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「受験の時期も近いのに悪いわね、かがみ」 「別にいいわよ、母さん。私しか手が空いているのがいないからね。」 受験の時期が近い、高校3年の11月初頭。 私こと柊かがみは、私を含めた4人姉妹の内たまたま家にいるのが私だけの為、 急きょ実家である鷹宮神社のお手伝いをすることとなった。 私の分の白衣(はくい)と襦袢(じゅばん)、緋袴(ひばかま)つまり巫女装束は クリーニングに出していることと、境内の掃除のことも考え作務衣に着替る。 外へ出ると、11月の頭にも関わらず秋の涼しさを通り越した冬の寒さに身震いしつつ、 秋らしい澄みきった空気を感じた。 神社の境内には黄色く色着いたいちょうや、葉が紅色に変わったもみじが西に沈みかけた日の光に当たり、 秋の澄みきった空気とあいまってきらきらと美しく輝き、いちょうやもみじの落ち葉が作り出す黄色と赤色 が混じった紅葉(こうよう)の絨毯が秋の情景を作り出していた。 平日で人気の少ない神社の境内にて私は拝殿近くの石畳の脇にある売店で店番をしている。 そうしていると、遠くから毎日の見かけている小さい影が挙動不審気味に近づいてきた。 「ぴちょん、ぴちょん。」 洞穴か洞窟を進んでいるつもりだろうか、ランプを持つジェスチャーをしつつ、 水滴の音を口ずさみながら、忍び足で神社の境内へと忍び寄る。 「きゃーきゃきゃきゃ(体をそらして、よける動作をする)」 あいつの頭の中で、蝙蝠(こうもり)が斜め上から襲ってきたらしく、大股で体全体でよける動作する。 ・・・セーラー服着た、見た目小学生ぐらいに見える女の子が、そんなアクションしているとえらく 目立つわよこなた。実際さっきから遠目でちらちら見られているし。 そして私の前まで来て、両手で取ってらしきものをつかむ動作をし、 「ゴゴゴゴ・・・ぱあぁぁぁ(強い光に対して顔を覆う動作をする)」 扉を開いて 「おじゃましま~す。」 斜め45度であいさつしてきた ・・・って 「何大冒険の末、私んち来てるのよ!普通にすっと来いよ!(ぺちんとはたく)」 「う~~痛いよかがみん・・え!うんしょ、ゴゴゴゴ(再び扉を閉じる動作をする)。」 「おい待て、どうして扉を閉じる動作をする?」 「え~だって、今日つかさからかがみの出勤日だって聞いていたから、かがみの巫女服姿拝めると 期待して学校から直に来たのにさ、お父さんのコスプレしてるから…正直見なかったことにしたかったんだよ。」 「出勤日言うな。一体何処のキャバ嬢だ!あと巫女装束じゃなくって悪かったな。 それとお前のお父さんのコスプレっていうな!作務衣と言え、作務衣と!!」 「え~~~」 「え~じゃない、それと『巫女装束じゃなくて悪かったな』って日本語何だ?初めて使ったわ!!」 「・・・・・」 「な、何よ。何か言いなさいよ。(ムギュ)おい、何で抱きついて来た?」 「今、改めてかがみのツッコミクオリティにキュンとなったんで抱きついた。う~ん、ラブ・・・」 「うざい、いいから離れろ。」 「で、どうしてそんなツッコミ所満載なことをしながら来た?」 「いや~~修学旅行、文化祭と学校行事が終わって、もう受験を過ぎたら卒業だからさ、 『初心忘れるべからず』ってことで、初めてかがみん家に来たことを思い出しながら来たんだよ。」 「ふ~ん。で、それがなんで大冒険につながる。」 「かがみん家って、ぶっちゃけ辺境の地じゃん。」 「ほっとけ。地理的にあんたん家も同じようなもんじゃない。」 「それとね、武術の達人は危機がせまるとその場所に辿り着かないように 厳つい門や氾濫した川などの幻覚が見えてだね。」 「どこのハンマー野郎よ。 ・・・おい、『やっぱり何気に立派なオタクだよね~』って目線で作務衣の袖口をチョンと摘むな。 何気にどうにかかわいく見せようって態度がなんかムカツク。 で、その危機の元が私だって言うんじゃないだろうな。」 「違うよ~かがみんのお父さんに結婚のあいさつしにいくつもりで行っていたからだよ。十分勝負所だよ~。」 「わけわからん。女のあんたが女の私をくださいって…アホか!」 「だって『かがみんは私の嫁』だもん。でね真剣なまなざしで言う訳なんだよ。 お父さん娘さんを紹介してくださいって。」 「駄目じゃねえかよ。てか会ってもすらいなかったのかよ。」 「であと、これお父さんがもってけって。」 「手土産持参かよ。」 「実家で採れた、たんぽぽです。」 「オマエん家馬鹿だろ。」 「合わせて12ぽぽ。」 「いやたんぽぽ、1ぽぽ2ぽぽって数えないから。」 「ぽぽぽぽって、かがみん鳩かよ!」 「私がつっこまれるっておかしいよね!!」 ホント、相変わらず投げたボールがまともに返ってこないやりとりだわ、ホント。 「てなわけで、邪魔しちゃ悪いから何か手伝うよ。」 「良いわよ別に。」 「いやいや気にしなくていいから。」 「それじゃ、落ち葉の掃除をお願い。」 「ラジャ。」 こなたが手伝おうかって珍しい。どうしたのかしら。 そんなこんなで小1時間が過ぎ、私達は休憩を取ることにした。 「お疲れ~。今境内の屋台で今川焼き買ってきたよ、一緒に食べよ。」 「おお、サンキュ。」 珍しい、この子がこんな風におごってくれるなんて。しかも私が何か食べようとしたところで、 特に弄りもしない。ちょっとこなたの態度に疑問を持ちつつも、受け取った今川焼を食べた。 ・・・あっ、チョコ味だ。まさかこなた私の好きな味をあえて選んできたのかしら。まさかねぇ。 「おぉ~かがみ選手、良い食べっぷりですな~。食いつき悪かった、 修学旅行時の奈良公園での鹿せんべいとは全く違う反応だ」 「悪かったな、てか鹿せんべいって鹿用の餌じゃないの。無茶言うな。」 いや、気のせいだった。こいつの好意って、いっつもその先に罠があるのよね。 ホントいつもと通りで何も変わらず。私の気にし過ぎだったみたい。 でも私って今に限らず、こなたの態度いつも気にしているわね。 「かがみ、そろそろ七五三だからさ結構子供連れとか結構来ない? 今日は平日だからそんなには見ないけど。」 「そうね、土日は結構来るわね。だからこの時期も年末年始程じゃないけどそれなりに忙しいわね。」 「あとさ、子供たちきてると結構大変じゃない?こんな感じで騒ぐし、わーわー。」 「うぁ、ほんとすごい再現度。見た目からして、まんま子供だわ。」 「(プシューといって電車のドアが閉まるジェスチャーをする)わー、腕が挟まれた―」 「それ、当たり前の反応だよ。無邪気に騒いでいるって感じじゃないわよ。 しかもどこのシチュだよ。神社の境内から電車内に変わっているじゃない。」 「まあ実際、母さんやいのり姉さんがうまくやっているわね。扱いうまいし。」 「で、かがみは恐れられて黙りこむと・・・」 「うっさい、黙れ!」 「ひっ、すいませんでした~www」 冗談半分で驚いたふりをしつつこなたは黙る。そんなこなたを横目に、再び今川焼をパクつき始めた。 ふぅ‥・。 食べ終えて、買ったお茶を一口飲み一心地つく。 そういえばもう11月か。 10月は修学旅行、文化祭と学校行事があって忙しかったから、 こうやって放課後の時間帯に、こいつとこういったやりとりをするのって久しぶり。 こなたと放課後こうやって過ごすのは、ホントに楽しい。 こなた自身いつもふにふにとした表情をし、ちっちゃな容姿で子供っぽい仕草も相まって何処か愛らしく、 まどろむような空気作り出している。そんな空気に絶えず私は影響され、気持ちが緩み、 すごく心地良かったりする。それが幾分楽しくもあり、自分でも過剰ではないかと思うくらい 彼女を気にするし、構ってしまう。 こんな風に感じているので、周りを置いてけぼりにするアニメネタや 突拍子のない狙ったボケに呆れかえったり、突っ込んだりしていても 最終的にはこなたを受け入れ、素直に楽しんでいる私がいる。 だから暇つぶしでも、こなたがこうやって遊びに来てくれたことが密かに嬉しかったりする。 冷え始めた空気に少し身震いする。空には長細く青白い月が見え、 遠くでしているのであろう焚火の匂いがした。 ふと夕暮れ時の西日が当たり反射している、黄色く色づいたいちょうの木を見上げてみる。 こないだまで青々と茂っていた気がしたのに、気が付いたら色づいている。 その色づいた葉も最早すべて落ちそうだ。 本当に時間が経つのはあっという間ね・・・ こちらの都合なんてお構いなしに過ぎてゆく。 高校生活もあと4か月。受験期も含めるともうそんなにも無い。 こなたとこうして過ごせられるのも、あとどれくらいだろう。 そう考えると寂しさが急に襲ってきて、私の中でこなたの存在が大きくなっているのに改めて実感した。 「ねえ、かがみ?」 「・・・え、な、何?こなた?」 いけない、考え込過ぎて周りが見えてなかった。 「ご、ごめんこなた。」 「ホントに大丈夫?でさ、かがみ。