされたんですよー最低でしょー」って吹聴して信用度を下げることは可能、後からダンケルとちょっと不和になっても対処できるなら、当時のエーレンが馬鹿だったってバラしてもいいなら、やればいいのよ。 (2023-05-31 00 29 00) 大領地様的にはばれなければ OK なのかね。 オルトヴィーンはあれが嫁盗りだって知ってるけど( 第三者だから言わないと思うけど) (2023-05-31 01 08 02) 本物のディッターは一枚噛まねばならない状況にさせられたって言ってなかった?まああれを恩にしてるところはさすがというかがめついというか。 (2023-05-31 05 28 09) エーレンがこれまでどれだけの恩売りを無駄にして、本来得られるはずの利益や名誉を捨ててきたか分かったものじゃないってことだ (2023-05-31 05 50 35) ローゼマインの貴族院入学までは領地対抗戦は客こねーし、領主会議でも社交に誘われないし、暇で時間つぶすのが苦痛なんつーのがジルの認識なぐらいだったから、恩を売りに来るところもほとんどなかったと思われ (2023-05-31 06 15 42) エーレン側が恩を売ってるのに、返ってくるのは「ローゼマイン様を中央神殿に入れろ」「金粉第三夫人にしてやる」「嫁盗りディッター仕掛けてやるぜ」みたいなのばかりだった。恩を売っても回収できる能力が無ければ意味が無い (2023-05-31 10 34 19) 諦めずに何度でも手を変え品を変えがダンケル、そういう意味では間違いなく がめつい (2023-05-31 11 53 33) 中央戦があったからあれだけどよく考えたら本物のディッターってアウブの許可が下りただけで有志とハンネの汚名返上でしかなかったんじゃ… (2023-06-01 00 03 17) 本来は謝罪しないといけないところだけど、領地対抗戦のときに有耶無耶にして契約内容の変更と確認に終始させた。あと領地の順位と領地間の関係性からエーレンはダンケルの不興を買うと問題が生じるけど、ダンケルにとっては大きな問題ではないから有耶無耶にできた部分もあると思う。 (2023-05-31 00 32 59) 結局勝負を受けたエーレンがアホだったで終わり。エーレンが「おたくの自称次期領主が宣戦布告してきたんだが、これはダンケルフェルガーの意思か?」と苦情を入れれば謝罪の一つもあったかもしれないけど、実際には勝負を受け入れたんだから「サインまでしておいて何を文句言ってやがる?」と言われるだけ。 (2023-05-31 02 21 22) エーレンは絶対言わない。女神の化身なアレキのロゼマがブチ切れたら言える、言わないだろうけど。サインは微妙な気もする、契約書自体があれだったから。ディッターが全てじゃないかな。レスもアナに言われてそれで押し通したんだし。 (2023-05-31 02 53 38) 書類については語られたくないよなと思う。 今更嫁盗りに興味はないけど嫁取りか嫁盗りかでロゼマの評判変わりそう。金粉のディッター(やるのか?)は見てみたい。 (2023-05-31 03 15 17) 事が事だからヴィルがあの場で勝手に勝負を受けずに事前に話を領地に持ち帰って相談してたらジルはアウブ・ダンケルに通報してたんじゃね?あと格上に対するそういう発言はアーレンに既にやってる。 (2023-05-31 03 18 14) かなわないまでもそういう抵抗なら王族相手にもしてる。ロゼマがいてもごり押しがひどすぎてジルへの圧力防ぐためにか受けたけど特典SSの二人見る限り知らされてたら連絡取ってたはず (2023-05-31 11 40 35) ロゼマ1年のシュミルズ争奪ディッターに2年生のユーディットが参加したわけですけど、最初の25人に含まれていたのでしょうか。対抗戦のディッターは3年からだったと思いますし、ロゼマの護衛も残さないといけなかった(そういう意味ではレオノーレも?)と思います。このため、ロゼマが参加したことで「計26名」ではなく「計27名」か「計28名」になった可能性はないかと。ちなみにコミック5部28話10p目には25名が描かれていますので、人数は最初に申告した25人のまま、何人かが外れた可能性もあるかもしれません。9pの右側のチームは26の騎獣が飛んでいますが、エーレン(22pの一番上のコマの描写からすると右がエーレンに思える)だとしたら、レッサーくんはいなさそうなので、誰かに乗せてもらっていて26+1の27人になるでしょうし、ムムム。 (2023-06-06 11 57 31) 自分は右はダンケルだと思った。慣れてるダンケルが先に飛んで全部飛びきっていない左がエーレンのイメージ。左には翼なさそうなのあるし。その後陣地で出した時に噂の騎獣かと驚かれていたのでレッサーくんで降りていない可能性はあるけど、見ていなかっただけかもしれない。 (2023-06-06 13 23 26) 補足するとエーレン左側派なのはコマによって立ち位置変えない前提。扉絵やロゼマが挙手したところからロゼマはルーフェンに向かって左側、参加を促されたレスは右側。ルーフェンは訓練場を背にしているため訓練場から見てもロゼマは左でそのまま降りればエーレン左側(飛び立つ場面も同様)双方作戦を練るようにでそのまま訓練場に降りているため領主候補生を足して26人と思われる。 (2023-06-06 14 14 14) 左側26人派。黒っぽい人がかぶって見えるけど陣地に26人いる(多分) (2023-06-06 14 22 12) 観覧席の位置は微妙だけど陣地も良く見えないけど、魔獣調達しに飛び立った騎獣(コルが率いていない方)の数と残ったメンバー足すとダンケルは26なんだよね。 (2023-06-06 14 48 37) 向かってじないやルーフェン(訓練場)側から見てだね左がロゼマ。 (2023-06-06 15 28 39) コマごとに変わる説ということで、10pは左に見下ろした俯瞰ですが、おそらくハルトムートから見た描写で、ハルトムート(と言うかリヒャルダやヒルシュール)がいるのは9p中段のコマの正面の騎獣が飛び出している付近ですから、その位置から左に見下ろすと言うことは、9pで言えば右の陣地という感じになりますね (2023-06-06 18 19 09) 22Pはともかく9Pのハルトムートは右を見下ろしてない? (2023-06-06 19 13 50) なるほど、円の右下から線が出ていますので、右を見下ろしてますね(どうして22pの構図にしたのだろう…うーむ)。じゃあ、左に向かっている騎獣の3列目の真ん中がレッサーくんで、「もしや噂の騎獣か!?」と驚いたのは反対側に向かっていたので見てなかったレッサーくんをみていなかっただけですか。 (2023-06-07 01 34 19) 全体図が出れば左右はわかるかもしれないけど人数は26だよ、ダンケルが26だから。 (2023-06-06 19 25 28) 戦力にならなければ入れないで人数申告すればダンケル側が合わせないといけない以上参加してるなら戦力と数えられてると思うよ戦えない人増やしてもその分ダンケル側も増えるから (2023-06-06 13 25 26) 25人はロゼマが参加しない前提の親告ですから、ユーディットを含んでいるとすれば、ロゼマの護衛(1人?2人?)はどうするつもりだったのでしょう。まさかコル兄は、護衛のことは頭からすっぽり抜け落ちて、そこにいる騎士見習いを全員数えて親告するという大ポカをやらかしたとか。もしそうなら、ロゼマの参加で単純に+1すればいいだけですけど。 (2023-06-07 01 44 40) 図書館に向かっている時はそれで問題なかったんだよね、ロゼマを守りながら進むだから。あとやっぱり右ダンケル左エーレンだと思う。ニコニコだとまだ前回の話が見られた。専門棟・競技場とある場面でレオノーレは右を進みゴツい系男子ダンケルが並んでいるのは左。向かい合う形になっているので反対(訓練場)からなら立ち位置に関してはエーレン左側。 (2023-06-07 09 51 46) ロゼマの護衛を除外するならば、騎士コース選択以前のユーディットだけを護衛に残したりしないだろう。大ポカに一票。 (2023-06-10 03 57 37) 今更だけどシュミルズ争奪は両者26人で確定(あくまでコミック基準)陣地のところもやっぱり26人いる。ニコニコの方は拡大できるから気になるなら数えてみるといい。 (2023-06-09 22 47 34) とすると、25人の親告は、1.コル兄がロゼマにつける護衛を忘れる大チョンボしたのか、2.護衛の人数分を当初メンバーと入れ替えたのか。2の場合は、コル兄が考えた護衛はコル兄、アンゲリカ、レオノーレ、ユーディット、トラウゴットの中だと、2.1.一人予定の場合はユーディットかレオノーレ、2.2.二人予定の場合はその二人でしょうか。 (2023-06-20 02 03 04) 更新された話の戦略図でも26人。観覧席にいるメンバー考えるとリヒャルダ以外のあの場にいた全員投入したようにしか見えない……。人選終わったからさぁ帰ろぅとかないだろうし。 (2023-06-22 23 41 21) ということは、コル兄の大チョンボですか。もしロゼマの護衛を考えなかったをボニ爺に知られたとしたら、大目玉&特訓は免れなかったところでしょうね。ロゼマの参加に救われましたね。 (2023-06-23 00 12 40) 領地対抗戦のディッターは宝盗りを復活させるのかな。各領地、危機感あるよね? 自領で防衛の訓練はできるかもしれないけど、他領地の力や手札は見ておく価値あると思うし。 (2023-06-23 00 30 44) ルーフェンあたりは復活を望みそうだけど、宝盗りをやめた理由そのもの(貴族の人数減少)は未だ残ってるし、インメルディンクみたいに作中で生徒数が更に減った領地もある。騎士コースで領地合同チーム作って訓練はできそうだけど、領地対抗戦だと流石にハードル高そう。ただ、ロゼマが採集地の儀式を公開した事で回復薬その他を得やすくなったのはポジティブ要因になるかもしれないね。 (2023-06-23 02 24 59) 既出かもですが、昔は卒業時にシュタープを取得したのにどうやって宝盗りディッターやってたんだろう (2023-07-23 14 08 31) 「剣や槍など魔術具の武器ですね(以下略)」(ふぁんぶっく5) (2023-07-23 14 58 48) 499話「ユーディットに魔力が多い側仕えを付けて、魔力の籠った魔術具を使わせる」とあるように、昔の宝盗りディッター自体、文官・側仕えが活躍する魔術具を大いに使うものだったのでは。それが現在は、エーレンが魔術具攻撃をしただけで驚かれるほどなので全く別物に。 (2023-07-23 17 40 39) ディッター参加が当たり前の時代なら文官や側仕えもそういう訓練を最初からやっているだろう、実際リヒャルダとかはそうだった。魔力高くても身体能力ないなら騎士やってもしょうがないし、身分的にそういう文官や側仕えも必要だから領主傍系で魔力高くても側仕えなんて普通にいるんだし。 (2023-07-25 16 52 01) 領地対抗戦では宝盗りディッターの陣が各領地の最終場所とされていたということだけど、これだとかなり行動範囲広いよね。各領地の大人達はどこからどうやって見学してたんだろう?みんな中央棟の上空に浮かんで見回してたのかな。身体強化使える人はまだいいけど、使えない人は人影くらいしか見えなさそうだが。 それと領地対抗戦では全領地一斉に開始だったという理解でいいんだよね? (2023-08-31 14 05 21) 領地対抗戦の宝取りは魔王の戦略から全領地一斉に開始だと思ってる。嫁盗りはユルゲンの法、優秀な領主候補生を取り上げられないために領主候補生の移動は婚姻のみに対する挑戦だと思ってる。白というより武力によるグレーならルールや取り決めぐらい周知させとけと思ってる。 (2023-08-31 17 42 02) 各寮の近くにある採集地がそれぞれの領地の宝置き場になっていたから、大人達は寮の屋上や窓やベランダから眺めていたのだろう。貴族院全体が戦場なのだからその辺をうろつかれちゃ間違って攻撃されてしまう。ボニファティウス様のように白の建物を壊せる強者もいるのだから超危険、寮からの外出は禁止でしょうね。そして自領の採集地しか見れないのだから、目撃できるのは「攻め込まれて宝の魔獣が狩られる」という敗北シーンか「敵を撃退する」という防衛成功シーンだけ。優勝チーム以外は全領地が敗北シーンを見ることになり、騎士見習い達をしごき直すこととなる……。 (2023-08-31 18 09 14) 宝取りディッター時代でも参加人数は小領地に合わせていたはず……小領地は一年生の下級騎士も含めて全員で、大領地は三年生以上とか中級以上とか成績順とか制限があったんだろうなあ。フェル様は一年生時から参加し鬱憤晴らしのように大領地の魔獣狩りチームを襲いまくっていそう。勇者ハイスヒッツェを襲う魔王フェルディナンド……動き回る魔王とか悪夢だ……。 (2023-08-31 18 28 06) 速さでは騎士コースのみだけど宝盗りでは魔力多い側仕え入れるようにアドバイスしていたから、 (2023-08-31 18 32 40) 自領の様子みたいだけならそれで十分だったのかね。大領地の下についた中小領地には大領地からの援軍派遣されたりで、今年はあそこと組んだのかあそこに攻められてる、みたいな楽しみ方してたのかな。 よく考えたら速さ競うやつでも領地毎に分かれて見学してたし、他領地と一緒に見学する習慣がそもそもなかったとも考えられる。 (2023-08-31 19 20 12) アウブダンケルにディッター観せるために持ち込んでいた魔術具みたいに生中継で映し出せるものがあったと思っていたわ。 (2023-08-31 18 18 31) 通信ができるくらいだからそういう魔術具もあるだろうけど、ダンケルフェルガー的には録画のほうが好都合かもね。熱狂できる試合を何度も見返して「ここだ!」って騒ぐさまが浮かぶ。 (2023-08-31 20 18 07) 騎士衆としては録画の方が嬉しいかもしれないけど、反省会だって酒盛りされる妻たちからしたら何度も見返される機能なんか要らないだろうね。 (2023-08-31 20 39 48) レス兄がダンケルの秘宝を金粉化されるシーンが何度も何度も再生されてしまったのか……だからこそ「あの槍下手でも秘宝を粉々にできる神具を手に入れるぞ!」と神殿へ押しかけ我先にとライデンシャフトの槍へ魔力を奉納したのかも。秘宝より強い武器を手にしたのだから大満足でしょうね。……その武器の強さは、込められる魔力量に比例するんですけど……。次の年ダンケルは大豊作にもなったろうからいいか……。 (2023-08-31 21 29 04) 秘宝の盾の金粉化はセーフ(仕方ない)だけどレスが高みってもセーフなんだろうか。ハン5のハンネは死者が出ることも珍しくありませんって言ってるし、最高神が以前レスが高みる可能性に触れてたから……。 (2023-09-02 03 33 03) 嫁盗りディッターだったと領地の上層部が知ったら、「騙し討ちして強引に嫁盗りを仕掛けた挙句負けたのなら死んで当然」と認識するだけじゃね (2023-09-02 07 24 30) 経緯より自領に与えた結果だから半分疑ってる。 原作でも行き違いがあって 買っても素直に受け止めては (2023-09-02 11 59 40) 言い分を素直に認めてくれるかは謎。ダンケル的には死んでも仕方ない当然だとしても他領に与える影響は悪そう… (2023-09-02 12 02 46) フェル在学中の宝盗りディッターで自領の守りが疎かだったのはエーレンに人材がいなかったから攻撃だけでもってことなのかな? (2023-09-14 11 11 47) 自陣にいるとヴェローニカ派の連中から何をされるか分からない(最悪事故に見せかけて命を奪われかねない)から、信用出来る少人数を連れて外で好き勝手やってただけ。 (2023-09-14 13 16 06) ↑のコメントにもある通りだね。フェルのページにリンクあり。2018年 10月06日活動報告 10月11日返答参照 (2023-09-14 16 08 50) 領地対抗戦でディッターが行われた場所ってなんて名前だっけ (2023-09-21 20 24 46) 領地対抗戦で使われる場所はただの訓練場だね。一応騎士棟で一番大きいところではあるらしい。ソースは領地対抗戦(二年) (2023-09-22 00 30 03) シュミル争奪宝盗りディッター。漫画版によれば五の鐘で開始、六の鐘直前に終了。普通は六の鐘で中央棟が鎖されるはずなのに、制限時間が来てないのおかしくない? 決着を見たくてルーフェンが制限時刻を周知してなかったとか、皆ディッターに集中していて時間を忘れてたとかかもしれないけど。それともアナ王子が戻って来るのが時間制限だった? (2023-11-28 08 31 53) 6の鐘で講義終了なので例えばそれを制限時間としても特におかしくないと思いますけど (2023-11-28 10 51 15) 鐘の音が一番良く伝わるから、六の鐘を終了にするつもりであれば公平だと思う。だけどルーフェンはそれを明言していないのが、漫画版で急に六の鐘が出てきたからちょっと違和感があって。 (2023-11-28 20 36 53) もとから制限時間を設けるって発言はあるし、漫画家さんと原作者さんの間で「制限時間ってどれくらいですか?」やり取りがあったんじゃないかね。 (2023-11-29 19 50 20) それは思った。五と半の鐘を終了としてもよかったが、それでは時間が短すぎると六の鐘に正式決定した感じ。 (2023-11-29 21 33 02) コミック4-7でディッターの様子が分かった。①最初に魔獣を捕まえて運んで来るが、ダンケル側は書籍だと自陣の裏から来ると思っていたが、真横から運んで来ていた。一番面積の大きい横腹を晒して運んでいるのは、本当に攻撃されるとは思っていなかったことが分かる。通常敵側から見える面積が一番小さくなるように運ぶ。エーレンにとっては絶好。 (2024-02-07 17 30 23) ②エーレンは奇襲をかけるために騎獣で上空に待機し、ロゼマの合図で攻撃する。その際、アンゲリカとコルネリウスは自陣に待機しており、合図とともに身体強化を活かし前を行く騎獣の翼の上を駆け抜け魔獣に一撃する。その際アンゲリカの体はくの字に折れ曲がり、その勢いで身体を回転しながら騎獣を出して乗り込み、螺旋を描くように上空に上がり、最適な位置取りから騎獣を消し、上から追撃している。描写が無かったがコルネリウスも同じ行動だと考える。。 (2024-02-07 17 37 19) ③人数的に有利なエーレン。前は剣での攻撃、後ろから弓の援護射撃があるも、ダンケル指揮官の一喝で体制が整うと途端に攻めあぐね撤退。ダンケルは自陣の近くで奇襲を受けたため指揮官の指示が届いたが、エーレンは指揮官はロゼマなので、戦場で不在。あえて言えばコルネリウスなのだろうが、最大戦力で攻撃参加している。 (2024-02-07 17 46 56) ④戻ってきてからダンケルの魔獣が魔石飲み込みまで書籍通り。止めの魔力攻撃だが、ロゼマから「全力で」と言われ、コルネリウスは騎獣で上空から、アンゲリカは自陣の前から魔力攻撃を行う。攻撃後アンゲリカは騎獣を出し、敵陣に向い、倒した魔獣の魔石を掲げていた。横にはコルネリウスが立っている。このことから魔力「全力」攻撃は、魔力10割攻撃ではなくせいぜい、作戦行動ができるくらいは残す程度であることが分かる。 (2024-02-07 17 59 53) ⑤シャルロッテ誘拐事件後、ボニ爺が領主候補生の護衛騎士を鍛えたが、訓練でやっていないことは実戦で使えないので、身体強化を活かした一撃離脱戦法はボニ爺から教わったのだろう。もしかしたらボニ爺の得意な戦い方なのかもしれない。また最後の魔力全力攻撃も訓練で確認済みなのだろう。でなければ、アンゲリカが直ちに動けない。ロゼマから魔力圧縮を教わり、ボニ爺に訓練されたアンゲリカとコルネリウスは非常に練度の高い優秀な戦力となっているのがわかった。 (2024-02-07 18 12 49) ⑥ ①②から分かる通り、スタッフに戦争が詳しい人がいると考えられる。①では海戦でのポジショニング、②では艦対空での空側の戦い方、特に螺旋を描くように上空に上がり位置取りを行い魔獣へ追撃の描写は、急降下爆撃機をイメージさせる。 長文失礼しました。誤りがあれば指摘願います。 (2024-02-07 18 26 38) Q.コミック版第四部(勝木先生)のスタッフには戦争に詳しい人がいるんですか?→A.勝木先生に直接聞け ウッキウキで長文垂れ流したいならXでどうぞ (2024-02-07 20 38 54) 別に質問したいわけではないですよ。考えられる、ということです。長文については申し訳ありません。コメントがNGならば、管理人様にお手数をおかけしますが、全削除でも構いません。情報充実のためのコメント欄ということで、ボニ爺の得意技の箇所と⑥は予測でアンゲリカとコルネリウスの評価は主観になりますがすが、それ以外は事実を書いたつもりです。 (2024-02-07 22 11 08) ダンケルの魔獣を運ぶのに使用している網は騎士見習いの一人がシュタープを変形させている。その網に他の三人が紐を固定して四人で運んでいた。網って、グラオザムがロゼマを騎獣ごと捕まえた金色の網や、フェルが爆導索的に使用した魔獣殲滅用の網や、運ぶ用の網と、使っている人と運用で様々。呪文は不明ですが。 (2024-02-14 15 30 14) まず同じ呪文であるかどうかの時点で不明ですがその部分は根拠のある話なのでしょうか? (2024-02-14 16 25 36) あーすみません。もう一度コミック4-7見直したら、4人とも網にシュタープ変形させていました。ページ192の右下部のコマだけで判断してしまいました。 (2024-02-14 17 26 57) この枝の意図がわからないのですが。質問したい和気ではないようですし、説明をこう修正します根拠は、と言うわけでもなくただ単に漫画での描写を描き連ねたと (2024-02-15 19 51 56)
https://w.atwiki.jp/zero0901/pages/130.html
22 01 (GM) 『“死”を越えた魔導師―王の帰還と姫の脱出―』第5回 22 01 (GM) 22 01 (GM) 22 01 (GM) 22 01 (GM) 22 02 (GM) ●3R レイス 22 02 (GM) 22 02 (GM) 22 02 *GM topic レイス←5m→デニッシュ←10m→ジーク←36m→シル、ラフェンサ、ジェラ 22 02 (GM) 22 03 (GM) レイスはスタンクラウドをデニッシュとジークに 22 03 (デニッシュ) うお!? 22 03 (シル) そー来たか… 22 03 (GM) 2d+18 行使 22 03 (GM) GM -> 2d+18 = [2,4]+18 = 24 22 04 (GM) 抵抗どうぞー>ジーク、デニッシュ 22 04 (デニッシュ) 2d+11 精神抵抗 22 04 (GM) デニッシュ -> 2d+11 = [2,1]+11 = 14 22 04 (デニッシュ) 無理! 22 04 (ジークフリード) 2d+13 精神抵抗 22 04 (GM) ジークフリード -> 2d+13 = [1,6]+13 = 20 22 04 (シル) 固定値のベースが違いすぎる… 22 04 (ジークフリード) 無理だあ 22 04 (GM) では、二人はここから3R補助行動ができなくなります>ジーク、デニッシュ 22 05 (GM) 1d6 22 05 (GM) GM -> 1d6 = [2] = 2 22 05 (GM) レイス『……手数を減らす』魔法文明語 22 05 (GM) 手番終了 22 05 (デニッシュ) 補助動作できないって地味にキツい… 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 05 (GM) ●4R PC 22 05 (GM) 22 05 (GM) 22 06 (デニッシュ) 今まで気にしてなかったけど、補助動作ができなくなるって…戦闘で何ができるんだ? 22 06 (GM) 主行動 22 07 (シル) 攻撃はできるけど、補助動作の錬技、アルケミは使用不可、ってことですよね 22 08 (GM) 魔法も錬技も賦術ももちろん補助では一切できない 22 08 (ジークフリード) とりあえず移動は出来るから乱戦形成して逃がさないようにするか 22 09 (デニッシュ) 宣言特技もできなくなる… 22 09 (GM) うむ 22 09 (シル) え、インファイトも使えないの!? 22 09 (デニッシュ) 使えない 22 09 (シル) つまり、出目勝負? 22 09 (GM) 宣言特技は、補助動作 22 10 (デニッシュ) 両手ききと追加攻撃が常時特技なのが救いか… 22 10 (シル) 補助動作系もってないからーって思ってたら、宣言ダメとは… 22 10 (GM) 常時特技は使えます。宣言特技ができないだけね 22 10 (ジークフリード) ポンマスも使えねえから命中の補強が出来ねえ 22 11 (GM) モンスターが使うのには何気に有用、スタンクラウド 22 11 (シル) 地味に、嫌らしい魔法だこと… 22 11 (シル) 20mにちかよれたら、毒解除できるんだけどねぇ… 22 11 (デニッシュ) インファイト、鎧貫き、グレンダールの火炎拳、得意戦法が全部封じられた… 22 12 (ジークフリード) 全力、ポンマスが使えないから火力、命中、回復がこちらも封じられました 22 12 (GM) レイス『先程で、お主らの手札は見切っておる……』悠然と構え『……前衛を片づけたら、次はお主ぞ。ラフェンサ』 22 13 (シル) 「そんなこと、させないよっ!」 22 13 (デニッシュ) 逃げる気はないってことか… 22 13 (シル) ま、こっちとしては、ありがたいところだけどね 22 13 (シル) 逃げられたらどうしようって思ったもん 22 14 (デニッシュ) …これ、ディスペルマジックじゃ解除できませんか?>GM 22 14 (GM) さ、ともあれ皆様の手番です。どぞー 22 15 (GM) 解除できるよ<ディスペル 22 15 (シル) 毒属性だから、レストアヘルスでも解除できますよね?>GM 22 15 (GM) うん、できますよ<レストア 22 16 (シル) 射程の問題クリアできれば… 22 16 (ジークフリード) ジェラが魔法拡大距離持ってますね 22 16 (シル) ただ、デニッシュさんにする場合、5倍拡大… 22 17 (シル) ジークさんにする場合でも、4倍拡大… 22 17 (シル) たしか、ジェラさんのMPって、無くなってましたよね?>GM 22 18 (GM) うん。ジェラMP41/207 22 18 (デニッシュ) ゲート作りまくったからねえ 22 19 (デニッシュ) うぬぬぬ… 22 20 (デニッシュ) 1Rは耐えるか? 22 20 (シル) ね、6Rで倒し切る自信ある? 22 20 (デニッシュ) なぜ6R? 22 21 (ジークフリード) 命中が13なんで当てるのが厳しいですね 22 21 (シル) わたしが前進して、リストアヘルスの射程まで行くとすると 22 21 (シル) 相手の30m起点指定の魔法が届いちゃうの 22 21 (シル) ダメージ魔法なら、耐えられるけど… 22 21 (シル) 厄介なので、ペトロクラウドがあったの 22 22 (シル) みたら、1分後に石化ってなってたから…。