約 263,507 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54197.html
登録日:2023/05/22 (月) 17 31 21 更新日:2024/05/03 Fri 06 29 53NEW! 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 シリアスな笑い ジタバタすんじゃねぇや! 嘘を言うなっ! 桐生一馬 誓って殺しはやってません!→敵を窓から突き落としながら 誓って殺しはやってません! 誓って殺しはやってません!←温めよろしくぅ! 迷言 龍が如く 龍が如く0 「俺は誓って殺しはやってません」とは『龍が如く0 誓いの場所』の冒頭にて、後に伝説の龍となる主人公 桐生一馬が発した台詞である。 経緯 堂島組の下っ端だった頃の桐生はある日、神室町の路地裏で一人のサラリーマンを相手に借金の取り立ての仕事を行った。 その後に神室町のラーメン店で親友の錦山と食事を取っていた際、店内のテレビでとんでもないニュースを知る。 なんと、あのサラリーマンが路地裏で何者かによって射殺されたのだ。 呼び出しを受けすぐさま堂島組へ弁明に向かった桐生だったが、無実を訴えても幹部たちには何故か取り合って貰えない。 それどころかあれよあれよという間に殺人犯の濡れ衣を着せられ、全ての責任を被って警察に出頭するように命じられてしまう。 その後、錦山や柏木さんといった数少ない理解者と話を重ねたところ、彼の恩人でもある若頭の風間新太郎にも疑惑の目が向けられていることを知る。 風間を初めとする近しい者たちへの被害を最低限に食い止めるため、そして自力で事件の真相を暴くために、桐生は堂島組を離脱することを決意。 そして桐生は柏木さんたちの制止を振り切り、一人で堂島組事務所に向かう。 もはや彼は「組の意向に背いた反逆者」と見なされており、様々な罠や敵が襲いかかる。 それらを掻い潜りついに激闘を制した彼の前に、組長である堂島宗兵が姿を現わした。 お前…取り立てで相手ぶっ殺しちまったそうだな 馬鹿な真似しやがって すると、桐生はそれに対しこう弁解した。 そのことで 組長にお願いにあがりました 俺は誓って殺しはやってません ですが疑いがかかっている以上、組に迷惑をかけられません だから俺を…破門にしてください こう宣言すると桐生は堂島組長へ杯を返し、堂島組を破門されたのだった。 そして、この事件の真犯人を探し始める…… 追記・修正は組長へ杯を返し、破門されてからお願いします。 △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- ジタバタすんじゃねぇや! ……と、まぁこの「誓って殺しはやっていません」、上記の件までなら確かにシリアスかつ真っ当な発言ではある。 しかし、ファンからは彼をネタにするものとして有名になっている。 どういう事かというと、これまでのシリーズで彼を操作しているプレイヤー達はそれまで数々のバトルシーンを見てきているのだ。 それを振り返ると、この桐生一馬という男は 街中のチンピラやヤクザ相手にドスなどの短い刃物をグサッと突き刺し、その上から柄尻を蹴って胴体貫通させてド派手な流血シーンを引き起こす。 日本刀などで切り付けてやはりド派手な流血シーンを引き起こす。 拳銃やショットガンを至近距離で敵に発砲。 敵に自転車やバイク、挙句の果てには配電盤(!?)をぶつける。 投げ技で敵を脳天から地面に叩きつける。 相手を高いところからぶん投げる。 川や海にもぶん投げる。 店内での乱射への対応に、近くにいた店員を盾代わりにする。 カーチェイス中に車やヘリコプターを撃って爆発炎上。 ヤクザやヘリにロケットランチャー(『8』に至っては手榴弾を投げて迎撃)。 コンビニの電子レンジにチンピラの頭を突っ込ませて「温めよろしく!」 など、どう見ても明らかに致命傷になりうる攻撃ばかりをしている。 にもかかわらず、 俺は誓って殺しはやってません と発したため、嘘を言うなっ!とツッコミをいれずにはいられない迷台詞と化してしまったのだ。 なんなら、この台詞を言う場に来る道中でもヤクザを一人ビルの上階から突き落として来たばかりである。まあ生きてたんだけどさ フォローしておくと、この「誓って殺しはやっていない」はあくまで冒頭のサラリーマン射殺事件に対しての弁明である。 決して「自分の人生において人を死に至らしめるような行為は絶対にしない」という不殺主義を主張しているわけではない。 しかし「普段から敵に対してあれだけ危険行為をしている男が低頭平身に無罪を弁明する」という絵面のインパクトはあまりにも強かった。 結果としてこれ以降、動画サイトなどの同シリーズのプレイ動画やヒートアクションまとめなどにおいてこの台詞が大流行。 桐生をはじめとする主人公達が殺傷レベルのヒートアクションをやった反応として視聴者たちからネタに使われる事となってしまった。 略して「誓殺(ちかころ)」。 それ以前からヒートアクションの描写はツッコミ所ではあったのが、ゲームの世界だからと流されていた反動も強かったのだろう。 ただそもそも、この台詞が出た『0』の時系列は桐生が最も若い時である上にストーリー的にも序盤も序盤。 これまでのプレイヤーが見てきた桐生の数々の所業は殆ど“未来の出来事”ということになるので、別に不自然ではない。 仮に文字通り『0』からシリーズに入門して、その後の展開をまだ知らないようなプレイヤーならば自然に受け取れる筈である……多分。 前述のように戦闘シーンは何度か発生しているが、『0』における桐生の戦い方は以降のシリーズに比べれば若干おとなしいレベルで済んでいる。 が、それでもヒートアクションに関しては……まぁ一応敵も無事な様子は確認できるので特におかしな点ではない。 実際桐生も銃で数発撃たれた程度では死なないし、それどころか機銃掃射でハチの巣や狙撃で頭を撃ち抜かれたのに生存していたキャラも存在する。 やっぱりあの世界のチンピラやヤクザの生命力が強すぎるんじゃ…… ……しかし、後に「桐生は『龍が如く6』まで(=『0』~『5』までも含めて)本当に誰も殺していない」という設定が明言された。 これによりなおさらネタ扱いされる事に。 彼が手加減していたのか、それともあの世界の人の生命力が強すぎたのか…… 実際、スピンオフ作品である『OTE』ではゾンビ相手にもギリギリまで殺しは避け、最終的にその一線を超える際にも大きな葛藤と逡巡があったりした。 本当に(少なくとも彼の認識範囲内では)人を殺した事は無いのだろう。 『見参』?『維新』?時代背景の都合容赦なく殺しますが何か?まぁ彼らは桐生一馬本人では無いので…… 今更だが、初代では桐生さんは敵に囲まれた時に「死にてぇ奴だけ、かかって来い!!」と啖呵を切るシーンがある。カッコイイのは間違い無いのだが、有名なセリフで初代ではデモムービーにも収録されているので言い訳が出来ない。 また、こう言う桐生への返しとして阿波野大樹の「ジタバタすんじゃねぇや!」がよく使われている。 (もっともこの台詞は「誓って殺しはやってません」の直後のものではなく、堂島組長に会う前に行った阿波野の兄貴ら幹部との会話でのものである) 類似セリフ 俺はチャカなんて持ってません、素手で殴っただけです!!本当です!! 極道に戻れるとしたら、お前は人、殺せるの? 俺は女一人殺せん、最低な殺し屋や… 人を殺すっちゅうことはな…ごっつ怖い事なんじゃあ!! バットは人を殴るものじゃない 先に言っとくが俺は殺し屋じゃねぇ 編集・追記は誓って殺しをしない人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったならジタバタせずに……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] カーチェイスでのヘリ撃墜だけは言い訳しようがないと思うがこれでも殺害数0なんですよね…… -- 名無しさん (2023-05-22 17 54 51) 配電盤は冴島さんだからセーフ -- 名無しさん (2023-05-22 18 18 26) 死んでなくても一生ものの障害は残りそう ガードレールに背中から叩き込むやつとか -- 名無しさん (2023-05-22 18 21 31) 神室町の住人はムービー中とアドデック9以外じゃ死なないってそれ一番言われてるから -- 名無しさん (2023-05-22 18 57 33) ↑4 脱出を確認したんだろう、きっと -- 名無しさん (2023-05-22 19 01 24) 無印で蛇華の受付を盾代わりにしてましたよね? -- 名無しさん (2023-05-22 19 49 58) ↑5配電盤は壊し屋スタイルなら出来ちまうんだ -- 名無しさん (2023-05-22 20 09 14) これ身内ネタ項目扱いにならない?