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【分類】 下位ページ ジャンル 目次 【分類】 【概要】ジャンル 【参考】関連項目 タグ 最終更新日時 【概要】 ジャンル ベリーロング ロング ボブカット ベリーショート ショート ショートボブ ツインテ ツーサイドアップ ピッグテール ツインドリル ポニテ ハーフアップ 二つわけ ドリル 三つ編み サイドテール お下げ お団子 ストレート ソバージュ カール パーマ 編み込み ウルフカット インテーク 姫カット オールバック アホ毛 一本結び アップ髪 二つ結び 盛り髪 黒髪 茶髪 金髪 白髪 銀髪 ピンク 青 緑 紫 赤 おっぱい 横乳 谷間 下乳 谷間ホール ネクパイ 巨乳 貧乳 腋 鎖骨 うなじ 尻 脚 ふくらはぎ ふともも 体臭 よだれ 涙目 鼻水 方言 声 おもらし 汗 ヤンデレ ツンデレ クーデレ 不思議 電波 厨二病 邪気眼 世間知らず 天然 △ お嬢様 ドジっ子 熱血 脳筋 堅物 真面目 律儀 潔癖 家庭的 地味 おっとり △ 引っ込み思案 クズ ゲス 腹黒 毒婦 肉食 草食 コミュ障 耳年増 ドヤ顔 ゲス顔 ☓ アヘ顔 ☓ ラリ顔 トロ顔 泣き顔 号泣 ☓ 男泣き 嘘泣き ジブリ泣き 上目使い ジト目 見下し ☓ 白目 仁王立ち ☓ ガイナ立ち ☓ ジョジョ立ち ☓ カトキ立ち ☓ 安彦立ち ☓ Wピース ☓ ガワラ立ち ☓ 勇者パース 雌豹のポーズ めがね マスク 帽子 カチューシャ ネコ耳 イヌ耳 ウサ耳 ヘルメット 兜 マフラー 靴 軍靴 サンダル パンスト 靴下 ガーターベルト ニーソ パンツ 女児パンツ 縞パン くまパン 白パンツ 黒パンツ ふんどし ブラジャー シミーズ ネグリジェ さらし 水着 スク水 ローレグワンピ ハイレグワンピ パレオ ビキニ レオタード ブルマ ジャージ ジーンズ ホットパンツ スパッツ(レギンス) スカート ミニスカート ロングスカート タートルネック セーター Yシャツ Tシャツ ポロシャツ アロハシャツ 和服 浴衣 袴 ラバー(革フェチ) ビキニアーマー 白衣 剃毛 生理用品 〇 処女 生理中 妊婦 搾乳 母乳 百合 ホモ 性転換 女装 男装 ふたなり 障害(知的) 障害(身体) 乳幼児 ロリータ ショタ 熟女 老婆 合法ロリ 童顔 ロリ巨乳 オネショタ ホモショタ ロリショタ 女性少女愛 ケモショタ ケモロリ 家族 夫婦 実母/息子 娘/実父 妹/兄 姉/弟 双子 祖父/孫娘 幼馴染 義母 義父 義姉/義弟 義妹/義兄 叔母/甥 叔父/姪 従兄妹 従姉弟 △ セーラー服 △ ブレザー ミッション系 ジャンバースカート 看護学生 見習い 幼稚園児 小学生(低学年) 小学生(高学年) 中学生 高校生 大学生 △ 女子校生 △ 女教師 チアリーダー 社交ダンス 新体操 スケート 応援団 陸上 水泳 馬術 登山 剣道 弓道 フェンシング プロレス 薙刀 射撃 柔道 テニス ラクロス ゴルフ バレーボール ソフトボール バスケ サッカー 卓球 ビーチバレー 放送 新聞 写真 演劇 漫画 文芸 美術 合唱 軽音 ブラスバンド ロックバンド 茶道 料理 科学 風紀委員 図書委員 保険委員 生徒会 厚生委員 中央委員 放送委員 体育委員 国語 数学 理科 社会 英語 体育 美術 音楽 巫女 尼(女僧) △ シスター アイドル ナース 女医 患者 博士 主婦 人妻 団地妻 未亡人 家事手伝い メイド ウェイトレス コンビニ店員 OL 秘書 女社長 SP 婦警 刑事 保安官 怪盗 スパイ くノ一 侍 変身ヒロイン 魔法少女 △ 魔法使い △ 僧侶 賢者 戦士 狂戦士 騎士 聖騎士 黒騎士 天馬騎士 竜騎士 狩人 格闘家 ネズミ ネコ イヌ キツネ ヒツジ ウシ ウマ ヒョウ ウサギ 触手 植物 虫 人魚 天使 悪魔 女神 天女 仙女 妖怪 雪女 九尾狐 座敷童 精霊 妖精 エルフ 幽霊 英霊 宇宙人 古代人 異界人 未来人 メカ少女 サイボーグ アンドロイド サンタガール カウガール バニーガール 剣 銃 △ 魔法 セクハラ イチャイチャ 〇 ハーレム ストリップ のぞき 盗撮 見てるだけ 視姦 ☓ SM ソフトSM ☓ 鼻フック スパンキング 拘束 ☓ 拷問 ☓ 内臓系 ☓ 切断 ☓ 眼球 ☓ 食人 言葉責め 罵倒 洗脳 催眠 ☓ 薬物 ☓ 麻薬 睡眠薬 自白剤 媚薬 精力剤 避妊薬 排卵誘発剤 ☓ デブ専 ペイント 軟体 露出 寝取り 寝取られ チラリズム パンチラ ブラチラ スカート捲り たくしあげ セルフスカート捲り 誘惑 挑発 咥えゴム 掴みシーツ だいしゅきホールド 股に手 手コキ 足コキ 素股 腋コキ 髪コキ ペッティング アナルセックス 浣腸 ☓ スカトロ大(食べる) ☓ スカトロ大(見る) ☓ スカトロ小(飲む) スカトロ小(見る) ぶっかけ 顔射 オーラルセックス ☓ セルフフェラ イラマチオ ☓ 食ザー フェラチオ 口内射精 精飲 ごっくん クンニスリング 69 パイズリ 潮吹き 射精管理 逆レイプ 尿道責め 多人数 ☓ 3P(男2・女1) 3P(男1・女2) ☓ 輪姦 ☓ スワッピング ☓ 乱交 獣姦 ピグマリオンコンプレックス 異物挿入 青姦 カーセックス 強姦 ☓ 産卵 ☓ 脳姦 ☓ 死姦 オナホール オナニー バイブ ローター 亀甲縛り ☓ 三角木馬 正常位 後背位 騎乗位 座位 立位 駅弁 まんぐり返し 松葉崩し ◎ 孕ませ ◎ 種付け ◎ 子作り 〇 腹ボテ ◎ 着衣H 股布ずらし ずらし挿入 パンツ下ろし 片足パンツ ◎ 処女狩り 断面描写 ハメ撮り キスハメ 正月 初詣 餅つき 成人式 節分 バレンタイン 雛祭り ホワイトデー 春一番 卒業式 春休み お花見 入学式 オリエンテーリング 身体測定 GW 母の日 父の日 梅雨 夏休み 海水浴 夏合宿 夕立 お盆 肝試し 縁日 敬老の日 運動会 学校見学 文化祭 ハロウィン 大掃除 冬休み クリスマス 修学旅行 林間学校 臨海学校 スキー教室 お泊り 勉強会 〇 現代 異世界 未来 異星 過去 昭和(戦後) 昭和(戦中) 昭和(戦前) 大正 明治 幕末 江戸(後期) 江戸(中期) 江戸(初期) 戦国時代 室町時代 鎌倉時代 平安時代 古墳時代 弥生時代 縄文時代 原始時代 古代文明 アメリカ 中国 △ ヨーロッパ オリエント アラブ インド 一軒家 アパート マンション 団地 自室 居間 風呂 トイレ 台所 寝室 納戸 玄関 蔵 庭 校舎 校庭 下駄箱 ロッカー 更衣室 プール 体育館倉庫 体育館 道場 屋上 教室 廊下 階段 踊り場 図書館 保健室 職員室 準備室 ホテル 公園 海岸 電車 バス タクシー 戦車 船舶 航空機 宇宙船 ヘリコプター 展望台 教会 神社 病院 診察室 病室 手術室 宿屋 酒場 荒野 豪邸 早朝 朝食 朝練 登校 昼 昼食 昼下がり お茶会 夕方 下校 夕食 夜 夜食 深夜 小説 ラノベ エッセイ 絵本 漫画 アニメ 特撮 実写 舞台 漫才 コント 落語 ミュージカル 歌舞伎 狂言 能 人形劇 人形浄瑠璃 クレイアニメ 3Dアニメ ジャズ ロック ポップス キャラソン ラジオドラマ RPG ARPG SRPG TRPG シューティング アクションシューティング 弾幕シューティング 横スクロールシューティング 格闘 対戦格闘 無双 育成シミレーション △ 恋愛シミレーション 経営シミレーション 戦略シミレーション アドベンチャー 〇 推理アドベンチャー ボードゲーム カードゲーム ◎ 抜きゲー 〇 シーン回想 〇 CG鑑賞 〇 BGM鑑賞 〇 セーブ 〇 ロード 〇 クイックセーブ 〇 クイックロード 〇 文章スキップ イラスト カード ポスター タペストリー カレンダー タオル ハンドタオル ビッグタオル 抱き枕カバー クッションカバー シーツ おっぱいマウスパッド お尻マウスパッド マウスパッド フィギュア ねんどロイド アクションドール 着せ替え人形 プラモデル 模型 ジオラマ 缶バッチ 携帯ストラップ クリアファイル マグカップ 湯呑 ボイス付 和風 洋風 中華 アメリカン エスニック クラシック モダン エキセントリック サイケデリック 萌え △ コミカル コメディー ホラー スリラー 〇 ミステリー パンキッシュ エレガント ラブラブ シリアス 【参考】 関連項目 項目名 関連度 備考 創作/どうしてこんな嬉しいハーレム科学になった。 ★★★★ タグ 構成 最終更新日時 2013-09-03 冒頭へ
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/699.html
霧切「......」 ショタ苗木「霧切お姉ちゃん、遊ぼうよー」 霧切「え....えぇ、いいわよ」 ショタ苗木「わーい、じゃあ抱っこしてー」 霧切「......」ギュッ ショタ苗木「えへへー」ギュッ 霧切(何なのこれは....?わたしは夢でも見ているの...? 苗木君と2人でお茶を飲んでいたら苗木君が...) ビヨーン モノクマ「夢なんかじゃないよ!現実だよ!」(あの音楽) 霧切「...!心の中を読まないで貰えるかしら?まさか、あなたが何かしたの...?」 モノクマ「ショボーン、酷いなあ、変わったことが起きたらみんな僕のせい? まあこの学園の元生徒である超高校級の発明家なんかが作ったりした人間を 幼児化させる薬なんかをたまたまボクが持っていてたまたま苗木君のお茶にこぼしちゃった事なんかはあったかもしんないけどさ!うぷぷぷぷ....」 霧切「やっぱりあなたのせいじゃない...!彼は元に戻るの?」 ショタ苗木「熊さんだぁ、でも色が変で怖いよぅ...」 モノクマ「変とは何クマー!僕の見た目とカラーリングは見るものすべてを虜にする それはそれは可愛らしいデザインですぞ!」ガオー ショタ苗木「ひっ...!」ギュッ 霧切「やめて、怖がっているわよ」キッ モノクマ「おやおや、早くも母性に目覚めちゃった感じ?さりげなく苗木くんのぷにぷにのお肌を堪能しちゃってる感じ?羨ましいなぁ~」ハァハァ 霧切「なっ、下らない事を言ってないで質問に答えて!」 モノクマ「心配しなくても明日の朝頃には戻るから心配しないで!そうそう、幼児化してる間の記憶は一切残らないから苗木君にあんなことやこんなことをしちゃっても全然okだよ!寄宿舎で何をしようがノープロブレムだしね!はぁ...はぁ...」 霧切「消えなさい...」 モノクマ「言われなくてもそのつもりだよ。大丈夫、監視カメラでばっちり見させてもらうけど途中でちょっかい出したりなんかしないから!じゃあね~」ビヨン 霧切「......」 ショタ苗木「お姉ちゃん...?」ギュッ 霧切「あっ、大丈夫よ...さ、私の部屋に行きましょう」 ショタ苗木「うん!」 霧切(可愛い....!!じゃなくて、なるべく誰にも見られないようにしないと...説明が面倒だわ...苗木君を独り占めしたいとかじゃないんだからね!) ____________ _______ ____ 霧切(幸い誰にも会わずに済んだわね...)ホッ モノクマ「えー、校内放送校内放送。夜10時(ry」 霧切(1人で部屋に置いておくのも可哀想だし...朝早く起きて部屋に運んであげればいいわよね。決して苗木君と添い寝したい訳じゃないんだから!) ショタ苗木「ふかふかー!」ボフボフ 霧切「こんな学園生活をしている所為かしら...不思議とあまり驚かないわ...感覚が麻痺しているのかしらね」 ショタ苗木「ねーねー、お姉ちゃん」 霧切「な、何?」(お姉ちゃん...///) ショタ苗木「僕おなかへったよー」グーキュルル 霧切「!...えっと、じゃあね、このお菓子でも食べる...?」ゴソゴソ ショタ苗木「わーい!」 ショタ苗木「おいしいね」モグモグ 霧切(可愛い...元から可愛いけど今の苗木君は可愛いすぎる...!超高校級のショタってところね) ショタ苗木「ごちそうさまー」 霧切「おいしかった?」ナデナデ ショタ苗木「うん!」二パー 霧切(カメラをセレスさんから借りておけば良かった...) 霧切(ほっぺも柔らかいし...子供ってこんなに可愛いものなのね)プニ ショタ苗木「くすぐったいよー」 霧切「ごめんね、苗木君が可愛いからよ」クスクス ショタ苗木「可愛い?お姉ちゃんの方が可愛いよー」 霧切「!?なっ、何を言ってるのよ...!かわいいだなんて...そ、そんな事言われても...」モジモジ ショタ苗木「ほんとだよ、それにやさしいしあったかい...」ギュッ 霧切(....今なら例えプレス機で潰されたって何の未練も無く死ねるわ...) ショタ苗木「ふわぁ...」 霧切「あら、もう11時ね...子供にはつらい時間だし寝ましょうか」 ショタ苗木「んー」トテトテ 霧切(子供とはいえ苗木君と一緒に...///) ショタ苗木「お姉ちゃんの香りがするー」ゴロゴロ 霧切「こらこら、暴れたら私が入れないでしょ」スッ ショタ苗木「お布団ふかふかだね」モフモフ 霧切「......」ギュッ ショタ苗木「ふぇ!?どうしたのお姉ちゃん///」 霧切「ごめんね、しばらくこうさせて...」 ショタ苗木「う、うん...」モジモジ 霧切(柔らかい...ずっと抱きしめていたいぐらい可愛い...)ドキドキ 霧切「えへへ...」スリスリ ショタ苗木「うぁ...///」 霧切(眠って目を覚ましたらこの夢は終わってしまうのかもしれないけど...今はそんな事考えたくない...) ショタ苗木「お姉ちゃんあったかい...」トロン 霧切「......」ナデナデ ショタ苗木「ん........ぅ....」zzz 霧切(寝ちゃった...寝顔も可愛い)クスッ 霧切「おやすみ、苗木君」ちゅっ ___ ______ __________ 苗木(ん...何だかとってもいい夢を見ていたような...) 苗木(僕は...霧切さんとお茶を飲んでて、そしたら...どうなったんだ...?) 苗木(あれ?何だろう?部屋に何か違和感が...毛布がピン...ク...?)ガバッ 霧切?「ひゃっ」コロン 苗木「うわぁあ!?き、霧切さん!?な、何でこんな所に!?って、あれ...」 ロリ切「ん...おはよう苗木おにいちゃん...」ギュッ 苗木「!?」 続く
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「お~い、誰か聞こえてる~!? 殺し合いなんてやめようぜ~?」 森林地帯。キャップを後ろ向きに被った黒髪の少年•木村 克也(きむら かつや)が参加者同士の殺し合いをすぐにでもやめさせようと、大きな声で周辺に呼びかける。 「くっそ~、すぐには見つからないか~…」 そうしているにもかかわらず、他の参加者は現れない…と思っていたところだった。 「おい、オレには聞こえたぞ! 殺し合いなんてやめようってな!」 幸運なことに、その呼びかけ応じた参加者は克也からそう遠くない距離におり、そちらにすぐさま駆け寄ってくる。 その参加者は金髪で、グレーのフード付きの服を着用している。 「お待たせ、来たぞ!」 金髪の少年が克也のすぐ傍に到着した。 「ハジメマシテ、だな。オレの名前はセサミ•アッシュポットだぞ。」 「こちらこそ。俺は木村克也。」 セサミ•アッシュポットと名乗る少年から自己紹介をされた克也も、また彼に自己紹介をする。 「オレだってこんな殺し合いは反対だな。」 「あ~、よかった…。」 思っていたより早い段階で殺し合いに反対する他参加者と出合えたことに安穏する克也。 「じゃあさ、一緒にこの殺し合いを終わらせて、カイバノアって奴をとっととやっつけにいかないかい?」 そんな中、セサミから唐突に『一緒に殺し合いを早く終わらせて、乃亜を倒しに行かないか』という提案をされる。 「…そうしよう。」 殺し合いに反対する同志を見つけられた喜びから一転、急に真剣な態度をセサミに見せる克也。 「…そうだよな。」 そんな彼に対し、セサミもまた真剣な態度を相手の克也に見せた。 ──彼らはお互い、通っている(あるいは通っていた)学校の担任教師やクラスメイト達と共に数多の困難を乗り越えてきた少年だ。 だから、出合ったばかりであってもこの殺し合いを早急にでも止めさせ、乃亜を倒しに行ってしまおうという決意が出来たのである。 【木村克也@地獄先生ぬ~べ~】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:セサミと一緒に殺し合いを早急にでも終わらせ、乃亜を倒しに行く。 1 今はセサミと行動。 2 出来れば、セサミ以外とも殺し合いに反対する参加者と合流したい。 [備考] ※参戦時期は少なくとも鵺野鳴介を人面疽から救った後。 【セサミ•アッシュポット@マジカルバケーション】 [状態]:健康 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:克也と一緒に殺し合いを早急にでも終わらせ、乃亜を倒しに行く。 1 今は克也と行動。 2 出来れば、克也以外とも殺し合いに反対する参加者と合流したい。 [備考] ※参戦時期はエンディングで『臨海学校』を終えて魔法学校ウィル•オ•ウィスプに帰還してからエピローグの時間軸に入るまでの間。
https://w.atwiki.jp/compels/pages/326.html
「10歳、若返った…マジか?」 「女心が分かっておらぬの。そういう時は、いつもより奇麗に見えるとか言うものじゃ」 「……オレに言われて嬉しいかよ」 ドロテアの目的が寿命の延長、究極的には不老不死であることは海馬モクバにも明かされてはいた。 モクバがドロテアを雇うと言った時点で、こちらの思惑も汲み取り配慮されるよう敢えて明かしたのだ。お互いにビジネスパートナー、不用意な隠し事で後から揉めるのも避けたい。 聞かされていたモクバも思う所はあれど、協力体制を維持できるのならその目的を邪魔するつもりもない。下手に人体実験を決行されるより、この藤木茂という少年が保持する能力を奪取して満足してくれるのなら、その方が穏便に済んでありがたいくらいだ。 「で、このセト神ってのでディオを若返らせて小さくしたんだな」 「そうだよ…ちゃんと話したし、た…助けてくれるよね?」 「……殺しはしない」 吐瀉物を吐き終わった後、ドロテアとモクバは藤木から装備品を没収した後で事情聴取を執り行っていた。 やはりというべきか、殺し合いに乗ってしまい支給品の力を借りて参加者を襲っていたようだ。だが話を聞けば聞く程、力を得て増長したのは否めないが、乃亜に怯えてしまい止む無く殺し合いに乗った面もある。 可能ならモクバとしては保護したいと考えていた。 不幸中の幸いというべきか、藤木がドジを踏んでいたお陰で、自分達もだがシカマルや梨沙という別の参加者を襲ったものの、死傷者を出していない。 まだ、藤木は引き返せる。ドロテアもセト神さえ手に入れば、それ以外はどうでもよさそうだ。ディオもこちらの反対を押し切って、無理に殺そうとはしないだろう。 「―――この様子では救援の必要はなかったようですね」 モクバ達を見つめながら、俊國に扮した鬼舞辻無惨は改めて、状況を整理するように呟いた。 同じく、エリスに扮した磯野カツオを引き連れ、いざ交戦が予想されるであろうエリアまで赴いた時には決着は既に決していた。 拍子抜けではあるが無惨にとっては好都合、無益な戦闘を避けられるに越した事はない。 (な…なんとか、助かったぁ~) 無惨に気付かれないようカツオも内心、戦いを避けれたことに安堵していたが。 「ディオ達は先に船の方に行ったんだな」 「ええ、ルサルカさんという方と合流したようで、間に合わなければ先に行くと」 どうするべきか。 急げば、ディオ達との合流も間に合いそうだ。しかし藤木の処遇次第では、そうもいかないだろう。 「元から海馬コーポレーションに行く予定だったんじゃろ? 海は連中に任せても良いじゃろ」 「……」 時間は限られている。 この島の探索に加え、首輪の解析もしなくてはならない。 二手に分かれて調査をするのも悪い案ではない。合流場所も既に聞かされている。 合流は後回しにし、当初の目的通り海馬コーポレーションを目指しても良いかもしれない。 (シルバースキンか…鉄壁の防御を誇るらしいが、これならば太陽の光を遮断するか?) 無惨の関心は藤木の所有していたシルバースキンに注がれていた。 話に聞いただけだが、怪力のドロテアが傷一つ負わせられなかった性能は非常に興味深い。全身に隙間なく纏うらしく、太陽の下で活動するにも防護服としての役目も果たせるかもしれない。 是非とも手にしたいところだ。可能であれば持ち帰り、産屋敷の元へ突撃するのにも着込んで行けば、万が一の事態にも備えられるだろう。 流石に柱でもない、ただの人間の産屋敷に遅れなど取りようもない。それこそ、家族諸共爆弾で吹き飛ばしでもしなければ。だが、普通そんなことしないだろう。 (この場の全員を皆殺しにし、奪っても良いが……) ドロテアもそれなりの強者ではあるようだが、無惨の相手にはならない。故にここに居る中では、驕りを抜きにし無惨が最強であることは事実だ。 だが、乃亜の親類者であり、首輪解析の技術を保有するモクバを殺めるのは避けたい。 ディオが念を入れて打った布石がここに生きてきた。 無惨も乃亜に従い優勝するか、またが抗い乃亜本人を叩くかならば、心情的に後者を優先している。わざわざ自分から、首輪解析に有用な技術者を刈り取るつもりはない。 (如何に怪しまれぬよう、自然に振る舞いこの鎧を手にするかだな) 鬼であることは伏せ、無惨が太陽を天敵とする事を明かすべきだろうか。だが鬼殺隊の異常者共が聞きつけ、こちらの討伐に赴く可能性を否定しきれない。 名簿さえ明らかになっていれば、そういった大胆な手段に出るのもやぶさかではないが、この先半日以上、日の上がった時間を閉鎖空間内で、下手をすれば柱から追い回されるのは厄介なことこの上ない。 「藤木!? 何やってるのよ!!」 無惨の耳に飛び込んできたのは、鎧の持ち主に呼び掛ける幼い少女の声だった。 ――― (殺し合いに乗ったんだね…きみらしいよ藤木君) 何人もの参加者に囲われ、少なくとも友好的ではない雰囲気を見て永沢君男は藤木が殺し合いに乗ったと確信していた。 それとは別に同行していたサトシとピカチュウ、城ヶ崎姫子は藤木が一方的に虐げられている可能性を考慮し、慌てた様子を見せる。 「フン! あんたらは、この藤木って奴の知り合いなの?」 「ピカァ!」 「ああ、オレはサトシ…殺し合いには乗っちゃいない。そこの藤木って奴は、オレと一緒に居る城ヶ崎と永沢のクラスメイトみたいなんだ」 「フン! どうするのよモクバ!!」 「安心してくれ、オレも藤木をどうこうしようってつもりはない。 だが、事態が事態だ…情状酌量の余地はあると思うけど、殺し合いに乗ったのも事実だ。…拘束なり、監禁なりするかもしれないのは分かってくれ」 サトシと城ヶ崎は苦々しい顔をする。 城ヶ崎からすれば、クラスメイトが殺し合いに乗った事実はやはり心苦しい。それに、自分も人の事は言えない立場だ。 モクバも城ヶ崎の複雑な心境を察したのか、バツが悪そうにする。 「本当に、藤木君に情状酌量の余地なんてあるのかい? 主催の乃亜が強そうだから、そっちに靡いただけじゃないのかな」 「あんた、永沢!」 「……わ、悪かったよ」 (あれ…なんで永沢君がこうもあっさり謝るんだ……? いつもなら、何か言い返してすぐに喧嘩になるじゃないか) モクバもドロテアもサトシもピカチュウもカツオも無惨も。 捻くれた少年の嫌味な一声に、気の強い女の子が咎めただけに見えた何気ない光景にしか見えなかった。 だが、藤木だけは違っていた。いつも、どんな時も、誰よりも永沢の傍にいた藤木はその違和感に気付いていた。 普段の二人ではないと。 「―――サトシ、お前…よりにもよって羽蛾に会ったのかよ」 「ああ、酷い目にあったぜ。その後、永沢達と会って、リーゼロッテとかいう危ない奴から逃げる為に移動してたんだ。 取り合えず、何か使えるものがあるかもしれないし、モチノキデパートってところに行こうと思ってさ」 藤木の疑念など知る由もなく、サトシとモクバが情報を交換していた。 本音を言えば、居ない方が良いのは間違いないが、遊戯が巻き込まれていれば、当人には災難ではあるものの頼りになると踏んでいたが、よりにもよって来ているのがインセクター羽蛾とは落胆せざるを得ない。 サトシは殺し合いそのものには乗っていないと、強く主張はしているが、相変わらずやっていることは姑息らしい。 羽蛾の悪評はよく聞く話で、KCグランプリでも不正参加して、ジーク・ロイドにダイナソー竜崎諸共瞬殺されていたのは記憶に新しい。 あまり関わりのないモクバでも、羽蛾に良い印象はない。 「のう、サトシとやら…本当にそのリーゼロッテという女は不死なのか?」 「え? オレは直接見てないけど、羽蛾はそう言ってたぜ……でも、本当に不死身なら、ちょっと寂しいよな……ずっと、独りぼっちで生きて行くんだろ?」 「んー? あーそうじゃなぁ……」 サトシの声は後半から、ドロテアの耳には一切届きはしなかった。 セト神といい、この場には不老不死の手掛かりが次から次へと降って湧いてくる。 ドロテアも完全な不老不死は恐らく不可能だろうと、諦めていたところがあったが、ここでならそれをも叶うやもしれない。 (とはいえ、その女の力も未知数じゃ…しかも殺し合い肯定派と来ておる……。 何としてでも捕獲(ゲット)して、バラしたいとこじゃが、実力もありそうじゃなぁ) 「サトシさん、その女…本当に人間なのでしょうか?」 「どういう意味だ?」 「いえ、魔女と言っていたので…山姥のような化け物みたいだなと……例えば人を食べたりとか」 「どうなんだろう…流石にないんじゃないか?」 「ピカ?」 無惨の中に一つの懸念が生じていた。 そのリーゼロッテという女、まさか太陽すら物ともせず、永劫の時を生き延びているのではないか。 あの藪医者がどのようにして、無惨を鬼の始祖へと変貌させたのかその術は明らかではないが、リーゼロッテという女が関係しているとも限らない。 認めたくないが、日光を克服しているのなら生物としては無惨の上位互換に当たるのだから。 平行世界という概念は無惨も把握はしていた。先のディオ達との邂逅や、現在のモクバ達との会話から、それぞれの参加者の時代背景や文明文化が明らかに異なっているからだ。 自分以外、全員異常者の線も捨てきれないが。 だが、リーゼロッテが鬼に関する存在であれば、自らの鬼としての起源に関わる事かもしれない。 (場合によっては、禰豆子や青い彼岸花以外の方法で、太陽を克服する術もあるやもしれぬ) 積極的に会う気はないが、手に入るだけの情報は得ておきたかった。 「ピカ!」 「ピカチュウ?」 ピカチュウの声色で、サトシは一気に意識を切り替えた。 遅れて無惨が僅かに視線を動かし、次にドロテアが表情を強張らせた。 そして戦闘という面では、一般の子供の範疇を出ないモクバが事態の異様さを察して、警戒を強める。 「……な、なんで」 永沢が震えた声で喉を震わせた。 「まるで死人でも見たような顔だな」 感情が一切乗らぬ声で、だが皮肉を込めた機械的な声。 その主は、暗闇の中から歩んでくる。 眼鏡のひ弱そうな少年だったが、その容姿を見た時、城ヶ崎は絶句し声も上げられなかった。 「な、中島……?」 カツオも恐怖よりも困惑が勝る。 その容姿は死んだ筈の、親友の中島弘そのものだからだ。だが違うとも、カツオは理解もしていた。 あの中島の形をしたものに、剣さえなければどう見ても中島そのものだ。けれども、あの剣がそれら全ての希望的観測を否定する。 「どうしたんだい一体」 最後に一切事態を飲み込めず、藤木は呆然としていた。 「みんな、あいつはヤバい」 「ピカ…」 サトシがピカチュウと旅をしてきた中で、これ程までに切迫し怯えすら見せるピカチュウの姿は初めて見た。 同時にサトシも目の前の少年が人ではない何かで、しかもポケモンのような人と共存出来るような存在ではないかもしれないことを直感していた。 話し合いの余地などない程に、殺意に満ち溢れている。こんな存在は様々なポケモンを見たサトシからしても、初めてだ。 「覗き見をしていたものを探していたつもりが、よもやお前達を先に見つけるとはな」 サトシはそれが誰に向けられた言葉なのか、一瞬分からなかった。 ―――僕達、ここに来る前に眼鏡の人が殺されるところを見たんだ! 逡巡の末、それが自分の後ろに居る永沢と城ヶ崎だと気付く。 思えば永沢の言っていた殺された人物と、特徴は一致している。眼鏡など珍しいものではないが、先ほど奴はまるで「死人を見たような」とも言っていた。 「お前…誰なんだ……どうして中島の格好をしているんだよ!!」 カツオはエリスの演技も忘れ、全てを情動のままに吐き出した。 それを聞き、魔神王は僅かに眉を潜める。 中島の記憶にあのような少女は存在しなかった。であれば、中島の知人がこの短期間で容姿を変えたのだろう。 この口調から考えるに―――。 「磯野カツオ…か」 「お前、やっぱり中島を知ってるのか!」 (カツオ? 誰だ? エリス、どういうことだ? 何故取り乱す? 貴様、外人だろう!? 日本人の友人などいたのか? それになんだその口調、まるで男……) 「……待てよ」 ―――その殺した奴、顔色が悪くて、唇が紫で歳の割に身長が高い奴だった。 サトシの中で、眼鏡の人物を殺したらしい殺人者。それを見たという永沢の証言が繰り返し再生される。 あの後、城ヶ崎とピカチュウとの再会で流れてしまったが、やはり違和感はある。何より、ここで合流した藤木という少年も不自然な程、特徴と一致している。 サトシも馬鹿ではない。時折、考えなしの時もあるが、むしろ頭の回転は悪くない。 だからこそ、おぼろげながらパズルのピースを合わせ、その全体像が見えてきてしまっていた。 「殺されたよ。そこの永沢と横の少女に。我は屍を食らい姿を借りたにすぎぬ」 中島本人の知人が居るのであれば、中島として振舞う理由もないだろう。偽物とバレている。 そしてここには、この容姿の本来の主の下手人もいるのだ。 不和を撒くのであれば、むしろ事実を述べた方が手軽で早い。 「……殺された? 中島が」 「う、嘘だろ…永沢君」 魔神王への恐怖はおろか関心は既に消え去り、カツオの怒りと殺意は永沢達へと向けられていた。 藤木も自分のことを棚上げし、信じられないと言った顔で永沢を見つめる。 自らを、フジキング等と吹聴していた男とは思えない。 「永沢…お前……」 ほぼ同じタイミングで、サトシもここまで予想してしまっていた。 永沢が藤木に良い感情を持っていないのは、先の皮肉から分かった。だから、自分が手を下した中島殺害を藤木に押し付けたのではないか? 「みんな、落ち着くんだ!」 モクバが声を張り上げる。 現状、優先すべきは魔神王の対処だ。それには、この場の全員で団結の必要もある。 中島という少年には悪いが、ここで犯人探しをする暇はない。 「……モクバや、妾と一緒に二人で逃げるのはどうじゃ?」 「ドロテア、何言って―――」 「あいつと戦うのは、やめた方が良いぞ。勝ち目などないわ。 ……それに、ここで下らぬ内輪揉めに巻き込まれてどうする? 落ち着くなんて無理じゃ。あのエリス…いや磯野カツオとかいう奴、怒り心頭と言った顔じゃぞ」 帝具の知識がある分、ドロテアは真っ先にカツオがエリスという人物の名と容姿を偽っているのだと理解した。 そして、あの魔神王が姿を借りた中島という少年と親しいのもだ。 永沢とカツオの衝突は避けられない。それはそれで、争うなら好きにすればいいが時と場合が最悪過ぎる。 モクバ以外の参加者に微塵も価値を感じていないドロテアからすれば、それ以外を囮にして二人で離脱するのが、もっとも最善の選択だった。 「先ずは貴様からだ」 子供達の動揺など意にも介さない。 数m以上空いた距離を一息で踏み込む。 狙うは何時でも屠れる、取るに足りぬ子供ではない。 この場に居て、最も強き生物だ。これを放置しては背中を刺されるとも分からぬ。 魔神王はただ淡々とランドセルから剣を抜き振り上げ、それを横薙ぎに振るった。 「貴様ァ……!!」 その理不尽に、無惨は全身に血管を浮かび上がらせ、張り裂けそうなほどの怒りを込め憎悪を声にする。 魔神王の駆るドラゴン殺し。黒の剣士ガッツが、数多の夜を数多の化け物の血で染め上げながら振るい続けた大剣。 その刀身はあまりに分厚く、剣というよりは鉄の塊に近い。最早切るのではなくその圧倒的な質量と怪力を以て、叩き潰し引き千切るという表現が正しいだろう。 使い手が人の身であることを度外視し、また斬る対象がドラゴンを想定され鍛えられた酔狂な剣。 普通の人間であれば振るえない。 振るわれたとして、その一斬はただの人の身では凌ぎきれないであろう度を越した暴だ。 それを無惨は、細い日本刀を手に事も無げに受け止めてみせた。 「やはり、人間ではないか」 得心がいったと呟く魔神王に無惨は怒りを募らせる。 鬼であることを隠し、穏便に事を進める筈が全てが台無しに終わった。 代わりに戦闘を行わせるはずのエリスは何の役にも立たず、何故か魔神王は最初に無惨に目を付ける。 