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このページでは【ファイアーエムブレム 外伝】のキャラクター、 アトラス を解説する。 【ドラガリアロスト】などに登場する【神】を元にしたキャラクターは【アトラス】を参照。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 コメント プロフィール アトラス 他言語 Atlas (英語) 種族 【人間】 性別 男 職業 村人 出身 山の村 所属 セリカ軍 声優 櫻井トオル 初登場 【ファイアーエムブレム 外伝】 ギース?に弟たちを捕らわれた山の村の男性。 作品別 【ファイアーエムブレム 外伝】 山の村で会話すると加入。セリカ軍では唯一の初期村人。 力の成長率が高い(と言うか他が低すぎる)アタッカー気質の村人。速さを補うために傭兵か、高い火力を活かせるアーチャーにするかは人によるか。 セリカ軍は傭兵がたくさん加入するのでアーチャーでも十分に活躍は見込めるが、技が低いのが欠点。 【ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王】 ギースのアジトとは別方向に行くと離脱する。 拠点会話によると普段は木こりをやってるらしい。 ロビン同様、レベルアップしてあまり能力が上がらないとクシャミをする。 【ファイアーエムブレム ヒーローズ】 通常版 称号 武器 移動 声優 イラスト 森の剛腕 斧 歩行系 櫻井トオル 山田孝太郎 HP 攻撃 速さ 守備 魔防 46 43 37 34 27 武器 補助 奥義 堅固の斧+ なし 太陽 A B C 生命の大地3 なし 攻撃守備の威嚇2 実装日 ★ 入手 分類 2022/07/19 3~4 英雄召喚 英雄 2022/07/19開催の新英雄召喚イベント「特別召喚 新英雄 開花英雄 ユーミル」で実装。ピックアップはされず、低レアのみでの実装となった。 『Echoes』での木こり設定のためか本作では斧を使う。これは『Echoes』の恒常キャラに斧使いがいない事(『Echoes』では味方は斧を使えないため)も影響していると思われる。 村人補正がかかっているようで、総合値が高く設定されている。 元ネタ推測 日産の車種「アトラス10系」 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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藤原妹紅 【出展】東方Project 【種族】蓬莱人 【性別】女 【カオスロワでの活躍】 主に7期。 ぶれることのない対主催だったが、彼女と関わった参加者は そのほとんどが死に絶える現象が発生し、本人すら歩く死亡フラグを自覚していた。 【カオスロワ外伝での主な行動】 +ネタバレ注意 藤原妹紅のカオスロワ外伝における動向、設定。 初登場話 020:ASH TO ASH 死亡話 :[[]] 登場話数 4話 スタンス 対主催 現在状況 一日目・午後の時点で生存 設定 【性格】正義感はあるが、自分の体には無頓着 【一人称】私 【二人称】あなた 【解説】 元人間の不死の蓬莱人。 宿敵である輝夜と殺し合う仲だが、互いに不死のため戦いは延々と続いている。 フェニックスやヴォルケイノなど、火に関連した術を操ることができるが、これは元からではなく 不死能力を得たあとに独学で習得したものである。 当ロワにも輝夜との殺し合い途中に参加させられたため不完全燃焼中。 対主催思考を固めた直後、玉子の奇襲により片腕を折られてしまう。 その後折れた腕の治療のために病院へと向かうが、道中脱衣拳VSブロントさんの戦いを目撃。 若干警戒しつつも2人に話しかけたが…… まともな会話が成立する前に、全裸にひん剥かれた挙句に化石呼ばわりされた。 そりゃキレる。 全裸参加者・その3 少女でも容赦なく全裸にされてしまうのがカオスロワ 全裸のまま、炎を纏って脱衣拳(と止めに入ったブロントさん)を叩きのめした。 その後、ブロントさんから渡されたスク水で全裸からはなんとか復帰。 脱衣拳とも少しは和解できそう……なところへ混沌の騎士襲来。 脱衣拳とディムロスの言葉をうけ、ブロントさんと共に混沌の騎士から逃走。 描写話 判明した設定 備考 020 ASH TO ASH リザレクション制限 腕の骨折が瞬間治癒されない程度 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 脱衣拳 敵対→味方 南斗脱衣拳の餌食に 052:三人寄ればモンクの血が騒ぐ ブロント 味方 ブロントさん 052:三人寄ればモンクの血が騒ぐ 混沌の騎士 敵対 060:手遅れの後悔 東京タワー 殺されたところを見た 060:手遅れの後悔 ヴェイグ・リュングベル 仲間 069:結束 UNITY 最終状態 【港区・路地裏/一日目・午後】 【藤原妹紅@東方Project】 [状態] ダメージ(中)、疲労(極大)左腕骨折(応急処置済み) 混沌の騎士へ怒り [装備] ソーディアン・ディムロス、スク水 [道具] 基本支給品 [思考・状況]基本 主催者を懲らしめ、幻想郷に帰る 0:脱衣拳…… 1:ブロント、ヴェイグと行動する。少し休みたい 2:ミクトランと混沌の騎士は倒す ※再生能力は制限により弱体化しています。 ※飛行及び空中での能力連続使用に制限。 【ソーディアン・ディムロスの思考】 1:ブロントに声をかけるべきか……? 2:ミクトランがこの会場に……?
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■ 神を超越した存在 絶対神 神の中の神である絶対神への挑戦! ゲームを開始すると、プレイヤーはそれぞれの選んだ神族の村から冒険が始まります。 舞台は神々の戦争によって絶対神たる創造の神々を失ったオデリア大陸。 この世界で、神族の一人となったプレイヤーは様々な冒険を通して神族を統べる神となり、 さらには神を超越する絶対神を目指していきます。 数々の試練を乗り越え、世界を統べる絶対神へと生まれ変わりましょう! ■ 祈りポイントと聖物 祈りと奉納を通じて新たな力を獲得しよう! ゲームの中で、プレイヤーは祈りと奉納という行動により‘祈りポイント’を獲得することができ、 この祈りポイントの消費により‘聖物’と呼ばれる古代の遺物を使用することができます。 聖物は様々なアイテムを強化するための素材として利用することができ、 アイテムを強化することによってプレイヤーは大きな力を獲得し、ゲームを円滑に進めていけるようになります。 大きな力を持つ聖物とそれを使用可能にするための祈りポイントを求めるうちに、 プレイヤーは自分のキャラクターが徐々に絶対神へと近づいていることを感じるでしょう。 ■ 紛争地域と連合間戦闘 連合間の戦闘に参加してみよう! バンコ、カオス、ユミル、アトムの四種類の神族はそれぞれバンコ、カオスの大聖連合とユミル、アトムの神聖連合とに分かれており、 フィールド内の紛争地域において連合間の戦闘を行うことができます。 紛争地域には特別なクエストを受けられるNPCや高等級アイテムを購入できる商店が存在します。 こういったNPCや商店の利用特権を得るためには相手の連合を倒し、自分の所属する連合が紛争地域を占領する必要があります。 このような連合間の紛争を通じて、自分が所属した連合の勢力拡大を目指しましょう。 ■ 様々な変化をする新たなる神話 自分だけの神話を作ろう! 天上碑外伝のストーリーは実在する神話の内容と架空の内容が混在したものであり、 ストーリーの至るところで発生する分岐点で何を選択するかによって様々に展開していきます。 プレイヤーは分岐点での選択によってそれぞれに固有のストーリーを進めていき、自分だけの神話を書き記すことができます。
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バベル外伝? 9話 ~~ランサーの家 前アーチャー「よう、ランサー。泊めてくれ」 ランサー「アーチャー、うちはホテルじゃないんだが……」 前アーチャー「お客様に茶をお出ししてくれ」 ランサー「自分で、もてなしを要求しないで欲しいんだが。まあ、茶ぐらいは出してやるが」 前アーチャー「うめー、茶菓子うめー」(ばくばく) ランサー「全く、お前は自由に生きてるな」 前アーチャー「茶菓子のお代わりを寄越せぃ」 ランサー「少しは皮肉という言葉を覚えたらどうだよ?」(ビキビキ) ランサー「ところで、アーチャーは何でここに?」 前アーチャー「ふっ、スーパーハンサムマスコットは国際的にも敵が多いのさ。 凄腕ヒットマンに命を狙われたので、とりあえず避難してきた」 ランサー「ミユからアーチャーが迷惑男撲滅組合に殺されそうだから、匿ってくれって言ってたぞ」 前アーチャー「おいー! 早速バラさないでくれよ、俺の嘘!」 ランサー「組合が動くのはともかく、何でまた命まで狙われることに……」 前アーチャー「つまみ食いが気にいらないらしいよ」 ランサー「もしもし、警察ですか? ロリコンがここに……」 前アーチャー「勝手に決め付けて、警察に電話すんじゃねー!」 ~~アヴェンジャーの家 アヴェンジャー「ただいまー……って、アーチャーはイリヤさんの家だったね」 アヴェンジャー「……アーチャーがいないと静かだな……」 アヴェンジャー「ふう、夕食の準備しないと……さて、どっこらしょ」 アヴェンジャー「……し、しまったわー!」 ~~夕方の公園 前アーチャー「で、思わず『どっこらしょ』なんて言ったことにショックを受けてると」 アヴェンジャー「うん」 前アーチャー「さーて、帰ってイリヤのかーちゃんの尻にセクハラという名のスキンシップしてくるかー」 アヴェンジャー「ちょっと、待ってアーチャー」 前アーチャー「なんだよ! そんなくだらねえことで、この世界一プリチーな妖精を呼び出すんじゃねー! 俺はミユのために、今日はリアルおままごとの準備しなくちゃいけねーんだ」 アヴェンジャー「だ、だって、『どっこいしょ』だよ。ただでさえ老けてるってクラスで言われてるのに、 このままだとアヴェンジャーさん(26歳)とか言って笑われるよ!」 前アーチャー「おめえみたいなエグイ刺青まみれの女子高生なんて、この惑星上の何処に存在するってんだよ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「ま、待て待て。話し合えば人類みなわかりあえるんだ。だから、振り上げた茨杖を下ろしてくれ」 アヴェンジャー「……誰のせいで学校に通ってると思ってるのよ」 前アーチャー「それで、俺に何をしろっていうんだよ」 アヴェンジャー「こうやって老けちゃったのは、一人で過ごす時間が長いからだと思うんだ。 だから同年代とかの友達と交流できれば、高校生っぽくなるかなーって」 前アーチャー「アヴェンジャーよー……白鳥はアヒルに混ざっても、所詮みにくいアヒルって思われるだけだぜ」 アヴェンジャー「エイメン……」 前アーチャー「うん、友達との交流なら俺様に任せてよ。 だからデンプシーロールを打つ前の高速のウィービングをやめてよ」 ~~イリヤの部屋 前アーチャー「というわけで、アヴェンジャーさん(高校2年生)が泊まりに来たよ」 イリヤ「そ、そうなんだ」(汗) アヴェンジャー「すみません、イリヤさん」 イリヤ「いや、アヴェンジャーさんなら大歓迎だよ」 ライダー「……アヴェンジャー、ぶぶ漬けを持ってきたわ」 アヴェンジャー「何でライダーさん、そんなに嫌そうなの?」 