約 1,082,275 件
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2095.html
おれが1945年に転移してきたから十数日後 おれ「・・・・・・」(フラフラ) シャーリー「おーいおれー・・・朝っぱらからそんなにボロボロで大丈夫か?」 おれ「大丈夫です・・・」 坂本「大丈夫と言ってもそうは見えないが・・・また俺にしごかれたみたいだな。そろそろ俺にいい加減もう少しやり方を考えろと言ってやるか」 シャーリー「そうしたほうがいいかもしれないなー。最近おれがボロボロじゃなかった所なんて見たことないぜ」 おれ「本当に大丈夫ですから心配しないで、母さんにシャーリーさん」 坂本「おれが私のことを母だと思っていてくれているならなおさら私は止めなくてはならないな。」 俺「おー、みんなそろって何やってるんだ?」 坂本「丁度いいところに来た・・・俺、そろそろいい加減にやり方を変えろ!おれを見て何も思わないのか?」 俺「何を思うっていうんだ?昔の俺を見ているようなだけで特に何も思わないな。それに美緒ちゃんにはこの間言ったろう?俺は俺が今までしてきた方法でやるってね」 シャーリー「自分がそれで成功したからって他の奴も同じ方法で成功するわけじゃないとおもうぜー?」 俺「大丈夫さ。おれは俺の息子なんだ・・・この方法でいい。前に比べて随分マシにもなってきたからな」 おれ「父さんの言うとおりです。おれも今の方法で大丈夫ですから・・・」 坂本「おれがそう言うなら無理には止めないが・・・」 シャーリー「なら限界だとおもったら無理にでも止めればいいさー」 俺「何言ってるんだ。限界が来てからが大事なんだよ全く・・・けどそろそろ修行漬けってのもダメだし息抜きが必要だな」 坂本「息抜きか・・・ロマーニャの町にでも息抜きに行かせてみるか」 シャーリー「それならあたしが送っていってやるよ。ロマーニャに行く予定もあったしね」 俺「それじゃ俺も。ちょっと買い物があんだよ」 坂本「おれも一緒に行ってくるといい。ゆっくり羽を伸ばす事も必要だ」 シャーリー「そういうことだよ一緒に行こう。けどそんなボロボロの状態で連れていくワケにもいかないし、一旦シャワーを浴びて着替えてこいよー?」 おれ「はいそうします」 ミーナ「あら、みんなでロマーニャへ行くのね?」 坂本「そこの3人が。だがな」 ミーナ「美緒も行ってきたらいいじゃない。親子水入らずでロマーニャの街でゆっくりしてらっしゃい」 坂本「親子水入らずと言ってもまだまだ先の事だぞ・・・?それに間違っても俺となんてそんなことになるとは思えない」 俺「ひっどいなー。そんな事言わないでよ、俺泣いちゃうよ?」 坂本「勝手に泣けばいいだろう!」 ミーナ「あらあら・・・」 おれ「・・・・・・」 坂本「どうしたおれ。私の顔に何かついているか?」 おれ「ねえ、母さんも一緒に行こう?」 坂本「う・・・おれがそう言うのなら一緒に行ってやるか」 ===== === = ロマーニャの街に到着 俺「よっし、それじゃー俺はちょっと所用を済ませるとするわ。また後で落ち合おうぜ」 坂本「おい俺、勝手な行動をするな!」 俺「美緒ちゃん子供じゃあるまいし迷子になんてならねえよ。ちょっと急ぐからそれじゃまた後でなー」 坂本「全く・・・足並みを揃えない奴だ」 シャーリー「仕方ないなー。少佐、あたしたち3人で周ることにしようよ」 坂本「そうだな・・・おれはどこか行きたい場所はあるか?」 おれ「おれですか?出来れば1本刀が欲しいんだけどロマーニャでどこか手に入る場所なんてありますか?」 シャーリー「刀かー。多分手に入るとは思うけどそこまでいい刀があるかはわからないぜ?」 坂本「確かにその童子切や虎徹のような国宝、最上大業物のようなものが手に入るとは思えないな」 シャーリー「けど、昔に海外に持ち出されたものがどこかに眠っているかもしれないけどねー」 おれ「別に凄い刀が必要なワケじゃなくて普通のでいいんです」 坂本「それなら多分ロマーニャでも手に入るだろう。取り扱っていそうなところを探してみるか」 シャーリー「それなら確かあっちのほうにそれっぽい店が前にあった気がするよ。行ってみようか」 ===== === = 俺side 俺「確かここだな・・・すみませーん誰かいないか?」 老人「これはこれは、ウチにお客さんとは珍しいものだ」 俺「ロマーニャ人が刀なんて欲しいなんて思わないでしょ。アンティークとしての置物は別としてさ」 老人「ほっほっ。そして客人、何をお探しか?」 俺「力のある刀が欲しい」 老人「ほっほっほっ、力のある刀と来ましたか。そんな刀はウチにはございません、お引き取りください」 俺「隠さなくてもいいんだぜ。ここに何本かあるってのは分ってるんだ。じーさんあんたが只物じゃないってこともな」 老人「ほっほっほっ。それはそれは・・・」(シュパッ!) 俺「おっと、遅え遅え。無理するなよじーさん。老体で無茶すると腰を悪くするぜ?」(キンッ) 老人「ほっほっほっ。ワシの剣を受け止めたか・・・なるほどなるほど・・・口先だけではないみたいじゃの」 俺「ったりまえだ。俺を誰だと思ってる、こう見えても剣聖が1人、童子切安綱を受け継いだ者さ」 老人「ほっほっほっ。まさかわしの前に童子切を持つ者が訪れるとは・・・」 俺「で、どうなんだよ。まだお引き取りくださいか?」 老人「ほっほっほっ。いいでしょう幾つか準備しましょう」 俺「一番イイ奴を頼むよ」 ===== === = おれside 坂本「シャーリー、本当にこっちであっているのか?街のはずれまで来てしまったぞ」 シャーリー「大丈夫大丈夫、ほら見えてきた。あそこの小汚い店さ。確か前にルッキーニと来た時に刀がいっぱいあって坂本少佐が好きそうな店だなーって話してたんだよー」 おれ「・・・あの店から何か力のようなものを感じます。これは闘気・・・?」 坂本「何かありそうな雰囲気か。行ってみよう」 ===== === = 坂本「・・・店主はいるか?」 おれ「ごめんくださーい」 シャーリー「な、沢山刀があるだろう?」 俺「あれ、美緒ちゃん達どうしてここに来てるわけ?」 坂本「俺!?」 おれ「父さんも刀を探しに来ていたの?」 俺「まーな。けど残念だな、ここの店で一番いい刀は俺が手に入れる事になるからな」 おれ「別におれは一番いい刀でなくてもいいから1本欲しいから来たんだ」 俺「そうかそうか。見渡す限り刀刀刀・・・1本位はお前にあうのもまぎれてるだろう」 坂本「ふむ・・・本当に大量の刀が置いてあるな・・・良く見るとちらほら業物もまぎれているようだが?」 俺「そうだね。何本も業物がまぎれてるけど俺が欲しいのはただの業物じゃないんでね」 坂本「となると・・・良業物・大業物・最上大業物それに準ずるものと言ったところか」 俺「そうだねー。最低でも童子切とバランスが取れる刀が欲しい。二刀の技を使う時は今までは友人の三日月を、ついこの間はおれからもう1本の童子切を借りなきゃならなかったからな」 坂本「成程な・・・おれは最上大業物の虎徹があるから、童子切の力に拮抗できていたわけか」 おれ「はい。多分おれの腕じゃ大業物クラスの刀をもってもバランスをとることが出来ないかもしれないです」 老人「待たせたな客人。・・・今日は客人のバーゲンセールじゃな。そこの3人も刀を探しにきたのか?」 シャーリー「探しているのはあたしたちじゃなくてこの子だけだよ」 おれ「そこまで力のある刀じゃなくていいので、おれがまともに扱える位の刀を探しています」 老人「ほっほっほっ。自分の実力を過小評価する必要はないぞ童」 俺「それで、俺が頼んだブツは?」 老人「ほっほっほっ、あわてるでない。慌てる乞食は貰いが少ないといわれて居るじゃろう。この中から好きな物を持っていくといい」 俺「どれどれ・・・なあじーさん。どうしてこんないい刀がこんなところに置いてあるんだよ。国宝クラスも混じってるじゃねえか!」 おれ「凄い・・・本当なら博物館に飾ってあってもおかしくない物ばかりだよ・・・」 坂本「私もぜひ1本欲しいくらいだ・・・」 シャーリー「そんなに凄いのか。おれはどれにするか決めたのか?」 おれ「あっ、そうだった・・・おれも1本探さないと・・・」 老人「童もこの中から選んでもいいんじゃぞ?」 おれ「いえ、おれはそこの中以外から選びます。まだどこかにおれにあった刀がありそうな気がするんです・・・さっきから呼ばれている気がするんです」 老人「(ほう・・・気づいたか)」 俺「んー。中々しっくりこないなあ。次次!」 おれ「どこだろう・・・さっきからおれを呼んでいる刀は・・・」 坂本「よし、一緒に探してやろう。刀を見る目は私も少々持ち合わせているからな」 シャーリー「あたしも探してやるよ~。ビギナーズラックでいいのを探し当てるかもしれないからね」 おれ「ありがとう、母さん、シャーリーさん」 俺「よし、じーさん。俺はこれにするぜ!」 老人「ほっほっほっ。やはりそれを選ぶ事になったか」 俺「太刀 銘備前国包平作。名物大包平。童子切をもってりゃこいつを選ばない訳にはいかないからな」 老人「ほっほっほっ、代金は要らんもっていくといい」 俺「まじで!じーさんありがとうよ。ありがたく使わせてもらうぜ」 老人「久しぶりに良いものが見れたお代じゃ。連れの童はまだかかっているようじゃね」 俺「まだまだ正宗とか髭切とかあるのになあ・・・」 老人「ほっほっほっ。童は別のを探していたようじゃからな」 俺「別の物ねえ・・・」 坂本「おれ、これなんかどうだ?小烏丸。平家の家宝がなんでここにあるかは知らないが良い物だろう?」 シャーリー「俺ーこれなんてどうだー?なんとなく選んでみたけど結構よさそうな物だとおもうぜ?なんかひんやりしてるし」 おれ「村雨・・・!?本当になんでもあるな・・・」 坂本「びっくりするような物ばかり置いてあるな・・・」 シャーリー「細かい事なんてどうでもいいさー。おれはまだ見つけられないのか?」 おれ「・・・沢山ありすぎてその中から探すのが大変で」 坂本「確かさっきは闘気を感じるといっていたな?それを感じ取ればいいだけではないのか?」 シャーリー「確かセンサー代わりにも使えるんだよな?何か分るんじゃないか?」 おれ「盲点でした・・・一度やってみます・・・・・・・・・・・・・・・あった!」 おれ「多分、これだ・・・」 老人「ほっほっほっ。それを見つけたか童」 俺「じーさん、それを見つけたってどういうことだ?あの刀何か特別なもんなのか?」 老人「ほっほっほっ。感覚を研ぎ澄ませばあの刀の凄さが分かるとおもうぞ?」 俺「感覚をねえ・・・・・・・・・!?なんだありゃ・・・なんつー物騒なもんがあるんだよ」 老人「ほっほっほっ、あれが何かわかったようじゃな」 俺「本当に何でもあるな・・・どうしてこんなところに国宝級のものがごろごろしてるんだよ」 老人「それはじゃな・・・わしがまだ剣聖と呼ばれていた頃、道場破りみたいなものをしていたんじゃ。持っていったのは看板でなく刀・・・だったというわけじゃ」 俺「納得。」 おれ「それでおじいさん、父さん、この刀は一体どんなものなの?」 俺「おいおい・・・それが一体どんだけ凄いものかわかってないのかよ!?」 おれ「なんだか凄そうなのはわかるんだけど・・・」 老人「それは霊剣・布都御魂じゃよ。まさか見つけられる者がいるとはおもわなんだ」 坂本「国宝のバーゲンセールだが扶桑は本当に大丈夫なのだろうか・・・」 シャーリー「何だか凄そうなのはわかったよ。んー、あたしも何か1つ記念に買っていこうかな~」 坂本「シャーリーもこれを機に剣術でも学んでみるか?」 シャーリー「それもいいかもしれないな。なんたって3人も先生がいるんだからな~」 おれ「おれは先生なんて出来るような柄じゃ・・・」 シャーリー「それじゃああたしはもう少しこの店で物色するとするよー」 おれ「おれももう少しここに居ます」 坂本「なら私ももう少しここを見ているとするか」 俺「えっ今からてっきり美緒ちゃんと二人っきりでデートの予感って思ったんだけど違うの!?」 坂本「何をばかなことを言っている。ありえないな」 おれ「せっかくロマーニャに来たんだから父さんと母さんは二人で楽しんでこればいいと思います」 坂本「おれまで何を・・・」 シャーリー「そういうことなら・・・よーしおれ。あたしたち二人でデートとしゃれこもうか」 おれ「シャーリーさんわかりました」 シャーリー「とういうわけさ、坂本少佐」 俺「2人ともGJ。さあ俺達は行こうか美緒ちゃん。かわいい息子のデートを邪魔するわけになんていかないだろう?」 坂本「くっ・・・なら私は一人でロマーニャを回る」 俺「そんなこと言わずに一緒に回ろうよ。美緒ちゃんにはプレゼントも買ってあげたいしな」 坂本「そんなものなどいらん」 俺「そんなこと言わずにさ。ちょっと早い誕生日プレゼントだと思って貰えればいいのさ」 坂本「!?」 俺「ふふん。その位はリサーチ済みさ。だから大人しく俺についてきて貰おうか」 おれ「・・・・・・」 シャーリー「・・・・・・」 坂本「二人も私をそんな目で見るな!わかった今日だけだからな」 俺「よし、それじゃあ・・・」 「うわああああ・・・ネウロイだ!」 「どうしてこんなところに!早く逃げろ!」 坂本「ネウロイだと!?」 俺「どうしてこんな街中にネウロイが現れたんだ!」 シャーリー「あたしたちで迎撃するしかない。トラックにストライカーユニットは積んであるから急ごう」 ===== === = おれ「急いでネウロイを迎撃しなきゃ・・・」 坂本「おれはここで待機だ」 おれ「どうして?ネウロイが来てるっていうのに・・・」 坂本「こんな人の目が多い場所でお前のストライカーユニットを晒す訳にはいかない。それにお前のストライカーユニットは持ってきていない」 おれ「・・・・・・」 坂本「シャーリー。おれを見ておいてやってくれ。ネウロイは私と俺で迎撃する」 シャーリー「了解」 俺「・・・美緒ちゃん。美緒ちゃんは市民の誘導の手伝いに回ってくれ」 坂本「何を言っている?まさか一人で迎撃するつもりか?」 俺「これから美緒ちゃんとのデートだってのに空気の読めないネウロイのせいでタイムリミットがガリガリ削れてるんだ・・・久々に切れちまいそうだぜ」 俺「おれ、そっから俺の戦い方を見てろ。俺達がどう戦うべきかわかるはずだ・・・とっととあのネウロイ共をぶった斬って俺はデートをするんだ!」 坂本「な、何を言っているんだ!一人で5体のネウロイの相手をするというのか?無謀にも程がある」 俺「・・・たった5体程度、本気になれば俺一人で十分だ。そして・・・今がその本気になる時だ」 おれ「父さん・・・動機が不純すぎるよ」 ===== === = 坂本「結局俺一人で出て行ってしまったな」 おれ「はい・・・父さんはおれに戦い方を見せてやるって言ってました。けど本当に大丈夫かなあ・・・」 シャーリー「本人が大丈夫だっていってるんだから大丈夫なんじゃないか?」 坂本「そうだな・・・俺がやられてしまったら私とシャーリーで迎撃に向かえばいいな」 おれ「母さんもさらりと怖いこと言わないで!」 ===== === = 俺「さてと・・・大包平の試し切りといきますか。後は出来る限りおれの奴に色々と見せてやる必要もあるな」 俺「ネウロイは5体。大型は最後まで取っておくとして・・・まずは周りの4匹からだ」 ===== === = 坂本「まずは大型以外から倒すみたいだな・・・」 おれ「もう1匹倒した!すれ違い様に抜刀して斬り捨てた・・・?」 シャーリー「これなら案外本当に一人で大丈夫なんじゃないか?みろよ、ネウロイの攻撃も当たる気配がないし、あたりそうになっても刀で弾いてるぜ?」 坂本「刀に魔法力を纏わせているんだろう」 おれ「魔法力と闘気をうまい具合に扱うとあんなことができるのか・・・」 ===== === = 俺「まずは一匹!大包平・・・やっぱり噂に違わない名物だ」 坂本「次のネウロイはどうするつもりなんだ?ネウロイも警戒を強めて攻撃の頻度を上げてきたぞ・・・」 おれ「近づけれないなら近づかないで攻撃すればいい・・・?」 シャーリー「そんなことが出来るのか?」 おれ「おれにはできません・・・でも父さんになら・・・」 ===== === = 俺「めんどくせー。懐には入れてあげませんってか!無駄なあがきだけどな!」 俺「・・・刃を飛ばしてやればいいだけだ。斬り裂け、両断・飛燕剣!」 ===== === = おれ「関係ないところで刀を振ったと思ったらネウロイのビームが斬り裂かれてる!?」 坂本「わたしも烈風丸でビームを斬り裂く事はできるが・・・あれは何が起こっているんだ」 シャーリー「さっきおれが言ったみたいに近づかない攻撃をしたんじゃないのか?」 おれ「闘気と剣圧と魔法力を見えない刃にして飛ばしてる・・・?」 坂本「俺ならそれが出来るというわけか・・・これで2匹が沈んだな。残り3匹だ」 ===== === = 俺「残り3体!ちっ・・・更に警戒を強めてきたか。あの大型の攻撃なんつー密度だよ。だけど・・・」 ===== === = 坂本「あの攻撃は避けられないぞ!?」 シャーリー「坂本少佐、そろそろあたしたちも準備をしたほうがいいかもしれないぜ?」 おれ「大丈夫・・・多分あの攻撃は当たらない」 坂本「攻撃を捻じ曲げ、一部を消滅させているだと・・・?」 おれ「父さん、ピンチの時には自身に纏わせればいいんだね・・・」 ===== === = 俺「無駄無駄ァ!そんな攻撃じゃ俺には届かねーぞ!」 俺「そんななめた攻撃、気合いでいくらでも掻っ消してやるよ!残り2体は一気に決める!」 俺「分身からの飛燕剣・二重!」 ===== === = 坂本「なあ・・・私は疲れているのだろうか」 おれ「?」 坂本「今、俺が2人に見えたんだが・・・」 シャーリー「あたしもそうみえたなー」 おれ「はい。分身してました。多分片方は気合いの塊だとおもいます・・・多分。もうおれにもわけがわかりません」 坂本「私もだ・・・」 シャーリー「まあいいんじゃないか・・・?残りはあの大型だけになったわけだしな」 俺「残るはあの大型1つ。おれの奴は今までの俺の動きややってきた事はちゃんと見てただろうか?」 俺「だけど・・・息子の心配よりも今は美緒ちゃんとのデートの事が最優先だ!」 ===== === = おれ「父さん、今度は何をおれに伝えようとしてくれるんだろう・・・」 坂本「しかし残るは大型、本当に大丈夫か?」 