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登録日:2020/01/31(金) 20 36 01 更新日:2024/03/06 Wed 21 12 19NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 エクシーズ召喚 サイキック族 トロン メダリオン 紋章 紋章獣 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 遊戯王ZEXAL 信じないよ? ボクはもう、誰も。 紋章獣とは遊戯王オフィシャルカードゲームに存在するカードカテゴリ。 遊戯王ZEXALの登場人物、トロンの使用するデッキでもある、いわゆるアニメテーマのひとつ。 ここでは関連するカテゴリである「メダリオン」についても採り上げる。 概要 所属するモンスターは獣族・鳥獣族・ドラゴン族の三種類で、属性は風・地・光に分かれている。 全てのモンスターがレベル4の下級モンスターであり、ランク4のエクシーズ召喚に特化しているのが特徴。 またメダリオンカードとは相互にサポートし合う関係であるが、同時にサイキック族のエクシーズをサポートするカードがあり、この点でカテゴリに属さない3体のナンバーズとシナジーを持たされている。 所属するカード 紋章獣レオ 効果モンスター 星4/地属性/獣族/攻2000/守1000 このカードを召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを破壊する。 また、このカードが墓地へ送られた時、デッキから「紋章獣レオ」以外の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を手札に加える。 「紋章獣レオ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。 自壊デメリットを持つ下級アタッカー。墓地に送られた時に同名以外の紋章獣をサーチするデッキのエンジン。 テキストをよく見るとどこから墓地に送られたかの指定がないため、手札からでもデッキからでも、エクシーズ素材からでもとにかく墓地に行けば効果が発動でき、さらに強制効果であるためタイミングを逃さない。 なので、蘇生や素材でとにかく使いまわすことが求められる過労死要員。 カード名で1ターンに1度しか使えないこと、使いすぎによるサーチ対象の枯渇に注意。できれば「貪欲な壺」当たりがあるとハンド的にも安心。 紋章獣ユニコーン 効果モンスター 星4/光属性/獣族/攻1100/守1600 墓地のこのカードをゲームから除外し、自分の墓地のサイキック族エクシーズモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。 「紋章獣ユニコーン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 蘇生役。サイキック族エクシーズの効果を無効にして蘇生する。 効果をコピーしてなんぼのヘリターとアームズは相性がよろしくないため、プレイン・コートを蘇生するのがメイン。 蘇生ターゲットはサイキックのエクシーズなら何でもよいのだが、シナジーの関係でやはり紋章獣専用のカードと言える。 ちなみにアニメでは蘇生対象はエクシーズ全般、回数制限もなしというぶっ壊れカードだった。 紋章獣ベルナーズ・ファルコン 効果モンスター 星4/風属性/鳥獣族/攻1000/守1600 このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 自分フィールド上の全てのレベル5以上のモンスターのレベルを4にする。 上級以上のレベルを4に統一する調整役。とはいえ、紋章獣はオールレベル4なので統一デッキでは旨みが薄い。レオによるサーチ先としての採用となる。 ちなみにモチーフはアメリカ国旗に昔描かれていたハクトウワシと思われる。 紋章獣バシリスク 効果モンスター 星4/地属性/獣族/攻1000/守1400 このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後、その相手モンスターを破壊する。 除去役。バトルした相手モンスターを道連れで破壊する。 紋章獣はエクシーズモンスターに戦力を依存しがちであるため、下級で除去ができ、かつ壁として機能するコイツは結構貴重。 「蘇生紋章」などで使いまわすこと、レオでサーチ出来ることを考えればピン差しでも十分仕事はできる。いっそのことコイツとレオだけで他のデッキに出張するのも手か。 紋章獣ツインヘッド・イーグル 効果モンスター 星4/風属性/鳥獣族/攻1200/守1400 墓地のこのカードをゲームから除外し、自分フィールド上のエクシーズ素材の無いエクシーズモンスター1体と、 自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。 選択した墓地のモンスターを、選択したエクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。 「紋章獣ツインヘッド・イーグル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 エクシーズにオーバーレイユニットを補給する効果を持つ。 ただ、紋章獣デッキに関連を持つ3体は素材が直接効果と結びつかないか素材を使う意味が薄いため、主に汎用エクシーズに対して使うことになる。ランク4に特化しているため、No.101&CNo.101と組み合わせるのがベターか。 また、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果を1ターンの間に2度発動することも可能に。 いずれにしても墓地リソースを結構消耗するので使いどころは考えたい。 紋章獣エアレー 効果モンスター 星4/地属性/獣族/攻1000/守1800 自分フィールド上に「紋章獣」と名のついたモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。 自己特殊召喚ができる展開補助役。 ただ紋章獣は単独での展開力があんまり高くないため、「蘇生紋章」「顕現する紋章」などと組み合わせたい。 それでもサーチ・蘇生の優先度は他の紋章獣の方が上であるため、レオでサーチしたり、プレイン・コートで墓地に送る選択肢を増やすために投入するのが良いだろう。 恐らくコート・オブ・アームズの素材用に設計されている。 紋章獣アンフィスバエナ 効果モンスター 星4/風属性/ドラゴン族/攻1700/守1100 自分のメインフェイズ時、手札からこのカード以外の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。 また、1ターンに1度、手札から「紋章獣」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。 このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。 下級アタッカーその2。自力で2500打点まで届くとはいえ、手札の消費がマッハなのがきつい。 とはいえ、紋章獣は他のカードの力を借りないと展開が進まないため手札がたまりやすく、墓地効果も多いため、腐った紋章獣を切りつつ出てこられ、さらに自己強化もできるこのカードは意外と重要。 2つの効果を両方使えば、召喚権を残したまま「高等紋章術」によるエクシーズ召喚に繋げられる。 ただし昨今の環境だと2500打点でも安心できないのが怖い。 紋章獣アバコーンウェイ 効果モンスター 星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守 900 このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の「紋章獣アバコーンウェイ」1体をゲームから除外して発動できる。 自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。 「紋章獣アバコーンウェイ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 墓地の同名カードをコストに紋章獣をサルベージするドラゴン。 レオやアンフィスバエナが候補の筆頭となる。 基本的に墓地に送るのはレオが優先だが、あちらのサーチ効果は1ターンに1度であるため、二番手として投入するのは悪くない。 速攻をかけるよりは墓地に溜めながらチャンスを待つのがベストか。 魔法・罠カード 全て名前に何かしら「紋章(メダリオン)」と付くのが特徴。 高等紋章術(ハイ・メダリオン・アーツ) 通常魔法 自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター2体を選択して発動できる。 選択したモンスター2体を特殊召喚し、その2体のみを素材としてエクシーズモンスター1体をエクシーズ召喚する。 紋章獣の切り札というべきカードで、墓地の紋章獣を素材にエクシーズ召喚できる。 制限の類はとくにないため、ランク4ならば豊富な選択肢を選べる。 ただし、このカードの効果処理自体は蘇生で終了し、その直後に普通にエクシーズ召喚を行うという裁定が出ているため、 「緊急同調」同様「神の宣告」「昇天の黒角笛」などに引っかかるのに注意。 その代わり、新マスタールールにおいてはこのカードの発動に合わせてEXゾーン・リンク先にモンスターやトークンを特殊召喚するカードをチェーンする事でエクシーズ召喚が行われずに紋章獣2体の蘇生で止まるので3体以上を素材としたエクシーズ召喚やリンク召喚へ繋げるテクニックがあった。 …が、マスタールール改訂でEXゾーン・リンク先以外にもエクシーズ召喚出来る様になったためこのテクニックは消滅した。 蘇生紋章(リボーン・メダリオン) 通常魔法 自分の墓地の「紋章獣」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。 選択したモンスターを特殊召喚する。 紋章獣用の「死者蘇生」。 「昇華する紋章」でサーチできるため、このデッキならばフル投入しても問題ないレベル。 昇華する紋章(オーグメント・メダリオン) フィールド魔法 このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上のサイキック族エクシーズモンスターは魔法・罠カードの効果の対象にならない。 また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札から「紋章獣」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。 デッキから「昇華する紋章」以外の「メダリオン」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える。 この効果を発動するターン、自分はサイキック族エクシーズモンスター及び「紋章獣」と名のついたモンスターしか召喚・特殊召喚できない。 専用のフィールド魔法で、メダリオンをサーチできる。レオをコストに「蘇生紋章」をサーチするのがベスト。 また、サイキックエクシーズに魔法・罠の対象耐性を与える効果があるが、お互いに作用するのでRUMを使えないことに注意。特にユニコーンからカオス・オブ・アームズの蘇生を狙う場合は注意が必要。 顕現する紋章(チャージ・メダリオン) 通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。 デッキから「紋章獣」モンスター2体を守備表示で特殊召喚する。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分はサイキック族モンスター及び機械族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。 10期になって唐突に追加された新規サポートで、リリースコストと引き換えに紋章獣をリクルートする。 墓地効果を持つレオやユニコーンなどをリリースすればベスト。また、エアレーの特殊召喚に繋げていきなりコート・オブ・アームズを呼ぶこともできる。 ただし、デッキ内の紋章獣が恐ろしい勢いでなくなるため、貪欲な壺&瓶も併用したいところ。 ちなみにEXからの召喚制限はサイキックと機械。機械の方は息子たちのデッキを意識したと思われるが、紋章獣デッキだといずれも相当な無茶をしないと出せない。 基本的にはプレイン・コートを出すためのカードと考えよう。 紋章変換(チェンジ・メダリオン) 通常罠 相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 手札から「紋章獣」と名のついたモンスター1体を特殊召喚し、バトルフェイズを終了する。 手札の紋章獣を特殊召喚してバトルを終了させる防御カード。 展開力と打点に乏しい紋章獣の弱点を補えるが、特殊召喚が絡むため「神の警告」に潰されるのが問題。 紋章の記録(メダリオン・レコード) カウンター罠 相手フィールド上のエクシーズモンスターがそのエクシーズ素材を取り除いて効果を発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 素材を使った効果を潰すカウンター罠。 紋章獣は相手のターンに動く方法が乏しいので、1枚あると結構便利。ただ、基本的には別のカウンターでエクシーズ召喚自体を潰した方が良い。 エクシーズモンスター 名無しさん、潰れちゃいな! No.8 紋章王ゲノム・ヘリター エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/サイキック族/攻2400/守1800 レベル4「紋章獣」モンスター×2 (1):1ターンに1度、相手フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。 このカードは、元々の攻撃力がそのモンスターの攻撃力と同じになり、そのモンスターの元々のカード名・効果と同じカード名・効果を得る。 その後、対象のモンスターの攻撃力は0になり、効果は無効化される。 この効果はエンドフェイズまで適用される。 紋章獣デッキのエース。 エクシーズ限定だが名前と効果と攻撃力を根こそぎ奪い取ることができる。 詳しくは項目参照。 今ここに怒りを解放する! No.69 紋章神コート・オブ・アームズ エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/サイキック族/攻2600/守1400 レベル4モンスター×3 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。 このカード以外のフィールドの全てのXモンスターの効果は無効化される。 (2):このカード以外のフィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。 エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターの元々のカード名・効果と同じカード名・効果を得る。 トロンの切り札。 紋章とついてはいるが紋章獣とは直接関係はなく、他のデッキでも使用可能。 詳しくは項目参照。 CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ エクシーズ・効果モンスター ランク5/光属性/サイキック族/攻4000/守1800 レベル5モンスター×4 (1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 相手フィールドのカードを全て破壊する。 (2):このカードが「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」をX素材としている場合、以下の効果を得る。 ●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。 