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[無限の対話]教皇 タイプ テクニック 必要コスモ 14 初期攻撃力/防御力 3480/3740 初期総パラメータ 7220 最大攻撃力/防御力 8700/9350 最大総パラメータ 18050 必殺技 無限の狂気 効果 全タイプの攻守 大ダウン 【解説】 アテナの代行者として聖域を治め、地上に平和をもたらしていた絶対の存在。次々と十二宮を突破する青銅聖闘士たちを前に驚き、焦りと苛立ちを隠せない教皇は、自らの中に残った善の心の写し身と対話する。 [無限の対話]教皇+ タイプ テクニック 必要コスモ 14 初期攻撃力/防御力 4176/4488 初期総パラメータ 8664 最大攻撃力/防御力 10440/11220 最大総パラメータ 21660 必殺技 無限の狂気 効果 全タイプの攻守 大ダウン MAX覚醒時 初期攻撃力/防御力 5916/6358 初期総パラメータ 12274 最大攻撃力/防御力 12180/13090 最大総パラメータ 25270 【解説】 アテナの代行者として聖域を治め、地上に平和をもたらしていた絶対の存在。ついに十二宮を突破した青銅聖闘士と対峙し、語りかけるその言葉は、今までの行いに比して穏やかで優しさに溢れていた。 「星矢か…よくここまでたどり着けたな…」
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アナルの精霊を出したのち打ち切られる 「サクラテツ対話篇」とは、藤崎竜による日本の漫画作品。 登場人物の名前が哲学者に由来しているのが特徴的。全2巻 あらすじ 巨大なビルが立ち並ぶ都内の一等地・宛内区宛内1-1-1に、周りの風景から取り残されたような一軒の古い家が建っていた。そこに住む少年・桜テツは、その立地条件から高額な固定資産税を払うために、幼稚園生の頃からアルバイトに追われていた。そんな彼に、大富豪の娘・出井富良兎は強い興味を抱いていた。 そんなある日、桜家上空に突然巨大な樹木が現れ、未来人や宇宙人・妖精など、様々な侵略者が次々と桜家の土地を狙い始める。桜家の土地を守るためにテツは侵略者と戦い続けることになる。 概要 藤崎竜が傑作「封神演義」の完結後、ジャンプにて連載開始した作品。CGを使った相変わらずの超美麗イラスト、藤崎竜というネームバリューで連載開始時は人気があったのだが、この時期のジャンプには他作品に駄作が少なかったのと、ギャグ漫画にしてはパンチが弱く、バトル漫画にしてもパンチが弱かったためか、徐々に転落、打ち切りとなった。 しかし、前述した美麗イラスト、封神演義以上に発揮されている藤崎竜独特の世界観、そして、決して面白くないわけではない、という点から、地味に人気がある。藤崎竜が好きな方は一見の価値あり。 余談 その地味な人気のためか、短期打ち切り漫画にしては珍しく、ウィキペディアに専用ページがある。 ■関連項目 ジャンプ打ち切り漫画集
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対話篇 そこの席は空いてるのか? その隣は? ああ、じゃあ、悪いけど座らせてもらう。 あんたも船待ちか? おれもだよ。え? ああ、おれは、大陸まで。 はは。そうだな。遠い旅だ。あんたは? 南の人だろう? ここらは寒くないか? え? そりゃ判るさ。訛りが少しと、顔の色。おれも南出身なんだ。十三の頃には、もう国都で暮らしていたけど、今でも故郷はあの赤い土の上だと思っているよ。風は果実の匂いがした。 ……船は遅れるものだと聞いたが、随分遅いな。 あんたは何をしてるんだ? 徒人じゃない、魔法使いだろう? だけど軍人には見えないな。そうだ。当ててみせようか。 ……役人。違うな。警察ってとこか? いや、あんたの目つきがそれらしいと思っただけだ。おれだって魔法使いじゃない。心が読めるなんてことはない。だいたい、そんな魔法が何の役に立つってんだ? ああ、あんたの魔法も知らないのに、悪かった。おれは頭が悪いんだ。許してくれ。 ……まだまだ時間が掛かるみたいだ。それにしても寒いな。国都だって、そう暖かくはないけど、こんなに寒いことはない。 え? ああ、そうだ。おれは国立学院にいたんだ。あんたも十分鋭いよ。 嘘みたいな話だけど、おれは本当にあそこにいたんだ。今、おれはいくつに見える? 三十。そうか、おれはそんな風に見えるんだな。おれは十九だよ。つい最近まで、あそこにいたんだ。 いろいろあって、ここまで来た。 はは。訊きたそうな顔をしてる。あんた判りやすい人だ。おれの話なんて、そうおもしろいとは思わないが、船が来るまででよければ、聞いてくれるか? おれは十三の冬に学院に入った。生まれたときに光膜が見つかって、それからずっとおれは学院に入るために生きていた。おれの光膜は二層だったそうだ。産婆が卒倒して、そのまま死んでしまったというから、眉唾だが。 おれの母は軍人だった。今も極北にいると聞いている。会ったことはない。淋しいと思ったことはなかったな。父はとても優しい人で、おれを十分すぎるくらい愛してくれたから。本当は春には国都にいるはずだったのに、それが冬まで延びたのは、父がおれを手放したがらなかったからだ。おれを学院の職員に預けて、父は静かに泣いていた。おれは理解できなかったが、父はたぶん、学院に入ったおれが戻らないことを予感していたのだと思う。 恐らくあんたも判っていると思うが、おれは始め軍課生として学院に入学したんだ。おれは十三歳だった。それがどういう意味を持つのか、考えなかったわけじゃない。だけど、おれの故郷は、あの美しい、澄んだ空の街だった。戦うということが、おれには本当の意味で遠いことだった。 近い年の子供たちの中で、おれの能力は群を抜いていた。比べられるものでないとは判っているが、それでも、おれは誰よりも多くの人間を屠る力を持っていた。十五になる頃には、実技では、いつも二つ上の学年に加わって授業を受けていた。ただし、一般課程との合同授業……法学や、哲学では、何度留年しかけたか判らない。三つ下の子供にだって、試験の点数じゃ、負けていたかも知れないな。けど、そのお陰で、おれは自分の力を過信せずに済んだ。おれにはできないことが幾つもあったから。 おれは決して過信はしなかった。それは自負がなかったのと同じ意味じゃない。おれは、いつも、寮の固く冷たい寝台で、母を瞼に描いた。父から話に聞くだけで、見たことのない彼女の姿を、おれは細部に亘って想像した。彼女は北地の薄暗い光を弾く、銀色の長い髪をしていた。強い眼差しをして、髪と同じ色の軍服を身に付けて、美しく微笑んでいた。おれの想像の中で、彼女はいつも微笑んでいた。彼女の魔法は苛烈だった。北の大地に彼女の爪あとがいくつも刻まれているのを、おれは幻視した。彼女は、おれにとって、軍人と同義だった。この国を、人々を守る盾を、おれは彼女を通して自分の中に見ていた。 おれは、学院始まって以来、初めての在学幹部候補生になった。北地へ実戦にも行った。最初は戸惑ったけれど、うまく殺せたとき……陳腐な言い方だが、胸が震えるような喜びを覚えた。確かに、この手で、おれたちの国を守った、そう思った。 おれは、十七歳だった。 彼が、おれの目の前に現れたのは、冬だった。彼は、北方軍部から軍課に送られてきたんだ。そういうことは、多くはないが、あるにはあった。軍用魔法使いは数が少ないだろう? だから、何かやらかしても、死刑にはできない。しかたなく学院に戻して、数年再教育を施してから、軍部に復帰させるんだ。こんなこと、一般課程の法学でも教えないことだと思う。でもおれたちは知っていた。秘密っていうのは、隠せば隠すほど知れ渡る。 だけど、彼が特別だったのは、そのこととは関係がない。 彼は、黒色の髪と目をしていた。青白い肌で、彼が北地の人間であることはすぐに知れた。だけど、あんな色の髪も、目も、おれは終ぞ見たことがない。十三まで南で暮らして、国都へ来て四年、学院を出て一年、一度もだ。あんたはあるか? そりゃあ、そうだろう。あの色は、特別な色なんだ。 おれはすぐに彼に話しかけた。透き通るような瞳が、おれを射抜くように見つめて、 「おれに話しかけるな」 一瞬、おれは何を言われたのか理解できなかった。彼の言葉には強い北地訛りがあった。 内容に驚いたわけじゃない。軍課の魔法使いには気難しいやつが多かったから、そういう台詞には慣れていた。おれは気にも留めず、彼の肩に触れた。 彼の手が弧を描いた。 おれは体術も好きで、彼の動きはよく見切れたが、避けなかった。