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殺丸の昔の名前。 昔は優男だった。
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毒男が後ろから撃たれるスレ part5 731 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 25 お~い、刑事男報告まだ~!? 732 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/14 21 30 ただいま帰りました… 報告します。 733 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 30 きたあああああああああああああ!!! 734 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 31 キタ━━━(゚∀゚)━━━!! 735 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 31 キタワァ*・゜゚・* .。..。. *・゜(n‘∀‘)η゚・* .。. .。. *・゜゚・* !!!!! 早く早く!報告プリーズ!!762 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/14 21 38 …完全に終わりました。 どうやらストロー、優男とキス成功させたらしいです。 …orz 763 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 38 え 764 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 38 えええええええええええええええええ 765 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 39 なんだよその結末w 766 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 39 今日初めてこのスレ来たんだけど、何ここ・・ 電車男みたいなハッピーエンド期待してたのに。 767 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 40 766 テンプレ読んでから来い。 ここはあんな都合のいい恋愛話とは無縁のスレだ。 768 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 41 766 簡単なまとめ 主人公 刑事男◆SiRtoRNSRW 某警察のエリート警部。28歳。彼女いない歴=年齢 ヒロイン 呼称 ストロー 刑事男と同い年で同期。 刑事男も真っ青の男勝りな明るい女性。 小学校時代、刑事男が万引き犯から守ったときにお礼としてストローの包み紙で作った桜の花をコーラに巻いて渡す。 そして数十年後、同じ職場で偶然再開。刑事男曰く「自分の生き方を変えた運命の人」 ライバル 呼称 優男 刑事男の後輩。歳は刑事男の二つ下。後から入ってきたくせに刑事男から無理矢理ストローを奪う。 刑事男曰く「刑事のくせにやる事はそこら辺のヤクザよりひどい」 参考例 ・ストローとのお見合いに割って入ってお見合いをぶち壊す。 ・張り込み中にストローと隠れてデート。 ・鳥取に出張に行くと騙してストローを試す。 769 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 41 それで、結局どういう状況でキスってことになったの?>刑事 770 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/14 21 42 768 その最後の参考例はちょっと大げさに言っただけであってその… 769 優男、犯人追って撃たれたんです。 なのに証拠品懐に入れていて助かったらしく個室に入院。よくあるパターンです。 そしてこれもよくあるパターンですが結局盛り上がった優男とストローが… まあ、僕も聞いた話なんですけどね。でもそれが逆に悔しいです… 771 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 43 終わりか・・・ 772 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 43 ここは今から刑事男を慰めるスレになりました。 773 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 43 770 。 ◇◎。o. O☆οo. 。 ゜◎ O☆☆。∂ o゜ /。○。 ( A`)O◇。☆ / ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄| ◎ / ☆。|.. Congratulation!!.. |☆ ▼ 。○..io.。◇.☆____| 。. ∠▲―――――☆ ∂io☆ ゜◎∂ . 