それまでに使用者を倒せなかったら、石化しちゃうという… 22 22 (デニッシュ) こいつ回避17もあるんだよね… 22 22 (デニッシュ) 素じゃ分が悪いなあ 22 23 (デニッシュ) 練技もデクスタも使えないんじゃ、こちらの命中は15だよ… 22 23 (シル) プランとしては、わたしがデニッシュさんとジークさんから20mの距離まで近づけたらね 22 23 (シル) リストアヘルス2倍掛けで解除できるの、スタンクラウド 22 24 (シル) 達成値の比べあい無しでね 22 24 (デニッシュ) 20m? 22 25 (デニッシュ) あ、カトレアか 22 25 (シル) わたし、カトレアの花冠あるから 22 25 (ジークフリード) 乱戦形成して逃がさないようにしてから、シルに移動してもらって次のRに解除か 22 26 (シル) とりあえず、1Rはそのままで行ってもらって 22 26 (シル) 次のラウンドに回復ってプランで行ければいいかなーって 22 26 (デニッシュ) このラウンドに回復は無理か 22 27 (シル) 離れすぎてる(苦笑) 22 27 (シル) ジェラさんのMP使いすぎるのは、ちょっとね? 22 27 (デニッシュ) こちらから近付くという手もあるけど、そうすると全員が一か所に固まってしまって、危険だな 22 27 (シル) あと、逃げられると思う、それすると 22 28 (デニッシュ) よし、とりあえず乱戦か 22 28 (シル) うん、それでお願い。 22 28 (シル) 乱戦できたら、20m手前までわたし移動するから 22 29 (デニッシュ) デニッシュが前進して乱戦形成するんで、ジークは10mより後ろに下がってもらえませんか? 22 30 (デニッシュ) スタンクラウドに一緒に巻き込まれないように 22 30 (ジークフリード) 了解です 22 31 (デニッシュ) 次あいつ何してくるかなあ 22 32 (デニッシュ) アシッドクラウド、ペトロクラウド、からめ手でバインドオペレーション? 22 33 (デニッシュ) コンジャラー単体だと取れる戦術はあんまし多くないよね 22 34 (デニッシュ) とりあえず、最初に行きますね 22 34 (ジークフリード) お願いします 22 34 (シル) お願いしまーす 22 34 (デニッシュ) 通常移動でレイスに接敵します>GM 22 35 (GM) ほいほい 22 36 (デニッシュ) くそう、せめてキャッツアイを早めに使っておくんだった… 22 36 (シル) さすがに、これは読めないよ… 22 36 (デニッシュ) 普通に三回攻撃をします>GM 22 36 (GM) はーい 22 36 (デニッシュ) 2d+15**3 命中 22 36 (GM) デニッシュ -> 2d+15 = [1,3]+15 = 19 22 36 (GM) デニッシュ -> 2d+15 = [3,3]+15 = 21 22 36 (GM) デニッシュ -> 2d+15 = [5,6]+15 = 26 22 36 (GM) 2d+17**3 回避 22 36 (GM) GM -> 2d+17 = [3,6]+17 = 26 22 36 (GM) GM -> 2d+17 = [3,4]+17 = 24 22 36 (GM) GM -> 2d+17 = [4,5]+17 = 26 22 36 (GM) 全部回避 22 36 (シル) うそん 22 36 (デニッシュ) うわあ… 22 37 (シル) 最後当たり目って思ったのに… 22 37 (デニッシュ) あかんわこれ… 22 38 (GM) 22 38 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←15m→ジーク←36m→シル、ラフェンサ、ジェラ 22 38 (GM) 22 38 (GM) 乱戦が形成されました 22 38 (デニッシュ) とりあえず、クラウド系なら半径5mだから、11m離れれば巻き込まれない 22 39 (ジークフリード) 11m地点に移動します>GM 22 39 (GM) 22 39 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←11m→ジーク←40m→シル、ラフェンサ、ジェラ 22 39 (GM) 22 39 (シル) わたしも、ジークさんから11m地点にしたほうがよさそうだね 22 39 (デニッシュ) 主動作で何ができる?>ジーク 22 39 (ジークフリード) ポーション飲めるだけです 22 40 (シル) あ、錬技は? 22 40 (シル) 手動さなら使えるでしょ? 22 40 (デニッシュ) できたっけ? 22 40 (シル) 主動作 22 40 (ジークフリード) 練技は補助動作固定でしょ 22 40 (シル) あれ?そだっけ? 22 40 (デニッシュ) アルケミとは違うか 22 40 (シル) あ、ほんとだ 22 41 (デニッシュ) …「できない」って明記されてる 22 41 (GM) 錬技は主動作ではできないの 22 41 (デニッシュ) まあ、できてもあんま意味ないか 22 42 (デニッシュ) ポーション飲みます? 22 43 (ジークフリード) HP削れてないです 22 43 (シル) デクスポは無いんでしたっけ? 22 44 (ジークフリード) あるけど次のRでポンマス復活なので飲む意味がないかと 22 44 (シル) なるほどです 22 45 (デニッシュ) ならば温存でいいか 22 47 (シル) ですねー 22 47 (GM) さて、ジークは以上で良いかな? 22 48 (ジークフリード) はい終了です 22 48 (GM) あとは後衛~ 22 48 (シル) わたしは、ジークさんから11m後ろの地点でいい?>ALL 22 49 (デニッシュ) それがいいかと 22 50 (ジークフリード) はい、それで 22 50 (シル) ジークさんの後方、11m地点に移動します>GM 22 50 (GM) 22 50 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←11m→ジーク←11m→シル←29m→ラフェンサ、ジェラ 22 51 (GM) 22 51 (GM) 全力移動になりますねー>シル 22 51 (シル) 問題は、ラフェンサ・ジェラをどうするか… 22 51 (シル) あ、はーい 22 51 (デニッシュ) シルから11m後方かな? 22 51 (GM) 残るはNPC s 22 51 (シル) ジェラさんは、ラフェンサさんの護衛に残したいかな 22 52 (GM) 指示はRPでよろしくねん 22 53 (シル) ラフェンサさんとジェラさんは、わたしの後方11mで行きますか。 22 53 (シル) あまり離れすぎると、伏兵がいた時怖い 22 53 (デニッシュ) だね 22 54 (デニッシュ) 付かず離れずがいいでしょう 22 54 (シル) ですね。それじゃ、呼びかけますねー 22 55 (シル) 「ラフェンサさん、ジェラさん、わたしの後ろ、離れすぎない位置にいてね。ジェラさんは、ラフェンサさんを守ってあげて」 22 55 (シル) 具体的には、わたしより11m後方の位置です>GM 22 55 (GM) ラフェンサ「わかりました」頷いて前へ 22 56 (GM) ジェラ「任せとけー」ふよふよ 22 56 (GM) 22 56 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←11m→ジーク←11m→シル←11m→ラフェンサ、ジェラ 22 56 (GM) 22 56 (GM) これで以上だねー 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (GM) ●4R レイス 22 56 (GM) 22 56 (GM) 22 56 (デニッシュ) さあ、何をしてくる… 22 57 (シル) わたしなら… 22 57 (GM) バインド・オペレーションを3倍消費でデニッシュ、ジーク、シルに 22 57 (シル) まさかの3倍拡大か(笑) 22 57 (デニッシュ) ほう? 22 57 (シル) ジークさんにバインドっていうのは考えてた 22 57 (GM) 2d6+18**3 宣言順 22 57 (GM) GM -> 2d6+18 = [2,5]+18 = 25 22 57 (GM) GM -> 2d6+18 = [6,2]+18 = 26 22 57 (GM) GM -> 2d6+18 = [3,6]+18 = 27 22 57 (シル) 高い高い(笑) 22 58 (デニッシュ) 移動よりも行動ペナが痛いな… 22 58 (ジークフリード) 2d+13 22 58 (GM) ジークフリード -> 2d+13 = [2,5]+13 = 20 22 58 (デニッシュ) 2d+11 抵抗 22 58 (GM) デニッシュ -> 2d+11 = [6,5]+11 = 22 22 58 (シル) 2d6+15 抵抗 22 58 (GM) シル -> 2d6+15 = [2,3]+15 = 20 22 58 (GM) 生命精神抵抗・生死判定以外のすべての行使-2ですー 22 58 (シル) いたいなー 22 59 (GM) 1d6 22 59 (GM) GM -> 1d6 = [2] = 2 22 59 (GM) レイスの行動は終了 22 59 (ジークフリード) 変転と指輪と魔符使っても1足りない 22 59 (シル) … 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 22 59 (GM) 23 00 (GM) ●5R PC 23 00 (GM) 23 00 (GM) 23 00 (GM) と言う訳で、全員制限移動限定になりました 23 00 (デニッシュ) なけなしの切り札が… 23 00 (シル) わたしの制限移動はいいとして… 23 00 (シル) ジークさんは痛い 23 01 (デニッシュ) ジークに乱戦作ってもらえばよかったか… 23 01 (シル) ディスペルマジックで、抜けるかなー 23 02 (ジークフリード) どうするかバインド・オペレーションは精神効果でしたっけ 23 02 (シル) いや、属性書いてない… 23 02 (GM) 属性ないので 23 03 (シル) バインド・オペレーションって、ディスペルマジックで打ち消せます?>GM 23 03 (GM) うん、消せるよ 23 05 (ジークフリード) ディスペル・マジックしてもらうしかないですか 23 05 (シル) うん、ほんといやらしい… 23 08 (ジークフリード) 33mだから制限移動3mでちょうど30m距離か 23 08 (デニッシュ) うん、そこは計算していた 23 09 (シル) 26抜けるかな、ラフェンサさん… 23 09 (デニッシュ) 魔力20だからね… 23 10 (シル) わたしは、最悪回復無くても大丈夫。どうせ、攻撃魔法まともに入らないし… 23 10 (デニッシュ) とりあえず、スタンを回復してちょうだいな 23 10 (シル) はーい 23 10 (デニッシュ) あ、待って 23 11 (デニッシュ) ディスペルでスタンも回復できたんだったよね? 23 11 (デニッシュ) ならまとめてやってもらった方がいいか 23 11 (シル) ディスペルマジック、対象が魔法一つって書いてるの 23 11 (GM) ディスペルで解除できるのは、魔法ひとつなので 23 11 (デニッシュ) あ、そうか 23 12 (シル) わたしから動きますね 23 12 (デニッシュ) お願いします 23 12 (ジークフリード) お願いします 23 12 (シル) 制限移動で2m前進>GM 23 13 (GM) はい 23 14 (シル) 射程20mなので、リストアヘルスをデニッシュさん、ジークさんへ《魔法拡大/数》で使用 23 14 (GM) どうぞー 23 14 (シル) 魔晶石5点2つを使用して、行使します>GM 23 15 (シル) 魔晶石5点:26/30個 23 15 (シル) 2d6**2 リストアヘルス行使 23 15 (GM) シル -> 2d6 = [3,3] = 6 23 15 (GM) シル -> 2d6 = [6,4] = 10 23 15 (GM) では、スタンクラウドが消え去りましたー。よかった! 23 16 (デニッシュ) 達成値いらずでよかった… 23 16 (シル) ピンったらどうしようって思った( 23 16 (デニッシュ) そうなったらもう笑うしかないな 23 16 (GM) レイス『?! 妖精使いだと??』 23 16 (シル) さすがに、わたし達成値抜く自信ないよ… 23 16 (デニッシュ) ソーサラーだと思ってたよね(笑) 23 17 (シル) 「ふふ、そーだよっ!魔術師さんじゃないからねっ!」 23 17 (GM) 23 17 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←11m→ジーク←9m→シル←13m→ラフェンサ、ジェラ 23 18 (GM) 23 18 (GM) 2d6+13 23 18 (GM) GM -> 2d6+13 = [6,4]+13 = 23 23 18 (デニッシュ) 何を振った!? 23 18 (GM) レイス『……妖精(エコー)でラフェンサの魔法を反響させていたのか』 23 19 (GM) 謎が解けたという顔 23 19 (デニッシュ) 察するの早過ぎぃ! 23 19 (シル) まもちきか 23 19 (ジークフリード) 見識かな 23 19 (シル) 「あら?ばれちゃった?」 23 19 (デニッシュ) 出目が怖いよ! 23 19 (デニッシュ) 余計な事いわんでいい! 23 19 (GM) レイスは舌打ちする>シル 23 20 (GM) さて、次の方どうぞー 23 20 (シル) 次、ラフェンサさんでいいよね? 23 20 (ジークフリード) ラフェンサお願いします 23 21 (シル) ラフェンサさん、3m制限移動→ディスペルマジック3倍掛けでいいかな? 23 21 (ジークフリード) はい 23 21 (デニッシュ) 是非とも 23 22 (シル) 「ラフェンサさん、少し前(3m)に移動して、ディスペルマジックをデニッシュさん、ジークさん、わたしに掛けてっ!」>ラフェンサさん 23 23 (GM) ラフェンサは慎重に歩を進めつつ、解呪の魔法を唱えます。 23 23 (GM) 2d**3 デニッシュ、ジーク、シルの順 23 23 (GM) GM -> 2d = [4,4] = 8 23 23 (GM) GM -> 2d = [3,1] = 4 23 23 (GM) GM -> 2d = [4,6] = 10 23 23 (デニッシュ) ジークが… 23 23 (GM) 変転 23 23 (GM) 全部解けました 23 23 (デニッシュ) おお! 23 23 (シル) え? 23 23 (デニッシュ) さすが人間! 23 23 (シル) なるほどー 23 24 (ジークフリード) ありがたい 23 24 (GM) 23 24 *GM topic 【レイス、デニッシュ】←11m→ジーク←9m→シル←10m→ラフェンサ←3m→ジェラ 23 24 (GM) 23 24 (GM) ラフェンサ「今です!」>ジーク、デニッシュ 23 24 (デニッシュ) 「好き勝手してくれやがったなあ!?」>レイス 23 26 (GM) レイス『よもや、全て打ち消されるとは……』少し焦りの声 23 26 (ジークフリード) 「いい加減、うっぷんが貯まってるんだ!おとなしく輪廻に帰りな!!」 23 26 (GM) ラフェンサMP-34 23 30 (デニッシュ) では、次行きます 23 31 (デニッシュ) 《マッスルベア―》《キャッツアイ》《デーモンフィンガー》を3点魔晶石から使用。>GM 23 31 (デニッシュ) 3点魔晶石20個 23 32 (デニッシュ) ポーションインジェクターからデクスタリティポーションを使用 3Rの間だけ命中に+2 23 32 (デニッシュ) これで予備のポーションも無くなった… 23 32 (デニッシュ) 『グレンダールの火炎拳』を発動 23 32 (デニッシュ) 1d 23 32 (GM) デニッシュ -> 1d = [3] = 3 23 33 (デニッシュ) 1か2が出たら振りなおす気だったけど… 23 33 (デニッシュ) 微妙なのが出たなあ… 23 33 (デニッシュ) 振りなおします 23 34 (デニッシュ) 1d 23 34 (GM) デニッシュ -> 1d = [4] = 4 23 34 (デニッシュ) これでいいや 23 34 (デニッシュ) 3点魔晶石20→18 23 34 (デニッシュ) MP8/14 23 36 (デニッシュ) 《クリティカルレイA》を使用して《インファイト》で三連撃! 23 36 (GM) ほいほい 23 37 (デニッシュ) 2d+15+1+2+2+2**3 命中 23 37 (GM) デニッシュ -> 2d+15+1+2+2+2 = [3,3]+15+1+2+2+2 = 28 23 37 (GM) デニッシュ -> 2d+15+1+2+2+2 = [2,2]+15+1+2+2+2 = 26 23 37 (GM) デニッシュ -> 2d+15+1+2+2+2 = [1,6]+15+1+2+2+2 = 29 23 37 (デニッシュ) 出目が… 23 37 (GM) 2d+17**3 回避 23 37 (GM) GM -> 2d+17 = [1,3]+17 = 21 23 37 (GM) GM -> 2d+17 = [1,1](1ゾロ)+17 = 19 23 37 (GM) GM -> 2d+17 = [3,3]+17 = 23 23 37 (GM) ははは 23 37 (シル) 全部当たった(笑) 23 37 (デニッシュ) やった! 23 37 (GM) 全部当たり 23 37 (デニッシュ) 遂に出目が尽きたか! 23 38 (デニッシュ) r23@9$2+14+2+2+4+6 一発目 23 38 (GM) デニッシュ -> Rate23@9$2+14+2+2+4+6 = [2,4+2 7]+14+2+2+4+6 = 35 23 38 (デニッシュ) うおう… 23 39 (GM) どんどんどうぞ 23 39 (デニッシュ) r18@9+14+2+2+4+6 二発目 23 39 (GM) デニッシュ -> Rate18@9+14+2+2+4+6 = [6,5 7][1,5 4]<クリティカル>+14+2+2+4+6 = 39 23 39 (デニッシュ) こっちで回ったか(笑) 23 39 (デニッシュ) r23@9+14+2+2+4+6 一発目 23 39 (GM) デニッシュ -> Rate23@9+14+2+2+4+6 = [4,3 6]+14+2+2+4+6 = 34 23 40 (GM) #88-35-39-34+54 23 40 (GM) GM -> 88-35-39-34+54 = 34 23 40 (デニッシュ) 「おらおらおらああああ!!!」 23 40 (GM) 23 40 *GM topic 【レイス(34)、デニッシュ】←11m→ジーク←9m→シル←10m→ラフェンサ←3m→ジェラ 23 41 (GM) 23 41 (GM) レイス『直接攻撃のない我では……分が悪い……』 23 41 (ジークフリード) 行きます 23 41 (デニッシュ) いけー! 23 41 (シル) つづけーーっ! 23 42 (ジークフリード) 練技マッスルベアー、キャッツアイ、ジャイアントアームを使用しポーションマスターでデクスタリティポーションを使用し11m移動し接敵 23 42 (ジークフリード) レイスに全力攻撃Ⅱを宣言 23 43 (GM) はーい 23 43 (ジークフリード) 2d+15 命中 23 43 (GM) ジークフリード -> 2d+15 = [2,2]+15 = 19 23 43 (ジークフリード) 変転 23 43 (GM) 2d+17 23 43 (GM) GM -> 2d+17 = [4,5]+17 = 26 23 44 (ジークフリード) 指輪を割ります 23 44 (デニッシュ) そこまでする? 23 44 (GM) うん、当たるか 23 46 (GM) ダメどうぞ 23 46 (ジークフリード) r51@10+9+5+3+2+2+12+2 全起動全力攻撃Ⅱ 23 46 (GM) ジークフリード -> Rate51@10+9+5+3+2+2+12+2 = [4,5 12]+9+5+3+2+2+12+2 = 47 23 46 (GM) #34-47+13 23 46 (GM) GM -> 34-47+13 = 0 23 46 (GM) おおおおおおおお 23 46 (シル) じゃすとっ! 23 46 (デニッシュ) ちょうど! 23 46 (ジークフリード) ぎり倒せた 23 46 (デニッシュ) お見事! 23 46 (シル) かっこいいっ! 23 47 (ジークフリード) 「さっさと還りな!!」 23 47 (GM) レイスは驚愕の顔をする『ば、馬鹿な。こんなことが……』 23 47 (デニッシュ) 自己バフ全部乗せ強いなあ 23 48 (ジークフリード) あ、忘れてた 23 48 (ジークフリード) 魔晶石:5点2/5 23 49 (デニッシュ) 勝てはしたけど、これでリソースが更に削れたなあ… 23 49 (GM) デニッシュの連撃を耐えきり、余裕の構えを見せていたレイス 23 49 (GM) 本来かわしたはずだったジークの一撃だったが、予測を上回る伸びを見せた赤色の軌跡がその霊体を打ち砕く 23 49 (GM) 予期せぬ死に、顔を歪ませつつ。レイスは指をジークたちへと向けて告げる 23 49 (GM) レイス『ふ、ふふふ……我の“死”は、やがてあのお方も気づく。さすればお主らにも“死”が追って来よう……』>ALL 23 50 (GM) そのままレイスは身体が砂の様に崩れ、塵となって消えていきます 23 50 (GM) 23 50 *GM topic デニッシュ、ジーク←20m→シル←10m→ラフェンサ←3m→ジェラ 23 50 (GM) 23 51 (GM) 戦闘終了です!! 23 51 (デニッシュ) そういえば、レイスは何語で喋ってましたか?>GM 23 51 (GM) 全部魔法文明語だよ<レイス 23 51 (デニッシュ) わかんねー! 23 51 (シル) 同時通訳でお伝えしています 23 51 (GM) 合わせる気なんてない(笑) 23 52 (シル) だって、レイスだもん 23 53 (GM) さて、戦闘そのものは終了しましたが 23 53 (GM) これからどうしますか? 23 53 (シル) なーんか、周りが気になるんだよねぇ… 23 54 (シル) でも、とりあえずは、ここから離れるのが先決かな? 23 54 (デニッシュ) だよねえ 23 54 (ジークフリード) ラフェンサとジェラに魔香水使いますか? 23 54 (デニッシュ) 留まるのはありえないし 23 54 (デニッシュ) 1Rでも早く離れた方がよさそう 23 54 (シル) うん、先離れたほうがいいかな? 23 55 (ジークフリード) 離れますか 23 55 (デニッシュ) ゲートは…使わない方向でいいよね 23 55 (デニッシュ) 今後も 23 55 (GM) ジェラ「おいー、どうすんだー」周囲を警戒しながら 23 55 (シル) うん、使ったらばれそうだからね 23 56 (デニッシュ) 「…ここを離れるぞ」 23 56 (ジークフリード) 「出来る限り目立たないように森を進むぞ」 23 56 (シル) 「うん、わかったっ!ラフェンサさん、ジェラさん、行こっか」 23 56 (GM) ラフェンサは3人に肯きつつ「はい、行きましょう」 23 56 (GM) 森を抜けるでいいかなー?>ALL 23 57 (デニッシュ) はい 23 57 (ジークフリード) はい 23 57 (シル) はい大丈夫です 23 57 (デニッシュ) デニッシュが先行でいいですか?>ALL 23 57 (シル) うん、それで。 23 57 (ジークフリード) 最後列はジークが行きます 23 58 (デニッシュ) 「行くぞ、ついて来い(アザミがいねえんだ…俺がやらねえと…)」 23 58 (デニッシュ) 装備はとことん隠密特化にしております 23 58 (GM) では抜ける方向をどちらにするか、それを確定してください 23 58 (GM) あと、隊列直しも宣言どうぞ 23 59 (ジークフリード) デニッシュ←3m→シル、ラフェンサ、ジェラ←3m→ジークで>GM 00 00 (デニッシュ) いや、デニッシュは10m先行で>GM 00 01 (GM) 00 01 *GM topic デニッシュ←10m→シル、ラフェンサ、ジェラ←3m→ジーク 00 01 (GM) 00 01 (デニッシュ) 方向というと…どういう選択肢がありますか?>GM 00 01 (GM) 方向は幾つかありますが。北東に抜けてディルクールへ向かうか、真東に出て遺跡と花の丘へ向かうか、南東へ抜けてリーリゥムへと向かうか 00 01 (GM) ディルクールはフェンディル王国の首都となり、此方から行くとすると北回りの街道でフェンディルからルキスラへ 00 01 (GM) リーリゥムは南回り、つまり途中山越えで自由都市同盟を抜けるルートでほぼ確定しますね 00 01 (GM) 遺跡と花の丘はどちらか決めかねてる、または街には行きたくない場合の折衷案です 00 01 (ジークフリード) リーリゥム方面でいいかな 00 01 (シル) ですね。南東方面で 00 01 (デニッシュ) 山越えルートですよね 00 03 (デニッシュ) ……リーリゥムに張られてる可能性もあるかな? 00 04 (ジークフリード) 山越えで決定しているので南東方面でいいかな 00 04 (シル) どっちが張られているかってところだけど… 00 04 (デニッシュ) どっちも張られているかもしれないんだよね… 00 04 (デニッシュ) 敵の戦力がわかんないから… 00 04 (ジークフリード) ラフェンサを張るならディルクールの可能性が高いかな 00 05 (デニッシュ) 人員に余裕があるなら、リーリゥムにも張るだろうけど… 00 05 (シル) ですねー。あとは、遺跡ルートは、いかにも街を避けますーって感じで、張られてそう 00 05 (デニッシュ) 結局全部怪しいじゃねーか(笑) 00 06 (シル) ただ、北ルートは、一番張られやすいかなーって 00 06 (デニッシュ) 実際、人員に余裕があるなら全部張るのは当然なんだよねえ… 00 06 (デニッシュ) どこかだけ空けるなんて愚策 00 06 (ジークフリード) 取り敢えず森を抜けたら最低限変装はしておきましょうか 00 06 (シル) だね。ウィッグかぶるだけでもいいかな? 00 07 (デニッシュ) けど、余裕がないならどこかを空けるしかない 00 07 (シル) んー、ルート的には、南でいいかな? 00 07 (デニッシュ) 本格的な変装は後でやるとして 00 08 (デニッシュ) 結局それで行くしかないか 00 08 (デニッシュ) 判断材料が少なすぎるし 00 08 (デニッシュ) 張られてないことを祈るしかないか 00 09 (シル) そこは、神のみぞ知るってことで 00 09 (デニッシュ) この世界だと神も知らなそうだけどね… 00 09 (ジークフリード) 街中で便利使いできる奴はいないと考えるしかないですね 00 10 (デニッシュ) それじゃあ、南東で確定でいいですか?>ALL 00 10 (シル) はーい、おっけーですっ 00 10 (ジークフリード) 今まで派遣したのはレイスとフェルトと蛮族の冒険者でしたっけ 00 10 (ジークフリード) オッケーです 00 10 (デニッシュ) 南東ルートで行きます>GM 00 10 (GM) はーい 00 10 (GM) では、場面転換します 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 11 (GM) 00 12 (GM) 悠然と、宙に立ったまま。黒ローブの魔導師は下を見降ろす 00 12 (GM) かつての自身の敵――そして、かつての旧友の二人目が、その生を終えようとしていた 00 13 (GM) 魔導師の中に僅かに起こる『感情』の波は、長きに渡る達観した記憶により直ぐに収まりを見せる 00 14 (GM) だが倒れている男は、何処か満足そうな顔をしていた 00 14 (デニッシュ) ああ… 00 15 (GM) 勝ち目のない戦いを挑んだ。