そういうことが、近付くきっかけになることも、よくあったから。 細い音がして、俺の頬が針でひっかいたような跡を残して血を流した。 彼は蒼白な顔をして口を押さえた。それからすぐに走り出した。おれは当然それを追い、古び、草生した外れの校舎にまで追い詰めた。 「放っておいてくれ」 彼は、薄汚れた重い扉に凭れ、くぐもった声でそう言った。 「厭だと言ったら?」 微笑むと、彼は耐えられないとでもいうように顔を背けた。そのこめかみの色がひどく悪いのに、おれははじめて気が付いた。 「気分が悪いのか?」 「……吐きたい」 おれは、彼を半ば抱えるようにして、校舎の裏の草地にまで連れて行った。背をさすり、えずく彼の涙を拭った。 少し落ち着いてから、近くの川へ水を汲みにいった。落ちていた大きな乾果の殻に満たして戻ると、彼は呆然として座っていた。 「飲めるか?」 「……ありがとう」 それで、おれは、彼が素直な人間であることを知った。 「……本当に、その、ごめん」 乱れた服を直しながら、彼はそう言った。 「血が苦手なんだ。自分でやっておいて、馬鹿だけど」 「そうか。これからは気をつけるようにするよ」 微笑むと、彼は困惑したように、小さく頷いた。 おれは、友人に、鳥の子だと揶揄されるくらい、彼について回った。 彼は、おとなしい人間だった。いつも騒がず、図書室の隅で、おれに判らない本を読んでいた。たとえば? そうだな。キカイって知ってるか? 魔法もなしで、岩のように重いものを浮かせたり、人を一瞬で遠いところへ運んだりする、すごいものだって、彼は言っていた。そんな学術書ばかり読んでいたよ。彼は血と同じくらいに魔法が嫌いだった。 おれは、彼の隣でまどろむのが好きだったんだ。彼の穏やかで薄い光膜はおれを安心させた。彼が、血煙の戦地から帰ってきた魔法使いだということをおれはどうしても信じられなかった。 彼は、静かだった。それでも周りは彼を放っておかなかった。彼の着替えるところを見た級友は、無数の傷が赤黒く彼の背を覆っていたと言った。また、彼の黒い髪は貴血の種族だと言う者もいた。 貴血。 おれたちの間では、割合有名な噂だった。戦地に近い北方の村の因習。軍用魔法使いの出生率を上げるために、魔法使い同士の濃い血を掛け合わせるんだと聞いた。もちろん、悪性の素質も高確率で遺伝するから、畸形が何体も生まれる。だけど、彼らは優秀な魔法使いなんだ。前線で戦っているのは、そうした畸形の魔法使い……貴血ばかりなんだと、脅かし好きの教師がそう話していた。 彼の黒髪は、貴血の証だと、そんなことをおれはちっとも信じなかった。 ただ、冗談交じりに、こんな与太話を聞いたんだと話し、それを彼は黙って俯いて聞いていた。それは、彼の肯定だった。おれは、細く耳に掛けられた彼の髪を見つめた。これほど美しい色が、そうした背徳の子であることは、当然のことのようにも思われた。 「軽蔑する?」 彼は吐息じみておれの名前を呼んだ。うんざりするくらいありふれた音が、彼の舌の上で飴玉のように角を丸くした。あるいは北国の訛りがその効果を増したのかも知れない。 「訊きたいことがあるんだ。どうして、おまえは、ここへ戻ってきたんだ」 おれは彼の問いかけを無視した。彼がどうして生まれたのかということよりも、おれには知りたいことがあった。 彼は、よく夜更けに、苦痛に塗れた顔で呻いた。泣きそうに顔を歪めて、そして泣けずにいた。おれには汗を拭いてやることしかできなかった。おれは、どうしても彼の苦しみを取り除いてやらなければならないと思っていた。 彼の過去が、現在の彼を痛めつけているのだという確信があった。 「教えてくれ。北地で、何があったんだ」 彼は首を振った。おれは、それ以上彼に立ち入る術を知らなかった。 ときに哀願し、ときに怒鳴って、それでも彼は口を割らなかった。ただ、彼の身体の、尋常ではない数の傷が、おれにあらゆる想像を強いるだけだった。 おれは疲労していた。 おれの友人に、向精神性魔法を扱う奴がいた。あんたも知ってると思うが、奴の光膜……本当に、爪の先もないほどの量を、両手にいっぱいの水に混ぜて飲むと、幻覚が見えるんだ。種類にもよるが、そいつのは、意識を自己の精神の深層に潜らせ、閉じ込めて、癈人にする、そういう質の魔法だった。幻覚剤にまで薄めると、過去の記憶が、五感の迫真を持って見られた。おれは故郷の美しい空を、父の声を、夢に見ていた。 おれは、その頃、北地へ戦いに行っては、学院に戻り、その間の給料で光膜を買う生活を続けていた。北地にいるときには、彼と離れているからか、おれは安定していた。学院に戻ったとたん、奴の光膜がなければ眠れないほどだった。それでも、学院を飛び級で卒業し、北方軍部へ行くという選択は頭になかった。彼の傍にいることこそが、至上命題になっていた。 おれは、ある日、その光膜を彼に使うことを思いついた。幻覚状態の彼に問えば、過去を知ることができると思ったんだ。確かに、おれは疲労していた。だけど、今でもおれはあのときのおれを許すことができない。ぶっ殺してやりたいよ。 彼の好きな果実酒に、千倍に薄めた光膜を一滴落とした。 「一杯やろう」 そう誘うことは、よくあった。彼は全く警戒せずにおれから盃を受け取り、口をつけた。 おれは昂奮を抑えられなかった。やっと彼のことを知れる。既に、目的と手段は転倒し、おれは彼の瞳を凝視していた。 彼は、額を押さえた。それから静かに立ち上がり、おれの後ろを通り、出窓に近付いた。おれの部屋は、寮の中でも一番見晴らしの良い、最上階にあった。出窓に足を掛けた彼は、そのまま身体を外へ投げだし、落下した。おれは、ほとんど反射作用のように立ち上がって、同じように飛び降りた。おれの魔法は直接浮遊に関するものではないけれど、うまく調節すれば、落下の速度程度は操作できた。彼のところまで追いつき、彼の身体を抱えて、庭へ緩く着地した。 「何してんだよ!」 おれは彼を怒鳴りつけた。彼はそのとき幻覚を見ているようだった。唇の端から涎が垂れていて、瞳孔が開いていた。 体温の極端に低い手が、おれの背に回された。おれは死人を抱いている錯覚をした。 彼の唇が戦慄いた。 「ころして」 おれは、彼の瞼を閉じさせて、部屋に連れて帰った。 それから、三日は地獄だった。 目を覚ます度に、出窓へ近付くので、両手両足を寝台の柱に縛りつけた。食べ物や飲み物を一切受け付けない、彼のやつれていくのを、おれはじっと見詰めていた。知る限りの治癒魔法の学生を呼び、診てもらったが、誰にもどうなるか判らなかった。 おれは彼を壊してしまったのだと思った。 過去なんてどうでもよかったのに。おれはただ、彼に、安寧を捧げたかっただけだった。なのに、彼の精神を殺してしまった。 おれは幾度自分を殺そうと思ったか知れないが、彼が肉体的に生きている限りは、彼を守るために生きていようと思った。 四日目の朝、暗い部屋の中で、おれを呼ぶ掠れた声が聞こえた。 「……これ、何だよ。外せよ」 おれは彼の手に取りすがって泣いた。 彼は、この三日間のことを何一つ記憶していないようだった。おれは、彼に、果実酒の中毒で昏倒していたのだと言った。 「ついててくれたのか? ……ありがとう」 がさがさに瘠せた唇でそう言われて、おれは、彼のことを愛しているのだと気が付いた。 おれは、翌日から授業に出なかった。 光珠を作っていたんだ。 おれにはもうないから、やってみせることはできないけど、想像してみてくれ。魔法使いなら判ると思う。 光膜を、最大限まで放出する。それを、指先や、どこか一所に集める。それだけ。それを、形が元に戻らなくなるまで続けると、光膜の塊になるんだ。これを作っていた。 おれの父が持っていたんで、知ってたんだ。本当は、量を調整して作って、形見にするものらしいけど、おれは、おれの持つ限りの光膜を使った。何日経ったか判らない。部屋の隅に座って、おれは右手の人差し指の上に、光膜を安定させ続けていた。あるとき、それが、ころりと床に落ちたんだ。それを見て、おれは意識を飛ばした。 次に起きたとき、おれの横たわっている寝台の横に、小さな椅子に腰掛けた彼がいた。彼は、青黒い隈を作って、憔悴しきった様子でおれの名前を呼び続けていた。 おれは、大丈夫だと言いたかったが、声が出なかった。代わりに彼の頬を撫でた。彼はおれの布団に突っ伏して背を震わせた。だけど、そのときおれは、彼がおれの光珠を握り締めているのをみて、心底ほっとしていたんだ。 「どうして、こんなことをした」 「おれは頭が悪いからこんなこと以外に遣り方を知らないんだ」 「おまえは……徒人になってしまって、それでも仕方ないっていうのか」 「仕方ないよ」 「おれは……許せない。