「どうしてだ? 何故私を狙った」 8人だ。8人も居たのだ。 その中から、何故弱者を装った無惨のみを的確に襲ったのか。 返答は声ではなく、更なる剣戟によって返された。 細長く太い棍棒のような大剣を、棒切れのような気安さで片腕で取り回す。 それは無惨の顔面へと薙ぎ払われ、刀で受け止め力押しで弾き返す。 強靭な膂力により、魔神王はドラゴン殺しごと吹き飛ばされた。 「話せ、話してみろ。口が聞けぬのか貴様、私の問いに答えられぬのか」 豪風を巻き起こし、魔神王が無惨へと突撃する。 ドラゴン殺しの質量を持ったまま音速へと差し迫る速度で駆け抜ける。 金属が触れて弾け合う鋭い音と、共に両者もまた弾かれるように後方へと退いた。 「……なんだその刀は」 砂や土が粉塵となって舞い上がる。 土煙の中からドラゴン殺しを一閃し、その剣圧で砂を消し飛ばす。 視界が空けて、無惨の姿を認めた後、魔神王は己の胸に刻まれた小さな一筋の赤い傷を左手の指先でなぞる。 さしたる負傷ではない。だが、無惨の持つ刀に傷付けられた箇所のみ通常の負傷よりも再生が遅く。また、魔神王の魂そのものに直接ダメージを通していた。 「ほう、死神の刀は堪えるようだな」 魔神王の物理的な肉体は依り代に過ぎず、本体ではない。ゆえに入れ物を壊しても、本体である魂に干渉しなければ有効打を与えることは出来ない。 もっとも、それらの不死性は制限され肉体の過度のダメージは魂にも反映されるよう制限を負わされてはいる。先ほどのアーカードとの交戦からも、魔神王も自覚している。 だが、それでも最も有効打であるのは魂への干渉に違いない。 「魂砕き程ではないが、その刀も似た力を持つか」 捩花。 尸魂界の死神の持つ、斬魄刀と呼ばれる武具の一振り。 斬魄刀、その役割は迷える霊を死後の世界へと誘い、虚(あくりょう)と化した霊を斬り伏せ世界の循環へと回帰させること。 元より、霊的存在を斬る為の刀剣である。魔神王の本体である魂という霊的存在に対しても干渉可能だ。 「乃亜も念入りなことだ」 脅威ではない。既に、斬魄刀によって生まれた傷口は修復を開始している。魔神王にとっての最大の脅威は、魂砕きに他ならない。 けれども、馬鹿正直にそれを浴び続けるのも愚行だろう。通じていない訳ではないのだから。 「試すとするか」 元より備わる力に加え、この場に於いて意図せず手にしたもう一つの力。 帝国最強と謳われる女将軍が、冷酷に猛威を振るった悪魔のような帝具。 息を吐き出す。 毒性を浴びたそれは近くの草木を枯らしていく。無惨も目を細め、相手の異形がその秘めたる力を解放に近づけているのを肌で感じ取った。 「氷?」 鋭敏な無惨の身体が大気の急激な変化を察知する。 無惨が僅かに後ろに下がる。その刹那、氷山が生成された。 「捩花が使えぬ―――」 説明書には、始解の階位へと引き上げる事で、無から水流を引き起こし操る斬魄刀であるとあった。 水流がそれこそ大きな川や滝のような規模で操作できるのなら、活用方法はいくらべで浮かぶ。 だが、相手の能力が冷気であるのなら別だ。 水は凍ってしまう。捩花は無用の長物と同じ。 何故、今日に限りこうも不運が連続する? 神など信じないが、居るのなら殺してやる!! 無惨の怒りは、絶頂の更に限界を超えていた。 「どうした?」 この程度で、何を驚いている。これからだろうと。 ただ、その一言に嘲りと挑発を込めて。 魔神王の背後、その背景一面には槍の様に鋭利な氷柱が数百を超え、宙に浮かんでいた。 指揮者の演奏の様に、ドラゴン殺しの切っ先を無惨へと向ける。 それらを合図に、氷柱は無惨へと降り注いだ。 「エレキネット!!」 「ピカ! ピカピカ!!」 暴風雨のような飛んでくる氷柱。 それらに合わせピカチュウが飛び上がり、尻尾の先から電撃の球体を振り撒く。 球体は拡散し上空に雷の網を展開した。 本物の網の様に高い伸縮性を持ちながら、それらは千切れることなく、氷柱を絡ませていく。 「みんな、逃げるんだ!!」 サトシの叫び声が響き、その場の全員が駆け出す。 エレキネットは確実に氷柱の大群を受け止め、しかし徐々に軋みだし数秒の後に引き裂かれた。 氷柱は雨の様に大地に降り注ぎ、地面を抉り上げ轟音を響かせる。 通常では、人が生き残るなどありえない破壊痕を刻みながら、そこには血の一滴もない。 「―――」 魔人王の口から人のそれではない奇異な言語が漏れる。 光の矢が無数に生成され、弾け飛ぶ。 「アイアンテール!」 ピカチュウの尻尾が白く光り鋼の如き硬度を得る。 逆上がりの様に宙を舞いサトシに向かう矢を弾き返す。更に横薙ぎに全身を捻り、その後ろのモクバ達を狙った矢を撃ち落とす。 その僅かな滞空の間に、魔人王は肉薄する。空中で逃げ場のないピカチュウを両断せんとドラゴン殺しを振り落とす。 「剣にアイアンテールだ!!」 僅か0.4m前後程の小さな体躯を活かし、体を器用に捩り、硬質化した尻尾をドラゴン殺しへと打ち付ける。 勢いよく金属が打ち合う音と共に魔神王の腕にも衝撃が走る。 されども魔神王の剣を止めるには程遠い。例え硬質化したといえど、魔神王の怪力にピカチュウが真っ向から挑むのは自殺行為にも等しい。 1秒もせず黄色の愛らしい容姿は、赤黒いグロテスクな肉塊へと変貌する。 「ピ、カァ!!」 ピカチュウのアイアンテール。それはドラゴン殺しの刃を正面ではなく、斜めから切り込むように放たれていた。 押し込まれる魔神王の怪力は角度を調整することで受け流され、ドラゴン殺しを尻尾で叩きつけた勢いで、ピカチュウは振り下ろされたドラゴン殺しの軌道線上から離脱する。 「10万ボルト!!」 「ピィカァ~チュ~ウ!」 アイアンテールを維持したまま、尻尾に触れたドラゴン殺しのを通しありったけの電撃を直接流し込む。 多くのポケモンを目にしたロケット団を以てして、秀でた個体だと目を付けられ、時として神格にも匹敵する伝説のポケモンにすら通用する。ピカチュウの代名詞にして象徴ともいえる技の一つ。 ドラゴン殺しより伝い、全身を駆け巡る高圧電流。 肉体の再生力は、乃亜から制限されている。 それもあってか、さしもの魔神王とてその一撃には目を見開き、ほんの一瞬ではあるが苦悶の表情を浮かべ、膝を折りかけるほど。 なるほど、見た目の脆弱さに反し、この黄色の奇怪な生き物は戦いに慣れている。 後方で指示を出す少年も、直感や状況判断に優れている。 もしも、この場に居たのがあの最初に出会った闘争狂の不死王であれば、手を叩いて拍手でも送っていたのだろう。 だが魔神王は違う。ただの事象と客観的事実として捉え、ただ滅するだけだ。 「ピカチュウ! かわせ!! でんこうせっか!」 魔神王から衝撃波が放たれ、ピカチュウに直撃する。 飛ばされながら受け身を取るピカチュウに、すかさず氷柱の大群を落とす。 「ピッカピ!!」 まるで針の間を縫うように、氷柱の合間に存在する小さな安全地帯を瞬時に見切り、電光石火の如く加速し駆け回る。 「一度距離を取れ! 戻ってこい!」 土煙から飛び出し、ピカチュウはサトシの足元へ着地し魔神王へ向き直る。 「大丈夫かピカチュウ?」 「ピ…ピカ!」 長期戦は不味い。 魔神王が毒を纏っているのは、サトシから見ても明らかだった。 戦いが長引けば長引く程、ピカチュウに毒のダメージが蓄積されていく。 可能な限り近接戦を避けたいが、それは相手も読んでいる。 積極的に接近戦を仕掛けてくることだろう。 不幸中の幸いは、サトシはロートスの英雄達やアーカードのように殺すのではなく、相手を無力化する戦いであったこと。倒すのを目的としていたことだ。 吐息と同じく血にも毒を持つが、サトシは殺傷を目的としない為、流血を伴う負傷は殆どない。その為、齎された毒の総量は非常に少なく、魔神王の想定よりも毒の効きが悪い。 だが効いていない訳ではない。やはり時間は掛けられない。 「サトシ…勝てそうか?」 「いや、難しいと思う」 モクバの問いに、サトシはそう答えた。 玉砕覚悟なら、あるいはと考えなくはないが。 普段のポケモンバトルなら、最後まで諦めず全力を出し尽くすものの、こんな意味のない殺し合いで、ピカチュウを危ない目に合わせてまで戦う意味なんてない。 さっさと逃げるべきだ。 (どうする……みんなを逃がさないと、でもピカチュウにだけは無理はさせられない) それでも、他の皆を逃がすくらいの時間は稼がなければ。 「俊國、お前人間じゃないらしいな」 「それがなんだ? 今この場で私を排するか? 魔神王(アレ)の前で!!」 声を掛けてきたモクバに対し、無惨は血管を浮き沸かせ苛立つ。 俊國という人間に擬態し、しばらくは様子見に徹するはずだったのが水泡に帰したのだ。 今にも癇癪が起きそうなのを抑えていたのは、別の脅威が存在するからに過ぎない。 「正直、オレはそんなことはどうだっていい。あんたの正体がなんだろうと、殺し合いから脱出したいのなら、協力してくれないか?」 「私に命令か? 私がそれに従う何の義理がある?」 「自慢じゃないが、首輪を外す技術に科学方面なら自信がある。オカルト方面なら、ドロテアがいる。 協力者もディオ達が居る。こう見えて結構盤石に進んできてるんだぜ。 ……借りを作っても、損はないんじゃないか?」 「ここで貴様らの為に殿をしろと?」 「そうだ。ここで一番強いのは、お前なんだろ? お前が訳ありでもいい。協力し合えるなら首輪の解除も約束する」 サトシとピカチュウは技巧で、魔神王を躱していた。 それに対して、無惨は真っ向から打ち合い力でも圧倒する場面があった。 純粋な強さという面に於いては、確かに魔神王が先に始末しようとしただけあり、自分達のような子供と一線を画す。 「……良いだろう。癪に障るが…逃がしてやる。だが、条件がある」 苦々しく、だが無惨は承諾の意思を見せた。 そして音もなくモクバの耳元に顔を寄せ、小さく耳打ちした。 「一つ、シルバースキンとやらを私に渡せ。 二つ、竈門禰豆子という少女が居れば必ず死なせず保護しろ。 三つ、私の立場を一切損なわせるな。名簿が開示され俊國の名がなかった場合でも、私を擁護しろ。 四つ、これらを口外するな」 「分かった」 「もし破れば、命はないと思え」 ディオからモクバは乃亜との繫がりがあり重要な情報を握っていて、首輪を外せる技術者であると強調されたこと。 これが普段の無惨にしては、寛容な態度を取らせる要因になっていた。 無惨とて殺し合いの打破の確率は上げておきたい以上、対主催に恩を売るのも悪くはないと無惨に判断させた。 「ドロテア! シルバースキンを俊國に!!」 「なんじゃと!?」 「ぼ、僕の…それはフジキングになる為の……」 藤木から押収したシルバースキンをドロテアは無惨へと投擲する。 これ程の鎧を手放すのは、些か気は引けるが、もし魔神王を無惨が引き受けるのならやむを得ない。 「みんな、ここは俊國に任せる」 「逃がすと思うか」 ドラゴン殺しを担ぎ上げ、魔神王はモクバ達を睨みつける。 頭上にある大気中の水分を冷気で冷やし、巨大な氷塊を作り上げる。隕石のような爆発的な加速をし、急落下する。 「私が―――逃がすと言った」 無惨の片手の血管が更に膨張し、腕が膨れ上がる。玉遊びのような気安さで氷塊に触れた。 「これは絶対だ。私の決定した絶対を、お前如きが覆すつもりか」 氷塊に比べれば遥かに矮小な手、その握力だけで氷塊に亀裂を入れ握りしめ、砕いた。 パラパラと氷の残骸が降り注ぐ中で、無惨は絶対の支配者として君臨していた。 「子供のように幼稚な傲慢さだな」 「黙れ、話すな、これ以上不快な腐臭を撒き散らすな」 魔神王は呼気を強めた。 足元の雑草が一瞬で萎れて枯れ果てていく。 「嫌味か?」 一連の流れを見て、無残の腹正しさは増していく。 (シルバースキンとやらは手に入れた。日光を凌ぐ手段はこれで二つ。 何処まで信用できるかは分からぬが、モクバ達に借りを作ったのも確かだ) 当初の目的は達した。 目の前の存在も脅威にはなるが、継国縁壱(ばけもの)程ではない。 利用されるのは腹正しいが、モクバが通常の子供とは違い有能なのは接していて分かった。 交渉や取引で、嘘を吐くような手合いではなさそうだ。連れていたドロテアとかいう女もろくでもない下種だろうが、利用価値を見抜き引き連れている。 自分の感情と大局を見ての判断は別けて考えられる。あの鬼滅隊(いじょうしゃども)とは違う。 時と場合により取引(ビジネス)として、割り切れる側の人間だ。 長年の経験で無惨はそういった人間もよく見てきた。ああいう手合いは信用はしないが、こちらが明確な利を示すなら、相応の対価を支払うことに躊躇がない。 無惨の名で名簿に乗らない限りは明かす事はないが、もしそうなったとしても、良好な関係を築ける可能性はある。 時間稼ぎ程度ならば引き受けてやってもいいだろう。 (だが…もうすぐ夜明けか……時間は掛けられん) 時刻だけならば既に早朝。 辛うじてまだ日は上がらないが、もうじき太陽が天空を支配し無惨を照らしつける事だろう。 「5分だ。それ以上は私を煩わせるな」 ただ一方的な宣言をし、無惨は内に含めた殺気を解き放つ。 魔神王は何の関心も抱かず、ただ邪魔な障害物を退けるようにドラゴン殺しを構えた。 鬼の始祖と魔神の王が激突する。 それは紛れもなく、異なる種の頂点における者達の決戦の始まりであった。 【E-3/1日目/早朝(まだ日は昇ってないくらい)】 【鬼舞辻無惨(俊國)@鬼滅の刃】 [状態]:健康、俊國の姿、乃亜に対する激しい怒り。警戒(大)。 [装備]:捩花@BLEACH、シルバースキン@武装錬金 [道具]:基本支給品、ランダム支給品1(確認済み)、夜ランプ@ドラえもん(使用可能時間、残り6時間) [思考・状況]基本方針:手段を問わず生還する。 0:魔神王に対処。夜明けは近いので、無理はしない程度にモクバ達逃走の時間は稼いでやる。 1:もし居れば、禰豆子を最優先で探索し喰らう。死ぬな、禰豆子! 2:脱出するにせよ、優勝するにせよ、乃亜は確実に息の根を止めてやる。 3:首輪の解除を試す為にも回収出来るならしておきたい所だ。 4:禰豆子だけならともかく、柱(無一郎)が居る可能性もあるのでなるべく慎重に動きたい。 5:何にせよ次の放送までは俊國として振る舞う。 [備考] 参戦時期は原作127話で「よくやった半天狗!!」と言った直後、給仕を殺害する前です。 日光を浴びるとどうなるかは後続にお任せします。無惨当人は浴びると変わら死ぬと考えています。 また鬼化等に制限があるかどうかも後続にお任せします。 容姿は俊國のまま固定です。 【魔神王@ロードス島伝説】 [状態]:健康 (魔力消費・中) [装備]:ドラゴンころし@ベルセルク、魔神顕現デモンズエキス×3@ アカメが斬る! [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1~2、魔神顕現デモンズエキス(5/2)@アカメが斬る! [思考・状況]基本方針:乃亜込みで皆殺し 0:無惨を始末する。 1:アーカードを滅ぼせる道具が欲しい。 2:魂砕き(ソウルクラッシュ)を手に入れたい 3:覗き見をしていた者を殺す 4:覗き見をしていた者を殺すまでは、中島弘として振る舞う。 [備考] 自身の再生能力が落ちている事と、魔力消費が激しくなっている事に気付きました。 中島弘の脳を食べた事により、中島弘の記憶と知識と技能を獲得。中島弘の姿になっている時に、中島弘の技能を使用できる様になりました。 中島の記憶により永沢君男及び城ヶ崎姫子の姿を把握しました。城ヶ崎姫子に関しては名前を知りません。 変身能力は脳を食べた者にしか変身できません。記憶解析能力は完全に使用不能です。 ※現在中島弘の姿をしています。 (ふぅー、あやつが足止めしてくれて助かったのじゃ) 溜息を吐きながらドロテアは安堵していた。 あの中島という少年の姿を借りた存在は、ドロテアの中であのエスデスと重なって見えた。 支給されたのか、デモンズエキスを使いこなしていたのだ。そんな化け物と戦うなど真っ平御免である。 (しかし、藤木のようなクソ雑魚か写影達の様にそこそこ機転の利く子供ばかりかと思ったが…あのエスデス擬きや、それと戦える俊國のような奴等ばかりだったら、この先骨が折れるのじゃ) 全くもって、何が子供を集めた殺し合いなのだろうかと乃亜に文句を言ってやりたくなる。 当初はドロテアが蹂躙する側だろうと、若干余裕もあったのだが魔神王との邂逅で認識も大分改めねばならないらしい。 実のところ、ドロテアがランドセルに収納したままの魂砕きこそが魔神王の目的であり、もし藤木を見逃す譲歩を進めて、それを取り出していた場合、魔神王は何よりも最優先でドロテアの命を狙っていた。 まだ運に見放されてはいないことを、ドロテアは自覚もしていない。 「おい…教えてくれよ! 永沢が中島を殺したのか!!」 (もーう、面倒くさいのじゃあぁぁぁ) もう完全に変装を放棄しエリスの容姿のまま叫ぶカツオを見て、ドロテアは内心で愚痴っていた。 「なあ、先ずは確認させて欲しいんだが…お前はカツオって奴でいいんだよな? エリスって女の子じゃなくて」 「……そう、だよ」 「ちょっと、話して貰っても良いか?」 モクバに言われるまま、カツオはそれまでの経緯を正直に話しだした。 最初に魔法使いのような少年に襲われ、狂犬みたいな美少女が介入してくれたが、あまりの暴力性に怖くなり逃げ出した。 その後、自衛の為に変装して行動していたら無惨と遭遇し、無理やり連れ回されたこと。 「帝具か…確かナイトレイドが持っていたやつじゃったな」 変装を解いて、丸坊主の化粧をした少年の姿に変貌した時は、モクバもサトシも少し引き気味に驚嘆していた。 ドロテアは納得しながら、ガイアファンデーションの効果を思い返す。 「カツオ…永沢達にも何か事情があったんじゃ」 「友達を殺されたんだぞ! どんな事情があるって言うんだ!!」 サトシも永沢達が手を下したことを否定しきれなかったが、それでも悪い人間とは思いきれない。 擁護に回ろうとするが、それがかえってカツオの逆鱗に触れる。 「ああ、そうさ…僕は殺したんだよ。君の友達は本当に間抜けだったよ」 「なんだって……! お前……!!」 グリフィンドールの剣で永沢に斬りかかろうとするカツオを横から突っ込んでモクバが抑え込む。 「離してくれよ!」 「待て。…気持ちは分かるが、今は……」 魔神王から1エリアほど離れた場所に移動したものの、事態はまだ差し迫っている。 無惨を撃破し魔神王が追跡してくる可能性もあるのだ。 もっと距離を開けておきたい。 それに、ここでカツオが永沢を殺めて殺し合いを加速させるのも乃亜の思うつぼだ。 「きみに何の気持ちが分かるんだよ!」 カツオの悲痛な叫びは、ドロテア以外の全員の心を痛めた。 「仕方ないだろ? 文句なら乃亜の奴に言ってくれないか。 僕だって殺し合いに巻き込まれた被害者なんだぜ」 「あの…私……」 本当は自分が殺したと城ヶ崎は白状しようとし、声が震えてつっかえてしまう。 自白がこんなにも怖い事だなんて思ってもいなかった。 それに全てを白日の下に晒すことは、結局のところ永沢が殺し合いに乗り、自発的に中島を襲った事まで話さねばならなくなる。 そうなれば永沢は―――。 でも、このままでは永沢が殺人者として糾弾される。別の嘘を言おうと思っても何も浮かんでこない。 (よし…これで良いぞ) 永沢は露悪的に話しながら、ヘイトが自分に集まるのを実感していた。 (僕が、中島とかいう奴を殺した事にしてしまえば良いんだ……。あとは、城ヶ崎の事はサトシ君に任せればいい。 あのピカチュウって鼠、かなり強かったし傍に居ればきっと安全だ) 永沢の選んだのはシンプルな自己犠牲だ。 元から中島を襲ったのも自分であるし、あくまで目的は城ヶ崎姫子の生還。 頭の良さも喧嘩の強さも、からっきしの永沢が生き残る必要はない。 果敢にも魔神王にピカチュウと共に挑んだサトシが居れば、彼女の安全は保障されるだろう。 残った遺恨は全部、永沢が引き受け墓場まで持って行けばいい。最悪カツオを道連れにしてしまえば、彼が城ヶ崎を襲うこともない。 永沢でも、それくらいは出来るはずだ。 (カツオも僕が中島殺人の実行犯だと思い込んでいる。良いぞ…このまま―――) 「お…おかしくないかな? こういう時、いつも城ヶ崎さんが永沢君に食って掛かると思うんだけど」 「なっ……!」 永沢の目論見は上手く行っていた。 全く関心のないドロテアはともかくとし、モクバとカツオとサトシも事態の急変化に気が動転して、中島の殺害犯は永沢だと半ば確定して話を進めていた。 だがただ一人、この中で藤木だけは違っていた。 明らかにおかしいのだ。火と油、犬と猫、きのことたけのこ。顔を合わせれば喧嘩ばかりの二人が、こうして大人しく行動していた事が。 無論、殺し合いの場である為、お互いに控えた可能性もある。 けれども、流石に永沢に殺人の容疑が掛かれば真っ先に口を挟むであろう城ヶ崎が、沈黙を続けているのが不自然でしかない。 「きみは何を言って―――」 「永沢君、なんだか城ヶ崎さんを庇っていないかい? それに、あの中島って人の見た目をしていた人はこう言ってたよ…永沢と彼女が殺したんだって……」 饒舌な藤木に永沢は苛立ちを増す。 いつもなら人に流されて楽な方向に行く男が、どうしてこんな時に。 「僕が城ヶ崎を庇う訳ないだろ! こんなブス……」 「……嘘だよ。永沢君、きみは城ヶ崎さんの事を気に入らないけど、美人と言っていたじゃないか」 後に中学生になって以降の評価は、もう少し美人が良いという何とも言えないものではあるが。 美的センスが壊滅的に狂っているのだろうが、それはそうと永沢の中でも城ヶ崎は美人よりに位置しているのは事実だ その上で生意気で気に食わない女なのだが。 「それに…」 分かるよ。友達だから。 声には出さず、心の中でのみ紡ぐ。 藤木の感情もぐちゃぐちゃになりそうだった。 数十分前まで殺し合いに乗る気だった。永沢が居ても、構わないと思っていた。 なのに、こんなに追い込まれた永沢を見た時、その決意を忘れ去ってしまった。 自分は一体、何がしたいのか藤木本人にも分からない。 「ごめんなさい。私が銃で殺したの…だから磯野君、悪いのは私なの」 「先に僕が殺し合いに乗ったのが悪いんだ! バットで殴ったら、あいつ息を吹き返して…城ヶ崎はわざとじゃなくて!」 「どっちでもいいよ」 カツオは冷たく言い放つ。 「きみ達のせいで中島は死んだんだろ?」 向こうの事情など知らない。ただ、身勝手な話でしかない。 そして、変な化け物に食べられて姿形まで奪われてしまったのだ。 殴られたらきっと痛いだろう。撃たれたら、どんな絶望や恐怖を味わうのだろう。 死して尚、尊厳すら奪われて弔うこともできないなんて。 中島がそこまでされなきゃいけないほど、悪い事なんてしたのか? 「どうし、て…なかじまが……なにしたって、言うんだよぉ……」 カツオの目から、涙が溢れ出していた。 怒りも悲しみも何もかもが込められた涙だった。 ―――くすくすくす 「とても痛そう。知ってる? 痛みは愛なんだよ」。 強風が草木を揺らし、夜明けの薄暗いなかに小さな人影のシルエットが増えた。 ほんの一瞬だけ、それは翼を生えた修道女のような天使のように見えたのは気のせいだろうか。 露わになったのは胴着をきた黒髪の活発そうな少年だった。 「一人だけ愛を貰うのもずるいよね。だから―――」 みんなにも愛をあげる。 「ピカピ!!」 「でんこう―――」 この少年が何をする気か、勘で察知したサトシとピカチュウが動く。 だが遅かった。少年の素早さは尋常ではない。 ピカチュウもスピードでかく乱するバトルを得意とするものの、初動で出遅れてしまった。 少年の向かう先には永沢と城ヶ崎が居た。手に刃物や武器の類はないが、何の害意もないとが考え難い。 「な…永沢君!!」 藤木の中で、肝試しの時にさくらももこを置き去りにしたことを思い出していた。 思えばあれが転機となり、今の卑怯者としての自分が定着してしまった気がする。 (僕に何ができるんだ……) 永沢のピンチだというのは何となく分かる。でも、だからなんだというのだ。 これ以上、自分に出来る事など―――。 「違う―――僕はフジキングだ」 藤木は駆け出していた。 殺し合いが始まってから半強制的とはいえ、自分の意思で人を襲ったことで藤木は歪な自己肯定感と自信を身に着けていたのだ。 自分に向かって走ってくる藤木を見て、永沢はきょとんとした顔をする。 そんなことに構わず、藤木は永沢に抱き着くように押し倒した。 「危ないよ! 永沢君!!」 花弁が散るように、血飛沫が噴き出した。 「ごほっ……!」 少年の腕が城ヶ崎の胸に突き刺さっていた。 血塗れの腕を引き抜き、更に栓を失った血は行き場を求め勢いを増して吹き出す。 「アイアンテール!!」 一秒ほどの後に追い付いたピカチュウのアイアンテールが少年の頬に直撃した。 「ピカァ!!」 「おめえ、やるなぁ!」 首を尻尾で薙ぎ払われ吹き飛ばされる少年。 その口許を吊り上げ、心底楽しそうに微笑んで見せた。 「へへ…オラ悟空ってんだ」 一番最初に出会った悟空(おにいちゃん)を模倣するように。 カオスは演技を続けながら、受け身を取りサトシとピカチュウを見つめる。 「永沢君、無事かい? い、行こう…今の内に」 「じょうがさ…き……」 胸から多量の血を流し生気を失っていく城ヶ崎を見つめながら、永沢は放心状態になっていた。 それに藤木が、どうして自分に覆いかぶさってきたのも分からないでいた。 カオスが狙っていたのは、永沢の横に居た城ヶ崎だ。普通に考えて、藤木がカオスより早く動ける筈などない。 勘違いしていたのだろう。永沢が殺されてしまうと。 それでいて、藤木本人は永沢を救うことに成功したのだと思い込んでいる。 「永沢君!!」 藤木が永沢の頬を引っぱたく。不快ながら、永沢はそれで我を取り戻した。 自分の腕を引っ張る藤木を見る。一緒に、ここから逃げろとでも言うつもりなのだろうか。 もう一度、城ヶ崎の方を見た。 「しっかりしろ! 城ヶ崎!!」 遅れて駆け寄ったサトシの腕の中で、何かを言っていた。きっともう、助からない。 永沢には医療の知識はないが、それでもあれは無理だと分かった。 何も悪くない彼女が死んで、こんな卑怯者の自分だけが生き残るだなんて。 よりにもよって、何で藤木が自分の元へ来たのか怒りすら覚えた。 「ごめんよ…城ヶ崎」 永沢は一言だけそう言って藤木と共に走り出した。 後ろから、永沢を呼ぶサトシの叫びが聞こえてきた。 それでも足を止めずに走り続ける。 「どうして…どうして―――守ってくれなかったんだよ。サトシ君……!」 最後に永沢は、一方的なサトシへの懇願と、それに報いてくれなかった勝手な失望を口にした。 「―――二人行っちまったけど、まあいいか。 んじゃ、いっちょ始めようぜ」 カオスは逃げていく永沢達を見ながら、敢えて手を出す事はしなかった。 あの二人組には、悟空が殺し合いに乗ったと吹聴して貰えれば好都合だ。 今のところ、カオスに悟空を倒す術はない。だから、別の強者と潰し合うようなことになれば、カオスにとって二つの意味で美味しい展開となる。 そして、残された子供達にはカオスがもっといい子になれるように、手伝って貰う。 くすくすと、カオスは悟空を演じたまま狂的な笑みを零した。 「サトシさん……」 最初はお金持ちでキザだけど、人として欠点のない花輪君に惹かれていた事もあった。 でもいつからか、永沢のあのヘンな顔が気になるようになった。 気づけば、ヘンな頭もヘンな性格も全てが気になるようになって。それを裏付けるように当たりも強くなっていった。 (ほんとは…中島という人を殺しちゃったあと……) 永沢と一緒に共通の罪を抱えて。 何処までも深くまで逃げようと足掻いて、足掻くだけ足を救われて落ちていく感覚に。 きっと、幸福のようなものを感じていた気がする。 いけないとは分かっていたのに。分かっていたからこそ、背徳的で自罰的になって自分が滅茶苦茶にされていく感触が癖になり、悦んでいたのかもしれない。 奇麗なものが汚されてしまう。そんな歪んだ変態的な悦びを。 だから、これはきっと罰なのだと思う。 死にたくなんてないし、未練もあるけどそれは受け入れる。 でも、自分を何とか生かしてくれようとした永沢には、こうはなって欲しくはない。 「永沢…のこと―――」 そういえば、たまたま遠足の写真で永沢と二人一緒に写って喧嘩したこともあった。 一緒に線香花火をしたこともあった。 永沢や、その永沢と一緒に良くいる藤木。 笹山さんや、まる子などのクラスメイトとの思い出も溢れる程に蘇ってきた。 (さくらさんや、笹山さん達も…居なければ、良いけど……) 腕の中で冷たくなり、瞼を閉じて二度とそれは開く事はなくなった。 「……」 そっとサトシは城ヶ崎の遺体を安置して、カオスへと向き直る。 「ピカピ!!」 「分かってる。ピカチュウ」 分かっている。ここはそういう場なのだと。 羽蛾に出し抜かれて、魔神王と僅かに矛を交えて理解していた。 平気で人を殺めるような人間が大勢居て。何喰わない顔で人を騙せるような人間だっている。 この先、人の死を見る事だって覚悟していない訳じゃなかった。 「どうして、こんなことするんだ!」 それでも、聞かずにはいられない。笑った顔で人を殺せるような奴なんかに理由なんてないと分かっていても―――。 「こうしないと、いい子になれないから」 「なん―――」 ほんの刹那の合間、見せた表情は悟空のものではなく。 偽った狂愛の仮面でもない。 ただの寂しそうな子供の顔だった。 でも、それに触れる隙をカオスは与えてくれなかった。これ以上踏み込まれるのを拒むように、黒炎の球体を無数に生み出してサトシとピカチュウへと放つ。 「かわせピカチュウ!!」 「ピカァ!!」 黒炎の合間をピカチュウは駆け抜ける。 「10万ボルト!!」 「愛をあげる。愛を!!」 まだ薄暗い天空を背に、跳躍したピカチュウの雷光が轟いた。 ――― 「ドロテア、オレ達もやるしかない」 モクバは抑えていたカツオから離れていた。カツオも暴れる様子はなく、ただ項垂れている。 「のう、モクバや…逃げるというのは」 「サトシを置いてける訳ないだろ!」 モクバは懐に忍ばせていたブルーアイズのカードにそっと触れていた。 いざとなれば、これを使うしかない。問題はそのタイミングを何時図るかだ。 使用に制限がある以上は、今後の事も見据えなければならず。だが温存を優先してこの場の誰かを死なす訳にもいかない。 (俊國の奴とも、取引しちまったけど…もし首輪の解析が思うように進まなかったら……) ディオがモクバを死なせないよう、無惨に色々と吹き込んでくれたのだろう。 打算込みだろうが、そこには感謝している。 問題は無惨の癇癪についてだ。首輪の解析も、今後の見通しがまるで立っていない。魔神王や、カオスのような襲撃が続けば尚のこと手が回らない。 いずれ痺れを切らし、無惨が優勝に切り替える事も十分ありえる。 それはドロテアも同じではあるが、無惨は更に驚異的な力を秘めている。 何より、無惨はドロテア以上に恨みを買われている。 俊國という名が偽名なのは、モクバもやり取りの中で分かったが、モクバに立場の保証を要求しながら本名を明かさなかったのは、その名を聞きつけ無惨を討たんとする者達が少なくない数いるからだろう。 場合によってはそんな連中と対立する必要もある。しかも、それが復讐や報復の類であれば説得は難しい。 最悪なのが、無惨を殺せればあとはどうなってもいいといった輩だ。こちらの説得など、聞く気など更々ないだろう。 (いや、今はそんなことを考えるな。あいつに集中しないと) だが、それは先の事だ。 この場を生き延びることが出来たその先の。 (いやじゃぁ! あの悟空とかいうガキ、藤木なんぞとは比べ物にならん程に強いではないか……。 ここで一人で逃げるのも……うーむ、だがモクバを亡くすのは惜しいのじゃ) 渋々といった顔でドロテアも戦いへ意識を切り替え構えた。 前向きに考えれば、一人死人が出たお陰でモクバに何も言われず合法的に首輪も手に入るのだ。 状況は一歩ずつ好転している。このカオスさえ倒すか追い払うか、上手くいなしてここから離脱できればだが。 (なんでだよ……) カツオはこの場から逃げていく永沢と藤木の背中を見つめながら、やるせなさだけを感じていた。 今すぐにでも殺してやりたいほど憎んでいる。でも、それを追おうとしない自分が居た。 カオスが居たから、動けなかった。それもあるのだろう。 「なんで、なんで…あんな奴にも…親友が居るんだよぉ……!」 藤木とかいう奴も、殺し合いに乗った卑怯な奴だと話は聞いていた。 だから殺したって心は痛まない。痛まない筈なのに。 あんな奴等でも、親友を奪われたら辛いだろうなと思ってしまった。 数時間前に自分が、一番の大親友を奪われてしまったから。 「くそ…! ……く、そぉ……!!」 カオスという特大の厄災を前にしながら、カツオはそれに怯える気力すら残されてはいなかった。 【城ヶ崎姫子@ちびまる子ちゃん 死亡】 【E-4 /1日目/早朝】 【カオス@そらのおとしもの】 [状態]:全身にダメージ(中)、自己修復中、アポロン大破、アルテミス大破、イージス半壊、ヘパイトス、クリュサオル使用制限、悟空の姿 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3 [思考・状況]基本方針:優勝して、いい子になれるよう願う。 