おれ「父さんは一人で大型を倒してきてるはずだから大丈夫。それに父さんが死ぬかもしれないのはもう少しだけ先だから今日は多分大丈夫・・・」 坂本「そうなのか・・・。なら大丈夫か・・・?」 シャーリー「俺も本気出すとか言ってたし大丈夫なんじゃないか~?」 おれ「今の父さんは多分誰にも止められません」 ===== === = 俺「いい加減ネウロイも気づかないものかねー。今の俺にはそんなビーム撃っても効果ないって事がさ。テンション最高潮の俺は誰にも止められないぜ!」 ===== === = おれ「ネウロイがかわいそうになってきました・・・。ああも簡単に攻撃を斬られたり捻じ曲げられたり消滅させられちゃあ・・・」 シャーリー「けどどうして俺はネウロイに攻撃を仕掛けないんだ?さっきみたいにビームを切り裂きながら進む真空刃みたいなのを飛ばせばいいじゃないか」 坂本「さっきのは小型だったからあれでよかっただろうが今度の相手は大きい。コアの位置がわからない以上無駄な消耗は控えようとしているのだろう」 シャーリー「なるほど!なら少佐がコアの位置を俺に教えれば直ぐにでも戦闘は終わるんじゃないか・・・?」 おれ「あっ」 坂本「多分教えたところで私の言う事を今日は聞きなどしないだろう」 おれ「きっと母さんの前で良い格好見せたくて、一人で何とかするとか言い出しそうです・・・」 シャーリー「な、なるほどなー・・・」 ===== === = 俺「コアの位置はわからない。美緒ちゃんに聞けば教えてくれそうだけど一人で大丈夫と言った手前格好悪くてそんな事できない・・・。未完成だけどあれをやるか」 「今回は訓練用の刀でなく大包平・・・童子切と大包平の2本でなら100%とは言わないけど50%程度はやれるはず」 「これが剣聖が生涯に1つ作る奥義・・・今代剣聖俺の奥義!」 ===== === = おれ「父さんは何かをやるつもりだ・・・」 坂本「何か・・・?」 シャーリー「なんだか凄い事をやってのけるんじゃないか~?」 おれ「多分、剣聖になって1つ作る奥義・・・父さんは今ここで編み出すつもりかもしれない」 坂本「奥義と言うとあの烈風斬を斬って消滅させたあれではなかったのか」 おれ「あれは前代剣聖の奥義で・・・父さんのお父さん、おれのおじいさんの奥義のはずです」 俺「今回は特別版をかましてやるぜ?美緒ちゃんにアッピルするには丁度良い機会・・・!」 「・・・いくぜ?」 「奥義」 「無」 ===== === = おれ「えっ!?何が起こったの・・・?」 坂本「ネウロイが消えた・・・?」 シャーリー「ちょっと待った!ネウロイが居た所少し変じゃないか・・・?」 坂本「言われてみれば・・・歪のようなものができているような気がするな」 おれ「あっ、その歪が消えました。父さん一体何をしたっていうんだ・・・」 俺「あー!!しくじった、やりすぎた・・・思った以上にこの2本の組み合わせは凄い事になってるのな」 「せっかくネウロイのド真ん中をハート型にくり抜こうと思ってたのに・・・けどそんな事はどうでもいいね!今から美緒ちゃんとデートだひゃっほぉぉおぉぉぉぉおぉぉぉぉおおおう!」 ===== === = おれ「お帰り父さん、色々ありがとう。これでどうすればいいのか大分わかったような気がします」 俺「そうかそうか、少しでもわかったならそれでいいや。さあ美緒ちゃん、デートデート!さっさと行こう」 坂本「俺、デートはしてやろう。けどその前に最後にお前は何をした」 俺「最後?ああ、空間ごとネウロイを斬り取った。本当はネウロイのど真ん中をハート型にくり抜こうかと思ったんだけどさー、失敗しちゃった」 坂本「・・・そうか。お前が化け物と言う事だけはわかった」 俺「じゃあ時間が勿体無いから俺達は行こうか」 坂本「今日だけだぞ?」 俺「連れない事言わないでよ」 ===== === = シャーリー「行っちゃったな。あたし達もロマーニャを見て回ろう」 おれ「はい、先輩・・・いやシャーリーさん」 シャーリー「先輩ぃ?」 おれ「シャーリーさん、今のは忘れてください」 シャーリー「人には知られたくない事もあるだろうし、おれの時代の人と間違えちまっただけだろ?」 おれ「はい、その通りです。行きましょう?」 シャーリー「よーし、それじゃ案内はあたしに任せてくれよ」 ===== === = 3時間後 おれ「シャーリーさん、色々連れて行って貰ってありがとうございました」 シャーリー「いいってことよ。にしても俺と坂本少佐おっそいなー」 おれ「街中で喧嘩でもしているんでしょうか・・・」 シャーリー「あの二人なら無くもないかもな~」 おれ「あっ。噂をすれば父さん達も戻ってきたみたいです」 シャーリー「なーおれ。あの二人この3時間でやけに仲良くなってないか・・・?」 おれ「そういえば腕なんて組んで歩いてますね」 シャーリー「何があったんだろうな」 おれ「わかりません。でもあの二人には仲良くなってもらわないと困るからどんな理由で仲良くなったかなんてこの際どうでもいいんです」 シャーリー「そうだったなー。あの二人がくっ付かないとおれが生まれてこないんだったな」 おれ「はい。後は3日以内におれを仕込んでくれればいいだけです・・・」 シャーリー「なんで3日以内になんだ?」 おれ「予定では3日後に父さんが死んじゃうんです。ネウロイとの戦闘で・・・」 シャーリー「それってかなり重要な事じゃないか。俺や坂本少佐には伝えたのか?」 おれ「これ以上は父さん達には何が起こるかを伝えないつもりです・・・。けどおれがどうにかして父さんを死なせないようにします」 シャーリー「そうかー、ならあたしもこの事は少佐達には伝えないよ」 おれ「ありがとうございます・・・」 おれ「おかえり、父さん母さん。何かいいことあったの?」 俺「まーな!」 坂本「ちょっとな」 シャーリー「何があったんだよ。あやしいな~」 おれ「デートに行く前は全然仲良くなかったのに3時間で何があったの?」 俺「ふっふっふっ・・・色々あったんだよ色々」 坂本「本当に色々な」 シャーリー「聞いても何があったか教えてくれそうにないし諦めようぜ~。さートラックに乗った乗った、ぐずぐずしてると置いてくよ?」 俺「それは勘弁」 おれ「待ってよシャーリーさん」 坂本「ほら、二人も早くトラックに乗らないか」 ===== === = back
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1847.html
俺「よし、ここらへんに駐車しておくか。街まで少し遠いけど、我慢してくれ」 エーリカ「別に大丈夫だよ~」 俺は車を降りると、さっさと街へ向けて歩こうとしたが、エーリカに服を引っ張られた 俺「お、おい…歩けないんですけど…」 エーリカ「せっかく…2人きりなんだからさ…手ぐらい…繋ごうよ…///」 俺「わ、悪かった……///」 基地に居るときには見せない表情を、今エーリカは見せている 軍人としての顔ではなく、一人の乙女としての顔だった エーリカは左手に箱のような"何か"を持ちながら、右手を俺の手と絡み合わせた 俺は何度握っても、エーリカの手の小ささに驚かされる 俺「…本当にエーリカの手は小さいな」 エーリカ「そう? 女の子の手は、普通小さいものだと思うよ?」 俺「ふぅん、そんなものなのかなぁ」 俺たちは普段、基地で素直になれないだけあってか、こうして今歩いている時に、日頃思っている互いの気持ちをぶつけまくった しばらく歩いて、街が近づいてきたとき、エーリカが歯切れ悪く声をかけてきた エーリカ「ねぇ、俺…その……」 俺「ん?」 エーリカ「えっとね……あ、あそこの公園行かない?」 俺「公園?」 エーリカが指差した先には、人影の無い、静けさ漂う公園があった 俺「公園で何するんだ?」 エーリカ「んとね…その…と、とにかくLet s Go!!」 俺「お、おい!? 手をそんなに強く引っ張るなっ!!」 俺はエーリカに導かれるままに、公園へと連れてかれた エーリカ「はい、俺!」 俺「これって…」 エーリカは俺を公園のベンチへと座らせ、朝から気になっていた"謎の箱"を開けた すると、その箱の中には色とりどりの食材で一杯だった 俺「これって…お弁当…だよな…?」 エーリカ「そうだよー もうそろそろでランチの時間だからね」 俺「ちょうど良かった。俺も小腹が空いてきた頃なんだ。これは宮藤軍曹が作ったのか?」 エーリカ「ううん、違うよ。 これは私が作ったんだよ」 俺「…………えっと……今、何て言った…?…」 エーリカ「だから! これは私が作ったの!」 俺「お、おい!? 確かエーリカは……料理禁止じゃなかったのか!?」 この瞬間、俺の身体から血の気が引いた エーリカ「男の子なんだから細かいことは気にしないの! ほら、あ~ん」 俺「ま、まままま待てっ!! エーリカの料理食べたら、生死にかかわ…んぐっ!」 逃げようとする俺の口の中に、容赦なく食材が運ばれてきた 以前、バルクホルン大尉やヴィルケ中佐から聞いた事が本当だとすると、エーリカの料理は殺人兵器!! 俺は死を覚悟した だが、結果は予想に反したものだった 俺「もぐもぐ…ごくん………う、うまい……」 エーリカ「ふふん♪ 当然だよ、私が作ったんだから!」 俺「……いったい…どうやったら…こんなに美味しい物が作れたんだよ…?」 常日頃、料理禁止命令を受けていた人物が、こんなに美味しいお弁当を作れるはずがない エーリカ「昨日、ミヤフジとリーネから教えてもらったんだよ、お弁当の作り方」 なるほど… だから、こんなに美味しいお弁当になったのか 俺「昨日、コソコソと何をしているんだと思っていたら、そんなことをしていたのか…」 ここで俺は、エーリカの指が絆創膏だらけの理由が解った 俺「もしかして…その傷って……料理の練習してるときにしたものなのか?」 俺はエーリカの手を取って、話しかけた エーリカ「まぁね。 俺に美味しいお弁当作ってあげようと思って練習してるときに怪我しちゃった」 すると、エーリカは天使のような優しい笑みを見せた 俺は涙ぼろくは無いのだが、さすがにこの時だけは、涙が出そうになった それくらい、俺は嬉しかった 気がつけば、俺はエーリカの頭を撫でていた 俺「ありがとな…エーリカ…」 エーリカ「えへへ…///」 この後、俺はエーリカの力作弁当を綺麗に食べ尽くした 自然とエネルギーが湧いてきた気がした 俺「ふぅ~ うまかったなー!!」 エーリカ「良かったよ、俺が喜んでくれて」 俺「どうも、ご馳走様でした」 エーリカ「こちらこそ~ あ、そうそう! 今日、早起きしたついでに、みんなの朝ごはんも作ったんだよ!」 俺「なにぃ!? それはそれで問題ありだぞ!!」 エーリカ「え? なんで?」 俺「想像してみろよ、中佐やバルクホルン大尉が聞いたら、慌てふためくぞ!」 エーリカ「大丈夫だよ、ミヤフジとリーネも手伝ったから」 俺「……でもなぁ……」 エーリカ「ま、そんなことは気にしないで、早く街に行こうよ!」 俺は考えることを止めた いまさらどうする事も出来ないし… 俺「そうだな、行くか!」 俺「ロマーニャって随分、歴史のある街だな」 エーリカ「そうだね~」 俺はロマーニャを訪れるれるのが初めてだったせいか、街の歴史の深さにただ感服していた それより、街に入ってから気になることが一つある 俺「なぁ… 俺たちジロジロ見られている気がするんだけど…」 エーリカ「そう?」 どうやらエーリカは周りの目は気にならないようである 俺「……やっぱ、見られているな……」 俺は注目を浴びてしまう原因の心当たりが幾つかあった ひとつは、俺と手を繋いでいる人 周りを魅了する容姿の持ち主、エーリカ・ハルトマンから発せられている色気に気をとらわれてしまったこと ふたつめは、俺に対する嫌悪、または殺意 なんで、てめぇみたいなヤツが美人さんと歩いているんだよ!?とか、あやつ…あんな犯罪体型の美人さんと接しおって…ハラキリじゃ!! などの様々なことが考えられる 俺は、出来れば前者であることを願いたい そんなことを、ぼんやりと考えていた俺に、エーリカが話しかけてきた エーリカ「ねぇねぇ、何かスイーツ食べる?」 俺「スイーツ?」 エーリカ「うん。 例えば、パフェとか!」 俺「…俺、弁当食べたばかりなんだけど……」 エーリカ「大丈夫! スイーツは別腹だから!」 俺「ちょっ!? 待て待て! 手を引っ張るなっ!!」 俺はエーリカの手によって、近くの喫茶店へと導かれた 店員「ご注文をどうぞ」 エーリカ「んー チョコレートパフェとフルーツパフェ、白桃パフェに……えーっと…」 俺「待て待て!! そんなに頼んで、食べきれるのか!?」 エーリカ「大丈夫だよ、俺に食べるの手伝ってもらうから」 俺「あのなぁ……」 エーリカ「じゃ、ティラミスパフェとモンブランパフェもお願い!」 店員「かしこまりました。 ご注文を繰り返します。チョコレートパフェとフルーツパフェ、白桃パフェにティラミスパフェとモンブランパフェですね?」 俺「はい、大丈夫です」 店員は注文を聞き終えると、一礼して去っていった ご注文品が届くまでは、エーリカとの談笑タイム 俺「……この後、どこに行く?」 エーリカ「そうだねー 特に無いかな…?」 俺「じゃぁ……俺、写真の撮れる所に行きたいんだけど、いいか?」 エーリカ「写真?」 俺「うん。 501のみんなと撮った写真はあるけど、エーリカと二人っきりで撮った写真が無いからな…」 エーリカ「確かに二人っきりの写真は無かったね」 俺「だから、記念にな」 純粋にエーリカと二人っきりで写真に写りたいとも思ったが、2日後に控えているスオムス派遣に持っていくエーリカの写真を撮ることが目的でもあった 店員「お客様、おまたせしました!」 店員が俺たちに声をかけると、テーブルには注文品が続々と並べられていく ここで、改めて注文したパフェの数に驚かされた エーリカ「さぁ!食べるぞ~」 エーリカはスプーンでチョコレートパフェのクリームをすくい、ぺろっと口に含んだ エーリカ「ん~! おいしい!!」 満面の笑みで、美味しそうにパフェを食べていくエーリカに、俺も心は自然と癒されていった エーリカ「俺も食べる?」 そう言い出したエーリカは、クリームをすくったスプーンを俺の口元へと運んできた 俺「………これって…間接…キス…になるんじゃ…」 エーリカ「そんな事気にしないでよ~ それに毎晩、普通にキスしてるじゃん」 俺「ば、バカッ! 声が大きい!!」 俺は、周りの客に聞こえていないかと店内をキョロキョロとすると、どうやら聞こえていなかったみたいだ 俺「……しゃあねぇな……一口だけだぞ…」 エーリカ「じゃ、あ~ん」 俺「…あむっ…」 口の中はクリームの甘さでいっぱいになった それと共に、エーリカの甘さも伝わってきた 俺「…………ほれ…」 エーリカ「え?」 俺「……だから…ほら…」 俺は、さっきエーリカが俺にした事と同じ事をエーリカにしようとした エーリカはきょとんとしている 俺「……だから……俺も…食べさせて…やるよ…///」 エーリカ「……う、うん…///」 エーリカは、口を小さく開けて、クリームを食べた エーリカ「……食べさせられると…ちょっと恥ずかしいね…///」 俺「だろ…? 俺だって、恥ずかしかったんだぞ…」 今、俺たちは恋人らしい事をしていると思う こんな時間が来るとは、想像もしていなかった エーリカ「俺、クリームが頬っぺたに付いてるよ?」 俺「ん? 取れたか?」 エーリカ「ううん、取れてないよ」 俺「エーリカ、クリームの付いているとこ教えて……うわっ!?」 エーリカは身を乗り出して、俺の頬をぺろっと舐めた エーリカ「にしし! クリーム取れたよ」 俺「……あ、ありがと……///」 さすがにこれは、恥ずかしい… エーリカも小恥ずかしそうに、笑みを浮かべている 俺「…そろそろ…本格的に食べはじめないと…いつまで経っても食べ終わらないぞ…?」 俺は恥ずかしさを紛らわす為に、言葉を発した エーリカ「そうだね、俺も手伝ってよ?」 俺「了解」 俺とエーリカは所々イチャイチャと恋人らしいことを交えながら、やっとの思いでパフェを食べ終えた 続く
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/761.html
