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僅か一日にして島の様相は一変した。立っている木は一本もなく、執拗な雷によってあ ちこちが焼け焦げている。住んでいた獣や昆虫も壊滅した。土壌も同様だ。雨降って地固 まる、の諺の如く、かえって固く引き締まった。 環境ばかりではない。天災と正面からぶつかったダメージは大きく、体中にガタがきて いる。 これまでの主食であった果実も失われた。グチャグチャに潰れ、土と混ざった実を加藤 は淡々と食する。もちろん不味い。 廃墟と化した島を見渡し、加藤はやはり井上を帰しておいて良かったと安堵する。 今日を含めあと五日、あと五日間を生き延びれば元の世界に帰れる。こんな殺風景では ない、豊かな日常に戻ることができる。 とはいえ、今の加藤にそれを想像するほどの余力はなかった。彼に必要なのは今日とい う日を生き抜くための力だけなのだから。 ひとまず空腹は鎮まった。加藤はいつものようにトレーニングに打ち込む。 トレーニングメニューの正拳突きのさなか、不意に加藤を錯覚が襲った。 「あれ? 俺って……死んだ?」 突然、己の存在感が希薄になった。確かに肉体はあるし、精神もある。生きていないは ずがないのだが、何故か自分が生きているという事実を信じられない。 (どうしちまったんだ、俺は!) 「俺が近くにいるからだ」 「───!」 針金のように細く、上下を黒一色で統一した男だった。両目には黒目しかなく、僅かに 露出している肌は不健康な土色をしている。 真っ先に抱いたのは恐怖だった。殴りかかるのを忘れてしまうほどに、この黒い男が心 底恐ろしかった。 「……くっ!」 自らを奮い立たせようとするが、そう簡単に負の感情は払拭できない。 「おまえは私に恐怖を抱いていることだろうが、決して恥じる必要はない」 「だッ……だれが恐怖なんかするか! クソボケがァ!」 「俺は死神の使いだ」 黒い男は続ける。 「俺は死神によって生み出され、人の死を生業としている。普段俺の姿が人に見えること はないが、過敏な者ならば、俺が接近するだけで生を忘れ、ノイローゼになったり自殺し たりする。今のように実体化していれば、なおさらだ」 死神の使い。加藤に生まれた自己に対する生々しい喪失感は、この男が日常的に人々に もたらす『死』の臭いによるものだった。 「なるほど……よぉく分かったぜ。この気持ち悪さは確かにうっとうしいが、実際に死ぬ わけじゃねぇんなら話は早ぇ」 恐怖を行動で断ち切るべく、加藤は発進した。ついさっきまで反復していた正拳突きで 先制を狙う。 黒い男はゆらりと拳をいなすと、人差し指を加藤の鼻と唇の間──人中に突き刺した。 「え」 がくんと膝をついた加藤に、回し蹴りの追い討ち。首にクリーンヒット。 あっという間のダウン。これが空手の試合であったならもう終わっている。 「ぶ、武術……か?」 「俺は武術は知らない」 横に倒れた加藤の首に踵での下段蹴りを喰らわせる。 「がひゅっ!」 「ただし、どうすれば人が死ぬかはよく知っている」 再度、首に向かって下段蹴り。 頚骨から悲鳴が上がった。加藤の眼球が裏返る。 「さて戻るか」 帰路につく男に浮かぶ達成感は、果たしていかほどのものか。声に特別な感情はなにひ とつ込められていない。後始末は死神に委ねるのだろう。 しかし、彼は見誤っていた。 「オイ……」 踵を返す黒い男の足首を、掴む手があった。 「忠告しとくぜ」手に足首を引っぱられ、男はバランスを崩す。「死神とかほざくんなら よォ」 手の主が背中の上に馬乗りになる。 「敵の生死くらい確認しとく癖くらいつけとけッ!」 後頭部に正拳がめり込む。むろん一発で済ませるはずがない。もう一発、さらに一発、 手心など加えていたら倒せない。加藤はこの男に、死を錯覚させる能力や死神の使いとい う肩書き以上の危険性を覚えていた。 マウントポジションからの脱出は至難である。ましてやこのケース、後頭部という弱点 をさらけ出す格好となっている。 「……ご忠告ありがとう」 男が呟いた瞬間、華奢な体は一切無駄がない動きで、するりと加藤から抜け出した。 真っ黒な瞳が加藤に注がれる。 「マ、マジかよ……」 「怠慢だった。あの力加減で、あのタイミングなら、首はまちがいなく折れただろうと思 い込んでいた」 発せられた力加減というフレーズ。黒い男は本気を出していなかった。先程の攻防は、 あくまで加藤に死という最期(フィナーレ)を与えるための日常業務に過ぎなかった。 「折れかけたがな」痛めた首をさする加藤。「烈なんかとちがって首の骨なんて外せねぇ し」 両者、構えを取る。 加藤は天地上下の構え。師匠である独歩も愛用していた、攻守に適した構えだ。 一方の黒い男も構えを取ってはいるが、洗練されてはおらず、一目で素人だと分かる。 「行くぜ……」 強力な踏み込みから上段突き、を寸止めし、ローキック。黒い男の太股に吸い込まれる ように決まった。 だが、 「全力には全力で応えよう」 ローを問題にせず、男の右手が加藤に伸びる。首をキャッチされる。 「てめ──えッ! ぐぇ……がっ!」 「今度は折る」 重機に匹敵する怪力が、加藤の首にのしかかる。あと数グラム力が加われば頚骨は破壊 される。 「シイィッ!」 伸びた肘を狙っての、膝蹴り。どうにか首から手を離させることに成功した。 加藤は間合いを取った。立て続けに首にダメージを負い、乱れた呼吸を整えねばならな い。 (なんてぇ怪力……加えて無駄な行動は一切なし。動き自体は素人だが、殺害経験は奴が 上だ。あと、奴のオーラでどうしても自分が死んでる気分になっちまう。戦いに集中でき ねぇ) 戦力分析の途上、黒い男は徒競走のフォームで突っかかってきた。なんという無策ぶり だろうか。 前蹴りで牽制し、そこから一歩踏み込みハイキック。こめかみを捉える。傾いた黒い男 の首根っこを掴むと、首相撲から顔面へ膝を連打。膝が赤く染まる。 徹底した攻め。加藤はこれこそが最善の策であると悟った。 黒い男から発せられる死の臭いを忘れるには、ひたすら攻めて、攻めて、攻めまくるし かない。 一撃必殺の拳。武神直属のエリートを一撃にて葬った中段突きが、黒い男の薄い胸板に 叩き込まれた。 「ッシャアッ!」 手応えあり。加藤は大ダメージを確信する。 鼻と口から出血しながら、黒い男は立ち上がる。相変わらず不気味な佇まいだが、息が 上がっている。ダメージはあるようだ。 「まだまだァッ!」 勝機は来たり、と加藤は左右から貫き手を繰り出す。 ぞぶっ。 両脇腹に深々と刺さった。だが、男は意に介さず、 「俺の番だな」 土色をした掌で、加藤の口と鼻を隙間なく塞いだ。 「もう離さん」 まるで水に濡れた紙だ。ぴたりとくっついて離れない。たったこれだけの技(と呼べる かは怪しいが)なのだが、威力は絶大だった。 (剥がれねェ……いや剥がせねェッ! 息が……息がッ!)
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加藤「良い攻撃ですねぇっ!」 加藤は老いた見た目とは裏腹に機敏な動作で相手の技を捌いてゆく。 それだけでこの男がかなりの達人である事が解る。 何故ならば今現在加藤の相手をしているのが姫子だからだ。 姫子「苛々するなぁもう──っ!」 加藤が少しは真面目に対峙していれば姫子はここまで苛立つ事も無かっただろう。 飄々とした態度とは裏腹に加藤の動きには一切の無駄、澱みがなく、その道に聡い者ならば数秒打ち合うだけで敬意を抱かせるほどの凄味があった。 加藤「なかなかどうしてしつこいですね。そろそろ無駄だという事に気付きませんか?」 姫子「うるさいっ!」 姫子は加藤の態度が先の変態発言を抜きにしても気に食わなかった。 力を持ちながらにして努力を怠る者、真面目に取り組まない人間こそが彼女が嫌悪する対象だからだ。 初対面で純の事を嫌いだと言い切ったのもその根本からきている。 加藤「ふぅむ……。あまり強がらない方が自分の為だと思うんですがねぇ。その方が孕んだ後の自己嫌悪も少なくて済みますし」 冗談じゃない。姫子は腹の中でそう毒づいた。 三花「ねぇ、やっぱり私も手伝った方が……」 姫子「駄目!」 傍らで退屈そうに欠伸をする三花を一蹴し、姫子は更に眉間に皺を寄せた。 汚ならしい小男に自身が努力と慎ましい生活からこつこつと培ってきたプライドを足蹴にされたと思うと、それだけで姫子の中から何か熱いものが込み上げてくるのだ。 姫子「この──っ!」 軸足を捻り、腰の回転を乗せたしなやかかつ強靱なる上段回し蹴りを放つ。 それは加藤の首筋を打ち、一撃の元に沈める威力を持っていた、だが。 加藤「あぁ……たまりませんねぇ。この程よい肉付き、曲線。見ているだけでリビドーに呑まれてしまいそうだ」 蹴りが来る事を予め予測していたかのように、それが放たれる頃には加藤の首筋には掌という盾が添えられていた。 言わずもがな姫子の足は加藤の手にがっしりと掴まれる羽目となった。 加藤「爪先から内腿まで丹念に垢を舐めてあげましょうか。ああ、もう想像しただけで──っ!」 加藤は口を半開きにして身体を震わせた。 その身悶えは排尿の直後に来るそれとよく似ていた。 姫子「ひっ──!?」 姫子は短い悲鳴を上げると、固定された足首を無理矢理振りほどいて大きく後退した。 加藤「ふふっ、これは失礼」 加藤はインテリの貴婦人のような仕種で眼鏡をかけ直し、長い舌で唇を舐めた。 加藤「少々……。先走り過ぎたようですね」 加藤の下腹部には服越しに見ても中の状態が直ぐに分かる膨みが出来ていた。 雄々しく聳え立つそれが、今の姫子の目にはこれ以上なく汚らわしいものに映る。 姫子「あの人……。気持ち悪過ぎだよ……」 口元を抑え、込み上げる吐き気を堪える。 直接脳内に最悪のイメージを浮かばせる加藤の発言、言動は目には見え難いものの、確実に姫子の精神を摩耗させてゆく。 三花「だったら私が……」 姫子「それだけは駄目!」 守らねばならない。 観点を変えれば只のエゴとも取れるその思いが姫子をつき動かしていた。 人とは違う体質を持つというだけで蓋を開けてみれば闘気の扱いもままならない少女である三花をこの男とぶつけてはならない。 姫子の判断は理に適っていると言えば確かにそうなのだろう。 先の打ち合いで観測した限りでも加藤は要所要所で闘気をコントロールしている節があった。 回避、防御に当てられている闘気は勿論攻めに転じる事も出来る。 そうなれば三花程度の実力者では歯が立たないだろう。 姫子「…………」 そしてその先に待っている結末。 それは死すら生温いと思える地獄の折檻だ。 姫子はがちがち震える奥歯を無理矢理噛み締める。 だが女にとって最も苦痛な仕打ちをイメージしてしまった姫子に最早自分を鼓舞する事は出来なかった。 加藤「怖いのなら逃げても構いませんよ?」 姫子の胸の内を見透かすように加藤がほくそ笑む。 姫子「…………」 そんな発想は最初から無かった。 無事生きて帰れる補償は無いと知りながらここまで来たのだ。逃げ出してしまえばそれこそ本末転倒な話だ。 加藤「イメージしましたね? 敗北、逃走、絶望。その他ネガティブな末路を」 図星だった。 しかしそれは今姫子が最も見透かされたくなかった感情だ。 まるで取り繕うように姫子は目を細め、眉をつり上げて敵意をむき出しにする。 加藤「ふふっ、今更そうやって敵意を取り繕わなくてもよろしい。私には貴女の感情が手に取るように分かる、何故なら──」 とん、と床を蹴る音と同時に加藤の姿が姫子の視界から消える。 加藤「私は貴女の全てを知っている」 ぞわりと姫子の背筋に虫が這った。 傍らで棒立ちになっていた三花は勿論の事、背後に回り込まれていた姫子でさえも隙を突かれたと気付いたのは、なまめかしい手つきで胸を揉みしだかれてからだった。 姫子「────」 思考回路が一瞬でショートする。 本能的に汚れた手を振り払おうと裏拳を放つが、それも鼻歌混じりで躱された。 三花「姫子──っ!」 遅れて反応した三花が瞬時に爪を伸ばし、下卑た笑みを浮かべる加藤に飛び掛かる。 加藤「ちっ……!」 今まで関与していなかった三花からの反撃に反応が遅れたのだろう。 加藤は咄嗟に腕を交差して腰を沈めた。 加藤「……興ざめですねぇ。『何も考えていない』女は嫌いなんですよ──!」 深々と腕に食い込んだ爪は肉の繊維の一つ一つをずたずたに引き裂く。 加藤「この……! 離せ! 離せっ! 股座にゴキブリを詰めてやろうか!」 加藤は執拗に三花の鳩尾に膝を捩じ込む。 だが三花の爪は抜けず、それどころか肉と骨、血管の壁を抉りながら暴れ狂う。 流石にこれ以上は不味いと悟ったのか、加藤は無事な方の手に闘気を込めた。 三花「──っ!」 加藤「離せえぇぇええっ!!」 加藤は闘気を込めた殺人的な握力を秘めた手で三花の手首を躊躇なく握り締めた。 熟れたトマトを潰すかのように三花の手首から先が爆ぜた。 赤い花火が鳴り終えると同時に三花に襲いかかるのは気が遠くなるような痛み。 右手から伝わる痛みに全身が痺れを以て応える地獄のような苦しみの中で、三花は悲鳴を上げるでもなく仲間を鼓舞した。 三花「立って、姫子!!」 だが姫子は涙ぐみつつ、床に座り込んで胸を抑えている。 姫子「やだ……。やだ……」 思考回路はパニックを起こしており、うわ言のように否定、拒絶の言葉を呟いている。 寒くもないのに姫子の身体の震えは止まらず、それどころか更に酷くなっていった。 『貴女の全てを知っている』 先のこの囁きが姫子の胸に纏わりついて離れなかった。 それだけ聞けばただの戯言染みたはったりにしか聞こえない言葉なのだが、姫子にはこの言葉が真実であるという確信があった。 姫子「やだ……。見ないで……!」 実を言えば姫子はその少し前に猜疑心を抱えていた。 それは渾身の蹴りをぴしゃりと受け止められた時だ。 たとえ闘気を発現させている者でも姫子の技を完璧に見切る事は難しい。 条件反射の助けを受けて漸く避ける事が出来る。姫子のスピードはそのレベルにまで昇華しているのだ。 だが加藤は初撃を交えてから一度も被弾していない。それに加えてあの時の見切り。 『加藤はもしかしたら自分の思考を読めるのではないか?』 一度そう思ってしまってからの全てを知っているという発言。 言動の不気味さも相俟って姫子の心はあっさりと、硝子のように砕けてしまった。 姫子「触らないで……! 乱暴しないでよぅ……」 加藤は今三花の方に意識を向けており、誰も姫子に干渉はしていない。 しかし姫子には見えていた。 泣きじゃくる無力な自分に舌を這わせ、暴力で身体を征服せんとする何かが。 加藤「ふふふっ……」 盛大に壊れてゆく姫子を横目で見ると加藤は満足げに笑った。 三花「この……っ!」 三花はそこにすかさず切り込んでゆくも、逆にがっちりと首筋を取られてしまう。 加藤「紳士の嗜みを邪魔するのは頂けませんなぁ」 三花の鳩尾に掌底が捩じ込まれる。 直後に三花の身体に広がったのは痛みと、波だった。 三花「~~っ!?」 波が痛みを乗せて身体中を無差別に犯し尽くす。 三花には直接見る機会は無かったが、それは闘気を発現させたばかりの澪が純との小競り合いの際に放った技とよく似ていた。 加藤「どうですかぁ全身の血を掻き乱される感覚は!」 三花の滲む視界に映る加藤の身には青色が纏わりついていた。 これ以上は不味い、そう思いつつも三花は自分の身体が思うように動かない事に苛立ちを覚えた。 この痛みの種は分かっているのにそれに対応する気力は痛みに殺がれていたのだ。 三花「水流……操作……?」 加藤「よく出来ましたねぇ! ご褒美に後でたっぷりと注いで差し上げますよ!」 駄目押しに更に一発。 再び襲い来る痛みの波に三花はとうとう床に伏せた。 水流操作。それは青色の闘気を持つ者の大半が得意とする技術だ。 達人の域に立つ者ならば更に凝縮、気化といった水の状態変化を任意に起こす事も出来る。 加藤はその域には達していないものの、打ち込む全ての技に水流操作を組み込むという事はそれだけで術者の戦闘能力を増幅させる事を意味する。 三花「かっ……はっ、はっ……」 掌底を介して対象の中を巡る水、つまり血液を震わせてやる。 数発で生身の人間ならば致命的なダメージを負うだろう。 一切の規律を乱す事無く動いている人間の身体はそれを乱されると悲しいほどに脆いものなのだ。 姫子の精神を壊し、三花の肉体を壊した。 二つの征服感が加藤の汚れたリビドーをたぎらせる。 加藤「さて、後は私のモノが無ければ生きていけないように、じっくりと調教してあげましょうか」 強者の悦び。今までそうして来たようにその余韻に浸ろうではないか。 加藤の脳内は今やメフィストフェレスと契約する際のファウストさながらに心躍らせていた。 僅かに頬を紅潮させながら座り込む姫子に擦り寄ってゆく。 姫子「やだ……。何でもするから……中だけは……」 うわ言のように呟き続ける姫子の頬は濡れており、瞳は最早黒以外映していなかった。 加藤「くくっ、気が早いですねぇ」 爪先で軽く腹を蹴ってやると、姫子の身体は人形のように仰向けに倒れた。 