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【検索用 はーすてい 登録タグ 2023年 CeVIO gaku さぶろう は 内緒のピアス 可不 曲 曲は 殿堂入り 藤墅。】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:内緒のピアス 作曲:内緒のピアス 編曲:内緒のピアス マスタリング:さぶろう イラスト:gaku(Twitter) 動画:藤墅。 唄:可不 曲紹介 「骨の一つになるまで」 曲名:『バースデイ』 内緒のピアス氏の24作目。 歌詞 (Dropboxより転載) もし二人が出会えないのなら なんて酷い夢だろう あなたが触れてくれて初めて 僕はここにいるんだ その瞳が濡れるほど その甘い声が漏れ出すほど 抱き寄せて 全部全部溶けてしまって 骨の一つになるまで ずっとずっと 傍にいて腐って 全部全部溶けてしまって 二人一つになるまで もっともっと 傍にきて触って 声が 体が 枯れるまで何度でも抱きあうよ 憶えていて 憶えていて 憶えていて これが僕のかたち あなたの手で笑みで泣き顔で 僕は僕を知るんだ その頭が弾けるほど その細い喉が潰れるほど 全部全部溶けてしまって 骨の一つになるまで ずっとずっと 温もりを攫って 全部全部溶けてしまって 二人一つになるまで もっともっと 締め付けて奪ってほしい 願いが叶うなら もしもがあるなら 僕の手で終わってほしい 誰にも奪えないように 記憶の中閉じ込めて 全部全部溶けてしまって 骨の一つになるまで ずっとずっと 傍にいて腐って 全部全部溶けてしまって 二人一つになるまで もっともっと もっともっと 全部全部溶けてしまって 骨の一つになるまで ずっとずっと 傍にいて腐って 声が 体が 枯れるまで何度でも抱きあうよ 憶えていて 憶えていて 憶えていて これが僕のかたち 憶えていて 憶えていて 憶えていて これが僕のかたち もし二人が出会えないのなら 僕は僕じゃなくていい コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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平成22年5月1日(日曜・晴れ) 雲雀さん買い物いってきますねー 「あ、僕も行く」 !!いっ、いえ・・・・雲雀さんは家でまっててください。すぐ帰りますから・・・・ 「そう・・・?」 はい!!家で待っててくださいね^^; 雲雀さんを残して俺は二人を連れて買い物に来ているわけだが・・・・ そう!!後少しで雲雀さんの誕生日なのだ!! だから、プレゼントとか、ケーキの材料とか・・・いろいろ買いに来たわけだ・・・ あぁーそれにしてもプレゼント・・・って何がいいのかな? 「パパにこれあげりゅ!!」 ん?え、アンパンマン?・・・ってそれレン君がほしいだけでしょう 「ばれちった!!」 ・・・それどこで覚えてきたんだよ・・・ まぁ、それはいいとして・・・・何がいいかな?? 「ママこれは?」 サングラス?うん、いいかも。きっとパパなら似合うねww じゃ、それはリー君からのプレゼントね 「うん」 うーん・・・・じゃ、俺は何にしようかな・・・・? うーん・・・うーん・・・ あぁ、だめだ、ぜんぜんわからないよ・・・ じゃ、本人に聞いてみようかな・・・ あ、レン君、リー君、パパにはこのこと内緒だよ? 戻る -
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内緒妹まとめwiki ニコニコミュニティ 内緒妹 内緒妹 公開プロフィール 動画一覧 キラメキラリ、歌ってみました。(正月限定。主自ら削除) 組曲『ニコニコ動画』 兄に内緒で歌ってみた。 らき☆すた 兄に内緒で歌ってみた。