774 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 44 773 おい 775 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/14 21 44 まあ、しょうがない。 恋人同士なんだからそれくらいやるのは当たり前。 完全に刑事の負けだ。 俺たちも楽しかった。刑事も新しい恋見つけろよ。 776 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/14 21 45 いいえ、僕は諦めませんよ。 諦めるわけにいかないんです。 彼女は運命の人なんですから。 毒男が後ろから撃たれるスレ part6 37 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/21 21 18 報告です。 38 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 19 37 お、刑事男じゃないか。 どうした?まさか、奪え返した…? 39 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 20 刑事きたああああああああ 40 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 20 きゃー!刑事サーン! 41 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 21 どうした!まさか優男とストローが別れたとか・・・? おめでとうといっていいか分からんが。 42 名前:刑事男◆SiRtoRNSRW 投稿日:2010/03/21 21 22 実を言いますと…僕の運命の人の正体、同僚の彼女ではありませんでした。 なんと、近くの小学校の教諭でした。 しかもその人今、フリーのようです。 ライバルいないんですよ!今度こそ運命の人を僕のものにしてみせます! 43 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 22 え 44 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 22 えええええええええええええええ 45 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 23 なんだよ・・・その結末・・・ 46 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 23 この前、今日初めてこのスレ来たと言ったら「ここは電車男みたいな都合のいい恋愛話とは無縁」と言われたものです。 言った人今すぐ謝ってください!これを都合いい恋愛話と言うんじゃ無いですか? 47 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 24 刑事よ…「(フラれた)彼女は運命の人」って言ってなかったか? それからたった1週間でそれはないだろ… 48 名前:Mr.名無しさん 投稿日:2010/03/21 21 25 どういう状況で学校の先生が運命の人ってことになったの?>刑事 ・・・いいや、やっぱ聞きたくない。
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異邦人。男性。27歳。母国では専業賭博師。細身の優男。 賭博をするから観察力と洞察力は優れている。かなりひねくれている。
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や 優男 ヤナ 山猿 ~やろ?~だべ?アッー? ゆ ュィ ユージン 遊星 幽霊 ゆけむり 湯たんぽ 柚奈 ゆんにご よ 横ホス 吉野サクラ
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mission:『ギーシュ・ド・グラモン:I Scream You Scream』 ――翌日。 朝食を済ますと早速優男がやって来る。全く下半身に忠実な野郎だ。 「で、今回はどうするんだ」 「街に行って薬を買ってくるのだけど、それに纏わる護衛とアドバイスが欲しいんだ」 薬?護衛?……急にいかがわしい方向になったぞ。この優男はこう見えてもいいとこの貴族なのだろ?何も俺に仕事を依頼するよりも実家に 何人か気心知れた人間を寄越した方が早いだろう? 「そんなもの、実家から人を寄越して貰えよ」 「いや……そうもいかないんだよ。だからこそ、トニーにお願いしてるんだよ」 嫌な予感がしてきた。 「お前なぁ、これは高くつくぞ……それはそうと、街までどうやって行くんだよ。片道3時間の道を行くのに、何も用意してないと言う事は ないよな?」 「いや…そこまで頭が回らなかったんだよ」 最悪だ、そこまで俺が手配するのかよ。いやマジでどうするんだ。 ――移動手段を探せ。 正直行き位は楽にしたい。やっている事が余りにいかがわしいだけに、ルイズには頼みたくはない。とは言え、キュルケに頼むとルイズが 余りにもうるさい事になるので頼みたくはない。モンモランシーや教師たちは論外とすると、残っているのはあの『御嬢様』しか居ないか。 