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《眠れる妖精 ヴィヴィ》 プログレスカード レベル2/赤/P5000/G4000/S2 【妖精】/【魔法】 リンクフレーム なし 絵画かと見まごう美しさだった。けれど少女の胸は、動いていた。 illust 新井テル子 青蘭の聖少女で登場のレベル2の赤色のプログレスカード。 収録 青蘭の聖少女 B1-070 C
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《はしゃぐ妖精 ヴィヴィ》 プログレスカード レベル2/赤/P6000/G4000/S1 【妖精】/【魔法】 リンクフレーム なし 《自》リンク-リンクステップ開始時【リンク(6)‐1ΩΩ】 そのターン中、このカードのパワーを+5000。 「ちょっと疲れたけど、大丈夫……。今日は、ずっと一緒……でしょ?」 illust 新井テル子 少女たちの休日で登場のレベル2の赤色のプログレスカード。 収録 少女たちの休日 E1-019 C
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能力名 ドロボースキル 使用者 ヴィヴィ 効果 もちものを ぬすんだ。 範囲 手のリーチ分、超近距離 弱点 とっさに手を掴んで「この人ドロボーですー!」
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テーゼ (夜は更に更け行き テーゼ (深夜。 テーゼ (ポウフェナの一等地 テーゼ (その中でも一際広い敷地を誇る屋敷 テーゼ (ヴェルデュール家。 テーゼ (……の、 テーゼ (ここは、息女の一人の私室。 ヴィヴィ ……… テーゼ ――……はは、 テーゼ 流石に、随分遅くなっちゃったな。 ヴィヴィ それは、そうだけど。 ヴィヴィ 置いてきて良かったの? ヴィヴィ (あんな危険人物を置いたまま、運否天賦に任せて、帰ってしまっても、良かったの? ヴィヴィ (という眼差し ヴィヴィ (疑問…というより、苦言に近い テーゼ うん……(ヴィヴィの言いたい事が、分からない訳では無い。 ヴィヴィ ……… ヴィヴィ 別に。 テーゼ …そうだね。ヴィヴィが心配に思うのも解るよ。 ヴィヴィ あなたの家の事だから、とやかくは言わない。けど。 テーゼ ソフィアさんは、俺の目から見てもなかなか…激しい人だしね。 テーゼ …でも…なんだろうな。あの人は…… テーゼ ……フレデ兄さんの事が、きっとものすごく好きだから。 ヴィヴィ ・・・はぁ。(あまりにあんまりな理由に思わずため息 テーゼ 「俺達の家」の都合で、遮ったりしたくないな…って思っちゃったんだ。 ヴィヴィ ………。 ヴィヴィ 相手を選んでも良いとは思うけど。 ヴィヴィ (テーゼの理由を聞いても反応は冷ややか テーゼ 今までずっと、家ぐるみで…兄さんに関わる相手を選んできたようなもんだよ。 テーゼ だから…って言うのは極端かもしれないけどさ。 ヴィヴィ 極端ね。 テーゼ …うん。でもさ。 テーゼ 会って、関わって、上手く行くか行かないかを決めるのは、…少なくとも俺やユフィーア姉さんじゃないと思わない? ヴィヴィ 止めないし、“御者”としてなら協力だってしたけど。 ヴィヴィ ………賛同は出来ないわね。 テーゼ …俺はフレデ兄さんの事を、昔からそんなに…… テーゼ 手取り足取り、守ってあげないといけないような人だとは……思ってないんだよね。 テーゼ 兄さんの「弟」は世界で俺一人だから……俺以外の誰も、もしかしたらそう思ってないかもしれないけど。 ヴィヴィ ………まるで ヴィヴィ 他の兄弟はそう思ってる。 ヴィヴィ いや、なんでもない。 テーゼ ……… ヴィヴィ (後ろをむいて部屋を歩いて ヴィヴィ 嫌な言い方だった。反省するわ。 ヴィヴィ (ウォークインクローゼットの中に入っていって テーゼ …ううん。大丈夫だよ。 ヴィヴィ (扉を閉める ヴィヴィ 守ってあげないといけないと思ってないからって、 ヴィヴィ 病み上がりの兄さんに狂人をぶつけるなんてスパルタね。 ヴィヴィ (扉越しにズケズケと言いながら テーゼ ……流石に荒療治だって自覚はあるよ?… テーゼ …そこまで賛成できないのに、手伝ってくれたんだよね。ヴィヴィは。 ヴィヴィ “御者”としてね。 ヴィヴィ (言いながら御者のブーツを脱いで床に転がす音が扉越しに聞こえる テーゼ うん。…それでも嬉しかったよ。 ヴィヴィ それに。嫌いな事ほど叶えちゃう性分だから私。(結構嫌味ったらしく自虐風に テーゼ ……。もしかして結構怒ってる? …(ぁ、と色々思い返し ヴィヴィ うん。 テーゼ …うん。 ヴィヴィ (アッサリと。良い淀みもせずに認める。 テーゼ 結構……怒ってるよね?(苦笑して ヴィヴィ うん。 ヴィヴィ そうよ。 ヴィヴィ (ウォークインクローゼットの中でカラカラと僅かに聞こえるハンガーなどの音 テーゼ …。 テーゼ ……あの娘は兄さんの事しか考えてないと思うよ?(触れるのも憚られる事だが、突っ込んでいくスタイル ヴィヴィ …何? ヴィヴィ 別に貴方が全裸の誘惑に負けて、言う事を聞いたんだとは思ってないけど、 テーゼ …あぁ、いや。そこはわかってるんだけど… ヴィヴィ (衣擦れ音。 ヴィヴィ じゃあ。何? ヴィヴィ (冷ややかな口調で質問する テーゼ …。 テーゼ 距離近かったかな?って…。 ヴィヴィ テーゼ。 ヴィヴィ ・・・怒るよ? ヴィヴィ あんな奴に私が嫉妬してるって言いたいの? テーゼ …(いやさっき怒ってるって…… テーゼ …怒ってる理由がそれだけじゃないのは解ってるよ。 ヴィヴィ ……… テーゼ でも……(立ち上がって、ウォークインクローゼットの方まで歩いて テーゼ …「それだけじゃない」「だけ」…でも無いんじゃない?(入口の前に立って ヴィヴィ …はぁ。(扉越しに聞こえるぐらいのため息をついて ヴィヴィ ……… ヴィヴィ 結局もう結果次第よ。 ヴィヴィ アレを降ろしてきちゃったんだから。なるようになるしかない。 テーゼ … ヴィヴィ ………私やお姉さんの言う事をまるで聞かずに、あんな狂人の”望み“が通ったのは癪に障るけど。(明らかに納得いってない声で。 ヴィヴィ 貴方はずっと、お兄さんを打破できる機会を探してたんでしょう? テーゼ ………うん。そうだよ。 テーゼ あんな事件があって、こんな事になる前から、ずっと。 テーゼ 俺はこうしたいって思ってたから…… ヴィヴィ ……… ヴィヴィ 身勝手な話。 ヴィヴィ でも。 ヴィヴィ そんな身勝手な話に勝手に割り込んでイライラしている私の方がよっぽどね。 テーゼ ……ああだこうだ言ったけど、結局、俺は俺の”望み“を通しただけなんだ。 テーゼ ……ううん。ごめんね。 