すかさずそれに覆い被さると、女性特有の淡い香りが加藤の鼻孔を突き抜ける。 加藤「覚えておきなさい。『言葉』を軽んずる者の末路には崩壊しか待っていない事を」 無秩序に無遠慮に無責任に、無我夢中で姫子の衣類を毟り取ってゆく。 ブレザーの釦は弾き飛び、ブラウスと耐寒スーツもぼろ切れのように引き裂かれ、下着に包まれた程よい膨みが露になった。 姫子「何で……? どうして意地悪するのぉ……?」 呂律の回らない口調は姫子の壊れ具合を顕著に現していた。 加藤「ふふっ、言葉弄び『チープトリック』がここまで効いた方は貴女が初めてですよ。余程辛いものを抱えていたんでしょうねぇ……」 加藤は栗色の長い髪を一束手に取り、咀嚼するように香りを楽しんだ。 言葉弄り『チープトリック』 その単語が何を意味するのか考える余裕など姫子には無い。 絶望のイメージによって自らが誇大化していった加藤の暴力に耐え、せめて行為が早く終わるように祈るばかりだ。 三花「姫子……」 傍らには身体を壊された少女。 そして彼女もその精神を壊されるのだろうと予感していた。 加藤「私は女性の身体の部位で一番太股が好きでしてね。先ずは肉が蕩けるまでそのけしからん脚を頂きま──」 加藤が下卑た笑みを浮かべて唾液を含んだ舌を垂らしていたその時、室内であるにも拘らず一際大きな風が吹く。 加藤「む?」 事に不信感を抱いた加藤は顔を上げ、皺が刻まれた眉間を更に皺寄せた。 刹那、まるでそれを見計らったかのように鈍色の光が加藤の頬を掠めた。 加藤「な……何が──」 「動かないで」 加藤の自分の顎の下、つまり首筋で冷たい金属音が鳴るのを聞いた。 頬に出来た真新しい傷口から血が滴り、汗と混じって床を濡らす。 江藤「ほぉら見てごらん。タイツ越しでも分かる程濡れてるわよ?」 澪「うぅ……ぐっ……」 極寒の地での情事はまだ続く。 胸から腹部にかけて執拗に愛撫を続けていた江藤はとうとう澪の秘部に手をかけようとしていた。 澪「やめ──」 澪は止めてと口走ろうとした自分に喝を入れた。 唇を噛み締め、拳を握り締める。 澪「いっ……!?」 片方の手に鋭い痛みが走った。 意識が飛んでしまいそうな快楽のせいで忘れていたが、澪の手には神経毒を仕込んだ針が刺さっているのだ。 江藤「どうしたのぉ澪ちゃん?」 眠たそうにも見える蕩けた目付きは澪の顔を舐めた。 その間にも抜かり無く澪の乳房の突起を弄ぶ。 澪「……下手くそ過ぎて痛いんだよ、オバサン」 眉を顰めつつ放った言葉は傍から見ても強がりである事が分かる。 それでも心の芯を保つにはそんな下らない強がりこそが重要なのだ。 身体中を色に染めらられ、犯し続けられても澪の心は純潔、己の意志を映す深い青で満たされている。 江藤「……不細工なしたり顔してんじゃないわよ!」 ヒステリック気味な金切声を上げると江藤は澪のスカートを引きずり下ろした。 江藤が澪の秘部に触れようとしたその時、澪は遂に行動に出た。 澪「調子に乗るな……っ!」 力が入らない腕に鞭を打ち、手に刺さった針を乱暴に引き抜く。 鋭い痛みはほんの少しだけ薬がもたらした脱力感を緩和した。 そして澪は血の糸を引いててらてらと輝く針を江藤の首筋目掛けて突き立てんとする。 江藤「あら残念。動きまでとろとろになってるわよ?」 とは言ったものの咄嗟の反応だったのだろう。 致命傷には至らなかったものの針は澪と同じように掌に深々と刺さった。 澪「……言ってろ。その針の毒がこれほどの効力を持ってるんなら、お前だってただじゃ済まない筈だ!」 澪の狙いはそこにあった。 運良く首筋に刺されば儲け物、本命は針に仕込まれた即効性の毒だ。 江藤「…………」 江藤は突き刺さった針をまじまじと見つめた。そして大きく溜め息をつく。 江藤「ふぅん……。少しは考えたみたいだけど何か忘れてない?」 まるで痛覚など無いかのように乱暴に針を引き抜き、江藤は澪の方に自身の血を擦り突けた。 澪「何を──」 江藤「貴女にこの毒を盛ったのは私なのよ?」 下着の中に手を入れ、湿り気の元を指でなぞり、指先に付着したモノを舐める。 そして澪の耳元に息を吹き込むように囁いた。 江藤「毒の使い手が自分の毒にやられちゃ笑い話にもならないでしょ? 勿論何千種類もの毒に対する抗体は作ってあるわ」 澪の顔が一瞬で青褪めた。 江藤「正確には打ち込んである、かしら。紬お嬢様に仕えてた時は専属の医者をやっててね、こういう事には詳しいのよ」 目を細めて笑い、袖を捲って露になった手首を澪の眼前に突き付ける。 そこには数えるのも億劫になるような無数の注射痕があった。 澪「じゃあこの毒は……」 江藤「勿論坑剤摂取済みでぇす。残念でした、可哀相な澪ちゃんはこれから『下手くそなオバサン』によがり狂わされるのでした!」 短く笑い、再び秘部をなぞる。 いや、なぞるというよりは擦っていると言うべきか、今までの愛撫は序の口だと言わんばかりに指の動きを早めた。 澪「あっ……やっ…だめ……っ」 掌の痛みは再び麻痺してゆく。 代わりに押し寄せるのは今までの比ではない快楽の波。 遂に澪の声色に艶めきが混じる。 江藤「良いわぁ、今の澪ちゃんすごく女の子してると思うの。もっと素直になったら?」 肉と肉が愛液というクッション越しに触れ合う音が次第に大きくなる。 自然と澪の腰は浮き、爪先に力が込められた。 澪「もう駄目……っ! これ以上は…やめっ……」 江藤「素直になったら考えてあげる。言ってごらん、此所が気持ち良いの?」 二本の指で中を責めながら親指で突起をなぞる。 澪「いい……です…っ。だから……これ以上……っ」 言いながらも澪の腕は覆い被さる江藤の背中に回されており、股はだらしなく開かれている。 女性の身体の扱いに慣れている江藤がそれに気付かぬ筈が無かった。 江藤は卑しく口角を歪め、澪の口元に近付ける。 江藤「しないで欲しいの? 今澪ちゃんが本当にしたい事してごらん。いっぱい応えてあげるから」 澪の吐息が江藤の鼻先を濡らす。 そして江藤の後頭部に澪の細い指が這ってきた。 江藤「んっ……」 そっと澪の首が浮き、二人の唇が重なる。 口内に入ってくる舌を江藤は我が子のように愛しく受け止めた。 澪「んっ……ふっ……」 深く閉じた澪の瞼は時折ひくついており、快楽の色が滲み出ていた。 対する江藤も澪に負けじと舌を絡ませて澪の口内に捩じ込んでゆく。 その瞬間澪の舌が急に引っ込んだ。 江藤「~~っ!?」 舌先に突き刺さった強烈な痛みに江藤は目を見開いた。 だが時すでに遅し、頭部に絡み付いた澪の腕は江藤の離脱を許さない。 澪「んっ……」 澪は江藤の舌から滲む血を丁寧に舐めとりながらそっと歯を江藤の唇にあてがった。そして…… 江藤「い"っ……!?」 唇の肉を噛み砕かんばかりの勢いで食らいつく。 澪の口内に鉄の味が広がった。 本来ならば嫌悪すべき対象である赤い液体を音を立てて舐め取ってゆく。 江藤「このっ! はなひなさい……!」 江藤は呂律の回らない間抜けな声で叫ぶ。 筋肉が緩み切った状態で江藤の全力の抵抗に適う筈もなく、澪の身体はそのまま二、三度横転した。 雪に沈む澪の視界に入ってきたのは一振りの刀だった。 澪「…………」 血に塗れた口元を拭い、刀を杖にして立ち上がる。 手足が震え、腰が立たない状態でも澪は諦めなかった。 江藤「…………」 今まで取り乱しこそしたものの圧倒的優位を保っていた江藤は、この時初めて恐怖した。 本来ならばこの状況は有り得ないのだ。 最初に打ち込んだ毒はしずかに打ったものよりも数倍強力な毒であり、その時点で普通の人間ならば指一本動かせない。 江藤「ありえないわ……」 その毒だけならば澪の気力が上回ったという、苦しいながらも理由は出来る。 だが問題は二本目の薬だった。 あの薬の本来の効力は人間のあらゆる感覚を研ぎ澄ますものだった。 それには性的刺激は勿論、毒の苦痛も含まれる。 澪「はぁっ……はぁっ……」 澪は怖じ気づいてへたりこんでいる江藤の元へ一歩ずつ迫っている。 刀を振るう力など残されてはいないのに。 江藤「駄目よ……来ないで! 来ちゃ駄目!」 血混じりの唾を飛ばしながら江藤は叫んだ。 目の前の人外に直接手を下す事は恐怖が許さない。 代わりに江藤は祈った。 恐怖、狂気を孕んだ厄災が目の前から過ぎ去るのを。 江藤「死んで! お願いだから……! 早く死になさいよ!」 面と向かって投げ掛けられる呪詛の言葉を聞いて澪は大きく口角を歪めた。 澪「ははっ……酷い話だな。もう一回『愛して』くれ──」 今まで地を這っていた視線が上がり、江藤を捉える。 江藤「ひっ……!?」 時間が止まった気がした。 眼球の動きさえ気取られて殺される。そんな征服の時が……。 澪「よ──」 音を立てて終わった。 江藤「へ……?」 江藤は間抜けな声を上げて目を見開いた。 そして目の前で繰り広げられた現実をゆっくりと脳で処理する。そして悟った。 江藤「あはっ」 ざまぁみろ、可愛げの無い女だ。 過ぎ去った厄災に抱く感情は恐怖ではない。 江藤「あははははははっ!!」 雪に沈む澪の身体はぴくりとも動かなかった。 江藤「ホント、ゴキブリみたいにしぶといんだから。でも残念、力だけじゃあ知恵ある人間には適わないってわけよねぇっ!」 爛々とステップを踏みながら澪の元へ詰め寄ってゆく。 江藤はそのまま置物のようになってしまった澪の頭を踏み下した。 そうする事で厄災を征した達成感を得られる気がしたからだ。 江藤「最っ高ねぇ! 澪ちゃん、今どんな気持ち? お姉さんに教えてくれない?」 親の敵を目の当たりにしたかのように半ば狂乱気味に、江藤は澪を何度も踏みつける。 されるがまま微動だにしない澪の身体は江藤の脚が突き刺さる度に跳ねた。 江藤「あんな無茶しなきゃもう少し長生き出来たでしょうにねぇっ! あっははははは!!」 ぶつり──。 何かが何かに刺さったような鈍い音が江藤の笑い声を遮った。 江藤「は?」 身体の何処かが痛いわけではない。厳密に言えば澪に噛み切られた唇が痛むがそれは今はどうでも良い。 問題なのは何故自分の顔に血が舞ってきたのか、ということだ。 澪「……最高の気分だよ」 長い黒髪を垂らしてまま澪が顔を上げた。 その手には鈍色に輝く刀。その刀身の半ばまでが澪の太股に突き刺さっていた。 澪「うっぐ……!」 一切の躊躇なくそれを引き抜く。 湧き水のように溢れ出す赤色の血は雪を溶かし、澪の周りを彩る。 血の流れがある程度緩くなるまでそれを眺めていると、不意に澪は見下ろす江藤と目を合わせた。 澪「ははっ……。やっぱ痛いな、これ」 江藤「~~っ!?」 江藤は言葉が出なかった。 事もあろうか澪は自分に刃を突き立て、更に敵に向かって微笑んでみせたのだ。 常人ならば、いや常人でなくとも今の研ぎ澄まされた感覚の状態で刃を突き立てられればショック死は免れない。 なのに何故笑える。何故笑う気になれるのか。 江藤の脳内で疑問と否定が入り交じった。 澪「悪い血が抜けたからかな。何となくだけど頭だけはスッキリしてるんだ」 顔面は蒼白、いつ倒れてもおかしくない状況下で澪はこの時、生きる事を諦めていなかった。 そっと出血部分に掌をあてがう。 すると傷口が白い蒸気を上げて凍り付いていった。 澪「テスト前日で徹夜してる時に手の甲にシャーペン刺してたの思い出してさ……。やっぱり気怠さの一番の薬は痛みだよな」 刺した太股を庇うように座り込んだ姿勢のまま、澪はそっと手を翳す。 江藤「ひっ──!?」 澪と江藤を取り囲むように水の円が現れた。そして円の向こうには無数の氷柱が浮かぶ。 澪「さっきはよくもやってくれたな。私だって痛いものは痛いんだゾ?」 力を手にして以来一度も見られなかった純真無垢な笑みを浮かべ、澪はそっと指を鳴らした。 ────。 結論から言うと江藤はまだ生きていた。厳密には生かされたというべきか。 全身を氷で穿たれてなお、彼女は死ぬ事を許されてはいなかった。 江藤「うぐっ──!」 脇に刺さった氷柱が乱暴に引き抜かれ、江藤の身体がびくりと跳ねる。 出来たばかりの真新しい傷口にすかさず澪が覆い被さった。 澪「んっ……」 赤い湧き水に唇をあてがい、外気に触れる前に少しずつ飲み下してゆく。 傷口を舐められるむず痒さと全身を貫く痛みが相俟って、江藤の精神は着々と摩耗していった。 江藤「おっ……おに……!」 澪「大丈夫だよ。死なない程度の血は残しておいてあげるから」 口元に塗れた血を拭い、手の甲を伝った血に舌を這わせる。 瞳はどす黒く濁り、かつての面影があるとすればその冷たさだけだった。 江藤「やだっ……! はやくごろじで……っ!」 澪「ははっ、そんなに死に急ぐなよ。命が勿体ないだろ」 江藤の嘆願を一蹴して澪は再び傷口に顔を埋めた。 江藤の血に宿った抗体を求めて澪は血を啜り続ける。 他人の血に宿ったワクチンが効力を持つかどうかは疑わしかったが、今の澪には関係無かった。 死にたくても死にきれない。死よりも辛い絶望を振り撒く醜悪なる鬼。 『活人鬼』が此所に産声を上げた時だった。 25
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理由(リレー作品) by 151さん 5 眼前で繰り広げられている光景を、とても信じることができない。 ずいぶん長い間、奈緒子は俺のペニスの先端に口づけた後、その唇を離した。 奈緒子の唇と、ペニスの間に、俺の腺液が糸状に橋架かっている。 ドクンと、胸が高鳴るのが分かった。 妙に顔が、いや、全身が熱い。 奈緒子が俺を見上げたまま、小さく舌を出し、口の回りをペロリと舐め上げた。 奈緒子の舌に俺の腺液が舐めとられる様が、俺の目に艶めかしく映る。 ゴクンと唾と一緒にそれを飲む音が奈緒子から響き、その瞬間奈緒子は顔を歪ませた。 「まずっ!」 美味いわけがないだろう。興奮と混乱がない混じった目で奈緒子を見る。 「…you、本当に無理は…」 口では奈緒子を止めながらも、俺の体は動かない。 おそらく片手一本で阻止できるであろう奈緒子の行為を、俺はさらさら止めさせる気などなかった。 奈緒子は俺の言葉に耳を貸さず、再びペニスに向け顔を降ろす。 今度は唇ではなく、舌が先端に触れる。 クチュッという水音が響き、奈緒子はぎこちなく舌を動かし始めた。 予想外の快感に声が出そうになり、慌てて息を吐く。 先端の割れ目に沿って奈緒子の舌が上下すると、腰のあたりから何かがはい上がるような感覚に襲われる。 奈緒子は小さな口を精一杯開けて、亀頭を口に銜える。 そのまま口をスクロールし、限界までペニスを銜えこんだ。 うっと思わず声が洩れてしまう。俺は堪らず奈緒子の頭を掴んだ。 より一層ペニスが口の中に押し込まれたのか、奈緒子の目が急に潤い、そのまま俺を見上げてきた。 …やばい。涙目の奈緒子。口には俺のペニス。大きすぎる逸物を頬張り、苦しそうな表情。 欲望以外の感情がもの凄い速度で失われていく。 無意識に、奈緒子の頭を自分の方へ強く引き寄せていた。 「…っ山田!!」 「!?!……んーっ!んんー!!」 奈緒子から苦しそうな声が挙がり、俺はハッとしてその手を離した。 口をペニスから離し、苦しそうに咳き込む奈緒子。 俺は自分の行動を思い出し、申し訳ない気持ちで奈緒子を見た。 「すまない、苦しかったな…」 奈緒子は涙目のまま首を横に振った。 「大…丈夫、です。もう一度、やってみます」 もう一度、奈緒子が俺の股間に顔を近づける。 今度はやり方を変えたのか、片手を幹の部分に添え、ゆっくりと上下させる。 そして先端付近を、尖らせた舌で舐め上げてきた。 もともと大きすぎて奈緒子の口の中に収まりきるものではない。 ペニス全体を愛撫するには、この方法が一番効率的だった。 ──クチュッ、ピチャッ 俺の溢れ出る液体と奈緒子の唾液により、卑猥な音が響きわたる。 「うっ…!!……はぁ、くっ!」 俺から情けない声が挙がる度に、奈緒子の動きが激しさを増す。 最初はゆっくりとしたものだった手の動きも、もはやシュッシュッと音を立てるほど 激しいものとなっている。 初めは先端のみに触れていた舌も、もはや奈緒子の唾液で濡れていない所がないほど、生き物のように 俺のペニスを這いずり廻っていた。 下を見ると、奈緒子の頭が上下左右に動き回り、行為の激しさを物語っている。 そして、改めて全裸に近い奈緒子の姿を見て、興奮が高まる。 気のせいか、頻繁に腰をくねらせ、尻がもぞもぞと動いていた。 「はぁっ…やまっ…だ!!」 先程の反省を踏まえ、そっと奈緒子の頭に手を置く。 「んっ…んふっ…」 時折奈緒子から洩れる吐息が俺の快感を何倍にも引き上げる。 腰やペニスが限界を訴えるようにビクリと痙攣する。 奈緒子の動きは巧みと表現するしかないほど、的を得ていて、限界はもうそこまで来ていた。 奈緒子は4本の指でペニスを扱き上げながら、小指で裏スジをツーっとなぞり上げたり、 舌で尿道口をグリグリと刺激しつつ、カリを小さな口の中に入れ、柔く噛んだり、強く吸い付けたりと、 とても初めてとは思えない技を披露してくる。 『雑誌で予習したから…』 先程の奈緒子の言葉が思い出され、堪らず苦笑する。 学習能力が高いにも程があるだろう。 