イリヤ「でも、意外だなー。アヴェンジャーさんみたいな優しそうな人なら、友達多いと思ってたんだけど」 アヴェンジャー「それが、そういうのってどうも苦手なんだ」 前アーチャー「大体、俺に頼んでイリヤの家に泊めて貰うっていうところからダメなんだよ。自分で言えよ、自分で」 ライダー「全くだわ」 前アーチャー「……ライダー、おめーがそれを言える立場なのかよ」 アヴェンジャー「ライダーさんも、あまり友達多そうに見えないけど」 ライダー「私はメル友が最近増えたわ。携帯見る?」 アヴェンジャー「見せてね……モンティナ・マックス、吉良吉影、戸愚呂兄、飛田展男、 エリザベート・バートリー、チンギス・ハン……確かにいっぱい登録されてる」 イリヤ「最近たまにメールでやり取りしてるよね。何処で知り合ったの?」 ライダー「アーチャーがSNSを紹介してくれたの」 前アーチャー「おうよ。ソーシャルネットワーク、スプラッタ・フェチズム同好会っていうとこだ」 アヴェンジャー「……な、何だか、関わり合いになっちゃいけなさそうなところだね」 イリヤ「でも、私だってそんなに友達は居ないよ」 アヴェンジャー「えっ!?」 イリヤ「親友のミユちゃんに、ナナキちゃん。スズカちゃん。タツコちゃん。 それに最近知り合ったリンさん、アヤコさんやサクラちゃんぐらいかな」 ライダー「………」 前アーチャー「うぎゃー! ライダー、いきなり俺をサンドバッグ代わりにするのはやめろー! イリヤ、ライダーが親友以上だって言ってくれー」 イリヤ「えっと、えっと、ライダーさんは親友以上に大事な人だよ」 ライダー「イリヤ……」(ぽっ) 前アーチャー「ち、ちきしょう、今更かまととぶりやがって……俺に何の恨みがあるんだよ。俺のハンサムくんが台無しだ」 アヴェンジャー「そういえば、今気づいたけど、ライダーさんは何でイリヤさんの家に泊まっているの?」 前アーチャー「アヴェンジャーよー。世の中には自分の家に上がりこまれて、そこで発生する監禁事件もあるんだぜ……」 ~~翌朝 ~~放課後 ミユ「へえ、アヴェンジャーさんが昨日は泊まったんだ」 イリヤ「うん。賑やかで楽しかったよ」 クロ「よくアーチャーとライダーが居る家に行く気になるよな」 ミユ「……そんなに酷いの?」 クロ「あの人たち、世界平和のために風呂を覗かせてよって、いつもセクハラするのよ」 ミユ「……二人とも最初はみんなに避けられてたから、ちょっぴり寂しかったのかも」 イリヤ「そうだ、それなら、今晩はみんなでお泊まりしようよ アヴェンジャーさんもみんなとお友達になりたいって言ってたし アーチャーやライダーさんのこと本当は凄く優しい人だって知ってもらういい機会だと思うし」 クロ「ふ~、またセラが怒るわよきっと」 ミユ「本当に? 嬉しいわ」 イリヤ「アーチャー、ちょっと来て」 前アーチャー「おう、どうした? 男が急に欲しくなったか?」 ライダー「アーチャーが私達の愛の巣に、頻繁に来るのは好ましくない」 前アーチャー「おめえ、勝手に人の家に上がりこんで、愛の巣に作り変えるなよ……。 それに、昨日はアヴェンジャーが隣で寝てるから興奮してたじゃねーか」 ライダー「否定はできないわ」 前アーチャー「本人に知られないようにこそこそ盗撮のも、淑女としての醍醐味とか言ってたし 昨日だって、イリヤの体を洗って、散々見せ付けてたくせに」 ライダー「そうね……アヴェンジャーの前で私とイリヤと士郎が、いかに強く結ばれているかを見せ付けるのはどう?」 前アーチャー「アヴェンジャーの前でする気かよ! おめー、アヴェンジャーや親御さんがショックを受けて倒れてもしらねーぞ……」 ライダー「それなら却下だわ」 前アーチャー「おまけにああ見えて、アヴェンジャーは豆腐メンタルなんだよ。 ショックで何するかわからねーから、穏便にやってくれ」 アヴェンジャー「友達の家に二晩もお泊りできるなんて嬉しい。もう何も怖くない感じ」 ウキウキ イリヤ「やだなー、大げさですよ」 前アーチャー「ぼっちのアヴェンジャーにとっては、あんなんで大喜びなんだ。少しは我慢してくれ」 ライダー「……分かったわ」 ~~衛宮家、リビング ライダー「………」 セラ「ねえ、アーチャー」 前アーチャー「おう、なんだい若奥さん」 セラ「ライダーさんがさっきからじっと私を見てるんですけど……」 前アーチャー「あれは放課後に家に帰ってきて、おやつ代わりにイリヤたちをまとめて食べたいんだけど、 邪魔者が居るから出来ないって顔だな」 ライダー「………」(ムフームフー) イリヤ「ライダーさん、急に息が荒くなったよ。体調悪いんじゃ……」 前アーチャー「現実に出来ないから、脳内でフェステバってるな。 今頃、イリヤたちは口に出来ないようなあんなことや、こんなことをされてるぜ」 アヴェンジャー「………」(にこにこ) クロ「アヴェンジャーさんも静かなんだけど……」 前アーチャー「あれは友達の家にお呼ばれして嬉しいんだけど、ぼっち生活が長かったから、 何を喋っていいかわからねーんだ。クロ、悪いけど話題を振ってあげてくれ」 クロ「えっと、アヴェンジャーさん……さっき途中で何処か寄ってましたけど、何をしてたんです?」 アヴェンジャー「そうそう、ケーキ買ってきたんだよ。皆で食べようか」 イリヤ「わあ、ありがとうございます。紅茶入れてきますね」 前アーチャー「ショートケーキは俺のもんだ!」 セラ「アーチャー、ケーキに指を突っ込まないでください!」 イリヤ「わあ、美味しい。アヴェンジャーさん、いいお店知ってるんだ」 アヴェンジャー「うん、結構いけるでしょう、これ」 ライダー「……もぐもぐ」(ムフームフー) 前アーチャー「ライダー、食ってるときくらい妄想は止めろよ……」 イリヤ「うん、美味しいなー」 ミユ「イリヤ、唇にクリームがついてるわ」 イリヤ「えっ、どこどこ?」 ミユ「イリヤ……」(ふきふき) イリヤ「わっ、ミユ……ありがとう」 アヴェンジャー「はぁ、二人とも仲いいんだね」 前アーチャー「どうした、さっきからよ。やけにアンニュイじゃねーか」 アヴェンジャー「イリヤさんとミユさん、クロさん三人と仲良くなりたいのに、距離があるように感じちゃって……」 前アーチャー「そりゃ、おめー……公認カップルと、先輩と後輩じゃ、距離が違うだろーよ」 アヴェンジャー「でも、僕はみんなと同じくらいの時期に知り合ったのに、差があるんだよ」 前アーチャー「ライダーはまあ……おまえと目的意識が違うからだよ。 親しい先輩後輩っていう仲になりたいっておまえは思ってるが、 ライダーはイリヤたちをモノにしたいっていう感じだからな」 アヴェンジャー「…………」 前アーチャー「他人は他人、自分は自分ってことだ。おまえも自信持てよ。イリヤはおまえが遊びに来て、随分と嬉しそうだぜ」 アヴェンジャー「本当かい? それなら良かったよ」 ???『ん、ん、んー!』 アヴェンジャー「何かお風呂場からくぐもった悲鳴が聞こえるような気がするんだけど」 前アーチャー「き、き、気のせいだろう。最近は人の声で風呂が沸いたって教える湯沸かし器があるだろ、多分あれだ」 ~~翌日、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「ただいまー」 前アーチャー「おうよ、帰ってきたな」 アヴェンジャー「あれ、アーチャー? 遊びに来てくれたの?」 前アーチャー「オレオレ詐欺にあってないか、おめーが心配で夜も眠れなくてよー」 アヴェンジャー「そうなんだ……ふふ、ありがとうね」 前アーチャー「それより腹が減ったから飯作れ。ハンバーグがくいてー」 アヴェンジャー「ハンバーグは無理だけど、何か用意するね。少し待ってて」(ニコニコ) 前アーチャー「……あんなに騙されやすいなんて、少し過保護に面倒みちまったかなー」 1/The Tower, La Maison de Dieu backnight Ⅰ Taraxacum officinale ~~始まりのゲームセンター前 ――――――――あれ?なんで? 全身を侵される。海の中に落ちたようだ。 皮膚という皮膚、肉という肉、細胞のいたるところまで透過していく粘性の水。 脳天から踵まで、巨大な沼に溶けていくみたい。 「ヒ―――、あ―――!」 快感に近い拷問。うめき声すら散断される。 私はキューブ状に分解した眼球で、細切れになっていく灰色の陽射しと海と、 三日月みたいな笑い顔と、寂しそうにままごとをする少女の幻影を見る。 「あ―――、……れ?」 そう、幻影だ。 私は溶解されても分解されてもいない。 いらっしゃい、と能面の男に挨拶されて眼が醒める。 声の主はすぐに見つかった。この時間、この場所に存在する人間は彼だけだ。 「……どうも、はじめまして。貴方が私を此処へ呼び出したのかな?」 「はい。この世全ての悪(アンリマユ)と言います。こんにちは、アンチキリスト」 性別、男。年齢不詳。 これといって特徴のない、平凡な紳士。とりあえず彼に質問をしてみる。 アヴェンジャー「何で僕を連れ込んだの?」 この世全ての悪(アンリマユ)「呪力の波は日輪の輝きとともに引き去った。 血液の流れのように、無限に分岐し、循環し、収束する、無数にしてひとつの運命、 永劫の刻のすべてを、永劫を超えた次なる永劫を、無限の永劫の連鎖。 泡沫の夢とはいえ、ここは君が夢見た夢の国(ネバーランド)だ。 ここには悪夢はない。たまには息抜きもどうだね?ほら、食うかい?」 無邪気に笑う黒い悪魔。 そんな顔はやっぱりどうしようもなく無個性だ。 アヴェンジャー「貴方の暗躍を前にして、休暇などとは……まあ、頂くわ」 この世全ての悪(アンリマユ)「間もなく私も君もこの箱庭に身体が馴染むだろう」 言葉とともにあやふやでモノトーンな世界がたしかに輪郭と色彩を持つ。 記憶にはないが、世界が自分を認識し実体を持った感覚だ。 これより僕は、この世界の住人となり この界域の規範と制約に縛られることになる。 この世全ての悪(アンリマユ)「やはり品質は粗悪なのは否めないな。 おそらく観測できる範囲と認識が狭まれ、 きみたちには色々と不便をかけてしまうのは真に心が痛い。 む?ところで、アーチャーはどうしたんだ?」 アヴェンジャー「……?……ああ、彼のことか。あそこで麻雀ゲームをやってるよ」 向かいの遊技場で、カタカタと画面に食いついている男の後姿が見える。 おそらく、アーチャーというのは彼のことだろう。 前アーチャー「くくく、脱衣麻雀か……泣きのアシュと言われた俺様が 二次元ギャルを脱がしまくってヒーヒー言わせてやるぜ!」 チャリーン コンピューター「天和(テンホー)」 前アーチャー「ぬぐああああああ、どういうことだこりゃあああああ! このクソゲー、ジュースが飲める金返せー!」 この世全ての悪(アンリマユ)「何やってるんだ、あいつは……」 アヴェンジャー「………」 この世全ての悪(アンリマユ)「どうしたんだ? ポッキー、嫌いだったかい?」 アヴェンジャー「これ、彼に使えるかしら?」 この世全ての悪(アンリマユ)「使う……それは食物であって、使うもんじゃない。食べ物を粗末にするなよ」 アヴェンジャー「問題無いわ。場所は違っても口には入るわ」 ~~ゲームセンター 前アーチャー「あん?用件は何よ?」 アヴェンジャー「珍しい光景が見えたものでね。