「タバサを探すぞ。なるべくキュルケやルイズ、モンモランシーに見つからないようにな」 「ああ……でも、どうして見つからないようになのか?」 「面倒な事になるからだ、察しろ」 「今、お前がここに居るって事は、学生達は自室に居る可能性は高いのか?」 「その可能性は高い、タバサは一人で本を読んでいる事が多いからな」 それは好都合。事情を知っているルイズだけになら見つかっても良いかも知れないが、最悪な位に他の面子に見つかるのは面倒臭い事になる。 中でもキュルケとモンモランシーは後々酷い事になりそうだからな。 「部屋知ってるなら、案内してくれ」 「わかった」 急いでタバサの自室に走る男二人。一見すると物凄く妖しい光景に違いないが、本気なだけに性質が悪い。幸いと誰にも見つかる事無く、 目的の人物の部屋に辿り着いたのはよしとしよう。 「タバサ、すまないが邪魔するぞ……ギーシュも一緒だが」 ノックをしながらタバサの名を言うと、小さな声で『入って』と言われる。俺ら男二人はいそいそと、それこそ誰にも見つからないように 神速で部屋に入る。タバサはベットに横になりながら本を読んでおり、俺達を見ると本を読むのを止める。 「すまない、ここから街に行く良い手段は無いか?」 「……ギーシュ」 「いや、このバカ、俺に仕事頼んでおきながら前もって何も用意してなかったんだよ。出来れば手助けしてくれると嬉しいんだが」 俺がそう言うと、タバサはベットから立ち上がって窓を開ける。暫く様子を見ていると、またも自分の目よりも正気を疑う光景を見る。 「マジかよ」 もうそうそう、何が起こっても驚かないが、流石にこれには驚いた。窓の奥にそれこそ神速で青い……これはドラゴンとか言う奴か……が 目の前に現れやがった。 「乗って」 「あ…ああ……」 リバティーシティに戻ってこれを話しても、俺はおかしい人間だと思われかねない光景だな、これは。 「……最早、これは何かのファンタジー物語かビデオゲームとしか思えん……」 タバサに促されてこの竜の背に乗ると意外と物凄く乗りやすく、そして速い。馬なんか目じゃない速さだ……。 「全く目を見張る状況だ……この竜に名前あるのか?」 「シルフィード」 ぽつりと呟く程度だが、タバサは答える。本当に俺の世界の常識で物事考えると死ねるな。 ――約30分後、郊外。 馬で3時間掛かる距離が僅か30分かよ、流石は空飛んでいる竜だな、驚く事ばかりだ。 「タバサ恩に着るぜ」 礼を言わなそうな優男が礼を言っても、タバサは軽く頷くだけだった。本当に物静かな娘だな。 「愛してるぜ、ありがとうよタバサ」 悪戯の意味と礼の意味を込めてこう言うと、顔を真っ赤に紅潮させた。無表情なくらいな普段を見ているから面白かったりする。 「ト…トニーなんて事を……!」 「いや、本当に礼を込めた挨拶だ。ありがとうよ」 シシリアンって結構こう言う事をさらりと言うもんだぜ。唖然としている優男を無視して彼女に手を振ると、小声で『バカ』と呟いて 学院の方に向って飛んでいった。 「さてと、用事を済ませに行こうか」 「タバサが居た方が良くなかったか?」 「こんないかがわしい事に、これ以上足を突っ込ませる訳にはいかんだろ……さて、馬車を調達するかな……」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1149.html
「ゆゆ!まりさをつかまえられる?」 「あははは、こいつぅ!」 「ゆ~♪おにいさんくすぐったいよ!」 男とゆっくりまりさが野原で追いかけっこをして遊んでいた。 男は飄々とした優男といった風な面持ちでまりさと楽しく走り回っている。 まりさを捕まえた男はまりさをこしょこしょとくすぐってじゃれあう。 まりさはきゃはきゃはと笑って身を振るわせた。 優男はさっき摘んだかわいらしい花を頭につけた。 「ゆ!すてきだよ!とってもゆっくりしてる!!」 「気に入ったみたいでうれしいよ、帰ったら加工して枯れないようにしてあげるからね」 優男とまりさは共に微笑みあった。 春の風が二人を優しく撫でる。 二人はとても幸せそうだった。 そんな二人を強い閃光が包み込みカシャリ、と音が鳴った。 カメラのシャッターが下りる音だった。 外の世界から流れ着いた品で、少々値が張ったが優男は即断で買った。 幸せそうな二人をレンズだけが見ていた。 まりさは子どもの頃からずっと男に飼われていた。 優男は優しくてまりさを大事に育ててくれて、まりさはとてもとても幸せに過ごしていた。 いつの日か、優男においしく食べてもらうか、優男のために結婚してかわいいあかちゃんを見せてあげよう まりさはそんなことを夢見ながら暮らしていた。 そんなある日のこと。 「ここはまりさのおうちにするよ!ゆっくりでていってね!」 野良まりさが、優男の留守中に家に侵入した。 優男は人がいいぶん無用心なところがあった。 「ゆ!ちがうよ!ここはまりさとおにいさんのおうちだよ! かってにはいってくるわるいまりさはゆっくりでていってね!」 まりさはぷんぷんと頬を膨らませて侵入者を威嚇した。 しかし野良まりさはまりさの必死の啖呵を意にも介さないでソファーにのってくつろぎ始めた。 ソファーは男が外の世界の品を買ったものだった。 「ゆ~、そっかそっか おにいさんとすんでるんだね、ふーん…」 そういいながら野良まりさは値踏みでもするかのように辺りを見回した。 