いきなり来ていろいろひっかきまわす私だけどさ、 出来ればこれからも友達でいてほしいな。かがみの理想形の彼氏とは程遠いけどさ。 強くて、クールでこんな時間ここで飲んでない男って感じのさ。」 「なんだよ、そのたとえ。」 「うぅ~なんでかがみん、私と付き合わないんだよ?」 「何で絡み酒?」 「うあぁぁ(泣)、ハハハハ(笑)、こら~(怒)。」 「酒癖すべて混じってる!」 「と言う風にしなさそうな優等生っぽい人とこないだ話していたじゃない。すっごいノリノリだったよ。」 彼氏?ノリノリに話してた~?? あ~あれか~あれ見られていたんだ~。 「あ~彼は同じ委員会だった人よ。別に彼氏じゃないわよ。」 「でも、どうしてノリノリだったの?私以外の前でそんなに砕けてるかがみ見たことないよ。」 「いやね話していたらi-pod(アイポッド)の新型を購入して、今日持ってきてるってことでね。 試しに聞いてみたら音がすごく良くて、つい口ずさんだり片足をトントンしながら リズム取ったりしてたのよ・・・(カァァと顔を赤らめる)。」 「で、夢中になって、ノリノリになっていたということでいいのかな?」 「う・・・うん。」 「あぁ泉こなた、一生の不覚。彼氏が出来たんじゃなくて、隠れ天然を発揮していただけだったとは、 この泉こなたにも読めなかった。さすがつかさと一緒に生まれて初めて飛行機に乗った時、 雲を突き抜けた瞬間に『わぁ、ここは天国か~。』とつかさと一緒にハモった女。侮りがたし! 是非とも現場をしっかり見たかった!!」 ボフッと顔が赤くなり、体温が上がる。 つ、つかさぁ~そうやって人の恥ずかしい話で盛り上がるのやめろ~。 「う、うるさいな~良いでしょ別に~もう!!」 「私今、彼氏の子供の頃のアルバムを見て『私が写って無いから、悔しい。』と言っている彼女の心境だよ~。」 「だからなんなんだよ、その例え。」 「あ~もうこんな悔しい思いをしたくないから、ずっとかがみの傍にいる~。迷惑かけてしまう彼氏も居ないし。 受験前だって、合格祈願にやけくそ守りを買いに来るからね!かがみん!!」 「うっさい来るな。私が迷惑だ。それと受験は神頼みしないで、独立独歩で頑張れ!!」 いつの間にか、普段のまったりとゆるゆるした空気に戻り、 先ほどまでの寂しさはどこかに行ってしまった。 なんだかんだで、いつもこなたは私を元気づけてくれるわね。 「進路別になるけど、かがみと同じ目線・歩幅でいたいからガンバル~。」 「え、同じ目線・歩幅でいたいって?」 「つかさから聞いたよ~『お姉ちゃんね、こなちゃんと同じ目線・歩幅でいたいんだって。 だからこなちゃんにいろいろかまっちゃうし、頑張って欲しいって。お姉ちゃんにすごく 好かれてるね、こなちゃん。』ってさ。さすがにかがみと同じ進路は難しいから、今出来る ことをして、胸張ってかがみの前に立てるようにするよ。」 「それも伝えたのか、つかさぁ~。」 つかさったら口が軽いんだから、恥ずかしいったらありゃしない。 「かがみ~ん、ダイスキダヨー。」 「あ~も~お前、すっげえ大嫌い!」 ううん、ほんとは大好き。一番ホッとできるし、大事な人なんだ。 けれど一度無くしてしまうと、2度と手に入らないものは この世にあるって、私は知っている。 だから手放さないし、目の前のことにも立ち向かってゆく。 こなただってなんだかんだでやろうって気持になっているのに、 私が頑張れなくてどうするの?やってやるわよ!! そう心に誓いながら、遠く映えるオレンジを見つめていた。 コメントフォーム 名前 コメント 流れ星のコント・・・今までの作品でも結構使っています(・・;) こなかがのやりとりとして、なんとなく合うかな~と試した ところ、自分の中ですごくマッチしたので使ってました。 -- H5-912 (2010-11-24 07 46 39) 流れ星のコントww -- 名無しさん (2010-11-24 00 01 14) 久しぶりに世界に引き付けられるほどの読み応えを味わったよ あなたの作品をもっと読みたい -- kkyui (2010-11-17 08 33 38) あなたの作品はもうっ! いっつも読んだ後に何というか、 ホンワカした気分になるんです。これ何て罠? -- kk (2010-11-15 23 01 47) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
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何の変哲もない突発の皮を被った、勝ち抜き負け抜き同時進行トナメ。 もちろん負け抜き優勝者には罰ゲームが待っているが、そんなことは知る由も無い。 集まるか分からんが・・・ 攻雑っぽい突発。 定員16名、クラはその中で先着1名のみ。即時募集です。 ホストはトーナメントの上の人が立ててください。 定員埋まるか、1時20分になったら始めます。 エントリーテンプレート 【エントリー名】 【使用キャラ】 【ホスト】 【一言】 大会対戦申し込みテンプレート 【IP Port】 【試合】 【ホスト】 【クライアント】 対戦結果テンプレート 【試合】 【勝利者】 エントリーテンプレート使用例 【エントリー名】謙虚な攻雑民 【使用キャラ】妖夢 【ホスト】可 【一言】集まるか・・・ ※注:運営は運営に集中する為出ません。 参加者に嫌な予感が走る 337 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 01 29 08 ID .3XFP94g0 あ、言い忘れた 1回戦及びシードで2回戦負けた方は終わりではないので待機していて下さい。 待機できてなかったら ポ エ ムです。 338 :名無しさん:2008/10/14(火) 01 29 17 ID g779cclE0 一回戦突破!やったね! 339 :名無しさん:2008/10/14(火) 01 29 22 ID kdUcKs.A0 なにこの死刑宣告 そして1回戦終了後、ついに正体を現す。 362 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 01 51 47 ID .3XFP94g0 全試合終わったみたいですね。 1回戦及び1回戦シードだったが2回戦で負けた方 さあっ‥‥! ここから引っ剥がし‥‥‥‥ こちらへ連れてってください‥‥‥! ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/44265/1220537691/へ‥‥‥! r──────- 、 _____ \ヽ.\ヽ\ヽ. ヽ、ヽ | /^'ー-‐'´ヽ | /`,>'ゝヘ. ヽ\ ヽ | | |へ._ _,.へ| | ____. \´-==''. |丶ヽ丶 !|. r,ニ三テヘ nr─-rr-─|h | ;.-、_;.-、 l ) i}__,、` |.ト、 l | | { |ニ,_,ニ| | |fト-- 几--イt.| .| |ニ,_,ニl !. <、 v _,ィl |Lリ l l | (f|ー 介ー1リ `|`! 〈__〉 l´|'´ (fヒー仆‐」j.) 'ーrェェゝ',ィ|│!iト、 ヽ ヽ _,入' 三`人 _∧ ̄‐ ̄∧ _/| -三- |ヽ._ _rェェゝ' | l l \.\\‐''" |\/| _;;>''"´ | `ー─' | ``''< _ |`t─ァイ └ァ v v ,.イノノ ,.イ¨'''¬ーゝ -...._.、 レ介y'"| | \. / | |` v介v' _; ‐ァ'‘ーァ'「 ,ル// | / \⊂ニ二^^´`.ヽ、| __;; ∟ -─┴‐---─…''""¨´ ̄ | | ヽ,/ | / _,〉 \ヽY´' ̄ ! ! / \ | l ‘ー- .、.__,」 | ヽ Vヽ;_/ \ l \ | └L_ \ \| \ V \ 向こうには別の運営が居ますのできちんと点呼お願いします。 365 :名無しさん:2008/10/14(火) 01 55 53 ID kdUcKs.A0 なんだ、どこへ連れていこうってんだ…! 367 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 01 56 26 ID .3XFP94g0 365急がないとポエムですよ・・・?カイジさん・・・ 負け抜きの結果 707 :うんえー:2008/10/14(火) 02 24 44 ID J8kEqcl60 ┌─ 変態イクさんと俺 ┌━┓(4) | ┗━ ナットー ┌━┓(2) | ┃ ┏━ 知力25 | ┗━┛(5) | └─ ★┓(1) ┃ ┏━ 腹/筋の純情な運動 ┃ ┌━┛(6) ┃ | └─ ┗━┓(3) ┃ ┏━ チルノ愛してる ┗━┛(7) └─ 敗者決定。 それでは謙虚な人が何か言いに来ると思うので少々お待ちください。 