0:サトシ達を殺す。 1:悟空お兄ちゃんかネモお兄ちゃんの姿で殺しまわる。 2:沢山食べて、悟空お兄ちゃんや青いお兄ちゃんを超える力を手に入れる。 3:…帰りたい。 [備考] 原作14巻「頭脳!!」終了時より参戦です。 アポロン、アルテミスは大破しました。修復不可能です。 ヘパイトス、クリュサオルは制限により12時間使用不可能です。 【サトシ@アニメポケットモンスター】 [状態]:負傷(中) [装備]:サトシのピカチュウ@アニメポケットモンスター、ブラック・マジシャン・ガール@ 遊戯王デュエルモンスターズ [道具]:基本支給品、タブレット@コンペLSロワ [思考・状況]基本方針:対主催として乃亜をぶん殴る 0:悟空(カオス)を止める。 1:それでもオレは乃亜の企みを阻止して、ポケモンマスターを目指す! 2:リーゼロッテに注意する 3:羽蛾に対する複雑な感情、人を殺すことはないと思いたい。 4:永沢の事が気になる。 [備考] ※アニメ最終話後からの参戦です。 ※デュエルモンスターズについて大まかに知りました。 ※羽蛾との会話から自分とは違う世界があることを知りました。 ※羽蛾からリーゼロッテのオカルト(脅威)について把握しました。 ※永沢達から、中島(名前は知らない)の殺害者について、藤木の特徴をした女の子だと聞かされました。 ※サトシのピカチュウのZワザ、キョダイマックスはそれぞれ一度の使用で12時間使用不可(どちらにせよ、両方とも必要なアイテムがないので現在は使用不可)。 それと、殺し合いという状況を理解しています。 【磯野カツオ@サザエさん】 [状態]:ダメージ(小) 悲しみ(大)、永沢に対する怒りと殺意(極大) [装備]:変幻自在ガイアファンデーション@アカメが斬る、グリフィンドールの剣@ハリーポッターシリ-ズ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品2、タブレット@コンペLSロワ [思考・状況] 基本方針:中島のことを両親に伝えるためにも死にたくない。 0:どうすればいいんだ……。 1:生き残ることを模索する 2:エリスとして行動しつつ、ガイアファンデーションの幅を広げる 3:ゲームに乗ったマルフォイには注意する [備考] 変身を解きました。 持ち前の人間観察でマルフォイとエリスの人となり(性格・口調)を推測しました。 じっくり丁寧に変身をしたため、次回以降は素早く変身できるようになりました。 少なくとも、「カツオのための反省室」「早すぎた年賀状」は経験しています。 ガイアファンデーションの説明書に無惨の名前が載っています。 【ドロテア@アカメが斬る!】 [状態]健康、高揚感 [装備]血液徴収アブゾディック、魂砕き(ソウルクラッシュ)@ロードス島伝説 [道具]基本支給品 ランダム支給品0~1、セト神のスタンドDISC@ジョジョの奇妙な冒険 [思考・状況] 基本方針:手段を問わず生き残る。優勝か脱出かは問わない。 0:悟空(カオス)へ対処、逃げたい。 1:とりあえず適当な人間を三人殺して首輪を得るが、モクバとの範疇を超えぬ程度にしておく。 2:妾の悪口を言っていたらあの二人(写影、桃華)は殺すが……少し悩ましいのう。ひっそり殺すか? 3:海馬モクバと協力。意外と強かな奴よ。利用価値は十分あるじゃろう。 4:海馬コーポレーションへと向かう。 5:……城ヶ崎が死んだのはラッキーじゃな。藤木と永沢も死ねばよかったのにのう。 [備考] ※参戦時期は11巻。 ※若返らせる能力(セト神)を、藤木茂の能力では無く、支給品によるものと推察しています。 ※若返らせる能力(セト神)の大まかな性能を把握しました。 【海馬モクバ@遊戯王デュエルモンスターズ】 [状態]:健康、俊國(無惨)に対する警戒。 [装備]:青眼の白龍@遊戯王デュエルモンスターズ [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、小型ボウガン(装填済み) ボウガンの矢(即効性の痺れ薬が塗布)×10 [思考・状況]基本方針:乃亜を止める。人の心を取り戻させる。 0:悟空(カオス)を何とかする。 1:ディオ達と港で合流出来そうにないな……。 2:殺し合いに乗ってない奴を探すはずが、ちょっと最初からやばいのを仲間にしちまった気がする 3:ドロテアと協力。俺一人でどれだけ抑えられるか分からないが。 4:海馬コーポレーションへ向かう。 5:俊國(無惨)とも協力体制を取る。可能な限り、立場も守るよう立ち回る。 [備考] ※参戦時期は少なくともバトルシティ編終了以降です。 ※ここを電脳空間を仮説としてますが確証はありません ※ディオ達から、港での合流が叶わなかった場合の再合流場所を、無惨経由で聞かされました。 具体的な場所と時間は、後の書き手さんにお任せします。 「永沢君、僕と一緒に殺し合いに優勝しないかい?」 カオス達から逃げ延び、安全だろうと思えた場所まで移動してから藤木は永沢に言った。 いかにフジキングといえど、一人では限界があると認めざるを得ない。 協力者が居れば、より効率よく参加者を殺せるはずなのだ。 それに願いを叶えるといった事が本当であれば、どちらか一人が優勝してもう一人が蘇生させることで二人で生還できる。 ……どちらが生き残るかで、絶対に揉めるだろうが。 「よく分からないけど中島って人を、城ヶ崎さんと一緒に襲ったんだろう? ……なんで城ヶ崎さんまで、そんなことしたのか分からないけど、まあいいや。 二人なら、最後まで生き残れるさ……だって―――僕はフジキングなんだ」 藤木目線では、永沢の命を自分が身を張って助けた事でこれ以上ない程の成功体験として、その根拠のない自信に刻み込まれてた。 自分が永沢の命の恩人なのだと、こちらの提案を断る事などないと高を括ってもいる。 数少ない、永沢より上の立場に立てた機会に気分も良くしていた。 「冗談じゃないよ」 吐き捨てるように、永沢は声を出す。 藤木は先ほどまでの自信は揺らぎだしていく。 「別にきみは優勝したい訳じゃないだろう? 乃亜に目を付けられるのが怖くて、殺し合いに乗った素振りを続けているだけなのさ」 「な、なんだって……も…もう何人も襲っているんだ。僕は……」 「フン、何がフジキングだよ。きみ、僕が思っていた以上に馬鹿で間抜けでアホだな」 「あ、ァ…あァ……」 何故、こんなことを言われているのか藤木には分からなかった。 永沢に性格は理解している。絶対に殺し合いに乗っているのだと思っていたし、命も助けたのだから乗ってくると思っていた。 だから断られるなんて思ってもいなかった。 「僕は、絶対に生き延びるつもりだ。どんな形でもいい。生き残って願いを叶えるんだ」 「そ…それなら、僕と組めば……」 「もちろん優勝も視野に入れるさ。でも、もし乃亜を倒す手段が見つかって可能性が高いなら、僕はそっちに乗っても良い。乃亜から願いを叶える方法を奪うのさ。 けど、きみは違うだろ?」 「永沢君、そんなの乃亜に聞かれたら……」 「ほらね? きみは乃亜が怖くて、仕方ないんだ。絶対に乃亜と戦うなんて無理だね」 カオスや魔神王といった存在を見て、永沢が優勝できる可能性は低い。ならば、友好的な参加者を利用して潰し合わせる手もあるが、それよりももう一つ選択肢を増やす事を永沢は考えた。 ここに居る対主催連中が首輪を外し、乃亜の元に乗り込んだ時に上手く立ち回り願いを叶える手段を強奪する。 これも決して簡単な方法ではないだろうが、もしも乃亜が対主催に攻め入られたその時、追い込まれていれば永沢も状況によっては優位に立ち、乃亜に交渉や恐喝をして優勝特典を手に入れる事も不可能ではないかもしれない。 恐らく乃亜も特異な力を除けば、素の身体能力は子供範疇の筈なのだ。 対主催がそれを打ち破ることが出来れば、永沢にだってチャンスはある。 「きみのような卑怯者は邪魔なのさ。いざって時に乃亜に脅されて、裏切ってくるかもしれないしね」 「そ、それでも―――」 その時は一緒に乃亜に立ち向かえると。 言いかけそうになって、藤木は言葉に詰まってしまった。 「そもそも僕を助けたつもりになっているのも、殺し合いに乗った罪悪感から目を背けたい為だろ? きみは何時だって、自分中心で自己保身だけ考えているんだ。そんな奴と手なんか組めないね」 永沢はそう言って踵を翻した。 サトシ達の元には戻る気はない。中島殺害の件もバレた上に、カオスとの交戦が予想され戻れば永沢の死亡率が上がる。 賭けになるが、このまま単独で動いて別の強力な対主催と合流し、身の安全を確保すべきだろう。 そして何としてでも生き延びて、優勝でも乃亜の打倒でも良い。願いを叶え城ヶ崎を蘇生させ、生還させる。 それさえ果たせば、あとはどうだっていい。 (ただ…あの悟空とかいう奴……あいつだけは、手段を択ばないで追い詰めてやるぞ!!) 「永沢君」 藤木は、この男との付き合いをずっと考えてきたこともある。 どう考えても性格も悪く、何一つ良い所のない不細工な男だ。 だけど、やっぱり親友なのだと思っていた。 目の前の親友を前にして、永沢だけは死なせない方法を考えて、それで手を組もうと打診した思いもある。 「僕は……」 親友だから。 遠ざかっていく、玉ねぎみたいな頭を見送りながら、ついぞその言葉を言う事はなかった。 目ざとく、土壇場に紛れて回収した城ヶ崎のランドセルを背負い、藤木も永沢とは別の方角へと歩き出した。 「……フジキングなんだ」 その足取りはキングとは思えない程に重かった。 【E-4 /1日目/早朝】 【永沢君男@ちびまる子ちゃん】 [状態]健康、城ヶ崎に人を殺させた事への罪悪感と後悔(極大)、悟空(カオス)に対する怒り(絶大) [装備]ジャイアンのバッド@ドラえもん [道具]基本支給品、ランダム支給品2~0 [思考・状況]基本方針:優勝でも打倒乃亜でもどちらでも良いので、生き延びて願いを叶える。 1:自分の安全を確保できる対主催で強い参加者を探す。 2:リーゼロッテを始めとする化け物みたいな参加者を警戒する。 3:フジキング? 藤木君、気でも触れたんじゃないのかい? 4:城ヶ崎……。 5:手段を択ばず、悟空(カオス)を追い詰める。 [備考] ※アニメ版二期以降の参戦です。 【藤木茂@ちびまる子ちゃん】 [状態]:手の甲からの軽い流血、 [装備]:ベレッタ81@現実(城ヶ崎の支給品) [道具]:基本支給品、ランダム支給品×0~1(城ヶ崎の支給品) [思考・状況]基本方針:殺し合いに乗る。 0:永沢君……。 1:次はもっとうまくやる 2:卑怯者だろうと何だろうと、どんな方法でも使う 3:正直、美人だから城ヶ崎さんと組みたかったけど、死んじゃうなんてなぁ……。 4:笹山さんが居たら、絶対に守らなきゃ。さくらは…まあいいか。 5:僕は──フジキングなんだ 050 Everyday Level Up!! 投下順に読む 052 きみにできるあらゆること 053 KC Sleep 時系列順に読む 054 為す術のない僕に芽吹いた焦燥が膨らんでいく 015 ちっぽけな僕は繰り返す サトシ 058 無情の世界 永沢君男 083 坊や、よい子だねんねしな 城ヶ崎姫子 GAME OVER 048 踊るフジキング 藤木茂 074 ここに神は見当たらない ドロテア 058 無情の世界 海馬モクバ 013 初めての食事風景 魔神王 057 くじけないこころ 047 懐かし面影 探してる 鬼舞辻無惨(俊國) 磯野カツオ 058 無情の世界 028 世界と世界のゲーム カオス
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☆ ドアノブに手をかける。 重たい。 ほんのちょっぴり動かす。ただそれだけでドアは開くのに、腕は動いてくれない。 重たい。 普段ならそれを開ければお母さんがいて。お父さんがいて。場所が変わればピッコロさんが、クリリンさんが、ヤムチャさんが、天津飯さんが、亀仙人さんが、ブルマさんが、ベジータさんが、他にも色んな人たちが代わる代わるにいる。ただのいつもの日常の動作だ。ただそれだけのこと。なのに、僕の心臓は気持ち悪いほどに跳ね続けている。 重たい。 怖い。この先にいるみんなが僕をどう見ているかを知るのが。僕はおかしい奴だと叩きつけられるのが。 恨むなら自分の運命を恨めという、かつてピッコロさんに言われた言葉が脳裏を過ぎる。 ーーー思い返せば辛いことはたくさんあった。怖いことも苦しいことも悲しいこともイヤなこともたくさんあった。 でも、運命を恨んだことなんてなかった。お父さんとお母さん、孫悟空とチチの子供に生まれたことも。 ピッコロさんに修行をつけてもらったことも。 これまでの戦いの全てを、恨むどころか誇りに思っている。 僕は戦いが好きじゃない。殺すのなんて尚更だ。でも、戦いを通して僕は強くなった。色んな経験ができた。大好きで大切な人がいっぱいできた。 その代償が今このときだと言うのだろうか。お父さんやみんなみたいな立派な精神を持ってない僕が、身の丈に合わない力を手に入れてしまった結果がこうだというのか。 ーーー違う!そんなことはない! 半ば投げやりに目を瞑り、握る手に力を込める。 「スネ夫と会ってたの!?」 その言葉に、腕は止まってしまった。 ☆ 悟飯くんを待っている間、私は思わず気にかかっていたことを口にしてしまった。 のび太。最初に遭遇した骨皮スネ夫くんが言っていた友達。ヤミさんの襲撃から逃れて、悟飯くんがシャワーを浴びに行って場が落ち着いたからだろう。今更になって、彼が口にしていた名前を思い出して。ここにいるのび太くんとようやく一致して。 だから、つい聞いてしまった。スネ夫くんって、知ってる?と。 「スネ夫と会ってたの!?」 するとのび太くんは、すぐに食いついてきた。 「教えて!す、スネ夫は!スネ夫は...!」 息を荒げ、私の肩を必死に掴むのび太くん。その形相を見ていると、胸の奥がズシリと重くなる。 スネ夫くんは私の目の前で死んでしまった。ドラマで見るような血を流しながら穏やかな顔でーーーなんてことはなく。 全身を銃弾で撃ち抜かれ、全身をグロテスクな赤で染め上げ、最後は恐怖に怯えながら、頭を吹き飛ばされて。あの光景は、いまも消え去ってくれない。思い返すたびに吐き気を催す。 「のび太くん、落ち着いて」 「せやせや。あんまり詰め寄ると、美柑も怯えてまうて、な?」 イリヤちゃんとケロベロスさんが優しく宥めると、のび太くんは小さく謝りながら手を離す。 「ご、ごめん...その、スネ夫のことを...お、教えて...グスッ、くれるかな」 のび太くんは、頼む前から、顛末を聞かされたように泣いていた。 これが、彼と別れて行動しているというだけならこうはならなかっただろう。 スネ夫くんが死んでしまっているのは最初の放送で既に明かされている。 ただ、彼が知りたいと思う気持ちは当然だと思う。私がのび太くんの立場だったら絶対に同じようにしてしまうから。 「その、スネ夫くんと出会ったのは...」 私は語った。 殺し合いが始まってすぐにスネ夫くん、ユーインくん、悟飯くん、ルサルカさんと出会って。 情報を交換していたら、ルサルカさんの知り合いらしいシュライバーという少年が現れて。彼は殺し合いに乗っていて。 悟飯くんはシュライバーと戦ったけれど、その隙を突かれて最初にスネ夫くんが、次にユーインくんが... そんな顛末を。 私の告白を聞かされたのび太くんは、青ざめて震えていた。...当然だ。いくら知りたいからと思っていても、友達の死に方なんて聞かされていい気持ちになれるはずもない。 「や、やっぱり...」 でも。彼が漏らしたその言葉にすぐに引っ掛かりを感じた。 「あいつが...あいつがスネ夫をニンフみたいに...!」 恐怖で青ざめた表情から徐々に赤くなっていく彼の顔を見て、違和感が確信に変わった。彼は誤解している。スネ夫くんが死んだのは悟飯くんのせいだと。 「ち、違うの!聞いて!」 私は慌ててそう切り出す。 のび太くんはきっと、悟飯くんが暴れたせいでスネ夫くんが巻き添えを喰らったと思っている。 でもそれは違う。 巻き添えを食らったのはユーインくんの時で、スネ夫くんの時は、むしろ周囲に気を遣って力を抑えながらシュライバーと戦っていた為につけいる隙を与えてしまった。 そうーーーあんなに強いシュライバーの時だって、彼は怒る前は周りが見えていたのだ。 のび太くんが納得するかはわからない。でも、伝えなくちゃと思った。思い出すだけで震え上がる血濡れの記憶を呼び起こしながら。 悟飯くんが怖いと思ってしまう気持ちはまだ消えていない。 でも、彼が頑張っていることも間違いないのだ。だから、私は誤解を解くように改めて顛末を話した。 悟飯くんが私たちを逃すために、力を抑えてシュライバーに立ち向かったこと。 シュライバーはその隙を突いてスネ夫くんを撃ち殺したこと。 スネ夫くんが殺されたことをキッカケに、悟飯くんが怒り出して、恐らくそこから殺し合いに乗った人を許せなくなったこと。 たどたどしかったかもしれないけれど、確かにこれらの点だけはしっかりと伝えた。 のび太くんの顔色を伺う。先ほどまで赤くなりつつあった色は引いていて、考え込むかのように俯いていた。 しん、と沈黙が空気を支配する。 どれくらい経っただろうか。1時間か、あるいは10分か、もっと短いのか。時間経過の感覚がわからなくなるほどに、いまの私の心臓はバクバクと鳴り響いていた。 やがて。のび太くんは顔を上げると、涙を拭いながら、けれど確かな意思を以てハッキリと告げた。 「僕、悟飯くんのところにいってくる」 ☆ 「僕、悟飯くんのところにいってくる」 僕がそう言った途端、みんなの視線が突き刺さってくるようだった。 当然だ。ついさっき僕と悟飯くんで喧嘩してしまったのに、わざわざ彼のところに行くなんて言い出すんだから。 「...私も行かなくちゃ。そろそろ悟飯くんと見張りの相談もしないと」 「せ、せやなー。そろそろあいつも落ち着いたころやと思うしな」 僕に合わせるようにイリヤさんとケロベロスさんが立ち上がる。 きっと、僕が悟飯くんと揉めそうになったら止めるために。 「ごめん。僕、悟飯くんと二人で話したいんだ」 僕はそれを断った。気を遣ってくれてるのはわかっているし、そんな心遣いを嬉しいと思う。 でも、ここでみんなに頼っちゃいけない。いけないんだ。 「大丈夫。さっきみたいに喧嘩になんてならないよ」 そう。僕は悟飯くんと喧嘩をしたいんじゃない。彼に伝えたいことがあるんだ。 スネ夫の友達として。それこそ、僕が殺されてもいいくらいに。 「お願い。一人で伝えたいんだ」 「...何を伝えたいの?」 「僕はーーー」 ☆ 結局、ドアは開けれなかった。 きっと開けたら、彼は僕を憎らしい目で睨みつけてくるだろう。 スネ夫が死んだのはお前のせいだって。みんなに護られながら。お前がおかしいやつだからスネ夫は死んだんだって。 僕はイリヤさんに相談することなく、逃げるように見張りに着いた。 怖かったんだ。スネ夫くんを守れなかったことを責められるのが。 僕だって守りたかったのに、力を抑えてたから、隙を突かれてシュライバーにスネ夫くんを殺されてしまった。だからもう繰り返さない為に、あいつみたいな奴を全員殺さなくちゃって。リップみたいな人を傷つける奴を排除しなくちゃって。でも、のび太がおかしいのはお前だって言えば、みんなもそれに続くのだろう。 僕は強いんだから全部殺さずに解決しろって。 弱い奴の気持ちもわかってくれって。 おかしくて悪いのは全部僕だって責め立てるんだろう。 でも、みんながそういうならやはりおかしいのは僕で。僕はみんなよりも強いからそれに合わせて全部完全にこなすのが当たり前で。だから失敗すれば僕はただのおかしい奴で。 そんな当たり前のことが僕には耐えられそうになかった。 「やっぱりここにいた...」 声が聞こえた。 間違えるはずもない。 彼が、野比のび太が、性懲りも無く、のこのこと現れた。 ☆ 僕が声をかけても、悟飯くんは僕の方を見ようともしなかった。 当然だ。さっき、あんなふうに喧嘩したばかりなんだから。 「ずっと戻って来ないからもしかしたらって思って...」 「それで?」 返ってきた言葉はすごく冷たい。 当たり前だ。 さっき、悟飯くんは僕に何もするなと言った。ジャイアン達がやってくるイジワルなんかじゃなくて、僕がもう何回も失敗してるから。 僕の失敗でみんなが危険に晒されるかもしれないから。 それはみんなも否定しなかったし、僕も理解してる。 だから、言いつけを破ってここに来ているというだけですごく腹を立ててるかもしれない。 「...美柑さんから聞いたよ、スネ夫のこと」 「...っ!」 空気が張り詰めるのを感じた。 もしかしたら、ここから先、なにかをしくじったら悟飯くんは僕を殺すかもしれないと思えるほどに。 それでも僕は伝えなくちゃいけない。 どのような結果になっても受け入れなくちゃいけない。 誰かの側に隠れてじゃなくて、僕の言葉で。 僕は、この会場の中の、あいつのたった1人の友達だから。 「スネ夫のために怒ってくれて、ありがとう」 ーーー僕が美柑さんから改めてスネ夫のことを聞いて思い返したのは、さっき悟飯くんに言った言葉。 『…そうやって、またリップとニンフの時のような事を繰り返すの?』 『ニンフの事だけじゃない。リップだって……きっと生きたいってそう思ってたよ』 あの時はカッとなって、悟飯くんの言うことが正しくても、反論するように言ってしまった。 でも、事情を知ってから振り返ると本当に酷いと思う。 悟飯くんの立場なら、相手を殺してでも止めなくちゃと思うのは当たり前だ。 誰がシュライバーみたいなことをできるかできないかなんてわかるわけないんだから。 なのに、彼のことを何も知らないで。 彼を襲った悲劇を何も知らないで。 何にもしていない僕が、みんなに護られながら、彼の頑張りを否定した。 悟飯くんは怖い。敵対した人を全て憎むような苛烈さがある。 リップを撃とうとした時、笑っているように見えたのもきっと見間違いじゃない。 でも、同じくらい優しいとも思う。 酷いことを言った僕を追い出そうとはしなかった。役立たずの僕を軽蔑していても、それでも護る人の枠組みに入れてくれている。 何より、会ったばかりのスネ夫の為に、心底怒ってくれた。 こんなに傷ついても、未だに護るために頑張ろうとしてくれている。そんな人が優しくないわけないじゃないか。 だから僕はスネ夫の代わりにお礼を伝えなくちゃいけないと思ったんだ。 「それと...さっきはごめん。何も知らない癖に、悟飯くんを責めるようなことを言っちゃった。本当に...ごめんね」 「......」 返事はない。 それも仕方のないことだろう。 僕は、悟飯くんにそれだけのことをしてしまったのだから。 「...僕の用件はこれだけ。イリヤさんを呼んでくるね」 「あ...あの...」 踵を返し、みんなのところへ戻ろうとする僕の足を、悟飯くんの声が止めた。 「き、気をつけてくださいね。その、少しでも1人になると...あ、あぶないから...」 「...うん。ありがとう」 悟飯くんは一度も僕の方を向いていない。でも、その声はさっきよりも少しだけ歩み寄ってくれた気がして。 心に重くのしかかっていたものが、少しだけ軽くなった気がした。 ☆ 「はぁ...心臓止まりそうやったわ」 ケロベロスが深く息を吐くのに釣られて、美柑さんもサファイアも、そして私もホッと胸を撫で下ろした。 のび太くんは自分1人で伝えたいと引き下がらなかったが、結局、心配になってみんなついてきてしまった。 のび太くんの意思を尊重したいところもあったから、彼らから見えないように姿を潜めながら様子を窺っていたけど、悟飯くんもさっきより落ち着いたのか、のび太くんに突っかかるようなことはせず心配するような声をかけてくれた。 完全な和解はまだ難しいけれど、きっといつか二人も分かり合えるだろうと、そんな一歩を踏み出せたんじゃないかなと思う。 その筈なのに... 『...イリヤ様?』 「う、ううん、なんでもないよ」 ずっと背中を向け続けている悟飯くんが、なんだかとても不安に思えて仕方なかった。 ☆ きりきりきりきりきり 頭が痛む。 不快な眩暈が僕を苛む。 きりきりきりきりきり。 視線を感じた。 のび太だけじゃない。 彼の他にも四つ。 イリヤさんと、サファイアさんと、ケロベロスさんと、美柑さん まるで僕を見張るように。警戒するように。怯えるように。 なら、なんで。 なんで彼を1人で立たせたんだ? きりきりきりきりきり。頭がいたい。 さっき、みんなはのび太の肩を持った。僕がおかしいから頭を冷やせと言った。 だったら、おかしい僕の前に、言い争った本人を1人で立たせるなんてありえないだろう。 僕と彼の実力差はヒドイものだ。少し力を込めればたちまちに彼は殺せてしまう。それがわからない彼女たちではないはずだ。 またのび太の独断専行か? だったらなんですぐに顔を出して隣に立たなかった?まるで彼のことなんてどうだっていいみたいじゃないか。 あわよくば、僕に処理をしてもらいたかったとでもいうのだろうか? これじゃあ、彼女たちが僕をおかしいと言ってるのに、おかしいのはみんなで、僕がおかしくないみたいじゃないか。 ーーー考えすぎだ。のび太さんはお礼を言いにきてくれただけで、他のみんなはきっとお礼を言うのにみんなで行く必要もないと思っただけだ。 じゃあなんで見張ってた?もしも彼をどうでもいいと思ってなかったなら、さっきみたいに彼の肩を持って一緒に立ってればよかったじゃないか。 それができないのは、きっと、僕が怖いから。 僕に傷つけられるのが怖いから。 だから、彼を尖兵みたいに1人で向かわせて。 あわよくば彼を傷つけさせることで追い出す口実を作って、僕を...! 「悟飯くん」 かけられた声にビクリと身体が跳ね上がる。 振り返れば、いつの間に来ていたのか、イリヤさんが僕の背後に立っていた。 イリヤさんが僕を見ている。 自分の心臓がイヤなほど脈打つのがわかる。 いま、彼女が何を考えているかわからない。 僕を仲間だと思っているのか、それともーーー 「見張り、変わろうと思ったんだけど...大丈夫?どこか調子悪い?」 「ぁ...」 思わず気の抜けた声が漏れた。なんてことはない、ただの交代の知らせだ。 「は、はい。大丈夫です。シャワーも浴びたから、少しスッキリできたと思います」 「そっか。ならよかった」 微笑みかけてくれるイリヤさんに、僕は思わず鳥肌が立った。 「すみません、交代をお願いします」 「うん。ゆっくり休んできていいからね」 イリヤさんの視線を背中で受けながら、僕はのび太さんたちの待つ部屋へと戻る。 さっきまで僕は何を考えてた?そうだ、ただ、のび太さんは僕にお礼を言ってくれて。イリヤさんは見張りを代わってくれた。それだけのことだろう。のび太さんにお礼を言われたのは嬉しかったし、なにも疑うことなんかないじゃないか。 誰も疑ってない。 疑ってないんですってば。 それでいいじゃないですか。 だから、そんなに見ないでください。お願いします。 ...なんだか、首が痒くなってきたのは、気のせいかな。 【一日目/午前/H-8】 【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ】 [状態]:全身にダメージ(小)、疲労(中)、精神疲労(大) [装備]:カレイドステッキ・サファイア@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3、クラスカード『アサシン』&『バーサーカー』&『セイバー』(美柑の支給品)@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ、雪華綺晶のランダム支給品×1 [思考・状況] 基本方針:殺し合いから脱出して─── 0 悟飯くんが心配。まだ体調悪いのかな...? 1:雪華綺晶ちゃん……。 2:美遊、クロ…一体どうなってるの……ワケ分かんないよぉ…… 3:殺し合いを止める。 4:サファイアを守る。 5:みんなと協力する [備考] ※ドライ!!!四巻以降から参戦です。 ※雪華綺晶と媒介(ミーディアム)としての契約を交わしました。 ※クラスカードは一度使用すると二時間使用不能となります。 のび太、ニンフ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました 【孫悟飯(少年期)@ドラゴンボールZ】 [状態]:疲労(大)、激しい後悔(極大)、SS(スーパーサイヤ人)、SS2使用不可、雛見沢症候群L3、普段より若干好戦的、悟空に対する依存と引け目、孤独感、のび太への嫌悪感(大、若干の緩和) [装備]:無し [道具]:基本支給品、ホーリーエルフの祝福@遊戯王DM、ランダム支給品0~1(確認済み、「火」「地」のカードなし) [思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。 0:今は兎に角、体力の回復に努める。 1:野比のび太は……… 2:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。 3:お父さんを探したい。出会えたら、美柑さんを任せてそれから……。 4:美柑さんを守る。 5:ユーインの知り合いが居れば探す。ルサルカも探すが、少し警戒。 6:シュライバーは次に会ったら、殺す。 7:雪華綺晶さん……ごめんなさい。 8 ...本当にここにいる人たちを信じていいのだろうか?信じたい、けど... [備考] ※セル撃破以降、ブウ編開始前からの参戦です。 ※殺し合いが破綻しないよう力を制限されています。 ※SSは一度の変身で12時間使用不可、SS2は24時間使用不可 ※舞空術、気の探知が著しく制限されています。戦闘時を除くと基本使用不能です。 ※雛見沢症候群を発症しました。現在発症レベルはステージ3です。 ※原因は不明ですが、若干好戦的になっています。 ※悟空はドラゴンボールで復活し、子供の姿になって自分から離れたくて、隠れているのではと推測しています。 ※イリヤ、美柑、ケロベロス、サファイアがのび太を1人で立たせたことに不信感を抱いています。 【結城美柑@To LOVEる -とらぶる- ダークネス】 [状態]:疲労(中)、強い恐怖、精神的疲労(極大)、リーゼロッテに対する恐怖と嫌悪感(大) [装備]:ケルベロス@カードキャプターさくら [道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済み、「火」「地」のカードなし) [思考・状況]基本方針:殺し合いはしたくない。 0:海馬コーポレーションに向かってみる。それからホグワーツも行ってみる。 1:ヤミさんや知り合いを探す。 2:沙都子さん、大丈夫かな…… 3:悟飯さん、一体どうしたの………? 4:リト……。 5:ヤミさんを止めたい。 6:雪華綺晶ちゃん…… [備考] ※本編終了以降から参戦です。 ※ケルベロスは「火」「地」のカードがないので真の姿になれません。 【野比のび太@ドラえもん 】 [状態]:強い精神的ショック、疲労(中) [装備]:ワルサーP38予備弾倉×3、シミ付きブリーフ [道具]:基本支給品、量子変換器@そらのおとしもの、ラヴMAXグレード@ToLOVEる-ダークネス- [思考・状況]基本方針:殺し合いを止める。生きて帰る 0:悟飯くんと仲直り、できるといいな 1:ニンフ達の死について、ちゃんと向き合う。 2:もしかしてこの殺し合い、ギガゾンビが関わってる? 3:みんなには死んでほしくない 4:魔法がちょっとパワーアップした、やった! [備考] ※いくつかの劇場版を経験しています。 ※チンカラホイと唱えると、スカート程度の重さを浮かせることができます。 「やったぜ!!」BYドラえもん ※四次元ランドセルの存在から、この殺し合いに未来人(おそらくギガゾンビ)が関わってると考察しています ※ニンフ、イリヤ、雪華綺晶との情報交換で、【そらのおとしもの、Fate/Kaleid liner プリズマ☆イリヤ、ローゼンメイデン、ドラえもん】の世界観について大まかな情報を共有しました ※魔法がちょっとだけ進化しました(パンツ程度の重さのものなら自由に動かせる) ※スネ夫の顛末を美柑から聞きました。そのため、悟飯への反感はほぼ消えました。 099 DRAGON FLY 投下順に読む 101 神を継ぐ男 時系列順に読む 082 スプーン一杯のグロテスク イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 104 僕は真ん中 どっち向けばいい? 孫悟飯 結城美柑 野比のび太