おまえを許せない」 おれの手を握り締めて、彼はそう言った。 「それはおまえのために作ったんだ。許さなくてもいいから、持っていて欲しい」 彼は声を上げて泣いていた。 おれは、軍課から一般課程に移籍することになった。体術ができたので、白兵科に慰留されたのだった。おれは、どうでもよかった。彼があと数ヶ月で北方軍部へ帰参すれば、おれも学院を辞め、彼に従って北地へ行くつもりだったからだ。 彼は、罪悪感を覚えているようだった。再三、そんなものは不要だと言ったが、彼は頑固だった。彼は、おれが、過去を知る代償に光珠を差し出したのだと信じ込んでいた。それを知って、おれは卑怯だった。否定も肯定もせず、ただ口を噤んでいた。 彼はおれに過去を話し始めた。皮肉だよ。不要な過程を幾度も経て、ようやくおれは、最初の目的に辿りついたんだ。 彼は、極北の山間の村で生まれた。父母はどちらも軍人で、恐らく兄妹だった。彼にはたくさんの兄弟がいたが、五体満足なのは、彼と長兄だけだった。四つ離れた彼の兄は優秀で、十五で戦地に出た。おれは知らなかったが、北地では、軍課を経ずに光膜の査定のみで戦いに赴く魔法使いが割合いるそうだ。その兄が二十になった頃、彼も北方軍部に召し出されることになった。軍部屈指の魔法使いの弟だということで、鳴り物入りの入営だったが、彼は全く使い物にならなかった。魔法を使って人を殺すのが嫌いだったんだ。彼は殺される間際まで何もせずに突っ立っていた。それを彼の兄が間一髪で敵を撃つ。そんなことが幾度も続いて、軍部は彼を国都の国立学院に送ることを検討し始めた。兄は、それでも彼の力を信じていて、きっと次は恐るべき活躍を成すと言い続けていた。彼は兄のことを好きだった。兄の期待を裏切ることは腸を断つように辛いことだったが、同時に、他人の命を奪うことも、自らに許すことはできなかったんだ。 深い霧の立ち込める日のことだった。彼は、いつものように、ぼんやりと立っていた。そこに、炎の矢が飛んで来た。今度こそ、誰にも迷惑を掛けないところに向かえると、彼はその矢に身体を向けた。 その矢は彼を貫かなかった。代わりに、兄が、血を流して倒れていた。どこに当たっていたのか、そのとき生きていたのか死んでいたのか未だに判らないんだと彼は言ってた。 それを確認する冷静さを、彼は失っていた。 怒りに解放された、貴血の持つべき極大の光膜が辺りを包んで、空気が震え、鳴動した。 一瞬の後、彼を中心に残して、大地は円形に抉れていた。 初めて魔法を、それも最大級の力を使った彼は、数日昏睡した。 その間に、その失われた地上にいた、おれたちの国の魔法使いや兵士が、顔も判らないような状態になって、戻ってきていた。 彼の魔法は、転移魔法だった。彼らは、たった数十人で敵地の只中に転移され、嬲り殺されて帰ってきたんだ。 彼は、正式な罰刑が決まるまで営倉入りになった。 営倉でのことだけは、彼は話さなかった。必要なことだとは思わなかったから、おれは取り立てて訊かなかった。ただ、恐らくあの傷は、その時期に付いたものなのだろう、とだけ思った。 結局、彼に罰刑は下されず、一年後、営倉を解かれた彼は、当初の予定通りに学院へ送られたのだった。それがなぜかは判らない。だけど、彼は、あのとき十六歳だった。軍課を経ず、戦いを厭う子供だった。彼を罰することのできる大人は、極北の戦地にはいなかったんだ。おれはそう思う。 「血が……嫌いなんだ」 話し終えた彼は、そう言った。 「兄は、おれと同じ黒い髪をしてた。だけど、ぐちゃぐちゃになって戻ってきたとき、赤くなってたんだ。おれは、おれを殺してしまいたいと思った」 おれは彼を抱きしめた。おれは頭が悪くて、言葉を知らないから、それ以外にどうしたらいいか判らなかった。おれにはもう魔法もなかったんだ。 「魔法が嫌いなんだ」 「うん」 「死んだりしないで」 「うん」 おれは、一晩中、彼の願いを聞いてやった。 おれたちは、十八歳になっていた。 彼は、もう数週間で軍課を卒する予定だった。 一度、正式な帰営の前に、北方軍部へ挨拶へ行くことになった。おれは当然の顔をして彼についていった。友人の使い魔を借り、冬の空を駆った。 彼は、乗魔がかなりへただった。危なっかしくて見ていられないので、一匹を学院に帰し、おれの操る奴に、彼も同乗することになった。そうして、幾日か予定を遅れて、おれたちは北方軍部に到着した。 赤い旗が何百本も棚引く道のずっと向こうに、本営があった。おれたちは、並んで歩いたが、黙っていた。おれは、この空の下で彼は生まれたのだと、そんなことばかり考えていた。彼は何を思っていたのだろう。おれには判らない。 それは、唐突だった。 鋭い風が一閃した。明らかに魔法による攻撃だった。 おれは失念していた。この北地には、彼の敵は山ほどいるんだってことを。だって、彼は何十人もの軍人を、一時に、最も残虐な方法で死なせたんだ。彼を怨む奴なんて腐るほどいたはずだ。そして、その瞬間、彼は無防備だった。彼の隣にはおれしかいなかったんだ。彼を狙った魔法使いは、全く賢明だった。 おれは、彼を突き飛ばした。腹に燃えるような痛みが走った。 内臓が出ていたような気がする。それくらい、見事に腹が裂かれていた。はは。そんな顔しないでくれよ。おれは死ななかったんだから。 でも、そのとき、彼は、激昂していた。 いやな予感はしたんだ。おれは、うまく動かない手で彼を止めようとしたけど、届かなかった。次の瞬間には、辺りは真っ白になって、そして、消えていた。貴血の魔法の強大さを、おれは知っているつもりでいた。だけど、そんなものじゃなかった。何か、もっと圧倒的な力だ。 おれは、そのときはじめて彼のことを恐ろしいと思った。 気が付くと、本営のあった辺りまで果実の皮のように地面が捲れ上がっている、凄まじい景色の中で、おれと彼は二人でいた。 おれたちには帰る場所がなかった。北方軍部を吹き飛ばしたんだ。戻ったところで、死ぬだけだった。 おれたちは、おれの腹の傷が癒えるまで、山間を転々として暮らしていた。一年掛かったけど、死ななかっただけ儲け物だ。 彼……彼は、もう魔法使いじゃないんだ。 二度、限界を超える力を使ってしまったからなのか、光膜が失われた。おれたちは、徒人になった。あれほど魔法を疎んでいたから、さぞかし喜ぶだろうと思ったら、彼は少し淋しがっているんだ。彼と、彼の兄は、髪の色だけじゃなくて、能力まで同じだったんだそうだ。 そういえば、戦争はどうなっているんだ? おれ、全然知らないんだ。 へえ。まだ続けてるのか。よく厭きないな。 そうだ。おれに魔法を掛けるのは止めておいたほうがいいと思う。あんたのは、呪文詠唱だろ。確かに、国警には向いている魔法かもな。 だけど、おれたちは兵士だ。戦場でぐだぐだしゃべってる暇はない。あんたが詠唱している間に殺せる。嘘だと思うならやってみればいい。あんたの後ろに、おれの光珠を持ったあいつがいるんだ。 おれの魔法は、目で見たものに速度を与える魔法だった。 あいつがおれの光珠を齧って、顔を上げたら、それであんたは地平の先に消えることになる。 おれたちを捕まえたいなら、もっと優秀な奴を寄越したほうがいいんじゃないのか? ああ、もう船が来ちまった。 短い間だったけど、聞いてくれてありがとう。 あんた、名前は。 ……そうか。いい名前だ。 え? 魔法が使えなくなったこと? おれは何とも思わないよ。 魔法があろうが、なかろうが、おれがしたいことは一つだけだ。 おれの心を動かすのも。 おれの魔法使いは、あんたのその後ろにいる、そいつだけだ。 それじゃあ、さようなら。