gdgdな運営にお付き合い頂き深く感謝致します、お疲れ様でした! 708 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 02 30 25 ID .3XFP94g0 えー、まあ ポエムをやって頂きます それ+今回特別に「罰ゲーム指名権」を差し上げます・・・ これをどう使うか貴方次第・・・! コングラッチュレーション ,―==7 Congratulation! コングラッチュレーション |く ___ _ Congratulation! fll`ーU+' `''、 ー=| ありがとう・・・・・・・・! _,,..-´ |ヽー-;ー..,,_. ,-=-, ,,..-‘≡≡ | ´|≡ |ヽ ありがとう・・・・・・・・! おめでとう・・・・・・・・!. | l____ヽ.|≡l≡≡≡| | | |≡ / |. |(llー´_ヽ|≡|≡≡≡|.| |l≡ / | 完走おめでとう・・・・・・付き合ってくれてありがとう・・・・・・!.. 4 l__`=|_|≡ |≡≡≡ || |'≡/≡|/|\,.・| ≡ |ヽ|≡≡≡≡≡ /|≡ | _,,.........、≡|/} ヽ| ≡| |{≡≡≡≡≡ { .|≡ | ヽ_,, ヽ≡ | | |l≡ |≡| |≡≡≡≡≡ |. .|≡ | /_ | ≡l| |'≡ |≡ | |≡≡≡≡≡ |. .|≡ | |7 llう.. |≡≡≡≡/|≡ヽ≡≡≡≡≡ |. ..|≡ |. z-..,〃、 ム__ ll´.. | ≡≡≡ / ヽ≡ヽ≡ |―、≡≡ l ..|≡ | / ミ 1´/ヽ==,... ≡≡≡| \≡ヽ | ヽ≡≡l .ljヽl | 刀、ミ _,,,..-`‐三=ー- ≡≡≡| |ヽ/ー.、.. ヽ≡≡l. .|/ | ノ= ∠i /ヽ、≡≡≡≡≡ |¬、≡≡ヽ. |≡ゞー=ッ |≡≡| __/ (ll ー゜\|ヽ. /≡ ヽ≡≡≡≡≡ | ヽ≡≡ヽ |≡≡ヽミ. |≡≡| l|. ll7| ヽu=/l二ll二l'''ヽ /≡ /≡≡≡≡≡ | ヽ≡≡ヽ≡≡| |≡≡| | | llヽ|w-ヽ/Nヽll | | /≡ /≡≡≡≡≡≡ 711 :名無しさん:2008/10/14(火) 02 36 59 ID kdUcKs.A0 罰ゲーム指名権…いいものだ…だが それは勝ち得てこそ意味のあるもの…っ そう……だから…今はまだ時期じゃない…… いつか手に入れてみせるさ…優勝という栄光と共に……! 712 :名無しさん:2008/10/14(火) 02 39 03 ID WQT1CmoE0 お疲れ様でしたー なんつーかいろいろギリギリだった。 それはそうと#いかんげ会募集中だよー IRC導入方法は→ttp //irc.nahi.to/ 713 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 02 40 54 ID .3XFP94g0 __ なんだ…? この温もりは……! _,.ゝ'" `ヽ、 胸から湧いてくる…… この温かさ…… _≧- ヽ 感謝の気持ちは…… > ハ、ト、_、 ,.-、 ヽ 7,. ハl. //ヘ \^') \ 711が……… W'\ /、ノ、 u `! ト、 \ 711がただ… そこに在るだけで… / ,`'~,.っ |! |/'\__ \ 救われる……!. 'イ-<_.、 | ! ! ./ `-、_\ し'^l | ./ _ `\ 奴が目の前にいない 0 / V./ ` <_ `ヽ \ その寒々しさを考えたら… (j \/ / /´ ヽ\/\ || | | ,/ l \ \ 今… 見えるその存在は J ,.r┼‐|TT|_/ ! \ \ まさに救い…!_|_l_l ___ / (\lll|,|_|_| /| \ \ノ | ヽ |_|・・・ ヽ ´ヽ ヽ、 |,..-''" l \ \ 希望そのもの……! `\ >'l 匚o] //ヽ _|_l_l _ ヽ/ /` |_|_|_| // ヽ ノ | ヽ |_|・・・ l\ ,! /ヱ7 ヽ いや、本当すまなかった。 ポエムを期待しておりますね・・・! 勝ち抜きの結果 381 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 02 19 27 ID .3XFP94g0 優勝 どまんじゅう さん 準優勝 うどんで全一狙い さん 紅い(・3・)さん居ないのかー? とりあえず25分まで待ってこない場合は棄権としてガンダム売るよ!@クラ専さんを3位に決定しますねー あと、準決勝の注意書きも実行して井田咲きます。 優勝した どまんじゅうさんには・・・罰ゲーム指名権を差し上げますよ・・・クックック・・・ 誰か1名指名して貰って結構です 382 :名無しさん:2008/10/14(火) 02 23 31 ID p/IF18.U0 ここの参加者以外でもいいのかな? じゃあ攻雑新スレ19取った人がポエムか俳句かSSで 383 :謙虚な運営:2008/10/14(火) 02 28 01 ID .3XFP94g0 382 受け入れられるか不明だけど新スレの方に書き込んでおきましたー 紅い(・3・)さんが現れないので 優勝 どまんじゅう さん 準優勝 うどんで全一狙い さん 3位 ガンダム売るよ!@クラ専 さん となりましたー コングラッチュレーション ,―==7 Congratulation! コングラッチュレーション |く ___ _ Congratulation! fll`ーU+' `''、 ー=| おめでとう・・・・・・・・! _,,..-´ |ヽー-;ー..,,_. ,-=-, ,,..-‘≡≡ | ´|≡ |ヽ おめでとう・・・・・・・・! おめでとう・・・・・・・・!. | l____ヽ.|≡l≡≡≡| | | |≡ / |. |(llー´_ヽ|≡|≡≡≡|.| |l≡ / | 入賞おめでとう・・・・・・・・・・・・!.. 4 l__`=|_|≡ |≡≡≡ || |'≡/≡|/|\,.・| ≡ |ヽ|≡≡≡≡≡ /|≡ | _,,.........、≡|/} ヽ| ≡| |{≡≡≡≡≡ { .|≡ | ヽ_,, ヽ≡ | | |l≡ |≡| |≡≡≡≡≡ |. .|≡ | /_ | ≡l| |'≡ |≡ | |≡≡≡≡≡ |. .|≡ | |7 llう.. |≡≡≡≡/|≡ヽ≡≡≡≡≡ |. ..|≡ |. z-..,〃、 ム__ ll´.. | ≡≡≡ / ヽ≡ヽ≡ |―、≡≡ l ..|≡ | / ミ 1´/ヽ==,... ≡≡≡| \≡ヽ | ヽ≡≡l .ljヽl | 刀、ミ _,,,..-`‐三=ー- ≡≡≡| |ヽ/ー.、.. ヽ≡≡l. .|/ | ノ= ∠i /ヽ、≡≡≡≡≡ |¬、≡≡ヽ. |≡ゞー=ッ |≡≡| __/ (ll ー゜\|ヽ. /≡ ヽ≡≡≡≡≡ | ヽ≡≡ヽ |≡≡ヽミ. |≡≡| l|. ll7| ヽu=/l二ll二l'''ヽ /≡ /≡≡≡≡≡ | ヽ≡≡ヽ≡≡| |≡≡| | | llヽ|w-ヽ/Nヽll | | /≡ /≡≡≡≡≡≡ 紅い(・3・)さんは任意でポエムorSSor200戦をいつかやって下さいね! 以上表の突発運営は「謙虚な運営」でお送りしました。 皆さんお疲れ様でしたー! ポエム達 霧の漂う湖で 君は僕の前にいた 霧が覆う湖で 僕は君の前にいた なんの因果か偶然か 吸血鬼の戯れか 僕は君に恋をした 君はなんでも凍らせると 得意そうに言い放つ 僕はそんなことはないと 自信ありげに否定する 驚く彼女に僕は言う 僕の心は君といる時が一番あたたかい なんの因果か偶然か 吸血鬼の戯れか 僕らはその日恋をした 木陰で寄り合い手を取り合い 僕はいつもの言葉を紡ぐ 「チルノ愛してる」 ポエム?できたよー チルノは俺の嫁!異論は認めない! 桜色のアナタの頬にそっと触れる。 靡く黒髪は暗い闇ではなく暖かな抱擁を彷彿とさせる。 容姿を褒める言葉全て扱い切ってもきっと伝えきれない。 そんな理想が今、自分の隣に。 ふと心に影が差す。自分で良かったのだろうか? 相応しい相手は探せばいくらでも見つかる筈。 何故、どうして自分を選んでくれたのか――。 考えても答えは勿論出ない。 独占欲も、深い愛も人並み以上に持っている。 けれど彼女に自分でいいのだろうか。聞く勇気も勿論無い。 永久を幾ら誓っても虚しい須臾の記憶と化す可能性が怖い。 自分より素晴らしい人が現れた時、彼女の幸せを願い身を引けるだろうか…。 こんな醜い考えを持った自分はいよいよ彼女に愛を囁く権利さえ 刹那、怒られた。 愛し愛されるのに権利なんて必要無い。 自分を卑下し続ける事はその自分を愛してくれる者への冒涜でさえある。 容姿、性格、etc...沢山の要因があって今想い合う仲。 そのどれか一つが砕けた程度で揺らぐ貴方でも私でもない。 