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37 1/12 sage 2009/08/12(水) 23 41 13 ID m5YS6D0T ほんの数瞬前まで、なにかの夢を見ていた気がするけれど、もう闇の彼方へ忘れてしまって思い出せない。 甘く暗く温かい沼の淵から、だんだん意識が浮上する。 もう、朝だった。 一度でも薄く目を開けてしまえば、もう二度寝なんてできない。 それでもぼくは目を瞑って、鼻先と頬を彼の脇腹に擦り付けて、腕の中へより深く潜り込んだ。 世界で唯一、一番に好きなひとの匂いに包まれているけれど、それでも起きなければいけない。 毛布の中から上体を起こして、まだ夢の中にいる彼の頬にそっと口付けを降ろした。 「オージェさん、朝だよ。」 彼はまだ、目覚めない。朝はいつも、ぼくの方が早かった。 彼は毎日の夕方まで体を使うお仕事をしているのだし、 昨日の夜だって、ぼくのナカに、激しく深い腰使いを何時間も叩き付け続けていたのだから、 それは当たり前のことだった。 空調の効いている二人だけの寝室は、暑い夏季でも寝苦しさを覚えない。ぼくの昔の生活では、考えられないことの一つだった。 薄く木目細かい生地でできた毛布を剥いで、ぼくとオージェさんの裸体が、朝でも眩しい日の光に照らされる。 二人とも、おちんちんは朝勃ちでガチガチだった。 ぼくは薄く微笑んで、オージェさんのペニスに頬を寄せる。ずる剥けの亀頭の先に口付けを含ませて、丹念に優しく唾液をまぶす。 朝陽に雫がとろとろと塗れ光るくらいになると、ぼくはオージェさんの肢体に覆い被さった。 オージェさんの半分も体積の無いようなおちんちんを、オージェさんの硬張りに触れ合わせる。 そのまま腰を動かして、おちんちん同士を触れ、擦り、絡ませた。 「んぁ……ふぁうぅ……はぁぁん……。」 ………きもちいい………。 これくらいじゃ射精はできないけれど、にちゃにちゃのおちんちん同士が擦れ合い、触れ合ったところから、火花が散りそうなくらい鋭い快感が生まれる。 一頻り、腰を動かすのに疲れたら、彼の篤い胸板の上にぽさりと体を降ろした。 ぼくのお腹が押された拍子に、お尻の孔からこぽりと雫が零れ垂れた。 昨日の夜からずうっとおナカに満たされていた精液だから、粘度は低くなってしまっている。 「オージェさぁん………朝だよ、起きて。」 彼の首元に鼻先を擦り擦りするのだから、ぼくの出す声はどうしても甘ったるくなっちゃう。 「ユディト、おはよう。」 彼の青い瞳の上で、奇麗な睫毛が揺れていた。優しげな微笑みを湛えた唇から温和な言葉が聞こえる。 「オージェさん、おはようございま………、…んん……。」 挨拶を返そうとしたのに、彼の指がぼくの頬と顎を捕える。大好きなひとの顔が近づいて来て、唇が触れ合った。ぼくは再び、目を瞑る。 38 2/12 sage 2009/08/12(水) 23 41 57 ID m5YS6D0T 長いキスのあと、オージェさんも上半身をベッドから起こした。 ぼくはそのままの姿勢で、彼の首に腕を絡ませる。おまたも開いた。 オージェさんはぼくのお尻を持ち上げ、割り開いて、とっくにとろとろに蕩けているぼくのお尻おまんこに向けて、亀頭の先をぬちゃりと滑り込ませた。 昨夜、ぼくたちはあんなに激しく愛し合ったのだから、そんな数時間ぐらいでお尻の孔のトロトロが元に戻る訳がない。 にゅぶるうう、ぐちゅ、にゅぶりゅううう!!!! 「あっ、あう、あううう……おっ、おーじぇさぁん、太いよぅ…、あっ、熱い、熱いの……きもちいいっ、ですっ……」 精液がたっぷりと塗り込められている直腸は、ローションを塗ることも、ほぐす必要もない。 太くて、長くて、とっても大きなオージェさんのおちんちんを、ぼくのナカはぬっぷりと咥えこんでしまうんだ。 まずぼくの肛門がおちんちんの鈴口にキスをする。 軟らかいけれど逞しい亀頭がぼくの孔を押し広げて、いちばん太い箇所の、肉でできた熱の塊が捻りこまれた。 「僕も気持ちいいよ……。ユディトの体は、ほんとうにえっちだね……。おしり、熱くて、きゅうきゅうしてて……、ふふ、僕の腰が、溶けちゃいそう。」 頭がくらくらする。視線が定まらない。オージェさんがぼくの頬を指先で捕えて、眦に舌を這わせてくれた。 ぼくはぼくが知らないうちに、涙の雫を流していたんだ。 ぼくは決心をして、お尻に刺さる肉の槍に体重をかけた。亀頭の太まりがどんどんぼくを犯す。あまりの大きさに息が詰まりそう。 ごりゅうっ!ぐっ、ぐじゅ、じゅぬぬぬ……めり、めり、にゅぷゅうううううう…… 「あっ、あっ、あっ、うあああああ………ふぁううう………んふううっ!」 ぼくのお尻のナカが、オージェさんのおちんちんの形に広がっちゃう。 とくとくと脈打つ血管を舐めて、上下に走る尿道を揉み解して、入り口が根本をきゅううっ、って締め上げちゃう。 お尻はとっくに、これから始まる朝のセックスに順応しているのに、ぼくの体のほとんどは、まだ準備ができていなかった。 背筋が勝手に恐怖を帯びて、ぞくりと産毛が粟立った。幾ら唾を飲み込んでも、喉はすぐにからからに乾いてしまう。 指先の震えが止まらない。脚もがくがくして、胸元に這い上がる吐き気を必死に飲み下した。 「おっ、オージェさぁん!はやく、はやく突いてぇ!朝のミルクいっぱい出して!ぼくのおしりに飲ませてぇ!」 早く狂わなきゃいけない。突きまくられて目茶苦茶にならなきゃ。ぼくの身体がまともなつもりでいたら、逆にダメなんだ。 39 3/12 sage 2009/08/12(水) 23 42 41 ID m5YS6D0T 今までどれだけアナルセックスに慣らされていても、ぼくの身体は、やっぱりまだ男の子だった。 ちゃんと学校に行けていたなら、やっと小等部を卒業したくらいの身体は、骨盤もろくに育っていない。 そんな小さなお尻に、オージェさんのおちんちんはサイズが合わなさ過ぎる。 今まで入れて来たおちんちんで言えば、オージェさんよりも大きいひとは一杯いた。太いひともいた。長いひとも、硬いひともいた。 でも、そんなモノを入れられれば裂けて当たり前だった。 セックスが始まれば股関節が脱臼して、例えではなく、肉や神経や血管が、本当に捻じ切られる痛みに襲われる。 優しく揺すり合うだけの、朝勃ち処理が目的のセックスであっても、ぼくの身体は過去の恐怖を少しも拭い去れていなかった。 だけれど、オージェさんとのセックスなら、そんな程度の事なんて幸福感と快楽と歓びで幾らでも誤魔化せる。 「おねがい………。オージェさん、……ね?……はやくぅ………」 ぼくのお尻は、やっと恋人のおちんちんを根本まで飲み込めていた。おへその奥がぱんぱんに膨れていて、会陰部の痙攣が止まらない。 何故だか分からないけれど、頬に流れる涙を止められないぼくを見て、オージェさんは優しく微笑んでくれていた。 「大丈夫だよ。すぐ、終わりにするから………。」 柔らかいキスが額に降りて来て、ぼくは目を瞑った。頬に伝う生温かい感触。ぼくの涙を、オージェさんは舐めとってくれていた。 すぐに、ぼくを突き刺している腰が、ぐちゅぐちゅと掻き回すように揺さ振られ始める。 その熱さと快感に、ぼくの頭はだんだんと白く眩い光に包まれて、ぼうっとしてしまうんだ。 知らない間に、ぼくもお尻を振っていた。回転するような動きのペニスを扱くよう上下に擦りながら、、直腸をきつく搾り上げるイメージ。 「ユディトっ、きもちいい!きもちいいよっ!」 悲鳴のような声を上げたあと、オージェさんがぼくの唇に貪り付いた。 肩から頭までを彼の腕にがっしりと掴まれて、ぼくはお尻を振る以外、何もできなくなった。 「むううーー!!ふむううっ!むふうっ!んふっ!むみゅうううっ!!!」 いっぱいに甘えたかったのに、これじゃ甘えた声も出せない。彼の広い肩に必死にしがみついて、熱い舌を絡ませ合うしかなかった。 精液処理は始まったばかりなのに、ぼくの前立腺はもう駄目になっちゃいそう。 オージェさんの逸物の硬い幹がごりごりと擦りまくるのだし、ぼくのおちんちんの敏感な先っぽだって、彼の腹筋に虐められて泣き出していた。 「んんんーーーーー!!!!!むううううーーー!!!んみゅうううううーーー!!」 いくっ、いくっ、いくっ!いくうっ!!いぐうう!!いっぢゃうう!! もう、性感の絶頂が近いことを大声で鳴き叫びたいのに、ぼくはオージェさんとがんじがらめに抱き合っていたから、それも絶対に叶わない。 おちんちんの根本で煮え滾る強烈な射精感を必死に押し留めている理由は、もはやオージェさんへのご奉仕の為じゃなかった。 オージェさんより早くイっちゃダメだからじゃなかった。 もっと、この、射精寸前で止められている、気が狂いそうな快楽を味わい、貪り尽くしたいという、卑しく浅ましい自分勝手な欲望のせいだった。 40 4/12 sage 2009/08/12(水) 23 43 39 ID m5YS6D0T ぼくのケツアクメが近づくにつれて、直腸のおちんぽ嬲りも無茶苦茶な虐め方になってきたみたい。 オージェさんの鼻息が獣みたいに荒いものに変わり、腰使いは普段のセックスと何らかわりない、激しく強烈なものに変貌する。 二人の腰骨がぶつかり合う、ごづん!ごづん!って音が肉を伝わって耳まで届いくようになると、もう駄目だった。意識を手放す寸前だった。 オージェさん、ごめんなさい……、ぼく、10、数えたら、イっちゃいます……… いち…、にぃ…、さん…、しぃ…、ごぉ…、ろ『ごりゅううっ!!』ひいっ!ひぐううううううっ!! いぐいぐいぐいぐいぐいぐうううううっ!!!!いぎゅっ!いぎゅ!!いぐふううううううう!!!! 「むぎゅううううううううっ!!!!!!!!」 どびゅるううううう!!びゅぐるううんっ!!びゅるううっ!!ぶびゅるっ、ぶぶぶううう!!! 心の中で赦しを乞いながら、射精までの数を数えていた僕に襲いかかったのは、快楽なんて、絶頂なんて生易しいものじゃなかった。 衝撃というか、爆発だった。思考が吹き飛んで、おちんちんが狂った。トコロテンなんて可愛い射精じゃない。 尿道が破裂しそうな勢いで、オージェさんの腹筋に精液の塊をぶち撒けた。 白目を剥いてイキ狂うぼくに食らい付きながら、オージェさんがぼくの官能にトドメを刺す。 「んんんぅーーーーっ!!!!ううっ、くふううっ!!」 ぶぐびゅるううううっ!!!!ぶじゅううっ!!びゅぢゅうううっ!!!ぶびゅぐびゅぶぶぶうっ!! 筋肉の限界を無視した無意識の力で、押し潰しかねない位におちんちんを締め上げた直腸は、 根本まで捻り込まれたペニスの焼け付くような腸内射精の洗礼を、有無を言わず甘受するしかない。 「んぎゅるうううううっ!!!!むぎゅぐるううううっ!ぐふううっ!!うふううう!!!」 胎内が火炙りにされてしまう程の灼け付く精液が流れこんでくる。はしたないぼくの身体を処刑してるみたいだ。 真っ白になって吹き飛んでいた意識がだんだんとぼくの頭に戻ってくると、 そこで最初に感じた感覚は、お尻のなかでびゅくびゅく跳ねているおちんちんの脈動だった。 びゅるっ……ぶびゅる……ぶぶっ……ぶぐるっ…… やっぱり、オトナのおちんちんって凄い。昨日あんなにご奉仕したのに、一晩経っただけでこんなに精液を溜めこんじゃってる。 量もいっぱいだけれど、何より粘り気がものすごかった。 ぼくの直腸にへばりついた種汁は、熱湯を直接お浣腸したような、じんじんする熱さを伝え続けて離れてくれない。 白く濁っていた視界がだんだん形を与えられて、近くのものなら輪郭だけは分かるくらいになった。 目を閉じて、互いの深いキスの、咥内に溜まりきった唾液をこくんと飲み干した。口を離して一息つく。 「……ん……はふ、……ん………」 オージェさんの熱くて広い胸板に顔を埋めて、頬をぴったりと左の胸に寄り添わせた。……オージェさん、すごいドキドキしてる……。 ぼくの頭を抱き締めてくれる。自分の何もかもが、最愛のひとに包み込まれている。 「もう……オージェさん、朝から、激しすぎます。ぼく、昨日あんなに頑張ったのに。こんなにいっぱいだなんて。」 「ごめんね。でも、激しいのも、いっぱい出しちゃうのも、……ユディトが可愛いからだよ。」 「最後の凄いの、何をしたんですか?」 「ごめんね。おんちんちん、つねっちゃったんだ。」 どうしよう。犯されている間も、最後のトドメも何もかもが、すっごく気持ち良かった。 もしも「もう1回」って言われてしまったら、ぼくはきっと拒めない。 押し倒されて、ガチガチに串刺しにされて、腰を振りたくられて、突き込まれてしまったら、 きっと午前中はずうっと、オージェさんの精液処理具だ。 もう少しで素敵な未来が始まるのだと思ってしまうと、イったばかりのお尻が「きゅうぅっ」って締まっちゃう。 でも、一回射精を向えたおちんちんは、だんだんと軟らかく小さくなっていた。 ぼくの締め付けで先っぽまで追い出されてしまったんだ。ちょっとだけ、残念な気分。 41 5/12 sage 2009/08/12(水) 23 44 17 ID m5YS6D0T 「おはよう、ユディト。」 「おはようございます、オージェさん。」 時計を見ると、起きてからもう十五分も経ってしまっていた。すぐ、支度しなきゃ。 「ユディト、大丈夫?ちゃんと歩ける?」 「待って。オージェさんのおちんちん、汚れちゃいました。…お腹もです。奇麗にしますから、もうちょっとだけ。」 そう言って、ぼくはまず、オージェさんのお腹についているぼくの分の精液を、舌を出して舐め取った。 量が少ないし、粘度も薄い。たまたまが小さいからかな。 オージェさんのおちんちんは、もうすっごいドロドロ。こっちは時間がかかるけれど、一生懸命舐めなきゃ。 おくちのご奉仕で元気になってくれないかな。またオージェさんがケダモノになって、ぼくを襲ってくれればいいのに。 恋人の精液をお腹に孕んだまま、朝ご飯の用意をする。 薄手のシャツだけを羽織りながら、ハムエッグとトーストだけという簡単な食事を作って、一緒にいただきますをした。 精液をたっぷり含んだお腹を手のひらで摩りながら、オージェさんにうっとりと微笑み掛けると、彼は照れ臭そうに笑みを返してくれる。 玄関の先でいってらっしゃいの抱擁をして、キスもほっぺたと口に二回もした。 オージェさんの乗る車の姿が見えなくなるまで、玄関先で見送りもする。 お風呂場でお尻の中を奇麗にして、全身にこびりついた精液も洗い流す。 声の漏れない浴室の中で小さく小さく蹲って、それでも声を押し殺して咽び泣いた。 オージェさん、ごめんなさい。ずうっとオージェさんと一緒に居たいです。 学校が怖いです。学校に、行きたくないよ………。 モノレールに乗って学校への道のりを辿る間中ずうっと、ぼくは青い顔をして座席に座っていた。 背を丸めて小さくして、誰の目にも留まらないように。ぼくの姿が透明になっていて欲しかった。 割り与えられた教室には、ぼくが一人しかいない。 席に座った途端に目の前のモニターが明るくなったから、ペンを持って文字の書き取りを始めた。 同い年の子とは、すごく勉強が遅れている。 まず、簡単な計算と、ちゃんとした字を書けるようにならなきゃいけない。 ぼくの持つペンからは、縮れ毛ののたうったような、ごみくずみたいな字がいっぱい生まれて、悔しかった。 二時間くらい、ずうっと頑張ってノルマを終わらせると、できた成果を持ち運びできるメモリに入れて、教職員室に向かった。 「失礼、しますっ」 自動ドアが開くと、大人のひとたちの視線が一斉にぼくを見詰める。怖くてしかたがない。 軽蔑の感情をいっぱいに含んだ目が何十もぼくに突き刺さって来て、心臓が縮んで無くなりそうだ。 「あ、あの、ここに置いておきますっ」 手近な机にメモリを置いて、小走りで職員室を出た。 どっと冷たい汗が噴き出て来る。 先生方が、ぼくの出自を知らない訳がなかった。汚いものを見るような瞳の持ち主たちは、ぼくに触れようとすらしない。 一人きりの教室のほうがましだった。できるだけ早歩きで廊下を進んで行く。 掃除の行き届いた、とても奇麗な校舎だった。ぼくにはとても不釣合いだと思った。 ぼくには、カビの生えた黒壁と、精液で汚れて黄ばんだ床がお似合いなんだ。 42 6/12 sage 2009/08/12(水) 23 44 58 ID m5YS6D0T 中庭を通り抜ける。渡り廊下の中間、大きな身体つきの上級生達が壁を作っていた。 全身が凍り付きそうになる。道を塞いでる、これじゃ通れない。 ぎりぎりまで近づくと、みんなぼくを見て薄笑いを浮かべている。ぼくの倍も身長がありそうなひとたち。 「……あの…………。」 「なに勝手に話かけて来てるわけ?」 人の壁から、どっと笑いが起こった。一体何が面白いのか、訳が分からなかった。 諦めよう。上級生がどこかへ行くまで、別の場所で時間を潰してよう。 内臓が捻れそうなくすくす笑いを背に受けながら、逆走してそこから逃げ出そうとしたのだけれど。 大きな手で服の首根っこを掴まれてしまう。びっくりして、泣き出したいくらいに不安になった。 恐る恐る目を開けると、ぼくの顔の横には、小さな長方形の物が浮かんでいた。 「これ、誰かに似てると思わねーか?誰だと思う?」 携帯端末の操作を弄くって、だいぶ奥の方にあるらしいファイルを引き摺り出すと、再生を始める。 ぼくの正面に向けて、まるでそれが栄光の証のような姿勢で、端末の画面をそれはそれは堂々と掲げるのだ。 猛烈な吐き気と寒気に襲われて、ぼくは目の前が真っ暗になった。 それは、ぼくの身長の倍もある、筋肉達磨で毛むくじゃらの大男が、咆哮を上げながら射精しているビデオだった。 男が腰を叩き付けた相手は、下半身がもう血みどろだった。 男の身長の半分もなさそうな、白い肉の塊は、バックから男の精液を飲まされている最中だった。 白いぼろ切れか何かに見えた相手は、よく見るとまだ小さな子供だった。 大男の両手は、子供の長い黒髪を掴んでいる。子供の首は折れる寸前の限界まで反り返り、 顔中を涙と鼻汁と脂汗と涎で汚して、白目を剥きながら、口から大量のあぶくを、自分の喉から垂れ下がるほど吹き散らしていた。 腕も脚もへし折られていた。真っ赤な血の噴き出す傷口から、白い骨が顔を出している。 一生懸命、必死で忘れていた、死んでしまうほど嫌な思い出が一瞬でフラッシュバックする。 ビデオの中の子供は、ぼくだった。 ぼくがあの店に連れて来られて、一番最初に客を取らされたときのビデオだった。 「やだああああああああ!!!!!」 大声で、今まで出したこともないような声で悲鳴を上げて、襟を掴んでいる手をひっぱたいて、一目散に廊下を駆け出す。 どこをどう進んだかもわからないくらいに走り回って、校舎裏の中庭で力尽きた。 「げぶっ、げえ、げえええ!!」 真っ黄色な、どろどろした吐瀉物を、大量に地面に吐き出して、溢れ出る涙を袖で拭う。 じめじめした地面の上に、膝を抱えてふらふらと座りこむ。 せっかくオージェさんに救って貰えたのに。ぼくだって幸せになれると思ってたのに。 甘かった。何もかも甘かったんだ。 オージェさんの苦しい立場だって、ぼくはみんな知っている。 男娼を一匹買い上げて、一つ屋根の下で同棲しているだなんて事は、彼の出世に酷い悪影響を与えてしまった。 優しくて、かっこよくて、あんなに素敵なひとなのだから、ぼくを買うまでは色んなひとの人望を集めていたのに。 ぼくが転がり込んで来たお陰で、彼の評価は全てが台無しになっていた。 ぼくが女の子で、子供じゃなかったら、もう少しはましだったのに。 「ごめんなさいオージェさん。ぼくは悪い子です。疫病神で、何の役にも立たない寄生虫です。ごめんなさい、ごめんなさい……」 ぼくは日が暮れるまで、薄暗い日陰ですすり泣いていた。校舎の裏までは誰も見回りに来なかった。 陽の光がオレンジ色を通り越して真っ赤に染まる頃、荷物を置いたまま、逃げるように学校を後にした。 43 7/12 sage 2009/08/12(水) 23 45 28 ID m5YS6D0T 家に帰りつくと、玄関が僅かに開いている。 訝ったぼくは呼び鈴も押さずノックもせずに、忍び足で家の中に入る。 誰かの大声が聞こえる。低い声が二種類あって、その一方は愛するひとのものだった。 「………オージェ、理性的に、合理的になってくれ。君が救えるのはたった一人っきりなんかじゃない。 俺達と一緒に上を目指そう。今より力を持てば、もっと多くの人々を救えるんだ。」 「駄目だよ。何を言われても僕の決心は変わらない。君にも仕事は残ってる筈だ。早く帰った方が身の為じゃないのか。」 知らないひとの声だった。でも、オージェさんは人望のある人だから、友達の一人や二人がこの家に居ても不思議なことじゃない。でも……… 「あんたが隊に戻って来てくれさえすれば!そんな醜聞なんて吹き飛ばせるんだ!まだ間に合う、まだやり直せるんだ!だから、頼む……」 「……あの子は見捨てられない。ジェラルド、君ももう、実力では僕より遥かに上だ。僕の分まで……頑張ってくれ……。」 「そうか……オージェ、お前は冷静になれていないよ。……また次の機会に、落ち着いた所で話そう。」 早歩きの足音が急に戻ってきて、ぼくは「しまった」と思ったけれど、身を隠す暇も、逃げ出す余裕も無い。 オージェさんからジェラルドと呼ばれていた男の人は、とても若い。まだ二十才にもなっていないような、ハンサムな青年だった。 彼は玄関先で、呆然と立ち竦むぼくを見付けてしまって、 とても悲しそうな感情を宿した瞳をそっと伏せると、ぼくの横を小走りに通り過ぎていった。 彼と擦れ違う瞬間に、「すまない」という言葉が聞こえたのも、ぼくの気のせいだったらよかったのに。 青い顔をして居間に戻ると、ぼくよりももっと青褪めた顔をしたひとが、ソファに腰掛けて呆然と俯いていた。 「オージェさん………。」 「………………………。」 唇を強く結んだ彼の表情は、今までに見た事もないくらいに憔悴しきっていて。 ぼくも彼のすぐ脇に腰を下ろして、大きな肩にそっと縋り付いた。 「ぼくのこと、捨てていいよ。」 「駄目だ。君はもう、誰の所にも行かせない。君を幸せにすると約束したんだ。」 心臓がきゅううっと小さくなって、ひとりでに涙が溢れ出て来る。 こんなに優しくて素敵なひとが、ぼくを救い上げたせいで辛い目に遭っている。 「それじゃ、オージェさんが幸せになれないです。」 「心配しないで。僕はもう、幸せだよ。君のお陰で幸せになれたんだ。」 馬鹿みたいに泣きじゃくるぼくを、オージェさんは胸の中に抱き寄せてくれた。 優しくて馬鹿な最愛のひとに、ぼくは頬擦りをしていっぱいに甘える。 「違うよ。こんなの違うよ……もっと偉くなって、いっぱいお給料貰って、ちゃんとしたお嫁さんと結婚して…… ぼくなんかが居るよりも、オージェさんは、もっともっと幸せになれるのに……。」 「ユディトを捨てて得られた人生に意味なんてない。……このままで、いいんだ。」 唇をきゅっと結んで、はちきれそうな心臓を宥めすかせる。このままじゃ感情に押し潰されて、死んじゃうかも。 「オージェさん………。」 「なんだい。」 ぼくは涙をぽろぽろ零しながら、彼の胸の中から青い瞳を見上げる。 「ぼくのこと、今夜もめちゃくちゃにして。辛いこと、何もかも忘れさせて。」 ぼくは本当に何の役にも立たない生き物だった。 彼の性をお慰めするしか、ぼくにできることは無かった。何の解決にもなれない事なのに。それしか僕には取り柄が無かった。 こんなはしたないおねだりなんか、何の意味もないのに。 「………いいよ。お腹の中、奇麗にしておいで。いっぱい可愛がってあげるよ。」 44 8/12 sage 2009/08/12(水) 23 45 56 ID m5YS6D0T お尻にお湯を入れて、汚れをしっかりと落としたあと、たっぷりのローションを含んで戻って来た。 オージェさんの胸の中に飛び込むと、彼はぼくをしっかりと抱き締めてくれる。 上を向いて目を瞑ると、優しいキスが降りてくる。ぼくは重なった唇をそっと開いて、彼の舌を受け入れた。 くちゅくちゅに絡み合う舌が気持ちいい。頭がぼーっとして、おちんちんがひくひくする。 最後にお互いの唾液を吸い立てて、粘膜を離した。銀色の光が灯るけど、それより先に彼の胸板に頬擦りをする。 「ユディト。僕の前で、オナニーしてくれるかい?」 「え…………?」 どうしてだろう。なんで、そんなに大きく太くなってるガチガチで、ぼくのお尻を犯してくれないんだろう。 今夜がこのままオナニーだけで終わらされそうな予感がして、すごく不安な気持ちになった。 「してくれるよね?」 「う………は、はい………。」 オージェさんのお願いなら、無碍に嫌がれない。ぼくは不安に怯えながらも、自分のおちんちんに右手を添えた。 どうせするなら、できるだけ快楽を貪りたい。 ぼくは脚をM字に開いて、オトコノコの部分もお尻の孔も、全部オージェさんの目に晒した。 とても恥ずかしい格好なはずなのに、胸がどきどきして、先走りのお汁がぴゅるりと顔を出す。 堪らなくなって、右手を上下にしゅっ、しゅっ、って扱き立て始めた。それがなぜか、うっとりするくらい気持ちいい。 左手はお尻の孔も弄る。入り口をこじ開けて、くちゅくちゅと内部の襞まで自分を虐めた。 「あうっ…あうううっ…オージェさんっ、オージェさんっ!」 お尻がひくひくして、会陰部がきゅんきゅんする。たまたまも痺れて、中でたくさんの精子が暴れてるんだ。 気付かない内に涎まで零していた。大好きな男の人の前でするオナニーが、こんなに気持ちいいなんて。 優しい瞳で微笑んでいる恋人の前で、懸命にはしたない自慰をしているぼくは、本当にいけない変態っこになっている。 「ユディト、出そう?」 「出ますぅっ!!出ちゃいますっ!!あっ、あっ!あふああぅっ!」 おちんちんの根本と睾丸が一つに繋がるような感覚がして、袋の中身が沸き立った瞬間に、 オージェさんはぼくに襲い掛かった。 自慰に耽る右手も、孔を弄る左手も、大きな手で振り払って弾き飛ばしたんだ。 「え…………?」 どうして?っていう疑問は溢れたけれど、質問を声に出す前に、脊髄に死んじゃうくらい激しい感覚がつんざいた。 じゅぶずごおおおおおお!!!! 「ひぎゃああああああああっ!!!あっ、あがああっ!!!」 ぶびゅぶうううううう!!!ぶっ!ぶぶるうううぶぶ!!びゅううっ!ごぶびゅうーーっ!! 壊れるかと思った。狂うかと思った。オージェさんの熱さを一点に煮詰めて固めたみたいな太くて硬くて長くて大きなペニスが、 ぼくのお尻に根本まで捻じ込まれてしまったから。 直腸がペニスの形になるまで押し広げながら、硬い幹が襞々を抉りこんで電流を産み出す。 胎内から火炙りにされるような地獄の快楽を得て、ぼくのおちんちんは爆発した。 「ああああああぁっ!!!!あーっ!!うあああーーっ!!!わあうっ!!あうううーー!!」 弾け飛ぶような射精が止まらない。ベッドの上に仰向けで押し倒されたぼくは、 シーツの波の中でのたうち回りながら、噴水みたいな射精を壊れた蛇口のように続けていた。 オージェさんのおちんちんは前立腺を正確に押し潰してる。それだけじゃない。 腰を小刻みに震わせて、前立腺を含んだ直腸全体を擦り上げていた。 ぼくはこのまま、世界が終わるまで射精させられてしまうのかもしれない。 言う事を聞かない身体がぶるぶると痙攣する間、ぼくは白目を剥いて涎を溢しながら、 自分の精液のシャワーの中で、意識を蕩けさせていた。 46 9/12 sage 2009/08/12(水) 23 46 39 ID m5YS6D0T オージェさんの指がぼくの胸の上を滑る。時折おっぱいを触って、先端を捏ねたり、薄い肉を揉んだりする。 「あうっ…、あうううぅ……」 お腹から、胸、顎の喉下まで届くくらいたっくさんぶち撒けた、ぼくの自分の精液を、オージェさんの指が絡めとって、ぼくの肌に塗り広げている。 「ユディトの身体、すべすべで素敵だよ。女の子よりも奇麗だ……ふふ、可愛い。」 こんなのヘンタイさんみたいな遊び方なのに、おっぱいを摘まれるたびに全身が痺れて、何もできない。 さっきの一回しか射精してないのに、おちんちんもふにゃりと萎れちゃってる。 「もう駄目になっちゃった?滅茶苦茶にして欲しいって頼んだよね。もうちょっと頑張らなきゃ、だめだよ。」 「れも、れもぉ……、らめ、らめらよう、らめぇぇ……」 呂律が回らない。口の中が涎でいっぱいで、唇を開く度に涎の糸が、にちゃあぁっって、広がって粘ついた。 「だーめ。お尻はちゅうちゅう吸い付いてるよ。もっと欲しいんでしょ?……後ろから、しようね。」 お尻におちんちんを咥え込んだまま、力任せにうつ伏せにされちゃう。 硬い部分をごりゅごりゅ擦られる。僕のおちんちんが、ぴくん!って跳ねた。触られてもないのに、またじわじわと大きくなる。 後ろから両腕を掴まれて、吊られるような体勢にさせられた。ふふっ……この格好、だいすき。 「あっ…、いま、きゅううっって、締まったよ。好きなの?犯しちゃうよ?激しいのがいい?優しくして欲しい?」 「いっ、いじわるぅ!!やだ、やだよう!!言うのやだぁ!!」 欲しくて欲しくてお尻を振るけれど、オージェさんの腰はぼくのお尻にぴったりとくっついて、押さえ込んでる。 一番気持ちいい前立腺を押し潰してるのに、突いてくれずにお預けしてる。 じわじわ炙るような、鈍く疼くばかりの快感に気が狂いそう。涙で顔をびしょびしょにしながら、はしたなくお尻を振る。 オージェさんの陰毛が孔の周りをさわさわして、ぼくが壊れて死んじゃいそう。 四つん這いで喘ぐぼくの背中に、オージェさんの身体が覆い被さって来る。 心臓の位置が重なって、彼の熱く脈打つ心拍がはっきりと分かった。ぼくと同じ早さで、早鐘のように打っていた。 温かい舌で耳の後ろを舐めしゃぶられる。 大きくて力強い手がぼくの脇の下を通って、肩をしっかり掴み食った。揉みしだいて、お肉の軟らかさを見ているみたい。 …食べられちゃうのかも。それでもいい。 左手はぼくのおっぱいを撫でて、指先が乳頭をぴんと弾く。一回弄って跳ねる毎に、ぼくのお尻は自然にオージェさんを締め上げた。 幹の形がハッキリ分かるくらいにきつく食い付くと、「んっ、んっ、」って、彼が鼻を鳴らす音が後ろから聞こえる。 「ユディト。可愛いよ。素敵な僕のお嫁さん。…ぼくらは永遠に一緒だよ。誰にも邪魔なんて、させない。」 にゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ…… オージェさんの腰が引かれて、ペニスがゆっくりと、とてもゆっくりした早さで引き抜かれてゆく…… 「あーっ!!あっ、あっ、あっあっあっあっあっ!!だめぇー!お尻の中身!持ってかれちゃうぅー!!」 このままじゃ内臓が全部引っこ抜かれちゃう。もう、お腹がべっこり凹んでいる気がするくらいに無くなっているんだ。 怖くて、嬉しくて、期待のいっぱいに詰まった強烈な甘さの戦慄に、呼吸が詰まりそうになる。 視界が真っピンクに暗転した。きっといま、ぼくは白目を剥いている。 48 10/12 sage 2009/08/12(水) 23 47 32 ID m5YS6D0T ず ど ん っ 「ぴぎゃああうううう!!!!!」 どぴゅうっ!!びゅるうっ!!ぶびゅ!!びゅうううっ!!びゅうっ!! 後頭部が破裂したみたいな感覚がして、下半身も真っ白にばらばらになった。 快感なんてものを越えて衝撃の信号ばかりが脳髄に満ち満ちる。 何がどうなったのかも分からない。車に跳ねられたときも、こうだった気がした。 「はへっ はへっ はへっ はへっ……」 自分の力じゃない強い腕力に動かされて、うつ伏せに壊れていたぼくの身体が垂直に引き揚げられた。 「駄目だって言っただろう?…ユディトだけ勝手にイキまくりじゃないか。」 ぼくの顔は、きっと無様極まりなかったはずだ。口はだらしなく大きく開かれて、涎を垂れ流しにしていて、 鼻水も垂れていたし、閉じられない瞼は狂人みたいに目玉を上にでんぐり返すばかりで、涙でぐちゃぐちゃに頬を濡らしていたのだから。 「はしたないおちんちん。きっとコレがいけないんだね。締まりがなさすぎるんだ。ふふ、鍛えてあげなきゃ。」 オージェさんは、まだまだ元気なぼくのおちんちんに狙いを定めている。 怖いけど、どうしようもできない。その時のぼくは、もっと滅茶苦茶に虐められるのを望んでいたのだから…… オージェさんの、しなやかな筋肉に覆われた逞しい左手が、ぼくの身体を一回りして抱き留めていた。 薄く被っているだけの皮を丁寧に剥かれてしまう。それだけで、先走りをぴゅるんって、弾けるように湧き出させてしまう。 「あう…、あううう…、あう…、あうう……」 「いつ見ても奇麗なおちんちんだね。後で僕がしゃぶってあげるよ。」 いつも薄皮の被っている雁首の内側は、空気に触れられただけでも痺れるような感覚がじわじわと広がる。 指先で突付かれるだけでも、頭を殴られるぐらいの衝撃が骨の髄まで打ち込まれるのに、 オージェさんはその赤いサーモンピンクの部分に、くちゅっ、と爪を立てた。 「あがぎゃああああ!!!!」 たったの一回じゃ終わらない。親指の爪も立て、人差し指の爪も加わって、摘み上げられて、引っ張り上げられた。 「あーっ!!あがあああ!!あぐう!!うぎっ!!いぎいいぃぃひひぃ!!ぎぃーーー!!」 オージェさんの腕の中で、ただひたすらのたうち回った。お尻の中に詰まっている硬い肉の柱が、ぼくが悲鳴を上げる度にびゅくびゅくと脈打つ。 「可哀想…こんな可愛い男の子が、セックスに壊れて、イかされて、狂っちゃうんだね。ぞくぞくする。 ……もっと狂ってね。いっぱい可愛い所見せてよ。」 指先の嗜虐が掌全体の行為に移って、亀頭を握りつぶす。それだけでぼくは射精する。 オージェさんの腰が小刻みに前後左右に動いて、ぼくの腸内を攪拌する。