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「ノイ・リリス!英語のレッスンの時間だぞ!どこで何をしている!」 その声はこっそり家を抜け出した少女には届かない。 極は高校へ登校し、リジーは家事に勤しんでいる頃、新田家の遊び人組―飛縁魔とノイは学校町の繁華街にある昔ながらのフルーツパーラーで仲良くパフェをたしなんでいた。 ちなみに柳は同行を拒絶され、敢えなく留守番と相成っている。 「しっかし、お嬢ちゃんが『アレ』を拒否するとは思わなかったわねー」 「そーですか?ボクにはむしろ当然に見えたですよ」 なぜかちゃっかり同席し、ノイと同じプリンアラモードをつつく幻。 飛縁魔の言う『アレ』とは― ノイが新田家に帰った日。 「みんな、お休み」 「ノイ・リリス、休む前に・・・」 ムーンストラックがノイの額に手を当てようとする。何をしようとするのか一同は瞬時に悟ったが、皆敢えて止めようとはしない。 が、小さな手が彼の大きな手を押しとどめた。 「いいの」 「ノイ・リリス・・・?」 今までにないくらい真剣な面もちで、少女は男を見上げる。 「あたし、忘れたくない」 「全部忘れない。ちゃんと背負って生きていきたい。お父さまとお母さまのこと。その他にも、奪ってしまったいのちのこと。イタルのお母さまのこと」 「もう大丈夫。あたしは背負って生きていける。だから、あたしの記憶をこのままにしてください」 ノイが深々と頭を下げる。その頭にぽんと大きな手がおかれた。 「・・・わかった」 お休みなさいと笑って踵を返した少女の背に、彼自身にしか聞こえない程の呟きが漏れる。 「何もわからぬ子供だと思っていたのにな・・・」 「ごちそーさまー!」 飴色に古びた喫茶店のフロアに少女達の声が響く。 「ボクも完食したのですよ!次はホットケーキが食べたいですよ!」 「あたし、イチゴパフェ!・・・と、その前に」 ちょっとおトイレ、と些か気恥ずかしそうに、ノイが席を立った。 手洗いには先客がいた。 背を向けて鏡に向かっているから顔はわからない。それでも― それでも、先客の服装がノイと寸分違わず―帽子まで同じであることに気づかない訳ではない。 「あ」 お揃いの服の先客がゆっくりと振り向く。 「あ・・・?」 これはただの人ではない。ノイは戦慄にも似た感覚を覚えた。 服装どころか、顎で切りそろえた黒髪、大きな薄青い瞳、全てが小作りな体格― ―何もかもが生き写しのように、ノイに瓜二つだった。 「あなた、誰?」 そう問うたのはノイではなく、瓜二つの少女の方。 「あ、あたし・・・ノイ・リリス・マリアツェル!」 答えを返された少女は、ふふと花のように笑った。 「そう。じゃね」 「ただいま・・・」 「ノイー!おせーですよ!アイスが溶けちまうですよ?」 「あ、うん!」 「どしたのお嬢ちゃん、・・・具合でも悪いの?」 飛縁魔が心配げに、ノイの顔をのぞき込む。 「あ!う、ううん?」 少々ぼうっとしていたような少女は慌てて頭を振り、イチゴパフェの置かれた席に着いた。 「仕掛けは終了、ですわ」 「そう、よくやってくれたね」 色素の薄い青年―新橋蒼に駆け寄ったノイと瓜二つの少女の頭を、蒼は目を細めて撫でた。 「『組織』と関係のないところで動いていてくれたなら、強行手段が取れたんだけどね」 あろう事か上層部と繋がりが出来たから、厄介なことになってしまった。 呟く蒼の腕を少女が取る。 「私がいる限り心配は要りませんわ、蒼さま、目的のことだけをお考えなさいませ」 「ただ―あの子は契約者だ。契約している都市伝説の目だけは誤魔化せないね」 「ええ、それは何とかしないといけませんわ」 「・・・まあ、いいよ。時間はまだあるし、他にも排さねばならない要素はあるからね。君は予定通り続けて」 「かしこまりました」 少女は頷くと、繁華街の雑踏にその姿を消した。
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学校町内、ο(オウ)-No.本拠内。 ひとりの少女が憮然とした表情で歩いている。 小柄な体躯に黒いヴィクトリア風の膝丈のドレスを纏い、縦ロールというにはやや緩い黒の巻き毛。 ο-No.3、桐生院るりというその少女は、ある一室の前で足を止めると、力任せにドアを叩いた。 「ちょっと、いい加減にしなさい!開けなさいこのお馬鹿!」 「ちょ、るりさーん」 「No.3、止めて下さい、相手は子供ですよ」 るりとて外見は子供なのだが、「組織の黒服」という存在には、年齢などという概念はない。 例えもとが人間であっても、長い年月を過ごすうちに、年齢の感覚は薄くなってゆく。 「子供を甘やかすと碌な事にならなくてよっ!開けなさいこのチビ!」 かちゃと音がしてドアが少しだけ開く。 るりとはまた違う黒髪の少女がひょこりと顔を出し、一言。 「チビじゃないもん!」 その一言で閉まろうとした扉の隙間にるりがさっと足を踏み入れた。さながら悪徳セールスマンのやり口だ。 「あいたたた!」 わざとらしく悲鳴を上げてみせると、慌てたようにドアが全開になる。 「だ、だいじょーぶ!?」 しゃがみこむるりの足を見ようと屈んだノイの手首を、しっかりとるりの手が掴んだ。 「ふぇ?」 「てぇぇいっ!!」 るりの気合いとともにノイの小さな体がすっ飛び、ドアの外に尻餅で着地してしまった。 「いっ・・・いたああいっ!」 るりはしてやったりと笑みを浮かべる。 「さあ、部屋から引きずり出してやったわよ。 人殺しだかなんだか知らないけど、人んちでめそめそ立てこもるのは辞めて頂戴」 ところは変わってるりの私室。 イタリア製の革のソファに、ガラス張りの猫脚のテーブル。カーテンは明るい色調で薔薇柄が織り込まれたゴブラン織。 白で纏められた調度にかかった経費を考えると経理担当の黒服が未だに涙目になる程豪華な部屋で、それぞれ趣の違う黒髪の少女が二人。 