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ながされて藍蘭島エロパロSS 『寝取られて』 第16話 1 姉のいない食卓が済むとあやねは風呂竈に薪をくべ、いつもより長めにのびのびと浸かってからもんじろうと入れ替わった。彼が大きくなった現在は浴室が手狭であるため、しかたなく一人で入れるようにしている。 「ふう、いいお湯だったわ」 彼女の家の風呂は長州なので一度沸かせば冷めにくいが、それでも姉がいない分熱い湯を貰えるのは有り難かった。 「誰かさんがいないと静かで心休まるし、一概に悪いとは言えないわね♪」 しかも今日の食後の片付けは母のちづるの番なので、この後の時間──と言ってももう寝るのを残すのみであったが──は自由であった。 「そうだ、いつもより念入りに髪を梳かそうっと。そんで明日、おめかしして行人様に会いに行けば──」 『行人様、どお?』 眩しいぐらいに光り輝くあやねの黒髪がふわっと流れ落ちると、 『素敵だよ、あやね。その髪……君の顔も……いや、何もかもが素敵だ……』 と、(実物とはかなりかけ離れた美形で高身長の)行人がじっとあやねを情熱的に見つめる。 『い……行人様…………♥』 ──などと、バラ色の妄想が頭の中のお花畑に広がる。 「ぐふふ…………行人様ぁ~♥ ………………はっ」 静かな片廊下の真ん中で身をくねらせていたあやねは我に返った。 暮色の空遠くに蕭索(しょうさく)たる烏の鳴き声が聞こえる。 上機嫌で鼻唄を口ずさみながら自室に戻ると、行燈を灯してもんじろうを待たずに蒲団を敷き終え、下ろした髪をゆっくり梳かそうと鏡台の前に鳶座りした。 そして、鏡台の抽斗(ひきだし)にしまわれている唐櫛を取り出そうと腕を伸ばしたところで、はたとその動きが止まった。 櫛の隣に置かれた麻布の包み。 「…………」 その中身に想像がめぐると、途端にあやねの両頬が赤くなった。 脳裏に蘇る先日の光景── 忍び一家とぱん太郎の爛れた性の宴をこっそり覗いているところをみことに発見され、バラさない代償にその場でからだを弄られるのを許してしまい、彼女の手管で得も言われぬ心地にされてしまった──。 (みことったら…………!) あの時の記憶を思い出したせいであやねの頬はさらに秋が深まるがごとく染まり上がる。肌に直接触れられ愛撫されるとおかしな昂ぶりを抑えられず、気持ちも変になってしまったのだが、こうして後から振り返ってみれば、そのことに猛烈な羞恥を覚えるのだ。 その際に使われた怪しげな道具がこの包みの中身であった。みことの手から離れて逃げるように帰った後、懐に入っていたのに気付いた時はもう家の中であった。以来一週間ほど経っていたが、この奇態な代物を突き返そうにもみことに出会えず、致し方なくこうしてまだ持っているのだ。 だけれど── (皆んなあんな心地を……いえ、多分あれ以上に……感じてるってわけ……?) だからこそ誰しもがぱん太郎とからだを重ね、我を忘れたように乱れ悶える──そうやって女らしくなって── 抽斗の中であやねの指が滑り、櫛ではなく包みが取り出された。 そっと麻布を開くと、下品なほどにツヤツヤと光る薄桃色の細長い卵が棒の切れ端と紐で繋がっている珍妙な物品が姿を現した。みことはこれを“ローター”と呼んでいた。 「ろうたあ……ねえ…………」 握る部分である平たい棒の上部に花のような円板状の小さいつまみが付いていて、それを回すとカチッと鳴り、 ヴヴヴ…… と、あやねの掌の上で卵が微音を立てながら細かく震動し始めた。こうしてつまみを回していくと動きが変化したり震動が強まったりする仕組みになっていて、あやねからすると妖かしの力が籠められているようにしか見えないつくづくケッタイな代物である。 (行人様にとっては見慣れた物なのかしら……?) つまみを最大にするとびっくりするほどの勢いで震え、音もかなり五月蝿かった。壁を隔てた母の部屋にまでこんな音が響いてはまずいとあやねは慌ててすぐ止めたが、本土には摩訶不思議な道具がある──と、まるで生き物のように勝手に動く様を半ば呆れ気味に思い返した。そんな頭の隅にちらつくのはみことの言葉であった。 『経験ある女になってこっちから優しく手ほどきすれば、案外簡単に落ちるんちゃう?』 姉の言葉がそれに続く。 『だから女を磨け、ってことなのよ』 行人が意識してしまうような大人びた女になるためには、ああいった行為──男女の行いもわきまえる必要があるというのならば、自分にはそれが── 「……ない……わね…………」 強がりはひとまず置いておいて素直に己を省みてみると、そう考えざるをえなかった。人並み以上の器量を持っている自負はある。だが、皆がぱん太郎とやっているようなコトを自分もやれるかと言えば── (悔しいけど──) と、一瞬気弱な表情になって俯いたあやねだったが、 (──で、でも……もし、行人様とああいったことができたら──行人様の腕の中に抱かれたなら──) その空想はたちまちのうちに少女の心をときめかせ、心臓をドキンドキンと高鳴らせた。高揚は瞬く間に全身へと広がり、鏡に写る顔が再び朱に染まる。 熱に浮かされたように、ほぅ……と、ひとつゆるい息をつくと、あやねはキョロキョロと室内を見回した──人影があるはずもない。もんじろうはまだ入浴中だし、母も自室だろう。 少女は崩していた両脚をもう少しだけ開くと、隙間ができた浴衣の裾の中へ──太ももの谷間へと怖ず怖ずと空いてる方の手を潜らせた。 湯上り直後もあってか、下着越しに感じる淡い茂みに囲まれたソコはやけに熱く感じられた。 「んっ…………」 みことに触られた時の気分──あの奇妙な感覚がからだの内奥に湧く。そして、外から指でなぞり上げただけで四肢に走る軽い痺れに、 「んんっ…………!」 と、あやねは再び小さな吐息を漏らした。 (洗ったり拭ったりする時は何も感じないのに……) ぱん太郎の屋敷から逃げ帰ってまずしたことは、ねとついた下着を急いで洗うことだった。みことの指がやけに滑らかに動いていたのは感じていたが、それはアソコから滲み出した体液のせいだったのだ。その粘液が今、また微かに滲み出て来ている気がする。 あやねは首を真横に巡らせ、障子の向こう側を気にした。廊下に気配はない。カラスの行水という言葉があるが──もんじろうは烏ではないが──綺麗好きの巫女一家に感化されたのか、長風呂で丹念に躰を洗う。出てくるのは当分先だろう。 (…………少し……だけ………………) そう決めるとパンティーを膝まで脱ぎ、おそるおそるローターを股の間へと近付けていく。 こみ上げてくる羞恥心が耳朶を熱くさせ、ローターを持つ手が震えたが、あやねは行人の姿を思い描きながら、一番弱い振動にした卵の先をちょこんと割れ目に当てた。 「あっ…………!」 たちまち微細な振動がアソコに広がり、あやねはわずかに腰を引きつらせて声を上げたが、すぐに気を落ち着かせて行為を続けた。 ヴヴヴ──と聞こえるか聞こえないかの音を立てながら、抓まれる指に従って筋目のような秘裂を上に下にと移動するローター。 「あ…………あ…………」 なんとも言えない、これまで未知だった感覚──全神経がソコに集中する。くすぐったく、たまに抑えがたい情動がこみ上げてきて思わずローターを離してしまうが、しだいに両脚が開けていく。こわごわと動かしながらも、あやねはローターを使うのに夢中になり始める── ヴヴヴヴ…… 「あ…………ん…………や…………」 長い間は辛抱しきれないので、何度も離しては気を静め、再びくっつけるのを繰り返す。 だがそれも慣れてくるに従って押し当てている時間が長くなり、その甘い刺激に頭がぼうっとなってくる。 ヴヴヴヴ…… 「ん…………あ…………あ…………ン…………」 湿り気を含んだような吐息。 先日知ったばかりの感覚だった。切なくなる気分に反してからだは火照ってゆく。股の間が熱く疼き、下半身が痺れ、力が抜ける──。 「行人様…………」 ドキドキと心臓が高鳴るままにあやねは愛しい男子を思い浮かべながらローターを滑らせ続ける。いつのまにか脚ははしたなく扇と広がり、帯から下がはだけていた。 ヴヴヴヴ…… 「ん……ん……あっ……ぁん…………♥」 きもち──いい── ──偽らざる感情であった。 今までこんな行為をしたことは一度もない。自分で自分を慰めようなどとは思いも至らなかった。 だけれどあんなものを見せられては──と、ぱん太郎と女たちの営みを思い出してしまう。ぱん太郎の逞しい肉棒を突き入れられて絶え間なく嬌声を上げる姉たちの姿──。 これまで経験したことのないおかしな感覚に陥っていくのが怖いという気持ちは心のどこかにあった。が、同時に好奇心や欲求もあった。それに、 (これで女らしくなって……行人様の気が引けるなら……) という理由が、あやねの手を止めることを阻んでいた。 …………いや、本当にそれだけだったのか…………? そうしてしばらく秘裂の表面をなぞっていたあやねだったが、しだいに物足りなさを感じるようになってきた。みことは中まで入れてきたものだ。それを思い出し、多少不安を抱きながらも陰裂を指で押し拡げる。中がぬるぬるしてきていることは少し前から気付いていた。 綺麗なピンク色の肉唇の中へと震えるローターの先端を差し込む。 その途端、 「ひぅ……!」 粘膜に直接振動を覚えたあやねの腰が弾かれるように跳ねた。からだにブルッと震えが走った後、全身がカッと熱くなる。慌ててローターを取り出した。 (…………) 脱力したように緩んだ表情の中には、期待と悦び──が、混じっていたかもしれない。 初めて自分で──自分の意志でその部分に異物を入れた──。 感触は悪いものではなかった……。抜いてしまったのはむしろ振動が生み出す快感に我慢できなかったからだ。 (こ、こんなに気持ち好かったっけ…………?) ローターは膣の入り口にも届いていなかったが、少女の脳裏には反射的にぱん太郎のあの極太竿で貫かれる女たちの嬌態が浮かび上がっていた。 (男の人のモノって……こんな……風に…………) その時不安や恐怖より好奇心が勝ったのは、あやねの持ち前の性格やローターの小ささの他にも、ぱん太郎たちの心底気持ち好さそうな様子があったからなのは間違いない。その浅ましさに呆れ果てたとはいえ、彼女の目に映っていたのはまぎれもなく愛し合う男女の姿であった。──性慾という淫らな形だが。 あやねの手が網膜に焼き付いたぱん太郎の腰の動きを自然と参考にしてしまう──普段の彼女であればすぐに察して拒絶反応を起こしただろうが、生まれて初めての自涜にすっかり気を取られていた少女は、気付くことなくぱん太郎の抽送ペースでゆっくりとローターを動かし始めてしまっていた。 ヌチュ、ヌチュ…… 振動する卵の半分がすんなりと割れ目の中に沈んでは現れるを繰り返す。 「あ……あ……!」 痛みなどない。振動が生み出す心地好さしか感じられない。そうとわかると異物を挿入する怖れも薄らぎ、あやねの手つきは段々と大胆さを帯びて肉の合わせ貝のより奥にローターを挿し込んでゆき、とうとう先端が膣口を突き擦するようになった。まだ小指も通らないほど狭く固いその門扉は軽い力で多少押し当てるだけでは到底びくともしない。その部分で止まる感触はあやねも分かっていた。しかしこんなに小さくて丸い物であれば無茶をしなければ傷つくことはないと安心感を持ち、これまでとやや違う刺激にさらにおかしな感覚を覚えていくのみであった。 ヌチュ、ヌチュ、クチュ、クチュ…… (あ……あ……あぁ……い、行人様ぁ……♥) 潤いが増していく一方の秘裂に気付くと、(感じてるんだ私……こんなコトして感じてる……やだ、お姉ぇ様やお母様みたいに……あぁ…………!)と、あやねの胸の鼓動がさらに高まり、あたかも微弱な振動がそこまで届いたかのように奇妙な感覚が頭いっぱいに広がって痺れ、少女の理性は蝋燭が燃えるようにじりじりと溶け落ちてゆく。 そして──ローターを動かす手つきがさらに熱を帯びてゆく── ヌチュ、ヌチュ、クチュ、クチュ…… 正面に映る自分の顔が別人のように変わり始め、声が漏れ続けているのにもまるで気付かないあやね。 それほどの気持ち好さだった──だが、あやねは行人の姿を頭に描きながら快楽に浸っているつもりでも、ローターの出し入れは未だ意識しないままぱん太郎のピストン運動を模倣していた。 さらに言ってしまえば……行人があやねの上に覆い被さって優しく腰を振っている妄想の元絵は、これまで盗み見てきたぱん太郎と女たちの性交に他ならない。初めて自慰をする処女の想像とは思えないほどの具体性があったり、抽送が主体なのもそのせいであった。 つまりそれは── ヌチュ、ヌチュ、クチュ、クチュ…… 「あん……あん……あん……♥」 期待以上の快美感にとうとう堪え切れず、背後の蒲団へと寝転ぶあやね。最初に抱いていた羞恥心はどこへやら、帯が緩み浴衣の裾がめくれるのも構わずにさらに股を広げ、下腹部や内股を撫で回しながらローターを前後に動かし続ける。 その突き入れに合わせて引き攣るように浮き上がる腰。 半ば自然な躰の反応であったが、記憶の中にあるぱん太郎に突かれている女たちの動きを見習っているのも確かだった。 ここまで来るともう、男根と見做したローター──あやねの想像の中では猛々しく逞しい威容を誇るそれは、明らかに行人のモノではなく──まごうことなきぱん太郎の傑物であった。 ちなみに……こうして脳裏に鮮明に描けるほどぱん太郎の股間に生えるものを覚え込んでいるあやねであったが、意中の少年のそれはまだ見たことがない。いつだか温泉かどこかで行人の全裸を見る機会があったが、その時は下半身に注意を払っていなかったので記憶は曖昧だ。当然、彼が性行為をしているところなど論外である。 ──要するに、あやねを抱いているのは……そう。 ぱん太郎であった。 忌み嫌っているはずの男に組み敷かれ、あの逞しい肉棒で女にされている夢想にあやねは浸っていたのだ。 生まれて初めての自慰。想像上とはいえ……その初体験の相手が恋しい想い人──ではなく、恋い慕う男性(ひと)がいる少女たちを次々篭絡し、孕ませ、ことごとく己の女(モノ)にしてきた男が務める。 自信と経験に満ちた腰の使い方は、まぎれもなくぱん太郎のそれであった。 違う見方をすれば、行人はここでもまた、自分を想ってくれているいじらしい少女を──それも彼が此の地に流れ着いて以来、島娘たちの中でも特に一二を争うほど親密になった美しい少女を。まだぱん太郎の慾望の手に穢されず、清いからだを守り抜いてきた最後の乙女を──。彼にとってもはや唯一無二とも言える生娘を──そんな存在であるあやねですら。 行人はそんな貴重な少女の慰みの相手役ですらぱん太郎に横取りされたのだ。 股を開いたあやねにいきり立った肉棒を突き立てるぱん太郎。 ぱん太郎の孕まし棒に貫かれて女の快楽を憶えるあやね── 性具が生み出す気持ち好さに支配されながら耽り入る淫靡な妄想であっても、純情な娘の精一杯の願望であったが──そんな淡い想いの皮の下で、あやねは欲情に衝き動かされるままにぱん太郎に犯されながら、アソコを熱く火照らせていたのだ。それが実態だった。 ヌチュ、ヌチュ、クチュ、ヌチュ…… そこまで考え至らずとも、(何なのこれ──)と、あやねは頭の片隅で驚きを持ち、自衛本能の一部としての警戒心は湧いていた。だが甘美な感覚を一旦許してしまうと、痺れるような淫惑があっという間にからだの隅々まで行き渡り、そんな疑心は霧散してしまうのだ。この島の娘たち誰しもが持つ──いや持たざると言うべきか、根本的な部分まで根ざした性への免疫の無さであった。 ヌチュ、ヌチュ、ヌチュ、クチュ…… 「あぁ……あぁ……あぁん…………♥」 行人を想っていても、無意識下ではぱん太郎に犯されて悦んでいるあやね。 秘腔から溢れる淫液はもう指までぬるぬるにしていた。割れ目からこぼれ出した蜜汁が会陰を伝って後ろの穴まで濡らす。 初めてなのにこんな……と、あやねの全身が幾度も切なく震えるが、止めるという選択肢は遥か彼方に遠ざかっていた。もっと味わいたい──初めての怖さもある反面、それよりももっと続けたいという慾求が頭の中を強く占め、つまみをいじって振動を一段階上げさえしてしまう。ヴーンという音がしっかりと耳まで届くほど高まったローターによってさらなる心地好さがあやねを襲い、クチュクチュと水っぽい音をさせながら盛んな抜き差しが繰り返される。 「あぁ、あぁ、ああ……ぁぁ……♥!」 あやねの自慰はいよいよ、まだ性行為を知らないうぶな娘の可愛らしい行為とはかけ離れた濃密さを醸し出してきた。実際の子作りセックスをひな型とした生々しさのある擬似性交。 ヌチュ、ヌチュッ、ヌチュ、クチュッ 抓む部分を十分に残した浅い抽送で未だ膣口を通過していなかったが、厚い肉唇の中でローターの振動は心奪われる悦惑を絶え間なく少女に与え、あやねはうっとりと瞼を閉じ、蒲団の上でからだをくねらせ、上擦ったため息を何度も吐く。 そうして──ぱん太郎の逞しい男根に責められてゆく── 淫具に合わせてわずかに振られる腰。切なさはどんどん増してゆき、あやねはさらに感じる箇所──陰核にも直接ローターを当てるようになる。 (ああっ、ああっ……! ここも……イイわ…………♥) 下腹部をブルブル震わせ、目をとろんとさせながらそんなことを考える。天井の模様など意識に入って来ない。アソコの疼きがズクズクと強まり、髪の毛の先までおかしな気分に浸(ひた)ってしまうようであった。行人の姿を脳裏に思い描きながら──その実、ローターはぱん太郎の挿入タイミングであやねの秘裂に出入りする。のしかかる少年──の姿をまとった巨体の男──。 そして──それはついにやってきた。 (あぁ、くる…………!) からだの奥底からこみあげ頭の中を網取るように広がってゆく得体の知れない灼熱の情動。みことに弄られた時も最後に感じた── 「やだ、やだ……いや……なに……あ、あ、あっ……あぁ……!」 ヌチュ、ヌチュ、ヌチュ、ヌチュッ 嫌だと言いながらも嫌悪感はない。手も止まらない。ここまで来るともう本能が勝手に躰を突き動かしていた。拡げた両脚を突っ張らせ、ヌチュヌチュと湿った音を立てながら初めてとは思えないほどリズミカルにローターを抜き差しする──ぱん太郎の腰振りのテンポなのだから小気味よくて当然とも言えた。ローターはぱん太郎の孕まし棒と化していよいよ膣口の中へ半分入り、次は処女膜に届くかという勢いになっていた。 ヌチュ、ヌチュ、ヌチュ、ヌチュッ、ヌチュッ、ヌチュッ、ヌチュッ 「ンッ……やぁっ……ゥンッ……アッ……ンアァ……♥!」 急速に白く霞みがかってゆく脳内で本能が流す記憶の映像。それは行人──ではなく、ぱん太郎の肉棒挿入──射精に向かうラストスパートであった。 それを想像したあやねの胎奥が一気に熱くなり、疼きをおぼえるアソコがキュッと締まる。肉貝に挟み込まれたローターの振動をこれまで以上に感じてしまう。 だがさすがにそこで気付いてしまった。 (あっ……だめっ……! あんな奴のこと……考えながらぁ……!) ──数瞬遅かった。その時にはもう、絶頂への疾走は坂道を駆け登り始めていた。 「ッア────!! ンアァ…………♥!!」 がに股のようになって腰を浮かせ、ローターを深く差し込んだままビクビクと震えるあやねのからだ。 肉体の歓喜の瞬間。 少女の本能は理性による抑制の鎖から外れ、刹那の寸秒だけ再び解き放たれた。 「────ッッ♥♥!!!!」 人格の必死の命令を無視して陶然と脳内を彩ったのは、あやねの体内で鉄砲水のように精を放つ大男の姿。ぱん太郎と下半身を一つに繋げ合いながら子種を送り込まれている自分自身の姿──。 「あ………………ぁ………………あぁ………………♥」 直前にはっきりと意識してぱん太郎の肉根を重ね合わせてしまったローターは、振動したまま、処女膜を突き破らんばかりに膣口の中へまるまる呑み込まれてしまっていた。 ビクビクと腰を引き攣らせながら、経験したこともないほどの鮮やかな薔薇色に染まったアクメの波──。 あやねは忌わしく思っているはずの男から望んでいないはずの種付けを受ける想像をしながら、至幸の快美を迎えたのだった。 2 子作りしてみるかい、と誘い掛けられて胸中に浮かんできたのは、安堵感と対抗心であった。もう残りわずかな未経験者の中に自分が含まれているという事実。でも私だって歴とした女、それもそんじょそこらのなんか及びもつかないほど佳い女よ。子供の一人や二人ぐらい、作ろうと思えばわけないんだから! 「怖いのかい」。そんなはずないじゃない、ときつく言い返すと、アイツは太い腕を回して私を抱き寄せた。思わず躰が固くなり逃れたいという衝動が起こったが、怯えていると悟られるのも癪だったので必死で震えを我慢した。なんでこんな男に触られて皆んな嬉しがるのか皆目わからない。だけど想像と違って力まかせの乱暴な抱擁ではなく、大きく包み込まれるように長い腕と広い手のひらでゆったりとからだを撫で回される心地は……話に聞いた通り悪くはなかった。 (こんな感じ……なんだ…………) 気が緩んだのかも知れない。私は不安から来る震えが抑えきれなくなったが、「ダイジョブのん、ボクに任せて……」と、アイツは優しく労るように抱き締め、そのまま私はベッドに押し倒された。「あっ──」。巨体の威圧感も怖い原因の一つだったが、愛撫の仕方があまりにも優しげなため、途中から可笑しみが湧いてきた。だが胸や股なども丹念に弄られ始め、そのうち舌まで出て来てからだ中くまなく愛撫されていると、いつしか私は声を上げ始めてしまっていた。 どうしよう、これ、確かに気持ちいい…………。 声を出さずにはいられなかったのだ。アイツはとうとう私の下着を剥ぎ取ってアソコにまで指や舌を入れてきて、それがまたやけに感じてしまい、自然に声が出続けてしまう。いやだ、これ、気が変になりそう。気付くと恐怖心の震えは止まっていて、その代わりにアソコがビショビショになっていた。やだ、やだ、こんな。これが。これ。おかしくなる。 「そろそろ入れるよ」。あっ、くる……。アイツの股間から傲然とそびえる切り立った岩柱。逞しく反り返った大肉棒。だめ、そんなの絶対入らない。絶対痛い、からだが裂けちゃう。私のアソコが壊れちゃうわ! それだけはだめよ、赤ちゃんができちゃうし……! 私が欲しいのは行人様のなの。行人様じゃないとイヤ! 「これで大人になれるよ。それに慣れればとっても気持ち好くなるのん」。姉たちの惚けた姿が脳裏に浮かぶ。彼女たちが全身で物語るセックスの快美感。村のためとか言いながら、結局は快楽に負けただけじゃない。 ──でも……そんなに好いものなの…………? 「大人の女になりたくないの?」。なりたい……私だって年取ってもずっと独り身なんてイヤよ……けど、私は行人様、行人様がいいの。行人様と添い遂げたいの! 「あやね……」 嗚呼、行人様! 私は雀躍して行人様に抱きついた。貴方を待ってたの、行人様、私を貴方の女にして。存分に愛してくださいませ―― 「わかった、いくよ……」 そう頷くと行人様は私を抱き締め、中に入ってきた。 「ああ……っ!」 至福の瞬間──! 無上の幸せがからだの隅々までいっぱいに広がってゆく。行人様が動くとこれがまた気持ち好くて、アソコから全身に漣(さざなみ)のように心地良い快感が広がってゆく。私の中に行人様が入っているのが感じる。母たちのような声が漏れてしまう。でもいい、いいの、これよ、これならいいの―― 行人様は私を優しく慈しんでくれて、私で気持ち好くなってくれて、私も一緒に気持ち好くなって、そして最後に達すると溢れるほどの愛の証を注いでくれた。私は歓喜と共に、二人の愛が形を結ぶよう強く願いながら精一杯それを受け止めた。 終わった後もまだ繋がったまま行人様と交わす口づけ。何度も何度も。しあわせ……上と下を同時に塞がれて、苦しいけど幸せだった。行人様にいっぱい愛されてる……私の全てを認められているようで嬉しかった。 「もっとあやねが欲しいんだ……」 そう言ってまた動き始める行人様。今度は後ろから。ふたたび私を愛してくれる。求めてくれる。ああ、いいわ、来て、何度でも……。 愛されて、求められて、私も愛して、求めて。 好きな殿方とひとつになって──。 これ……これなのよ! 行人様はどこまでも私を求める。私をいっぱい気持ち好くしてくれて、もう声を抑えることなんて出来なかった。どんどんはしたない女になる。行人様の言うままに股を開いて迎え入れてしまう。そして行人様は私の奥の奥まで……ああ! そんなに乱暴にしないで……! 嗚呼……けれど止められない。気持ち好すぎる。これが殿方との交わり。この上ない幸福……! 「気持ち好いのん?」 「ええ――え?」 思わず目を見開く。 アイツだった。 私にのしかかっているのはアイツだった! アイツが私の中に入っている。あんなに太くでっかいので私のアソコをメリメリと押し拡げ、滅茶苦茶に突き回してくる。 「いやあっ、やだ、あっ、あっ、あぁッ……!」 「だいじょぶだいじょぶ、痛くないどころか気持ち好いでしょ♪」 信じられないことにアイツの言う通りで、途方もなく大きな丸太ん棒で奥まで突かれているのに、まったく痛みを感じなかった。むしろ痺れるほど気持ち好い……! アイツの大きな躰。厚い胸板。そして逞しい腕で力強く抱きしめられながら極太の肉棒で奥まで侵入されると、全身から力が抜け落ちてしまうほどの心地になってしまう。 「あぁだめ、だめ、いや、いや、いやあぁ……!」 こんなの、こんなの違う……! 「イクト君だと思った? 彼が愛してくれるはずないじゃん。まだまだお子様な彼が女を悦ばせられるわけないの。大人の女になんかしてくれないよ。好意を寄せる価値もない。彼はあやねちゃんを幸せにする勇気も甲斐性も、いや、そもそもその意志すら無いんだから」 アイツはそう言いながら何度も何度も私の中を往来する。赤ちゃんが作られる場所まで侵入して来る。だめ、あのこってりとした白い汁を出されちゃう。アイツの子供の種。やだ、こんなやつの赤ちゃんなんて、やめて、行人様が消えちゃう……! でも。 (ああ、やだ……!) アイツの言葉を忘れられなかった。行人様が愛してくれるはずがない。悦ばせてくれるわけがない。大人の女にしてくれない──。 そしてまるで言うことを聞かない自分のからだ。行人様じゃない男に奥深くまで侵入(はい)られて、行人様のじゃない子種を注がれようとしているというのに、私はアイツの好き放題にされながら喘ぎまくるのを止められなかった。嫌なはずなのにからだの火照りが収まらなかった。 (私……私……どうしちゃったの……!?) 下半身に感じる熱くて固い感触と激しい律動に支配され、アイツのなすがままにされるのを甘んじて受け止めてしまう私。自分でも驚くほど甘ったるい声が漏れてしまう。わかってるのに理性が保てない。からだが従ってしまう。どうして……!? いやあ……! 「大丈夫、おかしくないよ。というかこれが当たり前。子供を産めるカラダになった女の子がせっくすするのは当たり前なんだから。皆んなやってるコト。やらなきゃいけないコト。ヘタレのイクト君には無理だけど、このボクならあやねちゃんにその当たり前のコトを経験させてあげられるのん。それもとっても気持ち好くね♪ 待望の赤ちゃんも授けてあげられる。あやねちゃんも子供を産めば一人前の大人の女として後ろめたさもなくなるよ」 アイツはゆっくりと、しかし下半身を密着させて奥まで出入りを繰り返しながら、私を悶えさせて甘言を囁く。 「ボクにしか出来ないのん。