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第三回定時放送 ◆4JreXf579k 「参加者の皆さん、定時放送の時間が来たわ。 この時間まで生き残れた人は今日という日の夕日をしっかりと目に焼き付けておくことをお勧めするわ。 明日のこの時間まで生きていられる保証なんてないのだから。 今日は100点満点をつけたくなるような素晴らしい夕日よ。 冥土の土産には丁度良いんじゃないかしら? ……おしゃべりはこれくらいにして本題に入ろうかしら。 皆さんも待ち望んでいたでしょう? それでは始めましょう、今回も私が担当させてもらうわ。 くすくすくす……そろそろ私の声も聞き飽きてきた頃かもしれないけど、今回は我慢してね。 もう少ししたら別の人間にも放送させるから……。 まず禁止エリアの発表は二十時からD-4、二十二時からA-3。 ごめんなさいね、私達も主要な建物のあるエリアはあまり禁止にしたくないの。 けれど、恥ずかしがりやなウサギさんたちが隠れたままでいる事が出来ないように今回の処置に踏み切らせてもらったわ。 それに、あまり一箇所に人が集まられても困るしね。 楽しくないじゃない? そんなの。 血で血を洗うのがこのゲームの本質なのよ。 今回指定された禁止エリアは、貴方達が参加させられたこのゲームの主旨を忘れないように釘を刺す意味もあることを教えておくわ。 じゃあ、次は死亡者の発表ね。 大丈夫、今回は死人も少ないから貴方の大切な人が死んだ確率も低いわ。 もし、大切な人が死んだりしたら……その時は運がなかったと素直に諦めましょう。 ――第二回放送から今までの六時間で死亡したものは 神尾観鈴 鳴海孝之 涼宮茜 咲耶 土見稟 時雨亜沙 赤坂衛 以上、七名よ。 まあ参加者も半分を切ったし、ペースが落ちるのは無理がないわね。 それでも私達の予想を遥かに上回るペースなのだから、貴方達は間違いなく人殺しの才能があるわよ。 まだゲーム開始から18時間しか経ってないのにもう半分以下なんだから……。 この様子では明日には全てが終わるかもしれないわね。 大切な人を殺されたそこの貴方、その気持ちを忘れずにいつまでも大切になさい。 そして憎みなさい。 貴方の大切な人を殺した人物を。 その気持ちは必ず貴方を動かす原動力となるわ。 憎しみほど生きる力になる物は無いのよ。 それじゃあ、次の放送は六時間後よ。 この六時間を生き残れば貴方達はめでたくこのゲームが始まって24時間生き抜いたことになるわ。 貴方達に神の祝福がありますように……」 いつものように放送を終えると鷹野はマイクを置いてメインモニターに視線を移した。 放送を聞き終えた参加者の悲しみと怒りの声がモニターとスピーカーを通してリアルタイムでこの司令部全体に伝わってくる。 モニターを見ていた鷹野の顔に浮かんだ表情、それは悪魔のような、いや、悪魔でさえゾッとするような笑みであった。 こんな冷酷な表情を出来る人間がこの世にいるのか? このような非現実的な行為に手を貸している自分は一体何をしているのだろうか? そばにいた一人のオペレーターは自問せずにはいられない。 自分の人生の半分も生きてない幼い子らが命を散らせて行く光景は目の毒というレベルではない。 才気溢れる若人達はなにか何か特別な罪を犯したわけでもないのに、このような殺し合いに選択肢も無く参加せられたのだ。 酒の味も、徒に過ぎていく時間を楽しむことも知らない子供らの口から発せられる生への渇望と助けを求める声に、男は応えてやる術を持ってない。 モニターに映し出されるのまだ成人していない子供たちの命の炎が燃え尽きる瞬間。 スピーカーに入ってくる音声は断末魔の叫び。 その協奏曲を男は黙って見続けることしか出来ないのである。 頭を抱えて今一度自分が何をやっているのかを考える。 そんな男の苦悩する様子を見て、鷹野は声をかけた。 「くすくすくす……貴方もあそこにいる人たちのように割り切ればいいのに」 そういって鷹野はこの司令部の一角に集まっている集団を指差した。 メインモニターの前に集まった彼らは映画を見るかのような目つきで殺戮劇を楽しんでいる。 参加者が半分になったら、その分参加者の監視や行動ログの把握などやる仕事も半分になる。 この司令部にも自然と余裕が生まれ、メインモニターの前はちょっとした映画館のように人を集めていた。 「おお~すげぇ! フィクションとは一味も二味も違うぜ!」 「やっぱリアリティが半端じゃないよな!」 「お前誰に賭けた? 俺童貞」 「いや、童貞は見ていて面白いけど優勝は無理だろ」 この殺し合いを、自分には一切関係ないことだと割り切り楽しむことにした人物。 誰が優勝するか金を賭けている人物。 彼らは純粋にこの殺し合いを楽しんでた。 だが、男はそんな気分には到底なれそうになかった。 「……残念ながら割り切れそうにないです」 「そう、残念ね」 残念だと言う割にはちっとも残念そうには聞こえない言い方だ。 男との会話に興味を失ったのか鷹野は再びメインモニターの方へ視線を戻す。 今度は悪魔のような笑みではなく、天使のような恍惚とした表情を浮かべていた。 その表情を見てオペレーターの男は、ああ、やはりこの女は人間ではないと思うのだった。 残り30人。 この殺し合いの折り返し地点に、とうとうたどり着いてしまった。 鷹野三四の計画は未だ滞りなく進行している。 【残り30人】 145 心の瑕、見えないもの 投下順に読む 147 一ノ瀬コトミの激走 145 心の瑕、見えないもの 時系列順に読む 147 一ノ瀬コトミの激走 113 第二回定時放送 鷹野三四 158 「塔-THE TOWER」「正義-JUSTICE-」(前編)