労働意欲旺盛無職俺7前編 「初めてのおつかいinロマーニャ」 前回 ついにデビューを果たした俺 内心焦ってはいたが、驚いたことに戦闘で敵をを目の前にすると恐ろしく集中できるようだ 俺は独断専行したものの撃墜5の戦果をあげ、ようやくウィッチとしての働きを果たしたのであった しかし、基地へ帰ると罰が待っていた 俺は一生懸命働いたものだが、評価されない時だってある 心を重ねて反省し、次の仕事へ向かうのであった これはそこからの続きである 無職は今日も働く それからさらに三日後 俺はあのときの件で、今日の分の罰を受けていた 買い物に行ってくることと、帰ってきたら芋の皮むきと、夕食の手伝いと、風呂掃除だ 実は二日前からうけているが、一番エーリカの部屋の掃除がきつかった なんせ片付けても片付けても、全然進まなかったから発狂しそうになったわけだ 掃除がおわるころには、お月さんが寝る時間を告げていたくらいだ あれ?芳佳にくらべて罰多くね? ~ロマーニャ~」 実は今、車を走らせて、エーリカと芳佳とリーネときている 俺「じゃあ・・・とりあえず物資買ってから少し自由な時間をとるか。」 芳佳「わかりました!」 俺はルッキーニに必要なものがそろう店を教えてもらって、そこにきている エーリカ「おかし~♪おかし~♪」 俺「あのな・・・自分の金で買えよ~。」 エーリカ「わかってるよ~。俺はなにも買わないの?」 俺「買うつもりだぞ。ここじゃちょっと買わないけどな。えっとこれと・・・これと・・・。」 リーネ「俺さん、これもお願いします。」 俺「はいよ。どんどんいれてね。」 エーリカ「む~、リーネはなんでもいれていいのかよ。」 俺「必要なものだからな・・・。おかしはちょっとな。・・・俺があとで買ってやるから今は我慢しといてくれ。」ナデナデ エーリカ「やったー!約束だよ!」 俺「わかったよ・・・。さてこれぐらいか。」スッ エーリカ「あ・・・。」 俺「ん?どうかしたか?」ガサガサ エーリカ「ううん、なんでもないよ~。(もうちょっとだけなでてもらいたかったな・・・。)」 俺は清算して店をでて、乗ってきた車に荷物を詰め込んだ それにしてもなかなか買い物なんかにいけないし、やっぱり大量に買い込むわけか 俺「じゃあ自由時間で。えっと・・・そうだな・・・二時間後にあの喫茶店で集合。一時かいさーん。」 リーネ「芳佳ちゃん!いっしょにまわろーよ。俺さんは靴磨きでもするんですか?」 俺「そこまでしてお金が欲しくはないからね。いってらっしゃい。」 芳佳「俺さーん、二時間後に!」 俺「おう。あまりはしゃぎすぎるなよー。(たしか、話じゃシャーリーとルッキーニと芳佳のときにネウロイが襲撃してきたんだよな。気が抜けないな。)」 エーリカ「俺!私と二人でまわろー!おかし~おかし~♪」 俺「俺は財布か・・・。じゃあいくか。」 ~店内~ エーリカ「あ~、これとこれと・・・これも!」ポイポイポイ 俺「・・・・買いすぎだ。」 エーリカ「買い込んでおいたほうがいいからね。こうやって仕方なく買ってるんだよ!」 俺「はいはい・・・。好きにしろ・・・。なぁエーリカ。エーリカはもし・・・このネウロイ戦争が終わったらなにをするつもりなんだ?やっぱり医者か?」 エーリカ「うーん、そうだね~。やっぱりなりたいな。逆に聞くけど、俺はどうするの?」ポイポイ 俺「俺は・・・。」 俺はその問いに詰まった。 一体どうしたいんだろうか。まったく考えていなかったな。 あの世界に戻るのか? でも、それは嫌だな・・・。 ああ、うじうじしてるなんて本当に俺はクズだな 俺「俺は・・・できればこっちにいたい。でも・・・501が解散すれば、俺はこの世界じゃ生きていけない・・・。戻るしかないかな。」 エーリカ「・・・・・・・こっちにいればいいじゃん!」 俺「そうしたいが・・・このままいれば俺は行くところも帰るところもないんだよ。」 エーリカ「じゃあ、私が俺を助手として雇ってあげるよ!犬小屋ぐらいは用意するよ!」ポイポイ 俺「おい、俺がそこで寝ろってか?どんな扱いだよ・・・。」ガクリ エーリカ「にゃはは~、冗談だよ。じゃあそろそろ出ようか。(冗談じゃないけど・・・。)」 俺「ああ。わかった。清算お願いたす。」 店員「あぁっす!すっごい!わかりました!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~路地裏 俺「さぁて、次はちょっと頼まれたものとベッドのシーツ買ってかないとな。油断して少しだけ黄ばんじまった。」 エーリカ「?まぁ付き合うよ。」 ドンッ ゴロツキ1「いてぇな・・・。おい、そこの兄ちゃん。当たっといて無視とはいい度胸じゃねぇか!」 ゴロツキ2「あ~あ、こりゃ骨がいっちまってら。ちょっと治療出してもらおうか?金なさそうな顔してっけどよ。」 俺「(こんな人間本の中だけだと思ってたわ。)そんなことで骨が折れるわけないだろ?ポッキーかよ。」 ゴロツキ1「ああん?俺が金出せって言ってんだよ!素直においてきゃいいんだよ!」 俺「・・・エーリカ。ちょっとここ抜けたところにルッキーニのオススメのアイス屋があるから買ってきてくれないかな?」 エーリカ「えっ・・・。・・・・ん、わかった。すぐきてね・・・!」タッタッタ ゴロツキ2「はやく兄貴に謝って金出せっていってんだろが!?さっさとしろや!」 俺「いいのか・・・?俺の土下座をみたとき最後に謝る事になるのはおまえたちだぜ?」フォン ゴロツキ1「なっ!おまえウィッチか!」 俺「覚悟はいいか?俺はできてる。」スッ ドゴッ バキッ オラァ ドカッ・・・・・・・ ~~~~~~~~~~~~ ~ベンチにて~ エーリカ「俺大丈夫かな・・・。信じて私はこっちにきたけど。」 俺「おっ、うまそうなアイスじゃねぇか。俺のは?」 エーリカ「あ、俺!俺のはこっちだよ。大丈夫だったの?」 俺「俺の誠心誠意の土下座が功を奏したらしい。感動して泣いて帰ったよ。」 エーリカ「ドゲザ?俺・・・かっこわるいよ・・・。」ペロペロ 俺「扶桑の伝統だよ!まぁ、話の通じるやつらでよかったよ。」 エーリカ「(うそつき・・・。ほほにわずかに痕があるよ・・・。)俺、ありがとね。」 俺「ん?なにがだ?」ペロペロ エーリカ「私を気遣って逃がしたでしょ?やるじゃーん。」ペロペロ 俺「んなわけあるか。俺がアイス食べたかったんで、頼んだだけだよ。」ペロペロ エーリカ「素直じゃないな~。ん、俺。頬にアイスついてる。」スッ ペロッ 俺「え?うおっ!(うおわっ!!!エーリカが・・・なめとってきた・・・!)」 エーリカ「きれいにとれたよー。にゃはは、俺の顔面白いよ!」 俺「からかうなよ・・・。まったく・・・。エーリカも頬についてるぞ。」 エーリカ「ん?私のもとって~。」 俺「お、おいおい。俺にさっきと同じことしろっていうのか?」 エーリカ「んー。」 俺「(この空白の一年間はなんですか?って聞かれるほどきついぞッ!だが、やるしかねぇ!)い、いくぞ!」スッ ペロッ エーリカ「あはは、くすぐったいよ~。とれた?」 俺「あ、ああとれたぞ。まったく、恥ずかしいわ・・・。」 エーリカ「それでもやったじゃん。」ニヤニヤ 俺「エーリカも少しは恥ずかしがれよ・・・。さて、いくぞー。」ヨット エーリカ「(私だって恥ずかしいけどね///)どこに?」 俺「頼まれてるんだ。買い物をな。」 ~~~~~~~~~~~~ ~喫茶店にて~ 俺「さて買い物も終わったが・・・。芳佳とリーネはまだか・・・。」 エーリカ「おーい、俺ー。あーん。」 俺「んぁ?ああ、もぐもぐ。これおいしいな・・・。」 エーリカ「あれ。恥ずかしがらないの?」 俺「食べ物が飛んできたと思えばそれほどでもない。想像力でカバーだ。」 エーリカ「え~。つまんないじゃん!」 俺「俺をおもちゃだと思ってないか・・・?」 芳佳「ハルトマンさん、俺さん、おまたせしましたー。」 俺「おっ、おつかれ。まぁ一杯のもう。」 リーネ「ふふ、じゃあ失礼しますね。」 芳佳「いやーなかなか入ってこれなかったんですよ。」 エーリカ「なにかあったの?」モグモグ 芳佳「えへへ。だって、ハルトマンさんと俺さんがいい雰囲気だったんで・・・。」 リーネ「ちょっと恋人ぽかったですよ~。」 俺「な、なにぃ!?みてたんなら早くはいってこいよ・・・。それにエーリカに失礼じゃん。」 リーネ「結構それっぽかったので・・・。(美女と無職・・・。)」 俺「二人とも趣味悪いな・・・。」 エーリカ「まぁ別に俺だったらいいけどね~。」 俺「ははっ、変な気おこしちまうだろ。冗談もたいがいにな~。」ナデナデ エーリカ「む~。(冗談じゃないのに。)」 俺は席についたまま、なるべく落ち着いてティーを口に運ぶが少し手が震える そんな心持ちになるのは当たり前だ 一つ目は、俺は今までこんなにいい目にあった覚えがないこと 二つ目は・・・もしこれが基地で広まれば、俺はただじゃすまないこと 三つ目、エーリカが今日はやけに気分がいい事 二つ目はなんとしてもこの三人の口を封じなければ・・・ ティーに映った俺の顔を見て、これは目に毒だなと思ってそらし、天気のいい青空を眺める これは大きな悩みだ、と思いながらある異変に気づく おいおい、空に黒い点がみえるぞ・・・移動してる・・・
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/1894.html
歩き始めて間もない頃に、エーリカは突然、子供のようなお願いをしてきた エーリカ「ねぇ~ 俺! おんぶしてくれない?」 俺「おんぶ? そんな子供みたいなこと言ってないで、さっさと歩け」 エーリカ「え~!? おんぶ~おんぶ~おんぶ~!」 俺は無視して歩こうとするが、あまりにも駄々をこねるので、仕方が無く(ここ強調)、おんぶしてやった 俺「……まったく…」 エーリカ「にしし! 俺の背中、温かい♪」 俺の背中にエーリカはぴたっと密着して、ほぼ平らな胸が押し当てられた 以前なら、こんな事で興奮する俺ではなかった しかし今の俺は、どうもオカシイ… 心拍数が急上昇し、息も荒くなってきた エーリカ「ん? どうしたの? 息荒いよ?」 俺「…な、なんでもない…」 誤魔化してはいるが、俺の息は確実に荒くなっていった その時、俺はある事が気になり始めた 俺の両手はエーリカのヒップを支えている 俺(……気になる…エーリカの…ヒップ…) そう思い始めた俺は、気付かれないように、静かにエーリカのヒップを揉み始めた 気付かれないように… 俺(……柔らかい……) 今の俺は、まさしく変態そのもの でも、そんなの知ったこっちゃない エーリカ「……ねぇ…俺…」 俺「!? な、なな何だ!?」 エーリカ「今…さり気無く、お尻揉んでたでしょ?」 俺「も、もも揉んでないんダナ!!(棒)」 エーリカ「ふっふー 俺は嘘つきだね♪」 すると、エーリカは俺の耳にふ~っと息を吹きかけてきた 俺は、耳に息を吹きかけられるのが弱い 以前も、こんな事で酷い目にあった… 俺「!! や、やめろっ!!」 エーリカ「♪」 エーリカは無言で息を吹きかけ続ける 俺「うひゃっ!?」 息を吹きかけるだけでは気が済まないのか、俺の耳たぶまをハミハミし始めた 俺「や…やめろっ……」 耳元で、ぢゅるっ…れろっ…んちゅっ… などの卑猥な音が立てられて、理性を保てる男がこの世にいるだろうか? 俺は、自然と歩くのを止め、エーリカを背中から降ろそうとしていた だが、エーリカは俺に密着しており、離れない エーリカ「…んちゅっ……はっ…ん……」 エーリカの悪戯は、耳たぶから首筋へと移ってきた 攻められている俺はまさしく、悪魔への生贄のようだった 俺「く……や、やめろぉぉぉぉぉっ!!」 俺はどうにかして、エーリカを振り払った 再び俺を襲おうとした小悪魔を、力づくで拘束し、再び車への元へと歩いていった エーリカ「んー もうちょっと、俺で遊びたかったなー」 俺「……はぁ…」 さっきはおんぶされていたエーリカを、今はだっこの状態になっている まぁ、俗に言う"お姫様だっこ"だ エーリカ「…俺…今日、とっても楽しかったね♪」 俺「…そうだな」 エーリカの、この子供のような笑顔には、どうやら俺を元気にするパワーが秘められているらしい 先程までクタクタだった俺の疲れなど、どこかへと吹っ飛んでいってしまった そして、俺たちは停めてあったキューベルワーゲンの元へと辿り着いた エーリカ「俺…基地に帰ったら…その…出来ないから…えーっとね…」 歯切れ悪く話すエーリカ 俺はエーリカが言おうとしていることが、わかっていた 俺「…分かってる…エーリカが何を言いたいのか……」 エーリカ「俺……」 俺「…エーリカ……」 二人の唇は、 ゆっくりと重なり合わさった 本日最後のキス。基地では、決して出来ない…深い、深いキス… 俺「……さ、行こうか」 エーリカ「うん!」 俺たちの乗るキューベルワーゲンは、針路を第501統合戦闘航空団基地へと向けた - 第501統合戦闘航空団 - 俺達が基地に戻ったと同時に、バルクホルン大尉が物凄い形相でエーリカに迫ってきた バルクホルン「ハルトマァァァァン!! 今朝の朝食を作ったのは、本当かぁぁぁぁぁっ!?」 エーリカ「トゥルーデ…うるさい…」 バルクホルン「だから何なんだぁぁぁぁっ!! どうなんだ!? 作ったのかぁぁぁっ!?」 エーリカ「…もう…作ったけど、何か?」 エーリカは、はき捨てるかのように言葉を放った バルクホルン「………すまなかった…」 エーリカ「えっ?」 バルクホルン「…今まで…散々、ハルトマンの料理を酷く言ってきて…本当に済まなかったっ!!」 エーリカ「ちょ、ちょっと! いきなりどうしたの!?」 バルクホルン「…今日の朝食をハルトマンが作ったと、宮藤とリーネから聞いたときは…正直、全身から血の気が引いた…」 「だが…あまりにもしつこく宮藤とリーネが食べるようにと説得してきてな…仕方がなく食べたんだ…」 「…美味しかったんだ……物凄く…」 大尉は、拳をギュッと握り締め、エーリカに向けて力説した エーリカ「ふっふー! やっと私の料理の実力に気づきましたかー」 バルクホルン「あのな…ハルトマン… ちょっと願いがあるのだが…」 エーリカ「何?」 俺「あ、そうそう。願い事で思い出したけど、バルクホルン大尉に頼まれたもの,買ってきたぞ」 会話を途中で遮るようで悪かったが、俺は絵本を大尉に渡した バルクホルン「ああ、すまない…2人とも…」 エーリカ「それで、お願い事は?」 バルクホルン「……もう一度…料理を作ってくれないか…?」 エーリカ「いつ作るの?」 バルクホルン「今すぐ…頼むっ!!」 エーリカ「今すぐ? でも、夕食前だよ?」 バルクホルン「構わない、だから頼むっ!! もう一度、ハルトマンの美味しい料理を食べてみたいんだ!!」 エーリカ「えへへ… なんだか照れるよ、トゥルーデ…////」 エーリカは、バルクホルン大尉の願いに答えるべく、料理に移った 俺「……大丈夫…だよな…? 俺の出番が無いといいんだけど…」 -30分後- エーリカ「 出来たよ! はい、トゥルーデ」 椅子に座っているバルクホルン大尉の目の前のテーブルへと、エーリカは料理を置いた バルクホルン「うむ… 私はハルトマンが料理を出来るようになってくれて、嬉しいぞ…」 「では…いただきます……… あむっ」 エーリカ「どう? 美味しい?」 バルクホルン「………お…いし……くない……」 バタン!! 俺「おわぁぁぁっ!? 大尉!!大丈夫かっ!?」 バルクホルン大尉は、エーリカの料理を一口食べた途端に、椅子から盛大に倒れた エーリカ「あわわわわっ!? ど、どうしよう!?」 俺「と、とにかく! 水を持ってきてくれ!!」 エーリカ「う、うん!!」 バルクホルン「…ん…ここは…?」 俺「おっ、目を覚ましたみたいだな」 バルクホルン「………はっ! 思い出したぞ!! ハルトマンはどこだぁぁぁぁっ!?」 エーリカ「ここにい~るよっと」 エーリカはエプロンを付けたまま、ひょこっと現れた バルクホルン「…何か言うことは…?…」 鬼のような形相でエーリカを睨む大尉 俺(……怖っ! ちょっと、チビりそうになったじゃねぇか…) バルクホルン「何か言うことがあるだろぉぉっ!」 エーリカ「にしし! 失敗しちゃった♪ ごめんね、トゥルーデ♪」 両手を合わせて、ゴメンねと謝るエーリカ ここで止めとけばいいものを…何を考えたのか、エーリカは大尉の耳に向けて、ふーっと、くすぐったくなる様な息を吹きかけた バルクホルン「ななな……///// ハルトマァァァン!! 今日という今日は許さんぞぉぉぉっ!!///」 「あんな料理を食べさせおって!!//////」 エーリカ「だって~ トゥルーデが私の料理食べたいって言ってきたんじゃん… わわっ!?トゥルーデが追っかけてきたっ!!」 バルクホルン「待てぇぇぇっ! ハルトマン!!」 エーリカ「にゃははははっ! にっげろ~!!」 エーリカは何処かに向かって、すすすっと逃げていき、それを真っ赤な顔で追っかけていったバルクホルン大尉であった 俺「……ほんと…仲がいいな…」 ロマーニャお出かけ編 完
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1917.html
――――執務室―――― 「つまり、私が運転手を?」 「ええ、貴方にとっても悪くない話だと思うけど?」 執務室で直立不動の姿勢を貫いたまま、男は顔にありありと困惑を浮かべる。朝食の終了直後にミーナに執務室へ来るように呼び出され、男が何かやらかしたかと記憶をたどり、ありもしない心配によって額を汗で湿らせる中で紡がれた言葉は、彼にとっては拍子抜けするようなものであった。 基地の消耗品その他を補給するために、運転をしてくれないかというのだ。確かに、彼は免許も一応持っているし、まだロマーニャの街に出たことの無い彼にとっては歓迎するべきことではある。だが、腑に落ちない点があるのだ。 「……なぜイェーガー大尉に依頼しないのですか? 彼女ならば私よりも運転技術が優れていると思いますが?」 「あぁ、それは……その、彼女はスピードが好きでしょう?」 その言葉に、男は数日ほど前の様子を思い出す。レーザーを撃って魔法力切れで墜落した翌日、彼女達は街に補給に行っていたようだった。そして、宮藤とペリーヌは心ここにあらずという様子だったではないか。おそらく、絶叫マシンもびっくりの運転をされたのだろう。 「了解しました。ただ道が分からないので、ルッキーニ少尉を案内に連れて行ってもよろしいですか?」 「ええ、かまわないわよ。ペリーヌさんは連れて行かなくて良いのかしら?」 ミーナはウィンクをしながら悪戯っぽく言う。つくづく、彼女には強く出られない。 「な、が……さ、さすがに軍用トラックで行くわけにも行かないでしょう? ええ、それに、これは慰安ではなく補給任務です。つまりその……あの……そういう私的な目的では……」 しどろもどろといった男の様子に、たまらずミーナは噴出す。普段は年齢に見合わないくらいに冷静で冷徹なのに、この事になるととたんに年相応、いや、それ以下に成り果てるのだから。 「はいはい。じゃあお願いね、俺大尉。必要な物はこのリストに載せているわ。そうそう、他の皆にも必要なものが無いか聞いてくれるかしら?」 「了解、中佐殿。中佐は何か必要なものはありますか?」 「え? いえ、良いわ」 その言葉に男は敬礼を行い、踵を返すと部屋を後にする。ミーナは一つだけため息を落とすと、大きく伸びをした。 ――――談話室―――― 「……と言うわけで、何か必要なものがあれば買ってくるつもりだ。もちろん積載量に問題はあるが、考慮はしよう」 まるで作戦開始前のように、男は仁王立ちで言葉を紡ぐ。どうやらこの男、気を抜くべき場面で気を抜かないようだ。 「じゃあお菓子」 「ハルトマン中尉、君が自分で部屋を片付けられるようになった暁にはダンボールごと買い与えてやる」 すぐさまそう宣言したハルトマンに、ぴしゃりと男の言葉が突き刺さる。バルクホルンの報告では、掃除した部屋は六時間ほどで再び魔窟になったそうだ。ハルトマンの固有魔法は風ではなく、エントロピーの増大なのかもしれない。まるで賽の河原で石を積んだような徒労感が、男を襲う。 「私は特に無いかナー。サーニャはどうダ?」 「私も、特には無いわ」 短く問答を交わした二人は、必要ない由を男へ伝える。 「リネット曹長や宮藤軍曹は?」 「あ、私達は一緒に付いて行きますよ。何でも、『ロマーニャに不慣れな人だから先導してあげて』、だそうです」 宮藤の言葉に、男は深く眉間に皺を刻む。そして、それを隠すように指で皺を隠した。 「……中佐の指示か?」 「はい、ミーナ中佐の」 つくづく、彼女には強く出られない。