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私は唯ちゃんと、学校へ向かっていた。 私の背中には、キーボード。 五人の思い出が詰まったあのキーボードだ。 隣にいる唯ちゃんの背中には、もちろんギー太。 私たちの足は軽快だった。 心は軽やかだった。 縛りつけるものは何もなかった。 悩ませるものが何もないというのが、こんなにも心躍るなんて。 そして。 十六日に皆と会うことが怖かった気持ちとは真逆の今。 皆と会うのが、こんなにも楽しみだなんて。 思い出すんだ。 高校時代の放課後へ向かう時間を。 楽しみなんだ。 楽しめることへの足取りが、皆の笑える条件だって事。 澪ちゃんとりっちゃんが一緒にいるのを見ているのが、幸せだということ。 全部私の中にある。 だから、楽しみだ。 部室でまた、皆でおしゃべりできるのが。 すっごくすっごく楽しみだ。 私は部室で一人ギターを弾いていた。 ストロークに心が跳ねる。 こんな気持ちはいつ以来だろう。 鏡に映った私の顔は、自分で言うのもなんだけど、ちょっと輝いてた。 心の重みが取り除かれた。 不安も寂しさも、孤独も何もない。 そして、先輩たちに会えるんだ。 『楽しみな気持ち』で会えるんだ。 演奏できるんだ。 律先輩と澪先輩の、幸せそうな顔を見ることも、とっても楽しみだ。 泣いた記憶も悲しみの記憶も。 嫉妬に歪んだ記憶も。 全部私の一部だけれど、それを感じさせないわくわく。 今日はある意味で、決別の日だ。 『放課後ティータイム』と『今の軽音部』との。 私は、憂たちと学園祭へ一歩を踏み出す。 だからそのために、今日を笑顔で終わりたい。 そのための、今。 そのために、私は笑う。 笑わずにはいられないよ。 心を揺さぶるってことを、皆に伝えた。 伝わったのは嬉しかった。 そして今、ムギちゃんと並んで学校へ歩いている。 久しぶりに皆で演奏できるから、嬉しそうなギー太を連れて。 私はついつい鼻歌を歌う。 ムギちゃんもくすくす笑うんだ。 それが見たかったんだ。 友達の、大好きな友達の笑ってくれる顔を。 あずにゃんの、りっちゃんの、澪ちゃんの笑顔を。 見たくて見たくて仕方がないんだ。 だから部室で皆と出会った時。 そこに絶対笑顔があるって信じれるから。 私は今、心を踊らすことができるんだ。 皆の気持ちを知らなかった苦しみも。 そんなの、ちっぽけで、今は笑い飛ばせるよ。 それを分け合える友達がいる。 それを慰めてくれる音楽がある。 嬉しいから。 ここにいるんだ私は。 ハッピーな気持ちが、全身から湧き上がってるよ。 最高だよ。 本当に。 私は、律と並んで歩いていた。前と同じように、ドラムは斎藤さんに運んでもらった。 道を手を繋いで歩く。 律は照れくさそうに、でもこれ以上ない可愛い笑顔で笑ってくれるんだ。 それを見ているだけで、私はとっても幸せだった。 思えばそうだ。 私の書く詩は、そんな一瞬の光景から生まれてた。 いつか目にした、君のマジ顔も。 好きになるほど切ない夜も。 愛をこめてスラスラと、手紙を書こうとしたことも。 好きの確率を割り出したいと思ったのも。 前髪を下した姿を見てみたい思ったのも。 どんなに寒くても、僕は――私は幸せなのも。 全部。 全部律のおかげだったし、律がいるから。 律のための、言葉だったから。 だからそんな一瞬から生まれる詩を、私は好きだと言えるんだろう。 皆で作り出した曲と演奏を、大事に思えるんだと思う。 律が掛け声を掛けて。 一緒にリズムを作っていく。 私は、『放課後ティータイム』の演奏が大好きだ。 そして走り気味でも、強弱が極端だったりしても。 私はそんな律のドラムが大好きだ。 そしてそれを叩く律が、大好きだ。 暖かい手と、暖かい心。 澪とこうやっていられること。 『放課後ティータイム』で集まる事に、楽しみを感じれること。 そんな高校時代に当たり前であったことが、またできること。 『過去』だけのものじゃない。 『未来』にまで繋いでいけるから。 私たちは幸せだと、確信できる。 梓やムギ、そして唯の鳴らすそれぞれの楽器。 そして。 大好きな澪と、大好きな澪のベース。 私のドラムも、皆で鳴らすロックの一部だ。 音楽を通して、澪と重なることも。 気持ちが通じ合えるのも。 私と澪が、一緒にいる証だって思うから。 不安だった。苦しかった。 だけど、そんなのどうだっていい。 だって大好きだから。 あんなに嫌いだった自分も、澪が好きって言ってくれるから。 澪が好きって言ってくれるから、私は私を好きでいられる。 澪が好きな、私が好き。 それ以上に、澪が大好き。 だから。 歩けるよ。 手を繋いで。 私たちの言葉は、それぞれの心を揺り動かした。 大好き。 大好きをありがとうって。 ■ 「ワン、ツー!」 ■ 辞書でも引いてみようかな。 ROCK。ロック。 名詞での意味は――音楽のジャンル。ロックンロール。ロックを演奏する。 動詞での意味は……。 ――動揺する。 ――心を揺り動かす。 ――感動させる。 だから私たちの『ROCK』は、永遠に終わらないんだ。 この手が繋がっている限り。 戻|TOP
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【検索用 うそうた 登録タグ 2008年 VOCALOID あわあわp う 初音ミク 曲 曲あ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 代表的なPV紹介 歌詞 コメント 作詞:あわあわp 作曲:あわあわp 編曲:あわあわp 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『嘘歌』(うそうた) 代表的なPV紹介 歌詞 この歌は何かを伝えるものじゃなく もがきながら吐き出した嘘の歌 憧れは今に妬みに変わるでしょう 悲しくて醜い歌 鳴り止んだ音の中で 生み出すことだけに駆られて ただ並べた音の粒に 愛着など持てる訳もなく 誰かの音が頭の中を掻き回す どうして? 鳥肌止まらないよ! 気持ちいいよ! この歌じゃ誰かの中には届かない 始まりでも終わりでもない嘘の歌 憧れは今に妬みに変わるでしょう 悲しくて醜い歌 誰かの音が頭の中を蝕んで どうして? 鳥肌止まらないよ! 気持ちいいよ! この歌は何かを伝えるものじゃなく もがきながら吐き出した嘘の歌 憧れは今に妬みに変わるでしょう 悲しくて醜い歌 この歌じゃ誰かの中には届かない 始まりでも終わりでもない嘘の歌 憧れは今に妬みに変わるでしょう 悲しくて醜い歌 コメント この曲が鳥肌だッ!! -- てきとう怪獣 (2008-03-13 03 27 34) この曲は切ないメロディであるが鳥肌ものだ! -- 孤嶺 (2008-03-23 16 55 14) 魂から絞り出したような壊れた歌声に、頭の中を掻き回されました -- てきとう怪獣 (2008-03-25 21 44 40) すごぃィィ歌ですね♪ -- ちあ (2008-10-04 20 45 52) 和風で澄んだ音とメロディ、イイ曲だよ、スゲェー!! -- 名無しさん (2008-10-17 17 02 26) クリエイターの苦悩とミクのバランスが絶妙の曲 まさに「嘘歌」 -- 名無しさん (2008-11-04 11 24 22) 切ない感覚が画面をこえて伝わってくる。これはいい曲^-^b -- 匿名希望 (2008-11-16 08 36 13) 切なくなって、泣きました。 -- 双蜜 (2008-11-25 02 13 16) ほんとにミクが泣いてるように聞こえるよ -- 名無しさん (2008-11-25 23 49 15) 聞こえづらいけど歌詞が大好きだ! -- 名無しさん (2008-12-05 21 10 57) いい歌~♪サビの部分が好き♡ -- まっつん (2008-12-20 08 24 26) 気持ちよさが嫉妬にかわるそんな醜さ。やばすぎる! -- 名無しさん (2008-12-21 20 19 16) 気持ち、いいよ! -- 名無しさん (2009-01-05 15 16 43) 気持ちいいよ! -- 名無しさん (2009-03-20 17 11 30) 聞いてて鳥肌止まらなかった。歌詞とメロディーの異様なシンクロが歌声と合わさって苦しい -- 名無しさん (2009-03-21 13 20 42) 中毒性高い!! -- 名無しさん (2009-05-13 23 33 51) どうして!? -- 4 (2009-06-13 20 12 06) 鳥肌止まらないよ!?? -- 4 (2009-06-13 20 12 42) 気持ちいいよ!??? -- 5 (2009-06-13 21 56 28) この歌…、じゃなくて、この音…、じゃない?結構な箇所。サビの頭とか。 -- 名無しさん (2009-06-25 16 44 59) ↑この歌…であってるよ? -- 名無しさん (2009-06-25 17 49 18) 慟哭する感じが非常にいいよね -- 名無しさん (2009-07-10 11 47 49) 鳥肌〜気持ちいいよ!の辺りなんかこわい -- 名無し (2009-07-18 23 04 25) 鳥肌止まんねェェ!! -- 名無しさん (2009-08-22 15 38 23) ぷぎゃー; -- 名無しさん (2009-10-18 21 24 33) 切なッ!! -- 竜 (2009-11-29 00 23 37) 切なすぎる・・・ってか鳥肌立ってきた -- アゲハチョウ (2009-11-29 02 55 52) 初めて聞いたとき鳥肌止まらなかった -- 名無しさん (2010-01-02 11 36 22) 祝☆殿堂入り -- 名無しさん (2010-02-27 00 26 32) 切ないけど心に響く―・・・ -- 愛羅 (2010-03-26 16 53 37) 切なく体に鳥肌立ったww 魂からの歌ですねww 素敵な曲で いろいろ聞きたくなるww 聞いたら涙ものですよww 気持ちいいよ!っていうとことかさび部分がとてもすきww -- 麻里亜 (2010-06-25 08 32 00) 妹が何回も聞いてた。結構良い曲だね。 -- リンレン好きの人 (2010-07-07 18 16 39) ネ申 -- あ (2010-08-07 11 26 44) 心に響いてくる~ サビの部分が最高!! -- ユウ (2010-08-12 23 52 11) いい歌だ!! -- 名無しさん (2010-10-02 09 47 44) この曲聴いてから鳥肌とまらん。。。××× 脳に直接響く// ヤバい/// 好き@ -- 菜乃 (2010-11-15 19 37 19) ホントに鳥肌がヤバイw歌詞の深い意味を理解するのに時間がかかった… -- リーフィ (2010-12-27 01 36 57) 最強だな!神曲 -- vcld01 (2011-03-18 20 27 25) 最初聞いたときゎ私の心にゎ届いたよーーっ!って感じでしたww -- ミク♪ (2011-10-27 23 19 05) 鳥肌止まらないよ!(私が)気持ちいいよ!(だから私が…ね?) -- 菫 (2011-12-20 20 07 55) 雰囲気がV系ぽい… -- ん (2012-06-30 14 33 58) 結構好き -- いそべえ (2014-06-29 22 22 55) 名前 コメント
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幕間彼女 (「偽装彼女」シリーズ・短編) 「おはよっ!須藤クン」 「おはよう…昨日はありがとう」 「そんな、あたしこそ、ごちそうさまっ!」 なんてことない朝の教室の会話だが、その時居たクラスの女子の大半が一瞬二人を凝視 した。 かたや一女生徒、かたや…誰もが羨むイケメン優等生の須藤豊という取り合わせは、多 感にしてかしましい乙女の耳をダンボにするには十分だった。 委員の仕事があるのか、机に鞄を置くと須藤は教室を出てしまう。途端、ダンボ達は相 手の女に詰め寄った。 「…ちょっと、あんた須藤クンと何があったの?」 「須藤クン」と何があった…というか、何をしたんだと、まんざらでもなさそうな顔の 女子に尋ねる。 眉目秀麗にして成績優秀、さらには誰に対しても温厚篤実な奴は口数が少なく、積極的 には他人と関わらない。しかし女子にしてみればそれは根暗要素になるどころか「それが またクールでカッコいい!」らしく、孤高な王子様像はますます確固たるものになってし まったのだ。 その「須藤クン」が特定の女と親しげに話すなんてと、嫉妬と牽制のギラギラしたオー ラが離れた俺たち男子にも伝わってくる。 「いや、大したことじゃないんだけどね~?」 「じゃあもったいぶらないで言いなさいっ!」 誤解で首を絞められるのはごめんなのか、慌てて彼女は友人らに向かって両手を上げた。 「ほんと、ほんとっ!単に昨日の帰りに見かけて、一緒に買い物しただけっ!」 「十分、大したことじゃない!」 「なんであんたとなのよっ!」 嫉妬に怒り狂う乙女らに、被害者候補生は必死に言葉を継いだ。 「えっとね、駅ビルに可愛い物屋さんあるじゃん?そこで何か迷ってたみたいだから、声 かけたら何かプレゼント探してたんだって!」 「女!?彼女!?」 怒りの対象が自分以外に向いたことで、ようやく彼女は息をついた。 おきれいな顔のくせに浮ついた噂のない王子様にちらつく女の影に、「誰が抜け駆けし やがった!?」と色めき立つ女生徒たち。 学年問わずモーションかけられても告られても、やんわり紳士に断り続けているがゆえ の「皆の須藤クン」が大好きなのは分かるが、怖いです、とっても。 「あたしだってもちろん聞いたよ~。そしたらさ、なんか親戚の小学生宛てだって。二年 生だったかな?」 「なんだ~、良かった」 「一桁ならまあ、しゃーないよね」 奴が五十になったら十歳の年齢差は十分圏内になると思うのだが、彼女らは目先のライ バルだけで精一杯なようだ。 「なんか今度の休みに行くからお土産探してたみたいでー。『女の子ってどういうのが好 きなんだろう』って、何か困ってたの!もう、困った顔も良い男だったんだから!」 「あたしなら、須藤クンからなら何もらっても嬉しいのにっ!」と一人がうめき、全員 同意。もはや宗教だ。 「で、マフラー見てたみたいなんだけど、あーゆーのって結構好み分かれちゃうじゃん。 そう言ったら『もし時間あるようだったら、どういうのが良いか教えてもらえるかな?』 って!」 その単語を聞いて、俺はようやく得心した。 おーおー、苦しい言い訳しちゃって。 思わず苦笑すると、話していた矢野も「朝からすげーな」と笑う。いや、俺はそういう 意味ではないんだけどね。 奴が彼女を作らないわけ。それを知っているのは奴自身と…この俺だけだ。 週末に俺の家に来るあいつは、イケメン王子様の須藤豊ではない。 こないだまではカーデ羽織ったセーラーとプリーツスカートを、先週にはワンピースの 上に俺のジャケットを袖余らせて着ていた、可憐で淫乱な「女の子」なのだ。 