約 16,403 件
https://w.atwiki.jp/sysd/pages/1302.html
山洋電気 本店:東京都豊島区北大塚1丁目15番1号 【商号履歴】 山洋電気株式会社(1942年4月~) 株式会社山洋商会(1936年12月31日~1942年4月) 【株式上場履歴】 <東証1部>2013年3月26日~ <東証2部>1962年9月29日~2013年3月25日(1部指定) 【沿革】 昭和2年8月 山本秀雄,山洋商会を創立,電気部品の輸入販売を開始。 昭和7年10月 東京都豊島区西巣鴨に小型交流・直流回転機,通信機用電源および附属器具,配電盤の製造工場を新設。 昭和11年12月 株式会社に組織変更(資本金50万円)し,通信用電源類の製造工場を拡充。 昭和17年4月 商号を山洋電気株式会社に変更。 昭和18年1月 長野県上田市に上田北工場を新設。 昭和18年8月 株式会社笠原組上田工場を転用し,上田南工場を開設。 昭和18年9月 群馬県前橋市の金井製糸株式会社と興国人絹パルプ株式会社の工場を転用および買収し,前橋工場を開設。 昭和20年4月 戦災により本社・東京工場を全焼。 昭和20年12月 現在地へ本社・東京工場を移転。 昭和21年6月 上田南工場を閉鎖して北工場へ併合し,上田工場に改称。 昭和23年1月 前橋工場を閉鎖して上田工場へ併合。 昭和35年11月 埼玉県川口市に川口工場を新設。 昭和36年10月 大阪営業所を開設。 昭和37年9月 東京証券取引所市場第二部に上場。 昭和48年3月 東京工場を上田,川口両工場へ移転。 昭和48年3月 名古屋営業所を開設。 昭和54年4月 上田事業所塩田工場を新設。 昭和55年3月 上田事業所築地工場を新設。 昭和59年1月 仙台営業所を開設。 昭和59年4月 広島営業所を開設。 昭和59年7月 静岡営業所を開設。 昭和59年10月 上田事業所青木工場を新設。 昭和61年1月 上田営業所を開設。 昭和63年12月 子会社 SANYO DENKI EUROPE S.A. を設立。(現・連結子会社) 平成元年1月 シカゴ駐在員事務所を開設。 平成元年9月 九州営業所を開設。 平成2年4月 上田事業所富士山工場を新設。 平成3年2月 豊田営業所を開設。 平成5年3月 札幌営業所を開設。 平成5年10月 大阪営業所,名古屋営業所を大阪支店,名古屋支店に改称。 平成7年4月 宇都宮営業所を開設。 平成7年4月 関連会社SANYO DENKI AMERICA, INC. を設立。(現・連結子会社) 平成8年4月 京都営業所を開設。 平成9年7月 テクノロジーセンターを開設。 平成9年12月 AUTOMATION INTELLIGENCE, INC.を買収。(現・連結子会社) 平成11年3月 生産子会社山洋電気テクノサービス株式会社を設立。(現・連結子会社) 平成11年10月 川口事業所を上田事業所に統廃合。 平成12年2月 子会社 SANYO DENKI PHILIPPINES, INC.を設立。(現・連結子会社) 平成13年9月 台湾支店を開設。 平成14年4月 香港支店を開設。 平成15年4月 山洋電气(上海)貿易有限公司を設立(現・連結子会社) 平成17年6月 山洋電氣(香港)有限公司を設立(現・連結子会社) 平成17年6月 山洋電气精密機器維修(深圳)有限公司を設立(現・連結子会社) 平成17年8月 SANYO DENKI SINGAPORE PTE. LTD.を設立(現・連結子会社) 平成17年10月 SANYO DENKI GERMANY GmbHを設立(現・連結子会社) 平成17年11月 SANYO DENKI KOREA CO., LTD.を設立(現・連結子会社) 平成17年12月 台灣山洋電氣股份有限公司を設立(現・連結子会社) 平成18年6月 AUTOMATION INTELLIGENCE, INC.を清算 平成18年8月 SANYO DENKI Techno Service(Singapore)PTE.LTD.を設立(現・連結子会社)
https://w.atwiki.jp/beraton/pages/24.html
東方自警団「鬼殺し」 東方地域を拠点とする自警団 下界でいう侍+魔法使いな集団 組織構成 組織は、魔将を一番上としその下に侍五将その下に兵士という形になっている 魔将 上田政宗 火の国出身の魔侍。お菊が正室、鈴江と千登勢が側室 副魔将 〃政利 お菊の子、有能な軍師。 副魔将 本田湯吉 上田一族に使えてきた本田家の名軍師。 副魔将 西郷勝正 西郷家で一番の力持ち。一振りすれば悪人は消える 侍五将 鈴村彦辺江 五の砦の防衛を任されている。鈴村家のジィ 侍五将 前原松家 奈句丹城の城主。魔法剣の風の舞が得意 侍五将 上田政和 お菊の子、二の砦の防衛を任されている 侍五将 〃政子 お菊の子、女性で若いのに男たちに決して負けない 侍五将 本田湯道 湯吉の子、たくましく四の砦の防衛担当 治安侍 〃湯一 治安を守る魔侍。湯道の弟 治安侍 上田鈴和 鈴江の子、三の砦の防衛担当 治安侍 〃政木 千登勢の子。魔法剣はやや強い。 土地の名前 管理者 説明 一の砦 上田法泉 上田政宗とは従兄弟の関係 二の砦 上田政和 二の砦の内部はかなり複雑 三の砦 上田鈴和 鈴江の子の中で一番強いらしい 四の砦 本田湯道 四の砦は武器倉庫が多く設置してある 五の砦 鈴村彦辺江 五の砦の最年長で最強の武士 戦争と歴史 ガイト暦12年 鬼殺し設立。 ガイト暦19年 五の砦が陥落した。サイトの陰謀と判明。 サイトの東方支部の幹部ジャッカルと鈴村彦辺江が戦闘。 彦辺江が四の砦に避難。 日丸城が陥落。城主の上田法武がサイト東方支部に監禁された。 ガイト暦22年 サイト・イージスの砦奇襲戦永田川流、洋二、洋実、洋流、上田法元、法栄、法欧が砦を奇襲 作戦は成功。相手に大打撃を与えた。洋実は死亡した。 サイト・商業街道奇襲戦商業街道を永田宣夫、上田法見が奇襲。作戦は成功。 法見が亡くなってしまった・・・。 五の砦略奪戦・日丸城撃破戦上田政宗らが五の砦を略奪。日丸城を魔法により爆破し破壊した。
https://w.atwiki.jp/lovetrick/pages/104.html