忌み疎まれてきた復讐のクル家の王子が、 俗世に溶けてお遊戯に勤しんでる、随分と滑稽なものさ……。 研ぎ澄まされた殺意と危うさは、見る影もない。 彼の家畜にされて牙を抜かれてしまったのかい?」 前アーチャー「……はっ!なんだ~?てめえこそ?そのつまらねー挑発は」 (あ―――、……れ?変な感覚だ。 そうか、これが認識の欠如か。思念や景色の欠落で、衝動のままでしか行動が出来ない) …………魚にいきなり陸で暮らせというもんだ。 別の生き物の身体で呼吸している感覚がとにかく違和感に満たされている でも、不快じゃない………… そう、落ち着いて、落ち着いて ただ流れるままに、 求めるままに 湧き上がる衝動 心の望むままに動けばいい。 アヴェンジャー「…………戸惑ってるんだ。たしかに僕は帰りたかった。 でも眼が覚めたらアレによっ、ていきなり興味本位で、叶えられていて、逆に困ってる。 それで、そのきみは………どう思ってるの……かなって……」 前アーチャー「どういう意味だ?」 アヴェンジャー「きみは僕と違って、本物の。復讐者(アヴェンジャー)だ。 そんなきみがほら、そういうの上手くやってるそうじゃないか。 どうやったら、そういうのが……あの、上手く出来るのかなって思って……」 前アーチャー「何だー!? 格闘ゲームの乳揺れを観察するの邪魔すんな!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「わかった話を聞くから、その鈍器を仕舞え。簡単なことだ。嬢ちゃん。 難しく考えなくていーんだよ、此処じゃあな」 アヴェンジャー「………?」 前アーチャー「アレがおまえに値札をつける。あんたのつけた値を見て、カスどもはあんたを値踏みする。 ここは、そんなしょっぱい現世じゃねえ。ただの甘ったるい童貞野郎とちんまい処女の妄想だ。 ただお互いの価値を認め合えばこそ、取り引きは成立する温すぎる箱庭。 まったくの公平かつ対等な関係。人の寄りつかない森。虚ろな揺り籠。あまりにも理想的な閉じた世界。 ヒャヒャヒャ、まったくなんて意味がない!」 アヴェンジャー「………」 前アーチャー「あんたはちーっとの間だけお役御免だ。 残念だったな、ここじゃああんたを恨んでくれる人間はいねえよ 憎悪と求心のないこの閉じた箱庭のお陰様で、 今じゃあ小心者のきょどった只の美少女(ベイビーガール)だ」 アヴェンジャー「……訊くけど。なんで僕なの?僕みたいなあやふやで面倒なヤツに声をかける時点で怪しいとか思わない?」 前アーチャー「今のあんたには関係ない話だが、そいつは只の偶然だ たまたま演劇の主催者(ゲスト)が、前座の追加出演(オーダー)へ無理やり引っ張り込んだだけだ」 アヴェンジャー(……ああ、そういうコトか。 それならまあ、僕に声をかけるのも筋が通る。 世の中、誰が好きこのんで「裏切りの偽世主」の世話を見たがるもんか) アヴェンジャー「……他の出演者は、暴れたりしないかな……」 前アーチャー「むかつくが構造上、指一本動かせねー。 嬢ちゃんの安全は保証するぜ。まあ、この街の様子を見れば納得できると思うが」 またも好奇心に負ける。僕は細かく話を聞き出す。 要するに、とりあえずこの箱庭を見学してみよう、という気になったのだ。 現状には困ってなかったが、仮初めとはいえ自由にありつけて、 心の底に深く沈められた「夢」が手に入るなんて話、この先まずあり得ない。 箱庭に割り振られた条件は一つだけ。 ある子供が住んでいるこの冬木市の郊内に満ちた寂しさを満たしてあげること。 あとその子は……どうやらとんでもない金持ちの子女らしい。 それじゃあ明日にでも向かう、と約束して席を立つ。 前アーチャー「ご静聴どうもご苦労さん。では一つ、前任者としてアドバイスを」 ニコリと笑う。 前アーチャー「……あのガキは自分に優しい人間が大好きだから、どんな無礼な発言も、どんな虐待にも文句は言わない。 けれど注意しろよ。仮に、あの子とどんなに親しくなっても口にしてはいけない言葉がある」 背筋がひりつく。温厚で平凡だった男は歪に唇をつり上げて、 前アーチャー「いいか。決して、外に出よう、と言わないことだ。 その類の言葉を口にした瞬間、おまえは取り返しのつかない、 完全な敵として認識されてしまうからな」 ケタケタと、血走った眼で彼は哂っていた。 アヴェンジャー「問題ないよ。それより、契約の代償は何か他にある?」 前アーチャー「そうさなー、おめえが変態……もとい淑女的な振る舞いをしてくれれば、それで十分だぜ」 アヴェンジャー「淑女的な振る舞い?」 前アーチャー「アヴェンジャー、おめえはこの世界でも飛びっきりの大和撫子だ。 俺の股間のレーダーが、わおーんわおーんって言って、それを教えている」 アヴェンジャー「よくわからないわ」 前アーチャー「それじゃ、また何か聞きたいことがあったら、このスーパーハンサムボーイに言いな。 AVを見ているとき以外なら、いつでも駆けつけてやるぜ」 僕はいま楽園にいる――と思っていた。 ここが楽園であるのも時間の問題だと思うから、楽園が楽園であるうちに訪ねてこないか、 という提案というよりは、一人言のような内容だった。 ~~明け方、アヴェンジャーの部屋 アヴェンジャー「……夢?」 前アーチャー「凄えうなされてたぜ?」 アヴェンジャー「懐かしい夢を見たよ……」 前アーチャー「大丈夫だ、今のところまだ安定している…… まあ、このエロス仙人にかかれば、アレを騙すなどは容易いことよ」 あんなにも前向きな心持ちはやはり彼が英雄たる所以なのだろう。 あの時は自分の異常を此処では弱点と思っていたから聞き流していたけど、今はなるほどって頷ける。 人間、持つべきものは目標である。 アヴェンジャー「僕、理想の椅子を見つけちゃったよ。気を付けてたけど、ダメだった」 このままでいいと思ったけど、自分も鍛えるコトにしよう。今までデフォルトの才能に頼りすぎていた。 どうせ変えるならきめ細かく。中身だけじゃ全然足りない。私は新しいネジを手に入れる。 存在まで完全に模倣できる、何者でもなく何者でもある、機械仕掛けになってやる。 ふんだ。今に見てろよ、あのクソガキめ。
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6゚∀゚)劉備の外伝 神弓バカ一代 破滅的な劉備
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260 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 23 56 30 ID KCz179QI0 ―あらすじ― 一戦目は閻行の活躍で落城勝利。馬超(蜀R)との決着も付け、満足したかに見えたが、まだ満足していないようだ。 続いて二戦目。相手はどんなデッキだろうか。また、どんな苛烈な戦いがあるのだろうか― ( ━〇∀〇)軍 策士 徳7 勝率64.9% 「4連勝中」 『R華雄 R張遼 SR呂姫 UC閻行 C臧覇』 2ちゃんねら軍 覇王 徳14 勝率62.7% 「7連勝中」 『SR馬超 LE趙雲 R姜維 Rホウ統』 (;━〇∀〇)「おや……また馬超ですか。騎馬単の敵、連環や白銀や挑発や神速が入ってますね」 щ(゚▽゚щ)「代山といえども、これは厳しいな……上手く分散出来ればいいんだが」 配置は左端に臧覇、右端に呂姫、中央の一番前に張遼、その後ろに閻行と華雄。 相手の枚数が少ない上、こちらは騎馬単。この配置は正解と言えるだろう。 ( ━〇∀〇)「この相手なら、やはりこの兵法ですね」 ―兵法選択完了― ――小童よ、決着を付けようではないか―― ――我が闘志の煌きを見よ―― 重く、堅い扉が開く。その先には夕焼けに照らされた平地であった。 ―開戦― 開戦の音が鳴り響く。夕焼けに見守られながら、始まる戦いを知らせるかように。 262 名前:ゲームセンター名無し[sage] 投稿日:2007/01/02(火) 23 59 18 ID KCz179QI0 ( ━〇∀〇)「まずは姜維を倒さないといけませんね」 щ(゚▽゚щ)「相手にとって姜維は生命線だからな。その生命線を絶てば相手は姜維がいない事で慌てふめたくだろうよ」 ( ━〇∀〇)「ええ、その通りですね。その時に相手は白銀や神速などを使わないといけないと思う事でしょう」 щ(゚▽゚щ)「その隙を狙う……という事か。相変わらず嫌らしいな」 相手は城門前に姜維、その前に趙雲と馬超。ホウ統は伏兵なので分からない。 代山は全軍を進撃させ、相手を分散させようとする。 案の定臧覇に姜維、呂姫に趙雲が攻城妨害に向かっていった。姜維の前で止まり、そのまま城壁に向かう。 馬超は城内突撃する為に、突撃オーラをまとっている。 ジャーンジャーン まんまとかかったな あの矢さえ喰らわなければ 張遼がホウ統を踏み、兵力が5割まで減るがそのまま乱戦し、閻行と華雄の突撃で撃破。 そのまま城門に華雄を張り付かせ、後ろで突撃マウントを取るが…… 中々やるじゃねぇか 臧覇が姜維の槍撃により撤退。さらに、馬超の城内突撃と城内乱戦で突撃出来ずに終わる。 (;━〇∀〇)「流石は覇王……ですね。城内乱戦がほぼ完璧で突撃出来ません」 閻行を姜維と乱戦して、挑発をしても意味が無いように槍オーラを消す。 そして、張遼で突撃しようとするが城内に戻ってしまい、突撃出来ず。 簡単には屈しないわ 呂姫が趙雲の連突により撤退。そのまま華雄に突撃に向かう。 代山は仕方なく全軍を城内に引かせるが、それを見た相手はホウ統以外の武将で攻めてくる。 趙雲が城門に張り付いて来て、後ろで馬超がマウントを取る。姜維は募兵で回復している。 щ(゚▽゚щ)「これはかなりやばいんじゃないか? 城内突撃しようにも挑発がいるし、乱戦すると馬超の突撃が待っている」 (;━〇∀〇)「これは厳しいですね。一発貰う覚悟でいかないと……」 263 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―3[sage 名前付け忘れてましたorz] 投稿日:2007/01/03(水) 00 04 54 ID KCz179QI0 華雄を趙雲と乱戦し、左に閻行・右に張遼を出撃させて城内突撃しようとする。 馬超が華雄に突撃し、右側に張り付いて張遼の突撃を受ける。 ―はい、そこまで― 『挑発』―INTERRUPT― 「挑発」 攻め上げ、追い詰めるのだ 挑発で閻行と華雄が引っ張られて、趙雲の城門攻城を許してしまう。 華雄が迎撃されずに姜維と乱戦し、後ろから閻行が突撃して兵力を2割まで減らす。 ( ━〇∀〇)「おや、これは嬉しいですね。このまま攻城に行けるかもしれませんが……」 撤退する! そのまま乱戦で姜維を撃破する。それを見た代山は、閻行を擦り計略ボタンを押す。 『神速』―HIGH SPEED― 「蚩尤の如く」 閻行の計略、蚩尤の如くを使用して馬超に連突し始める。 見えぬ、闘志の海が 馬超は既に攻城ラインから離れ、追いかけてくる張遼をかわしていたが、移動速度が上がった閻行に捕まれ、閻行の連突と張遼の突撃で撃破する。 ちっ 城門に張り付いていた趙雲も連突によって撃破する。 266 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―4[sage むむむ] 投稿日:2007/01/03(水) 00 09 33 ID g3N5eXqY0 ( ━〇∀〇)「挑発された際に、迎撃されなかったのが大きかったですね」 щ(゚▽゚щ)「逆に突撃もかましたからな。