簡単に立ち込めた暗雲はこれまた簡単に晴らされた。 自分が相手を好きでいる限り相手も自分を好きだ。 それくらいの少し傲慢さを持って行こう。 終わらない物語が終わる日まで、月の至宝は独り占めさせてもらおう。 やっべ輝夜可愛いやっべ 罰ゲーム(SS) 「しかしまぁ、暇ね」 昼下がり、秋も終わりに近づいていく博麗神社。 山から時折吹き降ろしてくる乾いた風に揺れて散る紅葉を眺めながら、 この神社の巫女、博麗霊夢はいつものように縁側で茶を啜っていた。 参拝者の来ない境内は辺り一面紅葉の絨毯を敷いたように赤く染め上げられていた。 「―そんなことだから、信仰が集まらないのでしょう?」 澄んだ秋空から届いた呆れ気味の声を聞き、霊夢は視線だけをそちらへ向けた。 穏やかな風とともに現れたのは、妖怪の山に構える守矢の神社の巫女、東風谷早苗であった。 境内の赤い絨毯がふわりと舞い上がり早苗を包む。 赤と緑の彩が映えるその姿を見て霊夢は頬杖をついた。 「奇跡の大安売りね」 「何をわけの分からないこと言っているんですか。 というか紅葉だらけではないですか…まあこうだろうとは思っていましたが」 「あんたはいいじゃない、ぶわーって飛ばしてしまえば済むし。 面倒なのよ箒。ここの絨毯も風で吹き飛ばしてもらってかまわないわよ」 「御神徳をそんな事に使ったら罰が当たります」 「その御神徳でここまで飛んできたんじゃないの? まあいいわ、ところでその荷物は何なの?」 「ああ、そうでした。豊穣の神様から少し戴きまして、お裾分けに上がったのですよ」 そう言って早苗は手荷物を解いて縁側へと腰掛けた。 荷物の中には薩摩芋が入っていた。 「秋って素晴らしい季節だと思うわ」 「貴方という人は… まあ、せっかくですし落ち葉で焚き火をしましょう。私も手伝いますから」 「目的があるとなれば動かないわけにはいかないわね さあ、早く箒を持ってきなさい早苗」 「はいはい」 そう広くもない境内の掃除はあっという間に終わる。 絨毯を取り払った境内は少し寒そうな空気を帯びていた。 早苗は落ち葉の小山を境内のいつもの位置に作り、 そこへ薩摩芋を抱えて霊夢がやってきた。 境内で一番美しい紅葉を見せる槭樹がその目の前に聳えていた。 「そろそろ冬ね」 「陽が落ちるのも早くなりましたから」 「まあ、それもあるけど。この子がもう散り始めているし」 「このお茶会もそろそろ終わりってことですね…」 「冬には冬の味覚があるし問題はないわ」 「そういう問題ではないかと思いますが…」 「あ、焼けたんじゃない?」 焼きあがった薩摩芋をほおばり、その槭樹を見つめる2人。 乾いた風にまた紅葉が舞い落ちていった。 「この子はこの辺りの秋の徴みたいなものなのよ。 それを見て境内を掃除して備えるんだけど、今年は手間が省けたわ」 「それはどうも… でも冬は来れませんから、しっかり雪かきしておいてくださいね?」 「大丈夫よ。生活かかってるもの」 「……まあ動機はもはや問うべきにあらずです」 「冬の味覚には期待してるけれど」 「はいはい」 ------------- 「では今日はそろそろ。 冬になる前にまた来ると思います」 「落ち葉はないから果物がいいわね たまにはあの姉妹を連れてきてもいいわよ」 「わかりました、伝えておきましょう」 「あいつらにもよろしくいっといて」 それに肯き返して、早苗は風に包まれて山の神社へと帰っていく。 霊夢は、夕陽に照らされる姿に目を細めてその後姿を見送った。 「今日も白だったわねあの子」
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「白い金髪」 幻想郷の旧地獄のまとめ役である鬼の星熊勇儀が最近、結婚した。 相手は〇〇と言う名前の外来人の青年だった。 馴れ初めは〇〇が旧地獄に酒屋の仕事で御用聞きに来た時に勇儀の一目惚れし、〇〇への苛烈で熱烈で激烈なアプローチをし晴れて〇〇が鬼になり夫婦になったらしい。 生業は酒に舌を肥えている鬼の性分を活かした酒造りを始めた。 今日は博麗神社に宴会に呼ばれているので夫婦で一緒に酒樽を持って境内へと続く階段を登っていた。 「なぁ、〇〇?」 「ん?何だい勇儀。」 「今日、一緒にお風呂入るかい?」 「え…いや…一緒に風呂は…。」 〇〇が若干、青い顔して伏し目がちにすると。 「一緒に風呂は…入…?」立ち止まり食い入る様に、瞳孔が萎縮した眼で〇〇を見ていた勇儀は酒樽から手を離す。 すると、〇〇は大人しく 「…入ります。」と、答えた。 その答えを聞いた勇儀は満足そうにまた酒樽を持ち、上機嫌でまた階段を登った。 余談だが、勇儀の親友である伊吹萃香いわく最近、勇儀が上機嫌だと鼻歌を歌うらしい。 「私の旦那は~タラリラリン~、私の旦那は~タラリラリン~♪」と。
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太陽社長こと岡本大助の送る『全国神社Wiki』へようこそ。 このWikiでは神社や神道にまつわる事を随時更新してゆきます。 今戸神社(いまどじんじゃ) 〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目5-22 今戸神社とは 今戸神社とは、東京都台東区にある神社。 招き猫発祥の地として知られていて、良縁や開運招福のご利益があると言われています。 祭神 応神天皇 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) 伊弉冉尊(いざなみのみこと) 福禄寿 由緒 今戸神社の始まりは後冷泉天皇康平6年(1063年)。 京都の石清水八幡を勧請して今戸八幡を創建しました。 昭和12年7月に白山神社と合祀し、今戸神社へと改名し今に至ります。 招き猫発祥の地 江戸時代末期、当時の今戸八幡周辺に住んでいた老婆が、貧しさから愛猫を手放しました。 その夜愛猫が老婆の夢枕に立ち、「自分の姿を人形にしたら福徳を授かる」と告げます。 老婆が早速愛猫の姿を今戸焼にして売ったところ評判に。 これが招き猫の発祥だと言われています。 神社の境内には今戸焼の猫の他に、愛らしい猫の石像などを目にすることができます。
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相国寺 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか 概略 相国寺(しょうこくじ)は、京都市上京区にある臨済宗?相国寺派大本山の寺院。山号は万年山、本尊は釈迦如来、開基(創立者)は足利義満、開山(初代住職)は夢窓疎石である。足利将軍家ゆかりの禅寺であり、京都五山?の第二位に列せられている。五山文学の中心地でもあり、画僧周文や雪舟を輩出した。また、境内には13の塔頭寺院があり、鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)は相国寺の境外塔頭である。 歴史 室町幕府3代将軍足利義満は、いわゆる「花の御所」の隣接地に一大禅宗伽藍を建立することを永徳2年(1382)に発願。竣工したのは10年後の明徳3年(1392)であった。寺名の相国は「国を相(たす)ける人」から来ており、中国では宰相、日本では太政大臣の意味になり、太政大臣にまで登りつめた義満によって建てられたことが所以という。義満は禅の師であった天龍寺の春屋妙葩に開山となることを要請したが、春屋はこれを固辞。師である夢窓疎石を開山とし、自らは第二世住職になる、という条件でようやく引き受けた。義満が伽藍建立を発願する30年以上前に死去している夢窓疎石が開山とされているのは、このような事情による。春屋妙葩も相国寺伽藍の完成を見ずに嘉慶2年(1388)に没している。相国寺は京都最大の禅宗寺院のひとつとして、また五山文学の中心地として栄えたが、たびたび火災に見舞われた。伽藍完成からわずか2年後の応永元年(1394)に早くも全焼。直ちに再建に着手され、同6年(1399)には高さ360尺(約109m)におよぶ七重大塔が建立された。岡崎の法勝寺の塔にも勝るといわれ、落慶供養には千人の僧侶が招かれ、青蓮院門主尊道法親王が導師となり、御節会に準じて盛大に行われたという。しかし義満没後の応永32年(1425)にも再度全焼、応仁元年(1467)には応仁の乱の細川方の陣地となったあおりで焼失。天文20年(1551)にも管領細川家と三好家の争いに巻き込まれて焼失する。天正12年(1584)、相国寺の中興の祖とされる西笑承兌(せいしょうじょうたい)が住職となり、復興を進めた。豊臣秀吉は寺領として千三百余石を献上し、秀頼は法堂を、徳川氏は三門を寄進した。後水尾上皇は旧殿を下賜して方丈と宝塔、開山塔を再興し、ようやく旧観に復するに至った。現存する法堂はこの時期に建立されたものである。