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粉雪の様な粒子が蝶のように舞い飛び、描く光の螺旋は渦となる。 渦は徐々に人型を描き、その中心に一つの存在を浮かび上がらせた。 形どられたのは一ノ瀬空夜という人間の形。 世界を渡る旅人が次に向かう世界は如何な世界か。 新たな世界に辿り着いた一ノ瀬は僅かに目を細め辺りを窺う。 冷静な洞察力こそ彼の最大の武器である。 だが、彼の洞察力を持ってしても、現状は殆ど解らなかった。 なにせ目に入るのは見渡す限り切り取られたような四角のみ。 四方に窓などはなく、外部の様子は見てとれない。 足元から伝わる僅かな揺れと独特の上昇感。地鳴りのような唸りが一ノ瀬の耳を打った。 どうやらここはエレベーターの中のようである。 偶然にも呼び出されたエレベーターの中に降り立ってしまったのか。 目的地に向かうエレベーターの中には彼以外に誰もいない。 直通エレベータらしく、階数表示や開閉以外のボタンは見当たらなかった。 いったいどこからどこに向かおうというのか。 不安など抱く性質ではないが、不気味といえば不気味な状況である。 チンと到着を告げるベルが鳴り、二重構造の扉が開く。 エレベータを呼びたしたと思しき人物は確認できない。 その先に見えたのはただ一直線に続く薄暗い通路だった。 はたして何処に繋がる道で、そこに何があるか。 様子を窺おうにも視線は闇に薄くぼやけ確認することはできない。 一ノ瀬はそんな暗闇を一瞥すると、対した躊躇いもなくエレベータから一歩踏み出た。 薄暗い空間にカツンという足音が反響する。 前に進む動きに合わせて、左右の天井からライトグリーンの淡い光が燈った。 踏みしめる地面の感触は鉄とも石ともつかない。 この空間自体、無機質な、どこか牢獄のような圧迫的な閉塞感を感じる。 どれほど歩いたのか、異様に長い廊下を進んでいた一ノ瀬が足を止めた。 目の前には冷たく閉じる扉が一つ。 これまでの道筋は一本道で途中扉らしきモノはおろか窓一つなかった。 踵を返しエレベーターまで戻るか、この扉を開くしか選択肢はなさそうである。 誘われるような感覚を覚えながらも一ノ瀬は扉横のスイッチを押した。 スイッチの光が赤が緑に切り替わり、鋼鉄の扉が軽やかにスライドする。 「やあ」 部屋の中心から色のない声があった。 扉を開いた先に待ち受けていたのは、3人は座れるであろう皮張りの高級ソファーに我が物顔で座る一人の男だった。 パーカーにジーンズというずいぶんラフな格好になっているが、口元に張り付く笑みの禍々しさは何一つ変わっていない。 思わず一ノ瀬の口が、見覚えのあるその男の名を衝いた。 「――――――ワールドオーダー」 それは今しがた一ノ瀬が脱出した、バトルロワイアルの主催者。 その魔の手から逃れたはずの世界を渡る旅人だったが、結局は彼の手元に戻ってきた。 「とりあえず座りなよ。アイスティーでいいかな? それとも君の故郷の日本茶や抹茶の方がいいかな?」 テーブルを挟んだ対面のソファーへ着席を促されるが、一ノ瀬は視点を一点に向けたまま動かない。 一ノ瀬の視線が向けられるのはワールドオーダーにではなく、その足元。 床に転がる砕けた黒い水晶髑髏に対してだった。 「ああ、これ? 別に僕がやったわけじゃないよ。彼が勝手に死んだだけだから」 その視線に気づいたワールドオーダーが何でもない事のように言う。 余りも投げやりなその物言いに、一ノ瀬は僅かに眉を潜めた。 「真逆。勝手に死ぬ訳が無いでしょうに。何より彼は殺した所で死ぬ相手でもない」 「いやいや、本当だって。確か――――」 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「おや、おかしいですねぇ。こんなところに来たつもりはないのですが」 「ああ、悪いね。あの世界はどういう手段、過程、方法を辿ろうと、脱出するとまず最初にここに辿り着く。そういう設定になってるんだ。 まあ、とりあえず掛けなよ。お茶でもどうだい?」 「いただきましょう。あ、出来ればコーヒー頂けます?」 ふと道すがら知り合いと出会った時の様な、互いに特に気張るようでもない会話だった。 月白氷は平然とした足取りでワールドオーダーに近づいてゆくと、対面のソファーに深々と腰掛けた。 その前には既に白い湯気の立つコーヒーカップが置かれている。 「ミルクはいるかい?」 「いえ、私ブラック派ですので」 そう、と相槌を打つとワールドオーダーは差し出そうとしたミルクを自分のティーカップに注いだ。 