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第4回Gears of war2交流戦は無事終了いたしました 参加してくださった方々、視聴してくださった方々ありがとうございました 試合形式 6チームによる総当たり戦 ルール warzone4-4 2ラウンド先取 参加人数 24 チーム数 6 試合時間 22 45-2 00 リスナー数 48-76 開会式~抽選全文 これから第4回Gears of war2 交流戦をはじめたいと思います 参加募集の方は抽選前まで募集していますので フレンドかどうか問いません、参加したい方はよろしくお願いします 人数少ない場合(12時まで募集をしています) 最初に連絡事項があります 1.前回のGears of war2交流戦は熱+咳喘息のためお聞き苦しい点が ございましたことを深くお詫び申し上げます 咳喘息の方はおかげさまで完治いたしました 2.前回のGears of war2交流戦の動画がありますので 前回参加された方でほしい方はSkype,掲示板等でいってください アップしますのでよろしくお願いします 3.配信者の方々は配信の方をしてもらってもかまいません ご自由にどうぞ 4.サブカメラは毛蟹さんにおまかせを致しました 相手チームの方は毛蟹さんの配信でご確認ください 以上が連絡事項です それでは交流戦をはじめさせて頂きます 1.交流戦の意義 まず最初に交流戦の意義についてお話します 大会という名称にせずなぜ交流戦にしたかといいますと この配信をみている方達で運営していくものでして 小規模であることと、共に戦っていく仲間との交流を目的とし 大会形式とすることで普段とは違った緊張感のあるGears of war を楽しんでもらうことを目的としています 2.交流戦のルール 交流戦のルールを説明させて頂きます 対戦形式はwarzone4対4の総当たり戦です warzoneとは復活なしの4対4の対戦です それを2ラウンド先取した方を勝ちとします まずカメラマンである2人を 殺したところから試合開始です それまでは絶対に動かないでください フライングした子にはお仕置きがあります 覚悟していてください 勝ち星が並んだ場合や優勝決定戦などの場合は 5ラウンド先取になります なおフレンドリーファイヤーがございますので 気をつけてください 3.チームの決め方 チームの決め方ですが、抽選王という抽選ソフトを使用して ランダムでチームを決めます、あくまで交流戦ですので あまりにチーム差が激しい場合は掲示板の意向や私の判断により いじることがありますのでお許しください それではチームを決めていこうと思います 閉会式全文 これで第4回Gears of war2 交流戦を終わりにしたいと思います 多くのご参加ありがとうございました 19時から配信する人。をよろしくお願いします 次回は7月の後半にアジア版最後のGears of war2 交流戦を やりたいと思います 7/30に日本語版に移行してしまいますので日本語版を買われない方と お別れになります、最後なのでぜひ参加して頂ければと思います 最後にこの交流戦の結果等をまとめたものは 1に書いてありますwikiに掲載させて頂きます それと今回の録画を明日以降ファイルバンク&アップローダーに アップしたいと思いますのでチェックしてみてください それではご視聴、ご参加ありがとうございました 次回もよろしくお願いします 試合結果 優勝チーム A組 D組 A B C D E F A\○○×○○ 4勝1敗 B×\××○× 1勝4敗 C×○\××× 1勝4敗 D○○○\×○ 4勝1敗 E××○○\× 2勝3敗 F×○○×○\ 3勝2敗 個人成績 マーカス賞(kill) 春日部 ドム賞(アシスト)春日部 ベアード賞(救援) マーク コール賞(Deathの少ない人)ANDREVIL チーム 名前 kill Assist Recovery Death A Japonika 8 3 1 6 A マーク 6 3 3 7 A mogdora 17 13 0 8 A hazama 11 6 1 8 B 春日部 21 15 1 12 B しじみ 2 2 0 17 B ほらえもん 6 2 0 21 B やちる 8 3 2 21 C はりー 11 6 1 12 C ざふ 8 3 2 12 C みしゃ 4 0 1 9 C こんそめ 8 4 0 12 D けい(前半) 1 1 0 2 D sin(後半) 5 2 0 5 D ガーシェ 9 3 0 10 D たいよ 10 5 1 14 D 毛蟹 18 12 0 5 E 19 5 1 1 12 E もの 13 5 1 12 E 大佐 15 5 1 14 E いのき 8 1 0 14 f るいーず 5 1 1 5 f AND 10 4 0 4 f さいもん 4 4 0 5 f にこいち 2 2 0 5 良かった点 22時開始ということもあり思ったよりも参加人数が集まった 予定通りの時間で終了したこと 試合が円滑に進んだ レスも思った以上に進みました フレンド条項を撤廃してフレンド以外の方にも参加頂いた 悪かった点 試合画面に対戦者の名前を載せなかった(次回はやってみたい) フレンド以外の参加者のレベルを聞き忘れたこと 普段はプラベでやってるので気にしてませんでしたが パブリックのレベルはそれだけ試合をこなしているということで 経験・実力もそれなりだと思われるのでチーム分けの参考にしたかった チーム分けに少し手間取ってしまった カンペのせりふを噛んだ フライングの人が多すぎる 写真対決をする予定がすっかり忘れてしまっている 運営を考えるあまり実況がおろそかになりすぎている 対戦結果を逐一掲示板に載せることができなかった G君出現で開始時刻が遅れてしまった(始末済み) 掲示板に張る対戦表等、前もって準備できたことを怠った 試合終了の時のキル数等をYボタンをつかって必ず確認すること 主催者お勧めの試合 E-F 2連敗中のFチーム1勝はしようと言ってはじめた試合 Eチームは緊張でがちがちでいいところを見せられず FチームのTK(チームキル)等があったもののFチームが勝ち 連携を深めたのかそこから3連勝への道筋を作っていた 交流戦の総評 ここまで読んで頂いてありがとうございます 今回のGears of war2の交流戦は前回や前々回と違い 私自身健康であったこともあり、上手くいったと思います 最後の勝ち負けを決めなかったのは時間の都合もあり 交流戦といこうとであくまで交流をメインとしているので 白黒決着は着けませんでした チーム分けに関してはAチームが連勝してたときに やってしまったと思いましたが最後は接戦になったのでよかったです チーム力という点で私はBチームに注目してみました 普段の対戦では多彩な動き華麗な攻撃をする人達で チーム力は優勝できる力を持っていると思いますが 交流戦の試合形式で緊張感のある戦いにおいて 今一力を発揮できていなかったように見受けられます 今回はお忙しい中24人も集まっていただきありがとうございます これを励みに今後の配信もがんばっていけそうな気がします また次回やるようなことがあればよろしくお願いします PSサブカメラマンの毛蟹さん、ホストのみしゃさんありがとうございました 2人のおかげで私も楽しく参加させて頂きました 名前 コメント