奴がずっと隠していた女装趣味と、「女の子」になった自分を苛まれることで欲情して しまう倒錯した性的嗜好を満たしてやるため、俺は奴を着飾り虐げることで、今までの彼 女らでは満たせなかった性欲を満たすために、学校では言葉を交わすどころか目も合わさ ない同級生を調教している。 こないだの日曜、存分に楽しんで駅に送った「彼女」が、寒そうにダッフルの前を合わ せているのを見て俺は宿題を出したのだった。 なんてことない、「ユカちゃんに似合うマフラーを買っときな」という命令。 変態の癖に羞恥心が強い彼は首を横に振りかけたが、自分の痴態の写る画像を俺に握ら れていることを思い出したのか、渋々うなずいたのだった。 その日はもう遅い時間だったので、平日に任務を遂行することにしたのだろう。学校帰 りに、なんてことない顔して…それこそ居もしない、作る気もない彼女宛てを装って買う つもりだったんだろう。 まっさか、俺以外に運の良い奴が居たとはね。 「―――で、結局ヌイグルミとハンカチにしたんだけど、ちょー可愛いの!ヌイグルミ抱 っこして『喜んでもらえるといいな』って、ヤバい、まじカッコいいの!」 「その小学生、憎いわ~」 「でねでねっ、帰りになんとなく一緒に駅行ったんだけど、『ちょっと待ってね』ってエ クセル寄って、出てきて何言ったと思う?『カフェオレとココア、どっちが好きかな?』 って!『付き合ってくれたお礼』だって!」 「そこでサ店に連れ込まないのがまた紳士だよねーっ!」 「てゆーかどこへでも連れてって欲しかったんだけどー」 それは奴も願い下げだろう。 結局、あいつは目的の物を買うどころか思わぬ出費をする羽目になったのか。愉快すぎ て腹筋痛いっての。 「…あいつ、卒業までこのガッコじゃ彼女作れねーな」 女子の黄色い声に紛れこっそり言ってきた矢野に、俺はあいまいにうなずいて誤魔化し た。 …さて、今週も楽しみだ。 (おしまい)
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※恋愛相談と時間軸がリンクしています みなさん、こんばんは。朝比奈みくるです。 今日もSOS団のマスコットとして活動しています!毎日が楽しいですよぉ。 なんでって?SOS団には、かっこいい男子が二人もいるからです! 一人目はキョン君。涼宮さんに連れてこられた平凡な男子高校生です。 でも彼の見せる優しさに、私はもうメロメロです。 残念ながら彼は涼宮さんとほぼ相思相愛と言っていい状態にあり、もう付き合うのも時間の問題。 でも彼はよく私(特に胸)に視線を向けてくれます。まだ望みはあるんです! もう一人は古泉君。キョン君とは違ったベクトルのカッコ良さです。 はっきり言えば、完全に狙い目です!長門さんはキョン君しか目に入っていません。 つまりフリーなワケです。 うふふふ、バラ色の恋愛生活ももう少しですよ! え?この時代の人と付き合えない?そんなのは【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえばいいんです! さて、そんなある日のこと、いつも通り私はメイド姿でキョン君達にご奉仕していました。 いつも通りの団活。しかし、それが終わった後キョン君がとんでもないことを言いました。 「みんな聞いてくれ。俺決めたよ。明日、ハルヒに告白する。」 な、なんだってー!? ついに来るべき時が来てしまったようです。まあ時間の問題ですから、仕方ないです。 正直、涼宮さんに勝てると思ってませんでしたし、しょうがないですね。 だから私は笑顔で言いました。 「わぁ~!頑張ってくださいねえ!」 どっかの誰かさんがモノローグで「手放しで喜んだ」とか言いそうなぐらい喜ぶフリをしました。 しかし、私の心にはどす黒い感情が渦巻いていました。あんちくしょうめ……! ま、まあいいです。これでようやく、古泉君一人に狙いを絞ることが出来ますからね。 さっそく明日からアタック開始しますよ!! と、決意したのもつかの間、翌日の部室にて今度は長門さんが衝撃告白をしました 「私と古泉一樹は交際することになった。」 はい、私はお盆を盛大に落としました。な、なんだってー!?(2回目) そんなバカな!!長門さんはキョン君に夢中だったはずなのに! こ、これは計算外です、ていうか、こんな連続コンボでカップル成立するなんて聞いてませんよ…… これじゃあ、私が一人余り者になっちゃうじゃないですか…… 「あ、お前の席ねーからwwwwwwww」と言われているようです…… 「一人身……私だけ……一人身……」 いつの間にか口から出てしまっていたようです。キョン君がこっちを見ています。 しかし、もう私にマスコットをする余裕はありませんでした。 そう、この瞬間から、私は嫉妬に燃える鬼神となったのです! 「うふふ……ふふふ……ふふふのふ……」 自宅にて。私はポスターを作成していました。目的のために。 そう、『あの2カップルの邪魔をする』という目的が! 「ふふふ……これで良し。」 私はポスターを完成させました。 「来たれ!嫉妬に燃える諸君! 共にこの世のバカップルに制裁を加えましょう! 興味のある方は、今週の土曜日に○○まで!」 ふう……完璧です。 私の目的を達成させるには、仲間を増やす必要があるのです。 これを校内の掲示板に貼っておけば、きっと何人か来てくれるはずです! しかし、問題があります。 長門さんです。長門さんにかかれば、こちらの目的などすぐ見破られてしまいます。 それどころか、あの反則的な力で何一つ出来ずに終わる可能性が高い。 つまり、長門さんに対抗出来るメンバーが必要なのです。 喜緑さんは長門さん寄りですから、期待出来ないでしょう。 となると、あとは一人だけ……! 思いたったらすぐ実行。私は去年の4月までひとっ飛びしました。 目的の人物に会うためです。 え?申請が必要?そんなもの【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえば(ry その人は、あっさり捕まえることが出来ました。 「あの、少しよろしいですか?」 「あ、あなたは確か……2年の朝比奈さん、よね?」 「はいそうです、今日はあなたに用があって来ました。朝倉さん。」 「私に?何かしら。私は、先輩に目をつけられるようなことはしてないはずですけど……」 「あなたの正体は知っています、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス。 そして長門さんのバックアップ。そうでしょう?」 「……あなた、何物?」 彼女は警戒を強めました。でも私は続けます。こちらには切り札があるのです。 「私はこの時間の人間ではありません。もっと未来から来たのです。 あなたには私がいる時間、約一年半後に来てもらいます。」 「私がおとなしく従うとでも?」 「あなたは今から数ヶ月後、長門さんに情報連結を解除されます。」 「なんですって!?」 「さらに、長門さんは古泉一樹という超イケメンと付き合ってイチャイチャし始めるんです。 どう思いますか?」 「そ、そんなの許せないわ……!あの子に彼氏なんて生意気よ!私の方が絶対モテるんだから!」 「私はそれを妨害したいのです。でも長門さんは万能です。私では太刀打ちできません。 だからこそ、あなたの力が必要なのです!!協力してくれますか!?」 「……分かったわ!あの娘にだけいい思いなんてさせないんだから!!」 交渉成立です。私は仲間になった彼女を引き連れて元の時間に戻りました。 朝倉さんはこの時間に存在しているはずのない存在なので、しばらくは私の家で隠居しててもらいます。 さて、土曜日です。 