入れ替わり not ラブラブ編 by 243さん 5 何度か押し問答が続き、奈緒子は諦めたように息をついた。 「わがままだな…しょうがない、今回は私がしてあげましょう」 奈緒子は上田を押し倒し、足の間に顔を埋めた。 薄い茂みを指でわけ、舌を滑り込ませる。 「えっ…うぁ、あっ…!」 突然の刺激に戸惑い、上田は奈緒子の髪を握り締めた。 何かに掴まっていないと、どこかへ飛ばされそうな気がする。 「痛いぞ上田!ぅ~…変な味」 奈緒子は再び舌を動かしはじめた。 くちゅくちゅと、唾液と愛液の入り交じった音が耳に届く。 「んっ…ふ…はうっ… なんだこの感覚は…!すさまじいパワーだっ…」 「変なことゆーな。 あ、これがクリトリスってやつか…?あむっ」 小さく膨らんだそこを、奈緒子は丹念に舐め回す。 「あぁっ!…はぅ…山田ぁ…あッ」 「そんな声出さないでくださいよ、こっちが恥ずかしい…。 あ…もういいかも…つけますね」 これまでの行為で再び大きくなったそこに、 奈緒子はゴムをかぶせようと奮闘している。 ついにこの時が来たのか…。 上田は不安が頂点に達し、起き上がって思わずペニスをつかんだ。 「わ!?何ですか…」 意を決し、上田は震える唇を近付けた。 先端を口に含み、舌をちろちろと動かす。 「…ふ、ん…」 「ふぁっ!?っう、うえだ…」 苦い、まずい。 だが痛みよりましだ! このまま何度も口と手でイかせてやれば、力尽きてくれるかもしれない。 「…ふっ、んんー…ぶぇふとをつくふぇ~!」 「ベ…ベストを尽くせ?」 上田は口の最奥までペニスを呑み込み、高速で頭を動かす。 体中に妙な感覚が走り、奈緒子は背中を仰け反らせた。 「っにゃ~!…ちょっと、上田さんっ… ストーーーップ!」 「おおぅっ!!」 奈緒子は思い切り上田を蹴り飛ばした。 うずくまって息を荒げる上田をじっと見る。 「…上田さん、入れられるのが怖いからって時間稼ぎしてません?」 しまった、ばれたか。 上田は口元を拭い、乱れた髪を耳にかけた。 笑顔を作りそろそろと奈緒子に近付く。 「いやいや、YOUに男性の快楽というものを味わわせてやりたいんだよ」 「じゃあ、もう入れていいですか?それが一番の快楽だと思います」 正論だ。 ふふん、と鼻で笑い、奈緒子は上田の髪を一房掴んだ。 もう逃げることはできない。 次の言い訳を考えているうちに、あることに気が付いた。 「YOU、物事には順序というものがある」 「濡れてる、立ってる、だから入れる。順序どおりだろ」 指折り数えながら、奈緒子はさも当然かのように言う。 大雑把なやつだ。 「…違う、キスがまだだ。キスをしよう山田」 「あぁ…忘れてました」 奈緒子は上田の髪を引いて顔を寄せ、ちゅっと一瞬口付ける。 あまりに幼すぎるキスに、上田は呆れて苦笑した。 「はい、キスした。…何笑ってるんですか」 「今のがキスか。YOUは子供だな」 奈緒子はむっとしてまた顔を近付けた。 子供と言われたのが悔しいのか、かなり真剣な目をしている。 「…いいんですか、本気でしても」 「ど~んと来い!」 どんなに頑張っても所詮は山田だろう。 まぁ一応努力だけは見てやろうじゃないか。 上田は静かに目を閉じた。 NEXT>>
https://w.atwiki.jp/lovetrick/pages/73.html
ピラニア by 691さん 4 唇を離すと、 「えへへへへ」 笑ってやる。 もう、身体のこわばりはとけていた。 怯える気持ちなんか、これっぽっちもない。 上田さんがぽかんと口を開けて、私を見ている。 もう、怯えない。 それどころか、「その先」を希う私がいた。 それがいったい何のせいなのかなんて、どうでもいい。 今、 どうしても、 上田さんが欲しい。 ふと我に返ったらしい上田さんが、私を見据える。 「え、じゃ、あの・・・いい・・・んだな・・・?」 返事は決まりきっているけれど、言葉には出さない。 口元だけで笑ってやった。 ・・・突然、視界が揺らぐ。 「な」 さっきまで柔らかな絨毯を踏みしめていたはずの足が宙を蹴る。 ばたつかせた腕が助けを求めてしがみついたものは、上田さんの首。 「いきなりなにすんだ!ビックリしたじゃないか!」 「今からYOUを抱く。そのためにベッドに運ぶ。悪いか」 「・・・あ」 あまりにもストレートな物言い。 そう言われてしまったら逆らえない。 私の望み、上田さんの望み、 ふたりのおなじ望みが、今から叶えられる。 まるで蹴り破るかのような勢いでひらかれたドアを潜ると、 モノトーンのベッドカバーの上にどさりと倒される。 初めてだというのが嘘のように素早く、上田さんの手が私の服を解いていく。 無言のままでカーディガンのボタンを外しカットソーを捲り上げ抜き取り、 スカートのホックに手をかけずり下げる。 上田さんの表情を盗み見る。 今まででも数えるほどしか見たことのないような、真剣な顔をしていた。 なんだか、少し怖い。 「・・・なんで、何も言わないんですか」 「言って欲しいか?」 ゆっくり頷いて、上田さんの目を見つめた。 「・・・欲しい。今の上田さんは、怖い」 いくらなんでも、無言のままコトに及ばれてしまうのは嫌だ。 この朴念仁に甘い言葉を望んでるわけじゃないけれど、 (大体、そんなこと上田なんかに言われたら笑い出してしまいそうだ) それでも、ただ黙って何もかもが済まされてしまうのは嫌だった。 ふう、と上田さんが大きく息をつく。 きっと彼も緊張している。 無理なことを言ったのかもしれない。 不安が掠めた。 「あの、無理ならい」 「いや、言うぞ・・・なんだ、その・・・綺麗だ。凄く」 前言撤回。 脳みそが反応する前に、心が身体中のいたるところを真っ赤に染めた。 「な・・・なに、言って」 「綺麗なものを綺麗と言って何が悪い。白くて、ところどころ桃色がかって、綺麗じゃないか」 ・・・綺麗だ。 もういちど囁かれる。 耳元に注ぎ込むように。 ふわ、と緩やかな振動が耳をくすぐる。 身をすくめると、上田さんが笑った。 「そうしていると可愛いな、YOUも」 「・・・どういう意味だ、それ」 起き上がってむ、と睨み付ける。 「下着姿で凄まれても怖くないぞ、全然」 「うううるさいっ」 「こういう時くらい、おとなしくするもんだ」 「それは」 上田の思い込みだろ。 言い切る前に、肩を押されてベッドに倒された。 服を着たままの上田さんがのしかかってくる。 素肌にニットの質感がざらついて、自分だけが肌を晒していることを改めて教えた。 「うえだ、さ」 「なんだ」 「服・・・脱いで、ください。」 「・・・あ、ああ。そうだな、服を脱がないとな、ハハハ!」 ・・・どうやら、本気で忘れていたらしい。 てっきりそういう趣向だと思ってしまった自分が恥ずかしい。 (ああもう、お母さんが変なことばっかり教えるからだ) 責任転嫁。 ぐるぐると考え転げまわっている間にも、 衣擦れの音は「その時」が近づいていることを教える。 と同時に、ひとつの心配が頭をもたげた。 ・・・いいんだ。大丈夫。怖くない。 好きだって、抱かれていいって思ったじゃないか。 上田だって人間だ、そんなに常識はずれに大きいわけじゃないだろう。 っていうかまず下着姿になるのが普通だし、それなら見たことあるし、 だいたいいきなり・・・その、ソコ見せられるわけじゃないし、 そんなに今から緊張したらいざって時にどうなるんだ!しっかりしろ!奈緒子! 「・・・YOU」 ベッドの淵が沈んだ。 鼓動が高まるのが、自分でもわかった。 ゆっくりと振り返る。 いつもシャツやセーターに隠されていた肩のライン。 部屋に揃ったたくさんの健康器具は伊達じゃないのか、うっすらと割れた腹筋。 そして、 ・・・そして。 想像をはるかに超えた、その・・・その部分。 あまりの衝撃に硬直する私。 上田さんは、全裸だった。 NEXT>>
https://w.atwiki.jp/lovetrick/pages/264.html