イクト君はこんなコト出来ない……経験もない。やる度胸もない。それどころか女の子と付き合う勇気すらない……。不甲斐ない男のん。何年経とうがキミは恋人にすらなれない。村に必要なのは子作りなのに……こんなに気持ち好いコトなのに……キミにも子供が出来ないと肩身が狭くなるのに……全然期待に応えてくれないダメダメ男……」 (それ……は…………) 頭の中に染み込んで来るアイツの言葉を打ち払えなかった。私が本気を出して迫ればいつか絶対に落とせる──そんな強気の考えの下で、心の奥底では──確かにそんな不安が常にちらついていた。ちっとも私になびいてくれない。振り向いてくれない。徒労。失望。行き遅れ。ひとりまたひとりと一人前の女として、母親として、周りが順調に人生を成長させてゆく中、私は独り寂しく取り残される──。 「ボクならあやねちゃんを助けてあげられるよ……」 アイツの動きがさらに穏やかになった。愛おしむような優しさすら感じてしまう腰の動き。だけど刺激が少なくなったというのにむしろ気持ち好さは増大し、アソコの熱さが一段と昂ぶってしまった。 (なに……あ……あ……やだ……これぇ…………♥!) 緩やかでもしっかりと私を求める動き。男の人に愛されているという充実感が湧き、私の心は千々に乱れた。 アイツがじっと私を直視している。「可愛いよ、あやねちゃん。綺麗だ……」やだ、そんな、行人様みたいなこと言わないで……! まんじゅうみたいな緊張感の抜けた顔つきで、他の女にも言ってるはずのキザな台詞。なのに……真剣な眼差しに吸い込まれてドキドキしてしまう。アソコがさらにキュンと疼いてますます気持ち好くなってしまう。 逆らえなかった。おかしくなるほど気持ち好くされすぎて躰に力が入らないせいだ。私はアイツに支配されたように抱かれ、アイツの女になってしまったかのようなはしたない声を上げ続けた。お母様のように。お姉ぇ様のように。アイツの人形になってひょいひょいと体位を変えられながら好き放題にされる。いや違う。アイツは女の躰のどこをどう触れば気持ち好くなるか知り尽くしている。どんな体位にされても長くて大きい肉棒が私の奥まで求めてくる。気持ち好い箇所を擦る。アイツの手慣れた動き。焦りのない物腰。常にこちらを観察している。大人なのね。だから人形のように扱われてしまうんだ。そしてそれに身を委ねてしまい、与えられる快楽に浸ってしまう私……! 今まで経験したことのないほどの昂奮。終わりの見えない快感。これがせっくす……男と女の交わり……! 時に激しく、時に優しく、アイツは私を求め、貪り、休ませてくれない。疲れ知らずに求め続け、私の奥の奥まで入ってきて、私もその心地に呑み込まれていってしまう。いつまでも、どこまでも……! そうやって数えきれないほど逝かされているうちに、私はあっと気付いた。 行人様としたかったこと、されたかったことをアイツとしていることに。 (やだぁ……だめぇ……!) 完全にアイツの女になってる。恋人みたいになっちゃってる。アイツがどんどん私の中で広がっていく。私を満たしてしまう。それがまた心地好くて、からだが熱くて溶けちゃいそう。何度でもイッちゃう。すごい、これがいいって思っちゃう。ああ、だめ、こんな、気持ち好い、いや、いや……! 「そろそろ出すよ」 出すって、ああ、そんな、だめ、あんなの、だめよ。あんなにたくさん出されたら絶対にデキちゃう。だめ、お願い、出さないで。私は、私は──助けて行人様、行人様ぁ! 「これであやねちゃんも皆んなとまた一緒になれるね」 それはそうだけど! 早さを増すアイツの動き。 “射精”が来る──! 全身の力が抜けてしまったのか、躰を引くことができなかった。このままじゃ子種を出されちゃう。私はアイツに種付けられて、アイツの子供を産んじゃう。 「それのなにがだめなの? 気持ち好い子作り最高じゃん。それともあやねちゃんだけ男なし、子なし、将来なしのままでいる? 頑固なイクト君はいつまでもキミを拒み続けるだろうに」 でも、でも、でも。私、私はまだ──! 「もう悩まなくて済むよう、決めさせてあげるのん。ボクは彼みたいに優柔不断な男じゃないからね」 アイツはそう言ってぐっと腰を進め、「のおっ」と叫んで躰を強ばらせた。 アソコに感じる熱い飛沫。これ、これが、あッ、だめッ、こんなの、こんなのって、だめ、そんな、いや、いや、 「いやあああッッ!!!!」 掛け布団を蹴り飛ばし、あやねは猛然と飛び起きた。 ──────────────朝の自室────────────── 3 隣で寝ていた紋次郎が目を覚まし、びっくりした様子であやねを見上げた。 静かな室内。巨体の男の姿など見当たらない。穏やかな陽光が差し込む障子戸。 (────ゆ────め…………?) と、その障子がすらっと開いた。 「どうしたのあやね。すっごい奇声」 ふたつ指に挟んだ呪符をヒラヒラさせながら入ってきたのはまちであった。既にその相好は崩れていたが、片足踏み入れた途端に完全に破顔した。「──ぷっ。ぷぷ。なにそれ。朝っぱらから体術の練習?」 「へ?」 自分自身を見下ろしたあやねは、帯が解けかかって寝衣が脱げ落ちる寸前まで乱れながらへっぴり腰で尻相撲でも決めているような、実に間抜けな姿勢でいることに気付いた。 「なっ!?──な、な、なな何でもないわ」慌ててシャンと立って裾や襟を直しながら取り繕う。「ちょっと……あ、悪夢にうなされただけ」 「へえ~悪夢? どんな?」 面白がるように目を細めニヤつく姉に、あやねはうっと顔をしかめた。説明なんてできる代物ではない。 「べ、別に話すほどじゃないわ」そう言いながら誤魔化すように紋次郎の蒲団畳みに参加した。「それよりもお姉ぇ様いつ戻ったの? 泊まりじゃなかったの?」 「ええ、さっき帰って来たとこ」 まちはほう、とため息をつくと、途端にその瞳が官能的に潤んで焦点を喪い、己が躰を掻き抱く。 「ぱん太郎様ったら、私が着くなり直ぐべっどに誘って……たっぷり時間かけていっぱいご褒美くれるもんだから、真っ先に音を上げちゃったわ……♥」 「ご褒美って……はいはい、良うござんしたね…………」 「私もこのところ色々と忙しかったから疲れも溜まってたのかしらねえ」 「いや、いつ仕事したよアンタ」 「失礼ね、これでも貴女の知らない所でかなり頑張ってるのよ……色々とね♥」口元を袖で隠し忍び笑うまち。「──ともかく目が覚めたらもう朝で、ぱん太郎様もぐっすりだったから、起こすのも悪いし帰って来たの。ああもう、なんであやねも来ないのかしら」 「行くわけないでしょっ!」 「殿方って、いえ、ぱん太郎様って……ホント素敵よ♥ どんな女でも極楽浄土へ案内してくれるんだから。まさしく女泣かせね。昨日も同じこと言ったかもだけど……村の女全員まとめて面倒みてくれるのはあの人しかいないと思うわ」 「だから……私はイヤだって……!!」 姉の言葉から即座に連想してしまった記憶──みことの愛撫、ローターの快美感、そして先ほどの淫夢──を数瞬思い浮かべた後、火を吹くように赤くなった首から上をあやねはブンブンと強く振った。 (考えてみれば最後は全部アイツじゃない……アイツのことを見たり考えたりしながら……私は……!) 「あらあ~? やけに強く否定するわねえ。一体どんな夢を見たのかしら? 夢には無意識の願望が顕われるって言うわよねえ。ウフフ……」 「もっ、もうっ! いい加減邪魔だから出てって!」 とうとう癇癪を起こしたあやねは姉の背をぐいぐいと押し、部屋から追い出してしまった。 障子をピシャリと閉めると、大きな溜め息をつく。 (はぁ、もう……気持ちを切り替えないと──) 早く朝食の仕度を始めよう、そう考えながら、一旦は直した寝衣の帯を解き落とす。紋次郎はというと、巫女姉妹が言い合ってる間にさっさと先に部屋を抜け出てしまっていた。 半裸になったあやねが新しい下着に変えるべく箪笥の前で今穿いているのをずり下げた時、その違和感に気付いた。 股部が離れた際のやけにぬめっとした感触──。 (──ッ!?) ぎょっとして下を覗き込むと、白い布地の“その部分”が、一目で分かるほどに変色していた。ネットリとした糸まで引いて。 「~~~~~!?」 言葉にならない声。その粘液が何であるのかぐらいもうとっくに理解している。カーッと耳まで赤くなったあやねはキョロキョロと室内を見回し、無人であることに心の底から安堵した。気を取り直して素早く下着を脱ぎ、その部分が隠れるよう内側に折り畳んで箪笥の奥に隠す。 「嫌だわ……後でしっかり洗わなくちゃ……!」 代わりに取り出した手巾で股間をよく拭(ぬぐ)ってから真新しい下着を穿き、人の気配が無いかと再度首を左右に振って確認する。誰もいない。 「──はあ…………」 と、あやねは暗澹とした溜め息をついた。次いでムラムラとやり場のない怒りがこみ上げる。眉を吊り上げて手巾を握り潰しながら歯噛みし、 「どれもこれも……ぜーんぶ! アイツのせいよっ!」 と、悔しそうにがなった。まったくなんて夢を見るんだろう。寝る前にしたって……あんなヤツに、だ、だ、抱かれる妄想をしながら……! 恥ずかしさのあまり顔が熟した林檎のようになりながらも、あやねは自分自身にも腹が立って仕方なかった。気付いたのがまさしく絶頂に駆け登る瞬間だったので止めようにも止められなかったのだ。というか気付いてしまったからアイツの姿になってしまったのかもしれない。せっかく行人様を想像しながらしてたのに……! (い、いつ誰が……あんなヤツと……こ、子作りしたいなんて思ったのよ! 私は行人様一筋なのに。あんな……ヤツと…………!) 考えてみればあの姉たちが悪いのだ、と、障子をチラッと盗み見たが、人影は映っていない。とっくにどこかへ行ったようだ。 「……家には私もいるのに、そんなのお構いなしに騒々しくするから、こっちまで調子を狂わされるのよ…………」 「何が狂うって?」 「ぎゃあっ!?」 あやねはいきなり横からニュッと生えたまちのニヤけ顔に飛び上がって悲鳴を上げた。 「な、ななんなのよ一体! いつの間にまた入り込んだの!? ま、まさか──」 「まさか、なあに?」 首までのぼせたように色が変わりあたふたと焦りまくる半裸の妹を生暖かい目で眺める赤袴の巫女。 「い、いえ、何でもないわ……それより何よ! まだ何か用でもあるの!?」 バレている雰囲気を感じないでもなかったが、膨らみのゆるやかな胸の前で腕を組み、あやねは強がった声で問い質した。ただ落ち着かなさだけは抑えられず妙にモジモジとしてしまう。 「ええ、ひとつ言い忘れたことがあってね」 「なによ」 「行人様の今日の予定よ」 「え!?」 途端にあやねの荒い鼻息が収まった。 「ほら、行人様は最近、西のぬし様の代役で見廻りしてるじゃない。どこに行くか判ってれば捜しやすいでしょ?」 「そ、そりゃまあ、そうだけど……」 「今日は南の方を廻るんですって。行人様はその辺キッチリしてるから、ちゃんと予定を組んで仕事してるみたい。それさえ判れば対応しやすいわよね」 「でもどうして急に……? ……まさか、また何か企んでんじゃないでしょうね」 と、あやねは悪戯好きの姉に疑念の眼差しを向けた。悪ふざけの対象に最も選ばれやすいのは他でもない、妹である自分なのだ。 「いやあね、心外だわ。不憫な妹を想って少し情報を与えただけじゃない」 あやねはさらにじいっと姉の瞳を覗き込んだが、微笑みの下にある心算を喝破するのは難しかった。ぱん太郎と付き合い始めてからというものの、まちの内面は確実に変化していて表情も読み解きにくくなってきている。ただそれは印象であってどこがどう変わったと具体的に指摘することは難しいのだが……。それでも昔と明らかに違うことは確かだった。大人びたというか余裕が出てきたというか──男を知ると女は変わるというのはこういう事なのかしら、という思いをあやねは漠然と抱いている。 もしかしたら本当に助け舟を出してくれているつもりなのかもしれない。優越感から来る憐憫の情かも知れないところが素直に喜べないが。 「不憫って部分が引っ掛かるけど……まあ、今回は有り難く頂戴しておくわ」 「行人様にあたっくしに行くの?」 「勿論よ。でなきゃ教わった意味がないじゃない。それに言われなくても元々そのつもりだったしね。今日こそは私の魅力にメロメロになって貰うわよ!」箪笥から一張羅の洋服を引っ張り出しながらケッタイな笑い声を上げるあやね。「そしてあわよくば婚前交渉……二度あることは三度ある……三度目の正直……ウケケケケ!」 都合の良い妄想に浮かれながら意気揚々とめかしこむ妹を尻目に廊下へそっと出たまちは、 「……ちゃんすは与えたわよ。こっから先はあなたが選び取る道だから……頑張りなさいな、あやね」 そう言い残し、頬笑みと共に今度こそ妹の部屋から立ち去っていった。 4 明るく気立てがよくどんな仕事も卒なくこなし、笑顔を絶やさず皆に好かれる人気者のすずは、そればかりでなく羨むほどの美貌と可愛らしさが高い水準で共存している目鼻立ちと飛び抜けたスタイルを誇り、同世代の娘たちの自信を少なからず奪うほどの存在であった。村一番の器量よしであるのはまず間違いない。 恋愛感情からも性的欲求からも最も縁遠かった抜群の美少女──この娘までもがぱん太郎にからだを許して春に目覚め、すっかり関係が定着し、共に暮らしている少年の目を盗んで子作りに励んでいるのは、早い時期から村の間に知れ渡っていたことだった。だが、村人たちの思いやりや行人には教えるなという言い付けなどあって、少女の同居人の耳には届かないようになっていた。言い付けを触れたのは無論ぱん太郎である。島に身寄りのない行人が孤独にならないように、というのが上辺の理由であった。純朴な村娘たちを中心にそれが信じられ、ぱん太郎様は優しい気配りができる方だべ──そういう噂が立った。 しかし真実を言えば、すずをたっぷりと可愛がった後、愛を交わした証で満たされた子袋を抱えさせて行人の元に帰すのが楽しくて仕方なかったからである。二人の関係を断ち切ってしまってはそんな趣向に興じられなくなってしまう。 反面、ぱん太郎には自分の腕の中で気持ち好さそうに喘ぎ、いくらでも種付け射精を受け止めるすずの姿を行人に見せつけたいという願望もあった。これほど極上の娘を奪われた上に合意の子作りをしている事実を知って浮かべる表情は如何ばかりだろうか。中出しされている感触だけでうっとりとした快感を覚えるまでになった姿を目撃する態度はどれ程であろうか──。 その悪戯を思いついたのは、梅梅を抱いていた日のことであった。その日は彼女がぱん太郎を独占できる日であったが、前夜から激しく求め合っていたためとうとう昼前に梅梅が意識をなくしてしまい、仲働きと梅梅の子供の世話に来ていたすずが代役としてベッドに引っ張り込まれた。もう一人の仲働きは、「今日は遠慮するわ」と、少々心残りそうな顔で辞退したのだ。すずとぱん太郎の重なったからだは日が暮れるまで離れることなく、彼女と同居している少年が目撃すれば蒼ざめるどころではないほどの乱れぶりで淫猥な言葉が交され、熱烈かつ濃厚な種付けが繰り返された。 いつものように行人に見せつけたいと思いながらぱん太郎は心ゆくまで青リボンの少女を蕩かし、もはや特に意識しなくとも自然に動きを合わせながら共に絶頂に達し、その胎奥に己が存在を放ちまくった。すずからも何度求めただろうか。 愛された証が溢れないようキュッと膣口を締め、潤った表情と腰つきで帰宅する少女の背中を見送ってからもう一人の仲働きが用意した夕餉を済ませると、ぱん太郎は急に眠気が襲ってきてその日は早めに床入りした。 夢の中でも大勢の女をはべらせ、小者姿の行人を仕えさせて酒池肉林の宴を開いていると、女中をしていた赤袴の少女──まちが誘惑してきたので、上機嫌で寝床に連れ込んだ。命令されて寝台の横に控えた行人は悔しそうな羨ましそうな表情で二人の熱い睦み事を眺める。まちの反応はやけに真に迫った生々しさがあり、ぱん太郎は変な感覚を覚えながらも、(まあいいのん)と、それ以上は気にせず、まちを犯す様子を淫液の飛沫がかかる距離で行人に見せつけながら存分に楽しんだ。事を終えるとまちはフラフラになりながらも満足げに姿を消した。そうして目醒めてみると、まるで本当に交わっていたかのように汗だくで上気した当人が真横に寄り添っていたのだ。 もしかして寝惚けながらやったのかと思って問い質してみれば、夢に干渉できる術法を発見したので、食事に一服盛って試しがてらぱん太郎の夢の世界に入り込んだのだとまちは言う。ぱん太郎はこの童顔巫女が術使いであることを思い出すとともにピンときて、「それじゃあ思い通りの夢を見させることはできるのん?」と尋ねると、「術の使いようにもよると思うけど、自分の記憶を他人の夢に投影するのがあるわ」というのが回答だった。 行人が淫夢を見始めたのはそれからほどなくしてからである。 ぱん太郎の命令に従えばご褒美の時間が与えられるので、まちは嬉々として働いた。 間違いなくとびきりいやらしい情景を見せているとの巫女の言と、ひと月ほどして外出した時に見かけた行人がどことなく虚ろで覇気を感じられなかったのを総合すると効果が出ているとぱん太郎は判じたが、この実験の事を知らせていないすずにそれとなく行人の様子を訊ねると、 「え……? 特に変わりないけど……?」 とのことであった。好きな女の前では虚栄を張っているんだろうとは推測したが、他人の手に委ねている上に夢の中の出来事なので、いまひとつ手応えが掴めないのが唯一の欠点だろうか。 最初にまちが行った夢に入る術が彼女以外でも可能なようなので、すずを連れて直接乗り込むことも考えたが、その場合夢の世界の主導権は見ている本人が握るため思い通りには事を運べないらしく、しかたなく諦めた。 ともあれ、すずとの情交さえも行人に見せつけることが出来るようになったのは破格の展開であった。とやかく言ってもやはり夢であるのが何よりの好都合だ。 清らかであることを信じている少女が夢の中とはいえ別の男と筆舌に尽くし難い行為に耽っているのを、少年はその眼(まなこ)に映す。自分の夢なのに自分とではない。彼が敵視し、忌み嫌っている男と交わっている。少年がこの世で一番許せない男と肌を合わせ、少女はめくるめく快楽を与えられて善がり、二人は恋人同士のように繋がっているのだ……! 大切に想っている少女と憎い男の濃密なセックス。離れることのない下半身。彼女の中で何度も何度も男が果て、その胎内に大量の精液がぶちまけられる。それを許している少女の態度がまた堪らない。全身を震わせながら恍惚とした表情で男の逞しい射精を感じている。味わっている。快楽を追い求めるだけでなく、子作りを目的としたセックス。嫌悪も後ろめたさもなく、胎内で出されているのを感じながら、美しい少女は少年ではない男の子種を腰を逃がすことなく受け止める。 行人にとってはそれが非現実であることが救いで、だから夢から醒めても何も言わず、すずの前ではいつもと変わりない態度を取れているのだろう。 (だけど残念、ばっちり正夢のんっ♪) 行人が見ている夢の内容を考えると、ぱん太郎は有頂天の愉悦が収まらなかった。三人の相関図を頭に描くたびにニンマリと邪な笑みが浮かんでしまう。 (すずちゃんはもう立派なボクの愛人。すずちゃんのオマンコはボクの子種貯蔵庫。おめでたの“順番待ち”に堂々加わってるのん。いつもボクの精液を満杯にして家に送り返してるのに気付いてないのかな? のふふふふ……しかもすずちゃんはそれを嫌がらなくなってんだからね。キミが知らない所でどんどんボクにハマっていってるのん) しかし今さら気付いたとしても関係修復はもう不可能だろう。させる気もない。そのためにもぱん太郎という存在が一生忘れられなくなるほどの“濃密な経験”を与えているのだ。 (キミが大切にしてるあの子はボクとせっくすしてて、ボクに女の悦びを教え込まれてる。清楚なコだったのに、もうエロエロ大好きっ娘になる将来しか考えられないぐらい開発が進んでる。もうエロ娘になった片鱗が出て来てるしね。ぜーんぶ夢の通り、いやそれ以上のん。 例えば、ボクの精液を垂らさないようオマンコを締めながら、すずちゃんはキミに接してるんだからね。一日空けずに抱いた時はオマンコの中がまだグチャグチャだし、数日経っててもまだ奥に残ってたり♥ まあボクのデカマラで穴を拡げちゃったから、どうしても多少は溢れちゃうみたいだけど。 ボクと一緒にセーキョーイクの勉強したから、すずちゃんももうとっくに妊娠の仕組みはわかってる。中で出されることがどんな事なのかわかってる。その上でボクに中出しをおねだりするんだから♥ 中出しされて気持ち好くイッちゃうんだから。せっくすした後でもオマンコの中に残るボクの精液は温かくて気持ち好いんだってさ。家に帰ってキミの前にいてもその温かさや重みを感じ続けてて、ふとした拍子にボクの事を思い出してアソコが濡れて来ちゃうって。ボクとのせっくすの余韻が何日も続くからだよ。キミと一緒にいてもボクのチンポの気持ち好さを思い出したり、中に残る精液でいつボクの子を孕んでもおかしくない状態なのを自覚したりして、ぽーっとしちゃうんだって。要するにすずちゃんの心に同居してるのはもうキミじゃない、ボクなの♪ キミといる時もすずちゃんはボクのことを考えながら、ボクとセックスした余韻を感じながら、子宮の中でもすずちゃんとボクの分身が愛し合ってる……なんて最高の状況のん♥ えーと排卵? ってのは月に一度らしいけど、もしキミの傍にいる時に受精が起こったりしたら、もう……最高の最高だね。……のの、すずちゃんもいつボクの子を孕むか楽しみで仕方ないのん♥) 村に舞い戻ったその日からすずへの種付けは始まったから、月日としてはもう四ヶ月を過ぎているだろうか。抱いた回数はもはや数え切れない──が、妊娠の兆しはまだ来ていない。 やりすぎもかえって妊娠しずらいという説もあるらしいが、カラダの抱き心地もアソコの具合も反応も男への尽くし方も、すずは何もかもが佳すぎてついつい日を置かず求めてしまうのだ。しかし梅梅との逢瀬が始まった一年ほど前、当時は彼女しか相手がいなかったため、連日同じかそれ以上に抱いたものだ。それでも梅梅は孕み、無事に元気な赤ん坊を産んだ。子宝は天の授かり物と言うし、すずの他にも身篭っていない女は何人もいる。今のところ寝た女は余すところなく全員孕ませているぱん太郎の自信に揺るぎはなかった。 すずも絶対に孕ませる。他の娘たちもその母親たちも一人残らず孕ましてやる。その慾望は一寸たりとも衰えたことはない。そしてそれはもう──絵空事ではないところまで来ているのだ。 (イクト君にはエロい夢だけ与えておけばいいのん。……あー、ひょっとしたらそれでシコッてる可能性もある?) それはあながち見当違いではないように思えた。やりたい盛りの若いオスはとにかく性欲の抑制が難しい。何とかして解消しないと日常も落ち着いて過ごせないものだ。ぱん太郎も初めて発情期を迎えた時はただただメスを捜し求めた。それが本能であるし自然なこと──今のぱん太郎が言えた義理ではないが。 (お年頃の童貞だしねえ。夢であっても他人とであっても、好きな娘がとびきりいやらしくせっくすしてるの見ておっ勃たない方がおかしいの。ボクなら我慢できないね、躰が勝手に反応しちゃうのん。いいのんいいのん、存分にセンズリこくといいの。ボクにハメられて悶えてるすずちゃんをおかずにしてさ♥) そういえば自慰などまだ出会いのなかった若い時分にしか経験がない、とぱん太郎は昔を懐かしく振り返った。だが、石を投げれば女に当たるこんな環境にいて自前で処理するなど馬鹿馬鹿しい限りである。しかも、こんなに佳い女ばかりの桃園で。 盛りの女たちは母も娘もスタイルや肉付きに恵まれた者が多く、肌のはりつやも誰もが見事なもので実に抱き甲斐がある。体形が崩れている女は皆無で、母親連も出産経験があるとは思えないほどの腰のくびれようだ。皺や贅肉を見つけることの方が難しい。ぽっちゃり型や男のような大柄の体つきもいるが、愛嬌があって愛くるしいし、巨躯のぱん太郎にとってはむしろ抱きやすく重宝していた。女の平均値が高いのは、遺伝が優れているのもあるだろうが、日々よく働きよく休みよく食べよく寝る、そんな極めて健康的な生活を送っている証拠だろう。また、大ヌシの加護に包まれたこの島で生まれ育ったお陰もあるかもしれない。 何はともあれ、すべての女をぱん太郎が取り上げてしまえば、自然(じねん)、行人は自ら慰めるしか方法はなくなる。この狭い村の中、ぱん太郎に開発されていやらしいメスの匂いを振りまくようになった女たちに接しながら、頑なな性格のために手を出せずに悶々とした日々を送るのは、さぞや生ける地獄になるだろう──そんな状況に追い込んでみたいものであったし、それは決して夢物語ではないどころか早晩達成できそうな現実味があった。 ただ、行人はこんな女人の里で年単位を過ごしながらも誰にも手を付けなかった堅物である(そこがぱん太郎の付け入る隙でもあったのだが)。好きな娘ではかえって昂奮しない類なのかも知れない。そういう純情な男もいる。だがそれもやはりすずに対する気持ちの表れとなるので、どちらにしても既にすずと懇ろな関係になっているぱん太郎にとっては格好の肴になるだけであった。行人が想っている娘を存分に犯して快楽に善がり狂わせ、種付けを繰り返すのは最高の気分だ。 兎に角も、現実と乖離した夢の世界で現実そのものを見せることが出来るというのは素晴らしいの一言だ。どんなに姿をさらけ出そうが決定的な証拠にならず、堂々とすずと絡んでいる所を見せつけられる。今やぱん太郎の巨根を苦もなく受け入れ、濃厚なセックスにすっかり夢中になったすずの美しくも淫らで浅ましい痴態。行人が気にしてやまないこの美しい少女と心ゆくまで愛し合い、最期は深々と突き挿しながら種付けている場面をいやというほど見せつけられる。 ぱん太郎はそうして、すずとの情交をより深めていった。 自分を愛する男の熱情がさらに増したことに敏感に気付くと、少女の反応もさらに昂ぶりを見せた。好循環とはこのことか。すずと交わるたびに彼女との絆が強まっていく気がして、心も、躰も、そして運命さえも行人から奪い取っていく充足感があった。 いや、すずだけではない。 まちも、ちかげも、梅梅も、ゆきのも、りんも、しのぶも、みちるも。 行人と特に親しい九人のうちの八人。村の娘衆の中でもぱん太郎が殊更狙っていた、行人と太い縁(えにし)がある粒揃いの美少女たち。 自覚のあるなしに関わらず各人に育まれてきた行人との想いの絆をバリバリと引き剥がし、妙齢の少女たちを肉慾の膠(にかわ)で我が躰(たい)に癒着させていく過程と感覚は甘美としか言いようがなかった。 この少女たちがぱん太郎と関係したのを知っても、少年は依然傍観するだけであった。彼女たちに歩み寄りさえしなかった。まるで自分には関わりのない冷たい無機物のようにそっぽを向いていたのである。その間にぱん太郎は遠慮なくぐんぐん行動し、一人また一人と逞しい腕に抱きすくめて搦め捕り、たっぷりと時間をかけてそのからだに快楽を教え込み、すず達を肉悦の熱い坩堝に熔かし込んでいった。男に免疫がない処女には劇的すぎる情欲の炎。あれよあれよという間に取り込まれていく彼女らに、行人の救いの手は────ついぞ差し伸べられることはなかった。 八人はぱん太郎の腕(かいな)に抱かれたまま、からだがとろけ、こころがとろけ、怯えや迷いのあった顔は解放されて性の陶酔の表情を浮かべながら、とうとうぱん太郎と一つの運命に癒合していく。 