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あいあむにんげんしっかく【登録タグ cak_ あ ジラートP 曲 鏡音リン】 作詞:ジラートP 作曲:ジラートP 編曲:ジラートP 唄:鏡音リンAppend(調声:cak_) 曲紹介 これは僕を嫌う歌。 僕はガラクタだ (ノ)・ω・(ヾ) (作者コメ転載) PVを みず希氏 が、リンの調声を cak_氏 が、マスタリングを colin氏 が手掛ける。 CD『人間失格』収録曲。 歌詞 アレが嫌いコレが嫌いソレも嫌い NO でしか自分を語れない 穴を探し モグラ叩き まるで叩かれる側は人殺しですか 人を妬み、物を妬み、自分にないものを妬んで疎んで 手に入れた歪んだ恍惚感 誰に自慢するつもりなのですか 誰も彼も夢を見出だせない そんなガラクタだらけ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ 僕を見ないでよってナイフ振りかざすんだ 自分隠すため 君が嫌い僕が嫌い皆嫌い いよいよ もう救いがない なにか口つけばほらネガティブが呪文のようにノンストップ 知識ばかり蓄えて心はまるで赤子よりベイビーベイビー 「しょうがない」つぶやいて ガソリン撒いて火をつけて笑っていました 誰も彼も夢を見出だせない そんなガラクタだらけなんだ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ こんなに汚れちゃった僕は人間失格だ ガラクタだ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ 僕を見ないでよってナイフ振りかざすんだ 自分隠すため 存在意義がないじゃん だって わかってるんだ ずっと辛いんだ 僕はガラクタなんだ ナイフ折れてしまった 僕はなんなんだ コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-06-10 20 13 56) 伸びないかなあ -- 名無し (2013-06-21 17 32 47) 追加乙! かっこいい -- 名無しさん (2013-07-16 21 48 18) かっこいい~! -- 名無しさん (2013-09-29 17 08 09) 全体的にかっこいいけど、最後のサビのリンの声に泣く -- 名無しさん (2013-10-12 19 43 08) めっちゃ神曲! -- 名無しさん (2014-07-22 23 27 44) かっこいい&泣ける。まさに神曲と云ってもいい曲だ! -- きつねらーめん (2017-08-23 10 25 01) カッコイイ曲っス -- 名無しさん (2018-04-04 17 21 39) 名前 コメント
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440 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 07 42 01 0 トメが朝っぱらからものすごい勢いで玄関ドア叩いてるwww警察よんじゃおwww 441 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 07 58 09 0 440 警察来た? 442 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 08 09 30 0 440 落ち着いたらkwskたのむ 443 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 08 13 09 0 440 きたきたw 警官きたから私も外にでたら、「この女は人殺しだ!!!」とトメが騒ぎ立てたから事情を話したら、警察苦笑いで 「ほどほどにしてくださいね」つってトメ説得して帰らせてくれたw 444 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 08 16 01 O どこをどうアレしたら通りすがりの警察に「息子の嫁は人殺し」と訴える 思考回路になるんだろう… 445 :440:2008/01/20(日) 09 04 40 0 442 それでは遠慮なくw 結婚して2年、初めのうちは夫婦水入らずで生活してたんだけど、1年ぐらい経つ頃から頻繁にトメが凸してくるように。 元々トメのことが嫌いだったけど、結婚したてだったし、何より良ウトや夫、両親に迷惑かけたくなかったので渋々付き合ってた。 家に来るたびに「掃除が行き届いてない」だの、「飯の味付けがなってない」などなどテンプレ一人前はいお待ち!って感じ。 一人暮らしの経験なしに19で嫁いだから、掃除のことを言われても黙ってたんだけど(それでも週2ぐらいで掃除してるが)、料理については言われる度にイライラ。 というのも私の両親が料理人をやっている影響で、幼い頃から教えられてきたので腕にはそこそこ自信があるのです。 だけどそんなくだらない事で関係悪くするのもアレだと思い、特に波風立てることなく「はぁ、気をつけます」ってな対応を繰り返してた。 そしたらトメ、自分に逆らわない嫁に味を占めたのか、最初は家事への口出しだけだったのが段々エスカレート 結婚はしているものの、まだまだ高校時代の友達と遊んだりすることが多々あるため服もそれなりに持ってたんだけど、それらを勝手に同居のヒキパラコトメにやったり、 「ここは雪国じゃないんだから!」なんていうわけの分からん理由wwwwでブーツを処分したり好き放題やるように。 いい加減頭にきて夫に相談し、かなりきつく〆てもらったりしても「悪気があってやったわけじゃない」等とほざき一向に嫌がらせをやめようとしない そんな生活がしばらく続き、イライラが頂点に達しようとしてる時にこのスレを発見、まとめを読み、そのうち自分もやってやろうと『あるもの』を2ダース購入したのです。 そして一昨日、ついにトメがやってくれました 「こんなものは私の口には合わない」と私や夫の目の前で鍋に入った煮付けを全てゴミ箱に(ちなみに一口も食べていない) 私もついに堪忍袋の尾が切れたんだけど、それ以上に夫が激怒しトメを殴り飛ばしたw 結局その後家からトメを蹴り出し夫が謝ってくれたんだけど、私がやったわけじゃないのでなんかスッキリしない。 