「・・・帰れないもん」 癖のない髪を顎の辺りで切り揃えたノイはいかにも決まり悪げに。 緩やかな巻き毛のるりは傲然と、豪奢な部屋の女主人を気取って腰掛けている。 「イタルだって・・・きっと赦してくれないよ」 日頃の活発さに似合わずしょげ返った様子のノイを苛立たしげに見つめるるりの指先が、とんとんとテーブルを軽く打つ。 「話し合ってみればいーじゃないの」 ううーとうめきながらスカートの裾を握りしめたノイは頭を横に振った。 会えない。イタルに会えたとて、なんて言っていいかわからない。 相手の前に出れば、言うべき事は自然に出てくるものだとるりも蘇芳も言うけれど、そんなのよくわからない。 第一、何を言ったところでイタルが受け入れてくれなければそれまでなのだ。 「でも、もう起きてしまったことだからね」 ノイの前にことりとアイスココアのグラスを置いた明るい色の髪の青年が、ノイの顔をのぞき込む。 「死んだ人は生き返らないし、起こったことは元には戻らない」 「…じゃ、どーしたらいーの?」 髪と同じ明るい色の瞳でじっと見つめられ、柄にもなくどぎまぎしたノイは落ちつきなく握ったスカートの裾をぱたぱたさせた。 「後悔する。起こした事を悔いる。それだけだよ」 「それは後悔ではなく、反省って言うのじゃない?」 ややどうでもいい異議を挟んだるりに柔らかく笑いかけ。 「後悔でも、反省でもいいんです」 その笑顔のままノイに向き直る。 「その後悔を持ち続けている限り、死者は君の心の中で戒めとして生きるだろう。彼らの供養になるかは判らないが、君の自制には役立つことになる」 「…じせい?」 「そう。何年も君を責め苛む後悔が、一瞬の発現ですべてを終わらせてしまう殺意を阻むだろう。忘れてはいけないよ。人を殺したいなんて気持ちは一瞬だけど、それを実行すればその何万倍の時間を後悔の中過ごすことになる」 諭すような口調だが、厳しくも説教臭くもない。 ムーンストラックの厳しくも暖かいお説教とも、柳のほんわかとした、けれど時に鋭い叱咤とも違う。この人の言葉は、無色透明な水のように心に沁みてゆく。 「ちょっとだけ…わかった。ありがとう」 おにーさんも「組織」の人?なんて名前? 「僕はο(オウ)-No.4、新橋 蒼(しんばし そう)『レテ川』と『冥王ハデス』の能力を持っているよ」 少女の問いに、青年が自己紹介で応えた、その瞬間。 「?」 とん、とノイの肩に何かが触れ、同時に彼女は深い眠りに落ちていった。 眠りを導いたのはいつの間にかノイの背後に回っていたるりの手にした、二匹の蛇が絡み合う意匠の杖。 『ケーリュケイオン』触れた者の眠りと目覚めを自在に操る、伝令神ヘルメスの杖。 「さて、これでこちらの準備はオーケーね。後はイタルとやらに、夢の世界にご来訪願うとするわ」 この子を部屋に運びなさい、とるりが控えた黒服に指示を下す間、蒼と名乗った男は、ただ眠るノイを見下ろしていた。
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ある日の学校町。 ひとりの青年が、日頃の人柄には似合わないうきうきした足取りで家路を急いでいた。 彼の名は嶋貴也。見た目からはどこといって面白味のあるようには見えない青年だが、実際そうだ。 ほぼ着たきりに近いライダースやグローブも、それより遙かに濃いキャラ付けを持つ学校町住人の間では異彩を放つものではないし、言動は至って普通人。 けれど彼は、そんな普通人な自分に至って満足している。 「あ、貴也だー!」 親しげに声を掛けてきたのは彼の同居人新宮幻の友達、ノイ・リリス・マリアツェル。とその保護者であるムーンストラック、自称婚約者の浅倉柳。 あまり集団行動を好まない幻がなぜ、ノイに近づいたか彼には解らない。至って善良な性格が彼女を安心させたのか、それとも他に理由があるのか。 「貴也なんだかゴキゲンだね。どうしたの?」 こんなチビッ子にも気取られる程浮かれていたのかといささかげんなりしたが、 「急ぐのでまた今度」 とやり過ごそうとすると、誰かに袖を掴まれた。 「『それ』都市伝説?面白そうなモノ持ってるじゃない」 「飛縁魔さん」 この人も、悪い人じゃないんだけどな。心中密かにため息をつく貴也。 面倒見がいいのか単に物見高いのか、しょっちゅう自分と幻の仲を聞いてくる。 普段は提供すべきネタなど無いのだが、今日という日がよくなかった。都市伝説には都市伝説の存在が判る。 貴也は観念して抱えた荷物の正体を明かした。 「…『イモリの黒焼き』ですよ」 「イモリの黒焼き」惚れ薬として名高いそれは、飛縁魔に負けず劣らず物見高いο(オウ) -No.3、桐生院るりに押しつけられた物だった。 モニターなどと云えば聞こえは良いが実際は無給のモルモット、 しかもゴシップ好きのるりの茶飲み話まで提供しなければならないとあっては、断ってやりたいのは山々だが・・・ 「惚れ薬」の三文字についよろめいてしまった自分が情けない。 「イモリって、あのトカゲみたいなのー!?」 うぇーマズそう、と苦い薬でも飲まされたような顔をしたノイに、飛縁魔が効能を説明すると 「わかった!それ幻に飲ませるんだ!」 一瞬でぱっと目が輝きだした。 (どいつもこいつも・・・) 「ねーねー、それ飲んだら、幻が貴也のことスキになっちゃうの?」 こちらも好奇心満々の様子を見て、女性はたとえ子どもでもこうした話が好きなのだなあと呆れを通り越していささか感心した。 「・・・それじゃ」 これ以上ここにいたらるりだけでなく新田家でまでお茶の間の格好のネタだと判断した貴也は早々に立ち去るべく踵を返した。 否、返そうとした。 「・・・で、なんで俺、新田さんちでお菓子作りの準備してるんですか」 「まあまあ、手伝ってやるって言ってんのよ」 「幻が貴也のことスキになっちゃう瞬間、見たーい!」 「・・・・・・」 「で、どーやってソレ、飲ませるのよ?」 正面から頼んでも恐らく、いや絶対無理だろう。 