ヴィヴィ 彼女の“望み”じゃなくって、 ヴィヴィ 貴方の“望み”を通す為に ヴィヴィ あの場を利用した。って ヴィヴィ …言いたいのね? テーゼ ………… テーゼ ……なんだか、そう言うと、俺って最低な奴だなって気がするな。(はは、と ヴィヴィ さあね。 ヴィヴィ (いじわるな言い方といじわるな返答をしながら ヴィヴィ (ウォークインクローゼットを開けて出てくる ヴィヴィ (緑色のシースルー ヴィヴィ (ドレスのような淡い上品さを残したネグリジェ ヴィヴィ 私はむしろ少しだけ安心したけど。(半仮面を押さえて位置を戻しながら テーゼ 、うわ―― テーゼ ……… えっ。 そんな事ある? ヴィヴィ いくらなんでも…あんな奴の“望み”に、私と姉の説得が負けたとは思いたく無かったから。 ヴィヴィ 貴方自身の“望み”なら仕方ないわ。 テーゼ …………、 テーゼ …極端で、正気じゃ無くて、絆狂いの、最低かもしれない望み…………でも? ヴィヴィ ……… ヴィヴィ 仕方ない。わね。 テーゼ ………そっか。 ヴィヴィ うん。仕方ないわ。 ヴィヴィ それが貴方自身の“望み”だったなら。 テーゼ …… ヴィヴィ (狂人全裸女に説得力合戦で負けたとあっては、仮にも彼女と姉の立場が無い ヴィヴィ あ。 ヴィヴィ でも。勘違いはしなくていいわ。 テーゼ …?? ヴィヴィ …あの場所は普段と違う世界だったから。 ヴィヴィ (『それが私のお願い』は『望まない世界』を打ち消していたからーーー ヴィヴィ 貴方の事が嫌いになったワケでは無いわ。 テーゼ 。 …。あぁ、… そっか。 うん…(遅れて、色々逆算して、納得して。 テーゼ ……ちゃんと伝えてくれるんだね。ヴィヴィ。(ふふ、と、嬉しそうに困り笑みで微笑んで ヴィヴィ ………仕方なく、ね。 ヴィヴィ (微笑みからちょっと視線を布団に逸らして、またテーゼに戻して、見つめ返す テーゼ …うん。でも嬉しい。(…もしかして、結構凹んでるのバレてるのかな。なんだか恥ずかしいけど… ヴィヴィ ”あんなの“にいつまでも私たちが乱されるのも癪に障るし。 テーゼ …また君の事怒らせてるし、呆れさせちゃってるけど……(ヴィヴィの視線を受けて、見つめ返して テーゼ ……まだまだ俺と、仲良くしてくれる? ヴィヴィ ………何その言い方。 ヴィヴィ 怒るよ? ヴィヴィ 手を繋がなきゃわかんない?(片手開いて差し出して ヴィヴィ (逆の手でネグリジェの裾を引っ張って見せて テーゼ …。。。(分かんない事も、無い、と思う…けど… テーゼ ……… ヴィヴィ ……… ヴィヴィ …私はわかってるよ。 ヴィヴィ (あの。 ヴィヴィ (ウォークインクローゼットを開けた時に ヴィヴィ …貴方が私に見惚れてたのとか。 ヴィヴィ (言った後。ちょっと恥ずかしくなって。テーゼを通り過ぎてベッドの方へ歩いてく テーゼ ……、、、それは結構恥ずかしいな…(頬に手当てて ヴィヴィ 私だって…自分で言うのは恥ずかしい。 テーゼ ……ちょっと。 ……今は俺、あんまりわかんなくなってるかもしれなくて… ヴィヴィ ふぅん。 ヴィヴィ (ベッドサイドに立って、テーゼの方を振り向いて テーゼ …………(言わなくても伝わるものに頼るのはズルいかな。…でも… ヴィヴィ …(両手を前に翳して ヴィヴィ 触って。 ヴィヴィ (短くそう言って、手を出したまま。ぽすんっとベッドに座る。 テーゼ 、 。 テーゼ ………うん。(そっとベッドの傍に歩み寄って テーゼ ……ごめんね。…ありがとう。(両手に両手を伸ばして テーゼ (繋ぐ。 テーゼ (―――『リンクルリンク』。
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三重楽奏(トリオ・ザ・トリル) ヴィヴィ R 水/闇/自然文明 (3) クリーチャー:チルドレン/龍撃師団 3000 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から1枚選び、自分の手札に加えるか、マナゾーンに置く。その後、残りを自分の墓地に置く。 ■3ピース:バトルゾーンまたはマナゾーンに、「ピース」能力を持つ自分のクリーチャーが合計3体以上あり、すべての文明が揃っていれば、このクリーチャーは次の[ピース]能力を得る。ピース―自分の「ピース」能力を持つクリーチャーは、すべてブロックもされない。 作者:ザ=ガーン フレーバーテキスト (通常版) 三人の奏でる音が合わさった時、思いもよらない力が響き出す。 (MC版) いくよ、クー!フィン!「三重楽奏」の力見せてやるんだから!---三重楽奏 ヴィヴィ 新能力3ピースを持つクリーチャーの1体。場に出た時にダーク・ライフor1ドロー1肥やしを行います。 3コストで三色なのが使いにくいそうですが、その分3ピースを発動させやすくもあります。 そして、自軍のピース持ちをアンブロッカブル化できるので、cipを使った後も他の二人のサポートにもなりますね。 王家戦記(ロイヤル・クロニクル)編のサブ主人公の一人。「三重楽奏」の紅一点です。 収録 DMDC-05「王家戦記編 序:龍撃師団と6番目の王子」 評価 名前 コメント 関連 《ダーク・ライフ》 《三重楽奏 クー》 《三重楽奏 フィン》 《叡智の学覇 フィネガス》
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ヴィヴィ・ナイトメア ランク:B E(魔法使いと黒猫のウィズ) 属性 ・女 ・告死者 ・炎属性 ・術士 ・死界の蒼炎 ・精霊 敗北条件 固有の敗北条件なし 能力値 ESP能力レベル 6 ESPパワー 41 耐久力 5 精神力 4 特殊能力 ・レジェンドモード[戦闘] 戦闘参加後の4ラウンド目から、自分が使用した攻撃Cカードの火力を+5できる。 また、以下の能力を得る。 *冥き魔橙の悪夢[戦闘][主要] 手札のCカードを全て捨てる。この能力を使用した戦闘中「レジェンドモード」を使用できない。 ・凍火と灼血の祝杯[戦闘][主要][攻撃][E] 攻撃Cカードの発動チェック成功後、CカードのLVを1下げて、火力を+10する。同調不可。 ESPパワーを追加でCカード分消費。 ・運命を弄ぶ炎[戦闘][支援] 手札のCカードを全て捨て、1D3を振り、出目の数だけ自分の手札上限が減少する。 その後、Cカードを上限枚数まで補充する。ESPパワーを10消費。 ・イザヴェリの支援[戦闘] シートが表の(E)が1人以上死亡している場合、以下の能力を使用できる。 *滅魂焔ディストピア[主要][攻撃][E] このキャラクターの耐久力に2ダメージを与える。行う攻撃を自分以外の全体に攻撃できる。同調不可。 ESPパワーを10消費。 備考 手札入れ替えに特化したBランク(E)。 最大の死亡要因である手札の腐りを極力排除出来るので積極的に戦える。 滅魂焔ディストピアはここぞという場面でのみ使用したほうが良い。 Q.なんでパワー41なの? A.デッキコストが41だから。 Q.(E)なの? A.告死者の設定が(E)でいけそうだった(建前) 手札入れ替え系6レベ女子が作りたかった(本音) Q.パネルシャッフルしても火属性パネルが1枚もないんですが A.知ってた このキャラクターへの意見 名前 コメント