どうやら買い物を手早く済ませて基地に帰還し、残りの清掃箇所を片付けるというわけにはいかないようだ。 そして、ソファに腰掛けて紅茶を飲んでいるペリーヌへも質問を行う。 「ペリーヌ、君は――」 「結構ですわ」 なぜか、ツンツンしている。ガリア復興財団に理由があるのだが、男には理由が分からない。 「ふむ、シャーロット大尉とバルクホルン大尉、それと、坂本少佐は?」 「私も大丈夫かな。エンジンを買ってこさせるわけにも行かないし」 「私も間に合っている。もとよりこの基地の備品だけである程度の事は出来るからな」 「私も必要ないぞ。まあ、何か良さそうな本でもあれば公共物として置いても良いだろう」 ふむ、と男は頷き、リストに「本」という走り書きの単語を加える。 「では、行こうか。ルッキーニ少尉、道案内を頼んだぞ」 「オッケーイ! じゃあいこっか!」 ルッキーニは車両のある場所まで駆ける。男はそれに追いつくように、大股に、足早に、彼女を追いかける。その後ろからは、宮藤とリーネが小走りに追っていた。 ――――市街への道―――― いつもと変わることの無い風が吹きぬける。ただこの車に乗っている集団で、眼に見えて変化があるのは男ただ一人であろう。いつものダークグリーンのロングコートに加え、アフリカ戦線用の規格帽で頭をすっぽりと覆っている。帽子の鍔のせいで、前が見えているのか怪しいものだ。 「俺さんって免許持ってるんですね」 「意外か?」 「いえ、てっきりストライカー一筋かと思ってました」 勤めて安全運転で、車両は街への距離を詰める。最初はおっかなびっくりと言った様子のリーネであったが、シャーリーほど無茶な運転をしないと悟ったのか、だいぶリラックスしているようだ。 「ねーねー俺! ジャンプ! ジャンプ!!」 「どういう意味だ?」 ルッキーニが目の前の崖を指差して叫んでいるが、男には意味が分からない。宮藤とリーネは苦笑いを浮かべ、青い顔をした。 「シャーリーはこの崖をぎゅーんって跳んでギャギャギャギャって着地したんだよ! 男もやってよ!」 「無理だな」 「あ、エイラさんの真似ですか?」 「え?」 「あはは、無理ダナ」 三人の少女の笑い声が響く中、車はカーブを曲がる。男には、この会話の意味がまるで理解出来てはいない。宮藤とリーネ、そしてルッキーニは指をクロスさせ、無理だな、と言っている。そして、男はひらめいたように笑みを浮かべた。 「なるほど、ユーティライネン中尉のしぐさか」 「今気付いたんですか!?」 宮藤の鋭いツッコミに、また笑いが巻き起こる。男も穏やかに笑みを浮かべ、大きく息を吐く。 「考えられなかったな、こんなに平和な気分を持つことが出来るようになるなんて」 「そういえば、俺さんは激戦区を転属されてましたよね。どんな感じなんですか、激戦区って」 宮藤の言葉に、リーネは小さく制止を行う。しかし、男は顔色一つ変えずに応えた。 「まるでこの世の地獄だ。少なくとも、オストマルクとカールスラントは地獄だった。まあ、君達も似たようなものだろう?」 軍事に疎い宮藤とて、その二つの国の名は知っている。ネウロイによって一番目と二番目に陥落した国、そして、今もなお占領され続けている国。彼の言う地獄がどれほどの物なのか、宮藤は想像することすらできない。 「宮藤軍曹は戦争が嫌いか?」 突飛にも思えるその問いに、宮藤はすぐさま答える。 「当然です」 強い意思を秘めた言葉に、男はふふ、と笑みを漏らす。だが、彼の口からはそれと正反対の言葉が紡がれた。 「私は戦争が好きだ。もう失うものが無いから、きっと感覚がバカになってしまったんだろうな。間近でいろいろなものを失い続けたというのに、まだ私が空に飛べることを望んでいるのだから」 人間性すらも疑わせる言葉を、男は紡ぐ。運転は決して乱れる事は無く。車は道路をなぞる。 「君達はどうして空を飛ぶんだ? ウィッチとしての適正があったとて、拒否をする事は出来たはずだ。人並みの生活を追うことも出来たはずだ。なぜこんな世界に君達は足を踏み入れた? なぜこんな世界に、足を踏み入れてしまったのだ?」 「守りたいから、です」 再び強い意思を秘めた声が、空気を揺らす。それは宮藤のその声であった。そして、その言葉に賛同するように、他の二人も言葉を紡ぐ。 そうなのだ。この男と彼女らが飛ぶ目的は、根本的に異なっているのだ。この男は自らの復讐のために空を飛び、彼女らは守るために空を飛んでいる。それが、大きな違いだった。 「……そう、か。ああ、すばらしい。やはり君達は、素晴らしい」 彼方にロマーニャの市街が霞む。車はスピードを落とす事は無く、道路を走り抜ける。陰鬱な空気は微塵も残らないまま、車はロマーニャの市街へと向かう。 ――――ロマーニャ市街―――― 「とうちゃーく!」 勢い良くルッキーニは地面に降り立つ。続いて宮藤とリーネが降り、男がドアに鍵をかける。そして買い物のリストを上から眺め、おおよその見当を付ける。 「食料や燃料類は基地へ輸送してもらうとして、問題はその他雑貨か。ルッキーニ少尉、案内を任せた」 「了解ー。んじゃ、付いてきてねー」 小走りにルッキーニは駆けだす。男は大股に彼女の後を追う。 「ルッキーニちゃん! 待って!」 「早いって! ルッキーニちゃん!」 とてとてと駆けだす二人を視界の端に捕らえると、男は歩幅をほんの少しだけ小さくする。迷わないように、という彼なりの気遣いだろうか。それでも、年端もいかない一人の少女を大柄な男が大股に追うと言う光景は、異常を通り越して危険なものであるのだが、男はそれに気付く様子は無い。 「ここ! ここなら食べ物は一通り揃うと思うよ!」 ルッキーニは大きな声で叫びながら食料品店の看板が掲げられている店を指差す。男はちらりと後方を確認し、宮藤とリーネが迷子になっていないことを確認すると、ルッキーニの隣へと並ぶ。 「活気のある街だな」 「でしょ!? ロマーニャは元気の国だからね!」 身長差は優に二倍、規格帽で顔が隠れているため、親子にも見えそうな二人ではある。 「っていうか、俺ってそんな帽子持ってたんだね」 「アフリカの……私がいた隊の正式装備だ。ゴーグルが配給されなかったから砂の酷い日はこんなものでもありがたかったよ」 砂を防ぐための帽子の鍔を軽く撫で、男は空を見つめる。快晴の空は、今が戦時中だとは思えないほどに平和の気運を与えている。 人波の向こう側から宮藤とリーネがへろへろになりながら現れ、肩で息をする。 「うぅ……やっと追いついた」 ほんの数百メートルの距離だというのに、時間がかかりすぎである。もっとも、男と違い普通の少女に見えるために人波は遠慮をすることが無かったと言うのが主な原因である。 「ご苦労、宮藤軍曹、リネット曹長。さて、では状況を開始しようか」 背筋を伸ばした男はルッキーニに軽く視線を遣る。ルッキーニもその視線に対して満面の笑みを浮かべ、店内に駆け出す。男はさりげなく買い物籠を手に持つと、ルッキーニの後を追いかける。宮藤とリーネの悲痛な声は、今度は届かなかったらしい。 「リストは君が管理すると良い。それと、宮藤軍曹とリネット曹長が疲れている、少し落ち着いたほうが良い」 「はーい」 しぶしぶ、と言ったようにルッキーニは返事をする。素直に忠告を聞くのはすばらしいことだ、と男は考える。自らが彼女くらいの年頃は、一体どうだったであろうか。そして、くく、と笑みを漏らした。 十二の頃の彼はまだ戦争なんてラジオの向こう側の世界くらいにしか考えていなかったのだから。あの頃の彼は、ガリアが陥落することなんて想像だにしていなかったのだから。 「何笑ってるのさ?」 「いや、君の年くらいの私は、君よりも子供だったと思っていただけだ。あの頃の私は酷く愚かで、酷く楽観的だった」 「でも、今の俺はすごく大人っぽいよ?」 「背伸びをして背伸びをして、背伸びをし続けたら普通に立てなくなってしまったんだ。何事も身の丈にあったものが一番だな」 ルッキーニには例えが難しかったのか、頭にいくつもの疑問符を浮かべる。そんなやり取りをしているうちに、宮藤とリーネは合流を果たす。 「俺さんも早いですって!」 「大尉は歩幅が大きいですよね……」 心底疲れたように二人は言う。わずかにばつの悪そうな表情をして、男はぽりぽりと頬を掻いた。 「ああ、留意させてもらう」 第十五話、不器用な羞恥と器用な好意
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/2303.html
――――執務室―――― 「つまり、私が運転手を?」 「ええ、貴方にとっても悪くない話だと思うけど?」 執務室で直立不動の姿勢を貫いたまま、男は顔にありありと困惑を浮かべる。朝食の終了直後にミーナに執務室へ来るように呼び出され、男が何かやらかしたかと記憶をたどり、ありもしない心配によって額を汗で湿らせる中で紡がれた言葉は、彼にとっては拍子抜けするようなものであった。 基地の消耗品その他を補給するために、運転をしてくれないかというのだ。確かに、彼は免許も一応持っているし、まだロマーニャの街に出たことの無い彼にとっては歓迎するべきことではある。だが、腑に落ちない点があるのだ。 「……なぜイェーガー大尉に依頼しないのですか? 彼女ならば私よりも運転技術が優れていると思いますが?」 「あぁ、それは……その、彼女はスピードが好きでしょう?」 その言葉に、男は数日ほど前の様子を思い出す。レーザーを撃って魔法力切れで墜落した翌日、彼女達は街に補給に行っていたようだった。そして、宮藤とペリーヌは心ここにあらずという様子だったではないか。おそらく、絶叫マシンもびっくりの運転をされたのだろう。 「了解しました。ただ道が分からないので、ルッキーニ少尉を案内に連れて行ってもよろしいですか?」 「ええ、かまわないわよ。ペリーヌさんは連れて行かなくて良いのかしら?」 ミーナはウィンクをしながら悪戯っぽく言う。つくづく、彼女には強く出られない。 「な、が……さ、さすがに軍用トラックで行くわけにも行かないでしょう? ええ、それに、これは慰安ではなく補給任務です。つまりその……あの……そういう私的な目的では……」 しどろもどろといった男の様子に、たまらずミーナは噴出す。普段は年齢に見合わないくらいに冷静で冷徹なのに、この事になるととたんに年相応、いや、それ以下に成り果てるのだから。 「はいはい。じゃあお願いね、俺大尉。必要な物はこのリストに載せているわ。そうそう、他の皆にも必要なものが無いか聞いてくれるかしら?」 「了解、中佐殿。中佐は何か必要なものはありますか?」 「え? いえ、良いわ」 その言葉に男は敬礼を行い、踵を返すと部屋を後にする。ミーナは一つだけため息を落とすと、大きく伸びをした。 ――――談話室―――― 「……と言うわけで、何か必要なものがあれば買ってくるつもりだ。もちろん積載量に問題はあるが、考慮はしよう」 まるで作戦開始前のように、男は仁王立ちで言葉を紡ぐ。どうやらこの男、気を抜くべき場面で気を抜かないようだ。 「じゃあお菓子」 「ハルトマン中尉、君が自分で部屋を片付けられるようになった暁にはダンボールごと買い与えてやる」 すぐさまそう宣言したハルトマンに、ぴしゃりと男の言葉が突き刺さる。バルクホルンの報告では、掃除した部屋は六時間ほどで再び魔窟になったそうだ。ハルトマンの固有魔法は風ではなく、エントロピーの増大なのかもしれない。まるで賽の河原で石を積んだような徒労感が、男を襲う。 「私は特に無いかナー。サーニャはどうダ?」 「私も、特には無いわ」 短く問答を交わした二人は、必要ない由を男へ伝える。 「リネット曹長や宮藤軍曹は?」 「あ、私達は一緒に付いて行きますよ。何でも、『ロマーニャに不慣れな人だから先導してあげて』、だそうです」 宮藤の言葉に、男は深く眉間に皺を刻む。そして、それを隠すように指で皺を隠した。 「……中佐の指示か?」 「はい、ミーナ中佐の」 つくづく、彼女には強く出られない。どうやら買い物を手早く済ませて基地に帰還し、残りの清掃箇所を片付けるというわけにはいかないようだ。 そして、ソファに腰掛けて紅茶を飲んでいるペリーヌへも質問を行う。 「ペリーヌ、君は――」 「結構ですわ」 なぜか、ツンツンしている。ガリア復興財団に理由があるのだが、男には理由が分からない。 「ふむ、シャーロット大尉とバルクホルン大尉、それと、坂本少佐は?」 「私も大丈夫かな。エンジンを買ってこさせるわけにも行かないし」 「私も間に合っている。もとよりこの基地の備品だけである程度の事は出来るからな」 「私も必要ないぞ。まあ、何か良さそうな本でもあれば公共物として置いても良いだろう」 ふむ、と男は頷き、リストに「本」という走り書きの単語を加える。 「では、行こうか。ルッキーニ少尉、道案内を頼んだぞ」 「オッケーイ! じゃあいこっか!」 ルッキーニは車両のある場所まで駆ける。男はそれに追いつくように、大股に、足早に、彼女を追いかける。その後ろからは、宮藤とリーネが小走りに追っていた。 ――――市街への道―――― いつもと変わることの無い風が吹きぬける。ただこの車に乗っている集団で、眼に見えて変化があるのは男ただ一人であろう。いつものダークグリーンのロングコートに加え、アフリカ戦線用の規格帽で頭をすっぽりと覆っている。帽子の鍔のせいで、前が見えているのか怪しいものだ。 「俺さんって免許持ってるんですね」 「意外か?」 「いえ、てっきりストライカー一筋かと思ってました」 勤めて安全運転で、車両は街への距離を詰める。最初はおっかなびっくりと言った様子のリーネであったが、シャーリーほど無茶な運転をしないと悟ったのか、だいぶリラックスしているようだ。 「ねーねー俺! ジャンプ! ジャンプ!!」 「どういう意味だ?」 ルッキーニが目の前の崖を指差して叫んでいるが、男には意味が分からない。宮藤とリーネは苦笑いを浮かべ、青い顔をした。 「シャーリーはこの崖をぎゅーんって跳んでギャギャギャギャって着地したんだよ! 男もやってよ!」 「無理だな」 「あ、エイラさんの真似ですか?」 「え?」 「あはは、無理ダナ」 三人の少女の笑い声が響く中、車はカーブを曲がる。男には、この会話の意味がまるで理解出来てはいない。宮藤とリーネ、そしてルッキーニは指をクロスさせ、無理だな、と言っている。そして、男はひらめいたように笑みを浮かべた。 「なるほど、ユーティライネン中尉のしぐさか」 「今気付いたんですか!?」 宮藤の鋭いツッコミに、また笑いが巻き起こる。男も穏やかに笑みを浮かべ、大きく息を吐く。 「考えられなかったな、こんなに平和な気分を持つことが出来るようになるなんて」 「そういえば、俺さんは激戦区を転属されてましたよね。どんな感じなんですか、激戦区って」 宮藤の言葉に、リーネは小さく制止を行う。しかし、男は顔色一つ変えずに応えた。 「まるでこの世の地獄だ。少なくとも、オストマルクとカールスラントは地獄だった。まあ、君達も似たようなものだろう?」 軍事に疎い宮藤とて、その二つの国の名は知っている。ネウロイによって一番目と二番目に陥落した国、そして、今もなお占領され続けている国。彼の言う地獄がどれほどの物なのか、宮藤は想像することすらできない。 「宮藤軍曹は戦争が嫌いか?」 突飛にも思えるその問いに、宮藤はすぐさま答える。 「当然です」 強い意思を秘めた言葉に、男はふふ、と笑みを漏らす。だが、彼の口からはそれと正反対の言葉が紡がれた。 「私は戦争が好きだ。もう失うものが無いから、きっと感覚がバカになってしまったんだろうな。間近でいろいろなものを失い続けたというのに、まだ私が空に飛べることを望んでいるのだから」 人間性すらも疑わせる言葉を、男は紡ぐ。運転は決して乱れる事は無く。車は道路をなぞる。 「君達はどうして空を飛ぶんだ? ウィッチとしての適正があったとて、拒否をする事は出来たはずだ。人並みの生活を追うことも出来たはずだ。なぜこんな世界に君達は足を踏み入れた? なぜこんな世界に、足を踏み入れてしまったのだ?」 「守りたいから、です」 再び強い意思を秘めた声が、空気を揺らす。それは宮藤のその声であった。そして、その言葉に賛同するように、他の二人も言葉を紡ぐ。 そうなのだ。この男と彼女らが飛ぶ目的は、根本的に異なっているのだ。この男は自らの復讐のために空を飛び、彼女らは守るために空を飛んでいる。それが、大きな違いだった。 「……そう、か。ああ、すばらしい。やはり君達は、素晴らしい」 彼方にロマーニャの市街が霞む。車はスピードを落とす事は無く、道路を走り抜ける。陰鬱な空気は微塵も残らないまま、車はロマーニャの市街へと向かう。 ――――ロマーニャ市街―――― 「とうちゃーく!」 勢い良くルッキーニは地面に降り立つ。続いて宮藤とリーネが降り、男がドアに鍵をかける。そして買い物のリストを上から眺め、おおよその見当を付ける。 「食料や燃料類は基地へ輸送してもらうとして、問題はその他雑貨か。ルッキーニ少尉、案内を任せた」 「了解ー。んじゃ、付いてきてねー」 小走りにルッキーニは駆けだす。男は大股に彼女の後を追う。 「ルッキーニちゃん! 待って!」 「早いって! ルッキーニちゃん!」 とてとてと駆けだす二人を視界の端に捕らえると、男は歩幅をほんの少しだけ小さくする。迷わないように、という彼なりの気遣いだろうか。それでも、年端もいかない一人の少女を大柄な男が大股に追うと言う光景は、異常を通り越して危険なものであるのだが、男はそれに気付く様子は無い。 「ここ! ここなら食べ物は一通り揃うと思うよ!」 ルッキーニは大きな声で叫びながら食料品店の看板が掲げられている店を指差す。男はちらりと後方を確認し、宮藤とリーネが迷子になっていないことを確認すると、ルッキーニの隣へと並ぶ。 「活気のある街だな」 「でしょ!? ロマーニャは元気の国だからね!」 身長差は優に二倍、規格帽で顔が隠れているため、親子にも見えそうな二人ではある。 「っていうか、俺ってそんな帽子持ってたんだね」 「アフリカの……私がいた隊の正式装備だ。ゴーグルが配給されなかったから砂の酷い日はこんなものでもありがたかったよ」 砂を防ぐための帽子の鍔を軽く撫で、男は空を見つめる。快晴の空は、今が戦時中だとは思えないほどに平和の気運を与えている。 人波の向こう側から宮藤とリーネがへろへろになりながら現れ、肩で息をする。 「うぅ……やっと追いついた」 ほんの数百メートルの距離だというのに、時間がかかりすぎである。もっとも、男と違い普通の少女に見えるために人波は遠慮をすることが無かったと言うのが主な原因である。 「ご苦労、宮藤軍曹、リネット曹長。さて、では状況を開始しようか」 背筋を伸ばした男はルッキーニに軽く視線を遣る。ルッキーニもその視線に対して満面の笑みを浮かべ、店内に駆け出す。男はさりげなく買い物籠を手に持つと、ルッキーニの後を追いかける。宮藤とリーネの悲痛な声は、今度は届かなかったらしい。 「リストは君が管理すると良い。それと、宮藤軍曹とリネット曹長が疲れている、少し落ち着いたほうが良い」 「はーい」 しぶしぶ、と言ったようにルッキーニは返事をする。素直に忠告を聞くのはすばらしいことだ、と男は考える。自らが彼女くらいの年頃は、一体どうだったであろうか。そして、くく、と笑みを漏らした。 十二の頃の彼はまだ戦争なんてラジオの向こう側の世界くらいにしか考えていなかったのだから。あの頃の彼は、ガリアが陥落することなんて想像だにしていなかったのだから。 「何笑ってるのさ?」 「いや、君の年くらいの私は、君よりも子供だったと思っていただけだ。あの頃の私は酷く愚かで、酷く楽観的だった」 「でも、今の俺はすごく大人っぽいよ?」 「背伸びをして背伸びをして、背伸びをし続けたら普通に立てなくなってしまったんだ。何事も身の丈にあったものが一番だな」 ルッキーニには例えが難しかったのか、頭にいくつもの疑問符を浮かべる。そんなやり取りをしているうちに、宮藤とリーネは合流を果たす。 「俺さんも早いですって!」 「大尉は歩幅が大きいですよね……」 心底疲れたように二人は言う。わずかにばつの悪そうな表情をして、男はぽりぽりと頬を掻いた。 「ああ、留意させてもらう」 第十五話、不器用な羞恥と器用な好意