大丈夫? -- 名無しさん (2023-05-22 20 26 11) 維新では明確な殺意を持って一人殺してるな -- 名無しさん (2023-05-22 20 34 28) 誓って殺しはやってません(攻撃をヤクザカーに誤爆させられて拉致されるチンピラを見送りながら) -- 名無しさん (2023-05-22 20 52 00) ↑3 ゲーム内で見られるセリフについてのネタなんだから身内もクソもないでしょ -- 名無しさん (2023-05-22 21 06 05) ↑9命に別条はなかったという表現あるあるか -- 名無しさん (2023-05-22 21 20 55) 細かいけど「やっていません」じゃなくて「やってません」が正しい表記だから項目名も直した方がいいんじゃないかな -- 名無しさん (2023-05-22 21 28 19) はいはいちかころちかころ -- 名無しさん (2023-05-22 22 37 27) ちかころでネタにしてる分には良かったけど、公式不殺設定は蛇足だったかな、無理があるよ -- 名無しさん (2023-05-22 23 42 42) さすがに記憶が曖昧だけど、0の当該シーンは、確か「脱会を直談判するために堂島組長の所へ乗り込もうとする→それを阻止するために他のヤクザ達が襲いかかってくる→トイレで戦闘開始→ボコボコにした挙げ句、トイレの窓から敵を叩き落としてトドメを刺す(2~3階くらいの高さはある)→そんなことが起こった直後なのに『誓って殺しは~』発言」という流れだったはず。そりゃツッコミたくもなるわ。 -- 名無しさん (2023-05-22 23 58 05) 嘘を言うなっ!! -- 名無しさん (2023-05-23 01 00 33) 本文にもある通り、話の流れとしては何もおかしいセリフじゃないし「決して人殺しなんて(ひどいことは)しません」、という不殺宣言とかではないんだが、日頃の行いと語感の良さがあまりにもね… -- 名無しさん (2023-05-23 01 05 38) 人を殺すちゅうんはな……ごっつこわいもんなんじゃあ!(相手の頭を電柱に叩き込んでトドメまで刺しながら) -- 名無しさん (2023-05-23 01 44 25) 6まで誰も殺してないと言うけど、6で誰か殺してたかしら -- 名無しさん (2023-05-23 07 35 26) なお、神室町住人の証言によると、当該人物が乗り込んでいった高層ビルからは高確率で複数人の反社勢力の人間が窓や屋上から放り投げられる様子を目撃している模様。 -- 名無しさん (2023-05-23 09 02 30) チンピラですら耐久力半端ないからな、逆に桐生ちゃんとかレギュラーキャラの耐久力無さ過ぎだろ -- 名無しさん (2023-05-23 09 27 10) ↑8でも誰か殺してるってなったら何で罪に問われないのって話になるし、不殺じゃなきゃないで問題になるんじゃね -- 名無しさん (2023-05-23 09 44 21) 桐生なら相手に非があっても、殺したなら出頭しそうだしな -- 名無しさん (2023-05-23 09 55 11) まぁ、ヤクザチンピラだけじゃなくてくたびれたサラリーマンすら普通に立ってるし…… -- 名無しさん (2023-05-23 10 02 01) 投票ボタンで不覚にも笑った -- 名無しさん (2023-05-23 10 13 40) 維新とかでもあれだけ撃って斬っても生きてるし… -- 名無しさん (2023-05-23 10 40 05) 遥を誘拐したラウカーロンを倒しに横浜中華街の店に乗り込んだ時に店員を銃撃の盾にした桐生だがあれは撃ってきた方が99%悪いという事で -- 名無しさん (2023-05-23 12 57 05) 妄想の範疇で済んでるけど、ある意味桐生ちゃん以上にめちゃくちゃをやってる春日一行とかいう愛すべきバカ達 -- 名無しさん (2023-05-23 13 00 13) 話の流れは「取り立てで相手を殺したんだな」→「いや、殺したりなんかしてないです」だから、決して不殺主義を意味する言葉ではない。まぁ桐生ちゃん自身は主義とまでは言わなくてもなるべく殺らないだろうけどね。 -- 名無しさん (2023-05-23 19 40 26) キムタクが如くこと「JUDGE EYES」の八神先生も劇中の連続殺人犯より死傷者出してそう -- 名無しさん (2023-05-23 20 43 39) そもそも取り立てで相手殴りすぎ。真犯人が撲殺して死因が撲殺になってたら自信持って言えんだろこれ。 -- 名無しさん (2023-05-24 00 15 04) 殺しはやっていません。(過失致死は除く) -- 名無しさん (2023-05-24 09 03 58) この嫌疑を晴らすために生まれたのが「峰刺し」「峰落とし」「峰ロケットランチャー」といった概念である。ナルホドくんもビックリだな・・・ -- 名無しさん (2023-05-24 13 00 39) 公式が余計なこと言わなきゃ、独立項目じゃなく、桐生の項目に統合されてただろうな・・・ -- 名無しさん (2023-05-24 13 15 08) 桐生が使うロケットランチャーはドラえもんのこけおどし手投げ弾みたいなもんなんじゃね -- 名無しさん (2023-05-24 17 14 24) 目暮や土門ならブチ切れそうな台詞 -- 名無しさん (2023-05-25 12 20 08) ↑×6 老鬼、というか渋澤が桐生が捕まるような感じじゃなくてあえて桐生が絶対起こさないようなやり方にするよう依頼したんじゃねえかな、撲殺なら桐生があっさり捕まる可能性あって風間のおやっさん超えれないし久瀬の兄貴に順当に若頭移って終わりやし -- 名無しさん (2023-05-25 13 22 28) 嘘つきのバーゲンセールだよもう。 -- 名無しさん (2024-01-08 16 15 52) ↑7 それ込みで絶対自分ではないって確信あったからこその誓ってryなのかもしれない -- 名無しさん (2024-01-11 14 14 54) 桐生ちゃんの筋肉は公式で喧嘩のし過ぎ」らしいから、 -- 名無しさん (2024-02-27 00 38 07) 力加減間違えて人を殺してもおかしくない人生なんだよな -- 名無しさん (2024-02-27 00 39 24) 8の終盤の手榴弾投げてヘリ撃墜は…流石にあれは死んだだろ… -- 名無しさん (2024-03-01 08 21 57) 誓って殺しはやってません、相手が勝手に死んだだけです -- 名無しさん (2024-03-01 10 14 58) ×2 7外伝でもキャッスルから脱出する時に、奪った銃で鬼仁会の組員何人か射殺してる -- 名無しさん (2024-03-01 10 40 13) 8で一番の世界に桐生さん入門してたのでこれまでのどう見てもやっちゃってる描写が実は桐生さんの妄想の産物であった可能性がある… -- 名無しさん (2024-03-02 08 40 21) まぁ0とか6とかで「桐生一馬が殺しの一線を超える事」の重要性にあそこまで言及してんだからヤっちまった時は大々的にムービーとか流して確定させるでしょう… -- 名無しさん (2024-03-03 12 45 19) 「実は言ってない台詞」の「言ったことは言ったが意味が違う」枠に入りそう -- 名無しさん (2024-03-06 21 08 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/8039.html
549 通常の名無しさんの3倍2016/02/24(水) 23 01 22.20 ID jtEMZwABO キオ「ねえロラン兄さん」 ロラン「なんですかキオ?」 キオ「ドラゴンの首って喜ばれるのかな」 ロラン「えぇ!?」 キラ「深夜アニメの影響だねこりゃ」 ウッソ「GA○Eですねわかります」 スペドラ「首筋に悪寒が走ったぎゃ~」
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/1906.html
638 名前: NPCさん 2006/09/22(金) 12 59 53 ID ??? ブレカナ3edで、PC2を選ぶとシナリオコネクションの人物(親友の貴族)にいきなり斬りかかった (特技入れて、本気で)。アーキタイプの“勇者”を使っていたから、ケルバーソードいきなりクリティカル。 全員ぽかーんとしてたら、PLが「親友ってどうせ、マローダーでしょ?」といった。 実際そうだったんだけどGMが「怒り心頭に発する」感じがしていた。 スレ113
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/10241.html