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ヴィヴィさんが入室しました ヴィヴィ- (馬車小屋から出てくる ヴィヴィ- (口元を隠す半仮面 緑髪ロングアップ 御者服の女性 壁さんが退室しました テーゼさんが入室しました テーゼ- (緑家の敷地内を歩く感じのいい青年 テーゼ- ぁ、(ふとヴィヴィの姿を目に留め テーゼ- ヴィヴィちゃん!(離れた所から声を掛ける ヴィヴィ- うるさい。 テーゼ- 、あれ?(笑ったまま ヴィヴィ- 何の用? テーゼ- んー、特に用事って訳じゃないんだけど。 テーゼ- ヴェルデュール家への用事の帰りでさ。そしたら君の姿を見かけたから。 ヴィヴィ- 帰りの馬車なら出さない。 ヴィヴィ- 歩いて帰って。 テーゼ- そういう事を頼みに来た訳でもないよ。(眉下げて笑って テーゼ- ただ君と話したくてさ。 ヴィヴィ- 貴方に興味は無い。 ヴィヴィ- 話は終わりよ。 テーゼ- …、(そんなヴィヴィの様子に テーゼ- 俺が君の心を覗いたから、そんな風にするのかい? ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 貴方が嫌いだからよ。 ヴィヴィ- それに心を覗かれるのも不愉快。 テーゼ- けど、前はそうやって拒んだりはしなかったのに。 テーゼ- …何か、切っ掛けがあったんじゃないのかな。 ヴィヴィ- 伝えたはずよ。 ヴィヴィ- 『心の声』で。 テーゼ- ……。 テーゼ- (――『ヒト1人愛せないうちに、世界の愛を望む貴方達は、』 テーゼ- ……だから、 テーゼ- 関わりたくはない、か。 ヴィヴィ- ええ。 ヴィヴィ- 私に何か用なの? テーゼ- (沢山の人と関わっていればこういう事もある。全ての人に愛されるなんて無理だって解ってる。 テーゼ- …でも、 テーゼ- 俺は君と仲良くなりたいよ。 ヴィヴィ- …… ヴィヴィ- 正気なの? テーゼ- …? テーゼ- どういう事だい?(本気で意図が掴めなかったようで ヴィヴィ- 私は貴方を拒絶している。 ヴィヴィ- 貴方で無くとも、うるさい人が嫌い。 ヴィヴィ- 貴方のような、誰にでも声をかける男は嫌い。 ヴィヴィ- 心の声でも聞いたはず。 ヴィヴィ- なのに、 ヴィヴィ- 正気なの? ヴィヴィ- (マスクをつけて無表情に努め、テーゼを見つめる テーゼ- ああ。(即答する テーゼ- 俺は俺を嫌う人とも、俺を拒む人とも、俺を憎む人とだって、通じ合えるようになりたいんだ。 テーゼ- それはきっと、平和な愛の絆に近付く道だと思っているから。 ヴィヴィ- 『平和な愛の絆』? テーゼ- おかしいって思うかい?(困ったように笑って ヴィヴィ- …… ヴィヴィ- 別に。 ヴィヴィ- 平和と平等。誰もが望む事よ。 テーゼ- うん。…そうだよな。 テーゼ- 君は、そんな風には思わないかい? テーゼ- 「嫌い」を産まない為に全てから離れるよりも テーゼ- 全てを「好き」になりたい。って。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- それ。 ヴィヴィ- 私の心を見て言ったの? テーゼ- ああ。そうだよ。 テーゼ- 見たからこそ言ったんだ。 ヴィヴィ- そう。 ヴィヴィ- デリカシーの無い人ね。 テーゼ- …、ごめんな。(眉下げて笑って テーゼ- だけど、ちゃんと心に触れて話したいから。 テーゼ- …だから、君にとっては迷惑かもしれないけど、余計な事も、お節介も言うよ。 テーゼ- …これからも。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 「嫌い」を生まない為。 ヴィヴィ- ね。 ヴィヴィ- そんな事を言われたのは初めてだわ。 ヴィヴィ- 心を見るってズルいのね。 テーゼ- …正直さ、君が人と関わろうとしない理由を、俺は軽く考えてたんだ。 テーゼ- …だから、ああやって知ってからは迷ったよ。今まで身勝手に君に話しかけてきたけど、これからどうしたら良いだろうって。 テーゼ- だけど、 テーゼ- やっぱり勿体無いって、…君にもっと、色んな人を好きになって欲しいって、 テーゼ- そう、思っちまったんだ。 ヴィヴィ- お節介。 ヴィヴィ- なら。 ヴィヴィ- それなら。 ヴィヴィ- 私が貴方を好きになったら受け入れるの? テーゼ- 勿論。(笑って テーゼ- すごく嬉しいよ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 嘘でしょ。 テーゼ- え?(キョトンと ヴィヴィ- (掌を前に翳し ヴィヴィ- コレに触れても言える? テーゼ- ああ!勿論だよ。(笑って テーゼ- 確めてみるかい? ヴィヴィ- … ヴィヴィ- っ、 ヴィヴィ- (掌を翳したままゆっくりテーゼに歩いて行く ヴィヴィ- 嫌。 ヴィヴィ- どうせ嘘。 ヴィヴィ- 確かめたくなんて、無い。 テーゼ- でも、 テーゼ- こっちに来てくれるんだね。(笑って ヴィヴィ- …貴方が望む事は何でも叶うわ。(ぽつりと テーゼ- あぁ、(困ったように笑って テーゼ- そういう事、か。(ヴィヴィの掌に片手を伸ばす ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- 嫌っ、、 ヴィヴィ- (ヴィヴィの掌がテーゼに向けて伸びる テーゼ- …(伸ばされたヴィヴィの手を、真顔で見つめて テーゼ- (そっと己の手を重ねる テーゼ- (――『リンクルリンク』。 ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- (『君が俺を好きになってくれたら、』 テーゼ- (『すごく、嬉しいよ。』(「嘘偽りの無い」テーゼの気持ちが テーゼ- (ヴィヴィの心に流れ込む ヴィヴィ- 『----』 ヴィヴィ- 『嘘、嘘よ。』 ヴィヴィ- 『嫌い。』 ヴィヴィ- 『誰にでも』 ヴィヴィ- 『そうやって言う癖に。』 テーゼ- 『それは、』 テーゼ- 『…いけないことかな』 ヴィヴィ- 『誰にでも平等なままで』 ヴィヴィ- 『平和なままで』 ヴィヴィ- 『愛を受け入れられるの?』 テーゼ- 『できるよ。』 ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- 『だって』 テーゼ- 『愛って、そういうものだろ?』 