燃え盛る火の中で by 16さん 火に囲まれて、何分経ったのか。 考えなきゃ、考えなきゃ、助かる方法…。 頭がぼんやりしている。 立ちすくんでいると、上田が声を掛けてきた。 「最後に、お互い今までずっと言えなかったことを一言ずつ言い合おう」 「……はい」 お互い死にかけて助かったと思っていたのに、また火に囲まれるなんて。 くらくらする思考の中、上田の真剣な顔だけが鮮明に見える。 「山田。俺は今まで、ずっと君のことを」 「……はい」 「…す、っす…」 「……す?」 目を逸らそうとする上田に聞き返す。 本当は気付いてる。 言いたいことはわかってる。 知っていましたよ、ずっと。 「俺は、君が好きだよ。ずっと、ずっと前から」 「……」 とても小さな声だったけれど、私の目をまっすぐ見てくれた。 死にかけているこんな状況なのに、幸せな気持ちになってしまう。 「……俺は言ったぞ。次はyouの番だ」 「……私も。私も、ずっと前から好きですよ。上田さんが」 上田の体が私をそっと包み込む。 私も手を回してしがみついた。 「こんなとこで死ぬの嫌ですよ、後味悪すぎます」 「ごめん。youを守れなくて」 「…上田さんは、頭使わなくていいですよ。一緒に助かる方法は私が考えますから」 助かったら恥ずかしくなって、何事もなかったようにくだらない言い合いをする関係に戻ってしまうかもしれない。 でも素直になるんだ、もう一度ちゃんと好きって言うから。絶対に。 上田さんと一緒に生きていきたい。 「……熱い…」 頭が回らない。 息が苦しい。 目の前が暗くなってきた――― 「…嫌…!!」 ――あれ、息ができる。 見慣れた天井。 心臓がうるさく鳴っている。 「…はぁ…嫌な夢だった」 「どんな夢だ」 聞き慣れた声に視線を巡らす。 勝手にお茶を煎れてくつろいでいる大きな男。 「上田さん…?何勝手に上がり込んでるんですか」 「廊下に君が倒れてたから運んでやったんだよ。おそらく熱中症だな」 そういえば玄関を開けた記憶がない。 枕元に置かれた水やタオル。 頭の痛みに顔をしかめると、額の汗を上田がタオルで拭ってくれた。 「ところでyouはこんな話を知ってるか」 上田は団扇でこちらに風を送りながら、うさん臭い霊能力のことを語り始める。 どうせならお前が独り占めしている扇風機を向けろ。 でもそれが上田。ずっとずっと前から。 「…すき焼きおごってくれるなら、謎解き付き合ってあげます」 微笑みかけたら、上田はちょっと動揺してる。 それでいいんですよ。 余計なこと考えずに、私のこと好きでいてください。 ずっとずっと。
https://w.atwiki.jp/lovetrick/pages/139.html
はじめてネタ by 名無しさん 1 糸節村の事件から早2ヶ月が過ぎようとしていた。 そんなある日の晩、 日本科技大教授 上田次郎は、 書斎でデスクランプだけを灯し、パソコンに黙々と向かい合っていた。 12月某日 糸節村で起こった事件を解決した人物が、 私 日本科学技術大学教授 上田次郎、その人であることをついに実証し得た。 来年の今頃、きっと私は主任教授になっているだろう。 遅からず『ニュートン』も取材に来るに違いない。 そう確信している。 フッ 全ては順風満帆だ。 しかし、気がかりなことが一点だけある。 いつの間にか入り込んできた同居人、山田奈緒子のことである。 当初は、富める者が貧しい者に施すのは当然と思い気にもとめていなかったのだが、 最近、様子がおかしい。 あの大食らいの山田奈緒子が食事を残すようになったし、 なにより、私が声をかけても無視するようになった。 私が発する言葉は、その一言一言が金言であるのだ! それを無視するとはヤツは何様のつもりなのだろう。 カチャ・・・。 ドアが開く音で、 もの凄い早さでキーボードをつついていた人差し指が止まる。 「ふぅ・・・ YOU! 何度言ったら分かるんだ!! この部屋にはいるときは必ずノックしろとあれほど・・・ッ!?」 振り返りながら文句を言う上田。 しかし、そこに奈緒子が立っているのを見て言葉を飲んだ。 暗い室内でデスクランプに照らし出されたのは、 一糸まとわぬ奈緒子だった。 上田は慌てて背を向けた。 「Y..YOU! な 何をしている! とうとう頭がおかしくなったか? 何か悪い物でも食べたんじゃないのか! あれほど拾い食いはするなと言っておいただろう!」 そんな上田の様子を見て奈緒子は微笑みながら言う。 「上田さん・・・」 「ハッ!!なるほど・・。 最近、食事を残すようになったのも外で拾い食いをしているせいだな。 ヤツのことだ。 飲食可能なものだけでなく、落ちている物はなんでも口にしてるに違いない。 はぁあっ!!! 最近、この辺りで野良猫を見かけなくなったのもヤツか・・・・」 上田の独り言は止まらない。 「上田!話を聞け!!」 奈緒子の一喝は実に良く効く。 上田は我を取り戻し、横目で後にいる奈緒子に意識を向ける。 奈緒子がそっと口を開く。 「上田さん こっちを向いて。 私を見て・・・。」 奈緒子が発する言葉に不思議な力があるのか、 先ほどの一瞬で上田の目に焼き付いた奈緒子の美しさか、 次郎は言われるがまま、奈緒子と向き合う。 奈緒子はやはり全裸であった。 長く美しい黒髪でその小さな胸の膨らみを隠し、 両の手で薄い茂みを覆っているものの、間違いなく全裸である。 背筋を真っ直ぐに伸ばし、澄んだ瞳で上田を見つめる。 「上田さん、私の言うことを良く聞いて下さい。 あなたに出逢えて良かった・・。 ずっと前から自分の気持ちに気付いていたんです。 でも、あなたに拒否されたら・・、 そして、あなたを受け入れられるかどうか・・・ 怖くて自分に嘘をついてました。 でも、今日こそ勇気を持って素直に言います。 上田さん あなたが好きです! 愛してます!!」 つ づ く・・・ かな?(w NEXT>>
https://w.atwiki.jp/jyugoya/pages/107.html
#blognavi 感想・要望板0227 より芝村氏のコメント抜粋 上田: ああ、トラオが危ない? なんとか生き延びて!! 木々 2006/02/27 16 57 上田虎雄については現在生死判定中です。 加護数量次第ですね。 芝村 2006/02/27 16 59 上田: 仕事終わって、「さぁ感想板に上田の登場を書こう!」と思ったら! 来たよ黒い背景…!しかも上田が…!上田が…! 希望が見つかったと思った瞬間に砕かれるなんて。 し、し…芝村さんの…(続く言葉を飲み込む) なんとかして見せます。皆の力で。絶対に。 R子 2006/02/27 17 08 >R子さん >なんとかして見せます。皆の力で。絶対に。 無理です。加護の判定(投票)は既に終了しており、 生死判定には感想板を含めて読者の声は反映されません。 どうぞご了承ください。 虎雄抜きの解決法模索のことをさしておられるのでしたらすみません。 芝村 2006/02/27 17 16 加護の集計: 加護の集計でました。 ゲームの公平性確保の為に上田のダメージリーディングはオープンダイス(公開)して行います。 上田のhpは1 加護は29 ダメージは8D6という条件です。 公開はAの魔法陣のチャット(風鈴さん)で行います。 開催時期は今夜です。どうぞ、お楽しみに。 芝村 2006/02/27 17 43 期待値: ひー。上田君の体力が0で死亡となると、残り29点。 8D6で期待値は24点。ぎりぎりかなぁ。 我々は芝村さんがファンブルしない事を祈るのみです。 しかし、睡眠薬を飲まずに雪中に倒れこんだという事は、まだ ほんのちょっと生きる意志がある・・・と良いなぁと勝手に思ってます。 菓子 2006/02/27 17 55 菓子さん> 8D6の期待値は3.5*8で28ですよ。 芝村 2006/02/27 17 57 カテゴリ [ブログコメント集] - trackback- 2006年03月14日 12 14 15 #blognavi