428 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 25 23.38 ID C+dsgbAn0 ……また変なのが湧いてきたな それはさておき一つ報告を 先日のコンベンションでアルシャードにPL参加したんだが、PLの1人がひどいルーニー気質だった 以降はAと呼ぶが、まだ中高生くらいで、ゲームの世界観そのものを小馬鹿にするような発言を繰り返す 「魔法とか超能力なんて、本当にある訳ないんですよ?」 「クェスター? シャード? 奈落? 厨二の妄想乙www」 「(魔法系の特技を見て)うわあ、いくら手品でも街中で危ないですよw」 「(Aの選んだサンプルが『戦闘魔術師』なので)まあ、僕も手品師ですけどねwww」 こんな感じで 当然、俺たちは盛下がって気分がよくないし、GMも再三注意したが馬耳東風 そしたらGM、Aをシーンプレイヤーに指定した上で、まだミドルなのに無茶苦茶強いエネミーをぶつけた ……とはいっても容姿等の描写は一切無しで、行動もひたすら加護を使うだけ 《ミューズ》で行動して、攻撃を《ヘイムダル》でクリティカルにして、ダメージに《トール》を乗せる 一撃で吹き飛んだAがブレイクや加護で復活したら、また《ミューズ》以降で繰り返す 最初はへらへらしていたAも、段々と顔色が変わってきた やばいと思った他のPCがシーンに登場しようとしても、却下 加護を使い果たしたAが、うつむいて「ごめんなさい」と小声で言っても、GMはそのまま止めを刺した 直後、GMはAと同じサンプルPCのキャラシーを取り出して 「応援のNPCです。管理はそちらでお願いします」 それだけ言って、何事もなかったかのようにセッションを進めた Aは卓から立ち去りもせず涙ぐんでたが、GMは完全に無視 ……いやね、Aは間違いなく困だよ でも俺はGMが怖かったのとAの存在が気になって、正直セッションを楽しめなかった GMは悪くないと思うけど、もう少し他にやり方はなかったものか 429 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 29 46.13 ID /t1aWdFx0 卓ゲ板の愚痴スレにあった話の裏側だろうか 430 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 34 31.84 ID cuDOzXs70 報告乙。 なんかここまで来ると教育制度とかのせいにしたくなるなもう。 いや、昔からこういう人(Aのことね)いるけどさ。 そのGMさんはやりすぎちゃったかもしれないけど、 たぶん家に帰ってから自分でももやもやするもんがあったんでないかな。 433 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 44 06.59 ID 6ACpBDX70 [3/4] 乙 厨返しするとこういうデメリットがあるから難しいな やばいと思った他のPCがシーンに登場しようとしても、却下 PCよりもPLの立場でどうにかしろよおい コンベとはいえさすがにGM任せが過ぎる 434 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 49 14.42 ID /cb8Zu0D0 [6/7] 卓から追い出すならともかく、ここまでやっちゃGMの方が困だわ つまらなくなった時点で報告者も卓離れればよかったのに 435 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 22 51 58.79 ID Ivm91oH+0 [3/4] うんまあGMも人間だし、人間を怒るまで追い詰めるやつが悪いんだから仕方ないだろう 卓中断させてGM連れて行ってクールダウンさせるくらいの行動してたんならまた話も違うだろうが 437 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 02 18.44 ID +ezAEYmD0 [3/3] 428 これは叩き出すより厨返しに走ってしまう心理は同情できない。 進めようとしてくれる協力的なPL達を思うと。 438 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 03 59.10 ID OQeWMdGj0 [3/4] 戦士様が来たか 433 馬鹿につける薬はない GM任せとは言うが、ルールを握っているGMだからこそ罪をおっ被ることができるんだろ ここでAに同情してもGMに同調しても悪い結果しか残らない 439 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 06 57.05 ID QNBOjRi20 428 セッション後にAをフォロー出来れば更正のチャンスがありそうな話だな 440 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 13 34.40 ID mXgtQmzB0 [1/4] まあGMはやりすぎだな AみたいなPLは結構いるしそんなんで切れてたらダメだ 完全スルーするか逆にあえて乗ってしまうのが手じゃないかと最近思う 441 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 22 02.29 ID eHn9eawk0 [2/2] GMの対応は別になあ。卓から立ち去らずに空気悪くし続けたAの翻数が上がるとしか 普通にGMがキャラシ取り上げて出てけって言うみたいな対応してもAが立ち去らなかったら同じ空気になるだけだろこれ 443 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 24 34.22 ID Ivm91oH+0 [4/4] GMはやりすぎ→まあ分かる Aみたいなのは結構いるから我慢すべき→全く分からない 444 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 33 31.41 ID 1xhJBtFY0 GMの対応はやり過ぎだとは思うがAを擁護にはならんだろ 452 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 47 47.06 ID Nq9X4EPq0 まあそうは言ってもPLのヘイトも溜めてたっぽいからなあ…… そこまでケアしてやる義理もねえだろ。 その状態でプレイするのがつらいってのには同意だが。 454 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/01(日) 23 59 08.60 ID nv1aibI/0 [3/3] あとやり方だけど、アルシャードなら「クエスターとしての資格を無くしシャードが消失。以後ブレイクや加護等シャード由来の能力が使えなくなる」とかも良いかもね。 「クェスター? シャード? 奈落? 厨二の妄想乙www」 PCとしての特別性を否定したいみたいだから望みどおりにしてあげればいい 456 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 00 00 22.75 ID nJEp2hfV0 [1/3] 再三の注意したのも関わらず、直そうとしなかったのだから、強硬手段を執らざるを得ないな。 Aを制裁したのはGMとして正しいけど、いつまでも残しておいたのが良くなかった。 さっさと他の参加者の目の届かないところに追い出すなり、スタッフ呼んでつまみ出すまでやって、 更に休憩を挟んでやればベターだっただろうね。とはいえそこまでスマートな対応が出来る人はそうそう居ないだろう。 本当、Aを卓に残して放置しなければまだマシだっただろうね。 463 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 00 56 06.36 ID Z5j54Dip0 [1/2] アルシャードといえば魔法なんて存在しない!っつーキャラがリプレイにいなかったっけ? 464 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 01 01 42.68 ID nllFnV6C0 [1/2] 463 いたよ きちんとコンセンサスを取ったうえでね 465 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 01 07 22.58 ID Z5j54Dip0 [2/2] 464 探してきた。あの人かなり話に参加するのに苦労してたな。 