ここで恐らく再起を使ってくるだろう」 出番はまだか 臧覇が復活したので、左端に出撃させて攻城に向かう。 そして閻行を城門に、華雄と張遼は城壁に張り付く。 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 再起の法Master 士気 増援 その時、相手が兵法再起を使用して妨害するが…… 剣を捨てろ、死にたいか 攻めて攻めて攻めまくれぃ 閻行と張遼の攻城が入り、城ケージが逆転する。 さらに、姜維が閻行・趙雲が華雄・ホウ統が臧覇と乱戦して妨害してきた瞬間に、代山は青いボタン……そう、兵法ボタンを躊躇わずに押した。 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 連環の法Master 速軍 再建 連環の法を使用し、敵の移動速度を遅くさせている隙に、張遼が城壁から離れ 『強化』―POWER UP― 「人馬一体」 人馬一体を使用して、姜維に連突する。 267 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―5[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 00 12 57 ID g3N5eXqY0 『神速』―HIGH SPEED― 「神速戦法」 相手も趙雲の神速戦法を使用するが、連環の法の効果で通常の騎馬と同じ速度になっただけだ。 撤退する! 張遼の連突で姜維を撃破する。その頃に趙雲が乱戦から抜け出し、華雄に連突し始めた。 それを見た代山は、すぐに張遼で趙雲目掛けて連突する。 剣を捨てろ、死にたいか オノレ虫ケラドモガ ちっ 閻行の城門攻城が入ったと同時に、華雄が撤退するが趙雲も撃破する。 続いてホウ統に突撃する。城から煙が上がり続けているが、連環の法の効果で城から出てくる気配は無い。 あの矢さえ喰らわなければ 剣を捨てろ、死にたいか 再び閻行の城門攻城が入り、ホウ統を撃破する。 щ(゚▽゚щ)「これは落城確定だな。馬超しかいないし、士気も4で白銀は使えない……」 ( ━〇∀〇)「これで落城するかもしれませんが、相手は覇王です。勝てそうと気を抜くと、逆転されるかもしれません」 ( ━〇∀〇)「それに、気を抜いちゃ相手にも失礼ですし……ね!」 現在44c ( ━〇∀〇)軍:士気4(城ケージ100%) 2ちゃんねら軍:士気4,5(城ケージ26%) 269 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―6[sage 似たような展開ですまそですorz] 投稿日:2007/01/03(水) 00 17 35 ID g3N5eXqY0 代山はそう言うと閻行を城門から話、代わりに張遼を城門に張り付かせる。 その時に馬超が出撃してきて、張遼と乱戦する。さらに、連環の法の効果も切れ、速度が通常に戻る。 しかし、それを気にする事も無く……躊躇わずに計略ボタンを押す。 『神速』―HIGH SPEED― 「蚩尤の如く」 蚩尤の如くを使用して、馬超に突撃する。武力が13と表示されている閻行が、二度目の突撃をした瞬間に ― 一騎討ち発生 ― 閻行 対 馬超 ――最後にとどめをさしてやろう―― ――返り討ちにしてくれる―― ( ━〇∀〇)「おや、先程の戦いと同じく閻行と馬超の一騎討ちとは珍しい。これはまるで……」 щ(゚▽゚щ)「このカードが意思を持っている……という事なのか? まさか!」 ( ━〇∀〇)「いえ、そのまさかがあるかも知れません。たまたまこうなったと言う時も稀ですが有り得ますが……」 ――ただ、言える事は今馬超を倒さなければならないという事ですね―― ―激 無双 激 無双 無双― × ○ △ ○ ○ ―甘い!考えうるとこ全てが甘い!― 見えぬ、闘志の海が 271 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―7[sage 270馬超カワイソス] 投稿日:2007/01/03(水) 00 23 30 ID g3N5eXqY0 一騎討ちで馬超を撃破し、敵に戦える武将がいなくなった。それは敗北を示す…… やっちまえ 城門をこじ開けろぉ 『攻略』 ―― どんな守りも、我らを防げはせぬ! ―― それぞれ攻城し、最後は張遼で落城勝利。 璧に赤い玉、陽玉が二つはめられ、徳が7から8に増える。 ( ━〇∀〇)「ふう……これは美味しいですね」 щ(゚▽゚щ)「御疲れさん。と言っても、まだ後一戦あるんだよな」 (´・ω・`)「やあ、良い戦いを見せてもらったよ」 (;━〇∀〇)「て、店長さん!? いつから見てたんですか?」 (´・ω・`)「一戦目からだね。出る暇が無かったから、じっと待ってたよ……」 (;━〇∀〇)「そ、それはご苦労様ですね。やはり蚩尤は強いですね……神速ではなく超絶強化にすればいいのに」 щ(゚▽゚щ)「太史慈の乱れ撃ちは士気4で、武力が4だけ増えるのに超絶強化のモーションだからな。蚩尤が超絶強化でもおかしくない」 (´・ω・`)「あれは少々疑問が残るけど、乱戦から守る柵があれば、乱れ撃ちだけで英傑号令を全滅させる威力があるからSEGAさんもそう思ったんじゃないのかな」 ――ふははは、やはり小童はいつまでも小童よ―― 先輩の山田や店長と話しつつ、代山は筐体に百円を入れる。 次の相手は誰なのだろうか。それは、誰にも分からない。しかし、苛烈な戦いである事は確実だ―― 273 名前:因縁の対決―UC閻行編第二戦―後書き[sage] 投稿日:2007/01/03(水) 00 33 01 ID g3N5eXqY0 これで投下を終了します。 支援を有難う御座いました。 ―――チラシの裏――― 261 全突の予定ですが、もう一つ面白そうなのがありまして……それのどちらが良いのか悩んでいます(´・ω・`) 完成はまだまだ先になりそうですが、了承下さい(´・ω・`)r2 ―――チラシ終了――― それでは皆様、良いお年を……
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【TOP】【←prev】【GAME BOY】【next→】 B・B-daman BAKUGAIDEN ビクトリーへのみち タイトル B・B-daman BAKUGAIDEN ビクトリーへのみち ボンバーマンビーダマン爆外伝 機種 ゲームボーイカラー対応 型番 DMG-AOKJ ジャンル RPG 発売元 メディアファクトリー 発売日 1999-1-29 価格 3980円(税別) ビーダマン 関連 Console Game SFC BOMBERMAN B-DAMAN 爆球連発 !! スーパービーダマン N64 スーパービーダマン バトルフェニックス 64 Handheld Game GB スーパービーダマン ファイティングフェニックス B・B-daman' BAKUGAIDEN ビクトリーへのみち Bビーダマン爆外伝V ファイナル・メガチューン 爆球連発 !! スーパービーダマン激誕 ! ライジングヴァルキリー !! GBA B-伝説 ! バトルビーダマン 燃えろ ! ビー魂 !! B-伝説 ! バトルビーダマン ファイヤースピリッツ ! 駿河屋で購入 ゲームボーイ
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494 名前:最強の超絶強化―第二戦―1[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 09 33 ID OGSiRAsH0 ※うん、上記の通りに(戦いの内容は)実話で、前verの話なんだ。すまない。 ―対戦相手を探しています― ( ゚゚∀゚゚)(覇王に勝ったとはいえ、伏兵を踏まずに攻城出来た事や一騎討ちで主力を倒せた事などの運要素が強かった……ただそれだけの事で、実力で倒したという訳ではない) ――対戦相手が見つかりました―― ( ゚゚∀゚゚)(……次は楽しませてもらいたいものだな) ( ゚゚∀゚゚)軍 覇者 徳7 勝率62.7% セガワールドワロス 『SR呂布 UC公孫サン UC盧植 C阿会喃 C周倉』 しゅち軍 覇者 徳9 勝率47.5% 『SRホウ徳 R曹仁 LE司馬懿 SR曹操』 ( ゚゚∀゚゚)(ほう、珍しいタイプの魏四だな。槍多めが相手なら求心、少なめなら攻守でいざという時の刹那という事か) ( ゚゚∀゚゚)(恐らく、攻守中心に攻めてくるだろう。兵法は神速と考えた方がいいな) 配置は第一戦目と同じく城門前に柵を置き、その上に盧植。その左右に阿会喃と公孫サン。 下に周倉、右に呂布。復活持ちと高知力で伏兵を踏む配置だ。 ―兵法選択完了― 重く、堅い扉が開く。そこには、南蛮の中で中央に炎がある草原だった。 ――開戦―― 歴史では曹操が呂布に勝利し、打ち首となったがこの三国志大戦ではその歴史通りに行く訳ではない。 歴史通りに曹操が勝利するのか。それとも、逆に呂布が曹操を打ち破るのか。 その決着は、先に分かる事―― 495 名前:最強の超絶強化―第二戦―2[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 12 09 ID OGSiRAsH0 相手の配置は、城門前に並んで端攻めにも対応出来る配置だった。 開戦したのと同時に、相手と砕馬の騎馬が動き始め、突撃オーラをまとう。 阿会喃と盧植で伏兵を踏もうとすれば、相手の騎馬が威嚇する事を繰り返しをしてる。 現在84c ( ゚゚∀゚゚)軍:士気6.5 しゅち軍:士気7 しばらくの間は、お互いに威嚇し合っていたが ジャーンジャーン かかったな、殲滅せよ 覚えてやがれ 周倉が相手の司馬懿を踏み、撤退。 これで、相手の騎馬を威嚇出来る槍がいなくなった。 ― 最後の決着を付けるとするか ― 『英傑号令』―HEROIC COMMAND― 「攻守自在」 その時、相手が攻守自在を発動して味方を強化する。 ( ゚゚∀゚゚)(さあ、お前の出番だ。存分に蹴散らして来い) 497 名前:最強の超絶強化―第二戦―3[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 12 51 ID OGSiRAsH0 ― 愚か者共が ― 『超絶強化』―SUPER POWER UP― 「天下無双」 それを見た砕馬は、呂布の天下無双を発動して相手に突っ込んでいく。 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 神速の大攻勢Master 相手が兵法、神速の大攻勢を発動して連突の体制をとる。 司馬懿は城壁に張り付いて、他は邪魔な柵を壊している。 ここは退けぃ 血路を開け 司馬懿を撃破するがホウ徳と曹操の突撃により、盧植が撤退する。 なぜ、この俺が 燃え尽きたわ オノレェ 俺の負けだと 呂布と阿会喃と公孫サンの突撃により、ホウ徳と曹操を撃破するが相手の突撃により公孫サンと阿会喃が撤退して相打ちの形に。 その時、天下無双の効果が切れる。 ( ゚゚∀゚゚)(ここは攻城するしかないだろう) そのまま呂布を城壁に張り付かせ、攻城を始める。 499 名前:最強の超絶強化―第二戦―4[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 18 27 ID OGSiRAsH0 赤兎、飛べぃ 曹仁が連突してくるが、呂布は止まらずに攻城を成功する。 