https://w.atwiki.jp/lovetrick/pages/161.html
老人ホームの回にて。 奈緒子「動かないで下さい」 奈緒子は上田の股間の前にかがみ込んだ。やばいアングルである。 上田「なんだよ?…!!…君も…ついに」 俺の魅力の虜になったのか?惚れたのか?とかなんとか茶化そうと思った上田だったが、 奈緒子の指が上田の××××をすりっと服越しにつまんだ(本当は股間についた破片をつまんだ)時、興奮が最高潮になってしまった。 (うお―――――――!!!!!) なんと破廉恥な!淫猥な!でもあんまりイヤじゃない!どうしたんだ俺! 山田が俺のビッグマグナム(つかバズーカ)に触れた指をぱくっと口に入れる。 「食うな!」 「ん?甘い!お菓子だ!」 「上田ー!早くー!…ってヤダ、何やってんの」 上田は前かがみになってモソモソ歩いていた。股間のでかい棍棒を押さえて… 「youが妙なことをするから、もよおしてしまったんじゃないか!」 「トイレなら向こうにあるよ…」 「うおー、早く言え!そうだ!youが責任とって手コキとかしてくれるのが筋ってもんじゃないのか!」 「……」 ごす。 奈緒子は上田の股間のビッグバズーカを蹴り上げた。上田は気絶した。 (終。…下ネタだけだな、オイ。)
https://w.atwiki.jp/spas/pages/124.html
別所温泉をお気に入りに追加 くちこみリンク #blogsearch2 報道 楽譜なし、レコードも不明「幻の曲」 作詞した87歳が歌って復活(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 12月11日 上田電鉄 下之郷駅で「5200系車両撮影会」を開催|鉄道イベント|2021年12月1日掲載|鉄道ファン・railf.jp - 鉄道ファン 清川村ふれあいセンター 「別所の湯」/清川村 - 清川村 上田電鉄、上田女子短大・学生ボランティアが車内で沿線観光ガイド - レイルラボ 観光庁後援の二次元キャラ、温泉むすめが卑猥すぎると炎上する事態に - ニコニコニュース 「旅館ゆさ」は貸切露天風呂の温泉と食事&どぶろくが最高!鳴子・川渡温泉【宮城県】 - https //onsenbu.net/ 上田電鉄別所線 別所温泉—下之郷間で運転見合わせ(7日) - 47NEWS 上田電鉄別所線 別所温泉―下之郷間で運転見合わせ(7日)|信毎web - 信濃毎日新聞 上田電鉄別所線が運転再開(7日) - 47NEWS 上田電鉄・長野電鉄・しなの鉄道 上高地線応援アクリルコースター 販売(2021年11月6日~) - 鉄道コム 11月6日 上田電鉄・しなの鉄道・JR東日本「うえだ鉄道まつり2021」開催|鉄道イベント|2021年10月30日掲載|鉄道ファン・railf.jp - 鉄道ファン 上田電鉄 八木沢まいアクリルスタンドなど 販売(2021年11月6日~) - 鉄道コム うえだ鉄道まつり2021(2021年11月6日) - 鉄道コム ボンネットバス、乗って写して 長野の3市が共同写真コンテスト - 毎日新聞 - 毎日新聞 「温泉旅行に行きたい都道府県」ランキングTOP35! 1位は「大分県」に決定【2021年調査】(1/5) | ねとらぼ調査隊 - ねとらぼ 東武鉄道史上最もお得な「乗り放題デジタルきっぷ」と上田電鉄を利用して秋に浸る|鉄ネタ!乗り鉄の備忘録より - 日刊ゲンダイ 温泉でワーケーションしよう!東京から2時間ほどで行ける、おすすめの施設10選 | コラム - 日本最大級の民泊情報サイト MINPAKU.Biz 宇垣美里「そんなに節約しないといけないんですね...(笑)」軽井沢~黒部ダム編・未公開映像を大放出!... - テレビ東京 旅館なのに週休3日!?陣屋・若女将の常識を覆した組織改革(CHANTO WEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 2019年刊行、重版出来の『寅さんの「日本」を歩く』第2弾! 前作で取り上げていないお膝元の東京の聖地や重伝建地区を中心に展開した寅さんファン待望の『寅さんの「日本」を歩く2』発刊 - PR TIMES 別所線沿線にずらりかかし130体余設置|信毎web - 信濃毎日新聞 別所線沿線、来月かかし100体集合 田園の風情表現、日本遺産盛り上げへ|信毎web - 信濃毎日新聞 【長野・列車旅】別所線の赤い橋・千曲川橋梁と廃線跡を巡る | ガジェット通信 GetNews - ガジェット通信 【特集No.589】武井功氏インタビュー 「新しい次の道」へ仕組みづくりを - 旅行新聞新社 上田電鉄、オリジナル切符作成サービス開始 - リセマム Amazonレビュー獲得を支援する『レビュー依頼』機能がリリース|ECのミカタ - ECのミカタ ハスの花でおもてなし 上田・別所温泉、一斉に飾り付け|信毎web - 信濃毎日新聞 さだまさし&香取慎吾が信州の高校生たちと復興応援コラボパフォーマンス『アートはうたう』 - TV LIFE さだまさしと香取慎吾が信州の高校生とコラボパフォーマンスを披露 上田市別所線全線開通記念特別番組「さだまさし☆香取慎吾 アートはうたう」 7月25日(日)午後3時~3時55分【長野県内ローカル放送】 - アットプレス(プレスリリース) 【日本一の星空】長野県阿智村 SSFF & ASIA 2021 in ACHI -日本一の星空映画祭- 日本博プログラム決定 および、スペシャルゲストに別所哲也さん、女優・写真家の松田美由紀さんが決定 - PR TIMES 土砂崩れで寸又峡温泉の宿泊客ら71人が孤立 県道が通行止めに 静岡・川根本町(静岡朝日テレビ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 上田電鉄別所線開業100年 「千曲川橋梁」一部崩落も市民支援 - 毎日新聞 - 毎日新聞 【日本一の星空】長野県阿智村 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021 in 阿智-日本一の星空映画祭- 開催 - PR TIMES ヴィアイン6ホテルが5月18日から一時休業 緊急事態宣言の延長で | 旅館ホテル:本紙 - トラベルニュースat 別所温泉に「ご縁」を 願い込めた封筒|信毎web - 信濃毎日新聞 台風で橋崩落、上田電鉄「復活」まで532日の軌跡 - 東洋経済オンライン 別所線、駆ける復興の橋 1年5ヵ月半ぶり全線開通 - 47NEWS 台風被災の別所線 輝き再び 全線開通 - 朝日新聞デジタル おかえりなさい、別所線 1年5ヶ月ぶり全線再開 復旧した千曲川橋梁を行く | 鉄道ニュース - 鉄道チャンネル 上田電鉄の「千曲川橋梁」復旧を記念した日本酒「千曲川橋梁復旧祝い酒」が本日より数量限定で発売!