その後も元和6年(1620)に火災があり、天明8年(1788)の「天明の大火」で法堂以外のほとんどの堂宇を焼失した。現存の伽藍の大部分は19世紀はじめの文化年間の再建である。 伽藍 法堂(無畏堂) 慶長10年(1605)に豊臣秀頼の寄進により再建された。入母屋造、本瓦葺で、正面約29m、側面約23m。日本にある法堂建築としては最古のもの。内部には正面に高い階段を三方にそなえた須弥檀があり、中央には本尊の釈迦如来像と迦葉(かしょう)・阿難両尊者が祀られている。天井に描かれている狩野光信による「蟠龍図」は「鳴き龍」として有名。なお西の壇には達磨・臨済・百丈・夢窓疎石が、東の壇には大権修利菩薩・足利義満像がまつられている。 勅使門 境内の南正面に建つ四脚門で、木鼻や蟇股等の建築様式から桃山時代の遺構と見られる。普段は閉じられており、一般の出入りは東隣にある総門(薬医門)が使われている。 開山塔 開山夢窓疎石を祀る堂で、桃園天皇の皇后、恭礼門院の御殿を文化4年(1807)に移築したもの。内部には円山応挙一派の筆になる襖絵がある。前庭は切石でふち取った地に白砂を敷き、石組を配した枯山水庭園。背後に築山を設け、その間を水が流れるようになっていた。この流れは今出川の一部で「龍渕水」と称し、開山堂を出てからの水路を「碧玉溝」という。 方丈 文化4年(1807)の再建。桟瓦葺で桁行約25.5m、梁間約16m。内部には原在中筆「中国菩陀洛山図」「琴棋書画図」や土佐派?による「吉野山桜図」などが飾られている。また方丈には前庭と裏庭のふたつの庭があり、前庭は白砂を敷き詰めた造りで、禅の根本である「本来無一物(執着すべきものはひとつもない)」を表す典型的な禅宗前庭。裏庭は深山幽谷を象った枯山水庭園で、苔が美しい。 庫裏 天明の大火後の文化4年(1807)の再建。禅宗寺院特有の切妻造、本瓦葺の建物で、妻を正面とし、正面左寄りに唐破風に桟唐戸をつけて仏堂風とする。入り口の土間には大きな竈を設け、複雑に組まれた天井の巨材を通して上方に煙出しを設けている。 経蔵 安政6年(1859)に相国寺第120世盈冲和尚の寄進により建立された。高麗版一切経が納められている。 浴室(宣明) 平成14年(2002)6月に復元修復された。宣明とは「大唐五山諸堂図」の中で風呂を描いた「天童山宣明様」という図にあるように、浴室の別名。禅宗では「威儀即仏法」といい、日常の立ち居振る舞いすべてが修行であり、「心」と「体」の垢を落とすという意味で重要である。 承天閣美術館 相国寺に加え、鹿苑寺(金閣寺)や慈照寺(銀閣寺)などの関連寺院の文化財を収蔵展示する施設で、昭和59年(1984)に開館。伊藤若冲による鹿苑寺大書院の障壁画をはじめ鎌倉から江戸期にわたる墨蹟や絵画、工芸品など、国宝4点と重要文化財111点を含んだ数百点を収蔵する。 主な塔頭 光源院 相国寺第28世元容周頌によって応永28年(1421)に創建された塔頭寺院。はじめは広徳軒と号していたが、永禄8年(1565)に室町幕府13代将軍足利義輝の菩提寺となり、義輝の法号(光源院殿贈一品左相府融山道圓大居士)により光源院と改称された。本堂襖12面には日本画家水田慶泉による龍虎、牛、馬、蛇などの十二支に因んだ動物が描かれている。また墓地には姫路藩主池田輝政の母善応院と、同家臣荒尾但馬守および相国寺の画僧維明周奎の墓がある。通常非公開。 林光院 応永24年(1417)、足利義満の第2子である足利義嗣の菩提を弔うために、夢窓疎石を勧請開山として、西ノ京の紀貫之邸跡に創建された。秀吉の時代に現在の地に移ったとされる。境内の鶯宿梅は「軒の紅梅」ともいい、名木のひとつに数えられている。方丈と庫裏は、近江国仁正寺(現滋賀県蒲生郡)藩主、市橋氏の邸宅を、大正7年(1918)に移築したもの。通常非公開。 瑞春院 作家水上勉が小説「雁の寺」に描いた塔頭寺院で、今も雁の襖絵8枚が本堂上官の間(雁の間とも)に残っている。本尊は阿弥陀三尊来迎像。南北ふたつの庭園があり、南庭は室町期の石組が残る枯山水庭園「雲頂庭」、北庭は夢窓疎石の作風をとりいれた池泉観賞式で、表千家?の不審庵を模して造られた茶室「久昌庵」がある。水琴窟や大茶盛でも有名。拝観は要申込。 慈照院 相国寺第13世在中中淹の塔所で、はじめ大徳院と称した。延徳2年(1490)に室町幕府8代将軍足利義政の塔所となり、その法号をとって慈照院と改められた。本尊は十一面観音?像。江戸初期の草庵風害院造である書院「棲碧軒(せいへきけん)」は寛永9年(1632)に桂宮家の御学問所を下賜されたものといわれ、茶室「頤神室(いしんしつ)」は千宗旦?が智忠親王のために創設した四畳半台目の席。席内には持仏堂があり、利休?の像を安置する。この像は当時、公然と利休?を祀れなかったため、機に応じて布袋の首と挿げ替えられる仕掛けになっている。院内墓地には八条宮智仁・智忠親王以下、桂宮家および広幡家累代の墓がある。拝観は要申込。 大光明寺 暦応2年(1339)に後伏見天皇の皇后、広義門院を開基として、伏見に創建した皇室の御願寺。豊臣秀吉の伏見城築城に際して相国寺内に移され、慶長19年(1614)に徳川家康によって相国寺塔頭として再興された。旧伏見宮家の菩提所として客殿に位牌を祀り、方丈には本尊普賢菩薩坐像を安置する。方丈前には石組で「心」の字を象ったという「心字の庭」と呼ばれる枯山水庭園がある。室町幕府9代将軍足利義尚の塔所、常徳院を合併したため、墓地には義尚の墓がある。 大通院 応永23年(1416)、伏見宮栄仁親王が逝去ののち、伏見にあった大光明寺の境内に親王の謚号に因んで創建された。大光明寺が再興された際に大通院も相国寺山内に移転している。安永2年(1773)中興の祖として誠拙周樗が僧堂を開創し、文化元年(1804)に現在の選佛場(坐禅堂)が創建された。現在は相国寺専門道場とされている。通常非公開。 文化財 国宝 無学祖元墨蹟(4幅) 重要文化財(建造物) 法堂 重要文化財(美術工芸品) 絹本著色十六羅漢像 絹本著色鳴鶴図 紙本墨画山水図 紙本墨画猿猴竹林図(長谷川等伯筆) 絹本墨画淡彩鳳凰図 紙本墨書普広院旧基封境図 紙本墨書十牛頌 紙本墨書明主勅書 子元祖元高峰顕日問答語 異国通船朱印状 絹本著色妙葩和尚像(光源院所蔵) 絹本著色二十八部衆像(慈照院所蔵) 紙本墨画達磨像(慈照院所蔵) 絹本著色地蔵菩薩?像(慈照院所蔵) 灰釉四脚壺(慈照院所蔵) 紙本墨書慈照院諒闇摠簿(慈照院所蔵) 絹本著色羅漢像(大光明寺所蔵) 紙本墨書竺仙梵僊墨蹟(大通院所蔵) 拝観情報 住所 京都市上京区相国寺門前町701 電話番号 075-231-0301 拝観時間 春季(3/23~6/4)と秋季(9/15~12/8)のみ10:00~16:00 拝観料 800円(拝観場所は法堂・方丈・浴室の3ヵ所) アクセス 地下鉄烏丸線「今出川駅」下車徒歩5分 駐車場 駐車場あり(無料) 主な行事 その他 京都検定出題 平成16年(2004)第1回京都検定3級出題 「相国寺境内に住んでいた狐が、お茶の宗匠に化けてお手前を披露したことから、( )と呼ばれた。 (ア)利休狐 (イ)宗淳狐 (ウ)宗旦狐 (エ)宗守狐」 平成16年(2004)第1回京都検定2級出題 「寺院とその塔頭について誤っているものを選びなさい。 (ア)東福寺・光明院 (イ)建仁寺・両足院 (ウ)相国寺・玉鳳院 (エ)東寺・観智院」 平成17年(2005)第2回京都検定1級出題 「相国寺の法堂天井に描かれている龍は「鳴き龍」として知られるが、この「蟠龍図」の作者は誰か。」 リンク 相国寺オフィシャル http //www.shokoku-ji.jp/ 相国寺蔵 西笑和尚文案―自慶長二年至慶長十二年
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陸奥国 会津郡 熨斗戸組 介木生(すけきふ)村 大日本地誌大系第31巻 118コマ目 もと助牛に作る。寛文中(1661年~1673年)今の字に改めき。 府城の西南に当り行程20里13町。 家数14軒、東西4間・南北1町。 山間に住し西根川あり。 東13町田瀬村の山界に至る。その村は丑寅(北東)に当り24町30間。 西13町古町組大原村の山に界ふ。 南5町35間小高林村の界に至る。その村まで11町50間。 北10町40間穴原村の界に至る。その村まで24町40間。 山川 西根川 村西20間にあり。 小高林村の境内より来り、北に流るること13町、穴原村の界に入る。 広8間。 「いはな」・鰥を産す。 関梁 橋 村西20間、西根川に架す。 長8間。 隣村の通路、丸木橋なり。 神社 山神社 祭神 山神? 鎮座 不明 村東1町にあり。 鳥居あり。木賊村星安藝これを司る。 寺院 薬師堂 村西にあり。 創造の年月詳ならず。 塩原村泉光寺司なり。 Google Map神社?