偏食の幻は、お菓子はよく食べてもまとまった食事はしたがらない。 (昔はよく、給食残して立たされてたっけ) そんなわけで、食事に混ぜても彼女が口にする可能性は薄い。とすればお菓子を手作りし、それに薬を仕込むしかない。 ふるった小麦粉にココアパウダーを混ぜ、溶かしたバターと砂糖を合わせてさっくり混ぜる。冷蔵庫でしばらく生地を寝かせ、形を整えて焼けばココアクッキーの完成だ。 黒焼きは確実に幻の口に入るように、一枚分だけ生地を分け、それに粉にした黒焼きを混ぜて、判りやすいように他のクッキーとは形を違えて焼く。 「わ、ハート型、かわいー!」 「あんた、お菓子作りも上手いんじゃないの」 ちなみに新田家の住人はと言えば、極は学校、リジーは台所が使えない間に買い物に行き、ムーンストラックが荷物持ちとして連行されていった。 それ以外の面子はお菓子作りを見守るだけの簡単なお仕事。 「いー匂いだねー」 一枚ちょーだい、と袋から一枚ひょいっとクッキーを取ったノイを後目に、貴也は新田家を辞した。 「おかえりなのですよー」 マンションに帰ると、いつもの声が出迎えてくれる。ただし声だけ。 本体はリビングでDVDでも見ているのだろう。原宿系の妙ちきりんな衣装が話題のアイドルの声が聞こえてくる。 「新宮さん」 「んー」 「クッキー食べない?」 その言葉に初めて振り返った幻が、クッキーの包みを見て怪訝な表情になる。 「それ・・・手作りなのですか?」 「うん」 「なんで外から手作りクッキー持って帰って来やがるんです」 しまった。せめて既製品っぽく装うべきだったか。 「あ・・・い、頂き物・・・」 「ほんとー、なのですか」 今なら「照心鏡」は勘弁してやるですよ、ホントの事を言えですよと責められてポーカーフェイスを保てるほど図太い彼ではない。 どのみち幻が「照心鏡」を使えば、考えは読みとられてしまうのだ。 「・・・ごめんなさい、俺が焼きました」 それ以上は怪しまなかったのか、何でわざわざ外でクッキー焼くんですか、お料理教室か何かですかとぶつぶつ云いながら袋に手を突っ込み―取り出したのはハートのクッキー。 (やった、大当たり!) そのまま幻が口に運ぶのを固唾を呑んで見守る。 が。 「なにじろじろ見てるですか」 「あ!いや・・・美味しいかなって」 幻はしばしば、じーっと貴也を見つめ。 「なんか怪しいのですよ。やっぱりいらねーですよ」 そこで一旦引き下がればいいものを、 「なっ!困るよ!」 ついついムキになってしまったものだから、幻はますます怪しんだらしい。 「なんでボクがクッキー食べないと困るのですか」 いつもは食事前にお菓子食べるなって言うですよねー。 そう言って取り出した、小さな手鏡。 「照心鏡」で心を覗かれると悟った貴也は、咄嗟にクッキーの袋を抱えて部屋を飛び出した。 「・・・ここまで来れば、大丈夫かな」 それにしても何をやっているんだろう。クッキーを食べさせるつもりが、そのクッキーを抱えて食べさせるべき相手から逃げ回っている。 「あれっ?」 「貴也さんじゃん、どーしたんすか?」 行き合ったのは「組織」o-Noに所属する敷島響、桜の兄妹だった。 「No.3から聞きましたよー?首尾はどうですか?」 桜がなんともいえないによによ笑いを浮かべてすすっ、とすり寄る姿は先程までのノイや飛縁魔の姿を彷彿とさせて貴也は目眩がしてきた。 「オンナってそーゆー話、ホント好きだな。惚れ薬とかおまじないとか」 「惚れ薬」の現物に釣られた自分はなんなんだろうなと貴也はいささかモニターを引き受けた自分に疑問を感じつつ。 ともかく経緯を話すと、響は協力を申し出てくれた。 「食べる・・・?」 桜はなにやらぶつぶつ言いながら首を傾げていた、そのとき。 「ここにいたですか!」 「に、新宮さん」 「お!飛んで火に入る夏の虫たぁこのことだな!」 響はざっ、と日傘を構え、とっさにクッキーの袋を隠した貴也を何をやってんすかと叱咤した。 「それですよ!その怪しいクッキーの正体を言えですよ!」 「食べたら教えてやるよ!」 片手に日傘、片手にクッキーを手に響が突進する。幻は直線的な攻撃をひょいっと交わし、手鏡を取り出した。 「鏡に映んなきゃいーんだろ!?」 響は日傘に隠れながら慎重に幻との距離を測って近寄ろうとする。 貴也はといえばふたりの攻防をただ呆然と見守り、桜はといえば端末で誰かと通信していた。 「え!やっぱりそうですか・・・はい、ええ」 やがて。 「笑わせんなですよー!!」 幻の喚き声と響の悲鳴とともに、袋が破けてクッキーが宙を舞う。 「これかっ!」 驚異的な反射神経というべきか。響は落下するハートのクッキーを、地面に叩きつけられる寸前でキャッチした。 「あとは食わせるだけだぁ!」 「誰が食べるかですよ!」 だが、喋るために口を開けたのが運の尽き。 「そこだあっ!」 「むぐぐっっ!」 響の雄叫びと共に幻の口にクッキーが押し込まれる。 「やった!喰わせたぜ!」 響はガッツポーズと共に快哉を叫び、貴也は慌てて幻に駆け寄る。 「うう・・・」 「新宮さん、大丈夫?」 返事は一発の左ストレートだった。利き手なだけに力が入って余計痛い。 「このとーりなのですよ!何か文句あるですか?」 「なー、なんか変な感じとかしねーの?・・・その、動悸とか、心境の変化とかは?」 食べさせた手前もあってか、響もいささか緊張気味に尋ねる。 問われた当の本人はけろりと 「なんともねーですよ?」 「あ、あれ・・・?」 「変っすねぇ・・・?」 ふたりが首を傾げていると 「貴也さん、違う!」 通信が終わったらしい桜が三人の間に割って入る。 「あのね、『イモリの黒焼き』って・・・食べたり飲んだりする物ではないらしいんです」 『え!』 「イモリの黒焼き?・・・イモリ・・・?」 三人が三人それぞれの驚きの表情でフリーズした。それこそまるで時間が凍り付いたかのように。 「本来あれは、粉にしてターゲットにふりかけるものだったらしい、です」 No.3、取説渡したって言ってましたけど・・・とおそるおそる貴也をのぞき込む桜。 (取説・・・?そういえばクッキーを作る前に、黒焼きの入った箱から何か紙切れが落ちたっけ) 今まで自分のした苦労は何だったんだと貴也はがっくりうなだれた。 「嶋くん・・・?イモリってどーゆー事ですか?」 ふと見ると、誰にもはっきり分かるような怒りのオーラを纏わせた幻が居て・・・ その後は、惨劇。 ちなみに、幻は後遺症か、しばらくの間ココアのクッキーを食べることが出来なかったとか。 「ねーねー幻、貴也のこと、スキになった?」 「ならねーですよ!」 END