エンドフェイズまで、このカードの攻撃力はそのモンスターの元々の攻撃力分アップし、このカードはそのモンスターの元々のカード名・効果と同じカード名・効果を得る。 コート・オブ・アームズのカオス体。 このデッキではユニコーンで蘇生できる4000打点として使うのが目的となる。 詳しくは項目参照。 No.18 紋章祖プレイン・コート エクシーズ・効果モンスター ランク4/光属性/サイキック族/攻2200/守2200 レベル4モンスター×2 このカードの(1)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。 (1):フィールドに同名モンスターが2体以上存在する場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 その内の1体を選び、そのモンスター以外のそのモンスターの同名モンスターを全て破壊する。 この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):相手はこのカードの効果で選んだモンスターの同名モンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚できない。 (3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「紋章獣」モンスター2体を墓地へ送る。 OCGオリジナルのナンバーズ。 同名カードの存在を許さず破壊する効果を持つ。恐らく上記3体とのコンボ用で、相手のエクシーズの名前をコピーしてオリジナルの方をぶっ壊す、という設計。 しかしこのデッキで重要なのは後半の効果で、墓地送りをトリガーに紋章獣を2体墓地へ叩き込める。 墓地肥やしが重要なこのデッキでは非常にありがたい効果であり、こいつ自体もサイキックなのでユニコーンで蘇生できる+墓地送りは墓地で発動する効果なので効果無効をスルーできる。 ただ、半端に高いステータスが祟って除外なりバウンスなりを食らう恐れもあるので、できれば自分でとっとと墓地に送りたいところ。 相性の良いカード クロノダイバー 同じくランク4エクシーズを主体とし、エクシーズは全てサイキック族なのでユニコーンで蘇生させたり、昇華する紋章と顕現する紋章の制約を無視出来る。 忍者 同じくランク4エクシーズを主体とし、全ての紋章獣は忍法のリクルートに対応している。 スプリガンズ 同じくランク4エクシーズを主体とし、エクシーズは全て機械族なので顕現する紋章の制約を無視出来る。 メリーメイカーからギガンティック“チャンピオン”サルガスを経由させることでブレイン・コートと相性の良いセリオンズ“デューク”ユールにアクセスできる。 シャドール 紋章獣をデッキから墓地へ送りつつ、シェキナーガやエフィリムで苦手な制圧力をカバーできる。 融合素材となるシャドールは苦手なネクロバレー等を除去できるシャドール・ドラゴンやドローソースになるシャドール・ビーストや墓地肥やしを持つ影依の炎核ヴォイドが相性が良い。 闇属性が多いのでカオスやダムルグに繋げられるのもポイント。 貪欲な壺/貪欲な瓶/ダイガスタ・エメラル 墓地効果を多用するデッキであるため、墓地に残った紋章獣をデッキに回収できるこのカードは積んでおきたい。 異次元からの埋葬/大欲な壺/ネメシス・コリドー ユニコーンとアバコーンウェイとツインイーグルは除外コストで効果を発動するため、これで墓地に戻して再度効果を使うのも手。 ただし、ユニコーンによる蘇生を何度も行うようではまず劣勢であることを覚えておくべし。 竜の霊廟/竜の渓谷 アバコーンウェイやアンフィスバエナをデッキから墓地に落とせる。 前者は手札消費がなく、通常モンスターを墓地に落とすことで上述のエメラルによる蘇生に繋げられ、後者は手札消費が激しいものの、何度も使用できる上に墓地肥やし速度を高められる。 アバコーンウェイ等の代わりに覇王眷竜ダークヴルムを墓地に落とすことで手札の回復とX召喚を同時にこなせ、デストルドなら大量のライフと引き換えにレベル7のS召喚を行える。 ギガンテス 墓地の地属性を除外して特殊召喚できるレベル4。 単純にランク4への素材として使用できるだけでなく、自爆特攻させることで厄介な魔法・罠を全体除去できる。 御影志士でサーチできるが、闇雲に出すと墓地が減ってしまうので異次元からの埋葬等によるケアが必要。 天霆號アーゼウス もはやおなじみとなったエクシーズデッキ全般におけるジョーカー。 ツインヘッド・イーグルの効果で素材を回復できるので全体除去の再発動も狙いやすい。 顕現する紋章の制約を無視できるのもポイント。 嵐征竜-テンペスト 風属性が多いこのデッキではアンフィスバエナやアバコーンウェイのサーチャーとして活躍が期待できる。 コアキメイル・ドラゴやアークネメシス・エスカトスをサーチして制圧を狙うのも有効。 楽天禍カルクラグラ バシリスクとは相性が良く、あちらを自爆特攻させることですぐに直接攻撃に繋げられる。 レオを墓地に送れる点でも噛み合いが良い。 但し、自身はそのままではX素材にできないので顕現する紋章のコストで処理したい。 レボリューション・シンクロン 下級で統一されたカテゴリなので簡単にS召喚を行うことができる。 パワーツール・ドラゴンは顕現する紋章の制約に掛からず、D・D・Rやリビング・フォッシルといった展開用の装備魔法をサーチできる。 グラビティ・コントローラー EXモンスターゾーンのカードを素材に要求するリンクモンスター。 プレイン・コートを確実に墓地に叩き込める。 無限起動要塞メガトンゲイル エクシーズ3体を素材とするリンクモンスター。 このデッキならばユニコーンや高等紋章術でエクシーズがゴロゴロ並ぶため、打点要員として採用可能。 また、抜け穴となるエクシーズはゲノム・ヘリターが潰してくれるため意外と相性は悪くない。 星邪の神蝕 墓地のカードが除外された時、違う属性のモンスターを墓地へ送る永続魔法。 紋章獣は属性がバラけているので、墓地リソースを維持するためにあると便利。 アーマード・エクシーズ 墓地のXモンスターを装備カード化させる通常魔法。 プレイン・コートを装備して再利用させる点で相性が良い。 カオス・オブ・アームズを装備して追撃 光属性に変わるのでオネストとのコンボも有効。 追記・修正はコート・オブ・アームズを召喚してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] エクシーズ召喚を得意としておきながらエクシーズ殺しを扱えるテーマ -- 名無しさん (2020-01-31 21 03 55) ツインヘッドイーグルやバリアンを駆使してラッキーストライプ使い回すファンデッキを見たことあるが、あれは面白いデッキだった -- 名無しさん (2020-01-31 21 15 24) 最近登場したクロノダイバーと相性が良い。というかNo69のリメイクが欲しい…「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ ゴッドシャッター」みたいな名前にして -- 名無しさん (2020-01-31 21 36 03) ZEXALの中では癖が無く使いやすいテーマ。というかZEXALのアニメテーマはコイツらとBKと光天使以外ろくなのが無かったからな… -- 名無しさん (2020-01-31 22 45 41) レオとプレインコートが出てきてから本格的に始まった感じのテーマ。それまでは展開力の無さが辛すぎた。 -- 名無しさん (2020-02-01 07 24 07) ↑2 オーパーツ・ギャラクシー・列車・ホープとか普通に強いやろ。OCG補強が無ければって話なら光天使や他の作品のテーマもそうだし -- 名無しさん (2020-02-01 11 57 53) 名前 コメント
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登録日:2014/10/23 Thu 04 40 55 更新日:2024/04/25 Thu 15 31 15NEW! 所要時間:約 48 分で読めます ▽タグ一覧 DT世界 アイヌ語 ウィンダ ガスタの巫女 ウィンダ ガスタの希望 カムイ ソリティア 乗っただけ 所要時間30分以上の項目 精霊獣 脳トレ 融合 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王OCGデッキテーマ項目 除外 霊獣 霊獣使い 風属性 現在この項目は 【提案所】肥大化項目記述独立・簡約化等議論所 において、記述の独立・簡約化の議論対象となっています。本項目に詳しい方のアイディアを募っています。 「霊獣」を操りし一族! この地に古くから存在し、神秘の力を持つ「霊獣」 「霊獣」と寝食を共にする「霊獣使い」達は、人獣一体となる事であらゆる災厄を防ぐ力を手にするのだ! 【概要】 ▼霊獣カード一覧○霊獣使い ○精霊獣 ○精霊獣使い ○聖霊獣騎 ○魔法・罠カード ○霊獣コンボ集 ▼デッキとして弱点 真の弱点 霊獣への対策 相性のいいカード ▼デッキの種類 ▼その他補足など○霊獣の裁定やルールに関する補足 ▼余談 【概要】 「霊獣」とは遊戯王OCGに登場するカード群である。ブースターSP-トライブ・フォース-で初登場した。 「霊獣」カテゴリのモンスターは、「霊獣使い」「精霊獣」「聖霊獣騎」という更に細かい3種類のカテゴリに分かれ、ガイアペライオ以外のモンスターはすべて風属性で統一されている。 「霊獣使い」「精霊獣」「聖霊獣騎」という名前から察せられるように、 乗っただけ融合の系譜なのだが、過去の乗っただけ融合と比較しても強力な性能となっている。 ■「聖霊獣騎」の共通テキスト 「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):(各カード固有の効果) (2):このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 注目すべきは以下の点である。 VWXYZ式の除外融合。 融合素材がカテゴリ指定であるため特殊召喚しやすい。 融合解除に近い能力を持ち、「霊獣使い」や「精霊獣」を帰還させる事ができる。(これが有限ループに繋がる) 融合解除能力がフリーチェーンであるため、サクリファイスエスケープによる「対象を取る」除去への耐性を有している。 一見すると簡単に無限ループができてしまいそうにも思えるが、融合素材となる「霊獣使い」と「精霊獣」が共に、 「同名カード縛りで1ターンに1度しか特殊召喚できない」という効果外テキストを持っているのでご安心いただきたい。 この為特殊召喚で素材を揃えた場合は効果で素材を帰還させることもできない。 逆に言えば、この特殊召喚制限外の「霊獣使い」と「精霊獣」の数だけループをグルグル回すことができる。 霊獣デッキはこの特殊召喚制限の存在する有限ループコンボを使いこなせて初めて真価を発揮するテーマとなっており、 デッキ・手札・フィールド・墓地・除外領域・EXデッキのすべての状況を把握しながら、どの順番で融合⇔融合解除を行い展開するかを常に考えなければならない。 そのため扱う情報量の多さは随一であり、霊獣デッキは屈指の脳トレテーマとして名高い。おそらく慣れるまでは二、三度ぐらい投げ出したくなることだろう。 そういう時には、ウェンちゃん・レラちゃん・ピリカちゃん・ウィンダちゃん・幼かった頃の長老の可愛さを見て耐えるのだ。 ▼霊獣カード一覧 ○霊獣使い ・霊獣使い レラ カード効果 星1/風属性/サイキック族/攻 100/守2000 自分は「霊獣使い レラ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚に成功した場合、自分の墓地の「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 現状の霊獣使いではもっとも守備力が高い。かわいい。 名前の「レラ」はアイヌ語で「風」。名前と言い、ガイアペライオといい霊獣テーマの主人公的ポジションである。 ……などと思っていたら、「神の摂理」のイラストにてインフェルノイド・ティエラの攻撃からウェンとピリカを庇う→「霊獣の誓還」では登場せずというイラストコンボから生死不明の状態に。生きていることを祈るばかりである。 「除外テーマで墓地から釣るってあんま強くなくない?」と思われる方がいるかもしれないが、 逆に言うとレラは「(聖霊獣騎になることで事実上)墓地の霊獣を除外領域に送ることができる」ため、レラ1枚から聖霊獣騎を用意しつつ、墓地リソースを除外リソースに変えるという動きが可能である。 この動きの重要さは、霊獣デッキの動きを理解していく過程で思い知らされることだろう。 マスタールール4施行以降は霊獣カテゴリ唯一のレベル1モンスターということで、 特定のリンク1モンスターに繋げることができるという大きな利点が加わり、1枚で幅広い活躍ができるようになった。 特にリンクリボーは中々の相性を誇り、相手ターンで聖霊獣騎の分離から出したレラをコストに展開する動きが中々ニクい。 ・霊獣使いの長老 カード効果 星2/風属性/サイキック族/攻 200/守1000 自分は「霊獣使いの長老」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚に成功したターン、 自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「霊獣」モンスター1体を召喚できる。 ステータスや容姿からカムイの成長した姿。渋い。 そしてDTストーリーにおいては激動の時代を苦労しながらも最後まで生き抜き、しかもその苦労の大半が報われた。やはりガスタの希望の名は伊達ではなかった。 一方で、ご老体でありながらでっかい精霊獣に乗ったり降りたりを頻繁に繰り返すため、霊獣デッキ使いの諸兄もたまにはじいちゃん無理すんなと心配してあげよう。 効果は霊獣限定の二重召喚。 しかも召喚に成功しさえすればチェーンブロックを作らずにルール効果として適用されるため、ヴェーラーでも無効にできない。すげぇぜ長老!ただしスキドレは勘弁な! 他にも、長老の召喚権追加効果は「長老がいなくても使える」ことは大事なので覚えておこう。 長老とセットで精霊獣を出せば、聖霊獣騎になる→戻るを一度タダでできるため、初動で超重要な一枚である。 この恩恵を最も受けるのが、初ターンにこれとカンナホークが手札に揃ったときである。(コンボについては後述) ・霊獣使い ウェン カード効果 星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000 自分は「霊獣使い ウェン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚に成功した場合、除外されている自分の「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 現状の霊獣使いではウィンダに続いて攻撃力が高い打点候補。かわいい。 だが名前の意味はアイヌ語で「悪い」「良くない」。嫌な予感がする……。 マスターガイド5によるとあまりに強大な霊力を持って産まれたが故にその力を恐れた両親に捨てられ、長老の手でピリカと姉妹同然に育てられたらしい。(つまり義理の姉か妹であり、ガスタの血族ではない可能性もある) イラストで目を閉ざしているのはリアル邪気眼強大すぎる力を封印しているからだとか。 が、その霊力を欲した邪悪な存在に目をつけられてしまい…… 霊獣デッキでは、打点が低めの同デッキにとって超重要なキルルート製造機として働いてくれる。 特にウェン召喚からのアペライオ特殊召喚の流れは、アペライオの効果も含めれば4300打点となり、ライフの半分以上を削り取れる。 そこに相絆があればさらにガイアペライオの3700が加わり8000ダメージをぴったり叩き出せる。 ・英霊獣使い-セフィラムピリカ カード効果 ペンデュラム・効果モンスター 星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500 【Pスケール:青1/赤1】 (1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。 