調度品や、家の中の間取り、以前まりさと男が撮った写真などをじっくり見ていた。 「こんなまぬけそうなまりさをかってるなんてよっぽどばかなおにいさんなんだね!!」 そしてまりさをソファーの上から見下ろして野良まりさは勝ち誇ったように言った。 「ゆうううううううううううううううううううう!!」 まりさはおにいさんのことを悪く言われて顔を真っ赤にして倍になるのではないかというくらい 大きく頬を膨らませて怒った。 「おにいさんはばかじゃないよ!!おにいさんはとってもやさしいんだから!! ちゃんときいてね!!えーっとね、まずね、まりさのことをね…」 まりさはおにいさんにしてもらったことをたくさん話して優男の汚名を晴らそうとした。 野良まりさは真剣な顔でひたすら耳を澄ましていた。 「それでね!このおはなもおにいさんにもらったんだよ!」 「そ、でもぐずなまりさじゃまりさみたいにここまでのぼってこれないでしょ! ばーかばーか!」 「ゆっぐううううううううう!!」 まりさは野良まりさの安い挑発に乗ってソファーの背もたれの上に居る野良まりさの 所へとさっさかさっさか上っていった。 「ゆ!こんなのかんた」 「ゆっしゃ!」 まりさがソファーに登りきろうとした瞬間、野良まりさがまりさの頭に付いた花を丸ごと食い千切った。 「ゆ゛あ゛あ゛あああああああ!?な゛に゛を゛ずるのおおおおおおおおお!?」 まりさは優男から貰った大事な大事な花を奪われて大声で叫んだ。 ぐちゃりと花の形が崩れてくしゃくしゃになる。 気付くとまりさはニヤリといやらしく笑う野良まりさに体当たりをかました。 野良まりさは何の抵抗も無く叩き落された。 その時、ドアの開く音と共に男が部屋に戻ってきた。 「な、、なんだこれ!?」 優男は二匹居るまりさを見て面食らった。 「おにいさ」 「お゛に゛い゛ざああああああああん!!」 まりさが男に話しかけようとするよりも早く野良まりさがおお泣きしながら 優男に縋り付いていった。 「がっでに゛や゛っでぎだま゛り゛ざがああああああああ!!!」 「ど、どういうことだいまりさ!?」 優男は体を打ちつけた痕を野良まりさに見つけて慌てて擦り始めた。 「ま゛り゛ざががっでにお゛に゛い゛さんのお゛う゛ぢにはいっでぎでええええ!! ぞれ゛でま゛り゛ざがは゛ら゛っばでお゛に゛い゛ざんにも゛ら゛っだだいじなお゛は゛な゛ををををお!!」 野良まりさは自分でくしゃくしゃにした花飾りを男に差し出しておんおんと泣いた。 野良まりさはさっきまでの会話と観察で巧妙に男とまりさの関係を聞き出し さらに慎重に辺りの音を聞いて、優男が帰ってくる際の足音を聞き分けて 絶妙のタイミングでまりさの花を奪い叩き落されたのだ。 呆然とその光景を見ていたまりさははっと気が付いて叫んだ。 「ちがうよ!そのまりさがかってにやってきてまりさとおにいさんのおうぢびゅええええええ!?」 「この野良ゲスまりさああああああ!!よくも俺のかわいいまりさをおおおおおお!!」 男の蹴りがまりさの顔面を打ち抜いた。 「ぢ、ぢがううううううう!ま゛り゛ざがお゛に゛い゛ざんのま゛り゛ざなのおおおおおお!!!」 「嘘付けええええええ!!俺があげた花のことを知ってるのは俺のまりさだけだああああああ!!」 「ぞれはま゛りざがおじえぎゃああああああああああああああああ!?」 この優男は非常に優しくて人のいい男だったが、残念ながら少々頭が弱かった。 森近霖之助の下手糞なセールストークにもあっさり騙されてよく外の世界の品を買ってしまう程度の頭の弱さだった。 ボロくずのように叩きのめされて、まりさは男に家の前のゴミ捨て場に放り投げられた。 殺されなかったのはひとえに優男の優しさというか甘さゆえである。 「お゛に゛い゛ざああん…お゛に゛い゛ざあああああん…!!」 まりさはゴミにまみれながらぼろぼろと涙をこぼした。 まりさは一晩中優男が真実に気付いて迎えに来てくれることを信じて呼びかけ続けたが 結局男はやって来はしなかった。 まりさはそれから数日、男の家の周りでゴミをあさりながらうろうろしていた。 ひょっとしたら男が気付いてくれるかもしれないと思ったからだった。 直接男に訴えるのは、また男に暴力を振るわれるのが恐ろしくってまりさにはできなかった。 結局、その行為はまりさを酷く酷く傷つけた。 数日間、遠めにあの野良まりさと幸せそうに遊ぶ男を見つめることになったからだ。 「おにいさん……ゆううううう…お゛に゛い゛ざああああん…」 それを見るたびに路地の隅に隠れながらまりさは泣いた。 まりさは男に自分のかわいい赤ちゃんを見せたり、おいしく食べてもらうことを夢見た日々を思ったが その日々は二度と帰ってきそうには無かった。 まりさは耐えられなくなり、ボロボロになりながら当ても無く彷徨った。 偶然か、ゆっくりとしての本能か まりさは気が付くとゆっくり達の住む森の中に居た。 「もっと…おにいさんとゆっくりしたかったよ…」 ろくに餌も取らずに彷徨っていたまりさはばたりとその場に倒れこんだ。 辛かったが、もう涙も枯れ果てていた。 もうまりさはただ黙して死を待つだけとなった。 「ゆ!??ど、どうしたの!?ゆっくりしていってね!」 その時、通りすがったゆっくりれいむがまりさを覗き込んだ。 まりさは天国からお迎えがきたのかと思って幸せそうに微笑んで目を閉じた。 気が付くと、まりさは野生のゆっくり達の巣の中に居た。 