そのまま城に戻り、回復を図る。 現在40c ( ゚゚∀゚゚)軍:士気11.5 しゅち軍:士気12(城ケージ90%) 相手の城から四つの土煙が上がる。 砕馬も城から全軍出撃して、迎え撃つ。 ( ゚゚∀゚゚)(そろそろ決着を付けるか……) 覚えてやがれ そして、わざと周倉を前に出し撤退させる。 続いて呂布を司馬懿に突撃して、さらに公孫サンと盧植を突撃させる。阿会喃は空いている左端に攻城に向かわせる。 ギギギギ ― 最後の決着を付けるとするか ― 『英傑号令』―HEROIC COMMAND― 「攻守自在」 500 名前:最強の超絶強化―第二戦―5[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 21 54 ID OGSiRAsH0 ― 一分の隙もない用兵を見よ ― 『英傑号令』―HEROIC COMMAND― 「覇者の求心」 呂布が撤退した瞬間に、攻守自在と覇者の求心を発動してくる。そして司馬懿が阿会喃の攻城妨害に向かう。 これで、武力差が大幅に開いたが、砕馬は慌てる気配も無い。 なぜ、この俺が 血路を開け オノレェ 公孫サンと盧植が相手に突撃して兵力を減らすも、突撃と武力差により撤退。 さらに、阿会喃も連突により撤退する。相手が城に張り付いて、攻城を始める。 完膚無きまでに叩き潰せ 攻めて攻めて攻めまくれぃ 攻め落とせ 砕馬の城ケージが6割までに減り、相手の計略効果が切れたのを見ると、砕馬は青いボタンを押す。 兵法マスタァァァァー! プラス外伝! 再起の法Master 速軍 士気 再起の法で全軍が復活して、出撃させる。 出撃した瞬間に相手は逃げようとする時に、砕馬は赤いボタンを押した。 502 名前:最強の超絶強化―第二戦―6[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 30 53 ID OGSiRAsH0 ― 守りを固めよ ― 『知力上昇』―INTELLIGENCE UP― 「師の教え」 盧植の師の教えが全軍に掛かり、知力が上昇する。そして、再び赤いボタンを押す。 ― 鉄壁の守備、破れるか ― 『全体強化』―ALL POWER UP― 「白馬陣」 公孫サンの白馬陣が発動し、移動速度が上昇する。 化け物か 連突により、曹仁を撃破する。 続いて呂布が曹操に突撃した瞬間に ― 一騎討ち発生 ― 呂布 対 曹操 ――曹操よ、あの時は良くもやってくれたな。しかし、今は我の勝利だ―― ――ぬ……敗北は認めるが、最期に返り討ちにしてくれよう―― ( ゚゚∀゚゚)ノシΩ(これは勝ったな) 503 名前:最強の超絶強化―第二戦―7[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 32 04 ID OGSiRAsH0 ―無双 無双 無双 無双 無双― ○ ○ ○ ○ △ ―― 灰となれぃ! ―― 俺の負けだと ( ゚゚∀゚゚)(うほっ、いいALL無双……) 一騎討ちが発生し、見事ALL無双で曹操を撃破する。 相手は逃げようとするが、そこに追い討ちをかけるかように赤いボタンを押す。 ― 愚か者共が ― 『超絶強化』―SUPER POWER UP― 「天下無双」 天下無双が発動し、師の教えと白馬陣と天下無双のコンボが決まる。 燃え尽きたわ ここは退けぃ そのまま突撃して、司馬懿とホウ徳を撃破する。 そして、全軍を城に張り付かせる。 504 名前:最強の超絶強化―第二戦―最終話[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 19 35 47 ID OGSiRAsH0 攻めよ セメヨッ もらった 攻めて攻めて攻めまくれぃ 粉砕せよ 『攻略』 ―― フハハハッ、我に敵なし! ―― 最後は24cを残しての呂布での落城勝利だった。 ( ゚゚∀゚゚)(ふうむ……まだまだ満足出来ないな……次はもっと楽しませてくれると良いのだが) そして、璧に陽玉が一つはめられて、後陽1つで徳8になる所になった。 筐体に百円玉を入れ、最後の三戦目を迎えようとする。 最後の相手は何なのか。それは誰にも分からない――
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ウィザードリィ外伝III ~闇の聖典~ 【うぃざーどりぃがいでんすりー やみのせいてん】 ジャンル ロールプレイングゲーム 対応機種 ゲームボーイ メディア 4MbitROMカートリッジ 発売・開発元 アスキー 発売日 1993年9月25日1999年2月19日(復刻版) 定価 5,150円(税別)5,000円(復刻版・税別) 判定 良作 Wizardryシリーズ 概要 ストーリー 特徴・評価点 問題点 システム面 キャラクター・呪文等 ダンジョン・モンスター 対戦モード 賛否両論点 総評 余談、その後に与えた影響 概要 アスキー製作のウィザードリィ外伝シリーズの第3弾。 BCF(#6)以降の新規追加要素を、#5以前のシステムに上手く落としこんでいる。 ストーリー とある王国の城下に、アガン・ウコーツという青年がいた。才気にあふれた彼は将来を嘱望されていたが、ある日恋人のダリアが何者かによって殺害されてしまう。蘇生の魔法でも彼女を復活させることができないと知ったアガンは絶望したが、高位魔族の力を借りれば彼女を復活させられるかもしれないことを知り、苦渋の選択の末禁断の技「魔族召喚」に手を染めた。召喚の儀式は成功し、次元を超えて次々と魔族が押し寄せてきたが、彼の望む高位魔族は現れなかった。王国は現れた魔族により地獄絵図と化し、アガンは負の力によって何処かへと飛ばされた。それから十数年の時が経った。異国に飛ばされたアガンは、そこで王となって君臨していた。才覚によって国を統一したアガンは近隣諸国に手を伸ばし始めたが、そんな中彼は「莫大な財宝の眠る呪われた城」の噂を耳にする。アガンは兵をまとめて呪われた城を目指したが、そこはかつてアガンによる魔族召喚によって滅んだ王国の城であった。魔物の跳梁跋扈する様を見たアガンは、この地から魔族を一掃し、自らが犯した罪を償うことを決意する。アガンはこの地に拠点となる城砦都市を建設し、その都市にかつての恋人の名「ダリア」と名付けた。城砦都市ダリアを拠点に魔族との戦いを続けていたアガンであったが、ある日旅の商人から贈られた黄金の仮面を身につけたところ態度が豹変。一言も発せず部屋に閉じこもるばかりとなってしまった。以降、「仮面の呪いを解き、アガン王を正気に戻した者には褒章が与えられる」というお触れが発せられ、町には褒章目当ての冒険者が流れ込むようになった…。 特徴・評価点 ROM容量の増加に伴う、大幅なボリュームアップ。 従来シリーズでは1つの迷宮を探索するのみであったが、今作は洞窟に限らず森、墓地、教会、山脈など、フィールドをすべて擬似3D形式で表現するという、BCF(#6)以降に準拠したマップ構成となった。 それまでのウィザードリィ外伝をベースに、BCF以降追加された種族や職業、呪文を取り入れた。ただし容量不足だったのか、種族ではフェルパーが、職業ではサイオニックとモンクが漏れている。これらは後作の『外伝IV』までおあずけとなった。 アルケミスト呪文(『外伝IV』のサイオニック呪文も)はオリジナルでは英語であったが、外伝シリーズでは#5までの法則を使って命名され直されている。これらはエンパイアやエクスシリーズでも採用されている。(*1) 性別の概念が追加。男性は力、女性は生命力にボーナスがあるほか、女性専用の職業もある。 明らかに女性有利だったBCFとは違って男性にも専用装備が増える等、性別格差は多少改善された。 死体回収屋の登場。一人につき10000G必要だが、全滅したパーティーを探し出し、寺院まで送ってくれる。 城のすぐ近くにあるので、第二パーティー等に所持金を預けておくことで楽に回収可能となり、全滅の危険が減っている。 転職による加齢が1~3歳程度に抑えられ、何度か転職を繰り返してもあまり問題にならなくなった。 複数系統の呪文を覚えたキャラクターを作りやすくなった。冒険中盤以降は全員が高位の呪文を使えないと話にならないレベルである。 城の施設で情報を聞けるようになった。 施設の使い方がわからない初心者にも配慮している。 序盤は施設の人からの依頼を受ける形で冒険を進めていくことになる。依頼を達成すると新たな場所へ行けたり、報酬をもらえることもある。 各ダンジョンは城から離れた位置にあるが、城から出てアイコンを選ぶことで、ダンジョン入口から直接スタートできる。 城への帰り道もいたるところに用意されており、転移呪文を覚える前でも帰還は容易。 屋外マップは視界が良いので明かりの呪文を使う必要がない。 デュマピック効果のある「ほうせきのゆびわ」とロクトフェイト効果のある「ルビーのスリッパ」の値段が大幅に安くなり、序盤から使っていけるようになった。 特にルビーのスリッパは地雷モンスター(後述)から安全に逃亡する手段として非常に有用。ただし店の在庫数に限りがあり、帰還のたびにバンバン使ったりするとすぐ在庫切れになる。 序盤は『外伝II』のように致死ダメージやクリティカルしてくる敵もおらず、冒険を始めてすぐ死者が出るという事故はほぼ起こらない。中盤以降は敵も強力になってくるが対処自体は容易であるためほどよい歯応えになっている。 終盤は呪文対策をしても打撃によるクリティカルで死ぬ、そもそも呪文が通らない敵が多いなど泣きたくなるほど凶悪になり、まともに戦おうとするのであればアイテムの収集が必須となる。これまでのWizの体裁は十分保っていると言える。 終盤のダンジョンから手に入るようになるアイテム群は当然強力なものが揃っており、それまでデフレ気味だった味方の戦力がグンと強化されることで他のシナリオでは味わいがたいカタルシスを得られるようになっている。 クリア後に侵入可能な隠しダンジョン「ドラゴンの洞窟」が登場。ここでは、敵の能力が凄まじいインフレを起こす。 「ラスボスを上回る強さの敵」が「複数匹のグループを組んで」地下1階から出現する。全3階層だが、階層を降りる度に前の階の敵が赤子に見えるほどの敵が出現するインフレ具合。マップ構成もかなり極悪。 とんでもないことに召喚呪文でドラゴンの洞窟の敵を召喚できることがあるため、クリア前でもインフレの片鱗を体感することが可能。(後述) 裏ボス「ダイアモンドキング」が登場。由来は本家ウィザードリィ#2(FC版は#3)のサブタイトル「ダイヤモンドの騎士」より。 ダイアモンドキングは、最高のダメージ呪文の威力が最大150のウィズ世界においておよそ5000~6000のHPを持つ(まずありえない確率だが理論的な最大値としては1万を越える)、当時としては圧倒的なHPを持つ敵であった。 ただし攻撃力が同階層の他のモンスターに比べて低く(とは言えクリアレベル程度ならオーバーキル)、首刎ねやドレインといった致命的な攻撃も持っていないこともあって、ドラゴンの洞窟最下層で互角以上に渡り合えるレベルならば負けることはまずない。敵を瀕死にする呪文「ラバディ」も通用するなど対処がしやすいぶん、後のシリーズ(特に『ディンギル』)のインフレぶりよりはマシである。 