ということで翌日(昨日)、ずっと温めてた計画を実行に移すことにしました 続きます 454 :440:2008/01/20(日) 09 50 07 0 四円サンクス 翌日『あるもの』2ダースを持ちウトメ宅へ トメから息子に殴られたということだけを伝えられたウトに事の真相と今日何のためにきたのかを説明 ウトから、「あいつがそんな事を・・・すまなかった嫁子さん。好きにやってもらってかまわないよ」と了承を得てトメの部屋へ 初めて息子に殴られたショックからなのか自室に引きこもってたトメに、 「昨日は申し訳ございませんでした、あの後夫君にキツく注意しトメさんに一言謝るよう言っておきました。 仕事の関係で今日は来れないみたいなので代わりに私が謝りに来ました」とあくまで低姿勢、 絶対にトメに逆らわない嫁を演じ、お詫びとしてウトメ宅で泊り込みで一日家事や雑用をさせてもらうことに。 あくまで自分に順従な嫁に気を良くしたのか、じょじょにいつものトメに戻りました 晩御飯はウトが気を使ってくれ、寿司の出前を取り、その後もトメにいわれた家事をこなしようやくトメ就寝時間。 トメが寝てから30分後、いよいよ作戦実行w 酒好きなトメが無駄に家に飾っているワインや飲みかけのウィスキー、ブランデーなどに『あるもの』をドバドバ投入 実はこの『あるもの』とは、デスソースシリーズで一番辛いサドンデスソースなのですwww ウトからトメは毎朝起きたら必ず麦茶を飲むと聞いていたので、1リットルほどあった麦茶にソース2本分投入 缶以外の飲み物にはあらかた入れたので、残りのソースで冷蔵庫にある食材全てに振り掛けまくりwww 野菜も肉も何もかも同じ味しかしないと思いますw 一泊するとトメには言ってあったけど当然するはずもなく、仕事を終えたらそのまま撤収、家に帰り爆睡し うるさいなと思って目覚めたら 440だったというわけですw 455 :名無しさん@HOME:2008/01/20(日) 10 00 32 0 一言、言わせてくれ GJ! 456 :440:2008/01/20(日) 10 02 51 0 すみません、ウトから電話がかかって来て色々喋っていたため遅れましたw わさびはいけるが唐辛子系の辛さは全くダメなトメ、(七味でさえ嫌がるほど) ウトの話によれば朝起きてすぐに麦茶を飲み悶絶、その後口直しに急いで浄水フィルターつきの容器にはいった水を飲みまた悶絶w その様子を見て爆笑のウトにトメが詰め寄り、嫁がやったと判明したそうなw 次のお話→518
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【名前】ウォムギ=スノーロード 【性別】男 【所属】魔術 【能力】『冷凍者(スヴェル)』 【能力説明】 北欧神話に登場する盾の霊装のレプリカ。 あまり言及はされていないが、太陽の前に存在するとされ、 それがなければあらゆる物が燃え上がると言われている。 霊装の基本機能としては極シンプルに、冷気と氷を発する盾。 熱攻撃のみならず、通常の攻撃も霊装自身の頑強さと魔術による氷の強度によって受け止められる。 また、『太陽の前に立った』『輝く神の前に立った』と語られることから、 『冷気によって発生した氷』によって光の屈折、乱反射を引き起こすことが出来る。 これによって瞬間的に煙幕のように用いたり、相手の光系統の魔術を遮断したりする事が可能。 基本的には雪の結晶の形をしたハンドシールド程の大きさ。 さらに氷を成長させることで形状を幅広く変化させ、 全力を出せば数十人単位で覆う簡易シェルターのように扱うことも可能。 【概要】 魔術結社『世界樹を焼き払う者』に所属する少年魔術師。 元はストリートチルドレンで、アヴァルスに魔術的才能を見出されて『世界樹を焼き払う者』に所属することになった。 殆どアヴァルスの私兵のような存在であり、『世界を作りなおした後』の事は殆ど考えていない。 アヴァルスの手によって『真っ当な生活』を手に入れられた事から、 彼に見捨てられること、特に『ゴミ』として扱われる事に強い恐怖を覚えている。 (なお、アヴァルスは彼の名前を覚えていない。『お前』とか『冷凍者の持ち主』等と呼ばれている) 『命令だから』という理由で人殺しだろうとためらいなく行うが、心の中で葛藤は有るらしく、 (勿論アヴァルスには悟られないように)任務の後は性格がやや不安定になる事もある。 任務がない時は一人で部屋にこもっている。 扱う霊装から『冷たい部屋』を好み、殆ど冷凍庫状態。 その状態で、まるで冬眠しているかのようにゆっくりと呼吸をするのが数少ない趣味。 【特徴】 銀髪と、浅黒い肌をした男の子。常に分厚い防寒着を着込んでいる。 【台詞】 「はい、アヴァルス様……直ぐに任務を果たします」 「『冷凍者(スヴェル)』、展開。積層型凍結氷装甲――!」 【SS使用条件】 特になし
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プリチュール・ノーブル(女) 役職:総務部総合受付 国籍:フランス 種族:サキュバス フルネーム:Pourriture=Noble(プリチュール=ノーブル) 愛称:ノーブル 年齢:23(?) 誕生日:11/18 身長:168cm 体重:65kg 髪:若干緑の入った黒色のボブ 眼:コバルトグリーン 服装:受付嬢スタイル アクセサリー:黄色のカチューシャ 使用武器:無し 戦闘:基本的に戦わないが、相手に幻惑を見せたり、人ならぬ怪力を発揮等出来る 戦闘能力:下の上 家族構成:父、母 父→インキュバス。ニート。 母→人間。ヒモ。 経歴:プリチュールの一族は精力を糧にしなければ生きていけないようなタイプの夢魔ではなく、現代に応じて進化してきたタイプの夢魔であった為、食に関しては困らずに生活をしてきた。 高校生ぐらいまではほどほどの男遊びもしてきたのだが、ある時、友人に勧められた薄い本を見てから嗜好が一変。 同性愛(ただし男に限る)に目覚めた彼女は創作活動をしたり、イベントに行ったり等、それはそれは楽しい三年間を送っただとか。 それほどに頭が良かったので大学進学を考えてきたのだが、刑務所の噂を聞き、物は試しにと実際足を運んだらしい。 その時に見てしまったある光景に心を奪われたプリチュールは、進学を蹴って就職を希望。 以後、受付嬢として数年間働いている。 性格:才色兼備、といった風貌ではあるが内面は腐りに腐っている残念な性質。ある程度の常識は踏まえているが、やはり人間の生死に関してはどこか無頓着な一面もあり、人殺し?そんなことよりホモろうぜ!!が彼女の信条だとか。 交友歴:デンタやエイシンとは仕事上よく会話をする仲で、特にエイシンは人として尊敬している。ユノとは腐女子仲間でキャアキャア騒いでは共にデンタから制裁を受けている。ヘリアンフォラとは人外仲間で身体面での相談をよくしている。 特技:身体の状態を見て何があったか大体把握出来る 趣味:カップリング観察 能力:サキュバス特有の能力 主に幻惑や相手の理想の姿へ変身等といったものだが、防衛術として怪力も進化の過程の中で身につけたらしい。 能力を使うにあたり、自身の精力を消費しなければならない。