今日は不思議探索はお休みということになっています。 でもどうせ二人でデートという名の探索をするつもりなんでしょう!カーッ!ペッ!! 古泉君達も遊園地がどうとか話してたし、 ああもう、観覧車に乗って1番上に来た時点で観覧車が止まってしまえ! あ、でもそれじゃあ逆にいろいろとムードが出て……って何想像してるんですか私! さて、召集をかけたのはいつもSOS団が集合するのとは違う公園。 いつもの公園じゃ忌々しいカップル共が集合場所に利用する可能性が高いですからね。 今現在いるのは、5人。私と朝倉さん。そして…… 「まさか召集をかけたのが朝比奈さんだったなんてな!ていうか朝倉、いつ帰ってきたんだ?」 キョン君の友人、谷口君。まあ彼は来るだろうと思っていました。 こういう類のイベントには絶対参加しそうです。そういうオーラがあります。 「ふう、まさかいかがわしい集団に所属している貴様がリーダーとはな。 まあ、あの古泉達の邪魔をするというのには私も同意だ。」 ため息をつくのは生徒会長(本名不明)さん。 SOS団では敵ですが、ここでは仲間になって頂きます。 「このようなイベントを、私待ち望んでおりました。」 ……1番のサプライズはこの人。まさかこの人が参加するなんて思ってませんでした。 ていうか、学校にしか貼ってないのにどうやって来たんですか 「『機関』の情報収集力を、甘くみないで頂きたいですな。」 物凄い勢いで『機関』を無駄遣いしています。 まあいいです、彼はきっと物凄く強い。きっと力になってくれます。 私は、みんなに語りかけ始めました。 「みなさん、今日はよく来てくださいました。今この瞬間から、私達は『同士』です! そしてこの団体に名前をつけたいと思います。それは……「しっと団」!」 記念すべき「しっと団」結成の瞬間です。これは歴史に残りますね。 「しっと団……!!」 「ふむ、なかなかだ。」 「素晴らしい名前です。」 「私、気に入ったわ!」 みなさんも喜んでくれてるみたいです。良かった…… 「さて、「しっと団」では、コードネームで呼び合うことを義務付けます!」 「コードネーム!本格的だな……!」 「私は『トゥモロー』。そう呼んでください。谷口君は『ジャッカル』。」 「『ジャッカル』!なんかカッコいいぜ!」 「会長さんは『フォックス』。」 「ふん、いいだろう。」 「新川さんは『スネーク』。」 「何故だか分かりませんが物凄く私にピッタリな気がしますぞ!」 「そして朝倉さんは『キラー』です。」 「あら、カッコいいわね♪」 「さあ、皆さん!カップル達を、地獄に落としましょう!!」 「「「「おーー!!!」」」」 私達は聖なる雄叫びをあげました。 ちなみに、今公園には小さなお子様を連れているお母様方がいっぱいいるのですが、 何やら私達に「なにしてんだコイツラ」的な視線を向けています。 流石にこれ以上ここでやるのは少し恥ずかしいので…… 「では、計画について話し合いたいと思います。 場所を変えましょうか。どこがいいかな……出来れば周りに人が来ない場所……」 「だったらいい場所があるぜ!『トゥモロー』!」 『ジャッカル』君が提案しました。さて、どこでしょうか……? 「WAWAWA忘れもの~♪俺の忘れもの~♪」 えっと……なんでこんなことになったんでしょうか。 『ジャッカル』君の提案はカラオケボックスでした。確かに個室という点ではベストですね。 それまでは良かったのですが……何故かノリでカラオケ大会になってしまいました。 ま、まあまだ時間はあるし、今日は親睦を深めるという意味で……あ、次私ですね! 「みっみっみらくる♪みっくるるんる……」 ノリにノって歌っている最中でした。私は見てしまったんです。 ドアの前を歩く、キョン君の姿を!! 「『トゥモロー』、どうした?」 気持ち良く歌っている途中でマイクを落とした私に、『フォックス』が声をかけました。 私は、「すいません、ちょっとトイレに……」と言って慌てて部屋を出ました。 ちなみにみくる伝説は『スネーク』が引き継ぎました。ノリノリでした。 私は見つからないように、そ~っと隣の部屋の中を覗きました。するとそこには…… キョン君、涼宮さん、古泉君、長門さんの姿が!!! 「な、な、なんでここに……!!」 思わず声に出してしまいました。だってそうでしょう? キョン君と涼宮さんは二人きりで市内探索すると言っていたし、 古泉君と長門さんは遊園地に行っているはず、なのに何故!? 「ま、まさか……」 ワタシ ハブラレテル? 私は外から見えないようにかがみこんでドアに耳をつけました。 周りから見ると不審者以外の何物でもありませんがそんなこと気にしてられません。 聞こえてきたのは、涼宮さんとキョン君のラブラブデュエットでした。 「もー!キョン音外しすぎよ!」 「だから俺はいいって言っただろ。一人で歌えば良かったじゃないか。」 「……いっしょが……よかったのよ……」 「ん?なんだって?」 「キョンと一緒に歌いたかったって言ってるのよ!!このバカ!!」 ああ、私の胸に、脳に、全身に、どす黒いパワーが溜まっていくのが分かります。 そうか、これが、「しっと」の力……!! ふふ、楽しんでいられるのも今のうちですよ。 クリスマス!その日あなた達は、地獄に落ちるのです…… ふふ……ふふふ……ふふふのふ……!! 終わり(本編に続く)
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1 唯→律 2010/04/12 http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1271079212/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 兼ね兼ね同意、ただ最初の米お前は駄目だ! -- (名無しさん) 2012-04-13 20 02 17 泣きそうになった← -- (名無しさん) 2012-04-12 17 53 33 このコンビはほのぼのが多いからなぁ こうゆう切ないのも好きだな -- (Ω) 2012-03-23 17 54 57 切ないな… -- (名無しさん) 2012-02-10 01 21 39 話も話なら米も米、凄い安心感だ -- (名無しさん) 2012-01-30 06 32 28 これは心の底から唯を応援したくなる話しだな。 -- (名無しさん) 2011-12-12 12 10 23 頑張れ唯!! -- (名無しさん) 2011-10-11 00 58 03 切ないな… 唯頑張れ! -- (名無しさん) 2011-10-10 20 25 52 こんな唯ちゃんも良いな -- (名無しさん) 2011-03-29 14 42 21 2年の4月中旬くらいじゃね? てか幼馴染ってのは親友とは別物だよな。 説明しづらいけど、友達とも兄弟とも違う何か別の存在・・。 -- (名無しさん) 2011-02-12 12 24 57