473 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 07 07 42.17 ID JrCoXzSw0 [1/3] 428 GMの対応はギリギリ有りだなあ 心情的にGMの肩を持ちたいってのもあるけどな GMはAにNPCを渡すという最低限の配慮はしてるのよ これでセッションに参加し続ける事が出来る あるいは元のAのキャラは『アルシャードのセッション』には参加していなかったと言えるかもしれん アルシャードの世界を全否定してたわけだからな そう考えるとAはキャラを殺されてNPCを渡された時点でやっと卓に参加できたとも言える ベストは早い段階でAを追い出す事だったと思うが このGMの対応にも否定的な事は言いたくないな 475 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 07 40 39.27 ID kiLWEaYx0 GMはやりすぎって思える奴はなまじ困が居座って反省してるようなポーズとってるからそう見えてるだけだと思うぞ 例えばこれで困の反応がムギャオーだの叫びながらテーブル蹴って出て行ったとかだったならGMグッジョブ!ってなるんじゃないのか? 再三の注意を何度も無視してる時点で穏便に済ます段階はもう過ぎてる GMは困のかーちゃんじゃねえんだ。そこまで優しく導いてやる義務は無い 476 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 07 55 55.02 ID wQyQ8K/80 473 NPCを渡したのはAにじゃなくて他のPLにじゃね? それはそれとしてGMの対応はアリだろう 根本の問題は「Aが自分ひとりの楽しみのために他全員が楽しむのを邪魔しており注意されても直さない」なんだから、GMとしてはセッションのために切るっていう判断は間違ってない Aの為に他全員が犠牲にならにゃならん理由も無いしな 477 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 07 56 36.57 ID nJEp2hfV0 [2/3] 上でも書いたが、つまみ出さず、ガン無視状態で卓に残したのがよろしくなかっただけだからなあ なまじ完全放置状態で残したせいで、報告者側も卓に集中出来ずに楽しめなかった訳で さっさと放りだすなり、空気替えした後に続きをやっていれば、違った感想になっていただろうね つかAもAで、自業自得の癖に、涙ぐんでガン無視されてるのに居座るとか母親に怒られた子供かよ さっさと荷物まとめて出て行けば良かったのに セッション参加してもしなくても卓の雰囲気壊すとか、本当害悪でしかない奴だな 480 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 08 05 40.40 ID DjyhQ8c30 428のGMの問題点は困PLに対してどうこうよりも 他のPLがドン引きするような行動に出た事だと思う 「もう少しやりようがあったんじゃないか」という意見も 主にその点について言われてるんじゃないかと 483 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 08 19 12.40 ID gE+SqZaY0 [2/2] 480 セッション後GMが「冷静になれずにすみませんでした」とまともなPLに対して 建前だけでもフォローできればPLも引いたままにならなかったとはちょっと思う。 この場合、悪かったのはGMじゃないとまともなPLなら思うだろうし。 484 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 08 21 47.52 ID JrCoXzSw0 [3/3] 476 あ、ホントだAに渡したとは書いてないな となると 473は的外れなこと書いちゃったな 485 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 10 34 52.22 ID ump3pobq0 事なかれ主義と言われようが、このGMは普通に怖くて嫌だな そこまでして当然だと思う人も居るみたいだけど、そんな人が仲間内に居たらそれもちょっと怖い 487 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 18 56.09 ID KVE2D/GA0 485 このケースでGMが行動を起こす前、注意してる段階でお前が困をどうにかできるっていうならその考えでもいいけどな 傍観決め込んどいて揉め事起こってから加害者も被害者もこわーい仲間内に居て欲しくなーいとか言い出すのが事なかれ主義の中でも最悪のタイプ 488 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 22 36.59 ID VFcSZrT+0 [1/2] 484 俺は今回のGMの処理は悪くないと思ってる。 確かに新キャラシートはPL全員に渡した形になっているけど、Aを追放していない以上、 依然としてAにもその新キャラクターの操作を担う権利は残されているわけだ。 とはいえ、他のPLにはそれぞれPCがいるわけで、二人目のPCを扱う負担は大きいよな。 となると「Aがその新キャラ(元キャラと同じデータ)をメインに担当し、他のPLのチェックを受けつつ行動する」 …という流れを提示しているんだとおもうよ、件のGMは。 GMとしてはAの妨害的なプレイは看過できないけど、キャラクターをプレーンにした上でなお遊びたいなら参加していいよ、 という温情的処置だと思うんだけどなあ。 489 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 29 31.16 ID SPqqq32I0 [1/3] セッション自体を失敗させるとか他PLが巻き添えになるような方法はよくないと思うけど 428は困にしか影響がないから処置自体はいいと思う ただ怖いのは怖いなw 490 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 32 38.06 ID VFcSZrT+0 [2/2] 確かにコワイw Aが中高生ならプレッシャーでびびってしまっても仕方ないw 491 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 33 59.86 ID shiCCq8i0 [1/3] 485 自分もそう思う。報告から困PLだけ中高生とわざわざ書いてることは 他の面子はもっと上なんだろうが ガキのPLが空気を読まずにルーニープレイやりすぎたってんで ここまでの対応したら、GMの方が問題だろ。Aが反省した時点で 一度は許して巻き戻し処理してもいいんじゃね やばいと思った他のPCがシーンに登場しようとしても、却下 とか他のPLがAフォローしようとしてる部分まで潰してセメント対応して その後、セッションつまらなくしたんじゃ本末転倒 493 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 57 34.29 ID 9TcZZBYM0 Aに更正の余地があるかどうかなんて会ったこともない人間が騒いでも不毛なだけだろ… 個人的には厨返しなんてせずにさっくり追い出して続行で良かったんじゃないかと思うけどな 494 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 11 59 22.50 ID RfpNau8M0 [1/3] 仲間内に居たら怖いがコンベのGMならやってること自体はGJだと思う 仮にその厨二困PLを野放しにしてセッション終えるのと、今回の結果とでどっちがマシか?と聞かれれば俺は今回と答えるけれどそうでない奴も多いんだな いやま、GMの行動ももうちょい改善の余地あったってのは否定せんけれど 495 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 12 00 52.07 ID WnAXH0zb0 逆にここまでやられたからこそ更生の余地も出てきたってもんじゃないかしら ちょっと謝ったら許された!みたいな甘い認識持ってルーニー続けられたらそっちの方がよほど迷惑だわ まあトドメ刺した段階で卓追い出しても良かったんじゃないかとは思うけど ぶっちゃけ残られた方が邪魔だし 496 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 12 01 28.56 ID wLWxi/On0 つーかPLがごめんなさいしたところで世界観小馬鹿にしてたキャラが突然改心するのも 変だしなあ。性能同じシート出してくれたってことは488みたいな意図だったんじゃねえか? 巻き戻せって言ってる人いるが、実質的に巻き戻してくれてるようなもんだろこれ。 497 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:2015/03/02(月) 12 07 22.49 ID 3Xkq5EVZ0 GMに関してはちょっとやりすぎ感はあるが解らんでもないな Aに関しては自業自得としか スレ408
https://w.atwiki.jp/ranoberowa/pages/340.html