【モンスター効果】 自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、 「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。 たびたび霊獣関連のイラストにゲスト出演していた「ガスタの末裔ピリカ」が遂に霊獣使いとなった姿。かわいい。 ただし聖霊獣騎は存在しない。そもそもペンギンに乗ろうなんてのが無理だったんや……。 レラやウェン同様に、このカード1枚で聖霊獣騎になれるため非常に重要な存在。 一見するとレラの効果と非常によく似ているが、二人のステータスの違いなども相まってかなり明確な差別化をされている。 レラは守備力、ピリカは打点で貢献する ピリカは特殊召喚したモンスターがターン終了時に破壊されてしまう。(レラは完全蘇生。) ピリカはセフィラの神託によるサーチに対応している。 展開しやすいEXデッキのモンスターの種類に差があり、ピリカはウェンやセフィラウェンディと組み合わせる事で汎用ランク3や特定のリンク2モンスターを展開可能 このように、どちらをどの枚数積むかプレイヤーの手腕次第と言えるだろう。 ・影霊獣使い-セフィラウェンディ カード効果 ペンデュラム・効果モンスター 星3/風属性/サイキック族/攻1500/守1000 【Pスケール:青7/赤7】 (1):自分は「霊獣」モンスター及び「セフィラ」モンスターしかP召喚できない。 この効果は無効化されない。 【モンスター効果】 自分は「影霊獣使い-セフィラウェンディ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが召喚・P召喚に成功した時に発動できる。 自分のエクストラデッキから「影霊獣使い-セフィラウェンディ」以外の 表側表示の「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。 シャドールに堕ちていたウェンがセフィラの力を得た姿。だからこそ「『影』霊獣使い」なのだろう。かわいい。 霊獣に所属しておきながら霊獣と何の関係もない効果であり、霊獣デッキは少々使いづらい性能となっている。 特に、長老のように初動に寄与するワケでも、セフィラウェンディ1枚で聖霊獣騎へと繋がるワケでもないのは、霊獣デッキにとっては致命的な問題である。 (逆にセフィラではスケールのリカバリが可能となため、非常に重要な一枚となっている。) 以前はこの問題があったことと、霊獣の特性そのものがペンデュラム召喚やセフィラと合っていなかった事から、霊獣デッキに入り得ないカードであった。 しかし、近年のルール変遷とカード強化によってその状況もまた少しずつ変わりつつある。 特に相性の良いリンクモンスターが続々登場しており、 キムンファルコスの登場によって召喚権を消費する余裕が多少生まれたため、EXデッキのピリカの回収をしつつ展開する動きができるようになった ピリカとコンビを組むことで、Pモンスターを比較的自由にサーチ可能なヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムエレクトラムを使用することができる このような利点が霊獣デッキにも生じ始めており、今後もリンクモンスターの発展次第ではさらなる活躍の場が見つかるようになるかもしれない。 そういった意味では、リンク召喚によって救われた子、とも言えなくないだろう。 ○精霊獣 ・精霊獣 アペライオ カード効果 星4/風属性/炎族/攻1800/守 200 自分は「精霊獣 アペライオ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):1ターンに1度、自分の墓地の「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。 このターン中、以下の効果を適用する。この効果は相手ターンでも発動できる。 ●自分フィールドの「霊獣」モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。 名前は「アペ(アイヌ語で「炎」)」+「ライオン」。 融合後の姿が他の2体に比べて、あまりにも変化し過ぎなことで有名。 墓地の霊獣(魔法・罠カードもOK)を除外リソースに変換する+ステータスに不安がある霊獣デッキに全体強化を与える、という有能なライオン。 相手ターン中に発動できるというのも重要で、聖霊獣騎から分離後のモンスターの壁としての性能を底上げしてくれる。(生き残れるとは言っていない) そのため、基本的には霊獣デッキのループコンボの際にはカンナホークの次に重要な役目を担っていると言っても過言ではないだろう。 ・精霊獣 カンナホーク カード効果 星4/風属性/雷族/攻1400/守 600 自分は「精霊獣 カンナホーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 デッキから「霊獣」カード1枚を除外する。 発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。 名前は「カンナ(アイヌ語で「雷」)」+「ホーク」。 霊獣専用の封印の黄金櫃であり、名実ともに霊獣デッキのエンジンの役割を担うモンスター。 無論、除外したカードをちんたら2ターンも待っていられないので、ループコンボの継続に利用されるケースがほとんどである。 ただし、このサーチ効果をうっかり忘れて1アドを損なうというのは、稀によくありがちなうっかりミスなので注意。 ・精霊獣 ペトルフィン カード効果 星4/風属性/水族/攻 0/守2000 自分は「精霊獣 ペトルフィン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):1ターンに1度、手札の「霊獣」カード1枚を除外し、 相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを持ち主の手札に戻す。 名前は「ペツ(アイヌ語で「川」)」+「ドルフィン」。 貴重な除去要員であるピンクのイルカ。ちなみに「アマゾンカワイルカ」という川に棲むピンク色のイルカが実在する。 相手のカードならばあらゆるカードがバウンス可能という範囲の広さがウリである。連契で対処できないモンスターはこちらでどうにか対応しよう。 (逆に言うと、霊獣デッキでは連契でもペトルフィンでも突破できないモンスターをどう処理するかが重要な課題である) 単体でも強いのだが、騎カンナホークとの連携はなかなか強力なムーブであり、 霊獣カードをサーチしつつ分離してペトルフィンを場に出すと、そのまま相手のカードを1枚バウンスできる計算となる。 この際に使用したコストの霊獣カードも多くの場合その後のループで再利用が可能となるため、実に無駄がない。 ・精霊獣 ラムペンタ カード効果 星4/風属性/獣族/攻1600/守 400 自分は「精霊獣 ラムペンタ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 エクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を除外し、 そのモンスターと同じ種族の「霊獣」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。 名前は「ラム(アイヌ語で「心」「精神」)」+「ペンギン」。 ピリカちゃんのイラストに描かれた可愛い精霊との関係が気になる所。 霊獣専用のおろ埋やらプリズマーやらのポジション。 初動で利用する場合には、EXデッキから聖霊獣騎を除外しなくてはいけない点には注意。 霊獣デッキではEXデッキのピリカやウェンディを除外領域に送る仕事もあるので覚えておこう。 登場当時こそ霊獣カテゴリのカードが少なく、あまり強いカードではなかったが、 他のカードの後押しを受けて成長を続けているカードであり、今では初動の一端を担えるまでに成長している。 そのため、今後にも期待したいカードである。聖霊獣騎ラムペンタの登場を我々はいつまでも待ち続けます。 ○精霊獣使い ・精霊獣使い ウィンダ カード効果 星4/風属性/サイキック族/攻1600/守1800 自分は「精霊獣使い ウィンダ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。 (1):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。 デッキまたはエクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。 ストーリー上でとても重要な役割を果たしたガスタの巫女にして元・シャドールの球体関節人形。 というか誓還ともども、存在そのものがDTストーリーのネタバレのオンパレードのようなカードである。 「霊獣使い」かつ「精霊獣」であるため、他のすべての霊獣モンスターと聖霊獣騎になることができる EXデッキにも干渉可能かつ条件のゆるいリクルート効果(これには回数制限がない事も重要) ランク4エクシーズに繋げることができるレベル4 といった点から、名実ともに霊獣デッキの中核を担うモンスターである。 展開できない場合でも無理矢理自爆特攻してカンナホークや騎カンナホークにつなげたり、 相手ターンでの分離後の布陣に一役買ってくれたりと、その活躍の場は枚挙に暇がない。 ただし、その特異性のため、留意すべき点も多い。 リクルート効果は「相手によって破壊される」が成立しないとダメなので、ガスタ的な送りつけ戦法には使えない。 リクルート効果は「相手によって破壊される」が成立すれば破壊される方法はなんでもよい。そのため、神の宣告や神の警告などによる破壊や、一部手札破壊などにも対応する。 「霊獣使い」かつ「精霊獣」であるため、霊獣の騎襲のような「霊獣使い」と「精霊獣」を指定するカードを使う際には2体のウィンダを指定可能。 ・精霊獣使い レラ カード効果 効果モンスター 星1/光属性/サイキック族/攻 100/守2000 自分は「精霊獣使い レラ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、 その(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードを手札から捨てて発動できる。 手札の「霊獣」モンスター1体の召喚を行う。 (2):自分フィールドの「霊獣」カードが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。 (3):このカードが除外された場合に発動できる。 デッキから「精霊獣使い レラ」以外の「霊獣」モンスター1体を特殊召喚する。 11期になって生存が判明したレラの新たな姿。ガイアペライオを介してケルキオンの力を受け取りパワーアップを果たした。 3つの効果が全て連動しており、自身をコストに霊獣を召喚→墓地除外で破壊を身代わり→除外をトリガーに後続をリクルート、と繋がる。 霊獣使いの方のレラか、セフィラムピリカを召喚できればベスト。 ウィンダと同じく精霊獣であり霊獣使いであるため、利点もほぼあちらに準ずるが、こちらはレベル1なので「緊急テレポート」でリクルートできる。 緊テレで呼んでこられる唯一の「精霊獣」であるため、初動が大きく改善されたと言える。 精霊獣・霊獣使いのどちらかがいれば即座にノチウドラゴの特殊召喚が出来るため、リクルート効果と合わせて大きく展開に寄与できる。 ○聖霊獣騎 ・聖霊獣騎 アペライオ カード効果 融合・効果モンスター 星6/風属性/炎族/攻2600/守 400 「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):このカードは攻撃する場合、ダメージステップ終了時までこのカード以外のカードの効果を受けない。 (2):このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 霊獣のメインアタッカー。「攻撃中は」あらゆる効果を受けない。 犬とかバリアなどの伏せを気にせず攻撃できるが、 自分の強化も受け付けないのでイラスト的に融合元なアペライオの強化も消えてしまう。なんでやねん。 とは言うものの、「カードの効果を受けない」という耐性は中々のものであり、相手のセットモンスターや伏せカードをある程度無視して攻撃に行けるのは大きな強み。 総じて、融合解除ギミックも含め安心して運用できる性能であることは間違いない。 ・聖霊獣騎 カンナホーク カード効果 融合・効果モンスター 星6/風属性/雷族/攻1400/守1600 「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):1ターンに1度、除外されている自分の「霊獣」カード2枚を対象として発動できる。 そのカードを墓地へ戻し、デッキから「霊獣」カード1枚を手札に加える。 (2):このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 霊獣デッキのアドバンテージ・エンジン。 あらゆる「霊獣」カードをデッキからサーチできるデッキの要であり、海外では規制を受けている。 一見サーチ効果のコストは除外領域のカード2枚に見えるが、指定した2枚の内1枚でも墓地へ行けばサーチできる裁定なので、 サーチ効果に分離効果をチェーンすることでリソースの消費を抑えることが可能である。(霊獣のコンボの基本である。) 霊獣の基本にして最も強い動きに密接に関わるカードなどで、その使い方は頭に叩き込んでおこう。 このカードに関連するコンボは後述するので、ぜひ参考にしていただきたい。 聖霊獣騎 ペトルフィン カード効果 融合・効果モンスター 星6/風属性/水族/攻 200/守2800 「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):このカードは効果では破壊されない。 (2):このカードをエクストラデッキに戻し、 除外されている自分の「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 破壊耐性と守備力、破壊以外の除去に対しては分離して戦線維持と、なかなか頼れる壁。 その耐性故に、激流葬やブラックホールの被害を一方的に減らすこともできる。 破壊耐性持ちでは珍しく、No.101でも突破できない。でもカステル・ライトニング・壊獣その他諸々は勘弁な! 最近では採用率が減ってきているように見え、一抹の寂しさを感じる。 ・聖霊獣騎 ガイアペライオ カード効果 融合・効果モンスター 星10/光属性/サイキック族/攻3200/守2100 「聖霊獣騎」モンスター+「霊獣使い」モンスター+「精霊獣」モンスター 自分フィールドの上記カードを除外した場合のみ特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。 (1):上記の方法で特殊召喚したこのカードは以下の効果を得る。 ●モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、 手札から「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。 霊獣デッキの切り札枠。 遂にナチュル・ガイアストライオまで合体してしまった。 なお、当のナチュル・ガイアストライオは融合素材にできない。 攻撃力は3200と高水準で、加えて手札の霊獣カードをコストに発動する万能カウンターまで持っている強力なカードだが、 精霊獣・霊獣使い各1体に加え聖霊獣騎まで融合素材に要求し、融合後は分離不可と何かと重たい。 しかもご丁寧に正規の手段で出さないとカウンター効果が使えない制限まで持っている(ウィンダや相絆がありますし)。 キムンファルコスの登場によって出しやすくなった上に、EXモンスターゾーンに居座って邪魔なときにもどかしやすくなったので、かなり使いやすくなっている。 また、各種カードの参照先としての仕事もあり、ラムペンタで除外して良し、ウィンダから引っ張ってきて良し、と活躍の場面は多い。 ・聖霊獣騎 キムンファルコス カード効果 リンク・効果モンスター リンク2/風属性/サイキック族/攻1800 【リンクマーカー:右下/左下】 「霊獣」モンスター×2 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードのリンク先の「霊獣」モンスターの攻撃力・守備力は600アップする。 (2):自分の墓地から「霊獣」カード1枚を除外して発動できる。手札から「霊獣」モンスター1体を召喚する。 (3):このカードを持ち主のEXデッキに戻し、除外されている自分の、「霊獣使い」モンスター1体と「精霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。 最終局面で復活したウィンダとガスタ・ファルコが人獣一体の聖霊獣騎となった姿である。 名前は「キムン(アイヌ語で「山の、山に居る」)」+「ダイガスタ・ファルコス」。 その名の通り、山脈を遥か下方に見下ろしながら優雅に飛んでいる姿が描かれている。 非常にファンサービスに富んだ1枚であり、イラスト・効果ともにダイガスタ・ファルコスを強く意識している。 (また、智天の神星龍とTierraの千日千夜の戦いの末に世界がどうなったかをうかがい知れるなど、考察素材としても極めて優秀である。) 無論、ただイラストアドや設定的に美味しいカードという訳ではなく、以下のように霊獣デッキの中核を成す性能を誇る。 リンクマーカーが優秀な右下+左下 召喚権の追加という形での後続展開を可能にする 墓地の霊獣カードの除外手段をもたらす(しかもコストで) 他の聖霊獣騎と違い、正規に特殊召喚された後はレラ・ウェン・ピリカ・誓還で蘇生可能 特に、デッキのエンジンである騎カンナホークとの相性は抜群で、 サーチのコストとして墓地に戻った霊獣カードをコストに、サーチで持ってきた霊獣モンスターを展開する事ができる。 これによって、 1.騎カンナホークのサーチ+分離でレラ・ウェン・ピリカのいずれかをサーチ 2.分離後の霊獣使いと精霊獣でキムンファルコスを特殊召喚し、効果で1.でサーチした霊獣使いを追加召喚して任意の精霊獣を展開 3.フィールド上には聖霊獣騎+霊獣使い+精霊獣が揃うのでガイアペライオが降臨 と言った形で、騎カンナホークが展開できる状況で一度でもサーチが成功すればガイアペライオが出せるようになった。 元々、ガイアペライオの制圧力は非常に高いものであるため、それをループコンボの終着点として組み込めるようになったのは非常に大きい。 反面、他の聖霊獣騎とは違い、自身がリンクモンスターであることから、 リンク召喚の素材が除外領域ではなく墓地に送られてしまい、すぐに③の効果による分離ができない、といった欠点も存在しているので注意されたし。 ○魔法・罠カード ・霊獣の相絆(しょうばん) カード効果 速攻魔法 (1):自分フィールドの表側表示の「霊獣」モンスター2体を除外して発動できる。 エクストラデッキから「霊獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。 霊獣専用の速攻融合。バトルフェイズ中の追撃やサクリファイスエスケープのような使い方が主な役割。 指定が「霊獣使い」+「精霊獣」ではなく「霊獣」2体である点も重要。 「召喚条件を無視して特殊召喚する。」という一文が足を引っ張るだろうなーと思っていたら、 本当にガイアペライオで足を引っ張っちゃったのはご愛嬌。 事故覚悟で3枚入れる人もいれば、使い所が難しいということで1枚も入れない人もいるカード。 ちなみに特殊召喚できるのは融合モンスターだけではないので、キムンファルコスも展開可能。 まさかKONAMIは霊獣用のリンクモンスターの登場を見抜いてた……? ・霊獣の誓還(せいかん) カード効果 速攻魔法 (1):手札から「霊獣」モンスター1体を除外し、自分の墓地のモンスターまたは除外されている自分のモンスターの中から、「霊獣」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 霊獣専用の蘇生・帰還魔法。 長老とAIBOの再会、ウィンダの帰還……そしてかつて「戦火の残滓」でリチュア・ノエリアに救われた三人の子供(エミリア・アバンス・ウィンダ)が、時を越えて再開する姿が描かれた、DT背景ストーリー好きにはたまらない一枚である。 効果自体は、手札コストと、霊獣モンスター自身の特殊召喚制限があるため、初見の印象は悪いかもしれない。 しかし、実際のところは、 ループ要員を手札から除外領域に直接叩き込むことができる ループに到達するための序盤の展開が何より重要な霊獣デッキに追加の展開手段を与えてくれる 霊獣の騎襲と違って攻撃表示での展開を許すため、追撃要員として使用可能 墓地か除外領域にキムンファルコスがいれば、このカード1枚からを除外領域の精霊獣と霊獣使いにアクセスできる。 といった形で、霊獣デッキの動きを影に日向にサポートしてくれる。 特に初動の展開に寄与できることが重要で、長老+カンナホーク以外にもカンナホークorラムペンタ+誓還+任意の霊獣使いでも動くことが可能。(内容は後述) 一方で、このカードの登場によって霊獣の展開ルートが一気に増えたため、難解なパズルが更に難解になってしまったのは痛し痒しである。 ・霊獣の連契 カード効果 通常罠 (1):自分フィールドに「霊獣」モンスターが存在する場合に発動できる。 自分フィールドの「霊獣」モンスターの数まで、フィールドのモンスターを選んで破壊する。 霊獣のメイン除去。基本はこのカードの発動に聖霊獣騎の分離を合わせると良い。 かの悪名高いモラルタ同じく、「選んで」なので対象をとらない除去である。 最大5体のモンスターをたった1枚で除去可能と、場合によってはサンダーボルト並みの効率を誇る(気がしないでもない)。 騎カンナホークでサーチ出来るので、インフェルニティにおけるブレイクのような感覚で使用可能。 防がれやすい破壊ではあるが、このように流石は9期テーマのカードだけあって何かがおかしい。 ただし対象には取らなくても破壊耐性を持ってる上に破壊してもまた戻ってきやがるマジェスペクター相手とかは勘弁な! それから、対象を取らない効果故に、効果解決時までにフィールドの霊獣を除去されてしまうと不発になってしまう弱点もあるので注意だ! とはいえ、弱点もあるものの非常に強力で魅力的なカードであり、 カンナホークと並んで霊獣を代表するカードであると言って間違いないだろう。 ・霊獣の騎襲 カード効果 通常罠 「霊獣の騎襲」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 「霊獣使い」モンスターと「精霊獣」モンスターをそれぞれ1体ずつ対象として発動できる。 対象のモンスターを守備表示で特殊召喚する。 このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「霊獣」モンスターしか特殊召喚できない。 霊獣専用の蘇生・帰還罠。 イラストでは聖霊獣騎アペライオとみられるシルエットが邪竜星ガイザーと思しきシルエットと激闘を繰り広げる背後で 霊獣使いウェンと精霊獣ペトルフィンが触手姦謎の影に拉致されそうになっており、 それに気づいたガスタの神裔 ピリカが必死に手を伸ばして連れ戻そうとしている。が、結局拉致された結果…… そこ、奇襲されてるのは霊獣の方だろとか突っ込むんじゃない。 霊獣版ガトムズの緊急指令とも言うべきカードで、 発動条件もコストもなくフリーチェーンで2体蘇生or帰還という単体で見ても相当なパワーカードである(ある意味で、特殊召喚制限のある霊獣だから許されているとも言える)。 役割が似ている誓還と比較した場合にはアドバンテージ獲得能力で勝り、 罠ゆえの即効性の低さや戦闘フェイズでの打点追加に使用できない点や聖霊獣騎(というかキムンファルコス)を蘇生・帰還できない点が劣る。 基本的に相手ターン終了時に打ちたいカードであるが、相手の除去や戦闘に対応してウィンダを展開するなどの動きも強力である。 この場合にはウィンダを2体対象に取れれば、2体とも特殊召喚することが可能である。 (これはウィンダの特殊召喚が1ターンに1度しかできないだけで、1度に複数体の蘇生には対応するためである。) 後続をそのまま展開できるのでアドバンテージ増となる他、相手ターンに動きまくる霊獣の姿が見られるようになる。 ○霊獣コンボ集 霊獣の展開ルートはとにかく難解で脳がとろけること請け合いである。 そこでこの項では、霊獣で頻出となるコンボパターンをいくつか紹介したいと思う。 特に、騎カンナホークによるアドバンテージ獲得パターンと初手からの展開ルートについては最初は丸暗記でいいので頭に叩き込んでおくと良い。 基本パターン 基本となるアドバンテージ獲得の手段は以下の通り。 具体的な展開ルートと解説 (0)初期状態 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 長老(※)カンナホーク なし なし レラ(※)アペライオ(※) 注意:(※)付のカードは任意の同種カードでも問題なしです。 (1)このようなフィールドにカンナホークと霊獣使いが揃った状態から、騎カンナホークを展開 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし なし 騎カンナホーク なし レラ(※)アペライオ(※)長老(※)カンナホーク (2)騎カンナホークの②の効果を、除外領域の長老(※)とアペライオ(※)を対象に発動。 (3)上記(2)の効果にチェーンして、騎カンナホークの①の効果を発動。レラ(※)とアペライオ(※)を特殊召喚する。 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし レラ(※)アペライオ(※) なし なし 長老(※)カンナホーク (4)上記(2)を解決し、長老を墓地に送ってデッキから任意の霊獣カードをサーチする。 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 任意の霊獣カード レラ(※)アペライオ(※) なし 長老(※) カンナホーク 注意:騎カンナホークの効果は、対象に取った2枚の内1枚でも戻っていればサーチ可能な裁定。 騎カンナホークの効果で、霊獣使いと精霊獣を帰還させつつ、 除外領域の霊獣カード1枚をコストに霊獣カードをサーチしてアドバンテージを取るのが全ての基本である。 除外ゾーンへモンスターを貯めながらループコンボを繰り返してカードを増やし、 適当なタイミングで騎カンナホークではなく別の制圧用モンスターを展開して相手を追い詰めていくのが霊獣デッキの基本の動きとなる。 上の例ではレラ(※)とアペライオ(※)は特殊召喚制限に引っかかるため、もう分離することができないが、 例えば下表のような、もっとたくさんのカードが除外されている状態となれば、その分だけ分離可能回数が増えて更にアドバンテージを稼ぐことできる。 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 任意の霊獣カード レラ(※)アペライオ(※) なし 長老(※) ウェンピリカカンナホークペトルフィンラムペンタ このことから分かるように、「騎カンナホークによる分離+サーチを連発する流れが強い」ということは、 「分離+サーチの回数を増やすために、効率よく霊獣を除外領域に送らなくてはならない」ということに他ならない。 そして、この「除外領域に霊獣を送る」役目を担うのが(基本的には)4種類いる精霊獣なのである。 特に直接除外領域にカードを送り込むカンナホークや、墓地に戻した霊獣を除外領域に再び送り込めるアペライオは強さがわかりやすいだろう。 また、キムンファルコスの登場によって、上記のサーチループコンボの終端にガイアペライオの展開も可能になった。 上記(4)からの派生パターンを見てみよう。なお、今回は除外領域にさらに1枚精霊獣が存在しているものとする。 (再掲4)騎カンナホークの②効果でデッキからウェンをサーチする。 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 ウェン レラ(※)アペライオ(※) なし 長老(※) カンナホークペトルフィン(※) (5)レラとアペライオでキムンファルコスSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 ウェン なし キムンファルコス 長老(※)レラ(※)アペライオ(※) カンナホークペトルフィン(※) ※事前にアペライオの効果で墓地を除外可能だが割愛 (6)キムンファルコスの②効果で墓地の長老を除外して手札のウェンNS、ウェンの効果でペトルフィンSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし ウェンペトルフィン(※) キムンファルコス レラ(※)アペライオ(※) カンナホーク長老(※) (7)キムンファルコス、ウェン、ペトルフィンでガイアペライオSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし なし ガイアペライオ ()レラ(※)アペライオ(※) カンナホーク長老(※)ウェンペトルフィン(※)キムンファルコス このように、キムンファルコスを挟むことによって、ガイアペライオを自然に立たせることが可能になっている。 ただし、この状態では追加の聖霊獣騎を展開することができず、ガイアペライオのみで制圧を行う必要がある。 ループコンボによって手札が潤沢の場合にはそれも可能だが、そうではないことも多々あるのでガイアペライオの展開には細心の注意を払う必要がある。 初手展開パターン 初手の展開パターンには色々あり、 しかも誓還やキムンファルコスの登場によって難解な事になっているが、基本の考え方は以下の通りである。 基本の考え方 霊獣の初動は「デッキから墓地・除外領域への霊獣カードの送り込み」「騎カンナホークによる霊獣カードのサーチ」の2点が成立する事が重要である。 その際、霊獣デッキでは前者がボトルネックとなるため、初手での展開にはカンナホークまたはラムペンタがほぼ必須になる。 (※手札に霊獣モンスターが固まっているなら、テンペストを墓地に送って手札の霊獣をコストにするパターンもあるがここでは割愛) これが成立するためには、 パターン1 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 特殊召喚済みの霊獣使い特殊召喚されていないカンナホークorラムペンタ なし なし 特殊召喚されていない霊獣使い パターン2 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 特殊召喚されていない霊獣使い特殊召喚済みのカンナホークorラムペンタ なし なし 特殊召喚されていない精霊獣 パターン3 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 特殊召喚済みの霊獣使い特殊召喚済みのカンナホークorラムペンタ なし なし 特殊召喚されていない霊獣使い 精霊獣 のいずれかの状況を作り出す必要がある。 カンナホークが優秀なのはカンナホークがレラやウェンの効果で特殊召喚出来てしまえば、そのままパターン1またはパターン2にすることができることにある。 (ラムペンタがこれを満たすためには、誓還や、テンペストなどの除外手段が必要となる。) これらのいずれかに派生するカードの組み合わせは(基本的には)以下のようになる。 (1)カンナホークを用意できる場合 (1-1)長老+カンナホーク (1-2)レラorピリカ+墓地にカンナホークを送る手段、ウェン+カンナホークを除外する手段、カンナホーク+任意の霊獣使いを特殊召喚する手段 (2)ラムペンタを用意できる場合 (2-1)任意の霊獣使い+霊獣の誓還+ラムペンタ 特に重要なのは(1-1)であり、基本的には長老+カンナホークや二重召喚でしかこの条件は満たすことができない。 (1-1)のパターン以外は上述の基本パターンの応用で動きが決まるが、(1-1)のパターンは少し特殊な動きが可能となるので別途説明を加える。 ・長老+カンナホークパターンの挙動 具体的な展開ルートと解説 先攻初手でカンナホーク+長老が揃った際には、キムンファルコスを経由して目一杯展開すると、 「キムンファルコス+任意の精霊獣+任意の霊獣使い」をフィールド上に用意し、手札に任意の霊獣カードを加えた状態を作れる。 