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《ケント()/Kento》 アイコン ゲスト 年齢 12 性別 男 種族 人間 好きなもの チョコレート、アキラ 嫌いなもの 血 フルネームは、檜山 健斗(ひやま けんと)。アキラのクラスメイトであり、ボーイフレンドである少年。 外見は白い半袖の服と紺色の半ズボンを身に着けており、髪は黒のショートヘア。眼鏡をかけており、右腕の辺りに小さい稲妻型のタトゥーらしきものがある(これが何なのかは未だ不明)。 頭は良く、成績はクラスでも現在トップを誇っているらしい。 礼儀正しい性格ではあるが、アキラなど友人の前だと口調は砕ける アキラとは普通のクラスメイトであり、友達として接しているが、実は密かな恋心を持っている。 しかし、控えめな性格が災いして、未だに告白出来ずにいる。 キルビスからは当初、非常に警戒されていたが、何度か接する内に打ち解けたらしく、同年代の男子で唯一、アキラと付き合う事を許されている。 血を見るのが大の苦手であり、テレビドラマのちょっとした流血シーンですら、直視することが出来ない程。 一人称は「僕」。 Judgement Of Kingsにおけるケント 緑の組織に所属している。 外見は本元の彼とほぼ同じで、無能力者である点も共通しているが、性格は非常に冷酷かつ残忍であり、人殺しをゲーム感覚で行う真性のサイコパス。 自身や他人の殺人行為に点数(スコア)を付ける癖があり、致命傷を与えた部位、息の根を止めるまでに標的に与えた傷と苦痛の数、そして殺害した後の達成感の度合いによって加点を行うなど、極めて異常な思考の持ち主。 小さな頃から生物を殺す事に興味を抱いており、密かに野良犬や猫、または虫やカエルなどを捕まえては、嬲り殺す行為から始まり、それを徐々にエスカレートさせていった結果、近所の子供数人と、自身の両親を手にかけている。 組織に入った理由も、ただひたすらに人を殺したいという欲求を満たす為であり、その為だけに過酷な訓練を乗り切り、少年兵達を束ねるリーダー格にまで登り詰めた経緯を持つ。 戦闘能力はかなり高く、主に多数の銃器を用いた戦法が得意で、スナイパーライフルによる遠方からの狙撃も軽々とこなす他、素手での格闘や、ナイフを用いての近接戦闘の面でも、高い実力を持ち、大の大人でさえも圧倒するほど。 関連ページ アキラ キルビス サトミ 森崎リヨン 関連画像 ?id=109.png?plugin=ref serial=720 キャラクター紹介へ戻る|キャラクター紹介 【ゲスト】へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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0234:似て非なる二人 ◆kOZX7S8gY. 姉崎まもりは、大阪の民家でその身を休めていた。 疲れの残る頭で考えるのは、セナ、そして冴子のこと。 ――第二放送。セナの名前、呼ばれてなかった――よかった。 ――冴子さんも。あの二人、ちゃんと殺せたかな? 頭が痛い。お腹が痛い。そういえば少しお腹もすいた。 軋む身体に鞭を入れ、まもりは食事を摂る。 ひたすらに、今後の活動のための栄養を摂取する。 次……次もまた、しっかり殺せるように。 まもりの脳内は、セナの生存しか考えられなくなっていた。 言い換えれば、セナ以外の人間の抹殺しか。 そのために、自分ができること。 殺して、殺して、ころして、ころして、ころして、ころして、ころして、うっ。 (ちょっと……気分悪いかな……) 外の空気でも吸おう、とまもりは民家から顔を出す。 そして、見てしまった。 大阪を歩く、一人の少年を。 新たなる、獲物を。 「そうだよね。休んでなんかいられない……」 セナのために―― その存在に、キルア=ゾルディックは気づいていた。 自分に向けて発せられる、がむしゃらな殺気。 殺人狂が放つのと、なんら変わりない殺気。 違ったのは、質。 (こりゃ明らかに素人だな。今からおまえを殺すって言ってるようなもんだぜ) 暗殺一家の三男として生まれ、幼い頃から多くの殺し屋と触れ合ってきたキルア。 むき出しの殺気。しかもそれが自分に向けられたものとあらば、放っている敵の力量くらい簡単に分かる。 殺人狂の中には、わざと殺気をむき出しにして相手に恐怖を与える悪趣味な輩もいるが……これは違う。明らかな素人。 殺人ゲームという極限状態に置かれ、他の参加者を見つけた――殺さなければ。 という思考に追いやられている、弱いヤツだ。 だから、キルアは突然現れた少女にも警戒心を解くことはなかった。 ただでさえ用心深いキルアが、見た目で騙せるはずもなく―― 「あ、あの……」 「誰あんた? オレになんか用?」 元殺し屋であるキルア。 このゲーム内で殺人狂となったまもり。 殺意持つ者とその内を知る者、二人の遭遇。 「怪しい者ではないんです。さっきまで怖い人に追われてて、ここまで逃げ――!?」 まもりの化けの皮は、三秒もかからぬうちに剥がれた。 突然塞がれた気道。言葉がうまく発せない。 なにが起きたかと思ったら、いつの間にか少年が自分の眼前に。 その瞳に殺意を漲らせ、自分の首を掴んでいる。とんでもない早業。 まもりは瞬間的に理解した。 この少年は――ヤバイ。 「下手な演技やめれば? あんた、オレを殺す気まんまんって感じだぜ」 「っな……!? そっ……んなぁ……」 まもりは、首を鷲掴みにされうまく喋れない。 