気を逸らそうと天井を見上げてみると、チカチカと景色が点滅しだした。 どう足掻いても意識は奈緒子とペニスに集中し、もはや限界を誤魔化すことは出来なかった。 「…っ!!you、もう…いい」 このまま放出するわけにはいかない。奈緒子の頭を退かそうと、添えていた手に力を込めた。 奈緒子が行為を止めずに俺を見る。 瞬間、何かが弾けた。 見てはいけなかった。この情景を、その表情を。 涙目。紅潮した頬。涙の後。唾液。光るペニス。ヌラヌラと。浮きだつ血管。脈打つ。奈緒子の白い指。 ペニスの赤茶色。対照的な色。奈緒子の口。粘膜。口の周り。ネバネバと。ペニス。奈緒子。 短い単語が群となって頭の中を駆けめぐり、視覚的刺激により限界が一気に押し寄せてくる。 やばい!! 「山田っ!やめっ…!!」 慌てて奈緒子の顔を離したが、間に合わなかった。 ビクンッとペニスが痙攣し、先端から大量の、白い、濃い精液が、勢いよく飛び出した。 大量の液体はそのまま奈緒子の顔に向けて飛び散る。 奈緒子は咄嗟に目を瞑るだけで精一杯だった。 「んにゃーっ!!」 奈緒子が独特な奇声、もとい、悲鳴を上げる。 よほど堪っていたのか、その後もしばらく射精は止まず、ペニスは跳ね、 奈緒子の顔や口の中を真っ白に染めた。 「はぁ…はぁ…」 室内に俺の荒い息づかいだけが響く。 射精後の朦朧とした意識のまま、俺は先程起こったことにまだ現実感を持てずにいた。 俺は、今、もしかしなくとも…。 恐る恐る目を開けると、半ば呆然とした表情の、顔中俺の精子で汚された奈緒子が視界に入った。 さっと顔から血の気が引く。 急いでベッドの脇のティッシュに手を伸ばした。 …俺は、何てことを。 自責の念で息苦しくなる。 震える手で何枚かティッシュを取り、奈緒子の方を振り返る。 瞬間、俺は固まった。 「やっぱり、まずっ!!」 その台詞が表す通り、奈緒子は口の周りの精子を舐めていた。 奈緒子の赤い舌が俺の精子を舐めとる様を暫し呆然と見つめる。 ネバネバとしたそれは喉を通り難いのか、奈緒子は何度も喉をならしていた。 遅い伝達が脳に伝わり、俺はやっと今の状況を理解した。 直ちに脳が運動神経に奈緒子を止めるよう命令する。 「なっ!何してんだ、君は」 奈緒子の舌が届かず、顔に残っていた精子を持っていたティッシュで拭き取る。 顔が、やけに熱い。 「これ、あまり美味しくないですね」 奈緒子がケロッとした表情で言うものだから、俺は脱力した。 「あのなぁ、you、そもそも食べる物じゃないだろ!!」 ガッツ石松っ虫が浮いていた樹液を躊躇わずに舐める奈緒子だ。精子くらい何ともないのかもしれない。 そう思ったが、何か疑問が残る。俺は先程の光景を思い出した。 精子が飛び出し、悲鳴を上げ、顔中汚され呆然としている奈緒子。顔を青ざめさせ、慌てる俺。 俺が目を離した隙に、急に変わった奈緒子の態度。 …そうか、こいつ。 急激な愛しさがこみ上げ、俺は思わず奈緒子を抱きしめた。 「う、上田さん?!」 「悪かった。驚いただろう?」 …気を使ってくれたんだろう。 こいつは、俺みたいに鈍感な男が気付きにくい優しさの表現をするから。 奈緒子を抱きしめる腕に力を込める。 「やっ…ちょっ、どうしたんですか?」 「いや…ちょっとな」 奈緒子が俺の胸から顔を離す。 「あの、気持ち…よかったですか?」 俺は微笑みながら奈緒子を見た。 「youが一番よく分かってるだろう」 奈緒子が恥ずかしそうな、嬉しそうな複雑な表情をする。 俺はそのまま奈緒子に口づける。 少し自分の精子の味がしたが、あまり気にはならなかった。 奈緒子の後頭部に手を添え、ゆっくりと体重を掛け押し倒した。 ベッドが二人の重量分沈み、ギシリと音を立てる。 もう理性はほとんど残っていなかった。 荒々しく口内を貪ると、奈緒子が苦しそうな吐息を吐くが、俺の興奮を高めるだけだ。 奈緒子が愛しい。可愛い。 一刻も早く奈緒子を抱きたい。 ついさっき射精を終えたペニスは、既に勢いを取り戻していた。 片手を唯一奈緒子が纏っている布に下ろす。 奈緒子は一瞬ビクリと肩を揺らしたが抵抗はしなかった。 唇を離し、すこし体を浮かし、視線を奈緒子の下着に移す。 親指を縁に掛け、いつでもずり下ろせる体制になる。 しかし、俺はそこで動きを止めた。 「…上田、さん?」 奈緒子が不思議に思ったのか、怪訝な表情で俺を見る。 何か、勿体なくないか? 奈緒子の下着は何度も洗濯物を取りこむ時に見たことがある。 だがそれを纏った奈緒子を見るのは初めてだ。 急に脱がすのが惜しくなってきた。もっと近くで見てみたい欲求に駆られる。 俺は奈緒子を見下ろし微笑んだ。奈緒子の顔に不安の色が浮かぶ。 「上田さん…また意地悪な顔になってるんですけど」 奈緒子の不安は的中した。 奈緒子に抵抗する間も与えず、俺は奈緒子の足を広げ、その間に体を割り込ませた。 「やっ!やめっ!!」 奈緒子が悲鳴を上げるのと、俺の顔が奈緒子の秘部に持って行かれるのは、ほぼ同時だった。 下着を纏った奈緒子の秘部が目の前にあった。 奈緒子がジタバタと躰や足を動かし抵抗するが、俺の力に敵うはずもない。 「ちょっ…やだっ!!何してるんですか?」 奈緒子の訴えは俺の耳には届かなかった。 俺の全神経は、今目の前にある奈緒子の下着と、その奥にあるであろうものに集中していた。 じっとそこを見つめていると、あることに気が付き、思わず口の端が上がる。 俺は恥ずかしそうに俺を見下ろす奈緒子を見た。 「you 、下着が濡れてるぞ?」 奈緒子が真っ赤に頬を染め、俺から目を逸らす。 事実、奈緒子の下着は一部湿っていて、他の部分と色が違っていた。 それは今までの行為で奈緒子が感じていた事を切実に物語っている。 俺は顔を更に近づけた。 奈緒子が更に抵抗するが押さえつける。 目と鼻の先に奈緒子の秘部がある、という所まで顔を運ぶ。 息を吸うと、そこから発せられる、初めて嗅ぐ女の匂いが鼻孔を刺激した。 興奮が高まり、鼻を秘部に押しつける。 「やっ!!何してんだ!変態!!」 深く息を吸い、奈緒子の香りを存分に味わう。奈緒子の太股が震えているのが分かった。 俺はそのまま奈緒子に話しかけた。 「このくらいで変態になるなら、さっきの君はどうなるんだよ」 奈緒子が自分のした行為を思い出したのか、うっと口ごもった。 「いい匂いだ」 「…やだ、そこで喋らない、で」 奈緒子の抵抗の声色に、明らかに先程とは違うものを感じ取る。 俺は人差し指を伸ばし、下から上へとそこをなぞり上げた。 「ふぅっ…んんっ!」 奈緒子の腰がビクンと跳ねる。 何度かその行為を繰り返しすうちに、割れ目に下着がくい込んでいく。 「やだっ…やぁっ!!」 そこまで激しい快感ではないのが逆に苦しいのだろう。 奈緒子の躰は陸に上がった魚のように跳ねた。 クチックチッと指を上下させる度に下着の奥から水音が響く。 何度かその行為を繰り返す内に、割れ目の上の方に何か固い、突起のような物がある事に気付く。 …これは? 俺はそこを集中的にこね回した。 「あぁあっ!!んんっ…はぁ、ふあっ!」 奈緒子から先程とは一線を画した、悲鳴ともとれる喘ぎがあがる。 …そうか、これが。 知識だけは人並み以上の俺だ。その突起の正体はすぐに分かった。 今度は人差し指と中指でその突起を挟み、グリグリと円を描いてみる。 「やぁあっ!!だめ、そこっ…んんあっ!!」 思ったままの反応が返ってくることに気をよくし、俺は新しいおもちゃに夢中になる子供のように、 そこばかりをいじくり回した。 奈緒子は躰を揺らし、必死に我慢しているようだが、その甲斐なく口から喘ぎ声を絶えず洩らしている。 それと同時に下着の染みがどんどん濃くなり、面積を広げていく。 奈緒子の愛液で濡れて透けたその部分から、秘部がうっすらと見え始めた。 もはや何の意味も持たなくなった邪魔な布きれを脱がそうと、手を伸ばす。 途端、奈緒子が俺の手に自分のそれを重ね、必死にそれを阻止しようとした。 「やだ、そんな…近くで見らいれ…」 ろれつのまわっていない奈緒子の言葉が、どれだけ感じたのかを俺に思い知らせ、満足感と、 更に高ぶらせたいという欲求に襲われる。 「悪いが、抵抗は逆効果だ」 自嘲ぎみに微笑み、奈緒子の汗ばんだ手を退け、一気に下着を脱ぎとった。 下着と秘部の間に透明な糸が轢く。 愛液を含み、重みを増した奈緒子の下着を手から離した。 目の前には、とうとう一糸纏わぬ奈緒子の姿があった。 顔も、躰も紅潮させ、固く目を瞑っている。 足の間に俺の体があるため不可能だと分かっているだろうに、奈緒子は必死に足を閉じようとする。 俺は微かな力で奈緒子の精一杯の力を抑えた。 奈緒子は諦めて力を抜き、涙目で俺を見る。 俺は今まで何度も夢に見た奈緒子の裸を、目に焼き付けるようにじっと見つめた。 肩も腰も尻も足も、想像していたよりずっと細い。 普段露出が少ないだけあって、奈緒子の肌は白く、俺の目には眩しかった。 いつもは貧乳と罵る胸も、うっすらとした茂みに隠された秘部も、恥辱に染まった美しい顔も、 全てが愛しくてたまらない。 奈緒子は感極まって泣きそうになっている。 「…そ、んなに…お願い、します…見ないで下さっ…!」 よほど恥ずかしいのか手で顔を覆ってしまった。 こんなに綺麗なのに、何をそんなに心配しているのか分からず、小さくため息を吐く。 俺は奈緒子の手を顔から退け、その瞳を見つめた。 優しく微笑み、諭すように話しかける。 「大丈夫、youは…とても綺麗だ」 奈緒子は拗ねたように顔を逸らす。 「お世辞なら…結構です」 やれやれとため息を吐き、奈緒子の頭をそっと撫でた。 「今更お世辞なんか言い合う仲じゃないだろう?」 息が掛かるほど近かった顔を離し、体を下にずらす。 「ずっと…こうしたいと、思ってた」 体を屈め、奈緒子の腹部に口づける。 そのままゆっくりと口を下ろし、秘部に近づけていく。 奈緒子はこれから何が起こるのか理解したのか、躰に力をこめた。 俺は奈緒子に分からないよう苦笑した。 そんなに躰を強張らせていたら、とても俺のモノなど受け入れられない。 俺は、なんとしても奈緒子の緊張をほぐし、せめてもの負担を減らさなければならなかった。 俺の唇が奈緒子の柔らかな茂みにふれる。 くすぐったいのか、奈緒子は躰を震わせた。 奈緒子の太股に添えていた手に力を込め、奈緒子の足を拡げる。 奈緒子に悪いと思いながらも、俺は顔を離し、奈緒子の秘部をじっと見つめた。 今までに見た、と言っても非合法な動画教材や、あくまで偶然にも迷い込んでしまった、 卑猥な画像を掲載しているサイトなどでしか見たことはないが、とにかく、そのどの女性のものより 奈緒子のそこは美しいと感じた。 愛情所以かもしれない。しかしそれを抜きににしても奈緒子のそこは美しかった。 綺麗な薄桃色で、形も全く崩れていない。 小さめのクリトリス、花弁も薄く、卑猥という言葉は、奈緒子のここにはにつかわしくない。 しかし、溢れ出た透明な愛液が秘部の周り全体を濡らしている様は、何とも厭らしかった。 おそらく、ろくに自分で触ったこともないのだろう。 これから先も、俺以外の誰にも、奈緒子のここを見せたくない。触らせたくない。 絶対に、俺だけのものだ。 俺はそっとそこに触れた。 愛液のヌルリとした感触が指先に伝わる。 「あっ…はぁっ…」 やはり奈緒子は感じやすい。すこし触れただけで想像以上の反応が返ってくる。 片手の人差し指と中指で、まだ閉じられている秘部を開く。 粘膜がぬちっという音を立て、奈緒子の膣穴が目に入る。 愛液をしとどに溢れ出すそこは…あまりに小さかった。 ……これは、本当に入るのか?! 見たところその穴は指一本くらいが入るくらいの大きさだ。 妙な冷や汗が頬を伝う。 俺は必死に首を横に振り、自分を奮い立たせた。 …大丈夫だ。赤ん坊が出てくる穴だぞ!さすがに俺のモノが赤ん坊よりでかい等ということは…。 そっと自分の股間に目を遣る。 …………ないない!絶対ない!あってたまるか。 大丈夫だ、ベストを尽くせ!! 「あの…上田さん、どうかしたんですか?」 俺は随分長い間固まっていたらしい。 奈緒子が心配そうに声をかけてきて、はっと我に返った。 「……いや?いたって順調だが?」 奈緒子は訝しげに俺を見る。きっと笑顔が引きつっているのだろう。 俺はわざとらしく咳払いをし、改めて奈緒子の秘部に触れた。 …何にせよ、可能な限り濡らさなければ。 まだ皮を被っているクリトリスにそっと触れる。 奈緒子はここが弱いらしい。触れる度にその躰がビクビクと快感を訴える。 「んんっ…んあっ!!そこ…だめぇっ!!」 ピンク色の突起が充血し、固さを増していくのが分かる。 皮から少し顔をだしたそれを、俺は尖らせた舌でベロリと舐め上げた。 「きゃうっ!!…なっ!だめ!…いや、んんんっ!!」 舐められるのは抵抗があるのか、奈緒子がか弱い力で俺の頭を押し返す。 俺はかまわずそこを舐め回す。 ──ジュルッ、グチュッ…クチュッ 舌を膣穴の方に伸ばし、愛液をからめ取る。 「あぁんっ!!はぁ…ふあっ!」 愛液と唾液の混ざりあった液体を纏った舌が、奈緒子の秘部を蹂躙する。 姿をすっかり現したクリトリスを舌で転がす。 小さな突起はおもしろいように俺の口の中を動き回った。 「やっ…やだっ!!はうっ…上田さっ…んああぁっ!!」 必死に俺の名を呼び快感を訴える奈緒子。 その声が俺の興奮を高め、行為を激しくさせていることに奈緒子は気付いていない。 あまりに激しく動かしたため、すこし疲れた舌と顎を休めようと、一旦唇を離す。 奈緒子を見ると、快感による涙で頬を濡らし、額には汗の雫が浮かんでいた。 奈緒子も切なそうに俺を見て、苦しそうに胸を上下させている。 視線を秘部に戻すと、そこは俺の唾液と奈緒子の愛液で尻の方までぐっしょりと濡れ、光っていた。 ゴクリと俺の喉が鳴る。 ふと下の方の膣穴をみると、先程より広がっている気がする。 よし、これなら………指二本くらいは入りそうだ。 必死に自分を励ますが、虚しさだけが残った。 とにかく、少し指でほぐしていた方が良さそうだ。 人差し指で愛液を掬いとり、濡れた指を膣穴に押し込む。 「ふぅっ!んんっ!!」 奈緒子が鳥肌をたてて、身を震わせる。 「痛かったら…言ってくれ」 ゆっくりと指を進める。奈緒子の中は想像以上に熱く、湿り、うねうねと蠢いていた。 「…狭いな」 思わず口に出してしまうほどそこは狭かった。 たった一本の指を引きちぎりそうなほど締め付けてくる。 ──グプッ、チュクゥ、プチュ 音を立てながら指を押し込む、いや、この場合ねじ込むといった表現が最適だろう。 第二関節ほどねじ込んだ所で、何かに押し当たった。 …そうか、これが。 奈緒子の純血を訴える防壁が俺の指の進行を阻もうとする。 …指で破るわけにはいかないな。 俺はそれ以上進ませるのは諦め、代わりに中指を入口に添えた。 愛液に助けられ、案外簡単に二本目も膣内にねじ込めた。 「んんっ!!んあっ…あうっ」 さすがに三本差し込む勇気はなく、そのまま指を上下する。 初めはゆっくり、膣壁をなぞるように。 「ふっ……あんっ!!」 愛液が溢れ出て、更に動きが滑らかになる。 次は少し激しく膣内をかき混ぜる。 「ああぁん!はぁっ…ふあっ」 案外激しく動かしても大丈夫らしい。 調子を良くした俺は、そのまま二本の指を膣内で拡げてみた。 「きゃうぅ!やっ…それ、んあんっ!」 クパァという音と共に、真っ赤な膣内が指の間から垣間見られる。 この穴は伸縮性に富むようで、見かけより広がることを俺は理解した。 膣内を食い入るように見つめると、そこは激しくうねり、膣壁はトロトロとした愛液で濡れている。 …もうすぐ、ここに入れるのか。 期待と欲望でペニスが脈打った。 俺が膣内を見ていることに気が付いたのか、奈緒子が腰をくねらせ抵抗する。 そんな奈緒子を軽くあしらい、指を再び閉じ、そのまま手首を回転させてみた。 瞬間、奈緒子の腰が宙に浮く。 「はぁあんっ!!だめぇ…あっ、あっ、あっ!!」 グルグルと指を回転させ、同時に膣壁を擦りあげる。 俺の指の動きに応じて奈緒子は鳴く。 その度に俺は、支配欲と優越感に満たされる。 あまりに激しく指を動かし、膣から溢れた愛液が白く泡立つ。 ゴポゴポと音を立て、尻を伝い、シーツを濡らした。 「もっ…やっ…うえ、だ…さんっ!!」 奈緒子の喘ぎは悲鳴のようなものから、嗚咽のようなものに変わっていた。 更に肥大し主張するクリトリスを口に含み、夢中で貪る。 愛液でヌルヌルと濡れたそこは滑り、俺の口の中を転がり回る。 「きゃあぁんっ!!やっ!やっ!…あんっ、もっやぁ!!」 奈緒子の絶叫と、凄まじい水音が部屋に響く。 このまま奈緒子が達した姿が見たい。 その欲求のみで、俺は指で膣内を激しくかき混ぜ、クリトリスをきつく吸い上げた。 その吸引力に引き寄せられるかのように奈緒子の腰が上がる。 「やあぁっ!!もぉ…やっ、なん…か、わ…たし変、ああぁんっ!!」 奈緒子が俺の髪の毛を強く掴み躰の異変を訴える。 もう少しだ。俺は嘗てないほど興奮し、ジュルジュルとクリトリスに吸い付いた。 「はうぅっ!!だめっ!そんなに、したら…取れちゃっ…んんんっ!!」 