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忍者月影抄 ◆F0cKheEiqE この奇怪なる殺し合いの会場となった地において、 地図の上では「C-2」と呼称される場所に、 一つの古ぼけた神社がある。 月は雲で隠されているのか、 『人気の無い』神社の境内は、恐ろしく静かで、 音を発するものは時たま吹く風だけである。 この神社の境内には大きな御神木があった。 樹齢五百年以上はありそうな欅の木で、 長く数多い枝と、そこから伸びた葉が天に広がっている。 その下は影になって、ただでさえ暗い境内の中で、 もっとも暗い闇に包まれていた。 ふと、風が吹いた。 賽銭箱の上の鈴の緒がたなびき、 カラン、カランと乾いた金属音が響いた。 それに呼応した訳ではないだろうが、 月を隠していた雲が流れ、 月光が境内を照らし始めた。 神木の下の闇にも、月影が伸びてくる。 そうして闇が切り裂かれると、 はたして、一人の男の顔が照らしだされたのである。 男は、今出現したのではない。 最初から、この欅の木にもたれかかる様にして立っていたのだ。 神社には、今なお『人気は無い』。 そう感じさせるほどに、今その存在が明らかになった男は、 存在感が希薄であり、 もし他人が見れば男を幽霊と思ったかもしれない。 中肉中背の、やや丸みを帯びた、余りにも平凡な容姿をした男である。 もし、路上で彼とすれ違っても、恐らく十秒も経てば、 彼の顔を忘れてしまっているのではないか―― そう思われるほどに平々凡々な顔立ちであった。 男は額に皺を寄せて、腕を組んで考えるような仕草をしているが、 事実男は色々と考え込んでいた。 自分が今如何なる状況に置かれているのか、 それがとんと見当がつかないのである。 無人の境内で意識が覚醒する前の記憶、 あの奇怪なる光景と、狐面の怪人物の姿を脳内で反芻しながら、 男はううむと唸った。 男の名前は如月左衛門と言う。 ◆ 如月左衛門は、甲賀卍谷の住人にして、 甲賀弾正率いる甲賀卍谷衆に所属する忍びであり、 その腕は上位十指、甲賀組十人衆の一員として数えられるほどのベテランである。 近親婚を繰り返し、意図的に遺伝異常を引き起こすことで、 常軌を逸した「忍法」を操る異形の忍者を創り出すことを、 四百年もの長きに渡り繰り返してきた甲賀卍谷だが、 その上位十指ともなれば、もはや妖気すら感じさせる怪物の群れである。 同じ十人衆が一員、風待将監、地虫十兵衛などは、 最早容姿からして人間から逸脱している。 その中にあって一見尋常な、否、「尋常すぎる」容姿容貌を持つ左衛門だが、 彼もまたこのおぞましき血の地獄相の結晶たる存在であり、 常識外の忍法を駆る魔人の一角なのだが、 その「忍法」の実態について述べるのは別の機会にする。 今、この如月左衛門は実に奇妙な事態に置かれている。 殺し合いをしていたかと思えば、別の殺し合いに巻き込まれていたのである。 左衛門がこれまでしていた殺し合いとは、伊賀甲賀の忍法勝負に他ならぬ。 甲賀卍谷衆の四百年の宿敵、伊賀鍔隠れ衆… 今や全国の忍者の頭領となった服部半蔵の定めた不戦の約定により、 互いに憎しみ合いながら、刃を交わす事を禁じられていた両一族であったが、 慶長十九年四月の末、突如この約定は解かれ、 二つの人別帖に記されし甲賀伊賀各々十名が合い戦い、殺し合う運びとなったのだ。 左衛門は何故、このたび唐突に不戦の約定が解かれたのか、その理由を知らない。 訳もわからぬ内に、気が付けば、この恐るべき血みどろの忍法勝負は開始されていた。 しかし左衛門はその事実には喜びと殺意以外は何の感情も抱かない。 甲賀卍谷に生れし者、老若男女に至るまで、鍔隠れ憎しの一念を胸に、 その魔性の技を磨いてきたのである。 故に、理由など要らぬ。ただ伊賀者惨殺すべし! 先手を打たれた甲賀は、既に五人が討たれている。 人別帖から永遠に抹殺された名前の中には、左衛門の妹、お胡夷の名前もあった。 そんな中、なんとか体勢を立て直し、伊賀者への反撃をいざ開始せん、 そう喜び勇んだ矢先、晴天の霹靂、 左衛門は、この新たなる殺し合いの場に連れ去られたのである。 ◆ 組んでいた腕を解いた左衛門は、足もとの黒い鞄を右手で掴み上げると、 木の下を離れて神社の拝殿の欄干に腰を下ろし、鞄を開いた。 この世の闇の世界にして、 人にして人に在らざる魑魅魍魎が跳梁跋扈する 驚くべき忍者の世界に身を置く左衛門にも、流石に理解を超えた『異常事態』である。 今、自分が如何なる状況にあるのか、それを考えるには余りにも情報が少ない。 故に、いったん考えるのを止めて、まずはこの黒い鞄の中身を見ることにした。 左衛門は江戸時代の人間である。 故に、近代科学の産物たる懐中電灯など、使い方がよく解らない物に おっかなびっくりしつつ、慎重に鞄の中身を確認していく。 (なるほど、この水入れの口には、種子島と同じ技術が使われておるのか…) ペットボトルの口を開け閉めしながらそんな事を考える。 支給品の確認だけで三十分ほど時間を消費し、 一旦外に出した物を鞄に終い終わると、 鞄の外に出ている物は二つだけになった。 名簿と、武器と支給された“竹筒”である。 実際に武器なのは、この竹筒自体ではなくその中身である。 中に入っていたのは、左衛門にも馴染みの深い物であった。 マキビシである。 鉄製で、四方に棘が飛び出した、手裏剣のように投げたり、 地面に巻いて敵の足止めに使ったりするあれである。 ようやく見知った物が出てきて、 異国で知人に出会った異邦人のように、左衛門は安堵の溜息をついた。 が、その安堵も、名簿に眼を回すや眉間に皺に取って代わられる。 甲賀弦之介―――甲賀弾正の孫にして、甲賀組十人衆の頭領たる若君。 朧―――伊賀のお幻の孫娘にして、忌まわしき鍔隠れの姫君。 薬師寺天膳―――得体の知れない鍔隠れの重鎮にして、伊賀組十人衆の一人。 筑摩小四郎―――伊賀組十人衆の一人にして、天膳の腰巾着。 (よりにもよって弦之介様が・・・) 左衛門は歯ぎしりをする。 弦之介は卍谷の敬愛すべき若君して、十人衆の頭領、 そして、甲賀組勝利の為には決して欠くことの許されぬ逸材である。 自分、そして弦之介が抜けたとあれば、 “あちら”に残っているのは霞刑部、室賀豹馬、陽炎の三人。 何れも恐るべき魔人だが、伊賀組の三人を除いても“あちら”に残っているのは、 蓑念鬼、蛍火、雨夜陣五郎、朱絹の四人と、数では劣っている。 (しかし、俺の名がこの「人別帖」に記されて無い事を考えれば、 刑部、豹馬、陽炎が呼び出されている可能性もある・・・ そうなると厄介だが、伊賀組の人間ならばむしろ好都合か・・・) 改めて、人別帖を見直し、伊賀組の名前に眼を向ける。 (朧、天膳、小四郎・・・この面子であったのは、実に運がいいな) 左衛門はサディスティクに笑う。 伊賀組もまた、しかもこの三人がこの殺し合いの場に呼び出されているのは幸運だ。 朧は現在の伊賀組の大将、天膳は副大将である。 この二人を討てば伊賀組への打撃は計り知れまい。 しかも、朧はあの「破幻の瞳」以外に何の忍法も身につけぬ素人同然の小娘。 筑摩小四郎は所詮小物にして、弦之介様の「瞳術」に顔面を割られた手負い。 薬師寺天膳はやや得体が知れず、不気味な相手ではあるが、自分の「忍法」ならば… (人別帖に俺の名前が無かったのは、更なる幸いよ。奴には存在を気取られず接近できる!) 如月左衛門の忍法… それは「変顔」、あるいは「泥の死仮面(デスマスク)」と呼称される。 この忍法は、泥で人の顔型を取り、 そこに自身の顔を押しつけることで他人の相貌に変身し、 その際、髪の毛や身長、体格まで変化させるという恐るべき変装術である。 これに声帯模写を合わせることで、完璧に他人になり済ますことが可能なのだ。 (小娘と手負いは忍法を使うまでも無い。天膳は他人になって仕留めればよい。 例え、誰か他に伊賀者が居たとしても、伊賀猿など何するものぞ、俺が仕留めてくれる) それに…。 左衛門はさらに考える。 (朧を討てば、弦之介様にも踏ん切りが付くであろう) 突如、許婚と殺し合う事になった為か、 弦之介様は何処か忍法勝負に乗り気でなかった。 その原因はまず間違いなく、朧の存在だ。 