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「いたっ!」 小さく悲鳴をあげて、黒髪の少女が転んだ。セーラー襟のワンピースと揃いの白いベレーが転がる。 「「「ババリバリッシュ!!!」」」 転んだ少女を獲物と見たジャガー人間達が少女に飛びかからんと地を蹴った。 「ばくはつしろー!!!!」 「「「ババリ…!!」」」 無論爆発はしないものの、一声で聴覚を破壊されたジャガー人間達が平衡感覚を失い もんどりうって地面に転がったところを飛縁魔とリジーが手早く掃討する。 その間にノイが起き上がり、駆け寄った柳と一緒に小さな交差点へ出る。 見た目には大したダメージはないようだ。 「中学校はこっちでいいんだよね?」 柳の言葉に極が眉を微妙にひそめ、 「中学校ですか…墓地ではなくて?」 確認というよりむしろ控えめな不同意のような言い方が、ムーンストラックと柳には少々引っかかった。 「極。どうした?」 いささか気遣わしげに表情を覗き込まれて、極の気分は落ち着かず、視線を外してやり過ごす。 「極くん、学校じゃ嫌なの?」 「そりゃーお年頃の男子ですもんねぇ。クラスメイトに家の人と居るところなんて見られたくもないわね」 飛縁魔は少々からかう調子だ。 家の人。 リジーは別にして、極にとって彼らとの関係は「居候」それで片が付くが、ひとりだけそうではないのがいる。 柳の言葉を受けたノイが学校がヤなの?トーコーキョヒ?フトウコウ?と テレビやら何やらで中途半端に聞きかじったらしい単語を並べて、 具合が悪いのかと額に手を当てようとした時 「触るな!」 極の大声と共にノイの手が弾かれ、一同は一瞬唖然として極を見つめた。 「い、イタル…?」 たいして痛くもなかったものの、驚いて弾かれた手をさすりながらおそるおそる極を見上げるノイ。 「あ…」 極も自分のしたことに驚いた様子で自分の手と皆の表情に忙しく視線を往復させた、その時。 「「「ババリバリッシュ!!!」」」 動揺が全員の反応を鈍らせ、気がつけば囲まれていた。 「間に合わない!?」 飛縁魔の炎とノイの声が発せられるより早く飛びかかってくる。深手は免れない、たとえ死なないにしても。 「イタル様!」 未だ棒立ちの極をリジーが伏せさせ、隠すように覆い被さった刹那。 さながら陽の光のような眩しい煌めきと、発砲と言うにはいささか重厚な衝撃音が、彼らを救った。 『……?』 一同が周囲を見回すと、すぐ近くの民家のベランダに、ひとりの少女と、その後ろには長身の若い男。 ジャガー人間達は全て光となって四散している。 「はろろーん、なのですよ」 小さな王冠の乗ったピンク色のツインテールヘアに、裾に天使の絵画をプリントした膝上丈の黒いドレス。 ごく標準的な日本の風景には限りなくミスマッチな風体にも恥じらうことなく 悠然と手を振りベランダから飛び降りた。 「幻!」 駆け寄るノイはごく自然に受け止めているようだが、 その身形といい、いきなりどこぞのベランダから挨拶かますようなアレな振る舞いといい、 (可愛いけど、頭は少々可哀想なのかも) と、柳と飛縁魔以外の全員は少々引いた。 ちなみに柳が引かないのは、幻と知己を得た際にはっきり 「この子、変な子」 との感想を抱いたため、今更驚きもしない所為ではある。 飛縁魔は飛縁魔で、柳から話には聞いていた珍妙な少女の実物に興味津々と言ったところ。 「後ろのおにーさん、あんたの彼氏?」 幻の後ろのライダースジャケット姿の青年に向かって、飛縁魔の遠慮ない一言。 ノイも興味があるのか、わくわくした面持ちで幻と青年を見比べている。 「ひどい誤解なのです。ばざいとしゃいよーきんをよーきゅーするですよ」 「それ、俺のセリフ」 「危ないではないか!女性があの様な…だいたいあの家は貴女の家か」 「ツッコミ所はそこなのか」 少々ズレたムーンストラックのツッコミと、それに更にツッコむリジー。 幻は涼しげにそれらを聞き流すと、マタタビオフに行くのですよーと学校の方向を指で示した。 わーいと歓声を上げて駆け出したノイをムーンストラックが慌てて追いかける。 「極くん、いいの?」 柳が肩にそっと手を置いたが、極の表情は硬いまま。 その極を気遣うようにリジーが寄り添い、駆けていくセーラー服の後ろ姿を睨みつけていた。
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「・・・くしょっ!」 「・・・大丈夫?」 風邪なんか引くような人じゃないと思っていた、と言うと 「てめーはボクの事をバカだと思ってるんですかこんちくしょー・・・くしょん!」 事実その通りですとは言えないから丁重に目をそらすだけに留めて、新しいティッシュの箱を開ける貴也。 「うう。鼻水もひどいし、涙も止まらねーのですよ。ぐすっ」 くしゃみの度に生成色のドレスに併せた白薔薇のコサージュをあしらったミニハットがずり落ちて、 清くも正しくもなくていいから美しくあるべきロリィタがこれでは台無しと幻は鼻をぐすぐす鳴らせた。 鼻のかみすぎで鼻もその下も真っ赤になってしまい、ティッシュが触れるだけでも痛い。 「まるで・・・はっ・・・花粉症なのですよ・・・くしゅっ」 「まるでじゃなくて、花粉症そのものだよ。