そんな事実とは異なる様子で、男は魔導師を見上げる 00 15 (GM) 「なあ、ジャーベル……」 00 16 (GM) 一言呟くたびに、男の口からゴボコボと血の塊を吐いた 00 17 (GM) もう、止めを刺す必要もない。この男の体は既に死に至っているのだから 00 17 (GM) だが魔導師は、その視線を逸らすことができずにいる 00 18 (GM) あの時……ディルクールでもう一人の魔法戦士を倒した時もそうだった様に 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 「……精一杯、生きろ……」 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 18 (GM) ★リーリゥムへ 00 18 (GM) 00 18 (GM) 00 19 (GM) 森を南東へとひた走り、一行は『遺跡と花の丘』の南にあるリーリゥムへと辿り着きます 00 19 (GM) リーリゥムはフェンディル第二の都市で、人口は約6000人 00 19 (GM) 遺跡と花の丘にある遺跡の一部を利用して造られた街で、建物はどれも魔動機文明時代の物です 00 19 (GM) 00 19 (デニッシュ) 辿り着いた! 00 19 (シル) よかったぁ 00 20 (デニッシュ) 森の移動はカットされたか 00 20 (ジークフリード) 待ち伏せはなしか 00 20 (デニッシュ) 黄道魔剣Ⅱの行きでは凄い時間かかったからまたやるのかと思ってた 00 21 (GM) 森で野生の魔物とは遭遇しました。が、特に道中追っ手は来ませんでした>ALL 00 21 (デニッシュ) 「ここまでは…無事に来れたな」 00 21 (シル) 「ふぅ、なんとか、だね。でもここからが…」 00 22 (デニッシュ) どのくらい時間経過しましたか?>GM 00 22 (GM) 1日半かけて強行軍で森を抜けました。既に朝焼けが近づきつつあります 00 23 (GM) 慎重に行くとしたら、話は別ですが。急いで抜けようとしたのよね?>デニッシュ、ALL 00 23 (ジークフリード) 「ひとまず宿を探さないとな」 00 23 (シル) はい、ですね 00 24 (GM) ちなみに全員徹夜してるので。今は全行為判定に-1でお願いします>ALL 00 25 (シル) 了解でーす 00 25 (シル) 一旦、休憩したほうがいいよね、これ… 00 25 (GM) 朝焼けが少しずつ街へと差し込み、遺跡の街を照らし出していきます 00 26 (ジークフリード) その前にラフェンサの変装かな 00 26 (デニッシュ) 休憩は大事…というか、死ぬよ 00 26 (GM) 街の人と出くわしたら。確実にラフェンサだとバレますよ<何もせず入ると 00 26 (デニッシュ) 背水のネックレスの副作用に加えて徹夜の強行軍…キツいなんてもんじゃない 00 27 (デニッシュ) 街に入る前に変装しようか 00 27 (シル) 街はいる前に、ディスガイズですかね 00 27 (デニッシュ) スカウト技能で変装するより確実だよね 00 27 (GM) ディスガイズしますか? 00 27 (デニッシュ) 他人に施すとペナルティが… 00 27 (シル) うん。ラミアの首飾りまでは、それで行きましょう 00 27 (GM) ちなみにディスガイズするのはラフェンサだけでしょうか? 00 27 (シル) …あ 00 27 (ジークフリード) ディスガイズで変装してもらいますか 00 28 (シル) 前の例考えたら、全員いる 00 28 (シル) ジェラさんは、ぬいぐるみになってもらって 00 28 (シル) 4倍掛けディスガイズかな? 00 28 (ジークフリード) フェンディル出るまでは街中ではディスガイズしてもらった方がいいですかね 00 28 (デニッシュ) というか、ラフェンサ、ディスガイズ使えます?>GM 00 30 (GM) もちろん使えます 00 31 (GM) ちなみに1日半、ほとんど休憩なく走り続けて街まで一気に来た感じで 00 31 (GM) 全員疲労はかなり溜まっています 00 31 (デニッシュ) コンジャラーは何レベルなんだろう 00 31 (デニッシュ) …ラフェンサ、ついてこれます?(汗) 00 31 (GM) MP回復もできてないしね 00 31 (シル) 一気に、疲労きてそう… 00 32 (GM) ずっと厳しい修行していたこともあり、加えて自身の使命に気を張っているので。今は懸命に耐えていますよ<ラフェンサ 00 32 (シル) 強いね… 00 32 (デニッシュ) お姫様なのにねえ 00 32 (ジークフリード) なんにせよ速く宿を取りましょうか 00 33 (GM) と、ひとまず。確認ですが 00 33 (GM) ディスガイズはどのタイミングで使いますか? 00 33 (GM) それと、ディスガイズの対象は誰にしますか??>ALL 00 33 (シル) タイミングか… 00 33 (デニッシュ) 街に入る直前…より速いタイミングにしないといけないよね 00 34 (シル) うん、入る直前はまずいけど… 00 34 (ジークフリード) ラフェンサは魔法拡大・時間使えないかな 00 34 (GM) ないです<時間 00 34 (GM) 今回、魔法拡大は数だけという事で! 00 34 (デニッシュ) ディスガイズを見破れるかどうかの達成値ってどうやって決まりますか?>GM 00 35 (GM) 魔力の達成値に対してML+2dで 00 35 (GM) 対抗ロールですね 00 35 (デニッシュ) 結構バレやすいんだな… 00 35 (シル) 森の出口から、リーリゥムまでどれくらい離れています?>GM 00 35 (デニッシュ) とはいえ、ラフェンサなら魔力20だから十分高いか 00 36 (デニッシュ) いや、コンジャラーは低かったりするのかな? 00 37 (GM) 一部『遺跡と花の丘』を通ることになります。なので、森の出口付近からリーリゥムまでは徒歩だと1時間以上はかかりますね 00 38 (デニッシュ) 遺跡と花の丘を通るのか… 00 38 (GM) ラフェンサはソーサラーよりコンジャラーの方が低いです。ただし腕は一流です 00 39 (シル) 遺跡あたりで掛けて、街入る前に、もう一度掛ける感じでどうでしょ?>ALL 00 39 (デニッシュ) せめてデニッシュは自力で変装しようか 00 39 (シル) 対象は、ぬいぐるみジェラさん以外の全員で>ALL 00 39 (ジークフリード) それでいいか 00 39 (シル) 達成値、マイナスあるけど大丈夫? 00 39 (デニッシュ) あー… 00 40 (デニッシュ) 合計-2か… 00 40 (ジークフリード) 背水のネックレスは抜けてるませんか? 00 40 (GM) 抜けて良いですよ。1日以上たったので>デニッシュ 00 40 (デニッシュ) あ、そうか 00 40 (シル) -1なら、問題ないかなぁ… 00 41 (デニッシュ) なら、基準値は9+4-1で12か 00 41 (デニッシュ) ラフェンサの負担は減らせるもんなら減らしてやりたいんだが 00 42 (シル) 変装、10分かかるんですよね…。そこが気になるかな? 00 42 (ジークフリード) さすがにレイスは街中には入ってこれないからそう簡単には見破られないでしょ 00 42 (シル) レイスが中に入ってきたら、本気でビビる… 00 43 (デニッシュ) 一日半という移動の中で、10分のロスを咎められるようなことはないと信じたいんだが… 00 43 (シル) デニッシュさん、変装でほかの3人は、ディスガイズ、で行きますか? 00 44 (デニッシュ) それでいきたいかな 00 44 (デニッシュ) 他者に変装は-4ペナで流石に難しいし 00 44 (シル) ディスガイズのタイミングは、森の出口付近で1回、街に入る手前でもう一回、かな? 00 45 (デニッシュ) だね 00 45 (ジークフリード) ですね 00 45 (デニッシュ) 敵が張るならその辺だし 00 45 (デニッシュ) それ以外で見つかるようなら…もうどうしようもない 00 46 (ジークフリード) 宣言しますね 00 46 (デニッシュ) お願いします 00 46 (シル) はーい、お願いしまーす 00 47 (ジークフリード) 「ラフェンサ姫、今からリーリゥムに向かうので変装の為にディスガイズをお願いします」 00 48 (ジークフリード) という事でラフェエンサに自分、ジーク、シルにディスガイズを使用してもらいます>GM 00 48 (GM) ラフェンサ「ディルクールは避けるのですね。南から向かうのですか?」 00 48 (デニッシュ) 「そっちはほぼ確実に張られてるだろうからな」 00 48 (GM) えっと、ディスガイズはどのタイミングでかけます? 00 49 (デニッシュ) 森を出る手前と、街に入る手前で>GM 00 50 (ジークフリード) 森を抜けてすぐのタイミングと途中で切れる10分前、街に入る手前で>GM 00 50 (GM) では、レンジャーorスカウト知力どうぞ。森を抜けるタイミングと方向が適切だったかの確認です>ALL 00 50 (ジークフリード) 2d+12 レンジャー知力 00 50 (GM) ジークフリード -> 2d+12 = [4,5]+12 = 21 00 50 (デニッシュ) 背水のネックレスのペナルティはまだ効いてる頃ですか?>GM 00 50 (デニッシュ) あ、知力か 00 51 (デニッシュ) 2d+12 スカウト知力 00 51 (GM) デニッシュ -> 2d+12 = [6,5]+12 = 23 00 51 (シル) 2d6+6 スカウト知力 00 51 (GM) シル -> 2d6+6 = [6,2]+6 = 14 00 51 (デニッシュ) よし 00 52 (GM) OK。ジークとデニッシュが最初に採った方角から、ほぼ寸分たがわずリーリゥムへと誘導出来ました>ALL 00 52 (GM) 2d**3 ディスガイズ 00 52 (GM) GM -> 2d = [4,5] = 9 00 52 (GM) GM -> 2d = [4,2] = 6 00 52 (GM) GM -> 2d = [4,3] = 7 00 53 (GM) 無事に発動。ラフェンサMP-43 00 53 (デニッシュ) あ、こっちも変装します>GM 00 53 (GM) どうぞー 00 53 (デニッシュ) 2d+13 変装 00 53 (GM) デニッシュ -> 2d+13 = [2,4]+13 = 19 00 54 (GM) 2d**3 更にもう一度ディスガイズ 00 54 (GM) GM -> 2d = [5,3] = 8 00 54 (GM) GM -> 2d = [4,3] = 7 00 54 (GM) GM -> 2d = [3,2] = 5 00 54 (GM) ラフェンサMP-52。無事変装の魔法が効き、デニッシュは自身で変装をし。皆さんリーリゥムへと入ることができますね>ALL 00 55 (GM) 具体的な知り合いかー。家族や騎士では目立つから、見知ってる使用人やメイドだろうなぁ<ディスガイズ 00 55 (デニッシュ) 「頑張れ姫さん、あと少しだ…」 00 55 (シル) 間違っても、ラフェンサさんって言っちゃだめだからね 00 56 (ジークフリード) 偽名はどうしようか 00 56 (シル) 余り離れている名前は、反応しにいよねぇ… 00 56 (ジークフリード) 名前の最初と最後から取ってひっくり返してサラとか 00 56 (デニッシュ) いいんじゃないかな? 00 57 (シル) よし、それで行こう 00 57 (デニッシュ) 我々も偽名にしようか 00 57 (シル) ですねー。何て名前にしようかなぁ… 00 57 (GM) ラフェンサ「はい……大丈夫です」と言いつつ顔は疲労困憊 00 57 (デニッシュ) 弟の名前にしようかな 00 58 (シル) そういえば、わたし、フルネームで自己紹介したことないな 00 58 (シル) ちなみに、弟さんは何て名前?>デニッシュさん 00 58 (デニッシュ) コロネです>弟 00 59 (シル) ちょっと甘いマスク? 00 59 (GM) コロネだけに?(笑) 00 59 (シル) そんな感じかなーって(笑) 00 59 (デニッシュ) 実際そうだよ(笑) 00 59 (デニッシュ) 兄には似ても似つかない 00 59 (シル) あたったっ(笑) 00 59 (デニッシュ) 親父ならバゲットだけど 01 00 (デニッシュ) イメージ的にはこっちの方がいいか 01 00 (シル) よし、わたしは「ディア」でお願いしまーす 01 00 (ジークフリード) 故郷の英雄からもらってハルトかエルデンのどちらかにしようか 01 00 (シル) 日常で付けてもらった、愛称なのですっ 01 00 (デニッシュ) よし、「バゲット」で 01 01 (シル) ハルトのほうでー。文字数的に覚えやすい 01 01 (ジークフリード) はーい、では「ハルト」で 01 01 (GM) ラフェンサ「ハルトに、ディアに、バゲット。私はサラ」森の中で確認するように何度も 01 02 (デニッシュ) やや老けた変装をします>GM 01 02 (シル) 「うん、そだよ、サラさんっ」 01 02 (デニッシュ) つまりは親父そっくり(笑) 01 02 (GM) ジェラ「オレはー? みんなだけ偽名ずるいぞー」>ALL 01 02 (シル) 「んー、そだね…。チェロとかどうかな?」>ジェラさん 01 03 (ジークフリード) 「敬語もやめておいた方がいいですね。では、サラよろしくな」 01 03 (GM) ジェラ「おぉ、オレ『チェロ』」嬉しそう>シル 01 03 (シル) 「あ、でも、ぬいぐるみモードでお願いね?」 01 03 (GM) ジェラ「わかたー」シルの袋にもぞもぞ入って動かなくなった!(笑) 01 04 (デニッシュ) 「そんじゃ行くぞひ…サラ」 01 04 (GM) ラフェンサ「えぇ、行きましょう。バゲット、みんな」頷いてリーリゥムへ 01 04 (シル) 「もうちょっとだからね?がんばろっ!」 01 05 (デニッシュ) 「(街に入ったらパン作りたいけど…我慢だな)」 01 05 (ジークフリード) 「あ、バゲット目立つからパン作りはフェンディル抜けるまでは禁止だぞ」 01 06 (デニッシュ) 「わかってらあ!!!」(キレ気味) 01 07 (デニッシュ) 勉強しようとしたところで「勉強しなさい」と言われた心境だ 01 04 (GM) 01 04 (GM) 01 04 (GM) 01 04 (GM) 01 05 (GM) 変装した一行は、朝日を浴びながらリーリゥムへと入った 01 06 (GM) これが、長きに渡る旅路への幕開けだった…… 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 01 06 (GM) 以上 01 07 (GM) 次回へと続きます。お疲れ様でした 01 07 (シル) お疲れ様でしたー 01 07 (ジークフリード) お疲れ様でした 01 07 (デニッシュ) お疲れ様でした 01 07 (GM) 街に丁度入ったところまでで、次回リーリゥムに入ってからのRPをしますね 01 07 (シル) はーい、了解ですー 01 07 (デニッシュ) 了解 01 07 (ジークフリード) 了解です 01 08 (デニッシュ) なんとか勝ててよかった… 01 08 (シル) しかし、レイス戦、1Rキル出来てよかった… 01 08 (デニッシュ) ギリギリだったもんねえ 01 08 (ジークフリード) 1足りてよかったですよ 01 08 (デニッシュ) 本当ならもっと余裕を持って倒せてたんだけどね… 01 08 (GM) レイス戦は最良の結果でしたね! よかった!! 01 09 (GM) 森の追撃がなかったのは、1Rキルできたからですよ 01 09 (デニッシュ) よかった 01 09 (シル) よかったよかった… 01 09 (デニッシュ) レイスって思ってた以上の強敵だったなあ 01 09 (GM) もし倒せないとね 01 10 (GM) 主動作で10m後ろに人形投げる→チェンジポジション! 01 10 (GM) グッバイ 01 10 (シル) … 01 10 (シル) チェンジポジションは、考えてた 01 10 (ジークフリード) ひでえ 01 10 (GM) それと実はヘイスト掛かってたので 01 10 (シル) あー、だから、1dか 01 10 (デニッシュ) 防御が高いのは知ってたけど、攻撃方法が操霊魔法だけだから大したことないと勝手に思ってた… 01 11 (GM) 5以上出るとぎゃあああになってた 01 11 (デニッシュ) ヘイストかよ! 01 11 (シル) バインドオペレーションまでは読めたのになぁ… 01 11 (シル) 3倍拡大は読めなかった… 01 11 (GM) いやぁ、でもよくみんな頑張った! 01 12 (GM) 黒き魔導師に報告させることなくレイスを倒せたのは、でっかいアドバンテージよ!! 01 12 (デニッシュ) あんまし必要のない綱渡りだったんだけどね(汗) 01 12 (デニッシュ) 戦術ではなくルールの把握ミスというのが… 01 13 (シル) しかし、操霊魔法、本気で嫌らしい… 01 13 (GM) ねー。嫌らしいねー 01 13 (GM) やってて思ったわ(笑) 01 13 (シル) 何してくるかなーってWT読んでたんですけど 01 14 (デニッシュ) バインドオペレーション、強力ですよねえ 01 14 (シル) ペトロ、喰らったら全滅コースなんですね、いまのPT 01 14 (シル) だれも、石化解除できない… 01 14 (デニッシュ) ディスペルできなかったっけ? 01 14 (GM) ペドロはねぇ 01 14 (GM) 先にスタン→バインド→ディスペルされなかったらペドロ 01 15 (GM) このコンボで行く予定だった 01 15 (シル) うわ、考えあったんだ… 01 15 (デニッシュ) …呪いだけディスペルできなかったか 01 15 (GM) 補助封じ、行使-2にして 01 15 (GM) 満を持してだよ(笑)<ペドロ 01 15 (デニッシュ) まじでヤバかったじゃねーか… 01 16 (シル) ある意味、使ってくるの予想してたのか… 01 16 (デニッシュ) 神官が欲しい… 01 16 (シル) でも、キュアポイズンじゃ、達成値抜けなかった可能性高かったので… 01 16 (デニッシュ) というか、やっぱ3人PTってのが厳しいよねえ 01 16 (シル) レストアヘルス、こう見ると強い… 01 17 (GM) まぁね<レストア 01 17 (GM) 今回、敵が強いからね 01 17 (GM) 余計に厳しく感じるかもだけど 01 17 (GM) 無理な敵は当ててないよ 01 18 (デニッシュ) まあ、6人PTだったらレイス一人は弱すぎるよね 01 18 (デニッシュ) 6人PTに比べると、単純に戦力半減じゃなくて戦術の幅から考えて激減なんですよね… 01 18 (GM) しっかり白兵二人で削り切れる相手にしてたしね 01 18 (GM) 理想はペドロまでかまして 01 19 (GM) 脱出しようとして削り切られて死ぬ予定だったのだが 01 19 (GM) 1Rキルとは大したもんですわ 01 19 (シル) また、やらしい事考えてた(笑) 01 20 (シル) あれは、デニッシュさんとジークさんのおかげですね 01 20 (デニッシュ) リソース切りまくった末ですけどね 01 20 (シル) でも、切り時だったとは思いますよ 01 20 (デニッシュ) これからの長期の逃避行を考えると頭が痛い… 01 20 (GM) ここでの買い物が、割と大事ねー<リーリゥム 01 20 (デニッシュ) アストレイドで色々切ったのは完全なミスだったけど 01 21 (デニッシュ) ラミアの首飾りは買うとして…食料・水に…魔晶石も買いたいけど 01 21 (シル) あと、山越えするなら、防寒具? 01 22 (デニッシュ) この先もまだまだあることを考えると難しいなあ 01 22 (GM) 色々必要なものはあるので 01 22 (デニッシュ) 防寒具はまだ先の方がいいかな 01 22 (GM) よく考えて買い物支度はどうぞ 01 22 (シル) 防寒具は、わたしいらないかも 01 22 (GM) 明日時間取るからね 01 22 (シル) はーい、了解ですー 01 23 (デニッシュ) 神の階でなくても、オッド山脈でも防寒具っていりますかね?>GM 01 24 (GM) んー 01 24 (GM) 真夜中はいるんじゃないかなー 01 24 (GM) 夏じゃないし 01 24 (デニッシュ) ならもう買っといた方がいいか… 01 24 (GM) あればあったで越したことはないよね 01 25 (GM) まぁ、その辺は次回に時間取ってゆっくり話し合って質問してくださいな 01 25 (デニッシュ) というか、PCはともかくPLにガチキャンプの知識がないから何が必要なのかいまいち思いつかない…
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医学とHの関係 外伝01 医学とHの関係 記録その零 語られぬ真実 「いざ尋常にっ!!」 「勝負っ!!」 ――KOF戦闘開始定型文より これは意気消沈したヒトに、希望を取り戻させるべく奔走した、 一人のネコの戦いと……愛の記憶である。 先生のターンその一 我々はネコである……名前はミケール、ヒトの国の礼儀作法に曰く、 ネコは自己紹介から始めるべし、うむ、完璧である。 現在我々はホームグラウンドである町を離れ、 少々……思えば遠くにきたものなのである。 わが愛しきヒトが表情を暗くし、毎日触っていた彼と共に落ちてきた、 ノウトパソコンなる多目的記憶装置を使うことが無く、 それでいて、じっと其れを見つめている姿に嫉妬した時、我々は閃いたのである。 つまり、ノウトパソコンが破壊されて、それ故に使用しないのではなく、 出来ないので無いか? と。 まず第一に考えられるのが物理的に損傷した事。 しかし此れは直ぐに却下したのである……彼のノウトパソコンを触る手つきは、 我々にブラッシングをかける時と同等……あるいは、それ以上の心配りを感じるのである。 我々ちょっとジェラシーなのである。 さて……此処まで推測してしまえば、結果はもう想像がつくいてしまうのであるが、 魔洸家電の初期起動不全理由ナンバーワン 注:我々調べ である……電源が入って居ません。 と、推測するのである。 つまり、魔洸で無く、電気と呼ばれるエネルギーを、 供給出来れば良いわけであるが……魔洸から電気に変換する機器は、 王都あたりに行けば、入手も容易かと思うのである。 しかし、それは非常に個人的理由により却下である……うーむ。 悩んでいる我々の処に、神の福音か悪魔の誘いか……一通の手紙が届いたのである。 幕間あるいは解説者のターン KOF(きゃっと おぶ ふぁいたーず)と呼ばれる大会がある。 古くは落札会場で起きた暴動を起源とするこの大会。 決闘、オークション、ギャンブルの三位一体によって成立しているものであり。 命を賭けて希少道具(れああいてむ)を安価で手に入れようとする。 四年に一度の拳と誇りと執着心を見せる舞踏(たたかい)のための会場なのである。 最大の疑問は何故COFでないかでありますが。 まず、蒐集王(これくたーきんぐ)の異名を持つ謎の人物が所持する船でKOFは開かれる。 帆船では無くガレー船であるが、入場の際に左右に並んで出迎える男達の、 鍛え上げられた肉体を見る限り、その速力は侮れないものと推測出来る。 船腹の入り口から入った、参加者達を歓迎するのは、 このために各地から集められた珍品や奇品の数々。 右を見ればかの大ヒット商品であるタイヤキ板、 それもロットナンバーが一桁と言う今回の目玉商品。 左を見ればカモシカの国で実際に使用されたと言う銃、 しかも、銃身が途中から切り落とされているという奇品。 提供者によると、内戦以前のとある事件において、 かの伝説の剣技を継承するハイランダーに、一太刀のもとに切断されたとあるが、 此れが事実と見るかブラフと見るかは貴方方の鑑定眼しだいですっ! そして、正面に見える巨大な石柱は、今回の最大の曰く品。 かの有名な虎の国にあるダンジョン、その一つである未踏遺跡から持ち出された、 古代トラ語ですらない、解読不能の文字が記されたものであり。 何故あるのか、何が書かれたのか、誰が書いたのかすら謎っ! 謎っ! 謎っ!! 果たしてこの謎をとける者が、皆様方に居るのでしょうか?! 盛り上がってる解説者の横を抜けて、吹き抜け部分から上部に移ると、 甲板部分を望むラウンジが入場者達を歓迎します、此処は落札のための競り場であり、 まだ見ぬライバルとの出会いの場であり、富豪と貧民の交差点でもあります。 何を掴み何を失うかは貴方次第です。 最後にご案内するが戦いの舞台になる舞踏甲板でございます。 え? 戦いで床が抜けるのではないかと? いえ、そのようなご心配は……お客様方は運がよろしゅう御座いますな、 会場予定位置に到着で御座います、まず左右に随伴する船に鎖と足場を巡らし、 一つの大地と成す……異国の伝承より紐解きました、 連環という技法をこらしました後に……さあ、おいでになりましたっ! 戦いの場となります舞台、ヒトの国の伝説にある、世界最強を決める大会に肖りまして、 蒐集王四天王が一人、地のアズライール様がそれを作り出すとっ! 海を割って現れしこの舞台、素材は石、形状は正方形、 いかなる衝撃にも耐えると断言出来る、伝説の武舞台でありますっ!! 先生のターンそのニ よく見ると素材は左右の船に積んでいる、 石材であったりするのであるが……この大会もしばらく来ないうちに変わったものである。 我々が此処に来たのは先程の、煩い解説者の言う目玉商品ではなく、 九十九式変換機が出品されると聞きつけたからである。 九十九式変換機とは、エレキテルを起源に持つ零式変換機から、 数年に一度の更新を経て遂に防音性、魔力変換効率向上、 電圧の安定性に関西圏及び関東圏対応機能に加え、 アーク溶接なる新機能を搭載した芸術的最終変換機積層型なのであるっ! ……最終の理由は、イワシ姫にあっさり性能で抜かれてショックで寝込んだたためである。 うむ、何時かは復活して自己進化、自己修復、自己増殖を備えた百式を作ってほしいものである。 さて、上手く落札出来れば良いのであるが……まあ、 我々の事等誰も覚えて無いであろうし、この良さも理解出来ぬであろう。 ちゃっちゃと落札して、笑顔を取り戻すのである。 フェザーのターンその一 ざわざわと数年ぶりの喧騒を感じ、青春と挫折と強敵(とも)達との思い出の詰まった、 KOF(ふるさと)に返って来たのだなと、らしくもなく感傷的な気分になる。 受付に華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)と登録すると、 何時もの受付の娘が「おかえりなさい」と、片翼をあげ「たたいま」と返す。 無駄口を返すなどらしくない……だが、悪い気分ではなかった。 しかし、彼女の次の言葉に、歓喜と恐怖に身を凍らせることになった。 「今年は、不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が来ておられます」 「判った、第七甲板か?」 「はい、何時ものように」 ネコである彼女には判りづらいであろう、鳥人の顔に感謝しながら、 震える声を抑え、ヤツの居場所を聞き出す。 「感謝する……またな」 「はい……ではまた」 生きて再び出会えるのだろうかと思いながら、 ヒヨコの時代から世話になっている彼女に背を向け、 ここしばらく音沙汰のなかった強敵(とも)に会いに行く。 ……闘志を胸に秘めながら歩くその姿は、敵に怯える鶏(ちきん)ではなく、 獲物を狙い空を舞う……華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)の姿であった。 