注がれたミルクが拡販し、白い模様が花のように広がり交じり合う様に融けていく。 「でさぁ、困るんだよねぇ。首輪を外すのは別にいいんだけど、君はあの場で誰かに倒されてちゃんと死んでもらわないと。 ま、今となってはちょうどいい代わりが出来そうからいいんだけどさ」 「と言われましてもねえ、そちらの事情なんて知らないですし。そもそも私、死にませんからねぇ」 そう言って漆黒の髑髏は漆黒の珈琲を啜る。毒殺など微塵も警戒していない様子だ。 何故なら死神に死などない。故に死を恐れる必要など何一つないのだから。 「ああ、その辺は大丈夫。僕がその辺の設定は既に変えてある。 君はもう不死じゃないから安心していい」 平然とそう言い、ワールドオーダーもミルクティーを一口飲んだ。 その言葉に月白氷の動きがピタリと止まる。 一瞬の沈黙の後、カタカタと音を立てて髑髏が嗤う。 「笑えませんねぇ、その冗談」 「え、そう? 大爆笑だったじゃん」 「私の不死を無くしたっていうのはあれですか? パーソナリティを書き換えるとか言う? 私そんな事された覚えはないんですけど?」 「そ。『自己肯定・進化する世界(チェンジ・ザ・ワールド)』っていう名前の能力なんだけど。まあ覚えがないように変えたからねぇ」 「たしか、聞いた話ではその能力って書き換えられるのは人格だけって話じゃありませんでしたっけ? 私の不死を無くすとか、そんなことができるんですか?」 「誰がそんなこと言ったのか、は、まあ知ってるんだけど。できるよ、少なくとも僕のやつは。疑うのなら試してみるといい」 そう言ってワールドオーダーが対面の月白へと向かって何かを弾いた。 テーブルの上を滑るように転がり、月白の手元でピタリと止まったのは、大口径のマグナムだった。 「お友達の言葉と自分の不死を信じるなら、自分の蟀谷に向けてその引き金を引いてみればいい」 沈黙が下りる。 死神である月白氷は拳銃程度では死なない。 それどころか何をしたところで死なない。死など生まれながらに超越している。 だが、ワールドオーダーは言った、月白氷の不死を打ち消したと。 「別に不安なら使ってもいいんだよ? 君のお得意の能力を」 侮蔑するような笑みと共にワールドオーダーが言う。 その言葉の通り、例え本当に不死が失われていたとしても、『奇跡の幸福』を使えば引き金を引いたところで『幸運』にも弾丸は発射されないだろう。 だが、それを使用するという事はワールドオーダーの言葉を認めるというのと同義だ。 真にワールドオーダーの言葉を否定るするならば、彼の言うとおりこのまま引き金を引くしかない。 ワールドオーダーは能力ではなく、言葉だけで『奇跡の幸福』を封じた。 互いににらみ合う様に動きを止め沈黙が空間を支配する。 その沈黙を打ち破ったのはワールドオーダーの方だった。 「うそうそ、冗談だって」 そう言って、ワールドオーダーが月白の眼前のマグナムを取り上げ破顔する。 「いや、そこまで君がマジになるとは思わなかよ。 てっきり簡単に引き金を引いて見せてくれると思ってたからさ」 ワールドオーダーはクルクルと銃で手遊びしながら、言葉の端々から漏れる笑みを噛み殺す。 そして、遂には堪えきれずにケタケタと声をあげて笑い始めた。 「大体、死神のくせに死に怯えるだなんて恥ずかしくないのかい? 仮に本当に死ぬのだとしても、そこは笑って死んでおけよ、死神としてさ」 ワールドオーダーの言葉に月白は何も言い返せない。 一瞬でも躊躇った時点で、月白の負けだった。 「ほら」 ワールドオーダーはポーンと山なりに銃を投げ渡す。 反射的に月白はその銃をキャッチしてしまった。 「もう一度チャンスを上げるよ。 別にもう強制はしないさ。 さっきの続きをするでも、それを僕に向けるでも好きに使うといい。 僕はその決断を見守ろう」 慈悲深い聖者のように優しく、ニッコリと笑う。 その笑みに導かれるように死神が銃を動かし、引き金に指を掛ける。 その銃口の先は、 「さあ――――――撃て」 銃声が響いた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「――――あとは勝手に彼が自殺しただけさ。 