マンションの隣の松の木じゃない?」 確かに窓の外に目をやれば、隣のお屋敷の松の木々が傍迷惑な黄色い粉を風に任せて振りまいていた。 都市伝説でも花粉症になるのだなあと、改めて感心しながら貴也は冷蔵庫の扉を開ける。 「はい、ヨーグルト。花粉症にいいらしいよ」 「それこそ都市伝説じゃ・・・はっ・・・」 くしゃみが途中で止まったらしく、もどかしげに鼻をぐすぐすいわせる幻の前にヨーグルトのパックを差し出すと 玄関から響いた軽快なチャイム音に返事をしながら貴也が出て行く。 それを見送った幻はヨーグルトを一口ぱくり。 「勝手にシリアルを入れんななのですよ・・・くしゅ!」 「・・・あれ、桐生院さん」 玄関に立っていたのは、黒髪の兄妹。「組織」о(オウ)No.に属する桐生院蘇芳と、その妹のるりだった。 「何か?」 「聞いたわよ~」 「幻さん、花粉症なんですってー?」 物見高いるりがどこからか聞きつけたものらしい。抱えた書類らしき紙袋を貴也に向かって突き出した。 「ささやかだけどお見舞いよ。貴也、あんた仮契約ぐらいは出来るわね?」 「・・・仮契約?」 幻がくしゃみと共に3個目のヨーグルトのパックを開封した所で 「新宮さん」 「るり達くしゅっ!帰ったのですか。何しに・・・ずびっ来やがったですかあいつらくしゅん!」 貴也はそれには答えず 「俺と・・・あの・・・」 「早く言えですよ」 「えーと・・・俺と、キスしよう?」 「・・・・・・」 中身入りのヨーグルトのパックが、貴也の顔面を直撃した。 「ちょっと!これ非道い!」 「ひどいのはてめーの脳味噌ですよ!ぐすっ・・・何寝言言ってんですか!」 「キス」なんて甘い単語が何光年の彼方に吹っ飛ぶような色気のない罵倒に、貴也の反論もしぜん声が高くなる。 「ちがっ・・・違う!」 何が違うのか彼自身にもわからないまま一枚の書類を突きつけた。 「・・・都市伝説・・・仮契約書?」 桐生院兄妹が持参した『お見舞い品』 「『花粉症はキスで治る』・・・!」 「・・・治療行為の一環で仕入れた都市伝説のモニターになれってさ」 「ふざけやがってですよー!くしゃん!」 「じゃ、・・・そーゆー訳で」 幻の腰掛けている椅子の前に立ち、片手は彼女の肩に、もう片手は顎にそっと触れる。 「どーゆー訳ですか!どけですよふざけんなですよ!」 「いやあの・・・大丈夫だから。ちょっと目瞑っててくれれば、すぐ終わるから」 これからキスをする男女、というよりむしろ歯医者の治療台に乗っかる子供を宥めるような口調だが、今はお互いそれどころの話ではない。 「すぐ終わりゃーいーってもんじゃねーですよ!ずびっ・・・嫌なもんは嫌なのですよ!」 尚も近づいてくる同居人の頭をぐいぐい押して遠ざけようとはするものの 目は痒いし涙は出るし鼻水が出る。それだけで集中力はがた落ち。押しのける力もいつもの3割減と言ったところだ。 (やべーですよ!) このままではいずれ力負けしてしまう。 「わかったのですよ・・・・」 「新宮さん?」 急に体の力を抜いた幻を、貴也は訝しげに見下ろした。 「さっさと済ませろですよ。・・・ぐしゅっ」 「あ、ああ・・・」 幻の態度の急変には不審を抱いたものの、貴也はあまり遠慮せずに幻の両肩に手を掛け、そっと顔を近づける。 「てめーも目を瞑れなのですよ。くしゅん!」 言われたとおりに目を瞑ると・・・ 「えい!!」 ごがっという鈍い音と衝撃の中、貴也の意識は遠のいていった。 テーブルの上の一輪挿しで殴られた事を知るのは、彼が目を覚ましてからの事となる。 「・・・てゆーわけなのですくしゅん。るりにも嶋くんにも困ったものなの・・・はくしゅん!」 幻が『避難先』に選んだのは新田家だったが、正直これは失敗と言わざるを得なかった。 わりかし広い日本家屋である新田家の、それなりに広い庭には 「ここにも松の・・・くしゅっ!まさかあるなん・・・は、はっ・・・」 「幻、だいじょーぶ?」 ノイがいたわしげに背中をさするが、吐きそうとかそういう訳ではないのであまり役には立っていない。 「早く治してもらえばいーじゃないの」 飛縁魔はによによと笑いを浮かべて携帯を手に取る。貴也を呼ぶつもりなのだ。 やめろですよーと飛縁魔から携帯を取り上げようと詰め寄る幻を羽交い締めにすると、柳に携帯を放り投げる。 「はやく貴也を呼びなさいっ」 「オッケー!」 柳の方も飛縁魔に負けず劣らず、表情から野次馬根性があふれ出ている。 「やめなよ、幻がいやがってるよー」 ちなみに極とリジーは無視を決め込み、新田家一番の常識人ムーンストラックは外出中。 この場で幻の味方をしているのは最年少のノイだけという有様だ。 (どいつもこいつも、大人気のねー連中なのですよ!) 此処にいてはかえって危険と新田家を早々に辞すると、マンションに帰る事もできず アイスクリームショップに立ち寄るとそこには先客が。 「やあ、幻」 「・・・てめーらですか」 其処にいたのは藤原風夜。と彼の連れであるアーサー、ギルベルト。 とある事件で幻が知己を得た契約者達だ。 「買い出しの帰りにさ、甘いものが欲しくなっちゃって」 「そ、そーなので・・・くしゅん!ボクは今追われはくしゅん!」 「また追われているだと?」 「ど、どうか、したのか・・・?」 幻がこれまでの経緯を粗方話すと、風夜がくすくす笑い出す。 「笑うんじゃねーですよ。ずびっ・・・ボクは深刻に切羽詰まってるのですよ。ぐすっ」 「いや、悪い・・・でもさ、ホントにそんなに嫌なのかい?」 「嫌に決まってぐしゅっ・・・だって」 「で、でも、幻は・・・貴也のこと、そんなに、嫌じゃないように、見える・・・俺には」 やっとという体で言葉を紡ぎ出したギルベルトを、幻がじとーっと睨む。 「ひ!ご、ごめん・・・」 「ギルを怖がらせないでくれよ。俺もそう思うよ」 嫌いだったら一緒に住んだりしないだろ?と震えるギルベルトを抱きしめつつ風夜。 