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数時間後・ ~俺サイド~ 俺「出来た!!出来たぞぉ!!ハッハッハ!!やれば出来るじゃないか俺ぇ!!」 俺「・・・・・・あれ?何か本の見本と違って形が歪な感じがする?いやいや!!これは味があると言うんだな!!」 俺「・・・・・・・・・・・・」 俺「ど、どどどどどうしよう!!今何時だ!?・・・23時10分!!作り直すか!?い、いや駄目だ!!け、計画では24時ぴったりに俺が美緒を砂浜に呼び出して、そこで格好良く『美緒の人生で初めてのバレンタインプレゼントは俺からだぜ』って言う予定なんだ!!」 俺「ひぃ~!!味は悪くないよな!!箱の包みも綺麗にしたし大丈夫だよね!!」 俺「あぁ~!!扶桑に居ます黒江姉さんに我が神バルクホルン神よ!!俺はどうしたら良いですか!!」※緊張により取り乱し中 サーニャ「良いにおい・・・お腹空いた」フラフラ 俺「本の通りにしたのに何で形が悪いのかな!?」 サーニャ「あ、チョコレート・・・・・・いたらきまふ」パクッ 俺「作り直す、作り直さない、作り直さない、作り直す・・・」ブツブツ サーニャ「ちょっぴり苦いけど・・・おいひぃ・・・あむ、もぐもぐ」パクッ、パクッ 俺「うごごごご!!やっぱり俺の腕前が未熟だったからかぁ~!!普通の料理なら人並み程度には出来るのにぃ!!」 サーニャ「・・・・・・ごちそうさまでした・・・ふぁ~・・・夜間哨戒がんばろう・・・」テクテク 俺「はっ!!そう言えば予備に作ったやつから綺麗な形のを選んで、また包み直せば良いじゃない!!流石は俺だな!!」ガタッ!! 俺「・・・・・・あるぇ?予備に作ったチョコは?この入れ物に入れてたよねぇ」 俺「か、神隠しまでもが俺の邪魔をするのか!?きぃ~!!許せませんわ!!」※取り乱し中です 俺「って時間がねぇ!!し、仕方ない・・・美緒を呼び出すために探しに行こう!!形については扶桑で鍛えた土下座で謝る!!」 俺「最終確認・・・・・・大丈夫だな!!よし、待ってろよ美緒!!」 ~坂本サイド~ エーリカ「・・・・・・」モグモグ 坂本「ど、どうだハルトマン?変な味はしないか?」ドキドキ エーリカ「・・・・・・にしし、ぶいっ!!全然大丈夫!!とっても美味しいよ!!」 坂本「本当か!?形もおかしくないな!?」 エーリカ「うん、形もおかしくないよ。坂本少佐が頑張ったんだもん、俺君もきっと喜んでくれるよ」 坂本「ふ、ふむ。ハルトマンの言う通りに俺も喜んでくれるだろうか・・・そうなれば私も嬉しいのだがな」 エーリカ「やる事はやりきったからさ、後は坂本少佐が自信持って渡すだけだよ」 坂本「・・・・・・ふふふ、弱気になっては駄目だな。よし、今から渡しに行こう!!そうだ、24時丁度に渡すのも中々良いと思わないか?」 エーリカ「おお~坂本少佐も中々ロマンチックな事を考えるねぇ~♪」 坂本「そ、そうか?」 エーリカ「うんうん、良い案だと思うよ!!ささっそうなると予定の時間に刻々と近付いてますが、大丈夫ですかな坂本少佐」 坂本「に、23時10分!?あわわわ、お、俺を探さなくてはならないし、い、急がなくては!!」アタフタ エーリカ「包装も綺麗にしたし、味も大丈夫!!頑張って行ってらっしゃい!!片付けとかも私がしとくから大丈夫だよ~」 坂本「何から何まで・・・本当にすまないハルトマン!!この礼は必ずするからな!!約束だぞ!!」タタタッ エーリカ「はいな~♪上手くいく事を願っておくよ~・・・・・・上手くいく事を、願ってるよ・・・」 エーリカ「・・・・・・あはは、坂本少佐を応援する気持ちと自分の気持ちとが混ざって、頭がごちゃごちゃするなぁ」 エーリカ「はぁ~・・・まっとりあえずは坂本少佐に負けないよう、チョコにもっと愛情を込めようかな。ちょっぴり虚しいけどねぇ」 ~基地・廊下~ 俺「はぁ、はぁ・・・この曲がり角を曲がれば美緒の部屋に」タタタッ 坂本「はぁ、はぁ・・・この曲がり角を曲がれば俺の部屋に」タタタッ ドンッ!! 俺「のわっ!?」 坂本「うわっ!?」 俺「ってぇ~・・・す、すみませんよそ見してて、大丈夫です・・・・・・か?」 坂本「こ、此方こそすまない。私もよそ見をしてい・・・・・・た?」 二人『美緒(俺)!!』 二人『丁度用事があって探していたんだ!!』 二人『23時50分にいつもの砂浜に来てくれ!!』 二人『・・・・・・へ?』 俺「み、美緒さんや。砂浜に来てくれってどうしたんだ?」 坂本「お、俺こそなんだ?」 俺「あ、いや、それは・・・・・・い、言えない!!とにかく砂浜に来れば良いんだろ!!絶対に行くからさ!!そして美緒も来てくれ!!」 坂本「わ、私も詳しくは言えんが・・・とにかく砂浜に来てくれ!!そして私も絶対に来る!!」 俺「そ、それじゃ23時50分に砂浜な!!お、俺はちょっとやる事あるから一体部屋に戻るよ!!」スタスタ 坂本「う、うむ!!私も一体部屋に戻ろう!!それじゃまたな!!」スタスタ 俺「(・・・・・・うぉぉぉぉ~!!何か猛烈に緊張したぁ!!と、とりあえず美緒に会うんだ、部屋で身だしなみを整えて心を落ち着かせよう!!うんそうしよう!!)」 坂本「(・・・・・・うぁぁぁぁぁ~!!何故あんなに緊張したんだぁ~!!と、とりあえず俺に会うからな、身だしなみをきちんと整えて心を落ち着かせる!!うむそうしよう!!)」 ~基地外・砂浜~ 俺「・・・・・・」 ザッザッザッ 俺「!?(き、来たな)」 坂本「す、すまない俺。少し待たせてしまっただろうか?」 俺「だ、大丈夫だぞ。ほら立ったままはあれだし、隣に座りなよ」 坂本「そうだな・・・お言葉に甘えて失礼しよう」ポスッ 二人『・・・・・・・・・・』 俺「ご、ごめんな。こんな夜更けの寒い時に呼び出しちゃってさ」 坂本「そ、それは私の方も言える事だ。寒い時に呼び出してすまない」 二人『・・・・・・・・・・(き、緊張して何を話して良いか分からん!!)』 俺「その、あれだ・・・今日は満月が綺麗だな」 坂本「う、うむ。空気が澄んでいて星も月も綺麗に見える」 二人『・・・・・・・・・・(だ、駄目だったぁ~!!)』 俺「(いや、このままじゃ埒があかない!!)」 坂本「(悪戯に時間を使っては24時を過ぎてしまう!!)」 二人『その・・・俺(美緒)』 二人『あ、先に良いぞ・・・』 二人『・・・・・・』 俺「・・・・・・ぷっ、くくく」 坂本「・・・・・・ふっ、ふふふ」 二人『はっはっはっハッハッハッ』 俺「はぁ~あ、おかしい・・・・なぁに緊張してんだ俺達はよ~」 坂本「ははは、まったくだ・・・私達に遠慮や緊張なんて馬鹿馬鹿しい物なのにな」 俺「本当だよ。んじゃ俺から呼び出した理由言うぞ?多分同じ様な理由だと思うけどさ」 坂本「ああ、言ってくれ。私も大体分かっている」 俺「・・・・・・24時になったな。ほい、心から大事だと思っている美緒に俺からのバレンタインプレゼントだ。どうか受け取って下さい」 坂本「ふふふ、本当に心の底から嬉しいぞ・・・ありがとう俺。そして私からも親愛なる俺へバレンタインプレゼントだ。どうか受け取ってもらいたい」 俺「ありがとう美緒・・・・・・な、なんだかすまんな。嬉しくて勝手に顔が緩んでしまうんだよ」 坂本「安心しろ、私の顔も俺と同じく緩みっぱなしだ」 俺「ははは、本当だな。俺と全く一緒だ。笑顔の美緒も本当に可愛くて良いな」ニコニコ 坂本「ふふふ、今の俺も普段と比べて別格に格好良いぞ?」ニコニコ 俺「そりゃ光栄だな。あ、そうだ・・・こほん、えぇ~美緒の人生で初めてのバレンタインプレゼントは俺からだぜ?」 坂本「なんだそのクサイ台詞は・・・」 俺「ありゃ?格好良い台詞だろ?胸がきゅんっとしなかったか?」 坂本「きゅんっとはしなかったが背筋がぞわっとはしたな」 俺「うわぁ・・・かなりくるぞその言葉。考えに考えぬいた台詞だったのに・・・・・・」 坂本「まあ強ち間違えでは無い台詞だがな。俺が初めてと言うのは・・・・・・も、貰えて嬉しいのは本当だぞ?」 俺「・・・・・・美緒はずるいなぁ色々と。俺をすぐにきゅんってさせるんだからさぁ」 坂本「む?そうかそうか、ならば私は俺をきゅんとさせる達人だな!!はっはっは!!」 俺「へいへい・・・それより美緒、いくら厚手の軍服とは言えそれだけだと寒くないか?」 坂本「そうだな・・・うむ、少し寒いかもしれん。急ぎすぎて防寒具を身につけるのを忘れていた」 俺「あぁ~・・・そいつはすまんかった。あ、美緒。ちょっと少し近付いてくれないか?」シュルッ 坂本「・・・・・・なるほど」 俺「これで、よしっ!!ほら、このマフラーと俺のコートを一緒に羽織れば少しは寒くないだろ?」 坂本「確かに寒くないな。マフラーとコート、そして俺の体温のお陰で大丈夫そうだ」 俺「んで俺も温かいから一石二鳥!!あ、いや美緒とこうして触れ合えるのも嬉しいから一石三鳥かな」 坂本「まったく、最高の贅沢だな」 俺「まあまあ、今日位は許して下さいな」 坂本「ふふふ・・・さて、そろそろお互いにプレゼントの中身を見てみるか?」 俺「お、それもそうだな。気になって夜も眠れなくなりそうだし、そうしよう」 坂本「ではお互いに蓋を開けるぞ・・・」 二人『1、2の3!!』パカッ 二人『・・・・・・あれ?』 俺「み、美緒。俺ってプレゼント渡したよな?」 坂本「た、互いに渡して貰った・・・筈だが、まさか俺が作った物が」 俺「まさか美緒が作った物が」 二人『同じトリュフだとは思わなかった』 俺「・・・・・・偶然って怖いな」 坂本「・・・・・・偶然とは恐ろしいな」 俺「ちなみに誰から作り方を教えてもらったんだ?」 坂本「私はハルトマンに借りた『チョコで作る貰ったら嬉しいお菓子大☆全☆集☆』を見て作った・・・・・・まさか?」 俺「・・・・・・俺はバルクホルン大尉に借りた『チョコで作る貰ったら嬉しいお菓子大☆全☆集☆』見て作ったよ」 二人『・・・・・・カールスラント出身に人気なんだな(そしてその二人には感謝せねば)』 俺「ま、まあとりあえず一つ戴こうかな!!」パクッ 坂本「う、うむ!!一つ戴こう!!」パクッ 二人『(モグモグ)・・・・・・!?』 俺「お、おお!!これは美味しい!!美緒、このトリュフ程よい甘さと良いかなり俺好みだよ!!」 坂本「俺のも美味しいぞ!!甘さが控えめでほろ苦さが私好みで食べやすくて良い!!」 俺「良かった良かった、満足してもらえたみたいだな」 坂本「俺好みに作れて私も安心した」 俺「しかし美緒のは綺麗に真ん丸だなぁ・・・・・・見ろよほら、満月みたいだ」 坂本「俺の物は・・・何とも、でこぼこした丸だな」クスクス 俺「むむっ、それは本当に申し訳ない。だけどさこれでも丸くしようと頑張ったんだぞ」 坂本「食べる分には申し分無いし、何より私に対しての気持ちが込めてあるのが分かるから私はこの丸が好きだがな」ニコニコ 俺「う、うるせぇ///」ギュッ 坂本「ふふふ」ギュッ 俺「・・・・・・な、なあ美緒」 坂本「・・・・・・どうした?」 俺「その、えっとそ・・・・・・き、キスしないか?///み、美緒を見てたら愛しくなってきてさ、だ、駄目か///」 坂本「そ、そうか・・・よ、よし分かった。少し目を瞑ってくれ///」 俺「りょ、了解・・・・・・」 坂本「(パクッ)・・・・・・い、いくぞ///」 俺「・・・んむ・・・んっ・・・」 坂本「ちゅっ・・・ぅむ・・・」 俺「んく・・・ちゅく・・・」 坂本「ふぅ・・・っはぁ・・・」 俺「・・・・・・美緒の口、甘くて美味しいな///」 坂本「・・・・・・俺のも甘かったぞ。お互いチョコを食べたばかりだしな///」 俺「癖になりそう甘さだ・・・・・・もう一回美緒の甘い口を堪能させてくれよ」 坂本「仕方ない奴だ・・・・・・好きなだけ互いに堪能しよう」 『・・・・・・ちゅっ・・・・・・ぁむ・・・・・・んんっ・・・・・・』 翌日・ ~基地・食堂~ 俺「おはようございま・・・ってあれ?ハルトマン中尉しか居ないとは珍しいな」 エーリカ「おっはよ~俺君♪何か皆一斉に体調を崩したんだって。しかもこの基地の皆も」 俺「うへぇ~・・・・・・流行り病かなんかかなぁ。皆の容態があまり酷く無いと良いが」 エーリカ「本当だよね。あ、そうだ・・・・・・ハイッ!!俺君にバレンタインのプレゼント♪」 俺「おお~ありがとうハルトマン中尉!!早速食べてみて良いかな?」 エーリカ「もちろん♪さあ召し上がれ♪」 俺「(モグモグ)・・・・・・うん!!相変わらずハルトマン中尉の料理は美味いな!!これならいくらでも食べれるよ!!」パクパク エーリカ「沢山あるから沢山食べてね♪」 基地の医務室はエーリカ・坂本・俺を除く者達で溢れかえっていた。皆腹痛や頭痛・身体中の痛みを訴え、そして皆は口々にこう言った『天使から貰った普通のチョコケーキを食べたら気を失い、気が付いたら身体中が痛かった』と。 こうしてとある者は幸せなバレンタインデーを、とある者は医務室で痛みと戦いながら苦痛なバレンタインデーを過ごしたのであった。