ヴィヴィ- 『…』 ヴィヴィ- 『老若男女全てに愛を届ける紳士は』 ヴィヴィ- 『妹には愛を注がなかった。』 テーゼ- 、(は、と ヴィヴィ- 『----』 ヴィヴィ- 『貴方だってそう。きっとそう。』 ヴィヴィ- 『世界中誰しもを平等に愛し、愛される。』 ヴィヴィ- 『誰か1人の。』 ヴィヴィ- 『ちっぽけな。隠蔽された愛なんて。拾わない。』 ヴィヴィ- 『そうでしょう?』 テーゼ- 『―――そっ、か。』 テーゼ- 『君は、』 テーゼ- 『君の愛を、見つけてほしかったんだね』 ヴィヴィ- 『----』 ヴィヴィ- …、 ヴィヴィ- うるさい。 ヴィヴィ- (テーゼに近づく ヴィヴィ- 『嫌いよ。』 ヴィヴィ- 『うるさい人はみんな嫌い。』 ヴィヴィ- 『誰にだって好きっていう人も。』 ヴィヴィ- 『貴女達なんかその両方。』 ヴィヴィ- 『----』 ヴィヴィ- 『嫌い。嫌い。』 ヴィヴィ- (右手をそっとテーゼへ伸ばし ヴィヴィ- (テーゼの左手を握る テーゼ- 、(両手で両手を繋ぎ合う形 テーゼ- 『だけど、』 テーゼ- 『愛してるんだね。』(ヴィヴィを見卸し ヴィヴィ- 『本当に煩い。』 ヴィヴィ- 『…煩い。』 ヴィヴィ- (口元にマスクをつけたまま、テーゼを見つめる テーゼ- うん。 テーゼ- ごめんな、うるさくて。(困ったように笑って テーゼ- でも、 テーゼ- 君の気持ちを知る事が出来て、嬉しいよ。(言って テーゼ- (そっと両手を離す ヴィヴィ- っ、 ヴィヴィ- (手を離されて ヴィヴィ- 嫌い。 テーゼ- うん、(そして、空いた片方の手を テーゼ- 知ってるよ。(ヴィヴィの頭に持っていく ヴィヴィ- 、 テーゼ- (頭に手をポンと置いて、撫で撫で ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 勝手な人。 ヴィヴィ- 心を覗いて。勝手に決めて。 ヴィヴィ- … テーゼ- …うん。 テーゼ- 君が、 テーゼ- 「愛」を持ってる人だって事。拾って貰えなかった事を悲しく思う気持ちを持ってる事。 テーゼ- 本当に勝手ばっかだけど、知れて嬉しかった。 ヴィヴィ- そう。 ヴィヴィ- 知って。 ヴィヴィ- どうするの? テーゼ- そうだなぁ、 テーゼ- 君の力になりたい。 ヴィヴィ- 力? テーゼ- 君が人を好きになる為の。 ヴィヴィ- あのバカの事ならもう嫌いよ。 ヴィヴィ- 幼い頃の過ち。 ヴィヴィ- 兄を好きになる妹なんて世界中に居るわ。 ヴィヴィ- (早口に淡々と否定してみせる テーゼ- …本当に?(笑って片手を広げて見せて テーゼ- (本気で繋ぎたいわけではないのか、強制的に近付かされる事は無い ヴィヴィ- …本当よ。 ヴィヴィ- 本当。 テーゼ- …、(困ったように笑って テーゼ- それなら、他の誰かでも。 テーゼ- 君は人を愛せない人間じゃない。だったら、 テーゼ- 誰かに、手を伸ばしてみたって良いんじゃないかな。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- なら。 ヴィヴィ- 私が人を好きになるまで、 ヴィヴィ- 貴方は纏わりつくの? テーゼ- …そういう事になっちまうかな?(困ったように笑って ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 本当勝手な人ね。 ヴィヴィ- 貴方のせいで忘れていた嫌な気持ちを思い出したわ。 ヴィヴィ- やっぱり貴方の事は嫌い。 ヴィヴィ- … テーゼ- うん。 テーゼ- 君が嫌って言う事を喜んでるんだからな、 テーゼ- 嫌われたって仕方がないよ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 私に、 ヴィヴィ- 人を好きにしてみせると言うなら。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- …(左掌をテーゼへ翳す テーゼ- …、(ヴィヴィの掌を見つめて ヴィヴィ- …(テーゼを見つめる テーゼ- …、(ヴィヴィの瞳を見て ヴィヴィ- … テーゼ- 繋ぐよ。(左掌に片手を乗せる。 テーゼ- ――(『リンクルリンク』。 ヴィヴィ- 『人を好きにしてみせると言うなら―』 ヴィヴィ- 『―私と付き合って。』 テーゼ- 『――――』 テーゼ- へっ(思わず口から声が漏れ ヴィヴィ- … テーゼ- (反射的に、繋いだその手を離してしまう ヴィヴィ- やっぱり。 ヴィヴィ- 逃げる。 テーゼ- 、、、(何か呆然とヴィヴィを見て、 ヴィヴィ- それが貴方よ。 テーゼ- え、…だって、え? ヴィヴィ- 何? テーゼ- 変、、だろ? 君の愛は、君の好きは、俺じゃない別の所にある筈だ。 ヴィヴィ- ええ。 テーゼ- …なのに、どうしてそんな事を言うんだい? ヴィヴィ- 私は自分に嘘はついていない。 ヴィヴィ- 彼 あのバカ を忘れさせて。 ヴィヴィ- 人を好きにしてみせて。 ヴィヴィ- 貴方にそれが出来る? テーゼ- …そんなっ、そんな風に決めるなんておかしいよ! テーゼ- それは君が『俺』を選ぶ理由にはならない。そうだろ? テーゼ- そんなの、……そんなの、 テーゼ- そんな風に選ぶ『愛』なんて、……運命じゃ、ないよ。 ヴィヴィ- ええ。 ヴィヴィ- そうよ。 ヴィヴィ- それがいけない事? テーゼ- ……運命に愛されない『愛』に、幸福は訪れない。(瞳に焦燥の色 明らかに様子が変わってきている テーゼ- それどころか、、、もっと、 テーゼ- もっと恐ろしい事だって。 ヴィヴィ- それでも『愛』を探さなきゃいけないなんて、 ヴィヴィ- 理不尽な世界ね。 テーゼ- うん……運命を、信じているから。 テーゼ- 皆が皆、誰も恨み合わず、運命みたいに繋がって幸せになれる、 テーゼ- ……そんな未来が、きっとある筈だって。 テーゼ- 君が届けられなかった愛だって、きっと。 ヴィヴィ- この愛に結末は必要無い。 ヴィヴィ- 若気の至りよ。何度も言わせないで。 テーゼ- 新たに生まれるかもしれない愛だってそうだよ。 テーゼ- 君が君の意志で選んだ誰かに、届けられるべきなんだ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 煩い人。 テーゼ- ……そうだね。(もう言われるのも何度目になるか ヴィヴィ- 私に愛を教えたい。 ヴィヴィ- 貴方は私に教えない。 ヴィヴィ- 貴方が望む世界は何? テーゼ- ……君と、 テーゼ- 誰かが、手を繋ぐこと。 テーゼ- ……なんだろうね。(困ったように笑って ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 何よ。 ヴィヴィ- それ。 テーゼ- …俺じゃきっと、君の運命の人にはなれないから。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 勝手な人ね。 ヴィヴィ- もう。いいわ。 ヴィヴィ- (テーゼの横を抜けて、屋敷へと歩き出す テーゼ- …。うん。(擦れ違って テーゼ- またな。(振り返らずに笑って ヴィヴィ- もう会いたくない。 ヴィヴィ- (屋敷へと歩いて行く ヴィヴィさんが退室しました テーゼ- ……。 テーゼ- 勝手だ。 テーゼ- …勝手だよな、本当に。 テーゼ- …ごめんな。(踵を返し、屋敷の玄関へと歩く テーゼさんが退室しました