一個の男体に八つの女体が繋がったおぞましくも淫靡な肉塑像。梅梅は肩まで呑み込まれ、一番症状の軽いゆきのでさえ腰まで沈下していた。すずは──臍から下はもう同化していて、なおも目に見える早さでずぶずぶ、ずぶずぶとぱん太郎の躰に溶け込み、しっかりと抱(いだ)かれながらからだの境い目が無くなっていく真っ最中であった。 ぱん太郎から絶えず送り込まれる歓喜の極まりとも言うべき濃密な精髄に娘たちは悦び打ち震え、己の形(なり)を顧みることなく、凄艶にくねり踊る。性愛の女神のような光に潤む、感性が塗り替えられた少女たちの瞳。永劫の情動に焼き焦がされる思念。ぱん太郎の腕が順繰りに八人の下腹部に沈むと、出番を迎えた少女から理性が消し飛んだ歓呼を上げて身悶える。喜悦の精髄を送り込む猛々しい肉管で最奥まで支配された生殖器を直接揉みしだかれたのだ。それはさながら男根をしごく行為にも似ていた。悪魔の手業で与えられる尋常ではない刺激。想像を絶する愉楽。この世のものとは思えないほどの肉の疼き。背徳と退廃の音色がひいひいと八つ重なる。淫らな雌の慾望で精肉された八つの女体が織りなす色魔の嬌態、全員の自我は敵いようもなくこの世のものとは思えぬ快楽に囚われ、からだがバラバラになりそうなほどの法悦の境地に至る。まさしく其処が女たる少女たちの弱点、肉慾をおぼえた後宮の中枢であった。注ぎ込まれた嬉髄が彼女たちの胎(はら)で次から次へと契約の実証を果たし、果たしては消える。だが何人かの中ではひときわ大きく燃え上がったかと思うと、消えずに淡くも確かな熾火が宿った──。 (うにゃ、ああ、ひぐぅ、ひぃん……♥ 行人、行人ぉ、ごめんなさい、でも、でも、行人もいけないんだよぉ……私のこと、ぜんぜん構ってくれないんだからあ……♥ 行人がこんなコトしてくれれば、私、私ぃ……♥!) 青リボンの少女の生殖器は誰よりも丹念に揉みしごかれ、内部でひときわ躍動する肉管が脳内を狂わす信号を矢継ぎ早に流し込む。子宮は男の精髄で隅々まで満たされ、何度も熾火が生まれては根付こうとする。胎(はら)の奥に溜まる熱い快美はもはや自分では抑制できず、固い意志を形成することなど叶わずに男に身を委ねてしまう。 少年が指一本触れて来ようとしないことは、少女自身が最もよくわかっている。だからこそこうなってしまっているのだ。 すずの胎内に遠慮なく流し込まれる精髄の中に心温まる関係を築いてきた少年のものはわずかばかりもない。つい数ヶ月前まで何の関係もなかった男──そんな男の存在ですずの生殖の中核は満たされ、明滅が繰り返される。新しく点されるたびにそれは強さを増していく。全身が砕けそうなほどの快楽の波に呑み干され抗う気力はとっくに潰えていた。男に屈して征服されるのが痺れるほど心地好い。孕んで産めと言うのなら、それに隷(したが)う他もう考えられなかった。すずは自分が変わってしまったのを感じている。そこからさらに変貌させられる。後戻りできないほどの自分に変わってしまう予感。 しかし男から与えられる支配と快楽はその恐怖心すら打ち消していた。 行人は気付かない。気付こうともしない。 それなら何もかもこの人に身を委ねれば良い────。このことは内緒にして行人の世話を続けていいって言ってくれてるし────。 そう思うとからだも気持ちも軽くなる。至福の心地だけを感じていられる。 もう……離れられない。 でも、これでいいよね────。 さらに癒合が進んでゆくのに気付かないすずだったが、尽きせぬ情慾に眩む眼に遠く人影があるのには気付いた。 (あれは………………) 徐々に距離が縮まって大きくなるその背中を、すずはいやというほどよく見知っていた。白リボンで髪をツインテールにまとめた青袴の少女。まだ清らかなからだを保ってる数少ない乙女のひとり。 (だめぇ…………あやね………………!) すずは声を出そうとしたが、男から一段と随喜を送り込まれてぐにぐにと生殖器官をしごかれると、途端に無上の悦感で脳神経の末端まで痺れてしまい、あっという間に言葉も思考も駆逐された。 (だめぇ……♥) 男からからだを引き剥がせない。いつまでも繋がっていたい──本心からそう思ってしまう。この熱くて逞しい肉と、メチャクチャになるほどの気持好さを送ってくれる男と……。 青袴の少女を心配そうに見つめた瞳にだらしない淫らさが宿り、新たな嬉悦の涙が溢れる。尖るほど勃っていた乳首がさらに固く膨らみ、全身が性感帯になったように敏感になる。「にゃあぁ……ああぁ……♥♥!!」 「すずちゃん、あのコもボクたちの仲間に入れてあげよう。この輪の中に。あのコも気持ち好くしてあげよう。全員でボクの赤ちゃん産もうよ。友達を独りぼっちにするのは可哀想……だよね?」 感じやすくなった肌をさわさわと優しく撫でられ、それだけで何度も軽くイッてしまう。 「ふぁ……ふぁい………………♥」 逆らえない中で、それもいいかな──と、少女は思ってしまった。だって独りぼっちは寂しい……皆んな一緒なら────。 そうして、行人と最も心を通わせていた青リボンの少女でさえ性交快楽漬けの肉棒奴隷に堕とした男の長い腕が、白リボンの少女のすぐ後ろまで迫っていった──── (第17話に続く) 上に戻る
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「ううん、涼しくて気持ちのいい夜だね」 冬木市の市街地、高層ビル群の一角、その屋上にて1つの影があった。 木訥な、悪し様に言えば特徴のない学生だった。 強いて特徴を言うならば、横に長く切れた細目と首からかけたマフラーくらいだろうか。 開いているのかどうかも怪しい眼は、夜の街並みを見下ろしながら、薄笑いを浮かべている。 「お前も予選を突破した魔術師か」 静かな夜に靴底とアスファルトが皹を入れる。 屋上へ通じる唯一の通路から、別の少年が光と共に現れる。 制服が同じ、ということはお互い同じ学校の生徒なのか。だが、その瞳は少年と異なり、強い意志に燃えている。 「……なんのことです?」 「とぼけるな。ここにいるということは、お前はもう記憶を取り戻したんだろう。 なら、やることは一つだ。サーヴァントを出せ。さもなくば……」 一方的に喋りながら、回路を戦闘用に切り替える少年に、彼は手を振って静止を求める。 「ちょ、ちょっと待ってください。記憶を取り戻したってなんのことですか? 僕は何も忘れていない。それにサーヴァントって何の話です? 僕はそんなもの見たことも……」 「セイバー、やれ」 少年が言の葉を放つが先か否や、月光に煌めいた一閃と共に、彼の首が夜に飛んだ。 その切っ先の終点には、実体化した少年のサーヴァント……セイバーの剣があった。 「よろしかったのですか? 見る限り、本当にマスターではなかったようですが」 剣を納めたセイバーが主を問う。しかし、そこには詰問するような調子はない。 「ああ。だが、疑わしい者を残す理由もない……軽蔑するかい、セイバー」 「いいえ。貴方がどれほどに聖杯を望んでいるかを私は知っている。 そして、私もまた聖杯を望む者。ならば私は貴方の剣となりましょう」 セイバーの応えに、少年はそっぽを向けた。僅かな感情の緩みを見られたくなかったからだ。 セイバーの問いはもっともだった。確かにその体からはマスターの証である令呪の気配がない。 それが事実だとすれば、彼はたまたま基本ルーチンから離れたNPCなのか。 ならば、これは少年の勘違いだ。剣を納めるべきは自分だし、もし自分の感情だけに従えるならそうしていた。 だが、今の少年は背中に大きなものを背負って、この方舟に来ている。 その勝利のためならば、あらゆる不安要素は排除しなければならなかった。 全ては、救済のために。猫の額程度もない小さな世界を守りたいため。 (それに……あのNPCの目……あれは、まるで……人を蟻か何かとしか思っていないような……) 「ひどいなあ、待ッてクれっていったじゃナい可」 その声に、少年達は振り向いた。月光の降り注ぐビルの屋上に、首のない肉体が立ち尽くしている。 「何で、死んでない」 「? そりゃそうだろう。NPCに厳密な死なんてないよ。 中核データが破損でもしないかぎり、ねえ」 「NPCの肉体データに、寄生していたというのかッ!」 「ウン、そりゃそうだ。せっかくこの年になって学生をやれるんだから、ちゃんとそれっぽい身体でやりたいダロ?」 手を大仰に広げた屍は、口ほどに物を言った。その意味に、少年は信じられないと首を振る。 こいつはつまり、突破できる予選を、ただの学園生活をギリギリまで楽しんでいたのだ。 「ダカラ、待ってくれっていったじゃないカ。今、本当の身体にするカラネ」 そう言って首のない彼の指が小気味よい音を鳴らす。 その瞬間、少年の踏みしめていた足場が崩れた。コンクリートであったはずの床は、 難読な文字をびっしりと書かれた呪符と散らばり、拡がっていく。 「ビルを1階分丸ごと偽装していたってのかッ!?」 「マスター、あれをッ!」 驚愕に震える少年に、セイバーが指を示す。偽装を解かれたビル、その本当の屋上の中心に、首のないもう一つの身体があった。 でっぷりと膨らみ、しかしみずみずしい筋肉に包まれた偉容だった。 「カ……ッ!」 首のない学生の胸が大きく膨らんでいく。胸骨肋骨、肺をぶち破って出てきたのは。 「ッカカカカカカカカッ!!!!!!!」 その真の身体に納められるべき、本当の首だった。 「私は今、卒業したネ!(しみったれた学園生活用ボディから) 社会派幽凄道士・馬吐呑(マー・トンツー)と呼んでもらっても構わないヨ!」 鉄の魔神めいて首と肉体が合身し、ただの肉の置物だったその身体に神経が通る。 しばしアドミナブルを隆起させて元の肉体を堪能していたが、それを見ていた少年はただ唖然とするほかなかった。 「……さて、お待たせして申し訳なイ。それじゃあ、相手してやるかネ、セイバー君ッ!!」 「な!?」 義体から戻したマフラーが馬の身体に巻き付きトレンチコートを形成する。 それが如何な魔術によるものか、少年には考えることができなかった。 マスターであるはずの男が、セイバーに突撃したのだ。 「ふふぅ、うふふふふふふううう」 「こ、こいつ! 骨に神秘を刻んでいるのかッ!!」 掌打、蹴撃、なぜか自在に動き襲いかかるマフラー。あらゆる変則的な攻撃にセイバーは防戦一方に追い立てられる。 通常、このようなことはあり得ない。 セイバーとてムーンセルに記録されるほどの猛者ではあるが、 この男の用いるのは中国拳法……功夫と呼ばれる物。西洋の技と東洋の技の噛み合わなさが、セイバーの攻めに転じられない理由だ。 だが、それだけではセイバーの剣を、神秘に守られた兵装をただの拳が防ぎ、打ち合うことができるはずがないのだ。 肉体そのものが、神秘の片鱗を宿していない限りは。 「それでも、サーヴァントとは言え英霊と渡り合うなんて……! 真逆、お前、死徒かッ!? そんな奴がなんでこの聖杯戦争にッ!?」 「西洋の保菌者みたいに言われるのは心外だな。 いやなに、ちょっと「向こう側」永い旅をしていたんだが、そこで物珍しい木を見つけテネ。 植林事業に手を出そうかと思った矢先にここに呼ばれたんだヨ」 セイバーと撃ち合いを繰り返しながら、馬はしみじみと思い返すように昔を思い返した。 逆さまに上っていく滝、フラタクル構造をした虹、鳥のような魚。 ちょっとしたアトラクションめいた世界を満喫していたのだが、そこで方舟の元となった木を見つけたのだった。 いや参った参った、と可々と笑う馬に少年は頬に冷や汗を垂らした。 馬鹿馬鹿しく笑ってはいるが、相手は紛れもなく死を纏った人外……死徒だ。 音に聞こえる二十七祖ほど、とまでは思わないが、マスターとしては破格すぎる。 なるほど、セイバーと打ち合えるのも無理はない。だが。 (感謝します。マスター、もう少しで、読み切れる!!) 少年の心憎いサポートに、セイバーは内心で感謝した。 そう、僅かにであるが、セイバー防戦一方から攻勢へと転じつつあったのだ。 如何に相手が死徒であり、相性の悪い東洋圏の技法を用いていたとしても、それでもセイバーは英霊だ。 どうやら長旅で相手の自慢の肉体は何割か消耗しているらしく、 初見の不利は、この撃ち合いで相手を見切ることでなくなりつつある。 あと1分もしない内に、天秤は、勝利はこちらに転がる。 ((この戦い―――我(僕)等の勝利だ!!) 「――――とか、そういうことを考えるあたりカネ」 酷薄な、嘲るような笑みを馬は浮かべた。 人間を超越した化外の瞳を隠すサングラスに写った像をセイバーは見入る。 セイバーの勝利を確信した少年の背中にはそれまで影もなかった男が一人立っていた。 「マス」 「や、本当に知らんかったんだヨ。一度も見たこともなかったしね。 ま、ずーっとワタシを見張っていたことはわかっていたけどネ」 「あ、あぁ……」 セイバーが振り向いて、馬が嘲ったその向こうに、鮮血が跳ねた。 少年の背中から胸に貫いた赤い刃が、華のように咲き誇る。 「タアアアアアアアアア!!!!!!!!!」 鬼神の如き速さで、セイバーは一太刀を繰り出すが、黒衣の男…… アサシンは素早く――もうこれには興味がない、というように――剣を少年から引き抜き、血溜まる海に少年を沈めながら飛び退いた。 マスターが窮地に陥っても助け船を出すこともなく、マスター暗殺の瞬間をねらっていたのだ。 「貴様ああああああ!!!!」 「ご満足いただけましたか、媛。それは重畳にございます」 吠えるセイバーの声など木の葉の落ちる音程度も感じない様子で、アサシンは虚空に向けて何かを呟く。 延びた黒髪の間から見える赤い瞳は淀んで血のように昏い。 セイバーはマスターを抱き抱えて呻いた。臓腑を吐き出さんばかりに後悔した。 なぜ気づかなかった。死徒の存在に目を奪われ、マスターを追いつめた程度で油断してしまっていた。 これは聖杯戦争だ。サーヴァントこそを何より警戒しなければならなかったのに。 「セ……セぃ、ァ……」 「ま、マスター! まだ意識がッ!!」 その後悔に神が気まぐれの善意を差し向けたか、少年は血を泡と吐きながら呻いた。 揺さぶろうとするサーヴァントの手を払い、そのまま右手を月に掲げる。 「さ、三度、重ェて、令呪に願…………」 「! 了解した、マスター。如何な命令とて、この剣にて叶えて見せよう!」 鬼気迫るマスターの表情に、セイバーは自分の愚かさを改めて呪った。 今すべきは自身を責めることでも、マスターを案じることでもない。この死地をなんとか突破することだ。 三度の令呪を切れば、どうなってしまうかはわからない。 だが、出し惜しみできる状況ではない。ならば、ここに乾坤一擲を賭す。 アサシンも死徒も、最低限の構えだけで積極的にこちらに向かってくる気配はない。 令呪三枚掛けのセイバー相手に太刀打ちは不可能と理解しているのだろう。 今は見逃してやる。だが、次こそはしない過ちはしないと誓い、剣をーーー 「あのアサシンの剣を奪え……! なんとしてもだ……ッ!!!」 意味が、わからなかった。あのアサシンの――今はもう背中に仕舞ってある――剣を奪うことに何の意味があるのか。 分からなさすぎて、セイバーはもう一度マスターの方を向いた。 血の抜けた青ざめた顔で、少年は目だけは爛々とさせている。 そこでセイバーは気づいた。気づいてしまった。マスターが、少年が見ていたのは自分ではない。 聖杯に注ぐべき願いでもない。帰りを待つ人達でもない。 もう、自分の心臓を貫いた、あの紅い刃しか見えていないのだ。 「う、うあああああああああ!!!!!!!!」 セイバーは慟哭と共に剣を振りかざした。 そこからのことは語るまでもない。 対魔力で令呪にあらがっても、令呪のまま逃げに徹するアサシンを追おうとも、 もはや彼らの聖杯戦争に先などないのだから。 「いや、手並みは拝見させてもらったヨ。アサシン」 霧散した魔力に手をかざしながら、馬呑吐は満足げな表情を浮かべた。 それは相手を倒したからというより、久しぶりに運動をしたら気持ちがよかったというたぐいの物だった。 「それで? ずーっとワタシを見張っていたのだろウ? 見ての通り、長旅で自慢のボディもクタクタネ。 フルチューンならともかく、撃ち合いにしても道術にしても、英霊相手ではちと分が悪い。 ここは共に戦っていくのが良いと思うが――どうかネ?」 「……私は、特に聖杯に捧ぐような大望などありませぬ。 マスターが望まれるのであれば、英雄相手にどれほど通じるかわかりませぬが、尽力させていただきましょう」 片方の拳をもう一方の掌で包み、礼を取りながらアサシンは謙虚に応じる。 自己をおくびにも出さないその様は、生粋の職業暗殺者に見えた。だが。 「ふぅむ。それはその背中に差した媛君の意向カネ?」 「――」 りん、と鈴が鳴る。その音が鳴り終わるより速く、アサシンの持つ紅の刃が馬の喉元に寄せられる。 (婁よ、こやつ――) 「ええ、聞こえておりますよ、媛君。なるほど、げに恐ろしき魅了の魔力。 これでは有象無象の者共はひとたまりもありますまい。私にその美貌効かぬとその美声聞こえしは、 どうやらマスターとてつながった経絡によるものかト。 間男が入ったようで恐縮ではありますが、野暮は致しませぬ故、どうか容赦願いたい」 (……ふん、妾を納めよ、婁。こいつも上物であるが、これは後回しじゃ。今は数が欲しい) 「……はッ」 嘘くさいほど慇懃な礼を取る馬に、媛……アサシンの宝具はアサシンに命じると、嘘のように殺気を納め、剣を戻した。 そう、このアサシンの主人はマスターなどではなく、この媛君。 一目その刃を見れば誰もが媛を求め殺し合う妖刀である。 故に、その願いもまた聖杯ではなく、媛ただそれのみ。媛の求める供物を献上するだけだ。 「ま、いいんじゃないかネ。願いはないと思っていたんだがこれも一期一会、 そろそろ住み慣れた惑星(ふるさと)の地を踏むのも一興。 ついでに麻倉屋サンに聖杯を持って行けば、いい商談もできそうだしネ」 アサシンの剣呑な意志を、人間にはよくあることとばかりに捨て置き、 馬はピクニックに行く前日のように夜空を見上げた。 いや、実際彼にとってはそうなのだ。どのような場所であろうとも、旅の途中。ただ己の我を貫くのみ。 「おい、凄い音がしたけど、何かあった――」 あまりの状況に特別ルーチンでやってきた警官NPCを、無言でアサシンが手刀で貫く。 くず折れた警官は、たちまちのうちに黄泉より還り立ち上がる。 死体が呻くより先に、馬が呪符を額に張り付けると、NPCはたちまち両腕を正面に直角につきたて、ぴょんぴょんと跳び始めた。 「ま、最初はゆっくりやろうじゃないカ。聖杯は逃げない。人生は永い。 愉しまなければ損ネ。か、カカカカ、カカカカカ――――――!!!」 NPCをキョンシーに変えながら、死人使い達は進む。 いつも通りに、何も変わらず。 結果的にこの世を、地獄にしながら。 【クラス】アサシン 【真名】婁震戒(ロー・チェンシー)@レッドドラゴン 【パラメーター】筋力D 耐久E- 敏捷B+ 魔力D 幸運C+ 宝具C 【属性】中立・悪 【クラススキル】 『気配遮断:A-』 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 『黄爛武術(剣術):B(A)』 東の旭日、黄爛国に伝わる武術を扱うスキル。実質的にスキル:中国拳法と同等。 ただし、アサシンは剣技を得手としているため、剣装備時にはB→Aとなる。 『単独行動:B』 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日は現界可能。 独立調査隊から何度も抜け出して暴れまわった逸話から。 『芸術審美:D+』 芸術作品、美術品への執着心。 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、ごく低い確率で真名を看破することができる。 特に刀剣関係に由来を持つ英霊であれば、確率が上昇する。 『軽身功:C+』 内力を操作することで、己の身を軽くし悪路を容易く突破する能力。 C+ならば準備さえすれば断崖絶壁すらも踏破可能。 【宝具】 『妖剣・七殺天凌(チーシャーティェンリー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉 1人 アサシンが片時も離さず持つ『愛』刀。その剣に宿る意志は妖艶にして酷薄な媛君。 魅了の魔力を持っており、その刀身の輝きを目にし、囚われた者はこの妖剣を欲しがる衝動の奴隷となる。 命を食らう性質をもち、相手の防御力を無視して生命力へ直接ダメージを与えられる。 そして、その刀に殺された者の生命・魔力は余すことなく媛への供物と食い尽くされる。 『天凌府君、其我也(わくわくてんりょうランド)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大補足:1~50人 一度死し、復活したアサシンが手に入れた呪い。その手で殺した者を強制的に還り人……歩く屍へと変える。 そして、アサシンに直接殺されて蘇った屍に殺された者もまた蘇り、アサシンの支配下に置かれる。 ただし、蘇った者には狂化・Bが付与されるため精密な運用は不可能。 また、七殺天凌で殺したものも屍とすることはできない。(命を吸い尽くしてしまうため) アサシンは創り上げた屍の群れを国家『天凌』と定め、自らを『天凌府君』と名乗った。 『無二打(にのうちいらず)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1人 アサシンの奥の手。武技の極意。 攻撃ダメージ発生時に、自身の生命力の一部を上乗せすることで追加ダメージを与える。 追加する量はアサシンの任意で決定。また、媛の合意さえあれば七殺天凌が喰らった生命力をこの宝具に乗せることができる。 【weapon】 機械左腕(サイボーグアーム・レフト) 当時の最高技術を持って創られた義手。アンカーリールが内蔵されている。 仮面 舞踏会用のただの仮面。死者の王・天凌府君としてふるまうときに装着する。 【人物背景】 世界を二分する大国、黄爛の宗教組織・八爪会に所属する武装僧侶(暗殺者)。 他者評価は「殺せるか否か」だけで、媛に吸わせる血としか見ていない。 視野の隅を「凝視」する特技を持ち、暗殺対象の必死の瞬間を狙い続けている。 一応国家の暗殺組織に所属するが、傅くのは媛だけであり、他人に従う気は皆無。 物語本編では媛の供物にするためだけに仲間を裏切りってもう一つの大国・ドナティアの要人を殺害し世界を緊張に叩き込んだ。 その結果、彼は一度死ぬが、世界の特殊なシステムにより還り人(平たく言うとゾンビ)になり復活。 舞台であるニル・カムイすべてを媛に捧ぐべく、死者の群れ『天凌』を率いてニル・カムイを地獄に叩き込んだ。 しかしその内心は媛への愛だけであり、媛に見捨てられることを何よりも恐れている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争はどうでもいいので媛を愛する。愛する人が命を欲しがっているので当然捧げる。 【基本戦術、方針、運用法】 隠密行動からの暗殺一択。正面きっての戦闘では勝ち目はほとんどないため、如何に奇襲に持ち込むかが要になる。 NPC狩りで増やした天凌国民をスナック感覚で送り込んで、その混乱に乗ずるのも有効だろう。 【マスター】馬呑吐(マー・トンツー)@宵闇眩燈草紙 【参加方法】「向こう側」でぶらり旅をしていた際にゴフェルの木片を手に入れた。 【マスターとしての願い】情欲のままに旅の続きを。 これが終わったら聖杯を土産に「こちら側」に戻るのもいいかもしれないネ。 【weapon】 『強化調整肉体』 ヒヒイロカネ製骨格フレームに生きたまま腑分けした少年少女の筋をあしらったお手製のボディ。 ただし、向こう側での冒険で疲弊しており、完全なスペックは発揮できない。 『マフラー』 意のままに動いてあちらこちらを切り刻む。しかもドリルにもなる。 『呪符』 道術や身代わりに使う大量の符。どこに仕込んでいたか聞くのは野暮。 【能力・技能】 『真・幽棲道士』 死んで私に抗えるものはいないと豪語するほどの、僵尸(キョンシー)を操る死人使い。 吸精鬼であり長い時間を生きているため、符術・道術・功夫を高水準で修めており、 死体の数さえあればそれらを束ねて巨大傀儡にしたり、マフラーを武器にして戦うこともできる。 技術者としてのスキルも持ち合わせており、死体を改造して強化キョンシーを作成することもできる。 死人使いの特性上、相剋の関係から木気(雷)との相性が悪いが、肉体的基礎スペックを底上げすることで対処した。 もちろん銀やニンニクなど吸血鬼的弱点があるが、大体は克服しており「健康のために日光浴をする」レベル。 【人物背景】 大陸マフィアの用心棒。トレンチコートに帽子にグラサン付けたクラシックマフィア然としたデブ。 その傍ら、五行器という永久機関の完成を目論んでいた。 が、その過程で首から下を完全消滅させてしまい、もののついでとより強化された肉体製作のために アメリカ大陸の街一つを『向こう側』へ消滅させた。しかしその最後に自分も『向こう側』へ 吸い寄せられてしまい、抗おうかと思ったが、それもOKかと穴の向こうへ消えていった。 口調は余裕のある時は胡散臭い中国語(~アルネ)だが、マジギレしたりすると標準語になる。 長く生きたため本来なら仙人へ至れるが、「情動を捨てて何が生か!」と俗世を満喫している。 【方針】 本人は巻き込まれただけなので普段通り物見遊山。 普段通りなのでアサシンの求愛活動ついでにさくっと殺してキョンシー作ったりする。 倒すことはできないまでも初見ならば真向からでもサーヴァントと打ち合えるので、 自身(とキョンシー軍団)が囮となってサーヴァントをひきつけ、その隙にアサシンで必殺するのが有効。