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第一章 対話、交流 ~ゲームを始める前に~ 皆さんは、TRPGを遊ぶのにどういう場所で活動してるでしょうか。 オフラインでは友達同士、TRPGサークルなどで仲間を集めてあそぶのが一般的ですね。 定期的に、公共施設で参加料金を払って参加する「コンベンション」なんていうものもあります。これは、近くにTRPGをやってる友達がいない場合とても便利です。 オンラインの場合、オンラインセッションを行う為のHPなどがあります。そこに登録し、日時を指定してチャット等で遊ぶのが一般的ですね。(オンラインの場合、リアルで会ってセッションする、という場合に発展することもあります) いずれの場合も、まず「人と出会う」というのが発端になります。 一人っきりで或る集団の中に参加する事、これは胸がドキドキする位楽しみであり、同時に不安なことでもあります。ちょうど、中学校に入学して一人きりで希望する部活の部室を訪れる時の感じに似てると思います。 大抵の場合、新しく来た仲間に対して暖かく迎えてくれるでしょう。不安材料を吹き飛ばしてくれ、笑顔で対応してくれるでしょう。 しかし、ここでも(私が見聞きした限りで)様々な問題が発生することがありました。 その結果、期待が絶望に変わって、せっかく新しい世界に飛び込もうとした人たちが離れ、嫌悪感すら抱くなんてこともありました。これは非常に心苦しいことです。 この問題というのを列挙すると、 1.対応が否定的であった 2.社会的にありえない発言をされた 3.身内のみで固まり、ついていくことが出来ない状況に置かれた 等があります。細かい類似例はまだまだありますが、大別してこの三つに分かれると思います。 1.対応が否定的であった これは、「不親切な対応をされた」「質問を無視され、答えてもらえない」「参加させてもらえない」という感じです。要するに「部外者、知り合い以外お断り」なわけです。「一見さんお断り」とも取れますね。 これが「仲間内だけで行いたいから」というのなら、まずそれを明示するべきでしょう。そして、「誰かが接触してくる可能性がある場所」での活動はしないほうがいいでしょう。 しかし、告示もせず誰にでも見られる場所…公共施設やインターネット上でこういう対応をしたら、それはあまりにも非常識です。 コンベンションでも、仲間内で行いたいという告知が無いのに見ず知らずの人間がその卓に入って、露骨に不親切な、不快な物言い(「邪魔くさいから消えろ」「ずっと黙ってろ」等)をされたという例があります。これでは、思わず神経を疑ってしまいます。 2.社会的にありえない発言をされた これは、特に女性に被害が多いと思われます。例として「知り合って間もないのにセクハラ発言を受けた」「身体的特徴、容姿について言及された」等があります。 セクハラに限らず、およそ不快感を催す発言(グロい内容の話とか差別発言)も含まれます。 大抵、そのような発言をする人間は「悪気は無い」「俺(私)は口が悪いから見逃せ」などと言います。そんな言い訳が通じる訳がないということを理解していないのでしょう。 この問題が往々にして止まないのは、周囲の者が律することがないからでしょう。なあなあで済まし、「あいつは言ってもきかないから」で我慢を暗に強要するケースもあります。 はたして、これが「一般社会の常識」にあてはまってる言動だと思えるでしょうか? 3.身内のみで固まり、ついていくことが出来ない状況に置かれた これは、1、2よりまだマシな問題ですが、長期に渡って置いてきぼりにされると嫌になるのは当然ですね。 新しく参加してきた人に対し「向こうから話しかけてこなかったから」といって放置、なんてのはあまりにも不親切です。相手の心情を理解しようとしていません。 緊張と不安にかられて頭が真っ白になっている。そういう人間に対して「そっちから来い」といわんばかりの応対では、コミュニケーション能力不全といわれても仕方ないと思います。 以上の事は、実際にオンライン、オフライン問わず私が見聞きし、また体験した事実です。ネタでも創作でもありません。 ここで問題なのが、これらの悪質な言動をおこなっている人間は「好き好んで、又は自覚して」行ってるのではなく、殆どが「無自覚のまま」行っているという点です。 この「無自覚」というのが曲者で、大抵は長期に渡り改善されることなく放置される原因となります。また、それを注意されると「謂れの無い批判」を受けたと思い込み、揉め事の原因となることもあります。 これらの問題は、最低限の社会性を持っている限りは起こらないはずです。一般的に人が不快に思うであろう、疎外感を感じるであろう言動を理解し、それをしなければ良いだけです。 具体的には、 ○差別発言、セクハラ、生理的嫌悪感を誘発する発言をしない ○自発的に、相手に失礼のないように接触し、その場に打ち解けてもらえる様に行動する ○他者との交流を望まず仲間うちで活動したい場合は、他者が介入しないであろう場所(オフラインであれば友人宅、オンなら仲間内専門のチャットルームやメッセ上等)で活動するか、又は分かり易く明示する。万が一入ってきても、常識に則って丁寧に対応する これを自覚し、心がければ問題無いと思います。 しかし、万が一周囲で問題が発生し、誰も常識的な行動をとらなかったとしても、誰か一人でも上記の項目を守って行動すれば全然印象が違うと思います。 ゲームを始める前段階の「交流の際のマナー」は、その後のセッション内にも影響を及ぼす大事なものです。 お互いに不快な思いを「しない、させない」為に、気をつけていきましょう。 ……え、自覚してわざと問題発言する人間はどうすればいいか、ですって? その人間は、本人が心から反省しない限りは、いつの日かTRPG界から永久追放されるでしょうが、被害者が存在するなら真っ先にゲームから退場させ、被害者が出る可能性がないのなら出る前に注意するもよし。一番は、貴方自身が被害に会わないようにすることです。 努々、気をつけるように注意しましょう。 もどる 次のページへ
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ページ:1 2 お題 対話 開催期間 2005/10/05~2005/10/14 参加作品数 13 審査員 4人 本スレ 15の276-313? 議論スレ 11の716-727? 【チャンプ】 日々(ゼッケン):7点 【準チャンプ】 軋み:6点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 277-279 軋み - 6 280 maps - 1 282 階段の柱 リーフレイン 3 283 深い溝 - - 285 日々 ゼッケン 7 286 願い - - 287 受胎告知 - 1 289 対話 - 1 291 スーパー アース モンキー soft 2 293 ぬくもり ◆Wani6uvhK. - 295 cry - - 296 推敲 - - 300 蒲鉾と私 - 1 【審査員】 Canopus ◆DYj1h.j3e. 葉土 ◆Rain/1Ex.w @携帯 ◆L4LyBSss3w 虫 ◆Yh5.nC8OlA 【採点レス】 306 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2005/10/14(金) 00 34 00 ID 1KQRiTqr 2点 291 『スーパー アース モンキー』 1点 277-279 『軋み』 282 『階段の柱』 285 『日々』 308 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 41 48 ID XMRJVoMU 285 日々 2点 277 軋み 1点 280 maps 1点 309 名前:@携帯 ◆L4LyBSss3w [] 投稿日:2005/10/14(金) 19 20 43 ID xp36y7Tq 【2点】 282:「階段の柱」:ID VU6RTMBh氏 285:日々:ID crwnJH4+氏 【1点】 277-279:軋み:ID MiS8D/qP氏 287:受胎告知:ID ywHSkyiP氏 300:蒲鉾と私:ID 34Nqkm/J氏 310 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/10/14(金) 22 57 39 ID aQtGBzi8 277-279 軋み 3点 285 日々 2点 289 対話 1点 作品 ■▲▼ 軋み そう、もうこんな戯言はやめにして いくつかの長音と短音で構成された 音楽を奏でようじゃないか 君じゃない誰かが屋根の上で踊っている 僕はそれを見て笑いながら涙を流す 小さな水溜りの涙の中で数匹のオタマジャクシが 泳ぎながら死んでいくよ 僕は君の皮膚と筋肉の隙間に入り込んで 静かに音楽を奏でよう それは、今では歌われなくなった歌で誰もが 忘れ去ってしまった音楽で譜面なんてありゃしない それでも歌うんだろ そう僕は歌う それはこんな音楽で 悲しみに打ちひしがれた少女が神に捧げた歌なんだ だけど、その歌は神には届かなく その少女は、八月の夕立の中で雷に打たれて死んだよ 彼女の名前は、マリア 「そうさ、彼女の名前は、母という母の名前なんだ!」 見えるかい? 