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同名ドール [和装でご奉仕メイド]ヴィヴィデータ [和装でご奉仕メイド]ヴィヴィ 限界突破データ 同名ドール [和装でご奉仕メイド]ヴィヴィ [メイドゴス]ヴィヴィ [和装でご奉仕メイド]ヴィヴィ blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 データ 属性 パワー レアリティ HR 最大Lv 50 コスト 14 攻撃 1100 HP 5600 MAX攻撃 2000 MAXHP 10000 リーダー効果 怪力の秘薬パワー属性のHPの8%を毎PHASE回復 秘技 ほっと一息休憩です発動したドールHPの70%分をHP回復(3ターン目に発動可能) スキル パワーオーラパワー属性のHPを中アップ セリフ ウフフ…どうでしょう?和装な装い私に似合いますでしょうか?縁側でゆっくりひなたぼっこも悪くないですね♪ [和装でご奉仕メイド]ヴィヴィ 限界突破 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 データ 属性 パワー レアリティ HRMAX 最大Lv 60 コスト 14 攻撃 1100 HP 5600 MAX攻撃 2600 MAXHP 12500 リーダー効果 怪力の秘薬パワー属性のHPの8%を毎PHASE回復 秘技 ほっと一息休憩です発動したドールHPの70%分をHP回復(3ターン目に発動可能) スキル パワーオーラパワー属性のHPを中アップ セリフ 今日のティータイムはせっかくなので特別な煎茶をお出し致しますわね♪じっくりと蒸した違いのわかるお茶をどうぞ♪
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❄初期設定で選べる幻神の1体。 ❄メインクエストを進めると青い玉から生まれる。(生まれるまでは使用できないのでクエスト ガンガレ(゚Д゚,,)) ❄回復スキルと魔法スキル(多分氷属性)が使える。 PS.エフェクトにハートが飛び交って超カワイィ━━━d(ゝω・´★)━━━ッ!
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テーゼさんが入室しました テーゼ- (ポウフェナ 貴族住宅街 テーゼ- (どこかの家のどこかの庭 煌びやかな会食パーティ会場 テーゼ- (立派な服に身を包んだ人々が賑やかに談笑するその一角――を、離れ テーゼ- (庭の外れに歩く、細身のスーツをお洒落に着こなした紫髪の青年 テーゼ- (庭を抜け、その足で向かうのは、馬車乗り場 テーゼ- (今はパーティの真っ只中。此処は馬車番を除いてはほとんど誰もいない筈の場所 テーゼ- …(人と人との交流を勤めとする彼が、宴会の最中にこの様な場所に出向いている ヴィヴィさんが入室しました ヴィヴィ- ………(いつもの場所にいつもの姿で ヴィヴィ- ………(彼女はそこに立っている テーゼ- (見慣れた馬車の傍に見つけた見慣れた姿 テーゼ- …っ(思わず小走り気味に テーゼ- ヴィヴィちゃん! ヴィヴィ- (口元を隠す半仮面 緑髪ロングアップ 御者服の女性 ヴィヴィ- (ふぅ(仮面の下からでも聞こえるような深い溜め息をついて ヴィヴィ- こんな所に探し物? テーゼ- 、(ヴィヴィの元に走り、徐々に速度を緩め テーゼ- …久しぶりだね、ヴィヴィちゃん。(困ったような笑顔を向ける ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 質問に答えて。 ヴィヴィ- 何か"探し物"でもあるなら、 ヴィヴィ- "仕事"するだけ。 テーゼ- …。探し物、というか…、探し人、かな。 テーゼ- ずっと君を探してたんだ。 テーゼ- あれからヴェルデュール家に行っても…はは、なかなか会えなかったからさ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 馬鹿な人。 テーゼ- …(対面でヴィヴィを見て テーゼ- …今からもっと、馬鹿な事を言うつもりで来たんだけど。 ヴィヴィ- (口元を隠す半仮面と冷めきった無表情でテーゼを見つめる テーゼ- (ヴィヴィの瞳を見つめて テーゼ- …この間、君が言った話。 ヴィヴィ- えぇ、 ヴィヴィ- "もう会いたくない。"と伝えたはずよ。 テーゼ- その、もうちょっとだけ前だよ。 ヴィヴィ- … テーゼ- …あの時の、君の提案を、受けたい。 テーゼ- 俺と『恋人』になって欲しいんだ。 ヴィヴィ- 嫌よ。 ヴィヴィ- (静かに。即答。 テーゼ- やっぱり今更かな。(困ったように笑って ヴィヴィ- 何。 ヴィヴィ- あの時ならなんとでもなっていたの? テーゼ- …あの時は何より驚いたよ。そして、怖くなった。 ヴィヴィ- …(口元を隠す半仮面と冷めきった無表情でテーゼを見つめる テーゼ- 自分が誰かと繋がる、そういう渦中に入るって事がさ。…それで、あんな風に拒絶してしまって。 ヴィヴィ- (両の手を背で結び ヴィヴィ- それで? テーゼ- …動転してたから、なんて言うつもりは無いよ。間違いなくあの時は、本心から繋がりを断った。 テーゼ- そうするべきだと思ったし、それが正しいのかもしれない。けど、 テーゼ- ……君と二度と話せないのは、なんだか寂しくて。 テーゼ- … テーゼ- 理由を述べるなら、 テーゼ- それだけ、なんだろうね。 ヴィヴィ- 話にならないわ。 テーゼ- …。そっか。(笑って ヴィヴィ- 万人に好かれる生き方を選んだ貴方は、 ヴィヴィ- 拒絶されて驚いただけ。 ヴィヴィ- 悲しんだのでも哀しんだのでもなく ヴィヴィ- 求められて、拒絶されて、求められて、距離が動くことから逃げて、 ヴィヴィ- 今も、そこに、居るだけよ。 テーゼ- ……… ヴィヴィ- 話は終わり? ヴィヴィ- (口元を隠す半仮面と冷めきった無表情でテーゼを見つめる テーゼ- …そうだね。うん、きっと、君の言う通りだ。 