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【登録タグ CD CDV OSTER projectCD PolyphonicBranchCD millstonesCD nikiCD samfreeCD takamattCD yukkedoluceCD かっつん♪(シャッハP)CD さつき が てんこもりCD はりーCD ぶりるPCD みきとPCD オワタPCD カラスヤサボウCD トーマCD マイナスPCD 全国発売 糖質0PCD 綿飴CD 電ポルPCD 鬱PCD】 前作 本作 次作 V love 25 -Desire- V love 25 -Exclamation- V love 25 -Fortune- takamatt カラスヤサボウ マイナスP 電ポルP ぶりるP さつき が てんこもり niki samfree 綿飴 かっつん♪(シャッハP) 糖質0P yukkedoluce トーマ みきとP はりー 鬱P PolyphonicBranch OSTER project millstones オワタP 発売日:2013年1月9日 価格:¥2,000(税込) 流通:全国 レーベル:BinaryMixx Records CD紹介 祝・1周年。この感動と興奮を、君に!! 1.■ボカロ音楽なう♪ ニコニコ動画に投稿された、話題のボーカロイド最新楽曲を収録。人気急上昇中のPや隠れた名曲なども! 2.■ぴっくあっぷ トーマの「九龍レトロ」をピックアップ! 3.■新曲キタ━(゚∀゚)━!!!!! さつき が てんこもり&みきとPからステキな新曲をお届け☆ 4.■「初音ミク Project DIVA Arcade」採用楽曲(σ・∀・)σ 配信楽曲を先行収録! 5.■袋とじ企画!ボカロPは誰だ!? ボカロPが書き下ろした新曲!…でも誰が制作したかはナ・イ・ショ♪ 正解者には抽選でスペシャルグッズが当たるので、是非クイズに参加しよう! ボーカロイド楽曲の"今"が楽しめる「V♥25(ぶい らぶ にこ)」第5弾! 本作からは遂に「Lily」と「結月ゆかり」が参戦。 さらにwebアンケート用シリアルコードを封入、アンケートに答えると先着でステキなプレゼントがもらえるほか、同アンケート内にあるボカロP当てクイズに参加すると正解者には抽選でステキなプレゼントがもらえちゃいます♪ ジャケットイラストは MONQ氏 が手掛ける。 曲目 ドラゴンライジング / takamatt feat. GUMI、鏡音レン WAVE / niki feat. Lily 文学少女インセイン / カラスヤサボウ feat. 鏡音リン 先生と少女騒動-第一審公判- / マイナス(ワンダフル☆オポチュニティ!) feat. 鏡音レン Youthful Finder / koyori(電ポルP) feat. 初音ミク New Worlds God / samfree feat. 初音ミク 四季刻歌 / 綿飴 feat. IA どえす / ぶりる feat. 巡音ルカ ロケット☆ドライブ / かっつん♪(シャッハP) & 糖質0P feat. GUMI、神威がくぽ 林檎売りの泡沫少女 / yukkedoluce feat. GUMI 月光探検記 / Harry(はりーP) feat. 初音ミク B-CLASS HEROES / 鬱P feat. 初音ミク 衝動×パンデモニクス / PolyphonicBranch feat. KAITO、MEIKO、VY2、結月ゆかり、Lily 九龍レトロ / トーマ feat. GUMI on the rocks / OSTER project feat. MEIKO、KAITO キップル・インダストリー / millstones feat. 初音ミク Party Junkie / さつき が てんこもり feat. 初音ミク 世田谷ナイトサファリ / みきとP feat. 初音ミク ジエンド / オワタP feat. 結月ゆかり リンク 公式ホームページ Amazon コメント はやいww前がよかったからなぁ、期待 -- 名無しさん (2012-09-23 12 38 08) はええww 次はLilyソロ欲しいなー -- 冷え性系男子 (2012-09-23 12 57 36) スケープゴート・アンプリファー来て欲しいな~…無理かな? -- やまさん (2012-09-23 19 10 58) お!きた!たしかにLilyのソロ欲しいなあ。 -- こんにちは (2012-09-23 21 51 15) Lily同意。 -- 弥勒 (2012-09-24 16 37 40) はやいなぁ。 -- 名無しさん (2012-09-25 11 51 23) nikiさんのLily欲しいよね -- 名無しさん (2012-09-25 20 48 24) 良曲収録期待! -- 名無しさん (2012-09-27 22 41 34) 隠れた名曲の収録待ってます。あとLilyソロ同意! -- 名無しさん (2012-09-28 13 16 00) nikiさんのLilyカモン -- 名無しさん (2012-09-29 11 31 07) 竹取オーバーナイトセンセーション来い!!!!!!!!!!! -- いも (2012-09-30 14 04 34) ↑ たしかに来てほしい!! WAVEとかジッタードールとかこないかな・・・ -- 名無しさん (2012-09-30 14 33 31) くるりんごさん希望!! -- 名無しさん (2012-10-04 17 35 21) ↑泥棒と警備員欲しいなあ -- 鮫 (2012-10-04 17 40 59) 予想 海底ファミリーレストランかもしれんwww -- うそつき (2012-10-04 18 41 26) 東京電脳探偵団来ないかな -- 名無しさん (2012-10-06 23 32 31) ↑ジャケ絵師がMONQさんだしあるかもね… -- 名無しさん (2012-10-13 16 06 52) 次作の発表はやいなーこれの前作まだ買ってないのにもう新作かよー(´・ω・`) -- 名無しさん (2012-10-14 08 09 44) くるりんごさんの曲来いーー!! -- 名無しさん (2012-10-14 09 05 03) これ少しマイナーボカロ入るから1、2曲いや3曲くらいは9人以外の曲入って欲しいな! -- 名無しさん (2012-10-16 07 06 31) 早いwwLilyも欲しいけど、IAちゃんも欲しい!w -- ぴっく (2012-10-16 16 23 16) WAVE入ってくれないかなぁ・・・ -- 名無しさん (2012-10-16 17 12 00) ☆早☆く☆続☆報☆来☆い☆そ☆し☆て☆竹☆取☆オ☆ー☆バ☆ー☆ナ☆イ☆ト☆セ☆ン☆セ☆ー☆シ☆ョ☆ン☆絶☆対☆来☆い☆ -- 名無しさん (2012-10-16 17 59 58) ↑荒らし同然だからその表現はやめたほうがいい -- 名無しさん (2012-10-16 18 15 03) 竹取、東京電脳探偵団、来い!! ★☆★☆ Σ(*οωο*) ☆★☆★ 次はリン・レンの曲を増やして欲しい・・・! 前までのには、リン・レン(コンビ)の曲って 入って無くね? だからこそ、次にはやはり **リン・レン**を! ついでにルカ・MEIKO (ソロでもコンビでもおk○)も お願いしやす!! ぽりふぉさんの曲もヨロ!(*´ω`*)/ -- 東京電脳探偵団love (2012-10-21 20 01 19) 竹取オーバーナイトセンセーション来てほしい!来たら絶対買う!! -- リンレン廃@オレンジ (2012-10-21 20 58 12) lumoさんとか西嶋さんとかはいかがでしょうか・・・ -- 名無しさん (2012-10-22 03 42 34) WAVEは確かに入れてほしい -- 名無しさん (2012-10-23 17 02 20) いーあるふぁんくらぶ来てほしい・・・ -- 雷音ホノ (2012-10-24 20 54 24) 初回にDVDつくみたいだよ、内容は不明だが -- 名無しさん (2012-10-26 09 08 57) ↑ホント?初の試みだね。楽しみ -- 名無しさん (2012-10-26 11 28 37) 脳漿炸裂ガール来そうだな・・・ -- 名無しさん (2012-11-03 11 55 42) 今回の新曲書き下ろしはさつき が てんこもりさんだ!あと個人的にはReraがは入ってくれたらいいな。ミクでもいろはさんでもいいから -- 基 (2012-11-04 18 35 58) WAVE来い! -- 名無しさん (2012-11-05 20 36 29) Lilyのヤンデレ曲をどうか・・・!お願い!! -- きき (2012-11-05 20 41 20) 今人気の「party junky」が来るようです -- 名無しさん (2012-11-05 23 08 10) 竹取オーバーナイトセンセーション来てほしいな~☆ -- 星等+ (2012-11-06 07 00 35) どえすだと!? -- 名無しさん (2012-11-09 19 09 40) ドラゴンライジングがきたってことはなんかイメージ被りそうないーあるふぁんくらぶはナシなのかな…ちょっと期待してたんだが -- 名無しさん (2012-11-09 23 10 56) どえすwwwwww -- 名無しさん (2012-11-10 08 56 47) え…どえすはいるのww -- 名無しさん (2012-11-11 03 33 25) 相変わらずの神選曲だな… -- 名無しさん (2012-11-11 16 48 10) 脳漿炸裂ガールとWAVEがほしい。 -- 名無しさん (2012-11-11 17 27 42) 今回はいろはの曲来るかな・・? -- 名無しさん (2012-11-11 20 29 38) どえす…絶対買う( *`ω´) -- てるる (2012-11-11 22 55 18) カラスヤさん!!! -- 名無しさん (2012-11-12 16 53 50) ↑4激しく同意 -- 名無しさん (2012-11-13 19 31 00) 威風堂々来い~~~ -- 名無しさん (2012-11-13 21 55 41) 脳漿炸裂ガール来たら絶対買う -- 名無しさん (2012-11-14 08 47 40) 爾今洋洋来たら一生ついて行く。 -- 名無しさん (2012-11-14 17 18 41) 猿マネ来ないかなあ -- 名無しさん (2012-11-15 02 57 18) 情動クラシックとかこないかなぁ -- 名無しさん (2012-11-15 19 59 10) 私もLilyの曲ほしいです!!Lily萌え❤ -- 亜友亜 (2012-11-17 23 07 07) 脳漿炸裂ガール来たら奴隷になってあげてもいい -- 名無しさん (2012-11-18 10 49 57) 竹取オーバーナイトセンセーション来たら箱買いしてやる -- 名無しさん (2012-11-18 10 50 50) ジャケのIAの髪の毛くすんでない?wなんかIAっぽくないw -- 名無しさん (2012-11-18 15 54 44) 選曲ビミョ~かもな・・・ -- 名無しさん (2012-11-18 18 48 13) 夕暮れ蝉日記と四季刻歌を収録してほしい!! -- ハテナ (2012-11-21 00 56 59) ジッタードール来たら全裸で交差点わたっても良い -- 名無しさん (2012-11-21 10 28 02) 袋とじ企画が楽しみすぎて吐きそう。 -- 名無しさん (2012-11-21 16 04 38) いーあるふぁんくらぶ来たら特典ポスターで体を包んで買って帰ってもいい -- 名無しさん (2012-11-21 16 56 57) 何くるかなぁ -- 名無しさん (2012-11-21 17 17 50) ↑2 恐らくEXITの方に収録されるかと。最近みきとさん推しだし、EXIT。 -- 名無しさん (2012-11-21 17 25 36) 丁寧な選曲を期待したい -- 名無しさん (2012-11-21 22 43 36) DVDは画質おとるからつけるならBlu-rayで -- 名無しさん (2012-11-22 08 17 08) Lily来たー!ゆかりちゃんもいる! -- 名無しさん (2012-11-22 19 30 10) おお〜、WAVE入るんだ(・∀・) -- 名無しさん (2012-11-23 08 31 31) く、九竜レトロも入るのですか。こ、心が揺らぐ••• -- スバ (2012-11-23 10 25 54) 公式追加だね~ -- 名無しさん (2012-11-23 11 45 36) これはwwww面白い選曲だwww -- 名無しさん (2012-11-23 12 28 39) WAVE収録嬉しすぎる! -- 名無しさん (2012-11-23 15 05 24) KAITOとMEIKOは!? -- めい (2012-11-23 17 19 09) カイメイはよ…… -- 名無しさん (2012-11-23 17 40 41) シークレットソングはゆかりさんだと!一体誰なのか楽しみだ。 -- 竜奇 (2012-11-23 19 29 14) Lily!もっとLily!! -- 名無しさん (2012-11-24 23 43 06) いやったぁあLilyソロだぁあ!! -- 名無しさん (2012-11-25 00 04 00) 九龍きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー -- 名無しさん (2012-11-25 01 08 50) 四季刻歌キター!!来世デ逢イマショウ、夕暮れ蝉日記、彼方に舞うは桜の旋律とかも収録してほしい!! -- もふもふ (2012-11-25 02 31 52) ほとんど収録曲は決まったもんだな… MEIKO、KAITOは人気Pの書き下ろしだったら良いな~ -- 名無しさん (2012-11-25 14 27 12) ↑2 彼方に〜 同意! 夕暮れ〜 はボカロックにはいるからなぁ…。 -- 名無しさん (2012-11-25 15 29 07) 告白予行練習、夕暮れ蝉日記もほしいね!!(⊃´ω`⊂) -- 蝉P (2012-11-25 20 46 13) ばいばいカミサマ!が収録されてほしい -- 名無しさん (2012-11-25 22 20 14) 林檎売りの泡沫少女がうれしすぎる。 -- 名無しさん (2012-11-25 23 30 06) イラストが今までのv loveより好きだな -- 名無しさん (2012-11-30 21 13 48) シークレットソングがゆかりってことは、今のところデPかぺぺろんPが考えられる あの2人は確かゆかりを持っていたはず -- 名無しさん (2012-11-30 23 40 09) トーマ!!!!!!!!!! -- 名無しさん (2012-12-01 19 36 42) ↑2実はryoも候補に入るよ -- 名無しさん (2012-12-02 21 20 36) ↑来たら嬉しいがさすがに無理だろw -- 名無しさん (2012-12-02 22 36 23) くるりんごさんきたら幸せです。 -- 名無しさん (2012-12-05 15 40 41) みきとさんはいーあるじゃなくて新曲か、楽しみだ -- ゆーな (2012-12-06 23 47 15) 脳漿炸裂ガールきてーーーーー -- 名無しさん (2012-12-07 14 34 49) 脳漿炸裂ガール来たら踊り狂ってネギ丸かじりしてやる来るんだ -- 名無しさん (2012-12-08 21 09 29) ↑5いや、40?Pという可能性も! ハートブレイクの最初で使われてる -- 名無しさん (2012-12-08 23 08 53) 九龍レトロめっちゃうれしい!! みきとPさんは、いーあるふぁんくらぶじゃないか••• でもめっちゃうれしい -- 名無しさん (2012-12-09 18 16 15) カイトはカプリコPの曲がいいな -- 名無しさん (2012-12-09 22 01 52) 年長組早く…! -- 名無しさん (2012-12-11 10 44 39) WAVEと林檎売りの泡沫少女に九龍レトロまで入るとか買うしかないじゃないですか… ↑16、夕暮れ蝉日記はVOCAROCK4に入ってるよ -- 名無しさん (2012-12-11 16 27 32) EIXTでいーあるふぁんくらぶくるよ! 2月発売予定!!ほかにはなにがはいるかな♪ -- siyu (2012-12-17 01 37 51) ↑それここで言わんでええよー。 脳漿炸裂ガール切実に希望! -- 名無しさん (2012-12-18 13 26 26) ぽりふぉさんの曲ボーカル豪華だな…!個人的に凄く楽しみだ。 -- ひな (2012-12-19 19 34 35) …まさか、まさかとは思うがメイコとカイトはこれで終わりとか言わないよね…? -- 名無しさん (2012-12-19 20 50 35) おお -- 名無しさん (2012-12-20 01 38 09) ぽりふぉさんの曲見事に東京電脳探偵団不参加組だな・・・ -- 名無しさん (2012-12-20 02 17 00) 鬱P久々のミクだ!楽しみ! -- 名無しさん (2012-12-21 17 17 15) なぬ!? -- せぇなぁ (2012-12-21 19 51 53) トラック決まった!って思ったのに発売日までお楽しみって何ぞやww -- 名無しさん (2012-12-21 21 05 34) お楽しみ曲もしかしたらKAITO、MEIKOのアペンドだったりして! -- 名無しさん (2012-12-22 14 16 05) VY2入れるんならVY1も入れてほしかったな -- 名無しさん (2012-12-22 14 18 36) 発売日までお楽しみにってwww -- 名無しさん (2012-12-22 14 53 37) 発売日までお楽しみって、気になる! のうしょう炸裂ガール来てほしい♪ -- ウニ丼 (2012-12-22 18 40 44) DIVAアーケードの収録曲だからGUMIやIAはあり得ないはず -- 名無しさん (2012-12-22 20 50 24) がくぽソロ欲しかったな… -- がっくんなう (2012-12-22 20 56 44) 脳漿炸裂ガールきてや -- 名無しさん (2012-12-23 13 10 37) 「花は、桜木 人は君」か「爾今の洋洋この蛍光にあり」きてほしい!! -- 神風 (2012-12-23 21 40 59) KAITO MEIKOはソロでもデュエットでも仕事してPがいいなあ… -- 花瑠羅 (2012-12-24 07 27 40) ゆかりさん、初参戦おめでとう!!ゆかりさんのために絶対買います!! -- 名無しさん (2012-12-24 08 09 30) WAVEやっぱり来たか。嬉しい( ノ゚∀゚)ノ -- 名無しさん (2012-12-27 12 44 44) アマゾンの曲目リストで全曲確認できるよ。 -- 名無しさん (2013-01-01 17 26 20) on the rocksが入ってるとなると一気に惹かれてきた -- 名無しさん (2013-01-02 11 09 56) ゆかりんとLilyとかいいなぁー!!IAも有名なじんさんとかkemuさんじゃなく、綿飴さんの四季刻歌とか!!いいなぁ!! -- えむ (2013-01-04 15 07 58) DIVAならon the rocksとゆめゆめで確定では? ソースはディバステ。 -- 名無しさん (2013-01-07 07 57 34) ゆめゆめじゃなくて、キップル・インダストリーじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2013-01-08 07 18 22) DIVA枠はon the rocksとキップル・インダストリーです。 公式ページで公開してましたよ^ ^ -- 名無しさん (2013-01-09 00 19 18) ボカロPのヒントが"*"って -- 名無しさん (2013-01-09 00 25 11) めーちゃんとカイトはソロで欲しかった -- 名無しさん (2013-01-09 11 41 29) ていうかDVD付きませんでしたね・・・(´・_・`) -- 蛸様 (2013-01-09 21 11 50) CDを取り込んだらジエンドのアーティスト名が「Various Artists」になってた -- 名無しさん (2013-01-11 01 18 07) ↑4・・・もしかしてDECOさん? -- 名無しさん (2013-01-11 16 46 43) ↑ヒントで考えるとそれしか考えられないよね・・・。詞はバッドエンド・・・う〜む -- 名無しさん (2013-01-11 17 05 38) ↑2あたしあの洗脳曲の*だと思うんだけどな〜 -- RiALa☆ (2013-01-13 21 16 57) ↑私も真っ先にそう考えた。だとすると作曲者は… -- 北和屋あやな (2013-01-14 10 23 07) ゆかりちゃん来たwktk -- Re mu (2013-01-14 11 44 41) ↑3 ありがとう、謎が解けた。曲調的にNemさんと迷ってたから・・・。Decoさんは最後に転調する曲が少ないから真っ先に選択肢から除外してた(ぁ -- 名無しさん (2013-01-14 12 21 49) 私は曲名とヒントと調教と曲調から、あのPだと確信した。 -- *maola* (2013-01-19 09 38 25) その人、前にとある曲で『俺達』に何か訴えてたけど、これそんな感じの曲だよね(笑) 彼も有名だねやっぱり・・・(ぁ -- 名無しさん (2013-01-19 12 01 00) キップル・インダストリー入ってたのか!今更だけどうれしいなw -- 名無しさん (2013-02-07 19 41 13) 一体みんなはオワタP以外のなんだと思ったんだ・・・。 オワタPしかありえねえだろw -- 名無しさん (2013-02-07 19 42 52) 昨晩、このCDの次回作が頭文字Fだから「V LOVE 25 -Final-」になる夢を見ちゃったんだけど、正夢じゃないよな・・・?(´・ω・) -- 名無しさん (2013-02-08 09 50 19) ↑2 ジエンドのページ見れば「なんだと思ったか」がちょっと見られますよー。 -- 名無しさん (2013-02-08 10 42 26) ↑2 正夢にはならなかったようです。良かったですねw -- 名無しさん (2013-02-09 15 03 13) パソコンで買っても特典って付いてくるかな?(.ω.) -- ポンゆず☆ (2013-03-01 15 58 32) 今回このシリーズのやつ初めて買ったけどわざわざCDケース二枚分のカパカパのスリーブケースになんかイラッときた -- 名無しさん (2013-04-10 13 52 40) 文学少女インセイン入ってきたーーーーーーーー!!! 神曲ばっか!! -- サクラ (2013-05-22 22 47 25) 名前 コメント
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愛想こそないけれど、「一見しただけでは」確かにごく普通のシスターだったのだ。 だが自分を始めとした仲間達数人は、それ以降の数日の旅路でそんな認識をたやすくひっくり返されることになる。 まず初日、戦闘終了後に回復の為と進呈されたグミによって、彼女はあっさり『いけすかない女』認定された。あれだけ舌を蹂躙する味でありながら しっかりTPが回復するというのはどうなのだろうか。 あまりの辛さにのたうつ自分達に、仕掛けた本人は特に大笑いすることもなく、ただ『知り合いの王女に教わった調合法だけどこんなに上手くいくなんてね』と、 感心しているのかそうでないのかわからない口調で平然とのたまった。 そして次、情報収集の為に立ち寄ったカジノで、よりにもよって自分達全員(の装備品)をチップにした非合法ブラックジャックなどというものに挑んだ時には、 (スリーセブンで圧勝したとはいえ)本気で息の根を止めようかとも思った。護衛対象―――即ち顧客でなければ、呪文の一発や二発でも かましてやりたいと強く願った瞬間である。 そして、彼女の顔をマトモに見た最後の日のことだけは、割と鮮明に覚えてる。 『―――あら、お姫様。夜更かしはお肌の大敵なんじゃなかったかしら?』 一緒に迎えた幾度目かの野営の夜、火の番を交代している時に、ふと目を覚ましていたらしい彼女とかち合った。 普段は日頃からの仕打ちも相俟って、考えうる限りの悪口雑言を繰り広げていたロッタではある。が、その時はやたら眠かったことも ありいつもの憎まれ口も互いになりを潜めたのか、その夜だけは珍しく―――まるで普通の友人同士のように話し込んでいた。 あの時の「彼女」も、多分それなりに開襟を開いてくれていたのではないかと思う。目に見えて声を立てて笑ったりなどしなかったが、 けれどそれまで話さなかったような『夢』を語ってくれるぐらいには。 「信じてくれなくてもいいけど、『それ』はそういう職業なのよ」 思えば、掴もうとすると手品のようにその手を音もなくすり抜けるような少女だった。 年相応に泣いたり怒ったり泣いたり、情動を発露するという行為には縁遠いと思っていたけれど、その時だけは夢物語のような 途方もない夢想を仰ぐ子供のように見えた。 まあ、そんな感傷を抱いたのも一瞬だけで、あとは彼女の傍若無人ぶりに振り回される忙しい日々の中に置き去りにされていった訳だが。 何故今になって、そんなどうでもいいとすら思っていた筈の記憶を思い出したのかと言えば――― 脂汗を浮かべ、壁に張り付いた『彼女』が引きつった眼差しでこちらを見据えている。 「・・・・・・もう一度確認するわよ。難聴になったつもりはないけど、気のせいかしら今あなたの言ったことが物っっっ凄く理解しづらいのよ。 ―――明確に、そして誠実に答えてくれないかしら?」 感情的になってはいけない。交渉というのは何を言われようと先に我を忘れた方が負けである。元より僧侶とは慈悲深さと寛容を旨とする生業だ、 決して路肩の通り魔みたいに「ついカッとなって」みたいな展開になってはいけないのである。 だが、追いつめられ脂汗を浮かべた少女本人もそれ以外に答えようがないのだ。答えようがないからこそ、繰り返してしまう。ロッタの逆鱗を刺激したその一言。 「・・・・・・どちら様、でしたっけ?」 「・・・・・・光よ 命を糧とし彼の者を打ち」 「ストップストップ!ロッタ、はやまらないで杖を構えないでそしておもむろに術を詠唱し始めないでぇぇぇっ!」 八割方本気で目の前の少女に術をぶち込もうとしたロッタと、それを羽交い締めにして押さえる仲間達によるどんちゃん騒ぎに対し、 診療所の主たるアニーが柳眉を吊り上がらせて雷を落とすまでそう長くは掛からなかった。 とりあえず、ベッドで寝入っている患者の少女の身内を呼びに行かせるという名目で春香を一旦退席させた アニー女史の英断は正しかったといえる。一応、さっきまでヒートアップしていたロッタの頭も大分冷えつつあったのだから。 「―――『あの』ラクリマ修道会ですか?・・・・・・それはまた」 そのキーワードを口にした瞬間、ゴリゴリと延べ棒で薬草をすりつぶしいたアニーは目を丸くした。 「そんな高貴な出の方とは思いもしませんでした・・・・・・それにしては随分としょみ―――親しみやすい感じの方でしたので」 「別に言い繕わなくてもいいわよ」 世界全土、とまではいかずとも、依頼主の高名は届く所には届いているようだった。それだけに、そんな大口からの依頼を こんな形で『失敗』させてしまうかも知れない現状を鑑みると頭痛を覚えてしまう。 「まず、当の本人―――天海春香さんは、貴方方とは面識がないと言い張って、更にはシスターでなく 『東京』と呼ばれる遠い異国から来た、と主張しておられるようです」 「・・・・・・そうね。そこら辺をどうにかしないといつまでも話が進まないんだけど・・・・・・」 アニーは作業の手を休めると、コホンと咳払いしつつ神妙に告げる。 「春香さんは、さっきポルカの森でエッグベアに襲われているところをファラさんに助けられ、村へ案内されたそうです。 