手順 (0)初期状態 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 長老カンナホーク なし なし なし なし (1)長老NSカンナホークNS→カンナホーク効果でアペライオ除外 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 長老カンナホーク なし なし アペライオ (2)長老とカンナホークで騎カンナホークSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし なし 騎カンナホーク なし 長老カンナホークアペライオ (3)サーチ分離コンボで、アペライオをコストに長老とカンナホークSS→アペライオを墓地に送り、レラまたはピリカをサーチ 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 レラorピリカ 長老カンナホーク なし アペライオ なし (4)カンナホーク効果で任意の精霊獣を除外 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 レラorピリカ 長老カンナホーク なし アペライオ 任意の精霊獣 (5)長老とカンナホークでキムンファルコスSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 レラorピリカ なし キムンファルコス アペライオ長老カンナホーク 任意の精霊獣 (6)キムンファルコス効果で墓地のカンナホークを除外し、手札からレラorピリカを追加召喚→レラorピリカ効果で墓地のアペライオSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし レラorピリカアペライオ キムンファルコス 長老 任意の精霊獣カンナホーク (7)アペライオ効果で墓地の長老を除外 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし レラorピリカアペライオ キムンファルコス なし 任意の精霊獣カンナホーク長老 (8)レラorピリカとアペライオで騎カンナホークSS 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 なし 騎カンナホーク キムンファルコス なし 任意の精霊獣カンナホーク長老レラorピリカアペライオ (9)サーチ分離コンボで、いずれかの霊獣をコストにレラorピリカと任意の精霊獣をSS→選んだ霊獣を墓地に送り、任意の霊獣カードをサーチ ※ここでは長老を墓地に送ったと想定する。 手札 メインモンスターゾーン EXモンスターゾーン 墓地 除外領域 任意の霊獣カード 任意の精霊獣レラorピリカ キムンファルコス 長老 カンナホークアペライオ 霊獣カードが一枚墓地に落ちてしまうものの、 四種類の霊獣カードをデッキから展開・サーチし、実質手札消費1枚で3体のモンスターを展開している。 任意の精霊獣がウィンダまたはラムペンタだと、除外領域に二回分の分離素材を用意できるため、相手ターン中での分離も可能。 残りの手札の内容によってはここから更に展開が可能となるので、どのカードを選択するかはその時々でよく考えよう。 先攻なら、サーチしてくるカードは連契が安定するだろう。 仮にこの盤面から騎ペトルフィンなどを展開した場合には、最大4体の霊獣モンスターを相手ターンに展開できるため、最大4体の相手モンスターを破壊することができる。 後攻なら、このあとの行動次第だが、ヴァレルロード・ドラゴンなどを展開して攻めに転じるのなら霊獣リカバリー用の誓還や騎襲が使いやすいだろう。 ▼デッキとして フリーチェーンの融合解除と騎カンナホークによるアドバンテージを軸に敵の戦線を消耗させ続け、 、息切れした相手をじわじわと追い詰めていくのが基本の動きとなる。 特に、霊獣の連契、霊獣の騎襲、聖霊獣騎の融合解除、ウィンダのリクルートなどに起因する防御力の高さは顕著であり、一度型にはまってしまうととにかく固くしぶとい。 また、除外リソースをアドバンテージに変える特性から、一般的なデッキにとって致命的な弱点になる除外は全く通用しないどころか逆に利用される傾向にあり、 「トリシューラ撃たれたら逆にアドになる。」というホントかウソか判断つきにくい冗談まで囁かれる始末である 弱点 霊獣の弱点となるのは主に2つ、初動の不安定さ、致命的なメタカードの存在である。 弱点その1 初動の不安定さ 霊獣は、初手に長老+カンナホークが揃った場合の強さは折り紙付きだが、 この動きを安定させる手段が無く、ほとんどの場合引きに左右されてしまうという欠点が存在している。 これは霊獣が、 増援やテンキ、エマージェンシーコールなどのようなサーチ手段が存在していないこと サーチがないにも関わらず、精霊獣と霊獣使いのセットが揃わないと聖霊獣騎になれないため、初動が安定しないこと という2つの欠点を持っているためであり、霊獣の初動は霊獣使いの永遠の課題といえるだろう。 最近ではウィンダや誓還のおかげでだいぶ初動も動きやすくなったが、それでも手札事故による「何もできずに負ける」危険性は他のデッキと比べて高い。 弱点その2 霊獣に刺さるメタカードたち 特殊召喚による展開を封じられると厳しいのは他のデッキも同様だが、霊獣は騎カンナホークによるサーチができなければまともに動けない関係上特にその影響を受けやすい。 また、他のデッキにおいてはメリットとなりうる場合もある「除外を封じる」や「場外領域からのカードの移動」といった効果が強烈に突き刺さる。トリシューラがアドになる分、エリクシーラーが天敵なのである。 前者なら《虚無空間》、後者なら《王宮の鉄壁》が代表的なメタカードであるため、サイクロン等の魔法・罠カードの除去手段は用意しておきたい。 なお、騎カンナホーク自体はヴェーラーやブレスル、無限泡影に対してある程度耐性を持っているが、当然のことながら普通の霊獣たちはそうではないため効果無効も刺さる。 中でも威光魔人やスキルドレインなんかは騎カンナホークすら機能不全を起こすためゲームにならない。 したがって由緒正しきメタビート相手はとにかくキツい戦いとなる。 特にサーチ妨害効果と特殊召喚妨害効果を併せ持つライオウは不倶戴天の天敵であり、相手にすると辛い。 他にもフォッシル・ダイナ パキケファロなども居座られるどうしようもないことが多い。 真の弱点 さて、ここまでデッキとしての弱点を紹介してきたが、 最も忘れてはいけない最大の弱点は何と言ってもこのデッキ自体の難解さ・複雑さである。 すべての霊獣には1ターンに1度までの特殊召喚制限が課せられているため、 正しいゲームプレイのためにはすでに特殊召喚してしまったモンスターの把握が必須である。 コンボが止まるだけならまだしも、それでプレイミスをしてしまうと対戦相手にも申し訳がない。 さらに1ターン内にすさまじい回数の特殊召喚と効果発動を繰り返すために動き方も複雑怪奇で、基本の考え方はあれどもアドリブ性もとても強い。 イラストの可愛らしさにつられて迂闊に手を出した結果、あまりの複雑さ・難解さに挫折しそうになるのは多くの決闘者が通る道だろう。 少なくとも初心者が気軽に扱えるレベルの代物ではない。扱い方を理解した上級者向けのデッキテーマだと言えるだろう。 にもかかわらず、女の子が可愛いため使いたがる決闘者が後を絶たない魔性のテーマでもある。 霊獣への対策 基本的に霊獣デッキは融合⇔融合解除のループコンボがアドバンテージに直結するため、 (1)フィールドから霊獣モンスターをどかす (2)除外領域にモンスターを貯めさせない(できれば墓地にも置かせない) この二点を徹底することが重要である。 そのため、騎ペトルフィンやウィンダなどの破壊に対して耐性・カウンターのあるモンスターを破壊以外の方法で処理し、 それ以外の霊獣モンスターは再利用できないように墓地に叩き落とすのがひとまずの基本の動きとなる。 これ以外にも霊獣デッキと戦う場合には、ループコンボへとつながらないような立ち回りを心がけ、将来のアドバンテージを減らすようにすると良いだろう。 (無論、騎襲を打たれてリカバリや、レラが通常召喚されてリカバリなども十分ありうるが、そこは読み合いの範疇ということで……) 相性のいいカード ・封印の黄金櫃 言わずと知れた好相性カード。だが、便利故についに制限を受けてしまった……。 基本的な運用はカンナホークとほぼ同一だが、こちらは手札から即使用できるという点が極めて重要。 ウェンと組み合わせてダイレクトに展開へと繋げられるだけでなく、召喚権を消費せずにその時一番欲しい霊獣をデッキから用意できる。 ・緊急テレポート 霊獣使いの多くはレベル3以下のサイキック族なので、このカードでリクルート出来る範囲は非常に広い。 霊獣使いの効果はどれも特殊召喚には対応していない・特殊召喚制限が存在するという点には注意しないといけないが、 霊獣デッキは性質上霊獣使いと精霊獣を並べないと始まらないため、その片方を補えるこれは便利。合体失敗した後の除外デメリットもあまり痛くない。 霊獣以外にも、幽鬼うさぎちゃんを引っ張って来るのにも使えるナイスガイである。 ・嵐征竜-テンペスト まさか帰ってくるとは思わなかった征竜の一角。 墓地の霊獣を除外しつつ毎ターン湧いてくる2400打点という頼りになる相棒である。 特に、騎カンナホークのサーチのコスト捻出が目に見えて楽になるのは嬉しい限り。 ドラゴン族のサーチ効果は少々活かしにくいが、ペトルフィンを釣り上げてランク4を作れるデブリ・ドラゴンを1枚差しておくと役立つこともあるだろう。 ・激流葬 聖霊獣騎の分離効果は自身をエクストラデッキに戻すことが発動条件のため、 相手の召喚・特殊召喚にチェーンして、融合解除効果→激流葬とチェーンを組むことで相手のモンスターだけを全滅させた上で、 素材だけががら空きになった自分のフィールドに戻ってくるというえげつないコンボが実現できる(ブラックホールにはできない芸当である)。 なお、騎ペトルフィンがいる状態で撃っても強い。 ・マクロコスモス、次元の裂け目 墓地依存デッキを殺す嫌らしいメタカードだが、除外ゾーンが第二の墓地(ナニカがおかしいが気にしてはいけない)な霊獣では気にならない。 レラやピリカと相性が悪いが、騎カンナホークで墓地に戻したカードを利用する等してカバーすることは可能。 ちなみに、これらのカードが貼ってあっても騎カンナホークのサーチ効果は問題なく発動できるという裁定が出ているので安心して使おう。 ただし増殖するGやエフェクト・ヴェーラー、幽鬼うさぎ等のメタゲームに有効な汎用手札誘発カードの多くと相性が悪い点には留意しておく必要がある。 ・魂吸収 1ターンに何度も除外と特殊召喚を繰り返すデッキである為、相性は抜群。 1枚貼るだけでも毎ターン数千ライフを回復、気付いたら数万を超えてることもザラである。 ・無限泡影 最近流行りのモンスター効果無効系罠カード。 激流葬の項で書いたように聖霊獣騎の効果発動時に場を空っぽにすることができるため、そのタイミングで手札から発動できるという点で相性が良い。 シンクロ召喚の可能性やレラ同様に一枚でリンクリボーに繋げられそうという理由から、ヴェーラーの方がよくない?などの声も聞こえてきそうだが、 ヴェーラーは相手メインフェイズでしか使えないという点と、このコンボが決まった時のびっくり具合で言った場合にはこちらの方に軍配が上がる。 ▼デッキの種類 霊獣デッキはメインデッキ・エクストラデッキ共に霊獣カードの比率が非常に大きいため、 別のカードをチョイ足しして、デッキのオリジナリティを高めることが求められる。 以下は、その一例である。 ■墓地メタ型 相性の良いマクロコスモスをメインから投入し、相手に墓地アドを稼がせないように立ち回る。 昨今では墓地を利用しないデッキなど存在しないと言い切っても良いが、その度合はデッキによるため刺さる相手と刺さらない相手がまちまちなのが難点。 マクロコスモスから原始太陽ヘリオスを引っ張ってくる動きもランク4エクシーズに絡めやすい。(いつか炎族*2を素材とするリンクモンスターが出た際には更に重要になるだろう) ■リンク召喚型 霊獣デッキは基本の動きがEXモンスターゾーンを空けながらの展開になるため、エクストラデッキの枠を割くだけでリンク召喚を無理なくデッキに追加可能。 抜群の相性を誇るキムンファルコス、リンクリボーに始まり、自分で出した霊獣モンスターを除外しつつ魔法・罠を除外できるトポロジック・トゥリスバエナ、 分離から打点向上に貢献できるアークロード・パラディオンなど、比較的相性の良いモンスターは多い。 テーマの性質上、やろうと思えばライトロード・ドミニオン キュリオス、ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラムなども出せなくないので、今後のカードの登場如何ではこの辺が霊獣デッキの強化に一役買ってくれることだろう。 ■エクシーズ召喚型 デッキに別のカードを加えるまでもなく、ウィンダ+精霊獣で容易にランク4に繋げることができるため高相性である。 その場合には、ホープ+ライトニング、電光千鳥、ヴェルズビュート、カステルあたりが候補となるだろうか。 ランク4だけで十分対応可能な状況が多いが、デッキ構築によってはそれなりにランク3も出しやすいのでそちらに目を向けても良いだろう。 余談だが、簡易ノーデンが現役だった頃は簡易融合からランク4に繋げるのが主流であり、 その結果、霊獣が強いというより簡易ノーデン(とテンペスト)が強いから霊獣が強いという、霊獣的に嬉しいんだか嬉しくないんだかよくわからない時期となっていた。 ■シンクロ召喚型 最もシンプルなのは幽鬼うさぎを3枚取り入れて、召喚権の余るタイミングで、クリアウィング2種やブラックローズ2種などを展開していくパターン。 チューナーを入れないといけないこととエクストラデッキの枠の関係上、かなり明確に意図してカードを選別しないといけない。 なお、エクストラデッキの枠の関係上構築難易度は上がるが、SRとWWのカードに相性の良いものが多いため、そちらとの混合構築も可能である。 SR型 SRを用いる場合にはベイゴマックスとドミノバタフライが重要なカードになる。 前者は霊獣デッキの立ち上がりの重さをリカバリー可能なカードであり、後者はカンナホークや封印の黄金櫃と組み合わせることで霊獣モンスターによる展開をサポートしてくれる上に、場合によってはP召喚もやりやすい。 WW型 WWを用いる場合には、言わずもがなアイス・ベル、スノウ・ベル、グラス・ベルの3体を使用して耐性つきクリスタルウィングを立たせる事に特化することになる。 アイス・ベル→グラス・ベルと展開した場合の「風属性しか特殊召喚できず、エクストラからレベル5以上のモンスターしか出すことができない」というデメリットが霊獣デッキではあまり気にならないのもポイントが高い。 あと女の子モンスターがさらにデッキ内に増える。 ▼その他補足など ○霊獣の裁定やルールに関する補足 霊獣デッキを使用する上で知っておくと得をするかもしれない裁定をまとめて記述する。 1.霊獣の特殊召喚制限の適用について 霊獣の特殊召喚制限であるが、特殊召喚が成功しなかった場合でも、 特殊召喚制限が適用され、再度の特殊召喚が不可能となる場合がある。 おおまかにまとめると、特殊召喚に関わるカードの発動が無効化された場合には再度の特殊召喚が可能だが、 特殊召喚に関わる効果解決時に特殊召喚効果が無効になったり、特殊召喚そのものが失敗すると再度の特殊召喚が不可能になる。 1-1.再度の特殊召喚が可能な場合 霊獣を対象とした特殊召喚を行うカードの発動が無効になった場合。 (ex.自分の墓地のアペライオを対象に死者蘇生を発動した際に、死者蘇生の発動に対して神の宣告を撃たれたケース) 1-2.再度の特殊召喚が不可能な場合 霊獣を対象とした特殊召喚を行うカードの発動は無効にされず、カードの特殊召喚効果そのものが無効になった場合。 (ex1.自分の墓地のアペライオを対象に死者蘇生を発動した際に、死者蘇生に墓場からの呼び声を撃たれたケース) (ex2.