ま、彼の強さは自分が死を超越した存在であるという前提があってのものだったからね。 種として強いだけの存在なんて、強みを取っ払ってしまえば面白くもない」 そう詰まらなさ気に締めくくるワールドオーダー。 話を聞き終えた一ノ瀬は、呆れたように首を振った。 一ノ瀬から言わせれば話に乗った時点で月白氷の負けだ。 話の流れなど無視して、問答無用で『奇跡の幸福』を使えばよかったのだ。 とはいえ、一ノ瀬も現在の世界の設定を把握できない以上、迂闊には動けない。 相手は大胆なようで慎重。 無防備なようで用意周到。 考えなしの様で幾重にも策を巡らせている。 そういう相手である。 「けれど結局、不死が解除されたというのは嘘だったんでしょう?」 「ああ嘘だよ、彼に『自己肯定・進化する世界』を仕掛ける暇なんてなかったからね」 一ノ瀬が先ほどの話の嘘を暴くと、嘘つきはあっさりとその言葉を肯定した。 だが、事実として不死の死神が死んでいる。 ならば、どういう手段をとったと言うのか。 「本当に仕掛けがあったのは銃の方でね。銃に『不死殺し』の設定を加えていたのさ。 それに世界は『攻撃』は『跳ね返る』設定になってたし、どう転んでも同じ結果だったという訳だよ」 楽しげにネタ晴らしをするその言葉は、他愛もない悪戯をした少年のようもあった。 「とんだペテンだ。真逆、口八丁で死神を自殺させる人間がいるとは思いませんでしたよ」 「そう? 口八丁って意味じゃ君も似たようなモノだろう?」 その言葉に一ノ瀬の脳裏に思い返されるのは、先ほど会場で交わした音ノ宮・亜理子とのやり取りである。 「同じにされるのは心外ですね。あの時の彼女には必要な言葉だった。 それにあの推論も外れているとは思っていませんよ」 「くく。なんだっけ? 僕がただの一介の女子高生の願いによってこの殺し合いを開いたとかだっけ? なかなか、面白いことを言うねぇ」 小バカにしたようにワールドオーダーは喉を鳴らしてくつくつと笑う。 「――――まあその推察は正解なんだけど。 けど正確ではないな。僕が叶えたのは彼女だけの願いではないよ」 そう言ってワールドオーダーはピンと指を立てる。 「悪を成したいという悪人の願いも、悪を裁きたいという探偵の願いも、魔王をこの手で討ちたいという勇者の願いも、殺し合いを続けたいという優勝者の願いも、意中の相手と危機的状況を乗り越えて思いを深めたいという少女の願いも、強くなりたいという剣術家の願いも、外の世界が知りたいという竜族の願いも、忠義を尽くしたいという忠臣の願いも、再び輝く舞台欲しいという元神童の願いも、人間を知りたいという宇宙人の願いも、ループから抜け出したいという少女の願いも、己の体質を治したいという少年の願いも、最強を証明したいという強者の願いも、戦いたいという戦士の願いも、ただ殺したいという殺人狂の願いも、etc、etc」 次々と指折り並べ立て、数えたるや74本。 そして、ゆっくりと最後の指を折る。 「そして、僕の願いも、か。 殺し合い、という大前提があるせいで多少人選が偏ってしまったけれど、まあそこはご愛嬌。 誰もが願いを叶えられる可能性のある。ここはそんな夢の舞台だよ。君もそうは思わないかい?」 ワールドオーダーの問いに、一ノ瀬は呆れたように口を開く。 「真逆。その殺し合いと言う前提が最悪なんですよ。 大体、誰も貴方なんかに願いを叶えてくれなどと頼んだ覚えもない。 それに叶え方も最悪の一言だ。これじゃまるで猿の手か何かだ。 こんなのは有難迷惑にもなりはしない。ただの迷惑です」 率直かつ辛辣な叩きつけるような意見だった。 この批判を受けても、ワールドオーダーは変わらず口元を楽しげに歪めている。 「これは手厳しいね。せっかく君の願いも叶えてあげたというのに」 「却説。僕に願いなどありませんよ」 「そう? なら目的と言い換えようか」 「何の話か分かりかねますね」 応えるその声に感情の色はない。 一ノ瀬は変わらず無表情のまま、眉ひとつ動かさない。 対して問い詰めるワールドオーダーはドラマのようなオーバーなアクションで楽しげな表情を張りつかせていた。 「おいおい、どうして知らないふりをするんだい? とっくに気づいているんだろう? だって君は――――」 そこでワールドオーダーは溜めを作るように言葉を切る。 