まりさは行き倒れていたところを野生のれいむに助けられてその群へと連れられて治療されたのだ。 まりさはそれからはその群の中で過ごすことになった。 最初は、野生の生活に逃げ出したくなるほど辛かったのだがだんだんと適応していき そのうち群の中でも頭角を現して群で一二を争うほど優秀なまりさになった。 成長期の食生活がよかったのがその一因だろう。 それに男はよく外で遊ぶ性質だったのもよかった。 とにかくまりさは群の中で一目置かれる存在となった。 「ゆっ…」 あるゆっくりした日のこと。 まりさは森の秘密の場所であの時助けてくれたれいむと一緒にゆっくりしていた。 そよそよと頬を撫でる風が心地よく二人を包んだ。 「きっと、こんどのむれのおさはまりさがなるよ」 れいむは言った。 恐らく本当にそうなるだろう。 まりさも既に群の長となるであろうという自覚を持ち始めていた。 思えば夢のようである。 よそ者のまりさがここまでこれたのもれいむが必死に助けてくれたからだろう。 まりさはどん底から救い出してくれたれいむに心から感謝し、またそれ以上の感情を持っていた。 「れ、れいむ…あのね」 「ゆ?なぁにまりさ」 まりさは、心臓が高鳴るのを感じた。 饅頭のどこに心臓があるのかは非常に疑問だが。 「まりさがむれのおさになったら…まりさと、けっこんしようね!」 「…うん、いいよまりさ」 れいむの体がまりさにもたれかかった。 本当に、夢のような時間だった。 数日後、まりさが群の長に就任することが決まった。 就任式は次の日に迫っていたがまりさは精力的に仕事をした。 「ゆうううううう!!はなぢでええええええ!!!」 「ゆ!もうにがさないよ!このゲスまりさ!!」 まりさは大逮物を演じて、群を荒らすゲスまりさを捕まえた。 「ゆふぅ…」 蔓で動けないようにしっかりしばるとその場に転がして一息ついた。 標的のゲスまりさもすっかり観念してしゅんとなって黙り込んだ。 かなり激しく体を動かした上にここのところ群の長の引継ぎで非常に忙しく疲れ果てていた。 標的を捕まえた安心感も手伝って、まりさはその場でうとうとと眠り始めた。 「…ん?」 そんなまりさの前を、森で遊んでいた里の子どもが偶然通りかかった。 「無用心だなぁ、ぐっすりねむってやがるの」 じっとしているゲスまりさと眠りこけるまりさを見て子どもはふといたずらを思いついた。 「帽子いれかえちゃえ♪」 ささっと二匹の帽子を摘み上げるとゲスまりさの帽子をまりさに、まりさの帽子をゲスまりさに乗せた。 「おーい、何してんだ!はやくこいよー!」 「あーわかったー!」 その子は友達に呼ばれてまりさ達を放って走っていった。 「すーや…♪すーや…♪」 まりさはまだ眠っていた。 「ゆ…ゆ…!?」 まりさが気が付くと、まりさの体は蔦でぐるぐる巻きに縛られていた。 まりさは訳が分からずに体を必死に動かすがどうにもならない。 口にもしっかりと猿轡がされて喋ることもろくにできない。 「ゆ…!?ゆっ!?ゆ…!?」 慌てて目の前を見ると、まりさの帽子をかぶったゲスまりさがれいむと前の里の長の老まりさを脇に従えて笑っていた。 「ゆ~、まりさのかえりがおそいからしんぱいしてみにいったらげすまりさにつかまっててびっくりしたよ!」 れいむがぷくーっとふくれながら言った。 「ごめんね、ちょっとゆだんしちゃったんだよ れいむたちがこなかったらあぶなかったよ!」 そう言ってまりさの帽子をかぶったゲスまりさはちゅっと口付けした。 「ゆっ…むちゅっ…まりさのちゅっちゅ…いつもよりとってもはげしいくてすてきだよ…」 れいむはその激しい口付けに目をとろんとさせながらうっとりした。 「ゆへんゆへん」 老まりさが咳払いして二匹を嗜めた。 「ゆ~ごめんなさいおさ」 「めんごだよおさ」 「ゆ、もうおさってよばなくてもいいよ おさはそのまりさだからね それじゃまりさ、おさとしてのさいしょのしごとにこのげすまりさのしょぶんをきめてね!」 「ゆ!がんばってねまりさ!」 れいむ達は、ゲスまりさとまりさの帽子が入れ替えられたことにより完全に二匹を逆に認識していた。 ゆっくりは頭の飾りで個体識別を行う。 帽子や飾りを取り替えられると往々にしてこういったことになった。 「がんばるよれいむ! ……ゆ」 れいむ達との会話を打ち切り、ゲスまりさはにやりと笑いながらこちらに顔を向けた。 その顔には憎たらしい笑みが張り付いている。 「ゆううううううううう!ゆうううううううううう!!」 喋れないながらもまりさは必死に訴えかけた。 そのまりさがゲスなんだ。 まりさが本物のまりさなんだ。 気付いて 誰か気付いて れいむ!れいむ!れいむ! まりさの脳裏に怒りの形相でまりさを蹴り倒すお兄さんの姿が浮かんだ。 「ゆがああああああああああああああああああああああああああああ!!」 「こんなあぶないまりさはがけからたたきおとすよ!」 ゲスまりさが冷酷に長としての判断を下した。 まりさは今まで仲良くして慕われていた群の連中に乱暴に崖の上まで運ばれていった。 「まったく、こいつにはひどいめにあわされたよ!」 「ほんと、これでやっとゆっくりできるよ!」 「はやくおとしちゃおうねまりさ!」 「まりさ!やっちゃってね!」 「うん!」 れいむがまりさを叩き落すことを促した。 ゲスまりさは見事にまりさを演じながら頷く。 最後に崖から落とすのはゲスまりさの仕事だった。 