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終わらない危機 遂行地域 インタルディカ - セネモネアの野営地 適正レベル 取得 37 / 遂行 39 報酬 経験値 1,265,179 / 29,000 ギーナポーション 1怪しい緑色の袋(1) 関連クエスト --- 進行順序 1.NPCセネモネアと会ってクエスト獲得2.ニュータンの泥地にいるニュートを掃討せよ-ニュート ガード(10)-ニュート ウォッチマン(10)-ニュート コレクター(10)-ニュート パトローラー(10)3.NPCセネモネアと会ってクエスト完了
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終わらない夏 【投稿日 2006/08/22】 カテゴリー-現視研の日常 荻上会長の下、無事に終了したコミフェス後のこと、お盆も過ぎて 日暮れとともに涼しくなるかと思われたが、暑い日々が続いていた。 「予約していた9人っすけど……。あと、焼き網も2つお願いします。」 「お待ちしておりました、テーブルこちらになりますので、ご案内いたします。」 半袖カッターにネクタイを外した姿で、斑目を先頭にゾロゾロと歩いて 案内された席に向かうのだった。屋上にテーブルと椅子が並んだホールには 少し時間が早いのか、まだ斑目たち以外は2組ぐらいしかお客は来ていない。 荻上さんが斑目のすぐ後ろを付いていく。 「斑目さん、ココはよく来られるんですか?」 「あー、まぁ、先月会社で来てネ――。ところで笹原遅れるけど来れるって?」 「ええ、あと1時間ぐらいで来られるそうです。」 「集合時間を遅くしても良かったかねぇ。」 「いえ、仕事が終わる時間も確定して無かったそうですから。」 そんな斑目と、荻上さんの後ろから歩いてきてた春日部さんも話に入ってくる。 「平日の夜だし時間も早いし、最初に言い出したアタシの都合だかんねぇ。」 「俺はだいたい定時に帰るから良いけどサ。コーサカも休みだって?」 「遅い盆休みなんだよ。後ろで歩きながら寝てっけど(苦笑)。」 椎応大にほど近いデパートの屋上のビアガーデン。コミフェスで顔を 会わせたりしたが、飲み会では久しぶりに集まる現視研の旧メンバー達だった。 「お料理お飲み物、バイキング形式でセルフになっております。 こちら焼き網になりますので、肉とお野菜もあちらにございます。 それでは閉店22時まで飲み放題になりますので、ごゆっくりどうぞ。」 暑い中かっちりと洋食のウェイトレス姿をした店員の説明を受け、 各自まずは料理やビールを取りに行くのだった。 朽木はビールを皆の分まで注いできたが、泡が半分以上だったので 春日部さんは自分で注ぎ直しに行こうとしている。 「あぁ、俺が注いで来るよ。朽木君も教えてあげるからおいで。」 そう言って田中がビールサーバーの方へ向かった。 二人で運んできたジョッキには、綺麗な泡の比率が出来ていた。 「こういうサーバーだと本当はあんまり難しくないんだけどなぁ。」 「ありがとうございますっ!感謝感激にょ~。勉強になりました。」 そこへ大野さんと荻上さんがサラダや点心、焼き鳥などを。恵子と斑目が生肉を 持って戻ってきた。高坂は枝豆や刺身を確保していた。 2往復ぐらいでとりあえずは乾杯となる。 「ゴホ…、我々は一人の英雄を失った!―――。」 思わず左手を胸に当て、右手を掲げた演説ポーズを取りかける。 「おいおい!早くしないと呑めないぞー。」 田中から素早くツッコミが入る。 「いやいや、じゃなくって……(苦笑)。んじゃ、まぁ、 OB会?の開催とお互いの残暑見舞いの為に、乾杯―――。」 「「「乾杯~~~。」」」 現会長の荻上ではなく、斑目の音頭でそれぞれジョッキを掲げるのだった。 カルビやハラミ、ウインナーやイカなども焼き始め、しばらくして肉の臭いと 煙が立ち昇ってきた。だんだんと周りの席も騒がしくなってきた。 「あー、今日は適当なシャツ着てきて良かったよ。なんか風向きで 煙がこっち来るかんね。屋外だけど。」 「咲ちゃん、席変わろうか?」 そんな二人の様子を目の端に映しながら、荻上や恵子と話す斑目だった。 「で、最近どうなの?現視研は?俺はたまに昼休み行くのと 朽木君や笹原から聞くぐらいなんだけど。」 「部員は2人入ってきましたけど、それよりもうすぐスーが来るのが 心配というか、不安というか―――ですね。」 「アメリカの子だっけ?あたし初めてだけど、なんつーか 向こうにも オタクって居るんだねぇ。しかも女の子って…やっぱホモ好きなの?」 「なんでそこに直結するんですかっ!」 「えーーだってそうじゃん。あたしだって読むしさぁ。」 「スーが引っ越して来たら歓迎パーティーしましょうね!」 テーブルの向こうから大野が言ってくる。地獄耳か。 「ん?大野―――。その左手の包帯、どうした?」 「え?まあこれはおいおい話しますぅ。」 そう言ってジョッキを一気に空けるのだった。 しばらく呑み進み、焼き網に焼き過ぎた肉の成れの果てである炭の塊が 数個出来てきた頃になって、春日部さんが立ち上がって提案した。 「さてそれじゃあ、皆はコミフェス?行って会ってるだろうけど アタシは久しぶりだから、近況報告と暑気払いも兼ねて、最近有った 涼しくなるような話か怪談でも一人ずつ言ってみようか?」 「はーーい、じゃあワタクシめが一番槍でっ!」 