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東京の夜は輝きに満ちている。 街頭に掲げられる看板には見る者の目を灼く多彩色のネオン。 アスファルトの路面に列を為して交錯する車両のライト。 森の如く密集して聳え立つビル群のトーチ。 日中に通り過ぎた雨の雫は、それら全ての人工光沢を乱反射し、未だ湿り気を残す街に多様な色彩を滲ませていた。 広がる夜景の下へ、降りるほどに深く、明るく。 まるで宝石を混ぜ合わせて作った渦のように。 霊長の創り出した星の煌。 人類史の繁栄を映し出す焔。 確かな輝きは此処に。 たとえそれが、複製された世界の内側だったとしても。 「――――――――――」 界聖杯によって象(かたど)られた偽の都。 渦巻く地上の光の及びきらぬ高度にて、その歌は流れている。 街ゆく人々は気づかない。 その舞台は地の雑踏より遥か高く、そして地の騒音に比べれば、小鳥の囀りの如き小さな声であったから。 「――、――――、―――――」 言葉ですらない。 小さな、小さな、それは鼻歌であった。 誰に向けられたものでもない、昂ぶる感情に乗せたハミング。 それは少女の、歓喜の歌だった。 「――――」 歌は夜空を旋回していた。 天の雲に至るほど高くはない。 しかし街頭の光に比べては遥か上方、その歌は、ビルの屋上を駆けていた。 羽ばたく鳥達には聴くことが出来た。 駆け行く歌、舞い踊る彼女の靴の音を。 ぱしゃり、ぱしゃり、ぱしゃり。 屋上の溝に溜まっていた水溜りの、それは弾ける音だった。 通り雨が残した僅かな痕跡を、少女の靴は意図して踏みつけ、また次の水溜りに足を伸ばす。 雨の日にはしゃぐ子供のように。 『水溜りしか踏んではいけない』と定めた遊びのように。 そして事実、彼女はまだ子供と呼べる年齢で、しかしその動きは、普通の人間のそれを逸脱していた。 一つのビルの屋上にある水溜りを全て踏み切ると、勢いそのまま隣のビルへと飛び移り、また水溜りを蹴って蹴って、次のビルへ。 まさに軽業。地上200メートルを超える高さで行われるパルクール。舞い踊る速度は増すばかり。 自然に考えて、いつか限界が来るはずだった。 「―――ああ」 そも行っている行為が危険極まりなく、更に「水溜りしか踏んではならない」という縛りを課している。 しかしそれでも、少女のスピードは増すばかり。広大な面積を誇るビルの屋上、平場に水溜りが一つしか無かったとして、彼女は一歩で踏破する。 そして今、水溜りの存在しないビル一つを、少女の足は軽々と飛び越えて、2つ隣のビルの水溜りに着地してみせた。 「ああ――楽しい――!」 右へ左へ無軌道な動きと同様に、踊りのジャンルもまた自由に形を変えていく。 バレリーナのように繊細な動きで水溜りに足を浸けたと思えば、ストリートダンスのような奔放さで泥を蹴り、スケートジャンプの如くに回転して宙に身を投げた。 けれど舞う少女に、踊るという意識は無い。 ただ動きたいように体を動かすだけ。衝動のままに夜景の上を泳ぐだけ。 開放された喜びを、全身で歌い、解き放つだけ。 空を往く小鳥達は聴くことが出来た。 少女の歌、少女の靴音、そしてもう一つ。 はらり、はらりと。 ページを捲る微かな音。 摩天楼のステージで舞い続ける少女の行く先々、常にその音はあった。 闇に目を凝らせば、かすかな影があることも。 「――――」 少女の進行方向に、現れ消えを繰り返す。 影は、一冊の本を開いて佇む、男の形をしていた。 「アサヒ」 その男、従者は名を呼ぶ。 「アサヒ、今夜はここまでだ」 己を呼び出した主の名を。 「――――ん」 ぱしゃりと。 水溜りの上で、少女はやっと動きを止めた。 くるっと一回転して振り返ると、やはり男は彼女の傍に立っている。 擦れたスニーカーがもう一度だけ泥を弾く。 回転の慣性に従ってぱらぱらと、少女の銀髪が風に流れた。 天真爛漫に輝いていた瞳から光彩が失せ、溌剌としていた表情は冷たく透明に色を落とす。 少女は主(マスター)。 「あ、もう時間っすか……盗賊(ハンター)さん」 少女の名を、芹沢あさひ。 ◇ 男の名を、クロロ=ルシルフル。 「絶対量に個人差はあるが、体内に保持できるオーラは有限だ。使い果たすと疲労で動けなくなる」 男は従者(サーヴァント)。彼の目には、あさひの状態が克明に見えていた。 小柄な身体から立ち昇る生命エネルギーは全身を覆うように留まり、隙間なく纏う鋼の鎧と化している。 生半可な物理攻撃では、今の彼女を傷つけることはできないだろう。 それは念能力の基礎的な技術の一つ。 纏(テン)、という。 「更にもう一つ、ここから先は他の主従のテリトリーだ。不用意な侵入は分の悪い交戦に繋がる。 成り行きの師としてだが、忠告はしておこう。今日はもうアジトに戻れ」 念能力。 体から溢れ出すオーラと呼ばれる生命エネルギーを操り、自在に使いこなす力。 摩天楼を無軌道に泳いできたそれは、あるいは少女にとって修練でもあったのか。 蓄積した疲労によって減じた彼女の生命力(オーラ)はしかし、それでも渇望を顕にしていた。 まだやりたい。もっと、もっと、もっと。活発に。貪欲に。 知りたい。学びたい。このチカラをモノにしたいと。 「う~~~ん、でも、なんっかまだ違うんすよね~!」 少女は首をかしげ、両目をぎゅっとつむった。 「もうちょっと、もうちょっとなんすよ!」 髪の毛をくしゃくしゃとかき混ぜながら悶えている。 自分の内側の齟齬を上手く伝えられない事が、酷くもどかしいようだった。 「もうちょっとで、なにか掴めそうな気がする……」 そして男にではなく、自分自身に語りかけるように冷えた声で言って、あさひは動きを止めた。 次第に表情が消え、目から光沢が消え、深く深く自己に埋没する。 それは絶大の集中だった。 「"発"の感覚に納得がいかないか? 会得しただけでも充分に驚くべき成長だがな」 クロロは表情を変えず平坦に話しているが、それは念を知るものが見ればまさに驚嘆するべき事実だった。 纏(テン)、絶(ゼツ)、練(レン)、そして発(ハツ)。 二人が初めて出会ったのは数日前のこと。