周りが固唾を呑んで見守る中ゲスまりさはこっそりとまりさだけに聞こえるように言った。 「れいむのまむまむもむれもみんなまりさのぶんまでまりさがたっぷりたのしんであげるから、まりさはじごくでゆっくりしていってね!」 「ゆ゛ぐごがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」 どん、と押されてまりさの体が中に浮いたと同時に 獣のようなまりさの叫びが天を割くかのように激しく辺が轟いた。 まりさの脳裏をまりさの人生が走馬灯のように駆け巡っていく。 お兄さんと遊んだこと お兄さんに花を貰ったこと れいむに助けられたこと 群のみんなとがんばって生活したこと れいむと愛し合ったこと お兄さんが野良まりさに騙されて、まりさを酷い目にあわせたこと れいむも群のみんなも、誰も帽子を取り替えられたまりさに気付かなかったこと まりさは自分の一生の間に誰もまりさのことをちゃんとした個として認めてないことを知り 全てを呪った。 そんなまりさを神様が不憫に思ったのかはわからない。 だが奇跡が起こった。 崖から転げ落ちたまりさは岸壁に生える枝に衝撃を受け止められて辛うじて一命を取り留めた。 縄も綺麗に千切れて、まりさは自由の身になった。 しかし心までは神様もどうにもできなかったのか まりさの心はドス黒く染まって、ゲスのそれと同じになってしまっていた。 群の長に成るほど優れたゆっくりだったまりさがゲスになったらどうなるか。 その悪行はそれまでのゲスの悪行とは一線を画すほど酷いものだった。 瞬く間に、辺りの群の食料はめちゃくちゃにされた。 まりさは奪うためではなく、ゆっくりを苦しめるためだけに群の食料を台無しにしていったのだ。 だからその悪行は際限というものを知らない。 食べ物に困った森のゆっくり達は仕方なく人間の畑に侵入し、里との関係はどんどん悪化していった。 まりさはそこに目をつけ、今度は人間を罠にかけてからかうようになった。 ゲス捕り物で鍛え上げたまりさのトラップは間抜けな人間なら簡単に引っかかってしまうほど巧妙だった。 ソレを見て、まりさはげらげらと笑う。 里とゆっくりの関係は最悪といっていいほどこじれた。 まりさはそれでも捕まらずに、罠を仕掛け人間を馬鹿にした。 ある夜のこと、少年が森の近くの、里へ続く道を必死に走っていた。 その道は近道だがゲスが出て人間に悪さをするというのであまり人通りは少ない道だった。 まりさはそこに落とし穴を仕掛けていた。 元々あった凹みを利用して巧妙に隠して落とし穴としたものである。 明日辺りこの落とし穴を使って悪さをしようと思っていたのだが 偶然走り行く少年の足音に気が付いて様子を見に来ていた。 少年はとても急いでいて周りへの注意を欠いており、あっさり引っかかってしまった。 「いてっ…あ、あれ!?」 少年は転んだ際に落とした紙袋を慌てて探した。 まりさはにやりと笑って少年が落とした紙袋を口に咥えて森へと隠れていった。 「!?待て!待てええええええええ!!」 少年は慌ててまりさを追った。 枝が肌を切り裂いて、体中が血だらけになるのも省みずに少年は必死にまりさを探した。 しかし、地の利のあるまりさを見つけ出すことはできなかった。 「どこだよおおおおおおお!うわあああああああああああ!!!」 少年の叫びを尻目に、まりさはゆっくりと巣に帰った。 「ゆっゆっゆ、きっとおかしにちがいないよ」 まりさは少年の無様な姿を思い出してニヤニヤ笑いながら袋を開け、包みの中身を飲み込んだ。 「むーしゃ、むーしゃ、にげえええええええええ!?」 中身はとてもとても苦い粉だった。 まりさはぺっぺと吐いて、紙袋を放った。 「ゆー、ぜんぜんおいしくないよ!まったく!おくちあらう!!」 まりさは舌を出しながら近くの川へと口を濯ぎに行った。 「ゆふぅ…」 巣に戻ったまりさは、目障りな紙袋を見て どこかに捨ててしまおうと外に出た。 どこに捨てようかと適当に歩いていると、あの少年がボロボロになりながらまだ森の中をうろついていた。 「!?返せ!返せ!返せええええええええ!!!」 少年は鬼の形相でまりさに走り寄ると袋を奪った。 「ゆ!そんなにがいのいらないよ!ばーかばーか!!」 まりさはその姿に少し怯えながらも悪態を突いた。 少年は憎しみを込めた目でまりさを睨み付けたが すぐにきびすを返して森の外へと走っていった。 少年は走った。 心臓がはちきれんばかりに走った。 里のハズレの自分の家に着くとすぐに自分の家に一目散に走っていく。 ガシャン、と大きな音を立てながら戸を開いた。 「……ご臨終です」 戸を開いた瞬間に、床に伏せた母に寄り添った里の医者が厳かに呟いた。 「うわああああああああああああああああああ!!!???」 それを聞いて、少年は床に伏せている母の躯に縋り付くと崩れ落ちるかのように泣き叫んだ。 「!?坊主、一体どこにいっていたんだ!?」 岩のような体躯の男が少年に問いかけた。 少年は母に付き添っていた里の大人に問い詰められても首を振るばかりでただただ母の躯と紙袋を握り締めていた。 「これは…永遠亭の…」 少年の母を診ていた医者がその紙袋を見て驚いた。 「!!馬鹿野郎!こんな夜中にそんなとこまで行って…妖怪に襲われたらどうするつもりで」 「もういいでしょう、彼が今一番辛いんだ」 危険な行為をした少年をしかろうとした里の男を奥に控えていた老人が嗜めた。 「す、すみません里長…」 里の男はぺこりと頭を下げた。 