「あー、クッチー=(イコール)寒い芸風だもんねぇ。」 春日部さんのツッコミで既に出オチ状態だ。 「朽木学ことクッチー、現視研の風物詩と言いますか毎年恒例ですが また、就職が決まっておりませんっ!」 「………名前とあだ名の『こと』の前後が逆じゃねぇか?」 「彼の中ではクッチーが真の名なんですよ、きっと(笑)。」 「勝手に風物詩にしないで欲しいですね。人聞きの悪い。」 「うーん、なんかキレが無くなったような気がするね。最近どうなの?」 「知りませんよ。私も最近会ってませんでしたから。」 数秒の沈黙の後、皆口々に就職出来ていないことそのもの以外について 批評し始める。すごい滑りっぷりだ。 (うわーーー僕チンの心はブリザードですぅ~~~。) 一応、クッチー自身の納涼は果たされたようだ。 その後、春日部さんが近くの峠の古寺に深夜ドライブに行って 一人減った話や、恵子がトンネルでの人柱と血の手形の話など、 生暖かい夜の風と焼肉の中、屋上ということで少し雰囲気が 有るような無いような感じで、定番の怪談を披露した。 そしてビールや黒ビール、酎ハイなど呑み進み、だんだんと一同ともに 酔いが回ってきた。 斑目の寒い話もダブルオチが効いている。朽木に負けていない。 「えー。ネタがマジで何もアリマセン………。」 「うそー?」 「空気読めよ。」 「で、オチは?」 皆のツッコミの冷たさもかなりのものだ。 「あ、そういえば、誰も久我山呼んでねえの?俺も忘れてたけど………。」 その斑目の一言で、予定調和的な滑り芸の域を一気にブッチギリだ。 どうやら今日は本当に誰も久我山に連絡してなかったようである。 斑目は灰になったジョーのようにテーブルの端の席に座ってしまい、 横目で少し心配そうに荻上さんがチラ見している。 そこへ田中が話し始める。 「あー、じゃ、じゃあ次は俺ね。洋裁でミシンを使ってるとね、色々と―――。」 「ストップ!!もうオチは判ったから!」 今日も春日部さんはツッコミに大忙しだ。 「ん?俺はわからねぇけど?」 「ほらほら、聞きたがってるよ。えー、指の爪をね…。」 「だからヤメロつってんだろ!」 立ち上がって春日部さんのチョップが炸裂する。 「おおーーっ、久しぶりに見たっ。」 男子諸氏の歓声が上がる。 「あつつ。こういうのって斑目や朽木君の役回りじゃないか?」 「俺かよ!しかしお前の話もう俺もわかったぜ。痛い話はゾクっとするからなぁ。」 「おい、斑目。なんか羨ましそうじゃないか?」 「馬鹿かおめーわ!俺がドMみたいな事言うんじゃねーよ!」 そして殴られた田中をジト目で眺めていた大野さんが立ち上がった。 「では私の話を。コミフェスのあと、山に撮影に行ったんですけど 田中さんたら『クヌギの樹液の匂いがする』とか言い出して、 どんどん林に入っていったんですよ。それで本当にクワガタを 見つけたのは良いんですけどね―――。」 話が始まるやいなや、田中は新たにビールを注ぎに席を離脱してしまった。 「私は知らなかったんですけど、樹液ってスズメバチも居るんですね。 それで何故か私だけ襲われて…。それでこの左手ですよっ! あとから『黒いものが襲われるから』とか 『香水の匂いに寄るらしいよ』 とか、知ってるなら先に言って下さいって話ですよ!」 そこへ冷や汗なのか暑さなのか、汗を流して田中が戻ってきた。 「だから埋め合わせはするって―――。ま、まあ呑んでよ。 ハーフ&ハーフ作ってきたからサ。」 そう言われて田中からジョッキを受け取ると、グビっと呑んで座る大野さんだった。 「あうー。そう言ってから何日経つんですかぁ。」 「……なんだこの夫婦漫才。」 今日、何回目かわからないツッコミを入れる春日部さんだった。 そこへ遅れてやってきた男が登場した。 「お待たせ―――。荻上さんに、みんなも。しかし暑いねぇ。」 「あぁ、笹やん久しぶり。」 「えーと、春日部さんだけ久しぶりかな。こないだコミフェス有ったから。」 当然のように荻上さんの横の席に移動するかと思いきや、まず田中の方へ 歩いていく笹原だった。荻上さんだけが少し不思議がる。 「田中さん、この荷物ですか?例の。やー楽しみですね。 俺も少し恥ずかしいですけど―――。」 「任せてよ。これは俺自身の為でもあるからな。」 「「何の話をしているんですか??」」 大野さんと荻上さんがハモって疑問を投げかける。 「え?俺が蛍野先輩のコスプレしたら、荻上さんが鍬形ハサミの コスプレしてくれるって聞いて来たんだけど。」 「言ってません!!!」 0.5秒で否定する荻上さん。 「いえ、是非やってください!田中さんGJ!」 その否定に0.5秒で被っていく大野さんだった。 「えーーもう、早く二次会のカラオケボックスで披露しましょうよ~。」 ジョッキを空けながら笹原は少しのんびりしている。 「もうちょっと呑んで食べて良い?俺まだ腹ペコなんだけど。」 「あーもう、笹原さん弱スギ!!そんなの一気に詰め込んでください! それよりも荻上さんをもっと詰めて下さいよ!見たくないんですか!」 「え―――?『きっと可愛いヨー。俺も見たいなー。』こんな感じ?」 相変わらずのヘタレっぷりが健在なようで、それを見て少しホッとする 斑目と朽木であった。希望の星でありながら身近な存在であって欲しい。 複雑な男心とともに、残暑の夜は更けていくのであった。