包み紙には貴重な大正13年当時の「千曲川橋梁」図面を使用 - PR TIMES 「セミステンレス電車コルゲートキーホルダー」発売 - 鉄道ファン 上田電鉄、千曲川橋梁が復旧 - 美しい5連トラス橋を盛り上げよう - 鉄道ニュース週報(266) - マイナビニュース 冬の秘湯は最高のパワースポット(14)万座温泉と鹿教湯温泉、名湯めぐり旅<群馬県&長野県> - オーヴォ 宮川大輔と千鳥が冬の信州を満喫!2021年2月27日(土)放送 「有名人特製ナビで行く!宮川千鳥の極上冬休み」 - アットプレス(プレスリリース) 運転士たちがデザイン! 上田電鉄が千曲川橋梁復興記念タオルを販売 全線開通に先立ち (2021年2月5日) - エキサイトニュース 新風・21センバツ上田西:/中 就任1年で大舞台へ、吉崎監督 粘り強さで躍進 「勢いだけではない」証明する /長野 - 毎日新聞 台風禍に負けず2021年3月28日に全線運転再開 地域とともに歩む上田電鉄 珍しい写真もご覧下さい | 鉄道コラム - 鉄道チャンネル 上田電鉄別所線、2021年3月28日に全線で運転再開 2019年台風19号で被災 - TRAICY(トライシー) 長野電鉄 アルピコ交通 上田電鉄 が鉄道むすめコラボで新春ヘッドマーク装着、ミニヘッドマークやキーホルダーなども数量限定販売 (2020年12月25日) - エキサイトニュース 別所線「赤い鉄橋」ライトアップ - 読売新聞 老舗旅館・上松やが長野県上田市のふるさと納税返礼品として「金の味噌なべ」「大地なべ」を開発 - PR TIMES ふるさと納税ポータルサイト「東急グループのふるさと納税『ふるさとパレット』」において、2021年3月の上田電鉄別所線の全線開通に向けたオリジナルお礼品を12月9日から受付開始します - PR TIMES 長野県に出没するニッポン手仕事図鑑 編集長大牧を捕まえろ!長野県の魅力発信にお役立ちします! - PR TIMES 台風19号1年:別所線、愛される鉄路実感 ユーミンのメッセージも /長野 - 毎日新聞 上田電鉄橋梁崩落から1年 山本社長「たくさんの応援、支えになった」 - 毎日新聞 - 毎日新聞 上田電鉄別所線、来年3月全線再開へ 台風19号被災、千曲川橋梁復旧めど /長野 - 毎日新聞 下之郷車庫を期間限定公開、8/18-31の平日_下之郷駅入場券購入者に限る | 鉄道ニュース - 鉄道チャンネル 宿泊業倒産、4カ月ぶりに1ケタ 7月時点で前年通期75件を上回る 東京商工リサーチ調べ - 旅行新聞新社 上田電鉄,鉄道むすめ「八木沢まい記念切符’20」などを発売 - 鉄道ファン 魅力向上、学生の視点で モニター役に 「気づき」を期待 別所温泉 /長野 - 毎日新聞 Mash Cafe & Bed NAGANOでリゾートテレワーク向けの新宿泊プランがスタート 「そうだ!長野に一週間住んでみよう♪」開始 - PR TIMES 橋崩落の上田電鉄別所線「市民パワー」で復活へ - 東洋経済オンライン 「千曲川橋梁」の部品、限定セット販売 上田電鉄、台風で崩落 - 中日新聞 別所観光ホテル、自己破産申請へ コロナで県内5件目 - 中日新聞 新型コロナ 上田市、旅館・ホテルに支援金 300万円上限 売り上げ半減条件 /長野 - 毎日新聞 経営悪化の旅館やホテルに上限300万円支給 長野県上田市が補正予算案 - 毎日新聞 - 毎日新聞 “最強”台風19号から半年 「廃止されるかも」“赤い橋”落ちた長野のローカル線の逆襲 - 文春オンライン 男の一人旅におすすめする温泉17選 - サンゼロミニッツ 【がんばろう信州!アルクマだより】(4)寒さ本番! おすすめ温泉でほっこりしよっ?【PR】 - 産経ニュース 「脱ぐところも撮られちゃうの?(笑)」寺脇康文&原田龍二がおっぱいの湯で肉体美対決:寺脇&原田のハダ... - テレビ東京 上田電鉄別所線「赤い鉄橋」を国費で再建へ 来春の全線再開目指す 台風19号 - 毎日新聞 - 毎日新聞 赤鉄橋崩落、不通続く=地域の足、別所線―「象徴」復旧願う声・長野県上田市 - Nippon.com 台風19号 別所線復旧、官民で模索 鉄橋崩落、工事に巨費 上田 /長野 - 毎日新聞 台風被害の上田電鉄が別所温泉-下之郷で折り返し運転開始 | 旅館ホテル:本紙 - トラベルニュースat Amazon販売者向けツール「アマストリーム」が9月末日まで業界最安2980円/月キャンペーン 定員次第終了 - PR TIMES 合同会社App5のプレスリリース|PR TIMES - PR TIMES 本場イギリスから、往時のシェイクスピアが別所温泉・別所神社にやってくる~パッション・イン・プラクティス:シェイクスピア・アンサンブルが「daichi no kioku」で『マクベス』上演 - http //spice.eplus.jp/ 上田電鉄、鉄道むすめ「八木沢まい 記念切符」を販売 | RailLab ニュース - レイルラボ 名湯豊富なエリアで春の出で湯を満喫 信州萌え温泉8選!! - モーサイ 腰痛対策マットレス モットンが信州最古の温泉地とされる別所温泉の老舗旅館やホテルと業務提携 - Dream News 信州上田観光プレジデント(草刈正雄氏)が長野県上田市の魅力を発信する「MISSION 上田の魅力を攻略せよ!」 冬のキャンペーンが始まります! - Dream News 大正浪漫漂う空間美 別所温泉・旅館花屋/長野 | 旅館ホテル:本紙 - トラベルニュースat 長野)上田電鉄7200系5月12日引退へ - 朝日新聞社 上田電鉄「丸窓まつり 1日フリーきっぷ」4月21日(土)限定発売 | 鉄道ニュース - 鉄道チャンネル 長野 旅館経営 (有)中松屋旅舘 - 東京商工リサーチ 長野・別所温泉の老舗旅館「中松屋」が民事再生、負債総額は約6億円 ―東京商工リサーチ - トラベルボイス(公式) きょうの潮流 2017年7月31日(月) - しんぶん赤旗 500年以上続く雨乞い「岳の幟」 上田市|日テレNEWS24 - 日テレNEWS24 別所温泉の老舗旅館「柏屋別荘」が破産開始、負債総額は約10億円 ―東京商工リサーチ - トラベルボイス(公式) 東京から80分! 信州の奥座敷「別所温泉」は花見も湯めぐりも好きなだけ - マイナビニュース 信州・歴史探訪:山本宣治の碑(上田市) 官憲に屈せず守り抜く /長野 - 毎日新聞 (有)上松屋旅館のプレスリリース|PR TIMES - PR TIMES 【一人旅歓迎の宿】歴史に思いを馳せながら訪れたい、別所温泉「上松屋」 - TABIZINE~人生に旅心を~ <業界初!