それは正論ではあるのだが・・・ 「まほろー!」 ミント色のワンピースに白いベレーを合わせた少女が、大声と共に店に飛び込んできた。 「ノイ・・・ぐしゅっ」 「あのね、貴也がうちに来たの」 無理強いして悪かったって。柳と飛縁魔も、ちょっとははんせーしてるって。 聞きながら幻は鼻水がまた出てきたのでぢーんと鼻をかみ、 物を食べてるところでとアーサーが辟易した表情で幻を見やる。 風夜が肘で幻をつついた。 「愛されてるじゃないか?」 「うるせーのですよこのやろー」 「いいじゃないか。嫌いじゃないなら」 花粉症治したいから。今はそれでいいじゃないか。 「・・・幻ってさー、もしかしてキスしたことないの?」 だからもっとロマンチックなのがいーのと聞かれて内心大いに慌てたが 「秘密なのですよー」 と誤魔化しておいた。もっとも、風夜はによによと笑っていたので、彼に通用したかは定かではないが。 「ずびっ、くしゅっ」 帰ってきてからもひっきりなしに鼻をかみ、くしゃみを連発する幻と文庫本に 交互に視線をやっては、何事かを言いあぐねて口を閉ざす貴也。 そしてそんな貴也の隣に腰掛け、横目でちらちら様子を伺う幻。 (ホントにそんなに嫌なのかい?) (幻は・・・貴也のこと、そんなに、嫌じゃないように、見える・・・俺には) (だからもっとロマンチックなのがいーの?) 皆の言葉が次々に胸中に蘇る。 ボクはこいつが・・・ どうなんだろう。 風夜の言うとおり、嫌いではない。 でも、「嫌いじゃない」と「好き」はきっと、たぶん違う・・・ (花粉症治したいから。今はそれでいいじゃないか) 「そーですね・・・『今は』それでいーんですね」 「?どしたの?新宮さん」 貴也が幻を振り返った瞬間。 本日2度目の一輪挿しが、貴也の側頭部を直撃した。 「いって・・・っ!!」 その一言を残して気絶した貴也をそっと覗き込めばゆっくり重なり合う互いの顔。 ぎゅっときつく目を閉じて、唇に、柔らかく触れる感触。 「起きろなのですよー」 「・・・!ちょっ、新宮さん!」 「モニターのお役目終了なのですよ。ご苦労さんなのですよ」 腰に手を当て言い募る幻の涙と鼻水は既に綺麗に止まり、くしゃみももうする様子すら見せない。 「え・・・いつの間に!?ちょっと待って!」 もう一回試させてと叫ぶ貴也にふざけんなとばかりに蹴りが入り、本日3度目の気絶と相成った。 同じ頃、学校町内のо(オウ)-No.本拠地。 「るりさん、なんであっちの方を渡したのー」 そう呟く蘇芳が手にしているのは「ヨーグルトを食べると花粉症が治る」の仮契約書。 「あのふたりにあれ渡したら、揉めるの見えてるけどなー」 「あら、だって兄上」 苺の柄のティーカップにカモミールティーを注ぎながら、るりが意味ありげに笑う。 「今日は『キスの日』なんですってよ」 END
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ぬぁぁぁぜだぁぁ~! 解説 かの世紀末アクションスポーツゲームで最弱の名を欲しいがままにする男、ジャギ様でMUGENサイバイバルに挑む動画。 果たして目標の20人越えはできるのか…。 キーボード操作でうp主は2P側という、珍しい光景の動画であり、 最初こそは扱い方に難があるものの、回を重ねるに連れ上手くなっていく様子が見られるのが魅力。 また、サバイバル第4回にて良心を捨て去り披露された凶悪なバグは、 モヒカンどもを狂喜の渦に叩き落し、悪魔をジャギ様に微笑ませた。 しかし、このバグのせいなのかこのジャギ様はゲーム的な意味でやたら有名になってしまった (詳細は動画見れば分かります)。 サバイバル自体は2008年6月12日を以て終了。 その後、サバイバル中に負けたキャラにリベンジ戦を開始。 「俺の名を言ってみろ!」を勝つまでに当てるという必須条件以外は 「勝て(れ)ばよかろうなのだ」の精神で挑む(例のバグ使用は相手にもよるが)。 時には無理ゲー感漂う相手にすら挑んでいる。 このリベンジ戦は2009年2月22日を以て終了している。 ちなみに、使用しているジャギ様はコンボ等の理由からドロウィン氏製のもの。 マイリスト
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アイシアとかのおじゃまぷよを○こ落とすってどういうことです?自分のフィールドにおじゃまぷよ落とすの? - 名無しさん 2016-12-10 21 57 29 そうだよ。敵がおじゃま8個の行動するのと同じ。ポイントは6か7の色を消して調整しお邪魔全消しに持ってくこと。まあ時間が厳しくて誰もやらないが。 - 名無しさん 2016-12-10 23 23 37 UR忍者シェゾのアイコンをアップしました - 名無しさん 2016-12-10 12 00 36 反映しました。 - 名無しさん 2016-12-10 20 33 55
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関連リンク:イベント概要 - むずかしい - 辛口 - 超激辛 - 極辛 イベント限定カード進化について 時の神殿時の神殿での出現率 プレゼントミッションイベントキャンペーン/神殿召喚キャンペーン クエスト コメント欄 開催期間:2016年12月7日(水)10 00 ~ 12月13日(火)27 59まで 公式サイト:http //puyoquest-am.blog.jp/archives/1062770251.html イベント限定カード レアリティ/名称 ひっさつ技 おとも効果 備考 [GR]忍者シェゾ(バランスタイプ) 忍法・雷嵐消費MP40(35)紫属性のカードがダメージ軽減の軽減率を20%(30%)かんつうし、ダメージを200(300)アップする。 HPとMP回復・紫ぷよ紫ぷよを5こ消すたびにHPが40、MPが1かいふくする。