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ガチャ 唯「おいーす」 律「唯か。おいーっす」 唯「澪ちゃんとムギちゃんは?」 律「お掃除ですわよん」 唯「あらーそうなんざますかー」 律「なんだよざますって」 唯「スネちゃまったらいけない子ざます!」 律「はは、似てねー」 唯「似てないかなー」 律「似てない似てない」 唯「ちぇー」 律「……はー」 唯「……」 律「……あれだね」 唯「なあに?」 律「唯と私だけじゃ暇だねー」 唯「……なんで?」 律「なんでって言われても……澪達いないし」 唯「……」 律「……唯?」 唯「……」 律「唯ー!唯たいいーん!」 唯「ほぁ!?どしたのりっちゃん隊長!」 律「今、唯すっげーこわい顔してたよ」 唯「そ、そうかな?」 律「うん」 唯「こんな感じ?」 唯「むっ」 律「いや、もっとこわかった」 唯「むむむっ!」 律「ただ眉間にシワよせてるだけじゃん」 唯「あれー」 律「もっとこう……静かに怒ってるみたいな」 唯「なにそれー」 律「私に言われても」 律「……でもさっきの唯ちょっとかっこよかったな」 唯「へ?かっこいい?」 律「唯のあんな顔、初めて見たよ」 唯「そっか……」 唯「……ねぇりっちゃん」 律「んー」 唯「私のことどう思う?」 律「んー……」 律「元気でおもしろい奴かなー」 唯「ムギちゃんは?」 律「綺麗でいかにもお嬢様って感じ」 唯「じゃあ、澪ちゃんは?」 律「澪ー?澪はすごい恐がりで恥ずかしがりやで、からかいがいがあるなー」 唯「なんで?」 律「は?」 唯「なんで澪ちゃんの時はそんな楽しそうに話すの?」 律「うぇ?」 唯「私とムギちゃんの時とは全然違う顔してた」 律「唯ちゅわん?顔がまたこわくなってますわよ?」 唯「なんでか聞いてるの」 律「う……」 律「……そりゃあ、澪とは付き合いが長いからだよ」 律「唯とムギのことはあまり知らないけど」 律「澪のことはなんでもわかるからなー」 律「なんつってー……あはは」 唯「答えになってないよ」 律「えっ」 唯「なんで澪ちゃんのことを話す時は嬉しそうな顔するのか聞いてるの!」 律「なんでって……」 律「す、好きだから?」 唯「!」 律「あ、誤解すんなよ!?幼馴染としてのだからね!」 唯「へぇ……」 律「はは……は」 唯「りっちゃんは」 律「な、何」 唯「私と澪ちゃんどっちが好き?」 律「はぁ!?」 唯「私と澪ちゃんどっちが、好き?」 律「キャ、キャベツが好きかな!」 唯「私か澪ちゃん」 律「なんなんだよもう……」 律「どっちも……っていうのは?」 唯「無し」 律「で、ですよねー」 唯「……」 律「……それは友達としてってことだよね?」 唯「さぁね」 律「えー……」 律「こほん。……私は」 律「澪のほうが好き」 唯「……」 律「……幼馴染としてだからね?」 唯「……」 律「だってそうでしょ?唯と私はまだ友達になって一年もたってないし」 律「澪とは小学校の頃から毎日仲良く遊んできたから……」 律「も、もちろん唯のことも好きだぜ!」 唯「ふぅん……」 律「……じゃあ、唯はどうなのさ?」 唯「どうって?」 律「和とは幼稚園からの幼馴染なんだろ?」 律「もし和と私、どっちが好きかって言われたらどっちを」 唯「りっちゃん」 律「選……ぶのかなーって……」 律「……なんでだよ」 唯「なにが?」 律「だって和とは幼稚園からの付き合いだろ!?」 唯「そうだよ」 律「それなのにまだ友達になって間もない私のほうが好きって!」 唯「りっちゃんはさ」 律「なんだよ!」 唯「幼馴染ってだけで澪ちゃんのことが好きなの?」 律「は!?」 唯「だから幼馴染なだけで私より澪ちゃんのほうが好きなのかなって」 律「そんなわけ……」 唯「じゃあなんで私より澪ちゃんのほうが好きなの!?」 律「お、おい唯」 唯「髪が綺麗だから!?胸が大きいから!?頭がいいから!?」 律「唯、落ち着きなって!」 唯「髪なら美容院にいって何とかしてもらうよ!」 唯「胸なら牛乳飲んだりストレッチしたりして大きくするよう頑張る!」 唯「勉強だって!毎日家に帰って頭が良くなるよう頑張るから!」 唯「だから、だから……」 唯「私のこと……好きになってよ……」 律「……唯」 唯「……りっちゃんの幼馴染に生まれたかった」 唯「そうしたら、澪ちゃんより私のこと好きになってくれた?」 律「……わかんない」 律「唯は、私の幼馴染じゃないから……」 唯「そう、だよね……へへ」 律「……ごめん」 唯「……りっちゃん」 律「ん」 唯「律って呼んでみていい?」 律「いーよ」 唯「……律」 律「なあに」 唯「律」 律「なに、唯」 唯「律、好き」 律「ありがとう」 唯「律は私のこと好き?」 律「唯が傷つくから言わない」 唯「大丈夫だから、言って?」 律「好き。好きだよ」 唯「友達と、して?」 律「……親友として、かな」 唯「親友……か」 律「駄目、かな」 唯「んーん。すごく嬉しいよ、律」 律「そりゃよかった」 唯「……ギュッてしていい?」 律「おう」 唯「……」 ギュッ 唯「律ぅ……」 律「私に惚れると、火傷するぜい?」 唯「手遅れ」 律「なはは、そうだったか」 唯「律のせいで、私のテンション最悪だよ」 律「そりゃ困る。唯が大人しいと私の調子まで狂っちゃうからね」 唯「そう?」 律「そうだよ」 唯「うれしいや」 律「そりゃよかった」 唯「よし!もう放していいよ!」 律「お、元気になった?」 唯「うん!律のおかげで!」 律「よしよし。それでこそ、唯だよ」 唯「えへへー」 ガチャ 紬「こんにちはー」 澪「遅くなってごめん。掃除が長が引いちゃって」 唯「ムギちゃん澪ちゃんおいっす!」 紬「おいっす!」 澪「お、おいっす……」 律「澪ー、声が小さいぞー?」 澪「う、うるさい!」 唯「澪ちゃんの恥ずかしがりやー」 澪「うぅ、唯まで……」 唯「てへ」 澪「よしそれじゃあ早速」 唯「練習しよっか!」 澪「こら!練習が先だろ!」 澪「……あれ?」 唯「練習するんでしょ?」 澪「あ、うん。いや……あれ?」 律「澪がおかしくなったぞー」 澪「だって唯から練習するなんて滅多にないことだから……」 唯「今日の私はやる気がすごいあるんだ!」 澪「?……それはよかった」 紬「新歓ライブが近いから張り切ってるんだよ、きっと」 澪「はぁ」 律「よーし皆準備はいいか?」 紬「うん!」 澪「いいよ」 律「唯も、いいな?」 唯「いつでもオッケーだよ」 唯「りっちゃん!」 終わり。 戻る
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1 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 13 49 56.16 ID LlZQfQGR したりするの? 3 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 13 54 53.45 ID kSKXVwJU 今岡、自分のスレを発見してとりあえず一安心 阪神・今岡、引退覚悟の大幅ダウン悲壮更改 http //live24.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1229642634/ 松坂+岡島⇔今岡のトレードが成立 http //live24.2ch.net/test/read.cgi/livebase/1229662286/ 4 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 13 55 53.92 ID G99PKrIi 今岡、泣きながらWBCを辞退 5 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 13 59 50.03 ID aVLl3S+5 今岡「辛いです…」 6 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 14 07 27.41 ID kSKXVwJU 今岡、牛乳を飲む 8 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 14 18 22.69 ID kSKXVwJU 今岡、サーパスで浜中と再会 9 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 14 22 23.27 ID A3jiCN6U 今岡、ダイジョーブ博士に手術してもらう 今岡「(FBEBE)に切り替えていく」 10 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 14 29 00.80 ID kSKXVwJU 今岡、自分のスレの過疎っぷりに失望して引退を決意 12 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 15 05 48.37 ID AhaTFAGb 今岡、東出と間違えられセカンドのベストナインを受賞する。 