たったの数日で、あさひは念能力の基礎四大行を習得していた。 精孔を強制的に開く必要もなかった。 念という概念の説明と、たった数時間のイメージトレーニングのみで彼女は全身を流れる生命力(オーラ)の感触を掴んだ。 それは天性の感覚。生まれ持った第六感。つまるところ、彼女には絶大なる才気があった。 以降、従者であると同時に念能力の師として、クロロは少女に知を授けた。 彼にとってそれは単なる暇つぶしであると同時に、開戦に至るまでの準備でもあった。 「う~ん、やっぱりもう一周! さっきの所、もう一周だけやりたいっす!」 じたばたと動きながら両手を合わせて言う少女に、クロロは少しだけ考えてみる。 出会って数日の付き合いだが、こうなったマスター兼弟子が聞かない事はよく分かっていた。 よって、もう一度手元の本を開き、視線を落とした。 「一周だけだ」 「やった!」 一転、満面の笑みを浮かべて、少女は再び夜天に身を躍らせた。 「盗賊(ハンター)さん、これからどうするんすか?」 後方のビルに飛び移った後、あさひは身に纏うオーラを消し、"絶"の状態で水溜りを踏んでいく。 「オレは従者(サーヴァント)にすぎない。方針を決めるのは主人(マスター)のお前だろう、アサヒ」 クロロはやはり、彼女の向かうビルの屋上に佇んでいる。 偽りの東京を吹き抜ける風が彼のコートをなびかせ、ひとりでに本のページを捲った。 「でもハンターさんも、やりたいことがあるから、ここに来たんすよね?」 さり気なく、しかし核心を突いた問いにクロロは微笑を浮かべていた。 召喚に応じた従者の願望。 それをあさひは『やりたいこと』と言った。『叶えたいこと』ではなく。 「いい勘してるよ」 水溜りを全て踏切り、あさひの全身から急激にオーラが放出された。 "練"の勢いそのままに屋上の平場を蹴ったその跳躍は、棒高跳びの世界記録を超えている。 「選択肢を示してやることは出来る。例えば、死なないように立ち回って、元いた世界に帰るように努力する、とかな」 それは、あさひの出自であれば順当な方針だったのかもしれない。 超常の殺し合いからの逃亡。 逃げ回り、戦闘を避け、生き残ることだけを目的とする。 そして在り来たりな日常への、素晴らしい平和な毎日への、帰還を目指す。 「はは――それ、すっごくつまらなそうっす」 けれど男は、今の彼女であれば、そう答えることを知っていた。 「……だろうな」 だから微笑を消して、滔々と目的を語り始めた。 「願望器――聖杯。それをいただく」 多くのサーヴァントにとって前提条件でしかないことを、彼は目的であると言った。 どんな願いでも叶えられるという、聖杯。 それは天上にあるのかもしれない。 それは地平にあるのかもしれない。 世界が聖杯の内側にあるのなら、それは世界そのものを掴む行為かもしれない。 魔法。 願望器の齎す奇跡。 聖杯を掴む栄誉。 男にとってはどれも、さして興味がない。 ただ、それが名をもつ宝であるのなら。 欲しい。 クロロは盗賊であるからだ。 「なるほどっす……でも――」 そして、やはり少女の言葉は、まっすぐに核心を捉えていた。 「それだけっすか?」 「勿論、違う」 徐々に勢いを強める風が、クロロの持つ本のページを捲っていく。 サーヴァントになると同時、昇華された一つの能力。 盗賊の極意(スキルハンター)。 彼が生前為した悪行、あるいは偉業の全てが、今はそこに残されていた。 幻影旅団(クモ)。 かつて彼と共にあった仲間たちの記憶(ネン)もまた。 「この世界には、様々な平行世界から英霊が集うという」 数多のサーヴァント。英雄、豪傑、神格の勇者。 そしてクロロのような反英雄まで招かれる。 その力量、性能、目的は様々だが、彼らに一つ、共通して言えることがある。 「どうやら英霊ってやつは、宝をもっているらしい」 ――宝具。 彼らの誇る伝説の象徴、物質化した奇跡。 それが今、この場所には、大量にひしめいている。 ならば盗賊のやることは決まっていた。 「全部だ。この世界のお宝、丸ごとかっさらう」 聖杯など、終着点でしかない。 「それがオレの、やりたいことだ」 「…………」 あさひは暫く答えなかった。 夜景の上、逆巻く風の中、舞い踊る全身の躍動を制御しながら、ぽつりと一言、こぼすように笑った。 「それ……面白そうっすね」 男は実像を解き、霊体として空間に滲んでいく。 もうすぐ、少女の舞いは終わるだろう。動きから迷いが消え、境地に至ろうとしている。 「アサヒ。勝ち残りたければ、マスターとしてオレを上手く使え。いや、あるいは――」 その言葉はもはや誰に向けられたものでもない、独り言だ。 再び少女が誰の声も届かぬ、極度の集中状態に入ったことを、彼は知っていたからだ。 「あるいはオレが、お前を上手く制御(プロデュース)する必要があるか」 ◇ 小鳥の歌が空を旋回する。 「――、――――、―――――」 少女のハミングはラスサビに差し掛かり、夜の舞踏はフィニッシュを迎える。 「空も飛べそう―――」 あさひは本心からそう思った。 頬を撫ぜる空気が気持ちいい、はためくシャツの感触が愛おしい。 星の天蓋は広く、宝石の街を見下ろすような、開放された視界が楽しくて楽しくてしかたない。 「こうかな、違う、きっと……こう!」 自然に身を任せるように力を抜いて足を泳がせると、驚くほど簡単に本質を掴めた。 分かってしまえば、当たり前のように成功した。自分の思う通りにオーラが動いて足に乗る。 まるで翼が生えたみたいに自由だった。 「やった! ほら、できたっすよ! クロロさん!」 嬉しくてつい、呼ぶことを窘められていた真名を叫んでしまったが、それすら既に思慮の外。 「はは―――!」 蹴り足を浸す水溜りが、あさひの"練"にさらされる。 街路樹から屋上まで風に巻き上げられた一枚の木の葉が、水面に浮かんでいた。 念能力の系統を知るための一般的な方法で、同時に"発"の修行法でもあるそれは、水見式という。 くるくると元気よく回転する葉の動きは最初、『操作系』を表す変化に思われた。 しかし、 「あはははっ―――!」 次第に、水の色が変わっていく。 映す夜空を反転させたような、淡いブルーへと。 そして、葉の形状も少しずつ、削いだ刃のような、異形の翼のようなフォルムへと。 他の系統に当てはまらない『特質系』の変化は、彼女が触媒なくクロロ=ルシルフルを召喚した縁の証明だった。 「できたっ!」 