どうしてばれたのか? まだ自分は武器も見せていないし、ほとんどなにも喋っていないのに。 なぜ、なぜこんな少年に!? まもりは不測の事態に動揺するばかりだった。 作戦の失敗のこともあるが、それが招いた今の状況……少年の尋常ではない力。 このままでは危ない……自分の命が! 「くっ……あぁっ!!」 首の締め付けが強くなる。 相手が女性だから、という手加減の意思は、キルアには全くない。 こんな殺人ゲームに乗る気はないが、相手がこちらを狙ってくるのなら、それ相応の対応をするまで。 そう。それは、暗殺家業を廃業した時からも、ゴンと友達になった時からも、変わらなかったはずの防衛本能。 「あんた、このゲームに乗ってるのか? 本当にこの世界で全員殺して生き残れるとでも?」 「ち……がうっ」 「はっ、なにが違うってんだよ。今だって俺を殺そうとしてたんだろ?」 「わた……しが、ころ……すのは、せ……セナの……セナのためっ!」 追い詰められたまもりが発した、精一杯の言葉。 しかし、それはキルアにとって思わぬ足枷となった。 「セナのため……? あんたまさか、他の参加者を助けるためにオレを襲ったのか!?」 「そう……よ。私は……セナ以外の参加者を、殺して……最後に、自分も死ん、で……セナを助ける!」 たった一人、大切な人を生かすために、他者を、そして自分をも犠牲にする。 まもりの言葉の意味を理解した時、キルアに生まれたのは、一瞬の油断。 「本気かよ……!」 「そうよ、本気よ!」 首の締め付けが甘くなった一瞬の隙を突いて、まもりが攻めに出た。 キルアの手はまだ自分の首にあったが、腕さえ動かせれば攻撃できる。 まもりは咄嗟にポケットにしまっていたナイフを取り出す。 秒数にしてわずか一。 暗殺のノウハウを知るキルアをも感嘆させるスピードで、まもりはキルアの腕目掛けて切りかかる。 しかし、それはあくまで『常人としては感嘆するスピード』。 真の殺し屋であるキルアにそんな苦し紛れの攻撃が通用するわけもなく―― 「あっ!」 ベンズナイフの一撃はキルア腕に掠っただけで終わり、致命的なダメージを与える間もなく払い落とされた。 が、確かに掠った。 この確かな一掠り。それだけで、まもりは勝利を確信した。 「あ……ぐぅっ!?」 ナイフが払い落とされ、まもりは首を掴まれた状態から大きく投げ飛ばされた。 視界が回転し、地面に叩きつけられる。 その衝撃が痛みに変わり、すでにボロボロの少女をさらに痛めつける。 「うぇ、げほっ! ……ごほっ!」 痛みを訴える身体。苦しみを訴える喉。 辛かったが、もう心配はいらない。 自分をこんなに傷つけた少年は、もうじき死ぬ。 もうちょっとしたら効いてくるはず。 中期型ベンズナイフの、鯨でも0.1mgで動けなくする毒が―― 「言っておくけど、毒の効果を期待しているのなら無駄だぜ」 「――――!?」 まもりの耳に届いたのは、思わぬ少年の声。 毒――なんで――毒だって――――無駄!? 「大量殺人鬼ベンニー=ドロンが作ったナイフの中期型。0.1mgで鯨でも動けなくするほどの強力な毒が仕込んである。 なるほど。こんな物騒なもん持ってりゃ、あんたみたいなのでも強気になるか」 少年の声から発せられたのは、自分でも知らないようなナイフの情報。 「悪いね。仕事柄、こういうのには詳しいんだよ。それにオレ、毒効かない体質なんだよね」 「――そ、ん、な……」 「セナのために……セナのために、セナのために、セナのために!」 呟きが徐々に大きくなり、叫びへと変わっていく。 追い詰められたねずみが、猫に飛びかかろうとしている。 キルアは本能的に、その『ヤバさ』を感じ取っていた。 感じ取っていたにも関わらず、動くことができなかった。 キルアを止めたのは、「セナのために」。 (大切なヤツのために……他人や自分を犠牲にする、か。もしオレがこいつと同じ立場だったら……) ゴンを守るため、他の人間を殺せただろうか? ――無理だね―― ドクンッ キルアの頭の中で、誰かが騒いだ。 まもりは生き延びるため、キルアを殺すため、行動に移していた。 デイバックにしまってあった魔弾銃。信頼できる武器はまだある。 黙れ。 ――お前は友達よりも自分が大切なんだろう?―― 黙れ。 ――お前は友達のために強そうなヤツに向かっていけるか?―― 黙れ。 ――お前が友達と二人になったとして―― 黙れ。 ――その友達を殺さずにいられるか?―― 黙れ。 ――ここで生き残れるのは一人だけ―― 黙れ。 ――優先するべきなのは自分の命―― 黙れ。 ――ほら殺そうとしてるぞ―― 黙れ。 ――逃げろ―― 黙れ。 ――それとも殺す?―― 黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!!! キルアの脳内で起こる何者かとの葛藤。 眼前には銃を構えるまもり。 指はもう引き金にかかっていた。 自分の命を奪おうとしている、引き金が。 キルアとまもり。二人の共通点は、同じくこの世界に飛ばされた『大切な存在』。 ゴンとセナ。キルアとまもりには、この二人をなんとしても守らなければ、という強い意志がある。 では、まもりにあってキルアにないものはなにか? それはキルア自身がよく分かっていた。 覚悟。 まもりの、自分を犠牲にしてでも守るという覚悟。それがあるから、キルアにも向かっていける。 キルアには、それがない。だから、より確実で安全な選択をしてしまう。格上の相手にも、しり込みしてしまう。 まもりと同じ境遇でありながら、まもりと同じ行動に出ないのはキルアが臆病者だから―― 「ちがう!!」 ――大阪の住宅街を、銃声が揺らした。 キルアはもう決めたんだ。 殺し屋はもう辞めるって。 暗殺家業は廃業だって。 キルアは友達を選んだんだ。 キルアはオレの友達になったんだ。 もうゾルディック家の操り人形なんかじゃない。 だからごちゃごちゃ言うな。 友達はオレが守る。 キルアもオレを守る。 でももう人殺しはしない。 キルアはキルアだ。 「キルアはオレの友達だ!」 銃声のあと、そこにあったのは棒立ちの少年と横たわる少女。 「はははははは……」 少年が、笑った。 「ハハハハハハ、ははっ」 その瞳には、涙。頭部からは、流血。 「イルミの野郎……オレの頭にこんなの入れてやがった」 少年の手に握られていたのは、一つの針ピン。 兄であるイルミの――なんらかの念能力が付加されたもの。 