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このページはこちらに移転しました 終わらないイノチ 作詞/タマムシ 牢獄での老後苦 重ねた罪は死をもって許され 年老いた躰に 与えられる罰は 終わらないイノチ 枯れた心 枯れた躰 枯れないのはコノイノチだけ 荒れた肌に 荒れた躰 荒れないのはコノイノチだけ 摩れば垢が 落ちる 汚れたこの躰 摩れば赤が 落ちる 崩れたこの躰 牢獄での老後苦 重ねた罪は死をもって許され 年老いた躰に 与えられる罰は 終わらないイノチ
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終わらない鎮魂歌 黒 ワールド・エンチャント 投下 黒 (あなたは自分の手札にあるこのカードの起動型能力を、 追加コストとして黒を支払うとともにこのカードを公開することでプレイしてよい。) あなたは呪文をプレイできない。 1:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の墓地にあるカードを1枚ゲームから取り除き、その後自分のライブラリーの一番上のカードを墓地に置く。 32版の 9 投下能力を持つワールド・エンチャント。デッキ破壊に特化した能力を持つ。 投下すれば1黒ごとに対象のプレイヤーのライブラリーを削る。手札にあるため除去もされにくく、非常に厄介。 また、呪文をプレイできなくなるデメリットがあるが、場に出た時の爆発力はものすごい。 数ターンもすれば相手のライブラリーはきれいさっぱり消滅するだろう。 万が一除去されてもまた呪文を使えるようになるのも嬉しい。 おまけでついている取り除き効果もまた便利。 通常のライブラリー破壊デッキの天敵である《追憶》やtana死nnなどにも耐性が高く、 自分に撃つことで「狂った調理」など、墓地にある場合デメリットが発生するモナリング特有のカードをゲームから取り除くこともできる。少々強すぎるカードだろうか? ただこの効果のおかげで《サイカトグ》の餌を増やすことは残念ながらできなくなっている。あたりまえか。 ちなみに本スレに投稿された際には、ワールド・ルールの注釈文が書かれていた。(他のワールドが場に出た場合、終わらない鎮魂歌を墓地に置く。) 「あなたは呪文をプレイできない。」は、終わらない鎮魂歌が場に出ている間のみ有効。 墓地にあるカードを取り除く効果はカードを対象に取らない。どのカードを取り除くのかは対象となったプレイヤーが選ぶ。
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鶏「あら? ここはどこですの? あなたは……?」 マ「ど、どうしたんだ鶏冠石? 俺のこと忘れちゃったのか?」 鶏「全く存じませんわ。私とどういう関係でして?」 マ(……これは日頃の恨みを晴らすチャンスでは?) 鶏「どうなさいまして?」 マ「お前は俺の召使いじゃないか。忘れられちゃこまるぜ。さ、飯を作ってもらおうか」 鶏「……私があなたのような軽薄そうな人に忠誠を誓うとは思えません」 マ「飯の後は風呂を……ってあれ?」 鶏「私喉が渇きましたわ。紅茶をいれてください」 マ「ちょ、待て! 俺はマスターだぞ!?」 鶏「そんなもの関係ありませんわ」 マ「う……俺がマスターなんだ……紅茶なんて……」 鶏「早くなさい!!」 マ「は、はい!」 マ「……いつもと変わらないじゃないか……」
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【検索用 おわらないにちようひ 登録タグ 2008年 VOCALOID お ふぐりたつお 初音ミク 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:ふぐりたつお 作曲:ふぐりたつお 編曲:ふぐりたつお 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『終わらない日曜日』(おわらないにちようび) 歌詞 営業の人たちとは 仲良くなれる気がしないし 新型のうつ病は どう考えても 私のこと 本当に欲しかったものから 諦めていく日々 うそつきでいなきゃ 笑顔もうまく 作れなくなってる 傘の列 抜け出して 濡れた指と指 繋いだね 終わらない日曜日 探し続けてる 今もずっと コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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「あっ」 「おっ」 森の中を散策していた彼ら、加藤勝と西丈一郎は思わぬ遭遇に言葉を漏らした。 彼らは死者を呼び寄せる黒球、ガンツに呼ばれた者同士として顔見知りである。 しかし、仲が良いかと問われれば決してありえず、性格も目標も相容れない二人でもあった。 では、そんな彼らが出会えばどうなるか。 立場でいえば互いに協力者であり、実際に敵対したことは一度とてなかった。少々言い争ったことがある程度だ。 仲は良くないが、互いに憎み合うわけでもない。彼らの関係はガンツに呼ばれた一点を除けば希薄だと言っても過言ではないだろう。 つまるところ、彼らが出会ったからといって特筆すべきことはなく、他の参加者の情報交換との違いは、互いの共通事項の確認をする程度だった。 「お前もスーツを没収されたみたいだな」 「さあどうかな。