奈緒子が顔を左右に揺らし、長い髪を振り乱す。 そのまま首を逸らし、頭と、俺に捕まれた太股だけで自分の体重を支えている。 最後に俺は指でクリトリス側の膣壁を強く擦りあげた。 「んあうっ!!なにっ…これ?!…わ…た、し…ああぁあんっ!!!」 奈緒子は宙に浮いた腰を激しく何度も揺らした。 表情は見えないが、絶叫の後、息もせずに躰を震わせている。 直後ゴポッという音と共に、膣内から大量の愛液が噴き出した。 張りつめていた奈緒子の躰は、糸が切れたかのように、ベッドの上に倒れる。 …イッたのか? 俺は口と手を奈緒子の秘部から離した。俺の顔は奈緒子の愛液でベタベタになっている。 手の甲でそれを軽く拭い、奈緒子の顔の前まで自分の顔を運ぶ。 奈緒子は真っ赤な顔で、ぜいぜいと肩で息をし、その目は焦点がぼやけているようだった。 目の前にある俺の顔もよく見えていないらしい。 「…you?」 読んでも返事がないため軽く頬を叩いてみる。 奈緒子はやっと目の前の俺の存在を理解し、俺に視線を合わせた。 「はぁ、はぁ…うえだ、さ…わ、たし?」 どうやら自分に何が起きたのか分かっていないらしい。かなり混乱しているようだ。 「上田さんが…はぁ、やめてって、言ってもやめてくれないから、なんか躰…変に…」 「…どんなふうに、変になったんだ?」 奈緒子の口からその変化をはっきりと聞きたかった。 汗で濡れた髪を梳きながら、お互いの息が掛かる距離で奈緒子の返答を待つ。 「急に、躰がしびれて、上田さんに触られてる所が、堪らなく熱くなって、それで…」 「それで?」 奈緒子はゆっくりと言葉を紡ぐ。 「なんか、頭の中で、弾けたみたいになって…視界が真っ白になって、躰が浮いてるみたいで…怖くて」 それを聞き、俺の胸は表現しようのないほどの満足感に満たされた。 …俺が、奈緒子を。…奈緒子が、俺で。 唇を震わせ、嬉しさのあまり笑い出しそうになる自分を必死に抑える。 「you、そういうのはな、イッたっていうんだよ」 理解できていない奈緒子に答えを教える。 奈緒子は驚いたように、首を傾げた。 「イっ…た、って…女の人もイクんですか?」 『私、どこにも行ってませんよ』と返ってくると践んでいた俺は面食らった。 さすがにそのくらいの単語は知っていたか。 「女性だって気持ち良ければイクんだよ。知らなかったのか?」 「…はい」 気恥ずかしそうに答える奈緒子。 俺は奈緒子の耳元に口をよせ囁いた。 「つまり、君はイクほど気持ちがよかったってことだ」 顔を戻し奈緒子を見ると、茹でだこのように顔を赤くしていた。 俺はとうとう堪えきれなくなり、笑いながら奈緒子の額に口づけた。 Next>>
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―――君の笑顔が……――― 乃莉視点 いつからだろう…… 何故かなずなの事を考えていると胸がドキドキする…… 頭の中もボーっとするし何も考えられない…… 病気じゃなさそうだし…… この病状がわからないので 以前ゆのさん達が私の部屋に来た時以来 ミホに相談しする事にした………最近連絡がとってないせいか ミホは『表示語をマスターした』と言ってたけど 私は無視してすぐに病状の事を話した 『それってアレだよ、アレ!』 『アレってなんなの!?』 『それは…………』 思わず息を呑み込む 『恋だよ恋!』 『こ、恋!?』 私が………なずなに!? 『て言うか自分でもわかんなかったの……!?』 『う、うん………』 だって今まで恋愛した事ないし………それに 『でも……相手は女の子だよね乃莉?』 そう相手は女の子で私も女の子 つまり百合であり、同性愛 漫画や小説の世界だけだと思っていたが まさか自分がなずなに恋をするとは思ってもみなかった……… 『ねぇ乃莉……一つ聞いてもいい?』 しばらく黙っていたのか ミホが心配そうに声を掛けた 『な…何?』 『乃莉は同性として、なずなって言う女の子が好きなの?嫌いなの?』 『えっ!?』 『はっきり答えて!』 私は 私は………… 『なずなが好き……同性として、なずなが好き!』 言ったとたんミホが笑いだした 『ちょっ、ミホ!(怒)』 『アハハハハ…ごめんごめん…やっと乃莉らしくなったよ』 『………は?』 どうゆう意味? 『さっきの様子だと、いろいろ葛藤してたでしょ?』 『うっ』 『図星だね』 『………うん』 ミホの言う通り、私は短い間、頭の中でいろいろと葛藤していた もし告白して今の関係が壊れないだろうか? なずなが私を気持ち悪がらないだろうか 私そんなことを数分間、いろいろと考えていたのだ……… 人を好きなるとワクワクするけど それと同時に不安もわく……… 私は………なずなにフラれるのが怖かった…… それ以前に……なずなが私を拒否ことが怖かった……… 『そんなウジウジ考えるの乃莉じゃないよ、「好きだよ」って言えばいいじゃない』 『でも………』 『例え上手くいかなかったら、ひだまり壮のみんながなんとかしてくれると思うよ……それに』 『それに……?』 『人を好きなるって……理由なんか必要?』 『その子だから好きなんだよね?』 『…………他人事みたいに言わないでよ』 『だって他人事だもん』 『でも………』 『?』 『私、ごちゃごちゃ考え過ぎたかもしれない………ありがとう』 ミホの言う通り、自分らしくないな 『んじゃ今度二人でキスしている写真とエッチしている写真送ってきてね~♪』 『えっ、ちょっと……切れた……』 思わずため息を付くが、口元にと笑みが浮かべてきた ウジウジ考える事は止めて私はなずなに好きって告白する 例え今の関係が壊れても先輩方に相談すればきっと元の関係に戻れる事を信じて 私は203号室に迎かい始めた告白するつもりだったけど……… 急に恥ずかしくなっちゃって、なずながホームシックになったた時以来、泊めてもらう事にした なずな視点 私の名前はなずなです 今年からやまぶき高校に受かりました でもお父さんは急に転勤でお母さんもついていちゃいました………(泣) だから私はやまぶきの近くのひだまり壮に引っ越しました 迷惑かけたらどうしようかと不安でいっぱいでした………… でも先輩方はみんな優しです それに乃莉ちゃんは私がウジウジしていた時 『なずなにもちゃんと良いとこあるよ』と言ってくれました…… でもその後『まだあまりわかんないけどさっ』って言った時はショックだったけど…… この前だって私がホームシックになった時 一緒に寝てくれました……嬉しかった おかげでホームシックは治ったけど どうやら寝相が悪いみたいなので 乃莉ちゃんに迷惑かけちゃった………もう泊まりに来ないよねって思っていました…… なのに何故か今日 乃莉ちゃんがまた泊まりに来てくれました どうして………? 迷惑じゃ……ないの? 乃莉視点 9時になずなの家に入り、いきなり告白するのは恥ずかしいから なずなと普通の話をしていたら 気がつけば既に時計は23時を過ぎていた 私はなずながお風呂に出た後 私は風呂に入った 風呂から出て黒色のパジャマに着替え、髪もおろした ベッドに迎うと、既になずなはベッドに潜り込んでいた 「乃莉ちゃん………」 「ごめん待った?」 「うんうん……乃莉ちゃん電気消して」 「うん、わかった」 乃莉は電気を消してベッドに潜り込んだ 「…………」 「…………」 「ねぇ……乃莉ちゃん」 「ん?」 「………眠れないね」 「……………うん」 しばらくお互いに背を向け沈黙が続いた 何やっているんだろ……私 今日は泊まりに来たんじゃない なずなに好きって告白する為に来たんだから…… ウジウジ考えないで一歩前にでて、なずなに告白するんだ 乃莉が声を掛けようとしたとき 「ねぇ……乃莉ちゃん」 突然なずなから声を掛けてきたので思わずびっくりした 「な、何?」 「こっち向いて話しがしたいの………いい?」 「……うん」 私はなずなの方に向くとちょっと悲しんでいるなずなの表示が見え 「………どうして乃莉ちゃんは泊まりに来てくれたの?」 いきなり告白はちょっと恥ずかしいから、また泊まりたいって言えるはずないなので 「なずながまたホームシックになっちゃったいけないと思ったから…………」 とりあえずこんな事でいいかな? 「…………そうだよね」 なずなの方を向くと悲しみが増し少し涙目になっていた …………やめて そんな顔しないで 私のせいで悲しまないで 私は……私は! なずなの笑顔が見たいただそれだけでいいから……… 「ねぇ………乃莉ちゃんは……私の事……情けないと思ってるよね?」 「えっ……?」 「よくよく考えてみると……私って乃莉ちゃんに迷惑かけてるよね?」 「そ、そんな事っ」 「だって私!……この歳でホームシックになるし、未だ特技は見つからないし、料理も上達しないし、絵も下手っぴだし……」 「あぁもうウジウジしない」 これ以上聞いたくなかった だってなずな……泣いているもん そんなに自分の事情けないと思わないで 「あの時も言ったでしょ、なずなにも良いとこみつかるって」 「……………それなら」 なずながパジャマの袖を掴み、乃莉の腕の中で呟いた 「な、なずな?」 「それなら教えてよっ!私の良いとこっ!」 「私にあってゆの先輩や宮子先輩達ない良いとこっ!」 「あの時はまだわかんないとこあったけど……今は違うでしょっ!」 「…………なずな」 正直にびっくりした 普段大人しいなずなが大きな声で私に語りかけた事 なずなは顔を乃莉に向くと、大量の涙が流れていた 「教えてよ乃莉ちゃんっ!私の良いとこ教えてよっ!………教えてよ………乃莉ちゃん………」 徐々に声が弱々しくなる なずなは泣きながら私に告白してくれた なずなの良いとこ………… それはね……… 「なずなっ!」 私はなずなに抱きついた 「の、乃莉ちゃん……?」 「私………なずなが好き……同性として好き」 「えっ………?」 「なずなの良いとこ……それはね………」 「それは………?」 「笑顔だよ、なずな」 「笑顔…………?」 「ゆのさんや宮子さん達の笑顔もいいけど……私はなずなの笑顔が好き」 「だから私……なずなに恋をしちゃった」 「乃莉ちゃん………」 「なずなは………私の事好き?」 「えっ!?」 「答えて」 なずなはうんと、うなずいた 「私も………」 なずなも乃莉に抱きつき顔を上に上げた 「私も………乃莉ちゃんの事好き」 「友達として?」 「うんうん……同性として好き」 「なずな………」 嬉しくて思わず嬉しい涙が出ちゃった なずなも涙を流しているが、先ほどと違っていて どこが嬉しそうだった 「私ね……怖かったの……今の関係が壊れちゃうんじゃないかと思って」 「それで私にあんな事言って避けようとしてたの?」 「うん………」 「バカだね、私があんな事言われて嫌いになるわけないじゃない」 「乃莉ちゃん……私、乃莉ちゃんのなずなになりたい……」 「乃莉ちゃんが大好きな笑顔を見せたい」 「私もなずなの笑顔もっとみたいし………それに」 「それに?」 「キスがしたいな~」 「の、乃莉ちゃん(照)」 照れてるカワイイ、そんななずなも好きなちゃったんだよね 「いい……かな?」 「………うん、いいよ」 お互いに瞳を閉じ 唇を重ね合わせた 「んんっ………んっ」 「っん……んん……っ」 乃莉が口の中で舌を絡ませるとなずなも舌で絡ませた 二人には短い時間がだったがとても長く感じていた そして二人はお互いに目を開け唇を離すと、一筋の銀色の糸が伝わった 「乃莉ちゃん………」 「なずな…………」 お互いに顔を向けあう二人 「…………いい、なずな?」 「いいよ、乃莉ちゃん」 「…………うん」 そう言って乃莉はなずなのパジャマのボタンを一つずつ外しっていき ブラも外した 乃莉はなずなの胸を掴み撫でまわしていった 「う、っん」 「なずなカワイイ……」 「の、乃莉ちゃん……恥ずかしいよ………」 「だってまだ少ししか触っていないのに、もう固くなってもんね」 そう言って乃莉はなずなの乳首を舐めついた 「あ、ん、の……乃莉ちゃん………んっ」 「感じているんだね………」 「っち……違う……」 乃莉は舐めるのをやめて、少し強めに乳首を噛んだ 「やぁん…っ……!」 「体は正直みたいだね、欲しがっているもんね」 「……っち……ちがっ………ひぁん……っ!」 否定するなずなをもう一度強めに噛み 再び舐め始めた 「気持ちいいなずな?」 「そ、そんなこと………」 「仕方ない……じゃあこれは」 乃莉はなずなのパジャマの中に入れ始めた 「だ、駄目、乃莉ちゃん!」 もちろん乃莉は無視して、なずなの下着越しの恥ずかしい所を撫で始めた 「ゃん……あ、駄目……っ」 「なずな下着濡れているよ、どうして?」 乃莉は意地悪そうに言うとなずなは恥ずかしそうに顔をうつむいた 「…………………ちゃんの意地悪……」 「えっ!?」 わざと聞こえない振りをして、下着の中に手を入れ始めた 「あう!」 直接大事な部分を触られてビクッと反応した 「の、乃莉ちゃんの意地悪………」 「感じているんだね………」 そう言って乃莉はアソコの部分を優しく撫で始めた 「あん、っん、ん……の、乃莉ちゃん………」 「な~に?」 「お、お願い……もっと強く押して………お願い……」 まるで餌を欲しがっているペットの様に喋り掛けた 「いやじゃなかったの?」 首を左右に振るなずな 「お願い……変な感じなの………もっとしてほしいよ……」 「うん……わかった」 乃莉は止まった手を動かし強く撫で始めた 「んく、はん、あ………はう、んあ、ふあぁぁぁ」 乃莉は片方の手でパジャマを脱がしていく それに気付いたなずなは足を閉じ始めた 「下着も脱がすよ」 「……………うん」 そう答えると乃莉は下着を脱がしていく 「綺麗だよ、なずなの裸」 「そんなこと………ないよ」 「力を抜いて」 そう言われたなずなは足の力を抜いた そして乃莉はなずなのアソコの部分を強く押した 「んあ、ふああぁぁぁっ!?」 ビクッと跳ね、乃莉の袖をギュッと掴んだ 「の、乃莉、ちゃん………駄目……」 「何が駄目なの?」 乃莉は秘部のところを激しく掻き回せた 「ひゃあ、んあっ、ひう、ゃぁん、の、乃莉ちゃん、駄目………もう」 「イっていいよなずな」 指を秘所のところに突き上げで、何度も上下に動かすと なずなは体が震えだし、達した 「う、うわああぁぁぁーーー!!」 ―――――――― 「なずな……気持ちよかった?」 「ハァ…ハァ…ハァ……乃莉……ちゃん」 「その……よかった?」 「最初はちょっと怖かったけど……乃莉ちゃんが傍に居てくれるから………怖くなかったよ」 「なずな………」 「乃莉ちゃん……」 二人はお互いに名前を呼びあい 唇を重ね合わせた 「今度は……乃莉ちゃんも」 「うん………」 乃莉もパジャマを脱ぎ、下着も脱ぎ捨て なずなと同じ全裸になった 乃莉はベッドになずなを寝かせ、上にのる 「乃莉ちゃん…………?」 「怖がらないでなずな」 「……………うん」 乃莉はゆっくりと体を近づかせて、そしてなずなのアソコと乃莉のアソコが重ね合わせた 「うあっ!?」 「んふっ……な、ずな……んあっ」 「気持ちいいよ……乃莉ちゃん……んあ、ああぁん」 「な、ずな……すごい……ん、濡れて………あ、あっああ!」 腰を動かして、なずなはアソコの部分を、あの部分を擦り合わせる 「んあっ!やぁ……だめぇ…乃、莉、ちゃ……ふぁっ!?」 二人の声と湿った音が部屋中に満ちていく 「なずな……こ、腰が止まら……あぁ!」 「うああ、あう、ひくっ、うわぁ!あぁぁーーー!」 二人は敏感な部分を擦り合う 下腹部から全身に電力が流れたように強烈な刺激が突き抜ける 「ふあぁぁぁぁーーーーー!!」 「うあぁぁぁぁーーーーー!!」 二人とも体を仰ぎ反らせ、悲鳴を上げる 乃莉は足を抱きながら、腰を動かして、強く擦り合わせる なずなもそれを求めるように、腰をひねらせた 「ん、あぁ、なずな…すごい……感じる……んあっ!?」 「んく、乃莉ちゃん……んひゃ、私も…感じる……ふぁっ!?」 混ざり合った熱い水が二人の太股に伝わっていく 熱い吐息と湿った音、いやらしい音が、耳にの奥まで響き渡ってきた 「うあ、ひう、乃、莉、ちゃ、んっ、私、また、あうっ」 「んく、なずな……わ、わ、たしもっ、あくっ、もう!はうっ!?」 さらに強く、激しく、腰を動かし合う 二人は敏感な部分を擦り合う 下腹部から全身に電力が流れたように強烈な刺激が突き抜ける 「ふあぁぁぁぁーーーーー!!」 「うあぁぁぁぁーーーーー!!」 二人とも体を仰ぎ反らせ、悲鳴を上げる 乃莉は足を抱きながら、腰を動かして、強く擦り合わせる なずなもそれを求めるように、腰をひねらせた 「ん、あぁ、なずな…すごい……感じる……んあっ!?」 「んく、乃莉ちゃん……んひゃ、私も…感じる……ふぁっ!?」 混ざり合った熱い水が二人の太股に伝わっていく 熱い吐息と湿った音、いやらしい音が、耳にの奥まで響き渡ってきた 「うあ、ひう、乃、莉、ちゃ、んっ、私、また、あうっ」 「んく、なずな……わ、わ、たしもっ、あくっ、もう!はうっ!?」 さらに強く激しく、腰を動かし合う そして二人は敏感な突起を擦り合わせ 「んあっ、だめっ、イクっ!、乃莉、ちゃっん、あん、ふぁ、ふああぁぁぁぁぁーー!!」 「ひゃっ、わ、私も、イクっ、なず、なっ、うくっ、あ、うああぁぁぁぁぁーーー!!」 二人ともほぼ同時に達した 乃莉は顔をなずなの顔の横に倒れてこんだ 甘い吐息がなずなの耳にかかる 「ハァ…ハァ…ハァ……なずな……」 「ハァ…ハァ…ハァ…乃莉……ちゃん……もっと感じたい……」 「わ、わたしも……感じたい……よ、なずな……」 乃莉は再び腰を動かし、擦り合わせた なずなもまた腰を動かし始めた あれから二人は、時を忘れる程、互いを求める様に、体を重ね合わせた ―――――――― そして二人はベッドに潜り寄り添って寝ていた 「ねぇ……乃莉ちゃん……」 「な~に、なずな?」 お互いに顔を合わせてなずなはこう言った 「乃莉ちゃん……大好き」 なずなは最高の笑顔を乃莉に見せた 乃莉も少し顔を赤く染めて 「私も……なずなの笑顔も……なずなも大好きだよ、なずな」 乃莉も最高の笑顔で返した 「えへへ、私も乃莉ちゃんの笑顔大好きだよ……」 「うん…………ありがとう」 二人はこれ以上離れない様に寄り添って 眠りについた ――――END――――