ただ・・・・・・どういう経緯で出来た傷かはわかりませんが、頭部を少し打っていたので、さっき私がここで治療しました」 頭部、と聞いてロッタの眉間の皺が深くなる。治癒魔法もそれなりに普及している昨今ではあるが、やはり頭というのは非常にデリケートな部位だ。 非常に不躾だが機械などでいう『不具合』のようなものが彼女の身に起きた結果が、さっきのあの不毛な問答になったという線も充分にありうるのだ。 事態の深刻さを改めて噛みしめるように、カノンノもまた己の足下を見て俯いて、 「・・・・・・だから、あそこまで様子がおかしくなっちゃったのかな・・・・・・?」 「・・・・・・あの、つかぬことを聞きますけど『あそこまで』なんて言われるほど様子がおかしいんですか? 私も少し話した程度ですが、普通の娘さんのように感じたんですけど」 そうだ、アニーに『ファラの保護者に知らせてほしい』という口実を与えられ出ていくまで、彼女は一貫して『普通の女の子』 だった―――普通の女の子『過ぎた』。 「・・・・・・そうね。例えば世界に仇なす伝説の魔王が突然引退宣言して「普通の女の子に戻りまーす!」、なんて宣言したらどう思う? ・・・・・・私達にとってそれと同じなのよ、あの娘の今の変貌ぶりは」 「・・・・・・・・・」 どんな所業を犯せばあそこまで言われるのだろうか、とアリアリと浮かんでいる瞳である。 疲れたようにため息をついていると、カノンノがコソコソと声を潜めて、 「・・・・・・ロッタ。これからどうする・・・・・・?」 「・・・・・・とりあえず、一旦リーダーに報告して指示を仰ぐしかないでしょう」 嘆息して、事態の複雑さに改めて目眩を覚えた。あのように人格までも変化してしまっては、どんな風に接していけばいいものかわからない。 「いや、そうじゃなくて・・・・・・」 透き通った湖面のような瞳が、迷うようにソワソワと宙を見つめる。 いつもなら、言いたいことがあるならハッキリ言え、とでも叱り飛ばしているところだが、場所は病人も寝ている診療所である。 唇を引き結んで次の言葉を待っていると、 「大丈夫なの、ロッタ?」 ―――魔物との戦闘でヘマをやらかし、多少深手を負った時にかけられた労りと似た響きだった。 訳もなく胸を走った動揺を悟られぬように、彼女から背を向けて、 「何って―――何がよ」 呟き返す声は震えていなかっただろうか。 だが、強気を装ったそれに動じることもなく、カノンノは次の一言を――― 「・・・・・・そういえば、もう一人のお仲間の方はどちらへ?」 言うより前に、サラリとアニーが指摘した事実に固まった。 じー。 「・・・・・・あー、あの・・・・・・」 じー。 「そ、そんなに見られると穴が開いちゃうかなー、なんて・・・・・・」 「・・・・・・?開いてないよ?」 ―――どうしてこうなった。 変な癖っ気のある輝く金髪、ノースリーブの赤い上衣によって浮き彫りになった体躯は若干小柄だが、 腰に提げた物騒な得物(剣)が妙に不釣り合いな気もした。 職業柄、『見られる」』ことには慣れているつもりだったが、こんな風にひたすら無心に見つめられ続けると妙に緊張感が増す。 ある意味彼の三大審査員と対面した時以上のプレッシャーだ。 「・・・・・・春香は、戻りたくないの?」 「い、いや!?そういう訳じゃ・・・・・・」 ―――いや、すぐにでも戻らない時点でそう主張しているも同然か。胸中で思い返すが、そんな春香の胸中とは裏腹に、少年――― 名乗ったところによるとロア・ナシオンは相も変わらず静かに澄んだ瞳でこちらを見つめる。 一人診療所を出てリッドを呼びに行ったものの、既に彼は村人からの報を受け診療所に向かっていた、とのことだった。 文字通り骨折り損だった訳だが、かといってまだ今の「現実」と向き合おうという覚悟が固まった訳ではなく、 結果、無意味にそこいらをぶらつくより他なかった。・・・・・・ある意味状況は、『ここ』へ迷い込む前と似たものになったといえる。 「・・・・・・ロア君、だよね。その・・・・・・何で私に付いてきてくれたの?」 原因その1は質問に対して、コクリと首を傾げる。見た感じ春香と同年代のようにも見えるが、妙に幼い仕草だった。 だが、少なくとも見かけ通りの人物でないことは何となくわかる。身についた習性は裏切らないのか、いつものように転んだところにサッと ナチュラルに手を差し伸べられるまで、彼の接近に全く気づけなかったのだから。 そして、それまで無心に春香の横顔を見ていたロアは、その質問にしばし沈黙したかと思うとおもむろにドサッ、と草むらに身を投げ出して、 「目玉焼きって、塩と胡椒以外に何かかけたりする?」 「・・・・・・は?」 答えをもらえるどころかいきなり何だ、と自分でもわかってしまう位に目を丸くした。 「ひょっとして、目玉焼きもわからなかった?」 「い、いやわかる、わかるよ?・・・・・・でも、どっちかっていうと何もかけないでパンに載せるっていうのが好きかな」 そっか、と頷いてから、何だ次は自分の好みの調味料を話し出すのかとも思ったが、 「前に、カノンノから・・・・・・さっき一緒にいた僕の仲間から見せてもらった本に、サニーサイドアップっていう 光線を目から出すどこかの勇者のお話っていうのがあったんだ」 「・・・・・・」 何だろう、彼が語るのはあくまでも異世界の寓話なんだから春香が知っている訳がない、と思うのに。 今、猛烈に内容にすごい既視感を覚えた気がした。 「・・・・・・長い三つ編みの女の子が焼芋(スイート・ポテト)とか叫んでる場面も出てきた?」 「あれ、知ってるの?」 「・・・・・・うん、知ってるけどこれ以上詳しい話はやめた方がいい気がするんだ。何ていうか、お互いの世界観的に」 乾いた笑いで誤魔化す春香の顔を再度、ジッと瞬きもせずに見つめる。そして、ゆっくりとそれまでどこか茫洋としていた口調に、わずかな確信を滲ませて、 「・・・・・・ホントにそういう呪文があるって最初は信じてたんだ。カノンノの本は僕には教科書代わりだったから、 実際に食べ物としてテーブルに出てきた時にはちょっとビックリして」 へ、と言葉には出さずに口を半開きにする。それに気づいているのかいないのか、補足するように彼は淡々と続けた。 「僕の時は、そんな風に色々カノンノや皆が話しかけてくれて、そのお陰で僕も―――まだわからないことも多いけど、出来ることが多くなってきたけど。 本当に、君は違う場所から来ただけで忘れた訳でもないのなら、必要なかったのかな」 僕の時。そして、何だか小動物を目の前にそていると相手に思わせるような、無垢な仕草や口調。躊躇いが胸に生まれながらも、春香は核心を問いただす。 「・・・・・・えっと、君は・・・・・・ロア君は」 「拾われたのは、半年位前になる。それより前のことは、わからないんだ」 ―――彼は、『本物」』らしい。他2人にしてみれば、中身が変なことになっている『自分』とは違い、純粋な意味で。 (・・・・・・ああ、そっか) 表情自体に変化はないながらも、彼なりに気を遣って―――励ましも兼ねて普通に話そうとしてくれているんだと。情けないことに、その時になってようやく理解出来た。 「・・・・・・あの、詳しく聞けなかったけど。私って、ロア君達の仲間か何かだったの?」 「ううん」 そうかぶりを振ってから、彼はポツリポツリとだが説明してくれた。 早急に行かねばならぬ場所があり、でもさっき熊モドキことエッグベアと対面したように一人歩きなど以ての外の世界観だから、 彼らの所属する『ギルド』に護衛を依頼してきたのだと。 「・・・・・・ごめん、さっきからチラホラ耳にしてるんだけど、その『ギルド』って一体・・・・・・」 「―――僕もあまりまだわかってないけど、最近では嵐で瓦が壊れちゃった屋根を修理したり、後はオタオタやピヨピヨの着ぐるみを被って、 町の子供達に『こういう危険な生き物がいっぱいいるから外にはあんまり出ないように』っていうお芝居を―――」 「ギルドの存在意義を誤解されるような説明の仕方はやめてもらえないかしら!?」 上擦った声で割って入ってきた声に、思わずビクリと肩を戦慄かせた。 恐る恐る振り向いてみれば、そこには王冠を戴いた頭に手を当て、頭痛でも起こしているようなポーズで仁王立ちするボブカットの少女。 「・・・・・・ギルドはまあ、何でも屋の代名詞のようなものだけど、一般的には人々に依頼されて魔物を討伐したり、危険な土地へ資材採取に赴いていったり。 ある程度の実力を持った冒険者達が集って、普通の人には危険な依頼を完遂することが主な役割よ」 ほえー、と人形のように頷く春香の姿を、一瞬疲れたように一瞥しながら、その視線をぼんやり突っ立っている仲間の少年の方へと向けて、 「ロア、あなたどういうつもり?」 「ちょっと目玉焼きとスイートポテトの話をしてたんだ」 「・・・・・・ふざけてるの?」 怒りのパラメータを一気に増大させるロッタに、これ以上やばいことになる前にと割って入ったのは春香だった。 「と、ところでさ!・・・・・・あなたの名前、ちゃんと聞いてなかったけど、何ていうんだっけ。教えてもらってもいいかなー・・・・・・なんて」 正直、何を言おうと発言しているのが「春香」であるだけで噴火しそうなこの少女を相手にするのは正直怖じ気がなくもなかったが、意を決したように尋ねてみる。 だが、予想していたような例えるなら伊織並みの罵倒が返ることはなく、凛々しく細められた彼女の視線は、真っ直ぐに春香の全身を射抜く。 「・・・・・・ロッタ。ヴォルフィアナ首都城下町の冒険者ギルド『モンデンキント』に所属してる僧侶よ。・・・・・・他、後は好きに自己紹介して」 「・・・・・・ロッタったらもう・・・・・・あ、ごめん。私はカノンノ。カノンノ・イアハート、職業は一応魔法剣士だよ」 ペコリ、と頭を下げると、椰子の木のように結い上げられた桃色の髪がふわっ、と揺れた。 涼しげなノースリーブワンピースが快活な印象を与える少女で、ロッタに比べれば幾分か穏健派のようにも見えた。 「・・・・・・さっきは私達も大人気なかったわ。一応今の貴女にしてみれば、見知らぬ他人に過ぎないというのに」 「・・・・・・怒ってるのはロッタだけだったような」 ボソリと呟くロアの口を、カノンノが静かに塞いでみせた。それをむすっとした目で流してから、ロッタは改めてゴホンと咳払いして、 「とりあえず、改めて貴女自身の話を聞かせてもらえないかしら」 「・・・・・・へ?」 「貴女にしてみれば、私達どころかこの土地全てが全くの未知のものだってことは、さっきの口振りでわかった」 眼差しこそきつそうに見えるが、そこにはさっきまでの荒々しい怒りはない。 「正直、どこまで理解出来るかはわからないけど、『貴女』の身上を噛み砕いて説明してほしいの。 ・・・・・・正直今のあなたの状態は、他人から見れば気がふれているように見えてしまいかねないけど、話さないままでいるよりは 私達としても何か修道会の人達にフォロー出来るかも知れないし」 改めて見渡した周囲には、藁の積まれた荷車を重たげに引く牛や、どこからか積んできた稲穂を手に走り回る子供達。 自分は今確かにここを生きている。でも彼らと過ごした記憶はない。 不安だらけなことには変わらないけど、でもひとつだけわかる。 何となくだけど、友達になれる気がすると。 「―――わかった。ええっと、とりあえず始めに言うと、私はシスターじゃなくて・・・・・・」 「―――おい新入り!そろそろ休憩入るぞ、しっかり身体休めとけ」 「―――はい、ではお先に」 ―――参った。いや非常に。 フロランタン村若衆による男臭い空気に満ちた(こう表現すると彼自身も多少うんざりしてくるが)、祭りの設営現場のぐ近く。 都からやって来た祭の設営支援スタッフとして入り込んでいた青年は、その悪意があるとしか思えない偶然に珍しく渋面を作っていた。 頭に被った日除け用タオルは顔半分を覆い、土埃にまみれたタンクトップにツナギなどという、美意識的に考えて平素では絶対しない 格好に身をやつしている、ということもあるが。 「よりにもよって、こんな時にねぇ」 この世界で会えるなんて予想はしていなかったが、服装云々を抜きにしても出来ればこんな形でまみえたくはなかった。出会うならもっと、 街角でバッタリとか平和的かつロマンスのある形が良かったのだが、これではどう足掻いても物騒なことになりそうだ。 「・・・・・・ごめんなさい、こういう時どんな顔すればいいのかわからないの」 「ちょっ、それ遠回しに『笑ってもいいか』って訊いないかなぁ!?」 理由はわからないが、噛み砕いてアイドルという職業に就いていること、そしてアイドルの委細について 説明を聞いた僧侶の少女に、そんなにべもない言葉でバッサリ一蹴され、涙目になっている知り合いがいた。非常に残念ながら、 見間違いじゃないらしい。 そりゃ最近では半ばバラドルみたいな扱いされてるけど、あそこまで言われる程だろうか―――とちょっと気の毒になる。 「仲がいいのは結構だけど、こうなるとやり辛くなっちゃうなぁ」 「・・・・・・おい、何ブツブツ言ってるんだよ」 ポーズではなく本心からの苦笑いでひとりごちていると、やがて同じように潜伏していた同僚がやって来た。 それが同じ事情を抱える仲間であったことに軽く口の端を上げると、 「いやー・・・・・・目標を見つけたはいいんだけど、こういう時に会いたくない子が一緒でね」 「はぁ?おい、何いっ・・・・・・―――!?」 顎で促したその先にいた存在に気づいて、彼の言葉が一端途切れる。 筆舌に尽くしがたい驚愕が、振り向きもしないのに伝わってくるようだった。 流石に声は控えているが、こちらへ近寄って動揺のあまり襟首を引っ掴んで乱暴に引き寄せると、 「―――な、何であいつが!?おい、まさかアイツもギルドのメンバーだっていうんじゃ」 「いや、幸いなことにただの顧客らしいし、僕らが『引っ張る』理由はないよ。・・・・・・ただ、ちょっと彼女の場合 ややこしいことになってるみたいだけど」 コッソリと聞いていた経緯をザッと説明すると、案の定予想していた通りの渋面を作る。 「盗み聞きかよ、あんまいい趣味じゃねえな。・・・・・・要するに何だ?アイツ、こっちでの記憶だけ抜け落ちてる状態なのか?」 「まあそういうことになるかな。・・・・・・けど、彼らも報告で聞いていたよりもいい子達みたいだね。荒唐無稽だってわかってる筈なのに、 何だかんだで受け入れてくれてるみたいだ」 ―――参った。重ねて言うが、本当に。 多分、それは彼も―――冬馬も同じことだろう。 商売敵同士彼女とは取り立てて親しい間柄という訳ではない。 向こう側において、一見平凡でありながら舞台の上では一番の強敵であると看做している存在だった。 歌うことの楽しみや喜びを、誰かと分かちあうことを何よりも尊ぶ、まだ荒削りな原石ではあるがアイドルという言葉を体現したような少女。 これで彼女にここでの記憶が―――この不穏な世界で一個の生命として根を下ろした彼女であれば、まだ躊躇いはなかったかも知れない。 だが、目の前にいるのは『765プロ』の天海春香だ。誰かの血を流すような悪意や脅威とは、無縁の場所にいる、『向こう側』の。 「・・・・・・夕刻までには確保するようにって言われてるけど、出来れば彼女から離れるのを待つ方向でいかないか?」 「―――努力はするさ。まあ、俺とお前でかかりゃどうにか出来るだろ」 嫌な方向に強くなったものだな、と。冬馬の横顔を見ているとそう思う。いばる上司に顎でこき使われる縦社会も同然の騎士の世界よりも、 丁度目の前の『確保対象』のような―――何にも縛られぬ立場で信念の為剣を振るえていれば、よっぽど『らしかった』気がするが、 貧乏籤を引きやすいのだろうか。 同時に、大袈裟な身振り手振りで何とか説明している『彼女』に視線を馳せる。 こっちとあっちが溶け合った時の混乱具合は、自分も冬馬も身をもって思い知っている。それが彼女の場合、向こう側での意識しかない状態で この世界に放り出されたも同然の状態では、立ち振る舞い方もままならないだろうに。 ―――そんな状態で出来た友人を、いきなり取り上げるようで申し訳ないが。 「―――これが、こっちでの俺達の仕事なんだよね。ごめんね、春香ちゃん」 ギルド『モンデンキント』構成員の、無力化及び確保。 祭の前準備という賑やかな空気とは似つかわしくないそんな任務を負った伊集院北斗は、 どうか彼女に見つからないことを切に願いつつ――― 服の下に隠した得物に手を伸ばしていた。
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前ページ次ページゼロのロリカード 「もう・・・・・・30年にも、なるのねぇ」 ルイズはしみじみと呟いた。思い返せば光陰矢の如し。 ジョゼフの死。ガリア国内の混乱。タバサの女王即位。タバサの母の心の治癒。 重体で寝たきりになったヴィットーリオ教皇が語った、滅亡の精霊石とハルケギニアの危機。 新たな虚無の担い手であるタバサの生き別れた妹。エルフ達との交渉。 容易には語り尽くせないほど――――――本当に様々なことがあった。 苦難も多かったものの、それら全てを踏破し、乗り越えてきた。 そして今がある。世界全体が落ち着いてきて、平和な日々が送られつつある。 「そうさな、存外に時間が掛かったものよ」 アーカードも同意する。生まれてからもう600年ほどは経つだろうか。 そんな長い長い人生の中の僅か1/20。ハルケギニアへと召喚されてからほんの30年。 だがそれは最も激動と言える、密度の高い、充実した時間であった。 「相棒とも、随分と長い付き合いになっちまったなあ」 千年単位で生きるデルフリンガーにとって、使い手である人間に使われる時間は短い。 粗雑に扱われることもあったが、それでもアーカードとの時間は楽しいものであった。 そしてそんな付き合いは・・・・・・これからも長く続いていくだろう。 人間と吸血鬼と剣。傍から見ればおかしな組み合わせで思い出話に花を咲かせる。 一夜を通して語り続け、既に空も白み始めていた。 「この間なんか鏡を見たら、小ジワがあってショックだったわ。その点吸血鬼はいいわよね」 「ははっ、なんだったら血でも吸おうか?」 「そうねぇ・・・・・・、それもいいかも知れないわね」 アーカードとルイズは微笑み合う。冗談の言い合いも慣れたもの。 「・・・・・・さて、と。それじゃ私はそろそろ行くとしよう」 アーカードは窓の外を見ながら、少し散歩にでも出てくるような調子で言った。 「えぇ、それじゃ・・・・・・また」 それに対しルイズは、非常に穏やかな心地で答えた。 「あぁ、またな」 アーカードが簡単に別れの挨拶を告げ、部屋から出て行く。 ほんのそれだけで二人の別れの儀式は終わり。 それにアーカードが言うには――――――しばしのお別れ。 「いってらっしゃい、伯爵」 ◇ 城の中庭に出ると、待ち構えていたように風韻竜が降りて来る。 「時間ピッタリ」 竜の背中に乗ったから青髪の女性が長髪を靡かせて言う。 「わざわざ出向いてもらってすまんな。シャルロット、シルフィード。」 アーカードは重力のくびきを感じさせない軽やかさで地面を蹴り、ふわりとシルフィードの上に乗った。 同時にシルフィードは一度だけ嘶くと、空へと飛び上がる。 「別に構わない、丁度良い気分転換にもなるし。それと・・・・・・」 シャルロットはアーカードの言葉を聞き咎める。 「私はタバサで良いって何度言ったらわかるの?」 元は人形の名。復讐を誓い、騎士の称号を得た時にシャルロットの名を捨て、タバサを名乗った。 今は正式にシャルロットへと戻しているが、昔馴染みの友相手にはタバサの方が良かった。 「ははっ、許せタバサ。上に立つ者の責務を忘れんが為にもな」 「国へ戻れば嫌でも言われるし、こういう時くらいは昔の名が良いわ」 タバサは嘆息を吐きつつ、続ける。 「でも・・・・・・そろそろ、正式に王位を譲って隠居したい気分」 「それはいいのね。それでシルフィと一緒に、こうして日がな一日空の散歩するがいいのね」 ガリアも落ち着き、昔以上に豊かになってきている。 もう自分の役目は十分に果たしたと言っても良い。 「世継ぎは?」 「妹の子がいる」 「ふむ、あの月目の小僧との子か」 アーカードは思い出しながら言う。 「小僧、ね。あれほどの才覚で成り上がったと言うのに・・・・・・まっ貴方からすればみんな子供か」 「んむ。お前達はまだまだ若輩よ」 タバサは「ふふっ」と笑う。 アーカードからすれば、例え100歳の老人でも子供なのだろう。 「にしても、上に立つにはまだ若いのではないか?」 確かまだ20歳ちょっとくらいと記憶していた。 ガリアの頂点に立つにしては、まだまだ足りないだろう。 「私が女王になった時はもっと若かった。ガリアが荒れたから仕方なかった部分もあったけれど。 それにまだまだ現役で頑張っているアンリエッタ女王陛下も、当時若くして王になったでしょ。 確かに不安はあるけれど、ジョゼットもジュリオもいる。イザベラも補佐するだろうし、大丈夫だと思う」 「まぁ私も昔は若くして王になったし、そんなものか」 尤もその時は、大して経ずに王座から転落したが・・・・・・。 「・・・・・・えっと確か、トリスタニアに寄るんだった?」 「んむ」 「ちゃんと向かってるのね。全く、近頃のお姉さまは忘れっぽいのね、シルフィとの約束もよく忘れるのね」 タバサは心外だとばかりに、半眼になる。 「別に、一応確認しただけ。・・・・・・それにそもそも、シルフィードとは約束した覚えもない」 「お姉さまは昔っからいつもそうなのね。でももう慣れたものなのね」 「ふっ、心労か?」 「だから違う。ま・・・・・・心労があるのは否定しないけど」 元々王という立場は自分に向いていない。 平和になった今でも、女王という地位は堅苦っしくてかなわない。 自分できちんと見聞きし考え、判断を下すという気質の所為で余計な苦労をしたものだった。 「それで、さっさと隠居したいわけか」 「・・・・・・否定はしない」 「隠居して、本読み三昧か?」 「もちろん」 タバサの根っこの部分は変わっていない。 女王になってからは、空いた時間も殆ど学術書ばかりを読み漁っていた。 引退すれば何の気兼ねをすることもなく、自由に本を読める。 「まっ機会があれば、私の世界の本を持ってきてやろう。・・・・・・尤も読む為には、文字を覚えねばならんがの」 「それくらいは問題ない。むしろその程度で色々な本を読めるなら願ったり叶ったり。 他の世界の読書をしながら余生を過ごせるなんて最高。・・・・・・それで、どんな本を持ってきてくれるの?」 「そうさなぁ、さしあたって・・・・・・」 アーカードは少し考えると、含み笑いを込めて言った。 「"ブラム・ストーカー"をおすすめしようか」 ◇ トリスタニア王宮で、アーカードはアンリエッタ女王陛下と謁見する。 外交上の問題として非公式での訪問になる為、現ガリア王であるタバサとシルフィードは外で待っていた。 「朝早くからすまんの」 「いえ、お気になさらず。・・・・・・それにしても、あなた"も"本当に変わりませんね」 久し振りにアーカードの顔を見て、溜息を吐くようにアンリエッタは言った。 時間を空けて会うからこそ、認識させられる現実。 「アニエスもそうですが、吸血鬼というものが時折羨ましく思います」 そう言いながら、アンリエッタは従者へと視線を移す。 常に一緒だから普段は気にしないものの、アニエスはずっと変わらぬ姿で仕えてくれている。 女であれば一度は思う、永遠の美。いつまでも美しくありたいという願望。 不老不死の化物はそれを可能とする禁断の果実。 それを享受したいとまでは思わないが、時の流れに移ろわず囚われないことに憧れるのもまた事実。 「フッ、貴方は30年前の様なおてんばのままだ、お嬢さん」 アーカードは素直に、嘘のない言葉を紡ぐ。 「貴方は今こそが確実に美しく、そしてこれからも一層美しくなるのだよ、女王」 姿形など瑣末なこと。気高き精神を備えた人間は、例外なく美しく素晴らしい。 「ふふっ、そうですか。あなたが言うのなら・・・・・・そうなのでしょうね」 軽い挨拶がわりの話を終えたところで、アンリエッタは本題へと入る。 「それで・・・・・・今日は何か、用件があると伺いましたが?」 アーカードから改まっての用向き。 ただ話したいとかであれば、食事でも用意させるところであるし。 時間の都合に関しても、強引にだってつけるところだった。 だが、正式な手続きの上での謁見の申し出だったのである。 「陛下から授かっていた騎士の称号。これを返上したいと存じます」 アーカードはそれまでの態度とは打って変わってかしこまると、シュヴァリエのマントを差し出す。 「はぁ・・・・・・何故でしょうか」 アンリエッタは首を傾げる。 持っていて困るものでもないし、アーカードが突然言うからには何かしら理由があるのだろう。 「んむ、何かしら便利だろうと思って今まではありがたく頂戴していたがの。 一代限りのシュヴァリエの名を、不老の化物である私がずっと持っているのはマズかろう。 私が死なぬ限り年金を払い続けねばならん。つまりこの国が滅びるまで、払い続けねばならんことになる」 アーカードはまた普段の調子に戻ると、冗談交じりにそう言った。 実際的にはアニエスにしろ、途中で何がしかの措置があるだろうが、その手間を一つ省くというもの。 今の内に返してしまえば、後々に至って余計な手続きをしなくて済む。 「それに元々私はただの走狗に過ぎん。まっ、領地と伯爵位の方はありがたく貰って置くがの」 いずれは国へと返すか、ラ・ヴァリエール家にでも譲渡することになろうが、まだそれは早い。 少なくとも見知った人物が死に切るまでの間は、帰るべき家は残しておきたいし、実際にルイズも城に残っている。 「なるほど、そういうことでしたら・・・・・・わかりました」 アンリエッタは納得して、アーカードからシュヴァリエのマントを受け取る。 「これから暇ですか?」 アンリエッタはアーカードに尋ねる。 折角だからと、このまま一緒に食事でもしたかった。 「いや、これから所用がある。それに人を待たせているのでな」 「・・・・・・そうですか、ではまた日を改めて」 「んむ、それじゃ失礼する」 アーカードは踵を返して歩きながら、アニエスへと念話を送る。 (これからも女王に良く仕えるようにの) (・・・・・・?はぁ・・・・・・まぁ、昔からそうしていますが) アニエスは心の中で疑問符を浮かべた。何故わざわざそんなことを言ったのか。 まるでこれから死に逝く者が告げる言葉のような・・・・・・そんな雰囲気を感じ取る。 (これから何か・・・・・・あるのですか?マスター) アーカードは歩みを止めることなく、念話を返す。 (ん~・・・・・・そうさのう、お前に知ってもらっておけば便利かもな) (一体何でしょうか) (血族たるお前は、私の存在を知覚出来るだろう?もしも私が死んだと感じたら、その時は皆によろしく言っておいてくれ) (はぁ・・・・・・?) アニエスは心底馬鹿馬鹿しいと感じた。 殺したって死なぬようなアーカードが死ぬわけはないと。 (決着をつけねばならぬ相手が・・・・・・いるのでな) (・・・・・・なるほど、了解しました) アニエスはアーカードの心情を察し、納得の上で承諾する。 アーカードをして、敗北して死ぬやも知れぬという相手。 それを止めようなどとは微塵にも思わない。 死んだら悲しむ者がいるだろうとか、命を懸けてまで闘う理由はあるのかだとか。 