キルアの行動を縛っていた、元凶。 「はははははは……にゃろう」 キルアは、それを笑いながら握りつぶした。 まもりが放ったイオラ弾。それはキルアに命中することはなかった。 あの一瞬――まもりが引き金を引く直前の一秒間の出来事。 聞こえていたのは、忌々しい兄の声。 聴きたかったのは、大切な友達の声。 友達の声が耳に届くことはなかったけれど――キルアの心には確かに届いた。 だって実際、聴こえた気がしたのだから。 うるさかったのは頭。あんまりにもうるさかったから、ちょっと頭を探ってみればこれだ。 本当に、嫌気が差す。殺したいくらい憎たらしいお節介アニキ―― 静かにさえなれば、素人の撃つ銃などなにも怖くはない。 普通に避けて、普通に電撃でショックを与えてやれば、相手はもう動けない。 キルアとまもりは似ているが、それは『大切な存在』を守りたいという心だけ。 友達を守るために他人や自分を犠牲にするなんて選択は、キルアの頭にはない。 (だって、そんなのゴンが喜ぶはずないだろ?) それどころか、きっと自分を殴り飛ばして「なんでそんなバカなことするんだ!」って言うのがオチだ。 そう、だからキルアは自分を犠牲にしたりしないし、弱者を殺したりもしない。だからまもりもちゃんと生かしてある。 決して、臆病だから、なんて理由じゃない。キルアの、ちゃんとした意思なのである。 「ま、それでも相手がとんでもない悪党なら、ぶちのめすけどな」 ゴンはそれでも命を奪わないだろうが。 少なくともこの少女を殺す必要はない。 殺意は本物だが、彼女自身にはなんの力もない。 全てはまもりの手の中にある、強力すぎる武器がいけないのだ。 「あんた、まだ意識あるか? 力が弱まってるから気絶させられたかどうか分からないけど……とりあえずあんたの武器はもらっていくから」 まもりが所持していた中期型ベンズナイフ、魔弾銃、デイパックの中にあった長剣クライスト(おいおいこんなに持ってたのかよ)。 ――そして、最後に出てきたのは『首輪』 。 (! こいつが殺したヤツのか……?) キルアは首輪も没収する。 ひょっとしたら、首輪を解除する役に立つかもしれない。 キルア自信にそんな技術はなかったが、この世界にはいろんな人間がいる。首輪を解除できる人間もどこかに――? 「とりあえず、悪いけど全部もらっていくよ。あとさ……これに懲りたらもう人殺しはやめた方がいい。 ここにはオレよりもヤバイ奴が結構いるみたいだし、運が悪けりゃ本気で殺されかねないぞ」 キルアは喋るが、それがちゃんとまもりに届いているかは分からない。 「……それに、その『セナ』ってヤツも喜ばないんじゃない? 少なくとも、オレの友達はオレがそんなことしたら百パー殴ってくる」 「 」 「……言いたかったのはそんだけ。ここらへん危ないヤツ多いから、おとなしくどっかに隠れてな。じゃ」 返答を聞くこともなく、キルアは去っていった。 目的をただ一つ、友達との再会に定めて。 まもりは泣いていた。 身体が痛くて、痺れて、とんでもなく苦しい。 でも涙のわけは、なんでもないキルアの一言にある。 『その「セナ」ってヤツも喜ばないんじゃない?』 そんなことは分かってる。 あの子は私が人殺しになって、どんな顔をするだろうか。 それも分かりきってる。 でも、そんなの考えたくない。 だって、しょうがないじゃないか。 自分が守ってあげなければ、セナが死んでしまう。 それがこのゲームなんだ。 今さらやめられるわけがない。 (もっと強くならないとだめかな……セナのために…………) まもりの意識は、そこで途切れた。 【大阪・市街地/日中】 【キルア=ゾルディック@HUNTER×HUNTER】 [状態]:少々のダメージ、頭部から流血(戦闘に支障無し) イルミの呪縛から解放(恐怖心がなくなり戦闘力若干アップ) [装備]:なし [道具]:爆砕符×3@NARUTO、魔弾銃@ダイの大冒険 中期型ベンズナイフ@HUNTER×HUNTER、クライスト@BLACK CAT 魔弾銃専用の弾丸@ダイの大冒険:空の魔弾×1 ヒャダルコ×2 キアリー×1 ベホイミ×1 焦げた首輪、荷物一式(食料1/8消費) [思考]:1、ゴンを探す。 2、人殺しはしない。ただし、明らかな敵対心を持つ者にはそれなりに対応。 ※『選別』の考えは、キルアの思考から消えました。 【姉崎まもり@アイシールド21】 [状態]:気絶中、唇に出血、殴打による頭痛、腹痛、右腕関節に痛み、精神的疲労大 [装備]:なし [道具]:荷物一式×2、食料二人分(それぞれ食料、水は二日分消費) [思考]:1、セナを守るために強くなる(新武器を手に入れる)。 2、セナ以外の全員を殺害し、最後に自害。 時系列順で読む Back 0232 小さな主催者 Next 0235 トンネルを抜けると 投下順で読む Back 0233 宿命と血統 Next 0235 トンネルを抜けると 0185 白の闇 再生の赤 姉崎まもり 0255 心 0200 正義と狂気 キルア 0257 キルアとラーメンマンと飛刀と
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暫定、適当にスレ張るだけ、100年以内にまとめる 113 名前: 刑事ナッシュ [sage] 投稿日: 2007/03/12(月) 14 42 58 ID 4jgJjPF90 1.AIに、どのような能力を望むか 喜怒哀楽を加えて欲しい。 目の前で事件が起きても無反応、無感情ってのは 死人と同じ。 OBLIVIONでは目の前で喧嘩が起こると 叫ぶ、助けをよぶ、助太刀する、逃げ回るなど多彩 (それでも全然たりないけどね) SIMSでは吹き出しを用いて感情表現をしている 引用(http //vaglem.net/wiki/tes4/index.php?RadiantAI ):Oblivionでは、AIは24時間決まったスケジュールに基づいて行動します。腹が減れば、ごはんを食べますし、飼い犬が吠えて寝られない時は、魔法で丸焦げにします。こういったNPCの行動を司るのが、Oblivion最大の目玉の一つRadiantAIです。 skingradの回りをクエストのために歩いてた所、スニークモードで動いているNPCを見かけた。そのまま見ていたら、別の農夫のNPCからスリをしようとしていた。