(パーティーに1枚まで) [SR]忍者シェゾ(バランスタイプ) HPとMP回復・紫ぷよ+紫ぷよを5こ消すたびにHPが45、MPが1かいふくする。(パーティーに1枚まで) おとも効果は2進化までGRと同じ [UR]忍者シェゾ(バランスタイプ) 忍法・雷嵐!消費MP50(??)紫属性のカードがダメージ軽減の軽減率を30%(??%)かんつうし、ダメージを500(?00)アップする。 HPとMP回復・紫ぷよ++紫ぷよを5こ消すたびにHPが50、MPが2かいふくする。(パーティーに1枚まで) 極辛にてドロップ 進化について 表はコメントアウトしてます。 } 時の神殿 レアリティ/名称 ひっさつ技 かくせい技 おとも効果 備考 [UR]ミンゼ(バランスタイプ) オダー・オブ・ミント消費MP55(50)パーティー内の属性の数×18(28)バランスタイプのこうげきをアップする。 - ミントの香り(1キャラ1枚)パーティーのバランスタイプのだいだげきダメージ倍率を6%アップする。(パーティーに1枚まで) 最終進化+レベルMAX後、あおい月ぷよ×3で属性チェンジ可能 [UR]パフュマ(バランスタイプ) オダー・オブ・アロマ消費MP55(50)パーティー内の属性の数×6%(11%)バランスタイプのだいだげきのダメージ倍率をアップする。 アロマの香り(1キャラ1枚)パーティー内のすべてのバランスタイプのこうげきを+10する。(パーティーに1枚まで) 最終進化+レベルMAX後、あかい月ぷよ×3で属性チェンジ可能 [SR]ベアル(バランスタイプ) 雪の王国消費MP40(35)パーティーのバランスタイプのこうげきを70(80)アップし、おじゃまぷよを8こ落とす。 ????※次回イベントのかくせい技 バランスこうげき+・赤ぷよ赤ぷよを15こ消すたびにバランスタイプのこうげきが1アップする。(パーティーに1枚、効果は永続) [SR]アイシア(バランスタイプ) バランスこうげき+・緑ぷよ緑ぷよを15こ消すたびにバランスタイプのこうげきが1アップする。(パーティーに1枚、効果は永続) その他、ボルド・コリーヌとキャム・ミモリ・ドリン、ベルダ・クルト・ワルズ、 3周年でひっさつ技チェンジが追加されたUR6種類が再来 時の神殿での出現率 ×→出ない △→(同じレアリティの他のカードより)すこし出やすい ○→(同じレアリティの他のカードより)やや出やすい ◎→(同じレアリティの他のカードより)とても出やすい ※SR自体のでやすさは通常通り。 プレゼントミッション イベント期間中、イベントクエストをプレイした回数、 クレジットでカード召喚をした回数、 元気を回復した回数に応じてプレゼントがもらえる。 召喚キャンペーンの回数はイベント期間内のトータル回数となる。 10連ガチャの場合、11枚召喚しているのでカウントは11回になる。 また、時の神殿だけでなく、金の神殿でのカード召喚もカウントの対象になる。 クエストのプレイ回数は「プレイ」で1カウントとなる。 クリアの有無及び挑戦難易度は問わない。ばたんきゅーしても増えるし、1人の場合に出現する"あきらめる"ボタンでやめても回数は増える。 イベントキャンペーン/神殿召喚キャンペーン プレイ回数 もらえるカード カード召喚回数 もらえるカード 10回 [GR]忍者シェゾ×1 50回 [SR]あかい月ぷよ×3 15回 [SR]むらさき月ぷよ×1 100回 [SR]??? 20回 [SR]忍者シェゾ×1 150回 [SR]みどり月ぷよ×3 25回 [SR]不思議な宝珠×1※カーバンクル用 200回 [SR]??? 30回 [SR]不思議な宝珠×1※虹のごくい用 300回 [SR]きいろ月ぷよ×5 35回/40回/50回 [GR]忍者シェゾ×1※ひっさつ技レベル3 350回 [SR]みどり月ぷよ×5 55回 [SR]不思議な宝珠×1※カーバンクル用 400回 [SR]あおい月ぷよ×3 60回 [SR]不思議な宝珠×1※虹のごくい用 450回 [UR]ミンゼ --- --- --- 500回 [SR]あかい月ぷよ×3 --- --- --- 550回 [UR]パフュマ ※100回・200回で貰えるカードは アベル・アリシアのどちらか。ホロでなくLv1での獲得。 一度プレゼントされたカードは再度出現せず、プレゼントされるカードの出現順番はプレイヤーごとに異なる。 クエスト クエストの詳細はそれぞれの難易度のページを参照のこと。 難易度 参加条件 挑戦の目安 進行度報酬 Sクリア報酬 備考 攻撃 HP 20% 40% 60% 80% 100% むずかしい なし ? ? バランスタイプ1枚ごとに10%軽減 辛口 大まどうし以上 ? ? 超激辛 時のまどうし以上 ? ? 極辛 月の大まどうし以上 ? ? コメント欄 名前 アイシアとかのおじゃまぷよを○こ落とすってどういうことです?自分のフィールドにおじゃまぷよ落とすの? - 名無しさん 2016-12-10 21 57 29 そうだよ。敵がおじゃま8個の行動するのと同じ。ポイントは6か7の色を消して調整しお邪魔全消しに持ってくこと。まあ時間が厳しくて誰もやらないが。 - 名無しさん 2016-12-10 23 23 37 UR忍者シェゾのアイコンをアップしました - 名無しさん 2016-12-10 12 00 36 反映しました。 - 名無しさん 2016-12-10 20 33 55