安っぽい言葉で汚すことは憚られる。 かつて己が想っていた復讐と一緒で、当人にとって何物にも代え難きものだろう。 (その・・・・・・何と言えば良いかわかりませんが、御達者で) (あぁ、息災での) ◇ 二人の男が立っている――――――。 一人は30年前からも、そのさらに56年前からも・・・・・・姿が変わらぬ化物。"人狼"。 86年も前にその男・・・・・・"大尉"と、戦った。その時は雌雄を決すまでには至らず、共に生きている。 30年前には大尉の所属していた少佐率いる最後の大隊の連中と、利害の一致により一時的な協力関係にもなった。 浅からぬ関係。だからこそ、より一層の意義が見出せる。 「決着をつけよう」 大尉とは別の、もう一人の男が言う。 黒を基調としたストライプパターンのシャツに黒いベスト。 黒いパンツに黒いネクタイ。暗がりに溶け込むような、全身黒ずくめな姿。 片眼鏡をつけ、髪をバックにまとめて結った、精悍な顔立ちの男。 実肉体年齢は四十を軽く超えるものの、20歳ほどは年若く見える。 その身は人間でありながら、一分の隙も無く鍛え上げられ、今この時が間違いなく最盛期と言えた。 大尉は静かに・・・・・・表情に出さずに喜んだ。 待ち望んだ。ずっと待ち望んできた。己を打ち倒してくれる"人間"。 それが目の前の男、"ウォルター・C・ドルネーズ"。 様々な因縁を含めた上で、これ以上ない極上の相手。 「貴様は本命の前の・・・・・・前菜に過ぎない。が、決死の覚悟で臨もう」 ウォルターの夢は、大尉を踏み越えた先にある。 その夢の真なる成就の為に、大尉は闘っておかねばならない相手。 大尉に負けるようでは、その先の・・・・・・アーカードにも勝てるわけはない。 不死身の化物など今や存在せず、くだばるまで殺す。 大尉も、アーカードも、この『死神』が打ち倒す。 大尉はコートを脱ぐと、フワリッと投げる。 それが地面に落ちた時、戦闘開始の合図となった。 大尉は霧が如く散逸し、ウォルターの糸を張り巡らせた結界を無視して一気に間合いを詰める。 ブワッとウォルターに圧力が迫り、同時に大尉は実体化しつつ、運動エネルギーを一点に集約させたキックを放つ。 上方から振り下ろされる――――全てを破砕せんとする――――蹴りを、ウォルターは左に身を躱しつつ避ける。 轟音を立てながら地表をめくり上げる大尉の蹴りは、僅かにウォルターの右頬を掠るだけにとどまる。 回避されたことに驚きも見せず、大尉は着地から間髪入れずに躯を捻りながら右手で裏拳を放った。 ウォルターは大尉の拳をのけぞりながら躱すと、そのまま連続でバック転しつつ、糸で大尉を強襲する。 大尉は迫り来る糸をバックステップで回避ながら、再度攻撃する為の十分な間合いを取った。 大尉は一足飛びで開いた相対距離を、一瞬で反転してゼロへと縮める。 張られる糸を霧散して抜けて、大きく振りかぶった右拳をウォルター目掛けて打ち下ろす。 同時にウォルターも攻勢へと出る。待ち構えていたように制空圏踏み込むと、大尉の体を糸で絡め取る。 間断なく――――右打ち下ろしが決まるよりも一手早く――――大尉を最大威力で投げ飛ばした。 振り回して叩き付けた感触を、糸から微細に感じ取る。 するとすぐに糸から抜ける手応えがあり、程なくして土埃が消えると大尉が何事もなく立っていた。 ウォルターは確信する。数合闘り終えても、何ら問題無い。昔とは・・・・・・違う。 今のところ大尉にダメージこそないが、内容的には負けていない。 己の強さを確かめたかった・・・・・・。全力で戦うことで得られる充実感、陶酔感。 (上等・・・・・・) だがこのまま長引けば化物である大尉の方が有利。故にこれ以上時間を掛けるつもりはない。 ここまでは己の強さの確認であり、同時に大尉の攻撃とパターンの様子見。 ――――――大尉を捕えられるのは、実体化する一瞬のみ。 その刹那の瞬間に、用意した切り札を使う。"大尉"、即ち"人狼"への特効。 ウォルターの気負いを敏感に感じ取り、大尉は巨大な狼へと姿を変える。 完全なる全身全霊のぶつかり合い。ウォルターと大尉、それぞれの殺意と眼光が終結を予感させた。 大尉は四足で大地に根を張るように踏みしめる。 ウォルターはひたすら落ち着いた心地で集中する。 無形と化した大尉の加速、そして突進。実体化と同時に牙を剥き出しにその顎門を開く。 ウォルターを丸ごと噛み砕き、飲み込まんとする大尉を、糸を巡らせ雁字搦めにして止める。 後ろに退き跳びながら、ウォルターはオーケストラのクライマックス演奏の様に腕を振るい続ける。 瞬きするよりも短い時間の中で、巧みな糸で編み込むように絡め取る。 あっという間に、大尉は大地に縫い付けられる。 糸は実体化した刹那を逃さず、大尉の躯中に何重もの糸が巻かれる。 しかし決して止まらない。勢いは減衰しつつも、大尉は前へ進み続ける。飛び退くウォルターへと追い縋る。 ウォルターは全力で縛り続けるも、大尉の牙が瞬時に眼前へと迫って来る。 全力対全力。力の限りを尽くした上で・・・・・・大尉が勝る。 であるならば、大尉は実体を霧散させる必要もない。このまま相手を噛み殺して終わりである。 ウォルターは無意識に舌打ちをし、咄嗟に右腕を差し出した。 大尉の口腔に差し込まれる右手、同時に糸が大尉の口中からその顎門をも絡め取った。 ウォルターの唇の端から血が滴り落ちる。 己の歯を使ってまで糸を噛み締め、限界以上の力で以て抑えて大尉を止めていた。 ギチギチに縛られる大尉の姿は、さしずめグレイプニルに囚われた魔狼を彷彿とさせる。 しかし完全に束縛することは出来ていない。 突進は止まったものの、大尉の顎は少しずつ閉じられていく。 「ッ・・・・・・」 ウォルターから声にならない呻きが漏れる。大尉の牙がウォルターの右腕に喰い込んでいく。 そのまま完全に噛み千切ろうとするのは明白で、既に肉を貫き骨まで達しようとしていた。 (だが、今はまだ生憎と・・・・・・私の右腕をくれてやるわけにはいかん) 当然、決死の覚悟で戦っている。 しかしそれでも、その先に待つアーカードと闘う為には、手足はおろかその指すら犠牲にするわけにはいかない。 狂おしいほどの意志が、ウォルターに活力を与える。 力を振り絞る。限界を超えたさらにその先。力を捻り出す。 僅かに指一本動かすだけに過ぎない力。だがそれだけで十分だった。 一瞬にして右手から伸びた"銀糸"は、勢いを持って大尉の体内を走る。 人狼を殺し得る唯一の"銀"。真っ直ぐに大尉の心臓へと到達した銀糸は、そのまま化物を打ち倒すに至る。 心臓を貫き切断された大尉の狼の体が・・・・・・少しずつ小さくなり、ウォルターは右腕を引き抜く。 そのまま人間の姿へと戻った大尉は、夜明けの空を見上げて倒れた。 「ハアッ・・・・・・ハア・・・・・・」 ウォルターは呼吸を荒く、大尉を見下ろしながら勝利の余韻に浸る。 銀糸は強度に問題がある故に、通常の攻防で使うことは出来ない。 これ見よがしに使えば、大尉の警戒も誘ってしまう。だからこそ、ここぞという時に使う切り札。 紙一重。だが勝ちは勝ち。 ウォルターは出血の激しい右腕を、糸で縫合する。 そして眼前の事実を自分自身で再確認するように、ウォルターは大尉へ告げる。 「・・・・・・私の、勝ちだ」 虚空を見つめる大尉の顔に笑みが浮かんだ。 いつだって無表情、感情の無かった瞳にともった一筋の情動。 全身全霊で負けた。相手に合わせた土俵でもなく、互いの全力で以て破られた。 これ以上ない、これ以上望むべくもない・・・・・・最高の幕引き。 待ち望んだ、ずっと待ち望んできた。 幾星霜の時を経て、ようやく叶った。万願成就の夢が真なる意味で叶った。 化物として・・・・・・強き人間に打ち倒された。 大尉は声無く哄笑する・・・・・・純真無垢な笑顔で。 体が燃え盛る。炎は狼の姿を形作り、歓喜の咆哮をあげるように一層舞い上がる。 燃える、大尉の世界が燃えて落ちる。終わりがないと錯覚するほどに燃えゆく――――――。 ウォルターは葉巻を取り出すと口にくわえた。 そして大尉から噴き出し、包み込み、立ち昇る炎で葉巻に火をつける。 弔いのように一度だけ煙を吐き出すと、踵を返して大尉と夜明けの空を背に歩き出す。 ウォルターに感慨は無い。ただ化物を一匹殺しただけ。 HELLSINGのゴミ処理屋時代に、飽きるほどにやってきたこと。 (いよいよか・・・・・・) 長かった30年の時。ようやく双方の準備が整った。 あの日――――ジョゼフの死んだあの決戦の日――――の言葉。 ヨルムンガントを破壊され、アーカードに敗れ、そして言われた。 「勝負をしてやる」と。 ジョゼフを裏切るかわりの報酬。 アーカードとの闘争を諦めて、死すら厭わなかったあの時。その言葉は救いそのものだった。 本当なら少佐のように、己の手で零号開放をさせて打ち倒したかったが、贅沢は言ってられない。 だから妥協した。そして・・・・・・今がある。 アーカードは自身の中の命を殺し尽くし、待ちに待った時がやってくる。 いつから願っていただろうか。いつの間にか願っていただろう。 年を経るにつれてその想いは増し、澱のように溜まりゆく気持ちに、何とか折り合いをつけ、ヘルシング家に仕え続けた。 初恋に焦がれる乙女が如く・・・・・・闘争を欲しながら、気付けば後悔の日々。 そして長かった人生の苦悩も、今度こそ解消出来る。 身も心も『死神』に。長く見続けていた夢を・・・・・・アーカードをこの手で殺す。 † (良かったね、大尉・・・・・・) 闘争を遠く観察していたシュレディンガーは、天に昇るように燃え上がる炎を見つめ続ける。 大尉の果たした本懐を、まるで自分のことのように喜ぶ。 意志を持つ自己観測する『シュレディンガーの猫』。 存在自体があやふやな、確率の世界を跳ね回る一匹のチェシャ猫。 自分自身を認識する限り、どこにでもいてどこにもいない。 生死から解き放たれた彼は、世界を観察する。 傍観者であると同時に、時として、場を、流れを、引っ掻き回して楽しむトリックスター。 元の世界に戻ることも出来る。それでもこのハルケギニアにずっとシュレディンガーはいた。 大尉が死した今、もうこの世界に留まる理由も完全に無くなった。 そしてこれから自分の辿る道はもう決めている――――――。 (残る楽しみは二つ・・・・・・かな) シュレディンガーは消え行く炎を眺め終えると、霞の様に姿を消した。 前ページ次ページゼロのロリカード
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月明かりに照らされた石造りの河岸をふたつの影が歩いていた。 河を越えた先、遙か東岸に広がるだろう古都ローマの遺跡や町並みは夜闇に深く沈み、水底の見えない深い河は音もなく静かに流れている。 この夜が永遠に続きそうな錯覚さえする、静かな世界。 ふと、ふたつの影のうち、闇よりなお暗い気配を持つ男が気まぐれのように呟いた。 ――色々な文献を読んで興味深く思ったことのひとつなんだが。 ――川は、死者と生者の世界の境目だという。 思索に耽る者特有の緩やかさで、黄金にも似た荘厳なバリトンが闇に溶ける。 傍らを歩く男に向けられているのか、それとも単なる独りごとなのか。判然としないながら、形よく肉感的な唇から詩を紡ぐように軽やかに言の葉が散る。 ――陽の昇る東を生者の都、陽の沈む西を死者の都としたのは古代エジプトの神話だが、キリスト教においても東には特別な意味がある。 ――君は、キリスト教徒かい? 傍らを歩く男――マッシモ・ヴォルペは、突然の問いかけに少し考え込む素振りを見せ、微かに首を振った。否定とも肯定とも取れない、曖昧な仕草。 「そうだ、と言えばそうだし、そうでないと言えばそうではないな」 「答えになっていないよ、マッシモ」 言いながらも、問いの答えに気を悪くした風もない男――DIOは、歩みを止めず愉快そうにマッシモに一瞥をくれた。 妖しく艶めかしい眼差しは、血のように赤く毒のように甘い。心の底まで見透かす、射抜くような視線。 しかしマッシモは物怖じする様子もなく平坦な声で続けた。 「救いもしない神なんぞ信じちゃいない」 「だろうと思った」 気安い友人に向けるように、DIOはくつくつと笑って見せる。月光にけぶる黄金の髪が、青いほど白い頬に細く影を落とす。ある種の宗教画めいたそれにもマッシモは無感動な面持ちを崩さず、のろのろと歩調を合わせていた。 奇妙な関係だった。 ひとつ掛け違えれば、捕食者と哀れな餌という一時的な関係にしかならなかっただろう。 しかし運命はそうならなかった。互いが互いに興味を抱いている、その一点。そしてそのたった一つの引力で、二人は道行を共にしている。 月明かりだけが頼りの散策の道すがら、様々なことをDIOは語った。ときに饒舌に、ときに沈黙を交え。そしてマッシモも、問われては答え、また考えた。教師とその弟子のようでもあったし、友人になる過程を踏んでいるかのようでもあった。 たった三人、血を分けた親兄弟よりも密に支え合って生きていた仲間たちにしか許さなかった心が、闇を纏う美貌の不死王によって少しずつ浸食されている。 そして、その浸食は癒しにも似ていた。乾きひび割れた大地に染み込む水のように、DIOの言葉と思考は全てを亡くしたマッシモの裡にじわりじわりと染み込んでいく。 「DIO。そろそろ目的地を教えてくれてもいいんじゃあないか?」 「おや。とっくに気づいていると思っていたんだが」 刹那、交わる視線。 友人と呼ぶには短すぎる時間、しかし無関係というには長すぎる時間。共にした時ゆえに、マッシモはDIOの言わんとするところを察した。 「この先にある刑務所……か?」 「残念、少し違う」 ――だが、そこに寄ろうとは思ってた。半分は正解だな、マッシモ。 甘い甘い声音がマッシモの耳をくすぐる。酷く耳触りのいいそれを心地よいと感じ始めている自身に、マッシモは薄々気づいていた。 「市街地で見つけられたのは、君と首輪をつけた参加者ひとりきりだ。適当に歩いていれば誰がしかと接触できるかと思ったが、どうも人の気配がしない。手近にある建物から見てみようと思ってね。 本当に誰かがいるかどうかなんて期待しちゃいない。ちょっとした確認みたいなものだよ。 それに、刑務所なんて他に見る機会もなかっただろう?」 ジョークのつもりか、悪戯っぽくDIOが笑いかける。そろそろ、闇の中にもその広大な建物が見え始めていた。 地図からも察せられたが、実物はちょっとしたテーマパークくらいありそうな大きさだ。おそらく街中と同様に人などいないだろうが、あの大きさの建物を調べるのはえらく骨が折れそうだった。 「死ぬより縁がないと思ってたところだな」 マッシモはひとつ息を吐いてひとりごちた。 ◆ DIOがマッシモ・ヴォルペに語った数々の思索と過去における出来事の一端は、真実ではあれど全容ではなかった。当たり前と言えば当たり前だろう、出会った端から一切合切全てを曝け出すなんて、トチ狂った精神的露出狂か白痴の善人くらいなものだ。どちらも似たようなものである。 だが、全てではなくとも真実ではある。DIOは注意深くマッシモを観察していた。 マッシモが自ら語ったことは少なかったが、ゼロではない。人となりを理解するにつれ、よりマッシモへの興味は深くなった。 何より、マッシモはDIOに対して恐怖や畏敬、およそ『友人』関係を築くにあたり差しさわりある感情を抱いていない。人の血を啜る人ならぬ化け物と理解してなお、マッシモはありのままのDIOを見ている。 これは『彼』以来のことかもしれない――DIOはふと思う。 アメリカに住む、かの『友人』と、最後に言葉を交わしたのはいつだったか。 つい先日だった気もするし、遙か遠い昔にも思える。彼との時間は得難く貴重なひと時だった。 その心安らかさ、気安さには及ばないまでも、マッシモとのひと時はDIOの抱える鬱屈を大いに紛らわせた。 (思った以上に良い拾い物をしたものだ) 『天国へ行く方法』は、DIOにとっての至上命題。マッシモ・ヴォルペはその良き担い手となってくれるだろう。 ジョースターの血族の抹殺は、いわば『天国』へ行くための道程に纏いつくささやかな障害に過ぎない。 肩の付け根にある『星』は、依然変わりなくジョースターの存在を知らせている。意識を向ければチリチリとささくれだつように、その気配を感じている。いずれは処分せねばなるまいが、それに付随して気になることもあった。 ジョジョと承太郎の死をこの目で確認した。だが、少なくとも『ジョジョは既に死んでいる』はずだった。他ならぬこの肉体こそがジョジョのそれであるのだから。 奇妙なことは他にもある。『星』の示すジョースターの血統……部下に調べさせた限りでは、ジョセフ・ジョースター、ホリィ・空条、空条承太郎、該当者はその三名のはずだった。 そして承太郎は死んだ。ならば、この気配はなんだというのだろう。『星』は片手の指では間に合わぬ数の気配に疼いている。 (放送後に、名簿の配布があると言っていたな) 主催者を名乗る老人はそう告げていた。ならば、それを確認してから動いても遅くはない。 ささくれる『星』を一撫でして、そう結論付ける。 優先されるのは『天国』だ。得難い能力を持つ者に出会えた引力をもって、DIOはますますその思いを強めていた。 そこまで思考を纏めたところで、ふと微かな臭いを感じて立ち止まった。唐突に立ち止まったせいで少し先んじたマッシモが足を止め、訝しげにDIOを見やっている。 「どうした?」 「ふむ……君にはわからないか」 ――血の匂いだ。 吸血鬼になってからというもの、こと血に関しては煩くなった。人が嗜好品を吟味するにも似ているが、それ以外は口にできても体が受け付けないのだからある意味では必然か。 マッシモはDIOの意図を理解したようで、周囲に視線を走らせている。だが、人あらざるDIOの眼にすらかからない何者かが、人の身であるマッシモに捉えられるはずもない。 「死臭もするな。それも古くない……」 言う間にも、臭気はどんどん強まっている。マッシモも気づいたのか、警戒もあらわに眉を顰めている。 そして、奇妙な光景が二人の目に映った。 ひたひたという足音と、ずるずると引きずるような足音。なにもないはずのそこに浮かび上がる、血のマスク。 真っ赤な口が、ニタリと吊りあがった。 「……ッ!?」 「屍生人……とは少々趣が違うな。スタンド能力か」 絶句するマッシモとは対照的に、DIOはごく冷静にそれらを観察している。 辺りに溢れる死臭と濃厚な血臭は、間違いなく目前にいるだろう『動く死体』から発せられていた。笑ったことからも、ある程度の自意識は残っていると推察する。 周辺にスタンド使いらしき姿が無いことは『世界』の目を通しても確認済み。使い手当人すら透明にする能力であるとも考えられるが、どちらにせよ武器であるだろうこの死体を処分すれば、直接出てくるか逃走せざるを得なくなる。 目の前の死体の挙動はどう見ても『餌を前にした駄犬』そのもの。知能の低い屍生人にもよく見られた傾向だ。 自意識の残る透明な死体を操る、少しばかり興味をそそられる能力ではある。だが、せっかくの『友人』を危険に晒してまで欲しいものでもない。 立ちはだかるのであれば排除するまで。 「残念だが、運が無かったな」 聞こえているのか居ないのか、ニタニタと笑っていた真っ赤な口が拭いとられるように消えていった。 ◆ スポーツ・マックスは、とてもとても乾いていた。 リビング・デッド――生ける屍。かの刑務所で神父より与えられたスタンド能力『リンプ・ビズキット』によって肥大した食欲を持て余したまま彷徨う透明ゾンビと化した彼に、元ギャングの伊達男ぶりは見る影もない。 老婆ひとり『喰った』ところで、乾きはいよいよ増すばかり。おまけにあたりはだだっぴろい野原で、人っ子ひとり見当たらない。 何かを忘れている気もするが、思い出すより乾きが先だ。 ――ああ、喉が渇いた。カラカラだ。 乾いて乾いて仕方がない。しかし、かといってどこに向かえばいいという単純な目的も思いつかない。屍と化したスポーツ・マックスに残されているのは『食べたい』という原始的で強大な欲求だけ。 彼の後をついて回る、哀れに従う生ける屍――己が喰った老婆すら、彼の目には止まらない。意識の端にもかからない。 仮に彼が何かを思ったところで、老婆の魂はここより失われて久しく、そのか細いぼろきれのような肉体はリンプ・ビズキットの能力によって保たれているに過ぎないのだが。 当てもないひとりとひとり、ふらふらと彷徨っていたところで、ようやく次の獲物を見つけることができた。 ――男、男ふたり。 ――片っぽはあんまり美味そうじゃあないが、あの金髪は悪くない。 ――あぁ、喉が渇いた。 ――男のくせに、そこらのビッチよりよっぽどキレイなツラしてやがる。 ――あぁ、もう、カラカラだ。 ――早く早く早くッ! そのキレイなツラに齧り付いてッ! 脳ミソを喰らいたいィッ! スポーツ・マックスは思わず垂れそうになった涎を拭う――既に死んでいる彼から生体特有の分泌物がでるわけはなく、拭われたのは先の犠牲者であるエンヤ・ガイルの生乾きの血液と脳漿だったが――と、乾きに任せてむしゃぶりつくように飛び掛かった。 「世界」 飛びつき、今まさに食らいつかんとした男が告げた一言で、スポーツ・マックスの第二の生は終わりを告げた。 否、終わったことすらも理解できていなかったかもしれない。 静止した時の中では、思うことすら許されない。死してなお死ぬ――それにすら気付けないスポーツ・マックスの魂は、果たしてどこへ行くのだろう。 ◆ DIOにとって、死体が動いていることはなんら不可思議な現象ではない。 百年にも及ぶ海底での眠りにつく以前にも部下として使っていた憶えはあるし、死体を操る能力を持つ老婆もひとり知っている。ただ、今回のケースが”当の死体が見えない”少しばかり特殊なケースだったというだけだ。 見えないのならば、どちらかが対象を捕捉した時点で時を止めればいい。 どちらを狙っているのかは定かでなかったが、DIOが促したことでマッシモも警戒をしていた。致命的な攻撃はそうそう食らわないだろうと大雑把にあたりをつけ、透明な死体が自身に触れた時点で『世界』を発動した。 「死体を操り、また透明にする能力……か。悪くない能力だ。 だが、無知とは悲しいな……貴様の敗因はただひとつ、このDIOを狙ったこと」 無造作に腕に浅く刺さった金属を引き抜いて投げ捨てる。掴んだ形状から察するにハサミのようだ。 不快ではあるが、この程度の傷は怪我のうちにも入らない。先だっての『食事』も幸いし、傷痕は瞬く間に跡形もなく消える。 跡らしい跡は衣装に残った破れ目だけだ。 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」 目の前の空間へと――そこには死体が居る――『世界』のラッシュを叩きこむ。黄金色の闘士が主の意志の下、あまりの速さに無数にも映る力強い拳を繰り出す。骨が砕け、肉が弾け、形状が失われていく。 不快な死体が人としての原型も留めずグチャグチャに潰れていく感触がスタンド越しに拳に伝わった。 操り人形も、原型すら留めなければ操れまい。 そこでふと中空に妙なものが飛び出たことが目にとまり、DIOは『世界』の拳を停止した。 「……!?」 『それ』が何なのかを確認した瞬間、DIOは久方ぶりに驚愕していた。 記憶の海から引っ張り出した『それ』の印象と、透明な死体から飛び出た『それ』は、あまりにもよく似通っていた。似ていた、というより『それ』はそのものだった。 不自然に浮かぶ二枚の『それ』を手に取り、まじまじと眺め、ぽつりと呟く。 「まさか……君も、ここに呼ばれているのか……?」 プッチ。 ――そして時は動き出す。 ◆ マッシモには、何がなんだかわからなかった。 何者かが襲いかかってきたことだけは辛うじて理解していた。マッシモの足首に、異様な力でしがみついてきた透明な何かが居た。 だが、マッシモが己のスタンドを発現させるより先にDIOが『世界』と呟いた瞬間、恐ろしい握力で握り潰さんばかりにしがみついていた何者かは、煙かまやかしかのように消えてしまった。 残るのは、確かに掴まれたという足首の鈍いしびればかり。 あたりを漂っていた血臭も、今やかすかな残滓を残すのみ。 不意にカシャンと硬質な音を立てて、何かが石畳に落ちた。月明かりに鈍く光る金属の首輪。己らの首に付けられているものと相違ないだろう。 マッシモは俯いて何やら考え込んでいるDIOをちらりと見て、首輪を気にする素振りもないことを確認すると嘆息しながらその首輪を拾い上げた。 「参加者、だったみたいだな」 首輪だけが落ちているということは、おそらくDIOによって頭を吹っ飛ばされたか何かしたのだろう。純粋な膂力によるものか、それともスタンドの能力によるものか、どちらにせよ恐るべき力には変わりない。 だが、理解すら及ばない恐るべき力を見せつけられて尚、DIOに対しての恐怖は無かった。マッシモにとって恐怖の定義は仲間を失うことだったし、そしてそれは既に失ってしまったものである。ゆえに恐怖という感情はなかった。 不可解だったのは、心の奥底に微かに湧きおこった歓喜。 ブッ殺してスカッとした、とか、殺されなくてよかった、などという矮小で利己的なものではない。そんなものは端からマッシモの裡に存在していない。殺して当然だし、殺されてもまた当然。殺し合いは彼の日常の一端に属している。 ならば何に『歓び』を覚えたというのか。 「……おい、DIO?」 相変わらず沈黙したままの彼に、しびれを切らして再度声をかける。首輪が転がっていたということは、襲撃者を処分したということだろうと思っていたが、もしや未だ何らかの攻撃を受け続けているのだろうか。 仮定は想像を引き起こし、想像は感情を引きずり出す。 首輪のことから、襲撃者は一人だと思っていた。だが、その前提すら何の保証もないものだ。ここは殺人遊戯場に等しく、いつ何どきどんな悪意がばっくりと口を開けて待ち構えているのかも定かでない。 かつてマッシモの大切な仲間だった少女――アンジェリカのように、姿を見せる必要のない広範囲型のスタンド能力だとしたら? すぐには認識できない攻撃があるということをマッシモは知っている。 背筋が総毛立った。 「ッDIO!」 「……そんなに呼ばなくとも聞こえているよ」 実に面倒くさそうに、気怠げに、こともなげに、マッシモが呼びかけたその人は俯けていた面を上げた。ピジョンブラッドの如く美しい真紅の瞳が、駄々っ子を叱るように眇められている。 そこでようやくマッシモは気づいた。今や全ての情動の端が、この異形の帝王たる麗人に繋がりつつあるという揺るがしがたい事実に。 「何というか……すごく、気になることがあるんだ。少し時間もかかるかもしれない。 歩き回って君も疲れただろう? 丁度いいから刑務所で休憩でもしようじゃあないか」 耳朶をくすぐる声音が心地よい。 これは毒だ。抗いようもなく染みこむ甘い毒。もう囚われて抜け出せない。 先程の悪寒は既に別の何かに姿を変えている。『この人に見捨てられ、殺されるのだけはいやだ』ふとそんな思いが脳裏を過ぎった。 「あ、ああ……構わない」 「それは首輪か? ふむ……それも、少し調べたい。いいだろ?」 「ああ……」 「なんだよ、ヘンなヤツだな」 言葉ほどには気にするふうもなく、鷹揚とした微笑みを浮かべ、DIOは手に持った円盤状の何かを玩ぶようにいじくっている。 