それだけでぼくは射精が止められない。 オージェさんの手の動きが亀頭の揉み潰しから、肉苗全体を上下する扱きあげに変わる。 ぼくの射精は一度胸元の高さまで一気に噴き上がると、それっきりおちんちんが壊れてしまった。 破けた蛇口みたいに白い精をだらだらと、際限なく止めど無く垂れ流すだけの、壊れたおちんちんになった。 頭の中で大爆発が続けざまにおこるような感じ。 もうぼくという生き物はどこにも無くなって、おちんちんとお尻だけがこの世界にあるみたいになる。 オージェさんはぼくのおちんちんをしっかり壊してから、両手の行く先が腰に移った。 ぼくは断末魔の覚悟を思い出して、おちんちんがお尻から胸を突き抜けて、お腹全部を引き裂きそうな恐怖を思う。 49 11/12 sage 2009/08/12(水) 23 48 01 ID m5YS6D0T ずぱんずぱんずぱんずぱんずぼっずぼおっぞぼおずぼっずぱんずぱんずぱん!! 「あ…、がっ…、ひっ、ひゃぐっ… ひゅ… ひゅーっ…、ひゅーっ…」 もう、まともに息もできなかった。声なんてまともな物は一切出て来ない。 ただただ、動く心臓が付いているだけのオナホールになったつもりで、がくがく揺れ動く手足がちゃんと身体に繋がっていることを願った。 きっと、もうすぐ腸内に射精して貰える。ぼくがこんなにイキまくってるのに、オージェさんはまだ一回も射精していない。 これが一発目だった。その一発ですら、味わった後のぼくは生きていられるのだろうか…。 「いく!いくうっ!!出る、出る、出るよっ!!出す、中に出す!孕め!孕め!孕めぇ!!!」 ぶびゅるばああああ!!!!!びゅるるぶじゅぶるびゅうううう!!ぶじゅばぶぶぶううう!!!ぶじゅじゅぶるうっ!! 「!!!!……………!………!……………」 最後の一突きで、ぼくのお尻は「ぴりっ」って裂けた。ほんの少しだと思うけれど、それぐらいの勢いがあったんだ。 根本までどころじゃない。オージェさんの陰嚢が、少しくらいはぼくのお尻に埋まってるはず。 溢れ出す精液の量も、凄い。 量だけじゃない。粘りや温度だって分かるくらいのねばねばがダクダクとお尻の中に溢れだす。 ぷりゅぷりゅの精液が後から後から押し出されてる。直腸の奥まで押し込まれて、広がっていて、お腹の中が温かい。熱いんじゃなくて、温かいんだ。 ぼくは息を止めて、お腹を凹ませて、オージェさんの種を搾り、胎の奥まで吸い上げる。 「あ、あああ………、あぁ………」 魂の抜け出るような声は、ぼくが出したんじゃない。どさりとぼくの背中に力の入っていない体躯が圧し掛かって来て、堪らずベッドの上に、横に転がった。 すごい……まだ……出てる……。 何故か意識のはっきりしていたぼくは、胎内を膨らませる精液の噴出をしっかりと味わえることができていた。 お尻の中や肛門の縁を、きゅうっ、きゅきゅっ、って意地悪すると、オージェさんの熱い肉体が何度も痙攣する。 その度にペニスが打ち震えて、射精の波がどっと濃く多くなった。 ミルクを搾りたてるような、えっちな悪戯をそのまま何度も続けていれば、彼も早く射精が治まるかと思ったけれど、それは全然逆だったみたい。 これだけ出せば、いつもなら軟らかくなっている筈のペニスは少ししか小さくならなくて、まだ一回目なせいかな、とも思うのだけど。 …オージェさんが腰を引いて、ぬぷりと引き抜かれたペニスがもう一度だけ最後のしぶきをぼくのお尻にかけると、精の迸りはそれっきりになった。 50 12/12 sage 2009/08/12(水) 23 48 42 ID m5YS6D0T 気怠い身体を二人ともベッドの上に起こす。お月さまはまだ高くて、時間を見ると日付けも替わっていない。 あれから2時間しか経っていないことが理由じゃないと思うけど、オージェさんは悲しそうな目を伏せて、俯いて頭を垂れる。 「ごめん……優しくできなかった。これじゃあまるで強姦だ。家族のように愛するって、約束したのに」 「ううん………ぼくはオージェさんのお嫁さんだから……。すっごく愛されて、気持ち良かったです。」 彼が顔を上げると、なんだかとってもうらめしそうな目。すごく可愛いから、頬を捕まえてキスをしちゃう。 「全く、君は本当に……悪女だ。」 「悪い子だもん。オージェさんをこんな変態さんに堕落させたんだから。当たり前だよ。」 「はあああ…………」 彼は頭を抱えてしまった。くしゃくしゃの金髪がきらきら塗れ光っているけれど、それはぼくの精液なんだよね。 深い溜息をついた彼の足元に這い寄って、お股を割り開かせて内部に顔を寄せた。少しだけ俯いているけれど、彼はまだまだとっても元気そう。 「こらっ しょうがない子はお仕置きだよ!」 「いいもんっ。ね?お仕置きしてぇ……オージェさんはまだ一発目だよ……んふ……。今度は優しくしてね……」 彼の吐き出した濃い精液で塗れ光り、ドロドロに汚れたペニスを口に含むと、 尿道の居残り君達をいっぱいに吸い立てて、そのまま舌で愛撫を始める。 お返しにオージェさんがぼくに覆い被さって、ぼくのおちんちんを口に含むまで、一回フェラで彼の精を抜かなければならなかったけれど、 喉に詰まりそうなほど濃厚な子種を舌に絡めながら、下半身に走る新鮮な快感を味わっているうち、 彼のものはすぐにぼくの口の中で勃起を始めていたから、二回戦が始まるまでそれから、五分と経たなかったことだけは覚えている。
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37 :1/12:2009/08/12(水) 23 41 13 ID m5YS6D0T ほんの数瞬前まで、なにかの夢を見ていた気がするけれど、もう闇の彼方へ忘れてしまって思い出せない。 甘く暗く温かい沼の淵から、だんだん意識が浮上する。 もう、朝だった。 一度でも薄く目を開けてしまえば、もう二度寝なんてできない。 それでもぼくは目を瞑って、鼻先と頬を彼の脇腹に擦り付けて、腕の中へより深く潜り込んだ。 世界で唯一、一番に好きなひとの匂いに包まれているけれど、それでも起きなければいけない。 毛布の中から上体を起こして、まだ夢の中にいる彼の頬にそっと口付けを降ろした。 「オージェさん、朝だよ。」 彼はまだ、目覚めない。朝はいつも、ぼくの方が早かった。 彼は毎日の夕方まで体を使うお仕事をしているのだし、 昨日の夜だって、ぼくのナカに、激しく深い腰使いを何時間も叩き付け続けていたのだから、 それは当たり前のことだった。 空調の効いている二人だけの寝室は、暑い夏季でも寝苦しさを覚えない。ぼくの昔の生活では、考えられないことの一つだった。 薄く木目細かい生地でできた毛布を剥いで、ぼくとオージェさんの裸体が、朝でも眩しい日の光に照らされる。 二人とも、おちんちんは朝勃ちでガチガチだった。 ぼくは薄く微笑んで、オージェさんのペニスに頬を寄せる。ずる剥けの亀頭の先に口付けを含ませて、丹念に優しく唾液をまぶす。 朝陽に雫がとろとろと塗れ光るくらいになると、ぼくはオージェさんの肢体に覆い被さった。 オージェさんの半分も体積の無いようなおちんちんを、オージェさんの硬張りに触れ合わせる。 そのまま腰を動かして、おちんちん同士を触れ、擦り、絡ませた。 「んぁ……ふぁうぅ……はぁぁん……。」 ………きもちいい………。 これくらいじゃ射精はできないけれど、にちゃにちゃのおちんちん同士が擦れ合い、触れ合ったところから、火花が散りそうなくらい鋭い快感が生まれる。 一頻り、腰を動かすのに疲れたら、彼の篤い胸板の上にぽさりと体を降ろした。 ぼくのお腹が押された拍子に、お尻の孔からこぽりと雫が零れ垂れた。 昨日の夜からずうっとおナカに満たされていた精液だから、粘度は低くなってしまっている。 「オージェさぁん………朝だよ、起きて。」 彼の首元に鼻先を擦り擦りするのだから、ぼくの出す声はどうしても甘ったるくなっちゃう。 「ユディト、おはよう。」 彼の青い瞳の上で、奇麗な睫毛が揺れていた。優しげな微笑みを湛えた唇から温和な言葉が聞こえる。 「オージェさん、おはようございま………、…んん……。」 挨拶を返そうとしたのに、彼の指がぼくの頬と顎を捕える。大好きなひとの顔が近づいて来て、唇が触れ合った。ぼくは再び、目を瞑る。 38 :2/12:2009/08/12(水) 23 41 57 ID m5YS6D0T 長いキスのあと、オージェさんも上半身をベッドから起こした。 ぼくはそのままの姿勢で、彼の首に腕を絡ませる。おまたも開いた。 オージェさんはぼくのお尻を持ち上げ、割り開いて、とっくにとろとろに蕩けているぼくのお尻おまんこに向けて、亀頭の先をぬちゃりと滑り込ませた。 昨夜、ぼくたちはあんなに激しく愛し合ったのだから、そんな数時間ぐらいでお尻の孔のトロトロが元に戻る訳がない。 にゅぶるうう、ぐちゅ、にゅぶりゅううう!!!! 「あっ、あう、あううう……おっ、おーじぇさぁん、太いよぅ…、あっ、熱い、熱いの……きもちいいっ、ですっ……」 精液がたっぷりと塗り込められている直腸は、ローションを塗ることも、ほぐす必要もない。 太くて、長くて、とっても大きなオージェさんのおちんちんを、ぼくのナカはぬっぷりと咥えこんでしまうんだ。 まずぼくの肛門がおちんちんの鈴口にキスをする。 軟らかいけれど逞しい亀頭がぼくの孔を押し広げて、いちばん太い箇所の、肉でできた熱の塊が捻りこまれた。 「僕も気持ちいいよ……。ユディトの体は、ほんとうにえっちだね……。おしり、熱くて、きゅうきゅうしてて……、ふふ、僕の腰が、溶けちゃいそう。」 頭がくらくらする。視線が定まらない。オージェさんがぼくの頬を指先で捕えて、眦に舌を這わせてくれた。 ぼくはぼくが知らないうちに、涙の雫を流していたんだ。 ぼくは決心をして、お尻に刺さる肉の槍に体重をかけた。亀頭の太まりがどんどんぼくを犯す。あまりの大きさに息が詰まりそう。 ごりゅうっ!ぐっ、ぐじゅ、じゅぬぬぬ……めり、めり、にゅぷゅうううううう…… 「あっ、あっ、あっ、うあああああ………ふぁううう………んふううっ!」 ぼくのお尻のナカが、オージェさんのおちんちんの形に広がっちゃう。 とくとくと脈打つ血管を舐めて、上下に走る尿道を揉み解して、入り口が根本をきゅううっ、って締め上げちゃう。 お尻はとっくに、これから始まる朝のセックスに順応しているのに、ぼくの体のほとんどは、まだ準備ができていなかった。 背筋が勝手に恐怖を帯びて、ぞくりと産毛が粟立った。幾ら唾を飲み込んでも、喉はすぐにからからに乾いてしまう。 指先の震えが止まらない。脚もがくがくして、胸元に這い上がる吐き気を必死に飲み下した。 「おっ、オージェさぁん!はやく、はやく突いてぇ!朝のミルクいっぱい出して!ぼくのおしりに飲ませてぇ!」 早く狂わなきゃいけない。突きまくられて目茶苦茶にならなきゃ。ぼくの身体がまともなつもりでいたら、逆にダメなんだ。 39 :3/12:2009/08/12(水) 23 42 41 ID m5YS6D0T 今までどれだけアナルセックスに慣らされていても、ぼくの身体は、やっぱりまだ男の子だった。 ちゃんと学校に行けていたなら、やっと小等部を卒業したくらいの身体は、骨盤もろくに育っていない。 そんな小さなお尻に、オージェさんのおちんちんはサイズが合わなさ過ぎる。 今まで入れて来たおちんちんで言えば、オージェさんよりも大きいひとは一杯いた。太いひともいた。長いひとも、硬いひともいた。 でも、そんなモノを入れられれば裂けて当たり前だった。 セックスが始まれば股関節が脱臼して、例えではなく、肉や神経や血管が、本当に捻じ切られる痛みに襲われる。 優しく揺すり合うだけの、朝勃ち処理が目的のセックスであっても、ぼくの身体は過去の恐怖を少しも拭い去れていなかった。 だけれど、オージェさんとのセックスなら、そんな程度の事なんて幸福感と快楽と歓びで幾らでも誤魔化せる。 「おねがい………。オージェさん、……ね?……はやくぅ………」 ぼくのお尻は、やっと恋人のおちんちんを根本まで飲み込めていた。おへその奥がぱんぱんに膨れていて、会陰部の痙攣が止まらない。 何故だか分からないけれど、頬に流れる涙を止められないぼくを見て、オージェさんは優しく微笑んでくれていた。 「大丈夫だよ。すぐ、終わりにするから………。」 柔らかいキスが額に降りて来て、ぼくは目を瞑った。頬に伝う生温かい感触。ぼくの涙を、オージェさんは舐めとってくれていた。 すぐに、ぼくを突き刺している腰が、ぐちゅぐちゅと掻き回すように揺さ振られ始める。 その熱さと快感に、ぼくの頭はだんだんと白く眩い光に包まれて、ぼうっとしてしまうんだ。 知らない間に、ぼくもお尻を振っていた。回転するような動きのペニスを扱くよう上下に擦りながら、、直腸をきつく搾り上げるイメージ。 「ユディトっ、きもちいい!きもちいいよっ!」 悲鳴のような声を上げたあと、オージェさんがぼくの唇に貪り付いた。 肩から頭までを彼の腕にがっしりと掴まれて、ぼくはお尻を振る以外、何もできなくなった。 「むううーー!!ふむううっ!むふうっ!んふっ!むみゅうううっ!!!」 いっぱいに甘えたかったのに、これじゃ甘えた声も出せない。彼の広い肩に必死にしがみついて、熱い舌を絡ませ合うしかなかった。 精液処理は始まったばかりなのに、ぼくの前立腺はもう駄目になっちゃいそう。 オージェさんの逸物の硬い幹がごりごりと擦りまくるのだし、ぼくのおちんちんの敏感な先っぽだって、彼の腹筋に虐められて泣き出していた。 「んんんーーーーー!!!!!むううううーーー!!!んみゅうううううーーー!!」 いくっ、いくっ、いくっ!いくうっ!!いぐうう!!いっぢゃうう!! もう、性感の絶頂が近いことを大声で鳴き叫びたいのに、ぼくはオージェさんとがんじがらめに抱き合っていたから、それも絶対に叶わない。 おちんちんの根本で煮え滾る強烈な射精感を必死に押し留めている理由は、もはやオージェさんへのご奉仕の為じゃなかった。 オージェさんより早くイっちゃダメだからじゃなかった。 もっと、この、射精寸前で止められている、気が狂いそうな快楽を味わい、貪り尽くしたいという、卑しく浅ましい自分勝手な欲望のせいだった。 40 :4/12:2009/08/12(水) 23 43 39 ID m5YS6D0T ぼくのケツアクメが近づくにつれて、直腸のおちんぽ嬲りも無茶苦茶な虐め方になってきたみたい。 オージェさんの鼻息が獣みたいに荒いものに変わり、腰使いは普段のセックスと何らかわりない、激しく強烈なものに変貌する。 二人の腰骨がぶつかり合う、ごづん!ごづん!って音が肉を伝わって耳まで届いくようになると、もう駄目だった。意識を手放す寸前だった。 オージェさん、ごめんなさい……、ぼく、10、数えたら、イっちゃいます……… いち…、にぃ…、さん…、しぃ…、ごぉ…、ろ『ごりゅううっ!!』ひいっ!ひぐううううううっ!! いぐいぐいぐいぐいぐいぐうううううっ!!!!いぎゅっ!いぎゅ!!いぐふううううううう!!!! 「むぎゅううううううううっ!!!!!!!!」 どびゅるううううう!!びゅぐるううんっ!!びゅるううっ!!ぶびゅるっ、ぶぶぶううう!!! 心の中で赦しを乞いながら、射精までの数を数えていた僕に襲いかかったのは、快楽なんて、絶頂なんて生易しいものじゃなかった。 衝撃というか、爆発だった。思考が吹き飛んで、おちんちんが狂った。トコロテンなんて可愛い射精じゃない。 尿道が破裂しそうな勢いで、オージェさんの腹筋に精液の塊をぶち撒けた。 白目を剥いてイキ狂うぼくに食らい付きながら、オージェさんがぼくの官能にトドメを刺す。 「んんんぅーーーーっ!!!!ううっ、くふううっ!!」 ぶぐびゅるううううっ!!!!ぶじゅううっ!!びゅぢゅうううっ!!!ぶびゅぐびゅぶぶぶうっ!! 筋肉の限界を無視した無意識の力で、押し潰しかねない位におちんちんを締め上げた直腸は、 根本まで捻り込まれたペニスの焼け付くような腸内射精の洗礼を、有無を言わず甘受するしかない。 「んぎゅるうううううっ!!!!むぎゅぐるううううっ!ぐふううっ!!うふううう!!!」 胎内が火炙りにされてしまう程の灼け付く精液が流れこんでくる。はしたないぼくの身体を処刑してるみたいだ。 真っ白になって吹き飛んでいた意識がだんだんとぼくの頭に戻ってくると、 そこで最初に感じた感覚は、お尻のなかでびゅくびゅく跳ねているおちんちんの脈動だった。 びゅるっ……ぶびゅる……ぶぶっ……ぶぐるっ…… やっぱり、オトナのおちんちんって凄い。昨日あんなにご奉仕したのに、一晩経っただけでこんなに精液を溜めこんじゃってる。 量もいっぱいだけれど、何より粘り気がものすごかった。 ぼくの直腸にへばりついた種汁は、熱湯を直接お浣腸したような、じんじんする熱さを伝え続けて離れてくれない。 白く濁っていた視界がだんだん形を与えられて、近くのものなら輪郭だけは分かるくらいになった。 目を閉じて、互いの深いキスの、咥内に溜まりきった唾液をこくんと飲み干した。口を離して一息つく。 「……ん……はふ、……ん………」 オージェさんの熱くて広い胸板に顔を埋めて、頬をぴったりと左の胸に寄り添わせた。……オージェさん、すごいドキドキしてる……。 ぼくの頭を抱き締めてくれる。自分の何もかもが、最愛のひとに包み込まれている。 「もう……オージェさん、朝から、激しすぎます。ぼく、昨日あんなに頑張ったのに。こんなにいっぱいだなんて。」 「ごめんね。でも、激しいのも、いっぱい出しちゃうのも、……ユディトが可愛いからだよ。」 「最後の凄いの、何をしたんですか?」 「ごめんね。おんちんちん、つねっちゃったんだ。」 どうしよう。犯されている間も、最後のトドメも何もかもが、すっごく気持ち良かった。 もしも「もう1回」って言われてしまったら、ぼくはきっと拒めない。 押し倒されて、ガチガチに串刺しにされて、腰を振りたくられて、突き込まれてしまったら、 きっと午前中はずうっと、オージェさんの精液処理具だ。 もう少しで素敵な未来が始まるのだと思ってしまうと、イったばかりのお尻が「きゅうぅっ」って締まっちゃう。 でも、一回射精を向えたおちんちんは、だんだんと軟らかく小さくなっていた。 ぼくの締め付けで先っぽまで追い出されてしまったんだ。ちょっとだけ、残念な気分。 41 :5/12:2009/08/12(水) 23 44 17 ID m5YS6D0T 「おはよう、ユディト。」 「おはようございます、オージェさん。」 時計を見ると、起きてからもう十五分も経ってしまっていた。すぐ、支度しなきゃ。 「ユディト、大丈夫?ちゃんと歩ける?」 「待って。オージェさんのおちんちん、汚れちゃいました。…お腹もです。奇麗にしますから、もうちょっとだけ。」 そう言って、ぼくはまず、オージェさんのお腹についているぼくの分の精液を、舌を出して舐め取った。 量が少ないし、粘度も薄い。たまたまが小さいからかな。 オージェさんのおちんちんは、もうすっごいドロドロ。こっちは時間がかかるけれど、一生懸命舐めなきゃ。 おくちのご奉仕で元気になってくれないかな。またオージェさんがケダモノになって、ぼくを襲ってくれればいいのに。 恋人の精液をお腹に孕んだまま、朝ご飯の用意をする。 薄手のシャツだけを羽織りながら、ハムエッグとトーストだけという簡単な食事を作って、一緒にいただきますをした。 精液をたっぷり含んだお腹を手のひらで摩りながら、オージェさんにうっとりと微笑み掛けると、彼は照れ臭そうに笑みを返してくれる。 玄関の先でいってらっしゃいの抱擁をして、キスもほっぺたと口に二回もした。 オージェさんの乗る車の姿が見えなくなるまで、玄関先で見送りもする。 お風呂場でお尻の中を奇麗にして、全身にこびりついた精液も洗い流す。 声の漏れない浴室の中で小さく小さく蹲って、それでも声を押し殺して咽び泣いた。 オージェさん、ごめんなさい。ずうっとオージェさんと一緒に居たいです。 学校が怖いです。学校に、行きたくないよ………。 モノレールに乗って学校への道のりを辿る間中ずうっと、ぼくは青い顔をして座席に座っていた。 背を丸めて小さくして、誰の目にも留まらないように。ぼくの姿が透明になっていて欲しかった。 割り与えられた教室には、ぼくが一人しかいない。 席に座った途端に目の前のモニターが明るくなったから、ペンを持って文字の書き取りを始めた。 同い年の子とは、すごく勉強が遅れている。 まず、簡単な計算と、ちゃんとした字を書けるようにならなきゃいけない。 ぼくの持つペンからは、縮れ毛ののたうったような、ごみくずみたいな字がいっぱい生まれて、悔しかった。 二時間くらい、ずうっと頑張ってノルマを終わらせると、できた成果を持ち運びできるメモリに入れて、教職員室に向かった。 「失礼、しますっ」 自動ドアが開くと、大人のひとたちの視線が一斉にぼくを見詰める。怖くてしかたがない。 軽蔑の感情をいっぱいに含んだ目が何十もぼくに突き刺さって来て、心臓が縮んで無くなりそうだ。 「あ、あの、ここに置いておきますっ」 手近な机にメモリを置いて、小走りで職員室を出た。 どっと冷たい汗が噴き出て来る。 先生方が、ぼくの出自を知らない訳がなかった。汚いものを見るような瞳の持ち主たちは、ぼくに触れようとすらしない。 一人きりの教室のほうがましだった。できるだけ早歩きで廊下を進んで行く。 掃除の行き届いた、とても奇麗な校舎だった。ぼくにはとても不釣合いだと思った。 ぼくには、カビの生えた黒壁と、精液で汚れて黄ばんだ床がお似合いなんだ。 42 :6/12:2009/08/12(水) 23 44 58 ID m5YS6D0T 中庭を通り抜ける。渡り廊下の中間、大きな身体つきの上級生達が壁を作っていた。 全身が凍り付きそうになる。道を塞いでる、これじゃ通れない。 ぎりぎりまで近づくと、みんなぼくを見て薄笑いを浮かべている。ぼくの倍も身長がありそうなひとたち。 「……あの…………。」 「なに勝手に話かけて来てるわけ?」 人の壁から、どっと笑いが起こった。一体何が面白いのか、訳が分からなかった。 諦めよう。上級生がどこかへ行くまで、別の場所で時間を潰してよう。 内臓が捻れそうなくすくす笑いを背に受けながら、逆走してそこから逃げ出そうとしたのだけれど。 大きな手で服の首根っこを掴まれてしまう。びっくりして、泣き出したいくらいに不安になった。 恐る恐る目を開けると、ぼくの顔の横には、小さな長方形の物が浮かんでいた。 「これ、誰かに似てると思わねーか?誰だと思う?」 携帯端末の操作を弄くって、だいぶ奥の方にあるらしいファイルを引き摺り出すと、再生を始める。 ぼくの正面に向けて、まるでそれが栄光の証のような姿勢で、端末の画面をそれはそれは堂々と掲げるのだ。 猛烈な吐き気と寒気に襲われて、ぼくは目の前が真っ暗になった。 それは、ぼくの身長の倍もある、筋肉達磨で毛むくじゃらの大男が、咆哮を上げながら射精しているビデオだった。 男が腰を叩き付けた相手は、下半身がもう血みどろだった。 男の身長の半分もなさそうな、白い肉の塊は、バックから男の精液を飲まされている最中だった。 白いぼろ切れか何かに見えた相手は、よく見るとまだ小さな子供だった。 大男の両手は、子供の長い黒髪を掴んでいる。子供の首は折れる寸前の限界まで反り返り、 顔中を涙と鼻汁と脂汗と涎で汚して、白目を剥きながら、口から大量のあぶくを、自分の喉から垂れ下がるほど吹き散らしていた。 腕も脚もへし折られていた。真っ赤な血の噴き出す傷口から、白い骨が顔を出している。 一生懸命、必死で忘れていた、死んでしまうほど嫌な思い出が一瞬でフラッシュバックする。 ビデオの中の子供は、ぼくだった。 ぼくがあの店に連れて来られて、一番最初に客を取らされたときのビデオだった。 「やだああああああああ!!!!!」 大声で、今まで出したこともないような声で悲鳴を上げて、襟を掴んでいる手をひっぱたいて、一目散に廊下を駆け出す。 どこをどう進んだかもわからないくらいに走り回って、校舎裏の中庭で力尽きた。 「げぶっ、げえ、げえええ!!」 真っ黄色な、どろどろした吐瀉物を、大量に地面に吐き出して、溢れ出る涙を袖で拭う。 じめじめした地面の上に、膝を抱えてふらふらと座りこむ。 せっかくオージェさんに救って貰えたのに。ぼくだって幸せになれると思ってたのに。 甘かった。何もかも甘かったんだ。 オージェさんの苦しい立場だって、ぼくはみんな知っている。 男娼を一匹買い上げて、一つ屋根の下で同棲しているだなんて事は、彼の出世に酷い悪影響を与えてしまった。 優しくて、かっこよくて、あんなに素敵なひとなのだから、ぼくを買うまでは色んなひとの人望を集めていたのに。 ぼくが転がり込んで来たお陰で、彼の評価は全てが台無しになっていた。 ぼくが女の子で、子供じゃなかったら、もう少しはましだったのに。 「ごめんなさいオージェさん。ぼくは悪い子です。疫病神で、何の役にも立たない寄生虫です。ごめんなさい、ごめんなさい……」 ぼくは日が暮れるまで、薄暗い日陰ですすり泣いていた。校舎の裏までは誰も見回りに来なかった。 陽の光がオレンジ色を通り越して真っ赤に染まる頃、荷物を置いたまま、逃げるように学校を後にした。 43 :7/12:2009/08/12(水) 23 45 28 ID m5YS6D0T 家に帰りつくと、玄関が僅かに開いている。 訝ったぼくは呼び鈴も押さずノックもせずに、忍び足で家の中に入る。 誰かの大声が聞こえる。低い声が二種類あって、その一方は愛するひとのものだった。 「………オージェ、理性的に、合理的になってくれ。君が救えるのはたった一人っきりなんかじゃない。 俺達と一緒に上を目指そう。今より力を持てば、もっと多くの人々を救えるんだ。」 「駄目だよ。何を言われても僕の決心は変わらない。君にも仕事は残ってる筈だ。早く帰った方が身の為じゃないのか。」 知らないひとの声だった。でも、オージェさんは人望のある人だから、友達の一人や二人がこの家に居ても不思議なことじゃない。でも……… 「あんたが隊に戻って来てくれさえすれば!そんな醜聞なんて吹き飛ばせるんだ!まだ間に合う、まだやり直せるんだ!だから、頼む……」 「……あの子は見捨てられない。ジェラルド、君ももう、実力では僕より遥かに上だ。僕の分まで……頑張ってくれ……。」 「そうか……オージェ、お前は冷静になれていないよ。……また次の機会に、落ち着いた所で話そう。」 早歩きの足音が急に戻ってきて、ぼくは「しまった」と思ったけれど、身を隠す暇も、逃げ出す余裕も無い。 オージェさんからジェラルドと呼ばれていた男の人は、とても若い。まだ二十才にもなっていないような、ハンサムな青年だった。 彼は玄関先で、呆然と立ち竦むぼくを見付けてしまって、 とても悲しそうな感情を宿した瞳をそっと伏せると、ぼくの横を小走りに通り過ぎていった。 彼と擦れ違う瞬間に、「すまない」という言葉が聞こえたのも、ぼくの気のせいだったらよかったのに。 青い顔をして居間に戻ると、ぼくよりももっと青褪めた顔をしたひとが、ソファに腰掛けて呆然と俯いていた。 「オージェさん………。」 「………………………。」 唇を強く結んだ彼の表情は、今までに見た事もないくらいに憔悴しきっていて。 ぼくも彼のすぐ脇に腰を下ろして、大きな肩にそっと縋り付いた。 「ぼくのこと、捨てていいよ。」 「駄目だ。君はもう、誰の所にも行かせない。君を幸せにすると約束したんだ。」 心臓がきゅううっと小さくなって、ひとりでに涙が溢れ出て来る。 こんなに優しくて素敵なひとが、ぼくを救い上げたせいで辛い目に遭っている。 「それじゃ、オージェさんが幸せになれないです。」 「心配しないで。僕はもう、幸せだよ。君のお陰で幸せになれたんだ。」 馬鹿みたいに泣きじゃくるぼくを、オージェさんは胸の中に抱き寄せてくれた。 優しくて馬鹿な最愛のひとに、ぼくは頬擦りをしていっぱいに甘える。 「違うよ。こんなの違うよ……もっと偉くなって、いっぱいお給料貰って、ちゃんとしたお嫁さんと結婚して…… ぼくなんかが居るよりも、オージェさんは、もっともっと幸せになれるのに……。」 「ユディトを捨てて得られた人生に意味なんてない。……このままで、いいんだ。」 唇をきゅっと結んで、はちきれそうな心臓を宥めすかせる。このままじゃ感情に押し潰されて、死んじゃうかも。 「オージェさん………。」 「なんだい。」 ぼくは涙をぽろぽろ零しながら、彼の胸の中から青い瞳を見上げる。 「ぼくのこと、今夜もめちゃくちゃにして。辛いこと、何もかも忘れさせて。」 ぼくは本当に何の役にも立たない生き物だった。 彼の性をお慰めするしか、ぼくにできることは無かった。何の解決にもなれない事なのに。それしか僕には取り柄が無かった。 こんなはしたないおねだりなんか、何の意味もないのに。 「………いいよ。お腹の中、奇麗にしておいで。いっぱい可愛がってあげるよ。」 44 :8/12:2009/08/12(水) 23 45 56 ID m5YS6D0T お尻にお湯を入れて、汚れをしっかりと落としたあと、たっぷりのローションを含んで戻って来た。 オージェさんの胸の中に飛び込むと、彼はぼくをしっかりと抱き締めてくれる。 上を向いて目を瞑ると、優しいキスが降りてくる。ぼくは重なった唇をそっと開いて、彼の舌を受け入れた。 くちゅくちゅに絡み合う舌が気持ちいい。頭がぼーっとして、おちんちんがひくひくする。 最後にお互いの唾液を吸い立てて、粘膜を離した。銀色の光が灯るけど、それより先に彼の胸板に頬擦りをする。 「ユディト。僕の前で、オナニーしてくれるかい?」 「え…………?」 どうしてだろう。なんで、そんなに大きく太くなってるガチガチで、ぼくのお尻を犯してくれないんだろう。 今夜がこのままオナニーだけで終わらされそうな予感がして、すごく不安な気持ちになった。 「してくれるよね?」 「う………は、はい………。」 オージェさんのお願いなら、無碍に嫌がれない。ぼくは不安に怯えながらも、自分のおちんちんに右手を添えた。 どうせするなら、できるだけ快楽を貪りたい。 ぼくは脚をM字に開いて、オトコノコの部分もお尻の孔も、全部オージェさんの目に晒した。 とても恥ずかしい格好なはずなのに、胸がどきどきして、先走りのお汁がぴゅるりと顔を出す。 堪らなくなって、右手を上下にしゅっ、しゅっ、って扱き立て始めた。それがなぜか、うっとりするくらい気持ちいい。 左手はお尻の孔も弄る。入り口をこじ開けて、くちゅくちゅと内部の襞まで自分を虐めた。 「あうっ…あうううっ…オージェさんっ、オージェさんっ!」 お尻がひくひくして、会陰部がきゅんきゅんする。たまたまも痺れて、中でたくさんの精子が暴れてるんだ。 気付かない内に涎まで零していた。大好きな男の人の前でするオナニーが、こんなに気持ちいいなんて。 優しい瞳で微笑んでいる恋人の前で、懸命にはしたない自慰をしているぼくは、本当にいけない変態っこになっている。 「ユディト、出そう?」 「出ますぅっ!!出ちゃいますっ!!あっ、あっ!あふああぅっ!」 おちんちんの根本と睾丸が一つに繋がるような感覚がして、袋の中身が沸き立った瞬間に、 オージェさんはぼくに襲い掛かった。 自慰に耽る右手も、孔を弄る左手も、大きな手で振り払って弾き飛ばしたんだ。 「え…………?」 どうして?っていう疑問は溢れたけれど、質問を声に出す前に、脊髄に死んじゃうくらい激しい感覚がつんざいた。 じゅぶずごおおおおおお!!!! 「ひぎゃああああああああっ!!!あっ、あがああっ!!!」 ぶびゅぶうううううう!!!ぶっ!ぶぶるうううぶぶ!!びゅううっ!ごぶびゅうーーっ!! 壊れるかと思った。狂うかと思った。オージェさんの熱さを一点に煮詰めて固めたみたいな太くて硬くて長くて大きなペニスが、 ぼくのお尻に根本まで捻じ込まれてしまったから。 直腸がペニスの形になるまで押し広げながら、硬い幹が襞々を抉りこんで電流を産み出す。 胎内から火炙りにされるような地獄の快楽を得て、ぼくのおちんちんは爆発した。 「ああああああぁっ!!!!あーっ!!うあああーーっ!!!わあうっ!!あうううーー!!」 弾け飛ぶような射精が止まらない。ベッドの上に仰向けで押し倒されたぼくは、 シーツの波の中でのたうち回りながら、噴水みたいな射精を壊れた蛇口のように続けていた。 オージェさんのおちんちんは前立腺を正確に押し潰してる。それだけじゃない。 腰を小刻みに震わせて、前立腺を含んだ直腸全体を擦り上げていた。 ぼくはこのまま、世界が終わるまで射精させられてしまうのかもしれない。 言う事を聞かない身体がぶるぶると痙攣する間、ぼくは白目を剥いて涎を溢しながら、 自分の精液のシャワーの中で、意識を蕩けさせていた。 46 :9/12:2009/08/12(水) 23 46 39 ID m5YS6D0T オージェさんの指がぼくの胸の上を滑る。時折おっぱいを触って、先端を捏ねたり、薄い肉を揉んだりする。 「あうっ…、あうううぅ……」 お腹から、胸、顎の喉下まで届くくらいたっくさんぶち撒けた、ぼくの自分の精液を、オージェさんの指が絡めとって、ぼくの肌に塗り広げている。 「ユディトの身体、すべすべで素敵だよ。女の子よりも奇麗だ……ふふ、可愛い。」 こんなのヘンタイさんみたいな遊び方なのに、おっぱいを摘まれるたびに全身が痺れて、何もできない。 