自分の墓地のアペライオを対象に死者蘇生を発動した際に、相手の場に魔轟神獣ユニコールがおり、手札の枚数が同じであったケース) 霊獣を対象とした特殊召喚を行うカードの特殊召喚効果の解決時に、霊獣がその効果の対象として不適切になった場合。 (ex.自分の墓地のアペライオを対象に死者蘇生を発動した際に、D.D.クロウでアペライオが除外されたケース) 霊獣を対象とした特殊召喚を行うカードの特殊召喚効果の解決時に、一時的に特殊召喚が不可能となった場合。 (ex.自分の墓地のアペライオを対象に死者蘇生を発動した際に、虚無空間を発動され特殊召喚に失敗し、その後虚無空間を破壊したケース) 2.聖霊獣騎の融合および融合解除について 聖霊獣騎の融合および融合解除は実はかなり融通のきいた裁定をもらっている。 裏側表示の霊獣モンスターを融合素材として使用可能。 (剣闘獣などと同じ裁定である。) 聖霊獣騎の融合解除の発動の際に対象にしたモンスター2体の内、 片方が異次元からの埋葬などの効果で除外領域から消えてしまった場合でももう片方の特殊召喚は可能。(霊獣の騎襲も同様) 聖霊獣騎の融合解除の発動の際に、おジャマトリオなどを撃たれてモンスターゾーンの空きが1つになってしまった場合には、 対象に取ったモンスターの片方を空いたモンスターゾーンに特殊召喚し、もう片方は墓地に置かれる。(霊獣の騎襲も同様) また、聖霊獣騎の融合解除効果は「効果発動のコストとして聖霊獣騎自身をエクストラデッキに戻す」関係上、 効果の発動そのものはフィールド上で行われたが効果を発動した聖霊獣騎はエクストラデッキにいるという、 剣闘獣ガイザレスのターン終了時効果とよく似た少々特殊な状況になる。このため、以下の様なルール上の解釈が生じる。 発動の時点でフィールド上に聖霊獣騎が存在しないため、聖霊獣騎の効果発動にチェーンしてエフェクト・ヴェーラーやブレイクスルー・スキルを撃つことがそもそもできない。 逆に、これらの効果を別のタイミングで撃たれた場合でも、その発動にチェーンして融合解除すれば無効化効果を不発にすることができる。 そのため、騎カンナホークはサーチ効果の発動に対応してヴェーラーを撃たれても、されにそれに対応して融合解除をするだけで効果無効化をスルーできる。 つまり、霊獣デッキで重要な騎カンナホークの融合サーチ融合解除の流れはその動きそのものがヴェーラーなどに対して耐性を持っていることになる。 発動はフィールド上で行われるため、蟲惑の落とし穴やジャスティス・ブリンガーの効果にもれなくひっかかる。 また、蟲惑の落とし穴を聖霊獣騎に対して撃った場合については、 剣闘獣ガイザレスに天罰を発動したケースと同じようにエクストラデッキに戻るが破壊はされない。 (E・HERO アブソルートZeroのようなエクストラデッキで効果が発動する裁定のカードは破壊されて墓地に行くため、違いに注意されたし) ▼余談 遊戯王のテーマでは珍しく別のテーマの後継テーマとなっており、霊獣テーマはガスタの後継テーマとなっている。 これはリチュアの後継テーマとなる影霊衣も同様だが、リチュアと影霊衣がどちらも儀式モンスターを軸にしているのに比べるとシンクロテーマから乗っただけ融合テーマへのイメージチェンジはかなり大胆と言える。 ガスタとは、カード名にアイヌ語を含み風属性で統一、さらに人型がサイキック族、ついでに相棒のモンスターに乗る、という点で共通している。 なお、かつてリチュアとガスタは敵対関係にあったが、いろいろすったもんだの末に和解したらしく、霊獣と影霊衣は共闘関係になっている上に初収録パックも一緒だった。 また、"霊獣"使いであって、 霊 使いとは分類が異なるが、 霊使いの一人ウィンちゃんがガスタ出身であることから間接的に霊獣テーマとは親戚テーマということになる。ややこしい。 あと、本当にどうでもいい話なのだが、初期の精霊獣が鷹・ライオン・イルカと、某忍風戦隊と一致している。 また、親友が敵になったりするシチュエーションからこの戦隊に近いフィールも感じるテーマである。 シャドールと戦うときなどは「友よ、君たちはなぜシャドールに魂を売ったのか?」などと妄想を膨らませても楽しいかもしれない。 追記・修正はガスタの末裔の皆様でお願いいたします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とりま完了しました、レラかわいい -- 建て主 (2014-10-23 04 42 53) 相絆のイラストのレラがニーソ…ふぅ 出来ればこのことも追記してください。 -- 名無しさん (2014-10-23 08 54 32) 「ラーの翼神竜が仲間になりたそうな目でこちらを見ている」 -- 名無しさん (2014-10-23 08 58 50) マドルチェのページのように展開ルートの記述が欲しくなるところ、そらで回すのは難しい -- 名無しさん (2014-10-23 09 30 49) デッキとしては裂け目マクロと連契で妨害するだけだから相手するの面倒臭い -- 名無しさん (2014-10-23 09 59 00) 回復しまくる上に除外まで貼ってくるから半端な攻めだとすぐこっちが息切れする -- 名無しさん (2014-10-23 11 08 01) かわいい -- 名無しさん (2014-10-24 00 29 50) ネクロフェイス出したいデッキだな -- 名無しさん (2014-10-24 08 02 04) サイコマやクレボンス積んでシンクロ出せるようにすると不足気味な打点をカバー出来るのでいい感じ。 -- 名無しさん (2014-10-24 21 54 10) ↑ミラクルシンクロフュージョン積めばアルティメットサイキッカー出せたりして楽しい -- 名無しさん (2014-10-24 22 05 11) コンタクト融合涙目 -- 名無しさん (2014-10-24 22 20 00) VWXYZは泣いていい -- 名無しさん (2014-10-24 23 36 58) レラちゃんふとももと言うか内ももキャラだよね、あと長手袋えろい -- 名無しさん (2014-10-25 06 10 23) 超重武者といいアーティファクトといい既存効果のテーマ化多いんだな -- 名無しさん (2014-10-26 01 03 00) 同じパックで出たネクロス、妖仙と比べると、既存のカードによるサーチ手段がないのが、このテーマが不遇なところ……次のパックで聖霊獣騎ラムペンタ出してください、お願いします。 -- 名無しさん (2014-11-01 05 16 51) ということは対応する霊獣使いも当然出るんだよな?ショタ来い! -- 名無しさん (2014-11-04 01 35 35) 回すの難しいけど、特性理解できれば安定感自体は高めだし、何よりアドを取るための回し方考えるのクッソ楽しい良デッキだと思う。奈落や強脱じゃ地味に止めづらいのも◎ -- 名無しさん (2014-11-05 15 17 17) まさかの騎ラム無しの採用しても1枚ぐらいしか入らん罠だけかよ・・・ -- 名無しさん (2014-11-13 10 08 05) 【悲報】嫌な予覚的中 -- 名無しさん (2014-11-13 10 32 30) 相手にするとカットとか特殊召喚とかプレイを止めてくるので正直対戦したくない -- 名無しさん (2014-11-13 10 36 15) まぁ今後も何かしらテコ入れされ続けていくことにはなりそうだけどね -- 名無しさん (2014-11-16 21 50 58) 精霊獣ディアバウンド……いや何でもないです -- 名無しさん (2014-11-23 22 50 27) 騎襲は思ってたよりもかなり強くてびっくり -- 名無しさん (2014-11-24 11 24 40) デッキ運用のパターンについて追記。 -- 名無しさん (2014-11-26 13 52 44) トライブフォース再販されるけどまた売り切れると思う? -- 名無しさん (2014-11-28 17 46 18) ↑妖仙獣のアニメでの活躍、影霊衣の現環境席巻、そして霊獣のイラストアド、これだけあったらまた売り切れる。 -- 名無しさん (2014-11-28 18 01 22) やっぱり売り切れる可能性大かー。霊獣早く組みたいのに -- 名無しさん (2014-11-28 18 41 54) 連契高過ぎんよー -- 名無しさん (2014-12-06 11 45 36) 聖霊獣騎ペトルフィンのウェンちゃんが性的過ぎてツライ…。ピリカとラムペンタがウェンちゃんを救い出す展開早く!! -- 名無しさん (2014-12-14 12 45 09) 霊獣面白そう -- 名無しさん (2014-12-27 17 58 25) よし、TFSPで霊獣組んで挫折したる -- 名無しさん (2014-12-30 15 40 05) こいつらより打点低いとまともにやってて勝てる気がしない -- 名無しさん (2015-01-06 08 01 31) 打点不足はどうやって乗りきってるの?教えてプロデュエリスト! -- 名無しさん (2015-01-06 09 33 11) 俺はヒックリカエル使ってる。他の人は知らない -- 名無しさん (2015-01-06 09 39 03) 破壊とバウンスを両方持ってるからそれで対応。なお最強ガイザーなどは無理ゲー -- 名無しさん (2015-01-06 09 40 40) やったぜ。打点が来た! -- 名無しさん (2015-01-16 20 31 04) 万能カウンターか剣闘獣みたいなことになってきたな -- 名無しさん (2015-01-17 12 56 47) TFSPで社長と戦って「お、なんだほぼ何もしてこないジャン。まあ初代時代だしな」と思ってたらガン回りしだしてビビった。 -- 名無しさん (2015-02-18 15 40 09) TFSPのチャレンジミッションが初回しだったんだけど、ネクロスに比べて解くのに大分時間かかったよ…… -- 名無しさん (2015-02-18 23 42 49) なんかガスタみたいに変な感じのする紹介になってるな・・・他の場所でもイラストアドがーとかいって荒れたりスレッド作り直してたちするし、そういう人が出るのは仕方ないか・・・? -- 名無しさん (2015-02-19 23 43 56) ???そんなに変かなこの記事。むしろネタ込みでもかなりまとまってると思うのは俺だけ? -- 名無しさん (2015-02-20 03 13 20) かなりわかりやすくて纏まってると思うよ。 -- 名無しさん (2015-02-20 14 31 58) これだけではなく、相絆に相手ターン中での罠的な価値も見い出せるようになったのも大きい。 -- 名無しさん (2015-05-29 16 32 27) ↑相伴で融合行ったら攻撃対象の取り直しが発生するから返り討ちは無理じゃないか? -- 名無しさん (2015-05-29 16 33 50) 凄いまとめ具合。力作記事だな! -- 名無しさん (2015-05-29 17 28 32) ↑2 返り討ちは出来なくても相手の計算を狂わせられるってことじゃない? -- 名無しさん (2015-06-29 22 33 53) ライオウもだがワンフーもきつい。苦痛やパンプリンセスまであるとほぼ展開出来ない -- 名無しさん (2015-07-12 11 38 20) シャッフル・リボーン相性よくない? -- 名無しさん (2015-07-19 04 37 53) 海外で騎カンナホークが制限…だと…?霊獣は海外で何かやらかしたのだろうか? -- 名無しさん (2015-10-31 15 57 20) 海外は無駄に時間掛かるのとかプレイ止めてくるのとか簡単にアド稼げる系に厳しいから -- 名無しさん (2015-10-31 16 17 07) 長くてややこしい癖に対して強くないのがな -- 名無しさん (2016-01-25 18 50 09) おっぱいがどうとかは正直気持ち悪いけど霊獣の記事としてはすごくよくまとまってていい記事だ 事故りやすいのが難点だからもう一枚くらいは霊獣使いか精霊獣が欲しいところ -- 名無しさん (2016-01-25 21 27 23) 鷹、獅子、海豚ってライブマンとハリケンジャーじゃねぇか -- 名無しさん (2016-03-24 19 59 12) なお当のライブマンこと超量と戦うとどれだけ優勢でもグレートマグナスを出された時点で覆される。あの巨大ロボマジ勘弁 -- 名無しさん (2016-05-16 18 35 24) マクロで除外するなり連携で素材の時点で破壊するなりして出させないようにするしか無いね >マグナス -- 名無しさん (2016-05-16 19 35 17) サイキック、某戦隊モチーフという点で、超量と同じフィールを感じる -- 名無しさん (2016-07-27 18 31 11) 次のブースターSPで霊獣強化来るの確定したけどどうなるんだろ -- 名無しさん (2016-08-18 17 18 10) とりあえずピリカにいい加減聖霊獣騎をですね… -- 名無しさん (2016-08-18 17 23 19) ウィンダ「カムイ久しぶりー、なんかすごく老けたね」 -- 名無しさん (2016-09-04 22 41 35) というか具体的なコンボルートとかデッキパターンとか裁定とか記載されてるから遊戯王カードwikiのデッキ記事より内容濃いぞ -- 名無しさん (2016-11-05 14 50 26) 新規リンクが来たか。ファルコはカムイからウィンダへ受け継がれたのか…… -- 名無しさん (2017-11-22 20 03 20) これは本格的にリンク軸霊獣に舵切りする形になりそうだな -- 名無しさん (2017-11-23 14 39 52) ウィンダ記事にキムンファルコス追加して詳しい解説をこっちに誘導するために追記しようとしたが霊獣使いでないペーペーの自分よりも詳しい解説してくれてる有志に展開ルートの解説をお願いしたい -- 名無しさん (2017-11-28 13 23 17) 脳みそ熔けるの覚悟で自力で研究してもええんやで(ゲス顔) -- 名無しさん (2017-11-28 16 20 29) ↑2の者だがこんなに早く追記してこの密度、流石wikiよりも濃密な解説してくれてる追記者様々ですわ… -- 名無しさん (2017-11-29 08 44 33) そういえば大会入賞者が出てたなペトルフィンウインディ0のほかにもいろいろ尖った構築してたけど -- 名無しさん (2017-12-18 19 51 50) 2-1.カンナホークパターンのウィンダとレラ逆じゃない? -- 名無しさん (2018-01-19 15 48 34) 項目の長さを指摘されたので、間違いを直しつつ実文章が60分を超えない程度に内容を書き直しました。 -- 名無しさん (2018-06-23 21 42 30) 霊獣なんてあまり環境にもないし、なんでそんな長くなってるのかと思ったら……すごい熱意の感じられる文量だった -- 名無しさん (2018-09-07 01 18 30) スキドレ張ってウィンダからガイアペライオが一番使いやすい -- 名無しさん (2019-03-05 16 32 00) リンクスにも無事登場。……フィールド狭いわ時間ねーわそもそも回し方わかんねーわ -- 名無しさん (2019-10-30 12 59 51) 登場当初は難解なソリティアデッキのひとつとして名前が挙がったりもしたけど、動きに拡張性がないからか今となっては相対的に簡単なほうな気がする。融合と分離を繰り返しても、やってることは基本的に罠サーチだし -- 名無しさん (2023-03-02 01 59 16) 時間制限なくて多少のミスもなあなあで済ませられるカジュアルが1番輝くな -- 名無しさん (2023-12-11 15 49 49) 霊獣使ってないから回し方分からんけど、展開ルートの所に新規が来る前のやつですって注意書きくらいは書いてよさげ? -- 名無しさん (2024-01-02 13 35 35) 名前 コメント