奥に控える老人は里の長その人であった。 少年の母親は、その日の昼過ぎに急激に持病を悪化させて倒れた。 里の医者が手をこまねいている中、少年は母親を助けるために永遠亭へと走った。 少年は里から竹林まで走り抜けて、幸運にも竹林の中で出逢った因幡てゐに頼み込んで永遠亭へと導かれ 八意永琳に母の病状を話すと少年の熱意が彼女の心をうったのか、それとも永遠に生きる蓬莱人の暇つぶしか 薬はすぐに調合されて少年の手に手渡され、また因幡てゐに手を引かれて竹林を出た。 これほどうまくことが進むことは里の大人が束になって行っても無理だっただろう。 まりさの罠に引っかかったのは、そこまでで幸運が尽きたのか それもとそういう運命だったのかはわからない。 「僕が…僕が薬をゆっくりなんかに奪われずにもっとはやくついていれば母さんは… うわああああああああああああああああ!!」 少年は大人達の話も関係無しに泣き喚いて自分を責めた。 「それは違うぞ、お母さんのことは君のせいではない 君は勇気を出して本当に良く頑張ったんだ、君のお母さんだってわかってくれているよ」 里の長が少年の傍によってそっと背中を撫でた。 「そうです、君のお母さんの病気はもうどうしようもなかったんですよ」 医者も里の長の言葉を肯定して少年を慰めようとした。 「あのお姉さんはこの薬さえあれば母さんの病気は治るって言ったんだ!!治るはずだったのに!!! 僕が…僕がああああああああ!!うわああああああ!!母さん!!かあさあああああああああん!!」 大人達の言葉は少年には届かず、ただただ泣き叫ぶ少年を黙して見守ることしかできなかった。 それから一月ほどが経っただろうか。 「このゲスやろう共が!!!」 「ゆびぃ!?」 「やべでええええ!!!」 あの時、彼女の臨終に立ち会っていたあの男は怒りを露にして畑に侵入してきたゆっくりを木の杖で叩き潰していた。 男は少年から永遠亭から薬をもって来た際の事情を聞いて以来今まで以上にゆっくりへの怒りを強くしていた。 「お前らさえいなきゃああの坊主の母ちゃんは…!」 「口を慎みなさい!」 スパン、と近くに居て畑の見回りをしていた里の長の木の杖が男の頭を叩いた。 「あ…すみません、口が滑りました」 男は頭を抑えてなみだ目の姿を見せながら謝罪した。 屈強な体躯の男がとるそんな仕草は少し滑稽だった。 「気をつけなさい、彼の前では間違っても今のような迂闊なことを言わないように」 少年の母の死をゆっくりの責任にするということは つまり彼がもっと早く着いていれば母親は助かったという風に言うことになる。 そう言えばきっと少年はまた自分を責めて、苦しむことになるだろう。 だから里長は男の発言を厳しく戒めた。 「あの、すみません 僕にも手伝わせてくれませんか」 どこからともなく現れた少年の姿に、男はびくりと体を震わせた。 「あ、坊主…」 「もう調子はいいのかね」 里長は少年をいたわるかのように尋ねた。 「その、仕事をしてないと逆に気が滅入りそうで」 「そうか、無理をしない程度にやりなさい」 里長は男にしっかり彼を見張っているように言うとまた別の仕事をしに去っていった。 「あーそうだなぁ、それじゃ坊主 畑に入ったゆっくりを捕まえるの手伝ってくれるか? 別に叩き潰しちまってもいいが」 男は腫れ物を触るかのように彼なりに慎重に仕事を頼んだ。 「それじゃあ袋を一つ借りますね」 「おう、頼んだぞ 襲われたときのためこの棒も持ってけ」 「ありがとうございます」 男はそっと木の棒を少年に手渡した。 男は少年がゆっくり相手に憎しみを露に叩き潰すのだろうと思ってそっと少年を眺めた。 男はそれでいいと思った。 何かで母を失った悲しみを発散しないと少年は押しつぶされるだろう。 ゆっくりを潰すことで済むなら安いものだと思った。 「ゆっ!はなしぎゅう!?」 「ゆー!せまいー!!」 「だぢでええええええええ!!」 しかし男の予想とは裏腹に少年は淡々と畑を荒らすゆっくりを麻の袋に詰めていった。 棒で叩くなどということは全くしない。 別に袋にしまうときも痛めつけたり傷つけたりするでもない、慈悲深い対応だった。 「お、おい坊主」 男は驚いて少年に尋ねた。 「あ、なにかまずかったですか?」 「いやいやいい筋だよ まあそれはいいんだけど…いいのか その、俺はお前がゆっくりが憎くってこの仕事を手伝おうとしてるんじゃないかと思って… あ、いやそのなんていうか」 迂闊なことを聞いたと、言ってから思って男は慌てて手振りでフォローしようとしたが しどろもどろで何がなにやら分からない。 そんな男に少年は凛としてこたえた。 「別にゆっくりは憎くはありません 僕が憎いのはあのゲスまりさだけです それで、こういう仕事をやってたらあのゲスまりさに遭えるかとおもって… すみません、私情を交えて仕事の邪魔をしてしまって…」 男は少年の子どもとは思えないほど立派な答えに感動した。 「邪魔だなんてとんでもねぇ!大助かりだよ! しかしゆっくりの顔なんて見てそのゲス野郎がわかるのかい? 袋の中にはまりさも結構居るみてぇだが?」 「母の仇…みたいなものですから… あの顔だけは絶対に忘れません 見れば、絶対にわかります」 少年の鬼気迫る表情に男は少し気おされたが、そういうものかと頷いた。 「そっか、俺もそれらしいゲスまりさを見つけたら潰さずにお前に見せるようにしてみるよ ちったぁ役に立つかい?」 「あ、ありがとうございます!助かります!!」 男の申し出に少年はぱぁ、と表情を明るくして男に礼を言った。 そしてそのうち少年の母の墓参りに一緒に行こうと誓い合うと 二人は畑を荒らすゆっくり退治をまたし始めた。 続き? このSSに感想を付ける