ヘタだったのかすぐにバレて、ガードがわんさか出てきたので逃げていったが、しばらくして誰もいなくなるとまたこっそり出てきて同じことをやった。いくつかの食料を手にいれたようだったが、またバレてガード騒ぎになりそこらじゅう矢だらけになった 2.AIをどこに生かすのか 事件を記憶して欲しい。 目の前で 愛の告白してる人がいたら 噂話をしたり、ヤジったり、焼餅を焼いたり 人殺しをみたら 石を投げたり、陰口をしたり、避けたり、ワイロを送ったり、怖がったり 114 名前: 千手観音 [sage] 投稿日: 2007/03/12(月) 14 50 28 ID Uggug/yV0 俺は感情とか要らないから行動パターンは示して欲しいね 感情なんて読み取る方も出す方も1筋縄じゃ行かないでしょ トワプリのミドナとか、感情を盛り込もうとして失敗した良い例じゃないかな FABLE(http //www.microsoft.com/japan/games/fable/default.asp )の住人とかも失敗例だと思う 表面だけ喜怒哀楽出してもこっちは白けるだけ
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解説 一度手にすると、ことあるごとにチャーハンを作りたくなる呪いのナイフ 使い方によっては国だって手に入れられる必殺アイテム。手にした者だけでなく、国ひとつに途方もない災厄をもたらす可能性を秘めている。無論チャーハンで。 現在では考えられぬほどの魔法技術で作られ、幾度も古代文明の文明に登場しては世界を救い、また、窮地においやったこともあるという。 パジオの遺跡で、チャーハン魔王?がチャーハンソードを守っているとか、誰にも邪魔されず、究極のチャーハンを作るために篭っていたとかいう話。 形状は穴あき包丁。刃には古代文字?が刻まれている。 全ての包丁の親となった存在だとか 現在の所有者はゼクスであるという噂 壮大な浪漫が詰まっている 判明している効果 食材をどこからとも無く生成する チャーハンソードを制することができると、封じられたあまりに強大な魔力ゆえ、総ゆる炎を制し、その料理に適した最高の火加減に調節できる。そう、つまり、肉を切ったときに断面を熱することにより旨みと肉汁を閉じ込める包丁として使うことができる。~ ただし、使いこなせる人は滅多にいない。 噂 この剣に魅入られた者は、いつでもどこでもどんなときでも チャーハンを作りたくてたまらなくなり、その材料を得るためならなんでもするようになる。 全財産を使い果たし、万引きなんてまだ可愛いほうで、強盗から人殺しまで躊躇いなく犯す。 そして最後には、調理の火を起こすために自分の家を(略) この後には、ひとつの町を一夜にして消滅させた伝説の男が記憶を失い生き残って、優しい娘さんに助けられて数ヶ月間お世話になりつつ、実はチャーハン大王の最後の弟子だった娘さんと料理対決をし、苦難の末に打ち破って、究極のチャーハンを作るために王都へ乗り込む話へと続くらしい。([tera_roma_2 0105] 10話 イェルヒ&ジュリア 参照) 目撃談 ソフィニアのとある公園で殺人事件が起きた次の日、火柱を合図にチャーハン祭りが開かれ、多数の目撃談がよせられている。 関連項目 チャーハン チャーハン魔王? ML ML番号 タイトル 投稿No.0039~投稿No.0497 イェルヒ&ジュリア(&リクラゼット) 投稿No.0351 Fog
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牧野エリ&バーサーカー ◆RzdEBf96bU どう考えてもバッドエンドにしかならない。 ◇◇◇ ある日神様は一つの双六ゲームを思いついた。 二人の駒が絶対不死身の進行役と協力して一人の少女とどっちが先にゴールできるか競う双六。 負けた駒は死にます。どっちもゴールできなかったら世界が滅びます。 VIPの少女は死ねません。途中でゲームはやめられません。 本気で頭のおかしい馬鹿げた双六ゲーム。 少女の心はすり減ってこんなゲーム嫌になってしまった。 ただ好きな先生と一緒に居たいだけなのに。 優しい少年に傷ついてほしくないだけなのに。 ふつうでいたいだけなのに。 そこで優しい神様は代わりに別のゲームを用意した。 一騎のサーヴァントと二人一組でほかのペアを蹴り落として聖杯を狙うバトルロワイヤル。 どうあがいても、少女は殺し合いから逃げられない。 ◇◇◇ まるで時が止まったかのように静かな深夜の公園、街灯には羽虫が僅かな光に寄せられて集まっている。 街灯の下のベンチには無数の羽虫の死骸が張り付いている。 月明かりに照らされて、1人の少女がベンチに腰掛けているのがわずかに見えた。 少女の姿は酷く汚れており、あたりの暗闇より一層暗い眼をしていた。 「先生、先生…ッ!」 暗闇の中、少女は大好きな先生を呼ぶ。しかし誰も返事を返してはくれない。 彼女に優しくしてくれた悲観的な小説家の先生も、大嫌いな金髪のチャラ男もどこにもいない。 誰も少女を助けてはくれない。この世界で、乗除は一人ぼっちだった。 「バーサーカー…」 少女は自身に与えられたサーヴァントを呼んだ。 霊体化を解き、少女の目の前にバーサーカーは現れた。 そのバーサーカーはまるで鋼の竜であった。 青く透き通ったボディにオレンジ色のラインが走り、胸中の宝石が怪しく光っている。 ただ目の前にいるだけで少女は震えが止まらず、自分の生命が搾り取られる感覚を覚えた。 「バーサーカー、わたし…今まで何もできなかったの…大好きな人のために何にもできなかった… わたしが何にも力を持っていない子供だったから…」 「グルルルルルルルルルル・・・・・・。」 少女はバーサーカに対して語り始めた。 バーサーカーは狂気に満ちた目で少女をじつと睨んでいる。 怖い。怖い。 少女は自身のサーヴァントに恐怖を抱きながらも、再び口を開いた。 「ここに来てからもずっと悩んでた。あなたがいれば力のない私でも聖杯を獲れるかもしれない。 双六ゲームから先生を助けられるかもしれない。ドラジェ君からお父さんがいなくならないかもしれない。 皆…しあわせになれるかもしれない。 でも、そうしたらきっと何人も死んで、死、死んじゃうかもって…ッわ…たしのせいで…」 言葉の末尾に至っては流れる涙のせいで途切れ途切れになってしまっていた。 人殺しは罪である。そのことはまだ幼い少女にもわかっていた。 