幕間あるいは観客達のターン 「おいっ! 聞いたか? ヤツが来たらしいぞっ!」 「ふっ、ヤツもネコだったと言うことさ ……あのタイヤキプレートには、それだけの価値がある」 最初の混乱は、それでもまだ静かなものであった。 ネコであるなら炬燵と鯛焼きの魔力には勝てない。 KOF初回からの古参兵と言えども変わらない。 そう、それは必然であり世の摂理であると。 「いや、それがだ、ヤツが挑むのは九十九式変換機らしいぞっ!!」 「馬鹿なっ! ヤツは魔洸家電に興味は持たなかったはず……偽者か?!」 ああ……しかし……ネコ達よ知るが良い。 摂理に逆らうゆえの不死(りたーにんぐ) 理解出来ぬがゆえの恐怖(ほらー) 数々のお約束を愛し、されどネコの感性からは何処かずれる。 それこそが不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)と知るが良い。 「華麗なる羽音が挑戦者となったぞっ!」 「ならばヤツは本物だと言うのかっ?!」 そう、大空の覇者はヤツに執着している、偽者ならば歯牙にもかけない。 「……12年前の決着が、まさか今年見ることに成ろうとは」 「ああ、当時無名だったヒヨコを、華麗なる羽音に押し上げた切っ掛け」 当時を懐かしみ、あの試合と興奮をもう一度と期待してしまうのは、 KOFファンの業というものなのだろうか? 「負け無しのヤツが、唯一引き分けた試合か……オッズはどうなっている?」 「7:3で華麗なる羽音だな、新参の連中はヤツを噂でしか知らん」 しかし、そこはネコ、利益を計算し冷静に動く心は忘れない……だが、 彼等は気がついて居るのであろうか? 言葉にすればヤツが来るかもと、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)の名を出せずにいる事に。 「どう見る?」 「ヤツが倒れる処など、見た事が無い、だが……見たくも有る、難しいな」 混乱と期待に踊る観客達、その中で受付嬢が静に瞳を閉じていた。 聖句も無く、戦いと欲望に溢れた戦場(いくさば)の中で願う姿。 ああ、それは正しく乙女の祈りであった。 「どうかご無事で……」 先生のターンその三 「久し振りだな」 「む……おお、あの時の、確か今は華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)であったな」 パインジュースを飲みながら、試合の見学と待ち時間を潰していた我々に、 長い尾羽を自らの腰に巻いた鳥人が声をかけて来る、目立つような事したかなと、 ちょっと自己反省と確認を並行作業でしていると、ようやく思い出す。 華麗なる羽音、近年頭角を表して四天王に迫る勢いとか。 「ふむ、会報で色々見ているのである、四天王に迫る勢いとか、うむ、 やはり我々の目に狂いはなかったのである、入れ替わり戦であるか?」 「いや、貴公と戦う」 っ?! ……冷静に素数を考えるである……2、4、6、8、10、12……うむ、 落ち着いた、つまり我々の愛を阻もうというのであるなっ?! 「我々も愛ゆえに譲れない戦いなのである、うむ、先達として胸を貸すつもりは合っても、 敗北イコール失恋なので、本気で来るが良いのである」 片翼を上げて肯定の意を示すと、横で試合の観戦を決め込む、 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)つまり、 対戦手続きは既に取ってあると、そう言う事であるな? ……その挑戦愛の為に受けて立つのであるっ!! 幕間あるいは状況説明のターン KOFは競売であり、戦闘行為や賭け事はあくまでも、 競売方法の一つである……と、言うのが建前とまっております。 まず始めに、求める値段を商品に付けて頂くのも、普通の競売と同様ですし、 もっとも高い値段をつけて頂いた方に、購入権があるのもまた、お聞きの通りです。 例外は最高額と同額を記入なされた場合で、ここからが独自の取り決めとなっており、 対象が二人であり、どちらの方も値段の上昇も、購入の辞退もなさらなかった場合には、 お客様同士での戦闘行為によって、購入者を決定していただく……と、言うもので御座います。 なお決着は、武舞台からの転落、意識の消失、敗北宣言及び、 イージーモードでは、審判が攻撃を受けると死亡すると見なした場合に、 試合終了を宣言するドクターストップが追加されます。 なお、戦闘前に死亡しても構わないと念書を書いて頂きますが、 戦闘終了後の攻撃は、四天王が責任を持ってお守りいたしますし、 医療行為も当方で負担いたします、さらに、 戦闘行為に対する賭けにおける純利益の2割(イージーモードでは1割)を、 落札金額より差し引かせていただきます。 他にご質問は? では、本日最大の激戦が予想される最終試合、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)をご覧下さい。 フェザーのターンその二 控え室で深く……丹田に力を貯めるように、細く……長く息を吸い、そして吐く。 翼に力が満ち、両足に力が満ち、尾羽に力が満ち、いかなる者にも勝てる気がしてくる。 愚かっ! 慢心する自分を叱咤し、深い息吹を繰り返すと、 心配そうに自分を覗き込む……あの子の姿が胸に浮かぶ。 12年前の思い、無敵と思い込んでいた……殻の取れないヒヨコだった頃に、 自分に刻まれた恐怖(ほらー)。 しかし、その恐怖を包み込むような暖かなものも溢れてくる。 戦場で色事を思う等……愚か、けれども不快ではない。 幼き日より鍛錬を重ね、何時か空を舞う日が来ると夢見ていたあの頃…… 強靭な脚力で、数件の家を飛び越える事も出来たし、翼により姿勢制御もお手の物だった。 空は自分の物と傲慢にも思い、故郷を出て初めて、 他の鳥人を知り……所詮自分は、跳んでしか居なかった事を思い知った。 絶望の中で空を飛べる魔法の品の事を知り、 安易にもそれを求めるために金を稼ぎ……KOFの存在を知った。 幾度かの戦いも、強靭な足腰と跳躍力の前に、相手を海に叩き込んでいた。 物珍しさに人気も出始め、三度目の参加で資金もたまり遂に空を飛べると思った時だ。 飛行のアンクレット……姿勢制御に翼が必要なものを、 何故あの男が求めていたかは覚えていない。 あの時に理解出来たのは、自身が如何に小さかったかと、あの子の優しさのみ。 所詮鳥頭の自分など、大切な事を心に刻めば良い。 それからの数年は鍛錬を再開し、自身がどれだけ慢心して、弱くなっていたかを理解した時。 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)として、生まれ変わった時でもあった。 部屋に近づく足音に、思考の海から控え室に戻ってくる……体調は万全。 体に染み付いた呼吸法は、無意識でも戦いに向けて調整をしていた事に……嬉しさを感じる。 かって心に刻んだ事、鍛錬は自身を裏切らない。 「華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)さんお時間です」 「承知」 憎しみは無い、あるのは恐怖と感謝、そして、昂ぶる心……戦へ赴く気構えだけがあった。 幕間あるいは実況放送 お待たせいたしました、ただ今より本日最大の激戦が予想される、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)が 行われます場外への被害が想定されますので、 自衛手段の無い方は第一から第八甲板にてご覧下さい、 なお、専属ボディガードの雇用を行いたい方は、黄色い天幕で契約を行っております。 先生のターンその四 日がそろそろ傾いてきて、書置きもせずに出かけてきた事を思い出し、 寂しさで死んでしまわないか、不安だったりするわけである、主に我々が。 正直に言えば普通に落札出来ると思ったのであるが、まさかフェザーが、 九十九式変換機の良さに気が付いているとは、思わなかったのである。 工業製品と言うよりは芸術品、枯れた技術の集大成にして、 一品だけの新技術を付与するセンス……これだけの物を、 我々だけが気付いていると思ったのは、傲慢な考えだったのである。 「大会最古参にして、四天王に勝る実力を噂されておりますが……」 「四天王への昇格を断り続け、有望な新人を潰してまわる忌まわしき恐怖っ!」 「しかし、潰されなかった新人が、現在上位陣に名を連ねている事もまた事実っ!!」 「まさにKOFの試金石とも言うべきこの生ける伝説がっ!」 「唯一引き分けた男と決着を付けるべく……」 「死して冥府に消えたと思っていたあのネコがっ!」 「12年目の今、黄泉返ったっ!!」 「黒龍の門より不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)っ!!」 ……我々もしかして、嫌われてる? 「四天王入りを蹴ってまで守るべき誇りがあった……」 「かって……屈辱の炎に身を焼かれ灰となったトリは……」 「恐怖を超えて、その身を疾風と化して蘇ったっ!!」 「KOFファンならご存知の通りっ!」 「若手最強、大空の覇者、美しき白蛇」 「称える言葉は数あれど、やはり名は体を表すこの言葉しか無いっ!!」 「白龍の門より華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)っ!!」 ……やはり我々の事を凄く嫌ってないか? 解説者に回答を求めたい処である。 フェザーのターンその三 呼び出しの声に武舞台へと脚を進めると、やや傾いた日差しに近視感を感じる。 12年前のあの時……闇のために視力を失い、それなのに止めを刺すでもなく、 戦いの中止を宣言したホラー、悔しさよりも安堵を感じて、 受け入れてしまった自分への嫌悪で……彼女がいなければ、潰れていたのだろうと思う。 雑念を置き去りにするように、両足に力を込めて跳躍、両翼を用いて静に武舞台に着地する。 「違いの判る男は大好きであるが、愛のためにもこの試合譲るつもりは無いのである」 「承知」 12年前と変わらぬ、何処か雲を掴むような物言いに、けれど確かな闘志を感じる。 愛と臆面もなく口にするネコに、思いを口にする事さえしてない自分を少々恥じる。 否っ! 戦の中で色事を挟む余地など無い……終わった後に告げるべきと、 心に刻み気息を整える。 「お待たせいたしました、ただ今より本日最大の激戦が予想されます、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)vs華麗なる羽音(ふぁんたじっく ふぇざー)戦を行います」 否と解説者の言葉を心の中で否定する、今日限りではなくKOFで最大の激戦にしてみせると。 「いざ尋常にっ!!」 「勝負っ!!」 ホラーの放つ定型文の叫びを聞き、同じく定型文で返しながら両足に力を込めて、 全力跳躍、両翼は姿勢制御にまわして開始直後の油断を狙う。 対するホラーは直立不動……否、小規模の爆発と共に漆黒のステッキを取り出した。 すれ違いざまに蹴爪にて肩に打撃を与え、反撃のステッキを僅かに翼を傾けて回避。 浅い……それに危険だった、ホラーが狙ったのは風切り羽……当たれば、 速度の利点が消されるとろであった。 「流石」 「どうもこちらこそであるな、以前よりずいぶん早く……」 今の一合で確認、体格と威力、それに耐久力に加え打撃の正確さも相手が上、 鶏としては長躯の自身を越える体躯と、3倍は楽に越える体重の差、正面突破は愚策。 ならば……狙うのは、速度と呼吸法により余裕のあるスタミナを用いての一撃離脱戦法。 すなわち字(りんぐねーむ)となりし、華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー) 「参る」 「いやはや、たかだか12年でこうまで変わるとは、年は取りたく無いものであるな、 我々は永遠の255歳故に関係無いであるが」 傾く陽光を浴びながら、蹴爪、蹴爪、右翼、左翼……そして、嘴による噛み付き、 跳躍と全身を用いての、変幻自在の高速飛翔打撃っ!! しかし、揺るがずそこにある不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー) 口惜しい、幾度攻撃を加えても、変わったと口では言う、 そのよく滑る口を……止める事すら出来ぬのかっ?! 防御の隙間を縫って、肩に幾度目かの一撃を与えて……?! 「うむ、もう気がついたであるか、以前は暗くなっても気が付かなかった、 うっかりさんであるに、これは早く愛の巣に戻れという啓示であるか?」 「治癒術かっ!!」 根本的な思い違いをしていた、投射型魔法を使用せず、 障壁さえ張らない戦術(ふぁいとすたいる)から短杖を魔法強化しての剣士型。 大型ネコの耐久力で耐え、体格に物を言わせた火力と、ネコの豊富な魔力を利用し、 仮初の魔剣と化した杖の威力による一撃必殺タイプ(きんきょり ぱわーがた) と思っていたが……真実は技巧特殊タイプ(てくにかる ぷろびでんす) 本来なら魔法使いは痛みに弱く、戦闘中の自身への治癒行為は困難。 痛みに耐えてこの短時間に治癒しているとすると、255歳と言うのも真実だと思われる。 一旦距離を取ると、強敵(とも)達との舞踏(たたかい)より対策を導く。 「どうしたのであるか? 来ないならこちらから行くのである」 考える時間は僅か、複雑に考えても鳥頭により忘れる、ならば単純に、方法はただ一つ。 ……痛みに耐えられないほどの損傷か、頭部への打撃により意識を刈り取るのみっ!! 「参るっ!」 先生のターンその五 いや、困ったものである、動きは速いし勘は鋭くなっているし、魔力はかなり使うし、 油断はしてくれないし、散々である。 ああ男子12年見づば活目して見よっ! であるか?! ――軽度裂傷部分の治癒完了、毛皮の治癒には、要:時間 ――中度裂傷部分17箇所は軽度裂傷に軽減、再治癒には、要:時間 ――かなり いたいのである。 「どうしたのであるか? 来ないならこちらから行くのである」 むしろ、いっておかないと、危険そうなのである。 「参るっ!」 フェザーが言った時には目の前に来ていた、蹴爪を上体をそらして軽症で済ませると、 ステッキで迎撃……直線でしか無かったフェザーの跳躍が、ここにきて急角度で旋回する。 足元に感じる違和感……純白の蛇がそとこにいた、いやこれは尾羽であると?! 再開した時から腰に巻いていた、長尾鳥特有のそれが、 まるで中に骨でもあるように、しっかりと足首に絡まっていた。 トリは天に昇り、ネコは地に倒れる。 きつく絡まっていた尾羽は一瞬で解け、フェザーは上空へ、我々は転倒状態。 まずいのである、ああ、このままでは大草原の鷲と哀れな野兎?! ――該当条件を推測、布操術に類似 ――飛翔原理確認、純跳躍……非常識、最終予想速度予測困難 武舞台より撤退推奨 ――ヤるべきときにはヤるである 嫌な予感がするのでステッキに魔力を込める。 愛のために此処は引くわけには逝かないのである。 飛行機雲、上空にフェザーの鶏冠を見たと思った時には…… 幕間あるいは解説者のターン 「あーっと、美しき白蛇と呼ばれる尾技が防戦一方だった、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)をさらに追い詰めるっ!」 会場に起きる突風、それが飛べないはずの鶏が空を舞った証。 武舞台から消えた華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)を探す観客たち。 「跳躍を越えた、まさに飛翔っ!」 そして、見るが良い、聞くが良い、鶏にしてそれを越えたトリの羽音(ふぇざー) 大空の覇者であるその飛翔はまさに華麗(ふぁんたじっく) 「今、12年前の雪辱を晴らすべくっ! 全てを賭けての急降下っ!」 ドムッ! 武舞台の中央、不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)がいた位置に、 閃光、砂煙、そして、暴風が吹き荒れる。 会場の中で何が起きたか理解出来たものは僅か、姿を認識出来たものに到っては数人。 次の解説者の言葉で、他の者たちはようやく事態を理解する。 「華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)の振り下ろす覇者の剣っ!」 「伝家の宝刀っ! これぞ展空の弦技(てんくうのつるぎ)っ!!」 フェザーのターンその四 天空を翔ける。 鍛え上げた脚力と、姿勢制御のための両翼、それを用いて天空に翔け上がる。 空を飛べぬ理(ことわり)に反逆する代償に、刻一刻と体力を失い……それすら心地よい。 愚かっ! 戦いの中でそれを忘れる自身を叱咤すると、天空の極みに到る。 眼下に広がるは青い海、僅かに……故郷で見る笹の葉の如き其れ。 横に3枚連ねた其れの如き、蒐集王の船(これくたーしっぷ) 両翼を閉じると、弓を絞るかのように力を込め……解き放っ!! 「参るっ!!」 大地へと加速を始める自身を両翼を用いて加速、さらに削れる体力を無視し、 ただ強敵(とも)を見据える。 先程まで考えていた空を舞う喜びも過去の恐怖も忘れ、ただこの時ばかりは、 忘却を是とする鳥頭に感謝する、覚悟は胸に刻めば良い。 全力を込めた最後の羽ばたきに、体に走る衝撃と共に周囲から音が消える。 僅かな間に眼前に迫る強敵(とも)と交錯する視線……これがっ! 12年前の答えだっ!! 翼の先より飛行機雲の跡を残し、大地を目指す鶏と、 大地に背を預け、障壁によって抗する猫。 永く、そして一瞬の交錯の後に視覚化出来るほどの障壁を貫き、 されど、両の手に掲げられた漆黒の短杖に阻まれる。 それすらも貫き肉を抉ろうとする蹴爪は、ぴしりと、貫き……光が溢れた…… 跳ね飛ばされ、煙と暴風を両翼を用いてこらえながら、 鶏(にわとり)にあって魔法の素質の無い自身にさえ感じる魔力に、原因を悟る。 魔力の暴走(おーばーろーど)だ、術の触媒たる杖に限界以上の魔力を込め、 それを貫いてしまったがための爆発、上手いと思い、 しかし、杖を奪い治癒を阻害できるなら上々と……そこに慢心があった。 翼ごしにも判る気配、跳ぼうとするも、爆発による軽度の火傷が動きを阻害し、 鋭い痛みが二度、距離を取り、そして視界に飛び込む舞い散った羽毛……やられたっ! 爪による攻撃は正確に両翼の風切り羽を、切り落としていた……天空より追い落とされた?! 「ぐっ!!」 その衝撃に呆然とする心を叱咤したのは皮肉にもホラーの攻撃、 正面からの岩の如き体当たりに跳ね飛ばされ、武舞台の端にて止まる。 そして、思う……飛べないトリは鶏(ちきん)なのであろうか?……と。 「否っ!」 否定する、天空より追い落とされても、地を走るしかなくても、 この身は華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)KOFに生きる一羽の鶏(にわとり) 答えは出た、強敵(とも)に向かって地を翔けるのみっ!! 対する不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)は不動、爆発で負ったと思われる火傷と、 無理に動かしたために力無く垂れ下がる両腕が、決して不死(りたーにんぐ)などでは無いと、 証明する、そして、心に恐怖(ほらー)も最早無い……視線が交錯し…… 「参るっ!!」 普段の饒舌な喋りも無く、ただ不動である強敵(とも)に己の全てを叩き込むのみっ! 蹴爪、蹴爪、右翼、左翼、尻尾……そして、首筋に嘴による噛み付きを叩き付けると、 不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)の上体が崩れ……否?! ホラーの口がネコ特有の、耳まで裂けた笑みを浮かべると……ただ力任せに、 己が頭を叩き付けてきた。 意識が朦朧とする中、二度鈍い音が鳴り、痛みより何故か笑いが押し寄せ、 強敵(とも)に己が頭を叩き付ける、ああ、愚か……けれど悪くは無い。 幕間あるいは終了放送 本日はKOFにおいでくださり、まことに有難う御座いました。 本船は2時間後に寄港予定となっております。 その間、武舞台ではヤギの方々による演奏会を開催しており、 舞台脇の白の建物では、占い等を行っております。 第四から第八甲板では立食パーティが行われ、 各国から招いた自慢のコックが腕を振るっております。 なお、出港予定時刻は翌朝10時となっておりそれまでは、 船内の施設をご自由にお使い下さい。 なお、本船での出来事は他言無用、記録媒体も会報のみで行う事を、 再度確認させていただきます。 この船はただの競売船であり、武舞台で行われたのは、 競い合う舞踏(おどり)であります。 なお、係員が確認を求めてきた場合には、お手数ですが指示に従うようお願いいたします。 その際にお渡ししている、四天王サイン予約券は本日のみ有効となっております。 なにとぞ、お早目のお引き換えをお願いいたします。 では、再会を祈りつつ、此れで最後の放送とさせていただきます。 良き舞踏(たたかい)の巡りがありますように。 先生のエピローグ ――安全地帯への帰還を確認 ――記憶の封印及び、攻撃衝動の封印 ――封印記憶を記録に移行 ――再起動 ――りたーん とう まいほーむ である うむ、気が付いたら我が家であった。 背中にずっしり感じる重さは、間違い無く九十九式変換機の重量感。 無意識でも愛を貫く当たり、流石は我々であるな。 そう納得しながら、扉をあけようとしたら弟子が迎えいれてくれた。 「先生おかえりなさい」 「うむ、ただいまである」 言い馴れない言葉を返すと、家から美味しそうな夕食の香り……ふと言葉が出る。 「ヤらニャいか?」 「お断りします!」 なあ、弟子よ、そう言いながら抱きついてくるのは、判断に困ると我々思うのだが?! 何処にいってたんですかと、呟く弟子の声を聞きながら、 そう言えば、何も言わずに出て行ったのであるなと思い出す。 「うむ、戦利品である、ノウトパソコンめに嫉妬しつつも手に入れたのである」 背中の九十九式変換機を見せながら、細大漏らさず機能説明していたところ、 どちらかと言うと泣きそうであった弟子が急に笑い始めたのである。 笑顔を取り戻すのが目的であったのであるが、気妙な物を見る様に笑われるのは、 不本意である、特に、酒樽を背負ったトトロと言うのは、 意味不明ながら、肖像権の侵害なのであり……まあ、 弟子が元気になったので、良しとしておくのである。 後日、正確にはノートパソコンと発音すると知った、 うむ、弟子に笑われぬように、発音には気をつけねばであるな。 フェザーのボーナストラック 頭部に柔らかな感覚、そして良き香りを感じて目覚める。 ……彼女がいた、そして、膝枕をしている、だれに? そう、素数を数える、一、二、三、一、二、三……鳥頭ゆえに続きを忘れた。 「おはようございます」 「ああ、おはよう」 話をして落ち着く、お互いに素っ気無い会話をする仲であるはずだ、 彼女がこのような事をした事など……心が告げる、そう、過去に励まされていたな。 「そうか……不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が勝ったのだな?」 「はい」 そうでなければ、この様な事はすまいと思いながら尋ねると、予期できた答えが返ってくる。 「そうか世話になった」 「……待ってください」 立ち上がろうとしたら上半身を抑えられて引き止められる、その、非常に言いにくいのだが、 体ごと止められると……胸が顔に当たってしまうのだが?! 「当ててるんです……いえ、治癒が終わってません」 「いや、何処にも異常は無いようなのだが?」 聞こえなかった事にしないと、大変な事をしてしまいそうなので、体調を確認するが、 あれほどの戦いであったのに、体に残る疲労感位で外傷は確認出来無い。 「いえ……此処が苦しそうです」 受付嬢のターン 最後の戦いは凄惨なものでした、技術も速度も無く、ただ殿方達の意地の張り合い。 お互いに一撃に耐え、そして返す単純なもの。 けれど、目が離せなく、何故あんなに楽しそうにしているだろうと思い。 嫉妬で胸の奥が痛くなってしまいます。 そんな醜い思を込めながら、ただ、フェザーが無事に戻ってきてくれる事を祈り。 その願いは叶いました。 夕日の中に立っていたのは一匹のネコ。 敗者に向けて花を投げる姿に、憎しみと感謝を感じます。 私の願いはフェザーの敗北と言う形で叶い、私の処に返って来てくれました。 治癒をするからと部屋から他の者を下がらせました。 ……あのネコが投げた花の匂いがいます、不快です。 ですがあの花は、殺菌と炎症止めの簡易治癒魔法だと思い。 フェザーの為にした事だと思って、我慢します。 うん、私も匂いをつければ良いんです。 気を取り直して、ベットで血まみれになったフェザーの傷に舌を這わせます。 指を切った時に舐めるくらいですから、手で治癒魔法をかけるより良いはずです。 ただ……それだけなんです。 「んっ! こんなになって……心配、んっ! したんですからねっ!」 意識の無いフェザーに舌を這わせて、一人で息を荒げてる変態のメスネコだと、 ちゃんと手で治癒しようと、理性がさけんでいるんです、でもとめられない。 「にゃっ、ダメっ! こんなの変なのっ!」 肩に舌を這わせていた時に、抱えるように抱いた翼の先が、私の敏感な部分を擦って、 舌を這わせるたびに、擦れてしまって止められません、 こんなのを見られたら嫌われるって思っても、気持ち良いのが止まらないんですっ! 息を荒げながら、今度は胸板に舌を這わせると、肋骨が折れてるのがわかりました、 多分、あのネコが体当たりした時の怪我だと思います、あんなネコしんじゃえば良いのに…… 我に返って、抱きつくように手をまわし……回しかけて、自身の服を脱いで、 改めて抱きつきます、直接触ったほうが良いに決まってます、それだけです。 「無茶して、そんなに私に、んっ! 心配させたいんですか?」 返って来ない事が分かってる問い掛けをしながら、抱きついて治癒魔法をかける。 フェザーさんは傷の治りが早いから、もう骨折がひび位に変わっていた。 Hな気分のほうが、魔法は上手くいくから、それだけで、変な事なんで無いですから。 「んっ! すごいっ! 逞しい……これ、ほしいっ!」 変な意味なんかじゃ無いんです、過負荷で炎症を起してる太ももを、 マッサージしてるだけなんです、上に乗っちゃって、重いかなって心配だけど、 擦れて、下の方が羽毛でっ! 擦れて、ぴちゃっ! ぴちゃっ! て、音がするのっ! 目の前が真っ白になって、ようやく息が収まりました、身を起こした時に、 フェザーの羽毛と私の間に糸が垂れるのを見て、恥ずかしさに顔が赤くなってしまいます。 あらかじめ用意して置いた布と湯を使って、彼の体を清め、 新しい服に替えてさしあげて……医療行為としてです、それ以上は無いです。 自身の体も清め、服も着替えます、淫らな女とは思われたくありません、 そう言った対象にみられているとも思いません、ただの受け付けか、良くても姉です。 シーツを取り替えたベットに寝かせると、枕が無いのに気がつきました。 そうです、怪我人に枕が無いのはダメなので、仕方がありません。 靴を脱ぐとベットの上に座り、フェザーの頭を膝の上に置きます、これで良いです。 「ほんと……なんで好きになっんでしょう?」 あんな戦いの後だと言うのに、フェザーの顔は満足そうです。 それが分かるくらいには付き合いだって長いんです、はじめはヒヨコだったのに…… フェザーに最初に会ったのが24年前、ネコにとってし大して昔でも無い時間。 でも、ニワトリならヒヨコから男に変わるには十分に長い時間。 「私に絡んでいる男共を、黄色い塊が蹴散らした時には、こうなのとは予測できなかったです」 馬鹿で高慢で自信過剰で、でも真っ直ぐだったフェザーは、 目が放せなくて世話を焼いたものです……私なりにですけど。 出会うのは四年に一度、話すのは単語ばかり、戦い方は単純と、 良いとこ無しを好きになったのは、12年前のあの時。 フェザーが不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)に潰されそうになった時に、 慰めてた私を頼って来た時に少し、うん、ほんのすこしだけ好きになった。 「うん、あれは気の迷いですんだ……そのはずなんです」 うん、あの後ヒヨコからトリに変わったり、試合の後にかならず会いに来る様になったり、 ふと視線が合った時に笑いかけて来きたりしなければ、それに……うう、心当たりが多すぎです。 