第289話:誰が駒鳥殺したの? それは― 作:◆lmrmar5YFk 森を抜ける途中、数発の銃声と誰かの怒号が聞こえた。 恐ろしくてその場を足早に立ち去った祐巳には、だからそれが彼女を必死に探している哀川潤だとは分からなかった。 同じく、片一方の潤たちも自分たちが避難したビルのすぐ裏手を祐巳が通過した事に気づかなかった。 海岸からひたすら南下した祐巳は、幸い誰と遭うこともなく最初に子爵たちと別れた地点にまでたどり着いた。 ―尤もこの場合、幸運だったのは祐巳に遭わなかった他の参加者の方かもしれないが。 そこは、あまりに不自然な色に染められていた。赤赤赤。まるでテレビで見た赤い絨毯の様に、一面の赤。 初めは、その場に子爵が寝転んででもいるのかと思った。祐巳の目の前には、それほどに異様な量の血溜りが広がっていたから。 けれど近づけば、それが彼ではなくただのぶちまけられた血液だとは容易に分かった。 立ち上るむせ返るような血の臭いに、思わず広げた手で鼻を押さえる。また気分が悪くなりそうだ。 「どうして…」 確かこの辺りは子爵たちと別れた場所、すなわち例の傷ついた少女を寝かせておいた場所のはずだ。 その彼女の代わりに血の池があるという事は―。 祐巳は、思い当たった最悪の結論に目を見開き両手で肩を抱いた。ぶるぶると、寒くも無いのに身体が震える。 一体誰が。それに、子爵はどこに行ってしまったのだろう。見た目に反して紳士的なあの人が彼女を殺したとは考え難い。 けれど、ここにいないということはまさか…。 祐巳は思う。こんな状況の中で、少しでも良く接してくれた人は出来る限り信じていたいと。 誰かを嫌疑の目で見るのは、祐巳が最も嫌うことだから。 お馬鹿だ単純だとからかわれながらも、他人の言うことを決して疑わないのが自分だから。 けれど、本当にそれでいいの? 頭の中で、自問自答が繰り返される。 事実、開始直後にも信頼していた相手から襲われかけた。あの時の聖様の口元から覗いていた長い牙は忘れようにも忘れられない。 …吸血鬼。人の生き血を求めて徘徊する夜の闇の住人たち。 ファンタジーの世界で暮らしているわけでない自分でも、物語などでそれが恐ろしい存在なのだとは知っている。 ―いくら子爵が善い人に見えても、所詮は吸血鬼なんじゃ? 私に『食鬼人』についてを教えたのも、私と潤さんをあそこから離れさせるため? …あの人を喰らうのに、私たちの存在が邪魔だったから。 祐巳の脳裏に、赤黒く浮遊する血の塊が少女の身体に覆い被さって血を抜き取る姿が浮かぶ。 それは、鮮烈なイメージを伴って祐巳を襲った。 まさか、そんなことはない。子爵さんが自分に、そして瀕死だった彼女に向けた心配の言葉が偽物には思えない。あの人はきっと、そんな悪い人じゃない。 祐巳はぶんぶんと頭を左右に振ってその馬鹿げた想像を振り払った。 しかし、脳内で芽生えた小さな疑惑が完全に消えることは無く、そのため再度子爵を探し始めることはどうにも躊躇われた。 もし今子爵さんに会ったら、ポーカーフェイスが大の苦手な自分は、きっと恐れと不信の目で見てしまうだろう。 それは何よりも嫌だ。もしあの人が純粋に私を気にかけていたんだとしたら、そんな事は絶対にしたくない。 反対に悪人だったとしたら、そもそも一人で会うだけでも危険だ。 祐巳は子爵を探すことを止め、潤たちがいるはずの倉庫へと向かうことを決めた。 再び歩き出そうとして、しかしその足が数歩行ったところでふと止まる。祐巳はデイパックからロザリオを取り出し、両手できゅっと握り締めた。 目を閉じて膝をつくその姿は、先刻アメリアが死の淵で祈ったそれとどこか酷似していた。 (あなたは一体、どんな人だったの? 名前は? 年は?) 彼女について何も分からない、何も知らない。けれど一つだけ確実に言えるのは誰かに殺されていい人など居ないということ。 理不尽に命を奪われたのであろう彼女を、祐巳は心の奥から悼んだ。 目を開いた祐巳は、合わせた両手をゆっくりと離すと、今度こそ立ち止まることなくその場に広がる血溜りを後にした。 ―本来純白であるべきはずの自身のナース服が、その朱色の海と同じ色に染まっていたことには気づかずに。 【D-4/草原/一日目、10 30】 【福沢祐巳】 [状態]:看護婦 魔人化 記憶混濁 [装備]:保健室のロッカーに入っていた妙にえっちなナース服(血まみれ) ヴォッドのレザーコート [道具]:ロザリオ、デイパック(支給品入り) [思考]:お姉さま・潤さんに逢いたい みんなを守ってみせる 聖様を救う 食鬼人のことは秘密 子爵に対して疑念を抱く [補足]:自身がアメリアを殺したことに気づいていません ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第288話 第289話 第290話 第255話 時系列順 第308話 第213話 福沢祐巳 第301話
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2702.html
時空管理局 本局上層部直轄である特務監査部の朝は早い。 しかし夜は早く寝れるという事も無い。ようは睡眠時間を極限まで削らなければ職場だと言う事だ。 「……あのヒゲ大将が……いてこますぞ、ワレ……」 とある本局の一室でその女性は、あまり品の無い寝言を呟きながら盛大に寝ていた。 暗い執務室兼私室で、書類が散乱する仕事机に座ったまま、上半身を机の上に投げ出す体勢でだ。 彼女の名前は八神はやて。彼女の名前は管理世界の一部では有名である。 胸元まで盛大に開け放たれたワイシャツ姿だったり、周りには空の酒瓶が落ちていたりするが…… 「好きでお前におべっかなんぞ……」 寝言は続く……しかし八神はやては有名人である。 管理外世界の出身でありながら、類稀なる魔法の才能に恵まれた少女にして、最悪と呼ばれた闇の書最後の主。 若くして部隊運営を任され、緊急対応のモデルケースとして作った部隊は、あの奇跡の機動六課として大成功。 そして今は……『血の特務監査部』の主任である。 「あぁ……お好み焼きが食べたいなぁ~」 特務監査部は古くからある部署ではない。かのJS事件後に作られた新しい部署だ。 しかしその特性 本局内部に対する徹底的な綱紀粛正や、噂の域を出ないとはいえ裁判無しでの殺害権限から恐れられている。 後にも先にもこのような部署が設けられた事は無く、それだけこの時期に管理局全体がどれだけ混乱していたのかを推し量る事ができるだろう。 そして八神はやてと言う人物の経歴を後の歴史家が振り返った時、この時期の彼女 つまり特務監査部主任の評価はハッキリ分かれる。 一つは『管理局のために身を粉にして働き、後に続く要職歴任の礎とした』と言う意見。 もう一つは『人道的な配慮に欠け、己の利益の為に何でもした』と言う意見。 だがどちらの意見もその期間を『現在』とする八神はやて本人には知りえないし、関係の無い事だ。 今彼女にとって重要な事は……朝一の会議に遅刻しそうだと言う事だろう。 「はやてさん……はやてさん?」 そんな大絶賛遅刻危機なはやてに扉越しに掛けられるのは救世主の声。 しかし何時も通り寝酒を深酒した彼女はその声にも耳を貸さず、起きる気配が全く無い。 「もぉ……入りますよ」 ピッと軽い電子音が正規の方法を用いて開かれた事を示す。 入ってきたのは金紗の髪をツインテール、浅黒い肌に整った容姿をした少女だった。 手にはスペアに当たるこの部屋のカードキー、身を包むのは管理局の制服。 迷わず壁際のスイッチを叩き、灯された照明の下で飛び込んでくる風景に彼女はタメ息。 なぜならば部屋の主は居眠り学生よろしく机に座ったままグースカ寝ていたのだから。 「起きて下さい。会議が始まりますよ」 言葉を掛けられながら肩を揺らされたとなれば、流石の酔っ払いも目を覚ますだろう。 しかしはそれも『目を覚ます』というだけの事。 「むぐぅ……誰やぁ~こんな朝っぱらから会議をセッティングしたのわぁ!」 「昨晩、やる気満々でセッティングしたのは……アナタです」 現在進行形で寝ぼけている。勢いよく上げられた頭、薄っすらと開いた瞳は何時も以上に濁っていた。 不意にガバッと上げられた頭を含め、八神はやての全てが停止する。何事か?と少女が首を傾げれば…… 「…頭が痛いんよ…」 「水でも飲んでください」 「連れてって」 省略しまくっているが、その言葉の言わんとするところは『水を飲むので飲む事が出来る場所まで連れて行け』と言う意味だ。 『はやてよりも小柄な少女がそんな事を出来るはずが無い』 それが普通の人々が普通の人間に抱く感想。 「しょうがないですね……うっ!」 だが少女は容易くはやてを持ち上げたのだ。所謂お姫様抱っこ……から誠意を抜いたような形で。 そして近づいてみれば他人様よりも利く彼女の鼻は、猛烈なアルコール臭に顔を顰めた。 そこでふと考える。 『コイツをこのまま会議に出していいものか?』と。本人は全く気にしないだろう。 他の会議のメンツも『本気になれば次元航行艦とタイマンを張る』と恐れられる特務監査部主任に文句を言うまい。 だけど……私は気になる。しばらく会っていないルームメイトからも、『面倒見が良い』と評される性格のおかげだろう。 