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CV Illustrator 史実情報 台詞一覧 同型艦 コメント CV 大坪由佳 Illustrator 絵師 史実情報 北上に統一、そちらを参照のこと。 台詞一覧 状況 台詞 関連する史実や元ネタ、解説など 自己紹介 新しい北上、それが私。酸素魚雷を満載して、ちょっと大人になったでしょ。 秘書クリック会話① 93式酸素魚雷満載で、重いわ〜 秘書クリック会話② 全部で40門の魚雷管だよ〜 秘書クリック会話③ ぅあ、あれ? あれはちょっと積みたくないなぁ 北上は海上挺身部隊に編入され、特攻兵器回天を積んでいるただ幸か不幸か、北上自身は回天を発射することなく終戦を迎えている 戦績表示時 提督に連絡ですよ。はいっ。 編成選択時 重雷装巡洋艦北上、出撃します 装備時① どんどん強化して、いい船になるから 装備時② 大井っちの方は大丈夫?そう? 装備時③ ああもうやっちゃいましょ (マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通) ドック入り うーんやっぱ難しいよねーこの船 結局、重雷装艦として実戦参加する機会はなかった ドック入り(重傷) まー難しいよねー、とりあえず直すね 建造時 新しい艦が進水しましたよー 艦隊帰投時 あら、艦隊が帰ってきましたね。 出撃時 まー大井っちと組めば、最強だよね 戦闘開始時 (編成選択時、攻撃時②と同じ) 攻撃時① 40門の魚雷は伊達じゃないから 攻撃時② 20射線の酸素魚雷、2回いきますよー 夜戦開始時 ぎったぎったにしてあげましょうかねぇ! 夜戦攻撃時 まー主砲はそう…まーそうねー 主砲を3門外してまで魚雷を増設したため、火力は貧弱。ゲーム中でも火力が14→8に低下している MVP時 ふふん、これが重雷装艦の実力ってやつよ。あーよかった、活躍できて 史実ではその雷装を活かす場が無かった 被弾小破① いたた、退避していい? 被弾小破② くー、防御力はないんだよー もともと軽巡洋艦、火力は圧倒的だが防御はそれなりである 被弾カットイン まぁ、なんていうの、こんなこともあるよね。早く修理したーい 撃沈時(反転) 来世はやっぱ戦艦でお願いします・・・ガクッ 中の人は戦艦・伊勢型の声もあてている 同型艦 球磨 ― 多摩 ― 木曾(木曾改二) ― 大井(大井改)(大井改二) ― 北上(北上改)(北上改二) コメント 最新の30コメントを表示しています。 改修で雷装119MAXを確認。これ以上は上がらないな。 -- 名無しさん (2013-08-30 10 18 37) 北上改って2-4突破するのに使えるの? -- 名無しさん (2013-09-01 00 07 44) 2-4突破使えるよ。自分は空母2航空戦艦3に北上さまの開幕重視編成で突破。 -- 名無しさん (2013-09-01 10 46 11) 北上さん、建造時にシルエットが戦艦だった・・・確かに確認したんだが、バグ? -- 名無しさん (2013-09-02 15 27 42) 建造時のシルエットと実際の艦種は無関係だよ -- 名無しさん (2013-09-02 15 58 57) 撃沈台詞までこんな軽いノリだとは…中の人がちゃんと重巡も戦艦もやってるのがまたw だからこそ放置時の「アレ」に対するマジな嫌がりようが… -- 名無しさん (2013-09-09 22 14 10) でもそんなの関係ねぇ(立ち絵が) -- 名無しさん (2013-09-10 20 10 18) 詳細選択「駆逐艦?あぁ・・・うざい」 -- 名無しさん (2013-09-13 21 20 46) 2-4突破のために育てたが開幕雷撃を一度も当てないで大破し続ける始末 レべリング時の無双っぷりを発揮してくれ… -- 名無しさん (2013-09-13 23 07 15) 初轟沈・・・ごめんね北上さん -- 名無しさん (2013-09-17 05 55 44) 大井改と共に甲標的積んだら、ハイパーだね -- 名無しさん (2013-09-19 12 09 14) ホーム画面放置で「提督、お願いがあるんだけどさ、あの武器だけは、やっぱ載せないでよね、頼んだよっ」 -- 名無しさん (2013-09-28 15 05 59) 北上さん改になったら太股が見えにくくなっててガッカリです -- 名無しさん (2013-10-02 19 45 13) 北上さんかわいいだろ!! -- 名無しさん (2013-10-06 13 55 54) 初轟沈ごめん -- 名無しさん (2013-10-14 08 39 03) 甲標的2つを副葬品に2-4ボスで・・・戦力・精神面共にリカバーに時間がかかるなあ -- 名無しさん (2013-10-19 04 23 46) 自己紹介が可愛くて北上さん萌えに目覚めました -- 名無しさん (2013-10-24 22 42 27) ↑5 だよなー。あの魅力的なふともも・・・。しかし改となっても魚雷管の隙間から伺うふとももが、チラリズムとなってむしろいいと思うんだ。北上こそ艦これふともも神だぁぁっっ!! -- 名無しさん (2013-10-27 19 12 54) 開発時にレア以上できると「まぁまぁかぁ」って言うのは既出? -- 名無しさん (2013-10-28 23 31 41) 提督に連絡ですよ。はいっ。がかわいすぎた -- 名無しさん (2013-10-30 01 06 09) 建造時に酔狂な子だね -- 名無しさん (2013-11-15 02 16 16) 自己紹介「圧倒的と言われていたけれど!」がかわいい。その前の「誇る」もかわいいつまり北上かわいい -- 名無しさん (2013-11-30 21 17 21) 放置時の頼んだよっ が可愛い -- 名無しさん (2014-03-30 21 44 05) 北上さまLv94轟沈させてしまいました。初めてドロップした子で、大好きでした。誤操作と慢心、だめ、ぜったい -- 名無しさん (2014-04-23 22 05 18) イベントでフラル級にカットインで404喰らわせよった…さすがやでぇ… -- 名無しさん (2014-05-05 23 50 59) アプデで「ああもうやっちゃいましょ -- 名無しさん (2014-10-11 21 50 02) ↑ミスった 「ああもうやっちゃいましょ」から「やっちゃいましょ」に変わった気がする 間違ってたらごめんなさい -- 名無しさん (2014-10-11 21 51 44) ボイス全体的に再録したっぽいね 所々微変化してるし、なによりも「きたがみ」から「きたかみ」になってるね -- 名無しさん (2014-10-29 20 21 39) 秘書官クリック会話② んん、何?提督...もうなんなのさあ...良いけどさあ に変更されてましたよー -- (名無しさん) 2014-10-30 22 55 06 やっちゃいましょお~?(甘いもの対決) -- (名無しさん) 2015-10-02 15 20 08 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「おっぱぃ……変になっちゃ…………、痛いのに……なんでぇ…………きひぃ!?」 一度達した事などまるでお構いなしとばかりに、触手の先から蛇の舌のような細長いモノがチロリと顔を出し、次の瞬間乳首を貫通するのではないかとの痛みと……それ以上の快楽が私に注入される。乳首に深く抉りこむように食い込んだ触手が乳首を中から引っ掻き回すように暴れまわり、痛みという名の快楽を私に与えるのだ。 「やぁ……、壊れちゃ………っ、私のチクビ、ダメになっちゃ……ぅ……」 獣のように荒々しく蹂躙しつつも、ねっとりと甘噛みで噛み砕くような、とてもただの触手とは思えない練達した動きで私の乳首や乳房を責め上げてくる。半ば強制的に勃起させられた乳首は外と中、両方から再び嬲るようにして揉み砕き押し潰され、その刺激が更なる隆起と快楽を呼び寄せ続けるのだ。 「こんなの……ひど…………っ、のに……どうして……ひゃうん……っ」 よくわからない機械に、一方的に凌辱される。酷く屈辱的で異常な行為の筈なのに……私の身体は与えられる快楽を享受し、受け入れてしまう。一度達してしまった直後だというのに、私の秘所からは先程再び漏らしてしまったサラリとした冷却水とは違う、ネットリとしてやや白みを帯びた液体が分泌され始め、とろりとお尻や太股を伝い足元や下半身に絡みつく触手へと滴り落ち始めていた。 「ぁ……ふ……」 うっとりとした声が思わず漏れる。触手がねちゃりとおぞましい音を立てながら全身を舌なめずりするように這い回る感覚、愛液がだらしくなく滴り落ちる感覚すら、今の私には心地よい。そして、その嬌声と滴る性欲の証に反応するかのようにして、触手はそれらの要因を生み出す源へと、その魔の手を伸ばしてくるのだ。 ~ネメシスの憂鬱 ファイルⅦ~ 「ぁ……私の、おま……ん……こぉ………………」 膝を押さえられ、だらしなく座り込むような体勢のまま無理矢理開脚させられ、先刻までの快楽を与え続けられた結果、陰唇は自分でも感じられるほど弛緩して開き、雌の本能が雄を求め、膣全体がヒクヒクといやらしく痙攣している。この膣内に早く大きなモノが欲しいと……激しく訴えかけている。 「ぅ…………………ぅ…………ん………、あ……れ……?」 しかし、その望みは叶えられなかった。それまで貪る様に私の全身を喰らい尽くそうとしていた触手がその動きを緩め、今度は下半身に対して乳首や乳房のような激しい吸付をされると思っていた私は、内心肩透かしを食らってしまう。 「……終わ……った……?」 それでも全身に絡みついた触手はそのままであり、乳首は痛いほどに酷く歪みきっていて、未だにジクジクとした鈍い快感を私に与えている。だがそれ以上に稲妻のように続いていた快感が引いただけでも、カラダがやや快楽に慣れてきていた身としては一息つく事が出来た。 「―――――――っぁ!?ひぎぃぃぃぃぃぃぃっ!?!?!?」 そうして油断した瞬間、再び乳首に激痛と快楽の二重奏が奏でられる。細長い舌が粘液を分泌しながらミキサーのように乳首の内部を蹂躙し、ぐちゃぐちゃに泡立てて始め、乳首自体は鬱血してしまうのではないかと思えるほどにきつく吸い上げられ、まるで360度全ての方向から押し潰されてゆくような体験した事のない感覚を注ぎ込んでくる。 「ぁ、だめダメ……またイっちゃ……ぁぁぁぁぁぁぁっああああああっ!?」 快感に耐え切れず、腰が自らの意思に反してガクガクと壊れた洗濯機のように不可思議に動き出す。そして、私は胸だけで再び…… 「――――っ!? ハァー…………ハァ…………、かふ………っ。なん……れ……」 ……胸への刺激だけでまた私が達する――――その一歩、いや半歩手前で触手はその動きを再び停止させた。 「やぁ……ぁ……おかしく……なる…………ぅ……」 あれだけ激しく蠢いていたのは過去の事だとばかりに、全ての触手はピクリとも動かない。ただ表面のザラリとした感触と粘液の泥濘のみがその存在を誇示し、私が達しない程度のごく小さな快楽の波を送り続けてくる。これでは身体の火照りは収まるどころか、達せなかったことに対する不満とあわせて更に焚き木をくべているようなものだ。 「どぉし…………て……」 疑問の想いが零れるも、触手はそれに応えない。いや、応えるわけが無い。それは所詮ココロを持たない、無機的なモノなのだから。 そう、その筈なのだ。でもこの状態は…… 「(もしかして……焦らされてる……の……?)」 「ひあぁぁぁぁぁっ!?」 そう想い至った刹那、先程秘処を激しく擦り上げていた触手が再び激しくグラインドをするように、大きくうねる。……そう、まるで今の問い掛けに応えるかの如く。 「(ま……まさか……)」 そんな知能がある訳、無い筈なのに。 「…………ハァ…………ハァ…………ハァ…………………ハァ…………」 ならば、と努めて呼吸を整えるようにし、出来る限り無心に近づけるようにして。そうして……無言の時間が、過ぎてゆく。 その一瞬とも永遠と思える時間の中では、触手と肌と、そして触手によってべっとりと分泌された粘液が混ざり合い、うねうねと這いずり回る淫靡な音色と、斗小野女史がカタカタと機器を操作しているらしい2つの音だけが、部屋に響く。 「(我慢するんだ……耐え切れば、これ以上は…………きっと)」 ……きっと、何なのだろう。 「(耐え切れば……)」 耐える必要などあるのか、 「(開放されて……)」 快楽を知る為に来たのに、 「(アキラの元へ……)」 捨て去ってしまっても。 ココロが、剥がれてゆく。 中枢神経が、快楽に汚染されてゆく。理性が壊れ、普段は封印している欲望が、首を擡げる。 だが、その為に来たのではなかったのだろうか。……そう、アキラの欲望に応える為に。 「アキラの……為……に……」 その一言が、どんなチョコレート菓子よりも甘くとろけるように、私の心に浸透してゆく。 そうだ、快楽を知り、アキラを悦ばせる為に来たのではなかったのか。だから、今この状況は、自分自身が望んだ状況の筈なのだ。だから、素直になっていいのだ…… 「――――…………ぁ、 ……わ…………わたし、の……おま………んこに……ぃ、その……おっきくて……汚いの、ぶち……ぶちこん……でっ!!!」 恥も外聞も捨て去った肉欲の叫びに反応するように、それまで沈黙を保っていた触手たちが、再びその動きを活性化させる。全身に巻きついたソレは獲物を絞め殺す蛇のようにその緊縛の度を強め、乳房を責めていたソレは母乳を無理矢理ひり出させようかとでもいう風に乳房の奥への攻撃を加速させる。 「あひぃっ……! 凄いけどぉ……っ、早くぅ……此処にぃ……っ!」 私は下卑た娼婦のように腰をくねらせ、自らの指で膣を押し開き、ヤツらにわざと見せつけるようにしてやる。元々緩みきっていた底は指で軽く押し開いただけだというのに、とろりと膣内から愛液が零れ落ち、熟れた膣肉がひんやりとした空気に触れたことによる新たな刺激を得て、絶え間ない快感を私の脳髄へと送り込んでくるのだ。 そして、更に私を焦らす……いや、期待させるかのように、にゅるにゅると触手自体が絡み合う艶かしい動きをしながらゆっくりと秘処へと近づいてくる。まるで今からコレがお前の膣内を犯してやるのだぞ、と見せ付けているかのように。 いや、実際見せ付けているのかもしれない。確かに私は期待してしまっているのだから。目の前のグロテスクな物体がどんな風に私を貫いてくれるのかと思う都度、愛液がとめどもなしに垂れ流され、クリトリスは性的興奮の表れを一身に表すように、隆々とサクランボの果実のように丸く赤く肥大している。 「ゴリっていれて……ぇ……早くぅ……じゅぽじゅぽって、かきまわして……よぅ……」 まるで別人が喋っていると自分でも思えるほど、ごく自然に卑猥な言葉を次々と叫び、相手も……自分も、その言葉と姿に酔いしれていく。 「――――ぁ……ひっ!?」 やがて複雑に絡み合った触手が私の秘処に触れ、ぺとりとクリトリスや膣口とキスをした瞬間、期待通りの快感を得てゾクゾクとした快感が背筋を走っていく。 「入って……きちゃ……っ、うねうね……あああああぁぁぁぁ、入ってきちゃうよぉぉぉぉぉ…………」 そして熟れた柿のようにぐぢゅぐぢゅになってしまった膣肉を掻き分けるようにして、触手がゆっくりと膣奥へと進入してゆく。強烈な異物感が襲い掛かり、圧迫感と嫌悪感と、そして快感が混ざり合った独特の感覚が私の意識を支配していく。 強烈な締め付けが触手を襲うが、既にあらゆる粘液で濡れそぼりきり、酷い泥濘に塗れたソレは強い抵抗を得ることもなく、やがて子宮口にまで達する。絡み合ったソレがまるでドリルのようなディテールを生み出し、それが捻じ込まれるように挿入っていったこともスムーズにいった要因なのかもしれない。 