「すきになったら……しかたないんです」 寝てるフェザーに囁くように告白すると、体のおくがまた熱くなってきて、 ネコは淫乱といわれてるのを思い出す。 10年前なら否定出来たこの言葉も、頭に「好きな相手には」と付くと全く否定できなくなった。 こんな寝込みを襲う事しか出来ないのは、振られたら私は壊れてしまうから、うん、たべちゃうかも。 そんな事を考えている時に、急にフェザーが目をさましたので、 思わずいつもの仮面をつける、平常心、平常心。 「おはようございます」 「ああ、おはよう」 心臓の音がうるさい、腰の奥が熱い、膝枕はダメだったかも、 濡れてるのに気がつかれたらと思うと、息があらくなるです。 「そうか……不死と恐怖(りたーにんぐ ほらー)が勝ったのだな?」 「はい」 私がこんなに乱れているのに、フェザーは何事もなさそうにしていて、 起きた時の慌ててる姿が残念におもって、見たくて止まらないです。 「そうか世話になった」 「……待ってください」 立ち上がろうとするフェザーを押し止める、押しのけられないように体ごと、 私の胸をよく見てる事……知ってたんです。 「当ててるんです……いえ、治癒が終わってません」 「いや、何処にも異常は無いようなのだが?」 失敗したかも、我慢出来ない、こんな良い匂いがするようになって、 子供だとおもったのに、大人になって、逞しくなって……視線の先に、 窮屈そうな膨らみをみたら、嬉しくなったです。 「いえ……此処が苦しそうです」 先程着せたばかりのズボンをずらすと、びくっ! て、 凄い勢いで、アレが飛び出してきました。 う、こ、これは想定外です、こんなのって本当に入るのでしょうか? そして、視線にさらされる度にびくっ! って、痙攣するアレに、 恐る恐る手をのばします、うう、先程までは、もっと小さくて、 しわしわだったはずなのですが。 「病室からは、治療してからでないと出れませんよ」 声だけは冷静に、アレを恐る恐る擦るのですが、無理な姿勢で手を伸ばしているので、 胸がフェザーの顔に当たって、潰れてしまいます、鼓動が早くなるのを感じながら、 フェザーさんが息が出来るかなと、心配になって覗き込んだら、我慢してるのを見て、 私が我慢出来なくなりました、手でアレを激しく擦って、 胸を顔に押し付けて、自分も気持ち良くなって、いえ、 自分が気持ち良くなりたいから、そんなことしたんです。 「我慢しなくて良いです、治療ですから」 「治癒なら不要だ」 フェザーに否定された私の顔は真っ青になってたと思います。 あんなに熱くなっていた体から熱も引きました。 どうして良いか分からず固まって……滑稽です。 ずっと年下の言葉に、翻弄されています。 「お前に言うべき事がある」 「なんですか?」 そう答えながら、頭の中が沸騰してます、押し倒すか、逃げるか、 手に入らならころしちゃおっか、しんだら、アレからびゅくっ! て出るらしいから、 いまから入れちゃって、うん、初めてだから痛いと思うけど、 しんじゃうのはもっと痛いからしかたないよね。 「強敵(とも)から学んだ教訓だ、愛は言葉にしないと伝わらないらしい ……お前が好きだ」 「本気ですか?」 うん、うそならアレを入れちゃおう、小さくならなかったら本気だよね、 嫌ったりしないよね、こんな私、好きで良いんですか? 「否というなら仕方が無い、だだ言葉にしておきたかった」 「嫌じゃないです……でも」 私の返事で誤解したフェザーの声は本気だった、だけど心変りが怖くて念を押す。 「その言葉忘れないでください」 「否、鳥頭故に確約は出来ない」 うん、たべよう、まるごと全部たべたら、ふぇざーさんのあかちゃん出来ないかな? まず、しぼって、ぜんぶ出してもらって、ダメならぜんぶたべましょう。 「ただ、心に刻んだ、お前が好きだ、お前を守りたい、 言葉は忘れても、この思いは絶対消さない」 ……フェザーは酷いです……淫らな私を知られない為に、心に仮面をつけていたのに、 こんなに嬉しい言葉で、仮面なんて砕けて、狂った心が……愛に狂ったです、すき。 「フェザー、嘘だったらたべちゃいますからね、 絞ってカラカラにして、骨まで残さずたべちゃうです」 そういって、膝枕していたフェザーさんの頭をベットに横たえると、 一旦立ち上がって、太ももの上に腰を下ろす……その、直接入れるのは、 怖かったから……フェザーを殺そうとしてたのに、浅ましい。 「本当だったら、私を使って気持ち良くなってください、治癒なんかじゃなくて、 奥が熱くて、フェザーのが欲しいんです」 無口を装うのもやめて、スカートが邪魔なので、尻尾で捲って、 下着は濡れて張り付いていたのを横にずらして、フェサーのアレに、 私の割れ目を当てる、それだけで準備の整のっていたそこは、刺激を与えてくるんです。 「いれて、ください」 「否」 ひっくりかえされたです?! あとは腰を付き上げてもらって、 奥にまで入れてもらうだけだったのに、今は、後から抱き寄せる体位になって、 翼で私の割れ目が愛撫されだした、フェザーに壊されちゃうかも。 「にゃぅ! どうして、なんでですの?」 何故こんなに優しいかは分からないけど、どうやって引っ繰り返したかはわかりました。 今も私の体に絡んでいる尻尾です、私達ネコとは違って、 骨は無い筈なのにしっかりと絡まって、 そして、微妙にうねりながら肌を愛撫してくるそれに、翻弄されながら、 美しき白蛇と、フェザーが言われていたのを思い出したです。 「愛を囁く言葉を知らん、故に態度で示す」 ダメです、反則です、そんな事言われると、溶けちゃうからっ! 私なんていいのにっ! フェザーが気持ち良くなってくれれば良いのっ! いいのっ! 「にゃっ! ダメそこっ! こすっちゃ! ダメっ! 良すぎてっ! ダメにゃっ! ふにぁーーーーーっっっ!!」 尻尾で拘束されての愛撫、それも先程自慰で擦り付けてしまった翼による愛撫で、 元々燻っていた官能の火が付くのは早く、目の前が真っ白になってしまったです。 「ふにゃ?」 「我慢出来なくなった、苦痛が紛れる、噛め」 えっと、正気を取り戻すと、私がベットに仰向けです。 そして、フェザーがの上に乗っていて、割れ目の処にアレが、 ちょっと入るか不安なのですけど、押し付けられていて、 そして、口元には手羽先、痛くするけど、これを噛んで我慢しろって事ですか? 気を失ってる間に奪ってくれても良かったのに、フェザーの不器用な優しさが嬉しくて、 手羽先をこりって噛むと、私はこくりと頷いたんです。 「んっ! んっーーーっっっっ!!」 体の奥まで熱いのが貫いて、一番奥で止まって、充足感と満足感を感じて、 ……何で痛くありませんの? 殿方のお相手は初めてで、 その、幼馴染を7番アイアンで美味しく頂いたことはありましても、 自ら慰めた事は無いですのに……そこで彼女の言葉を思い出す。 激しい運動をしていると破ける事が有るんですよ……心当たりが多すぎます。 この時ばかりは、希少道具狩り(れあいてむ はんと)に人生を賭けていた、 潤いの無い半生を本気で恨み……混乱している私の奥を、 フェザーが再び突いて、引き抜いて、擦ってくれたのです。 「んっ! 殿方のお相手は初めて……んっ! なんですの」 「ひぅっ! 嘘だと……っ、お思いです、んっ! よね?」 「否」 フェザーが突き付けてくれる甘い衝撃に耐えながら、手羽先から口を離して、 必死に言い訳しようとする私を抱き起こして、フェザーは否定の言葉と共に、 両翼で私を包むことで答えてくれたです。 「にゃっ! 深いっ! 深いんですのっ!」 私の重みがフェザーのアレを奥に押し込んで、ぐりっ! って、なって、 胸にすがり付いて泣いていましたら、ふいに動きを止めてくださいました。 「だ、大丈夫なのです、その……もっと、動いて良いの……です」 「否」 フェザーは私の言葉を拒絶すると、その、つらいと思いますのに、 そのまま動かないでいてくれましたので、呼吸が落ち着いて、 ようやくフェザーと一つになれんだなと、そう思ったら胸に電気が走りました。 「にゃっ!? し、尻尾ですの? ひゃう! そこっ! 胸縛っちゃだめっ! ダメですのっ!」 いつの間にか、フェザーの長い尻尾が私の胸を縛っておりました、 密かに自慢にしておりましそれが、縛られてハムのようになってると自覚した時、 顔が赤くなると共に、耳と尻尾がびくりっ! て、震えてしまいました、 ダメです、淫らなのが、わかってしまうです、胸……敏感なんですっ! 「だめにゃのっ! 胸っ! 弱いのっ! 我慢……みだらって、嫌われちゃうですのっ!」 「否」 縛られてるって、フェザーのものになってるって思ったら、我慢が出来なくなって、 必死で抑えていたら、否定の言葉にフェザーの目を見る、うん、我慢しなくていいんだ。 否としか言ってくれなくて、わたしのこと、ぜんぶ、ひていしてくれて、うれしくて。 「ずんっ! ってくるのっ! 背中、羽根が擦れてっ! いいっ! いいのっ!!」 がまんしなくてよくなって、こしをずんっ! って、ゆらされて、きもちよくて、とけちゃった。 「硬くてっ! ごりっ! って、はじめてなのっ! それなのにっ!!」 「いまっ! びくってなったのっ! 出すの? 出すですの?!」 「奥にとくって! とくとくって! あったかいですの……」 「ひゃう! だめっ! まだおなかっ! とくって! したはがりだからっ!」 「むねっ! 絞られてっ! びんかんなのっ! なめちゃダメだからっ!!」 「ダメですのっ! おりれなくっ! おりれなくなっちゃうですのっーーーっ!!」 フェザーのエピローグ 胸部に柔らかな感覚、そして良き香りを感じて目覚める。 ……彼女がいた、そして、抱き寄せている、だれに? そう、素数を数える、一、二、三、一、二、三……鳥頭ゆえに続きを忘れた。 ただ、充たされた思い……悪くは無い、彼女と共に居たい、その思いを胸に刻む。 この思いを鳴声に乗せて朝日へと向ける、彼女が起きたようだ。 「すまぬ、起こしたか?」 「いえ」 そう言って彼女は抱きつくと、充たされる心と……押し付けられる胸。 素数を数え平静を保とうとし……心がそれを否定する、幸福を偽る必要無しと。 彼女と共に居るだけで、全身に満ちるは何者にも負けぬ力。 慢心……されど事実にすれば良し。 そう、ただ彼女と共にいるために。 「ずっと……いっしょにいて良いですか?」 「承知」 思いは共に在ると、そう言葉に乗せて答えると、彼女を抱き寄せた。 終 劇 付録 あるてぃめっと ふぁいたー ただ、心に刻んだ、お前が好きだ、お前を守りたい、言葉は忘れても、この思いは絶対消さない ――ある舞踏家(ふぁいたー)の言葉 オープニングとこれまでのあらすじ あの後に順序は逆になったが、文通から始めることと成った二人。 フェザーは次のKOFに向けて修行の日々、彼女は蒐集王のお手伝い。 そしてたまの休日に二人で会うと言う、ほのぼのながらも幸せな生活を送っていた。 男としての成長が、戦士としての成長を助けてたのか? それとも、守るべき女性を見つけた事が切っ掛けとなったのか? さらに舞踏家(ふぁいたー)の技に磨きをかけるフェザー KOFを間近に控えた休日のある日。 ついに背中に、彼女を乗せて飛ぶ事が出来た日に悲劇がおきる。 別れを惜しむ二人に、突如謎の影が襲い掛かる。 長期の飛翔により体力を消耗していたフェザーは、彼女を守りきる事が出来ず。 彼女を連れ去られたフェザーに残されたものは、取り戻すための最後の鍵。 蒐集王の船(これくたーしっぷ)で待つと、そう書かれた一枚のカードのみ。 連れ去ったのは蒐集王(これくたーきんぐ)の手のものなのか? 一体なんのために? 疑問は尽きないものの、鳥頭ゆえに忘れ。 胸に刻んだ彼女を守ると言う誓いを果たすべく、旅立つのであった。 エピローグ 「不本意ですが……お嬢様の事、お任せしました」 「承知」 地のアズライールとの戦い、精度の低い地の魔法の欠点を無くした、 黒金の城(ろっく あーまー)は強靭無比の強敵であったが、 飛翔能力を手に入れたフェザーは、相手の空を飛べないと言う弱点を突き勝利する。 そして、アズライールの口から話される衝撃の事実。 なんと救うべき彼女は蒐集王女(これくたーぷりんせす)だったのであるっ!! トリとネコの恋など悲恋で終わる、お嬢様を悲しませる事は許せないと、 残った魔力で巨大な戦槌を作り出すアズライールに、ただ、己の翼で答えるフェザー 黒金の戦槌(ろっく はんまー)を砕き、気力を使い果たしたアズライールに告げる。 悲恋になどさせない、守ってみせると。 フェザーを睨みつけ、信頼させたいなら守り切ってみせろっ! と言い放ち、 蒐集門(これくたーげーと)を開けるアズライール……しかしっ!! 「勝手に開いてしまうなんて、アズくんいけませんねぇ」 「そうにゃふ、仕事が増えるにゃふ」 「まったく、せっかく美味しいお酒を飲んでたのに」 立ちふさがる残りの四天王、風のジブリール、火のジバクエル、水のエビチュエル。 3対1での戦いで劣勢に陥り、蒐集門(これくたーげーと)に入る事すら出来ないフェザー。 「まったく、まったく情けないのであるな、此処は我々に任せて、 ちゃっちゃと先に行って助けてくるのである」 「先生、私ではちょっと無理だと思います」 謎のネコとヒトの助力者。 「お嬢様を任せるって僕は言ったんだっ! 早く先にいけよっ!」 「渡しておいた魔洸ドリンクがようやく利いたであるな、ところでヤらニャいかね?」 「僕はお嬢様一筋ですっ!!」 「百合は百合で……感想に困ります」 戦場で生まれる強敵(とも) 蒐集門(これくたーげーと)を抜けたそこで待つのは、 謎の石柱に拘束された愛しき彼女……否、蒐集王女(これくたーぷりんせす) そして、解説のネコ……否、そもそも不自然であったのだ。 強敵達との戦いにおいて、何故自分すら見切れない攻撃をこのネコは解説出来たのか? まるで次の動きが判るように、動作の前に観客に伝える事が出来たのかと。 「ようこそ華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)私こそが蒐集王」 「……いや、かっての名で名乗ろう最良の時(まっくす たいむ)と」 「わが娘が欲しいのならば、KOFの流儀に従い、勝者となって権利を得よっ!!」 4年の歳月で磨き上げられた技術、それは前回のKOFの時より、 確実に上回っている……はずであった。 しかし、攻撃はすべて最良の時(まっくす たいむ)にかわされ、 逆に避けきれない攻撃に膝をつく。 「もしも……私が少しだけ、先の時を知る事が出来るとしたら……どうするかね?」 絶望に染まる心、しかし、彼女を見た瞬間に……鳥頭ゆえに全てを忘れた。 胸に刻まれた誓いのために、彼女と共にいるため。 華麗なる羽音(ふあんたじっく ふぇざー)は天空を翔けた。 「ばかなっ!! 避けられない攻撃だと?!」 「御父上殿、お嬢さんを貰い受けるっ!!」 かくて盛大な告白劇の幕は下り、今でもトリとネコが幸せに暮らしているそうです。 あるてぃめっと ふぁいたー 終幕 ――KOF広報部絶賛未配送中
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泣かないで、泣かないで、笑って! 第2話 照りつける暖かい日差しと、それに反したひんやりとした冷たい風。 夏季に入り、連日猛暑が続いているのだが妙に涼しい。 時折吹き抜ける風が周囲の気温を下げているのか、あるいは丘の下に広がる透き通った湖が熱を気化しているのか、おそらくはその両方であろう。 小高い丘には草原とゴツゴツした岩と所々に生えた針葉木しかない。 そんな自然の芸術で形成された風景に、につかわしくない人物が紛れ込んでいた。 「ふぐぅ…」 男が仰向けに倒れている。 赤いタンクトップに黒いジーンズ、黒く長い髪は適当にはねており、前髪だけ癖になっているのか目元で分かれている。 筋肉質では無いが、身体は引き締まっていて、顔立ちは悪くは無いが、特別良いと言えるほどでもなくこれといった特徴が無いのが特徴であった。 男の周囲には投げ出されたままの状態のギターケースが転がっている。 いつからそこにいたのか、男自身にもわからない。 男は太陽の眩しさから目をそらすように体を横に転がした。 「……」 冷えた風が吹き抜ける。 無意識に身体を丸め、男は体温を保持しようとする。 しかし二度三度と襲い来る寒波に、男は耐え切れず、薄く目を開いた。 最初に男の目に入ったのは一面の若草の緑。 続いて、ヒノキだかスギだかよくわからないところどころに生えた針葉樹とこぶし大から男の背丈ほどもある岩。 立ち上がってみると、高台になっていたらしくそれほど離れていないところに針葉樹の森と、反対側の丘下に大きな湖があった。 「……ふぁ」 未だに寝ぼけているのか、男は現実感の無い風景をあっさりとうけとめた。 そよそよと頬を撫でてくる風が気持ちいい。 男のまどろんだ脳が冴え始めてくる。 それと同時に生じてくる違和感。 なぜここにいるのか、と男の頭に浮かび、家に帰った事も覚えてない、と男は考え、むしろ帰ってたっけ、と男に疑問が生じ、これは夢だなと男は結論付けた。 思考は一瞬。 そして男は両足を投げ出して地面にへたりこんだ。 「……んなわけねーじゃん」 太陽は変わらず眩しかった。 どーしよっかなーっとふざけた様に呟き、およそ真剣に見えない顔で白痴の様に呆けていた男は、ふと気づく。 「っ、携帯!」 男は慌ててジーンズのポケットに手を突っ込んだ。 心情では相当焦っていたのかその行動は素早い。 労せず触れる硬質の感触。 ジーンズから携帯電話を引っこ抜き、液晶画面を確認する。 暫く携帯を凝視していた男は視線を外し、仰向けになり空を見上げた。 「……お約束だよな」 携帯の電波は圏外を示していた。 携帯を仕舞い、男はふて腐れた。 「どこなんだろ、ここ……」 寝そべりながら呟く。 頬に触れる若草がこそばゆかった。 どれ程の時間が経ったのかわからない。 男は体を起こした。 景色は相変わらず森と山と湖。 携帯電話の画面で時間を確認すると、先ほど確認した時間から二時間ほど経過していた。 こんな見ず知らずの安全っと決まったわけでもない場所で無駄に時間を使ってしまった自分の神経の図太さに、男は頭を抱えた。 ひとしきり己の馬鹿さ加減についての後悔を終えた男は、投げ出されていたギターケースを手に取る。 おもむろにケースを開き、アコースティックギターを取り出す。 「げっ……弦が切れてやがる」 五弦目の弦が千切れ飛んでおり、羊司は相棒の無残な様子に軽く凹んだ。 ギターケースにしまっていた替えの弦やピン抜き、ニッパーなどを取り出し弦交換に移る。 何度も弦を交換してきたのか、その手順は鮮やかである。 程なくしてギターが元通りになる。 「調律は、と……」 何度か弦を弾き、音がずれていないか確かめる。 チューナーが無いのが痛いが、高校時代から愛用していた楽器だ。 完璧とは言えなくてもある程度はわかる。 調整は終わり、何度となく練習した得意のフレーズを引いてみる。 慣らしていないので少し五弦が強いが、仕方が無い。 次第に気分が高揚し、抑え目に弾いていたギターを鳴らす音量も大きくなっていく。 明るい曲、悲しい曲、楽しい曲、寂しい曲。 手馴れた様子でギターを操り次々と曲を変え、男は気付かないうちに声を出し、歌いだした。 歌うことが好きだった男は高校一年の時からプロのミュージシャンを目指している。 親には大学に進学して就職しろと反対され、友人には無謀だやめておけと止められた。 周囲の人間の態度に嫌気が指した男は、卒業して家を飛び出した。 幸い高校時代に無駄遣いせずに貯めた貯金で安いアパートを借りることができ、男はバイトとギターの練習で日々をめまぐるしく過ごしている。 日々研磨し努力した賜物か、男の声は周囲によく響いた。 そして、その歌声に惹かれるものが一人。 灰色の外套姿で、フードを目深に被っている為、男か女か区別がつかない。 周囲の木と岩影に隠れながら少しずつ近づいてくるが、あまりにも隠れ方がお粗末過ぎる。 とはいえ、見ているとなかなか面白いので男は気づかない振りをしながらギターを弾いた。 男はそろそろいいかなと思い、楽器を鳴らす手を止める。 木陰から飛び出そうとしていた矢先、音楽を止められ、間抜けな姿で静止する。 その距離およそ10メートル。 外套を着た者と男の視線が重なる。 「あ、あぁ……」 少女特有の高い声。 男の心の中で前面の外套の中は年若い女の子と結論を下した。 「あの……」 黙っていても仕方ないと思い、声をかけようと一歩踏み出す。 その瞬間少女は脱兎のごとく逃げ出した。 「わっ、待ってくれ!」 ギターを置き、起伏にとんだ丘に足を取られながら、男は慌てて追いかける。 「っ! 来ないでっ!」 少女は振り返り、男が追いかけてくるのを見て涙声で叫んだ。 「来ないでっ、追いかけて来ないでっ!!」 「頼む、何もしないから逃げないでくれ!」 静止する声を無視し、少女は逃げる。 「なあっ、ここは何処なんだ!?日本だろ!?」 「違いますっ、来ないでっ!!」 少女の答えに納得できず、男はさらに声を荒げた。 「そんな訳ないだろっ! あれかっ!? 北朝鮮か!? 拉致かっ!?」 「知らない、知らないっ!」 必死で男も追いかけるが、一向に距離は縮まらない。 凹凸の激しい丘を、少女は全く速度を落とさずに駆け下りる。 自分より華奢で小柄な少女を、声を上げ追いかける自分の姿はどう見ても変質者だと思い、男は泣きたくなった。 少女はマントを大きくはためかせ、もう二度と振り返らずに走っていった。 「待ってくれよ……頼むから」 丘を抜け、鬱蒼と茂った森の中で、男は息も絶え絶えに呟いた。 既に、全力疾走ではない。 落ちていた長い木の枝を杖代わりに歩いていた。 気温は低めだが、先ほどの鬼ごっこのせいでかなりの汗を掻いている。 べたついたシャツを鬱陶しく感じながら、時折つま先で土を削る。 道しるべ、のつもりだ。 「なんで……歌聴くときは寄ってくんのに……話し掛けたときは、逃げんだよ……」 苦しげに男は言う。 それにしても、と男は思う。 全力で走っている自分は、別段運動部に所属していたわけでも、特別に体力に自信があるというわけでもない。 学生時代と違い、確かに運動不足はいなめない。軽い筋トレぐらいはしているが、それも軟弱に見せない為の見せ筋を維持する為だ。 しかし、いくらなんでも15、6の少女に、足の速さで負けるほど身体も鈍っちゃいないだろう。 しかし、追いつけなかった。 少女の姿はとうに見失った。 別段勝利に固執する性格でもないが、やはり年下の少女に走り負けると言うのは悔しく感じる。 それでも少女の姿を追い求めるのは、流石に少女も追いつけなかったとはいえ自分と同じ様に体力も落ちて歩いているだろうから、もしかしたら追いつけるかも、と考えたから。 また、走っていった方向に少女はいなくとも、街か何かがあったら誰か住んでいるだろう、とも思ったからだ 「待ってくれてもいいだろうよ、あそこまで怖がられたら流石に俺も傷ついたぞ…」 沸々と理不尽に逃げた少女に対する怒りが募ってくる。 「逃げるぐらいなら近づくなっての。 声かけただけじゃんよ」 男も自分の言葉が理不尽と言う事はわかっている。 しかし言わずにはいられない。 「自分だって変な外套を着て、おかしいだろ……それな――」 突然男は愚痴を止め、身体を木に隠し息を潜める。 慎重に首だけを伸ばし、目標を確認する。 そして心の中で歓声をあげた。 見つけた、さっきの少女だ。 少女はブナの様な木の傍で、両足の膝を地面につけ何かを熱心に覗き込んでいる。 左手には外套に半分隠れているが、円形のザルの様な物を持っている。 男は声を殺して、回り込みながら静かに少女に忍び寄る。 少女は気付いていないのか、暫く木の根元を観察していると、思い出したかのように右手で土を掻き分け始める。 興味をそそられたのか、男が身体を横にそらし少女の手元を見ると、毒々しいイボ付きの赤いきのこがそびえ立つ様に生えていた。 少女はそれを嬉しそうに籠に入れる。 男の顔が引きつる。 少なくとも、こんな毒々しいきのこは自分なら絶対に食べない。 頭が錯乱するか、腹筋がねじれるほど笑い転げるか、下手をすれば死んでしまう。 声をかけるか、否か。 声をかけなかった場合、殺人補助になるのだろうかと男は悩む。 流石に人道的に問題があるだろうと思い、男は少女の肩に手を伸ばす。 声をかけて、逃げられるのはもうこりごりだった。 しかし、肩に触れる前に少女の顔を見て、息を呑んだ。 男が驚くほど少女の顔は整っていた。 ふっくらとした唇、現役のアイドルも羨む様なすっと長い鼻立ち、見るもの全てを慈しむ様な穏和そうな目。折れてしまいそうな細い指を一生懸命動かし、土を掻き、キノコを引き抜く姿は、非常に微笑ましい。 ボロボロの外套に隠れてはいるが、時折除く髪は白髪と呼ぶにはおこがましいほどに美しく、ふわふわと波打っている。 「うわっ……超かわいい」 先ほどの少女に対しての批難する様な愚痴や危なそうなきのこの存在すら忘れ、男は知らず呟いていた。 「!?」 その瞬間、少女が小さな肩を竦ませ、男の方を向いた。その顔には明らかに恐怖の色に染まっている。 少女の震える指から籠が滑り落ちる。 底の浅い円状の籠から、男が見た事もない野草やまだら模様のきのこが零れ落ちた。 「あ、あぁ……」 迂闊だったとしか言いようが無い。 テントの方へ真っ直ぐ逃げてしまった。 男から完全に逃げ切ったと思い込んだ。 貴重な食料に気を取られ、男の接近を許してしまった。 少女は膝を地面につけた状態で外套を握り、身震いしながら自身の行動を悔やんだ。 少女が肩を震わせ、大きな目に涙を溢れさせる姿に、男は酷く動揺した。 「な、泣かないで! ちょっと道を知りたいだけなんだ! 教えてくれたらすぐに消えるからさ! 大声出して追いかけてごめん! 黙ってこっそり後ろから近づいてごめん! 謝るから泣かないで! あと、そのきのこは食べない方がいいと思うよ、うん!」 男は自分でも何を言ってるのかよくわからないが、ひたすら謝ってみる。 少女は何も答えない。 「本当にごめん! 怖いならもう少し離れるからさ、せめて逃げないで」 そう言って男は伸ばしたままになっていた腕を引っ込め、前を向きながら器用に後ずさった。 宥めて卑屈になって。 男はなぜこんなに必死になっているんだろうと思う。 ただ言えるのは、罪も無い女の子を泣かせるのはどうしてもごめんだった。 「本当に……何もしませんか?」 男の願いが通じたのか少女が顔をあげ、初めて自ら声を出した。 「しないしない、絶対に危害を加えないってば」 少女は男に対する警戒心が抜けていないのか、未だに顔を伏せている。 初めて会話への糸口が見つかった男は、必死で自身の無害さをアピールする。「ええと……さ、変な事を聞くようだけど、ここって日本だよね?」 男が少女の顔色を窺いながら、尋ねる。 脅かさないように、泣かせないように。 少女は幾分か迷いながら、答えた。 「……いえ、ここはフィルノーヴ。 ニホン、という国ではありません」 「いや、でも俺さっきまで日本に……っつーか東京にいたんだけど」 「はぁ……」 少女はよく意味を理解しきれていないのか、首を傾げ曖昧に相槌を打つ。 「こっちに来て目を覚まして、日付見ても一日やそこらしか経ってないから……あれ? 日本からブラジルまで24時間で行けたっけ?」 「よく、わかりません……あなたが何を言ってるのか……」 「まあ、どうみてもブラジルじゃなさそうだし、どうでもいいんだけど。 あー、つまり……ここってどこかな?」 「で、ですからフィルノーヴです」 「そんな国聞いたこと! ……いや、大声出してごめん。 泣き顔で怯えないで……」 「グスッ……本当です。 この土地はネーモアと自然に囲まれた大きな国です。 本当に……知らないんですか?」 男は頬を頭を掻きながら少女の言った単語を思い出そうとする。 フィルノーヴ、ネーモア、全く思い出せない単語に男は恥ずかしそうに質問した。 「あの……無知でごめん。 フィルノーヴ、とかネーモアってさ、本当に、何、かな?」 その言葉に今度は逆に少女が驚いた。 大きな目を見開いて、男の顔や服装、一挙一足を観察する。 少女の慌てた様子に、男は少女に呆れられていると勘違いし、自身の常識の無さを恥じた。 「えっ……まさか」 「ごめん、今度からちゃんと現代社会についても勉強するから……」 少女が被りを振る。 そして初めて申し訳なさそうに言った。 「あ、いえ……すみません。 ヒト……だったんですね」 少女の言葉に男は呆然とする。 そして次第に怒りも沸いてくる。 人だったのか、だと? どこからどう見たら人間ではないと思えるのだ。 