だとすれば丁度いい、禍根は今のうちに断っておくに限る。 (伊賀組さえ確実に殺(と)ってしまえば、後は弦之介様さえ生き残らせればいい) 今自分が為すべき事は、伊賀組を確実に殺し、 弦之介様を一刻も早く、あの忍法勝負の場に戻す事である。 弦之介様さえ、生きていれば、自分の命などもはやどうでも良い。 左衛門は、一瞬の躊躇いも無しに、自分の死を勘定に入れている。 忍びの命は忍び自身の物ではない。 主、ひいては使命の所有物である。 そのためには忍びは、息を吸うように自分の命を捨てることが出来る。 (方針が決まれば、一刻も早く行動に移らねばな…) 左衛門は名簿を鞄の中に、マキビシ入りの竹筒を懐に仕舞うと、 鞄を背負って、闇の中へ音も無く駆けだした。 (まずは誰か適当な奴の顔を貰うかな・・・) あの人別帖には、自分の知ってる以外に四六の名前があったが、 中には南蛮人の如き名前もあった。 正直得体が知れず、気にかかると言えば気にかかるが… (まあ、どうにでもなるわい) 左衛門は不敵に笑う。 卍谷に巣食う尋常の姿をした恐るべき魔人は、 音も無く、瞬く間に夜の闇に消えて行った。 【C-2/神社付近の森 /一日目・深夜】 【如月左衛門@甲賀忍法帖】 [状態]:健康、隠密行動中 [装備]:マキビシ(20/20)@甲賀忍法帖 [道具]:デイパック、支給品一式 [思考・状況] 基本:朧、小四郎、天膳を優先的に殺す。弦之介を一刻も早く生還させる。 1:情報収集しつつ、伊賀組を探す。 2:誰かの顔を奪うか? [備考] ※「猫眼呪縛」の章、弦之介の目が塞がれる前から参戦。 投下順に読む 前:盤曲の台は食い違い 次:彼と彼女の歩む道 時系列順に読む 前:盤曲の台は食い違い 次:彼と彼女の歩む道 如月左衛門 次:忍法 魔界転生(にんぽう しにびとがえし)
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蒼い月の夜~Lady in blue~ 雲がどんよりと空を覆った、6月末の蒸し暑い夜9時半。私は部屋の窓を開けて机に向かっていた。期末試験まではまだ少し間があるけど、私は今週末中にこの『人間と社会Ⅰ』のレポートを書き上げてしまわないといけなかった。期日そのものまではもう少し期間があるのだが、スケジュールの都合上、今のうちにやってしまわないと時間が取れそうにない。かと言ってもう少し早く書けばよかったのかというとそうでもない。 しかし、今になってみると、あと1日でも早く書いておけばこんなことにはならなかったのに、と思う。うっかりにもほどがある。レポートを書き終えて印刷したはよかったが、まさか最後にホッチキスの針がなくなっているなんて。普段そんなところチェックしてるわけないじゃない、と自分自身を擁護してみたり、まあホッチキスくらい明日でもいいんじゃないの、と言い訳をしてみたりもした。 しかし、今を逃すと買いに行けるのは明日の夕方だ。というのも、専門学校は”空きのコマ”というものがなく、90分の授業を1日4つ、毎日コンスタントにこなしていかなくてはいけないからだ。そのうち半分以上は調理実技なこともあって、これは意外に疲れる。お姉ちゃんの大学のように空いている時間があれば、そこでしっかり休むこともできるのだが。 それでも、お姉ちゃんは名門大学の法学部に通う大学生だから、あまり知られていない専門学校に行く私のような双子の妹がいるとは、誰にも思えないだろう。高校生の頃までは成績の差はあれど、なんとか同じ高校にとどまれていたが、こうして人がそれぞれの然るべきところへと収まると、またお姉ちゃんとの差を感じてしまう。お姉ちゃんは、私と違って、賢いから。 このレポートを明日以降に回せば、私のことだからどうせ忘れるのだろう。そんな間抜けな自分自身をよくわかっているからこそ、思ったときにすぐ行動できるようになったとも思う。ゆきちゃんやこなちゃんが私にアドバイスしてくれたことが、未だにこうして生きている。ちょっとコンビニ行ってくる、とお母さんに告げると、私はこの春に大学に入るときに買った真っ白いノースリーブのワンピースだけで、財布と携帯電話を持って家を出た。外は真っ暗で、街灯だけが私の進む道を照らしている。 コンビニまでは歩いて15分ほど。こんな格好だからこそ、わずかに夜風が吹いているのがわかった。でも出来れば知ってる人には会いたくないかな。コンビニに行けば中学校の時の同級生がアルバイトなんかしてるかもしれないけど。 私はもともとコンビニの深夜営業には疑問を持っていたのだが、いざこうして自分がその必要性に迫られてみると、その便利さがわかるような気がした。高校生の頃までは夜9時に寝ていたのだから、その便利さなど実感するはずがなかったのだ。もっとも、今でも10時半に寝ているのは、まつりお姉ちゃん曰わく世間一般では「だいぶ早い方」らしい。私が何時に寝ようが起きようが、コンビニはこうして24時間営業している。深夜でもフリーターや大学生は働こうとするからこそ、そんな無茶が出来るんだ。そういえば同級生にもコンビニで働いてる人がいたような。 ああ、あったあった。ホッチキスの針。あと、久しぶりにVAN HOUTENの冷たいココアでも買おうかな。ちょっと粉っぽいところが大好きだ。あとは、夜食でも買って帰ろうか? いやいや。365日年中無休でダイエット営業中のお姉ちゃんの前でこんな時間に夜食なんか食べるべきではない。今は我慢しておこう。 ふと店内のバック・グラウンド・ミュージックに耳を傾ける。普段はラジオなんか流しているような気がするのだが、今流れている曲はほんわかしていて、歌っている声が可愛らしく、聴いていてとても心地が良い。“いらっしゃいませ 私のこころに探しているのはなんですか? ” 私はただホッチキスの針を買いに来ただけなのだけれど……もっと違ったもの、ここにしかないようなものを求めて、このコンビニにやってくる人もいるのだろうか。 ありがとうございましたー、という抑揚のない夜勤の店員の声を聞きながら、私がコンビニを出ようとしたその時、すれ違いざまに入ってきた長い髪の女性。 「あやちゃん?」 「……ひーちゃん?」 それは、私の、そしてお姉ちゃんの長年の友人である、峰岸あやのちゃんだった。 「どうしたの? こんな時間に」 「うん、ちょっと、レポート書いてる途中に、要るものがあってね。あやちゃんは?」 「私もおんなじような感じ。履歴書と雑誌買おうと思って」 「履歴書? アルバイトするの?」 「うん、前期の間は全然働いてなかったから、正直お金なかったしね。自分のお金くらい自分で稼がなきゃ、と思って」 「へぇー、すごいなぁ」 あやちゃんが店内に入っていこうとするので、私もそれに付き添って店内に戻る。あやちゃんはnon-noの最新号と(毎号買っているわけではないらしい)、アルバイト・パート向けの履歴書セットをすぐにレジに持って行った。私はnon-noもan anも嫌いじゃないけれど、どちらかと言えばオレンジページとか、NHKきょうの料理とか、そっちの方が読んでいて楽しいような気もする。私の本棚の比率で言えば2対8くらいかな。あやちゃんは着飾る相手がいるもんね。みさちゃんのお兄さんらしいけど。 「待たせちゃってゴメンね、行こっか」 あやちゃんがレジから戻ってきた。雑誌と履歴書のせいで、ビニール袋が若干伸びている。乗ってきたのであろう自転車の前かごにそれを放り込んで、あやちゃんは自転車を押して歩き出した。 「最近どう? メールしてても全然会わなかったけど」 「うん、楽しいよ。朝から晩まで食べ物ばっかり扱ってる。たまに一般教養の授業とかがあるけど……今一番大変なのは、フランス語かな」 その言葉自体に偽りはなかった。友達もできたし、毎日学ぶことはたくさんある。それに自分の進学、選択には後悔もしていない。なのに、私はそんな自分自身が、ひどく……空元気を出そうとしているのではないかと思うことがたまにある。自分自身を慰めようとしているのか、正当化しようとしているのか。 私がそれをどんな時に感じるのかといえば、大抵の場合、自分の姉(特に双子の姉・かがみお姉ちゃんだ)や、陵桜学園の同級生の話を聞いた時だ。 「そっか。ひーちゃんも楽しんでるみたいで、よかった」 「あやちゃんは楽しくないの?」 