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1991年 試合結果一覧(下に行くほど古くなります) 1991年夏期西日本学生馬術大会(平成3年8月8日~12日in綾馬事公苑) 宮崎県民体育大会(平成3年5月26~27日in綾馬事公苑) 春期九州学生馬術競技会(平成3年3月29~31日) 佐賀開設記念大会(平成3年3月24~25日) 1991年 夏期西日本学生馬術大会(平成3年8月8日~12日in綾馬事公苑) 2回走行 順位 選手名 馬名 一走減点 二走減点 3位 北崎 宏平 ルノアール 0 8 6位 坂本 朋康 エイティコール 24 4 ― 村上 学 タケノヒエン E E 2回走行、団体成績 順位 大学名 2位 宮崎大学 3―DAY―EVENT 順位 選手名 馬名 調教減点 耐久減点 余力減点 1位 北崎 宏平 ルノアール 206.1/3 0 0 2位 坂本 朋康 エイティコール 205.2/3 0 15 5位 村上 学 タケノヒエン 245.2/3 174 10 3-DAY-EVEVT、団体成績 順位 大学名 1位 宮崎大学 学生賞典馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 得点率 3位 坂本 朋康 高永 41.6% フレンドシップA 順位 選手名 馬名 減点 4位 村上 学 タケノヒエン 0 5位 北崎 宏平 ルノアール 0 ― 坂本 朋康 エイティコール 4 フレンドシップB 順位 選手名 馬名 減点 1位 四ッ辻 祐二 ルノアール 0 ― 四ッ辻 祐二 エイティコール 経路違反E 女子障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 ― 藤原 ルミ子 タケノヒエン 経路違反E 第2課目馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 得点率 1位 坂本 朋康 エイティコール 47.4% 宮崎県民体育大会(平成3年5月26~27日in綾馬事公苑) 小障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 ― 北崎 宏平 ルノアール 4 1位 坂本 朋康 エイティコール 4 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 1位 坂本 朋康 エイティコール 0 3位 北崎 宏平 ルノアール 7 コンビネーション 順位 選手名 馬名 1位 北崎 宏平 ルノアール 春期九州学生馬術競技会(平成3年3月29~31日) 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 3位 村上 学 タケノヒエン 4 4位 北崎 宏平 ルノアール 4 5位 坂本 朋康 エイティコール 10 小障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 1位 北崎 宏平 ルノアール 0 2位 坂本 朋康 エイティコール 0 複合馬術競技 順位 選手名 馬名 2位 坂本 朋康 エイティコール 4位 北崎 宏平 ルノアール 6位 村上 学 タケノヒエン 団体総合成績 順位 大学名 1位 宮崎大学 佐賀開設記念大会(平成3年3月24~25日) 小障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 7位 村上 学 タケノヒエン 0 ― 坂本 朋康 エイティコール 12 ― 北崎 宏平 ルノアール E 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 5位 坂本 朋康 エイティコール 8 ― 北崎 宏平 ルノアール E ― 村上 学 タケノヒエン E
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俺「ストライクウィッチーズぅ?」 168-270 作者 前1 168 :前1[]:2010/11/03(水) 22 06 16.44 ID iQA+nMsLO ペリーヌ「え、えっとですね…」 坂本「どうした?」 ペリーヌ「ルッキーニさんが迷子に…」 坂本「何!それは大変だ。探しに行くぞペリーヌ」 ペリーヌ「は、はい!(助かりましたわ)」ホッ 坂本「で、弟は誰といるんだ?」 ペリーヌ「え!」 坂本「弟が迷子になってはいかんからな。私がついていなければ」 170 :前1[]:2010/11/03(水) 22 13 08.15 ID iQA+nMsLO ペリーヌ「え、えっと弟くんはルッキーニさんとご一緒ですわ」 坂本「そうか!ならまずはルッキーニの所に!」 坂本「えっ?」 ペリーヌ「は、はい?」 坂本「弟も…迷子なのか…」 ペリーヌ「そ、そういうことになりますわ少佐」 坂本「全員、あとで覚悟しておけよ」 ペリーヌ「はぃぃ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 172 :前1[]:2010/11/03(水) 22 20 03.53 ID iQA+nMsLO ルッキ「うじゅじゅ♪」 弟「あれ?そういえばみんなは?」キョロキョロ ルッキ「うじゅ?」 ルッキ「あれー?」キョロキョロ ルッキ「しょうがないなーみんな」 ルッキ「みんな迷子になっちゃったみたいだね」 弟「ええ!」 ルッキ「弟ー、心配しなくていいよ!あたしがしっかり守ったげるからね!」ドン! ルッキ「ルッキーニお姉ちゃんにまっかせなさーい?」 弟「え…」 173 :前1[]:2010/11/03(水) 22 26 01.61 ID iQA+nMsLO ルッキ「よし!こっちだよ!」 弟「えっと、ここからあんまり動かない方がいいんじゃ…」 ルッキ「大丈夫、大丈夫。絶対こっちだから!」 弟「うーん…」 テクテクテク・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー コッチダカラ! ウーン… シャーリー「くそールッキーニのやつどこにいるんだ?」 シャーリー「あっちに行ってみるか」 タッタッタ・・・ 176 :前1[]:2010/11/03(水) 22 34 36.35 ID iQA+nMsLO キ84「はぁ…はぁ…」 キ84「どこだ…」 キ84「あ、ねえ君たち」 子供1「おじさんだれー?」 子供2「母ちゃんが知らない人と話しちゃダメって言ってたー」 キ84「あ、あやしくないから、ね?ちょっと聞きたい事があるんだ」 キ84「君たちくらいの女の子と男の子を探してるんだ」 子供3「わたししってるー」 キ84「え!」 子供3「こういうのろりこんって言うんだよー」 179 :前1[]:2010/11/03(水) 22 42 34.63 ID iQA+nMsLO キ84「え…」 キ84「ち、ちがっ」 子供達「ろりこんろりこんー」 わー!わー! 大人「なに!」 大人2「おいお前!こっちにこい!」 キ84「え、いや、ちが」 大人3「ごちゃごちゃうるさい!」 ワイワイ・・・ガヤガヤ・・・ 大人4「ロリコンですってよ奥さん」 大人5「あら!やだ」 ヒソヒソ・・・ ルッキ「うじゅ?どうしたの?」 大人6「お嬢ちゃんあっちへいきな。ここは危険だ」 ルッキ「わかったー」 182 :前1[]:2010/11/03(水) 22 51 21.59 ID iQA+nMsLO メガネ「あの、すいません」 お姉さん1「なぁに?」 メガネ「カクカクシカジカでして」 お姉さん2「そんなことより可愛い僕ぅ」 お姉さん1「お姉さん達と遊びましょう?」 ぎゅっ メガネ「え、ええ(両腕にやわらかい感触が///)」 お姉さん2「さあ、こっちよぉ」 メガネ「え?あ、はぁ///」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―メガネの後ろでは― ルッキ「みんなどこいったんだろ」 弟「さっきの所に戻ろうよー」 テクテクテク・・・ 184 :前1[]:2010/11/03(水) 22 58 12.17 ID iQA+nMsLO お姉さん1「ん?」 メガネ(ペリーヌより…お、大きい///) メガネ(僕ってモテるんだ///) お姉さん2「あのお店でぇ」 お姉さん1「私達とぉ」 お姉さん達「イ・イ・コ・ト・し・ま・し・ょ」 メガネ「は、はい!///」 お姉さん1「ふふっ」 191 :前1[]:2010/11/03(水) 23 05 39.31 ID iQA+nMsLO 坂本「ペリーヌ!何をボケっとしている!早く!」 ペリーヌ「…少佐、お先に行っててください」 ペリーヌ「…わたくし、用事ができましたわ」 坂本「ん?」チラ 坂本「なるほど、わかった。先に行っている。しっかりやるんだぞ!」 ペリーヌ「はいっ!」ニコッ ペリーヌ「トネールッ!!」 メガネ「ぐぼぁ」 ペリーヌ「これはどういうことですか?メ・ガ・ネ・さん」 194 :前1[]:2010/11/03(水) 23 11 06.97 ID iQA+nMsLO メガネ「あ、いや、これは」 ペリーヌ「トネールッ!!」 メガネ「ぐはぁ」 ペリーヌ「あ・と・で、ゆっくりお話をお伺いしますわ」 ペリーヌ「楽しみですわね」ニコッ ペリーヌ「さ、ルッキー二さん達を探しますわよ」 ペリーヌ「ついて来なさい」 メガネ「は、はひ…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 197 :前1[]:2010/11/03(水) 23 19 07.80 ID iQA+nMsLO ルッキ「あー歩くのつかれたー」 弟「ええ!」 ルッキ「きゅうけーい!」 弟「もうここでじっとしてようよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ルッキ「Zzz」 弟「寝てる…」 弟(今、恐い人とか来たらどうしよう…) 弟(お、俺が守らなきゃ…) 弟(でも…恐いよぅ…) ???「ねえ、僕たち」 弟「え?」 弟(ほ、本当に来ちゃった…)ガクブル 199 :前1[]:2010/11/03(水) 23 26 05.24 ID iQA+nMsLO ???「迷子かな?」 弟「え…あ…いや…その」チラ ルッキ「Zzz」 弟(ルッキー二お姉ちゃんおきてー)ウルウル ???「え、あ!ご、ごめん。恐がらせるつもりじゃ」 弟「ううっ…ううっ」 ???「そ、そうだ!ジュース!ジュース買ってあげるから泣き止んで!ね?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 弟「ひぐっ…」ゴクゴク ???「ごめんね…」 200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/11/03(水) 23 33 04.42 ID qJzBHtS00 この???は一体だれなんだ・・・きになるぜ・・・ 201 :前1[オリジナル俺]:2010/11/03(水) 23 33 24.35 ID iQA+nMsLO ???「僕はただ君たちが心配だっただけなんだ…」 ???「脅かして本当にごめん」 弟「ひぐっ…ジュース…うぐっ…ありがと」 ???「あ、僕はおれって言うんだ。君は?」 弟「弟…」 おれ「弟君って言うのかぁ」 ルッキ「う…じゅ?」パチ ルッキ「あー!ジュース!」 弟「あ、ルッキー二お姉ちゃん!」 おれ「はい。君の分もあるよ」 ルッキ「ありがとー」 204 :前1[]:2010/11/03(水) 23 41 16.64 ID iQA+nMsLO ――迎えを待っている間、弟達は色々な話をし、3人は打ち解けた。そして迎えが… 坂本「いた!」 