お前らみたいにスーツを忘れるようなヘマはやらかしたことはねえからな。もしかしたらデイバックの中にあるかも」 「誤魔化すな。俺たちの中では誰よりも経験のあるお前がこんな異常事態にスーツを着ない訳がないだろう」 「...チッ」 加藤と西。彼らはガンツの星人討伐任務に挑む際、支給された特殊スーツを常に着用していた。 この特殊スーツは着用者の身体能力を底上げすることができるものであり、これの有無で任務の難易度が大きく変わるほどの代物だ。 しかし、この催しではそれは没収されている。 この時点で、彼らは現在の状況が従来のガンツの任務から外れていることを認識していた。 「それで、お前はどうするんだ」 だから加藤は不安だった。 西丈一郎。彼は、加藤から見て非情且つ異常な面の目立つ少年だった。 デマを流し他者を囮に使う、人の死を語り興奮する。そんな少年が殺し合いに放たれればどうなるか。加藤は想像するだけでも嫌だった。 「んー...それって、殺し合いに乗るかどうかってこと?」 「ああ」 「興味ねーな。俺の邪魔しなけりゃそれでいい」 だから加藤は彼の意外な返答に思わず面喰らってしまった。 てっきり、この機に殺人を愉しむだろうとばかり思っていた。 「意外だな」 「別に今までと変わらねーもん。今回は赤い首輪が『星人』で、殺したら点数の代わりに特典が貰える。それだけだろ」 同時に、最も彼らしいこの言葉に落胆を覚えずにはいられなかった。 (そうだ...こいつはこういう奴だった) 「けど、今回はどんな奴がターゲットか分からないんだぞ」 「今までもそんなのバッカだったろ。ガンツのいい加減な特徴が役に立ったことがあるか?」 「それはそうだけど...」 「それに今回は一匹殺すだけで100点相当の大盤振る舞いときた。尚更狩らずにはいられねえよ」 西の言葉に、加藤は思わず言葉を詰まらせる。 これから先も自分はガンツに呼ばれ続ける。その中には千手観音のような強敵もいるだろう。 その時に充分な装備が無ければ、また全滅寸前にまで追い込まれてしまう可能性は高い。 それに、この場に呼ばれてしまった玄野やガンツに呼び出される度に心配をかけている弟の加藤歩のこともある。 この機に装備を充実させるという西の言葉に間違いはないのだ。 「...けど、赤い首輪の参加者だって」 ガサガサガサ。 加藤の言葉を遮り、何者かが草木をかき分け近づいてくる。 加藤はデイバックからPLUCKと血文字が記された剣を、西は懐から拳銃を取り出し臨戦態勢にはいる。 「使えるのか?」 「どう思う」 「...難しそうだ」 ガンツの任務で支給された銃は、未知の技術によるものか、残弾や反動といった拳銃特有の弱点がなかった。 だが、西が握っているのはなんの変哲もない拳銃。引き金を引けば弾丸が発射され、反動により隙も大きくなる現代の武器だろう。 もしも近づいてくる足音が赤い首輪の参加者、若しくは殺し合いを肯定した者であれば、自分が前に立つしかない。 足音が近づく度に、加藤の鼓動は大きく波打った。 「助けてくれ...赤い首輪の参加者に襲われた...!」 現れたのは、息を切らし、肩の怪我を抑える少年だった。 ☆ 「青い髪の少女に上半身だけの老人?」 「はい。女の方はどこからともなく剣を出してきます...いてて」 少年、相場晄の応急手当を施しつつ、加藤は相場から事情を伺っていた。 「俺と一緒にいた仁美って緑色の髪の子もソイツに殺されました。彼女は俺を庇って...」 相場の声に陰りが生じる。 既に犠牲者が出ているという事実に、加藤は歯噛みするほかなかった。 「だから言ったろ、いつもとなんにも変わらないって」 西はヘラヘラと薄ら笑いを浮かべつつ加藤を挑発するかのように声をかける。 当然ながら、彼が相場の手当を手伝うことはない。 「...そいつらは、あっちの方角にいるのか?」 「...我武者羅に逃げてきたからあまり自信はない」 申し訳なさげに俯く相場だが、加藤はそんな彼に非難の目を向けることなく、相場の走ってきた方角へと顔を向ける。 「おっ?偽善者が珍しく殺る気になったか」 「......」 「それとも、赤首輪の連中にも事情があるとか言っちゃうわけ?」 加藤は答えない。しかし、その姿勢が全てを物語っている。 そんな彼に西は溜め息をつかずにはいられなかった。 「あいつらのところに行くつもりですか?」 心配そうに問いかける相場に顔を向ける加藤の額には緊張による冷や汗と脂汗が滲んでいた。 「...できれば味方は欲しいが、いまは俺しかいないから」 「無茶ですよ。せめてもう少し仲間を増やしてから」 「もう被害者も出ている。一刻も早くそいつらを止めないと」 「でも...」 「別にいいんじゃね。死にたい奴は勝手に死なせとけ」 二人の言い合いを止めたのは、現状をじれったく感じた西。 元々彼は加藤と組むつもりはなかったし、いまの段階で赤首輪の参加者を狙いにいくつもりもなかった。 いざ赤首輪を狩ろうという時に割って入るであろう偽善者を切り離すにはいいタイミングだ。 西にとって、そんな死にたがりを止める理由など一切なかった。 相場は諦めるように加藤から僅かに目を逸らし、やがて視線を再び合わせた。 「...野崎って女の子を見つけたら、俺が探していたことを伝えてください。待ち合わせ場所はD-5でお願いします」 「野崎...春花と祥子って子だな。わかった」 加藤は名簿の『野崎春花』と『野崎祥子』に印をつけ、すぐに踵を返す。 