さっきの一回しか射精してないのに、おちんちんもふにゃりと萎れちゃってる。 「もう駄目になっちゃった?滅茶苦茶にして欲しいって頼んだよね。もうちょっと頑張らなきゃ、だめだよ。」 「れも、れもぉ……、らめ、らめらよう、らめぇぇ……」 呂律が回らない。口の中が涎でいっぱいで、唇を開く度に涎の糸が、にちゃあぁっって、広がって粘ついた。 「だーめ。お尻はちゅうちゅう吸い付いてるよ。もっと欲しいんでしょ?……後ろから、しようね。」 お尻におちんちんを咥え込んだまま、力任せにうつ伏せにされちゃう。 硬い部分をごりゅごりゅ擦られる。僕のおちんちんが、ぴくん!って跳ねた。触られてもないのに、またじわじわと大きくなる。 後ろから両腕を掴まれて、吊られるような体勢にさせられた。ふふっ……この格好、だいすき。 「あっ…、いま、きゅううっって、締まったよ。好きなの?犯しちゃうよ?激しいのがいい?優しくして欲しい?」 「いっ、いじわるぅ!!やだ、やだよう!!言うのやだぁ!!」 欲しくて欲しくてお尻を振るけれど、オージェさんの腰はぼくのお尻にぴったりとくっついて、押さえ込んでる。 一番気持ちいい前立腺を押し潰してるのに、突いてくれずにお預けしてる。 じわじわ炙るような、鈍く疼くばかりの快感に気が狂いそう。涙で顔をびしょびしょにしながら、はしたなくお尻を振る。 オージェさんの陰毛が孔の周りをさわさわして、ぼくが壊れて死んじゃいそう。 四つん這いで喘ぐぼくの背中に、オージェさんの身体が覆い被さって来る。 心臓の位置が重なって、彼の熱く脈打つ心拍がはっきりと分かった。ぼくと同じ早さで、早鐘のように打っていた。 温かい舌で耳の後ろを舐めしゃぶられる。 大きくて力強い手がぼくの脇の下を通って、肩をしっかり掴み食った。揉みしだいて、お肉の軟らかさを見ているみたい。 …食べられちゃうのかも。それでもいい。 左手はぼくのおっぱいを撫でて、指先が乳頭をぴんと弾く。一回弄って跳ねる毎に、ぼくのお尻は自然にオージェさんを締め上げた。 幹の形がハッキリ分かるくらいにきつく食い付くと、「んっ、んっ、」って、彼が鼻を鳴らす音が後ろから聞こえる。 「ユディト。可愛いよ。素敵な僕のお嫁さん。…ぼくらは永遠に一緒だよ。誰にも邪魔なんて、させない。」 にゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ…… オージェさんの腰が引かれて、ペニスがゆっくりと、とてもゆっくりした早さで引き抜かれてゆく…… 「あーっ!!あっ、あっ、あっあっあっあっあっ!!だめぇー!お尻の中身!持ってかれちゃうぅー!!」 このままじゃ内臓が全部引っこ抜かれちゃう。もう、お腹がべっこり凹んでいる気がするくらいに無くなっているんだ。 怖くて、嬉しくて、期待のいっぱいに詰まった強烈な甘さの戦慄に、呼吸が詰まりそうになる。 視界が真っピンクに暗転した。きっといま、ぼくは白目を剥いている。 48 :10/12:2009/08/12(水) 23 47 32 ID m5YS6D0T ず ど ん っ 「ぴぎゃああうううう!!!!!」 どぴゅうっ!!びゅるうっ!!ぶびゅ!!びゅうううっ!!びゅうっ!! 後頭部が破裂したみたいな感覚がして、下半身も真っ白にばらばらになった。 快感なんてものを越えて衝撃の信号ばかりが脳髄に満ち満ちる。 何がどうなったのかも分からない。車に跳ねられたときも、こうだった気がした。 「はへっ はへっ はへっ はへっ……」 自分の力じゃない強い腕力に動かされて、うつ伏せに壊れていたぼくの身体が垂直に引き揚げられた。 「駄目だって言っただろう?…ユディトだけ勝手にイキまくりじゃないか。」 ぼくの顔は、きっと無様極まりなかったはずだ。口はだらしなく大きく開かれて、涎を垂れ流しにしていて、 鼻水も垂れていたし、閉じられない瞼は狂人みたいに目玉を上にでんぐり返すばかりで、涙でぐちゃぐちゃに頬を濡らしていたのだから。 「はしたないおちんちん。きっとコレがいけないんだね。締まりがなさすぎるんだ。ふふ、鍛えてあげなきゃ。」 オージェさんは、まだまだ元気なぼくのおちんちんに狙いを定めている。 怖いけど、どうしようもできない。その時のぼくは、もっと滅茶苦茶に虐められるのを望んでいたのだから…… オージェさんの、しなやかな筋肉に覆われた逞しい左手が、ぼくの身体を一回りして抱き留めていた。 薄く被っているだけの皮を丁寧に剥かれてしまう。それだけで、先走りをぴゅるんって、弾けるように湧き出させてしまう。 「あう…、あううう…、あう…、あうう……」 「いつ見ても奇麗なおちんちんだね。後で僕がしゃぶってあげるよ。」 いつも薄皮の被っている雁首の内側は、空気に触れられただけでも痺れるような感覚がじわじわと広がる。 指先で突付かれるだけでも、頭を殴られるぐらいの衝撃が骨の髄まで打ち込まれるのに、 オージェさんはその赤いサーモンピンクの部分に、くちゅっ、と爪を立てた。 「あがぎゃああああ!!!!」 たったの一回じゃ終わらない。親指の爪も立て、人差し指の爪も加わって、摘み上げられて、引っ張り上げられた。 「あーっ!!あがあああ!!あぐう!!うぎっ!!いぎいいぃぃひひぃ!!ぎぃーーー!!」 オージェさんの腕の中で、ただひたすらのたうち回った。お尻の中に詰まっている硬い肉の柱が、ぼくが悲鳴を上げる度にびゅくびゅくと脈打つ。 「可哀想…こんな可愛い男の子が、セックスに壊れて、イかされて、狂っちゃうんだね。ぞくぞくする。 ……もっと狂ってね。いっぱい可愛い所見せてよ。」 指先の嗜虐が掌全体の行為に移って、亀頭を握りつぶす。それだけでぼくは射精する。 オージェさんの腰が小刻みに前後左右に動いて、ぼくの腸内を攪拌する。それだけでぼくは射精が止められない。 オージェさんの手の動きが亀頭の揉み潰しから、肉苗全体を上下する扱きあげに変わる。 ぼくの射精は一度胸元の高さまで一気に噴き上がると、それっきりおちんちんが壊れてしまった。 破けた蛇口みたいに白い精をだらだらと、際限なく止めど無く垂れ流すだけの、壊れたおちんちんになった。 頭の中で大爆発が続けざまにおこるような感じ。 もうぼくという生き物はどこにも無くなって、おちんちんとお尻だけがこの世界にあるみたいになる。 オージェさんはぼくのおちんちんをしっかり壊してから、両手の行く先が腰に移った。 ぼくは断末魔の覚悟を思い出して、おちんちんがお尻から胸を突き抜けて、お腹全部を引き裂きそうな恐怖を思う。 49 :11/12:2009/08/12(水) 23 48 01 ID m5YS6D0T ずぱんずぱんずぱんずぱんずぼっずぼおっぞぼおずぼっずぱんずぱんずぱん!! 「あ…、がっ…、ひっ、ひゃぐっ… ひゅ… ひゅーっ…、ひゅーっ…」 もう、まともに息もできなかった。声なんてまともな物は一切出て来ない。 ただただ、動く心臓が付いているだけのオナホールになったつもりで、がくがく揺れ動く手足がちゃんと身体に繋がっていることを願った。 きっと、もうすぐ腸内に射精して貰える。ぼくがこんなにイキまくってるのに、オージェさんはまだ一回も射精していない。 これが一発目だった。その一発ですら、味わった後のぼくは生きていられるのだろうか…。 「いく!いくうっ!!出る、出る、出るよっ!!出す、中に出す!孕め!孕め!孕めぇ!!!」 ぶびゅるばああああ!!!!!びゅるるぶじゅぶるびゅうううう!!ぶじゅばぶぶぶううう!!!ぶじゅじゅぶるうっ!! 「!!!!……………!………!……………」 最後の一突きで、ぼくのお尻は「ぴりっ」って裂けた。ほんの少しだと思うけれど、それぐらいの勢いがあったんだ。 根本までどころじゃない。オージェさんの陰嚢が、少しくらいはぼくのお尻に埋まってるはず。 溢れ出す精液の量も、凄い。 量だけじゃない。粘りや温度だって分かるくらいのねばねばがダクダクとお尻の中に溢れだす。 ぷりゅぷりゅの精液が後から後から押し出されてる。直腸の奥まで押し込まれて、広がっていて、お腹の中が温かい。熱いんじゃなくて、温かいんだ。 ぼくは息を止めて、お腹を凹ませて、オージェさんの種を搾り、胎の奥まで吸い上げる。 「あ、あああ………、あぁ………」 魂の抜け出るような声は、ぼくが出したんじゃない。どさりとぼくの背中に力の入っていない体躯が圧し掛かって来て、堪らずベッドの上に、横に転がった。 すごい……まだ……出てる……。 何故か意識のはっきりしていたぼくは、胎内を膨らませる精液の噴出をしっかりと味わえることができていた。 お尻の中や肛門の縁を、きゅうっ、きゅきゅっ、って意地悪すると、オージェさんの熱い肉体が何度も痙攣する。 その度にペニスが打ち震えて、射精の波がどっと濃く多くなった。 ミルクを搾りたてるような、えっちな悪戯をそのまま何度も続けていれば、彼も早く射精が治まるかと思ったけれど、それは全然逆だったみたい。 これだけ出せば、いつもなら軟らかくなっている筈のペニスは少ししか小さくならなくて、まだ一回目なせいかな、とも思うのだけど。 …オージェさんが腰を引いて、ぬぷりと引き抜かれたペニスがもう一度だけ最後のしぶきをぼくのお尻にかけると、精の迸りはそれっきりになった。 50 :12/12:2009/08/12(水) 23 48 42 ID m5YS6D0T 気怠い身体を二人ともベッドの上に起こす。お月さまはまだ高くて、時間を見ると日付けも替わっていない。 あれから2時間しか経っていないことが理由じゃないと思うけど、オージェさんは悲しそうな目を伏せて、俯いて頭を垂れる。 「ごめん……優しくできなかった。これじゃあまるで強姦だ。家族のように愛するって、約束したのに」 「ううん………ぼくはオージェさんのお嫁さんだから……。すっごく愛されて、気持ち良かったです。」 彼が顔を上げると、なんだかとってもうらめしそうな目。すごく可愛いから、頬を捕まえてキスをしちゃう。 「全く、君は本当に……悪女だ。」 「悪い子だもん。オージェさんをこんな変態さんに堕落させたんだから。当たり前だよ。」 「はあああ…………」 彼は頭を抱えてしまった。くしゃくしゃの金髪がきらきら塗れ光っているけれど、それはぼくの精液なんだよね。 深い溜息をついた彼の足元に這い寄って、お股を割り開かせて内部に顔を寄せた。少しだけ俯いているけれど、彼はまだまだとっても元気そう。 「こらっ しょうがない子はお仕置きだよ!」 「いいもんっ。ね?お仕置きしてぇ……オージェさんはまだ一発目だよ……んふ……。今度は優しくしてね……」 彼の吐き出した濃い精液で塗れ光り、ドロドロに汚れたペニスを口に含むと、 尿道の居残り君達をいっぱいに吸い立てて、そのまま舌で愛撫を始める。 お返しにオージェさんがぼくに覆い被さって、ぼくのおちんちんを口に含むまで、一回フェラで彼の精を抜かなければならなかったけれど、 喉に詰まりそうなほど濃厚な子種を舌に絡めながら、下半身に走る新鮮な快感を味わっているうち、 彼のものはすぐにぼくの口の中で勃起を始めていたから、二回戦が始まるまでそれから、五分と経たなかったことだけは覚えている。
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咲「大会の後、京ちゃんが病院に運ばれてお見舞いに来たのはいいけど・・・」 和「これってもしかして・・・れ」 京太郎(ショタ)「・・・」 久「どうやら、先日の大会で相当深刻なダメージを背負ったみたいね」 まこ「無理もない、国士×8じゃなあ・・・」 京太郎(ショタ)「・・・誰?」ワナワナ タコス「記憶も飛んでしまってるじぇ・・・」 咲「京ちゃんだいじょうぶ?」 ショタ京「・・・」ワナワナ ギュ 和「咲さんに引っ付いて離れようとしないですね・・・」 きょうたろー「わーい、さきー。きゃっきゃっ!」 咲「はいはい、京ちゃん。お姉ちゃんとこっちで遊ぼうね?」 きょうたろー「わかったー!」とてとて 優希「しかしホントにこんな奇病があるとは……。 世の中は摩訶不思議のアドベンチャーだじぇ!」 和「人間の心と体が逆行して小さくなるなんて……そんなオカルトありえません! この子はきっと須賀君の弟、もしくは親戚の子です!」 きょうたろー「おかもちありえません!」どやっ 和「こ、こら人の真似をしてはいけません!」 きょうたろー「あはははは、のどかー! あははは!」とてとて まこ「はっはっはっ、愉快な小僧じゃな!」 久「ふふ、大会が終わってマンネリだったから久しぶりに面白くなりそうね!」 京太郎「うわートヨねえが追ってくるー」 姉帯「ほーら、捕まえちゃうぞ―!」 京太郎「わー」 姉帯「まてまてー!」 姉帯「そーら、きょーたろーくん、つーかまーえたっ!」 京太郎「うわぁ!」 姉帯「ん~♪ ちっちゃいなーかわいいなー!」 京太郎「トヨねえくすぐったいよぅ」 姉帯「すりすりしちゃうぞー。ほらほらー!」 京太郎「わー!」 姉帯「ねーきょーたろーくん。 きょーたろーくんはおねーちゃんのこと、すきー?」 京太郎「うん! トヨねえ、いい匂いするから好きー!」 姉帯「えへへー。 おねーちゃんもきょーたろーくんのこと、だーいすきだよー!」スリスリ 京太郎「きゃー! またすりすりするー!」 姉帯「ん~♪ かーわーいーいーよー!」 シロ「京太郎……行っちゃ駄目……」 ショタ京「えーなんでー?」 シロ「私と……昼寝するの……」 ショタ京「さっきしたばっかりだよ?」 シロ「……京太郎は、私と寝るの……嫌?」 ショタ京「んーん! 大好きー!」 シロ「……そう」 ショタ京「シロねーちゃん、そんなに抱きついたら寝にくいよぅ……」 シロ「ウチではこれが当たり前。 ……我慢する」 ショタ京「そーなんだぁ………ふぁ……」 シロ「……おやすみ、京太郎」 ショタ京「おやすみぃ……シロねー…ちゃん……」 シロ「……」 ショタ京「……シロねーちゃん……大好き……」 シロ「……」ナデナデ ショタ京「うわーん! またまーじゃんで負けたぁあ!」 塞「ほーら、泣かない泣かない。 男の子でしょ?」ナデナデ ショタ京「うぅ……サイねーちゃん……」 塞「きょーちゃんは強い子だって私知ってるよ? 泣いてるばっかの子じゃないもんね?」 ショタ京「……うん……。 ぼく、泣かない!」 塞「よしよし、いい子いい子」ナデナデ 塞「落ち着いたところで、もっかい麻雀やろっか、きょーちゃん」 ショタ京「うん! 今度は負けないもん!」 塞「ふふっ。 私も一緒に打ってあげるわ」 ショタ京「えーサイねーちゃんもー?」 塞「大丈夫、安心して。 きょーちゃん意外の人の手は私が塞いであげるからっ」 ショタ京「……? よくわからない……」 塞「ふふっ……きょーちゃんが理解するにはまだ早いかもね?」 ショタ京「???」 エイスリン「ジャアコレハ?」スッ ショタ京「りんごはー……。えっと、あぽー!」 エイスリン「セイカイ!apple! ヨクデキマシタ!」 エイスリン「ジャアツギハコレ! ムズカシイヨ~?」 ショタ京「ゾウさん……。 えっと……えっと……」 エイスリン「ワカラナイ?」 ショタ京「ご、ごめんなさい……」 エイスリン「セイカイハ Elephant ダヨ!」 エイスリン「Repeat after me. ワタシニツヅイテー」 エイスリン「Elephant」 ショタ京「えーれーふぁーんーとっ」 エイスリン「Elephant」 ショタ京「えれふぁんと!」 エイスリン「Nice! ヨクデキマシタ! エライヨ、キョウタロー!」ナデナデ ショタ京「えへへー」 胡桃「だーるーまーさーんーがー」 ショタ京「そろ~りそろ~り」 胡桃「ころんだ!」バッ ショタ京「、っ!」ビクッ 胡桃「……」 ショタ京「……」ユラユラ 胡桃「………だーるーまー」 ショタ京「ほっ」 胡桃「さんがころんだ!」シュバッ ショタ京「えぇ!?」ビクッ 胡桃「京太郎! 今動いた!」 ショタ京「そんなぁ」 ショタ京「……なんで手つながないで抱っこしてるのー?」 胡桃「んー? 充電充電ー」ギュウ ショタ京「むぐぐ」 トシ「最近アンタらの腕が鈍らになってきてるようだから合宿をしようと思う」 シロ「ダルイなぁ……」 姉帯「そんなことありませんよートシさん」 塞「そうですよ! 私達は日々進歩してます!」 トシ「そういうのは京太郎から離れてから言え」 ショタ京「むぐぐ」 ショタ京「ねートシおばーちゃん。 がっしゅく ってなぁに?」 トシ「ん?お泊り会ってことじゃよ」 ショタ京「おとまりかい!? やったー! おとまりかい、だいすきー!」 トシ「そうかそうか」ナデナデ ショタ京「えへへー」 部員共(お泊り……。 ということは……!) 部員共(京太郎と一緒に色々できるかもしれない!!) トシ「アンタらの邪な考えが手に取るようにわかるよ。……はぁ」 ショタ京「ママー」 霞「もうっ京太郎くんったら……。 またママって言うんだから」 ショタ京「えへへーごめんねー」 ショタ京「でも」ギュッ 霞「あらっ」 ショタ京「こーしてるとかっちゃん。 ママみたいなんだもん……」 霞「……しょうが無いですね」 霞「好きなだけギューしてあげますよ」ナデナデ ショタ京「えへへ、かっちゃん大好きー!」ギュー ショタ京「zzz」 霞「……寝ちゃった……かしら」 霞「……全く……本当に困った子なんだから……」 霞「……ふふっ」ナデナデ ショタ京「ん~♪」 春「あーん」 ショタ京「あーん!」 ショタ京「あまーい♪」サクサク 春「良かった」 ショタ京「ハルねえは食べないの?」 春「食べるよ」 ショタ京「じゃあはい!」スッ 春「えっ」 ショタ京「あーん!」 春「……」 春「あーん」パクッ ショタ京「美味しい?」 春「美味しい」サクサク ショタ京「えへへ、よかったー」 春「……ふふっ」 初美「きょーちゃん! 私とお風呂入るですよー!」 ショタ京「ですよー!」 ショタ京「うわぁー。 ハッちゃん、まっくろー」 初美「あははー、すごいでしょー? でもきょーちゃんもお外でいっぱい遊べばすぐこうなりますよー」 ショタ京「へー! それじゃあハッちゃんとおそろいだぁ!」 初美「そうですねー! おそろいですよー!」 ショタ京「わーい!」 ショタ京「ハッちゃん。 これなあに?」 初美「これはスクール水着っていうものですよー。」 ショタ京「んー? なんかピチピチするー」 初美「そりゃ水着ですからねー」 初美「でもそれを着てお外に出れば、私とおそろいですよー?」 ショタ京「ハッちゃんとおそろい! わーい!」 初美「じゃあ一緒に海行きましょうか―」 ショタ京「はーい!」 初美「くふふ……」 巴「うーん……ここにもない……どこにいっちゃったのかしら……」 ショタ京「どしたのー?」 巴「京ちゃん。 実は私のメガネがどっかいっちゃって……」 巴「……あれ?」 ショタ京「んー?」 巴「きょ、京ちゃん! なんで私のメガネかけてるの!?」 ショタ京「似合いますよー ってハッちゃんがつけてくれたー!」 巴「は、初美ったら……」 巴「……」 ショタ京「……?」 巴「……案外……似合うかも……」 ショタ京「ねートモちゃん。 なんか頭いたくなってきたよ~」 巴「え? ……あ、ああ。 度が合わないもんね。 そりゃそうか」 ショタ京「ぐるぐるするー……」 巴(か……可愛い……) 小蒔「おやつの時間ですよー」 ショタ京「わーい!」 小蒔「今日のおやつはショートケーキですっ」 ショタ京「けーき! けーきだいすきー!」 小蒔「この前、京太郎くんが食べたい食べたい言ってましたからね」 小蒔「私が頑張って作りました」 ショタ京「すごーい! けーきつくれるなんて、こまっちゃんすごーい!」 小蒔「ふふ。 さぁ、冷めないうちにいただきましょう」 ショタ京「はーい! いただきまーす!」 ショタ京「けーきは……暖かいもの……」ビクッ ショタ京「いちごは……しょっぱいもの……」ガクガクッ ショタ京「ご……ごちそう……さまでした……」 バタンッ 小蒔「京太郎くーん!?」 霞「あらあら」 そして巫女達は幸せな時間を過ごして終了。 衣「京太郎! 衣が添い寝してやろう!」 ショタ京「手ーしびれるからイヤダーって言ってたじゃん」 衣「ふふふ……添い寝が腕枕だけだと誰が言ったか!」 ショタ京「?」 ショタ京「抱っこしてればいいの?」 衣「う……うむ……。 これでいい……立派な抱き枕だっ」 ショタ京「ん~♪」ギュー 衣「きょ、京太郎……そんな引っ付くな……」 ショタ京「あ、ごめん……」スッ 衣「あ……で、でも離れるのも駄目だ!」 ショタ京「えー……」 衣「だ、だから……」 ギュウ 衣「こ、衣から抱きつけば何の問題もないっ」 ショタ京「zzz」 ショタ京「ジュンくーん! だっこしてー!」 純「ああ? またかよ……」 ショタ京「だっこ! だっこ!」 純「……まぁいいけどさ」 純「おらよっと」 ショタ京「わー! たか~い!」キャッキャッ 純「……」 純「たかーいたかーい!」スッ ショタ京「わわー! もっとたかーい!」キャッキャッ 純「さらにたかーいたかーい!」グオッ ゴッ 純「ご、ごめんって……」 ショタ京「いたかった……」 純「て、天井がちっと見えなかったんだよ……。 悪かったって……」 智紀「……」カタカタカタ ショタ京「はぁ~」ジー 智紀「……」カタカタカタ ショタ京「ほぉ~」ジー 智紀「……」カタカタカタ ショタ京「へぇ~」ジー 智紀「……」カタカタカタ ショタ京「ふぅ~ん」ジー 智紀「……」カタ... 智紀「触って……見る?」スッ ショタ京「いいの!?」 智紀「うん……」 ショタ京「わーい!」 一「おかえりなさいませ、透華お嬢様」 ショタ京「おかえりーなさいませー。 とーかおじょーさまー」 一「お召し物をお下げいたします」 ショタ京「おめしものをーおさげいたしまーす」 一「おやすみなさいませ、透華お嬢様」 ショタ京「おやすみーなさいませー。 とーかおじょーさまー」 一「今夜は寝かせませんよ、お嬢様」 ショタ京「こんやはーねかせませんよー。おじょーさまー」 一「……うん。 こんなもんかなっ」 ショタ京「ヒラヒラするー」 一「いいよ京太郎! すっごく似合ってる!」 ショタ京「そお?」 一「ヒラヒラの端っこを両手で掴んで、膝を少し下げてちょっとだけこっちを見上げてごらん?」 ショタ京「こ、こう?」スッ 一「……か、完璧じゃないか……!」 ショタ京「とーかー!」トテテ 透華「ん? ……ぶふっ!!」 透華「きょ、京太郎! そのメイド服は一体……!」 ショタ京「はじめくんがつけてくれたー」 透華「は、はじめったら……」 ショタ京「えっと……こうだったっけ?」スッ 透華「!」 ショタ京「えへへ、似合うかな?」 透華(か、可愛い……!) ショタ京「あとー、それとー」 透華「? なんですか?」 ショタ京「こんやはーねかせませんよ、おじょうさまー」 透華「なぁっ!!?」 透華(なななななななななな、なんですってえええええ!!?) 京太郎「?」 美穂子「あんまり動かないでくださいね?」 ショタ京「う、うん……」 美穂子「……あ、京太郎くん。 耳掃除あまりしてませんね? 垢がいっぱいです」 ショタ京「ひ、ひとりでやるの……怖いんだもん」 美穂子「ふふっ。 でしたらいつでも私に相談してください」 美穂子「私の膝でしたらいつでも貸しますからっ」 ショタ京「はーいっ」 美穂子「それじゃあ、ほじほじしますよー」 ショタ京「うぅ……」 池田「不思議だ……。 片目をつぶってるのに全くミスしてない……」 未春「これが……部長クオリティ……」 星夏「いやっ! 部長ヌクモリティだ!」 池田「ニャ」 ショタ京「にゃ?」 池田「違う。 ニャ」 ショタ京「ニャ」 池田「そうそう。 ニャー」 ショタ京「ニャー」 池田「ウニャー!」 ショタ京「ウニャー!」 池田「ニャニャニャー!!」 ショタ京「ニャニャニャー!!」 美穂子「か、華菜……あなた一体なにを……」 池田「げっ! ぶ、部長……」 ショタ京「カナちゃんとニャンニャン中だよー!」 美穂子「!? あ、あなた……年端もいかぬ京太郎くんになんてことを……!」 池田「うぇええ!? ご、誤解ですよ! 誤解!!」 ショタ京「ゆみねえちゃあああん!」バッ 加治木「ど、どうしたんだ京太郎!」 ショタ京「うわあああん! こわいゆめ見たああああああ!!」 加治木「そ、それはそれは……」 ショタ京「うわああん! こわいよおおお!!」 加治木「おお、落ち着いてくれ……泣くのをやめるんだ……」オロオロ ショタ京「うわああああああ!!」 加治木(こ、こういう時は確か……) ギュッ ショタ京「ふぁっ」 加治木「だ、大丈夫だ。 私が側にいるぞ、京太郎」ポンポン ショタ京「ゆみねえちゃん……」 加治木「大丈夫……大丈夫……」ポンポン ショタ京「……」 加治木「泣き止んだか……」ホッ 加治木「……京太郎?」 ショタ京「zzz」 加治木「安心して寝てしまったか……。 泣き止んでよかった……」 ショタ京「んっ……ゆみねえちゃん……」 加治木「えっ? な、なんだ……?」 ショタ京「zzz」 加治木「……」 ショタ京「zzz」 加治木「……」 加治木(な、何もないじゃないか……) 加治木「……」 加治木「あれ?」 加治木(何か期待してた自分がいる……) ショタ京「ん~……zzz」 ショタ京「も~い~かいっ!」 モモ「も~いいっすよ~」 ショタ京「よーっし。 モモちゃんはどこだ~!」トテテ モモ(ふふっ……すぐ後ろにいるんすけどね~) ショタ京「モモちゃーん? どこー?」 モモ「ここっすよ~」ボソッ ショタ京「? いなぁい……」 モモ「えっ」 ショタ京「どこ~?」トテテ モモ「……」 モモ「……」ズーン 加治木「そんな落ち込まなくても……」 モモ「うぅ……先輩はワカラナイっすよ……」 モモ「見つけて欲しくて努力したのに見つけてもらえない人間の気持ちなんて……」ズーン 加治木「わ、悪い……」 モモ「はぁ……」 加治木(意外とモモは繊細な心なんだな……) ガチャッ ショタ京「あ! モモちゃんいたー!」 モモ「!」パァァ モモ「い、いやー! 見つかっちゃったすねー!」 ショタ京「えへへー。 モモちゃーんみーつけた!」ダキッ モモ「はいはーい。 モモはここっすよー」ナデナデ 加治木(そして立ち直りも早い、と……) ショタ京「まこおばーちゃーん」 まこ「おばっ……」 まこ「きょ、京太郎。 わしのことをおばあちゃん呼ばわりするのは止めてくれんか?」 ショタ京「えー? でもおばあちゃんみたいなんだもんっ」 まこ「な、なんじゃとぉ!?」 まこ「おばあちゃんみたい……まだ17なのに……おばあちゃん……」 久「すごい落ち込み様ね……」 まこ「ぶちょお……。 わしってそんなに老けちょるかのう……?」 久「え?」 まこ「京太郎が……わしのことをおばあちゃんみたいだって……」 久「それ多分あなたの口調のせいよ」 ショタ京「たこす?」 優希「そう! アタシの大好物! とっても美味しいんだじぇー?」 ショタ京「へぇええ!」 優希「京太郎はタコス食ったこと有るか?」 ショタ京「ううん。 無いよ」 優希「そうかそうか!」 優希「タコス、食べたいか?」 ショタ京「食べたい食べたい!」 優希「いいぞ京太郎! いい食いつきだじぇ!」 優希「その意気込みならきっと……世界のタコスを極める、タコスソムリエになれるはずだじぇ……」 ショタ京「???」 優希「ふっ……お前に話すのはもう少しおとなになってからだな……」 ショタ京「???」オロオロ 優希「よっしゃー! タコス食いに行くじぇ~!!」 ショタ京「お、おー!!」 ショタ京「あ! はりゃむりゃさん!」 和「うっ……」 和「きょ、今日こそちゃんと苗字を覚えてもらいますからね! 須賀くん!」 ショタ京「??」 和「はらむら のどか」 ショタ京「はりゃむりゃ のどか」 和はーらーむーら」 ショタ京「はーりゃーむーりゃ」 和「……」 ショタ京「??」 和「きょ、今日はこのへんで勘弁してあげます……」 和「明日こそちゃんと言わせてみせますからねっ!」 ショタ京「? ……が、がんばれー!」 和(舌っ足らず……・可愛すぎます……!) 久「久おねえちゃん」 ショタ京「ひさおねーちゃん」 久「ん~……」 久「久お姉さま」 ショタ京「ひさおねーさま」 久「違うなぁ……」 久「久の姉御」 ショタ京「ひさのあねご」 久「ありえないわね、うん」 久「というわけで色々考えた結果『ひさっち』に決定しました」 まこ「は?」 ショタ京「ひさっちー!」ギュッ 久「はいはーい。 ひさっちですよー」ギュー まこ「なにやっとんじゃアンタ」 咲「京ちゃん……。 京ちゃんは私のこと、好き?」 ショタ京「え? うん! 大好き!」 咲「そ、そうなんだ……。 えへへ……」 咲「じ、実はね? 私も……京ちゃんのこと、好きなんだぁ……」 ショタ京「咲ちゃんも!? やったぁ!」 咲「う、嬉しい?」 ショタ京「うれしいー!!」 咲「……」ドキドキ 咲「それじゃあ、京ちゃん。 お互い好きだってわかったことだし……」ドキドキ 咲「好きな人同士でしかできないこと、しよっか?」ドキドキ ショタ京「? なにするのー?」 咲「今からすることはね、絶対に好きな人同士でしかやっちゃいけないことなの」ドキドキ ショタ京「へー! なにするの!?」 咲「……それじゃあ、してあげるね……。 京ちゃん、目、つぶって?」 ショタ京「うん!」 そして 二人は 幸せな キスをして ――――――――終了。 ―――――後日。 咲「きょ、京ちゃん!? なにしてるの!?」 ショタ京「ぷはっ。 え? ちゅーだけど……」 咲「そりゃ見ればわかるよ!……そうじゃなくて!」 咲「なんで和ちゃんともしてるのー!?」 ショタ京「ちゅーってすきなひとどーしでしかしちゃいけないんでしょ?」 咲「え? う、うん……」 ショタ京「だから……皆好きだから……」 和「須賀くん……好きです……///」 優希「初めてのキスはタコス味でした……///」 久「み、見た目は子供なのに……すごかったわぁ……///」 まこ「若いってええなぁ……ホント////」 咲「そ、そんな……京ちゃんとキスしていいのは私だけなのに―!!」 ―――おしまい。 ショタ京「あっ、あらふぉーのおねーさん!」 すこやん「アラサーだよ!!って」 すこやん(なにこのかわいい生き物!)ドキドキドキドキ すこやん「ぼ、ぼく?どうしたの急に」 ショタ京「テレビで見たことある人だなぁって思って!明日おねーちゃんたちに自慢する!」ドヤッ すこやん(やばいかわいい超かわいい) すこやん(あぁ・・・早く結婚してこんな子ども欲しいなぁ)ハァ ショタ京「?」 こーこ「あれっすこやん」 すこやん「こ、こーこちゃん!」 こーこ「ん?誰このショタっ子」 ショタ京「あっおねーさんもテレビで見たことある!すごーい!」 こーこ「ほうほうなるほどなるほど。すこやんもついにこんな子どもにまで手を出すようになったか・・・アラフォー独身って恐ろしい」 すこやん「誤解だよ!?あとアラサーだよ!!」 健夜「選手が幼児化?」 恒子「だって。先日の男子の大会で深刻なダメージを受けた選手が病院に運ばれたら…小さくなってたんだって」 健夜「男子の部か…今回初めての怪我人かぁ」 恒子「毎年竜巻が起きたり場外まで吹き飛ばされたり五感が消えたりしてるからねえ…小さくなったのは今回が初めてだけど」 健夜「リアルコナン…」 恒子「どしたの?すこやん」 健夜「あ、いや、どうなってるんだろうと思って…ちょっと見に行ってみようか」 恒子「お、小鍛冶プロも男子の方が気になりますか」 健夜「いやそっちは毎年見てるし…それよりもその深刻なダメージを受けた選手ってほうをだよ」 恒子「え?」 ~病院 恒子「選手の名前は本部で名簿調べればすぐにわかるとはいえ、すこやんさぁ」 健夜「なに?」 恒子「負けた方の選手が気になるなんてどーいう風のふきまわし?」 健夜「いや、身体が縮んだなんて今回が初めてだから興味があって」 恒子「ふーん」 健夜「…なに? こーこちゃん、その目は」 恒子「小さくなったからって選手を襲ったりしないでね?青春真っ盛りの15歳相手に婚期に焦るアラフォーだからって」 健夜「アラサーだよ!! ていうか襲わないよ!」 恒子「ジョーダンジョーダン。ええっと確か部屋はそこだったっけ。名前は清澄の須賀くん、髪は金髪」 健夜「金髪…日本人なのに珍しいね…って、こーこちゃんなに服を引っ張って」 ショタ京太郎「オネーさんだれ?そこぼくのへやだけど」クイクイ 健夜「」 健夜(か、かわい~!!!すごく綺麗な金髪!本当に日本人!?ていうか今オネーさんって!オネーさんって!!) 健夜「お、お、お、お」 恒子「君、ここの部屋の子?お名前は?」 ショタ京「すがきょうたろう」 恒子「すが…ってことは例の男子麻雀の試合の被害者が君なのね?」 ショタ京「しあい?まーじゃん?」 恒子「あらー、もしかして記憶も飛んじゃってるかー。すこやんこれは…すこやん?」 健夜「オネーさんオネーさんオネーさんオネーさんオネーさんオネーさん…」ブツブツ 恒子「おーいすこやーん。戻ってこーい」テヲブンブン 医者「おや、これはこれは、この子のご家族の方ですか?」 恒子「あ、私たちは今回彼の 健夜「ハイッ!オネーさんです!!」えっ」 ~帰り道 ショタ京「~♪」キャッキャ 恒子「すこやんどーすんのこれ…」 健夜「どどどどどどーしよー!!