先生を守るために殺意を抱いたことはあるが、まだ実際に人殺しをしたことはない。 その一線が、少女を立ち止まらせていた。 「でもね、バーサーカー。わたし思い出したんです。先生はどんなに傷ついても、わたしをずっと守っていてくれたことに。」 先生はわたしに温かいご飯をくれた。 先生は髑髏のマスクの男を倒して助けてくれた。 先生は殺人犯の罪を背負わされても、わたしを助けるって言ってくれた。 先生は鞠山からわたしを救い出してくれた。 先生はわたしが主人公の素敵な物語を書いてくれた。 先生はわたしに―――しあわせになってほしいって願ってくれた。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生――――ッ! 「今まで先生にはたくさんの愛をもらったんです。だから今度は私が返す番。 そのためだったら、わたしは罪を背負える。人殺しだって…わたしはできる」 その小さな存在を動かすのは愛。 少女の愛は全て大好きな先生がため。 愛のためならば、少女は何でもできる。 世界だってきっと…変えられる。 「だからバーサーカーお願いします。あなたの力を…わたしにください。」 「グルルルルルルルルルル・・・・・・。」 バーサーカーは少女の請いに唸り声で返したが、その唸り声は決して合意の証ではなかった。 バーサーカーが望むのはただ一つ。 歴史の改変者の抹殺。ただそれだけである。 彼女を助けようという思いなど、何処にもなかった。 もし少女が歴史の改変を望むならば、たとえマスターであってもその使命は変わりはしない。 躊躇なくバーサーカーは少女を殺すだろう。 慈悲ぶかき思いなど、闇の果てに消え去ってしまった。 「待っててね先生…先生は、私がしあわせにするって決めたんですもの」 先生にはなんの気兼ねもなく笑っていてほしい。ただ、ハッピーエンドになってほしい。 胸に想いを刻み、少女―牧野エリは先生の笑顔を思い浮かべ、離れ離れになってしまった彼に向けて笑顔を作ってみた。 今にも壊れてしまいそうな、脆く、儚い笑顔だった。 背中の天使の羽が一枚、地面に舞い落ちた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 やみのディアルガ@ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊 【パラメーター】 筋力A 耐久A+ 敏捷B 魔力A+ 幸運D 宝具A 【属性】 秩序・狂 【クラススキル】 狂化:A 筋力と耐久と魔力を2ランク、その他のパラメーターを1ランクアップさせるが、 理性の全てを奪われる。 【保有スキル】 時の守護者:E じげんのとうで世界の時を守っていたポケモンであった。 しかし今は闇に包まれたことでその性質は汚染され、 歴史を変えようとするものを抹殺するだけの意思に成り果ててしまった。 本来はAランククラスのスキルであったが、狂化したことでそのランクが著しく低下してしまった。 歴史を変えようとするものを見つけた場合、優先的に攻撃する。 タイムパラドックスにより消滅したものをも呼び戻す力をも持っていたが、 サーヴァントとしての形に押し込められ、現在は他者の時間操作能力を無効にする程度にとどまっている。 神性:EX 神霊適性を持つかどうか。 世界の時を守る時の守護神でもあり、異なる世界の神話では、世界を作ったとされるアルセウスが身を分け創造した神のポケモンでもある 鋼・ドラゴンタイプ:B 鋼とドラゴンの属性を持つポケモンであることを示すスキル。 ノーマル、みず、くさ、でんき、どく、ひこう、むし、エスパー、いわ、ゴースト、あく、はがねの属性の攻撃に対し耐性を持つ 代わりに、ほのお、こおり、かくとう、じめん、ドラゴンの属性の攻撃に対しては追加ダメージを受ける。 また自身の放つはがね・ドラゴンタイプの技の威力に増加補正が与えられる 威圧感 C バーサーカーに対して近接攻撃が行われるとき判定が行われ、稀に相手を怯ませて攻撃を失敗させる。 このスキルは精神耐性スキルで、対処可能。 プレッシャー:C バーサーカーに攻撃を行ったときに消費する魔力の量が、本来消費されるはずの量の二倍となる。 【宝具】 『時の咆哮』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100 時が歪むほどのエネルギー波を放ち攻撃する。 ドラゴンタイプの属性を持ち、スキル鋼・ドラゴンタイプの威力補正を受ける。 使用後反動により、1ターンバーサーカーは動けなくなる。 『暗黒の未来』 ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:- 最大補足??? 時限の塔が崩壊し、時の止まった暗黒の未来で生きたポケモンたちの心象風景を再現した固有結界。 永遠に時が止まった世界で、朝日も二度と昇らない暗い世界。 結界内では、あらゆる自然現象が発生しない。 風も吹かず、水は流れず、光も差さない、暗黒の世界。 ただし現在のマスターでは長い間固有結界を維持することはできず、最大で数十秒の発動が精々である。 【weapon】 ポケモンとして覚えているわざ。 【人物背景】 時元の塔にて『時』を守る番人だったが、時元の塔が崩れ始めた事により暴走。 やみのディアルガともいえる存在に成り果ててしまう。 未来世界で星の停止を迎えた後では、歴史を変えようとするものを始末する意志のみで動く。 星の停止の歴史を変えようとする主人公とジュプトルたちに刺客を差し向け排除しようとする。 【サーヴァントとしての願い】 歴史を変えようとするものの抹殺 【マスター】 牧野エリ@VANILLA FICTION 【マスターとしての願い】 先生をしあわせにする 【能力・技能】 ただの少女に知識も人脈も金も能力も技能もあるわけない。 本来の双六ゲームだったら、VIP扱いだったため骨が折れようが腕がもげようが死ぬことはなかったが、 今は参加者に格下げされたので、致命傷を負ったら普通に死ぬ。簡単に死ぬ。 【人物背景】 羽のついたリュックサックがトレードマークの寡黙な少女。 元は孤児院で暮らす少女であったが、友達とよく笑う普通の少女であった。 ある日、人類の存亡をかけた双六ゲームの一緒に双六のゴールを目指すパートナーに任命される。 小説家佐藤忍に会うまで二人ほど別のパートナーと行動していたが、虐待を受け続け精神がすり減ってしまう。 佐藤に人間として当たり前の施しを受けたことで彼を先生と呼び、想い慕う。 しかしもう一方の駒である刑事鞠山雪彦にその身を囚われる。 佐藤の敵である鞠山を警戒していたが、彼にも息子ドラジェがあり死ぬわけにはいかないことを知る。 誰も幸せにならない双六に絶望し自ら命を絶とうとするも、自分がどうあがこうが双六の進行するうちは 死ねないことを知る。そして世界を滅ぼすのは他ならない自分自身であるということを知らされる。 【方針】 どんな手を使ってでも聖杯を獲る ただし策に優れているわけでもない上に、バーサーカーの燃費は非常に悪く一戦交えただけでエリは命の危険が伴う。