テーゼ- きっと俺自身よりも…君は俺の事をわかってた。 テーゼ- ありがとな。はっきり言ってくれて。(笑って ヴィヴィ- … テーゼ- …あれからずっと、(ぽつりと テーゼ- 君の事ばかり考えてた。 ヴィヴィ- バカみたい。 テーゼ- こんな事初めてだったよ。だけどこれは、あんまりにも歪な執着で… ヴィヴィ- えぇ。 ヴィヴィ- 私にどうなって欲しいの? テーゼ- …でも、もしかしたら、って。わからないんだ、自分の事が。 テーゼ- …この気持ちが「恋」なのか、君と確かめてみたかったんだ。(ヴィヴィを見て テーゼ- …人を好きにさせてみろって、そう言った君と、一緒に。 ヴィヴィ- …(口元を隠す半仮面と冷めきった無表情でテーゼを見つめる ヴィヴィ- それが貴方の望む世界? テーゼ- うん。そうだよ。 テーゼ- …バカみたいだよな。 ヴィヴィ- そうね。 ヴィヴィ- (ふと歩き出しテーゼのそばへ テーゼ- 、… ヴィヴィ- その世界を望んでいるのに叶わない。(テーゼのそばに立ち ヴィヴィ- バカね。 ヴィヴィ- バカな人は嫌い。 ヴィヴィ- 嫌いよ。 ヴィヴィ- 出直してきなさい。 テーゼ- ………(傍のヴィヴィを見下ろし テーゼ- …うん。(ふっと笑んで テーゼ- 『また』会いに来るよ。 ヴィヴィ- うるさい。 ヴィヴィ- うるさい人も嫌いよ。 テーゼ- 多分、俺は君の、そういう所に…… テーゼ- ……執着してるんだと思う。(笑って テーゼ- だから、また来るよ。(一歩離れながら。 ヴィヴィ- 懲りない人ね。 テーゼ- 何度でもしつこく会いに行くよ。君が呆れて、うんざりするくらいにさ。 テーゼ- …そうしないと、俺の気が済まないみたいだから。 ヴィヴィ- 既にうんざりよ。 テーゼ- ははっ、違いないね。(眉下げて笑って テーゼ- それじゃあな。(片手を挙げて ヴィヴィ- (両の手を背に結んだまま テーゼ- (ヴィヴィに軽く手を振り、庭の方に歩いて戻って行く ヴィヴィ- …(その様を見つめる半仮面 テーゼさんが退室しました ヴィヴィ- 何度来ても駄目ね。 ヴィヴィ- そんなんじゃ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 響かない。 ヴィヴィさんが退室しました ヴィヴィさんが入室しました ヴィヴィ- … ヴィヴィ- (いつもの馬小屋で清掃をしている ヴィヴィ- (半仮面の女性 ヴィヴィ- ちょうど1週間。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 来ないなら来ないで良い。 ヴィヴィ- この家で催し物でもなければ ヴィヴィ- 来る用事もないのだから。 ヴィヴィ- … テーゼさんが入室しました テーゼ- やあ。(そんなヴィヴィの背に届く声 テーゼ- こんにちは、ヴィヴィちゃん。(入口から斜め向きの頭だけ出した状態 ヴィヴィ- 懲りない人ね。(背を向けたまま ヴィヴィ- (掃除の手を止めず ヴィヴィ- 何度来たって変わらないと思うけど。 テーゼ- はは、…まあ。前言通り会いに来たよ。(言って、そのまま馬小屋の中へ入ってくる ヴィヴィ- … ヴィヴィ- (掃除を終え用具を壁にかける ヴィヴィ- それで。 ヴィヴィ- 何かこの前と変わったの? テーゼ- …いいや、何にも変わっちゃいないよ。(苦笑して テーゼ- 分からないまま、変わらないまま。懲りずにまた来たって訳だ。 ヴィヴィ- 呆れた。 ヴィヴィ- (振り向いて ヴィヴィ- 会い続けるだけでなんとかなるとでも? テーゼ- …(こちらを向いたヴィヴィを見て テーゼ- それもわかんないまま此処に来たよ。(自嘲気味に テーゼ- 君のそんな反応も…予想できた事なのにね。 ヴィヴィ- それなら何? ヴィヴィ- (両手の平を広げて見せて ヴィヴィ- (高貴な長手袋も作業後の少し黒ずんだ色に ヴィヴィ- 能力でも使う? テーゼ- …(ヴィヴィの手を見て テーゼ- (ヴィヴィに歩む 手を伸ばせば届く距離まで テーゼ- 俺が、(ヴィヴィの掌の前に、自分の手を、重ねる寸前のように翳す テーゼ- 心の底から「それ」を望めば、きっと君は拒めないよな。(手を翳したまま、ヴィヴィを見つめて テーゼ- でも、そうはならない。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 何が、言いたいの? テーゼ- 俺は君が、君の意思を越えて動く事を望んでいない。 ヴィヴィ- (はぁ。(半仮面の下からでもわかる溜息ついて ヴィヴィ- (手を離して背に組んで ヴィヴィ- 本当に、何しにきたの? ヴィヴィ- 何も、変わってないじゃない。 テーゼ- …うん(己の掌を見つめて ヴィヴィ- 貴方の望む結末は何? ヴィヴィ- 貴方の望む世界は? テーゼ- …それは、(以前はどう答えたか テーゼ- 「君と、誰かが手を繋ぐ事」、 テーゼ- …だと、思っていたんだ。…けど、 テーゼ- 今はそうじゃない、…のかな。(片手で頭抱えて ヴィヴィ- … ヴィヴィ- この前口にした事は? ヴィヴィ- 貴方の望む世界じゃないの? テーゼ- あれは、…… テーゼ- …(胸元押さえて テーゼ- …君の言った事が、正解なんだと、思ったんだ。 ヴィヴィ- そう? テーゼ- あぁ。俺はきっと、君との距離を離したくなかっただけだよ。 テーゼ- 君に嫌われて、遠く離れて途切れてしまうのが嫌で、…近くに居て欲しくて。 テーゼ- 君の提案に乗っかって、それを繋ぎ留めようとしただけだ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 本当 ヴィヴィ- はぁ。(呆れたように声に出し テーゼ- …どうしようもないバカだろ。(胸の前で両手広げて テーゼ- …君に指摘されるまで、自分がそんな事をしようとしてるって事にも気付かなかった。 ヴィヴィ- バカは嫌いよ。 ヴィヴィ- 誰も幸せにしない愛も嫌い。 ヴィヴィ- 封じていた幼少の想いをこじ開けて ヴィヴィ- 期待させて、突き放して、付き纏う ヴィヴィ- そんなバカも嫌いよ。 テーゼ- ……、(口を結んで テーゼ- ………また、 テーゼ- ……友達に、戻れないかな。(この期に及んで、そんな事を言う ヴィヴィ- そもそも ヴィヴィ- 友達なんて間柄じゃなかったと思うのだけれど。 ヴィヴィ- 私はバカが嫌いよ。 ヴィヴィ- 私の【望まない世界】が、どんな力か。 ヴィヴィ- 貴方だけは知っているでしょう? テーゼ- ……そうだね。 テーゼ- でも、だからこそ、だ。 テーゼ- 世界の中で俺が唯一、君の力を知ったからこそ… テーゼ- 君と友達になりたいと思ったんだ。 ヴィヴィ- はぁ。 ヴィヴィ- その願いは叶わないわ。 ヴィヴィ- 貴方がどんなに願っても。 ヴィヴィ- 私はバカが嫌いよ。 