>真田幸村(信繁)の郷 信州上田の歴史ある温泉地・別所温泉上松屋旅館が幸村をテーマにしたコンセプトルーム【真田戦国部屋】をリニューアルオープン! - PR TIMES 「真田丸」ゆかりの温泉をめぐる!上田周辺の日帰り温泉おすすめ15選 - Yutty!【ユッティ】 別所温泉・玉屋旅館、全客室の改装完了、8室は和洋室に | 観光産業 最新情報 トラベルビジョン - トラベルビジョン 【有形文化財指定】古き良き世界へ。「和のロマンを紡ぐ名旅館」3選 - TABIZINE~人生に旅心を~ 長野・別所温泉 マツタケ 信州の鎌倉、秋の香り 古刹点在、外湯…|旅行・レジャー|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞 asahi.com(朝日新聞社):旅心くすぐる温泉列車 別所温泉駅(長野県、上田電鉄別所線) - ひとえきがたり - トラベル - 朝日新聞 asahi.com(朝日新聞社):静かな風情に心癒やされ 別所温泉(長野県) - よくばり湯の旅 - トラベル - 朝日新聞 成分解析 別所温泉の45%は愛で出来ています。別所温泉の40%は回路で出来ています。別所温泉の5%は黒インクで出来ています。別所温泉の4%は蛇の抜け殻で出来ています。別所温泉の3%は血で出来ています。別所温泉の1%は波動で出来ています。別所温泉の1%は果物で出来ています。別所温泉の1%はカテキンで出来ています。 ウィキペディア 別所温泉 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 神奈川県/別所温泉 このページについて このページは別所温泉のインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される別所温泉に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/545.html
IF ◆EboujAWlRA よく晴れた日のことだった。 上田次郎はバトルロワイアルから帰還後、己の分野から逸脱した専門書を読み漁ることが多くなっていた。 全ては研究のため。 少々人間的欠点が多すぎるだけで、上田次郎という男の本質は研究者だ。 新たに知った知識を解き明かさなければ気が済まない。 知識欲の塊のような男なのだ。 今日も積み重ねた本の山とともに自らの研究室に寝泊まりしていた上田の元に、一人の男が現れた。 上等なスーツを纏い、明星の如き輝きを持った金髪をオールバックに固めた紳士。 金の右目と蒼の左目、病的なまでに白い肌。 筋張った指先に備えた爪は黒く塗られている。 見るものを魅了する妖しい美と、見るものに恐怖を覚えさせる美。 二つの美が蛇と蛇のように入り混じった妖しげな男だった。 「申し訳ありません、上田先生。こんなお時間に」 血のように赤い唇からつらつらと言葉が飛び出る。 人類の英知と自負する上田ですら聴き惚れるような声だった。 善悪や好悪はともかく、目の前の男はすべてが美しかった。 「約束のお話ですが……」 「約束?」 「おや、お忘れですか?」 紳士はブラインドに指をかける。 爛々と輝く明けの明星が上田の瞳を刺した。 その光の前に立ち、男は。 挑発するような、あるいは媚びるような。 蛇の舌先を連想させる、人を惑わす笑みを浮かべながら。 「ルイ・サイファーです。先日、先生に依頼のお電話を入れたものですよ」 自らの名を口にした。 ◆ ◆ ◆ 「いやあ、申し訳ありませんね。まさかこんな時間に人が来るとは考えもしなかったもので」 上田は寝起きの苛立ちを隠そうともせず、厭味ったらしくルイ・サイファーの非常識を言外に責めた。 ルイ・サイファーはと言うと気にした風もなく、やはりあの笑みを浮かべるばかりだ。 脚を組み、優雅に来客用のソファーへと座る。 上田は眉間に皺を深め、茶の用意をする。 「申し訳ありません、海外から飛んできたものでして。なるべく上田先生にお会いしたかったんですよ」 「ほほう、海外というと?」 「イスラエルです」 「イスラエル!それはまた……しかし、日本語がお上手ですな」 「日本は好きですから。それはそれとして、上田先生のご高名はお聞きしております」 イスラエルの地でも自らの名が知れ渡っていることに気を良くする。 出涸らしの茶で入れた茶を捨て、通常の茶へと変更するために再び棚に手を伸ばす。 「先生の著書は全て所有しております。 どん超 Part1、Part2、Part3、Part4、Part5。なぜベス、IQ200」 「IQは実は220なんですがね」 通常の茶を捨て、来客用の茶を用意する上田。 擦り切れた本、それは何度も読み返した証明にすぎない。 すでに苛立ちは消え、持ち前の気の抜けた笑みを顔に貼り付けていた。 上田次郎という男は生粋の単純な男だった。 「そしてこちらが保存用」 「!?」 新たに取り出された本の数々。 さすがの上田も目を剥く。 「展覧用、布教用です」 ルイ・サイファーが取り出した綺麗に包装された自著を見て、すぐさま最高級茶葉を用意する上田。 もはや明けの明星が見える時間に訪れる非常識さも、自らに会いたい余りの行動と捕らえていた。 自らを尊敬する人間に悪い人間は居ない。 心の何処かでそんな風に思える人間が上田次郎という男だった。 「感銘を受けました。 初めて手にとった時はよくあるオカルト批判の名をかざしたオカルト本に過ぎないと思っていましたが…… いやいや、オカルトを真っ向から切り捨てる弁舌の数々、噂に違わぬ人物です」 「世には科学をオカルトと同等に扱う人間が多すぎる、嘆かわしいことです」 すっかり気を良くした上田はテーブルを挟んでルイ・サイファーと向き合う。 上田は反オカルトを公表している学者、相談に来る人物も少なくはない。 ルイ・サイファーもそんな依頼者の一人だ。 先ほどまですっかり忘れていた依頼の電話も、上田の頭脳は思い出していた。 「ガイア教、というものを上田先生はご存知でしょうか」 「ガイア教?」 聞き覚えのない単語だった。 マイナーなカルト宗教団体の一つだろうと上田は見当をつける。 ルイ・サイファーは一冊の本を取り出す、有名なオカルト雑誌だった。 「大元の組織自体は歴史の深いものですが、新興宗教だと思ってください。 現在主流となっている革新的派閥は最近になって力をつけたものですので」 ルイ・サイファーはペラペラと雑誌をめくり、あるページでその手を止める。 そして、その雑誌をテーブルの上に置き、上田は前のめりになってページを覗きこんだ。 「大した話ではありません、よくあるカルト宗教です」 「そのようですな」 オカルト雑誌によくある話だった。 言ってしまえば例の宗教団体を批判する、悪魔信望団体だ。 そんなものこの世にゴマンと存在する。 「はい、その団体自体は問題では無いのです。 ……問題は、私の日本人の友人がこのカルトにのめり込んでしまったことです」 「失礼ですが、貴方の思想は、その……」 「私は科学教、とでも言ってしまいましょうか。 