音でない音に世界が埋め尽くされていく様が 音でない音が、いつのまにか僕らを絞め殺すとき 僕らはあらゆるものを憎むだろう 絶望や悲しみなんて くだらないさ もう、絶望や悲しみは間に合ってるよ! そう、神に告げておくれ 僕は密告したよ 10月の秋空の下で ヒイラギの木に語りかけた 僕は残虐でない残虐を知っているし 優しくもない優しさも知っている それらはすべて、音でない音で 僕の後頭部をひどく打つ -三つの太陽が昇った 東から西からそして私から そしてそれらの太陽が12時 きっかりに僕の頭上でぶつかり合って 破裂した- それが、最後に僕が聞いた音楽だ 277-279 名前:軋み[sage] 投稿日:2005/10/06(木) 21 46 18 ID MiS8D/qP 【コメント】 310 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/10/14(金) 22 57 39 ID aQtGBzi8 277-279 軋み 3点 死にびっしり覆われた透明感、という感じ(意味不明でスマソ) 全体が音楽に集約されていく最後が見事です。 716 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 39 13 ID XMRJVoMU 277-279 軋み いやあ、しょっぱなから困ったですよ。まず技術的には非常に手馴れている。 単純に文字列として追っていくと、一番最後の行が邪魔だなっと思うぐらいで (安易な死が連想されてしまうので気にいらない)、非常に綺麗にできあがっていると思う。 とはいえ、内容については宗教色を色濃く出した詩として、その思想性を問題にしたい。 前半は レナード・コーエンのハレルヤを題材に展開。なんだけど、 知らない人のために、括弧でくくるとかコーエンの名を出すとかなんかして欲しい。 悲しみにうちひしがれた少女のくだりから、作者独自の世界が展開されていく。 もと歌の設定がダビデ王が奏でた旋律だったことを思うと、かなりロマンチスト。 少女はマリアと名づけられて母になり、とりあえず殺してしまったところで放置。詩に流れる音律は ハレルヤ以外の全ての万象へとそのイメージを広げ、その音は作者を苦しめ神への嘆願へと変わる。 最終段、音でない音にまで変化した未来(?)は、3つの太陽の形を借りて破裂、崩壊して詩が終了する。 ハレルヤを歌う1段目から、全ての音楽を終焉させる最終段へ引継いでいくわけなのだが、 最初スタートしたイメージは”悲惨さや無為さ知った上でなお、歌う”姿であったわけで さらにそれを否定して混沌の中に破滅するところまで、うまくついていくことができない。 多分歌うことへの絶望が十分語りつくされていないからではないかと思う。 お題との絡みは、「神との対話」なんだろうなと思った。しかし、信仰が確かなバックボーンとして 流れていたもとの歌と比べ、この作者の中に神は生きていない。したがって対話も対話として 成り立たず、単なるパーフォーマンスに終わっているにすぎないと思う。 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 03 53 48 ID 25Pnr+4f 「軋み」は277の分だけでほぼ完成していて、続く278と279はすでに自己解説に入っているような気がしました。 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 277-279 人生の矛盾にのせて、生と死さえも矛盾の環のなかに巻き込んで いく、という構図を感じて、それを書ききれていないかな。それはけして悪い 意味ばかりではなく、書ききれていないことによる若さ、瑞々しさも感じます。 【得点】 6点(準チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 @携帯 ◆L4LyBSss3w:1点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:3点 ■▲▼ maps 像 は 結 ば れない されば 貯金箱になって じゃらじゃら音をたてて歩こう 大地がまるくないことを信じて 280 名前:maps[] 投稿日:2005/10/08(土) 15 22 36 ID sCdQz8dv 【コメント】 717 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 39 58 ID XMRJVoMU 280 maps 地図 ”貯金箱になって ”は比喩なわけで まあ、深読みの危険を冒してみたところ、 大地が丸くない(果てがある)と信じて、世界の果てに向かってしがらみを残さないで放浪していこう という感じがしました。 像は結ばれない という 文字列が散乱している様子は、現象が散乱した状態なのだろうと思います。 短いなりに雰囲気のいい詩。 さて、題との絡みはという話になると、世界と対話してるのかな? 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 280 像が結ばれないことにより発現する、二次元的世界。世界の展開が、貯 金箱だけなんだよな、この詩は。シンプルであるが、物足りなさ感も。すごい 興味深い世界観だけに、残念。 【得点】 1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ 階段の柱 ばんばんばんっ ばん 丸めた雑誌 ばんばん 何怒ってるの? ばん ご飯? ばん 待ってた? ばん ばん どかどか どかっ とん 「抱っこ」 ・・・・・・なんか恥ずかしいね。 282 名前:「階段の柱」[] 投稿日:2005/10/09(日) 14 01 44 ID VU6RTMBh 【コメント】 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 03 53 48 ID 25Pnr+4f 「階段の柱」が妙に心にしみました。 ぼかあ、幸せなんてものからずいぶん離れて立っているのだ、と思いたくもなりましたよ、一瞬ね。 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 282 うちのたあくんも、前世がラッコだったんじゃないかと思うくらい、何 かをしょっちゅうバンバンやってます。280と同じようなシンプルさなんだけ ど、身近な題材のぶんだけ、感情移入がしやすかった。 724 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/15(土) 11 18 08 ID /E7ky9LO 階段の柱書きました。 ゼッケンさんおめでとうございます。 準チャンプさんもおめでとうございます。。 あとから、「あ、あれしまったな」と思ったのは「抱っこ」っていうのを (抱っこ)にすべきだったなっと。。あとのまつり。。 【得点】 3点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 @携帯 ◆L4LyBSss3w:2点 ■▲▼ 深い溝 漆黒の宇宙に包まれて、 この箱がどの街のどこに位置しているのか、もう男は正確に言うことができない。 ただ流れに身を任せただけだ。 ピンク色のネオンに吸い込まれたのは沈黙が訪れたからだった。 柔らかな起伏を強くなぞり、お互いの骨格を確かめ合い、 男は深く沈んでゆき、女は高く昇って行った。 エアコンの換気音と、高速道の走行音だけが支配する静寂の合間だった。 男は明日の予定を考えた。 女は戻ることを考えている、男はそう思っていた。 何度、確かめ合うと言う仮想は繰り返されただろうか? 女は幸せな仮想を夢見ていた。信じると言うことを信じきれる世界を。 そろそろ、偽装は解かねばならなかった。またしても沈黙の果ての行為と言う言葉で。 小さなナイフが手紙の封を開くように、男の頚動脈を軽く引いた。 深紅の宇宙に包まれて、二つの横たわる棺がある。 一つではなく、どこまでも二つの棺なのだ。 283 名前:深い溝[] 投稿日:2005/10/10(月) 00 39 09 ID V/6bECKK 【コメント】 717 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 39 58 ID XMRJVoMU 283 深い溝 サスペンスものですか? 象徴性というよりはリアリスティックな感触が強いので、ポエジーよりサスペンス落ちと読んでしまいました。 もしかして作者さんは違う意図をもっていたかもしれないなという一抹の不安が残ります。。。 