「精々楽に死ねるよう祈っとけよ、偽善者」 激励のつもりは一切無い。 そんな調子で嘲笑う西に、加藤は一度立ち止まり、一度だけ視線を向け言い放った。 「...お前がなんと言おうと俺のやり方を変えるつもりはない」 それだけ告げると、加藤は闇夜へと駆けて行った。 (赤首輪の参加者だって、人間じゃない奴にだって感情はある) 森を駆ける中、加藤は今までの戦いを思い返す。 ネギ星人との戦いは、子供を殺された親の怒りによってヤクザ達は殺された。 田中星人も、肩に乗っていた鳥を西が殺したことにより戦いが始まってしまった。 あの恐ろしい千手観音でさえ、仲間を失ったことを嘆いていた。 (この状況は完全なイレギュラーだ。赤首輪の参加者とだって、戦わなくて済む道もあるかもしれない) 加藤は、星人たちと殺し合うことに常に疑問を抱いていた。 なぜ戦わなければならないのか。誰がこんなことをさせているのか。 星人たちを好き好んで殺したことは一度たりとてありはしなかった。 ガンツの時と同様、理不尽に開催されたこの催しでも同じ。 例え赤い首輪が人外の証だとしても、同じ被害者であれば彼はそれだけで敵視しようとは思えなかった。 (俺は俺のやり方で戦う。―――そして計ちゃん) 玄野計―――この名簿に連ねられた親友を想い馳せる。 彼は酔っ払いを助けようとした加藤に巻き込まれる形でガンツに呼ばれ、幾度か共に戦った。 加藤が先に死んでしまってからも、彼を生き返らせるために奮闘していたという。 そんな彼も、今では加藤を蘇生した後に仲間に見送られ元の生活へと戻った。 そう。ガンツのことなど、一度死んだことなど忘れ去ってしまった平穏な日々へと。 加藤は思った。計ちゃんには頑張ったぶん平和に過ごしてほしいと。 だが、その矢先にこの殺し合いだ。いまの計ちゃんはガンツでの戦いの記憶が無いため振りは免れない。 危機に晒されるほど力を発揮するのが玄野計という男だが、それもどこまで通用するかわからない。 (計ちゃんは俺が守るから、無茶はしないでくれ!) もう彼を傷付けるのは御免だ。こんな理不尽なゲームで誰かが傷つくのは嫌だ。 必ずこの殺し合いを止めてみせる。加藤は拳を握りしめ心中で誓った。 【G-2/一日目/黎明】 【加藤勝@GANTZ】 [状態]:健康 [装備]:ブラフォードの剣@ジョジョの奇妙な冒険 [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:殺し合いを止める。 0:相場の語った赤首輪の参加者に注意。できれば説得して止めたいが... 1:計ちゃんとの合流。 ※参戦時期は鬼星人編終了後。そのため、いまの玄野はガンツの記憶を無くし普通に生活している状態からの参戦だと思っています。 「あんたは行かなくていいのか、仲間なんだろう?」 「冗談。俺に要るのは使えるか使えないか、邪魔になるかならないか、それだけだ」 西は銃を磨き、時には構えて撃つ練習をしつつ相場と言葉を交わす。 「それとあいつよりはお前の方が話が解る。それがあいつを追わなかった理由でもあるな」 「...どういうことだ」 「お前さ、人の死体とか見たことある?」 人の死体。 相場の脳裏によぎるのは先程ボウガンで撃った志筑仁美―――ではなく、火に包まれた春花の父と妹。 「俺はあるぜ。ニュースとか写真なんかじゃない。本物の人間が切り裂かれ、破壊される現場でだ」 炎に包まれる春花の家へ、彼女の家族を救助へ向かった時。 彼は見た。炎に包まれる春花の父と妹の姿を。 「さっきまで生きてた奴らが破壊されて肉塊になるのを見てるとさ、興奮するんだ。テレビなんかじゃ出せない本物の死体がここにあるって」 不謹慎だとは思った。しかし、気が付けば彼らを助けることすら忘れてカメラを手にしていた。 「それでそいつらと俺を見比べて思うんだ。『俺は生きている、こいつらよりも優れている』って」 その時の自分はどうだったか。 この姿はカメラに収めなければならないと無我夢中だった。 身体を張って娘を助けようとした父の勇姿に感動していた。 そんな父親の姿を愛する春花に見せてやりたかった。 彼らが消えたことにより春花にとっての自分の存在は確固たるものとなったと密かに喜んでいた。 「お前はどうだ。もしも死体を見たら、どうなると思う?」 その時の自分は有体にいえば興奮していたのだろう。 「...下らない。俺をお前と一緒にするな」 「どーだかね。...まあいいや。とりあえず、準備ができるまで赤い首輪の参加者の悪評を振り撒くつもりなんだろ?」 「...!」 「偽善者にはわからなくても俺にはわかんだよ。お前が狩られるんじゃなくて狩る側だったことくらいはな」 相場の目が驚愕に見開かれる。 自分の演技は完璧だったはずだ。言葉にも矛盾はなかったはずだ。なのになぜ... 「あの偽善者が手当してた時、お前は頑なにデイバックを奴の視線から外そうとしてたよな。なにか見られたくねーもんでもあるんじゃねえか?例えば、血の付いた凶器とか」 「それは...」 相場は確かに、万が一にも加藤にデイバックを探られないよう無意識的に言葉を交わすことで彼の注意力を散漫させデイバックが視界に入らないよう位置の調整をしていた。 現在の唯一の武器である血濡れの弓が見つかれば化け物たちの悪評を振り撒くどころではなくなるからだ。 「...だとしたらどうするんだ」 しかし、だからといって狼狽えるほどのことでもない。 