嬉しくて楽しくて、今はただ笑っている。 だけど、彼女が気づくまで、あとどれ程の時間があるのだろう。 もっと、できるようになれる、ということに。 今駆ける場所、屋上という、世界の狭さに。 きっと、気づくまでの時間は幾ばくもない。 そうすると次に、翼を得たとして、どれ程の時間が掛かるのだろう。 見上げる空の世界の狭さ。それに気づいたら次は。 宇宙の矮小さに気づいてしまえば、次は。 もっと、もっと、もっと。できるようになれる。なりたい。 底しれぬ探求。善悪倫理に縛られぬ興味の源泉。果てのない好奇心。 それらが決して、彼女を満たさない。立ち止まらせない。 次へ、次へ、加速する好奇心(よくぼう)。 一つの場所に執着などない。 たとえば手に入れた宝をひとしきり愛でた後、飽きたら存在すら忘れてしまえるように。 ならばこの力は、与えられるべきではなかったのかもしれない。 人の能力を超えていなかったことが、危うい少女を人に留めていた枷だったとすれば。 今、彼女の中に響く声がある。 それは過去か、異なる世界か。 ―――あさひ、駄目だ。それを手放すんだ! 俺の話を聞いてくれ! 今にも彼女の中から消去されようとしている、微かな声だった。 ―――約束したじゃないか……。これからは人間として一緒に暮らすって。 あるいはそれこそが、彼女を人に押し留める、最後のか細い糸だったのかもしれない。 ―――そのために、大きな家も買ったんだ。たくさん踊れる広い庭も……。 そんなの、なんて、つまらないんだろう。 その思考を最後に、小さな声は彼女の中から永遠に途絶えた。 糸は、あっけなく千切れた。 ここは遍く多次元宇宙を飲み込んだ世界。 出会うべき仲間に出会えなかった世界。 届くべき言葉の届かなかった世界。 今日の手は空を切り、されど翼を与えられし世界。 そうした可能性もまた、膨大なる平行世界のどこかには存在している。 くびきから解放された少女。 彼女に与えられた役(ロール)は悪の怪人。 いや――悪の盗賊。 「今のわたしは、なんだってできる――」 まだ見ぬ未来への期待、最大の高揚感と共に、あさひは今宵最後のステップを踏んだ。 水溜りに浮かぶ葉、異形の翼が、水面を離れて舞い上がる。 「ああ――楽しい――!」 【クラス】 ハンター 【真名】 クロロ=ルシルフル@HUNTER×HUNTER 【ステータス】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具E~EX 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 念能力:B 盗賊(ハンター)のクラススキルであり、オーラと呼ばれる生命エネルギーを操る。 魔力量のプラス補正に加え、D~Cランク相当の対魔力(纏)と気配遮断(絶)を持つが併用は出来ない。 陣地作成:C 生前旅団を指揮した経歴からスキルを所持している。自己の陣営にとって優位な陣地(アジト)を作り上げる。 【保有スキル】 直感:B 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を感じ取る能力。 視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 盗賊のカリスマ:A 軍団を指揮する才能。 とりわけ、数の大軍勢よりも質の少数精鋭。 曲者揃いであった幻影旅団(クモ)の団長として、クロロの統率はその方向に際立っている。 コレクター:B- 価値あるものを蒐集し、また管理する能力。 アイテム、スキル、種別問わず望んだものを手に入れる。 ただし彼は既に手に入れたものに対する執着が薄く、興味を無くせば簡単に売り払ってしまう為このランクに留まる。 【宝具】 『盗賊の極意(スキルハンター)』 ランク:E~EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1 他者の能力を盗み、自分の能力として使用できるという、生前の念能力が宝具として昇華された物。 形状は表紙に大きな手形が描かれた一冊の本。かつて盗んだ能力、そして旅団の団員から借り受けた能力が封じられている。 サーヴァントの宝具として昇華されるに差し当たり、以後に盗む能力の対象は念能力のみならず、他者の宝具に至るまで範疇を広げる。 盗む条件は生前と同じく至難の業である下記の4工程。 1.相手の能力(宝具)を実際に見る。 2.相手に対象の能力について質問し、相手がそれに答える。 3.本の表紙の手形と相手の手のひらを合わせる。 4.1~3までを1時間以内に行う。 奪った能力は元の使い手が死亡すると本から削除され使えなくなるが、死後強まる能力は削除されることがない。 能力の発動条件は、使う能力を封じたページを開いた状態にすること。 本に付随する栞である『栞のテーマ(ダブルフェイス)』を使用する事で、2つまで能力を同時使用できる。 また栞を挟んだページの能力は本を閉じても消えないため、1つの能力を両手で行使することも可能。 団員達の能力は『栞のテーマ』と同じく『盗賊の極意』に付帯する宝具の一部とする。 【人物背景】 悪名高き盗賊であり、賞金首揃いである幻影旅団の団長。 額に十字の刺青を刻む壮齢の男。常に何らかの本を持ち歩き、背に逆十字の描かれたコートを纏う。 髪型は基本オールバックにしている事が多いが、下ろしていることもあり、醸し出される年齢の雰囲気は一定しない。 全員が念能力者で構成されていた旅団の戦闘能力は凄まじく、その主な活動は窃盗と殺人、稀に慈善活動。 大量殺人や著しく残虐な行為を平然と行い、冷静で冷徹な判断を下す一方、団員同士はドライながら奇妙な信頼で結ばれている。 クロロもまた冷徹なリーダーとして君臨すれどその思考は特殊であり、旅団存続のためなら団長である己の犠牲すら是としていた。 彼は霊魂を信じ、死後の仲間を想い、果てにサーヴァントとして此処に召喚された。 旅団(クモ)は未だ止まらぬと証明するように。 純正の英雄からは遠く、社会から排除されることによって、混沌が晴れると信じられた反英雄である。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯をいただく。 その過程で、この世界の宝を盗む。 【マスター】 芹沢あさひ@アイドルマスターシャイニーカラーズ(World×Code) 【マスターとしての願い】 聖杯に至る。 