「別に、なんでもない……DIO、それは何だ?」 「これか? DISCだよ」 DISCだという奇妙な円盤状のそれを、DIOは詳しくは語らずやけに大切そうにデイパックへとしまいこんだ。 それが何を意味するものなのか、きっとDIOは知っているのだろう。せっついたところで話してもらえないのならば、マッシモは餌を待つ犬のように、ただひたすら主の気まぐれを待つよりない。 人と人でないもの。被食者と捕食者。敵。友人、そして。 この僅かな間に、マッシモと彼の間には幾つの関係が築かれたのだろう。 奇妙な、関係だった。 首輪とDISC以外に特に目を惹かれる物もなく、やがて二人は連れだって目的の地であるGDS刑務所に向かった。 「なあ、マッシモ……東には特別な意味がある、と言ったのを覚えているか?」 不意に、DIOが問いかける。ついぞ聞き覚えのない、酷く真剣な声色だった。 マッシモは暫し逡巡し、肯定するように頷いて見せる。それを確認してDIOはこう続けた。 「キリストの経典の一部にある、東の果てにあるという幸福の地エデンなる『天国』は、あくまでも伝承の中のものでしかない。 エデンがどこかに実在するとは到底思えないし、それが土地や場所である必然性は全くない。 だが、『天国』が存在するという事実を告げていると、私は思う。 伝承とは戯曲化された歴史に他ならない。ならば何を主眼に置いて戯曲としているのか? ……精神の向かう所だと、私は考える。物質的なものでは本当の幸福は得られない。 『天国』は物質的なものではなく、精神の力によりもたらされる。本当の幸福がそこにはある。 精神の力はスタンドの力であり、その行きつく先が『天国』。 真の勝利者とは『天国』を見た者の事だ……どんな犠牲を払っても、私はそこへ行く」 熱っぽく語られた一言一句、全て漏らさず理解できたとは到底言い難かった。 むしろ、理解できるほうがどうかしているんじゃあないかとすらマッシモは思ったのだ。 ただ、その狂おしい程の情熱だけは理解することができた。強大な力を持ち、不死の肉体を持ち、何を憂えることもなさそうなこの帝王然とした彼が、唯一欲し、求める果てが『天国』なのだろう。 「そのために、俺が必要だと?」 DIOは無言の肯定を見せ、ふと遠くを見るような眼差しをした。 「彼が……私のもう一人の友人が、ここにいるのなら。 『天国の時』は近いだろう」 果たしてその時に何が起こるのか。 神の名を冠する不死の王の傍らに、敬虔な殉教者のように男はひっそりと添っていた。 【スポーツ・マックス 死亡】 【残り 104人】 【E-3 西部、ティベレ川河岸/一日目 黎明】 【DIO】 [時間軸] 三部。細かくは不明だが、少なくとも一度は肉の芽を引き抜かれている。 [スタンド] 『世界(ザ・ワールド)』 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品×2、麻薬チームの資料@恥知らずのパープルヘイズ、地下地図@オリジナル、リンプ・ビズキットのDISC、スポーツ・マックスの記憶DISC、ランダム支給品1~2(確認済み) [思考・状況 基本行動方針:帝王たる自分が三日以内に死ぬなど欠片も思っていないので、『殺し合い』における行動方針などない。 なのでいつもと変わらず、『天国』に向かう方法について考えつつ、ジョースター一族の人間を見つければ殺害。 もちろん必要になれば『食事』を取る。 1.我が友プッチもこの場にいるのか? DISCで確認しなければ…。 2.適当に移動して情報を集める。日が昇りそうになったら地下に向かう。 3.マッシモ・ヴォルペに興味。 4.首輪は煩わしいので外せるものか調べてみよう。 【マッシモ・ヴォルペ】 [時間軸] 殺人ウイルスに蝕まれている最中。 [スタンド] 『マニック・デプレッション』 [状態] 健康 [装備] なし [道具] 基本支給品、大量の塩@四部、注射器@現実、スポーツ・マックスの首輪 [思考・状況]基本行動方針:特になかったが、DIOに興味。 1.DIOと行動。 2.天国を見るというDIOの情熱を理解。 3.しかし天国そのものについては理解不能。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 026 TRIP HEAVEN DIO 081 計画 041 少女ルーシーとネクロファンタジア スポーツ・マックス GAME OVER 026 TRIP HEAVEN マッシモ・ヴォルペ 081 計画
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2012年期待の新人50選 【初音ミク】フィノ【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19543934 2012年01月01日 18 48 初投稿 アーティスト名:六 ────────────────────────────── 憂鬱な感じのメロディーに引き込まれる。 = credit = 作詞/作曲/動画: 六 【鏡音リン】晴れ、心模様は曇り。【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19294304 2012年01月17日 06 24 初投稿 アーティスト名:charly2 ────────────────────────────── 貴方の全部が、私を創る全て。切ないロックバラード。 = credit = 作詞/作曲: charly2 絵:辻織 【GUMI】夢幻の彼方へ【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19340474 2012年01月17日 22 00 初投稿 アーティスト名:パイナ ────────────────────────────── メロディーちょいシブめのR B。 = credit = 作詞/作曲: パイナ 絵:にせ , 水面鏡 , みかんみかみか , 半兵衛p , Jyakuya , 黒狐 , 29面相 【GUMI】阻碍-ディセンブロイル【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19058176 2012年01月22日 20 46 初投稿 アーティスト名:*Luna ────────────────────────────── 物語音楽、能力者シリーズの開演。 = credit = 作詞/作曲:Luna ピアノ:中学の友達 絵:たゆや , のら 動画: Not-116 【IA】SUPER WORLD【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm16801812 2012年01月27日 12 20 初投稿 アーティスト名:SNRatio ────────────────────────────── バリバリのテクノサウンド。踊れる曲だと思います。 = credit = 作詞:牡丹 作曲: GaSHOT@SNRatio 編曲:桜乃@SNRatio , GaSHOT 絵:Duca 動画:HDLV 【初音ミク】鬼ごっこ -tiggy tag-【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm16896636 2012年02月06日 20 29 初投稿(代理アップ) アーティスト名:ChiefMeat ────────────────────────────── R Bチックな音を2stepのテンポに乗せた、癖があるけれどもノリの良い曲。 = credit = 作詞/作曲:ChiefMeat 動画: Natika 【初音ミクDark】子供 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17965949 2012年02月08日 15 22 初投稿 アーティスト名:ice ────────────────────────────── 淡泊に刻むリズムトラックとギターリフが印象に残る。 = credit = 作詞/作曲: iceP 写真: 2sun 【巡音ルカ】solitude【オリジナルPV付】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17690576 2012年02月12日 13 14 初投稿 アーティスト名:向日葵 紅蓮(バベルP) ────────────────────────────── ジャジーな雰囲気がたまらない、ゆったりとした大人のR B。 = credit = 作詞/作曲/ギター: 向日葵 紅蓮(バベルP) エレピ/編曲/マスタリング: 紅松 弥知 絵:sara 動画: Not-116 【初音ミク】GALAXY KISSING MELODY → SPACE TRAVELLERS【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18408012 2012年02月14日 15 27 初投稿 アーティスト名:L anochip(らのちっぷ) ────────────────────────────── 光速で宇宙を駆け抜けるかのような、疾走感あふれるドラムンベース。 = credit = 作詞/作曲/動画: L anochip 【GUMI】砂【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18919560 2012年02月22日 02 35 初投稿 アーティスト名:snsn ────────────────────────────── ゆらゆらっとした感じが心地よいです。 = credit = 作詞/作曲: snsn 【GUMI】ひと夏【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18850504 2012年02月22日 22 35 初投稿 アーティスト名:さたな ────────────────────────────── 夏の終わり、残暑に送る爽やかなVOCAROCK! = credit = 作詞/メロディ/ドラムパターン:きりり 作曲/編曲: さたな 絵:梅太郎 【初音ミクオリジナル曲】 今では 【PV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17106242 2012年02月28日 22 47 初投稿 アーティスト名:y0c1e ────────────────────────────── 処々に散りばめられたグリッチノイズのエッセンスがにくいエレクトロニカ。 = credit = 作詞/作曲: y0c1e 動画:Taiyo Yamamoto 【GUMI】 pierrot 【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19036505 2012年03月05日 19 09 初投稿 アーティスト名:melancholy (推薦すべき不運なP) ────────────────────────────── 本心を伝えるのは辛いよね。切ないGUMIロック。 = credit = 作詞/作曲: melancholy (推薦すべき不運なP) 絵:山梔子(くちなし) , さきどろ , かなん 動画:イーガマ ブレラグレア/GUMI* http //www.nicovideo.jp/watch/sm19491384 2012年03月09日 20 13 初投稿 アーティスト名:REW ────────────────────────────── 好きすぎて、さよならなんて出来ないよ。 = credit = 作詞/作曲: REW 動画:ひなお La Mersonnalite【初音ミクオリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17201734 2012年03月09日 22 22 初投稿 アーティスト名:紅松 弥知(迷夢P) ────────────────────────────── テーマの「二重人格」と「海」に則り、変拍子を活かして二面性を見せる曲。 = credit = 作詞/作曲: 紅松 弥知 絵:音治 (おとはる) 【GUMI】シュールレアリスム【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19302333 2012年03月14日 02 39 初投稿 アーティスト名:わさび ────────────────────────────── 荒削りな感じで、熱いロックです。 = credit = 作詞/作曲: わさび 絵:みやま 【IA】symphony【オリジナル曲】ちゅららてぃら http //www.nicovideo.jp/watch/sm17480367 2012年03月18日 03 20 初投稿 アーティスト名:tkc ────────────────────────────── 伸びやかな歌声がふわりと聞き手の心を包む、春のバラード。 = credit = 作詞/作曲: tkc 動画:HAL 【蒼姫ラピス】凪音迷彩【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19163981 2012年04月06日 23 55 初投稿 アーティスト名:みくにゆきなか ────────────────────────────── ノスタルジックな詞が心をくすぐる。 = credit = 作詞/作曲/動画: みくにゆきなか 絵: きゃらあい 【GUMI】ランジェリー【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18193577 2012年05月02日 11 13 初投稿 アーティスト名:U-Z(ランジェP) ────────────────────────────── 純粋な恋心とエロをつなぐ、この絶妙な感じ・・・!!! = credit = 作詞/作曲/編曲: U-Z(ランジェP) 絵:HIKO 動画: チョメ 【ルカオリジナル曲】Whiteout Ecstacy http //www.nicovideo.jp/watch/sm19565308 2012年05月02日 17 13 初投稿 アーティスト名:一譲はかる ────────────────────────────── ゆったりと、まったりと官能の渦に引き込む"大人"なルカ曲。 = credit = 作詞/作曲/動画: 一譲はかる 【結月ゆかり】僕のついた最後の嘘【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17770186 2012年05月08日 18 20 初投稿 アーティスト名:毒蒟蒻P ────────────────────────────── ジワリと胸に滲んでいくような切なさ。 = credit = 作詞/作曲: 毒蒟蒻P 百の孤独 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19607862 2012年05月15日 20 32 初投稿 アーティスト名:うきねむる ────────────────────────────── 街は孤独な人で溢れている。心の隙間に風がそよぐ。 = credit = 作詞/作曲/動画: うきねむる 【GUMI Native】 傘 【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18389498 2012年05月19日 16 28 初投稿 アーティスト名:nAn(ナン) ────────────────────────────── 哀愁漂うメロディーが素敵です。 = credit = 作詞/作曲: nAn(ナン) 【初音ミク/ 滲音かこい】RE-OVERDOSE (Full)【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17937399 2012年05月27日 05 05 初投稿 アーティスト名:highcolor_sunz(ハイカラさん) ────────────────────────────── フレーズの繰り返しがやたら心地よいです。 = credit = 作詞/作曲:highcolor_sunz(ハイカラさん) 絵:むぎこ 【GUMI V3】螺旋階段49解【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18069742 2012年06月11日 18 39 初投稿 アーティスト名:swolz ────────────────────────────── チップチューンと不可思議な歌詞が癖になる。 = credit = 作詞/作曲/絵/動画:swolz 【GUMI Native】 Hide and Escape 【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18105441 2012年06月16日 01 23 初投稿 アーティスト名:のなぷらす ────────────────────────────── サビのメロディーがキャッチーで良い。 = credit = 作詞/作曲: のなぷらす 絵:辻織 【IA】 残る夏に花束を 【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18111199 2012年06月16日 19 25 初投稿 アーティスト名:nodoka ────────────────────────────── アコギが美しい!ノスタルジックなバラード。 = credit = 作詞/作曲: nodoka 絵:乾 大和 【鏡音リン】自殺系男子【オリジナル曲PV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18138987 2012年06月19日 19 41 初投稿 アーティスト名:テヅカ ────────────────────────────── 気だるげな歌い方をさせてるところが好き。 = credit = 作詞/作曲/編曲:テヅカ 絵/動画: △○□× 【初音ミク】あなたしか見えなくて 〜絵師募集〜 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18146498 2012年06月20日 18 49 初投稿 アーティスト名:eteclcy ────────────────────────────── 爽やかR B。間奏にギターソロを入れてるところが素敵だなぁ、と。 = credit = 作詞/作曲:eteclcy 【GUMI】絵に描いた恋【オリジナル0o0】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19019328 2012年06月25日 07 52 初投稿 アーティスト名:0o0(ミツオ) ────────────────────────────── 小説連動型の作品。ファンタジックな恋物語。 = credit = 作詞/作曲: 0o0(ミツオ) 絵:pen 【初音ミク】白昼夢【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19585787 2012年06月29日 21 22 初投稿 アーティスト名:KTKT ────────────────────────────── 一曲で何度も美味しい。そんな感じ。 = credit = 作詞: amia+ 作曲: KTKT 絵:とらこ 【GUMI】 残存潜在感情論 【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19210615 2012年07月06日 23 38 初投稿 アーティスト名:alphacist ────────────────────────────── ベースかっけぇ! = credit = 作詞/作曲: alphacist 初音ミク オリジナル曲 『アンダワ』 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18306495 2012年07月09日 18 07 初投稿 アーティスト名:日向電工 ────────────────────────────── 言葉選びに不思議な世界観を感じる。 = credit = 作詞/作曲/動画: 日向電工 ■[情動クラシック]≫feat.初音ミク http //www.nicovideo.jp/watch/sm18337672 2012年07月13日 18 19 初投稿 アーティスト名:アテコスリ ────────────────────────────── 「どーにもこーにもならないわ♪」 = credit = 作詞/作曲: アテコスリ 動画:born エンコード:rococo 【初音ミク】リミットブレイカー【オリジナル曲・PV付】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18435682 2012年07月24日 21 54 初投稿 アーティスト名:Xenon(キマグレP) ────────────────────────────── 素直に感情を言葉に表した詞が心を揺さぶる。 = credit = 作詞/作曲/編曲/マスタリング/動画: Xenon(キマグレP) 【GUMI】吐き出す【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19439632 2012年07月31日 19 28 初投稿 アーティスト名:100回嘔吐 ────────────────────────────── 二酸化炭素を吐き出す白い煙の貴方と、私。 = credit = 作詞/作曲/編曲: 100回嘔吐 絵:月見里春 【GUMI】幻の海【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18531301 2012年08月05日 01 06 初投稿 アーティスト名:coro ────────────────────────────── メロディーが洒落てるというか、美しい。 = credit = 作詞/作曲/ギター: coro 絵:ねむたがり 【GUMI】悪鬼あざみうた【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18893889 2012年08月21日 03 05頃 初投稿(初作品『沈丁花のうら』削除のため不詳) アーティスト名:宮下 遊 ────────────────────────────── 鬼の祭囃子のような、テンポ良いけどどこか不安になる和風曲。 = credit = 作詞/作曲/絵/動画: 宮下 遊 【初音ミクSweet】未来とかそういう話【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19324800 2012年09月11日 20 59 初投稿 アーティスト名:risou(ちんまりP) ────────────────────────────── 不満や痛みのエッセンスを歌に乗せて… = credit = 作詞/作曲: risou(ちんまりP) 絵:am 【IA】Walking on Sunshine【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19542290 2012年09月15日 16 50 初投稿 アーティスト名:むつきれびん ────────────────────────────── 爽快な晴れ空の下、散歩のお供にこの曲を。 = credit = 作詞:あきてる 作曲: むつきれびん 絵:まりる 動画:piro 【初音ミク】SHINY【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm18891506 2012年09月16日 00 17 初投稿 アーティスト名:ジュニア(井草聖二) ────────────────────────────── ソロギタリストが本職の御方、流石のギターパート。 = credit = 作詞/作曲/絵: ジュニア(井草聖二) 【初音ミク】 フライト 【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19261314 2012年09月23日 15 20 初投稿 アーティスト名:バイカP ────────────────────────────── また出会う日を願って… sm18954989のアフターストーリーと思えないくらい爽やかな曲。 = credit = 作詞/作曲: バイカP 絵:壁Neko ベース:金子 ドラム(監修):Akun 【GUMI】 アザレア 【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19185880 2012年09月23日 16 00 初投稿 アーティスト名:ぼんやり ────────────────────────────── 愛してくれる人が傍にいる喜び。爽やかで優しいロック。 = credit = 作詞/作曲: ぼんやり 【GUMI】Changing The World【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19184107 2012年09月27日 18 47 初投稿 アーティスト名:DAGGER ────────────────────────────── 二人の想いを一つにして、世界を変える。 = credit = 作詞/作曲: DAGGER 絵:れな 【GUMI】 モノクロームトレイン 【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19132262 2012年10月16日 14 14 初投稿 アーティスト名:ttmywrk(とてもやわらか) ────────────────────────────── 『4つ打ち歌謡曲』確かに… = credit = 作詞:優夜 作曲: ttmywrk(とてもやわらか) 絵:はむす太 動画: くまっぷねっと 【初音ミク】 恋するミクジェンヌ 【オリジナル】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19293292 2012年11月06日 18 34 初投稿 アーティスト名:nonno ────────────────────────────── おやじギャグをお洒落に操るセンスが凄い。 = credit = 作詞/作曲: nonno 絵:何色 【鏡音リン・レンAppend】 Encoded Password 【オリジナルPV】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19340125 2012年11月12日 19 37 初投稿 アーティスト名:syo ────────────────────────────── どうやって君に伝える?どうやったら君は知る? = credit = 作詞/作曲/編曲: syo 絵:こうこ 動画: 涼 【GUMI】ネバーエンディングストーリー【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19359980 2012年11月15日 18 26 初投稿 アーティスト名:pinkpong ────────────────────────────── ハンズクラップやたら気持ちいい。 = credit = 作詞/作曲/編曲:pinkpong 絵:アクア☆ミ 【初音ミク】EmotionalMusic【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19373683 2012年11月17日 16 22 初投稿 アーティスト名:羽丘淳 ────────────────────────────── 疾走感あるテクノポップ。どことなくボカロ黎明期を思い出します。 = credit = 作詞/作曲: 羽丘淳 絵:潮音 【ギャラ子】Baby,Kiss Me【オリジナル曲】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm19528892 2012年12月08日 12 08 初投稿 アーティスト名:おくみゅう ────────────────────────────── 恋する乙女のキュートR B。 = credit = 作詞/作曲/編曲: おくみゅう ギャラ子調声: てぃあら 上記の50選まとめ 【ニコニコ動画】