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12月24日 晴れ 明日はクリスマス。 ウィーンのお家に居るときは、いい子にしてると聖ニコラウスっていうサンタさんが来てプレゼントをくれるけど、 悪い子のところにはクランプスっていう悪魔が来て、鞭でぶたれてしまうんだって、いつも脅かされてたんだ! でも、あたしはどっちも見たことがないの。クリスマス限定の都市伝説なのかなあ? 学校町には、どんなサンタさんがくるんだろ? 12月25日。 ほぼ世界中がクリスマスに浮き立つ一日は、学校町も例外ではなかった。 都市伝説の町、学校町。 クリスマスのそれももちろん例外ではない。 「メリークリスマス!」 「ほっほっほ、メリークリスマス」 大人が子供たちに語って聞かせる、トナカイが曳く橇に乗ったサンタクロース。 ここでは夢物語が現実に―というと、某鼠の国のようで途端に胡散臭くなってしまうが、学校町の現実なので仕方がない。 「むっふっふ・・・悪い子はいないかなぁ?」 あからさまに怪しい含み笑いを浮かべたそれは、人の顔に山羊の角、全身毛むくじゃらで腰には大きなベルを下げている。 彼こそ都市伝説「クランプス」クリスマスの日に悪い子供を鞭打つ悪魔。 ・・・いや、悪い子に罰を与えるのだから本当は良い奴なのかも知れないが。 「悪い子はいないか・・・早く、早く悪い子を鞭打ちたい・・・はぁはぁ」 自らの存在意義に忠実すぎるあまりか、道ならぬ興奮まで覚えている様子である。 しかし学校町には都市伝説以上に変態が多いので、毛むくじゃらな鞭男がはぁはぁしている程度で警察を呼ばれる心配はない。 「ノイ・リリス!もう家に入りなさい!」 「いや」 たまたま彼の耳に入ったこの会話が、彼のアンテナに引っかかった! (大人の言うことを聞かない悪い子だと!?ああ、早く鞭打ちたい!) 彼は息を荒げながらいそいそと、その会話が聞こえてきた家―もちろん新田家―の生け垣にぴったりと張り付いた。 「暗くなるだろう!もうすぐ夕飯の支度も調うのだから、もう家に」 「いやったら、いや」 (いいぞいいぞもっと反抗しろ!ああ、早くあの少女を鞭打ちたい!どんな風に泣くか!?どんな風に許しを乞うのか!?) 「失礼ですが、どちらさまですか」 気づけば生け垣の向こうで、色素の薄い背の高い少年が、不審そうな眼差しでこちらを見つめている。 「あ!ああいや、ワタシは別に怪しい者では!」 あたふたと鞭を後ろ手に隠す様は、どう見たって怪しいのだが。 「人んちでなにしてんですかこのやろー」 生け垣の上にピンクの髪の少女が立っている。彼女もまた、人の家の生け垣に立つという大変横柄な真似をしているのだが、本人は知っていてスルーしている。 クリスマスらしい深い赤色のベルベットのドレス。その短い袖からはブラウスの長い袖がすらりと伸びている。 そのブラウスの袖口を飾る幅広のレースが、少女が手を振る度にひらひらと揺れた。 「てめー怪しいですよ。とっとと失せろですよ」 しっしっと手で追い払う仕草が、クランプスの癇に障ったのか。 (こ、このワタシに向かってなんという図々しい!この娘も鞭打ってくれよう!) 鞭打つ予定がもう一人増えるとあって、クランプスの興奮はいや増した。 「鞭打ち!鞭打ち!はぁはぁはぁはぁ」 「へ、変質者・・・」 ドン引きで呟いた極の言葉に、幻とクランプスが同時に反応する。 「ふん、やっぱりですよ」 「へっ・・・失礼な!ええい!こうなったら全員まとめて・・・」 「おとなしく、お縄をちょーだいしろですよー!!」 どかっ、と音がして。 幻のキックがクランプスの脇腹をとらえた。本人はハイキックのつもりだったのだが。 「ぐへえぇぇ!!!!」 「あいたたた・・・思ったより足が上がらねかったですよ」 痙攣する太股をスカートの上から押さえながら幻が手鏡を取り出した。 「悪い子は、鞭打ちだァァァ!」 「これでも食らえですよー!!」 鞭を手に襲いかかるクランプスに向けて、幻の手鏡が煌めいた。 「うぉっ・・・!?」 鏡の表面と、クランプスの身体とが目映く光る。 「幻、イタル、どうしたの・・・わ!」 「何の騒ぎだ!」 ノイとムーンストラックが駆けつけた時には、既に光も、光に包まれたクランプスの姿も消えていた。 「うん。ばっちりなのですよ」 幻の「魂を盗む鏡」に封じ込められたクランプスは、喚きながら鏡を叩いていたが、やがてすうっと消えてしまった。 「く、くそォ!来年は、来年のクリスマスこそは、この鞭で・・・はぁはぁ」 12月25日 晴れ 今日はクリスマス。 もう寝ないと、聖ニコラウスにプレゼントをもらえないからもう寝なくちゃ。 でも、あたし知ってるんだ。クリスマスのプレゼントは本当はムーンストラックや柳がくれるんだってこと。 でもオトナのユメをこわしちゃかわいそうだから、もう少しだけ、プレゼントはサンタさんが持ってくることにしてあげよう。 メリークリスマス! END
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(2023年03月17日) 拜拜黑狗 (2007年09月29日) 斷骨的故事 (2006年10月11日) 太空狗 (2006年08月14日) TRUSSARDI (2006年07月09日) 鶏頭狗後 (2006年06月19日) 待等黎明 (2006年04月18日) 花發多風雨 (2006年03月12日) 葛西小姐来訪訪? (2006年02月19日) 惰眠不覺曉 (2006年01月29日) どこかで見たことあるような (2005年12月06日) 似たもの一族、か? (2005年11月06日) 冬支度 (2005年10月21日) 全国的に解禁日~\(^0^)/ (2005年09月24日) 完治へのカウントダウン (2005年08月31日) そう、ヘンな犬なんです、ぼく (2005年08月20日) 五番街のマリー (2005年07月30日) 4月18日に生まれて (2005年07月24日) 夢じゃお腹はふくれないのさ (2005年07月20日) 有落唔該 (2005年07月13日) こっちこそビックリだよ、ッたく~ (2005年07月10日) BAGEL目指して、進めや進め (2005年07月07日) 飼い主失格 (2005年07月06日) フレグレTAOざんす