上田先生とは違って、学がないゆえに何処か科学万能主義じみたところがありますが」 「なるほど」 上田の元を訪れたとは言え、万が一のことがある。 オカルトを全否定して逆上されては面倒だ。 いかに上田が一般人を遥かに凌駕する、まさしく達人と呼べる腕前を誇る武道家であったとしてもだ。 「悪魔など存在しない、あるいはこの教義のイカサマを解き明かして欲しいのです」 「……ふむ、残念ですが私は忙しくてね。申し訳ないが――――」 「報酬もご用意しています」 カルト宗教の人物と関わることほど面倒なことはない。 上田が体よく断ろうとした瞬間、タイミングよくルイ・サイファーが鞄を取り出した。 そのまま鞄の口を開と、中には大量の福沢諭吉が仏頂面で佇んでいた。 明治の傑物・福沢諭吉と現代が生んだ人類の至宝・上田次郎が視線と視線を交錯させる。 「上田先生がこんなもので心を動かす人物だとは思っていません。 しかし、私のような俗物にとって気持ちをお伝えする術はこのようなことしか知らないのです」 「全くです。いえ、私もお金が欲しいわけではないのです。 しかし、私も現代社会に生きる男。これほどのお金がどれだけの価値があるかも知っています。 それを私に依頼料として払うという貴方の気持ち、これを断れるほど私は非情な人間ではありません」 引っ込ませないと言わんばかりに鞄をものすごい速さで掴み、自身の横に置いた。 ルイ・サイファーはただそれを眺めるばかり。 これは上客だ、上手くすればスポンサーとなり得る。 「悪魔、でしたね……ちょうど私も今は魔術の蔵書に目を通していましてね」 「まずは敵を知ること、さすが上田先生です」 「科学にかぎらず人生のセオリーです」 上田はニヤリと笑みを深めた。 そして、無精髭に包まれた口から得意気に言葉を滑り出し始める。 「まず、魔術とはなにか。これは結局のところ心理学に過ぎないんですよ」 「と、言いますと?」 「自らに暗示をかけること、です。記憶の遡行とモチベーションの維持、これに尽きる」 そう言いながら上田はノートパソコンを起ち上げる。 デスクトップに置かれた一つのアイコン。 反応の悪いマウスを操りながら、上田はそのアイコンをダブルクリック。 「これは?」 「悪魔召喚プログラムver上田次郎」 「……はあ」 ここで初めてルイ・サイファーの表情が崩れる。 はっきり言ってしまえば呆気に取られる。 歯に衣を着せないならば、上田を馬鹿にするような表情となる。 さすがに上田自身も恥ずかしくなったのか、まくし立てるように言葉を続けた。 「まあ、言ってしまえば自己催眠プログラムですよ。これで自らの判断能力を曖昧にし、暗示をかける」 「出来るんですか?」 「そこまでおかしなことじゃない。大事なことはリラックス状態か、もしくは脳を単調化させることです。 これをやってみてください」 上田はルイ・サイファーへとノートパソコンを向ける。 ルイ・サイファーは画面を覗きこんだ。 そこには幾つかの点滅する文字。 それはAであったり、1であったり、アであったり、不規則な文字の集まりであった。 「これをキーボードで打ち込んでいくんです」 点滅で浮かび上がる文字は急なスピードで。 かと思いきや中々新たな文字 「アロマテラピーやお香などがあるでしょう? あれがリラクゼーションの方面から展開する魔術だとしたら、これは脳を単調化させることでアプローチする魔術です」 「ふむ」 「ようは、脳を通常の状態から変化を与えることが重要なんですよ」 「なるほど。わかってきましたよ、上田先生」 ルイ・サイファーは得心が行ったと言わんばかりに大きく頷く。 「内より出て外より現る。天魔の基本ですね、所詮、全ては人の思い込みに過ぎないと。 この世の魔術のほとんどはプラシーボ効果に似た何かであると」 「その通りです、貴方もなかなかに理解が深いようで」 「海外を飛び回ることが多いと、様々なことを耳にするもので」 上田はフンと鼻を鳴らす。 この世の魔術は全て心理学の成り損ないにすぎない。 上田の出した結論はそれだった。 「結局、悪魔の正体とは人なんですよ。 この世に『幽霊の正体見たり枯れ尾花』以上のことはあり得ない」 様々なことを思い出しながら、上田次郎は口にする。 自身の研究は未だに奇跡からは程遠い。 どれだけ突き詰めても、結局はオカルトで止まってしまう。 恐らく、それが上田次郎という男の研究なのだろう。 本当の奇跡を自身が手にするまで、オカルトを否定する。 『自身がわからないオカルト』を奇跡するのではなく。 『自身が理解した奇跡』を手にするまで。 上田次郎は生き続ける。 「他にも様々なことを調べていますが――――」 「調べる、ですか」 上田の言葉を、ルイ・サイファーは断ち切った。 「貴方は、魔術を、悪魔をお調べになっている。 反オカルトの代表を自負する貴方が」 「……な、なんですか、いきなり」 「……素晴らしいですね、上田先生。 貴方は奇跡を求めている。 しかし、半端なものは求めていない。 科学の延長線上にある奇跡だけを求めている……実に、素晴らしい」 ルイ・サイファーは人を嘲笑うかのような笑みを浮かべた。 正確に言えば、表情を形作ることを忘れたような笑みを浮かべたのだ。 恐らく、最初からルイ・サイファーの心中はその笑みだけだった。 ただ奇跡という名の真理を見つけることのできない上田を小馬鹿にする感情だけが胸のうちにあったのだろう。 「あ、ちなみに先ほどの依頼。真っ赤な嘘です。 ただ、貴方があの事件を経た今、『悪魔』をどう捉えているものか気になったもので」 上田にそこまでの観察眼は備わっていなかった。 いや、余程の人間でなければ、この紳士の仮面を見破ることはできない。 とは言え、さすがにここまであからさまに態度を一変させればおかしなことに気づく。 「君は一体、何者なんだ」 オッドアイが蠢く。 上田は今、手を出してはいけないものに前にしている。 Cの世界に刻まれた。 人としての原初の記憶が。 警鐘を鳴らし続けていた。 「――――内よりい出て外から現れるもの。 悪魔ですよ、上田先生――――貴方も狭間偉出夫とご知り合いなら知っているでしょう? ルシファーと言いますが、ルイ・サイファーのままで構いませんよ」 最初の二人を誑かし、人類に永遠の罪を背負わせたもの。 赤き蛇・ルシファー。 それこそがルイ・サイファーの正体。 「な、なにを……」 「上田先生、貴方の考えは恐らく限りなく正しい……『かも』しれない」 自らを魔の類だと名乗り、ルイ・サイファーは嘲り笑いを深めながら言葉を滑らせていく。 上田次郎の、本人さえも気づいていないかもしれな事実。 それを突きつけることが楽しくてしょうがないと言わんばかりに。 ルイ・サイファーは語る。 「この世の魔は全て人、人こそが魔の生みの親。 なるほど、貴方の意見は一理ある。 かつて破壊神シヴァの使いである『聖獣』を『食用動物』とし、破壊神の信仰を貶めたミレニアム。 アレも結局は人の信仰こそが我々の力の源であることを突いた作戦だった」 ルイ・サイファーは立ち上がる。 金色に煌めく金髪が棚びき、蛇の舌先の如き赤い唇が動き始める。 