言葉を交わした範囲で判断する限り、この男は自分と春花の生存においては重要ではない存在だ。 邪魔するなら殺せばいいだけのことにすぎない。 「俺もお前もまだ準備不足ってトコだろ。だから俺の狩りの準備が整うまでは口裏合わせてやるよ」 そんな相場に協力の提案を申しかけたのは西。当然ながら、彼には彼の思惑がある。 前述した通り、いまの西は赤首輪を狙うつもりはなかった。 西の武器は拳銃のみである。当然ながら残弾はあるし、ガンツから支給される銃とは違い、当たったところで確実に仕留められる保証もない。 また、スーツも無いため近接戦闘もたかが知れている。赤首輪はおろか、大人一人にも勝てないだろう。 こんな状態で赤首輪のもとへ出向けば返り討ちにされるのがオチだ。 以前なら己の腕に過信し加藤の後をつけた可能性もなくはないが、田中星人の時に死んだ経験が彼を慎重にさせた。 いまの彼が欲するモノは力と最小限の手ごまである。 力。まず第一に強力な武器だろう。スーツが手に入ればいいが、せめてガンツの任務で使用する銃くらいは欲しいものだ。 手ごま。これは数があればいいというものではない。 数があれば囮として使うにはイイかもしれない。しかし、任務では点数が配分されるのとは違い、今回のゲームでは『赤首輪を殺した者一名』のみが報酬を得るシステムになっている。 前者では多くの数を倒さなければならない代わりに全員が100点を達成できるケースがあったが、今回は泣いても笑っても一人だけだ。 報酬を得るために諍いが起こり足を引っ張る可能性が高くもある。最小限の数で効率的に狩りができるのが一番イイ。 加藤は赤首輪を守るだけでなくそういう輩も分け隔てなく連れてくる可能性が高かった。だから単身赤首輪のもとへ向かわせ死んでくれることを願った。 その点、相場はまだやりやすい。狩るにも躊躇いはなさそうだし加藤よりは合理的に行動ができそうだ。 だから、西は相場への協力を提案したのだ。扱いやすい駒の先駆者としてだ。 「......」 当然、相場も西になにか裏があることは勘付いている。だが、このまま一人で目的を達成できず協力者が必要なのは言うまでもないこと。 断れば容赦なく悪評を振り撒かれるであろうことから、彼は西の提案を飲まざるをえなかった。 「...よろしく頼む」 「交渉成立だ」 握手は決して交わさない。互いに信頼の二文字はありえないのだから。 一人は新たなる力を手に入れるため、一人は愛する者のため。 二人の男子中学生は偽りの契約をここに締結した。 【G-2/一日目/黎明】 【西丈一郎@GANTZ】 [状態]:健康 [装備]:ポンの兄の拳銃@彼岸島 [道具]:不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針:赤首輪の参加者を狙い景品を稼ぐ。装備が充実したら赤首輪の参加者を殺すなり優勝なりして脱出する。 0:邪魔する者には容赦しない。 1:相場は利用できるだけ利用したい。 2:いまは準備を整える。 ※参戦時期は大阪篇終了後。 【相場晄@ミスミソウ】 [状態]:右肩にダメージ [装備]:真宮愛用のボウガン@ミスミソウ ボウガンの矢×1 [道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1 [思考・行動] 基本方針: 春花と共に赤い首輪の参加者を殺し生還する。もしも赤い首輪の参加者が全滅すれば共に生還する方法を探し、それでもダメなら春花を優勝させて彼女を救ったのは自分であることを思い出に残させる。 0:春花を守れるのは自分だけであり他にはなにもいらないことを証明する。そのために、祥子を見つけたら春花にバレないように始末しておきたい。 1:赤い首輪の参加者には要警戒且つ殺して春花の居場所を聞き出したい。 2:俺と春花が生き残る上で邪魔な参加者は殺す。 3:青い髪の女(美樹さやか)には要注意。悪評を流して追い詰めることも考える。 4:カメラがあれば欲しい。 ※参戦時期は18話付近です。 時系列順で読む Back 口は災いのもと Next [[]] 投下順で読む Back 神よお導きをNext [[]] GAME START 加藤勝 GAME START 西丈一郎 泥の船 Decretum 相場晄 泥の船
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首都高速道路(シュトコー)。 日本の中枢にして国家の心臓である東京が、都市としての機能を果たす上では欠かせない交通機関である。そんな国家の大動脈は、今日も平時(いつも)と変わらず、自身の役割を果たしていた。 時刻は夜に突入していたが、首都高を見渡せば運搬車(ワゴンカー)に旅客車(タクシー)、貨物車(トラック)といったいくつもの車がアスファルトの上を通り過ぎ、ヘッドライトで光の尾を描いている。ある車は荷物を配達し、ある車は人を彼方から此方へと輸送していた。中には夜景を眺めながらのロマンチックなドライブだけを目的に、そこを走っている者もいるだろう。なんらかの理由で家に帰りづらく、逃げるように首都高を駆けている者もいるかもしれない。走る車が様々なら、それらが抱える事情も多様だった。 その光景からは──どんな理由であれ、走行(はし)ることが目的なら、誰でも受け入れる。 そんな懐の深さが、首都高にあるように感じられた。 「名前は違っても変わらねーな、ここは」 首都高(シュトコー)を走る車のうちの一台、オープンカーの運転席でハンドルを握っている男は呟いた。 