笑みの張り付いた口端が、徐々に地割れのように歪に吊り上っていく。 「――――最初から『自己肯定・進化する世界』が使えたんだから」 突きつけられた言葉に対して、一ノ瀬は何も言い返さない。 ただ無言のまま目を細め、冷たい視線を返すのみである。 「君に『異世界の放浪者(ワールド・トラベラー)』を与えた時に、君は僕の『自己肯定・進化する世界』を見ている訳からねぇ。 君のためにわざわざあの場で使ってやったんだぜ? あの瞬間君は確信したはずだ。僕こそが君の探し求めていた相手であると。 僕を探すのが君の目的だったんだろう? それを目的にずっと旅を続けてきたんだろう? だとすると、もう旅をする理由がなくなってしまったねぇ。 つまり、ここが君の結末(ゴール)だ。おめでとう一ノ瀬くん」 全てを操る主催者から、パチパチパチとまばらな拍手が送られる。 一ノ瀬は何も言い返さず、ただ大きな溜息を一つ零した。 「――――莫迦らしい。 そこまで見え透いた挑発なんて、迚も乗る気も起らない」 「おや、自らの始まりを否定するのかい?」 「別に『自己肯定・進化する世界』を知っていた、という点は否定しませんよ。 だがそれだけだ。僕の探し人は貴方ではない。あの男と貴方では余りにも違いすぎる。 それに、僕のためにあの場で能力を使っただなんて、笑わせるなよ道化師」 その言葉はナイフのような鋭さを持って突きつけられた。 一ノ瀬の記憶に焼きついた男と目の前の男の外見は似ても似つかない。 あれ程熱烈に焼付いた相手を一ノ瀬が見間違うはずもない。 「その違いの意味も君なら理解できているだろう? 『僕』は『僕』さ。細かいことを気にするなよ」 「話になりませんね。どうやら貴方とは個人に対する認識があまりにも違いすぎるようだ」 「そうかな? それでも話し合いで解決できるレベルの齟齬だろう」 「これ以上続けても水掛け論にしかなりませんよ。そんなに納得させたければお得意の解釈の押し付けでもしてみたらどうです?」 突き放すような一ノ瀬の言葉に、はて、とワールドオーダーは首をかしげる。 「何のことだい?」 「貴方のもう一つの能力の事ですよ。こちらはあの場が初見だったが既にこの目で見ている。 あなたの能力のカラクリなど、既に察しがついている」 「ふむ。何か誤解があるようだ。 君の能力はあれだね、火を使える能力だという事は分るし火のつけ方もわかるが、何故火が出るのかまでは理解できないようだ。 僕の『未来確定・変わる世界(ワールド・オーダー)』は言葉の解釈を押し付ける能力なんかじゃないよ。そじゃあただの言霊使いだろう? この能力はさ、文字通り『世界』を変える能力なんだぜ?」 自慢げに口を吊り上げ俯き加減にワールドオーダーは笑う。 「貴方からすればそうなるのでしょうね。だが貴方の言う世界とは、貴方の主観的世界の話でしょう? 言葉は物事の本質足りえない、言葉の解釈など個人によって異なる。故に言葉が客観的世界に影響を及ぼすことなどありはしない。 だが事実として貴方は能力により現象を引き起こしている。 ならば、それはその言葉を貴方が解釈をしそれを他者に押し付けているという証明に他ならない。そうでなければ齟齬が起きる」 事実を解体していくような一ノ瀬の言葉。 それに対する採点者の態度は余りよろしくない。 「それは君の解釈だ。君が使えばそうなるだろうね。 習うより慣れろだ、試に一度使ってみればよかったんだよ。 そうすれば、この能力の本質につには君ならばスグ気づけただろうに。 まず、この能力が言葉を起点としているという認識が間違いだ。仮に起きる結果が同じだとしても過程が違う。 それにこの能力が自分の解釈を好きなように押し付けられるような便利な能力ならば、自分だけは例外とでもするさ」 自嘲するような笑みと共にワールドオーダーは言う。 「なら、意味の解釈による齟齬をどう解決すると言うんです?」 「簡単さ、意味を解釈し処理を実行する第三者が常に存在すればいい」 あっさりと提示された答え。 第三者、と反復しその言葉の意味する所を一ノ瀬は瞬時に理解する。 「その第三者があなたの言う『世界』だと?」 然りと、この言葉を肯定する。 「それこそ不可能だ。