人が下手に出ていればいい気になりやがって。 どうしてここまでコケにされないといけないのか。 馬鹿にするのもたいがいにしろ! そろそろ少しぐらい叱るべきなのかもしれない。 男は激憤に駆られた表情を隠そうともせずに少女を睨んだ。 男の憤怒の表情に気付いた少女は、恐怖の満ちた顔を涙で濡らした。 両手で胸元の外套を握り締め、まるで親に叱られる子供のようにきつく涙で溢れた目を閉じ、震えながら頭を垂れる。 その姿を見ると、男も怒る気力を無くしてしまう。 「はぁ……俺が悪かったから、そんなに怯えないでくれ。 あと、俺を人間扱いしてくれると嬉しい」 少女は上目づかいに男の表情を確認すると、首を小さく振った。 縦に、そして横に。 「……それで、フィル……なんたらとネルモアって?」 男にもう反論する気は無かった。 早く話しを済ませてしまおうとばかりに質問する。 「……フィルノーブは北寄りのオオカミやクマ、他にも多数の部族が多く住む土地で、森と山に囲まれた国です。 独自の集落の多いこの国は、その土地特有の果実や珍しいイキモノが数多く生息しています。 ネーモアはこの土地一番の大きな湖で毎年この時期になると珍しい赤い顔の白い鳥が群れを成して集まり、数多くの見物客で賑わ――」 「それで、この辺りで一番近い街は何処だ?」 少女の説明を遮り、男は最も知りたい事を確認する。 「なんでこんな国に居るのか、理由は後で考える。 とりあえず電話さえあったら日本の実家に連絡できるから」 「デンワって何ですか?」 「電話は電話だ。 んで、銀行に振り込んでもらって下ろして、飛行機で日本に帰る。ビサなら使えるだろ」 「ギンコウ? ヒコーキ? ビサ?」 少女は本気でわからないのか、首をかしげている。 男は次第に苛つき始めるが、表情を押し殺しながら尋ねる。 「すまん、遊んでいる暇は無いんだ。 とりあえず街はどこだ?」 「はぁ……ここから700ケート程南に行ったところにオオカミの集落がありますからそこに」 「舐めてる?」 「いえ、そう言われましても」 少女は困ったように頬を人差し指で掻きながら答える。 不機嫌そうな男に言うべきか言わぬべきか迷っていた。 意を決し、少女は口を開いた。 男の目から若干視線を逸らせながら。 「ええと、怒らないでくださいね。 あなたは帰ることが出来ないと思います」 「何だって?」 「ここは、いえ、この世界には貴方の言うニホンという国は何処にもありません」 森に静寂が宿る。 男は怒鳴り散らしたくなるのを堪え、少女に尋ねる。 「……冗談にしては面白くないぞ」 「本当です。私自身、始めて外界から来たヒトを目にしたのですから」 「よくわからない。 君は人間だろ?」 男は当然の疑問を口にする。 「ええ、私はニンゲンです」 ただしと口にし、少女は被っていた外套のフードに手をかける。 そして、フードを脱ぎ、隠れていた後ろ髪に手を入れ、サッと後ろに流す。 男は白というより銀に近いウエーブの髪をなびかせる少女に目を奪われた。 否、正確には少女の顔の横についているものに目を奪われた。 それは横に長く伸びた大きな耳。 「私はコリン・ルーメリー・ユイーフア。 普通の、ヒツジの女の子です」 男は声を失った。 頭が理解に追いつかない。 この世界に日本が無くて、そして自分はヒツジの女の子? 頭を掻きながら男は考える。 少女、コリン・ルーメリー・ユイーフアは佇みながら男の反応を待っている。 「ええっと……その耳、よく聞こえそうだね?」 結局、男には無難な話題を出すしかなかった。 「え、はい。 ヒツジですから」 「そっか。 羊か」 「はい、ヒツジです」 あははーっと声を上げ、お互い笑いあう。 そして男が笑顔でコリンに問う。 「ところでさぁ、どこからどこまでが本当?」 「全部ですよ」 コリンの答えに男はブチギレた。 「あーっ、マジですまんかった。 むしゃくしゃしてやった。 今は反省している」 男が髪を掻きながら、あまり反省してそうに見えない顔で謝る。 ビクビク怯えながらコリンは両手で頭を抱えてしゃがみこんで、本当ですかぁと涙声で言う。 その姿に怒鳴ってしまって悪いことをしたと思いつつも、心の片隅でもっと苛めてみたいと不謹慎にも思ってしまう。 「えーとだな。 とりあえず俺自身、正直半信半疑で君から聞いたことを纏める。 ここは狼の集落の近くで、羊が人で、この世界には日本は無いとかそんな風に聞こえたんだが、もう一度聞くぞ。 本当か?」 「は、はい。 正確に言えばウサギとオオカミの、若干オオカミの国側の大陸です。 ニホンという国は……ごめんなさい、本当に無いんです。」 男の嘘は許さんといった威圧する目にコリンは怯えながらも何とか言葉を紡ぐ。 腕を組む男の沈黙を続けろと受け取ったコリンは話を続ける。 「私はヒツジですが、この世界には様々な種族がいます。 先ほどから何度か言いましたオオカミやウサギ、クマなど多数の種族がいますがみんな人間です」 「ちょっ、ちょっと待ってくれ」 話を遮り、男は慌てた様子でコリンに問う。 「どうみても君、えーっと……コリンさんは人間だろ? 変わった耳飾りみたいな物をつけているだけだろう? 日本語を話しているし、その姿はどうみても人にしか見えない」 「いいえ、私はヒツジです。 この耳は飾りではないですし、私以外にもそれぞれの種族の特徴を持つ人間はいます。 それと私たちが話している言葉はこの世界の共通語で昔から使ってきました。 むしろ、なぜ貴方の言葉が私に通じるのか、それが全然わからないんです」 「……人って人間って事だろ?」 「うまく説明できませんが、ヒトは貴方です。 そして、人間は私たちなんです。」 男は自分の額を手で覆う。 理解しかけているが、理解できない。 そんな態度が現れている。 「今から貴方にとって非常に心苦しいことを言います。 その、怒らないでくださいね?」 コリンが言いづらそうに男に確認を取る。 慌てて男が顔を引き締める。 「落ちる、この世界に強制的にやってくる、という意味なんですが、この世界に貴方は落ちてきました。 外界から落ちてきた人間を私たちはヒトと言います。 ヒトがこの世界にやって来ることは稀で、落ちてきたヒトには一切の人権はありません。 つまり……ヒトと言うのは奴隷や家畜の別称なんです」 「はぁっ!?」 素っ頓狂な声を出し、男は少女を間の抜けた顔で見た。 「ヒトは奴隷という所有物ですから、傷つけ、苦しめ、壊しても罪には問われることはありません。 それと、私自身ヒトを見るのは初めてなのですが、ヒト奴隷はとても高価なものだと聞いた事があります。 人里に入れば確実に、貴方は捕まり売られるでしょう」 男の中で何かが崩れていく音が聞こえた。 何処にも行く当ては無い。 頼れる縁者もいない。 街を歩くことも出来ない。 住む当ても無い。 食べる事すらままならないだろう。 たった一人でこの世界をどう生きていけばいいのか。 「嘘だろ? なぁ……これって嘘だよな?」 男がコリンに詰め寄る。 コリンの両肩が強く揺さぶられる。 「いいえ……すみませんが……」 「帰る方法は……」 「聞いたことが……ありません」 コリンは首を横に振り、男の望みを絶つ。 男はこの世界に絶望し、いたずらな神を呪う。 悲観にくれる男の涙が少女の外套を濡らした。 「私と、一緒に来ますか?」 彼女は言った。 男は涙でくしゃくしゃになった顔を隠そうともせず、少女の顔を窺った。 「私は、一つの町へ定住することはせず、リャマのクトと一緒にいろんな国を旅して回っています。 いろんな国を調べたら、もしかしたら元の世界へ帰る手がかりが見つかるかもしれません。 もし宜しければ、一緒に、行きませんか?」 少女は震える身体を優しさで押し殺し、笑みを浮かべ男に言った。 不安なのだろうと男は思った。 この少女は怖がりだ。 おどおど辺りを窺って、何かに怯えて生きている。 この少女は泣き虫だ。 今日、初めて会ったのに何度泣かせたかわからない。 そしてこの少女は―――とても優しい。 少女の性格からして、ヒト、しかも男と話をするのは怖いだろう。 安全面からも、非力で高価なヒトと旅をするなんて危険極まりないだろう。 金銭面、生活面でも迷惑をかけるだろう。 少女の事を思うなら、一緒に行かないほうが良いに決まっている。 しかし、 しかし、それでも―― 「浅草羊司です。 よろしく、お願いします。 コリン様」 「こちらこそよろしく、おねがいします――ヨウジさん」 一人は、嫌だ。 私の住処へ案内します、とコリンは言った。 落ちた籠に山菜を詰めなおした後、落とさない様にしっかりと両手で持ち、フードを被り直した後、先導する様に歩き出した。 そして少女の数歩後を羊司がついていく。 辺りはかなり日が落ちており、夕焼けが世界を柔らかく包む。 「えーっと……コリン様」 足早に歩くコリンに羊司は、先ほどから懸念していたことを伝えようと声をかける。 「あのっ、ヨウジさん、私に敬語なんて使わなくても……」 表情は伺えないが、声質は困ったという感じが滲み出ている。 「あ、いや。 そう言わないとまずいと思うし」 「一応は主人ですけど、強制はしませんから……ただ、人前で気をつけてくだされば」 コリンが言うには基本的に自分、浅草羊司はコリン・ルーメリー・ユイーフアの所有物になるそうだ。 本人は酷い扱いをしない、敬語は使わなくていいと言っているが、人前だとどうしても建て前というものがあるので、その時だけ、奴隷としての行動を取ってほしいと言う事らしい。 どうも俺は過剰に意識していたらしい。 「あー、わかった。 人前では敬語で様付け。 でも今は敬語も様もいらないんだな?」「はい。 私は普通の、ヒツジですから」 なぜか普通を強調するコリン。 「よく意味がわからんが、わかった。 改めてよろしく。コリン」 「はい。 ヨウジさん」 微かに笑みを浮かべるコリンの姿に、羊司の頬がわずか朱に染まる。 「そ、そうだ、コリン。 ギターを丘に忘れたんだ。 取りにいかないとまずい」 表情の色を悟られたくない羊司は、慌てた様子でコリンに言う。 「ギターって、あのヨウジさんが弾いていた綺麗な音色の楽器ですか?」 「そう、それ。 雨なんて降ったらお釈迦だし、朝露にでも濡れただけでも相当やばいんだ」 頭を少し下げ、考え込むコリン。 しかしすぐに顔を上げ、わかりましたと了承し、先程の道に踵を返す。 「おおっと、その必要はないぜ」 「え!?」 「!?」 突如、羊司でもコリンでもない野太い声が周囲に響き渡り、一本の木の陰から二歩足で立つ、全身毛むくじゃらの狼が姿を見せた。 狼は上半身を黒い鎧を着て、麻の様な素材で出来たズボンに一振りの長い剣を刺している。 「ちょーっとばかし席を外している間におもしれぇ事になってやがるな」 「誰だ、あんた?」 羊司が身構え、警戒心を顕にする。 コリンは極度の人見知りと恐怖で震え、せっかく拾いなおした山菜の籠を取り落としている。 「んー、んー、んーー? 口の利き方がなってないガキだな。 せっかくお前の楽器を拾ってやったのによお?」 よく見ると羊司のギターケースが、巨漢の狼男の肩にかかっている。 羊司は驚き、礼を言おうと一歩前に出る。 「あ、すみませ――」 「まあ、俺が拾った落ち物だから俺のもんだがよぉ。 あと、目的ついでに目の前の落ち物も拾っておくか」 目の前の狼男が何を言っているのか羊司には理解できなかった。 目を瞬かせ、伸ばしかけた腕を止める。 「理解できねぇか? つまり、お前の物は俺の物。 さらに言うならお前は俺の物だって事だ」 羊司の背筋が凍る。 女に告白された事すらないのに、毛むくじゃらの身長がゆうに2メートルを超す狼男に告白されるとは。 どうすれば相手が傷つかず、なおかつ穏便に断れるか、羊司は必死で頭を巡らせる。 羊司の後ろではコリンが頬を染め、はっと何かに気付き、必死で頭を振っている。 「怖いか? 心配すんな、大人しくしていれば危害はくわえねぇ」 獰猛そうな顔に笑みを浮かべ、狼男は羊司に向かってにじり寄る。 「ええと、貴方の気持ちは大変嬉しく思いますが、俺は男でありヘテロなので、貴方の気持ちに応えられないというか近寄んなガチホモがとか思っちゃったりなんかして――」 「はぁ? 何をわけのわからん事を……」 脂汗を流す羊司にコリンはタンクトップを少し摘み、数度引っ張る。 「ヨウジさん、想像してる事はなんとなく理解していますが、多分羊司さんの考えている事とあの人の言っている事は違いますよ」 狼男に聞こえない様にコリンは言った。 「いや、でもさ……お前は俺の物ってどう考えても」 「ヨウジさん、貴方は物です。 つまりあの人は、貴方を手に入れて奴隷商人にでも売るつもりなんですよ。 あとギターも返す気も全然無いです」 羊司にもようやく合点がいった。 そしてゆっくり近づいてくる狼男を睨みつける。 「お前、俺を売り飛ばす気だったのか」 吼えるように羊司が狼男に言う。 狼男はニヤニヤと笑う。 「悪く思うなよ。 最近懐が寂しいもんでね。 あと、さっきも言ったように、おまえはついでだ。」 「ふざけんな! 誰がお前なんかに……」 言い切る前に狼男の膝が、羊司の腹にめり込む。 「ぐ、あ……ぅ……」 「少し黙ってな。 ボウズ」 5メートルの距離から一瞬で距離を詰められ、ろくに受身すら取れず膝をいれられる羊司。膝をつき激しく咳き込む羊司を無視し、狼男はコリンに近づく。 「い、いや……」 コリンは足がすくみ、悲鳴を上げることすら出来ない。 狼男がコリンににじり寄っている姿を羊司は苦悶に満ちた顔で睨む。 背中から突き刺さる弱々しい視線を軽く流し、狼男はコリンの前に立ちはだかる。 「さて、こいつはまあ思わぬ副産物だとして、本題はあんただ」 ヒターケースを放り出し、巨体の狼男の視線が鋭くなる。 「んな外套と人目につかねぇ道通るだけで誤魔化せると思ったか? オオカミの鼻舐めてんじゃねぇぞコラ」 狼男はコリンのフードを掴み、力任せに下ろした。 抵抗する暇もなく、少女の端正な涙に濡れた顔が顕わになる。 「ひっ……」 「自己紹介が遅れたな。 俺はゴズマ・ガンクォ。 誇り高きオオカミの国の戦士だ……とはいえ、城に仕えても乱暴すぎるって理由でたった二月で解雇されたがな」 オオカミの国の人間は基本的に粗暴だとコリンは聞いている。 しかし二月で城勤めを止めさせられるなど、いったいどれ程の事をしたのだろうか。 ブルブルと震えきつく目を閉じるコリンを笑いながら眺め、狼男、ゴズマ・ガンクォは話を続ける。 「傭兵になった俺はある日、妙な手配書を見た。 内容は、前年滅んだ自然公国ルブレーの美姫、コリン・ルーメリー・ユイーフアの身柄についての件だ」 そう言って、ゴズマは腰につけた小型の鞄から、巻物状に曲げられた紙を取り出した。 「ルブレーは滅び、王と后、その娘と息子の殆どが殺された。 だが、臣下に命がけで助けられ、崩壊する城から逃げおおせた姫もいた……わかるよなぁ?」 コリンの顔は既に蒼白になっている。 「コリン・ルーメリー・ユイーフア、生死を問わずワーグイシュー国、大臣、ハンムギーの下へ連れてきた場合……」 スルスルと紙を開く。 「40万セパタだってよぉ!」 そこにはコリンの顔が映っていた。 「全く俺はついてるぜぇ。 たまたま、その手配書を見た日に王女様の姿を見かけて、自分から人気の無い森に入ってくれて、さあ殺ろうと思った矢先、落ち物が現れた。 これも俺の日頃の行いの賜物だな」 下品に笑い声を上げるが、目は笑っていない。 「あ、あぁ……」 「どうした? 姫さん。 さっきからまともに喋ってねぇじゃねぇか」 ゴズマはコリンの肩に手をおき、顔を覗き込む。 「わ、わ、私は……」 「私は? 続きはどうした? 早く言えよ」 「私は……私自身、姫かどうか、覚えていない……」 「はぁ!?」 コリンの言葉にゴズマは素っ頓狂な声を出す。 これはコリンの苦し紛れの嘘だった。 人違いだったらもしかしたら見逃してもらえるかもしれない。 あまり要領が良いとは言えない頭でその場で考えた出まかせ。 しかしあまりにも稚拙な出まかせ。 「お姫さまじゃねぇのか?」 ゴズマはコリンの首袖を掴んで、詰め寄る。 コリンより圧倒的に背の高いゴズマが、少女の身体を軽々と掴み上げる。 「うぐっ……わからないんです……記憶が、無いから」 「何時からだ!!」 「は、半年前……」 「なんで手配書の人相書きと似てやがる!?」 「知ら、ない……」 「っちぃ!」 周囲の木に背中から叩きつけられ、コリンは苦しそうに言った。 喉を鳴らし、威嚇するゴズマの様子に、コリンの瞳から大粒の涙が流れる。 その涙を見て、ゴズマは動きを止める。 そして何を思ったか、しばらくの間涙を流すコリンを眺めていた。 「……はぁ、わかったよ」 急にゴズマが、疲れたようにコリンの首元から手を離す。 ズルズルと木に背中を擦りながら、コリンの身体が大地に触れる。 「けほっけほっ……えっ、あ……?」 突然離された手に、コリンは騙せたのかと思った。 「いや、本物か偽物かどうでもいい事を思い出しただけだ」 ゴズマの言葉にコリンの血の気が引く。 「死体に口無しってな。 姫さんじゃなかっても、そんだけ似てたらばれやしねぇだろ」 「そんな……」 「運が悪かったな、知らねぇ誰かさん……さあ、おしゃべりは終わりだ。 苦しまず殺してやる」 ゴズマは腰の飾り気の無い長剣を抜き、上段に構える。 「た、助け……」 「残念ながらそれは無理だな。 逃げられても困る……諦めて死ね」 コリンは涙を流し命乞いするが、無常にもゴズマの長剣が振り下ろされる。 コリンは死を覚悟して目を閉じた。 森に鈍い音が響き渡る。 「う……ぐ……」 コリンは迫り来る死の顎がなかなか訪れず、おそるおそる目を開く。 「この……ガキィ!」 「コリンに……手を出すな!」 コリンの瞳に羊司が荒い息を吐きながら、太い木の枝を持ってゴズマを睨みつける姿が見えた。 横合いから頭を強烈に殴られ、頭を抑えているゴズマの長剣は、コリンのすぐ隣を通り過ぎ大地に刺さっていた。 「奴隷の分際で舐めた真似しやがって……」 「うるせぇっ!」 羊司はもう一撃入れようと木の枝を振るう。 「舐めんな糞ガキ!」 ゴズマは利き手ではない方の腕で木の枝を防ぎ、長剣を離して空いた手で羊司を殴りつける。 「うがっ!」 ゴズマに派手に吹き飛ばされ、羊司は何度も地面を転がる。 転がるたびに地面に血の跡が残った。 樹木に背中から激突し、羊司は一瞬息が出来なかった。 「ヨウジさんっ!?」 コリンが巨体のゴズマの脇を掻い潜り、羊司の元へと走る。 「ゴホッ、痛ぅ……」 「大丈夫ですか、ヨウジさん!」 仰向けに倒れる羊司。 何とか起き上がろうとする羊司を気遣い、悲鳴に似た声を上げるコリン。 羊司はふらつく足で立ち上がりゴズマを睨み、殴られても放さなかった木の枝を構え直す。 「手癖の悪ぃ奴隷には、躾が必要だな」 痛みの残る首を何度か回し、ゴズマは地面に刺さった長剣を引き抜き、真っ直ぐと羊司とコリンの方へ歩いてくる。 逃げ出したい気持ちを抑え、羊司はコリンを庇うように立つ。 コリンは顔を上げ目を開き、驚いた表情で羊司の顔を見ようとするが、背中からでは羊司の顔を窺う事は出来ない。 「コリン……今から俺の言うことをちゃんと聞いてくれ……」 羊司はゴズマから視線を外さず、背中越しに小さな声で言った。 「考えてみれば意外だな。 なんでお前がそこの姫さんを庇う必要があるんだ? 奴隷になる事には変わりないし、もしかしてヒトごときが惚れたか?」 コリンを庇う羊司に興味が惹かれたのか、ゴズマはからかいを交え羊司に尋ねる。 羊司は枝を強く握り、言った。 「お前に言う、必要はねぇよ……」 「まぁ、それもそうだな。 大方姫さんに優しい優しい言葉を掛けられたってとこか」 羊司は黙ってゴズマの言葉を聞いていた。 「しかし、お前も運が悪ぃな。 あの姫さんに出会っちまったせいでお前も俺に見つかっちまった。 全部あの姫さんのせいだぜ?」 「コリンは悪くない」 羊司が声を押し殺して言う。 「他の誰よりもコリンに会えて良かったと思ってる。俺はコリンのことが――」 途端、コリンは一目散に森の中を走り出した。 羊司をその場に置きざりにして。 その後姿を見て、立ち尽くす羊司。 「はっはっは。 そうか、お姫さんは悪くないか。 お前のお姫さん、奴隷を放っぽって逃げちまったぞぉ?」 足音が遠ざかるが、ゴズマには自慢の鼻がある。 追うのは容易い。 「コ、コリン……」 「哀れだなぁ、おい。 信じた瞬間に裏切られてやがる」 「コリンは裏切ったりしない!」 「俺は間違いなくこうなると思ってたがね」 ゴズマはコリンの行動を半ば予想していたのか、笑いながら長剣を構える。 「さて、いい加減暗くなってきたな。 闇市が始まる頃だ。 お前を売った金で酒も飲みたいし、姫さんを追わんといけねぇから、さっさと終わらせるぜ」 羊司は距離を取りながら身構える。 「抵抗するだけ無駄だと思うがなぁ」 その距離15メートル弱。 先程羊司が不意打ちを食らったときよりも10メートル程長く離れているがゴズマなら一瞬で詰められるだろう。 「うっせぇ、駄犬!」 「あん?」 実力に完全に差が開いている今、抵抗しないことが羊司にとって最も良い選択肢であろうが、羊司は声を張り上げゴズマを挑発する。 「さっきから、マジでやかましいぞ、駄犬……首輪つけられて頭撫でられたく、なかったら、かかってこいよ!」 その言葉にゴズマの顔が引き攣る。 「俺はな、誇り高きオオカミの戦士だと言ったぜ……もう一遍言ってみろ糞ガキ!!」 羊司はしゃがみこみ、左手で足元の腐敗土を握り立ち上がる。 「狂犬病か……末期だな、頭どころか耳までおかしくなってやがる……」 オオカミである自分より力も体も圧倒的に劣っているヒトに馬鹿にされ、ゴズマは激怒した。 「……売っ払うのは止めだ、ぶっ殺す……死んで詫びろガキィィ!!!」 ゴズマは怒りの咆哮をあげ、羊司を袈裟懸けにしようと長剣を構え走り出した。 木の枝をゴズマに投げつけ、羊死は背中を向け逃げ出す。 「おおおぉぉぉ!!」 顔を目掛け飛んできた枝を難なく叩き落とす。 そして返す刃で羊司を切り上げようとする。 即座に左手の土をゴズマにぶつける。 「ぶっ、糞がっ! 目潰しか!!」 まともに顔面から湿った土を受け、普段感じることの無い目の痛みにゴズマの動きが鈍る。 殺してやる、とゴズマが叫びながら目を擦っている間に、羊司は全力で森の奥へと逃げる。 「ちぃっ、この。 待ちやがれ!」 ゴズマも追いかけるが、思うように視覚が安定しない。 また、羊司はあえて狭い道を通り、巨躯のゴズマは樹木に道を遮られ、思うように走る事が出来ない。 自慢の鼻も立ち聳える樹木には無力の様だった。 ゴズマは目に入った砂を取ることに専念し、立ち止まった。 足音が遠くなる。 土を涙で洗い流し、何とか視力は戻った。 「うおおおおおぉぉぉぉぉぉん!!!」 咆哮を上げゴズマは二匹の逃げまわる獲物に死を知らしめる 追う。 強靭で俊敏な脚力を持つゴズマは、瞬く間に羊司との距離を詰めていく。 「っつ、マジで速いぞ、あいつ!」 羊司は背中から感じたことの無い恐怖を受け、冷や汗を掻く。 日本では日常でほとんど馴染みの無い殺人を、この世界の住人は当たり前のように行う。 付き纏う死の影に脅え、羊司の目から涙が溢れる。 「しっ、死にたくねぇ!」 涙で視界が滲み、慌てて腕で拭う。 「痛っ」 擦り傷だらけになった腕が涙で染みる。 なぜこんな事になってしまったのだろう。 羊司は戻れるなら昨日に戻りたいと思った。 「うおおおおおぉぉぉぉぉぉん!!!」 それ程離れていない場所でゴズマの叫喚が震える体を貫く。 「畜生っ、生きてやる! 絶対に!」 羊司は疲労でふらつく足に力をこめた。 ゴズマが羊司の姿を視覚に捕らえる。 「追いかけっこは終わりだぜ、糞ガキ!」 ゴズマの速度が上がる。 森を踏み荒らす音が聞こえ羊司が振り向くと、すぐ傍にゴズマの姿が見えた。 「やばい!」 速度を上げようとするが羊司の身体が悲鳴を上げるだけで、うまく走ることができない。 羊司の体はとっくに限界を超えていた。 意識は急げ、逃げろと伝えるが、身体が全く追いついてこない。 羊司は先程と同じ様に牽制に砂を浴びせようとするが、ゴズマは両腕で顔を守り、大して効果を得られない。 「ヨウジさん、こっちです!」 万事休すかと思ったその時、コリンの声が聞こえた。 「コリン!」 「そこにいたか、小娘!」 コリンは樹陰から顔を出し、羊司に手を振った。 羊司は頷き、コリンに向かって気力を振り絞り駆ける。 「おおおおぉおおぉぉぉ!」 「ガキイイイィイィィィ!」 ゴズマの姿が羊司の背後に迫る。 「コリンッ!」 「ヨウジさんっ!」 羊司は体勢を低くし、コリンの元へ飛び込む様に駆け込んだ。 身体を屈め、動かないでいるコリンの手を取る。 引っ張られるコリンだが、速度の乗っていないそれは致命的な失敗だった。 コリンのもつれた足がバランスを崩す。 姿勢が崩れ、コリンと羊司は前にうつ伏せに倒れこんだ。 その逸機を見逃すゴズマではない。 二人は振り返り、もうゴズマから逃げ切れないことを悟った。 「終わりだ、糞ガキ!」 ゴズマは速度を落とさず抜剣し、羊司を刺し殺そうと腰だめに構えた。 羊司は考えた。 力では歯が立たない。 逃げ切れるとは思わない。 奴隷になれば生き残れるが、コリンの命は奪われてしまう。 なら二人一緒に生き残るにはどうすれば良いか? 必死で知恵を振り絞る。 19年の人生の中で、最も頭をめぐらせた。 そして思いついた決死の策。 一人が罠をはり、もう一人が囮になる無謀な策とは言えない様な愚策。 出会ったのが数時間前で、まともに話を出来たのがたった一時間前だ。 信頼関係と言えるものも碌にできておらず、片方が裏切れば簡単に瓦解する策だ。 しかし、羊司は信じた。 「げこぉっ!?」 それしか方法は無いからと言う理由からではなく、怖がりで泣き虫な少女だが自分を救ってくれた優しさを信じた。 「げぇーーっ、ご、ごふっ、げぇーっ、げほっげほっげほっ……」 突然ゴズマの身体が上半身だけ急停止し、下半身を前方に放り出した。 剣を取り落とし仰向けになって必死で首を抑えもがく。 「ざまあみろ……駄犬」 羊司とコリンはゴズマの苦悶の表情を見ながら、ゆっくりと痛みと疲労と恐怖に震える身体を起こした。 話は少し遡る。 「コリン……今から俺の言うことをちゃんと聞いてくれ……」 コリンを庇い背中に隠した時、羊司は小さく呟いた。 「は、はい……」 「俺の後ろのズボンのポケットの中に、さっき切れた弦と予備の弦が入ってる。 それを取ってくれ」 コリンは羊司のズボンから、丸めて収められていた弦を取り出す。 「ありました」 「それを持ってこの森を真っ直ぐ走れ」 「えっ?」 羊司の言葉に戸惑う。 このヒトを置いて自分だけ逃げてよいのかと思う。 しかし、 「できません……」 結局、ゴズマの足の速さに逃げ切れるはずと諦念し、また羊司を置き去りにするという良心の呵責に耐え切れず、コリンは俯いてしまった。 ゴズマが何か言っているようだが、コリンの耳には届かない。 「コリン、君のする事は逃げる事じゃない」 コリンの心情を察し、羊司は優しく言い聞かせる。 「君は走って、この弦で森に罠を張るんだ。 出来るだけ狭い樹木に精一杯足を伸ばして弦を結ぶんだ。 俺が、怒り狂っているあいつをおびき寄せる。 出来るな?」 コリンは羊司の意図をよく理解した。 「でも……絶対無理です」 それでもコリンは頭を左右に振り、否定する。 ゴズマのあの足の速さにヒトである羊司が逃げ切れるわけが無い。 「コリン、一度でいいから俺を信じて欲しい」 その言葉にコリンは顔を上げる。 表情は窺えないが真剣な表情をしているのはわかった。 「頼む。 絶対に君のところまで、どんな手を使ってでも逃げ切って見せるから」 その力強い言葉に、コリンは決意した。 「わかりました……信じます」 コリンは一分一秒でも早く罠を仕掛けることで羊司を信じる証とする。 羊司の信頼に報いるためにも。 「しかし、お前も運が悪ぃな。 あの姫さんに出会っちまったせいでお前も俺に見つかっちまった。 全部あの姫さんのせいだぜ?」 「コリンは悪くない」 行けっ、と羊司は呟いた。 コリンは頷き、恐れを勇気でねじ伏せ走る。 「他の誰よりもコリンに会えて良かったと思ってる。俺は――」 全部聞けないのが少し残念だった。 「どうだ、ヘヴィゲージの弦の味は?」 「ぎ、ざま……」 苦しみ悶えているゴズマに羊司は嘲りを含め言い放つ。 「お前は激昂しやすい性格だったからな。 簡単に挑発にのってくれた」 「何、を、しやがっ、た……」 「ギターの弦をお前の身長に合わせて張っただけだ。 こんな森の中じゃ視界も悪いし、早々ばれない。 しかも樹木と樹木の間が狭いし、枝があるから首を突き出す格好になる突きしかできねぇだろ。 この辺りはコリンが機転を利かせてくれたおかげだな。 