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男達は叫び声もあげずに狂乱に逃げ惑ったが、影は彼らを包み込むと深い眠りへと落とした。 傍らを走る黒い人魂に命じて、若者達を離れた空き地に運ばせた。 無論外で捕らえた女も一緒だ。 「さァて」 影は渦を巻き小娘の姿へと変わった。 「コレで今日のお仕事も終わりってところかしらン」 ふぅ、とため息をつきながら神鏡が飾られた棚の下に座り、湿気た夜の空気を味わった。 明日は早々に雨が降りそうだ。 「もう辞めようかなァ……このバイト。毎日毎日怖いもの好きな人間さん達はいっぱい来るし……アタシ一人でなんてもうてんてこ舞いよ。休憩も取れやしない。確かに時給は他の地縛霊とか派遣霊とか写真に写っちゃう霊とかに比べたら高くていいけどォ。あれかしら、やっぱり病院に比べたら神社ってマイナーだから変に人員を割けないとか?病院いいな……でも私資格持ってないしなァ。これを機に取ろうかしらン」 一人で虚しく愚痴を言って、膝を抱えた。 寂しい、せめてこの気持ちを聞いてきてくれるだけの話し相手がいればいいのに、そう思った。 「へぇ、魑魅(スダマ)もなかなか大変な思いをしているのですね」 「そうなのよそうなのよン」 少し、考えた。 一人でいるはずなのに何かに私は返答している、と。 隣を見ると、優男が寄り添って笑顔で手をヒラヒラと振っている。 「ににににににに人間!?」 思わず動揺してあたふたと壁まで逃げると優男はおやおや、と微笑んでいる。 ここから追い払わねば、そう思って異形の影へ姿を変え襲いかかろうとした。 取り巻く黒い霧を怖がることもなく男はすく、と立った。 「やだなぁ、邪険にされるなんて。僕はお友達になりたいだけなんです」 そうしてすっ、と両手を差し出してきた。 白いその手は作り物のように体温を感じず綺麗でそして良い薫りが漂う。 戻る 進む
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男 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 ヘタレ 77 (14%) 2 頼れる兄貴 60 (11%) 3 巨根おじいさん 58 (11%) 4 渋いおっさん 53 (10%) 5 女っぽい男 40 (7%) 6 ナルシスト 33 (6%) 7 やたら熱血兄さん 30 (6%) 8 荒くれ歯医者 28 (5%) 9 ツンデレ 25 (5%) 10 インテリ眼鏡 24 (4%) 11 ショタ 24 (4%) 12 幼女の助手付き無免許歯医者 21 (4%) 13 無免許歯科医 20 (4%) 14 無口でクール 12 (2%) 15 むっつり嫉妬深い一見クール 6 (1%) 16 王室騎士 6 (1%) 17 軟派な優男 5 (1%) 18 のほほん侍 4 (1%) 19 吟遊詩人 4 (1%) 20 人情に厚くブレない無口マッチョ 3 (1%) 21 ナルシストマッチョ 1 (0%) 22 気弱マッチョ 1 (0%) その他 投票総数 535 女 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 歌姫 62 (14%) 2 ませた幼女 40 (9%) 3 いつもおどおどしている 36 (8%) 4 不気味 32 (7%) 5 女装少年 32 (7%) 6 獣っ娘 31 (7%) 7 ドジっ子ウェイトレス 30 (7%) 8 不思議ちゃん 29 (6%) 9 ツンデレ 26 (6%) 10 無口でクール 25 (5%) 11 巨乳お姉さん 21 (5%) 12 白衣眼鏡の錬金術師 20 (4%) 13 素直な幼女 17 (4%) 14 男勝り 15 (3%) 15 やぶ女医 14 (3%) 16 ヤンデレ 11 (2%) 17 男装(優男風味) 8 (2%) 18 儚げちゃん 3 (1%) 19 大道芸人 2 (0%) 20 男装(クール) 2 (0%) 21 平凡 1 (0%) 22 淑女なお婆ちゃん 1 (0%) その他 投票総数 458
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年齢:37歳誕生日:人馬の月3日所在:サリアルージュクラス:騎兵系使用武器:剣、小剣肩書き/通称: ルネス公国の騎士。 ルネス公フリーリックの側近であり、近衛兵隊に所属している。 一見、優男だが、かなりの腕が立つ。 フリーリックに最も信頼されている人物の一人。 所有AF:
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名前:神偉 章【かむい あきら】 性別:男 年齢:18 外見:黒髪、、童顔、優男風 装備:白いジーパンに黒のタンクトップ 戦法:自分が強者と認めた相手には容赦ない。 基本的に女、子供には全力を出せないタイプ。 うわさ:自分の血液を武器化、硬質化する事が出来る。