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/589.html
『俺中尉ロマーニャ基地に立つ!! 』 _______________________________ ―ロマーニャ基地・談話室― ガチャ ミーナ「みんな揃っているわね?」 リーネ「おはようございますミーナ中佐、坂本少佐」 サーニャ「…………眠い」 エーリカ「あたしももっと寝ていたかったよー」 バルクホルン「ハルトマン、貴様はせめて朝食までには起きて来い」 坂本「では早速本題に入ろう」 ミーナ「今日はこの501統合戦闘航空団に、新しく入隊者がきています」 宮藤「新人さんですか?」パアァ ミーナ「新人と言えば新人だけど、どっちかと言うと研修生に近いわ、試作型新装備のテストウィッチです」 バルクホルン(テストウィッチ……。わざわざ最前線で試作型を?) ルッキーニ「どんな子かなぁー!、どんな子かなぁー!」ワクワク ミーナ「入って来て頂戴」 ガチャッ 俺「失礼します」 一同「!?」 俺「本日付けで第501統合戦闘航空団に入隊となりました、カールスラント空軍・D特殊実験戦闘部隊所属、俺中尉だ……であります」 宮藤「えっと、男の人?」 俺「自分は男をやっているつもりですが」シレッ 宮藤「え、あ、その…」(目が怖いよ…) エーリカ「へぇ~、男のウィッチなんて初めて見るよー」(ミヤフジやリーネと同い年くらいかな?) バルクホルン「D特殊実験戦闘部隊…?」 (特殊実験戦闘部隊など聞いたことが無いが……) ペリーヌ「これは予想外でしたわ…」 ルッキーニ「わ~!金髪だぁ~!目がギラギラ~!」キャッキャッ エイラ「男のウィッチか…、珍しいナ」 リーネ(ちょっと怖いかも……) サーニャ(男の人……) シャーリー(目つき悪ぃなー、しかも何だか少しだるそうに見えるし) パンパン(手拍子) ミーナ「はいはい、そこまでよ」 坂本「確かに男性のウィッチなんて珍しいだろう。私だって会うのは初めてだ」 坂本「だが私達は共に空を飛び、共にネウロイと戦う仲間だ。男だからって中尉を色眼鏡で見たりはしないでくれ」 ミーナ「美緒の言う通りよ。背中を預ける仲間として、今日から俺中尉もこの基地で私達と衣食を共にします」 俺「あー・・・よろしくお願いします」 ミーナ「それと宮藤さんとリーネさんは、俺中尉に基地の案内をお願いします」 リーネ「えっ、あ、はいぃ!」 宮藤「わかりましたー!」 ミーナ「では、解散!」 宮藤「宮藤芳佳です!よ、よろしくお願いしまっす!」 リーネ「リネット・ビショップです…」 俺「そう。そんじゃーまぁ、よろしく頼むよ宮藤軍曹、リネット曹長」 宮藤「は、はい…」 リーネ「で、では案内しますね…」 俺「あーいいよいいよ、そんな緊張すんなって」 宮藤「は、はい!」 俺「オイオイ大丈夫かぁ?縮んでるぞ」ニコッ リーネ(あ、笑った…) 宮藤(…そうだよ、坂本さんも言ってたんだし、よし!) 宮藤「大丈夫です!では行きましょう俺中尉」 俺「おう。あー、それと俺に敬語は使わなくていいから」 リーネ「え?」 俺「俺も敬語で話すのはだるくて嫌いだし、話されるのも何かくすぐったいんだよね」 宮藤「で、でも」 リーネ「年上(?)で上官でもありますし…」 俺「上官ねぇ。じゃあせめて中尉って付けないで呼んでくれないか?俺もそうするからさ」 宮藤「えっと……わかった。じゃあ俺さんでいい?」 俺「いーよ、それで。どうせ仮初めの階級だし」 宮藤「……?」 リーネ「ではこっちです俺中尉……じゃなくて俺さん」 俺「はいよ。任したぞー」 ―――――――――― 宮藤「ここが食堂だよっ」 リーネ「いつもここにみんなで集まってご飯食べてるんです」 宮藤「食事は私達が作る事が多いんだけど、みんなも時々故国の料理を作ってくれるんだ」 俺「へぇー、…あそこに居るのは?」 エーリカ「んー?ミヤフジにリーネ…と、それに俺じゃないかー」パクパク 宮藤「ハルトマンさん」 リーネ「今俺さんに食堂を案内してたんです」 リーネ「俺さん、こちらはエーリカ・ハルトマン中尉です」 エーリカ「よろしく~」ニパ~ 俺「おー、よろしく」 宮藤「俺さん、ハルトマンさんはすごいんだよ!300機撃墜のウルトラエースで―…」 リーネ「ちょ、ちょっと芳佳ちゃん!」 宮藤「え?」 エーリカ「」ムシャムシャ リーネ「俺さんはカールスラント出身の軍人さんなんだよ?そんな人にハルトマンさんの事を言ったって…」ヒソヒソ 宮藤「…そうだ、私ったら知ってて当たり前そうな事をつい得意気に…」 俺「ああ、ハルトマン中尉の噂なら知ってるよ」 俺「カールスラント空軍のウルトラエース、300機以上撃墜で、確か通称…」 エーリカ(おいしい……)モグモグ 宮藤(やっぱり知ってたかー、そりゃそうだよね―) 俺「赤い彗星だっけ?」 宮藤「えっ?」 俺「えっ?あ、えーと……間違えた、そうだ、真紅の稲妻だ」 リーネ「えーと、俺さん……?」 俺「えぇっ?あっと…、そのー…なんだ…」 俺「…………はっ!」ピコーン(ヒラメキ) 俺「そうだ!白い悪魔だ!」ドヤッ リーネ「違います」 宮藤「惜しいけどそれはもう何か別物だよ!」 俺「えー…じゃあ何なんだよ」 宮藤「黒い悪魔だよ、俺さん」 エーリカ「へへー」ムシャコラムシャコラ 俺「あーそうそうそれ…………じゃなくて!知ってたから!冗談だよ冗談」 リーネ「そうなんですか……?」 宮藤(どうみても素で間違えてたようにしか…) ガチャッ エイラ「ん…?宮藤か」 サーニャ「…………」ポー 宮藤「エイラーニャさん!」 エイラ「略すなヨ」 サーニャ「……新人の人」 エイラ「ん?ああさっきの新入り」 俺「どぉもー」 エーリカ「」モッサモッサ エイラ「自己紹介がまだだったな、私はエイラ・イルマタル・ユーティライネン、スオムス空軍中尉」 エイラ「そしてこっちは…」 サーニャ「私はサーニャ・V・リドヴャクです。オラーシャ陸軍中尉」 俺「よろしくお願いするよ」 エイラ「ああそうだ俺、一応言っとくけどな」 俺「ん?」 エイラ「サーニャを変な目で見たり、もしもサーニャに手を出したりしたらその時は…」 俺「?……心配しなくても、わざわざ手なんか出したりする訳ないだろ?」 エイラ「ム……何かまるでサーニャは手を出す価値も無いみたいな言いかただナ」 俺「じゃあ出しゃいいのか?」 エイラ「イイワケナイダローッ!!」プンスカ サーニャ「エイラ…///」 俺「どうすりゃいいんだよ……」 エーリカ「」モキュモキュ ガチャッ ペリーヌ「あらみなさん」 宮藤「ペリ犬さん!」 ペリーヌ「……何か発音の微妙な違いに悪意を感じるのですけれど?」 リーネ「ペリーヌさんはどうして食堂に?」 ペリーヌ「花の世話が終わったのでお茶にでも致しましょうかと思いまして」 エイラ「へぇー、丁度私達もお茶にしようと思ってたんだ。一緒にどうだ?ツンツン眼鏡」 ペリーヌ「その呼び方はやめて下さいまし……」 サーニャ「お茶菓子も用意したんだよ…。芳佳ちゃん達もどう…?」 宮藤「ごめんねサーニャちゃん。俺さんに基地の案内をしないといけないから、また後で」 エーリカ「じゃあじゃあ!わたしが代わりに頂くよー」 リーネ「ええ?ハルトマンさんずっと食べてたじゃありませんか」 俺「いつの間に……」 エーリカ「甘い物は別腹だよー」(お菓子♪お菓子♪) 384 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 04 17.74 Xjfnk+zG0 私の支援…君だけにあげるね/// 385 -Prototype-1話 384ありがとう/// 10/10/31 21 09 14.87 0+AJafF0O ペリーヌ「そういえばあなたは新人の……?」 俺「俺中尉だ、ペリ犬さん」 ペリーヌ「ペ・リ・ー・ヌです!ペリーヌ・クロステルマン!間違った覚え方をしないで下さいまし……!」 俺「あっははは、悪い悪い。よろしくな~」 ――基地内ハンガー― シャーリー「ふ~ん♪ふ~ふふふ~ふ~ん♪」ガチャカチャ ルッキーニ「うじゅ~じゅー…」(-.-)zzZ シャーリー「ふ~ん♪ふ~ん♪ふ~ん♪ふ……ん?」 ガタン!!ウィィィーーンガシャン!!ガダンッ!! ルッキーニ「……ぅんん?なぁに…?」 ルッキーニ「んぅ……?あれは…♪」 シャーリー「へぇー、コンテナごと中に運び入れたのか」 作業員「あ、イェーガー大尉、ルッキーニ少尉」 ルッキーニ「ねぇねぇ、中身は何?中身は何?」ワクワク 作業員「これは俺中尉専用の試作型空戦用装備ですね」 ルッキーニ「なーんだ、武器かぁ……」ガッカリ シャーリー「ふーん、随分大事に閉まっているんだな。そっちのは?」 作業員「これは俺中尉のストライカー、Fw190D改・百式ですね」 シャーリー「へぇ、随分な改造を施しているみたいだな」 作業員「お分かりになりますか?」 シャーリー「そりゃー見れば分かるさ」 ルッキーニ「何かすっごいゴテゴテだねー」 シャーリー「しっかしこの大きさの魔導エンジンとなると、出力は相当なものだろうけど燃費も悪そうだな」 ルッキーニ「あのグォーッ!!みたいなやつなの?」 シャーリー「ルッキーニ履いてみるか?」 ルッキーニ「ビビビってするのイヤーッ!」 テクテク 宮藤「ここがハンガーだよ」 リーネ「ここにストライカーが格納されていて、整備や調整はここでしています」 宮藤「出撃する時もいつもはここからだね」 387 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 19 23.04 iXny/9+M0 黒い悪魔ってなんだかゴキブリみたいに聞こえるよね 388 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 20 32.01 0+AJafF0O シャーリー「お、宮藤にリーネと…」 ルッキーニ「ギラギラだーっ!」 俺「ギラギラ?」 ルッキーニ「何かね、目がギラギラしてるよね~」ニコニコ 俺「ははー、面白い事を言うな」 シャーリー「あたしはシャーロット・E・イェーガー、リベリオン大尉、シャーリーでいいぞ」 ルッキーニ「あたしはフランチェスカ・ルッキーニ!ロマーニャ空軍少尉ー!」 俺「俺中尉だ、よろしくな」 シャーリー「なぁ俺、このストライカーだけどさ、どの位なんだ?」 俺「どの位…って言うと?」 シャーリー「勿論速度だよ速度、こんなゴツいストライカーを見るのは初めてなんだ。で、どの位速く飛べるんだ?」 俺「えーっと……、それはちょっと分からないというか」 シャーリー「じゃあ最高上昇高度は?最大稼働時間は?」 俺「えぇ?それもちょっと分からないというかなんと言うか・・・。結構テキトーだし」 389 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 20 51.95 hJgg/A130 黒い悪魔‥‥汚い部屋‥‥ 390 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 21 53.54 SDGissOJO 389 お前のせいで 377を怒れなくなったじゃ無いか・・・ 391 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 22 50.61 aVIKwn8g0 エーリカ「なんで私を見るなりみんな殺しにかかってくるの…?」 392 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 21 24 00.06 1/VQ8OuR0 じゃあ白い死神は・・・ 393 -Prototype-1話 10/10/31 21 24 16.28 0+AJafF0O シャーリー「なんだよー、じゃあ何なら知ってるんだ?」 俺「いやー寧ろほとんど何も知らないと言うか」アハハ バルクホルン「自分の使うストライカーの事くらい、ちゃんと把握しておけ」 宮藤「あ、バルクホルンさん」 バルクホルン「戦闘ではウィッチとストライカーは一心同体だ、使い手であるおまえが、そのストライカーの事も知らないでどうする?」 俺(いや、めんどくさいし) バルクホルン「その上おまえはテストパイロットなんだ。誰よりもその特性を理解し、報告する義務がある」 俺「義務ね……」 シャーリー「そういうなって、これから理解してけばいいだろ?」 バルクホルン「甘いぞシャーリー。中尉の仕事は重要だ。集めたそのデータが後の開発に大きく影響する」 バルクホルン「中尉、貴様はそのことを理解していない。自覚が足りていないぞ」 シャーリー「おいおい」 バルクホルン「ここは最前線なんだ。カールスラント軍人らしくもっと」 俺「…そんなん俺に言われても知らねーよ」 バルクホルン「貴様…上官に向かってその態度はなんだ」 俺「そんなん俺に言われても知らねーですよ。いきなり現れてご苦労ですねぇ」 ヘラヘラ バルクホルン「貴様それでもカールスラント軍人か!」 俺「ちっ、うっせーな……反省してま~す」 395 長くてすまんね、サルったら他の人投下しちゃってくれ 10/10/31 21 28 11.74 0+AJafF0O バルクホルン「貴様……!」ゴゴゴゴゴゴ 俺「何だってんだよ……!」ゴゴ シャーリー「2人共落ち着けって!まだ知り合ったばかりだってのに、喧嘩する事ないだろ?」 宮藤「そ、そうです落ち着いて下さい!」 ルッキーニ「喧嘩はダメー!!」 バルクホルン「…………」 バルクホルン「そうだな、私とした事が少し熱くなってしまったようだ、すまん」 俺(え……) 俺「……俺も」 バルクホルン「?」 俺「俺の方こそすまなかった…でした。大尉殿」 バルクホルン「……ああ」 リーネ(良かった…) シャーリー「ほらほら、仲直りしたんだから改めて自己紹介だバルクホルン。まだしてないんだろ~?」ガシッ バルクホルン「肩を組むなシャーリー…」バッ バルクホルン「…コホン」 バルクホルン「カールスラント空軍大尉、ゲルトルート・バルクホルンだ」 俺「カールスラント空軍中尉、俺です」 俺「……よろしく」ボソッ バルクホルン「あ、ああ…、よろしく」 ルッキーニ「えへへ~、2人が仲直りして良かった~♪」ニカッ 宮藤「ところでバルクホルンさんはどうしてハンガーに?」 バルクホルン「あ、ああ。ストライカーの調整をしようと思ってな」 バルクホルン(あの様子では俺中尉に聞いても意味はないか……) 俺「そんじゃあそろそろ次行くか、行くぞー宮藤、リネット」 宮藤「うん、行こ!」 リーネ「では失礼します」 ルッキーニ「バイバーイ!また後でね~」 398 -Prototype-1話 10/10/31 21 36 34.51 0+AJafF0O テクテク 俺「……さっきはみっともない所見せちまったな」 リーネ「…え?」 俺「大尉に注意された時、ちょっと嫌な奴の事を思い出してな。ついむきになっちまった」 リーネ「嫌な奴…?」 俺「ああ、嫌な奴」 宮藤(上官か誰かかな…?) 俺「3日」 宮藤「……え?」 俺「3日もすれば、嫌でも会えるさ」 リーネ「それは一体…」 俺「悪いな、辛気くさい話しちまって。じゃあ行くかー」テクテク リーネ「は、はい!」 宮藤(俺さん今、一瞬だけ顔が……。気のせいだよね?) ―――――――――― 俺「これで粗方回ったか?」 リーネ「はい、お疲れ様でした!」 俺「いやー、広い基地だった。丁寧な案内をありがとな、宮藤、リネット」 宮藤「えへへー、どう致しまして」 リーネ「…リーネ」 俺「へ?」 リーネ「リネットじゃなくて、リ、リーネって呼んで下さい」 宮藤「リーネちゃんたら…」ニヤ リーネ「ち、違うよ!だって今じゃみんなリーネって呼んでいるから!」カアァ 俺「じゃあ改めてありがとな、リーネ」 リーネ「は、はい。どう致しまして」 坂本「おまえ達、案内は終わったか?」 宮藤「坂本さん」 リーネ「つい先程終わりました」 坂本「そうか、ご苦労だったな。ところで宮藤にリーネ、午後の訓練がまだだったな」 宮藤「は、はい」 坂本「よし!では3人は今から訓練だ!」 宮藤「はい!」 リーネ「了解!」 俺「ええーーーーー…」 坂本「何だ俺、訓練は嫌か?」 俺「はい、嫌です。めんどくさいんで」 宮藤「ちょっ……」 リーネ(お、俺さん!) 坂本「…………………………」プルプル 宮藤(さ、坂本さんが震えている……) 坂本「は……」 リーネ「……は?」 坂本「はっはっはっ!俺!おまえは正直者だな!気に入ったぞ!あっはっはっはっはっはっは!!!」 宮藤「坂本さん…?」 坂本「ふふふふふ……、面白い!これはかなり教えがいのありそうな奴だ!」 俺「はぁー」 坂本「よし!今から3人で基地の周りを15週だ!