「楽しいよ。陵桜もマンモス校だったけど、大学はそれよりももっともっと人が多くって大変。学部もたくさんあるしね」 「そうなんだ……すごいんだね、大学って」 「どうしたの? ひーちゃんだって自分のやりたいこと見つけたじゃない」 「そうなんだけどね。なんか最近、みんながうらやましくなってきちゃって」 そこまで言った頃、ちょうど私の家のすぐ近くまで来ていたので、私は境内にあやちゃんを案内した。私が小走りで石段に駆け寄って座り込むと、あやちゃんはゆっくりと自転車のスタンドを立てて、私の隣に座った。 私たちにとって、この境内は何年も前からずっと慣れ親しんできた場所だ。どのあたりに木の根が出ていて、どのあたりに大きな石が露出しているのか。そんなことも、私たちはよく知っている。そして、お姉ちゃんもそうだ。私たち4人の姉妹だけでなく、あやちゃんたちも、この境内で一緒に育ってきたのだ。今でこそ4人はバラバラの進路になってしまったが、私たちはついこの間までの6年間、一日も欠かすことなく毎日同じ学校に通ってきたのだ。 「あやちゃんは、みさちゃんがうらやましくないの?」 「なんで?」 「うーん、わかんない。でも何となく。みさちゃんとか、お姉ちゃんとか」 「そんなものかなぁ。みさちゃんは確かに素敵だけれど、みさちゃんはみさちゃん、私は私だもん」 私はあやちゃんから視線を外して、空を見上げてみた。まだ雲が空にかかっているけれど、その雲の裏側が青白い光を放っている。 「ねぇひーちゃん」 「なに?」 「私はね、まだまだ自分のことを月だと思ってるの」 「月?」 「うん。みさちゃんっていう太陽がいてくれたおかげで、今まで輝いてこられた月。いつも元気で私を引っ張ってくれたみさちゃんがいなきゃ、私は一人じゃ何も出来なかったと思う。私が落ち込んでる時も、みさちゃんは空気も読まずに私の肩を叩いて元気づけてくれたしね。みんなが腫れ物に触るように私を扱っている時でも、みさちゃんだけは私の心の奥深くまでやってきて、光をくれた……だから、私は何となくひーちゃんが悩んでいる理由も分かる気がする」 「そう、なんだ……」 「うん。でも、今になってやっとわかったのね。私とみさちゃんはずっと親友だけれど、目指してるものが違う。だから進学先も違うし、得意なことも勉強してることも全然違う。大学生にもなったらそれが普通だし、それが自分たちのあるべき姿だって、もう分かるけど」 「私とお姉ちゃんも、目指してるものは全然違うよ?」 「そう。だからそれぞれを測る物差しを換えなきゃいけないところまで、私たちはもう来てるのよ。もうみんなが同じように数学とか日本史とかやってるわけじゃないしね。私たちがどんなに頑張ったって、法学部の彼女に、例えば法律のことでかなうわけないわ。でもひーちゃんはお料理のことをもっとたくさん勉強してるでしょ? ならそれで充分よ。」 「そんなものかなぁ」 「少なくとも私は、そう思うよ」 境内は静かだが、時々通る東武鉄道の音がここまで聞こえてくる。ここは薄暗いけれど、東武の鷲宮駅の方向はそれなりに明るい。 よく山奥に行ったりして、びっくりするくらい人気がなかったり、物音がなかったり、まったく人間の生活感がないという体験をすることがある。でも、そんな人里離れたところに行かなくたって、街のど真ん中から少し外れただけで、こんなに静かな場所があるのだ。私たち人間はつい目立つものや人の集まるものに気を取られてしまうことが多々あるけれど、実はそんなもののすぐ近くの、私たちが普段気にもとめないような物陰に、また違った幸せや人生の形が転がっているんじゃないか。そんなことを思った。 有名大学の法学部というひとつの幸せがお姉ちゃんだとするならば、自分が本当にやりたいことをやるために陵桜では珍しく専門学校に進学したのが私だ。そんな私の感じる幸福は、ひょっとしたら日陰の幸せだと、周りの人たちは言うかもしれない。お姉ちゃんが持っている幸せほど、みんなが無条件で共感してくれることでもなければ、分かりやすくもないかもしれない。それでも、私は今の自分が幸せだと、自信を持って言えるような気がしてきた。 幸せの物差しは、一つじゃない。 当たり前だと言葉では知っていたことを、やっと本当に分かったように思えた。 「つかさ、もう帰ってるの?」 家の方からお姉ちゃんの声がした。私の帰りが遅く、境内から物音がするから出て来たんだろう。 「今帰ってきたとこだよ。心配かけたかな?」 「心配するわよ、1時間半も帰ってこなかったら。あれ、峰岸?」 「ごめん、お邪魔してるね。もう帰るよ」 「わざわざ送ってきてくれたのね、ありがとう」 「ううん、たまたまコンビニで会ったから着いてきただけ」 「そう。じゃあ、そういうことにしとくわ」 「そうしといて。じゃあ、おやすみ」 あやちゃんは自転車に乗って、夜の鷲宮の住宅街へと消えていった。長い付き合いでも、彼女から学ぶことはまだまだたくさん残っているようだ。 今度一緒にケーキでも焼こうかな。私ひとりじゃ出来ないようなものでも、あやちゃんとなら作れそうな気がした。 お姉ちゃんの誕生日に、誰よりも素敵なプレゼントをあげる。それもまた、私が学んでいることを活かすひとつの形なのかもしれない。 (おしまい) コメント・感想フォーム 名前 コメント
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746 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/04(土) 12 30 02 [ F3X8FUjw ] この前久々に東方夢見た。 最初はみすちー?視点。場所は神社から下る道で、短い石段と境内を突っ切る石畳が繰り返すかなり長いものだった。 隣にリグル?もいた気がするが、多分途中でいなくなったと思う。 なぜか「大人になるためにはこの道を逆立ちで歩き切らなくてはいけない」という事になっていた。どっかの民族の通過儀礼?スカートは何故かめくれなかった。 大変な道のりだったが、足首を誰かが掴んで支えていてくれたため、なんとか目標の場所まで辿りつく事が出来た。 立ち上がるといつの間にか逆立ちをしていたのが俺になっていて、足を持っていてくれていたのはみすちーだった。 みすちーが抱きついて来た。ふかふかしてとても気持ちよかった。 気がつくとみすちーは腕の中にはおらず、道の先をみると行ってしまう背中が見えた。時折ふっと消えて現れたり不思議な動きをしながら、やがて霞の向こうに消えていった。 脳内BGMで君望のRumbling Heartが流れて来た所で目が覚めた。 シチュエーションが意味不明だが、演出が神っていたので全体的に感動的な夢だった。 ムーディ
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出会い わぁ、先輩先輩こっち見てください。ゴマフアザラシの赤ちゃんですって~つい最近生まれた子なんですね、この子ぬいぐるみみたいで、本当に可愛いですね~ マイページ 通常 わぁ、お魚がいっぱいですね~ ゴマフアザラシの赤ちゃんがいるんですよ。 先輩、水族館って楽しいですね~ 日直 登校 朝 おはようございます。境内の掃除に行ってきます。 水族館が楽しみで、いつもより早起きしちゃいました。 綺麗な青空 お天気がいいとお掃除もはかどりますね。 昼 わぁ、大きな水槽ですね...お掃除がはかどりそうです! ...先輩アシカとオットセイの違いってわかります? ヒトデを触れるんですか? わ、わたしはムリですよ~ 夜 秋穂お姉ちゃんに水族館のおみやげを買ってきました~ 楽しい一日でした。先輩、また一緒に来ましょうね。 寝る前にお部屋のお掃除を...ムニャムニャ...しないと... アルバイト アルバイトの時間です。今日もお掃除を頑張りますよ~ 好感度レベルアップ 今日は水族館ですね。ずっと楽しみにしてたんですよ。早く着かないかな~ デート 約束 当日 ボス戦 開始 勝利 敗北 バトル 開始 水族館の前にバトルですね。 声援 勝利 勝ったんですね。さすがは先輩です~ 敗北 負けちゃったんですね...ショックです。 タッチボーナス これ見てください