おれ「はははー」 ルッキ「でねー」 弟「えー」 坂本「あれは!」 ―もっさんビジョン― おれ「ははは、可愛いなお前達!俺と来るんだ。グヘへ」 ルッキ「い、いや」 弟「美緒お姉ちゃんたすけてー」 ―現実― 坂本「私の弟に何をする!」 弟「あ!お姉」 坂本「烈風斬!」 207 :前1[]:2010/11/03(水) 23 47 31.45 ID iQA+nMsLO おれ「うわぁ」 どがああああああん 坂本「2人共ッ!怪我はないか!」 坂本「それから弟!尻は無事か!?」 弟「は?…いや、それよりおれさん大丈夫!」タッタッタ 坂本「おい!そいつに近づくな!」 ルッキ「うじゅー!」 おれ「だ、大丈夫だよ…」 おれ「いきなり何するんですかッ!」 208 :前1[]:2010/11/03(水) 23 52 28.49 ID iQA+nMsLO タッタッタ・・・ シャーリー「な、何が起こった!?」 キ84「い、いまのは!?」 ペリーヌ「どうしたんですの!」 メガネ「」 坂本「お前達来たか!2人を見つけたら誘拐犯が!」 シャーリー「なに!」 弟「ち、違う!この人はみんなが来るまで迷子の俺達と一緒にいてくれたんだよ!」 ルッキ「そうだよー!」 坂本「へ?」 213 :前1[]:2010/11/03(水) 23 57 33.41 ID iQA+nMsLO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー シャーリー「へー、ありがとな」 坂本「す、すまん。とんだ勘違いを…」 弟「怪我が無くてよかったね」 おれ「ははっ…(あれは怪我どころじゃ…)」 キ84「怪我といえばなんで黒焦げなの?メガネ」 ペリーヌ「なんででしょうかねメガネさん」 メガネ「雷恐い…雷恐い…」ブルブル 214 :前1[]:2010/11/04(木) 00 04 28.92 ID numkCBXhO ネウロイだー! 逃げろー! わー!わー! 坂本「なに!」 シャーリー「車へ戻るぞ!」 ドカアアアアン ガラガラッ ペリーヌ「瓦礫が!?」 おれ「あぶない!」 バッ ドンドン おれ「大丈夫ですか!?」 坂本「シールドだと!?」 シャーリー「しかもでかい!」 キ84「それより」 弟「お兄ちゃんウィッチなの!?」 218 :前1[]:2010/11/04(木) 00 10 07.85 ID numkCBXhO おれ「そんなことより今は避難を!」 坂本「そうだったな、みんな走れー!」 タッタッタッタ・・・ ペリーヌ「もう!しっかりしてください!」 メガネ「」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ミーナ『みんな無事!?』 坂本『ミーナか!こっちは大丈夫だ!そっちはどうなってる!?』 ミーナ『こっちはなんとかなりそうよ。でもすぐに基地に帰還して』 坂本『ああ!』 222 :前1[]:2010/11/04(木) 00 14 47.31 ID numkCBXhO 坂本「シャーリーッ!」 ブロロッ シャーリー「いつでもだせる!」 坂本「みんな乗ったか!?」 弟「お兄ちゃんも乗って!」 おれ「え?」 弟「はやく!」 おれ「あ、ああ」 シャーリー「出すぞ!」 ブルルルルルル・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 226 :前1[]:2010/11/04(木) 00 20 08.94 ID numkCBXhO ―基地― 坂本「ミーナ!」 ブロロロロロ ミーナ「ネウロイは倒したわ」 ゲルト「!」 ゲルト「弟ぉーーー!!」キラキラ ゲルト「お姉ちゃん頑張ったぞー!」 弟「あ!」 ゲルト「ん!そいつは誰だ?」 弟「あ、お兄ちゃんは」 ゲルト「!?」 お兄ちゃん…お兄ちゃん…お兄ちゃん…お兄ちゃん…お兄ちゃん… ゲルト「き、貴様ーッ!」 229 :前1[]:2010/11/04(木) 00 25 34.55 ID numkCBXhO おれ「な、なんですか!?」 ミーナ「落ち着きなさいトゥルーデ」 ミーナ「あなた名前は?」 おれ「おれといいます」 弟「迷子になったとき助けてくれたんだー」 ルッキ「あとねー少佐が烈風斬撃ったんだよー」 ミーナ「美緒?」ニコッ 坂本「あ、いや、それは」 坂本「お、おれ!助けてくれてありがとうな!お礼をしたい。今日は泊まっていけ」 230 :前1[]:2010/11/04(木) 00 33 04.42 ID numkCBXhO ―夜― おれを交えた夕食で、シャーリーとキ84が婚約したこと、おれが魔力を持っていることを話した。 おれ「シールド貼るくらいしかできないんですけどね」 弟「お兄ちゃんもここに住まない?」 ゲルト「だめだ!」 おれ「僕なんかが力になれるなら是非!」 坂本「よし、今日のお詫びに私直々に鍛えてやる!」 そんなこんなで、おれも仲間に加わった。そしてこの後メガネは……され、シャーリー達は愛し合った 234 :前1[]:2010/11/04(木) 00 42 00.62 ID numkCBXhO ―数週間後― 坂本『任務完了だ』 ミーナ『ネウロイの消滅を確認。帰投してください』 坂本「よーし、全機帰還する」 ゲルト「おと」 弟「お兄ちゃん今日凄かったよ!」 おれ「ほんと!?」 坂本「ああ、お前も様になってきたな」 おれ「ありがとうございます」 ゲルト(ぐぬぬ…あいつが来てから弟が構ってくれない…) ゲルト(しかし、少佐と妙に仲がいい…これはチャンスか?) 236 :前1[]:2010/11/04(木) 00 49 09.75 ID numkCBXhO ―基地― エーリカ「おかえりー」 ゲルト「ああ」 お兄ちゃーんお風呂いこーおれ、しっかり洗ってやってくれよ はい ゲルト「……」 エーリカ「トゥルーデどうしたの?」 ゲルト「なんでもない…」 とぼとぼ・・・ おれ「ん?」 238 :前1[]:2010/11/04(木) 00 55 36.33 ID numkCBXhO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー コンコン ゲルト「誰だ?」 おれ「僕です」 ゲルト「っ…!」 ゲルト「何の用だ?」 おれ「お話があるんです。空けてもらっていいですか?」 ガチャ ゲルト「話とはなんだ?」 おれ「バルクホルンさん!」 ゲルト「!?」ビクッ おれ「何か悩みがあるんじゃないでしょうか!?」 おれ「遠慮なく相談して下さい!バルクホルンさんの力になりたいんです!」 239 :前1[]:2010/11/04(木) 01 01 48.44 ID numkCBXhO おれ「僕に出来ることなら何だってします!」 ゲルト「え…えっ」 おれ「僕、バルクホルンさんのそんな顔見たくないんです!」 おれ「あなたにはいつも笑っていてほしい!」 ゲルト「なっ///」カァァ バタン! おれ「あ…」 おれ「僕いつでも待ってますから!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ゲルト「なっ…なっ///」プシュー 240 :前1[]:2010/11/04(木) 01 06 03.34 ID numkCBXhO ―次の日― ゲルト(くそう…眠れなかったではないか) あ、お兄ちゃん あ、おはよう ゲルト(はっ!)サッ 物陰 ゲルト(は、反射的に身を隠してしまった) ゲルト(あ、あいつめ…)ドキドキ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 242 :前1[]:2010/11/04(木) 01 11 24.04 ID numkCBXhO ―別の日― エーリカ「なんか最近トゥルーデ変なんだよね~」 男「変?」 エーリカ「おれを見るときとかさー」 エーリカ「あれは恋する乙女の目だね」 男「おれは悪いやつじゃなさそうだから大丈夫だろ」 男「それにいつまでも子供追いかけ回してるよりいいだろう…」 エーリカ「そうだね…」 243 :前1[]:2010/11/04(木) 01 17 48.56 ID numkCBXhO 男「それに子供好き同士お似合いじゃないか」 ―外・むこう― ルッキ「おれーまてー」 おれ「はははー、こっちだぞー」 弟「お兄ちゃんはやくー」 ―こっち― エーリカ「だね」ニコッ ―むこう― わー わー 坂本「弟ぉー」 ―こっち― エーリカ「……」 男「まだ一難残ってたな弟よ…」 246 :前1[]:2010/11/04(木) 01 24 31.37 ID numkCBXhO ―庭― メガネ「水やり終わったー!」 ぽつん・・・ メガネ「……」 メガネ「どうしてこうなった…」 ―食堂― リーネ「いいんですか?一緒に居なくて…」 ズズッ カチャ ペリーヌ「ええ」 芳佳「そろそろ許してあげたら…」 ペリーヌ「駄目ですわ!」 ペリーヌ「あの方、わたくしという者がありながら他の女にデレデレしてッ」 250 :前1:2010/11/04(木) 01 33 56.21 ID numkCBXhO ―エイラの部屋― エイラ「……」 エイラ「シャーリーとキ84が婚約カ…」 エイラ「アイツ忘れてないだろうナー」 エイラ「ワタシとの結婚のこと…」 エイラ「アイツ帰ってきたらなんて言ってヤロウ…」 エイラ「また抱き締めてほしいナ…」ポロッポロッ エイラ「ううっ…ひぐっ…」 ごしごし・・・ エイラ「な、泣いちゃだめダ」 エイラ「なあ、はやく帰ってこいヨ…」 252 :前1[]:2010/11/04(木) 01 41 46.59 ID numkCBXhO ―食堂― ゲルト「なあ、おれ///」 おれ「なんですか?」 ゲルト「これ、食べてみてくれないか///」 つお姉ちゃんの手料理 おれ「あ!美味しそうですね!」 おれ「いいんですか!」 ゲルト「ああ、お前の為に作ったんだ///」 おれ「バルクホルンさん///」 おれ「いただきます!」 ぱくっ ゲルト「ど、どうだ?///」 253 :前1[]:2010/11/04(木) 01 49 16.86 ID numkCBXhO おれ「すごく美味しいです!」 ゲルト「ほんとか!」 おれ「バルクホルンさんの夫になる人は幸せ者ですよ」 ゲルト「え///」ドキドキ おれ「美人だし、しっかりしてるし、料理も上手だし」 ゲルト「ふふ///そんなにほめないでくれ///」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ヒソヒソ・・・ ミーナ「トゥルーデもすっかり女の子ね」 芳佳「恋すると人は変わるんですね」 255 :前1[]:2010/11/04(木) 01 53 46.36 ID numkCBXhO ―もっさん部屋― 坂本(バルクホルンは最近おれに夢中だ) 坂本(今なら弟を私の物にできる!) 坂本(そして今、私の手にはこの前買ったアレがある) がさごそ・・・ 催眠術の本 坂本(今日作戦決行だ!) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 258 :前1[]:2010/11/04(木) 02 00 28.94 ID numkCBXhO 坂本「弟、ちょっと私の部屋に来てくれ」 弟「ん?わかった」 エーリカ(ん?なんか面白そうな予感がする) ―もっさん部屋― 坂本「そこに座れ」 弟「うん」 坂本(よ、よし)ドキドキ 坂本「弟、深呼吸するんだ」 弟「なんで?」 坂本「いいからやるんだ」 弟「は、はい」 弟「スゥー」 弟「ハァー」 坂本「続けて」 260 :前1[]:2010/11/04(木) 02 05 58.81 ID numkCBXhO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 弟「」 坂本(これがトランス状態か) 坂本(耳元で囁くんだな) 坂本「リラックス」 坂本「私の声を聴いてると」 坂本「だんだん気持ちよくなってくる」 坂本「気持ちイイ」 坂本「気持ちイイのは当たり前」 弟「」ビクッビクッ 坂本(おお!) 264 :前1[]:2010/11/04(木) 02 15 16.67 ID numkCBXhO 坂本(おお!よだれたらしてる)ハァハァ 坂本(か、可愛い///) 坂本(下もピクピクして///) 坂本(今襲えば…) 坂本(いや、今はあの言葉が先だ!) 坂本「弟は坂本美緒が好き」 坂本「弟は坂本美緒が好き」 坂本「弟は坂本美緒を愛している」 弟「」 坂本(これでいいはずだ) 坂本(後は…) ―中略― 坂本「イッちゃえ!」 弟「」ビクン 267 :前1[]:2010/11/04(木) 02 23 21.04 ID numkCBXhO 坂本「目が覚めたら暗示が残ります」 坂本「10数えると目が覚めます」 坂本「10……5……1」 パチン! 坂本(やった!やったぞ!) 弟「んっ…」 弟「ん?」パチ 弟「あれ?」 坂本「起きたか?」 坂本「お前は眠ってしまったんだ」 坂本「おはよう」 ちゅ 弟「ボー」 坂本(抵抗しない!?やった!やったんだ!私は!) エーリカ(見ちゃいけない物を見ちゃったよ…ミーナに報告しなきゃ!) 270 :前1[]:2010/11/04(木) 02 33 45.54 ID numkCBXhO その後、密告によりバレたもっさんはミーナ中佐にこってりしぼられました。 ミーナ「いくらなんでもやり過ぎよ!」 坂本「すまん…もうしません…」 ミーナ「それにあんな物に頼った愛なんて本当の愛じゃないわ!」 ミーナ「これは没収します」 あの本、“好きな男を虜にする催眠術の本"はミーナ中佐の手元に… ミーナ(これは使えるわね) ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺団Ⅲ 9へ続く