【能力・技能】 念能力。 体から溢れ出る生命エネルギー(オーラ)を操り、使いこなす力。 クロロに師事し、類まれな才能によって、既に基本の四大行を習得している。 特質系能力者。 【人物背景】 芸能事務所283プロに所属する中学生アイドル。 アイドルユニット「Straylight」のセンターポジション。 好奇心旺盛であり、楽しいことを見つけたり、何かに興味をもったら、じっとしていられない。 反して飽きっぽい面もあり、自分の感情にとても素直な性格。 ダンスパフォーマンスやマイクパフォーマンスには天賦の才能があり、小柄ながら見る者を惹きつけるカリスマ性を発揮する。 普段と一転して、物事を突き詰めようとする際の集中力は凄まじく、周りの声が聞こえなくなるほど。 総じて、高い感受性と行動力を併せ持つ、活発な女の子である。 これは、そんな一人の少女の、数多ある可能性の一つ。 【方針】 自分の力を試すように、思うがままに聖杯を目指す。
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―1― 「…うぅ…………?」 ―ある意味、最悪の目覚めだった。 創造主か神か、とりあえずそんな感じの者の『代理人』を名乗る少女が現れ、自分の身体を女にかえたあげくに、着せ替え人形のように散々着替えさせられていた。 ついでに言えば、隣にいたエミリアもかなり面白がっていて、その『代理人』と一緒になって―いや、『代理人』以上に面白そうに同じ事を自分にしていた気がする。 「…………夢だよな?」 そのあたりは妙にはっきりと覚えている事に不安を感じ、なんとなく両手を自分の胸にやる。 ……当然、ふつーの男性の固い胸板である。 「ディン、朝っぱらから何をしておる?」 「っ! ……え、エミィ……あぁいや、なんかすごい夢を見て………」 ……冷静に考えたらばかばかしい。 現実的に考えて、男が女になるなどありえるはずがない。 どこぞの伝説では”そういう効果の”呪いやら魔術もあるとかエミリアが言っていた気がしたが、産まれ持った生物としての『根本』を覆す類の術なので、かなり高度な術式と貴重な触媒を必要とする、とも言っていた。 それ以前に、詳しい方法も伝わっていないらしい。 (……というかコイツなんでそこまで知ってるんだ……) などと思いながら、ディンは訝しげな表情でエミリアの顔を見つめる。 理由としては、色々と魔法について勉強していた時にたまたま見つけた文献だったりする。 「夢、か………もしや、女にでもさせられた夢か?」 「ぶはっ!!?」 図星を当てられ、おもいっきり吹き出す。 「ああいや、私も今朝同じような夢を見てな。 と言っても、させられてたのはお主だけじゃが」 何か言おうとしているものの、全く口から声が出て来ないディンの姿を見て、苦笑混じりにそう答えるエミリア。 だが、”見ていて面白い”夢ではあったらしく、どちらかというとおかしくて笑っているという要素の方が、その笑みには多く含まれていた。 「ま、夢は夢じゃ。 あんなもの、現実で起こるわけがあるまい」 「……」 妙に鮮明に記憶にある夢の情景。 他のぼやけている部分では、昨日別れたティールをそのまま大きくしたような女性も出てきた気がするが、そのあたりはほとんど思い出せなかった。 「それよりも、エメトとの戦闘でカバンが破れていたようでな、アイテムを色々と落としてしまったようじゃ」 と言って持ち上げたバッグの底の辺りは、ぽっかりと大きく穴が空いていた。 残っているのは包帯が少しと地図くらいなものだ。 「……まぁ、それはしかたないな……あんなバケモノ相手で命があっただけでも拾いもんだ」 「うむ……ティールに感謝じゃな……あやつ、間違いなく私達よりも強い」 「……ああ、そうだな」 『魂の炎』と『魔龍の血』の力。 彼女が持っているその二つの能力は、自分達では決して手に入る事のない強大なもの。 ただ、別れ際に”まだ身体が力を受けいれてないみたいだから、全力で戦おうとすると全身に激痛が走る”と言っていた。 ……『過ぎた力』は、ムリに使えば自身の死をも招くということだろう。 それは、世の中そこまで都合よくいかない、という事を体現しているかのような一言だった。 しかしそのあたりをしっかりと理解して、自分で力をセーブできているというだけでも、大したものである。 だがそれを考えると、彼女の『表面的な全力』ではなく『肉体の限界を無視した全力』はどの程度なのかも少し気になっていた。 「ディン、どうしたのじゃ?」 この話を聞いたのは自分だけで、エミリアは表面的に『強い』としか知らない。 これはティールの心の深い部分にまで及ぶ事、彼女自身が話そうとしない限り、他人が勝手に広めていい話では無い。 「…いや、別に」 とりあえず、それだけ言って余計な事は口にしないことにした。 「……それより、アイテムがないって事は、補充に戻るのか?」 「そうじゃな。 しかしここまでモノがなくなると……ミナルならばレイスから安く手に入るが、あやつは町から出ないタイプじゃし……」 「ちょっと前にあいつのとこで補充したばっかだからな。 材料残ってりゃ用意してくれるだろうけど」 「……うーむ」 「 ruby 中央 rt リエステール /ruby なら確実にモノは揃うだろうけど……まぁお前に任せるよ」 そこまでディンが言うと、少しの間悩むような姿を見せたエミリアだったが、数十秒ほどたった頃に、決心したように顔を上げ、再び口を開いた。 「ミナルに戻る。 目的の物(エメトの欠片)は手に入ったわけじゃし、こいつの正体のくらい、レイスの耳に入れておきたい」 「……そうか。 まぁアイツもその石には興味持ってた感じだったからな」 基本的に、レイスというクリエイターはどちらかというと製薬関連に専門的なのだが、鍛冶や他の事にも多少は精通している。 それゆえに、エミリアほどではないにしろ、珍しいアイテムに対しての興味は多少なりあるようだった。 「よし、そうと決まれば善は急げ。 ミナルに向かうとしよう」 「そうだな。 だが、とりあえず出発は朝飯を食ってからだ」 腹が減っては戦は出来ぬ、昔から言われる、ある意味もっとも的を得た言葉であった。 <<前へ 次へ>>