本作以降、「ダイアモンド○○」はアスキー製の外伝シリーズの裏ボスとして君臨し続けた。 「ダイアモンドキング(外伝III)」→「ダイアモンドナイト(外伝IV)」→「ダイアモンドドレイク(ディンギル)」と進化を遂げていくこととなる。 また、アスキー製に限らず国産ウィズ、およびそれに準ずる作品において「クリア後の隠しダンジョン=インフレ」が定番となる。『外伝I』『外伝II』でもこの傾向は見受けられたが、『外伝III』以降その傾向が加速するようになった。 ダイアモンドキング以外にも、「忌まわしきアミュレット」「ブラックボックス」「ダンス会場(*2)」など、本家のオマージュ要素が大量にある。本家を知っていればネタとして楽しめる。 前作までの流用の多かった施設のBGMが全て一新されており、評価するユーザーが多い。 作曲者はWiz外伝シリーズお馴染みの藤原いくろう氏。ダンジョンBGMとは対照的な激しさのある戦闘時のBGMと落ち着いたキャンプ時のBGMも高評価。 ただし、寺院での蘇生時のBGMも一新されているのにメッセージの表示タイミングが前作のまま無調整で噛み合っていないという問題点も。 おまけ要素として、他プレイヤーとの対戦が行える「闘技場」が追加された。 制限時間内に迷宮をクリアする「迷宮」および他のプレイヤーの冒険者と戦える「対決」モードが楽しめる。 冒険者同士の対戦要素は今作が初。だが単純にプレイ時間が強さに直結するシステムであることもあってか、以降のシリーズでは搭載されていない。 なお「迷宮」モードでは蘇生呪文が絶対に成功しこのモードで手に入る専用のアイテムの使用時の呪文効果が蘇生呪文のため、許容できるのであればパーティが壊滅した際の緊急手段として使える。 「アガン・ウコーツ」という人物を中心にしたシナリオも印象的。ただし初見者が高確率でバッドエンド(=裏ダンジョンへの移動が困難になる)になる最終部分は不評。 拠点の町を出てすぐのところに冒険者の集まる場所があり、ここで聞けるヒントに従って進めればバッドエンドを回避できる。だがあくまでヒントなので、謎を解けなかったり、ヒントの内容が変わっていることに気付けなかった場合はバッドエンドに行ってしまいやすい。 バッドエンドを迎えたキャラには称号が付く。この称号がないキャラだけでパーティーを組めばラスボスに再挑戦が可能で、グッドエンドを迎えることもできる。バッドエンド称号はグッドエンド称号で上書きできる。 なお一度でもバッドエンドを迎えると以降はグッドエンドを迎えてもバッドエンドのフラグが消えずエンディングの最後の一枚絵がバッドエンドのアガンの墓になる。 グッドエンディングはこの作品の印象をウィザードリィというタイトルから切り離した上で普通に見れば悪くないのだが、一部のファンからは不評。 そのため一部のファンからは「バッドエンドこそ真のエンディング」と揶揄され、中には意図的にバッドエンド(アガン埋葬エンド)の道を選ぶ者も(一応裏技で裏ダンジョンへは行けるため)。 もっと酷いプレイヤーはアガンを蘇生させようともせずに延々と殺し続けたり、ラストダンジョンでレベル上げ後にアガンを放置して裏ダンジョンへ赴く者も。「あんな、おうさまを てだすけする ひつようは ないじゃないの ほうっておいたら。」by宿の女将 問題点 システム面 全体的に処理スピードが遅くなり、ゲームテンポが悪化。特に戦闘開始時と逃走時は1秒ほどの「間」が毎回発生する。慣れれば気にならない程度の遅延ではあるが…。 前作までと違い、戦闘画面の敵グラフィック表示欄の色がグレーになったが、敵グラフィックが見辛くなったとの意見も。 デザイナーも前作までの池上明子氏から変更されており、元デザインをGBの低い解像度でも忠実に再現していた前作までの美しい敵グラフィックに比べると、外伝3の場合元デザイン総入れ替えの上モンスター総数がかなり増えているということを考慮に入れても元デザイン及びゲーム上でのグラフィックはかなり見劣りしてしまう。 ゲーム上でのグラフィックが潰れすぎていて描き分けできていないように見える敵も存在する。例えばライトロードという敵はぱっと見ではクルセイダーロードという敵にエフェクトを付けたようにしか見えないし、ゴブリンプリンスという敵に至っては名前を見なければゴブリンと判断するのが困難になっているほど人間型の敵にしか見えない。 元デザインに問題のある敵も多く、上記のゴブリンプリンスに加えてオーガーなどの亜人系の敵は妙に姿勢が良い上に頭身がすらっとしており人間系の敵と区別が難しい。人間系の敵には武器を構えて仁王立ちしながら体勢を低くしているという亜人系の敵と似たようなポージングの見た目がやたら多いのも混乱に拍車をかける。竜系の敵は種類が多い割に個性豊かなのだが…… 『外伝II』同様マニアモードが搭載されているが、マニアモードでクリアしても何も特典がなく、完全に自己満足でしかなくなってしまった。 「蘇生やアイテムのSPで良い結果を引くまでやり直すことができる」点は健在。……なのだが今回は虎殺しの槍のような有用かつ確率で破損するアイテムが存在せず、村正のSPを解放した際に絶対に破損するようになってしまったこと、対戦モードの迷宮内では蘇生が絶対に成功することを知っていると実際はメリットがほとんど無い。魔力の盾のSPで盾を壊さず戦士系のキャラの全MPを9にすることが可能なくらいか。 『外伝I』『外伝II』で育てたキャラを転生・転送で使用できるが、能力値が種族初期値に戻ってしまうため、元世界でいくら強化していようと何の意味もない。 初期年齢も高いため、新規キャラを作成したほうが強い。有利な点と言えば初期所持金が多いことくらい。 上級職のキャラも転生できるが、成長の遅い上級職を能力ボーナス無しでいきなり投入しても、序盤では非常に使い勝手が悪い。 当然、新種族を転生してくることはできない。 初期装備として店で扱っていない古代装備を持っている。しかし性能は店で売られている最下級の品とほぼ変わらない。 転生・転送したキャラには称号がつくが、それが有利に働くことは一切ない。『外伝IV』に転生すると、その称号も消えてしまう。 『外伝II』をマニアモードでクリアした称号も、転生してくると何故か通常モードクリアの称号に変化してしまう。 本作に転生してきたキャラは性別がランダムで決まる(外伝I・IIには無かった項目なので)。目当ての性別でなかった場合、キャラを削除してパスワードを再度入れ直しになる。 キャラクター・呪文等 BCF(#6)の「器用さ」「魅力」のパラメータが無くなり、#5までの形式の「素早さ」と「運」に統一されたが、その影響で種族間のバランスがかなり狂ってしまった。 呪文の扱いが下手だったリズマンの欠点がなくなり、呪文の覚えこそ悪いものの覚えてしまえば普通に使えて身体的には最強という、ぶっちぎりの強種族になってしまった。 旧種族で素早かったノームの素早さがガタ落ちし、盗賊に向かない種族に変わってしまった。ホビットも素早さが落とされ、#6での器用さの高さも素早さに反映されていないため罠外しが下手になってしまった。 素早さに優れた種族としてフェアリーがいるが、フェアリーの素早さが14もあるのに対して他の種族は9以下のダンゴ状態。はっきり言ってフェアリー以外の種族の罠外しは信用ならない。 各パラメータの最大値が「種族の基礎値+10」であるという#5以降の仕様を考慮していなかったために起こっているバランスの歪みとも言える。BCF(#6)では上限が従来の18固定(アイテム使用時は20)に戻っていたのでどの種族でも気軽に使用できたのだが…… 今作登場の種族の一つ、ドラコンはなぜか逃走できない逃げるコマンドがない。 この種族のみブレス攻撃が可能という特徴があり、おそらくこのコマンドの追加のために逃走が削られてしまったためだと思われる。『外伝IV』ではきちんと別々のコマンドになった。 システム上は「誰か一人が逃げるを選べば即座に全員で逃走する」方式なので、全員ドラコンパーティーでも組まない限り逃走不可になったりはしない。 ブレス自体は敵と同じく自らの現在HPに依存した威力の通常攻撃や攻撃呪文とも違う属性の攻撃を行うというものなので使いどころを考えれば有用。ただしアルケミストの呪文でも同様の効果は得られる。 本家や前作までは5種族全て違うステータス異常耐性が設定されていたが、今作で新登場となった種族の耐性は全部ホビットと同じという投げやりな設定をされている。 職業も同様のステータス異常耐性を持っているが、こちらも追加職業は戦士以降の耐性をループして読み込んでいるなど設定が雑。 職業の使い勝手の差が激しい。前項の通り破綻してはいないのだがやはり今作も職業の差がある。 BCF(#6)にて「ロードの存在価値を奪う」と問題視されていたバルキリーの強さは相変わらず。ただし性格が中立に限定され、女性なら誰でもなれるわけではなくなった。(*3) 作りやすいうえに僧侶よりも成長が早く、専用装備もあるので使い勝手がより一層増している。一応ロードにも専用装備の聖なる鎧があり、これにエクスカリバーを加えれば一度に倍打を与えられる種族の多さではロードが有利ではあるもののエクスカリバーはバルキリーも装備可能。 BCF(#6)にて弓の攻撃回数1回固定等のシステムの不備があったレインジャーはさすがに修正され、実用に耐えうるくらいには強化された。 それでも弓の射程が槍と同じ(*4)になる、力の強い種族は最強の弓を装備できない(*5)など、使いづらい部分も多い。 バードは楽器(バードのみが使えるマジックアイテム)を演奏でき、盗賊の技術と魔法使いの呪文を使え、成長も早い。しかし楽器がイマイチなものが多く、盗賊の技量も未熟なので後半は息切れする。 ビショップはBCF(#6)にて識別特技が削除され、呪文の覚えも非常に遅い地雷職業になってしまったが、今作では識別特技が復活し、レベルさえ上げれば呪文も錬金術以外の全てを覚えるようになった。 しかし錬金術に鑑定呪文のカルドゥが登場してしまい、錬金術の使い手がいれば無理に入れる必要もなくなってしまった。 前作までに比べてアイテムの識別難度が上昇しており、失敗して恐怖状態になったり、呪いアイテムを勝手に装備してしまう確率が上がっている。鑑定呪文なら失敗しないし、別キャラの所持アイテムも識別できてしまう。 盗賊技術を持った職業は増えたが、結局は盗賊を使うことになりがち。 今作の盗賊技術(宝箱の罠鑑定)の技量は盗賊>忍者>レインジャー=バードとなっている。なお宝箱の開錠率には影響しない。 元々盗賊前提で宝箱の罠鑑定率が設定されていたので、忍者より低い新職業では罠鑑定の成功率はお察し。ちなみに忍者は前作までよりも鑑定率が上がっており、多少信頼できるようになった。 シークレットドアの感知能力は盗賊と忍者にしか無く、バードやレインジャーでは感知できない。一応こちらは場所を知っていたり目星がついていれば感知しなくとも探し出すことは可能。 更に、ダンジョン内の施錠された扉を解錠する適性も盗賊と忍者にしか無い。しかも呪文による開錠もできない。 説明書にも「鍵のこじ開けは盗賊や忍者が得意」と書かれており、バードやレインジャーが得意とは書かれていない(適性を得るのは『外伝IV』以降)。 忍者も序盤で作るのは難しいため、適正レベルでその場所にたどり着いた時、盗賊でないとほとんど開けられない事になる。ちなみに盗賊や忍者ならレベル10前後で開けられる扉も、他の職業だと15ほど必要になり、経験値に直すと約10倍もの差になる。 