首都高速道路という、都民どころか日本国民なら誰もが知っている交通網の名は、彼の知識になかった。だが首都高(シュトコー)がおりなす蜘蛛の巣めいた模様や、カーブの角度、タイヤがアスファルトを切りつける感覚、なにより高速で走行(はし)る自分を抱擁してくれる向かい風は、彼が知る別世界の東京の高速道路である帝都高速道路──帝都高(テトコー)と比べて、寸分の違いも無かった。 その事実を認識して、男は口元に笑みを浮かべる。その表情ひとつだけで乙女のハートをダース単位で射貫けそうなほどに、彼は整った顔立ちをしていた。松の葉のように長い睫毛で飾られた瞳は玲瓏であり、それに加えて目元には泣きボクロ。老若男女問わずあらゆる他者から好かれそうな優男(イケメン)である。そんな人物が黒スーツに身を包んでいるのだから、何の事情も知らずに彼を見た者は、新宿歌舞伎町のクラブを根城(ホーム)とするホストだと思うだろう。 だがそれは勘違いというやつだ。 男の根城(ホーム)は──聖地(ホーム)は、歌舞伎町ではなくここ、都市高速道路である。 それに彼はホストでもない。 人理に名を刻んだ英霊(サーヴァント)だ。 英霊(サーヴァント)、役職(クラス)は騎兵(ライダー)。 殺島飛露鬼。 それが彼の名前だった。 「で──どうですかマスター。ドライブの感想は」 言って、ライダーは隣の助手席を見た。そこには彼がマスターと呼ぶ男が、ふんぞり返るような姿勢で座っていた。 名を志々雄真実と言うその男は、全身を包帯で覆っており、まるでミイラみたいな格好になっている。包帯の隙間から少しだけ見える肌は醜く焼け爛れていた。彼は全身に重度の火傷を負っているのだ。百人が見れば百人全員が言葉に詰まりそうなほどに痛々しい外見であり、聖杯戦争にマスターとして参加するどころか、こうして高速道路をドライブことさえドクターストップがかかりそうである。しかし、そのような状態にありながらも、彼の双眸に宿る光は凶暴な色を湛えていた。自分は死を待つ惰弱な怪我人ではなく、弱者の肉を食らう強者であると、瞳だけで雄弁に語っているかのようである。 「悪くねえ」 志々雄は愉快気に口角を上げた。 いや、彼が愉快に思っているものは他にもあった。 聖杯戦争──複数の主従が殺し合い、最後に残った一組のみが万能の願望器を手にする、バトル・ロワイアル。 緋村剣心と繰り広げた文字通りの熱闘の末に死亡し、死後の世界で地獄の国盗りに出ようとしたところで突如、未来の日本に連れてこられた時、志々雄は無粋なマネをされたと思ったが、弱者が蹴落とされ、強者が勝ち上がるという、まさに『弱肉強食』の概念をこれ以上なく端的に表した戦いがあることを知って、彼がそれを気に入らないわけがなかった。 「方治たちはここまで付いてこれなかったようだが……仕方ねえな。土産に聖杯を手に入れて、国盗りに戻ればいいだけだ」 自分の勝利を微塵も疑っていない口調で、志々雄は言った。 その時、ライダーは気が付いた──背後に現れた車の存在に。 「ん……」 不審(あや)しい。 極道としての勘か、それとも英霊(サーヴァント)になったことで他の英霊(サーヴァント)の存在に敏感になったのか──一見普通の車に見えるそれは、ライダーにとって獣が潜む檻のように感じられた。 聖杯戦争は既に始まっており、主従同士の戦いの火蓋は、都内各所で切られている。 もちろん、この首都高(シュトコー)も、例外ではない。 「どこかから尾行(つ)けられてたか? それとも偶然(バッタリ)遭遇しちまったのか? どっちにしろ、こんな時に敵が出てくるなんてなァ~……」 唐突に現れた敵に、不満を隠さないライダー。一方、志々雄は余裕のある佇まいを崩さないまま、次のように言った。 「なあに、ちょうどいいじゃねえか──ライダー、おまえの実力を見せてもらうぜ」 「了解(ウッス)」 ライダーは懐に片手を突っ込んだ。すぐに引き抜かれた手に握られていたのはピストルだった。現代社会で携行が禁止されている凶器を、まるで煙草やライターのように取り出したライダーは、後ろに振り返ってその引き金を躊躇なく絞った。もちろん、現代の車の操縦知識なんてないであろうマスターにハンドルを渡してしまうことが無いように、もう片方の手で運転を続けながら。 銃声がふたつ。黒光りする銃口から放たれた弾丸は、首都高(シュトコー)空中の須臾の旅を終えると、アスファルトで一度跳ね、背後の車のガソリンタンクに突入した。 いったい誰が信じられようか。ライダーは魔術でなければ、加護でもなく、ただ単純な跳弾技術だけで、『高速で走り続ける車の一か所に目掛けて、弾丸を滑り込ませる』という神業を成し遂げてみせたのである。 これぞライダーが極めし技術──その名も。 「極道技巧(スキル)『狂弾舞踏会(ピストルディスコ)』!」 直後、轟音が鳴り響く。背後の車が糸を引いたクラッカーのように弾けた。マスターとサーヴァントのものと思しき生首が、夜空に放物線を描いて飛んで行った。まさかガソリンタンクを即座かつ精密に狙われ、爆破されるとは思っていなかったのだろう。何が起きたのか分からないまま、避ける暇もなく即死したはずだ。 爆炎に照らされる首都高(シュトコー)を見て、ライダーは懐かしい気持ちになった。 いまの彼の脳裏には生前の記憶が蘇っているのだ。 暴走族(ゾク)の仲間たちと共に帝都高(テトコー)を走り抜けた日々を。 