720 名前:名前はいらない[sage] 投稿日:2005/10/15(土) 02 15 58 ID Bdp4bh1V 『深い溝』書きました。 読んでくれてありがとう。ずいぶんシリアスな作品になってしまったのは失敗でした。 対話つまりコミュニケーションに拠る他者理解の不可能性を書こうとしたのでした。 人と人の間には、深い溝(深淵)が横たわっていると言う発想です。 「小さなナイフが手紙の封を開くように、男の頚動脈を軽く引いた」 ここにこの作品の強い意図があったのです。 ではまた。 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 283 男女の対話のすれ違いがベースなんだろう、と思う。悲劇的な結末は、 必然なんだろう、とも思う。殺人シーンのない殺人が、この無機的な描写には 適していたのかもしれません。 ■▲▼ 日々 搾りたての朝をパスし、 出がらしの昼にベッドから抜け出し、 見知らぬ番号に電話をすると知らない女ではなく知らない中年の男が出る おれは気にしない。セックスしようと言う Pardon? セックスしよう ガチャリと切られ、おれは音のしないように静かに慎重にじりじりと受話器を置き、 すばやく手を離す。完璧。受話器はまた元の場所に なにごともなく しんと静まり返っている。 背中を思い切り伸ばすと、ぼきぼきと骨が鳴って目尻に涙がたまった、あくびをして シャワーを浴び、 頭をかきながら今日はまた別の女の子と街を歩く タバコのヤニで汚れた歯を剥き出して 獰猛な孤独がゲハハと笑っている 285 名前:日々[] 投稿日:2005/10/10(月) 12 30 04 ID crwnJH4+ 【コメント】 310 名前:虫 ◆Yh5.nC8OlA [] 投稿日:2005/10/14(金) 22 57 39 ID aQtGBzi8 285 日々 2点 埃っぽい空気が匂うようです。最終連が剥き出しに思われて 1点マイナスですが、このぬるさは好きです。 313 名前:日々 ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 01 53 06 ID 25Pnr+4f 「世界でいちばんのおれやあたしへ」 でお願いします。 717 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 39 58 ID XMRJVoMU 285 日々 うまいです。 ここで描かれている対話は対話でありながら対話ではなく、しかもそれがポエジーを形成しています。 (慎重に受話器を置くとこが妙にフェチっぽくていい。) 獰猛な孤独はゲハハと笑うんですね。読んでるほうも痛いです。 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 03 53 48 ID 25Pnr+4f おつかれさまです。「日々」書きました。 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 285 ぼくは最初の4連が気に入ってる。コミカルとシリアスの、ない交ぜに なった洋画を観てるようだった。あるいは松田優作みたいな。後半の描写は、 はっきり言って粗い。 【得点】 7点(チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:2点 @携帯 ◆L4LyBSss3w:2点 虫 ◆Yh5.nC8OlA:2点 ■▲▼ 願い 軽い存在には思われたくなくて 重い雰囲気を作ってしまった 見えない糸の上で成り立つ言葉は その表情さえもわからない 軽い存在にはなりたくなかったけれど 重い存在はもっと嫌だった 紡ぎ出す言葉に君の面影を見たい 最後の瞬間までも、 それを願っていたよ 286 名前:願い[] 投稿日:2005/10/10(月) 13 10 21 ID nZ59fSoC 【コメント】 717 名前:リーフレイン[sage] 投稿日:2005/10/14(金) 15 39 58 ID XMRJVoMU 286 願い 日記かなあ。。”軽い存在に思われたくなくて、重い雰囲気を作ってしまった” というのを直裁な言葉じゃなくてイメージで書けるといいですねえ。 721 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 03 53 48 ID 25Pnr+4f 「願い」はおもしろいどうこうではなく、共感できました。 722 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2005/10/15(土) 08 59 20 ID u0VN1LMN 286 前半の存在に関する考察は、よく出来ている。それをひとつのシチュエ ーションに限定してしまったがために、前半までも萎んでしまった、かな。 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
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登録日:2012/11/11(日) 18 05 06 更新日:2023/12/19 Tue 10 16 28NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 ギャグ漫画 サクラテツ対話篇 シュールレアリスム メタ 人類には早すぎる漫画 侵略 哲学 土地 地底人 宇宙人 未来人 漫画 漫画神 藤崎竜 週刊少年ジャンプ 集英社 2001年より週刊少年ジャンプにて連載された藤崎竜による漫画。全2巻(文庫版は作品集2に収録の全1巻)。 非常識な面々の織り成すハイテンションなギャグ主体作品。本作より本格的なデジタル作画へと移行をした。 あらすじをメジャー作品で簡単に例えると、 「キョンが妹と一緒に暮らしていたら、そこに前触れなく現れたみくると長門と古泉が全勢力を率いて土地を奪い取りに来たから、 それに対してキョンが一喜一憂していると、メタ視点から土地争奪戦を見ていたハルヒが不満を覚えて、 キョンを作者の下に連れて行った」 と言った感じの話。 登場人物の名前を始めとして哲学関連から引用された点が多々あり、元ネタを踏まえた言動や人物関係も時折見えてくる。 (余談だが、これの前作である封神演義(漫画)ではしばしば心理学用語が用いられていた) ジャンプで全2巻という状態から分かるように作品としては打ち切り。 紙面においてしばしば「鬼才」と銘打たれる通り、原作なしの作品だと大衆読者を振るい落とすことに定評のあるフジリューだが、 本作では重かった過去作とはまた違った方向に独特さが滲み出ている。 というか巻末の楽屋裏漫画の異様なテンションをそのまま連載化したようなノリであるため、 作者ファンからも始終「これについていくのはキツイ」という意見さえ出てきていたほど。 とまあここまで書いたが同時に愛好層からは非常に熱心な支持も受けており、一概に評価の低いとは言い切れない作品でもある。 また、打ち切りであろうとラストは綺麗に畳むことにも定評のあるフジリュー作品であるため、まとまった物語として読むこともできる。 むしろサブタイが「十話突破おめでとう記念」だったりと打ち切りすらも念頭に置いて展開していた、 あるいはあらかじめ与えられた期間内で好き勝手やっていた疑惑も浮上している。 いずれにせよ、その年の漫画賞の審査員を任されたフジリューが新人の漫画を「独創性が無い」と扱き下ろしておいて、 それから間もなくして独創性をバリバリに発揮した(発揮してしまった)この漫画が打ち切られるという最高のギャグを生み出したことは記憶に残しておくべきだろう。 「作者の好み・性癖(正しい意味で)が出過ぎた作品は、大衆読者にはなかなか受けない」という例によく挙がる。 【あらすじ】 都内の一等地に立つ古い一軒屋。その立地条件から多額の税金を払うために主人公の桜テツは幼少より日々バイトに明け暮れていた。 しかし、ある日突然未来人と宇宙海賊がその土地を求めて侵攻に現れ、それに応じるため土地の地下に帝国を構える地底人までが戦線に出始める。 こうして己の土地を死守するため、一同に応戦するテツであったが、この三つ巴の侵略者は更なる侵略者たちの登場の皮切りに過ぎなかったのだった。 【登場人物】 ◆桜家 桜テツ 主人公。バイトに明け暮れた結果凄まじい身体能力と金の亡者的性質を身に付けており、その身一つで侵略者たち相手に暴れまわっていく。 