走れ!」 リーネ「は、はい!」 宮藤「行きます!」 タッタッタッタッ 俺「…………」 坂本「何をしている!行け!」 俺「……帰って寝ていいですか?」 坂本「早くいかんかぁー!!」クワッ! 俺「りょ、了解!」(こえー!)タッタッタッタッタッ ―――――――――― 宮藤「ハァ…、ハァ…」タッタッタッタッ リーネ「ハァハァ」タッタッタッタッ 俺「ゼェー…、ハァ゙ー…ゼェ…」タッタッタッタッ 俺「あ゙ー無理……もう……マジ無理……」タッタッタッタッ 宮藤「あと一周だよ…、頑張ろう」タッタッタッタッ リーネ「俺さん、もう少しですよ…」 俺「いや無理だろこれ……ハァハァ、具体的に何が無理かというと…………あー駄目だわかんねー、無理だから、だって無理なんだからぁ!」ゼェー、ゼェー リーネ(結構元気じゃないですか……)タッタッタッタッ タッタッタッタッ 坂本「…よし!」 宮藤「おっ、終わった……」ハァ、ハァ… 俺「早かったな、俺の死も……」ガクッ リーネ「お、俺さんーっ!?」 坂本「はっはっは!どうしたー?俺!年下の女子に負けてるようじゃ、男が廃るぞ?」 俺「……明日は」ゼェー、ゼェー 坂本「おぉ?ようやくやる気になったか?」 俺「明日は絶対…………サボってやるからな…」ゼェー、ゼェー 宮藤(向上心無し!?) 坂本「はっはっは!訓練をサボるなんて私に向かって宣言するような奴は、おまえが初めてだ」 坂本「逃げ出しても必ず探し出してやるから、覚悟しておけよ?」 俺「上ぉー等ぉー……」ゼェー、ゼェー 坂本「今日は俺中尉も着任したばかりで疲れただろう。今日はここまで!」 3人「了解……」ゼェ、ゼェー 409 -Prototype-1話 10/10/31 22 08 02.66 0+AJafF0O ―――その日の夜――― ロマーニャ基地・隊長室 ガチャッ バルクホルン「ミーナ」 ミーナ「やっぱり来たわね、トゥルーデ」 バルクホルン「その様子だと、用件はわかっているみたいだな」 ミーナ「そうね……十中八九、面倒くさがりやな新人さんの事かしら?」 バルクホルン「わかっているなら話が早い。とてもカールスラント軍人とは思えぬ力の抜けた立ち振る舞い。己のストライカーの事すらまるで知らない素人振り。それと…」 ミーナ「D特殊実験戦闘部隊……ね?」 バルクホルン「ああ」コクリ 坂本「これが事前に上から届いた今回の実験の参考資料だ」パラッ ミーナ「少しだけだけど、俺中尉の事が書いてあるわ」スッ(ワタシッ) パシッ(ウケトリッ)、パラッ バルクホルン「……俺中尉、年齢は16歳、出身はカールスラント、固有魔法は…魔法力の変換。実戦経験……0!?」 パラッ バルクホルン『今回の目標は、試作型新兵器の性能実験、及びデータ収集である』 バルクホルン『第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」は、D特殊実験戦闘部隊と共にネウロイの殲滅、及び俺中尉のデータ収集に尽力せよ』 バルクホルン『尚、今回の実験結果次第では、全世界のネウロイとの戦闘に、大きく貢献するものとなる。貴公らの健闘を祈っている』 坂本「全世界か。スケールの大きい話だ」 バルクホルン「なんだこれは……、こんな馬鹿げた話があるか!!」 バルクホルン「上層部は最前線を、兵器開発工場の性能実験場とでも勘違いしているのか!?」 バルクホルン「しかもそのテストウィッチは、まるででは無い。実戦経験も無い正真正銘の素人……、こんな事は前代未聞だ!」 ミーナ「落ち着いてトゥルーデ、気持ちは分かるわ」 411 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 22 18 07.44 SDGissOJO しえんだぜ 412 -Prototype-1話 411感謝! 10/10/31 22 20 36.35 0+AJafF0O ―――少し前・食堂――― リーネ「ごめんね、芳佳ちゃん。手伝いしか出来ないで」 宮藤「私が扶桑料理作るって言い出したんだよ?気にしないで」 リーネ「ありがとう芳佳ちゃん。…よしっ、夕食の準備が整いました~」 宮藤「今日は俺さんが入隊した記念に張り切ってたくさん作っちゃいました」 ルッキーニ「わ~♪扶桑料理がたくさん!」 ペリーヌ「宮藤さん、あなたまた腐った豆を食卓に……!」 グヌヌ エーリカ「わーい!食ーべほーうだーい♪」ルンルン サーニャ「いっぱいある…」 エイラ「これは…作り過ぎじゃないか?」 俺(……食い物?) シャーリー「そういえば中佐とバルクホルンはどうしたんだ?少佐もいないし」 リーネ「3人は大事な話があるので、先に食べるようにって言っていました」 俺「…………」パクッ 俺「…………」 モグモグ 宮藤「……あの、お口に合いませんか?」 俺「……」グスッ 宮藤「え?」 俺「……うまい」グス 宮藤「ええ!?俺さん……」 リーネ「うそっ、泣いている…の?」 俺「なんだこれ……、めちゃくちゃ美味いぞ……(感涙)」 シャーリー「すげー、料理で感動して泣く人なんて初めて見た…」 ルッキーニ「あたしもー」 エーリカ「見たこと無いのが普通だと思うよ」 サーニャ「…おいしい」 エイラ「感動して泣く程美味いノカ。良かったな宮藤」 宮藤「…はい!」 宮藤(私のお料理でこんなに喜んでくれる人は、初めてかも…) 宮藤(…嬉しいな♪) 俺「……美味い、美味いぞ」モグモグ 俺「どこか懐かしい感じの味…、こんな美味いもの初めて食べた…」グスン 宮藤「そ、そんなに褒められると、照れちゃうな~///」 俺「うま……ヴッ」グニャ 俺「な、何だこれは……」 宮藤「それはキノコだよ、椎茸」 俺「キノコ?」 宮藤「俺さんキノコ駄目なの?」 俺「なんかこの噛み切りにくいこの食感…、好きじゃないな」 宮藤「駄目だよ好き嫌いしちゃ」 俺「だ、だけどこの食感は…」 宮藤「駄目。ちゃんと栄養バランス考えて作ってるんだからね。キノコは体にいいんだから」 俺「わ…わかったよ」モグモグ 418 -Prototype-1話 10/10/31 22 34 30.22 0+AJafF0O 俺「…………」モグモグ 宮藤「噛んでいれば味が染みてきておいしいでしょ?」 俺「……ホントだな」 宮藤「へへーよろしい」ニコニコ シャーリー「まるで子供の好き嫌いを直す母親だな」 エーリカ「いや、この場合は兄と妹だね!」 サーニャ「芳佳ちゃん、嬉しそう…」 ―――――――――― 俺「美味かったよ宮藤、リーネ。素晴らしい料理をありがとな」 宮藤「喜んで貰えて何よりです」 リーネ「わたしはちょっと手伝っただけですよ」 俺「じゃあ俺は部屋に戻って休むよ、今日は色々ありすぎて疲れた……、オヤスミ」 リーネ「俺さんおやすみなさい」 宮藤「また明日ねー!」テヲフリフリ テクテク 俺「はー……疲れた……、部屋に戻るか」 俺(それにしても何だってんだ?さっきのは…、何で俺が泣いてんだよ) 俺(食べた途端に自然と涙が出ちまった…。どこか懐かしい味…俺はあの味を知っている?) 俺(だが俺はまともな料理なんて物を食べたのは、あれが初めてだ。つまりは四年以上前か) 俺(……ま、今更意味は無いか。今更……) 俺「さぁて寝るかー……っと」 俺(その前に……)テクテク ――場所は再び隊長室―― バルクホルン「……それでD特殊実験戦闘部隊というのは…?」 ミーナ「詳細は一切不明、分かっているのは今回の実験を担当するということ」 ミーナ「そして3日後に、責任者共々この基地に到着するわ」 バルクホルン「何故テストウィッチである俺中尉だけを先にここに?」 坂本「責任者と研究者チームを乗せていた船がエンジントラブルを起こして港に引き返したそうだ」 バルクホルン「その為に俺中尉と試作型新兵器だけが先にここに到着した……か」 ミーナ「そうよ」 バルクホルン「状況は理解したが、この件には不透明な部分が多すぎる」 バルクホルン「私も私なりの伝で、情報を集めてみよう」 ミーナ「ええ、お願い。私も探りを入れてみるわ」 バルクホルン「それと、責任者とやらの情報は?」 ミーナ「ダム・ダ・ダルシム大佐、D特殊実験戦闘部隊の創立者でもあり、今回の実験の最高責任者」 ミーナ「詳細は一切不明、ここ数ヶ月で急に頭角を現してきた、謎の多い人物よ」 バルクホルン「ダム・ダ・ダルシム………」 坂本(ん…気のせいか?) バルクホルン「その男が今回の件を立案したのか。それとも裏に何かが……」 ミーナ「ただの性能実験相手に少し考えすぎな気もするけど、念のためよ」 バルクホルン(しかし変わった名だな…。まさか、偽名か?) 425 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 10/10/31 22 45 58.61 XyHdiQ5HP ダルシムさんのイメージが一瞬で固まったなw 428 -Prototype-1話 10/10/31 22 56 31.83 0+AJafF0O ―――通信室――― 俺「……はい、わかっております。全て手筈通りに…」 俺「バルクホルン大尉とミーナ中佐は、すでに疑念を抱いておるようですが……。いえ、余計な事は何も喋っておりません」 俺「……了解です。3日後ですね」 俺「承知しております……ダルシム大佐。ではこれで」 ガシャン 俺(……クソジジィやアイツらが来るまでたったの3日しかないのか) 俺(まぁ、なんでもいいけどな。せいぜい好きにやらせてもらうとするさ)
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1468.html
~食堂~ 俺「買い物したい」 宮藤「え?」 俺「買い物したいしたいしたい~~~~~!!!」ジタバタ 坂本「い、いきなりどうしたというのだ俺」 俺「こんなボロボロな厨二服でうろつくなんて耐えられないよ~」 ミーナ「そうねぇ・・・風紀も乱れるし、丁度補給物資もなくなったことだから」 「俺さんに街に行って買い物でもしてきてもらおうかしら?」 俺「成程初めてのおつかいだな、任せろ」 リーネ「買い物にも行ったことないんですか?」 俺「買い物行きたいなんてほざいたらお爺に関節外されたりしたからね」 坂本「すごい家庭だな・・・」 俺「というわけで買い物にいくぞ私は」 ミーナ「わかったわ・・・でも、確か俺さんて方向音痴でしたよね・・・」 俺「問題ない」 シャーリー「問題があるか駄目なんだろ?」 「だから私とルッキーニで一緒についていく、それでいいだろ?中佐」 ルッキーニ「わーい!買い物だー!」 ミーナ「そうね・・・それなら大丈夫かしら・・・」 「ではこの任務はシャーリーさんルッキーニさん、それと俺さんにお願いしますわ」 三人「了解!!!」 ~ロマーニャ~ ってなわけでロマーニャとかいう所にやってきました! シャーリーの天才的な運転は惚れるな! 大型トラックをジェットコースター級に楽しめるなんて!! こいつは良い発見だぜ・・・ (BGMはこちら:http //www.youtuberepeat.com/watchv=xk_bU75J05s) 俺「ヒャッホオオオオオオオオオオオオオ!アイムフリーダーーーーーーーーーム!!!」 街女「な・・・なにかしらあの人」 街幼女「ママーあの人頭おかしいの?」 街母「しっ!目を合わせちゃいけません!!!」 シャーリー「一緒に歩いてるこっちが恥ずかしくなるな・・・」 ルッキーニ「俺ー!まずは服買いに行こうよ~」 俺「よし、あそこの店にしよう!」ダダダダダ シャーリー「ちょ、そこは女性用の下着が売ってる店だぞ!」タッタッタ ルッキーニ「あわわわわわ、早く追わないと!」タッタッタ ~女性用下着店~ 店員「いらっしゃいま・・・え!?」 俺「ぐげげげげげげげ」ジュルリ 店員「へ・・・変態だー!」 シャーリー「まずい!ルッキーニ!早く捕まえるぞ!」 ルッキーニ「わ、わかった!」 俺「むん!!!」シャッ 街娘「キャアアアアアアアアアアアアア!!!」 俺「ひゃあああああああああああああ!!!」 シャーリー「こらー!試着室を開けるなー!!!」 ルッキーニ「待てー!俺ー!」 俺「FOOOOOOOOOOOOO!!!」ダダダダダ ブラジャーを頭に、その上からパン・・・ズボンを被って走り回る俺 シャーリー「ルッキーニ!あれをやるぞ!」 ルッキーニ「うん!」 ▼:使い魔を発現させて、ルッキーニの足を持つ シャーリー「これでもくらええええええええええ!!!」ブォン ルッキーニ「ムキィィィィ!!!」ゴォォォ!! 俺「ひょ?」 ルッキーニ「ルッキーニクロスチョオオオオオオップ!!!」ドグシャ 俺「ぐげぅっっ!!」バタン ▼:喉元にクリーンヒット!俺は気絶した シャーリー「やっと静まった・・・」 ---------- ------ --- 俺「あの・・・ほんとすみませんでした・・・」 「悪気はなかったんです・・・」 俺「その・・・ちょっと気が滅入ってる時に見つけたものですからつい・・・」 「でも、反省はしてない。さぁどうする」 シャーリー「反省しろ!」バキッ 俺「ぐへっ!」 シャーリー「ほんとすみませんでした!」 「後でしばいとくんで今回は多めに見てください!」 店員「あの・・・もう本当に大丈夫なんで・・・謝らなくてもいいですよ」 ルッキーニ「ご・・・ごめんなしゃい・・・」 俺「よし!じゃあ次の店いこう!」 シャーリー「ちゃんと真面目な店行くんだぞー」 俺「へいへい・・・」 「(ちぇーつまんねーの)」 ~紳士服店~ 俺「やっぱり紳士としてはこういう真面目な服装を選ばなくちゃな」 シャーリー「・・・」 ルッキーニ「・・・」 俺「イケメンを目の前にして何呆けてるんですか?」 シャーリー「いや・・・随分ちゃんとした服装を選ぶんだなーって思ってさ」 ルッキーニ「いつもの俺じゃない~」 E:Yシャツみたいな物 E:真っ青ネクタイ E:黒長ズボン E:薄いベージュ色のカーディガンに似ている物 カーディガンは腰に結んであり、カラオケ帰りの冴えない学生のような姿になっている シャーリー「そういえば、俺っていつも靴履いていないよな」 「どうしてなんだ?」 俺「靴を履いたまま相手を蹴ると骨を折ってしまう危険性があるからさ」 「だから本気でストリートファイトするときしか履かない様にしてる」 シャーリー「じゃあ・・・いつもは本気じゃないってことか?」 俺「いんや、いつも本気だけど、靴履いた時のほうが強くなるってだけだよ」 ルッキーニ「でも、ヘンなの踏んだら危ないんじゃないの?」 俺「逆にそのヘンなののほうが砕け散るぜ?」 シャーリー「なんか・・・凄い奴なんだな・・・お前・・・」 俺「フフン」 シャーリー「じゃあそろそろ食べ物でも買いに行くか!」 俺「おう!」 ~食べ物屋さん~ 俺「おー!結構あるなー」 シャーリー「好きなもの買っていいんだぞ~」 ルッキーニ「じゃあお菓子たくさん買おーっと」タッタッタ 俺「果物!果物はどこじゃあああああああああああ!!!」ダダダダダ シャーリー「子供か・・・あいつは・・・」 「さて、物資物資と・・・」テクテクテク 俺「FOOOOOOOOOOOOOO!!!」 俺「ブドウにオレンジにリンゴ!さらには桃まで売ってやがる!」 「やっぱり俺はフルーティーに生きていかないとな・・・」 ルッキーニ「俺ー!買うの決まった~?」 俺「おう!ってお菓子買い過ぎじゃねえか・・・?」 ルッキーニ「大丈夫だよーこんぐらい普通だってばー」ズッシリ 俺「(子供って・・・怖いな・・・)」 ルッキーニ「・・・・!?」 ルッキーニが窓に見入っている 俺「どうかしたん?ルッキーニちゃん」 ルッキーニ「黒い服着てる人・・誰か襲ってる!」タッタッタ 俺「な・・・なにぃ!?紳士としてここは助けに行かなきゃな!!!」ダダダダダ ---------- ------ --- ???「離してください!!!」 黒服1「駄目です!!」 黒服2「はやくお城に戻らないと!」 ルッキーニ「待てええええええええええええ!!!」ドドドドド 俺「この腐れレ○パーめえええええええええええ!!!」ドドドドド ルッキ、俺「超必殺!ウルトラスーパーオレルッキツインキィィィィィィック!!!!!」 黒服1、2「ぐわああああああああああ!!!」ズガアアアアアン!!! ルッキーニと俺の空中ライダーキックをくらって黒服二人組は後ろの壁に吹き飛ばされる 俺「ざまあみろ!もてないクソ非リア充共!!!」←※人の事言えません ルッキーニ「早く逃げよ?」 ???「え?あ、はい!」 ---------- ------ --- ???「あの・・・助けていただきありがとうございました!」 俺「礼には及ばん・・・できることなら今この瞬間・・・」 「俺と過ごした日々を永遠に忘れないでくれ・・・そうすれば俺は何も後悔なく逝ける」 ルッキーニ「気持ち悪いよ俺~」 ???「あの・・・もしかして・・・ルッキーニさんですか?」 ルッキーニ「え?・・・マ・・・マリア・・・・?」 マリア「やっぱりそうでしたか!お久しぶりです!」 ルッキーニ「久しぶりだねマリアー!!!」 俺「元気だったー?マリアー!!!」バッ マリア「ひっ!」スッ 俺「避けられたああああああああああああ!?!?!!」ビタン! マリア「あの・・・この方は・・・」 ルッキーニ「ん?この人?俺っていうの!」 「最近501統合戦闘航空団に入った男のウィッチだよ!」 マリア「男のウィッチ・・・?この人が・・・初めて見ました・・・」 俺「イケメンだろ?」 マリア「え・・・っと・・・その・・・」 ルッキーニ「マリアが困ってるよ俺!!」ビシッ 俺「痛い!」 マリア「悪役さんみたいな人ですね・・・」 俺「え?」 「やだなーどっからどう見ても青少年でしょ?」 マリア「いえ・・・ちょっと・・・」 「(こんなに目が濁りきってる人が青少年・・・?)」 俺「そんで、二人は知り合いなのかな?」 ルッキーニ「うん!マリアはねロマーニャの女王様なの!」 俺「女王様!?」 「(こんな可愛い子が鞭でパチンパチンする人か・・・ZOKUZOKUするね!)」 ルッキーニ「ねぇ、マリア!今回はなんで街に来たの?」 マリア「いえ・・・街に怪しげな噂が出回ってると聞いたものでつい確認したくなって・・・」 ルッキーニ「噂~?」 マリア「なんでも街にいる10代の女の子がたくさん行方不明になっているとか・・・」 俺「ま・・・まさかそんなにレ○パーがいるだなんて・・・」ゴクリ ルッキーニ「空気読もうよ~俺ー」 俺「サーセン」 「んで、なんか情報は掴めたのかい?」 