暴走の邪魔をした機動隊を血祭りにした毎日を。 警察(サツ)の目を逸らすために何百もの家を燃やした日常を。 懐かしさで絶頂(たまらな)い気分になりながら、ライダーはピストルの銃口から立ち上る煙を吹いた。 口づけをするようなその仕草は、やはりサマになっていた。 【クラス】 ライダー 【真名】 殺島飛露鬼@忍者と極道 【属性】 渾沌・悪 【ステータス】 筋力E 耐久C 敏捷B+ 魔力E 幸運D 宝具D++ 【クラススキル】 騎乗 C++ 乗り物を乗りこなす能力。暴走族神(ゾクガミ)であるライダーが『暴走』を目的とする騎乗をおこなった時、このスキルの効果は増幅する。 対魔力 E 魔術に対する抵抗力。ライダーは現代の英霊であるため、このスキルを最低ランクで所有している。 【保有スキル】 暴走族神(ゾクガミ):EX カリスマの派生スキル。国家の運営ではなく、不良(ヤンキー)を率いた暴走行為時にこのスキルの本領は発揮される。その際にライダーはもはや神性に近いカリスマを獲得する。 ライダーは不良(ヤンキー)界の神性(カリスマ)である。その絶大なカリスマを発揮すれば、一本の電話をはじまりに、全世界の五万人の悪童(ワルガキ)の心に火をつけることすら可能となる。 また平常時であっても、彼はその美麗な風貌と人に好かれやすい性質(タチ)から、他者の好意を集めやすい。 射撃:B+ 銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技巧。ライダーは跳弾を用いた立体的な弾道で敵を追い詰める極道技巧(スキル)『狂弾舞踏会(ピストルディスコ)』を得意とする。 地獄への回数券(ヘルズ・クーポン) - ペーパードラッグ『天国への回数券(ヘブンズ・クーポン)』の改悪版。服用することで筋力、耐久、敏捷、射撃スキルのランクが著しく上昇する。 【宝具】 『暴走師団・聖華天』 ランク:D++ 種別:対軍宝具 レンジ 337800 最大捕捉 100000 ライダーと仲間たちの『暴走(ユメ)』の再現。 ライダーが生前率いていた最凶の暴走族グループ『聖華天』の構成員(メンバー)を“”召喚(よ)“”びだす。全盛期には十万人を超える規模だったこの集団(グループ)は、当時の機動隊すら圧倒し、東京の都市高速道路を恐怖に陥れたほどの戦力を持つ。聖華天は構成員全員がライダーに熱狂的な信仰を抱いており、ひとたび彼が招集をかければ、ひとりも欠けずに召喚に応じることだろう。 【wepon】 拳銃(チャカ) 【マスター】 志々雄真実@るろうに剣心 【weapon】 無限刃 志々雄の愛刀である最終型殺人奇剣。予め無数の細かい刃毀れがあり、そこに人間の油が沁み込んでいる。刀を振って刀身が鞘などと摩擦を起こした際に発火することが特徴。そこに志々雄自身の腕前が合わさることで最強最悪の秘剣が誕生する。 【能力】 桁外れの耐久力、極めて高い剣技と、戦士としては十全な戦闘能力を有している。 しかしながら、かつて全身に負った大やけどが原因で発汗機能を失っており、そのため体力調整が出来ず、戦闘によって体温が上がり続けると人体発火を起こして自滅してしまう。
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SAO/S51-020 カード名:変わらない気持ち カテゴリ:クライマックス 色:黄 トリガー:2 【自】このカードが手札からクライマックス置場に置かれた時、あなたは1枚引き、自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000し、ソウルを+1。 たとえSAOの記憶がなくなったとしても、 この気持ちだけは永遠に変わらないから…… レアリティ:CC 劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-収録 17/10/03 今日のカード ・対応キャラ カード名 レベル/コスト スペック 色 キリトの恋人 アスナ 1/0 5500/1/0 黄
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メガネって? 一般の婦女子と仲良くなる過程で必ず出てくる話題。 『どんな男の人が好みなの?』 こういう話題、凄く困ります。 私の場合、確かに一言で表わせる。 『眼鏡を掛けている人・・・かな』 でもね、これ、絶対といって良いほど伝わってないの。 『へ~。私も!ペ・ヨンジュンとか好き!あなたも好き?』 プライドに掛けて『うん』とうなずけない私は 説明を試みます。 『うーん、ちょっと違います。なんていうのかな~ もっとこう、知的な感じ?』 『ん~芸能人でいうと誰?矢嶋智人さんとか?』 『あ~・・・違いますね・・・うん。なんていうか・・・ 私が好きなのは、眼鏡≪が≫似合う人っていうより、 眼鏡≪に≫似合う人、なんです』 『・・・ふーん・・・』 はい!会話終了~! 軽快な会話を楽しむためには個人の偏屈な趣味を いちいち掘り下げる必要がありません。 これ以上多く語ることはないんです。 でも絶対に伝わってないことだけはテレパシーが 使えない私にも明白じゃよ! でもあれよな~・・・ぺが好きかと聞かれたときに 『そうだ』と言えばよいんだよな~・・・ 私も!私も!的に相手との距離も縮まろうに・・・ もっと如才無くなりたい。メガネに関して。