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切り裂く瞬間を じゃりっと音が鳴る。顔を仮面で隠している目の前の人物は、腰に差した刀に手を当てて此方ににじり寄って 来ていた。敵意と殺意を漲らせ、一歩、一歩自分と彼女に近寄ってくる。恐らくはここ最近人里で暴れ周り、好 奇心旺盛な天狗を喜ばせ、善良な村人を恐怖のどん底に陥れている新手の妖怪なのであろう。 いくら立ち寄った先から貰った妖怪除けが強力であっても、人里の離れを不用心に歩いていたのは少々どころ か、大分間抜けであったものである。その分は埋め合わせをしなければならないだろう、自分の武器で。 一緒に居る彼女を下がらせて銃を構える。香霖堂で買った年代物の小銃は、スラリとした刀が先に取り付けら れている。月の光と周りを照らす紫色の光に照らされて、良く研ぎ澄まされた刀は冷たく光っていた。 一方目の前の襲撃者は、僕が連れを後ろに下がらせたのが気にくわなかったらしい。仮面の奥からゴリゴリと 音が聞こえてきた位だから、文字通り歯を食いしばる程に気にくわないのであろう。 威嚇の意味を込めて一発を放つ。適当に打った銃弾は外れ、スタートの号令の如く相手が襲いかかってきた。 今度は狙ってもう一発を打つ。それを相手は躱す。体の中心を狙ったそれすらも躱すことに目をむきながらも、 自分の体は自動的に敵の刀を防いでいた。頭の上で交差する刃と刀。よく見ると其程大きくない癖に、相手の 力は男の自分を凌ぐものであった。ジリジリと押されていく体制を壊し、下がりながら相手の顔を狙って突きを 繰り出す。自分の左肩を犠牲にした一撃は、相手に傷を負わせることは出来なかったものの、仮面を剥ぐ事には 成功していた。 「よ、妖夢・・・。」 顔見知りに襲われていると知り、頭の中で火花が散る。何故という思いで一杯となり、引き金を引くことすら 忘れてしまう。そんな僕を再起動させたのは、後ろで響いたドサリという鈍い音であった。弾かれたように後 ろを見ると、彼女が地に伏している。月明かりに照らされて広がっていく黒い染み。彼女から溢れる濃厚な血の 臭いは、自分の肩から流れる痛みと混じり合い、頭の中を埋め尽くしていた。 「隙あり。」 いつか練習で聞いたことのある声がしたと同時に、背中を冷たい塊が通り過ぎていく。直後に熱い血が流れ、全 身に痛みが走る。何も考えられなくなり、それでも痛いという事だけが頭を埋め尽くし、地面に倒れた後も這い 回る。それでも目の前の彼女に手を伸ばす。致命傷だと分かっていても。 さくりと音がして、手が止められる。喉から叫び声が出て、痙攣を起こす手が地面をのたうち飛び跳ねるが、 自分では止められそうにない。そうしている僕を尻目に、妖夢は彼女を川に蹴り落とす。鈍い音の後のボチャン という大きな音が僕の耳の中にこびりついた。 妖夢は僕の方を振り返る。半霊より黒く濡れた刀を受け取ると、予想に反して刀を鞘に収めた。そして身を固く する僕を抱え空中に飛びたつ。急激な重力と痛みによって、僕の意識はすぐに消えていった。 薄暗い部屋で目を覚ます。すぐに今までの事を思い出し、僕は起き上がろうとするが、痛みですぐに伏せてし まう。空気がふわりと動き、ずれた布団が僕にかけ直されるのを感じ、僕は近くに誰かがいると分かった。 「起きましたか。○○さん。」 蝋燭の火に目が慣れると、妖夢が布団の横で正座をしているのが分かった。色々な思いが駆け巡るが、言葉に出来 ない。つっかえてやっと出たのは、ありきたりな一言だった。 「何故、と。」 ポツリと妖夢は話す。 「愛ですよ。」 愛って何だよ-と禅問答の様な答えを返す僕に、妖夢は話を続ける。 「私、○○さんが好きです。」 「でも○○さんは私なんかよりも、他の人の方と仲良しでした。」 だから、殺したのか-と僕は信じられない思いで言う。信じたくは無いが、辻斬りの被害者には僕の知り合いが 何人も居たのは事実である。そしてそれで余計に僕は、あの場で妖怪を殺そうとした。今までの恨みを晴らそう として。 「好きな人って、逃したくないじゃないですか。」 僕の問いかけに沈黙で肯定を返し、妖夢は続ける。 「だから、逃げ道を潰して、後ろから挟み込んで。」 「あの女が怪我した○○さんを見て固まった時に、半霊で後ろからバッサリと切ってやって、それでそれを見て 固まった○○さんを今度はちゃんと斬ってあげて。」 「何でしたっけ?自分の髪を売って時計に付ける鎖を買う女と、時計を売って髪飾りを買う男でしたっけ?それ にピッタリですね。」 そんなんじゃない、と言う僕に彼女は尚も言葉を続ける。 「別に○○さんを責めている訳では無いんですよ。あの女が悪いんですから。まあ死んじゃいましたけれどね。」 「私の方が相応しい。それだけの事ですから。」 人殺しに相応しいもクソもあるかという反論をねじ伏せるように妖夢は言う。 「え、私は別に人殺しじゃありませんよ。あれは唯の妖怪の仕業ですから。」 「大体、あれだけ派手に何人も殺していれば、とうに異変として巫女が動いたり、里の自警団が動くでしょう?」 「現に動いていたじゃないか。」 痛みを堪えて叫ぶ。妖夢の言う事が嘘であって欲しいと願って。 「あんなの形だけですよ。人外の本気はもっと凄いんですから。」 妖夢の態度はそれでも余裕である。 「それに、あの稗田家で貰った妖怪除け、あれ、白玉楼製のやつですから。」 「当主様が認めたとでも言うのか!!」 「これ、この屋敷の鍵です。幽々子様は暫く留守にされるんですよ。気を遣って下さって。二人の為にって。」 「○○さん。二人っきりですよ。この屋敷で。」 「ねえ、何かして欲しいことは御座いますか?」