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鶴屋「みくるー!大変だよ!」 みくる「あ、鶴屋さん。どうしたんですか、そんなに慌てて」 鶴屋「次スレが立ったんだよ!ほら、早く移動するのさ!」 みくる「ふぇ~、そんなに急かさないで下さいよ~」 鶴屋「まったく、みくるは本当にとろいねー。よし、わたしが連れて行ってあげるよ!」 みくる「ありがとうござい……えっ?な、ななな何なんですかその金属バットは!?」 鶴屋「歯ぁ食いしばったかい?さあ、いくにょろ!」 AA(ry 「ヘイ、お待ちぃ!」 ハイテンションハルヒがドアを打ち砕いて部室に侵入してきた。誰かの手を引いている。 「1年9組に今日やってきた即戦力の転校生、その名もっ!」 「小泉純一郎です。よろしく。一応前自民党総裁でした」 「古泉ぃぃぃぃいいいい!!そいつをよこせぇぇぇえええええ!」 「長門が少佐か。じゃあさしずめ俺はトグサだな」 「長門さんのセリフから考えて僕はサイトーの役、と考えてよろしいでしょうかね?」 「えと、えっと、私は何をすれば・・・」 「オペ子じゃない?あーあ、私が素子やりたかったのに・・・」 「長門、これ俺以外ミスキャストじゃないか?」 「・・・(あのセリフが言いたかっただけなんて言えない・・・)」 「そんなことはありませんよキョンたん! 僕の股間には対戦車ライフルも真っ青のテドドンが付いてるんですから!」 「いいからそれしまえ」 新川「このSSに俺の出番はない、何故わかるのかって? そう囁くんだよ、俺のゴーストがな・・・」 ハルヒ「ねぇキョン、もし戦争になったらあんたどうする?」 キョン「もちろん混乱に乗じてバカなチョッパリ共を粛清してやるニダwwwウリの劣性遺伝子を植え付けてやるニダよwwホルホルホルホルホルwwwwwwww」 朝日奈「さすがキョンくんでしゅ~アンニョンハセヨ~www」 晴日「あんた最高よ……わたくし濡れたニダwwwwwww」 総理「…………」 戦艦「…………」 神人「死ねええぇぇぇ、虫けら共おぉぉぉ!ゴッドハンドクラッシャー!!」 古泉「ひえーっそりゃねーべさー」 阪中「涼宮さん、スパゲティ食べたのね」 ハルヒ「へっ……なんなの……? 食べてないわよ……!」 阪中「口にミートソースついてるのね」 ハルヒ「……!? ……たーべーまーしーた!! それがなによ!?」 阪中「私のクーポン券使ったのね?」 ハルヒ「……使っ……たような気がするわホット○ッパーのクーポンマガ○ン……」 阪中「……ミートソースついてるからとってあげるのね」 チュッ ハルヒ「……!!? ちょちょ……ちょっと……アンタなにして……!?」 阪中「私のクーポン券使ったのに抵抗するのね……?」 ハルヒ「……くっ……!! ……好きにしなさいよっ……!!」 阪中「ふんもっふなのね」 ハルヒ「アーッ!!」 鶴谷「ストラトってなにやっこの」 朝比奈「ストレスの間違いだそれくらい気付けバカ」 (上の続き) 長閂「…ギターのこと。」 鶴谷「そういえば有希っこはストラト・ギターを使ってるねぇ~。」 鈴宮「あたしはレスポールよ!」 キュン「…で、こいつら誰なんだろう。」 小泉「さあ?」 ちゅるや「にょろにょろ~」 キョン「おっ、ちゅるやさんか。どっかはいってきたんだこいつ~ウリウリ」 ナデナデ ちゅるや「めがっさにょろにょろ~」 ハルヒ「ちゅるやさんかわいいわね……ウリウリ」 ナデナデ ちゅるや「にょろ……にょろ~」 長門「これは……かわいい……ウリウリ」 ちゅるや「にょ……ろ……」 キョン「あっ……寝ちゃった」 バン!! 鶴屋「やっほ~!! みんなめがっさ元気にょろ!?」 キョン「あっ……」 ハルヒ「……」 長門「……」 鶴屋「な……なにしたのった……?」 キョン「……すいません、なんかギャップが……」 ハルヒ「……そうよね」 長門「あまり可愛いくない」 鶴屋「な、なんなんっさっ……」 ちゅるや「にょろ~……」 キョン「俺と付き合ってくれハルヒ!!」 ハルヒ「ごめん、今さっきチャックの告白されたばかりなんだよね」 XYZ「そういうわけだ。悪いなキョン」 キョン「ぶっ2秒差かよwwww」 長門「…涼子、冷蔵庫にあったプリンが消失した」 朝倉「あーあれ?さっき食べちゃったよ。大変美味しゅうございました♪」 長門「!…あれは私が楽しみにとっておいたもの、弁償して」 朝倉「えー、たかがプリンじゃない。名前でも書いておけば良かったのにw」 長門「…ワナワナ」 翌日の朝 喜緑「二人とも起きなs…!りょ、涼子どうしたの!?」 朝倉「ふにゃ?どうしたの?」フアーア 喜緑「鏡、鏡!」ホラ! 朝倉「んー…?ん?ふぎゃああああ」 朝倉「ま、眉毛に毛虫が!!」 長門「食べ物恨みは恐ろしい」イイキミ 朝倉「ゆ有希がやったの!?プリンなら弁償するから、早くとって!ぷりーずぷりーず」 長門「それは無理。眉毛と毛虫の毛を複雑に結合した、二度と取れない」 喜緑「ホントだ、取れない」グイグイ 朝倉「どちくしょおぉォォォ!一生モノホンのイモマユかよおぉォォォ!! 食 い も ん の 恨 み 恐 る べ し」 あれ?朝倉いじめを思いついたと思ったらこんなのに(´・ω・`) 長門「小泉を敵性と判断、辞任開始」 阿部「ありがとう、焼肉うまかったよ」 スコスコ・・・スコスコ・・・ 「うっ」 「はぁー・・・」虚無感というのだろうか、これは。 ---------------------------------------- 「よぉキョン、どーした?浮かない顔して」 「なぁ谷口、オナニーの後ってさ、なんであんなに寂しいんだろうな。」 「おまえなぁ、それが朝一でする話かよ」 そりゃそうだ、朝っぱらからこんな話。 しかし「どーした」と尋ねたのは谷口、お前だぞ。聞かれたら答えるのが当然だろう 「まぁ健全な男子なら誰もが一度は考えることではあるな」 「だよな。不思議じゃないか?なんでだろうな。」 お前ならわかってくれると思ってたぜ、ってゆーか男なら誰でも分かるか。 「何故、か。・・・それがオナニーだからじゃないか?」 つまり何が言いたい 「オナニーじゃなくてセックスなら、終わっても寂しくはないと思うね。」 「なるほど・・・、言われてみればそんな気がする。」 好きな女の子と同じベッドで一緒にいれるうえに それがセックスした後なんだから、虚無感なんて感じないに違いない。 しかし何故だ 「何故なんだ、オナニーでもセックスでもやることは同じだろう。」 「それは違うぞキョン。お前もゲーマーなら分かるだろう。」 何故ここでゲームの話が出てくるのか俺には皆目見当がつかない。 「何故ここでゲームが出てくる。」 「つまりだ、2人プレイ用のゲームを1人で、スコスコやってもイマイチおもしろくないだろう? それとおんなじことさ。2人でやるからこそ、なんじゃないか?」 続く・・・・かどうかはわからないけどオチはつけたい。そんな保守 ○月×日 雨 今日は親がいないので夕食に回転寿司を食べにきました(妹が寿司屋の前でだだをこねたから) 妹「あたし大トロ~!」 キョン「こらっ、上皿ばかり取るな!」 「てへっ☆」 長門「………大トロ」 ゴクリ 喜緑「ごめんね、有希ちゃんごめんね。家が貧乏なせいで苦労かけてごめんね…」 長門「江美理ぃ……お腹空いたよぅ…」 朝倉「ほら、有希。ガリを食べましょ。ガリならタダだから……」 長門「もうガリは飽きたのっ!有希も大トロ食べたいっ!」 朝倉「わがまま言わないでよ…!私だって大トロなんて食べたことないんだからっ!!」 喜緑「ごめんね!二人とも苦労かけてごめんねっ!」 長門・喜緑・朝倉「じーっ…( ゚д゚ )」 妹「ねぇ、キョンくん。有希ちゃん達可哀想だよ~」 クスン キョン「………(うざいなぁ、あの三人……あれ新手のタカりだよなぁ…)」 鶴屋「やっほ~!! 今日も元気な鶴屋さんが来たっさ!!みんなはめがっさ元気かなっ!? …………う~ん……返事が聞こえないにょろ! 元気がないのかなぁ!? まあこんな夜遅くに元気があったらちょっとアレだけどねっアハハッ! でねでね、聞いて欲しいのっさ今日はみくるがハルにゃんにまた無理矢理されて…… で今度のコスプレはなんとナースになったっさ! いやもうみくるの戸惑い顔とナース姿にただただ爆笑爆笑! いや~あれは君もみたほうがよかったっさ、いや見るべきだったさっ! あ~話変わるけどね~っ私今めがっさ眠いのっさ! でもよくあるにょろ? 明日は学校ってわかってるのに何故か寝れないなんてのさ 今私まさにそれなのさっ! いや~参った参ったアハハハッ! で……まあ何が言いたくて来たのかと言うと……」 阪中「新手の保守なのね」 鶴屋「おおっ、君は誰?」 阪中「小さなことは気にしないのね」 鶴屋「まあ確かに小さいっさね、牛乳飲まなきゃダメにょろよ!? じゃみんなも牛乳飲んで爆睡するにょろよ!?」 阪中「ばいばいなのね」 寝るのねノシ 鶴屋「やっほ~!! みんなめがっさ元気かなっ!? みんな、このスレといえば何かな~? そうにょろね!スモークチーズにょろね!」 寝る 国木田「ねぇ谷口」 谷口「んぁ?なんだ国木田」 国木田「いやぁね、いい儲け話があるからさ、谷口に教えてあげようかなー…っと思ってさ」 谷口「えっ!?本当か!?是非教えてくれ!」 国木田「じゃあ…はい」 谷口「…なんだその手は…?」 国木田「1000円」 谷口「金…とるのか?」 国木田「もっちろん」 谷口「なんかうさん臭くなってきたな…」 国木田「いやなら別にいいよ、でもなぁ…いい話なんだけどなぁ…いいのかなぁ…」 谷口「…ぬ………」 国木田「いーよいーよ、無理しないで」 谷口「……ぬ…ぬ…」 国木田「よーし、じゃあ僕行くね」 谷口「まままったァーー!!その話乗ったァーーーッ!!」 国木田「まいどありぃ!!」 ――――――――――― 谷口「ちょいといいかぁーいキョォン…」 キョン「…なんだ谷口ニヤニヤして…気持ち悪いぞ」 谷口「いやぁな…実はいい儲け話があるんだが…」 「おいキョン、お前いつもおごらされてるのに何で金が続くんだ?」 「ああ、それか。まあ別にたいした額じゃないからな」 「ウソつけ、野球の時なんて1万円近くかかってたじゃないか。もしかしてあのときは鶴屋さんも出してくれたのか?」 「俺が女の子に金を出させるような、甲斐性のない男に見えるか」 「それは否定しないが……お前のうちが金持ちだという話も聞かないから、それが不思議でな」 「実は…いや、やっぱりやめとくか」 「おいキョン、言いかけてやめるのはなしだろ」 「そうは言ってもな。これはそう簡単に言えないよ」 「なんだよ、気になるな。涼宮関連か?」 「ハルヒは関係ないんだが…」 「くぅ、気になる。言えよ。吐けっ」 「やれやれ、仕方ないな。これは秘密だぞ」 「お、おう」 「実は俺の知り合いに牧場をやっている人がいてな。その人に頼んで牛を育ててもらってるんだ。これで10万円は次の年には20万円に、100万円は200万円になる」 「…それって怪しくないか?」 「大丈夫だって。俺の知り合いなんだし。しっかりしたいい人が経営者なんだぞ」 「牛が途中で病死しちまったりしたらどうすんだよ」 「それも保険をかけてあるから安心なんだ。どうだ、お前も一口のってみないか?」 「うーん…俺は、やめとくよ…なんか心配だし」 「まあこんなうまい話はそう滅多にないからな。嗅覚のないやつには無理だな。忘れてくれ」 次の日 「おいキョン、昨日の話なんだが、やっぱり俺も牛に投資するよ」 「そうか。じゃあ一口10万。それで月1万5千円の還付金がある」 「ほ、ほんとか? じゃあ今日帰りがけにお金下ろすよ。楽しみだな。牛さん牛さん…」 「けけけ、まず一人…」 下劣キョン6 inspired by 371 「おーっすキョン、昨日還付金の振り込みがあったな! 思い切って貯金はたいてよかったぜ」 「おう、これから毎月だからな。今夜はちょっと豪遊するか?」 「いいね、どうする、キャバクラでも行くか?」 「そういう遊びかwよし、じゃ俺のなじみの店を紹介しよう」 「おぉ、高校生にしてキャバクラの常連かよ。さすがだなキョン!」 「まあな。六本木や銀座じゃねえから、たいしたことねえよ。牛オーナーたるもの、遊ばなきゃな!」 「くーっ、今夜が楽しみだぜ」 「こ、ここか?」 「なんだその格好は…まあいい。2名で、ええ。指名は…」 「あーらキョンさんいらっしゃーい。今日はお友達とご一緒なの?」 「ああ、俺の商売仲間さ」 「よ、よろしく、谷口です」 「ばか、こういうときは偽名でいいんだよ」 「谷川ですぅ」 「あれ、今日ミルクちゃんは?」 「すぐ来ますよー。もうキョンさんはミルクちゃんばっかりなんだから」 「そうか、じゃあその前に大事な話をしとくか…ってもうお前酔っぱらってないか?」 「いやあーそんなことはーないっすよーキョンたん」 「やれやれ…いや今度オーナーのための見学ツアーがあるんだよ。お前も参加しないかなと思って」 「行きたいねえ。牛さん牛さん、お、こんなところにも巨乳はっけーん」 「きゃぁ谷川さんのえっち///」 「そうか、行きたいか。でも10口以上のオーナー限定なんだよな、このツアー。お前まだ5口だろ」 「うーん、そうは言っても、あれで貯金は全額だよ」 「安心しろ。俺の知り合いに、無担保で低金利融資してくれる人がいるから、そこから借りて投資すればいい」 「おお、キョン、お前頭いいな。こんな友人を持って俺は幸せだっぜ」 「けけけ、底なし沼だぜ…」 下劣キョン7 喜緑「有希!? どうしたの!? なんで泣いてるの!?」 長門「……うっ……ううっ……涼子がぶった……」 喜緑「有希…… 涼子!! どうしてそういうことするの!?」 朝倉「だって……だって有希が私のプリン……食べたからぁ……!!」 喜緑「うっ……だからって、叩くことはないんじゃないの!?」 朝倉「……どうしてエミリは有希にばっかりそうやって……もういいもんっ!!」 ダダダッ 喜緑「あっ、待ちなさい!! 涼子……!! フゥ……有希も泣かないの!!」 長門「!?……うっ……エミリ嫌い……!! 私は……悪くない……!!」 ダダダッ 喜緑「あっ……有希……!!」 喜緑「……もうどうしたらいいのよ……」 「私は宇宙人だからあなたの想いには答えられない」 ………俺は幽霊とか宇宙人が苦手で成人した今でも深夜に外に出るのが怖いくらいビビりだが、何故かお前は怖くないんだよ長門。 「そう」 何故ならお前を見ても“怖い”よりも“性的興奮”が勝るからさ。 「ロリコンは治療法のない精神的疾患。私という個体はあなたに自害することを推奨する」 おいおいw同じ高校に通ってる俺に向かってロリコンはないだろ?wwwww 「私は三歳になったばかり。それに……」 それに? 「岡部先生…こんなところで何をしてるんですか?」 ちっ、邪魔が入ったか……俺は絶対に諦めないからな長門。 そう言って体育教師岡部は文芸部室から逃げるように去っていった。 「なんだったんだアレ?」 「なんでもない。それより……今日も一緒に帰ってくれる?」 「ごめん、最近ハルヒの奴が機嫌悪くて……」 「そう…」 「本当にごめん…!」 「いい……キョンが悪いわけじゃない。これは私のわがままだから…」 長門は今日は一人で帰るのか………フヒヒ… 続かない 「キョンくん、ままたち寝ちゃったよ。昼間の続きやろうよ」 「眠い…あとで」 「えー、やだ。我慢できない」モゾモゾ 「わ、変なところ触るな」 「キョンくん起きたー」ニコニコ 「ちっ仕方ないな。ほら、じゃあこっちに来いよ」 「やったー」 俺たちは昼間見ていたホラー映画の続きを見ることにした。妹は怖くて一人で見られないのだという。 新ジャンル【ノートン朝倉】 ミニマムサイズの朝倉が長門のインターネットライフをバックアップ。ちゅるやさんのと同種族らしい―― ノートン朝倉「あ……このファイルは危ない…!」 ノートン朝倉「だめぇ、だめなのっ!このファイル開いちゃだめぇぇ!!」 長門「む…ノートン先生大激怒。このファイルをウィルスと判断した。削除する」 ノートン「ほっ…よかったぁ…こんな過激なサイトは情動教育に悪いものね」 ――しかしその実態は喜緑さんの回しものだったりする。 とかどうよ? みくる「実はあたし…未来人なんです」 畑山「へえーすごいね。帰っていいよ」 国木田「ここをどうして欲しいんだい?」 阪中「やぁ……意地悪しちゃいやなのね……」 国木田「意地悪?なんのこと?ちゃんと阪中さんの可愛いお口で言ってくれないとわからないよ」 阪中「…………ほ…」 国木田「ほ?」 阪中「……ほ、保守して欲しいのね…ご主人様///」 国木田「了解♪」 鶴屋「秋だねー」 みくる「秋ですね」 鶴屋「秋といったら月見にょろ」 みくる「月見といったらこれですね」 長門「そう、カレーまん」 鶴屋「そうそう、それそれ」 みくる「ち、違いますよぅ」 『XYZの力』 「マッガーレ、マッガーレwww」 くっ……やめろ古泉!俺の体をマッガーレで操るなっ! 「ウフフ…いい気味ねキョン!!私というものがありながら浮気した罰よ!」 「二股なんて酷いでしゅよキョンく~ん!」 なんのことやらさっぱり分からん!誰か助けてくれ………長門ぉッ!! 「助けてやろうか?」 お前いつの間に………つかできんのか!? 「YOYOYO余裕~♪」 えぇーい!この際溺れる者はなんとやらだ!頼む! 「うぬ、任された」 そういうとその男は僕らの目の前でゆっくりとチャックを開けるとこう囁いた。 「ワスレモーノ」 それなんてXYZ?つーか意味の分からんことするなバカ!アホは失せろッ! ‐キョンは混乱している!‐ 「しまった!呪文を忘れてしまった!これじゃキョンたんを操れない!!」 ‐古泉は混乱している!‐ 「あれ?私今まで何してたのかしら?早くタイムマシーン探さなくちゃ………」 ‐ハルヒは混乱している!‐ 「今日こそは私ののうさちゅポーズでキョンくんを……いやん!恥ずかしい!///」 ‐みくるは混乱している…?‐ 効果抜群!?なんだこれ?すごいじゃないかお前!! ‐キョンは正気にもどった!‐ 「これくらいどうってことねーよ」 いや、ありがとう…お前がいてくれなかったら今頃俺は……… 「きにすんなよ、おれとキョンの仲じゃないか」 うわ、すげぇーカッコイイ!!!今すぐ家に来て母ちゃんとファックして妹を作ってもいいぞ! 「え、マジで?じゃあ遠慮なく…」 そういて男は部室を去っていった。GJ! 「…………」 入れ替わりに長門が部室に入ってきた。おはよう長門。 「忘れ物をした…」 ‐長門は混乱しいた!‐ なんだ、やぶからぼうに? 「生理を忘れた……ポッ///」 え…?それって………つまり…あの時の……ヒィィイイイィ!! ‐キョンは混乱した!‐ はっ!ドリームか…… 「おはよう」 あぁ、おはよう有希………? 「………?」 夢じなかったよ~生でやっちゃったよ~谷口……俺の記憶を消してくれ~! 阪中「今日は涼宮さんを襲っちゃうのね……。でもその前に――」 古泉「やあ。阪中さん、お元気ですか…ぐはっ、無念」 ぐふふっ……。 キョン「ああ、阪中か。何のようだ、こんなとこに呼び出して…がはっ、お前…ぐっ」 うはははっ、邪魔者は消えたのね♪ 阪中「早く来ないかなぁハルヒチャン♪」 元総理「阪中さん自体はどうでもよいですが同性愛を否定する発言はいただけませんね…」 朝日奈「ちっ、トーシロが知ったような口を………」 晴日「 653のくせに生意気ね……シメちゃう?」 戦艦「あなたのせいで阪中のアイデンティティーが著しく損なわれるところだった」 チョン「謝罪と賠償を要求するニダ!」 みくる「あ・・あの、お茶どうぞ」 戸愚呂(弟)「お茶はダメなんで、オレンジジュースをください」 朝倉「やってみる? ここでは、私のほうが有利よ。この教室は私の情報制御空間」 長門「情報結合の楷書を申請する。」 キョン「俺はこの時ああ、この二人本当に人間じゃないみたいだな、とか悠ちょ・・」 戸愚呂(弟)「元人間の俺の経験から見て今のお前に足りないものがある。危機感だ。」 妹「あ…キョン君パンツだ~ハァハァ…誰もいない…クンクン…あ~いい匂いクンカクンカ」 古「いや~良いお風呂でした~」 キ「ゲッ、いつの間に古泉」 妹「( д ) ゚ ゚」 <おつかい> キョン「財布はあるな? メモは持ったな? 道はわかるな?」 妹「うん!」 キョン「転ぶなよ。知らない人について行くな。困ったら携帯で家に電話しろ」 妹「わかってるよー。いってきまーす!」 キョン「車には絶ッ対に気をつけるんだぞー!」 キョン「…遅い…どこで何やってんだ……くそ、ついていけば良かった…」 RRRRRRR キョン「ッ!(ガチャ)どうした?」 妹『あっ、キョンくぅん? さっき古泉くんといっしょになってねぇ♪』 キョン「ク ロ ッ ク ア ッ プ」
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感情動詞の用法 感情を表す動詞の使い方は2つある。 無生物主語を置く Nawek salkon xailu sui meifexa mea.(新しい服を着て私は嬉しくなった) 動詞の後ろにoqiをつけて繋げる Elth shi bostoma oqi qneikulil cis chokumau.(彼は兄にばかにされて怒っている) 後者は前者の方法では主語が長くなってしまう場合によく用いられる。 複合語の作り方 fifinia(春)とkesepos(野菜)を繋げて「春野菜」という複合語を作ることを例にする 1,先の単語を中性形にする 元々中性形の場合はそのままでよい fifinis kesepos 2,両方同じ子音で終わっている場合は先の単語のそれを取り除く fifini kesepos 3,間のスペースを取り除く fifinikesepos 4,できた文字列が10字を超えている場合は間にオヴィアを入れる fifini-kesepos 他にも書きたいことが見つかったら追加します
https://w.atwiki.jp/typing_tube/pages/39.html
参考:プレイ可能動画一覧(兼リンク切れ動画報告所) ローカルルール 新たにデータを追加したくなったら遠慮なく追加・変更してください。 リンクが切れたことに気づいた人は備考にリンク切れしている旨と日付を記入してください。 リンク切れ記入後、一ヶ月経過している場合は表から削除しましょう。 新曲は先頭の行に追加してください。 リンク切れたら勝手になおしてもいいよ、という人はKeyを書きましょう。 他にも必要なルールがあると思ったら追加してください。 このページの編集が面倒な(もしくはしたくてもできない)人はコメントでも報告可能です。 誰かが編集してくれるでしょう。 そして君は -- 名無しさん (2012-07-18 07 30 48) 名前 コメント ID タイトル名(押すとプレイ画面へ飛びます) 製作者 動画サイト名 Key(任意) 備考 10499 恋は終わらないずっと/MISIA youtube 10498 ね~え? / 松浦亜弥 youtube 10497 【合唱曲】エール 君の空 youtube 10496 A.B.C-Z Lets Sing a song youtube 10495 【巡音ルカ・鏡音リン・レン】クロノ・ストーリー youtube 10493 【初音ミク】真っ白なキャンパス youtube 10492 【初音ミク】bitter youtube 10491 ノーラと刻の工房 霧の森の魔女 ED 「町の灯り」 youtube 10490 オレンジ youtube 10485 【IA】イアイア★ナイトオブデザイア youtube 10484 【miki】夕暮れ先生 youtube 10483 爆風スランプ - 旅人よ youtube 10482 NOVELA 調べの森 1984 youtube 10480 夢喰い白黒バク歌ってみたver96猫 youtube 10479 【鏡音リン】ココロ【オリジナル曲】 youtube 10478 BeForU ☆shining☆ youtube 10477 THE 美学 / 松浦亜弥 youtube 10476 YUI cherry youtube 10474 Royz NOAH youtube 10469 【KAITO】千年の独奏歌(オリジナル曲) youtube 10468 Mr.Children Everything(Its you) youtube 10467 アポロ/ポルノグラフィティ gemediar 10466 SMAP オレンジ(木村v) youtube 10465 じょしらく OP / お後がよろしくって・・・よ! gemediar 10464 REBECCA フレンズ youtube 10463 学芸会 RADWIMPS youtube 10462 ボカロ4曲(細分化) gemediar 10461 UVERworld AWAYOKUBA-斬る full youtube 10460 【東方Vocal】スターシーカー - 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