「わたし、犯されて…………る……でも、犯しちゃって……ぇ、このおち○ぽ、どっちも凄いよぉ……!」 ……そう、未だに私には触手が受けるあらゆる情報、つまり触手が享受している快楽も全て送り込まれてきている。白い柔肌の絹のような滑らかな舌触りも、乳首のコリコリとしたキャンディーのような味わいも、乳房の最高級のマシュマロのような柔らかみもも、膣肉が熱く柔らかく触手を包み込むように締め付けてくるねっとりとした快楽も……全て、私の快感。 「もっとしてぇ……っ! はやくぅ……じゅぼじゅぼぉついてよぉ……っ!」 理性のタガなど当に吹き飛び、私は更なる快楽を求め歓喜の涙を流しながら懇願する。そしてそれに応え、今まではずっと締め付ける側であり、触手が膣内の形状を確認しながら、ねっとりと膣肉が締め付け小刻みな痙攣でこそぎ上げるような感触を味わっていた触手が、その蠢きを強くする。 「あひぃっ!? もちあげちゃ……ひぐうぅぅ……すごぉっ、じゅぼじゅぼされてるっ! おま○こ突き上げられちゃってぇ……るぅ……!」 膣内を貫いていた触手が急にその突き上げを強くし、私は下半身を貫かれたかのようにして大きく持ち上げられてしまう。足等は最初から当に地に着いていなかったが、今度は支えていた他の触手もその力を弱めており、文字通りその剛直なモノで秘処を貫かれその1本だけで持ち上げられているに等しい。 「ぁふ……壊れるぅ……、お腹突き破っちゃぁぁぁぁあああ、キちゃうよぉ……壊れるのいいよおおぉぉぉぉぉ!」 極太のモノでゴリゴリと子宮口を突き破らんばかりに貫かれる都度、私の全身は大きく跳ね回り、その反動で膣内を更に深く抉られる。それに限界を超えたその突きは私の腹を食い破らんばかりで、派手に子宮を抉る度ボコリと下腹部が何度も大きく膨らむ程。 だが、その破壊寸前の行為さえ、今の私には歓喜の感情しか与えない。瞳孔は半ば開き、その瞳からは全ての欲望を開放した歓喜の涙が溢れ出し、限界を超えて引き裂かれるように貫かれている秘処からも、欲望の証である白濁としたねばっこい粘液が、ドリルのような触手の突き上げによって膣内で激しくシェイクされ秘処や触手はその泡だった白濁液に彩られ、更には太股や足元へボタボタとだらしなく垂れ流し続けられられている。 「あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁ………、イ……ぃぐっ、イっちゃ………くるくるくるっ、キちゃぁぁぁぁぁぁあああっ、ひぎゅあああああああああああ!!!!!」 まるでブレーキの壊れたジェットコースターのように、快楽の奈落へと急降下してゆく。何処までも……堕ちてゆく。 そして、トドメとばかりにクリトリスに触手の牙が襲い掛かり、千切れたと錯覚するほどの激痛と……悦楽が伝わった時、私は意識を失った。 『1時間後』 「…………………」 「……………………………」 向かい合い座る、私と斗小野女史。私は先程のテーブルの上に座っているのだが、ご丁寧にも神姫用の座布団とちゃぶ台、そして緑茶と羊羹まで出されている。それだけみれば非常に丁寧にもてなされているだけなのだが。 ……正直、死にたい。逃げ出したい。 私が気絶してしまった途端に触手はその動きを停止したらしく、その後の洗浄などの後始末をしてくれたらしいのだが、初めて会った人にそんな事をさせ、あまつさえ私自身ですら、冷静になれば引くような場面に遭遇させてしまって…… 「……やっぱり死のう」 「……何か、仰いました?」 「…………いえ、何でも。はぁ……」 死ぬまでもなく、魂が何処かへ抜け出てしまっている気がする。口からエクトプラズムでも出てしまっていそうだ。 「…………ぁ。結果が、出ました……」 そう言うと手元にあったノートPCの画面を凝視する斗小野女史。私が逃げ出したい場所に居続けなければならなかった、もう1つの理由がコレだ。 「……簡潔に言いますと、システム間の相性問題……です」 それはある意味順当な原因かもしれない。多数のメーカーから無数の製品が毎日のように出ている為に、共通企画があると言ってもそれら全てが100%の互換性や相性の良さを保てるわけではないからだ。しかし…… 「それで、私のどのシステムとの間で問題が。 ……それに、いくら相性が悪いからと言っても、その……あんな…………えっちな……事になるなんて、中々信じられない所ですが」 「…………えぇと。……昨日使用されたのが、原因かと……。既に主領域からは消えてますが……メモリに……残留を。心当たり……あります?」 ……大有りです。 それはあんな……媚薬が残留して干渉していたのなら、当然の結果かもしれない。そう思う。むしろ、そう思わせて欲しい。 「あの…………まぁ、一応は。 …………これは不可避の事故です! どうか忘れてくださいっ。そして出来ればご内密にっ!」 深く土下座。……それしかない。こんな事をアキラに知られたら、私はどう顔向けしていいのか…… 「……いえ、此方のミスも……なので、お気になさらず」 表情の変化の薄い彼女だが、僅かに微笑む。それは天使の微笑み。少なくとも今の私の目にはそう見えた。 「……それに、もう1つ」 「…………何でしょう」 ゴクリと、息を呑む。まだ何かあったのか……正直気が重い。 「モニター……他の人、でした。ちゃんちゃん」 ゴン!!!とテーブルに派手に突っ伏す。そ、それって!? 「全部終わったあとに……今日は無理と連絡が……。間違えました、すみません」 ずるずると全身の力が抜けテーブルから頭がずり落ちてゆく。私は勘違いから、しなくても良いアダルトオンリーな一人芝居を延々として、醜態を晒してたのか。 「……いえ、全て、私の、セキニンデスカラ。 ハハハハハハハ…………………………はぁ」 壊れたような乾いた愛想笑いしか、もう出ない。 今の私は……そう。『真っ白に、燃え尽きました』 Web拍手! 続く トップへ戻る
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【天使のかおり】 「そろそろかな……緊張するなぁ」 京太郎がそわそわしながら玄関で待っていると、チャイムの音が鳴った。 京太郎が扉を開けると、眼鏡をかけた少女が微笑みながら扉の前で立っていた。 「遅くなってすいません、京太郎君」 「いえ、よく来てくれました佳織さん!」 彼女の名前は妹尾佳織、鶴賀学園の麻雀部に所属する少女である。 京太郎と佳織は麻雀の県大会で知り合ったのがきっかけで、毎日のようにデートをしている。 そして今日、ついに京太郎は佳織を自分の家に招待する事となった。 「じゃあ、あがってください佳織さん」 「は……はい!お邪魔します…」 佳織はモジモジしながら玄関へと入ってゆく。 (さて…どうしようかな) 京太郎は彼女を家に呼んだ事に対して、内心ではドキドキしている。 通常、恋人を自分の部屋に呼んだ時――やる事は決まっているだろう。 しかし、京太郎は『出来たらいいな』程度に思っておらず、行動を起こすつもりはないようである。 「ここが京太郎君の部屋なんですね…」 「ハハハ…汚い部屋ですけど、遠慮せずに座ってください」 京太郎の言葉に促されるように佳織はベッドの上に座る、京太郎も緊張しながらも彼女の隣に座った。 「…………………」 沈黙した嫌な空気が流れる。 このままではまずい、そう思った京太郎はこの状況を打破するために佳織に話しかける。 「きょ…今日は来てくれて本当にありがとうございます佳織さん…」 「い…いえ…京太郎君が家に招待してくれた時はびっくりしてしまいましたけど……本当に嬉しいです…」 「ハハハ…そう言われると恥ずかしいですよ」 「あの…今、家には京太郎君しかいないんですか?」 「そ、そうですね!両親は今、旅行に出かけていて当分は一人なんですよ~!」 「そ…そうなんですか…」 「だから佳織さんを家に呼んだんですけどね…ハハハハハ」 「ふぇっ?」 「…………!な、なんでもありません!今の言葉は忘れてください!」 京太郎は慌てふためきながら、手を横に振る。 (何を言っているんだ俺は?馬鹿野郎、これじゃあ佳織さんに下心を持って部屋に呼んだと思われるじゃねーか!) 京太郎は心の中で自分を罵倒する。 再び沈黙した空気が部屋を支配する、京太郎は改めて自分の不甲斐なさに肩を落とした。 (自分から呼んでおいて、こんなんじゃあ佳織さんもがっかりしているだろうな…) ため息を吐きながら京太郎は立ち上がる。 「ちょっとトイレに行って来ますね…」 「は……はい」 扉に向かう京太郎を見つめながら佳織は小さな声で呟いた。 「京太郎君………私」 「はぁ…本当に俺は情けない男だぜ」 京太郎は自分を責めながら扉を開けた。 「すいません、一人にしてしまって佳織さ――」 京太郎の言葉が止まる。ブレザーを脱いだ佳織が自分のベッドの上で横になっていたからである。 「か、佳織さん!?何をしているんですか!」 動揺している京太郎とは対照的に、佳織は落ち着いた様子で京太郎を見つめている。 「京太郎君……私なら…良いよ」 「へ……?」 「京太郎君は嫌なの…?」 「と、とんでもありません!嫌だなんて…」 京太郎が否定するように首を横に振ると、佳織は嬉しそうな表情で目を細める。 「じゃあ……来て」 「は……はい」 佳織に誘われるまま、京太郎はベッドの上に移動する。 「じゃあ…いきますよ」 「う……うん」 佳織は小さく返事をするとゆっくりと瞳を閉じた。京太郎はゴクリと鳴らして、自分の唇を彼女の唇に寄せた。 そして二人の唇が重なり合おうとした時――。 ピリリリリ!ピリリリリ! 「うおっ!?」 携帯の着信音が部屋中に響き渡る、その音に思わず京太郎は顔を上げてしまった。 「ご、ごめんなさい!私の携帯みたいですね!」 佳織は身体を起こすと、ブレザーの中にある携帯を手に取った。 「あ……うん……大丈夫……分かったから……また明日………それじゃあ…」 佳織は携帯を切ると、申し訳なさそうに京太郎の方に顔を向ける。 「ごめんなさい……お母さんから電話が来ちゃって…電源を切っておいた方が良かったですね…」 「い、いえ……大丈夫ですよ」 「じゃあ……続きをしよう…京太郎君…」 「は、はい……」 佳織は小さく微笑みながらゆっくりと京太郎の方に近づくと、彼の腕にすがりついてきた。 なんとも言えない柔らかい感触が京太郎の腕に伝わる。 京太郎が自分の肩に顔を埋める佳織の髪の毛をそっと撫でると、ほんのりと甘いシャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。 京太郎が彼女の顔を少し上に向けさせると、佳織少しは戸惑いながらも静かに目を閉じた。 京太郎は吸い寄せられるように、桜色をした佳織の唇にそっと顔を寄せていった。 「んっ……!」 小さく柔らかな唇の感触。その唇の間から、くぐもったような呼吸が洩れる。 甘酸っぱい彼女の香りに、京太郎の興奮は徐々に高まっていく。 佳織を抱き締めながら、京太郎はゆっくりと舌先を彼女の中に差し入れてみた。 「う………んんっ……」 佳織は小さく声を漏らしたが、やがておずおずと唇を開いて、京太郎の舌を受け入れた。 れちゃ…れちゃ…と二人の舌が音を立てて絡み合う。 そんな熱いキスに酔いながらも、京太郎は抱き締めていた腕をそっと外し、佳織の大きな胸に手を這わせた。 「あんっ!?」 そんな京太郎の行為にびっくりしたように佳織は唇を離し、熱い吐息を弾ませる。 「す、すいません!つい…」 京太郎は自分がやってしまった事を謝りながら、すぐに手を引っ込めた。 「ううん……ちょっとびっくりしただけだから……もっとしていいよ…」 佳織は大胆に甘える様子で京太郎に身体を寄せて、京太郎の手をとって自分の胸に導いた。 「んっ…!」 佳織の唇から甘い声が漏れる。京太郎はそんな彼女の姿に興奮しながらも、 胸の膨らみを手のひらで餅をこねる様にゆっくりと揉んでゆく。 「京太郎君……直接触っていいよ…」 「は、はい…分かりました」 京太郎が彼女のシャツのボタンを外してゆくと、ピンクのブラジャーが京太郎の目の前に表れた。 「じゃあ…脱がしますよ」 京太郎の言葉に佳織は無言で首を縦に振った。それを見た京太郎は ゆっくりとブラジャーのホックを外すとプルン…と大きな胸が揺れた。 (すげぇ……こんなに大きかったんだ…) 京太郎はまじまじと露になった佳織の胸を眺める。 「そ…そんなに見ないでください…恥ずかしいですよぉ…」 佳織は頬を赤く染めながら京太郎の顔を見つめる。 「す…すいません……じゃあ…触りますよ…」 「うん……」 京太郎はふぅっと深呼吸をすると、両手を彼女の胸の上へと移動させる。 「あん…!」 京太郎は手に力を入れながら乳房を揉みしだいていく。 ゴムマリの様な弾力を持つ胸が京太郎の手の中で複雑に形を変えていった。 「はぁ……んっ、ああ……」 佳織は目を閉じながら京太郎の手の動きに合わせて甘い声をあげる。 京太郎は佳織の胸に顔を近づけて、前へと突き出した乳首をチュッと軽く吸った。 「ああんっ!?」 京太郎は乳首を口の中へ入れ、チュウチュウと吸い上げてゆく。 「ふわぁ…!いいよぉ……もっとぉ…!」 京太郎の頭を撫でながら佳織は喘ぎ続ける。やがて京太郎は乳首を口から離し、佳織のスカートの中に手をかけた。 「あ、あの…京太郎君……そこは…」 「俺は……佳織さんの全てが見たいんです…」 「でも…恥ずかしいよぉ…」 口では恥ずかしいと言いながらも、京太郎がピンクの下着を膝まで押し下げ、 指先が柔らかな恥毛に触れても、佳織は抵抗しなかった。 京太郎は佳織のむっちりとした太股に手をかけてゆっくりと足を開かせた。 綺麗な太股のつけ根に、彼女の割れ目が秘めやかな熱気をこもらせている。 京太郎はすぐに閉じそうになる佳織の両脚を押さえながら、指先を使って割れ目を左右に割り開いた。 「ああっ、見ないでぇ…見ないでくださいぃぃ…」 佳織は顔をおおった指の間から囁いたが、京太郎はその言葉を無視して綺麗な桜色をした割れ目の内側に視線を這わせていった。 いやらしい蜜を滲ませ、艶やかな光を帯びたクリトリスが包皮の下から顔を覗かせている。 「凄い…佳織さんのアソコ、こんなに濡れていますよ…」 京太郎は指先で佳織が滲ませている愛液をすくい取り、彼女の目の前で見せつける。 「ううっ……あっ…ああっ…!そんなぁ……恥ずかしいよぉ…」 佳織は京太郎の割れ目を擦りあげる指先の動きに合わせながら、ピクンピクンと薄桜色に染まる肌を波立たせる。 「舐めても…いいですか?」 佳織の恥じらう様子があまりにも可愛いので、もっと反応を楽しみたくなった京太郎は、わざと彼女の耳元でそう囁いてみた。 「やぁ…汚いから駄目ですぅ…」 京太郎の予想通り、佳織はいやいやする様に顔を横に振る。 「舐めて綺麗にしてあげますよ…」 京太郎は興奮で背中をゾクゾクさせながら、佳織の秘所に顔を近付けていった。 クリトリスにそっと唇を押しつけた途端。 「はああっ…!いやぁ!」 初めての刺激を受けた佳織は、内股に力が入り京太郎の両頬をぎゅっと挟みつけた。 けれども京太郎はそんな事も気にせずに、舌を使って割れ目を舐めあげてゆく。 「んあああんっ!だ、だめぇぇぇ!」 京太郎が舌を動かすたびに奥から染み出してくる愛液が彼の舌を濡らす。 「うっ……ああああん!」 舌先が固く突き出たクリトリスに触れると、佳織は電気に痺れたようにビクンと大きく身体を震わせた。 「気持ち…良いですか?」 「うん……凄く気持ちいいよぉ…」 佳織は大きな胸を上下し、ハァ…ハァ…と甘い吐息を弾ませながら京太郎の問いに答える。 そんな彼女の様子を見ながら京太郎は指先に愛液を絡ませて、割れ目の中へそっと差し入れていった。 「あうう…!んううっ…!」 膣内に入れた指を内壁に沿わせるように動かすと、佳織は切ない表情を浮かべながら喘ぎ声をあげた。 佳織の膣内は温かく、柔らかな感触が京太郎の指にねっとりとまとわりついてくる。 「こういうのは……初めてですか?」 「う、うん……怖いから、指は入れた事ないの…」 佳織は顔を赤らめながら頷いた。京太郎は佳織とキスをしたまま指先を使って、彼女の割れ目の中をいじってゆく。 「あの……佳織さん……俺、もう…」 京太郎はすっかり固く勃起したモノを佳織の目の前に見せ付ける。 「こ……これが京太郎君の…!」 京太郎の勃起したモノを佳織は感嘆の声をあげながらまじまじと眺める。 (なんだかすげぇ…恥ずかしい) 京太郎は顔を恥ずかしさのあまり、顔を俯かせてしまった。 「その……俺、佳織さんの中に…」 「いいよ……私も京太郎君と一つになりたい…」 佳織はニッコリと微笑み、両手を京太郎の方へと開ける。 そして京太郎は佳織の両脚を抱えあげ、固く勃起しているモノに手を添えて角度を合わせた。 モノの先端を割れ目に押し当て、グッと腰に力を入れて沈み込ませていく。 「あうう……!」 京太郎のモノの先端が割れ目に潜り込むと、佳織は短く喘いで身体を弓なりに反らせた。 「だ…大丈夫ですか?