連れて行く先は決まった。 「ほわぁ? お風呂やん」 「シャワーを浴びてきてください。薬と水を用意しておきますから」 大きな欠伸をしながら首を傾げるはやてを、テキトウな感じで下ろして少女は言う。 「ほんまに甲斐甲斐しい娘やな~トリエラは。よ~し、私のお嫁さんになるんよ」 「ヒルシャーさんを見つけて許可を取ってくださいね」 背後から聞こえる脱衣の音、ソレに続くシャワーの水音を聞きながら少女 トリエラは会議が開かれる場所を思い返す。 どうして自分が……『武器』でしかないはずの自分がこんな事をしているのだろう……と。 それでもやっぱりトリエラはそういう人なのだ。会議がある部屋を思い返して呟く。 「主任は遅れますって……謝っておかないと」 『血の特務監査部』とか『虐殺部隊』と恐れられる部署の構成メンバーが送る平和な朝。 ゲンヤ・ナカジマは忙しい人物である。どれくらい忙しいかと言えば、クラナガン1忙しいだろう。 なぜならクラナガンの治安など多岐に渡る分野を統括する、時空管理局地上本部の実質的なトップに彼は居るのだから。 「この件についてだが管轄区域の再配分も踏まえて……」 そんな言葉で始まった会議は数分のインターバルを挟みながら、何度も名前を変えて継続されること数回。 JS事件により露見した陸と海の様々な格差を是正するという名目で、この地位に着かされたゲンヤには仕事と敵が多い。 ある意味海と陸の両方から睨まれていると言って良いだろう。 どちらにもコネクションを持つと言うのは、どちらにも気を使わなければ成らないと言うこと。 「だが海の連中はこのプランじゃ呑まねえぞ?」 「しかしそれでは根本的な改善の……」 一つの案件でもお互いの利益が錯綜する場合、海と陸ではどうしても隔たりが出来てしまうもの。 片方だけ突っぱねるような事は出来ない以上、どちらにも配慮と譲歩をした案で通すしかない。 ゲンヤはその調整役兼……いざと言う時の生贄。責任を取って辞めて貰うために責任者は存在するのだから。 「もうこんな時間か……」 会議を終えた後、淡々とデスクワークを積み上げていたゲンヤは、すっかり冷め切ったコーヒーを口に含みながら呟いた。 大きな窓から一望できるクラナガンの町並みは世闇に染まり、人工的な地上の星が輝き出す。 そんな光景を見下ろすこの場所を揶揄する言葉に『王の椅子』と言うものがあった。 これは以前この場所で強権的に地上の治安を守ってきた人物 レジアス・ゲイズ元中将に対する皮肉なのだろう。 だがこの部屋の主になってしまったゲンヤには、そんな皮肉が全く的外れなものである事は直ぐに解った。 「アンタはすげえや……レジアス中将」 座ったからこそ解る王の椅子の重さ。優秀な人材は海から引き抜かれ、限られた戦力でこんなに広いクラナガンを守ると言う事。 それがどれだけ大変な事か、見ているだけだった者たちにはきっと解らない。 「俺なんてもう挫けそうだってのに……ここをずっと一人で」 確かにゲンヤが着任してからは管理局全体が忙しい時期だ。レジアスよりも一日の仕事量は多いのかもしれない。 だが彼が感服するのはその期間の長さ。今は陸と海の戦力差見直しが表向きとは言え進んでいる。 つまりこの忙しさやプレッシャーも何れは改善するだろう。だがレジアスの時はそうではなかった。 もちろん改善要求や予算編成は提出したのだろう。しかしそれも却下され続けたのだから、先の改善など見込めない。 それでも長い期間、地上の平和を守り続けてきた。その果てに辿り着いてしまったのが、戦闘機人計画だったのだろう。 「そう言えばギンガはダウンしてねえかな?」 仕事の忙しさが『公』の問題だとしたら、愛しい娘の心配が『私』の問題。 発端は血のアフター5と呼ばれる無差別テロ事件。彼の娘 ギンガはその事件に偶然居合わせて、犯人達と交戦・負傷したのだ。 だが問題はその後だろう。負傷は彼女の特殊な事情を考慮し、もぎ取った技術権限で速やかに治療できた。 その後に開かれた状況説明会と言う名の取調べも、大きな負担にはなっただろう。 「しっかし運が良いんだか悪いんだか……」 問題はゲンヤの裏の行為が全くの偶然で露見してしまった事。 確かに子飼いの殺し屋を諜報員として、娘に紹介するゲンヤも問題だといえばその通り。 しかし親密な関係になったギンガと殺し屋がデート?何ぞしていたからこそ、ゲンヤは娘を失わずに済んだし、テロも早期に解決できた。 だが残念な事に殺し屋はやっぱり殺し屋であり、管理局員の目を考慮してターゲットを生かして捕まえる……何て事は選択しなかったのだ。 迅速かつ確実、永続的に対象を無力化する方法は何だろうか? 答えは簡単『殺す』こと。 本人の報告と全てが終わってから突入した陸士部隊、どちらからもその成果の報告は受けている。 犯人グループは鮮やかな手際で皆殺しだったらしい。つまりギンガもその惨状を目撃してしまった。 『父親に雇っていると紹介された人物が、テロリストとは言え容易く人を殺した』 そんな事実から一端の捜査官であるギンガならば辿り着ける推測は…… 『父親は殺し屋を雇い、暗殺を行っている』というものだろう。殺し屋から事の顛末を聞いてから、ゲンヤは彼女に会っていない。 心配じゃないといえば嘘になるが、それよりも会って問い詰められる事が父親的には恐ろしい。 「必要なこと何だがな……おっと噂をすれば……」 据えつけられ通信端末が電子音を立ててチカチカと明滅。ディスプレイに並ぶ文字が示すのは秘密回線だと言うこと。 つまり公に連絡をとる事が出来ない相手。 「俺だ。トラブルか?」 「いや、仕事は滞りなく終わったんだけど……」 名前を出すことも無い会話だが、ゲンヤは訝しげに首を傾げた。 有能な殺し屋、人間味に些か欠ける樫の木で出来た人形、ピノッキオが言い難そうにするとは…… 「電話を貰ったんだ……ギンガさんから」 その言葉にゲンヤが慌てる事に成る。 「これから会わないか?って言われけど、明確な返答はしていない。場所と時間を言われただけ。 僕は……行くべきかな? 雇い主と父親の意見を聞きたい」 普通に考えれば行くべきではない。だがそれは地上本部を纏める者としての言葉。 思い出すのはピノッキオの話をしているときの娘の顔。父親、ゲンヤ・ナカジマとしては、こう言わざるえない。 「勝手にしろい」 ギンガ曰く『デートの続き』である本日の予定はディナーから始まる。 場所はあの日の予定通り、ショッピングモール最上階に設けられたレストラン。 事件が直接的に起こったフロアは閉鎖されたままだが、他の階は元気に営業している事から、商売人の心意気を感じる。 値段もソコソコするが、味も良い。オシャレでありながら、堅苦しさを感じさせない。そんな何処にでもあるお店だった。 「やぁ」 「来てくれたんだ」 先に予約したテーブルについていたギンガは、あの日と同じく若干遅れてやってきたくすんだ金髪の青年 ピノッキオを迎える。 その顔は決して喜びだけで輝いては居らず、不安を筆頭にした不の感情がチラホラと顔を覗かせる。 そんな彼女の様子を気にした風もなく、前回と同じサングラスを外しながらピノッキオは席に着く。 だが一つだけ違うところがある。それは…… 「その服……」 「ん? あぁ、この前に買ってもらった服だよ」 ヨレヨレのモノではなく、真新しいノリが効いてパリッとしたジャケット。 適度に着崩しているがソレを下品と感じさせない着こなし。どれ今までのピノッキオではありえないことだ。 「着てくれてるのね?」 「服だからね。着なきゃ意味が無い」 「……」 そういう事ではない! アナタが着てくれたからこそ嬉しいと思うのだ!!……なんて考えが通じる相手ではない。 ふとギンガは思い出してしまう。電話越しにした質問。それに重ねて自分の選んだ服を着ている事で生まれる複雑な感情。 「お仕事……してきたの? その服で?」 「いや、仕事をする時はバリアジャケット。処理が楽なんだ、血とか」 適度に落とされた照明の店内には落ち着いたBGMが流れ、会話が他に届くことはない。 しかし簡単に出てくる「血」と言う単語がピノッキオの感性や仕事柄に再認識させていた。 「……そう」 意識すると目の前の人物 好意さえ抱いていたはずの青年ですら、酷く恐ろしいものだとギンガは感じてしまう。 呆然と見ていることしか出来なかった鮮やかな手捌き。料理をするかのような手軽さ、職人のような正確性で命を奪う。 ここは既にピノッキオの間合いだ。背筋を駆け抜ける寒気。ギンガは待機状態のブリッツキャリバーを握り締めた。 しかし緊張の相手が口にするのは意外な言葉。何時ものやる気の無い表情にわずかに見える安堵の色。 「良かった」 「え?」 運ばれてきた前菜を落ち着いた動作で口に運びながら、ピノッキオが呟いたのはそんな言葉。 「本当に元気みたいで……反応も早いしね」 「っ!?」 ギンガはドキンと心臓が高鳴り、加減を失った手からブリッツキャリバーが滑り落ちそうになる。 慌ててキャッチすれば体が動き、椅子とテーブルの上に食器がカシャリと音を立てた。 周りから集まる視線にカッと赤くなる顔。その様子にもフォークの動きを止めない相席者。 