13 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 15 07 00.74 ID Jew5KZ2V 二岡をスレタイに入れただけの野球と関係ない馴れ合い雑談スレ 15 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 15 40 48.97 ID +YLb5CDh 今岡、バルディリスにポジションとられて 二軍で大覚醒、打点王 17 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 15 59 42.36 ID qg8Jss3W 今岡、二岡とバンドを組むもEm7が押さえられず脱退 19 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 16 12 20.80 ID kSKXVwJU 今岡、阪急六甲駅と神鉄六甲駅を間違えて涙目 20 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 16 13 19.53 ID lj9Mo8L9 今岡、チーム2位の失策数に出場数が少ないからといいわけし皿に首をしめる 21 :どうですか解説の名無しさん:2008/12/19(金) 16 14 11.67 ID fWGXE8dB 今岡、南を目指す
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339 :crazy nights:2007/12/21(金) 21 18 16 ID p+Kwh4ww ep.1 -嫉妬に燃える姉 俺の姉-霧崎雪華はかなりのブラコン。 弟の俺が大好きで、いつもベッタリくっ付いてくる。 雪華姉は俺の傍にいたくて、親が勧めてきた女子校を「私は弟君といたいの」という一言で捨て、同レベルの共学校-桜花学園高等部を選んだ。 そして俺が受験生の時に、自分の勉強の傍ら、俺の勉強も見てくれた。 雪華姉の教えの効果もあって、俺は見事に雪華姉と同じ高等部にいける事になった。 雪華姉としてはそこまでは良かったのだろうけど、思っていたことと大きく外れた事が起きた。 ――偶然同じクラスになった近衛玲香の存在である。 近衛さんの存在により、俺の優先度の度合いが変わってしまった。 そして、彼女の告白により俺は付き合う事になる。 スタイルも顔も悪くはなかった。でも、構ってくれない所為か、雪華姉がいろいろ妨害をしてくる。 その時の俺は、近衛さんが姉よりも大好きで近衛さんばっかり優先していた。 そんなある日。 「……弟君、私の許可なしに家から出ないで」と言われた。 「雪華姉、それは『理不尽』だと思うんだけど。家に出るのは俺の勝手だろ?」 「どうせ、出かけるって玲香ちゃんとデートでしょ? 数ヶ月前までは雪華姉、雪華姉って構ってくれたのに。どうして……?」 「どうしてって……。 雪華姉は血の繋がった姉なんだし、そこまでべたべたする必要がなくなったかなって。 それに今、俺は幸せなんだ。近衛さんと付き合っているんだから……」 そう言って姉を説得し、なんとかデートにいけたが……。 ◇ それからというもの、雪華姉の妨害は激しさを増した。 昼休み始まりのチャイムと同時に俺の教室に現れ、俺を見つけると捕まえて屋上へ連れて行く。 学園の屋上は生徒に開放されており、昼休みになると昼飯を食べる生徒が多い。 勿論、俺と雪華姉もそこで昼飯を食べる。 雪華姉の作ってくれるお弁当は美味しいのだが、何故かそう感じられなかった。 「お姉ちゃんの作ったお弁当、美味しい?」と聞かれ「美味しい」と答えたが、コレは嘘だ。 雪華姉を安心させる為の嘘。 本当は、恋人が作ったお弁当の方が食べたかった。 そもそも、俺が近衛さんと付き合うようになったのは自分でもよく分からないうちにそうなっていたと言えばそうだ。 入学して2ヶ月しか経っていないのに、付き合って欲しいと告白された。 断りをしなかったというのと、俺が近衛さんを好きになってしまったからというのもある。 中学まで姉にベッタリだったので彼女とかの話はノータッチだったのだが……。 「それじゃ、教室に戻るよ」 「どうして?」 ……また雪華姉のどうして、だ。 どうしてもこうしても、俺は近衛さんと昼休みを過ごしたいからだ。 「……雪華姉、しつこい」 そう言って俺は教室に戻った。 「……そう……。しつこいんだ、お姉ちゃん……」 340 :crazy nights:2007/12/21(金) 21 20 47 ID p+Kwh4ww ◇ ――許さない。 私の可愛くて大事な弟君を変えてしまったあの女を。 ――許さない。 絶対に――許さない。 私は弟君といつも一緒にいたいだけなのに、近衛玲香とかいう娘がいるからそれもできない。 家で出来るかな、と思っても弟君はその娘とメールで話をしている。 そして休日は彼女とデートに出かける。 最初は『弟君に彼女がいるのかぁ、へぇ……』みたいな感じでなんとか我慢できたけど、毎回毎回続くと我慢できなくて、弟君を独り占めしたくて行動に出る。 でも、それは無意味で逆に弟君の逆鱗に触れる。 『……雪華姉、しつこい』 あの昼休みの台詞がそれを表している。 それ以来、義務以外は口を聞いてくれなくなった。話しかけても嫌そうな顔をする。 何度か話しかけると「――しつこい姉さんは嫌いだ」まで言われる。 ……弟君にだけは嫌われるのは嫌だ。 例え、クラスの皆に好かれていても、同性に好かれていても嬉しくない。 嫌われても私自身がいにくいだけで何も問題はない。 でも、弟君にだけは嫌われたくない。 私の自我とかそんなのが全て壊れそうだった。 私の人生の多くは、弟君の為に費やしてきた。 昔、弟君が苛められた時、私は身を挺していじめっ子たちに立ち向かった。 その時から私は弟君は何があっても私が護るって決めたのに……。 なのに。 ………………………………そうだ。 あの女……近衛玲香を何らかの方法で弟君から切り離せば……。 私の元に弟君が戻ってくる……。 そうよ。フフフ……。近衛玲香さえいなくなれば……。 それじゃ、×しちゃっても良いよね。 だって……弟君を私の手で『奪還』すれば……。フフフ……。 そう思った私は行動に移した。 ―――全ては。弟君奪還の為に。