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前回のあらすじ 男「はっはっは、おーい坂本!」 坂本「めんどくさい海軍の上官が来た。もういやだ」 男の演舞を終え、昼食をとるために食堂に集まった。 男「いやあ、欧州で扶桑食を味わえるとは思わなかった。それも実に美味いときたものだ」 宮藤「えへへ、ありがとうございます」 リーネ「食後のお茶は……紅茶より扶桑茶のほうがいいですか?」 男「いや、せっかくだ、ここは紅茶を頂こう。ブリタニアの本格的な紅茶を体験できる機会などそうそう無いからなあ」 坂本「肝油でも飲んでればいいのに……」 ミーナ(さっきから美緒の様子がおかしい……。でも子供っぽく怒る美緒も可愛いわね) 男「お、そうだ坂本。ワシが送ってやった肝油はもう全部飲んだか?」 坂本「うわっ!?」 ペリーヌ「しょ、少佐?」 男「なんだ変な声を出して。滋養にも良いものだからしっかり飲めと昔から言っていただろう」 坂本「い、いえ。ちゃんと使わせていただきましたよ。皆にもふるまったりしたのでもう無くなりましたが」 男「なに、あんな不味いものを他人に飲ませたのか。酷い事をする奴だ」 坂本「なっ!?自分の分まで私や竹井に飲ませていたあんたが言うのか!」 男「はっはっは、そんな昔のことなどもう覚えとらんわ。それにしても初めて肝油を飲んだお前の顔といったら、実に傑作だったな」 坂本「しっかり覚えてるじゃないか!もう我慢できん!即刻扶桑へお帰り頂く!」 男「はっはっは、しばらく竹井の顔も見とらんし、竹井に会ってからでもいいだろう。そうだ、明日にでも竹井に会いに行かんか?」 坂本「お1人でどうぞ!私は任務と訓練がありますので!ふんっ」 そう言い捨て、坂本はズンズンと足音を立てながら食堂を後にした。 男「むう、少しからかいすぎたか。いかんいかん、機嫌を損ねてしまったかな」 ペリーヌ「ご無礼を承知で言わせていただきますけど、中将ともあろう方があんな子供じみた言動をするのはいかがかと!」 エイラ「おいおいツンツンメガネ、髪が逆立ってるぞ」 ペリーヌ「だまらっしゃい!」 男「ふむ、確かに。だがな、クロステルマン中尉。坂本は昔からどうも頭が固い奴でな、 時折誰かがこうしてからかってやらねば折れるか潰れてしまう気がするようなしないような」 ペリーヌ「そんなあやふやな根拠で少佐をからかわないでくださいまし!」 ミーナ「あの、坂本少佐とは古くから交流が?」 シャーリー「そうそう、話を聞いてると、昔の教え子だったような感じだよな」 男「教え子ではないがな、坂本とは扶桑海事変のころに知り合ってな。ワシの隊と坂本の隊が数ヶ月ほど共に行動する時があったのだよ」 宮藤「へー、そうだったんですか」 男「そうだ、『扶桑海の閃光』!宮藤さんも見ただろう。あれにワシもチラと映っているのだよ。 フイルムを持って来たから皆で見て欲しい!」 宮藤「え、あ、はい……」 シャーリー「おお、聞いたことあるぞその映画。一度見てみたいと思ってたんだ」 男「そうかそうか、フイルムは君達に寄贈しよう。扶桑の軍人の雄姿を是非目に焼き付けて欲しい!」 エイラ「面白そうだな、サーニャ」 サーニャ「うん。……っ!?」 サーニャが黒猫の耳と尾を発現させる。それと同時に魔道針が発動された。 サーニャ「敵です!」 サーニャの言葉と同時にサイレンが鳴り響く。 ミーナ「各員戦闘態勢へ!すみません、こんな時に。男中将は……」 男「ワシなぞにかまわなくても良い!急いで迎撃へ向かってくれ!」 ミーナ「了解!行くわよみんな!」 男「そうだ。ビショップ曹長、これを持っていくといい」 男が投げた黒ガラスの小瓶をリーネが受け取る。 リーネ「これは?」 男「お守りだ。使い方は坂本が知っている。さあ、行った行った!」 リーネ「はいっ、ありがとうございます!」 ウィッチ達は格納庫は向かった。 男「さて、ワシは城の天守閣から拝見させてもらうとしようか」 坂本「来たかミーナ」 ミーナ「少佐、状況は?」 坂本「あの中型一匹だけなんだが、装甲が堅くてな。それにコアが移動するタイプだ、烈風斬が当たらなくて参った」 坂本の前方には、中型ネウロイがのろのろと飛んでいた。 その姿は亀のように分厚そうな装甲を背負ったものだった。 ミーナ「分かりました。それじゃあ……」 リーネ「あの、坂本少佐」 坂本「ん、どうしたリーネ」 リーネ「男中将からこれを頂いたんですけど」 坂本「男中将から?ああ、これか。ちょうどいい、使わせてもらえ」 リーネ「えっと、使い方は少佐に聞けって言われたんです」 坂本「チッ、あのクソジジイ……」 リーネ「え?」 坂本「いや、なんでもない。仕方ない、小瓶とボーイズの弾倉を貸してくれ」 リーネ「あ、はい。どうぞ」 ミーナ「一体何を?」 坂本「説明するより見たほうが早い。すぐに済む」 坂本は小瓶の栓を抜き、入っていた液体を弾倉の中へ注ぎ始めた。 坂本「こんなものか。そしてよく振って、と」 ボトルに注いだ液体を混ぜるように、弾倉をガチャガチャと振る。 そして、弾倉を逆さにして中の液体を捨てた。 坂本「出来たぞ。一、二発あのネウロイに撃ってみろ。ああ、皆少し離れておけ」 リーネ「は、はい」 エーリカ「なんとなく想像がつくなー」 宮藤「えっ、ほんとですか?」 シャーリー「まあなー。わかってないなら楽しみにしてな」 リーネが銃を構え、狙いをつける。 リーネ「いきます!」 リーネが引き金を引いた。炸裂音と共に弾丸が飛び出す。 弾は一直線に飛び、ネウロイへ突き刺さった。 エイラ「!」 エイラが一瞬早く反応し、隣にいたサーニャの耳を塞ぐ。 弾丸が命中した箇所が一瞬光ったかと思うとネウロイが内側から膨張し、轟音と共に爆散した。 宮藤「きゃあ!」 ルッキーニ「うじゃあ!」 バルクホルン「馬鹿な、ありえん……」 ミーナ「たった一発であのタイプのネウロイを撃墜、いいえ、粉砕するなんて……。これが男中将の固有魔法の力なの?」 宮藤「え?どういうことですか?」 坂本「さすがだなミーナ、説明する前に気がつくとは。そうだ、これが男中将の固有魔法、 本人は『燃えたぎる血潮』などと言っているが正確には『血液媒介型炎熱魔法』の能力だ」 ルッキーニ「にゃ?あたしと一緒?」 坂本「少し違うな。お前の場合は多重展開したシールドの先に熱魔法を展開させる。 だが男中将の場合は自身の血でないと熱魔法を展開できないんだ」 宮藤「あ、だからさっきリーネちゃんの弾倉に血を流しこんでたんですね」 坂本「ああ。魔法の発動する条件は本人が決められるらしいが、今回は『激しい衝撃を二度受けたら』とかだろう」 宮藤「どうして二回なんですか?」 エーリカ「一回だとリーネが引き金を引いた瞬間私達黒こげだよー」 宮藤「あ、そっか」 リーネ「す、すごい……。まるで爆弾を撃ち出したみたいでした」 ペリーヌ「でも、朝に固有魔法を見せて頂いた時にはこんなに威力はありませんでしたけど?」 坂本「そこらへんはまあ、本人のさじ加減らしい。気分の問題とも言っていたな」 シャーリー「なんていうか、あのおっさんらしい豪快で滅茶苦茶な固有魔法だな」 坂本「だが、その滅茶苦茶なもののお陰で扶桑海軍が度々救われたのも事実だ」 坂本「迷惑な上官だが、頼りになるのは確かだ。それがまたなんとも腹立たしいんだがな」 ミーナ「ふふ、頼りになる上官なんて素晴らしいじゃない。さあみんな、基地に帰りましょう。全機帰還します!」 坂本「まあ、頼りにはなるがな……。うん、いや、だがなあ。うーん……」 男は基地の管制塔から戦闘の様子、そして自身の固有魔法の威力を眺めていた。 男「やはり……、か。少し予定を早めるか。いや、今更だな」 男「さて、戦乙女達を出迎えに行くか」 男「ふふふ、頼もしい娘たちよ」 次回予告 竹井「あら、男さん!お久しぶりです!」 男「おお、竹井!いやあ、見違えたなあ。こんなにベッピンになって、はっはっは」 坂本「なんだか面白くないぞ」 だいたいこんな感じになる予定! 一覧へ戻る
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魔法使いの弟子 作者:前1 俺「ファイアああああああ!」 ドカーン! 友「相変わらず凄いな」 俺「まあな」 友「本気だしたらあの山ぶっ飛ばせるんじゃね?ちょっとやってみろよ」 俺「わかったwww」 俺「はぁあああ!」 俺「ファイア!」 ポロッ 俺「あ」 ボンッ! ドカーーーーーン ――杖を振った。もうそれはそれは勢いよく、渾身の力を込めて。そして全力を込めた杖が手からこぼれおち、足元に落ちた。 ドカーーーーーン 俺「うぎゃああああああ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー 友「俺!」 友が駆け寄った。煙の中に俺の姿はなかった… 友「山じゃなく自分を消し飛ばしたのか…」 友「あほだろあいつ」 師匠「おい!どうしたのだ!」 友「魔法で俺が自滅しました」 師匠「えっ」 友「いいやつだったのに…」 師匠「んん!?」 師匠「あいつは生きておる」 友「なん…だと…」 師匠「次元の狭間に逃げたようだ」 友「やるねぇ!」 師匠「俺よ、聞こえるか?」 俺『聞こえます』 師匠「はやく戻ってこい」 師匠「この世界のコードはjtgadmp42tjp1284だ」 俺『了解。今から戻ります』 俺『jtgabmp42tjp1284ですね』 俺『ホイッと』 師匠「待て!それちがう!」 パッ 俺「ただいまー!」 俺「あれ?」 友「なんでいつもいつも…」 師匠「もうしらん」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 俺「もしかして間違えたの?」 俺「まあ、師匠が何とかしてくれるからいいか」 俺「すこしこの世界を探検するか」 俺「風よ!」 ブワッ 俺「おお!上手くいった」 俺「どこへ行こうかな♪」 ヒューン ―上空― 俺「お!女の子が空飛んでる!」 俺「おーい!遊ばない?」 芳佳「ん?」 坂本「なんだあれは?」 リーネ「人に見えますけど…」 ペリーヌ「手を振ってますわよ?」 ゲルト「どこの馬鹿だ!ここは戦闘区域だぞ!」 エーリカ「救難信号かも!」 芳佳「え、でも遊ぼうって…」 坂本「ハルトマンとバルクホルン見てきてくれ」 坂本「敵かもしれん。気をつけてな」 「了解」 ゲルト「おい!止まれ!」 俺「おお!格好いい!それどこの電動ガン?○イ?」 ゲルト「何をわけのわからないことを言っている!撃つぞ!」 俺「やめてやめて!当たったら痛いから!」 ゲルト「痛いどころじゃすまないぞ!」 俺「改造してんの?」 ゲルト「ん?わかるのか?私用に少しいじってあるんだ」 俺「お、よく見たら鉄パーツ使ってるじゃん!」 ゲルト「当たり前だ」 俺「…綺麗だね」 ゲルト「なっ///き、貴様!初対面の相手にそんなこと///」 俺「だって本当にそう思ったんだもん」 俺「凄く綺麗だよ(銃が)」 ゲルト「い、いい加減にしろよ///」 俺「もっと見ていたいな」 ゲルト「ぁぅ…///」 坂本『おい、どうした?何者かわかったのか?』 エーリカ『トゥルーデがやられちゃった』 坂本『なに!?敵だったのか!』 坂本『すぐそっちに向かう!』 エーリカ『え?少佐ちょ』 エーリカ「……」 エーリカ(とりあえず…) エーリカ「ねえ、君」 俺「ん?」 エーリカ「私達と来ない?鉄砲に興味あるんでしょ?」 俺「どうせ暇だし行く!」 エーリカ「ちょっと待っててね」 エーリカ「あ!」 坂本「大丈夫かバルクホルン!」 ゲルト「はい何ともありませんが」 坂本「え?」 俺「おお!サムライだ!それはチョンマゲ?」 坂本「ポニーテールだッ!」 坂本「貴様何者だ!」 俺「俺?俺は通りすがりの」 芳佳『坂本少佐!ネウロイです!』 坂本『なに!すぐ向かう!それまで持ちこたえるんだ!』 坂本「貴様はここにいろ」 坂本「行くぞ2人共」 「了解」 ブーン 俺「待って!俺も行きたい!」 ヒューン 坂本「待たせたな!」 ペリーヌ「少佐!」 ペリーヌ「ん?そちらの方は?」 坂本「ん?」 坂本「なっ!貴様なぜここにいる!」 俺「だって1人寂しいもん!」 坂本「ここは危険だ!戻れ!」 ビビッ 芳佳「危ない!」 バッ 坂本「すまない宮藤」 俺「なにあれビーム撃ったぞ!」 坂本「あれは敵だ!そしてここは戦場なんだ!」 坂本「早く安全な所に避難しろ!」 俺「え、あれ俺を殺そうとしてるのか?」 坂本「ああそうだ」 俺「オーケーわかったわかった」 俺「女の子は俺が守る」 俺「火の精霊よ」 俺「俺に力を!」 俺「ファイア!」 ドカーーーーーン 坂本「なに!?」 リーネ「凄い…」 ペリーヌ「ネウロイが消滅しましたわ…」 俺「今のはメラゾーマではない。メラだ!」 俺「うほー!これ一回言ってみたかったんだよ」 俺「まあ、メラですらないけど」 坂本「貴様何者だ」 芳佳「そういえばストライカーもはいてない」 坂本「基地まできてもらおうか」 俺「いいよ!」 坂本「ついてこい」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー ーーーーーー ―基地― 坂本「――と言うわけだ」 ミーナ「大体わかったわ」 ミーナ「あなた名前は?見たところ軍関係者じゃ内容だけど」 俺「なにこの取り調べみたいなの」 俺「名前は俺だよ。カツ丼は出るの?」 ミーナ「残念ながら出ないわ」 ミーナ「あなたは何者?」 俺「魔法使いだけど?」 ミーナ「魔法使い?あなたウィッチなの!?」 坂本「男のウィッチとは珍しいな」 俺「ちがうちがうウィザードだよ」 俺「ついでに言うと別の世界から来た」 ミーナ「頭は大丈夫かしら?」 俺「本当だって!」 俺「それでさ元の世界から迎えが来るまでここにお世話になっていいかな?」 ミーナ「ちょっと何言ってるかわからないわ」 俺「だーかーらー!帰るまでお世話になっていい?」 俺「もちろんだだでとは言わないさ」 俺「俺結構なんでもできるんだ本気を出せば」 ミーナ「う~んそこまで言うなら…」 俺「やったー」 ミーナ「何でもしてもらいますからね?」 俺「うんうん♪」 坂本「いいのか?ミーナ」 ミーナ「ええ、色々やってくれるそうですし戦力にもなりそうよ」 坂本「まあ、そうだが…」 俺「とりあえずお腹減った!」 坂本(大丈夫だろうか…) ―食堂― 俺「おお美味しそう」 ミーナ「みんな聞いて」 ミーナ「今日からこの俺さんがしばらく一緒に暮らすことになりました」 ペリーヌ「ええ!」 ゲルト「なに!」 シャーリー「誰だ?」 俺「俺だ!」 ミーナ「何でも雑務をやってくれるそうよ」 ミーナ「みんな頼ってあげてね」 俺「どんどん頼ってくれ!」 ―ミーナの部屋― ミーナ「マッサージお願いね」 俺「はいはい」 ミーナ「あら、いいわ~」 ミーナ「もうちょっと強く、そうそう上手ね」 ―5分後― 俺「もう無理…指がああ…」 ミーナ「だらしないわね」 俺「他のがいい」 ミーナ「しょうがないわ」 ミーナ「洗濯でも頼もうかしら」 俺「任せて!」 ―洗濯― ミーナ「じゃお願いね」 俺「結構あるな…」 芳佳「あの、私手伝いましょうか?」 俺「えーっと…」 芳佳「宮藤芳佳です」 俺「大丈夫大丈夫」 俺「まあ見てて」 芳佳「はあ…」 俺「水よ!」 ブワァ 芳佳「うわあ!」 俺「それ全部入れて」 芳佳「は、はい」 ジャバジャバ 俺「風よ!」 ジャババババババババ 芳佳「桶の中の水がまわりだした!」 俺「洗剤入れてと!」 俺「これでよし!」 芳佳「俺さん凄いです!」 俺「魔法使いだからな」 芳佳「私男のウィッチなんて初めて見ました」 俺「ウィッチじゃなくてウィザード」 芳佳「?」 俺「そろそろいいんじゃないかな」 俺「止まれ!」 ジャババ バッ、バッ 俺「干すのも大変だ」 俺「そうだ!」 俺「火よ!」 ボォ 俺「これなら直ぐに乾く!」 ジジジ・・・ 俺「ん?」 ボッ 俺「やば!燃え移った!」 俺「どうしよう!どうしよう!」 メラメラ・・・ 俺「洗濯物がー!」 ゲルト「なんだこれは!」 俺「おお!いいところに!」 俺「助けてー!」 魔法使いの弟子2へ続く
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がちゃ ナイト「うまそうな匂いだな」 男の娘「おはようございます皆さん」 エイラ(あいつら)キッ シャーリー「ああおはよう」 メモ「ナイトさん、男の娘さんもうぐ出来ますから」 ナイト「ああ。ん?」 ナイト「どうしたんだ?そんなに見つめて」 ナイト「俺に惚れたか?」 エイラ「な、ナンだと!」 エイラ「ワタシにはお、夫が居るんダカラナ!」 ナイト「冗談だ冗談」 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/12(火) 15 42 16.25 ID fLiQ95B90 しえんする 50 :前1[]:2010/10/12(火) 15 46 17.73 ID isZ101HTO ―食事中― ガチャガチャ ナイト「旨いな」パクパク 三角「おいショタこぼれてるぞ」 ミーナ「あらあら」 ゲルト「私が吹いてやろう」フキフキ ショタ「ありがとう」 三角「すいません大尉」 ゲルト「いや気にするな」 芳佳「メモさんの料理美味しいです!」 メモ「宮藤さんのも美味しいですよ」 51 :前1[]:2010/10/12(火) 16 05 24.58 ID isZ101HTO 坂本「このあと訓練だ」 坂本「ハンガーに集合してくれ」 オレ「俺の実力みせてやる」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―ハンガー― 坂本「みんないるか?」 ロボ子「うぃーすwwww」 坂本「返事ははいだロボ中尉」 ロボ子「はいはいwwww」 坂本(くっ!) 52 :前1[]:2010/10/12(火) 16 18 33.99 ID isZ101HTO 坂本「あなた方の戦闘スタイルを教えていただきたいのですが大佐」 ナイト「ああ、わかった」 ナイト「俺とオレと三角は前衛、ロボ子と男の娘とショタとメモは後衛だ」 ロボ子「俺ら単体でもつえーけどなwww」 エーリカ「へぇ」 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/12(火) 16 19 14.34 ID WgnnZQFN0 支援 54 :前1[]:2010/10/12(火) 16 25 26.14 ID isZ101HTO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ―その頃666達は― パチパチッ ガサゴソ リフ「おい芋やけたぞ」 サンダ「わかった」 喉「芋っていうより炭だろこれ」 リフ「文句あるなら食うな」 男「エーリカの料理よりマシだ」 リ・喉(それは料理なのか?) 弟「にがー」 ―何日か経過し999のメンバーは501のメンバーとそれなりに馴染んでいた 芳佳「メモさん!私に料理を教えてください!」 メモ「宮藤さんは十分お上手ですよ?」 芳佳「扶桑料理以外も上手になりたいんです!」 メモ「どうしてですか?」 芳佳「私の大切な人達が帰ってきたら沢山ご馳走作るって約束したんです!」 メモ(大切な人達か…) メモ「わかりました」 芳佳「やったー!」 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/12(火) 16 40 46.06 ID fCN8uvlf0 むしー 58 :前1[]:2010/10/12(火) 16 49 06.96 ID isZ101HTO ゲルト「ここにいたかショタ」 ショタ「ひっ」 ゲルト「今日も可愛い服着せてやるからな」 ショタ「ぼ、僕用事が」 ゲルト「さ、私の部屋にいくぞ!」グイッ ―ハンガー― 三角「おい充電してやる」 ロボ子「男の娘じゃねーのかよ」 三角「今手が放せないらしくてな」 ロボ子「はやくしてくれ」 三角「ここか?」ガコン 59 :前1[]:2010/10/12(火) 16 56 50.29 ID isZ101HTO ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ロボ子「お前バカか?でかいほうがいいだろ?」 三角「バカはお前だ」 三角「貧乳こそ至高だ」 ロボ子「頭大丈夫か?」 三角「ハルトマンさん位がちょうどいいんだ」 三角「それにあの容姿」 三角「俺は天使を見つけた///」 ロボ子「シャーリーのあの胸みてないのかお前」 シャーリー「お、何の話をしてるんだ?」 ロボ子「うはwwwきたwww」 ロボ子「その胸揉ませてくれwww」 三角「お、おい」 シャーリー「悪いがそれは無理だ」 シャーリー「先約がいるからな///」 三角(男か?) ロボ子「減るもんじゃねぇよwwwいいだろ?www」 シャーリー「お前もついてるじゃないか」 ロボ子「これかてーよwww」 これなんかどうだ? ええー ルッキ「うじゅ?」ガチャ ゲルト「ん?ルッキーニか」 ルッキ「何してるのー?」 ゲルト「ショタの服を選んでいるんだ」 ルッキ「じゃこれはー?」 ゲルト「それは弟のだ」 ショタ「あ、あの弟って言うのは?」 ゲルト「ん?」 ルッキ「弟は弟だよー」 ゲルト「私の大事な弟だ」 ゲルト「私の秘蔵の弟コレクションをみせてやる」 ガサゴソ・・・ ゲルト「よっ」 ドスン! ガチャガチャ ゲルト「これがアルバムだ」 ゲルト「私が頑張って撮ったんだ」ペラッ ルッキ「こっちはー?」 ゲルト「ああ、それか?それは妹コレクションだ」 ゲルト「これなんかどうだ?可愛いだろ?」 ショタ「ん?」 ショタ「!」 ショタ(この子あのときの!) ゲルト「どうかしたか?」 ショタ「い、いえ」 70 :前1[]:2010/10/12(火) 17 28 53.94 ID isZ101HTO 坂本「なに」 坂本「わかった」 坂本「ああ、よろしく頼む」 ガチャン 坂本「ふぅ」 オレ「少佐ぁ!」 坂本「ビクッ」 坂本「な、なんだどおした?」 オレ「少佐!訓練してくれ!」キッ 坂本「いい目だ」 坂本「いいだろう」 坂本「では外にいこう」 オレ「はい!」 71 :前1[]:2010/10/12(火) 17 36 51.18 ID isZ101HTO ―外― 坂本「いい天気だな」 坂本「よしまずは走り込みだ!」 オレ「はい!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー オレ「ふぅー」ドサッ オレ「ハァハァ…」 坂本「どうした?もうへばったのか?」 オレ「いえ!まだまだいけます!」 坂本「ふふっ、さあ立て」スッ オレ「あ///」 ―オレビジョン― キラキラ~ キラキラ~ 坂本「さあ立って」ニコッ スッ 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/12(火) 17 38 11.64 ID fLiQ95B90 もっさん・・・ 73 :前1[]:2010/10/12(火) 17 45 19.69 ID isZ101HTO ―現実― オレ「はい…」スッ ガシッ オレ(手が///) 坂本「よっ」グイッ 坂本「さあ次は素振りだ」 オレ「竹刀の持ち方がわかりません」 坂本「そうか、後ろから教えてやる」 ムニッ オレ(背中になにか柔らかい感触が!?) 坂本「右手はこう、左手はこう持ち」 坂本「左手をしっかり握るんだ」ギュ ムニュ~ オレ(背中が!左手が!) 坂本「よし、私の真似をして振ってみろ」ブンッ ブンッ オレ(美しい…///)ポーッ 坂本「おい!見ていたのか?」 オレ「は、はい!しっかりと!!」 坂本「ならば振らんか」 オレ「はい!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 坂本「日が暮れてしまったな」ハァハァ 坂本「長引いてすまないな」 オレ「いえ!素晴らしい時間でした!」 坂本「そうか!ならば明日もどうだ?」 オレ「ぜひお願いします!(やった!)」 ―オレが訓練していた頃― ルッキ「ねえショター」 ルッキ「一緒に遊ぼうよ!」 ショタ「うん!」 ルッキ「やたー!」ニコッ ショタ「///」ドキッ! ショタ(何だろうこのキュンキュンする気持ち) ルッキ「ショターむしー」 ショタ「わぁ大きいー」 うじゅじゅー ショタ(見てるだけで嬉しくなる///)ニコニコ ルッキ「ショター」フリフリ ショタ「///」フリフリ 俺団Ⅱ20へ続く
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1993年 試合結果一覧(下に行くほど古くなります) 1993年綾ホースショー(平成5年11月20、21日in綾馬事公苑) 全日本学生馬術大会(平成5年11月8~14日in東京馬事公苑) 宮崎市民大会(平成5年10月17日in宮崎競馬場) 夏期西日本学生馬術大会(平成5年8月1日~8日in綾馬事公苑) 宮崎県民体育大会(平成5年5月22、23日in綾馬事公苑) 春期西日本学生馬術大会(平成5年3月1~3日) 新春馬術大会(平成5年1月30~31日in宮崎競馬場) 1993年 綾ホースショー(平成5年11月20、21日in綾馬事公苑) 小障害飛越競技A 順位 選手名 馬名 減点 ― 白井 真紀 エイティコール 4 ― 長浜 清香 アーデル E ― 菊池 真理子 ルノアール E 小障害飛越競技B 順位 選手名 馬名 減点 ― 長谷川 裕之 エイティコール E ― 松田 佳子 アーデル E ― 井手 華子 ルノアール E 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 ― 白井 真紀 エイティコール E ダービー競技 順位 選手名 馬名 減点 2位 白井 真紀 エイティコール 4 ― 新田 展央 ルノアール E 全日本学生馬術大会(平成5年11月8~14日in東京馬事公苑) 3DAY EVENTS 順位 選手名 馬名 調教減点 耐久減点 余力減点 17位 坂本 朋康 タケノヒエン 162 6.8 4.75 2回走行 順位 選手名 馬名 一走減点 二走減点 ― 坂本 朋康 ビッグアイ 43.75 29.25 学生賞典馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 総得点 27位 坂本 朋康 高永 546 総合成績 順位 大学名 総得点 10位 宮崎大学 宮崎市民大会(平成5年10月17日in宮崎競馬場) 小障害飛越競技A 順位 選手名 馬名 減点 3位 坂本 朋康 タケノヒエン 0 ― 白井 真紀 エイティコール 0 ― 長浜 清香 アーデル E ― 菊池 真理子 ルノアール E 小障害飛越競技B 順位 選手名 馬名 減点 ― 松田 佳子 ルノアール E ― 長谷川 裕之 ルノアール E ― 井手 華子 アーデル 2反 ― 長谷川 裕之 アーデル E 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 2位 坂本 朋康 タケノヒエン 0 3位 白井 真紀 エイティコール 0 ― 佐藤 真由美 エイティコール 1反 ― 北崎 宏平 ルノアール E ― 菊池 真理子 ルノアール E ― 長浜 清香 アーデル E 夏期西日本学生馬術大会(平成5年8月1日~8日in綾馬事公苑) 2回走行 順位 選手名 馬名 一走減点 二走減点 ― 坂本 朋康 タケノヒエン ― 白井 真紀 ルノアール 10 E ― 新田 展央 エイティコール E ― 佐藤 真由美 アーデル E 3DAY 順位 選手名 馬名 調教減点 耐久減点 余力減点 3位 坂本 朋康 タケノヒエン ― 新田 展央 ルノアール E 学生賞典馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 総得点 2位 坂本 朋康 高永 第3課目馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 総得点 ― 坂本 朋康 タケノヒエン ― 白井 真紀 エイティコール ― 新田 展央 ルノアール ― 白井 真紀 高永 E 宮崎県民体育大会(平成5年5月22、23日in綾馬事公苑) 小障害飛越競技B 順位 選手名 馬名 減点 1位 長浜 清香 ルノアール 0 ― 長浜 清香 アーデル E ― 長浜 清香 タケノヒエン E 小障害飛越競技A 順位 選手名 馬名 減点 ― 新田 展央 ヤマニン・ジョエル 7 ― 新田 展央 ルノアール 7 ― 白井 真紀 アーデル 8 ― 新田 展央 タケノヒエン E 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 5位 新田 展央 ルノアール ― 坂本 朋康 アーデル ― 坂本 朋康 ヤマニン・ジョエル 新人障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 1位 菊池 真理子 ルノアール 0 ― 菊池 真理子 タケノヒエン E 点取り競技 順位 選手名 馬名 減点 1位 坂本 朋康 ヤマニン・ジョエル 2位 新田 展央 ルノアール 春期西日本学生馬術大会(平成5年3月1~3日) 第2課目馬場馬術競技 順位 選手名 馬名 総得点 2位 坂本 朋康 タケノヒエン 複合馬術競技 順位 選手名 馬名 減点 6位 坂本 朋康 ヤマニン・ジョエル ― 新田 展央 タケノヒエン E 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 4位 新田 展央 ヤマニン・ジョエル 4 ― 新田 展央 タケノヒエン 18 ― 新田 展央 アーデル E 新人障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 ― 長浜 清香 タケノヒエン 1反1落 ― 長浜 清香 アーデル 1反 新春馬術大会(平成5年1月30~31日in宮崎競馬場) 小障害飛越競技B 順位 選手名 馬名 減点 ― 新田 展央 ルノアール 小障害飛越競技A 順位 選手名 馬名 減点 ― 白井 真紀 タケノヒエン 0 ― 新田 展央 エイティコール 0 中障害飛越競技 順位 選手名 馬名 減点 ― 坂本 朋康 ヤマニン・ジョエル 0.25 ― 白井 真紀 エイティコール 3 ― 新田 展央 タケノヒエン E ― 坂本 朋康 アーデル
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;------------------------------------------------------------------------------ s_nar03_1 | 鳴歌個別3 シーン3-1 スタート ;------------------------------------------------------------------------------ ;------------------- ;背景(教室) ;------------------- 家で台本の読み合わせを行ってから一週間が経過した。 夏休みも近付き、各クラブの練習も活発となり、もはや屋上には近付くこともできないくらい賑わっている。 そのうち人が落ちたりするんじゃないかと思わなくもないが、かなり高いフェンスに覆われているのでよじ登ったりしない限りは大丈夫だろう。 自宅での練習を毎日やるのはオレの体力が持たないので、週に2回で勘弁してもらっていた。 部室で練習するときは、皆と合同でやるボイストレーニングと体力作りのための腹筋やら柔軟運動を行っている。 割と体育会系のノリだ。 それが終わったら各々の目標に向かって個人練習を行っており、オレと西友は部室の隅で台本をどういう風に読むとか、前回やった練習を録音したものを聞いて、その反省会などを行っていた。 地味にしんどい。 御社 薫 「隼人く~ん。迎えに来たよ!」 坂本 隼人 「カオルか? 今日は部活にはでねーぞ」 御社 薫 「知ってるよ。今日は隼人くんの部屋で練習するんだよね?」 坂本 隼人 「ああそうだ」 御社 薫 「今週はボクが監視役だからよろしくね」 坂本 隼人 「週単位での持ち回りになったのか?」 御社 薫 「部長もコンクールで忙しいからね」 坂本 隼人 「まあいいけど、邪魔だけはすんなよ」 御社 薫 「わかってるって。それじゃボクは先に帰って着替えてから行くから!」 カオルはそう告げると、脱兎のごとく教室から出て行った。 西友 鳴歌 「きょ、今日の監視の人は、御社さんなんですね」 何気に西友はオレの隣にずっといたのだが、カオルからはガン無視されていた。 坂本 隼人 「監視というかちょっかいばかり出してきそうな気がするが、耐えられるか?」 西友 鳴歌 「う、うん。頑張ります」 ぐっとガッツポーズを作る西友。やる気は感じられるが、迫力は全然なかった。 坂本 隼人 「それじゃ行くか」 オレは西友と一緒に家路へと向かった。 ………… ;------------------------------------------------------------------------------ s_nar03_2 | 鳴歌個別3 シーン3-2 スタート ;------------------------------------------------------------------------------ ;------------------- ;背景(自室) ;------------------- 坂本 隼人 「ただい……ま」 ;------------------- ;立ち絵(女装カオル) ※無ければ普通の制服姿で以下のセリフを少し変更する ;------------------- 御社 薫 「おかえりなさーい!」 部屋に入るなり、カオルの熱烈な歓迎を受けた。 それにしても、なんて格好してやがる。 西友 鳴歌 「御社さん。その格好は」 御社 薫 「カワイイでしょう?」 西友 鳴歌 「はい。とってもお似合いだと思います」 御社 薫 「隼人くんはどう? カワイイと思う?」 正直、西友と比べるのが申し訳ないほど、カオルは可愛かった。 こいつどうして男に生まれたんだろうな。 坂本 隼人 「ああ、カワイイのは認めるよ。オマエがNo1だ。ところでカオル。どうせオレんちのことは熟知してるだろうから、お茶でもいれてきてくれ」 御社 薫 「もちろんいいよ。隼人くんは何が飲みたい?」 坂本 隼人 「なんでもいいよ」 御社 薫 「そう。それじゃ喉に優しいハーブティーを淹れてくるよ」 坂本 隼人 「なあカオル」 御社 薫 「なんだい隼人くん?」 坂本 隼人 「西友にも聞いてやってくれないか?」 御社 薫 「ああそうだった。水でいいよね?」 西友 鳴歌 「えっ、あのっ、み、水でいいです」 坂本 隼人 「いいわけあるか! オレと同じものを頼む。それが出来なきゃ帰っていいぞ」 御社 薫 「冗談だよ冗談。ちゃんと全員同じものをいれてくるよ」 坂本 隼人 「入れてきたカップはシャッフルするからな? 変な小細工はするなよ?」 御社 薫 「……ちっ!」 こいつ舌打ちしやがった。 やっぱり何かするつもりだったのか? 末恐ろしい奴だ。 ;立ち絵(薫消去) 坂本 隼人 「なんか済まないな。あんな奴で。あとでビシっと言っておくから気分を害さないでくれ」 西友 鳴歌 「え、えっと。大丈夫です。じ、自慢にはなりませんが、これくらい余裕、です」 余裕と来たか。 そういや中学時代に苛められていたみたいなことを雑談中に聞いたことがあるが、西友の対人コミュニケーション能力の無さはそのあたりからきているのだろうか? 西友 鳴歌 「御社さんは本当に坂本さんが好きなんですね」 坂本 隼人 「その好きの度合いが問題なんだよ。友情の域に収まってれば文句は無いんだけどな」 西友 鳴歌 「そ、そうですね。でも坂本さんは“総受け”だから仕方ないと思います」 坂本 隼人 「そうか。ところで“総受け”ってなんだ? 思わずスルーしそうになったがどういう意味なんだ? 頼まれたら断れない性格ってことか?」 西友 鳴歌 「え、えと。ちょっと違いますけど、大体あってます。うん。その通りです」 坂本 隼人 「それってオタク用語なんだよな」 西友 鳴歌 「う、うん。そうです。すいません。油断してました」 坂本 隼人 「別にいいよ。思わずそんな専門用語が出るほど打ち解けてきてるってことだろ」 西友 鳴歌 「あうう~。本当にごめんなさい」 困ったような、申し訳ないような、そんな表情をしたのち、西友は俯いてしまった。 照れてるのだろうか? ちなみにオレが“総受け”の意味を知ったのはかなり後のことで、発覚した時は、逃げる西友を捕まえてこめかみをゲンコツでグリグリとネジってやった。 ………… ;------------------------------------------------------------------------------ s_nar03_3 | 鳴歌個別3 シーン3-3 スタート ;------------------------------------------------------------------------------ よくよく考えたらハーブティーなどという上等なものはウチには置いてなく、ティーバッグの紅茶を飲み、一服したところで練習を始める。 カオルには大人しくしているよう言ったのだが、台本を出せば「これはなに」と尋ね、台詞ひとつ喋ると「格好いい」と冷やかし、どうも集中して練習ができない。 御社 薫 「ねぇねぇ~まだ練習終わらないの?」 坂本 隼人 「まだ始まったばかりだろ。いい加減に……」 西友 鳴歌 「いっ、いい加減にしてください! こ、これ以上練習の邪魔をしないでください!」 役になりきってない、素の状態で西友が怒鳴った。 オレもカオルも、初めて見る西友の怒り顔に、少しビビっていた。 御社 薫 「あ、あはははは、ちょっとハシャギすぎちゃったかな。うん。大人しくしてるよ」 坂本 隼人 「そうそう。大人しくしていような。悪かったな西友」 西友 鳴歌 「分かればいいんです。わかれば……ひっく!」 ひっく? なぜこの場面でしゃっくりがでる。 う~ん。 西友の顔が紅潮しているのは怒りのせいだと思っていたが、少し違うようだ。 坂本 隼人 「おいカオル。おまえ西友に何を飲ませた?」 御社 薫 「ご、誤解だよ隼人くん。ただの紅茶だよ。確かに少しブランデーを入れたけど、隼人くんのにも入ってただろう?」 坂本 隼人 「そうだな。1~2滴くらい入ってそうな味だったな」 御社 薫 「そうそう。神に誓ってアイツのだけてんこ盛りとかそういうの無いから。純粋に数滴のブランデーで酔っ払ってるんだよ」 西友 鳴歌 「坂本さん! れ、練習しますよ。坂本さん! 返事をしてください! 坂本さんってばぁ」 西友が壁のポスター相手に話しかけている。ベタではあるが、結構面白い。 御社 薫 「え~と。ボクはそろそろ失礼するね。練習頑張って!」 面倒ごとには関わらないとばかりに、カオルが逃げ出そうとする。 坂本 隼人 「おいこら! 逃げるな!」 だが、カオルは振り返りもせず部屋を出て行った。 その姿、まさに脱兎のごとくである。 それにしても困った。まさかブランデー数滴でこうなるとは。 でもまあ量が少ないからしばらくすればアルコールも抜けるよな? 坂本 隼人 「え~ と。おい、大丈夫か? とりあえず横になるか?」 西友 鳴歌 「うん。大丈夫です」 坂本 隼人 「え?」 まだ頬がほんのり上気していたが、見た感じ西友は正常そうだった。 どういうことだ? 西友 鳴歌 「もう大丈夫です」 坂本 隼人 「もう大丈夫って言うけど、いつから変で、いつから正常だったんだ?」 西友 鳴歌 「そ、それは……」 結論から言うと、西友は別に酔っ払ってなどいなかった。 確かにアルコールによってしゃっくりは出たが、酪酎などしていない。 むしろするわけが無かった。 ただ、アルコールの力があったから、怒鳴ったのだろうと付け加え、その後しゃっくりをしてしまったので、恥ずかしくなり、酔っ払ったフリをしたのだという。 西友 鳴歌 「ポ、ポスターに話しかけてる時、バレたらどうしようって、すごく怖かったです」 坂本 隼人 「いやいや、思い切り騙された。というか救急車呼ぶかどうか迷ったくらいだぜ」 西友 鳴歌 「ごっ、ごめんなさい」 坂本 隼人 「いや別にいいって。それにしても西友が演技をねぇ。演劇部でも良かったんじゃないか?」 西友 鳴歌 「む、無理です。少しとはいえアルコールのおかげで大胆になれただけで、シラフでは絶対にできませんっ! そ、それに……」 坂本 隼人 「それに?」 西友 鳴歌 「それに、坂本さんや御社さんというお知り合いの方だからできたのであって、知らない人の前だったら、例えお酒を飲んでいても無理です」 坂本 隼人 「なるほどね。それでも今日はよく喋るじゃないか」 西友 鳴歌 「えっ? ご、ごめんなさい」 なんで謝るのかが理解不能だが、とりあえず理由を聞いてみよう。 坂本 隼人 「どうして謝るんだ?」 西友 鳴歌 「ご、ご迷惑では?」 坂本 隼人 「いまさらそれを言う? 迷惑なんて思ってないよ。むしろ色々喋ってくれた方が助かるよ」 西友 鳴歌 「そういうものですか?」 坂本 隼人 「そうだよ。例えばいきなり“かわいいね”って言われたらどう思う」 西友 鳴歌 「え、ええっ! それはその、嘘でも嬉しいです」 坂本 隼人 「まあ嘘か本当かは置いといて、その“かわいいね”が西友本人じゃなくて、カバンに付いたキーホルダーを指していたとしたら?」 西友 鳴歌 「えっと。がっかりします」 坂本 隼人 「ちょっといまの例えは良くなかったな。とにかく情報は多い方がいいってことだよ」 西友 鳴歌 「そう、ですね。わかります」 坂本 隼人 「あともうひとつ西友に言っておきたいことがあるんだが」 西友 鳴歌 「な、なんでしょうか?」 坂本 隼人 「西友ってなんか言い辛いから鳴歌って呼んでもいいか?」 西友 鳴歌 「ふぇ? ええ~~~~っ!」 西友は、いままで聞いたことのないような、素っ頓狂な声を上げた。 坂本 隼人 「やっぱ恥ずかしいか。駄目なら仕方ない」 西友 鳴歌 「大丈夫です。いいです。問題ありません。いえ、是非鳴歌でお願いします!」 まだアルコールが残ってるのかと思うくらい、西友が身を乗り出してくる。 かなり顔が近い。こうして近くで見ると、こいつの色白さが目立つな。 まるで白磁でできた陶器のようだ。 恐らくインドア生活ばかりしていたせいでこうなったんだろうな。 坂本 隼人 「そうか。それじゃオレのことも隼人と呼んでくれていいぜ」 西友 鳴歌 「無理です!」 きっぱりと断言された。なんだそりゃ。 坂本 隼人 「とりあえず理由を聞こうか?」 西友 鳴歌 「だ、だって恥ずかしいじゃないですか。さ、坂本さんって呼ぶだけで緊張するのに、名前でなんて呼べません」 どんな理屈だと思ったが、西友にとってはそうなんだろう。 坂本 隼人 「よし。それじゃ練習してみようぜ」 西友 鳴歌 「練習……ですか?」 坂本 隼人 「そう。オーディションの練習も兼ねる一石二鳥の策だ」 ………… ;------------------------------------------------------------------------------ s_nar03_4 | 鳴歌個別3 シーン3-4 スタート ;------------------------------------------------------------------------------ いつもやっている台本の読み合わせ。この主人公の名前とヒロインの名前をオレと西友の名前にしてしまう。 ただそれだけのことだ。まずは演技で慣らそうというのがオレの作戦だった。 演技なら、役だと思えばオレの名前を呼べるだろう。 西友 鳴歌 「さ、坂本さん。本当にやるんですか?」 坂本 隼人 「やるよ。とりあえずここの1ページだけやってみよう。準備はいいか?」 西友 鳴歌 「わかりました。やってみます」 オレは役になりきり、ヒロインの名前を静恋(せれん)ではなく鳴歌と脳内変換する。 それはそうと、オレの方は静恋から鳴歌という日本名だが、主人公のアマデウスを隼人って言うのは抵抗がありそうだな。 まあいい。とりあえずやってみないことには始まらない。 ………… 坂本 隼人 「おい静恋! あ、ごめん間違った。もう1回最初からな」 坂本 隼人 「おい鳴歌! あれを見てみろよ」 西友 鳴歌 「…………」 坂本 隼人 「どうした? 早く続きを、わ~~っ! なんで鼻血だしてんだよ! ティッシュティッシュ」 のぼせてるのかアルコールの残滓なのか、とにかく鼻血をだしてしまった西友にティッシュを渡す。 西友 鳴歌 「す、すびばせん。少し興奮してしまいました」 名前を呼ばれただけでそこまでテンションが上がるものなのか? 坂本 隼人 「まだ無理か? もうやめておくか?」 西友 鳴歌 「だ、大丈夫です。もう一度だけチャンスを下さい。次はちゃんとやります」 坂本 隼人 「鳴歌がそこまで言うならもう一度だけ……ってなにやってる?」 西友は身をくねらせて、不思議な踊りというか糸が数本切れて思うように動かせない操り人形のようにフラフラしていた。 西友 鳴歌 「だ、駄目じゃないですか。素の時に名前で呼ぶなんて反則です!」 坂本 隼人 「そ、そうか。悪かった」 実際には何が悪いのかよくわかっていないのだが、とりあえず謝ってしまった。 結局、そのまま西友の体調が元に戻るまで練習は中断となり、ようやく正常に戻った頃には日が暮れかけていたので、駅まで西友を送った。 ;------------------- ;個別3 END ;ジャンプ(s_nar04.ks) ;-------------------
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坂本真綾「REQUEST」 発売形態 坂本真綾20周年記念トリビュートアルバム「REQUEST」<通常盤> 20周年を祝して、様々なアーティストが坂本真綾の代表曲や各自の思い入れの深い曲をカヴァーしたトリビュートアルバム。 坂本真綾20周年記念トリビュートアルバム「REQUEST」<初回限定盤> 20周年を祝して、様々なアーティストが坂本真綾の代表曲や各自の思い入れの深い曲をカヴァーしたトリビュートアルバム。初回限定盤には、同じ曲順で坂本真綾のオリジナル音源を収録したスペシャルCD「ORIGIN」を同梱。 収録曲 01. 約束はいらない 02. うちゅうひこうしのうた 03. トライアングラー 04. 雨が降る 05. バイク 06. さいごの果実 07. 光あれ 08. プラチナ 09. 奇跡の海 10. afternoon repose 11. ポケットを空にして ニュース記事 Sakamoto Maaya The 20th Anniversary 2015 - Victor Entertainment 坂本真綾トリビュートに冨田ラボ、トラトリ、Negicco、バンアパ - ナタリー 坂本真綾、20周年記念トリビュート盤『REQUEST』にthe band apartら参加 - RO69 坂本真綾トリビュート・アルバムにNegicco、バンアパら - WHAT s IN? WEB 坂本真綾トリビュート 人気曲「プラチナ」にNegicco - 街角J-SONGS 坂本真綾、最新アー写&「REQUEST」ジャケはあやとりモチーフ - ナタリー KIRINJI、真心、Negicco、ラスマス・フェイバーらが参加した坂本真綾のトリビュート盤収録曲を解説 - Mikiki ブログ記事 Negicco への制作参加は「イミシン☆かもだけど」(詞 曲 編)、「出囃子」(曲 編)、「水着・浴衣・花火・背伸び」(詞)、「Space Nekojaracy」(弦楽編)に続いて、「プラチナ」(編)で5度目。 - ユメトコスメ 「REQUEST」は坂本真綾の最良の入門盤である - ドレミファソランド
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Age1945 俺「どうもー俺中佐です。こんな地上の楽園のような所へ配属されるなんて夢にも思わなかったよ。みんなヨロシク」 坂本「やはり俺中佐でしたか。噂はかねがね聞き及んでいます」(ガタッ) 俺「噂…ね。あまりいい噂じゃないだろう?」 坂本「いえ、私生活面ではなく剣士としての噂です」 俺「あーあー私生活じゃなくてそっち方面ね。なら意外とマトモな噂だったろう?」 坂本「近いうちに手合せや稽古をつけて頂きたい」 俺「いいよいいよ。野郎の相手ばっかりだったから可愛い女の子の稽古とか張り切っちゃうよ」 ミーナ「一応こんなのでも中佐なのでみなさんくれぐれも失礼のないように」 坂本「付け加えると、扶桑の最強の剣士の一角で人間国宝クラスだ。腰にぶらさげている刀も国宝だ」 ミーナ「国宝……?」 俺「この刀な。童子切安綱っつって扶桑じゃ天下五剣なんてたいそうな名がついてるんだ。勿論贋作や裏打ちじゃなくて真打さ」 坂本「俺中佐は剣聖の称号を授かっているから、その刀は本物だ」 バルクホルン「人間国宝クラスだかその刀が国宝かはどうでもいい。見た限り私生活にかなり問題があると見える」 俺「大丈夫大丈夫問題ないって。可愛い女の子を口説かないなんて逆に失礼だろう」 バルクホルン「ここは街中ではない!」 ミーナ「そうねえ。おいたしたらお仕置きが必要ね」(にっこり) 俺「あはははははは……気を付けます」 ===== === = 坂本「俺中佐、少しよろしいでしょうか」 俺「えーと…」 坂本「坂本美緒です。階級は少佐だ」 俺「はいはい、美緒ちゃんね。それにしてもさっきの烈風斬っていうのはすごかったねー」 坂本「俺中佐にそのように褒めて頂けるなんて剣士として光栄です」 俺「いやー俺なんて陸上じゃ剣聖だのなんだのと持て囃されてるけどネウロイとの戦いだと足元にも及びそうにないや」 坂本「そんな事無いでしょう。現に大型のネウロイをただの剣技で真っ二つにしていたではありませんか」 俺「一応ただの剣技じゃなかったんだけどね」 坂本「と、言われますと?」 俺「ここに集められているような子はみんな持ってるだろう?」 坂本「固有魔法ですか?」 俺「そーそーそれ。あれも一応使ってるから大型もなんとか斬れるだけさー」 坂本「大型を斬れるだけでも十分じゃありませんか。私など魔力を大量に消耗させてようやく大型を斬れる未熟な身」 俺「大型をぶった切れる時点で未熟とかねーよ」 坂本「けどもっと技を磨かねば……だからお願いします、私に稽古を付けてください」 俺「いいよいいよさっきも言ったろう?可愛い女の子相手ならいくらでも稽古しちゃうって」 坂本「可愛い女の子?冗談も休み休み言うべきです」 俺「美緒ちゃんも含めてここの子たちはみんな可愛いよ」 坂本「私はもう20になるので女の子といわれるのは抵抗があります」 俺「俺と同い年か。けど気にするな、俺から見たら美緒ちゃんも可愛い女の子だ」 ===== === = Age1961 俺「手紙と一緒に入っていた紙……父さんが残してくれた剣技についてが書かれてたメモか……友先生が教えてくれた技のほかにも見たことがないものがたくさん書かれてる」 俺「この未完成って書かれてるのは何なんだろう?父さんや友先生ですら習得できなかった剣技か……少しだけ訓練してみようかな」 俺「ええと何々。心を鎮めそして斬る。それだけ?わけがわからないよ」 先輩「お前なにやってるんだ?」 俺「先輩、剣の訓練です。父さんが遺してくれた技をもっと習得しようとしてたんです」 先輩「何々、心を鎮める、そして斬るう?わけがわからないな」 俺「はい、わけがわかりません。ただそれだけなのに父さんや友先生は習得できなかったらしいんです」 先輩「習得できるもなにも心を静めて斬るだけでどうなるんだって話だよな」 俺「そうなんですよ。未完成って書かれているからきっと何かまだ別の事を追加しないといけないと思うんですけど……」 先輩「適当に魔力も込めてみりゃいいんじゃねえか?」 俺「それだと唯のいつもの斬撃になってしまうんです」 先輩「悩めばいいじゃねーか。悩んで悩んで悩めばそのうち何か見えてくるさ」 先輩「それよりもさっきの戦闘よりも凄い技を見せてくれよ」 俺「技をですか?」 先輩「色々できるんだろ?ネウロイとの戦いで使えそうな奴があったら言っていく」 俺「わかりました、一つずつお見せしていきます」 ===== === = 先輩「色々あるんだな。殆どがネウロイとの戦いで使えそうなものばかりだったよ」 俺「次で最後です」 俺「舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色……奥義・極」(スパンッ) 先輩「あん?それが奥義だ?ただ単なる抜刀じゃねーか。速い訳でも、力強い訳でもないしさ」 俺「いえ、これが持てる中で最高の奥義です。見てください」 先輩「藁巻きが斜めに斬れてなくてバラバラに砕け斬られてるだと!?」 俺「これでもまだ全然未完成らしいんですけどね。父さんや友先生がこれをやると藁が完全に消滅するらしいです」 先輩「消滅……?一体どんな化け物さ、あんたの父親と師匠は」 俺「歴代で最高クラスだったらしいです。剣の腕は」 ===== === = Age1945 俺「んー、美緒ちゃん。教えることなんて何もないんだけど」 坂本「いえ、きっとどこかあるはずです」 俺「いやー、正直本当に何も言う事がない。後は只管このまま鍛錬を積むこった。としか言う事がないんだけどなー」 坂本「些細な事でいいんです。何か気づいた所があればお願いします」 俺「些細な事か。些細なねぇ……」 坂本「何か分かった事がありましたか?」 俺「いやー、美緒ちゃん中々いい尻してるなーと」(ナデナデ) 坂本「」 俺「んん?どうしたー?」 坂本「な、何をするかあああ!」(ブンッ) 俺「うおあぶねっ。人の脳天に木刀はやばいって。死ぬって」 坂本「ハァ、ハァ……。一度三途の川を渡ってこればよかったものを……」 俺「白刃取りできたからいいものを。おっ、尻だけでなくて胸もなかなか……」(モミモミ) 坂本「俺中佐……言い残す事はあるか?」 俺「ちょっとした出来心だったので許して貰えるとありがたいとか?」 坂本「そうか。烈風丸の錆にしてくれるわ!烈風斬!」 俺「……舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色、奥義・極!」(シュパッ) 坂本「烈風斬を切り裂いただと!?」 俺「あぶねー。俺も刀持ってて助かった……。随分と驚いているようだけどどうした?」 坂本「烈風斬を切り裂かれるなど考えもしなかった」 俺「俺を誰だと思ってるんだよ。剣聖が一人、俺。俺に斬れないものなんてこの世に存在しねーよ」 坂本「やはり頼む!やはり私に色々と教えてくれ!」 俺「教えるといってもなあ…」 坂本「頼む」 俺「わかった、それなら条件がある」 坂本「どんな条件だ」 俺「簡単な条件。美緒ちゃん俺の女になってよ」 坂本「なにっ!?」 俺「なっ、簡単な条件だろう?」 坂本「そんな馬鹿げた条件があるか!」 俺「俺って欲しいものはどんな手を使ってでも手に入れようとする癖があるからね」 坂本「話にならん!」 俺「それじゃー、さっきの話はなかった事で」 坂本「くっ……」 坂本「俺中佐、先ほどは女の子相手にならいくらでも稽古すると仰っていましたよね?」 俺「そんなことも言った気がするけど、それはもう無しでヨロシク」 坂本「………」 俺「さってと。俺もだいぶ鈍ってるみたいだから軽く稽古でもするかな」 坂本「………」(ギリッ) 俺「どうしたの美緒ちゃん、そんなとこにいつまでも突っ立って。危ないよ?」 坂本「わかった。お前の女になろう、これでいいのだろう?」 俺「は?それ本気で言ってるの?」 坂本「背に腹は代えられん」 俺「あんな冗談を本気にしちゃうあたりかわいいなあ」 坂本「冗談だと?」 俺「うん、冗談」 坂本「そうか……覚悟はいいな?烈風斬!」 俺「だから、そんな物騒なものをぶっ放すのは危ないってば!!」 ===== === = Age1961 先輩「だいたいわかったよ。けど今ので本当に全部か?」 俺「はい、俺が使える技の全てです」 先輩「烈風斬は使えないのかい?その刀の1本は烈風丸なんだろう?」 俺「この刀はついさっきもらったばかりですよ?そんな急に烈風斬が使えるわけないでしょう」 先輩「物は試しさ。やり方はわかってるんだろう?」 俺「はい、この紙を見る限りではやれるとは思います」 先輩「なら決まりだ。一回やってみろよ。やれ」 俺「結構物騒な技みたいなので海に向かって撃ちます」 先輩「おーおーこの目で伝説と言われてる烈風斬を見ることができるなんてね~」 俺「まだ出来るとは限りませんからね?危ないから下がっていてください」 先輩「そうさせてもらうよ。一説によれば大型ネウロイすら粉々にする威力だったそうだしね」 俺「先輩いきますよ。烈風斬!」(ブワッ…パカッ!) 先輩「うわっ、何が起こったんだ船が少し傾いたぞ!?」 俺「俺にもわかりませんよ」 先輩「おい、下見てみろ今海が少し割れてたぞ……」 俺「先輩冗談はほどほどにしてくださいよ。そんなわけないでしょう?衝撃波みたいなものが放出されただけで船が傾いたのもそのせいでしょう」 先輩「マジだってば。嘘だと思うならもう一回烈風斬撃った後すぐに海を見てみろよ」 俺「そんなに言うならもう一回やってみます。烈風斬!」(ブワッ…パカッ!) 俺「……」 先輩「言った通りだろう?今少し海が割れてたよな?」 俺「……」 先輩「おい、びっくりして声もでなくなったか?」 俺「……」(バタッ) 先輩「おいおい、どうしたんだよ俺……俺!?」 ===== === = Age1945 俺「そういうわけで何度も言うが俺から教えられる事はもう何一つない!」 坂本「本当にそうなのか?」 俺「教えられるとしたら俺が使う技位なんだが……これが少しばかり特殊で教えてもきっと使えないだろう」 坂本「試しにやらせてはくれないか?」 俺「そこまで言うなら気が済むまでやってみればいいか」 ===== === = Age1961 俺「いてて……何だか凄く疲れた」 先輩「ふ~よかった、ようやく気がついたか……」 俺「どうして俺はこんなとこにいるんですか?さっきまで甲板にいましたよね?」 先輩「さっきまではな。烈風斬の2発目を撃った後に急に倒れてすげーびびったんだぜ?」 俺「そうだ、烈風斬を撃った後なんだか急に疲れて……」 先輩「どうやらその烈風丸が原因らしいぜ?」 俺「烈風丸が!?」 先輩「どうやら先生の話だとその烈風丸は持つ者の魔力を吸いつくす魔剣らしい。それで急激に魔力を消耗して倒れたらしいぜ」 俺「母さんはこんな危険な剣を持って戦っていたのか」 先輩「本当だよ。そんな物騒な剣を振り回して烈風斬をぶっぱなしてたんだろう?しかもその剣を振り回していたのがあがりを迎えていてもおかしくない20歳の頃ときたもんだ」 俺「その話が本当なら伝説にもなるかもしれませんね」 先輩「そうだよ。一体どんな化け物だったんだって話だな」 ===== === = Age1945 俺「これで気がすんだろ?俺だって出来るようになるまで何年かかったとおもうんだよ」 坂本「俺の言うことが正しかったのかもしれないな」 俺「けどいいじゃないか。美緒ちゃんにはあの烈風斬があるんだからさ」 坂本「烈風斬か……だがあれは」 俺「だがあれはどうしたんだ?」 坂本「いや、何でもない。私はこれからも自分の技を磨いていくことにする。烈風斬を超える真烈風斬を会得してみせる」 俺「真烈風斬か。けどあれを会得できた奴なんてここ最近居ないって聞いたぜ?」 坂本「ならば、私が会得してみせる」 俺「けど真烈風斬といったら確か……」 坂本「わかっている。だが私にはもう時間が残されていないんだ」 俺「俺もまだ衰えは出ていないけどそのうち飛べなくなるのかね~」 坂本「宮藤の家系みたいに魔力の衰退がないかもしれないぞ?」 俺「それはないや。うちの家系でウィッチなんて1人もいなかったしな」 [back http //www16.atwiki.jp/vip_witches/pages/1739.html]