ヴィヴィ- 友達になりたいだなんて…思わない。 テーゼ- ……。 テーゼ- そっか。(目を閉じ笑って ヴィヴィ- … テーゼ- ごめんな。今まで妙な事ばかり言って。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 今日も。 ヴィヴィ- 貴方は妙な事ばかり呟くわ テーゼ- …それは、例えば? ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 全てよ。 ヴィヴィ- バカは嫌いよ。 テーゼ- ……ヴィヴィちゃん、俺は今、 テーゼ- 自分が解らなくなってるみたいなんだ。(弱弱しく笑って、片手を挙げて テーゼ- 俺は今、何を望んでる?何を願って、何を求めて、 テーゼ- 君とどうなりたいと思っているんだろう? テーゼ- っ、(片手をヴィヴィの前に差し出す テーゼ- ヴィヴィちゃん、 テーゼ- 俺の心と、繋がってくれないか。 テーゼ- (必死な顔、縋るような言葉。裏腹にヴィヴィに強制力はない ヴィヴィ- … ヴィヴィ- (両の手を後ろに組んだまま ヴィヴィ- その願いは叶わないわ。 ヴィヴィ- 友達にもなれないし、 ヴィヴィ- 確かめたい気持ちもすぐに答えをくれない。 ヴィヴィ- 私の【望まない世界】は、 ヴィヴィ- 私が嫌いな人の、望む事が叶う、っていうのにね。 ヴィヴィ- バカな人。 テーゼ- ………。 テーゼ- それは、きっと、 テーゼ- 君が望んでいないからだよ。(困ったように笑って手を降ろし ヴィヴィ- えぇ。 ヴィヴィ- 私は勿論望んでいない。 テーゼ- ……。 テーゼ- ひとつ訊いてもいいかな。 テーゼ- 君は俺に…どうなって欲しい? テーゼ- 君の望む世界は……何? ヴィヴィ- 貴方が気づく事。 テーゼ- っ、(ヴィヴィをはっと見て ヴィヴィ- まだ、わからない? テーゼ- ………ごめん、 テーゼ- …わからないよ。(素朴に、絞り出すように ヴィヴィ- …バカね。 ヴィヴィ- はぁ。 ヴィヴィ- 嫌いな人の望みを強制的に叶える力は、 ヴィヴィ- 私が、嫌いな人にしか効果が無いわ。 ヴィヴィ- … ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- わかった? ヴィヴィ- (表情を隠す半仮面、テーゼを覗き込む視線 テーゼ- ………。 テーゼ- えっ?(思わず素っ頓狂 ヴィヴィ- … テーゼ- それって、何だろう、今の文脈だと… テーゼ- ……君は俺を、もう嫌いじゃ無いのかい? ヴィヴィ- … ヴィヴィ- バカは嫌いよ。 ヴィヴィ- (視線そらして ヴィヴィ- ヒントが多すぎね。 テーゼ- …俺の願いが叶わないのは、「俺」が望んでないからだと思ってた。(ぽつりと テーゼ- …けど、そっか。……そうだったんだね。 テーゼ- ……(じんわりと安心したように、笑う ヴィヴィ- … ヴィヴィ- それで。 ヴィヴィ- (テーゼを見つめる半仮面 ヴィヴィ- 新たな気づきを経て、 ヴィヴィ- 「望み」は変わった? テーゼ- …どうだろう。正直、予想だにもしてなかった事だったから。 テーゼ- …、(自分の胸に手を当てて ヴィヴィ- … テーゼ- …君は、自分が俺の事を嫌いじゃないって知っていて、 テーゼ- その上で、「友達にはなれない」と答えた。 テーゼ- …それなら結局、同じ、かな。俺の望みは、叶わないものに違いない。 ヴィヴィ- そうね。 テーゼ- ……でも、気持ちの上では、ものすごくホッとしてる。 ヴィヴィ- どうして? テーゼ- どうして、って… テーゼ- 仲良くなりたい子に、嫌われて嬉しいなんて事はないだろ? テーゼ- …だから、嫌われてなくて嬉しいんだ。君に。(困ったように笑って ヴィヴィ- … ヴィヴィ- っ、 ヴィヴィ- それだけ? テーゼ- それだけ、……じゃ、ないのかもな。(指で頬覆うようにして ヴィヴィ- (両の掌を差し出して ヴィヴィ- 使う? ヴィヴィ- 私だって、チカラを、使えない事で、示した。 ヴィヴィ- 貴方だけ封じるのは不公平よね、 テーゼ- ………、 テーゼ- あれから少し…、自分の心に触れられるのが、怖くなってた。(ヴィヴィを見下ろして ヴィヴィ- … テーゼ- 君は本当に、何もかも見透かしてしまったから。……でも、 テーゼ- 今は、そうしてほしい(ヴィヴィの広げた両手に、両手を広げて ヴィヴィ- 別に、 ヴィヴィ- 大したことはしてないわ。 ヴィヴィ- 私は。 ヴィヴィ- (ヴィヴィから、両手を繋いで。 テーゼ- …俺の力で、君の心で、 テーゼ- 俺の全てを、知って欲しい。(――能力発動、 テーゼ- (リンクルリンク! テーゼ- (繋いだ両の手と手から――― テーゼ- (ヴィヴィにテーゼの感情の奔流が流れ込む ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- (「あの子はどうして一人でいるんだろう?」「どうして周囲と余り口を利かないんだろう?」「話してみると普通の女の子だ。物言いのはっきりした、利発な子だ」 ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- (「もっといろんな人と関わったらいいのに。この子の素敵な所に気付いて、愛してくれる人は―お兄さんだけじゃなくって―きっといっぱいいる筈だ。」 ヴィヴィ- 『貴方だってそう。きっとそう。』 (繰り返されるいつぞやの言葉 ヴィヴィ- 『世界中誰しもを平等に愛し、愛される。』 ヴィヴィ- 『誰か1人の。』 ヴィヴィ- 『ちっぽけな。隠蔽された愛なんて。拾わない。』 ヴィヴィ- 『そうでしょう?』 ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- (――「この子にそんな魔人能力があったなんて」「心の持ちよう次第では、世界を歪める事もある力」「こんな力を持っているから、この子は人を遠ざけて――」 テーゼ- (――「だから?」「仕方無い?」「そんなの、そんなのって――」 ヴィヴィ- 『なら。 私が人を好きになるまで、 貴方は纏わりつくの? 』 ヴィヴィ- 『私に、』 ヴィヴィ- 『人を好きにしてみせると言うなら――――』 ヴィヴィ- 『----』 テーゼ- (――「だから、」 テーゼ- (――「誰かと手を繋いでもらいたかった。」 テーゼ- (――「彼女の力を知る自分は、その手助けを。」 テーゼ- (――「人と人と。君と、誰かと、―――」(この近辺で、 テーゼ- (――ヴィヴィの心に突然痛みが奔る ヴィヴィ- っっぁ、、(体震わせ テーゼ- (「……嫌われてしまったみたいだ。」「原因は幾らでも思い当たる」 テーゼ- (「あれだけ訳の分からない事まで言ったんだ。当然の結果だ。 テーゼ- (『もう会いたくない。』 テーゼ- (――劈くような痛みが奔る。 テーゼ- (その後の記憶はもうボロボロだ。言葉の度に心が切りさかれ、悲鳴を上げる テーゼ- (今日この日のやり取りでも、それは変わる事無く。 テーゼ- …………―――― テーゼ- …何度嫌われて、何度こんな気持ちになっても、俺は君を諦められなかった。 テーゼ- 君の力で、嫌われてないって知って、心の底から安心した。 ヴィヴィ- 、 テーゼ- ……なあ、 テーゼ- ヴィヴィちゃん。 ヴィヴィ- 何? テーゼ- この気持ちは一体何なんだ? テーゼ- こんな執着に…、君なら、なんて名前を付ける? ヴィヴィ- 『愛』 ヴィヴィ- 『愛』よ。 テーゼ- っ(目丸くしてヴィヴィを見て テーゼ- ……これが、『愛』? ヴィヴィ- 『そう。』 ヴィヴィ- 『そうじゃないと言える?』 テーゼ- ………、 テーゼ- 『愛って、』 テーゼ- 『こんなに痛くて、こんなに苦しくて、』 テーゼ- 『こんなに、ままならないものだったんだね。』 ヴィヴィ- 『私は』 ヴィヴィ- 『一度だけそれを感じた事がある』 ヴィヴィ- 『幼い妹の兄への淡い幻想』 ヴィヴィ- 『家族愛の延長かもしれないけど』 ヴィヴィ- 『昔、幼かった頃、一度だけ』 ヴィヴィ- 『自分でそれをわかった。』 テーゼ- …… ヴィヴィ- 『彼を忘れさせて。』 ヴィヴィ- 『人を好きにしてみせて。』 ヴィヴィ- 『貴方が何度来ても変わらなかったみたいに、』 ヴィヴィ- 『私の』 ヴィヴィ- 『私が心の中で密かに望む』 ヴィヴィ- 『望む世界は変わりない』 ヴィヴィ- 『人を好きにさせてみせて。』 ヴィヴィ- 『貴方にそれが出来る?』 テーゼ- ………あぁ、なんだ。(自らの口から零すように テーゼ- 気付いてしまえば、 テーゼ- こんなにも、確かだったのに…… テーゼ- (呟き、ヴィヴィとつないだ両手を、そっと放す テーゼ- (両腕、両手を大きく広げて テーゼ- っ テーゼ- (ぎゅうっッとヴィヴィの体を抱きすくめる ヴィヴィ- っ! ヴィヴィ- 何、を… テーゼ- (ヴィヴィを抱き締めて離さない 身長差の為膝立ち気味に テーゼ- 俺は君が大好きだ。 テーゼ- 抗えないよ。君の望みを捻じ曲げてでも、 テーゼ- 俺は君を手に入れたい。 ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- 。 テーゼ- 君の心が、 テーゼ- 君の愛が、 テーゼ- 欲しいよ。俺は。 テーゼ- 愛してるよ。ヴィヴィ。 ヴィヴィ- 、、、 ヴィヴィ- 、バカ(胸の中で静かに ヴィヴィ- 結論が遅いです、、 ヴィヴィ- でも、 ヴィヴィ- だからか、 ヴィヴィ- 何万と聞き流した軽い言葉より、 ヴィヴィ- (耳元に近づき静かな声で ヴィヴィ- 信じれます。 テーゼ- ……、(抱き締めたまま テーゼ- …ありがとう。 テーゼ- (抱き締めたまま テーゼ- ……なんだか、 テーゼ- 今更緊張してきちまったけど…はは、心臓うるさいよな…? ヴィヴィ- 別に平気。 ヴィヴィ- 意味不明な貴方のがうるさい。 テーゼ- …はは、まあ、随分回り道したかもな。(苦笑して テーゼ- ……正直、 テーゼ- 今もまだ、少し怖いよ。君と心を繋ぐのは、きっと生半可な道じゃないだろうから。 テーゼ- …でも、(少しだけ腕の力を緩め、ヴィヴィと間近で顔を合わせて テーゼ- 諦めないよ。 ヴィヴィ- うん。 テーゼ- はは、 テーゼ- これからもよろしく。 ヴィヴィ- ちゃんと。 ヴィヴィ- 夢中にさせてね。 ヴィヴィ- (言って、目を反らす半仮面の少女 テーゼ- ああ。 テーゼ- 君に、俺を、望ませてみせる。 ヴィヴィ- 期待してる。 ドゥドゥさんが入室しました ドゥドゥ- アーハーハー!!この穏やかにして中立にして絶対のジャッジを司るは美しき貴族! ジュマペル―ドゥ・ドゥドゥ=フュイユ・ド・フォン・ヴェルデュール―が本日も穏やかにして平穏な平和を―――(急に馬小屋に入ってくる煩い奴 ドゥドゥ- を??? ドゥドゥ- (馬小屋で良い雰囲気の二人を目撃 テーゼ- あ。(聞き慣れ過ぎた声に ヴィヴィ- …(そっとドゥドゥの方を見る ドゥドゥ- アーーーーーーーーー テーゼ- やあ、ドゥドゥさん。お邪魔してるよ。(存外平然と ヴィヴィをするりと解放し、立ち上がりながら振り返る テーゼ- 今、 テーゼ- 妹さんに愛の告白をしてた所。(笑って ドゥドゥ- ーハーハっ!?!?!? ドゥドゥ- (驚き、二人を交互に見て、 ドゥドゥ- (すっと息を吸い、スタっと立って ドゥドゥ- なーるほど。なるほどなるほどなるほど!テーゼくんが! ドゥドゥ- ははーん。ほーう。へへーん。 ヴィヴィ- … ドゥドゥ- それで、マイシスターは何と? テーゼ- 期待してる、ってさ。 ヴィヴィ- ー! ドゥドゥ- ー! ドゥドゥ- アーハーハーハーハーハーハー! ドゥドゥ- それは良い答えだね!そうじゃあないかい?そうなんじゃあないかい? ドゥドゥ- アーハーハーハー!なるほどなるほどなるほど!テーゼくんが、ね! ドゥドゥ- シ、はィ、オーケーイ!この穏やかにして中立にして平穏を見守るは美しき貴族! ドゥドゥ- ジュマペル―ドゥ・ドゥドゥ=フュイユ・ド・フォン・ヴェルデュール―は急~~~用を思い出したので失礼するよ! ドゥドゥ- アディオス、アミーゴ!チャオ!メルシーボクー!シーヤ! ドゥドゥ- (口早足早に消えていく ドゥドゥさんが退室しました テーゼ- …ドゥドゥさん?(首傾げて テーゼ- …何か、 テーゼ- 既に何かを知っていた…ように見えたけど。 ヴィヴィ- そう? ヴィヴィ- あのバカの考える事なんて… ヴィヴィ- … ヴィヴィ- ねえ。 テーゼ- ん、何だい?(ヴィヴィを見下ろして ヴィヴィ- 今日はまだ時間がある。 テーゼ- じゃあ…、まだ一緒に居られる? ヴィヴィ- そうね。 ヴィヴィ- どこか。 ヴィヴィ- 連れて行って。 テーゼ- ああ。それじゃあ、 テーゼ- 昼食はまだだよな?行こうよ、一緒に(言って テーゼ- (ヴィヴィに手を差し伸べる ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- ええ。(その手を取り テーゼ- (―手と手が繋がれた瞬間、 テーゼ- (胸の内に熱く疼く、噎せ返るほどの感情が、掌を通してヴィヴィに流れ込む ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- 。 ヴィヴィ- 『熱い。』 テーゼ- (ふっと目を細めて笑って テーゼ- 『君が灯したんだよ。』 ヴィヴィ- 、 ヴィヴィ- 『…ばか。』 テーゼ- ―さ、ヴィヴィ。何が食べたい? テーゼ- (ヴィヴィの手を引き、小屋を出て行く ヴィヴィさんが退室しました テーゼさんが退室しました