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「パプティマス様…? 」 遠ざかり行く地球圏を見つめる優男に、少女はおずおずと声を掛けた。第五次木星調査隊の長でもあるその男は少女を振り返る。少女には…男の背中が啼いているように見えたのだ。その男、パプティマス・シロッコ地球連邦軍大尉は調査船『ジュピトリス』の艦長でもある。 「ああ…サラか。別れを告げていたのさ。私の…友にな」 「パプティマス様、あの野獣のような男を…友、と? 対等の存在だ、と? 」 「ヤザンは地を疾駆する獣では無い。空を翔ける猛禽だ。…誰にも飼い慣らせん、な」 『シロッコ、お前は面白い奴だな』と言いながら笑顔で握手を求めた、浅黒い、眉の無い男の精悍な顔付きを思い出す。久々に、彼の、パプティマス・シロッコの知的好奇心を刺激される男だった。…馬鹿ばかりと思っていた軍と言う名の掃き溜めの中にも、光る物を持つ者は少なくとも居たのだ。 「この私が地球圏に帰還するまで…世界が変わっていれば良いがな? ヤザン・ゲーブル…」 コーディネイターとナチュラルの下らない争いを心の底から軽蔑し、地球圏を離れようとした矢先に出遇った男、ヤザン・ゲーブル。小賢しい人間は嫌いだが、シロッコはヤザンに『同類』を感じていた。ゲームを楽しむように『現実』を楽しむスタンスは、なかなか並の人間の神経では出来るものではない。 『敵? 決まってる。味方の顔をした、能力も糞も無い差別主義者だ。あいつ等が居ると勝てる戦争も勝てん。…本質は持久戦なんだぜ? 奴等コーディネイターは第二世代以後は劣化の一途を辿り、子孫を残せんと聞く。俺達ナチュラルは本来はただ、自滅を待てばいいだけだ』 出会って数秒で意気投合した。思考にタブーと言うものが存在しない相手は、そうは居ないものだ。戦略・戦術・政治・経済。面倒だし面倒臭いと口で言っている癖に、水を向ければ立て板に水の如く話し出す。知性の欠片も無い、と思わせるその容貌に反して、彼は…ヤザンは充分に知性的だった。 話題が戦争関連となると、嬉嬉として食いついて来た。…彼、シロッコが思わず可愛いと思ってしまう程に。 『だが、それを許さん勢力が存在する。戦争を己の手で管理しようとする軍産複合体の存在だ…』 『冷戦じゃあ在庫が捌(は)けんからな? ったく、兵士やパイロットを何だと思ってやがるんだか』 『人類社会が疲弊しても、奴等は生き残れる気でいるのだろうさ…所詮、本質は愚民と変わらんよ』 『ハッ、愚民で悪うございました、と来らぁな? 正攻法の戦争、特に戦術レベルの戦闘は確かに楽しいさ。だが、兵士でも無い民間人や女子供が巻き込まれるのは胸糞悪い。血のバレンタインとかプラントの奴等が抜かす事件がそうだ。…知ってるか? フクダ中尉の昇進の話をよぉ?』 『それが核を秘密裏に積載し、発射した一将校の名か? 』 『何だ、知ってたのか? 嫁があの、ブルーコスモスの幹部で頭が上がらんそうだ。笑わせるぜ!』 当座はモビルスーツの開発、量産で凌ぎ、長期戦を戦う。考える基本戦略は二人とも偶然、同じだった。だがシロッコがプラント側の疲弊を待つ戦略に対し、ヤザンは『外科手術』を考えていた。ブルーコスモスの排除である。その母体の軍産複合体とは協調出来るが、思想を持つ団体は全く要らん、とするのがヤザンの持論だった。殲滅戦は面倒臭い、の一言で片付けたので、シロッコはヤザンの真意を聞くのに骨が折れた。 『コーディネイターにも、いい奴は居る。地球が駄目になる、ってんでプラントから地球軍にわざわざ入隊する奇特な工学博士とかな? ああ、そいつから結構、プラントについて聞いたよ。奴等、地球なんぞ要らんとか言う急進派までいるそうじゃ無いか? 怖いねぇ、無知蒙昧ってのは? そいつ?今、俺達の臨時のMS教官さ。…ブルーコスモスシンパの妨害で、いつ前線送りになるか判らんがな?』 パプティマス・シロッコの唇に微笑みが浮かぶ。とかく、気持ちの良い男だった。その笑顔を見る彼の部下、サラ・ザビアロフは焦燥感と嫉妬に身を焼かれた。だが、彼女は思い直す。野獣、いや、猛禽のような男は今、遠く離れた地球圏に居るのだ。今、パプティマス様の傍にいて心を独占出来るのは私だけなのだ、と。 「パプティマス・プラン(P・P)…地球圏の未来絵図を、貴様に預けたぞ? ヤザン・ゲーブル…」 シロッコはヤザンの、『殺しても死なないだろう』不敵な笑みを宇宙(ソラ)に重ねながら、サラ・ザビアロフを伴い船窓を後にした、次に地球圏に自分が戻るまでに、生きて必ず逢えるに違い無いと確信して。。
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※恋愛相談と時間軸がリンクしています みなさん、こんばんは。朝比奈みくるです。 今日もSOS団のマスコットとして活動しています!毎日が楽しいですよぉ。 なんでって?SOS団には、かっこいい男子が二人もいるからです! 一人目はキョン君。涼宮さんに連れてこられた平凡な男子高校生です。 でも彼の見せる優しさに、私はもうメロメロです。 残念ながら彼は涼宮さんとほぼ相思相愛と言っていい状態にあり、もう付き合うのも時間の問題。 でも彼はよく私(特に胸)に視線を向けてくれます。まだ望みはあるんです! もう一人は古泉君。キョン君とは違ったベクトルのカッコ良さです。 はっきり言えば、完全に狙い目です!長門さんはキョン君しか目に入っていません。 つまりフリーなワケです。 うふふふ、バラ色の恋愛生活ももう少しですよ! え?この時代の人と付き合えない?そんなのは【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえばいいんです! さて、そんなある日のこと、いつも通り私はメイド姿でキョン君達にご奉仕していました。 いつも通りの団活。しかし、それが終わった後キョン君がとんでもないことを言いました。 「みんな聞いてくれ。俺決めたよ。明日、ハルヒに告白する。」 な、なんだってー!? ついに来るべき時が来てしまったようです。まあ時間の問題ですから、仕方ないです。 正直、涼宮さんに勝てると思ってませんでしたし、しょうがないですね。 だから私は笑顔で言いました。 「わぁ~!頑張ってくださいねえ!」 どっかの誰かさんがモノローグで「手放しで喜んだ」とか言いそうなぐらい喜ぶフリをしました。 しかし、私の心にはどす黒い感情が渦巻いていました。あんちくしょうめ……! ま、まあいいです。これでようやく、古泉君一人に狙いを絞ることが出来ますからね。 さっそく明日からアタック開始しますよ!! と、決意したのもつかの間、翌日の部室にて今度は長門さんが衝撃告白をしました 「私と古泉一樹は交際することになった。」 はい、私はお盆を盛大に落としました。な、なんだってー!?(2回目) そんなバカな!!長門さんはキョン君に夢中だったはずなのに! こ、これは計算外です、ていうか、こんな連続コンボでカップル成立するなんて聞いてませんよ…… これじゃあ、私が一人余り者になっちゃうじゃないですか…… 「あ、お前の席ねーからwwwwwwww」と言われているようです…… 「一人身……私だけ……一人身……」 いつの間にか口から出てしまっていたようです。キョン君がこっちを見ています。 しかし、もう私にマスコットをする余裕はありませんでした。 そう、この瞬間から、私は嫉妬に燃える鬼神となったのです! 「うふふ……ふふふ……ふふふのふ……」 自宅にて。私はポスターを作成していました。目的のために。 そう、『あの2カップルの邪魔をする』という目的が! 「ふふふ……これで良し。」 私はポスターを完成させました。 「来たれ!嫉妬に燃える諸君! 共にこの世のバカップルに制裁を加えましょう! 興味のある方は、今週の土曜日に○○まで!」 ふう……完璧です。 私の目的を達成させるには、仲間を増やす必要があるのです。 これを校内の掲示板に貼っておけば、きっと何人か来てくれるはずです! しかし、問題があります。 