前作までにも鍵付きの扉は登場したが、単なる別ルートだったり、急いで行く必要のない場所(逆に低レベルで踏み込むとヤバい場所)だったりしたので、すぐに開けられなくても特に問題はなかった。本作では攻略ルート上に設置されているので、開けられなければ別の場所へ行ってレベルを上げてから来るということができず、そこで詰まってしまう。 上記の理由により、結局クリアの効率面を考えると「盗賊を加える」又は「開錠用に盗賊を育てる」といった展開になりがち。 なお、鍵付きの扉を開けられるかどうかの判定にはレベル以外に素早さも使用されており、素早さ最大のフェアリー盗賊であればレベル10で開く扉が他の種族だとレベル11以上必要になるなどここでもフェアリーが優遇されている。 アルケミスト呪文はアイテムを鑑定するカルドゥ・味方全員の毒と麻痺を治療するモルフィスなど便利なものもあるが、やはり魔法使い・僧侶の呪文よりは重要度が低い。 リクレアなどの雲系攻撃呪文は効果発動が唱えたターンの最後であるため、基本速攻重視なウィザードリィの戦闘においては相性が非常に悪い。また火力が全体的に低く設定されており、使用が想定されているであろう敵の強さと明らかに釣り合っていない。 その一方で敵に唱えられた場合は戦闘が終了したターンでも効果が発動するため、やっかいな呪文と化している。 一応敵の通常の攻撃呪文の無効化率と雲系攻撃呪文の無効化率が別々に設定されているため、下記のフライングティースなどは通常の攻撃呪文は通用しないが雲系攻撃呪文は効くなど使い分けで楽になるようにはなっている。しかしフライングティース(HP13〜17)と初めて相対した時に使えるであろうリクレア(1ターンに1〜4ダメージ)やダルクレア(同2〜8ダメージ)では3ターン経っても撃破できるか怪しく、異なる雲系攻撃呪文を重ねがけするか結局途中で物理で殴る必要があり、本末転倒な事態になっている。 なお雲系攻撃呪文を除くとアルケミストの呪文でまともにダメージを与えられるのは最初の呪文レベルで覚えるドラコンのブレスと同効果のナグラと、最後の呪文レベルで覚える単体ダメージのアリクスのみである。ナグラは雲系攻撃呪文扱いだがアリクスは通常攻撃呪文扱いなので覚える頃には敵に通じないことが多い。 オスロとマオスロはパーティ全員の通常攻撃の命中率を上昇させる常駐型呪文だが、バグで全く効果が無い。 ついでに敵がオスロを唱えることがあるが、この際はプレイヤー側にオスロがかかる。もっとも上記の通り効果が無いので影響は無いが、敵がこちらに塩を送っていることには変わらないので違和感は強い。 フォフィックは長時間パーティ全員の呪文無効化率を上昇させる常駐型呪文だが、バグで敵の呪文無効化率が上昇してしまう。 ノーフィスは敵全員の呪文無効化率を下げてこちらの攻撃呪文を通りやすくする呪文だが、敵が唱えた場合はプレイヤー側ではなく敵側の呪文無効化率が下がる。 ノーフィスは外伝2に存在した同効果の呪文のフィスノイトの処理をほぼ完全に流用しており、フィスノイトは敵が唱えることが無いので元々敵が唱えた場合の処理が用意されていないにもかかわらず、同処理のノーフィスを敵が唱える設定にしてしまっているのが原因。 この他にも敵の逃走実行確率を上げるが実際に逃げるかどうか不安定でそんなことを狙うより倒すか無力化させた方が早いノーリスなどアルケミスト呪文の調整の甘さが目立つ。 BCF(#6)同様、使い勝手は悪いが、無ければ無いでいざという時に困るといった位置にあると言える。 ダンジョン・モンスター 『外伝I』『外伝II』同様、相変わらず敵が強め。加えて本作には各ダンジョンに明らかに場違いな強さの地雷モンスターが登場している。 序盤のフライングティース(通称:入れ歯(*6))や中盤のジャイアントクラブ・終盤のブロブアイなど。特にジャイアントクラブはHPと守備性能が異様に高く一度に大量に登場する上、行動が「クリティカルヒットを伴う打撃」もしくは「仲間呼び」の2択しかないため、裏ダンジョンを除くと事実上の最強モンスターである。そのあまりに場違いな登場はwizファンの語り草となっている。 これらのモンスターは攻撃呪文を高確率で無効化するが、状態異常呪文は通用するため、行動を封じて1体ずつ倒すなり、逃げるなりするという対処法はある。他の敵よりもランクが高めなので、撃破できればそれなりに良いアイテムが手に入る可能性もある。 また本作ではシリーズの常連モンスターが変な強化をされているケースが散見される。ラダルトを唱えるレッサーデーモン、ティルトウェイトを唱えるスクライルなど。 ただしこれらは全員悪魔系の敵なので、シナリオの関係で魔族が増長している影響という見方はできる。 悪魔系の敵の他も商店街のコボルト、オーク、ゴブリン、オーガーという亜人系の敵が全員アルケミスト呪文を覚えているなど首を傾げたくなる設定が多い。特に上位の敵ともなると軽視できない頻度で雲系呪文や全体催眠呪文のカティクレアを使ってくるためパーティが消耗しやすい。 マップの大幅な追加によるバランス調整のためなのか、終盤まで敵から獲得出来る経験値が低いうえ、アイテムもロクなものが出ない。特に経験値の低さは前述の鍵付き扉やシークレットドアとシステム的に噛み合っておらず、行き詰まった時のレベル上げがとにかく大変。 一方で終盤のダンジョン「山脈」まで来れば敵の経験値が大幅に上昇しこの問題はほぼ解消されるが、その頃にはもはや鍵付き扉など存在しないのであった。 『外伝II』で存在していた「HP自動回復が毎ターン開始時に敵のレベルアップとして働く」「状態異常呪文に対する無効化能力が働いていない」といったバグが直っていない。 状態異常呪文の無効化能力が機能していないため、逆に前述のジャイアントクラブ等の強敵に対処しやすくなっているのも事実ではあるが。 マーフィーズゴースト シリーズ恒例の稼ぎ用モンスターのマーフィーズゴーストは今作にも居る……のだが、到底稼ぎには適していない強さを持っており、序盤に稼ぐ際は大抵フライングティースが狩られることになる。 外伝2のマーフィーズゴーストと比べても一回り強化されており、HPが50~130と非常に高い上にACも強化されている。何より外伝2では1だった自動回復量が何故か10に設定されているためにバグでどんどんレベルが上がっていき、序盤のパーティの強さでは撃破した頃にはかなり消耗してしまう。呪文も通るには通るがこのHPでは序盤の攻撃呪文は焼け石に水である。 そのくせ獲得できる経験値は前作と据え置きである。参考までに、マーフィーズゴーストの経験値は4450、フライングティースは最小出現数の3体でも3450、最多出現数の9体なら10350。後者はランダムエンカウントなので遭遇までに時間がかかり、こちらもこちらでそれなりに強いとはいえ、それでも前者を長い時間をかけて倒すよりは手っ取り早い。ついでに言うとマーフィーズゴーストが置いてある場所よりもフライングティースが出現するエリアに入る方が早い。 上記の通り元々稼ぎが難しいバランスであることと、マーフィーズゴーストが登場するイベントマスにはかなり威勢の良いことが書いてあるため、意図的な調整である可能性が高い。とはいえフライングティースが居る以上こちらだけ割に合わない仕様になっているのは調整ミスを疑わざるを得ない。 ドラゴンの洞窟以降のゲームバランスは決していいとは言えない。 エンディング後すぐにドラゴンの洞窟に乗り込むと、たいていは返り討ちにあう。 ドラゴンの洞窟の入口のあるマップで戦闘中マロールで逃げた際に洞窟入り口前の座標に飛んでしまう事がある。もちろんマップにはその場所が踏破済みとして記録され、普通にマロールで飛べる上に入ることも可能だが、洞窟に入ってしまうと正攻法でクリアしても全体マップにドラゴンの洞窟のアイコンが出なくなる。 ラストダンジョンでもそこそこの経験値が入手可能で、そこで経験を積んでから訪れれば互角に渡り合えるようにはなるのだが、かなりダレやすい。 ドラゴンの洞窟では攻撃呪文がほとんど役に立たない。 ドラゴンの洞窟に出現する雑魚敵はだいたい100~300、トップクラスの敵は数百ものHPを有しており、呪文無効化率もそれなりに高い。一方最強攻撃呪文「ティルトウェイト」で与えられるダメージは大体100前後で、それも呪文が無効化されずに通ったら、の話。攻撃呪文は前述のラバディや即死呪文以外ほとんど役に立たない(HP自動回復能力バグで敵のレベルも上がっているので即死呪文もレベル100程度にならないとイマイチ効いてくれない)。 B2の探索を進めると明らかに怪しい空間がある(*7)。中に入る方法は戦闘中のマロールかテレポーターの罠によるランダムテレポートしかない。 その階層は岩のマスも多く存在するためランダムテレポート時に岩の中に飛び込むこともある。運が悪いと目的の空間に入るまでに何度か岩の中に入らされることになる。尤も全滅するだけなので、ここまでくればそれほど危険なトラップでもない(*8)。 対戦モード 対戦バランスは良いとは言えず、はっきりいって雑。 Wizのシステム上仕方ないとはいえ、全体石化呪文のロクドや状態異常呪文のバスカイアーやマウジウツで敵を一掃して生き残った敵を総叩きにするのが最適解。ただしお互いの装備品が整っていると呪文抵抗でこれらすら無効化されやすいので単なる殴り合いになる。 対戦モードではバカディ・ロカラ・マトカニの全体即死呪文や全体麻痺のラニフォ、召喚呪文、戦闘から離脱するマロールやロクトフェイトが効果を発揮しなくなる。しかしバディ・ロクド・バスカイアー・マウジウツなどは何故か通るなど対策が片手落ち気味。 迷宮モードでは開始時にMPを全レベル1回分のみに減らされるため(*9)致命的な効果の呪文の連発はできない上にパーティが操作パーティと待機メンバーで分割可能なシステムなので戦略性があるにはある。 しかし対決モードだとMPの修正が入らない上に最初から4対4の総力戦になるので上記の最適解の展開になりがち。 前述のノーフィスのバグのためにノーフィスを使用すると自分のパーティも呪文を食らいやすくなる。 迷宮モードで対戦開始時に後列にいたキャラがパーティ分割で前列に出ても後列扱いになり、通常攻撃が行えなかったり弓を持っているのに敵の前列にしか攻撃できないバグがある。 勝利したプレイヤー側が敗北したプレイヤーに対して行えるのが「相手のパーティが所持しているアイテムを換金してゴールドを貰う」または「相手のパーティからキャラクターを一人奪う」とリアルファイトに発展しかねない内容。 勝利側が報酬を選択する前に電源を切れば回避可能。後者を選んでキャラクターの転送で敗北側に返すこともできるが、敗北側のパーティは全員死亡したままで勝利側が奪ったキャラも死亡した状態で勝利側に送られているので蘇生ペナルティの加齢と生命力の減少は結局受ける。 対戦キャラクターのグラフィック設定も雑。 対戦時に敵対したプレイヤーキャラの見た目には人間系の敵モンスターのグラフィックが採用されているのだが、旧種族5種のグラフィックは全て共通で、エルフとドワーフの区別もつかない。 盗賊の女性キャラが敵として出てきた時のグラフィックが盗賊の男性キャラと同じ「むさ苦しいごろつき(バンデット)」。本家#5のクローンのようにプレイヤーキャラに性別の概念が存在しないのならともかく、このゲームには性別があり、性別によってグラフィックが変わる職業もちゃんとある。