実は出生になんやかんやあり、それが終盤の“漫画”を主題とした怒涛のメタ展開における鍵となってくる。 名前の由来はソクラテスより。 鉄瓶(テッペイ) テツの弟。明るくお気楽だが常識人的なツッコミもこなす。実は座敷童。 久散(クサン) テツの姉。外見からして分かりやすいほどのいかにもな病弱体質。 散財癖が酷く、テツのバイト代もほどんど彼女がこっそり使いこんでしまっている。実は地縛霊。 名前の由来はおそらく鉄瓶と併せてクサンチッペより。 桜ボケ テツたちの祖父で土地の所有者。絶賛ボケが進行中で、太平洋戦争を引きずった言動や文字の書かれたハチマキが特徴。 実は「桜ボケ」とは愛称であり本名は「佐久 羅仏化」。 つまり物語の舞台は「佐久家」で彼も家族は既に戦死して久しい独り身であり、本来「桜家」というものは存在していない。 ◆井出家 出井富良兎(イデイ フラト) テツの幼なじみなご令嬢。 非日常に対する強い渇望を抱いており、その中心となりうるテツの観察録をつけつつも決定的な事件の起こらない日々に鬱屈を抱えていた。 侵略者たちが来始めてからは活き活きとし始め、彼らを煽ったり財力を駆使したりしては嬉々としてテツに厄介ごとを吹っかけてくる。 由来はソクラテスの弟子であるプラトンより。 本作タイトルも彼が記した対話篇(会話形式で記述した書物。プラトンの場合ほとんどがソクラテスを語り手としている)から来ているものと思われる。 出井紀世能(イデイ キセノ) 富良兎の双子の兄。男女問わず全てを惹きつける魔性の美少年。 少し前まで中近東に留学しており、帰国後も中東系ファッションに身を包んでいる。 「好きな人が滅びようとするその一瞬に美を感じる」と謳い、その対象であるテツを妹以上に追い詰めようとしては、 トドメを刺せそうな瞬間に歓びに震える変t…もとい危険人物。 由来はプラトンの双子の兄であるキセノフォンより。 ◆侵略者たち アリス 未来の地球女王。宇宙の寿命が尽きかけていたため、億の時を越えて国民ロボと共に現代に現れた。 年齢は不明だが6万年先のことを近々のこととして捉える時間感覚を持つほど生きている模様。 未来では桜家の土地は彼女の本拠地のものであるために権利の主張で諍いとなるが、なんやかんやで一家に馴染んで居座っている。 由来はアリストテレスより。 ファイヤァーベント 宇宙海賊王。 ロン毛美形で一応は生真面目っぽいが、やることなすことダーツで決めてしかも当たるのに数年かかるノーコンぶりを見せてくれる残念な人。 ダーツの刺さった場所が桜家の土地であったため、侵略を仕掛けてくる。 宇宙船名は「プリンキピア・マテマティカ(数学原理)」。 由来はポール・K・ファイヤアーベントより。 ジークムント 桜家地下の帝国皇帝。本人に桜家の土地をどうこうするつもりはないが、侵略者たちが現れたために迎撃姿勢を取った。 目的が目的なだけに基本は受け身で常識人。 由来はジークムント・フロイトより。 ニーチェ 魔界王子。三つ巴に触発されて土地争奪戦に参加しようとするも、魔界とのゲートを破壊されてホームレスへと転落した不遇な人。 富良兎に気がある素振りを見せるも以降は空気。 由来はフリードリヒ・W・ニーチェより。 ゾロアスター ニーチェのペットの魔界ラッコ。毒物を摂取すると人格が変わる。彼が出てきたせいで復活しかかっていた魔界ゲートが再度閉じてしまった。 由来はゾロアスターより。ドイツ語ではツァラウストラであり、ニーチェの代表著作『ツァラウストラはかく語りき』としても関わり深い。 ついでに作者の次回作であるWaqWaqはテーマモチーフにゾロアスター教が用いられていたりする。 アウグスティヌス 未来人の居住地である世界樹を食らおうとする巨大な怪物。完全に現出するのは6万2000年後であり、現在は巨大な目だけが宙に浮かんでいる。 由来はアウグスティヌスより。 ショーベンハウアー 桜家敷地内の遺跡より百万年の眠りから目覚め現れた尻の穴の神。頭のユルそうな女神。 尻穴に関する願いなら何でも叶えられる。呪文は「アナルナルナル」でダップンの舞とか踊ったりする。これは週刊少年ジャンプです。 由来はアルトゥール・ショーペンハウアーより。 デューイ NOと言える日本国大統領。明らかに日本人ではなくむしろアングロサクソン系。 富良兎に煽られて非現実の塊となりつつある桜家周辺を駆逐しようとしてくる。 由来はジョン・デューイより。 羅漢(ラカン) 鏡に映ったナルシストたちの自己顕示願望が具象化した筋肉オッサン。ある意味作中屈指の脅威。 他者の視線は量より質を重視するタイプでありアウグスティヌスの視線の先にある桜家に出没するが、アレすぎる外見なため目を逸らされてしまう。 マントに最後の良心という名のパンツ一丁姿、それだけにとどまらず某夢の国のネズミを彷彿させる耳やマークがあちこちについたアウトオブアウト。 由来はジャック・ラカンより。 風吼(フーコー) 夢の創造主。アリスを含む桜家の人間に共通の夢を見せ、真人間へ更生させようと試みる。 由来はミシェル・フーコーより。 『読者』氏 ごく普通のジャンプ読者の学生だったが、漫画の精霊たちによりこの滅茶苦茶な漫画をさっさと終わらせるためとして、 テツの抹殺を言い渡され、作中に引きずり込まれた。 コマ割りを認識したり、空中に描いたものが作中の遠近法の縮尺を無視した形で巨大実体化をしたりとメタ的な力を持つ。 ハイデガー 全ての漫画の存在を支配する漫画神。 テツの主人公としてのポテンシャルを見込み、漫画内の危機が漫画界そのものに悪影響を及ぼしつつある、 『荒野の砂漠 水一滴も無し』へと一応合意で主人公として送り込んだ。 単行本では本誌掲載時には無かったテツとの詳細なやり取りを描いたエピソードが「十二.五○話」として追加されている。 由来はマルティン・ハイデガーより。 「私達はまだテツと離れるわけにはいかないよの!」 「まだテツの対話篇は未完成なのだから!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] なんか『荒野の砂漠 水一滴も無し』の詳細が本誌と単行本だと変更になってるらしいけどどう変わったんだろ? -- 名無しさん (2016-04-30 20 51 57) ↑本誌「テツがハイデガーを不快にさせた罰として『荒野の~』に送り込まれる」、コミック「『荒野の~』の存在が漫画界全体を砂漠化させようとしているから、それを止めるためにテツが行かなければならなくなる」だったかな(うろ覚え) 何の意味があって変更したのかは分からん -- 名無しさん (2016-04-30 21 16 43) けっこうSFしてた漫画だよなぁ。フジリューはシリアスにギャグ挟むぐらいがちょうど良くて、ストレートにギャグ描かせるとヤバいのがよく分かった作品。あとアリスはとにかく可愛いかった。銀英終わったら神林長平とか描いてみたらいいのに。「誰の息子でもない」とかピッタリな気がする。 -- 名無しさん (2016-04-30 21 33 51) 最初の連載がそれなりに長く連載して次の連載は打ち切りになった作者の一人でもあるか。 -- 名無しさん (2020-09-02 00 23 42) 「ケツの穴の小さい男」「オレのケツの穴はデカい(本当に尻を出そうとする)」→「肛門に関する願い『だけ』ならなんでも三つ叶えてくれる(排泄物は内蔵の神なので無理)肛門の女神が見つかる」→なんとか叶えてもらえそうで金儲けになる願いを考える中、最後の願いを「本当のケツの穴の大きさを教えてもらう」に使われる羽目に……。が唯一読んだ覚えのある回だけど妙に印象に残っている -- 名無しさん (2023-11-02 06 03 28) ↑2 正確には最初の連載「PSYCHO+」(原作なし)も打ち切り。サクラテツ、ワークワークともどもフジリューは換骨奪胎がベストだと言われる所以。俺は全部好きだけどな! -- 名無しさん (2023-12-19 10 11 32) 名前 コメント