「この世の起点は人かもしれない、私はそんな考えも持っている。 そう、人と人が繋がって世界は生まれる。 そして、貴方は繋がってしまった……全く別の世界と。 全てを突き詰めることの出来る貴方が。 この世の世界の真理を求める科学者である貴方が。 この世界に、『他の世界』という概念を持ち込んでしまった」 ルイ・サイファーの言葉は止まることはない。 上田次郎は寒気が走る。 明星の暖かさはない。 罪を突きつけ、そして、新たな罪を促す。 人は悪魔に最も近い生き物かもしれない。 しかし、人は悪魔ではない。 ならば、ならばこそ。 「交じり合った世界と世界。 本来あるべきでなかったものが世界に現れる。 Butterfly Effect、蝶の羽ばたきが世界の反対で台風を起こすように」 本当の悪魔を前にして覚える感情は。 恐怖以外の何者でもない。 「世界は合わせ鏡です、上田先生」 「……」 「鏡の反射率、あるいは鏡と鏡の間に存在する不可視の小さな粒。 そういった物が原因で生まれる、不完全な同一の世界。 そんな鏡の概念である『同一』というものからは生まれるはずでない『変化』が無数に重なり合う。 そして、ついには全く別の世界へと変わる」 真理を突きつける。 悪魔とはそういうものだ。 人が求めるもの全てを差し出し、人を堕落させる。 「だから、全ての大元は『鏡』なんですよ。 ミラーワールドという神崎優衣と神崎士郎の世界が『鏡』越しに現れたのも。 世界樹に繋がるnのフィールドの入り口が『鏡』なのも。 多くの人間が『鏡』によってハルケギニアに迷い込むことも。 世界と世界が『鏡合わせ』によって生まれる違いで成り立っているからなんです」 鏡合わせの末に生まれる小さな変化。 その変化の極まりが、奇跡だ。 「光あれ――――そう、初まりは光だった。 そして、光が存在したからこそ無数の混沌が生まれた。 光を反射する物質と物質が鏡合わせとなった。 神は光を求めたのであれば、その自由を認めなければいけなかった」 笑いが深まる。 人は美に惹かれるように、人は真理に惹かれる。 世界のすべてを暴きたくてしょうがない人種が居る。 上田次郎もその一人だ。 そして、突き詰めた真理は、極まった美しさがそうであるように、恐怖を生む。 「魔とは、内よりい出で外から現れる――――貴方の考えは、限りなく正しい。 これ以上ないほどに我々の存在の本質を捉えている」 ルイ・サイファーの言葉。 人が神話を作り、神を生んだ。 しかし、神は人を生んだ。 鶏と卵の問題。 それは『鶏』という概念を突き詰めれば答えが出る。 「ひょっとすると、『宇宙の大いなる意思』とは――――」 瞬間、ルイ・サイファーの顔から笑みが消えた。 「『神』とは、『人々の意志』なのかもしれない」 時間にすれば、それこそ秒にも満たない一瞬の出来事だっただろう。 しかし、その瞬間に生まれたものこそが目の前の悪魔の真の感情。 翼をもぎ取られる前に感じたものだったのかもしれない。 「可能性ですがね」 再び嘲りを顔に浮かべるルイ・サイファー。 つかつかと窓際から元のソファーの位置まで戻る。 上田はルイ・サイファーに飲まれ、何も口にすることが言えない。 そんな上田へと向かって、ルイ・サイファーはぐいと顔を近づける。 ルイ・サイファーの双眸に魂を飲まれる。 「上田先生、貴方の研究は恐らく実を結ぶ。失敗という形で、最悪の形で。 しかし、その研究は正しく世界に運ばれる。 ターミナルというテレポート装置の失敗が原因で訪れた、真の女神転生の世界と同じように。 あなたの失敗が、正しく世界を導く」 ルイ・サイファーの嘲り。 カオスへの導き。 秩序を破壊し、自由を手にせよ。 蛇の赤い舌が、上田を唆す。 「混ざったんですよ、貴方が。山田奈緒子が消えたことにより、矛盾を埋めるために。 この世界が他の世界を知ったがために」 上田次郎という真理を求める者が。 「世界と、貴方が、変わったのです」 世界を変えようとしている。 「運命なのか、奇跡なのか。そんなものはどうでもいい。 しかし、無数の世界は許されるべきなんだ。 偉大なる我らが主に歯向かってでも、生み出した世界を否定する唯一神を殺さなければいけない」 そして、ルイ・サイファーは。 勢い良く天を仰ぐ。 「この世の何処かで、誰かが思ったんだ」 さながら神に祈りを捧げるように。 大きく手を広げ。 こう、言い放った。 「みんなの『世界』を守らなきゃ――――」 そして、その結果が私なのだと言い残し。 ルイ・サイファーは光の中に溶けていき。 上田次郎の意識もまた途切れていった。 ◆ ◆ ◆ 「……」 長い長い気絶から――――あるいは、眠りから覚めた上田次郎。 ルイ・サイファーが片付けていったのか、あるいは、そもそもが夢だったのか。 湯のみはテーブルの上から消え。 ルイ・サイファーが持ってきていた雑誌も消えていた。 「やれやれ、未知など知るものじゃないな」 上田はゴキゴキと音を立てながら首を動かす。 不吉な言葉。 上田が世界を壊す。 「全く、バカバカしい」 そんなこと、あるはずもない。 そもそもとして上田が調べた魔術関係は全てオカルトと結びつかないものだ。 この『悪魔召喚プログラムver上田次郎』にしたって狭間偉出夫の知る悪魔召喚プログラムとは全くの別物だ。 しかし、それでも上田の心の中に生まれた不穏な波は消えない。 上田は不安をかき消すようにテレビをつけた。 最近新調したテレビだ。 「……自衛隊か」 何かの演習のようだった。 上田をも超える立派な体躯の持ち主がインタビューに答えていた。 刈り上げた短い髪と鋭い視線。 見るものにプレッシャーを与える油断ないその姿は朝から見るには少々負担が大きかった。 「ゴトウ……か」 レポーターの言葉に一瞬ビクリとするが、その名前は『後藤』ではなく『五島』。 姿も似ているが決して『後藤』ではない。 あの凄惨な殺し合いから脱出して随分な時間が経っていた。 だが、殺し合いの中の出来事は上田の心に大きな影響を与えていた。 「……山田、あるいは、私の君への想いが明確ならば」 私はもう少し楽になれたのかもしれないな。 上田にとってはそう思うことが、何よりもむず痒かった。 性経験は、確かにない。 だが、恋は幾らでもしたことがある。 だのに、自身の気持ちすらも定かではない。 恋かどうかも。 友情かどうかも。 上田次郎にとっての山田奈緒子とはなんだったのか。 何もかもがわからない。 ―――我々とは別の世界とその住人達を見知ってしまった者が―― もしも願いが叶うのなら。 ――今後、それら悪魔たちと全くの無関係でいられるだろうか―― 奇跡を可能とするのならば。 ――別々の世界同士が触れ合うとき―― 『神の力』が『人間』上田次郎にも手に入るのならば。 ――日常が壊れ、平穏が失われるとき―― この半端な気持ちにも、決着がつくのかもしれない。 ――それはいつかやってくる―― 「……私は、君のことが」 ――もしも、ではなく、きっと―― 上田次郎エピローグ 『IF』 時系列順で読む Back 終幕――誰も知らない物語 Next 蒼穹 投下順で読む Back 終幕――誰も知らない物語 Next 蒼穹 176 終幕――誰も知らない物語 上田次郎