「不意討ちの時に闘志や殺気を表に出しちゃダメだ」 「精進します……」 ちょっとムスッとした顔のまま、ギンガは料理に手をつけた。そこからは何時も通りの二人。 決して弾むような会話では無いが確かに紡がれる優しい空気。ギンガの言葉にピノッキオも端的ながら答えていく。 そんな時間だからこそ本当の問題が忘れられてしまうそうで……だけどしっかりと諍いの種は残っていた。 「貴方にとって人殺しってどういうこと?」 運ばれてきたメインディッシュ 若鶏のソテーを前にして、今までの会話と変わらない口調でギンガは聞いた。 『人殺しはダメ!』と言う解り易い意見をギンガは持っているが、それを直ぐ口にするような事はしない。 それを言ってしまえば意見が一切噛み合う事無く、喧嘩別れになるビジョンが簡単に予測できたからだ。 「普通な事かな……」 『例えば』と前置きをして、ピノッキオはナイフとフォークを手に取る。 まずはフォークがソテーに突き刺さり、ソレを支点にして固定する事で安定。 続けてナイフを当てて前後の動かす事で鶏肉を食べるのに適した大きさにする。 この一連のアクションは錬度により美しさなどの差があるとはいえ、誰もが自然に行える行動だろう。 「若鶏のソテーを出されたら、フォークで押さえてナイフで小さく切る位に」 斬るならば最良の場所は首の動脈。突くのならば体の中心よりも若干左の心臓。 そうすれば人の命を簡単に奪う事が出来ると言う事を、本当に当たり前のように考えているし、簡単に実行する事ができた。 「ギンガさんはどう?」 「え?」 「人殺しをするってどう言う事?」 ギンガは驚く。それは実に珍しい事。このディナーの中だけでも、ピノッキオが鸚鵡返しとは言え質問を返してきた事は無かったから。 相手から聞かれたのならば、感じるままに思いをぶつけても大丈夫だろう。 そんな計算に裏打ちされて、彼女は思い切って真意を告げた。 「いけない事だと思うわ。人の命を奪うっていう事は……罪よ」 そんな回答にも、自分の答えを否定される形になったピノッキオは動じない。 それどころか満足そうに頷き、彼にしては珍しく饒舌に続けて二つの目の質問。 「言うまでもないと思うけど、僕とギンガさんの間には大きな意識の違いがある。 でも……ギンガさんが僕と同じような場所に居たら、きっと違いは生まれない」 「どうして?」 「人格や意識はどうやって作られると思う?……環境だよ。 僕の生きて来た場所はそれこそ……『鶏肉のソテーをナイフで切るように人が死ぬ』ような場所だった」 ピノッキオは自身の生まれを知らない。ただ色々あってギャングだかマフィアの商品になっていたような気がする。 そんな暗い穴倉から連れ出してくれた人物もやはりソチラらの人であり、役に立つ方法を考えれば……人殺しは最良の手段だった。 「本当に簡単に死ぬんだ……僕の師匠も抗争先で銃弾を受けて、あっけなく死んだ。 おじさんだって、何時死んでしまうか解らない。ライバルのファミリーや警察、下手を打てば仲間にだって殺される。 少しでもおじさんに降りかかる危険を払う。それが僕の恩返しだった」 会ってから初めて、これほど饒舌に語るピノッキオを目撃したギンガは、その驚きとは違う驚愕が体を駆け巡っていた。 命を奪う事自体を忌避してきたが、その理由が恩人に対する恩返し。確かに自分から話すような事ではないにせよ…… 「じゃあ私も! そんな場所に居たら……人を殺すようになる?」 「僕が言ったのはそんな場所での常識だけ。殺すかどうかは自分が決める」 確かにピノッキオが言ったのは『環境によっては人殺しが大した意味を成さなくなる』と言う事だけ。 それだけではピノッキオが人を殺す直接的な理由にはならない。しかし彼は既に口にしているのだ。 『恩返しの為に……』と。 「僕は人殺しが好きなわけじゃない」 ピノッキオが殺すのは何時だって他人の為。命の恩人であるクリスティアーノ為であり、今は次元遭難者である彼を拾ったゲンヤの為。 「それが大事な人の為に有効な方法だから殺すんだ」 その言葉でギンガはふと思い出す。自分がピノッキオの真実を知り、恐怖して軽蔑とも取れる感情を抱いた事件。 そうだ……あの時だって。 「私のために……殺したの?」 テロ事件が起きた時、ピノッキオは何もアクションを見せなかった。鎮圧するような動きすらしなかった。 つまりその時点では彼がテロリストを殺す理由は存在しない。殺した理由はギンガを危険にあっており、殺される事も考えられたからだ。 命が軽い物と知っているから、下手に危険に飛び出すようなマネはしない。 しかし大事な人の命の軽さも知っているから、そのためなら命を危険に晒すし、人も殺せた。 「どうかな? 僕は人を殺す悪い奴だからね、全部信じない方がいいかもしれない」 グラスに注がれていたワインを飲み干して、ピノッキオは立ち上がる。 未だに状況を整理できていないギンガは下を向いたまま。その場を離れる間際に彼女の耳元で小さく、しかしはっきりと呟いた。 「でも……父親くらいは信じてあげたら? そうとう参ってるよ、ゲンヤさん」 去り際に残すのはそんな言葉。解っていたんだ!とギンガは内心で叫ぶ。 ゲンヤが暗殺なんて依頼する理由くらい! 解っていたんだ! あの人は何時だって……私やスバルの為に…… 「感謝するべきだ。人の命が重い物だって……認識させてくれた環境と、それを作ったあの人に。 それじゃ……」 それだけ言って去っていこうとする背中。それを見送りそうになって……ギンガは急に腹を立てている自分に気がつく。 口にするのは他人の事ばかりで自分を全然省みない大バカ野郎。 何時だって興味の無いように目をしているくせに、お父さんの心配までして…… 「待って!」 他人の好奇の目など関係ない。ギンガは立ち上がり、去ろうとしていたピノッキオの肩を掴んだ。 意外そうに振り向いた顔に張り手を一つ。それでも揺るがない顔に更に腹が立ち……強く抱きしめて…… 「貴方は……もう少し自分を大事にするべきだわ。お父さんの心配をするより……」 「僕は孝行息子だから」 「バカ」 ギンガはピノッキオを抱き締めて……キスをしていた。そこから先の事を彼女はあまり良く覚えていない。 翌朝 着替えもせずに寝ていたベッドの上で、彼女が最初に思い出したのは……ファーストキスはタバコとワインの味だったこと 目次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4720.html
登録日:2012/04/30(月) 04 51 58 更新日:2022/06/18 Sat 11 59 01NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 webラジオ キルミーベイベー バイオレンス ラジオ番組 田村睦心 赤崎千夏 ィヤッフェ――イッ!! 「キルミーベイベー殺し屋ラジオ」とは、響-HiBiKi Radio Station-にて配信されていたTVアニメキルミーベイベーの最新情報と学園生活と殺し屋の2つの姿をお聴かせするちょっぴりバイオレンスなラジオである。 【パーソナリティ】 赤崎千夏 やすなが二次元から飛び出してきたかのようなうざさをもっているが意外としっかりしてる。 じゃんけんが異様に弱く選曲じゃんけんではずっと負け越して自身のキャラソンをろくに流せていない。 田村睦心 よく赤崎さんに振り回されてる。 ツッコミに見えてなかなかのボケ体質でやや残念なところがある。 ちょっと不器用なところもありやすなの挑戦状(後述)では負けてはよく拗ねる。 それらも全部含めてむっちゃんもじょかねぇ。 同年代の若手2人がリアルやすなとソーニャのように夫婦漫才を繰り広げる様は一見の価値あり。 【コーナー】 ふつおた いわゆる普通のお便りを紹介するコーナー。 2人に質問だったりアニメの感想だったり自由にお送りするコーナーである。 おバカと殺し屋 『○○が起こってしまったらどうする?』と言うリスナーからのお題にそれぞれが「おバカだったら」「殺し屋だったら」どうするかを考えて発表するコーナーである。 お題はさまざまで、 「おみくじで大凶をひいた時」 「席替えで苦手な人の隣になってしまった時」 「テスト中に寝てしまい気付けば終了5分前」 等のお題が送られてくるのだが、おバカの方は考えやすいのだが殺し屋の方はかなりの無茶振りでありむっちゃんは毎度四苦八苦している。 序盤はすべり芸のごときすべりっぷりでいわゆるやけどばっかりであった。 …が気がつけば爆破とか皆殺しとかバキューン音のオンパレードとなってしまった。 やすなの挑戦状 作品内ではソーニャに様々な勝負をしかけてもなかなか勝つことの出来ないやすなの代わりに、ソーニャ役田村睦心にやすな役赤崎千夏が勝負を挑むコーナーである。 勝負の内容はリスナーから送られてきたお便りから対決内容が決められていて、 既存のゲームからリスナーが考えたオリジナルのゲームで 最終的に勝ち星が多い方には豪華景品(デパートのちょっと高い桃缶)が贈られる。 おバカでも殺し屋でもない世界 常識あるキャラの出てこないキルミーベイベーにおいて、常識というものを見失わないように様々な常識を調査するコーナー。 お題に沿ったリスナーのまわりの常識を聴いたり鹿児島を再発見したりするコーナーである。 CDスペシャル版では『東京でも鹿児島でもない世界』といったコーナーになっている。 【CDスペシャル】 殺し屋ラジオの配信分とは別の撮り下ろしのラジオである。 合計3枚発売されて(その3は5月25日発売)、それぞれの初回版には過去の配信分が収録されているのだが、 CDスペシャルその1♯1〜4回分 CDスペシャルその2♯5〜8回分 CDスペシャルその3♯9〜21回分 …ペース配分ミスってるとか言わないように。 と、そんなラジオだがアニメの放送の終了に伴い4月27日の配信をもって最終回となってしまった。 2013年10月15日には「キルミーベイベー殺し屋ラジオ復活スペシャル」も配信された。 さらにBlu-rayBOXにも撮りおろしのCDが付属する。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/2446.html