マリア「えぇ・・・なんでもウィッチの素質がありそうな人を狙って襲ってるみたいで」 「売女の常習犯の者か、ウィッチの違法研究をしている者だと私は思います」 俺「へぇー、物騒な世の中デスネー」 ルッキーニ「そんな奴、見つけたらボコボコにしちゃうんだから!!!」 俺「俺も加勢するぜ!ルッキーニちゃん!」 マリア「クスクスクス・・・ウィッチさん達は頼もしいですね」 俺「(まさかこんな楽しい日々をまたおくることができるなんてな・・・)」 ルッキーニ「どうかした?俺」 俺「い、いやちょtt(ry」 <ウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥー!!! ルッキーニ、マリア「ネウロイ!?」 俺「!?」 ルッキーニ「俺!」 俺「背中に乗れ!ルッキーニ!全速力でトラックに向けて走る!」 ルッキーニが軽やかに俺の背中に乗る ルッキーニ「マリア安心して、私達がロマーニャの空を守って見せるからね!」 俺「俺の雄姿もしっかりと目に刻んでおけよ!」 マリア「お、お願いします!」ペコッ 俺「よっしゃ、行くぜルッキーニ!」ダダダダダ ルッキーニ「全速力でぶっちぎれ俺ー!!!」 マリア「どうか・・・お気をつけて・・・」 --- シャーリー「おい、お前らどこいってたんだー!」 俺「ちょっと、女の子とデートしてたんだよ」 ルッキーニ「デート、デート!」 シャーリー「ハァ・・・まぁそんなことはこの際どうでもいい」 「そんなことより出撃準備だ!ネウロイを叩きに行くぞ!」 二人「了解!」 俺「・・・ってあれ?俺って誰のストライカーを使えばいいんだ?」 シャーリー「ふっふっふ・・・こんなこともあるかと用意しておいたのが・・・」 「ジャジャーン!ペリーヌ s ストライカーだ!!!」 俺「ヒャッハーーーー!ツンツン美少女のストライカーだー!ヤターーーー!!!」 「俺式ボーイズライフルちゃんといい、たくさんアイテムが増えて嬉しいな!」 シャーリー「俺式ボーイズライフル?」 俺「ん?いやちょっと昨日の模擬戦の反省会の後」 「ハンガーでボーイズMk1対装甲ライフルを改造したんだ」 ルッキーニ「改造?」 俺「おう!っていってもたいして改造してないけど」 俺「引き金の部分を指二本ほど入るくらいに広げて」 「後は一々ガチャガチャやんなくても連続で銃弾を撃てる程度にね」 俺「まぁよくわかんないだろうけど後でおいおい説明するよ!」 ルッキーニ「なんだかわかんないけど、凄いね俺!」 俺「あんがとよ!じゃあそろそろいこうぜ?」 シャーリー「あぁ!全機出撃!いくぞ!!!」 三人のウィッチは空高く駆けて行く ???「さて・・・本物のウィッチの実力見せてもらいますよ・・・」ククク ~~~~~~~~~~~~~~~ 俺「次回予告!」 神「やっとネウロイさんが登場ですか」 仙猫『次回は戦闘描写になるわけですね』 俺「初めてネウロイと戦うから緊張しちゃうなー!!!」 「ってなわけで、ネウロイと戦います」 俺「相変わらずのカオスでお届けしますのでご注意を」 「じゃあ次回もゆっくりしていけよな!」
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/1049.html
~俺の部屋~ 俺「むにゃむにゃ…鰻はやっぱり蒲焼きだよ。そして白ご飯には……い空と綺麗な女性……むごぉ~」 エーリカ「(ガチャッ)おっはよう俺君♪ってあらら?まだ寝てるのか~」 俺「ふぐっ…あがぁ、き、キノコ…来るなぁ…ひぃ、デカキノコ!?…ごふぉ」 エーリカ「ど、どんな夢見てるんだろ……(ピキーン!!)にひひ、ちょっとイタズラしちゃお~♪」ツンツン 俺「ぬぉ…配管工呼んだの…誰だ…配管にキノコ詰まって…うぐぅ…」 エーリカ「配管工ってなんなのさ……俺君、かぁ」 エーリカ「俺君と私、今はこんなに近くに居るのになぁ。何だかいつも君が遠く感じるよ」プニプニ エーリカ「知ってるかな?私のクッキーや料理を美味しそうに食べてくれたのは俺君が初めてなんだ…ってあはは、寝てる人に言っても意味無いね」ムニムニ エーリカ「俺君は私の事どう思ってくれてるのかな。君の事だから気が合う仲間、位だろうね」ムニュー エーリカ「少佐と俺君が特別な関係なのは分かるけど…私にもチャンスはあるかな俺君?」 俺「うぇへへ…くっきー…美味い…ハルト、マン…」 エーリカ「…ふふふ、私の気持ちも知らないで幸せそうに寝てるなぁ。私は君の事で悩んでるんだぞー?」ピシピシ 俺「むぐ、うぃ…」 エーリカ「今は俺君と仲良く出来れば良いのかな…うん、そうだね。地道に頑張っていこう。とりあえず俺君を起こさないとね。俺く~ん!!ミーナがお呼びだよ~!!早く起きてぇ~!!」ユサユサ 俺「んぅ~…後、後二時間位…やっぱり四時間…むごぉ」 エーリカ「むぅ~トゥルーデが私を起こす時はこんな感じなのかぁ…今度からちゃんと起きてあげよう。ほらほら~起きないと俺君にイタズラしちゃうぞ~?」 俺「うぁ~…ハルトマン、中尉…?」 エーリカ「お、漸く起きたかな?おはよう俺君♪ミーナが俺君を呼んで『……』ってどうしたのぼぉ~っとして、私の顔に何か付いてる?」 俺「……ああ、うん分かった」 エーリカ「あはは、まだ寝惚けてるなぁ。ミーナの所に行く前に寝癖とか治して『一緒に寝たいんだな…(グイッ)』うにゃぁ!?」ボフンッ 俺「俺のベッドは温かいからなぁ…自分の部屋で、寝なくても…大丈、ぶぃ…」ギュッ エーリカ「ちょ、ちょっと俺君!?///」ジタバタ 俺「ぅ~ん…逃げるな…苺大福」ムギュウー エーリカ「ひゃっ///お、俺君っ、む、胸触って、んんっ、る///」 俺「……いただき、ます」ハムッ エーリカ「ッ~!?///ぁん、くび、だめっ///」 俺「あむ…むく…おいひい…」 エーリカ「ひぁ、噛むのも、だめ、だよぉ///」 俺「んむ…ちゅ…」 エーリカ「んぅ!!///はぁっ、おれ、くん…だめ///(こ、これ以上されたら…おかしくなっちゃうよぉ)」 バルクホルン「(ドンドン)俺中尉!!ミーナが呼んでいるぞ!!早く起きないか!!…まったく呼びに行ったハルトマンは何をしているんだ」ブツブツ エーリカ「!?(トゥルーデ!?ど、どうしよう…こんな所見られたらヤバいよ!!)」 俺「……んあ~バルクホルン大尉の声、が……」 エーリカ「……お、おはよう俺君」 俺「……おはようハルトマン中尉。あれ?俺部屋間違えたかな、てか何でハルトマン中尉が俺の腕の中に居るの?まだ夢見てんのか俺?」 エーリカ「え、えっとぉ…今説明出来る状況じゃないかも。と、とりあえず、その、離してくれる?///」 俺「え、あ、ああ、すまん…まさかハルトマン中尉も眠かったのか?添い寝とはまた大胆だなぁ」 エーリカ「ば、馬鹿言わないで!!///それ以上言うとグーで殴るよ!!///」 俺「ハッハッハ!!ハルトマン中尉なら俺も悪い気はしないが。まあ俺は寝相が悪いから気を付けて添い寝しなよってな」 エーリカ「うぅ~!!///俺君の能天気!!鈍感!!女たらし~!!///」ドカッ 俺「へぶちっ!?」ガシャーン!! バルクホルン「随分騒がしいな…俺中尉入るぞ(ガチャッ)何だハルトマン、来てたのか。あまりにも遅いので呼びに行くのを放棄したのかと思ったぞ」 エーリカ「あはは、ごめんごめん。俺君が中々起きなくてさ」 バルクホルン「なるほどな、ベッドから落ちて尚寝ているとはだらしないな。仕方無い、このままミーナの所へ連れて行こう」ガシッ、ズルズル エーリカ「トゥルーデ、俺君は寝てるんじゃ無くて気絶…もういいや」 エーリカ「(……あのままトゥルーデが来なかったら私、ちょっと危なかったかなぁ。添い寝か、今度してみて良いよね?)」タタタッ ~ミーナの執務室~ 俺「補給任務、ですか?」 ミーナ「ええ。シャーリーさん、ルッキーニさん、宮藤さんと同行でロマーニャまで食糧と日用品の調達をしてもらいたいの。大丈夫かしら?」 俺「ええ、俺は大丈夫ですよ。女性陣だけでは荷物運びは大変でしょうし、お力にはなれると思います」 ミーナ「そう気負わなくても良いんですよ?補給任務と言っても実質的には休暇みたいなものですからゆっくり観光でもしたらどうかしら。俺さんはロマーニャに行くのは初めてでしょう?」 俺「そうですね、この基地以外の場所は行った事無いので初めての体験になります。ロマーニャは美しい街並みで有名だとは聞いた事がありますが(それと情熱的な女性が多いとかね)」 ミーナ「なら丁度良いわね。車の運転はシャーリーさんに任せますから俺さんはシャーリーさん達の補佐を適度にこなして、観光を楽しんで下さいね?」 俺「はっ、了解しました。お心遣い感謝致します。あ、そうだ。夜間哨戒の報告書をまとめたのですが、今持って来た方が良いですか?」 ミーナ「それは…そうね、お願いしようかしら」 俺「了解です。すぐにお持ち致します」 ミーナ「出立の時刻は午前9時、集合場所は基地の入り口です。遅れないようにお願いします」 俺「はい、それでは失礼します」バタンッ ミーナ「……ふふふ、これで良し。後は美緒にも『補給任務』と言う名の休暇を与えるだけね。俺さんと美緒、ちゃんとデートが出来るかしら」クスクス 俺「しかし朝方叫んだ願望がもう叶うとは…今日は良い事がありそうだ」 ~基地・入り口~ 俺「8時45分。入り口付近には…お、あのトラックかな」 シャーリー「あ、俺が来たみたいだぞ」 ルッキーニ「お~れ~♪こっち、こっち~」 宮藤「俺さ~ん」 俺「いやぁごめんごめん。少し待たせたかな」 シャーリー「全然大丈夫だ。私達も今集まったばかりだからな」 俺「そいつは良かった」 ルッキーニ「シャーリー早く行こう行こう♪」 シャーリー「まあ待てよルッキーニ。まだ一人来てないだろ」 俺「ん?行くのは俺と今居る三人だけじゃないのか?」 宮藤「もう少し待てば……あ、来ましたよ!!」 坂本「はぁ、はぁ。す、すまない少し準備に手間取った」 俺「へ、美緒?」 坂本「俺?何だ俺も行くのか?」 俺「あ、ああ。美緒も行くとは知らなかったな」 坂本「私も俺が行くとは知らなかったぞ。ミーナの奴、知らせるのを忘れてたな」 俺「(敢えて言わなかったなヴィルケ中佐・・・・・・やれやれ)」 シャーリー「んじゃ、皆揃ったみたいだし出発するか!!」 ルッキーニ「ロマーニャロマーニャ♪」 宮藤「ロマーニャかぁ~・・・どんな場所何でしょうね坂本さん、俺さん」 坂本「私は何度か行った事があるが、美しい街だぞ。まあ観光地には行った事は無いがな」 俺「ほぉ~…なら美緒さんや、食糧の調達何かが済んだら一緒に観光しないか?俺もロマーニャの街は初めてだからさ」 坂本「ミーナには休暇がてらに行って来いと言われたし…うむ、それも良いな」 俺「よし決まりだな。いやぁ美緒との観光が楽しみだ」 坂本「ふふふ、私も楽しみにしておくか」 シャーリー「…これだと私達が手回ししなくてもデートになるかな?」ヒソヒソ 宮藤「大丈夫そうですね。坂本さんもとても嬉しそう(俺さんとデート…ちょっと坂本さんが羨ましいなぁ)」ヒソヒソ ルッキーニ「なになに?まだ行かないの~?」 シャーリー「おお、ごめんなルッキーニ。よっしゃ!!皆乗ったな?ロマーニャまでぶっ飛ばして行くぞぉ~!!」 ルッキーニ「いっくぞぉ~♪」 俺「ハッハッハ!!中々揺れるなぁ~」 坂本「はっはっは!!この程度の揺れ、まったく問題無い!!」 宮藤「うにゃっ!!しゃ、シャーリーさん、運転荒、ひゃぁ~!!」 ~ロマーニャ~ 俺「おぉ~!!ここがロマーニャか!!」 ルッキーニ「ここがロマーニャだよ♪」 シャーリー「いやぁ~良い運転が出来たなぁ♪」 坂本「どうした宮藤、顔色が悪いぞ?」 宮藤「うぇ~…気持ち悪い~…」 俺「あちゃ~こりゃ車酔いだな。まああの揺れだ、普通こうなるさ。大丈夫か芳佳ちゃん?俺のお茶飲むか?」 宮藤「ちょっと、きついです。お茶…いただきますね…んく、んく」 シャーリー「ん~宮藤にはあのスピードの良さがまだ分からないかぁ」 俺「イェーガー大尉のはちょっとあれだ。スピード云々の前に運転が荒いよ」 シャーリー「え、あれが普通だろ?」 俺「普通の運転で崖は飛び越え無いっての。ルッキーニ少尉は慣れてるみたいだが、芳佳ちゃんは慣れてない。帰りは気を付けような」 シャーリー「えぇ~…」 坂本「ふむ、俺の言う通りだな。宮藤を思うならそうしてくれ」 シャーリー「少佐までぇ~…うぅ、分かったよ。帰りは安全運転で行きます」 宮藤「お願いしますね、シャーリーさん」 ルッキーニ「俺と坂本少佐は慣れてるの?」 俺「あの位の揺れだったら俺と美緒は大丈夫だよ。昔荒波の中三日間小さな船で過ごした時の方がきつかったからね」 坂本「ああ、確かにあれは堪えたな。あの時は私も死を覚悟したのを覚えている」 シャーリー「な、何と言うか…壮絶な生き方してるな」 坂本「はっはっは!!まあそう褒めるな」 俺「美緒さんや、それは多分褒めて無いぞ~」 宮藤「あはは。あ、俺さん、お茶ありがとうございます。大分良くなりました」 俺「そうかい?でも無理はしないでくれよ。きつくなったらすぐ誰かに知らせる事、いいね?」ニコッ 宮藤「は、はい。分かりました///」 俺「よし、んじゃ早速、調達任務を開始しますか!!まずは食糧調達だ!!行くぞ皆!!」ズンズン シャーリー「お~い、食糧品はあっちにしか売ってないぞ~」 俺「え、マジ?」 坂本「はぁ、本当に締まらない奴だ」 ~数十分後~ 俺「これでリスト分は最後、っと(ドサッ)……ふぅ、調達任務完了だな!!」 シャーリー「いやぁ~、やっぱり男手があると早く済むな。荷物運びが楽で助かるよ」 俺「今日はその為に俺は同行したようなもんだからね。お役に立てたなら本望さ」 坂本「俺はこの位の分野でしか役に立てんからな」 俺「……芳佳ちゃん、泣いてもいいかな?泣いてもいいよね?」 宮藤「泣いても良いと思いますよ~」ナデナデ シャーリー「ははは、俺は本当面白いなぁルッキーニ……ルッキーニ?ルッキーニ!?」 坂本「どうしたんだシャーリー」 シャーリー「ちょっと目を放した隙にルッキーニがいなくなってるんだ!!ルッキーニのやつ、ロマーニャに来たからって勝手に離れたな!!」 俺「確かルッキーニ少尉はロマーニャ出身だったね……まああの年頃だ、生まれ育った街は恋しくなるよな」 坂本「確かにそうだが・・・」 俺「まあいくらこの街を知り尽くしているとしても、はぐれたのは心配だから探しに行こう。美緒との観光はまた今度だな」 坂本「ふむ、そうだな。仲間の安全を優先せねば」 シャーリー「ちょ、ちょっと待った二人共!!ルッキーニ探しは私と宮藤でやるよ!!二人はデー…ゴホン、観光をしてきなって!!」アセアセ 俺「?そんな訳にはいかないさ。こんな大きな街の中を二人で探すには大変だぞ?人数が多い方が効率が良いと思うけどな」 シャーリー「それはほら…わ、私はルッキーニの行きそうな場所は大体把握してるし、折角の少佐と俺の休暇を無下にしたく無いしだな…(み、宮藤フォローミー!!)」チラッ 宮藤「あ、え、えっと…しゃ、シャーリーさんの言う通りにと言いますか、あの、そのぉ~…」 俺「ん~…(キョロキョロ)ははっ、なるほどな」 坂本「?どうした俺」 俺「美緒、ここはイェーガー大尉と芳佳ちゃんのお言葉に甘えようぜ」 坂本「はぁ?お前ルッキーニ探しをシャーリー達だけに任せ、っておい俺!!」 俺「まあまあ!!んじゃイェーガー大尉と芳佳ちゃん、ルッキーニ中尉はよろしく頼むぞ~」ズルズル 坂本「こ、こら引っ張るな!!お前どさくさに紛れて何処を触っているんだ!!///」ズルズル シャーリー「……な、何とか行ってくれたな」 宮藤「俺さん、途中で私達の誤魔化しに気付いてませんでしたか?」 シャーリー「ん~それっぽかったなぁ~。逆に気を使わせたかも」 宮藤「後で一応謝っておきましょうか」 シャーリー「だな。オ~イルッキーニ~!!もう出て来ても良いぞ~ルッキーニ~?」 シ~ン… シャーリー「……」 宮藤「……」 二人『本当に居なくなったぁ~!!』 ~ロマーニャ・公園~ 坂本「ルッキーニが近くに隠れていた?」 俺「ん、間違いなくな。俺達と少し離れた民家の物陰に隠れてたよ。ルッキーニ少尉の息と物音が聞こえたからさ」 坂本「シャーリー達はその事を知っていたのか?」 俺「恐らくは知っていただろうな。二人の素振りも少しおかしかったから」 坂本「むむむ、ならば何故そのような事をしたんだあいつらは」」 俺「まあ何となくは分かるが…美緒は気にしなくても良いさ。そんなに大事にはなるようなもんじゃ無い、彼女達にも色々理由があったんだろうな」 坂本「……ハァ。まあいい、深くは追及しないでおこう。それで?私達はこれからどうする?」 俺「折角二人きりになれたんだから約束通り一緒に街を見て回ろうぜ。休暇は有意義に過ごさねぇと勿体無い」 坂本「うむ、そうだな。さてまずは何処へ行こうか…私もそれほどこの街には詳しく無いからなぁ」 俺「ん~…お、とりあえずあそこの店で飯でも食うか。昼飯時だし食べながら考えるのもちょうど良いだろ?」 坂本「俺にしては中々良いアイデアだ」 俺「一言余計では無いかな美緒さん?」 坂本「称賛の言葉として受けとれ」 ―――――― 店員「いらっしゃいませお客様。此方がメニューになります、お決まりになられましたらお呼び下さい。では失礼致します」 俺「へぇ~ロマーニャは外で飯を食うのか。何か新鮮だな」 坂本「オープンテラス、と言ったかな。何やらかふぇと言う店もあるらしいぞ」※ここがカフェです 俺「ほぉ~全く分からんな。まあいいや、とにかく何か頼むか……ってなにこれ?」 坂本「今度はどうした」 俺「さんどいっち?がとーしょこら?すぱげってぃ?え、これ全部食い物の名前?」 坂本「当たり前だ。お前そんなの事も分からんのか」 俺「扶桑食以外の物食った事無いから仕方無いだろ~。コーヒーとくっきーなら分かるがそれ以外は本当に知りません」 坂本「やれやれ。ほら私が選んでやる、少なくとも俺よりは知識はあるからな」 俺「ありがたやありがたや」 坂本「……(とは言った物の、私も良く分からない物ばかりだ……無難にサンドイッチとコーヒーで良いか?いや待て、どうせならもっと美味しい物を俺には食べてもらいたい…)」 俺「決まったか?」 坂本「ん、あ、いや…よし決めた!!」 俺「流石美緒。決めるのも早いな~すいませ~ん、注文お願いしま~す」 店員「ご注文をどうぞ」 坂本「う、うむ。