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変更後効果 (1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。 デッキからレベル8以下の通常モンスター2体を特殊召喚する。 強化度 (元の効果と比較してどのくらい強化・弱化したか) A(超強い) 評価 (2倍遊戯王カード全体での位置づけ) A(超強い)、B(強い)、C(平均的)、D(弱い)、E(超弱い)の5段階評価 考察 ブルーアイズが2体出てくる化け物カードに大変身。 エクシーズにもつなげやすい
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登録日:2011/02/16 Wed 13 54 56 更新日:2023/12/22 Fri 19 16 40NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 CYBERDARK IMPACT LEGENDカード イケメン ファンデッキ殺し メタカード 厨二病 悪魔族 星6 特殊召喚メタ 虚無空間 虚無魔人 赤髪 遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王ラッシュデュエル 闇属性 《虚無魔人(ヴァニティー・デビル)》 効果モンスター 星6/闇属性/悪魔族/ATK/2400 DEF/1200 このカードは特殊召喚できない。 (1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。 ようこそ虚無の空間へ。 貴方もヴァニティー様の魅力に惹かれ、この項目にたどり着いたのですね?隠さなくてもいいのです。 それでは、恐れ多いながら、私めが、ヴァニティー様の説明からさせていただきたいと存じます。 ヴァニティー様は、CYBERDARK IMPACTで登場した上級モンスターであられます。 このパックでは、1kill中毒の丸藤亮の新たな主力カード、サイバー・ダークシリーズや、不確定ながらも、万能除去効果を持つスナイプ・ストーカー、カップラーメンマンこと簡易融合、調整中の言葉でデュエリストたちを一時パニックに陥れた爆導索などが出現しましたが、私めは、このヴァニティー様の出現こそが一番のインパクトであったと思います。 やはりヴァニティー様は素晴らしい。 何が素晴らしいかですか?愚問ですね。ヴァニティー様、まず能力値が素晴らしい。 帝や人造人間に匹敵するLv6で2400の打点。この安定した能力値の優位性は、もはや説明不要でしょう。守備力も1200と、ウィッチでサーチ出来る範疇であられる。ウィッチが禁止でない時代の話ですが…。 Lv6打点2400なら他にも沢山いますが、ヴァニティー様は、他の2400打点どもとは比べものにならない、素晴らしい御方なのです。 お気づきでしょうが、ヴァニティー様の素晴らしさはその特殊能力にあられる。 「このカードは特殊召喚できない。」 誠に残念ですが、これはデメリット効果にあられます。まあ…ヴァニティー様が特殊召喚可能であれば、更に凶悪に、現環境を荒しつくされたでしょうから、当然なのですが…。 ですが、このデメリットは、相手に死者蘇生等で利用されないというメリットにもなりうるのです。 流石はヴァニティー様!!自身の欠点をも利点に変えなさるとは…感服いたします!! そしてもう一つの特殊能力… 「このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、モンスターを特殊召喚する事ができない。」 これが大変凶悪! 特殊召喚と言えば、現環境で大変猛威を振るっている大量展開の要となる要素です!それをたった1人で完封なさるヴァニティー様………素晴らしいっ!我々では到底出来ないことを飄々となさるヴァニティー様っ!そこに痺れるぅ憧れry…… ……コホン 些か興奮しすぎたようですね、失礼。 ですが、想像してみて下さい。 たったリリース1体で迅速にフィールドに降臨なさるヴァニティー様。やれシンクロだの、やれ融合だの、はたまた儀式召喚だの、手札に揃ったキーカードを眺め、ニヤニヤと戦略を立てていた相手の顔が………ほら御覧なさい。見る見るうちに曇っていき、絶望の色へと変わっていくではありませんか! その手札で最早紙札と化したのは…… 《ジャンク・シンクロン》? 《BF-極北のブリザード》? 《サイバー・ドラゴン》? ヴァニティー様の前に、相手は為す術も無い。モンスターをフィールドに出すことすら許されぬのです。ヴァニティー様の前には、流行のシンクロ召喚すら、児戯に等しいのです。 対抗手段を失った相手は、先ずその圧倒的な力に絶望、手札をポロポロと取り落とすことでしょう。 ですが、ライフポイントの尽きる直前。相手は自身が絶望していないこと、何よりも嫌った敗北を受け入れようとしていることに気がつくのです。 「こんな素晴らしい方にとどめをさされるのなら……。」 正に虚無。 それを自覚した相手に対し、ヴァニティー様は、決して自分に驕ることなく、相手に諭すように、美しい赤い長髪と漆黒のマントを風にたなびかせながら、美しい眼差しを携え、ただ一言、こう言うのです。 「……これが、虚無だ」 そこには一種優しさの様なものさえ感じられるでしょう。 ヴァニティー様に感服した相手は、ただただ、その凛然たる一撃を一身に喰らうのみであります。 素晴らしいっ!ヴァニティー様ぁ! カードイラストも御覧なさい! 厨二心を擽るような、麗しき赤髪を携えたヴァニティー様。 そこにはヴァニティー様の素晴らしい御姿の一瞬しか描かれていませんが、沢山の白薔薇に囲まれたヴァニティー様。悪魔でありながら、花を愛す博愛精神をお持ちなのです!素晴らしいっ! 更にはマントから覗く左腕…それは赤い毛の生えた野獣のような腕。ヴァニティー様に一体何があって、そのような体なのかは私めのような下僕は存じあげませんが、そんなミステリアスさが、より一層ヴァニティー様の魅力を引き立てています……! ヴァニティー様、万歳! ヴァニティー様、万歳! ↑ 虚無の世界 −−−−−−−−−−−−−−−−−− ↓ 現実 「何もなければダメージステップ入っていいですか?」 →\(^O^)/ 「地砕き、いいですか?」 →\(^O^)/ 「墓地に天使、丁度4体です」 →\(^O^)/ ???「サテライト流だぜ!俺のターン!ドロー!BF-疾風のゲイルの効果を発動!」 →\(^O^)/ ……さて、大人の会話をしようか。 真面目な話、ヴァニティーの特殊召喚封殺効果は、大量展開主流の現環境においては驚異的である。 直接攻撃時に、《冥府の使者ゴーズ》や《バトルフェーダー》を無視できるのも非常に心強い。 が、ヴァニティー自体になんの耐性もないのが痛い。 具体的には上述の《地砕き》や、《ライトロードハンター ライコウ》のようなカードで除去されると、リリース1体分、こっちがディスアドバンテージを負ってしまう。 《我が身を盾に》で守りたいところだが、《次元幽閉》や《強制脱出装置》なんかで簡単に除去されるため、やはり除去手段豊富な環境で守るのは難しい。 更に、現在は《大天使クリスティア》という、ヴァニティー同様に特殊召喚を封殺出来る上に、ヴァルハラなどの特殊召喚手段豊富な天使族であるライバルがいる。 《死皇帝の陵墓》や《スター・ブラスト》でリリースを踏み倒す戦術の場合、攻撃力2500と殆どの☆6以下モンスターを倒し、自分の特殊召喚を縛らない上位種《虚無の統括者》もいる。 虚無魔人の利点は、種族サポートに頼らずともリリース1体分さえコンスタントに確保できれば割とデッキを選ばず採用できる点であるため、そこで差別化していきたい。 具体的には、《サイバー・ドラゴン》や、《グローアップ・バルブ》、《ゾンビキャリア》など、手軽に特殊召喚出来る手段の組み込まれたグッドスタッフ系のデッキであれば、リリースを手軽に用意でき、尚且つ、自分はあまり特殊召喚をしないため、相手を一方的に封殺出来る。ピン挿しでもいいし、複数枚積んでも面白いが、事故率は上がるため注意。 なんだかんだ言ってクリスティアや虚無の統括者と違いリリース1体で出せる利点は大きい。 同じくリリース1体で出せる帝をメインとするデッキで併用されることも多い。 こうなると帝たちより守備力が200高いばかりに共有できないサポートが多いのが惜しい所だが、《進撃の帝王》で耐性を付与するなどして満足しよう。 打点が高くシンクロやエクシーズに頼る必要のない【堕天使】ではクリスティア共々ロック要員としての需要も高い。 クリスティアに比べてトレード・インに対応しない点で劣るが、闇の誘惑や闇の幻影などの属性サポートを共有できる。 上手くいけば、【クイックダンディ】や【六武衆】と言ったデッキさえ、封殺してしまえる。 ヴァニティーを使う際、最も気をつけるべきは、事故率とかではなく、戦う相手である。 「ぼく、じゅうだいみたいに、かっこよくゆーごーしょーかんするんだ!」とか、 「極神の前に平伏すが良い!」とか 「霊使い萌え〜(はぁと)」 と言ったファンデッカーに対してヴァニティーを搭載したガチガチ特殊召喚メタデッキを使うと、相手は本当に何も出来ない。 挙げ句に、デュエル中に泣き出しちゃって、 「少年、これが絶望だ。」 状態になりかねない。本当になりかねない。というか、なった。 「んなもん除去を積んでない相手のせい、真剣勝負の場では普通だ」「ファンでもデッキは勝たせる為に組むものだろ言い訳乙」と言ってしまえばそうだが、ファン・ネタ系のデッキの中には性質上それが厳しいものが存在する事も事実である。 そもそもガチ使い自身も「初対面相手のフリーデュエルや遊びの場で、いきなり環境トップで1キルしたりソリティアやらロックで完封みたいな事は……」とか言っていたりとあまり推奨はしていない。 ヴァニティー使いなら、弱者に優しく、強者に厳しく、博愛精神を持とう。 逆に敵が【十二獣】やら【ABC】やら【インフェルノイド】やらの特殊召喚主体のガチデッキだったら、容赦は要らない。ヴァニティーの力を見せつけてやろう。 ……見せつける前にやられる可能性も否定できないが。 ちなみにこちらがラストバトル!を発動してこのカードを選択した場合、相手はデッキから特殊召喚することができないためその時点でこちらの勝利が決定する。 まさに虚無。 追記、修正は、虚無の世界に行ってからでお願いします 因みに、特殊召喚はできません △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 遊戯王Wikiで発見したけど「クイズ」ならすり抜けられるのね。 -- ??隊長 (2014-11-06 20 09 35) し、進撃の帝王があるからなんとか……(震え声) -- 名無しさん (2014-11-06 20 17 09) 最近は悪魔の憑代や帝王の烈旋などのサポートで出しやすい手札に呼ぶ手段は少ないが -- 名無しさん (2014-11-11 13 55 29) ちゃんと虚無魔人、威光魔人を生かすギミックをいれればサポートも豊富だし、ネクロスやヒーロー程度なら簡単に殺せる程度には強い -- 名無しさん (2014-12-14 05 20 01) 進撃の帝王と組み合わせれば中々の凶悪さ -- 名無しさん (2015-04-09 19 54 15) 問題はサーチできないことだと思う -- 名無しさん (2016-01-16 20 53 50) DSのゲームで統括者と組んでて、統括者がやたらホモっぽかった印象 -- 名無しさん (2016-03-26 23 11 15) イケメンだけど腕毛ボーボーなあたりが悪魔族 -- 名無しさん (2016-03-26 23 32 23) すべてのカードに言えることだけど、どんなに強力でもそれ一枚だけじゃ勝てない -- 名無しさん (2016-11-15 21 58 38) ヴェノミナーガ様出してなめプしてたらこいつに蘇生効果封じられて涙目。 -- 名無しさん (2017-02-04 07 37 30) ↑3虚無空間見ると腕どころか頭から下の全身が… -- 名無しさん (2017-02-04 08 34 28) 虚無空間は海外のイラストの方がかっこいい気がする。身体が空洞だから「虚無」魔人だし -- 名無しさん (2017-02-04 08 38 20) 霊使いって特殊召喚封じられても何とかできる軸作れるよね。コントロール奪えばいいだけだしトラップが一種類死ぬだけだからまあ -- 名無しさん (2018-04-01 17 35 43) 堕天使について書かれてないじゃない -- 名無しさん (2018-07-03 15 20 29) 名前 コメント
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登録日:2011/05/18 Wed 23 08 06 更新日:2023/01/17 Tue 22 17 17NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ゲッターロボ ソリッドロイド ロイド 星7 未OCG 漫画版GX 遊戯王 遊戯王GX ソリッドロイドとは漫画版遊戯王GXにおいて丸藤翔が対万丈目準戦で使用したカードである。 ストライクロイド 星4 効果モンスター 攻1600 守400 このカードが戦闘で破壊された時、800Pライフを支払うことで手札に戻すことができる。 ステルスロイド 星4 効果モンスター 攻400 守2000 裏表示のモンスターを表にする 伏せ効果は無効にする ターボロイド 星4 通常モンスター 攻1400 守1800 の3体の戦闘機型ロイドをコストに召喚される変形合体モンスターであり、その組み合わせによりα、β、γの3形態に変形する。 召喚(変形合体)時の掛け声は『チェンジ!!ソリッド(α、β、γ)』 また、ソリッドは場上に一体しか存在できない。 ソリッドロイドα 星7 効果モンスター 攻2600 守1800 ストライク・ステルス・ターボを手札から墓地に送ることで召喚できる。召喚時のみ攻撃力は相手モンスター1体の元々の攻撃力分アップする。 頭部ストライク、背部ステルス、胴部と脚部ターボの合体形態。 召喚ターン、効果により万丈目に大ダメージを与えるが次のターン召喚された光と闇の竜により破壊された。 攻撃名は胸から放たれる光線『ソリッドビィィィム』 ソリッドロイドβ 星7 効果モンスター 攻2500 守1900 ステルス・ターボ・ストライク 墓地のこの3体を除外し召喚する。 召喚時、相手モンスター1体を破壊する。 頭部ステルス、胴部ターボ、脚部ストライクの合体形態。 βの効果を無効化した事により攻撃力の下がった光と闇の竜を戦闘で破壊する。 作中で初めて光と闇の竜を破壊したモンスター。 その後万丈目にダメージを与えるも召喚されたダークエンドドラゴンの効果で墓地に送られた。 攻撃名は回転しながら突撃し、敵を切り裂く『ソリッドカッター』 ソリッドロイドγ 星7 効果モンスター 攻2700 守2000 ターボ・ストライク・ステルス 場上のこの3体を除外し召喚する 召喚時、相手場上の伏せカードをすべて破壊する 頭部ターボ、胴部ストライク、脚部ステルスの合体形態。 次元融合により召喚されたストライク、ステルス、ターボを除外して召喚された。 召喚時効果にチェーンで発動された魔法カードにより、ダークエンドを生贄に召喚されたライトエンドドラゴンを攻撃するも効果により攻守を下げられ返り討ちに。 攻撃名は両肩と両腕から放たれる竜巻『ソリッドハリケーン』 まぁ見ればわかる通りゲッターロボのオマージュである。 その為一部のファンから強くOCG化を望まれているが、他のスーパーロボットが元ネタのモンスター達とは異なりデザインがほぼ元ネタのまんまという事で絶望視されている。 しかし、ビークロイドにはスーパービークロイド−ステルス・ユニオンの前例もあるので、あるいは…? 余談だがゲッターロボシリーズにも翔という名前の人物がいる。ただしこちらは女性だが。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コレクターパックとかでOCG化しないかなぁ… -- 名無しさん (2014-01-16 19 24 31) コイツに限らず漫画GXは良カード・良カテゴリー有るから全部出して欲しい -- 名無しさん (2014-04-05 14 59 58) ほんとマジでコレクターズパックGX編が出て欲しい。 -- 名無しさん (2014-04-05 15 13 49) ダ・イーザやガーゼットがあるんだからさあ… -- 名無しさん (2014-12-31 18 42 06) 召喚条件 ソリッドは1体のみ制約そのままで、名称の異なる「ロイド」モンスター×3とかで出ないかなぁ -- 名無しさん (2016-01-18 12 39 33) 「ロイド」とついてりゃなんだっていいと思ってんな、と思い始めた頃でした -- 名無しさん (2016-01-18 15 15 09) 漫画の翔は条件厳しいロマンカードを切り札にしてる印象 -- 名無しさん (2017-01-01 01 31 05) いっそのことそれぞれ融合・エクシーズ・リンクで -- 名無しさん (2017-05-17 22 21 23) カード化するならロイド専用のABCになるのだろうか。 -- 名無しさん (2017-05-18 06 04 28) ガ○ガ○ガ○のほうがよっぽどそのまんまだから、ゲ○ターなのは問題じゃないだろう。出すとしたら3体同時になるから、書籍付録とかで出しにくいのが問題だったんじゃないだろうか。コレクターズパックやデュエリストパックといったある程度の枚数まとめて出せる場所でならまだ可能性あると思う。 -- 名無しさん (2020-04-22 20 41 20) ゲッターである事よりもステルスロイドが被ってるのが問題な気もする、 -- 名無しさん (2020-04-22 20 46 01) あのバイオレンス極まるゲッターチームがモチーフのカードを翔が使うのはちょっとズレでる気もするなあ -- 名無しさん (2020-11-11 11 57 00) 「3機の飛行機が合体して3タイプの人型ロボになる」というのは確かにそのままだが、外見に関してはそれほどゲッターしていない。αと1はまだしも、他2形態はドリルアームもキャタピラもないし。 -- 名無しさん (2023-01-17 22 17 17) 名前 コメント