あとはお前が勝手に幹に張った弦に全力で突っ込んで自滅したんだ」 「舐めた、真似……じやがって……」 ゴズマは血走った目で羊司を見、這いながら落ちた剣に手を伸ばす。 しかし、その手が長剣に届くことは無かった。 「俺が引導を下してやる」 長剣を拾い、羊司はゴズマに死刑宣告をする。 後ろでコリンが息を呑む。 手を伸ばし羊司の服を指ではさみ、これから行われるであろう人殺しを止めようとする。 「ぎざま……」 「俺はコリンの為、そして自分の為にお前を殺す。 これから何度も誰かに襲われるだろうけど、その度にそいつらを殺す」 「一生、やってな……」 大きく咳き込み、ゴズマは血を吐いた。 呼吸器系の損傷が相当酷いようだ。 「ヨウジさん……」 「コリン、手を離してくれ」 止められないとわかったのだろう。 コリンは伸ばした手を離した。 そして俯き、ゴズマから顔を背ける。 「コリン、しっかり覚えておいてくれ。 俺はこれからも人を殺すって事を」 それだけ言うと、羊司は重い長剣を振り上げ、ゴズマの首を目掛け振り下ろした。 「……行こう、コリン」 「……はい」 ゴズマの遺体をその場に放置し、二人は歩き出した。 コリンはすぐに立ち止まり振り返ってゴズマを見る。 悲しそうな表情で死んだゴズマを眺め、何かを振り切るように目を背け、先を行く羊司を追いかける。 そして二度と振り返らなかった。 置き去りにしたギターや籠を取り、薄暗い森を二人は歩く。 先ほど初めて人殺しをしたのが心に重くのしかかっているのか、二人に会話は無い。 普段あまり饒舌ではないコリンも、何かを言わなければならないと口を開こうとするが、なぜか言葉が出てこない。 コリンが沈黙を気まずく思いながら羊司の背中を眺めていると、突然羊司がコリンの法を向き、口を開いた。 「コリン」 「は、はい。 なんでしょうか!」 羊司の真剣な表情に、コリンは気押されたかのように身を硬くする。 「コリン、その……さっきも言ったかと思うんだけど」 さっき? さっきとは何の事だろう、と思い始めたところで、心当たりがあったのかコリンの頬が赤く染まる。 「しかし、お前も運が悪ぃな。 あの姫さんに出会っちまったせいでお前も俺に見つかっちまった。 全部あの姫さんのせいだぜ?」 「コリンは悪くない」 「他の誰よりもコリンに会えて良かったと思ってる。俺はコリンのことが――」 コリンは耳まで顔を赤くしながら、羊司の言葉を待つ。 「ええとだな、その、きのこは捨てた方がいいと思うんだ」 「はい?」 コリンは耳を疑った。 「いやさ、なんか見るからに怪しさ全開のきのこ取ってただろ? あれって幾らなんでも食べると身体に悪そうって言うか……」 羊司は如何にも言いにくそうに話し、コリンの籠に手を伸ばす。 突然伸ばされた手にコリンは身をすくめる。 そんなコリンを早く俺に慣れて欲しいと思いながら羊司は、さきほどコリンが拾った赤いいぼ付ききのこを手に取る。 コリンは恐る恐る目を開き、羊司の手を見た。 「えーと、ヨウジさん」 「他の食材ならまあ何とか料理できなくも無いけど、これはちと無理――」 「食べませんよ。 これは」 羊司はぴたりと静止する。 「これは食用じゃなくて薬用です。 疲労回復や滋養強壮など様々な効用がある北のこの地方にしか生えない珍しいきのこなんです」 「あ、そうなの……」 それを聞いて羊司は胸をなでおろす。 「心配、して下さったんですね。 ありがとうございます、ヨウジさん」 コリンは微笑み、頭を下げる。 一瞬期待してしまった事とは違うが、羊司は自分を気遣ってくれたことに素直に感謝を述べる。 「ああ、いや、そんな、頭下げないでくれ。 なんだか照れる」 羊司も先程のコリンと同じように顔を耳まで染め上げる。 顔を上げたコリンの顔を直視できずに必死で手を振り、別の話題を探す。 「あ、なんか変な動物がいるぞ! 見てみろって、コリン」 焦る羊司の指差した方角にコリンが目を向けると、全身が薄い茶色に覆われ顔面だけ白い動物がいた。 「あ、クト」 羊司が何かを言う前に、コリンはクトと呼ばれたラクダの様な動物に駆け寄る。 クトは嬉しそうに首をコリンに擦り付け親愛の情を示す。 「くすぐったいよ、クト」 「随分馴れているんだな」 危険はないと判断したのか羊司はクトに近づく。 コリンは微笑みながら頷く。 「ずっと一緒に旅してたの。 クトはリャマっていう動物の種類で、荷物の運搬とか随分お世話になってるんです」 コリンはクトの頭を撫でながら答える。 「へぇ、これからよろしくな。クト」 羊司が頭を撫でようとすると、その手から逃げる様にすぃっと顔をそらした。 「あ、こら」 「ふふっ、嫌われちゃいましたね」 人好きな性格だからすぐ仲良くなれますよとコリンは笑いながら、クトの首にかかった手綱をとる。 歩き出したコリンに逆らわずクトは歩き出した。 「こっちです。 羊司さん」 「あぁ、わかった」 一人じゃなかったんだなと考えながら羊司は、コリンとクトの良好な関係に笑みを浮かべた。 「ここです。 羊司さん」 案内されたテントは思っていたよりも大きかった。 モンゴルのゲルを一回り小さくした円形状のテントは、骨盤がしっかりしているのか、ちょっとやそっとでは倒れる心配は無さそうだ。 周囲には炊き出しに使った鍋や、簡単な岩を並べたコンロがあった。 「初めてヒトを入れるんですけど、ドキドキしますね」 コリンが照れくさそうに言った。 羊司は異性の部屋に入った事が数回あったが、それほど興奮したりはしなかった。 しかし今は心臓の音がコリンに伝わるのではないかと思うほど緊張していた。 コリンは蚊帳を開き先に入り、羊司を中へと促す。 「汚いところですけど、笑わないで下さいね?」 「あはは……」 羊司が苦笑しながらテントに足を踏み入れようとし、ふとその場で動きを止める。 首をかしげコリンは羊司の動きを観察する 「ヨウジさん?」 「あ、えーと……これから俺が何時までかかるかわからないけど、元の世界に帰るまでお世話になるだろ? その度にお客さんとして扱われるのはどうかなーと思うわけなんだ。 あー、だから、つまり……その――」 コリンの目を見れないのか、しきりに目を泳がせる。 「ええとだな……これからよろしく、ただいま……かな?」 「はい……私こそ、よろしくお願いします。 お帰りなさい、ヨウジさん」 コリンと羊司はお互い微笑みあう。 暗く寒い森の中の小さなテント、異世界から迷い込んだヒトの男は孤独で泣き虫なヒツジの少女と共に暮らし始めた。 男は自分の世界に帰るために、少女は未だ自分が何をすればいいのかわからず旅を続ける。 これは歴史に刻まれるヒトと人間の寄り添いあった生涯を描いた物語である。 「コリン、ギター弾いてやろっか?」 「わぁ、聞きたいです。 ヨウジさん」 「よし、じゃあ外にでよう」 「はいっ!」 二人の未来に幸多からん事を。
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そこは、舞台の下の奈落の底のようでもあり。 あるいは、冥府と呼ばれる銀河の何もない最果てのようでもあり。 鬼に食われた者、鬼に殺された者が、今際のきわに落ちる彼岸と此岸の境界のようでもあり。 いるのは、己一人きりだった。 つい先刻まで、修羅や獣や兵士達が跋扈し、少女たちが励まし合う激戦地の只中だったというのに。 ここが誰とも繋がっていない場所だと、分かってしまう。 誰も手を掴んでくれることはない、真っ暗闇に来たことが分かってしまう。 「初めまして。ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ君」 張りのあるバリトンボイスに、振り返る。 己と同じほどの体格の人影が放つ、わずかな煌き。 太陽も星もない世界で微かに光沢を見せるもの。 それは人影をふちどるように並ぶ、虫眼鏡の影だった。 なるほどと理解し、一礼の仕草を取る。 「初めまして、『もう一人の』ミスター・シャーロック・ホームズ」 「私は君とは会った事がないはずだがね」 「コナン・ドイル先生が作り上げた『シャーロック・ホームズ』氏に鑑みれば、人柄のほどは分かります。 僕は『彼』の友人ですが、ドイル先生とあなたのファンでもありますから」 「『分かります』……というからには、私が実際の当人でないことは、既に理解しているのだね」 「私は……最期の話し相手として、あの『M』を仮想人格(イマジナリー・フレンド)に据えるほど、心が強くない。 そして、最期だけでも『あなたではない方の彼』を相手に話ができるほど、都合のいい夢は見られない」 「夢だと、理解しているのかね」 「夢であるも何も」 此処に堕ちるきっかけは、何だっただろうか? たった一日で、追う側から追われる側に回り。 追い詰められた強敵、現実ならば数多くあったけれど。 敢えて、ここに至る分岐点を挙げるならば。 セイバー・宮本武蔵の到着が間に合ったこと。 ランサー・猗窩座が戦場に残っていたこと。 どちらにせよ、そこで決まった。 己で決めてしまった。 その戦いの死者は一人に決定づけられた、と。 「つまり走馬灯でしょう。此処は」 そう、死者は一人。 結末は決まっているから。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 世田谷区の大地が炎に包まれ、空中を携行型の破壊兵器でも散らしたような花火以上の爆破が埋めた。 そこに無数に存在していた『一般人の生命』が全て死に絶えた。 爆炎と破砕をまとった謎の人影が二つ三つ宙を飛び、地獄を更地にして地盤の崩落が全てを飲み込んだ。 それらの報告を、その男はサーヴァントに庇われて舞い戻った鏡の世界でただ聞くしかなかった。 夕刻に新宿を飲み込んだ災厄でさえ朧げにしか伝わらなかった彼にとって、その光景は。 晴天の霹靂だったことは、語る余地もなく。 だが、起こったことの正体は別として、彼我の関係については明瞭だった。 世田谷区に少女たちとサーヴァントの巣窟があることを嗅ぎ付けた主従が、割れた子ども達の他にもあったということ。 そして集中放火を敢行した討ち手には、己のように『マスターだけは逃がしたい』という心算は持たないのだろうということ。 だからこそ。 崩落の被害が及んでいない地域に目算をつけて。 目標だったアパートから最も近い隣区へと通じる鏡を、ランサーと、チェスの兵士達に探らせ。 『万が一にもアイドルが連絡を取ろうとするかもしれない』と、ランサーに持たせていた密告用の携帯電話を密かに預かり。 杉並区の公園にそれらしい集団がいると一報を受けて。 集った少女たちの中に、『限りなく同じ少女がふたり』いたと報せがあった。 ――そのことは予期せぬ驚きのようでもあり、予想されてしかるべき納得のようでもあったが。 その時は、不動の覚悟ばかりでなく、目論みもあった。 ここで犯罪卿を始めとして、サーヴァントだけを討ち倒した上で。 海賊女帝と殺しの王子様には『敵は壊滅させた』と戦果を告げる。 それが為せれば、アイドルの少女たちをもう傷つかないままに戦場から降ろすことは、可能であるかもしれないと。 であれば、覚悟と目論みに基づいて、放たれた令呪に則って。 戦えと、口火を切るのは即断だった。 彼のサーヴァントは轟音の狼煙とともに、願いに応えてくれた。 チェスの兵士たちは極力ランサーの援護に追従し、そば近くに残す護衛と監視は最小限にとどまった。 世田谷区に先行して突撃させたことで、かなりの人数が減ってしまったこともあった上に。 ランサー単騎で集団を相手にするのであれば、戦力を少しでも足しておくに越したことは無い。 闘気探知によれば取り立てて強者はいない集団とのことだった。 だが、それでも世田谷という街ひとつを巻き添えにした激闘から生き延びた実績がある。 常の状況であれば、ホーミーズにとっても『監視の目を薄くすることで寝返られる隙が大きくなる』とリスクのある判断だったが。 世田谷区の破壊者という不測の事態が、その判断を後押しした。 戦いの火ぶたが切られるより先んじて、ランサーの種族特性による、視覚の共有を行っていた。 危なくなった時に令呪を切らねばならない役目があるのは元より。 たとえアイドル達に対して修羅として振る舞うのがマスターではなくサーヴァントなのだとしても。 それは、己の罪から眼を背けていい理由になるはずがないから。 だから、その男は全員をその眼に焼きつけていた。 後方に控える美青年をランサーが『犯罪卿』だと特定したことで、君がそうなのかと異名に容姿が当てはまった。 守られる櫻木真乃と田中摩美々の姿を見とがめて、『アイドルのマスター』とは君達だったのかと、独り言ちた。 2人の七草にちかが言葉を交わし合っているのを見て、その姿を目にするのはいつぶりだろうかと言葉に詰まった。 そして少女の片方が、『アイドルをやると伝えてください』と言い出したときは、呼吸が止まった。 己の知っているにちかと同じ少女かどうかは、さておいても。 少なくとも君の方は、『283でアイドルを志していた』にちかだったのだと胸が熱くなり。 ランサーが容赦なくそれを拒絶した時には、にちかを傷つける言動そのものよりも。 そこで、己の代弁者たらんとする彼の思いが理解できてしまった。 それ対して反発を向けられるのが己でなくランサーであることが申し訳なく、にちかにそう言わせてしまう巡り合わせが歯がゆかった。 たしかにアイドルだった七草にちかならば、そう言うのかもしれない。 なぜなら君は、他人を犠牲にしてアイドルになれるような子ではないのだから。 プロデューサーだった男を止めようとすれば、聖杯に頼らずアイドルになると言うしかない。 いや、もしも本心からそう志すことができるようになったのだとしても。 もとより、昔から七草にちかへの対応で、正解を出せたと思えたことはなかった。 ならば、今となっては正しい結果が出るまで続けるしかない。 その先で彼女は何もなかったように、輝くステージに立ってほしい。 ランサーの視界を通して『プロデューサーさん』と呼びかけられた男は。 そこから幕を開ける戦いの全てを目にしていた。 一方でチェスの兵士たちが、三人の少女だけは葬ることが無いようにと、密かに願いながら。 リンボがアイドル達への攻撃にかかった時は、彼女達を死なせない望みが潰えたことに絶望しながら。 それでもランサーは横やりに伴う怒りまでもを脇に置き、一刻も早くアーチャーを倒してリンボの戦場に割って入ることを是としてくれた。 己の代わりに、少女のアーチャーから恨まれる役目を、引き受けようとしてくれた。 アーチャーがランサーを『やさしい人』と言ってくれたことに、「そうなんだよ」と心から頷いた。 確かに蓄積される疲労感に、魔力消費――ランサーがひたすらに奮戦している証――をたしかに感じ取りながら。 そうまで奮戦せねばならないほど、少女が櫻木真乃を想っていることを実感しながら。 ランサーが敗北することだけは避けねばならないと、令呪を切ることに踏み切った。 そして、少女をこれ以上苦しませぬようにという偽善で、令呪を残り一画にした。 重ねての命令がともなった、ランサーの全力が出し切られた後で。 リンボによって踏み荒らされた惨状を目の当たりにすることになった。 そこには、283の陣営に助太刀をする少女の剣士が1人と。 もはや助からないことが見て取れる、『七草にちかの1人』が血だまりに沈む姿。 聖杯で救うべき『ではない方の』七草にちか、だった。 ランサーに曰く、闘気の探知は生きている者にしかできない。 だが、眼前にある遺体の区別であれば、服装などから明瞭であった。 ランサーに対して声をかけ、『偶像(アイドル)になりたい七草にちか』だと説得しようとした少女は。 遺体の傍で膝をついてはいるが、無事であった。 そのことに対して、去来したのは。 (彼女の方で、良かった) 『アイドル』が誰も死んでいないことへの、安堵であり。 アイドルもそうでない人も、己のせいで地獄へ放り込んでいる現状に対して。 先ほど、一家揃っての惨殺遺体と対面した時に抱いたのと同じ罪の意識であり。 (でも、苦しまずに逝けたのなら良かった) 遺体の顔が安らかなものだったことを見ての、せめてもの幸いだった。 彼女よりも遥かにむごい苦しみを味わったアイドルたちがいる中で、一つの安楽な死を喜ぶのは偽善かもしれなかろうとも。 その男は七草にちかを殺そうとしていたけれど。 彼女もまた七草にちかの側面であり、一つの命だという事実までは否定するつもりがなかったから。 (最後まで、縁が切れてしまったな) その追悼を抱く間にも、ランサーは主命を果たすための戦いを続けてくれていた。 だが、それは同時にマスターとして判断を迫られる時でもあった。 犯罪卿陣営に加勢した少女は、それまでと別格の強者である。 少なくともランサーはそう見立てた。 そしてリンボも撤退を選択したことから、それは二人のサーヴァントによるお墨付きという事になる。 リンボの言いようから判断しても、ランサーを退かせたところで戦果不足とはみなされないだろう。 その上で、真乃のアーチャーが痛ましいほど強く戦ったことで、主従ともに消耗させられた事実がある。 すでに一度の出撃で、二画の令呪が費やされている。 その、重ねがけの令呪の効力は未だに残存しているとはいえ。 そもそもこの戦いは、聖杯を獲るために最後の一騎となるまで残らねばならない前提だ。 これ以上の継戦を重ねるのは、傍目に見ても愚策なのだろう。 だが、退けない理由は存在していた。 (まだ犯罪卿が、場に残っている) もともと、彼が殺し屋集団の尖兵となるにあたって、彼のことは絶対に消さなければならなかった。 子ども達の長から私怨を持たれているばかりではなく、アイドルたちの連合の盟主と見なされている存在。 彼がそばにいる限り、真乃、摩美々、にちか達が、危険に晒され続ける。 そして。 この場を退いた『その次』の戦いでは、今度こそ『サーヴァントだけを倒す』という企みを持つ余地さえないだろう。 リンボの加勢によって『アイドル』が誰も死ななかったことは、奇跡以外の何物でもなかった。 マスターならざる彼女たちが惨殺の限りを尽くされる中で、何も動けていなかった無力さを償うためにも。 彼女たちの戦いを終わらせるために己の裁量で動ける、最後の機会を逃さないためにも。 (犯罪卿は仕留めたい。そして、それが叶わないならせめて今戦っているサーヴァント――にちかのサーヴァントは、倒したい) たとえ、強者であるという女剣士のそば近くにいる犯罪卿を倒すことは敵わなくとも。 これまでの戦いで、疲弊しきっている灰髪の剣士を倒すことができれば。 護りたい少女は、マスターたる資格を失うのだ。 当然、亡くなったにちかに付いていた方のサーヴァントと再契約を果たされるリスクはあるにせよ。 それまで傍近くにいたサーヴァントを失えば、七草にちかの戦意が失われる期待は大きい。 (ランサー) (奥の手は、まだ残っている) 葛藤に応えるように、確信めいた重さのある念話が返ってきた。 それまでの戦いも、十分に全力であるように見受けられたが。 その上でなお残っている奥の手とは何なのか。 続くサーヴァントからの情報を受け取りながら、それを元に勝算を図りながら。 場を退こうとするリンボが、我らは海賊だと口上をあげる中に、己の二つ名も含まれるのを聴きながら。 戦場の少女たちに『プロデューサー』と呼びかけられる男は、判断の岐路に立つ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 嘲笑する獣が舞台から退場し、争いを臨むのは拳の鬼のみとなった戦場にて。 「何だかあの拳闘士さん、夕方に会った六つ目の鬼さんと似たような再生をしてるわね」 『感じ』も近いし同族なのかしらとつぶやく間に、戦況確認を終えて。 うら若き女の姿をした剣の鬼が、獣への行き場を失った刀を残敵に向けようとしていた。 彼女の脚で駆ければ数瞬で埋められる程度の距離をあけて。 火花と血潮がしぶきのように散る舞踏が、未だ続いている。 彼女の同盟者たる灰髪のライダーが、推し通らんとする赤髪の修羅を相手取っている。 それを助けんとする二振りの刀を制したのは、行く手を遮るように差し伸べられた黒外套の片腕だった。 「加勢はとてもありがたいのですが、あのサーヴァントを殺してはいけません」 腕の先には泥と返り血に濡れた金髪の紳士が、いたたまれない顔をしている。 それがリンボに追い詰められていたサーヴァント達の一騎、ライダーの同盟者だと武蔵は認識している。 「どうして? このままだとライダー君が危ないように見えるけど」 制止する身のこなしは戦い方を身に着けた風ではあるが、強者ならば伝わってくる佇まいの『圧』はない。 そのようなサーヴァントでも、眼前の殺し合いの有利不利が分からぬわけではあるまい、という疑問。 剣士にとって、戦闘が長引くことによる疲労と息切れはそのまま技量の衰えに直結する。 衰えはそのまま回避率を低下させ、隙を晒す時間を増やす。 そしてそれは、身体を上手く扱えていない者ほど顕著になる。 少なくとも、武人としてのライダーは未熟以前の問題、ただの戦闘不向きである。 本戦一日目に緒戦相手となった天眼の剣士は、そのことを熟知している。 攻防一体の銀炎を周囲に散らすことによって剣閃に推進力を与え、回避できない一撃を防御することで維持しているだけのようだ、と。 一方で、拳鬼の持つ気配探知の特性を武蔵は知らないまでも。 その拳が疲弊してなお急所狙いを過たないものであることは、一目瞭然。 疲弊しているのは双方同じであっても、時間を追うごとに不利になっていくのはアシュレイ・ホライゾンの方だ。 一方で新免武蔵が助勢に加われば、場の趨勢が一気に傾くことは疑いない。 しかし、それはあくまで戦闘の勝敗についてのみの話だ。 「実はあのサーヴァントのマスターは我々の関係者で、リンボの属する陣営から監視のもとに戦闘を命じられています。 そして今サーヴァントが脱落した場合、そのマスターが敵陣のただ中で孤立することになります」 もっともマスター達の味方かと言われると、また状況は複雑になるのだが。 そのあたりを完全に初耳となる女剣士に一から話すのは酷であり、時間もかかる。 だが、セイバーは既視感を得たかのように大きく目を見開いた。 「驚いた――あなた達にも、マスターの人質がいるの?」 そこで外套の男――ウィリアムは思い出した。 田中摩美々と念話で、世田谷のアパートから仕入れた情報を共有した時のことを。 Hの同盟者とそのセイバーが、幽谷霧子の身代わりになるようにして、皮下病院に向かったという。 皮下の名前で『283プロダクションは脱出派の巣窟である』という布告があったのはその少し後のことで。 セイバーはここに来る道中の話で、『七草はづきは置いてきた』とは言ったが、『マスターと共に置いてきた』とは言わなかった。 つまりセイバーは、七草はづきと合流する前から、古手梨花と共にいなかった、ということで。 ――と、ここまでの回顧を、まばたきする間にこなした上で。 「あなた達『にも』ということは……古手梨花さんは、皮下院長に拉致されているのですね」 「あら、もう伝わってたか……はい、弁解の余地もなく敗北し、1人逃げ延びた身の上です」 眉をさげて心底悔やんだ顔つき。 決して無警戒に情報を拡散するつもりはなく『向こうが上手だった』結果ではあるのだろうとうかがえる。 「最初は話し合う余地があるかのように応接され、実のところ敵が罠を張っていた。 それは貴女以上の強敵であり辛くも逃亡、古手さんは身柄と令呪とを抑えられている、といった所ですか。 貴女が自由にされているところを見るに、皮下一派からの扱いは『利用する前提での保留』なのかもしれませんね」 「へぇ、まるで見てきたみたいに。お兄さん、バリツを使う探偵さんみたいな事を言うのね?」 ひとまずこの場で、梨花も含めて裏切者扱いされなかったことには安堵するも。 まるで、一を聞いて十を知るかのような物分かりの良さには覚えがあるなぁ、と。 藤丸立花の同僚。オリュンポスにおける参謀役であり戦友だったカルデア経営顧問を何気なく引き合いに出したに過ぎなかったが。 年若いアサシンは、緋色の瞳を大きく瞠った。 「――今、何と?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とにかくプロデューサーのサーヴァントを殺さないまま、ライダーを助けてほしいと。 メロウリンクもまじえたサーヴァント三人が、そういう了解に達している様子だったのは察した。 けれど、その直後に三人の一人、もとい『W』が駆け寄ってきたのは、びっくりした。 少女・七草にちかの遺体に寄り添う、アイドル・七草にちかの元に。 マスターとしての令呪なりプロデューサー関係なりの危機かと身構えること、一瞬。 しかし彼は、にちかを通過してすぐ後方の草むらに腰を落とした。 見ればリンボへの投擲に使われた仕込み杖が、転がったままになっている。 ……いや、武器取りに来ただけか! という内心のツッコミも冷めやらぬうちに、Wとその眼が合った。 申し訳なさそうな、少しだけの微笑。 なぜか、そこには『身構えさせてすいません』以外の感情があるように見えた。 すっきりした顔というか、綺麗さっぱり何かを終わらせた顔というか。 そういえば、世田谷のアパートで当のWと深刻な念話をした後の田中摩美々も、こんな顔だった。 チェス兵士に囲まれた中で話していた時も、場違いに笑うなぁと思っていたけど。 そう言えばライダーも一か月間、よく笑いかけてくれたなぁと思い出して。 気付いた。 あれもこれも、安心させようとする顔だ。 余裕の表れでもなんでもなくて、もしかしたら内心では曇り顔かもしれなくても。 プロデューサーも、よく『ははっ』と笑っていた。時には、だいぶ曖昧そうに。 そばにあった男(プロデューサー)のサーヴァントと、今もっともそばにいるサーヴァント(ライダー)が。 今まさに彼女のために殺し合っている状況を。 2人ともが遠くて、疾くて、彼女はその眼で追うことさえもできていない。 ――知っているさ。少なくともお前よりは 私が知ろうとする前に、みんな隠して笑ってるじゃないですか、という反発と。 でも、死んだ彼女(わたし)はそうじゃなかった、と。 彼女は、他人(わたし)のことを分かろうとする勇気を持ってた、という気付きが胸のなかでぶつかった。 アサシンの方はと見れば、時間も惜しいだろうに近くで倒れている田中摩美々に近づき、その顔を一見してから立ち上がる。 外套の付属品だったらしいシルクハットを紫髪の下に敷いて。 きれいな髪が土で汚れないように、寝姿を整えていた。 まるで過保護な兄が弟妹にしてやるような丁重さで、それはなんだか別れでも惜しんでいるみたいだなぁ、と。 それだけの遣り取りとして、見ていた。 この時は。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 大地に刻まれる、淡く儚い雪の結晶を形作った鬼血術の真上で。 拳を受け止める刃の灼熱が、拳闘士を防護する六花を溶かすがごとく。 剣(けん)と拳(けん)とが、火花を散らす。 攻勢を強いるのは、恒星を討ち取ったばかりの鬼の側だった。 撃ち抜く拳の連打は苛烈ながら、悲鳴のごとし。 滅殺の意志は天敵に向けるかのごとく、全身全霊。 アシュレイが語り掛ける、言葉の数々も拒絶したまま。 全ての言葉を、急所狙いの一撃によって応報する。 黙れ、お前はもう喋るな、殺すと、言葉よりも雄弁に返答にする。 「ずい、ぶんと……当たりが、きついなッ!」 一撃、一撃は未だに重く、そのたびに重心が崩されかける。 拳と刃の打ち合わせに、どうにか身体を追いつかせながら。 追いつけずに血を吐き、その内出血を即座に銀炎の貯蔵(ストック)で回復させるという全力稼働でしのぎながら。 湧き上がる思いは、『二人の』サーヴァントに向けた感嘆だった。 ああ、さっきアーチャーの女の子は、この拳が全力全盛の時に、全て受け止めきっていたのか。 どおりで轡を並べて悪魔と戦った時に、頼もしかったはずだ、と。 「アーチャーの子だって、俺よりずいぶんと粘ったんだ。 お前のマスターに話を繋いでくれたって、時間を使うのはさして変わらないんじゃないか?」 「口数を無駄にするよりはマシだ」 いざ己の身体を差し出せば、なるほどその『拳』をもって三騎士らしき座を冠するだけのことはある。 その拳圧だけで、銀炎の燃焼を揺らがせて威力を減衰させ。 本来は肉弾戦を行う者にとっての天敵であるはずの『炎の鎧』を、拳圧の弾丸によって怒涛の無敵貫通として抉る。 本来は距離をとって戦うときの技を転用した産物のようではあったが。 「でも、アンタが心まで冷たくないことは、もう分かってるよ」 これは、どちらが先に力尽きるかの食らい合いで、互いの技量をたたえ合う暖かい言葉が挟まる余地はどこにもなく。 