何か取り返しがつかないようなことになっちゃったけど!」 恒子「言い出しっぺはすこやんなんだから、ちゃんと面倒見ないと」 健夜「そ、そうだけど…」 ショタ京「オネーさんだいじょうぶ?」クイクイ 健夜「うん!オネーさんだいじょうぶだよ!」キリッ 恒子「あちゃ~全然大丈夫じゃないなこれは」 ホワンホワンホワワ~ン:病院での回想 医者「今回の件は、恐らく劇薬であるAPTX4869と同じ効果の技を喰らい、身体が幼児化してしまったのでしょう」 健夜「なるほど、男子の方では遂に解禁されていたんですね。しかしプロではなく男子のほうで使い手がいたとは」 恒子「男子麻雀怖い」 医者「しかし一時的な物で済みそうですし、元に戻るのは割とすぐでしょう」 恒子「え、そうなんですか?」 医者「ええ、iPS細胞の研究成果のおかげで治療はスムーズに進みました。今シーズンでは五感を失ったり障害を残したりする選手が 大勢出ますがそちらも問題なく対応できるでしょう」 恒子「それはよかったです(iPSパネェ)」 医者「さて、彼は小さくなったとはいえ見ての通り健康体ですし、あとはご自宅で療養すれば…と思いましたが、 よもやこちらが連絡入れる前にご兄弟の方が来て下さるとは、助かります」 恒子「あ、いえ、どうも(すこやんどーすんの!?)」 健夜「は、はい(こーこちゃんどーしよ!?)」 ホワンホワンホワワ~ン:回想終了 健夜(なんやかんやあって断り切れず、こーこちゃんにも逃げられ、仕方なく実家に連れ帰っちゃった) ショタ京「~♪」キャッキャ 健夜(なんだか色々ヤバい気がするけど、おかーさんにどー説明しよう…) ショタ京「オネーさんおうちもうすぐ?」 健夜「うん!もうすぐだから待ってね!(オネーサンオネーサンオネーサン…)」 ~健夜家 すこ母「男の子の友達を連れてきてとは言ったけど…こんな小さな男の子を連れてくるとは…」ハァ 健夜「ゆ、友人の子を預かるの頼まれたんだよ!きょ、今日だけだから!ねっ?」小声 すこ母「まあいいけど、その友人の子のようにアンタはいつ子供を持ってくるのかねぇ…」ハァ 健夜「余計な御世話だよ!」小声 ショタ京「?」 ~晩飯 ショタ京「おさらならべるのてつだったんだよー」フンス 健夜「えらいぞー」ナデナデ ショタ京「~♪」 すこ母「早く自分の産んだ子の頭を撫でられるようになってほしいわね」 健夜「大きなお世話だよ!」 一同『いただきまーす』 すこ母「あら京ちゃん、ごはんの好き嫌いないの?えらいわね~」 ショタ京「うん!ごはんだいすき!」モグモグ 健夜「お、おかーさん!?京ちゃんって」モグモグ すこ母「あら、京太郎くんだから京ちゃんでいいでしょ。あと女の子なんだから食べながら喋らないの」 健夜「ゴックン。そんなテキトーな」 ショタ京「なんだろ、そのよばれかた、なんだかなつかしいがする…」 健夜「じゃ、じゃあ私も京ちゃんって呼んでいい?」 ショタ京「うん、いいよっ」 すこ母「終わったらデザートのメロンがあるわよ」 健夜・ショタ京「わ~い」 ~風呂 ショタ京「~♪」ゼンラデカポーン 健夜「……」ゼンラデカポーン 健夜(まずいまずいどうしよどうしよ。なんか成り行きで一緒に入ることになったけどどうしよ) 健夜(いやでもこの年齢だし初めて来る人の家のお風呂なんて勝手が分からないだろうし仕方ないよね。うん仕方ない) 健夜(そう仕方ない、仕方ないんだよこれは!) ショタ京「オネーちゃん?」 健夜「ヒャッ!?」ビクゥッ ショタ京「?」 健夜(子供相手とはいえまさかこの年齢になって生まれて初めて男性とお風呂に入るなんて…何と言うか私ついに純潔失ったなぁ…)←27歳処女です ショタ京「オネーさん」 健夜(だが相手は幼児、やましい気持ちはない、ないはず) ショタ京「オネーさーん」 健夜「あ、え、な、何?」 ショタ京「せなかながしてあげる!」 健夜「」 ゴシゴシ 健夜(男の子に背中流されてる!私今男の子に背中流されてるよ!人生かつてない大事件だよ!) ショタ京「オネーさんのせなかせまいね、すぐあらいおわっちゃうよこれじゃ」 健夜「そ、そーだね。だったら前も洗ってみる?」 ショタ京「えっ」 ショタ京「あはは、オネーちゃん、まえならてがとどくでしょ?そこはじぶんであらわなきゃ!」 健夜「そそそそーだねアハハハハハハハ(何口走ってんの私ぃ~!?)」 ショタ京「もうっ。オネーさんそろそろながすよー」 健夜「あ、シャワー使う?それならそこの」オケザバァー 健夜「……」 ショタ京「こっちの方が早いっ」フフンッ 健夜「……今度は私が背中流してあげよっか」ニコッ ショタ京「あ、ぼくはいいよ。オネーさんとちがってせなかにてがとどくし」 健夜(身体の柔らかさ…これが年の差かぁ…いかんいかんそれよりも) 健夜「ダメダメ、オネーさんの言うことは聞かないとダメだよっ。ほらあっち向く」 ショタ京「えー」 健夜「えー、じゃないっ」 ショタ京「はーい、おねがいしまーす」 健夜「そ、それでは…ゴクリ」テヲワキワキ 健夜(おおおおお男の人の裸体に触る…こんな生まれて初めて…)ゴクリ ショタ京「オネーさんマダー?」アシブラブラ 健夜「ご、ごめんねっ」スッ ショタ京「キャウッ!?」 ショタ京「お、オネーさん、そこせなかじゃない、わき!わき!こしょばい!」 健夜「ご、ごめんね」アセアセ ショタ京「オネーさんなにあせってるのさー」 健夜「だだだだいじょぶだいじょぶ、もうだいじょぶだいじょ…(こ…これは…!)」 健夜(男の人の、お尻!まだ未発達で小さいとはいえ、男の子のお尻!) 健夜「きょ、京ちゃん?す、少し腰をあげてくれる?ちょっと洗いにくい所があるんだけど」 ショタ京「え?いいけど…」スッ 健夜「ヒュッ」ゴクリ 健夜(お尻が!無防備な可愛らしい桃が!やっちゃうよ?私やっちゃうよ!?しかし手を出したら犯罪な気がする!) ショタ京「オネーさーん。あしがつかれるからはやくしてよー」 健夜()プツッ 健夜(そうだよねやらないと相手に失礼だよね仕方ないよね) 健夜「フフフフ、では遠慮なく」 モミッ ショタ京「アウッ」 健夜(やばいやばいこれはやばい癖になるやばい) ショタ京「お、オネーさん!?おしりはじぶんであらえるからだいじょうぶだよ!」 健夜「(オネーサン…いつ聞いてもすばらな響き…)大丈夫大丈夫オネーさんに任せなさい」 ショタ京「いやえとあ、そこはふともも…」 健夜「ダメだよ。自分で洗えると思っても洗えてない事なんてよくあるんだから」 ショタ京「で、でも…あ、そ、そんなみみのうしろまで!」 健夜「ここらへんは目立たないから汚れがたまりやすいんだよ。しっかり洗わないとね」 ショタ京「で、でもぉ」 健夜(ヤバいゾクゾクする楽しい。そだっ) 健夜(息を耳元に――)フゥッ ショタ京「ノワァッ!?なんいまの!?」 健夜「フフッ耳元が弱いみたいだね」ニヤニヤ ショタ京「オネーさんからかいすぎだよぉ…」 健夜「まだまだ行くよっ!」 ショタ京「そ、そんなぁ、もうじぶんであらえるよぉ…」 健夜「ダメダメ、オネーさんの言うことは聞きなさい」ギュッ ショタ京「オネーさん、なにを(や、やわらかい!)」 健夜「オネーさんが隅から隅まで洗ってあげるから――――あっ」 健夜(小さいウインナーと小さいキャベツの玉……) 健夜(まだ未発達で小さいけど、あれって…あれってもしかして―――)ハッ ショタ京「あう…あう…」 健夜(この状況、全裸で後ろから年端もいかない少年に抱きついてるアラサー…) 健夜(―――犯罪じゃん!!) 健夜「あわわわわわ」ソットテヲハナス ショタ京「フキュウ」 健夜「あ、あははははは、背中はこれくらいにして早く流そうねっ」ザバッ ショタ京「おもち…やわらかかったぁ…」 ~寝室 ショタ京「……」 健夜「……」 健夜(気まずい…) 健夜(調子にのってたとは言え、あんなことまでやっておいて同じ寝床で寝るとか…) 健夜(そりゃ確かにこんな小さい子を一人で寝させるなんて行けないけどさ…) 健夜(大体おかーさんも、こんな時に限って留守にするってどういうこと?親戚の云々とか言っちゃってさ) 健夜(「この子を1人にさせる気!?」って言われたけど、間違いが起こったらどうするの?) 健夜(いや、よく考えたらこの状況で間違い起こすの私の方だけど) 健夜(いやいや、それよりも――) スースー 健夜(あれ…寝息立ててる…?もしかして寝た?子供は寝つきがいいなぁ)ゴロン ゴツン 健夜「あいたっ。何この硬くて大きいの――」 京太郎「スースー」 健夜「」 ホワンホワンホワワ~ン:病院での回想 医者「今回の件は、恐らく劇薬であるAPTX4869と同じ効果の技を喰らい、身体が幼児化してしまったのでしょう」 医者「しかし一時的な物で済みそうですし、元に戻るのは割とすぐでしょう」 ホワンホワンホワワ~ン:回想終了 健夜「え」 健夜(え~!?確かにすぐ戻るって言ってたけど、その日の晩で!?) 健夜(い、いやまあ意識がないうちに戻ったのはせめてもの救いかもだけど) 健夜(おかーさんがいなくてよかったぁ…いたらとんでもないことに…いや、逆に喜びそうな気がしなくもないなぁ) 京太郎「うーん」ゴロンッ 健夜「え」 京太郎「んん」ギュッ 健夜「あぅ」 健夜(だだだ抱きしめられてルゥ―!?) 健夜(この20年間、男に抱きつかれるなんておとーさん除いたら初めてだよ!) 健夜(どうなってるの今日は!?なんか今までの灰色の人生になかった薔薇色の展開が続いてるよ!?ちょっと犯罪臭いけど!) 健夜(ここまできたら処女卒業まで―――) 健夜(処女卒業―――) 健夜「…」 京太郎「スースー」 健夜(目が暗闇に慣れてきたけど、京ちゃん、こうして近くで見るとすっごいイケメンだなぁ) 健夜(腕も胸も、筋肉で硬くて、抱かれてると凄く安心する…ずっとこの腕に抱かれたい…) 健夜(…ダメダメ!この子は15歳で、青春真っ盛りの男の子、もっと楽しい事がいっぱいあるんだから) 健夜(私みたいな灰色の人生を送ってきたアラサーなんて相手にするのは…) 健夜(灰色…)ムカッ 健夜(いいなあ。ズルイなぁ。こ、ここまでやってるんだから私にも少しくらい役得があってもいいんじゃないかなっ) 健夜(こっちは振り回されてばっかりなんだから)←風呂場で子供にセクハラをした27歳独身 京太郎「スースー」 健夜(京ちゃん…) 健夜(夢は見ないから…せめて手だけは貸してね) 健夜「この大きな右手を…ここにおいて…指を中に…」スッ 健夜「!!!!!」ビクゥンッ 健夜(ヤッヤバッ!)ハッ 京太郎「スースー」 健夜(よ、よかったぁ…声は出てないみたい…) 健夜(こ、このくらいにしておこうか…) 健夜「……」 健夜(も、もうちょっとだけ……)スッ 健夜(ちょ、ちょっとだけなら……)ピト 健夜「ひゃっ!ん……!あぁん……!」 健夜(な、何これ…!?一人でやるより何倍も気持ちいい…!!ダメ…こんなの体感しちゃったら止められないよう…!) 健夜(硬くてあったかい…でも…1本じゃ全然足りない…) 健夜(その御留守になってる左手も…胸の方に)スッ 健夜「んう……!」 健夜(く、癖に、なるぅ、これ……4本なんて気持ちよすぎるよぉ……) 健夜(あぅ…そ、そんなぁ、胸も一緒に攻められたら……おかしくなっちゃうよぉ) 健夜(あぁ…そんな奥をかき回されたら……ダメ!きちゃう!) 健夜「んんんんんんー!!」ゾクゾク 健夜「う……」 健夜(やば…こんなの覚えたら一人でやるなんて満足できないよ……) 健夜(もっと…熱くて太くて硬いのを入れたい……) 健夜「……」チラッ ~翌朝 健夜「~♪」ツヤツヤ 京太郎「あ、あの、小鍛冶プロ」 健夜「ん~なに~?京ちゃん」ツヤツヤ 京太郎「その…昨日はご迷惑をおかけしてすみません」 健夜「謝る必要ないよ~?」ツヤツヤ 京太郎「それに、病院まで送ってもらうなんて」 健夜「気にしないで~」ツヤツヤ 恒子「なにこれ」 恒子「一晩で戻ってるのも驚いたけど…ちょっとすこやん、昨日彼に何したの。それにいつの間に愛称で呼ぶ仲になったの?」小声 健夜「それは彼の名誉の為に話せません」フフン 恒子「あんまり男に縁がないからって襲ったりしてないでしょーね」小声 健夜「それも彼の名誉の為に話せません」フフン 恒子「いやそこは否定しようよ!?」 ~病院前 京太郎「この度はお世話になりました」ペッコリン 恒子「んん、まあ色々巻き込んじゃった気がしなくもないけど」 健夜「じゃあね京ちゃん。後でまたメールしてね」 京太郎「あ、はい」 タッタッタ 恒子「……すこやん」 健夜「ん?どうしたのこーこちゃん」 恒子「いつの間に彼とアドレス交換したの?」 健夜「? 今朝だけど?」 恒子「…すこやん、流石に15歳が相手は色々ヤバいよ?」 健夜「と、突然何言ってんの!?何もしないよ!?」アセアセ 恒子「まあなんにせよすこやんの電話帳に男の人の名前がようやく載るのか…よかったねーすこやん」 健夜「大きなお世話だよ!それに男の人なら、その……おとーさんが」ハァ 健夜(で、でもこれで京ちゃんが初めての男性(意味深)かぁ) ~清澄メンバーと合流 咲「あ、京ちゃん!元に戻れたんだね」 京太郎「よう咲。迷惑かけちまったな」 優希「ほんとだじぇ。全くご主人様に心配をかけるとは困った犬だじぇ」 和「麻雀で身体が縮むなんて…そんなオカルトありえません」ブツブツ 京太郎「誰が犬だ誰が。そういや部長たちは?」 咲「部屋で待ってるよ。心配かけたんだから早く顔見せてあげようよ」グイッ 京太郎「お、おい、咲、引っ張るなよ」 優希「あ、咲ちゃん、京太郎、待つんだじぇー」 咲(京ちゃん…どこに行ってきたの?病院にいたっていうのに――――) 咲(――――京ちゃんの身体から知らない女の臭いがする) これにてカン おまけ 和「SOAけど、もし本当であれば小さくなった咲さんをprpr出来るかもしれません…!」 和「しかもiPS細胞のおかげですぐに戻れる…!やはりiPS細胞はすごいです!」 和「というわけで聞いてみましょう!」 和「どうすれば人を小さくできるんですか!?」 ?「バーロー、おめーみてーなのには無理だよ」 ?「あれをやるなら銃弾を至近距離でかわしたり素手で電柱をへし折ったり月の石で進化したりしねえとできねえよ」 ?1「まだまだだね」 ?2「と思ったがやっぱちげーわ」 ?3「ケケケケケ」 和「」 女子が魔物麻雀なら男子は超人麻雀、はっきりわかんだね 今度こそカン きょうたろう「さき~、さき~っ」ビエー ?「おや?あれは…」 ?「ぼく、どこの子ですか?お母さんは一緒じゃないんですか?」 きょうたろう「ひっく…ひっく…」 きょうたろう「……」ビエー ?「おやおや…これは困りましたねえ」 ?「よっ、と」ヒョイ きょうたろう「ふぁっ!?」 ?「ここはひとつ、おねーさんが力添え致しましょうかねっ!」 きょうたろう「おねーさん……」 ?「はい。なんでしょう?」 きょうたろう「おねーさんは、だれ?」 ?「誰、と来ましたか。ふふ、名乗るほどの者ではありませんよ」ヨシヨシ きょうたろう「なの…?」 ?「あ、表現が難しかったみたいですね。仕方ありません」 煌「通りすがりの花田煌、ですよ」すばらっ きょうたろう「はな…きら…」 煌「これでもまだ難しいでしょうし…私のことは…そうですね、すばらとでも呼んでください」 きょうたろう「すばら?」 煌「すばらっ!」 きょうたろう「すばら!すばらっ!」キャッキャ 煌「んん!すばらな発音です!」 煌「しかし困りましたねえ。これから試合なのですが…」 きょうたろう「しあい?」 煌(まさか迷子の子を見つけてしまうとは…今から迷子センターへ送っても、きっと試合に間に合わない) 煌(しかし……放っておく訳にもいきませんよねぇ…)ウーン きょうたろう「すばら…?」 煌「はい?どうかしましたか?」 きょうたろう「すばら……いやそうなかおしてる」 煌(嫌そうな……?)ハッ 煌(しまった…今この子は迷子になって不安でたまらないのに) きょうたろう「だいじょうぶ?……おなかいたいの?」 煌(こんな小さい子に心配掛けさせるとは…自分がしっかりしなければならないというのにっ!) きょうたろう「すばら…?」 煌「ぼく、ちょっと来てください」タタッ きょうたろう「ふえ!?」 煌(迷子センターの場所はわからない、どれだけ時間が掛かるかも) 煌(しかし、私に持てる選択肢はそれだけじゃない……!) ガラッ 煌「部長!すいません、この迷子の子、お願いしますっ!」 哩「は、花田?いきなり現れよってから、何ば…」 煌「説明は後でします!とにかく一旦お任せしましたよぉっ!」ダダダッ 哩「」ポカーン きょうたろう「 ? ?」 姫子「花田のやつ、一体どげんしたとですかねー?こんな小さい子」ナデナデ きょうたろう「きゃっきゃっ」 哩「花田の事やし、きっとまた余計なおせっかい焼きよったんやね」 きょうたろう「すばら!すばら!」 哩「もううつっとる」クックッ 姫子「ぶちょーもうつりよったとですもんねー?すばら」 哩「や、やかましかっ!///」カァッ 仁美「あ……花田。会場間に合ったんやね」チュー きょうたろう「すばらー!」 哩「テレビ映りよる花田ばすばらと。なるほど、確かにあいつはすばらやね」 姫子「ピッタリとですね」フフッ 哩「そういやお前さん、名前は?」 きょうたろう「なまえ?…きょーたろー!」 哩「ふんふむ、きょーたろーって言うんか」 美子「」ビクッ 仁美「こんな小さか子でんダメかー」 きょうたろう「?」 哩「ああ…美子は軽く男性恐怖症やってな」 きょうたろう「だんせー…きょー……」 姫子「簡単に言うと、男の人が怖かとなんよ」 きょうたろう「んんー?」 きょうたろう「おねーちゃん、ぼく、こわいの?」(首を傾げる) 姫子(うっ……)ドキッ 哩(怖かって言うよか) 仁美(可愛か……)キュン 美子「…………」 哩「美子……」 美子「…えと」モジッ 美子「だ、大丈夫…だよ」ニコ… 姫子「美子先輩が……笑った……」 哩(かなり態度に説得力欠けとるけどな……) きょうたろう「よかったー」ニヘ 哩「きょーたろーはどっから来よったんか、わかるか」 きょうたろう「んー?えっとー…」 姫子「いちいち動きが小動物みたかとですねー」ホワー 哩「手ぇ出さんと頼むぞ」 姫子「いや流石に出しませんよ!?」 きょうたろう「んとね、さきときたー」 哩「ほう……さきか」 姫子「ぶちょー?知っとるとですか?」 哩「いや知らんけど」 姫子「」ズルッ 仁美「ま、まあ手がかりは無いよかあった方が良かとやし…な」 きょうたろう「 ? ??」 仁美「きょーたろー、ジュース飲むか?」 きょうたろう「ジュース!?のみたい!」 姫子「そういや前から気になりよったんですけどー」 姫子「仁美先輩、そのジュースいっつも何飲みよるとですか?」 仁美「んー?こいか」チュー 仁美「野菜ジュースやけど」 姫子「……や、野菜ジュース…は子どもにはちょいとヘビーなんでは……」 仁美「や、流石になんか買ってきよるけん……こい口ついとうし」 姫子「そ、そうでしたか、すいません」 哩(……普通にそのジュース飲ますんやと思うとった…) 美子(野菜ジュースだったんだ……アレ……) 煌「いやー……ダメでした」ハッハッ 哩「いやいや、私が苦戦しよった相手にようやった方よ。花田」 煌「一歩…どころか、全然及ばずでしたけども、やれることはやりました」 煌「個人戦で全国出られただけでも満足ですし…」 哩「そうか……。……美子、出番ぞ」 美子「は、はい…」 姫子「このやり取りも二回目とですねー」 煌「…っと、ところであの子は…?」 哩「仁美とジュースば買いに行きよったぞ」 きょうたろう「あー!すばらだー!」 仁美「おう、お疲れさん」 煌「はい、ただいま戻りましたよ」ニコッ 煌「そう言えば…何かわかりましたか?この子の事」 哩「名前はきょーたろー」 煌「ふむふむ」 哩「さきっちゅう子と一緒に来よったらしい」 煌「さき……見つけた時もその子の名前を呼んでましたね。他には?」 哩「以上よ」 煌「すばっ!?」 姫子「悲しかとやけど……こい、現実なんよね…」 仁美「そして現実とは非情なもんよ」チュー きょうたろう「おはなし、むつかしい……」 きょうたろう「すばらーすばらー!」 煌「はいはーい、すばらですよー」 姫子「花田のやつ、めっちゃ懐かれよってますねー」 哩「元から面倒見良さそうやしね」 きょうたろう「きゃっきゃっ」 煌「や、やめっ、そこは…」 哩「!?何ばしよ…っと…」 きょうたろう「きゃっきゃっ」(すばらホーンを引っ張る) 煌「ひぎゃーっ!」イタイイタイッ 哩・姫子「」ビビクン 仁美「?」 哩「……」(震えながらおさげを押さえる) 姫子「……っ」(震えながら触角みたいな髪を押さえる) 煌「あ、今更気になってたんですけども」 哩「どげんしよった?」 煌「部長と姫子さんは、どうして個人戦にエントリーされなかったのかな、と」 きょうたろう「」ビクッ 姫子「あー」 哩「私と姫子は個人戦向きじゃ無かとやけん」 煌「それでも部長たちならば結構良い成績を…あれ、きょーたろーくん……?」 きょうたろう「こじ、こじん…せ……ん」ガクガク 煌(様子がおかしい!?一体何が……) きょうたろう「あたまが……い…た……っ」かくっ 哩「きょーたろーっ!?」 煌「きょ、きょーたろーくん…きょーたろーくん!?」 煌「あ、今更気になってたんですけども」 哩「どげんしよった?」 煌「部長と姫子さんは、どうして個人戦にエントリーされなかったのかな、と」 きょうたろう「」ビクッ 姫子「あー」 哩「私と姫子は個人戦向きじゃ無かとやけん」 煌「それでも部長たちならば結構良い成績を…あれ、きょーたろーくん……?」 きょうたろう「こじ、こじん…せ……ん」ガクガク 煌(様子がおかしい!?一体何が……) きょうたろう「あたまが……い…た……っ」かくっ 哩「きょーたろーっ!?」 煌「きょ、きょーたろーくん…きょーたろーくん!?」 煌「……っ!」ダダッ 哩「どこ行きよる!」 煌「医務室に……こんなに広かったらあるはずっ!」ダダダッ 哩「花田……あいつっ」 姫子「でもぶちょー…他に方法無かとやったと思いますけど」 哩「あの様子……明らかに普通じゃなか」 哩「医務室でどうこう出来る問題とは思えん……千里山の先鋒みたく」 姫子「……救急車!」 哩「ここぞって時こそ冷静にならんといかんのに……あいつは!」 煌「きょーたろーくん……待っててください、今……!」 ?「あ、あれは…」 ?「先輩っストーップ!!」 煌「すばっ!?」ビクゥッ 煌「な、なんですかいきなり大声を出し……っ!」 ?「それに犬も!先輩~趣味が悪いじぇ?」 煌「ゆ……優希!?」 優希「へっへ~ん、お久しぶりだじぇっ!」 煌「元気そうでなによりすばらです!…と言いますか…い、犬って」 優希「そこのぐったりしてるのが、何を隠そう我が麻雀部の犬だじぇ」 煌「こ、こんないたいけな小さい子を犬だなんて、すばらくないっ!」 優希「いや、これには海よりふっか~い訳があるんだじょ…先輩…」 ~事情説明中~ 優希「と言うわけなんだじょ」 煌「男子の部ってそんなに世紀末なんですね……」ブルブル 優希「一歩間違ったら麻雀どころか人生までやめされられそうだじぇ……」 きょうたろう「んっ……んぐ」 優希「お、起きたか。先輩に迷惑かけて、まったくダメな犬だじぇ!」 煌「いえいえ、元はといえば私が…」 きょうたろう「あ、たこす!」 優希「誰がタコスだ!飼い主の名前まで忘れるとは…っ」ワナワナ 煌「あ、あはは……まあまあ、京太郎くんに大事無かったんです。何よりですよ」 きょうたろう「すばらだー」キャッキャ 咲「優希ちゃん、見つかったー?」タタッ 和「優希……それに、煌先輩まで?」 煌「和!お元気そうで…………」ジトー 煌「全く持ってすばらな成長を遂げましたね……!」 優希「私が手塩にかけて育てたからな!」ワキワキ 咲「ゆ、優希ちゃん……」 和「そんな覚えありませんっ!」ズビシ きょうたろう「あ、さきー!」パアア 咲「京ちゃん、おかえり」ニッ 煌「なるほど、あなたが“さき”ですか」 咲「は……はい…?」 煌「京太郎くんにどれだけ事情を聞いても、“さきときた”としか言ってくれなくて…」 咲「えっ…」 煌「見つけた時なんて、べそ掻きながら“さきー!さきー!”って大変だったんですよ」 咲「そ、そうなんですか…」 咲「…京ちゃん…///」 和「」ムッ 優希「嘆かわしいじぇ犬っ!主人が誰だかも忘れたとはっ」グニ きょうたろう「ふえぇ…」 煌「こ、こらこら!」 和「…………」ゴゴゴゴゴ ~なんやかんやで~ 久「本日はうちの部員がご迷惑をおかけして……」 煌「いえ、私は人として当然の事をしたまでですよ」すばらっ まこ「少し目え離した隙にちょろっと居なくなるけえ、首輪でも付けるか」 咲「流石にそれは…」 和「アリですね」 咲「えっ」 優希「名実ともに犬だじぇ!よかったな!」 煌「そんなすばらくないことはいけませんよっ!」プンスコ 久「ああ、こういう真面目な人、うちにも欲しかったなあ…」 まこ「どの口が言うんだか」ボソッ 久「何か言った?」 まこ「いやなんも」 煌「それでは、私そろそろお暇しますね」 久「今度長野に来ることがあったら、このメガネの子の店に来ると良いわ。サービスしてくれるそうだから」 まこ「なっ……あんたぁ!そんな無責任なっ」 煌「ははは…」 きょうたろう「すばらー」 煌「では京太郎くん、しばしのお別れです」 きょうたろう「いっちゃうの……?」シュン 煌「……ええ。それも、かなり長いお別れになると思います」 きょうたろう「やだ!すばらいっちゃやだ!」ビエーッ 咲「京ちゃん…」 優希「犬め、まだわからな…」 煌「優希」ズイッ 優希「せ、先輩…」 煌「……良いですか、京太郎くん」 煌「人には、かならず別れの時が来ます。誰にでも。誰とでも」 煌「しかし、私との別れは一時的なもの」 きょうたろう「いち…じ……?」 煌「早い話がすぐまた会えますよっ!ってことです」ナデナデ きょうたろう「また……?」 煌「はい。ですから、京太郎くんはこれからたくさんすばらなことをして、たくさん誉められて。いつしかすばらな人間になるでしょう」 きょうたろう「すばら……んっ」 煌「おおきくなったら、また会いましょう。今度はありのままの姿で…ね?」ギュッ きょうたろう「……うんっ」グス 煌「良い子です。京太郎くんは、本当に良い子……すばらですっ!」ニコッ ~それから時は、それなりに過ぎて。~ 煌「っん~!懐かしい!ふるさとの空気~っ!」ノビー 煌「さて……まずは前に伺った、清澄高校にでも行ってみましょうかね?」 煌「本当の京太郎くんにも会えるかも知れませんし」 京太郎「んしょ、んしょ、ったく……あいつら……特に優希!買い出し頼み過ぎだってぇの…」 煌「……成る程。これが“犬”ですか」 京太郎「誰が犬だっ……あれ、あなた確かどこかで……?」 煌「」クスッ 煌「なんでしょうこれ?新手のナンパですか~?」 京太郎「なっ、あっ、違くて……記憶違い?でっ」 煌「あはは、ジョーダンですよジョーダンっ」 京太郎「ふえ?」 煌「“また”会いましたね。……京太郎くんっ!」 カン。 おまけ 哩「花田……?きょーたろーはどした?」 煌「飼い主に返してきましたよ~」 姫子「ん、それなら一安し……ファッ!?」 仁美「飼い主とか……何があった」 煌「ふっふっふ。内緒ですっ」 哩「キャラ変わっとる!」ガビーン 美子(全然出番無かとやった…個人戦云々も投げっぱやし…くすん) 終われ
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中学生日記 生徒 コメント 1972年4月9日から2012年3月16日まで放送されたNHK名古屋放送局制作のテレビドラマである。 生徒 サクラビス:広田さくら 名前ネタ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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『有志の方より把握資料のひな型を頂きました、情報の追記・修正は自由におこなってください』 一部当企画のネタバレと、参加作品のネタバレを含んでいるかもしれないので注意。 【情報は2023/8/22現在のものとなります】 (2024/3/15現在、念のためですが一部リンクは削除しております。荒らしではありません) 【忍者と極道】 【遊戯王デュエルモンスターズ 遊戯王5D s】 【NARUTO-少年編-】 【無職転生 ~異世界行ったら本気だす~】 【名探偵コナン】 【Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ】 【Fate/Grand Order】 【ちびまる子ちゃん】 【クレヨンしんちゃん】 【ドラえもん】 【サザエさん】 【SPY×FAMILY】 【ひぐらしのなく頃に 業 卒】 【Dies Irae】 【金色のガッシュ!!】 【ローゼンメイデン】 【To LOVEる -とらぶる- ダークネス】 【BLEACH】 【BLACK LAGOON】 【ハリー・ポッター シリーズ】 【ONE PIECE】 【そらのおとしもの】 【アイドルマスター シンデレラガールズ U149】 【彼岸島 48日後…】 【ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT】 【グリザイアの果実シリーズ(アニメ版)】 【ジョジョの奇妙な冒険】 【とある科学の超電磁砲】 【東方project】 【鬼滅の刃】 【魔法陣グルグル】 【HELLSING】 【ロードス島伝説】 【NEEDLESS】 【葬送のフリーレン】 【オーバーロード】 【ハッピーシュガーライフ】 【11eyes -罪と罰と贖いの少女-】 【エスター】 【鋼の錬金術師】 【アンデッドアンラック】 【その着せ替え人形は恋をする】 【お姉さんは女子小学生に興味があります。】 【血界戦線(アニメ版)】 【うたわれるもの 二人の白皇】 【ポケットモンスター(アニメ)】 【アカメが斬る!】 【ご注文はうさぎですか?】 【カードキャプターさくら】 【おじゃる丸】 【【推しの子】】 忍者と極道 【忍者と極道】 漫画。既刊11巻。 マガポケ、コミックDAYSで全話無料チケットで読める。 ガムテの出番は12話~78話及び外伝の「最狂悪童伝ガムテ」前編後編 https //comic-days.com/episode/13933686331718458316 ▲ 遊戯王デュエルモンスターズ 遊戯王5D's 【遊戯王デュエルモンスターズ 遊戯王5D's】 アニメ。 遊戯王デュエルモンスターズ224話+遊戯王5D's154話。 どちらもDアニメストアで視聴可能。 DMはある程度原作漫画でもいけるが、 主催に関わる乃亜編はアニオリの為DMの98話から121話の視聴が必要。 羽蛾もアニオリのKCグランプリ終了以降の参戦のため、ドーマ編:第145話~第184話とKCグランプリ第185話~第198話の中から羽蛾が出る話を見る必要がある。 以下、それぞれのキャラが書かれた色んなwikiやサイトのページ インセクター羽蛾 https //w.atwiki.jp/yu-gi-oh-2chdic/pages/146.html 龍亞はアーククレイドルでアポリアを撃破して以降のため5D's第143話まで必要。 86話~92話は飛ばしても良い。(クラッシュタウン編という本筋に一切関係ない中編) 以下、主な登場回をまとめたもの。ネタバレ注意。 + ... 【13 ダイヤル・オン!うなれディフォーマーデッキ】 アニメ本編、初登場、刑務所から自分の押収品を奪還し、逃亡に成功した主人公の不動遊星と初遭遇し匿う回。 この頃はまだ非常に未熟で、とても子供っぽい。 【47 猿の地上絵の痣をもつ男】 【48 マイナスワールド 白き獅子レグルスを探せ】 【49 マイナスをつかさどる王 猿魔王ゼーマン】 【50 マイナスの呪い 捕らわれたエンシェント・フェアリー・ドラゴン】 ダークシグナー編の龍亞の主要回エピソード。 シグナ―と呼ばれる赤き竜に選ばれしデュエリストと、ダークシグナーと呼ばれる世界を滅ぼそうとする邪神に選ばれしデュエリストが、世界の命運を懸けたデュエルを行う事になるのが、ダークシグナー編の大まかなストーリー。 龍亞はシグナ―でもないのに、運悪く、ダークシグナーと命懸けのデュエルをする羽目になる。 初登場時から、デュエリストとして成長した描写もされる。 ただ、妹の龍可が異世界に行って冒険する描写が長い。 この異世界描写は、正直飛ばしていい。 【67 デュエルアカデミアの伝統!アンティーク・ギアゴーレム】 ダークシグナー編後の日常回。 学校に通う龍亞が見れるので、コミカルなやり取りの参考になるかも。 ただし、デュエルは遊星が担当する。 【141 絶望のデュエル!機動要塞フォルテシモ!】 【142 生死を懸けた闘い!機皇神龍アステリスク】 【143 命の奇跡、ライフ・ストリーム・ドラゴン!!】 最終章であるアーククレイドル編における、龍亞の主要回エピソード。 今作のラスボス、Z-ONEは破滅する世界の未来を変えようと、その元凶であるシンクロ召喚を滅ぼす為、龍亞の住むネオドミノシティを壊滅させることを目論んでおり、それを阻止する為遊星と仲間達がアークレイドルに乗り込むというストーリー。 