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累積: - ___ 昨日: - ___今日: - 日本伝統の和方や操体の橋本理論などと経験にもとづく体と臨床の自然則 体は自然、臨床は対話 術伝HP内検索:上の@wikiメニューの「wiki内検索」 体は自然、臨床は対話体は自然「体は自然」が基本 動作負荷の分担原則 ツボの出方、探し方 臨床は対話 術伝HP内の検索方法パソコンの場合 スマホ等モバイルツールの場合 お知らせとお願い術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 * 体は自然、臨床は対話 体は自然 「体は自然」が基本 「体は自然」が東洋的身体観の基本 気持ちよいと歪みが取れる理由 小さな病気は歪みを治す 歪みは筋肉に記憶される 動作負荷の分担原則 横輪切りの原則 縦切りの原則:十四経 足の経絡は全身に関係 背中と脚裏の負荷分担 経絡の交差と2足歩行 左右・前後・上下・対角の相関関係 動作時に連動する筋肉内 ツボの出方、探し方 ツボの出やすい所 ツボの近くの状態、ツボの探し方 姿勢や動作でツボを探す ツボから先の血行や神経伝達の障害 ツボの出方の自然則 臨床は対話 先ず、伝え手自身の緊張を解す 受け手の体が気持ち良さを感じているか 治療をした後に表情は晴れ晴れしたか 次の朝の寝覚めが爽やかか 養生の指導も楽しく、少しづつ 先ず、伝え合いを楽しむ 言葉に頼らず、技を盗む 小さな「できた」を積み重ねる 自分流初代を目指そう! 心は他人かもしれない >>>このページのトップヘ・・体は自然、臨床は対話 >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ 術伝HP内の検索方法 パソコンの場合 パソコンの場合は、ページ最上部メニューの「wiki内検索」 例えば「花粉症」や「生理痛」を「wiki内検索」に入れて、 右の検索をクリックすると、術伝HP内で「花粉症」や「生理 痛」の言葉が入ったページのリストが表示されます。 スマホ等モバイルツールの場合 iPhoneなどスマホや、iPadなどタブレットの場合は、一番 上の右側の「メニュー」をタップします。その中の「ページ一 覧」をタップすると、一番上の右側に「検索」が出てきます。 その「検索」をタップすると、一番上に「wiki内検索」が出て きます。「wiki内検索」をタップしてから、検索ウィンドウに 検索語句を入れて、検索してください。 例えば「花粉症」や「生理痛」を「検索ウィンドウ」に入 れ、右の検索をタップすると、術伝HP内で「花粉症」や「生 理痛」の言葉が入ったページのリストが表示されます。 お知らせとお願い 術伝流鍼灸操体講座で患者さん役を募集 術伝流鍼灸操体講座は、実践面を重視しています。実際に症状が出て いる方の治療を見たほうが勉強になります。そこで、講座で患者さん役 をしてくださる方を募集しています。 くわしくは、術伝流のモデルをみてください。 よろしくお願いします。 * よろしくお願いします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >>>術伝HPトップへ ・・・・トップページ
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対話による平和的解決 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (カーディオイド.jpg) ツイッター名 om4429(笹竜胆(BB:カーディオイド))のサブカ ランク 海老 アバター Avatar ベテラン Head スカーヘッド/弾痕 Face ギルベルトサングラス Clothes スタイルスーツ/黄 Skin デフォルト メイン兵装 強襲・狙撃 アセン フルエッジ 戦闘スタイル 奇襲による相手後方の引っ掻き回し 活動場所 AMサントロペ池袋 活動時間 不定、夕方が多いか? 備考 ヒゲサングラス!あとは凸と狙撃の練習用 名前 コメント すべてのコメントを見る
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この機会にぜひとももう一度思い出してほしいのは関内や意見を対話によって交換しあえるということほド人間に与えられた素晴らしい贈り物は飽きないということです。これは永遠の慰めでもあり大変役に立つ東部です。 代々木口は災いの元になります。よくも悪くもなりえる東部です。従って我々の責任は重大です。言葉ににじみ出る感情は多かれ少な金他の人に影響を与えます。それが正しい影響長いですがそうでなければとんでもないことになります。 この贈り物の使い方には重大な責任が強されているということを忘れないでください。仲間の間で決して感情むき出しに切ると中戻りません。たとえ意地悪されたり行わせようと挑発してきても完全にレースを保つこと。そうすれば論争にかけるし岡中話尊敬を得られます。
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対話への旅路 依頼主 :イゼル(クルザス西部高地 X8-Y14) 受注条件:レベル52~ 概要 :臥竜島のイゼルは、高地ドラヴァニアに向けて出発したいようだ。 イゼル 「光の戦士・・・・・・Nikuqと言ったか。 まさか、あなたとともに旅する日が来ようとはな・・・・・・。 これだから、運命というものはわからない。 さあ、行こう・・・・・・。 西方に向かい、谷間を抜けて「高地ドラヴァニア」に入る。 その先が、巨大樹に覆われた「チョコボの森」だ。 西部高地は寒い・・・・・・森に入るまで休まず進み続けよう。」 高地ドラヴァニアに向かう アルデナード小大陸を東西に貫くエオルゼアの背骨 アバラシア山脈 霊峰「ソーム・アル」を仰ぎ見るこの地は ドラゴン族の本拠地として知られる 竜がその空を支配する領域に 冒険者たちは足を踏み入れるのだった イゼルと話す アルフィノ 「「エオルゼア博物誌」で読んだことがある。 高地ドラヴァニアには、野生のチョコボが棲息する、 「チョコボの森」があるとね。」 エスティニアン 「感じるぞ、竜の気配を・・・・・・ この森を抜けた先、西の方角からだ・・・・・・。」 イゼル 「ここが、高地ドラヴァニアの玄関口だ。 このまま、さらに西へと進み森を抜ければ、 我らの目的地、霊峰「ソーム・アル」へと続く山道がある。 だが、ソーム・アルの頂に至るまでの道のりは、遠く険しい。 途中にある集落に立ち寄り、 最後の準備を整えようと思うのだが、どうだろうか?」 アルフィノ 「・・・・・・集落だって? 高地ドラヴァニアと言えば、ドラゴン族の根拠地じゃないか。 そんな危険地帯に、人が暮らす集落などがあるのかい?」 イゼル 「ああ、ここ「チョコボの森」には、 野生のチョコボを狙うため、狩人たちが築いた集落があるのだ。 そこの長である「マルスシャン」とは知人でな・・・・・・。 彼に頼めば、宿くらい借りられるだろう。 それに、現地の状況について最新の情報にも触れておきたい。 問題ないだろうか?」 エスティニアン 「フン・・・・・・好きにするがいいさ。 さあ、おしゃべりを楽しんでいる時間などないぞ。 ドラゴン族は、俺たちを待っていちゃくれないんだからな。」 マルスシャンと話す マルスシャン 「こんな辺境の猟師村に、客人とは珍しい・・・・・・。 おや、その懐かしい顔は、イゼル嬢ちゃんじゃないか!」 イゼル 「お久しぶりです、マルスシャン。 お元気そうで何よりです。 彼らは、私の旅の同行者たち・・・・・・。 故あって「ソーム・アル」に向かうつもりなのですが、 この集落で、休息をとらせてもらえませんか?」 マルスシャン 「そりゃあもちろん、イゼルとその友なら歓迎さ。 だが、「チョコボの森」を出るのは、正直オススメできないぞ。 ここのところ、ドラゴン族が妙に殺気立ってるからな。」 アルフィノ 「失礼・・・・・・逆に森を出なければ、 ドラゴン族に襲われることはない、ということですか?」 マルスシャン 「なんだ坊主、イゼルの連れだっていうのに、 そんな事も知らんのか? この森は、巨大な「七天樹」が林立しているからな。 その樹冠に覆われて、空から地上が見えないんだ。 お陰で、ドラゴン族はここを狩場にはしないし、 チョコボをはじめとする野生生物も安心して暮らせる。 俺たち狩人も、空に気を配らず狩りができるってワケだな。」 アルフィノ 「・・・・・・な、なるほど、勉強になります。」 マルスシャン 「それに、ドラゴン族以外にも、気になることがある・・・・・・。 まあ、イゼルのことだから、言っても聞かんのだろうが、 西に向かうなら慎重になるこった。」 アルフィノ 「まだまだ知らないことが山盛りだ。 ふふふ、世界は広いな・・・・・・。」 エスティニアン 「金のためなら、何のそのか・・・・・・。 ドラゴン族のお膝元で、狩猟を続けるなんざ、 見上げた度胸だな。」 イゼル 「マルスシャンも、元気そうで安心したわ。」