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ケンがなるみを貫いた晩の朝方。 まだ薄暗く、冷たい風が吹いている。 地面には裸のまま幸せそうな表情をして横たわるなるみ。 すでに顔は青白く冷たくなっていた。 脇には悲しそうな表情でなるみを見つめて「おすわり」をしているだいすけ。 時々なるみの首や腕に頬を寄せてみるもののすでになるみが{モノ}になってしまってい ることはよくわかっていた。 ズズ、ッズザアァ 二人に近づく怪しい人影。 近づいてくるにつれてまだ出始めたばかりの太陽によりシルエットがみえてくる。 「ショウ・・・ヘイ??????」 小首をかしげながら呟くだいすけ。 さらに近づいてくるとその顔がはっきり見えた。 その顔を見た瞬間なにかを感じたのかだいすけは 「グウルルルッルルッルウルウルゥゥァァアアアアアアアアア!!!!!!!!!」 と叫んだ。 だかその人物は全く物怖じすることなく」だいすけに近づいてきた。 「ルルルルルルッルゥゥゥッゥウウヴァヴァヴァvァァァァアアア!!!!!!」 咆哮をあげながら噛みつこうとするだいすけをヒョイッとかわすとすぐさま後ろに回り込 み目にもとまらぬ早業で中指をだいすけの肛門に「ジュッポン」と差し込んだ。 「ごろろろにゃおおぉっぉぉ~~~ん♪」 先ほどまでの凶暴さが嘘のように目をとろんとさせ仰向けになり犬のように腰を横に振る だいすけ。 「わかっているな」 男がだいすけにそう言うと 「をぉぉおをん!」 と一声あげてなるみのもとへ近づいて行った。 だいすけは脛毛をヴァッッッッッチョヨォォォォォオオンとぶち抜くと自らの肉棒にヴァ ッササヴァサとにまんべんなくふりかけた。 するとどうしたことでしょう。 脛毛に反応したのかだいすけの肉棒全体から黒く細長い無数の触手が生えてきたではあり ませんか。 だいすけはケンに昇天させられたなるみの死骸の股を開くと 「きょおおおおおぉぉぉっぉぉっぉおぉーーーー」 と絶叫して触手をなるみの11の穴という穴すべてにすべりこませた。 ドッッッッッッックン ドッッッッッッックン ドッッッッッッックン ドッッッッッッックン 触手を通しでてなるみに送りこまれる{ナニカ} 一時間もするとだいすけのソレらは果てたのか地面におちて黒くすすけた塵になった。 フフフッフ。よくやったペチンガーよ。 ご褒美だ。」 そういって男は目にもとまらぬ速さで自らのナニをしごき自分の口へ発射した。 モッキュモッキュ …と味わい口の中でゆっくり廻すと ぶっっっっぐちぃゃあぁぁぁ だいすけに吐きかけた。 その量実に20リットル。 その精子の海で嬉しそうにはしゃぐだいすけ。 「ンッ…、こ…ここは…」 バッチョヨヨョョォォォォォン バタッ 起き上がったなるみに容赦なくローキックをあびせる男。 「フフッフフッフ。これで起き上がれば完成だな。」 そう呟き男は二人を尻目に立ち去っていった。 ~~~ 「はぁっはぁっあっ///」 ガッキーの性器とアナルの間の皮膚をぶち破ると前立腺を引っこ抜いたしょうへい。 「いっっったあっっっっっいっ//」 叫ぶガッキーに目もくれず前立腺をしゃぶりつくすしょうへい。 「はあっはあはあはあっはああああぁぁぁぁぁンッッッ」 ブッシャアアアア 尿が出たと同時に起き上がるガッキー。 「あっあっあっ。 またあの夢か… 普通ならここで精子がでるらしいんだけどな…」 きっと昨日の出来事のせいだろう。 そう… 佐紀に襲われた、あきのりは何とか佐紀から逃れて、どうすればいいか考えた。 そしてあきのりは決めた 佐紀のAlready of nothing golden ballを手に入れることを… そして自分が性の支配者になるということを たが今あきのりは悩んでいた。 どうやって左紀のAlready of nothing golden ballを手に入れようか 全く考えが思いついていなかったからだ。 とりあえず、街に出て気分転換しよう… そう思い、あきのりは寝室で、すやすや眠る翔平たちに目もくれず颯爽と家をでた。 「はぁ~ 出てきたものの… 何もないや…」 そう呟き、重い息を吐きながら公園のベンチに腰をおろした。 ザッ…ザッ 顔をあげると、そこにはチャラチャラしたヤンキーたちがこちらにガンを飛ばしながらせ まっていることに気付いた。 何も考えずただボーッと彼らを見つめるあきのり。 彼の細い目はハタから見ると、まるでメンチをきっているのかのように見え、それにまん まと反応したヤンキーたちはあきのりの胸ぐらを勢いよく掴んだ。 「おぃ、にぃちゃん、 ここらはワシらのシマなんや 何、デカイ態度とっとるんやぁ?えぇ!!?」 あきのりの顔にツバと怒声を飛ばす。 「(はぁ~ めんどくさいのに絡まれちゃったよ…)」 あきのりが冷淡な表情を続けたことがヤンキーをさらに煽り、 ついにあきのりは顔面に鉄拳を食らった。 あぶぶらっべっつだばっ!!! 勢いよく吹っ飛ぶあきのり。 「なんや こいつ、大したことないなぁw いいか? 二度と人様のシマで でけぇツラすんじゃねぇぞ!! みんな、いこか」 そういってヤンキーたちは、自前のタラコ唇を一層膨らましたあきのりを残し、その場か ら帰ろうとした。 「ちょっと待てよ…」 「あぁ?…」 あきのりは、自分で何を言っているのよくかわからなかった。 向こうは見るからにケンカ慣れをしていて、尚且つこちらは数的不利な状況。 勝ち目はまったくない… しかし、 あきのりの心の奥底に潜む「何か」が体を奮い立たせていた。 「何か、言ったか?にぃちゃん…」 あきのりは砂で汚れた服をハタきながら、立ち上がった。 「…… ……ブッ犯す…」 ボソッと呟くと、あきのりはヤンキーの群れへと勢いよく突っ込んだ!!! ゴバッ!!バギッ!! ズブンッ!!! ガッ!!ベシッ!! バンッ!!ゴンッ!! 次から次へとヤンキーどもをなぎ倒してゆくあきのり。 我を忘れたかのように、ただ黙々と目標を殴り潰してゆく。 ついに最後の一人となった。 「なんや…ハァ…ハァ にぃちゃん…すこしゃぁ、できるみたいやな… だが、俺もこないとこで落ちるタマちゃうんやぁぁぁあああ!!!」 そういって飛びかかる最後の一人を軽くあしらうと、トドメの一撃を食らわせた。 目の前に横たわる無数のヤンキー。 そして、あきのりは所々、赤く染まった自分の拳をただ黙って見つめていた。 「…スゴい…… スゴいぞ……」 遠くで、そう独り言を呟く一人の男がいた。 「彼…… 誰かを殺したい… 何かを奪いたい… そんないい目をしている… ずっと私がさがしていたもの… フフッ…フフフッ…」 我に戻ったあきのりはとりあえず帰宅することにした。