世界に意思などない。 意思がなければ、言葉の解釈などできるはずがない」 「だから、この能力の対象は『言葉』ではなく『世界』なんだって。 君も言ったろ世界は主観的世界と客観的世界の二つに分けられると。 そして個人が自由にできるのは主観的世界だけ。ならば答えは自ずと見えてくるはずだ」 思考を導くような言葉が並べられる。 それだけのヒントが提示されて理解できぬ一ノ瀬ではない。 その結論は呟きとして漏れた。 「入れ替える…………?」 「そう 主観的世界を作り変えたうえで、客観的世界と入れ替えればいい。 君の言い方を借りるなら押し付けるでもいいけどね」 世界の秩序を入れ替える改革の能力。 故に――――ワールドオーダー。 「そのため効果範囲は僕の認識している範囲の世界に限られるがね。 わざわざ測ったことなんてないから正確な数字は知らいけれど。 まあ個人に認識できる世界なんて大した範囲ではないのだろうね」 正確な数字を知らないというワールドオーダーと違い、一ノ瀬は己の能力により効果範囲が200mという事は知っている。 だが、半端な効果範囲の意味はここで初めて知った。 これが本来の能力者とコピー能力者との認識の違い。 「ならば、貴方はその能力で世界を自在に組み替えられると?」 「だから、そこまで便利な能力でもないさ。制約は君の知っての通り山のようにある。 この辺は、まあ能力の限界というより世界の限界だね。 完成された神様の作ったシステムを弄るんだ。齟齬が大きければ世界が破綻してしまう」 言って、ワールドオーダーは言葉を切った。 一ノ瀬はその発言を吟味する。 「『完成』された『神様』、ね」 先のどの発言の中で、一ノ瀬が最も気になったのはその一点だ。 初めて述べられた言葉ならともかく最初の説明の時も出た単語である。 それはつまり、根強く彼の思考に根付いた言葉という事だ。 「貴方は神様に対して、随分と特別なイメージを持っているようだ。 それが宗教的なモノなのか、漠然とした妄想なのかは知りませんが」 だが、目の前の男はどう見ても信心深いようには見えない。 十字架や数珠と言った宗教的なアクセサリーはどこにも見受けられない。 「君は信じてないのかな、神様?」 この問いに一ノ瀬は答えず、僅かに肩をすくめる事で返した。 「ふむ。君は無神論者かな? 死神の知り合いがいるのに? まあ日本人だしね、その辺の価値観は独特だ。 けど僕が言っているのはそこに転がってる死神や、会場にいる邪神のような名ばかりのちゃちな神の話じゃない。 偶像だとか宗教だとか想像上の存在だとか、そんな曖昧で漠然としたモノの話でもない。 ――――『神様』は居るんだよ、本当に」 告げる口元は、これまで以上に邪悪に歪んでいた。 人間らしい感情の色など見えなかったこれまでと違い、その言葉にはむせ返るような熱が帯びている。 「支配者がいると知ってしまった以上。『革命』するしかないだろう?」 言って革命者は天を指さす。 そこにいる何かに向けて、付きつけるように。 こちらに向けて指をさしていた。 その神が何を指しているのか。 神に対する革命とは何か。 それがこの殺し合いとどう繋がるのか。 一ノ瀬の理解力を以てしても分らないことは山のようにある。 ただ、感想だけならば一言で言い表せた。 「――――イカれてる」 「その感想は今さらだろう」 一ノ瀬の侮蔑も気にせず、ワールドオーダーは笑みを浮かべた。 どこまでも楽しそうに。狂ったような笑みだった。 「さて、じゃあそろそろ本題に移ろうか。ここに来てしまった君をどうするかという話さ。 ここは第二ステージみたいなものでね。まあ、流れによっては、最終ステージになるかもしれないけど。 どちらにせよ、まだ参加者が訪れる段階じゃないんだ。 そこで、だ――――君には三つ選択肢をあげよう」 言ってワールドオーダーは一ノ瀬に向けて三本の指を突き付ける。 「まず一つ。首輪を付け直して、元の会場に戻る」 「貴方の手駒として、という事ですか?」 「ん? まあその辺はどっちでもいいよ。そうしてくれるならありがたいのは確かだけどね」 「つまり何の縛りも制約もなく、ただ戻す、と?」 ワールドオーダーは軽く頷き、この言葉を肯定する。 「物好きですね。