にも関わらず。 限りなく純化された痛ましいほどの殺意。 そこに、世田谷での悪魔が滾らせていたようなエゴイズムはまるでなかった。 待っていた、よくぞ再び、殺してやろうという想いでさえも。 誰かの代わりに修羅になる役目を、男がひたすら誠実に代行していることは分かってしまって。 『昔のあなたが良かったのに、いったいどうしてそんな風になったんだ』と。 その時は、アシュレイの方こそが、止められようとする側だったけれど。 状況も相手もまったく違うのに、あの夜もたしかに、炎と氷との、代理戦争だったなぁと。 蝋翼と冷たい月との、再会の夜を想わせて。 一方で。 猗窩座が抱いていたのは不協和音だった。 (口数の無駄だと、言われる側ではなく言う側に回るとはな) そう、あの夜は。 『炎の柱』との決闘に至った、あの夜は。 猗窩座こそが『君と話す理由はない』と言われる側だった。 戦いの途中にベラベラと敵に話しかけるのは、かつて己がしていたことだったな、と。 未だに己と話し合う余地があると思い違えているアシュレイ・ホライゾンにたしかな赫怒を覚えながらも。 存外、人間としての生前であれば、性格は似通っていたのかもしれないという雑念が芽生えて、消える。 話好きで、世話焼きで、女を泣かせてしまう己の不器用さが、イヤになったりするような。 「きっと、良い師匠がいたんだな」 仲間の元に行かせまいと接近戦を維持するように。 距離をとろうとする猗窩座へと、銀炎を推進剤にしてぶつかってきながら。 猗窩座の型を間近で見たアシュレイは、そのようにこぼした。 アシュレイと猗窩座がそばで対峙すれば、練度の差が見て取れるのは瞭然だ。 見本を示す達人がそば近くにあって、何年もその人を看取りながら鍛錬して、百年以上は独力で研鑽して。 始めに全ての型を教えた師がいなければ、ここまで確固たる一つの流派として完成するまい。 疲弊しきった末の防戦の中でもそんなことに思い馳せている男に、猗窩座は芯から呆れながらも。 「貴様も師にだけは恵まれたか」 「ああ、誇りだ」 一方で、猗窩座も見抜いていた。 昼間の決闘をした天眼の剣士がアッシュにつけた評価と、同様のものを。 この男は、武術の才能などからっきしだが、それに根気よく指導をして徹底的に型をつけた達人がいる。 そう、この男の戦い方はどこまでも真面目で、覚えこまされた型に忠実だ。 しかしだからこそ、すぐに『看取って慣れる』猗窩座との巧拙は大きくなる。 であれば、もう容易い。 炎立つ刀身を、素手で捕えた。 それは、型のある真剣白刃取りですらない。 ただ剣が食い込むことを厭わず素手で掴んだだけ。 「しまっ……」 気圧の刃だけにとどまらない、本物の貫き手による凶刃で、避けようもなく抉った。 自ら傷つくことを微塵も懼れない鋼の肉体に、炎の剣山鎧は打ち破られる。 鬼の腕力による速さ重さをそのままに、胴が裂かれた。 胴が両断されなかったのは、銀炎が男の足場で爆ぜて跳躍を速めていた結果だった。 「ごふっ……ぐ、ゥ」 銀炎さえ飲み込むほど、鮮血が華として身体と地を濡らす。 出血ぶりから回復が追いつかないことを見取り、しかし追撃は緩めない。 アダマンタイトの刀は日輪刀の多々良鉄よりも硬度が高く、すぐに折られてしまうということはない。 であればこのまま捕まえて、返す掌で今度こそ胴を貫いて潰そうと身を捻じらせる。 「煌赫、墜翔(ニュークリアスラスター)……」 紅色の焔は、月明の色に浄化を受けた後も、敵に対しては天駆翔(ハイペリオン)のままだ。 そして天駆翔(ハイペリオン)を燃やす時、その血液は引火性を帯びる。 紅焔の戦意による加熱はなくとも、貯蔵魔力による強化は働く。 「爆血(バースト)ッ――!」 穿たれた傷口が、着弾によって返り血を浴びた拳をも引火させて爆ぜた。 本来は加速推進装置(ブースター)として機能させる、戦闘中に流した血液を。 性質が銀炎(アルテミス)に転じたことで、己の傷口は焼かないまま。 反撃(カウンター)であり、かつ追撃から逃れる離脱手段として起爆させたのだ。 片手で腹部を抑えながら、なお膝をつかずに再対峙が構えられる。 焼け焦げた手足が即座に新しい皮膚に生まれ変わる光景を見て、『底なしか……』と独り言ちるのが聞き取れた。 その言葉に、『底なし』と評するならば気づいてはいない、と確信する。 ――猗窩座の衰え知らずを、令呪の効力が未だに続いているためだと『誤認』している。 【猗窩座の体質そのものに変質の兆しがあり、回復速度が向上している】と、悟っていない。 主に伝えた『奥の手』こそが、それだった。 その兆しは、以前にも感じ取ったことがある。 既に頸は刎ねられていたのに、足は羅針を踏み鳴らし。 頭部がすでに消失しているのに、それまでを超える速度で再生が起こった。 それは、頸が弱点ではなくなろうとする境地だった。 完膚なきまでに敗北したというのに、まだ戦わなければと生き汚さに足掻いたときに、訪れたものだった。 サーヴァントとしての霊基は、変わろうと思って向上するものではない。 あくまで、生前の再現という縛りのもとにある。 であれば、それが何の契機もなしに起こるはずはないだろうにと、猗窩座は回顧をめぐらせて。 (……黙って見ていろと、言ったことか) 先刻の猗窩座は、七草にちかの訴えを一蹴した。 その少女が、己の主君にとってのただ一人、伴侶や家族とは異なるにせよ。 少女の訴え出たい言葉が、かつて猗窩座が聞き届けた『もう止めて』という言葉に当たるものだと察した上で。 別の生き物に変わろうとして、そうならなかった時。 猗窩座が脚を止めたのは、『もう止めて』という訴えを訊き入れたからだ。 強襲した懐古を受け入れ、最愛の人が手を掴んだ時に、その手を取り合ったからだ。 何より。 あの時は、潔く地獄に行きたいと思っていた。 あの時に逆の道を行かせようとしてきた■■■■■の姿は、なぜか思い出せなかったが。 今は■■■■■による呪縛の進行はなかった。 だが、それの代行となるように令呪二画分が『勝ち残ること』に費やされている。 その戦闘支援が、死ぬわけにいかないという往年の執念を後押し、体質の変化を促す踏み台(ブースト)となった――までは推測だ。 だが。 ――恋雪(あなた)は、あのまま往生した人間・狛治と共にあってくれ。『ランサー・猗窩座』には、現界にしがみつく理由ができた。 まだ、負けられない。 新たに護るべきものがいるのだから、その男が座した猗(イヌ)に徹する道理はどこにもない。 「あんたは、自分のマスターが好きなんだな」 しみじみと、そう感想を漏らした敵の後方を見る。 そこにはリンボとの戦闘を終えた犯罪卿、兵隊、女剣士のサーヴァントが集い、女剣士を制止するような遣り取りを交わしていた。 (悠長なことだ) ふつふつと、怒りが溜まる。 何も、仲間が危ういのに助太刀に入らない冷徹さに怒りを持ったわけではない。 この期に及んで、猗窩座とその主を、殺さないようにと言明しているらしきこと。 すなわち、『殺さなくとも話し合えば止まる』と認識しているらしきことに怒っている。 それは、彼の主君のことを侮っているに、他ならないから。 七草にちか達が止めようとしている男は、少なくとも彼女のことを理解していた。理解しようとしていた。 ――あの子は誰かを犠牲にしてまで自分の幸せを願う事のできる子じゃない そう言っていた。 だからあの子に聖杯を獲らせるのではなく、己が聖杯を獲ると。 承知の上で、戦っているのだ。 七草にちかが、己に向かって『止めてください』と言う事も。 彼女を理解し、彼女を裏切ると自覚し、それでもこれしかないと思い詰めている男に対して。 『七草にちかが説得すれば止まってくれるだろう』などと見込まれているのは、主君に対する侮辱である。 とはいえ、加勢があることは望ましくない。 剣士については闘気がはっきりと別格だった。 煉獄杏寿郎でさえこれほどはっきりと『至高の領域』を確信させることはなかった。 ややもすれば、常に重厚な威厳を放っていた上弦の壱よりも剣気は上回っているかもしれない。 だが、別格の女剣士とまともに殺し合うつもりはない。 猗窩座に対して殺さないまま制圧しようなどと、不覚を取っているのは標的の側だ。 そして猗窩座の主君は、もはや正々堂々と奇襲の類は行わないといった手段の選び方を、放棄している。 その三者に、動きがあった。 まず真っ先に殺したい獲物、犯罪卿が仕込み杖を拾い上げるや、その姿をかき消した。 同時に、闘気さえも霧散している。闘気とは霊体化をした程度で拭えるようなものではないとなれば。 (気配遮断か) これまでの立ち回りや能力値の低さから行っても、クラスはアサシンだろうと見ていたし、そこに意外さはない。 だが、闘気探知さえ掻い潜るほどにすぐれた隠形能力であるとなれば。 それこそ己の保有する『反骨の相』に相当する桁の無効化能力、ということになる。 とはいえ、埋伏した上での奇襲など猗窩座にとっては脅威ではない。 たとえ先手を取られようとも、その先手が猗窩座を穿つよりも。 それより猗窩座の後手が、先手を追い越して頸を刎ねる方が圧倒的に早いからだ。 その上で、猗窩座の探知から外れようとする、ということであれば。 (『魔力の要石を狙うぞ』という威圧、か) マスターは、サーヴァントのそば近くで控えた方が魔力供給が円滑に運ぶ。 まして、アーチャーとの戦闘が長くかかったこともあれば、マスターも付近に身を潜めているのではと勘繰られても致し方ない。 見つけ出して仕留めるか、失神でもさせて確保すればこちらの勝ちだとして、潜伏行動に移ったのか。 あるいはそれを匂わせ、『主の身に危険を及ぼしたくなければ撤退しろ』という脅しか。 だが、猗窩座の主もまた腹を据えていた。 気配遮断であろうという回答を念話に乗せると、即座に決断が返ってくる。 (大丈夫だ、こちらには護符がある以上、いざとなったら時間は稼げる。 たとえ護符が足りなくても、最後の令呪で君を呼べば、第一目標の犯罪卿は落とせる。なら、このままことを運ぼう) 気配遮断は、攻撃態勢を取ることでそのランクが大きく低下する。 リンボをアテにするのは業腹だが、護符から出した護衛もどきたちであれば、迎撃をする役目は果たすだろう。 残った二者はとなれば、アーチャーらしき兵隊は銃を担ぎ、射線ができしだい援護に回ろうという構え。 女剣士は、猗窩座と炎剣のにらみ合い、会話に移行する余地が途切れた頃合いを狙って戦場に割り入ろうと二刀を向けていた。 女剣士の眼光と佇まいに、本能が警告を鳴らす。 その視線は猗窩座の首筋へと吸われるように射定めている。 よもや既に似たような鬼と戦い、『こちらも頸を斬られるのはさすがに困る』とでも学習しているのか。 (――却って好都合だ) 猗窩座が利を取れるところは三つ。 ひとつは、『一度の戦いで令呪の全損をすることはないだろう』というきわめて常識的な判断。 いまひとつは、『頸以外を斬っても再生される』と相手方も覚えたであろうこと。 さいごのひとつは、鬼種のサーヴァントにはマスターとの視覚共有が伴っており、今のマスターは猗窩座の認識能力でもって戦場を見ていること。 つまり、常人ならば眼で追えない戦況であっても、猗窩座と息を合わせることが可能となっていること。 あるいは、『プロデューサーが出て来ざるを得ない状況を作る』という前提条件そのものが、彼らの枷だ。 猗窩座とその主君を奪還することが勝利条件なのであれば、彼らの敗北は決定している。 なぜなら。 猗窩座が役目を代行している主は…………『サーヴァントは生きた人間では無い』と割り切れるような性格をしていない。 でなければ、なぜ猗窩座に対して、君にだけは不誠実な真似ができないと首を落とされることさえ受け入れようか。 そんな男が、敬意を表すべき戦士だったアーチャーを、卑怯な横やりを受容までしながら打倒した。 『あなたのマスターを引っ張り出す』という訴えつづけた、少女の屍を乗り越えている。 そして、それは猗窩座にとっても同様だった。 『サーヴァントを一騎でも落とせば、その分マスターたる少女たちは安全になる』と、蝋翼と狛犬は賭けざるをえないから。 この手で失わせた者の声に応じることができないなら、せめて犠牲には意味がなければならないから。 だから。 「このまま聖杯を狙い続けたとしても、あんたのマスターはきっと死んでしまう! あんたは、それでもいいのか!?」 だから。 そのような、猗窩座も思わなかったはずがない問答を叫ばれて。 ならば現実を教えてやろうと言葉を紡いだのが、先陣だった。 「あの男は貴様らに猶予を与える約束の代償として、すでに寿命の九割がたの魂を盟主(サーヴァント)に差し出した。 ならば残りの時間は、願いを叶えることに費やすのがせめてもの救いだろう」 灰髪の剣士が、言葉を詰まらせる。 悲しみとも怒りとも受け取れるような表情へと変わる。 それこそ、拮抗が崩れる潮目だった。 すっかり踏み荒らされた叢の地に、羅針の文様を描く。 灰の剣士が我に返り、猗窩座の先手に後れを取るまいと地を蹴る。 決裂を察した女剣士が控えていた地点から脱し、戦場の主力にならんと迫る。 銃の弓兵が猟銃を構え、射線を確保しようとする。 羅針の文様でそれらの立ち位置が網にかかった。 猗窩座にとって致命傷を与えないままに勝利するともなれば。 彼らが狙っているのは刀による頸の寸留めからの、狙撃と銀炎による包囲網の形成、といったところ。 反撃できない状況を作り上げ、『あなたも撤退のために最後の令呪を切るのはもったいないだろうし、マスターに連絡してくれないか』と訴える。 (ならば、先に【こちらから頸を落とされ】る) 銀炎の刀身に滑り込むように自ら剣閃に入る。 その男は、戦士としてはある程度の熟練者ではあっても、剣才そのものは不器用者のそれだ。 振り抜こうとした刀身をとっさに返すには、猗窩座の行動が予想外すぎる。 同時に、三画目の令呪を解禁。 猗窩座にかかる『速度』を向上(ブースト)させ、頸の即時再生と、灰髪の男への反転(カウンター)でもって致命傷を与える。 犯罪卿が第一の標的であったところは惜しいが。 『七草にちかのサーヴァント』を仕留めることは彼女の戦線離脱にも繋がり。 さらに言えば、その男を討つことで、助太刀の女剣士を除いてまともな戦力はいなくなる。 これをもって、『実質的に己の手で陣営を壊滅させている』と申し立てる。 海賊陣営でやっていくための立場と発言権の獲得、残存する少女たちへの約束を建前にした寛恕。 それらは、主君にとってもっとも残酷な展開を回避するために必要だった。 また同時に、女剣士と銃兵にそれらを邪魔立てされないための同時攻撃を敷く。 すでに、戦闘中に徐々に河川沿いに接近していた男(マスター)が近辺で待機し。 リンボより与えられた護符から、黄緑色の雷を呼び出し、銃兵にぶつける。 肝要は銃兵への攻撃それ自体よりも、その付近に気を失った少女達や七草にちかがいることだ。 マスターを狙う『ふり』の雷鳴。 犯罪卿にそれを捕捉されたとしても、残った護符の式たちと残りわずかな人形兵士で撃退には充分。 視覚共有の恩恵でそれら三つは主従の呼吸を合わせて行える。 たとえ女剣士が、全てに追いついて対処できる『誰も死なせなかった剣士』ような類の人物だったとしても。 まったく同時に予想外しを三つ仕掛けられた上で。 『たとえ反撃を受けても再生力が強化されている』という隠し手も加われば、対処できる意識の容量は越える。 灰髪の剣士を回復でも追いつかぬよう斬首した後、こちらは令呪の加速をそのまま撤退し、主を連れて離脱する。 七草にちかは、サーヴァントの絶命にどのような顔を見せるのか。 それを視覚共有であの男に伝えてしまわぬよう、二人の剣士だけにを視線を注いだ。 一撃をこちらから受けることで全てを仕掛け。 一撃を加えることで戦果をもぎ取る。 羅針によって灰髪の剣士の動きを、つぶさに汲み取る。 接近する女剣士に、いつかと同様の『いますぐこいつを殺さなければまずい』という総身への警告を感じ取り、踏みとどまる。 いざ、と二者は迫り。 来るがいい、と一者は貫き手を構えた。 その、まさに勝負直前の際だった。 ――犯罪卿が、猗窩座の背面にて気配遮断を解いた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー どうしても顔を見ずにはいられなくて、田中摩美々のそば近くに寄った。 途中で七草にちかと眼があったけれど、何も言えず、言う時間もなく。 ただ、あなたのサーヴァントは大丈夫だと、曖昧に笑いかけるしかできなかった。 思えば一か月間、摩美々との遣り取りも、七草はづきとの連絡代行も、悩んでばかりだった。 本当の【プロデューサーさん】なら、もっと励ましになるようなことが言えたんじゃないかとか。 どう足掻いてもただの人殺しに、年頃の少女達の面倒を見られているだろうかとか。 こんな心も体も弱いサーヴァントに命を預けさせてしまって、本当に申し訳ないとか。 そんな想いが抜けないまま自信を表して笑みを顔に貼る、そんな一か月だった。 しかし、彼女は、その悪党【モリアーティ】のことを頼りにしてくれた。 真名を知った時点で、大罪を犯してきた悪人であることなど明らかだったのに。 先入観を持たず、さりとて無条件に寄りかかりもせず接してくれた。 どころか、家族、友達、パートナーだと、身内を想うのと同じように思ってくれた。 それは合流が果たされるより以前の、炎上する世田谷区での道程においてもそうだった。 なぜ、ウィリアムは流転に次ぐ流転の状況であった世田谷区の戦いが終わった後で、ことの次第を把握していたように現れることができたのか。 また、なぜ『ベルゼバブが絶刀を受けた上でなお反撃しようとする刹那』という計ったようなタイミングで、世田谷区の起爆を発動させられたのか。 それは、アシュレイ・ホライゾンに対して戻って来いと呼びかけていた少女――七草にちかの、すぐそばで。 田中摩美々もまた、念話を繋げていたからに他ならなかった。 大型バイクによって運ばれながらの逃走劇から始まった念話でのナビゲートは、ひそかにベルゼバブの襲来後も続いていた。 確約された死を意味する脅威がそこにある窮地だったのは疑いない。 だからこそ、その言葉も恐慌に浸食されて、『分からない』という泣き言が何度も混じるものではあったが。 偶像・七草にちかのライダーが明らかな絶命を遂げたことも。 『狡知の首を差し出せ』と、脅迫ですらない命令を告げられていたことも。 櫻木真乃のアーチャーが到着した上でなお、敵うべくもなく地に叩きつけられたことも。 そして、死んでいたはずのライダーから『もう一人』が顕現し、戦況の逆転と不条理とを同時に呼び起こしたことも。 その煌めく翼がどういうものだったのかということも、アーチャーの少女とアイドル達がその手を掴んで引き戻したことも。 それらの全てを伝令に徹するまで、摩美々は意識を失わずに念話を続けるための戦いに尽力していた。 令呪を使って声を届けられた七草にちかでさえ、気絶しかけるほどの恐怖と脅威にさらされていたのだ。 摩美々もまた、同じ重圧に耐えることは絶対に楽ではなかった。 それでも念話が途切れてしまえば、大切な相棒(パートナー)が最悪の想像をすることしかできなくなってしまうから。 正確に戦況を伝えて、言葉で励まし合うことさえすれば、必ず最善の一手を打ってくれると信頼していたから。 そうして、世田谷区の崩落と今度こその逆転によって張り詰めた緊張が切れてしまって。 ウィリアムが合流した時には、摩美々もまた目を閉じて公園の地面に倒れていた。 今まさに、紫色の髪を垂らしながら眠りに落ちている姿のように。 呼吸が楽な姿勢をとらせることも兼ねて助け起こせば、たしかな暖かさが伝わってきた。 茹だる熱さと沈む冷たさの。 その二つがないまぜになった、『ぬくもり』と呼ぶのだろう温度が、蜃気楼のように寄り添ってくれる。 この暖かさに甘えることができたから、ずっと歩んでこれた。 蜃気楼の少女は、圧倒的な暴威たる魔人から『狡知の首を差し出せ』と勧告されても。 嘲笑する獣から、偶像とその従者たちは役立たずの蛆虫だと揶揄されても。 どれほどの勇気が要ったことか計り知れない反駁の声をあげて、庇ってくれた。 犠牲になれと、役立たずだと糾弾する声から抗って、貴方はここで生きていていいのだと是としてくれている。 まったく無防備な、瞳をとじれば実年齢より幼く見える、意識のない姿を見下ろしていても。 あなたの手は掴んでいるから、犠牲になろうとするなと。 倒れている今でも、手を離さないでくれているのが、確かに分かる。 手と手が触れあっていない時でも、あなたの居場所はここだと掴まれている。 だけど、手が繋がっている上で。 それでもこの頭は、今の状況について【ためらってはいけない】ということについて、考えてしまって。 状況はこちらが優勢で。 プロデューサーのサーヴァントは撤退か敗戦かを迫られているような多勢に無勢で。 だけど、きっと事は『停戦』では済まない、確実な『どちらかが脱落する殺し合い』になる理由に、ウィリアムだけが感づいていて。 古手梨花のセイバーがもたらした情報が、ウィリアムから見えている盤面を、がらりと変えてしまって。 それを相談している時間も猶予も、ここにはない。 Hに対して警告したくても。 助力してくれるセイバーに説明しようにも。 七草にちかのアーチャーに『撃ってくれ』と依頼しようにも。 プロデューサーのサーヴァントは、それらを待たずに状況を進めてしまう。 『その行動』だけは軽率に決めてはいけないのに、今決断をしないと、きっと更なる犠牲が出てしまう。 そう確信していることに、論理的な理由はあるけれど。 それだけでない、ひどく感情的な理由が伴っていることも自覚している。 彼らはきっと、この戦場で犯罪卿か、七草にちかのライダーを、確殺する腹積もりでいる。 殺すための算段ができあがっている。 ただ無意味な抵抗を続けているわけでは、絶対にない。 たぶん、プロデューサーの気持ちをより強く分かって、共感しているのは。 同じ七草にちかを愛する者である、彼女のライダーなのだろうけど。 それでも、【今この場で、絶対に283のサーヴァントを消そうとしている】という本気にかけては。 きっとウィリアムこそが、誰よりも分かってしまうから。 なぜなら、彼も常に、その可能性を留保してきた悪の側だから。 先刻の戦闘でも、【全滅するぐらいなら、摩美々だけ連れて令呪で逃げる】という選択肢を留保していたのは、彼ぐらいの者だろう。 自分はずっとそうやってきたから。 だから、絶対にあなた達は私達に牙を届かせるのだろうなと。 セイバーとの実力や、人数が違い過ぎるとか、やってみなければ分からないとか以前の、実感として悟ってしまう。 たとえそれが叶わず、セイバーの少女剣士がさらなる上手だったとしても。 そうなったら彼らは、きっと停戦ではなく『どちらかが脱落する』にまで発展してしまうのだろうなと、そう思える根拠もある。 むしろ、ライダーのように共感ありきで始まっていないだけ。 彼のことを畏れる気持ちは、ウィリアムの方がよほど大きかったかもしれない。 『283プロダクション』を運営している一か月の間に、素晴らしい評判しか聞かなかったような人物だから。 プロデューサーとして見れば自分よりはるかに優れていることは、プロデューサー代行だった山本にも話したところだから。 理不尽な支配をもって相対されるのは、それがどれほど圧倒的に力をもった暴力であってもウィリアムには既知のものだ。 だけど、どこまでも誠実な精神力と、己を上回るやもしれない人間的魅力をともなって敵対されるなどというのは、未知の恐れだった。 たった一人、言い訳しようもなく敗北した『彼』を除けば、初めてだった。 ずっとずっと、誰かを騙して、陥れて、黙らせて、そういうやり方で生きてきたから。 彼に対して、『切り札かもしれない七草にちかと合流してから会いに行く』という保留の行動しか選べていなかった時点で。 他のどの聖杯狙いよりも、脅威を抱いていたとさえ言えるかもしれない。 『もし自分の意見とプロデューサーの意見が対立すれば、摩美々は後者の側につくのではないか』と。 当初は、そうやって摩美々にひどく失礼な想いさえ抱きもした。 だから、ここでプロデューサーが『仕損じる』とは考えない。 その上で、決断をするならば。 今この場で、敵も味方も問わずに『自分以外のサーヴァントが脱落する』という結果が生じてしまったら。 状況はそう遠からず、全員にとっての袋小路、行き止まりになる。 そう思える盤面が、できあがっている。 その未来を読んでいる者が、この場にウィリアムしかいない。 そうか、さきほどアイドル・七草にちかを庇った少女・七草にちかは。 こんな『考えている暇はない』に立ち向かったのかと、畏敬と罪悪感が沸く。 あのタイミングでアイドル・七草にちかに自己肯定を促すような言葉をかけたことが。 かえって少女・七草にちかを諦めの道に進ませてしまったのではないかと、そんな後悔が消えない。 そんな想いにかられながらも、やはりいつかと同じだった。 ――友達(キミ)にだけは、生きて帰ってほしい 彼女の手を、ふり払う大罪をふたたび犯してしまうよりも。 彼女の手から体温がなくなる方が、やはり嫌だと思ってしまって。 もっと言えば、この場でプロデューサーと完全なる破局を迎えてしまったら。 櫻木真乃のアーチャーの頑張りは、無駄になってしまい。 七草にちかのライダーの慈しさは、届かなくなってしまい。 界聖杯(ここ)に至るまでの間に、大勢の人を殺して。 界聖杯(ここ)に至っても、彼女たちを護れなかった私が。 それでも、独りでは無いと救いを得られたというのに。 もともとその温もりを受け取れるところにいた男が、その救いを得られないのは、やはり理不尽だ。 アイドルの少女達が殺されたのは、1人だけのせいではないと田中摩美々は言ってくれた。 だが、プロデューサーは未だにそう思っていない。 きっと、眼前の敵対者たちは、自分が少女達を護れなかったと、背負い込んだままになっている。 それらを、彼(プロデューサー)に今こうして、単独主従(ひとり)だけで間違いを清算させるぐらいなら。 私もまた共に間違えて、幾らかその『責任』を持って行こう。 だから、これが【犯罪卿(わたし)】としての、最後の悪企み。 ――あなたは、ここで他のどのサーヴァントでもない、私を殺してもらう。 ――そして、その罪と責任は、あなた達ではなく、私が多くを持って行く。 ――あなたが私を殺したことは、確かにアイドル達を生かすことにも繋がったと、そう思えるような結果が残るようにする。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ごく脆弱な闘気の持ち主だった。 それが、背中から斬りかかれる位置取りで仕込み杖を穿とうとしている。 (人間(マスター)を狙わない?) 背後を振り返る前に、羅針の反応にかかったことでそれを理解し。 背後を振り返る前に、灰髪の剣士も女剣士も困惑を顔に宿したことから、『仲間にも予想外の独断専行』だと把握する。 (――だが、仔細ない) これが狡知をめぐらせての奇襲だとしたら、それでもなお目算が甘すぎる。 気配遮断さえ解いてしまえば、ゆるやかに飛ぶ蝶を叩き落とすに等しい。 それほどまでに、彼だけが、戦士としては次元が隔たっていた。 いくらサーヴァントになったとて、鬼と只人、超人と俗人の格差は優しくない。 吹き飛ばせば、二人の剣士がそちらへと方向転換するかもしれないため、その場で始末する殺し方を選択。 貫手によって貫いたり縊り殺しにすれば死体が荷物になるため、利き手がすぐに空けられる殺し方を選択。 こうして、『いかにこの敵に対処するか』ではなく。 『いかに二人の剣士へと切返す邪魔にならないよう対処するか』を判断基準にすれば足りる動きで。 しかし、主君が何としても落とさねばならないと見定めた標的を落とすための、慢心はなく。 何かの罠を仕込んでいないとも限らない外套で覆われた胴体を突くことは避けて。 同じく、襟を深く立てて見えぬようしている首回りを刎ねることも避けて。 鬼人の拳速をそのままに、顔面急所へと吸い込ませ。 かつて、人を護るはずだった拳を始めて殺戮に使った時のように。 その致命打はあっけないほどに、軽い音をともなった一撃で為済まされた。 吹き飛ばすのではなく、抉って刈り取るための拳は、蜘蛛という生物的弱者の左顔面に突き刺さり。 左眼球を潰し、顔の大部分を血塗れにし、白皙の容貌から深遠なる脳にかけてを構成する骨を砕き。 霊基(いのち)としては修復できないほど、再起不能にした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー →