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スコア シンデレラ・リーグ公式戦 東京-福岡3回戦 明治神宮野球場(東京3勝) 福岡 000 101 000-2 東京 010 001 01X-3 (福)清水、H宮苑、●大藤-皇后崎 (東)橘川、H射水、○久遠和、S長峰-四方木田 戦評 一月ぶりにホームへ戻った東京は福岡との対戦。東京先発は橘川、福岡先発は清水。 試合はホームの東京が先手を奪う。2回、ツーアウトからフォアボールと連打で満塁として9番・小師。ストレートを詰まらせるもこれがショートへのタイムリー内野安打となり、1点を先制する。 対する福岡も反撃に転じる。4回、先頭の大友がやや高目のストレートを真芯で捉えると、文句なしの打球はそのままバックスクリーンへ。この一撃で同点に追いつくと、6回には今度は皇后崎がこれまたバックスクリーンへソロホームランを叩き込み、一発攻勢で勝ち越しに成功する。 しかし東京は勝ち越された直後の裏の攻撃、ワンアウトランナー無しでこちらも4番の四方木田。真ん中へ入ったスライダーを思い切り引っ張ると、ボールは綺麗なアーチを描いてレフトスタンドへ。東京も主砲の一発で試合を振り出しに戻す。 このような一進一退の攻防が続く中、迎えた8回。東京はヒットで出塁した夢野をバントで二塁へ送り、勝ち越しのチャンスに代打・アルテミエワを送り出す。この場面で福岡三番手・大藤の外へ逃げるスライダーを上手く逆方向へ弾き返すと、打球は一二塁間を破るタイムリーヒットとなり東京が勝ち越しに成功。その後9回を長峰が締めて試合終了。一点差のシーソーゲームを制した東京は二連勝。僅差で敗れた福岡は四連敗となった。 責任投手・本塁打 [勝] 久遠和 1勝 [S] 長 峰 6S [敗] 大 藤 1勝1敗 [本] 大 友 5号 皇后崎 5号 四方木田 6号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 守備成績 +... 投手成績 +...
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スコア シンデレラ・リーグ公式戦 東京-大阪7回戦 明治神宮野球場(東京6勝1分) 大阪 000 000 100-1 東京 020 001 01X-4 (大)●守藤、低井-赤弘 (東)○藍川、H射水、S長峰-四方木田 戦評 天王山となる今日のカード。今日勝てば本拠地優勝の東京と優勝の為に負けは許されない大阪の最後の首位攻防戦。東京先発は藍川、大阪先発は守藤。 試合は2015年以来の優勝へ邁進する東京が先手を奪う。2回、先頭の四方木田がVスライダーを強振すると、ボールはセンターの頭を悠に越えてバックスクリーンへ。4番の一発で1点を先制すると、この後ツーアウトから神在がチャンスメイクをして二塁へ進むと、続く宮島誠がセンター前へタイムリーヒットを放ち、さらに1点を加える。 この援護に東京・藍川も投球で応える。6回まで大阪打線に三塁を踏ませずに攻撃を躱していくと、6回に宮川が甘く入ったVスライダーをライトスタンドへ叩き込み、さらにリードを広げていく。 しかし負けられない大阪もついに7回に反撃に成功する。ツーアウトから一・二塁のチャンスを作ると、宮本がストレートをセンター前へ弾き返してこれがタイムリーヒットに。好投を続ける藍川から1点を奪い返す。 しかし東京は8回にツーアウト二・三塁の一発同点のピンチを切り抜けると、その裏に相手のエラーで1点を加えて再び三点差に。そして最後は安定感抜群のクローザー・長峰が三人でしっかり抑えて試合終了。序盤から試合を優位に進めた東京が37試合目で実に6年ぶりの栄光を勝ち取った。 責任投手・本塁打 [勝] 藍 川 4勝1敗 [S] 長 峰 15S [敗] 守 藤 4勝3敗 [本] 四方木田 9号 宮 川 1号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 守備成績 +... 投手成績 +...
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解放軍の敗北と、スカーレットが冷血党に捕まるという報せは国中に広まった。 解放軍を離脱する者も出てくる中、残った者は魔女の谷とブラックハウンドのいる北部に結集し、 絶望的状況の中でも再起を図ろうとする。 しかし、スカーレット不在の影響は解放軍にとって想像よりも遥かに大きく、 一度絶望的な状況に置かれた人々を再び立ち上がらせる「希望」を必要としていた。 ブラックハウンドの司令官にして、 伝説のギルド「レッドウルフ」のメンバー、カーマインは砂塵の鎖へ問いかける。 「人々の希望を背負って立つ覚悟はあるか?」 アリアンロッドセッション コールドブラッド 第4話 「再起、新たなる希望」 砂塵の鎖の物語は始まりの場所へと回帰し、そして伝説と相対する。 「……少し、話をしようか。」 カーマインの問いかけに戸惑う4人を前にカーマインはそう切り出した。 「解放軍の、いや、国民の希望の象徴と言えたスカーレットは冷血党の手中にある。 解放軍を離脱するものも少なくない。ローグはこれから先、勢いづいて解放軍に追撃を仕掛け、罪なき人々を蹂躙する事に躊躇いは持たないだろう。解放軍と、この国の人々の置かれた状況はもはや最悪といっても過言ではない。」 「だが、君たちも解放軍も戦いを諦めることは決して許されない。」 「暴虐の徒を野放しにできないことももちろんだが、奴らは保有するホロコーストがいかに危険なものかは、今、この場にいる私を除く人間では……インバース、君がよく知っているはずだな。」 インバースは破壊された故郷を思い返し、静かに頷く。 「1年半前、君の故郷だった場所を私も検めた。あんな芸当はホロコーストでなければ不可能だ。 ローグが保有していると見て、間違いないだろう。」 「そしてアリシア。話を戻すが特に君にはホロコーストと戦う義務があると言ってもいい。」 「君たちは人々の希望となるに足るものを持っている。 ゆえに、君たちがホロコーストを破壊するために立ち上がるというのなら、 実力をよく知り、何度も困難を救われている解放軍が協力を惜しむことはないだろう。そして、解放軍も健在を対外的に知らしめてローグを牽制しなくてはならない。」 「ブラックハウンドがここまで戦わなかったのはこういう事態になった時、 ローグに対しての抑止力となるためだ。義勇兵を逃がすまで戦わなかったのも、この地区が独立を宣言したのも、ローグにブラックハウンドは戦わないと信じ込ませるためのパフォーマンスだよ。これはスカーレットも承知の上だ。」 「解放軍が健在だとアピールし、再び味方を集めるための宣伝材料になる…… 人々の希望を背負って立つとはこの場合、そういう意味でもある。」 「さて、少し話は変わるが実は君たちの活躍どころか、 『砂塵の鎖』というものの存在を市民たちはほとんど知らないのだ。」 アリシアたちは一瞬その言葉を聞いて驚いたような表情を見せるが、 カーマインはそのまま話を続ける。 「当然と言えば当然だ。君たちのこれまでの戦いを振り返ってみよう。」 「個々の高い戦闘力と、少人数であるために小回りが利くことを最大の武器とする遊撃隊。 それが、君たち砂塵の鎖の解放軍に於ける位置づけだ。 もう一つ付け加えるなら、近衛兵たちでも難しい任務を遂行する役目を担っていた。」 「初めて戦ったローグのアジトを潰したこと然り、マゼンタの遺跡の調査然り、そして、スカーレットを伴っての潜入もまた然り。 これら全ては君たちの実力と、少人数故の機動力がなければ実現はできなかった。」 「なるほど。小回りが利かないと、こういう任務は出来ないものね。」 「簡単に言っちまえば隠密部隊なんだよな、俺たち。」 アリシアとタージュはカーマインの言葉を聞いて納得がいったらしい。 「そうだ。したがって、君たちの存在は作戦の都合上公に知られるわけには行かなかった。 顔が知られては君たちの存在を警戒されてしまうからな。 諸君が築いてきた実績を、作戦のためとは言えここまで秘匿してきたために、 事情を知らないものを味方につけるにはスカーレットと比べ君たちには目に見える説得力が足りないのだ。」 「市民たちからは小隊としか見られていない、という訳ね。」 「その通りだ。市民たちからは数多くいる解放軍の兵士のいち部隊である事以上の信頼がないと言い換えても良い。」 「確かに君たちは多くのことを成し遂げた。 しかし、それを知らない者たちに今、君たちの武勇を流布したとしても、 はいそうですか、と納得はしないだろう。」 「インバース、君は先程打開策があるのか?と聞いたな。 たった一つだけだが方法があるにはある。」 「マゼンタや君たちが聞いたら怒るだろうが、 スカーレットが敵の手に落ちているからこそ使える方法がな。 知りたくばやはり君たちに戦ってもらう他無いだろう。」 「とはいえ、事を急いても仕方がない。君たちの手当や、軍の再編にも時間が必要だ。 君たちには、6日程自由時間として使ってもらう。装備を整えるのであれば、ブラックハウンドの整備兵に頼み給え。 そして、一週間後の朝、再びここに来てもらいたい。」 「だがその前に……アリシア。君と一対一で話がしたい。 君だけはまだ、残っていてくれ。」 3人はその場から退出した。ウィリーは扉に一度聞き耳を立てようとするが、 タージュとインバースに止められて、その場を後にした。 3人が退出した後、ひとり残ったアリシアはカーマインに「私に、何か?」と問う。 カーマインは、アリシアの腕輪を感慨深げに眺めながら 「その腕輪……いや、紫の指輪をちゃんと見るのはいつ以来だろう。 マゼンタが子供たちに託して以来……か。」 「君の祖先との四方山話を教えてやりたいところだが、のんびりと昔話をしてもいられない。 アリシア……いや、この世界とは異なるところからやってきた来寇者の子孫よ。君は、あの藤色の光の奥で何を見た?」 「あの時、私は八機将の封印を解くために別ルートから入った。 遺跡の構造自体は知っていたからね。だが、実のところあの藤色の光の奥は、 私も、そして仲間たちも何があるのかを知らないんだ。」 アリシアは少し考えた後、 「声については、聞き覚えがある程度だったけど…… 藤色の光の奥で見たのは、私のルーツがこの世界とは違う世界にあること、 ホロコーストという存在の記録だけ。それ以外は記録されていなかったわ。」 「そうか。マゼンタは、すべてを記録していたわけではなかったか。……いずれにしてもだ、アリシア。君にはなんとしてもホロコーストとの戦いに出向いてもらいたいものだな。 君の祖先と我々が果たせなかった因縁に決着をつける時が来たのだ。」 「義務、と私に言ったけど、それは……?」 「その紫の腕輪……もっとも、厳密には指輪だが、その指輪はマゼンタが私たちの仲間…… いや、君の祖先が物質界に残ってホロコーストを探すと決めたときその一助となるべく用意し、残していった指輪だ。 その指輪を身に着けている者には、ホロコーストが起動した際その魔力に反応して戦う力を装備者に与える力が備わっている。」 「つまり、私がホロコーストと戦うためにこの腕輪があると?」 「そう言ってしまっても差し支えない。私は……「彼」の、異界からの来寇者の血を受け継いでいる君がそれを身につけていることは必然だと考えている。そして、もう一つ。この国では紫の猫は不吉の象徴として扱われているな?」 「ええ。おかげでいらぬ苦労をさせられたりもしたわ。」 「あれも、君や、君の祖先たちを守るために、ゼンタが流布した方便さ。どんな手段を取ってでも奇異の目で見られないようにするためにはそうする他無かった。それはわかってもらいたいな。」 苦笑しつつも、マゼンタの仲間への気遣いを続ける。 「……最後にもう一つだけ、いいかしら?」 「何かな?」 「私の、『産みの親』については何かご存知ではない?」 「すまない。私が知っているのは君に繋がるルーツだけだ。君自身がいつ生まれたか等は、さすがにわからない。」 アリシアはそれを聞いて少し落胆したような表情を見せた。 自分自身の親は物心がついた時からいなかった。それは、飼われていた頃からだ。 カーマインだったら何か知ってるかと思ったが、そういうわけでもないようだ。 「だが、多少は私も物を知っているつもりだ。君自身についてはともかく、君のルーツや先祖である私達の友について教えて欲しいと思うのであれば……」 「『人々の希望を背負って立て』と?」 「その通りだ。ここから先、覚悟のないものに戦わせる訳にはいかない。そして、その覚悟のない者に「彼」の願いは託せない。」 「……私は、戦いからは逃げるつもりはありません。」 「少なくとも君自身に戦う意志がある事が確認できただけでも良かったよ。」 「……では、1週間後に、また。」 そう言い残してアリシアは部屋を後にした。 「……お前の子孫は、随分と血の気の多い事だな……」 カーマインはかつての仲間を想い出しながらそうつぶやき、机に置かれた書類に再び目を通し始めた。 怪我の治療が終わってから数日して、タージュを除いた3人は修練場で訓練をしていた。 オルガに何もできずに敗れた事でいてもたってもいられず、 一人で訓練をしていたアリシアに付き合った上で、自分たちも更なる高みを目指す為に。 一方でタージュは一人別行動を取って、修練場にほど近い神殿を訪れていた。 「おや、あなたは……」 出迎えたのは初老の司祭だった。 「……司祭殿。少し、話を聞いていただけますか?」 「見れば何やら迷っておられるようだ。私で良ければ、伺いましょう。」 タージュは苦悶の表情を浮かべながら語りだした。 「……私は、幼い頃命を救われた恩を返すべくスカーレット様を守るためにと自分自身に誓って、ここまで戦ってきました。 でも、一番肝心な時に全く手も足も出なかった。それだけじゃない。スカーレット様をみすみす敵の手に……スカーレット様は我々に生き延びろと仰った。今、戦いをやめるわけにはいかないのはわかっているのです。 カーマイン殿から「人々の希望を背負って立つ覚悟」を問われました。覚悟は出来ている、つもりです。しかし……」 「姫様を危険に晒してしまった事、守りきれなかった事、そういった事を割り切ろうにも割り切れない、と。」 タージュは頷いて 「未熟者の私に、スカーレット様の代わりを勤められるのでしょうか。そう思ったら……」 「……なるほど。では、私についておいでなさい。」 司祭はそう言って修練場を望める窓へとタージュを誘った。 そこには、より強力な炎を操ろうとするアリシアと、その炎を体を張って避けるインバースとウィリー、そして高速で動き回るウィリーの使い魔たちの姿があった。 「あなたのお仲間たち……彼女たちは彼女たちなりに貴方と同じ事を悩み、考え、そして自分たちに出来る事を、やるべきこと見据え更なる高みへ上ろうとしている。」 「今、貴方が出来る事は何でしょう?」 「スカーレット様を守れなかった事を忘れろとは申しません。彼女たちとてそれは同じこと。ですが、そこで立ち止まってしまえばそれでお終い……立ち止まるにはまだ早い。 貴方には出来ることが、やらなければならないことがある。それは貴方自身が一番よくわかっていることでしょう。貴方もお強い方だ。必ず、迷いを乗り越えて自分がすべきことを見定められるはずです。」 穏やかに、しかし、しっかりとした言葉でタージュに語りかける司祭。 しばしの沈黙と共に窓からアリシア達を見つめるタージュ。 「……司祭殿、感謝します。自分自身を見つめ直す良い機会でした。」 「少しは迷いが取れたようですな。一助となったのなら何よりです。」 「もう一つお願いが。聖騎士の洗礼の儀をお願いしても宜しいでしょうか?」 タージュの瞳から迷いは消えていた。 己の成すべき事を成そう。 そうでなければスカーレットだけでなく、今も尚高みを目指そうとする仲間たちにも申し訳が立たない。 自分たちに立ち止まることは許されないのだから。 「承知しました。儀式を執り行いましょう。」 簡易的ながら聖騎士としての儀式を終わらせたタージュは、司祭に深々と頭を下げてその場を後にした。 「月の女神ブリガンティアよ……天地を統べるあまねく神々よ、かの者たちとスカーレット王女、そして災いと戦うすべての者にあなた様のご加護があらんことを。」 司祭はタージュの背中に向けてそうつぶやいた後、机に向かって手紙を書き始めた。 タージュが修練場に到着した頃、インバースは騎竜と共に更に素早く動き、 空を飛ぶかの如き跳躍からより重い一撃を加える技術、 ウィリーは回避と同時に攻撃に転ずる術と、それをより確実にするべく素早く動く為の技術、 そしてアリシアはこれまでより更に強力な炎を操る魔法にそれぞれ開眼していた。 訓練を見学に来ていたブラックハウンドの隊員達も舌を巻く程の技術を会得し、 より苛烈さを増すであろうこれからの戦いに、それらの力が必要になることは疑いの余地はなかった。 隊員達に、タージュは「鍛冶屋に案内してくれ。」と頼んだ。 「鍛冶屋?構わないが……少し行ってくる。」と、隊員の一人がタージュを鍛冶屋へと連れて行くこととなった。 鍛冶屋の店内では何名かの職人が鎚を振るっている姿が見える。 最年長のネヴァーフ、すなわちこの鍛冶屋の職人たちの親方がタージュに気付き、振り向いた。 「俺の剣と盾を、鍛え直して欲しい。」 「……」 親方はタージュの武装をその鋭い目つきで頭から足先まで見ていた。 「あんたが、司祭様の言ってた『砂塵の鎖』かい?」 そう告げて、一枚の手紙をタージュへと見せた。 そこには、先ほどの司祭から砂塵の鎖の誰かが来ると思うので力になって欲しいと書かれていた。 「司祭様から話は聞いてるぜ」 タージュは司祭の心遣いに、感謝を心の内で祈りとして捧げていた。 「どれ、その剣と盾を見せてもらおうか。」 親方は、タージュの差し出した剣と盾を改めて見定める。 「……随分と激しい戦いを切り抜けてきたと見える。これ程の修羅場を戦い抜いた剣と盾はそうそうお目にかかれないな。カーマインの旦那の鎌に匹敵する代物だ。」 「それのおかげで今までの戦いを切り抜けて来れました。ですが、ここから先の戦いは更に熾烈を極める。 俺は、一人でも多くの命を救うとある人に誓った。 そのためにも武具を、そして己の心身を、今一度鍛え直さなければならないと、そう感じたのです。」 真っ直ぐな、自分のすべきことを見定めた男の眼差しだった。 「……少しばかり、大掛かりな仕事になる。3日後にここにもう一度来てくれや。」 「わかりました。お願いします。」 そう頭を下げてその場を後にしたタージュを不敵な笑みで一瞥し、後ろに控えていた弟子たちに怒号を上げる。 「お前ェら、でかい仕事だ!この旦那の剣と盾、3日で最高の物に仕上げるぞ!いいな!」 「オウ!」 一斉に返答が帰ってくる。弟子たちを叱り飛ばしつつも作業に当たる親方と、弟子の鍛冶屋たち。 そこから3日間、金鎚を打つ音は鳴り響き続けた。 約束の3日後、タージュが再び鍛冶屋を訪れると、カウンターには一対の剣と盾が置かれていた。 「そろそろ来る頃だと思っていたぜ。必ずあんたの戦いの役に立てるはずだ。」 タージュは剣と盾を手に取った。生まれ変わったタージュの剣と盾の醸し出す雰囲気は鍛冶屋の腕前を雄弁に物語っていた。 タージュがその出来栄えに感嘆していると、 「それからな」 「?」 「その鎧、持ってあと一、二回の戦いが限度ってところだ。どうするにしても考えておきなよ。」 「……わかりました。ありがとうございます。この剣と盾で必ず、人々を守ってみせる。」 親方は耳をほじりながら 「……ま、せいぜいガンバりな。」 そうタージュを見送っていった。 タージュの足取りはしっかりと、「自分自身」を見つめ直し、「成すべき事」へと進んでいた。 一方…… 「スカーレット王女、出なさい。」 オルガは地下牢に閉じ込めていたスカーレットを牢から出していた。 スカーレットは疲れこそ見えるものの、その瞳は全く諦めた様子を感じさせない力強さを覗かせていた。 オルガは見下した目線で、 「脱出する方法を探していたのでしょうけど、流石前国王陛下……悪名高い貴女のお父上が作らせた牢屋だけのことはあるわね。 どこを探しても脱出口はない。そうでなければ貴女はもうここから脱出していたでしょう。」 オルガが監視していた事もあったが、スカーレットは状況を打破する突破口を見つけることはこの時間中に出来なかったようだ。 「ともかく、グレン様が貴女を連れてくるように仰せなの。一緒に来てもらうわ。」 「わかりました。」 「それから、私を振り切って逃げられると思わないことね。貴女のナイト達を蹴散らしたのは、ほかでもない私なのだから。」 嫌味混じりにそう告げながら、オルガは転送石でグレンのいる場所へとスカーレットを連れて行った。 櫓のような足場の上でグレンは待っていた。 「来たか。」 「こ、これは……」 スカーレットの目線の先には灰色のこけしのような巨大な機械が置かれていた。 その背中には機械全体と同じか、それ以上に大きく、そして禍々しい大砲が聳えている。 両肩に相当する部分には何らかの物を接続するためであろうジョイントが開けられており、 人間で言えば心臓部分に相当する場所は穴があけられている。 「さすがにご存知だったようだな。そう、これこそが我らの切り札、ホロコーストだ。もっとも、左右の腕に相当する二つのパーツは見つけられず、胴体部分だけで無理矢理動かしている状態だが。」 「グレン!あなたはこれで何をするつもりですか!?」 「貴女にはそれに協力していただく。」 「お断りします!貴方がしようとしていることは、これが生み出すものは悲劇だけ」 スカーレットはまくし立てるが 「ぐ……」 その様子を見たオルガの当身によって気を失ってしまった。 「フン」 気絶したスカーレットを心底侮蔑する眼差しで睨みつけるオルガ。 「グレン様、スカーレット王女も、ルージュ女王も、今すぐ始末するべきです。 彼女たちが生きている限り、解放軍は諦めません。」 「それは出来ない相談だ。理由はわかっているだろう?」 「私には納得できません。ホロコーストを使うことが目的なら、何故女王まで生かしておく必要があるのです?」 「前にも言ったが、それを君が知る必要はない。ルージュは、私にとってどうしても生きていてもらわなければならない存在だ。」 「何故です!私は貴方に絶対の忠誠を誓った。貴女のそばにいたいから。なのに、ほかの女が貴方のそばにいるなんて!」 その言葉には、グレンにとって必要な人間だというルージュに対しての嫉妬も含まれているのだろう。 「落ち着け、オルガ。私にとっては君も、必要な人間だ。」 そのオルガの剣幕にも怯むことなく、グレンは真剣な眼差しでこたえた。 少しの沈黙の後、オルガはため息をついて 「わかりました。スカーレット王女をホロコーストに「接続する」準備を整えます。」 「くれぐれも手荒な方法だけは取らないようにしてくれ。彼女は、あれでもルージュの娘なんだ。」 「わかっています。」 グレンはその場を立ち去って、オルガは横たわるスカーレットを尻目に手すりを握り締める。 「あの女達はグレン様のそばにいるべきではない……でも、グレン様はあえてそばに置いている。 グレン様は私だけのもの、誰にも渡さない……!」 オルガは少し落ち着き払い、手すりを放してスカーレットをホロコーストへと運び込み始める。 オルガの握り締めた部分は、ほかの部分より細く歪んでいた。 カーマインはマゼンタの遺跡、コロシアムへと再び訪れていた。 かつて、八機将の封印を解いたその場所へ再び大鎌の柄を突き立てると、 隠されていた階段が姿を見せた。 カーマインが階段を下りていくと、小さな部屋へとたどり着く。 青白く光る棺が置かれたその部屋はそれ以外のものは何もない。 カーマインは棺にかけられていた封印を解除する。青白い光は消えて、蓋が開いた。 「起きろ、クリムゾン」 棺の中からは真紅の身体を持つ鎧……機械人、エクスマキナが起き上がった。 クリムゾンと呼ばれた赤いエクスマキナは、 「俺がここに入ってから何年経った?」と、カーマインへ問いかける。 「『物質界の時間』で、52年。少なくともバラバラだった手足は動かせるようになったみたいだな。」 「ああ」 「この52年で何があったかを説明するには少し手間がかかる。今一番必要な情報だけ先に教えよう。」 「ホロコーストを発見した奴らが居る。」 「ホロコースト」という単語に反応するクリムゾン。彼もまた、ホロコーストを破壊するために戦ってきた戦士だった。 「それから、ルージュの娘、スカーレットが敵の手に落ちた。そして今、ホロコーストと戦おうとしているのは『あいつ』の子孫とその仲間たちだ。」 少ない情報から現在の状況を把握したクリムゾンは、かつての仲間を思い浮かべていた。 「そうか、『あいつ』の願いは受け継がれていたか。」 カーマインは黙って頷いている。 「よし、行こう。」 二人は遺跡から外へと向かった。クリムゾンにとって52年ぶりの日差しはクリムゾンの紅いボディを照らし、太陽にも劣らぬ輝きを放っていた。 カーマインの提示した1週間が経過し、再びカーマインのもとに集まった砂塵の鎖。 「改めてもう一度問う。人々の希望を背負って立つ…… 耳触りの悪い言い方をすれば、「解放軍が健在だとアピールするための宣伝材料」として、戦いの矢面に立つ覚悟はあるか? 一挙一動が人々の注目を集める。これまでのようには戦えなくなるぞ。」 「……」 「だが、ここで答えを急かすつもりはない。今その話は置いておこう。」 「君たちの答えがどうであれ、スカーレットとルージュを救出するための作戦には嫌でも参加してもらう事になる。そしてホロコーストを破壊するための戦いにも、な。」 そう口では言うものの、カーマインは4人の瞳を見てその覚悟が定まっていた事を確信する。 「繰り返しになるが、君たちには人々を味方に付けるに足る説得力のある実績が表に出ていない。 君たちがスカーレットと同じように、人々の希望を背負って立つ覚悟を決めているというのなら人々を味方に付ける方法については任せてもらおう。私に考えがある。」 「考え、ですか?」 ウィリーはカーマインの含みを持たせた言い方を見逃さずに質問を投げかけた。 「そうだ。今出来る方法でもっとも確実且つ手っ取り早い方法がある。だが、その前にだ。」 「君たちはアリエスが義勇兵を集めた窪地……君たちの最初の戦いを繰り広げた3つの村を訪ねたまえ。」 「えっ?」 「あの村か……」 「そうだ。このまま何も知らない君たちを戦いへと赴かせる事は私にとっても本意ではない。 そして、君たちも自分たちが見定めた戦い以外にも、解放軍が、スカーレットが何のために戦ってたのかを知らなければ納得出来るはずもないだろう。」 「ここから先の戦いは軍としての命令じゃない、君たち自身の持つ明確な意思が必要だ。だからこそ、今君達にはこの国で何が起きていたのかを知っていてもらいたい。」 「お気持ちは理解できましたが、何故あの村へ?」 「あの村の老人たちはいわば歴史の生き証人だ。この国で何が起きていたのか、その時代を生きたものの話を聞き、 スカーレットが何と戦ってきたのかを知る事も今の君たちには必要だ。」 砂塵の鎖の最初の戦いは冷血党のアジトを撃滅することだった。 窪地を中心に北、東、西の三角形を成す村であり、 北の村は若者の身の安全と引き換えに冷血党に行動拠点を提供していた。 かつての戦いと同じようにそれぞれの村を訪れた4名だったが、 さすがに1ヶ月以上も経過していたためか、顔を忘れられてしまっていた。 「おや、お若いの。ここは危ないから速いところお逃げなさい。」 「……少し寂しい気もするわね。でも、今はある意味その方が好都合かもしれない。あの、おじいさん。」 「お嬢ちゃん、このジジイに何か用かい?」 「この国の過去を、前国王の時代に何があったかを教えて欲しいのだけど……」 「冗談じゃない!私らがあの男のためにどれだけ苦労したと思ってる!」 「逃げろ」と発した同じ口とは思えない凄まじい剣幕にアリシアは目を白黒させた。 「やめとくれ!思い出したくもない!」 タージュも、インバースも、ウィリーも、結果は全く同じだった。 それでも諦めるわけにはいかないともう一度聞き込みをしようと、東の村の教会を訪ねることにした。 教会の前では花壇に水をやる老神官の姿があった。 「おや、あなたはいつかの戦士殿。」 「お久しぶりです。覚えていて頂けたようで。」 「それはもう……時に、ここへは何の御用で?」 「……聞きにくい事ですが、単刀直入に伺います。 この国でかつて起きていた事を……」 その言葉を聞いた瞬間、老神官の表情は少し強張った。 「……立ち話もなんですし、中へお入りなさい。お仲間がいるのであれば呼んでこられると良い。」 「わかりました、では、後ほど改めて伺います。」 タージュはアリシア達を呼び、再び神殿の門をくぐった。 テーブルにつき、神官から声がかかる。 「この国の過去を知りたいという事でしたな。しかし、それは何故でしょう?」 「今、私と仲間たちは解放軍のいち小隊として冷血党と戦っています。 ここから先、とある重要な任に就くに当たってこの国の過去を……スカーレット王女が何と戦って来たのかを知る事も必要だと聞きました。その教えを乞うべくここへやって来たのです。」 「なるほど……事情はわかりました。しかし、この村を含め近辺の老人たちにただ教えてくれと言ったところで教えてはもらえますまい。 この地区は前国王の悪政によって苦しめられた国民が特に多いエリアです。 生活が困窮する程の重税、強制的な重労働……口に出すのも憚られるような強制接収で家族を失った者も少なくありません。名前ですら嫌悪感を抱く者が多く、それゆえ、前国王が即位してから亡くなるまでのおよそ60年間の事は話題にする事さえもタブーとなっているのです。」 事情を話す老神官。それと同時に、外から鐘を打つ音が聞こえて来た。 「……それでも、どうしても知っておきたい。そう仰るのであれば貴方達が私達にとって信頼に足るお方かどうかを見せていただきましょう。言葉ではなく、行動で。」 「行動で?それは一体……」 ウィリーの問いに対して老神官は答える。 「今の鐘の音は物見櫓に設置された鐘の音。間もなくここには冷血党か、その模倣犯となる盗賊たちがやってきます。 残念ながら我々には貴方達のように彼らと戦う力はありません。不躾な交換条件は承知の上です。 ですがもし盗賊たちを追い払って頂けるのであれば、私から他の村のものにも掛け合って、この国の過去を教えて差し上げる。」 アリシアはその老神官の言葉を聞いて席を立った。 「無理矢理言わせるのは私達だって本意じゃないわ。」 続けてインバースも席を立ち、 「ああ。むしろ、いっその事交換条件を付けてくれた方が、やることがわかりやすくていい。」 ウィリーもそれに同調する。 「そうだな。僕たちはそもそも国を乱す者達と戦い、この国をより良い方向へと向かわせるため、ここに来ているのだから。」 最後に席を立ったタージュ。 「そういう事です、神官殿。私達が新たに得た力、これまでどうやって戦ってきたのかを少しばかり、お見せしましょう。」 4人の顔に不安や焦りはなく、不敵な笑みを浮かべている。 だが、戦いは必ずしも4人に有利ではなかった。3つの村に「同時」にローグは攻め込んできている。4人集まって戦えば造作もなく倒せるであろう敵であったが、4人で戦えない事により、アリシアが持つ砂塵の鎖のエンブレムの魔力はアリシアのいない場所に於いては効果を発揮しない。 それでも砂塵の鎖は三手に別れ、タージュは最も防御力、回避技術に乏しいアリシアと共に、インバースとウィリーはそれぞれただ一人で、ローグの前に立ちはだかった。 「何だお前?」「村の連中が雇った用心棒かあ?」 「なんだっていい、やっちまえ!」 下品な騒ぎ声と共にローグたちはそれぞれの場所で待ち構えていた砂塵の鎖に襲いかかった。 ローグと行動を共にするアンデッドが存在するが、アリシアはこれが怪人作成の失敗作である事は直ぐに見抜いた。 「見てなさい、一網打尽にしてやるわ……!」 アリシアは新たに体得した強力な炎を操る魔法を試したくて仕方なかったようで、盗賊たちを一網打尽にせんと全精力を用いて拡散させて放とうとしたが 「待て、アリシア。」 「え?」 全力で炎を打ち出そうとしていたアリシアに待ったをかけたのはタージュだった。 「あいつらはそこまでする程の相手じゃない。お前の魔法で確実に当てれば各個撃破していける。 多少時間はかかるがどうってことはない。お前への攻撃は俺がカバーする。」 「ええ?一発で蹴散らしちゃったほうが楽だと思うけど……」 「大丈夫だ、俺を信じろ。」 「……わかったわよ。」 渋々タージュの言に従うアリシア。 だが、各個撃破していく作戦は失策とも言えなかった。アリシアの炎の威力を見たローグたちは全員標的をアリシアへと定めたからだ。 タージュもこのために新調した剣と盾の威力を存分に発揮し、アリシアへの攻撃を傷一つつけられずに耐え切ってみせた。 「……俺が新たに身に付けた技、お前たちで試させてもらう。」 インバースも新たに開眼した槍の攻撃方法を以てローグたちを迎え撃つ。それは今までよりも鋭く、重い攻撃だった。 「こいつの槍の威力、ハンパじゃねえ!」 「くそ!こいつは無視しろ!村にいくんだ!」 「待て!」 次々とローグ兵を蹴散らしていくが、本来ならあるはずのタージュの補助魔法が無いことに加えて一人で戦っていたために、彼を無視して直接村に襲いかかったローグ達への対応が遅れてしまった。 「しまった!」 人的被害こそ出さなかったが、村に被害が出てしまった。 「くっ……人的被害が出なかったのは不幸中の幸いか。」 それでも、村を守りきるという最大目標を果たせなかった……インバースにとってそれはやはり悔やむ事となった。 そして西の村で賊を待ち構えているウィリーは使い魔たちに語りかける。 「……見たところ、あの中に僕の同志たちはいない。あのアンデッドにしても僕の同志と違う人間だ。 だが、死して尚その亡骸をも利用しようとするような奴を放っておくほど僕は大人しい人間ではない。 行こう、ホイール、ビーム。僕たちの新しい力を試す時が来た。」 ウィリーの言葉と共にホイールに跨ったビーム。二体は唸りを上げてローグに向かい突撃を仕掛ける。 ローグは攻撃をウィリーに当てることもかなわず、攻撃を避けたウィリーは再びビームの跨ったホイールに指示を飛ばす。ローグたちは使い魔の攻撃に蹂躙されていくだけであった。 「う、うわあああ!」 「待ってくれ!」 「逃げろ!とてもかなわねえ!」 「おお……すごい」 「冷血党をあんな簡単に蹴散らしていくなんて」 「あれこそが弱きを助け強きをくじく救世主か……ありがたい事です。」 ローグ達はほうほうの体で逃げ出していく様を見て歓声が上がる。 「ありがとうございました。」 戦いを終えて帰還したアリシア達を村人とともに出迎えた老神官。 「村に多少被害が出ましたが、人的被害がなかったのは何よりでした。今度は私たちの番です。無礼な交換条件を出したにも関わらずあなたたちは命がけで我々のために戦ってくださった。 相応の誠意を以てこれに応えねばなりますまい。今度は私たちの番です。」 砂塵の鎖と神官、そして村の村長達は教会へと再び集まった。 「何から話しましょうか……」 「うーん……」 老人たちはそれぞれ語り始めた。この国の過去を、そしてこの戦いに関わっている重要人物たちについてを。 現女王、ルージュについて。 生前のコバルトの横暴を諌めることができたたったひとりの人間。エルダナーンで、現在110歳。 (ただし、諌めても成果があったとはおおよそ言えたものではなかったようだが……) 聡明な人物であったが、コバルト在位中はコバルトの所為で軟禁状態にあり、コバルトが死ぬまでは娘のスカーレットでさえ両手で数え切れるほどしか会うことが出来なかったとも言われる。 スカーレット留学から10年後、奴隷商人のモービスという男に両親を殺されたアポロ達兄弟を引き取り育てた。 国王は猛反対するどころかまだ年端もいかない子供だったアポロ達を処刑しようとまでしたが、 ルージュ本人に強硬に反対されて渋々了承したと言われている。 (余談だが、モービスとその部下であるサイゴアは後にアポロたちによって成敗された。) ブラックハウンドについて。 代々の国王の直属部隊である。この国の最高のエリート部隊であり、コスチュームは黒で統一されている。コバルトの時代には方々で武力行使の実働隊として動いていたが、決して良識がなかったわけではない。 自分たちが行っている行動が道義的に許されないことも理解しており、コバルトに見られないところでは聞くに堪えない命令を揉み消していた模様。 カーマインが最高責任者となったのは、スカーレット留学直後で、現在からおよそ42年前。 以来、29年にわたってカーマインがブラックハウンドの最高責任者として活動を行っている間は基本的にコバルトの見えないところで治安維持とホロコーストの捜索を続けていた。 この理念はその後任となったスカーレットも引き継ぐこととなる。 冷血党の活動内容について。 ウィリー自身は参加していたため知っていることだが、勉強会や集会などで呼びかけを行い、デモ活動などを行っていた。 成果こそ出なかったものの首都でコバルトとの会談を求めたりもしたらしい。 コバルトはこの活動を疎ましく感じてグレンを有無を言わせず探し出して殺せと命じたが、 この時ブラックハウンドの責任者だったスカーレットが理不尽すぎると反対したために殺されることはなかったようだ。 スカーレットからすればコバルトが横暴をやめればそれで済む話をわざわざというところだが、まさかそれが巡り巡って自分自身の災禍となるとは思いもよらなかっただろう。 謎の老人について。 1年半程前、冷血党の武装組織化に前後して北方地区に流れ着いた老人がいるらしい。 「取り返しのつかない大罪を犯した」と自称し、近隣住民とのコミュニケーションを殆ど取ろうとしない一方で、何故か生活はカーマインの指示で保証されている。 グレンについて。 緑色の髪のエルダナーンで、現在112歳。 その筋では有名な錬金術師で、 錬金術を応用した医学などにも精通していた。 51年前に妻をなくしたという噂がある。 オルガについて。 冷血党の幹部。ヒューリンで現在27歳。 親はグレンと長年行動を共にしており、子供の頃からグレンになついていた。 グレン絡みだと感情的になりやすく、ホロコースト入手後からはそれが悪化しているらしい。 行動理念は何をおいてもグレンが最優先で、グレンがほかの女といるときにその場を離れることを特に嫌がる。 怪人作成の基礎理論を確立した。 マゼンタについて。 伝説の魔法使い。キルディア共和国(と呼ばれる前の同地帯)の遊牧民の生まれで、カーマイン、クリムゾン、ペッパーの3名と共に世界各地を冒険したとされる。 とある魔族と現在のこの国があるあたりで戦いを繰り広げ、最終的には魔族を倒したようだがその後の記録は残っていない。 魔族との抗争前後で一男一女の子供がいた。名前は、男の子がレッド、女の子がガーネット。 「前国王」について。 現在は故人。名前は「コバルト」。ヒューリン 享年75 元々子供の頃から自己中心的な性格で、物事が自分の思い通りにならないと気がすまないタイプだった。 カラスを白いと言ったらそれは「国民全員でカラスを白く塗れ」と暗喩するような人物で、15歳で王国の実権を握ったあとは暴君として横暴の限りを尽くした。 先程もあったが、生活が困窮する程の重税は朝飯前、強制労働や強制接収、徴収はほぼ日常的に行われており、 それが原因で家族を失った者は数多く、多くの国民から恨みを買っているが彼自身は「愚民共は私のために徹底的に尽くして朝から晩まで働くことこそが真の幸福である」という考えであったため。終生これは治ることがなかったようだ。 度を超えた愛妻家としても有名で、当時の王妃であったルージュが国民の前に姿を見せなかったのも 彼が軟禁状態に置いたからであるとされる。また、砂漠にありながら城が不自然なほどに美しい外見を保っていたのも、 ルージュのためだったと言われている。 晩年は自分の膝下である王都さえ良ければそれで良いというような考え方をしており、国民からは首都の市長程度にしか認識されていなかった。 また、ブラックハウンドなどに命令は下すものの成果は口頭で聞くだけで満足していたために、 国家崩壊を免れていたのも事実である。 その他、国王の悪政による被害は筆舌に尽くしがたいものがあり、この場で書ききれるものではないため割愛させて頂くこととする。 一通り話を終えた老人達。中には先立たれた伴侶や子供を思い出し、涙する者も居る。 「……お辛かった事でしょう。」 全員が沈痛な面持ちでいる中、タージュが口を開く。 「それでも、話していただけたこと、感謝します。」 「命の恩人に頼まれた、当然のことをしたまでです。」 教会のドアを叩く音が聞こえる。ドアを開けたのは、ブラックハウンドの隊員だった。 「カーマイン隊長からの砂塵の鎖の諸君への伝令だ。魔女の谷の最奥部のコロシアムへ来てくれとの事で、転送石を預かっている。」 「コロシアム……?またゾンビと戦わせるつもりかしら?」 「いや、あの扉からはもう何も気配を感じなかったが……」 「とにかく、行ってみよう。カーマインさんが言ってた考えとやらも気になる。」 そう言って身支度を始める4人。 転送石をアリシアに渡した隊員は老神官と老人たちに、 「この後のこの村の警邏は我らブラックハウンドが行います。冷血党にこれ以上好きにはさせません。」 身支度を整えて教会を出た4人の目に飛び込んできたのは総出で見送りに来た村人たちだった。 村を二度にわたって救った英雄をひと目見ようと集まってきたのだろう。 「……人々から感謝されるってのも、悪い気はしないわね。」 「ああ。だけど僕たちは称賛や名誉が欲しくて戦ってるわけじゃない。」 「何としてもホロコーストを見つけ出さないと。」 「そうだな。そして、スカーレット様も必ず助け出す。」 4人は互いに頷き、力なき人々を守るため、ホロコーストと戦う事を改めて確認する。 そして、転送石でコロシアムへと転送した。 コロシアムではカーマインがかつてのようにコロシアムの中央部分で待っていた。 そして、観客席にはここへと避難して来た市民たちが集まっている。 カーマインは砂塵の鎖がここへやって来た事を確認すると、 「3つの村の老人達はこの国の事を色々と教えてくれたかな?」 アリシアが頷くと、 「さて、ここへと呼び出した理由だがそれを説明する前に、オルガを想像してみたまえ。」 「オルガを?どういう事ですか?」 宿敵を想像しろというカーマインの意味不明な言葉にウィリーは率直に疑問をぶつけるが、カーマインはそれにすぐ回答を出した。 「今の君達よりも彼女は強い。あれほどの力をどうやって得たのかは分からないがな。そして、その力をこの国はおろか、エリンディルをも破滅に導く方向へと使っている。それは決して正義の無い力だ。使って許されるものではない。 だがその一方で、ローグの兵士たちから恐れられつつも『強さ』という点では絶対的な信頼を置かれている。」 「言われてみれば、確かに……」 インバースはかつてセミ怪人と戦ったローグのアジトを思い出していた。あの時セミ怪人にさせられた男は、「オルガの助太刀は一万の兵を得たも同じ」と言っていた。 「方向は違うが、本質的には同じことだよ。強さを誇示するというのは少々乱暴ではあるが、信頼を得る最も手っ取り早い方法の一つだ。」 「振り返ってみれば俺達がこうして4人で戦ってるのもそうだったな。初めて出会った時、アリエスさんに言われて戦って、俺達4人が勝ち残った。」 タージュも、自分たち4人が「砂塵の鎖」として戦う事となった理由を思い起こしていた。 「ルージュとスカーレットの安否の確認も取れず、時間がない今、解放軍最強の戦力である君達の強さを知らしめる事。 それが解放軍の健在をアピールし、味方を増やす最も効率的な方法だと判断した。君たちが実力を惜しまずに示し、解放軍健在を知らしめれば市民たちも協力してくれることだろう。武器を取って戦わないまでも、情報を集めるために味方が多いに越したことはない。 かつて、マゼンタは仲間の一人のために同じようなことをした。あの時マゼンタがそうしなかったら、アリシア。今日の君は無かったと言えるだろう。このコロシアムへと呼んだのも、より多くの人にこの戦いを見てもらうためだ。」 「なるほど、それがこの見世物状態というわけね。」 「その通りだ。あまり気分の良いものではないだろうが、すまないがそこは割り切って考えてもらいたい。 ……さて、君たちの相手だが、君たちの実力をどこまで下に見積もっても、もはや近衛兵やブラックハウンドでは君たちの相手は務まらないだろう。 私の見立てが正しければ、最低でもこの間の水牛とムカデの怪物と同等か、或いはそれ以上の実力者が必要だ。 だが、解放軍にもブラックハウンドにもそんな人材は残念ながら存在しない。」 「そこでだ。ここに集まっている誰もが納得するに足る相手を用意した。」 カーマインはそう言って合図を送ると、コロシアムの入口から二人の人影がコロシアムへと入ってきた。 一人は真紅のボディを持つ鎧型のゴーレムに似たエクスマキナ。 そして、もう一人は竜の両手足と翼を持つ、赤茶色の髪の女性だった。 「お、おい。あれって……」 「う、嘘でしょう?」 「ねえママ、何を驚いてるの?あの人たち、だあれ?」 「すっげえ……伝説の通りの見た目してるんだ……」 観客たちからはどよめきが起きる。 「紹介しよう。かつて、マゼンタと共に戦った仲間のクリムゾンと、ペッパーだ。」 カーマインはクリムゾン達のところへと歩み寄り、どこからともなく大きな鎌を取り出す。 「私達レッドウルフの仲間だった異世界からの来寇者……その子孫であるアリシア。君を試させてもらう。 そして、立場は違えど志を同じくして集まったアリシアの仲間たち。この先の戦いに進む意志があるのなら、私たちに勝つことだ。少なくとも今の我々に勝てないようでは彼の遺恨を託すわけには行かない。」 「……正直、見世物扱いはどうでもいいわ。でも、やられっぱなしと言うのは癪に障るでしょう? 私にはやり返さないと気がすまない相手がいるの。だから貴方達に勝って、この先のステージに進ませてもらう。」 それを聞いた真紅のエクスマキナ、クリムゾンは笑いだした。 「フハハハハハ。血気盛んなところもあいつによく似ている。本当に奴の血脈は受け継がれていたんだな。」 ペッパーもそれに同調して懐かしそうな表情を浮かべている。 戦う直前でありながらまるで緊張感を感じられないそれは、「高い実力に裏打ちされた自信からくるものだ」と4人は理解していた。 「伝説の戦士達がお相手とは……今の僕たちでどこまで渡り合えるかはわからないが、相手にとって不足はない。」 「今、この場で戦って勝てばいい。この先で俺達を待ち受ける戦いに比べれば、わかりやすい分まだ楽なものだ。」 「そうだな。彼らと同じ位強くなきゃスカーレット様もルージュ様もお助けするなんて、到底出来ないもんな。」 「気圧されてはいないようだな。」 そこにやってきたアポロがこの戦いの審判役を務める。 「砂塵の鎖よ、全力を以て戦うがいい。」 戦いは少し距離を置いた状態から始まる。アポロが戦闘開始を告げる合図を出す直前、戦闘開始前のわずかな時間でアリシアとタージュは秘めていた力を開放した。 それと同時に動いたのはレッドウルフ側も同じであった。最初に動いたのはペッパー。指を軽く鳴らすと、上空から巨大なエアリアルドラゴンが降り立った。 「行くわよ、ポチ。」 ポチと呼ばれたそのドラゴンは、ペッパーを背に乗せると飛び立ち、咆哮を上げる。それこそが本当の意味で戦いの始まりであった。 アリシアは彼らの実力を測ろうとするが、さすがは伝説のギルド、レッドウルフ。 カーマインは大鎌から闇の魔法を、クリムゾンは二つのヨーヨーや内蔵火器を、そしてペッパーはポチとのコンビネーション攻撃……それをほぼ無尽蔵に使ってくる事が明るみに出た。 「アリシアを試す」という言葉の通り、彼らはアリシアを一貫して狙ってくるため、タージュはほぼアリシアに付きっきりでアリシアを庇いに入る。 そして、レッドウルフの暴風雨のような猛攻を耐え抜いたタージュは自らの受けたダメージを回復し、アリシア達は反撃に打って出る。 一進一退の攻防が続くが、クリムゾン以外はこちらに近づいて来ることなく遠距離から攻撃を仕掛けてくる。 「クリムゾンさん以外は近づいてこない……その大鎌は飾りなの?」 「残念ながら私はクリムゾンよりひ弱でね。だが魔法なら君にも引けを取らん……!」 「どの口が言うか……では私も目先を変えてみようか。」 そう言ってクリムゾンは内蔵火器のナパーム弾を掌から発射する。 ウィリーは、アリシアが倒れるまで彼女を標的にするであろう事を見越して、普段自身に使っている一時的に身体能力を向上させる薬をアリシアへと渡した。 そして、インバースは先手を取ってクリムゾンへと攻撃を仕掛ける。それまでとは比較にならない鋭さを誇るその槍による一閃はさしものクリムゾンも回避することも捌くこともできず、ついに片膝をついた。 「フ……フフフ……見事な一撃だ。五体満足になったとは言えまだ本調子とはいかなかったか。だが、今の世に伝説として語られるレッドウルフとしての意地だけは見せねばなるまい……!」 そう告げたクリムゾンが最後に取り出した武器は、腰に差していたひと振りの剣だった。上段に構えて振りかぶったその渾身の一撃をインバースの竜は跳躍し、すんでのところで回避する。 剣はコロシアムの地面へと突き刺さり、周囲の床が一気にひび割れた。それがクリムゾンが現在残る全ての力を使った一撃であることに疑いの余地はなかった。 「……私は、ここまでだな。またバラバラになってはかなわん。ペッパー、カーマイン。あとは頼む。」 肩と膝から火花を散らしたクリムゾンはコロシアムを後にする。 「クリムゾンをやったか。大したものだ。だが、まだ負けたわけではないぞ……!」 クリムゾンを倒した砂塵の鎖に賛辞を送りつつ再び攻撃するカーマインだが、なおもタージュはその攻撃を耐え抜いた。 カーマインの攻撃後の隙を逃さず、ウィリーの使い魔たちによる攻撃がカーマインに直撃した。 カーマインは不敵な笑みを浮かべる。 「なかなかやるじゃないか、ウィリー。ならば、これはどうかな?」 大鎌を振りかぶってまっすぐウィリーの元へと突進するが、ウィリーはカーマインの攻撃をしっかりと見据えていた。 大鎌を振り抜いたカーマイン。だが、そこにウィリーの姿はなく、更に次の攻撃の準備に入っていた。 「……流石だな。手が動かん。もう、これ以上は無理か。」 そう言ったカーマインは肩で息をしている。 「……カーマインとクリムゾンを立て続けに……見事なものね。」 それでもまだペッパーは諦めていないが、そこに立て続けにウィリーの使い魔が襲いかかる。 そして、それを振りほどいたポチに向かってきた炎……放ったのは、アリシアだった。 これまでよりはるかに威力のある炎……アリシア渾身の魔法だが、ペッパーのとっさの判断で風のブレスによって、その炎の軌道を逸らして辛うじて直撃を免れたポチ。 「嘘、あれを避けるの!?」 「さすがは伝説の戦士だな……見事な竜さばきだ。」 大きさはまるで違うが同じ竜に乗って戦う戦士の先輩として感嘆するインバース。 「見たところ、あなたは今の一発が全力を込めた攻撃だったようね。でも、攻撃の手は緩めない……ポチ!」 ペッパーの放った炎に追従するポチの風ブレスがアリシアに襲いかかり、さしものタージュもこの攻撃をカバーしきれず、アリシアは地に倒れ伏す。 立て続けに攻撃するポチとペッパーの攻撃をすべていなした3人。タージュは倒れたアリシアの治療を行い、ウィリーは再び使い魔たちに指示を飛ばした。 「ここで終わらせるぞ、行け、ビーム、ホイール!」 凄まじい勢いで突撃するウィリーの使い魔たち……さしものポチもこれに耐え切ることは出来なかった。 「……ポチ、あと少しだけ踏ん張って。彼女たちに私達の最後の攻撃を見せてあげるのよ。」 ポチの風のブレスが、ペッパーの放った炎と渾然一体となり、それ自体が竜を象ってアリシア達に向かって猛然と突っ込んでくる。 この攻撃の軌道を読みきったウィリーとインバースはギリギリまで引きつけてこれを回避。 避けきれないと判断したタージュは、アリシアを庇って剣を振り抜いた。絶妙のタイミングで炎の竜は二つに切り裂かれ、タージュとアリシアへ襲いかかることはなかった。 最後の攻撃を躱された事に憤慨するポチだが、「おやめ。」とペッパーが一言告げると一転しておとなしくなった。 「アポロ」 「はっ」 「勝負ありよ、私たちの負け。見事だったわね、砂塵の鎖の皆。」 負けを認めて砂塵の鎖を称えるペッパー。 「承知致しました。……この戦い、勝者は砂塵の鎖!!!」 アポロは高らかに宣言した。そして砂塵の鎖とレッドウルフ双方の死闘を称える歓声が上がる。 「すげえ!あいつらレッドウルフに勝っちまった!」 「解放軍にあんな強い奴らがいたなんて!」 「いいぞ、砂塵の鎖!お前たちなら冷血党だってやっつけられる!」 肩で息をしながらカーマインは4人に告げた。 「君たちの勝ちだ。少し休憩させてくれ。そして君達にまだ語っていない真実を語らねばならないな。」 そして、4人は大歓声を受けながらコロシアムを後にした。 「宣伝効果は上々だな。解放軍に協力を申し出てくれたものは数多い。彼らには不審な人物や物を見かけたら通報してくれるよう頼んだ。些細な情報からでもホロコーストを見つけ出せるやもしれない。 ここから先、戦うのはブラックハウンドの役目だ。」 「さて、君たちにはまだ知っててもらわなければならないことがある。あの村の老人たちが君たちに教えたのはこの国の過去およそ60年の悪政やスカーレット達が何をしてきたか、だ。 私達から君たちへと教えるのはそこから更に時代を遡る、言うなればホロコーストとアリシアとの因縁だ。それを教えなければならない。」 「ホロコーストとアリシアに何か接点が?」 「順を追って説明しよう。まず……」 カーマインは順を追って語り始めた。 「魔族」について 名前は「マリス」。女性型魔族で、エリンとは違う世界からやって来た来寇者。 破壊を好み、「人の心に必ず存在する悪意」を捻じ曲げて増幅させることに長けていた。 ここでいう「悪意」とは「一般にネガティブ感情として扱われるもの全て」を指す。 ホロコーストを自身で起動し、連発出来るだけの力を持っていて、最初フィンを半死半生の状態にした。 真の死を与える方法はフィンが持ち込んだ短剣で心臓を刺す事。 最終的にクリムゾンの剣として姿を変えてこれは達成されている。 (戦闘不能時に使用した《ファイナルソード》で持っていた剣がそれ。) 「使い魔」とされていた5人目の仲間 本名は「フィン・アルヴァリーナ」 エリンとは違う世界からやってきた来寇者で、魔族を追ってやってきた「少年」。 最初は一人で挑んだが返り討ちに遭って、半死半生の状態のところでマゼンタたちと出会った。 マゼンタ達はフィンからマリスの存在を知って彼女と戦うことを選んだ。 レッドウルフのその後 レッドウルフのメンバーは今現在アヴァロンの戦士=神喚者として戦っている。 マリスを倒したことで神によって選ばれた時、カーマイン達はホロコーストを探索するために下界への自由な行き来を事を条件に、 マゼンタはそれに付け加えて子供達が自立するまでは下界にいる事を条件にアヴァロンへと旅立った。 唯一フィンは物質界に一人残ってホロコーストを探し続けていた。 カーマイン、クリムゾン、ペッパーの3名は物質界の時間で52年前に負傷し、本来なら養生中の身だが、 ホロコースト探索のために物質界に降り立っている。 また、神喚者となったために物質界の常識を外れてしまっており、 幽界では一瞬で治るような傷であっても物質界では長い時を養生する羽目になった。 なお、唯一元気なマゼンタだけは今も幽界で戦い続けている。 ルージュの素性 マゼンタの直系の子孫でガーネットの玄孫に当たる。 マゼンタの長子、レッドは独り立ちした後母に倣って世界中を旅して巡ったと言われるが、 その後の事は記録されていない。 ガーネットはこの国に留まって、母から託された紫の指輪を代々守り続けてきた。 「紫の……指輪……」 アリシアは自らの腕についている「指輪」を見て、それがルージュの祖先たちが守り続けてきたものである事を確信した。 「さて、最後に教える事がもう一つある。これを聞いて思うことはあるだろうがそれでも、君たちには知っていてもらいたい事実だ。」 「それは、一体?」 「冷血党という組織の本当の成り立ちについて、だ。」 「!?」 ウィリーは面食らったような顔をしている。 「本当の成り立ちとは一体どういうことですか?」 「慌てるな、ウィリー。説明する。グレンの作った組織が『冷血党』を名乗り、表立って行動を始めたのは5年前……君も決起集会に参加していたな。 これはコバルトが病床に伏せりがちになった頃と一致するが、実はその前身となる組織は50年前から既に存在していた。」 「50年……!」 「随分と前からあったのね。」 「まずルージュとグレンの関係について説明しなくてはいけない。これは、過去のブラックハウンドの活動報告書に記載されていた事だ。……グレンが51年前に妻をなくしているという噂があったのは聞いたかな?」 「ええ、伺っています。」 「コバルトがルージュを王城に迎えたのも、51年前だ。」 「え?」 「ここからは当時の報告書を読み上げた方がわかりやすくていい。 「コバルト王自らブラックハウンドを率い、王妃ルージュを奪回。 王妃を拐かした罪でグレンを逮捕する事を勅命。 反対し、国王の勅命に背いた不心得者7名を処刑。 抵抗したグレンは逮捕、投獄さる。 コバルト王は王妃を拐かしたとして即座にギロチンにかけようとしたが、王妃ルージュが拒否したために、国外追放の恩赦を与えた。」とある」 「……な、何が恩赦だ……!人の奥さんを強引に奪い取った挙句殺そうとするなんて!」 ウィリーはグレンとルージュ、そしてコバルトに隠されていた関係を知って憤慨する。 「私はただ単に50年前の報告書を読み上げているだけに過ぎない。そしてこの報告書はコバルトの目線で書かれているんだ。こういう書き方にもなるだろう。」 「人の奥さん無理矢理奪った上に国外追放を恩赦と言い切るなんて、随分な王様だったのね。」 「たった一枚の報告書でこの様子だと、ご老人たちの体験談はあれでも控え目に話してくれた事だと考えられるな。」 「話を続けるが、コバルトが何故そうまでしてルージュを妻にしようとしたのかはわからない。単に外遊中に見かけたルージュに一目惚れしたとか、元々知り合いだったとか言われてはいるが当のルージュもグレンもいないし、コバルトに至っては死んでいる。私も詳しい言及は出来ないな。」 「もう、わかっただろう。冷血党、いや、グレンの本当の目的は……無理矢理連れ去られて王妃に祭り上げられたルージュを取り戻すことのはずだった。 これは憶測だが、50年もの時を待ったのは、3倍は違うヒューリンとエルダナーンの寿命の差を計算に入れてのことだろう。今際の際を穏やかに過ごさせないためか、恐怖での早死にを狙ってのことかも今となっては分からないがな。当事者がいないから私も断定はできん。 だが、そういう意味ではコバルトが死に、首都を陥落させて、ルージュを奪還した時点でグレンの目的は達成したと言っていいはずだ。」 「では何故ホロコーストを?」 「そう、問題はそこだ。目的を達したはずのグレンが今や世界に害なす存在で、排除されるべき物を保有していることに変わりはない。 どういう事情があったにせよ、そしてそれが如何に同情できようとも、今のグレンと、グレンの作った組織がやっている事は明らかな悪事だ。ホロコーストを抜きにしても黙って見過ごしてやるわけにはいかない。」 カーマインの眼差しは至って真剣だった。 タージュは解散した後、再び鍛冶屋を訪れていた。 「あんたがあの砂塵の鎖の一員だったとはな。」 「隠しているつもりは無かったのですが……おかげで思い切り戦うことができました。」 「それは何よりだ」 「それと、折り入って頼みたい事が」 「その鎧だな?」 タージュは自らの目的を寸分狂わず言い当てた鍛冶屋に目を丸くした。 「警告したのは他ならない俺自身だ。いつ来てもいいように準備はしてあるぜ。 さあ、やらなきゃいけないことは多いぞ。まずは鎧を脱いでもらおうか。」 タージュの剣と盾は新たな姿へと生まれ変わった。 そして、今度はここまでの戦い、そしてレッドウルフとの激戦を制した鎧の番だ。 「野郎ども!今度はこの旦那の鎧だ!次の戦いは更に苛烈なものになるだろう。この旦那の命を守り抜ける逸品に仕上げるぞ!いいな!」 「オウ!」 鍛冶屋の工房に、大声が響き渡った。 「そういえばアリシア。お前の祖先の話が出ていたが、何か思い出の品のようなものはないのか?」 インバースがアリシアに問いかける。 「うーん……物心着いた時にはすでに両親がいなかったし……そういう意味ではこの腕輪、かしら。」 そう言ってアリシアは腕輪を見せた。 「アリシア、やはり君の出自は普通じゃなかったんだな。」 そこに入ってきたのはウィリーだった。 「どうしてそれを教えてくれなかったんだ?僕は君のことを仲間だと思っているからこそ、そういう話を包み隠さずに教えて欲しかったのだが……」 「あんな突飛な話をいきなり聞かされて、はいそうですかと言えるものでも無いだろう?」 まくし立てるように話をするウィリーを抑えたのはそこには普段の鎧姿と違うタージュの姿だった。 「遺跡にあった藤色の光を覚えてる?あの奥で、カーマインさんに聞いたこととほぼ同じ事を聞いたのよ。 余計な混乱は避けたかったし、私自身、にわかには信じ難かったから……」 「だからと言って」 それを遮ったのはインバースとタージュだった。 「落ち着け、ウィリー。俺だってアリシアと同じ立場だったらきっとそうしていただろう。それに、黙っていたのは混乱させまいとアリシアなりに考えての事だ。それを咎めるのは筋違いってものだろう。」 「アリシアの出自がなんであれ俺たちは仲間なんだ。砂塵の鎖として共に頑張ろうぜ。」 スカーレットを守るというアイデンティティによって動いていたタージュ。だが、スカーレットを欠いた今だからこそ、己を見つめ直して仲間たちを想う事の重要さを確認していた。 「ホロコーストの打倒にルージュ様とスカーレット様の救出……やることは多いけど、私たちに出来る事を頑張りましょう。」 その夜、アリシアは猫の姿に戻って一人屋根の上で月を眺めていた。 「今夜は、半月か。」 そう後ろから声をかけ、屋根をよじ登ってきたのはクリムゾンだった。 「私もご一緒していいかしら?」 そこに、ペッパーも加わり少し賑やかになった屋根の上…… クリムゾンはアリシアの首の皮をつまんで、 「よく、いたずらをしたフィンをこうやって仕置きしたものだったな。」 「あの、私、何もおイタしてないんだけど?」 そして、抗議の声を上げるアリシアをペッパーの膝の上に載せた。 「フィンとマゼンタもよく一緒にそうしていたな。」 かつての仲間の子孫という事もあり、感慨深いものがあるのだろう。 「本題を忘れるところだった。アリシア。近いうちに皆既月食が起きるだろう。マゼンタはブリガンティアの信仰者だった。そして、この国では皆既月食は凶日として扱われている。」 「皆既月食?」 「新月とは違う、月が影に覆われるときだ。そうか、月食を見たことがないのか。」 「まあ、無理もないかも知れないわね。」 「そうか……マゼンタが何か仕掛けを施したとも思えないが、何れにせよ油断はしないようにしておくといい。」 「気をつけるわ。ところで」 「?」 「折角だし、あなたたちと私のご先祖様についての話を聞かせてくれないかしら?少しでも私のルーツにつながることを知っておきたいの。」 「いいだろう。あれは……」 クリムゾンとペッパーはかつての友、フィンとのエピソードを子孫のアリシアに向けて語った。 フィンとレッドウルフの絆は今もなお、結ばれている。 「うふ、フフフフフ……」 オルガは何か、赤い塊を手に持ってグレンの前に立って笑っていた。そして、グレンは壁にもたれかかってうなだれた状態になっている。 グレンの左胸には穴が開き、鮮血が流れている。 「グレン様は私だけのもの、誰にも渡すものですか……グレン様、安心なさって、あなたが成し遂げたかったことは、私が代わりに……ウフ、ウフフフフフ……」 その眼差しはもはや正気を保ってはいなかった。それどころか、瞳は赤く光り、人ならざるもののそれとなっていた。 スカーレットに代わる解放軍の新たな希望として立ち上がった砂塵の鎖。 グレンに妄執するオルガは何を思ったかグレンを殺害してしまう。 もはやオルガを止める者はなく、ルージュとスカーレットに残された時間の猶予はあまりにも少ない。 アリシアの先祖たる来寇者フィンが果たせなかったホロコースト打倒のための戦いは、ここから始まる。
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戦闘地形 このページではダンゲロスSSLightの試合の舞台となる戦闘地形の説明をします。 戦闘地形戦闘地形について 戦闘地形におけるNPCについて 試合開始時の初期位置について 戦闘地形の選出・告知について 各地形説明1.ストリート 2.立体駐車場 3.海上油田 4.農場 5.廃坑 6.飛行船 7.橋(暴風雨) 8.倉庫 9.渓流 10.工場 11.宗教施設 12.クラブ 13.貨物船 14.温泉旅館 15.住宅街 16.氷海 17.沼地 18.砂丘 19.宮殿 20.溶岩地帯 21.夏祭り 22.ダンジョン 23.庭園 24.宇宙船 25.希望崎学園 戦闘地形について 試合SSの舞台となる、固有の戦場です。 今回のダンゲロスSSLightでは、亜門グループによって用意された戦闘地形にて対戦相手と試合を行います。 大会会場の専用転送エリアから戦闘地形へとワープし、試合終了まで戻ってくることはできません。 戦闘の様子は会場の観客席やモニターで観戦でき、また地上波放送やネット配信で自宅や選手用高級ホテルから視聴できます。 試合終了後、勝者は大会会場へと再転送され観客の歓声を一身に浴び、敗者は医務室へと転送され治療・蘇生等の処置を受けます。 戦闘地形におけるNPCについて 運営の計らいによって戦闘地形内から余計なNPC(人間)は排除されています。 ただし、危険を承知で観戦を試みる粋なNPC、避難勧告に応じなかったNPC、迷い込んだNPCなどが存在する可能性は否定しません。 戦闘地形によっては動植物や未知の脅威などが存在することもあるでしょう。 試合開始時の初期位置について 試合開始時の初期位置は、一定以上の距離を置いて戦闘地形内のランダムの位置に転送されます。 基本的に転送された直後に戦闘不能になるような位置に転送されることはありません。 詳細な初期位置は書き手のプレイヤーが自由に決定して構いません。 戦闘地形の選出・告知について 試合毎の戦闘地形は、マッチング発表時にランダムで選出されます。 プレイヤーへの告知はマッチング発表時ですが、フレーバー上では選手には試合の三日前に使用される戦闘地形が告知されます。 それを踏まえて各々が準備や地形の下見に行くなど対策を講じるのもよいでしょう。(戦闘地形そのものには試合開始時まで転送されません) 各戦闘地形は二度使用されることはありません。 各地形説明 以下が今回のダンゲロスSSLightで選手達が戦う戦闘地形になります。 記載されていない詳細な設定についてはプレイヤー各自で補完してください。 1.ストリート 戦闘領域:2km四方 グラフィティ・アートが壁を飾り、地面は灰色のアスファルト。ならず者が集う路上の一画。 しばしば時代を塗り替える伝説が生まれる場所でもある。 2.立体駐車場 戦闘領域:敷地内 数階建ての屋根付き駐車場。十分な広さと高さを併せ持つ地形。 大会中に破損した物品は運営による復元が保証されているため、あえてそのまま駐車中の車両も存在している。 3.海上油田 戦闘領域:敷地内および海上・海中含む1km四方 海上に設置され、海底から原油を採掘するための施設。 当然、戦闘時に過剰な火気を使用すれば爆発の危険性がある。 4.農場 戦闘領域:敷地内 穀物や野菜などの農産物、および家畜などの畜産物生産のために使われる土地。 扱う生産物については書き手が自由に設定してよい。 5.廃坑 戦闘領域:敷地内 鉱山などの地下に掘った穴・坑道が、使用されなくなったまま残されている場所。 内部は暗く、足場も悪い。有毒なガスが溜まっている危険性もある。 6.飛行船 戦闘領域:船内、および1km四方 水素やヘリウムなど、空気より比重の小さい気体をつめた気嚢によって機体を浮揚させる航空機の一種。 大空を優雅に飛ぶ姿は地上からも楽しめるが、いまや航空機の進歩により、かつてよりその存在意義は薄れている。 7.橋(暴風雨) 戦闘領域:橋上、および500m四方 川を渡る橋梁。それだけならばなんということもない地形だが、強い風が吹き荒れ、雨が降り注ぐ悪天候の只中。 いかなるコンディションでも万全の能力を発揮する強さが求められる。 8.倉庫 戦闘領域:敷地内 何らかの物品を保存・収納する目的で作られた施設。 収納している物の種類については自由に設定してよい。 9.渓流 戦闘領域:2km四方 緑豊かな山間部に位置する谷川の流れ。美しい景観が楽しめる。 水量はさほどでもないが水は冷たく、天然の魚が泳いでいる。 10.工場 戦闘領域:敷地内 製品を生産・製造したり、点検、整備、保守等のメンテナンスを行ったりする施設。 どのような用途で使用されている工場かは、書き手が自由に決めていい。 11.宗教施設 戦闘領域:敷地内 寺社、仏閣、教会などの特定の宗教に関連した価値のある大規模な建築物。 祭祀や祈祷のための様々な設備、建造物、美術品が存在する。 12.クラブ 戦闘領域:敷地内 飲料や軽食を提供し、音楽、ダンスを楽しむ店舗。 試合を盛り上げるためにDJが選曲を行い、命知らずなダンサー達が自慢のダンスを披露している。 13.貨物船 戦闘領域:貨物船内、及び移動中の船体を中心に周辺1kmまで 大海原を往く、荷物を運搬する貨物船。 積み荷の内容については自由に設定して構わない。 14.温泉旅館 戦闘領域:敷地内 地中から湧き出す温泉を用いた入浴、および宿泊が可能な施設。 本来ならば癒しを満喫できるこの地が、今は死闘の舞台と化す。 15.住宅街 戦闘領域:2km四方 一戸建て、団地、路上、裏路地など、多くの住民がその生活を送る住宅地。 住居内に立ち入れば生活用品などは多数手に入るかもしれない。 16.氷海 戦闘領域:氷上 凍てつく寒さの中、海を流れる巨大な氷の上での対決。 低温下で徐々にコンディションは悪化し、足場への攻撃がステージの崩壊を招く危険な領域。 17.沼地 戦闘領域:1km四方 草木が生い茂り泥にぬかるんだ湿潤な地形。 足場の悪い状況の中、機動力が大きく削がれることに注意が必要。 18.砂丘 戦闘領域:2km四方 風によって運ばれた砂が堆積して出来た丘状の地形。風が強く、乾燥している。 シンプルな地形だが、多量の砂を利用できる能力者には注意が必要だ。 19.宮殿 戦闘領域:施設内 王族や皇族が居住する、異国情緒あふれる建築物。 そのたたずまいは荘厳かつ優美。文化的価値も高く、破壊するなどもってのほか……の、はずだ。 20.溶岩地帯 戦闘領域:2km四方 真紅に煮えたぎったマグマが溢れ、硬い岩石で覆われた灼熱のステージ。 流れ出るマグマの上には様々な形状の岩石が点在し、足場として利用できる。 21.夏祭り 戦闘領域:敷地内 太鼓と笛の音が響き、屋台が立ち並ぶ神社の境内。 チョコバナナ、リンゴ飴、焼きそばなどの香りに集中力を乱されないよう注意が必要。 22.ダンジョン 戦闘領域:敷地内 複雑に入り組んだ構造を持つ建物。運営の悪ふざけにより、トラップやアイテムを収納した宝箱も設置されている。 対戦相手を見失って時間切れになることは避けたい。 23.庭園 戦闘領域:敷地内 亜門洸太郎の所持する、手入れの行き届いた優雅な庭。 池のほとりに花が咲き樹上に小鳥が歌うこのような場所で、人はなぜ暴力に溺れなければならないのか。 24.宇宙船 戦闘領域:宇宙船内及び移動中の船体を中心に周辺1km 宇宙空間を航行する巨大な船。乗組員や人工重力の有無については自由に設定してよい。 通常、船の外に出れば命はない。――真空中で生存できない魔人ならばの話である。 25.希望崎学園 戦闘領域:学園敷地内 東京湾に浮かぶ巨大な人工島ひとつが敷地となる魔人学園。 校舎や体育館など通常の高校に存在すべき設備の他、対魔人用隔壁やシェルターなど魔人学園ならではの設備も揃っている。
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陸奥国 大沼郡 永井野組 松沢(まつさは)村 大日本地誌大系第33巻 32コマ目 この村に松澤寺あり。因て村の名とす。 府城の西南に当り行程3里18町。 家数17軒、東西1町25間・南北50間。 西南は山に倚り東北は田圃(たんぼ)なり。 東7町22間余上戸原村の界に至る。その村まで14町50間余。 西1里24町計高田組軽井沢村の山に界ふ。 南3町18間荻窪村の界に至る。その村は巳(南南東)に当り7町30間。 北4町1間余赤留村の界に至る。その村は寅(東北東)に当り12町50間余。 また 申(西南西)の方28町蛇食村の界に至る。その村まで1里7町。 小名 南松沢(みなみまつさは) 本村の南1町30間にあり。 家数14軒、東西2町・南北25間。 三方山繞(めぐ)り北に菜圃(さいほ)あり。 山川 前澤(まへさわ) 南松沢の南にあり。 村西山中の諸渓往々流を合し、巳(南南東)の方へ流るること2町30間荻窪村の界に入る。 神社 熊野宮 祭神 熊野宮? 鎮座 不明 村より申(西南西)の方1町30間にあり。 鳥居拝殿あり。八木沢村横山佐仲これを司る。 山神社 祭神 山神? 鎮座 不明 村より申(西南西)の方4町30間にあり。 鳥居あり。村民の持なり。 白山神社 祭神 白山神? 相殿 稲荷神 勧請 不明 村西1町40間余山麓にあり。 松澤寺司なり。 寺院 松澤寺 村西1町40間余山麓にあり。 山號を寶珠山といい、越後国村上耕雲寺の末山曹洞宗なり。 永亨中(1429年~1441年)肅芳という僧創建し、第2世大應・第3世三室が時までは松本圖書・同實輔(この人の名詳ならず。舊事雑考には伊豆實輔といい圖書が父とし、またこの父子当寺を建立せしという)父子100貫文の寺領を寄付し、第4世盛庵が時天正18年(1590年)伊達政宗3貫文の地を寄付せしという。 客殿 8間に6間、南向き。 本尊釈迦。 寶物 古文書 1通。その文如左。 松澤寺々領うち門前八人の手作 三貫文の所さきわけ山屋敷差 添付置候永代不可有相違者也 仍證文如件 天正十八年庚寅四月十四日 政宗(印) 松澤寺 松本圖書父子画像 1幅。 左は父圖書像なり『徳巖源裕居士』としるし、右は子實輔像なり『活正照殺居士』としるす。中央に当寺開基とあり。縁起に載る所と異なり。舊事雑考これに因れり。 寛文の頃(1661年~1673年)までは父子の塔当寺にありしよし縁起に見ゆ。今の石塔は法名年月等誤あり。後人の伝合せしものなり。 墳墓 五輪1基 村南2町にあり。 高3尺6寸『大永二年六月十七日』と彫付けあり(大永2年:1522年)。外に文字あれども剥落して読べからず。 塔村名主治右衛門が先祖佐藤筑後某という者の墓なりという。 Google Map松沢地区 南松沢地区 松澤熊野神社 大山神袛 松澤寺
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スコア 交流戦 東京-横浜4回戦 東京ドーム(2勝1敗1分) 横浜 020 100 002ー5 東京 000 004 22×ー8 (横)●釜石、八名瀬、原田、東田、浜野―高城 (東)射水、日高、七川、エビス南、長峰―宮川、四方木田 戦評 1勝1敗1分の完全なる五分で迎えたPGB伝統の一戦、東京対横浜の第4戦。 先制したのは横浜。六番宮島からの三連打、三人目の八番左田の適時安打で1点先取すると、九番高城のフライの間に二塁走者蓬莱が進塁、一番右川が確りとセンター前に弾き返し、2点目。鮮やかに先制する。更に4回表にも一死一二塁から四番宮坂が射水の変化球に泳がされつつも外野へと運び、この間に二塁走者右川が全力疾走。3点目を加える。 しかし、迎えた6回裏。ここでいきなり東京打線が目を覚ます。一死から九番岡田がヒットで出塁すると、続く一番夢野が釜石の失投を捉えて三塁打、この間に走者生還で1点を返すと、続く二番相坂は犠牲フライで点差は僅か1点差。これで二死無走となるが、三番小師がヒットと盗塁でチャンスメイク。直後に四番四方木田が逆転の2ランホームラン。この回に一挙4点の猛攻を見せる。 更には7回裏、代打中氏からの2ランホームランや、8回裏には小師と六番セナの犠牲フライでこの試合計8得点。 横浜打線は9回表に反撃、としたかったが一番右川の適時安打で2点を返したところ東京は最終回の女神、長峰を投入。回途中での投入も、一人を確りと抑えてゲームセット。 これで東京対横浜の対戦性出来は2勝1敗1分と勝ち越しに成功。横浜は引き分けを挟んでの連勝は5つでストップ。 責任投手・本塁打 [勝] 日高 1勝1敗 [S] 長峰 1敗5S [敗] 釜石 1勝2敗 [本] 四方木田 7号 中氏 1号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...
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スコア 交流戦 横浜-東京4回戦 横浜スタジアム(横浜3勝1敗) 東京 000 003 110-5 横浜 000 000 020-2 (東)○星菜、H射水、久遠令、久遠和、Hカナデ、S長峰-宮川 (横)●榴ヶ岡、クラウディア、浜野-高城、七浦 戦評 横浜先発は榴ヶ岡、東京先発は星菜。 試合は今日も投手戦。お互いにピンチはあるものの、あと一本は許さず、中盤5回まで榴ヶ岡はヒット一本、星菜もヒット二本とテンポ良く相手打線を抑え、スコアボードにゼロを並べていく。 しかしこの均衡を破ったのは今日は東京。6回、ツーアウト二塁の場面で宮川。真ん中のスライダーを引っ張ると、打球は三遊間を破るヒットに。この当たりで二塁ランナーが還り、東京が先制点を挙げると、続く四方木田はストレートを捉えてこれもレフト方向へ。しかし打球はアーチを描くとボールはそのままスタンドへ。この2ランホームランで東京がこのイニング3点を挙げる。 これで勢いに乗ったか、東京は続く7回に小師がタイムリーツーベースヒット、8回に四方木田がタイムリーヒットを放ち1点ずつ追加。リードを5点に広げ、横浜を突き放していく。 対する横浜は8回、ツーアウト一・二塁のチャンスから東雲・縁鉢が二者連続でタイムリーヒットを放ち2点を返し、なお一・二塁と一発出れば一気に同点へ追いつく場面を作り上げる。が、東京はここを急遽登板したカナデが落ち着いて後続を打ち取り反撃を躱すと、9回はピンチを招きつつも長峰が無失点で抑え試合終了。老舗球団の最終戦は東京が制し、全敗を免れた。 責任投手・本塁打 [勝] 星 菜 2勝3敗 [S] 長 峰 8S [敗] 榴ヶ岡 3勝1敗 [本] 四方木田 7号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 守備成績 +... 投手成績 +...
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スコア オープン戦 大阪-東京 阪神甲子園球場 東京 012 000 000-3 大阪 001 000 020-3 (東)萱村、H井岡、射水、長峰-四方木田 (大)今村、アキラ、見城、十河、水野-鹿島 戦評 大阪先発はドラフト3位ルーキー・今村、東京先発は萱村。 試合序盤、まずは東京打線が大阪・今村へご挨拶。2回、下位打線がヒットを繋ぎワンアウト二・三塁のチャンスを作ると、続く高田がスプリングソングをレフト前へ弾き返して先制点を奪う。さらに3回にはランナーを一人置いて四方木田が甘く入った変化球を逆方向へ。すると打球はそのままライトスタンドへ突き刺さる2ランホームランとなり三点差となる。 対する大阪はその裏、ツーアウトから菜ヶ咲がレフト前ヒットで出塁するとそのまま盗塁を決め二塁へ。続くカミュもエラーで出塁後に盗塁で二・三塁と得点のチャンス。ここで鹿島が変化球を捉えると、打球は綺麗なセンター返し。これで菜ヶ咲が還り1点を返すが、二塁ランナーのカミュは無念の本塁憤死となりスリーアウトチェンジとなる。 その後は互いにゼロ行進が続いて迎えた8回裏、大阪はツーアウトから森がフォアボールを選択し、出塁すると続くバッターは川浦。東京三番手・射水の天叢雲をフルスイングすると、真芯で捉えたボールは文句なしの飛距離でライトスタンドへ。起死回生の2ランホームランで大阪がゲームを振り出しに戻す。しかし最終回は互いに無得点に終わり試合終了、オープン戦初のドローとなった。 大阪は菜ヶ咲が猛打賞で一番打者に名乗り上げ。東京は萱村が6回1失点のQSで順調な仕上がりをアピール。 責任投手・本塁打 [勝] [S] [敗] [本] 四方木田 1号 川 浦 1号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...
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No.46 我に夜空を与えよ みどころ 朝のおはよう劇場 個性的?な挨拶の数々 3人のアンチによる絶妙コンボ 第4期では最短アンチ勝利 あらすじ 朝のおはよう劇場『我に夜空を与えよ』 第一話 むかしむかしあるところに大国を束ねる女王がいました。女王はとても美しく、そして未婚でした。女王と大国を我が物にしようと、6人の若者が女王に求婚しました。しかし女王はいまいちつれない様子。 若者1「女王様、夜空が綺麗だよ。でも君の方g」 女王様「ホント綺麗!わたし、あの夜空が欲しいな~」 若者1「!?」 こうして、女王のハートを射抜くための戦いが、始まりを告げたのです。 ※このお話はフィクションです。実際のゲームとは関係ありません。 by パール兄 2010-02-15 09 45 03 続きは籠ログで。 名言 アルパカー! 基準時ぬーん。あるぱかー。 てんちょがピンチだ!! ちょっとまとめてくるぞー。 by パティパティ 2010-02-16 10 04 00 アルパカ? 新しい挨拶か何かだろうか。アルパカ。 店長が早リーチか。短い命だったな……残念だ……(そっと涙を拭う振り by 収束 2010-02-16 11 45 02 この発信以降、何か(動物・鉱石・都市名・その他いろいろ)の名前を叫ぶのが挨拶に。 キャスト 名前 プロ陣営 運命 ソウル 備考 チリチカ オペレーター 5日目アンチ化 パティパティ オペレーター 5日目アンチ化 フェイ=スリフト アンチ 初期アンチ 収束 オペレーター 4日目アンチ化 九曜 アンチの女王 初期アンチ パール兄 オペレーター 6日目アンチ化 通称水島礼子 オペレーター 6日目アンチ化 グース店長 オペレーター 3日目アンチ化 降下専用バブーシカ アンチ 初期アンチ バインドの記録 アンチ→オペ フェイ=スリフト→グース店長(3日目) 降下専用バブーシカ→収束(4日目) グース店長→チリチカ(5日目) フェイ=スリフト→パティパティ(5日目) 九曜→通称水島礼子(6日目) パティパティ→パール兄(6日目) 参加した人も読んだ人も、感想をご自由にどうぞ。 アルパカ!お疲れ様。やはり間に合わなかった。ギリギリ目覚めたけれど、パティの踊りを見ていたらはじかれてしまっていたよ。また会えたらアルパカと言おう。その時まで、ごきげんよう! -- 通称水島礼子 (2010-02-21 13 59 02) みんな、お疲れ様!俺は全然起きれなかったぜ☆ってか、みんなあんな遅くまで起きててよく起きれるな…夜のうちにお話完結させておいて正解だったぜ!そんじゃまたいつかどこかで!アルパカー!! -- パール兄 (2010-02-21 22 51 35) お疲れ様!あたしも起きれなかったわ…。本当に充実してて楽しい籠だった。みんな本当にありがとね。あと、降下くんの弟さん把握したのよ。久々に会えて嬉しかった。それじゃまたどこかで。アルパカ! -- チリチカ (2010-02-22 00 03 00) みんなありがとう みんなと沢山話せてとっても楽しい籠だったよ~ またどこかで会おう!それじゃ最後に……アルパカー! -- 九曜 (2010-02-22 17 40 58) よっす!はっちゃけまくりの楽しい初籠になったぞー。さんきゅだー!またどこかで会えるといーな。んじゃな、あるぱかー! -- パティパティ (2010-02-25 22 03 39) 名前 コメント