そんなことをしたら確実に僕はあの殺し合い自体を破壊しますよ 正直、貴方が何をしようが興味はないですが。これ以上付き合わされるのも煩わしい」 「そうなの? まあ別に止めはしないよ。そうしたいなら思うがまま好きに動けばいいさ。 会場には僕もいるしね、その辺は心配はしていないさ」 そう言ってワールドオーダーはズズと冷めたミルクティーを啜った。 「そして次の選択肢は有体で申し訳ないのだけど、そこのそれのようにここで死んでもらうかだね」 そう言って、視線で地面に転がる砕けた髑髏を指す。 その死の宣告に対して動じるでもなく一ノ瀬は平然と応える。 「それは無理でしょう」 「無理とは?」 「だって貴方、参加者を攻撃できないじゃないですか」 当たり前の事のように放たれた一ノ瀬の言葉に、ワールドオーダーはニィと笑った。 「何故、そう思うんだい?」 待ちきれないと言った風に目の前の相手の言葉を促す。 「最初の違和感は首輪を爆破しなかったことだ。 首輪は大事な強制力だ。その信用を高める意味でもあそこで見せしめとして一つ爆発させるべきだった。 参加者が惜しいというのならば、デモンストレーション用の人員を別に見繕えばいいだけの話だ。 あの少年を用意した、貴方にその程度の事ができない訳もない。 次に月白氷をわざわざ自殺するよう導いたこと。 彼を排除したければ貴方の能力で『死神』は『消滅』するとでも言えばいい。 そのほうが圧倒的に手っ取り早いし確実だ。 そして決定的なのが、いまだに僕を攻撃する気配を見せないこと。 以上の点から――――貴方は参加者を攻撃できないと推測できる」 滑らかに一ノ瀬は根拠を述べ、最後に結論を告げる。 ワールドオーダーは反論もせず、ただ静かにその弁論を聞いていた。 その態度は、不気味と言えば不気味だった。 「――――いいね。君はいい、すごくいい。 だけど、聊か情熱に欠けている。それじゃあ、ダメだ」 パァと花のように喜びを見せたかと思えば、すぐさま頭を振るう。 その態度が何を意味しているのかは分からないが、どうやら推察の内容に対してではないらしい。 「推察自体はご明察。 と言いたいところだけど、確かにそういう縛りは設けているが、正確には攻撃できないのではなくて、攻撃しないだけだよ。 今はまだ、その段階ではないからね」 「段階ね、さっきから何の段階なんですか?」 「計画の段階さ。何の計画かは秘密だがね」 「…………」 一ノ瀬は押し黙る。 目の前の相手はお喋りなようで、意図的に情報を漏らし操作してる節がある。 問い詰めたところでこれ以上の情報を漏らすことはないだろう。 「そして最後の選択肢だ。元の世界に戻って平穏に暮らす」 流石にこの選択肢は予想外だったのか、これには一ノ瀬も目を見開いた。 「元の世界とは?」 「そのままの意味さ。世界を漂流する以前に君が暮らしていた本当の君の世界だ。 なんだったら、元の学校に学生として復学させてあげてもいい」 「…………そんなことがあなたに可能なんですか?」 「可能だよ、そもそもその『異世界の放浪者』を誰が与えたと思っているんだい?」 一ノ瀬は押し黙る。 他の選択肢に比べ、話が旨すぎるなんて次元じゃない。 ここまで露骨に怪しいとその真意を推察すらできない。 「そう訝しむなよ。これは純粋な善意の提案だぜ」 そう言って、ワールドオーダーは机に三つの物を並べてゆく。 一つはあの会場で一ノ瀬がつけていたのと同じ首輪。 一つは月白氷を撃ち抜いた銃。 そしてもう一つは一ノ瀬が肌身離さず持っていた、そしてこの殺し合いの際に没収された高校時代の集合写真である。 それぞれが三つの選択肢を示していた。 「そろそろ放送の時間だから僕は少し席を外させてもらうよ。 それほど急ぐ必要はないけれど、せめて僕が放送を終えて戻るまでにどれにするかは決めておいてよ」 そう言って、ワールドオーダーは立ち上がると、あっさりとその部屋を後にする。 残されたのは一ノ瀬と砕かれた水晶髑髏だけだった。 そして、彼の目の前には首輪と銃と写真がある。 こんな選択肢は無視して、ここを脱出するという選択肢も当然ある。 だが、その程度相手も承知の上だろう。 何らかの対策は打たれていると考えるべきだ。 『異世界の放浪者』の力ならば、問答無用で世界を渡れるが、『異世界の放浪者』は一ノ瀬の任意では発動できない。 