痛いんだったらやめますけど…」 「へ…平気だよ……心配しないで…」 京太郎の問いに苦しそうに笑いながらも、佳織は首を横に振る。 京太郎も襲ってくる快感に耐えながら、そのまま奥深くまでゆっくりと腰を落としてゆく。 「ああっ……うっ!」 京太郎のモノは佳織の狭い温かな柔肉に埋め込まれ、やがてピタリと肌が重なった。 (うわ、すげぇ……締まる…!) 自慰なんかでは絶対に得られる事はない快感に身体を震わせる京太郎。 佳織の方はというと、処女を喪失した感覚に言葉を失っているようだ。 そんな彼女を京太郎は気遣い、モノを根元まで押し込んだまましばらく動かずに彼女の膣内の感触を味わっていた。 「動きますよ……」 快感に耐えられなくなった京太郎は佳織の耳元で小さく呟きながら、ゆっくりと腰を振り始める。 「あううっ…!」 「す、すいません!やっぱり痛かったですか?」 京太郎が動きを止めると、佳織は汗ばむ顔で 「大丈夫だよ…」 と頷き返した。 佳織の了解を得た京太郎は腰の動きを再開させたが、やはり初めてだったためか、 佳織のアソコの中はかなりキツイ状態のようである。 「はうう……んああっ!」 溢れ出る愛液を潤滑油にして何度も腰を振りながら、京太郎は全身を駆け巡る快感に身を震わせた。 「うっ、ううっ、はぁ…ああんっ!」 徐々に腰のスピードをあげると、佳織は辛そうな表情を見せながらも、甘い吐息を漏らし始めた。 そのうちアソコの中が馴染んできたのか、動かせるスピードがあがり、それにつれて二人を襲う快感も高まってきた。 「辛くないですか?」 「うん…!痛みが治まって来ましたから……京太郎君ね動きたいように動いていいよ…」 京太郎の首にまわした腕にギュッと力を入れながら佳織はそう言って微笑んだ。 それはまるでこの世に舞い降りた天使の様に見え、京太郎は一気に達してしまいそうだった。 突きあげる快感が京太郎を絶頂へと誘っていく。京太郎は射精に向けて、さらに腰を振るスピードをあげた。 「はぁぅんっ!ああっ!すごいっ、すごいよぉ!」 部屋の中では二人の荒い呼吸音と、繋がった部分から聞こえるくちゃ、くちゃ、といういやらしい水音だけが響いている。 しばらくの間、京太郎は一心不乱に腰を動かし続けたが今までとは違う感覚が襲ってきた。 どうやら絶頂が近いらしい。 「すいません……そろそろ出そうです!」 京太郎は顔を歪ませながら絶頂が近い事を佳織に伝える。 「いいよぉ、出して京太郎くん!このまま中に出してぇ!」 佳織は京太郎の身体を抱き締めたま、腰にまわした足に力を込める。 京太郎は膣内に射精する事を躊躇したが佳織の涙を流しながら喘ぐのを見て、そんな戸惑いも一瞬で吹き飛んだ。 「あ……!出る…でる!」 ついに絶頂を向かえた京太郎は佳織の中に思いっきり射精をする。 どびゅ……びゅっ…びゅっ… 今までの人生の中で一番の快感に京太郎は身体を大きく震わせた。 「ああっ…ああああああああぁぁぁ!」 京太郎の射精に佳織の方も絶頂を向かえたらしく、ビクンビクンと大きく身体を痙攣させる。 長い射精が終わり、京太郎がモノを割れ目から抜くと白い液体がアソコからトロリと溢れ出てくる。 精を出し尽くした京太郎は肩で息をしながらグッタリと佳織の身体の上へと倒れこんだ。 そんな京太郎はそっと受け止めながら幸せそうな表情で佳織は呟いた。 「大好きだよ……京太郎君…」 京太郎と佳織はベッドに横になりながらお互いの顔を見つめる。 「その……今さら聞くのもなんですけど……本当に俺で良かったんですか?」 「えっ?何がですか?」 「その……佳織さんなら俺よりももっと良い男の人と付きえ……うぷっ」 京太郎の話を遮る様に佳織はチュッと京太郎にキスをする。 「京太郎君だから……いいんだよ?私は京太郎君に出会えて幸せなんですから……」 佳織は自分の眼鏡を外して京太郎の顔にかけるとニッコリと微笑んだ。 「京太郎君………愛しています…この世界の誰よりも…」
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Servantたちへ ◆PELOaKeBfU 信号待ちの無人電車がゆっくりと動き出す。 「お疲れのようですよ?少しお眠りになったほうがよろしいかと」 「ううん…大丈夫」 言葉こそ気丈だが、疲労の色を濃くしている刹那を横目でみるウィンフィールド、 さらにそのまま車窓から明かり一つない街を眺めると、 彼といえども心の中に僅かな不安のようなものが頭をもたげる。 (私としたことが…) 自嘲気味に溜息をつくウィンフィールド…いくら空港から離れることが肝要だったとはいえ、 信号停止中の電車に強引に乗り込むとは、我ながらいささか短慮が過ぎる気がする。 しかし…うとうとと船を漕ぎ始めた刹那を見て思う、これ以上の強行軍は彼女には酷なはず…。 (まったく私としたことが…) 自分でも言った筈だ、自分には本来守らねばならぬ者たちがいると、彼女を守るのはそのついでに過ぎないと。 だから解答としては、彼女の身など案じずあのまま強行軍を貫けばよかったのだ。 が、しかし結果はこうして彼女の身を第一に考えている自分がいる、それが妙におかしかったし。 その一方ではそれで当然と思う自分もいたりするので余計に分からない。 そこに対向列車が通過する…と、 それを境にリラックスしたその表情がすかさず怜悧な物へと変わる。 何かが今屋根にいた。 周囲の気配を探るウィンフィールド…殺気は感じないが、何か妙な感じがする。 刹那の頬を軽く叩いて、覚醒を促そうとしたその時だった。 彼の耳には確かに届いた、電車の駆動音の中に混じったトリガーの音を… と、同時に荒れ狂う暴風のような銃弾の乱舞が車内を洗う。 「む?」 刹那を抱えて転がるように避けるウィンフィールド、ただし大げさな回避とは裏腹に心の中は余裕だったが。 そのまま彼女を庇うように起き上がる、しかしその表情はやや怪訝である。 (気配が読めない…やはり妙…) 「何っ!何なんですか。何なんですか」 寝入り最初に凄まじい目覚ましをお見舞いされ目を白黒させる刹那。 「落ち着いてください…御免!」 と、言うなりウィンフィールドは刹那を思い切り突き飛ばす。 ウィンフィールドの目の前、すなわち刹那の頭があった箇所を銀色の刃が通過していく。 間髪入れず反撃の一撃を見舞うウィンフィールドだが、無理な体勢から放ったとはいえその一撃は空を切る。 (速い!何者) 外された一撃などにもはや興味などない、身を低くし刹那を庇える位置まで素早く走る。 最後尾のドアを切り裂き車内に襲撃者の影が入るのと、彼の背中に刹那が入るのはほぼ同時。 「隣の車両へ逃げてください、え、私なら大丈夫です…ほら」 ウィンフィールドが自分の背中にしがみつこうとした刹那に声を掛けるのと、 その襲撃者、深優・グリーアが2人もろとも切り裂こうと刃を振るうのとはほぼ同時、だが 「ご覧の通りです」 深優の刃はウィンフィールドの眼前で止まっていた、無論深優が止めたのではない。 間合いを完全に見切った彼の技量のなせる業だ。 「さぁ早く」 促され、隣の車両へと逃れる刹那、それを確認して初めてファイティングポーズを取る、 ウィンフィールド、その表情はあくまでも余裕、先ほどの邂逅で相手の実力は確認した。 そこそこできるようだが、あのサムライに比べれば遙かに落ちる。 「次はこちらの番です…それ相応の報いは覚悟してください」 というなり電光石火のジャブを放つ…しかし今度は彼の方が驚く番だった。 「!?」 確実に少女の顎を捉えるであろうジャブは何故か空を切り、そして耳元を掠めるように刃の音が通り過ぎた。 「なんの!」 刃を払いのけるように追撃の拳を振るうが、またそれらも全て空を切る。 (速さだけならば…ということですか、厄介な) (こんなところでまた) 計算違いを感じているのは深優も同じだった。 奇襲は完全に成句していたはず、先制のバルカン斉射、そしてダメを押すべく斬撃…すべて避けられるとは、 しかもこの男の身体能力ときたら規格外そのものだ…この目の前の男ならば素手で、 オーファンはおろかチャイルドとも渡り合えるだろう。 だが、何故だろうか…この男からは何故か妙な親近感にも似た何かを感じる。 (今は考えないことにしましょう) ともかく…、 (全動力を駆動部分にシフト) 剣の輝きがやや薄れる…攻撃力を犠牲にしてでも速度を上げねばこの男には勝てない。 代償は大きいが、今はそれに構うつもりもない。 「行きます」 一端間合いを取ると再びウィンフィールドへと突撃する深優。 表情一つ変えず迎撃するウィンフィールド、その両者の挙動はもはや常人には捉えることは出来ない。 が、時折ストップモーションのように動きを垣間見ることが出来るのは彼らの身体に課せられた制限ゆえか? 深優の刃がウィンフィールドの脇を掠め通過する、反対にウィンフィールドのショートアッパーが深優の前髪を掠める。 深優の反撃の貫手が喉を狙うがそれはかすりもしない、が、 カウンター気味にウィンフィールドが放ったテンプルへの一撃もやはり空を切る。 両者の攻防はまったくの互角に見えたが…。 (エネルギー残量僅か…このままでは) ぼろぼろになった己の衣服を見て舌打ちする深優、 一方のウィンフィールドはといえば、端正な横顔には汗一つなく、自慢の執事服にはほつれすら存在なく、 ヘアスタイルには微塵の乱れもない。 つまりこれが現実、深優にしてみれば死力を尽くした感があったが、 ウィンフィールドにしてみれば多少厄介だった程度、それくらい両者の力量は歴然としていたのだ。 「よくやりましたよ、貴方は」 軽快にステップを踏みながら深優に話しかけるウィンフィールド。 「降伏していただけませんか?むやみに拳を振るうつもりはありませんので」 口にしてから考える、なんて甘いのだと…だが何故か深優の瞳を見ると、 かすかだが相通じる何かがあるように思えてしまうからだろうか? (これであきらめてくれれば…) ただし、もしもあきらめないのならば後顧の憂いをなくすべく完膚なきまでに叩き潰すつもりであったが。 一方の深優もまたウィンフィールドと同じく妙な感慨を覚えていた。 ただし違うのはこちらにはそういう甘さが一切ないところだろうか? (出会いが違えば分かり合えた気がしないでもないですが) ウィンフィールドの言葉はあえて聞こえないふりをする、エネルギーの残りを考えると、 有効な攻撃はあと2回が限度、そして…。 (こんなに早く使うことになるとは) 深優の片手の剣がまた輝きを取り戻す…気合と同時に戦闘に回せる残り僅かなエネルギー全てをこめた一撃を繰り出す、 しかしウィンフィールドは表情すら変えない…確かに鋭いがそれだけだ、避けるなど造作もない。 「失望いたしまし!?」 が、この戦闘で初めてウィンフィールドの表情が変わる、 確かに避けたはずの刃が予想外の軌道を描いて彼の背中を薙ごうとしたのだ。 その目に映るのはありえない方向に曲がった深優の片腕。 「逆関節とは味な真似ですね、ですが後悔しても遅いですよ!」 一端車両の端まで下がり拳を握りなおすや、深優に突進するウィンフィールド、それはこの戦いで初めての光景。 勝敗が決してなお、このような児戯をもってあがくそのやり口は彼にとって許せるものではなかった。 一方の深優はまだ動かない、ただしいつの間にかもう片方の腕も剣へと変じていたが。 剣を構える深優、その動きはとてもゆっくりに見えて仕方がなかった、 そしてウィンフィールドが車両のちょうど真ん中に差し掛かった時。 深優もまたウィンフィールドへと突進する、狙いはただ一つ彼の心臓、しかし普通に突撃したところで、 万に一つの勝ち目もない、ならば。 「こうするのです」 呟きと同時に深優の腕からワイヤーで繋がれた剣が勢いよく射出される、 深優の速度+射出速度+ウィンフィールドの速度=回避不可?が、それすらも。 「子供だましは止めていただきたいと言った筈ですが」 深優の放った剣はウィンフィールドの首の皮一枚の所で止まっていた、みしみしと彼の両の拳で挟み込まれて。 「おおおっ!」 が、それでも勢いそのものは減退できなかったらしく、彼といえども数歩後ずさりしなければならない。 一瞬視線が深優から離れる、そのスキに彼女は先ほど切り裂いた最後尾の大穴から外へと身を躍らせる。 「逃がしませんよ」 後を追うウィンフィールド…もう彼女を許すつもりなどなかった、むしろ。 (今ここで彼女を討たねば大十字様やアル様の前に必ず立ち塞がることになるはず) が、ウィンフィールドの視界に入ったものは…。 (図られましたか) 深優は逃げたのではなかった、空中に身を躍らせながらも視線は決して離してはいない。 そして彼女の太股が奇妙な形に折れ曲がって、そこから覗くものは…。 (ミサイルか、しかし甘い) 至近距離とはいえど避けることなど造作もない、そして自分はここからでも深優の身体を砕ける技術がある。 この戦い貰った…しかし。 (清浦様!) 深優の視線の先、そして自分の背後の視線に驚愕するウィンフィールド、 深優の狙いは隣の車両にて祈るような仕草を見せている刹那だったのだ。 このままだと自分が避ければミサイルは彼女を直撃する…どうする? 自分の言葉が不意に甦る。 『私にはやるべきことがあります』 深優の太股からついにミサイルが発射される。 『なので、申し訳ありませんが、万が一の時には』 爆音に混じって刹那の声が聞こえる。 『私は清浦様を…』 「できない話はするものではないですね」 苦笑するウィンフィールド、もう少し器用に生きてみたいと思いながらも結局はこうなる。 目を閉じ…両手をだらりと下げて呼吸を整え、再び目を開く 「お嬢様…」 全ての光景がまるで止まったかのように見える…これこそが修練の果てに彼の辿りついた境地…。 それを以ってしてなお、ミサイルはもう目の前だった。 「申し訳ありません」 ウィンフィールドは迎え撃つように己の拳をミサイルの下っ腹へとぶつける。 が、足りない…片腕だけではミサイルの軌道を変えるには至らない、ならば。 「片腕では足りませんか?ならば!」 ウィンフィールドは挟み込むようにさらに拳を繰り出す…そして爆発音が車内に響いた。 そして高架から地上へと離脱した深優。 直撃したかどうかの確証は持てない、が、彼女には何故か分かった。 ああすればあの男は決して避けることが出来ないと。 「エネルギー残り20%…」 苦しい息の中確認するように呟く…もうこれ以上は戦えない、まとまった休息が必要だ。 「あの…林まで…」 たどり着くことは出来そうにない、だから茂みで妥協することにした。 再び動けるようになるまであと数時間、さらに戦闘が可能になるまではさらに数時間必要… 正午までには何とかなるだろうが…。 「お嬢様…」 深優は草むらに身を横たえた。 「申し訳ありません」 それだけを呟いて。 【D-7 草原/1日目 早朝】 【深優・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹】 【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石 【所持品】:支給品一式、乙女のデイパック(確認済み支給品1~2) 【状態】:消耗大につき休息、自身の能力での戦闘は正午まで不可 【思考・行動】 0:アリッサを救うために行動する 1:“優勝を目指し積極的に殺す” 2:必要に応じて“殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する” 3:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す 【備考】 ※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降です ※場合によってはHiME能力に覚醒する可能性があります ※アリッサが本物かどうかは不明です ※ミサイルの残弾数については基本はゼロ、あっても残り1発 「…たの…か」 よく耳が聞こえない、確か自分はどうしたのですかと清浦様に言ったはずなのだが。 鉄サビの臭いがしてならない、自分の身体から…かつて嗅ぎ慣れた臭い、 だが自分の身体からそういう臭いがするのは初めてだ。 ああ、泣いている…清浦様が泣いていらっしゃるようだ?だが片方しか視界がないので確証が持てない。 「ぱ…なの…りま」 上手く顔が動かない、通じただろうか?今自分は、ご心配なく、こんなのすぐに直りますよと言ったつもりだが? 電車のスピードが落ちる、どうやら駅が近いようだ。 降りねば…降りなければ。 電車が止まる、ふらりとたどたどしい足取りでホームへと降りる。 すこしトイレに行くだけです、長くなりますから先に行っててください、通じただろうか? 何かを叫んでいるのが見えたので頷くことにした、内容は聞こえなかったが。 僅かな停車時間の後、電車がゆっくりとホームから離れる…それを確認してからようやくウィンフィールドは倒れた。 そう、見事にミサイルを己の拳圧で相殺したウィンフィールドだったが、その代償は腕だけには留まらず、 生命にも及んでいた、彼の身体は生きているのが不思議なまでに破壊されつくしていた。 