ボス:サザエモン 神級の腕を持つ最強の殺し屋たちだけで結成された軍団。 「殺し屋の神の大戦争」で崩壊。 サザエモン エンジェレット ランティス ソアラ アビエル
https://w.atwiki.jp/magamorg/pages/10794.html
味方殺しの剣豪デュロスト 闇 R 6 29000 デーモン・コマンド ■このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃できる。 ■このクリーチャーがバトルに勝った時、各プレイヤーのバトルゾーンにある他のクリーチャーのパワーは、倒したクリーチャーのパワーの分だけ下げる。 ■このクリーチャーは自分のクリーチャーのみ攻撃することができる。 (F)その刃は味方の血しか吸わない。 作者:ドシロウト 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kagamin_bocchi/pages/139.html
出会い系サイトで知り合った男、りゅうじ。 遊園地での初デートを思い出しながら机に座りながらにやにやするかがみん。 かがみ「今日のりゅうじくんとのデート楽しかったな~。大学ではぼっちだけど、彼氏がいるから耐えられる!」 つかさ「コンコン。お姉ちゃん。今、大丈夫?入ってもいい?」 かがみの部屋につかさが入ってきた。すると、つかさはかがみに急に抱きつき泣き出した。 つかさ「お、お姉ちゃん・・・」 かがみ「なになに・・・どうしたのよ?」 つかさ「あのね、こなちゃんがね、私のこと・・・。助けてくれたんだよ」 かがみ「落ち着いて、つかさ。ゆっくりでいいし、順を追って話してくれない?」 つかさ「私、今日 電車の踏み切りを乗り越えて・・・・、死のうって考えようとしてたの。だ・・・だって、か、彼氏にひどいことさ、されて・・・」 つかさは調理師専門学校に入って、先輩の彼氏が出来たが、彼氏から絶え間ない暴力を受け、別れた後もずっとそのことで苦しんでいた。つかさはそのことを誰にも言えずにいた。 偶然あの時、こなたが声をかけてくれていなかったら、そのまま自殺を決行していたのかもしれない。 こなたのおかげでつかさは死なずに済んだのだ。 つかさ「電車がやって来る前に、その踏み切りの前でこなちゃんと会ったの。こなちゃんと話せて、今度遊びに行こうってさそってくれて・・・そしたらこなちゃん達との楽しかった事とか思い出して、生きようって思えたんだ」 かがみ「そうなんだ・・・・。ごめんね、つかさ。あたし今まで試験勉強ばかりに夢中で何も知らなくて・・・・」 つかさ「ううん。もっと早くお姉ちゃんにも相談していればよかった」 かがみ「つかさ・・・、本当に・・・辛かったでしょ?本当にごめんなさい」 つかさ「NTR・・・」 かがみ「?」 つかさ「りゅうじくんひどいんだよ。私のことずっと大好きだって約束してくれたのに」 かがみ「へ・・・・・・?りゅうじって・・・まさか」 つかさ「りゅうじくんが私に急に冷たくなったのって、新しい女のせいだと思うの」 かがみ「ちょっと待って、りゅうじって・・・」 つかさ「だから・・・絶対りゅうじくんのこと許せなかったの。そして、おんなじくらいお姉ちゃんのことも」 つかさの様子がおかしい・・・。 かがみは気がついた。つかさの腕に注射器を射したような点が無数にあることを。まさか麻薬・・・? つかさ「お前が!お前がりゅうじくんを変えたんだ」 いつの間にか、つかさの顔は豹変し、すでに先ほどまでそうだった いつもの愛らしい妹のものではなかった。 つかさは包丁を取り出し、かがみに向けた。包丁を握り締め、突進してきたつかさを咄嗟に避けることができたが、バランスを失い、 かがみはドレッサーの鏡に激突・・・。鏡が割れ、破片が散り、額が切れた。かがみはすぐさま体制を建て直し、額から溢れ出る血をそのままにして、つかさに言い放った。 かがみ「つかさ!あんたにドラッグを教えたのは誰?りゅうじがそうさせたの?」 つかさ「あは。お姉ちゃんは知らないんだ。りゅうじくんのくれたスペシャルなやつ・・・、とってもいいんだよ。お姉ちゃんは教えてもらってないんだ。あはは・・・」 かがみ「つかさ!一緒にすぐ病院に行きましょ。私はりゅうじと別れるわ。だからあんたもヤツと縁を切るのよ。」 つかさ「あは・・・あはははは。確かに。ってか、ダメなんだよね。お姉ちゃんじゃ。」 かがみ「え?」 つかさ「お姉ちゃん、今日りゅうじくんに会っても"つかさ"だって認知もされなかったみたいだね。これじゃやっぱりこれから"つかさ"は私だけなのがいいよ。 ニセモノなんて、ホンモノになれないんだからニセモノなんじゃない?」 かがみ「意味わかんない・・・・・何言ってんのよ?」 つかさ「りゅうじくんには"つかさ"は一人いれば十分だよ。うん、だからこれでもう苦しまなくて済むよ・・・お姉ちゃん。そして、これが唯一の救いになる・・・」 かがみ「待っ・・・」 ドスッ・・・。かがみはショックでその場で倒れこんだ。かがみの腹部に包丁が刺さった。刺したのはもちろんつかさ。 つかさ「私はつかさ。お姉ちゃんが"つかさ"になろうとして、りゅうじくんと付き合おうなんて絶対許さないんだからね。ふふふ・・・あはははは・・・」 つかさ・・・こなた・・・みゆき・・・・日下部・・・峰岸・・・。なぜだろう、こんな時になって大好きなみんなの顔が浮かんできた。 視界が暗転する。だんだん痛みすら何もわからなくなってくる。朦朧とした意識の中、何かが聞こえたような気がした。 「地獄でもぼっちで苦しみなさい」 そういうと、つかさは、もう動かない姉に向かってつばを吐き、血に汚れた手をハンカチで拭き始めた。 わずかに開いたドア越しに一部始終を眺めていた私は、指先ひとつ動かすことができなかった。 「つ、つかさ・・、かがみ・・・」 恋人からの暴力に悩み、自殺までしようとしたつかさ。 心配で心配でたまらなくなって、様子を見にきたんだ。 何をやってもダメな子だけど、調理がうまくてやさしくて。 なんだかほっとけない、私の大事な親友、つかさ。 落ち込んでるだろうな、でも、しっかり者のお姉ちゃんもいることだし、きっとすぐ元気になるよね。今日はちょうどバイトも休みだし、つかさとかがみと三人でまた楽しく遊ぼう。 みゆきさんがいないのは残念だけど、きっと私たちは永遠の親友。みんなが顔を合わせればきっと高校時代みたいに楽しい時間を過ごせるはずだ。 そう思って、かがみとつかさに電話をかけたんだけど、二人ともつながらない。それで、ついアポなしで押しかけてみたんだ。 その大好きだった親友達が、今目の前で殺し合いをしている。 いや、妹が姉を殺している。 思わず私は目を閉じた。 コレは夢だ、夢だ・・・ ズギュッ 「え、・・」 「あ・・・ああ・・・」 目を開けると、不気味な笑顔をうかべたつかさ。 気づかれてたんだ。 私のわき腹に、魚をおろすときに使うような包丁が根元まで刺さっている。 「つ・・か・・さ・・・なんで・・・」 「あはは、お姉ちゃんもしぶといねえ」 「は・・はあ?」 「おねえちゃん、ずっと私はおねえちゃんのオマケでしかなかった。できる姉を持つ妹の気持ちが分かる?! 勉強も、運動も、友達も、全部おねえちゃんに持ってかれた!でも、でも、私の大事なひとまで奪うなんて・・・ 絶対に、ぜったい・ぜ・・・うぎゃわあああああああああああああああああああ」 つかさは錯乱している。私を、かがみと間違えるほどに。 彼女は叫びながら、仰向けに倒れた私の腹を包丁で切り裂いている。 不思議と痛みはない。 つかさ、そういや料理、うまかったっけなあ。 魚の捌き方のコツ、教わったっけ・・ つかさ。 救ってあげれられなくて、ホントにごめん。 私、天然でちょっとおばかなつかさが大好きだったよ。 かがみとみゆきと、つかさ。 みんながいたこの世界が大好きだった。 願わくば、次の世界は幸せな結末を・・・ 一人ぼっちのさびしがりやも、人の心の汚さを覚えた天然娘もいない、輝く未来を・・・ らき☆すた~姉殺し編~ 終わり