それ以前に、役割を終えたという『異世界の放浪者』が発動するどうかも怪しい。 放送のためにどこまで行ったのかは分からないが、放送自体は連絡事項を告げるだけだ。恐らく戻ってくるまで10分とかかるまい。 戦うにしても逃げるにしても選ぶにしても、それまでに決断を下さなければならない。 世界を渡る旅人が下した結論とは。 【月白氷 死亡】 【???/??】 【一ノ瀬空夜】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:なし [思考]:選択する 065.ああ、それにしても腹が減る…… 投下順で読む 067.第一放送 -世界の終り- 時系列順で読む 世間話 月白氷 GAME OVER 一ノ瀬空夜 第一放送 -世界の終り-
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シアワセうさぎ、重ねて歌ってみました。 2008年02月08日投稿でありながら、09月18日に2chで話題になるまで内緒妹タグすらつけられなかった動画。 128 名前 名無しさん@お腹いっぱい。 Mail 投稿日 2008/09/17(水) 00 06 31 ID 3HPAQv+h0 2月頃のアップで、シアワセうさぎがあった 129 名前 名無しさん@お腹いっぱい。 Mail 投稿日 2008/09/18(木) 22 33 05 ID yN4+p5aj0 は?内緒妹のがあったのか? 130 名前 名無しさん@お腹いっぱい。 Mail 投稿日 2008/09/19(金) 01 13 36 ID R1fF/bak0 http //www.nicovideo.jp/watch/sm2259553 これだな。投稿者名を見る限り…キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!! (【ニコニコ動画】内緒妹を語るスレ【歌ってみた】 より) 半年以上にわたって認知されていない快挙(?)を成し遂げた。 Σ壁|・)
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ここは内緒の会議室 -- (suka) 2006-05-30 01 55 42
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autolink BM/S15-097 カード名:みんなには内緒だよ カテゴリ:イベント 色:青 レベル:2 コスト:1 トリガー:0 あなたは2枚まで引き、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。 あなたは自分の《怪異》?のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+3000。 レアリティ:U illust. コスト1で手札の整頓と3000のパンプが得られるコストパフォーマンスが高いカード。 手札を控え室に送ることも、チェンジが多い化物語であれば3000点のパンプと相俟ってシナジーが期待できる。
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メニュー トップページ 内緒妹とは? シアワセうさぎ、重ねて歌ってみました。 カウンタつけてみた total - today - yesterday - 更新履歴 取得中です。 ここを編集 リンク @wiki @wikiご利用ガイド
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ミツカンの内臓脂肪対策のCM、の!空耳。 三つ編みのやつがヒーローであることを内緒にしている。
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みんなには内緒だよ! 報酬 ☆5 R 500 マルチ・ファーストエイドEX 1.4階層第1中央エレベーターに行き、サミーと会話2.手紙を貰い、6階層第2中央エレベーターにいるケイトに手紙を渡す。