長門さんです。長門さんにかかれば、こちらの目的などすぐ見破られてしまいます。 それどころか、あの反則的な力で何一つ出来ずに終わる可能性が高い。 つまり、長門さんに対抗出来るメンバーが必要なのです。 喜緑さんは長門さん寄りですから、期待出来ないでしょう。 となると、あとは一人だけ……! 思いたったらすぐ実行。私は去年の4月までひとっ飛びしました。 目的の人物に会うためです。 え?申請が必要?そんなもの【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえば(ry その人は、あっさり捕まえることが出来ました。 「あの、少しよろしいですか?」 「あ、あなたは確か……2年の朝比奈さん、よね?」 「はいそうです、今日はあなたに用があって来ました。朝倉さん。」 「私に?何かしら。私は、先輩に目をつけられるようなことはしてないはずですけど……」 「あなたの正体は知っています、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス。 そして長門さんのバックアップ。そうでしょう?」 「……あなた、何物?」 彼女は警戒を強めました。でも私は続けます。こちらには切り札があるのです。 「私はこの時間の人間ではありません。もっと未来から来たのです。 あなたには私がいる時間、約一年半後に来てもらいます。」 「私がおとなしく従うとでも?」 「あなたは今から数ヶ月後、長門さんに情報連結を解除されます。」 「なんですって!?」 「さらに、長門さんは古泉一樹という超イケメンと付き合ってイチャイチャし始めるんです。 どう思いますか?」 「そ、そんなの許せないわ……!あの子に彼氏なんて生意気よ!私の方が絶対モテるんだから!」 「私はそれを妨害したいのです。でも長門さんは万能です。私では太刀打ちできません。 だからこそ、あなたの力が必要なのです!!協力してくれますか!?」 「……分かったわ!あの娘にだけいい思いなんてさせないんだから!!」 交渉成立です。私は仲間になった彼女を引き連れて元の時間に戻りました。 朝倉さんはこの時間に存在しているはずのない存在なので、しばらくは私の家で隠居しててもらいます。 さて、土曜日です。 今日は不思議探索はお休みということになっています。 でもどうせ二人でデートという名の探索をするつもりなんでしょう!カーッ!ペッ!! 古泉君達も遊園地がどうとか話してたし、 ああもう、観覧車に乗って1番上に来た時点で観覧車が止まってしまえ! あ、でもそれじゃあ逆にいろいろとムードが出て……って何想像してるんですか私! さて、召集をかけたのはいつもSOS団が集合するのとは違う公園。 いつもの公園じゃ忌々しいカップル共が集合場所に利用する可能性が高いですからね。 今現在いるのは、5人。私と朝倉さん。そして…… 「まさか召集をかけたのが朝比奈さんだったなんてな!ていうか朝倉、いつ帰ってきたんだ?」 キョン君の友人、谷口君。まあ彼は来るだろうと思っていました。 こういう類のイベントには絶対参加しそうです。そういうオーラがあります。 「ふう、まさかいかがわしい集団に所属している貴様がリーダーとはな。 まあ、あの古泉達の邪魔をするというのには私も同意だ。」 ため息をつくのは生徒会長(本名不明)さん。 SOS団では敵ですが、ここでは仲間になって頂きます。 「このようなイベントを、私待ち望んでおりました。」 ……1番のサプライズはこの人。まさかこの人が参加するなんて思ってませんでした。 ていうか、学校にしか貼ってないのにどうやって来たんですか 「『機関』の情報収集力を、甘くみないで頂きたいですな。」 物凄い勢いで『機関』を無駄遣いしています。 まあいいです、彼はきっと物凄く強い。きっと力になってくれます。 私は、みんなに語りかけ始めました。 「みなさん、今日はよく来てくださいました。今この瞬間から、私達は『同士』です! そしてこの団体に名前をつけたいと思います。それは……「しっと団」!」 記念すべき「しっと団」結成の瞬間です。これは歴史に残りますね。 「しっと団……!!」 「ふむ、なかなかだ。」 「素晴らしい名前です。」 「私、気に入ったわ!」 みなさんも喜んでくれてるみたいです。良かった…… 「さて、「しっと団」では、コードネームで呼び合うことを義務付けます!」 「コードネーム!本格的だな……!」 「私は『トゥモロー』。そう呼んでください。谷口君は『ジャッカル』。」 「『ジャッカル』!なんかカッコいいぜ!」 「会長さんは『フォックス』。」 「ふん、いいだろう。」 「新川さんは『スネーク』。」 「何故だか分かりませんが物凄く私にピッタリな気がしますぞ!」 「そして朝倉さんは『キラー』です。」 「あら、カッコいいわね♪」 「さあ、皆さん!カップル達を、地獄に落としましょう!!」 「「「「おーー!!!」」」」 私達は聖なる雄叫びをあげました。 ちなみに、今公園には小さなお子様を連れているお母様方がいっぱいいるのですが、 何やら私達に「なにしてんだコイツラ」的な視線を向けています。 流石にこれ以上ここでやるのは少し恥ずかしいので…… 「では、計画について話し合いたいと思います。 場所を変えましょうか。どこがいいかな……出来れば周りに人が来ない場所……」 「だったらいい場所があるぜ!『トゥモロー』!」 『ジャッカル』君が提案しました。さて、どこでしょうか……? 「WAWAWA忘れもの~♪俺の忘れもの~♪」 えっと……なんでこんなことになったんでしょうか。 『ジャッカル』君の提案はカラオケボックスでした。確かに個室という点ではベストですね。 それまでは良かったのですが……何故かノリでカラオケ大会になってしまいました。 ま、まあまだ時間はあるし、今日は親睦を深めるという意味で……あ、次私ですね! 「みっみっみらくる♪みっくるるんる……」 ノリにノって歌っている最中でした。私は見てしまったんです。 ドアの前を歩く、キョン君の姿を!! 「『トゥモロー』、どうした?」 気持ち良く歌っている途中でマイクを落とした私に、『フォックス』が声をかけました。 私は、「すいません、ちょっとトイレに……」と言って慌てて部屋を出ました。 ちなみにみくる伝説は『スネーク』が引き継ぎました。ノリノリでした。 私は見つからないように、そ~っと隣の部屋の中を覗きました。するとそこには…… キョン君、涼宮さん、古泉君、長門さんの姿が!!! 「な、な、なんでここに……!!」 思わず声に出してしまいました。だってそうでしょう? キョン君と涼宮さんは二人きりで市内探索すると言っていたし、 古泉君と長門さんは遊園地に行っているはず、なのに何故!? 「ま、まさか……」 ワタシ ハブラレテル? 私は外から見えないようにかがみこんでドアに耳をつけました。 周りから見ると不審者以外の何物でもありませんがそんなこと気にしてられません。 聞こえてきたのは、涼宮さんとキョン君のラブラブデュエットでした。 「もー!キョン音外しすぎよ!」 「だから俺はいいって言っただろ。一人で歌えば良かったじゃないか。」 「……いっしょが……よかったのよ……」 「ん?なんだって?」 「キョンと一緒に歌いたかったって言ってるのよ!!このバカ!!」 ああ、私の胸に、脳に、全身に、どす黒いパワーが溜まっていくのが分かります。 そうか、これが、「しっと」の力……!! ふふ、楽しんでいられるのも今のうちですよ。 クリスマス!その日あなた達は、地獄に落ちるのです…… ふふ……ふふふ……ふふふのふ……!! 終わり(本編に続く)