せっかく敵として出るブッシュワッカーが女性である設定のゲームなのに… ビショップの女性キャラの設定がおかしく、髭が生えているグラフィック(マスタービショップ)が採用されている。もっともこのゲームには女性のビショップの敵が存在しないが、ビショップの男性に使用されているグラフィックであればギリギリ女性として通せそうな外見にはなっている。また女性系のマジックユーザーであれば「レディーウォーロック」が余っているのだが…… バルキリーのキャラは男性キャラが就けないのでレベルが高いかどうかで見た目が変わるという設定がされているが、低レベル帯のバルキリーに設定されているのは「全人間系モンスターの中でも唯一の褐色肌の女戦士(アマゾン)」。つまりレベルが上がるといずれ肌の色が変わる。 このほか戦士、侍も他に相応しい見た目の敵が存在するのに何故その見た目なのか、と疑問符が残る設定になっている。 新種族はそれぞれ専用グラフィックとなるが、各種族ともわずか2種類しか用意されていない。フェアリー以外は戦士系か魔法系+盗賊かでグラフィックが変わるが男女の差がなく、フェアリーは逆に男性か女性かでグラフィックが変わるが職業による差がない。 このうち、ラウルフの戦士系のキャラは「ラウルフサムライ」で固定。ロードだろうとレインジャーだろうと見た目が着物を着た侍になる。他の3種族は戦士かロードの見た目になっているのでどの職業でも違和感は無いが…… 敵のプレイヤーキャラが隠れると不確定状態の敵を識別できた時のモザイクエフェクトと共に透明になって名前が「かくれている」表記になる、グループ対象呪文を使うとエフェクトがきちんと複数のキャラに表示されるなど対戦モードでしか見られない凝った一面もあるだけにそれ以外に適当な設定がなされているのが残念なところ。 賛否両論点 陰鬱なダンジョンBGM 今作はメロディアスな外伝1、オリエンタルな外伝2とはまた異なる雰囲気になっており、滅びた王国が舞台であるために暗い印象を意識したというのが分かる。しかし屋外と最終マップの呪われた城と隠しダンジョン以外のBGMがひたすら暗い曲調のものであり墓場のようなあからさまなマップの曲が暗いのはまだしも旧商店街も洞窟も山脈もひたすら低音ベースの曲が続き、メリハリに欠けるため前作と前々作ほどBGMが印象に残りにくい。 その分明るい曲調のダリア城に戻ってきた時やハイテンションな戦闘曲が引き立つというのはあるが、それ以外は最序盤と最後の最後以外は終始おどろおどろしい雰囲気を徹底しているためにこれらにも限度があることは否めない。 とあるキャラのステータス あるタイミングでプレイヤーが作成したキャラクター以外の固定ステータスのキャラをパーティに加える機会があるが、そのキャラにはシステムを無視したパラメータが設定されている。その上ステータスの表記までバグっている(*10)。萎えるか乾いた笑いが出るか見ていて恥ずかしくなるかはプレイヤーの感性次第。 死亡しているのに現在HPが999、LVも99で経験値は通常の上級職キャラがLV99に至るまでに必要な約300万ではなく9999万9999、種族は人間で全特性値18(*11)、装備品は呪いを加味してもAC-2相当なのにAC0表示など設定も雑。 ちなみにマハマンで無理矢理蘇生させることも出来るが、呪文が使用できず死亡した状態で戦闘が開始するために最後尾で隊列が固定などまともに戦力にならない。しかもキャラデータが固定されているため戦闘終了後に再び死亡する。また、キャラデータが固定されている関係でこのキャラに所持金を集めるとパーティキャラの全所持金が消失する。面白半分でやらない限りそんな状況にはならないが…… 本来一つしか装備できない装飾品を堂々と複数装備。ただ上記の所持金の挙動を考えると、アイテム欄を装備品で埋めておかないとこのキャラに渡したアイテムが消滅しかねないので仕方のない処置だとは言える。 もっとも加入する時点で魔族の支配下に置かれて狂っているキャラという設定で、連れている状態で冒険を中断しようとしたり変な施設に入ろうとすると「見失った」と表示されて勝手に消えたりするので既に常識が通用しない状態になっているのも頷ける……かもしれない。 召喚呪文で登場する飛びぬけて強いモンスター 魔法使いの召喚呪文「ソコルディ」を使っているとランダムで玉石混交のモンスターが召喚される中でたまに「アガレス」というモンスターが味方として召喚される。そしてアガレスが繰り出す攻撃で敵に与えるダメージは大抵の場合1000オーバー(*12)。それもそのはずで、アガレスはクリア後のダンジョンであるドラゴンの洞窟に登場する敵でありそれを味方として召喚出来てしまうのである。 アルケミストの召喚呪文「ガルディ」では同条件で「ブラックドラゴン」が登場。こちらもドラゴンの洞窟に登場する中では弱い方のドラゴンではあるものの、本編中の敵であれば余裕で焼き殺せるブレスを使用できる。しかもアガレスは単体での登場だがこちらは複数体登場。 実のところアガレスやブラックドラゴン自体あまり出てこない上にアガレスは通常攻撃より呪文攻撃を行いたがるAIなのがネックだが、それでもティルトウェイトなどの最上級の呪文を使用できるため本編中で運良く召喚出来ればその戦闘はほぼ確実に勝利できてしまう。 召喚呪文で明確なバランスブレイカーが登場することには賛否が分かれるところだろう。いずれにしてもこのようなモンスターがやがてプレイヤーの敵として立ちはだかることになるのである……。なお僧侶の召喚呪文「バモルディ」でドラゴンの洞窟の敵が出てくることはない。 メタ的要素の存在 「外伝1」と「外伝2」が全編に渡りシリアスな和製Wizの雰囲気を維持していたのに対し、今作はメタ的なネタが妙に多い。シナリオ的に描写する必要があるものやクリア後のダンジョンに出てくるものはまだしも、寺院や商店街の落書きなど雰囲気ブレイカーな使い方がなされている場所がある。 この傾向に影響を受けた最たるものはおそらく「カシナートの剣」。シリーズおなじみの強力な武器であり、外伝2の攻略本でも「特殊合金で作られた剣」という説明を入れていて元ネタ(*13)の要素に関してはそういった噂があって冒険者を困惑させているという程度の記述に留めていた。しかし外伝3でのカシナートの剣は不確定名が「ソード」ではなく「きみょうなもの」。そして戦士系の職業ではないはずのアルケミストも装備可能。その上遠距離攻撃可能という槍の性質を持つ。つまり元ネタの棒状のミキサーとしての一面を強く描写してしまっている。 ついでに入手時期が早い代わりに威力も従来の半分以下とがっつり下がっている上に普通の武器の形をしていないせいなのか何故かACも1上がってしまい、かつて前衛に装備させる武器としてその座を争っていた悪のサーベル(*14)に性能面で大差をつけられており見る影もなくなっている。 ただし外伝3のカシナートの剣は与えられるダメージが少ない代わりにクリティカル効果が付いており、上記の通り遠距離攻撃武器扱いなので使いどころはある。また、アルケミストも攻撃に参加できるようになるというメリットも見逃せない。非戦士系の職業なので力の高さで命中率に補正が入るリズマンかドワーフでないと命中率はたかが知れているが。 元々のウィザードリィ自体メタネタが多いゲームだったため原点回帰したと言えば聞こえは良いが、シナリオ面の問題も考慮すると前作までの和製Wizの雰囲気を期待していたり、#1~#5が好きだった一部のファンからの不評は避けられないところだろう。このメタネタ偏重の傾向は外伝4の本編クリア後のダンジョンの数々でも続くことになる。 総評 シナリオ#5以前とは異なる方向へと進化していった本家シリーズとは違い、この作品は本家を含む色々な要素を取り入れながら#5以前のシステムを伝統として残していく、という和製ウィズの方向性を決定付けた。 『外伝I』が和製ウィズの先駆者、『外伝II』がそれまでの日本におけるウィザードリィの集大成とするならば、『外伝III』は和製ウィズに新たな血を取り入れた作品と言えるのではないだろうか? 余談、その後に与えた影響 『ウィザードリィ外伝IV ~胎魔の鼓動~』が後に発売された。ハードをSFCに移したおかげで全体的にボリュームアップされたが、東洋を舞台とした独創的世界観は評価が分かれた。 『外伝III』以降のゲームバランス(特にインフレ要素)、リルガミンの歴史に対する後付は、他社製のウィザードリィにも少なからず受け継がれている。 本作は、かつてゲームボーイ用ソフトの中で最もプレミアのついたソフトであった。定価を超えることはザラ、時には2倍近い値がつくことさえあった。この状況は1999年に復刻版が発売されるまで続き、それ以降はそれなりの値段に落ち着いた。
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ボイス01 私は生きる… (キャラクター選択) ボイス02 これが私の全て! (BASARA技発動) ボイス03 私は影…忍んで舞う…! (BASARA技終了) ボイス04 近付くな…巻き込まれたくなければな (大武闘会副将) ボイス05 あ…ああ…!……よくもっ! (小太郎外伝:最終章 風魔、全てを抹殺(佐助をかすがより先に倒す)) ボイス06 謙信様は…私が…お守りする… (死亡(敵側)) ボイス07 お前の顔は見飽きた… (挑発) ボイス08 これ以上は私を斬ってからだ! (汎用(敵側)) ボイス09 謙信様には…近寄らせない! (①汎用(敵側)②合戦中:熱血!上田城(一つ目の門突破)) ボイス10 謙信様のお声を聞かせるものか (①かすがと戦闘中②合戦中:熱血!上田城(三つ目の門突破)) ボイス11 それが貴様の限界だ…さっさと帰れ (プレイヤー瀕死) ボイス12 よし…いい調子だ (汎用) ボイス13 さあ、いくよ… (①乗馬時②ステージ開始:賎ヶ岳の戦い③汎用) ボイス14 いい大人が二人して…みっともないぞ! (①ステージ開始:賎ヶ岳湖畔戦②ステージ開始:宿命!川中島の合戦) ボイス15 そのような気概で、謙信様は守れない! (汎用:上杉軍武将とのかけあい) ボイス16 負けるな! 風はこちらに吹いている! (①汎用:敵かすが②汎用:2本能寺暗殺行(プレイヤーへ)) ボイス17 火薬の臭いは…嫌いだ (ステージ開始:四国重騎戦) ボイス18 ああ…謙信様が悲しんでいる…! (ステージ開始:最北端一揆) ボイス19 きれい…こんな街をいつか謙信様と (ステージ開始:京都けんか祭) ボイス20 不思議だ…心が凪いでいる (ステージ開始:関ヶ原の戦い) ボイス21 分からない…なぜあの悪魔に尽くすのだ… (濃姫へ) ボイス22 お、お前と話してると…イライラする! (佐助と戦闘中) ボイス23 お前、酒が好きなのか…謙信様と同じだ…フフ (島津へ) ボイス24 駄目だ!謙信様に話しかけるんじゃない! (①かすがと戦闘中②ステージ開始:熱血!上田城③汎用)未確認 ボイス25 は…! そ、その手があった…! (汎用(謙信とのかけあい)) ボイス26 何をしているんだ、お前は甘すぎる! ()未確認 ボイス27 いいえ…退くわけにはまいりません! これが私の役目…この命にかえても! (合戦中:川中島の合戦・天) ボイス28 この命のひとかけけらまで…謙信様のために… フフフ……悔いは…ない…… (合戦中:川中島の合戦・天) ボイス29 ()未確認 ボイス30 ふざけるな!真面目にやれ! (小太郎外伝:ニ章 風魔、覇王暗殺)