この回に出てくる敵、アポリアはZ-ONEの友の一人であり、龍亞、妹の龍可、遊星のライバル、ジャック・アトラスの前に立ち塞がり、命を懸けたデュエルを行うのが大まかな流れ。 アポリアに精神的に追い込まれたり、龍亞がデュエルで殺害される場面もあるので、戦闘描写としては一番参考になるかも。 5D's漫画版はアニメとストーリーが異なるので注意。 ▲ NARUTO-少年編- 【NARUTO-少年編-】 漫画かアニメ。 ゼブラック、ジャンプラで無料ポイントで読める。少年編は27巻まで。 シカマルの時期的に26巻までは必要。 アニメなら135話が少年編、一部アニオリを含む。 (なお厳密には疾風伝に至るまで、220話まで存在するが、原作にはないアニオリ) Dアニメストアかネトフリ。 ▲ 無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 【無職転生 ~異世界行ったら本気だす~】 小説か漫画かアニメ。書籍版は全26巻。漫画版既刊18巻+外伝。 アニメは全24話。Dアニメで見れる。 web版はこちらで読める https //ncode.syosetu.com/n9669bk/ ロキシーは外伝漫画「ロキシーだって本気です」の出来事も経験済み。 https //comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000059010000_68/ ▲ 名探偵コナン 【名探偵コナン】 アニメか漫画。 アマプラで映画とTVシリーズ。 ネトフリでTVシリーズが視聴可能。 参戦時期であるハロウィンの花嫁はまだ配信が無い。 原作漫画は既刊103巻。サンデーうぇぶりの無料ポイントで読める。 ▲ Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ 【Fate/kaleid liner プリズマ イリヤ】 漫画かアニメ。Dアニメストアで視聴可能。 原作漫画:第1期:全2巻、第2期(ツヴァイ!):全5巻、第3期(ドライ!!):既刊13巻 アニメ版:第1期:全10話+OVA、第2期:全10話+OVA、第3期:全10話、第4期:全12話、映画2作 イリヤの時期的にドライ4巻までは最低限必要。 美遊の参戦時期である人形化イリヤを見たのはドライ3巻。 美遊過去を掘り下げるならはドライ7巻、8巻か劇場版「雪下の誓い」も必要。 https //comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS04000001010000_68/ 『wiki』 https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%A4%E3%82%B9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3_(%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%9E%E2%98%86%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%A4) https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E7%BE%8E%E9%81%8A%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%88 https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%84%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3 ▲ Fate/Grand Order 【Fate/Grand Order】 ゲーム。 ネモとジャックは二人とも本編ストーリーからの参戦ではない。 ジャックはFate/Apocryphaの知識だけでも十分把握可能。 ただし、ネモは初出がFGOのメインストーリーなので、FGO本編の把握が必要。 キャプテン・ネモ 『バトルアクション』 https //www.youtube.com/watch?v=8hVfoa5dHXU メインストーリーの第2部第3章から登場する。 ただし、この時点では真名を明かしていない。 https //www.youtube.com/playlist?list=PL-Ht2KAynxtwDtSTUNgDkfII5rrptqeqq 2部4章から真名を明かす。 この章で同郷のサーヴァントであるラクシュミーが登場するが、彼女との絡みは参考になるかも。 https //www.youtube.com/playlist?list=PL-Ht2KAynxtxLH-li-touqDO5B_bs40-k イベント『イマジナリ・スクランブル』ではメインで活躍。 https //www.youtube.com/playlist?list=PLDBPSxmslhiST0JI_5iAq-TVNUj2_zjEK 『型月wiki』 https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E3%83%8D%E3%83%A2 『FGOwiki』 https //w.atwiki.jp/f_go/pages/4870.html 2部3章以降、メインストーリーにおける主人公(ぐだ)とマシュを支援するレギュラーキャラであり、主人公の身近なサーヴァントの一人。 その為、主人公とマシュの状況が随時更新されていく場合、ネモが立ち会う可能性は高く、そちらに触れる時は注意した方が良い。 特に上記にあるイマジナリ・スクランブルは数年前のイベントなので、最新のシナリオ時点だとネモと主人公とマシュ達を取り巻く環境も変わっている。 ジャック・ザ・リッパー ジャックちゃんは初出の「Fate/Apocrypha」が参考になる。 今ロワの出展名義であるFGO本編では、メインストーリーの1部4章で敵側のサーヴァントとして登場する。 役回り的にゲストキャラなので、ジャックを書くだけであれば、Apocryphaを把握していればFGOを知らなくとも殆ど書けるだろう。 『Apocrypha登場シーン』 https //www.nicovideo.jp/watch/sm32217824 『FGO台詞集』 https //www.youtube.com/watch?v=0zQ3YEBwCQE 『FGO幕間の物語』 https //www.youtube.com/watch?v=po9USgixQTE 『FGOのバトルアクション』 https //www.youtube.com/watch?v=Q6NHidIxFQM 『FGOwiki』 https //w.atwiki.jp/f_go/pages/521.html 『型月wiki』 https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC_ メリュジーヌ(妖精騎士ランスロット) ストーリー2部6章からの参戦のため、その部分の把握が必要。 https //www.youtube.com/playlist?list=PL-Ht2KAynxty652DnjeIBcI_70e6geGgU 『バトルアクション』 https //www.youtube.com/watch?v=Ty76f99tyB8 『2部6章内の主なシーン』 VSマシュ&ハベロット https //www.youtube.com/watch?v=d-TlYeHdT3k list=PL-Ht2KAynxty652DnjeIBcI_70e6geGgU index=15 VSコヤンスカヤ(主人公達との共闘) https //www.youtube.com/watch?v=gskb9SITbQw list=PL-Ht2KAynxty652DnjeIBcI_70e6geGgU index=28 VSクーフリン&村正 https //www.youtube.com/watch?v=xQdniZ0Ax6s list=PL-Ht2KAynxty652DnjeIBcI_70e6geGgU index=34 オーロラとの絡みとパーシヴァルとの戦闘 https //www.youtube.com/watch?v=X5Y2u7TuUzc list=PL-Ht2KAynxty652DnjeIBcI_70e6geGgU index=40 『型月wiki』 https //typemoon.wiki.cre.jp/wiki/%E5%A6%96%E7%B2%BE%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88 『FGOwiki』 https //w.atwiki.jp/f_go/pages/5128.html ▲ ちびまる子ちゃん 【ちびまる子ちゃん】 漫画かアニメ。漫画は既刊18巻。 アニメは毎週日曜6時。Tverで1週間見逃し配信が見れる。 ネトフリでテレビシリーズ54話と映画「わたしの好きな歌」が見れる ▲ クレヨンしんちゃん 【クレヨンしんちゃん】 漫画かアニメ。漫画は全50巻+新クレしん既刊12巻。 アニメは毎週土曜4時半。Tverで1週間見逃し配信が見れる。 abemaで映画が毎日1作やっている。1週間アーカイブ視聴可能。 https //abema.tv/video/title/35-55 ▲ ドラえもん 【ドラえもん】 漫画かアニメ。 漫画は全45巻+プラス全6巻+第0巻+大長編など。 アニメは毎週土曜5時。Tverで1週間見逃し配信が見れる。 アマプラで映画が見れる。 abemaでも映画とTVシリーズをよく放送している。 ドラえもんチャンネルアプリで原作漫画とアニメが見れる。 ▲ サザエさん 【サザエさん】 漫画かアニメ。漫画は全68巻。 アニメは毎週日曜6時半。 アマプラで傑作選が見れたが現在休止中。 ▲ SPY×FAMILY 【SPY×FAMILY】 原作は漫画だがアニメ出典での参戦。1期全25話。 ベッキー・ブラックベルは1期2クール目以降からの参戦。 原作は既刊11巻。ジャンプラで初回全話無料で読める。 ▲ ひぐらしのなく頃に 業 卒 【ひぐらしのなく頃に 業 卒】 アニメ。dアニメストア。 業(全24話)+卒(全15話)。 および前作の初代(全26話)と解(全24話)の視聴も必要となる。こちらは原作ゲーム、漫画版などでも把握可能。 コミカライズ版である「業/巡」はアニメと途中分岐した展開となる。 https //web-ace.jp/youngaceup/contents/1000188/ ▲ Dies Irae 【Dies Irae】 ゲーム。他にドラマCDや小説など。 ADV。スマホ/PSP/Switch/PC。 DMMやSwitch(DL専売)で買える。 https //dlsoft.dmm.com/detail/views_0568/ https //store-jp.nintendo.com/list/software/70010000014216.html steam版は日本語対応していない。 スマホアプリ版は現在のAndroidには対応していない。 FANZAGAMES(こっちのがクーポンがあったり、半額セールスをしてたりするのでお得に買えるチャンスが多い気がする) 全年齢版 https //dlsoft.dmm.co.jp/detail/views_0568/ R18版 https //dlsoft.dmm.co.jp/detail/views_0567/ ドラマCDのADVゲーム化や新規シナリオなど、コンシューマー化で追加されたストーリーも見れるので把握目的なら全年齢版の方が良さそう。 攻略サイト https //seiya-saiga.com/game/light/dies_hdaa.html 攻略可能なヒロインは香純、螢、マリィ、玲愛の四人。 その内、シュライバーが登場するのは螢ルート、マリィルート、玲愛ルート。 螢ルートでは主人公たちと交戦し即退場するだけなので、キャラの把握だけなら参戦時期であるマリィルートと、シュライバーの核心に触れる玲愛ルートだけでも良いかも。 ルサルカは全ルートに渡り登場する。 ただ、このキャラは基本は噛ませ犬として扱われており、シュライバーと同じくキャラクターが掘り下げられるのは玲愛ルート。 1週目は香純と螢が攻略可能で、2週目からマリィが攻略出来る。 そしてマリィ攻略後、玲愛を攻略出来る。 なので、螢→マリィ→玲愛で進めるのが良いかもしれない。 アニメ版は全18話。 内容はマリィのルートをアニメ化したもので、内容が原作から大幅に逸脱しているわけではないものの、予算不足が目立つ。 Prime Videoで見る事も出来る。 漫画版も存在する全4巻 玲愛ルートを漫画化したもの。 こちらは残念ながら、シュライバーとルサルカの掘り下げ前に打ち切りになってしまったので注意。 電子書籍もあるので購入自体は容易ではある。 wiki シュライバー https //w.atwiki.jp/god14/pages/210.html ルサルカ https //w.atwiki.jp/god14/pages/110.html ▲ 金色のガッシュ!! 【金色のガッシュ!!】 漫画。 完全版全16巻。ピッコマ、マンガBANGで無料チケットで読める。 ガッシュとの参戦時期がクリアノート編以降のため全16巻を把握した方が良い。 アマプラ会員であればPrime Readingで完全版8巻まで無料で読める。 アニメ版は全150話。こちらはアニオリを含むファウード編までとなる。 ただし、当企画のガッシュの参戦時期がクリアとの最終決戦直前であり、アニメ版は原作に追い付いたことによるファウード編での放送終了とストーリー改変の為、描写に相違がある。 ゼオンもメインの戦闘がファウード編終盤になるが、同じく改変の影響がある。 なので、100話以上を鑑賞しても十分な把握にはならないので注意。 ▲ ローゼンメイデン 【ローゼンメイデン】 漫画。 1部全7巻(新装版)+2部ヤンジャン版全10巻。 二つをまとめた愛蔵版なら全7巻で済む。こちらはヤンジャンアプリ無料ポイントで読める。 雪華綺晶の時期的に2部最終話まで必要となる。 1部を1話に纏めた完全なダイジェストと、2部を5巻辺りまでアニメ化したアニメ版(2013年版)も存在する。 『アニメ版(2004年版)、その続編のトロイメント、外伝のオーベルテューレ』 一昔前のネット、ロワ民には有名なのはこちらだろう。 だが設定、ストーリーからしてほぼ別物であるので注意。 主な違いとして水銀燈の腹がない設定、水銀燈と真紅の過去の因縁などは、こちらのアニメ版のみのオリジナル設定。 更に二期であるトロイメントに登場するオリジナルキャラ薔薇水晶は、雪華綺晶と非常に類似しているが、両者には一切の面識もなければ関係する設定もない。 ▲ To LOVEる -とらぶる- ダークネス 【To LOVEる -とらぶる- ダークネス】 漫画。 「To LOVEる -とらぶる- ダークネス」全18巻、前作「To LOVEる -とらぶる-」全18巻 美柑の時期的に全巻把握が必要。 前作「To LOVEる -とらぶる-」はジャンプラで133話まで無料ポイント対象。 ダークネス状態のヤミはアニメ版「ダークネス2nd」の11話~14話でもいける。Dアニメストア。 ▲ BLEACH 【BLEACH】 漫画と小説。 全74巻+小説『Can't Fear Your Own World』全3巻。 日番谷がユーハバッハ撃破以降のため最終巻まで必要。 リルトットも小説後の参戦のため、そちらの把握も必要。 ゼブラックで71巻まで無料チケット対象。ジャンプラでも読める。 アニメ版ならアニオリ込み全366話+千年血戦篇1期が13話。 現在千年血戦篇2期を放送中。 ▲ BLACK LAGOON 【BLACK LAGOON】 漫画かアニメ。 ヘンゼルとグレーテルの出番は原作11~15話。 ピッコマやサンデーうぇぶりなどでそこだけ無料ポイントなどで読める。(1日に読める話数は限られる) アニメ版は2期13話~15話。Dアニメストアなど。 ▲ ハリー・ポッター シリーズ 【ハリー・ポッター シリーズ】 小説か映画。 ネトフリで映画シリーズが視聴可能。 参戦時期の都合、「賢者の石」「秘密の部屋」の2作で済む。 原作小説はどこの本屋や図書館にも置いてある。 wiki ハーマイオニー https //harrypotter.fandom.com/ja/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC マルフォイ https //harrypotter.fandom.com/ja/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A4 各シリーズごとの呪文リスト https //hpsfan.com/category/spell/ ▲ ONE PIECE 【ONE PIECE】 漫画かアニメ。 リンリン(幼少期)は原作866話、867話、868話。 ゼブラックやジャンプラの無料チケットなどでピンポイントで読める。 アニメ把握であれば、836話、837話、838話。ネトフリアマプラなど。 ▲ そらのおとしもの 【そらのおとしもの】 漫画。全20巻。 ニンフの参戦時期により原作19巻までは必要。 カオスは原作6巻より登場。 16巻の途中までピッコマで無料で読める。 アニメ版は原作漫画と異なる部分があるので注意。 ▲ アイドルマスター シンデレラガールズ U149(アニメ版) 【アイドルマスター シンデレラガールズ U149(アニメ版)】 アニメ。現在放送中。 Dアニメストア。ニコニコでもプレミアムなら見放題。 原作漫画はこちら。既刊11巻。アニメ版とは異なる点もある。 https //cycomi.com/title/46 ▲ 彼岸島 48日後… 【彼岸島 48日後…】 漫画。 既刊38巻。前作「彼岸島」および「最後の47日間」には二人は登場しない。 マガポケ、ヤンマガWEBで無料ポイントで読める。 https //yanmaga.jp/comics/%E5%BD%BC%E5%B2%B8%E5%B3%B6_%EF%BC%94%EF%BC%98%E6%97%A5%E5%BE%8C 勝次の初登場は7巻59話。参戦時期である血の楽園突入は31巻。 ハンディ・ハンディ様は25巻第238話から登場。参戦時期である左吉の肉体になったのは28巻265話。 ▲ ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT 【ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT】 アニメ。 Dアニメで視聴可能。Zまでの範囲は原作漫画やDB改でもある程度代用できる。 孫悟飯:セル撃破後のためZ193話までは必要。 孫悟空(GT):ベビー編後のためGT39話までは必要。それに合わせて初代(全153話)+Z(全291話)+一部の劇場版が必要。 ▲ グリザイアの果実シリーズ(アニメ版) 【グリザイアの果実シリーズ(アニメ版)】 アニメ。 果実:全13話、迷宮:全1話、楽園:全10話、ファントムトリガー:3話 参戦時期的に楽園までは必要。 Dアニメで視聴可能。 原作ゲームはPC/PSP/VITA/Switch。 三部作セットがSwitchで出ている。 ▲ ジョジョの奇妙な冒険 【ジョジョの奇妙な冒険】 アニメか漫画。 ディオ・ブランドー:1部1巻1~5話か、1部アニメ版2話まで。 マニッシュ・ボーイ:3部55話~60話か、3部アニメ版19、20話。 ▲ とある科学の超電磁砲 【とある科学の超電磁砲】 漫画かアニメ。 美山写影の出番は3期「とある科学の超電磁砲T」の16話、17話。Dアニメ。 原作なら11巻がその範囲。73話から77話に登場。 ピッコマ、bookwalkerの毎日1話無料読みで読める。(分冊版では80~84) https //bookwalker.jp/series/321443/ ▲ 東方project 【東方project】 ゲームを中心としたメディアミックス。 フランの『台詞がある』登場作品は ゲーム「紅魔郷」「剛欲異聞」。書籍「文花帖」。漫画「反則探偵さとり」の1章及び5章。 資料はこちら。 http //www.sue445.net/kouma_msg.html https //comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM21201276010000_68/ https //www.nicovideo.jp/watch/sm39573071 https //www.nicovideo.jp/watch/sm39573217 https //www.nicovideo.jp/watch/sm39574164 http //sukimanet.net/ https //seesaawiki.jp/toho-motoneta_2nd/d/%a5%d5%a5%e9%a5%f3%a5%c9%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%b9%a5%ab%a1%bc%a5%ec%a5%c3%a5%c8 ▲ 鬼滅の刃 【鬼滅の刃】 漫画。 全23巻+資料集2冊。俊國としての姿はアニメにも登場する。 アニメでは戦闘描写が少ないので原作23巻まで把握が必要となる。 ▲ 魔法陣グルグル 【魔法陣グルグル】 漫画かアニメ。Dアニメ。 原作全16巻。2017年のアニメ3期全24話。続編漫画「グルグル2」連載中。 参戦時期的に15巻かアニメ3期22話までは必須。 原作はガンガンオンラインアプリで読める。 アニメ1期「魔法陣グルグル(1994)」、2期「ドキドキ伝説魔法陣グルグル」は参戦時期の範囲までやっていない。 3期は原作の最後までやっているが、少々駆け足なことに注意。 アニメでやらなかった一部エピソードは「ぷちあにめ劇場」としてショートアニメで配信されていた。 現在は円盤特典として収録されている。 ▲ HELLSING 【HELLSING】 漫画かOVA。TVアニメ版は……。 全10巻+未収録外伝THE DAWN。OVAなら全10巻 ▲ ロードス島伝説 【ロードス島伝説】 小説。 全7巻(本編5巻+短編集2巻) 各種電書サイトに合本版がある。 bookwalkerの「まる読み10分」で一日10分間は無料で読める。 https //bookwalker.jp/series/8898/list/ 「ロードス島戦記 ファリスの聖女」というタイトルで漫画版もある。 ゲーム「ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」にもステージボスで魔神王が登場する。 ▲ NEEDLESS 【NEEDLESS】 漫画。全16巻+外伝2巻。 右天の把握だけなら単行本1巻2巻+クローンとして登場する14巻以降+外伝「NEEDLESS ZERO TWO」。 アニメ版は原作8巻まで、一部改変あり。 ▲ 葬送のフリーレン 【葬送のフリーレン】 漫画。 アニメは23年9月29日(金)「金曜ロードショー」にて初回2時間SPを放送。 以降、日本テレビ新アニメ枠にて毎週放送開始。 既刊10巻。サンデーうぇぶりで無料で読める。 参戦時期が断頭台のアルラ討伐後のため3巻22話までは必要。 作者公認(描いてるのは別の作家さん)のスピンオフも存在する。 https //blog.www.sunday-webry.com/entry/20230522 ▲ オーバーロード 【オーバーロード】 小説かアニメか漫画。 小説既刊16巻。アニメ版全13話*4期、漫画版既刊18巻。 参戦時期がアインズ戦後のため原作小説3巻、アニメ1期最終話、漫画版5巻までは必要。 アニメはネトフリDアニメアマプラで。 web版はこちら。アニメ、書籍版とは少し異なる。 https //ncode.syosetu.com/n4402bd/ https //ncode.syosetu.com/n1839bd/ wiki https //seesaawiki.jp/overlord/d/%A5%B7%A5%E3%A5%EB%A5%C6%A5%A3%A5%A2%A1%A6%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%C9%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%EB%A5%F3 ▲ ハッピーシュガーライフ 【ハッピーシュガーライフ】 漫画かアニメ。 原作全10巻+11巻となる短編集「Extra Life」+ファンブック。 アニメなら全12話。 アマプラ、Dアニメストアで視聴可能。 原作漫画10巻まではマンガUPで無料ポイントで読める。 ▲ 11eyes -罪と罰と贖いの少女- 【11eyes -罪と罰と贖いの少女-】 ゲーム。 ADV。機種はPC、iOS。 DMMでダウンロード購入出来る。 https //dlsoft.dmm.co.jp/detail/russ_0105/ 攻略サイト http //sagaoz.net/foolmaker/game/a/11eyes.html 基本、本編は一本道でありどのヒロインを選んでも、リーゼロッテとの対決内容は変わらないのでお好みで。 あくまでリーゼロッテ撃破後に、どのヒロインとくっつくかだけの分岐である。 ただし、菊理ルートをクリアしてからでないと、トゥルーエンドが見れず、意味不明な展開になってしまうので、把握面だけを考慮するなら菊理ルートを攻略するのがお勧め。 リーゼロッテ撃破以降のストーリーになるので、トゥルーエンドを見なくともロワ本編執筆にあまり影響はない。 クロスビジョンという、本編の補完を別キャラ目線で見れるモードが存在するが、リーゼロッテの内面描写を把握する以外は、見る必要はないと思う。 また本編前日譚として「11eyes-Resona Forma-」が存在する。 https //dlsoft.dmm.co.jp/detail/russ_0106/ 11eyes beforeのストーリーをプレイすれば、リーゼロッテの戦闘描写をより詳細に把握できる。 本編では遠距離攻撃ばかりだったが、今作では作中最強クラスの剣士の剣撃を素手で受け止めたりと、高いフィジカルと近接戦等も披露している。 アニメ(内容が別物)があるにはあるがゲームをやったほうがよい。 漫画版は全三巻。 尺の問題で、大幅に内容を圧縮し改変されているが、アニメ版と違い概ね原作を遵守している。 大まかな本編の話を把握するなら、こちらでも大丈夫そう。 肝心のリーゼロッテの戦闘が、あっさり終わってしまうのが難点だが。 現在電子書籍は存在しないので、中古で探すしかない。 英語のwikiがあったので、一応参考になれば https //11eyes.fandom.com/wiki/Lieselotte_Werckmeister ▲ エスター 【エスター】 映画2作。 1作目はネトフリ、アマプラで視聴可能。 2作目であり前日譚「エスター ファースト・キル」は2023年7月7日からアマプラで配信開始。 ▲ 鋼の錬金術師 【鋼の錬金術師】 漫画かアニメ。 原作全27巻およびアニメ2期「FULLMETAL ALCHEMIST」(全64話)。 ネトフリ、Dアニメストアで視聴可能。 セリムはアニメ61話まで見れば出番が終わる。 原作漫画はマンガUPで15巻まで無料ポイントで読める。 なおアニメ1期2003年版は設定が異なるため注意。 ▲ アンデットアンラック 【アンデットアンラック】 漫画。2023年10月TVアニメ化。 既刊16巻。 参戦時期的に6巻までは必要。 ゼブラックジャンプラ等の無料チケット等で読める。 ▲ その着せ替え人形は恋をする 【その着せ替え人形は恋をする】 漫画かアニメ。 既刊11巻。アニメ版全12話。 参戦時期は原作4巻まで。マンガUPで無料ポイントで読める範囲。 アニメでは5巻までの内容をやっている。 ▲ お姉さんは女子小学生に興味があります。 【お姉さんは女子小学生に興味があります。】 漫画。既刊9巻。 参戦時期は6巻。 ちょっと前まで全話無料をやっていたが終わってしまった。 https //storia.takeshobo.co.jp/manga/onelo/ https //seiga.nicovideo.jp/comic/31194 ▲ 血界戦線(アニメ版) 【血界戦線(アニメ版)】 アニメ。全12話。Dアニメネトフリ。 絶望王(ブラック)はアニオリキャラのため原作漫画で把握できない。 アニメ4話より登場。絶望王としての出番はアニメ1期で終わる。 2期『血界戦線 BEYOND』にもブラックとしては登場する。 ▲ うたわれるもの 二人の白皇 【うたわれるもの 二人の白皇】 ゲームかアニメ。 SRPG2作。SteamやPS4/VITAでプレイ可能。 「二人の白皇」は「偽りの仮面」の続編のため、そちらの把握も必要。 なおRPG要素を抜き、シナリオだけ読めるようにしたアプリがスマホで「無料で」公開されている。話を読むだけならこちらが手っ取り早い。 「スマホで読む うたわれるもの Vol.2 ~偽りの仮面~」 「スマホで読む うたわれるもの Vol.3 ~二人の白皇~」 ただし一部のAndroidのバージョンには対応していない。 戦闘中の台詞などはカットされている。 『戦闘モーション』 https //www.nicovideo.jp/watch/sm27267390 https //www.youtube.com/watch?v=0q9uLGKdcbw 『wiki』 https //wikisp.com/utaoro/character8 アニメ版はDアニメストア、アマプラで視聴可能。 偽りの仮面(全25話)+二人の白皇(全28話)。 一部原作と異なる点もある(一部キャラの死亡時期の前倒し、それに伴う一部エピソードのカットなど)が、概ねゲームの展開をなぞる。 上記のほかに「偽りの仮面」の過去の時代を描いたゲーム「モノクロームメビウス」にもキウルが登場するがその要素まで拾うかはお任せ。 外伝ソシャゲの「ロストフラグ」や原作2作をアクションゲームにした「うたわれるもの斬」「斬2」にもキウルは登場する。 ▲ ポケットモンスター(アニメ) 【ポケットモンスター(アニメ)】 アニメ。 アマプラでTVシリーズ、映画、特別編「神とよばれし アルセウス」などが見れる。 ▲ アカメが斬る! 【アカメが斬る!】 漫画。 ドロテアは漫画第10巻~12巻。 原作漫画はマンガUPで無料ポイントで読める。 アニメには出ていない。 https //seesaawiki.jp/villainess/d/%A5%C9%A5%ED%A5%C6%A5%A2%A1%CA%A5%A2%A5%AB%A5%E1%A4%AC%BB%C2%A4%EB%A1%CB ▲ ご注文はうさぎですか? 【ご注文はうさぎですか?】 漫画かアニメ。 アニメ12話*3期分とOVA2作。Dアニメストア、アマプラ。 原作漫画は既刊11巻。ピッコマで5巻まで無料、COMIC FUZでメダル集めても読める。 https //comic-fuz.com/manga/183 VITAでゲームも出ている。 ▲ カードキャプターさくら 【カードキャプターさくら】 漫画かアニメ。 参戦時期がさくらカード編終了後のため原作漫画全12巻、アニメ版なら全70話+映画の把握が必要。 続編の「クリアカード編」が現在連載中。 アニメ版はDアニメなど。 ▲ おじゃる丸 【おじゃる丸】 アニメ。 Eテレ 月〜木 午前6時40分〜6時50分[再放送]午後5時〜5時10分。 Dアニメストアで第7シリーズと20年セレクション。 アマプラのNHKこどもパーク加入で上記に加えシーズン1,2が視聴できる。 各種コミカライズなどもある。(最強ジャンプ版全1巻など) 掘り下げるうえで参考になりそうなのは映画や特番でのシリアス・感動寄りの大長編回。 (おじゃるとせみら、わすれた森のヒナタ、銀河がマロを呼んでいる、さらば まったりの日々よ、ヘイアンチョウ鬼神決戦、など) ただし、これらは配信が無さそうなのでDVDレンタルを探すか購入する必要がある。 あるいは再放送を待つしかない。 ▲ 【推しの子】 【【推しの子】】 漫画かアニメ。 参戦時期的にアニメ1話か原作1巻で良い。 原作はジャンプラやヤンジャンアプリで初回全話無料読める。 Dアニメアマプラネトフリ。ニコニコでもプレミアムならアニメ見放題。