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黒い宵闇の中、岩場を歩く白い人影が1人。 栗色の髪をツインテールにし、右手には桃色と金で塗られた、魔導師の杖。 防護服・バリアジャケットを身につけたまま、その女は手頃な石に腰かけた。 「…はぁ、はぁ…はぁ…」 ずっと歩き詰めだったのか、女の息は荒い。 女はそんな息を整えると、1人夜空を仰ぎ見る。 いくつもの星々。そしてその中でも一際目立つ、異様なまでに巨大な彗星。 (どれだけ経ったんだろう…) 女は思う。 この奇妙な世界に飛ばされ、帰る手立てもなく、仲間達ともはぐれた、1人の旅。 いつになったら皆と再会できるのだろう。いつになったら帰れるのだろう。 否。 果たして皆に会った時、自分は彼らと共に歩めるだろうか。果たして帰る機会が生まれた時、自分はそのまま帰れるだろうか。 (…できるはずないか…) 今の自分に、ぬけぬけと仲間達の隣に立つことはできそうにない。 今の自分に、ぬけぬけと皆の待つ世界へ帰ることはできそうにない。 何故なら、 「――何だ、お前?」 「っ!?」 いつ頃からそこにいたのだろうか、女の目の前には、1体の悪魔が現れていた。 ミストデーモン。攻撃力2400の上級モンスター。 「見たところ魔法使いみたいだが、見慣れねぇ顔だな…」 漆黒のデーモンは、爛々と輝く赤い目で、女の顔を覗き込む。 (このモンスター、パッと見ではかなり強そうだけど…) ただでは逃れられないと悟った女は、反射的に相手の力量を計る。 そしてその瞬間、「しまった」、と思った。 しかし、そう後悔した時には、既に遅かった。 「お前、ひょっとするとデュエリストじゃないだ…」 「ねぇ」 女の声が、ミストデーモンの詰問を遮る。 「あん?」 不意に話しかけてきた女に対し、ミストデーモンは不満気な声を上げる。 目の前の女からは、いつの間にか、先ほど空を見ていた時までの物憂げな表情が消えていた。 その代わり、淡々と相手を見定めるような無感情な視線と、冷酷な冷たい微笑みが貼り付いていた。 「貴方、強いの?」 その顔には、「虐」の一文字が赤々と輝いていた。 「何だ急に?」 いきなり訳の分からないことを尋ねられ、ミストデーモンは逆にその意味を問う。 相手の豹変は特に気に留めていないようだ。もとより今会ったばかりの人間の変化など、分かるはずもない。 「言葉通りだよ。私は貴方が強いかどうか、それが知りたいの。ねぇ…貴方は強い? 弱い?」 対する女は、手にした杖を槍のような形に変え、その穂先を悪魔に向ける。 「ヒャハハハハ! 見くびるなよ! 俺は覇王軍でも指折りの悪魔だぜ」 敵対の意志ありと判断したミストデーモンは下品な笑い声を上げると、その太い腕を持ち上げる。 「少なくとも、お前みたいな細っこい女1人へし折るぐらいはわけな…」 「…そう」 閃光が走った。 轟音と共に、ミストデーモンの腕が吹き飛ばされる。 「ギ…ギャアアアアアアッ!」 直後に襲ってきた激痛に、ミストデーモンはその身をよじらせた。 「なんだ、それぐらいか…じゃあ…」 相手の底が見えた瞬間、女の品定めをするかのような目に、嗜虐的な光が宿る。 「好き放題いたぶらせてもらうね」 邪悪な笑みを浮かべ、女は杖から、尚も砲撃魔法の光を放った。 黒い悪魔が原型も分からぬ形までその身を崩され、命の消えた身体が自壊した後、女は杖を元の姿に戻す。 「…ぷっ…くくく…」 そして、不意に口元を歪ませ、そこから抑えた笑い声が漏れたかと思うと、先ほど見上げた夜空に向かい、思いっきりその口を開いた。 「…あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!」 白いバリアジャケットの女は、狂ったように笑い出す。 加虐心を満たしたのか、その美しい顔から、「虐」の文字がすっと消えた。 「あはははははははははははははははははははは! あははははははははははははははははははははははははははは!」 女の頬を涙が伝ったのは、それが消えた直後だった。 それでも女はそれを拭うこともなく、ひたすらに声を上げ続ける。 「あはははははははははははは! 私…またやっちゃったよ! あはははははははははははははははははははははははははははははは!」 狂喜の声は、いつしか悲しい笑いに変わっていた。 ひとしきり笑い終え、落ち着いた女は、元の石へと座り込んだ。 「………」 しばらくの間、女は無言だったが、再びその目に涙が込み上げてくる。 「…くっ…うう…っ…」 抑えた嗚咽が、無音の闇の中に溶け込んでいった。 こんな自分に、一体何が望めようか。 誰か敵に会う度に、感情が爆発する。 強ければ強いほど、戦いを楽しみたくて仕方なくなる。弱ければ弱いほど、虐殺を楽しみたくて仕方なくなる。 「う…ぁ…あああああああああ…っ…!」 遂に堪えきれず、女は思いっきり泣き出した。 こんな自分が、仲間達と共にいられるものか。こんな自分が、元の世界に帰れるものか。 (こんな私が…) 高町なのはを名乗れるものか。 やがて女――なのはは、笑い疲れたのか泣き疲れたのか、そのままゆっくりとまどろんでいった。 明くる日も、なのはは1人だった。 暗い空の下を、1人歩いていた。 今のなのはにできることは、せいぜいそれぐらいだった。 と、不意に上空から、巨大な羽音が鳴った。 「!」 降りてきたのは、金の身体を持つ異形の竜・カース・オブ・ドラゴン。 そして、その背中に跨がっていたのは… (覇王…十代君…) 一目で理解できた。豪華な彫金の施された漆黒の鎧に、背中に羽織った見事な赤いマント。 何より、見知った少年の冷たい瞳が、その存在を物語っていた。 「お前か。我が兵士を次々と殺しているのは」 十代の言葉には何の感情もない。伝わるのは、覇王の覇王たる所以――圧倒的な闘気のみ。 なのはの身が震える。 そこらの低俗なモンスターとは明らかに異なる、高潔かつ絶対的な力。 戦いたい。 胸が疼く。 戦って試したい。 なのはの心が叫ぶ。 自分の攻撃にどう応えるのか、それを見てみたい。 その冷徹なまでの自信を、完膚なきまでに叩き壊してやりたい。 (駄目…) 仲間だった十代を嬉々として手にかけるなど、なのはには到底許せることではなかった。 なのは必死に己の内なる激情と戦い、抑え込もうとする。 戦いたい。 (駄目…!) 戦わせろ。 (駄目、駄目、駄目…ッ!) しかし、そんな抵抗など無意味だ。 闘争を求める負の心は本能。闘争を抑える正の心は理性。 どちらが強いかは明らかだ。何より、抑えられるのなら、今まで苦労していない。 「…ねぇ」 あの声が響いた。 冷たく、相手に問いかける、あの声が。 「虐」の一文字が、冷酷な笑顔に貼り付いた。 「貴方…強いの?」 単発総合目次へ 遊戯王系目次へ TOPページへ
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マッハ使用カード 効果モンスター 《暗躍のドルイド・ウィド》 《暗躍のドルイド・ドリュース》 ▲画面の上へ エクシーズモンスター 《No.44 白天馬スカイ・ペガサス》 ▲画面の上へ 魔法カード 《決断の迷宮》 ▲画面の上へ 罠カード 《不公平条約》 《陰謀の盾》 ▲画面の上へ
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ギラグ使用カード 効果モンスター 《マジック・ハンド》 《ファイヤー・ハンド》 《アイス・ハンド》 《プロミネンス・ハンド》 ▲画面の上へ エクシーズモンスター 《No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド》 《CNo.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド》 《No.58 炎圧鬼バーナー・バイサー》 ▲画面の上へ 魔法カード 《RUM-バリアンズ・フォース》 《侵食手の森》 《RUM-七皇の剣》 ▲画面の上へ 罠カード 《マジック・サーチ》 《ハンド・パワー》 《リフューズ・ハンド》 《バイス・ハンド》 《デス・ハンド》 ▲画面の上へ
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全41枚 価格:1050円(税込) 構築済みデッキ 1セット ルールブック 1冊 プレイングガイド1部 デュエルフィールド1枚 新カード?枚 ストラクチャーデッキ中級者向けテーマデッキ 第25弾 高い人気を誇る「青眼の白龍」がテーマの構築済みデッキ 収録枚数が41枚に増え、レアカードの収録枚数がアップ(ウルトラレア2枚/スーパーレア2枚) 復刻カードも多数収録 【新カード】 SD25-JP005「青き眼の乙女」星1 光 魔法使い族・チューナー 0/0 このカードが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードの表示形式を変更する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚できる。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果の対象になった時に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「青眼の白龍」1体を選んで特殊召喚する。「青き眼の乙女」の効果は1ターンに1度しか使用できない。 SD25-JP006「暴風竜の防人」星1 光 ドラゴン族・チューナー 500/200 レア 自分のメインフェイズ時、手札または自分フィールド上のこのモンスターを、装備カード扱いとして自分フィールド上のドラゴン族の通常モンスター1体に装備できる。このカードが装備カード扱いとして装備されている場合、装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。また、このカードの装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。 SD25-JP020「竜の霊廟」通常魔法 デッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る。墓地へ送ったモンスターがドラゴン族の通常モンスターだった場合、さらにデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。「竜の霊廟」は1ターンに1枚しか発動できない。 SD25-JP021「銀龍の轟咆」速攻魔法 自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。 SD25-JP034「竜魂の城」永続罠 1ターンに1度、自分の墓地のドラゴン族モンスター1体をゲームから除外し、自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、ゲームから除外されている自分のドラゴン族モンスター1体を選択して特殊召喚できる。「竜魂の城」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。 SD25-JP040「蒼眼の銀龍」星9 光 ドラゴン族・シンクロ 2500/3000 ウルトラレア チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上 このカードが特殊召喚に成功した時に発動する。自分フィールド上のドラゴン族モンスターは次のターンの終了時まで、カードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。また、1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動できる。自分の墓地の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。 【再録カード】 SD25-JP001「青眼の白龍(石版イラストver.)」ウルトラレア SD25-JP002「???」 SD25-JP003「アレキサンドライドラゴン」 SD25-JP004「ガード・オブ・フレムベル」 SD25-JP007「ダークストーム・ドラゴン」 SD25-JP008「???」 SD25-JP009「???」 SD25-JP010「神竜 アポカリプス」 SD25-JP011「ハードアームドラゴン」 SD25-JP012「伝説の白石」 SD25-JP013「正義の味方 カイバーマン」 SD25-JP014「創世の預言者」 SD25-JP015「カイザー・シーホース」 SD25-JP016「オネスト」 SD25-JP017「シャインエンジェル」×2 SD25-JP018「増殖するG」 SD25-JP019「レベル・スティーラー」 SD25-JP022「滅びの爆裂疾風弾」 SD25-JP023「竜の渓谷」 SD25-JP024「テラ・フォーミング」 SD25-JP025「巨竜の羽ばたき」 SD25-JP026「トレード・イン」 SD25-JP027「調和の宝札」 SD25-JP028「馬の骨の対価」 SD25-JP029「戦線復活の代償」 SD25-JP030「ワン・フォー・ワン」 SD25-JP031「死者蘇生」 SD25-JP032「クロス・ソウル」 SD25-JP033「エネミーコントローラー」 SD25-JP035「デモンズ・チェーン」 SD25-JP036「鎖付きブーメラン」 SD25-JP037「ダメージ・コンデンサー」 SD25-JP038「リビングデッドの呼び声」 SD25-JP039「王者の看破」 名前 コメント
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遊戯王/デッキ/エンジェルパーミッション 2007-10-21 デッキ:42枚 【モンスター(18)】 「豊穣のアルテミス」×3 「救済のレイヤード」×2 「光の追放者」×2 「閃光の追放者」×3 「コーリング・ノヴァ」×2 「神聖なる魂」×1 「天魔神 インヴィシル」×1 「デス・ラクーダ」×3 「スカラベの大群」×1 【罠(24)】 「神の宣告」×3 「天罰」×2 「キックバック」×3 「昇天の角笛」×1 「マジック・ジャマー」×2 「マジック・ドレイン」×3 「盗賊の七つ道具」×2 「攻撃の無力化」×3 「奇跡の光臨」×3 「異次元からの帰還」×3 【投入候補】 「異次元の境界線」 「緑光の宣告者」 「紫光の宣告者」 2006/10/20 戻る