不思議な気分だったが…それでも後悔だけはなかった。 あの時思ったのだ…もしあそこで逃げればきっともう、自分は生涯誇りを持てずに生きることになると…。 「大旦那様…私は間違ってないですよね?」 果たして彼に答えは届いたのだろうか? それは誰にも分からない…が、永久の眠りについた彼のそれはやり遂げた男の顔だった。 【G-7 駅構内/1日目 早朝】 【ウィンフィールド@機神咆哮デモンベイン:死亡】 そして終着駅…ゆっくりと帰路に発つ列車が去り、刹那だけが1人ホームに残る。 「ウィンフィールドさん…」 ベンチに腰掛けた刹那は涙を拭くこともなく祈るように両手を己の胸で重ねる、その瞳には決意。 あの人は私を守ってくれた、万が一には見捨てると言ったにも関わらず、その万が一が起こって尚。 だから私も応じなければならない。 そうあの時…終着駅で待っていますと言ったらあの人は頷いた…だから。 でも本当は分かっている、もう多分彼は帰ってこないと、それにほんの数時間の邂逅に過ぎぬ相手のためにどうして、 そこまでしなければならないのか全く以って疑問だと自分でも思うが、それについてはもう考えない。 それ以外に応じる術が、交わした約束を守ること以外自分にはないのだから。 だから待つ、彼が、トイレを済ませたウィンフィールドが再びここにやってくるまで、 縋りたい自分の心の弱さを晒しているだけだと人に笑われようとも。 「必ず…でも」 北風が吹きすさぶ中、たまらず自分で自分を抱き締める。 「助けて…世界」 刹那は蜘蛛の糸を待ち望む罪人のような心境で、唯一無二の親友の名を口にする。 その親友がまさか卑劣極まりない裏切りを犯していようとは露ほどにも思わず。 【F-2 駅構内/1日目 早朝】 【清浦刹那@School Days L×H】 【装備:トンプソンコンテンダー(弾数1/1)】 【所持品:支給品一式、コンテンダーの弾48発、不明支給品×2(未確認)】 【状態:精神疲労(大)、スチュワーデスの制服着用、下着は着用せず】 【思考・行動】 基本:人は殺さない。 0:とにかくウィンフィールドを待つ 1:世界…助けて 【備考】 ※制服(牛乳まみれ)と下着(濡れている)はデイパックにしまいました。 ※黒髪に刀を持った裸の男(九郎)を変態だと思っています。 ※放送を聞いてもウィンフィールドの死を認めない可能性があります。 057 First Battle(後編) 投下順に読む 059 参加する事に意義がある 057 First Battle(後編) 時系列順に読む 059 参加する事に意義がある 053 Destiny Panic! 清浦刹那 078 地獄デ少女ハ魔人ト駆ケル 052 鬼神楽 深優・グリーア 101 it(それ)と呼ばれた少年少女 053 Destiny Panic! ウィンフィールド
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護矢 命李(まもや めいり) 今年で15歳のボード学園の中等部3年A組。なお音楽部に入っている(腕前は…気にしないほうがいい 大人しい性格でいつも兄や他の友人たちの後ろなどで見ていたり、振り回されたりしている子。 戦いとは無縁の性格でむしろ戦うを望むような乱暴な人は嫌い。 しかしネクシアスに選ばれ『仮面ライダーネクス』にされてしまう。 そして…彼女は望んでもいない真実へ…運命へと巻き込まれて行く。 なお、記憶が小学六年から前の記憶がない。 さらに小学六年の彼女に関する写真などはすべて喪失したらしく過去について彼女は何も分かっていない。 最近はあまり気にしなくなっている模様。 イメージCV:能登麻美子(希望)(代表作:地獄少女:閻魔あい) 護矢 晃輝(まもや こうき) 今年で17歳のボード学園高等部2年A組。なお帰宅部。 明るい性格で基本的に暗い考えを持っている人物を励まそうとしたりする。また、友人の危機には全速力で駆けつけるほど友達思い。 実は命理が覚醒する前からギルファリアスと契約しており、深夜頃には『仮面ライダーギルファ』として町の闇等を狩っている。 当然、ただの変態等は変身しないで殴り倒して交番の前に証拠と共に放り捨ててる。 妹やその友達が戦いに巻き込まれるのが嫌いであり、巻き込まれる前に騒動を終わらせようと『民間人の多少の犠牲が出ようが死なない限りは大丈夫だろ』と判断している。 良くも悪くも友人&妹第一の男である。 なお、深夜徘徊した次の日は学園で爆睡がお約束である。 また、女性は倒すのはあまり嫌なのか気絶させたりしてその場を後にすることが多い(倒さないと駄目と判断したなら容赦なく倒すが) CV:保志総一朗(希望)(代表作:ひぐらしの鳴く頃に:前原圭一) 『ネクシアス』 命李の中で眠っていた光の精霊。 その性格は温厚であるが罪なき人を傷つける相手には激しい怒りを抱く性格である。 命李の中での会話の時は光り輝く翼が特徴的な天使。 他の人が見える外見はSDサイズのおっとり目の命李となっている。(服はもっぱら白いローブ) CV:ゆかな(希望)(代表作:テイルズ・オブ・ジアビス:ティア・グランツ) 『ギルファリアス』 晃輝と契約している闇の精霊。 性格は冷静というよりかは冷徹に近く。戦闘の折迷い込んだ一般人がいようと放って戦えと晃輝に命令するほど。 しかし自然などを汚されるのを嫌っており怪人と戦う晃輝に的確なアドバイスをする。 晃輝の中での会話の時は紅い血塗られた悪魔の翼が特徴的な魔神。 他の人が見える外見はSDサイズの鋭い目つきの晃輝である(服はもっぱら黒いローブ) CV:檜山修之(希望)(代表作:勇者王ガオガイガー:獅子王ガイ) ネームレス人間体。 人と同じ知能あるいはそれ以上の知能を持っているものをここに記す。 剣 冥矢(つるぎ めいや) 年齢不明。ネームレス幹部の一人『フリーディア』の一人。(服装はもっぱら黒いコートを羽織って下は動きやすい服が多い) 当然だがこの名前は偽名。本名は(ネームレス・ソードブレーダー) ネームレスの中でも六将よりも上の実力を持っていると言われている幹部の中でもトップクラスの者。 その性格は基本的に戦う戦士その物で民間人等を狙わないそして弱い者を攻撃しようとは思わない。 またずば抜けた感の持ち主で精霊の誤魔化しがない限りはその者が普通の人かそうで無いか見抜けるほど。 独自の正義を持っておりその義に反すれば相手がどんな奴であれ最上位存在でない限りは真っ向肩立ち向かう。 妹分である姫歌に対しては保護的である、 また六将には友人的な対応。闇と水と光そして風という女性面子の将に対しては知人的な対応で会話をしている。 ……噂ではあまり女性とは接するのが苦手の様子。 CV:檜山修之(希望)(代表作:勇者王ガオガイガー) 剣 姫歌(つるぎ きか) 年齢不明。ネームレスの一人だがなぜか『姫様』的な待遇扱い。 もちろん偽名で本名は(ネームレス・シンガー) 体中のいたるところに傷だらけなのか服装はゴスロリ風が多くまた二の腕まであるグローブ、太股まで隠すニーソなどを常に来ている。 鎖やひも付き首輪などが多いためソッチ系の人が彼女が一人でうろついていると拾おうとするが……そうしようと動いたら最後斬り殺されたりする。 無口で表情も無いが実はかなり好奇心旺盛で気になることにはわかるまでとことん調べようとする癖がある。 また自らが渡したスケッチブックを持っている相手には心を許すのか特に警戒せずに近寄ったりする。 ……ブレイダーが呆れるのはそのスケッチブックを持っているなら初めて見る相手でも特に警戒しないというところであったりする。 ちなみに戦闘能力は皆無。 なお、しゃべれないというわけではないので「うん」や「ちがう」など簡単な受け答えは可能。また言葉を教えればそれを繰り返すこともある。 ……以前それで驚が「兄さん ロリコン」と教えたせいで驚VS冥矢と言う戦いが起きたのは言うまでもない。 CV:かないみか(希望)(代表作:ギャラクシーエンジェル:ヴァニラ) 炎矢 驚(えんや きょう) 年齢不明。ネームレス幹部六将の一人『烈焔将』。 基本的に豪快であり細かい事は気にしない、また人間であれ自分の目に適った相手は殺そうとせずに逆に殺そうとする奴を焼き払うところがある。 とは言えど最上位の命令には絶対服従を誓っており最上位が殺せと言うのならばかなり申し訳なさそうに殺そうと動く。 なお女性は大の苦手。理由はよく馬鹿にされてこけにされるからである。 暑苦しい服装を好み夏だろうがなんだろうが豪快に笑うところが多い、この為基本的に冷静である冥矢などには「うざい」という評価が与えられている。 なお部下たちには接しやすい将NO1という評価でありかなり好評……言いかえればカリスマがないというわけだが。 CV:神奈 延年(希望)(代表作:スーパーロボット大戦OGs:アクセル・アルマー) メッセンジャー 年齢不明、姫歌のマネージャー的な扱い。 男を釘付けにできる妖艶な態度を全て知っており魔性ともいえる女性。 とは言えどそれらは姫歌の為で無ければする事すら無い。 基本的に姫歌中心の思考であり彼女の頼みならば六将とすら戦う事も特に恐れる事はない。 同時に姫歌に近寄る男を値踏みして姫歌に見合わなければ彼女に隠れてその男を殺害することも多い。 良くも悪くも超過保護性格。 外見は長い紫色の髪で目もまた紫。基本的に後ろで束ねておりあまり手入れはしていない様子。 ちなみに戦闘能力は無いが補助能力はネームレスの中でも随一に高い為戦い方次第では六将クラスと30分以上は戦える(勝てる可能性は低い) なお口癖として「笑ってGOGO」や「醜い○○は消毒です」など恐ろしい発言をしたりする。 なぜか驚は彼女が嫌い CV:下屋 則子(希望)(代表作:フェイト・ステイナイト:間桐桜)
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399 :ベンジャミン内村 ◆Q4Q0yKXgEE :sage :2007/03/08(木) 23 40 54 ID mmDKnmed(6) 【このせつしめこみ問答 後編】 刹那が意識を取り戻したのは、程なくしてのことであった。 気絶している間に回復魔法でもかけられたのではないかというほどに先程までの疲労は消えており、 心地好い眠りから目覚めるように刹那は眼を開ける。 「……ん……」 「よかったー…、せっちゃん、起きひんかと思うたえ?」 すると、刹那の目の前には床に座り込んで顔を除き込む、木乃香の姿があった。 安堵の表情を浮かべて刹那を気遣う言葉をかけるその様子に、刹那は胸が高鳴るのを感じる。 「お嬢様……」 ああ、さっきまでの恥ずかしい責め苦は夢だったのか――……、 根拠なく独り納得して、心配する木乃香に自分は大事ないと笑いかけなくてはと判断した。 身を乗り出そうと腰を上げる。 ――さわっ。 そうして自然と少し内股になった瞬間、刹那は内腿に柔らかなこそばゆい感触が当たったことに気付いた。 「それ」は、刹那の体の一部であり。 普通ならば、風呂にでも入るときでなければ有り得ない触感だった。 (……っ、まさか、…そんな……) すなわち、秘所に生えかけた僅かな恥毛が太股に触れたのだ…と、無用な直感が働く。 信じたくない、夢だと思いたい。 こわばった顔で視線を下げた刹那の目に入ってきたのは――、 下半身真っ裸、性器剥き出しの己が姿であった。 「っ…………!」 目眩が刹那を襲う。 それは木乃香に尻穴を舐めしゃぶられて忘我に追い込まれたことが現実であったことを知らされると共に、 ――未だ恥辱が終わっていないのだ、ということを悟った為であった。 浮かせかけた腰が床に落ちる。 そうと気付くと同時に、ついさっき口唇愛撫を受けた尻穴に痛痒感が走る。 更に呼応するかのように秘唇からも僅かに滴るものがあった。 「く……!」 誤魔化そうとしているのか、刹那は乱暴に自身の股間を掌で拭く。 そうして形容しようのない表情で、刹那は木乃香を窺った。 すがるような眼で見られていることも知らずに、 木乃香は喜々として刹那の眼前に布きれ――ふんどしを広げて突きつける。 「せっちゃんも元気になったみたいやし…、これで『コーディネート』出来るなー?」 そう言い放つ木乃香に促されるままに立ち上がりながら、刹那はその言葉の意味を再認する事となった。 気を失っている間にショーツは剥ぎ取られてしまっていたが、 胸を締め付けるサラシは解かれぬままで残っていたのである。 「下着を上下合わせた方が良い」という言葉の思いからこうしたのだろう――、 そう理解しながらも刹那は、下半身を晒しながら胸だけを隠しているという状況に妙な羞恥を覚えた。 「せっちゃん、ウチが締めたるからー……。ハイ、ばんざーい♪」 更に、両手を上げるジェスチャーと共に頭の後ろで腕を組まされる。 ふんどしを締めやすいようにと少し腰を落としたがに股気味の姿勢とあいまって、 その格好は今にも腰を振って淫らに踊り狂わんとしているダンサーさながらに見えた。 ともすれば失笑を買ってしまいそうな、その下品としか言いようのない自身の姿に耐えかねて眼を瞑る刹那。 「お、嬢様…!できたら、その…早目に、お願いします……!」 早々に満足してもらい、一刻も早くこの体勢から解放されたいと口に出した。 その言葉に応える代わりにか、木乃香も待ちきれなかったのか。 布地の端の紐が腰に回され、刹那の下腹部で幾分かたく結ばれる。 尻を隠すように垂れ下がった布地を、木乃香が握り締めて開かせた脚の間を通した。 これを股の間から通して、腰で結んだ紐にかける形で締め込むことで前だれが出来上がるのである。 するり…と股の下を通され、徐々に股間へと持ち上げられていく布地。 「っう……!」 かすかに内腿に触れた感触に、刹那は眼を閉じたままで歯をくいしばる。 「カッコよく着こなして貰いたいからー、ちょっとキツう締めるえ?」 「ぇ……っ゛!?」 ぐんっ、ぐいぃっ! ぎゅううぅっ――――……!! 「! ひぐううぅッ!!」 絞り出されるような悲鳴と共に、眼を見開いてしまう刹那。 木乃香の台詞は是非を問うものではなく、ただの宣言であった。 強く握り締めた褌を下腹部で結んだ紐に通した次の瞬間、立ち上がって渾身の力で引き上げる。 不意の――真下からの攻撃に、刹那の足がかすかに一瞬だけ床から浮いた。 「はひっ!? ひぃっ!」 股下を通った褌は、より合わされて一本の綱のようになりながら股間を割り広げていく。 本来は尻を包み込むように締めこまれるはずがあまりに強く引き上げたために布地はよじれ、 まずは尻たぶを割っていき、奥に潜んだ――先の愛撫で未だひくつく―― 肛門を、更には蟻の門渡りをも激しく擦りあげた。 「く…ひっ!?」 そうして身体の前へと回った褌は、当然のように秘唇に食い込む。 割れ目の肉を広げ、生えかけの陰毛を脇にはみださせて、 中に隠された陰核さえも押し潰すように身体に密着し、擦り上げた。 左右に広がった肉襞は大陰唇が覗くほどで、刹那を苛む褌が如何に強く引き絞られているかを示していた。 「あ、くぁっ!このちゃん、離し、離してっ!?痛、っ!?」 「あかんてー。ビシッと締めとかんと、ほどけたら格好悪いやろー?」 「そっ、そんな!く、食い込んで……ッ!」 目尻から涙を吹きこぼす刹那の願いを斬って捨て、木乃香はぴょんぴょんとジャンプしてまで褌を堅く締めていく。 既に股間を隠す――というよりは「より卑猥に見せる」為の下着といった様相となったところで、 ようやく引き上げる手が放された。 はらり、と残りの布地が垂れ、褌の前だれとなる。 「――ぁ、はぁ……っ…!!」 突然止んだ食い込みに(と言っても、それまでに締めこまれた分は勿論そのままであるが) 緊張が切れてしまいそうになる刹那であったが、持ち前の精神力で足腰を支えた。 頭の上で腕を組んだまま、褌を締められたときと同じがに股で――、 股縄さながらの責めで全身を火照らせながら、そのまま立ち続けたのである。 そんな刹那の周囲を、美術品を鑑賞するように見回す木乃香。 やがて頬に手を当てると、感無量といった風に溜め息をついた。 「せっちゃん、やっぱり格好ええわー♪」 背後に回り、尻にしっかりと食い込んだ褌を指先でなぞりながら尻たぶをゆっくりとこね回す。 尻肉を十指で鷲づかみにして思うさま揉みしだき、刹那の反応を楽しんでいく。 「…っ、お、お嬢様、ぁっ、お戯れを……!あふっ…」 刹那はやんわりと止めてくれるようにと言葉を紡ぐが、声色に力は無かった。 さもありなん。ようやくと言ってもいい木乃香からの普通の愛撫であり――、 刹那自身の身体が、これまでの責めで高ぶりきっていたからである。 「体の方は正直やのに、せっちゃんはホント真面目やなー」 散々揉みしだいたせいで熱さえ持った尻たぶを離れた木乃香が、今度は前面に回りしゃがみ込む。 前だれを持ち上げると鼻先が触れるほどに近くから刹那の股間を眺め、 強い食い込みでくっきりと一本筋の形を浮かせた股間に――ごく軽く、キスをした。 そのごく小さな刺激に、刹那は喉を反らせてビクンッ、と身体を奮わせた。 つづく