このエビとアボカドのクリームスパゲッティを一つとオムライス、後はコーヒーとサンドイッチをよろしく頼む」 店員「畏まりました。以上でよろしいでしょうか?」 坂本「うむ」 店員「ではごゆっくりどうぞ」 俺「お、おお~今の格好良かったぞ美緒!!何言ってるかはよく分からんかったが格好良かった!!」 坂本「そ、そうか?」 俺「出来る女って感じだったぜ~。いやぁ~ビシッと決まったな」 坂本「そ、そう誉めるな///当たり前の事ではないか///」 俺「いやいや、美緒は頼りになるよ、うん」 坂本「むぅ///」 ――――――――― 店員「ありがとうございました。またお越し下さいませ」 俺「っは~!!ロマーニャの料理美味いなぁ!!何と言うか、扶桑食には無い独特の濃いめな味付けとかさ~。特にあれ、おむらいす?あれは本当に美味かった!!」 坂本「満足は出来たみたいだな(はずれでは無く良かった…)」 俺「もう大満足さ!!あれほど美味い食い物があるとは…世界は広いなぁ」 坂本「味覚音痴のお前だったら何でも食べれそうなものだがな」 俺「む、失礼な。俺が味覚音痴だと何故決め付ける?」 坂本「昔真っ黒に焦げた炭のような餅を美味い美味いと食べただろう。他にも…」 俺「だぁ~!!もう辞めて!!分かった分かった、どうせ俺は味覚音痴ですよ!!」 坂本「……ま、まあオムライス位なら今度私が作ってやる」ボソッ 俺「何か言ったか?」 坂本「な、何でも無い///」 俺「?なら良いけどさ。んじゃ気を取り直して観光地巡りと洒落込みますか。親切な店員さんに地図と案内本も貰ったからこれで大丈夫だろ」ピラッ 坂本「どれどれ…ふむ、私達の位置をこことして一番近い観光地は…これか?」 俺「ん~、こっちの方が近いと思うぞ?」 坂本「……」 俺「……」 二人『分からないから人に聞こう』キリッ ~真実の口~ 俺「これが『真実の口』ってやつみたいだな。案内本によると、これは海の神様なんだとよ。んで嘘を付く人間が口の中に手を入れると…」 坂本「差し詰、手が抜けなくなるとかだろう?」 俺「お、正解。まあ嘘つきじゃ無い俺と美緒には関係無いかな」 坂本「……」ジトー 俺「え、何その疑いの眼差し」 坂本「俺、試しに突っ込んでみろ。お前が嘘つきじゃ無いかが直ぐに分かる絶好の機会だ」 俺「……」ジィ~ 坂本「……」ジィ~ 俺「い、嫌だ!!怖いよ!!もし抜けなくなる、いや食い千切られたらどうすんの!?見てこの顔!!絶対何人もパックリしてるって!!」 坂本「なら私からいくぞ。これで何も無かったらお前も試すんだ、良いな?」スッ 俺「躊躇無くいったぁ~!!」 坂本「……ほら、何も無いぞ?私は痛くも痒くも無い」 俺「はぁ~…やっぱり迷信だよなぁ」 坂本「当たり前だ。手を食い千切る等があったら大事……右手が、無い?」スッ 俺「ひぃ~!!美緒の、美緒の右手が食われたぁ~!!」 坂本「ぁ、そんな、馬鹿な…」ガクガク 俺「ぎゃぁ~!!誰かこの中に芳佳ちゃんは居ませんかぁ!?俺の大事な、俺の大事な人の手が大変な事にぃ~!!」 坂本「……おい俺」 俺「芳佳ちゃ~ん!!芳佳ちゃ~ん!!扶桑人形あげるから出て『喧しい(ベシッ)へぶっ!!』」 坂本「はっはっは!!冗談だ冗談、シャーリーから習ったリベリアンジョークと言うやつだ。ほら見ろ、右手もちゃんとある」ニギニギ 俺「……」 坂本「まさかこれ程慌てるとは思わなかったぞ。ふふふ、お前のあの顔。中々面白かった」 俺「……美緒」 坂本「はっはっは!!何だ、俺?」 俺「そこに座りなさい」ニッコリ 坂本「は?お前何を言って『座りなさい』……(顔は笑っているが目が笑って無い!!しまったやりすぎた!!)」 俺「少しばかり、時間を貰うが良いな?」ニッコリ 坂本「……はい」 数時間後・ ~街中~ 俺「さてと、一通り観光は出来たな」 坂本「しかし演劇は私達には合わなかった」 俺「演劇と言えば、入り口で俺のナックルと美緒の扶桑刀が注意されたっけか」 坂本「ああ、あれか。いきなり『お客様、中で何をなされるのですか?警察を呼びますよ』と言われたのは流石に驚いたぞ」 俺「まあ確かにこんなの持ってたら、何しに来たんだってなるわな」 坂本「ふふっ、それもそうだな」 俺「お、もうこんな時間か。そろそろトラックを置いていた所に戻るか?」 坂本「ふむ、そうするか。あ、いや少し待ってくれ」 俺「ん?どうした?」 坂本「あの花屋で種を買ってきても良いか?ペリーヌに頼まれていたのとは別に、何か買ってやろうと思ってな」 俺「もちろん構わないさ。んじゃ俺はここで待ってるからゆっくり買ってきなよ」 坂本「すまない、直ぐに戻る」タタタッ 俺「ゆっくりで良いからな~……クロステルマン中尉に花の種をねぇ、相変わらず美緒は部下思いだな」クイックイッ 俺「ん?」 ???「ねぇお兄ちゃん」 俺「(女の子?もしかして迷子か?)どうしたんだお嬢ちゃん?迷子かな?」 少女「ん~ん、ママがお買い物中だからボクはママを待ってるの」 俺「お~そいつは偉いな。だけどママからあまり離れちゃ駄目だぞ?」 少女「うん…お兄ちゃんって軍人さん?」 俺「どうしてそう思うのかな?」 少女「パパと似たようなお洋服を着てるから。ボクのパパも軍人さんなの」 俺「へぇ~パパは軍人さんなのか~。そうだな、俺もパパと同じ軍人さんだ」 少女「お兄ちゃんはねうろいと戦うの?」 俺「ネウロイを知ってるとはお嬢ちゃんは中々の博識だな」 少女「えへへ、ありがとう」 俺「ネウロイねぇ、まあ戦ってるよ。何処でどう戦っているかは詳しく話せないけどね」 少女「ねうろいって強い?」 俺「ああ、あいつらはとてつもなく強いよ。だけど俺らも負けちゃいない、俺達軍人は世界中の人々を守る盾だからな。まあ戦いが避けられるなら俺はそっちを選びたいけどね~ハッハッハ!!」 少女「じゃあもしだよ。ねうろいの中でお兄ちゃん達と戦いたく無い、争いたく無いって思ってるねうろいがいたら、お兄ちゃんは仲良く出来る?」 俺「……さあなぁ、どうだろう。意思の疎通が出来るなら一度は話し合ってはみたいな。それで仲良くなってネウロイとの戦いが無くなれば万々歳だし」 少女「……お兄ちゃんは面白いね」 俺「面白いか?」 少女「うん面白いよ…あ、ボクもうそろそろママの所に行かなくちゃ」 俺「そうかい、んじゃ寄り道せずに気をつけてママの所に行くんだぞ?」 少女「お兄ちゃんお話ししてくれてありがとう……また会おうね」ボソッ 俺「……何だったんだあの娘は?これが所謂不思議ちゃんか?」 ウゥーーーー!!!!!!!! 俺「!?警報の合図!?まさか…ネウロイか!?」 坂本「俺!!いまのは!?」タタタッ!! 俺「警報が鳴った!!多分だがネウロイが来たぞ!!」 坂本「くそっ!!こんな時に…すぐにトラックへ戻るぞ!!シャーリー達と合流せねば!!」タタタッ!! 俺「ああ、分かった!!」タタタッ!! 少女?「……フフフ、漸く俺君とお話しが出来た。ああ、ボクの本当の姿でちゃんとお話ししたいなぁ…まあもう少し我慢すれば嫌でも会えるかな」 少女?「さてと、とりあえずボクは俺君の戦いでも見させて貰おう。俺君か…フフフ、姿を想像するだけでゾクゾクしちゃうよ」 少女?「早くまた会いたいね、俺君?」
https://w.atwiki.jp/animeyoutube/pages/1052.html
【 YouTubeアニメ無料動画@Wiki >ストライクウィッチーズ2>ストライクウィッチーズ2 第5話「私のロマーニャ」】 ストライクウィッチーズ2 第5話「私のロマーニャ」 YouTube , ニコニコ動画 ,veoh,MEGAで 無料 で見れるストライクウィッチーズ2 第5話「私のロマーニャ」の アニメ 動画 を紹介。 更新状況 更新履歴を必要最低限にわかりやすくまとめたものです。 【広告】あの部長のドメインが、ワタシのより可愛いなんて・・・・。 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(9/23) 【最新】けいおん!!:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【最新】屍鬼:アニメ動画2本追加しました!(9/23) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ動画3本追加しました!(9/23) 【ソノ他】動画ページ上部に「お知らせ」を追加しました!(9/23) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(9/5) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(9/5) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(9/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(9/2) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/30) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/28) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/26) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画3本追加しました!(8/25) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/25) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/21) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/18) 【修正】デュラララ!!:第7話を視聴可能な動画に更新しました!(8/16) 【今更】刀語:アニメ最新話追加しました!(8/16) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/15) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【過去】とらドラ!:アニメ動画5本追加しました!(8/14) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/14) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/12) 【ソノ他】70万ヒット達成!ありがとうございますヽ(´∀`)ノ(8/11) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/11) 【過去】とらドラ!:アニメ動画10本追加しました!(8/11) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/10) 【関連】殿といっしょ:MAD動画等7本追加しました!(8/10) 【最新】殿といっしょ:アニメ動画2本追加しました!(8/10) 【過去】こばと。:アニメ動画全話追加し終えました!(8/9) 【最新】生徒会役員共:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】みつどもえ:アニメ最新話追加しました!(8/8) 【最新】屍鬼:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】黒執事II:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】伝説の勇者の伝説:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】オオカミさんと七人の仲間たち:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】ストライクウィッチーズ2:アニメ最新話追加しました!(8/7) 【最新】けいおん!!:アニメ最新話追加しました!(8/6) 【最新】ぬらりひょんの孫:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】世紀末オカルト学院:アニメ最新話追加しました!(8/3) 【最新】学園黙示録:アニメ最新話追加しました!(8/3) お知らせ↓追加しました!(9/23) 最近、更新が停滞していて本当にごめんなさい。管理人の都合で、またしばらくサイトの更新ができなくなります。えっと、都合というのはちょっとした国家試験なんです。もっと早く勉強を始めていれば・・・と後悔が募るばかりですが、この度、生まれて初めて(!)本気を出そうと思います。もうすでに遅いような気もしますが、ネットするのを我慢して、自分なりに頑張ってみようと思ってます。たまに更新することもあるかもしれませんが、その時は勉強サボってるなあと思ってください(^^;) 更新は10月下旬頃に再開する予定です。怠け者でダメ人間な管理人ですが、これからも生温かい目で見守ってくれるとうれしいです(*´□`*)♪ ※実はこっそり隠れてツイッターもやっています。あまり見られたくないですが、もし見つけたらリプくれると喜びます! 当サイトについて 動画は最近放送されたアニメを中心に( ´∀`)マターリ紹介しています。管理人の気まぐれや人気記事ランキング、リクエストなどを参照して過去のアニメも更新してます。最近はニコ動などのMAD動画やYouTubeなどにあるOP&EDもバリバリ更新!事前に動画共有サイトから埋め込みタグを取得しているので、他サイトに移動する必要はありません。再生マークをポチっとするだけでOK.゚(*´∀`)b゚+.゚ veoh アニメ動画専用。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合も結構あります。30分以上だと5分間しか見れませんが、ほとんどのアニメは30分以内なので全部見れます。→ Ranking MEGA アニメ動画専用。再生マーク赤をポチっとしたら、広告といっしょにもう一度表示されるので、再生マーク緑をクリックすると再生できます。あまり削除されません。72分間連続視聴すると動画が見れなくなりますので、その場合は54分空けてから見て下さい。また通常は1日に10本までしか見れません。→ Ranking YouTube アニメ動画やMAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。アニメ動画の場合は削除されることが多々あります。MAD動画の場合はなるべくコメント付きのニコニコ動画で見ることをお勧めします。YouTubeだけで紹介(そんな時期がありました…)しているアニメ動画のページは、かなり削除済み多数です(*_ _)人ゴメンナサイ。全部はとても対応できそうにないので、どうしても見たい動画は【リクエスト】してください。→ Ranking ニコニコ動画 MAD動画など。再生マークを一回押したら見れます。削除されている場合もたまにあります。通常は登録しないと見れませんが、埋め込みなのでログイン不要です。コメントに慣れてない人は右下の吹き出しマークをクリックして非表示にしてみてください。広告は×を押して消して下さい。→ Ranking コメントについて↓一部更新しました!(9/23) いつもたくさんのコメントありがとうございます!遅くなる事もありますが、すべて読ませてもらってます♪ 少し注意事項です。動画ページには各ページ中部に感想を書くためのコメント欄がありますが、最近そのコメント欄に「動画が見れない」などのコメントが目立ちます。そのような視聴不可報告は【リクエスト・視聴不可・不具合報告】にコメントしてください。それ以外のページの視聴不可報告は見落としてしまって対応できないことがあります。ご協力よろしくお願いします。 上の注意事項は一部の方です。みんなの感想や応援のコメントには本当に感謝しています!励まされます!アリガトウ(●´∀`●)ノ 見れない時は… veohとMEGAの両方とも削除済みで見れない時は【視聴不可報告】にコメントして頂けると助かります。 動画の視聴に便利なサイト ■GOM PLAYER:MP4やFLV動画の再生ソフトです。DVD,AVIなどの再生にも対応しています。 ■GOM ENCODER :対応ファイル形式が豊富なカンタン高速動画変換ソフトです。PSP/iPod/iPhone/WALKMANなどに対応。 ■バンディカム:CPUの占有率が低く、キャプチャー中でもゲームがカクカクしません。無料動画キャプチャーソフトの新定番です。 動画を見る前or後に押してくれるとうれしいですd(≧▽≦*d) 【お気に入りに追加する】【 bookmark_hatena】 veoh Watch stwt2-05 in ã¢ãã¡ | View More Free Videos Online at Veoh.com MEGA このページのタグ YouTube アニメ 無料 動画ストライクウィッチーズ2 アニメ ストライクウィッチーズ2 福圓美里 世戸さおり ルッキーニ 背景スタッフの本気 シリーズ初のパンチラ ベルリンの壁 ロマーニャの休日 バルクホルン(壊) コメント(感想) 動画ストライクウィッチーズ2 第5話「私のロマーニャ」に関するコメントを気軽に書いてください♪ 名前 クリック単価、広告の種類、管理画面の使いやすさなど総合的に判断しても1番オススメです(●`・v・) 今日の人気ページランキング にゃんこい! 第4話「美しい人」 おまもりひまり 第2話「海ねこスクランブル」 クレヨンしんちゃん シロをレンタルするゾ 昨日の人気ページランキング 荒川アンダーザブリッジ OP「ヴィーナスとジーザス」Full らき☆すた 第14話「ひとつ屋根の下」 【マイムマイム】マサオミマイム【紀田正臣】 君に届け 第13話「恋」 屍鬼 コメント/ひだまりスケッチ×365 第11話「9月28日 パンツの怪」 デュラララ!!ラジオ 略して デュララジ!! 第1回 デュラララ!! 公式パーフェクトガイド けいおん!の歌のシーンを集めてみた