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(無題) ある朝、私、上条当麻がなにか気がかりな夢から目をさますと、自分がベッドの中で一人の女の子に変わっているのを発見した。俺はマシュマロのように柔らかい胸を上にして、あおむけに横たわっていた。頭をすこし持ちあげると、はだけた水色のパジャマの隙間から、処女雪のように汚れの無い白さをたたえた腹部、申し訳程度に添えられたヘソが見える。ソフトボール大に膨らんだ胸部の大きさにくらべて、手足と腰回りはひどく細かった。「これはいったいどうしたことだ」と俺は思った。夢ではない。見まわす周囲は、若干装飾が変わっているとはいえ、とにかく俺が住む普通の学生寮、自分のいつもの部屋である。寝ぼけた頭に情報がなだれ込み、脳の処理が追いつかない。昨日は普通に登校し、授業を済ませ、特売に参戦し、ご飯を食べた。夜の十時過ぎにはいつも通り風呂場で寝たハズだ。特筆すべきことも無かったし、それに第一『男の上条当麻』がとった行動のハズだ。…待てよ。理解不能な状況の中、さらに強い違和感が俺を襲う。……どうして俺は『自分の部屋で寝ている』んだ?インデックスが住み着いて以来『夜は風呂場で寝る』と決めたハズだ。『一緒に寝てもいいんだよ』という、干天の慈雨すらも断ったハズだ。緋村剣心が立てた『不殺の誓い』の如く、頑に守り通してきたハズだ。それだのに、これは一体どういうことだ。呆然としたまま薄暗い部屋の天井を眺めていると、隣で何かがもぞもぞと蠢いていることに気がついた。掛け布団は蠢く何かに合わせる様に形を変え、もごもごと起伏が変化している。隙間から、白くか細い腕が伸びており、何かを求めるように辺りを探っていた。その指先が俺の指先に触れ合ったかと思うと、いきなり手首を掴まれ、ぐいと布団の中へ引き込まれた。布団の中は真っ暗で、妙に生暖かく、柔らかいものに触れたのを感じた。何が何だか分からないまま暴れていると、掛け布団がベットの傍へずり落ちた。薄暗い部屋の中、隣で蠢いていた何かが起き上がった。目を凝らして凝視すると、「……おはよ、当麻」莞爾と笑う、一糸纏わぬ御坂美琴の姿があった。 ベットの傍に置いた携帯電話が、不快な電子音をがなり立てている。寝ぼけた頭脳に、延々と鳴り響く電子音が突き刺さる。思わず叩きつぶしたい衝動をこらえる。携帯を開いてみると、通常の待ち受け画面で『6:05』という時刻が表示されていた。電話をかけるには、いささか無礼な時刻である。尤も『この業界』に無礼もしきたりもへったくれもあったものではないが。…待てよ。俺は違和感を覚えた。……どうして『通常の待ち受け画面のまま着信している』んだ?また下らないことが起きるのであろう。俺の経験と直感が警鐘を鳴らしている。一旦落ち着く必要がありそうだ。俺が缶コーヒーを飲んでいる間も、携帯は延々と電子音を轟かせていた。尋常ならざる状況に、いよいよ危機感を覚える。緑色の受話ボタンを、深く深く本体へとめりこませた。「こンな早くに何だ、何だよ、何ですかァ?お宅は常識ってのをご存知なンですかァ?」『電話は3コール以内にとるのが常識な筈だが、そちらこそ常識を知っているのか?』「生憎こンな時間に電話をかけるような『非常識』な連中の『常識』は忘れちまったンでねェ」『それは済まなかった、無礼を詫びよう』謝罪の言葉を口にするが、一片たりとも感情の籠っていない声だった。その声は、男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも聞こえた。男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも聞こえる声は、尋ねる。『君は幻想殺し・上条当麻を覚えているか?』忘れるはずはなかった。『絶対能力』になろうという俺の『幻想』を殺した張本人だ。ロシアでも俺の前に立ちふさがり『ヒーロー』とは何かを体現した男だ。「あァ。色々とお世話になったもンでねェ」『では、その上条当麻は男だったか?』こいつは何を言ってるんだ?上条当麻は男に決まっているではないか。しかし、受話口から放たれた言葉は驚くべきものだった。「てめェ、ふざけてンのかァ!?」『非常に興味深い「参考文献」が手に入ってね。是非とも実験してみたくなったのだよ』「……何の為だ?」『知的好奇心の暴走とでも言おうか。それに今回の実験は君にとっても非常に有益なものとなるはずだ』「……どォいうことだァ?」『それを言ってしまってはつまらないだろう?』「くそったれが!」舌打ちをし、悪態をつかずにはいられなかった。こんなことがあっていいのか。こんなことを『知的好奇心』の一言で済ませていいのか。俺が焦燥にかられていると、『君が「もうひとつのベクトル」を操ることが今回の実験の鍵となる。健闘を祈るよ』そう言って電話は切れてしまった。携帯を眺めると、いつも通りの待ち受け画面が表示されているだけだった。呆然としたまま、携帯を強く握りしめた。しかし、呆然としている暇はない。とにかく今は『ヒーロー』いや、『ヒロイン』に会わなくては。 第七学区にある窓の無いビル。培養液にひたされた巨大なビーカーの中には、男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』が浮かんでいる。『人間』は、巨大なビーカーの前に浮かぶ画面を見る。そこには「ら○ま1/2」が映っていた。『人間』は、にやりと不敵に笑い、ひとりつぶやいた。『私だって「人間」だ。息抜きをしたくなる時もある』『楽しませてくれよ。幻想殺し、一方通行、そして超電磁砲』
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松崎しげる 松崎しげらない
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これも最初からあったガイドです @wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ コメント ニュース 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
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